世界標準のライブレストランといわれる『Billboard Live』。国内外の一流アーティストが招かれ、上質な空間と食事が楽しめる場として、世界的に有名です。俳優と歌手の二刀流で活躍している中村雅俊(なかむら・まさとし)さんは、2022年6月に『Billboard Live』公演を行います。デビュー50周年が近づいている中で、どんな想いで臨んでいるのか、インタビューをしました。中村さんの胸中とは…。中村雅俊「歌って本当に力がある、『すごいな』と思って歌わせてもらってる」中村さんは2021年に、初となる『Billboard Live』公演と、初の全篇フルオーケストラとの競演『Billboard Classics』を成功させました。中村雅俊【Masatoshi Nakamura "DAWN"】at Billboard Live YOKOHAMA※動画は2021年の『Billboard Live』の様子です。2022年は大阪・神奈川・東京の3会場で『Billboard Live』公演が決定!2022年に開催する中村さんの『Billboard Live』公演の日程は次の通りです。会場:大阪・Billboard Live OSAKA日程:2022年6月9日(木)・10日(金)1stステージ:OPEN 14:30 / START 15:302ndステージ:OPEN 17:30 / START 18:30詳細:公演詳細はこちら会場:神奈川・Billboard Live YOKOHAMA日程:2022年6月13日(月)1stステージ:OPEN 14:30 / START 15:302ndステージ:OPEN 17:30 / START 18:30詳細:公演詳細はこちら会場:東京・Billboard Live TOKYO日程:2022年6月24日(金)・25日(土)1stステージ:OPEN 14:30 / START 15:302ndステージ:OPEN 17:30 / START 18:30詳細:公演詳細はこちら中村雅俊「『Billboard Live』は、みんなと久しぶりって感じで会いたい」6月の『Billboard Live』公演を控えた中村さんに、取材をしました。デビュー当時と今の自分の変化を受け入れながら、歌に込める想いとは…。――中村さんにとって『Billboard Live』はどんな場所?実際に『Billboard Live』へ行って、外国のアーティストを見たことがありました。だから俺の中で『Billboard Live』は、格式ある特別な場所ですね。コロナ禍でいろいろな変化があった中で、『Billboard Live』公演ができるのは幸せなことです。――コロナ禍による変化とは?そうですね…。45年間続けていたコンサートツアーがなくなったのはショックでした。1974年に出した『ふれあい』という歌からコンサートツアーを始めて、ずっと毎年欠かさずにやってきたので、ガッカリしますよね。2021年からコンサートツアーができるという話になり、そこで初めての『Billboard Live』公演とフルオーケストラをやらせていただけて、すごく楽しかったです。――今年の『Billboard Live』公演への思いは?今年は東京でも公演をするんですけど、東京はステージの後ろが大きなガラス窓になっているんです。カーテンが開くと、後ろにある夜景が見えて感動的なんですよ。なかなか見ない、滅多にない作りですよね。そこに自分が立つというのは楽しみでしかないです。――今年の『Billboard Live』公演のタイトル『Come and get it!』の意味は?「ほら、ちょっと食事を食べていきなさい!」という、海外では日常的に使われる言葉なんですよね。ちょっとカジュアルに、じゃないですけど、「『Billboard Live』に来て、一緒に食事を楽しみましょう!」という想いがあります。タイトルを決めるのに、いつもどうしようって悩みますね…。――ほかにもタイトルの候補が?うん、『暇?』とか考えた。「暇だったらライブに来ない」という、ニュアンスを含めて考えたんですよ。タイトルが『暇?』だったら、なんだろうって思うでしょうから。でも、普通がいいだろうとなりました。――セットリストは決めている?今回のタイトルが『Come and get it!』なので、食事をしながら一緒に楽しい時間を過ごせる、そんなライブにしたいです。俺の曲で人気があるのは、バラードが多いんですよ。だけど楽しげな歌っていうのが、ヒット曲にはちょっと少ないので…。アップテンポの曲、アルバムの中の曲、シングルで出した曲、バランスよく組み立てるつもりです。ただ、どうしても『ヒット曲』といわれるものを、入れないといけないんですけどね。――ヒット曲を歌うのは苦手?ぜんぜん、好きだよ!人気の曲にはヒットした理由が当然ありますし、俺自身の思い入れもあります。お客さんも俺の曲にストーリーがあるかもしれないですけど、一緒ですよね。例えば『ふれあい』なんかは、もう48年も前の作品なんです。20代の頃から今の70代まで、それぞれの年代で、表現は変わってきました。昔の自分の姿をたまに見たりすると、変化は顕著といいますか…。意識はしていないです。けど、自分の歩んできた人生や歴史が、そういうふうにさせるんじゃないですかね。中村雅俊「『一発屋』かって、チラッと横切るものはあった」数多くのテレビ連続ドラマ主演を始め、NHK紅白歌合戦・日本武道館の単独公演などを成功させてきた中村さん。華々しい経歴を持っていますが、意外にも不安を感じていたことがあったそうです。――これまでの芸能人生を振り返ると?ちらほら『デビュー50周年』という話が、出るようになってきました。「すげえな、50年か」というのは、俺の中でもありますね。『われら青春!』という連続ドラマの主役でデビューしました。5代目の先生役だったんですけど、先生役の人はみんな歌を出すことが決まっていて、俺ももれなくという感じでした。それで出した『ふれあい』が、オリコンで10週間トップだったんです。やっぱり考えるんですよ、チラッと横切るものがある…。――横切るもの?『一発屋』かって。最初から主演でデビューをして、歌まで出して、「これを何年も続けられないだろうな」という思いは、チラッとありました。だけど、持ち前の楽観的な性格が、よかったところもあると思います。ほかにもヒット曲を残すことができましたし、コンサートツアーもできましたし…。ドラマに関しても、自分のデータを確認したら、連続ドラマ主演が34本ありました。「俺ってけっこう、頑張ってやってきたじゃん」みたいには、思いますね。中村雅俊「主役を演じ、歌を出すという運命から始まって、今の自分がいる」最後に、中村さんからメッセージをいただきました。過去を振り返ってみて、分かることは多いです。実は、これまでの自分が前へ進んでいくエネルギーになっているんですよ。ガソリンですよね。自分自身がどうなるのか、未来になにが待っているのかは、まったく分かりません。でも、主役を演じて歌を出すという運命から始まり、今もこうしてやってるんだなと感じます。今年の『Billboard Live』公演も、そうした軌跡があったからこそでしょう。今は地方へ行けることも少なくなりましたが、「久しぶり」という感じで、みんなに会いたいです。一緒に楽しい時間を過ごせる『Billboard Live』公演にしますよ。ステージに立つ中村さんの、歌と食事を楽しめる『Billboard Live』公演。今だからこそ表現できる奥深さが曲に乗り、歌の本当の力を伝えてくれることでしょう。『Billboard Live』公演は、新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインを遵守し、開催されます。生涯忘れられないであろう特別なひと時を過ごしてみてくださいね。中村雅俊『Billboard JAPAN』オフィシャルサイト[文・構成/grape編集部・撮影/奥西淳二]
2022年04月11日CS放送「TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画」は、2020年10月10日に開催したBTSのオンライン公演『BTS MAP OF THE SOUL ON:E』を、全曲ノーカットで3月27日午後9:00よりテレビ初独占放送します。世界中を魅了してやまないBTSが、全世界191地域に向けて圧倒的な熱量でパフォーマンスを繰り広げたオンライン公演『BTS MAP OF THE SOUL ON:E』。オンライン公演史上稀に見るほどの大規模なセットを舞台に、アルバム『MAP OF THE SOUL : 7』の楽曲を中心に7人の息のあったダンスや歌のパフォーマンスはもちろん、それぞれが大人に成長し魅力を増したユニットやソロステージを楽しむことができるライブとなっています。全世界の観客と過ごしたオンライン公演『BTS MAP OF THE SOUL ON:E』、BTSの想いと最先端の技術が詰め込まれた最高のパフォーマンスを全曲ノーカットで堪能できる配信です。今週末はテレビの前で、当時の熱狂をもう一度体感しませんか?■放送概要『BTS MAP OF THE SOUL ON:E 全曲ノーカット版』CS放送「TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画」放送日時:2022年3月27日(日)午後9:00~午後11:40【テレビ初独占放送】(マイナビウーマン編集部)
2022年03月25日マスクの中の有名人は一体誰!?意外性のある美声に酔いしれて。新感覚のライブエンターテインメント『ザ・マスクド・シンガー』とは?【対談メンバー】編集A弊誌音楽&ファッション担当。ライブを観るのが、何よりのリフレッシュ。アニメやゆるキャラなど、キャラクターコンテンツも好物。ライターOアーティストや女性アイドルのインタビューを担当。歌番組を見るのが好きで、つい止まらず全話一気見。海外トレンドにも精通。編集A(以下A):9月からAmazon Prime Videoで配信中の『ザ・マスクド・シンガー』が、先週ついに終わりましたね!12人の有名人がマスクをかぶって名曲を歌い、トーナメントに挑む…という新感覚のライブエンターテインメントでしたが、最後まで中の人が誰だかわからなくて終始前のめりで見てしまいました。ライターO(以下O):原型は韓国で’15年から放送されている番組で、’19年にはアメリカでリメイクされたんだよね。日本で、ここまで華やかなショーを楽しめる機会ってなかなかないから、すごく新鮮だった!A:毎回最下位の人はマスクを外すわけですが、予想の斜め上をいく有名人の方々が出られていましたね。なかには、歌声が想像つかないような俳優やアスリートの方も…。O:シンガーの方も、マスクをしているからこそ自分を解き放ってパフォーマンスできている面もあるのかなと思って。ご自身の普段のキャラクターから一回離れて、伸び伸びと歌えている感じがした!A:たしかに。これから番組を見る人は、まずは純粋にパフォーマンスを楽しんでもらって、次に正体を知ったうえで再度見てほしいですね。見どころ1:アマビエから連獅子まで…個性豊かなマスクド・シンガー。侍姿のウルフや、スーツを着たドラゴン3など、日本独自のキャラクターデザインは、キャッチーでインパクト大。「“ネオンパンダ”はアイドル感満載で、とにかくかわいい。まさかあの人が入っていたとは…」(O)。「個人的な推しは、全身薔薇だらけの“ローズ”。ギャグセンスの高さに脱帽!」(A)見どころ2:豪華出演者たちが、ステージに花を添える。MCに大泉洋さん、パネリストにMIYAVIさん、Perfumeさんなどが集結。「日本では珍しい1MCスタイルで、大泉さんの力量が出ている!シンガーとの掛け合いもクスッと笑えます」(O)。「パネリストの方々は、共演するのが珍しい顔ぶれ。女性陣は、毎回衣装が変わるので、そこにも注目です」(A)見どころ3:最後まで正体が読めない。謎解き要素にも興奮!トーナメントと並行して行われる、中の人の推理合戦も回を増すごとにヒートアップ。毎回歌唱前に流れるヒント映像が、正体を当てる鍵に。「コスチュームの中に、実はヒントが隠されていることも…。細部まで見逃せません」(O)。「まずはネタバレを見ずに、パネリストと一緒に推測を楽しんで!」(A)『ザ・マスクド・シンガー』Amazon Prime Videoでプライム会員向けに独占見放題配信中のAmazon Original番組『ザ・マスクド・シンガー』。全9話。作品詳細は、公式HPをチェック。2021 Amazon Content Services LLC※『anan』2021年10月27日号より。(by anan編集部)
2021年10月25日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「クイックレポート」です。音楽フェス好きの方なら一度は目を通したことがあると思うクイックレポート。フェスなどの現場でライブを観たライターさんが終了後、1時間もたたないうちにそのライブのレポートをweb媒体などにアップしてくれるものです。ライブに来られなかった人が読んだり、ライブを観た人でも、あらためてライブの内容をテキストで確認するために読んでくれているものだと思っています。セットリストを知ることもできますよね。クイックレポートは、その名の通り短時間でライブの感動を美しい表現で形容してお届けしてくれるので本当にありがたいんです。極端に言うと、そのクイックレポート次第でその日のライブの印象ががらっと変わることもある。基本、書いてくださる内容はライターさんにお任せです。スピード重視の世界なので、こちらサイドが校正することもありません。だからこそ書いてくださる方も神経を研ぎ澄ませ、本気でその場の熱狂や興奮を伝えようとしてくださっていると思っています。その感動を僕は曲にしてお返しできればと思い「Quick Report」という曲を書きました。10月20日に出るニューアルバムに収録されているので、ぜひ聴いてみてください。すでに、フェスなどで披露していて、いい反応をいただいています。曲を作るにあたっては、僕のデビュー以降のクイックレポートを全部読み返しました。そこで、「MUSIC VIDEO」における“MVあるある”ではないですが、やっぱり定型文ってあるんだなということに気づきました。なかでもめっちゃ気に入ったフレーズは、“観客のボルテージは一気に最高潮”です。僕のクイックレポートにめっちゃ書いてあった。だったら、「もっと観客のボルテージは一気に最高潮になる曲を作らな!」と思って、この曲ができました。実際に、フェスで初めてこの曲を披露した日のクイックレポートには、「岡崎さん、こんなところまで気にかけてくれてありがとうございます」とライターさんがわざわざ書いてくれていて、なんだかうれしかったです。クイックレポートもフェスの一部。同じフェスを作っている仲間って感じがしていいですよね。みなさんもフェスで岡崎体育のライブを観たあとは、必ずその日のクイックレポートまでチェックしてくださいね。そこまでがひとつのセットです。おかざきたいいく11月23日(火・祝)、横浜アリーナでワンマンライブ「めっちゃめちゃおもしろライブ」を開催。10月20日(水)に4枚目となるオリジナルアルバム『FIGHT CLUB』をリリース。※『anan』2021年10月13日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年10月09日ライブコンサートといった表舞台を支える、“照明”のお仕事をご紹介!プロフェッショナルたちに密着しました。アーティストを照らし、ライブ空間を華やかに彩る。ライブ中に、ステージや会場全体を彩りながら、次々と変わる色とりどりのコンサート照明は、アーティストのパフォーマンスを際立たせ、観客の心を揺さぶり、ライブを盛り上げてくれる。「その照明による演出を、プランニングするのが照明デザイナーの仕事です」(「東京舞台照明」ライティング事業部 クルーヘッド<照明デザイナー>南 俊樹さん)南さんは、アイドルグループをはじめ、有名アーティストのコンサート照明を多数手がけてきた。「毎回、担当する公演が決まると、まずはチームを編成し、会場全体の照明の設営プランを決めます。しかし、公演日ギリギリまでセットリストが決まらないこともあり、本番までめちゃくちゃタイト。だいたい準備に取りかかれるのは本番の1週間~10日前くらいだったりします」(南さん)南さんが考えた設営プランを引き継ぎ、会場の配線などを担当しているのが、後輩の横山さんだ。「安全性を考慮しながら、どこにどの照明機材を設置し、どう配線を組むか、図面に落とし込みます。また、機材の搬入・搬出もすべて自分たちで行います」(「東京舞台照明」ライティング事業部 クルーヘッド<ピンチーフ>横山智美さん)もう一つ照明デザイナーの大事な役割が、曲ごとに具体的な照明の構成を組み立てること。「『ここは派手にして』など、演出家などからヒアリングした内容を元に、プログラミングします。曲の中にも起承転結がありますが、一つのライブにも起承転結があるので、意識するのは全体の流れ。演出家と何度も調整や変更のやり取りをして、完成するのが機材設営日の前日になることも。リハーサルでも修正や調整を繰り返し、本番に臨みます」(南さん)また、横山さんは、人を追って照らす“ピンスポット”を操るチームのチーフも担当している。「ピンスポットは実は人力で操作しているので、使用する台数分のスタッフに指示を出しています。『次、30番を右から2人目に当てて!』とか、本場中はずっと指示出しでしゃべりっぱなしですね。毎回ドタバタですが、チームの息がぴったり合った瞬間が楽しい!苦労した分、達成感も大きいので、やりがいを感じます」(横山さん)「僕もライブが好きで、舞台照明に心動かされてこの仕事を目指したので、毎回人の記憶に残るものを作りたいと思っています。だから実際にお客さんやスタッフからの評価が高いと素直にうれしい。それが励みになり、もっと良いものをという意欲が湧き、やりたいことを次々と実現できていることに喜びを感じます」(南さん)照明デザインは専用マシンでプログラミングする。演出家などと打ち合わせを重ねて膨らませた照明のイメージを、「照明卓」と呼ばれるマシンを用いて、プログラミングしていく。「イントロ、Aメロ、サビなどシーンごとに、配色や光の向き、明度、発光させるタイミングなどを細かく作り込みます。本番中は、プログラミングしたものをシーンごとに再生することで照明が切り替わります。以前、1回の公演で再生ボタンを何回押したか数えたら、なんと1700回以上でした(笑)」(南さん)ステージセットの図面を3D化し、そこに照明機材の情報を加えてから、具体的なプログラミングをする。最初から最後まで繋げてプログラミングすることもできるが、リハーサルを経て、本番直前に修正が必要になった場合、シーンごと細かく分けて打ち込んでおいた方が変更しやすいという利点が。再生ボタンを押す回数が多くなるが、完成度は高まる。最新技術を駆使し、シミュレーションを重ね新しい表現を模索。ステージ全体をデザインするアイドルグループと、メンバーにフォーカスするバンドの公演では、照明デザインは異なる。また照明デザイナーは、これまでの経験で培った技術や発想から、最新の照明器具を開発したり、新たな表現方法を生み出している。「昨年、無観客ライブを経験したことで、肉眼とテレビやスマホなどの画面越しで見るのでは、照明の印象がガラッと変わることにあらためて気づき、照明の見せ方のバリエーションが増えました」(南さん)上のイラストのような演出も3D上のセット中央にLEDビジョンを設置し、そこに絵を出しながらプログラミングする。LEDビジョンの映像と照明を共鳴させることで、より臨場感のあるバンドの世界観を演出できる。最新設備を整えた、自社スタジオセット。アーティストを追う、ピンスポットは人力で操作する!ピンスポットライトは、手動で向きを変えたり色を変えるので本番中も一切気を抜けない。「ドームクラスだとこれを30台持ち込み、30人がピンを一斉に操作します。野外フェスなど、アーティストがステージを下りて観客の近くでパフォーマンスする時にもピンスポットは欠かせません。地方公演では初めてのスタッフとチームを組むことも。誰でも間違えないように、アイドルグループだとメンバー名ではなく、位置で指示を出すことが多いですね」(横山さん)会場中を走り回るアーティストを追いかけ、照らし続けるピンスポット。電源を供給するためのケーブル。長さ10mと20mのものがあり、ドームクラスになるとこれを何本も繋げて使用する。ケーブルと照明本体を繋ぐ「直Box」と呼ばれる配電器、分配器など。1回のライブに搬入する機材は、屋外フェスで11tトラック2台分、ドームクラスだと4台分に!南 俊樹さん「東京舞台照明」ライティング事業部 クルーヘッド(照明デザイナー)。高校時代に観た劇団四季『マンマ・ミーア!』で舞台の美しさに感銘を受け、専門学校で照明を学ぶ。入社11年目。横山智美さん「東京舞台照明」ライティング事業部 クルーヘッド(ピンチーフ)。中学生の時に行った浜田省吾さんのライブ照明に刺激を受け、専門学校の照明コースに進学。入社8年目。東京舞台照明音楽コンサートをはじめ、演劇、舞踊などの照明を手がける。「日本照明家協会賞」を受賞したことがある照明デザイナーをはじめ、100人を超えるプロフェッショナルが所属。※『anan』2021年8月11日‐18日合併号より。写真・中島慶子イラスト・green K取材、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2021年08月15日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ワンマンライブ」です。先日、ファンクラブ会員限定の生配信番組で発表しましたが、11月に横浜アリーナで久しぶりのワンマンライブを開催させていただきます。発表後にネットの書き込みなどを見ていると、「新しいアルバムもまだ聴いてないのに、いきなりワンマンとか言われても……」というような若干否定的な意見も見かけましたが、心配されている方々に僕から言いたいことはただひとつ、「安心してください!」です。アルバムもいい感じに仕上がりつつありますし、それを引っさげてのライブはめちゃくちゃ面白いものになると思います。期待して待っていてほしいです。面白いライブになることは保証できるものの、横浜アリーナのようなでかい会場にみんな遊びに来てくれるのかな、と考えると僕も不安になります。関東エリアでワンマンライブをやるのは2019年のさいたまスーパーアリーナ以来です。もうあの頃とは違うかも……と不安になります。だって、最近だとインスタライブをやっても200人くらいしか集まらないんですよ。この間なんて、思いつきでゲーム配信をしたら50人くらいしかファンの方々が見に来てくれなくて、めっちゃ不安になりました。そんな求心力ないやつが、横浜アリーナなんてでかい会場を押さえてしまって大丈夫か?と青ざめてしまいます。でも、絶対に観に来てよかった!と思ってもらえるライブをしますので、ぜひ足を運んでいただきたいと繰り返し申し上げたいです。多くのみなさんに興味を持っていただくために僕もプロモーションを頑張らないと、と今からいろいろ案を練っています。岡崎体育は幸運なことにテレビ露出などが多く、いろいろなところに呼んでいただいているので、自分で言うのもなんですが、知名度はまあまああるほうだと思います。それがどうにも集客やセールスに繋がっていないのは、みんな僕をゆるキャラくらいにしか見てないからでは?と自己分析をしています。ゆるキャラって、わざわざ深掘りしないじゃないですか。広く浅くしか知ってもらえない。アルバムを買って楽曲を聴きたい、ライブに足を運んでみたい、もっと深く岡崎体育を知りたい!と思っていただけるようにならないといけないんです。一人でも多くの方に思ってもらえるように、アルバムリリースに向けて岡崎体育、変わりたいと思います!おかざきたいいく約3年ぶりとなるコンセプトアルバム『OT WORKS II』(SME Records)が好評発売中。11月の横浜アリーナでのワンマイライブのタイトルは「めっちゃめちゃおもしろライブ」。※『anan』2021年7月21日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年07月17日CDから始まり、ゲームやアニメなど幅広く展開している音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』(通称:ヒプマイ)。声優キャスト18人によるライブ『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 7th LIVE ≪SUMMIT OF DIVISIONS≫』の開催が決定しました。『ヒプノシスマイク』7thライブが開催決定!2021年8月7~8日に、神奈川県横浜市の『ぴあアリーナMM』にて開催される同イベント。なんとイケブクロ、ヨコハマ、シブヤ、シンジュク、オオサカ、ナゴヤの全6ディビジョンから18人の声優キャストが勢ぞろいします。さらには、中王区『言の葉党』の東方天乙統女役である小林ゆうさん、勘解由小路無花果役であるたかはし智秋さん、碧棺合歓役である山本希望さんも出演。ファンにとっては見逃せないイベントです。【出演者】木村昴、石谷春貴、天﨑滉平、浅沼晋太郎、駒田航、神尾晋一郎、白井悠介、斉藤壮馬、野津山幸宏、速水奨、木島隆一、伊東健人、岩崎諒太、河西健吾、黒田崇矢、葉山翔太、榊原優希、竹内栄治、小林ゆう、たかはし智秋、山本希望(予定)なお、同公演は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 5th LIVE@サイタマ《SIX SHOTS TO THE DOME》』のリベンジ公演であるため、5th LIVEチケットを購入した人のみチケット申し込みが可能。1次リベンジ受付は、同年6月26日正午より開始なので、申し込み予定の人は『ヒプノシスマイク』ウェブサイトを要チェックです。ライブビューイングやライブ配信も予定されている、同公演。圧倒的な歌唱力とパフォーマンスで盛り上がるイベントとなること間違いなしです!【ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 7th LIVE ≪SUMMIT OF DIVISIONS≫】開催日時:2021年8月7日(17時開演、20時終演予定)、同月8日(16時開演、19時終演予定)会場:神奈川県横浜市ぴあアリーナMMチケット料金:指定席13000円(税込)[文・構成/grape編集部]
2021年06月25日株式会社NTTドコモは、料金プラン『ahamo』の100万契約突破を記念して、人気ボカロPと歌い手がコラボする無料オンラインライブの配信を決定しました。ライブのタイトルは『つながる詩の日』。2021年7月11日、『ahamo』のYouTubeチャンネルで配信されます。人気ボカロP×歌い手がオンラインライブ『つながる詩の日』でコラボ!今回のライブには、音声合成ソフト『VOCALOID』を使う『ボカロP』や、ネットを中心にアーティスト活動をしている『歌い手』が数多く参加。楽曲制作を担当するのは、八王子Pさんや、『ひとしずく×やま△』、40mPさん、和田たけあきさん、『OSTER project』、『針原翼×koyori』、buzzGさんら大人気ボカロPです。また、歌い手からはこはならむさんや、しゅーずさん、遥羽(はるは)さん、PAREDさん、松下ゆらぎさん、RIRIKOさんが出演します。八王子Pさん40mPさんこはならむさんオリジナルソングを披露する、ボカロPと歌い手の組み合わせがこちら!・OSTER project×ゆらぎ・八王子P×しゅーず・針原翼×koyori×遥羽(はるは)・buzzG×RIRIKO・ひとしずく×やま△×PARED・40mP×こはならむ・和田たけあき×松下また、『くらべられっ子』を始めとした楽曲で人気の歌い手である、ツユさんが応援アーティストとして出演します。ネット上で創作活動を行うボカロPと歌い手がコラボレーションし、『新しい音楽』を届ける今回のオンラインライブ。視聴者による事前の楽曲人気投票と当日の審査によって優勝ペアを決定し、優勝したペアは今後の活動で『ahamo』がサポートを行うとのことです。同ライブは無料で見ることができます。YouTubeチャンネルでは、オリジナル楽曲のワンコーラスMVを公開。視聴者による事前投票をTwitterで実施しています。【オンラインライブ『つながる詩の日』】開催日:2021年8月上旬ウェブサイト:つながる詩(うた)の日配信先:ahamoOfficial アハモ公式[文・構成/grape編集部]
2021年06月15日『T.M.Revolution』でボーカルを務める、西川貴教さん。2021年でデビュー25周年を迎えるにあたって、同年5月13日から同年12月23日にかけて行うライブツアーの実施を発表しました。西川さんは同年4月1日、今回のライブツアーについてTwitterで以下のようにコメントしています。「あの…これはエイプリルフールではありません…」真面目な告知であるにもかかわらず、エイプリルフールのネタと勘違いされないかを心配する西川さん。その理由は、斬新すぎるライブツアーの開催スケジュールでした。あの... これはエイプリルフールではありません...「25周年迎えるT.M.Revolution 滋賀県内だけを回る25公演ホールツアー開催」 #TMR25 — 西川貴教 (@TMR15) April 1, 2021 なんと『T.M.Revolution』は大津市や米原市、彦根市など、滋賀県内のみで25公演のライブを実施!新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の影響で、全国各地を巡回するツアーを行うには厳しい状況です。そのため、県内で25公演という斬新な形式をとったのかもしれません。また、西川さんは滋賀県出身であり、『滋賀県ふるさと観光大使』を務めています。故郷に元気を届ける目的もあるのでしょう。今回のライブツアーが発表されたのは同年3月31日でしたが、エイプリルフール前日だったため、西川さんは念のために事実であることを告知したようです。斬新な告知内容と西川さんのコメントに対し、滋賀県民を中心に多くの人から反響が上がっています。・さすがは故郷愛の強い西川さん!滋賀県民として嬉しいです。・むしろエイプリルフールのネタだったら、ちゃぶ台をひっくり返しますよ!・こんなにも地元愛にあふれるアーティストを、俺はほかに知らない。同公演を実施するにあたり、出演者及びスタッフ、観客へのコロナウイルス対策はしっかりと行うとのこと。『T.M.Revolution』の音楽のパワーで、滋賀県は大いに盛り上がることでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年04月01日結成20周年、メジャーデビュー15周年のタイミングでリリースされたベストアルバム『Perfume The Best“P Cubed”』を携えた4大ドームツアー。そのうち、2月25日に行われた東京ドーム公演が収録された映像作品だ。Perfumeだけが持ち得る唯一無二のアートの最高峰。ベスト盤に収録された54曲の中から事前にファン投票を募り、その結果を参考にして組まれた珠玉のセットリスト。ステージの装飾だけでなく、楽曲演出に膨大な意味がある、とてつもない情報量のライブだ。ファーストツアー「GAME」のオープニングと同じく、ライトセーバーを持っての「GAME」のパフォーマンスで幕開け。当時はアルバム『GAME』がオリコン週間チャート1位を獲得した直後であり、その勇ましいオープニングは“Perfume時代の到来”を印象付けた。8年ぶりの東京ドームで披露されたライトセーバー×「GAME」は長年のファンにとってはとても感慨深いし、何より単純に、鳥肌が立つほど、かっこいい。他にも、「だいじょばない」に「Coachella 2019」時のエフェクトがかかっていたり、「SEVENTH HEAVEN」が2008年のAXワンマン時のピアノバージョンだったり、「チョコレイト・ディスコ」でMVのカラフルなネオンが天井に映ったり。次々とこれまでのPerfumeの歴史が蘇っていく。一番多くライブで披露されてきたであろう「ポリリズム」は、様々なライブでの名シーンが映像で流れ、花火が上がるという2010年の初の東京ドーム公演へのオマージュ。この「ポリリズム」1曲だけでも、こめられた熱量が半端ではない。「edge」は最後に三角形を描くという直角二等辺三角形ツアーへのオマージュがありながら、3人それぞれが違うボックスの上に乗ってアリーナエリアを移動するという斬新さ。この演出に象徴されるように、「チャレンジャー」としてのPerfumeも全開だ。このライブの翌日のツアーファイナルは、政府の自粛要請により、中止を余儀なくされた。その前日、様々な感情が去来する中でライブに臨んだあ~ちゃん、かしゆか、のっちの3人は、相当の緊張と不安を抱えていただろう。だからこそ、最初のMCタイムで客席からの大歓声を浴びた時の安堵の表情が、はっきりと焼きつく。終盤のMCで、3人の口からいかにPerfumeが最高かということが告白され、何ものにも代えがたい幸福感が場内に満ちるところも、Perfumeならでは。Perfumeだけが持ち得る唯一無二のアートとしての最高峰と、Perfumeだけが持ち得るかっこよさととかわいさの最新形がたっぷりと味わえる作品だ。『Perfume 8th Tour 2020“P Cubed”in Dome』【初回限定盤(2BD+グッズ)】¥7,500【初回限定盤(2DVD+グッズ)】¥6,500【通常盤(BD)】¥5,000【通常盤(DVD)】¥4,000(UNIVERSAL MUSIC)パフューム2000年結成。あ~ちゃん、かしゆか、のっちによるテクノポップユニット。’18年、アルバム『Future Pop』が全世界20の国と地域のiTunesエレクトロニック・アルバム・チャートで1位獲得。’19年、日本人女性アーティストとしてコーチェラに初出演。※『anan』2020年9月9日号より。文・小松香里(by anan編集部)
2020年09月06日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ライブハウス」です。新型コロナウイルスによって、ミュージシャンたちもライブ活動を自由にできない中で、自分たちの音楽活動をどう持続するかを考えています。そんな中、メジャーなアーティストたちが、弾き語りなど自宅からの演奏を届ける生配信という分野が、着実に市民権を得ています。音楽の楽しみ方、聴き方の選択が増えることはとてもいいことです。そう感じる一方で、ライブはライブでちゃんと戻ってくると僕は信じています。まだまだ時間はかかるかもしれませんが、新型コロナウイルスが終息したあかつきには、ライブハウスは以前と何の変化もなく同じ顔して戻ってくる。僕はそう思っています。なぜなら、ライブってそれだけで特別なものだからです。やはり、CDで聴く、パソコンやテレビの画面を通して観るものとは違う感動がある。それだけは何があろうと絶対に変わらないと思うんです。生の強さははかり知れないものがあり、それがなくなることは決してない。だから、帰ってくるのを待つだけです。僕の周りでも、営業できないライブハウスは多いです。お世話になっていたライブハウスが経営困難になっているという話を聞くのは辛いし、僕だって微力ながら協力していきたいと思っています。なくなることは絶対にないんだから、とにかく笑ってライブができる日まで、一緒に乗り越えていきたいです。不思議なもので、こういう状況になると自分でライブをやることより、誰かのライブに行きたいという思いが強くなりました。僕はミュージシャンの中では、他人のライブに行かないほうで知られていますが、そんな僕でさえ「ライブに行きたい」「誰かのライブを観たい」と、今、めちゃくちゃ思っています。おっきい音で聴いて「この曲かっこええな」と肌で感じたい。みなさんも、そう思っていますよね?もちろん、自分のライブをしたいと思う気持ちもあります。やるとしたら、思い切りさりげなく戻りたいです。コロナの前と後で何かを変えるとか、変わったとか、そういうギミックは入れなくていいと思うんです。僕のキャラ的になんか変わったことするのを期待されそうですけれど、最初のライブは、今まで通りの、変わらない岡崎体育のライブをみなさんにお見せしたいです。大きな音で。おかざきたいいくヤバTとの新番組『よなよなラボ』(NHK総合 毎月1回土曜24:05~)が好評放送中。NHK総合で放送されていた、よるドラ『いいね!光源氏くん』の主題歌「ニニニニニ」が配信中。※『anan』2020年6月24日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2020年06月21日2020年5月25日、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)による緊急事態宣言が全国で解除されました。しかしその後、産経新聞によると、同年6月2日に東京都では新たに34人の感染者が確認され、感染再拡大の兆候がある場合に警告する『東京アラート』が初めて発動されました。この状況では人が大勢集まるライブや大型イベントなどの再開は、もう少し先になってしまいそうです。長引くライブ、イベント自粛に「早く帰ってきて」同年2月26日に政府からイベント自粛要請が出され、これまでさまざまな催しの開催が中止、または延期となってきました。ずっと楽しみにしていたライブやイベントがなくなってしまい、落ち込んだ人も多いのではないでしょうか。そんな人たちの心に、しずか(@shizukatou22)さんの描いたイラストが響いたようです。はやく帰ってこないかな pic.twitter.com/kEf5lh8BAu — しずか (@shizukatou22) May 23, 2020 会場に到着するまでの高揚感や、ライブ前に友達と過ごす時間を懐かしく感じた人も多いのではないでしょうか。このイラストを見ていると、開演前のドキドキやワクワクを鮮明に思い出し、切なくなってしまいますね。投稿には多くの声が寄せられました。・ライブ開始までの興奮とか、終わった後のいい表せない充実感も、全部楽しいんですよね!・嫌なことがあっても「ライブまであと少しだ!」と考えたら乗り切れていたのに…。・いろんな思い出があふれてきて、胸が熱くなりました。早く帰ってきて!多くの人の心を支えていたライブやイベント。アーティストはもちろん、舞台そのものを作るスタッフたちも、早く再開したくてうずうずしていることでしょう。コロナウイルスが終息し、ライブやイベントに安心して参加できる日が待ち遠しいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年06月03日2020年5月25日、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の緊急事態宣言が解除されました。しかし、同年6月2日には東京で新たに34人の感染者が確認され、都民に警鐘を鳴らす『東京アラート』を発動するなど、まだまだ油断ならない状況が続いています。多くの飲食店や衣料品店などは営業を再開していますが、多くの人が集まるライブや大型イベントなどの再開はもう少し先になってしまいそうです。そんなライブについて、しずか(@shizukatou22)さんの投稿が話題になっています。しずかさんは、ライブはライブ本番の時間以外にもたくさんの大切な時間をくれていたと実感しているそうです。はやく帰ってこないかな pic.twitter.com/kEf5lh8BAu — しずか (@shizukatou22) May 23, 2020 ライブ本編以外にも高揚感や友達との時間をくれていたライブを懐かしく感じた人も多いのではないでしょうか。たくさんの人が同じ人やグループのことを好きになり、一緒に応援できるということがとても貴重な体験だったのだなと痛感します。投稿には多くの声が寄せられました。・ライブ開始までのドキドキやワクワク、終わったあとの言い表せない充実感、全部合わせて楽しいんですよね!・嫌なことがあっても「ライブまであと少しだ!」って考えたら乗り切れますよね。・色んな思い出が溢れてきて、心が熱くなりました。早く帰ってきて!多くの人の心を支えていたライブやイベント。アーティストなどの演者、ライブや舞台そのものを作るスタッフの人たちも、早く再開したくてうずうずしていることでしょうコロナウイルスが1日も早く終息して、ライブやイベントが復活できる日が来ることを祈るばかりです。[文・構成/grape編集部]
2020年06月03日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ステージからの眺め」です。実は、僕めちゃくちゃ目がいいんです。視力は裸眼で3.0あります。…なんですが、ステージからの眺めはすこぶる悪いです。なぜかというと、目はいいのですが、いわゆる鳥目気味なので薄暗いとよく見えなくなるんです。歌っているときは、ライトがこちらを照らしていて、客席が暗くなる。そうすると、お客さんの顔はほとんど見えていません。まだ盛り上がる曲だと動きがあるから、なんとなく「おるな」とわかるのですが、バラードとか歌っていると、夜の海くらい静かで真っ暗に感じます。ときどき、「あれ、これリハやったっけ…」と錯覚してしまうこともあります。だから、実を言うとネタ曲をやるときなんかは、けっこうドキドキしています。イヤモニをしているのでお客さんの生の歓声や笑い声はほとんど聞こえません。笑っている様子は視覚情報でしか得られないので、客席の様子がもうちょっとわかるように、照明はもう少し明るいほうがええな、と思います。「あ、ウケてるんや」とわかるので。これ、いつも僕のライブで照明を担当していただいている福本さんに、わざわざ直接お願いしたことはありませんが、この連載を読んでおられたら、もし読んでいるんであれば、ネタ曲のときは客席を明るめでお願いしたいです。なので、僕の後ろからライトをあてて、客席を明るくしてもらえれば後ろの席までばっちり見えています。僕には、MCのときに、お客さんが持ってきたバンドタオルがなんていうバンドのタオルか読み上げる定番ネタがあるのですが、Zepp Tokyoの2階席のいちばん後ろに座っているお客さんのタオルの文字がしっかり読めました。そのくらいは見えています。遠くの席はそうやって明るくすれば見えるとして、近くの席はどうかというと、僕が思うに最前列ってあまりアーティストは見てないのでは?と思います。さいたまスーパーアリーナでトロッコに乗って外周したときも、正直どこを見ていいのかわからずにあたふたしてしまいました。最前列ってアーティストとの距離が近くてすごくいいように言われていますが、僕はアーティストと目が合いたいなら5列目以降をお勧めしたいです。ステージに立つと目線はだいたいそれくらいの位置にあると思います。特に僕と目が合いたいなら5列目以降、最後列までがお勧めです。後ろであればあるほど、がっつり見ることができますから!おかざきたいいくNHK総合テレビで放送中の、よるドラ『いいね!光源氏くん』(毎週土曜23:30~)の主題歌を担当。岡崎体育節炸裂のポップチューンで、タイトルは「ニニニニニ」。好評配信中。※『anan』2020年4月29日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2020年05月02日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「2020年」です。2020年になりました。今年も岡崎体育をよろしくお願いします。2019年は、これまでにない濃い一年でした。僕の長年の夢だった、たまアリでのワンマンライブを成功させるべく、集中しまくった年だったと思います。2019年の上半期は、ほぼすべての時間をたまアリに注ぎ込んでいたので、それ以外の記憶がめちゃくちゃ薄いです。何してたんかな、俺……。たまアリ以降ですと、実家を出て東京に新居を構えたことも大きなニュースですね。僕のイメージの中では、「たまアリでワンマン」が人生のどピークで、世間からちやほやしていただけるのもそこまでかなと思っていましたが、たまアリ以降も、いろんなお仕事をいただいてありがたいなと思っています。ミュージシャンとして以外でも、俳優としてサザエさんのドラマに呼んでいただいたり、かなり大きめのTVCMにお声をかけていただいたり。そういう音楽家以外の仕事も、すごく自分のためになる、視野が拡がるのでやれてよかったなと思っています。2020年はどうなるんでしょうね。目標としてやっぱり「でワンマンライブをする!」と掲げられるとええなあと、実はこっそり思っています。目的意識がないとダラダラと過ごしてしまいそうなので、向かっていく場所を設定しておくといいのかな、と。よくインタビューなどでも「次はどこでライブをしたいですか?」と聞かれることも多いので、それもあって決めておきたい気もします。とはいえ、たまアリの次ってどこ?と正直わからないんですよね。みなさん、どこでやったらいいと思いますか?僕らしい場所がいいですよね。甲子園でやるとか、屋外も楽しそうです。地元の宇治でフェスをやるのもいいかもしれないです。でも、まだハッとする何かが降りてきてないので、何も決められずにいます。たまアリのときも「ここでライブがしたい!」という衝動を自分の中に感じて決めることができた。そういう場所や出会いがあるのを、今年も待ちたいと思います。そんなわけで、今年もノースタンスな感じに一年がはじまりました。ノースタンスが好きなので自分が興味あることを自由にやっていきたいと思います。ミュージシャンなのに、何、街ブラロケしとんねん、と思うこともあるかもしれませんが、シンガーソングライターという概念にとらわれず、岡崎体育の活動を今年も温かく見守っていただけますと幸いです。おかざきたいいく1/11(土)、地元のKBS京都で新レギュラー番組『岡崎体育の京の観察日記』がスタート。2/11、エディオンアリーナ大阪で、ワンマンライブ「OKAZAKI ROCK FESTIVAL 2020」開催。※『anan』2020年1月15日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2020年01月09日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「初の映像作品」です。先日、初めてのライブ映像作品『岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナ』が発売になりました。ライブを映像化してほしいという要望はかなり前からあったんですが、僕が頑なに拒んでいたんです。やっている音楽がネタ要素の強いものが多いので、パッケージングしてしまうと鮮度が落ちるんじゃないかという危惧があり、なかなか踏み切れなかった。ただ、たまアリでのライブは長年目標にしていたもので、そこを目指してやってきたスタイルの集大成として、ひとつ形に残していいんじゃないかと思えたんです。だから、たまアリは最初から映像化するぞと決めて挑んでいたので、それを念頭においてライブの演出を考えたともいえます。どんなライブ映像がいいんだろうと、西野カナさんや関ジャニ∞さんなど、先輩方の映像をたくさん観させていただきました。どういうことが映像映えするのか、かなり研究をして、それで前々回のテーマ“ライブの定番”でもお話しした、アリーナライブといえばトロッコやセンターステージが定番で、それを自分らしくやろうという発想にたどり着きました。できあがった映像は、編集にも細部まで僕のこだわりが詰まっています。繰り返しになりますが、僕のライブはネタ重視。そのネタの面白さが伝わらなくては意味がない。例えばトロッコがコースをわざと逆走するシーンでは、きちんと逆走感が出てないと意味がない。そうすると、もっとわかりやすいカメラポジションのものに変えてほしいとお願いしたり、僕の表情を伝わりやすく抜いてほしいと言ったり。他のミュージシャンの方々はどれくらい編集に細かく指示を出すのでしょうか。人によりけりだと思いますが、細かい方はけっこう細かく、ここはこの表情を使ってほしいとか、こっちのアングルを使ってほしいとかあるようです。やはりアーティストですから、こう見せたいというこだわりがあると思います。ちなみに僕は、左の目だけ二重で顔は左半分のほうが男前です。だから、みなさんから見て右(上手)側からのほうがイケている。でも、僕はネタ重視なので、面白ければ、イケてない側からのショットでも迷わず使います。そこが逆にこだわりです。でも、上手側が確実にイケメンなので、そこはDVDを観てみなさんでぜひ堪能してください。おかざきたいいく12/15、Zepp Fukuoka「ベリーグッドマンへの道 ツアー2019~武者修行編~」に出演。来年2/11、エディオンアリーナ大阪で、ワンマンライブ「OKAZAKI ROCK FESTIVAL 2020」開催!※『anan』2019年11月20日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2019年11月17日普段の旅行はもちろん、「推し」に会うための遠征旅行を何度もしてきた編集部スタッフが、新幹線の列車内に持ち込みたい便利グッズをピックアップしてご紹介します!事前の準備に使える忘れ物チェックリストも作成したので、旅行で新幹線を利用する際にはぜひ活用してみてくださいね♪新幹線での移動時間も快適に過ごしたい!目的地への移動に便利な新幹線。夜行バスと比べて疲れにくく、乗車時間も短かいのがメリットですよね♪とはいえ、長距離移動の際にはそれなりに所要時間がかかります。せっかくなら少しでも快適に過ごして、旅行先での観光やライブなどに備えたいもの。そこで今回は、「推し(応援しているタレントやキャラクターなど)」に会うために東へ西へ遠征旅行を繰り返してきた編集部スタッフ(筆者)が、「これは持って行ってよかった」というおすすめのアイテムをピックアップ!記事の後半では〔楽天〕で見つけた便利グッズもご紹介していきますよ。まずは筆者が実際に列車内に持ち込んで役立ったアイテムを中心に、忘れ物チェックリストを作ってみました。どんなグッズがあると助かりそうかイメージしながら見てみてください♪「新幹線に持ち込みたいアイテム」チェックリスト●乗車券、特急券●ICカードホルダー(新幹線の切符を入れておくと車掌チェックの際にスムーズ)●貴重品(財布など)●携帯端末(スマホ、PCなど)●携帯用スタンド(動画を見る場合)●充電コード●イヤホン●音楽プレーヤー、ポータブルDVDプレーヤーなど●本、雑誌、新聞など●ブランケットまたはストール(長時間乗っていると足元から冷えます)●折りたたみクッション(お尻に敷くほか、背もたれに当てても◎)●携帯ネックピロー●傘カバー(必要な場合)●レジャーシート(足元に敷いて荷物を置いたり靴を脱いで過ごす用。※隣の方には配慮しましょう!)●携帯スリッパ●着圧ソックス●アイマスクまたはサングラス●マスク、のど飴、リップクリームなど(乾燥対策)●歯ブラシセット(必要な方)●生理用品などのサニタリーグッズ●耳栓(イヤホンで代用でもOK)●メガネケース、目薬など(必要な方)●常備薬、酔い止めなど●ウエットティッシュ、ティッシュ●ボディシート●カイロ●小さめのゴミ袋●ライブのチケット、入場券など●アーティストのグッズ類(うちわ、ペンライト、双眼鏡、ツアータオル、Tシャツなど)●友人へのお土産など●スーツケース、着替えなど●カメラ類●折りたたみ傘、レインコート上記はあくまで一例なので、自分がどのくらいの時間乗車するかをもとに、過ごし方を想像してみるのがおすすめです!この他にも必要なものがあれば、ぜひ書き加えてオリジナルのリストを作ってみてくださいね♪なお、アイマスクとマスクを併用すると若干怪しい見た目になりますので(笑)、「気にしない!」という方以外は組み合わせを工夫してみるのもいいかもしれません。ボディシートやアロマスプレーなど、香りのするものを持ち込むときは周りの方にも配慮しましょう。また、移動中は予期せぬトラブルが起こることもあるので、靴を脱いでくつろぐときはすぐに履き直せるようにしておく、アイマスクをする際には貴重品の管理に注意するなど、自己責任のもとで行ってくださいね。これは使える!おすすめグッズ4選ここからは〔楽天〕で購入できる、新幹線車内に持ち込みたい便利グッズのおすすめをご紹介します♪こちらはUSB式のホットアイマスク。USBポートのあるPCやモバイルバッテリー、AC電源に接続して使うタイプです。温度とタイマーがそれぞれ4段階から設定でき、ベルトでサイズ調整も可能なので自分のスタイルに合わせて使えますよ♪外側のカバーが丸洗いできるところも優秀ポイント。移動中に快適な睡眠を取りたいときは、首の安定感も重要ではないでしょうか。こちらは人口工学に基づいたデザインで、やさしく頭、首、肩を支えてくれるネックピローです♪ポンプ式で、使わないときはコンパクトに持ち運べるので旅行にもぴったりですね。旅行のときは歩き回ったり長時間移動をしたりと足に疲れが溜まりますよね。移動時間こそ足の《休足時間》にしちゃいましょう!ハーブの香りがするのでお隣が知らない方の場合は配慮が要りますが、旅先からの帰りに使えばリフレッシュできそう。新幹線に持ち込むグッズやお土産などは、いちいちキャリーケースを開かずにまとめて収納できるボストンバッグがあるとスムーズに持ち運べます。「シュパッ」とたためるコンパクトバッグ《Shupattoシュパット》は、キャリーバッグのハンドルに通しても使えるので1つ持っていると活躍してくれますよ!旅行の移動時間をリラックスタイムに♪今回は新幹線での移動時におすすめのアイテムや、〔楽天〕で見つけた便利グッズをご紹介しました。移動中はいかに体力を温存して、目的地での行動に備えるかがポイント!列車内を快適に過ごして、思う存分観光やライブなどを楽しみましょう♪国内ツアーや宿泊先の予約は〔楽天トラベル〕をチェック♪
2019年10月12日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「たまアリを振り返る(前編)」です。ソロで音楽活動を始めてからの7年間、そのステージに立つことを夢みてきた〈さいたまスーパーアリーナ〉での単独公演を6月9日に無事、開催することができました。集まってくれた1万8000人の観客のみなさんには感謝しかありません。この日を迎えるために、僕はとにかく準備を徹底してしようと心に決めました。サッカーなどのスポーツや登山なんかは、どんなに準備しても当日の運や体調、天候などで100%うまくいかないことがある。でも、ミュージシャンのライブにはそれがない。準備をすればするほど、それは成功として返ってくるし、お客さんの満足度は高まる。それなら準備を自分が納得できるまでやろうと決めました。ライブ用の新曲を準備したり、すでにあるネタ曲も今までと同じことをやりたくなかったので、すべてたまアリ仕様に作り直しました。とにかくみんなに楽しいと思ってもらえるアリーナライブにしようと、そればっかり考えました。構想としては1年前くらいからコツコツと練っていたんですが、最初にどうしてもやりたいと思った演出は花道です。ライブ会場に入ったらすでに3つ面白いことがある、というのは以前から公言していたのですが、そのひとつが「花道がめっちゃ細い」というもの。これ、1年前にまず最初にスマホにメモっておいた念願の演出で。でもけっこう気づかれなくて、「岡崎体育のライブに来たけど、花道細すぎ」とかSNSに誰かつぶやいてないかと開演前にチェックしていましたが、全然見当たらなかったです。もうひとつ、花道の先のセンターステージ周縁にエノキが飾ってあるというのはけっこう気づかれていたようですが、花道は盲点だったみたいです。そのほかアリーナ規模でしかできない、火柱があがる特効とかワイヤーアクション、トロッコの演出も考えて実行しました。トロッコは、以前、ゴールデンボンバーさんのライブで公演が全部終わってから4人でトロッコに乗って外周まわるっていうのを観て、これは満足度高くてええなと思って真似させていただきました。先輩のいいところは積極的に見習っていこうと。でも僕の場合、一人だけなので会場全部を見きれてないし、手を振りきれてない感、めちゃくちゃありました。バンドやアイドルは人数いるからできることであって、トロッコ外周一人きりは無理あるな…と、そこはちょっとソロアーティストの限界を感じましたね。おかざき・たいいく6/9に念願のさいたまスーパーアリーナでの単独公演を成功させ、来年2/11(火)にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)でワンマンコンサートを開催することを発表した。※『anan』2019年7月24日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2019年07月20日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ライブの登場の仕方」です。ライブにおけるミュージシャンの登場の仕方について、みなさん注目したことはありますか?バンドの人とかって結構、トボトボと歩いて出てきて、みんながわーきゃー盛り上がっている中、淡々とアンプの上の水をちょっと飲んでみたり、タオルで顔をふいたり、機材のチェックしたりとかして、なんならちょっとだるそうにしてますよね。楽しいライブのはじまりが、なんでそんなだるそうなん!?と思いますが、でも、めっちゃクールに決めている系のバンドが袖から全力疾走してきて、「こんばんはーっ!」って言われても「なんで!?」と引いてしまいそうなので、まあ、だるそうにしながら出てくる感じもパフォーマンスのひとつなのだと解釈しています。登場シーンは、アーティストのあり方が色濃く出るもの。そこに注目してライブを観るのも楽しいと思います。ライブもライブハウスだと袖から出てくるのが普通ですが、規模が大きい会場になれば登場の仕方もいろいろとバリエーションを考えられます。先日開催された念願のさいたまスーパーアリーナでのライブは3部構成だったので、登場シーンが3回できたんですね。だから、楽しんでもらえるようにちょっと工夫を凝らした登場を3回演出させていただきました。基本、僕のライブは僕しかステージに立ちません。だから、やっぱり派手な登場演出は必須なんです。うっかりだるそうになんか出てきてしまうと、あれ?いま出てきた人が岡崎体育?と、お客さんも気持ちの切り替えができないと思うんですよね。よくあるんですが、フェスなどの客前リハでステージ上にぬるっと立つと、誰にも、まったく、気づかれないんです。普通のTシャツに短パンでオーラもないし当然といえば当然なんですけど。ひどいときには、客前リハの真っ最中にPAのスタッフさんに「では、本人さんに入ってもらってくださーい!」と言われて、「あ、僕が本人です…」と答えるという辱めを受けたこともあります。だから、僕は、基本的にステージにはいつもバーンッて出ますね。ステージの真ん中までグワーッて走っていって、バーンッて立って、「どうもーっ!岡崎体育でーす!」って、はっきりと見せつけてやります。それで「ここからが岡崎体育のライブですよ」とわかりやすく説明してあげるんです。わかりやすさ、伝わりやすさが第一。そんなアーティスト性でやっています。おかざき・たいいく6/9に念願のさいたまスーパーアリーナでの単独公演を成功させ、来年2/11(火)のエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)でのワンマンコンサートの開催を発表した。※『anan』2019年7月10日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2019年07月06日いま、世界で憧れの眼差しを浴びているのは、自分の個性を堂々と表現する“カッコいい”女性たち。その象徴ともいえるアリアナ・グランデのライブレポをお届けします。ロサンゼルスのステイプルズ・センターに到着すると、オーバーサイズのスウェット&ニーハイブーツの女の子たちが、会場の外でプレイするDJの音楽に合わせ踊っている。入場を待つ列の中には、ツアーグッズを共に身につけた親子や、男性の姿も多く見られる。そう、彼らは“アリアネーター”。アリアナ・グランデの熱狂的なファンたちだ。スクリーンの真ん中に半球体のスクリーンが重なり、天井からも巨大な球体スクリーンが吊り下げられたシンプルなステージ。そこに映し出される皆既日食のような映像とともに、アルバム『スウィートナー』のアカペラのイントロが会場に響き渡る。アリアナ・グランデの代表的な女性賛歌ともいえる、「ゴッド・イズ・ア・ウーマン」を歌いながら、ダンサーを従えたアリアナ本人が登場すると、アリアネーターたちの歓喜の渦で会場の空気が揺れる。ワインレッドのブラトップのセットアップに、パフスリーブのボレロ、そして彼女の象徴ともいえるサイハイブーツ姿で凛と立ち、「ようこそ、スウィートナーツアーへ!」と叫ぶと、最新アルバム『thank u, next』から「バッド・アイデア」を、重厚なバンドサウンドをバックに歌い踊る。「ブレイク・アップ・ウィズ・ユア・ガールフレンド、アイム・ボアード」では花道を移動しながら、その歌詞さながら男性ダンサーを翻弄するダンスで客席を煽るアリアナ。時折見せる小悪魔的な表情は、女性から見てもドキッとさせられる不思議な魅力を持っている。ピンクのシフォンが揺れる女性らしいセットアップに衣装チェンジし、しっとりと歌い上げるのは「R.E.M.」。アルバム『デンジャラス・ウーマン』収録のダンサブルなナンバー「ビー・オールライト」は、マドンナを彷彿させるヴォーギングを取り入れたダンスがクールな一曲だ。ツアータイトルでもある「スウィートナー」が始まると、歓声は会場が一つになるほどの大合唱に。テンポの良い曲が続き、「I want it, I got it…この曲知ってる?」と彼女が呟くと、会場が沸く。世界中の誰もが知る名曲「マイ・フェイバリット・シングス」と、HIP HOPを大胆に取り入れた「7リングス」だ。ピンクのアメ車に跨り「欲しいものがあれば、自分のお金で手に入れるわ」と、涼しげな表情で歌うアリアナ。車とともにステージから姿を消し、次はシックなパープルのパンツルックで登場。いろいろなスタイルのアリアナを堪能できるのもライブの醍醐味だ。「ラヴ・ミー・ハーダー」「ブリージン」など、世界中の女性の共感を得たエモーショナルな曲を歌い上げる姿は圧巻。デビュー当時、そのキュートなルックスからアイドル的な存在でもあったアリアナ。しかし今、多くのファンの心を揺さぶる歌声は、彼女が乗り越えてきた経験や努力の賜物であり、それを昇華させたアーティストとしての余裕さえ感じる。宇宙空間のような壮大な映像をバックに歌うのは、「NASA」。曲の世界観を表現する、映像技術を駆使した演出も、今回のライブの見どころのひとつだ。オレンジのスパンコールのミニドレスにダウンジャケットというカジュアルなスタイルを身に纏い、新旧アルバムからヒット曲が続く。バンドサウンドを前面に出したドラマティックなアレンジの「デンジャラス・ウーマン」から、EDM全開の「ブレイク・フリー」へ。会場のボルテージが絶頂に達したその時、「今日は楽しんでくれた?パワーをくれて、一緒に歌って踊ってくれて、本当にありがとう!みんな愛してるわ!」と叫ぶ声に、これが唯一のMCであることに初めて気付くほど、彼女のステージに魅了されていた。最後の曲は、2年前イギリスのマンチェスター公演で起こったテロ事件の苦しみを乗り越え「もう流す涙は残ってない。元気を出さなきゃ」と前向きな言葉で綴る「ノー・ティアーズ・レフト・トゥ・クライ」。収まらない興奮の中、チェック柄のツインピースでステージに現れたアリアナがアンコールで歌うのは、元カレにメンションした歌詞が話題となった「thank u, next」。アルバム『スウィートナー』が、キャリア史上最高の称賛を受ける中、元恋人マック・ミラーの死やピート・デヴィッドソンとの婚約破棄など、次々と彼女を襲った辛い出来事。それでも彼女は自身の持つ天性の武器=音楽で、真っ向から向き合う強さを手に入れたようだ。満面の笑顔で、軽快にステップを踏みながら「ありがとう、さあ、次!」と、花道を駆け抜けるアリアナ・グランデの姿は、強く、たくましく、そして美しかった。Tour Title:Sweetener World TourDate:2019.05.06Place:STAPLES Center『Sweetener』と『thank u, next』の2作のアルバムを軸にしたツアー。今年3月にスタートし、アメリカとカナダの40か所以上で開催。ヨーロッパでの追加公演も発表された。2020年の大統領選に向けて若年層の投票率をアップさせるため、Sweetener World Tourアメリカ編の全公演で、NPO団体HeadCountと組んだ有権者登録ブースを設置している。Ariana Grande歌手。1993年6月26日生まれ。アメリカ合衆国フロリダ州出身。8歳で北米プロアイスホッケーリーグで国歌斉唱をしたほどの歌唱力の持ち主。デビューアルバムがいきなり全米アルバムチャート1位を獲得し、以降も様々な記録を打ち立てる。“アリ”の愛称で親しまれ、大の親日家としても有名。『thank u, next‐deluxe edition』最新アルバム『thank u, next』に、ボーナス・トラック2曲とDVDを付けた日本独自企画盤(オリジナルジャケット仕様)。アリアナの26歳の誕生日である6月26日に発売された。¥3,100(ユニバーサル ミュージック)※『anan』2019年7月10日号より。写真・Kevin Mazur文・本田珠里(by anan編集部)
2019年07月06日いま全国の映画館に、“新しい熱狂エンタメ”が拡大中!あのアーティストの特別なライブが、近所の映画館で観られる?映画館は、静かに映画を鑑賞する場所。―昨今、そんな既成概念を打ち破る、新しい楽しみ方が拡大している。その兆しは2010年頃からあったよう。「’10年から立て続けに、宇多田ヒカルさんや福山雅治さんといったビッグネームのコンサートの『ライブ・ビューイング』が行われました。それを機に、“静かに鑑賞するだけではなく、劇場で声を出したりしながら熱狂する”という、新しいエンタメへの注目度が、一気に上がってきています」(ライブ・ビューイング・ジャパン・坂本あかりさん)その熱狂を既に体験した人たちは、どんどん増加中。コンサート以外に、舞台、スポーツ、お笑いライブなどにもジャンルの幅を広げている。また「ライブ・ビューイング」以外にも、登場人物たちを応援しながら映画を楽しむ「応援上映」や、高音質かつ大音量で映画を楽しむ「爆音上映」の人気も拡大。劇場はいま、“静”とは対極の、熱狂を生む空間となっている。「家で一人で楽しむより、同じ気持ちの人たちと一緒に盛り上がりながら観たほうが、数倍楽しくなる作品も多いと思います。とくに応援上映は、100回リピートする人もいるほど、ある種の中毒性があります」(新宿バルト9支配人・島田貴行さん)坂本あかりさんライブ・ビューイング・ジャパン。プラット・フォーム部。同社は日本で唯一、ライブ・ビューイングを専門とする会社で、日本で行われているライブ・ビューイングの約7割を手がける。島田貴行さん新宿バルト9支配人。2013年、シネコン、新宿バルト9支配人に就任。同館ではライブ・ビューイングと応援上映を数多く開催。上映作品やスケジュールの調整、劇場の運営など全般の業務に携わる。※『anan』2018年9月12日号より。イラスト・黒猫まな子取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2018年09月09日ライブエンタメに革新をもたらした、超ド級大規模会場・東京ドーム。専門家とともに、ライブ会場としての歴史を徹底解説します。’88年、日本初の大型ドーム式野球場「東京ドーム」が開業。イベント使用時には約5万人が入る、超巨大会場が誕生した。「それ以前にも野外の大規模会場ならありましたが、屋根付きであれば、雨が降っても平気。『これからはドームの時代だ』という空気でした」(舞台監督・萩原克彦さん)初めて東京ドーム公演を行ったのは、ミック・ジャガー。「ただ、開業すぐはこけらおとし期間のようなものが設けられ、TM NETWORKなど日本人アーティストも数組出演。その中の一組がレベッカで、僕が担当した初ドーム公演でした。初めてドームに足を踏み入れたときは、『デケーッ!』のひと言。ドーム公演は、演者にとっても僕らにとっても初めての経験で、会場の広さを前に緊張したものです」(萩原さん)桁違いの広さを演出するとなると、機材や装置の搬入出だけでも相当な苦労があるそう。「ドームは、飛行機と同じように、中と外で気圧が違うんです。そのため、出し入れするたびに気圧を調整しなきゃならない。トラック1台を出し入れするだけで30分かかったんです。しかもドーム公演では11tトラックが60~70台くらい必要で…。それでも、あれだけの広さがあれば、演出のしがいがあるというもの。どこからでも見えるセンターステージとか、空中演出とか、『誰もやったことがないことをやってやる!』と、やる気がみなぎるんです」(萩原さん)そんな巨大なスペースを誇る東京ドームでの公演は、アーティストにとって、ひとつの頂点を極めることに他ならない。「ある意味、アーティストの集大成を見せる場であり、動員数における最高到達点。BOOWY、HOUND DOGらが、東京ドーム公演を最後に解散していったのは、“のぼり詰めると、日本ではその先がなかった”ことを暗示しているかのようです」(音楽ジャーナリスト・柴那典さん)東京ドーム公演を最後に活動に終止符を打つ―。そんなドラマティックな場であることも東京ドームの聖地性を高めていったが、’90年代後半に変化が。「メガヒットの時代が到来し、GLAY、ミスチル、安室奈美恵、B‘zといった、継続的にドーム公演ができるアーティストが出現。さらに各地にドームが造られ、今やドームツアーが当たり前です。嵐を筆頭に新たなライブ演出が続々と生まれ、新時代の熱狂が巻き起こっている。国立競技場も新しくなりますよね。大規模ライブエンターテインメントの今後にも注目です」(柴さん)[完成]1988年3月[収容人数]約5万5000人[住所]東京都文京区後楽1-3-61[最多公演アーティスト]嵐柴 那典さん音楽ジャーナリスト。ロッキング・オン社を経て独立。『AERA』『リアルサウンド』などで執筆。『cakes』ではダイノジ・大谷ノブ彦との対談「心のベストテン」を連載中。著書に『ヒットの崩壊』など。萩原克彦さん舞台監督。音響の専門学校生時代に、アルバイトから業界入り。キャリア42年を誇り、国内外の大物アーティストを担当。先日“完結”したチャットモンチーの舞台監督を10年間務めた。※『anan』2018年9月12日号より。取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2018年09月09日アーティストたちが目指す、元祖・夢の舞台、日本武道館。日本武道館がいかにしてアーティストにとって特別な場所になったのか、専門家お二人に解説していただきました。日本武道館はもともと、東京オリンピックで正式競技に採用された柔道の試合会場として’64年に建設された、“武道の殿堂”。そこで初めてライブを行ったバンドが、ザ・ビートルズ。「20世紀の金字塔バンド、ビートルズの日本初公演のステージに選ばれたことが、今にいたる、“武道館=ライブの聖地”のイメージを決定づけました」と音楽ジャーナリストの柴那典さん。ザ・ビートルズに始まり、’72年のディープ・パープル、’75年のクイーンなど、’70年代は海外アーティストが目立つ。「例外的に矢沢永吉さんや西城秀樹さんらもここで公演していますが、突出した実力と人気を兼ね備えたカリスマだけに許される舞台。興奮のあまり観客が失神してしまうのは、武道館ならではの光景でした」(柴さん)「ただ、当初は音はよくなかった。武道をやる場所として造られてるから、音楽を聴かせる機構は何もなかったんです。低音、中音、高音とスピーカーを積み上げるしかないんだけど、それではアリーナのお客さんには、ボンボンという低音しか聞こえず、上階では、壁に当たった中高域の音が、八角形の天井の中でぐわんぐわん回ってしまう。それでも、音にこだわるバンドさえも『憧れのアーティストと同じ舞台に立ちたい』と思わせる特別感があった。舞台を作る側としては、そんな条件だからこそ、スピーカーを吊る技術が生まれるなど、いい音を聴かせるための努力に繋がりました」(舞台監督・萩原克彦さん)’80年代、ライブハウス出身のBOOWYや、松田聖子ら女性アイドルのライブも行われるようになり、叩き上げのバンドや新人アイドルも“ゴール”として武道館を目指すようになった。「ファンは、応援するアーティストたちを自分たちの力であの舞台に立たせてあげたいと願うようになりました」(柴さん)「例えばロックバンドなら、渋谷のライブハウス、地方劇場の小ホール、大ホール、そして渋谷公会堂3DAYSを成功させてやっと武道館にたどり着ける。あの時代、その過程が神話を作っていきました」(萩原さん)全国に大会場ができた今、武道館に立つこと自体は以前ほど難しくなくなってきた一方で、その“神聖性”は変わらない。「“夢のゴール”から、“最初に突破すべき登竜門”という位置づけに変わりました。しかし、キャリアの節目に行うモニュメンタルなライブにはいまだに武道館が選ばれますし、聖地であり続けていることは間違いありません」(萩原さん)[完成]1964年9月[収容人数]約1万5000人[住所]東京都千代田区北の丸公園2-3[最多公演アーティスト]矢沢永吉柴 那典さん音楽ジャーナリスト。ロッキング・オン社を経て独立。『AERA』『リアルサウンド』などで執筆。『cakes』ではダイノジ・大谷ノブ彦との対談「心のベストテン」を連載中。著書に『ヒットの崩壊』など。萩原克彦さん舞台監督。音響の専門学校生時代に、アルバイトから業界入り。キャリア42年を誇り、国内外の大物アーティストを担当。先日“完結”したチャットモンチーの舞台監督を10年間務めた。※『anan』2018年9月12日号より。取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2018年09月08日岡崎体育の「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ミュージシャンのファッション」です。ミュージシャンは人前に立つ仕事ですからファッションは絶対に大事なんです。どんだけ尖っていてもええ服を着るべき。そうなんですけど、僕は寝間着のままライブしたりしてますねぇ。この間、小さめのライブハウスでライブがあって。どうせ前のほうしか見えへんやろと思って上半身だけパーカ着て岡崎体育感を出して、下はユニクロのスウェットのままステージに立ったら、そのあとマネージャーの松下さんに本気で嫌な顔されてめちゃくちゃ怒られてしまいました…。昔、オアシスのライブDVDを観たんです。オアシスはイギリスの国民的ロック・バンドです。そのフロントマンであるリアム・ギャラガーはカリスマ的な人気を誇るボーカリスト。その彼が地元のマンチェスターに凱旋したときのライブで、わけわからんトレーナー1枚着てステージに登場して。当時小6の僕は、こいつめちゃくちゃダサいなと思ったんです。でも、はっと気付いたんです。熱狂する何万人を前によれよれのトレーナーで出てきて思い切り歌い上げるのって、めちゃめちゃかっこよくない?と。あ、そっか俺、その影響で寝間着で出ちゃったのかもしれないな。…って、マネージャーの視線がそれはリアムだからかっこいいのであって、お前リアムじゃないからと訴えかけてきてますね…。確かに、その人のキャラクター大事ですよね。リアムだったら寝間着でもかっこいいかもしれません。リアムはマネージャーに怒られてへこんだりしないんやろな…。でも、実際にその映像の印象が潜在的にあったから僕は自分の定番のステージ衣装をパーカに決めたのかもしれません。それに、単純にパーカが好きなんです。ミュージシャンの中には普段着は全然違う方もいると思いますが、僕はオンもオフもパーカです。あと、パーカは七難隠すじゃないですけど、Tシャツだと体のラインというかむっちり感が出てしまう…。パーカはふんわりお肉隠しにもなっているんです。それで、冬場にこれでええやんと決めたんですが、はっきり言って夏のパーカは暑すぎて地獄ですね。とはいえ、自分のやってる音楽とこのスタイルは合致していると思うので、僕はこれでいいんです。最近も、モテたくてちょっと前髪を伸ばしたりしたんですけど、デブで前髪長いのはきしょいだけと気付いて、自分でばっさり切ってやりましたよ。おかざき・たいいくおかざき・たいいく2016年メジャーデビュー。NHK Eテレ『天才てれびくんYOU』にレギュラー出演中。3/25より岡崎体育ワンマンツアーがスタート!※『anan』2018年3月7日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2018年03月06日北部九州を拠点とするホームセンター「グッデイ」が、「FUKUOKAMACHICAMPPARTY2017」(主催:グッデイ後援:福岡市)を開催!福岡を拠点とするアーティストのライブやナイトシアターが楽しめるイベントですよ!ライブ、ナイトシアター、美味しいグルメも楽しめる!キャンプ開催日は、10月21日(土)・22日(日)。開催場所は、舞鶴公園西広場(福岡市中央区城内2)です。限定ライブの内容は、以下のようになっています。家族で、カップルで、女子会で…出かけちゃいましょう!限定LIVE(1日目)Anna・・・10/21(土)12:00~12:30シンガーソングライター。HARDROCKCAFEFUKUOKAでワンマンライブ開催。ガーデナーズ・・・10/21(土)13:00~13:30男性3人組アイリッシュバンド。ライブハウス等でアイルランド音楽を独自のアレンジで演奏。イノトモ・・・10/21(土)15:00~15:30NHK「みんなのうた」「おかあさんといっしょ」などへの楽曲提供他CMやTV番組の歌唱も多い。ザ・フォーキーズ・・・10/21(土)16:00~16:304人組ロックバンド。全国的にライブ活動を行い2017年福岡銀行CMソングに選ばれ、福岡で最も勢いのあるバンド。DJNomata/Kasa/Nanri・・・10/21(土)17:00~19:30福岡を代表するジャズクロスオーバー界のDJ陣が集結。限定LIVE(2日目)今路メグ・・・10/22(日)12:30~13:00シンガーソングライター。福岡拠点に大阪や東京でも活躍中。8月に1stアルバムを全国リリース。大石みつのん・・・10/22(日)13:30~14:00カメレオンヴォイスと称される七色の声と独特なギター、ジャンルを問わない歌唱力に定評有。iima・・・10/22(日)14:30~15:15永山マキ(vo)とイシイタカユキ(g)による音楽ユニット。LOVEFMパーソナリティやFBS番組のテーマソングも担当している。河村和範・・・10/22(日)15:45~16:15カワムラ家具代表取締役社長。サザンオールスターズのものまねバンド「KAWAMURABAND」を結成。ナイトシアターも!ナイトシアターは、10月21日(土)20時~(約2時間)からです。初日の夜は、夜空の下の映画館で心地よい風を受けがら非日常のひとときを楽しんでみては。上映内容は当日のお楽しみとのことです。フードスペースもありますよ福岡の人気店もマチキャンプに登場します!美味しいグルメ・ドリンクが用意されていますよ。出店予定は以下のようになっています。マヌコーヒー(スペシャリティコーヒー)種からカップまで大切に1杯1杯淹れています。オステリアインクローチ(イタリアン)福岡市内の人気イタリア料理とワインの店。イビサルテ(スパニッシュ)自家製ハムと本格パエリアの人気店。エルボラーチョ(メキシカン)日本で一番メキシコに近いレストラン。ガストロパブエールズ(パブ)クラフトビールと旬の素材の料理が楽しめる店。afterglowcurry&ユクル(カレー)福岡市内の人気カレー2店が同時出店。※当日の天候や諸事情によりイベント内容が変更もしくは中止になる可能性があります。予めご了承ください。公式HP
2017年10月13日2017年5月20日(土)・5月21日(日)の2日間、横浜赤レンガ地区野外特設会場にて「GREENROOM FESTIVAL’17」が開催されました。今回は、会場の様子を編集部員が取材レポート!夏フェスの楽しみ方と一緒にご紹介します。「GREENROOM FESTIVAL’17」って?「GREENROOM FESTIVAL’17」(以下、グリーンルーム)は、サーフカルチャー・ビーチカルチャーをルーツに持つ、ミュージックとアートのカルチャーフェスティバルです。コンセプトは『Save The Beach、Save The Ocean』。ミュージックとアートを通して、海やビーチのLifestyleとCultureを感じる2日間です。フェス会場に到着!まずはリストバンドをゲット会場に到着したら、まずは入場の手続きをしましょう。チケットを持っている場合は、リストバンドと引き換えます。グリーンルームはこのリストバンドをつけておけば再入場OK。フェスによって異なるので、事前に確認しておきたいですね。無事にゲット。波打つフォルムがとても可愛らしいリストバンドでした。時計と一緒につけたら、なんだかアクセサリーみたい。毎年デザインが変わるので、集めている人も多いんですって!リストバンドをつけたら、会場の中に進みます。入り口では持ち物検査もあるので、こちらも忘れずに。さあ、いよいよ会場内へ。壁一面に貼られたタイムテーブルもキュート!自分の観たいアーティストは、事前にチェックしておくのがポイントです。それに合わせて一日のスケジュールを立てたいですね。野外フェスを楽しむなら…まずは乾杯!会場内に入場します。中にはステージやフードコート、バー、休憩エリアなど、まるで一つの街のよう。いたるところで心地よい音楽も流れ、ワクワクしてきます。フェスの楽しみの一つといえば、やっぱり野外で飲むビール!会場にはビールの他にも、カクテルにハイボール、ソフトドリンクもありますよ。アルコールの価格は500〜800円くらいの場合が多いです。さっそくカンパ〜イ!青空の下で飲むビールは最高です。くれぐれも飲み過ぎに注意して、グッドマナーで楽しみましょう。大迫力!アーティストのライブを堪能もちろんフェスに来たら、ライブは外せませんよね。お目当てのアーティストの出演時間に合わせて、ステージの側に移動しましょう。人気アーティストは開演時間になると入場制限がかかるフェスもあるので、余裕を持って予定を立ててください。う〜ん、観たいアーティストが目白押し!編集部員がフェスに参戦するときは、こんな感じでタイムテーブルを携帯画面にキャプチャしておきます。入場時にも紙をもらえることが多いのですが、このキャプチャ作戦は意外と便利。オススメです。グリーンルームには様々なステージがあります。こちらのステージでは、グルーヴィーなメロディーにみんなノリノリ!芝生が気持ち良いエリアでは、ステップを踏んで踊りだしたくなるような、アコースティックギターやドラムの生演奏が。敷地の外にある無料エリアでもライブが行われていました。無料で楽しめるアーティストが充実しているのも、グリーンルームの特徴です。SNSに投稿したくなる!フォトジェニックなスポットがいっぱいフェスといえば、可愛い会場の装飾も魅力です。グリーンルームにも、フォトジェニックなポイントが盛りだくさん!思わずSNSに投稿したくなります。何気ない倉庫のように見えて、実はオシャレにペイントされています。各イベントのブースも充実。ここで写真を撮ってSNSに投稿すると、ビールが100円割引とのこと。ビール好きの編集部員は、モチロン参加します。無事にゲット!苦労して(?)手に入れたビールの味は格別でした!フォトブースが盛りだくさん!楽しい思い出をしっかり記録しておきましょう。ギャラリーもあって、アート観賞もできます。こちらはハワイのアーティスト、ヘザーブラウンのギャラリー。本人も来日していました!どこに行っても絵になる空間なので、会場を散策しているだけで楽しめます。お外でゴハンは格別の味!グルメを堪能しようフェスではグルメも楽しみの一つ。会場には色々な屋台が出ているので、悩んでしまいます。こっくりしたカレーにトルティーヤチップス!これまたビールに合います。フェスの定番メニュー、タコスもモチロン注文。暑い日もスパイスのきいたお味で、食欲がでてきます。大人気で行列ができていました。スモークチキンも絶品です。ワイルドにガブッといただきます。みんなでワイワイ食べると、いつもより一層美味しく感じますね。楽しみ方は自由自在!とことん楽しもう会場内はハッピーなムードで溢れています。芝生でゆっくりする人、ゴハンを食べる人、おしゃべりをする人。会場にはフェイスペインティングもありました。ますますフェス気分が盛り上がります!ライブを見ながら記念撮影!わーい!そんなこんなで過ごしていると、すっかりあたりも夕暮れに。ここでもDJがゆったりとした音楽をかけていました。海風に吹かれながらのんびりチルアウト。幸せな空気が緩やかに流れます。最高です。家族と、友達と、恋人と…思い思いのスタイルで自由気ままに過ごせるのがフェスの醍醐味。誰もが笑顔になれる魔法の空間が、そこにはありました。これから続々と始まる、夏の野外フェスティバル。今年の夏はぜひ、お出かけしてみてはいかがでしょうか。【開催概要】GREENROOM FESTIVAL’17開催日程:2017年5月20日(土)・5月21日(日)開催場所:横浜赤レンガ地区野外特設会場公式サイト:
2017年05月27日7月20日(木)、Schroeder-Headz (シュローダー・ヘッズ)のライブイベント「LIVE in the DARK」が開催されます!会場は、東京・墨田区のコニカミノルタプラネタリウム“天空”in 東京スカイツリータウン。音楽と映像、満点の星空が織りなす極上のひとときを体験しに行きませんか?ライブイベントの見どころをご紹介します。“天空”5周年記念イベント「LIVE in the DARK」「LIVE in the DARK」は、プラネタリウム“天空”のオープン5周年記念イベント。2017年4月には安藤裕子さんを迎え、第1回目がおこなわれました。第2回目の「LIVE in the DARK」にはシュローダー・ヘッズが登場。音楽と星空が共鳴する、大人のためのライブイベントです。●シュローダー・ヘッズの音楽で非日常空間へ今回の「LIVE in the DARK」では、シュローダー・ヘッズの生演奏を楽しめます。シュローダー・ヘッズは、渡辺シュンスケ氏によるポスト・ジャズ・プロジェクトです。ピアノ、ベース、ドラムスで奏でるアコースティック・トリオ・サウンドとプログラミングが融合した、美しいメロディで多くのファンを魅了。美しい映像とシュローダー・ヘッズのサウンドが絡み合う、非日常空間へ誘われてください。●星空דHERE.”による全天周映像ビジュアルデザインスタジオ“HERE.”による約30分の全天周映像も、「LIVE in the DARK」の大きな見どころです。“HERE.”による映像は、2016年12月に多摩六都科学館でおこなわれたシュローダー・ヘッズのプラネタリウムライブ「HORIZON」で披露されたもの。今回の「LIVE in the DARK」に合わせ、再編集された映像を堪能しましょう。お早めに!チケットの一般発売がスタート「LIVE in the DARK」のチケットは、5月18日から一般発売がはじまっています。チケットの購入は「チケットぴあ」、「e-Plus」、「ローチケHMV」で可能。売り切れ次第、終了するので早めの購入が必須です。※「ぴあ」チケット購入ページ:※「e-Plus」チケット購入ページ:※「ローソン」チケット購入ページ:●チケット購入特典をチェック●「世界のビール博物館」“天空”があるソラマチ7階の「世界のビール博物館」では、ライブチケットの提示でスペシャルメニューを1,000円で食べられます。メニューの内容は、「LIVE in the DARK」をイメージした特製カクテルと名物料理・ビアチキンのセット。ライブ前のひとときにピッタリです。●「AZUMACHO CAFE ~トーキョーサイダー倶楽部~」ドリンクまたはフード購入のさい、ライブチケットを提示すると「ハーダース チョコレートドリンク」2本をもらえます。お店は“天空”のすぐ隣。ぜひ立ち寄ってください。「LIVE in the DARK」は19:30~と21:30~の1日2回公演。音楽と星空、映像のシンクロに酔いしれましょう。開催概要「LIVE in the DARK」開催日時:2017年7月20日(木)19:30~、21:30 ~会場:コニカミノルタプラネタリウム“天空”in東京スカイツリータウン(東京都墨田区押上1丁目1番2号)料金:5,500円 ※全席指定。小学生以下は入場不可。TEL:03-5610-3043URL:
2017年05月25日虎ノ門ヒルズで『虎ノ門ヒルズ クリスマス 2016』が開催されています。期間は11月25日(金)~12月25日(日)です。テーマは「自然のぬくもりを楽しむ本物志向のクリスマス」。虎ノ門ヒルズで、洗練された大人なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。自然ぬくもりが感じられる本物志向のクリスマス装飾高さ約 6mの生木のクリスマスツリーや、天然素材を活かしたオーナメントで虎ノ門ヒルズに“森”が出現します。ツリーの周りはコニファー類や白樺、丸太で装飾され、ナチュラルで温かい雰囲気に。まるで森の中を散策しているかのような、一味違ったクリスマスが体験できます。心も体も温まる絶品クリスマスメニュー虎ノ門ヒルズのレストラン 3 店舗から、クリスマスにぴったりの心も体も温まる絶品メニューが登場します。家族や友人、恋人と、この時期にしか味わえない贅沢なグルメとともに素敵なクリスマスを過ごしましょう。●メゾンカイザーカフェ(虎 ノ門 ヒルズガーデンハウス 2F)食事に合う天然酵母のパンが自慢のメゾンカイザーカフェのクリスマスメニューは「ローストチキントリュフライス詰め」。じっくり焼き上げた丸鶏に刻みトリュフと醤油ベースのご飯を詰め込み、味も見た目もボリュームもたっぷりです。「ローストチキントリュフライス詰め」¥3,980(事前予約)、¥4,320(当日販売)期間: 12/22(木)~25(日)●虎ノ門アルボール(虎ノ門ヒルズ森タワー2F)新鮮な魚介をアレンジした料理が並ぶアルボールでは、渡り蟹の「トマトクリームパスタ」が提供されます。千葉県勝浦港から届く渡り蟹のエキスとミソがたっぷり含まれたクリームソースは、ワインとの相性抜群です。「渡り蟹のトマトクリームパスタ」¥1,800(2 名分)●スペインバルジローナ(虎ノ門ヒルズ森タワー4F)賑やかな店内で、アヒージョやパエリアなどの本格料理が楽しめるスペイン料理店ジローナでは、この季節の大人気メニューの「仔羊のロースト」が味わえます。中はしっとり柔らかく、外はカリっとした食感。たっぷり絡めた甘めのブルーベリーソースが癖になる美味しさです。「仔羊のロースト」¥1,944(2 名様分)大人の雰囲気漂う無料ナイトコンサート 『Classic Night』期間中、毎週木曜日に無料のコンサートが開催されます。12月22日(木)にはスペシャルライブが開催され、しっとりと大人のムードに包まれます。お仕事帰りやお食事前に、美しい音色で奏でられる世界の名曲を堪能しましょう。『Classic Night』開催日時:12 月 22 日(木)までの毎週木曜日開催時間:18:30~/ 19:00~(2 部制)場 所: 虎ノ門ヒルズ 森タワー2F アトリウム料 金: 無料※アーティスト・スケジュールは予告なく変更になる場合があるので予めご了承ください。【イベント概要】虎ノ門ヒルズ クリスマス 2016開催日時:11月25日(金)~12月25日(日)開催場所:虎ノ門ヒルズ公式HP:
2016年11月28日2016年9月16日(金)~9月25日(日)の期間中、「ベルギービールウィークエンド東京2016」(以下、BBW東京2016)が開催されます。会場は東京・港区の六本木ヒルズアリーナです。2016年はベルギーと日本の友好150周年にあたる、記念の年。ビールだけでなく、ベルギー文化を丸ごと楽しむ企画が盛りだくさんですよ。「BBW東京2016」の楽しみ方「BBW東京2016」では、まず会場で「スターターセット」(3,500円・税込)を購入します。このスターターセットには、「BBW2016」オリジナルグラス1個と飲食用コイン11枚が含まれています。あとは飲食用コインを使って、好きなビールやフードを購入するだけです。ビール選びにはポケットガイドや、公式アプリ「BB Walker」を参考にしましょう。2杯目以降のビールを飲むときには、専用のグラスリンサーでグラスを洗います。会場では追加コイン5枚組を1,050円で購入できます。また、グラスは持ち帰りOK!期間中に再度来場するときは、グラスを持参すれば追加コインの購入だけで利用できます。●どんなビールを飲める?今回の「BBW東京2016」では過去最多、113種類ものベルギービールが一堂に会します。個性豊かなビールばかりなので、いろいろ飲みくらべてみましょう。ビール通にはトラピストビール、強いホップの香りと苦味が特長のIPAというエールビールがおすすめです。ビール初心者や女性に飲みやすいホワイトビール、フルーツビールもそろっています。また、昨年も大好評だった「BBW Boutique(ビービーダブリュー・ブティック)コーナー」が今年も登場します。販売されるビールがランダムに変わるので、どんなビールが出てくるかはお楽しみ。新しい味と出会えるコーナーです。●本場ベルギーのフードもチェックベルギー人がこよなく愛し、こだわりを持っているのがフライドポテトのフリッツ。「BBW東京2016」にはフリッツ専門ブース「FRITKOT」が出店します。サイズが選べるので、1人でもみんなでシェアしても楽しめます。フリッツ以外にもディップやサイドメニューが充実しているので、本場ベルギーの味を堪能してください。●ライブパフォーマンスもお見逃しなくベルギーのトップアーティストによるライブパフォーマンスも開催予定です。初来日のTAXIWARS (タクシーウォーズ)や、DISCOBAR GALAXIE(ディスコバー ギャラクシー)、DEZ MONA(デッズ・モーナ)、GO MARCH (ゴー・マーチ)らのアツいパフォーマンスを間近で見られます。ビール片手に盛り上がりましょう。六本木ヒルズアリーナがベルギーになる10日間、ビールやフード、ライブを満喫!2016年に名古屋や福岡をはじめ日本各地で開催されてきた「ベルギービールウィークエンド2016」も、今回の東京が年内ラストです。ぜひ足をはこんでみてはいかがでしょうか。■イベント概要名称:ベルギービールウィークエンド東京2016開催期間:2016年9月16日(金)~9月25日(日)開催時間:平日14:00~22:00、土日祝日11:00~22:00※初日は16:00~、最終日は21:00まで。ラストオーダーは終了30分前)会場:六本木ヒルズアリーナ所在地:東京都港区六本木6丁目9-1料金:入場無料。スターターセット3,500円公式サイト:
2016年09月10日『アイドルマスター ミリオンライブ!』初のライブツアー「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 3rdLIVE TOUR BELIEVE MY DRE@M!!」大阪公演初日が2016年3月12日、オリックスホールにて開催された。大阪公演には春日未来役の山崎はるか、最上静香役の田所あずさ、伊吹翼役のMachico、ジュリア役の愛美、箱崎星梨花役の麻倉もも、佐竹美奈子役の大関英里、望月杏奈役の夏川椎菜、所恵美役の藤井ゆきよ、百瀬莉緒役の山口立花子、横山奈緒役の渡部優衣、高坂海美役の上田麗奈、島原エレナ役の角元明日香、高山紗代子役の駒形友梨、二階堂千鶴役の野村香菜子が出演した。角元と野村は大阪初日のみの参加となる。既に終わった名古屋・仙台公演は、共通の基本フォーマットのもと、参加した10名のメンバーのほとんどを入れ替えた、いわばA面・B面的な構成だった。そして今回の大阪公演は、名古屋組、仙台組、ツアー初参加組がバランスよく入った14人構成なこともあって、セットリストの変化やメンバーの成長という「ツアーの醍醐味」が感じられはじめる公演となった。大阪は3rdツアー初の2日制であり、公演リーダーは藤井ゆきよと地元出身・渡部優衣のコンビ。5都市を巡るツアーはここが折り返し点となる。オープニングの「Dreaming!」で全員が登場すると、今まではメインステージ上の5つのお立ち台に2人ずつが立っていたのが、リーダー以外は3人ずつに。凝集感というか、見た目にも人数が増えたのが明らかだ。その中でもスラリとした長身の2人・渡部優衣と藤井が並び立つ姿には華がある。そして渡部優衣の「ついに、帰ってきたで大阪ーー!」の叫びには地元愛がにじむ。会場が大阪となれば、ご当地ネタで誰もが思い浮かべるのが食べ物の話だ。夏川が「楽屋のたこ焼きがおいしかったです。たこ焼きパワーで頑張る!」とアピールすれば、ステージでは麻倉がたこ焼きを本当に幸せそうに食べていた話題も。当の麻倉はといえば、「皆さんも是非食べてくださいね。あ! ライブも楽しんでくださいね」と、彼女らしい言葉で周りを笑顔にしていた。大阪ならでだったのが、リーダー藤井肝いりの「ミリオン興行演芸劇場」という企画コーナー。出演者たちが4組のトリオを組み、ショートコントや漫才風のネタを見せるというものだ。本業ではないし、微笑ましい感じのステージになるのかな……と思いきや、トップバッターの「もちぜっきーズギター(麻倉・愛美・大関)」チームから、麻倉の個性を最大限に活かしたシュールでかわいいネタと、関西出身の愛美のノリツッコミが冴える。驚いたのが駒形、角元、野村の同一事務所トリオによる「大阪スペクランド」チームで、3人とも喋りが立つ上に息がぴったり。立派にショートコントとして成立していた上に、角元が演じる人物のクソガキ感も素晴らしかった。それぞれの個性が出たネタ見せコーナーのラストは、リーダーの渡部優衣と藤井がご当地ネタをふんだんに織り込んだ掛け合い漫才を披露してきっちりと締めたのだった。ライブパートで感じたのは、今回のツアーに参加するミリオンスターズ総勢37人の層の厚さだ。非常に完成度と満足度が高かった名古屋・仙台を経ての三公演目だが、「恋愛ロードランナー」で海美が乗り移ったように熱いパフォーマンスを見せた上田、「Precious Grain」や「Persona Voice」で圧倒的な表現とボーカル力を見せつけた田所らは大阪がツアー初参加。ステージの顔になれるエースが次から次にと出てくるのは驚きしかない。一方、大阪初日のみの参戦で、大会場のライブ自体が初めてなのが角元・野村の2人。角元のステージで印象深かったのが麻倉と歌った「Smiling Crescent」。ライブでの絡みは初めてとは思えないぐらいバランスのいい2人で、ダンスの先生は「姉妹みたい」と評したとのこと。かわいさときらきらした存在感にますます磨きがかかる麻倉と、ステージ上でバランスよく映えるパフォーマンスを見せる初ステージ組がいたことに頼もしさを覚えた。野村はソロで「恋心マスカレード」を披露し、まずは千鶴としての「さぁ、行きますわよ!」の一言で会場の空気を引きこむ。初ステージらしい初々しさが随所にありながらも、間奏で4人のダンサーを従えてのダンスは堂に入ったもの。すでにたくさんの経験を積んで先を行く仲間たちに囲まれてのライブ初ステージには緊張や難しさもあったと思うが、この日のために懸命に積み上げてきた、今できるものを全力で見せる姿勢には好感が持てる。ステージの最後には野村から「明日も出たい!」「これから思い出をいっぱいいっぱい作っていけたらと思います」と、今日を楽しんで、これからに思いをはせる言葉が聞かれた。だが今回のライブで印象的だったのは、新鮮な顔ぶれのそれと同じぐらい、大ライブ出演経験の多い常連組のパフォーマンスが鮮烈に感じられたことだ。中でも圧倒的と表現したくなったのが関西出身の愛美。彼女がギターを奏でる弾き語りステージがどうやらすごいらしい……ということは、会場の観客には既に知れ渡っている様子。そんな期待感のハードルが上がりに上がっている状態の中、愛美が「プラリネ」を歌い終えると、会場は驚嘆と感動の叫びに包まれた。これぞベストアクトと思われた仙台公演でのそれを軽々と超えてきたMachicoの「Believe my change」など、素晴らしいパフォーマンスが続出する大阪公演初日だった。好パフォーマンスが続く空気ができあがる上では、地元凱旋ライブに気合が乗りまくっていた渡部優衣と、率先して緊張しながらステージを楽しんでいた藤井、ふたりのリーダーが果たした役割も大きいだろう。オープニングMC中、ゲーム用に収録が入るキャラクター挨拶でとちった藤井は、堂々と「TAKE2!」と叫んで、テンションましましでリトライ。失敗しても楽しんじゃっていいんだ、という姿勢に緊張がほぐれたメンバーもきっといたはずだ。藤井のソロの「アフタースクールパーリータイム」で、テンションが上がった藤井がちょっとしたミスをした際、会場の観客たちは歓声やコールでが自分たちが支えるから大丈夫! という意志を見せ、それを受け取った藤井が感謝して、感激していることがステージからはっきり伝わってきた。完璧ではなくても、こんなに幸せなステージはなかなかないはずだ。できあがった空気のベストライブを受けての二日目、明日は一体どんなステージを見せてくれるのかが楽しみでならない。「大好きな仲間と大阪にこれて、ほんまに幸せやなと思ってます! 今日はほんまにほんまに、ありがとうございました!」(渡部優衣)。○「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 3rdLIVE TOUR BELIEVE MY DRE@M!!」大阪公演初日(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
2016年03月13日