現在公開中の『ハケンアニメ!』より観客のコメントと印象的な場面を合わせた特別映像が公開された。本作は、直木賞&本屋大賞受賞作家辻村深月の大人気小説を映画化。世界中が注目する日本のアニメ業界を舞台に、最も成功したアニメの称号=「ハケン(覇権)」を手にすべく奮闘する者たちの姿を描いた、“胸熱”お仕事ムービーだ。一世一代の大チャンスを掴んだ新人アニメ監督・斎藤瞳を吉岡里帆、彼女のライバルとなる天才ワガママ監督・王子千晴を中村倫也、瞳を振り回す掴みどころのない超クセ者プロデューサー・行城理を柄本佑、王子の才能に人生を懸ける作品命のプロデューサー・有科香屋子に尾野真千子と、実力派俳優陣が集結している。監督は『水曜日が消えた』の吉野耕平。さらに劇中アニメの制作には『攻殻機動隊』シリーズなどで知られるProduction I.Gをはじめ、日本を代表するアニメプロダクションやトップクリエイター陣が参加し、老舗アニメ制作会社・東映アニメーションが監修を手がけた。解禁された映像で「今も泣きそう」、「作品への愛がすごく伝わってくる」など、目を潤ませながら率直かつ胸熱な想いを語るのは、映画館で本作を鑑賞したばかりの観客たち。さらに主人公の新人アニメ監督・瞳(吉岡)が「(私の名前を)憶えてくれてるだけで、どれだけ誇らしい気持ちかわかりますか?」と力強く訴えるシーンや、瞳と“ハケン=(覇権)”を争う天才監督・王子(中村)が「ひたすら噛り付くようにやるしかないんだ」と生みの苦しみと闘うシーンをはじめ、それぞれの監督が手掛ける劇中アニメのワンシーンなど、映画のハイライトとなる場面が切り取られている。アニメ業界が舞台ながら、仕事やものづくりにかける主人公たちの熱い想いには、誰もが共感を覚えること必至の本作。これから映画を観る人もすでに観た人も、何度でも熱い感情が呼び起こされる本映像は必見だ。また公式サイトでは、映画の感動投稿キャンペーンと共に、ユーザーの人生を変えた一本を投稿する「ベストアニメ投稿キャンペーン」も実施中。劇中で瞳(吉岡)が王子(中村)の代表作『光りのヨスガ』に出会ってアニメ業界を志したように、自身に影響を与えた作品や心に残る“私のベストアニメ”が、日々大量に投稿されている。こちらもぜひチェックしてほしい。『ハケンアニメ!』公開中『ハケンアニメ!』感想&ベストアニメ投稿キャンペーン:
2022年05月27日直木賞&本屋大賞受賞作家・辻村深月の小説を映画化した『ハケンアニメ!』が現在公開中。この度、吉岡里帆、中村倫也らキャスト陣の笑顔が溢れるメイキング写真がシネマカフェに到着した。アニメーション業界を舞台に、最も成功したアニメの称号=「ハケン(覇権)」を手にすべく、奮闘する者たちの姿を描いた本作。そんな劇中で火花を散らす2本のアニメーションが、「サウンドバック 奏の石」(通称:サバク)と「運命戦線リデルライト」(通称:リデル)。同クール・同時間帯で視聴率を争うことに。吉岡里帆演じる新人・斎藤瞳が監督する「サバク」そのうちの1本「サバク」は、県庁に勤めていた元公務員だが、天才監督・王子千晴が手掛けるアニメと出会い、感銘を受け、一念発起してこの業界の門を叩いた主人公・瞳(吉岡さん)が監督を務める作品。彼女を起用したのは、敏腕プロデューサー・行城理(柄本佑)。アニメづくりに没頭したい瞳と、作品を売るためには手段を選ばず、瞳をあらゆる宣伝の場に引っ張り出す行城は、衝突しながらも、次第に心を通わせ、目標に突き進んでいく。異なる立場で同じ作品に携わっている2人。行城が瞳を挑発するような強気なセリフを投げかけると、瞳はムキになって反論することも。吉岡さんは「あんまり感情の起伏が激しいタイプじゃないんですけど、それ以上の、自分が出会ったことのない人と会うとああなるんだなというか。行城さんならではのパワーだと思いました」と行城の存在が瞳の感情的な一面を引き出すキーになっているのだと分析。一方、演じた吉岡さんと柄本さんの関係は良好だったようで、「(柄本)佑さんが出られている作品のイメージもあって、すごくクールで、ミステリアスな方なのかなと思っていたんですけど、実際お会いしたらすごく三枚目な方で、たくさん面白いお話をしてくださいました」と吉岡さんが柄本さんの魅力を明かし、「撮影している時に、自由にやっていいよという空気をすごく作ってくださっていたように感じて、とてもありがたかったです。面白い方なので、それが行城さんが持つ面白さともリンクして、すごく楽しかったです!」とふり返った。柄本さんもまた「非常に可愛いらしくて、現場でもすごく気を遣える方で、だけど演技では、芯の強さがある方だなと思いました。斉藤瞳役を演じる上で、地から割とぴったりなのかなと。あと、非常に心地よい声の方だという印象がありますね」と語っている。中村倫也演じる天才監督・王子千晴の作品「リデル」かつて監督デビュー作で世を席巻し大成功を収めたが、その後はヒットなし、実は崖っぷち状態の王子監督が手掛ける「リデル」。王子を口説き落とし、8年ぶりの新作を復帰の舞台として企画したのが有科香屋子(尾野真千子)。自由奔放な王子に日々振り回されながらも、唯一心を許せる存在となっていく。過去にも共演経験のある中村さんと尾野さん。尾野さんは「すごく落ち着いていて、お芝居も素敵で、やわらかさの中に強さがある。今回、近くで中村倫也という人を見ていて、『この人って本当に不思議な人だな、一つの中にたくさんのことが詰まっている人だ』という風に思って、以前よりすごく興味が湧きました。やっとそういう楽しみな人に合えたから、またご一緒したいです!」とコメント。中村さんは「とても気さくでフレンドリーな方なので、やっぱり安心感がありました。逆に王子と有科さんでいる時の方が違和感がありましたね」と話し、「物語の後半で、ちょっとした有科さんの女性の顔が垣間見れてよかったですね。すごいきゅんきゅんしました。(王子は)めちゃくちゃなこと言ってますけどね。ツンデレっぽい感じが漏れ出てくるといいますか・・・あのシーンは、小学生感を意識しました」と明かしている。本作鑑賞の際には、ぜひ、中村さんが思わず心を奪われた香屋子とのシーンに注目してほしい。『ハケンアニメ!』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ハケンアニメ! 2022年5月20日より全国にて公開©️2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会
2022年05月25日アニメ制作の舞台裏を描いた映画『ハケンアニメ!』の公開記念舞台挨拶が5月21日、東京・丸の内TOEIで行われ、主演の吉岡里帆をはじめ、共演する中村倫也、柄本佑、尾野真千子、高野麻里佳、吉野耕平監督が登壇した。最も成功したアニメ作品の称号・覇権(ハケン)をめぐって、地方公務員からアニメ業界に飛び込んだ新人映画監督の斎藤瞳(吉岡)と、瞳の憧れである業界のスター監督・王子千晴(中村)が熾烈なバトルを繰り広げる。劇中アニメの制作には『攻殻機動隊』シリーズなどで知られるProduction I.Gをはじめ、日本を代表するアニメプロダクションやトップクリエイター陣が参加し、老舗アニメ制作会社・東映アニメーションが監修を手がけている。吉野耕平監督プロデューサー陣が企画から7年の歳月をかけ、完成させた力作。挨拶に立った吉岡は「これだけ長い年月がかかった作品も、そうそうないと思います。劇中のアニメもそうですが、とんでもない数の人たちの結晶で、公開できたことが奇跡」と万感の思い。自身と演じた役柄を重ねながら「映画の中で瞳も言っていますが、いつか思い出してもらえる作品になればいいなと思う。私自身もそういう思いで仕事をしている」と熱き思いを明かし、「皆さんの感想が作品にパワーを与えてくれる」とファンに情報発信を呼びかけていた。吉岡里帆尾野真千子中村も「必ず元気がもらえる映画。とにかく観ろと言える」と強い手応え。瞳をサポートするプロデューサーを演じた柄本は「台本を読んだ段階でもウェルメイドなエンターテインメント作品だと感じたが、映画が出来上がり、奥行きがしっかり生まれた。想像以上に誰もが共感できる」と作品の魅力を熱弁した。中村倫也柄本佑また、人気声優の高野は、本作で声優を演じ、実写映画初出演。「私自身が声優なので、身が引き締まる作品。特にアフレコシーンは、満足していただけるよう気合いを入れた。オーディションでは、吉野監督に声優の特殊な環境をいろいろお話した」と振り返っていた。高野麻里佳舞台挨拶には主題歌「エクレール」を手掛けるジェニーハイから、小藪千豊、川谷絵音、新垣隆、中嶋イッキュウの4人が駆けつけた。川谷が「映画を観た人がもう一度感動できるような歌詞にしたかった。何回も書き直して、僕の中でも思い入れが強い」と楽曲への思いを明かすと、吉岡は「登場人物の思い全部をすくい取ってくれる最高の主題歌。メロディも楽しい」と絶賛していた。ジェニーハイ取材・文・写真=内田涼<作品情報>『ハケンアニメ!』全国公開中
2022年05月21日映画『ハケンアニメ!』(5月20日公開)の公開記念舞台挨拶が21日に都内で行われ、吉岡里帆、中村倫也、柄本佑、尾野真千子、高野麻里佳、ジェニーハイ(小籔千豊、川谷絵音、新垣隆、中嶋イッキュウ)、吉野耕平監督が登場した。同作は辻村深月による同名人気小説の実写化作。アニメ業界に飛び込んだ斎藤瞳(吉岡)は、監督デビュー作で憧れのスター監督・王子千晴(中村倫也)と最も成功したアニメの称号=覇権を争うことに。天才として名を馳せる王子は、プロデューサー・有科香屋子(尾野真千子)とタッグを組み8年ぶりに監督復帰を果たすことになっており、瞳はクセ者プロデューサー・行城理(柄本佑)や個性的な仲間たちと共に、汗と涙と鼻水にまみれ、アニメの頂点=ハケンアニメの称号を手にすべく奮闘を重ねる。吉岡は「プロデューサーの方が7年かかったとおっしゃってたので、こんなに長い年月をかけて作る映画ってそうそうないと思いますし、公開できたのが奇跡と思えるような一歩になった」としみじみ。「劇中アニメが本当にすごくて、アニメを作るチームとか、とんでもない量の方達の努力の結晶ということで伝わっていたらいいなと思います」と語りかけた。また、同作のテーマに絡めてずっと好きなことを聞かれると、吉岡は「グミ」というフリップを掲げ、「子供の時、歯が生えてきたくらいからずっと食べ続けてきてるので。なのに虫歯とかにならず、グミとの相性もいい」と自信を見せる。一方で、中村は柄本に「グミもらったことある?」と尋ね、柄本が「ない」と答えると、「俺もないの。以前発覚して。仲良くなった人にはグミあげるんだって」と教える。柄本が「へえ〜、そうなんだ」と反応すると、吉岡は「また、おいおい!」と焦りながら弁解していた。
2022年05月21日映画『ハケンアニメ!』(5月20日公開)の公開記念舞台挨拶が21日に都内で行われ、吉岡里帆、中村倫也、柄本佑、尾野真千子、高野麻里佳、ジェニーハイ(小籔千豊、川谷絵音、新垣隆、中嶋イッキュウ)、吉野耕平監督が登場した。同作は辻村深月による同名人気小説の実写化作。アニメ業界に飛び込んだ斎藤瞳(吉岡)は、監督デビュー作で憧れのスター監督・王子千晴(中村倫也)と最も成功したアニメの称号=覇権を争うことに。天才として名を馳せる王子は、プロデューサー・有科香屋子(尾野真千子)とタッグを組み8年ぶりに監督復帰を果たすことになっており、瞳はクセ者プロデューサー・行城理(柄本佑)や個性的な仲間たちと共に、汗と涙と鼻水にまみれ、アニメの頂点=ハケンアニメの称号を手にすべく奮闘を重ねる。作品について聞かれると、中村は「僕も初号を見てから早く皆さんに佑のズルかっこよさをお届けしたいと思っていた」と柄本を推す。柄本は「返す刀で言わせてもらえば、倫也くんのズルボディ。あのボディはいい。風呂上がりの王子監督」と、中村の半裸シーンを推薦。「なんか説得力がありますよね、こもってガーっとなってるという。あれでバキバキになってたら、『お前こもってねーだろ、ジムに行ってるじゃねえか』と言われちゃいますから」と、鍛えていないところを絶賛する。中村は「我々、モテない設定なのにバッキバキのやつとか冷めるタイプなんですよ」と答え、柄本は「説得力がありました。あれを早くみんなに見てもらえたら」と語った。またこの日は「好きをつらぬけ」という同作のキャッチコピーにちなみ、キャストが貫いている好きなことについて明かす場面も。中村は「テオ・エルナンデス」と掲げ、「サッカーが好きで、ACミランというイタリアのチームがもうすぐ優勝しそうなんです。左サイドバックで、ミランの戦術をになっている代表的な選手です」と紹介する。それに対し、柄本が「裏で事前に聞いてたんですが、知らないからなんなんだろうと。『作家?』と聞いたら『1番近いかも』って言ってたんだけど、それってどういう意味だった?」と尋ねる。柄本は自分で口に出しながら「あ、サッカーってこと!?」と、中村が音の近さでヒントを出したことに気づいたようで、爆笑。中村は「名前だけでも覚えて帰ってください」と新人俳優のようにアピールしていた。
2022年05月21日この夏のTBS新金曜ドラマは、有村架純×中村倫也のW主演で贈るリーガルエンターテインメント「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」を放送。この度、本作にさだまさしが出演することが決定した。本作は、4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガル・石子(有村さん)と、1回で司法試験予備試験と司法試験に合格した高卒の弁護士・羽男(中村さん)の“石羽コンビ”が、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む物語。さださんが演じるのは、2人が働く「潮法律事務所」の所長で弁護士・潮綿郎。困っている人を放っておけない根っからのお人好しで、誰とでも友達になり、綿のようにふわふわとした性格。無料で相談を受けてしまうため、娘の石子からいつも小言を言われているキャラクター。羽男を事務所にスカウトしたのも綿郎で、誰にも弱音を吐けない羽男が唯一、心を開く相手でもある。俳優として連続ドラマにレギュラー出演するのは、今作が初となったさださんは「全部が新鮮で撮影現場のスタッフさんの動きを見ているだけで楽しいですね。スタジオに置いてある小道具を見たり、積んである本を読んで面白いこと書いてあるな、と感じたりしています」と撮影に参加した感想を明かし、「温かな小さな町の人情ドラマなので、安心して楽しんでいただけるかなと思います。僕も楽しみに参加させていただきます」とコメントしている。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は7月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年05月20日吉岡里帆と中村倫也がアニメーション監督を演じるお仕事ムービー『ハケンアニメ!』より、人気創作集団CLAMPとのコラボビジュアルが公開された。アニメシリーズも人気の「カードキャプターさくら」シリーズや、「魔法騎士レイアース」「ちょびっツ」などで知られ、現在公開中の「XXXHOLiC」実写化映画『ホリック xxxHOLiC』も話題のCLAMP。原作小説「ハケンアニメ!」に続き、映画化公開に先駆けて発売中のスピンオフ作品集「レジェンドアニメ!」でも表紙イラストを手掛けているCLAMP。今回のビジュアルでは、小説発表時に描き下ろした、主要登場人物や劇中アニメに登場するキャラクターたちの挿絵と、実写キャスト陣をコラージュさせた。また、数量限定の入場者プレゼント情報も明らかに。公開1週目の5月20日(金)からは、先日発表された漫画家・窪之内英策描き下ろしの斎藤瞳(吉岡里帆)イラストポストカード。公開2週目の5月27日(金)からは、CLAMPコラボビジュアルのポストカードを配布する。いずれも、各週先着20万枚限定となっており、なくなり次第配布終了のレアアイテムだ。『ハケンアニメ!』は5月20日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ハケンアニメ! 2022年5月20日より全国にて公開©️2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会
2022年05月16日この世に才能なんてものがあるから、人は苦しむのかもしれない。5月20日(金)公開の映画『ハケンアニメ!』は、アニメ業界で闘う者たちを描いた熱血エンタテインメント。その中で中村倫也は天才監督・王子千晴を演じている。ものづくりに情熱を注ぐ人々の奮闘に胸が熱くなると同時に、己と才能という最も直視したくないものと限界まで向き合うさまは、どこか凄絶ですらある。天才を演じた中村倫也は、才能というものについてどう考えているのだろうか。自分を超える作業は、魂を雑巾絞りするようなもの初監督作品『光のヨスガ』で社会現象を巻き起こし、一躍時代の寵児となった王子千晴。普段の飄々とした態度は、まさに天才そのもの。だが、その内側にはゼロからものを生み出すことへのプレッシャーと焦燥が渦巻いていた。「僕と王子とでは置かれている状況のレベルが違いますけど、僕もエッセイを書いている中で『出ないなあ』というのは何度もあったので、そのへんの生み出す人の焦りはわかる部分もありました。そういう自分を超える作業って孤独だし、魂を雑巾絞りするようなものですからね」部屋で大量の紙に埋もれながら、己の才能とひとり格闘する王子。演ずる中村が見せた怒りにも似た苦悶の表情は、今まで見ることのないもので、心を撃ち抜く強度がある。「役者やっててもありますよ。たとえば台本を読んだとき、こいつのこの感情知らないなみたいなことは都度都度あって。そのときはやっぱり事前に家でそれを探さなきゃいけない。そのときはたぶん、あんな感じの顔を僕もしているんだろうなって。目、キマってるんだろうなと思います(笑)」だが、王子は決してその苦悩を他人には見せない。中村倫也という俳優もまた創作過程における努力や苦労は易々と明かさない人に見える。「見せるものじゃないんでね。手品師がタネを明かすのと一緒で。舞台とか如実にそうですけど、観客がこの役者頑張ってるなって思うのって物語に入り込むのを妨げる要因の一つになる。僕たちは観ている人たちを驚かせなきゃいけないし、役に説得力を与えなきゃいけない。この役者頑張っている、になっちゃいけないんですよね」インタビューでも、時にはぐらかすように、わざと茶目っ気たっぷりのユーモアで核心を包み隠す。つかめそうで、つかめない。だから人はもっと中村倫也のことが知りたくなる。「誤魔化し誤魔化しでやっていますね(笑)。そこは申し訳ないなと思いつつ。演技論なんて言った途端安くなるし、それを毎回毎回全部出してたらすぐゼロになる。だから、お互いwin-winの関係でいるためにも、ある程度はぐらかして、代わりに嘘も交えて、ギャグをかましつつみたいなことは、僕の『プロフェッショナル 仕事の流儀』です(笑)」若い頃は、周りに突っかかることもありました劇中では、アニメに懸けるさまざまな立場の仕事論が描かれていく。柄本佑演じる鬼プロデューサー・行城理は徹底的な数字主義者。中村もまた人気と共に責任ある役を多く任されるようになり、そこには当然数字や評価がつきまとうようになった。「ぶっちゃけあんまり気にしてないんですよね。視聴率とか興行収入とか動員数とか、全部あるに越したことないと思ってるし、主演という立場をやらせてもらえるようになってるので、そのへんはもちろん背負わなきゃいけないんですけど。作品か数字かの二者択一で言えって言われたら、そんなことより現場でみんなが楽しんでる方がいいってなっちゃう。で、理想は二者択一じゃなくて両方やればいいじゃんっていうのが僕の考えです。極論ですけど」一方、中村演じる王子の仕事論も印象的だ。「どれだけやろうが納得いかないものを世に出したらおしまいなんだよ」――アニメ放映に向けて周囲が着々と制作準備を進める中、その内容に納得がいかない王子は、そう言ってこれまで積み上げてきたものをひっくり返そうとする。はたから見れば、傍若無人。その一切妥協をしない姿勢は、一緒に働く分には困りものだけれど、どこか憧れる部分もある。「僕は迷惑かけるタイプじゃないので王子みたいなことはしないですけど、でもなんか若い頃はね、ありましたよ。役者のくせに、この本、もっとこうしたら良くなるんじゃないかみたいに突っかかることも。だから僕のことを嫌いな演出家とかもいっぱいいると思うんですけど。でもそれはそのときの誠意だったんだよね」それは、今の柔らかくてゆったりとした空気の中村倫也からは想像もつかない姿だ。「まあそこは大人になりましたよね(笑)。うまく立ち回れるようになったというか。いつもものづくりをしてて思うのは、意見のすれ違いだったり、ちょっとした衝突だったり、なんやかんやあったとしても、結局みんなが良くしようと思ってやってるっていうのが大前提。そのへんのスポーツマンシップさえあれば、どんなことが現場で起こっても、わりと平気になりましたね。自分のことだけじゃなく」なんでもかんでも誰かのおかげですって言う人は好きじゃない時にワガママともとられる王子の言動に手を焼きつつ、彼が持てる才能をすべて発揮できるよう舞台裏で奔走するのがプロデューサー・有科香屋子(尾野真千子)だ。どんな天才も、どんなスターも、ひとりでものはつくれない。人の支えが、才能をさらに高くへ羽ばたかせるのだと感じさせてくれる作品でもある。「作品として見たときに僕の心に残ったのはそっち側だったんですよね。王子だったり瞳(吉岡里帆)だったり、これをやりたいというものがある人のために、支えて動いてくれる人がいる。そこにぐっと来ました。それはきっと僕の中にもそういう経験があったりするからでしょうね。会社の人間もそうだし、現場の仲間たちもそうだし、別に自分のために動いてくれる。そんな大げさなことじゃなくても、誰かが何かを発して、それに周りが連動すること自体、美しいよなと思います」だが、それこそ「若いとき」は、その美しさなど感じる余裕もなかった。「もう自分自分です(笑)。それがいつのタイミングだったか詳しく覚えてないですけど、ひとりじゃ何もできないよなあと思えるようになって。と、同時にこうも感じたんですよ。自分の努力もないとできないよなって」そう言って、中村は続ける。「なんでもかんでも誰かのおかげですって言う人は好きじゃないんですよ。嘘つけって、お前が歯食いしばってやってきたからだろうって思う。たぶん日本人的な美意識がそんなに強くない方なんです、僕は。おかげさまでって言葉があんまり言えないタイプなんで(笑)」耳心地の良い綺麗事だけで語らない。ちょっとひねくれた部分も厭わず見せる。そんなところもまた中村倫也のいとおしさだ。「本当なら、他人のミスを自分の責任だと捉えて、自分の成功を他人の手柄だと思えたらいいんですけどね。でもそればっかだと、模範解答してんじゃねえよってなっちゃうので、僕みたいな性格の人間は特に(笑)。だから、誰かのおかげも自分のおかげも両方必要なんじゃないかなっていうのは、いつだったか同時に思いましたね」旬や流行が過ぎ去ることは怖くない天才監督・王子を演じた中村。芸能界という才能がひしめき合う世界で生きてきたからこそ、自分の才能にも他者の才能にも敏感なところはあるはず。この世に「天才」というものははたしているのだろうか。「天才はいるんじゃないですか。僕の中で天才の定義があるんですよ。簡単に言えば、若くして周りがほっとかない人が、天才。その定義で言うと、自分は周りからいくらでもほっとかれていた若手時代だったんで、才能がないなっていうのは痛感いたしまして。だけど、そんな人間が今もこうしてやらせてもらえることから考えても、才能だけじゃないんじゃないのとは思う。真面目な話、才能なんてものは最初のスタートダッシュなだけで。才能があろうとなかろうと、それを持続できるガソリンというかね、向上心とか努力とか好きっていう衝動の方が、長い目で見たら大事だなって思いますね」そう語る横顔に、先ほど彼が口にした「嘘つけって、お前が歯食いしばってやってきたからだろうって思う」という言葉がよぎった。中村倫也が世に出てきたのは、人の支えはもちろんある。でも間違いなく、スポットライトが当たらない場所で、彼が努力を積み重ねてきたからだ。「僕の場合、役者として幸せになれる未来がまったく見えないスタートだったんで、まあ、おのずと必死こきますよね。そうすると、なんだよこの現場って思ったり、なんだよこの役って思うような役でも、自分の気持ちと姿勢次第で学べることが見つかる。たとえ1日に1カットも撮られない日があろうと、台詞が1行もない台本を渡されようと、どの出会いも無駄にしたくないなっていう想いだけは人一倍ありました。まあ、無駄にできない状況だったからですけど」そして今、中村倫也という才能を多くの人が認めている。王子千晴は『光のヨスガ』という伝説のアニメを生み出すも次が続かず、8年もの間、表舞台から姿を消していた。光り輝く場所に立てば、今度は才能が消費される恐怖が生まれる。だが、その恐怖とは中村倫也はどうやら無縁のようだ。「消費されることに対しては、特に何にも思っていないです。旬とか流行みたいなものは、そのうち過ぎ去るだろうなとは思ってたんで、別に怖くはないですし」この達観とも客観とも言える姿勢。それは、流行が過ぎ去っても怖くないと思えるだけの、揺るぎない自信があるからなのだろうか。「自信なんてひとつもないです。でも取り繕ったところで、自分は自分でしかないというか。明日、プロレスラーに喧嘩で勝てって言われても勝てないですし。その都度できることをやっていくしかない、って思っているから怖くないのかな。それより怖いのは、過去の自分と同じ表現をしちゃうこと。そうならないように、とは思っています」一過性の人気や流行ではなく、向き合うべきは自らの表現。これだけ熱狂の渦にいても、まるで舞い上がったところが見えないのは、そう理解しているからだろう。一度やった役をコピー&ペーストするような芝居はしない。作品ごとにまるで異なる顔を見せる中村倫也の演技は、そんな矜持に支えられていた。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント中村さんのサイン入りポラを1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!(クレジット)撮影/友野雄、取材・文/横川良明
2022年05月16日辻村深月さんによる原作小説『ハケンアニメ!』が、ついに実写映画化。ここでは、大手スタジオ・トウケイ動画、シリーズアニメの監督に抜擢された新人・斎藤瞳を演じる吉岡里帆さんと、デビュー作『光のヨスガ』が驚異的なヒットとなった伝説のアニメ監督・王子千晴を演じる中村倫也さんの対談をお届け!――昨年の劇団新感線の舞台『狐晴明九尾狩』でも共演していたおふたりですが、じつはこの映画の撮影が初対面だったとか。中村倫也:初めて会ったとき、ものすごい壁を感じましたよ。まあ、初対面なのにイエーイってノリでいっちゃったせいもあるけど。吉岡里帆:びっくりして、めちゃくちゃ警戒しちゃいました(笑)。中村:あそこで、デリカシーがないやつだと思われたみたいで…。吉岡:デリカシーがないとは思ってないですけどね。中村:でも、女性の危機察知能力でアラート鳴ってたでしょ?吉岡:完全にアラートは鳴ってました。まさかこんなに面白い方だとは思ってなかったので。単純に…セクシーすぎて怖いみたいなことってあるじゃないですか。中村:何言ってんだ?絶対に今、思ってないこと言ったでしょ。――中村さんは吉岡さんにどういう印象を持たれたんですか?中村:真面目で一生懸命頑張る子。吉岡:その通りです(笑)。中村:あと“どんぎつね”。吉岡:それも間違いじゃないです。――映画と舞台を経て、お互いの印象は変わりました?吉岡:変わりました。面白い方だなって。どこまでがふざけていて、どこまでが真面目なのか、境界線がわからないんですけど。あと単純に、舞台のときの座長っぷりが本当に素晴らしかったんです。冗談めかしているけれど、じつは一番真面目な方なんじゃないかと。中村:(おどけて)そうなんだよね。根が真面目なんだよね~。吉岡:(笑)。でも本当にとても気配りされるというか、カンパニー全体が楽しくやれるように皆さんに接していらして、そういう現場の向き合い方がとてもいいなあと。中村:俺の場合、里帆ちゃんに当初抱いたイメージはその通りだけど、ちょっと天然な面もあるんだなってのが見えてきたというか。真面目すぎるから全部を抱え込もうとするんだけど、それが追いつかなくなったときの里帆ちゃんの開き直りが結構好き(笑)。吉岡:いろいろ見せたくないところも、目撃されちゃっていますから…。中村:それを俺は横から見て、ニコニコしてました。――たとえばどんな場面でですか。吉岡:たぶん、新感線の稽古場でのことですよね。いのうえ(ひでのり)さんの演出があまりに緻密で、繰り返し同じ場面を稽古するので、どっかでパーンって頭がスパークしちゃったんです。中村:そのときの里帆ちゃんて、すごいわかりやすく、プレーヤーでいうところのチャプター飛ばしボタンを押してる状態になるんですよ。今、心の中で連打してるなって思いながら見てた(笑)。吉岡:めちゃめちゃ恥ずかしくて嫌なんですけど、それ(笑)。中村:でも、そういう無意識の状態が面白いんだよね。舞台でご一緒したときは、何かその魅力をうまいこと板の上に出せたらいいなって考えてましたね。――今お話を聞いていても、おふたりとも役柄と似ているな、と。吉岡:瞳って、感情を溜め込んで溜め込んで、周りの人たちからの刺激があって初めて爆発させるみたいなキャラクターかなと思うんですけど、そこは似ているかもしれません。ひとりでやっているときは冷静で理想が高くて…。でも、モノづくりってそんな簡単なものじゃなく、王子とか行城(理)にいろいろ言われて瞳が感情を出す場面とか、めちゃめちゃ自然にお芝居できました。中村さんと初対面のときに警戒心を感じたのは、何か一種の…劇中で瞳が王子に抱く強い憧れの気持ちからくる畏怖みたいなものだったのかなと。そういう存在と対峙したときに、瞳の本質的なものがバーンって出てきた。それは中村さんとだったから出てきたんだと思います。――まさにおふたりが直接対峙するシーンがそんな感じでした。吉岡:そうなんです!中村:あのシーン、めちゃくちゃいいシーンになってたよね。吉岡:王子がわざと瞳を挑発するような態度をとるんですけど、その表情とかを見ていたらクッソーみたいな気持ちになりましたもん。中村さんと一緒だと、そういうのしょっちゅうです。中村:それは普段ってこと?吉岡:普段もです!なんか私がムキーッてなるような言い方してくることありません?中村:(大爆笑)吉岡:私が悔しがるポイントがわかりすぎてて…。――戦略ですか?中村:いやいや自分ではわかんないです。芝居は全部わざとですが。吉岡:あれは天然だと思います。天然じゃなかったら…ちょっともう、勘弁してください(笑)。中村:でも王子と瞳のシーン、里帆ちゃん、泣いてましたよね。吉岡:泣く気は全然なかったんですけど、幼い頃からシビアな現実を突きつけられて育ってきた瞳は、大人になって王子の作品に出合って、救われたっていう想いがあるんですよね。そういうバックボーンを背負った瞳として、あれを作った人が目の前にいるって考えたら、震えが止まらなくなって…。中村:フフフ…(笑)。吉岡:中村さんって、人柄もだし、不思議な魅力というか引力があるんですよね。その中村さんが王子を演じたからこそ、瞳が我慢して抑えてきたものの蓋が開いたのかな、みたいな感覚がありました。中村:あのシーンをやってるときは、自分はそこまで具体的にわかってなくて。予感はあったんだけど、出来上がったものを見て、このシーン、想像を超えてきたなと思った。王子も瞳も、自分の内側からのプレッシャーと外からかけられる圧力と、いろんな負荷を感じながらあの場にいるんだよね。そんな中で瞳が、抱えていたものを吐き出してアウトオブコントロールになってく様を前にして、それまでカリスマ然としていた王子のいろんなものがほぐれて、彼自身もアウトオブコントロールになっていく。互いが互いに影響されて起こった反応だから、予想できないシーンになっていて、なんかお芝居を超えて、そこにちゃんと生きてる人間がいるなって思えて、すごくいいシーンだなと。吉岡:ですね。中村:ただ王子も瞳も、もう少し社会性は身につけた方がいい。吉岡:私も、もうちょっとうまく立ち回ろうよ、って思ってました(笑)。中村:でも、監督の吉野さんもわりとそういう人だし、世の監督っていう人はああなのかもしれない。吉岡:吉野さん、不器用ですもんね。瞳は、かなり吉野さんエッセンスが強めなので、もうこれは吉野さんそのものだ、って思っていました(笑)。中村:そうそうそう。吉野さんが思うクリエイター像って、たぶんああいう感じなんだろうね。映画『ハケンアニメ!』新人アニメ監督・斎藤瞳を吉岡里帆、彼女を振り回すプロデューサー・行城理を柄本佑、天才監督・王子千晴を中村倫也、王子に振り回されるプロデューサー・有科香屋子を尾野真千子が演じる。この2組、覇権を取るのはどっち!?監督/吉野耕平脚本/政池洋佑出演/吉岡里帆、中村倫也、柄本佑、尾野真千子ほか5月20日より全国公開。©2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会よしおか・りほ1993年1月15日生まれ、京都府出身。現在、出演する蜷川実花監督の映画『ホリックxxxHOLiC』が公開中。7月にはパルコ劇場にて、初の単独主演を務める舞台『スルメが丘は花の匂い』も控えている。ドレス¥59,400パンツ¥61,600(共にMM6 Maison Margiela/マルジェラ ジャパン クライアントサービス TEL:0800・000・0261)なかむら・ともや1986年12月24日生まれ、東京都出身。2014年の舞台『ヒストリーボーイズ』で読売演劇大賞優秀男優賞受賞。10月には、主演ミュージカル『ルードヴィヒ~Beethoven The Piano~』が控えている。シャツ¥66,000(ラキネス/アルファ PR TEL:03・5413・3546)中に着たシャツ¥34,100(アンデコレイテッド/アンデコレイテッド TEL:03・3794・4037)パンツ¥28,600(デザインワークス/デザインワークス 銀座 TEL:03・3573・6210)シューズ¥39,600(フット・ザ・コーチャー/ギャラリー・オブ・オーセンティック TEL:03・5808・7515)ソックスはスタイリスト私物※『anan』2022年5月18日号より。写真・MELON(TRON)スタイリスト・Maki Maruko(吉岡さん)小林 新(UM/中村さん)ヘア&メイク・北原 果(KiKi. inc/吉岡さん)Emiy(中村さん)文・望月リサ(by anan編集部)
2022年05月15日辻村深月さんによる原作小説『ハケンアニメ!』が、anan連載から10年を経て、ついに実写映画化。ここでは、デビュー作『光のヨスガ』が驚異的なヒットとなった伝説のアニメ監督・王子千晴を演じる、中村倫也さんにお話を伺いました。主人公・斎藤瞳の人生を大きく変えたアニメーション作品『光のヨスガ』の生みの親であるアニメ監督・王子千晴。この作品で鮮烈なデビューを果たし天才と謳われるも、作品への強いこだわりと突拍子もない言動で周りを振り回す。吉野耕平監督が、このキャラクターにぴったりと白羽の矢を立てたのが中村倫也さん。「僕はあんなに面倒くさくないですけどね」。そう言って、少し含みを持たせたような笑顔を向けた。「王子は、もともとの性格として人を振り回す天然な一面がありつつも、どこかで世間が自分に期待していることへのアンテナも持っている気がするんですよね。どこまで彼が需要を理解して天才然として振る舞っているのか、そのバランスは自分の中で決めずに演じていました。ただ、1作目を経ている王子と、まだ1作目を制作中の瞳とではメディアへの対応の仕方やいろんな面で差はあるだろうから、ふたりの場面では、そこの対比は意識して演じてましたね」本作自体は、アニメ業界で奮闘する人々が描かれた映画。しかし、明確な正解のないモノづくりの世界において、個々がこだわりとプライドを持ち仕事に臨む姿を、自身の環境と重ねて見たと話す。「ここに出ている人たちの持っている感覚とか感情っていうのは、僕も通過してきたことだったり、今もリアルタイムで感じたりしているもの。だから、すごく近い自分ごとのように感じて見ていました。クリエイティブの世界にいる人なら、誰しも共感する部分が多い作品だと思います。でも、こういう業界だけじゃなく、たとえば仕事でも部活でも受験でも、何か形のない目指すものがあって、それを達成するために頑張っている人であれば、この作品に励まされる部分がある気がします。僕自身が見ていてウルッときたのは、さまざまな場面で、誰かが自分のこだわりを発動したとき、それを実現させるためにサポートしてくれたり、一緒に組んで走ってくれたりする人がいるところ。チームっていいなって思ったんですよね。その、人の繋がりみたいなものも、見どころだと思います」そう伺ったら聞いてみたいのは、中村さんの俳優としての矜持。「僕らは監督からOKを出される側なんで、出されなかったらしんどいですけれど、自分としてはやるだけやるっていうだけですよ」とはいえ、舞台になれば、演出家という存在がいるとはいえ、あるところでその手を離れて俳優たちに委ねられるもの。「たしかに、舞台は演出家がいろいろ決めてくれたり整えてくれたりはしますけど、いざ本番が始まれば俳優次第。幕が開いてもなお、それぞれが勝手に芝居を上へ上へと伸ばそうとして、千秋楽が終わってもまだ反省しているくらいの探究心とか向上心みたいなものがある人たちが揃うと、いい作品が作れますよね。自分もわりと、放っておいてもそういうことをしているタイプではあります。モノづくりにおいての正解って、やる人や受け取り手の数だけあると思うんですよ。そういうものだし、そこがいいとも思うし。ただ、確実に不正解っていうのはあって、その不正解を踏まなければOK。そう考えると、OKラインは低い世界なのかもしれないですよね」それは演じた王子も同じ。「若く才能があるクリエイターが出てきて、自分の手がけた作品の裏で彼女が監督するサバクが放送されるわけです。視聴率のこともあるし、王子としては瞳は意識せざるを得ない存在ではあったと思います。ただ、サバクをシンプルに褒めていたりもして、すごくスポーツマンシップがあるっていうかフェアな人でもある。つまるところ、王子自身もずっと自分と向き合っているんです。クリエイティブって、誰かと比べてもしょうがない世界だからこそ、どれだけ上を目指してチャレンジしていくかは自分次第ですよね」同じ作品でも見る人によって、受け取り方が違うのがエンターテインメントの難しく厳しいところ。「でも、見た人それぞれがいろんなことを想像できた方が楽しい作品も多いじゃないですか。そういう場合は、あえて自分も何も決めずにやるってことありますしね」そんな中村さんに質問。どうしてこの業界に入ったんですか?「高1のときに知り合いから誘われて、養成所に入ったのが入り口なんです。当時、やっていたサッカーをやめて暇だったのと、映画が好きだったのもあって、これもご縁かなと思って。あと単純に、ちやほやされるかなと(笑)。ただ、そう思うようにはうまくいかないですよね。どんな仕事もですけれど、最初からやりたいことがやれるわけじゃないし、望むものが手に入るわけじゃないし。そういうのを経て、ちゃんと売れなきゃって思ったのは25歳くらいですかね。腐ってクズ人間になりかけたんですけど、この状況を変えるにはやるしかないなって気持ちを切り替えて今、って感じです」そして“人生を変えた作品”と出合う。それが’14年の初主演舞台『ヒストリーボーイズ』だ。「これでうんともすんともいかなかったら役者を辞めようって思ってたんですよね。そしたら観てくれた人たちがよかったって言ってくれた。自分自身も、小川絵梨子という演出家や、あのチームのみんなと舞台を作っていく中で、これまで知らなかった扉に手を触れられたような気がして。もうちょっと続けようかなって思って、今に至っている。そういう意味で、この舞台は自分にとってはとても意味のある作品でしたね」映画『ハケンアニメ!』新人アニメ監督・斎藤瞳を吉岡里帆、彼女を振り回すプロデューサー・行城理を柄本佑、天才監督・王子千晴を中村倫也、王子に振り回されるプロデューサー・有科香屋子を尾野真千子が演じる。この2組、覇権を取るのはどっち!?監督/吉野耕平脚本/政池洋佑出演/吉岡里帆、中村倫也、柄本佑、尾野真千子ほか5月20日より全国公開。©2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会なかむら・ともや1986年12月24日生まれ、東京都出身。2014年の舞台『ヒストリーボーイズ』で読売演劇大賞優秀男優賞受賞。10月には、主演ミュージカル『ルードヴィヒ~Beethoven The Piano~』が控えている。シャツ¥66,000(ラキネス/アルファ PR TEL:03・5413・3546)中に着たシャツ¥34,100(アンデコレイテッド/アンデコレイテッド TEL:03・3794・4037)パンツ¥28,600(デザインワークス/デザインワークス 銀座 TEL:03・3573・6210)シューズ¥39,600(フット・ザ・コーチャー/ギャラリー・オブ・オーセンティック TEL:03・5808・7515)ソックスはスタイリスト私物※『anan』2022年5月18日号より。写真・MELON(TRON)スタイリスト・小林 新(UM)ヘア&メイク・Emiy文・望月リサ(by anan編集部)
2022年05月15日篠原涼子主演映画『ウェディング・ハイ』のBlu-ray&DVD、デジタル配信が8月3日(水)よりリリースされることが決定。篠原さん、中村倫也、関水渚、岩田剛典によるコメント映像も公開された。篠原さんが3年ぶりに映画の主演を務めた本作は、結婚式を舞台にしたハチャメチャ大騒動な物語。篠原さんがNOと言わないウェディングプランナーを演じているほか、結婚式の主役、新郎新婦を中村倫也と関水渚、新婦の元カレを岩田剛典、式場に現れる謎の男を向井理、主賓挨拶に人生を懸ける上司を高橋克実と、豪華キャストが個性的なキャラクターを演じている。バカリズム完全オリジナルストーリーとなる本作は、劇場公開時には、「結婚式あるある!」「めちゃくちゃ笑った」「バカリズムさんが仕掛ける伏線回収がお見事!」など絶賛の声で溢れ、満足度95.6%を記録。今回リリースされる<特別版Blu-ray>は、映像特典や音声特典が大充実の完全保存版。メイキング映像、イベント映像集など、裏側をより楽しめる内容だ。また、各シーンの解説や裏話、撮影当時のエピソードなどが繰り広げられる、篠原さん、中村さん、関水さん、岩田さん、大九明子監督による副音声コメンタリーも収録される。(cinemacafe.net)■関連作品:ウェディング・ハイ 2022年3⽉12⽇より全国にて公開(c)2022「ウェディング・ハイ」製作委員会
2022年05月14日篠原涼子主演『ウェディング・ハイ』のBlu-ray&DVDの発売およびデジタル配信が8月3日(水)に決定した。それを記念して篠原涼子、中村倫也、関水渚、岩田剛典からコメント動画が解禁されている。本作は、芸人・タレントとしても活躍するほか、向田邦子賞やギャラクシー賞を受賞するなど、脚本家としてもその才能を発揮するバカリズムが手掛けた完全オリジナルストーリー。監督は『勝手にふるえてろ』『私をくいとめて』で数々の賞を受賞した大九明子。主演の篠原涼子をはじめ、中村倫也、関水渚、岩田剛典、向井理、高橋克実などが、抱腹絶倒の波を巻き起こす。ほかにも、中尾明慶、皆川猿時、六角精児、尾美としのり、浅利陽介、前野朋哉、池田鉄洋、片桐はいり、臼田あさ美、宮尾俊太郎、泉澤祐希、佐藤晴美ら、多彩なキャストが勢揃いした。ウェディングプランナーの中越(篠原涼子)に支えられ、新郎・彰人(中村倫也)と新婦・遥(関水渚)のカップルは幸せな式を迎える、はずだった。しかし、スピーチに人生を懸ける上司・財津(高橋克実)をはじめ、クセ者参列者たちの熱すぎる思いが大暴走。式はとんでもない方向へ?中越は披露宴スタッフと共に 数々の問題を解決しようと奔走するが、新婦の元カレ・裕也(岩田剛典)や、謎の男・澤田(向井理)も現れる。果たして、絶対に「NO」と言わない敏腕プランナーは全ての難題をクリアし、最高の結婚式をふたりに贈ることができるのか。特別版Blu-rayは映像特典や音声特典が大充実の完全保存版。メイキング映像、イベント映像集など、裏側をより楽しめる映像が盛りだくさんとなっている。また各シーンの解説や裏話、撮影当時のエピソードなどが繰り広げられる、篠原涼子、中村倫也、関水渚、岩田剛典、大九明子監督による副音声コメンタリーも収録。劇場公開時に好評を博した爆笑トークは見逃せない。到着したコメント動画は「Blu-rayとDVDが発売決定になりました!」と発表する篠原、それに対して中村が「やったぜ~!」と喜ぶなど、和気あいあいとした様子がうかがえる内容だ。■リリース情報『ウェディング・ハイ』8月3日(水)Blu-ray&DVD発売、デジタル配信開始<特別版Blu-ray(数量限定生産)>価格:6,820円(税込・本編BD+特典DVD)【特典ディスク】・メイキング映像・イベント映像集◆映像特典【本編ディスク】予告集(特報、予告)◆音声特典オーディオコメンタリー(篠原涼子・中村倫也・関水渚・岩田剛典・大九明子監督)※劇場公開時の副音声コメンタリーと同内容を収録◆外装特典特製スリーブケース<通常版DVD>価格:4,180円(税込)◆映像特典予告集(特報、予告)作品情報
2022年05月13日直木賞作家・辻村深月の人気小説を原作に、アニメ制作に携わる人々のドラマを描き出す映画『ハケンアニメ!』の試写会が5月8日(日)に都内で開催。エッセイストの犬山紙子が上映後のトークイベントに登壇した。映画ライターのSYOをMCに迎えて行なわれたこちらのトークイベント。犬山さんは、辻村さんによる原作小説も愛読していたということで「辻村先生にしか描けない、解像度の高い、フィクションを愛する者の叫びをどう描くんだろう? というのが最初、この映画で気になる点でした」と原作を愛するがゆえの映画鑑賞前の気持ちを明かしたが、実際に完成した映画を観て「最っ高でした!」と手放しで絶賛する。特に中村倫也が演じる“天才監督”王子がアニメイベントで自身も含めたアニメを愛する“オタク”への思いをまくし立てるシーンに触れ「あのシーンこそ、辻村先生の叫びなんじゃないかと。私も二次元を愛する人間として、金言のように受け取りました。中村さんの愛のこもった、魂のこもった演技で、セリフじゃなく『あ、本当に愛してる人が語ってる言葉だ!』と伝わってきました。私も『幽 遊 白書』の飛影だったり、『テニプリ(『テニスの王子様』)』の跡部様が心のよりどころの学生時代を送ったので、その私を不幸だったなんて言わせないと代弁してくれました」と感謝の思いを口にする。犬山さんが学生だった頃は“オタク”という言葉には現在よりもネガティブなイメージが色濃くあり、二次元やフィクションを愛するということに対し「生産性のない趣味」「現実がイヤだから、そういうものにハマるんでしょ?」などと偏見に満ちた心ない言葉を掛けられることも多かったという。「『二次元のキャラクターが好きなんて、実際に恋愛したら治るよ』と病気のように言われることもありましたが、そういう気持ちを作る側の立場からすくってくれる言葉でした」と熱く語る。映画の中では傍から見ればキラキラと輝いて見えるクリエイターたちの裏での苦労、“生みの苦しみ”もしっかりと描かれており、犬山さんも心打たれた様子。「『ゼロから(作品を)生み出すプレッシャーと言ったら…かじりついて書くしかないんだよ』というセリフも、辻村さんが小説を書くにあたって思っていることなんだろうなと。私も最近、気づいたんですが、原稿を書いていて行き詰ると、指毛をむしっているんです(苦笑)。裏側って見せられるようなもんじゃないんですよね。そこがしっかりと描かれていましたね」とうなずく。これまで数多くの漫画やアニメに救われてきたという犬山さん。「私の場合、好きな作品ができると、心にそれ専用の“部屋”ができるんです。小6で飛影に恋して『幽 遊 白書』の部屋ができたんですが、新しく別の作品を好きになっても、その部屋がなくなるわけではなく、永久に部屋が増え続けて、それらの部屋が集合体として私の中で聖域のような場所として作用するんです。『幽 遊 白書』が好きで、次に『テニプリ』が好きになって、『ハイキュー!!』、『ワールドトリガー』が好きになって、最近ではソシャゲなんですけど『魔法使いの約束』という作品がシナリオがすごくよくて…!どの部屋も私のよりどころとして存在していて、王子監督が話したように、もちろん現実逃避の側面もあるかもしれませんが、今を生きるために『あ、いまちょっとしんどい』とか『いま、あの作品の力を借りなきゃ』という時に、ドアをノックして、そこで少し休んで力をもらって、また出てくるみたいな“無敵の味方”のような存在なんです」と明かす。「好きを、つらぬけ。」というのは本作のキャッチコピーだが、まさに自身の中の「好き」を貫き続けた結果として“いま”があるとも。エッセイスト、漫画家として活躍するが「いま、ここでこうやってお話をさせてもらえていること自体、『好き』を貫いた先にあったことだと思います」と語り、子どもの頃から好きだったという「ちびまる子ちゃん」やその作者であるさくらももこのエッセイを読んだり、アニメ『耳をすませば』を見て、主人公・雫に対し「これは私のことでは?」と自らを重ねながら「学生時代から何かを描きたいという思いはずっと持っていた」とふり返る。「最初は編集者として雑誌を作ってたんですが、母の介護に回らなくちゃいけなくなって、でも家で介護しながらでも、何かを書くことができるんじゃないか?と夢は捨てなかったので、やはり『好き』という原動力に助けられてきたという思いはありますね」と語った。監督、アニメーター、プロデューサー、聖地巡礼を盛り上げようとする公務員など、アニメに携わる“仕事人”たちの姿を余すところなく描く本作。「監督だけでなく、スタッフみんなでアニメを作り上げてるんだということが伝わってくる。それって本当に尊い。全員が主役として、誇りをもって仕事をやっている“お仕事映画”であり、どの人にフォーカスを当ててもカッコいい!」と映画がひとりひとりの登場人物を丁寧に描いている点にも称賛を送る。そんな、数多くの魅力的な登場人物たちの中で、犬山さんが特に「グッと来たし、共感ポイントも多かった」というのが、尾野真千子が演じた、王子監督を支えるプロデューサーの香屋子。特に香屋子と吉岡里帆が演じる瞳がジムで顔を合わせ、一緒に銭湯に浸かるシーンに言及。「ライバルなんだけど、2人ともそこで力を得て、現場に戻っていくあの感じ――女性の描き方にシスターフッドをしっかりと感じました。(香屋子の)アニメ好きで一本、真っ直ぐな感じも好きです」と語る。映画を観終えたばかりの観客に向けての「もう一度、本作を見る際の注目ポイント」を尋ねると、犬山さんは「王子監督が瞳に対してもちゃんとリスペクトを持っているということ。ライバルとはいえ、面白いものを作る人へのリスペクトが互いにあって、それは香屋子と瞳もそうで、その描き方が美しいです」と語る。さらに、先述のアニメイベントのシーンに再び言及し「辻村先生が魂を込めて書かれたセリフを王子や瞳がドッと吐露するところに役者さんの魂も乗っています。原作の良さと映画の良さが見事に掛け算されている、後世に残る名シーンになっている。フィクション好きとして、私のように二次元のキャラクターを愛し、フィクションに救われた人間にとって、その気持ちをすくってくれるようなシーン。そのうち、DVD化されたら、しんどい時に見たいです。『ハケンアニメ!』の“部屋”ができました」と熱い思いを語ってくれた。『ハケンアニメ!』は5月20日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハケンアニメ! 2022年5月20日より全国にて公開©️2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会
2022年05月08日吉岡里帆や中村倫也が監督役を演じる、アニメーション業界を描く映画『ハケンアニメ!』が5月20日(金)より公開。企画の立ち上げから7年もの年月をかけて完成したという本作を手掛けた監督・吉野耕平とはどんな人物なのか?本作を手掛けることになった経緯や本作に込めた熱い思いが明らかになった。大ヒット作『君の名は。』ではCGクリエイターとして参加し、中村さんが主演した『水曜日が消えた』で長編監督デビューを果たした吉野監督。元々、大のアニメ好きだそうで「僕の世代のクリエイターでアニメから影響を受けていない人はいないんじゃないか」と話す。学生時代には、宮崎駿監督の絵コンテ集を読んでコンテを描いてみたり、アニメにインスパイアされた映像表現を実写でどう撮ろうかと試行錯誤してきたという。今回、現在「Netflix」にて配信中の吉野監督の中編『エンドローラーズ』を鑑賞した本作のプロデューサー陣が、吉野監督ならではの人間を描く力とCGを駆使した映像表現との組み合わせに親和性を感じ、本作の監督として白羽の矢を立てたそうで、オファーを受けた吉野監督は、「もともと原作の小説は読んでいて、自分でも企画書を準備していた作品だったんです」と奇しくも同タイミングでこの映画化を構想していたという。「突然オファーをいただいたのでびっくりしましたし、嬉しかった反面、心のどこかで疑ってもいました。そんなに上手くいかへんやろう、と(笑)」と運命的な巡りあわせだったようだ。そんな吉野監督は、「見てる人に魔法をかける作品を作りたい」という熱い思いで奔走する主人公・瞳(吉岡さん)に、実体験で芽生えた自身の思いを反映させた。『水曜日が消えた』では、「監督といっても別に偉いわけではなく、思うようにいかないことが山ほどあったりイライラしたりという感覚を生々しく覚えている」と明かし、「それは一生に一度、デビュー作でしか味わえないものなので、どうせなら傷が新しいうちに伝えたかった。新人と呼ばれる立場に近ければ近いほど、こんなはずじゃなかった、自分はもっとできるはずなのにと苦しめられる苛立ちは、どの業界でも当てはまると思うんです」と過去の自分や当時の感情が瞳というキャラクターに投影され、リアリティをもたらしている。吉岡さんは、吉野監督の第一印象を「撮影現場に入る前はすごく口数が少なくて、あんまりこうしてくださいというのも言われたりしなかったので、結構ポーンと任されちゃうのかなという、一種の緊張感みたいなのがあった」とふり返りつつ、「(吉野監督は)現場に入ると、音の高低とか気持ちの強さ、弱さとか、こうあって欲しいというキャラクター像がすごく明確にある人。監督の中にしっかりあるから、そこに近づこうと自然と思いました」と、こだわりの強さやビジョンの明確さに感銘を受けたと語る。一方、前作で現場を共にした中村さんは、早々に監督と色々なイメージを共有することができたそう。中村さんは、吉野監督の“発想力”が凄いと言い、さらに「(吉野監督は)あまり見たことない絵を作りますし、物とかの動きとか、光とか、すごく引き込まれるものを撮るのが上手い」とその手腕を絶賛している。『ハケンアニメ!』は5月20日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ハケンアニメ! 2022年5月20日より全国にて公開©️2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会
2022年05月07日7月スタートのTBS新金曜ドラマは、有村架純と中村倫也がW主演する「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」を放送。東大卒の崖っぷちパラリーガルと高卒の弁護士のコンビが、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む、西田征史のオリジナル脚本で描く異色のリーガル・エンターテインメントとなっている。嘘のようだが本当にあった珍トラブル――「カフェで充電していたら訴えられた!」、「コンビニでお釣りを多く受け取ったら訴えられた!」など、一見、些細なことだと思えるが、どんな小さなトラブルでも、その裏には誰かの“大切な暮らし”があるはず。本作では、そういった問題を抱えてマチベン(町の弁護士)の元にやってくる人々の人生や社会にひそむ問題、またそれに関わる人間模様を描く。そんなトラブルに向き合うのは、有村さん演じる4回司法試験に落ちた東大卒の崖っぷちパラリーガル、“石子”こと石田硝子と、中村さん演じるフォトグラフィックメモリーの持ち主で、司法試験予備試験と司法試験に一発合格した高卒弁護士、“羽男”こと羽根岡佳男。様々なトラブルに挑む中で、自らのコンプレックスに向き合い成長していく。また、プロデュース・新井順子、演出・塚原あゆ子という、「MIU404」「着飾る恋には理由があって」「最愛」と話題作を手掛けてきたスタッフが再集結する。<キャスト・スタッフコメント>●有村架純石子は、自分自身が演じたことのないパラリーガルという役どころです。頭が固いんですけど、石子の持っているチャーミングさや無邪気さみたいなものを、羽男さんとの掛け合いの中で、いろんな表情を見せながら表現できたら面白くなるのかなぁと思っています。羽男さんと石子の凸凹コンビが、物語を追うごとにどう噛み合っていくのか、それも物語を見ながら見守っていて欲しいです。また、毎話ゲストでいらっしゃる方々との話数ごとの空気感など、そういうものを見ながら楽しんでいただけたらなと思います。がんばります!●中村倫也新井さん・塚原さんのチームで、有村さんと一緒に凸凹コンビで、身近なところにある事件をピックアップした弁護士さんのお話と聞いて、それだけでだいぶワクワクするというか楽しそうだなと思いました。ドラマに出てくるトラブルは、もしかしたら皆さんの身近に起こる、もしかしたら起こったことのある出来事かもしれませんし、いろんなところで感情移入できるところが多いと思います。そして軽い気持ちで軽快に楽しめるものになったら良いなと思います。これから撮影を頑張って、ぜひともテレビの前のみなさんに毎週楽しみにしてもらえるようなドラマを作りたいなと思います。がんばるぞ!●プロデュース・新井順子先日、有村さんと中村さんによって石子と羽男に息が吹き込まれました。活字や頭の中で想像していた石羽コンビが現実に目の前に現れ、感情豊かに躍動し始めています。初日からおふたりの絶妙な掛け合いにワクワク! その姿は、可愛いでもカッコいいでもなく「とても愛おしい」という表現がぴったりなコンビなんだと感じました。キャラクターに俳優さんが息を吹き込み、監督を始めとする制作・技術・美術のプロによって『石子と羽男』の世界観ができあがっていく様に毎日ワクワクが止まりません。今回はリーガル(法律)ものといっても、主人公たちにもたらされるトラブルは日常に起こりそうなものばかり。「それ経験あるかも」という珍トラブルに、石羽コンビが挑んでいく姿にぜひご期待ください!新金曜ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は7月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年05月03日直木賞&本屋大賞受賞作家辻村深月の大人気小説を映画化した『ハケンアニメ!』の新予告が公開された。世界中が注目する日本のアニメ業界を舞台に、最も成功したアニメの称号=「ハケン(覇権)」を手にすべく奮闘する者たちの姿を描いた、“胸熱”お仕事ムービー 『ハケンアニメ!』。一世一代の大チャンスを掴んだ新人アニメ監督・斎藤瞳を吉岡里帆、彼女のライバルとなる天才ワガママ監督・王子千晴を中村倫也、瞳を振り回す掴みどころのない超クセ者プロデューサー・行城理を柄本佑、王子の才能に人生を懸ける作品命のプロデューサー・有科香屋子に尾野真千子と、実力派俳優陣が集結している。監督は、『水曜日が消えた』の吉野耕平。さらに劇中アニメの制作には、『攻殻機動隊』シリーズなどで知られるProduction I.Gをはじめ、日本を代表するアニメプロダクションやトップクリエイター陣が参加し、老舗アニメ制作会社・東映アニメーションが監修を手がけている。一足先に行われた試写会では、“好き”を貫こうと奮闘する瞳たちの姿に共感し、思わず熱い涙を浮かべる人が続出。胸熱度99.9%、満足度97.3%、オススメ度100%(3月25日実施:スニークプレビュー試写会調べ)という驚異の数値をたたき出し、SNS上でも「新たな傑作お仕事ムービーの誕生」「アニメにかける情熱や鬼気迫る死闘に圧倒された」「ものづくりの本気が詰まっていて見応え満載」「今年ベスト候補!」と興奮の声が続々と上がっている。いよいよ今月の劇場公開に向け、本作が描くアニメ作りに愛と情熱を注ぐ “仕事人”たちの想いを体現した新予告〈アニメは世界を変える編〉が到着した。かつて王子監督の作品に魅了され、「アニメは魔法を超える力を与えることができる」ことを知り、「誰かの力になるアニメを作るため」にアニメ監督の道を歩んできた瞳。観る人の心に生き続け、世代を超えて、今へと繋がっていく。アニメの素晴らしさ物語るように映し出されるのは、『白蛇伝』(1958 / 監督・脚本:藪下泰司)、『わんぱく王子の大蛇退治』(1963 / 監督:芹川有吾 / 脚本:池田一朗、飯島敬)、『長靴をはいた猫』(1969 / 監督:矢吹公郎 / 脚本:井上ひさし、山元護久)、『太陽の王子ホルスの大冒険』(1968 / 監督:高畑勲 / 脚本:深沢一夫)、『一休さん(第一話)』(1975 / 監督:今沢哲男、矢吹公郎 / 脚本:辻真先)、『おジャ魔女どれみ(第一話)』(1999 / 監督:佐藤順一 / 脚本:栗山緑)、『ふたりはプリキュア(第一話)』(2004 / 監督:伊藤尚往 / 脚本:川崎良)と新旧の名作アニメの数々。東映動画から東映アニメーションと、脈々と受け継がれる実在の名作とのコラボレーションにより、アニメがもたらす奇跡を体現した、まさに本作ならではのスペシャル映像に仕上がっている。本映像には、アニメ監督やプロデューサー、制作現場のクリエイターや声優など、豪華キャスト演じる、アニメ作りを支えるさまざまな職種の人々が登場。「誰かの胸に刺さってくれればいい」という一心でアニメを作り続ける新人監督・瞳、「納得できないものを世に出したらおしまいなんだよ」と産みの苦しみと戦う天才監督・王子、「一つの後悔もない作品を届けたいんです」と頭を下げるチーフプロデューサー・香屋子、「リアル以外の場所も豊かにするのが、私たちの役目ですから」と筆を動かすアニメーターの和奈(小野花梨)、「私たちは負けない、絶対に!」と自らの感情をセリフに込めるアイドル的人気声優・葵(高野麻里佳)。本物さながらの臨場感溢れる制作現場を舞台に、立場も経験も違えど、それぞれに信念とプライドを持ってアニメ作りに挑み続けるプロフェッショナルたち。彼らの心情とリンクしながら次第に完成へと近づいていく、ハイクオリティな2本の劇中アニメ『サウンドバック 奏の石』と『運命戦線リデルライト』も必見だ。「届けよう」とする人々の熱い想いによって作り出されるアニメの絶大な力、何より自分自身の“好き”なものに対して、妥協せず真っ直ぐに向き合う彼らの姿には、日々を懸命に生きる誰しもが共感すること間違いなし。「ハケン(覇権)」の称号をかけたバトルの裏に待ち受ける、胸熱すぎるドラマに期待が高まる。《あなたの心に残るベストアニメ投稿キャンペーン》「アニメは世界を変える。」そんなメッセージを含んだ本作ならではの投稿キャンペーンとして、4月28日から「あなたの心に残るベストアニメ投稿キャンペーン」の募集が開始。開始するや否や、数々の名作アニメの名前が投稿され、現在投稿数はなんと1,254件(※5月1日時点)。アニメによって多くの人がその人生に影響を受けたことがわかる。また、本作の感想投稿キャンペーンでは4月14日の完成披露上映会以降、既に試写会にて本作を鑑賞した感想も次々と集まり続け、現在集まった感想は1,081件(※5月1日時点)。アニメ業界や映像業界、メディアに働く人のみならず、日々を懸命に生きる誰しもが、共感できることが裏付けされている。感想&ベストアニメ投稿キャンペーン: 『ハケンアニメ!』5月20日(金)より公開
2022年05月02日辻村深月の小説を映画化した、アニメーション業界が舞台のお仕事ムービー『ハケンアニメ!』。この度、本作の新予告<アニメは世界を変える編>が、6月30日(木)までの期間限定で公開された。本作は、最も成功したアニメの称号=「ハケン(覇権)」を手にすべく、奮闘する者たちの姿を描く物語。同職業の人々のみならず、日々を懸命に生きる誰しもが共感できるストーリーとなっている。今回公開された映像は、アニメーション作りに愛と情熱を注ぐ仕事人たちの思いを体現。その素晴らしさを物語るように、「一休さん」「おジャ魔女どれみ」「ふたりはプリキュア」など、名作が次々と映し出される。そして「誰かの胸に刺さってくれればいい」という一心で作り続ける瞳(吉岡里帆)、「納得できないものを世に出したらおしまいなんだよ」と産みの苦しみと戦う天才監督・王子(中村倫也)、「一つの後悔もない作品を届けたいんです」と頭を下げるチーフプロデューサー・香屋子(尾野真千子)、「リアル以外の場所も豊かにするのが、私たちの役目ですから」と筆を動かすアニメーターの和奈(小野花梨)など、それぞれに信念とプライドを持ってアニメーション作りに挑み続けるプロフェッショナルたちの姿にグッとくる映像となっている。『ハケンアニメ!』は5月20日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ハケンアニメ! 2022年5月20日より全国にて公開©️2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会
2022年05月02日劇団☆新感線の話題の舞台を映画館で上映する《ゲキ×シネ》として、6月24日(金)より3週間限定で全国公開される、中村倫也主演『狐晴明九尾狩(きつねせいめいきゅうびがり)』。本日より予告映像が公開、そして豪華プレゼントが当たるキャンペーンが始動。さらにゲキ×シネポスタービジュアルが公開され、オリジナルデザインのムビチケ前売券(カード)の販売も決定した。『狐晴明九尾狩』は、中島かずき描き下ろしによる伝奇時代劇。これまで小説、漫画、映画、ゲームと数多くの作品が生み出されてきた安倍晴明だが、本作は新感線らしいアクション、歌、ダンス、笑いが盛り込まれた伝奇ファンタジーとなっている。連日満員御礼、大いに話題を博し高い評価を得た人気舞台を、《ゲキ×シネ》では映像・音声ともにスクリーン用に編集・ミックス。ライブの興奮はそのままに、洗練されたクオリティで臨場感溢れる映像に仕上げられている。そして、本編の雰囲気がいち早く確認できる本予告が完成。本日より、公式サイトおよびゲキ×シネ公式YouTubeチャンネルで公開された。その本予告の公開を記念して、ゲキ×シネ公式Twitterでは《予告映像拡散RTキャンペーン》を実施。対象のツイートをRTすると、中村倫也・いのうえひでのり・中島かずきのサインが入ったゲキ×シネポスターほか豪華グッズが抽選でプレゼントされる。また、完成したゲキ×シネポスターは、公演時のビジュアルを踏襲し、美しくも妖しい作品世界を表現。さらに、ゲキ×シネ初となるムビチケでの前売券販売が決定。オリジナルデザインのカード型が数量限定で販売される。販売は4月29日(金)より上映館及びメイジャー公式サイトにて。また劇団☆新感線『神州無頼街』東京公演の会場でも4月26日(火)より先行販売される。《ゲキ×シネ『狐晴明九尾狩』予告映像拡散RTキャンペーン応募詳細》【応募方法】1.ゲキ×シネ公式Twitterアカウント(@gekicine)をフォロー2.応募期間中に対象のツイートをリツイート【応募期間】4月30日(土) 23:59まで【プレゼント内容】・ゲキ×シネポスター(中島×いのうえ×中村サイン)×1名・ムビチケ×5組10名様・式神メモ(色違い2つセット)×10名様【詳細URL】『狐晴明九尾狩』6月24日(金)より公開
2022年04月22日アニメーション業界を舞台に、最も成功したアニメの称号=「ハケン(覇権)」を手にすべく奮闘するクリエイターたちの姿を描いたお仕事ムービー『ハケンアニメ!』の完成披露試写会が4月14日(木)、都内で行われた。完成披露試写会には主演の吉岡里帆をはじめ、共演する中村倫也、尾野真千子、吉野耕平監督、原作者の辻村深月が出席。地方公務員からアニメ業界に飛び込んだ新人映画監督の斎藤瞳(吉岡さん)と、瞳の憧れである業界のスター監督・王子千晴(中村さん)が“ハケン”をめぐって、火花を散らす本作の魅力をアピールした。開口一番「シンプルに自信作です!好きなものがあれば、どんな状況でも頑張れるという思いが詰まった作品。挫折や悩みの先にある希望が伝わり、皆さんの心にどうか刺さりますように」と自信を示した吉岡さん。理想を目指し、まい進するヒロイン像に「私も心が折れそうな瞬間や、思い悩むこともあるんですが、この作品が『もっと自分のことを信じていいんだよ』と、まるで解決方法のように背中を押してくれる。これからの人生の“お守り”」だと本作への共感と熱意を語っていた。中村さんは主演作『水曜日が消えた』に続く吉野監督とのタッグが実現。「あの作品が終わりかけのタイミングで、『次の作品、中村さんにピッタリの役があるので、オファーしてもいいですか?』って。で、いただいた王子がカッコいい役で、うれしかった」と喜びを回想。実は原作者の辻村氏も「クセのある天才監督という設定。内心ではいろいろ思っている役どころで、(配役の)希望を聞かれたとき、『中村倫也さんだとうれしいです』と伝えていた」のだとか。自身の第一希望が実現し、辻村氏は「部屋でひとり『やった!』と喜んだ」と明かしていた。その辻村氏は「開始2分で、吉岡さんであることを忘れて、私が描いた瞳が成長している姿が映っていた。こんな幸せなことあっていいのかなと…」と吉岡さんの演技も絶賛。「自分が書いた物語なのに、先の展開がどうなるんだろうとワクワクしたし、ここは大事にしてほしいという部分をひとつも削らず描いてくださった。完成まで長い道のりだったが、最高の形に仕上げていただいた」と感謝していた。『ハケンアニメ!』は5月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハケンアニメ! 2022年5月20日より全国にて公開©️2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会
2022年04月14日映画『ハケンアニメ!』(5月20日公開)の完成披露試写会が14日に都内で行われ、吉岡里帆、中村倫也、尾野真千子、吉野耕平監督、辻村深月、柄本佑(映像出演)が登場した。同作は辻村深月による同名人気小説の実写化作。アニメ業界に飛び込んだ斎藤瞳(吉岡)は、監督デビュー作で憧れのスター監督・王子千晴(中村倫也)と最も成功したアニメの称号=覇権を争うことに。天才として名を馳せる王子は、プロデューサー・有科香屋子(尾野真千子)とタッグを組み8年ぶりに監督復帰を果たすことになっており、瞳はクセ者プロデューサー・行城理(柄本佑)や個性的な仲間たちと共に、汗と涙と鼻水にまみれ、アニメの頂点=ハケンアニメの称号を手にすべく奮闘を重ねる。原作者の辻村は、主演の吉岡について「映画を観る時に『吉岡里帆の映画を観るんだ』と思って観初めて、開始2分で吉岡さんだってことをわすれるくらい『瞳だ』と思ったんです。瞳の表情だし、怒り方だし、私の描いた瞳が成長していく」と絶賛。「吉岡さんの中に怒りや喜びの演技がたくさんある中で、瞳だからこういう表情をするというものを全部演じてくださっていて、こんな幸せなことがあっていいのかなと思いました」と感謝する。それを受けた吉岡は「本当に感謝しかないですし、初めて原作を読ませていただいて、自分がこの仕事をしていて心が折れそうになる瞬間とか、どうすればいいんだろうとずっと悩んでいたことの解決方法を作品が言ってくれてる。『もっと自分のこと信じていいんだよ』と背中を押されて、不安だった気持ちがほぐれていくのを感じました」と感動を表す。「瞳を演じて、みんなで1本の作品を作ると言う行為と本編でアニメを作る思いが重なって、人に映画館で見ていただける幸せを感じたし、好きなものがあればどんな状況でも頑張れるっていただいたので、これからの人生にとってもお守りになる作品になりました」と作品への思い入れを明かした。その熱量で、吉岡は「好きなものを貫く愛で溢れています。作品に思いを閉じ込めています。何かに一生懸命になったけど挫折したり悩んだりしたことのある方、そのもう少し先の希望的なメッセージが伝わってくるんじゃないかと信じています。みなさんにどうか刺さりますように」と客席に語りかけ、拍手が起きる。しかし尾野がアクリル板越しに何かを伝え、吉岡は「あっごめんなさい! もう一つだけ! すいませんうっかりしてた!」と動揺する事態に。吉岡は「この映画、エンディングを見切って最後まで観ていただきたいです。『これを言ってください』と言われてたのに忘れてた! ラスト素晴らしいオチが……オチがというか、言ったらダメなんです! もう、どうしたらいい!?」とパニック状態。「最後まで観ていただけたらわかると思います。記事に書いていただいた方も最後まで見るように書いていただけると助かります」と懇願していた。
2022年04月14日アニメ制作の舞台裏を描いた映画『ハケンアニメ!』の完成披露試写会が4月14日、都内で行われ、主演の吉岡里帆をはじめ、共演する中村倫也、尾野真千子、吉野耕平監督、原作者の辻村深月が作品をアピールした。最も成功したアニメ作品の称号・覇権(ハケン)をめぐって、地方公務員からアニメ業界に飛び込んだ新人映画監督の斎藤瞳(吉岡)と、瞳の憧れである業界のスター監督・王子千晴(中村)が熾烈なバトルを繰り広げる。劇中アニメの制作には『攻殻機動隊』シリーズなどで知られるProduction I.Gをはじめ、日本を代表するアニメプロダクションやトップクリエイター陣が参加し、老舗アニメ制作会社・東映アニメーションが監修を手がけている。挨拶に立った吉岡は「シンプルに自信作です。ご覧になる皆さんにも、必ず刺さると思う」と本作に対して絶大な自信。「好きなものがあれば、どんな状況でも頑張れる。そんな愛にあふれた思いを閉じ込めた作品」だといい、「私自身も心が折れそうな瞬間や、悩むこともあるが、この作品が『もっと自分のことを信じていい』と背中を押してくれる。これからの人生の“お守り”になる」と思い入れの深さを示していた。共演した中村と尾野については「ストイックそうで怒ったら怖そうだと思い、めっちゃ緊張した」と明かし、「でもご一緒すると、かなりギャップがありまして(笑)。お二人とも尊敬する先輩ですけど、めっちゃ三枚目で結構驚がくした」と笑顔で振り返っていた。中村は主演作『水曜日が消えた』に続く吉野監督とのタッグで、「あの作品の終わりかけに、『次の作品、中村さんにピッタリな役をオファーしていいですか』って言われて。いただいた王子役がカッコ良くて、うれしかった」と回想。自身が演じた役どころを「仕事に対するスタンスが、スポーツマンシップというか、まっすぐ筋が通っている」と自己分析していた。原作者の辻村氏は「素晴らしい映画。企画の立ち上げから長い道のりだったが、最高の形に仕上げていただき、(原作者として)こんな幸せなことがあっていいのかなと思うほど」と感激しきり。「大事にしてほしい部分を、一つも削らず描いてくださった」と感謝を表していた。取材・文・写真=内田涼『ハケンアニメ!』5月20日(金)全国公開
2022年04月14日映画『ハケンアニメ!』(5月20日公開)の完成披露試写会が14日に都内で行われ、吉岡里帆、中村倫也、尾野真千子、吉野耕平監督、辻村深月、柄本佑(映像出演)が登場した。同作は辻村深月による同名人気小説の実写化作。アニメ業界に飛び込んだ斎藤瞳(吉岡)は、監督デビュー作で憧れのスター監督・王子千晴(中村倫也)と最も成功したアニメの称号=覇権を争うことに。天才として名を馳せる王子は、プロデューサー・有科香屋子(尾野真千子)とタッグを組み8年ぶりに監督復帰を果たすことになっており、瞳はクセ者プロデューサー・行城理(柄本佑)や個性的な仲間たちと共に、汗と涙と鼻水にまみれ、アニメの頂点=ハケンアニメの称号を手にすべく奮闘を重ねる。中村、尾野、柄本との共演を前に緊張していたという吉岡は「ストイックというか、怒ったら怖そうだなみたいなのとか。尊敬してる先輩方なので畏怖の念があったんですけど、3人ともめっちゃ三枚目で驚愕でした。ずっと面白いこと言ってる」と明かす。同作の撮影後、改めて舞台で吉岡と共演した中村は、映画の現場では「仲良くなれないと思った」と言われたそうで、吉岡は「それ言うの、ほんとやめてください」と苦笑しつつ、「フランクに話してくださるんですけど、王子として見ているので緊張感があるんですよ。でも(中村が)ふざけて話すから、距離感がわからなくて、そんな感じでした」と言い訳。中村は「それを言ってくれるくらいすっかり仲良くなったということで」とまとめた。尾野は吉岡について「もうちょっと堅い人かと思ってたんです、里帆ちゃんのこと。ビシッみたいな感じのイメージがあったんですよ。だけど『グミ食べます?』って、何種類も出てくるの」と撮影現場の様子を振り返る。吉岡は「グミ、すっごい好きで。尾野さん優しいし大好きになって、好きな人にグミ食べさせたいと思って持ってっていっぱい渡したんですけど、尾野さんはあんまりグミ得意じゃなかったぽくて、『そんなグミ食べるのやめなよ』と言われた」と一方通行。最後には吉岡が尾野に干し梅をあげたというが、中村は「もちろんもらってないですよ。見たこともないですよ」と憮然としていた。この日は途中から原作の辻村も登場し、作品を絶賛。中村については「すごく癖のある天才監督という設定、天才と言われながらその裏にいろんなことを持ってる人で、プロデューサーさんから『誰か希望はありますか』と聞かれた時に『叶うかどうかわからないけど中村倫也さんが演じてくださったらすごく嬉しいです』と伝えていて、1人で部屋で『やったー!』って叫んだんです」と語る。また「これだけは負けない、覇権を取れること」というトークテーマでは、中村が「この後フォトセッションといって写真を撮っていただいて、奥のムービーのカメラに向かって手を振ってくださいと言われ、各番組やWebサイトに載せる用の映像になるんですけど、そこのムービーさんのカメラに対する手を振る時のスマイル、これが覇権を獲れるんじゃないかと」と自信を見せる。「このあとやるので、これ覇権獲れるわって笑顔だったら溢れんばかりの拍手、おひねりなどお願いしますね」と客席に懇願し、実際に満面の笑みで手を振ると、大きな拍手が起こっていた。
2022年04月14日ミュージカル『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』が2022年10月29日(土)から11月13日(日)まで東京芸術劇場プレイハウスで、11月16日(水)から11月21日(月)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演され、その後、金沢、仙台公演を実施。主演は中村倫也が務める。天才音楽家・ベートーベンの生涯を描くミュージカルミュージカル『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』は、誰もが知る天才音楽家・ベートーベンの生涯を、彼が手掛けた音楽とオリジナル楽曲で描いた作品。『SMOKE』や『BLUE RAIN』などのミュージカル作品を手掛けてきたチュ・ジョンファの新作として韓国で発表され、注目を集めた。主演に中村倫也日本版初演となる今回は主演・青年期のルードヴィヒ役に、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』やドラマ『凪のお暇』、映画『ウェディング・ハイ』など数々の話題作に出演し、主演舞台『ヒストリーボーイズ』で第22回読売演劇大賞優秀男優賞に輝いた中村倫也を起用。ルードヴィヒにとって大切な存在として描かれる女性マリー役は木下晴香、もう一人のルードヴィヒや青年役は福士誠治が演じる。日本版上演台本・演出に河原雅彦日本版の上演台本・演出は、残酷歌劇『ライチ 光クラブ』や『八犬伝』などで中村とタッグを組んできた河原雅彦が担当する。ミュージカル『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』ストーリー残り少ない人生を前に書かれたベートーベンの1通の手紙。そして、その手紙が一人の女性の元へ届く。聴力を失い絶望の中、青年ルードヴィヒが死と向き合っていたまさにその夜。吹きすさぶ嵐の音と共に見知らぬ女性マリーが幼い少年ウォルターを連れて現れる。マリーは全てが終わったと思っていた彼に、また別の世界の扉を開けて去っていく。新しい世界で、新たな出会いに向き合おうとするルードヴィヒ。しかしこの全ては、また新たな悲劇の始まりになるが・・・。公演概要『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』上演台本・演出:河原雅彦訳詞:森雪之丞出演:中村倫也、木下晴香、木暮真一郎、高畑遼大、大廣アンナ、福士誠治※高畑遼大と大廣アンナはWキャスト■東京公演日程:2022年10月29日(土)~11月13日(日)会場:東京芸術劇場プレイハウス住所:東京都豊島区西池袋1-8-1■大阪公演日程:2022年11月16日(水)~11月21日(月)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ住所:大阪府大阪市北区茶屋町19-1■金沢公演日程:2022年11月25日(金)~11月26日(土)会場:北國新聞赤羽ホール住所:石川県金沢市南町2-1■仙台公演日程:2022年11月29日(火)~11月30日(水)会場:電力ホール住所:宮城県仙台市青葉区一番町3-7-1
2022年04月14日俳優の中村倫也と吉田鋼太郎、騎手の武豊とクリストフ・ルメールが出演する、Cygames・ウマ娘 プリティーダービーの新CM「武豊! たけーー大ジャンプ」編、「ルメールも楽しメール!」編が、10日より放送される。新CMは中村と吉田が、街中で武とルメールにそれぞればったりと出くわす。「武豊! たけーー大ジャンプ」編では、同ゲームをプレイした武が「『ウマ娘』、最高!」と叫びながら雲を割って飛び去ると、それを見た中村と吉田が思わず「たけぇ!」と叫んでしまう。「ルメールも楽しメール!」編は、ルメールが「ルメールも楽しメール!」とダジャレを言いながら登場する。同CMシリーズで何度も共演している中村と吉田は、騎手2人に遭遇した衝撃を息の合ったハイテンションな演技で表現した。■中村倫也、吉田鋼太郎インタビュー――――武さん、ルメールさんの印象を教えてください。吉田:福島の競馬場のレースでプレゼンター役をさせていただいたときに、ルメールさんが1着で優勝なさって、トロフィーと表彰状をお渡ししました。たぶんルメールさんは覚えていないと思うんですが(笑)。中村:僕も大井競馬場で3回くらいプレゼンターみたいな感じで表彰の時に立ち会わせていただいたんですが、3回中2回くらいルメールさんが1位でした。ファンに対するサービスや発言も人柄が出ていてお話ししてみたいなと思ったんですが、今回一緒には撮影できず残念でしたね。お二人はレジェンド中のレジェンドじゃないですか。吉田:武さんも長いよね。キャリアが。中村:お会いしたかったですけど、こうやって共演させていただけるのはとてもテンションがあがりますよね。吉田:光栄ですよね。ジョッキーの方って小柄なイメージで、その方が有利という話をよく聞きますけど、(武さんは)そんなに小柄じゃないんですってね。170cmはあるって。不利なところを持ちつつ、なおかつそれを払しょくして王者で居続ける、並大抵のことじゃないですよね。中村:やっぱり特出しているんでしょうね。詳しいことはわからないですが、馬との呼吸やレース展開など本当に特出した能力をもっているからこそ、それだけ長くご活躍されているんでしょうね。お会いして話してみたかったですね。吉田:一緒の画面に映れるなんて思ってもみなかったですね。中村:それだけで嬉しいです。――新生活の季節なので、お二人が新しくチャレンジしたいことなどあれば教えてください。吉田:最近その話一色になってしまって、申し訳ないんだけど。去年娘が生まれましてね。いろいろ今後のことを考えると、幼稚園やら小学校に入って、運動会が待っているわけですよ。その運動会で一緒に走りたいという野望をひそかにもっているんです。そのために鍛える。できればお父さんたちの中で1番になりたい。中村:役者をやっているとなんだかんだ体も使いますし、感覚も若いじゃないですか。なのでケガさえしないトレーニングをすれば全然あるんじゃないでしょうか。吉田:そうだね、せめてビリは避けたいという感じかな。少し言いすぎかなと思いますが、目指すは目指そうと。――中村さんはいかがでしょうか。中村:始めるというよりも直したいことになっちゃうんですけど……。僕、割ときれい好きではあるんですが、家事の中で1つだけ唯一苦手なのが洗濯物を畳んでしまうっていうことなんです。吉田:俺も、一緒。干すのはいいんだよね。わかる!中村:だってもうどうせこれ着るんだしって思っちゃうんですよね。それでなんだかんだ洗面所まわりが洗ったものでこうなっていくので。これを機にちゃんとしたいなと思っています。■武豊、クリストフ・ルメール インタビュー――――武さん、撮影はいかがでしたでしょうか。ルメールさんはこれから撮影ということで、意気込みなどを教えてください。武:慣れないことなので、競馬と違って上手くいかない感じでした。緊張したけど楽しかったです。ルメール:とても楽しみです。このゲームはとても人気ですから、プロモーションできてうれしいです。武:(ルメールさんに向かって)リラックスして頑張ってください。――CMには『ウマ娘』のキタサンブラックとサトノダイヤモンドが登場しますが、モチーフとなった競走馬についての思い出など教えてください。武:2年くらいキタサンブラックに乗っていたんですが、たくさん勝ったレースもあれば、それこそサトノダイヤモンドに負けた有馬記念もあったりと、すごく思い出深い馬です。ルメール:2頭とも有馬記念でいい試合をしてくれました。僕がサトノダイヤモンドに乗った時はいい思い出でした。今回ゲームの中でサトノダイヤモンド、キタサンブラックが出ています。ファンの皆さんにとってすごく楽しみだと思います。武:すでに自分が乗っていた馬がたくさんキャラクターとなっていて注目されています。一頭一頭思い出があって、昔を思い出しながら見ているんですが、今回キタサンブラックが登場ということで注目していますね。ルメール:日本にきてからたくさんいい馬に乗ることができました。やっぱりサトノダイヤモンドは僕にとって特別な馬ですね。JRA の免許をとってから一番強い馬でしたので、今ゲームの中に出ているのが素晴らしいです。――今回のCMはとてもテンションが高い内容になっていますが、最近お二人がテンションが上がったことはなんでしょうか。武:春はGIレースがたくさんあるので、ジョッキーとしてはテンションの上がる季節が来たなという感じですね。ルメール:一緒です(笑)。やっぱりGIのときは人気馬に乗ったらプレッシャーがかかりますね。ただ2人とも経験のあるジョッキーですから。GIもちろん勝ちたいです。毎週毎週頑張ります。武:ルメールさんは、この前サウジアラビアで1日に4回ビッグレースに勝ったからテンションが上がりましたね。TVで見ていてすごいなと思いました。ルメール:豊さんは一番リラックスしているジョッキーですね。GIの時はゲート裏でいつも静かです。いつもベストな競走をできるのは、17歳からやっているからだと思います。モデルですね、アイドルです。――『ウマ娘』の反響について、いかがでしょうか。武:普段街を歩いていても、若い女の子から「ウマ娘やってます」とか「見てます」と声をかけられることもありますし、後輩ジョッキーの中でハマっているジョッキーもいるので、いろいろ聞いています。すごく話題になっているなと思いますね。
2022年04月09日俳優の中村倫也が出演する、ブルボン・贅沢ルマンドの新CM「カフェ・ド・ルマンドへようこそ」編が、5日より放送される。新CMでは、中村がブックカフェのマスター役で登場。同商品を思わせるパープルの本が揃う店内で、優しい表情を浮かべる中村が「好きなだけ贅沢してください」と語り掛ける。撮影は築50年の古民家をリノベーションしたカフェで行われ、実際のカフェの棚やテーブル・椅子をいかしながらパープルの看板や本を並べ、カフェ「カフェ・ド・ルマンド」を作り込んだ。中村の独特な空気感に現場はほっこりとした空気に包まれた。■中村倫也インタビュー――マスター役を演じてみていかがでしたか?今までは「ルマンド男子」ということでしたが、今回は「マスター役」を演じたので、これからは「ルマンドマスター」ってことになりますよね。マスター・ド・ルマンドでもいいのかもしれないですけど……。わからないですが、なんか一つ昇進したのかなと思いました(笑)。――ちょっと休みたいとき、お気に入りの場所や過ごし方はありますか?コロナになる前は、撮影の空いてる時に撮影場所の近くの喫茶店に行って、コーヒーを飲みながら甘いものを食べて、本を読んだり台本を読んだり、ちょっとした仕事をしたりとかしていましたね。今回撮影の舞台だった古民家カフェのようなところにはあんまり行ったことがなかったので、おしゃれで良かったですね。(ブルボンさんに)ブルボンカフェはやってないんですか? ないの? やればいいのに。「ルマンド」を食べる時はコーヒーを絶対お供にっていう人、多いと思うんですよ。だからまさしく、そういうカフェがあってもいいのになって思いましたね。――いつかお店をオープンさせるとするならどんなお店にしますか?お店なのかわからないですけど、移動式遊園地とかやりたいですね。楽しそう。昔フランスに仕事で行った時に、たまたま来ているときで、あったんですよ。すごいやっぱり楽しいじゃないですか。なんかああいうのを、それこそ日本の色々なところに、「来月はここにお邪魔します」、みたいな告知をしてやったら楽しそうだなぁって、ふと思いました。でも移動が大変そうだから、段ボールで作った乗り物とかでやりたい(笑)。――最後にCMをご覧になる皆さまにひと言お願いします!CMをご覧になる皆さま、こんにちは、中村倫也です。今回、WEBCMも含めて新CMを撮りました。「ルマンド」はコーヒーのお供に、という方も多いと聞いています。ぜひ、この春は甘いものと苦いもので、ハーモニーを奏でてください! あと今回新しく「ひとくちルマンド」にストロベリーさんも仲間入りしたので、皆さんもぜひ、御賞味あれ!
2022年04月05日「SMOKE」や「BLUE RAIN」などを手掛けるチュ・ジョンファの新作として韓国国内で注目を集めたミュージカル「ルードヴィヒ~Beethoven The Piano~」が、中村倫也主演、河原雅彦演出で日本版の初上演が決定した。本作は、世界中の誰もが知る天才音楽家であり、聴力を失ってなお音楽への情熱を注ぎ込んだ悲運の人・ベートーベンの生涯を、彼を取り巻く人物たちとの愛と影、喪失そして運命を、彼が綴った音楽とオリジナル楽曲で描いていくミュージカル。NHK連続テレビ小説『半分、青い。』やドラマ『凪のお暇』、映画『ウェディング・ハイ』など数々の話題作に出演し、主演舞台「ヒストリーボーイズ」では第22回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞するなど、幅の広い演技で活躍する中村倫也が主演・青年期のルードヴィヒを務める。また、残酷歌劇「ライチ 光クラブ」や「八犬伝」などで中村さんとタッグを組んできた河原雅彦が、日本版の上演台本・演出を手掛ける。中村倫也上演に際して、主演の中村さんは、「『いつか本格ミュージカルをやりたいんだよね』とパンクロック&歌謡曲好きの河原さんにそんな願望があるなんて知りませんでした。その瞬間から、いつかそんな作品のオファーが来たら、と覚悟を決めていました。つまり、僕ら二人にとって、大意欲作、でございます。どうぞご期待の程を」とコメント。また、上演台本・演出の河原さんは、「『倫也となんかやりたいな。次はどんなチャレンジに連れ込もっかな』みたいなことはいつも頭の片隅にあって、で、めちゃめちゃ歌うベートーベンをやってもらいます」と、約7年ぶりのタッグに期待を寄せた。河原雅彦<中村倫也(主演)コメント全文>あれはいつだったでしょうか。河原家でご飯を食べていた時だから、まだコロナ前のこと。次なにやります?なんて、期待も込めてざっくばらんに話をしていた時のこと。「いつか本格ミュージカルをやりたいんだよね」パンクロック&歌謡曲好きの河原さんにそんな願望があるなんて知りませんでした。多くの演劇ファンの方々も、想像つかない姿でしょう。その瞬間から、いつかそんな作品のオファーが来たら、と覚悟を決めていました。つまり、僕ら二人にとって、大意欲作、でございます。どうぞご期待の程を。<河原雅彦(上演台本・演出)コメント全文>「倫也となんかやりたいな。次はどんなチャレンジに連れ込もっかな」みたいなことはいつも頭の片隅にあって、で、めちゃめちゃ歌うベートーベンをやってもらいます。しかも韓国ミュージカル。さて、どうなるんでしょうね。刺激的な共演者たちとギドギドに掛け合わせつつ、第9ばりにとんでもないもん作れたら、と思うばかり。さすがに第9はハードル高いか…。ま、ちょっとやってみます。ミュージカル「ルードヴィヒ~Beethoven The Piano~」は、10月~11月に東京芸術劇場プレイハウス、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティほかにて上演。(text:cinemacafe.net)
2022年03月28日俳優・中村倫也が主演を務めるMUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』が2022年10月~11月、東京公演を東京芸術劇場プレイハウス、大阪公演を梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、ほかにて上演される。ミュージカル『SMOKE』や『BLUE RAIN』などを手掛けるチュ・ジョンファの新作として韓国国内で注目を集めた MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』は、世界中誰もが知る天才音楽家であり、聴力を失ってなお音楽への情熱を注ぎ込んだ悲運の人・ベートーベンの生涯を、彼を取り巻く人物たちとの愛と影、喪失そして運命を、彼が綴った音楽とオリジナル楽曲で描いていく作品。日本初版上演となる本作で、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』やドラマ『凪のお暇』、映画『ウェディング・ハイ』など数々の話題作に出演し、主演舞台『ヒストリーボーイズ』では第22回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞するなど、振り幅の広い演技で破竹の活躍を見せる中村倫也が主演・青年期のルードヴィヒを務める。そして、中村とは残酷歌劇『ライチ 光クラブ』や『八犬伝』などでタッグを組んできた河原雅彦が、日本版の上演台本・演出を手掛ける。上演にあたり中村と河原のコメントも到着。主演を務める中村は、「『いつか本格ミュージカルをやりたいんだよね』とパンクロック&歌謡曲好きの河原さんにそんな願望があるなんて知りませんでした。その瞬間から、いつかそんな作品のオファーが来たら、と覚悟を決めていました。つまり、僕ら二人にとって、大意欲作、でございます。どうぞご期待の程を」と、意気込みをあらわにした。また、上演台本・演出の河原は、「 『倫也となんかやりたいな。次はどんなチャレンジに連れ込もっかな』みたいなことはいつも頭の片隅にあって、で、めちゃめちゃ歌うベートーベンをやってもらいます」と、約7年ぶりの中村とのタッグに期待を寄せた。死を目前に書かれたベートーベンの1通の手紙。そこに込められた、誰も見たことがない、音楽家・ベートーベンの隠された物語が紐解かれていく。MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』は、2022年10月~11月に、東京芸術劇場プレイハウス、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティほかにて上演。その他の出演者、公演詳細は今後随時公開される。【中村倫也コメント全文】あれはいつだったでしょうか。河原家でご飯を食べていた時だから、まだコロナ前のこと。次なにやります?なんて、期待も込めてざっくばらんに話をしていた時のこと。「いつか本格ミュージカルをやりたいんだよね」パンクロック&歌謡曲好きの河原さんにそんな願望があるなんて知りませんでした。多くの演劇ファンの方々も、想像つかない姿でしょう。その瞬間から、いつかそんな作品のオファーが来たら、と覚悟を決めていました。つまり、僕ら二人にとって、大意欲作、でございます。どうぞご期待の程を。【河原雅彦(上演台本・演出)コメント全文】「倫也となんかやりたいな。次はどんなチャレンジに連れ込もっかな」みたいなことはいつも頭の片隅にあって、で、めちゃめちゃ歌うベートーベンをやってもらいます。しかも韓国ミュージカル。さて、どうなるんでしょうね。刺激的な共演者たちとギドギドに掛け合わせつつ、第9ばりにとんでもないもん作れたら、と思うばかり。さすがに第9はハードル高いか・・・。ま、ちょっとやってみます。<ストーリー>残り少ない人生を前に書かれたベートーベンの1通の手紙。そして、その手紙が一人の女性の元へ届く。聴力を失い絶望の中、青年ルードヴィヒが死と向き合っていたまさにその夜。吹きすさぶ嵐の音と共に見知らぬ女性マリーが幼い少年ウォルターを連れて現れる。マリーは全てが終わったと思っていた彼に、また別の世界の扉を開けて去っていく。新しい世界で、新たな出会いに向き合おうとするルードヴィヒ。しかしこの全ては、また新たな悲劇の始まりになるが・・・。公演概要MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』ORIGINAL PRODUCTION BY ORCHARDMUSICAL COMPANYMUSIC BY SOO HYUN HUHBOOK BY JUNG HWA CHOO出演:中村倫也ほか上演台本・演出:河原雅彦公演時期:2022年10月・11月会場:<東京公演>東京芸術劇場プレイハウス<大阪公演>梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公式HP:
2022年03月28日主演の篠原涼子をはじめ、中村倫也、関水渚、岩田剛典、向井理、高橋克実などオールスターキャストが集結した抱腹絶倒の群像コメディ映画『ウェディング・ハイ』。脚本は芸人、タレントとして活躍するほか、向田邦子賞やギャラクシー賞を受賞するなど脚本家としても才能を発揮するバカリズムで、『勝手にふるえてろ』『私をくいとめて』で数々の賞を受賞し、映画ファンから絶大な支持を集める大九明子がメガホンをとった。そんな本作に隠れた見どころポイントを、大九監督による演出の観点から解説する。▼登場人物全員が好きになる!魅力的なキャラクターたち大九監督作品ではこれまで、自分の周りにもいそうな、どこか鬱陶しいけど憎めない愛すべきキャラクターが多々登場してきた。本作でも、流されやすい新郎(中村倫也)に天真爛漫だけど実はしっかり者の新婦(関水渚)をはじめ、クセ者参列者たちに振り回されながらも、最高の結婚式を贈ろうと奔走するウェディングプランナーの中越(篠原涼子)の姿は思わず応援せずにはいられない。結婚式という身近なテーマだからこそ、新郎新婦、友人、親族どの立場の人が観ても楽しめ、スクリーンに映るキャラクターに自らを投影し感情移入することができる。また、『勝手にふるえてろ』『私をくいとめて』で大九監督と組んできた片桐はいり演じる新婦の恩師は、大九監督の希望で脚本に追加されたキャラクター。監督は「自己実現に忙しい男性たちの中に、毛色の違う女性キャラクターとしての片桐はいりさんの役を書き下ろしてもらいました」と明かし、新婦の幸せを真っ直ぐに願う素敵なキャラクターが誕生した。▼役者のポテンシャルを最大限に引き出す「画面に映るものすべてを面白くしたい」と語る大九監督。事前にカット割りはほとんど決めず、撮影で俳優が面白い芝居をしたら、すかさずそれをカメラに収めていくスタイルをとっている。本作でも、振り切った演技を見せた岩田さんのポテンシャルを引き出しているが、彼が活躍する後半の怒涛の伏線回収でも、やりすぎないギリギリの笑いのバランスを保っている。さらに、関水さん演じる新婦・遥に関しては、街でばったり大輔(前野朋哉/岩田さん演じる元カレ・裕也の親友)と会うシーンで早口で軽やかな嘘をつく関水さんの演技を受け、天真爛漫な中にも芯の強さを持つ新婦のキャラクター像が作られていった。▼結婚礼賛に終わらないウェディング・エンターテインメント監督が「ウェディングという日常の隣にあるようなものが舞台の映画ですから、不用意に観た人を傷つけることがあってはならないと思いました。誰一人として孤独な気持ちで帰ることのないように、という想いを込めて作りました」と語るように、結婚がすべて!と全肯定するわけではなく、“人生にはうまくいかないこともあるけどそれでも良い、大事なのはどんな選択をしたとしても、その人が幸せであること”というメッセージが込められている。また、中越と彰人・遥夫妻が結婚式場で打ち合わせをするシーンでは、同性のカップルが式場の下見をしている姿が映り込み、固定観念にはとらわれない、という監督の想いが随所に散りばめられた映画となっている。『ウェディング・ハイ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウェディング・ハイ 2022年3⽉12⽇より全国にて公開(c)2022「ウェディング・ハイ」製作委員会
2022年03月27日映画『ウェディング・ハイ』(3月12日公開)に出演する中村倫也と関水渚のオフショットが25日、公開された。同作はバカリズムが手掛けた完全オリジナルストーリーで、大九明子が監督を務める。絶対に「NO」と言わない敏腕ウェディング・プランナーの中越(篠原涼子)は、お茶目だけど根は真面目な石川彰人(中村倫也)といつも明るい新田遥(関水渚)のカップルを担当するが、参列者たちの熱すぎる思いが暴走し、式は思わぬ方向へ。新郎新婦のSOSを受け、披露宴スタッフと力を合わせ様々な問題を解決しようと奔走する中越の姿を描いた群像コメディ映画となっている。この度公開されたのは、新郎・彰人を演じた中村が実際に撮影した、超リアルな自撮りショット。本当に式を挙げた直後のような幸せいっぱいな2人の様子が収められている。さらに担当プランナー・中越とドレスを試着する遥の映像も。彰人が撮影しているという設定の映像では、遥が純白のドレスを試着しはじけるような笑顔で向かって「ジャ〜ン!」と披露する。そして、遥のウェディングドレス姿に拍手する中越が、カメラを向けられ思わず照れてしまう。また、実は彰人と遥の結婚式の参列者の1人(遥の友人)という設定で、密かに結婚式の写真をアップしているInstagramアカウント「HARUKA‘s WEDDING」(@harukas_wedding)が公開されている。撮影現場でエキストラの人が、本当の結婚式さながらに携帯で撮影した写真がアップされており、アカウントを見つけた中村のファンを中心に「めっちゃリアルで何だかドキドキする」「いやいや、生々しさ(笑)私も泣きたい」「なんか気持ちがざわつくのは気のせい?!」など、興奮気味な感想が多数寄せられている。
2022年03月25日次世代の歌舞伎俳優たちが更なる活躍ができるよう、未来へ繋ぐ新しい挑戦として企画された「いぶき、特別公演」。2021年6月の京都・南座での初めての公演では、中村児太郎、市川九團次、大谷廣松らによって、『妹背山婦女庭訓』『乗合船恵方万歳』の二つの演目が上演された。好評につき、第二回が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響に鑑み、残念ながら全公演が中止となった。しかし、コロナ禍ではあるが、その土地の多くの若い世代にも歌舞伎の魅力を繋いでいこうという考えから仕切り直しと言える、次回の公演が東京・観世能楽堂、神奈川・横浜能楽堂ほか各地で開催される。今作の出演者は、第一回にも出演した中村児太郎と、初参加となる中村隼人である。そして、中村隼人と中村児太郎が上演演目『二人椀久』の椀屋久兵衛と遊女の松山太夫にそれぞれ扮した「いぶき、特別公演」の本ビジュアルが解禁となった。今回の本ビジュアルは世界的写真家のレスリー・キー氏が撮影したものである。勇ましく、美しく、儚く、そして何より次世代を担う若い二人の瑞々しさをも感じ取れるような仕上がりが印象的なビジュアルとなった。撮影を担当したレスリー・キー氏より、コメントが到着。写真家レスリー・キーコメント「日本の伝統文化である歌舞伎とコラボレーションできた事は、私の日本での約30年間のフォトグラファー人生の中で、最も特別な出来事のひとつになりました。この企画に参加できた事をとても光栄に思います。これからも海外の地から歌舞伎の世界を全力で応援していきます。観にきて頂いたお客様には、ぜひ私の撮影したビジュアルと共に、この素晴らしい舞台を楽しんでいただきたいです。」演目は『雨の五郎』『藤娘』『二人椀久』の三つ。『雨の五郎』は、春雨の夜、蛇の目の傘を差した曽我五郎が大磯の廓の遊女・化粧坂の少将のもとへ向かう道中を描いたお話。亡き父のために敵討を誓って勇壮さを見せる反面、恋仲である少将からの文を手にした姿からは和事風の柔らかみを感じさせる。『藤娘』は、藤の精が愛らしい娘の姿で現れ、移り気な男心を名所“近江八景”になぞらえて踊り、恋心を艶やかに表現する物語。『二人椀久』は、大阪の豪商・椀屋久兵衛が遊女の松山太夫に入れ上げて放蕩の限りを尽くし、周りの者から座敷牢に閉じ込められてしまう。いつの間にか牢を抜け出し、さまよい歩く久兵衛は松山と再会するが、それは全て幻だったという幻想的な逢瀬が描かれている。趣の異なる三つの演目、そして二人の息の合った舞踊など、お見逃しなく。公演の詳細は公式サイト( )にて。【公演概要】いぶき、特別公演〈演目〉一、『雨の五郎』長唄囃子連中中村隼人二、『藤娘』長唄囃子連中中村児太郎三、『二人椀久』長唄囃子連中中村児太郎中村隼人主な日時・会場:東京公演2022年6月1日(水)観世能楽堂 ①12:00開演②15:00開演横浜公演2022年6月4日(土)横浜能楽堂 ①12:00開演②15:00開演チケット: 一般発売 2022年3月26日(土)10:00〜全席指定7,500円(税込)※未就学児童の入場はご遠慮ください。★レスリー・キー監修公演パンフレット付き★※お一人様に一部ずつパンフレットが付きます。 当日会場にてお渡し致します。その他、上演日程(お問い合わせ先などの詳細はホームページでご確認ください)千葉 6月3日(金)成田市文化芸術センター スカイタウンホール石川6月11日(土)こまつ芸術劇場うらら 大ホール京都6月17日(金)京都・観世会館愛知6月18日(土)名古屋能楽堂大阪6月19日(日)大槻能楽堂郡山6月21日(火)けんしん郡山文化センター中ホール熊本6月25日(土)八千代座福岡6月26日(日)大濠公園能楽堂<ご来場のお客様へ>本公演は新型コロナウイルス感染拡大予防のため、できる限りの対策を講じた上で開催いたします。ご不便をおかけすることもございますが、安全に公演をお楽しみいただくため、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。今後の感染拡大の状況によって緩和される場合がございますので、感染予防対策が変更になる場合がございます。最新情報は公式HP( をご確認ください。制作: 三響会企画 制作協力:全栄企画株式会社 / 株式会社ちあふる 協力:松竹株式会社総合問合せ:Zen-A [ゼンエイ] TEL: 03-3538-2300 (平日11:00~19:00) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月25日