コリン・ファレル、レイチェル・ワイズ、ジョン・C・ライリー、レア・セドゥ、ベン・ウィショーら豪華キャスト出演の『ロブスター』の日本版ポスターがこのほど解禁となった。“独身者”は、身柄を確保されホテルに送られる。そこで45日以内にパートナーを見つけなければ、自ら選んだ動物に変えられ、森に放たれる。そんな時代、独り身になったデヴィッド(コリン・ファレル)もホテルに送られ、パートナーを探すことになる。しかしそこには狂気の日常が潜んでいた。しばらくするとデヴィッドは“独身者”が暮らす森へと逃げ出す。そこで彼は恋に落ちるが、それは“独身者”たちのルールに反することだった――。第68回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した本作。このほど解禁された日本版オリジナルポスターは、6人の主要キャストの面々の顔が映し出され、本作の個性的な作風が窺えるビジュアルに仕上がっている。主演のコリンは、これまでのイケメンのイメージからは想像できない極太眉とヒゲで太ったさえない中年男性としての姿を披露。顔が隠れるほどの大きなサングラスをかけるレイチェルや、“独身者たちのリーダー”を演じるレアの厳しい表情も意味深だ。さらに、プールにつかり水をしたたらせながら何故か鼻血を流しているベンや、森の中にたたずむジョン、ホテルのメイド姿のアリアーヌ・ラベド、そして目に付く「ここでは、45日以内にパートナーを見つけなければ、あなたは動物に変えられます――。」というコピー…。なんともミステリアスなビジュアルが内容への興味をかき立てる。また、特別鑑賞券の特典のクリアファイルに使われている海外版のオリジナルポスターのビジュアルにおいては、シルエットのみで記された何かをを抱きしめるコリンとレイチェルの姿が。コリン曰く「いまだに『ロブスター』のすべてを理解できているわけではないが、ヨルゴス(監督)は一つの価値観を観客に押し付ける監督ではないんだ」とのこと。かなり個性的な作品であることが窺える本作、今後の続報を楽しみに待ちたい。『ロブスター』は、3月5日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月26日“愛すべき紳士なクマ”・パディントンが、ロンドンの街で繰り広げる笑いあり、涙あり、ハプニングもありの映画『パディントン』。このほど、本作でパディントンの声を務め、“ハマリ役”といわれているベン・ウィショーが、本作の魅力について余すところなく語るインタビュー映像が到着した。ペルーのジャングルからロンドンのパディントン駅にやってきたクマが、ブラウン一家に出会い、“パディントン”と名づけられ、共に暮しながら巻き起こる冒険を描いた本作。イギリスに憧れるおじさんに育てられたパディントンは、正統派の英国紳士のスピリットを受け継ぎ、礼儀正しく言葉づかいは美しく、挨拶とお礼を忘れない、まるで“小さな紳士”だ。そのパディントンの声を担当したのは、『007 スペクター』のQ役で人気急上昇、現在『白鯨との闘い』も公開中で、今後は『リリーのすべて』『ロブスター』と出演作が控えるベン・ウィショー。実は当初、パディントンの声はコリン・ファースが担当することが決まっていたが、監督のポール・キングとコリンは、本作のパディントンにはもう少し明るく、若い声が合っていると気づき、コリンは快くプロジェクトから身を引くことになった。そこで、白羽の矢が立ったのが、ベンだ。本作の製作を手掛けたのは、『ハリー・ポッター』全シリーズのプロデューサーとして知られるデヴィッド・ハイマン。そんなベテランプロデューサーは、「ベンの素晴らしいところは、声と演技だ」とべた褒めする。「彼は、パディントンの持つイノセンス、若々しさ、それと強さ、すべてを持ち合わせている」と言い、「彼の声とパディントンが合わさった瞬間、クマにようやく命が宿ったと感じた」と、ベンによってパディントンが誕生したといっても過言ではない様子で絶賛を送っている。今回到着したインタビュー映像で、ベンは「彼が本当のクマのように見えるところがいい。可愛らし過ぎず、動物らしさが残っている感じがする」と、時折、野生の本能が顔をのぞかせるパディントンにすっかり魅了されたよう。さらに、「原作やテレビシリーズに対して僕が抱いていた“純朴さ”が、見事にそのまま表現されていた。しかし非常に愉快で現代的なキャラクターに生まれ変わっているんだ」と、フルCGでもふもふに実写化されたキャラクターをすっかり気に入ったことを明かしている。また、原作が誕生したのは、1950年後半。当時はイギリスに多くの移民が押し寄せていた時代でもあり、そのことがストーリーの根底に存在しているとベンは説明する。「(パディントンは)移民であり、難民であり、アウトサイダーでもある。“人々はアウトサイダーにどんな反応をするのか”、それこそがストーリーの核だと僕は思う。だからこの物語は単なるわんぱくグマを描いたドタバタ劇以上の魅力があると思うんだ。分かりやすく明示されてるテーマではないけど、ストーリーの奥深くにたしかに存在している、物語に感動を与えるとても重要なテーマだ」と、現代人の心にも響く本作の隠れたテーマについて語った。パディントンが“紳士なクマ”として、さまざまな礼儀作法や丁寧な言葉遣い、社会のルールなど「物事を学んでいく姿」にも魅力を感じると、生き生きとした表情で語るベン。つぶらな瞳やはにかんだ笑顔が“パディントンそっくり”との声が上がるのも納得の、キュートなインタビューをこちらから確かめてみて。『パディントン』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年01月24日映画『キングスマン』のブルーレイ&DVDが23日(水)にリリースされるのを記念して、コリン・ファースのインタビュー映像が公開になった。インタビュー映像本作の原作は『キック・アス』『ウォンテッド』などを手がけてきたマーク・ミラーのコミックス。高級スーツ店“キングスマン”はロンドンのサヴィル・ロウにあり、洗練された紳士が集っているが、その実体は、どこの国にも属さない世界最強のスパイ機関だ。ファースが演じるハリーは、組織の指揮者アーサー(マイケル・ケイン)の下で日々、秘密裏に活動を行っているが、ある日チームの一員が何者かに惨殺され、新人エグジー(タロン・エガートン)をスカウト。エグジーは街のチンピラから“真の紳士”へと成長し、世界に危機に立ち向かう。ファースが本作で演じるのは、紳士的に振る舞い、いつも冷静だが内に情熱を秘めた男ハリー。精悍なルックスと確かな演技力でファンの信頼を集める一方で、コメディなど幅広いジャンルで活躍するファースは、本作で、本格的なアクション・格闘シーンを見事に演じた。このほど公開になったインタビューは、劇中に登場する教会での格闘シーンについて語ったもので、制作過程や注意点など、意外なポイントが本人の口から語られる。また、映画の中に登場する暴力について真摯に考え続けてきたファースは、昨今の映画やドラマの暴力描写について分析し、本作を手がけたマシュー・ヴォーン監督の暴力シーンに対する考えや、自身の考えを語る。インタビューは、作品のテーマ、アクションなどに丁寧に向き合い、考え、準備してきたファースの誠実さが伝わってくるもので、“マナーが人をつくる”と改めて思わせてくれるファン必見の映像になっている。『キングスマン』12月23日(水) ブルーレイ&DVD リリース※デジタル配信中
2015年12月21日ベテラン俳優の大和田伸也が12月14日(月)、都内で行われたスパイ映画『キングスマン』のBlu-ray&DVD発売イベントに出席。かつて“おやじ狩り”にあった苦い経験をふり返り、「こちらが高飛車ではいけない。同じ目線で注意しないと」と語った。映画はどの国にも属さない最強スパイ機関「キングスマン」のベテラン諜報員・ハリーが、殉職した仲間の息子で、いまは行き場を失った青年エグジーをリクルートし、一流のスパイに育て上げようとするというスパイアクション超大作。「マナーが人間を育てる」というハリーの口ぐせにちなみ、大和田さんは「いまは、若者に注意するときは“お話合い”から始める。いい声で『こんにちは、大和田伸也です』って」と経験に基づく持論を披露し、「若者と同じくらい、大人もマナーを守らないと」とダンディに語った。本作の公開直後からハリーを演じるオスカー俳優のコリン・ファースに“そっくり”と話題を集めた大和田さん。息子で俳優の大和田健介をはじめ、周りのスタッフからも「似ている」と指摘されたそうで、「自分でも認めざるをえないなって(笑)。渋い性格俳優だし、魅力的ですよね。ただ、こんなキレキレのアクションは僕には無理」と話していた。また、映画が描く“紳士道”については「相手の心を思いやれば、自然と行動も紳士的になる」と力説。イベントには、女優の秋元才加が駆けつけ「大和田さんみたいに、正義感が強い男性はすてき」と瞳を輝かせた。また、俳優の山本耕史から譲り受けたパグをお披露目し、「映画ではエグジーがパグを飼っていて、思わず胸が締め付けられるシーンがある」と見どころを語った。『キングスマン』はデジタル先行配信中。Blu-ray&DVDが、12月23日(水)に発売される。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キングスマン 2015年9月11日より全国にて公開(C) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation
2015年12月14日スパイアクション映画『キングスマン』のブルーレイ&DVD発売を記念し12月14日に、都内でPRイベントが行われ、俳優の大和田伸也と女優で元AKB48の秋元才加が、映画のキャラクターを思わせるスタイリッシュなスーツ姿で出席した。その他の画像『キック・アス』『X-メン』などを手がけてきたマーク・ミラーの傑作コミックスを、マシュー・ボーン監督が映画化。表向きは高級スーツ店、実体はどこの国にも属さない世界最強のスパイ機関“キングスマン”を舞台に、エリート諜報員のハリーが、新人エグジーをスカウトし、街のチンピラから“真の紳士”へと成長させ、世界の危機に立ち向かう。本作の公開直後から、ハリーを演じるコリン・ファースにそっくりだと評判だった大和田は、「うちの息子やメイクさんにも言われて、この映画を見たら『もう認めざるを得ないな』って(笑)。渋い性格俳優で、とても魅力的だけど、僕にはキレキレのアクションは無理。まさに神業だし、相当努力したのでは」と圧倒されていた。また、映画が描く紳士道については「大切なのは、相手の心を思いやること。そこから始めれば、普段の行動も自然と紳士的になるはず」と持論を展開。「渋いスパイものだと思ったら、映像がスタイリッシュで、展開もとてもスピーディ。冒頭からビックリしました」と太鼓判を押した。一方、秋元は「キレキレだけど、着こなしや行動は紳士的。女子から見るとそのギャップにあこがれてしまう」とファースにほれぼれ。自身もアクション女優として活躍中で「さらに高みを目指して、肉体改造したい」と本作に刺激されていた。また、共演した俳優・山本耕史から譲り受けたパグを披露し、「映画のなかに、エグジーが昇進をかけて、飼い犬のパグを殺せるか試されるシーンがあるんですよ。同じ愛犬家として、胸が締めつけられました」と話した。『キングスマン』12月23日(水) ブルーレイ&DVD リリース※デジタル配信中取材・文・写真:内田 涼
2015年12月14日スパイアクション映画『キングスマン』のブルーレイ&DVDが23日(水)にリリースされるのを記念して、本作を観ると脳が“キレッキレ”になるかどうかを確かめる“キングスマン効果”の検証映像が公開になった。その他の画像本作の原作は『キック・アス』『X-メン』などを手がけてきたマーク・ミラーのコミックス。高級スーツ店“キングスマン”はロンドンのサヴィル・ロウにあり、洗練された紳士が集っているが、その実体は、どこの国にも属さない世界最強のスパイ機関だ。コリン・ファースが演じるハリーは、組織の指揮者アーサー(マイケル・ケイン)の下で日々、秘密裏に活動を行っているが、ある日チームの一員が何者かに惨殺され、新人エグジー(タロン・エガートン)をスカウト。エグジーは街のチンピラから“真の紳士”へと成長し、世界に危機に立ち向かう。映像は、本作を観ることで脳が覚醒するのかを様々な人やハムスターなどで検証するもの。この動画はキャンペーンサイトに掲載されており、この動画のことをTwitterで広めると、もれなく本作のデジタルコンテンツがプレゼントされる。『キングスマン』12月23日(水) ブルーレイ&DVD リリース※デジタル配信中(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation and TSG Entertainment Finance LLC. All rights reserved.
2015年12月09日『ミスティック・リバー』『ミルク』で2度のアカデミー賞「主演男優賞」に輝き、数々の名作においてその圧倒的な演技力で観客に感動を与えてきた名優ショーン・ペンが、初の本格アクションに挑戦!『96時間』のピエール・モレル監督とタッグを組んだ『THE GUNMAN(ザ・ガンマン)』が、2016年2月6日(土)より日本公開されることが決まった。舞台は、アフリカ・コンゴ民主共和国。鉱山利権に絡む極秘の大臣暗殺作戦に参加した元特殊部隊最強の暗殺者(ガンマン)、ジム。だが、完璧な狙撃でこの任務を遂行した後、愛する恋人も何もかも捨てて姿を消し、血塗られた過去を贖うようにひっそりと生きていた。それから数年後、ジムは突如として何者かに命を狙われる。暗殺作戦に参加したかつての仲間が次々に殺されていることを知った彼は、自分を襲った敵が何者なのかを突き止めるため、そして自ら生き残るために、過去と向き合い、再び銃を取る――。これまで数々の名作に出演して2度のオスカー獲得、世界三大映画祭全てで賞を受賞したことのあるショーンが次に選んだのは、元・特殊部隊最強の暗殺者。これまで、『96時間』のリーアム・ニーソン、『ラスト・ミッション』のケヴィン・コスナー、最近では『キングスマン』のコリン・ファースと、オスカー受賞&ノミネートを誇る演技派の“渋い”俳優たちがアクション映画に挑み、ファンを夢中にさせている中、新たなる名優が本作アクション映画史にその名を刻むことになった。本格的なアクションに備え、ショーンは撮影開始前から毎日かかさず数時間にわたり激しいトレーニングを行い、肉体を限界まで鍛え上げた。今回届いた本作の場面写真も、まさに元暗殺者・ジムが、銃を手に自分の命を狙う敵と激戦を始めようとしている瞬間をとらえており、オーバー50とは思えない驚愕の筋肉美が際立つ1枚となっている。そんな彼に海外メディアからは、「アクションヒーローとしての新たなキャリアを築いた」(「Tampa Bay Times」)、「彼は見事にやり遂げた!」(「San Francisco Chronicle」)、「日に焼けた筋肉はまるでシルベスタ・スタローンのようだ!」(「Chicago Sun-Times」)とすでに称賛の嵐だ。メガホンをとったのは、『パリより愛を込めて』『96時間』をメガヒットに導いたピエール・モレル。また、敵役を演じる『007 スカイフォール』のハビエル・バルデム、脇を固める『パシフィック・リム』のイドリス・エルバなど豪華俳優陣も魅力だ。かつてリーアムを起用し、新たな渋メンのアクションヒーローを誕生させたモレル監督が、名優ショーンとタッグを組み、ふたたびアクション界に嵐を巻き起こすことになるのか、ぜひ注目していて。『THE GUNMAN(ザ・ガンマン)』は2016年2月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月11日2015年9月12日、13日の全国映画動員ランキングは、人気ゲームキャラクターが地球を侵略する様を描いたハリウッド映画『ピクセル』(全国312館)が初登場でトップに輝いた。その他の画像/映画動員ランキング本作はアダム・サンドラーが主演し、『ハリー・ポッター』のクリス・コロンバスが監督を務めたエンターテインメント大作。ゲームキャラの外見をしたエイリアン種族による地球侵略に、レトロゲーマーたちが立ち向かう様を描く。ランキングには『ピクセル』のほか、週末に封切られた新作3本がランクイン。東野圭吾の小説を江口洋介、本木雅弘の共演で映画化した『天空の蜂』(全国311館)は3位に。コリン・ファース×マシュー・ヴォーン監督によるスパイアクション映画『キングスマン』(全国217館)は6位。そしてロック様ことドウェイン・ジョンソンが主演するディザスター超大作『カリフォルニア・ダウン』(全国217館)は9位に入り、先週は4本だった洋画勢が7本ランクインする結果になった。『ピクセル』公開中
2015年09月14日現在、興収45億円を突破している『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』をはじめ、ここ日本でもスパイ映画が流行の兆し。そんななか、スパイ映画の伝統を重んじつつ、既成の概念をブチ壊す『キングスマン』が「面白すぎる」と話題を集めている。舞台はロンドンの高級テーラー「キングスマン」。その正体はどの国にも属さない最強スパイ機関だった。世界を股にかけて極秘任務を遂行する彼らの中でも、トップクラスに位置するエージェントのハリーは、殉職した仲間の息子で、いまは行き場を失った青年エグジーをリクルートし、一流のスパイに育て上げようとする。一方、各地でセレブの行方不明事件が続発。裏で糸を引く天才エンジニアにしてIT富豪ヴァレンタインの恐るべき計画とは?劇中のセリフで、映画『マイ・フェア・レディ』が引き合いに出されるように、本作のテーマは「教育と訓練を通して、エリートを育てる」という成長物語。いまも英国に根強い階級格差を背景に、家柄や血筋に関係なく、人間誰もが秘めている無限の可能性を追及する。『キック・アス』『X-MEN :ファースト・ジェネレーション』といった“ヒーロー誕生”の瞬間を描き、本作では原案も手がけるマシュー・ヴォーン監督にとっては大好物のジャンルなのだ。スパイ映画の金字塔である「ジェームズ・ボンド」シリーズ第1弾『007/ドクター・ノオ』のテレンス・ヤング監督は、原作者さえ反対したショーン・コネリーを主演に起用し、彼に紳士としてのたしなみを徹底的に教え込んだという。ヴォーン監督もこのエピソードに、強く刺激を受けているのだとか。『キングスマン』とボンド映画の最新作『007 スペクター』が同じ年に公開され、スパイ映画ブームを牽引するのだから、不思議な縁を感じさせる(ちなみにヴォーン監督の長編デビュー作『レイヤー・ケーキ』に主演したのが、6代目ボンドのダニエル・クレイグ)。ハリーをオスカー俳優のコリン・ファースが、そしてスパイ候補生のエグジーを本作が映画初出演となる“新星”タロン・エガートンが演じるというキャスティングも絶妙。派手なアクションや小粋なスパイグッズの楽しさはもちろん、価値観の衝突が生み出すドラマに、ユーモアの要素を散りばめた演出も秀逸だ。異端にして本命。そんな『キングズマン』の魅力は劇場のスクリーンでこそ映えるはず。たまに日本でもスパイ映画が製作されるけど…(無言)。『キングスマン』は9月11日(金)より全国にて公開。(text:Ryo Uchida)
2015年09月11日全世界4億ドル超えの大ヒットを記録したスパイアクション映画『キングスマン』の本編映像が公開になった。街のチンピラから紳士的なエージェントに成長したエグジーと、両足に刃を仕込んだ最強の美女ガゼルがバトルを繰り広げる場面だ。公開された映像原作は『キック・アス』『X-メン』などを手がけてきたマーク・ミラーのコミックス。高級スーツ店“キングスマン”はロンドンのサヴィル・ロウにあり、洗練された紳士が集っているが、その実体は、どこの国にも属さない世界最強のスパイ機関だ。コリン・ファースが演じるハリーは、組織の指揮者アーサー(マイケル・ケイン)の下で日々、秘密裏に活動を行っているが、ある日チームの一員が何者かに惨殺され、新人エグジー(タロン・エガートン)をスカウトする。このほど公開になったのは、大富豪のヴァレンタインが計画する人類抹殺計画を阻止するために敵地に乗り込んだエグジーが両足に刃を仕込んだガゼルと対決する場面。圧倒的な戦闘能力を誇るガゼルの攻撃にエグジーは防戦するばかり。一方で、ヴァレンタインの計画は発動し、なぜか世界中の人々が見境なく相手を殴りまくる壮絶な光景が展開される。本作は、『キック・アス』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のマシュー・ヴォーン監督が手がける作品で、これまでのスパイ映画、アクション映画の要素を凝縮しながら、これまでにないドラマをハイテンションで描いており、このほど公開された映像でも、なぜかK.C.&ザ・サンシャイン・バンドの『ギブ・イット・アップ』がフィーチャーされ、これまでにない対決シーンに仕上がっている。『キングスマン』9月11日(金)全国ロードショー
2015年09月08日コリン・ファース主演のスパイアクション映画『キングスマン』で、映画初出演にしてネクストブレイク必至と注目を集める英国の新星タロン・エガートン。早くも、英国イケメンを愛する一部女子の間で“タロン君”との愛称で呼ばれ、人気上昇中の彼が、今度はパトカー相手にカーチェイスに挑む本編映像がシネマカフェに到着した。『キック・アス』のマシュー・ヴォーン監督が、名優コリン・ファースやマイケル・ケインらと描くノンストップ・スパイアクションとなる本作。表の顔は高級テーラーだが、その正体は世界最強のスパイ機関という独自の設定、多機能のマシンガン傘を始めとするワクワクするような秘密兵器の登場、そして何よりブリティッシュ・スーツに身を包んだ「キングスマン」のカッコよさと華麗で過激なキレッキレアクションで世界中を熱狂させている。今回公開となるのは、次世代ハリウッドスター候補生・タロン君が演じる「キングスマン」のスパイ候補生エグジーが、キレッキレのパルクールと爽やかでキュートな素顔を披露した先日の特別映像に続く第二弾。華麗なドライビング・テクニックを披露する本編の1シーンだ。いつもつるんでいる仲間とパブの帰り際、敵対する若者の車を奪い、その場でドリフトを決めるエグジーは、顔を真っ赤にして怒りを現す相手をよそにニッコニコの爽やかスマイルで、彼を煽って爆走。だが、すぐさまパトカーに見つかり、ふり切ろうとバック走で圧巻のカーチェイスを繰り広げる。後ろ向きの走行ながら華麗なドライビング・テクニックで、スイスイと車を交わしパトカーから逃れようとするが…。盗んだ車ながら、喜々として走り出すタロン君。爽やかすぎる笑顔をふりまき、突っ走る超絶ドライビング・テクニックには思わず惚れ惚れ。さらに、このパトカーとのカーチェイスは、思わずキュンとくる意外な結末となっていることにも注目。なお、このカーチェイスシーンの裏側は、先日の第一弾特別映像にメイキングシーンが含まれているので、本映像と合わせて見ることで、より映画の世界を楽しむことができるはず。鮮やかなパルクールの次は、華麗なドライビング・テクニックを披露するタロン君。スクリーンデビューとなる本作で、秘めたそのポテンシャルをフルスロットルに表現する彼を、いまからチェックしておいて。『キングスマン』は9月11日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キングスマン 2015年9月11日より全国にて公開(C) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation
2015年09月04日スパイアクション映画『キングスマン』の上映を前に9月3日(木)、都内で開催されたイベントにタレントのマギーが登壇した。『キック・アス』のマシュー・ボーン監督、主演にコリン・ファース、共演にマイケル・ケイン、サミュエル・L・ジャクソンら豪華俳優陣を迎えた本作。表の顔は高級テイラー、裏の顔は凄腕のスパイであるハリーが、労働者階級の若者を一流の英国スパイに仕立て上げていくさまを描く。マギーさんは、映画の中に登場するソフィー・クックソンが演じるスパイのロキシーをイメージした、ブリティッシュ・スーツスタイルにメガネを着用し、手には重要な道具となる傘を持って登場!「普段、こういうカッコいい衣装を着ることがないので、テンション上がります!」と笑顔を見せる。映画については「最高に面白かったです。高級テイラーが実はスパイって設定にキュンキュンしました。迫力あるアクションにジョークも間に挟んであって面白い」と絶賛する。特に映画に登場する英国紳士たちに悶絶!「超カッコよかった!スーツ姿がたまらない」と語り、特にスパイの卵として成長を遂げていく青年エグジーを演じたタロン・エガートンについて「顔がすごくタイプなんですけど、ちょっと若い演技と最後にスパイになる時のギャップがかっこよくて、惚れちゃいました」とメロメロだった。既に続編製作がうわさされるが、もしも日本で撮影が行われるなら?という問いかけに「そんな機会があったらぜひ!チョイ役でもいいので、0.5秒でも映れたら嬉しいです。日本の悪役とか出てきたら面白いかも」と出演を熱望。そんなマギーさんの持つ隠された“裏の顔”を尋ねると「モデルをやってると、週末はシャンパンあけてパーティ?なんて聞かれるんですけど、実はインドアです!外に出ることがゼロに近い。いつも弟と一緒にいます。仕事でたくさんの人と会うので外に出るのが億劫になる…」と意外な一面を明かしていた。先日、自身のTwitterで、飛行機に乗っている最中に、まるで本作のスパイさながらに(?)、隠し撮りされたことを生中継でツイートし、話題となったが、改めてこの件について問われると「しょうがないですね」と半ばあきらめた様子で苦笑を浮かべていた。イベントにはお笑いコンビ「流れ星」も出演した。『キングスマン』は9月11日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キングスマン 2015年9月11日より全国にて公開(C) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation
2015年09月03日映画『キック・アス』(2010年)のマシュー・ヴォーン監督によるスパイアクション映画『キングスマン』の最新メイキング映像が公開された。同作は、『英国王のスピーチ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞した俳優コリン・ファースが、ブリティッシュ・スーツ姿で過激なノンストップアクションを繰り広げるスパイアクション映画。実体は世界最強のスパイ機関というロンドンの高級テーラー「キングスマン」に所属するエリートスパイのハリー(コリン・ファース)。組織の指揮者アーサー(マイケル・ケイン)の指令で、何者かに惨殺されたエージェントの代わりに新人をスカウトすることに。候補生に抜擢したのは街の若者エグジー(タロン・エガートン)。果たして、エグジーはキングスマンの一員となれるのか。そして、地球規模のテロを企てるIT富豪のヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)をとめることはできるか。このたび公開されたのは、キングスマンの新人候補としてスカウトされたエグジーに最初の試練が課せられたシーンのメイキング映像。寮のベッドで就寝中、突然部屋が天井まで浸水。出口のない密室からどう脱出するのか……というものだ。なんと同シーンの撮影は、実際に組まれた部屋のセットを、水槽の中に吊るすという手法で撮影されたのだという。マシュー・ヴォーン監督は「あのシーンの撮影はすべて嫌だった。とてもやりにくかった。何もかもうまく行かず、どうしようもなかった」とし、「初日に、機械が壊れて、4フィート<約1.2m>ほど下げるつもりだったのに、底の20フィート<約6m>まで下がってしまった。カメラがダメになった。2台使えなくなった。サウンドも、何もかもダメになった。でも、おかげで役者の演技がとても良いものになった。怖かったせいだ。“よし、全員、集中しなければ”となってね」とコメントした。また、エグジー役を演じたタロン・エガートンは「僕はセットを歩いているだけで、大変なところは全部スタントマンがやってくれると思っていたんだ。でも実際は、まったく違った。僕の人生で一番つらい1週間半の仕事だったよ。水中にどれだけ長い時間いたのか、想像することもできないくらいだ。それに何より、怖かった。寮のセットを作って、いったいどれだけの量だったのか、大量の水の上に吊り下げたんだ」と振り返った。映画『キングスマン』は9月11日より全国公開。(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation
2015年08月28日トム・クルーズ(53)がその齢を感じさせないアクションを披露する『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』が興収34億円を突破する大ヒット中、夏映画を牽引すれば、オスカー俳優のコリン・ファース(54)が切れ味鋭いアクションを魅せ、全米で大ヒットした『キングスメン』も9月に公開される。実はいま、ハリウッドのダンディを代表する超大物“おじ様”俳優たちが出演するサバイバル映画、アクション映画が続々と登場する。元「007」、紳士度No.1のオーバー60俳優ピアース・ブロスナン(62)、もはやレジェンドの域に達しているサミュエル・L・ジャクソン(67)、そして奇跡のオーバー50、クール&セクシー代表のキアヌ・リーブス(50)など、ハリウッドきってのダンディなスターが最新作で熱演。しかも、いずれもまさかのギャップ姿を披露していることが判明し、それぞれの作品からWEB初解禁となる場面写真が到着した。▼映画界最強の紳士を演じたピアース・ブロスナン、陽気なチャラ男に!?まずは、国民を混乱の渦に陥れる“クーデター”に突如として巻き込まれてしまった外国人家族の、壮絶な逃走劇を描く『クーデター』(9月5日公開)。『007』でいかなるときも紳士対応を貫く最強のエージェントを演じ、英国紳士ブームの火付け役となったピアース・ブロスナン。本作では、オーウェン・ウィルソン演じる主人公ジャックを助けることになる、謎のチャラ男・ハモンド役で登場。いつも飄々としていて陽気、バーに入りびたり、酔った勢いで客に絡み、見ず知らずの人とカラオケで熱唱するなど、いままでにない役柄に挑戦するブロスナンを目にすることができる。そんな彼を起用したジョン・エリック・ドゥードル監督は、「彼の演じたハモンドは『007』のジェームズ・ボンドのイメージとは違う、一見ならず者だけど、すごく複雑で、戦闘に慣れている謎に満ちた背景を持つ人物。ピアースはアクションの経験も豊富で、役に完璧にハマっていた」と大絶賛!今回は、そんなチャラ男ぶりが垣間見える柄シャツ&バーで乾杯の画像と、傷を負いながらも敵に銃を向ける鬼気迫る画像が初解禁。ブロスナンのひょうきんな表情と、シリアスな表情のギャップには要注目!▼常に冷静沈着なサミュエル・L・ジャクソン、テロリストに狙われたアメリカ大統領は敵にタジタジ!?続いては、テロリストに狙われたアメリカ大統領と13歳の少年ハンターの友情を描いたサバイバルアクション『ビッグゲーム大統領と少年ハンター』(全国公開中)。アメリカ大統領を乗せた飛行機がテロリストに攻撃され墜落、大統領は奇跡的に助かるも、フィンランドの森の奥深くに取り残されてしまう。山奥に潜んでいたテロリストたちは孤立無援となった大統領を捕えようと動きだすが、伝説の狩人を父に持つ13歳の少年が大統領の命を救うが…。『アベンジャーズ』や『スター・ウォーズ』シリーズなどで、知的で冷静沈着、大人な男のイメージが強いサミュエルは、今回も威厳あふれる大統領を熱演。飛行機が墜落し森にひとり取り残されても、発煙筒を活用し落ち着いて対処…かと思いきや、敵に襲われ苦しみの表情に。こんなサミュエルは、なかなかお目にかかれない!?▼最強と言われた伝説の元殺し屋キアヌ・リーブス、愛する人の前ではデレデレでキス!?さらに、元伝説の殺し屋ジョン・ウィックが、たった独りでロシアンマフィアに壮絶な復讐劇を繰り広げるノンストップ・キリング・アクション『ジョン・ウィック』(10月16日公開)。『スピード』『マトリックス』シリーズのキアヌ・リーブスが殺し屋ジョン・ウィックに扮し、カンフー+銃(ガン)を融合させた独特のスタイリッシュアクション“ガンフー”を駆使し、立ちはだかる敵たちを瞬滅していく。近ごろ、ゴシップネタばかりが取り上げられていたキアヌの“完全復活”作だ。だが、最強伝説を持つジョン・ウィックを熱演したキアヌも、最愛の妻を前にするとデレデレに!解禁となった画像は、甘い笑顔を見せてキス直前な胸キュン画像と、亡き妻の形見である子犬・デイジーをマフィアに殺され、怒りの化身と化したツンデレな2枚。その驚愕のギャップぶりは必見だ。『クーデター』は9月5日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』は全国にて公開中。『ジョン・ウィック』は10月16日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クーデター 2015年9月5日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2015 Coup Pictures, LLC. All rights reserved.ビッグゲーム大統領と少年ハンター 2015年8月15日より全国にて公開(C) 2014 SUBZERO FILM ENTERTAINMENT, ALTITUDE FILM ENTERTAINMENT, EGOLI TOSSELL FILM
2015年08月28日オスカー俳優コリン・ファースが高級スーツでスパイアクションに挑む映画『キングスマン』。このほど、英国紳士たちのスパイ集団「キングスマン」の候補生としてスカウトされたエグジー役のタロン・エガートンが披露するキレッキレの“パルクール”映像と、このネクストブレイク必至の英国の新星について、監督、キャストらが語るインタビュー映像がシネマカフェに到着した。『キック・アス』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のマシュー・ヴォーン監督がメガホンを取り、常識を覆す誰も見たことのない超過激スパイアクションとなる本作。高給テーラー「キングスマン」で働くハリー(コリン・ファース)の裏の顔である一流のスパイが、ストリートキッズのエグジーに可能性を見出し、新たなスパイ候補生として育て上げていく物語。「キングスマン」の候補生エグジーを演じるのが、本作で映画デビューを果たしたタロン・エガートンだ。到着した特別映像は、自宅アパートに帰るエグジーを待ち構えていたストリート育ちの若者たちを振り切る、キレッキレのパルクールを披露するシーン。追っ手をあざ笑うかのように華麗な身のこなしでその場を立ち去り、最後はVサインで決め、爽やかな笑顔をのぞかせるエグジーの姿を目にすることできる。さらに、インタビューでは、「監督の仕事の8割がキャスティングだと思っている」と語るヴォーン監督が、ギリギリまでキャスティングにこだわったエグジー役のオーディションに60人を越える人数をテストしたことが語られ、タロンがテストの部屋に入ってきて30秒もしない内に、ついにぴったりの「エグジーを見つけた!!」と感じたという、運命の出会いを明かす。2012年、名門のRADA(英国王立演劇学校)を卒業して間もなかったタロンは、作品タイトルすら知らされていないオーディションを、エージェントの紹介で受けたのが本作出演のきっかけだったという。彼は、共演者がコリン・ファース、マイケル・ケインということを知らされ、「心臓がバクバク音を立て始めた」と当時をふり返って語る。また、ヴォーン監督は「ジェニファー・ローレンスが『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』でミスティーク役を演じたのは、まだ19歳のときだったが、カメラで彼女を撮影した瞬間、彼女には何か特別なものがあると分かった。タロンも同じだったよ」と語るように、タロンは持ち前の身体能力でキレッキレのアクションをこなし、映画初出演ながら、衝撃のインパクトを魅せつけている。今後はトム・ハーディと共演する『Legend』(原題)、ヒュー・ジャックマンと共演する『Eddie the Eagle』(原題)など、すでに次々と豪華俳優共演の待機作が決まっているタロン。「キングスマン」候補生から一流のスパイへ、無名の新人俳優からブレイク必至のハリウッドスターへ、劇中さながらに成長する超新星タロン・エガートンを、まずはこちらから確かめてみて。『キングスマン』は9月11日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キングスマン 2015年9月11日より全国にて公開(C) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation
2015年08月11日『キック・アス』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のマシュー・ヴォーン監督がメガホンをとるスパイアクション映画『キングスマン』が9月11日に公開される。俳優コリン・ファースが演じる主人公は、実体は世界最強のスパイ機関というロンドンの高級テーラー「キングスマン」に所属するエリートスパイのハリー。組織の指揮者アーサー(マイケル・ケイン)のもと、地球規模のテロを企てるIT富豪のヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)に立ち向かう。原作者のマーク・ミラーがグラフィック・ノベルとして作品にする前から、ストーリーの構成に関わっていたというマシュー・ヴォーン監督は「マーク・ミラーも私も最近のスパイものがやたらシリアスになっていることに不満だったんだ」と明かし、「われわれは『007』シリーズや『電撃フリント・アタック作戦』、TVシリーズ『おしゃれ(秘)探偵』などを見て育ってきた。どれも軽やかながらしっかり楽しめるスパイもので、とにかく楽しくて想像力あふれる作品だったんだ」とコメント。「そこで、『現代のスパイ劇を描くならどうするか』という話に発展し、古い世代と新しい世代がミックスるする展開も入れてはどうか、と。そうやって『キングスマン』が生まれたんだ」と明かした。さまざまなスパイ映画へのオマージュがちりばめられていることについては、「過去のあらゆるスパイ映画へのポストモダニズム的なラブレターだよ」と表現し、「だからといって模倣しただけではないんだ。スパイものの楽しい部分をさらに新しくし、現代の観客に楽しんでもらえるようなものを作っているよ」と説明。「取り上げているテーマはシリアスなのに、思いっきり楽しくしているところがこの映画の特徴だね」と本作の魅力をアピールする。そして、キングマンの組織をアーサー王の円卓の騎士になぞらえた理由について、「キングスマンが道義心や礼節の精神に根ざしたものだということを描くのに分かりやすい方法だったんだ」と返答。「円卓の騎士の伝説なら皆知っているし、伝説を現代化させ、新鮮に感じさせるのにいいモチーフだった」と語った。また、主人公のハリーについて「俳優のデヴィッド・ニーヴンをモデルにしている。当時はモダン紳士ともてはやされていた俳優だ」と語り、「粋だがタフで、チャーミングだがお高くとまっているわけではない。そういう要素が(この作品を作る上でも)大切だったんだ」と説明。敵役のヴァレンタインについても「実在のモデルは特にいないが、あえて挙げるならスティーブ・ジョブズかな」と名前を挙げ、「つまり億万長者で、そのブランドと技術が全世界に影響を与えるほどの力を持つ男だ。その男が仮に悪巧みをしようとしたら恐ろしい強敵になるだろう? そういった意味で、スティーブ・ジョブズが一番近い」と補足した。アカデミー賞主演男優賞を受賞した『英国王のスピーチ』などで知られ、アクション未経験のコリン・ファースを起用したことについては、「いつもと違う彼を見ることができたら楽しいに違いないと思ったからだ」とコメント。「彼は何カ月にも及ぶトレーニングに取り組んでくれたよ」と言い、「『この役をやるなら必ずトレーニングしなければならない』、そして『撮影に入る前にテストをする』とも言ったんだが、そのテストに見事に合格してくれたね」と明かす。さらに、本作のアクションシーンへの反響がいい理由は2つあるとし、「僕はアクションは見せるためだけではなく、そこに必然性がなければならないと思っている。仮に、この映画のアクションシーンをそっくりそのまま他の映画に応用したとしても、キャラクターに共感することもできないし、鬼気迫るものにはならないだろうから、飽きてくるよね」と1つ目の理由を説明。もう1つは「格闘シーンのコリオグラフィーとセカンド・ユニットの監督を務めるブラッドリー・ジェームス・アランが優秀なんだ」と分析し、「ジャッキー・チェンという天才のもとでトレーニングをした人だよ。カンフーなどの要素を入れつつ、西洋化させた振り付けになっている」と語った。(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation
2015年08月09日英国紳士の代名詞コリン・ファースがブリティッシュ・スーツに身を包み、次々と華麗で過激なアクションを繰り広げる、全く新しいスパイアクション『キングスマン』。すでに全世界4億ドル超えの大ヒットを記録し、続編の製作の話も早々に浮上している本作に、『スター・ウォーズ』シリーズのルーク・スカイウォーカーこと俳優マーク・ハミルが出演していることが判明。その理由が明らかにされた。ロンドンの高級テーラー「キングスマン」。しかし、その実体は、どこの国にも属さない世界最強のスパイ機関。ブリティッシュ・スーツをスタイリッシュに着こなすハリー(コリン・ファース)は、そのエリートスパイ。組織の指揮者アーサー(マイケル・ケイン)の指令で、何者かに惨殺されたエージェントの代わりに新人をスカウトすることになったハリーは、街の若者エグジー(タロン・エガートン)に可能性を見出し、候補生に抜擢する。一方で、頻発する科学者失踪事件の首謀者でIT富豪のヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)が、前代未聞の人類抹殺計画を進めていた。調査を開始した「キングスマン」にも、ヴァレンタインの魔の手が迫る――。本作は、『キック・アス』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』で映画ファンを虜にしたマシュー・ヴォーン監督による、全編キレッキレのノンストップ・スパイアクション。これまでにないクールなカッコよさで華麗なアクションを披露する名優コリン・ファースほか、本作が映画初出演の大抜擢となるタロン・エガートンもフレッシュな魅力全開で、21世紀の新たなスパイ・ヒーローに扮している。原作は、『キック・アス』マーク・ミラー&『ウォッチメン』デイブ・ギボンズ。7月29日(水)には、その映画原作コミック「キングスマン:ザ・シークレット・サービス」が発売となる。企画立ち上げの段階ですでに映画化を視野に製作された本コミック。映画とは異なる設定がいくつか存在するが、中でも注目すべきエピソードについてマーク・ミラー自身がこう語っている。「コミックの大きなストーリー展開の一つは、(映画で)サミュエル・L・ジャクソン演じるキャラクターに大勢のセレブが誘拐されることだ。(映画の)オープニング・シークエンスでは、マーク・ハミル演じるアーノルド教授が誘拐されるが、コミックではマーク・ハミル自身だ」。『スター・ウォーズ』シリーズのルーク・スカイウォーカー役でおなじみ、最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』にも出演するハミルは、「マーク・ミラーの書くストーリー、デイヴ・ギボンズのアートワークの大ファンだった」と語り、本作について「原作がコミックブックでなかったら、私は出演しなかっただろう。マーク・ミラーから連絡がきたので、本作に出演した。彼はコミックブックで、マーク・ハミルとして私の画を使いたいと言ってきた」と言う。「それから彼は、『ところで、映画化を予定していますが、決まったときには、ご自身の役を演じていただけますか?』と、だから『もちろんだ』と答えた。でも、(映画は)脚本の内容が変わって、私は誘拐される人物を演じることになった。科学者の役でね(笑)」と語り、コミックがあったからこそ出演が決まった秘密を明かしている。ちなみに、共同原案として名を連ねるヴォーン監督により、二度も映画化され、もはやアメコミ史に残る大ヒットシリーズとなった「キック・アス」シリーズの完結版コミック「キック・アス3」の中で言及される“頻発するセレブ誘拐事件”とは、本作での出来事を指しているという。ロンドンのサヴィル・ロウで仕立てるスーツや、数々のスパイガジェットなど『007』シリーズへのオマージュが数多く見受けられ、アメコミには珍しい“イギリスらしさ”を前面に出した原作本「キングスマン:ザ・シークレット・サービス」。映画を観る前に、ぜひこちらも楽しんでみては?『キングスマン』は9月11日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キングスマン 2015年9月11日より全国にて公開(C) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation
2015年07月29日『キック・アス』を手掛けたマシュー・ヴォーン監督がオスカー俳優コリン・ファースを主演に迎えたスパイアクション『キングスマン』。このほど、コリンがキレッキレなアクションを披露する予告編とポスタービジュアルが公開となった。高級テーラー「キングスマン」。その裏の顔は世界最強のスパイ機関である。ブリティッシュ・スーツをスタイリッシュに着こなすハリー(コリン・ファース)は、そのエリートスパイ。組織の指揮者アーサー(マイケル・ケイン)の指令で、何者かに惨殺されたエージェントの代わりに新人をスカウトすることに。ハリーは街の若者エグジー(タロン・エガートン)に可能性を見出し、「キングスマン」の候補生に抜擢。実はハリーは、死んだエグジーの父と旧知の仲で、ある約束を果たそうとしていたのだった。一方で、頻発する科学者失踪事件の首謀者でIT富豪のヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)が、前代未聞の人類抹殺計画を進めていた。調査を開始した「キングスマン」にも、ヴァレンタインの魔の手が迫る。果たして、エグジーはキングスマンの一員となれるのか?そして、「キングスマン」はテロを阻止できるのか…?本作は、『キック・アス』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』で世界中の映画ファンを虜にしたヴォーン監督の最新作。常識を覆す誰も見たことのない全編キレッキレの超過激スパイアクションの本作は、既に全世界で4億ドルのメガヒットを記録している。今回公開されたのは、早速超絶アクション満載の予告編。コリンを始め、タロン・エガートン、マイケル・ケイン、サミュエル・L・ジャクソンなど、主要キャストの姿を確認できる。映像の冒頭から、名優コリンが、スタイリッシュなブリティッシュ・スーツに身を包み、紳士についての手ほどきをはじめるかと思いきや、突然のアクションを展開!コリン演じる高級テイラーに勤める一人の紳士の裏の顔である、“キングスマン”の一員としてのハリーの姿が映し出されている。続いて“キングスマン”本部と思われる豪華な屋敷や、ジェット機、数々のガジェットなど、スパイ映画ならではワクワクさせるような映像が続き、“キングスマン”のボス・アーサー(マイケル・ケイン)や、マーリン(マーク・ストロング)が登場。そして、若者エグジー(タロン・エガートン)が新人として“キングスマン“に迎え入れられる様子が描かれている。さらに、サミュエル・L・ジャクソン演じる悪役、IT富豪・ヴァレンタインが大量虐殺へのカウントダウンを開始!『アベンジャーズ』シリーズでは地球を守る側の彼が、ノリノリで悪役を演じる姿は必見だ。続く映像では、華麗かつ過激な“キングスマン”の超絶アクションが展開!ヴァレンタインの側近にして最凶の敵ガゼル(ソフィア・ブテラ)も登場し、誰も観たことのないアクションに目が離せない。また、同時公開となったポスターは、それぞれのコスチュームに身を包んだメインキャストと一匹の犬、そして背景に描かれた色鮮やかな花火など、スパイ映画新時代の幕開けを感じさせるビジュアルとなっている。『キングスマン』は9月11日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月01日全世界4億ドル超えの大ヒットを記録したスパイアクション映画『キングスマン』の予告編が公開になった。本作は、『キック・アス』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のマシュー・ヴォーン監督が手がける作品で、これまでのスパイ映画のエッセンスを凝縮し、まだ誰も観たことがない新たなスパイ・アクションを描く。『キングスマン』予告編原作は『キック・アス』『X-メン』などを手がけてきたマーク・ミラーのコミックス。高級スーツ店“キングスマン”はロンドンのサヴィル・ロウにあり、洗練された紳士が集っているが、その実体は、どこの国にも属さない世界最強のスパイ機関だ。コリン・ファースが演じるハリーは、組織の指揮者アーサー(マイケル・ケイン)の元で日々、秘密裏に活動を行っているが、ある日チームの一員が何者かに惨殺され、新人エグジー(タロン・エガートン)をスカウトすることになる。このほど公開された映像では、エグジーとパブに入ったハリーが街のチンピラを次々にブチのめす場面が登場。迫り来る敵を殴り、銃弾を防ぎ、メッタ討ちにするが絶対に身だしなみが乱れない“紳士”ハリーの姿は強烈だ。彼はマナーを守り、どんな時も冷静に事態に対処するスパイになるべくエグジーを養成。エグジーは過酷な試練を経て成長していく過程で、なぜ自分がキングスマンの一員に迎え入れられたのか知るようになる。また同じ頃、前代未聞の大量虐殺計画を企てるIT富豪・ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)が人類抹殺計画を遂行。彼は現代人なら誰もが飛びつくような方法で恐ろしい武器を拡散させ、計画を進めていく。キングスマンのメンバーはヴァレンタインの野望を阻止できるのか? 街のワルガキだったエグジーは真の紳士に、真のスパイになれるのか? 映像には豪快なアクションやスパイ・ガジェット、両足が刃になっている強敵など、これまでのスパイ映画にあった要素がさらに過激に描かれている。『キングスマン』9月11日(金)全国ロードショー
2015年07月01日コリン・ファースを主演に迎え、『キック・アス』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のマシュー・ヴォーン監督最新作、『キングスマン』のティザーポスターがこの度公開された。ブリティッシュ・スーツをスタイリッシュに着こなすハリー(コリン・ファース)は、「キングスマン」のエリートスパイ。組織の指揮者アーサー(マイケル・ケイン)の元で日々秘密裏の活動を行っている。ある日チームの一員が何者かに惨殺され、新人をスカウトすることに。ハリーは街のチンピラ、エグジー(タロン・エガートン)に可能性を見出し、「キングスマン」の候補生に抜擢する。エグジーの父親もまた機密活動中に命を落とした「キングスマン」のスパイだったのだ。一方で、頻発する科学者の失踪事件の首謀者ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)が、前代未聞の人類抹殺計画を進めていた…。すでに全世界で興行収入は4億ドルを超え、続編の製作もうわさされている。本作で映画デビューを果たしたタロン・エガートンもフレッシュな魅力を輝かせ、一躍スター俳優の仲間入りとなった。今回公開されたビジュアルには、“表の顔は高級スーツ店、しかしその実態は世界最強のスパイ機関”という一文が。ビシッとスーツで決めるコリンの隣にはキュートな犬も登場。期待が膨らむビジュアルだ。また、『英国王のスピーチ』『シングルマン』で渋い魅力を放ってきたコリンは、本作でキレキレのアクションを披露するという。名おじいちゃん役で名高いマイケル・ケイン、若い庶民派の新生タロン・エガートン、また『記憶探偵と鍵のかかった少女』主演のマーク・ストロングなど名だたる俳優が揃い猛スピードでスパイアクションを送る本作。『キングスマン』は9月11日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月02日『キック・アス』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のマシュー・ヴォーン監督最新作、コリン・ファース主演のスパイアクション映画『キングスマン』(原題:Kingsman:The Secret Service)が9月11日に日本公開されることが決定し、ポスタービジュアルが2日、公開された。本作は、『英国王のスピーチ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞した俳優コリン・ファースが、ブリティッシュ・スーツ姿で過激なノンストップアクションを繰り広げるスパイアクション映画。全世界4億ドル超えの大ヒットを記録し、続編製作の話も早々に浮上、日本でも公開を待ち望む声が上がる中、ついに日本公開が決定した。物語の舞台は、ロンドンのサヴィル・ロウにある高級スーツ店「キングスマン」。このスーツ店の実体は、どこにも属さない世界最強のスパイ機関で、コリン・ファースはそこに所属するエリートスパイのハリーを演じる。「キングスマン」のメンバーたちは、組織の指揮者アーサー(マイケル・ケイン)の元で日々秘密裏の活動を行っているが、ある日、チームの一員が何者かに惨殺され、新人をスカウトすることに。ハリーは、街のチンピラ、エグジー(タロン・エガートン)に可能性を見いだし、候補生に抜擢する。一方で、頻発する科学者の失踪事件の首謀者ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)が、前代未聞の人類抹殺計画を進めていく。(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation
2015年06月02日全世界4億ドル超えの大ヒットを記録したコリン・ファース主演の映画『キングスマン』が、9月11日(金)に公開されることが決定した。『キック・アス』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のマシュー・ヴォーン監督が手がける本作は、ブリティッシュ・スーツに身を包んだエリートスパイが、華麗で過激なアクションを披露する新しいスパイアクション映画だ。『キングスマン』場面写真原作は『キック・アス』『X-メン』などを手がけてきたマーク・ミラーのコミックス。ロンドンのサヴィル・ロウにあるお店“キングスマン”は、表向きは高級スーツ店だが、その実体は、どこの国にも属さない世界最強のスパイ機関だ。ハリーは、組織の指揮者アーサー(マイケル・ケイン)の元で日々、秘密裏の活動を行っているが、ある日チームの一員が何者かに惨殺され、新人をスカウトすることになる。本作には、ファースのほか、キングスマンにスカウトされる若者エグジー役をタロン・エガートンが、彼らの敵となる人類抹殺計画を進める首謀者ヴァレンタインをサミュエル・L・ジャクソンが演じる。このほど公開されたポスタービジュアルには、スーツをスタイリッシュに着こなした主人公ハリー(コリン・ファース)の姿が描かれている。『キングスマン』9月11日(金)全国ロードショー
2015年06月02日ニコール・キッドマンとコリン・ファースの豪華共演がおくる衝撃のサスペンス『リピーテッド』。英国ミステリー界を騒然とさせ、世界30カ国以上で出版されたベストセラー小説を映画化した話題作です。事故の後遺症により、朝になると前日までの記憶を失ってしまう記憶障害に苦しめられていたクリスティーンは、献身的に支えてくれる夫のベンと暮らしていた。ある日、ナッシュと名乗る医師から、夫には秘密で映像日記を撮影するという新しい治療を行っていることを告げられる。そして、実際は事故ではなく、何者かに襲われて重傷を負っていたことが原因だったと知り、誰の言葉を信じていいのかわからず混乱するクリスティーン。過去の記憶を徐々に辿っていくなかで、ついに驚愕の事実を目の当たりにすることに。バラバラになっていた記憶のパズルが一つになったときに現れた真実とは……。一体、犯人はだれなのか?本作の撮影にあたり、記憶障害について徹底的なリサーチを重ねて役作りに取り組んだというニコール・キッドマンは、消えてしまう記憶と戦いながら必死に自分自身を取り戻そうとする女性を体当たりで熱演。その迫真の演技と息をのむ展開には、ラストまでくぎ付けになること間違いなし。そして、夫のベンを演じたコリン・ファースとナッシュ医師を演じたマーク・ストロングという2人の男性が放つ怪しげな視線が、さらなるミステリーの世界へと私たちを導いていくのです。また、今回の映画化にあたり、より映像的なサスペンス感を高めるために、原作「わたしが眠りにつく前に」といくつか異なる設定にしたという点にも注目。原作と読み比べてみるもの楽しみ方の一つなので、この機会に映画と合わせて、人気の原作を読んでみるのもオススメです。もはや、私たちの生活は記憶によって成り立っているといっても過言ではありません。嘘で上書きされているかもしれない記憶。あなたの記憶は、本当に確かですか?イベントデータ:『リピーテッド』公開表記:5月23日(土)より新宿バルト9他全国ロードショー配給:クロックワークス(C) 2013 BEFORE I GO PRODUCTIONS, INC.
2015年05月20日トム・フォードの次回監督作に、ジェイク・ギレンホールとエイミー・アダムスが主演することがわかった。タイトルは『Nocturnal Animals』。原作はオースティン・ライトが書いた小説『Tony and Susan』。アートギャラリーのオーナーが、元夫の書いた小説の原稿を読み、復讐を恐れるというスリラーだ。脚色もフォードが手がける。ファッションデザイナーのフォードは2009年の『シングルマン』で監督デビューを果たした。同作品でコリン・ファースはオスカー主演男優部門にノミネートされている。ギレンホールの次回作は7月北米公開予定のボクシングドラマ『Southpaw』。9月には実話にもとづく『Everest』が控える。アダムスの次回作は、来年公開予定の『バットマン v スーパーマン:ドーン・オブ・ジャスティス(原題)』。文:猿渡由紀
2015年05月19日ディズニー実写版『シンデレラ』で文字通り現代版“シンデレラ”の座を射止め、スクリーンに登場した新星女優リリー・ジェームズや、主演作がスマッシュヒットとなっている『あと1センチの恋』のリリー・コリンズ、『きっと、星のせいじゃない。』のシャイリーン・ウッドリーなど、ハリウッドも今年は若手女優たちの活躍が著しい。中でも、エマ・ストーンは、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』でオスカーを獲得したアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督から絶賛され、驚異的なハイペースで創作を続ける御年80歳のウディ・アレン監督の新たなお気に入り女優に。また、『イントゥ・ザ・ウッズ』ほか今年だけで4本の出演作が公開されるアナ・ケンドリックは、ブロードウェイ仕込みの抜群の歌唱力と演技力を披露し、注目を集めている。ともに20代半ばにしてアカデミー賞「助演女優賞」にノミネートされた実力派の若手女優に迫った。『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』『ラブ・アゲイン』そして『アメイジング・スパイダーマン』シリーズで人気となったエマ・ストーンは、アカデミー賞「作品賞」ほか4部門受賞の『バードマン』(4月10日~)と、オスカー俳優コリン・ファースと共演したウディ・アレン監督『マジック・イン・ムーンライト』(4月11日~)が今週末2作続けて公開される。『バードマン』では、落ちぶれた元スーパーヒーロー俳優の父リーガン(マイケル・キートン)が再起を賭ける舞台で裏方として働き、舞台俳優のマイク(エドワード・ノートン)と恋に落ちていくサムを好演。父親は結婚に失敗し、名声は凋落。そして、スター俳優の娘としてちやほやされてきたであろうサムも、薬物中毒の過去を持っている。そんな父と娘はブロードウェイの老舗劇場の舞台裏で、常に一触即発。リーガンにとって最も痛いところを、平気で突いてくるのも彼女だ。錚々たるキャスト陣が集い、「もう一度、愛されたい」と願う者たちを描く本作で、エマもまた鮮烈な印象を残し、本年度アカデミー賞ほか各賞で「助演女優賞」にノミネートされた。そして一転、1920年代の南仏を舞台に繰り広げられる『マジック・イン・ムーンライト』では、口から先に生まれたような超皮肉屋のイギリス人マジシャン(コリン・ファース)とガチ対決(!?)を見せるアメリカ人占い師役を演じるエマ。この世に魔法や超能力など絶対に存在しないと信じるコリン扮するマジシャンに対し、エマ演じるソフィは誰も知り得ないようなことを次々と言い当てていき、彼は価値観を根底からひっくり返されることに。しかも、開けっ広げでチャーミングな彼女に不覚にも恋してしまう…という、ちょっぴりこじれたラブストーリーとなっている。『バードマン』では裏方ということもあり、地味めでカジュアルな衣装だったエマは、本作では色とりどりのレトロファッションが南仏の優美な風景に映えて、とにかくキュート。さすがのアレン監督も「美人だし、才能がある。しかも面白いし、演技も上手い」とベタ惚れといった様子で、ホアキン・フェニックスが出演する次回作にも再び起用したほど。恋人のアンドリュー・ガーフィールドも現在はマーティン・スコセッシ監督作『Silence』(原題)を撮影中だけに、そろって名匠に気に入られ、前途洋々といったところか。一方、ディズニーがブロードウェイ・ミュージカルの名作を映画化した『イントゥ・ザ・ウッズ』でシンデレラを演じているアナ・ケンドリック。4月25日にはミュージカル・ラブストーリー『ラスト5イヤーズ』、5月16日にはデイン・デハーン、マシュー・グレイ・ギュブラーら共演の『ライフ・アフター・ベス』、さらに5月29日には全米で社会現象を巻き起こし、続編も製作された『ピッチ・パーフェクト』が相次いで公開される。アナはもともと舞台出身で、12歳のときに史上2番目の若さでトニー賞にノミネートされた実力の持ち主。映画界に進出後は『マイレージ、マイライフ』で主演のジョージ・クルーニーを脅かす好演を見せ、アカデミー賞「助演女優賞」ほか数々の賞にノミネート、一躍、ハリウッドの新星として躍り出た。これまで、『トワイライト』シリーズのベラ(クリステン・スチュワート)の同級生役や、ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演の珠玉コメディ『50/50 フィフティ・フィフティ』など、映画ファンには知る人ぞ知る存在ではあったものの、今年はついにブレイク!『ラスト5イヤーズ』では、ミュージカル界期待の星とも呼ばれるジェレミー・ジョーンズと共演し、その美声と確かな演技力を改めて披露。奇しくもアナが演じるのは、オーディションを受け続けるも、なかなかチャンスが巡ってこない舞台女優役。だが、恋に落ち、夫となった相手は小説家という自らの夢を早々に叶えてしまうのだ。いつの間にかすれ違うようになっていった若い男女の心情を、男性側は出会いから別れまで、アナは別れから出会いまで、時にせつなく、時に甘く歌い上げていく。さらに、2012年に初主演し、全米で大ヒットとなったミュージカル・コメディ『ピッチ・パーフェクト』は、今年、満を持して日本上陸。その続編となる『ピッチ・パーフェクト2』もこの5月に全米公開される。いま女子高生を中心に人気を博し、山下智久が披露したことでも話題の「CUPS」と呼ばれるカップを使ったソング・パフォーマンスは、実は本作がきっかけといっても過言ではない。アナがパフォーマンスした「Cups (Pitch Perfect’s "When I’m Gone")」のPVは、なんと1億9千万回超えの再生回数を達成するほど。さまざまなジャンルの作品に出演し、着実にキャリアを重ねてきた2人の若き実力派は、今年、さらなる飛躍を遂げることだろう。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 2015年4月10日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2014 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.イントゥ・ザ・ウッズ 2015年3月14日より全国にて公開(C) 2014 Disney Enterprise,inc. All Rights Reserved.マジック・イン・ムーンライト 2015年4月11日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開(C) 2014 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.
2015年04月11日iTunes Storeでレンタル100円の「今週の映画」と、iBooksでおススメ電子書籍が1冊無料の「今週のブック」を見逃すな! iPhoneやiPadで上質なコンテンツをお得に楽しんじゃいましょう。レンタルや電子書籍未体験の方も、お得に楽しめる注目の作品でぜひ試してみてください!○100円で! 今週の映画今週の映画『シングルマン』の監督は、1990年代から2000年代中盤にかけてグッチやイヴ・サン=ローランのクリエイティブディレクターとして活躍したファッションデザイナー トム・フォード。世界的に有名なデザイナーだけに、華やかでファッショナブルな映画、と思いきや、淡々とした日常の中で絶望に生きる一人の男性の心情を描いた作品です。コリン・ファース演じる主人公の大学教授はゲイですが、セクシャルマイノリティーをテーマにした話ではありません。ごく日常的な一日の中で、小さな出来事ひとつで心が揺れたり、また戻ったりする表現が丁寧に積み重ねられ、大事件もアクションもない物語だからこそ俳優の演技が見る者を引き込みます。主人公の衣装はトム・フォード自身のデザインによるものですが、むしろ脱ぎ捨てられるためのものに見えることにも監督の意図を感じます。(作品紹介)<< その日は、ジョージ(コリン・ファース)にとって特別な一日だった。16年間、共に暮らしたパートナーが、交通事故で亡くなってから8カ月。「愛する者がいない人生に意味はあるのか?」日に日に深くなる悲しみを自らの手で終わらせようと決意したのだ。ところが、今日が人生最後の日だと決めて世界を眺めると、ほんの少しずつ違って見えたのだった―。監督は、グッチ、イヴ・サン=ローランを牽引した、現代を代表するカリスマ・ファッションデザイナー トム・フォード。09年度賞レースにて、初監督作でありながら、20の映画賞で14部門受賞、24部門ノミネートという栄誉に輝いた。主人公ジョージには、本作でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたコリン・ファース。かつての恋人で良き友人チャーリーにはジュリアン・ムーア というハリウッドを代表する2人のスターが、孤独と悲しみの慟哭、そして静かな幸福までを自身の人生の一幕を披露するかのようなリアルな演技で見事に演じ切る。日々のささやかな瞬間にこそ人生の素晴らしさがあることを、美を創り出す天才であるフォードが、計算尽くした奇跡の映像美で描いた感動作である。つながり作品『イングリッシュ・ペイシェント』や『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズ、そしてアカデミー主演男優賞受賞の『英国王のスピーチ』と、素晴らしい演技で実力派俳優として知られるコリン・ファース。4月11日公開のウディ・アレン監督最新作『マジック・イン・ムーンライト』では、アヤシイ占い師と恋に落ちる天才マジシャンを演じます。また、夏に公開予定の『キングスマン』は英・米などですでに大ヒット中。こちらも楽しみです。○無料で! 今週のブック魔術士オーフェンといえば、90年代を代表するライトノベルシリーズのひとつ(当時はライトノベルでなくファンタジー小説などと呼ばれていました)。累計1000万部を超える大ヒットで、マンガ化、アニメ化、ドラマCDといったメディアミックスも多く、未読でも名前は知っているという方も多いでしょう。今週のブックは、その長編シリーズ全20巻を全10巻に再編集した「新装版」の電子書籍版第1巻。当時の文庫本2冊分のボリュームで、刊行時のイラストも収録されているのがファンにはうれしいポイントです。また、短編集の『魔術士オーフェン しゃべる無謀編(ドラマCDなし)』や、2011年から始まった新シリーズもiBooksで発売中です。(作品紹介)<< 累計1,000万部突破の大ヒット・ライトノベル「魔術士オーフェンはぐれ旅」第一部・第二部の長編シリーズ全20巻を全10巻に再編集。つながり作品愛蔵版や全集など、手元に置いておきたい作品ほど紙より電子書籍にしたいもの。保管する場所や劣化を気にすることなく、持ち歩くのも簡単で、価格もお買い得。また、超長編作品を一冊にまとめた「合本版」ができるも電子書籍ならではの利点です。シリーズをコンプリートしたいファンの方には、一気に全巻分が手に入る『【合本版1-10巻】魔術士オーフェンはぐれ旅 新装版』がおススメです!
2015年04月08日映画パーソナリティーとして活躍中の伊藤さとりが、オトナ女子ならではの目線で恋に効くオススメ映画を紹介!記者会見や舞台挨拶の裏話もあるかも!?彼の好みから真逆のアナタを好きにさせるマジック~『マジック・イン・ムーンライト』ケイト・ブランシェットがアカデミー賞主演女優賞を受賞した『ブルー・ジャスミン』の監督、そして男と女の駆け引きを撮らせたらNo.1のウディ・アレンの最新作。『マッチポイント』では、男女の欲から生まれる不倫泥沼劇を見事に描いたけれど、この『マジック・イン・ムーンライト』では、「好きとキライは表裏一体」という大逆転の恋心を分かりやすく説明しています。今回は、「彼の好みとは真逆のアナタを好きにさせるマジック」をこの映画から紐解きますよ。超能力みたいな、科学では解明できないものは一切信じない人気マジシャン、スタンリー(コリン・ファース)。ある日、知人から大富豪が入れあげているアメリカ人女性占い師ソフィー(エマ・ストーン)の化けの皮を剥がして欲しいと依頼され、その豪邸がある南仏リゾート地へ向かう。霊能力者だと公言するソフィーに反旗を翻すスタンリーだったが、彼女が次々と透視で過去を的中させる様を見て、自分の人生観をひっくり返されてしまう。それと同時に、いつの間にか彼女のことが気になってしょうがなくなっていた......。頑固で現実主義者のスタンリーにとって、自由な感性を持ち、透視能力があると言うソフィーは彼の好みとは真逆の女性。しかも彼には“理想の恋人”と言えるフィアンセがいます。なのに、なぜ、彼は彼女に惹かれてしまったのか?ソフィーは若く美しく、会話もウィットに富んでいてチャーミング。もちろんそれだけで充分に魅力的だけど、偏屈で自分の考えが絶対と信じ、特に女好きでもないスタンリーの心を惑わすのは、到底無理。ポイントは、まず、彼女が彼の人生観を揺るがす力を持っていたこと。考えが根底から変わるほどのインパクトを与えれば、相手に強烈に自分の印象を残せるでしょう。ただし、ここでのインパクトはマイナスなものではなく、相手の視野を広げたり、世界観に衝撃を与えたりとプラスになるもの。ただ「うん、うん」と話を聞くことが男性にモテる秘訣だと思っているなら大間違い!今どきの男性は意外と「打てば響く」「会話のキャッチボールが出来る」「返答がときどき変化球で帰ってくる」ような、自分に刺激を与えてくれる女性に新鮮さと衝撃を覚えるのです。でもここで注意したいのは「反論」や「否定」はしないこと!「そうなんだ、そういう考えもあるよね。いいと思う。別の考え方として例えば~」といった感じで、相手の意見を受け入れてから、自分なりの考えを言うような会話術を繰り広げるのが大事。こんなふうに話せたら、会話も広がり、「こいつとは、仕事の話も出来そうだし、一緒にいて飽きない!」と、ワンランク上の異性として扱われるはず。そしてもうひとつのポイントは、パーティ会場でのソフィーのように、相手に自分を恋愛対象として意識させるテクニック!いつもよりお洒落をして、女性らしいファッションでスタンリーの前に現れた彼女は、自分はあなたといると楽しいし、こんなにも気が合う人はいない、と言葉や態度で示す。そして変化球として、別の男性からのプロポーズを受けていいか?的な質問。相手が「これって、もしかして告白されてる?」とドキドキするような思わせぶりトークを展開させるんです。そうすることでスタンリーの心がどう変化したのかは、映画を見てのお楽しみ。鈍感男子へのアプローチ法としても有効ですよ!あらすじ:頭が固くて皮肉屋のイギリス人男性スタンリー(コリン・ファース)は、中国人に扮装し、華麗なイリュージョンで喝采を浴びる天才マジシャン。そんなスタンリーが友人の依頼を受け、ある大富豪が入れあげているアメリカ人占い師ソフィ(エマ・ストーン)の真偽のほどを見抜くために、コート・ダジュールの豪邸へ乗り込んでいく。ところが実際に対面したソフィは若く美しい女性で、スタンリーに"東洋のイメージが浮かぶ"などとあっと驚く透視能力を発揮。この世に魔法や超能力なんか実在しないという人生観を根底からひっくり返されたスタンリーは、笑顔も抜群にチャーミングなソフィに魅了されてしまう。しかし素直に想いを打ち明けられない2人の行く手には、大波乱が待っていた。はたして悲観主義者のマジシャンと楽天主義者の占い師のもつれにもつれた恋を解きほぐす“魔法とトリック”は存在するのだろうか……!?2015年4月11日(土)新宿ピカデリー&丸の内ピカデリー&Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー監督&脚本:ウディ・アレン『ブルージャスミン』『ローマでアモーレ』『ミッドナイト・イン・パリ』出演:コリン・ファース『裏切りのサーカス』『英国王のスピーチ』『シングルマン』エマ・ストーン『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『アメイジング・スパイダーマン』『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』マーシャ・ゲイ・ハーデン『ミスティック・リバー』『ポロック 2人だけのアトリエ』配給:ロングライド『マジック・イン・ムーンライト』()(C) 2014 Gravier Productions, Inc.伊藤さとり:映画パーソナリティー、心理テストカウンセラー。様々な映画イベントや記者会見のMCを努める映画司会者&映画コメンテーター。年間400本以上の映画を観る。TSUTAYAの店内放送で新作DVD紹介のDJ、Gyao!&ぴあ映画生活&Youtube動画「伊藤さとりと映画な仲間たち」では、監督、俳優、プロデューサー、脚本家らと対談し、映画紹介を行う。Amebaブログ:さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテTwitter:伊藤さとり@SATORIITO
2015年04月01日名匠ウディ・アレンが、オスカー俳優コリン・ファースとエマ・ストーンを主演に迎えて贈る『マジック・イン・ムーンライト』。マジシャンと占い師の恋の駆け引きを描く本作からこのほど、ウディ・アレン節が炸裂したユーモア満載の予告編が公開された。この世に魔法や超能力など絶対に存在しないと信じるイギリス人マジシャン、スタンリー(コリン・ファース)が、ある大富豪が入れあげているアメリカ人占い師の真偽のほどを見抜いてほしいと友人に頼まれる。すぐさま自信満々にコート・ダジュールの豪邸に乗り込むスタンリーだったが、その占い師ソフィ(エマ・ストーン)が連発する驚くべき透視能力に圧倒され、人生観を根底からひっくり返される。しかも容姿も性格も抜群にチャーミングな彼女に、不覚にも魅了されてしまい…。皮肉屋のマジシャン役に『英国王のスピーチ』でオスカーを獲得した名優コリン・ファース。他人の心を見透かし、見透かされまいとする占い師役を、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズや、先日行われたアカデミー賞にて『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で助演女優賞にノミネートされたエマ・ストーンが魅力的に演じる本作。公開された予告編は、メイクアップをしたコリン扮するスタンリーが観客にマジックを披露するシーンから始まる。友人に頼まれ、エマ扮する謎の占い師ソフィの霊能力の真偽のほどを見抜くために、自信満々でコート・ダジュールへと向かうが、スタンリーはソフィとの駆け引きの中で魅かれていく様子が描かれる。紺碧の海と美しい庭園が広がる南仏のリゾート地を舞台に、ウディ・アレンの予測不可能で理屈を超えた“恋のマジック”をご覧あれ。『マジック・イン・ムーンライト』は4月11日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月06日ウディ・アレン監督の最新作『マジック・イン・ムーンライト』の予告編映像が公開になった。本作は、コリン・ファースとエマ・ストーンが出演するロマンティック・コメディだ。『マジック・イン・ムーンライト』予告編本作の舞台は1920年代の南仏のリゾート地。英国人マジシャン、スタンリー(ファース)はこの世に魔法や超能力など絶対に存在しないと信じている男で、ある大富豪が入れあげている米国人占い師の調査を依頼される。そこでスタンリーは占い師のソフィー(ストーン)に対面するが、ソフィーは透視能力を発揮し、スタンリーを驚かせる。さらに彼はソフィーの愛らしさにも魅了されてしまい、ふたりの“恋とトリック”にまつわる駆け引きは予想外の方向へと転がっていく。公開された予告編に登場するスタンリーは、これまでアレン監督が自身で演じていたような皮肉屋で、文句とグチを言い続ける男だ。彼は当然のように占い師のソフィーと“対決”モードで対面するが、彼女と恋に落ちてしまう。会話の妙、予測できない展開などアレン監督の十八番がギッシリとつまった予告編で、『セブン』や『デリカテッセン』『ミッドナイト・イン・パリ』などを手がけた名フォトグラファー、ダリウス・コンジがとらえた美しい南仏の風景とクラシカルなタッチの映像にも注目だ。『マジック・イン・ムーンライト』4月11日(土) 全国公開
2015年03月05日米BOX OFFICE MOJOは2月13日~2月15日の全米週末興業成績を発表した。世界50カ国以上で翻訳され、累計1億部を突破したベストセラー小説を実写化した『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』が、週末興収8,167万ドルを稼いで首位初登場。恋愛経験のないごくふつうの女子大生と、若くして成功を収めた大企業のCEOの運命的な出会いから始まる物語。2人が繰り広げる数奇で官能的な恋愛模様を『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』のサム・テイラー=ジョンソン監督が映画化した。日本でも同日公開され、全体の上映時間に占めるセックスシーンの長さが話題となっている。2位も初登場の『Kingsman: The Secret Service(原題)』。映画『キック・アス』や『ウォンテッド』の原作者として知られる漫画家・マーク・ミラーのコミック「The Secret Service」を、“X-MEN”シリーズや“キック・アス”シリーズを手掛けてきたマシュー・ヴォーンが映画化。イギリスの諜報機関を舞台としたスパイ・アクション・コメディだ。マイケル・ケインをはじめ、コリン・ファース、サミュエル・L・ジャクソンといった名優たちが豪華共演を果たしている。前週トップの『スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo(う~)!』は3位に転落。『アメリカン・スナイパー』も2位から4位に、『ジュピター』も3位から5位へと、今週初登場の上位2作品に押されるかたちでそれぞれ順位を下げた。
2015年02月16日