『スパニッシュ・アパートメント』(’01)、『ロシアン・ドールズ』(’05)に続く、ロマン・デュリス主演、セドリック・クラピッシュ監督の“青春三部作”の完結編『ニューヨークの巴里夫(パリジャン)』(12月公開)。このたび、その待望の予告編が解禁となった。スペインのバルセロナを舞台に、フランス人のグザヴィエ(ロマン・デュリス)が、ヨーロッパ各国から集まった若者たちと共同生活を送る姿を描いた『スパニッシュ・アパートメント』。社会人となったものの足元が定まらず、公私共に悩みが尽きない30代を描いた『ロシアン・ドールズ』。そして、10年後、40歳となっても人生設計がズレまくりの、相変わらずのグザヴィエの悪戦苦闘ぶりを描くのが『ニューヨークの巴里夫』だ。同世代の観客の心を射止めて大ヒットした人気シリーズ、クラピッシュ監督“青春三部作”が、本作でついに完結する。前作『ロシアン・ドールズ』では、元カノのマルティーヌ(オドレイ・トトゥ)や、さまざまな女性の間を行ったりきたりしながらも、最終的には、元・留学生仲間のウェンディ(ケリー・ライリー)とハッピーエンドを迎えたグザヴィエ。子どもも生まれて、さすがに腰を落ち着けて、幸せに暮らしているのかと思いきや…。今回公開された予告編は、なんとウェンディに「好きな人ができた」とバッサリと振られるところから始まる。そしてニューヨークにいる男性の元へ行ってしまったウェンディを、やっぱり追いかけてしまうグザヴィエ。さらに、またしてもニューヨークで元カノのマルティーヌに遭遇。さらにはレズビアンの出産を手伝ったことを告白したりと、またまた、ひと騒動起きそうな予感…。完結編となる本作にも、シリーズ主要キャストが再集結。主演のグザヴィエを演じるのは、クラピッシュに発掘されて『青春シンドローム』(’94)で映画界入りして以来、クラピッシュ作品常連となったロマン・デュリス。いまではフランス映画界を代表する俳優に成長した。グザヴィエの元カノ、マルティーヌは、『アメリ』のオドレイ・トトゥ。2013年には『ムード・インディゴ うたかたの日々』でもロマンと共演している。ほかにも、このシリーズの出演をきっかけにブレイクした、ケリー・ライリー(『プライドと偏見』、『シャーロック・ホームズ』)、セシル・ドゥ・フランス(『ヒア アフター』)も登場し、1作目から成長した部分と変わらない部分を見せ、大いにファンを喜ばせてくれること間違いない。まずは予告編で憎めない“ダメンズ”、グザヴィエの奮闘ぶりをご覧あれ。『ニューヨークの巴里夫(パリジャン)』は12月よりBunkamuraル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年09月30日夏の荒れた肌をうるおいでみたす入浴剤と入浴液アース製薬は、夏の入浴剤「バスロマン クールタイプ」シリーズから、荒れたお肌にうるおいを与え、すこやかに保つスキンケア発想の「バスロマン スキンケアクール」を、また、素肌の乾燥に着目した保湿入浴液「ウルモア」シリーズからは、夏の乾燥肌ケアに、みずみずしさとやわらかさを兼ね備えた「保湿入浴液 ウルモア クール ピンクグレープフルーツ&フラワーミントの香り」を、3月1日より発売する。*画像はニュースリリースよりビタミンC・ヒアルロン酸が肌をうるおす「バスロマン」「バスロマン スキンケアクール」は、夏の荒れた肌に、うるおいを与え、天然エッセンス配合の香りが気分を穏やかにしてくれる薬用入浴剤。保湿成分ビタミンC・ヒアルロン酸の働きで、失われた水分を補い、荒れた肌にうるおいを与え、すこやかに保つ。炭酸水素ナトリウム(重曹)が湯上り後のお肌をさっぱり爽快に。天然エッセンスを配合したふんわりと水面に浮かぶみずみずしいミックスフラワーの香り。「保湿入浴液 ウルモア」は、素肌の「乾燥」に着目した保湿入浴液。赤ちゃんから高齢者まで、かさかさ、ムズムズの乾燥肌に悩むすべての素肌をやさしく包み込み、しっとり、すべすべに導くという。肌のための4つの保湿成分 (ビタミンC誘導体、コラーゲン、吸着型ヒアルロン酸、セラミド) が角質層に浸透。うるおいベール成分 (ポリクオタニウム-10) が全身の肌をコートし、保湿成分を角質層から逃さない。新発売は、ピンクグレープフルーツ&フラワーミントの香り。元の記事を読む
2013年02月28日夏の荒れた肌をうるおいでみたす入浴剤と入浴液アース製薬は、夏の入浴剤「バスロマン クールタイプ」シリーズから、荒れたお肌にうるおいを与え、すこやかに保つスキンケア発想の「バスロマン スキンケアクール」を、また、素肌の乾燥に着目した保湿入浴液「ウルモア」シリーズからは、夏の乾燥肌ケアに、みずみずしさとやわらかさを兼ね備えた「保湿入浴液 ウルモア クール ピンクグレープフルーツ&フラワーミントの香り」を、3月1日より発売する。*画像はニュースリリースよりビタミンC・ヒアルロン酸が肌をうるおす「バスロマン」「バスロマン スキンケアクール」は、夏の荒れた肌に、うるおいを与え、天然エッセンス配合の香りが気分を穏やかにしてくれる薬用入浴剤。保湿成分ビタミンC・ヒアルロン酸の働きで、失われた水分を補い、荒れた肌にうるおいを与え、すこやかに保つ。炭酸水素ナトリウム(重曹)が湯上り後のお肌をさっぱり爽快に。天然エッセンスを配合したふんわりと水面に浮かぶみずみずしいミックスフラワーの香り。「保湿入浴液 ウルモア」は、素肌の「乾燥」に着目した保湿入浴液。赤ちゃんから高齢者まで、かさかさ、ムズムズの乾燥肌に悩むすべての素肌をやさしく包み込み、しっとり、すべすべに導くという。肌のための4つの保湿成分 (ビタミンC誘導体、コラーゲン、吸着型ヒアルロン酸、セラミド) が角質層に浸透。うるおいベール成分 (ポリクオタニウム-10) が全身の肌をコートし、保湿成分を角質層から逃さない。新発売は、ピンクグレープフルーツ&フラワーミントの香り。▼外部リンクアース製薬ニュースリリース・「バスロマン スキンケアクール」・「保湿入浴液 ウルモア クール ピンクグレープフルーツ&フラワーミントの香り」【関連リンク】農家のおもてなし、新業態 農園カフェ&バル「Daichi & keats」(2月24日)実年齢よりずっと若く見える!?今話題の驚異のコスメとは?(2月17日)驚愕の事実が発覚!復活愛を叶える方法とは?(2月10日)元の記事を読む
2013年02月28日宮崎県の「宮交観光(宮崎交通旅行部)」では、「古事記」編さん1300周年の今年、「古事記編さん1300年記念バスツアー~神話ロマンを感じる旅~」を「日向・高千穂コース」と「宮崎・西都コース」の2つのプランで実施してきたが、2013年1月5日より「宮崎・西都コース」についてはリニューアルして、新たにスタートする。「宮崎・西都コース」は、宮崎の神話を再確認するためにその舞台であるみそぎ池、西都市・西都原の記紀の道、初代天皇である神武天皇縁の宮崎神宮を神話観光ボランティアがガイドするというもの。今回のリニューアルされたプランでは、観光内容はこれまで通り。料金も1,300円とこれまでと同じで、昼食付きとなる。昼食は西米良村の平成の桃源郷として知られる「おがわ作小屋」の「おがわ四季御膳」で、テレビなどでも紹介されたメニュー。また、昼食時には、西米良民話語り部による神話も楽しめる。なお、「日向・高千穂コース」については、これまで通り、神話観光ボランティアのガイドのもと、高千穂町と日向のお伊勢さんとして知られる「大御神社」などを巡る。高千穂町は宮崎を代表する観光地であり、ニニギノミコトが初めて地上に降り立った天孫降臨の地であるといわれる。また、アマテラスオオミカミの岩戸神話も伝えられる神話ゆかりの地だ。なお、同コースは片道での利用も可能で、片道の場合も料金は1,300円となる。いずれのコースも催行日は1月から3月までの土曜、日曜、祝日の予定。詳しくは宮交観光で確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月19日新潟県十日町市で、「とおかまちSLまつり」が開催される。開催日時は11月10日(土)、11日(日)の10:00~15:30まで。開催場所はSLロマンひろば(十日町市駅通り歩行者天国)。イベント内容はSLの運行のほか、ステージイベント、ご当地キャラクター大集合、ゲーム大会、ミニコンサート、ミニSLの運行、SLとの記念撮影、SL関連写真展などが行われる。注目されるイベントは、飯山線十日町駅~長岡駅の区間を40年ぶりに走る「SL信濃川ロマン」号の運行だ。編成はC11形機関車と旧型客車3両。10日(土)、11日(日)の両日運行される。上りの運行時間は、08:51に長岡駅を出発、小千谷駅、越後川口駅、越後岩沢駅、下条駅、魚沼中条駅に停車して十日町駅に11:18到着。下りは十日町駅を14:41に出発、越後川口駅、小千谷駅に停車して長岡駅に16:42に到着する予定。上りと下りでは停車駅が異なるので注意。ステージイベントでは、10日(土)に女子レスリングのロンドンオリンピック金メダリスト、小原日登美選手や伊調馨選手、木名瀬コーチが出演する「トーク&じゃんけんゲーム大会」のほか、J-POPアイドルユニット「Negicco」がオリジナル曲「圧倒的なスタイル」を披露する予定。11日(日)には蘭燃(らんねん)によるミニコンサート、県内のご当地キャラクター大集合、十日町中学校吹奏楽部によるステージも用意されている。さらに、「屋台村」や、直売トラックが新鮮な農産物を販売する「軽トラ市」を開催。十日町商工会議所では映画「北国の街」の無料上映会が催される。十日町駅以外では、SLが停車する時刻に合わせ、下条駅で10:46~10:54まで新保広大寺節披露や振る舞い酒、甘酒振る舞い、グッズ販売などを実施。魚沼中条駅でも11:03~11:11に縄文ファッションの披露、ワンカップの振る舞い、国宝火焔型土器レプリカ展示が行われる。イベント詳細は十日町市ホームページで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月07日愛知県豊川市の三河国分尼寺史跡公園で、市民が手作りした千個もの万灯をともして「天平ロマンの夕べ」と題したイベントが開催される。日時は9月22日(土)。2部に分かれており、1部は15:00~17:00、2部は17:30~20:00。小雨決行だが、大雨、強風の場合は23日(日)に延期。第1部は「天平ロマン体験」。奈良時代の役人のように墨と筆を使って作る「木簡墨書き」、天平時代当時の貴族や役人の衣装を着て記念撮影ができる「天平衣装の試着」、イベントで飾られる万灯の製作体験ができる「万灯作り」が行われる。第2部は、17:35からの羅山境おどり保存会および八南小学校児童による「羅山境おどり演舞」に始まり、17:50から「和太鼓演奏」。18:10に点灯式が行われ、18:20から豊川オープンカレッジ受講生によるハーモニカ演奏が披露される。18:40から八幡宮氏子中学生による浦安の舞が行われる。演目は「扇の舞」、「鈴の舞」。八幡宮に伝わる伝統的な舞を見ることが出来る。19:00からは蒲郡リーディングキャラバンによる平家物語朗読、演奏は筑前琵琶演奏家、林旭紅氏による。演目は「祇園精舎」、「忠度都落ち」、「忠度最期」、「敦盛最期」、「新院崩御」。朗読と琵琶の演奏がおごそかなフィナーレを飾る。国分寺と国分尼寺は奈良時代に聖武天皇が国家の平和と繁栄を祈るために建立を命じた寺院だ。各国に国分寺と国分尼寺が一つずつ置かれ、当時はその国ごとで最大の建造物だったと言われている。しかし、律令制度の崩壊に伴い国分寺、国分尼寺は廃れていった。三河国分尼寺は大正期に発掘調査され、礎石、布目瓦がなどの出土品が発見されたことから、大正11年に国の史跡指定を受けた。その後、昭和42年に愛知県教育委員会による発掘調査が行われ、主要伽藍の位置が判明。平成11年~17年度にかけて保存整備事業が行われ、中門や回廊の一部を実物大で復元して現在に至っている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月10日世界をリードするコンピュータ技術を誇る「インテル」がモダンデザインを推進するライフスタイルブランド「Wホテル ワールドワイド」という異業種ブランドがこのほどタッグを組み、新進映画作家を支援する脚本コンペティション「フォー・ストーリーズ」を開催することを決定!その審査員をフランシス・F・コッポラの息子でウェス・アンダーソン監督の新作『ムーンライズ・キングダム』(原題/写真)で共同脚本を手がけたロマン・コッポラら映画業界を牽引する豪華な面々が務めることが分かった。インテルの提唱する薄型ノートパソコン「ウルトラブック」(Ultrabook)を使って、旅行や映画、ビジネス、ファッション分野を牽引するイノベーターたちとのコラボレーションを展開するという同社の新たなプロジェクト「ウルトラブック・エクスペリエンス」。その第1弾として決定した「フォー・ストーリーズ」では、Wホテルを舞台に、ウルトラブックをキーアイテムにして、いつでも自由に動きまわるという旅行の本質に着想を得たオリジナル脚本をオンライン公募で集め、その中から選出された3本の脚本が実際に短編映画として製作される。技術と芸術の融合により、次世代の偉大なる映画製作者を後押しするという画期的な取り組みである。この3本の作品に加えて、コッポラ監督が手がける1本が締めくくりとして加わり、シリーズ作品として製作されるという。このコンペティションの審査団の一人にも選ばれているコッポラ監督は、「アークティック・モンキーズ」や「ダフト・パンク」、「ザ・ストロークス」といった海外のビッグアーティストのミュージック・ビデオを数多く手がけている気鋭の映像作家。現在は、映画監督2作目『A Glimpse Inside the Mind of Charles SwanIII』(原題)を手がけている。彼のほかにも俳優のマイケル・ピットやクロエ・セヴィニーなど、錚々たる顔ぶれが審査団に結集。まさに次代のアーティストがここから生まれる。コッポラ監督はこの新たな試みについて、「新進気鋭のアーティストに世に出るチャンスを与え、その背中を押すWホテルとインテルを称賛します」とコメント。「参加を考えている全ての人が勇気を出してこのチャンスを活かし、限界を押し広げ、独創性にあふれたアイディアを生み出してくれることを期待しています。トーマス・エジソンが言ったように、『いや、ここにはルールなどない――我々はみな、何かを成し遂げようと努力している』のですから」とまだ見ぬ才能に寄せる期待感を隠し切れない。コンペティションを勝ち抜いた3本とコッポラ監督の1本によって構成される「フォー・ストーリーズ」は、Wホテル所有のワシントンD.C.やメキシコなど世界各国のホテルやリトリートにて撮影を敢行。完成したのち、今秋、Wホテルでのレッドカーペット・イベントで大々的に公開されるほか、「ウルトラブック・エクスペリエンス」の公式サイトと、Wホテルブランドのソーシャルメディア・チャンネルである「whotels.com」、さらには客室内エンターテイメントチャンネルの「Wビジョン(W Vision)」でも放送される予定。ワールドワイルドな技術と芸術の融合から果たしてどんな作品が誕生するのか?期待が高まる。脚本コンペティション「フォー・ストーリーズ」募集期間:8月30日(現地時間)まで公式サイト:intel.com/fourstories特集「一度は泊まりたい映画の中の有名ホテル30」■関連作品:ムーンライズ・キングダム (原題) 2013年公開© Focus Features
2012年08月15日巨匠フランシス・F・コッポラをして「彼女は家族のような存在だ。彼女のほかには考えられなかった」と言わしめる、ハリウッド映画界の申し子にして新ミューズ、エル・ファニング。現在14歳、“イノセント”と呼ばれる輝きを放つ彼女の類まれなる魅力は、どこから湧いてくるものなのか?コッポラ監督とタッグを組んだ『Virginia/ヴァージニア』の公開を前に、そのチャーミングな素顔を明かしてくれた。娘・ソフィアに続くコッポラ監督との共同作業離れて暮らす父親とのひとときを演じた『SOMEWHERE』でソフィア・コッポラに大人びた魅力を見出され、それに続く偉大なる父フランシス・コッポラからの抜擢。何とも贅沢な巡り合わせだが、率直なご感想は?「ソフィアとの仕事自体がすごくエキサイティングなもので本当に楽しかったわ。実は、その現場にフランシス・コッポラ監督が訪れていて、そこで初めて会ったの。コッポラ監督は本当に優しい方でソフィアとの間にある愛情、家族愛というのをすごく強く感じたし、ソフィアは父親から本当に大きなことを学んだんだなと実感した。とにかく伝説のようなコッポラ監督にこのV.(ヴィー)の役をいただいたときは本当に本当に興奮したわ!これは絶対楽しい仕事になるし、監督から多くのことを学べるだろうと思ってたし、この家族と続けて仕事できることもとても魅力的に感じました」。「フランシスはとっても声が大きいの。ソフィアはとてもソフトで比較的こじんまりと静かに話す感じだから、そういうところは違ったかな(笑)」と屈託なく笑いながら、コッポラ親子の違いを明かすエル。一方で、2人に共通して彼女が何よりも魅了されたのは、自然な雰囲気を大事にする、家族的な雰囲気に包まれた撮影現場だったそう。「今回、撮影が始まる前の夏に、監督と一緒に今回撮影が行われたワイン農場のあるナパ・ヴァレーに行ってリハーサルをしました。その中で監督と色々話して、(本作に影響をもたらした)エドガー・アラン・ポーについて教えてもらったり、すごく気味の悪い彼の性質やダークな作品、13歳のいとこと恋に落ちたことなど話をしてもらって、役作りに役立てたの。フランシスは俳優のために環境を居心地よくすることに心を割いてくれる。もちろん即興の演技もたくさんあったけど、例えば私がキャラクター的にこれはどうかなと思うセリフとかは2人で話し合いながら変えたり、常に『ここはこういう風にしようか?』と驚かせるような暗示をしてくれるの。今回チャレンジングだったのは、何と言っても監督の前で演技をすること。ナーバスになってしまうのを自分で乗り越えなければならなかった。でもその環境を監督はすごく居心地よくしてくれたし、おじいちゃんと一緒に仕事をしている感じでもあったわ」。巨匠から学んだのは映画の中だけでなかったようで、「昼も夜も監督自ら料理をしてくださって、一緒にパスタのソースを作ったり、色々と料理の指南も受けたの。美味しい食べ物ばかりの現場で、監督と一緒にトマトソースを混ぜたことは楽しい思い出!」とふり返る。そんなアットホームな撮影とは対照的に、劇中で描かれるのは怪しげなゴシック・ミステリーの世界。ロリータファッションに身を包んだエルは謎めいた妖艶さを放ち、主人公を夢の世界へと誘っていく。「あんな衣裳を映画で着たのは今回が初めてで大好きでした。とてもエキゾチックなスタイルがクールだと思ったわ。青白メイクには1時間くらいかかったんだけど、その上にキラキラするようにグリッターをかけて、ピンクの口紅、ピンクのアイシャドウを施して…監督はメイクから髪型に至るまでV.という役に相当なこだわりを持っていたの。ポニーテールを変形させて、そこに鎖まで入れたり、その辺りもとても気に入ったわ。それから白いコルセットのドレス、キラキラしたスカート、どれも大好き!」さらに彼女を興奮させたのが“ヴァンパイア”に豹変するクライマックスシーン。「とってもとっても楽しかったわ!偽物の出っ歯に矯正がかかっているものを着けて演技しなくてはならなかったんだけど、それがまた楽しくて(笑)。監督はとにかくできるかぎり血をたくさん使いたいと言ってて、私は寝ている状態でドボドボかけられたの。それもまた楽しくて、いっぱい写真を撮ったわ。青白メイクも体験できたし、本当に楽しかったわ」。「ものづくり」が大好きな、14歳の野望ちなみに、自身のお気に入りファッションを聞くと「レッドカーペットではガーリーなフリルのついたピンク系の洋服が好きだけど、毎日の学校ではそれにボーイッシュなセンスをミックスするのが私流。それにショートデニムやハイウェストかな。何でもハイウェストにするのが好きなの」と、シーン別の着こなし術まで明かしてくれた、おしゃれ大好きなエル。14歳とは思えない、自己流を既に築いている彼女はまさしくいま、ハリウッドの監督が最も撮りたいと思うミューズであると言える。そんな彼女が次回作として撮影に臨んでいるのが、「眠れる森の美女」の実写版で、アンジェリーナ・ジョリーと共演する『Maleficent』(原題)。今度はどんな女の子を演じるのだろうか?「私が演じるのは、小屋みたいなところに住んでいて自然をとても大切にする女の子。例えば、小枝とかで小さな人やお家を作ったりしているような子よ。すごくイノセントでピュアなので、物語の邪悪な闇との対比がきっと面白いものになるんじゃないかな。リハーサルを終えてこれからロンドンに戻って撮影に入るの。プリンセスを演じられるのがとても楽しみだし、アンジェリーナはとても素敵な方なので、絶対に楽しい経験になるに違いないわ!」本人の口からも突いて出た“イノセントでピュアなプリンセス”もまた、いまの彼女にしか演じられない役と言えそう。「ものづくりが大好き」という部分もどことなくエルの素顔に重なる。「私はものづくりをするのがすごく好きで、普段もスケッチやドローイングをするのが大好きなの。それとダンス、特にバレエはいまだに続けていて、とても好きなんです。映画を作るときには、グリーンバックの何もないところで自分で全て想像しなければいけないこともあるけど、とにかく俳優は大きなイマジネーションを持ってないといけないと思うの。だから、私も普段から想像力を働かせるようにしてるわ」。その潤沢なイマジネーションは、女優業以外にもぜひこれから生かしてほしいが、エル自身はカメラの後ろに立ちたいという思いは?「ええ、間違いなくあるわ!もう少し年齢を重ねて、大人になったら監督をしてみたいわ。あと、その前に脚本を書きたいの。脚本を書いて、それを自分で監督する日が来たらいいなと思ってるわ」。エル監督がメガホンを握る現場には、もしかすると姉のダコタが女優として出演していたり?そんなこちらの勝手な希望とは裏腹に、エルの中には絶対に譲れない野望があるようだ。「共演を夢見る人はいっぱいいるわ。でももし一人だけ選ぶとしたら、やっぱり姉のダコタ!まだ共演したことがないから一度してみたいの。共演するならやっぱりドラマチックな映画かな。でも現場で楽しく過ごしたいから、ユーモアがある楽しいシーンがあるようなドラマがいいかしら…」。© Press Association/AFLO■関連作品:Virginia/ヴァージニア 2012年8月11日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© Zoetrope Corp.2011Maleficent (原題)
2012年08月09日『ゴッドファーザー』シリーズで知られる巨匠フランシス・F・コッポラがイノセントな魅力を放つ新進女優、エル・ファニングを迎えてメガホンを取ったゴシック・ミステリー『Virginia/ヴァージニア』が今週末より公開となる。これに先駆けて、本作の撮影風景を収めたメイキング映像が到着!実はこちらの映像、コッポラ監督の孫であるジア・コッポラが撮影したもの。歌を歌うコッポラ監督や、無邪気にはしゃぐエルの姿などが収められた、興味深い作品となっている。数日前に身元不明の少女が胸に杭を打たれ殺されていた街にやって来た小説家が謎の少女V.(ヴィー)に誘われ、ときにエドガー・アラン・ポーの幻影に導かれながら、“現在と過去”、2つの事件の真相を紐解いていくさまを描いたゴシック・ミステリー。女優・フォトグラファーとして活躍するコッポラ監督の孫・ジアは、水原希子を起用した「ユナイテッドアローズ」のCMで監督デビューを果たしたばかりの25歳、。こちらのメイキング映像の冒頭では、孫からのインタビューを受け、本作の原案となった自身がイスタンブールで酒に酔って寝たときに見た夢の話をするコッポラ監督の姿が映し出される。実際に当時、コッポラが録音したレコーダーの内容が流れるのだが、驚きなのが本編の映像の一部がその夢を忠実に再現しているということ。コッポラの声で語られる夢の内容と劇中の映像が見事にシンクロしているのだ。そして、その夢に出てきた「ヴァンパイア」を名乗る少女こそが、エル演じる少女・V(ヴィー)。こちらの映像には、エルが初めて現場を訪れたときの様子も収められているが、初めて着ける“八重歯”にエルは大興奮。ヴァンパイアに変身した自分の姿を「見たいわ!」とはしゃぐエルを、コッポラ監督が携帯カメラで撮影し、その姿を見せてあげるというやり取りが、まるで祖父と孫娘のようで何とも微笑ましい。気心が知れた家族のようなスタッフに囲まれ、所有する自宅近くのワイナリーで撮影を敢行された本作。肩の力が抜けたコッポラ監督がのびのびと楽しく撮影に臨んでいる様子が映像からも伺える。真剣に演技指導にあたったり映画論について語る巨匠・コッポラの顔から、歌を歌い出す愉快なコッポラの素顔まで、「孫・ジアが撮影した、巨匠コッポラによる“映画の撮り方”」とも呼ぶべきこちらの映像。ぜひ巨匠の作り出す世界観をご覧あれ。『Virginia/ヴァージニア』8月11日(土)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:Virginia/ヴァージニア 2012年8月11日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© Zoetrope Corp.2011
2012年08月07日ノーブルスタイリングはこのほど、スイスのウォッチブランド「ロマン・ジェローム(Romain Jerome)」の新作「タイタニックDNAスティームパンク(TITANIC-DNA Steampunk)」の日本国内での販売を開始した。深海から引き上げられたタイタニック号の部品などを加工して一部に使用したという限定品だ。タイタニック号の部品が使用されているのはベゼルとダイヤル。ベゼルはタイタニック号の鉄部品と同船を建造したベルファストの造船所の鉄を原料としており、サビ加工が施されている。時計業界初となる独自の工法により、サビがこれ以上進行することはないという。ダイアル上には石炭の燃え殻の粉塵を特殊な技術でセットし、深い色合いを表現した。ムーブメントと一体化したダイアルには、蒸気機関を思わせる4つのピストンがあしらわれており、時分針は錨、スモールセコンドはスクリューをそれぞれモチーフとするなど、豪華客船のイメージを随所に反映している。ケース径は50mm、ストラップはブラックラバー。2,012個の限定生産で、価格は157万5,000円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月26日『ゴッドファーザー』シリーズで知られる巨匠フランシス・コッポラが、イノセントな魅力を放つ注目の新進女優、エル・ファニングを迎えてメガホンを取ったゴシック・ミステリー『Virginia/ヴァージニア』の日本での公開日が8月11日(土)に決定し、このたび完成したばかりのポスタービジュアルが披露された。ある小説家が訪れた、呪われた街。そこでは数日前に身元不明の少女が胸に杭を打たれ殺されていた。小説家は謎の少女V.(ヴィー)に誘われ、ときにエドガー・アラン・ポーの幻影に導かれながら、“現在と過去”、2つの事件の真相を紐解いていく――。近年、『コッポラの胡蝶の夢』(’07)や『テトロ 過去を殺した男』(’09)と精力的に作品を世に送り出しているコッポラ監督だが、最新作である本作では、あらゆるミステリーの原点である作家エドガー・アラン・ポーをモチーフにしている。エル・ファニングを始め、『トップガン』のヴァル・キルマー、ナレーションにはコッポラ作品にも数多く出演してきた吟遊詩人トム・ウェイツ(『Dr.パルナサスの鏡』)が参加と、かなり豪華な出演陣が名を連ねる。今回公開となった本作のポスターからは、ソフィア・コッポラ監督作『SOMEWHERE』での可憐でガーリーなイメージから一変、ゴシックな衣裳に身を包んだエルの謎めいた雰囲気が伝わってくるが、果たして彼女が演じる少女V.だけが知る“秘密”とは――?そして、巨匠・コッポラとエルが誘うめくるめくゴシック・ミステリーの世界とはいかなるものなのか?どうやら本作でもまた、新たな魅力を放つエルと出会うことができそうだ。『Virginia/ヴァージニア』は8月11日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:Virginia/ヴァージニア 2012年8月11日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© Zoetrope Corp.2011■関連記事:巨匠コッポラ×エル・ファニング、原点に立ち返った最新作『ヴァージニア』公開決定!
2012年05月25日『地獄の黙示録』(’79)、『ゴッドファーザー』三部作を筆頭に、半世紀以上にわたり映画界に偉大な功績を残す巨匠、フランシス・F・コッポラ監督。可憐な魅力で10代の女優の中で圧倒的な注目を集めるエル・ファニングを迎えて描いた渾身の最新作『Virginia/ヴァージニア』が今夏、日本公開されることが決定した。近年『コッポラの胡蝶の夢』(’07)や『テトロ過去を殺した男』(’09)と精力的に作品を創り出してきたコッポラ監督が、自らのキャリアをスタートさせたホラー映画という原点に立ち返り、エドガー・アラン・ポーをモチーフに創り上げたゴシック・ミステリー。呪われた街で起こった“現在と過去”の2つの事件の真相を、ひとりの小説家が謎の少女“V.(ヴィー)”と共に紐解いていく姿を描く。事件の謎を追う主人公のミステリー小説家を演じるのは、『トップガン』のヴァル・キルマー。そして、彼を闇の世界へと誘う謎の美少女・V.を演じるのは、コッポラが製作総指揮を務めた娘・ソフィアの監督作『SOMEWHERE』や『SUPER 8/スーパーエイト』で繊細な演技を魅せ、いまやファッション・リーダーとしても注目されるエル・ファニング。弱冠14歳ながら唯一無二の存在感を確立し、目覚しい成長を見せる彼女だが、まるで童話から出てきたかのような妖艶な姿がこのほど到着した写真から楽しむことができる。果たして、彼女が演じる少女・V.の正体とは――?巨匠・コッポラ×若きミューズ・エルが贈る、めくるめくゴシックの世界に酔いしれてみたい。『Virginia/ヴァージニア』は今夏、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。■関連作品:Virginia/ヴァージニア 2012年夏、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開© Zoetrope Corp.2011
2012年05月14日今年で創立100周年を迎える映画会社の日活が、1971年に製作を開始し社会に旋風を巻き起こした“日活ロマンポルノ”の特集上映を5月に行うことを決定し、上映する全32作品を発表した。1988年までの17年間、成人映画約1100本を公開して映画界に衝撃を与え、多くのプロデューサー、監督、脚本家、俳優を生み出した日活ロマンポルノ。世界各地で回顧上映が行われるなど、現在でも国内外で高い評価を受けている。本特集で上映されるのは、評論家の蓮實重彦氏、山田宏一氏、山根貞男氏が選りすぐった『四畳半襖』シリーズや『天使のはらわた 赤い教室』『ラブホテル』などの全32作品。神代辰巳、田中登、小沼勝、相米慎二らが監督した名作ばかりで、その一部はニュープリントでの上映となる。山根氏は、「今回の特集上映でたった30本を選ぶという作業は非常に困難を極めた。今回の選択作業が、魅惑の日活ロマンポルノへの誘いになり、さらなる上映への第一歩になれば幸い」とコメントを寄せている。また、今回の特集では、“参加型特集上映”として、特集上映にラインナップされなかった作品の中から観たい作品を観客にリクエストしてもらい、投票1位になった作品を別枠で上映するという初の試みも行うという。『生きつづけるロマンポルノ』5月12日(土)ユーロスペースほか全国順次公開
2012年03月16日『SOMEWHERE』でハリウッドスターの孤独を独自の感覚で描いたソフィア・コッポラ監督が新作の舞台に再びハリウッドを選んだ。今度はスターではなく、彼らの邸宅を荒らし金品を奪った実在の窃盗グループが主人公になるという。アメリカの芸能サイト「TMZ.com」によると、ソフィアは2008年10月から翌2009年8月にかけてカリフォルニア州でセレブや富裕層の自宅ばかりを狙った10代の少年少女の窃盗グループ(「Burglar Bunch」、「The Bling Ring」などと呼ばれている)を題材にした脚本を準備しているという。「The Bling Ring」は約1年の間にパリス・ヒルトンやオーランド・ブルーム、リンジー・ローハンらの留守宅に侵入し、ドレスや宝石などを盗み、被害総額は300万ドル以上と言われている。彼らについてはかつて「Vanity Fair」誌が「容疑者たちはルブタンを履いていた」というタイトルの記事でとりあげており、彼らの犯行は「見栄とセレブへの憧れが動機」と書かれている。「The Bling Ring」のメンバーの1人はソフィアの作品のコンサルタントの依頼を断ったというが、別のメンバーの妹が代わりに契約を交わしたという。(text:Yuki Tominaga)© Startraks/AFLO■関連作品:SOMEWHERE 2011年4月2日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 - Somewhere LLC■関連記事:ソフィア・コッポラ、父所有のイタリアの豪邸で挙式ソフィア・コッポラ、長年のパートナーと今月末に父所有のイタリアのヴィラで挙式キアヌにデル・トロ。40代独身大物俳優たちの身辺に変化の兆しがあなたは憧れる?『SOMEWHERE』“セレブ願望”診断テストスティーヴン・ドーフ インタビューS・コッポラが導いた新境地は“優しい人”
2011年12月06日『ゴーストライター』が日本で好評上映中のロマン・ポランスキー監督が27日、スイスのチューリッヒ映画祭に出席、2年前に受け取るはずだった生涯功労賞を受賞した。ポランスキーは2009年9月、授賞式出席のためにスイスに入国した際、1977年にアメリカで起こした少女淫行事件の容疑で拘束され、昨年7月まで自宅軟禁生活を送っていた。温かい拍手に包まれて登壇したポランスキーは「もらえないより、遅れる方がいい」とコメントして会場を湧かせた後、「とても感動しています」と語った。映画祭では彼自身が半生を語るドキュメンタリー映画『Roman Polanski: A Film Memoir』(原題)が上映され、母国ポーランドにナチスが侵攻した第二次世界大戦中の過酷な体験について語ると同時に、ポランスキーは77年の被害者の少女にも言及した。ローラン・ブーズロー監督による同作はポランスキーが一昨年の収監生活の後、スイスの別荘で自宅軟禁生活を送っていたときに撮られたもの。77年、当時13歳だった被害者についてポランスキーは「彼女は二重の被害者です。私とプレスの被害者です」と語り、初めての公の謝罪の言葉として受け止められている。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:ゴーストライター 2011年8月27日、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2010 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:ベルリン国際映画祭で銀熊賞受賞『ゴーストライター』試写会に10組20名様ご招待
2011年09月29日ソフィア・コッポラが長年のパートナーでフランスのバンド「フェニックス」のトーマス・マーズと27日、イタリアのベルナルダで挙式した。ベルナルダはコッポラ家のルーツがあるイタリア南部の町で、いまも親族が暮らしている。ソフィアの父、フランシス・フォード・コッポラ監督は同地に古くからある豪邸を所有していて、改装を終えたばかりのその邸宅が今回の式場となった。ソフィアはアライアがデザインしたラベンダー色のチュール素材のドレスをまとい、父にエスコートされてヴァージン・ロードを歩いた。式を執り行ったベルナルダの市長はAP通信に「(邸宅の)庭園で行われた式はとてもシンプルで静かでした」と語った。出席者は約80人で、父・フランシスの盟友であるジョージ・ルーカス監督、ソフィアの叔母で女優のタリア・シャイア、一部報道によるとジョニー・デップも参列したという。ソフィアはこれが2度目の結婚で、前夫は『かいじゅうたちのいるところ』のスパイク・ジョーンズ監督。トーマス・マーズはソフィアの監督デビュー作『ヴァージン・スーサイズ』のサウンドトラック制作を当時所属のバンド「Air」の一員として担当、彼女の最新作『SOMEWHERE』は現在ヴォーカルを務めるバンド、フェニックスが手がけている。夫妻には今年5歳と1歳になる娘がいる。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:SOMEWHERE 2011年4月2日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 - Somewhere LLC■関連記事:ソフィア・コッポラ、長年のパートナーと今月末に父所有のイタリアのヴィラで挙式キアヌにデル・トロ。40代独身大物俳優たちの身辺に変化の兆しがあなたは憧れる?『SOMEWHERE』“セレブ願望”診断テストスティーヴン・ドーフ インタビューS・コッポラが導いた新境地は“優しい人”S・ドーフ&エル・ファニングの父娘姿にキュン!『SOMEWHERE』TVCM到着
2011年08月29日11月公開の松田翔太主演映画『ハードロマンチッカー』のポスター画像がこのほど解禁され、キズ・アザを負った金髪姿の松田の姿が公開された。その他の写真『ハードロマンチッカー』は、山口県下関市を舞台に、高校中退のフリーター・グー(松田)が、後輩の起こした事件を機に暴力の連鎖のなかに巻き込まれていく姿を描いた作品。『偶然にも最悪な少年』のグ スーヨン監督が自作小説を基に監督し、松田のほかに永山絢斗、柄本時生、金子ノブアキ、石垣佑磨らが出演する。このほど公開されたポスターは、金髪オールバックで顔中にキズを負った松田が、口元のキズを確かめながら鋭い視線を己に投げかけている瞬間を捉えたもの。その周囲には血によってつけられた手形のような模様がデザインされており、荒々しい暴力描写が登場する本作の“痛み”を表現した内容になっている。松田は、これまでも『ワルボロ』や『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』などの作品で、閉塞感の中で自らの進むべき道を求めて疾走する若者を演じ、高い評価を受けており、無軌道に生きる若者たちを描いた本作での演技も注目を集めそうだ。『ハードロマンチッカー』11月26日(土) 全国ロードショー(C)2011「ハードロマンチッカー」製作委員会
2011年08月25日松田翔太主演の『ハードロマンチッカー』の“傷だらけ”のポスター画像が解禁。金髪で血まみれの松田さんの衝撃的な姿が明らかになった。グ・スーヨン監督が自ら書き上げた青春小説を映画化。暴力とセックスとクスリがあふれる下関のディープタウンを舞台に、ケンカに明け暮れる若者たちの無軌道な青春を鮮やかに描き出す。松田さんが演じるのは、ディープタウン育ちで高校中退のフリーター・グー。誰ともつるまずにこの街で生きてきたが、後輩が起こした事件をきっかけに暴力の連鎖に巻き込まれていくことに…。昨年公開された主演作『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』でも息が詰まるような現実から抜け出そうともがく若者を好演した松田さん。今年は本作のほかに『スマグラーおまえの未来を運べ』にも出演し、さらに来年公開の『アフロ田中』では巨大なアフロのかつらを装着して話題を呼んだが、本作では渋みのきいた金髪をオールバックにして、強がりと暴力を寄る辺に青春を駆け抜ける主人公を熱演している。今回、解禁となったポスターでは、その自慢のオールバックが乱れ、顔は傷だらけ、片目は腫れてほとんどふさがった状態で鏡を見つめる痛々しい姿が…。まさにこの映画の本質をそのまま伝えるようなポスターに仕上がっており、これが映画館に貼り出されれば大きな話題を呼びそうだ。共演陣には永山絢斗、柄本時生、遠藤要、渡部豪太、川野直輝、金子ノブアキ、落合モトキ、遠藤雄弥、石垣佑磨など才能ある若手俳優から、淡路恵子、白竜、真木蔵人、渡辺大、芦名星、真木よう子、中村獅童、渡部篤郎といった実力派の大人たちまで豪華かつ渋い面々が顔を揃えている。暴力の連鎖の中で傷だらけの松田さんが行き着く先は――?『ハードロマンチッカー』は11月26日(土)より全国にて公開。■関連作品:ハードロマンチッカー 2011年11月26日より全国にて公開© 2011「ハードロマンチッカー」製作委員会
2011年08月25日5月に長年のパートナーでミュージシャンのトーマス・マーズと婚約したソフィア・コッポラの結婚式が8月27日、イタリアで執り行われることが決まった。場所はイタリアのベルナルダにある19世紀のヴィラ、パラッツォ・マルゲリータ。ソフィアの父親、フランシス・フォード・コッポラ監督所有のヴィラは数か月かけて大規模な改修を行っていたが、愛娘の結婚式が改修の記念すべきものになるという。コッポラの甥にあたるガエタノ・ルッソは「WWD(ウーマンズ・ウェア・デイリー)」の取材に対し「挙式はパラッツォの改修工事を記念するものです。その後はリゾートとして一般向けにオープンします」とコメントしている。2003年にスパイク・ジョーンズ監督と離婚しているソフィアにとって2度目の結婚となる。トーマスはフランスのバンド「フェニックス」のメンバーで、最新作『SOMEWHERE』はもちろん、これまでのソフィアの監督作の音楽を手がけていて、ソフィアとの間に2人の娘、現在4歳になるロミーと1歳のコジマをもうけている。(text:Yuki Tominaga)© Everett Collection/AFLO■関連作品:SOMEWHERE 2011年4月2日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 - Somewhere LLC■関連記事:キアヌにデル・トロ。40代独身大物俳優たちの身辺に変化の兆しがあなたは憧れる?『SOMEWHERE』“セレブ願望”診断テストスティーヴン・ドーフ インタビューS・コッポラが導いた新境地は“優しい人”S・ドーフ&エル・ファニングの父娘姿にキュン!『SOMEWHERE』TVCM到着セレブ中のセレブ、ソフィア・コッポラが描く“父娘”
2011年08月08日昨年9月、第67回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞したソフィア・コッポラ監督の『SOMEWHERE』は、ハリウッドの伝説のホテル「シャトー・マーモント」を舞台に、自堕落に生きる映画スター、ジョニー・マルコが別れた妻との間にもうけた11歳の娘と過ごす数日間の物語。一見グラマラスな日々を送るスターの孤独を繊細な演技で表現したスティーヴン・ドーフに1月の来日時、話を聞いた。37歳を迎え「若い頃はやっぱり生意気だったな(笑)」取材の際、筆者がかつて編集に関わった雑誌で彼が表紙を飾った号を持参した。20代のスティーヴンが東京の新橋でサラリーマンの集団にまじって横断歩道に立ち、街頭の新聞スタンドの販売員と一緒に火鉢で暖をとる姿が掲載されている。「覚えてるよ!でも雑誌を見るのは初めてだ」と大喜びでページをめくる彼は、原文のまま引かれた当時の自分のコメント「僕はくだらないハリウッド映画なんかやらない」を読んで、「こんなこと言ってる…」とつぶやきながら微笑む。だが、その言葉に忠実にキャリアを重ねてきたからこそ、『SOMEWHERE』のような作品にめぐりあったと言えるのでは?「そうかもしれないね。37歳になったいまも昔も正直でいたいと思ってる。でも、若い頃はやっぱり生意気だったな(笑)。ハリウッドへの反抗心はあったのかもしれない。だから、出演作もダークな内容のものを選びがちになり、演じるのも悪役ばかりになっていた。でも、ソフィアは『あなたは優しい人も演じられるはず』と言ってチャンスをくれたんだ。とても感謝してる。リアルな感情を持つジョニー・マルコという男を演じさせてくれたこと、そして役者としての僕を信じてくれたことにね」。本作におけるスティーヴン、そして愛娘・クレオを演じるエル・ファニングの素晴らしさは筆舌に尽しがたい。何もせず、そこにいる。それでいて演じる人物の心の機微を自然に観客へ伝えることに成功している。「これは本当に大変だった。クセのあるキャラクターを派手に演じるのはとても簡単なことだけど、今回は裸のままで演じるような気持ちだった。芝居をやり過ぎたら、映画のすべてをぶち壊すことになってしまう。いままで演じた中で最も難しい役だった。嘘っぽくなく演じたかったんだ。実は撮影中はジョニーとして過ごすようにしたから、当初は少し荒んだ気持ちになっていたんだ。これは疲れ切った男が、娘と過ごすうちにクリアな自分を取り戻す物語だからね。ソフィアの演出は見事だったよ。自分を見失ってるジョニーになり切っていた僕は物事を客観的に見られない状態だったけど、彼女が導いてくれたんだ」。「エルに初めて会ったとき、ソフィアも僕もすぐに『この子だ』と思った」演技力を自慢するのではなく、どれだけソフィアが素晴らしい監督なのかを力説するスティーヴンは、エルについても愛情たっぷりに語る。「シャトー・マーモントでのスクリーン・テストで初めて会ったとき、ソフィアも僕もすぐに『この子だ』と思った。愛らしくて、部屋に入ってくるだけで空気が華やぐ。素晴らしい子だよ。ずいぶん背が高くなったので、いまや一緒に並びたくないけど(笑)。ヒールを履いたら180センチ近いのに、まだ乳歯が生えてたりするんだ。才能もあるし、素晴らしい女優になると思う」と笑いながら話す表情は、父親そのものだった。スティーヴンは「ソフィアは観客一人一人が全く違う感想を抱ける映画を作る」と言う。「僕自身、『SOMEWHERE』を何度か見直すたびに新たな発見がある。大抵の映画は1度観ればそれきり。気に入っても気に入らなくても、そのまま忘れていく。でも、これは違う。観た翌日に車を運転していて、ふと思い出す。そんなふうにいつまでも心に残る作品なんだ」。(photo:Yoshio Kumagai/text:Yuki Tominaga)特集「ソフィア・コッポラ’s セレブ・ワールド」■関連作品:SOMEWHERE 2011年4月2日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 - Somewhere LLC■関連記事:S・ドーフ&エル・ファニングの父娘姿にキュン!『SOMEWHERE』TVCM到着セレブ中のセレブ、ソフィア・コッポラが描く“父娘”S・コッポラ、待望の最新作『SOMEWHERE』パンフレットを5名様にプレゼントS・コッポラ最新作、金獅子賞受賞『SOMEWHERE』試写会に5組10名様ご招待【シネマモード】2011年、注目なのは誰?
2011年03月22日ソフィア・コッポラ監督が第67回ヴェネチア国際映画祭の金獅子賞を受賞した最新作『SOMEWHERE』を引っさげ、映画のプロモーションとしては7年ぶりの来日を果たし、1月19日(水)、主演のスティーヴン・ドーフと共に記者会見を行った。ハリウッドにある伝説的なホテル、シャトー・マーモントで奔放なセレブ生活を送る俳優ジョニー・マルコ(ドーフ)は、前妻との間にできた11歳の娘・クレオ(エル・ファニング)と再会。 共に過ごす時間を通して、マルコはふわふわと漂うような自分の現状を見つめ直し始めるが…。著名人を父に持つ境遇や、出産経験などソフィアのパーソナルな側面が押し出された新境地とも言える一作となった。長編デビュー作『ヴァージン・スーサイド』から前作『マリー・アントワネット』に至るまで、これまで「ガーリーな作品が多かった」(ソフィア談)が、本作では居場所が定まらないセレブ男性の視点から、現代人が忘れかけた愛情や人生の真価、そしてシンプルな父娘の絆を描かれる。ビジュアル×サウンドが織り成すソフィアならではの世界観も健在だが、これまで以上に“暖かみ”が際立った仕上がりだ。「子どもが生まれたことも影響しているかもしれない」とソフィア。母性に目覚めたことで、「些細なことの積み重ねこそが、人生を変える」という本作のメッセージにも説得力が増した。「人生における優先順位が変わったのも事実。『じゃあ、マルコだったら!?』っていう発想で脚本を書いたの」とソフィア。一方、主演を務めるドーフは、娘役のエル(ダコタ・ファニングの妹で現在12歳)との共演に、「最初はナーバスになったよ。でも一緒に演技してみると、本当に素晴らしい“主演女優”のたたずまいだった。実際、無理せずに父親と娘の絆を結べたと自負している」。それだけに「撮影が終わり、別れるのは悲しかったよ」とふり返る。ソフィアも「スティーブンは素晴らしい俳優だし、彼の心優しい部分が絶対作品に反映されると思っていた」とキャスティングに自信を見せた。「私的で新しい映画。ぜひマルコと一緒に素晴らしい旅を経験してほしい」とドーフ。ソフィアは「私自身、映画を見るときは旅した気分を味わうのが好きなの。ぜひ舞台となったLAやホテルに滞在した気分になってほしいわ。設定は少し特別に感じるかもしれないけど、普遍的なテーマ…例えば、家族愛やアイデンティティーといったものを描いているから、日本の皆さんにも共感してもらえるはずだわ」とアピールしていた。『SOMEWHERE』は4月2日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:SOMEWHERE 2011年4月2日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 - Somewhere LLC■関連記事:村上春樹原作『神の子どもたちはみな踊る』予告編到着!扉の向こうに大胆な姿で…金獅子賞はソフィア・コッポラ作品!“元カレ”タランティーノ感激?日本勢は無冠『ノルウェイの森』に強敵出現ソフィア・コッポラ新作に喝采!現地紙は最高点
2011年01月19日第67回ヴェネチア国際映画祭は、11日夜、(現地時間)作品賞にあたる金獅子賞にソフィア・コッポラ監督の『SOMEWHERE』(原題)を選んで閉幕した。授賞式後の会見で、父フランシス・F・コッポラ監督に報告をしたかと聞かれたソフィアは「すぐに両親に電話をしたら、とても感激していたわ。イタリア系である私たちにとって、イタリアの映画祭で賞をもらうことは、特別なこと」と語った。ソフィアの名前を呼ぶ際、審査委員長であるクエンティン・タランティーノが、「この人にこの賞を贈ることが出来るなんて…」と言いながら涙ぐむそぶりを見せるなど、あまりに芝居がかっていたため、一部のプレスからは失笑が出ていたが、作品自体は本命の1本で、納得の受賞となった。ちなみにタランティーノにとってソフィアは元恋人。現在は仲の良い友人だという2人はステージで、抱き合って喜びを分かち合った。会見で、ドイツ人記者から「あなたはアジア映画のファンだが、アジア映画が1本も受賞していないのははなぜか?」と聞かれたタランティーノは、「実際、審査員はみんな三池の作品(『十三人の刺客』)を気に入っていた。しかし、どうしても賞をあげられない場合もある」と答えた。また、男優賞は『ESSENTIAL KILLING』(原題)でタリバンの兵士を一言も発さずに演じきったヴィンセント・ギャロが受賞。しかしギャロはヴェネチア入りしていたものの、自身の監督作の会見やレッドカーペットもキャンセルするなど、最後まで公の場に姿を見せることはなく、相変わらずの変わり者ぶりだった。<主な受賞結果>金獅子賞(作品賞):『SOMEWHERE』(ソフィア・コッポラ監督)銀獅子賞(監督賞):アレックス・ド・ラ・イグレシア(『BALADA TRISTE DE TROMPETA』)脚本賞:『BALADA TRISTE DE TROMPETA』(イエジー・スコモリフスキー)審査員特別賞:『ESSENTIAL KILLING』(イエジー・スコモリフスキー監督)男優賞:ヴィンセント・ギャロ(『ESSENTIAL KILLING』)女優賞:アリアーヌ・ラベッド『ATTEMBERG』マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人賞):ミラ・クニス (『ブラック・スワン』)(photo/text:Ayako Ishizu)■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン十三人の刺客 2010年9月25日より全国東宝系にて公開© 2010「十三人の刺客」製作委員会ブラック・スワン (仮題) 2011年春、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.SOMEWHERE (原題) 2011年4月2日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 - Somewhere LLC 第67回ヴェネチア国際映画祭 [映画祭]■関連記事:清水崇がウサギの被り物でヴェネチア参上!3D映画部門は『アバター』&『ヒック』『十三人の刺客』にスタンディングオベーション7分!金獅子に三池監督手応えアリ?村上春樹原作『神の子どもたちはみな踊る』ポスタービジュアル解禁!菊地凛子インタビュー天衣無縫の旅人――「やっぱり直感なんですよね」三池崇史監督、SMAP稲垣の“悪役”起用を説明
2010年09月12日9月3日(現地時間)夜、ヴェネチア映画祭のコンペティション部門で、ソフィア・コッポラの新作『SOMEWHERE』(原題)が上映され、大きな喝采を浴びた。『SOMEWHERE』(原題)は、ソフィアの『マリー・アントワネット』以来4年ぶりとなる最新作で、高級ホテルで虚無的な生活をする人気スター、ジョニー・マルコが主人公。別れて暮らす11歳の娘・クレオの訪問で、ジョニーの心が少しずつ変化するさまを、ドライなユーモアを交えて描き出していく。『パブリック・エネミーズ』のスティーヴン・ドーフが、自分の居場所の定まらないセレブを好演し、娘クレオをダコタ・ファニングの妹エル・ファニングが演じる。舞台となるのはハリウッドの伝説的なホテル「シャトーマーモント」。マリリン・モンローからリンジー・ローハンまでセレブのお気に入りとして知られている。『ロスト・イン・トランスレーション』に続いてホテルを舞台にしたことについて、ソフィアは記者会見で「私も子供の頃、父(フランシス・F・コッポラ)の撮影のためしょっちゅうホテル暮らしをしていたから、その頃の経験が生きているわ。クレオがホテルの部屋で料理をするのは、彼女が本物の家を求めていることの象徴ね」と語った。セレブの、そして現代人の孤独を風刺的に描いた本作は、現地新聞の星取表では最高評価を獲得。自分の居るべき場所(somewhere)を見つけられずにいる男を好演したスティーヴン・ドーフの演技賞にも期待がかかる。今回の審査委員長である、ソフィアの元恋人クエンティン・タランティーノが、どのような評価を下すが注目だ。(photo/text:Ayako Ishizu)■関連作品:SOMEWHERE (原題) 2011年4月2日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 - Somewhere LLC 第67回ヴェネチア国際映画祭 [映画祭]■関連記事:『ノルウェイの森』にスタンディング・オベーション松山ケンイチ「確信」得た!『ノルウェイの森』に質問続出! 凛子、松山ケンイチと「楽屋にこもって話し合った」ヴェネチア国際映画祭開幕!ナタリー・ポートマン、過激なシーンも「覚悟してたわ」ヴェネチア国際映画祭、「ヴェネチア3Dアワード」審査委員長に清水崇が就任ナタリー・ポートマンがダークサイドに?主演作がヴェネチアでオープニング上映決定
2010年09月04日日本でも高い人気を誇るフランス人俳優、ロマン・デュリスを主演に迎え、本国フランスで120万部を売り上げたベストセラーを映画化した『メッセージそして、愛が残る』の予告編がシネマカフェに独占先行で到着した。デュリスが演じるのは、幼い息子を突然失ったショックから、残された妻と娘を遠ざけ、仕事に逃避する日々を送る弁護士・ネイサン。そんな彼の前に、ケイと名乗る医者が現れる。彼は、人々の死を予見するという不思議な能力を持っており、彼のそんな力を目の当たりにしたネイサンは、自分にも死期が迫っていると直感し、離れて暮らす妻と娘との絆を取り戻そうとするのだが…。『青春シンドローム』、『スパニッシュ・アパートメント』のセドリック・クラピッシュ監督作品をはじめ、数々の作品で“青春の苦悩”を演じてきたデュリスが、30代半ばにさしかかり、愛すること、生きることに思い悩む大人の男を熱演!本作で、全編英語による演技に初めて挑戦している。人の死を予見する能力を持つ医師・ケイを、脚本に惚れ込んで出演を熱望したジョン・マルコヴィッチ、さらに「LOST」、オスカー受賞作『ハート・ロッカー』で注目を集めるエヴァンジェリン・リリーが、ネイサンの妻・クレア役で確かな存在感を放っている。アジアを代表する撮影監督、リー・ピンビンによる叙情的な映像にも注目!『メッセージそして、愛が残る』は9月25日(土)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:メッセージそして、愛が残る 2010年9月25日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2008 FIDELITE FILMS - AFTERWARDS PRODUCTION INC - AKKORD FILM PRODUKTION - WILD BUNCH - M6 FILMS
2010年08月02日1977年に米国で少女にわいせつ行為をした容疑で、昨年9月からスイスで身柄を拘束されていたロマン・ポランスキー監督が12日、釈放されたことがスイス司法省により発表された。スイスのヴィドマー・シュルンプフ司法大臣は、米国の身柄引き渡し要求に誤りがある可能性があるとして、要請を拒否したと発表した。「彼は12日午前11時30分から自由の身です。(自宅のある)フランスでも、(故郷の)ポーランドでも行くことができます。逮捕されることもありません」と大臣はスイスの首都ベルンで行われた記者会見で語った。ポランスキーは1977年、ロサンゼルスのジャック・ニコルソン邸で当時13歳だったモデルの少女にわいせつ行為をした容疑で逮捕され、有罪判決を受けたが、保釈中にヨーロッパへ出国、以後アメリカには一度も戻っていない。2003年に『戦場のピアニスト』でアカデミー賞監督賞を受賞した際にも入国しなかった彼は昨年9月26日、チューリヒ映画祭出席のためスイスに入国した際に上記の容疑でスイス司法当局に身柄を拘束された。昨年12月からはスイス国内の山荘で当局の監視下に置かれていた。ロイター通信が別荘を訪ねたところ、ポランスキーのアシスタントを名乗る女性がインターフォン越しに対応し、ポランスキーはすでに別荘を後にしたと話したが、詳細は不明。(text:Yuki Tominaga)© AFLO■関連作品:それぞれのシネマ〜カンヌ国際映画祭60回記念製作映画〜 2008年5月17日よりユナイテッド・シネマ豊洲にて2週間限定公開/8月2日より渋谷ユーロスペースほか全国にて順次公開© 2007 Festival de Cannes-Elzevir Films.All Rights Reserved.■関連記事:巨匠33名の短編が1本の映画に!『それぞれのシネマ』招待券を5組10名様にプレゼント今月はカンヌがテーマ!映画ファン投票でシネマギフトカードを10名様にプレゼント
2010年07月13日スイス司法省は25日、1977年の13歳の少女に対するわいせつ行為容疑で9月下旬から拘束中だったロマン・ポランスキー監督の保釈申請承認を発表した。保釈金は、450万スイスフラン(約3億9,000万円)。32年前、アメリカのロサンゼルスで13歳の少女と性的関係を持った容疑で有罪判決を受けた直後の1978年にポランスキーは渡仏。国際手配されていたため、活動範囲はヨーロッパにほぼ限定され、『戦場のピアニスト』がアカデミー賞に輝いたときも、ポランスキー本人は渡米しなかった。ところが、9月26日にチューリヒ映画祭参加のためにスイスへ入国した際に当局から身柄を拘束され、アメリカへの身柄引き渡しが要請されている。今回の保釈の条件は、身柄引渡しに関する決定が出るまで身分証明書類を当局に預け、保釈中はスイス国内にポランスキーが所有する山荘に滞在すること。監視用の電子機器がつけられ、別荘から離れることは出来ないという。ポランスキー夫人の姉で女優のマティルド・セニエはラジオに出演し、義弟保釈の報に安堵しながらも「(ポランスキーが)逃亡すると考えるなんて、ばかばかしい」と語った。ポランスキーは今週にも保釈される見込みだ。(text:Yuki Tominaga)写真は今年の6月、パリで行われた『ブルーノ』のプレミアに出席した際のポランスキー。© Rex Features / AFLO■関連作品:ブルーノ 2010年3月、新宿バルト9ほかにて公開© 2009 Universal Studios■関連記事:各方面に多大な影響を及ぼした、マイケル・ジャクソンの急逝
2009年11月30日