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岡田将生&中井貴一共演「ザ・トラベルナース」の7話が12月1日放送。中井さん演じる静の身に起きた“異変”に「静さん治りますように」「最終回前に一気にズドンときたわ」など視聴者から静の今後を憂う声が上がっている。スーツケースひとつでいろんな街を渡り歩き看護に従事する、優れた資格を持ったフリーランス看護師であるトラベルナースの主人公たちが活躍する痛快医療ドラマとなる本作。医師の指示で医療行為を行うことができるNP(=Nurse Practitioner)としてアメリカで働いていたが、日本に呼ばれ「天乃総合メディカルセンター」で働くことになる那須田歩を岡田さんが。医療従事者を目指す貧しい人たちを支援するフローレンス財団の理事長ながら「天乃総合メディカルセンター」でナースをしている九鬼静を中井さんがそれぞれ演じる。2人を取り巻く人々として「天乃総合メディカルセンター」看護部長・愛川塔子に寺島さん。ナースの金谷吉子に安達祐実。向坂麻美に恒松祐里。弘中スミレには宮本茉由。ナースの森口福美には野呂佳代。「天乃総合メディカルセンター」外科医の郡司真都には菜々緒。院長の長男で内科医の天乃太郎に泉澤祐希。院長の元愛人だと発覚した事務長の西千晶に浅田美代子。院長の天乃隆之介に松平健という顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。筋線維芽細胞腫が再発し「天乃総合メディカルセンター」に再入院していた大学生・三上礼(荒木飛羽)。映画祭でシナリオ大賞を受賞し、賞金で映画を作れることになり仲間たちと撮影計画を練っている最中だったが、がんの進行が思いのほか速い上、脳転移までもが見つかりもはや外科的治療が極めて困難な状態になっていた。主治医の真都が母親・三上七海(青山倫子)に、延命効果が望める専門病院での抗がん剤治療を勧めると、七海は息子に1日でも長く生きてほしい一心から、礼本人に相談することなく転院を決めてしまう…というのが今回の展開。礼の本心を聞いた静と歩は、礼のために外出許可を取り、礼は1日で映画を撮ることになる。撮影現場には事情を知った真都もやってきて付き添う。途中で容体が悪化するものの礼は映画を撮り終え、転院先で亡くなる。病院で礼の映画を見ていた静は苦しそうな様子を見せると離席。それに気づいた歩が後を追うと、静は階段で力尽き倒れ込んでしまう…というラストだった。自分の生きた証として映画を完成させ逝った礼に「礼くん元気になって欲しかった まだ涙が止まらない」「礼くんが、逝ってしまった。。。」「礼くん、よく頑張ったね」などの声が送られる。またラストで倒れ込んだ静には「静さんが病気なんて~」「静さん死んじゃうの?そんなの嫌だって!!!」「最終回前に一気にズドンときたわ」などの反応とともに「静さん治りますように シリーズ化希望」「あの2人いいコンビなのに...シリーズ化してほしい」と“続編”を踏まえ、静の回復を願う声も上がっている。【最終回あらすじ】歩の目の前で静が急性心不全を起こして倒れる。一命を取り留めるが検査結果に歩は愕然とする。心不全の原因が遺伝子異常で突然死を起こすこともあるマルファン症候群である疑いが浮上、しかも病状はひどく悪化しており、手術で治る可能性が極めて低い状態に陥っていた。また静本人も死期が近いことも悟っていた…。「ザ・トラベルナース」は毎週木曜21時~テレビ朝日系にて放送中。(笠緒)
2022年12月01日Q.老けて見えてしまいそう……とは思いつつ、お尻とお腹と太ももを隠せるチュニックがついつい着たくなってしまいます。ダサく見えないように努力しているつもりでも、鏡で見るとやっぱり+5歳な感じだし、いつも同じ雰囲気になってしまいます。チュニックをおしゃれに着こなす方法を教えてください。またまた、私と同じ悩みをもつ“お仲間”さんでしょうか……(嬉)。お尻とお腹、太ももは、大人女性の三大メジャーお悩みパーツといっても過言ではないですよね。今回、私が選んだのは、「grove(グローブ)」の前後2WAYベルテッドロングシャツ(税別2998円)。選んだポイント1:深みブラウン=ガンメタリックカラーお手頃価格ブランド(オンワード系)のアイテムです。色はガンメタリック(018)を選びました。ガンメタリックって、ちょっと聞き慣れない色ですよね。調べてみたところ「ガンメタル」色のこと。銃器に使われる金属の色を指すようですが、私を含め、そんな物騒なものは見たことがない人がほとんどだと思うので、ピンとこないかもですね。見る限りでは、深いブラウン。うっすら赤みが感じられ、グレーがかっているようにも見えます。深みのあるニュアンス系カラーなので秋っぽく、大人っぽい印象が出る色です。選んだポイント2:2WAY仕様でコスパが◎ボトルネックのプルオーバーブラウスとしても着られ、もう一方は、ボタンがあるのでシャツのように着られる2WAY仕様です。じつは、同じタイプの2WAYブラウスを春にこのコラムでもご紹介させていただきました。着やすくて、1枚で2度おいしいおトク感もあったので、秋バージョンも購入してみました。■スキニーデニムと合わせたすっきりコーデまずはこちらのコーデ。スキニーっぽいスリムタイプのボトムスに合わせてみました。お尻もお腹も太ももも、ばっちりカバーしてくれるので、スキニーを合わせてもホントに安心。同布ベルトがついているので、ウエストマークできます。特に上半身に立体感があるお身体の方(胸の大きな方)は、ウエストマークすることでコーデにメリハリがつき、全体的にすっきり見えます。ベルト通しがサイドにあるので、ほどけたり、ずり落ちてくる心配もありません。ウエストマークしてもしっかりお尻と太もものつけ根をカバーできる丈はあります。チュニック丈のトップスは、このウエストマークをするだけで、ズドンとしたシルエットや手抜き感がなくなります。バッグには、クラッチタイプを取り入れてみました。若々しく見せたいときは、絶対にバッグなどの小物に頼るべき! バッグは意外と全体の印象を左右します。クラッチなどの「ちょっとおでかけ仕様」のバッグを持つだけで、マイナス5歳見せが叶うと思います。■バギーデニムと合わせたラフなコーデ続いてのコーデは、ボタン面をフロントにしたコーデ。上ふたつのボタンを開けて、シャツっぽさを前面に出し、カジュアル感を強めに。バギーデニムやスニーカー、キャップ、と、ちょっとやり過ぎなくらいのカジュアル感ですが、丸みのあるバンドカラーなので、やり過ぎなカジュアル感もどことなくかわいい雰囲気になると思います。バッグにもコロンとしたカゴバッグ、柔らかなファーを入れてハードなカジュアル感をマイルドにしました。カジュアル感×かわいい雰囲気をかけ合わせた軽快に見えるコーデです。ロング丈のトップスが大人っぽさを出してくれるので、大人の普段着カジュアルとしても違和感ないと思います。■こなれ見えするチュニックスタイルを楽しんでいかがでしょうか。ボトルネックとバンドカラー、どちらをフロントにしてもトレンド感あるコーデに仕上がります。自宅洗いもできますし、トップスだけが目に入るリモートワークコーデとしても、ご近所カジュアルとしても活躍する2WAYトップス。ぜひお試しください。
2020年09月27日ジャニーズ史上初の同時デビューとなったSixTONESとSnow Manのデビューシングル、SixTONES vs Snow Man「Imitation Rain/D.D.」(ソニー・ミュージックレーベルズ/エイベックス・トラックス/1月22日発売)が、初週売上132.8万枚で1月28日発表の「オリコン週間シングルランキング」において初登場1位を獲得。史上初のデビューシングル初週ミリオンを達成した。シングル初週ミリオンは、昨年9月30日付でのAKB48「サステナブル」以来6組目、42作目。男性アーティストでは、Mr.Children「名もなき詩」(1996年2月5日発売)が96年2月19日付で記録した120.8万枚以来、23年11カ月ぶり2組目となり、本作は初週売上枚数の男性アーティスト歴代1位も記録した。SixTONES「Imitation Rain」は、X JAPAN・YOSHIKIが作詞作曲プロデュースを手掛けた、美しいメロディーやピアノサウンドも印象的なドラマティックなロックバラード。Snow Man「D.D.」はデジタルサウンドを駆使したスピード感のあるダンスチューンに仕上がっており、ミュージックビデオでは、両グループともそれぞれの作品の世界観を得意のダンスパフォーマンスで、余すところなく披露している。SixTONESのジェシーは「多くの方に支えられて1位を取らせて頂くことが出来ました。ありがとうございます。色々なランキングで1位を取ることが出来るよう今後もズドンと頑張っていきます!」と感謝。Snow Manの岩本照は「僕たちの夢の一つ、ミリオンという目標が沢山の皆様のお陰で達成することが出来ました。週間ランキングでも1位を獲ることができ、とても嬉しい気持ちで胸が溢れています。本当に、本当にありがとうございます。これからも様々なことにメンバーや皆様と一緒に挑んでいきたいと思っています。笑顔のたくさん溢れる景色を共に見ていきましょう!」とコメントを寄せた。
2020年01月28日横内謙介率いる劇団扉座が、新作『最後の伝令 菊谷栄物語-1937津軽~浅草-』を上演している。横内と、岡森諦、六角精児ら、厚木高校演劇部出身の面々が1982年に旗揚げした劇団扉座(当時は「善人会議」)。以来、それぞれにきらめくテーマとストーリーで、小劇場ブームを牽引した。現代劇からファンタジー、時代劇、音楽劇。ありとあらゆる手法で観客を魅了し続けている。いまやスーパー歌舞伎やジャニーズ、AKB48、サンリオピューロランドまで、幅広いジャンルの劇作や演出を手がける横内だが、彼がずっと大切にし続けているのが、この扉座での活動だ。今回は特に意欲作と言えよう。物語の舞台は、昭和初期の浅草。芸人や踊り子、見世物崩れの怪人たちがうごめく街で、レビュー作家として新しい舞台表現を追いかける男がいた。その名は、菊谷栄蔵。物語は、彼の創作と出征と死をまっすぐに見つめる。演劇をつくる者と、戦争。あるいは、演劇をつくる者と、政局。横内はその構図を、当然ながら、当事者として捉えている。「レビュー作家として、戦争に行く」との言葉を残した菊谷の心情と境地が、物語では切実に描かれる。「最後の伝令」とは、菊谷が残した脚本のタイトルだ。エノケンこと榎本健一が演じたドタバタ喜劇である。それでいて、レビュー作家の半生を描く舞台である。多くの劇団員とレビューダンサーが、当時の浅草の活気を迫力たっぷりによみがえらせる。舞台に魅せられているうちに、ズドンと突きつけられる現実。観る前と、観た後では、世界の見え方が変わっているに違いない。11月23日(土)・24日(日)の神奈川・厚木市文化会館 小ホールでの公演を終え、11月27日(水)から12月1日(日)まで東京・紀伊國屋ホールにて上演される。文:小川志津子
2019年11月26日女優の松岡茉優が20日、東京・渋谷の文化村通りで行われたファッションイベント「SHIBUYA RUNWAY」に出席した。ファッションを通じて 自分スタイルを具現できる街、渋谷の魅力を伝える共同キャンペーン「第12回 渋谷ファッションウイーク」。そのメインイベントでもある同イベントに、公開中の映画『蜜蜂と遠雷』で主演を務めた女優の松岡茉優がアンバサダーとして登場し、普段は車が通る文化村通りで路上ファッションショーを行った。映画『蜜蜂と遠雷』の撮影に協力したスタンドアップオーケストラの生演奏をバックに、華麗にランウェイを闊歩した松岡は「東京出身なので、渋谷という街は学生時代からの遊び場ですね。映画や舞台を見たりするなど文化的な時間を過ごさせてもらっています。そんな街にズドンとレッドカーペットを敷いて、そこを舞台にしてしまうという潔さに感動しました」と感想を。その松岡が歩いた文化村通りは、普段は車が通るストリートだが、「この景色自体が初めてです。ここは普段車が走っていて歩けませんから、この景色自体がかなりレアだと思います」と笑顔を見せた。ファッションショーで着用した自身のファションについては「今回は素材をたくさん使ったジャケットにパンツの上にシュールスカートを重ねています。渋谷らしいものを自分なりに考えて自由な感じて、自分の好きな服を自分の好きなタイミンで着るという、渋谷の自由っぽさを表現しました」と解説した。また、今後チャレンジしてみたいことについて「こういうファッションイベントに出させていただく機会はあまりなくて、今日初めて『渋谷ファッションウイーク』にお邪魔しました。皆さまが沿道で思い思いの服を着て応援してくださったこともうれしかったですし、ランウェイを歩いているモデルさんも自分のスタイルを持っていらっしゃる方が多くて、ファッションというものに自分も楽しんで進んでいけたらなと思いました」と答えていた。
2019年10月21日ジャニーズJr.内ユニット・SixTONESが、8月1日(25:00~27:00)に生放送されるニッポン放送『SixTONESのオールナイトニッポン』のパーソナリティを務めることが決定した。SixTONESが「オールナイトニッポン」のパーソナリティを務めるのは今回が初めて。当日は、 SixTONESのジェシー、京本大我、松村北斗、高地優吾、森本慎太郎、田中樹のメンバー6人全員がトークを披露するほか、ニッポン放送「オールナイトニッポン」のレギュラーを獲得するため、ラジオパーソナリティとしての実力をアピールしていく。また、SixTONESのオリジナル楽曲も放送予定だ。「SixTONES 千本ノック!」と題して、リスナーからのモノマネや大喜利のお題に対して全力で答え、6人のチームワークで乗り切る企画にも挑戦する。■SixTONES コメントジェシー 「初めましてSixTONESのジェシーです!初のオールナイトニッポンですが良い緊張感と良い結果が出せるように頑張ります! よろしくお願いします。ズドン」京本 「京本大我です。オールナイトニッポンさんに6人でお邪魔させていただけると聞いた時、本当にビックリしました! 騒がしい6人ですが、絶対楽しいラジオになると思うので、ぜひ聴いて欲しいです!」松村 「名だたる方々がやられてきた番組が故に緊張しますが、おしゃべりな6人の楽しい番組に出来るようリラックスしつつ頑張りたいと思います」高地 「オールナイトニッポン初登場! SixTONESの良さを皆さんに知ってもらうために全力でお耳にお届けします!! 頑張るぞー!!」森本 「初のオールナイトニッポン! 自分たちらしくしゃべります! よろしくお願いします!」田中 「このような機会をいただきとてもうれしく思います。遅い時間ではありますが、みなさんに聞いていただき時間も忘れるくらい楽しい時間にしたいと思います。みんなでオールナイトしましょう!」
2019年07月26日松坂桃李、山本美月の共演で人気コミックをドラマ化する火曜ドラマ「パーフェクトワールド」が4月16日から放送開始。視聴者からは松坂さんの役作りを賞賛する声や、瀬戸康史の少年時代を演じた宮世琉弥に熱い注目が集まっている。原作は「Kiss」(講談社)連載中の有賀リエによる人気同名コミック。大学時代に事故に遭い、脊髄を損傷、車いす生活をする建築士・鮎川樹を松坂さんが演じ、樹が高校の同級生・川奈つぐみと再会、心通わせ合うことで変化が訪れていくラブストーリー。つぐみ役に山本さん、つぐみに想いを寄せる同級生・是枝洋貴に瀬戸さん、樹の同僚・渡辺晴人に「SixTONES」松村北斗、そのほか中村ゆり、水沢エレナ、木村祐一、麻生祐未、松重豊らが共演。主題歌を米津玄師プロデュースで菅田将暉が担当することも話題になっている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話ではつぐみが樹と再会するところからスタート。樹が事故に遭ったことを知らず無神経な発言をしたことを悔やみ、樹の職場に謝罪に行き、そこから再び交流が始まるが、樹には高校時代から交際し、事故がきっかけで別れることになった元恋人・雪村美姫(水沢さん)がいて…というストーリー。ラストで樹とつぐみはキスをしかけるが、そこに樹を支えてきた長沢葵(中村さん)が現れる場面で締めくくられた。放送後には「原作を忠実に描いてたと思う」「ちゃんと原作通りで見やすかった」などの感想が寄せられるとともに、「車椅子の扱い方やプッシュアップ、車椅子から車椅子への移動など忠実に再現されてて松坂桃李さんはかなり勉強したと思われる」「除圧とか会話中に片側上肢でバランスとってるとか細かいとこ再現しとる」「桃李くんナチュラルな車椅子生活、どんだけ練習したんだろう」など松坂さんの役作りにも賞賛の声が。また「SixTONES」の松村さんは「激カワすぎて保護したい」「パーフェクトに明るい役演じててさすが」「北斗くん可愛すぎませんか?」、回想シーンで瀬戸さんの若かりし頃を演じたのが佐野勇斗らも所属する「M!LK」のメンバーでもある宮世さんにも「宮世琉弥の顔面強すぎでは?」「ただただ宮世琉弥が美しかった」「宮世琉弥くんの沼にズドンしました」といった反応が集まっている。そして菅田さんが歌った主題歌「まちがいさがし」にも「菅田将暉は声だけの出演でも存在感あんな」「本当にダイレクトに届く歌声」「聴いてて落ち着く曲でした好きです」といった感想が送られている。(笠緒)
2019年04月16日「ボディタッチ」というと、「太ももを触ってドキドキさせよう」みたいな、どちらかというとセクシー、エロな恋テクとして使われてきたものという気がしますが、そういう"あざとさ"よりも、身体の接触を通じて彼に伝える気持ちの密度にフォーカスをしてみたほうが、やっぱり男子はキュンキュンすると思うんですよね。「触っとけばドキドキするっしょ!」の一歩先まで行ってみましょう。■1.ただ「手を繋ぐ」だけなの?「デートで手を繋ぐっていうのはまあわかる。カップルならそれは普通するよねってレベル。でもそれ以上に、手を繋いだ状態から彼女が腕を絡めてきたり、頭を肩に乗せてきたり、そういうプラスアルファがあるとドキドキする」(広告/26才)ここにはふたつのドキドキの要素が入ってます。ひとつは、手を繋ぐこと以上の密着から得られるドキドキ感。手を繋いだまま、彼の腕を巻き取るように引き寄せたり、そのまま体ごと彼にピタッと寄せるようにすることで、手の先だけじゃなくて体全体がお互いに密着して、さらなる胸キュンが生まれますね。あともうひとつは、彼女からの「もっとイチャイチャしたい!」欲が伝わるからでしょう。本当は抱きしめ合ったり、もっと濃密にくっつきたいと感じているときには、「手を繋ぐだけ」では少し物足りないって感じてしまったりするわけですが、「手を繋ぐ」の一歩先に行こうとすることで、その「もっとくっちゅきたいね♡」というメッセージが伝わるので、「かわいいなぁ」「俺ももっとくっちゅきたい!」と感じさせることができるわけです。■2.密室ズドン!「ふたりきりになった瞬間甘えてくる彼女ってかわいい。『今まで我慢してたのかー(笑)』みたいにいいじわるしたくなる」(アパレル/24才)お家に入った瞬間、カラオケや居酒屋の個室に入った瞬間に、まるでホテルの部屋に入った瞬間ベッドに飛び込む子供みたいに彼に抱きついたり、すりすりしようとしたり、ちょこんと真隣に座ったりというのも男子からしたらたまりません。それは言うまでもないことですが、ふたりきりになった瞬間にべたべたし出すことが、「本当はずっとイチャイチャしたかったんだよー!」という健気な気持ちを余すことなく伝えるからですね。ふたりきりの空間に入ったとき、緊張や恥ずかしさからあえて距離をとってしまうという人もいるかもしれませんが、それだとその「広すぎるふたりの距離」のせいで余計に気持ちがこわばってしまいがちです。親密ムードになるために、密室に入ったらまずはズドンと密着、やってみてください。■3.さみしいときこそチャンス1や2では、比較的テンションが高いときのお話でしたが、もうすぐ彼とお別れしなくちゃいけないさみしさ募る瞬間に密着するのだって有効です。お見送りの駅で彼に接着剤でくっついて二度と離れんとばかりに密着したり、10時、11時とお別れ時が近づくにつれて、彼と繋いだ手をギュッと握りしめたり、「離れたくない」という気持ちを「くっつき」という真逆の行動で示すことで、ダイレクトに伝えられるでしょう。彼に気持ちがうまく届けば、「ねえ、帰らないでほしいんだけど」と嬉しいセリフを聞くことができるかもしれませんね。■おわりに「ボディタッチ」という言葉通りに、単に物理的に彼に触れることばかりに気を取られず、「それを通じてどんな気持ちを伝えたいの?」というところにも気を配ってみてください。ボディタッチはあくまで目的じゃなく、何か伝えたい気持ちがあるときにそれを一番効率的に伝えるための手段、ツールなんですよね。結局は。(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年07月08日冬の寒さが身に沁みる1月クール。今期は、“社会派”と称される作品が強い存在感を放っていますね!観た人全てが「うんうん、わかる!」と圧倒的に共感するのではなく――普段、何となく見て見ぬふりをしてきた現実が、ものすごく身近なものとして胸にズドンと刺さる鋭利なドラマ。今日は、毎クール全ての作品をチェックしているドラマニアな筆者が、代表的な2作品を例に見所を分析していきます。■リアルな会話劇に惹きこまれる、誰もが“自分事”のドラマ「anone」普通に生きることの難しさ――本作を見る度、私たちはそれを痛感することになるでしょう。「anone」の主人公・ハリカ(広瀬すず)は感受性豊かな性格から、普通とは違うハズレの子というレッテルを貼られ、親から隔別され生きてきました。ネットカフェでその日暮らしを余儀なくされていたあるとき、偶然出会った老齢の女性・亜乃音(田中裕子)が偽札を所持していることに気づいたハリカは、「普通でいられないなら、いっそ」と大金に魅せられ…。本作には、彼女のように「普通に生られるなら、それでいい」そう考えながらも、「隙あらば、大きな成功を手にしてみたい」と望んでしまう“人間らしい人間”が次々に登場。愛に欺かれ裏切られ、信じる心を無くした大人たちの心の葛藤は、決して他人事とは思えないもどかしいものばかりです。幸せを得るために、お金が必要不可欠なのだろうか――そんな普遍的課題に真っ向から挑んだ、社会派ドラマ「anone」。登場人物たちの末路を最後まで見届けることで、“生きる”という言葉の本当の意味を知ることができるはずですよ。あなたの心に刺さる一言を探してみてくださいね。■人が違えば“痛み”も違う…人間の本音に迫る「隣の家族は青く見える」ヒリヒリ胸が痛くなる物語と言えば、こちらの作品も忘れてはいけません。妊活という夫婦のリアルを正面から描いたドラマ「隣の家族は青く見える」です。これまでにも本テーマを扱った作品はありましたが、ここまで細かく…かつストレートに表現するのは初めて。不妊治療を行う過程のひとつひとつ、それに伴う夫婦の心の葛藤を丁寧に紡いだ注目作となっています。深田恭子さん×松山ケンイチさん演じる五十嵐夫妻は、大の子ども好き。「いつか、自分たちも」と漠然と妊活を思い描いていたのですが…気がつくと年齢を重ね、周りからチクチク「子どもは…?」と尋ねられる状況に。もしかしたら、自分はみんなの言う“普通”を手にすることができないのかもしれない――確かな不安が胸に押し寄せた瞬間から、それまでは何の気なしにできていた愛想笑いができなくなってしまうのでした。隣の芝生には、子どもに全てを捧げる女性、はたまた子どもは欲しくないという女性が住んでいて…それぞれがそれぞれをつい羨んでしまうもどかしさが、画面を通して痛い程に伝わってきますよね。無意識ながら他人と自己を比較する癖が染みついてしまっている現代の私たちに、とても自然なメッセージで警鐘を鳴らしてくれる貴重な一作と言えるでしょう。“痛み”の種類は各々――異なるからこそ奥深いと思えるようになりたいものです。以上、いかがでしたか?上記はいずれもオリジナル脚本の作品ということで、先の読めない今後の展開が気になります。1月クールもいよいよ折り返し地点!最後まで、とくとお楽しみくださいませ。(text:Yuki Watanabe)
2018年02月15日モデルで女優の筧美和子が16日、映画『犬猿』(2月10日公開)のプレミア上映会 舞台挨拶に、新井浩文、江上敬子(ニッチェ)、筧美和子、吉田恵輔監督とともに登場した。同作は????田恵輔監督のオリジナル作。印刷会社に勤める真面目な弟・金山和成(窪田)&乱暴者でトラブルメーカーの兄・卓司(新井)の兄弟と、見た目は悪いけど頭がよく勤勉な姉・幾野由利亜(江上)&要領は悪いが容姿と人当りの良さで人気者の妹・幾野真子(筧)の、”W犬猿ペア”の兄VS弟、姉VS妹のドラマを描く。シャツワンピースで現れた筧は、そのスタイルの良さから、胸元がはちきれそうな様子を見せていた。今回演じた真子には「自分が重なる点があった」と語り、「台本を読んでいて悔しくなったり悲しくなったり、役と一緒になって監督の愛情と意地悪精神がズドンと来た感じ」と振り返る。同役について、「これをやったら乗り越えられるかもしれないということで、私自身も挑戦しました」と思いを表す筧。作中ではひどい言葉をかけられる場面もあるが、「実際に受けたこともあったので、本当に監督に見抜かれてるなと思って、びっくりしました」と驚いていた。姉を演じた江上は「想像してた筧美和子のまんまで裏表が全くない」と筧の印象を明かす。「筧ちゃんが出る番組とか見ると、『なんかちょっとおっぱい出すぎじゃないの!? 隠せ隠せ! とか、他の人が喋ってるのにぼーっと見てて『ここしゃべるとこ!』とか」と、つい心配してしまうという。筧も「本当に姉妹になれた。ありのままでいられる関係になれた」と、江上に信頼を寄せていた。
2018年01月16日第69回カンヌ国際映画祭を筆頭に世界156か国から買い付けオファーが殺到、各国で圧倒的な大ヒットを果たし、アメリカでのリメイクも決定している『新感染 ファイナル・エクスプレス』。このほど本作の日本語吹き替え版に、中村悠一、坂本真綾、前野智昭ら豪華声優陣が出演することが決定。あわせて吹き替え版の予告編も到着した。この度、本作の日本語吹き替えを務めることが決定したのは、TVアニメ「おそ松さん」カラ松役や「曇天に笑う」曇天火役をはじめ、『キャプテンアメリカ』でキャプテンアメリカ/スティーブ・ロジャース役の吹き替えを担当する中村さん。「黒執事」シエル・ファントムハイヴ役やナタリー・ポートマンを始めとする吹き替え、さらに歌手としても活躍する坂本さん。「名探偵コナン」シリーズの毛利小五郎役、キーファー・サザーランドやジョージ・クルーニーの吹き替えでお馴染みの小山力也。『アメイジング・スパイダーマン』『ハンガー・ゲーム』シリーズなどで吹き替えを担当した前野さん。「フレッシュプリキュア!」「WORKING!!」の喜多村英梨、俳優としても活躍し、ブルース・ウィリスやハリソン・フォードの吹き替えを担当する内田直哉。中村さんが担当するのは、コン・ユ演じる主人公、多忙で幼い娘との関係が希薄になっているファンドマネージャーのソグ役。感染列車に偶然乗り合わせた乗客という役どころだ。また、絶体絶命の極限状況の中でも手を取り合い、妊娠中にも関わらず誰よりも生きることを諦めないソンギョン役(チョン・ユミ)を坂本さん。ソンギョンの夫で筋肉ムキムキのビジュアルながらも、妻・ソンギョンの前では世界一優しくなるサンファ役(マ・ドンソク)を小山さん。野球部員の高校生・ヨングク役(チェ・ウシク)を前野さん。ヨングクの恋人で野球部の応援団長・ジニ役(アン・ソヒ)を喜多村さん。生き残るためなら手段を選ばないヨンソク役(キム・ウィソン)を内田さんが演じる。到着した吹き替え版予告編では、感染者たちが襲ってくる様子や爆発など、とにかくパニックな状態が伝わってくる。中村さんは「ホラー映画のままで終わらないストーリー。恐怖の中で成長していく主人公や人間ドラマを楽しんでほしいです」と見どころを明かし、坂本さんは「集団の中では、恐怖や偏見や怒り、あらゆるものが一瞬で感染して、蔓延してしまう。結局人間がいちばん怖い!」と極論を述べる。また、本作について「衝撃の展開の連続で結末が予想できません」と語ったのは前野さん。「最後までハラハラドキドキを味わって頂けると思います」と話し、内田さんは「とにかく怖い!人間の性(サガ)自分が吹き替えて言うのも何だが何てヤナ奴だ!だが1番人間らしいかも(笑)」と意味深な発言。さらに、喜多村さんは「吹き替えで参加できて光栄です!!長編での劇場吹き替えも初挑戦でこんなに濃厚な役柄を演じられて素晴らしい経験をさせて頂きまして、本当にありがとうございます!!」と感謝を語り、小山さんは「グワッとエグくて、ズドンと強烈で、カアッと熱くて、ウルルッと感動する!そしてビビっと衝撃を受ける!そんな映画に、貴方も感染してみませんかあっ!!」と熱いコメントを寄せている。そのほか、家中宏(乗務員役)、宮内敦士(ホームレス役)、川澄綾子(感染者の女役)、飛田展男(運転手役)らの参加も決定した。『新感染 ファイナル・エクスプレス』は9月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年08月18日●本番は"ドキュメントトーク"注目を集めるテレビ番組のディレクター、プロデューサー、放送作家、脚本家たちを、プロフェッショナルとしての尊敬の念を込めて"テレビ屋"と呼び、作り手の素顔を通して、番組の面白さを探っていく連載インタビュー「テレビ屋の声」。今回の"テレビ屋"は、TBSのバラエティ番組『マツコの知らない世界』のプロデューサー・坂田栄治氏。最近でも「スキ間掃除の世界」「レトロ珈琲チェーンの世界」など、決して多くの人が興味を持つわけではないマニアックな世界が、マツコ・デラックスという強烈なパーソナリティを介在させることで、不思議と魅力的に見えてくるのはなぜか。その秘密を尋ねた。――当連載に前回登場した『あさイチ』(NHK)の河瀬大作チーフ・プロデューサーが、『マツコの知らない世界』という番組が、どのようなきっかけで企画されたのかを知りたいと、今回ご指名されました。僕は、マツコさんがだんだん露出が増えてきたころからずっとお仕事をさせていただいているんですが、編成部に所属していた時、マツコさんをメインに据えて何か番組をやりたいですねと、マツコさんの事務所で話してたんですね。でもなかなかアイデアが出てこなくて、議論が詰まってしまったときに、同じ事務所の映画パーソナリティのコトブキツカサさんがいらっしゃって、みんなで雑談レベルで映画の話が始まったんです。すると、マツコさんが「あ、そうなんだ!」とか「えーーっ!!」って反応するんですよ。マツコさんっていろんな物事や雑学を知っているので、知らないことを聞いてるときのリアクションが面白かったんです。そしたら、これを企画にすればいいんじゃないかとなったのが、きっかけです。本当にたまたまなんですよ。――そんなところから番組が生まれるものなんですね。それから、この番組の主役でもある、マツコさんが知らない世界を紹介する人、河瀬さんは"変な人"という言い方をしてましたが(笑)、どうやって見つけてくるんですか?自分で自分たちのスタッフのことをこう言うのもアレなんですが、優秀なんです(笑)。何かに対して没頭したり、突き詰めている人は、誰かにそのことを知ってほしいという思いが強いので、本を書いたりブログで発信しているから、見つけることはできるんです。そこから、その人たちと粘り強くトコトン会って、この人はマツコさんと絡んだら何かが生まれそうだということを見つけてくる嗅覚が、うちのスタッフにはあるんですよ。――回を重ねるごとに、その嗅覚は鋭くなっているんですか?そうですね。そこで分かってきたのは、お金儲けのためにこれが好きですって言う人は、傾向としてあまり面白くないんです。だからそういう人じゃなくて、本能的に好きになっている人じゃないと番組にはお呼びしていないですね。もちろん本を書いている人もいますけど、その人は本を書くためにやってるんじゃなくて "好き"が本に行き着いただけなんです。――だから、趣味を大成したような人が多いんですね。実際に「この人だ!」と見つけても、断られることは多いんですか?マツコさんに会いたい、話を聞いてほしいという人が多いんです。だから断られることはほとんどないです。――『しくじり先生』(テレビ朝日)は、ほとんど断られると言ってました(笑)うちの番組に出ることで、マイナス要素はほぼないですからね(笑)。それに自分の好きなものを「知ってほしい」と思ってるたちにとって、それを全国規模で発表する場はなかなかないですから。マツコさんの前で自分の好きなものについて話せてすごくうれしかったと、皆さんおっしゃいます。――結構身を削るようなネタをお話になる方もいらっしゃいますもんね。最近は、オファーを出すと「待ってました!」という人もいます(笑)。「『マツコの知らない世界』から連絡が来たら、何をしゃべろうかをずっとイメージしてたんです」って、シミュレーションしてる方もいらっしゃいますね(笑)――この番組に出てくる人たちは、ほとんどが素人さんですよね。にもかかわらず、テレビで上手にプレゼンされています。打ち合わせは相当な時間をかけてしてるんですか?もちろん打ち合わせはしますが、マニアの方々がしゃべりたい、表現したいということを僕らは見ますと言ってるだけです。段取りのための台本を用意したり、ボードを作るなどの演出はしますけど、本番ではマツコさんがしゃべりやすい空気を作るアイドリングトークをしてくれますので、こちらから「これを言ってください」というお願いはしないです。――そうすると、オファーしてから本番まで、どれくらいの期間がかかってるんですか?人によりますけど、長ければ2~3カ月かかることもあります。テレビって、大抵は時間をかけたほうが面白いじゃないですか。でも、瞬発的にこっちが面白そうだなと感じたときは、3週間とかで本番に入るときもありますね。――毎回冒頭でゲストを呼び込む際に、マツコさんの手元にある進行表を映しますよね。あの狙いはなんですか?実はこの番組で、僕らスタッフはマツコさんに「今日はこの世界をやります」って伝えるくらいで、本番前にほとんど打ち合わせをしないんです。マツコさんも事前に内容を聞きたくないそうで、本番はある意味ドキュメントトーク。だから、「台本上にも何も書いてないですよ」ということを示しているんです。●マツコと細木数子の共通点――あらためてマツコさんの魅力について伺っていきたいのですが、『月曜から夜ふかし』をやってる日本テレビの古立善之さんが「VTRの素人さんを笑える空気感と目線を作ってくれる」と言っていました。坂田さんも、そういう部分は感じますか?同じ感じはありますね。マツコさんは、誰よりも人の魅力を見つけるスピードが早いです。スタッフが結構打ち合わせをしないと見つけられなかった魅力を、マツコさんは瞬時に見つけちゃうんですよ。だから、マツコさんが触ったものがゴールドに光り輝くように見えることがあるんです(笑)――神の手ですね(笑)以前番組で「牛タンサイダー」というのを出すときがあったんですよ。実はこれ、とてもおいしいとは言えない物で。でも、マツコさんはそれを飲んで「マズい」と言う直前に顔をしかめて「うわぁ~これ牛タンを食ったあとの口の中だ~!」と付け加えるんです。そうすると、牛タンサイダーが面白く見えて、マズいものさえも光輝かせてしまう。それから、生臭いキャビア味のポテトチップスを出したときも「マズい」って言うんですけど、袋を開けてすぐにその強烈な臭いに対して「そこは(生臭さ)穏やかでいいじゃない!」って言うと、その言い方とか表現方法で魅力的にしちゃうんです。その商品は放送時にもう販売してなかったんですけど「マツコさんがあんなにマズいって言うんだから、どんなもんなんだろう」って多くの人が興味持って、復刻販売されることになったんです(笑)――普通「知らないこと」って興味がわかないですよね。それが、マツコさんを通すことによって面白くなって興味津々になってしまうところに、マツコさんのパワーを感じます。目の前にある情報を、テレビの前の人に分かりやすく魅力的に伝えるのがうまいですよね。食べている味がどうなのかというのを、なんとなくではなくちゃんと考えて話してくれます。――坂田さんは以前、細木数子さんが出演していた『ズバリ言うわよ!』も担当されていましたよね。マツコさんと細木さんって、ズバッと言うところとか、立ち居振る舞いとかが似てるなと思うんですが、どうですか?似てますね! このお2人は、言葉の力が強くて気持ちもこもってるので、発言がズドンと来て流れないですよね。面白いのは、『ズバリ言うわよ!』も『マツコの知らない世界』も、同じ火曜21時枠なんです。たまたまなんですけどね。――事前にスタッフの方が打ち合わせをして、面白いポイントはある程度想定できますよね。それでも、本番が始まって、マツコさんが全然違う方向に持っていって、想定より面白くなるということもあるんですか?全然ありますよ! 僕らが打ち合わせを何回やっても見つけられなかったゲストの魅力の扉を、マツコさんが開けちゃうことは多々ありますね。――スタッフの方への気づかいもすごいと聞きました。たしかにすごいです。マツコさんは女装をされたりして、見た目は"武装"してる感じですが、テレビに出るときは心を"裸"にして、覚悟を決めて収録に臨まれます。台本なし、事前情報なしの状態で素人さんと本番で話す人はなかなかいませんからね。先日も視聴率が良くなかったことをメールすると、すごく熱い返信がありました。――愛があるんですね。マツコさんは、僕に対してすごく厳しいんです。でもその厳しいアドバイスによって、僕がみんなをうまくまとめることができればいいと考えているのかもしれないです。まさに番組の"座長"ですね。―― 一見クールなイメージですが、実際は全然違うんですね。収録時にはスタジオに行く前に、必ず美術さんの部屋に寄って「今日もよろしくお願いします」ってあいさつしたり、カメラマンさんで見ない顔があると「あれ? 新しい人?」って話しかけたりとか、とにかくすごいスタッフに気を配っているんです。●"この人が出てるから見る"という番組を作りたい――これまで、坂田さんはどんな番組を担当されてきたんですか?最初に編集や制作の技術を学んだのは『ウンナンの気分は上々。』です。これは、ナレーションがない番組でした。自分の好きなように撮れなかったので、ロケの段階から何が起こるかを想定しても全く違うことが起こったりして、そのロケ素材をナレーション無しでVTRにしていく作業がものすごいプレッシャーでした。――状況説明は、縦書きのテロップだけでしたよね。そうです。それに、ドキュメンタリーじゃないので笑いを作らなければいけない。それがすごい大変で、医者に「失明するから寝なさい」って宣告されるくらい、寝ないで編集に没頭した時もありました。『ズバリ言うわよ!』で初めて総合演出になったんですが、細木さんとくりぃむしちゅーさんと滝沢秀明君のしゃべりをナレーション無しでつなぐという作業ができたのは『気分は上々。』の経験があったからですね。『マツコの知らない世界』も、この延長線上にあって、ナレーションをほとんど入れてないんです。――ナレーションを入れないことが、ポリシーになっているんですか?というよりは、ナレーションを入れないのが好きなんです。『ガチンコ!』で育っていたら、また違ってたかもしれないですけど(笑)――そうしていろんな番組を経験されて、今後やってみたいという企画はありますか?やりたいことはなんとなくできているんで、今まで仕事でご一緒させてもらった人たちともう1回何ができるのかということに興味があります。ウッチャンナンチャンさんとも、くりぃむしちゅーさんとも、林修先生とも、所ジョージさんとも。みなさんが持つ魅力の相乗効果で化学反応が起きて面白いことが起こる番組を企画してみたいです。この連載で、『しくじり先生』をやってるテレ朝の北野貴章君が、タレントさんに頼りたくないと言ってましたけど、僕は真逆で"この人が出てるから見る"という番組を作りたいんですよ。――『マツコの知らない世界』の立ち上げもそうでしたね。はい。自分がその人のことを好きだから、一緒に番組をやりたいんです。――最近テレビの規制が増えてきたということがよく言われますが、それを感じることはありますか?あんまり意識はしてないですね。規制が増えたというのはよく言われることですが、僕は"規制が増えたからできない番組"を今作ったところで、視聴者に受け付けられず視聴率は取れないと思うんです。よく「面白い番組を作りたい」って言う人がいますけど、テレビ局にいる限りは視聴率をとるというのが大前提。一方で、「面白いこと」だけを考えている人がいなかったらテレビはダメになっちゃうとも考えています。――そんな坂田さんにとって、影響を受けたテレビ番組を1本挙げるとすると、何ですか?『8時だョ!全員集合』(TBS)ですね。やっぱり自分が"テレビ"というものを意識して見たのは『全員集合』からですし、本能的に見て面白かったし、毎週放送日が楽しみだったし、必ず家に帰って見ていたし。そのころの「ドリフターズに会いたいな」っていう気持ちのままテレビを作ってるから、僕の企画内容は"人"ありきなんだと思います。――いろいろお話を聞かせていただき、ありがとうございました。最後に、気になっている"テレビ屋"をお伺いしたいのですが…『しゃべくり007』の総合演出になった日テレの藤森真実さん。1回会ったことはあるんですが、酔っ払っちゃって途中で寝ちゃって(笑)。僕、マツコさんに「おまえは頭が"男脳"過ぎる」って言われるんです。マツコさんは「これからテレビは、女性が楽しむものが主体になってくる」とおっしゃってるんですが、若くしてバラエティの総合演出をやっている女性はなかなかいません。くりぃむさんに藤森さんの評判を聞くと、上田さんも有田さんも「すげぇいいよ!」ってベタ褒めなんです。――どんなところを評価されていたんですか?例えば有田さんは「ここまではOAで使わないだろう」と思っているラインを考えて収録に臨んでるというんですが、放送を見ると「えっ? ここまで使ってんの!?」と思ったことがあったそうなんです。それで、藤森さんに一言注意しようと思ったらその回の数字が良かったんですって(笑)。彼女なりの面白いという感覚があるんでしょうね。この連載に登場するのも男の人ばかりですし、今のテレビは男の本能で決めつけている部分があると思うので、藤森さんがどういう感覚や意識で番組を作っているのかが知りたいですね。そもそも女性・男性の意識もしてないかもしれないですが(笑)
2016年12月06日心がキレイな人って、一緒にいるとこっちまで清らかな気持ちになっちゃいます。男性的にもその気持ちは一緒!清らかな佇まいは、「一緒にいたいな・・・」とガッチリ男性の心をつかみとれるようです。そこで、今回は女神のごとき美しさを感じられる女性の条件を4つ紹介しましょう。■1.常に感謝をする清らかさ「感謝できる人っていいですよね。こういうのは基本的なことだからこそ、抜けてると目立つことです。なんでも『ありがとう』って態度で接してくれれば『やってよかったな・・・』って気持ちになりますし、感謝できること自体が魅力の一つです」(20代/販売)感謝は男性の心を清らかにしてくれる効果があります。というより、人間ならだれでも感謝されて嬉しいですもんね。この感謝を常にする姿勢はとても大きいので、すぐに実践しましょう。感謝するだけで効果があるのですから!■2.輝かしき前向きな姿勢「前向きな女性には独特の魅力がありますよ。うつむきがちだと、どうしても負のオーラが出ちゃいますからね。いつでもポジティブに考えている人は雰囲気も明るいですから、一緒にいたいなって思う大切な要素です」(20代/SE)この前向きさは雰囲気に色濃くでますから、とっても重要。男性でも「俺はダメだ・・・俺なんて・・・」って人のネガティブオーラには触れたくもないですよね。前向きで光を求めている姿勢は、それだけで魅力的!一気に雰囲気が変わるので、なりたい自分を描いて女磨きをするなど、目標に向かうのがいいでしょう。なにもない状態から目標に向かうだけでかなり印象変わりますよ!■3.常に微笑みを絶やさない麗しさ「微笑を携えてるって、なんであんなにいいんでしょう。思わず近づきたくなる・・・というより、近寄りやすさや親しみやすさを感じられるんですよね。作り笑いではなくて、心の清らかさが感じられる優しい微笑は癒しの効果がありますよ」(30代/広告)作ったような笑顔ではなく、常に笑顔を絶やさない心の余裕にも魅力を感じるとのことです。たしかに笑顔は心に余裕がなければ生まれない・・・笑顔になるから、心が軽くなるというのもありますけどね。なら笑顔でいることを意識すれば、おのずと雰囲気は清らかになってくるってこと!愛想笑いではなく、微笑むことを意識するのが大事そうです。笑顔は相手だけでなく、自分もハッピーにしてくれますから!■4.慈悲深き姿はまさに女神「こっちがミスしても、キーキー喚かずにちゃんと話を聞いてくれて、受け入れてくれる姿勢ってなんか・・・もっと頑張ろうって気になりますよ。この人と一緒にいたら、僕はもっとちゃんとしようって気に。それでいて、悪いことはちゃんと諭してくれるってなれば、一生そばにいてほしいって思いますね」(20代/IT)慈悲の気持ち・・・ヒステリックな女性は嫌われますが、まさに正反対ですね。穏やかな優しさに包まれた姿勢は男性の心にズドン!と響くようです。寛大な心は男性に求められて止まない・・・かといって浮気や夜遊びを許すというわけではなく、ダメなことを静かに諭せるのも、深い愛が感じられて好感度バツグン!けっしてヒステリーにはならないように、ご注意です。■おわりに癒しと愛しみを与えるその姿は多くの男性の心をつかみます。女神な心をもっていれば雰囲気が魅力的になること間違いなしなので、顔立ちがどうのこうのは二の次になるという意見も多いです。心が美しければ、美しい男性とお近づきになることも叶うでしょう!(大西薫/ハウコレ)
2014年11月19日飛行機事故に遭う確率よりクルマの事故に遭う確率の方がはるかに高い、なんてことが言われます。地方に行けばクルマがないと生活できないことも多く、日常生活の足として使っていればそれだけ事故に遭う可能性も上がります。さて、交通事故に遭ったことのある人はどのくらいいて、その内容はどんなものでしょうか? 聞いてみると「痛い話」が多かったのです。調査期間:2012/4/3~2012/4/7アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)どのくらいの人が自動車事故経験者なのかを聞いてみました。Q.あなたは自動車事故に遭ったことがありますか?はい22.4%いいえ77.6%なんと22%、つまり5人に1人は自動車事故に遭ったことがあるのです。結構な高確率ではないでしょうか。自分が起こさなくても、向こうからやってきて事故になるのも自動車事故のイヤな所です。どんなヒドイ目に遭ったのかを聞いてみました。●おじいさんが突っ込んできた!普通に運転していたら、横からおじいさんが自転車で突っ込んできた。それほどスピードを出せる道ではないし、後部座席のドアがボコボコになっていたことから、警察にも同乗されたが、車の方が悪くなってしまうのが現実。もう運転するのが嫌になった。(東京都/男性/29歳)交通弱者と定義されている「歩行者」、またより立場の弱い「自転車」との事故になると、やはりクルマの方が悪いとされます。「納得できねー!」と思っている人は多いかもしれません。●彼氏の取り乱しようがハンパなかった彼が運転している車で、二人とも居眠りしてしまい反対車線の電柱に突っ込んだ。電柱は倒すわ、車は廃車になるわで散々な目にあった。だが、交通量の多い時間帯・道路で、ほかの車を巻き込まなかったこと、対物で済んだことはとても幸運だった。その時の取り乱した彼は今思い出しても情けなく、むしろ「ここは自分が!」と彼を守っていく気持ちになった。警察の人にも、すぐさまレンタカーを手配して借りてきた私に対し「かっこいい彼女だね(苦笑)」と言われた。保険の大切さが身にしみた。(千葉県/女性/25歳)いざという時には女性の方が落ち着いているものです。それにしてもこの人は男前です(笑)。●逃げやがった! その1スーパーの駐車場で白線内にきれいに駐車しているのに、激しく当て逃げされたこと。警察にも報告したが、見つからないと言われてどうしようもないとのことだったので、保険もおりなかった。(沖縄県/女性/31歳)これは切ないですね。クルマのエンジンが止まっていても動作するドライブレーコーダーを付ければ、ある程度は防げるかもしれません。●逃げやがった! その2チャリを運転していたら軽トラに巻き込まれた。自転車ごと倒れ、痛くて動けなかったら、死んだと思ったらしく、そのまま逃げられた。(福島県/女性/27歳)これはヒドイです。 このドライバーを捕まえることはできたんでしょうか!?●割り込みすんな!タクシーに急に割り込まれ、銀座のど真ん中で衝突。(神奈川県/男性/27歳)「運転がうまいはず」とされている個人タクシーにも「ド下手がいる」と思うのは、筆者だけなのでしょうか?●田んぼにズドン!母親の運転する車が雪道でスリップして田んぼに突っ込んだ。(神奈川県/女性/25歳)お母さんなんであまり文句も言えませんね。母娘とも無事で取りあえず良かったですよ!●金持ちなのに……任意保険無加入の軽トラにほぼノーブレーキで追突された。さらに腹が立つのが、その軽トラのオーナーがベンツに乗って現れたこと。(群馬県/男性/30歳)事故を起こしたせいでそのオーナーは任意保険無加入がバレて、大変なことになったと思いますよ。そのベンツの方も任意保険無加入だったんでしょうか?●「えっ? 私のせい?」原付バイクに乗っているおばさんとぶつかって、そのおばさんに「大丈夫?」ではなく、「ちゃんと見なきゃダメよ」といわれた。(埼玉県/女性/28歳)なぜおばさんというのはあんなに自信満々なのか、なぜ「自分は悪くない」と確信しているのかを小一時間聞きたいですね。●フロントガラスが粉々対向車線でのサイドミラー同士の接触。ミラーが戻ってきて、運転席のフロントガラスを粉々に割ってしまった。(大阪府/女性/25歳)お互いによっぽど道路中央に寄っていたんですね。道路幅が狭かったんでしょうか。しかし、フロントガラス粉々は痛い。10万円ぐらいの出費になりますからね。●ゆっくりひかれた自転車で走っていたところ、右側から来た車とぶつかった。車はブレーキをかけたけれど間に合わず、自転車ごと倒れた私の右足の甲をタイヤがゆっくりひいて止まった。(愛知県/女性/28歳)「ゆっくりひきやがった」というところがポイントです。ちなみにクルマに足をひかれたという人は結構いるもんで、聞いてみると筆者の周りにも2人いました。●店はほぼ無傷コンビニの駐車場でバックしすぎた。店舗の外に設置しているものにぶつかり、自分の車がめちゃくちゃになった。でも店舗のものにはさほど傷がつかずよかった。(北海道/女性/31歳)お店を気遣う優しさがあります(笑)。筆者は、コンビニでバックしすぎて店に突っ込んだクルマを見たことがあります。ちなみにドライバーは高齢者でした。●下り最速伝説!?峠を走っていてスピンしてガードレールに衝突。(兵庫県/男性/43歳)峠攻めで起こった出来事でしょうか。命があって良かったですよ、これは。●お菓子で許して会社の駐車場で駐車の時、隣の車にかすってしまった。たまたま知り合いの人で、大丈夫ですと言ってくれたため、お菓子を渡しただけで終わった。(兵庫県/女性/28歳)「法律上はいかがなものか」という話ですが、「お菓子で済んだ」のは良かったですな。●頼むよじーちゃん駐車場にとめてあった車に、アクセルとブレーキを踏み間違えたおじいさんの車が突っ込んだ。(千葉県/女性/26歳)高齢者ドライバーは危ないですよ。本人も危険ですが、周りも危険です。最近では免許の「自主返納」も行われているようですが……。●日曜日はダメよ!自分がサンデードライバーにはねられた。(東京都/男性/34歳)土日にしか運転しないというドライバーは危険です。都内では実は「土日の方が危ない」という話があります。サンデードライバーがフラフラ走っていて、自分は気をつけていてももらい事故する率が上がるというのです。●高速道路でバースト高速道路を走行中に突然タイヤが破裂するというもの。(北海道/女性/25歳)よく無事でした。高速道路での事故は大事故につながりやすいものですが、この人は落ちついて対処できたんでしょうね。●トリプルアクセル!高速道路で3回転スピンしてようやく止まった。(北海道/女性/26歳)これも高速道路上での離れ技(?)です。よく無事でした!●気づいたら病院運転してたら急に目の前が真っ暗になって意識なくなって、気づいたら病院で処置を受けてた。後から聞いたら、電柱にぶつかってたみたいで、車は一発廃車になった。全身いたる所を骨折して3カ月入院の重傷だった。(熊本県/女性/24歳)このように「気づいたら病院だった」という経験をする人は珍しくありません。脳が「痛みに関する記憶」を消してしまうからです。それにしてもこの方、命が助かって良かったです。無事でなにより。自動車事故でヒドイ目に遭った話を集めてみましたが、とにかく「命あっての」であります。クルマを運転する時は十分にご注意を!(谷門太@dcp)
2012年08月25日パソコン、携帯メールと文字を書くことが減ってきている昨今。高校生の間ではアナログの極地とも言える“書道”がブームになっているという。昨年は、大河ドラマ「天地人」の題字を描いた書家・武田双雲氏がクローズアップされたり、“書の甲子園”を目指す書道部員たちをコミカルに描いた河合克敏氏の人気漫画「とめはねっ! 鈴里高校書道部」がドラマ化されるなど、メディアでの注目度も上がっている。そんなブームの中、“紙の町”として紙の生産高日本一を誇る愛媛県四国中央市の県立三島高校書道部員たちは、不況の波が押し寄せる地元をJ-POPや洋楽にのせダンスをしながらメッセージを綴る“書道パフォーマンス”で活気付けるための活動を始める。その熱は徐々に大きくなり「書道パフォーマンス甲子園」という大会にまで発展。この模様が日本テレビ「ズームイン!!SUPER」で放送され大反響を呼び、映画『書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園−』となった。「書道って硬いイメージだったんですけど、初めて書道パフォーマンスを見たときには、あまりに開放的で驚きました。文科系の部活というより、新しいスポーツを見ているようで、感動しました」と語ってくれたのは、本作で天才肌の書道部員・岡崎美央を演じる山下リオ。美央は書道の才能に恵まれながらも、母が入院したため部活に参加できなくなり、バイトと看病に明け暮れる日々を過ごす、薄幸の美少女といった印象だ。「実は、美央の最初の設定は“ヤンキー”だったんです(笑)。そのイメージを自分の中で固めすぎてしまって、普通の女の子に変更されてからの人物像の切り替えに苦労しました。彼女はすごく頑張り屋さん。自分を犠牲にして頑張って、そのために殻を作ってしまう。でも、芯はそんなに強くないんです。苦労している分、書道部メンバーの中では一番の大人なんじゃないかな、と思います。美央と私は、“話しかけづらい”というところが似ていると思います」と山下さんは美央の人物像を分析する。一方、書道部部長の早川里子(成海璃子)は書道教室を営む厳格な父に英才教育を受け、不自由のない生活を送っている。書道の実力を認められているが、自分の字より美央の字を褒める父に反発し、顧問の池澤先生(金子ノブアキ)に「お前の字はつまらない」と言われたことが心に引っかかる。自分とは正反対の美央の自由でしなやかな書に嫉妬のような感情を覚え、彼女の事情を知らずに不用意な言葉で言い争うことも。「里子とはケンカをするシーンが多かったのですが、里子も美央も不器用なんですよね。自分を上手く表現できないから張り合っちゃう。そんなふたりでも、通じ合っている部分があると思って演じました」。ふたりの反発が物語に緊張感を与えるが、書道部員を演じるのは同世代の若手女優たち。その撮影現場は和気藹々で、四国ロケ中はホテルの部屋でガールズトークに花が咲いたそう。「現場でもちょっと気を抜くとキャーキャーしちゃって(笑)。璃子ちゃんは、そんな私たちを引き締めてくれて、現実でも部長的な役割でした」と、本当の部活合宿のように撮影を楽しんだようだ。「撮影前、それぞれの役柄に合った書体を決めるために、まず自分の字を書いたんです。その時に璃子ちゃんが書いたのはズドンとした真っ直ぐな文字で、字と本人の印象が同じだったのでビックリしました」。文字は体を表すというが、劇中に登場する文字も、それぞれの個性にあった書体が選ばれているそう。「書道はどちらかというと苦手で……。学校のコンクールの特選さえもとったことがありません。1日4〜5時間、基本からパフォーマンス用の大きな紙を使う練習まで撮影含めて2か月間続けました」という努力を経て撮影に臨んだ彼女たち。最後の見せ場となる書道パフォーマンス甲子園には、本物の書道ガールズたちも出演。成海璃子演じる書道部長・里子は、300名の観衆を前に6×8メートル四方の巨大な紙に墨を含ませると20キロにもなる大筆で地元や周りの人々にエールを送るべく文字を書く。「あのシーンは、いま思い出してもゾクッとします。吹き替えなしの一発本番だったので“失敗できないぞ”という緊張感が部員全員に漂っていました。私はみんなと一緒になるシーンがあまりなかったので、この大会のシーンで初めてチームワークを感じることができました。全員でのパフォーマンス練習がほとんどできなかったので、緊張も一層増して。書き終えたときのお客さんの拍手が体の芯に届きました。一番大変だったけど、楽しかったシーンです。いろいろな思いが詰まっています」。片田舎の高校の部活から、全国規模のイベントにまで発展した“書道パフォーマンス甲子園”。夢をあきらめずに努力する高校生たちの姿が清々しいほどの感動を呼ぶ。『ウォーターボーイズ』、『スイングガールズ』と部活モノ映画の名作は多いが、本作は高校生たちだけではなく、それを取り巻く様々な大人たちにも感慨を与える作品だ。物語のラストのパフォーマンスで里子が書く“ある文字”が全ての人へのエール。その“ある文字”は劇場で確認してほしい。(text:Yukari Sakamoto)桜庭ななみ インタビュー■関連作品:書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園− 2010年5月15日より新宿バルト9ほか全国にて公開© NTV■関連記事:成海璃子カンヌで“最後の”書道パフォーマンスを披露することが決定!成海璃子大筆20キロを持ち駆け回る大熱演『書道ガールズ!!』成海璃子がロケ地の四国中央市に凱旋自ら出口で観客をお出迎え!『書道ガールズ!!』桜庭ななみインタビュー 「何かを与えられる女優になりたい」成海璃子、体調不良をおして書道パフォーマンス披露
2010年05月14日