近ごろ何かと世間を騒がせている不倫…。このほど、第72回ゴールデン・グローブ賞TVドラマ部門にて「作品賞」「主演女優賞」をW受賞した衝撃の不倫サスペンス「アフェア ~情事の行方~」が、6月3日(金)よりリリースされることが決まった。作家になる夢を叶えた教師のノア(ドミニク・ウエスト)は、有名作家の娘で妻のヘレン(モーラ・ティアニー)、4人の子どもと、すべてが満たされた毎日を送っていた。ある夏、州郊外の避暑地モントークにある義父母の豪邸を一家で訪ねる途中、立ち寄ったレストランでウェイトレスのアリソン(ルース・ウィルソン)と偶然出会う。そんなアリソンは近くにある牧場のオーナー、コール(ジョシュア・ジャクソン)の愛妻で、夫妻はかつて幼い息子を失った悲しみを乗り越えようとしていた。だが、互いに惹かれ合い急接近するノアとアリソン。しかも、ただの不倫では終わらず、2人はある事件の関係者にもなっていく――。作品のクオリティの高さや演技力が評価され、第72回ゴールデン・グローブ賞「ドラマ作品賞」「ドラマ主演女優賞」の2部門を獲得した本作。各話がノアの視点、アリソンの視点からそれぞれ語られるパート1・2(それぞれ約30分)からなり、黒澤明監督の名作『羅生門』を彷彿とさせるユニークな構成となっている。第1話の各パートの最後で、2人が個別に警察署の取調室で聴取されていたことが分かり、事故と思われていたある人物の死亡が事件だった可能性が浮上する。ノア、アリソンへの尋問が、“それぞれの目線から語る不倫劇”というスタイルとなっており、一つのストーリーをそれぞれの目線から描くことで、「なぜ、2人の関係がヒートアップしていったのか」を浮き彫りにさせ、見る者をグイグイと物語に引き込んでいく。また、2人が語る事実によって、パズルのピースが1つ1つ組み合わさるサスペンスドラマとしても目が離せない。さらに、印象的な主題歌は、第40回グラミー賞で最優秀女性ロック・ヴォーカル・パフォーマンス賞に輝いたフィオナ・アップルが、本作のために書き下ろした新「Container」。彼女の長年のファンであった製作総指揮サラ・トリームの強い希望により、起用が実現した。幻想的な映像と共に流れる彼女の力強く美しい歌声が、危険な香り漂う極上の不倫サスペンスドラマを盛り上げている。「アフェア ~情事の行方~」DVD-BOXは6月3日(金)よりリリース、同日DVDレンタル開始。(text:cinemacafe.net)
2016年03月23日『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のシャーリーズ・セロンとニコラス・ホルトを迎え、『ゴーン・ガール』の原作者ギリアン・フリンの衝撃サスペンス「冥闇」(小学館文庫)を実写映画化する『ダーク・プレイス』。このたび、本作の日本公開が6月に決定した。1985年、カンザス州の田舎町で母親とその娘2人が惨殺される一家惨殺事件が起こる。家の壁には悪魔崇拝を示唆する血文字が残されていた。犯人として逮捕されたのは15歳の長男・ベン。ただひとり生き残った末っ子の少女・リビーが、兄の犯行を目撃したと証言したため、ベンは終身刑を宣告された。アメリカ全土で注目されることになったこの事件後、まだ8歳だったリビーは親戚の家々を転々とし、いつしか自嘲的で、無気力な人間になっていた。そして31歳になった現在、貯えも底もつき生活費を稼ぐ必要に迫られていた。そんなとき彼女のもとに、有名事件の真相を語り合う“殺人クラブ”のから招待状が届く。兄の事件の真相が迷宮入りするまで、残り21日。“殺人クラブ”ではタイムリミットが迫る兄の事件について語れば謝礼を支払うと申し出るのだった。忘れ去りたい過去だが、生活に困っていたリビーは、お金のため、これまで決して振り返ることのなかった忌まわしき事件の真相を探り始める…。本作は、世界39の国と地域5,270の劇場で公開され、公開週末には2,460万ドルを稼ぎだし世界的大ヒットを記録した『ゴーン・ガール』の原作者ギリアン・フリンの長編小説2作目「冥闇」を元に映画化されたもの。この「冥闇」もまた、ニューヨーク・タイムズ紙でベスト・セラーをはじめ、ニューヨーカー誌の“批評家選書”、パブリッシャーズ・ウィークリー誌の“2009 年の最高の本”など数々の賞を受賞するなど、世界中で話題を呼んだ。主人公・ビリーを演じるのは、特殊メイクを施して連続殺人鬼を演じた『モンスター』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したシャーリーズ・セロン。過去に呪縛され、歪んでしまった自己の世界と血塗られた過去の真実と向き合おうとするヒロインを好演している。またリビーの真実探しを助ける“殺人クラブ”の主催者、ライル役には『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でシャーリーズと共に荒野を駆けずり回ったニコラス・ホルト、さらに容疑者となった兄・ベンの恋人役には、『キック・アス』のヒット・ガールでブレイクし、近日日本でも公開される『フィフス・ウェイブ』で大人の色気を見せつけた、クロエ=グレース・モレッツが扮し、これまでの出演作品で見せることのなかった艶やかな小悪魔的な魅力をふりまいている。そして監督・脚本はナチス占領下のフランスで起こったユダヤ人迫害事件の真相を、現代のジャーナリストの取材を通して描いた『サラの鍵』のジル=パケ・ブランネールが務める。 目を疑うスキャンダラスな事件と、禍々しさと狂気に満ちた世界を漂流するリビーを軸に描いた切実な人間ドラマは、観る者の心に何を呼びかけるのか――。公開を楽しみに待ちたい。。『ダーク・プレイス』は6月、TOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年03月10日寒い日は外へ出かけず、彼とおうちでまったり過ごすのもよいですよね。そんなおうちデートを盛りあげてくれる3作の海外ドラマシリーズを紹介します。サスペンスに絞り、男女ともに楽しめる作品を厳選しました。■『HOMELAND(ホームランド)』アメリカで2011年に放送を開始した『24 -TWENTY FOUR-』の製作陣が手がけた人気沸騰中のサスペンスドラマ。ゴールデン・グローブ賞を2012年と2013年の2年連続で受賞し、全米で称賛を浴びている話題作です。アルカイダの捕虜として捕らえられていたニコラス・ブロディと、ブロディの正体を暴こうとするCIAのキャリー・マティソンを中心に、CIAとテロ組織の攻防を描いた物語。『24 -TWENTY FOUR-』と比較すると、銃撃戦や爆破シーンは控えめでアクション性は低いものの、緊迫したストーリー展開は息をのむものがあります。主演のキャリーを演じるクレア・デインズは、映画『ロミオ&ジュリエット』でレオナルド・ディカプリオと共演を果たし、アイドル的女優として脚光を浴びました。しかし、このドラマでは当時のあどけなさはまったくなく、双極性障害を患うCIAの作戦担当官役を見ごとに演じきっています。2015年にシーズン5まで制作されており、国内ではシーズン4まで見られます。■『クリミナル・マインド FBI行動分析課』アメリカで2005年より放送を開始し、2015年でシーズン11を迎えたロングラン・ヒット作です。FBIのエリートチーム「BAU(行動分析課)」が、次々と起こる凶悪犯罪に挑むクライム・サスペンス。このドラマの見どころとなるのが、犯罪者の心理を探る“プロファイラー”です。プロファイラーとは、過去のデータや犯罪歴を分析しながら犯人像を割りだしていく「犯罪心理分析官」のことをいいます。犯罪描写はリアリティがあり、少しゾッとする場面もあるものの、スリルあるストーリー展開に目が離せなくなります。■『THE BLACKLIST/ブラックリスト』アメリカで2013年に放送開始。視聴率ナンバーワンを記録したサスペンスドラマです。「犯罪のコンシェルジュ」と呼ばれる重要指名手配犯レイモンド・レディントンが、ある日突然FBIに出頭。面識もない新人捜査官エリザベス・キーンを指名し、凶悪犯罪者たちの捜査に協力すると申しでます。突然の指名に困惑するエリザベスですが、レイモンドをパートナーに数々の犯罪捜査にあたることに…。レディントンこと“レッド”は、冷酷ながらもやさしさも兼ねそなえた謎の多い人物です。このくせのあるレッドという役どころを主演のジェームス・スペイダーは、見ごとに体現しています。また、新人捜査官のエリザベスがストーリーとともにベテラン捜査官に成長していく姿も見逃せません。緊迫感あふれるアクションと先が読めないストーリー展開に、くぎづけになることまちがいなしです。1本見たらもう1本と、ついつい彼のおうちに長居しちゃうかも!? 彼と一緒にハラハラドキドキしながらスリリングな時間を楽しんでくださいね。
2016年02月06日トム・クルーズ主演映画で知られる軍事法廷サスペンス『ア・フュー・グッドメン』が、鈴木勝秀脚本・演出の舞台劇として新たに登場する。映画『ソーシャルネットワーク』、TVドラマ『ニュースルーム』の人気脚本家アーロン・ソーキンが手掛け、1989年にブロードウェイで上演されたオリジナル戯曲は20人以上の登場人物を要したが、鈴木はそれを7人の出演者のみで構築するドラマにブラッシュアップ。米海軍基地を舞台に奮闘する若き弁護士ダニエル役にTVドラマ『昼顔』で注目された新鋭、淵上泰史を抜擢し、紅一点の女性法務官ジョアン役を瀬奈じゅん、基地司令官のジェセップ大佐役を田口トモロヲが演じるなど、個性派による新鮮な顔合わせが実現した。舞台『ア・フュー・グッドメン』チケット情報6月19日の開幕を前に、公開舞台稽古が行われた。稽古場に入るや取材陣が見たものは、検察官ロス役の小西遼生、判事ランドルフ役の阿部丈二、被告人ドーソン役の平埜生成の3名による快活なウォーミングアップだ。海兵隊の物語よろしく、腹筋や腕立て伏せなど、顔を真っ赤にして息を弾ませるほどに入念に動く様子を、瀬奈が笑いながら見守っている。その横では初舞台にして初主演の淵上が、一心に台詞をつぶやき続けていた。演出の鈴木が所定の位置につくのに合わせて、各々もスタンバイ。演出家が自ら音響を操作して、海兵隊の訓練音を流す。それと同時に冒頭から立ち稽古がスタートした。いかにも鍛えられた海兵隊員のように、感情を見せず、声を張って堂々と事件を供述する平埜。彼の弁護人に志願するジョアンの熱意を、背筋の伸びた美しい立ち姿で表現する瀬奈。ダニエルの若さゆえの大胆不敵な勢いを、全身で軽快に見せる淵上。最小限のセットのみで展開する序盤は、各キャラクターの個性が観る側にはっきりと迫ってくる。ダニエルの友人ながら事前取引を持ちかけられても揺るがないロス役の小西は、瞬時に甘さを消す怜悧な瞳が魅力的だ。事件のカギを握るケンドリック中尉に扮した菅原永二も、少ない言葉の中に不穏なムードを漂わせ、気になる存在である。俳優の空間移動による場面転換、テンポのよい会話の応酬によって、スリリングな空気が見事に増幅していった。欠席の田口の代役を途中まで務めていた阿部が、判事として舞台中央に立つ。芯のある穏やかな声が響き、いよいよ緊迫の法廷シーンへ突入か……と思ったその時、鈴木が「じゃあここまで」とストップをかけた。取材陣に向けられた「続きは劇場にて」という微笑みまじりの言葉に、思わず脱力。たった7人による巧妙な会話劇、その濃さとスピード感にまんまとあおられてしまった。この後に控える手に汗握る法廷対決は、なんとしても劇場で確かめなければならない。映画ではジャック・ニコルソンの怪演が光ったジェセップ大佐を、田口がどう立ち上げてくるかにも期待したい。公演は6月19日(金)から28日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。取材・文:上野紀子
2015年05月28日トム・クルーズの同名映画で知られる傑作軍事法廷サスペンス『ア・フュー・グッドメン』。映画公開より23年の時を経て、日本オリジナル版の上演が決定した。舞台『ア・フュー・グッドメン』キューバの米海兵隊基地で起きた殺人事件。その弁護にあたった法務総監の若きメンバーたちは、軍隊内の落ちこぼれに対する暴力的制裁「コード・レッド」の存在を知り……というストーリー。元の作品では20人以上の人物が登場するが、今回の上演にあたり演出の鈴木勝秀が脚本を一部改定、キャストは7人に絞りこまれた。殺人の被疑者として裁かれる若き海兵隊・ドーソンを演じるのは平埜生成。アミューズ所属の若手俳優で構成される「劇団プレステージ」所属、昨年は蜷川幸雄演出『ロミオとジュリエット』に出演するなど近年活躍の幅を広げている注目の俳優だ。出演にあたり映画作品を観て「いろんな事を考えさせられた」という。「法廷ものなんですけど、今よくある法廷ものとは違うんですよね。けして華やかな演出などではないですし。あくまで法廷が舞台になっているだけというか……裁判の争点になっているのは軍隊内部での話ですけど、今でも色々なところにある話だと思うんですよ。学校とか会社とか、そこでしか生きられない人たちの起こしてしまったこと、という意味ではどこでも起こりうるなと」けして単純な「正義対悪」の二項対立ではないこの作品。それだけに殺人を犯し裁かれるドーソンの存在……“なぜ”彼が罪を犯すに至ったか、そしていかなる葛藤を持っているか、ということが物語上で大きな意味を持つ。「多分、登場人物それぞれが“間違ったこと”はしていないというか、それぞれの正義があるんですよね。ドーソンにはドーソンの正義がある。それをきちんと演じることで、ラストシーンがより意味を持つのでは、と思っています」近年劇団以外の作品も目立ってきた彼だが、今は「舞台に出るのが楽しくて仕方ない」という。それは昨年の『ロミオとジュリエット』で、蜷川演出の強烈な洗礼を受けたことが大きいようだ。「本当にきつかったです(苦笑)。でもボロボロになって『今の自分には価値がない』ということに気付かされたから、今“演じる”ことがどんどん面白くなってます」物語上のキーマンともいえる役柄に抜擢されたことで、やはりプレッシャーもある模様。「ドキドキですよ(笑)」と語るが、新たな出会いがもたらす刺激への期待が上回っているようだ。さらなる成長を遂げた姿を舞台上で観られるのも楽しみに待ちたい。公演は6月19日(金)から28日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。チケットは発売中。取材・文:川口有紀
2015年05月08日『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワースが主演を務めるサスペンス大作『ブラックハット』の公開日が5月8日(金)に決定し、予告編映像が公開になった。タイトルの“ブラックハット”とは、コンピューターやネットワークに攻撃をしかけるハッカーのことで、劇中ではヘムズワース演じる主人公が追跡不能の凶悪犯に挑む。『ブラックハット』予告編映像このほど公開された予告編映像では、何者かが仕掛けた攻撃によって香港の原子炉が爆破される事件が発生し、全世界に衝撃がはしる場面から始まる。犯人はネットワーク技術を駆使して攻撃を仕掛けており、世界中が標的になる。そこで、ハッキングの罪で服役中のハサウェイ(ヘムズワース)が召還され、謎の犯人に挑む。監督を務めるのは『ヒート』や『コラテラル』などを手がけてきたマイケル・マンで、映像でも主人公と犯人の息つまる頭脳戦だけでなく、重厚なアクション描写や、激しい銃撃戦、極限状況下でのロマンスなど、マン監督らしい場面が次々に登場。ヘムズワースのシリアスな表情も大きな見どころになっている。『ブラックハット』5月8日(金) TOHOシネマズ みゆき座 他全国ロードショー
2015年02月20日ちょくちょく、西村京太郎や山村美紗などのサスペンスドラマがよく放映されていますよね。誰しも一度は見たことがあると思います。ああいったサスペンスドラマを見ていると、被害者が続出するたびに「えぇ~!またぁ~?」と、何だか背筋がゾワゾワしてしまいませんか?これ、自分だけかと思っていたら、結構な人がそう思っていることがわかりました。それでは、一体何人目の被害者からなりやすいんでしょうか?そこで20~30代の男女100人に「「サスペンスドラマを見ている時、あなたは何人以上被害者が出るとゾワゾワしますか?」というアンケート調査を実施しました。すると、ゾワゾワしないは37人、被害者1~3人が32人、4~5人は24人、7人以上7人、平均すると3.81人。意外に高いと思いませんか?具体的に、背筋がゾワゾワする被害者の人数とその理由を聞いてみました。寄せられたコメントの中からいくつかを紹介しますね。■ドラマ被害者が3人以上になると背筋ゾワゾワ!サスペンスドラマで3.81人ぐらい人が死ぬと背筋がゾワゾワし始める理由は、どうやら3という数字がキーワードの様子。人間は“3以上の数を大きいと認識する”という説があります。それで、3人以上になると「多い」と感じて、ゾッとしてしまうみたいです。「3人で十分。あまり多すぎると推理より次は誰がしか考えれなくなる」「2人くらい。3人目が出ると、犯人を見つける側が無能な感じがしてしまう」「3人以上。まだまだ被害が拡大しそうな予感がするから」「テロものでもなければ5人くらいが限界。2時間ドラマが多いので、あまり被害者が多いと話をまとめるのが雑になりつまらなくなります」「多くても5人。多すぎると“殺しすぎ!”と逆に笑えてきてしまう」「5人くらい。それ以上出ると事件が複雑になってわかりづらくなる」また、被害者があまり多いと2時間じゃ収まらないとか、事件の内容が分からなくなるとかもあるようです。■被害者の人数より内容にゾワゾワしたい派も!多くの被害者を望む人は、ちょっと過激な意見も……。「7人くらいが限度。あんまり続くとまたか、ってなる。殺人の動機が練ってあれば気にならないけれど」「別に何人でも。サスペンスドラマの規模にもよる、爆破魔とか大規模だったら100人死んでもおかしいと思わない」一方、ゾワゾワしないという人は「ドラマだから」というのが主な理由でした。サスペンスドラマを冷静に観ているんですね。「特に被害者の人数は気にしない。話の中で人が死にすぎてもいいと思うし、それで面白くなるなら全然いいと思う」「個人的には何人亡くなろうともゾワゾワしない。現実じゃないからと割り切って見ている。でもさすがに6人以上は、世間的に無理があるかもしれない」「こういったサスペンスは殺される方にも理由があるから何とも言えないです。それに、サスペンスドラマに求めるのは犯罪を暴くストーリー性だから一人で十分だと思います」「出来が良ければ死ななくても背筋ゾワゾワできる。演出、演技、シナリオ次第です」確かに被害者があまり多いと内容が分かりずらくなるし、現実味に欠けますね。要するに、被害者の数というよりもドラマの内容なんですよね。というわけで、サスペンスドラマを見る時は被害者がいくら増えても「ひ~!」と怯えないで、純粋に展開を楽しんでみては?それに振り回されないと、ドラマの面白さが変わるはずですよ!(文/森美奈)【調査概要】調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』調査期間:2014年11月27日(木)調査対象:全国の20~30代の男女100名
2014年12月14日インドのアカデミー賞と言われるインド・フィルムフェア賞を総なめにした映画『女神は二度微笑む』の予告編映像が解禁された。上質な本格派サスペンス映画として、監督賞や主演女優賞など5部門を独占した本作は、すでに『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』を手がけたニールス・アルデン・オプレヴ監督によってハリウッド・リメイクされることが決定している注目作だ。予告編映像物語は、巨大都市コルカタ(旧名:カルカッタ)を舞台に、失踪した夫を探すため、イギリスからやってきた妊婦ヴィディヤの捜索劇を、二転三転する予測不可能な展開で描くサスペンス・エンターテインメント。美しいヒロイン、ヴィディヤを演じるのは、インド映画界“ボリウッド”で演技派として活躍するヴィディヤー・バーラン。2013年のカンヌ映画祭ではコンペティション部門の審査員を務めた才女で、本作では、命を脅かされる危機に遭っても絶対に屈しない知的で意志の強い主人公を熱演している。タイトルの“女神”とは、“ドゥルガー・プージャー”の祭りで祝われるヒンドゥー教の戦いの女神ドゥルガーのことを指しており、優雅な容姿と、激烈な気性を兼ね備えた女神と伝えられるドゥルガーの極端な二面性が本作のミステリーのベースになっているという。予告編映像はヴィディヤが、2年前に毒ガスによる地下鉄無差別テロ事件で多くの犠牲者が出たコルカタの国際空港に降り立つところからはじまる。彼女は、1か月前に突然、姿を消した夫アルナブを探すため、宿泊先や勤務先を訪ねて周るが、夫を知る者は誰ひとり見つからない。そんな中、夫とよく似た風貌のミラン・ダムジという男の存在が浮上する。危険人物として情報機関にマークされているこの男はアルナブなのか? 夫を探し周るヴィディヤは、知らず知らず情報機関や謎の殺し屋も絡む国家的な大事件へと巻き込まれていく。『女神は二度微笑む』2月21日(土)渋谷ユーロスペースほか全国順次ロードショー
2014年12月03日アンソニー・ホプキンスが20世紀を代表する名監督を演じた映画『ヒッチコック』のポスター画像が公開された。その他の写真本作は、サスペンスの神と謳われたアルフレッド・ヒッチコックが、名作『サイコ』を完成させるまでの道のりを、これまであまり語られてこなかった妻アルマとの関係に焦点を当てて描いた作品。このほど公開されたポスター画像は、特殊メイクを施し、ヒッチコックに扮したホプキンスと、妻アルマ演じるヘレン・ミレンが正装して並んでいるもの。ホプキンスは片手に、『サイコ』のシャワーシーンを彷彿とさせる包丁を握り、もう片方の腕では妻を優しく抱いている。さらにふたりは、アカデミー賞の赤絨毯を連想させるかのような背景をバックにしており、生涯で一度もアカデミー賞を受賞することのなかったヒッチコックの過去を皮肉った強いインパクトを残すデザインになっている。『ヒッチコック』2013年春、全国ロードショー
2012年12月28日「ぴあ」調査による8月1日、4日公開の映画・満足度ランキングは、韓国で社会現象となったサスペンス『トガニ 幼き瞳の告発』がトップに輝いた。2位にドリームワークスアニメーションの人気シリーズ第3弾『マダガスカル3』が、3位にヤン・ヨンヒ監督が実体験をもとに描いた『かぞくのくに』が入った。その他、上位作品の写真1位の『トガニ…』は、2005年に韓国で起きた実話をもとにしたサスペンス作品。出口調査では「主人公のように相手の立場になり、自分の良心に従って行動したいと思った」「涙が止まらなかった。教育者に観てほしい作品」「衝撃的なシーンの連続でドキドキした。これが実話なのかと深く考えさせられた」「韓国では法律まで変えてしまった“映画の力”を感じる作品」など、30代から70代までの観客から支持を集めた。上映劇場の新宿武蔵野館では立ち見の回も多く今後、口コミによる動員増が期待できそうだ。2位の『マダガスカル3』は、動物園を抜け出した動物たちが繰り広げる冒険を描いたアニメーション。劇場には家族連れが多く足を運び「3Dの迫力がすごくておもしろかった。シマウマのマーティが一番好き」(10歳)、「サーカスのショーをするシーンが楽しかった」(7歳)、「飛び出してくるのでビックリした。ペンギンが可愛かった」(8歳)など、子どもたちから人気を集めた。大人からは「ギャグに思わず笑ってしまい、キャラクターに親近感がわいた。前作を観ていなくても大丈夫」「5歳の娘と初めて3D映画を観たが、わかりやすいストーリーで親子で楽しめた」など好評だった。(本ランキングは、2012年8月1日(水)、4日(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2012年08月06日ジャスティン・ティンバーレイク、アマンダ・セイフライド出演のアクション・サスペンス『TIME/タイム』が来年2月17日(金)に日本公開されることが発表され、日本版予告編が公開された。『TIME/タイム』日本版予告編『TIME/タイム』は、科学技術の進化によって人間の成長が25歳で止まる近未来が舞台。“時間”が通貨として流通し、貧しき者は早死にし、富める者は永遠の生を謳歌する社会で、主人公ウィル(ティンバーレイク)が世界を揺るがす“衝撃の真実”を追う姿を描く。本作を手がけるのは、『ガタカ』などで知られるアンドリュー・ニコル監督。斬新な設定と鮮烈なビジュアルを用いながら、現代を生きる我々が抱えている問題や社会システムの欠陥や死角を描き、公開後も多くの映画ファンが語り継ぐ作品を発表してきた監督だ。そんなニコル監督のもとに、『ソーシャル・ネットワーク』のティンバーレイク、『マンマ・ミーア!』のセイフライド、『インセプション』のキリアン・マーフィらが集結。アクロバティックなアクションを交えながら、人間と時間の関係、生命の限界、そして限られた寿命の中で人が生きる意味を問いかける作品に仕上がっているようだ。このほど公開された予告編でも、人々の余命を知らせる腕に埋め込まれた体内時計“ボディ・クロック”など、現代の日常と地続きながらSFテイストのある設定や映像が次々と登場し、さらに主人公ウィルと、セイフライド演じる大富豪の娘シルビアとの出会い、ふたりを追う時間監視局員との攻防など手に汗握る場面が編集されている。『TIME/タイム』2012年2月17日(金)よりTOHOシネマズ 日劇他にて全国ロードショー(C) 2011 TWENTIETH CENTURY FOX
2011年11月09日「X-ファイル」から「HEROES/ヒーローズ」、「LOST」まで、SFサスペンスと言えば、スリル満点、ハラハラドキドキが味わえる人気ジャンルのひとつ。海外ドラマの世界には、SFサスペンスの人気シリーズが多々あります。とは言え、発想力豊かなSF感とサスペンスのスリルだけじゃ物足りない!という欲張りな声も海外ドラマファンの中にチラホラ。その要望を汲み取ってか、SFサスペンスと一口に言えど、感動が味わえるもの、胸きゅんできるもの、笑いが楽しめるものなどなど、様々なタイプのシリーズが作られてきました。DVDでの日本上陸が話題の「カイルXY」は、まさに一口では言い表せない“SFサスペンス”。感動できて、胸きゅんできて、笑いも楽しめるシリーズです。主人公は、ある日、森の中で目覚めた謎の少年。生まれたてのような姿で目を覚ました少年は、人間とは思えないほど優れた学習能力と身体能力を持つ一方、人間のお腹にあるべきオヘソと過去の記憶の一切を持っていませんでした。女性心理学者のニコールは、そんな彼をカイルと名づけ、夫や子供たちのいる自宅で面倒を見ることに。果たしてカイルは何者なのか?どこからやって来たのか?彼の正体にまつわるミステリーが展開していきます。そんな「カイルXY」がなぜ感動できて、胸きゅんできて、笑いも楽しめるかと言うと、ずばりポイントはカイルとニコール一家の交流。記憶がないばかりか何の一般知識も持たず、言葉を話すことや日常生活すらままならなかった赤ちゃん状態のカイルが、一家との日常や通い始めたハイスクールでの学園ライフを通し、見た目年齢の少年へと成長していく展開に感動や胸きゅん、笑いのツボが詰まっています。胸きゅんできるSFサスペンスと言って思い出されるのは日本でも大人気だった「ダーク・エンジェル」や「ロズウェル」、最近では「プッシング・デイジー〜恋するパイメーカー〜」などが挙げられますが、「カイルXY」も負けず劣らずの胸きゅん度。そもそもイケメン度の高いカイルくんが、日常のあれこれをお勉強していく姿を見ているだけできゅん。自分を大切にしてくれるニコールらと家族の絆を築き、隣の家の女の子に初めての恋心を抱き、友達と呼べる存在に巡り合うカイルの変化がヒューマンな味わいを呼びます。その一方、SFサスペンスとしての面白さもキープ。「ダーク・エンジェル」のマックスとローガンが遺伝子操作の真実に立ち向かいながら禁断の関係を繰り広げたように、「ロズウェル」のリズとマックスがエイリアンの戦いに身を投じながら愛し合ったように、「プッシング・デイジー〜恋するパイメーカー〜」のネッドとチャックが死者再生の謎に翻弄されながら人生を共にしたように、カイルとニコール一家も、壮大な陰謀に巻き込まれながら深い関係を築いていきます。SFサスペンスは敬遠しがちで…という方も、ぜひ一度ご覧あれ。(text:Hikaru Watanabe)<レンタル>「カイルXY シーズン1」vol.1〜3レンタル中vol.4〜56月23日(水)レンタル開始「カイルXY シーズン2」vol.1〜37月14日(水)レンタル開始vol.4〜58月4日(水)レンタル開始<セル>「カイルXY シーズン1 COMPLETE BOX」価格:9,450円(税込)発売日:6月23日(水)「カイルXY シーズン2 COMPLETE BOX」価格:10,500円(税込)発売日:8月4日(水)発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメント公式サイト:© DEI.■関連作品:カイルXY [海外TVドラマ]■関連記事:このイケメンの正体は…?はるな愛、20年ぶりの“男装”披露!カイルって誰だ?全米で話題沸騰の新ドラマ「カイルXY」予告編が到着!
2010年06月09日つい先日、本好きの友人と話しているときに飛び出た疑問。「ミステリーとサスペンスの違いって、何なの?」。その後、友人たちと「人が死ぬか死なないか」「探偵が登場するかしないか」など色んな意見を交わすも、結論には至らず……。ミステリーとサスペンス。その決定打となるような違いとは、一体何なのでしょうか。非常に気になるので、調べてみました!まずは、コブス世代たちが持つ、ミステリーとサスペンスのイメージを調査!ひょっとすると、このなかから貴重な答えが見つかるかも?■「ミステリーは古い洋館の中で、なぜか1人ずついなくなっていくようなイメージがある。サスペンスはがけの上で人が追い詰められていたり、ちょっとお色気シーンがあったりする」(29歳/webコンサルティング)ミステリーのイメージは、アガサ・クリスティ作『そして誰もいなくなった』によるものなのでしょうか。サスペンスについては……、これって「火曜サスペンス劇場」じゃないですか!■「ミステリーは神秘的なイメージがあるから、誰も死なない。サスペンスは逆で、誰か1人は死んでしまう」(27歳/インストラクター)「誰かが死ぬ、死なない」というところで線引きをしている様子。でも、ミステリーと呼ばれるジャンルのもので、誰か死んでしまうようなシーンをみたことがあるような……。■「ミステリーは古典っぽいイメージ。でもサスペンスは現代っぽい」(28歳/ライター)こちらの方は、古典的か現代的かで線引き。ミステリーは、古い洋館で神秘的で古典っぽいイメージ。サスペンスはがけの上とお色気シーンがあって誰かが死んでしまうイメージがあるようですね。さて、ミステリーとサスペンスの違いとは?ミステリー・SF・ファンタジー・ホラーの専門出版「東京創元社」広報担当者さんに聞きました!「ストーリーのなかに謎解きの仕掛けがあり、クライマックスへと近づくにつれ、読者たちに『そうだったのか!』と納得させてくれるのが、ミステリー。そういった謎解きの仕掛けがなくとも、ストーリーのなかで終始読者に『どうなるの!?』とアクションやスリラーで緊迫感や恐怖感、危機感を与え続けるのがサスペンスです」(東京創元社広報担当者)――謎解きがあるかないか、緊迫感や恐怖感があるかないか、という違いだったんですね。でも、ミステリーのなかにだって緊迫感を感じられるものもあるような……。「2つとも、物語を作る上で与えられているジャンルのこと。とはいえ、最近ではジャンルを大きくくくる人が多く、ミステリーとサスペンスを混同している作品が多々見られます」――ミステリーとサスペンスの線引きが難しいわけです!「例えば『刑事コロンボ』。この作品は、視聴者にとって犯人がわかるところからスタートし、刑事であるコロンボがその犯行を暴いていくという過程になります」――犯人がわかっているから、謎解きじゃない!?でも、犯行を暴いていく過程は、謎解きのような気がするし……。「コロンボが犯人を追い詰めていく緊迫感から、サスペンスとしてもとらえることができます。ですが、犯行を暴いていく過程としてはミステリーということに」――となると……、ますます線引きが……。「『刑事コロンボ』のように、ミステリーの要素もサスペンの要素も兼ねそろえているものも多いので……、作品で分けるのは難しいかもしれないですね(笑)」――ありがとうございました。なんとも奥深い、ミステリーとサスペンスの世界。『この作品は、ミステリー的な要素が強いのかどうか』なんて考えながら、本を読んだり映画を観たりするのも、楽しいかもしれませんよ?(吉住夏樹/プレスラボ)※うーむ。分かったような、分からなかったような。ただ、謎解きがあるかないかはジャンルを分ける上で大きなヒントになることは分かりました。(編集部・梅田)【関連リンク】東京創元社ミステリーとサスペンスの違いについて教えてくれた、東京創元社さんのオフィシャルサイト。面白そうな本がいっぱい「すずらん通り」って全国にあるの?なんで多いの?このミステリー、結末を知りたい
2009年10月23日