各国映画祭を席巻した話題作『胸騒ぎ』より予告編と本ビジュアルが解禁された。デンマークの新たなる鬼才クリスチャン・タフドルップ監督の最新作となる本作は、旅先で出会った親切な家族の招待を受けた一家が、戦慄の体験をすることになるヒューマンホラー。この度、解禁となった予告編では、ビャアン一家が旅先で偶然出会った親切な家族から招待状を受け取るところから始まる。自然豊かなオランダの田舎町に招かれ、プールまで用意された家で楽しい週末を過ごせるかに思えたが…。生まれつき舌がなく一切言葉を発しないオランダ人夫婦の息子や、窓の外から覗く人影、次々に起きる違和感や不快感が積み重なっていく様子が映し出される。「あの家族嫌な感じがする」と、それまで好意をむげにできずにいた妻ルイーセも、夫ビャアンと娘を連れて帰ろうとするが…。予告編の後半では<善意が悪意を暴走させる>という言葉とともに、登場人物たちが絶叫するショットが次々に映し出され、善良な一家は一体どのような運命を辿ることになるのか、恐ろしすぎる結末に期待が膨らむ映像となっている。併せて解禁となった本ビジュアルでは、何かを言いたげに口をぽっかりと開けた少年の顔が大きく配され、そのすぐ近くに添えられた「誰にも言えない、届かない」というメインコピーが、恐怖と想像を掻き立てるインパクトのあるものになっている。さらに、北欧を感じさせる荒涼とした風景と夕闇のグラデーションのビジュアル下部には、いまにも悲鳴が聞こえてきそうな絶望的な表情を浮かべた、ビャアン一家と思われる人物たちが乗る車が不気味に浮かび上がっている。また、場面写真7点の中には、ビャアンとオランダ人一家の夫パトリックが対面して咆哮する衝撃のあるカットや、シャワーを浴びるルイーセの背後に怪しい人影が映る不穏な一枚、どこか居心地の悪そうな食事風景などが切り取られている。世界を震撼させた新たなるヒューマンホラーに期待が高まる。『胸騒ぎ』は5月10日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:胸騒ぎ 2024年5⽉10⽇より新宿シネマカリテほか全国にて公開© 2021 Profile Pictures & OAK Motion Pictures
2024年03月21日ウー・ジン、アンディ・ラウら中国豪華キャストが集結した『流転の地球-太陽系脱出計画-』から3分超えのロング予告が解禁された。原作は、ヒューゴー賞受賞「三体」の原作者リウ・ツーシンによる同名短編小説「さまよえる地球」。中国映画界が誇る才能が結集して映画化された本作は、精緻な映像美で描かれる練り込まれたストーリーに、ドラマティックに描かれる様々な人間模様、さらに圧倒的なスケール感で繰り広げられるパニック描写など、3.2億元(約65億円)の製作費を費やした究極のSFエンターテインメント超大作。中国本土で初登場第1位に輝き、歴代興行収入ベストテン入りを果たすメガヒットを記録。北米でも大ヒットとなり、世界興収は約6億米ドル。すでにシリーズ3作目の製作も決定している。この度解禁されたのは、中国古代の詩人・李白の漢詞から始まるロング予告編映像。太陽系消滅という絶望を目前に、各国の思惑や、内紛、争いが相次ぐ中、人類の存続危機に自らの危険を顧みず立ち向かった飛行士リウ(ウー・ジン)、量子科学研究者トゥー(アンディ・ラウ)、そして、連合政府の中国代表ジョウ(リー・シュエチェン)といった3人の心の葛藤が描かれる。太陽放射線によってがんに侵された愛する妻と2人の子とともに地下都市移住権を得るため、宇宙ステーション勤務の飛行士に参加を決意するリウ。最新鋭コンピューター「550C」で月エンジン点火の任務に就いていたトゥーは、事故死した愛娘ヤーヤーを「デジタル生命計画」の実験台にし、ふたたび生命を与えようとしていた。100年後の危機に備え地球に1万基に及ぶロケット(地球エンジン)を使って、地球ごと太陽系から脱出させるプロジェクトの責任者ジョウは、未来のために現在の人間を危険な目に合わせることに対する世間からの批判に悩まされていた。そんななかで迫る月の地球墜落。多くの犠牲や代償が伴うなか、大切なものを守るため、地球と人類の存亡、そして希望を懸けた最終作戦が始まる。圧倒的なスケール感、精緻な映像美とともに、練り込まれた人間模様が詰まった見応えあるロング予告となっている。『流転の地球-太陽系脱出計画-』は3月22日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:流転の地球-太陽系脱出計画 2024年3月22日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2023 G!FILM STUDIO [BEIJING] CO., LTD AND CHINA FILM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
2024年03月21日東野圭吾の長編小説を映画化した『ある閉ざされた雪の山荘で』が4月5日(金)よりPrime Videoにて見放題独占配信されることが決定した。1月12日より公開を迎え、実写邦画第1位となる大ヒット(※1/15(月)興行通信社調べ)となるなど、大きな話題となった本作。10代~50代まで幅広い年齢層の観客に支持され、劇場では満席回が続出した。主人公・久我和幸を演じるのは、数多くの映画やドラマに出演し、確かな演技力を発揮する重岡大毅。映画単独初主演となる本作では、オーディションに参加する俳優の7人の中で唯一、異なる劇団から参加した“部外者”である久我を熱演。原作からはキャラクター性が異なる主人公を、“重岡さんならでは”の表現に落とし込み、見事に演じ切った。ほかにも、中条あやみ、岡山天音、西野七瀬、堀田真由、戸塚純貴、森川葵、間宮祥太朗が、同じ劇団に所属する役者たちを演じている。監督は、2012年の監督・脚本作『荒川アンダーザブリッジ』で注目を集めて以降、『ステップ』(20)、『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』(21)など様々なジャンルの話題作を手掛けてきた飯塚健が務めた。密室内で仕掛けられた複雑なトリック、疑心暗鬼に陥っていく登場人物たちの心情、後半にかけて怒涛の展開を見せる本作を高いクオリティで描き切り、原作者の東野氏にも、「トリッキーな世界観を完璧に成立させている」と言わしめた。『ある閉ざされた雪の山荘で』は4月5日(金)よりPrime Videoにて見放題独占配信。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ある閉ざされた雪の山荘で 2024年1月12日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2024映画『ある閉ざされた雪の山荘で』製作委員会 ©東野圭吾/講談社
2024年03月21日ズーラシアンブラス(制作:株式会社スーパーキッズ)は、「サキソフォックス・マニア in すいせんまつり」「ズーラシアンブラス・マニア in すいせんまつり」を2024年4月20日(土)・21日(日)信州国際音楽村(長野県上田市)で開催いたします。コンサート情報 木の温もりを感じるホール●すいせんや桜が咲き誇る信州でアットホームなコンサート会場は浅間山の裾野が広がる信州国際音楽村。「すいせんまつり」は広大な敷地に10万本のスイセンが咲き誇ります。さらに気候とタイミングによっては桜も美しく、黄色と桜色のコントラストは寒い信州地方へ春の訪れを知らせてくれます。演奏する「ホールこだま」は木造りの温かみがあるホールです。アットホームな会場で、ズーラシアンブラスとサキソフォックスがそれぞれ2日連続でコンサートを開催します。●サキソフォックスは1枚目のCD「サキソフォックスのお気にいり」を特集今回の「マニア」コンサートはそれぞれが過去にリリースしたCDを特集します。1日目は「サキソフォックス・マニア」と題してサックス四重奏サキソフォックスが登場。2009年にリリースした第1作目のCD「サキソフォックスのお気にいり」収録楽曲を演奏します。現在も定番のレパートリーである「こぎつね」をはじめ、線路は続くよどこまでも・鉄道唱歌・汽車ぽっぽが楽しい1曲になった「鉄道メドレー」のほか、「ハーレム・ノクターン」「Take Five」などジャズナンバーも披露。拍手で演奏曲が決まるリクエストコーナーや、オリジナルダンスなど客席も一体となって楽しくお届けします。4/20(土)出演:サキソフォックス ラトゥール、ラフィット、マルゴー、ムートン(Sax)、弦うさぎ ベス(Pf)、ナマケモノ(Per)サキソフォックス●ズーラシアンブラスはCD「ズーラシネマ」を特集2日目は金打6重奏ズーラシアンブラスが登場。2007年リリースの6枚目CD「ズーラシネマ」を取り上げ、シネマの名の通り映画音楽を中心に演奏します。お子さまも誰もが親しみのあるジブリ作品から「魔女の宅急便メドレー」「天空の城ラピュタメドレー」。ジブリ作品からは他にもリクエストコーナーに登場します。そのほか1986年製作のファンタジー映画「チキチキバンバン」テーマ曲や「ロッキーのテーマ」「狂詩曲『ゴジラ』」などノスタルジーを誘う古き良き映画音楽をお届けします。4/21(日)出演:ズーラシアンブラス オカピ(Cond)、インドライオン(Tp)、ドゥクラングール(Tp)、マレーバク(Hr)、スマトラトラ(Tb)、ホッキョクグマ(Tuba)、ドール(Dr)ズーラシアンブラス●BYOBパーティー初開催4/20(土)公演終了後には、野外ステージ側でBYOB(Bring Your Own Bottle)パーティーを開催。ファン、制作チーム、さらに動物のお友達プレーヤーも参加して楽しいひとときを過ごします。【公演概要】公演名:サキソフォックス・マニア in すいせんまつり開催日:2024年4月20日(土)時間 :開場時間13:30 開演時間14:00公演名:ズーラシアンブラス・マニア in すいせんまつり開催日:2024年4月21日(日)時間 :開場時間13:30 開演時間14:00(共通)共催:一般財団法人信州国際音楽村場所:信州国際音楽村 ホールこだま(長野県上田市)料金:全席指定 3,000円※0歳より入場可。3歳以上有料。2歳まで膝上鑑賞無料(大人1人につき1名まで)チケット取り扱い・スーパーキッズチケットセンター ・信州国際音楽村 TEL:0268-42-3436フライヤー【ズーラシアンブラスとは】指揮者のオカピをはじめ、演奏するのは全て希少動物という金管五重奏「ズーラシアンブラス」。クラシック音楽における絵本のような役割ができれば…と2000年に誕生しました。2010年には「横浜観光コンベンション特別功労賞」を、2011年には「キッズデザイン賞」において最優秀賞(経済産業大臣賞)を受賞しました。2014年にはコンサートの取組が高く評価され、株式会社スーパーキッズは経済産業省より「がんばる中小企業・小規模事業者300社」に選定されました。また多数のCD、DVDのみならず、楽譜もリリースし、金管アンサンブル界の裾野を広げています。「弦うさぎ」(うさぎの弦楽四重奏)「サキソフォックス」(キツネのサックス四重奏)といった動物の仲間たちと行う、親子のためのコンサート「音楽の絵本」は、全国各地のホールで話題となり、海外公演も含め年間約150を数えます。2011年にはオーケストラ「ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団」を結成。これまでのコンサートから更に一歩踏み出し、慣れ親しんだ音楽をより交響的に紡ぐ「シンフォニック童謡」をテーマに展開。子どもたちのクラシック音楽への興味を一層高めています。「ズーラシアンブラス」は、これからも音楽の素晴らしさを知る糸口を提供していきたいと思っています。【制作コンセプト】素晴らしい文学作品を読んで聞かせても、小さな子どもがその世界に入り込んでいくことはすぐにはできません。そのために文学の世界には「絵本」と言う素晴らしい芸術の入り口が用意されています。音楽の世界にも童謡という子どもたちへの贈り物がありますが、歌詞に頼らないクラシックの世界では絵本のような分かりやすい入り口がなかなかありませんでした。ズーラシアンブラスはクラシック音楽における絵本の役割ができれば…と考えられ、そして誕生しました。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月21日アニメ映画『トラペジウム』(5月10日公開)の新たな場面写真6点が21日、公開された。原作は、乃木坂46に当時在籍中だった高山一実が2018年11月に刊行し、「平成世代が買った本1位」に輝くなど累計30万部を突破したデビュー小説。アイドルを目指す高校生・東ゆうが、東西南北の美少女を集めながら自らの夢に向かって進む青春物語を描く。15歳の主人公・東ゆうを結川あさきが演じるほか、ゆうが結成するアイドルグループ「東西南北」メンバー・大河くるみ(西)を羊宮妃那、華鳥蘭子(南)を上田麗奈、亀井美嘉(北)を相川遥花、ゆうの“計画の協力者”工藤真司をJ01・木全翔也、ゆうが出会うボランティア団体のお爺さん・伊丹秀一を内村光良が務める。今回、アイドルを目指す主人公・ゆうの場面写真が公開。嬉しさのあまり顔を赤らめている様子や、部屋の椅子に座りながら天井を仰ぐ姿など、様々なシーンでの心の動きを捉えている。また、同作は、auスマートパスプレミアム会員限定で期間中いつでも1,100円で鑑賞できるキャンペーンの対象作品に。その他の作品でも昨年から展開中の同キャンペーンは、auスマートパスプレミアム会員(同伴者1名まで)を対象とし、全国のTOHOシネマズ、ユナイテッド・シネマ、シネプレックス、コロナシネマワールドなどで実施。期間中であれば、何度でも一般・大学生1,100円、高校生以下は900円で鑑賞が可能となる。【編集部MEMO】『トラペジウム』の映像化にあたり、脚本や音楽などにも幅広く携わった高山一実。映像化作業と並行して、5歳になる恐竜・がっぴちゃんの冒険を描く絵本『がっぴちゃん』も手掛け、2月に都内で開催した発売記念イベントでは「小説を出版してから2作目を書きたいと思いましたが、書いては消してが続いていました。文章を考えるのは好きで、何かまた出版物を出したいと思っていましたが、その中で『がっぴちゃん』を作っていく過程が楽しかったです」と心境を語っていた。
2024年03月21日この度、乃木坂46 1期生・高山一実が小説家デビューを果たした「トラペジウム」(KADOKAWA刊/『ダ・ヴィンチ』連載)がアニメーション映画化され、5月10日(金)より全国の公開いたします。原作「トラペジウム」は、アイドルを目指す高校生・東ゆうが、東西南北の美少女を集めながら自らの夢に向かって進む物語。2016年から雑誌『ダ・ヴィンチ』で連載を開始。2018年に単行本化された高山一実による青春小説は、トップアイドルグループでの活動経験がある高山にしか描けないリアルな描写、共感度の高い内容が好評を得て、これまでに累計30万部を売り上げています。そして、原作者である高山がシナリオ制作など映画制作に深く関わり、彼女でなければ描けないテーマ、「アイドル」とは何なのか?、「アイドルが放つ輝き」とは何なのか?という“想い”をさらに追い求め、「ぼっち・ざ・ろっく!」、「SPY×FAMILY」を手掛けたCloverWorksのスタッフとともに完全版『トラペジウム』としてアニメーション映画化。2024年5月10日(金)、全国の映画館でアイドルを目指す少女・東ゆうの10年間を描いた青春物語が幕を開けます。『トラぺジウム』がauスマートパスプレミアム会員限定サービス「au推しトク映画」に仲間入り!本作が、auがおススメする映画がいつでも対象劇場で1,100円でご鑑賞いただける会員特典サービス【au推しトク映画】に決定いたしました!auスマートパスプレミアム会員であれば、いつでもおトクにご鑑賞頂けます。土日や祝日も含め、公開期間中はいつでも一般・大学生1,100円、高校生以下900円でご鑑賞頂けます。同伴者も1名まで割引価格で映画観賞券をお求めいただけますので、ぜひ、大切な方を誘って本作をおトクにご鑑賞ください。■auスマートパスプレミアム会員特典【au推しトク映画】概要映画『トラペジウム』が土日平日いつでも1,100円対象劇場:全国のTOHOシネマズ、ユナイテッド・シネマ/シネプレックス、コロナシネマワールドなど料金:一般・大学生1,100円、高校生以下900円※別途、追加料金が必要な特殊上映や特別席がございます。対象:auスマートパスプレミアム会員ご本人さま+同伴者1名分まで割引特典がご利用いただけます。利用条件:会員ならいつでも、公開期間中何度でも対象の映画が割引となります。事前購入:各劇場の事前購入時にクーポンコードを入力する事でご利用いただけます。事前購入が可能なタイミングは劇場により異なりますので、各劇場のホームページをご確認下さい。映画『トラペジウム』auクーポンサイト: 「auスマートパスプレミアム」とはauスマートパスプレミアムは、スマホライフを充実させるおトクなクーポンをはじめ、エンタメデジタルコンテンツ、便利なアプリや、あんしんのスマホサポートなどを月額情報料548円 / 初回30日無料でauに限らず全てのキャリアのお客さまが利用可能なサービスです。①コンビニやファストフード店、飲食店など、街で使える無料クーポン / 割引②「au PAY マーケット」でおトク(ポイント還元 / 送料無料 )なお買い物③デリバリーサービスの配達料無料④映画館での鑑賞料金などの割引⑤映像(ドラマ / アニメ / 映画)、音楽、書籍(雑誌 / マンガ)、ライブの主要エンタメが楽しめるコンテンツ⑥写真やアドレス帳などのデータをお預かり /ウイルス感染や不正サイト等をブロック / フリーWi-Fi接続時の通信を保護するなど、スマホをあんしんに使える最新の特典内容など詳細は、こちら を参照ください。※表記の金額は、特に記載のある場合を除き全て税込です。auスマートパスプレミアム会員なら、他にも映画館でおトクにご鑑賞いただける特典がいっぱい!※以下サービス詳細は、au映画ポータルサイトをご参照下さい。 ●auスマートパスプレミアム新規入会で映画が500円で鑑賞出来るクーポンプレゼント対象劇場:TOHOシネマズなどauスマートパスプレミアムに初めてご加入いただいた方に、500円で映画鑑賞できるクーポンをプレゼント!※事前に500円鑑賞クーポンのご利用予定の劇場を選択頂き、利用予定の劇場サイトよりご入会下さい。※クーポンはおひとり様1回限りご利用いただけます。※特別料金の上映にはご利用になれません。別途、追加料金が 必要な特殊上映や特別席がございます。●auマンデイ対象劇場:TOHOシネマズ毎週月曜日は鑑賞料金1,100円(一般・大学生の場合)●auシネマ割対象劇場:松竹マルチプレックスシアターズ(ピカデリー・MOVIX)/ ユナイテッド・シネマ / シネプレックス /テアトルシネマグループ / コロナシネマワールドいつでも鑑賞料金1,400円(一般・大学生の場合)●auスマートパスプレミアム会員なら特定の映画が土日平日いつでも1,100円対象劇場:TOHOシネマズなど会員ならいつでも、公開期間中何度でも鑑賞料金1,100円(一般・大学生の場合)主人公・東ゆうの千変万化な表情をピックアップした、場面写真も解禁!アイドルを目指す主人公・東ゆうの場面写真、6枚を解禁!嬉しさで顔を赤らめている表情、部屋の椅子に座りながら天井を仰いでいる姿など、彼女が見せる多彩な表情に注目です。コピーライト:©2024「トラペジウム」製作委員会※キービジュアル、場面写真、特報、予告など版権を伴う宣伝素材を使用する際は、明記をお願いします。<INTRODUCTION>乃木坂46 1期生・高山一実は、2016年から雑誌『ダ・ヴィンチ』で長編小説の執筆に挑戦した。小説のタイトルは『トラペジウム』。現役アイドルとして生きる日々の中で高山が書き綴ったのは、「アイドルを目指す少女の青春物語」だった。原作者自身の経験や葛藤が込められた小説は、瑞々しくもリアリティーと熱量に満ちた文章で反響を呼び、累計発行部数30万部の大ヒットを達成した。そして、アニメーション映画化企画が始動。長期に渡る映画制作の中で、高山は脚本や音楽などに幅広く携わり、「ぼっち・ざ・ろっく!」「SPY×FAMILY」など数々の人気作品を手掛けるスタジオCloverWorksと制作スタッフ・クリエイターの協力のもと、映画作品として『トラペジウム』を新たに再構築した。15歳の主人公・東ゆうを演じるのは、新進気鋭の声優・結川あさき。ゆうが結成するアイドルグループ「東西南北」のメンバーのキャストは、西=大河くるみを羊宮妃那、南=華鳥蘭子を上田麗奈、北=亀井美嘉を相川遥花。ゆうの“計画の協力者”工藤真司を木全翔也(JO1)、ゆうが出会うボランティア団体のお爺さん・伊丹秀一を内村光良が務める。主題歌は、現在の音楽シーンを牽引する音楽プロジェクト・MAISONdesが担い、ボーカルには、バーチャルアイドルグループ「ホロライブ」の0期生であり圧倒的な歌声で国内外で絶大な支持を得るVtuber・星街すいせいを迎え、夢に焦がれて生きる少女の想いを歌い届ける。「はじめてアイドルを見たとき思ったの。人間って光るんだって。」夢に取り憑かれた少女・東ゆう。アイドルになるための計画を進める中で、ゆうは様々な困難にめぐり逢う。東西南北の“輝く星たち”を仲間にしたゆうが、高校生活をかけて追いかけた夢の結末とは――<STORY>高校1年生の東ゆうは“絶対にアイドルになる”ために、自らに「4箇条」を課して高校生活を送っている。1)SNSはやらない2)彼氏は作らない3)学校では目立たない4)東西南北の美少女を仲間にする半島地域「城州」の東に位置する城州東高校に通うゆうは、他の3つの方角の高校へと足を運び、かわいい女の子と友達になる計画を進める。その裏には、「東西南北の美少女を集めてアイドルグループを結成する」という野望があった。西テクノ工業高等専門学校2年生で、高専ロボコン優勝を目指す“西の星”大河くるみ。聖南テネリタス女学院2年生で、お蝶夫人に憧れる“南の星“華鳥蘭子。城州北高校1年生で、ボランティア活動に勤しむ“北の星”亀井美嘉。ゆうの計画を知り協力する男子高校生・工藤真司のサポートもあり、ゆうは3人の美少女と友達になる。ロボコン大会や文化祭といった青春のイベントをこなしながら、ゆうは着々と「東西南北」4人の結束を固めていく。そんな中、観光客のガイドボランティア・伊丹秀一を手伝う女子高校生たちの活動が注目され、ゆうたちにテレビ出演のチャンスが舞い込む。さらに、番組制作会社のAD・古賀萌香との出会いをきっかけに、ゆうたち4人は徐々に仕事を得て、世の中に知られていく。そしてついには、「東西南北」のアイドルデビュープロジェクトが始動することになる。「私が選び抜いたメンバー。私の目に狂いはなかった。私たちが、東西南北が、本当のアイドルになるために。私がみんなを、もっともっと輝かせてみせる。」しかし、夢への階段を登り続けていく中で、ゆうは〈大きな問題〉に直面することになる――<CAST>東ゆう:結川あさき大河くるみ:羊宮妃那華鳥蘭子:上田麗奈亀井美嘉:相川遥花工藤真司:木全翔也(JO1)古賀萌香:久保ユリカ水野サチ:木野日菜伊丹秀一:内村光良<STAFF>原作:高山一実「トラペジウム」(KADOKAWA刊/『ダ・ヴィンチ』連載)監督:篠原正寛脚本:柿原優子キャラクターデザイン:りお総作画監督:りお・けろりら衣装デザイン:伊藤雅子プロップデザイン:久原陽子、渡辺浩二、井戸田あかね2Dデザインワークス・特殊効果:齋藤睦美術監督:田村せいき色彩設計:中島和子撮影監督:関谷能弘3Dディレクター:宮地克明編集:三嶋章紀スーパーバイザー:舛成孝二星空写真協力:KAGAYA音楽:横山 克音響監督:明田川仁制作:CloverWorks製作:「トラペジウム」製作委員会配給:アニプレックス主題歌:MAISONdes「なんもない feat. 星街すいせい, sakuma.」(Sony Music Labels)公式HP:trapezium-movie.com公式X:@trapezium_movie公式TikTok: コピーライト:©2024「トラペジウム」製作委員会 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月21日綾瀬はるか主演、『こちらあみ子』の森井勇佑監督作『ルート29』が2024年秋に公開されることが決定。場面写真とメイキング写真が解禁され、コメントが到着した。詩人・中尾太一の「ルート29、解放」(書肆子午線)からインスピレーションを受け、映画の舞台ともなった姫路から鳥取を結ぶ一本道の国道29号線を約一か月間旅をし、脚本を完成させた本作。森井勇佑監督が「奇妙なものや不思議なものに触れること、そうすることでしか得られない生の実感があるのではないかという思いを根底において、現代のおとぎ話のようなものを目指して取り組みました」と語るロードムービーとなっている。森井勇佑監督その独創的なストーリーは、他者と必要以上のコミュニケーションを取ることのできないひとりぼっちの主人公トンボが、風変わりな女の子ハルを連れて旅に出ることにより、奇妙な人たちと出会うことや、少しずつ深まるハルとの絆によって、空っぽだった彼女の心に喜びや悲しみの感情が満ちていくことを描く。森井監督待望の2作目の主演を務めるのは、これまでアクション、ラブストーリー、コメディ、時代劇、大河ドラマなど様々なジャンルで多岐に渡るキャラクターを演じてきた綾瀬はるか。本作では、これまで演じてきたキャラクターや、お茶の間で見せる親しみやすく朗らかな印象とは異なる清掃員の女性、トンボを演じる。「ご自身のなかの宇宙が独特で面白い方だと感じました。その宇宙がトンボという役をとても豊かなものにしてくれたのだと思います」と監督が語る通り、綾瀬さんは難しい役柄を見事に演じきり、本作で新しい一面を開花させた。ハル役には『こちらあみ子』で強烈なデビューを飾り第36回高崎映画祭最優秀新人俳優賞を受賞した大沢一菜。ドラマ「姪のメイ」「季節のない街」と立て続けに出演し、幅広く活躍を続ける彼女は森井監督作品に2作品続けての出演となる。撮影は『春原さんのうた』『偶然と想像』の飯岡幸子、照明は『花束みたいな恋をした』『夜明けのすべて』の秋山恵二郎、録音は『月』『コンフィデンスマンJP 英雄編』の高須賀健吾、美術は『MOTHER マザー』『水は海に向かって流れる』の大原清孝。編集は『せかいのおきく』『ラーゲリより愛を込めて』の早野亮、衣装を『ドライブ・マイ・カー』『春に散る』の纐纈春樹、ヘアメイクに『流浪の月』『愛にイナズマ』の豊川京子など邦画界きっての実力派スタッフが集結。綾瀬さんを主演に、いま最も新作が期待される森井監督が、まるで外国の絵本のような映像美と独特なストーリーで魅惑的な世界観を完成させた。この度解禁された場面写真は、トンボ役の綾瀬さんとハル役大沢さんをとらえた、旅の途中に立ち寄ったドライブインでの一枚。森井監督のメイキング写真も併せて解禁されている。コメント全文綾瀬はるかのり子の心は無限に広がりながら、人との交わりを閉ざしていく中で隙間も広がり、空っぽのようになってる人。風のようにゆらゆらとしながら過ごしていたある時、風がわりなハルと出会い旅をして、その途中奇妙な人たちとも交わり、のり子の心に吹く風も表情が変わりはじめます。悲しみの一滴、喜びの一滴と空っぽのような心も少しずつ満たされ、ハルとの旅も終わりを迎えていきます。どこまでが現実で、どこまでが非現実か、ハルとのり子の不思議な旅、冒険をご一緒するように観て頂きたいです。(のり子はトンボの本名です。)大沢一菜監督とまた一緒にやれると聞いて“やったー”と思いました。綾瀬はるかさんと一緒だと聞いてさらに“やったー”と思いました!撮影は暑くて大変でしたが、綾瀬さんと一緒にアクションごっこしたり、買ってきたチョコやお菓子を一緒に食べてくれて楽しかったです。たくさんの皆さんに観てほしいです。森井勇佑(監督・脚本)この映画は、中尾太一さんが書かれた詩がもとになっています。ざわめきを感じる言葉たちに取り囲まれ、想像をめいっぱい広げて作りました。奇妙なものや不思議なものに触れること、そうすることでしか得られない生の実感があるのではないかという思いを根底において、現代のおとぎ話のようなものを目指して取り組みました。トンボを演じた綾瀬はるかさんとは初めてのお仕事でしたが、ご自身のなかの宇宙が独特でおもしろい方だと感じました。その宇宙が、トンボという役をとても豊かなものにしてくれたのだと思います。綾瀬さんがあのときに生きたトンボという人間が、僕はとても好きです。ハルを演じた大沢一菜さんは、どうしてそんな表情が出来るのかと思わされる驚くような瞬間が何度もありました。大沢さんとお仕事をするのは2度目ですが、新しい表情をたくさん見せてくれたこと、とても嬉しく感じました。独創的な取り組みをしてくれたスタッフたち、生き生きとカメラの前に立ってくれたすべての出演者たちと一緒に、この映画を作れたことをとても誇らしく思っています。これからご覧になるお客さまに『ルート29』がどのように届くのか、とても楽しみです。『ルート29』は2024年秋、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年03月21日今回で4回目を迎える『TBSドキュメンタリー映画祭 2024』が開催されている東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で、『BORDER 戦場記者 × イスラム国』の上映後舞台挨拶が行われた。監督を務める須賀川拓、本編にも出演している白川優子氏(国境なき医師団)が登壇した。世界の紛争地域を飛び回るTBS『NEWS23』専属ジャーナリストである須賀川監督は、昨年、人気バラエティ番組『クレイジージャーニー』に戦地から生中継で出演し、その緊迫したリポートが大きな反響を呼んだ。最新作『BORDER 戦場記者 × イスラム国』では、シリア奥深くの砂漠にある難民キャンプを取材し、壊滅したと思われていた過激派組織イスラム国の“いま”、その極めて危険な思想にいまだ共鳴する人々がいる現実を克明に映し出す。須賀川監督は、劇中で白川氏が語ったシリアの都市・ラッカの惨状について「僕もカメラマンも号泣してしまった」と告白。白川氏も「ラッカは本当にきつかった」と重苦しい口調で振り返り、「執筆なら書けるんですが、人前で話すことはできず、今回、初めてお話しさせていただいた」と映画を観終えたばかりの客席に、胸中を明かしていた。須賀川拓監督過酷な医療現場での心の拠り所は「仲間たちの支え、この一言に尽きる」といい、「行けば救える命もありますし、笑顔を見ることもあり、支えられている。国境なき医師団は、それこそ世界中から、医師たちが集まっていますから、私と同じ悩みやジレンマを抱えている」と語った。その上で、白川氏は「目の前の命を救う医療活動とともに、日頃目にする非人道的なことを証言する活動もしている」と国境なき医師団の役割を説明。「発信し、知ってもらうこと。間違っていることは間違っているとはっきり証言し、問題解決に目を向けてもらうことで、より多くの命を助けることができる」と意義を訴えかけた。白川優子(国境なき医師団)戦地取材の経験豊富な須賀川監督だが、「国境なき医師団が撤退した地域は、やばいという記者たちの不文律がある」と明かし、「それだけ最前線で人道主義を貫いている。百戦錬磨の白川さんたちが一番大変だと思う」と敬意を示した。自身はドキュメンタリー映画を通して「世界中の困っている人に共感してほしい」といい、「まずは、知ること。そのきっかけを伝える機会になれば。戦地の人たちは、忘れないでほしいと願っている」と報道の意義を語っていた。<作品概要>『BORDER 戦場記者 × イスラム国』■世界を震撼させたイスラム国、その過激思想は“生きていた”「お前の首を切り落としてやる」。シリア奥深くの砂漠にある難民キャンプで子供たちが記者に放った言葉は、ただの脅しではなく、血の滴るナイフを突き付けられているかのようにリアルだった。壊滅したはずの過激派組織イスラム国。しかし他者との共生を拒みながらも、世界に広がった極めて過激な思想に、いまだ共鳴する人たちがいる。いったい、なぜ。忘れられた地で、記者が「境界BORDER」を歩いた。<イベント情報>『TBSドキュメンタリー映画祭 2024』3月15日(金)~3月28日(木)東京:ヒューマントラストシネマ渋谷3月22日(金)~4月4日(木)大阪:シネ・リーブル梅田3月22日(金)~4月4日(木)名古屋:センチュリーシネマ3月22日(金)~4月4日(木)京都:UPLINK京都3月29日(金)~4月11日(木)福岡:キノシネマ天神3月30日(土)~4月11日(木)札幌:札幌シアターキノ公式サイト:公式X:
2024年03月20日『永遠の人』© 1961 松竹株式会社『カルメン故郷に帰る デジタル修復版』© 1951/2012 松竹株式会社この度、BS松竹東急(BS260ch・全国無料放送)の放送枠「よる8銀座シネマSP」では、3月25日(月)から、高峰秀子の生誕100年を記念した特集を放送いたします。生涯で300本以上の映画に出演。小津安二郎、木下惠介など日本映画界を彩る巨匠監督の名作に数多く出演し、昭和を代表する女優である高峰秀子の出演作から『永遠の人』『カルメン故郷に帰るデジタル修復版』『山河あり』『張込み』『華岡青洲の妻』をラインアップし、5夜連続でお届けします。永遠の愛を求めて三十年…過ぎゆく青春を追って愛し憎んだ女の一生!3月25日(月)『永遠の人』© 1961 松竹株式会社上海事変の頃。阿蘇の小作人の娘、さだ子(高峰秀子)には、隆(佐田啓二)という恋人がいた。隆は大地主の息子・平兵衛(仲代達矢)とともに応召したが、平兵衛は負傷し除隊。そして、かねてさだ子に恋情を抱いていた平兵衛はさだ子を犯してしまう。出演:高峰秀子、佐田啓二、仲代達矢、石浜朗、乙羽信子加藤嘉ほか監督:木下惠介1961年公開田舎に帰ってきたストリッパーが引き起こす騒動を描く、 木下惠介監督による日本初の長編カラー映画3月26日(火)『カルメン故郷に帰る デジタル修復版』© 1951/2012 松竹株式会社ある日、平和な北軽井沢の牧場に一通の手紙が届く。この牧場の娘で、3年前に家出したおきん(高峰秀子)からのものだった。東京で有名な舞踊家となったおきんが、故郷に錦を飾りたいという。数日後、彼女は仲間のマヤ朱実(小林トシ子)を連れて派手な服装で里帰りするのだがー。出演:高峰秀子、小林トシ子、井川邦子、佐野周二、佐田啓二、笠智衆ほか監督:木下惠介1951年公開母と子の、愛と涙と感動の二時間!3月27日(水)『山河あり』© 1962 松竹株式会社井上義雄(田村高廣)・きしの(高峰秀子)夫婦とこれから嫁入りしようとする少女すみ(久我美子)は、ハワイ行きの同じ船に乗り合わせたのが縁で親しくなる。それから10年が経ち、それぞれ仕事も安定して子どもにも恵まれたが、その一方で祖国日本は満州事変、日中戦争へと突き進んでゆく。出演:高峰秀子、桑野みゆき、田村高廣、久我美子、小林桂樹ほか監督:松山善三1962年公開松本清張原作・橋本忍脚色・野村芳太郎監督のトリオが放つ本格サスペンス・ドラマ3月28日(木)『張込み』© 1958 松竹株式会社警視庁捜査一課の下岡(宮口精二)と柚木(大木実)は、東京・深川で起きた質屋殺しの共犯・石井(田村高廣)を追って佐賀県へ向かう。逮捕された主犯の自供によると、石井は佐賀にいる別れた恋人のさだ子(高峰秀子)に会いたがっていたという。出演:大木実、宮口精二、田村高廣、高千穂ひづる、高峰秀子ほか監督:野村芳太郎1958年公開いたわり合いかばい合う、美しき姑と嫁! だがその裏にかくされたすさまじい女の嫉妬と執念!3月29日(金)『華岡青洲の妻』© KADOKAWA 1967加恵(若尾文子)は、幼い頃から憧れていた於継(高峰秀子)に望まれ、息子の雲平(市川雷蔵)に嫁ぐ。夫となる雲平は医学の修業で京都におり、加恵は3年間夫のいない生活を送るが、ようやく雲平が帰ってきた。すると、急に於継が加恵に冷たくなりー。出演:市川雷蔵、若尾文子、高峰秀子、伊藤雄之助ほか監督:増村保造1967年公開【放送スケジュール】・3月25日(月)夕方5時40分よる8銀座シネマSP『永遠の人』・3月26日(火)夜6時2分よる8銀座シネマSP『カルメン故郷に帰る デジタル修復版』・3月27日(水)夕方5時30分よる8銀座シネマSP『山河あり』・3月28日(木)夕方5時32分よる8銀座シネマSP『張込み』・3月29日(金)夕方5時53分よる8銀座シネマSP『華岡青洲の妻』【BS松竹東急(BS260ch)】<全国無料放送> 2022年3月に開局。映画、歌舞伎・演劇・音楽、スポーツ、オリジナルドラマのほか、あらゆるジャンルを放送する全国無料総合チャンネルとして、視聴者のみなさまの暮らしに、上質感やワクワク感をお届けします! 平日夜8時からのよる8銀座シネマと土曜夜9時からの土曜ゴールデンシアターで、映画をノーカットで放送。よる8銀座シネマは「一番身近な映画館」、土曜ゴールデンシアターは「魂ゆさぶる映画の時間」をコンセプトに、古今東西の名作・話題作を年間300本以上ラインアップしています。【お知らせページ】 【局公式X(旧・Twitter)】@BS260_officialBS松竹東急をみるには 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月20日ドラマ「不適切にもほどがある!」でいま最注目の若手俳優・河合優実が主演、佐藤二朗、稲垣吾郎を共演に迎えた入江悠監督最新作『あんのこと』から衝撃の予告編が解禁となった。2020年6月、新聞に掲載された「ある1人の少女の壮絶な人生を綴った記事」に着想を得て描いた本作。いま話題沸騰中の河合さんは、本作では機能不全の家庭に生まれ、虐待の末にドラッグに溺れる少女・杏という難しい役どころに挑戦している。解禁となった予告編は、泣き叫ぶ杏(河合さん)を刑事・多々羅(佐藤二朗)が抱きかかえるシーンから始まる。「2020年、この日本で起きていた、本当のこと」「衝撃の実話、映画化」という字幕が表すように、本作は実際の事件から着想を得ている。社会から見落とされた少女・杏は売春やドラッグに溺れ、荒んだ生活を送っていたが、ある日、人情味あふれる型破りな刑事・多々羅に補導されたことがきっかけで、少しずつ更生の道を歩み出していく。そこに、多々羅の友人でジャーナリストの桐野(稲垣吾郎)も加わり、杏は彼らの助けも借りながら新たな仕事や住居を探しはじめる。彼らとの奇跡のような出逢いが、杏を確かに救おうとしていた。しかし、ある日を境に3人はすれ違い、それぞれが救いようのない孤独と不安に直面せざるを得なくなっていく…。予告編は、薄暗い街を所在なさげにふらつく杏の姿と、「彼女(あん)はたしかに、あなたの傍にいた」という字幕で締めくくられる。コロナ禍、日本中の誰もが体験したあの不安定な日常。非情な現実から目を背けず、“あのとき”を正面から映し出した新たな傑作映画が誕生した。『あんのこと』は6月7日(金)より新宿武蔵野館、丸の内TOEI、池袋シネマ・ロサほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:あんのこと 2024年6月7日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2023『あんのこと』製作委員会
2024年03月20日株式会社SCRAP(本社:東京都渋谷区、代表取締役:加藤隆生)は、豊島区協力のもと、株式会社アニメイト(本社:東京都豊島区、代表取締役:藤樹潤)および佐々木ホールディングス株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:佐々木伸一、グランドシネマサンシャインほか、全国18サイトの映画館を運営)と共催する“ナゾトキ街歩きゲーム”の新作『池袋謎解き街歩き』について、マンガ仕立ての謎解きキットのマンガ原作にゆうきゆうさん、作画にソウさんを起用することを決定いたしました。特設サイト: 「ナゾトキ街歩きゲーム」は、実際の街を歩き、謎解きをしながら次の目的地を見つけ出すゲームです。プレイヤーは専用の謎解きキットを使って、街中に隠された謎を解き、ゲームクリアを目指します。本イベントでは、遊び方や謎を分かりやすくマンガ仕立てで紹介しており、プレイヤーはマンガの主人公となり、物語へと誘う相棒フクロウのアウルンとともに、池袋の街を探索します。このマンガ原作と作画に、専門的な分野を分かりやすくコミカルに描いた『マンガで分かる心療内科』で知られるゆうきゆうさんとソウさんのタッグが決定。学生時代、よく池袋の街を訪れていたというゆうきさん。思い出深い池袋の街を舞台とした、このタッグならではの主人公とアウルンの軽快なクスっと笑えるトークも、本イベントをより魅力的にしてくれます。街の散策とともに、ぜひお楽しみください。▼マンガイメージカットそんな『池袋謎解き街歩き』の謎解きキットは3月21日(木)より少年探偵SCRAP団(FC)団員先行、3月23日(土)から一般販売開始。事前販売のほか、アニメイト池袋本店、グランドシネマサンシャイン 池袋、リアル脱出ゲーム常設店舗にて当日販売もいたします。池袋にお出かけの際は、ぜひ各店舗にてお買い求めください。3月14日(木)からは、本イベントも対象商品となる『いつでも遊べる!街歩きお得セット』が開催中。買えば買うほど安くなる、ナゾトキ街歩きゲームをお得に楽しめるキャンペーンです。この機会にぜひ、文化あふれる池袋に仕掛けられた謎をお楽しみください。ナゾトキ街歩きゲーム『池袋謎解き街歩き』販売情報■特設サイト ■プレイ形式制限時間:なしプレイ人数:制限なし所要時間:3~4時間持ち物:スマートフォンまたはタブレット※LINE、WEBを使用します■開催期間2024年4月11日(木)~■料金謎解きキット:2,800円(税込)■販売期間2024年3月21日(木)12:00〜3月22日(金)23:59:少年探偵SCRAP団団員先行販売2024年3月23日(土)10:00〜:一般事前販売2024年4月11日(木)~:一般当日販売■販売場所謎解きキット引換券を購入し対応店舗で謎解きキットを受け取る【事前販売】と、直接謎解きキットをご購入いただく【当日販売】がございます。※詳しくは特設サイトをご確認ください。【事前販売】スクラップチケット(Web)、リアル脱出ゲーム常設店舗、アニメイト池袋本店(予約扱い)にてお求めいただけます。▼謎解きキット引換場所東京ミステリーサーカス、アニメイト池袋本店【当日販売】リアル脱出ゲーム常設店舗、アニメイト池袋本店、グランドシネマサンシャイン 池袋(4F・シネマショップ)【オンライン販売】オンライン上でお買い求めいただき、ご自宅など指定の場所に謎解きキットをお届けいたします。アニメイト通販(オンラインショップ)、SCRAP GOODS SHOP(EC)にて販売いたします。■プロフィールマンガ原作:ゆうきゆう精神科医。マンガ原作者。東京大学医学部卒業。「マンガで分かる心療内科」など著書多数。ゆうメンタルクリニック・ゆうスキンクリニックグループ総院長。作画:ソウ精神科医・ゆうきゆうとのコンビで多数マンガを発表。ほか、単独でもマンガやイラストなどを執筆している。■主催・企画制作主催:SCRAP、アニメイト、佐々木ホールディングス協力:豊島区企画制作:SCRAP、アニメイト『いつでも遊べる! 街歩きお得セット』概要■特設サイト ■内容全国に15店舗あるリアル脱出ゲーム常設店舗で、「ナゾトキ街歩きゲーム」謎解きキットをまとめて買えば買うほど合計金額からどんどんお得な割引が適用! 謎解きキットさえあれば、遊ぶのはいつでもOKです!■割引謎解きキット購入数2つ→合計金額から500円割引謎解きキット購入数3つ→合計金額から900円割引謎解きキット購入数4つ→合計金額から1,200円割引謎解きキット購入数5つ→合計金額から3,000円割引謎解きキット購入数6つ→合計金額から4,000円割引謎解きキット購入数7つ→合計金額から5,500円割引謎解きキット購入数8つ→合計金額から6,500円割引謎解きキット購入数9つ→合計金額から8,000円割引■対象イベント<2024新作>『池袋謎解き街歩き』/『浅草謎解き街歩き』/『小田原謎解き街歩き』<名作リバイバル>『銀座令嬢誘拐事件』<ロングラン>『下北沢謎解き街歩き』/『吉祥寺謎解き街歩き』/『横浜謎解き街歩き』/『ゴジラ迫るホテルからの脱出』日帰りコース/『なごや大須謎解き食べ歩き』■販売期間2024年3月14日(木)〜2024年6月2日(日)以下補足情報【ナゾトキ街歩きゲームとは?】「ナゾトキ街歩きゲーム」は「リアル脱出ゲーム」の中でも街を周遊して謎を解くイベントです。チーム人数や時間に制限がないため、好きな人数でゆっくりと謎解きができるのが特徴。謎解きと街歩きが融合しており、謎解きを楽しむと同時に街について知ることができるのも魅力のひとつ。これまでに下北沢や横浜、さらには名古屋や大阪など全国各地で開催。電車移動とセットになった『地下謎への招待状』シリーズなど、より広大なフィールドでの展開も。【リアル脱出ゲームとは?】2004年に発表された「クリムゾンルーム」というネットの無料ゲームを発端に、爆発的に盛り上がった「脱出ゲーム」。そのフォーマットをそのままに現実 世界に移し替えた大胆な遊びが「リアル脱出ゲーム」。マンションの1室や廃校、廃病院、そして東京ドームや六本木ヒルズなど、様々な場所で開催されています。07年に初開催して以降、現在までで1,090万人以上を動員。日本のみならず上海、台湾、シンガポールやサンフランシスコなど全世界で参加者を興奮の渦に巻き込み、男女問わずあらゆる世代を取り込む、今大注目の体験型エンターテインメントです。※「リアル脱出ゲーム」は株式会社SCRAPの登録商標です。☆公式サイト→ ☆公式X(旧ツイッター)アカウント→@realdgame 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月19日池松壮亮を主演に迎えた、『僕はイエス様が嫌い』(2019)奥山大史監督の商業映画デビュー作『ぼくのお日さま』が今秋公開。この度、第2弾キャストとして池松さん演じる元フィギュアスケート選手のコーチ・荒川の恋人役として若葉竜也が出演する。本作は、雪の降る街を舞台に、吃音をもつホッケー少年のタクヤと、フィギュアスケートを学ぶ少女さくら、そして元フィギュアスケート選手でさくらのコーチ・荒川の3人の視点で紡がれる物語。主題歌は「ハンバートハンバート」の楽曲「ぼくのお日さま」に決定した。若葉さんは、本作で池松さん演じるコーチ・荒川の恋人・五十嵐を演じている。解禁されたシーン写真は、荒川と五十嵐が、眠りにつく前の2人を捉えたもの。五十嵐が荒川に向ける優しい眼差しや雰囲気が2人の関係性を伝える印象的なカットになっている。若葉さんは、狂気的な殺人犯を演じ各界から絶賛された『葛城事件』(2016)、少し頼りないけれど愛すべき青年・青を演じ、スマッシュヒットを記録した主演作『街の上で』(2020)、そして3月22日には主演映画『ペナルティループ』(2024)の公開が控えるほか、4月スタートのドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」にも出演するなど活躍中。若葉さんは、本作について「こぼれ落ちてしまいそうな小さな欠片を拾い集めてこんな傑作を作ってしまう奥山大史監督は天才だと思います。試写を観た僕は、柄にもなく『映画っていいな』なんて思ってしまいました」とコメント。また、奥山監督は「五十嵐という役は、若葉さんに当て書きしました」と明かす。「だからこそ、引き受けてくださると知ったとき、たまらなく嬉しかったです。いざ撮影して繋いでみたら、そこには、書きながら想像していたよりも更に魅力的で説得力のある五十嵐が映し出されていました」と語り、「どんな役でも、どんなセリフでも、『こういう人いる!』と思わせてしまう若葉さんの魔法の仕掛けがいつか知りたいです」と絶賛を寄せた。奥山大史監督是枝裕和監督、岩井俊二監督らにも一目置かれる奥山監督。是枝監督総合演出のNetflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」で5、6、7話の監督・脚本・編集(5話は是枝監督との共同監督回)を務め、演出を担当したNHK夜ドラ「ユーミンストーリーズ」の第3週「春よ、来い」(主演:宮崎あおい)が現在放送中と、大きな注目を集めている。『ぼくのお日さま』は今秋、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ぼくのお日さま 2024年秋、テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開予定(C)2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2024年03月19日小松菜奈と松田龍平をW主演に迎え、佐渡島に眠る“無宿人”の墓からインスピレーションを得て富名哲也監督がオリジナル脚本を手がけた『わたくしどもは。』が5月31日(金)より公開決定。この度、佐渡島を舞台に現世と来世の狭間で再び出会う男女の行方を描いた本予告、ポスタービジュアルが解禁となった。本作は、ヴェネチア国際映画祭が新鋭監督を支援するプロジェクト「Biennale College Cinema 2018-2019」インターナショナル部門で日本から唯一選出され、第36回東京国際映画祭コンペティション部門にも正式出品された富名監督の長編2作目。本予告は、「生まれ変わったら、今度こそ、一緒になろうね」という、男と女が寺の舞台に並ぶ姿と印象的な台詞から始まる。名前も、過去も覚えていない女(小松菜奈)の目が覚めると清掃員のキイ(大竹しのぶ)に声をかけられ、家へ運ばれる。そこにはアカ、クロと名乗る少女が暮らしており、名前のない女に少女たちは「ミドリ」と名づける。ある日、構内で暮らす男(松田龍平)と出会うと、彼もまた、名前も、過去の記憶がないという。しかし、男は「あなたの声に聞き覚えがあるんです」と打ち明け、2人は言葉を重ねながら、なにかに導かれるように時を過ごすようになる。そしてミドリは、彼を「アオ」と名づけるーー。さらに石橋静河、田中泯、片岡千之助ら、さまざまな分野の表現者たちが、野田洋次郎による劇中音楽と共に観客を神秘の世界へと導いていく。また、解禁されたポスタービジュアルでは、ミドリとアオがトンネルに横たわりどこか遠くを見つめており、現世と来世の狭間で生きるふたりの象徴的な表情を映し出している。彷徨える魂は「何処から来て、何処へ行くのか」。2人の行方が気になる印象的な1枚となっている。『わたくしどもは。』は5月31日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:わたくしどもは。 2024年公開予定©️TETSUYA to MINA film
2024年03月19日4月15日(月)夜8時~この度、BS松竹東急(BS260ch・全国無料放送)の放送枠「よる8銀座シネマ」で放送中である特集「6か月連続 ジャッキー・チェン祭り!」のクライマックスとして、ジャッキー・チェンの専属吹き替え声優で知られる、石丸博也氏による吹替を新たに追加した<吹替完全版>を、4月から5月にかけて放送いたします。かつて地上波で放送された日本語吹替版の映画は、放送時間の制約からシーンをカットして再編集されたものが多く、その箇所の吹替は存在していませんでした。しかし、今回の特集のために、ジャッキー・チェン作品を90作以上担当したことでギネス記録にも認定され、2023年に引退したレジェンド声優・石丸氏が限定復活! ジャッキー初監督作の『クレージー・モンキー/笑拳』や隠れた人気作である『少林寺木人拳』などの初期の名作全7作品でカットされていたシーンの音声を追加収録し、<吹替完全版>としてお届けします。当時のジャッキー作品を知るファン垂涎の特別バージョンは、BS松竹東急での独占放送につき、お見逃しのないようお楽しみください。© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.ラインアップ・あらすじ独自のコミカル路線を確立する以前のジャッキー・チェンが、L・ウェイ監督とコンビを組み、 愛憎と裏切りが交錯する複雑な復讐劇を繰り広げた、シリアスな武侠時代劇『成龍拳』<吹替完全版> 4月15日(月)夜8時© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.中国・江南地方のある砦では、レイ総督の還暦を祝う宴が催される一方、総督の息子シャオレイ(ジャッキー・チェン)が、自身の子を腹に宿した恋人のチェンチェン(ジュエ・リンロン)に非情な別れの言葉を告げていた。実は彼は、総督に恨みを抱く盗賊団“花蜂党”の来襲に備え、彼女を安全にかくまう心づもりだった。やがて女首領のディン(シュー・フォン)に率いられた盗賊団が案の定来襲し、総督は惨殺されるが、シャオレイについ一目惚れしたディンは、彼の命を奪うことを思いとどまり……。出演:ジャッキー・チェン、シュー・フォン、ジュエ・リンロン、シェン・イー・ロンほか監督:ロー・ウェイ1984年日本公開ジャッキーの多彩な妙技が満載! カンフー映画史に残る壮絶バトル! 最強の拳法“蛇鶴八拳”の秘伝書を巡る熱き闘いが始まった!『蛇鶴八拳』<吹替完全版> 4月22日(月)夜8時© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.少林寺八派の師範たちの集いで、秘技“蛇鶴八拳”が生み出されその秘伝書が作られた。ところが師範たちが毒殺され、秘伝書も消えてしまう。やがてそれを持っていると噂の青年拳士・徐英風(ジャッキー・チェン)が現れる。彼は秘伝書をわざと見せ付け、犯人を探そうとしていた。出演:ジャッキー・チェン、ノラ・ミヤオ、キム・ティンランほか監督:チェン・チーホワ1983年公開ジャッキー・チェン初期の傑作! コミカル・カンフー・アクション決定版! カンペで敵をやっつけろ!珍技&妙技てんこ盛り!『カンニング・モンキー/天中拳』<吹替完全版> 4月29日(月)夜8時© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.軟弱青年のゴン(ジャッキー・チェン)は、ある屋敷の雑用の職に就くが、その屋敷が盗賊団”五毒門”のアジトであるという秘密を知ってしまい、身の危険に晒されあわてて逃げ出す。道中、賞金稼ぎでムチ使いの達人とお尋ね者が対決している場面に遭遇したゴンは、ムチ使いの達人になりすましてまんまと賞金を手に入れるが、街で豪遊しているところを五毒門の女頭領に見つかってしまう。あわやというところを謎の老人(リー・マンチン)に救われ、その強さに感動したゴンは弟子入りを志願。しつこく食い下がるゴンに根負けした老人は弟子入りの条件として、万能の秘薬を運ぶ任務についている弟子を訪ねるよう言いつける。だが、五毒門をはじめとするあらゆる悪党たちがその秘薬を狙っており、ゴンは闘いの渦中に巻き込まれることに。出演:ジャッキー・チェン、リー・マンチン、ディーン・セキ、ジェームズ・ティエン、カム・コンほか監督:チェン・チーホワ1983年公開SF要素を採り入れたカルト的怪作! 5人の妖精が活躍するカンフー・ファンタジー! 隕石落下の衝撃で現れた5人の”拳精”――彼らに伝授された必殺拳で悪に立ち向かえ!『拳精』<吹替完全版> 5月6日(月)夜8時© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.少林寺から秘伝書が盗まれた。そこには、100年前に禁じられた“七殺拳”の全てが記されていた。それに対抗できるのは5つの獣を模した必殺拳“五獣拳”の使い手のみ。しかし、その秘伝書は100年前に紛失していた。そんなある日、少林寺に隕石が落下しその衝撃で書棚が倒れ、なんとそこから“五獣拳”を司る5人の妖精たちが出現。門弟のイーロン(ジャッキー・チェン)は、彼らから五獣拳を伝授される。その頃、七殺拳の秘伝書を手に入れたロク・チン(ジェームズ・ティエン)が、拳法界を制圧すべく、名のある拳法家たちを次々に殺害。そのことを知ったイーロンは、五獣拳VS.七殺拳となるロク・チンとの究極の対決に挑む。出演:ジャッキー・チェン、ジェームズ・ティエンほか監督:ロー・ウェイ1980年日本公開ジャッキー・チェン初期の異色作愛憎劇で綴るカンフー・アクション 殺された師匠の無念を晴らせ! 復讐に燃える青年を待ち受ける苦難とは?『龍拳』<吹替完全版> 5月13日(月)夜8時© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.道場主が武術大会に優勝し、歓びの絶頂にある唐山道場。そこへ、道場主の優勝を認めないという三段蹴りの達人が現れ、圧倒的な実力差で道場主を殺し道場の看板を叩き壊して去っていく。3年後、師匠の無念を晴らすべく修行を積んだ道場主の弟子ホオウァン(ジャッキー・チェン)は、師匠の妻と一人娘のムーラン(ノラ・ミヤオ)を連れて、三段蹴りの達人の道場を目指し旅に出るのだが―。出演:ジャッキー・チェン、ノラ・ミヤオ、ジェームズ・ティエンほか監督:ロー・ウェイ1982年日本公開ジャッキーの記念すべき初監督作品! コミカル演技と本格アクションが炸裂! 鉄のごとき爪をもつ仇敵に喜・怒・哀・楽の拳法で戦え!『クレージー・モンキー/笑拳』<吹替完全版> 5月27日(月)夜8時© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.非道な武術家、ヤム(イエン・シー・クアン)に反逆者の汚名を着せられ逃亡した行意門派のチェン。彼は、山で隠居生活を送りながら、一緒に暮らす孫のロン(ジャッキー・チェン)に秘かに拳法を教えていた。何も知らない甘えっ子のロンは、人前でカンフーを見せるなというチェンの教えも知らん顔。うさんくさい道場に師匠として雇われ、「行意門」の看板を掲げる。やがて、それはヤムの一味の知るところとなり、彼らはチェンの居場所を突き止める。そして、ヤムに急襲されたチェンはロンの目の前で命を落としてしまう。復讐に燃えるロンだったが、突然現れたチェンのかつての弟子、”8本足の麒麟”に諫められ、ヤムに打ち勝つ技を会得すべく、彼の下で厳しい特訓を開始する。出演:ジャッキー・チェン、イエン・シー・クアンほか監督:ジャッキー・チェン1980年日本公開最強のハード・ファイターへ羽ばたく列拳! 初期ジャッキー映画を代表する伝説の少林カンフー・アクション!『少林寺木人拳』<吹替完全版> 5月30日(木)夜8時© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.正体不明の賊に父を殺され、復讐を誓った聾唖の小僧・ユン(ジャッキー・チェン)が、少林寺で修行を初めてから2年が過ぎた。だが、彼は未だに葛藤ばかりで実際のカンフーを教わる機会に恵まれない。そんなある日、ユンは洞窟の奥に鎖で繋がれた法愚(カム・コン)と出会い、秘かにカンフーを教わることに。やがて、厳しい修行を終えたユンは、動く木製人形が集団で襲いかかる少林寺最終関門”木人路”を見事クリアすると、仇敵を捜すため少林寺を後にする。一方、脱走に成功した法愚は昔の手下らと共に、自分を捕らえた武芸者たちへの復讐を開始するが…。出演:ジャッキー・チェン、カム・コンほか総監督:ロー・ウェイ監督:チェン・チー・ホワ1981年日本公開放送スケジュール・4月15日(月)夜8時『成龍拳』<吹替完全版>・4月22日(月)夜8時『蛇鶴八拳』<吹替完全版>・4月29日(月)夜8時『カンニング・モンキー/天中拳』<吹替完全版>・5月6日(月)夜8時『拳精』 <吹替完全版>・5月13日(月)夜8時『龍拳』<吹替完全版>・5月27日(月)夜8時『クレージー・モンキー/笑拳』<吹替完全版>・ 5月30日(木)夜8時『少林寺木人拳』<吹替完全版>【BS松竹東急(BS260ch)】<全国無料放送> 2022年3月に開局。映画、歌舞伎・演劇・音楽、スポーツ、オリジナルドラマのほか、あらゆるジャンルを放送する全国無料総合チャンネルとして、視聴者のみなさまの暮らしに、上質感やワクワク感をお届けします!平日夜8時からのよる8銀座シネマと土曜夜9時からの土曜ゴールデンシアターで、映画をノーカットで放送。よる8銀座シネマは「一番身近な映画館」、土曜ゴールデンシアターは「魂ゆさぶる映画の時間」をコンセプトに、古今東西の名作・話題作を年間300本以上ラインアップしています。【お知らせページ】 【局公式X(旧・Twitter)】@BS260_officialBS松竹東急をみるには 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月19日ザック・エフロン主演、“アイアンクロー=鉄の爪”を得意技とした伝説的プロレスラーを演じるA24最新作『アイアンクロー』。本作のみならず、この春に公開を控える最新映画にはネクストブレイクの呼び声高い、すでにアカデミー賞、エミー賞などでも話題沸騰中の注目俳優6人が登場している。ジェレミー・アレン・ホワイト『アイアンクロー』4月5日公開ジェレミー・アレン・ホワイトは、ブラックコメディドラマ「シェイムレス 俺たちに恥はない」シリーズに出演したアメリカ・ニューヨーク出身の俳優。18歳だった2011年から10年間もの間出演した。業界内では演技力に定評があった彼が大きな注目を集めるきっかけとなったのが、大ヒットドラマ「一流シェフのファミリーレストラン」。ジェレミー・アレン・ホワイト『アイアンクロー』© 2023 House Claw Rights LLC; Claw Film LLC; British Broadcasting Corporation. All Rights Reserved.主人公の悩めるシェフ、カーミー役を演じ、第74回エミー賞(コメディシリーズ部門)主演男優賞、第80回・第81回ゴールデン・グローブ賞では主演男優賞(コメディ・ミュージカル部門)を2年連続受賞、一躍トップ俳優の仲間入りを果たした。最近では、世界的アパレルブランド「カルバン・クライン(Calvin Klein)」の新アイコンに起用されるなどキャリアの幅を広げている。最新作『アイアンクロー』では、実在したプロレスラー兄弟の四男役を演じ、本格的なプロレスシーンと鍛えられた肉体を披露した。ハリス・ディキンソン『アイアンクロー』4月5日公開若い頃より俳優・映画製作を志していたイギリス出身のハリス・ディキンソンは、2017年に初主演作『ブルックリンの片隅で』でフランキー役を演じ、インディペンデント・スピリット・アワードの主演男優賞とゴッサム・インディペンデント映画賞のブレイクスルー・アクター賞にノミネート、ロンドン映画批評家協会賞でヤングブリティッシュ/アイルランド・パフォーマー賞を受賞。ハリス・ディキンソン『アイアンクロー』© 2023 House Claw Rights LLC; Claw Film LLC; British Broadcasting Corporation. All Rights Reserved.さらにアンジェリーナ・ジョリー主演『マレフィセント2』でのフィリップ王子役や、グザヴィエ・ドラン監督作『マティアス&マキシム』、大人気シリーズの前日譚『キングスマン:ファースト・エージェント』、第75回カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞した『逆転のトライアングル』、リース・ヴィザースプーン製作の『ザリガニの鳴くところ』など注目作に次々と出演。最新作『アイアンクロー』では、プロレスラー兄弟の三男役を演じ、カリスマ的な人気を誇った実在のプロレスラーを見事に表現した。ユ・テオ『パスト ライブス/再会』4月5日公開ユ・テオはドイツ出身の俳優で、高校卒業後にアメリカ・ニューヨークへ渡り、リーストラスバーグ演劇学校にて演技を学んだ。以降、インディペンデント系作品や舞台を中心に活動し、2009年からはソウルに拠点を移すも、長い下積みを過ごす。2020年、ロシアに実在した伝説のバンドのボーカルを描いた青春映画で第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された『LETO レト』で主演を務め、話題を集める。韓国でもドラマ「その恋、断固お断りします」などに出演、CIAの新人弁護士が主人公の大ヒットスリラードラマ「ザ・リクルート」続編の新レギュラーに抜擢されているほか、本年度のアカデミー賞作品賞・脚本賞にノミネートされ、英国アカデミー賞では自身が主演俳優賞にノミネートされた最新作『パスト ライブス/再会』では24年振りに再会した主人公の初恋の相手を演じるなど、今後もグローバルな活躍に期待が高まっている。ケイリー・スピーニー『プリシラ』4月12日公開アメリカ出身のケイリー・スピーニーは、15歳の頃よりスプリングフィールド・リトル・シアターで演技を学びながら、歌手としても活動。2016年の短編犯罪映画『Counting to 1000』でデビューを果たすと、その2年後、スティーブン・S・デナイト監督のSFアクション超大作『パシフィック・リム:アップライジング』に起用された。また、ケイト・ウィンスレット主演のドラマ「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」に出演するなど活躍の場を広げるなかで、ソフィア・コッポラ監督最新作『プリシラ』の主演に大抜擢。“世界的スター”故エルヴィス・プレスリーの妻・プリシラ役を務め、華やかな恋に隠された孤独を繊細に体現。ヴェネチア国際映画祭で最優秀女優賞を手にした。一躍時の人となったスピ―ニーは、現在、SFホラー大作「エイリアン」シリーズの最新作『エイリアン・ロミュラス』(原題)への出演も決定しており、今後の活躍から目が離せない。ジェイコブ・エロルディ『プリシラ』4月12日公開オーストラリア出身のジェイコブ・エロルディは、2018年より配信されたNetflix映画『キスから始まるものがたり』に抜擢され、大ブレイク。実生活でも恋人だったジョーイ・キングとの共演でも注目を浴びた。さらに、2019年からはドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」などの制作で知られるHBOと気鋭の映画スタジオA24がタッグを組み、製作総指揮にラッパーのドレイクが名を連ねたドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」に出演。ゼンデイヤを主演に様々な問題を抱えて生きるZ世代の葛藤を描いたドラマシリーズで、スクールカーストの頂点に君臨するネイト役を務めた。エメラルド・フェネル監督の最新作『Saltburn』でも主人公を上流階級の世界へ誘う魅惑的な大学生・フェリックス役を演じ、その存在感を示した。最新作『プリシラ』では、“世界的スター”故エルヴィス・プレスリーを演じる。ポール・メスカル『異人たち』4月19日公開10代の頃はサッカー選手として活躍していたアイルランド出身のポール・メスカルは、怪我によって引退したのち、ダブリン大学トリニティ・カレッジで演技を学び、以降は舞台俳優としてキャリアを積む。2020年には傑作青春ドラマ「ふつうの人々/ノーマル・ピープル」でTVドラマ初出演にして主演を務める。さらに、11歳の少女と父親がふたりきりで過ごす、ある夏休みの思い出を描いた『aftersun/アフターサン』に出演し、アカデミー賞主演男優賞に最年少で初ノミネート、2023年には名匠リドリー・スコットの超大作『グラディエーター』の続編で主役の座を射止めたことが話題に。山田太一の長編小説を基にした最新作『異人たち』では、アンドリュー・スコット演じる主人公と恋仲になる謎めいた青年ハリーを演じている。(シネマカフェ編集部)■関連作品:異人たち 2024年4月19日より全国にて公開© 2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.パスト ライブス/再会 2024年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開2022 © Twenty Years Rights LLC. All Rights Reservedアイアンクロー 2024年4月5日よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国にて公開アイアンクロープリシラ 2024年4月12日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© The Apartment S.r.l All Rights Reserved 2023
2024年03月18日今年で4回目となる『TBSドキュメンタリー映画祭』が3月15日(金) に開幕し、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷にて15日(金)・16日(土)・17日(日) に各作品の舞台挨拶が実施された。さまざまな作品の監督や出演者が登壇し、満席が続出した舞台挨拶の一部をレポートとしてお届けする。『私の家族』【登壇者】監督:久保田智子ゲスト:杉山文野(東京レインボープライド代表)2019年に特別養子縁組で新生児を家族に迎えた、元TBSアナウンサー久保田智子監督自身の家族に迫る『私の家族』。久保田監督は、「作り手としては取材対象に近づいて生の映像を撮りたいと思うけれど、一方で自分は取材される側でもあって……。そこには自分を守りたいという気持ちもありました。曝け出して大丈夫なのか?私の家族はどう思うのか?そんな葛藤がありました」と心境を吐露。不安な背中を押してくれたのは「せっかく作品として発表するのならば、社会に影響を与えられる方が良いのではないか?」という夫からの一言だったという。久保田監督は「この作品は家族が賛成してくれたからこそ出来た映画」と家族のサポートに感謝していた。久保田智子監督また久保田監督は、「特別養子縁組を選択する前は、家族とは子供を産んで育てることだと思っていました。それが自分に出来ないと思った時に、急にマイノリティーになる瞬間があると感じました。当たり前が出来ないと知った時に、どう生きたらいいのかわからない葛藤もありました。その意味でも選択肢があることは大切。一般的な当たり前から外れても選択肢さえあれば別の選択をすればいいと前向きに思えるから」と、特別養子縁組を経ての想いを口にしていた。舞台挨拶ゲストとして登場したのは、東京レインボープライドの代表で自身もトランスジェンダーの杉山文野。友人からの精子提供により、パートナーとふたりの子供を育てている杉山氏。本作を観て、「自分には子育ては出来ないと思っていたので、ゼロだと思っていた分、実際に子育てが出来るとそのふり幅分楽しんでいるところがあります。血の繋がりさえ気にしなければ、子育ては出来る」と実感したという。LGBTQ+当事者で実際に子育てをしている人もいるそうだが、「日本では法的なハードルがあり過ぎてその数は限られている。選択肢が増えることによって子育てへの様々な関わり方が生まれたら嬉しい」と時代の変化に期待していた。杉山文野舞台挨拶の最後に久保田監督は、「自分のありのままを受け入れるのは難しかったけれど、ありのままの自分を受け入れて生きるしかないと思うことが出来て、それを発信するところまで来たわけですから、作品が完成して上映に立ち会っていることが感慨深いです」と噛み締めるようにコメントした。『カラフルダイヤモンド~君と僕のドリーム~』【登壇者】監督:津村有紀ゲスト:古川流唯、内海太一、設楽賢、高垣博之、國村諒河、岡大和、小辻庵、関優樹、永遠、加藤青空名古屋を拠点に活動するBOYS AND MENの弟分、カラフルダイヤモンドの奮闘を追った『カラフルダイヤモンド~君と僕のドリーム~』。舞台挨拶には、津村有紀監督とカラフルダイヤモンドのメンバーから古川流唯、内海太一、設楽賢、高垣博之、國村諒河、岡大和、小辻庵、関優樹、永遠、加藤青空が登壇した。カラフルダイヤモンドチケット即完で迎えたこの日の舞台挨拶。古川は「凄く緊張していたけど、皆さんに笑顔で待っていただけて……。そして僕らカラフルダイヤモンドの歴史を見てもらえて嬉しいです!」と喜色満面。設楽も「場内に入った瞬間、皆さんの顔がいっぱいあって良かった。ドキュメンタリーということで堅苦しいイメージもあったかもしれないけれど、皆さんが笑顔で観てくれたのが嬉しいです。この作品を通して僕らの魅力が伝わったら!」と期待を寄せた。高垣は、「感動的なシーンもあったので、皆さんのお顔に涙の跡の線2本があったら嬉しい。ポップコーンを食べながらカラフルダイヤモンドを見ることはレア体験。2回目を見る人は、ポップコーンをマストで作品を見てほしいです!」とお勧め。岡は「上映初日という特別な空間を皆さんと一緒にいられるのが幸せです。ステージに立って良かった、ドキュメンタリー作品になって良かったと思えました!」と感激していた。グループにとって初の密着取材となった本作。これに小辻は「初の密着ということで緊張したけれど、メンバーそれぞれの顔がしっかりと映っていて、しかもメンバーの知らないところも知れたりして嬉しかった」と達成感を覚えたことを明かす。関は「真面目に語っているシーンは正直ド緊張しました。でも監督とどんどん打ち解けて、素の表情になっていきました。インドカレー屋さんのシーンでは、思わず素の姿になっています!」と見どころポイントも挙げていた。永遠は、「映画の経験もドキュメンタリーの撮影も初めてだったのでド緊張。それもあってか僕は素が出る前に撮影が終わりました。……この作品に映っている永遠は、永遠の中の永遠じゃないところが出ています。まさに永遠役の永遠でした」といまだ緊張しきり。加藤も「カメラや照明、そして何人もの大人に囲まれて、そんな中で椅子に座らされて質問されて……。緊張しないわけがない!カメラには映っていないけれど手はブルブルでした。ヤバかったです!」と大いに緊張していたことを明かしていた。劇中には、國村と内海が神妙な面持ちで本音を吐露するシーンも。内海は「お好み焼き屋さんで1時間語る予定が、大いに盛り上がって3時間くらいになった。お店の席に座った時は緊張していたけれど、本音をぶつけ合うことが出来ました」と回想。國村も「毎日会っているのに、最初は元彼に会ったみたいな気まずい雰囲気に(笑)。一緒に暮らしているのに、『最近元気?』とか聞いたりして。でも自分の中で思うところもあったので、今日はその話をするぞと挑んだ。あの瞬間に思いをぶつけることが出来て、本音トークが出来ました」と手応え。内海は「あの本音のぶつけ合いをきっかけに前に進めた気がする」と本作の撮影がグループとしてのターニングポイントだと実感していた。そんなメンバーたちの姿に、津村監督は「彼らはこちらが質問を投げかけなくても色々な話をしてくれて、それが自然とドキュメンタリーになった。グループとしてはもちろんの事、それぞれ個人としても考えが深くて、ご本人たちの哲学も滲み出しています。私は彼らよりも倍以上の年齢だけれど、彼らの考えや悩みが重なるところもあって勉強になりました」と影響を受けていた。津村有紀監督舞台挨拶の後には、カラフルダイヤモンドのメンバーたちが観客を見送る「ハイタッチ会」も実施。映画の感想や応援メッセージを伝えられたメンバーたちは、ますますまぶしい笑顔を見せていた。ハイタッチ会の模様第4回の開催となる今年の『TBSドキュメンタリー映画祭』では、人種や戦争、社会問題など現代を取り巻く重要なテーマに迫る「ソーシャル・セレクション」、家族の形や身体的な障害など多様な生き方や新たな価値観を描く「ライフ・セレクション」、五感を司る表現者たちやテーマを通し新たな感性に出会う「カルチャー・セレクション」と、3つのテーマに沿って選ばれた15作品を上映。そのほかの上映作品は以下の通り。<上映作品>『坂本龍一 WAR AND PEACE 教授が遺した言葉たち』『サステナ・フォレスト ~森の国の守り人(もりびと)たち~』『家さえあれば ~貧困と居住支援~』『102歳のことば~生活図画事件 最後の生き証人~』『リリアンの揺りかご』『方舟にのって~イエスの方舟45年目の真実~』『魚鱗癬と生きる ー遼くんが歩んだ28年ー』『劇場版 僕と時々もう1人の僕~トゥレット症と生きる~』『映画 情熱大陸 土井善晴』『最後のMR.BIG~日本への愛と伝承~』『ダメな奴~ラッパー紅桜 刑務所からの再起~』『旅する身体~ダンスカンパニー Mi-Mi-Bi~』『BORDER 戦場記者 × イスラム国』<イベント情報>『TBSドキュメンタリー映画祭2024』3月15日(金) より東京、大阪、京都、名古屋、福岡、札幌で順次開催『TBSドキュメンタリー映画祭2024』キービジュアル東京:3月15日(金)~28日(木) ヒューマントラストシネマ渋谷大阪:3月22日(金)~4月4日(木) シネ・リーブル梅田愛知:3月22日(金)~4月4日(木) センチュリーシネマ京都:3月22日(金)~4月4日(木) アップリンク京都福岡:3月29日(金)~4月11日(木) キノシネマ天神札幌:3月30日(土)~4月11日(木) シアターキノ公式サイト:
2024年03月18日横浜⾚レンガ倉庫は、春イベント「ヨコハマ フリューリングス フェスト 2024 (Yokohama Frühlings Fest 2024)」を2024年4月26日(金)から5月6日(月・祝)まで開催する。春の訪れを祝う「ヨコハマ フリューリングス フェスト 2024」「ヨコハマ フリューリングス フェスト」は、春の訪れを祝うドイツの祭りを再現した期間限定イベント。ドイツの建築様式を⼀部に取り⼊れた横浜⾚レンガ倉庫を会場に、⽇本初上陸のビールやドイツフード、カクテルやソフトドリンクなど、様々な食事を楽しむことができる。日本初上陸や会場限定のドイツビールなかでも注目は、本場ドイツの味わいを堪能できるビール。たとえば「プランク(Plank) ヘレス・カリスタ 2024」は、⽇本初上陸の限定醸造ビールだ。プランクの⼈気ラガー「へレス」をドイツの新種ホップ「カリスタ」でドライホッピングし、⻨の⽢みに爽やかさな味わいを加えている。そのほか、王道の⽩ビールや、バンベルグのみで醸造される燻製ビール「シュレンケルラ・ラオホ メルツェン」、アインガーの⽇本初上陸ビール「バイリッシュ ピルス」なども揃う。ノンアルコールやソフトドリンクもビール以外にも、フルーツをふんだんに使⽤したカクテルや、子供も楽しめるソフトドリンクを用意。オレンジを丸ごと使⽤したイベント限定ジュースや、リンゴを使用したドイツの国⺠的なドリンク「アプフェルショーレ」などを取り揃えている。ドイツの名物料理や定番ソーセージもまた、ドリンクと合わせて楽しみたいドイツ料理にも注目。焼きたてソーセージの盛り合わせや、クラフトピザのほか、豚肉を衣で揚げたドイツの名物料理「シュニッツェル」など、定番メニューからドイツならではの料理まで、多彩にラインナップする。子供が遊べるアトラクションやワークショップさらに会場では、アトラクションやワークショップも登場。巨⼤キャタピラーの中にスライダーや障害物など仕掛けたアトラクション「キャタピラーふわふわ」や、直径約1.5 メートルのバブルボールに⼊って⽔の上を歩くことができる「⽔上バブルボール」など、子供が楽しめるコンテンツを用意している。野外シアターイベント 6会場で開催なお、4⽉30⽇(⽕)から5⽉6⽇(⽉・祝)までの期間では、⽇本最⼤級の野外シアターイベント「シーサイド シネマ(SEASIDE CINEMA) 2024」も随時開催予定。横浜⾚レンガ倉庫をはじめ、マリン アンド ウォーク ヨコハマ(MARINE & WALKYOKOHAMA)、横浜ベイクォーター、横浜ワールドポーターズ、横浜ハンマーヘッド、パシフィコ横浜の6つの会場で、野外の映画鑑賞を体験することができる。詳細「ヨコハマ フリューリングス フェスト 2024」開催期間:2024年4⽉26日(金)~5⽉6⽇(月・祝)会場:横浜赤レンガ倉庫イベント広場、⾚レンガパーク住所:神奈川県横浜市中区新港1-1時間︓11:00〜21:00⼊場料︓無料 ※飲料・物販・アトラクション代⾦などは別途※初⽇のみ17:00オープン、17:30〜オープニングセレモニーを実施予定※飲⾷のL.O.は 20:30※アトラクション・ワークショップの営業⽇時はエリアによって異なる※詳細は後⽇、イベント特設サイトで発表※「シーサイド シネマ」の開催期間・時間は会場により異なる※⾬天決⾏、荒天時は⼀部エリアを休業する場合あり
2024年03月17日カンヌ国際映画祭女性監督初のパルム・ドール(最高賞)を獲得、第66回アカデミー賞主演女優賞・助演女優賞・脚本賞受賞をはじめ、世界中の数々の映画祭を席巻した映画『ピアノ・レッスン』。この度、初公開から30年の時を超えて4Kデジタルリマスターとして蘇り、3月22日(金)より公開される。ジェーン・カンピオン監督が、改めてこの不朽の名作について語った。ジェーン・カンピオンが手掛け、19世紀半ばのニュージーランドの孤島を舞台に、「私」らしい生き方と幸せを探すエイダを描く本作は、第46回カンヌ国際映画祭で錚々たる巨匠や奇才の新作が競い合う中、女性監督で初のパルム・ドールを受賞した。また、本作では第66回アカデミー賞脚本賞を受賞した後、2021年には『パワー・オブ・ザ・ドッグ』でアカデミー賞史上初となる<2度の監督賞にノミネートされた女性監督>として見事受賞。世界的に注目される女性監督が少なかった時代から現在に至るまで、第一線で活躍を続けるパイオニア的な存在として後進の女性監督に影響を与え続けている。映画界に旋風を巻き起こしたジェーン・カンピオン監督女性の視点の現代にも通ずるテーマを30年前に描いた苦労とは…『ピアノ・レッスン』が日本初公開から30年の時を超え4Kデジタルリマスターとして劇場公開されることを記念しジェーン・カンピオン監督に改めてインタビューを行った。ジェーン・カンピオン監督Photo by Grant Matthews courtesy of Netflix Inc.監督は、今回の4K上映を聞いてとても驚いたと同時に、とてもワクワクしたという。「30年も経った作品が今でも受け入れられると思ってくださった方がいるということに感動しました。しかし、考えてみると、この映画はクラシックな面もあるのですが、本質は現代的なテーマで構成されていて、今でも通用すると私も思います」と監督は話す。本作は、女性が男性の所有物のように扱われていた、女性にとって生きづらい19世紀が舞台。そんな中、エイダが自分らしくありのままに生きようとする姿はたしかに現代的にも映る。30年前の製作当時、監督はそのことをどのように捉えていたかを問うと、「当時の女性の視点からこの映画を描いたわけですが、女性の視点から描くということだけでも大変だったんです。現在、政治的には変わってきたと思うのですが、あらゆる面で女性が男性と同等の機会を得ようとする戦いは、何世紀にもわたってまだ続いていると感じます」と、当時から駆け出しの女性監督が女性の目線でメガホンを取ることの困難さを話した。ホリー・ハンターとは姉妹のような間柄撮影前、ホリー・ハンターと、役作りや本編では描かれていないエイダのバックグラウンドについてどのような話をしたのかとの問いに対して、2人は特別気に留めていなかったのだと言う。「とてもいい質問だと思うのですが、そのことについて、ホリー・ハンターも私もあまり興味がなかったんですね(笑)」と監督。「私たちは、今の、その映画に描かれている部分の彼女がどうかということにすごく気を遣っていました。また、私たちが議論を深めたのは、手話をどういうふうにするかということでした。この手話というものが、彼女が(エイダが)自分でフロラと一緒に作り上げたものなのか、どこかでちゃんと手話を習ったものなのか、ということを非常に気にしていました」と話す。ある日、ホリー自身が手話を習ってきて、それを見せてくれたという。「彼女の手話がすごく攻撃的に見えました。当時のヴィクトリア調の女性としてはアグレッシブ過ぎると思い、そのあたりも議論しました」。ホリーと多くの議論を重ねるにあたり、たくさん笑い合い、ときには喧嘩になったりもしたそうだが、彼女との長い準備期間とお互いの意見を本音で交わしたことが、2人の距離を縮め、姉妹のような関係になっていったという。天才子役といわれたアンナ・パキン「最初から素晴らしかった」当時10歳でアカデミー賞を受賞したアンナ・パキンの演出方法を問うと、「なるべく何もしないようにしました。彼女は本当に天才役者だと思います。その後の活躍を見てもらってもわかると思うのですが、本当に彼女を見ていると、成功の軌跡を見ているかのような気がします」と監督。「私が気を付けたのは、彼女のエネルギーが継続していること、つまり疲れてしまわないようにすることだったんです。彼女の様子を見て、疲れてきそうだったら彼女の出番を早めに撮影して、というふうに彼女のスケジュールを変えたりすることでした。彼女自身の演技は最初から素晴らしかったので、疲れないようにスケジュールを管理して守ってあげることだけでした」。「また、アンナはホリー・ハンターのことが大好きで、彼女の周りにいるだけでとてもハッピーだったようです」と続け、映画撮影で最も配慮が必要であろう子役の演技指導が、アンナ・パキンの卓越した才能によって軽減され、本作を成功に導いた一つの要因であると強調した。アンナ・パキン(左)、ホリー・ハンター(中央)、ジェーン・カンピオン監督(右)当時すでに大スターの地位を確立していたハーヴェイ・カイテルべインズを演じたハーヴェイ・カイテルについては、「私はその当時、駆け出しの新人監督だったんです。片やハーヴェイ・カイテルはすでに役者として経験豊富な大スター。ですから、こちら側に謙虚さがあって、彼のことを聞き入れ、学ぶ姿勢があったことが良かったんだと思います」と監督はふり返る。「ハーヴェイ・カイテルは、すごくタフで、とても怖い人だという評判だったのですが、実はとても親切で非常に寛容な人でした。私にはとても優しく接してくれました。今に至るまで、彼との間には固い友情というものが育まれています」と、ハーヴェイとの良好な関係性が築けたことで、新人監督であった自身の力強い手助けになったと言う。30年の時を超え劇場公開される本作を、初めて鑑賞する方にメッセージ最後に本作を初めて観る人や、次の世代にどう観て欲しいか、ひと言メッセージをお願いすると、「『ピアノ・レッスン』を初めてご覧になる方へ、何の情報も入れずご覧頂きたいというのが本音です」と監督は応じる。「ロマンティックな複雑さがある世界をそのままに体験してほしいのです。また、このストーリーはエミリー・ブロンテの『嵐が丘』にインスピレーションを受けています。『嵐が丘』と同様、とても極端にロマンティックを描いていて、キャラクターたちはある種のエロティックな、エロティシズムのポテンシャルというものを発見していった、そういう映画になっています」と、すでに鑑賞済の方も改めて観たくなるような言葉を寄せてくれた。『ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター』は3月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年03月17日ナショナル・シアター・ライブ「フランケンシュタイン」のトークイベント付き特別上映が決定した。ナショナル・シアター・ライブの上映のメイン劇場として、この10年間数多くのNTLive作品がTOHOシネマズ日本橋で公開されてきた。そのTOHOシネマズ日本橋が今年、開業10周年を迎え、NTLiveも10年前に「フランケンシュタイン」を第一弾作品として日本に上陸。この10周年を記念して、3月29日(金)の夜の回にて、TOHOシネマズ 日本橋にて「フランケンシュタイン」(怪物:ジョニー・リー・ミラー、博士:ベネディクト・カンバーバッチ版)のトークイベント付きの特別上映が決定。本作はNTLiveラインアップの中でもこれまでに日本だけで約3万人の観客に劇場で楽しまれた大ヒット作。自分が生み出した怪物への複雑な気持ちを抱え苦悩するベネディクト・カンバーバッチ演じる博士、そして博士の愛を求める切ない心の動きを見事に表現するジョニー・リー・ミラーの怪物は、何度観ても圧倒される演技だ。そして、映画界でも世界的な活躍を誇るダニー・ボイルの演出は、ナショナル・シアターの大きなオリヴィエ劇場を巧みに使い、スケールの大きな物語を舞台上で繰り広げることに成功している。トークゲストには映画評論家の渡辺祥子さんを招き、映画的な視点から本作を紐解いていくという。また、NTLiveにも詳しい東京大学・河合祥一郎先生が進行役を務める。NTLive「フランケンシュタイン」トークイベント付き特別上映は3月29日(金)18時30分~、TOHOシネマズ日本橋にて開催。(シネマカフェ編集部)
2024年03月17日杉咲花が第48回日本アカデミー賞優秀主演女優賞、第78回毎日映画コンクールで女優主演賞を受賞した映画『市子』が7月3日(金)よりBlu-ray&DVDでリリースされる。原作は、監督の戸田彬弘が主宰する劇団「チーズtheater」旗揚げ公演作品でもあり、サンモールスタジオ選定賞2015では最優秀脚本賞を受賞した舞台「川辺市子のために」。観客から熱い支持を受け2度再演された人気の舞台を戸田監督が自ら映画化。プロポーズを受けた翌日に姿を消した川辺市子。痛ましいほどの過酷な家庭環境で育ちながらも、「生きること」を諦めなかった市子を演じるのは杉咲花。抗えない境遇に翻弄された彼女の壮絶な半生を凄まじい熱量で体現、芝居を超えて役を生き抜く姿を鮮烈に観る者の心に焼きつける。また、市子が3年間一緒に暮らしていた恋人の長谷川を演じるのは若葉竜也。重厚な物語の軸を担う長谷川が、市子の真の姿を知る過程で揺れ動く感情の変化を繊細に演じ切る。さらに、共演陣には森永悠希、渡辺大知、宇野祥平、中村ゆりらが名を連ね、市子の底知れない人物像や過去が第三者の目線から描かれていく。どのような環境下であっても、自分の“存在”と向き合い続けたひとりの女性の生き様が心を打ちのめす、唯一無二の衝撃作だ。『市子』は7月3日(水)よりBlu-ray&DVDリリース。<『市子』リリース情報>Blu-ray5,500円(税込)DVD4,400円(税込)発売元:株式会社ハピネットファントム・スタジオ販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング©2023 映画「市子」製作委員会(シネマカフェ編集部)■関連作品:市子 2023年12月8日よりテアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2023 映画「市子」製作委員会
2024年03月17日東京都北区・JR田端駅から徒歩5分。商店街のなかに、わずか20席の、小さいけれど温かな映画館がある。そこは日本初にして唯一のユニバーサルシアターだ。ユニバーサルとは、身体能力の違いや年齢、性別、国籍にかかわらず、すべての人が普遍的に、という意味をもつ。障害者と健常者の区別も、子連れや盲導犬同行への無理解もない、誰もが幸せなシアター・オブ・ドリームス。夢を実現させた女性とは──。8日の第47回日本アカデミー賞授賞式に続き、10日には第96回米アカデミー賞授賞式が開催され、双方でノミネートされた『PERFECT DAYS』や『ゴジラ-1.0』『君たちはどう生きるか』など邦画の秀作も目白押しで、映画の話題で大いに盛り上がる3月。そんななか、レッドカーペットの華やかさこそないが、東京下町の片隅で、唯一無二の存在感を放ちながら、今日も上映を続けるミニシアターがある。その名を「シネマ・チュプキ・タバタ」という。場所はJR田端駅から徒歩5分の、小さな商店街の真ん中辺り。「寒いなかすみませんが、監督のサイン会は劇場の外になります」2月最後の木曜日の正午過ぎ。上映後のトークショーやサイン会を仕切っていたかと思えば、受付に立ってモギリをやり、さらには映写室に駆け込んで次回の準備をするなど忙しく立ち働いていたのが平塚千穂子さん(51)。このシネマ・チュプキの代表で、創設者でもある。「特にコロナ後は、うちのようなミニシアターこそ作り手と映画ファンをつなぐ橋渡しができるのではと、舞台挨拶やサイン会などのイベントを増やしています」ふと、館内を出入りする観客のなかに、一般客に交じって、盲導犬を連れていたり白杖を持った視覚障害者が多いことに気付く。ここの特徴は、すべての上映作品に音声ガイドや字幕などのバリアフリー環境を整えていること。目や耳の不自由な人も、車いすの人も、赤ちゃん連れのママも、お疲れ気味のOLやサラリーマンも、誰もが一緒に映画を楽しめる、日本初にして唯一の「ユニバーサルシアター」だ。平塚さんが、文字どおり、紆余曲折を経てシネマ・チュプキをオープンさせたのが8年前。「小さいながら常設館のよさで、単に観たい映画があって来たお客さんが、盲導犬が館内に一緒にいる光景に驚く場面があったりもします。その出会いで何かを感じてもらえたら、素直にうれしい」このユニークな映画館が、人々の心に温かな変化を起こしている。身近なところでは、「街が優しくなった」という地元の声も。「けっして障害者のためだけの映画館ではありません」何度もそう口にした平塚さんが実現させようとしている「夢の映画館」の物語を紐解こう。■両親の猛反対を押し切り就職・結婚・離婚。深く傷ついた心を癒したのが映画だった1972年(昭和47年)9月19日、東京都荒川区で生まれ、3歳からは北区で育った平塚さん。「父は自宅の工房で歯科技工士をしており、母もその仕事を手伝っていました。近所のいじめっ子とクラスが離れる小3のころまで、私は泣き虫の女の子でした」小中と地元の公立校を出て、都立小石川高校へ。「高校では硬式テニス部で部長もやり、練習メニューも考案するなど、かなり熱中していました。当時、5つ年上の姉が私立の短大へ通っていました。音楽好きで、才能も認められ音楽大学への推薦も決まっていたのですが、親から『音大を出てメシが食えるのか』という猛反対があって断念させられ、それがきっかけで姉は心を病むんです」そのことが、平塚さんの生活にも多大な影響を及ぼしていく。「いつしか私は、家族に心配をさせない“いい子の妹”という役割を演じるようになっていました。実は心の中では常に学校になじめない自分がいたし、姉への罪悪感も抱き続けていて、しまいには何のために生きているのかと考えるようになり、高校から心理学などの本を読んでカウンセラーに興味を持ったり。『3年B組金八先生』もずっと観ていて、生徒に寄り添う先生になりたいと思って、早稲田大学教育学部に進みました」意外だが、大学時代には体育会の女子レスリング部の創設メンバーになったこともあった。「何を血迷ったのかと思うんですが(笑)、体育の授業を指導してくれたのがオリンピック銀メダリストの太田章先生で、誘っていただいたんです。最後は網膜?離になって、1年半でやめるんですが。ふり返れば、高校のテニス部もでしたが、そうやって何かに没頭して、家庭のストレスを発散していたのだと思います」やがて、就職の時期を迎える。「ずっと、いい子の仮面をかぶってきた私でしたが、どうしても親の言うとおりに大企業のOLになって楽しく仕事している自分を想像できずに、就職活動中はスーツ姿で家を出ても就職セミナー会場には行かずに、落ち着ける喫茶店に入り浸っていました。徐々に、自分の癒しの場となっていた喫茶店やカフェで働けないかと考えるようになるんです」両親の猛反対を押し切って飲食業界に就職したが、結局、人間関係に疲弊して挫折する。同じころ、最初の結婚をして東京を離れたがうまくいかず、1年にも満たないで離婚して戻る体験もしていた。つらい出来事が立て続けに起きたとき、深く傷ついた心を癒してくれたのが映画だった。「もう生きていてもしょうがないとまで思っていたのが、在学中から大好きだった『バグダッド・カフェ』など、いくつもの映画作品にふれて、そうした悩みもちっぽけなものに思えるようになっていたんです」そんな折、学生時代から通っていた高田馬場の名画座・早稲田松竹で、アルバイトを募集していることを知る。■バリアフリー上映会のスタッフを経て映画祭の主催が人生の転機に――「早稲田松竹のバイトを続けながら、自主映画監督が主宰していた異業種交流会に加わりました。そのなかで立ち上がった企画が、目の見えない人に向けてのバリアフリー上映会でした」チャップリンのサイレント映画の名作『街の灯』の活弁付き映画会の実現に向け、平塚さんもスタッフのひとりとして参加。「私はそれまで目の不自由な方とはお会いしたことがなく、正直、当初は、視覚障害者に映画の話なんてしたら怒られるんじゃないかという偏見もありました」当事者の生の声を聞こうと、聞き取り調査を始めたところ、「お会いするみなさんが、『ぜひ映画館で観たい』と強くおっしゃって。それまでの偏見や意識を180度転換させられるんです」この上映会の企画は諸事情で流れたが、平塚さんは独自にさらなる調査を進める。「すると、アメリカでは100館ほどのバリアフリーの映画館があって、公開初日から副音声と字幕付きで、『タイタニック』や『スター・ウォーズ』のような超大作を上映していました。レビュー投稿までするブラインド(視覚障害者)の人もいると知ることは、すごい追い風となりました」’01年春、バリアフリー映画鑑賞推進団体「City Lights」を設立。シティ・ライツの名称は、もちろん敬愛するチャップリンの作品から。同時に、音声ガイド研究会をスタートさせた。音声ガイドとは、目の見えない人が映画を楽しむときに、耳から情報を補足するもの。たとえば誰もが知る『ローマの休日』で、オードリー・ヘプバーン演じるアン王女が登場するシーン。スクリーンでは王女が移動するだけでセリフがないときも、音声ガイドでは〈側近を従えたアン王女が大使のエスコートで入場する〉といった解説が入る。この研究会をスタートしてすぐに、あるリクエストが届いた。「私たち視覚障害者も、1年とか2年遅れじゃなく、今公開されている映画が観たい。ぜひ『千と千尋の神隠し』を観てみたい」話題作を早く観たいと願うのは誰もが同じと思った平塚さんは、まず映画館と交渉し、続いて6人の晴眼者を集めて視覚障害者とマンツーマンで、耳元で解説する“こそこそガイド”による同行鑑賞会を実現させた。この方式ではまわりの客の迷惑になることや鑑賞人数が限られるという課題もあったが、「歌舞伎のイヤホンガイドのような仕組みはどうだろう。FMラジオの電波を使い、イヤホンで解説を聴くようにすればいいんだ!」と思いついた。このラジオを使った同行鑑賞会の評判が口コミでも広がり、やがて200人規模の鑑賞会となる。「多くの映画館にお世話になりましたし、映画を観たいけれど観られない人がこんなに大勢いることを社会に知ってもらう大切な時期だったと思います」やがて、作品を送り出す側にも変化が生じる。’06年公開の山田洋次監督作品で、木村拓哉が盲目の武士を演じた『武士の一分』。「製作委員会がバリアフリー版を作り、音声ガイド付きで上映されたんです。メジャーの松竹のお正月映画に音声ガイドが付いたのは、私たちにとって映画史に残るセンセーショナルな出来事でした」さらに’08年からは、シティ・ライツ映画祭を主催していく。これが人生の転機となったのが、当時は石川県で点字図書館に勤務していた全盲の田中正子さん(51)。「’10年春に第3回シティ・ライツ映画祭のことを知りました。『雨に唄えば』と『虹をつかむ男』の2本立てで、どちらにも音声ガイドが付くと知り、どうしても体験してみたくて、小松空港から飛行機に飛び乗っていました」映画を観終わったあと、田中さんは心地よい衝撃に浸っていた。「こんな夢みたいな体験ができるんだ、って。それまでもテレビで『タイタニック』を観て感動したつもりでいましたが、実は何もわかっていなかったんですね」こうした声に後押しされ、平塚さんは、いよいよ常設のバリアフリー映画館づくりに動き出す――。【後編】目や耳が不自由な人でも誰でも一緒に楽しめる「日本で唯一のユニバーサルシアター」を誕生させた女性へ続く(取材・構成:堀ノ内雅一)
2024年03月17日映画館がある。そこは日本初にして唯一のユニバーサルシアターだ。ユニバーサルとは、身体能力の違いや年齢、性別、国籍にかかわらず、すべての人が普遍的に、という意味をもつ。障害者と健常者の区別も、子連れや盲導犬同行への無理解もない、誰もが幸せなシアター・オブ・ドリームス。夢を実現させた女性とは──。■一度は廃業の危機に陥るも、音声ガイド付きの映画館づくりに奔走’14年11月、シネマ・チュプキの前身となる「アートスペース・チュプキ」が、北区のJR上中里駅前にオープン。「この活動のそもそものきっかけが『街の灯』でしたが、自分たちでつくる映画館の名前には“光”にちなんだもの、それも暗闇を照らす“月”にまつわる言葉を探しました。そして、ふとアイヌ語を調べていて“チュプキ”と出合ったんです。これだ、と」ところが平塚さんは、映画館開業のための手続きがさまざま必要なことを知らずに、オープン翌日から廃業の危機に陥るのだった。「お恥ずかしい話ですが、シティ・ライツ以来、目の前の困っている人のために何とかしたいとの思いだけで走り続けてきて、このときも事前に消防署や保健所への届け出が必要という興行場法のことすら知らなかったんです」結局、月4回しか営業できないという変則的な上映スタイルを受け入れるしかなかった。「でも、厳しい制限のあるなか、北区の地域文化振興の助成金交付の審査会場で、子育て支援のNPOグループのママさんたちと知り合い、それがのちの親子鑑賞室につながるんです」この前向きさ、ひたむきさが、再び新たな道を開いていく。「’16年の年明けでした。アートスペースの場所を大家さんの事情で立ちのかなくてはならなくなり、すぐに物件探しを始めました」そして見つけたのが、現在の場所。まだ工事中だったが、2階には15畳の防音室もあるという。「よし、ここで音声ガイドの録音もできるなと。さらにスケルトン状態だった1階に足を踏み入れた途端、ドンツキの正面にスクリーンのある光景がパーッと浮かんだんです。さあ、動き出せるぞと張り切っていた矢先、また難題が」設計会社の見積金額は1階の防音工事だけで1,500万円。愕然としてしまう。これまでずっと支えてきてくれた夫も、「どうやって、そんな大金を作るの。借金したとしても、責任は取れるのかい」と、今回ばかりは諸手を挙げての賛成とはならなかった。「その後、義父が説得してくれたようで、夫も『応援するから頑張れよ』と言ってくれました。シティ・ライツの仲間も『勝負するなら今でしょ、協力するから』と。わが家の貯金から補償金と敷金を払うことで賃貸契約を結び、防音工事の費用はクラウドファンディングで集めることにしました」5月にクラファンが始まると、8月には目標金額を超える1,800万円以上が集まった。平塚さんの15年越しの思いが、館内の設備一つひとつに込められていく。全座席に、音声ガイドを聴くためのイヤホンジャックを付けた。FM電波ではなく有線でつないでいるため、ノイズの混入もない。スピーカーにもこだわった。「音が目の代わりを果たすようにと、大ヒットアニメ『ガールズ&パンツァー』を手がけた音響監督、岩浪美和さんが協力してくださり。椅子も、渋谷のシアター・イメージフォーラムが同時期に座席の入れ替えをしていて、運よく譲り受けることができました」最後部の車いすスペースの背後には完全防音の親子鑑賞室もある。「赤ちゃんや子供連れの人はもちろん、暗闇や大音量が苦手な感覚過敏の人もいます。マスコミに取り上げられたこともあって、チュプキを“障害者のための映画館”と思われている人も多いようです。しかし、シティ・ライツは目の不自由な人が対象でしたが、ここでは、誰もが一緒に映画を楽しめるユニバーサルシアターを目指しました」オリジナルの音声ガイドは、2階の制作室で作られている。また興味深いのは、“障害者料金”がないことだ。「ここチュプキは社会的、環境的な障害者は存在しない映画館にしたい、と思っていたから。その代わり、介助者は無料にしました」’16年9月1日、いよいよシネマ・チュプキ・タバタがオープン。こけら落としはチャップリン特集と、アメリカの砂漠に立つモーテルでの人間模様を描いた『バグダッド・カフェ』だった。「この映画を最初に観たのは、大学2年のころ。姉のことでも深い悩みのなかにいて、登場人物に自分たちを重ねながら癒されていることに気付いたり。いつか私も、訪れた人を優しく迎え入れる砂漠のオアシスのような場所を作りたいと、初めて思いました」夜7時30分からの上映を、平塚さんは映写室で作業しながら観ていた。気付けば、流れてきた主題歌『コーリング・ユー』を聴きながら、涙が頬を伝っていた。「映写室からは、スクリーンがちょっと明るくなる場面だと、観客の表情が見えるんです。実は私、映画を観てるお客さんの顔を見るのが大好きで、その様子を見てたら、もうダメでしたね」映画を通じて、すべての人に寄り添っていくという平塚さんの夢が大きく動き始めた。まっすぐな思いは、周囲をも変えていく。商店街入口にある横山商店店主の横山政明さんは、「最初にバリアフリーの映画館ができると聞いて、商店街のみんなもちょっと心配してた。だって見たことのない世界だから。でも、そのうち盲導犬を連れた人が道に迷っていると、店先の誰かが『映画館ですか』『案内しようか』と、ときに肩に手をかけて声をかけるようになってた。平塚さんの映画館ができて、この街そのものが優しくなったように思うんだよ」■「人生を変える映画と出合ってほしい」。小さな映画館だからこそできることを「営業的には赤字の幅が少し狭まったくらいで、いまだに私は無給で働いています。でも、それができるのも、夫が常勤の仕事で支えてくれるからです。20歳のときの交通事故で失明した夫とは、シティ・ライツの活動を通じて知り合い、’03年秋に結婚しました。ものすごい努力家で、障害者雇用の先駆けともなった人なんです」上映の合間の午後2時過ぎ、隣の安売りスーパーで買ってきたというパックの野菜ジュースと菓子パンを頬張りながら、平塚さんは言う。取材に訪れた日、上映していたのは、ダウン症の弟とその兄が登場する『弟は僕のヒーロー』。観終わったばかりの観客のなかに、盲導犬を連れた、全盲の声楽家の天野亨さんがいた。「年間50回は通っています。この映画館は、私たち目の不自由な者を本当に映画を観た気にさせてくれる、楽園のような、なくてはならない場所です。できれば、日本中の都道府県に1館ずつ普及してほしい」現実に平塚さんのもとには、地元でユニバーサルシアターを開きたいという熱意ある視察者などが、全国から、さらには世界中からも訪れているそうだ。前出の田中さんは、現在では音声ガイドモニターを務めながら、ふだんも盲導犬と一緒に鑑賞するチュプキの大ファンのひとり。「洋画が好きで、毎年のアカデミー賞の話題作も、いつも観たいと思っています。ただ洋画に関しては、邦画に比べて、ほとんど音声ガイドが付いていないのが非常に残念です」現状では、音声ガイド付きの映画は、まだ公開作品全体の1割程度で、特に洋画は権利の問題などがあって困難という。しかし、それを嘆く前に、平塚さんの、できることから自分たちで果敢にチャレンジしていくという姿勢は変わらない。今週から上映される『「生きる」大川小学校津波裁判を闘った人たち』では、スクリーン下に手話通訳者の映像が入る“字幕・手話合成版”での上映となる。「小さな映画館だからこそ、できることもあるし、お客さんとの距離も近い。なかには、『ここで観た映画で転職を決意しました』という人もいます。あきらめてばかりの人生って、つまらないじゃないですか。かつての私のように、映画を観て一歩を踏み出してほしい。私には子供がいませんから、最近、特に若い人たちに、そんな人生を変えるほどの映画と出合ってほしいと思うんです」暗転した館内にともるスクリーンの光が、今日も、障害のあるなしにかかわらず、すべての人を温かく包み込んでいく。(取材・構成:堀ノ内雅一)
2024年03月17日今回で4回目を迎える『TBSドキュメンタリー映画祭 2024』が3月15日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で開幕した。同日、全15作のラインナップから『映画 情熱大陸 土井善晴』の公開記念舞台挨拶が行われ、料理研究家の土井善晴氏をはじめ、監督の沖倫太朗、同映画祭のアンバサダーを務める映画コメンテーターのLiLiCoが登壇した。土井氏とLiLiCoは、この日が初対面だったが、以前、LiLiCoがバラエティ番組で披露した料理の盛り付けを、土井氏が絶賛した縁があり「誰が作ったか知らずに採点してくださり、すんごく褒めてくれた。ここから私は料理にハマった」と感謝の言葉。一方、土井氏は「きれいに盛ろうという気もなく、フワっと当たり前にしはるので、見事だなと。自然体で作為がない」とLiLiCoの盛り付けを振り返り、「お料理はそういうのが大事。ええカッコしちゃあきまへん。ほんまに」と料理哲学を語った。左より)土井善晴、LiLiCoまた、LiLiCoが「(故郷の)スウェーデンで、日本料理のレストランを開きたい。何かご協力を!」と懇願すると、土井氏は「言うてくれたら、何でも」と前向きな姿勢を示した。すると、LiLiCoは「それを『情熱大陸』で放送するのどうですか?ずっと出たいとお願いしているのに、主人(小田井涼平)が先に出て、それがすごく悔しい」と猛アピール。番組のプロデューサーでもある沖監督は、「25分の放送時間では、(中身があり過ぎて)無理」とけん制した。土井氏の密着に関しても、「25分ですから、撮影した素材を編集するのは大変でした」と沖監督。「お話をずっと、うっとりと聞いていられるし、油断していると、突然大事なことをおっしゃる」と土井氏の人柄について語り、「今回、劇場版で70分くらいになり、それでもまだまだ」とあふれる魅力に惚れ惚れしていた。沖倫太朗監督2022年には、長年出演した料理番組が惜しまれつつ終了した土井氏だが、「それまで忙しかった分、今は心が自由になって幸せ」と語り、「料理するのが楽しくなって、毎回新しい料理が生まれている。レシピ?あんなのいりませんで(笑)」。衰え知らずの“土井節”に観客は拍手喝采だった。取材・文・撮影=内田涼<作品概要>『映画 情熱大陸 土井善晴』■ありがとう先生!ご飯作って食べるのがメッチャ楽しくなりました。「一汁一菜」、ご飯を中心に味噌汁と簡単なおかずで構成する和食のスタイル。土井は、日々の食事はこれで十分と提案し、料理を億劫に感じていた人の心を軽くする。味噌汁は出汁をとらなくてもいいし、具材に何を入れてもいい。作りやすいレシピの紹介で人気の“土井先生”だが、いま、レシピから離れる大切さを説く。料理する全ての人を応援したい……生き辛さを抱える時代に新たな暮らしの哲学を模索する料理研究家の情熱を見つめる。<イベント情報>『TBSドキュメンタリー映画祭 2024』3月15日(金)~3月28日(木)東京:ヒューマントラストシネマ渋谷3月22日(金)~4月4日(木)大阪:シネ・リーブル梅田3月22日(金)~4月4日(木)愛知:センチュリーシネマ3月22日(金)~4月4日(木)京都:UPLINK京都3月29日(金)~4月11日(木)福岡:キノシネマ天神3月30日(土)~4月11日(木)北海道:札幌シアターキノ公式サイト:公式X:
2024年03月16日クリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー』で、自身初となるアカデミー賞作品賞(エマ・トーマス、チャールズ・ローヴェンと共に受賞)&監督賞に輝いたノーラン監督と、日本初となる視覚効果賞を受賞した『ゴジラ-1.0』の山崎貴監督による対談が実現。その特別対談の映像が解禁となった。本作は、第二次世界大戦下、世界の運命を握った天才科学者J・ロバート・オッペンハイマーの栄光と没落の生涯を実話に基づいて描く作品。2023年7月の全米公開を皮切りに、世界興収10億ドルに迫る世界的大ヒットを記録。実在の人物を描いた伝記映画としては歴代1位となっている。特別対談映像は、山崎監督の「知的好奇心を刺激されました」という感想から始まり、「パンドラの箱を開けてしまった人間が、どのような社会的な立ち位置でいたのか。時系列を組み替えながら描いていて、ハードなテーマのエンターテインメントになっている」とコメント。「凄く面白い、素晴らしい作品。オッペンハイマーが残酷な幻影をみるという、栄光と悲惨さが同じ画面に収められている作り方が凄い」という山崎監督の評価に、ノーラン監督は「私が物語の中で興味があるのは頭脳明晰な人たちが世界を理解し驚くべき創造性を飛躍させテクノロジーを用いてどのようなことを可能にするのか、そしてその裏に潜む恐ろしい暗示です。そのコントラストを映画に映し出し観客のみなさんに直で感じてもらいたい」と応じ、「開発を進めていく先に待ち受けている恐ろしさの片鱗が既に見えているわけです。しかし時代の状況ゆえに行動するしかなかった。その緊張感を観客のみなさんに体験してほしいと思いました」と見どころを明かす。天才物理学者がそのとき何を感じていたのか、その瞬間を観客と共有する“没入体験”を目指したと語っている。「悪い人間、素晴らしい人間を決めつけていない、その両方が渾然一体となっている」描写に驚嘆したとする山崎監督に、「それは物語を伝える上で大切にしたことでオッペンハイマー役のキリアン・マーフィーともよく話し合いました」とノーラン監督。「観客にはオッペンハイマーを裁くのではなく理解してほしかったのです。みなさんにこの人物の両面を体験してもらい、彼がした選択について自分だったらどうするか考えてみてほしかった。自分とは考えや立場が全く違う人の、考えや思いがわかるというところが映画の魅力です」と、観客ひとり1人の判断に委ねることを最優先したと語った。さらに『オッペンハイマー』に触発された山崎監督が「日本が返答の映画を作らねばならない」と宣言すると、ノーラン監督は「アンサー映画を作るのであれば山崎監督以上にふさわしい監督は思い浮かびません。ぜひ実現していただけたらと思います。これからも山崎監督の作品を楽しみにしています」と笑顔で応じる場面も。山崎貴監督/『ゴジラ-1.0』凱旋記者会見にてさらに、映像へのこだわりについてノーラン監督は、「観客の感覚に訴えかける映画を常に作りたいと思っています。今まで多くの映画をIMAX®用の70ミリフィルムで撮影してきました。驚くほど鮮明で色の再現度が高いからです。大きなスクリーンに投影するとスクリーンの枠が消え映画に没入することができます。劇場の様々なサウンドシステム、音響や音楽との融合によって観客を物語に引き込むことができるのです。こういった没入感をこれからも映画制作で大事にしていきたいです」とコメント。それを受けて山崎監督は「すごい伝わってきました。IMAX®ならではの作品だと思います」と締めくくっていた。また併せて、本作を鑑賞した著名人からコメントも到着。『バットマン ビギンズ』『インセプション』でノーラン監督作品に出演した渡辺謙は、「今も、この世界を終わらせてしまうかもしれない爆弾を作った男が、細やかに、エキセントリックに描かれていた。彼の幻覚の中にある、被曝の実態を世界はどう見てくれたのか。日本の観客にとっても観ておくべき作品」とコメント。『福田村事件』の森達也監督は「間違いなくノーランの最高傑作だ」と話し、元広島市長の平岡敬は「彼が感じた世界の破滅への危惧は、いま現実となってわたしたちの世界を覆っている」、広島出身で「この世界の片隅に」の漫画家、こうの史代は『「核兵器は狂気の天才のしわざ」なんて逃げ道は、この映画にはありませんでした」、長崎県被爆者手帳の会友の会 会長の朝長万左男は、「これは核なき世界が遠のきつつある現在の世界の根本問題にもつながる。ここにノーラン監督の政治家の責任を追求する秘めたメッセージが感じられる」とコメントを寄せている。『オッペンハイマー』は3月29日(金)より全国にて公開。IMAX劇場全国50スクリーン、Dolby Cinema全国10スクリーン、35mmフィルム版109シネマズプレミアム新宿にて同時公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ゴジラ-1.0 2023年11月3日より全国東宝系にて公開©2023 TOHO CO.,LTD.オッペンハイマー 2024年3月29日より全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.
2024年03月15日劣等生の兄・司波達也と優等生の妹・司波深雪による、伝説的スクールマギクスバトルTVアニメ「魔法科高校の劣等生」。3月31日(日)に、全国の劇場にて先行上映会と新宿バルト9で行われる上映後舞台挨拶のライブビューイングが決定しました!■「魔法科高校の劣等生」について著・佐島 勤、イラスト・石田可奈によるシリーズ累計2,500万部突破(原作小説シリーズ累計1,400万部)の伝説的スクールマギクス「魔法科高校の劣等生」。2014年から放送がスタートし、2022年1月1日(土)にはTVアニメ「魔法科高校の劣等生 追憶編」が放送された。2024年4月には第3シーズンの放送が予定されている。■新情報:全国同時先行上映会&舞台挨拶ライブビューイングを開催!TVアニメ「魔法科高校の劣等生」第3シーズンの全国同時先行上映会&舞台挨拶ライブビューイングが3月31日(日)に決定しました!全国の劇場にて先行上映会と新宿バルト9で行われる上映後舞台挨拶のライブビューイングがお楽しみいただけますので是非お越しください!全国同時先行上映会&舞台挨拶ライブビューイング詳細実施日時:3月31日(日)16:00の回(※劇場により開始時間が数分異なる場合があります。)本会場登壇者(予定):中村悠一、早見沙織、ジミー ストーン監督※登壇者は予告なく変更となる場合がございます。中継先の劇場には、ゲストの登壇はございません。価格:1,800円実施劇場はこちら札幌シネマフロンティア: イオンシネマ小樽: MOVIX仙台: T・ジョイPRINCE品川: TOHOシネマズ浜松: ミッドランドスクエアシネマ: イオンシネマ金沢フォーラス T・ジョイ梅田: TOHOシネマズ西宮OS: 広島バルト11: T・ジョイ出雲: TOHOシネマズ高知: T・ジョイ博多: ユナイテッド・シネマ熊本: ※チケット販売スケジュールは、各劇場のHPをご確認ください。TVアニメ『魔法科高校の劣等生』第3シーズン作品情報イントロダクション魔法。それが現実の技術として確立されてから約一世紀が過ぎていた。国立魔法大学附属第一高校、通称“第一高校”にとある兄妹が入学する。魔法師として致命的な欠陥を抱える劣等生の兄・達也。すべてが完全無欠な優等生の妹・深雪。二人の学生生活は激動に次ぐ激動の日々だった。政治結社《ブランシュ》の襲撃。九校戦への香港系国際犯罪シンジケート《無頭(ノー・ヘッド・)竜(ドラゴン)》の介入。大亜連合軍の横浜への侵攻。人の精神に取り憑いて変質させる魔物パラサイトの出現。そしてUSNA軍魔法師部隊スターズ総隊長アンジー・シリウスことアンジェリーナ=クドウ=シールズの来訪。波乱に満ちた一年が終わり、二年生になった二人の生活も少しずつ変化する。四葉家から使わされた桜井水波が達也たちと同居することになり、達也は新設された魔法工学科、通称《魔工科》に転科する。深雪と共に平穏な学園生活を送るはずだったがそれを世界が許すはずもなく…。そして、──波乱の日々が、再び幕開く。スタッフ原作:佐島 勤 (電撃文庫刊)原作イラスト:石田可奈監督:ジミー ストーン脚本:中本宗応(ライトワークス)キャラクターデザイン・総作画監督:石田可奈サブキャラクターデザイン:橋本明日美メカニック/プロップデザイン:稲田 航美術デザイン:谷内優穂美術監督:永吉幸樹美術:ヘッドワークス色彩設計:小松さくらモニターグラフィックスデザイン:南條楊輔CG監督:町田政彌(スティミュラスイメージ)撮影監督:廣岡 岳(Nexus)編集:木村佳史子(MAD BOX)音響監督:本山 哲キャスティングマネージャー:鈴木久美子音響効果:古谷友二音楽:岩崎 琢アニメーション制作:エイトビットキャスト司波達也:中村悠一司波深雪:早見沙織桜井水波:安野希世乃九島光宣:戸谷菊之介千葉エリカ:内山夕実西城レオンハルト:寺島拓篤柴田美月:佐藤聡美吉田幹比古:田丸篤志光井ほのか:雨宮 天北山 雫:巽 悠衣子黒羽亜夜子:内田真礼黒羽文弥:加藤英美里七草真由美:花澤香菜七草香澄:喜多村英梨七草泉美:悠木 碧七宝琢磨:橘 龍丸周公瑾:遊佐浩二中条あずさ:小笠原早紀十文字克人:諏訪部順一九島 烈:大塚芳忠主題歌オープニング主題歌LiSA「Shouted Serenade」作詞:LiSA、田淵智也作曲:田淵智也編曲:堀江晶太放送情報2024年4月より各局にて放送開始!TOKYO MX4月5日(金)より毎週金曜23:30~とちぎテレビ4月5日(金)より毎週金曜23:30~群馬テレビ4月5日(金)より毎週金曜23:30~BS114月5日(金)より毎週金曜23:30~テレビ愛知4月6日(土)より毎週土曜25:45~ ※初回放送4月6日(土)のみ、26時00分~MBS4月6日(土)より毎週土曜26:08~ ※初回放送4月6日(土)のみ、27時00分~AT-X 4月6日(土)より毎週土曜23:30~毎週火曜29:30※リピート放送毎週土曜8:30※リピート放送※放送日時は編成の都合等により変更となる場合もございます。予めご了承下さい。配信情報ABEMA・dアニメストアにて2024年4月5日(金)23:30より地上波同時・最速配信決定!配信詳細: WEB「魔法科高校の劣等生」第3シーズン公式サイト: 「魔法科高校の劣等生」ポータルサイト: 「魔法科高校の劣等生」公式X(旧Twitter): 権利表記©2023 佐島 勤/KADOKAWA/魔法科高校3製作委員会 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月15日デジタルネイティブ世代における新しい青春音楽コミックスとして大きな話題を呼んだ原作(むつき潤/小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)を、ドラマ「silent」の風間太樹監督が映画化する『バジーノイズ』。この度、映画初主演となった「JO1」の川西拓実をW主演の桜田ひよりや、井之脇海、柳俊太郎が支えた撮影とシンクロするような場面写真が解禁となった。川西さんが演じるのは、人とかかわることを必要とせず、たったひとつの“すきなもの”である音楽をPCで作り、ひとり奏でるだけのシンプルな生活を送っている清澄。自分の気持ちに素直に生き、清澄の閉じた世界に強烈なノイズが流れ込むきっかけとなる潮役を桜田さん。さらにレコード会社に勤める潮の幼なじみ・航太郎を井之脇さん、清澄と音楽を始めることになるベーシスト・陸役を柳さんが演じている。孤独で静かな世界でひとり音楽を奏でる清澄。そして、その清澄の部屋に窓ガラスを割って入り込む潮から広がって行く清澄の音楽は、さらに航太郎、そして航太郎が担当する「マザーズデイ」のベーシストである陸を巻き込んで大きくなり、「AZUR」というバンドを誕生させることに。今回解禁された場面写真でも清澄と陸が音楽を奏で、潮と航太郎が見守りながら「AZUR」が動き出していく様子が捉えられている。また、夜の交差点で佇む清澄と潮の姿も。風間監督ならではの切ない夜の街での登場人物たちのシーンも見逃せない。今作では、映画初主演の川西さんが役に入りやすいようにと、可能な範囲で順撮りが行われた。最初は風間組を熟知する桜田さんが座長的な存在で、年上でキャリアもある井之脇さんと柳さんが川西さんを引っ張っていったそう。やがて新しいチャレンジへの好奇心にあふれ、吸収力にも優れた川西さんが、仲間と共にどんどん成長していく姿が物語の清澄の姿にシンクロしており、物語への没入感を高めている。映画ジャンルとしてこれまでになかったDTM(デスクトップミュージック)を軸に、こうしたキャストたちと風間監督が生み出す世界観に期待が高まる。『バジーノイズ』は5月3日(金・祝)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。※柳俊太郎の「柳」は、正しくは旧字体。(シネマカフェ編集部)■関連作品:バジーノイズ 2024年5月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会
2024年03月15日クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』やヨルゴス・ランティモス監督『哀れなるものたち』などの話題作と並んでアカデミー賞作品賞にノミネートされた新人女性監督セリーヌ・ソンの『パスト ライブス/再会』。この度、本作の主演グレタ・リーに、『パラサイト 半地下の家族』で注目を集めた“通訳の天才”シャロン・チョイが関わっていることが分かった。監督自身が12歳のとき、家族と共に韓国ソウルからトロントへ移住し、その後ニューヨークに移った体験を基に執筆したオリジナル脚本となる本作。監督の分身のような主人公ノラ役を演じたグレタ・リーは、L.A.出身の韓国系移民2世。韓国人の両親を持ち、コリアンタウンとビバリーヒルズという2つのコミュニティで生まれ育ったグレタ本人はアメリカ国籍を持つ英語ネイティブ。これまでアジア系アメリカ人の役を英語で演じてきたグレタは、本作『パスト ライブス/再会』のオファーを受けた際に韓国語を話す役柄に大変驚いたそう。役の詳細も監督・脚本のセリーヌ・ソンのことも知らなかったが、脚本を読むと涙があふれ、すぐに迷いは吹き飛んだという。「脚本には心を打たれるものが沢山あって、この作品は特別なものになると確信した」とグレタはふり返る。そこでグレタはセルフテープでオーディションを受けたが、そのときは残念ながら役を得ることはできず、「何年もやっていると、役を手放すことが本当につらく、傷つくこともありますが、この作品の役を逃したときも同じでした」と当時の心境を明かす。やがて、1年後セリーヌ・ソン監督から作品のリキャストを決めたと連絡があり、グレタは一度失ったノラ役を得て本作で初主演を飾ることになった。しかし、グレタはアメリカ生まれのアメリカ育ち。幼いころに韓国から移住して英語で暮らしてきたノラとはバックボーンが異なり、英語ネイティブのグレタがノラを演じるためには【韓国人が話す英語】を習得する必要があり、ソウル出身の女性のような印象を与えるために言語コーチが必要となった。そこで白羽の矢が立ったのが、アカデミー賞作品賞を獲得した『パラサイト 半地下の家族』でポン・ジュノ監督やソン・ガンホの英語通訳を務め、授賞式で彼らの受賞スピーチを手伝ったシャロン・チョイ。ポン・ジュノ監督&シャロン・チョイ Photo by Kevin Winter/Getty Images賞レースを席巻した『パラサイト 半地下の家族』のスピーチやインタビューでは、監督らの微妙なニュアンスを汲み取った通訳を披露し、業界関係者や聴衆から称賛を集め、“誰もが認めるオスカーシーズンのMVP”とも評された。シャロンの活躍はアメリカ観客に知れ渡り、彼女の存在がアメリカでの『パラサイト 半地下の家族』旋風を生んだと韓国でも評判高く、まさに陰の立役者といえる重要人物。そんなシャロンが本作のダイアレクト・コーチ(発音コーチ)を務め、「韓国語を母国語としながら流暢な英語を話す人」の特徴をグレタに授けると、指導を受けたグレタはシャロンを「天才」と手放しで称賛。また、グレタは普段は英語で演技をしているため「韓国語を話す役はとても難しく、大きなチャレンジだったが、同時に俳優として最高の喜びでもあった」と韓国語での演技を語っている。そんなグレタの自然体の演技はリアリティを後押しして賞賛を集め、賞レースを席巻したが、『パラサイト 半地下の家族』同様、本作でも名通訳シャロン・チョイが重要な役割を果たす陰の立役者となっていたのだ。今回併せて、主人公・ノラと24年ぶりに再会した幼なじみヘソンが韓国語で会話するひとときを切り取った新場面写真も解禁された。『パスト ライブス/再会』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。★映画『パスト ライブス/再会』3日間限定先行上映★日程:3月22日(金)、23日(土)、24日(日)各一回上映上映劇場:TOHOシネマズ 日比谷、TOHOシネマズ 梅田鑑賞料金:通常料金詳細は追って、実施劇場HPでお知らせ予定(シネマカフェ編集部)■関連作品:パラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVEDパスト ライブス/再会 2024年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開2022 © Twenty Years Rights LLC. All Rights Reserved
2024年03月15日「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」「Mine」などで知られる韓国の名優キム・ソヒョンが、韓国の主演女優賞6冠の快挙を成し遂げた『ビニールハウス』が3月15日(金)より公開。この度、キム・ソヒョンの特別インタビューがシネマカフェに到着した。俳優キャリア30年目のベテラン俳優、キム・ソヒョンが「名優の真価を発揮した」と批評家から絶賛された本作『ビニールハウス』は、新人監督イ・ソルヒが脚本を執筆した、現代の社会問題を扱った濃密なサスペンスだ。「ご覧になった後なら『当然出演したいと思っただろう』と納得していただけるのではないでしょうか。他人の物語ではなく、私自身の物語のように感じたのです。(演じた)ムンジョンの中に過去の自分と重なる部分がありましたし、私たちが生きていくうえで起こり得ることを描いている作品だったので出演を決めました」と出演の経緯を明かす。主人公のムンジョンは善良な人間だが、介護中の突発的な事故によって人生の窮地に立たされることになる。ムンジョンの極限の感情を表現するために、どのような準備をしたのか聞かれると、「劇中では私たちが日常で感じる様々な感情が描かれており、決して現実と切り離せません。現在戦時下の国もありますが、私たちは極限の状態でこの時代を生きていて、日々静かな暴力を目撃しています。そのような社会を生きてきたので、他の役柄に比べて難しかったかと言われれば、そうではありません。すでにムンジョンを演じる準備はできていたんです」と語った。才能に溢れたイ・ソルヒ監督にはどんどん映画を撮ってほしい本作が長編初監督作となる29歳のイ・ソルヒ監督との仕事については「イ・ソルヒ監督は俳優を導いていくリーダーシップがあり、現場での態度からも本作が長編デビュー作だとは全く思えませんでした。韓国では監督デビューを果たしても、メジャー作品を撮るまでに時間がかかるので、才能に溢れた彼女にはどんどん映画を撮ってほしいです」とコメント。「次回作が楽しみだし、ぜひ出演させてほしい。もし他の俳優と組むことになれば私は嫉妬するかもしれません(笑)」と語り、「一日もはやく、ポン・ジュノ監督やパク・チャヌク監督らと同じように、多くの方に知られるような監督になってほしいと強く思っています」とイ・ソルヒ監督の手腕を絶賛。最後に日本映画で好きな作品を聞かれると、「岩井俊二監督の『Love Letter』が本当に好きです。いつか『Love Letter』のような初恋を描いた作品に出演してみたいです」と明かした。さらに、日本公開を心待ちにしているというキム・ソヒョンより、特別動画メッセージが到着。「主演映画『ビニールハウス』が3月15日よりシネマート新宿で公開されます!ぜひご覧ください。劇場でお待ちしてます!」と日本の観客へメッセージを送った。『ビニールハウス』は3月15日(金)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ビニールハウス 2024年3月15日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開© 2022 KOREAN FILM COUNCIL. ALL RIGHTS RESERVED
2024年03月15日英国アカデミー賞最優秀撮影賞受賞(1977)した『ピクニック at ハンギング・ロック』の4Kレストア版が5月3日(金・祝)より公開されることが決定。ポスタービジュアルと予告編が解禁された。1900年2月14日。セイント・バレンタイン・デイ、寄宿制女子学校アップルヤード・カレッジの生徒が、2人の教師とともに岩山ハンギング・ロックに出かけた。規律正しい生活を送ることを余儀なくされる生徒たちにとって、このピクニックは束の間の息抜きとなり、生徒皆が待ち望んでいたものだった。岩山では、磁力の影響からか教師たちの時計が12時ちょうどで止まってしまう不思議な現象が起こる。マリオン、ミランダ、アーマ、イディスの4人は、岩の数値を調べると言い岩山へ登り始めるが、イディスは途中で怖くなり悲鳴を上げて逃げ帰る。その後、岩に登った3人と教師マクロウが、忽然と姿を消してしまう…。1967年に発表された同名小説を基に映画化された本作は、当時批評家や観客に大きな混乱をもたらした衝撃作でありつつ、ソフィア・コッポラの『ヴァージン・スーサイズ』や、ファッション界ではラフ・シモンズやアレキサンダー・マックイーンもインスピレーション源として本作に言及するなど、様々な分野に影響を与えた名作だ。本作でその名を世界に知らしめたピーター・ウィアーは、メル・ギブソン、ジョージ・ミラーと並び、「オーストラリア・ニューウェイヴ」を代表する監督となった。この度の公開決定に併せて、予告編とポスタービジュアルが解禁。予告編では、ピクニックを楽しむ少女たちの様子とともに、レナ・ダナム、クロエ・セヴィニーなどが本作からの影響を語り、「美しい少女たちの失踪とともに、完璧な世界に亀裂が走る。コルセットのように西洋的な文化で締めつけても、オーストラリアの自然は野生で対抗し、彼らの大事なものを奪い去っていく。靴を脱いだ少女たちは素足でどこに行ったのか。抑圧からの解放、逸脱、叛逆、官能、自由の気配。危険で耽美的な物語の向こう側に、今の私たちは何を読み取るだろうか。」とコラムニスト・山崎まどかのコメントも映し出される(予告編はこちらを一部抜粋)。見事、英国アカデミー賞最優秀撮影賞を受賞した映像は、純白のイメージに満ちたあえかな少女の煌びやかさ、ミステリアスなハンギング・ロックの対比を大胆に、そして繊細に描き出している。美しさの中に垣間見えるどこか不気味な不穏さが、観るものの興味を誘う予告編となっている。ポスターでは、純白のワンピースに身を包み、ピクニックを楽しむ少女たち。その穏やかな印象とは裏腹に、コピーには「ある晴れたバレンタインの日に、少女たちは 姿を消した――」と不穏なキャッチコピーが差し込まれている。またこの度公開される4Kレストア版は、公式のものとされている107分のディレクターズ・カット版。日本劇場公開116分であったオリジナル版から監督自身が再編集したものとなる。『ピクニック at ハンギング・ロック』4Kレストア版は5月3日(金・祝)よりBunkamuraル・シネマ渋谷宮下ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版 2024年5月3日よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次公開ⓒ PICNIC PRODUCTIONS PTY.LTD.1975
2024年03月15日ナショナル・シアター・ライブ『ディア・イングランド』が、2024年3月22日(金) から全国の映画館で公開される。このたび主演ジョセフ・ファインズによる新たな動画が公開となった。本作は、イギリスを代表する劇作家ジェームズ・グレアムの新作で、映画『ジュディ 虹の彼方に』の監督を務めたルパート・グールドが演出を担当。英国上演時に話題をさらったスポーツマンの葛藤を描く白熱ドラマとなっており、ファインズは低迷するイングランド男子サッカー代表の監督に抜擢されたガレス・サウスゲート監督を演じている。3月12日にイギリスで発表された英国演劇界最高峰の賞である『2024年ローレンス・オリヴィエ賞』には、作品賞をはじめ、主演男優賞(ジョセフ・ファインズ)、助演男優賞(ウィル・クローズ)、助演女優賞(ジーナ・マッキー)、演出賞(ルパート・グールド)、振付賞(エレン・ケイン&ハンネス・ランゴルフ)など9部門にノミネートされた。公開された動画は、サウスゲート監督がサッカーファンに宛てた書簡をファインズが朗読する映像の日本語字幕版。サウスゲートは技術だけでなくメンタル面での強化に励み、伝統の重みとサポーターからのプレッシャーに負けないチームへの成長を目指し、選手層の改革に努めた。本動画では、サウスゲートを彷彿とさせる雰囲気をまとったファインズの様子を見ることができる。また3月20日(水・祝) には東京・TOHOシネマズ 日本橋でトークイベント付き先行上映を開催予定。ゲストとしてサッカー実況も手がけるフリーアナウンサーの倉敷保雄が登壇するほか、MCは映像字幕翻訳者の柏木しょうこが務める。ジョセフ・ファインズ 公開書簡朗読<作品情報>ナショナル・シアター・ライブ『ディア・イングランド』2024年3月22日(金) より全国の映画館で公開作:ジェームズ・グレアム演出:ルパート・グールド主演:ジョセフ・ファインズ■トークイベント付き先行上映日程:3月20日(水・祝)会場:東京・TOHOシネマズ 日本橋登壇者:倉敷保雄(フリーアナウンサー)、柏木しょうこ(MC/映像・英米文学翻訳家)・1回目11:55:1回目本編上映開始(本編3時間4分)15:00:上映終了後、1回目トークショー開始15:30:1回目トークショー終了・2回目16:00:2回目トークショー開始16:30:2回目トークショー終了後、本編上映開始19:35:上映終了公式サイト:
2024年03月14日