デジタルネイティブ世代における新しい青春音楽コミックスとして大きな話題を呼んだ原作(むつき潤/小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)を、ドラマ「silent」の風間太樹監督が映画化する『バジーノイズ』。この度、映画初主演となった「JO1」の川西拓実をW主演の桜田ひよりや、井之脇海、柳俊太郎が支えた撮影とシンクロするような場面写真が解禁となった。川西さんが演じるのは、人とかかわることを必要とせず、たったひとつの“すきなもの”である音楽をPCで作り、ひとり奏でるだけのシンプルな生活を送っている清澄。自分の気持ちに素直に生き、清澄の閉じた世界に強烈なノイズが流れ込むきっかけとなる潮役を桜田さん。さらにレコード会社に勤める潮の幼なじみ・航太郎を井之脇さん、清澄と音楽を始めることになるベーシスト・陸役を柳さんが演じている。孤独で静かな世界でひとり音楽を奏でる清澄。そして、その清澄の部屋に窓ガラスを割って入り込む潮から広がって行く清澄の音楽は、さらに航太郎、そして航太郎が担当する「マザーズデイ」のベーシストである陸を巻き込んで大きくなり、「AZUR」というバンドを誕生させることに。今回解禁された場面写真でも清澄と陸が音楽を奏で、潮と航太郎が見守りながら「AZUR」が動き出していく様子が捉えられている。また、夜の交差点で佇む清澄と潮の姿も。風間監督ならではの切ない夜の街での登場人物たちのシーンも見逃せない。今作では、映画初主演の川西さんが役に入りやすいようにと、可能な範囲で順撮りが行われた。最初は風間組を熟知する桜田さんが座長的な存在で、年上でキャリアもある井之脇さんと柳さんが川西さんを引っ張っていったそう。やがて新しいチャレンジへの好奇心にあふれ、吸収力にも優れた川西さんが、仲間と共にどんどん成長していく姿が物語の清澄の姿にシンクロしており、物語への没入感を高めている。映画ジャンルとしてこれまでになかったDTM(デスクトップミュージック)を軸に、こうしたキャストたちと風間監督が生み出す世界観に期待が高まる。『バジーノイズ』は5月3日(金・祝)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。※柳俊太郎の「柳」は、正しくは旧字体。(シネマカフェ編集部)■関連作品:バジーノイズ 2024年5月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会
2024年03月15日クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』やヨルゴス・ランティモス監督『哀れなるものたち』などの話題作と並んでアカデミー賞作品賞にノミネートされた新人女性監督セリーヌ・ソンの『パスト ライブス/再会』。この度、本作の主演グレタ・リーに、『パラサイト 半地下の家族』で注目を集めた“通訳の天才”シャロン・チョイが関わっていることが分かった。監督自身が12歳のとき、家族と共に韓国ソウルからトロントへ移住し、その後ニューヨークに移った体験を基に執筆したオリジナル脚本となる本作。監督の分身のような主人公ノラ役を演じたグレタ・リーは、L.A.出身の韓国系移民2世。韓国人の両親を持ち、コリアンタウンとビバリーヒルズという2つのコミュニティで生まれ育ったグレタ本人はアメリカ国籍を持つ英語ネイティブ。これまでアジア系アメリカ人の役を英語で演じてきたグレタは、本作『パスト ライブス/再会』のオファーを受けた際に韓国語を話す役柄に大変驚いたそう。役の詳細も監督・脚本のセリーヌ・ソンのことも知らなかったが、脚本を読むと涙があふれ、すぐに迷いは吹き飛んだという。「脚本には心を打たれるものが沢山あって、この作品は特別なものになると確信した」とグレタはふり返る。そこでグレタはセルフテープでオーディションを受けたが、そのときは残念ながら役を得ることはできず、「何年もやっていると、役を手放すことが本当につらく、傷つくこともありますが、この作品の役を逃したときも同じでした」と当時の心境を明かす。やがて、1年後セリーヌ・ソン監督から作品のリキャストを決めたと連絡があり、グレタは一度失ったノラ役を得て本作で初主演を飾ることになった。しかし、グレタはアメリカ生まれのアメリカ育ち。幼いころに韓国から移住して英語で暮らしてきたノラとはバックボーンが異なり、英語ネイティブのグレタがノラを演じるためには【韓国人が話す英語】を習得する必要があり、ソウル出身の女性のような印象を与えるために言語コーチが必要となった。そこで白羽の矢が立ったのが、アカデミー賞作品賞を獲得した『パラサイト 半地下の家族』でポン・ジュノ監督やソン・ガンホの英語通訳を務め、授賞式で彼らの受賞スピーチを手伝ったシャロン・チョイ。ポン・ジュノ監督&シャロン・チョイ Photo by Kevin Winter/Getty Images賞レースを席巻した『パラサイト 半地下の家族』のスピーチやインタビューでは、監督らの微妙なニュアンスを汲み取った通訳を披露し、業界関係者や聴衆から称賛を集め、“誰もが認めるオスカーシーズンのMVP”とも評された。シャロンの活躍はアメリカ観客に知れ渡り、彼女の存在がアメリカでの『パラサイト 半地下の家族』旋風を生んだと韓国でも評判高く、まさに陰の立役者といえる重要人物。そんなシャロンが本作のダイアレクト・コーチ(発音コーチ)を務め、「韓国語を母国語としながら流暢な英語を話す人」の特徴をグレタに授けると、指導を受けたグレタはシャロンを「天才」と手放しで称賛。また、グレタは普段は英語で演技をしているため「韓国語を話す役はとても難しく、大きなチャレンジだったが、同時に俳優として最高の喜びでもあった」と韓国語での演技を語っている。そんなグレタの自然体の演技はリアリティを後押しして賞賛を集め、賞レースを席巻したが、『パラサイト 半地下の家族』同様、本作でも名通訳シャロン・チョイが重要な役割を果たす陰の立役者となっていたのだ。今回併せて、主人公・ノラと24年ぶりに再会した幼なじみヘソンが韓国語で会話するひとときを切り取った新場面写真も解禁された。『パスト ライブス/再会』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。★映画『パスト ライブス/再会』3日間限定先行上映★日程:3月22日(金)、23日(土)、24日(日)各一回上映上映劇場:TOHOシネマズ 日比谷、TOHOシネマズ 梅田鑑賞料金:通常料金詳細は追って、実施劇場HPでお知らせ予定(シネマカフェ編集部)■関連作品:パラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVEDパスト ライブス/再会 2024年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開2022 © Twenty Years Rights LLC. All Rights Reserved
2024年03月15日「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」「Mine」などで知られる韓国の名優キム・ソヒョンが、韓国の主演女優賞6冠の快挙を成し遂げた『ビニールハウス』が3月15日(金)より公開。この度、キム・ソヒョンの特別インタビューがシネマカフェに到着した。俳優キャリア30年目のベテラン俳優、キム・ソヒョンが「名優の真価を発揮した」と批評家から絶賛された本作『ビニールハウス』は、新人監督イ・ソルヒが脚本を執筆した、現代の社会問題を扱った濃密なサスペンスだ。「ご覧になった後なら『当然出演したいと思っただろう』と納得していただけるのではないでしょうか。他人の物語ではなく、私自身の物語のように感じたのです。(演じた)ムンジョンの中に過去の自分と重なる部分がありましたし、私たちが生きていくうえで起こり得ることを描いている作品だったので出演を決めました」と出演の経緯を明かす。主人公のムンジョンは善良な人間だが、介護中の突発的な事故によって人生の窮地に立たされることになる。ムンジョンの極限の感情を表現するために、どのような準備をしたのか聞かれると、「劇中では私たちが日常で感じる様々な感情が描かれており、決して現実と切り離せません。現在戦時下の国もありますが、私たちは極限の状態でこの時代を生きていて、日々静かな暴力を目撃しています。そのような社会を生きてきたので、他の役柄に比べて難しかったかと言われれば、そうではありません。すでにムンジョンを演じる準備はできていたんです」と語った。才能に溢れたイ・ソルヒ監督にはどんどん映画を撮ってほしい本作が長編初監督作となる29歳のイ・ソルヒ監督との仕事については「イ・ソルヒ監督は俳優を導いていくリーダーシップがあり、現場での態度からも本作が長編デビュー作だとは全く思えませんでした。韓国では監督デビューを果たしても、メジャー作品を撮るまでに時間がかかるので、才能に溢れた彼女にはどんどん映画を撮ってほしいです」とコメント。「次回作が楽しみだし、ぜひ出演させてほしい。もし他の俳優と組むことになれば私は嫉妬するかもしれません(笑)」と語り、「一日もはやく、ポン・ジュノ監督やパク・チャヌク監督らと同じように、多くの方に知られるような監督になってほしいと強く思っています」とイ・ソルヒ監督の手腕を絶賛。最後に日本映画で好きな作品を聞かれると、「岩井俊二監督の『Love Letter』が本当に好きです。いつか『Love Letter』のような初恋を描いた作品に出演してみたいです」と明かした。さらに、日本公開を心待ちにしているというキム・ソヒョンより、特別動画メッセージが到着。「主演映画『ビニールハウス』が3月15日よりシネマート新宿で公開されます!ぜひご覧ください。劇場でお待ちしてます!」と日本の観客へメッセージを送った。『ビニールハウス』は3月15日(金)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ビニールハウス 2024年3月15日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開© 2022 KOREAN FILM COUNCIL. ALL RIGHTS RESERVED
2024年03月15日英国アカデミー賞最優秀撮影賞受賞(1977)した『ピクニック at ハンギング・ロック』の4Kレストア版が5月3日(金・祝)より公開されることが決定。ポスタービジュアルと予告編が解禁された。1900年2月14日。セイント・バレンタイン・デイ、寄宿制女子学校アップルヤード・カレッジの生徒が、2人の教師とともに岩山ハンギング・ロックに出かけた。規律正しい生活を送ることを余儀なくされる生徒たちにとって、このピクニックは束の間の息抜きとなり、生徒皆が待ち望んでいたものだった。岩山では、磁力の影響からか教師たちの時計が12時ちょうどで止まってしまう不思議な現象が起こる。マリオン、ミランダ、アーマ、イディスの4人は、岩の数値を調べると言い岩山へ登り始めるが、イディスは途中で怖くなり悲鳴を上げて逃げ帰る。その後、岩に登った3人と教師マクロウが、忽然と姿を消してしまう…。1967年に発表された同名小説を基に映画化された本作は、当時批評家や観客に大きな混乱をもたらした衝撃作でありつつ、ソフィア・コッポラの『ヴァージン・スーサイズ』や、ファッション界ではラフ・シモンズやアレキサンダー・マックイーンもインスピレーション源として本作に言及するなど、様々な分野に影響を与えた名作だ。本作でその名を世界に知らしめたピーター・ウィアーは、メル・ギブソン、ジョージ・ミラーと並び、「オーストラリア・ニューウェイヴ」を代表する監督となった。この度の公開決定に併せて、予告編とポスタービジュアルが解禁。予告編では、ピクニックを楽しむ少女たちの様子とともに、レナ・ダナム、クロエ・セヴィニーなどが本作からの影響を語り、「美しい少女たちの失踪とともに、完璧な世界に亀裂が走る。コルセットのように西洋的な文化で締めつけても、オーストラリアの自然は野生で対抗し、彼らの大事なものを奪い去っていく。靴を脱いだ少女たちは素足でどこに行ったのか。抑圧からの解放、逸脱、叛逆、官能、自由の気配。危険で耽美的な物語の向こう側に、今の私たちは何を読み取るだろうか。」とコラムニスト・山崎まどかのコメントも映し出される(予告編はこちらを一部抜粋)。見事、英国アカデミー賞最優秀撮影賞を受賞した映像は、純白のイメージに満ちたあえかな少女の煌びやかさ、ミステリアスなハンギング・ロックの対比を大胆に、そして繊細に描き出している。美しさの中に垣間見えるどこか不気味な不穏さが、観るものの興味を誘う予告編となっている。ポスターでは、純白のワンピースに身を包み、ピクニックを楽しむ少女たち。その穏やかな印象とは裏腹に、コピーには「ある晴れたバレンタインの日に、少女たちは 姿を消した――」と不穏なキャッチコピーが差し込まれている。またこの度公開される4Kレストア版は、公式のものとされている107分のディレクターズ・カット版。日本劇場公開116分であったオリジナル版から監督自身が再編集したものとなる。『ピクニック at ハンギング・ロック』4Kレストア版は5月3日(金・祝)よりBunkamuraル・シネマ渋谷宮下ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版 2024年5月3日よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次公開ⓒ PICNIC PRODUCTIONS PTY.LTD.1975
2024年03月15日ナショナル・シアター・ライブ『ディア・イングランド』が、2024年3月22日(金) から全国の映画館で公開される。このたび主演ジョセフ・ファインズによる新たな動画が公開となった。本作は、イギリスを代表する劇作家ジェームズ・グレアムの新作で、映画『ジュディ 虹の彼方に』の監督を務めたルパート・グールドが演出を担当。英国上演時に話題をさらったスポーツマンの葛藤を描く白熱ドラマとなっており、ファインズは低迷するイングランド男子サッカー代表の監督に抜擢されたガレス・サウスゲート監督を演じている。3月12日にイギリスで発表された英国演劇界最高峰の賞である『2024年ローレンス・オリヴィエ賞』には、作品賞をはじめ、主演男優賞(ジョセフ・ファインズ)、助演男優賞(ウィル・クローズ)、助演女優賞(ジーナ・マッキー)、演出賞(ルパート・グールド)、振付賞(エレン・ケイン&ハンネス・ランゴルフ)など9部門にノミネートされた。公開された動画は、サウスゲート監督がサッカーファンに宛てた書簡をファインズが朗読する映像の日本語字幕版。サウスゲートは技術だけでなくメンタル面での強化に励み、伝統の重みとサポーターからのプレッシャーに負けないチームへの成長を目指し、選手層の改革に努めた。本動画では、サウスゲートを彷彿とさせる雰囲気をまとったファインズの様子を見ることができる。また3月20日(水・祝) には東京・TOHOシネマズ 日本橋でトークイベント付き先行上映を開催予定。ゲストとしてサッカー実況も手がけるフリーアナウンサーの倉敷保雄が登壇するほか、MCは映像字幕翻訳者の柏木しょうこが務める。ジョセフ・ファインズ 公開書簡朗読<作品情報>ナショナル・シアター・ライブ『ディア・イングランド』2024年3月22日(金) より全国の映画館で公開作:ジェームズ・グレアム演出:ルパート・グールド主演:ジョセフ・ファインズ■トークイベント付き先行上映日程:3月20日(水・祝)会場:東京・TOHOシネマズ 日本橋登壇者:倉敷保雄(フリーアナウンサー)、柏木しょうこ(MC/映像・英米文学翻訳家)・1回目11:55:1回目本編上映開始(本編3時間4分)15:00:上映終了後、1回目トークショー開始15:30:1回目トークショー終了・2回目16:00:2回目トークショー開始16:30:2回目トークショー終了後、本編上映開始19:35:上映終了公式サイト:
2024年03月14日藤井道人監督最新作にして初の国際プロジェクトとなる日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』の台湾プレミアが3月13日(水)に開催され、藤井監督と台湾のスター俳優シュー・グァンハン、清原果耶、本作のエグゼクティブプロデューサーを務める国際派俳優チャン・チェンが参加した。台湾で話題を呼んだジミー・ライの紀行エッセイ「青春18×2 日本慢車流浪記」を原作とした本作。『余命10年』や『新聞記者』『ヤクザと家族 The Family』など数多くのヒット作を送り出してきた藤井監督が“監督人生第二章の始まり”と位置付ける、自身初の国際プロジェクト。2人の出会いは18年前の台湾。高校生のジミー(演:シュー・グァンハン)は、日本から来たバックパッカー・アミ(演:清原果耶)と出会うことから物語が始まる。この日、会場となった台北の信義威秀中庭には多くのファンとメディアが詰め掛け、キャスト&製作陣が大きな声援と拍手で迎えられた本イベント。プレミアに先立って実施された記者会見には、シュー・グァンハンと清原さん、藤井監督、チャン・チェンが出席。自身初の国際プロジェクトとなる本作について藤井監督は「日台のスタッフが集まって、日本と台湾の良いところをお互いがリスペクトして認め合いながらこの映画を作れたことが、とてもいい経験になりました。僕だけでなく、撮影に参加した日本のスタッフも、今でも台湾での撮影で学んだことを大事に新たな作品を作れているので、唯一無二の経験になりました」と、日台のスタッフが互いに認め合い刺激を与え合いながら行われたという本作の撮影をふり返った。シュー・グァンハンは「最初に日台合作の国際プロジェクトだと聞いたとき、これはとても大きな挑戦だと思いました。外国語で演技をするのも初めてでしたし、とても新鮮な経験になりました」とオファーを受けた当時をふり返り、「以前から日本の藤井監督はすごい監督だと思っていましたし、チャン・チェンさんのことも大好きでした。清原さんも素晴らしい俳優だと思ったので、この挑戦にしっかりと向き合いたいと撮影に臨みました」と明かした。自身にとって大きな挑戦となる本作の主人公にシュー・グァンハンを起用したことについて、藤井監督は「ジミーを誰に演じてもらおうかと考えていたときに一番重要視していたのが、18歳と36歳のジミーをどちらも演じられることでした。台湾でたくさんの方に『18歳も36歳も演じられる、台湾で最高の俳優は誰ですか?』と聞くと、全員が『シュー・グァンハン』と答えたので、会ってみたいとお願いをして、会ったその日にジミーを演じてほしいとお願いしました」と明かす。本作でW主演の一角を担った清原さんは、「バイクの二人乗りをしたのが初めてで少し怖かったんですが、グァンハンさんの運転が上手だったのでとても安心して乗れました。アミもここ(ジミーが運転するバイクの後ろ)で、階段を一歩ずつのぼっていくようにジミーへの気持ちを募らせていたんだろうなって思います」と、互いに想いを寄せ合うアミとジミーの甘酸っぱい青春を象徴するようなシーンの撮影に触れる。清原さんとシュー・グァンハンは撮影中お互いに中国語と日本語を教え合っていたそうで、清原さんが「あなたはとてもカッコイイですね」とグァンハンから教わったという中国語を披露すると、グァンハンも「とても綺麗ですね」と流暢な日本語を披露。また、清原さんが「グァンハンさんはとても優しくて紳士的で、現場でもグァンハンさんがそばにいてくれるから頑張ろう!と思えるような、温かい存在でした」と共演をふり返ると、グァンハンは照れくさそうに笑いながら「ありがとね」と日本語で応じる場面も。本作の映画化を企画し、エグゼクティブプロデューサーも務めたチャン・チェンは、「プロデューサーという大役は初めての試みで、新しい挑戦ばかりでとても面白かったです。企画段階からとても長い年月をかけて作ってきましたので、今日は少し緊張しています」と緊張をのぞかせつつ、「シュー・グァンハンさんと清原果耶さん、そして素晴らしい俳優陣が出演し、とても良い映画になりました」と、いよいよ明日3月14日より台湾での公開を迎える本作への自信を見せた。最後に藤井監督は「僕にとって本当に特別な作品が、台湾の皆様の特別な体験になるように、愛情をもって作りました。この映画が長く広く皆様に伝わることを願っています」とコメントし、会見を締めくくった。その後、駆けつけた大勢のファンを前に実施されたプレミアイベントには、台湾キャスト陣も登壇、大盛況を見せた。『青春18×2君へと続く道』は5月3日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:青春18×2 君へと続く道 2024年5月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©️ 2024「青春 18×2」film partners
2024年03月14日東京・109シネマズプレミアム新宿では、アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズの劇場版作品を、2024年3月15日(金)から4月11日(木)までの期間で特集上映する。109シネマズプレミアム新宿で劇場版「PSYCHO-PASS サイコパス」特集東急歌舞伎町タワー内のシアターミラノ座(THEATER MILANO-Za)で「舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice 3」が上演されることを記念して実現した今回の企画。故・坂本龍一が極限までリアルな音を追求した音響システム「SAION -SR EDITION-」やプレミアムシートなど、他の映画館にはない上質な鑑賞環境で、アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」の劇場版作品を楽しめる。劇場版全作品を順次上映期間中は、それぞれの作品を1週間ごとに切り替える形で順次上映。3月15日(金)からは『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』、3月22日(金)からは『劇場版三部作PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』3作品、3月29日(金)からは『劇場版PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』、そして4月5日(金)からは『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』を上映予定だ。1日限定のオールナイト上映また、初日の3月15日(金)限定で、『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』『劇場版三部作PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』の3シリーズを一挙に楽しめるオールナイト上映も行われる。上映情報アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」劇場版シリーズ作品特集上映上映スケジュール:■『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』3月15日(金)~3月21日(木)■『劇場版三部作PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』「Case.1 罪と罰」/「Case.2 First Guardian」/「Case.3 恩讐の彼方に__」3月22日(金)~3月28日(木)■『劇場版PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』3月29日(金)~4月4日(木)■『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』4月5日(金)~4月11日(木)料金:・CLASS S 6,500円(シネマポイント会員6,000円)・CLASS A 4,500円(シネマポイント会員4,000円)※3月22日(金)~3月28日(木)『劇場版三部作PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』のみ以下料金・CLASS S 6,700円(シネマポイント会員6,100円)・CLASS A 4,600円(シネマポイント会員4,000円)販売スケジュール:各上映日の3日前0:00より、109シネマズプレミアム新宿公式WEBサイトにて販売開始上映場所:109シネマズプレミアム新宿<オールナイト上映>日時:2024年3月15日(金)21:15~3月16日(土)5:00頃※1時間前からメインラウンジ利用可能。※各作品目終了後に約15分間の休憩あり。※休憩時間も「WELCOME CONCESSION」で自由にポップコーンとドリンクを利用可。上映作品:『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』『劇場版三部作PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』「Case.1 罪と罰」/「Case.2 First Guardian」/「Case.3 恩讐の彼方に__」『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』料金:・CLASS S 12.600円均一・CLASS A 9,200円均一※本上映会はOVERTUREサービス対象外。販売スケジュール:3月12日(火)0:00~ 109シネマズプレミアム新宿公式WEBサイトにて
2024年03月14日シン・ミナとキム・ヘスクが共演、2023年12月に本国で公開され話題を呼んだ韓国映画『3日の休暇』(原題)が、邦題『母とわたしの3日間』として5月24日(金)より日本公開が決定。併せてポスタービジュアルと予告編も一挙解禁となった。本作は、天国から休暇をもらって降りてきた母・ポクチャと、母のレシピで定食屋を営む娘・チンジュの3日間を描くファンタジーストーリー。映画『7番房の奇跡』『あの日、兄貴が灯した光』『82年生まれ、キム・ジヨン』、ドラマ「ボーイフレンド」「39歳」などのヒット作を次々と生み出す脚本家ユ・ヨンアがシナリオを執筆したことでも大きな話題を呼び、映画『薔薇色の人生』『バンガ?バンガ!』『僕の特別な兄弟』などのユク・サンヒョが監督、近くて遠い、家族間の複雑な感情を深く描いた。監督のユク・サンヒョは脚本に初めて目を通した時に涙が溢れて止まらなかったとふり返り、「年老いた母のことを思い出すとともに、娘を育てる立場でもあるので自然と物語に没入しました。また、妻にも見てもらったが、彼女も号泣していたので普遍的な物語に違いないと判断しました。人々を癒やせる作品を作りたかったんです」とコメント。また、“国民の母”として慕われるベテランのキム・ヘスクと、「海街チャチャチャ」「私たちのブルース」などで“癒しのアイコン”として愛されるシン・ミナが、初めて母娘役で共演を果たした。キム・ヘスクは共演したシン・ミナとの呼吸を合わせるのに苦労しなかったといい、「2か月間の撮影中、呼吸を合わせるためたくさんの会話をしましたが、何もかも話せるくらいに親しくなりました。“本当のお母さん”になったような気がします」と語る。そのほか、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のカン・ギヨン、「社内お見合い」のファン・ボラらが出演。そして予告映像では、登場する料理の数々も見逃せない。ランチョンミート入りキムチチゲ、チャンチクッス(にゅう麺)、大根入りマンドゥ(餃子)などの料理は本作のもう一つの主役ともいえる。ユク・サンヒョ監督は、ポクチャとチンジュの母娘の記憶をつなぐ媒介である料理を丁寧に表現したかったという。「すべて家庭料理を選びました。最近の動画配信やドキュメンタリーなどでよく見受けられる見栄えの良い料理ではなく、自然な家庭料理を見せたかったんです。そして湯気をたくさん出すように気を配りました。食べ物は温かくなければ美味しく見えないでしょう(笑)」と語る。母と娘の愛という普遍的なテーマを感性豊かにファンタジーの要素も織り交ぜ愛らしく描くと共に、大切な誰かに思いを馳せる物語がついに上陸する。『母とわたしの3日間』は5月24日(金)よりシネマート新宿ほか順次にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:母とわたしの3日間 2024年5月24日より シネマート新宿ほか全国順次公開© 2023 SHOWBOX AND STORY FOREST ALL RIGHTS RESERVED.
2024年03月14日テレビやSNSでは伝えきれない事実や声なき心の声を発信し続ける本気のドキュメンタリー作品に出会える場として2021年から開催されている「TBSドキュメンタリー映画祭」。その4回めの開催となる「TBSドキュメンタリー映画祭2024」が3月15日(金) から開催される。今回は「ソーシャル・セレクション」「ライフ・セレクション」「カルチャー・セレクション」といった3つのテーマを設けるという新機軸も打ち立てながら、日本の15作品と海外から2作品の珠玉のドキュメンタリーが全国6都市の会場で上映される。日頃からドキュメンタリー映画の魅力を発信していたLiLiCoが同映画祭のアンバサダーに就任したのは、昨年開催の「…2023」から。昨年の会見では感極まって思わず涙を見せ、今年ももちろんアンバサダーを連続登板する彼女に、その目から見た今年の作品の傾向や注目作についてアツく語ってもらった。見た目で判断することの愚かさを知るラッパー紅桜さんのドキュメンタリー昨年もアンバサダーを務めて、全作を観てきましたが、今年はまた色が違いますね。昨年の上映作では『魂の殺人』など、今でも心に住み着いてしまっている問題作が多数ありました。あれを観たときは、心がズタボロになってしまったほど。それと比較すると、今年の上映作は、かなりバラエティに富んでいるんですよね。社会派の作品はもちろんですが、エンターテインメント系もあったりするので、若い方にどんどん観てほしいなと思っているんです。『カラフルダイヤモンド~君と僕のドリーム~』や『ダメな奴~ラッパー紅桜 刑務所からの再起~』なんてエンタメ好きな方からしたら、表舞台に立つ人たちの本心を垣間見られる傑作だと思いますよ。J-WAVEで一緒にMCをしている俳優の稲葉友さんがラップ好きなんですが、この『ダメな奴…』のことを知ってすごく驚いていたんですよ。私は詳しく存じ上げなかったんですが、詳しい彼からすると紅桜さんはラッパーの間では雲の上の人。そんな人が人知れず4年間服役していて、出所した後から復活ライブまでを追った作品です。(c)TBS彼の奥さんがずっと待ってくださってたことや、仲間たちが待ってくれてることで、薬物に手を出したことを本気で反省し、本気で生きようする。それができる人なのに、間違った道に行っちゃうときがあるんだなって考えさせられました。紅桜さん、すごくピュアな人なのよね。しかも可愛い。ヒップホップになじみの薄い人たちからすると、ラッパーはなんかガラが悪いっていうイメージがあるんじゃないかと思うんですが、見た目で判断することの愚かさをこの作品で知ることができると思います。坂本龍一さんのドキュメンタリーは観る人をも動かしてくれるまた、坂本龍一さんの地雷撲滅活動を追った『坂本龍一 WAR AND PEACE 教授が遺した言葉たち』もあります。紅桜さんは自分を再生しようとしましたが、坂本龍一さんは音楽で世界のために何かをなそうとしている。同じミュージシャンを追っていても、こんなにも違ったドキュメンタリーになるんだ、って多様さをまざまざと知ることができますよね。(c)TBS坂本龍一さんって偉大すぎて、この作品を観るまではこんな気さくな人だとは思っていなかったんですよ。実は一度だけ直接お会いしたことがあるんですが、それもひと言交わしたくらいだったのね。審査員をしている報知映画賞で『Ryuichi Sakamoto:CODA』を選出したときだったんですが、「君がいろいろ言ってくれたんでしょ」っておっしゃって握手。もっと話しておけばよかった……。坂本さんは、活動のために直接ボリビアに足を運んで、現地の様子を自分の目で見ているんです。そこまでの活動を果たしてどれくらいの人が知っていたのかな。しかも、同じように平和活動をする若い子たちが彼を招き入れ、彼もまた若い子たちに思いを託していく。このバランスもすごくいいし、「良くない」と思ったらすぐに動く人。音楽家として大成している方だけど、そのネームバリューを自認した上で、他の活動にもアクティブなのってすごく素晴らしいですよね。私もウガンダの子どもたちの支援活動をしていますが、直接は行けないから経済的援助だけ。この作品を観たら、直接なにかできることをしようって思いましたし、観る人をも動かしてくれる素敵なドキュメンタリーだったんだと気づかされました。久保田智子さんとはハグして「大丈夫だよ」って励ましたい作品を撮った監督と喋りたいなって真っ先に思ったのは、『私の家族』の久保田智子さん。TBSのアナウンサーだった彼女が『王様のブランチ』に出演していた時期があったんですけど、その頃は静かな方ってイメージだったんですよ。そんな彼女が、自分の経験を基に監督した作品だから、もっと深堀りした話を聞いてみたいですね。(c)TBS彼女は20代の頃に自分が妊娠できないことを知って、特別養子縁組を選ばれました。びっくりしたのは、申し込んで数週間で(縁組成立の)連絡が来たっていうこと。私の知人にも特別養子縁組を希望している人がいるんだけど、何年も待ってるんですよ。アメリカだと養子縁組の件数は年間6万もあるのに、日本って年間でひと桁なんですって。日本のこの制度と条件がどうも理解しがたいくらいに遅れていることは気になっていたんですが、彼女に会ってそのへんのことを聞いてみたいし、血の繋がりの有無で引け目を感じていらっしゃるのか、作品の中でネガティブな発言が目立つことについても語り合いたいし、ハグしたい。15年ぐらい会ってないかもしれないけど、「大丈夫だよ」って励ましたい気分にさせられました。養子縁組については、いろいろと私の回りにエピソードがあるもんだから、この作品は昨年一番ハマった『魂の殺人』と並ぶブっ刺さった作品。そうそう、仙台で出演している番組で、3人組の女性に街頭インタビューをしたとき、そのうちのひとりが「ごめんね、子どもが小さいから迎えに行かなきゃ」って席を外したのね。そのあとで、残ったおふたりから、彼女は60歳のときに養子を迎え入れられたんだって聞いたんです。7年前ぐらいの話なんですが、日本も変わったなと思って、すごく嬉しかったんですよね。日本の人には家族や年齢に対して、なにか変えがたい思い込みみたいなものがあるように私はいつも思っているんですが、そこが変わるとずいぶんと生きやすい社会になるんじゃないかな、って。それがちょっとずつ変わってきていることを実感できたんですよ。『私の家族』もそれを後押しする作品になると思っています。私の料理に対する考え方を2度も変えてくれた土井善晴さん最後にひとつ、私のお気に入りの『映画 情熱大陸 土井善晴』のことも。TBSの『情熱大陸』で放映した、料理研究家・土井さんのドキュメンタリーを再編集したものです。ワタシってホームパーティーをよくやるから料理も好き、みたいなイメージがあるみたいなんだけど、実はすごく苦手なのね。自分の好きなものしか作れないし、日本に来たら、旨みとか、みりんとか、出汁とか……知らないものにぶち当たっちゃって。18歳までスウェーデンで一応ひと通り覚えたのに、日本での料理はめんどくさい!って思ってしまったんですよ。(c)MBS一度『プレバト』で、料理の盛り付け部門に出演したときの審査員が、土井さんだったんですが、「ちゃんとお客さんのことを考えてる」って言ってくれたのが嬉しくて。それがきっかけで、前よりちょっと料理することが苦じゃなくなったんですよ。「自信持っていいんだ、盛り付けはとりあえずできてるんだ」と思って。それが今よくやっているホームパーティーにつながったんです。この作品でも分かるとおり、土井さんはいつも家庭料理が楽しくなるようなレシピを紹介しているんですよね。ひとり分の味噌汁をパパっと作ったり、楽しく、しかもいい意味で適当に教えてくれる。この作品ですごく幸せな気持ちになったんですよ。私の料理に対する考えを、彼は2回も変えてくれたのよね。TBSドキュメンタリー映画祭も、今回で4回目。「本気の人間は面白い」っていうスローガンですが、どの作品も「こうあるべき」っていう価値観を分かりやすく見せてくれます。4回目だからこそ、観る側もそれを受け止めて変わらないといけない時期だと思います。世界幸福度ランキングでかなり低いところに日本がいるでしょ。思い込みと偏見がそうさせてるんじゃないかな、って思っているんです。だからこそ、これからの世の中を担う若い方たちに、これらのドキュメンタリーの面白さを体験してもらいたいんですよね。取材・文:よしひろまさみち撮影:源賀津己(c)TBS(c)MBSTBSドキュメンタリー映画祭2024東京会場:ヒューマントラストシネマ渋谷3月15日(金)~3月28日(木)大阪会場:シネ・リーブル梅田3月22日(金)~4月4日(木)名古屋会場:センチュリーシネマ3月22日(金)~4月4日(木)京都会場:アップリンク京都3月22日(金)~4月4日(木)福岡会場:キノシネマ天神3月29日(金)~4月11日(木)札幌会場:シアターキノ3月30日(土)~4月11日(木)公式サイト:公式X:
2024年03月14日3月15日(金) より東京・大阪・京都・名古屋・福岡・札幌で順次開催される『TBSドキュメンタリー映画祭2024』開祭宣言イベントが3月13日(水) に東京カルチャーカルチャーで開催。爆笑問題の太田光(『TBS DOCS』チェアマン)、ラッパーの紅桜(『ダメな奴~ラッパー紅桜 刑務所からの再起~』出演)、嵯峨祥平(『ダメな奴~ラッパー紅桜 刑務所からの再起~』監督)が参加した。第4回の開催となる今回は、人種や戦争、社会問題など現代を取り巻く重要なテーマに迫る「ソーシャル・セレクション」、家族の形や身体的な障がいなど多様な生き方や新たな価値観を描く「ライフ・セレクション」、五感を司る表現者たちやテーマを通し新たな感性に出会う「カルチャー・セレクション」と、3つのテーマに沿って選ばれた15作品が上演される。TBSテレビやTBS系列各局の記者、ディレクターたちが、歴史的事件や今起きている出来事を追い続け、ドキュメンタリー映画として世の中に発信し続けるブランド『TBS DOCS』に長きにわたり関わってきた太田は、「観ていて苦しくなるようなものもあれば、勇気づけられるものもある。見応えがありますよね」と本映画祭の特色について解説。「ドキュメンタリーということで事実を映しているから『VIVANT』とは違う。同じTBSながらも製作費は2桁くらい違うけれど」と笑わせつつ、「人間の心を動かすのがドキュメンタリーの魅力」と熱弁した。そんな太田が今回の上映作品で注目しているのが、『ダメな奴~ラッパー紅桜 刑務所からの再起~』。ヒップホップシーンで脚光を浴びるも突如表舞台から姿を消し、“伝説のラッパー”と呼ばれた「紅桜」を取り上げ、彼が服役し出所した瞬間から復活ライブまでの軌跡を追う1作だ。R-指定やZeebraほかヒップホップ業界や芸能界にもファンが多い“熱い男”にして、一度大きな失敗を経験した“ダメな奴”でもある、紅桜という人物に密着した注目のドキュメンタリーとして話題を集めている。この日のために地元・岡山県津山から上京した紅桜は、「新幹線に揺られてやって来ました」と笑顔で太田とグータッチすると、すかさず太田が「このビルの入り口には警察が待機しているので……」と毒舌ジョークを飛ばす一幕も。ヒップホップ好きという嵯峨監督は、「彼は圧倒的に他のラッパーとは違ってポエティックなところがある」と紅桜に惚れ込み以前から注目するも、ドキュメンタリーのための取材を申し込んだ時、紅桜は刑務所の中にいたという。一方、嵯峨監督からオファーの手紙を受け取った紅桜は、「筆跡から監督の情熱を感じたので、自分もちゃんと返さないとカッコ悪いと思った。ドキュメンタリーに出演することは、悩むことなく即決でした」と出演経緯を振り返った。すでに本作を観た太田は、「紅桜君と僕は喧嘩ひとつでここまで来たようなところがあるので、通じるものがあると思った」とボケながらも共感を寄せ、「この作品を観ると、“ダメな奴”の割には、紅桜君のことをこんなにも好きな人たちがいるんだというのが徐々にわかってくる。彼の奥さんも、子どもたちも、仲間たちも、紅桜君のことが大好きだし、とても感動しましたね。この男には魅力があるんだというのが、観ていてひしひしと伝わってきました」と激賞していた。上映前にも関わらず、すでに反響も上々で、紅桜も「地元を歩いていると、小さい子からお年寄りまで“映画に出るらしいな!”と言ってくれる」と嬉しそうに語った。ただ、家族にはまだ作品を見せていないそうで「照れくさいから」と赤面していた。本作の撮影のために紅桜が暮らす岡山まで車で通い詰めたという嵯峨監督は、「すでに作品を観てくれた方が、“ラップを好きじゃなくても紅桜の曲は聴ける”と涙してくれているそうで、とても嬉しい」と手応えを感じ、「僕はダメな人の人間賛歌が好きなので、そのようなものが好きな人に観てほしい」と呼び掛けていた。最後に紅桜は、太田との本映画祭の開祭宣言を前に、即興で歌を生熱唱。これに太田は「演歌みたいでカッコいい!シンパシーを感じました」と感動しながら、紅桜と声を合わせて「TBSドキュメンタリー映画祭2024、開祭!」と力強く声を上げ、華やかに桜吹雪が舞い散る中、開祭宣言が行われた。<イベント情報>TBSドキュメンタリー映画祭2024『TBSドキュメンタリー映画祭2024』ポスタービジュアル東京会場:ヒューマントラストシネマ渋谷3月15日(金)~3月28日(木)大阪会場:シネ・リーブル梅田3月22日(金)~4月4日(木)名古屋会場:センチュリーシネマ3月22日(金)~4月4日(木)京都会場:アップリンク京都3月22日(金)~4月4日(木)福岡会場:キノシネマ天神3月29日(金)~4月11日(木)札幌会場:シアターキノ3月30日(土)~4月11日(木)公式サイト:公式X:
2024年03月13日2022年トライベッカ映画祭正式出品『The Lost Weekend: A Love Story』が、邦題『ジョン・レノン失われた週末』として5月10日(金)より全国順次公開されることが決定した。ジョンとヨーコの個人秘書であり、プロダクション・アシスタントを勤めていた中国系アメリカ人、メイ・パン。本作は、ジョンがヨーコの強い希望でメイと過ごすことになった、1973年秋から75年初頭にかけての18か月間を、メイ本人の証言によって描くドキュメンタリー。ジョンはこの間、メイの助けを借りて、最初の妻シンシア・レノンとの長男ジュリアン・レノンと再会することができ、「失われた週末」という呼び名とは裏腹に、アルバム「マインド・ゲームス」(73)や、エルトン・ジョンをゲストに迎え、全米シングルチャート第1位を獲得した「真夜中を突っ走れ」を含む「心の壁、愛の橋」(74)、自らの原点に立ち返る名盤「ロックン・ロール」(75)を創作。デヴィッド・ボウイやハリー・ニルソン、ミック・ジャガー、リンゴ・スターらとのコラボレーションや、ポール・マッカートニーとの久々の再会など、「ビートルズ」解散以降のソロキャリアのなかで最も多作で、商業的にも成功した時期を過ごした。本作は、ジョンの名曲の数々や貴重なアーカイブ映像、ジョンとメイが互いの姿をとらえたプライベートな写真、イラストの名手として知られるジョンが贈ったユニークな描写の数々をふんだんに紹介しながら、若き日のメイがジョンと共にした忘れ難い日々を語る。解禁された日本オリジナルとなるポスターでは、“ヨーコとの「別離」が生んだ軌跡の日々”のキャッチと、思索するジョンの顔をメインに、メイとの2ショット、幼き日の愛息ジュリアン、ヨーコの姿が紹介されている。また初公開された場面写真は、サングラスをかけたジョンと並んで車に乗るメイの2ショットとなっている。『ジョン・レノン失われた週末』は5月10日(金)より角川シネマ有楽町、シネクイント、新宿シネマカリテ、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2024年03月13日2022年、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022国内コンペティション長編部門グランプリ、バーリ国際映画祭監督賞受賞を果たした、中国出身、余園園(ヨ・エンエン)監督による長編デビュー作『ダブル・ライフ』が2024年4月19日(金)よりアップリンク吉祥寺にて初の公開決定いたしました。本作品キービジュアル、本予告が解禁になりました。あわせて余園園監督、キャストからのコメントが到着しました。海外のタリン・ブラックナイト映画祭より届いた、興味深いコメントもご紹介いたします。▽公式サイト▽ ポスターレンタル夫との二重生活を送る中、他者の体に触れ相手の心を感じ取る身体的かつ心理的アプローチを通して、自身の新たな感情に気づいてゆく女性の姿を描いた、心の解放と蘇生の物語『ダブル・ライフ』。監督は、中国の名門・北京電影学院を卒業後、日本に留学し立教大学の大学院に進んだ余園園(ヨ・エンエン)。余は2019年に「人間レンタル業」を描いたヴェルナー・ヘルツォーク監督作品『ファミリーロマンス社』に着想を得て、自身も中国人として外側から見た日本像を脚本にしたためた。結婚生活に不満を持つ主人公・詩織を『ざわめき』(宮崎大祐監督作品)の菊地敦子が演じる。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022にてワールドプレミア上映。見事、国内コンペティション部門で最優秀長編作品賞を受賞したほか、第35回東京国際映画祭での上映、タリン・ブラックナイト映画祭2022への正式出品。また昨年イタリアで開催されたバーリ国際映画祭では監督賞を受賞するなど、巧みに切り取られた繊細な身体表現が国内外数多くの映画祭にて高い評価を受け、完成から2年越しで劇場公開が決定しました。監督写真■監督 余園園(ヨ・エンエン)からのメッセージ『ダブル・ライフ』は立教大学大学院の修了制作であると同時に、私自身にとって「悲願の長編デビュー作」でもあります。物語の基盤、テーマにおいて、本作はヴェルナー・ヘルツォーク監督作品『ファミリーロマンス社』の影響を強く受けています。同作に、不気味さ、虚しさ、現実との乖離を感じ、不思議な共感を覚えたのです。「レンタル人間」「二重生活」「ふれあい」というテーマの掘り下げは、自分自身をもっとさらけ出したいという、私自身の潜在的欲求に基づいています。北京でも東京でも、心にぽっかり穴が空いたまま日々がいたずらに過ぎてしまい、人と人との間にいつも隔たりを感じています。愛されたい、心の穴を埋めてほしい、と願っているのは主人公の詩織だけではなく、私自身であり、あなた自身でもあるかもしれません。この度、2年越しに劇場公開が叶い、感無量です。この作品は私の映画作りの原点であり、今もエネルギーをもらっています。「埋まらない穴」を持っている映画の中の人物も私も、他者と触れ合い、そして互いに満たし合う。『ダブル・ライフ』を通じて、みなさんとのふれあいが生まれることを心から願っています。<余園園(ヨ・エンエン)>監督・脚本・編集2015年北京電影学院を卒業。仕事をしながら、独学で日本語を勉強し、2018年来日。早稲田大学で一年間の日本語プログラムを修了後、2019年東京ビジュアルアーツ映画学科(現映像学科)に通い、2020年立教大学大学院に入学。万田邦敏教授の元で演出を学ぶ。大学院修了制作として、初長編『ダブル・ライフ』を制作。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022にてワールドプレミア上映され、国内コンペティション部門で最優秀長編作品賞を受賞。その他、第35回東京国際映画祭にて上映、タリン・ブラックナイト映画祭2022に正式出品、昨年イタリアで開催されたバーリ国際映画祭では監督賞を受賞した。現在、映画宣伝の仕事を務めながら、自主映画を作り続けている。■主演 菊地敦子(小柳詩織役)のコメント誰もが幾重もの層を持って生きている。自分に語りかける自分、人に会うときの私、あなたの微笑みの裏側。そしてその層を抱えながら、ままならぬ人生を歩まなければならないとき、支えとなってくれるもののことを、この役が教えてくれた。<菊地敦子>俳優多摩美術大学芸術学科在学中より東京都現代美術館学芸員補やサイレント映画ピアニスト・柳下美恵氏のアシスタント、アフリカン×ポストロックのインストバンド・panoramaのパフォーマーなどを務める。卒業後、映画美学校アクターズコースにて万田邦敏監督、深田晃司監督、三宅唱監督等に師事。七里圭監督や宮崎大祐監督をはじめとする国内外の映画作家の作品にて主演多数。現代演劇や音楽家とのミュージック・ビデオ、写真モデルなど幅広い領域で活動している。■海外 Edvinas Pukstaのコメント(タリン・ブラックナイト映画祭より)繊細かつ率直で大胆なデビュー作で、中国の余園園監督は、誰かの人生の重要な出来事のために代理の人間をレンタルするという、日本では珍しい奇妙な習慣を繊細に探求している。巨匠ヴェルナー・ヘルツォークは2019年の映画『ファミリーロマンス社』で日本人特有の習慣や厄介なサービスを暴露したが、北京電影学院の卒業生であるヨはもっと勇敢で、偽物の人間関係の危険な課題に深く飛び込んでいる。聡明で自信に満ちたこの作家は、一見ロマンチックなミニマリスト・ドラマに、残酷で胸を締め付けるようなひねりを加えて私たちを驚かせる。※ タリン・ブラックナイト映画祭とは?エストニアの首都であり最大都市のタリンで1997年から開催されている国際映画祭。北ヨーロッパに位置するエストニアの首都であるタリンはバルト海に面する湾岸都市で、スカイプが開発された地として知られる。作家性やメッセージ性の強い作品を主に上映する北欧で唯一の国際映画製作者連盟公認の映画祭。【あらすじ】二人の夫の間を彷徨い 暗闇を抜けたとき 一羽の蝶が蘇るーー一緒に行くはずだったワークショップを夫にキャンセルされた詩織(菊地敦子)は、同僚から紹介された代行業者の淳之介(松岡眞吾)に夫役を依頼。淳之介に満足した詩織は夫に内緒でアパートを借り、彼と疑似夫婦生活を始める。夫とレンタル夫との間を行き来する二重生活を送る中で、詩織は封印したかつての夢や、心の奥底に眠る新たな感情に次第に気づいてゆく……【キャスト】菊地敦子松岡眞吾 古川博巳 若狭ひろみ浅田麻衣 川口紗弥加【スタッフ】監督・脚本・編集:余園園撮影 :小濱匠照明 :村澤慎太郎録音 :西田壮汰助監督 :小林勁太制作 :小林徳行美術 :閻作宇 周暁トウ撮影助手 :永原大祐録音応援 :菅谷拓人日本語協力 :伊藤駿整音 :磯沼瑞希 上戸幸輝カラリスト :潘澤標音楽 :川島陽ピアノ :川島有希枝振付 :砂連尾理宣伝デザイン :千葉健太郎宣伝 :よしのまどか協力 :万田邦敏2022年/日本・中国/DCP/104分/アメリカンビスタ/ステレオ(C)2022 ENEN FILMS予告編 : (13日18時公開)公式X(旧:Twitter)アカウント: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月13日ローソン・ユナイテッドシネマ株式会社が、横浜地区に新たな映画館「ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい」を4月26日(金)にグランドオープンすることが分かった。名称の“STYLE-S”は、特別(Special)で、とびきり(Superior)な体験を提供すると共に、観客の感性(Sensitivity)を刺激する空間で、洗練された(Sophisticated)音響(Sound)と、選りすぐり(Selected)の鑑賞席(Seat)で、素晴らしい(Sensational)鑑賞環境を提供する、ローソン・ユナイテッドシネマの次世代ブランド。「MARK IS みなとみらい」にオープンする同館では、大きな特徴のひとつとして、没入音響体験システム「FLEXOUND Augmented Audio TM」(フレックスサウンド)を導入。これは、フィンランドの拡張音響システム開発会社FLEXOUND TM社の特許技術による音響システムで、音と振動を発生させるスピーカーが内蔵された椅子を使用。椅子の枕や背部から発する音と振動により、身体全体で音を感じることができ、あらゆるジャンルの映画で臨場感のある映像体験ができる。世界各国の映画館で導入実績のあるシステムであり、同館では全12スクリーン全席(1,050席)にこのシステムを導入。これは、世界初の試みだ。またこのシステムは、入場料金がプラスされることはなく、通常の映画鑑賞料金で利用できる(※一部特別料金のプレミアムシートあり)。なお、オープンに伴い、劇場オープニングビジュアル、横浜を舞台にした新作映画『帰ってきた あぶない刑事』とのコラボビジュアルも完成した。「ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい」は4月26日(金)開業。『帰ってきた あぶない刑事』は5月24日(金)より公開。▼「ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい」劇場概要所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目5番1号開業日:2024年4月26日(金)スクリーン数:12スクリーン座席数:約1,050席(一部特別料金のプレミアシートあり、車椅子スペース含む)商業施設:MARK IS みなとみらい 5階 エンタテインメントフロア(シネマカフェ編集部)■関連作品:帰ってきた あぶない刑事 2024年5月24日より公開©2024「帰ってきた あぶない刑事」製作委員会
2024年03月13日4月26日(金) 横浜地区に新たな映画館「ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい」がオープンする。STYLE-Sとは、特別(Special)でとびきり(Superior)な体験を提供すると共に、観客の感性(Sensitivity)を刺激する空間で、洗練された(Sophisticated)音響(Sound)と、選りすぐり(Selected)の鑑賞席(Seat)で素晴らしい(Sensational)鑑賞環境を提供する、ローソン・ユナイテッドシネマの次世代ブランド。STYLE-Sの特徴のひとつが、没入音響体験システム【FLEXOUND Augmented Audio (TM)(フレックスサウンド)】。本システムは、フィンランドの拡張音響システム開発会社FLEXOUND (TM)(フレックスサウンド)社の特許技術による音響システムで、「音と振動」を発生させるスピーカーが内蔵された椅子を使用することで身体全体で音を感じることができる。本劇場では全12スクリーンで導入し、通常の映画鑑賞料金で利用することができる(※一部特別料金のプレミアムシートあり)。【FLEXOUND Augmented AusdioTM(フレックスサウンド)】また、映画館のオープンを記念して、同じく横浜を舞台にした新作映画『帰ってきた あぶない刑事』(5月24日(金) 公開)とのコラボレーションも決定。「タカ、俺たちが横浜に帰ってきたら、最先端のイケてる映画館ができてたぜ」「俺たちの映画は、せっかくだから、その映画館でもみてもらいたいもんだな、ユージ」と、タカ&ユージからのコメントとともにコラボビジュアルも公開された。『帰ってきた あぶない刑事』コラボビジュアル<劇場概要>ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい開業日:4月26日(金)スクリーン数:12スクリーン座席数:約1,050席(一部特別料金のプレミアシートあり、車椅子スペース含む)場所:商業施設 MARK IS みなとみらい 5階 エンタテインメントフロア<作品情報>『帰ってきた あぶない刑事』5月24日(金) 公開公式サイト:「帰ってきた あぶない刑事」製作委員会
2024年03月13日パリの“リアル”を描き続ける『レ・ミゼラブル』の新進気鋭監督ラジ・リの最新作『バティモン5 望まれざる者』から、予告編と本ポスタービジュアルが解禁となった。今年の夏季五輪開催地でもあり、世界が憧れてやまない憧れの都市・パリ。今回解禁となった予告では、多くの移民たちが暮らす犯罪多発地区の一画“バティモン5”でのリアルな<怒り>が捉えられている。臨時市長に就任したピエールは、再開発を言い訳にこの“乱れた“地区を強制的に一掃しようとする。「声を上げなきゃ」「批判ばかりで何もしないのね?」と、行政の横暴なやり方に対して住民同士でも葛藤や諦めムードがせめぎ合うが、そんな切実な声はお構いなしに“法の執行”の名の下、あらゆる手段で全てを思い通りに動かそうとする行政。やがて、住む場所を失った住民たちは、このあまりにも横暴な立ち退き要求に対し、徹底抗戦することを決意、「全てを失う苦しみを知れ!」住民たちの怒りと行政が衝突することになる。「フランスは好きですか?」このシンプルな問いかけが、権力、革新、暴力があらゆる不都合な真実を炙り出していくような映像となっている。また、ポスターは、バンリュー地区の古いアパートが爆破解体される瞬間を切り取ったもの。市長ら行政関係者と多くの住人、野次馬が見守る中爆炎を上げながら一瞬で崩れ落ちていくその様子は、人と権力の身勝手さの縮図を象徴するような印象的なカットとなっている。監督は、前作『レ・ミゼラブル』でその名を一躍世界に轟かせた、新鋭ラジ・リ。『レ・ミゼラブル』では、自身が生まれ育ったパリ郊外の犯罪多発地区モンフェルメイユを舞台に、そのエリアを取り締まる犯罪防止班(BAC)と少年たちの対立を、手に汗握る圧倒的な臨場感で描き出た。第72回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞、第45回セザール賞最多4冠(観客賞、最優秀作品賞、有望男優賞、編集賞)、第92回アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートなどを果たしている。ラジ・リ監督©Laurent Le Crabe・SRAB FILMS2022年にはパリ郊外のスラム地区での暴動を映し出したNetflix映画『アテナ』の製作・脚本を手掛け話題を呼んだ。『バティモン5 望まれざる者』は5月24日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:バティモン5 望まれざる者 2024年5月24日より 新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© SRAB FILMS - LYLY FILMS - FRANCE 2 CINÉMA - PANACHE PRODUCTIONS - LA COMPAGNIE CINÉMATOGRAPHIQUE – 2023
2024年03月13日相鉄・東急新横浜線開業1周年の2024年3月18日(月)から開始相鉄グループの相模鉄道㈱(本社・横浜市西区、社長・千原 広司、以下 相模鉄道)と東急電鉄㈱(本社・東京都渋谷区、取締役社長・福田 誠一、以下 東急電鉄)は、2024年3月18日(月)から5月6日(月・祝)までの期間、相鉄・東急新横浜線の開業1周年を記念して、「新横浜駅5社局乗り入れ1周年記念スタンプラリー『消えた駅長たちからのメッセージ』」(以下、同スタンプラリー)を開催します。これは、3月18日に新横浜駅への5社局乗り入れ開始から1周年を迎えることを記念して実施するもので、新横浜駅に乗り入れている、東海旅客鉄道㈱、東日本旅客鉄道㈱、横浜市交通局が参加し、開催するものです。同スタンプラリーを通じて、相鉄・東急新横浜線や各社局線を巡っていただき、新横浜駅を起点とした沿線のお出かけを楽しんでいただくことを目的にしています。■スタンプラリー名称・コンセプト【名称】『消えた駅長たちからのメッセージ~新横浜駅へつながる5つの路線のひみつ~』【コンセプト】新横浜駅の5社局の駅長が全員消えた!?5人の駅長を探しに、謎だらけの街と出会う物語が今はじまる。■スタンプラリー内容5社局の沿線にあるラリーポイント設置駅(計9駅)、および相鉄・東急新横浜線 新横浜駅に掲示されたポスターに書かれているキーワードをゲーム画面に入力することで、謎解き問題が登場。正解して獲得したスタンプ数に応じて、賞品に応募することができます。春風が人々を優しく、そして暖かく包み込むこの季節、同スタンプラリーを通じて、新横浜駅に乗り入れている、相鉄線や東急線、各社局線沿線のラリーポイントなどを謎解きしながら巡ってみませんか?同スタンプラリー(イメージ)新横浜駅5社局乗り入れ1周年記念スタンプラリーの概要1.開催期間・時間2024年3月18日(月)~5月6日(月・祝)初電から終電まで※3月18日は、10:00から2.内容~新横浜駅5社局の駅長が全員消えた!? 5人の駅長たちを探しに、謎だらけの街と出会う物語が今はじまる~参加各社局の沿線にあるラリーポイント設置駅(合計9駅)、および相鉄・東急新横浜線 新横浜駅に掲示されたポスターのキーワードをゲーム画面に入力することで、謎解き問題が登場。探偵となって、消えた5人の駅長たちの行方捜査をしていただきます。正解して獲得したスタンプ数に応じて、賞品に応募することができます。3.参加費無料※交通費・通信料はお客さま負担となります。4.参加方法(1)イベント概要ページ( )内にある「謎解きラリーに挑戦」ボタン、または掲載されている二次元コードをスマートフォンのカメラで読み込み、謎解きラリー参加ページにアクセス。※謎解きラリー参加ページは3月18日(月)10:00からアクセス可能となります。(2)謎解きラリーのゲーム画面に掲載されているラリーポイント設置駅へ訪問いただき、駅に掲示されたポスターに書かれている、キーワードを入力して、謎解きに挑戦。※一部、現地へ行かなくても参加できる問題もありますが、それ以外は現地に訪問しないと参加いただくことはできません。(3)スタンプの獲得数に応じて、参加ページから賞品への抽選応募が可能となります。5.ラリーポイント設置駅(参加社局)○相模鉄道【相鉄本線】二俣川駅(改札外「SOTETSU GOODS STORE」二俣川)、三ツ境駅(改札外)○東急電鉄【東横線、目黒線・大井町線】代官山駅(改札外)、大岡山駅(改札外)○JR東海【東海道新幹線】新横浜駅(改札内)○JR東日本【横浜線】町田駅(中央改札外)、小机駅(改札外)○横浜市交通局【横浜市営地下鉄ブルーライン・グリーンライン】踊場駅(改札外)、センター北駅(改札外)○相鉄・東急新横浜線共通新横浜駅(南改札外)6.賞品賞品の抽選・応募期間:2024年3月18日(月)~5月6日(祝・月)23:59までとなります。※各賞品への抽選応募は【お1人さま1回まで】です。※当選者の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。※賞品の発送は、5月末ごろを予定しております。○特急賞(スタンプ15個)計4組8人・横浜ベイホテル東急「エグゼクティブツインベイビュー1泊・朝食付き宿泊券」 2組4人・横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ「ラグジュアリーフロア ツインルーム(1泊・朝食付き)」2組4人○急行賞(スタンプ12個)計30人・「109シネマズ&ムービル共通シネマ」ペアチケット5人・全国共通百貨店商品券(10,000円分)5人・「ズーラシア・金沢動物園共通招待券」ペアチケット10人・お得な文化施設周遊チケット「東京・ミュージアムぐるっとパス」(2,500円分)5人・モザイクモール港北大観覧車チケット&商品券(1,500円分)5人※大観覧車チケットは、1枚につき4人までご乗車いただけます。○各停賞(スタンプ8個)計50人・各社局グッズ(1,500円相当)50人※賞品は、ランダムでのご当選となり、お選びいただけません。7.その他・同スタンプラリーに関して、駅係員へのご質問はご遠慮ください。ご不明な点は、「消えた駅長たちからのメッセージ」運営事務局までお問い合わせください。・ご参加には、インターネットに接続可能なスマートフォンが必要です。・歩行中のスマートフォン操作は大変危険ですので、おやめください。・同スタンプラリーは無料でご参加いただけますが、交通費・通信料はお客さま負担となります。・謎解きの答えやヒントは、駅でお答えできません。ヒントが欲しい場合には、ラリーページ内の情報をご活用ください。・OS、ブラウザなどを最新の状態にしてご参加ください。・「プライベートモード」や「シークレットモード」をオンにしている場合、正常に動作しない場合がございますので、ご注意ください。・参加中は、ブラウザの履歴データを削除しないでください。・期間内であれば、ニックネームとパスワードを入力することにより、別日にゲームを再開していただくことが可能です。・抽選の応募ができる賞品は、スタンプの獲得数により異なります。詳しくは「賞品の抽選応募」画面をご確認ください。・同スタンプラリーの謎解きで必要となるキーワードや解答、解説をSNSなどで公表することはご遠慮ください。なお、同スタンプラリーの感想を投稿するのは問題ありません。・参加中に発生したけがや事故などについては、責任を負いかねます。安全面に注意してお楽しみください。・賞品の応募に際してご入力いただいた個人情報は、賞品の発送以外には使用しません。・同スタンプラリーは予告なく、中止または中断する場合があります。あらかじめご了承ください。8.お問い合わせ「消えた駅長たちからのメッセージ」運営事務局電話:045-451-0863【時間:10:00~17:00(平日のみ)】メール: nazotoki-jimukyoku@soag.jp リリース・「新横浜駅5社局乗り入れ1周年記念スタンプラリー『消えた駅長たちからのメッセージ』」を開催.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月13日東京・TOHOシネマズ 日本橋のオープン10周年を記念し、ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)『フランケンシュタイン』トーク付き特別上映を2024年3月29日(金) に行うことが決定した。『フランケンシュタイン』は、NTLiveのラインナップの中でも、これまでに日本だけで約3万人を動員しているヒット作。今回上演されるのは、自分が生み出した怪物への複雑な気持ちを抱え苦悩する博士役をベネディクト・カンバーバッチ、博士の愛を求める怪物役をジョニー・リー・ミラーが演じた作品となる。当日はゲストに映画評論家の渡辺祥子を招き、映画的な視点から本作が紐解かれる。進行役はNTLiveにも詳しい東京大学の河合祥一郎が務める。<イベント情報>ナショナル・シアター・ライブ『フランケンシュタイン』トーク付き特別上映2024年3月29日(金) 東京・TOHOシネマズ 日本橋開始時間:18:30~(上映前にトークショーを実施)登壇者:渡辺祥子、河合祥一郎(司会進行)TOHOシネマズ 日本橋 公式サイト:
2024年03月13日2024年3月15日(金)から開催される「TBSドキュメンタリー映画祭2024」の中で上映される『カラフルダイヤモンド~君と僕のドリーム~』は、名古屋をベースタウンとして活動するBOYS AND MENの弟分として2023年にデビューしたボーイズグループ“カラフルダイヤモンド”を追いかけた作品。グループ結成当初からデビューを経た直近まで、スターになってカラフルに輝く日を目指して、メンバーそれぞれが時に悩み苦しみながらも地に足をつけて活動している姿に密着している。そんなカラフルダイヤモンドに、TBSドキュメンタリー映画祭のアンバサダーでもあるLiLiCoがアツいラブコール!名古屋から東京にやってきたメンバーたちとの対談が実現した!「35年前、デビュー時の自分を思い出して初々しくて楽しい気持ちになりました」(LiLiCo)LiLiCo完成した映画はご覧になりました?國村諒河はい。今朝8時20分にここTBSで観ました!LiLiCoえ、今日観たの!?國村諒河そうなんです。完成版を待ちかねてたんですけど、ようやくみんなでさっき観ることができまして。LiLiCo頑張っている人たちの素顔を観るのって気持ちいいなと思ってるんですが、この作品を観て、初々しくてすごく楽しい気持ちになりました。35年前、デビュー時の自分を思い出しちゃいました。おひとりずつ観た感想を聞かせてもらえますか?國村諒河はい。僕たちカラフルダイヤモンドはデビューさせていただいてからまだ1年も経ってないんですけど、研究生期間を含めるともう5〜6年活動していて、今年で7年目に入りました。これまで、僕たちの苦悩とか葛藤とか、ファンの皆さんには見せてこなかったので、この映画を観ることで「そっか、そういう面をこの映画で初めて見てもらえるんだ」ということに気づきましたね。どういう反応がもらえるのかがすごいドキドキしてます。國村諒河高垣博之研究生時代、まだ顔つきがまだタレントらしくないとき。まだなにも分かってない姿も出てるんですよね。顔つきが変わっていく瞬間を見られるのは、僕たちにとっても発見でした。あと、個人的には、エンドロールを観て「あ、映画だ」って思っちゃいました。多くのスタッフのお名前を見ることで、僕たちに関わってくださってる方々がこんなにたくさん、ってあらためて感謝しています。高垣博之LiLiCo映画だけでなく、普段の活動もスタッフに支えられていることを再確認できますよね。じゃ、次は緑の内海さん。内海太一まず思ったのは、実際に映画になったのがものすごい嬉しかったこと。そして、アイドルとしてキラキラしていない部分を見せていたり、普段言わないような気持ちも話したりしたので、ファンの方はもちろんですが、いろんな人に見てもらえたら嬉しいですね。普段表に出さない部分が描かれているので、ちょっと恥ずかしいんですけど(笑)。内海太一古川流唯素直にめちゃくちゃ嬉しかったです。メンバーと普段言い合うこともなかなかない中で、密かに気にしていた部分とかを吐露していたりするんですよ。だから僕たちも映画を見て気づくこともありましたし、これからはもっとお互いに言い合っていかないといけない、って気づかされました。僕たちの1から現在までのストーリーなので、ファンの方だけでなく初めて僕らを知った方にも見ていただいて、好きになってもらえたらいいな、と思ってます。古川流唯中下雄貴僕はこの映画を、カラフルダイヤモンドを知らない方がこれを観たらどんな感じなんだろう、っていう視点で見たんです。それであらためて、アイドルっていう仕事をしている人たちが、葛藤を抱いていたり、キラキラしていない部分もあったりすることを知らせることができる映画だと思いました。アイドルもひとりの人間なので、そこを知っていただくにはもってこいの映画ですよね。中下雄貴LiLiCoありがとうございます。お待たせしました、次はさっきからちょいちょいコメントを挟んでくれていた紫の設楽さん(笑)。設楽賢待ってました!(笑)。あらためて、自分が出ている映画のワクワクが止まらなくて、今もドキドキしています。僕は東京出身なんですが、普段は名古屋で活動していて、そのふたつの町はなじみが深いんですが、この映画は全国で公開されるじゃないですか。おまけにLiLiCoさんにも会えちゃいましたし。もう本当に嬉しくて。LiLiCo名古屋と大阪は『王様のブランチ』が放映されていないから私が映画コメンテーターをしていることを知らない方もいるんだけど、設楽さんは東京出身だったのね。設楽賢そうなんです。ほんとに。テレビから出てきて、僕らの前にいるLiLiCoさんに感動してて。LiLiCoテレビから出るって、貞子じゃない(笑)。一同爆笑設楽賢LiLiCoこの後でしゃべるの大変ですが、ピンクの岡さんはどう感じた?岡大和ほんとやりにくいですね(笑)。僕たちの過去が詰まった作品を作っていただいたので、 このときに彼はこうやって思って活動してたんや、って知れたのはいいサプライズでした。僕たちは、初期から活動しているメンバーと後から入ってきたメンバーがいるんですけど、気持ちを告白しているところを観て、あぁもっとこうしてやればよかった、とか、自分が考えさせられることも多くて。 これからの活動で気を配るべきところが見えてきた気がします。岡大和LiLiCoはい、おまたせしました。最後は黄色の小辻さん。小辻庵もうほぼ言われ尽くしたんですが……(笑)。LiLiCoそうだよねー(笑)。小辻庵みんな全然違うことを言うから、すごいなと思って聞いてました。僕たちが歩んできた6年間をこうして映画にしていただいたことは、本当に嬉しいですね。僕は12歳からグループに入って、何歳のときはこう思ってたんだ、とか、映画を見ながら思い返すことができて、これからは初心を忘れずに頑張ろうと思いました。客観視って大事ですよね。小辻庵「気だるさがかっこいいみたいな時代に一生懸命何かにぶつかるのが僕たちのモットーなんです」LiLiCoありがとうございました。さて、初心を忘れずって話が出ましたけど、では映画でも最後の方にあった質問で、10年後にどうなっているか、どうしていたいか、って今はどう考えてます?あのシーン、私はすごく興味深かったんですよ。みんな年齢のことを言ってたでしょ?私が知りたかったのは、人としてどう成長しているかってこと。10年後なりたい自分へ向かうために、何をするべきか、ってことはどう考えてらっしゃいます?LiLiCo國村諒河映画にも出てきますが、日本レコード大賞新人賞が昨年の1番の目標でした。新人賞を取れなかったことが分かったときに、事務所の社長が「(レコ大が)ゴールではないから、むしろここで落ちたからってみんなが気落ちしちゃダメ」って鼓舞してくださったんですよね。で、そのときに、もちろんそれが全てじゃないから、1個1個みんなと目標を決めようと提案したんです。そこでみんなで決めた目標が、日本武道館のライブ。今はZepp名古屋など、名古屋でライブをさせていただいてるんですけど、全国レベルでお客さんに集まっていただく大きなライブを目標にしようということになりました。僕たちの強みは、いつでもアグレッシブに、前のめりに取り組むところ。名古屋から全国へ、ということを目標にしてるので、気だるさがかっこいいみたいな時代に、一生懸命何かにぶつかるっていうのが僕たちのモットーなんですよね。目標のために、ここから10年間、それを忘れたくないなって思います。LiLiCo映画の最後、マネージャーさんが「ガツガツしてないのがちょっと問題じゃないかな」って言ってたのを聞き逃さなかったんだけど、今の話とだいぶ違いますね。設楽賢僕らの先輩にあたるボイメン(BOYS AND MEN)さんたちが、ガツガツの天才なんですよ(笑)。LiLiCoそうそうそう!國村諒河雑草魂ですよね。ボイメンさんたちのガツガツ感と僕たちのコンセプトのキラキラ感がだいぶギャップあるんですよね。それについては、ちょっと迷いつつも、1個1個の仕事をエンジョイする気持ちがあるので、できることをどんどんやっていきたいですね。LiLiCoメンバーみんなでビラ配りしたり、本当にすごいですよね。設楽賢ボイメンのメンバーの田村(侑久)さんが、チラシ配りの原点を作って、今の地位を築かれた方なので、僕らは見習ってやってるんです。配信ライブとかだと僕らのことを知っている人しか見ていただけないじゃないですか。でも、チラシ配りは僕らを知らない人たちに自分から積極的にいけるんで。この手法自体は古くさいんですけど、今の時代に逆行した強みなのかなと思ってるんですよ。たとえば、男性にもチラシを配れるのってこうでもしない限りチャンスがないじゃないですか。広く知っていただくために自分たちで動く、というやり方は、10年後も続けていたいなって思います。LiLiCoいいと思う。ライブ会場の男子トイレにも行列ができるようになるのって素敵だもん。デビュー1年でZeppでライブができてるだけでもすごいんだけど、それにしても、目標は武道館……とは。めっちゃ大変よ。「名古屋の男性アイドルと言ったらボイメンさんまずはボイメンさんたちを超えないと話にならない」國村諒河カラフルダイヤモンドは、元々エリア研究生といって、東京、福岡、大阪、それに名古屋出身のメンバーで4つのチームが集まってできたんです。だから、活動の拠点になっている名古屋はもちろんですが、そこから全国に行くことによって、それぞれの地元に帰って名を広めることが目標にもなっています。僕自身は埼玉県出身で、東京の研究生だったんですが、地元の友だちは知ってくれてるけど、まだそれ以外の人は全然知らなくて。親や友だちとかが自慢できるようなグループになるためには、まず全国に名を広めること。だから武道館が目標なんですよね。LiLiCo私がデビューした頃も「名古屋で売れると全国で売れる」って有名な話だったのよ。特に歌手の世界では。名古屋自体も大きな街だけど、東京と大阪のちょうど中間だから、いろんな人たちが往来するし、エンターテイメントに慣れてるんですよね。中下雄貴僕は大阪の研究生だったんですが、名古屋で活動することがなかったので、新しい場所でチャレンジすることから始まったんです。だから、知らない土地でファンの人がついてくれるのはすごく嬉しいですし、ファンの皆さんによって自分たちが活動している意味ができるんですよね。さっき諒河くんも言ってくれたんですけど、この輪を広げるためには10年後に向けて動き続けていなきゃいけないと思っていて。ライブはもちろんですけど、SNSとか個人でも広める活動はあるんじゃないか、ってあらためて思ってるんです。國村諒河ちなみに流唯が唯一の名古屋出身です。古川流唯名古屋出身だからすごく身にしみているのが、名古屋の男性アイドルと言ったらボイメンさんってこと。まずはボイメンさんたちを超えないと話にならないし、名古屋だけで戦っていても、僕たちの夢には絶対進んでいかないと思うんですよね。東京だとスターがたくさんいますけど、名古屋はまだそんなにいない、ってことが逆にメリットかな、と。LiLiCo私も一時期名古屋に住んでたから、その感じはよく分かります。どんな売れてるグループでも、ソロ活動とか、グループの活動とは別のことやったりとかあるでしょ。たとえばリポーターだったり。その辺はどう考えてる?小辻庵そうなんですよね。僕は、主に2.5次元系の舞台に出演させていただいてるんですが、そこで知ってくれた新しいファンの方も、グループでイベントをやるときには遊びに来てくださったりとかしてるんです。外で個人の活動を頑張って、カラフルダイヤモンドに貢献できたらいいな、って思います。中下雄貴僕も今、2.5次元の舞台を稽古中なんですよ。もともと俳優業もしたいって思っていたので、これをきっかけに俳優業も広げて、カラフルダイヤモンドに還元していけるように頑張りたいです。そのためには、自分磨きしていくことが必要ですね。LiLiCo稽古ってすっごい時間かかるし、グループ活動がそのときできなかったりするでしょ。小辻庵2023年は(舞台などの仕事で)カラフルダイヤモンドの活動が3カ月しかなかったんですよ。その間はひとり減っちゃうので、ライブの立ち位置が変わっちゃったりしたんです。高垣博之でも、彼がグループに帰ってくると、お客さんの数が明らかに違うんですよ。舞台で知ってくれた方を連れてきてくれたんですよね。いないことは寂しいですけど、外で頑張ってくれたから、それが目に見える結果になって、ありがたいです。LiLiCo立ち位置変わるとだいぶ難しいでしょ。古川流唯11人もいるので。でも、僕たち、人数の変動がもともとすごかったんです。やめちゃった人もたくさんいますので。そういう過去があったから、立ち位置変更もすぐに対応できるメンバーが残ってるんですよね。そういう過去があったことは役に立っています。設楽賢庵くんが外のお仕事のときに、僕らが下地を固めておいて。帰ってきたときに完成できるようにしているんです。そのときは、「あ、これが本家だ」って自分たちでも思えたんですよね。この気持ちの高まりみたいなものは、多分ファンの方も受け取ってくださったと思うんです。メンバーそれぞれに“色”が決まったときはデビューが決まったのと同じくらい嬉しかったLiLiCo今回の映画の中にはメンバーカラーを決めるシーンもありましたよね。色についてはどう思ってます?内海太一だいぶ慣れました。研究生のときは、個人の色はなかったんですよ。全員同じ真っ白のブレザーを着たりとか。 デビューが決まったときに色をつけますってなった瞬間は、デビューが決まったのと同じぐらい嬉しかったです。それと同時に、色が決まってからは、私物がだんだんその色になってくるんですよね(笑)。今までは黒とか白の服が好きだったんですけど、そこに緑が選択肢に入ってきた。古川流唯そうそう。私服を選ぶときも、赤の靴かっこいいなと思ったり。LiLiCo日本でアイドルって言ったら、やっぱり色がすごく大切なのね。ピンクはどう?岡大和僕たちの事務所でピンクは、代々先輩方の中でもインテリ系の色なんです。僕、全然インテリじゃないんですけど(笑)。だから、これまでのイメージとは違う新しいピンクのキャラを作っていけると思って、楽しくなっちゃいました。僕、グループで最年長なんですけど、1番お勉強ができないんです。ラジオの収録でみんなと一緒になると、いつも「これなんて読むの?」って聞いちゃうくらい。國村諒河シンプルにアホですよ、彼(笑)。岡大和ははは(笑)。それはそうと、やっぱり色があると覚えてもらいやすいんですよね。ステージに立ったときに「何色の子が良かった」とかSNSに書き込んでくれる方もいらっしゃいますし。LiLiCo今の色じゃないのが良かったと思う人はいないのかな?中下雄貴はい。青も好きなんですけど、1番好きなのは紫だったので。でも寒色だったらいいな、と思っていたので青に慣れました。小辻庵僕も寒色がめちゃくちゃ好きで、私服はほとんど黒だったんです。だから、黒がいいなって思ってました。國村諒河えー!そうなの!?小辻庵もともと根が結構暗い方だから、黄色になってプラマイゼロかな(笑)。設楽賢僕は赤が好きだったんですよね。戦隊モノとかでも、強めのイメージじゃないですか。次に好きだったのが青。でも、混ぜたら紫になるんで、納得してます(笑)。LiLiCo自分たちは恵まれていると思う?高垣博之すごく思います。たとえば、名古屋から東京に来るとき、夜行バスなんですけど、ライブのMCでそれを言うとすごくウケるんですよね。一見きついことでも、覚えてもらいやすいネタを持っている。でも、実際は寝れなかったりとか、腰痛くなっちゃったりとか、のどが乾燥したりとかでけっこう大変ではあるんですけど。当たり前に新幹線に乗れるようになりたいですね。古川流唯僕たちは先輩方がイチから築き上げたところに参加させてもらっているから、先輩たちよりは恵まれている環境でスタートができているんですよね。まさかの映画もできちゃいましたし、感謝の気持ちはめちゃくちゃあります。この気持ちをずっと忘れたくないですね。高垣博之ボイメンの後輩ですって言うと「あー」ってなるから、本当に先輩の努力のおかげです。先輩方も「俺らの名前使っていいから」って言ってくれていて、頼らせていただいています。國村諒河研究生で入ったときに、ちょうどボイメンさんが名古屋ドームでライブをされるということで、バックダンサーで出させていただいたんですよ。僕らがZeppでライブができるのも先輩たちが切り開いてくれてたから、レールに載せてもらってるんですよね。環境面ですごく恵まれているからこそ、自分たちの力にするのがここからの勝負だと思ってます。キラキラ王道のアイドルはうちの事務所では初めてなので、ボイメンさんとはまた違う道を開けるんじゃないかな。それに研究生時代から含めてもたった6年でドキュメンタリー映画を作っていただくなんて、恵まれていないなんて思えませんから!取材・文:よしひろまさみち撮影:源賀津己『カラフルダイヤモンド~君と僕のドリーム~』TBSドキュメンタリー映画祭2024にて上映<TBSドキュメンタリー映画祭2024開催概要>東京会場:ヒューマントラストシネマ渋谷3月15日(金)~3月28日(木)大阪会場:シネ・リーブル梅田3月22日(金)~4月4日(木)名古屋会場:センチュリーシネマ3月22日(金)~4月4日(木)京都会場:アップリンク京都3月22日(金)~4月4日(木)福岡会場:キノシネマ天神3月29日(金)~4月11日(木)札幌会場:シアターキノ3月30日(土)~4月11日(木)公式サイト:公式X:<カラフルダイヤモンド舞台挨拶情報>■東京:ヒューマントラストシネマ渋谷3月16日(土) 16:30の回上映後【登壇者】監督:津村有紀ゲスト:古川流唯・内海太一・設楽賢・高垣博之・國村諒河・岡大和・小辻庵・関優樹・永遠・加藤青空3月16日(土) 18:45の回上映後【登壇者】監督:津村有紀ゲスト:古川流唯・内海太一・設楽賢・高垣博之・國村諒河・岡大和・小辻庵・関優樹・永遠・加藤青空■大阪:シネリーブル梅田3月29日(金) 14:20の回上映後舞台挨拶【登壇者】監督:津村有紀ゲスト:中下雄貴・内海太一・岡大和3月29日(金) 16:30の回上映前舞台挨拶【登壇者】監督:津村有紀ゲスト:中下雄貴・内海太一・岡大和■センチュリーシネマ(名古屋)3月22日(金) 15:15の回上映前舞台挨拶【登壇者】監督:津村有紀ゲスト:古川流唯・中下雄貴・内海太一・設楽賢・高垣博之・國村諒河・岡大和・小辻庵・関優樹・永遠・加藤青空3月22日(金) 17:30の回上映後舞台挨拶【登壇者】監督:津村有紀ゲスト:古川流唯・中下雄貴・内海太一・設楽賢・高垣博之・國村諒河・岡大和・小辻庵・関優樹・永遠・加藤青空3月23日(土) 15:15の回上映後舞台挨拶【登壇者】監督:津村有紀ゲスト:古川流唯・中下雄貴・内海太一・設楽賢・高垣博之・國村諒河・岡大和・小辻庵・関優樹・永遠・加藤青空3月23日(土) 17:30の回上映後舞台挨拶【登壇者】監督:津村有紀ゲスト:古川流唯・中下雄貴・内海太一・設楽賢・高垣博之・國村諒河・岡大和・小辻庵・関優樹・永遠・加藤青空3月24日(日) 13:00の回上映後舞台挨拶【登壇者】監督:津村有紀ゲスト:古川流唯・中下雄貴・岡大和・小辻庵・永遠3月24日(日) 15:15の回上映後舞台挨拶【登壇者】監督:津村有紀ゲスト:古川流唯・中下雄貴・岡大和・小辻庵・永遠■京都・UPLINK京都3月29日(金) 18:00の回上映後舞台挨拶【登壇者】監督:津村有紀ゲスト:中下雄貴・内海太一・岡大和■福岡・キノシネマ天神3月30日(土) 16:15の回上映後舞台挨拶【登壇者】監督:津村有紀ゲスト:小辻庵
2024年03月13日アユニ・Dがフロントマンを務めるバンドプロジェクトPEDROが、初の対バンツアー『PEDRO 2MAN TOUR「浪漫乾杯会」』を開催することを発表した。対バンツアーの開催は、3月12日(火) に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で行われた全国ツアー『PEDRO TOUR 2024「慈」』のファイナル公演でアナウンスされた。『浪漫乾杯会』は6月26日(水) に東京・豊洲PIT、7月17日(水) に愛知・THE BOTTOM LINE、7月18日(木) に大阪・GORILLA HALL OSAKA、7月31日(水) に宮城・仙台Rensaで開催予定で、出演者は後日発表となる。<ツアー情報>PEDRO 2MAN TOUR『浪漫乾杯会』PEDRO 2MAN TOUR『浪漫乾杯会』告知画像6月26日(水) 東京・豊洲PITOPEN18:00 / START19:007月17日(水) 愛知・THE BOTTOM LINEOPEN18:00 / START19:007月18日(木) 大阪・GORILLA HALL OSAKAOPEN18:00 / START19:007月31日(水) 宮城・仙台RensaOPEN18:00 / START19:00■PEDROモバイル会員抽選先行 ※一般チケットのみ受付期間:3月12日(火) 22:00〜3月17日(日) 23:59■HP抽選先行 ※一般チケット、U18チケット受付期間:3月25日(月) 18:00〜4月7日(日) 23:59()<イベント情報>PEDRO TOUR 2023 FINAL『洗心』舞台挨拶付き上映会4月7日(日) 愛知・109シネマズ名古屋開場15:30 / 上映開始16:004月11日(木) 福岡・TOHOシネマズ 天神開場18:30 / 上映開始19:004月17日(水) 東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズ開場18:30 / 上映開始19:004月20日(土) 大阪・TOHOシネマズ 梅田開場15:30 / 上映開始16:004月21日(日) 北海道・TOHOシネマズ すすきの開場12:30 / 上映開始13:00チケット情報:()公式サイト:
2024年03月13日2周年記念WEEK 3月18日~31日この度、BS松竹東急(BS260ch・全国無料放送)の放送枠「よる8銀座シネマSP」と「ゴールデンシアターSP」では、3月26日(火)で開局2周年を迎えるのを記念して、3月18日(月)から31日(日)の2週間にわたって、人気シリーズの”第1作・第2作”を放送するなど、豪華なラインアップをお届けします。© Warner Bros. Entertainment Inc.© 2024 Paramount Pictures.© 1989 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.今回の2周年記念特集には、『グレムリン』や『ゴッドファーザー』、『天使にラブ・ソングを…』、『ゴーストバスターズ』など世代を超えて愛され続ける名作の第1作と第2作を2週連続放送。2週目は、「BS松竹東急 開局2周年記念 ツー好みのあなたへ~『2』特集~」と題して『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』、『ターミネーター2』、『家族はつらいよ2』など、人気シリーズの第2作を追加して特集放送。さらに、秦基博が主題歌を描き下ろし、15周年記念ライブの放送とあわせてお届けする『あん』や、ミステリー映画の金字塔『犬神家の一族 4Kデジタル修復版』が華を添えます。スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮のSFホラーコメディ1984年公開『グレムリン』シリーズ© Warner Bros. Entertainment Inc.『グレムリン』 3月18日(月)夜8時発明家のペルツァー(ホイト・アクストン)は、チャイナタウンの骨董屋で、息子・ビリー(ザック・ギャリガン)へのクリスマスプレゼントを探していてモグワイを見つける。モグワイを飼うには、絶対に守らなければならない3つのルールがあったが……。『グレムリン2/新・種・誕・生』3月25日(月)夜8時ギズモの住むチャイナタウンに、マンハッタンの大物実業家クランプによる開発が迫っていた。なんとか破壊寸前の家から逃げ出したギズモだったが、今度はクランプ所有の超ハイテクビルの遺伝子研究室に捕らわれてしまい…。マフィア一家の栄光と悲劇を重厚に描いたフランシス・フォード・コッポラ監督による大作1972年日本公開『ゴッドファーザー』シリーズ全3部作© 2024 Paramount Pictures.『ゴッドファーザー』 3月19日(火)夜8時ニューヨークのイタリアンマフィア、コルレオーネ一家のドンとして君臨するヴィトー(マーロン・ブランド)の屋敷では、娘の結婚パーティが盛大に催されていた。だが、ヴィトーには跡取り問題という大きな頭痛の種があった。そんなある日、敵対するタッタリア一家の一味によってヴィトーが狙撃され重傷を負う事件が発生する。『ゴッドファーザーPART II』3月26日(火)夜8時ヴィトーの跡を継いだ三男マイケル(アル・パチーノ)らコルレオーネ一家は拠点をラスベガスに移す。しかし、マイアミとキューバを牛耳るハイマン・ロスの手先に命を狙われ、危険なマフィア稼業を嫌う妻・ケイ(ダイアン・キートン)との間にも溝が広がっていく。4月3日(水)夜8時『ゴッドファーザー<最終章>:マイケル・コルレオーネの最期』放送予定ウーピー・ゴールドバーグ主演の大ヒットコメディ1984年日本公開『天使にラブ・ソングを』シリーズ© 1992 Touchstone Pictures. All rights reserved.『天使にラブ・ソングを…』 3月20日(水)夜8時クラブ歌手のデロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)は、殺人事件を目撃して命を狙われ、修道院に身を隠す。命惜しさにお堅いシスターたちとの生活を耐え忍ぶデロリスだったが、やがてガマンも限界。そんな矢先、彼女は聖歌隊のリーダーを任されることに。『天使にラブ・ソングを2』 3月27日(水)夜8時セント・キャスリン修道院のシスターたちは、セント・フランシス高校で社会奉仕活動を行なうことになったが、そこは校内暴力や非行がはびこる問題校。不良学生たちに手を焼くシスターたちは、デロリスに助けを求める。再びシスター装束に身を包み、音楽担当として着任し、懐かしの母校へと乗り込むデロリスだったが―。シリーズ最新作公開!幽霊退治屋が珍騒動を巻き起こすSFコメディ1984年日本公開『ゴーストバスターズ』シリーズ© 1984 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.『ゴーストバスターズ』 3月21日(木)夜8時ニューヨークの大学で超常現象を研究しているピーター(ビル・マーレイ)、レイモンド(ダン・エイクロイド)、イーガン(ハロルド・ライミス)は、目立った成果をあげることができず、研究費を打ち切られ、大学を追い出されてしまう。3人は幽霊退治稼業「ゴーストバスターズ」を立ち上げ、高級ホテルに巣くう幽霊を本当に退治したことから、一躍世間の注目を浴びるがー。『ゴーストバスターズ2』3月28日(木)夜8時前作の破壊活動の修理費が払えず、営業停止処分を受けた「ゴーストバスターズ」だったが、300年の眠りから覚めた霊界の大魔王ビーゴと対決するために再結集する。押井守監督による傑作アニメーション映画1984年公開『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』© 1984 TOHO CO., LTD© 高橋留美子/小学館『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』3月23日(土)夜9時学園祭を明日に控え、あたるやラムたち友引高校の生徒は泊まり込みで最後の準備を進めていた。だが、明くる日が来てもやはり彼らは翌日の学園祭に向けて作業を始める。なぜか、友引高校は学園祭前日を延々繰り返すタイムループに陥っていたのだ。やがて、霊能者でもある養護教諭のサクラが学園を包む異変に気付き、生徒たちを下校させるが、みんなは何度帰ろうとしても学校に戻ってしまう。樹木希林、永瀬正敏の共演で贈る感動の人間ドラマ2015年公開『あん』© 2015 映画『あん』製作委員会/COMME DES CINEMAS/TWENTY TWENTY VISION/ZDF-ARTE『あん』 3月24日(日)夜6時縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)。そのお店の常連である中学生のワカナ(内田伽羅)。ある日、その店の求人募集の貼り紙をみて、そこで働くことを懇願する一人の老女、徳江(樹木希林)が現れ、どらやきの粒あん作りを任せることに。徳江の作った粒あんはあまりに美味しく、みるみるうちに店は繁盛。しかし心ない噂が、彼らの運命を大きく変えていく…。アーノルド・シュワルツェネッガー主演、 ジェームズ・キャメロン監督による大ヒットSFアクションシリーズの第2作1991年日本公開『ターミネーター2』© 1991 / STUDIOCANAL - All Rights Reserved『ターミネーター2』 3月29日(金)夜8時未来の指導者である少年ジョン・コナー(エドワード・ファーロング)を殺すために、ロサンゼルスに送り込まれたのは液体金属製の新型ターミネーターT-1000。襲いかかるT-1000からジョンを守ったのは10年前ジョンの母・サラ(リンダ・ハミルトン)を襲ったターミネーターと同じモデルのT-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)だった。T-800は、未来のジョン・コナーが過去の自分を守るために送り込んだと告げる。ジョンはT-800と共に精神病院に閉じ込められた母サラを救い出し、共に人類の未来のために戦い始める。石坂浩二扮する名探偵・金田一耕助が、 大富豪一家で起きた怪事件に挑む、人気シリーズの第1作1976年公開『犬神家の一族 4Kデジタル修復版』© KADOKAWA 1976『犬神家の一族 4Kデジタル修復版』 3月30日(土)夜7時製薬会社で財を成した犬神佐兵衛(三國連太郎)が、巨額の遺産と自分の死後の血で血を洗う葛藤を予期したかのような不可解な遺言状を残して他界した。犬神家の顧問弁護士、古館恭三の助手・若林は、莫大な遺産相続にまつわる一族の不吉な争いを案じて、金田一耕肋(石坂浩二)に助力を得るための手紙を送るが、若林は金田一と会う直前に、何者かに殺されてしまう。それはやがて、怪奇な連続殺人事件へと発展する。山田洋次監督による喜劇映画の決定版シリーズ 豪華キャストで贈る待望の第2作2017年公開『家族はつらいよ2』©2017「家族はつらいよ2」製作委員会『家族はつらいよ2』 3月31日(日)夜6時30分周造(橋爪功)と富子(吉行和子)との離婚騒動から数年――。周造はマイカーでの気ままな外出をささやかな楽しみにしていたが、車に凹み傷が目立ち始めていた。高齢者の危険運転を心配した家族は、運転免許を返上させることを画策する。しかし、頑固オヤジをいったい誰が説得するのか?嫌な役回りを兄妹夫婦でなすりつけ合ううちに、平田家はまたもや不穏な空気に包まれていく―。そして土曜日、周造の免許返上問題を話し合う家族会議が開かれることになり、例のごとく召集された平田家の兄妹夫婦たち。だが、家族会議は一転し事態は思わぬ方向に…。【放送スケジュール】・3月18日(月)夜8時よる8銀座シネマSP『グレムリン』・3月19日(火)夜8時よる8銀座シネマSP『ゴッドファーザー』・3月20日(水)夜8時よる8銀座シネマSP『天使にラブ・ソングを…』・3月21日(木)夜8時よる8銀座シネマSP『ゴーストバスターズ』・3月23日(土)夜9時ゴールデンシアターSP『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』・3月24日(日)夜6時ゴールデンシアターSP『あん』・3月25日(月)夜8時よる8銀座シネマSP『グレムリン2/新・種・誕・生』・3月26日(火)夜8時よる8銀座シネマSP『ゴッドファーザーPART II』・3月27日(水)夜8時よる8銀座シネマSP『天使にラブ・ソングを2』・3月28日(木)夜8時よる8銀座シネマSP『ゴーストバスターズ2』・3月29日(金)夜8時よる8銀座シネマSP『ターミネーター2』・3月30日(土)夜7時ゴールデンシアターSP『犬神家の一族 4Kデジタル修復版』・3月31日(日)夜6時30分ゴールデンシアターSP『家族はつらいよ2』【BS松竹東急(BS260ch)】<全国無料放送> 2022年3月に開局。映画、歌舞伎・演劇・音楽、スポーツ、オリジナルドラマのほか、あらゆるジャンルを放送する全国無料総合チャンネルとして、視聴者のみなさまの暮らしに、上質感やワクワク感をお届けします! 平日夜8時からのよる8銀座シネマと土曜夜9時からの土曜ゴールデンシアターで、映画をノーカットで放送。よる8銀座シネマは「一番身近な映画館」、土曜ゴールデンシアターは「魂ゆさぶる映画の時間」をコンセプトに、古今東西の名作・話題作を年間300本以上ラインアップしています。【お知らせページ】 【局公式X(旧・Twitter)】@BS260_official【BS松竹東急をみるには】 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月12日トニー・レオン、ワン・イーボー共演の『無名』よりメイキング動画と場面写真が解禁された。昨年1月に中国で公開され、興行収入約181億円を上回る大ヒットを記録した本作。第二次世界大戦下の上海を舞台に、中国共産党、国民党、日本軍の間で繰り広げられる名もなきスパイたちによる一進一退の攻防戦を描いたスパイ・ノワールだ。二大スターの共演とあって公開前より大きな注目を集めており、現在発売中のポストカード付きムビチケカードの累計販売数も1万枚を突破。現在も売り上げは伸びており、大好評を博している。そんな本作よりこの度解禁されたのは、トニー・レオンとワン・イーボーのアクションシーンのメイキング映像。ワイヤーアクションに取り掛かるワン・イーボーの姿と、トニー・レオンとワン・イーボーの激しい格闘シーンのメイキングが映し出されている。撮影期間は9日間。「最後に息苦しくなるような格闘を描きたいと思っていました。スタントマンは使っていません。できるだけリアルな戦いになるように余計な動きを排除し、シンプルな格闘になるように描きました」と、非常にレベルの高い演技を要求したとチェン監督は語る。アクションに挑んだワン・イーボーは、当初トニー・レオンに対して手を出すのが非常に心理的負担で、アクション指導からのアドバイスを受けてやっと拳を伸ばすことができた、と明かしている。「撮影が進むにつれて、役者同士が深く知り合うようになっていきました。格闘中には実際に体が接触することがあり、アクシデントが起きた後は、お互い気遣い合い、よりお互いの間に信頼感が産まれるようになり、撮影は順調に進みました」とチェン・アル監督が述べるように、トニー・レオンとワン・イーボーが互いを気遣いながら会話とシュミレーションを重ね、迫真のアクションシーンを作り上げる様子が読み取れる映像となっている。併せて解禁となった新場面写真は6点。返り血を浴びたイエ(ワン・イーボー)と悲しげな顔でガラス越しに何かを見つめるフー(トニー・レオン)のほか、日本軍スパイのトップ渡部(森博之)、フー(トニー・レオン)の上司にあたるタン(ダー・ポン)、フーの部下であり、イエの友人のワン(エリック・ワン)、共産党員の諜報員をしていたが、中国国民党に転覆しようとするジャン(ホアン・レイ)のカットなど、登場人物たちのシリアスな表情が捉えられている。『無名』は5月3日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:無名 2024年5月3日よりヒューマントラストシネマ有楽町、 シネマート新宿ほか全国にて公開2023© Bona Film Group Company Limited All Rights Reserved
2024年03月12日最新作『オッペンハイマー』でアカデミー賞最多7部門を受賞したクリストファー・ノーラン監督の初の商業映画『メメント』が、4月19日(金)より1週間限定で再上映されることになった。第96回アカデミー賞(2024)をはじめ多数の映画賞でのノミネート、受賞で話題を席巻しているクリストファー・ノーラン監督。監督の長編映画第2作で初の商業映画作品でもある『メメント』は、何者かに妻を惨殺され、自らも記憶障害を患ってしまった主人公・レナード(ガイ・ピアース)が犯人への復讐に突き進む物語。レナードが“10分しか記憶を保てない”なかでポラロイド写真やメモ、体中にタトゥーを彫ることで記憶を残し、時系列を逆行しながら事件の真相に迫っていくという手法が評判となり、全米でロングランヒットを記録。一躍、<監督クリストファー・ノーラン>の名を世に知らしめた作品でもある。後に『インセプション』や『インターステラー』、そして『TENET テネット』など“時間”を題材に、多くの難解で画期的な作品を生み出すノーラン監督のエッセンスを体感できる1作となっている。なお、本企画ではオリジナルの来場者特典の配布も実施予定。詳細は後日発表される。『メメント』は4月19日(金)より新宿ピカデリー、グランドシネマサンシャイン 池袋、シネクイントほか全国66館にて1週間限定上映。『オッペンハイマー』は3月29日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:オッペンハイマー 2024年3月29日より全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.
2024年03月12日マイケル・マン監督最新作『Ferrari(原題)』が、邦題『フェラーリ』として、7月5日(金)より全国公開されることが決定。ティザービジュアルと特報が解禁された。エンツォ・フェラーリ。元レーサーにして、カーデザイナー、そして自ら立ち上げたフェラーリ社をイタリア屈指の自動車メーカーへと成長させた稀代の経営者。だが、その私生活は謎に包まれ、1988年に亡くなってから現在まで、多くの毀誉褒貶に晒され続けている。本作は、1957年、59歳だったエンツォの波乱と激動の1年を描く。難病を抱えた愛息ディーノを前年に亡くし、社の共同経営者でもある妻ラウラとの夫婦生活は冷え切っていた。さらに、秘かに愛し合っていた女性リナとその息子ピエロとの二重生活は、思いがけずラウラの知るところに。2人の女性との愛憎と婚外子の認知問題に加え、業績不振により破産寸前のフェラーリ社は、競合他社からの買収の危機に瀕していた。私生活と会社経営で窮地に立たされたエンツォは、起死回生を賭け、イタリア全土1000マイル縦断の公道レース「ミッレミリア」に挑む…。F1界の“帝王”と呼ばれた男の情熱と狂気を圧倒的熱量で描く、衝撃の実話。製作・監督は巨匠マイケル・マン。『ヒート』、『インサイダー』など数々の傑作のメガホンを取り、『フォードvsフェラーリ』では製作総指揮を務めたマン監督にとって、『フェラーリ』は構想30年に及ぶ執念の企画。主人公エンツォ・フェラーリを演じるのは、クリント・イーストウッド、スティーヴン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ、ジム・ジャームッシュ、そしてリドリー・スコットら、錚々たる巨匠たちから引く手あまたの、アダム・ドライバー。会社経営とレースに情熱と狂気をぎらつかせ、一方、愛する者たちには優しさと人間味を感じさせるエンツォという人物を陰影深く演じている。さらに、2人の女性、ペネロペ・クルス演じるラウラと、シャイリーン・ウッドリー演じるリナとの複雑な男女関係の機微が、ドラマの大きな見どころともなっている。またドライバーは本作で、製作総指揮も務めた。そして、「ミッレミリア」のレース・シーンを再現するにあたり、マン監督の下に精鋭スタッフが結集。疾走するレーサーの表情から雄大に広がる景観までをダイナミックな構図で捉えた撮影は、『Mank/マンク』でオスカー受賞のエリック・メッサーシュミット。また、膨大なリサーチを尽し、1957年当時の風俗、風景をいまに甦らせた美術デザインは、『裏切りのサーカス』のマリア・ジャーコヴィク。そして、マン監督とは『ヒート』以来タッグを組んでいるミキサーのリー・オーロフ、アンディ・ネルソンらによる迫力と臨場感溢れる音響設計も絶大な効果を上げている。フェラーリ社の創業日となる3月12日に解禁となったティザービジュアルは、ドライバー演じる主人公エンツォが流線形のマシーンの隣を歩く姿を収めたもの。その偉大な業績とは裏腹に、エンツォの孤独なシルエットが浮かび上がっている。併せて解禁となった特報では、激しく過酷なレースシーンと重厚なドラマを重ねながら、エンツォ自らドライバーたちを叱咤激励する様が切り取られている。加えて、「壮大で濃密なドラマ(ギレルモ・デル・トロ)」、「名優たちの競演(アレハンドロ・G・イニャリトゥ)」、「傑作(ドゥニ・ヴィルヌーヴ)」といった名匠たちの激賞コメントが並んでいる。帝王と呼ばれた男の、起死回生を賭けたレースを描く本作に、大きな注目が集まる。『フェラーリ』は7月5日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年03月12日杉咲花主演で「孤狼の血」シリーズの柚月裕子による同名小説を映画化した『朽ちないサクラ』より、特報映像とキャラクタービジュアルが解禁された。柚月裕子の「サクラ」シリーズのはじまりとなる「朽ちないサクラ」(徳間文庫)を原作とする本作は、県警の広報職員という、本来は捜査する立場にない主人公が、親友の変死事件の謎を独自に調査し、事件の真相と、次第に浮かび上がる“公安警察“の存在に迫っていく異色のサスペンスミステリー。この度、出演が明かされたのは、萩原利久、豊原功補、安田顕の3名。杉咲さん演じる主人公・泉を取り巻く警察官役で、本作の主要キャストとなる。萩原利久/磯川俊一役泉のバディ的な存在となる年下同期の磯川俊一には、主演作「美しい彼」シリーズでブレイクした萩原利久。泉への好意をポケットに隠しつつ、泉の調査を献身的にサポートする好青年役で、フレッシュな魅力を放つ。一連の事件を捜査する県警捜査一課の梶山浩介役には豊原功補。泉の上司で元公安の富樫俊幸を演じる安田顕は、いぶし銀の演技を見せ、静の富樫と動の梶山というコントラストが、2人のベテラン俳優の迫真の演技によって生み出されている。豊原功補/梶山浩介役併せて解禁となったキャラクタービジュアルでは、今回の一連の事件のキーワードとなる美しい満開の「サクラ」の中で不穏な表情で佇み、それぞれの心の葛藤と後悔の念を感じさせるキャッチコピーが添えられている。杉咲さん演じる泉は「信じてあげられなかった」、萩原さん演じる磯川は「大切な人を巻き込んでしまった」、豊原さん演じる梶山は「染みついた思想は、そう簡単には拭えはしない」、安田さん演じる富樫は「許される日がくるとは、思っていない」。ストーリー展開に大いに関わってくるこれらのキーワードも意味深だ。またこのビジュアルは、一年前の2023年3月末に、撮影現場の満開の桜の下で撮影された。安田顕/富樫俊幸役さらに、特報映像にて本編映像が初解禁。冒頭のナレーション「警察内部の闇を炙り出す、サスペンスミステリー」で始まる映像は、事件の真相に迫れば迫るほど翻弄されていく登場人物たちの切迫し、感情がかき乱される様を映し出している。【コメント】萩原利久磯川俊一役を演じました萩原利久です。今回作品を通じて、モノや景色、起こる1つ1つの出来事に対して、当事者なのか部外者なのか、はたまた環境なのか立場なのか、主観客観、人間社会において様々な視点を感じました。自分自身も演じた当時と今とでは全く異なる見え方に変化していることもあるかもしれません。でも、自分なりに向き合った現場で演者として身体で感じた緊張や刺激は鮮明に残っています。素晴らしい経験をさせてもらい、今もいき続けています。1人でも多くの方に観ていただけたら嬉しいです。豊原功補個々において大切にする思いと組織の論理。誰もが一個人であるはずが一体どこから権力と同化し真実を濁らせてしまうのか。人間の営みと社会の構造、つねに私の心にも横たわる深い問いがこの物語に描かれています。私が演じた梶山という男もまた警察という大きな組織の一員でありますが、このひとりの人間が生きる矜持と生きる問いを共に感じ、胸に携えて撮影に臨んだつもりです。本当のことはいつも見えづらくて、本当の言葉はいつも喉に詰まってしまいそうになるけれど、それでもしっかりとまっすぐな瞳でいることの強さを心に残してもらえたらと願っています。安田顕試写でこの映画を拝見したとき、その面白さに唸りました。登場人物の入り乱れる感情、秘める思惑、そして抱く決意。様々な表情が垣間見える作品です。これらの点が線となったとき、皆様の目に見えるもの・胸に届くものは異なるかと思います。その一方で、どのように届くのかが興味深いほど、この作品の受け取り方には数えきれない色があると感じています。原作・脚本・演出・出演者の皆様、何拍子も揃った臨場感を十分に味わえる仕上がり。原監督の手腕に脱帽です。是非、劇場でご覧ください。原廣利監督原作を最初に読んだ時に感じた見えない不穏な「空気」「匂い」がとても印象的でした。春の「サクラ」を魅せる事で登場人物たちに纏わる「空気」と「匂い」を感じて欲しいと思い全力で撮影しました。それぞれの「正義」が交錯する時に、物語は大きく動き出します。今回情報解禁になった、安田顕さん、萩原利久さん、豊原功補さんのそれぞれが目にする「正義」にもご注目下さい。杉咲花さんを筆頭に素晴らしい俳優部、スタッフと共に「朽ちないサクラ」を創り上げられた事を本当に誇りに思います。『朽ちないサクラ』は6月21日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:朽ちないサクラ 2024年6月21日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会
2024年03月12日東京国際映画祭(TIFF)が香港国際映画祭、釜山国際映画祭とともに共催するアジア全域版アカデミー賞「第17回アジア・フィルム・アワード(以下AFA)」の授賞式が3月10日夜、香港の戯曲センター(Xiqu Centre)Grand Theatreにて開催。日本作品の『悪は存在しない』(濱口竜介監督)が、最優秀作品賞と最優秀音楽賞(石橋英子さん)を受賞したほか、日本映画勢が多数受賞した。『悪は存在しない』の濱口監督と石橋さんは、昨年の『ドライブ・マイ・カー』に続いての最優秀作品賞獲得。また、是枝裕和監督も『怪物』で最優秀監督賞を受賞し、昨年の韓国作品『ベイビー・ブローカー』に続く2年連続の同賞受賞に輝いた。『怪物』是枝裕和監督このほか、第36回TIFFのオープニング作品で、日本アカデミー賞でも最優秀主演男優賞を受賞した『PERFECT DAYS』にて役所広司が最優秀主演男優賞の栄冠を手に。第36回TIFFのクロージング作品で、日本アカデミー賞で最多8冠に輝き、米アカデミー賞の視覚効果賞をアジア初受賞した『ゴジラ-1.0』チームが、視覚効果賞(山崎貴監督、渋谷紀世子、高橋正紀、野島達司)、音響賞(井上奈津子)の2部門を受賞。併せて先の発表のとおり、『エゴイスト』などが話題を集めた俳優・鈴木亮平がアジア映画界・アジア文化における業績と貢献を称える「Excellence in Asian Cinema Award」に、韓国のイ・ヨンエととも授与された。イ・ヨンエ/鈴木亮平大規模で豪華なレッドカーペットの後に開催されたAFAの授賞式では、日本人として初めて審査委員長に就任した黒沢清監督が、世界中の映画人が務める審査員陣と投票メンバーを率いて決定された受賞者が登壇。“Youth Ambassador”の1人として様々なAFAイベントに参加した宮沢氷魚がプレゼンターを務めたほか、特別功労賞を受賞したチャン・イーモウ監督、主演男優賞にノミネートされたトニー・レオン、プレゼンターを務めたファン・ビンビンなど、アジア全域よりスターが集まる華やかな式典となった。第17回 アジア・フィルム・アワード 受賞結果一覧(敬称略)『悪は存在しない』最優秀作品賞『悪は存在しない』(日本)最優秀監督賞是枝裕和 『怪物』(日本)最優秀新人監督賞ニック・チェク 『年少日記』(香港)最優秀主演男優賞役所広司 『PERFECT DAYS』(日本)最優秀主演女優賞ジャン・チンチン 『西湖畔に生きる』(中国)最優秀助演男優賞パク・フン『12.12:The Day』(英題/韓国)最優秀助演女優賞レイチェル・リョン 『白日の下』(香港)最優秀新人俳優賞Tergel Bold-Erdene『City of Wind』(フランス、モンゴル、ポルトガル、オランダ、カタール、ドイツ)最優秀脚本賞ペマ・ツェテン 『雪豹』(中国)最優秀編集賞キム・サンボム『12.12:The Day』(英題/韓国)最優秀撮影賞マティアス・デルボー『雪豹』(中国)最優秀音楽賞石橋英子『悪は存在しない』(日本)最優秀衣装デザイン賞マン・リムチョン『The Goldfinger』(香港、中国)最優秀美術賞Eric LAM『The Goldfinger』(香港、中国)最優秀視覚効果賞山崎貴、渋谷紀世子、高橋正紀、野島達司 『ゴジラ-1.0』(日本)最優秀音響賞井上奈津子『ゴジラ-1.0』(日本)Excellence in Asian Cinema Award鈴木亮平(日本)、イ・ヨンエ(韓国)特別功労賞 (Lifetime Achievement Award)チャン・イーモウAFA Next Generation Awardチャオ・リーイン(中国)AFA Rising Star Awardメータウィン・オーパッイアムカジョーン(タイ)2023 Highest-Grossing Asian Film Award『満江紅(マンジャンホン)』監督:チャン・イーモウ(中国)受賞者よりコメント<鈴木亮平Excellence in Asian Cinema Award 受賞>(英語で挨拶:和訳)大家好(中国語)。ここに来ることができて本当にうれしいです。とりわけ、著名なイ・ヨンエさんと一緒にここに立つことができて、とても光栄です。偉大な映画監督、偉大な映画プロデューサー、映画製作者、偉大な俳優、アジアの伝説の俳優たち、皆さんの前に立つことができて、本当に光栄に思っています。でも正直なところ、今年は何もノミネートされていないので、とてもリラックスしてここに立っています。もちろん、ノミネートされることは良いことですが、ノミネートされないのも良いことです。なぜなら、何も心配する必要がないからです。ちなみに、昨年は、トニー・レオンさんのせいで私は最優秀主演男優賞を逃しました。(笑)でも、今年再び彼に会えてうれしいです。もちろん、賞を受賞することは非常に重要でワクワクしますが、このイベント、この大きなイベント、AFAの素晴らしいところは、皆さんに出会い、新しい人たちに出会い、アジア各地の映画制作者と出会い、語り合い、学びあうことだと私は考えています。そして願わくは、今後一緒に新しいプロジェクトを始めたい。今日、あるいは今夜が、未来の新しいプロジェクトの始まりになるかもしれません。そして、いつか一緒に映画を作れることを本当に願っています。なぜなら、"私たちは一緒に物語を紡ぐ(※Together we tell story)"からです。ありがとうございました。※「Together We Tell Story」は今年のAFAのテーマ。<『悪は存在しない』最優秀作品賞受賞>※濱口竜介監督が欠席のため、監督に代わり高田聡プロデューサーと石橋英子がコメント。高田聡:私たちの映画にこのような非常に光栄な重みのある賞を頂きまして、代表してまずは感謝を申し上げます。同じくノミネートされた撮影の北川喜雄さん、共同編集の山崎梓さん、またこの映画に関わったすべての皆さん、おめでとうございます。そして、この場に残念ながら来ることができなかった濱口竜介監督、そして濱口監督に一番最初にこの企画の話を持ってきて、素晴らしい音楽で共同制作をされた石橋英子さん、おめでとうございます。石橋英子:本当に濱口監督が来ることができなかったのは残念です。でもこうやって、撮影の北川さんや編集の山崎さん、今もしかしたら日本で見ているかもしれない主演のおおみか(大美賀均)さん、キャストの皆さん、スタッフの皆さん、本当に皆さんの力のおかげでできました。もちろん、ミュージシャンの皆さん、ミックスをしてくださったジム・オルークさん、本当に皆さんのおかげで、今こうやって、私たちはここに来られて、楽しい時間を過ごせていると思っています。ありがとうございました。<是枝裕和監督最優秀監督賞受賞>尊敬する黒沢清監督からこのようなトロフィーを頂くなんて、本当に光栄です。出会う才能ということで言えば、今回は坂元裕二さんという尊敬する脚本家の方の素晴らしい脚本があって、もう20年近く一緒に仕事をしている美術の三ツ松けいこさんが、今日一緒にスタッフを代表してここに来ていただきました。そんなスタッフとキャストと出会えたことが、この賞を頂けた一番大きな僕の才能ではないかと思います。昨年に続いてこの壇上に立たせていただくことができて、本当にうれしいです。来年は、作品はないのですが、ノミネートされていなくても、またこの場で映画を愛する皆さんとこの時間を共有できたらうれしいです。ありがとうございました。<石橋英子最優秀音楽賞>全く期待してなかったので、全然スピーチを考えていなかったです。まずアジア・フィルム・アワードの皆様、審査委員の皆様、本当にありがとうございます。まず濱口監督、長い道のりでしたが、何をつくるのかわからないまま一緒に歩んできた道のりが奇跡のようでした。撮影やその後の編集など、一緒に皆さんが作ってこられた努力にも感謝したいと思います。撮影の北川さん、編集の山崎さん、本当にありがとうございます。皆さんの仕事がなければ、私のこういう音楽もなかったと思います。スタッフとキャストの皆さんにも感謝したいと思います。本当にありがとうございました。『悪は存在しない』は4月26日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、K2ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:怪物 2023年6月2日より全国にて公開©2023「怪物」製作委員会ゴジラ-1.0 2023年11月3日より全国東宝系にて公開©2023 TOHO CO.,LTD.PERFECT DAYS 2023年12月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2023 MASTER MIND Ltd.悪は存在しない 2024年4月26日よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、K2ほか全国にて公開© 2023 NEOPA / Fictive
2024年03月11日喪失を乗り越えるバレエダンサーを描く『RED SHOES/レッド・シューズ』より本編映像が解禁された。姉を亡くし、あまりのショックに踊れなくなってしまった若きバレエダンサーの再生を描く本作。主人公のサムを含め、本作はバレエダンサーとして実績十分の役者陣によるバレエシーンが見どころだが、その中でも屈指のシーンと言えるのが、今回解禁されたサムとベンのダンスシーン。サム役のジュリエット・ドハーティは、世界最大のバレエ・コンクールで金賞を受賞。ベン役のジョエル・バークもローザンヌ国際バレエコンクールでセミファイナリストになるなど、彼もまたダンサーとしての実力は折り紙付き。サムとベンは本作でお互いに惹かれ合いながらも、絶妙な距離感を保っていたが、ついに2人きりに。ベンが「最後にいつ純粋に踊った?」と誘い、まるで気持ちを確かめ合うように踊りはじめ、言葉のいらない2人だけの世界が画面に広がっていく…。振付師にはオーストラリア・バレエ・カンパニーのプリンシパルであったダニエル・ガウディエッロを招き、圧巻のバレエシーンを堪能できる。サムとベン、2人の恋の行方も気になる本編映像となっている。『RED SHOES/レッド・シューズ』は3月15日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:RED SHOES/レッド・シューズ 2024年3月15日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2023 One Tree Productions
2024年03月11日名古屋に実在するミニシアター、シネマスコーレを舞台にした『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』が3月15日(金)、全国公開される。シネマスコーレの創設者は、“ピンク映画の巨匠”と呼ばれたのち、一般映画の名作も多く手掛け、大島渚の『愛のコリーダ』などのプロデューサーとしても知られる、今は亡き監督・若松孝二。映画館経営に乗り出した監督とスタッフの奮闘記、映画に賭けた青春ドラマだ。『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』とにかく若松孝二監督が、おもしろい。本音とタテマエ、おとなはふたつの顔を使い分ける、なんてことがあるが、この映画の若松監督はすべて本音で開けっぴろげ。いつもサングラスをかけて、強面。だけれど、東北弁と東京弁がミックスされたしゃべりは、朴訥で、どちらかというとコミカル。話は乱暴だが、実がある。この作品の前作は2018年に公開された『止められるか、俺たちを』。60年代、ピンク映画の巨匠といわれ、独特の映画製作集団を率いる若松監督を中心に描いた青春群像劇だった。本作は、その10年後を描く。前作に引き続き、若松孝二役を演じているのは井浦新。『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(2008) 以降、若松監督の全作品に出演している彼だからこそ表現できる、監督の人となりや、くせ。井浦の実年齢が近くなっているからか、まさに憑依、と言いたくなる“怪演”だ。物語は、1982年、名古屋の駅裏にシネマスコーレという映画館を作った若松孝二監督と、彼から声をかけられ支配人になった木全純治(東出昌大)。映画館を手伝いながら監督を志す金本法子(芋生悠)。そして、若松監督に弟子入りしたいと相談する予備校生・井上淳一(杉田雷麟)。映画は、この4人を中心に展開する。この井上くんこそ、本作の企画・脚本・監督を務める井上淳一。そして木全さんも企画・プロデュースを担当している。つまり、当事者によって作られた映画。事実は小説よりも奇なり。もちろん、デフォルメもされているだろうし、多少は盛っていると思うけれど、笑いのツボがたくさんあり、全編を通じて、映画への愛がびんびん伝わってくる。インディーズ映画の監督は、作っても上映する場所に苦労する。それなら自分で映画館を持とうと考えた若松孝二。「世界でも映画館を持っているのは、俺くらいだろう」と、胸をはる。なぜ、名古屋で?ときかれると、東京も大阪も家賃が高いから、と現実的だ。それでも映画館経営は赤字の連続。金勘定で追われる日々である。東出演じる木全支配人も、若松監督と並ぶ魅力的なキャラ。池袋・文芸坐のスタッフだったが、結婚を機に郷里の名古屋に帰り、流行し始めたビデオカメラのセールスマンをしていたところを、若松監督から声をかけられた。井上淳一監督によると「対立とか葛藤がない」人。確かに、独立経営のミニシアター、名画座の支配人さんはこういうタイプが多いように思う。芯から映画が好きで、映画館に来るお客が好き。そんな温かさが伝わってくる東出昌大の演技が素晴らしい。シネマスコーレは、やむなくピンク映画の封切館になって何とか経営が軌道にのる。文芸坐育ちの木全さんは、週の何日かを名作映画の上映にあてたい。そこで経営者の若松監督に直訴する。このやりとりが傑作だ。この映画は、登場人物だけでなく、映画館で上映する映画のタイトルからなにから、すべて実名で描かれている。例えば、大林宣彦監督作品の特集上映を企画した木全さんに、若松監督は「大林の映画なんてお客がはいるわけないだろう」と怒ったりする。当時の映画館といえば、1981年に新宿に「シネマスクエアとうきゅう」ができ、83年には六本木に「シネヴィヴァン六本木」、86年に渋谷の「シネマライズ」開館と、ミニシアターのブームがきていた。アジア映画にも注目が集まり、日本でも自主映画やピンク映画出身の新しい才能が出始め、活況を見せ始めていた。若松監督はそのブームをいち早く察知し、流れに乗ろうとしたのだろう。その頃の映画館をとりまく空気がうまくでていると感じた。ノスタルジーかもしれないが、コンプライアンスとかパワハラとかに神経質ないま観ると、おおらかで、のんきな空気があった。予備校生だった井上に若松監督がアドバイスをするシーンが印象的だ。「そんなに映画監督になりたいなら、うちに来なさい(「来」にアクセント)。ただうちは給料はだせない(「せ」にアクセント)。まず大学に入り、仕送りで暮らしなさい。映画の勉強をうちでしたら、4年で映画監督にしてあげる」。おとながちょっぴりやんちゃだった。希望がほの見えた、そういう時代の、映画の青春!文=坂口英明(ぴあ編集部)(C)若松プロダクション
2024年03月11日第96回アカデミー賞授賞式が3月11日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』に出演したダヴァイン・ジョイ・ランドルフが助演女優賞を初受賞した。過去に、アカデミー脚色賞を2度受賞しているアレクサンダー・ペイン監督の最新作。1970年の米ニューイングランドにあるバートン校を舞台に、それぞれの事情で寮に残り、クリスマスと新年を過ごす孤独な3人の物語が紡がれる。ランドルフは、ひとり息子をベトナムで亡くした学校の料理長メアリー・ラム役を演じ、オスカー前哨戦であるゴールデングローブ賞<ミュージカル・コメディ部門>、米俳優組合(SAG)主催のSAG賞で、助演女優賞を獲得していた。なお、本作は作品賞、脚本賞、主演男優賞(ポール・ジアマッティ)、助演女優賞、編集賞の5部門にノミネートされた。受賞コメント神は素晴らしい方です。私は、自分自身がこんなキャリアを歩むとは思っていませんでした。キャリアのスタートは、歌手だったのです。母は私に『あの通りの向こうにある劇場に行きなさい。何かがあるはずだから』と言ってくれたんです。母に感謝します。私のそばにいてくれたたち、導いてくれた人たち、ここにいるすべての美しい人たちに感謝します。長年、私はいつも“自分とは違う何か”になりたいと思っていましたが、今はただ、私らしくいればいいと気づきました。私のことを見てくれて、ありがとうございます。私はクラスで、ただひとりの黒人の女の子だったのですが、先生は私を見出してくれましたし、導いてくれました。私が不安を抱いても、『大丈夫よ、今から自分の道のりを切り開きましょう』と言ってくれました。私のことを見守ってくれて、ありがとう。『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』は6月21日(金)から、東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ 2024年6月21日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開Seacia Pavao / © 2023 FOCUS FEATURES LLC.
2024年03月11日第96回アカデミー賞の授賞式直前、レッドカーペットに『PERFECT DAYS』で国際長編映画賞にノミネートされているヴィム・ヴェンダース監督と役所広司、視覚効果賞候補の『ゴジラ-1.0』の山崎貴監督とVFXのチーム、長編アニメ映画賞候補の『君たちはどう生きるか』チームが登場した。ヴェンダース監督と役所さんは時折肩を組みながらリラックスした様子でWOWOWのインタビューに応じ、マーティン・スコセッシ監督やロバート・ダウニー・Jr.と対面したとコメント。役所広司とヴィム・ヴェンダース監督 Photo by Kevin Mazur/Getty Images作品が世界で受け入れた理由について役所さんは「国は違っても人の気持ちは共通しているものがある」と語り、「(特に)大都市の人たちの心には響くんじゃないでしょうか」と語った。また、お馴染みのゴジラ人形が蝶ネクタイのゴールデンゴジラ仕様となった『ゴジラ-1.0』の山崎監督は、現地で「ストーリーとキャラクターがよかった」と言われているとコメント。ゴールデンゴジラ Photo by Mike Coppola/Getty Images視覚効果賞に日本映画として初ノミネートとなったが、予算の規模がハリウッド大作と違う中で候補となった理由について、VFXディレクターの渋谷紀世子らは「ヒヤヒヤだったけれど、ここに来ているみんなで頑張った」とコメント。「(それぞれが)好き勝手言ってるだけ」と山崎監督が笑顔を見せる後ろで「チームワーク!」「みんなで頑張ったよ!」と笑顔のチームの声が飛び交っていた。山崎貴監督 Photo by Gilbert Flores/Variety via Getty Imagesそんな『ゴジラ-1.0』チームは揃ってゴジラ仕様の靴でレッドカーペットを闊歩した。『ゴジラ-1.0』Photo by Kevin Mazur/Getty Imagesさらに、『君たちはどう生きるか』からは中島清文さん、福田博之さん、依田謙一さんが参加した。(シネマカフェ編集部)■関連作品:君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibliゴジラ-1.0 2023年11月3日より全国東宝系にて公開©2023 TOHO CO.,LTD.PERFECT DAYS 2023年12月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2023 MASTER MIND Ltd.
2024年03月11日クリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー』が、IMAXに続き、35mmフィルム、Dolby Cinemaでの上映も決定した。本作は、第二次世界大戦下、世界の運命を握った天才科学者J・ロバート・オッペンハイマーの栄光と没落の生涯を、実話に基づき描く作品。今回、IMAX65ミリと65ミリ・ラージフォーマット・フィルムカメラとを組み合わせた最高解像度の撮影を実践。本作のためだけに開発された、65ミリカメラ用モノクロフィルムを用い、史上初となるIMAXモノクロ・アナログ撮影を実現。天才科学者の頭脳と心を、五感で感じさせる極限の没入体験が味わえる。そんな本作が今回、IMAX&35mmフィルム版&Dolby Cinemaで特別先行上映となるトリプル“TOKYOプレミア”の開催を決定。史上初の3劇場で同日同時刻開催となるTOKYOプレミアは、TOHOシネマズ新宿にてIMAX版、109シネマズプレミアム新宿で35mmフィルム版、新宿バルト9でDolby Cinema版を特別先行上映。また日本公開初日より、最先端技術による映像と音響でかつてない没入感を味わえるDolby Cinema、フィルム撮影にこだわり続けるノーラン監督作品を特別な質感で鑑賞できる35mmフィルム版の同時公開が決定。ノーラン監督は35mm版について「観客の皆さんに観ていただける素晴らしい上映フォーマットです」「35mmプリントを上映し、観客にアナログ体験を提供できる場所がまだ世界にあることに、私はとても興奮しています。なぜなら、映像の奥行きや色の表現が重要だからです。それは、観客がもっと没入感のある体験をすることを可能にし、映画の世界にもっと入り込むことができるのです」とコメントしている。IMAX版では、2種類のアスペクト比を使用したノーラン監督。「『ダークナイト』(2008)以来、私はIMAX上映用に複数のアスペクト比を採用してきました。その理由は、ネイティブのIMAXフォーマットは背が高いからです。そのため、IMAXフォーマットを見せたい、観客をアクションに没入させたい重要なシーンでは、巨大なIMAXスクリーンを可能な限り高く広げるのです。そして、それ以外の素材は、2x2のアスペクト比で従来通りに撮影しています。ストーリーの特にドラマチックな場面では、スクリーンを高く広げて、それ以外の場面ではスクリーンを狭めています。これは私がもう何年もやっていることで、私にとってクリエイティブなレバーを引くことができる面白い表現ツールなのです」と語っている。<『オッペンハイマー』トリプルTOKYOプレミア>■IMAX版特別先行上映日時:3月25日(月)19:00開演会場:TOHOシネマズ新宿■35mmフィルム版特別先行上映日時:3月25日(月)19:00開演会場:109シネマズプレミアム新宿■Dolby Cinema版特別先行上映日時:3月25日(月)19:00開演会場:新宿バルト9チケット発売:3月19日(火)0:00より各劇場サイトにて(予定)『オッペンハイマー』は3月29日(金)より全国にて公開、IMAX劇場全国50スクリーン、Dolby Cinema全国10スクリーン、35mmフィルム版109シネマズプレミアム新宿にて同時公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:オッペンハイマー 2024年3月29日より全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.
2024年03月11日