新緑まぶしい5月に、タイプの異なる3つの“愛”が燃え上がる3作のカップル映画が相次いで公開される。うっとりとして、胸躍り、キュンとなる、それぞれの恋愛スタイルを、初お披露目となる場面写真とともにご紹介!●全力投球で恋したい!『カフェ・ソサエティ』5月5日(金・祝)公開2012年『ミッドナイト・イン・パリ』で、観る者を1920年代ゴールデンエイジのパリへとタイムトリップさせたウディ・アレン監督が、“もうひとつの黄金時代”へと誘うロマンティック・コメディ。こちらに登場するのは、「もっと刺激的で胸がときめく人生を送りたい」漠然とそんな願望を抱くニューヨークの平凡な青年ボビー(ジェシー・アイゼンバーグ:33)と、大物エージェントの美人秘書ヴェロニカ、愛称“ヴォニ―”(クリステン・スチュワート:27)が1930年代のハリウッドで出会うアラサー同士のカップル。美しくて、お洒落で頭の回転が速いヴォニーは、飾り気のない性格で、ボビーはたちまち心奪われる。彼女には恋人がいるというが、構わず積極的にアタック!!ついに努力が実って海辺や映画館でのデートを重ねた2人は、仲睦まじい恋人同士に。しかし、事態は急変し、ボビーは失意のどん底まで落ちてしまう。その後、故郷に戻ったボビーの運命やいかに!?目の前の恋に全力投球したい方にオススメ。●スリリングな恋を楽しみたい!『バッド・バディ!私とカレの暗殺デート』5月13日(土)公開アナ・ケンドリック(31)とサム・ロックウェル(48)という、17歳の年の差のカップルが出演する“覚醒ラブ・アクション”。ダメ男に恋してばかりのマーサは、また失恋。そんなときに立ち寄ったコンビニで、偶然、フランシスと出会い頭に衝突!腕利きの殺し屋であるフランシスは、その千里眼でマーサの“素質”に興味を持ち、一方のマーサは今度こそ運命の出会いに違いない! と心ときめく。急速に惹かれ合った2人はそのままデートに繰り出し、濃密な時間を過ごすことに。マーサは、フランシスが殺し屋と知って驚くも、好きになったら止まらない!一緒にスリリングな時間を過ごしながら、いっそう絆を深めていくマーサとフランシス。2人とも、“この人だ!”とひらめく野性の直感力はさすが。運命的な出会いを信じる方、スリリングな恋をしたい方にオススメ。●穏やかな恋を育みたい!『光をくれた人』5月26日(金)公開マイケル・ファスベンダー(40)とアリシア・ヴィキャンデル(28)の12歳差カップルで贈る世界的ベストセラーの映画化。1918年、トム・シェアボーンは戦争の英雄として帰国したが、心に深い傷を負い、人生の全てを拒むかのように、インド洋と南極海がぶつかる大海に浮かぶ、住民もいない孤島で灯台守の仕事を始める。3か月後、灯台守に正式採用となったトムは、契約を結ぶために町に戻る。そこでトムは、カモメに餌をやる若い女性イザベルに目をとめる。トムの心にさざなみが立った。町と孤島、離れて暮らす2人は、手紙でやりとりを続け、愛を育んでいく。劇中には、愛する人に向けて手紙をしたためるシーンも何度か登場する。実はこの2人、本作の撮影を通してホンモノのカップルになってしまったという。劇中に登場する髭剃りのシーンでは、アリシアがマイケルの髭を実際に剃っている。本来ならば俳優の顔に刃物をあてることは許されないことだが、プライベートでもパートナーとなった2人は、このシーンを自ら提案。愛の証ともいえる、名シーンの1つとなっている。穏やかに愛を育みたい、誠実な方にはこちらがオススメ。カップルの数だけ、恋愛の形がある。5月はあなたらしい恋のスタイルを見つけてみては?(text:cinemacafe.net)■関連作品:バッド・バディ!私とカレの暗殺デート 2017年5月13日より新宿シネマカリテほか全国にて公開(C) 2016 Right Productions, LLC光をくれた人 2017年5より全国にて公開(C) 2016 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLCカフェ・ソサエティ 2017年5月5日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2016 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.
2017年04月30日昨年のカンヌ国際映画祭を沸かせた、ウディ・アレン監督最新作『カフェ・ソサエティ』。この度、衣装のスージー・ベンジンガーのインタビューが到着し、スージーのイラストと下着姿も美しいクリステン・スチュワートの写真が公開された。もっと刺激的で、胸のときめく人生を送りたい。漠然とそんな願望を抱いたニューヨークの平凡な青年ボビーが、ハリウッドを訪れる。時は1930年代、この華やかなりし映画の都には全米から明日の成功を目指す人々が集まり、熱気に満ちていた。映画業界の大物エージェントとして財を築いた叔父フィルのもとで働き始めたボビーは、彼の秘書ヴォニーの美しさに心を奪われる。ひょんな幸運にも恵まれてヴォニーと親密になったボビーは、彼女との結婚を思い描くが、うかつにも彼はまったく気づいていなかった。ヴォニーには密かに交際中の別の男性がいることに…。本作は、アレン監督が『ミッドナイト・イン・パリ』のような陶酔と郷愁を再び紡ぐ、ビター&スウィートでゴージャスなロマンティック・コメディ。主演は以前にもアレン監督とタッグを組んだジェシー・アイゼンバーグ。共演にはブレイク・ライヴリーやクリステンなど豪華俳優陣が集結している。衣装を担当したスージーは、デザイナーのセオニ・V・アルドリッジと9年にわたって共に仕事をし、『ゴーストバスターズ』や『クラブ・パラダイス』『月の輝く夜に』『アイリスへの手紙』といった映画作品に携わった。アレン作品への参加は、『トラブル・ボックス/恋とスパイと大作戦』『地球は女で回ってる』『セレブリティ』『人生万歳!』『ブルージャスミン』『教授のおかしな妄想殺人』に続き本作で7度目。また、舞台の衣裳デザイナーとしても名をはせており、「ドリームガールズ」「ジプシー」「ミス・サイゴン」「サタデー・ナイト・フィーバー」「コーラスライン」などにも参加している。そんな数多くの作品で一緒に仕事をしてきたアレン監督についてスージーは、「素晴らしい人よ。彼は脚本を書くのがとっても早くて私が知る誰よりも働き者ね。一日中働き、脚本を書くか編集作業をするか、そうでないときはクラリネットを吹いている」と絶賛し、また「みんなウディの早いスピードについていくので精一杯!スケジュールを見たキャストが『1日5シーンもやるなんて無茶よ!』とよく言うけど、ウディは大丈夫なの。彼の頭は一時も休まないし長年の経験で撮るものが明確になっているの。でも女優たちには同情するわ。ブレイク・ライヴリーは台本を手に持ってトレーラーやヘアメイク室まで走って移動していたのよ!」と明かす。そして、本作のお気に入りのシーンについて、クリステンとジェシーの海辺のシーンを挙げたスージーは、「ウディもスタッフも砂の上にいて、みんな波を被ってびしょ濡れ。ジェシーに着せていた本物の1930年代のパンツも濡れてしまって、スタッフは大笑いよ!」と撮影をふり返り、「この映画で一番の喜びは、クリステンとジェシーと一緒に仕事ができたこと。ウディはわかってないけど、ほとんどの俳優にとってウディとの仕事はとても緊張するもの。でも、2人はお互い仲が良くて、周りを楽しませる、本物のプロだった。一番初めにセットに現れて、最後にセットを出るような人なのよ。どんな監督でも2人と仕事をするのは最高だと思うわ!」とクリステンとジェシーについて語っている。『カフェ・ソサエティ』は5月5日(金・祝)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:カフェ・ソサエティ 2017年5月5日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2016 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.
2017年04月28日「AKB48」渡辺麻友が主演する、4月スタートの連続ドラマのタイトルが、この度「サヨナラ、えなりくん」に決定し、えなりかずきが出演することも明らかに。<“黒い”まゆゆד悪い”えなり>の異色の純愛コメディが始まる。主人公・桐山さおり(渡辺麻友)は、過去には様々な恋愛遍歴があったものの、現在は“純愛”を求めて奔走する25歳。理想の相手を探して婚活に精を出しますが、さおりが出会うのは浮気男だったり、マザコン男だったり、ドケチ男だったり…と驚くべきウラの顔を持つメンズばかり。そして、彼らにひどい仕打ちを受けた瞬間、さおりはその表情を一変。特殊な能力を発揮する。一体、その不思議な力とは…!?清純派アイドルとして活躍してきた渡辺さんが、自身のイメージとは異なる“恋多き女”を体当たりで熱演する本作。企画・原作は秋元康、脚本は劇団の主宰者、俳優、声優、演出家、作家など多彩な顔を持ち、脚本として参加した映画『桐島、部活やめるってよ』で第36回日本アカデミー賞優秀脚本賞も受賞した喜安浩平らが手掛ける。そして今回、タイトルにもその名が刻まれているえなりさんは、物語のカギを握る重要な存在として出演。これまで見たことのない、悪キャラ=“えなりくん”を演じる。えなりさんは「コメディと感じる人もいるでしょうが、ホラーに思える人もいるかもしれない。深夜、“なるほどね~!”と、うなったり、“あるある~!”などと共感してもらえるようなドラマになると思います」とドラマについて話し、今回初共演となる渡辺さんについては「”可愛らしいお嬢様”というイメージ、そのままの方。そんな渡辺さんと今回の役柄のギャップにはビックリしています。これからまた撮影を重ねていって、2人でどんどん面白いシーンを作っていくことができるのではと期待しています!」とコメント。一方、渡辺さんは「えなりかずきさんはイメージどおりとてもやさしい方なのに、お芝居になると一転して圧倒されますし、とても勉強になります」とお互い役柄とのギャップに圧倒されているようだ。そのほか、渡辺さん演じるさおりの友人であやしげなバーの店長“村ちゃん”役に池田成志、さおりとは婚活パーティーで何度も顔を合わせる片栗役に上地春奈が扮する。第1話では、純愛を夢見るさおりは、婚活パーティーでイケメン社長・下野倉と出会う。理想の恋愛を語るさおりに、下野倉はプラトニックな交際を約束する。だが、下野倉のデートは毎回2時間限定。しかも何かと理由をつけてさおりに触れようとするため、さおりの友人・村ちゃんは、女慣れした様子を怪しんでいた。やがて、さおりは彼の本性に気づき…というストーリー。いままで演じたことのない役柄に挑戦する渡辺さんは、「“アイドル・渡辺麻友のイメージをぶち壊したい!”“自分の殻を破りたい!!”という思いで、毎日、本気で勝負に挑んでいます」とコメント。そんな気合十分に語る渡辺さんだが、一体本作でどんな新たな一面を見せてくれるのだろうか?「サヨナラ、えなりくん」は4月30日より毎週日曜日深夜0時40分~テレビ朝日にて放送。※放送直後よりビデオパスとテレ朝動画にて配信開始(cinemacafe.net)
2017年04月21日女優の佐々木希が19日、都内で行われた映画『光をくれた人』(5月26日公開)のトークイベントに出席。お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建と11日に結婚して以降、国内初の公の場で、自身にとっての"光りをくれた人"について語った。作品のタイトルにちなんで人生の光をくれた存在を聞かれると、「愛犬」と返答。渡部という答えを期待する空気を感じたようで、「ごめんなさい。予想と違うようなことを言ってしまって」と笑って謝罪した。そして、「デビューして間もない頃から犬を飼っていて、いいときも悪い時も一緒に過ごしてきた。9年間、大変な時に支えになってくれた」と愛犬に感謝。「かわいいんです」とメロメロの様子で、「(落ち込んでいるときに)顔をなでてくれたり、すごく勇気づけられました」と語った。さらに降壇時に、報道陣から「愛の光をくれた人は?」と、"愛"を加えて質問された佐々木。「わっくんですか?」と佐々木がいつも使っているという渡部の呼び名で聞かれると笑い、「そんな感じですかね」とかわした。本作は、孤島で暮らす灯台守の夫婦に訪れる幸福と痛みを描いた物語。夫婦役を演じたマイケル・ファスベンダーとアリシア・ヴィキャンデルがこの作品をきっかけに交際をスタートさせたことでも注目されており、佐々木も「素敵ですね」とコメントした。また、夫婦で映画を見るか聞かれると、「よく見ます」と答え、「コメディからシリアス系まで、その日の気分で決めて見ています」と明かした。
2017年04月19日Twitter@JimCarrey 4月16日のイースターには、多くの有名人がウサギや卵をテーマにした写真をSNSに投稿し、キリストの復活を祝った。 『マスク』や『トゥルーマン・ショー』で一世を風靡した俳優ジム・キャリーも子ウサギを抱いた自らの写真をTwitterでシェアが、この写真がファンに衝撃を与えている。とても柔和で幸せそうな表情を浮かべているが、「あまりにも老けている」のだ。 Twitterでの反応を見てみよう。 「え…これは誰?」 「ロビン・ウィリアムズのTwitterを開いてしまったのかと思った」 「この写真がジム・キャリーだって私の脳みそが理解するのに5分かかった」 「なぜこんなに年を取ってしまったの?哀しすぎる」 真っ白な髭がたくわえられ、目尻には深い皺が刻まれている。コメディ作品で人気を博しただけに、キャリーはいつまでも若々しいイメージを持たれがちだが、彼も今や55歳。髭は6月公開の最新作『The Bad Batch』の役作りのためだという。SNSにあまり写真を掲載せず、最近は公の場にも姿を見せていなかったこともあって、余計に驚きが広がってしまったようだ。
2017年04月17日昨年のカンヌ国際映画祭を沸かせたウディ・アレン監督最新作『カフェ・ソサエティ』。このほど、ジェシー・アイゼンバーグ演じる主人公ボビーのみならず、観客たちをも魅了する2人のヒロイン、クリステン・スチュワートとブレイク・ライヴリーの場面写真が解禁となった。大ヒットを記録した『ミッドナイト・イン・パリ』で真夜中のパリに魔法をかけたウディ・アレン監督の最新作は、観る者を黄金時代のハリウッドへと誘うロマンティック・コメディ。時は1930年代、ニューヨークからやってきた世間知らずのボビーと、彼からの求愛に迷うヴェロニカ“愛称ヴォニー”、そしてボビーの前に現れるもうひとりの美女ヴェロニカの3人が織りなすもつれた恋を通して、誰しもが共感できる“人生の選択”というテーマを探求していく。運や偶然にふわふわと流される人間の理想は、儚い夢のごとし。ふた手に分かれた道は“選んだほうが過ち”だったと、後で悔やむのが常。そんな思わず目からウロコが落ちるアレン流の人生観を、ハリウッド、そしてニューヨークを舞台にゴージャスな映像美とともに描き出す。本作では、人柄もルックスもチャーミングな、ボビーの叔父フィル(スティーヴ・カレル)の秘書ヴェロニカこと“ヴォニー”を演じたクリステン。「ヴォニーには私が持ち合わせていない軽薄な部分がある」と語る。そのため、アレン監督からは「陽気さと軽やかな雰囲気を出すように」と注文があったことを明かし、「この映画には、“もしかして”があふれていて、それが私を愛おしくさせる。なぜなら、それが人生だから」とビター&スウィートな本作のラブ・ストーリーに迫る。一方、ボビーの前に現れる、美しきもうひとりのヴェロニカを演じたブレイクは、本作で描かれる“愛”について「この脚本で好きなのは、それぞれの登場人物に深く愛されるだけの理由があるところ。愛され方が異なっている。ある人は少し愛され、ある人はとても愛される。特に理由はなくて、気持ちや相性の問題に尽きるわ。愛というのは、誰かがほかの人より優れていることを意味するのではなく、誰があなたの心をよりときめかせるか、ということなのよ」と、意味深に語っている。愛とは?人生の選択とは?というテーマについて、それぞれ語るクリステンとブレイク。ボビーにとっての本命は果たしてどちらなのか、気になる2つの恋をキュートな場面写真からもチェックしてみて。『カフェ・ソサエティ』は5月5日(金・祝)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:カフェ・ソサエティ 2017年5月5日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2016 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.
2017年04月09日『トゥルー・グリッド』で14歳のときオスカーにノミネート、『ピッチ・パーフェクト2』では歌声を披露し、いまやシンガーとしても大人気の若手実力派女優ヘイリー・スタインフェルドが主演を務める『スウィート17モンスター』。このほど、彼女が演じる等身大の愛すべき主人公ネイディーンが、友だち以上恋人未満のクラスメイトを悩殺する(!?)本編映像がシネマカフェに到着した。ネイディーン(ヘイリー・スタインフェルド)は17歳の高校生。恋に恋する妄想だけがいつも空まわりして、教師のブルーナー(ウディ・ハレルソン)や情緒不安定な母親(キーラ・セジウィック)を困らせてばかり。たった1人の親友クリスタ(ヘイリー・ルー・リチャードソン)だけが自分の全てだと思っていたのに、コンプレックスを抱いていた人気者の兄ダリアン(ブレイク・ジェンナー)とクリスタが恋に落ちてしまう――。このたび届いた本編映像では、親友クリスタと大げんかし、1人になってしまったネイディーンが、気まぐれに隣の席の男の子の家に遊びに行き、彼の家の温水プールで大人の真似事をしてみせる、ちょっぴり背伸びをしたシーン。妄想はすれども、まだまだ経験も何もない彼女は、せっかく自分に気がある男子の純粋な思いを心ない冗談で傷つけてしまい、“イタすぎる”青春の1ページを刻んでいる。自己中心的でありながらどこか憎めない、そんなヘイリー演じる主人公ネイディーンのことが気になっている男子アーウィンを演じるのは、カナダ生まれの香港人、ヘイデン・ゼトー。中国で有名な芸術家ケイ・ゼトーを祖父に持つトリリンガル(マンダリン語、広東語、英語)。ネイディーンは、彼が自分に気があることをうすうす感じつつも、映像のようにプールで「東京ラブストーリー」のリカばりの誘い文句を言ったり、夜の遊園地で観覧車に誘ったりとやりたい放題。好きな人がいるくせに、好意を寄せる男子を振り回す“小悪魔モンスター”なヘイリーのチャーミングな悩殺(!?)演技には要注目。ヘイリーは本作で第74回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)にノミネートされており、ひと足早く試写会で本作を鑑賞した人たちからは、「思春期の記憶のツボを押されまくりで、気づいたら号泣してました」(39歳・女)、「ネイディーンの行動が理解不能どころかわかりすぎてイタい。男だけど、俺だってあんな青春だったんだ!」(43歳・男)、「この映画を10代のうちに観ることができた幸せを忘れません。ヘイリーに共感しすぎて大爆笑して、最後あったかい気持ちになりました」(18歳・女)と、さまざまな共感が寄せられている。若さゆえのイタさ、愛おしさを描き、誰もが「自意識カジョーで自己チューなあの頃」を思い出す青春コメディ映画の傑作を、この映像からも確かめてみて。『スウィート17モンスター』は4月22日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スウィート17モンスター 2017年4月22日よりHTC 渋谷、新宿シネマカリテほか全国にて公開(C) MMXVI STX Productions, LLC. All Rights Reserved.
2017年04月07日●知英のアドバイスで相手を見つめる"ポスト堀北真希"とマスコミが熱い視線を送る女優がいる。ごくごく普通の中学生として岐阜で日常生活を送っていた松風理咲(16)は、下校時にスカウトされたことで運命が変わる。初仕事は2015年。今年2月に引退を表明した堀北真希さんとのCM共演だった。その後、ネスレのショートムービー『そちらの空は、どんな空ですか?』では同じく事務所の先輩である知英と共演し、初めて本格的な演技に挑戦。昨年4月期のテレビ朝日系『グッドパートナー 無敵の弁護士』では初の連ドラレギュラーに抜てきされ、高校1年生ながら小学6年生の役を器用に演じてみせた。そして、今年5月には初主演映画『トモシビ ~銚子電鉄6.4kmの軌跡~』が公開される。デビューから2年が経つ今、松風は役者業や芸能界とどのように向き合っているのか。今回の約5,000字にわたるインタビューでは、3月27日から配信を開始したショートムービー『恋茶の作法』をはじめ、「ネスレシリーズ作」「堀北真希」「知英」といったルーツともいえるトークテーマから、松風の原点と可能性を探る。――いろいろな取材記事を読んできましたが、常に課題を見据えている印象です。ご自身が出演した映像を見返すことも多いのでは?何度も見返すことはありませんが、完成したものを最初に見た時に「ここがダメだったなぁ」といつも反省しています。撮影してから映像を見るまでの間、ふと、「今だったらもうちょっとできたのに」と思うことも……。――ネスレのショートムービー「そちらの空は、どんな空ですか」(15年)では事務所の先輩である知英さんとの共演でした。いま振り返ると、どのようなところが足りなかったと感じますか? すごく自然にやりとりされているように見えました。とにかく初めてのことばかりで(笑)。よく分からないままやっていたので、ほかのことを考える余裕もなかったんだと思います。きっと今だと、カメラがこっちを向いていたらこういう動きをすればいいとかいろいろ気づくこともあったはずです。あの時は、1カット目と全然違うところを歩いてしまったりすることも(笑)。――知英さんとの共演で印象に残っていることは?一緒のシーンの時、あまり目を見ない私に、「目を見て話して」と言ってくださいました。普段、人と話す時は相手の目を見るんですけど、セリフを言う時にどうしたらいいのか本当に分からなくて。やっぱり目を見た方が相手をちゃんと意識している雰囲気も出ますし、私にとってはすごくありがたいアドバイスでした。――われわれは何気なく役者さんの演技を見ていますが、いざ自分がやるとなると手のやり場、視線や表情など、「どうすればいいの?」という所作がたくさんあることに気づきます。やっぱり現場でしか磨けないものなんですかね。そうだと思います。本を読んでいても、相手のセリフがどんな感じで飛んで来るのか、想像するしかないですし、そこがどんな場所なのかは想像の中にあるもの。現場では相手の方のセリフの言い方や場所の雰囲気が実際に分かると、やっぱり自分の頭の中にあったものとの違いを感じます。――知英さんのことはデビュー前からご存知だったんですか?はい。――そんな人と一緒にお仕事をするのは、単純にどんな心境なんですか?KARAの時代から好きだったので、とにかく「うわー!すごい!」の連続です(笑)。でも、本当に気さくな方でたくさん話し掛けてくださったので、緊張が解れていい意味でリラックスして撮影できました。――その後に出演した『待ってろ!私の未来』は、受験に向けて必死に勉強をするリサキの姿を描いた物語でした。コメディ要素もあって、また違った演技力が求められる作品ですね。そうですね。役名が「リサキ」というのもあるんですけど、「そのままの気持ちで楽しんで」と言われていたので、難しく考えずに入ることができました。――先生役の原口あきまささんが、毎回ものまねを披露するのも見どころの1つです。爆笑してしまいました。原口さんは本番の演技が変わるので、本当に「次はどんな感じなんだろう?」と考えながらの撮影でした。本当に面白くて、ついつい笑ってしまう瞬間もたくさんありました(笑)。――コメディを演じる難しさは感じましたか?監督さんからも言われていたんですが、表情をなるべくオーバーに動かすとか、笑った後にすぐに真顔に戻すとか、普段やらないような表情がたくさんありました。「自分にもこんな表情ができるんだ」という発見もあったので、今後に生かしていきたいです。――その後の作品においても、とても貴重な経験になったそうですね。こんな動きをしてみようと工夫しても、実際はそこまで動いてなかったりします。思っていることと、やっていることが違うことが多かったんです。でも、あれだけオーバーに動いてみたことで、どんなふうに見えるのかを知ることができました。――3月27日から配信される「恋茶の作法」は恋愛をテーマにした作品ですね。茶道部に所属する、旅館の娘。1つ上の幼馴染・利休くんに思いを寄せていて、姉との三角関係のような展開になります。みんな自分の思いを相手に言えない。伝えられないからこそ、お茶を通して心を通わせていきます。――今回はどんな演技を求められたんですか?「元気で明るい子」という設定だったので、笑う時は思い切り笑いました。でも、お姉ちゃん役の横田(美紀)さんの方がすごく表情が豊かで……。見ていて役柄の元気な部分がより伝わって、すごく勉強になりました。●『グッドパートナー』の難役秘話――先ほどは知英さんとのエピソードもありましたが、共演者から得られるものは大きいんですね。出ている方がどんな演技をしているか勉強しようと思っても、画面を通してだと、どうしても客観的に見てしまいます。でも、実際に現場でご一緒させていただくと、相手の方を受けて感じる部分がすごく分かります。――知英さんの愛猫・レオンくんとの共演でしたね。実家で猫を飼っていたこともあって、自然に接することができました。現場の雰囲気に落ち着かない感じでしたが、少しでもリラックスしてくれたらいいなと思いながらナデナデしていました。――知英さんは活動拠点を日本に移してからレオンくんを飼いはじめて、時には悩みなども話しているそうです。松風さんは、猫とどのようにコミュニケーションするタイプですか?お母さんに怒られた時、猫がいると「おかしいよね?」みたいに言っちゃいます(笑)。私自身、猫を誰よりも大切にしていたので、お父さんが寝ている猫にちょっかいをかけに来ると怒っていました(笑)。私にとっては、「猫さま」という感じ。なんでも話せますし、一緒に寝たりすることもありました。――レオンくんと会話するシーンもありますね。ありました。猫はセリフ通りに動かないですし、目もなかなか合わせることができません。でも、普通の猫としてではなく、「人」と会話しているつもりで演じました。――着物での演技は今回が初めてだったそうですね。はい。祖母が着物好きで、お正月のような行事で何度か着させてもらってました。上品に見えるように意識しましたが、慣れない部分もあったかと思います。お茶を点てるシーンの動きは、先生が指導してくださいました。――前2作と比較していかがですか?テンションの振れ幅や感情の起伏があまり大きくなかったんじゃないかと反省しています。そこはやっぱりお姉ちゃんに負けていました。元気な子が急に静かになったら、「この子どうしたんだろう?」となりますが、そこの幅が狭いと注目されにくくなりますので……。――すごく冷静に分析されていますね。声を録音してセリフを聞き直すこともあるそうですが、その方法もご自身で編み出したことですか?レッスンの時に先生が「録音してみるのもいいんじゃない?」とアドバイスしてくださいました。実際にやってみると、自分が聞こえている声と違っていたり、声の大きさにも違いがあることが分かりました。――昨年4月には初の連ドラレギュラーとなる『グッドパートナー』(テレビ朝日系)に出演。当時高校1年生でしたが小学6年生の役でした。知英さんと共演させていただいた直後の撮影でした。周りにはたくさんの先輩方。小学6年生は3~4年前のことでしたので、意外とそんなに変わらないのかなと思ったりもしたんですけど、実際に学校に行ってシーンを撮った時にいた子たちをすごく子供っぽく感じてしまいました(笑)。――父親役は竹野内豊さん、母親役は松雪泰子さん。そのほかもスター揃いでしたが、平常心でいられましたか?そういうことは自然と意識しなくなりました。本読みの時では、「テレビで見たことある方だ!」と思いますが、現場に入ると普通に接していただいて、みなさんすごく優しい方でした。学校で流行っていることを聞いてくださったり、セリフを一緒に読んだりしてくださったりしたお陰で、そこまで緊張することもなく撮影できました。――最近、若い世代の方々とお話する機会が多いのですが、緊張しない方が多いように感じます。はじまる前はすごく緊張するんです。どうしたらいいんだろうとか、ついつい考えてしまって。でも、いざ始まると「そんなこと言ってられない」となる。現場に行くと覚えないといけないことがたくさんあります。だから、「緊張なんかしてる場合じゃない」となってしまいます。「緊張感ない」みたいに思われるかもしれませんが(笑)、もちろん緊張感はあるんです。それよりも緊張するのは会見やイベントなどの場所です。「間違ったこと言えない」という緊張感があります。ドラマだと自分とは違う人を演じていて、言うことも決まっていますので、比べるとそこが安心できる部分なんじゃないかなと思います。――演じる楽しさ、喜びは?うーん……今はまだ「どうしたらいいだろう?」ということが多いんですけど、いろいろな人間になれるのは楽しいです。この世界でしかできないことだと思います。――岐阜で下校時にスカウトされて、その後、事務所に入る前に現場を見学したそうですね。何を感じましたか?こんなに多くの人が関わっていることを知って驚きました。堀北さんの『まっしろ』(15年1月期・TBS系)というドラマ。本当にたくさんの方がいて、通路にいろいろな人やものが並んでいた。今まで見ていた世界とは全然違いました。●堀北真希さんからの言葉を胸に――見学するまでは、この業界に入るかどうか迷っていたんですか?どんな世界か、想像つかなかったんです。東京だとロケ現場を見かけることもあると思いますが、地元の岐阜では一切ありませんでした。どんなふうに撮影しているのかすごく気になったので、現場を見ることができたのは、よかったと思います。――事務所の方の勧めで?はい。ドラマ以外では雑誌の現場も見学させていただきました。現場で見たものが実際に誌面になったり、映像になったりすると、多くの人が関わって長い時間をかけていろいろなものが作られていると知って、すてきな世界だと思いました。――初仕事は堀北真希さんとのCM共演でしたね。あっという間の撮影で、スタッフさんに言われるがままの現場でした(笑)。堀北さんは、CMの現場はドラマや映画と違うということを教えてくださいました。カメラの向きを意識しつつ、そこに注意しながら動かないとカメラに映り込まなくなることも丁寧に教えてくださいました。すごく優しく接してくださったことを今でも思い出します。――それにしても、岐阜の下校時でのスカウト。あまりにも運命的です。友だちと一緒に帰っている時に声を掛けられて、普通にしゃべってたらその方が後日、家に来たので、こわいなぁと思っていました(笑)。スカウトされたのも、その時が初めてです。――最近、周囲はどのような反応ですか。寮生活になってから、家族は食生活のことを気にしてくれています。実家に帰った時も心配してくれて。友だちからはお仕事の話をあまり聞かれません。こういうお仕事をしていることとは関係なく付き合ってくれるので、それはすごくうれしいですし、ありがたいです。――芸能界に入ることは松風さんの選択だった。「やる」と決めた時、ご両親の反応は?自分で「やる」と決めたからには、しっかり頑張らないといけない。お母さんは最初は「できるの?」と心配してくれていましたが、「やる」と決めてからは「『子どもだから』『高校生だから』みたいな言い訳はダメ。大人の方々が優しくしてくれると思うけど、一人の社会人として、それに甘えることなく。良い事務所に出会えたのは幸せなことだから、この機会を無駄にせずにがんばってね」と励ましてくれました。――心に残る言葉ですね。仕事について感想は?つい先日、「前よりは安心して見れるようになった」と言われました(笑)。感想を言われることもありますけど、恥ずかしいというか……聞き流しています(笑)。演技のことについてはレッスンの先生に相談しています。寮に住んでいるので、そこで先輩や後輩と話をするのも大事な時間です。――実家に帰りたいとは思わない?帰りたい気持ちもありますが、その頃の自分を知っている人には何だか会いづらくて(笑)。中学の時の自分を振り返ると、反省するくらい子どもだったなぁと感じます。――それだけ成長したということですね。どんな女性になりたいですか?しっかりした「軸」がある女性になりたいです。ぶれない女性。「やる」と決めたことはちゃんとやり通す。まわりに流されず、人と違うことを自信をもってやれるようになりたいです。――力強いお言葉です。仕事面での今後の目標は?この世界に入ってから、「女優さんだけをやりたい」と思い続けてきました。いろいろな幅広い役と出会いたい。黒木華さんに憧れています。あのくらい柔らかい演技でインパクトを与えられたら……人の心に届けられるような、そんな女優さんになっていきたいです。――これまでの取材記事で、「女優一本」という言葉をたびたび目にしました。これにはどのような思いがあるのでしょうか?モデルは身長的にも厳しいというのもあるんですけど(笑)、やっぱり、1つのことを集中してやりたいという思いがあります。女優さんをやり続けていくと、きっと役柄によって楽器をやるとかスポーツをやるとか、そんな日が来ると思います。そうやっていろいろなことが経験できることもこのお仕事の魅力だと思います。女優一本。そんに器用じゃない私でも、まだまだできることがあるはずです。■プロフィール松風理咲(まつかぜ・りさき)2001年1月17日生まれ。岐阜県出身。身長153センチ。B型。中学2年生の時に地元・岐阜で下校時にスカウトされる。初仕事は東京メトロのCM。ネスレのショートムービー「そちらの空は、どんな空ですか」(15年)で知英と共演。2016年4月期のテレビ朝日系『グッドパートナー 無敵の弁護士』で連続ドラマで初のレギュラーを務める。2017年5月20日から、初主演映画『トモシビ ~銚子電鉄6.4kmの軌跡~』が公開される。
2017年03月31日アネット・ベニング、エル・ファニング、グレタ・ガーウィグら各世代の実力派女優たちを迎え、『人生はビギナーズ』のマイク・ミルズ監督が自身の母親をテーマに描く6年ぶりの新作『20センチュリー・ウーマン』。その待望の予告編とメインビジュアルが解禁となった。1979年、サンタバーバラ。シングルマザーのドロシアは、思春期を迎える息子ジェイミーの教育に悩んでいた。ある日、ドロシアはルームシェアで暮らすパンクな写真家アビーと、近所に住むジェイミーの幼なじみで友達以上恋人未満の関係である、ジュリーに「複雑な時代を生きるのは難しい。彼を助けてやって」とお願いする。15歳のジェイミーと、彼女たちの特別な夏がはじまった――。本作。第89回アカデミー賞では、脚本賞でマイク・ミルズが初ノミネートされたことも話題となった本作。前作『人生はビギナーズ』では自身のゲイの父親を描き、絶賛を受けたミルズ監督は、今度は、激動の70年代末期を舞台に自身の母親をテーマにする。自由奔放な母親役を演じるのは、第74回ゴールデン・グローブ賞において主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)にノミネートされたアネット・ベニング。また、ルームシェアをしているパンクな女性カメラマンには、『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』など出演作が続くグレタ・ガーウィグ、そして『ネオン・デーモン』のエル・ファニングが大人びた幼なじみのジュリーに、新人の美少年ルーカス・ジェイド・ズマンが監督の分身ともいえる少年ジェイミーを鮮烈に演じ、『スポットライト 世紀のスクープ』『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』のビリー・クラダップも名を連ねている。今回解禁した予告編では、アメリカのロックバンド「トーキング・ヘッズ」による1978年リリースの楽曲「The Big Country」をバックに、アネット演じるシングルマザーが思春期の息子の“教育”を2人の女性に依頼する。音楽、性…思春期のひと夏の日々を、彼女たちと過ごしたシーンが盛り込まれ、アネット演じる息子を育てる母親として思いも…。エルが演じる、ジュリーの“魔性すぎる幼なじみっぷり“にも要注目。また、本日3月28日(火)にはミルズ監督がプロモーションとしては『サムサッカー』以来、実に11年ぶりとなる来日を果たし、イベントなどに登壇する。『20センチュリー・ウーマン』は6月3日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:20センチュリー・ウーマン 2017年6月3日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2017年03月28日現在公開中のエイミー・シューマー主演『エイミー、エイミー、エイミー!こじらせシングルライフの抜け出し方』や『40歳の童貞男』、ドラマ「GILRS/ガールズ」など、数々の大ヒット“等身大”コメディを手掛けてきた巨匠ジャド・アパトー。彼が製作総指揮を務めるNetflixオリジナルドラマ「ラブ」のシーズン2が先日配信され、話題を呼んでいる。このたび、アパトー監督が、「ラブ」はオタクの恋を描いた『電車男』のハリウッド版であることを明かした。テレビの脚本家になることを夢見ている31歳の“オタク”、ガス(ポール・ラスト)は、お人好しで、家庭教師をしている12歳の子役女優にさえも手のひらで転がされてしまう日々。うまくいっていると思っていた恋愛も、ある日突然、恋人に裏切られてしまう。そんなとき彼が出会った衛星ラジオ放送局のディレクター、ミッキー(ジリアン・ジェイコブス)は、わがままで自由奔放、思ったことはすぐに口に出してしまう32歳。彼女は、セックス&恋愛の依存症な上、気づけばボーイフレンドたちから恨まれ…。一生懸命生きているのに、なぜか周囲には理解されない2人は、くっついては離れ、それぞれ仕事や恋愛でイタイ体験を繰り返していく。シーズン2では、そんな2人の恋に進展が――!?このラブコメディ・ドラマは、いわゆるシュールな笑いのユーモアというよりも、日常の“あるある”が満載。「まるでドキュメンタリーを観ているかのよう」と世界のファンから共感の声が上がっており、日本人は特に共感できるとか!?アパトー監督は、日本ではお馴染みの“恋に落ちるオタク”の代表格『電車男』を知り、「『電車男』を直訳すると『なぜ、ポールとデートするの?』となるね(笑)」と、ガスを演じるポール・ラストのオタクぶりにかけてコメント。『電車男』との共通点は、主人公がオタクというだけではなく、“電車男”がインターネット上で見知らぬ人たちから恋を応援されているように、ガスの恋も“テーマ曲のない映画に、テーマ曲を作って歌う会”というなんともオタクらしい友達から応援されている。「視聴者は登場人物がもがきながら幸せを掴もうとする姿を観たいのだと思う。誰しも共感することだけれど、幸せの道のりは決して楽ではないし、自分がどうすれば幸せになれるのかをみんな探している。だからこそ、人生を良くしようとしている人を観ると、応援したくなるのが人間の性質だと思う」と、両作に共通するオタクの恋を応援したくなる心理をアパトー監督は分析。ガスの友達だけでなく、観ている私たちもガスの恋に目が離せなくなるのは必然なのかも…。ガスを演じるポール・ラスト(『イングロリアス・バスターズ』)と妻のレスリー・アーフィン(「GIRLS/ガールズ」)が、自分たち自身の恋愛体験や友人たちの体験をヒントにして生まれた本作。そこに、あるカップルの出会いから恋愛へ発展、そして、その後の関係性の変化を描きたいと思っていたアパトー監督が賛同し、リアルで切ない恋愛をコメディで描く本作ができ上がった。ガスとミッキー、大人になりきれない2人の頑張る姿は、ときにあまりにイタすぎて目を背けたくなるけれど、結局は共感し、応援したくなる愛おしさにあふれている。彼らの生き方は、自分をふり返るきっかけをそっと与えてくれるのだ。「ラブ」シーズン1、シーズン2はNetflixにて配信中。(text:cinemacafe.net)
2017年03月27日映画『Trainwreck』で放送映画批評家協会賞の最優秀女優賞(コメディ部門)を受賞したエイミー・シューマー(写真:ロイター/アフロ) 現在、バービー人形の実写映画化プロジェクトが進められている。主人公であるバービー人形役には、コメディエンヌのエイミー・シューマーが挙げられていたが、23日に降板することをシューマー自身が明らかにした。 実写映画化が発表されたのは昨年の12月。バービーファンは大いに沸いたが、主人公のバービー役がシューマーであると知れ渡るや、反発の大合唱が始まった。彼女のSNSには誹謗中傷が書き込まれ、制作会社には「彼女はバービーに相応しくない!」といった陳情が殺到。「バービーを演じるには太りすぎている」という意見には、シューマーもInstagramで「太ってないのに、太っていると恥じることなんかあるわけがない!私は自分の生き様に誇りを持ってるのよ!」と反撃。両者の歩み寄りは不可能に思われたが、シューマーがスケジュールの都合がつかないということを理由にプロジェクトから去ることになってしまった。 彼女は米Variety誌に以下の声明を発表した。 「残念ですが、スケジュールのバッティングで、もう『バービー』には関わることがでこなくなってしまいました。この映画は絶対に面白いし、(制作会社の)ソニーと(バービーの製造元である)マテルは素晴らしいパートナーです。落ち込みましたが、大スクリーンでバービーに会えることを楽しみにしています」 シューマーは脚本にも携わっていたが、降板により内容に変更が生じるか否かについては定かではない。また、2018年6月を予定していた公開日も延期される可能性がある。 このニュースにバービーファンは喜んでいるが、残念がる声も多い。 そもそも、シューマー演じるバービーは、「完璧な世界に似つかわしくない」とバービーの世界から追放される落ちこぼれなのだ。夢の国で生きてきたバービーが、ある日突然現実の世界に放り出され、悪戦苦闘する……まさにシューマーにぴったりの役柄といっても過言ではない。新しいキャスティングは難航が予想される。
2017年03月24日宝塚歌劇 宙組東京宝塚劇場公演『王妃の館-Chateau de la Reine-』『VIVA! FESTA!』千秋楽のライブ・ビューイングが決定した。宝塚歌劇宙組 千秋楽 ライブ中継ミュージカル・コメディ『王妃の館-Chateau de la Reine-』は、宝塚歌劇にとって初となる浅田次郎作品の舞台化。スーパー・レビュー『VIVA! FESTA!』は、演出家・中村暁による世界各地の”FESTA”をテーマにした新作レビューとなる。さらに今回は、宙組トップ娘役実咲凜音の退団公演となり、ライブ中継では実咲凜音サヨナラショー、退団挨拶、千秋楽挨拶まで見ることができる。チケットぴあでは一般発売に先駆けて先行抽選販売を実施。受付は3月18日(土)午前11時から4月3日(月)昼12時まで。■宝塚歌劇 宙組東京宝塚劇場公演『王妃の館-Chateau de la Reine-』『VIVA! FESTA!』千秋楽ライブ中継4月30日(日)会場:全国の映画館
2017年03月17日2014年のトニー賞で作品賞、脚本賞など4冠を達成したブロードウェイ・ミュージカル『紳士のための愛と殺人の手引き』が、日本に初上陸。4月8日(土)の東京・日生劇場を皮切りに、大阪、福岡、愛知で上演される。本作に出演する宮澤エマが、公演に向けて意気込みを語った。ミュージカル「紳士のための愛と殺人の手引き」チケット情報主演を務める市村正親が「8役を務め、8回殺される」ことでも話題のミュージカル・コメディ。1900年頃のイギリスを舞台に、8番目の爵位継承権を持つモンティが、継承順位上位の者たちを奇妙キテレツな方法で次々と殺していくというブラックユーモアあふれるステージだ。宮澤は伯爵家・ダイスクイス家の令嬢フィービー役で、ウエンツ瑛士と柿澤勇人がWキャストで演じるモンティに思いを寄せる役どころ。「フィービーは裕福な家で暮らしているのですが、自分の生まれ持った環境や立場だけではなくて、本当の私を知ってほしいと強く思っている女性。モンティと出会うことによって、今まで以上の自分に出会っていける役どころなので、お客様に“あれ?こんな人だったの?”というギャップを感じていただけるように、意外性を大事にしたいなと思っています」。伯爵家の人たちが次々と殺されていく様を、ウィットに富んだ軽快な音楽と歌で彩っていく本作。そのバカバカしい姿に、観客は笑わずにはいられない。「一見、コメディとは思えない設定ですが、安心して痛快に笑っていただける作品です。罪悪感を覚えないくらいの強烈なキャラクターが次々と登場するので(笑)、モラルなどは心配せずに観ていただけるかなと思います」。また、楽曲の魅力については「すごく美しいクラシカルな音楽が印象的なのですが、歌詞自体はリアリティがあるので、そのギャップも面白いですね。音楽を極めることで、より一層作品の面白さを伝えたいです」。一方で「人を笑わせることは、ときに泣かせることよりも難しいのでは、と演じながら思います」と、コメディ作品の難しさも感じている様子。「センスもタイミングも問われますし、それを共演者全員で共有しなくちゃいけない。コメディとは思えない題材で、どうパワーを吹き込んでいくのか、大きなチャレンジではありますが、お客様に喜んでいただけるようにお稽古していきたい。女性ヒロインはコメディパートではないと思われがちですが、ひと笑いと言わず、いくつも笑いを起こせたらと思っていますので、ぜひ劇場で楽しんでください」。4月8日(土)から30日(日)まで東京・日生劇場、5月4日(木・祝)から7日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホール、5月12日(金)から14日(日)まで福岡・キャナルシティ劇場、5月19日(金)から21日(日)まで愛知・愛知県芸術劇場 大ホールにて上演。チケットは発売中。取材・文:黒石悦子
2017年03月16日片岡愛之助が現在、東京・新橋演舞場で上演中の『コメディ・トゥナイト! ローマで起こったおかしな出来事《江戸版》』で初ミュージカルに挑戦中だ。「ずっとミュージカルに出たかった。でもまさか主役でやらせていただけるとは」と語る愛之助に、現在の心境や作品の魅力をきいた。チケット情報はコチラ『コメディ・トゥナイト!』は、『ウエストサイド物語』『太平洋序曲』『スウィーニー・トッド』などを手がけたブロードウェイの生ける伝説、スティーヴン・ソンドハイムの手によるミュージカル。奴隷が自由を手にするのと引換えに、主人の恋を成就させようと奮闘する顛末を面白おかしく描く物語だが、これを今回の日本版では舞台を江戸に、主人公を薬問屋の丁稚に置き換えたドタバタ喜劇として描き出している。上演台本・演出は宮本亜門。愛之助は「僕はミュージカルをやる時には明るくて笑えるものをとお願いしていたんです。一方で亜門さんはソンドハイムさんから『この作品を日本の江戸とかに置き換えたら面白いだろう、亜門、やってみなさいよ』と言われていたらしい。でもこれをちょんまげでやりたがる役者がいないと亜門さんは思っていたところ、僕と組んでコメディ・ミュージカルを…となり『あ、こんなところにいた!』と」上手く歯車がかみ合っての今回の実現となった、と話す。果たして、ブロードウェイ・ミュージカルをお江戸に移し替えた大胆な作品が出来上がったが、その手ごたえは「さすが亜門さん。こだわりぬいて、セリフや歌詞も毎日変更が入っていく。『今までこんなに悩んだ作品はありません』とも仰っていた。それだけ思い入れの強い作品をやらせて頂いて嬉しい」と愛之助。ちなみに妻・藤原紀香も亜門作品でミュージカル初舞台を踏んだ。「亜門さんの舞台では、稽古が始まった時に歌は全部歌えているのが当たり前だと妻に言われて。厳しいなと思ったのですが、実際の稽古に入ったらその理由がわかりました。歌の練習だけを先にやっていたのですが『今まで習ったことを忘れてください』と言われたんです。つまり、完成した上で一度壊す。語りかけるように歌っていくんです。亜門さんからは『適当にと言ったらおかしいけど、頑張りすぎないでください』とダメ出しをもらいました(笑)」。実際、出ずっぱりで体力的にはハードながら「ハッピーに終わるから、まったく重くない。精神的に疲れない」と笑顔だ。「最後には僕、飛んじゃいますからね!? この作品のどの場面で飛ぶわけ!? と思ったんですが。つくづく面白い(笑)。なんでもアリで、難しいことは何ひとつなく、変な人しか出てこない。ストレス発散にもなりますよ」とアピール。4月には大阪でも上演されるが「大阪の方々にも楽しんで頂けるに違いないと自信を持っています。あとは、個性の塊のような共演の皆さんが、アドリブを入れすぎて上演時間が延びすぎないように気をつけないと(笑)」。共演は内博貴、平野綾、ダイアモンド☆ユカイ、ルー大柴、高橋ジョージら。3月28日(火)まで新橋演舞場にて。その後4月2日(日)から25日(火)にかけて大阪松竹座で上演される。チケットは発売中。
2017年03月15日麻生周一の異色の大人気ギャグコメディ漫画を山崎賢人主演で実写化する『斉木楠雄のΨ難』。この度、本作の新たな出演キャストとして橋本環奈、新井浩文、吉沢亮、笠原秀幸、賀来賢人、ムロツヨシ、佐藤二朗の参加が決定。またキャストたちがそれぞれ扮したキャラクタービジュアルも到着した。PK学園に通う高校生・斉木楠雄(さいきくすお)。ひとりで目立たず、普通に生きたいのに、彼が隠しているのはとんでもない超能力。年に1度の文化祭「PK祭」の日、穏便にやり過ごしたいだけなのに、ワケありのクラスメートたちに囲まれて――。原作は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載中の累計発行部数450万部を超える同名人気作。世界を滅ぼすことができるぐらいとんでもない超能力を持ちながら普通の生活を望む高校生など、特異なキャラクターが集結し、週刊少年ジャンプ連載陣の中で異彩を放っている。そんな原作の魅力の虜になり、映画化を熱望したのが、『銀魂』や「勇者ヨシヒコ」シリーズの福田雄一。今回は脚本と監督を兼任し、実写化に挑む。また、主人公・斉木楠雄役を演じるのは、監督自ら口説かれるほどの熱烈オファーを受けた山崎さん。コメディ映画に初主演の山崎さんは、監督の期待を上回る、これまでのイメージからは全く想像もできない新境地へと突入する!さらに今回、福田監督が思い描く本作の世界を創り出すため、山崎さんだけでなく豪華キャスト陣も集結。斉木に想いを寄せる照橋心美役に橋本さん、斉木の相棒を自称するバカ・燃堂力役に新井さん、闇の組織と戦っている設定の中二病・海藤瞬役に吉沢さん、熱血の学級委員長・灰呂杵志役に笠原さん、見た目は真面目だけど元ヤンの窪谷須亜蓮役に賀来さん、騒動を巻き起こしがちの大人気イリュージョニスト蝶野雨緑役にムロさん、ちょっとエロい校長・神田品助役に佐藤さんが扮する。山崎さんは、「念願の福田組でお芝居できたことがものすごく楽しかったです。笑いを堪えるのが地獄でしたし、表情筋がバグりそうになったこともありました。人を笑わせることがどれだけ、難しいことか思い知りました。いままでにない初めてのジャンル、 いままでにないお芝居に挑戦できたと思います」と話し、橋本さんは「“宇宙一可愛い”というキャッチコピーがあるのに、表に出ない心の声がすごいという、ギャップが大きい照橋心美を演じるのは難しかったけど、すごく楽しかったです」とコメント。また山崎さんとは初共演の橋本さんは、「斉木が好きだけど気持ちを隠してつきまとうテンションの高い照橋に対して、とにかく冷たい斉木楠雄といういままでにない山崎さんが見れます(笑)でも山崎さん始め、初日からこんなにもボケるのかと言うぐらい、キャスト全員がハジけていますので、ぜひ楽しみにしてください!」とメッセージを贈った。また連載当初から毎週欠かさず原作を読んでいたという吉沢さんは、「実写化はありえないと思っていましたが、もしするなら海藤は自分がやりたいと思っていました。運命を感じました」と大喜び。同じく原作が好きだと言う笠原さんは、「参加できる驚きと嬉しさと、30代で高校生ができる不安と嬉しさと、PK学園は様々なキモチの交差点でした」と心境を明かし、ムロさんは「監督から役作りがいらないぴったりの役があるとのこと連絡を受け、蝶野雨緑という、胡散臭い嘘臭いマジシャン役を引き受けさせてもらいました。撮影したところ、すこぶる適した役でした」と自信を見せた。そしてロケ場所には2時間半かけて行き、撮影は4分くらいだったと明かした佐藤さんは、「とにかく橋本環奈が可愛くて可愛くて、2時間半の甲斐がありました。撮影に行ったというよりは橋本環奈を拝みに行きました」とコメントを寄せた。併せて公開されたのは、再現度高いキャラクタービジュアル。斉木楠雄のピンクの髪の毛、燃堂力のケツアゴなど、全く違和感のないその再現度は、撮影現場を訪れた原作者の麻生氏を唸らせるほど。新井さんは「剃りと眉毛が元に戻るまでの期間、何の仕事もできなかったので、麻生先生に補償金頂きたいです」と話し、賀来さんは「元ヤンのキャラクターということで、メンチを切りすぎて顔の筋肉が少々おかしくなりましたが、とても楽しい撮影でした」と語っており、原作ファンも必見のビジュアルとなっている。さらに同時に、山崎さんの「山崎賢人、実写やりすぎじゃね?と思いましたね」というナレーションから始まる特報映像と、ティザービジュアルも到着している。『斉木楠雄のΨ難』は10月21日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年03月15日村井良大、中川晃教らが出演するミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』が4月より東京・シアタークリエほかで上演される。原作はチャールズ・M・シュルツのコミック『ピーナッツ』。誰もが知る人気キャラ、チャーリー・ブラウンやスヌーピーたちが歌いダンスする楽しい作品だが、あなどるなかれ、れっきとしたブロードウェイ産ミュージカルで、しかも今年で誕生から50年という由緒ある作品だ。開幕を約1か月後に控えた3月6日には、“顔寄せ”と呼ばれるキャスト・スタッフが一堂に会する場がもたれ、作品は本格始動。その模様をレポートする。チケット情報はコチラかつて坂本九や小堺一機、市村正親といった名優たちも出演したことのある作品だが、日本では16年ぶりの上演。演出を手掛ける小林香は「コメディ・ミュージカルであり、ずっとニコニコが続く。春爛漫の4月にぴったり」とその魅力を語る。同時に「子ども向けミュージカルなのではと誤解されることが多いのですが、この作品は、かつて子どもだったことのある大人が、大人になった今も忘れたくないと思っているものを、子どもの目を通して伝えているミュージカル。大人になればなるほど、この作品の良さがわかる。子どもも楽しめて、大人も楽しめる作品というのは難しい。手ごわいですが、みんなで一丸となって、心して立ち向かっていきましょう」とカンパニーにはっぱをかけた。小林が「キャストは6人。少人数ですが、才能豊かな、可能性に溢れる皆さんが集まった」と自信を見せる注目のメンバーは、チャーリー・ブラウンに村井良大、ルーシーに高垣彩陽、サリーに田野優花(AKB48)、ライナスに古田一紀、シュローダーに東山光明、そしてスヌーピーに中川晃教。主役の村井は「本当に素敵な作品なので、この6人で力を合わせて、素敵な舞台にしましょう」と意気込みを。また先ごろ、第24回読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞したばかりの中川は「この作品のお話を最初に頂いたとき、真っ先に「あのスヌーピーだよね!?絶対やる!」と言いました。そして集まったこの6人の顔を見て、最高のものが生まれる予感しかありません」と話した。中川の言葉どおり、顔寄せ後に引き続き行われた稽古では、おなじみのキャラクターの可愛らしい日常の喜びや悩みを、キャスト陣が生き生きとした表情で紡ぎ出していく。まだ稽古初期段階で、動きのついていない状態であり、もちろん衣裳もつけていない。だがだんだんと村井の顔がチャーリー・ブラウンの困り顔に、中川の顔がスヌーピーの得意げな顔に見えてくる。ミュージカル界きっての美声・中川の本気の「ワン!」も飛び出した。すでに稽古場は笑顔がたえないハピネスな空間だったが、ここからさらに稽古を重ね、4月には幸せの花束のような作品が登場するのだろう。期待して待とう。公演は4月9日(日)から25日(火)まで東京・シアタークリエにて。その後、福岡、大阪、愛知でも上演される。チケットは発売中。なおチケットぴあ演劇専門サイト「げきぴあ」では本作の稽古場レポートを随時更新予定。
2017年03月14日「3年前、初めて『ミス・サイゴン』を見て、雷に打たれちゃったのよ。俺が長年やってきたスタイルや、ロックで表現したかったものが全部詰まってるんだから。エンジニアが歌う『アメリカン・ドリーム』には心底びっくり。完璧じゃないし愉快な面もあるエンジニアはまさに俺だよな。と思って」 そう語るのは、ロックのハードなイメージとは裏腹に、カッコつけない話が楽しいダイアモンド☆ユカイ(54)。昨年、ミュージカル『ミス・サイゴン』でエンジニアを好演。芸歴30年、オーディションを受けて得た大役だった。オーディションまで1年かけてダンスの自主練習。ビデオを何度もコマ送りで見ながら、動きを身につけた。 「舞台での踊りもお芝居もほとんど素人でしょ。おまけに何を習得するにも人の10倍の時間がかかるタイプだし」 地道な練習を積んで、晴れて帝国劇場のステージのど真ん中に立った。 初めてのミュージカルを終えるや、次の大舞台が待っていた。上演中のブロードウェイ・ミュージカル『コメディ・トゥナイト!ローマで起こったおかしな出来事《江戸版》』だ。舞台を原作のローマから江戸に移し、終始、抱腹絶倒の物語。自由を夢見る丁稚(片岡愛之助)が住む薬問屋と、澤野屋(ダイアモンド ユカイ)が営む芸者の置屋、子どもを捜して放浪中の男の留守宅で起きる出来事のドタバタ喜劇である。 「演出が宮本亜門さんなんで台本も読まずに引き受けた(笑)。時代劇の稽古だから浴衣で、って。持ってないから、亡くなった親父のを借りたんだ。帯の締め方がわかんなくてYouTubeを見ながら四苦八苦。愛之助さんが教えてくれて助かったよ。今回の収穫は着物のたたみ方と帯の締め方。燃えたぎる欲望があってサムシングがつかめれば、50を過ぎてもできないことはない」 今月、55歳の誕生日を迎え、ロックな精神で初めての喜劇に挑戦中!!
2017年03月12日映画『SING/シング』のコラボレーションカフェ「SING カフェ」が池袋パルコ本館7Fに2017年3月17日(金)から期間限定でオープンする。映画『SING/シング』は、動物たちが暮らす世界で、経営が全く上手くいかない状態が続く劇場の主宰であるコアラのバスター・ムーンが、劇場を守るために世界最高の歌唱コンテストを実施するミュージカル・コメディ。今回は、コラボレーションメニューとして全12種類が展開。「さぁ劇場へおいでよ!ムーンの特製サンドイッチ」、「刺さらないように注意!?アッシュのマッシュルームパスタ」、「ロジータの家族の絆アップルパイ」など個性豊かなキャラクター達をイメージしたコラボレーションメニューは、映画を観る前も観た後も楽しむことができる。さらに、オリジナルフードを注文でペーパーランチョンマット、オリジナルドリンクの注文をすると全10種類の中からランダムでオリジナルコースターがプレゼントされる。ほかにも、アクリルキーホルダーや缶バッジなど「SING カフェ」でしか手に入らない限定グッズの販売など、映画『SING/シング』の世界観を存分に体感することのできる空間となっている。【詳細】「SING カフェ」期間:2017年3月17日(金)〜期間限定会場:池袋パルコ本館7F住所:東京都豊島区南池袋1-28-2営業時間:10:00〜22:00(フードL.O.21:00/ドリンクL.O.21:30)※最終日のみ19:00閉店(フードL.O. 18:00 / ドリンクL.O.18:30)■メニュー例・さぁ劇場へおいでよ!ムーンの特製サンドイッチ 1,380円+税・何かなくした!? ミスクローリーのグリーンカレー 1,180円+税・キラキラと光るまるでネオン! イカたちのネオンサイダー 680円+税・大人の雰囲気を醸し出すマイクのノンアルコールカクテル 880円+税【問い合わせ先】THE GUEST cafe&diner 池袋店TEL:03-5391-8604
2017年03月10日先日のアカデミー賞授賞式にプレゼンターとして登壇し、「Love Myself」の大ヒットで歌手としても注目を集めるヘイリー・スタインフェルドが主演を務める『スウィート17モンスター』。このほど、本作の劇中映像をふんだんに使用した劇場マナー予告が完成、キュートな“青春こじらせ女子”ヘイリーの七変化の表情が楽しめる。ネイディーンは17歳の高校生。キスさえ未経験の、イケてない毎日。恋に恋する妄想だけがいつも空まわりして、教師のブルーナーや情緒不安定な母親を困らせてばかり。たった1人の親友クリスタだけが自分の全てだと思っていたのに、何をしても敵わない超イケてる兄ダリアンとクリスタが恋に落ちてしまう。疎外感から世界にたった1人取り残されたような気持ちになったネイディーンは周りを巻き込み、とんでもない行動に出る…。初監督・脚本を務めたケリー・フレモン・クレイグがNY映画批評家協会賞第1回作品賞を受賞し、全米監督協会賞(DGA賞) 初監督賞にもノミネートされた本作。主人公の“青春こじらせ女子”ネイディーンを演じるのは、『トゥルー・グリット』で14歳にしてオスカーにノミネートされ、『はじまりのうた』での好演も記憶に新しく、『ピッチ・パーフェクト2』ではその伸びやかな歌唱力を見せつけ、シンガーとしても活躍するヘイリー・スタインフェルド。本作での好演により、ゴールデン・グローブ賞(ミュージカル/コメディ部門)主演女優賞にもノミネートされた。届いた映像は、華やかなドレス姿とは違うカジュアルな高校生姿で、くるくると目覚ましく変わるヘイリーの表情が楽しい、とびきりキュートなマナー予告。20代の新社会人から50代以上のおじさま・おばさままで、男女問わずあらゆる世代を爆笑させたという、ヘイリー演じるネイディーンの予測不能な“思春期の暴走”を堪能できる映像となっている。また、「好きな男子に過激なメッセージを誤送信してしまった」シーンで、ヘイリーが見せる絶望の表情をとらえた場面写真も到着。大人も思わず共感する“思春期モンスター”を、まずはこちらからご覧あれ。『スウィート17モンスター』は4月22日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月07日昨年11月に宝塚歌劇団を退団した元星組トップスター北翔海莉が主演を務める舞台、ミュージカル・コメディ『パジャマゲーム』の記者懇親会が2月27日、大阪市内で行われ、北翔と共に演出家トム・サザーランドが作品にかける思いを語った。ミュージカル・コメディ「パジャマゲーム」チケット情報本作は1954年にブロードウェイで初演され、トニー賞最優秀作品賞などを受賞。振付家ボブ・フォッシーが初めて振付を手掛けた作品としても有名で、1957年には映画化、ブロードウェイやイギリス・ウエストエンドでも再演が重ねられている名作のひとつ。アメリカのパジャマ工場を舞台に、7セント半の賃上げを望む労働者と雇用者の闘いと恋模様を絡めて、コミカルに描いた作品だ。女優として初舞台となる北翔は「自分が女優としてデビューすることよりも、トム・サザーランドさんが演出される『パジャマゲーム』に参加できることに喜びを感じています」と期待を表す。そして、演じる苦情処理係のベイブについては「仕事に命をかけて、男性と対等に闘ったり、工場の仲間を守ろうという正義感がある女性。それでいて、恋に対しては不器用。男役を21年間やってきた私にぴったりの役かなと思っています。相手役の新納さんに身を任せて、リードしないように気を付けたいですね(笑)」と笑う。トムはそんな北翔の魅力を「パフォーマンスがとてもユニークで、声もダンスのテクニックも素晴らしい。本当にパーフェクトなベイブが出来上がるんじゃないかと期待しています。男性と対等に闘うキャラクターという点でも、世界中で北翔さんほどぴったりな人はいないと思う」と、絶賛。その言葉を受けて北翔は「自分では気付いていない新たな引き出しを、トムさんはじめ共演者の方が引き出してくださると思うので、とにかく身を委ねて新しい北翔海莉をお見せしたいです」と、語った。また、初演から60年以上経つ作品だが、その魅力について北翔は「『スチーム・ヒート』というナンバーが有名ですが、他にも耳にしたことがあるような曲が何曲もありますし、衝撃を受けるようなダンスシーンもある。こんなにも歌って踊って、それでいて日常で起こるストーリーだからこそ感情移入してもらえると思います」とコメントし、「宝塚在団中にも出演したドラマシティの舞台に、卒業後も、立たせていただけるのはすごくうれしく思いますし、関西のお客様に元気で明るいコメディミュージカルを楽しんでいただけるように精進してまいりたいと思います」と意気込みを語った。公演は、9月25日(月)から10月15日(日)まで東京・日本青年館ホール、10月19日(木)から29日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。チケットは5月27日(土)10:00より一般発売開始。一般発売に先駆け、3月15日(水)11:00より最速抽選先行(いち早プレリザーブ)の受付開始。取材・文:黒石悦子
2017年03月06日喜劇の名手である劇団「ラッパ屋」・鈴木聡が書いた傑作『サクラパパオー』が、若手演出家として注目を集める劇団「柿喰う客」・中屋敷法仁の手によって、新たなコメディとして生まれ変わる。3月2日には東京乗馬倶楽部にて製作発表が行われ、鈴木、中屋敷のほか、主演を務めるA.B.C-Zの塚田僚一をはじめ、中島亜梨沙、黒川智花、片桐仁らキャストが登壇した。舞台『サクラパパオー』チケット情報『サクラパパオー』は、トワイライトレースが行われる夜の競馬場を舞台にしたワンナイトコメディだ。公演にあたってキャストたちで競馬場を訪れたことを振り返りながら、塚田が「まず競馬場の雰囲気に圧倒されました。会社勤めの僕たちのお父さん世代が多いのかなと思っていたらそんなことはなく、カップルで来ていたりファミリーで来ていたり。いろんな人がいる中で、勝った人もいて、負けた人もいて、いろんな感情が交錯しているのがおもしろい」とコメントしたように、鈴木が本作で描いたのは、馬に乗るジョッキーの姿ではなく、まさに競馬場に集まった様々な人間模様だ。鈴木は「この作品は僕が昔、競馬に初めて行ったとき、おもしろさに夢中になってその勢いで書いた作品。そのときのワクワク感がいっぱい詰まっている。そこをぜひ楽しんでいただきたい。競馬場というのは、人のいろんな気持ちがあふれている場所。ひとりひとりが持つ、いろんな気持ちを力いっぱい演じてもらえたら」と今回の上演に期待を寄せた。また、中屋敷は演出にあたって「この個性豊かなキャストの生々しい姿と、バカバカしい姿をたくさん見られたら。(主演の塚田については)台本上では、バック転とかないんですけど、勝手に増やそうかなと(笑)。馬券を買うとか、馬に人生を託すみたいなその興奮状態というのは、塚田君の体を使って、いろんな表現ができるんじゃないかな」と塚田の身体能力の高さを生かした演出プランを披露した。塚田は「競馬の小ネタや“あるある”がたくさん入っていて、競馬ファンが楽しめるのは間違いないですし、競馬を知らない方も、そこで生まれる人間ドラマを楽しんでもらえると思います。いろいろなハプニングやドタバタがありながらも、最終的には、みんなでサクラパパオーという馬を応援するという、すごくあったかいコメディ。ぜひ劇場に観にきてください」とメッセージを送った。公演は、2017年4月26日(水)から30日(日)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場、5月10日(水)から14日(日)まで東京・東京国際フォーラム ホールCで上演。その後、宮城、愛知、大阪と各地をめぐる。チケットは明日3月4日(土)より一般発売。
2017年03月03日アカデミー賞授賞式では、なんとマイケル・J・フォックスとともにデロリアンから登場し、プレゼンターを務めたセス・ローゲン。彼が製作総指揮・原案・主演を務める“オトナのための”コメディ・アニメーション『ソーセージ・パーティー』から、ブルーレイ&DVD発売に合わせ、エドワード・ノートン、ビル・ヘイダー、サルマ・ハエックにジェームズ・フランコらによる爆笑のアフレコをとらえた特別映像が到着した。郊外のスーパーマーケットで、お客に選ばれ、買われることを夢見て毎日陳列されている食材たち。ソーセージのフランクは、恋人であるパンのブレンダと結ばれ、ホットドッグになる日を待ち望んでいた。ある日、2人揃ってカートに入れられ、ついに夢が叶うときが来たと喜ぶ2人だったが、カートにアクシデントが発生し、スーパーマーケットに取り残されてしまう。だが、食材としていずれ人間たちに食べられてしまう運命にあったことを知り、アクシデントのおかげで命拾いしていたことに気づいたフランクとブレンダ。やがて彼ら食材たちは、人間への反撃を始め…!?外の世界は“楽園”に違いないと、人間に買われることを夢見てスーパーマーケットの陳列棚に並ぶ食材たちの過酷な現実(?)を描く本作。2016年夏にアメリカで公開されるや、あれよあれよという間に世界興収1億ドル突破の大ヒット。「過激」で「下品」な映像がさく裂するR15指定のアニメーションは、日本公開時にも大きな話題となり、初日から3日間で1劇場あたりの週末興行アベレージNO.1という数値をたたき出した。声優陣には、セス・ローゲンのほか、『ゴーストバスターズ』のクリスティン・ウィグ、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のジョナ・ヒル、『スモーキング・ハイ』のジェームズ・フランコ、『エイミー、エイミー、エイミー!こじらせシングルライフの抜け出し方』のビル・ヘイダー、『SING/シング』のニック・クロール、『アントマン』のポール・ラッドなど、コメディ映画はお手のものの俳優たちが集結。さらに、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』や現在公開中『素晴らしきかな、人生』などで知られるエドワード・ノートンや、『フリーダ』でアカデミー賞主演女優賞などの候補になり、2005 年にはカンヌ国際映画祭の審査員も務めたサルマ・ハエックなど、ハリウッドを代表するスターたちが続々。そんな本作のブルーレイ&DVD発売に先駆け、特典映像として収録される「爆笑!録音風景」の一部が到着。そのアフレコ映像では、これまで積み上げてきた彼らのキャリアに傷がつきそうな(?)、「過激」で「下品」な映像に合わせて“危険な”セリフを連発。爆笑必至のアフレコ風景となっている。『ソーセージ・パーティー』ブルーレイ&DVDは3月8日(水)より発売、デジタル先行配信中。(text:cinemacafe.net)
2017年03月02日第89回アカデミー賞授賞式が2月27日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、現在5部門受賞中の『ラ・ラ・ランド』(デイミアン・チャゼル監督)で見事な歌声を披露したエマ・ストーンが「主演女優賞」に輝いた。本作は、世界に興奮と熱狂を叩きつけた『セッション』のデイミアン・チャゼル監督の最新作であり、本年度アカデミー賞大本命といわれた極上ミュージカル・エンターテインメント。共演のライアン・ゴズリングとエマが、歌、ダンス、ピアノの猛特訓を経て全編吹き替えなしで挑んだことでも、注目を集めている。エマはヴェネツィア国際映画祭女優賞受賞、第74回ゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞している。アカデミー賞では2014年に『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で助演女優賞にノミネートされていた。今回2度目のノミネートでオスカー像獲得となった。スピーチでは、ほかのノミニーに向け「本当に素晴らしかった。皆さんを尊敬しているし、皆さんと並ぶことができるだけで感激です」とコメント。そして「こういう瞬間は幸運と機会に恵まれているから起こる。だからこういう機会に感謝致します。デイミアン監督にも感謝を…」「この映画に出演することができて、信じてくれて、忍耐強くいてくれて、ありがとう」と大きな感謝を述べた。また、共演したライアンには「いつも笑わせてくれてありがとう。素敵なパートナーでした」と伝え、「ひとりひとりに感謝したい」と締めくくった。『ラ・ラ・ランド』はTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラ・ラ・ランド 2017年2月24日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2017年02月27日ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート、ブレイク・ライヴリーら豪華共演で、黄金時代と呼ばれたハリウッドとニューヨークを舞台に贈るウディ・アレン監督の最新作『カフェ・ソサエティ』。このほど、夢のひとときのような陶酔の映像とともに、恋がもつれる男女3人を映し出す予告編と場面写真が解禁となった。もっと刺激的で、胸のときめく人生を送りたい。そんな願望を抱いたニューヨークの平凡な青年ボビーがハリウッドを訪れる。時は1930年代、この華やかなりし映画の都には、全米から明日の成功を目指す人々が集まり、熱気に満ちていた。映画業界の大物エージェントとして財を築いた叔父フィルのもとで働き始めたボビーは、彼の秘書ヴォニーことヴェロニカの美しさに心を奪われる。ヴォニーと親密になったボビーは、彼女との結婚を思い描くが、実は彼女には密かな交際相手が…。やがて、ボビーはもうひとりの美しきヴェロニカと出会う――。本作は、ウディ・アレン監督が『ミッドナイト・イン・パリ』のような陶酔と郷愁を再び紡ぐ、ビター&スウィートでゴージャスなロマンティック・コメディ。今回公開された予告編は、ゴールデン・エイジと呼ばれたハリウッドの煌びやかなパーティーシーンから幕を開ける。軽快なジャズに乗せ、ニューヨークから叔父(スティーヴ・カレル)のコネを頼りにハリウッドへやってきたボビー(ジェシー・アイゼンバーグ)。たちまち、彼の秘書のヴェロニカこと愛称“ヴォニー”(クリステン・スチュワート)に夢中になり、失恋。そして、もうひとりの美女ヴェロニカ(ブレイク・ライヴリー)に出会うシーンが描かれる。そして、“ヴォニー”と思いがけなく再会するボビー。ひとりの男とふたりのヴェロニカのもつれた恋の行方は…?クリステンが纏うエレガントな「シャネル(CHANEL)」のドレスもまた、よりゴージャスな彩りを添えている。見るも楽しい当時のハリウッドとニューヨークの華やかな雰囲気に、大人のおとぎ話を期待させるロマンティックな予告編。最後にボビーがつぶやく、「人生は喜劇だよ」というセリフも気になるばかりだが…。さらに、併せて到着した場面写真からも、男女3人のもつれた恋とともに、夜ごと集う夢の住人たちを現代に甦らせたゴージャスな映像美を感じ取ることができそうだ。『カフェ・ソサエティ』は5月5日(金・祝)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月24日ニューヨークを舞台に、こじらせシングルライフを送るイマドキ女子を描いた『エイミー、エイミー、エイミー!こじらせシングルライフの抜け出し方』。全米人気No.1コメディエンヌのエイミー・シューマーが主演を務める本作には、『ルーム』で昨年の第88回アカデミー賞主演女優賞に輝いたブリー・ラーソンも出演する。実は本作以外にも、2017年は公開作が目白押し。若くしてオスカーを獲得した演技派の快進撃に迫った。まず、3月4日(土)より公開されるのが、本作『エイミー、エイミー、エイミー!こじらせシングルライフの抜け出し方』(原題:TRAINWRECK)。ニューヨークのこじらせ女子が全米で圧倒的な支持を得て、1億ドル突破の大ヒットとなったロマンチック・コメディだ。第73回ゴールデングローブ賞(ミュージカル/コメディ部門)では作品賞、主演女優賞2部門にノミネートされた本作は、2015年の「TIME」誌の「世界で最も影響力のある人100人」に選出、本作で脚本も務めマルチな才能を発揮するエイミー・シューマーと、『40歳の童貞男』『ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン』のジャド・アパトー監督がタッグ。ブリーは、エイミー演じるこじらせ女子の妹、キム役を演じている。幼いころに離婚した父親から「一夫一婦なんて悪だ!」と教えられてきたために、独身で毎日奔放な生活を送る姉エイミー。そんな姉とは正反対で、キムは結婚して郊外で家庭を築き、その人生に全てを捧げているという役どころ。自分の結婚をよく思っていない父親や、姉の奔放な生き方に時に反発しながらも、父親の死をともに経験し、お互いの人生を認め合い、理解しあおうとする姉妹に扮している。『ルーム』と同様に本作でも母親役を演じるブリー。妻として、母親としての役目を一生懸命に果たそうと頑張りながらも、姉と真剣に意見をぶつけ合う姿など見逃せないシーンが満載となっている。また、3月25日(土)からはアドベンチャー超大作『キングコング:髑髏島の巨神』が公開。ブリーは、トム・ヒドルストンらと神秘の島・髑髏島に赴く戦争写真家ウィバー役を演じている。キングコングをはじめとする巨大怪獣たちを前に、タンクトップにカメラを構えた、美しくもたくましい女性をどう演じているのか楽しみ。ウィバー役の日本語版吹き替えキャストには、ハリウッド映画の声優初挑戦となる佐々木希が決定している。そして4月29日(土・祝)からは、『沈黙-サイレンス-』のマーティン・スコセッシ監督が製作総指揮を務め、『ハイ・ライズ』のベン・ウィートリーがメガホンをとった『フリー・ファイヤー』が公開される。ブリーは、『コードネーム U.N.C.L.E.』のアーミー・ハマー、『インセプション』のキリアン・マーフィら豪華俳優陣ともにギャングの1人を演じており、暴言をわめき散らしながら、生きるか死ぬかの銃撃戦を繰り広げるという。『ルーム』で賞レースを制し、世界を感動に包んでから1年あまり。この春は、彼女の新たな魅力に注目だ。『エイミー、エイミー、エイミー!こじらせシングルライフの抜け出し方』は3月4日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エイミー、エイミー、エイミー!こじらせシングルライフの抜け出し方 2017年3月4日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) 2015 UNIVERSAL STUDIOS.ALL RIGHTS RESERVED.
2017年02月19日『人生はビギナーズ』でゲイの父親を描き、絶賛を受けたマイク・ミルズ監督が、今度はアネット・ベニングを主演に自身の母親をテーマにした『20センチュリー・ウーマン』。このほど、その公開日が6月3日(土)に決定し、ミルズ監督がアカデミー賞脚本賞にノミネートされている本作から、ティザービジュアルと30秒特報が解禁となった。1979年、サンタバーバラ。シングルマザーのドロシア(アネット・ベニング)は、思春期を迎える息子ジェイミー(ルーカス・ジェイド・ズマン)の教育に悩んでいた。ある日、ドロシアはルームシェアで暮らすパンクな写真家アビー(グレタ・ガーウィグ)と、近所に住む幼馴染みでジェイミーとは友達以上恋人未満の関係、ジュリー(エル・ファニング)に「複雑な時代を生きるのは難しい。彼を助けてやって」と頼む。15歳のジェイミーと、彼女たちの特別な夏がはじまった――。マイク・ミルズが自身の母親をテーマに描く、6年振りの最新作となる本作。第89回アカデミー賞では脚本賞(オリジナル)において自身初のノミネートを受けている。自由奔放なシングルマザーを演じ、第74回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル/コメディ部門主演女優賞にノミネートされたのは、アネット・ベニング。さらに、『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』のグレタ・ガーウィグ、『ネオン・デーモン』のエル・ファニングといった各世代を代表する女優が集結。また、監督の分身ともいえる少年ジェイミーを演じた新人の美少年、ルーカス・ジェイド・ズマンの瑞々しい演技も絶賛を受けており、『スポットライト 世紀のスクープ』のビリー・クラダップらも脇を固めている。今回解禁された30秒特報では、77年にデビューした「トーキング・ヘッズ」をバックに、それぞれのキャラクターととともにアネット演じる母の人柄がわかるシーンが随所に盛り込まれている。15歳の少年が3人の女性たちと過ごしながら成長していくひと夏の物語が、ミルズ監督独特のシュールなユーモアと映像センスによって紡がれていく。なお、3月末にはミルズ監督のプロモーション来日も予定されているというから、引き続き注目していて。『20センチュリー・ウーマン』は6月3日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月16日ヘイリー・スタインフェルドが等身大の17歳を演じてゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)にノミネートされた『スウィート17モンスター』。このたび、待望の予告編とポスタービジュアルが完成、さらにブスっとしたふくれっ面がチャーミングなヘイリーのキュートな場面写真も解禁となった。取り立てて美人でもなく、秀才でもなく、特技もないし夢中になれるものもない、イケてない青春を送る主人公ネイディーン、17歳。あるとき、唯一の理解者で幼いころからの親友クリスタが、よりによって、何もかもがネイディーンと正反対の超イケてる兄とつき合い始めた!人気者の兄の華やかな交友関係になじみ、次第に社交的でキレイになっていくクリスタ。取り残され、心のよりどころを失ったネイディーンにとって、それはまるで世界の終わりが来たような衝撃。自分だけが不幸だと思い込む“思春期モンスター”は、母親や教師も巻き込み、自己チューが加速する――!本作は、14歳でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされて(『トゥルー・グリッド』)以降も、『はじまりのうた』『ピッチ・パーフェクト2』など女優として活躍する一方、日本には“シンガー”として来日を果たしているヘイリーが主演を務める青春コメディ。ヘイリーは、Fワード全開のマシンガントークで、どこまでも自己中心的でありながら、“あの頃のイタさ”を思い出させる愛おしさを見事に体現。ゴールデン・グローブ賞にノミネートされるなど、絶賛を受けている。さらに、『ハンガー・ゲーム』シリーズなどで知られる個性派ウディ・ハレルソンがやる気のない歴史教師、海外ドラマ「クローサー」でゴールデン・グローブ賞を受賞しているキーラ・セジウィックが惚れっぽく寂しがり屋の母親といった“大人になりきれない大人”を演じ、危なっかしい主人公を見守る。加えて、全米大ヒット中のM・ナイト・シャマラン監督『スプリット』のヘイリー・ルー・リチャードソン、『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』「glee/グリー」のブレイク・ジェンナーといった、若手の有望株にも注目だ。アコースティックにアレンジされた「ザ・ビートルズ」の名曲「Help!」が、17歳の小さな世界で懸命にもがく姿をやさしく包み込む予告を、ヘイリーのさまざまな表情を楽しめる場面写真とともに、ここから確かめてみて。『スウィート17モンスター』は4月22日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月14日ジョニー・デップの愛娘リリー=ローズ・メロディ・デップが映画初主演を務めた『Yoga Hosers』(原題)が、『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』の邦題で、7月1日(土)より順次公開されることが決定した。コリーン・コレット(リリー=ローズ・メロディ・デップ)とコリーン・マッケンジー(ハーレイ・クイン・スミス)は、大のヨガ好きJK(女子高生)。怪しいヨガの先生(ジャスティン・ロング)に教えを請いながら、怠惰なハイスクールライフを送っていた。ある日、2人は店長不在のバイト先のコンビニで学校のモテ男子とパーティを行おうとするが、誤って地下に眠っていた邪悪なミニナチ軍団を呼び起こしてしまう。長い眠りから覚めたミニナチ軍団は、巨大な怪物を解放し、世界侵略へと動き出す。2人の女子高生VSミニナチ軍団。いま、世界を守る戦いの火ぶたが切って落とされる――コンビニで。本作は、授業もバイトもやる気がない、でもヨガだけは好きなJK2人が、「ミニナチス軍団」を呼び覚ましてしまい、世界侵略へと動き出してしまった彼らを止めるべく、地球の命運をかけて壮大なバトルを繰り広げるという、超豪華ぶっ飛びキャストで送るホラー・コメディ。監督には、『チェイシング・エイミー』や『ドグマ』などでカルト的な人気を博す、ケヴィン・スミスが務める。主演を務めるのは、ジョニーとヴァネッサ・パラディの娘リリー。本作では、やる気のないコンビニバイト店員コリーン・コレットを演じる。そして、親友で同じコンビニでバイトするコリーン・マッケンジー役を、スミス監督の娘であるハーレイ・クイン・スミスが務める。なお、本作ではジョニーの出演もあり、『Mr.タスク』以来の父娘の共演シーンも気になるところだ。『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』は7月1日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2017年02月10日声優・女優の平野綾が10日、都内で行われたブロードウェイ・ミュージカル『コメディ・トゥナイト!ローマで起こったおかしな出来事<<江戸版>>』の公開稽古に、共演の片岡愛之助、内博貴、ダイアモンド・ユカイ、上山竜治、ルー大柴、徳井優、松田美由紀、高橋ジョージ、演出の宮本亜門とともに登場した。同作は『ウエストサイド物語』『スウィーニー・トッド』などの作品で知られる作曲家スティーヴン・ソンドハイムによる初期のヒット作を、ソンドハイム直々の許可を得て江戸版として上演する。愛之助演じる丁稚の丁吉が、自由の身になるために薬問屋の息子・比呂(内)と女郎のお美津(平野)の仲を取り持とうとすることから起こる騒動を描く。宮本がキャスト陣について「エロおやじだらけなんだけど、本当にすごい」と言ったことから、誰が一番”エロおやじ”なのかが話題に。出演者陣の視線が高橋に向くと、2016年にタレント・三船美佳と離婚したばかりの高橋は「一番禁欲してんだから俺!」と弁解した。宮本が「普段は知らないよ!」と苦笑すると、高橋は「役柄がエロいってこと!? 役だもん、役作りだよ」と説明。平野に「ねえ、綾ちゃん。ねえ?」と同意を求めると、平野が「は、はい」としどろもどろに慌てながら答えた。平野は周囲から「涙目になってるけど大丈夫?」と心配され、高橋は「目が怖いんだよ」と非難される事態となった。公開稽古では、「コメディ・トゥナイト/Comedy Tonight」「私の自慢/Lovely」「自由は素敵/Free」の3曲を披露。女郎役の平野は、コミカルな動きをつけながら、内演じる比呂との恋の予感をロマンチックに歌い上げた。
2017年02月10日歌舞伎役者の片岡愛之助と俳優の内博貴が、都内で行われたブロードウェイ・ミュージカル『コメディ・トゥナイト!ローマで起こったおかしな出来事<<江戸版>>』の公開稽古に、共演の平野綾、ダイアモンド・ユカイ、上山竜治、ルー大柴、徳井優、松田美由紀、高橋ジョージ、演出の宮本亜門とともに登場した。同作は『ウエスト・サイド物語』『スウィーニー・トッド』などの作品で知られる作曲家スティーヴン・ソンドハイムによる初期のヒット作を、ソンドハイム直々の許可を得て江戸版として上演する。愛之助演じる丁稚の丁吉が、自由の身になるために薬問屋の息子・比呂(内)と女郎のお美津(平野)の仲を取り持とうとすることから起こる騒動を描く。宮本は各キャストの役柄について「エロおやじ大会なんですよ」と表現。ルー大柴から「藪からスティックにやめてくださいよ!」と抗議を受けた。ベテラン陣に囲まれた内は「全く影響されないです」ときっぱり断言したものの、実は「僕、エロいっすよ。もともと持ってるものは」と自身について認めた。しかし「ただ、上には上がいるなって」と、周囲を見渡してひょうひょうと答えた。公開稽古では、「コメディ・トゥナイト/Comedy Tonight」「私の自慢/Lovely」「自由は素敵/Free」の3曲を披露した。ミュージカル初挑戦となる愛之助だが朗々とした歌声を響かせ、内も「本当に初めてなのかなってくらいお上手」と絶賛。愛之助は、妻の藤原紀香からはまだ何も言われてないことを明かし、「車の中で歌ってるんですけど、家ではもっぱらセリフですかね」と、自主練習の様子を語った。東京公演は新橋演舞場で3月4日~28日、大阪公演は大阪松竹座で4月2日~25日。
2017年02月10日