意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「エドテック」です。教育格差や不登校、地方創生など、諸問題の解決にも。エドテック(EdTech)とは、Education(教育)とTechnology(科学技術)を組み合わせた造語で、教育分野にイノベーションを起こそうと、世界中に広がっている取り組みです。アメリカでは、貧困問題、教育格差を解消するために、10年以上前に政府が貧困地域にノート型パソコンを配布し、授業カリキュラムを配信しました。現在では、スタンフォード大学やハーバード大学がインターネットで授業を公開するなど、遠隔地に高等教育を届ける仕組みを作っています。エドテックの最たるものとして、人気を集めているのが、アメリカのミネルバ大学。この学校にキャンパスはなく、全寮制なのに授業はすべてオンライン。サンフランシスコを皮切りに、学期ごとに学生は世界の7都市を巡って授業を受けます。世界中の教師が参加し、オンライン・ミーティングの形で授業を進行。学生の発言はすべて記録され、AIによって個々の弱点などを検出。一人一人に適切な指導が行われるのです。教室内で生徒のレベルに差があることや、不登校や引きこもりの問題は日本でも深刻化しています。平成28年度の不登校を含む引きこもりは、小学生で約7万人。中学生は約14万人、高校生は約8万人です。ニートの大人の2割は元引きこもり児だったという統計もあり、減少する労働人口を補う上でも、インターネットを使って、家にいながら安心して学べる仕組みを作ることは重要です。ネット環境さえ整えば、都市の学校に行かずとも、離島でもどこでも最新の授業を受けられますから、地域による格差もなくなり、地方創生にも一役買うことができるでしょう。これからは単純な仕事はAIやロボットが担いますから、暗記した知識より、それらに適切な指示を与えられる、そんな人材が必要になります。そこで、経済産業省はIT企業やNPOと協力し、「未来の教室」という名を掲げ、効率的な知識習得と、課題の発見・解決能力を育成する学習プログラムの開発を行っています。エドテックは学校教育にとどまらず、人生100年時代のリカレント教育、ITや医療などの専門分野の学習にも生かされています。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年10月10日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年10月09日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、焼肉でいい働きをする気遣いができる女になりきり。タレを入れられて迷惑な人はいません!以前、取材に行った焼肉店の店長さんと話していたときに、「焼肉のタレを何も言わずに相手の皿に入れている男女がいたら、その二人は付き合っている」と言われて、面白いなと思ったことがありました。それ以来、注意して観察すると、たしかにいい感じのカップルが多いなということに気づいたんです。何も言わずにタレや塩を入れるというのは、相手のことをよく知っている証。それができる女性は、タレを入れる絶妙なタイミングもわかっているし、相手の好きな肉の焼き加減も熟知している。また、相手が自分で焼きたいタイプかどうかも、ちゃんと頭に入っている気が遣える女性だと思うんです。しかも、タレや塩は、焼肉に行くと誰しもが必ず使うものだから、小皿に入れて迷惑になることなんて一つもありません。これはお寿司屋さんでお醤油を入れるのも同じだと思います。「だって、絶対につけるじゃん!だから入れておくね」というふうに、ササッと小皿に入れるような、サバサバした感じもステキですよね。ただし、これが餃子の場合は話が別。タレの好みは人それぞれ違うので、思い込みで入れても使わず、気を遣わせてしまいかねません。そこは注意が必要です!まずは、最初から小皿にタレが入っていない焼肉店を探すところから始めるのがよさそうです。もし、もともと入っているお店にあたってしまったときは、コチュジャンを入れることでアピールしてみては。そして、いざ席についたら、相手より早くタレを入れるように頑張ってください。そもそも焼肉デートは、イベント性があるし、「焼けてるよ~!」などと自然と会話が続く楽しいもの。そこで“タレ先手”をうまく取ることができれば、さらに盛り上がるはずです!よこさわ・なつこ芸人。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。初の著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。※『anan』2018年10月10日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年10月07日『アレンとドラン』は、文化系女子にとっては、痛いけど非常によくわかるお話だ。単館系のマイナー映画が大好物で、外見も中身もわかりやすいサブカル女子の林田(リンダ)。田舎から東京の大学に進学して、趣味の合う少数派との交流をSNSで満喫するものの、大学ではいまいち浮いてしまっている。作者の麻生みことさんに本作について聞きました。サブカル女子とリア充イケメンの恋愛は果たして成立するのか!?「若気の至りで、みなさん本当はいろんな失敗をしているはずなのに、なかったふりをして生きていたりするじゃないですか。友だちや私自身の恥ずかしい失敗を、リンダには詰め込んでみました」自意識過剰なくせに自己評価が低い、いわゆるメンドーなタイプ。ゆえに無駄に空気を読みすぎてなかなか友だちができなかったり、文化系おじさんのえじきになりそうになるのだが、そんなリンダに何かと手を差し伸べるのが、江戸川(エドガー)というリア充イケメンだ。「リンダにとってエドガーは最も遠い存在で、絶対に友だちにはなれないと思っていたタイプ。だけどそんなのはきっかけ次第で、たまたま親切にしてもらえただけで好きになっちゃうもんなんですよね」一方で、大学のゼミの無頼派な平良先生も映画オタクであることが判明し、周りが疑うほど懐くリンダ。ぼっち上等と見せかけて、意外と楽しくやっちゃってる!?と思うものの、好きなものばかりにかまけていたせいで、恋愛のしかたがよくわからない。自分の気持ちに気づいてからの思考回路や行動がいちいち笑えるのだが、ふと気づけばリンダもエドガーも平良先生も、そもそも他人に興味がなさそうな人ばかり…。「そんなつもりはなかったんですけどね(笑)。恋愛体質ではない彼らが歩み寄るのは難しそうですが、どんなアクシデントを入れていこうか考え中です。リンダが痛い目に遭ってもそれはそれで経験なので、心と体にひどい傷を負わない限り、いっぱい走って転んで立ち直れって、親心みたいな気持ちで描いています」みなさんがなかったことにしていた黒歴史が蘇る可能性も…。リンダと一緒に七転八倒できますよ!『アレンとドラン』サブカル女子がアパートの隣に住むリア充バーテンダーと出会い、少しずつ人生が開けていく風変わりなラブコメ。タイトルにピンときた人もそうでない人も!講談社429円あそう・みことマンガ家。1991年デビュー。代表作『そこをなんとか』が完結したばかり。『good!アフタヌーン』で「小路花唄」を、『Kiss』で「アレンとドラン」を連載中。※『anan』2018年10月10日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子(byanan編集部)
2018年10月07日現在、話題沸騰中の長編小説『青少年のための小説入門』。著者の久保寺健彦さんの7年ぶりの新刊だ。奇妙なコンビが作家を目指す!小説愛に溢れた熱い成長物語。「書いては捨て、書いては捨てを繰り返して、ずっと小説を完成させられない時期があったんです。あとから考えると、小説がなぜ世の中に必要なのかが自分の中にひっかかっていたからかもしれません。自分で自分を納得させるために、この本を書いたのかもしれないです」文字の読み書きが苦手なディスレクシアという学習障害を持つヤンキー青年・登さんが、中学生の一真に小説の朗読を頼む。「以前から人に本を読んでもらって作品世界に浸るという行為自体がすごくいいなと思っていて。それに、人と一緒に読むと感想を語り合えますよね。僕も仲がいい人と本について話し合う楽しみを知っているので、それが反映されていますね」実は登さん、無謀にも作家になろうと決意している。朗読は作品研究の一環であり、一真は登さんに代わって文章を書くため、表現力の訓練をする。具体的なトレーニング方法も出てくるのだが、「これらは実際に小説を書く上で役立つかもしれませんが、彼らがやっているのはまっとうな努力なので、決して近道ではないですよね(苦笑)。作中で二人が創作において悪戦苦闘するところは、僕自身が経験したことなので、リアリティが出ているのではないかと思います」実在の名作タイトルも多数登場して読書欲がそそられるうえ、彼らが創作する物語の冒頭やあらすじが紹介され、これがまた非常に面白そうで読みたくなる。小説の魅力が溢れた本作は、「小説がなぜ世の中に必要なのか」の答えそのものだ。「この小説を書いてみて、自分はまだまだ小説をなめていたなと思って。こっちが思っているよりもっと手ごわいし、自由でなんでもありなんだなと実感しました」では、ご自身にとって面白い作品とはどんなものになるのだろう。「こんなもの読んだことがないという新鮮味のあるものですね。物語のパターンは出尽くしているともいわれるけれど、僕はそれは怪しいと思う。同じ話でも角度を変えれば違うものになるし、新しい物語が生まれると読み手側の感性も変容していく。小説って、本当に面白いんですよ」『青少年のための小説入門』いじめられっ子の一真は、ある日助けてくれた青年・登さんから小説の朗読を頼まれる。実は彼は読み書きが困難だが、作家を目指していて…。集英社1650円くぼでら・たけひこ1969年生まれ。2007年に『みなさん、さようなら』でパピルス新人賞、『ブラック・ジャック・キッド』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞などを受賞し作家デビュー。※『anan』2018年10月10日号より。写真・土佐麻理子(久保寺さん)中島慶子(本)インタビュー、文・瀧井朝世(byanan編集部)
2018年10月03日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、自分の道は自分で決める女性、「占いに行かない女」になりきり。占いに左右されない人は友達からも頼られそう。みなさんの中にも多いと思うのですが、私は占いが大好きです。友だちと食事をした後にも「占い行く?」と提案することがあるし、パッと開いたところに今日の運勢が書いてあるような本も持っています。このあいだも友人とタロット占いに行って、すっかりハマりました。その先生は占いのほかにフラダンスの講師もやっている人で、最後には「幸せになれそうなのでフラダンスにも行きます!」と盛り上がっていました。そんな私から見ると、占いに行かない女性は、人の意見に左右されることがない、自分の道がはっきりと見えているように感じるんです。自分に自信があって迷うことがない。たとえ占いに行っても結果を気にせず、“そういえば、昔そういうことを言われたかな”と思い出す程度。“うまくいかなければ、それでいいのよ”という達観した雰囲気もあって、逆に周りから“占い師”というあだ名をつけられるタイプです。そんな女性になるには、“自分のことは自分で決める”という気持ちを身につけることが大切。そのためには、一人旅してみるのはどうでしょうか。どんなトラブルが起こっても自分で解決するしかないし、乗り越えたときには自信がつくと思うんです。雨が降っても“この雨は、私のために降ってくれたのかも…”“すべては必然だ…”と、いろいろなことを受け入れられるようになり、自分を見つめ直すいい機会になるはずです。たしかに占いは、話のタネになるし楽しいもの。特に、落ち込んだときに励ましの言葉や勇気が欲しくて行く人が多いと思うのですが、あまりに占いに頼りすぎて自分の意見がないのは、ちょっと残念ですよね。私も自分のことや行くべき道を、人に頼らず考えてみたいと思います!よこさわ・なつこ芸人。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。初の著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。※『anan』2018年10月3日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年10月02日16年に始まったプロバスケットボール「Bリーグ」がいよいよ10月に新シーズンに突入。B1からB3まで全国45クラブがそろい、観客数も毎年増えている、今いちばん勢いのあるプロスポーツだ。他カードに先駆けて試合を行うのが、昨シーズン好ゲームを繰り広げた「千葉ジェッツ」vs「川崎ブレイブサンダース」。両チームのキャプテン、川崎ブレイブサンダースの篠山竜青選手と千葉ジェッツの小野龍猛選手に意気込みと見所を伺った。左・千葉ジェッツのキャプテン小野龍猛選手、右・川崎ブレイブサンダースのキャプテン篠山竜青選手――初めてのBリーグ観戦を楽しむコツはありますか?篠山:試合の前後も満喫してもらいたいから、当日は早めに会場入りしてほしいですね。小野:うん、1時間半ぐらい前に来られたらベスト。前座試合や、30分前から始まる選手のアップも見られるので。時間にゆとりがあったほうがフードもゆっくり選べると思う。篠山:お気に入りの選手目当てで来る人は、試合後も時間に余裕を持っておくことをオススメします。出口で写真を撮ったり、サインをもらえたりするチャンスがあるから。ちなみに川崎のホームゲームでは、選手全員出口でハイタッチをしながらお見送りするのが恒例。小野:それはうちにはない、川崎ならではの武器だね。試合後は選手もオフモードになってるし、素の姿が見られるかも。声をかけてもらえるのは嬉しいです。――両チームの注目選手を教えてください。篠山:僕ら以外にですか?(笑)うーん。川崎は谷口光貴ですかね、今いちばん勢いがあるのは。徐々にプレータイムがもらえるようになってきて、4シーズン目となる今季は飛躍の年になると思う。川崎一のイケメン選手として、篠山の次に推したい選手です。小野:千葉は原修太ですね。入団当初に比べてカラダつきが明らかによくなってる。地元船橋市出身の選手で、地元の人からも愛されるいじられ弟キャラです。ただ、ちょっとシャイですけど(笑)。――開幕カードの見所は?篠山:千葉はファストブレイク(速攻)を得意とするチームですし、川崎も堅守速攻を武器にやっているので、スピーディな展開になるんじゃないかと思ってます。ルールを細かく知らなくても、その迫力は十分楽しめるはず。迫力あるプレーから? 目が離せなくなる!小野:たしかに、迫力に関しては他のカードに負けない自信がある。川崎とは昨シーズン激闘を繰り広げたので、今年もどんな試合になるかすごく楽しみ。篠山:個人的には、日本代表同士のマッチアップもあるのでレベルの高い攻防で魅せられたらなと。小野:僕はチームを引っ張る姿を見てほしいかな。試合中はもちろん、ベンチにいる間も率先して声を出しているので。篠山:平日開催が増える新シーズンは、各チーム集客に工夫を凝らすと思うので、エンターテインメントの部分には期待してください。今までバスケットボールに縁がなかった人も、食わず嫌いせず、観に来てほしい。小野:足を運んでくれる人の声援に応えられればと思います。篠山:これはいろんなところで言ってるけど、この開幕戦を観ればバスケットの魅力があなたにもわかるという試合を必ず見せます!しのやま・りゅうせい1988年7月20日生まれ、神奈川県出身。身長178cm。ポジションはポイントガード。持ち前のスピードを生かしたドライブは圧巻。おの・りゅうも1988年1月6日生まれ、東京都出身。身長198cm。ポジションはパワーフォワードでありながら、得意なプレーは3ポイントシュート。©B.LEAGUE※試合写真は2017-2018シーズンのものです。※『anan』2018年10月3日号より。写真・中島慶子取材、文・黒澤祐美(by anan編集部)
2018年10月01日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「翁長知事と沖縄」です。翁長知事の主張は辺野古への新基地建設反対でした。翁長雄志沖縄県知事が8月に急逝されました。翁長さんは元々は自民党員でしたが、2014年の知事選でさまざまな政党の人たちと団結、普天間基地の辺野古移設に反対する「オール沖縄」という枠組みで、それ以降の全ての選挙を戦ってきました。誤解されている方も多いのですが、翁長知事は、沖縄から米軍基地の全面撤退を求めていたわけではありません。普天間基地の辺野古移設で、沖縄に新しい基地を造ることに反対を唱えていたんですね。辺野古には205haの巨大な新基地を建設予定で、そのためには美しい海、珊瑚礁を破壊し、約160haを埋め立てることになります。巨大基地にはいま以上の数のオスプレイを配備。沖縄住民は騒音と事故の恐怖にさらされます。翁長知事の前任・仲井眞知事は辺野古の埋め立てを承認しましたが、それを撤回するべく、国に働きかけていました。知事がたびたび東京を訪れ、安倍総理や政府要人に面会を求めていましたが、ことごとく断られたのです。昨年末、普天間の小学校に米軍ヘリの一部が落下。学校上空の飛行停止を求め、知事が官邸を訪れましたが、安倍総理は面会しませんでした。こういう聞く耳を持たない対応が、沖縄を蔑んで、軽視しているのでは、という政府不信にもつながっていきました。日本の国土のわずか0.6%の沖縄県に、米軍専用施設の74%が集中して置かれています。もし、横田基地のそばに巨大な新基地を建設することになり、オスプレイが大騒音を立てて頻繁に飛び交うとしたら、東京都に住む人はどう思うでしょう?私たちはどこかで、「遠い沖縄の問題」と思ってはいないでしょうか。しかしこれは、沖縄だけではなく、同じ日本の問題です。かつて橋本龍太郎総理の時代は、当時の大田昌秀知事と会談を重ね、「普天間基地返還」という難しい交渉を成立させました。いまではまるで国と沖縄県の主張が平行線、対立関係にあるようにみえる報道を目にしますが、根気強い話し合いにより解決策は見つけられます。沖縄県知事選挙は9月30日に行われます。どの候補が選ばれるにせよ、沖縄の問題を日本全体で考えられるようにできたらと思います。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年10月3日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年09月28日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、“何でもいいよ”と人に任せられる女になりきり。こだわりが強すぎる女は面倒くさい女になりがち。こだわりがあるというのは一見、いいことだと思うのですが、程度が大事だと思うんです。たとえばみんなで食事をしているのに、「私、炭水化物が食べられないから…」などと自分のルールを押し通して和を乱すのは、ちょっと違いますよね。この場合に“あの人、こだわりが強いよね~”と言われたら、それはいい意味ではなく、もはや、悪口かもしれません…!逆に、こういうシーンで「私、何でもおいしく食べられるから、好きなもの選んで!」と言える女性って、おおらかだし、感じがいいと思いませんか?きっと彼女は“こだわりがないことがこだわり”なんです。“川の流れに身をまかせ”スタンスで生きているのでしょう。だから、洋服も着られたら何でもいいという考えだし、“このブランドじゃなきゃイヤ”なんてことは絶対に言いません。自分がいる環境への柔軟性も高いので、たとえ行きあたりばったりだったり、予定変更があるような旅をしたとしても、楽しく過ごせるはず。それに、“どうしてもこれがいい!”というこだわりがないということは、人が持っているものを羨ましいと感じることもありません。そんなふうに生きている女性はストレスが少ないだろうし、周りの人からも愛されるのでは。“なかなかこだわりが捨てられない”という人は、まず、買い物を誰かにまかせてみることから始めるといいかもしれません。たとえばチョコレートが食べたいなら、「チョコなら何でもいいから!」とお願いしてみる。そして買ってきてもらったら、「どうもありがとう!」と素直に喜ぶというのを繰り返すうち、自然とこだわりが捨てられるかもしれません。自分の考えに固執しすぎて、“面倒くさい女”と周りの人に思われないよう、私も気をつけます!よこさわ・なつこ芸人。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。初の著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。※『anan』2018年9月26日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年09月25日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「災害支援とボランティア」です。確実な支援には、的確なニーズを知るのが肝要。熊本地震の経験をふまえ、西日本豪雨では、安倍政権は「プッシュ型支援」を取り入れました。災害が起きたとき、これまでは地元の自治体からの要請を受けて、必要物資を送っていましたが、自治体や職員が被災した場合、どうしても後手に回ってしまいます。そこで今回は、要請を受ける前に、国のほうから業務用エアコンやスポットクーラー、簡易トイレ、無線機などを必要と思われるところに送りました。ただ、愛媛県大洲市では、送られてきた仮設トイレの管理方法が決まらず使われなかったなど、一部ミスマッチが生じました。こういう問題は試行錯誤しながら徐々に整備していくものなので、多少の齟齬は仕方ないと思います。今回は、自衛隊も現地の情報収集・連絡専門要員を約200人派遣。災害直後は混乱していますから、具体的なニーズを把握することがとても大変です。専門要員がいたことで的確、迅速な支援につなげることができました。ニーズを把握することは、ボランティアをする上でも重要です。「なにか助けになれば!」と災害発生直後に駆けつける方がいらっしゃいますが、被災地側はまだ指示できる状況ではなく、手持ち無沙汰になることも。もしもボランティアをしたいと思ったら、まず地元の災害ボランティアセンターか、社会福祉協議会に問い合わせましょう。現状を知り、ボランティア保険に入り、心構えのレクチャーを受け、県外の人も募集しているかなど条件を確認してください。ボランティアは誰でも歓迎されるとは限りません。駐車場の確保の問題もありますし、「地域の人のみに限る」というところもあります。ボランティアの車が渋滞を引き起こし、自衛隊や救急車両が入れなくなるというトラブルも起きます。また、泥かき要員だったら、基本的には道具は持参しなければいけません。不衛生な環境もあるため、マスクやゴーグルも必須です。社会福祉協議会では、ボランティアの作業マニュアルを作り、道具や服装について明記していますので、ぜひ参考にしてください。善意の押し付けにならないためにも、被災地に迷惑をかけないボランティアのあり方を知る必要がありますね。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年9月26日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年09月19日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「豪雨災害」です。予測不能な事態に脳が間違った判断を下すことも。この夏、西日本を中心に広い範囲で集中豪雨が発生し、多大な被害をもたらしました。多くの人が逃げ遅れてしまった理由は何でしょう?その一つに挙げられるのが「正常性バイアス」です。山口大学の高橋征仁教授によると、これは心理学の用語で、予期せぬ事態に直面したときに、先入観や偏見が働いて、「これは大丈夫だ」と正常範囲内のできごとと判断してしまう心の動きだそうです。異常が発生すると、過大なストレスがかかります。その恐怖や不安に苛まれると人体が危機に至る。そのため、心の平安を保とうと脳が間違った判断をしてしまうのです。今回の西日本豪雨も、現場の聞き取り取材によると、警報が鳴り、避難勧告が出ていても、正常性バイアスがかかり、その情報が意識の深部に到達しなかったことがわかりました。また、地域によっては、ものすごい雨音により、警報が物理的に聞こえなかったのではないかという意見もありました。西日本豪雨の被害が拡大したもうひとつの理由は、国、県、市町村の間で情報の共有がうまくできていないということです。国の管轄は大きな1級河川で、県や市町村は支流を担っていますが、エリアごとに細分化されているため、1本の川の上流から下流まで俯瞰して管理する組織がありません。岡山県の高梁川の場合も、上流域の氾濫は午後11時台に起こり、死者も出ていました。ところが、下流域の倉敷市真備町に避難指示が出たのは、午前1時30分。上流で氾濫が起きた段階で、中・下流の被害は想像できたはずです。しかし連携できていなかったために情報の伝達が遅れてしまい、50名以上の被害が出ました。気象庁の統計によると、1時間に50ml以上の大雨が降る頻度は、’70~’80年代に比べると現在は約3割増加。1時間に50ml以上降った回数も、1976年からの10年間に比べ、2007年以降の10年間では33.5%増えています。地球温暖化などにより、これからも集中豪雨は増えるでしょう。豪雨に見舞われたら、まずは過信せずに逃げること。冷静な判断ができにくい状況であることも、頭に入れておいたほうがよいでしょう。堀潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年9月19日号より。写真・中島慶子題字&イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年09月14日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、思いやりが伝わる所作の美しい女になりきり。人に物を手渡すときも、少しの違いで印象アップ。このあいだ、先輩に「ジャケットを取って」と言われた後輩が、左手を添えて渡している姿を見て、なんて上品なんだろうと思いました。その一方で、私があるものを手渡したときに、手を“チョキ”の形にして、人さし指と中指で挟んで受け取ったスタッフさんがいて、思わず「え、チョキ…!?」と笑ってしまったことがありました。彼女は悪気があったわけではなくクセのようで(笑)、面白くはありますが、やっぱり驚いてしまいますよね~。その両者を見て、人に物を差し出す、お酌をする、お茶を飲む、人から物を受け取る…など、日常のあらゆるシーンにおいて、銀行員さんのように、左手を添えられる人になりたいと思いました。それは、日本人のていねいさや人を敬う気持ちが表れた、素敵な仕草だと思うんです。子どもの頃には、親から「左手はテーブルの上に出しなさい」「お皿にきちんと添えなさい」などと言われて育った人も多いのではないでしょうか。「左手は添えるだけ…」という漫画『スラムダンク』の名言は、バスケットボールのシーンだけじゃなく、普段の生活でも大事なことなんだと、あらためて思い知りました。片手だけを使って過ごさないためには、左手を添えるクセづけをするところからスタートするのがいいのではないでしょうか。どんなに軽くて片手で持てるものであっても、必ず左手を添えるというルールを自分に課す。人に手渡すことの多いペンやハサミなどの文房具や、お箸はもちろん、紙一枚であっても左手を忘れないようにするとよさそう。ほんの少しのことだけど、相手に気遣いや思いやりの気持ちが伝えられるうえに、品のいい印象を持たれるという素敵な所作。大人の女性として、取り入れない手はないですよね。人に物を手渡すときも、少しの違いで印象アップ。よこさわ・なつこ芸人。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。初の著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。※『anan』2018年9月12日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年09月11日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「海洋プラスチック汚染」です。生態系や人体に悪影響を与えかねない問題です。海洋プラスチック汚染が、いま問題になっています。プラスチックは、太陽光に当たったり、熱や雨にうたれると劣化し細かな破片になります。5mm以下のものを「マイクロプラスチック」といいます。でもどれだけ細かくなっても分解されず、自然に還ることはありません。この砕けたマイクロプラスチックと、洗顔料や歯磨き粉などに含まれる研磨剤のマイクロビーズ(これもマイクロプラスチックの一種)が、大量に海に流出しているのです。国連によると、2015年のプラスチックゴミの発生量は約3億t。毎年800万tが海に流出。その半分は中国やインドネシアなど東南アジアの4か国から。しかし、別の調べでは日本からも数万tが流れ出ているという報告もあります。いちばんの問題は、生態系が乱されること。海の小さな生き物がマイクロプラスチックをえさと間違えて食べ、それを小さな魚が食べ、やがてサメなどの大きな魚が食べます。しかし、消化されませんから、体内に蓄積。栄養がなくても満腹感を得られるため、魚は発育不良になります。また、プラスチックは有害物質が付着しやすい。そんなプラスチックゴミを食べた魚を最後に人が食べているのかもしれません。今年カナダで開催されたG7で、プラスチックの製造や使用の規制強化を進める「海洋プラスチック憲章」に欧州4か国とカナダは署名しましたが、アメリカと日本はサインしませんでした。その後、EUの欧州委員会はストローや皿など、一部の使い捨てプラスチック製品の使用を禁止する方針を発表。一方、日本では「海岸漂着物処理推進法」の一部改正で、民間企業に対して、マイクロビーズの製品への使用を抑制するまでにとどまり、禁止や罰則を設けるまでには至っていません。国民の生活や産業に打撃を与えるかもしれない、という判断からです。その後スターバックスがプラスチックストローの全面廃止を宣言しました。それに続き、日本でもすかいらーくホールディングスが、大手外食産業で初めて、撤廃を決めました。プラスチック製品は便利です。しかし、今後は付き合い方を考えねばなりません。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年9月12日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年09月06日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「高度プロフェッショナル制度」です。6月、8つの法律から成る働き方改革関連法が成立。長時間労働をなくすため、残業時間の上限が原則月45時間、年間360時間に定められました。上限を超えると使用者側に6か月以下の懲役、または30万円以下の罰金が科せられます。また、「同一労働同一賃金」を導入。同じ企業で同じ仕事内容の場合、正規雇用と非正規雇用の待遇格差を是正することになりました。8つの法律の一つが「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」です。年収1075万円以上の専門職は、残業や休日、深夜労働などの割増賃金の支払い対象から外すというもの。証券アナリストや医薬品開発の研究者、経営コンサルタントなどが対象とされています。残業せずに自分の裁量で効率よく働けばいいという制度なのですが、現実問題、自分の仕事が終わったからと、残業せずに帰ることができるでしょうか。上司に新たな仕事を頼まれ、サービス残業を強いられるのではないか。家族が過労死した遺族らはこの法案に反対していました。優秀で責任感の強い真面目な人こそ、過労に至ります。本来、法律はそういう働き手を守るためにあるべきなのに、「高プロ」はそうではないと肩を落としていました。実はこの法案、第1次安倍内閣のころにも「ホワイトカラー・エグゼンプション」という名で推し進められましたが、猛反対にあい、潰されました。安倍内閣が、なんとしてもこの法律を通したかった背景には、アメリカからのリクエストがあります。「日米投資イニシアティブ」という、経済的にパートナーシップをとろうという交渉のなかで、アメリカは日本の雇用環境を、従来の終身雇用型の家族的なあり方ではなく、成果主義ですぐに首を切れる外資系スタイルに変えることを要望。そうして、日本企業でアメリカ人の雇用を増やすことを望んでいるのです。高プロは、労働者側に、拒否する権利を与えています。しかし、有給休暇の申請さえしづらい日本の職場環境で、対象者は拒否できるのか。また、現在は一部の高所得者、専門職のみが適用対象になっていますが、それも将来もっと広げられるのではないかと、危惧する声も上がっています。堀潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年9月5日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子
2018年09月04日その王子様的なキャラクターやセクシーな言動でバラエティでも人気を博しているSexy Zoneの中島健人(24)。そんな“ケンティー(中島の愛称)”の魅力を伝えるべくハッシュタグがいま、Twitterで話題となっている。その名も「#ウェルカムトゥーケンティーワールド」だ。ここではまず同タグで紹介されている、ケンティーの王子様的な言動を紹介しよう。《大学のスペイン語の授業で自分でスペイン語のあだ名をつけろと言われ「プリマヴェーラ(春)」と名付けたが他学生は普通に下の名前だった》《事務所の社長であるジャニーさんに「恋の季節っていつだと思いますか?」と質問し、「一年中だよ」と答えをもらう》《並んでるシャンプーボトルのノズルを向い合わせにして、恋人感を演出させてる》《お風呂に入った時まず最初にどこを流すかという質問に即答で『心』と答える》これらは実際にケンティーがテレビやラジオ、雑誌で発言しているもの。そのほか、セクシーな発言も。《ラジオの「セクシー五七五」という企画にファンの子が送ってきてくれた「おっぱいでシャツのボタンをとばしてる」という句への評価は「セクシーハッピー」》《花粉がすごいというコメントに対しての返し「素直に受粉すれば?」》いっぽうで麗しい見た目とは真逆の部分があるのも、ケンティーの魅力の1つだ。《人生に影響を与えた漫画がボボボーボ・ボーボボ》《部屋にはブルーアイズホワイトドラゴンという遊戯王のカード30枚を飾っている》《小学生のときは学期ごとにアニメのキャラになりきっていたため、性格が安定してなかった》汲めどもつきぬケンティーの魅力ーー。一度触れてみるのはいかがだろうか?
2018年08月29日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「児童虐待」です。見つけたら通報の義務がすべての市民にあるのです。3月に東京都目黒区で発生した、5歳の船戸結愛ちゃんの虐待死亡事件は、世間に大きな衝撃を与えました。日本小児科学会の調べによると、全国で1年間に虐待によって死亡した可能性がある子どもの人数は、約350人。この数は高い水準で増え続けています。これは、児童相談所など、制度として様々な欠陥があるからなんですね。東京都内の児童相談所の数は11か所。児童福祉司1人が抱える虐待相談などの世帯数は100を超えます。これは欧米の約5倍の数字。児童相談所も児童福祉司の数も全く足りていないのです。また、児童相談所には常勤の弁護士がいません。日本は、親の親権が強く保障されているので、子どもを親から引き離そうとするとき、親に訴えられないよう、法律家の判断を仰ぎたくても、スピーディに対応できないのです。そして、東京都の警察内には児童虐待専門の部署がありません。児童虐待防止法には、市民は児童虐待を認知したら通報する義務があると明記されています。その相談窓口の全国共通ダイヤルは「189(いちはやく)」。通報は匿名でできますし、虐待でなかった場合も罪には問われません。3月の事件を受け、社会起業家の駒崎弘樹さんを中心に、芸能人や作家、ソーシャルセクターが集まり、制度の改革を求める10万人の署名を集めて厚生労働大臣に提出。政府は緊急に児童虐待対策に動き出しました。結愛ちゃん家族が以前住んでいた香川県の児相の担当は、大変心配していたのですが、東京に転居したあと、新担当は家庭訪問に行ったけれども本人に会うことができませんでした。これを受け、面会ができなかった場合は強制的に立ち入り調査ができるよう児相の権限を強化。また、各地の児相や警察が情報を共有できること、児相や児童福祉司の数を増やすことなどが検討されることになりました。しかし、虐待は対応だけでなく、未然に防ぐことが実は重要です。店や電車で子どもが泣きわめいているのを、迷惑そうにしている周囲の大人たちの視線が、どれほど親御さんを追い詰めているか。虐待を生まない社会を作るために、私たちはどうしたらいいか、いま一度考えてみませんか。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。新刊『堀潤の伝える人になろう講座』(朝日新聞出版)が好評発売中。※『anan』2018年8月29日号より。写真・中島慶子題字&イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年08月28日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は空を見て時間を知る、余裕のある女になりきり。夕陽に照らされた女性はとっても美しい!このあいだ、「最近、夕陽を見ていないな…」と思ったときに、ハッとしました。私は新潟県出身で日本海側に住んでいたこともあり、地元にいたころに夕陽が沈んでいく姿をよく見ていたんです。夕暮れになると、みんなが車を路肩に止めて、ゆっくりと眺める…。そういう落ち着いた時間を持てていないことに気づき、寂しい気持ちになったし、大人として少し残念だなと思いました。しかも最近はスタジオにこもって収録をしていて、“気がつけば夜になっていた”ということもしばしば。外の様子や時間の流れに無頓着になっている自分にも気づいたんです。だからこそ、お仕事の合間や休日の夕方などに、夕陽や空、外の風景を眺める時間がある女性を見ると憧れるし、心に余裕がある人なんだろうな…と感じます。そういう人はきっと、昔の人が星を見て自分のいる位置を知ったように、スマホや時計ではなく太陽の場所から季節や時間がわかる。「日が長くなってきたから夏が近づいているね~」という、趣のある話もしているに違いありません。それに、夕陽に照らされたオレンジ色の肌はとてもきれい。きっと、その姿を見た人からも、素敵な女性だと思われるでしょう…!まずは、意識的に夕陽を見に行くのがよさそうです。夕陽スポットがあるサービスエリアや、“夕陽が見える丘”などと検索して出てきた場所に行ってみると素敵な景色に出合えるはず。太陽が沈んでいく姿や、美しい空の色を見ていると心が洗われるし、「これからもできるだけ見よう」と思うのではないでしょうか。そこから徐々に、普段の生活の中に夕陽を見る時間を組みこんでいくと、スムーズにいきそうです。夕陽は、曇ったり雨でない限りタダで見られるもの。見ない手はありません!よこさわ・なつこ芸人。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。初の著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。※『anan』2018年8月29日号より。写真・中島慶子文・重信 綾(by anan編集部)
2018年08月25日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は手間のかかる料理をきちんと作る女になりきり。素敵な人は茶色い料理の魅力を知っている。突然ですが、みなさんは豆を煮ることがありますか?豆は、おせち料理に入っていたり、節分には「年の数だけ食べなさい」と言われたり…、昔からの日本文化のひとつです。長寿大国である日本のおじいちゃんやおばあちゃんが食べていることを考えても、いかに体にいいかということがわかりますよね。でも、見た目は決しておしゃれとはいえず、作ったとしてもインスタグラムにアップして報告するという人は、ほとんどいないと思います。だからこそ、煮豆を作る女性を尊敬せずにはいられません。誰かに見せるわけでもなく、自分の体のことを考えて豆を煮る。その考え方自体がカッコいいです。それに、煮豆を作るのは思いのほか手間がかかるうえ、ほっくりと美味しく作るにはかなりの腕が要求されるので、そういったスキルがあるところも素敵ですよね。友だちの家に遊びに行ってタッパーに入った煮豆が出てきたら感動すると思います。それに、子どもの頃には嫌いだったかもしれない煮物をはじめとする“茶色い料理”の魅力を理解しているところも、大人な感じがしますよね。こういう女性はきっと、キッチンのことを“おかって”と呼ぶし、“黒豆を作るときには錆びた釘を入れるといい”などの、料理に関する豆知識もたくさん知っているはず。そう、豆だけに…!(笑)きっと、“普段は豆を食べない”という人もいると思うので、まずは定食屋さんなどに行って、煮豆料理を食べるところから始めてみようと思います。豆を使った料理が身近な存在になることで“作ってみよう”という意欲がわくし、食事への取り入れ方や味付けの方法を勉強できます。また、煮豆作りには下ごしらえが必須。挑戦するうち、人生においても下準備ができる女性になれそうです!よこさわ・なつこ芸人。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。初の著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。※『anan』2018年8月15・22日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年08月21日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「ナチスのプロパガンダ」です。いまも使われるプロパガンダ手法。自覚が必要です。今夏、ナチス関連の映画『ゲッべルスと私』や『ヒトラーを欺いた黄色い星』が公開されました。ヒトラー率いるナチス・ドイツの独裁体制が始まったのが85年前。ヒトラーはプロパガンダの名手で、ゲッべルスを宣伝大臣に任命し、ラジオや映画、新聞を駆使し、自分が魅力的なリーダーであることを知らしめました。「プロパガンダ」とは大衆宣伝のこと。知らず知らずのうちに、ある主義や思想を大衆に浸透させてしまうことです。プロパガンダ自体には、良いも悪いもありません。しかしナチス・ドイツは、間違った選民意識をドイツ国民に植え付け、ユダヤ人廃絶に加担・黙認させました。欧州中のユダヤ人を強制収容所に送り強制労働をさせ、女性や子供までガス室に送り、約600万人を虐殺したのです。80年も前のヨーロッパの悲劇が現在の日本と何の関係が?と思われるかもしれません。しかし現代でも、「いつの間にか世の中が偏った空気に包まれる」ということは起きているのです。例えば、先日のサッカーW杯。「観ない奴は非国民」という熱狂の声があがり、「観ない自由はある」という反論派との論争が起きました。でも、ない問題をあたかもあるように見せ、人々を分断するメディアにまんまと乗せられたともいえます。メディアは番組や記事に注目を集めるため、反論が出ることを見越した上で、わざと過激な見出しをつけて対立を煽ります。これは、仮想敵を作り、美しいドイツを守るためにはユダヤ人を排除せねばならないという極端な理論を押し通したナチスと同じ、プロパガンダ手法です。問題は情報を受け取る私たちの側にもあります。メディアの煽りには乗らない、という冷静な姿勢が大事。煽られるのは怒りや不安だけでなく、SNSでよく見る「いい話」や「感動的な話」も実は危険です。ネット社会では、誰がどんな目的で私たちの「精神」に働きかけ、プロパガンダを仕掛けているかわかりません。心が揺さぶられたときには立ち止まり、頭の半分で「誰かが私の心に何かを刺した」と警戒心を持ってください。いつの間にか体制に反論できなくなった、ナチス・ドイツの教訓を忘れてはなりません。堀潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。新刊『堀潤の伝える人になろう講座』(朝日新聞出版)が好評発売中。※『anan』2018年8月15・22日号より。写真・中島慶子題字&イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年08月19日「実際にどこまで見てるの?」「何に幻滅するの?」「どんなカラダが理想?」ものすごく気になるけど、なかなか聞けない男子のホンネを今をときめくモテ芸人、パンサー・向井慧さんとミキ・亜生さんに直撃。正直に語ってもらいました!向井:男子と女子で、魅力的なカラダのとらえ方って違わない?亜生:確かに。女子って、痩せてるのがいいと思ってるけど、僕はぽっちゃりが好み。向井:分かるよ、めっちゃ分かる。極端に痩せてる子って、いくら美人でもあんまり色気を感じない。亜生:うん。あまりに完璧でスラリとしたモデル体型だと、別世界すぎる。人間味がないというか、ムラッとはしにくいかな。向井:俺なんて相手にしてもらえないんじゃないかな、と思うしね。実際に抱くとなると、体型よりも触り心地が断然気になる。亜生:同感!鍛えすぎて、胸とお尻がガチガチに硬いと触り心地が味気なくて…(笑)。向井:うん。柔らかいとずっと触っていたくなる。亜生:乳首の色を気にする女子も多いけど、どう?向井:うーん、ピンクじゃなくてもいいけど、黒ずんでたり乾燥でカサカサしてるのは気になるかな。亜生:やっぱり質感が重要だね。あと、背中とかお尻にボツボツが多いと、けっこうショックなんだよなー。僕も背中ボツボツだから、人のこと言えないけど(笑)。向井:ひじとか膝が、角質で粉ふき芋みたいになってるのも残念。亜生:それも分かるわー。前に、かかとの角質が硬くて、サイの足みたいになってる子がいて、かなり幻滅した。後から痛いと思って見たら、僕の肌が白く擦り剥けてるじゃんって!(笑)向井:うわっ!それは最強。もはや、ヤスリ的な。亜生:細部までケアするのは、大変なのは分かるんだけどね。向井:だからこそ、萎える要素は排除したくて、僕はエッチするときはできるだけ部屋を暗くする。亜生:女子みたいだな!向井:うん。カーテンからほんのり差し込む街灯の光…くらいの明るさで十分!だって、見たくないものはわざわざ見ないほうがいいから。亜生:確かに、欠点は見ないに越したことない。でも、僕の場合、自分が見られるのが恥ずかしいから暗くしたいんだけどね(笑)。むかい・さとしよしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。1985年12月16日生まれ。トークライブ「少し空いた夜は。」(8月13日、ルミネtheよしもと)に出演。あせいよしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。1988年7月22日生まれ。兄弟漫才コンビのミキの弟。全国各地をまわる「ミキ漫 2018全国ツアー」が開催中。※『anan』2018年8月15・22日号より。写真・中島慶子取材、文・安田光絵(by anan編集部)
2018年08月18日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、眠りの質を重視する仕事ができる女性、「枕にこだわる女」になりきり。寝具を重視するのはできる女性の証です。みなさんは、どんな枕を使っていますか?ちなみに私は今、バスタオルをぐちゃぐちゃっと巻いたものを枕代わりにして寝ているという、ひどい状況です。そのせいか、寝違えて辛い思いをすることもしばしば…。寝室は他人に見せるものではないこともあって、私のように枕や寝具をおろそかにしている人も多いのではないでしょうか。でも、人間は人生の多くを寝て過ごす生き物。だからこそ睡眠にこだわり、お金をかけられる人は、人生において何が大事かということが分かっている人だと思うんです。それに、いい枕を使って睡眠の質が上がることは、仕事の効率アップにもつながっていくもの。きっと、寝具を大事にしている人は、仕事ができる人であるはず…!また、自分の体に合っていない枕を使うと、首にシワができやすくなるなど、美容面にも悪影響が出る可能性がありますよね。いくら寝室が他人に見られない場所とはいえ、そのシワがあることで“この人、合っていない枕を使ってるわ”と、枕にこだわる“枕師”のような人には気づかれてしまうかもしれません…!そんな事態を避けるためにも、自分に合った枕を選ぶことは重要だと思うんです。私を含め、枕を適当に選んでいる人は寝具売り場や専門店へ行き、枕を試して自分に合うものを見つける“枕合わせ”を一度、やってみてはどうでしょうか。寝具事情に詳しいスタッフの方に正しいアドバイスをもらったりと、最適な寝具が、きっと見つかるはず。また、最近はいろいろな種類の枕を揃えているビジネスホテルも増えています。そこに一晩泊まってみて、寝心地や起きたときの体の状態などをチェックして、どんな枕を購入するかを決めるのもいいかもしれません!よこさわ・なつこ芸人。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。初の婚活本『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。※『anan』2018年8月8日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年08月14日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「AYA世代のがん」です。人生のイベントが集中する世代のため負担は大きい。AYA世代とは「Adolescent & Young Adult」、思春期と若い成人の15~39歳の人をさします。実はAYA世代のがん対策は遅れており、今年3月、厚生労働省は「がん対策推進基本計画」のなかに初めて組み込みました。AYA世代のがんは、他の世代に比べて患者数が少なく、がんの種類も多様なため、治療法がまだ確立されていないんです。また、AYA世代は小児と成人領域の狭間の世代だということもあります。15歳未満は小児科で対応しますし、40歳以上は成人病予防としての健康診断も一般化されています。ところがAYA世代は健康に意識が向く前に、受験や就職、結婚、出産など、人生の様々な課題にぶつかる時期です。そのため、がんが発覚しても、学校や仕事はどうするのか。誰にどこまで公表するのか。患者の環境や生活によって異なるため、個別のニーズを考慮した診療連携体制を構築することが肝要といわれています。国立がん研究センターは今年初めて、AYA世代のがんの現状を公表。2009~’11年までの人口10万人あたりの罹患率を日本の総人口に当てはめると、1年間にがんと診断された数は、15~19歳が約900例。20代が約4200例。30代は約1万6300例。10代は白血病、20代は卵巣がんや精巣がんなどの胚細胞腫瘍・性腺腫瘍、30代は女性乳がんが最多。AYA世代は進行も早く、希少な難治性がんであることが多いのです。標準的治療が確立されていないため、治療の選択肢も限られます。病気のストレスに加え、思春期特有の悩みも重なりますし、家族や友人らとの人間関係、将来への不安も抱えることになります。治療の副作用による脱毛や、むくみなども大きな負担に。僕の知人のデザイナーの広林依子さんは、26歳のときに乳がんが発覚。余命宣告をされ、生きた証を残したいと、昨年亡くなるまでメディアに出続けました。治療費を稼ぐために、描いたイラストをインスタグラムにアップして売ることもしていました。彼女を支えていたのはパートナーとご家族です。これまで目が向けられていなかったAYA世代のがん。周囲の広い理解と早急な対策を望みたいですね。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。新刊『堀潤の伝える人になろう講座』(朝日新聞出版)が好評発売中。※『anan』2018年8月8日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年08月11日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「リカレント教育」です。人生100年時代を乗り切るための職業訓練的な学習。政府は人生100年時代構想会議のなかで、リカレント教育の充実を検討しています。「リカレント教育」とは、社会人が生涯にわたって再教育を受けることができ、就学と就労を交互に行える教育システムのこと。「recurrent」は、反復・循環の意で、1960年代にスウェーデンの経済学者ゴスタ・レーンが提唱しました。欧州では、仕事を始めてからも新たに学習する必要があれば、長期にわたり正規の学生として学校に再入学することを推奨しています。スウェーデンやフランスなどでは給料保証もされ、フルタイムの就学と就労を繰り返せるのです。アメリカにはコミュニティ・カレッジという公立の2年制大学があり、何歳になっても専門的な学びを得ることができます。そもそも、大学や大学院にいろいろな年齢層の人が一緒に学んでいる環境があるんですね。ところが、日本の場合は終身雇用、年功序列のシステムが確立されていたため、在職中に数年間会社を休んで大学に通うというのはなかなかできませんでした。しかし、いまは会社が定年まで存続できるかわかりませんし、寿命は延び、人生100年時代に入りました。少子化により、労働者人口も減っています。そこで、国はリカレント教育の拡充を提唱し始めたのです。一つの会社、一つの仕事に固執せず、時代の変化に合わせて新たな知識やスキルを身につけ、バージョンアップを目指す。職業訓練的な学習ですね。そうやって働く場を自分で開拓していく必要がますます出てくるでしょう。日本の伝統的なリカレント教育は放送大学。文部科学省が設置した通信制の大学です。一般の大学でも、今後は社会人の受け入れを増やそうとしています。ほかにも、一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会と連携して、NTTドコモグループの会社が提供している「gacco」というオンラインサービスは、大学教授陣の講義を無料で受けられ、登録者は43万人を超えています。時間や経済的な制約があっても、学ぼうと思えば機会はあります。仕事をどう広げたいか、何を身につける必要があるのか、その見極めが一番大切なのかもしれません。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。新刊『堀潤の伝える人になろう講座』(朝日新聞出版)が好評発売中。※『anan』2018年8月1日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年07月30日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、移動する時間を楽しめる女になりきり。乗り物はアクティビティ。妄想力も向上します。新幹線やローカル線に乗っているときに、電車の進行方向を眺めている女性を見ると、素敵だなと感じます。きっと彼女は、乗り物に乗るということを一つのアクティビティとして楽しめる人。窓の外に広がる風景を見ながら、“このエリアには雪が降るんだ…”と変化に気づいて地理を学ぶこともあれば、その街に住んだ自分を想像することも。“あのお母さん、子どもを幼稚園に送るのかな”“ここに暮らしたらこの学校に通うことになるのかもしれない”“しがらみもありそう…”と妄想することで、移動が楽しいものに変わります。『世界の車窓から』という番組も好きに違いありません。むしろ、“私は見慣れているけれど、外国から来た観光客には面白い風景なのかもしれない”とポジティブにとらえたりと、“ひとり『世界の車窓から』ごっこ”をしている可能性も大!きっと誰もが、子どもの頃は電車に乗るというだけで楽しかったはず。そんな気持ちを忘れずにいるピュアさに憧れるし、窓の外に広がる景色に興味を持っていることも素晴らしいと思います。それに、電車が進む方向を見つめる姿には、“私は後ろは振り返らない。前だけを見る…”という気概を感じることができて、カッコいいですよね。やはり、電車で移動をするときに車窓を眺める習慣をつけるということが、第一歩のよう。そのためにはスマホをフライトモードにし、見ないようにしてみるとよさそうです。飛行機に乗るときには誰もが我慢できていますし、電車も同じ要領でクリアできるのではないでしょうか?それに、窓の外に広がる景色を眺めていると、動体視力や、想像力が自然と養えそう。私も移動中は寝ていることが多いので、今度、挑戦してみたいと思います!よこさわ・なつこ芸人。『バイキング』(フジテレビ系)、『王様のブランチ』(TBS系)など数多くのバラエティ番組にレギュラー出演。初の婚活本『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。※『anan』2018年8月1日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年07月28日7月12日に、自身3冊目となる写真集を発売したばかりの竹内涼真さん。その写真集の未公開カットのみで構成された写真展が、7月22日に池袋パルコミュージアムにてスタートしました!写真・中島慶子「竹内涼真写真展 -unreleaced photo by Akinori Ito-」が遂にスタート。全方位、素顔の竹内涼真に囲まれる夢のような空間に密着!会場は、池袋パルコ7階にあるパルコミュージアム。広々としたスペースに、200点を優に超える写真がずらりと並んでいます。足を踏み入れた瞬間、そこは竹内涼真オンリーの世界。写真展でないと実現できない巨大な壁プリントがいくつも飾られた夢のような空間は、前後左右、全方位がカレだらけ! たくさんの竹内さんに見つめられ、すぐそこに彼がいるような錯覚に陥ること間違いなしです。カンボジアを舞台に撮影された写真の数々。ここでは、写真集には入りきらなかったホテルでのくつろぎシーン、プールで濡れた色っぽい表情、プノンペンのマーケットではしゃぐカットなど、新たな場面を追加して展示されています。また、ネオンライトが光る夜の街で撮影された写真は暗闇の小部屋で、ドキッとさせられるシャワーシーンはシャワー音が響く窓から覗いて楽しむなど、ここでしか味わえないライブ感に満ちたアイデアも随所に散りばめられ、ファンの方にはたまらない演出が盛りだくさん!さらに、スペシャル企画として現地で撮ったムービーまで公開しています! 壁に配置されたiPadを覗くと、そこにはカメラと真剣に向き合う竹内さんの様子が。カンボジアの空気感まで漏れてくるような撮影風景を眺めることができるんです。会場では、「写真展会場限定カバー」がついた写真集まで購入可能! 数量限定、早い者勝ち!? シーツにくるまるモノクロの竹内さん、朝起きたての彼が目の前にいるようで、心臓を鷲掴みにされますね。写真展開催の前日(7月21日)には、同会場にて写真集発売記念イベントも行われました。竹内さん曰く、写真集の評価は控えめに「78点!」だとか。「ナルシストにならないように(笑)。ですが、本当は98点くらいつけたいです。20代ではこれ以上ないくらい、出し切りました。最高傑作だと思います」。また、写真展に関しては、「こんなに大きなサイズの写真は今までにないので、毛穴とかヒゲとか、生っぽいところまで見ていただいて(笑)」と笑顔で話すチャーミングな姿も。取材後の握手会イベントは、チケットがすべて抽選になったほど大盛況! 実際にファンの方と触れ合い、ご本人も元気をもらえたそうです。残念ながら会いに来られなかった方も、この写真展に足を運べば、最高の時間が待っているはず。これまで見たことのない、今の竹内さんの魅力がギュッと凝縮した空間です。東京での開催は、8月6日まで。その後、大阪、札幌、仙台、名古屋、福岡と巡回開催が決定しています。 ”25歳、等身大の竹内涼真” を見逃さないよう、一点一点の写真を心に焼き付けましょう!竹内涼真さんのコメント動画はこちら!【プロフィール】たけうち・りょうま 1993年4月26日生まれ。東京都出身。俳優。数多くのドラマや映画、CMなどで活躍中。3rd写真『Ryoma Takeuchi』(マガジンハウス)が発売中。8月1日公開の映画『センセイ君主』では主役をつとめる。
2018年07月25日医療の世界では、ここ数年で腸内環境や腸内細菌に関する研究が進み、新たな知見が次々と明らかに!そのなかでも最近、欧米でオーラルケアの一環として話題になっているのが“バクテリアセラピー”。「バクテリアセラピーとは、世界有数の虫歯・歯周病予防先進国として知られるスウェーデンで生まれたもので、善玉菌を摂取することで、体内の善玉菌と悪玉菌のバランスをコントロールする予防医療のこと。有用な菌を口内に取り込むことで、虫歯や歯周病を減らす効果があるといわれています」と、歯科医の尾上剛先生。実際に、バクテリアセラピーにはどんな菌が使われているの?「有名な善玉菌には、L8020乳酸菌や乳酸菌LS1などがありますが、最近注目の的なのが、ラクトバチルス・ロイテリ菌です」しかもこのロイテリ菌、そのパワーは口腔内にとどまらず、さらなる効果もあるそう。「L.ロイテリ菌はヒト由来の乳酸菌のため、胃酸にも耐えて生きたまま腸まで届いて定着します。そして消化管内において天然の抗菌物質ロイテリンを分泌。有害菌の発育を抑制したり、有益菌を増やして体内常在菌の良好なバランスと多様性を維持する働きがあり、胃腸におけるさまざまな疾患の改善と予防に関する研究結果が多数報告されています」と、ロイテリ菌の研究開発元であるバイオガイア社の上席副社長・淀江晃太郎さん。日本でも気軽に摂取できるようになったのはうれしい限りだが、効果的な使用法にはポイントが。「口内環境を良い状態に保つことは大切ですが、サプリメントだけに頼ってはいけません。あくまでも適切な歯磨きによるセルフケアが前提。その上で、ロイテリ菌などの善玉菌を、補助的に取り入れて。夜の歯磨き後に摂るのがおすすめです」口は腸への入り口となる場所。だから、正しいオーラルケアは腸の健康にもつながる、というワケ。早速、寝る前の習慣にしてみて。歯磨き後になめるだけで丈夫で健康な歯茎をサポート。オハヨーバイオテクノロジーズ「ロイテリ お口のサプリメント」口腔フローラを整える生きたロイテリ菌を配合。清涼感のあるミント味で続けやすい。機能性表示食品。30粒入り¥3,000(オハヨーバイオテクノロジーズ TEL:0120・084・309)口のニオイや不快感にお悩みの方におすすめ。オハヨーバイオテクノロジーズ「バイオブレス」1粒にロイテリ菌を1億個配合した、ストロベリー味のタブレット。口臭や歯周病の原因となる菌の再繁殖を抑制する。30粒入り¥2,800(オハヨーバイオテクノロジーズ)どんな飲み物でも善玉菌ドリンクにできる!BioGaia「プロバイオティクス ストロー」フリーズドライにしたロイテリ菌を付加したストロー。これで飲料を100ml以上飲めば、生きた乳酸菌を手軽に摂取できる。30本入り¥3,000(バイオガイア TEL:0120・810・255)翌朝実感できる口の中のスッキリ感が好評。湖池屋「乳酸菌LS1 SUPER」口内の善玉菌を増やす乳酸菌入り。味はクリーンミント、ヨーグルト、クリアグレープなどの4種。クリーンミント味60粒¥4,500(コイケヤLS1ショップ TEL:0120・749・418)尾上 剛先生ごうデンタルクリニック院長。痛みが出る前に予防する治療を心がけており、正しい歯磨きの仕方の指導にも力を入れている。※『anan』2018年7月25日号より。写真・中島慶子イラスト・中根ゆたか取材、文・岡井美絹子(by anan編集部)
2018年07月24日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、いい距離感で人と付き合える女になりきり。一夜を共に過ごせてこそ真の友だちです。よく、「金の切れ目が縁の切れ目」といいますが、私は「旅の切れ目が縁の切れ目」だと思っています。友だちと旅行をすると、普段の付き合いではなかなか知ることができない一面が見えてくるもの。スーツケースの広げ方一つをとっても、“私のスペースを浸食するくらい広げてる…”と思うかもしれない。寝ているときには、いびきや歯ぎしりなどをする可能性だってある。しかも、たとえ相手にイライラしても、海外だったりしたら、それこそ逃げ場がないですよね。もちろん逆もしかりで、友だちが私に対して嫌だと思うことがあっても一定期間は一緒に過ごさないといけないし、それも辛いもの。だから私は仕事でマネージャーさんとホテルに泊まるときでさえ、“朝ごはんに誘ったけど、一人で気楽に食べたかったかな…”とモヤモヤ考えてしまう。仕事でもこんな調子なので、プライベートで旅行をするときは背水の陣のような気持ちで挑まなければいけないし、そもそも勝負に勝てる自信がありません。だからこそ、相手のどんな部分も受け止め、相手に嫌われるかもしれないという可能性を恐れずに海外旅行できる人はスゴい。それに、距離感を上手に保てる姿を見ると、“大人だな~”と憧れます。いきなり遠くに行くのは危険なので、まずは、お互いの家でお泊まり会をするのがよさそうです。一夜を明かしてみて、途中で“やっぱ無理!”と思ったら、逃げることだってできますから。練習代わりに軽い気持ちでトライしてみるといいのではないでしょうか?“一緒に旅行をする仲”の友だちは本当の友だちだと思うし、そんな相手がいて羨ましいなと思います。私も実は、今度友だちと泊まりがけの旅行をする予定ができたので、努力してみま~す!よこさわ・なつこ芸人。数多くのバラエティ番組にレギュラー出演。7月20日に単独ライブ『出版ガール』開催。同日に初の婚活本『追い込み婚のすべて』(光文社)も発売予定。※『anan』2018年7月25日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年07月21日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「iPS細胞研究のいま」です。再生医療とともに創薬の分野でも研究が進んでいる。京都大学の山中伸弥教授率いる研究チームがiPS細胞の作製に成功してから12年が経ちました。iPS細胞は人工多能性幹細胞といい、病気やケガによって体の組織や臓器の細胞が失われてしまっても、自身の体細胞から人工的に作り出すことができ、再生医療などでの活用が期待されています。人体に使用する際の危険性もだいぶクリアになったと、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)は発表。2015年には、患者の細胞から網膜を再生し移植をしたところ、経過は良好で異常は見られていなかったという臨床報告が上がりました。ほかにも、脊椎損傷やパーキンソン病、貧血などの血液疾患に関しても動物実験では安全性が確認されています。最近では、iPS細胞から、ミニ肝臓の大量製造に成功したという報告も。肝臓移植を待つ人は年間、数千人にのぼり、ドナーの数が圧倒的に不足していますから、これが将来、実用されたなら、たくさんの命が助かるでしょう。現在研究が進められているのは、再生医療ともうひとつ、新薬の開発です。難病指定されているパーキンソン病やミトコンドリア病。皮膚・結合組織疾患、悪性関節リウマチ、骨や関節系の疾患、消化器系の疾患。アルツハイマー、てんかん、アトピー性皮膚炎、スギ花粉症…などを改善する薬をiPS細胞を使って作ろうとしています。ただし、創薬は疾患箇所の体細胞を採取して行いますが、そもそもそれが病気の根本原因なのか?また、Aさんの疾患細胞から作られた薬が、同じ病気とはいえ、BさんやCさんにも効果があるのか?など、まだまだこれから研究が必要な課題もあります。iPS細胞の研究には、クラレや味の素、ニコンなどの民間企業も積極的に参加しており、これからますますビジネスとして注目されることでしょう。そのぶん、最新研究の成果が一部の企業の独占にならないよう、情報公開も求めていきたいですね。科学技術の発達につれ、いよいよ人が死ににくくなる時代。一方で、生命に対して人間がどこまで介入してよいのか、という倫理観を問われる議論も、持ち上がってきています。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。新刊『堀潤の伝える人になろう講座』(朝日新聞出版)が好評発売中。※『anan』2018年7月25日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年07月21日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「海賊版漫画サイト」です。漫画は無料で読むものと勘違いしていませんか?漫画やアニメを違法にアップロードし、ユーザーに無料で提供する海賊版サイト。10代を中心に大人まで、利用者はウナギのぼりに増え、被害額は3000億円以上。状況を改善するべく、4月、内閣府は「漫画村」をはじめとする3つの大手海賊版漫画サイトを対象にブロッキングの要請を検討すると発表。漫画やアニメは日本のクールジャパン政策には欠かせないもの。積極的な輸出をはかるためにも著作者を守っていかねばなりません。これを受け、NTTグループは3サイトに対してブロッキングを実施しました。しかし、サイトのブロッキングは、憲法で保障されている、「通信の秘密」「検閲の禁止」に抵触するのではないかと、法律家やメディア業界から反発の声が上がっています。これまでも児童ポルノなど人権に関わり、ほかに手段がない場合には実施してきました。しかし、たとえブロッキングしても、サーバーやアドレスを変えればまた立ち上げられるので、いたちごっこにすぎないところもあるのです。海賊版サイトを立ち上げるには、資金も労力もかかります。それでもなかなかなくならないのは、莫大な広告収入が得られるからです。優良企業の広告が、知らぬ間に海賊版サイトに掲載されていたケースも多々。そこで、海賊版サイトへの出広をなくし、資金源を断つことがサイトへの大きな打撃になると考えられています。悪質サイトの撲滅にはまず、(1)サイトに中止を要請。(2)ユーザーに利用しないよう要請。(3)広告掲載中止を要請。(4)検索にかからないよう制限を要請。そして最後に「サイトブロッキング」という手段を選ぶのが適当なのではないでしょうか。私たち読者に求められているのは、海賊版サイトを利用しない機運を高めることです。たとえ使いやすく無料で読めたとしても、利用者が増えれば漫画は売れなくなり、制作者にお金が回らず、制作続行が困難になり、将来、新しい漫画が作られなくなるかもしれません。また、ブロッキングが広がれば、国によって通信の自由が奪われる事態に陥らないとも限りません。結果、私たちに跳ね返ってくる問題であるということを忘れないようにしましょう。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。新刊『堀潤の伝える人になろう講座』(朝日新聞出版)が好評発売中。※『anan』2018年7月18日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年07月13日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、目標のために計画的に努力できる女性、「水着を新調する女」になりきり。秋に夏の楽しい思い出を語れる女性は素敵です。みなさんは最近、いつ水着を買いましたか?“一回しか着ないから持っているやつでいいや…”“お金がもったいない”などと買うことを諦めたり、そもそも海やプールに行くことが嫌だという人も多いのではないでしょうか。というのも、私がその一人なんです。だからこそ、水着を新調する女性を見ると尊敬してしまいます。まず、水着を着られる体型であること、そして、海やプールという勝負の場に出られることがスゴい。もともとスタイルがいい人もいるでしょうが、水着のためにダイエットを頑張ることができる人って、素敵ですよね。夏に間に合うように逆算をして、冬から努力をしているに違いありません。そんなふうに、目標を達成するためにきちんと努力を重ねられる人は、仕事や人生も計画的に進められる人ですよね。それに、“夏を楽しもう”という前向きな意欲も感じます。クーラーが効いた家でじっとしている人よりも充実した日々を送れそうだし、きっと、秋が来る頃には夏の思い出をちゃんと語っていると思います。まずは、自分にとって楽しかった夏を思い出し、その頃に耳にしていた音楽を聴いて、夏へのモチベーションを高めることがよさそう。すると、“こんなに素敵な夏が、またやってくるかもしれない…!”と前向きになれるし、その結果、自然と水着を着るための努力をしたくなると思うんです。また、実際に水着を売っているお店に行って、“これを着よう”と目標を定めてみるのはどうでしょうか。そうして、一度でも素敵な水着の思い出が作れると、「来年も頑張ろう!」と新たな目標ができ、体型キープの努力を始めるかもしれません。太陽の下で水着姿をお披露目できるような体を目指して、私も頑張ります!よこさわ・なつこ芸人。数多くのバラエティ番組にレギュラー出演。7月20日に単独ライブ「出版ガール」開催。同日に初の婚活本『追い込み婚のすべて』(光文社)も発売予定。※『anan』2018年7月18日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年07月13日たくましい体は男性だけのものじゃない。トレーニングを重ね、キレたボディをキープする筋肉美女たちが今、SNSやTVで人気沸騰中。体と向き合い、挑み続ける女性たちに刮目せよ。美女たちの真剣勝負、『超人女子』がアツい!腹筋、柔軟性、上腕二頭筋、広背筋など、ひとつの筋肉や能力に特化したチャンピオンを決定するスポーツバラエティ番組『超人女子』。美女たちの美しい体と、その勝負の行方にハマる人が続出。「出場者は企画段階では女性だけにしていなかったんです。でも、今は鍛える人が増えているので、強い女性に特化するほうが絶対に面白い、ということで女性限定になりました」(『超人女子』担当プロデューサー・古瀬麻衣子さん)挑戦する競技は、毎回スタッフが番組のために考案したオリジナル。ボツになった種目もたくさんあり、開発は大変なのだそう。そんなコアな競技に立ち向かう挑戦者が美女ばかりという意外さも、視聴者の興味を惹きつける。深夜帯の放送にもかかわらず、女性ファンも多いとか。「視聴者センターに、“私も戦わせてほしい”という問い合わせがあり、実際にオーディションも行いました。彼女たちに共通しているのは、運動することへの好奇心。各々バックグラウンドは違うけれど、己の身体能力を上げるために汗をかくことは厭わないんです。勝敗もですが、発達した筋肉を持つさまざまな女性たちが登場するので、その筋肉美も注目してください」写真右から、宮河マヤモデル、タレント。番組のムードメーカー。速水 舞現役大学生。番組が生んだシンデレラガール。田上舞子会社員→トレーナーに。ダークホース的存在。杉山しずか総合格闘家。姉御肌でパワー系種目が得意。東あずさアスリートモデル、柔術家として活躍中。津吹アイリ陸上七種競技選手。番組の絶対的エース。撮影:長谷英史愛らしい顔×ガチムキのカラダ!「ムキカワ」アイドル・才木玲佳って?「太い!デカい!」女性にはNGとされるこのワード。しかし、筋肉アイドルの才木玲佳さんにとっては、最上級の褒め言葉。「3年前、ダイエット目的でジムに通い始めたんですが、上腕二頭筋を褒めてもらえることが快感で。1年半後には、今の体になっていました」盛り上がった上腕二頭筋と大腿四頭筋が彼女の自慢。「筋肉ちゃんは裏切らない。私の目標は、男性のような筋骨隆々のゴリマッチョ。体と会話をしながら、週に3回はトレーニングをしています。筋肉を回復してくれるプロテインは、1日に4~5回摂りますね。絞るのが目的ではないので、糖質も制限せず、とにかく食べる。食べ放題、大好きです!」自宅にはジムも完備し、マイブームは逆立ちをした状態での腕立て伏せ。そこまで筋肉にこだわる理由って?「筋肉があると、毎日が楽しいんです!理想の体に近づくことで自分に自信が持てて、より明るく元気になれました。筋肉とかわいさって相反するふたつに見えるけど、実は共存できる。その新しい概念が“ムキカワ”なんです。筋肉=かわいくない、は大きな間違い!もっともっと筋肉をつけて、世の中にムキカワを広めていきたいです」古瀬麻衣子さんテレビ朝日『超人女子』担当プロデューサー。日々、番組で行う新競技を研究中。超人女子になれそうなニューフェイス募集中。『超人女子』「超人◯◯女子No.1」の座をかけ、しなやかな肉体を持つ美女が戦うスポーツバラエティ。毎週変わるユニークな競技にも注目。毎週木曜25時26分からテレビ朝日で放送。さいき・れいか1992年5月19日生まれ、埼玉県出身。アイドルグループ「Cheer1(Cheerと1のあいだにハート)」メンバー。プロレスラーとして、定期的に大会に出場中。※『anan』2018年7月11日号より。写真・中島慶子取材、文・野村紀沙枝(by anan編集部)
2018年07月10日