女優のリンダ・ハミルトン(60)が、「ターミネーター」シリーズの最新作第6弾でサラ・コナー役として復帰することがこのほど、明らかになった。ジェームズ・キャメロン監督が手掛けた1984年公開の『ターミネーター』でリンダは、近未来、機械軍に対抗する人類抵抗軍のリーダーであるジョン・コナーを生むことになるサラ役を演じており、サラはジョンの誕生を阻止しようと未来から送り込まれたサイボーグのターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー)によって追われることになる。第2弾となる『ターミネーター2』ではリンダがサラ役を続投したが、2015年公開の『ターミネーター:新起動/ジェニシス』では、若かりし頃のサラをエミリー・クラークが演じていた。今回シリーズ最新作となる第6弾のメガホンを取るティム・ミラー監督のクリエイティブ・コンサルタント兼プロデューサーとして参加するキャメロンは、リンダがサラ役で復帰、シュワルツェネッガーも続投することをハリウッド・リポーターにて明かしている。さらにキャメロンは、同シリーズを次世代に引き渡せるようにと若手の俳優を探しているところだと話した。「新たなストーリーの中心となる18歳くらいの女優を探し始めたところだよ。また時空を超えるんだ。未来と現在からのキャラクターが登場するよ。ほとんどが新しいキャラクターだけど、アーノルドとリンダのキャラクターも登場するよ」新作の内容は明かされていないものの、ミラーとキャメロンは新作を『ターミネーター2』の続編として位置付けていると報じられている。キャメロンは第1弾に続いて第2弾でも監督を務めたが、2003年公開『ターミネーター3』、2009年『ターミネーター4』、2015年『ターミネーター:新起動/ジェニシス』には参加していない。(C)BANG Media International
2017年09月22日ジェームズ・キャメロン、デヴィッド・フィンチャーといったヒットメーカーを輩出した伝説的なシリーズ『エイリアン』の創造主、リドリー・スコットが自らメガホンをとり、これまで謎のベールに覆われてきた“エイリアン誕生の秘密”が解き明かされる『エイリアン:コヴェナント』。この度、本作の日本語吹き替え版に、坂本真綾、宮本充、置鮎龍太郎、田中敦子が出演することが明らかになった。今回発表となった日本語吹き替え声優陣は、「黒執事」シエル・ファントムハイヴ役などのアニメ作品はもちろん、ナタリー・ポートマンの吹き替えや歌手として幅広く活躍する坂本さん。「こちら葛飾区亀有公園前派出所」中川圭一役や、イーサン・ホーク、エイドリアン・ブロディなどの吹き替えを多く担当する宮本さん。「SLAM DUNK」三井寿役や「テニスの王子様」手塚国光役、「トリコ」トリコ役の置鮎さん。そして、ニコール・キッドマン、ケイト・ベッキンセールらを始め、数々の海外作品で吹き替えを担当する田中さんと豪華な面々。まず坂本さんが今作で演じるのは、“戦うヒロイン”、キャサリン・ウォーターストン扮するダニエルズ。コヴェナント号の船長・ジェイコブの妻で、人類移住計画の責任者という役どころだ。演じた坂本さんは、「最初は少しおっとりとした、柔らかい印象のダニエルズ。でも物語の展開とともにどんどん逞しい女性に進化していきます」と役について話し、「他人にひけらかさない本当の強さ、そして生命力に溢れた瞳。同じ女性から見てもとても美しくて、表情から目が離せませんでした」とその魅力を語る。また、マイケル・ファスベンダー演じるコヴェナント号のクルーたちに仕えるために造られた“アンドロイド”のウォルター役を宮本さん。コヴェナント号の副官、ビリー・クラダップ演じるオラム役を置鮎さん。ローレライ・キング演じる、宇宙船内に侵入したエイリアンの位置も正確に教えてくれる“AI”のマザー役を田中さんが演じる。宮本さんは「ウォルターとデヴィッド。外見の全く同じ2人の声を演じ分けるのに苦心しました。声質も同じ、違うのは内面。その内面の違いを声で表現するのが難しく、でも、やりがいがありました」と2役を演じ分けたことを明かし、どちらかというと、人間に近い感情を持つデヴィッドの方が演じやすかったと言う宮本さんは「2人で話す場面は最初はどうなることかと思いましたが、演じて行く内に、2人の違いを意識しなくても、自然とそれぞれの役に入って行くことが出来ました」とコメント。「思い起こせば、“夜更かししても良いから、一緒にTVで映画を見よう”と、父が小学生の私に声をかけた第2弾が、『エイリアン』1作目だった」とシリーズを観始めたきっかけを語るのは置鮎さん。以来、シリーズはどこかのタイミングで観なければいけない、と使命感に駆られているそう。また田中さんも、「『エイリアン』から30年。食い入るように観続けたこのシリーズに未知の扉が開かれました。それはとても深い闇に包まれた脅威の世界です。是非みなさんも本作で新たな恐怖を体感してみてください」と呼びかけた。『エイリアン:コヴェナント』は9月15日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年08月31日先日、リドリー・スコット監督作『エイリアン:コヴェナント』にクレジットなしでの出演が明らかになったジェームズ・フランコのインタビュー映像が、シネマカフェに到着。キャサリン・ウォーターストン演じるダニエルズとの関係や、スコット監督、本シリーズについて語っている。広大な宇宙を舞台に“完璧な生命体”との遭遇を描き、映画史上に金字塔を打ち立てた『エイリアン』シリーズの最新作となる本作。ジェームズが演じるのは、キャサリン演じるヒロイン・ダニエルズの夫で、コヴェナント号の船長。映像では、「2人はとても愛し合っていて、幸運にも夫婦で一緒に同じミッションに従事している。2人には将来のための計画があるんだ」と、新たな惑星で輝かしい未来を描いていると明かす。彼ら2人だけでなく、人類の新たな移住先を目指すコヴェナント号の乗組員は皆カップルで構成されているため、ハラハラだけでなくキュンキュンするシーンもありそうな予感。だが、そんなラブラブなカップルたちに待ち受けるのは、本作で初めて登場する、“ネオモーフ”という新種のエイリアンをはじめとする生命体。ジェームズも本作で描かれる恐怖は「不思議な現実感があって、“あり得るかも…”と思ってしまう」と、そのリアルさについて分析。続けて、「シリーズのどの作品でも主人公の緊迫感が伝わってくる」と語りキャサリンの演技を絶賛し、「エイリアンと向き合う主人公があまりに真剣なので、観客も引き込まれてしまうんだ」と本作においても、圧倒的なスリルを約束する。ほかにも映像では、本作で12本目の全米NO.1を獲得した巨匠スコット監督の撮影現場についても触れている。滅びゆく地球を後にして、宇宙の楽園を発見したはずの移住船クルーたちに牙を剥く未知の新種エイリアン。観る者は、シリーズ最大のミステリーと極限のスリルを体感し、新たな伝説の目撃者となるはずだ。『エイリアン:コヴェナント』は9月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月25日ジェームズ・キャメロン監督の代表作にして、俳優アーノルド・シュワルツェネッガーの人気を不動なものにした『ターミネーター2』が、最先端の3D技術で新たに劇場に降臨する。今回、キャメロン監督から当時の製作秘話などが明らかになるインタビュー映像が到着した。1984年、殺人サイボーグ=ターミネーターが未来から送り込まれた。このサイボーグにはある任務があり、その遂行を誰も止めることはできない。ターゲットは、ある女性サラ・コナー。見かけは普通の女性だが、彼女はのちに世界を変えることになる子どもを生む運命にあった――。そして、最初のターミネーター出現から10年後。近未来で人類抵抗軍のリーダーとなる、サラ・コナーの息子ジョンは少年に成長していた。スカイネットによる機械軍はジョンを少年のうちに殺すため、新しいターミネーターを送り込む。残忍非道なターミネーターに立ち向かうサラとジョン母子に、強い味方が現れる。それは、いかなる犠牲を払ってもジョンを守れと厳命を受け、人類抵抗軍によって送り込まれた、もう1体のターミネーターだったーー。このたび、キャメロン監督の最新インタビュー映像が到着。1作目の『ターミネーター』を製作する際、映画会社からカイル・リース役でアーノルド・シュワルツェネッガーは紹介されたが、キャメロンのイメージと合わず、最終的に彼をターミネーター役に起用したという驚きの経過を告白。さらに、「映像には自信がある」と語るように、『ターミネーター2』で使用されたCGはたった42ショットで、特殊メイクなどで工夫をこらして代用したエピソードなど、キャメロン監督の口から当時のエピソードが語られていく。「T2を映画館で見られるまたとないチャンス」と語るキャメロン監督が、自ら太鼓判を押す、新しく生まれ変わった傑作をこの夏、目撃してみて。『ターミネーター2 3D』はTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ターミネーター2 3D 2017年8月11日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開
2017年08月12日リドリー・スコット監督が自らメガホンをとる、映画史上に金字塔を打ち立てたSFホラーシリーズの最新作『エイリアン:コヴェナント』。このたび、かねてよりうわさされていたジェームズ・フランコの出演が明らかとなり、彼が登場する“本編には含まれない”お宝映像と場面写真が到着した。宇宙での“完璧な生命体”との遭遇を描き、ジェームズ・キャメロン、デヴィッド・フィンチャーといったヒットメーカーを輩出した伝説的なシリーズ、その最新作として注目を集める本作。今回、キャストの中にはクレジットされていなかったジェームズの姿が明らかとなった。到着した4分半にもおよぶ映像は、人類初の大規模な宇宙への移住計画のため、滅びゆく地球を旅立った宇宙船コヴェナント号の乗組員の様子を映し出す。キャサリン演じるダニエルズの夫で、「船長」と呼ばれるジェームズ演じるジェイコブは、なにやら体調がすぐれない様子。そんななか、船長不在で、乗組員たちは冷凍冬眠の前にパーティーを始める。乗組員たちが1つの卓を囲んで“最後の晩餐”を共にし、腕相撲対決で盛り上がったかと思えば、地球で食べた懐かしの味に思いを馳せ、地球を後にする不安も感じさせる。そんな中、1人の女性乗組員アップワース(キャリー・ヘルナンデス)が突然苦しみ出す…。ファンは、1作目『エイリアン』でジョン・ハート演じるケイン副長の胸を食い破って未知の生命体が飛び出した、あのシーンを思い起こさずにはいられない。彼女の身に何が起こったのかも、本映像で確認できる。また、本映像は「Last Supper(最後の晩餐)」と銘打たれており、同時に到着した画像は、ローブをまとった船長のジェイコブを中心にした乗組員とのショットが、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画を彷彿とさせている。この後には、おそらく最悪の展開が待ち受けていることを予感させる映像&画像だ。キャサリンやマイケル・ファスベンダー、『ラ・ラ・ランド』にルームメイト役で出演しているキャリー・ヘルナンデスほか、『20センチュリー・ウーマン』のビリー・クラダップ、『ヘイトフル・エイト』のデミアン・ビチル、「Empire/成功の代償」のジャシー・スモレットらの姿も確認できる。そんなジェイコブを演じるジェームズは、「2人はとても愛し合っていて、幸運にも夫婦で一緒に同じミッションに従事している。2人には将来のための計画があるんだ」と明るい未来の設計図を描いているという。続けて、ダニエルズを演じたキャサリンの演技について、「シリーズのどの作品でも主人公の緊迫感がすごく伝わってくる。エイリアンと向き合う主人公があまりに真剣なので、観客も引き込まれてしまうんだ」と語り、アカデミー主演男優賞ノミネート経験を持つフランコも絶賛を贈る。『オデッセイ』や本作で、セカンドユニットの監督を務めたリドリーの息子ルーク・スコットが本映像も監督しており、まさに映画公開前に必見のマル秘映像。楽しそうにパーティーするクルーに待ち受ける運命が、気にならずにはいられない。『エイリアン:コヴェナント』は9月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月09日毎年夏に行われるシネマカリテ主宰の「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション 2017」にて8月5日(土)より全国順次公開される音楽ドキュメンタリー『すばらしき映画音楽たち』。この度、本作の本編映像がいち早くシネマカフェに到着した。本作は、『ロッキー』や『007』、『E.T.』、『タイタニック』など、世界中の人々の心に残る名作映画たちを支えてきた映画音楽たちが、どのようにして生まれたかを紐解く音楽ドキュメンタリー。7月にはWOWOWにて日本初公開され大反響を呼んだ。映画では、『スター・ウォーズ』シリーズの作曲を手掛けたジョン・ウィリアムズや『ダークナイト』、『ライオン・キング』のハンス・ジマー、『シザーハンズ』のダニー・エルフマンなど、ハリウッドで人気を集める名作曲家たちの貴重なインタビュー映像が集約されており、彼らの映画音楽の創作秘話が次々と明かされていく。そんな彼ら作曲家たちが行う音入れのスポット作業は、撮影編集が終わった後、つまり映画製作の最後に行われる。映画監督は最初に映画の構想を練り、撮影を始め、編集が終わると今度は頭の中で聴こえた音楽を思い出すのだ。しかし、大抵スケジュール通りにいかないこともあることから、「作曲家は待ち疲れてる」と映像で冗談交じりに笑うのは、『ターミネーター』シリーズや『タイタニック』、『アバター』などを手掛けるアカデミー賞受賞監督のジェームズ・キャメロン。一方、『ライオン・キング』『グラディエーター』『ラストサムライ』『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなど多くの人気作の音楽を数々手掛けているハンスは、「プロジェクトに選ばれたことに初めは有頂天になるが、一人になると青ざめる。そして『やはりジョン・ウィリアムズに頼んでくれ』と電話で断りたくなる。常に恐怖心と戦っている」と意外な本音を吐露。そしてそのほかの作曲家たちも、「苦手分野をカバーする存在」「補う音楽が求められる」など、その映画に携わる際にどのような役割を果たすべきなのかと、自身の考えを語っている。『すばらしき映画音楽たち』は8月5日(土)よりカリコレ2017ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2017年08月05日ジェームズ・キャメロン、デヴィッド・フィンチャーといったヒットメーカーを輩出した伝説的なシリーズ『エイリアン』の創造主、リドリー・スコットが再び自らメガホンをとる最新作『エイリアン:コヴェナント』。このたび、マイケル・ファスベンダーが挑んだ謎の役柄が明らかになる特別映像が公開された。人類の植民地となる惑星オリガエ6への移住計画のために、2,000人の男女を乗せて地球を旅立った移住船コヴェナント号。だが、航海中に宇宙空間で大事故に見舞われ、修復作業中に奇妙な電波を受信したクルーは、発信元の惑星を調査することに。事故で夫を亡くした女性乗組員ダニエルズたちが降り立ったその惑星は、自然環境が地球と極めて似通っていたが…。到着した映像では、どこか近未来的な施設での“何か”の製作過程が描かれていく。やがてでき上がったのは、「“私たち”はウォルター」と話す等身大のアンドロイド「最新型“ウォルター”完全なる奉仕者」。どうやら、アンドロイド販売のCM映像のようであり、広告主はウエイランド・ユタニ社だ。表示される「あなたのウォルターを予約しよう」のURLにアクセスすれば、ウォルターが予約できるのだろうか?滅び行く地球から脱出した宇宙船コヴェナント号にいる、唯一の“独身者”ウォルターを演じるマイケル・ファスベンダーは、“彼”について「人間のように感情に流されることなく、論理的に行動する。虚栄心や嫉妬や感謝の気持ち、そういった概念は一切持ち合わせていない」と明かす。また、映像内で“完全なる奉仕者”とあるように、スコット監督も「運行中はウォルターがあらゆる雑事を担う。眠らないし、歳も取らない」と説明する。ファスベンダーと『プロメテウス』『悪の法則』に続いてタッグを組んだスコット監督は、「マイケルには素晴らしいユーモアセンスがある。私は、いつでもマイケルの茶目っ気のあるユーモアを見つけようとしている」とも語っており、ファスベンダーがアンドロイドとして、この緊迫したストーリーの中でどのようなユーモアを発揮するのかも気になるところ。一方で、ファスベンダーは「子どものころ『エイリアン』を初めて観て、怖かったのを覚えている」と前置きしながら、「私には『エイリアン:コヴェナント』は、多くの意味で『エイリアン』のような感じがする」と激白、「オープニングから10分後にはもう容赦なしの展開を見せる。本作は全作の中で一番衝撃的なものになると思う」と衝撃の展開が待ち受けていることに触れた。人工知能(AI)やAIロボに関するニュースが話題となっているいま、ウォルターが本作ではどのような役割を果たすのか、注目だ。『エイリアン:コヴェナント』は9月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エイリアン:コヴェナント 2017年9月15日より全国にて公開(C) 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
2017年08月02日『タイタニック』『アバタ―』で数々の記録を塗り替えたジェームズ・キャメロン監督の代表作であり、アーノルド・シュワルツェネッガーの人気を不動のものにした『ターミネーター2』が、最先端の3D技術で蘇り、全世界最速で日本公開される。本日7月30日は、そのシュワルツェネッガーの70回目の誕生日!本人からコメントが到着した。1984年、殺人サイボーグ=ターミネーターが未来から送り込まれた。このサイボーグにはある任務があり、その遂行を誰も止めることはできない。ターゲットは、ある女性サラ・コナー。見かけは普通の女性だが、彼女はのちに世界を変えることになる子どもを生む運命にあった――。『ターミネーター』は、シュワルツェネッガーを世界的な大スターに押し上げた1本。しかし、シリーズ1作目のクランク・イン前、シュワはサラ・コナーを救うために未来から送られた兵士カイル・リースを希望していたという。監督のキャメロンも当初、ターミネーター役には『エイリアン2』のアンドロイド・“ビショップ役”で知られるランス・ヘンリクセンを想定していたが、シュワと会食をした後、彼の似顔絵を描いてみたところ、彼のほうがターミネーター役にふさわしいと感じ、主演に起用したといわれている(ランスは刑事役で出演)。もし、当初のキャストで制作されていたら、シリーズ化もされず、映画史に残る作品にはならなかったかもしれない…。続く1991年公開の『ターミネーター2』では、前作から10年後を舞台に、スカイネットと人類間の核戦争「審判の日」にとらわれ、精神病患者として警察病院へ収監されているサラと、カイル・リースとの間に生まれるも、養父母に引き取られていた彼女の息子ジョンを救うべく、再びターミネーターが未来から参上。変形自在の液体金属で構成された最新モデルのターミネーターと激闘を繰り広げた。同作は本格的にCGを映画に取り入れた先進的な作品だったが、CGは40カットしか使われていなかったという(『アバタ―』では2,800カット)。これは、現在の私たちの眼から見ると少なく感じられるかもしれないが、実際のヘリコプターやトラックを使った危険なスタント、スタン・ウィンストンによる特殊メイクやアニマトロニクスといった、当時のハリウッドの職人的な技術と黎明期のCG技術が見事に融合した作品となった。そして、このシリーズの顔として君臨してきたシュワは、7月30日、実に70歳の誕生日を迎える。最近でも、ツイッター上でドナルド・トランプ大統領とバトルを繰り広げるなど「ターミネーター魂」は健在。また、“極上爆音上映”で知られる東京・立川シネマシティでは1作目『ターミネーター』が上映され、再びターミネーター熱が上昇中。今回は、ビデオやDVDでしか同作を知らない世代も、劇場で、しかも3Dで「ターミネーター体験」ができるチャンスだ。シュワは、「『ターミネーター2』は、昨日公開されたかのようによく話題に上がる。時代のはるか先を行っていたんだ」とコメント。「いまでも、ジムへ行っても世界を旅しても、『ターミネーター2』を観たよと声をかけられる。いま、『ターミネーター2』が3Dで復活するのは、色あせない魅力がある作品だからだ。キャメロンの下でならいつ映画を作ってもいいと思えるよ。彼は確固たるビジョンを持った監督だからね」と語り、再タッグを心待ちにしていることを明かしている。『ターミネーター2 3D』は8月11日(金・祝)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月30日フロリダ州オーランドにある「フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」では、ディズニー・アニマルキングダムに誕生した新テーマランド「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」が、オープン以来大人気だ。この同エリアでの注目は、最新のライド系アトラクション。映画『アバター』に登場するパンドラで暮らす青い肌を持った部族=ナヴィが生活するパンドラの世界を体験していく「ナヴィ・リバー・ジャーニー」の試乗レポートをお届け!■ナヴィと人間が平和に共存するエリアにある「ナヴィ・リバー・ジャーニー」ナヴィが生活する世界を旅するライド・アトラクション「ナヴィ・リバー・ジャーニー」がある場所は、「ヴァレー・オブ・モアラ」という名前のエリア。オープンのはるか前から話題を集めていた“天空に浮かぶ山”がそびえ、そこかしこにナヴィ文化が。ここはナヴィと人間が平和に共存するエリアで、「ナヴィ・リバー・ジャーニー」のほか、「アバター・フライト・オブ・パッセージ」というもう一種類の大型ライド・アトラクションもあるエリアだ。■ボートに乗れば、ポジティブなエネルギーを放出するパンドラの世界に完全没入!「ナヴィ・リバー・ジャーニー」は、家族でも楽しめるボートライド型アトラクション。ゲストは8人定員のボートに乗って、自身で発光している生物が生息するナヴィ・リバーの神秘的な旅へ出発する。道中、パンドラに生息するエキゾチックな植物や動物、そしてナヴィの儀式に遭遇して行って、その終盤、ナヴィのシャーマン・オブ・ソングが奏でる音楽が流れ、ポジティブなエネルギーを放っているパンドラの世界に完全に入ってしまう。■緻密すぎる世界観が圧巻 すでにQラインで始まっているナヴィへの旅!そもそも「ナヴィ・リバー・ジャーニー」のみならず、「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」という新エリア全体が、その緻密な世界観の構築を誇示している。アトラクションの入り口には大きな看板などはなく、映画のように青色やユニークな形の植物の数々にせせらぐ沢、植物のように見えるも夜は足元を照らすライトなど、単なる待っているだけのQラインではなく、その時点でナヴィが生活する世界へのジャーニーが始まっている、といっていい。■「ゲスト自身が本物の体験ができるように創りあげた」イマジニアが断言!なお、制作を務めたディズニーのイマジニアであるジョー・ロード氏は、「ゲスト自身がメインキャラクターとなって、最高に美しい世界に浸り本物の体験ができるように創りあげました。映画に優れたストーリーや感動的なシーンが表現されているように、アトラクションにも恐れや驚き、尊重、調和といった感情が吹き込まれています。そして様々な生き物たちの存在や鳴き声がパンドラの風景を生き生きとさせています」とコメントしている。超完璧主義で映画界では有名なジェームズ・キャメロン監督と、ストーリーテリングにこだわるディズニーのイマジニア、ジョー・ロード氏のタッグで誕生した「ナヴィ・リバー・ジャーニー」。「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」に行く際は体験してみて!※取材時の状況に基づいて記事化しています。ショーの内容など異なる場合もあり得ます。※紹介したイベント、メニューなど、すべての情報は予告なく変更になる場合があります。As to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney協力:ディズニー・ディスティネーション・インターナショナル(text:cinemacafe.net)
2017年07月30日今年、『タイタニック』公開から20周年を迎えたことを記念し、ジェームズ・キャメロン監督と「ナショナルジオグラフィック」がコラボして『タイタニック』のドキュメンタリー番組「Titanic: 20th Anniversary」(原題)を製作。12月に放送することが決定しているという。キャメロン監督は「この映画の脚本を書いてメガホンをとったとき、何から何まですべてを正確に描きたかった。タイタニック号の最後に起きていた壮絶なすべての瞬間をね」とふり返る。その理由をタイタニック号事件は実話であり、実際に亡くなった方や彼らが後世に残したものに対し敬意を払いたかったからだとのことだ。最新の科学と技術、リサーチ力を誇る「ナショナルジオグラフィック」とコラボすることにより、自分が正確に描きたいと願った『タイタニック』が本当にそのように作られているのか「再確認できる」というのがドキュメンタリー製作に対するキャメロン監督の意図のようだ。「Digital Spy」によると、キャメロン監督は「Titanic: 20th Anniversary」に『タイタニック』で歴史考証を担当した歴史家のドン・リンチとケン・マーシャル、5年前にもキャメロン監督と『タイタニック』関連のドキュメンタリーをともに作った歴史家で探検家のパークス・スティーヴンソンらを呼び寄せた。最新のテクノロジーを駆使し、1912年4月14日に沈没したタイタニック号の謎に再び迫る。(Hiromi Kaku)
2017年07月28日『007』25作目『Bond 25』(原題)のアメリカでの公開日が、2019年11月8日(現地時間)に決定。『007』の公式サイト及び「ジェームズ・ボンド」のツイッターで発表された。本国イギリスでは伝統に基づき、1週間早めに公開されるようだ。新ジェームズ・ボンドを演じるのは依然、誰だかわからないままである。1979年の『007 ムーンレイカー』から製作総指揮やプロデューサーを務めているマイケル・G・ウィルソン、1987年の『007 リビング・デイライツ』からプロデューサー業に携わっているバーバラ・ブロッコリ、ダニエル・クレイグがボンドに就任した『007 カジノ・ロワイヤル』から脚本を手掛けているニール・パーヴィス&ロバート・ウェイドは続投とのことだ。ウィルソンとブロッコリは「世界各国の公開日、配給会社、キャスト、監督などの詳細は後日発表する」としている。ダニエルは2015年の『007 スペクター』を最後にボンド役の降板を示唆していたため、次期ボンドを演じる俳優に注目が集まっていた。しかし、最近ではダニエルがもう1本ボンドを演じるのではないかとの説が濃厚だ。監督にはクリストファー・ノーランがウィルソンらプロデューサーと数年間交渉してきたことを明かしており、実際に決定したかどうかの発表が待たれる。(Hiromi Kaku)
2017年07月25日15日から公開の『パワーレンジャー』はご存知の通り、日本の特撮シリーズ“スーパー戦隊”をアメリカで映画化したもの。こうした日米ハイブリッドの作品、日本の漫画・アニメの実写映画化は4月に公開された『ゴースト・イン・ザ・シェル』を始め、現在ハリウッドで次々に企画されている。■原作・大場つぐみ&作画・小畑健による日本の少年漫画「DEATH NOTE」まずは8月25日(金)からNetflixで配信予定の『デスノート』。アメリカを舞台にした本作では、『マイ・インターン』や『きっと、星のせいじゃない』に出演していた23歳のナット・ウルフが夜神月にあたる主人公、ライト・ターナーを演じ、リュークの声をウィレム・デフォーが担当。マシ・オカがプロデューサーに名を連ね、出演もしている。アダム・ウィンガード監督は1982年生まれ。日本のアニメを見て育った彼は、レジェンダリー・ピクチャーズとワーナー・ブラザースが展開する“モンスターバース”の集大成『Godzilla vs. Kong』(原題)の監督にも抜擢された。■日本を代表する特撮怪獣「ゴジラ」VS アメリカが生んだ特撮怪獣「キングコング」『Godzilla vs. Kong』(原題)は、3月から脚本準備が始まり、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのテリー・ロッシオ、『スター・トレック BEYOND』のパトリック・マッケイとJ・D・ペイン、『メイズ・ランナー』シリーズのT・S・ノーリンなどが参加、共同で執筆にあたる。3月に日本公開された『キングコング:髑髏島の巨神』、2019年予定のハリウッド版ゴジラ『GODZILLA: King of the Monsters』(原題)を踏まえた内容になるという。映画の公開は2020年5月22日(現地時間)を予定している。■木城ゆきと原作のSF格闘漫画「銃夢」ジェームズ・キャメロンは木城ゆきと原作の漫画「銃夢」の映画化をプロデュース。ロバート・ロドリゲス監督がメガホンを取る本作の撮影は今年2月にクランクアップし、現在ポストプロダクション中。26世紀のディストピアと化したアメリカを舞台に、記憶喪失のサイボーグ少女が戦闘能力を武器に賞金稼ぎとして活動するストーリー。ヒロインの名前は原作の“ガリィ”から“アリタ”に変わったが、演じるのは『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』のローサ・サラザール。同シリーズ第3作にも出演し、アクションも得意な彼女の活躍に期待が高まる。ロドリゲス監督の『ベイビー・ドライバー』(8月19日(日)公開)で注目を集めるエイザ・ゴンザレス、ミシェル・ロドリゲス、『デッドプール』でエイジャックスを演じたエド・スクラインも出演し、クリストフ・ヴァルツがイド博士、ジェニファー・コネリーが悪役を演じるなど、豪華なキャストが揃うが、なんといっても注目は今年『ムーンライト』でアカデミー助演男優賞を受賞したマハーシャラ・アリの出演。悪役のヴェクターのほか、2役を演じるという。全米公開は2018年7月20日予定。■劇場アニメもヒット!大友克洋による大人気漫画「AKIRA」長年うわさになりながら、なかなか進展がなかった「AKIRA」はレオナルド・ディカプリオがプロデューサーに名を連ね、現在脚本執筆が進められている。2002年からワーナーで企画がスタート、2011年に一度は脚本が完成し、プリプロダクションに入ったが2012年に中断。現在新たに脚本執筆が進められている。一時はクリストファー・ノーランやジョージ・ミラー、『ワイルド・スピード』シリーズのジャスティン・リンなど様々な監督の名前が候補に挙げられたが、現在交渉中なのが低予算ホラー『Get Out』(原題)でスマッシュヒットを放ったジョーダン・ピール監督。コメディアンでもある監督は相棒のキーガン・マイケル・キーと『キアヌ』に主演している。■“漫画の神”と称される巨匠・手塚治虫の代表作「鉄腕アトム」そして、日本人にとって国民的キャラクターである「鉄腕アトム」も『Astro Boy』の英名で映画化の企画が昨年から始動。日本の手塚プロダクションも製作に参加するという。『カリフォルニア・ダウン』の脚本家コンビ、アンドレ・ファブリツィオとジェレミー・パスモアが執筆中だ。撮影がまだ始まっていない企画については、実現したら、どのように実写化されるのか、日系あるいは日本人の俳優起用はあるのか。いずれの作品にも期待が高まる。(text:Yuki Tominaga)
2017年07月15日山田涼介を主演に迎え、世界累計7,000万部超えの国民的人気コミックを映画化する『鋼の錬金術師』。昨日、コミック・アニメ・映画のすべての“ハガレン”ファンを招待したイベントで初披露目された、メインキャラクター9人の再現度高いビジュアルと、初出し映像満載の予告第3弾が公開された。先日の世界各地でファンイベントを開催するワールドツアーでは、本編フッテージ映像を上映し、米LAのアニメエキスポの会場3,500人、仏パリのジャパンエキスポの会場4,000人が熱狂!早くも海外メディアからは「日本映画の枠を超えた作品!」といった反響の声も聞かれるなど、盛り上がりを見せている。とはいえ、これまでのビジュアルや映像では、山田さん演じる“鋼の錬金術師”エドと、フルCGの弟・アル以外のキャラクターは一切、謎に包まれていた本作。昨日7月12日(水)に東京で開催された“ハガレン”ファンに贈るイベントでは、ついにそのほかのキャラクタービジュアルと、彼らが勢揃いする新予告が解禁!愛すべきキャラクターたちと、凄惨な運命を描く人間ドラマ、錬金術を操る斬新なアクション、異国情緒溢れる世界観が一挙にお披露目された。今回明かされたキャラクタービジュアルは、“兄弟の絆を信じる者”エド・アル・ウィンリィと、“兄弟の絆を守る者”マスタング大佐&ホークアイ中尉&ヒューズ中佐、“兄弟の絆を壊す者”ラスト・エンヴィー・グラトニーの3点。まず、地毛を金髪に染め赤いマントに身を包み、錬金術を仕掛ける際のお馴染みのポーズを見せる、主人公エド役の山田さん。魂だけの身体で鎧姿の弟・アルは曽利文彦監督の手によるCG技術で、まるで実際にその場にいるかのように佇んでいる。エド、アル兄弟を支える幼馴染で、機械鎧(オートメイル)整備士・ウィンリィを演じるのは、笑顔がキュートな本田翼。また、スタイリッシュな軍服に身を包んだディーン・フジオカが扮する“焔の錬金術師”マスタング大佐も登場。彼が率いる東方司令部の軍部に属する、家族想いなヒューズ中佐を持ち前の優しいフェイスで演じ切る佐藤隆太と、冷静沈着で凛としたホークアイ中尉を演じる蓮佛美沙子が金髪姿でお披露目。さらに、“ホムンクルス”という7つの感情に魂を込めた人造人間を演じる3名もダークカラーのビジュアルで初登場!いつも気だるげな“色欲”ラストは、妖艶な衣装をまとった松雪泰子、“嫉妬”エンヴィーを演じるのは本郷奏多、“暴食”グラトニーは内山信二。いずれも、原作から飛び出してきたかような高いクオリティで再現され、メインキャラクターの全貌が明らかにされている。そして、およそ60秒の新たな予告映像では、ジェームズ・キャメロン監督の下『タイタニック』に関わり、『ピンポン』で日本映画の新たな扉を開いた曽利文彦監督が、最先端のVFX技術を駆使して作り上げた“ハガレン”ワールドが大展開。ウィンリィがオートメイルを壊したエドにキレる、原作でお馴染みのコミカルなシーンや、マスタング大佐の炎の錬成シーン、仲間想いのヒューズ中佐、銃を構えるホークアイらの姿が収められている。アルとエドに立ちはだかるホムンクルス、ラストが手の先端を鋭い刃に変える“最強の矛”で攻撃をするシーンほか、エンヴィー、グラトニーらの姿も。映像のラストでは、マスタング大佐が炎に包まれ、悲痛な叫び声を上げるエドの姿からは、禁断の“錬金術”で失った代償を背負う兄弟の哀しみが垣間見れ、畳み掛けるような映像となっている。「僕のためにこれ以上無茶をしないで」とエドに懇願するアル、「アルのためならなんだってやる」と心に誓うエドの心の声からは、多くのものを失い、非情な運命をともに歩む兄弟の強い絆も感じられる。本作は、16世紀中ごろの欧州をモデルとする原作の世界観を再現するため、イタリアでロケを敢行。『グラディエーター』の撮影地としても知られるピエンツァ近郊や、『トワイライト』シリーズが撮影されたヴォルテッラ、世界遺産のシエナやフィレンツェでも撮影され、イタリア国鉄の協力により、現存する100年前の貴重な機関車を貸切り実際に走らせるなど大規模なものとなった。さらに、約1年間にも及ぶVFX処理が施され、日本映画におけるVFXとしては、製作期間、総カット数ともに史上最大規模という。構想10年。少しずつ明らかになってきた“ハガレン”から、ますます目が離せない。『鋼の錬金術師』は12月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月13日SFホラーの金字塔『エイリアン』の生みの親リドリー・スコット監督が、再び自らメガホンを取ることでも注目を集めている『エイリアン:コヴェナント』このたび、本作で新たなヒロインに抜擢されたキャサリン・ウォーターストンの役づくりに、あの若手俳優エズラ・ミラーが関わっていることが分かった。滅び行く地球から脱出した宇宙船コヴェナント号の乗組員は、皆カップルで構成され、人類移住計画を託された最後の希望。彼らは未知の楽園を発見し、その地は人類にとって楽園となるはずだった…。だが、想像を超える脅威に直面した彼らは、命からがら逃げ出さなければならなくなる。“宇宙の楽園”が恐るべき真の姿を現したとき、私たちはかつてない驚きと衝撃に満ちた新たな神話の目撃者となる――。広大な宇宙を舞台に、“完璧な生命体”との遭遇を描き、映画史上に金字塔を打ち立てた『エイリアン』。これまで、ジェームズ・キャメロン、デヴィッド・フィンチャーといったヒットメーカーを輩出した伝説的なシリーズの創造主スコット監督が、今回は自らメガホンをとる。その本作で新たなヒロイン、ダニエルズに抜擢されたキャサリンといえば、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のヒロイン、魔法使いティナ役で世界中から注目を集めた。「『ファンタスティック・ビースト』のセットでエズラ(・ミラー)を相手にテープを撮って、それを送ってこの役を手にしたの」と、彼女は明かす。さらに、「リドリーが新しいエイリアンを撮影することを知るより何か月も前だったけど、『ファンタスティック・ビースト』のためにエズラが髪を切ってきたのを見て、すぐにその髪型に惹かれたの。そして、時が経ってこの役をもらったときに脚本を読みながら、あのイメージを振り払えなかったわ。それで、リドリーに髪型の相談をしてみたら、彼は私に任せてくれた」と振り返る。つまり、『ファンタスティック・ビースト』のクリーデンス役でこれまでにない衝撃ヘアスタイルを披露したエズラがいなかったら、キャサリンの演じるダニエルズは生まれなかったのかも…!?髪型だけでなく、「ダニエルズの外見はどうしたら良いかと考えたわ。撮影に入る前にトレーニングをしたけど、それほど能力がありそうに見えるのも良くないと思ったの。盛り上がった大きな筋肉とかそういうものにしたくなかった。彼女はごく普通の女性で、極端に異常な状況に巻き込まれる。『エイリアン』シリーズのヒロインはたいてい普通の人たちだから、必ずしも目立つようにはしたくなかった」と役づくりについてキャサリンは続ける。こうして確立したダニエルズのキャラクターは、スコット監督からもお墨付きで、「彼女は特別だ。次々に人が死んでいき、脅迫されているような状況では、常に恐怖を見せていなければならない。恐怖にはさまざまな色がある。彼女は、深く掘り下げて考え、感受性を大いに生かしている」と絶賛を贈っている。2015年に海外サイト「Yell!magazine」が発表した「アクションヒロイン・トップ20」では、かつてシガニー・ウィーバーが演じた『エイリアン』のエレン・リプリーが第1位にランクインされ、1作目の公開から35年以上の歳月を経ても、リプリーの活躍は色あせていないことが証明された。今回、エズラのまさかの手助けによって生まれた、スコット監督の描く新たなヒロインにも注目だ!『エイリアン:コヴェナント』は9月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エイリアン:コヴェナント 2017年9月15日より全国にて公開(C) 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
2017年07月08日グウィネス・パルトロウが手掛けるライフスタイル提案サイト「Goop」が、イベント「グープ・ウェルネス・サミット」を開催した。このイベントには、キャメロン・ディアスやニコール・リッチー、ミランダ・カーらがパネラーとして出席。そこでキャメロンは2014年の『ANNIE/アニー』から映画に出演していない理由に言及した。1994年、『マスク』での華々しいデビューから20年以上ハリウッドの第一線で活躍してきたキャメロン。その結果、「『私って、いったい誰なんだろう?』ってわからなくなっちゃったのよね。この問題に正面から立ち向かっていくのも本当に大変で。だから自分が不完全ではなく完全になったと感じる必要があったの」と4年近く映画界から離れている理由を明かした。また、キャメロンは2015年1月に結婚したベンジー・マッデンへのノロけも披露。グウィネスから「どうして40歳(実際は43歳で結婚)まで結婚しないでいたの?」と聞かれると「ただ単に夫と出会ってなかったからだと思うわ。いままでに、彼氏はいたけど、“彼氏”になる人と“夫”になる人っていうのは全く別物なの。そして人生のパートナーだと感じられる夫に出会ったというわけ」。キャメロンとベンジーはお互いに異なる点はあるものの、価値観はぴったり一致しているとのことだ。(Hiromi Kaku)
2017年06月13日5月24日(現地時間)、ジェームズ・キャメロン監督が2009年に放った世界興収で歴代1位に輝く映画『アバター』をテーマにした新エリア「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」のグランドオープニングに先がけ同エリア内でセレモニーが開催され、キャメロン監督以下、主演のサム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー、スティーブン・ラングなどの出演キャストが壇上で再会。新テーマランド誕生を祝福した。この新テーマランドにはゲストはマウンテン・バンシーに乗ってパンドラの冒険へと飛び立っていく「アバター・フライト・オブ・パッセージ」と、光る生物が生息するナヴィ・リバーの神秘的な旅へ出発するボートライド「ナヴィ・リバー・ジャーニー」というスリリングなアトラクションのほか、カジュアルレストラン、ドリンクステーション、グッズがそろうギフトショップなどを併設。空に浮かぶ岩や夜には光を発する熱帯雨林など、映画で描かれているナヴィの神秘的な世界観が完全に再現され、早くから話題になっていた。キャメロン監督は、「世界とスピリチュアルな関係でつながっている場所がナヴィなので、生命の価値を尊ぶディズニー・アニマルキングダムこそ、パンドラと我々の世界をつなぐ最適の場所でしょう」とコメント。「長年の夢が叶いました。現実になりました。パンドラを待ち焦がれていたすべての人たちを、『パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター』は歓迎します」と感激も語った。ウォルト・ディズニー社の最高経営責任者ロバート・アイガー氏とがっちりと握手もかわし、新テーマランドの誕生を豪華キャストとともに祝福した。また、同セレモニーには、同テーマランドの生みの親でもあるディズニー・イマジニアリングのジョー・ロード氏も出席。すべてのゲストは登場がサプライズだったためかキャメロン監督やキャストたちが姿を現すと、世界中のマスコミなどの招待ゲストが色めき立つ一幕も。「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」のグランドオープンは、5月27日。※取材時の状況に基づいて記事化しています。ショーの内容など異なる場合もあり得ます。※紹介したイベント、メニューなど、すべての情報は予告なく変更になる場合があります。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2017年06月01日アーノルド・シュワルツェネッガー主演の大ヒット映画『ターミネーター2』の3D版『ターミネーター2 3D』(8月11日公開)の予告編が、「ターミネーターの日」である5月25日に公開された。この記念日は、『ターミネーター』の1作目が日本で公開された1985年5月25日から30年を記念し、2015年に日本記念日協会に認定された。『タイタニック』『アバタ―』で数々の記録を塗り替えたジェームズ・キャメロン監督の代表作である『ターミネーター2』の3D化プロジェクトは、ジェームズ・キャメロンが設立した映画製作会社ライトストーム(LEI)、DMGエンターテインメント、スタジオカナルによって開始。『タイタニィック』の3D化も担当したライトストームのチームが、高度な技術によって現在の3D作品と劣らない高画質を実現した。このチームは『アバタ―』の続編にも携わっている。『ターミネーター2』では、サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)とターミネーターの死闘から10年が経ち、30億人の人命が失われる1997年8月29日に起こり得たスカイネットと人類間の核戦争(審判の日)を追憶にするサラは精神病患者として警察病院へ収監され、カイル・リースとの間に生まれた息子のジョン(エドワード・ファーロング)は養父母の下に引き取られていた。そしてある日、時空を超えて再び2体のターミネーターが送り込まれる。1体は10年前と同モデルのT-800型(アーノルド・シュワルツェネッガー)、もう1体は変形自在の液体金属で構成された最新モデルT-1000型(ロバート・パトリック)。2体はそれぞれ共通の目標であるジョンを捜索し、ほぼ同時に発見する。襲いかかるT-1000からジョンを救ったのは、かつてサラを襲ったT-800だった…。ジェームズ・キャメロン監督は「『タイタニック』を3D化のプロジェクトの時から、次に3D化すべき作品は『ターミネーター2』だと思っていた。四半世紀も前の映画だが、人々の記憶に残る、とても象徴的な作品だと思ったからだ」とコメント。「それに手法の面から見て、カメラの動き方、ショットの構成の仕方などを考えても、『ターミネーター2』の映像なら3Dにうまく変換できると思った」と話している。
2017年05月25日『007』シリーズのジェームズ・ボンド役で知られるロジャー・ムーアが、89歳で亡くなった。がんで闘病中だった。23日(現地時間)、ツイッターの公式アカウントに「非常に重い気持ちで、私たちの父、サー・ロジャー・ムーアが今日、がんとの短い闘病生活の末にスイスで亡くなったことをお知らせします」という声明が投稿された。1962年から69年まで続いたTVシリーズ「セイント天国野郎」で人気を博し、1973年の『007 死ぬのは奴らだ』から85年の『007 美しき獲物たち』まで3代目ボンドとして主役を演じたロジャーは、1991年からユニセフの親善大使を務め、慈善活動にも熱心だった。2003年に「ナイト」の爵位と「サー」の称号を授与され、近年は映画やTVドラマなどへの出演は減っていたが、トークショーのツアーを毎年のように行っていた。昨年11月にもイギリス各地をツアーし、同月27日(現地時間)にロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールでのトークショーが最後の公の場への登場となった。ロジャーの3人の子どもたちの連名による声明には「パパ、あなたでいてくれて、ありがとう。そして多くの人にとって特別な存在であってくれたことにも」という父へのメッセージが添えてある。葬儀は故人の遺志により、身内のみでモナコで執り行われるという。(text:Yuki Tominaga)
2017年05月24日映画『ターミネーター2』を3D化した『ターミネーター2 3D』は、2017年8月に公開されて全国でヒット。その影響を受けて、体感型上映システム4DXにヴァージョンアップして帰ってくる。もちろん世界初公開。4DXでは、モーションシートがシーンに合わせて前後&上下左右に動き、その衝撃を再現。T-800型ターミネーターとT-1000型ターミネーターのバトルアクションを臨場感ある環境で楽しめる。『タイタニック』『アバタ―』で数々の記録を塗り替えたジェームズ・キャメロン監督。2017年には『アバター』シリーズとして4本制作、2020年以降公開されていくことが発表された。彼の代表作であり、アーノルド・シュワルツェネッガーの人気を不動なものにしたのが『ターミネーター2』だ。3D化プロジェクトは、映画『タイタニック 3D』に続く企画。ジェームズ・キャメロンが設立した映画製作会社ライトストーム(LEI)、DMGエンターテインメント、スタジオカナルがスタートさせたもので、『タイタニィック』の3D化も担当したライトストームのチームが、高度な技術によって現在の3D作品と劣らない高画質を実現。なお、このチームは映画『アバタ―』の続編にも携わっている。監督のジェームズ・キャメロンは、「『タイタニック』3D化のプロジェクトの時から、次に3D化すべき作品は『ターミネーター2』だと思っていました。四半世紀も前の映画ですが、人々の記憶に残る、とても象徴的な作品だと思ったからです。それに手法の面から見て、カメラの動き方、ショットの構成の仕方などを考えても、『ターミネーター2』の映像なら3Dにうまく変換できると思いました。それに初公開から25年後に劇場のスクリーンで観るのも、おもしろいと思いませんか?この映画をビデオやブルーレイやDVDでしか知らない世代が大勢いる。だから、劇場で『ターミネーター2』のすべてを体験して欲しいのです」と語っている。【作品情報】『ターミネーター2 3D』4DX版公開日:11月18日(土)より世界初公開監督:ジェームズ・キャメロン【ストーリー】サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)とターミネーターの死闘から10年が経ち、30億人の人命が失われる1997年8月29日に起こり得たスカイネットと人類間の核戦争(審判の日)を追憶にするサラは精神病患者として警察病院へ収監され、カイル・リースとの間に生まれた息子のジョン(エドワード・ファーロング)は養父母の下に引き取られていた。ある日、時空を超えて再び2体のターミネーターが送り込まれる。1体は10年前と同モデルのT-800型(アーノルド・シュワルツェネッガー)、もう1体は変形自在の液体金属で構成された最新モデルT-1000型(ロバート・パトリック)。2体はそれぞれ共通の目標であるジョンを捜索し、ほぼ同時に発見する。襲いかかるT-1000からジョンを救ったのは、かつてサラを襲ったT-800だった。未来への戦いが今始まる…。
2017年05月20日毎年グラミー賞授賞式を生放送しているCBS局が、同局のイベントにて来年の授賞式にも昨年と同様ジェームズ・コーデンを司会者に決めたことを発表した。昨日、来年の第70回アカデミー賞授賞式に2年連続でジミー・キンメルが司会に決定したことが発表されたが、グラミー賞も来年60回目という節目を迎え、その記念すべき授賞式の司会に再びジェームズに白羽の矢が立った。前回司会に決定した際、CBSに対し「緊張することが好きなんだ。緊張っていうのは、自分がベストを尽くしたいと思うときだけにするものだから」と持論を語っていたジェームズ。「グラミー賞の司会を務めることは、僕にとってすごく意味のあること。誰もがっかりさせたくないからね。会場にいるみんなに、本当のセレブレーションを味わってもらいたいんだ」と意欲満々で臨んだとおり、見事成功させ、2度目の大役をつかんだ。ジェームズは2015年から「The Late Late Show」(原題)の司会を務め、セレブと一緒に車で歌う「Carpool Karaoke」のコーナーが特に好評を博し、一躍人気司会者に。2016年にはトニー賞授賞式の司会も務めた実力派司会者である。(Hiromi Kaku)
2017年05月18日アーノルド・シュワルツェネッガーの人気を不動なものにした『ターミネーター2』が、最先端の3D技術で新たに『ターミネーター2 3D』として8月11日(金・祝)より全世界最速公開されることが決定。また、ポスタービジュアルもお披露目された。サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)とターミネーターの死闘から10年が経ち、30億人の人命が失われる1997年8月29日に起こり得たスカイネットと人類間の核戦争(審判の日)を追憶にするサラは精神病患者として警察病院へ収監され、カイル・リースとの間に生まれた息子のジョン(エドワード・ファーロング)は養父母の下に引き取られていた。ある日、時空を超えて再び2体のターミネーターが送り込まれる。1体は10年前と同モデルのT-800型(アーノルド・シュワルツェネッガー)、もう1体は変形自在の液体金属で構成された最新モデルT-1000型(ロバート・パトリック)。2体はそれぞれ共通の目標であるジョンを捜索し、ほぼ同時に発見する。襲いかかるT-1000からジョンを救ったのは、かつてサラを襲ったT-800だった。未来への戦いがいま、始まる――。本作は、『タイタニック』『アバタ―』で数々の記録を塗り替えたジェームズ・キャメロン監督の代表作。今回の『ターミネーター2 3D』は、本国アメリカや他国に先駆け、日本で世界最速公開!このプロジェクトは、キャメロン監督が設立した映画製作会社ライトストーム(LEI)、DMGエンターテインメント、スタジオカナルによって開始され、『タイタニィック』の3D化も担当したライトストームのチームが、高度な技術によって現在の3D作品と劣らない高画質を実現させている。なお、このチームは『アバタ―』の続編にも携わっている。そして今回、新たに生まれ変わる本作公開決定に際して、キャメロン監督からコメントが到着。『タイタニック』3D化のプロジェクトのときから、次に3D化すべき作品は『ターミネーター2』だと思っていたという監督は、その理由を「四半世紀も前の映画だが、人々の記憶に残る、とても象徴的な作品だと思ったからだ。それに手法の面から見て、カメラの動き方、ショットの構成の仕方などを考えても、『ターミネーター2』の映像なら3Dにうまく変換できると思った」と説明。さらに、「初公開から25年後に劇場のスクリーンで観るのも、おもしろいと思ったんだ。この映画をビデオやブルーレイやDVDでしか知らない世代が大勢いる。だから、劇場で『ターミネーター2』のすべてを体験して欲しい」と呼びかけた。『ターミネーター2 3D』は8月11日(金・祝)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年05月15日謎の男が女子高生3人を拉致する冒頭に始まり、M.ナイト・シャマランらしい怒涛の展開へと進む『スプリット』。その脚本を「とにかく面白かった」と絶賛するジェームズ・マカヴォイは、すぐさまシャマラン監督の“共犯者”になることを選択した。「『どうなるんだろう?』と思いながら読んだし、演じる僕がそう思うくらいだから、観客もそう感じるだろうと思った。怖いけど、どこか愉快。その組み合わせからして奇妙だ。でも、僕は奇妙なものが好きだから(笑)。チャレンジングな役だとも思ったしね」。「チャレンジングな役」と言うのも納得。マカヴォイ演じる謎の男の正体は、20を超える複数の人格から成り立っている。「1つの役を演じるのだって作品によっては準備に時間がかかるものなのに、いくつもの役を演じなくてはならないなんて」とため息をついてみせるものの、その表情はどこか楽しげだ。「準備も撮影も通常の数倍になるってこと。撮影が深夜まで及ぶこともあったよ。でも、心から楽しめた。やらなくちゃいけないことは山ほどあったけど、充実していたんだ」。撮影が行われた場所はシャマラン監督のホームグラウンド、フィラデルフィア。「撮影で初めて訪れたのだけど、大好きな街になった」と目を輝かせる。「ただし、撮影中に街を楽しむことはできなかった。何役も演じてつらかったのは、そこぐらいかな。例えば『X-MEN』のような作品だとキャストも多いし、その分オフの時間もあるから、(撮影地の)モントリオールは僕の庭になった(笑)。いつでも案内してあげられるよ。でも、『スプリット』の撮影中はチーズステーキを食べたくらい。忙しくても、名物は食べなくちゃね。ナイトはフィラデルフィア・ボーイだから街のことを何でも知っているし、街の人たちも彼を知っている。ただ、残念ながら作品の中にもフィラデルフィアらしさはあまり出ていない。僕が少女たちを地下に監禁するからなんだけど(笑)」。とは言え、「撮影後にも何度か訪れたんだ。追加撮影があったし、プライベートでも行った。そのときはイタリアンマーケットに何度も足を運んだし、レストランやバーにもだいぶ詳しくなったよ。美味しい店を見つけるのは得意なんだ」とのこと。さすがは「訪れる先々を楽しみ尽くすタイプ」を自称するマカヴォイ。今回の来日時も、渋谷のんべい横丁やロボットレストランを訪れた写真をSNSにアップし、日本マスターぶりを見せていた。「特にナイトライフを楽しんだから(笑)。明治神宮や皇居など、文化的な場所にもちゃんと行ったよ。明るい時間にね。原宿にある“デウス・エクス・マキナ”のカフェにも行ったのだけど、店内にいる人は全員クールでファッショナブルだった。日本の人って何でみんなおしゃれなの?と思ったね」。スマホの地図アプリを起動して指差しながら、「ここに行って、ここにも行って…」と一生懸命教えてくれる姿がキュート。その明るさに、こちらまで楽しくなってしまう。そんな彼が誘拐犯を演じ、しかも名演の域に達しているのだから俳優はやはりすごい。「僕はカメラの前まで芝居を取っておくタイプだから。カメラの前以外で役を引きずることはまずないね。撮影以外でも仕事のことを考えてしまうときは、役柄よりも実は作品の質が関係している。そんなときは何とかポジティブになろうとするけど、どうにもならない。でも、それは役者に限らず誰にでもあることだよね。嫌な上司や同僚はどこにでもいるし、仕事が上手くいかないときもある。その点、『スプリット』の場合は脚本も監督も撮影環境も素晴らしかったから、撮影期間中も自分でいられたし、カメラの前では健康的に他人になれた。お金をもらわない限り、わざわざ他人になるのも変な話だしね(笑)」。俳優である自分を潔いほど客観的に捉える彼は、演じることを「特殊で、変わった仕事」と言い表す。「人を形作るものは何か?」の問いと常に向き合うのも、「特殊で、変わった仕事」の一環だ。「『スプリット』を観て、なぜ彼はいくつもの人格から成り立っているのかを考える人は多いと思う。でも、僕は作品に関わる前から、『人を形作るものは何なのか?』『どんな動機や理由が、その人の行動や態度を決めたのか?』を毎日考えてきた。出会う相手や目に留まった人を観察しながらね。いまもすっごく観察している(笑)。それが僕の仕事でもあるから。もちろん一番の役目は物語を伝えることだけど、そういった探求なくして人間を演じることはできない。普通はそんなことばかり考えている時間なんてないだろうに、それが仕事なのだからやっぱり特殊だし、変わってるよ」。人を見透かすような青い瞳で、「すっごく観察している」と言われると照れるやら、『スプリット』の“あの男”の影がちらついて恐ろしくなるやら。でも、仕方がない。探求あってこその俳優ジェームズ・マカヴォイなのだから。(text:Hikaru Watanabe/photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:スプリット 2017年5月12日より全国にて公開(C) 2017 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2017年05月08日『X-MEN』シリーズなどで知られるジェームズ・マカヴォイが最新主演作でM.ナイト・シャマラン監督の“復活作”として話題の『スプリット』を引っ提げ、9年ぶりに来日!4月25日(火)にシャマラン監督と共に舞台挨拶に登壇し、ファンの歓声を浴びた。マカヴォイが23人もの人格を内に秘める解離性同一障害――俗に言う多重人格者を演じる本作は、シャマラン監督らしいラストのどんでん返しもあり、全米で3週連続No.1を飾るなど、大きな話題を呼んでいる。この日は、上映後の「ネタバレOK!口外厳禁!」と銘打った舞台挨拶とあって、ネタバレやファンにとっては衝撃的なラストに関する質問、そして回答が次々と飛び出したが、当然ながら、それらは記事で紹介するのもNG…。とはいえ、マカヴォイは解離性同一性障害の人物を演じたこと、特に物語の重要な鍵を握るある人格について「間違いなく、最も大変なチャレンジだったよ。(演じるにあたって)恥ずかしい思いをしたこともあったし、かなり大変でした…」と並々ならぬ苦労を述懐した。映画以外の話題では、シャマラン監督には、今年のアカデミー賞授賞式についてのツイートに関する質問が飛んだ。授賞式での作品賞の誤発表のトラブルについてシャマラン監督は「今年の授賞式のシナリオは俺が書いたんだ」というジョークをツイートし、大きな反響を呼んだが、これについて「僕もみなさんと同じ立場でTVで見ていました。壇上には知り合いもいて、彼らが驚いた顔をしているのを見て、あんなツイートをしたんだけど、一瞬で1万くらいのリツイートをされたんだ」と監督自身も反響の大きさに驚いたようだった。また、マカヴォイは『ウォンテッド』以来の9年ぶりの日本滞在を存分に楽しんでいるよう。前日、38歳の誕生日を日本で迎えたが、どのように過ごしたのかを尋ねられると、ロボットレストランに足を運んだと告白! 「いままでで最もクレイジーで、奇妙な誕生日を過ごしたね。奇妙でイカれた素敵な空間だったよ!」と嬉しそうに明かし、観客からの「ハッピーバースデー!」という祝福に「アリガトウ!」と日本語で返していた。『スプリット』は5月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スプリット 2017年5月12日より全国にて公開(C) 2017 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2017年04月25日『タイタニック』といえば、ローズ(ケイト・ウィンスレット)が船首に立ち、ジャック(レオナルド・ディカプリオ)に支えながら腕を広げて風を浴びるシーンが有名だ。セリーヌ・ディオンが歌った主題歌「My Heart Will Go On」が、2人のロマンティックな雰囲気を盛り上げていたことも思い出されるが、公開から20年を経て、あの名曲が「使われない可能性があった」ことがわかった。25日(現地時間)に発売された、ハリウッド・スタジオ初の女性社長シェリー・ランシングの伝記本「Leading Lady」で明らかにされている。1992年に「パラマウント・ピクチャーズ」の社長に就任し、『タイタニック』の製作にも携わっていたシェリー。「My Heart Will Go On」に「ちょっと古くさい」という印象を抱いた彼女は、ジェームズ・キャメロン監督にそう伝えると「何を言っているんだよ、シェリー!この曲は最高じゃないか!」と完全否定されてしまったという。そのとき、もしキャメロン監督がシェリーの意見に少しでも耳を傾けていれば、『タイタニック』の主題歌は別の曲に…。現在とは全く異なるイメージの『タイタニック』が出来上がっていただろう。「My Heart Will Go On」はアカデミー歌曲賞、ゴールデングローブ歌曲賞、グラミー賞などを総なめにし、いまでもセリーヌ・ディオンの代表曲の1つとして人気を誇っている。(Hiromi Kaku)
2017年04月25日「フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」のディズニー・アニマルキングダムに、映画『アバター』をテーマにした新エリア「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」が誕生します。オープン日は、2017年5月27日(土)。映画『アバター』に登場するファンタジーワールド「パンドラ」や、天空に浮かぶ山や光を放つ熱帯雨林など、ナヴィの秘的で息をのむような美しい世界が体感できます。映画『アバター』の世界観を体感できるエリア!2009年に公開されたジェームズ監督によるアメリカとイギリスの合作映画『アバター』。神秘的な美しさをもつ惑星・パンドラを舞台に繰り広げられる物語を描いており、3D映像による劇場公開が世界中で話題となりました。そして、この度、映画『アバター』をテーマにした新エリア「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」が、「フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」のディズニー・アニマルキングダムにグランドオープン。映画『アバター』の舞台となったファンタジーワールド「パンドラ」の神秘的で美しい世界を体感できます。●映画のクリエイターチームとディズニーがタッグ!「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」は、ジェームズ・キャメロン監督や映画制作会社のライフストーム・エンターテイメント、そしてディズニーが協力して創りあげた夢のパーク。ゲスト自身がメインキャラクターとなり、最高に美しい世界に浸り、本物の体験ができるように映画の世界をそのまま再現。アトラクションにも恐れや驚き、尊重、調和といった感情が吹き込まれており、映画のストーリーや感動的なシーンが表現されているのも特徴です。さらに、様々な生き物たちの存在や鳴き声など、生き生きとしたパンドラの風景を楽しめます。また、夜になるにつれ輝きを増すドラマティックな美しさにも注目です。「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」の壮大な風景には、個々の保護の活動、冒険によって変容する“自然の価値” という、アニマルキングダム・パークの本質的なメッセージが込められています。「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」の注目ポイント!「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」には、マウンテン・バンシーに乗って「パンドラ」への冒険に旅立つ「アバター・フライト・オブ・パッセージ」、光る生物が生息するナヴィ・リバーの神秘的な旅へ出発するボートライド「ナヴィ・リバー・ジャーニー」の2つのスリリングなアトラクションが登場。また、カジュアルレストラン「サトゥーリー・キャンティーン」や、ドリンクステーション「ポング・ポング」、さらに、『アバター』をテーマにしたグッズが揃うギストショップ「ウインドトレーダー」も併設しています。●エリア:ヴァレー・オブ・モアラディスカバリー・リバーを渡り、曲がりくねったレインフォレストの道を進むと、見える「天空に浮かぶ山」。そこは、エコ・ツアリズムグループ「アルファ・セントーリ・エクスペディション(ACE)」の協力により、ナヴィと人間が平和に共存するエリアです。ナヴィの文化が散りばめられ、ドラムの演奏が鳴り響くモアラでは、夜になると、エキゾチックな植物が光を放ちます。●アトラクション:アバター・フライト・オブ・パッセージ 壮大な「パンドラ」の冒険へと飛び立つ4Dアトラクションです。ゲストはマウンテン・バンシーに乗車。パンドラの森を越え、天空に浮かぶ山へと飛び立ちます。風をきり、バンシーの吐息まで感じることのできるスリリングなライドを楽しめますよ。(対象:身長112cm以上) ●アトラクション:ナヴィ・リバー・ジャーニー 家族で楽しめるボートライド型のアトラクションです。ゲストは、8人乗りのボートに乗り、光る生物が生息するナヴィ・リバーの神秘的な旅へ出発。パンドラに生息するエキゾチックな植物や動物、そしてナヴィの儀式に遭遇します。また、パンドラは、ナヴィのシャーマン・オブ・ソングが奏でる音楽と共に、ポジティブなエネルギーを放ちます。●レストラン:サトゥーリー・キャンティーンパンドラの豊かな自然にインスパイアされた、カジュアルレストランが登場。全粒粉や新鮮な野菜、プロテインなどを使った健康的なメニューが揃います。また、ベジタリアンメニューも提供します。●ドリンクステーション:ポング・ポングナヴィをモチーフにしたカウンターサービスのドリンクステーションです。「ポング・ポング」は、ナヴィ語で「パーティー・パーティー」という意味。フローズンカクテルや、ビール、ここだけで味わえるスイーツなどが味わえます。●ギフトショップ:ウインドトレーダーナヴィの文化をモデルにしたアイテムからサイエンスキットまでバラエティに富んだギフトを購入できます。オープンを記念した特別特典をプレゼント!2017年5月27日(土)〜7月4日(火)までの期間中、「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」のオープンを記念して、ディズニー直営ホテルに宿泊する全てのゲストにスペシャル特典をプレゼント。パーク閉園後の午後11時〜深夜1時まで、「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」を特別に楽しめます。なお、特典を受けるに際には、有効なパークチケットとリゾートIDが必要です。詳細は、公式サイト(英語)にて確認してください。ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートについて1971年にオープンしたウォルト・ディズニー・ワールドは、東京JR山手線の内側面積の1.5倍という広大なリゾートです。4つのテーマパークに2つのウォーターパーク、エンターテイメントエリアや、25以上もの直営ホテルを所有する世界最大のディズニーリゾートして絶大な人気を誇っています。定番の「マジックキングダム・パーク」をはじめ、自然と生命とマジックが一体になった「ディズニー・アニマルキングダム」、ディズニー映画やアニメの世界が楽しめる「ディズニー・ハリウッド・スタジオ」、宇宙旅行から空中旅行、世界旅行に海底探検まで体験できる「エプコット」、さらにスキー場の雪をフロリダの太陽が溶かしたというストーリーをモチーフにしたウォーターパーク「ディズニー・ブリザード・ビーチ」、大型台風が襲ってきたというストーリーのウォーターパーク「ディズニー・タイフーン・ラグーン」など、充実のバケーションを満喫できます。新施設詳細名称:パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバターオープン日:2017年5月27日(土)フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート 日本語サイト: to Disney artwork, logos and properties: ©Disney©Twentieth Century Fox Film Corporation ©Fox
2017年04月13日衝撃の最新作『スプリット』を引っさげ、M.ナイト・シャマラン監督と、主演のジェームズ・マカヴォイの緊急来日が決定!マカヴォイは9年ぶり、2度目の来日を果たす。女子高生ケイシー(アニヤ・テイラー=ジョイ)は、級友クレア(ヘイリー・ルー・リチャードソン)のバースデー・パーティーに招かれた帰り、クレアの親友マルシア(ジェシカ・スーラ)と共に家まで車で送ってもらうことに。だが、それが悲劇の始まりだった。見知らぬ男が車に乗り込んできて、3人は眠らされ、拉致される…。目覚めると、そこは殺風景な密室。ドアを開けて入ってきた男は神経質な雰囲気を漂わせていた。このままでは命が危ない――。すると扉の向こうから、先ほどの男と女性の声が聞こえる。「助けて!」と叫ぶ少女たち。姿を現したのは…女性の洋服を着て女性のような口調で話す男だった。「大丈夫、彼はあなたたちに手を出したりしないわ」。絶句する少女たちに、今度は屈託なく「僕、9歳だよ」と男は話かけてきた。実は、彼は23人もの人格を持ち、DID<解離性同一性障害>で精神医学を専門とする女医フレッチャー(ベティ・バックリー)のセラピーを受けていたのだ。密室で3人vs23人格の熾烈な攻防が繰り広げられる中、もうひとり、“24人目”の人格が生まれようとしていた――。新作が公開されるたびに、世界を戦慄させるスリラーの鬼才シャマランの最新作となる本作。23の人格を持つ謎の男として主演を務めるのは、『X-MEN』シリーズの若きプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア役や、『ラブストーリーズ』『つぐない』などで知られる演技派俳優ジェームズ・マカヴォイ。公開されるや世界各国で話題沸騰、大ヒットを記録している本作の日本上陸に先駆け、4月末にシャマラン監督とマカヴォイが緊急来日。シャマランは米ドラマ「ウェイワード・パインズ出口のない街」のPR以来2年ぶり、マカヴォイは『ウォンテッド』(’08)以来、実に9年ぶり2度目、待望の来日となる。来日中、2人が登壇する本作の上映&ティーチインイベントが開催される予定で、日本のシャマランファン&マカヴォイファンが彼らと交流できる絶好の機会に。上映後に監督とマカヴォイが本作について語る内容は、ネタバレ必至。しかし、その内容は監督&マカヴォイ&参加した人だけの秘密=“口外厳禁”のイベントとなるため、さらに貴重な体験となりそう。シャマラン監督は「日本のファンにとっては、サスペンス満載で、それと同時にとても面白い映画に仕上がっていると思う」と、作品の出来栄えについて自信に満ちたコメントを寄せており、満を持しての日本公開にはさらなる注目が集まりそうだ。『スプリット』は5月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スプリット 2017年5月12日より全国にて公開(C) 2017 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2017年04月07日主人公の“鋼の錬金術師”エドワード・エルリック役に山田涼介を迎え、その弟アルフォンスをリアルな完全CGで描く実写映画『鋼の錬金術師』。このほど、幼き兄弟が禁断の“人体錬成”を試みるシーンを含む最新映像<予告II>が解禁となった。壮大なスケールと世界観、想像を超越した物語で、海を越えて世界中を魅了する傑作コミックを実写化。最愛の母親を亡くした兄・エドワードと弟・アルフォンスの波乱に満ちた冒険と成長のストーリーを描く。今回解禁された最新映像<予告ll>は、少年時代の兄弟のシーンから幕を開ける。錬金術の天才的な才能を持つ幼い兄弟は、亡き母親に会いたいという一心から、“人体錬成”の理論にたどり着く。弟のアルは躊躇するも、エドは「もう一度母さんに会いたくないのか?」と問い、アルは戸惑いながらも同意する。だが、その禁断の錬成は失敗。エドは左脚を、アルは身体すべてを“代価”として失い、瀕死のエドは自身の右腕と引き換えに、アルの魂だけをなんとか錬成し、近くにあった鎧に定着させることに成功する。弟の身体を元に戻すために命をかけるエドと、鎧姿となってしまった心優しい弟のアル。ふたりきりの兄弟は失ったすべてを取り戻すため、壮大な冒険の旅へと向かう。本映像では、エドの鋼の義肢“機械鎧(オートメイル)”と、先日解禁された場面写真が大きな反響を呼んだアルが共闘して石獣を倒す姿、エドが武器を錬成するシーンなど、ファン待望の初出し映像が満載。錬金術を駆使した壮大で圧巻のアクションを予感させる内容となっている。巨匠ジェームズ・キャメロン監督のもと、『タイタニック』のCGアーティストとしても参加していた本作の曽利文彦監督は、「この『鋼の錬金術師』の前半のストーリーで一番刺さるのは、小さな子どもたちが母親を取り戻したいという一心で禁忌に触れる“タブー”を冒してしまう部分」と言う。「その見返りが容赦ない天罰という、年齢といったことは一切関係なく背負ってしまうのがある意味リアルです。命というものに係わるタブーを冒してしまった子どもたちの背負ったものの大きさというのが、この映画の中核のテーマでもあるのです」と語り、禁忌を破ってしまうすべての始まりのシーンが、本作の壮大なテーマに繋がることを明かしている。さらに曽利監督は本作の映像技術について、「ハリウッドは日本よりかなり先を行っているのは事実です。いままで日本の技術では手の届かなかったところへ“高く飛べば届くかもしれない”というところまで、充実した技術が揃ってきました。そんないまだからこそ、この作品に挑戦したい。本作で前人未到の領域に手をかけてみたい。しかし技術というのは、あくまでも作品の下支えであり“ストーリー”が第一。ストーリーに技術がしっかりと寄り添うことができれば、本当に素晴らしいことだと思います」と、まず兄弟を取り巻くストーリーありきで、最新映像技術の融合にアツい想いを寄せている。今秋は東京(9月16日~)と大阪(11月3日~)の2会場にて“ハガレン”史上初の大規模原画展「鋼の錬金術師展」も開催されるなど、公開に向けてますます盛り上がりを見せる本作。この最新映像は、映画公式サイト、およびワーナー公式YouTubeアカウント上にて公開されている。『鋼の錬金術師』は12月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月07日M.ナイト・シャマランが、主演に『つぐない』や『X-MEN』シリーズで知られるジェームズ・マカヴォイを迎え、23の人格を持つ男と3人の女子高生の密室攻防劇を描く『スプリット』。このほど、劇中に現れる4人の主要人格が明らかとなった。3人の女子高生を拉致し、監禁した男は、23もの人格を持っていた!?恐怖と緊張と興奮がスパイラルを織りなす、シャマラン監督でなければ生み出すことができなかった驚異の密室スリラーとなる本作。日本の公開に先駆け全米3,038館にて公開されると、初登場No.1の大ヒットスタートを記録。3週連続で第1位を獲得した。本作で特に話題を呼んでいるのが、実力派のマカヴォイが演じ分ける23もの人格を持つキャラクター。その中でも、物語のカギを握る4人の人格に注目した。◆デニス危険な要注意人格!女子高生ケイシー(アニヤ・テイラー=ジョイ)ら3人を車で連れ去った、いかにも怪しい男の人格の名はデニス。黒縁のメガネをかけており、どうやら視力が弱い様子。ケイシーらを拉致し部屋に連れ込むと、「訳があって連れてきた」と意味深な台詞を残し、彼女たちを監禁。また、先日公開された本予告では、ドリルドライバーで扉に釘を打ち込みケイシーたちを完全に閉じ込めてしまおうとする場面も映されており、危険な人格であることが伺える。◆ヘドウィグ9歳の子どもに!?マウンテンパーカーが特徴的な人格の名は、ヘドウィグ。監禁部屋の前に座り込み、「ぼく、ヘドウィグ」「9歳だよ」など、デニスとは似ても似つかない発言をする怪しい男に、ケイシーらもあ然。しかし、無邪気な様子で話しかけてくるヘドウィグは、本当に9歳の子どものよう。頭の切れるケイシーは、脱出の鍵はヘドウィグにあると見込み、なんとか接触を図ろうとするが…。マカヴォイ演じるキュートなヘドウィグに注目。◆パトリシアまさかの女性!部屋に監禁されたケイシーたちがドアの隙間から見えた女性の姿に助けを求めると、そこに現れたのは、女性の衣服やアクセサリーを身につけた男だった!本予告にも登場していた衝撃のキャラクターは、パトリシアという名の女性の人格。「安心して。あなた達を守ってあげるわ」と言う“彼女”にケイシーたちも動揺を隠せない。だが、身体つきもなで肩になっており、ロングスカートにタートルネックというシックな格好、穏やかな表情と、まるで本当に女性であるかのようなビジュアルは驚きのひと言!しかし、どこか信頼できない怪しい雰囲気はデニスとも通じている。マカヴォイ渾身の演技は見逃せない。◆バリーリーダー的な役割!険しい表情を見せているのは、バリーという人格。社交的な性格のバリーは、町に出て精神科の女医フレッチャー(ベティ・バックリー)からセラピーを受けており、23人格のリーダー的な役割を担っている。アーティスト気質のバリーは自分で描いたデッサンをフレッチャーに見せ、一見、明るい性格に見えるが、他の人格についてフレッチャーから問い詰められると次第に怪しい表情に変わっていき…!?23人格の全容を知る重要なキャラクターとなっている。このように人格によって個性が全く異なる怪しい男だが、仕草や表情などでそれぞれの人格を見事に演じ分けたマカヴォイの演技はまさに圧巻のひと言!この難役を演じたマカヴォイは、「自分がいま演じているのはこの人格だと観客に信じ込ませた直後に、また別の人格だと思わせなければならないからね。ある人格から別の人格へと移行するのは興味深い経験だったし、この作品の面白い部分でもある。ただ、観客を置いてきぼりにしないように注意した。それが今回僕にとってのチャレンジだったし使命でもあった」と語っている。3人vs23人格の驚異の密室劇は、いったいどんな結末を迎えるのか?『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター、『ダークナイト』のジョーカーにも匹敵する、映画史に残るであろう前代未聞の“多重人格ヴィラン”から目が離せない。『スプリット』は5月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スプリット 2017年5月12日より全国にて公開(C) 2017 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2017年04月05日『007 スペクター』を最後に、今後のシリーズには出演しない意向をほのめかしていたダニエル・クレイグだが、ジェームズ・ボンド役を続投するかもしれない。昨年11月から今年1月にかけて、ニューヨークで舞台「オセロ」に出演していたダニエルは、現在『007』シリーズのプロデューサー、バーバラ・ブロッコリと話し合いを進めているという。関係者は「もう脚本はあります。過去にボンド映画を手がけたニール・パーヴィスとロバート・ウェイド(『007スカイフォール』)が執筆していて、ダニエルの準備が整い次第、製作を始める予定です」と話している。2006年に『007 カジノ・ロワイヤル』で6代目ジェームズ・ボンドとして登場したダニエルは、ロジャー・ムーアの12年間に次いで長期間ボンド役を務めている。もし次回作への出演が決まれば、撮影スケジュール次第では史上最長の任務(?)になるかもしれない。(text:Yuki Tominaga)
2017年04月05日『アバター』の続編が年内にも撮影を開始する予定であることを、女優のシガニー・ウィーバーが明かした。ジェームズ・キャメロン監督による2009年公開の『アバター』から出演しているシガニーが、待望の続編の製作が着々と進んでいることを明かした。「私たちは始めているわよ!トレーニングも始めてるし、あとは・・・でも何も言えないわ。秋には撮影を始める予定よ」世界で27億ドル(約3,000億円)の興行収入を上げた前作は、批評家たちからも好評を得ていたが、シガニーは続編が長らく待ちわびているファンの期待を裏切ることのない仕上がりになるとザ・ハリウッド・レポーターに話した。「脚本はすごいのよ。(ファンをがっかりさせる)心配なんて全然していないわ」「どうやって映像化するかのほうが心配なの。だってすごく野心的なんだもの。すごく価値があるけどね。待つ価値はあるわ。できるだけ早く作るつもりよ」一方で、シリーズ計4作を製作するとしているキャメロン監督は以前、当初の予定より公開が大幅に遅れるとしながらも、心配はしていないと発言。「僕にとって大事なことはリリースのパターンのリズムなんだ」「僕はできるだけ近い期間で全てをリリースしたいんだよ。もし毎年クリスマスの時期に公開するというなら、その約束をちゃんと果たすことができるようにしたいんだよ」と話していた。(C)BANG Media International
2017年04月04日