他のことは卒なくこなすのに恋は下手という男性、いますよね?『G線上のあなたと私』(TBS系)の理人(中川大志さん)もそう。その不器用さがかわいいと女性たちに注目されています。このドラマのメインキャラは、寿退社直前に婚約破棄された也映子(波瑠さん)とイマドキの大学生・理人。そして嫁姑問題を抱える幸恵(松下由樹さん)。同じバイオリン教室の生徒として知り合った3人は、様々な人間模様を織り成していきます。■曖昧男子はモテる?バイオリンに夢中になることで、失恋の傷がだんだんと癒えていくのを感じる也映子。婚活にはまだ前向きになれないものの、次第に理人に惹かれていく自分に気づきます。理人と同じ居酒屋でバイトしている、同級生の結愛(小西はるさん)も彼のことが好き。積極的にアプローチするのですが、理人の態度はいつも曖昧…。結愛としては「彼女のつもり」だけれど、自分が彼を想うほどに彼が自分を好きではないんじゃないかと思い、不安で仕方なくなるのです。理人のような、相手に気があるのかないのかよくわからない「曖昧男子」っていませんか?一緒にいると楽しく過ごせて、お互いに気が合うことはわかっている。時折、踏み込んだ優しさを見せてくれてドキっとさせられるものの、それが自分を「特別視」しているからなのか「誰にでも優しい」のかはわからない…。こういう「曖昧男子」はモテます。一般的に「押しが強い男性」がモテると思われがちですが、実は「どう思っているかわからない男性」のほうが多くの女性の心を惹きつけるのです。■よくわからないからこその興味ヴァージニア大学で、とても興味深い恋愛心理学の調査が行われました。オンラインデートに関する調査、という嘘の内容を伝えて、集めた女子大生たちに複数の男性の写真を見せ、「事前に彼らにあなたのFacebookを閲覧してもらって、好感度を調査しました」と伝えます。この好感度というのが、以下の3パターン。・とても好き・好きでもなく嫌いでもなく普通・好きなのか嫌いなのか決めかねている相手がそう感じていることを把握した上で、女性たちがどの男性に興味を持ったかを調査しました。その結果、女性がもっとも魅力的だと評価し、もっと知りたいと答えたのは「好きなのか嫌いなのか決めかねている」と言った男性だったのです。この調査からもわかる通り、「好きか嫌いかはっきりしない男性」は非常に女性の心を捉えます。ひとつには、人はよくわからないものに対して「白黒ハッキリつけたい」という心理が働くため。もうひとつは、ガツガツしていないことが安心感をもたらし、さらに自分を受けとめてくれる心地よさから、相手との未来を期待したくなるためです。■優しさに擬態した残酷さ「好きなのか嫌いなのか決めかねている」という状態は、人間誰しも経験するもの。それ自体、悪いわけではないのです。ただ、「友達としての節度」を保っているのかどうか、そこが重要になります。ある異性が、自分に対して明らかに「友達以上の好意」を持っているとわかっていながら、「友達としての節度」を越えた優しさを見せたら、相手は心をかき乱されますよね。それは意図せずとも、相手の真心をもてあそんでいることになるのです。「曖昧男子」の多くは、自らケジメをつけずに時の流れに身をゆだねます。それは関係をハッキリさせて傷つく相手を見ることで、自分が傷つきたくないから。曖昧な関係のまま相手に向ける過度な優しさは、実は自分を守るための残酷さなのです。■まとめ「曖昧男子」がモテる理由、ご理解いただけましたか?「曖昧」を楽しめるならいいのですが、そうでない場合は、相手が決めてくれるのを待つだけ、無駄な時間を過ごすことになる可能性も。もしあなたが「曖昧男子」に惹かれて“どっちつかず”な関係を築いているのであれば…自らケジメをつける勇気が必要かもしれません。
2019年11月02日写真家で映画監督でもある蜷川実花が、H&M(エイチ&エム)とジャンバティスタ・ヴァリ(Giambattista Valli)のコラボレーション「ジャンバティスタ・ヴァリ x H&M」の発売を記念して、本コレクションを撮り下ろしたルックを公開。「ジャンバティスタ・ヴァリ x H&M」とは?「ジャンバティスタ・ヴァリ x H&M」は、11月7日(木)より、H&M 渋谷店・新宿店・名古屋松坂屋店・心斎橋店の4店で展開される限定コレクション。H&Mが今回タッグ相手に選んだのは、パリを拠点に活躍する美と洗練の巨匠ジャンバティスタ・ヴァリ。「Project♥」をテーマにした華やかなメンズ・ウィンズのコレクションは、発売前から早くも話題を呼んでいる。蜷川実花がキャスティング!“愛”を表現したルック蜷川実花がフィルムに残したのは、そんな「ジャンバティスタ・ヴァリ x H&M」を纏った今“ホット”なモデルやアーティスト、俳優たち。蜷川によってキャスティングされた中川大志、玉城ティナ、DAOKO、笠松将、GIMICOの多様な5名が、彼女のフィルターを通して、それぞれの“愛”を表現している。玉城ティナ蜷川監督作品映画『Dinerダイナー』でヒロインを務めた玉城ティナは、ブラックドレスや純白のドレスなど、異なるムードの衣装を着用。中でも目を惹いたのは、チュールをたっぷりと重ねた真っ赤なドレス。アシンメトリーな裾がふわりと舞う一枚は、ドキッとさせられる非日常的な美しさが宿っている。DAOKOまた同作の主題歌を世界的ギタリスト・ MIYAVIと共に手掛けたDAOKOは、ロマンティックな花柄シフォンブラウスを、真っ赤なパンツにタックイン。上から羽織った漆黒のコートは、彼女の凛とした美しさを引き立てるのに一役買っている。それぞれの個性を引き出す“美”ルックそのほか中川大志は、艶やかな花柄シャツを赤いジャケットに、笠松将は“貴族プリント”で話題のスウェットを煌びやかなジャケットに差し込み、華やかながらもセクシーな着こなしを披露。GIMICOは、ドロップショルダーの真っ赤なミニ丈ドレスに、白いファージャケットを合わせたガーリーな一面を魅せている。【詳細】「ジャンバティスタ・ヴァリ x H&M」蜷川実花撮り下ろしphoto:MIKA NINAGAWA/LUCKYSTARstyling:H&Mhair&makeup:NOBORU TOMIZAWA(TINA TAMASHIRO,GIMICO), SAYAKA TSUTSUMI(TAISHI NAKAGAWA), MEGUMI KUJI(DAOKO), JUN GOTO(SHOW KASAMATSU)video:SHO HASHIMOTO/lutemodel:TAISHI NAKAGAWA/stardust, TINA TAMASHIRO/dine and indy, DAOKO/toy’s factory, GIMICO, SHOW KASAMATSU/dongyu■Giambattista Valli x H&M コレクション発売日:2019年11月7日(木)取り扱い:H&M 渋谷店、新宿店、名古屋松坂屋店、心斎橋店、公式オンラインストア
2019年10月31日10月29日、ドラマ「G線上のあなたと私」(TBS系)第3話が放送された。中川大志(21)演じる加瀬理人が、波瑠(28)演じる小暮也映子に“壁ドン”ならぬ“シャッタードン”するといった展開を披露。放送後はTwitterのトレンドに「中川大志」が入るほど話題になっている。いっぽうで、也映子や理人と一緒にバイオリン教室に通う主婦・北河幸恵を演じる松下由樹(51)の演技も反響を呼んだ。同回は3人で念願の楽曲を発表会で披露するはずだった。だが直前に幸恵の義母が入院したため、幸恵は不参加。それでも幸恵はステージに立ったつもりになってバイオリンの“エア演奏”を病院でしたのだ。この描写に、感情移入したという声が後を絶たなかった。《松下由樹演じる幸恵の切なさが毎回胸に来る ドラマ全体が軽い感じだからながら見してるんだけど、幸恵の事情がいつも可哀想で松下由樹の切ない演技に涙ぐんでしまう。さすがだな松下由樹》《G線、松下由樹さん好きだなーと再確認した。いろんな表情にグッときます…エアバイオリン泣けた》さらに、幸恵と同じ目線でドラマを楽しんでいるという声も。《松下由樹に感情移入しまくりよね!!!》《主人公の波瑠ちゃんより、松下由樹の方に共感してしまう自分……》《G線上のあなたと私、共感しました共感し過ぎたかもしれません笑。年齢的に松下由樹様に激しく共感してしまいます》「松下さんは『ナースのお仕事』(フジテレビ系)で準主人公を好演し、存在感を発揮しました。ただ、もともとは演技であっても緊張してしまうタイプだったようです。そんな松下さんは『ココリコミラクルタイプ』(フジテレビ系)にレギュラー出演したことで、演技に変化が起きたと語っていました。芸人と共にコントやトークの経験を積んだことでリアルな表現力を養い、女優としての実力を上げました」(ドラマ関係者)松下の絶妙な演技が本ドラマの面白さを支えているのかもしれない――。
2019年10月30日波瑠、中川大志、松下由樹らの出演で“大人のバイオリン教室”を舞台にしたラブストーリーが展開する「G線上のあなたと私」の3話が10月29日に放送。波瑠さんのメガネ姿に「可愛い」の声、中川さんの“壁ドン”にも大きな反響が寄せられている。寿退社間近に婚約破棄され、仕事も結婚も失った日、ショッピングモールで出会ったバイオリンに魅せられた小暮也映子役を波瑠さん。也映子が一緒にバイオリンを習うことになる大学生の加瀬理人を中川さんが、主婦の北河幸恵に松下さんがそれぞれ演じる。また、理人が秘かに想いを寄せる兄の元婚約者でバイオリン教室の講師・久住眞於に桜井ユキ。眞於を捨て芙美と結婚した理人の兄・侑人に鈴木伸之。侑人の子を出産した妻・芙美に滝沢カレン。幸恵の姑・由実子に夏樹陽子。幸恵の夫・弘章に小木博明。理人のことが好きな清水結愛に小西はるといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。発表会で「G線上のアリア」を披露することを決めた也映子、理人、幸恵だが、理人は発表会の後、眞於に告白し振られたらバイオリン教室を辞めるつもりだった。そんな3人だがそれぞれの予定が合わずなかなか練習できない。そして本番当日、由実子が脳梗塞で倒れ、也映子と理人は2人で発表会に臨むことに。本番終了後、ステージ袖で理人は眞於に唐突に「好きです」と告白。冷たく断られてしまう。眞於を振り切るように理人は也映子を打ち上げに誘い、酔っ払った理人は也映子に“壁ドン”、「今日かわいいから」とつぶやく…というのが今回のストーリー。今回は也映子にときめいた視聴者が続出。メガネ姿でバイオリンを演奏する姿には「波瑠+メガネ→最強」「メガネの波瑠さんすげえ可愛いな」などの声が。その後の打ち上げで理人に枝豆の殻を投げつける姿にも「枝豆のから投げやがる波瑠ちゃんかわいすぎ」「ほろ酔いの波瑠さんがくっそ可愛い」などの反応が続出。そんな也映子に壁ドンしてしまう理人を演じた中川さんにも「中川大志の壁ドンが頭から離れない」「理人の今日可愛いからの壁ドンあぁやられたわーまじで」など大きな反響が寄せられている。(笠緒)
2019年10月30日『舞台 ゲームしませんか?~荒野行動~』が10月30日(水)に開幕する。その稽古場にて、主演の杉江大志と、三浦海里に話を聞いた。【チケット情報はこちら】本作は、ゲーム×演劇をテーマに、脚本を吹原幸太、演出をほさかようが手掛けるオリジナル作品。全世界で3億ダウンロードを突破する人気バトルロワイヤルゲーム「荒野行動」(ネットゲーム)をプレーする人々の“青春群像劇”が描かれるということだが、果たしてどんな作品になっているのか。杉江は「コメディ寄りだと思います。キャスト…特に先輩方のキャラが濃い!(笑)笑って観てもらえる内容なのですが、その中で各々の葛藤が丁寧に描かれているので、演者としては演じ甲斐を感じています」、三浦は「『荒野行動』をプレーしたことがある人には“あるある”があって楽しいですし、プレーしたことがない人にも理解しやすいつくりになっていると思います。なので安心して観に来てほしいです!」と語る。冴えないビジュアル系バンド『十二使徒(じゅうにしと)』の解散で無為な毎日を送る斎藤ショウを中心に、本来なら接点がないはずの5人が「荒野行動」でチームを組み、現実世界でも繋がり、それぞれの人生が動き出す――という物語。杉江が演じるのはショウ、三浦が演じるのは「荒野行動」の世界で同じチームを組むミキオという高校生だ。杉江は「ショウはバンドでのビジュアルにパンチがありますが、実は“濃い人に囲まれた普通のヤツ”です(笑)。ゲームの中では頼れるリーダーなのに、現実では『十二使徒』の頼れないリーダーであることに悩んでいる。いろんな姿を見せられる役だと思います」、三浦は「ミキオは“こじらせた陰キャラ”です(笑)。でもゲームの中では1番明るい。本当はそうでありたい、という姿がゲームで出るんだと思います。そういうギャップを、ゲームをしながらどう見せるかは、今稽古で苦労している部分ですね」稽古について杉江は「演出のほさかさんを中心に、みんながアイデアを出して、みんなで一緒に考えて、つくっている感じ」、三浦も「僕にとっては全部が刺激で勉強の日々です。“この台詞をこんな風に言うんだ”とか“毎回違う”とか思いながら皆さんの芝居を受けたり見たりしているので、1日があっという間」と楽しそう。さらに三浦はさまざまなおもしろさが詰まった「いい感じのバラバラ感がある」作品になっているといい、杉江は「演劇ならではの“生のやり取り”が詰まっているから、あるライン以上のものが求められる。それは、ありがたいです。“台詞を早く覚えたい!”と思えるしあわせな現場です」と意気込んだ。公演は10月30日(水)から11月4日(月・祝)まで東京・こくみん共済 coop ホール / スペース・ゼロにて。取材・文:中川實穂
2019年10月25日波瑠、中川大志、松下由樹、鈴木伸之、桜井ユキらの出演でおくる「G線上のあなたと私」の2話が10月22日にオンエア。今回は中川さん演じる理人の“名言”と、滝沢カレン演じる芙美が考えた子どもの“キラキラネーム”に視聴者が注目した模様だ。波瑠さんが寿退社間近に婚約破棄され、仕事も結婚も失った小暮也映子を演じて主演。そんな也映子が通い始めたバイオリン教室で出会う19歳、イマドキ大学生の加瀬理人に中川さん、主婦の北河幸恵に松下さん。理人の兄で眞於と交際していたが婚約破棄、直後に別の女性と結婚した侑人に鈴木さん。也映子が通うバイオリン教室の講師で侑人の元婚約者・久住眞於に桜井さん。身重の侑人の妻・加瀬芙美に滝沢さんといったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。初めての発表会に挑む也映子、理人、幸恵の3人。也映子は婚約者への未練を断ち切るため結婚式の二次会で着る予定だったワンピースを着用する。気合十分で望んだもののさんざんな演奏に意気消沈した3人は、夫も姑が旅行で不在となる幸恵の家で練習会を行うことに。幸恵の娘・多実(矢崎由紗)のピアノ伴奏に合わせ楽しく練習をしていると姑・由実子が突然帰宅。由実子の嫌がらせだと涙を流す幸恵に理人は「泣いてはダメですよ。楽しくしてればこっちの勝ち」と言葉をかける――というのが2話のおはなし。幸恵を励ますために理人がかけたこの言葉に「19歳でこのセリフとか…惚れてまうやろ…」「近距離で言われたいっちゅうねん」といった感想が続出。また兄の元婚約者に片思いし告白すべきか悩む姿にも「中川大志がすごいかわいい!何これ!かわいい!!!」「中川大志が可愛くて可愛くて…」などの声も多数。一方、理人の兄・侑人と妻・芙美の間には子供が誕生することに。身重のなか子どもの名前を考える芙美だが、候補となった名前が「苺朗(いちごろう)」や「星絵夢(ぽえむ)」「園風(ぞふぃ)」「六家斗(ろけっと)」などことごとく“キラキラネーム”で、こちらには「イチゴが好きだから、「苺郎」酷いww」「星の絵の夢で 星絵夢 ぽえむ というキラキラネームの衝撃」などの反応も数多く寄せられている。(笠緒)
2019年10月23日10月15日、波瑠(28)の主演ドラマ「G線上のあなたと私」(TBS系)第1話が放送された。いくえみ綾の同名漫画を実写化したドラマ。寿退社直前に婚約破棄された小暮也映子(波瑠)は、ショッピングセンターで見た「G線上のアリア」のバイオリン演奏に心を打たれる。そして大学生・加瀬理人(中川大志)と主婦の北河幸恵(松下由樹)と共に、大人のバイオリン教室に通い始めることに。そんな年齢や立場の異なる3人の思いや人間模様を描いたストーリーとなっている。放送終了後、Twitterでも《期待を裏切らない面白さ》《3人が奏でていくハーモニーが楽しみです》といった感想が続々と上がっていた。そんななか、加瀬を演じる中川大志(21)の“こじらせ”ぶりがネットで反響を呼んでいる。加瀬は、兄の元婚約者でバイオリン教室の講師・久住眞於(桜井ユキ)に想いを寄せる19歳の大学生。その秘めた想いを上手く表せず、不器用にふるまってしまうのだ。《大志くん、素直になれない19歳の演技とっても素敵言いすぎちゃった後の後悔の感じとか、恋に必死でどうしようもないところとか、すごくすごく伝わってくる》《中川大志さん…ありがとう、とてもとても癒されました ツンデレ属性の年下イケメンなんて、好きが渋滞して心が追い付きません…》《いやぁ、影のある中川大志くんの眼差しイイね》中川といえば11年の「家政婦のミタ」(日本テレビ系)や16年のNHK大河ドラマ「真田丸」で俳優として頭角を現し、今や演技力に定評がある実力派だ。連続テレビ小説「なつぞら」(NHK総合)でもヒロインの夫役を好演したのも記憶に新しい。そんな中川は17年4月、スポーツニッポンのインタビューで演技への意欲についてこう語っていた。「この役者なら見てみたいと思われたい。見終わった後には、中川大志以外、想像がつかなかったと言ってもらいたい」本作で中川の演技はどう変化していくのか。その行方を見守りたい――。
2019年10月16日いくえみ綾原作のコミックを波瑠主演、中川大志、松下由樹、鈴木伸之らでドラマ化する「G線上のあなたと私」が10月15日から放送開始。中川さん演じる大学生・加瀬理人に「かわいい」の声が殺到中だ。本作は、波瑠さん演じる寿退社間近に婚約破棄され、仕事も結婚も失った小暮也映子が通い始める“大人のバイオリン教室”を舞台に繰り広げられる恋と友情の物語。也映子がバイオリン教室で出会う恋愛に不器用なイケメン大学生・加瀬理人に中川さん、也映子のバイオリン仲間で嫁姑問題に直面中の主婦・北河幸恵には松下さん、理人とは真逆な性格の兄・侑人には鈴木さん。さらに侑人の元婚約者でバイオリン教室の講師・眞於には桜井ユキ。眞於と婚約破棄した直後に侑人が結婚した加瀬芙美に滝沢カレンといったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。注目の1話は、婚約破棄され会社も退職した也映子がショッピングモールで眞於の演奏を聞き、同じ演奏を聴いていた幸恵、理人とともにバイオリン教室に入会。3人でレッスンを始めるが、ある日眞於が理人を下の名前で呼ぶのを聞いた也映子と幸恵は、理人から眞於と侑人の間に遭った出来事を聞く。だが理人が眞於に想いを抱いていることを感じ取った也映子と幸恵は、彼のことを茶化して怒らせてしまう……という展開。1話を見ていた視聴者からは、兄の婚約者だった眞於に想いを抱きつつも、上手くそれが表現できずに不器用に振る舞う理人と、演じている中川さんに「かわいすぎ」「中川大志くんのキャラめっちゃ良いわ」「こういうツンデレキャラも似合うなー」「どんな役も出来る大志くんは上手いな」などの声が集まっている。また「波瑠・松下由樹・中川大志って組み合わせ考えた人天才では?」とキャスティングの良さを讃える投稿も見られたほか「もう一度ピアノやりたくなってきちゃった」「ゴスペルクラスのことを思い出した」など、音楽を習っていた視聴者たちからの共感も寄せられていた。(笠緒)
2019年10月15日杉咲花、22歳。おいしそうに回鍋肉を食べていた姿が鮮烈だった少女は、いまや紛れもない演技派女優となった。納得の評価に関しては、2016年、『湯を沸かすほどの熱い愛』での最優秀助演女優賞ならびに新人俳優賞の受賞に代表されるだろう。当時の自身のことを「暗かったですよね(笑)。いまは明るくなったんです」とふり返る杉咲さんは、ここ1~2年で転機を迎えているという。「すごくふさぎ込んでいたというか、閉ざしている時間が長かったです。過去の授賞式の映像をたまに見ると、自分で“暗いな”と思うので、嫌です(笑)」とその頃を、しかしながら穏やかな表情で語り出した杉咲さん。「ひとりが楽だし、ひとりでいいとずっと思っていました。暗めの役が多かったのもあって、それでいいと思っていたんです」。転機となった「花晴れ」平野紫耀、中川大志、飯豊まりえら同世代と共演しての本音転機は前触れもなく訪れた。2018年4月から放送されたドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」への出演だった。杉咲さんにとっては、民放連続ドラマ初主演、話題作となる本ドラマの共演者は、平野紫耀、中川大志、飯豊まりえ、今田美桜と強力な同世代が顔をそろえる現場だった。逡巡の色が浮かぶ。「コミュニケーションを取るのが苦手だと思っていたときに、『花晴れ』の出演が決まりました。同じ世代の共演者の皆さんと関わる環境になりました。でも、その環境をいただけたからこそ、みんなと仲良くなれて、すごく、すごく現場が楽しかったです。それからは自分自身も明るくなったと思いますし、友達も増えて本当によかったです」。さらに、「出会うべくタイミングで、出会えているなと思います。本当に恵まれています」と繰り返す杉咲さん。「初めてドラマの主演をやらせていただくようになってからは、さらに責任も感じるようになりましたし、自分がぶれていてはいけないんだなと実感しました。それまでは“何か違うかな?”と思っても何も言わずにいることが多かったのですが、それではダメだなと思うようになって、勇気を出して監督やスタッフさんに相談するようになりました。ここ1~2年くらいのことです。自然に、その環境に変えてもらったのかなとも思います」。ここまで話し切ると、「変われている気がして、うれしいんです」と晴れやかな笑みを広げた。変わることに臆さない姿が杉咲さんを、より明るく、日の当たるステージへと誘っているようにみえる。「いままでで一番難しい役」を通して知る、新たなステージへそんな“変われた”杉咲さんがチャレンジしたのが、『楽園』への出演だ。原作はベストセラー作家・吉田修一の短編集「犯罪小説集」で、『ヘヴンズ ストーリー』や『64-ロクヨン- 前編/後編』などを手掛けた瀬々敬久が監督を務める。犯罪をめぐる喪失と再生を描いた、何とも骨太な作品である。杉咲さんは、12年前、Y字路で行方不明となった少女と直前まで一緒にいた親友の湯川紡(つむぎ)を演じた。罪悪感を抱えたまま大人になり、いまなお心に深い傷を抱える、一筋縄ではいかぬ役。作品について尋ねると、杉咲さんは少し考えこんだ表情になる。「いままでで…一番難しい役でした。台本を読んで漠然と物語の雰囲気、役の心情を理解できるようでいて、なんだかすっきりはしていませんでした。完全にわかった、と最後まで思えなかったです」。それは初めての経験だった。だから、「現場に行ってからも、何となくイメージは湧くのですが、いざ“本番”となったときに、毎回、頭が真っ白になるんです。ここまで想像と違う感情に自分がなる経験が初めてだったので、すごく怖かったです」。不安な気持ちを抱えたまま、杉咲さんは、事件の容疑者として追い詰められていく中村豪士(たけし)を演じた主演の綾野剛、そしてY字路に続く集落で村八分になり壊れていく田中善次郎役の佐藤浩市、そして演出をつけた瀬々監督に必死でついていった。「余白の多い作品ですし、セリフも少なかったりするので、言葉で説明するのは難しくて…。いままで、自分の中でちゃんと理解できてわかった状態で現場に行かなければいけない、という考えがあったのですが、今回はわからないまま行ってみるという初めての試みをして、まさかの感情になるシーンもありました。だから、わからないことがダメなことではないんだ、ということが自分自身、勉強になりました」。わからない感情やこみあげてくる思い、剥き出しの状態が、役にシンクロするような形になった。媚びるような心、嫌われたくないという思いを捨てた、杉咲さんのいまさらには、瀬々監督とのこんなエピソードも飛び出した。「打ち上げの席で、瀬々監督に『私、どうでしたか?』と聞いたんです。そうしたら、『どうでしたか?とかじゃないんです。撮ってしまったものはしょうがないんです』と言われて、“私、ダメだったんだ…”と思って落ち込みました。ですがその後、よく考えたときに、確かに聞いたところでしょうがないな、と思ったんです。私の中では一度ご一緒した方ともう一回ご一緒できたらいいなという思いがあって、次に活かしたいという気持ちで聞いたつもりでしたけど、そう聞く自分の中にはどこか媚びるような心があったのかな、と感じたんです」。「気づいたら“嫌われたくない”と思っている自分がいたりする。それが嫌になる瞬間がすごくあります(苦笑)」と本音をのぞかせた後、「それからは、(撮影に)懸けなければ、という思いがより一層湧きました。“最初で最後なんだから”と思うようになって“嫌われてもいいから、恥ずかしがらずに思いっきりやってみよう”という気持ちになれました。自分の中で、すごく大きかった言葉です」。次へのステップ、気づきにもっていけることこそが、杉咲さんの女優力、人間力につながるところと感じずにはいられない。耐えず考え、もがき、悩みながら作品に入るから、杉咲さんならではのフィールドが広がり、観た者の心を離れなくなる演技ができるのだろう。「20歳も超えましたし、ちゃんと自分を信じないととか、責任を持たなければという思いはありながら、“本当にいいのかな”と迷うこともあるので、マネージャーさん、友達、母親に相談することもあります。もしいまのような環境ではなくて、自分が選んでいたら、ものすごく偏ったものばかりに出ていて、きっといまのような経験はできていなかったと思います。自分が変わってきたタイミングで、こうした作品に出会えていること、とても恵まれていると感じることが多いです」。(text:Kyoko Akayama/photo:You Ishii)■関連作品:楽園(2019) 2019年10月18日より全国にて公開© 2019「楽園」製作委員会
2019年10月15日この秋のTBS系金曜ドラマ「G線上のあなたと私」に主演する女優の波瑠が10月11日(金)オンエアの「A-Studio」にゲスト出演。本番組5代目アシスタントを務めた波瑠さんが、久々に帰ってきたスタジオで番組MCの笑福亭鶴瓶と繰り広げるトークに注目。13歳で芸能界デビュー、雑誌「セブンティーン」のモデルとして活動しつつ、女優としてもMVや映画などに出演。2010年公開の『マリア様がみてる』で長編映画初主演を飾ると、NHK連続テレビ小説「あさが来た」のヒロインに抜擢。その後は「嵐」大野智との共演が話題となった「世界一難しい恋」や、同窓生と不倫する人妻を演じて大きな反響を呼んだ「あなたのことはそれほど」。豪華キャストとともにコメディに挑戦した「もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~」や、吉沢亮を相手役に主演した「サバイバル・ウェディング」などに出演してきた波瑠さん。2013年春から1年間にわたり本番組のアシスタントを経験。ゲストとしては3年半ぶり2度目の出演となる波瑠さん。気心も知れている鶴瓶さん相手に容赦のないツッコミぶりをみせる。また番組お馴染みの極秘取材では「もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~」で共演した俳優・小澤征悦が登場。ドラマ撮影の思い出や舞台裏もふり返るほか、中学時代の親友たちと当時の担任の先生にも極秘取材。意外な少女時代の姿が明らかになっていく。さらに波瑠さんの父からは、還暦祝いでプレゼントした温泉旅行で家族を襲ったハプニングが語られる。元本番組アシスタントならではのリラックスしたムードの中で繰り広げられる貴重なトークをお楽しみに。波瑠さん主演でおくる「G線上のあなたと私」はいくえみ綾原作のコミックをドラマ化するもので、波瑠さん演じる主人公の小暮也映子が寿退社間近に婚約者から婚約破棄を告げられ、そんな日にたまたま立ち寄ったショッピングモールで「G線上のアリア」の生演奏を耳にしたのをきっかけに大人のバイオリン教室に通い始めると、教室でイマドキ大学生・加瀬理人と主婦の北河幸恵と出会う――という物語。也映子を取り巻く人々には加瀬理人に中川大志、北河幸恵に松下由樹。理人の兄・侑人に鈴木伸之、バイオリン教室の講師・眞於に桜井ユキ、侑人の妻・芙美に滝沢カレンといった顔ぶれ。「G線上のあなたと私」は10月15日(火)22時~TBS系で放送開始。初回15分拡大。「A-Studio」は10月11日(金)23時15分~TBS系でオンエア。(笠緒)
2019年10月11日映画『惡の華』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が10日に都内で行われ、伊藤健太郎、玉城ティナ、井口昇監督が登場した。累計発行部数300万部を記録する押見修造の同名人気コミックを実写映画化した本作。主役の春日高男には伊藤健太郎、春日の中に自分と通ずる何かを見つけ、執拗につきまとう仲村佐和は女優として躍進を続ける玉城ティナ、春日が片思いをするクラスのマドンナ・佐伯奈々子は、数百人以上のオーディションを経て抜てきされた16歳の次世代モデル・秋田汐梨が演じる。春日と仲村の姿を通して、鬱屈とした青春と行き場のない衝動、そして思春期の暗黒面をリアルに描き出す。公開から評判もよく、俳優の中川大志は「嫉妬する」とまで絶賛していたが、伊藤は「めちゃくちゃ嬉しいですね。同世代として一緒に戦ってきてる役者として、そう言っていただけるのは嬉しいです。『コメントしたよ』と言ってて、『なんて言ったの?』ってきいたら答えてくれなかったから、何を書いてるのか楽しみにしてた部分もあったので」と照れる。しかしお礼については「してないですね……会って言おうと思ってます」と苦笑した。玉城も「公開前に『大丈夫か』みたいなコメントが多かったんですけど、そう思っていた人たちの想像を超えさせられたらいいかなと思ってました。見た人たちがネットの書き込みとかに伊藤さんの演技を褒めているのを見ると、私もジーンとしました」と喜ぶ。井口監督は「公開が始まってから『イケメンすぎる、美女すぎる』という意見がぱたっとなっくなったんですよ。この2人で正解だったというか。僕は自分の演出よりもキャストのことが褒められるのが嬉しいので、勝った! と思いました」と満足そうにしていた。また「『ジョーカー』と玉城ティナが比べられてた」というネットの意見に、伊藤は「『ジョーカー』観たら、ちょっと『惡の華』っぽいと思ったの!」と興奮し、客席に「観た!?」と無邪気に話しかける。さらに伊藤は、8日で22歳となった玉城にサプライズで花束をプレゼント。片手で持てないくらいの大きさの花束で、玉城のマイクを持ってあげるなどの優しさを発揮する。玉城が「なんか……プロポーズみたいだよね」と感想を述べると伊藤は爆笑し、玉城も「こんなに重い花束を持たせてもらったのは初めてというくらい、ずっしり」と喜んでいた。
2019年10月10日2017年に6年ぶりとなる大復活を遂げたTBSの名物番組「関口宏の東京フレンドパーク」が、この秋再び「関口宏の東京フレンドパーク2019」として10月6日(日)放送。今回は10月スタートのドラマ作から9名のキャストが熱戦を繰り広げる。今回は新日曜劇場「グランメゾン東京」から木村拓哉、鈴木京香、沢村一樹、新火曜ドラマ「G線上のあなたと私」から波瑠、中川大志、松下由樹、新金曜ドラマ「4分間のマリーゴールド」から福士蒼汰、菜々緒、横浜流星がそれぞれ“来園”する。本番組の代名詞ともいえる「ウォールクラッシュ」をはじめ、巨大シーソーでボールを運ぶ「ネヴァー ワイプアウト」にタイミングを合わせて光を止める「フラッシュザウルス」、2人乗りバイクを操りそばをゴールに届ける「デリソバエクストリーム」、インパクトあるコスチュームの「ホンジャマカ」と対戦する「ハイパーホッケー」など計7つのアトラクションが登場。アトラクションをクリアするごとにもらえる金貨の数をチームで競い合い、金貨を一番多くゲットしたチームが最後に行われる豪華賞品をかけたダーツに挑戦。勝利するのは果たしてどのチームなのか。ドラマでは見られない豪華俳優たちのカラダを張った挑戦をお楽しみに。新日曜劇場「グランメゾン東京」は木村さんが型破りなフランス料理のシェフ・尾花夏樹を演じる。パリに店まで持つも店も仲間も全て失ってしまった尾花が、再起し世界最高の三つ星レストラン「グランメゾン東京」を作り上げようと奮闘する姿を描く。鈴木さんが女性シェフ・早見倫子を、尾花の元パートナー・京野陸太郎を沢村さんが演じるほか、玉森裕太、尾上菊之助らも出演。新火曜ドラマ「G線上のあなたと私」は寿退社間近に婚約破棄され、仕事も結婚も失った主人公・小暮也映子を波瑠さんが演じ、也映子が通い始める“大人のバイオリン教室”を舞台に繰り広げられる恋と友情を描いていく。中川さん、松下さんのほか鈴木伸之、桜井ユキらが共演。新金曜ドラマ「4分間のマリーゴールド」は手を重ねた人の“死の運命”が視えてしまう特殊能力を持つ救急救命士・花巻みことと、命の期限が1年後に迫った義姉・沙羅との禁断の恋を描く切ないラブストーリー。みことに福士さん、沙羅に菜々緒さん、みことの義理の弟・花巻藍役で横浜さんが、その兄・廉役で桐谷健太も出演。「グランメゾン東京」は10月20日より毎週日曜日21時~TBSにて放送。「G線上のあなたと私」は10月15日より毎週火曜日22時~TBS系で放送開始。初回15分拡大。「4分間のマリーゴールド」は10月11日より毎週金曜日22時~TBS系で放送開始。初回15分拡大。「関口宏の東京フレンドパーク2019」は10月6日(日)18時30分~TBS系で放送。(笠緒)
2019年10月06日「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」の3時間スペシャルが10月3日(木)オンエア。TBSの秋の新ドラマから「4分間のマリーゴールド」福士蒼汰と菜々緒、「G線上のあなたと私」から中川大志と鈴木伸之、映画『蜜蜂と遠雷』から松岡茉優がゲスト出演する。日常の中にありそうでありえないシチュエーションを用意して、遭遇した人の行動を“モニタリング”する本番組。今回福士さんと菜々緒さんが挑むモニタリングは、催眠術にかけられている間にパートナーが芸能人と入れ替わる「夫や妻が催眠術で芸能人に見えたら?」。ふり返ると夫や妻が福士さん、菜々緒さんに見えるようになった人々の驚き、興奮する様子をお楽しみに。そして中川さんと松岡さんは、置き忘れたスマホを芸能人が取りに来る「拾った携帯の持ち主が芸能人だったら?」に登場。中川さんのモニタリングにはドラマで共演する鈴木さんも参加。熱く語り合う中川さんと鈴木さんにはさまれたターゲットはどうする!?見ているだけでもドキドキする夢のようなシチュエーションをお見逃しなく。そのほかにも元メジャーリーガーの上原浩治と川上憲伸が神技を披露したり、23回もの紅白出場記録を誇る天童よしみがギャルに変装してカラオケ大会に潜入するなど3時間SPならではのラインアップでお届け。今回のゲスト、福士さんと菜々緒さんが出演する新金曜ドラマ「4分間のマリーゴールド」は、小学館の新人コミック大賞(青年部門)で大賞を受賞したキリエによる同名漫画を映像化するもの。福士さん演じる手を重ねた人の“死の運命”が視えてしまう特殊能力を持つ救急救命士・花巻みことと、菜々緒さん演じる命の期限が1年後に迫った義姉・沙羅との禁断の恋を描く、切ないラブストーリーが展開。みことの義理の兄弟役で桐谷健太、横浜流星も出演する。中川さんと鈴木さんが共演する新火曜ドラマ「G線上のあなたと私」は、寿退社間近に婚約破棄され、仕事も結婚も失った主人公・小暮也映子が通い始める、“大人のバイオリン教室”を舞台に繰り広げられる恋と友情の物語。波瑠が也映子を演じ、也映子がバイオリン教室で出会うイケメン大学生・加瀬理人を中川さんが、その兄・侑人を鈴木さんが演じるほか、也映子たちのバイオリン講師で侑人の元婚約者・眞於を桜井ユキが演じる。松岡さん主演の映画『蜜蜂と遠雷』は恩田陸の原作を映画化。松岡さん演じるかつて国内外のジュニアコンクールを制覇するも13歳のときに母を亡くし、ピアニストになることから長らく逃げてきた元天才少女・栄伝亜夜が20歳となったいま、再びコンクールへの出場を決心する…というストーリー。松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士らが共演する。「4分間のマリーゴールド」 は10月11日(金)22時~TBS系で放送開始。初回15分拡大。「G線上のあなたと私」は10月15日(火)22時~TBS系で放送開始。初回15分拡大。『蜜蜂と遠雷』は10月4日(金)より全国にて公開。「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」秋の3時間スペシャルは10月3日(木)19時~TBS系でオンエア。(笠緒)
2019年10月03日まもなく秋ドラマがスタート。2019年も残すところあと1クールになりました。今期は、過去の人気作が続々復活!注目の漫画原作も数多く放送されます。そこで今日は、中でもドラマニアな筆者が注目するおすすめドラマをピックアップしてご紹介していきましょう。2006年放送の話題作、2作品が帰ってくる!ファン待望の続編放送へオンエア当初「続編が見たい」という声が非常に多かったあの名作が、13年の時を経てお茶の間に帰ってきます。しかも2本!これは見逃せません。まずはこちら。癖が強いがどこか憎めない主人公・桑野信介(阿部寛)が、恋愛に摸索する日常をコミカルに描いた話題のドラマ「結婚できない男」です。吉田羊さん×深川麻衣さん×稲森いずみさん×平祐奈さんら新たな女性キャストを迎え、火曜9時枠に「まだ結婚できない男」として戻ってきます。令和の時代を迎え、主人公の生活・性格にどのような変化が現れたのでしょうか。年を重ねてパワーアップした頑固な独身男の行く末を、とくとお楽しみください。また、金曜ナイト枠には、中毒性の高いことで話題のドラマ「時効警察はじめました」がリターン。こちらも第1シーズンの放送が2006年だったんですね!殺人事件の時効は廃止されたものの、それ以前に時効が成立した事件は山のように残っているというのが現実。本作では、そんな逃げ切った犯人を前に、時効事件を趣味で捜査する男・霧山(オダギリジョー)とその助手・三日月(麻生久美子)が、シュールでポップな独特の推理で逼っていきます。ファン待望の復活とあって、期待度の高い一作と言えるでしょう。笑って泣ける――上質な漫画原作も続々実写化決定さらに今クールも、実力派コミックスの映像化が次々に決定しています。一体、どんな作品が顔を揃えているのでしょうか。恋愛マンガの名手・いくえみ綾さんが描く珠玉のラブストーリー「G線上のあなたと私」が火曜22時枠にやってきます。大人のバイオリン教室を舞台に、偶然知り合った3人の男女が友情と恋の狭間で揺れ動く物語。波瑠さん×中川大志さん×松下由樹さんという異色のコラボレーションが、どのようなハーモニーを魅せてくれるのか?とても楽しみですね。また、木曜22時放送「モトカレマニア」は、瀧波ユカリさんの同名漫画が原作。元カレの存在を引きずり、モトカレマニアとなった主人公(新木優子)の混乱と暴走と試行錯誤の物語です。カワイイけれどイタイ女子=通称・イタカワ女子が、この冬一大ブームを巻き起こす予感…!?掴み所のない好青年元カレ・マコチを演じるのは、久々のドラマ登場となる高良健吾さん。リアリティ溢れる2人の恋模様に、注目が集まります。そしてもうひとつ、「4分間のマリーゴールド」も忘れてはなりません。死の運命が視える救急救命士(福士蒼汰)の悲痛な運命――菜々緒さん演じる余命1年の義姉との禁断かつ切ないラブストーリーが見どころの一作。金曜夜22時は、涙を拭う準備をしてテレビの前へ…心してご覧くださいませ。月9枠には、意外過ぎるあの名作ミステリーが登場最後に、月9放送の「シャーロック」についても触れておきましょう。名探偵・シャーロックと医師・ワトソンがバディを組んで難事件を解決していく古典ミステリーの傑作が、令和の東京を舞台に斬新リメイクされるとあって、注目が集まっています。1話完結型の事件ものとして、スカッと爽快なドラマを展開。ディーン・フジオカさん×岩田剛典さん――タイプの異なるWイケメンの化学反応に期待大ですね!以上、いかがでしたか?是非、秋の視聴の参考にしてみてくださいね。(text:Yuki Watanabe)
2019年10月02日「一人のキャラクターの人生を時間をかけて演じるという経験は、やはり朝ドラならでは。役の成長を表現することを心がけていましたが、難しくもあり、やりがいも感じました」昨日、最終回をむかえた連続テレビ小説『なつぞら』(NHK総合)。ヒロインの夫を演じ、“一久さん”と親しまれた中川大志(21)は、すでにデビューから10年のキャリアをもつ。「『なつぞら』では、松嶋菜々子さんと、『家政婦のミタ』(’11年)以来にお会いして。僕、松嶋さんの身長を抜きました!(笑)オフには、共演の音尾琢真さんや清原翔くんと一緒に釣りを楽しみましたね」(中川・以下同)この秋からはドラマ『G線上のあなたと私』(10月15日スタート、TBS系・22時~)に出演。バイオリン教室に通う大学生・加瀬理人役に、「朝ドラで“お父さん”を演じたばかりだから、今度はフレッシュに」と意気込む。理人は8歳年上の女性に思いを寄せるが、自身は年上との恋愛ってあり?「全く想像できないことではないな、と。人を好きになるときって直感なんです。会って間もなくても、『この人、絶対合う』と思うとけっこう当たっている(笑)。ポイントは、一緒にいて自分の世界や視野が広がる人で、それは恋人でも友人でも同じ。僕が細かいことをうじうじ考えちゃうタイプなので、ポジティブなほうに引っ張ってくれる人が合うのかなあって思います(笑)」
2019年09月29日10月15日にスタートするTBS系火曜ドラマ『G線上のあなたと私』に出演する女優の波瑠と俳優の中川大志が28日、千葉・幕張メッセで開催中の「Rakuten GirlsAward 2019 AUTUMN/WINTER」に出演した。このドラマは、大人が通うバイオリン教室を舞台に、恋愛、仕事、家族などでさまざまな問題を抱える男女が繰り広げる恋と友情の物語。寿退社間近に婚約破棄され、仕事も結婚も失う主人公・也映子を波瑠が演じ、也映子が通い始めた大人のバイオリン教室で出会うイケメン大学生・加瀬理人を中川大志、そして、もうひとりのバイオリン教室仲間の主婦・北河幸恵を松下由樹が演じる。波瑠と中川の登場に会場の熱気はヒートアップ。2人は並んでランウェイを歩き、先端で物語にちなんでバイオリンを弾いているポーズを披露した。その後のトークで、波瑠は「大人のバイオリン教室で、年齢も違う3人の男女がいろんな悩みを抱えながらも前に進んでいく物語です」と紹介。中川は「友情だったり恋だったり、いろんなことが起こるので、日常を見守ってくれたら」とアピールし、「キュンキュンさせたいと思います」と意気込むと会場から歓声が起こった。「GirlsAward」は、2010年から年2回、「渋谷からアジアへ。そして世界へ。」をスローガンに開催している日本最大級のファッション&音楽イベント。20回目となる今回は幕張メッセにて、“女の子のわがままが全部詰まったKIRA KIRAの魔法に包まれる夢のような空間”という意味を込めた「KIRA KIRA CELEBRATION」をテーマに、人気モデルによるファッションショーやアーティストによるライブステージなどを開催する。撮影:蔦野裕
2019年09月28日「なつを演じる広瀬すずさんはじめ、『なつぞら』では、さまざまな人物が生き生き描かれていて。日本のアニメーション黎明期の、当時の活気にあふれた現場を思い出しますね」そうほほ笑みながら語るのは、NHK連続テレビ小説『なつぞら』で、アニメーション時代考証を務める小田部羊一さん(83)だ。宮崎駿、高畑勲とともに『アルプスの少女ハイジ』『母をたずねて三千里』に参加し、キャラクターデザイン・作画監督を務めた小田部さん。アニメ界の“レジェンド”とも言える人物だ。小田部さんは’59年、東京藝術大学卒業後、なつが勤めていた「東洋動画」のモデルになった「東映動画(現・東映アニメーション・’55年発足)に入社。在学中、日本初の長編カラーアニメーション映画『白蛇伝』(’58年)を見たのがきっかけだった。’63年、すでに先輩として東映動画に在籍し、『白蛇伝』の製作にも参加していた奥山玲子さんと社内結婚。この奥山さんこそ、『なつぞら』のヒロイン・なつという人物設定のヒントとなった女性だ。ドラマで見た“おなじみのシーン”も、小田部さんは「もちろん社内で見た光景ですよ」とうれしそうに明かす。「なつの服装を見て、先輩アニメーターの下山さん(川島明)が彼女をスケッチしていましたよね。奥山も、毎日違った服で出勤するほどの“おしゃれ好き”でした。先輩の大塚康生さんが、こっそり奥山の絵を描いていましたよ」奥山さんとの結婚のきっかけは、社内のイベントでの社交ダンス。「ダンスしているときに、つい彼女の手を握っちゃったんだよね。それでいつの間にか付き合っていて……気が付いたら子どもができていた。宮崎駿も、高畑勲も、みんな社内結婚なんです。奥山の“元カレ”も同じ職場。結婚式にも来ました(笑)」劇中では、なつと坂場一久(中川大志)、三村茜(渡辺麻友)と下山の職場結婚と、子育ての様子が描かれている。奥山さんと小田部さん夫婦も、共働きで子育てに奮闘したという。「いちばん大変だったのは、僕が東映動画を退所した’74年ごろ。僕は『アルプスの少女ハイジ』、奥山は東映で『アンデルセン童話にんぎょ姫』の作画監督として製作に参加していました。僕は夜通し作業をして、朝に家に帰り、小学生の息子にごはんを食べさせて。奥山は朝から仕事に出かけるという、昼夜交代の子育て生活が続きましたね」’07年、おしどり夫婦に突然の別れが訪れる。「奥山は、故郷の仙台に暮らす母のお見舞いを懸命に行っていました。その疲れもあったのか、風邪をこじらせて肺炎になって。病院では『風邪』と言われたのですが、高熱が下がらず、みるみる弱ってしまい……入院から5日で逝ってしまったんです」それから10年後、’17年6月に小田部さんは大病を患い緊急入院。入院生活は5カ月にもおよんだ。「医師からは『もうダメだ』と言われて、息子は葬儀の準備をしていたほどだったんです。それでも、なんとか生き延びることはできましたが、リハビリをしないと歩くことができませんでした」退院から数日後、NHKの担当者が「アニメーション黎明期の世界を描きたいので、当時の話を教えてください」と訪ねてきた。「もちろん、そのときに奥山の話もしました。僕がいまでは自分の足で歩けるようになったのは、きっと『このドラマを、ちゃんと見届けるのよ』という奥山の導きだったのかもしれないね」
2019年09月27日いよいよ『なつぞら』も残すところあと2話。ヒロイン・なつの設定のヒントとなった女性は、その晩年をどう過ごしたのか。夫だけが知る、“もうひとつのなつぞら”。「なつを演じる広瀬すずさんはじめ、『なつぞら』では、さまざまな人物が生き生き描かれていて。日本のアニメーション黎明期の、当時の活気にあふれた現場を思い出しますね」そうほほ笑みながら語るのは、NHK連続テレビ小説『なつぞら』で、アニメーション時代考証を務める小田部羊一さん(83)だ。宮崎駿、高畑勲とともに『アルプスの少女ハイジ』『母をたずねて三千里』に参加し、キャラクターデザイン・作画監督を務めた小田部さん。アニメ界の “レジェンド” とも言える人物だ。小田部さんは’59年、東京藝術大学卒業後、なつが勤めていた「東洋動画」のモデルになった「東映動画(現・東映アニメーション・’55年発足)に入社。在学中、日本初の長編カラーアニメーション映画『白蛇伝』(’58年)を見たのがきっかけだった。’63年、すでに先輩として東映動画に在籍し、『白蛇伝』の製作にも参加していた奥山玲子さんと社内結婚。この奥山さんこそ、『なつぞら』のヒロイン・なつという人物設定のヒントとなった女性だ。劇中では、なつと坂場一久(中川大志)、三村茜(渡辺麻友)と下山の職場結婚と、子育ての様子が描かれている。奥山さんと小田部さん夫婦も、共働きで子育てに奮闘したという。「いちばん大変だったのは、僕が東映動画を退所した’74年ごろ。僕は『アルプスの少女ハイジ』、奥山は東映で『アンデルセン童話にんぎょ姫』の作画監督として製作に参加していました。僕は夜通し作業をして、朝に家に帰り、小学生の息子にごはんを食べさせて。奥山は朝から仕事に出かけるという、昼夜交代の子育て生活が続きましたね」なつと一久も、小学生の娘・優を育てながら、自身らが制作する子ども向けテレビアニメ『大草原の少女ソラ』を成功させるため走り続けた――。劇中で『ソラ』が放送されたのは’74~’75年のことであるが、奥山さんは、その後どのように過ごしていったのだろうか。「僕たち夫婦は、『あんていろーぷ』という名義で、映画『龍の子太郎』(’79年)にキャラクターデザイン・作画監督で参加しました」’85年からは、夫婦で東京デザイナー学院アニメーション科の講師を務めた。そして同年、東映動画時代の同期だった池田宏さんから、小田部さんに「任天堂に来ないか」とオファーが来る。「『アニメーションのノウハウをゲームに取り入れたい』と。僕はゲームをしないし、オファーに躊躇していましたが、奥山が『やってみれば?』と背中を押してくれました。妻がそう言ってくれなかったら、まったく違う人生になっていたかもしれない」そこから20年、小田部さんは週に1度、京都にある任天堂本社に足を運び、大人気ゲーム「スーパーマリオ」シリーズのキャラクターデザインや、「ポケットモンスター」シリーズのアニメーションを監修し続けた。奥山さんは、’90年代からは銅版画家としても活動した。「アニメーション以外にも、奥山はたくさんの表現の手段を持っていました。文章を書くのも好きで、デザイナー学院の講師としては、生徒に対して何か気づいたらすぐに手紙を書いていて。教え子たちにも慕われていたようですよ」だが、’07年、おしどり夫婦に突然の別れが訪れる。「奥山は、故郷の仙台に暮らす母のお見舞いを懸命に行っていました。その疲れもあったのか、風邪をこじらせて肺炎になって。病院では『風邪』と言われたのですが、高熱が下がらず、みるみる弱ってしまい……入院から5日で逝ってしまったんです」それから10年後、’17年6月に小田部さんは大病を患い緊急入院。入院生活は5カ月にもおよんだ。「医師からは『もうダメだ』と言われて、息子は葬儀の準備をしていたほどだったんです。それでも、なんとか生き延びることはできましたが、リハビリをしないと歩くことができませんでした」退院から数日後、NHKの担当者が「アニメーション黎明期の世界を描きたいので、当時の話を教えてください」と訪ねてきた。「もちろん、そのときに奥山の話もしました。僕がいまでは自分の足で歩けるようになったのは、きっと『このドラマを、ちゃんと見届けるのよ』という奥山の導きだったのかもしれないね」そして『なつぞら』がきっかけとなり、奥山さんの原画の画集をつくることにも。「資料を探していたら、作品をつくるため、彼女が構想を描いていた絵がいっぱい出てきたんです。奥山はいつも、アイデアが内側から湧きあがってくるような人だったことを思い出しました」『なつぞら』が終わっても、奥山さんと小田部さんの“共同作業”は、いつまでも続く――。
2019年09月27日「今日から俺は!!」で幅広い層に知られるようになり、大ブレイクを果たした伊藤健太郎。先日は「Forbes JAPAN」が選ぶ、世界に多大な影響を与える30歳未満の30人「30 UNDER 30 JAPAN 2019」にてモンブラン特別賞を受賞、いま日本のエンタメ界が最も期待を寄せる俳優となっている。キリッとした切れ長の目もとが印象深く、「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」での俳優デビューから様々な作品で存在感を発揮してきた彼は、2度目のタッグとなった井口昇監督のもとで主演した押尾修造原作の『惡の華』がまもなく公開。そのほか、「ZIP!シネマ」「ムビふぁぼ」で映画愛溢れるMCをつとめたり、スパイダーマン好きが高じてアンバサダーとして『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』ワールドプレミアにも参加したりと活躍の場を広げ続けている。そんな伊藤さんの軌跡に注目した。「アジアで最もハンサムな顔」にノミネート!いま最も勢いに乗る俳優に1997年6月30日生まれ、東京都出身。モデル活動を経て、2014年に話題を呼んだドラマ「昼顔」で斎藤工演じる生物教師の教え子・木下啓太役を演じて鮮烈に俳優デビュー。以後、スクリーンデビューとなった『俺物語!!』から、小栗旬の学生時代を演じた『ミュージアム』、若手俳優豪華共演の『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』や『先生!、、、好きになってもいいですか?』などに次々に参加し、『デメキン』(’17)では映画初主演。今年、湯浅政明監督のアニメーション映画『きみと、波にのれたら』では声優もつとめた。また、「学校のカイダン」をはじめ「仰げば尊し」「レンタルの恋」「アシガール」など話題のTVドラマでも着々とファンを増やしていく中、2018年10月期の「今日から俺は!!」でツンツン頭のツッパリ・伊藤真司を演じたことを機に本名・伊藤健太郎に改名。『コーヒーが冷めないうちに』で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞と一般の映画ファンによって選ばれる話題賞・俳優部門をW受賞。さらに今年4月には自身2度目の舞台にして初主演、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「春のめざめ」(演出:白井晃)で、思春期の少年の衝動を体当たりで演じていた。もちろん、CM界でも引っ張りだこ。ブレイク俳優の“登竜門”JR東日本「JR SKISKI」から、「三井住友銀行」「はるやま」ではフレッシャーズ・スーツ姿も披露。【紅茶花伝】ロイヤルミルクティーTVCM「開発者物語」篇では、ロイヤルミルクティー開発者として熱き思いを抱えた青年に扮している。また、毎年年末にTC Candlerが発表している「世界で最もハンサムな顔100人」のアジア版「アジアで最もハンサムな顔100人」に、バラエティ番組で“大ファン”と告白した木村拓哉や、今年大ブレイクした横浜流星らとともにノミネートされている。「振り幅の広い役を演じていけたら幸せ」地毛を伸ばしてツンツン頭のツッパリ・伊藤真司を完全再現した「今日から俺は!!」では、ケンカに強く男気に溢れながら、京ちゃん(橋本環奈)にはデレデレな役どころが話題を呼び、根強いファンを得て映画化も決定。また、今作と同時期には「ルームロンダリング」でオタク系モジモジ男子、「この恋はツミなのか!?」では恋愛経験なしの冴えないサラリーマン(いずれもメガネ姿で)を演じるなど、振り幅の広さを見せつけた。かと思えば、玉城ティナと共演した映画『ういらぶ。』ではスポーツ万能の秀才キャラで、桜井日奈子をめぐって平野紫耀と恋のライバルに。平野さん演じるドSな(フリの)凛とは対照的に、自信家で褒め上手な和真をキラキラとした魅力を炸裂させて演じていた。「今後も振り幅の広い役を演じていけたら幸せだなって思います」と、2017年の『チアダン』公開時にシネマカフェのインタビューで語っていた伊藤さん。そんな彼が最近、バラエティ番組などで憧れの海外俳優として決まって名前を挙げるのが、『ノーカントリー』でアカデミー賞助演男優賞を受賞し、『007 スカイフォール』『それでも恋するバルセロナ』などで知られるスペインの俳優ハビエル・バルデム。強烈な悪役からモテモテ渋メンまで、観る者を困惑させるほどの振り幅を見せる姿に憧れているらしい。同インタビューでは、「僕の中で30歳になったとき、ちょっと若々しい、カッコいいオッサンでいたいというのがあって(笑)。それまでの20代で『カッコいい』と思えるものを持っている人たちから、いろいろ吸収したい」とも語っており、現在22歳、まさにいまも様々な役柄に挑戦しながら吸収の過程にいる。初々しさが眩しい!「トランジットガールズ」“おっさん”同士の純愛以前の2015年、ドラマ初出演となった佐久間由衣と世代きっての実力派・伊藤沙莉がW主演したLGBTQドラマ。「テラスハウス」のスタッフが手がけている。女の子同士の胸キュンラブストーリーを描いた本作では、幼なじみ・小百合(伊藤さん)を一途に思い続ける深澤直役を好演、顔立ちに若干あどけなさが残るものの、得意のバスケットボールや筋肉美を披露するシーンも。義理の姉・ゆい(佐久間さん)に最初は反発しながら、どんどん惹かれていく小百合を影ながら見守る、優しさが過ぎる幼なじみというポジションにツボる人は多いはず。傷ついた小百合を励ますために彼がかける言葉にも、悶絶するファンが続出するに違いない。映画初主演!山田裕貴とバディに『デメキン』お笑い芸人「バッドボーイズ」佐田正樹の実話を映画化、暴走族の総長を熱演したアウトロー・エンターテインメント。「昼顔」では寂しさの裏返しのような激しさを抱えた生徒役だったが、本作の佐田正樹は、どこか「今日俺」の伊藤とも通じるものがある、いつも仲間に囲まれた熱い男。そんな伊藤さんを、足立紳監督の『14の夜』に続いて起用した佐藤現プロデューサーは、いまどきの若手俳優には珍しく「骨太な男っぽさがある」と表現。同じ熱量を感じさせる山田裕貴が相棒役だったことも大いに刺激となったはずで、2人の化学反応は必見となっている。平成女子と戦国若君の超時空ラブコメ「アシガール」2017年、NHK土曜時代ドラマ枠で放送された本作。森本梢子による原作漫画を脚本家・宮村優子ら女性スタッフを中心に作り上げたラブコメディで、世間が“今日俺ロス”となっていた2018年のクリスマスイブには、続編スペシャルも放送された。足の速さだけが取り柄の女子高生で、戦国時代にタイムスリップしてしまう速川唯役には黒島結菜。伊藤さんは、唯がひと目ぼれしてしまう若君・羽木九八郎忠清を演じた。凜々しく、冷静沈着で聡明、何よりも民を思う“硬派”な若君は伊藤さんにハマり、熱烈なファンを生み出した。唯の“猪突猛進”ぶりや周囲とのやりとりなど、笑いどころもたくさんありながら、若君もまた唯に一途であり、華麗な殺陣アクションもありで、キュンキュン度は伊藤さん出演作の中でも群を抜く。さらに、平成時代のカップルのようにはいかない、戦国の世に出会った2人の究極の決断も見逃せない。“帰国子女”恒松祐里に片思い!?「覚悟はいいかそこの女子。」『惡の華』井口昇監督との初タッグ作。椎葉ナナによる少女漫画の実写化で、モテるけれども、ちょっと抜けている愛され男子・古谷斗和を中川大志が演じ、2018年6月のドラマ放送の後、10月に劇場版が公開された。伊藤さんが演じたのは、斗和の幼なじみのヘタレ男子3人のひとり、すぐに検索しては恋愛マニュアル系の“データ”に頼る、黒縁メガネの新見律。ドラマでは、帰国子女でチアリーディング部のキャプテン、軽音部でバンドも組んでいる“キラキラ女子”・小雨(恒松祐里)にひと目ぼれし、「全部が好き」とメロメロになった奥手男子を演じる伊藤さんを目にすることができる。中川さんと、「中学聖日記」「3年A組ー今から皆さんは、人質ですー」の若林時英、「花にけだもの」「仮面ライダーエグゼイド」の甲斐翔馬と、次世代男子4人でわちゃわちゃする姿もまた見もの。等身大の好青年に!『コーヒーが冷めないうちに』有村架純演じる主人公・時田数(ときた かず)が入れるコーヒーが導く過去へのタイムスリップと、波瑠、林遣都、吉田羊、薬師丸ひろ子、松重豊、石田ゆり子らが演じる登場人物それぞれのストーリーをオムニバス形式で描いた本作。「本屋大賞2017」ノミネートの川口俊和の原作小説には登場しない、映画オリジナルキャラクターとなる美大生・新谷亮介を演じた。亮介はほかの常連客と同様、数が切り盛りする喫茶店「フニクリフニクラ」に入り浸るうちにタイムスリップに興味津々となり、数自身が向き合わなくてはならない思いがあることを知ると、懸命に彼女を支えていく。ヤンキーでも、ヘタレ男子でも、金髪モテ男子でもない、等身大の真っすぐに恋する青年役は新鮮でもあり、強い印象を残した。中学生にだってなれる!?『惡の華』『ういらぶ。』では素直にはなれない者同士、息の合ったところを見せていた玉城さんと再共演。伊藤さん演じる、詩人ボードレールを愛する文学少年・春日高男が、中学時代、片想いする女子の体操着を思いがけず盗んでしまい、それをクラスメイトの仲村佐和に見られたことから、彼女と奇妙な主従関係を結ぶ。原作を初めの数ページ読んだ井口監督が「これは映画にしたい」と決心し、足かけ8年かけて実現させた意欲作だけに、21歳で中学生役を演じた伊藤さんもクランクイン前から減量や禁酒をして挑んだという。確かに、本来筋肉質の伊藤さんがどこか幼く、ひと回り小さくなったように見える…!?井口監督からも「なるべく猫背にして、150cm台に見える芝居をしてください、好きな食べ物はハンバーグ!みたいな人の芝居をしてください」と言われていたというが、新境地を開拓した伊藤さんが体現する数々の変態描写の、その先に待ち受けるものに期待が高まる。中学時代にはアメリカへの留学経験もあり、映画の知識も豊富、役作りに関してはストイックな一面を覗かせる伊藤さん。『ミュージアム』で同じ人物を演じた小栗さんがハリウッド進出を果たしたが、彼はネクスト世代で先駆者となる可能性を十分に秘めている。(text:Reiko Uehara)■関連作品:惡の華 2019年9月27日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©押見修造/講談社©2019映画『惡の華』製作委員会
2019年09月20日女優の広瀬すず(21)が9月7日に放送された「LIFE!~人生に捧げるコント~」(NHK総合)に出演した。朝の連続テレビ小説「なつぞら」(NHK総合)で“父娘”として共演中の内村光良(55)と仲睦まじい様子を見せ、ネットが沸いている。「LIFE!」で広瀬は、内村のドラマでのナレーションについて「生で『なつよ……』って言われると、『はい!』みたいな」とコメント。対して内村は広瀬からサンダルをプレゼントされたと明かし、「私のためにサンダルを用意してくれて。ずっと履いてます」と話した。さらに広瀬が“サンドバッグ”のことを“サウンドバッグ”、“エッグタルト”を“スクランブルエッグ”と言い間違えていたと中川大志(21)が暴露したところ、内村は「すずちゃん、出川並みだよ」と突っ込み。広瀬も思わず笑顔を見せていた。昨年の「NHK紅白歌合戦」で共演した際も、話題を呼んでいた2人の“父娘愛”。番組終了後、ネットではこんな声が上がっている。《広瀬すずちゃんとウッチャンのコンビも父娘並みに息が合っていて面白かった》《ウッチャン、すずちゃんにサンダル貰ったのがよっぽど嬉しかったんだね》《さすがウッチャン、広瀬のすず氏の良い表情が見れましたな》4月から放送がスタートした「なつぞら」は初回の平均視聴率が22.8%。さらに今月2日から7日までに放送された第23週「なつよ、天陽くんにさよならを」の週間平均視聴率も20.8%を記録。依然として、その人気は衰えるところを知らない。その好調ぶりに比例し、現場は和気藹々。そこには“広瀬座長”の奮闘もあったようだ。「広瀬さんはスタッフの飲み会のために、自らデパ地下で買い出し。参加者にサプライズで“差し入れ”をしてくれたこともありました。また山田天陽役の吉沢亮さん(25)はかなりの人見知りなのですが、広瀬さんのほうから積極的にコミュニケーション。5月には広瀬さんと比嘉愛未さん(33)の合同誕生会も開かれました」(番組関係者)「どんど晴れ」でヒロインを務めた比嘉だけでなく、ドラマには松嶋菜々子(45)、山口智子(54)、小林綾子(47)といった歴代の朝ドラヒロインたちが堂々集結。先輩たちに囲まれて、広瀬が緊張してしまう場面もあったようだ。そこをサポートしたのは、“父”である内村だったという。「前回『LIFE!』で共演して以来、大の仲良しである2人。広瀬さんは内村さんのことをいまや“パパ”と呼ぶほどです。広瀬さんは収録で切ない場面を撮影して感極まった後、内村さんの『なつよ』というナレーションを聞くと『あ、一人じゃないんだ!』と安心するそうです。いっぽう内村さんも広瀬さんを『天性の女優さん!』とべた褒め。34歳離れた広瀬さんを我が娘のように可愛がっていて、撮影中も広瀬さんをLINEで励ましていました。そんななか広瀬さんは人付き合いの上手な内村さんに人間関係の相談をし、その助言を生かして“愛され座長”に成長したようです」(別の番組関係者)すでに「なつぞら」はクランクアップしており、先月27日には打ち上げが開催された。内村は仕事の都合で参加することができなかったが、娘・広瀬を思いやるこんな場面があったという。「内村さんは打ち上げにサプライズのビデオメッセージを寄せてくれたんです。『翌日にお笑いライブがあって』などとことわった後、続けて『打ち上げ、朝まで続けてよ!』と開会宣言。会場は一気に沸きました。さらに内村さんは1次会の最後にもVTRで出演して、広瀬さんに『長い間、本当にお疲れ様でした』とねぎらってました。内村さんからのエールに広瀬さんは感極まっていて、会場もしんみりムードでした」(NHK関係者)2人の“親子愛”は本物のようだ。
2019年09月09日いじめに遭い、不登校になる子どもたち。なかには自ら命を絶ってしまう子も……。私たち大人には何ができるのだろう?中川翔子(34)が実体験を踏まえて語る。「『死ぬんじゃねーぞ!!』は私がライブ中にも叫ぶメッセージ。いじめに遭い、私と同じような思いをしている子どもたちに、“どうか生き延びて”と伝えたくて」そんな願いを込め、中川翔子が自身のいじめ体験を文章とイラストでつづった『「死ぬんじゃねーぞ!!」いじめられている君はゼッタイ悪くない』(文藝春秋)がベストセラーとなっている。子どものころからマンガやアニメ、ゲームが好きだった中川だが、私立中学に入学直後から、1人で絵を描いていることで「キモい」「オタク」とレッテルを貼られ、いじめが始まった。「誰からも話しかけられず孤立して、5分、10分の休み時間をどう過ごしていいか、わからなかった」絶えず誰かに悪口を言われ笑われている気がして、吐き気をこらえながらも、何とか学校へ通う日々。「週末に、母と一緒にマンガを読んでダラッと過ごしたり笑ったりしているときが救いでした」大人はよく「つらいのは今だけ」「卒業したら楽になる」と、助け船のつもりで言葉にするが……。「いじめで苦しんでいる子どもの耳には入りません。私は、死にたくなるくらいなら、学校には行かなくていいと思う。不登校は“逃げる”ことじゃない。自分の人生に合う道を探すことなんです」中川の母は娘のために、通信制高校を見つけてきた。「通学も自分のペースでいい。ひきこもりの人やヤンキーもいる。世代もさまざま。いろんな人がいて、それぞれよかった」教室で絵を描いていると「めっちゃうまいじゃん。Ayu(浜崎あゆみ)の絵を描いて」と、声をかけられたことも。「うれしかった。その同級生とは今でも友達です。母が違う選択肢を示し、味方でいてくれた。これが何よりサポートになりました」中川の母は、毎年貯金をはたいて、旅行にも連れていってくれた。「小学校3年のときに父が亡くなってからは、母が1人で働いて育ててくれました。決して裕福ではないなか、16歳のときには、フロリダのディズニーワールドへ連れていってくれて……。それから10年後、ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』(’11年公開)で、私がラプンツェルの声を担当したときは、母も大喜びしてくれました。『生きててよかった〜』と思いましたね」そう思ったのには理由がある。「じつは17歳のとき、『死にたい』という衝撃が襲ってきて、リストカットしてしまったんです。母は『バカ!なんでこんなことするのよ』と、涙を流しながら私を叱りました。父が亡くなったとき以来、初めて見た母の涙……。今も忘れられません」その後、再び「死にたい衝動」に襲われたという中川。そのときは飼っていた猫が甘えてきて、さすっているうちに収まったという。「『死にたい衝動』が起きたときは、まずいったん寝て、好きなものを食べたり、好きなことをしたりして、気持ちをそらしてほしい。それを繰り返して、少しずつ毎日を生き延びてほしいです」好きなことをする――中川の場合はマンガ、アニメ、ゲームと、“明るい遺書”のつもりで始めたブログだった。「“好きなこと縛り”で発信していたら、そこに共感の声が届くようになり、自分の居場所になって、夢や未来をつくり出す場所にもなっていきました。私がそうだったように、つらい時代は『未来の種を見つける“さなぎの時間”』。いじめで苦しんでいる子どもには、そう伝えたい。お母さんには、そんな子どもに“隣って”あげてほしいんです」“隣る人”とは、絶妙な距離感で子どもを見守り、寄り添い続ける人。ある児童養護施設の保育士と子どもを描いた映画のタイトルだったという。「ただ隣に、そばにいる人。でも、いじめで傷ついた子どもの絶対的な味方。いじめはなくならないかもしれない。でもいじめで亡くなる子は、なくしたい。そのためにも“隣ってくれる”大人が必要なんです」最後に、10代の自分に今、かけたい言葉を聞いてみると。「大丈夫。生きているといいことあって、幸せを感じられる。つらい日々も上書きできる。30代、友達もいるよ、約束する!」いつも“隣って”くれた母にも「ありがとう」と伝えたい――そう笑顔で答えた。
2019年09月09日内村光良を中心に様々なキャストが集結するNHKのコント番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」の9月7日(土)放送回に、女優の広瀬すず、山田裕貴、川島明がゲスト出演。広瀬さん主演の連続テレビ小説「なつぞら」とのコラボでお届けする。映画『海街diary』で数多くの映画賞新人賞を総なめにすると、『ちはやふる』シリーズや『怒り』ではアカデミ―賞に輝くなどその実力が高く評価され、その後も『ラプラスの魔女』「anone」など数々の作品に出演してきた広瀬さん。「海賊戦隊ゴーカイジャー」で俳優デビュー、「HiGH&LOW」シリーズや大河ドラマ「おんな城主 直虎」「僕たちがやりました」などで注目される存在に。『万引き家族』や『虹色デイズ』『あの頃、君を追いかけた』など出演作が続く山田さん。「麒麟」のボケを担当、バラエティなどで話題を振りまきつつ、2009年の連続テレビ小説「つばさ」や「初めて恋をした日に読む話」で俳優としても活動する川島さん。今回この3人がゲスト出演。内村さんが「なつぞら」でナレーションを担当、さらに本番組でお馴染みの俳優・中川大志も同作でなつの夫を演じていることから「なつぞらコラボコント」が実現。朝ドラ撮影中の広瀬さんと中川さんのもとに内村さんのマネージャーと名乗る男が現れ収録現場を大混乱させる「なつよ、俺が真壁だ」、山田さんと川島さんが田中直樹演じるゲスい記者の取材攻撃に立ち向かう「囲み取材」などコラボコントに加え、中川さんが広瀬さんの素顔を暴露(?)するトークコーナーなど盛りだくさんの内容で放送する。広瀬さんがヒロイン・なつを演じる「なつぞら」は毎週月~土曜日8時よりNHK総合ほかにて放送中。なつの夫でアニメ演出家の坂場一久に中川さん、なつの高校時代の大親友・小畑雪次郎に山田さん、実力派アニメーターの下山克己に川島さん。なつに絵心を教える山田天陽に吉沢亮。そのほか井浦新、草刈正雄、松嶋菜々子、藤木直人らが出演する。「LIFE!~人生に捧げるコント~」は9月7日(土)20時15分~NHK総合で放送。(笠緒)
2019年09月07日広瀬すず(21)がヒロインをつとめたNHK朝ドラ『なつぞら』。その打ち上げが8月27日、都内のホテルで行われた。開場時間の17時30分に姿を見せた広瀬は、全身黒のドレスで決めたシックないでたち。集まったスタッフらと笑顔で挨拶を交わしていた――。朝ドラといえば、これまで多くのヒロインたちがその重圧と闘ってきた。常に高視聴率であることを求められる精神的なプレッシャー、そして撮影が半年間に及び体力的にもハードなことで知られている。今回も例外ではなかった。「ラストシーンの撮影は7月初旬に行われる予定でしたが、ことごとく天候に恵まれず断念。ディレクターに雨男と呼ばれる人がいて『このまま撮影できなかったら……』と不安の声も上がっていました。結局、スケジュールが決まったのは8月中旬。そのシーンだけのために北海道へと渡り、なんとか事なきを得たんです。またクランクアップの日にはNHK放送センターが停電になり、2時間近くも撮影がストップ。撮影が終わったのは日付が変わってからでした。座長の広瀬さんも気が気ではなかったでしょうね」(NHK関係者)今作は歴代ヒロインたちが多数出演していたが、そうした豪華共演陣も姿を見せ始めた。『ひまわり』(96年度前期)の松嶋菜々子(45)に『純ちゃんの応援歌』(88年度後期)の山口智子(54)、『どんど晴れ』(07年度前期)の比嘉愛未(33)などの顔ぶれがズラリ。だがいっぽう、広瀬の父親役をつとめた内村光良(55)の姿は最後まで見られなかった。「内村さんは仕事のため、残念ながら欠席でした。ただ、代わりにサプライズのビデオメッセージを寄せてくれたんです。『翌日にお笑いライブがあって。そのゲネプロ真っ最中なので、打ち上げに参加できませんでした』と挨拶。続けて『打ち上げ、朝まで続けてよ!』と開会宣言すると、会場は一気に沸きました。内村さんは1次会の最後にもVTR出演。娘役の広瀬さんに『長い間、本当にお疲れ様でした』とねぎらうと、会場はしんみりムードに。父からの言葉に、広瀬さんは感極まっているようでした」(前出・NHK関係者)『なつぞら』といえば、内村の「なつよ、」というナレーションが有名だった。打ち上げで最後に届いた父からの言葉に、広瀬も感無量だっただろう。20時半ごろに会場から出演者たちが出てくると、そのまま近くのホテルで行われた2次会へと移った。「2次会では激辛シュークリームを当てる“ロシアンシュークリーム”や、『なつぞら』をお題とした“お絵描き対決”などのゲームが行われました。終盤になると、再び広瀬さんが登壇。彼女の指名で夫役の中川大志さん(21)や育ての母役の松嶋さんも壇上に上がると、会場が拍手に包まれていました」(前出・NHK関係者)そんな熱気に満ちた2次会も23時すぎに終了。だが内村の「朝まで続けて!」というメッセージどおり、宴はまだまだ終わらない。一行は3次会会場であるカラオケ店へ。「深夜にもかかわらず広瀬さんや山口さん、松嶋さんも顔を出していました。それだけ、ドラマに対する思い入れが強かったということでしょうね。カラオケでは、広瀬さんが『欅坂46』の曲を熱唱していました。驚いたのは、山口さんが歌に合わせてノリノリで踊っていたことです。ドラマのなかでもダンスを披露していた山口さんですが、キレのある踊りは健在!会場は最後まで活気にあふれていました」(前出・NHK関係者)ドラマでは、なつの兄の育ての親として関係の深い役柄を演じていた山口。彼女の“応援ダンス”を受けながら、広瀬たちの熱唱は続いた。夜も深まり続々と共演者たち帰宅するなか、広瀬は名残り惜しかったのだろうか。結局、午前3時過ぎまで会場に残っていた。
2019年09月04日8月30日放送のNHK「あさイチ」に、今期の連続テレビ小説「なつぞら」で主演を務める女優の広瀬すずがゲスト出演。「なつぞら」収録時のエピソードや『海街diary』撮影時の思い出などを語る広瀬さんに視聴者からのコメントが殺到中だ。印象的なロングヘア姿で登場した広瀬さん。まずは「なつぞら」のナレーターを務める内村光良がVTR出演。内村さんはナレーターでもあり、戦死したなつの父親という設定の内村さんは「あの年齢で貫録がある」と語り「セリフを覚えてる気配がない、でも本番ではミスがなく完璧」と広瀬さんのセリフ覚えの良さを絶賛。内村さんのナレーションに涙することもあると話す広瀬さん。中川大志演じる坂場一久がプロポーズする回での「出た」というナレーションは、台本を読んでいて家で1人で笑ったそう。そんな広瀬さんだが、内村さんがコントで演じるキャラクター“ミル姉さん”が子どもの頃苦手だったといい、「紅白」にミル姉さんが登場したのを見て「まだ怖かった」と“共演”をふり返った。番組では「なつぞら」のオールアップ時の模様もオンエア。普段のクランクアップでは涙を見せないという広瀬さんだが、同作の撮影は15か月に及んだといい、共演者やスタッフからの寄せ書きを見て涙を見せる姿も。また広瀬さんの出世作ともなった2015年公開の映画『海街diary』の是枝裕和監督もVTR出演。同作では是枝監督の方針もあり、広瀬さんは台本をもらわずに撮影に臨んだという。そのため「現場に行ったら大竹しのぶさん、樹木希林さんがいて驚いた」こともあったとか。そんな是枝監督から『海街diary』がアップしたとき手紙をもらったという広瀬さん。その後「学校のカイダン」の収録で緊張していた際、その手紙を読んで本番に臨んだら「自分でも想像してなかったものが出てきた」と、是枝監督の手紙に力をもらったことを明かした。そんな広瀬さんのトークを見ていた視聴者からは「是枝組とあのキャストと仕事をしたのは大きな経験」「坂元裕二と是枝裕和をこの若さでクリアしている時点で、広瀬すずは別格」などの声が上がる。そのほかにも「21歳とは思えない自立した女の子だなー。なるべくしてなった人って感じ」「トークを聞いていけばいくほど芯のありパワフルな女優さんなんだなと感じる」「引き込むちからすごい。最近こんなに女優、っていう存在感とパワー感じるひと少ない」「演技も上手いし、何より強くてたくましい」など、広瀬さんを絶賛する視聴者からのコメントが続々とSNSに投稿されている。(笠緒)
2019年08月30日女優の松本穂香、俳優の神木隆之介、中川大志が28日、都内で行われたKDDIのポイントサービス「au WALLETポイント」CM発表会に出席した。この日の発表会では8月29日から全国で放映される「au WALLETポイント」の新CM「カラオケ」編がお披露目。高杉くん(神木隆之介)と細杉くん(中川大志)がカラオケバトルをするストーリーで、カラオケバトルに負けた細杉くんが高杉くんの分も「au WALLETポイント」で支払い、カラオケボックスで2人を見かけた松本さん(松本穂香)が一人カラオケをする、という内容になっている。中川とカラオケバトルを繰り広げた神木は「朝イチから熱唱しました(笑)。朝イチに一番最初の熱唱シーンを撮影したんですが、実は振り付けも自分たちで考えたんです」と明かし、中川も「高杉くんといつも歌う曲という設定で、振りも完璧でしたね。だんだんとCMの撮影を重ねていく内に色々と任されてきました」と話した。そんな2人のやり取りを尻目に、一人カラオケに興じる松本さんを演じた松本は「一人カラオケをしたりして、どういう人なのか段々分からなくなってきました(笑)。私も楽しい振り付けを監督さんに付けてもらいましたが、昔っぽい歌の感じで恥ずかしかったですね(笑)」と照れ笑いを見せ、神木や中川からは「全国の松本穂香ファンの方にはたまらないシーンになっています」(神木)、「ちょっと控えめな感じが良かったですよ」(中川)と褒められていた。トークショーの最後には、今年の夏の思い出を絵にして発表するコーナーも。今年の夏に取得した車の免許の絵を披露した松本に神木は「松本さんはうちの画伯なんですよ」と揶揄すると、松本は「だんだん変に描かなきゃいけないみたいじゃないですか(笑)」と苦笑い。続けて絵にした免許の説明として「私はこの夏、車の免許を取りまして、という1枚です。もう泣きそうで、何回も泣きそうになりました。先生が厳しくて……」と厳しい指導にも負けずに晴れて免許を取得したというが、「まだ1回も車に乗っていません(笑)」と告白。そんな彼女に中川が「来年の夏に海とか行けますよ」と提案すると、松本は「行きます! 犬を連れて」と目を輝かせていた。
2019年08月29日“大人のバイオリン教室”を舞台に、波瑠、中川大志、松下由樹らが出演するいくえみ綾原作ドラマ「G線上のあなたと私」に、滝沢カレンが出演することが決定。鈴木伸之演じる加瀬侑人の妻・芙美役で連続ドラマ初レギュラー出演を果たす。モデルだけでなく、バラエティー番組などでも活躍する滝沢さんが演じる芙美は、中川大志演じるイケメン大学生、加瀬理人の兄・侑人の妻で、現在妊娠中。明るく天然でどこか抜けているが、そんな妻に侑人はぞっこん。「とても緊張しています」と現在の心境を明かした滝沢さんは、今回ドラマでは出産・子育てを経験し、妊婦役・母親役を演じることになる。「私の妊婦姿は、皆さん急に見たら驚くと思うのですが、いつもとのギャップを楽しみにしていただければと思います」とアピール。さらに「”滝沢待ち”にだけはならないよう、絶対台詞は覚えるぞって気合は入っているので、一言一句何がなんでも覚えるよう頑張ります。原作の芙美さんらしく、温かく、こんな家族だったらいいなって思ってもらえるような家庭の雰囲気を出せたらいいなと思いますので、そこに注目していただければと思います」と意気込みを語っている。ほかにも、松下由樹演じる幸恵にいつも小言をいう姑・由実子役を夏樹陽子、波瑠さん演じる也映子に婚約破棄をつきつける元カレ・村野智史役を森岡龍が演じる。「G線上のあなたと私」は10月、毎週火曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2019年08月26日波瑠、中川大志、松下由樹らが出演する新ドラマ「G線上のあなたと私」に、鈴木伸之と桜井ユキが出演することが分かった。本作は、波瑠さん演じる寿退社間近に婚約破棄され、仕事も結婚も失った小暮也映子が通い始める、“大人のバイオリン教室”を舞台に繰り広げられる恋と友情の物語。今回新たに発表された鈴木さんが演じるのは、也映子がたまたま興味を持ち通い始めた大人のバイオリン教室で出会うイケメン大学生・加瀬理人(中川さん)の兄・侑人。波瑠さん主演で放送された「あなたのことはそれほど」ではダメ男を演じ話題となった鈴木さんだが、今作では、婚約者・眞於がいながらも、別の女性との子どもをもうけ、眞於とは婚約破棄、その女性と結婚するという人物を演じる。鈴木さんは「キャラクター的にも今まで演じた役とは違う雰囲気」と役柄の印象を語り、「中川くんとは8年前に一度共演して以来、初めての兄弟役なので今から撮影がとても楽しみです。波瑠さんとも2年ぶりに同じ組で再会できてとてもうれしいです」と心境を明かす。また「日常のなかで大きな出来事が起こる訳ではないですが、誰もが共感できて、登場人物に感情移入できるようなストーリーになっていると思うので、たくさんの方に楽しんでいただけたらうれしいです」と呼びかけている。そして、その侑人の元婚約者・眞於を、『リアル鬼ごっこ』「東京独身男子」の桜井さんが演じる。眞於は、也映子たちが通うバイオリン教室の講師で、美人でおしとやか、いかにも男性にモテそうな女性。理人は初めて出会ったときから彼女のことが気になっており、偶然の再会から想いを募らせている。自身が演じる眞於について、「柔らかくてふわふわしているようで、実はとても芯がしっかりしていて、そしてどこか闇を持っている」と印象を明かした桜井さんは、そこを大事に演じたいとコメント。またバイオリン講師という役どころだが、バイオリンは今回が初めてだそう。「半年前から教えていただいていますが、とても素敵な楽器なのでうまくなりたいです。バイオリンの講師という役なので、ただ弾けるだけではなく立ち姿からも、プロの方に見られても恥ずかしくないよう終わる頃には頑張ってうまくなっていたいです」と意気込みを語っている。「G線上のあなたと私」は10月、毎週火曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2019年08月22日東京の中央線西荻窪駅から徒歩3分。信用金庫のビルの4階に「ササユリカフェ」はある。白で統一された店内は清潔感にあふれ、半アーチ形の天井もオシャレだ。テラス席には色とりどりの花が咲き乱れ、見上げれば青い空。そこは、空の広さと風を感じる居心地のよい場所だった。店内のテーブルには、放送中のNHK連続テレビ小説『なつぞら』(月〜土)の台本がうずたかく積まれている。この店のオーナー・舘野仁美さん(58)は、『なつぞら』のアニメーション監修だ。朝ドラ100本目の本作は、戦災孤児の奥原なつ(広瀬すず)が、北海道の酪農一家に愛情深く育てられ、やがてアニメーターを目指して上京。日本アニメの黎明期を支える女性に成長していく物語。オープニングのタイトルバックは、朝ドラ史上初の全編アニメーション。その肝となる監督・原画・作画監督を担当した刈谷仁美さん(22)を発掘し、抜擢したのも、舘野さんだった。「刈谷さんは、もともとカフェのお客さんだったんですよ」と、舘野さんは目を細めた。「卒業制作もここで構想を練っていました。ヒロイン・なつもドラマ劇中でよくやっていたように、刈谷さんもこのカフェで、身ぶり手ぶりで手足の動きを確認しながら、絵コンテを描いていたんです」舘野さん自身、宮崎駿監督率いる「スタジオジブリ」で27年間働いた、ベテランアニメーターだ。ジブリを退職した年に、貯金と退職金を注ぎ込んでオープンしたこのカフェを、訪ねて来たのがNHKの制作統括・磯智明さんだった。’17年10月のことだと磯さんは振り返る。「アニメの歴史に沿ったさまざまなタイプのアニメーションを、柔軟に作り分けられる人がいないと、このドラマは成立しません。ところが、大手の制作会社を当たってみると、どこも2〜3年先まで予定が埋まっていたんです」そこで、舘野さんの著書『エンピツ戦記誰も知らなかったスタジオジブリ』(中央公論新社)を読んでいた磯さんは、舘野さんに白羽の矢を立てたのだ。「舘野さんなら、日本のアニメ制作の歴史を肌で知っている。アニメ業界にも顔もきく。『うん』と、引き受けてもらうまでは帰らないという決意でした」『なつぞら』には、日本アニメ界の伝説のアニメーターを思わせる人物が何人も登場する。なつの才能をいち早く見抜いた仲努役の井浦新さんはこう話す。「舘野さんからは、仲のキャラクターの参考となった森康二さん(アニメの神さまと呼ばれ、『白蛇伝』の作者)のお話をたくさんうかがいました。森さんの次の世代に、高畑勲さん、宮崎駿さんがいて、舘野さんはその次の世代。『どれだけ私たちが森さんのことを信頼し、好きだったか』というお話を聞いて、役作りにもすごく生かせたんです」井浦さんは「高畑勲展」(東京国立近代美術館)にも足を運んだ。「高畑さんの仕事を見て、『そうか、ドラマで言ったら、高畑さんは坂場一久(中川大志)のような人か〜』と(笑)。高畑さんは絵を描かないので、高畑作品の原画マンたちの原画や絵コンテが展示されているんです。そのなかに舘野さんの名前もあり、うれしくなってしまいました」舘野さんは’60年12月13日、福島県南相馬市生まれ。高校卒業後、上京しデザイン専門学校のアニメーション科に。卒業後は小さなスタジオに入り、仕事の初歩を教わった。1年ほどでフリーになり、個人外注の仕事をもらって自宅で動画を描き始めた。「動画1枚160〜180円でしたね(苦笑)。30分で1枚描けるものもあれば、群衆シーンなどが来ると何時間もかかる。家から仕送りしてもらっていた時期もあります。下井草のアパートも、友人とのルームシェアでした」アニメーターの作画担当には、基本となる絵を描く原画マンと原画と原画をつなぐ絵を指定された枚数で描き、動いているようにみせる“中割り”の作業をする動画マンがいる。個人外注は動画の仕事だったが、続けるうちに欲も出てきた。「もっと勉強しないとダメだ」と、つてをたどって、大塚康生さんに会い、テレコム・アニメーションフィルムの入社試験を受けた。大塚さんは東映動画時代、宮崎さんを育てた人だ。入社試験の面接官は大塚さん、高畑勲さん、宮崎さんと、そうそうたるメンバーだ。テレコムには入社できたが、そこで自分の限界を感じてしまう。「私には、原画は難しいかなと。テレコムには、絵のうまい人ばかりいます。私は動画をきちんとやることだけで精いっぱいだな、とひしひし感じていました」舘野さんは23歳になっていた。次の目標は“一流の動画マン”。動画マンの先輩から、叱られ、直されたりしながら、辛抱強く動画の腕を磨くうち、先輩女性アニメーターから声がかかった。「今度、私、『となりのトトロ』という作品の動画チェックをやるんだけど、補佐やらない?」’87年、動画をチェックする動画チェッカーとして、スタジオジブリの『トトロ』班に参加。これは線の美しさや動き方をチェックして、よくないところは描き直し、作品のクオリティを高める仕事だ。以後、数々のジブリ名作アニメに携わり、宮崎さん、高畑さんという巨匠の作品づくりを目のあたりにすることになった。「宮崎さんは、誰よりも仕事をする。有言実行で、怒ると怖いけど、自分の家の周りのゴミは拾うし、ぜいたくしない。深酒もしない。本当に人として尊敬できます」舘野さんは、ジブリの制作部門解散を機に、’14年12月、退職。これまでとは全く別の道を歩もうと開いたカフェだったが、店でアニメの展示や個展などを開くうち、アニメファンや制作者、アニメーターを目指す若者たちが集まってくるようになっていた。磯さんが『なつぞら』の台本を抱えてやってきたのは、そんなタイミングだった。「絵コンテを描いてほしい」「監督をお願いしたい」「タイトルバックだけでも」と、熱心に通ってくる磯さんに、舘野さんの心が動いた。「最初は、辞退したんです。ただ、私には原画は描けないけれど、制作を請け負って、演出、原画、動画、美術、仕上げ、撮影と、ふさわしい人を集めたら、素敵なものができるかもしれないというふうに考えるようになりました。新しい才能を見つけて、アニメの世界に入れてあげられたらいいな。そういう形のアニメーションへの恩返しもあるのかなって、いまは思っています。アニメーション監修なんて、考えもしなかったけれど、ジブリで体験したことが、全部、肥やしになっていたんだなぁって」刈谷さんの仕事を見て、舘野さんは思う。「とても素敵な絵コンテや原画を描いてきてくれて。手だれの完璧さはないけれど、とても若々しい。その危うさも魅力です。ジブリのころは、完璧さを求めてキリキリしたけれど、いまでは細かいところにこだわりすぎない豊かさを、私が逆に気づかされました。完成品はとても心ひかれるものになりました」舘野さんは、アニメーター役の俳優たちの技術指導も担当した。鉛筆の持ち方、線の引き方、紙を指でパラパラとめくって、動画の動きを確認する練習もした。「広瀬さん(なつ役)は集中力のある方で、仕事が丁寧で線がきれいでした。線には人が出るんです」磯さんは言う。「宮崎駿さんのような天才アニメーターを頂点に、1つのチームでアニメーションを作るやり方もあります。でも、個性的なアニメーターが集まって、それぞれの適材適所を見極め、面白いものを作っていくやり方もあると思います。そういう新しい可能性を舘野さんが中心となって切り拓いてくれたら、日本アニメの未来は、もっと素敵なものになると思います」周囲の期待は大きいが、舘野さんは謙虚だ。「もしかしたら、『なつぞら』は今までの苦労に対する私へのご褒美なのかな。『もう一度、アニメの現場に戻ってごらん』ってアニメの神様が言ってくれたのかな。ご褒美って、忘れたころにやってくるのかもしれませんね」宮崎さんや鈴木敏夫プロデューサーは、『なつぞら』を見てくれているのだろうか?「ご覧になっているかわかりませんが、怒っていなければうれしいです」
2019年08月16日NHK連続テレビ小説「なつぞら」に出演中の山田裕貴が8月13日、アメーバオフィシャルブログと自身のInstagramに中川大志との“#新郎ショット”を公開、ファンからは「美しすぎ」「ヤバ過ぎるツーショット」「さいっっこう!!!」といった声が相次いでいる。朝ドラ通算100作目となる本作では、ヒロインの奥原なつ(広瀬すず)の北海道の親友・小畑雪次郎を山田さんが、なつの職場・東洋動画で出会った演出家・坂場一久を中川さんが演じている。8月10日(土)放送の第19週・第114回には、なつと坂場、なつと姉妹のように育ってきた夕見子(福地桃子)と雪次郎の合同披露宴が北海道・十勝で行われ、話題となった。そして、13日に更新したSNSで山田さんは、「『 #なつぞら 』#新郎ショット」と綴り、タキシード姿の中川さんと紋付羽織袴姿の自身の2ショットを初公開。2枚目の写真では、「#カッコつけたらぶれました」「ぼくは二枚目になれなかった(笑)。だじゃれ。」と茶目っ気たっぷりなコメント。確かに、2枚目の写真では山田さんのキメ顔がぶれ気味…。この投稿にファンは「かっこいいー」「男前なお二人様」「美しすぎ」「シンプルにかっこいい」「イケメンボーイズ!!」「さいっっこう!!!」「ヤバ過ぎるツーショット」「ぶれてもかっこいい」などの声が殺到。さらに、山田さんのお茶目なだじゃれに、「だじゃれかわいい」「ダジャレ~(笑)いつも笑わせてくれてありがとうございます!」「上手いこと言うねぇ 座布団3枚!!」といったコメントも寄せられている。連続テレビ小説「なつぞら」は毎週月~土曜日8時よりNHK総合ほかにて放送中。※全156回(text:cinemacafe.net)
2019年08月14日広瀬すずが主演を務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」に出演する中川大志が8月12日、アメーバオフィシャルブログと自身のInstagramを同時に更新。先週話題を呼んだ“なつ”と“坂場”の結婚式のオフショットを広瀬さんへの想いとともに公開、ファンから「お似合い」「とっても素敵な結婚式」といった称賛と祝福メッセージが続々、中には「本当かと思った」という声も届いている。広瀬さん演じるなつがアニメーターとして働く東洋動画で出会った、“イッキュウさん”こと演出家・坂場一久を演じている中川さん。第19週・第114回では、なつと坂場、そして、なつと姉妹のように育ってきた夕見子(福地桃子)と雪次郎(山田裕貴)の合同披露宴が北海道・十勝で行われ、多くのファンを喜ばせたばかり。中川さんは自身の投稿で、広瀬さんへの想いを「同い年の役者として、心から尊敬する人。こうしてまた、なつぞらで共演出来た事が何より嬉しいです」と綴り、白無垢姿の広瀬さんとともにタキシード姿での仲睦まじい“坂場夫妻”の結婚式オフショットを初公開。彼らの新生活のスタートに、「明日から、また始まります。ここからです。どうか。よろしくお願いしまーーーす」と呼びかけた。この投稿にファンは、「本当に結婚して欲しい!ってくらい大好きな二人」「2人のコンビが大好き」「尊敬出来る関係っていいなぁ」「かっこいいし可愛い」「大志くんカッコよすぎ」「めちゃくちゃお似合い」「最高すぎます」と称賛する声や、2人の結婚式シーンに「感動のシーンでした」「新婚生活楽しみ~」「なっちゃんとイッキュウさんに幸あれ!」「とっても素敵な結婚式でした」「なっちゃん一久さんご結婚おめでとうございます」と感動と祝福のメッセージが殺到。そのほかにも、「中川さんの演技もとても素敵ですよ!」「いっきゅうさんが回を重ねるごとに魅力的になっていきます」などの声や、2人の結婚式写真公開に「本当に結婚したのかと思いました!」や「婚約発表かと思って心臓止まるかと思った」と驚いた様子の声も相次いでいる。連続テレビ小説「なつぞら」は毎週月~土曜日8時よりNHK総合ほかにて放送中。※全156回(text:cinemacafe.net)
2019年08月13日