生理不順やホットフラッシュをはじめとする体調不良に見舞われる更年期障害。アンアン読者世代は多分、「それっておばさんの悩み。私には関係ないわ」と思っているはず。確かにそうだけど、最近は同様の症状が起こる20代女性も増えているとか。ストレスや過激なダイエットなどのせいでホルモンバランスが乱れてしまうのが原因らしく、体は本当に正直だよね。映画『更年期的な彼女』は医師から若年性更年期障害と診断されてしまったヒロイン、チー・ジアが逆切れとしか思えない行動を取るところから始まる。バスで「おばさん、どうぞ」と席を譲ってくれた少女のほっぺをギュッとつねるチー・ジアは、周囲の冷ややかな視線にも無頓着。診断にショックを受けたのはわかるけど、それってやりすぎじゃね?と思っている矢先、回想シーンにてチー・ジアのストレスの理由が明かされる。大学の卒業式会場に向かってウェディングドレス姿で疾走するチー・ジア。北京の企業に就職も決まっている成績優秀な恋人にプロポーズして、卒業と結婚を同時に祝おうという計画なのだ。大学きっての美女と評判の彼女は自分の行為に夢中で、「あなたと結婚してあげる」と超上から目線のプロポーズにドン引きな恋人リウ・チョンの表情にも気づかない。こんな押し掛け花嫁、いくらなんでも困るって。もちろんチー・ジアの壮大な夢とプライドはズタズタに砕け散り、26歳になった今も尾を引く傷心が若年性更年期障害を誘発したというわけ。一種の恋の病ね。「若くて美人な私がなぜ!」と激おこぷんぷんなチー・ジアが親友リンと冴えない元同級生ユアンの助けを借りて恋の病を克服しようと頑張る姿を追う展開の本作、彼女の思考回路がエキセントリックなのがポイント。落ち込むと大酒を飲み、やさぐれる。元恋人から結婚式の招待状が届くや(送るな、と思うよ)、仰天の略奪婚をもくろむあたりは、痛いを通り越して危険。演じるジョウ・シュンも吹き替えの藤原紀香さんもキュートなので許せるけれど、可愛げがない女性がやると超絶ホラー。恋人に選ばれなかったのは悲しいけれど、教会のいちばん後ろの席で「くたばっちまえ」と毒づくくらいにしよう。で、そのチー・ジアから毒抜きしようと頑張るのがユアン。実は彼女をずっと想い続けていた設定が物語にふくらみをもたせる。チー・ジアに漢方薬を煎じたり、ヘルシーなお弁当を作ったり、エクササイズを指導したり。ユアンの健気さにまったくほだされないチー・ジアってどうなの?という疑問が湧かないでもないが、演じるのが“小さい瞳のアイドル”とあだ名された地味顔のトン・ダーウェイだから説得力あり。この映画は、『猟奇的な彼女』や『僕の彼女はサイボーグ』を作ったクァク・ジェヨンの“彼女”シリーズ最終章。男性は破天荒な女性に翻弄される宿命なので、冴えない外見にこそリアリティがあるのだ。ま、この種のラブコメでリアリティうんぬんを語るのはピント外れだけどね。果たしてチー・ジアは幸せをつかめるか?は映画を観てのお楽しみ。ただ恋の病や日々のストレスに心当たりがある人はもちろん、そうじゃない女性も若年性更年期障害について考えてみるいい機会だよ!◇監督/クァク・ジェヨン出演/ジョウ・シュン、トン・ダーウェイ、ジャン・ズーリン、 ウォレス・チョンほか 吹き替え/藤原紀香ほか 主題歌/華原朋美4月8日よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国順次公開。※『anan』2016年4月13日号より。文・山縣みどり
2016年04月08日オリンパスは3月29日、タフシリーズのフラッグシップカメラ「OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough」専用のフラッシュディフューザー「FD-1」を発表した。発売は4月28日。希望小売価格は8,100円(税込)。カメラ本体に装着し、内蔵フラッシュの光を円形に配された反射面を使って照射。光がまわりにくい場所へもほぼ均一に光を届ける。被写体に近づいて撮影するマクロ撮影時、とくに本カメラの特徴でもある顕微鏡モードにおいて、被写体ブレを抑えて明るくクリアな画像が得られるとしている。上面には発光量を切り替えられるレバーを装備し、約1.4段分の減光が可能。フラッシュ光によって照らされた被写体と背景の露出差を利用して、被写体を一層きわ立たせた撮影も行える。使用可能焦点距離は5.5~18mm(35mm判換算で30~100mm)、撮影可能距離(顕微鏡モード時)が20~300mm。本体サイズはW80.6×D19.8×H60.7mm、重量は20g。カメラにシリコンジャケット「CSCH-122」を装着したままでも取り付けが可能だ。また、FD-1の発売にあわせて「OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough」の最新ファーム(Ver.2.0)を提供する。撮影メニューのアクセサリーに「FD-1」モードが追加されたほか、顕微鏡モードでは自動で強制発光になる。フラッシュ補正(±2.0EV、0.3EVステップ)も可能。顕微鏡モードの露出プログラムはFD-1に最適化。感度を低く設定することで、ノイズの少ない高画質撮影が可能になる。このほか、「A」「P」「顕微鏡」の各モードで撮影設定を保持可能、インターバル撮影枚数が299枚まで増加、ファイル名メモリーをリセットとオートから選択可能、といった改善が図られた。
2016年03月29日東芝は3月17日、3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH」の生産拡大を目的に、三重県の四日市工場に隣接する土地に新たな製造棟を建設すると発表した。新製造棟の建設には約3600億円が必要になると見込まれており、実際の建設時期、生産能力、生産設備などの詳細は2016年度中に決定する予定。また、米国サンディスクとの共同出資に関する交渉についても今後進めていく。なお、今回の件は2016年4月以降の実行を予定しているため、2月4日に公表した2015年度の通期連結業績予想へは影響がないとしている。
2016年03月17日EMCジャパンは3月2日に都内で記者会見を開催し、オールフラッシュストレージである「VMAX オールフラッシュ」の新製品「EMC VMAX 450」「EMC VMAX 850」の2機種と共有ストレージシステム「EMC DSSD(ディエスエスディ) D5」を発表した。VMAX オールフラッシュはファイル、オープンシステム、メインフレームをネイティブにサポートしたオールフラッシュストレージ。アーキテクチャは、3次元NANDフラッシュ(以下、3D NAND)テクノロジーを搭載しているほか、多次元スケール、大規模書き込みバッファキャッシュ、バックエンド書き込みアグリゲーション、IO処理、フロントエンド/バックエンドの帯域幅などを通じて、フラッシュドライブテクノロジーのメリットを引き出すという。2機種はFおよびFXのパッケージソフトウェア型モデルで提供し、VMAX 450F、VMAX 450FX、VMAX 850F、VMAX 850FXを揃える。450F/850Fは、データ移行ツールやVVOL、QoSに対応しているほか、管理ツールとしてのUnishere、データストレージアナライザを備え、ローカルレプリケーションなどがある。450FX/850FXはFモデルに含まれるものすべてに加え、SRDF/Metro、Cloud Array Enabler、データ暗号化、eNASなどを有する。Fモデルは基本OSとローカルレプリケーション、FXは基本OS、ローカルレプリケーションに加え、リモートレプリケーションが含まれるという。新製品の説明を行ったEMCジャパン システムズエンジニアリング本部 プロダクトソリューション統括部 統括部長の永長純氏は「単純にVMAX3にSSDをフル搭載したものではなく、完全にオールフラッシュに対応したアーキテクチャとOSになっている。また、スモールスタートが可能であり、V-Brickの1エンジンと58TBのディスク、ソフトウェアからスタートする。容量を増やしたい場合はフラッシュパック(SSDが8本)を1筐体につき25パック追加し、スケールアップする一方、ディクス容量は必要ないがパフォーマンスなどを向上させたい場合はエンジンを搭載しているV-Brickを追加することでスケールアウトが可能だ」と述べた。○開発に5年を要したDSSD D5の驚異的な性能一方、DSSD D5は5Uサイズで共有フラッシュストレージを最大48クライアントに提供。PCIe Gen3を通じて各ノードに接続し、NVMeテクノロジーを活用することでPCIアタッチフラッシュのパフォーマンスを実現。同時に、コンピューティング環境から分離したスタンドアロンアプライアンスとして、共有ストレージのメリットも提供し、平均100μsのレイテンシ、100GB/sのスループット、最大1000万IOPSを実現するという。EMC アジア太平洋地域および日本 DSSD部門 セールス&事業開発 ディレクターのマイケル・レオン氏は「開発に5年を要したNVMe(Non-Volatile Memory Express)共有ストレージシステムだ。36枚のフラッシュモジュールを備えているが、SSDではなく、ホットスワップをするためだ。また、管理はモジュール単位ではなく、1万8000個のNANDチップ単位で管理しており、高度なパフォーマンスを可能としている。容量は36TB、72TB、144TBを揃え、デュアルポートPCIe Gen3×4で接続する」と新製品の特徴を訴えた。また、独自のアルゴリズムであるスペースタイムガベージコレクションでホットスポットとコールドスポットを識別するほか、NANDチップの劣化を判断し、コントロールを行うフラッシュフィジックスコントロールや独自技術により可用性を高めたRAID 6技術「Cubic RAID」などで高い信頼性を担保していると同氏は強調した。ターゲット市場はハイパフォーマンスデータベースおよびデータウェアハウス(Oracle、PostgresSQLなど)、大規模並列処理データベース(Netezza、Greenplumなど)、Hadoopベースのハイパフォーマンス アプリケーション(Hbase、さまざまなSQL-on-Hadoop環境、Sparkを含む)、ハイパフォーマンスカスタムアプリケーション(SAS、GPFSなど)を想定し、リアルタイム分析やゲノム研究、不正検出、証券モデリング/石油・ガスの採取シミュレーション、リスク分析などが可能だという。業界別市場としては、金融サービス、政府官公庁、ITおよび通信、メディア、特定のハイパフォーマンス コンピューティングリサーチを含む各業界をターゲットとして展開していく方針だ。
2016年03月03日Nimble Storage Japanは3月2日、都内で記者会見を開催し、オールフラッシュストレージの新製品「Nimble Storage AFシリーズ」を発表した。Nimble AFシリーズは、エントリーモデル「AF3000」(最大335TB/5万IOPS)から、「AF5000」、「AF7000」、ハイエンドモデル「AF9000」(最大2PB/30万IOPS)まで、全部で4つのモデルがあり、出荷開始は3月2日。韓国Samsung Electronicsの3D V-NANDフラッシュメモリ(SSD)「PM863シリーズ」を搭載しており、同社独自のアーキテクチャ「CASL(キャスル)」によりフラッシュの寿命を7年に拡張しているという。最上位モデルであるAF9000は、最大35万IOPSのパフォーマンスを1ミリ秒未満のレイテンシで実現しており、有効容量は12Uの筐体で2PB以上に拡張可能だという。さらに、同製品は4ノードのスケールアウトクラスタ構成により、パフォーマンスを最大120万IOPS、有効容量8PB以上まで、無停止かつ個別に拡張することができるという。また、SSDとHDDを組み合わせたハイブリッドストレージ「Nimble Storage CSシリーズ」と共通のユニファイドフラッシュファブリック統合アーキテクチャにより開発されており、アプリケーション特性やレイテンシ要求レベルに応じて両シリーズを混在させたスケールアウト構成やレプリケーション(バックアップ/DR)構成を組むことが可能だという。Nimble Storage Head of Product Marketingのガヴィン・コーエン氏は新製品の特徴として「パフォーマンスと拡張性、可用性、TCOの削減が図れる点を挙げ、パフォーマンスと拡張性について、無停止状態でアレイ内の容量追加やCPUコントローラのアップグレード、最大4つのアレイまでスケールアウトできる。最大2PBの有効容量があり、30万IOPSまで拡張でき、クラスタ化することで最大8PB、120万IOPSまで拡張が可能だ。コスト低減については少ないメモリ量での動作や、3D-NANDの採用など実現している」と強調した。そして「インラインの可変長ブロック重複排除、可変長ブロック圧縮、ゼロパターン除去、シンプロビジョニングとゼロコピークローンといったデータ削減テクノロジーを導入している。さらに、年間96秒以下の可用性や予測分析、トリプルパリティRAID、データ保護、アプリケーション粒度の暗号化とデータシュレッディングによる安全性をはじめとした耐障害性を備えている」と新製品の優位性を訴えた。続いて、Nimble Storage Japanのマネージングディレクターの西岡正氏が国内におけるビジネス戦略について説明を行った。同氏は「現在、日本の顧客数は実営業期間2年間で約100社だ。2016年は、あらゆる分野の中堅企業を中心に地方自治体、病院、学校、サービスプロバイダーなど裾野を広げ、顧客数を倍増にする」と国内販売の意気込みを語った。
2016年03月03日パシフィコ横浜で開催の「CP+2016」、サイトロンジャパンブースでは、中国の「LAOWA」というメーカーのレンズを3本と、フラッシュを展示していた。レンズは3本ともフルマニュアルで操作するものだが、少し変わった機能のレンズばかりである。「LAOWA 60mm F2.8 Ultra-Macro」は2倍までのマクロ撮影ができるレンズだ。14枚の絞り羽根でボケにこだわっているそうだ。APS-Cサイズのセンサーを搭載したカメラに対応する。「Laowa Zero-D 12mm F2.8」は、35mmフルサイズセンサーのカメラに対応する12mm/F2.8レンズだ。「Zero-D」とはゼロディストーションのことで、ディストーションを抑えたレンズとのこと。マウントはキヤノン、ニコン、ソニーA、ソニーE、ペンタックスK用が発売予定となっている。「LAOWA STF 105mm F2」は参考出品で、日本発売は未定のレンズだ。このレンズには絞りが2つ付いており、1つは通常の絞りで、もう1つはボケ具合のコントロールを担う。以前、ミノルタから発売されていたレンズと同様の機能と思われる。「Macro Twin Light KR-800」は、2つの発光管と1つのLEDで構成されたフラッシュだ。発光部がフレキシブルアームで動かすことができ、出力はそれぞれ独立してマニュアル設定する。LEDはフォーカス用のためか、拡散せずにスポットライトのように照射範囲が狭くなっていた。
2016年02月29日EMCジャパンは2月23日、都内で2016年の方針説明会を開催した。説明を行った同社の代表取締役社長である大塚俊彦氏は2016年はオールフラッシュの年だと強調し、各種施策について説明を行った。最初に大塚氏は「2015年のグローバル成長率は5%であり、ミッションクリティカルなクラウドを提供するVirtustreamを買収した。製品のハイライトはオールフラッシュストレージである『XtremIO』のグローバル売上高が10億ドル、コンバージドプラットフォーム関連のグローバル売上高は30億ドルだったことだ。一方、日本市場の伸長は国内マーケットシェアは2015年第3四半期の外付けストレージで第2位、XtremIOはオールフラッシュアレイで第1位となった」と昨年の実績に触れた。これからの15年について同氏は、これまでの15年は企業基幹プロセスの効率化やサービスレベルの向上を図ってきたが、2030年に向けての展望としては次世代アプリケーションによる企業競争力の向上を図るデジタルトランスフォーメーション、既存アプリケーションのコスト効率向上を目指すITトランスフォーメーションを両輪で推進していくことが企業、われわれにとって最重要課題だと語る。そして、同氏は「われわれの戦略としてもデジタルトランスフォーメーションをプラットフォーム3、ITトランスフォーメーションをプラットフォーム2として取り組み、ストレージプラットフォーム、コンバージドプラットフォーム、ソリューションの3つのカテゴリーで顧客を支援していく」と述べた。プラットフォーム2は伝統的な3階層のWebアプリケーションでWeb階層の下にアプリケーションサーバーがあり、バックエンドには大型のリレーショナル データベースが配置されており、システムの汎用性は高く、さまざまな業務のインフラとして利用することが可能。一方、プラットフォーム3は新しいアーキテクチャを備えたシステムで、全体としては大きなWeb階層を構成している。アプリケーションはPaaSアプリケーション=マイクロサービスとして配置されており、バックエンドも伝統的なリレーショナルデータベースではなく、さまざまなデータファブリックとなる。そのうえで同氏は「特にストレージプラットフォームとコンバージドプラットフォームに注力する。ストレージプラットフォームはパフォーマンス重視型、キャパシティ重視型、プラットフォーム2、プラットフォーム3の4象限で考えている。プラットフォーム2のパフォーマンス重視型は高速、安定運用、キャパシティ重視型はBCP、データ保護となる一方、プラットフォーム3のパフォーマンス重視型は超高速、大量データ、キャパシティ重視型は大容量、コスト最適化などアプリケーションの要望に基づいて4つに分類される。2016年はプラットフォーム2のパフォーマンス重視型に該当するオールフラッシュの年だと考えている」と強調した。現在、I/O、コストパフォーマンスの向上やスペース、電源、冷却設備のコスト削減なども図れるほか、ハイエンドストレージのアーキテクチャを移植し、ミッションクリティカルに耐え得るオールフラッシュストレージであるXtremIOの採用が進んでおり、大塚氏は今後のミッションクリティカルを支える次世代ストレージの主役だと胸を張る。また同氏は「これまで日本の顧客は部分導入が多かったが、これからは本格的なオールフラッシュデータセンターとして検討する顧客が増えてくるだろう。金融機関や製造業、流通産業など幅広い産業で採用があり、カカクコムは80%の物理ストレージを節約したほか、IDCフロンティアは2~40倍のIOPSを実現している」と最近の事例を紹介し、XtremIOの優位性を訴えた。一方、コンバージドプラットフォームについて同氏は「データセンター技術のシフトとして2014年はハイブリッドアレイが主体だったが、2016年はコンバージドインフラストラクチャなどの割合が増加することが見込まれる。2018年にはオールフレッシュアレイやコンバージドインフラストラクチャがさらに拡大し、ハイブリッドアレイを逆転することが想定されており、コンバージドプラットフォームの採用がグローバルに進むだろう。われわれはブロックとラック、アプライアンスの3種類のコンバージドプラットフォームを提供している。データセンター向けのブロックはミッションクリティカルなアプリケーション、ラックはスケールアウトしていく特徴をそれぞれ有し、部門や店舗向けアプライアンスはハイパーコンバージドインフラストラクチャとして活用できる」と語った。そのような状況を鑑みて「今年のキーワードとして『モダナイズ』を掲げ、最新鋭のビジネスプラットフォームを提供していく。それらを構成する要素としてフラッシュ、コンバージドプラットフォーム、ハイブリッドクラウドの3つがあり、イノベーションの核となる」と主張した。最後に、2016年の重点施策として顧客への貢献とパートナー協業の強化、ライフサイクルアプローチの強化、Great Place to Workの推進の4つを挙げ、顧客のデジタルトランスフォーメーション、ITトランスフォーメーションを推進していくと力を込めた。
2016年02月24日東芝は17日、15nmプロセスによるTLC NAND型フラッシュを採用したクライアント向けSSD「SG5シリーズ」の製品化とサンプル出荷の開始を発表した。フォームファクタは7mm厚の2.5インチサイズとM.2 2280(片面実装/両面実装)の3種類をそろえる。容量ラインナップは、2.5インチサイズが、128GB / 256GB / 512GB / 1TBの4モデル、片面実装のM.2 2280が128GB / 256GB / 512GBの3モデル、両面実装のM.2 2280が1TBのみ。いずれもインタフェースはSATA 6.0Gbpsで、転送速度はシーケンシャルリードが最大545MB/s、シーケンシャルライトが最大388MB/s。平均故障時間は1,500,000時間。独自の誤り訂正技術「QSBC(Quadruple Swing-By Code)」を搭載。複数のエラー訂正回路により、SSD内部で発生するさまざまなエラーに対処することで、効率的で精度の高い処理を実現するという。なお、同じ東芝製15nm TLC NANDフラッシュを採用した製品として、グループ企業であるOCZもメインストリーム向けSSD「Trion 150」シリーズを発表している。
2016年02月17日EMCジャパンは2月15日、都内で記者向けにオールフラッシュ製品「XtremIO」の優位性と最新事例の説明会を開催した。冒頭、EMCジャパン XtremIO 事業部 シニア システムズ エンジニアの市川基夫氏が近年のオールフラッシュストレージの動向について「2015年7月のIDCの調査によると、アジア・パシフィック地域でオールフラッシュストレージを使用、または今後1年以内に導入予定がある企業は72%となっている。XtremIOは昨年の後半から引き合いが多くあり、2015年第3四半期のオールフラッシュアレイ市場におけるワールドワイドのシェアは39%、日本国内では28%とともにシェアNo.1を獲得した」と胸を張った。XtremIOの特長について同氏は「スケールアウト型であり、安定した性能、インライン&インメモリ、コピーデータ管理が挙げられる。また、設置スペースや消費電力が削減できるほか、運用は数分で行える。オールフラッシュ製品は高価なものだと考えられがちだが、イニシャルコストを含めたコストを削減することができる。他社のオールフラッシュ製品は継続して使用すれば2~3年で性能が不安定になるが、XtremIOは常に一定のパフォーマンスが期待できる」と強調した。さらに「スケールアウト型オールフラッシュアレイであり、16アクティブ・コントローラーにより200万IOPSの性能を発揮し、フラッシュに書き込む前にデータが削減されるデータ削減機能により余分なディスクが必要なく、物理ディスク容量をセーブしストレージコストを削減することができる。また、性能面ではスパイクが発生しないため一貫して安定しているほか、使用量に関係なくIO性能を維持することが可能で容量と性能を満たすストレージだ」とXtremIOの優位性を訴えた。続いて、IDCフロンティア カスタマーサービス本部 プラットフォームサービス部 クラウドグループの金井崇氏が同社の北九州データセンターの西日本リージョンを新設し、XtremIOを導入した背景を語った。同氏は「クラウドのストレージは容量と負荷増大の戦いであり、われわれは2011年に『EMC VNX』と『FAST VP』による自動階層化を採用した。しかし、ユーザーからデータがHDDに乗ると遅くなり、コントロールできないとの指摘を受け、XtremIOの採用に至った」と述べた。また、同氏はオールフラッシュが提供する機能と価値として「容量を目的にしているわけではなく、インライン重複排除とリアルタイム圧縮でキャッシュの効率利用によるVMディスク性能の向上のほか、コントローラのソフトウェアで高速なVM作成の支援を重視しており、そのような観点からXtremIOは、われわれの要求とマッチした」と説明。そのほか、金井氏は性能安定試験で一貫したレイテンシを実現したことや通信量限界負荷試験ではネットワーク帯域160Gbpsで1万2121MB/sのパフォーマンスを得たことなどを紹介したほか、ストレージ性能試験では西日本と東日本のリージョン間でDATAディスクが2倍、rootディスクが40倍、データベース性能試験では3.77倍の差が出たと主張した。今後、IDCフロンティアでは東日本リージョンも次期ゾーンからオールフラッシュの採用を決定しており、近日中にリリースを予定している。
2016年02月16日トランセンドジャパンは29日、Lightning端子を搭載したiOSデバイス用フラッシュメモリ「JetDrive Go 300」シリーズを発表した。今春に発売する。ラインナップは、32GBモデル、64GBモデルの2種類。LightningとUSB 3.1(Gen1)の両コネクタを搭載した、デュアルタイプのフラッシュメモリ。保護ケースを付けた状態でも使用できるよう、細長い設計となっている。カメラロールをバックアップ・同期したり、ファイルを管理したりできる「JetDrive Go App」アプリを、App Storeから無料ダウンロード可能。アップルのMFi認証も取得している。本体サイズはW56.5×20×7.8mm、重量は8g。カラーは32GBモデル、64GBモデルのそれぞれで、シルバー、ブラックの2色を用意する。対応機種は、iPhone 5 / 5c / 5s / 6 / 6s / 6s Plus、iPad 第4世代。iPad mini、iPad mini 2/3/4、iPad Air、iPad Air 2、iPad Pro。iPod touch 第5世代/第6世代。
2016年01月29日Lexarは6日(米国時間)、LightningコネクタとUSB 3.0コネクタを持つフラッシュドライブ「Lexar JumpDrive C20i フラッシュドライブ」を発表した。16GB / 32GB / 64GB / 128GBの4モデルを用意。価格は16GBが34.99ドル、32GBが49.99ドル、64GBが69.99ドル、128GBが99.99ドル。日本国内での発売日や価格については明らかになっていない。LightningコネクタとUSB 3.0コネクタを装備しており、iPhoneやiPadでの使用が想定されたフラッシュドライブ。短いケーブル状で、LightningコネクタとUSB 3.0コネクタを両端に装備。充電用ケーブルとしても利用できる。転送速度はUSB 3.0接続時でリード最大95MB/秒、ライト最大20MB/秒、Lightning接続時でリード最大15MB/秒となっている。iOS用の専用アプリが用意されており、アプリはApp Storeから無料でダウンロード可能だ。専用アプリでは、写真や動画の自動同期ができ、ファイルのバックアップなども行える。
2016年01月07日寒くなってきて、暖かい飲み物を求めてしまう季節ですね。この時期、とくに女性に人気なホットドリンクなのが、「ホットココア」ではないでしょうか。でもココアって一見、カロリーも高そうだし、甘いから身体に悪い。と思ってしまいますよね、しかし実は!女性に嬉しい様々な効果が期待できるんですよ♪冷え性改善にこの時期、多くの女性が冷え性で悩んでいるのでは?そんな方にもココアはオススメ。ココアは温度低下が緩やかなので、長く冷えを抑制する効果があります。飲んだ後もしばらくは、身体がポカポカしていることでしょう。血流がアップして代謝が活発になるので、ショウガと同じくらいの冷え性改善の効果があるといわれているんですよ。ダイエットに甘いので、ダイエット中は良くない!と思うかもしれませんが、ココアに含まれている成分のおかげで満腹感を得ることが出来、食欲を抑えることができるのです。なので、朝や夕方の食事前に飲むと、自然と食べる量を減らすことができそうですね。しかし市販のココアだとお砂糖やミルクが含まれているので、ピュアココアがオススメ!牛乳を豆乳に変えてみるのも、健康的で◎!リラックスに自律神経を整え、リラックス効果が期待できるテオブロミンという成分が含まれているので、寝る前に飲めば、身体も温まり、リラックスした気持ちで眠りにつけます。ダイエット中、食べ物を我慢しているときや、緊張でなかなか寝付けないときなどにもぴったりですね。便秘解消に食物繊維が豊富なので便秘解消にも効果的!ココアに含まれている「リグニン」という成分が、腸内で善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれますよ。吸収しやすい朝や、体脂肪の増加を防ぐ働きがある夕食後に飲むのが良いんだとか。また、「リグニン」が食べ物から分解された臭いを吸収し、便と一緒に排出してくれるので、体臭の抑制にも期待できます!美容にもダイエットにも良いホットコアア。身体を温めながら、美容タイムを楽しんでくださいね。
2016年01月06日サンディスクは11月12日、産業用NANDフラッシュストレージソリューションである「SanDisk Industrial」シリーズの提供を開始した。本ソリューションは、工場用アプリケーションや産業用コンピューティング、公共サービス、医療機器、監視カメラシステム、デジタルサイネージ、ロボット、POSソリューション、大型印刷、エネルギー管理などの、堅牢なストレージが求められる、コネクテッド・インダストリアル・アプリケーション向けに最適化されたもの。これには、同社のSanDisk Industrial SDカード、microSDカード、iNAND組み込みフラッシュドライブ(EFD)が含まれており、容量は最大64GB。工場の自動化アプリケーションや、長期的かつ継続的に動画やグラフィックの再生が必要となる読み取り集中型の屋外用デジタルサイネージなどに対し、信頼性が高く予測可能なストレージパフォーマンスを提供するという。さらに、同ソリューションに含まれる「SanDisk Industrial XT」iNAND組み込みフラッシュドライブ(EFD)および「SanDisk Industrial XT」SDカードは、厳しい環境での利用に最適化されたもので、-40~85℃の温度環境で動作するよう設計されており、高温の工場のアプリケーションや、過酷な気候での公共サービスの運用に適している。SanDisk Industrial SDカードおよびmicroSDカードは、取り外しや交換ができるため、ユーザーによる大容量データの柔軟で高速なロードと更新、および、容易な保守や構成を実現するとしている。
2015年11月13日サンディスクは11月12日、産業用NANDフラッシュストレージソリューション「SanDisk Industrial」シリーズの提供を同日より開始すると発表した。同ソリューションには「SanDisk Industrial SDカードおよびmicroSDカード」、「SanDisk Industrial iNAND組み込みフラッシュドライブ」、「SanDisk Industrial XT iNAND組み込みフラッシュドライブ」、「SanDisk Industrial XT SDカード」が含まれている。最大64GBの容量で提供される「SanDisk Industrial SDカードおよびmicroSDカード」と「SanDisk Industrial iNAND組み込みフラッシュドライブ」は耐久性を重視し、幅広い環境下で優れたパフォーマンスを発揮できるよう最適化されており、長寿命と一貫したパフォーマンスを提供するとしている。また、「SanDisk Industrial XT iNAND組み込みフラッシュドライブ」および「SanDisk Industrial XT SDカード」は、-40℃~85℃の温度環境で動作するよう設計されており、高温の工場のアプリケーションや、過酷な気候での公共サービスの運用など、過酷な環境での利用に最適化されている。同社は、「今回発表する高い耐久性を備えた産業用NANDフラッシュストレージソリューションは、成長著しい『インダストリアルIoT(産業分野におけるIoT)』市場に最適なストレージとして設計されており、極端な温度環境下や、長期間にわたる大量のリアルタイム処理やデータの整合性が必要となる厳しい環境下でも、優れた信頼性とパフォーマンスを長期的に提供します。」とコメントしている。
2015年11月12日東芝は10月21日、民生機器や産業機器などの組込用途向けにSPIインタフェースとの互換性を有したNAND型フラッシュメモリ「Serial Interface NAND」12製品を発表した。同製品はNOR型フラッシュメモリの置き換えを狙った24nmプロセス採用のSLC NAND型フラッシュメモリで、インタフェースを6端子で制御可能なSPI互換とすることで、少ない端子数ならびに小型パッケージを実現しつつ、大容量化も果たしている。提供されるのは1Gビット品、2Gビット品、4Gビット品がいずれもWSONもしくはSOPパッケージ、電源電圧が3.3Vならびに1.8Vの組み合わせの4製品ずつ合計12製品となっている。すでにいずれもサンプル出荷を開始しており、2015年1月以降、1Gビット品より順次量産を開始していく計画とするほか、2016年代1四半期よりBGAパッケージ品のサンプル出荷も開始する予定としている。
2015年10月22日東芝とサンディスクは10月21日、NAND型フラッシュメモリを製造する四日市工場の新・第2製造棟の一部が竣工したことにあわせて、両社共同で設備投資を実施する正式契約を締結したと発表した。新・第2製造棟は3次元構造のNAND型フラッシュメモリ(3D NAND)の専用設備を設置する拡張スペースを確保するために建設が進められてきたもので、2015年度第4四半期より生産を開始する計画となっている。全体の竣工は2016年前半を予定しており、建屋面積は2万7300m2。同社では、竣工した建屋から順次生産体制を構築する計画だとしているが、具体的な生産能力や生産計画などについては市場動向を踏まえ、決定していくとしている。なお両社は2014年にも第5製造棟の第2期分の稼働を開始させるなど、NAND型フラッシュメモリの生産能力の継続的な引き上げを進めてきており、今後も3D NANDの生産体制の構築ならびに生産効率の向上をタイムリーに行っていくことで、メモリ事業の競争力強化を積極的に図っていくとしている。
2015年10月21日伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は10月15日、データの高速な読み書きによって大量のデータ管理に貢献するオールフラッシュストレージを提供する米Pure Storageと販売代理店契約を締結し、同社のオールフラッシュストレージであるFlashArrayシリーズの提供を開始した。大規模なデータを取り扱う企業やクラウドサービス事業者、金融機関を中心に提供し、導入支援、システム構築、保守サポートを含め、3年間で20億円の売上を目指す。定価はいずれも税別で「FlashArray //m20」(物理容量5TB)で3600万円、「FlashArray //m50」(同20TB)で1億1800万円、「FlashArray //m70」(同64TB)で3億円。FlashArrayシリーズはHDDを搭載せず、全てのストレージをフラッシュメモリで構成し、独自のインライン重複排除・圧縮機能により高いI/O性能とコストパフォーマンスを実現したオールフラッシュストレージ製品。また、独自の重複排除と圧縮技術を利用しデータ容量を大きく圧縮することで、データ容量当たりのコストを抑え、従来よりも低コストで提供。同シリーズは、実環境に近い32K以上のI/Oサイズを想定したフラッシュ・アレイ設計で、最大30万IOPS、最大9GB/sの帯域幅、平均遅延1ミリ秒未満を実現した。さらに電力とスペースを削減し、実行容量15~120+TBの3Uベースシャーシ、1kW以下の電力、配線ケーブルを簡素化。拡張シェルフを介して実効容量を1/2PBまで拡大するとともに、コントローラとドライブをアップグレードしてパフォーマンスや容量の拡張が可能だ。なお、現状ではデータベースの高速化や仮想環境におけるI/Oスループットの向上に対するニーズでの引き合いがあるという。
2015年10月16日ミニストップは16日の「BIGフランク(ペッパー入り)」の発売を皮切りに、3週連続で「ミニストップ」店舗にてホットスナックを強化する。○人気のホットスナックを3週連続でパワーアップ同社の2015年上期のホットスナックは、前年を111.3%と大きく上回る販売だったという。下期においても、10月16日に「BIGフランク(ペッパー入り)」を新発売し、その後、10月23日に「ジューシーチキン」(プレーン・辛口)をリニューアル、10月30日に「イベリコ豚を使った5種のチーズインメンチカツ」を新発売する。「BIGフランク(ペッパー入り)」は、人気商品「フランクフルト」の約1.3倍となるBIGサイズのフランク。熟成させて旨味を凝縮するなど、味付けにもこだわった。まろやかなコクの深みと熟成させた旨味が味わえるフランクに黒胡麻を加えることで、味にアクセントをつけたという。トマト&粗挽きマスタード付きで、価格は165円(税込)。10月16日より順次発売。23日より全店発売となる。「ジューシーチキン/プレーン/辛口」は、チキンがもっとも売れるクリスマス時期の前に、定番商品のフライドチキンの味を改良。プレーンは、香辛料を少なくし旨味を増やし、シンプルで幅広い客層にあった食べやすい味に仕上げたチキンとなっている。また、辛口は、2007年当時に世界一辛い唐辛子としてギネス認定された唐辛子「ブート・ジョロキア」を同店のフライドチキンでは初めて使用した。価格は各170円(税込)。10月23日より順次発売。30日より全店発売となる。「イベリコ豚を使った5種のチーズインメンチカツ」は、5種のチーズ(チェダーチーズ・カマンベールチーズ・ゴーダチーズ・クリームチーズ・エメンタールチーズ)を入れることにより、チーズのコクと香りを引き立たせた。さらに甘みが特徴のイベリコ豚を使用することで、肉の旨みをより味わえるとのこと。価格は150円(税込)。10月30日より順次発売。11月6日より全店発売となる。
2015年10月15日アドテックは29日、カナダDiablo Technologiesが開発、発売するMemory1に関するセミナーを開催した。Memory1はNANDフラッシュメモリを搭載したDDR4互換メモリモジュール。モジュール1枚当たりで最大256GBの大容量を実現する。最近のエンタープライズ市場では、これまでHDDに格納していた大規模なデータベースをメモリ上に展開することで高速のレスポンスを生み出すIn-Memoryがトレンドとなっている。一方、サーバにおけるメモリ容量そのものの増加に加え、多くのメモリを利用するためにノードを増やすケースもあることから、システム全体のコストアップ要因となっている。Memory1はこのようなIn-memoryシステムの低価格化に寄与するとしている。説明会ではDiablo TechnologiesのDave Ferretti氏が、Diablo TechnologiesとMemory1について説明を行った。Diablo Technologiesは2003年に設立された会社で2013年に本製品の前身となるMemory Channel Strageを発表、2015年Memory1を発表して注目を集めていると紹介した。従来、容量と遅延のバランスを考えた場合、サーバーシステムの記憶はメインメモリ(DRAM)と外部高速ストレージ(SSD)の中間にStrage Class Mmemoryと呼ばれるものを使用していたが、Memory1はSSDに使われるNANDフラッシュメモリでこの領域を実現する。このためDRAMの10倍の密度と1/10の価格、そして1GB当たりの消費電力を3分の1に削減し、さらに通常のDDR4ソケットを使用するため、追加のインターフェースを使用しないことをメリットとして挙げた。実際のデータセンターにおける活用例として、データベースやキャッシュとしての利用することで、レスポンスが向上したケースや、In-memoryに必要な容量を少ないソケット数で実現できるため、アプリケーションライセンス数とサーバーラックの削減に貢献したケースを紹介した。一般PCユーザーにとっては直接的なメリットのある製品ではないが、インターネットサービスを即応性のあるものとして利用するためには、このような製品が必要になる。また、SATA SSDよりも高速なデバイスとしてMVMe SSDが登場しているが、メモリアクセスを用いるこの製品ならばさらに高速応答が期待できるだろう。続いてHPC分野における活用例として、HPCシステムズの渡邊氏が登壇。HPCシステムにおける、重要パーツについて説明を行った。HPCでの計算は、高精度の演算を大規模にかつ大量に行うのが特徴で、現在は並列処理化が不可欠となっている。計算結果に影響を及ぼしやすいパーツとしてCPUとCPU-メモリ間データ転送を挙げ、システム設計においては多くのCPUから何が最適か選ぶことが重要である一方、メモリはCPUの次に大切なパーツで、計算手法によっては計算時間の足かせになると紹介。Memory1への期待として、10倍の容量によって二次元演算なら3.1倍の解像度、三次元演算なら2.1倍の解像度になることと、メモリの電力効率が3倍になることでGreen HPCになることを挙げていた。しかし、NANDフラッシュを採用しているためにDRAMよりもパフォーマンスが劣るのは否めず、利用する際には、キャッシュコントロール性能のチューニングがキモになるという。
2015年09月30日ティントリジャパンは9月24日、オールフラッシュで構成した仮想化専用ストレージの新製品「Tintri VMstore T5000 オールフラッシュ シリーズ」の販売を開始した。2Uサイズの筐体内で最大5000台の仮想マシンの安定稼働が可能。従来から展開するHDDとフラッシュのハイブリッド構成ではカバーしにくかった筐体全体でのスループット/IOPS向上のニーズに応えた。あわせてストレージOSの最新版「Tintri OS 4.0」と、管理ソフトの最新版「Tintri Global Center 2.1」の提供も開始した。新製品の提供にあたり9月17日に記者向けのラウンドテーブルを開催。米ティントリでChief Sales Officerを務めるマイクマクガイア(Mike McGuire)氏、ティントリジャパン職務執行者社長の河野通明氏、技術本部長の村山雅彦氏らが参加し、Tintriの事業概況や、オールフラッシュ製品投入の意義、新製品の技術解説を行った。まず、マクガイア氏がグローバルでのビジネス概況について「2015年現在、VMstore上で40万超の仮想マシン(VM)が稼働しており、来年には100万に達する見込みだ。出荷台数は2000台、顧客は800社に達した」と説明。2011年に仮想化基盤に特化したストレージTintri VMstoreをリリースし、2012年に日本法人を設立して以降、製品の機能やラインアップ拡充を進め、市場のリーダーとして認知されていることを強調した。主力製品のVMstoreは、同一筐体内でvSphere、Hyper-V、RHEV、Openstack環境を同時稼働できるマルチハイパーバイザー対応や、VM単位でのワークロードの最適化(QoS設定)、ハイブリッド環境での99%のフラッシュヒット率などが大きな特徴だ。適用領域は広く、サーバ仮想化、仮想デスクトップ、クラウド事業者のサービス基盤向けで、それぞれ3分の1ずつを占める。トヨタ自動車、ソニー、T-MEDIAホールディングス、NTT、京都大学、パナソニックなどがユーザーだ。マグガイア氏は、グローバルでの製品展開について、「サーバ仮想化からハイブリッドクラウドへ進展していく顧客にニーズに応えてきた。現在は、クラウドマネジメント、データデータマネジメント、データセンター内でのスケールをテーマに製品開発を進めている。将来的には、VMのスケールアウト、VMのアナリティクス、ハイパーバイザーのさらなる統合、コンテナへの対応を進める方針だ」と説明した。オールフラッシュ製品を市場に投入する意義は、職務執行者社長の河野氏が説明した。ティントリはそもそも、HDDとフラッシュを組み合わせ、VM単位でのQoSにより、コストパフォーマンスと安定稼働を実現することが特徴だ。既存製品で、企業のほとんどのワークロードに対応することができるという。ただ、既存製品ではカバーしきれない用途もあった。具体的には、大規模なデータベースファームやデータウェアハウス(DWH)、ビッグデータ解析、3D CADのようなハイエンド用途向けVDI基盤、より高いVM集積度が求められるケースなどだという。顧客のなかには、こうした新しいユースケースに特化してストレージを利用したいニーズがあり、また、オールフラッシュを指定した提案も増えてきた。そこで、ラインアップを拡充し、そうした用途にこたえることにしたという。「既存のハイブリッド製品とオールフラッシュ製品を8:2程度の割合で展開していく」(河野氏)とした。既存のハイブリッド構成とオールフラッシュ構成の違いや適用範囲については、技術本部長の村山氏が説明した。同氏によれば、オールフラッシュ製品は、既存製品と比較して、2.8倍の仮想マシン集約率、1.9倍のランダムIO性能、1.8倍のスループット性能、仮想マシンあたりの消費電力が2分の1以下といった特徴があるという。適用範囲は「大規模DWHなどワーキングセットサイズが通常のアプリケーションよりも大きな仮想マシン、3D CADのような大容量かつ高速性が必要なハイエンド用途向け仮想デスクップ、より省スペース、省電力など、高い集約率が求められるケースを想定している」(村山氏)とした。また、記者説明会には、パートナーのネットワールド 代表取締役社長 森田晶一氏がゲストスピーカーとして参加。「昨今の仮想化、クラウド環境向けストレージでは、アプリケーションやデータの中身を把握する機能へのニーズが顕在化しつつある。たとえば、写真やビデオなどのファイルにタグをつけて細かい粒度で管理できるようにするものだ。ティントリは、そうしたVMアウェア、アプリケーションアウェアなストレージのリーダー的存在だ」と話し、ティントリの特徴をマーケットに訴求していくと訴えた。オールフラッシュ新製品は、最大5000VM/容量73TBに対応する「T5080」と、最大2500VM/容量36TBに対応する「T5060」の2機種をラインアップ。T5000シリーズに搭載されるOSである最新版のTintri OS 4.0では、新たにT5000シリーズ向けにUI変更したほか、vSphere環境でのファイル単位でのリストア機能の提供、Hyper-V環境でのRestore VMとRefresh vDisk対応、Hyper-Vホスト自動検知、SMB3暗号化・マルチチャネル対応などを行った。また、最新版のTintri Global Center 2.1では、リアルタイム分析の強化、複数のVMを対象にしたグループ単位でのQoS設定、ストレージ間移動でのポリシーの維持、PowerShellとREST APIでの複数ストレージのノード管理などを新たに追加した。参考価格(1ノード、税別)は、Tintri VMstore T5080が7,400万円、同T5060が5,000万円。Tintri Global Center 2.1は80万円から(いずれも税別)。
2015年09月24日日本HPは9月10日、同社のスケールアウトストレージ「HP 3PAR StoreServ」7000シリーズの後継にあたる、オールフラッシュアレイ「8450」を含む「HP 3PAR StoreServ 8000」シリーズ4機種を発表、同日より販売を開始した。新たに提供されるのは、ストレージコントローラが2つで、最大HDD搭載数が240(SSDの場合は120)の「HP 3PAR StoreServ 8200」、ストレージコントローラが2つまたは4つで、最大HDD搭載数が576(SSDの場合は120)の「HP 3PAR StoreServ 8400」、ストレージコントローラが2つまたは4つで、最大HDD搭載数が960(SSDの場合は4800)の「HP 3PAR StoreServ 8440」、ストレージコントローラが2つまたは4つで、最大SSD搭載数が480のオールフラッシュの「HP 3PAR StoreServ 8450」の4機種。価格(税別)は、HP 3PAR StoreServ 8200が200万円~、HP 3PAR StoreServ 8400が330万円~、HP 3PAR StoreServ 8440が590万円~、HP 3PAR StoreServ 8450が590万円~。日本HP 執行役員 エンタープライズグループ事業統括 HPストレージ事業統括本部 本部長 山口太氏は「フラッシュはこれまでデータベースやVDIなど、システムの一部で使われてきた。それは機能面、価格面での課題があったからだ。しかし最近では、これらの課題も克服されつつあり、イーコマース、サービスストレージ、アプリケーション統合、基幹システムなど、システム全体をフラッシュで構成する例も増えてきた。フラッシュストレージは非常に浸透してきており、今が旬だ」と、現在、オールフラッシュ製品を積極的に導入する機運になりつつある点を強調した。8000シリーズは 、4コントローラーノードまで拡張できるスケールアウトストレージで、オールフラッシュ構成とディスクドライブをサポートするコンバージドフラッシュアレイ構成をサポートする。上位機種の「HP 3PAR StoreServ 20000」シリーズと同じ「HP 3PAR Gen5 This Express ASIC」を採用することで、従来機種の7000シリーズに比べ帯域幅を2倍にし、オールフラッシュの8450では、レイテンシ0.387msで、IOPS 100万以上を達成したという。オプションの「HP 3PAR Priority Optimization」ソフトウェアを使用すると、ユーザーはボリューム単位のQoS設定ができるが、今回レイテンシーをこれまでの1ミリ秒から0.5ミリ秒まで設定することが可能になった。「StoreOnce Recovery Manager Central for VMware (RMC-V)」では、「HP 3PAR StoreServ」上でアプリケーションに整合したスナップショットをとり、変更されたブロックを自動で直接任意の「HP StoreOnce」バックアップシステムにコピーすることや、ファイル単位の復元が可能になっている。そのほか、iSCSI機能を強化。iSCSIレイテンシーを減少させ、iSCSI VLANタギングのサポートを追加した。米HP APJ ストレージビジネス バイスプレジデント 兼 ゼネラルマネージャー フィリップ・デイビス氏は、HP ストレージの優位性として、豊富なデータサービス、価格、他社とのフェデレーション挙げ、価格面では、フラッシュストレージのGB単価1.5ドルを実現しているとした。この数字を達成している理由としては、cMLC 3.8TBの最新のSSDを利用している点、ベンダーと共同開発し、SSDの未使用領域の一部を利用している点、圧縮や重複排除などを活用している点があるという。フィリップ・デイビス氏はHPは、「お客様の環境にはさまざまなベンダーのストレージが導入されており、データがサイロ化され、さまざまなツールで管理しなければならず、柔軟性が失われている。ストレージには同じアーキテクチャを使うべきで、大きなストレージプールで連携しなければならない。 HPであれば同じOS、同じUI、同じブロック/ファイル/オブジェクトアクセスで統合でき、管理ツールも1つで済む。HPのフォーカスはそこにある」と、ストレージをHPで統合することでメリットが得られると訴えた。
2015年09月11日ヒルトン東京は9月3日から、「秋のホット・ビアガーデン」と題してホットサングリアやチリグラタンなどをメニューに加えたビアガーデンを期間限定で開催している。今回の企画は、寒暖差が大きいこの時期に合わせて、温かいアルコールドリンクを飲み放題のメニューに加えたビアガーデン。通常の生ビールやワインのほかに「ホットサングリア」「お湯割り焼酎」「ホットカルーアミルク」などが用意されている。また秋限定のメニューとして「スパイシーホットバッファローチキン」「チリグラタン」も楽しめる。開催期間は9月19日までの水曜日~日曜日。同社は「新宿の夜景を180度のぞむ開放的な空間で夏の名残を感じつつ、爽やかな秋風のもと、ご友人や同僚と杯を重ねる楽しいひとときを過ごしてほしい」としている。開催場所は東京都新宿区のヒルトン東京7階プライベートラウンジ外。料金は1人税込3,500円で、17時30分~22時の1.5時間制となっている(雨天中止)。税込1,000円を追加すると30分延長できる。
2015年09月04日イデアインターナショナルは8月27日、「BRUNO」ブランドの「コンパクトホットプレート」に新色「パンプキンオレンジ」を追加した。発売は9月下旬で、希望小売価格は税別9,800円。コンパクトホットプレートは、鋳物ホーロー鍋をイメージしたデザインのホットプレートで、すでにホワイトとレッド、ピンクが展開されている。今回発表されたパンプキンオレンジは限定モデルで、フタの取っ手部分にはにわとりのモチーフを採用している。サイズはW375×D235×H140mm、平面プレートとフタを含む重量は約2.3kg。温度は保温~250℃の間で調節できる。定格消費電力は1,200W。平面プレートとたこ焼きプレート、木べら、マグネット式電源コードが付属する。
2015年08月27日ネットアップは8月5日、同社が6月に発表したオールフラッシュ ストレージ製品「NetApp AFF 8000シリーズ」の性能や技術についての説明会を開催。同社として、この製品をメインに、オールフラッシュ製品の訴求を積極的に行うことをアピールした。ネットアップ システム技術本部 コンサルティングSE部 コンサルティングシステムズエンジニア 岩本知博氏はまず、フラッシュの価格について触れ、「ネットアップは性能も高いが値段も高いフラッシュメディアを使う予定はない。フラッシュは今後製造が終了するSASの代わりで、今後は、メインストリームで利用していくのは、値段が下がっていくcMLCやTLCだ。われわれは、もっとお安く、身近なフラッシュを作ろうとしている」と語り、同社として、「NetApp AFF 8000シリーズ」でフラッシュ製品のコストパフォーマンスを追求していく姿勢を明らかにした。同社の製品では、既存製品であるFASシリーズもオールフラッシュ化は可能だが、ハイブリッド構成も可能なため、調査会社のカテゴリでハイブリッドに位置づけられてしまうという。そのため、ネットアップがオールフラッシュ製品をやってるイメージがユーザーに伝わりにくく、そこで新たなオールフラッシュブランドとして、「NetApp AFF(Al-Flash FAS))」をリリースしたという。NetApp AFFはOSとしてClustere dNetApp Data ONTAPを搭載しており、FASシリーズと機能的に違いはないが、今後はよりフラッシュの最適化を行っていく予定だという。近々では、8月末~9月上旬にかけて、性能を10%向上させた新バージョン8.3.1をリリースする予定だという。ただ、NetApp AFFには、オールSSDで構成したFASシリーズの違いも若干ある。岩本氏が説明したのは、価格、バンドルソフト、保証期間の3点だ。価格については、ライセンスの考え方を変えたという。これまでは、コントローラの性能に合わせて価格もアップさせていたが、それを止めたほか、バンドルソフトも、SnapMirror、FxlexCloneなど、これまでは機能を付加するごとに追加課金していたため、他社に対する価格競争力がなくなる面もあったが、NetApp AFFでは、搭載するSSDの容量に応じた課金に変更したという。これにより、ハイエンドのコントローラを搭載した場合、よりFASシリーズに比べコストパフォーマンスがよくなり、今後の拡張を見越して、あらかじめ余裕をもった製品の導入が可能になるという。具体的には、20TBモデルでは、SASモデルよりオールフラッシュのNetApp AFF 8000のほうが安くなり、40TBモデルでは、ほぼ同等だという。岩本氏は「もはやSASを使う理由はない」と強調した。保証面では、FASシリーズの最長5年保証に対して、NetApp AFFでは延長で7年保証に対応する。同社では今後、FASシリーズでハイブリッドシステムを検討するユーザーに対しても、積極的にNetApp AFF 8000のオールフラッシュを提案していくという。なお、NetApp AFF 8000シリーズは、容量の異なる4つのモデル(NetApp AFF 8020(5TB)、NetApp AFF 8040(10TB)、NetApp AFF 8060(20TB)、NetApp AFF 8080(40TB))があり、最小構成価格は1,300万円~(税抜参考価格)となっている。
2015年08月06日東芝と米SanDiskは、次世代NANDフラッシュメモリとなる256Gbit NANDチップを開発し、両社が共同で運営している三重県・四日市市の工場にてパイロット生産を開始したことを発表した。新型となる「256Gbit X3 BiCS 3D NANDチップ」には、3bitセルのX3テクノロジ、48層BiCS(Bit Cost Scalable)テクノロジが用いられている。3D NANDは、セルを垂直方向に積層したNANDチップであることを示す。プロセスルールの微細化で大容量化を実現してきた従来の「2D NAND」と比較して、3D NANDは、書き換え耐久性や速度の向上、エネルギー効率の向上といった利点を持つ。なお、3D NANDフラッシュメモリを採用した実際の製品としては、韓国のサムスン電子がすでに投入済み。一例として、コンシューマー向けの2.5インチSATA SSD「Samsung SSD 850 PRO」シリーズや「Samsung SSD 850 EVO」シリーズがある。東芝とサンディスクこれを追いかける形となり、今回の「256Gbit X3 BiCS 3D NANDチップ」を採用した製品は、2016年以降、コンシューマー向けやエンタープライズ向け、モバイル機器向けなど、幅広い製品領域で出荷を開始する予定。東芝は、256Gbit 3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH」として、9月からサンプル出荷を開始するとしている。
2015年08月04日PQIは7月31日、Apple MFI認証取得済みのLightningコネクタと、USB 3.0 Type-Aコネクタの両方を装備したフラッシュドライブ「PQI iConnect」を発表した。8月17日発売予定。容量は16/32/64/128GBを揃え、価格はオープン。店頭予想価格はそれぞれ税込で4,990円、9,800円、14,800円、24,800円。カラーバリエーションはシルバー、グレー、ゴールドを揃える。iPhone、iPad、iPod touch用の音楽・動画プレイヤー機能を持つ無料アプリ「PQI iConnect+」により、PQI iConnect内の動画のストリーミング再生も可能。同アプリは写真やMicrosoft Officeファイルの閲覧、ファイル管理なども行える。本体サイズはW54.2×D31.3×H8.3mmで重量は21g。対応OSは、Windows XP / Vista / 7 / 8、iOS、OS X 10.1以降。
2015年08月03日LINEは7月22日、LINEアプリにて展開するフラッシュセールサービス「LINE フラッシュセール」内に、海外ブランドのファッション・雑貨などのアイテムを現地価格で購入できる「LINE トリップバザール」を開設した。LINEフラッシュセールは、ファッションアイテムやコスメ、食品など曜日ごとのテーマに合わせ、毎日1万点以上の商品を追加し、1週間限定で販売するフラッシュセールサービス。LINEトリップバザールでは、海外ファッションブランド・雑貨メーカーの商品を現地価格で購入することが可能となる。海外の販売元に一定期間 商品をキープしてもらい、売れた分だけ発注する独自の受発注システムのほか、販売元から商品をユーザーに直接発送する独自のビジネススキームを構築し、国際便の送料も含め、商品の現地価格(同じ商品が日本で販売されている場合の1/3~1/4程度の価格)で提供するという。ユーザーは、英語での購入情報の入力や、国際便・税金などの輸入に関する手続きなどをせずに利用できる。また、日本での流通網を持たず、知名度がまだ高くない海外ブランドも、同仕組みの活用により日本国内での展開を拡大することが可能だ。なお、同サービスは、バッグを扱うブランドとなる「MelieBianco」やジュエリーブランド「Marida」などアメリカの約15ブランドの取り扱いからスタート。今後、ヨーロッパやアジアのブランドを追加し、年内に100ブランドの取り扱いを目指す。
2015年07月23日ピュア・ストレージ・ジャパンは6月9日、同社のオールフラッシュ・ストレージ・アレイ「FlashArray」の第4世代である「FlashArray//m」を発表した。「FlashArray//m」は、同社が2年をかけて開発した新しいハードウェアで、アップグレード可能なモジュラー型アーキテクチャを採用しており、従来のFlashArray製品と比較してパフォーマンスは50%、密度は2.6倍、1TB当たりの電力効率は2.4倍、それぞれ向上したという。同社はこれまで他社からハードウェアを調達し、自社開発のソフトウェアを搭載して製品を提供してきたが、「FlashArray//m」は自社開発のハードウェアだ。米Pure Storageの創設者でチーフアーキテクトのジョン・ヘイズ氏は、自社でハードウェアを開発した理由を「抜本的に効率的なものを作りたかった。また、新しいハードウェアを使えることも考慮した。これにより、効率、パフォーマンス、シンプルさが解決できる」と説明した。米Pure Storage 製品担当副社長のマット・キックスモーラー氏は、「ピュアストレージはソフトウェアの面では成功を収めてきたが、さらに、コスト、シンプルさを追求するためにハードの上でもイノベーションを起こしたいと思った。今回の製品で初めて、ソフトウェアからハードウェアまで、エンド・ツー・エンドでイノベーションを起こせるベンダーになった」と述べた。「FlashArray//m」は、「Purity Operating Environment 4.5」を実行する2つの高性能なインテルのHaswellコントローラと、新しいNV-RAMキャッシュモジュール、3つのラックユニット(RU)シャーシ内の新しいデュアルドライブ・フラッシュ・モジュールを統合する。「FlashArray//m」では、さまざまなパフォーマンスと容量のニーズに応えるため、「//m20コントローラ」(最大120TBの有効容量(5~40TBの非圧縮容量)、150,000 32K IOPS(1秒当たりのI/O処理))、「//m50コントローラ」(最大250TBの有効容量(30~88TBの非圧縮容量)、220,000 32K IOPS)、「//m70コントローラ」(最大400TBの有効容量(44~136TBの非圧縮容量)、300,000 32K IOPS)の3つのコントローラオプションを提供する。「FlashArray//m」は新しいハードウェアにより、3Uラックに15~120TBの有効容量をサポートし、消費電力は従来製品の半分以下の1kWに抑えている。パフォーマンスは、1ミリ秒未満の平均レイテンシー(遅延)を実現する。そして、高可用性やスナップショット、レプリケーション、暗号化、管理ソフトウェアなどのソフトウェアは基本料金に含まれている。なお、同社では、毎月一定額を支払うことで、3年ごとに新しいコントローラにアップグレードできる「Forever Flash」プログラムを提供しているが、今回はさらに、2015年2月以降にFlashArray 400シリーズを購入した顧客は、次の容量拡大の際に、「FlashArray//m」シャーシとコントローラを無償でアップグレードできる「Pure Storage Upgrade Assurance Program」が2016年1月31日まで自動的に適用される。また同社は同日、クラウド(SaaS)ベースのストレージ管理とサポートのためのプラットフォームである「Pure1」も発表した。「Pure1」は、IT担当者がモバイルデバイスから世界中のストレージを監視できるようにしたプラットフォーム。これまで断片化されていた管理とサポートのプロセスをクラウド上に集約する。既存のCloudAssistテクノロジーの拡張版である「Pure1」は、Pure1 Cloudを基盤としており、「Manage」、「Support」、「Connect」、「Collaborate」の4つの要素で構成されている。「Pure1 Manage」では、担当者はWebブラウザで、世界中に分散しているFlashArray製品をどこからでも単一の画面で監視できるほか、ファイアウォールを通じた接続によって管理できる。「Pure1 Support」は、スキルの高いエンジニアと組み合わせた、プロアクティブなサポートで、導入環境を監視するためにオートメーションを活用することにより、潜在的な問題を事前に検出して警告する。「Pure1 Connect」には、顧客のクラウド環境のFlashArray製品管理を自動化する権限を与える最新式のREST APIが含まれ、スターター・スクリプトとPowerShellコマンドレットをはじめとする自動化ツールキットで、カスタマイズされたワークフローの開発を促進する。「Pure1 Collaborate Community Site」は、導入企業、テクノロジー・チャネルパートナー、ピュア・ストレージ社員のつながりを築くためのディスカッション・フォーラムや各種リソースを提供するためのコミュニティだ。Pure1 Manage、Connect、Collaborateは6月9日から販売を開始し、FlashArray製品の購入ユーザーは、現在有効な保守サポート契約があれば、追加費用なしで提供される。
2015年06月10日ファミリーマートは17日、「抹茶フラッペ」と「マンゴー&オレンジフラッペ」をファミリーマート店舗で発売する。○ホットミルクがまろやかなシャーベットに同商品は、同チェーンが展開するカフェメニュー「FAMIMA CAFÉ」の、夏に向けた新作。いずれも、コーヒーマシンから抽出したホットミルクを注いで作るスイーツ系フローズンドリンクで、発売中のミルクコーヒー味「カフェフラッペ」(270円・税込)に続く商品となる。「抹茶フラッペ」は、宇治抹茶を使った爽やかな苦みと甘みのバランスが特徴。「マンゴー&オレンジフラッペ」は、果汁と果肉を入れた爽やかな酸味が特徴だという。価格はいずれも260円(税込)。
2015年05月16日LINEは5月14日、LINEアプリにおいて、フラッシュセール事業「LINE FLASH SALE」の提供を開始した。「LINE FLASH SALE」は、曜日ごとにテーマを決め、毎日1万点以上商品を追加し、1週間限定で販売するフラッシュセールサービス。取扱商品を特定のカテゴリーに偏らせず、ファッションアイテムや家電製品、コスメ用品など豊富な商品ラインナップを用意する。また、商品とユーザーをマッチングしやすくするため、「月曜日 : メンズファッション」「火曜日 : 家電」など、曜日ごとに日替わりでレギュラーとなるテーマを設定しており、ユーザーは、事前に商品を予測しやすいほか、取扱いアイテムが1週間ごとにすべて切り替わるため、毎週新たな商品を閲覧・購入することができるという。同サービスは、外部アプリのインストールが不要で、LINEアプリ上からそのまま購入可能。支払いは、クレジットカードやコンビニ払い、LINE Payなどの方法で行うことができる。なお、同サービスでは、リアルタイムな購買体験を実現するためパートナーとの提携を行い、新たな受発注システムを構築しているという。
2015年05月15日