家事をいかに効率的に行うかが大事な専業主婦。そんな主婦のお昼ごはん事情はどのようなものでしょうか。後編では主婦の方が自分一人のためにごはんを作ることをどう思っているかについてのアンケートや、簡単昼ごはんレシピもご紹介します。前編では、主婦のお昼ごはんの実情について、リアルな意見を見てきました。多くの主婦の方が、お金や手間をかけない食事で済ませていることが明らかになりました。【主婦のお昼ごはん・前編】はこちらから後編では、「自分一人のために昼ごはんを作ることをどう思うか?」と「安く簡単にできる主婦向けのレシピを教えてください」という2つの質問への回答を見ていきます。レシピなど、ぜひ参考にしてくださいね。■目次1.自分1人のためなら手抜きでも。お昼は最低限でいい2.簡単で美味しいお昼ごはんを作ろう!まとめ1. 自分1人のためなら手抜きでも。お昼は最低限でいい「自分1人のためにお昼ごはんを作るのは面倒か?」という質問に対し、8割の方が面倒に感じる、と答えました。その回答に関する意見を見ていきましょう。■「自分のためと考えるとなかなか何もできません。主人のお弁当と一緒に自分の分も作っておきます。朝食も、あえて前夜の残り物を取っておいて食べるようすることも」(40代・主婦)■「普段の家族への料理で手を抜けない分、自分だけとなると問題がないので手を抜いてしまいます」(50代・主婦)■「1人分の料理を作るのに材料を切ったり、後片付けで器具を洗ったりするのはどうしても面倒だと感じてしまいます」(30代・主婦)■「食べてくれる人がいないので張り合いがなく、なかなか作る気も起きないので、面倒に感じてしまいます」(40代・主婦)専業主婦ならばいかに家事の負担を減らすかを考えているから、自分1人のためにあまりエネルギーを消費したくない、という意見が大半を占めていました。また、もともと料理は好きではないので家族のためと思えるとき以外は作らずに済ませてしまうという人もちらほら。一方、1割程度の主婦は面倒でないと回答しています。どのような意見を持っているのでしょうか。■「料理は家事の一部だから、自分のためでも苦にはなりません。意識することなくやっています」(50代・主婦)■「自分1人のためのごはんは唯一、好きなものを自由に作れるので面倒にはならない。むしろ楽しいです」(40代・主婦)■「時間があるときだけですが、自分の食べたいものを考えて作るので面倒ではないです。時間がないときはパンとサラダなどでぱぱっと済ませます」(50代・主婦)このように、自分が好きなものを気兼ねなく作れるため、自分1人のための昼食作りは意外に苦にはならないという意見がありました。特に、子どもがある程度大きくなって時間に余裕が生まれる40〜50代の方が、面倒ではないと感じている結果となりました。2. 簡単で美味しいお昼ごはんを作ろう!これまで紹介してきた主婦のみなさんの意見を踏まえると、主婦のお昼ごはんは、安上がりで手間なくできることが重要となります。残り物や余っている食材も、上手に消費していきたいものです。「安く・簡単にできるお昼ごはん」メニューを聞いてみたところ、丼物やおじやなどが人気でした。【丼物・おじやなど】■「さんまの蒲焼き缶、長ネギの斜め切り、醤油大さじ1、缶一杯の水を煮て、卵でとじる。それをご飯に載せるだけで簡単さんま丼ができます」(50代・主婦)■「晩ごはんの残りの白米に、納豆とみじん切りしたネギ、生卵と刻み海苔をかけて食べるとボリュームもちょうど良く、体にも良く、コストも抑えられます」(40代・主婦)■「残っているお米に、前日の晩ごはんの残りのシチュー・カレー・肉じゃがなどを載せて、上からチーズをかけて、オーブンで焦げ目をつけるとドリア風ごはんが完成します。簡単かつ美味しいです」(50代・主婦)■「ヘルシーにしたいなら、豆腐となめこを白米の上にのせ、だし醤油をかけて豆腐丼を作ります」(40代・主婦)■「夏向きでシンプルな丼物で冷蔵庫の残り物で作れるものとして、オクラ・納豆・たくあんを食べやすいサイズに細かく刻んで、温泉卵(生卵なら黄身のみ)を落として、ワサビ醤油をかけるだけ。その他に、残ったお刺身とかトロロなんかがあると更に美味しいと思います」(40代・主婦)前日の残り物にプラスアルファで何かを混ぜて、それをご飯に載せて食べるといったレシピが多いようです。丼物などのメニューは、手間をかけずに美味しいのが魅力的ですよね。【麺類】■「冷蔵庫に余っている葉物野菜と肉を鍋に入れて牛乳や豆乳で煮て、コンソメ・塩コショウで味付けする。そのままでも食べられるし、味を濃いめにすることでパスタを投入してスープパスタにもできます」(30代・主婦)■「なんでものっけそうめんです。あり合わせのトマトやキュウリを刻んで入れ、鮭フレークやハム、納豆などのタンパク質系もできるだけ載せて、めんつゆをかけて食べます。うどんでもできるし、5分で作れます」(50代・主婦)■「パスタを茹でて、納豆を加えてポン酢を絡めれば簡単和風パスタができます。刻み海苔をのせるとさらに美味しいです」(30代・主婦)パスタやうどん、そうめんなど家に常備しているような麺類とあり合わせの食材でできる、麺類の簡単レシピを紹介してくださる方も多数いらっしゃいました。そのほか、炒め物や残り物をうまく活用したレシピを作る人も。■「ジャコチャーハンをよく作ります。フライパンにごま油を入れて先に卵だけ塩コショウで炒め、皿にあけます。その後ネギとジャコを炒め、また皿へ。そのフライパンにご飯だけを塩コショウ少々で炒め、パラパラになったら先ほどの卵、ネギ、ジャコを入れて最後につゆの素を少々回しかけて終わりです」(50代・主婦)■「納豆チャーハンです。納豆とたまごとご飯をパラパラになるまで炒めるだけです」(30代・主婦)■「耐熱容器にご飯を入れて、焼肉のたれ、コーンを入れてよく混ぜる。その上にピザ用チーズを乗せ、オーブントースターで焼くだけ。冷蔵庫に何もないとき、助かる超簡単レシピです。具材はいろいろアレンジできるので、そのときあるもので作ってます」(30代・主婦)フライパンや耐熱容器など、調理器具をなるべく使わずにできる料理をする人が多いようです。手早く作って食べて、後片付けまで簡単に済むのがベストですね。まとめやはり主婦の方は自分1人のためには、なかなか手の込んだ料理を作らないということがわかりました。しかし今回ご紹介したレシピは、忙しい主婦の方でも手間をかけずに時短で作れるものばかり。時間がないときでも栄養を考えた食事をとりたい方におすすめですので、ぜひ参考にしてみてください。アンケート実施期間:2017年8月9〜10日対象:20〜50代の専業主婦の女性の方アンケート総数:50
2017年09月21日皮膚の表面が刺激を受けると、「湿疹」とよばれるできものが現れます。形状は、赤い斑点状であったり、ポツポツしたものだったりとさまざまです。原因として、金属や食物アレルギー、免疫機能の低下、ストレスなどがあげられますが、ここでは、ストレスが原因となっている湿疹に注目して見てみましょう。湿疹とストレスの関係皮膚の表面にさまざまな刺激が加わると湿疹ができるとされます。花粉や金属に対するアレルギーがある人の場合、そうしたものに触れるとアレルギー反応として湿疹が現れますが、汗や衣服と皮膚の摩擦も湿疹を引き起こす刺激になることがあります。特に、アレルギー体質でもないのに急に湿疹が現れた場合、皮膚が本来持っているバリア機能が低下している可能性があります。ストレスがその原因となっていることがあるため注意が必要です。強い不安や緊張といったストレスが脳に伝わると、脳はストレスを和らげようとして「ストレスホルモン」を分泌するよう指令を出すと考えられています。ストレスホルモンの一種であるコルチゾールは、血糖値を上昇させ、脳の働きをよくする働きがあるといわれています。しかし、つねにストレスがかかっている状態が続くと、ストレスホルモンが過剰に分泌されます。実は、コルチゾールには、免疫力を低下する働きもあり、分泌量が増えると身体にとってマイナスとなってしまうのです。コルチゾールが作られるときにはビタミンCが使われます。皮膚をつくる組織のコラーゲンには、ビタミンCが欠かせないため、コルチゾールの過剰な分泌はコラーゲンの生成にも影響を与えるとされます。さらに、コルチゾールは男性ホルモンの分泌を促して皮脂を出やすくしたり、成長ホルモンの分泌を抑制して、皮膚をはじめとする身体のさまざまな組織の再生を阻害したりします。つまり、コルチゾールが過剰に分泌されると皮膚の状態が悪化する可能性があるのです。本来は、血糖値を上げ、脳の働きを活性化させる働きを担うコルチゾールですが、大きなストレスが原因となり、皮膚のコンディションを乱す方向に働いてしまうことがあります。弱っている皮膚に刺激が加わることで、湿疹が現れます。また、ストレスによるホルモンバランスの乱れにより、過剰に分泌されるホルモンとしてヒスタミンがあげられます。このホルモンも皮膚に大きく影響を及ぼします。皮膚が刺激を受けると、肥満細胞からヒスタミンが分泌されて知覚神経に働きかけ、「かゆみ」というかたちで皮膚の刺激が脳に伝えられます。一方、知覚神経の末端からは神経ペプチドという神経伝達物質が放出され、神経ペプチドが肥満細胞を刺激します。肥満細胞は、ヒスタミンをさらに分泌してかゆさを増幅させ、「かゆさを感じてかきむしると、さらにかゆくなる」という悪循環に陥ってしまいます。アトピー性皮膚炎とストレスの関係と症状化粧品や衣類、金属など皮膚に接触したものが原因で現れる接触性湿疹、皮脂の分泌が進み皮膚を刺激することで起きる脂漏性湿疹、首やひじ、ひざなどにでき、かゆみをともなうアトピー性皮膚炎など、湿疹にはいくつかタイプがあります。なかでも、アトピー性皮膚炎は原因のひとつにストレスがあげられます。ここでは、アトピー性皮膚炎とストレスについて解説します。アトピー性皮膚炎は、顔や首、手足の関節などにかゆみをともなった赤い湿疹が現れる皮膚疾患です。湿疹ができると、かゆさから引っ掻き、また湿疹ができるということをくりかえして、慢性化すると皮膚が硬くなってしまいます。原因がアレルギーである場合と、そうでない場合があり、非アレルギーの原因にストレスも含まれます。ストレスは、皮膚のコンディションを悪化させて刺激への反応を敏感にするとされています。薬によって皮膚の機能を回復させる治療と並行し、ストレスを溜めない生活を送る工夫をすることも大切です。湿疹に強い皮膚を作るためのストレス解消法心身ともに健康でいるために、ストレスを溜めないことはとても重要なことです。また、皮膚のコンディションを整えるうえでも、ストレスの解消は有効と考えられています。気分や体調に合わせて取り組めるストレス発散法をいくつか持っておくといいでしょう。ストレスを解消したいと思ったときに参考になる解消法をご紹介します。運動ウォーキングなどの有酸素運動がおすすめです。軽く汗をかく程度の運動を習慣づけましょう。人との交流友人や家族と食事をしたり、お酒を飲んだりして、楽しい時間を持つのもよいでしょう。話をすることでストレス発散の効果が期待できるでしょう。休息ぐっすり眠り、休養を取って疲れをとるほか、ヨガをしたり自然の中でリラックスしたりするのもよいでしょう。気持ちの切り替え今の環境から離れることで、気持ちを切り替えることも大切です。旅行はもちろん、部屋の模様替えをすることも気分を一新することにつながるでしょう。娯楽テレビや映画、カラオケに行くなど、自分自身が楽しいと思えることを、思う存分に満喫するのもおすすめです。創作楽器を演奏する、絵を描くなど創造的な作業に没頭することもストレス解消につながるでしょう。監修:田中奏多
2017年09月15日今や専業主婦は少なくなり、結婚・出産後の女性が働くことは決してめずらしくありません。家事や子育てと仕事を両立するため、パートタイムで働く女性も多いのでは?主婦の仕事や働く理由を知るため、実際に「兼業主婦」として家事・子育てをこなしながら働く女性50人にアンケートをとりました。家事・子育てを主に担当する既婚女性、つまり「主婦」が労働する場合、結婚・出産前と同じように働くのはなかなか難しいもの。そこで、家のことと仕事を両立できるようにパートタイムなどで働く人が増えます。今回は、子どもを持つ20〜50代の主婦50人を対象にアンケートを実施し、主婦のオシゴト事情を調査。働く理由や収入例、主婦が働きやすい仕事について探りました。アンケートにご協力いただいた皆さんはいわゆる「兼業主婦」。家事をこなしながら仕事も頑張る女性たちです。なお、今回のアンケート対象に正社員として働く方は含まれていません。パートの仕事を探している主婦の方や、現在は育休中でもまた働きたいと考えている方は、実際に家事・子育てをしながら仕事に励む皆さんの意見をぜひ参考にしてくださいね。※この記事内においての「主婦」とは、基本的に子どもがいる家庭で家事・子育てをしている既婚女性のことを指します。■目次1.主婦のオシゴト選びは“働きやすさ”が重要2.リアル!主婦が働く理由No.1は「家計のため」まとめまずは、「兼業主婦」として家事や子育てをしながら働く女性がどんな仕事に就いているのか見ていきましょう。1. 主婦のオシゴト選びは“働きやすさ”が重要アンケートの結果、兼業主婦として働く女性は幅広い業種・職種に就いていることがわかりました。多くの女性はパートタイムですが、なかにはフルタイムで働く人もいます。出産後に女性が働くことも一般化しているので、人それぞれ色々な職に就いていることは当然ですが、全体的に見て、家事や子育てに支障が出ないような仕事が好まれているという傾向があります。■女性に人気な「事務・オフィスワーク」今回のアンケートでもっとも多くの割合を占めたのは、そもそも女性から人気のある仕事のひとつ、「事務・オフィスワーク」でした。■「午前中だけの時短勤務のオフィスワークです。結婚前もオフィスワークだったので」(40代・主婦)オフィスワークをしている主婦の多くは、出産以前からオフィスで仕事をしていた人たち。現代は、子育てが落ち着きしだい、職場に復帰するケースも少なくありません。慣れた環境・仕事はやはり安心できるものです。■「オフィスワークは動かないため家事のための体力を温存でき、給料が高いこと」(20代・主婦)オフィスでの仕事はデスクワークが中心。体に無理がかからないというのは、女性にとっては嬉しいポイントのひとつです。また、仕事や雇用形態にもよりますが、勤務時間が相談できたり急用時にも対応しやすかったりと、時間に融通が効く会社もあることがわかりました。■シフト制で働きやすい「飲食業」「販売・接客」「事務・オフィスワーク」に次いで働く人が多かったのが、「飲食業」です。■「子供の学校などに影響を出さない時間帯だと、どうしても飲食店のランチ営業が中心の仕事になりますね」(50代・主婦)■「飲食店の接客業は特別な経験や資格が必要ない事が多いし、おばさんでも務まる仕事だから始めた」(40代・パート)飲食店の仕事は募集も多く、未経験からでも始めやすい点が魅力。昼間の時間帯は特に、パートタイムで働く主婦の労働力を頼りにしている場合もあります。出産後に始めた仕事としては、「販売・接客」の仕事をしているという人も多く見られました。■「スーパーで働いています。短い時間で募集している所が多いと思うし、働きやすいと思います」(40代・パート)スーパーやコンビニなどもパートタイムの定番。急用で休みを取りたいときも、気軽にシフトを代わってもらえる職場が特に働きやすいという声が挙がりました。このように、「飲食業」や「販売・接客」のアルバイトは“シフト制”であることがほとんど。シフト制は自分や家族の都合に合わせて働けるため、家事や子育てと仕事を両立する兼業主婦にとって大きなメリットとなります。■小さな子どもがいても安心な「在宅ワーク」■「ゆとりがある時に働けて効率がよく、何よりも自宅でできるので子育てと両立することができる」(30代・主婦)現代はPCとインターネットがあれば、色々な仕事ができるものです。実際に、「在宅ワーク」でPC入力作業やライティングの仕事をしている人もいることがわかりました。在宅の仕事はあまり稼げない場合もありますが、時間や場所に拘束されないのが何よりの利点。家にいながら隙間時間で仕事をしたり、小さな子どもの面倒を見ながら仕事をしたり、自分のペースで働けます。2. リアル!主婦が働く理由No.1は「家計のため」前項のアンケートでは、子どもを持つ主婦も様々な仕事に就いていることがわかりました。それでは次に、その主婦たちが働く理由について見ていきます。■一番の理由は「家計のため」兼業主婦が働く理由は、「家計のため」という回答がダントツで多くなりました。50人中42名が、家計を支えるという意識で働いています。■「これから子供が大きくなって教育資金が必要になることを考えると少しでも蓄えが必要だし、生活費が足りない月もあるので」(40代・主婦)■「旦那の稼ぎがもっとあったら働きません。家計の足しにする為に働いています」(40代・主婦)■「夫の収入のみではギリギリの生活なので、私も働かなければいけないと考えています」(20代・主婦)お金の問題は非常にリアル。現状として家計の収入不足を感じて働く人もいれば、子どもの養育費を懸念している人もいました。ネガティブな意見もたくさんあり、経済的な理由で働く必要がなければ、専業主婦として家事・育児や自分のために時間を使いたいと考える人も多いようです。■「収入が多い方が、旅行に行ったりできるし、念のために」(30代・主婦)■「少しでも働いて子供の将来のお金を貯めたいし、今後、引っ越しをしたり、車を買い替えたりしたいから」(20代・主婦)仕方なく働くよりも、何か目標を持って働くほうが頑張れるもの。同じく「家計のため」という意識で働いているにしても、ポジティブな気持ちで仕事に臨んでいる主婦もいました。■「自分のお金が欲しい」という本音も「自分のお金が欲しい」という理由で働いている人もいました。といっても、稼いだお金すべてを自分のために使うという直接的な考えを持つ人はほぼ皆無。■「少しでも家計の収入の足しにするため。それと、旦那の働いたお金を使うのは申し訳ないため、自分で働いて自由に使えるお金を得るため」(30代・主婦)■「専業主婦でお金を使わせてもらうことに少しだけ抵抗があるため。主婦も仕事ではあると思うけど」(30代・主婦)このように、自分も家計の担い手として収入を得ることで自分自身のお金も持てるようになる、と考えているようです。男性側がどう思うかは別としても、専業主婦という立場を“負い目”のように感じてしまう女性もいることが、今回のアンケートからもわかります。その点において、兼業主婦として働いていれば、堂々と自分のお金を持つことができるのです。まとめ女性が社会で活躍する現代も、未だに家事や子育てをメインで担うのは女性であることがほとんど。子どもを持つ女性の多くが「兼業主婦」として働いています。主婦が働く業種・職種は多岐にわたりますが、主婦業をこなしながらでも働きやすい職場が好まれています。働く理由としては、「家計のため」という意見が圧倒的多数。しかし、価値観は人それぞれであることがわかりました。後編では、主婦が働くペースや具体的な収入例、職場選びについてのアンケート結果を紹介。主婦が働きやすいオシゴトについて考察します。【主婦のパート事情・後編】はこちらからアンケート実施期間:2017年6月2〜3日対象:20〜50代の主婦、パート・アルバイト、個人事業主の方アンケート総数:50
2017年07月03日「兼業主婦」が働く理由は“家計のため”。家事も仕事もがんばる女性の皆さんがどれくらいのペースで働き、いくら稼いでいるのか、ズバリ聞いてみました。主婦ならではの職場の選び方も必見。前編に引き続き、主婦が働きやすいパートについて考察します。前編では、家事・子育てをしながら働く女性たちがどんな仕事をしているか、なぜ働くかという2つのアンケート結果をもとに、「兼業主婦」の働き方について見てきました。【主婦のパート事情・前編】はこちらから後編は、主婦が働くペースや収入、職場選びについてのアンケートをもとに、主婦が働きやすい仕事とはどんなものか考察していきます。■目次1.稼ぐなら週に4〜5日。2〜3日なら余裕あり2.主婦のパートは夫の扶養内におさめるべき?3.子どもが風邪…。シフトの融通が効く職場がベスト!まとめ1. 稼ぐなら週4〜5日。2〜3日なら余裕あり子どもがいる主婦は特に、家のことで何かと忙しくなるのは普通のこと。実際のところ、兼業主婦の皆さんがどれくらいのペースで働いているのか、アンケートをとりました。結果、「週に4〜5日」働いている主婦が50人中25名となり、ちょうど半数。次いで「週に2〜3日」が4割ほどを占めました。【週に4〜5日】■「主人と休日を合わせることを考えると週に5日以下、しっかりと家事を片付ける日などを作る場合は4日くらいが妥当かと思いました」(40代・主婦)■「週休2日で働いています。勤務時間が短いので週5日は働かないと収入にならないからです。家事の負担にならない程度にがんばっています」(40代・主婦)フルタイムで働く正社員の場合、基本は週5日で1日8時間の労働。パートタイムでは1日あたりの労働時間はそれよりも少なくなりますが、日数的にはフルタイムとあまり変わらないペースで働いている人もたくさんいるのです。■「週末は子供としっかり触れ合って遊びたいので、平日にガッツリ働きます!」(40代・パート)■「旦那の扶養範囲内で働きたいと考えているため、週4がベストだから」(30代・主婦)週に4〜5日働く人たちのほとんどは、主婦業をこなしながら、夫の扶養範囲内でできるだけ収入を得るというスタンスでした。【週に2〜3日】■「子供がまだ小学生なので、週3日パートをして、残りの2日は一緒に遊んだり宿題をみたりしています」(40代・主婦)■「家事もしっかりやりたいし、少しは自分の時間もほしいから週3ぐらいがちょうどいい」(30代・主婦)対して、週に2〜3日働いている主婦の多くは、家事・子育てと仕事のバランスを意識しています。仕事を週の半分程度に止めておくことで、家事と仕事をしっかり両立し、子どもとの時間や自分の時間も確保することができているのです。このように、家計全体の収入状況や生活スタイルの違いによって、少ない人では週に2日から多い人で5日まで、働くペースにはバラつきが出ることがわかりました。2. 主婦のパートは夫の扶養内におさめるべき?働くペースについては「週に4〜5日」という主婦が多数でしたが、気になるのは、それで収入はどれくらいになるかというところ。兼業主婦の皆さんは1ヶ月にどれくらい稼いでいるのか、ズバリ聞いてみました。アンケートの結果、1ヶ月あたりの平均収入額は「6〜9万円」。次いで多いのは「3〜6万円」となり、9万円以上稼いでいる主婦はぐっと少なくなっています。【6〜9万円】■「130万円を超えないよう、社会保険に加入しない程度のお給料にセーブして働きたいから」(30代・パート)■「税金が高いため年収100万円以下に納めないといけないためです。個人的には子供に手がかからなくなったら正社員としてフルで働きたいです」(20代・パート)■「8万円程度です。フルタイムでは働かないのでこのぐらいが続いています」(30代・主婦)サラリーマン家庭の主婦が夫の扶養内で働く場合、「103万円の壁」や「130万円の壁」と言われる年収のボーダーラインに注意する必要があります。単純計算ですが、年収103万円に止めるなら1ヶ月に稼げるのは85,833円まで。税金・保険に大きな影響を与えうる130万円ギリギリまで稼ぐなら、月あたり108,333円が限界となります。事実、月収6〜9万円の主婦の多くは、夫の扶養から外れないように働き方を調整していました。働く主な理由が「家計のため」であったことを考えれば、トータルで家計の損にならない範囲内で稼ぐのが得策です。【3〜6万円】■「週3日、時給1000円で1日3〜4時間働いているので、1ヶ月で4〜5万円くらいです」(40代・主婦)■「子育てに支障の出ない時間帯と日数でパートをしているので、毎月大体4万円前後もらっています」(40代・主婦)月収3〜6万円の主婦のほとんどは、平日の昼間や夕方にパートタイムで働いている人たち。家事や子育てにもしっかり時間をとりつつ週に3日程度働くと、これくらいの収入になるようです。【9〜12万円】■「子供が保育園に行っている間に、頑張って働いてますが、時間的に限界があるのでここまでです」(40代・パート)■「時給1000円くらいで、週5回フルタイムで働き、社会保険などが引かれると10万円ちょっとになる」(30代・主婦)月に9万円以上稼ぐ主婦は少数派。アルバイトなど単価が低い仕事でそれだけ稼ぐにはフルタイム並みに働く必要があり、家庭によっては時間的に難しい場合もあります。また夫の扶養からも外れるようになるため、闇雲に収入を増やそうとするのではなく、家計の状況や先のことも考えた上で働く必要があります。3. 子どもが風邪…。シフトの融通が効く職場がベスト!家計の状況やライフスタイルに適した働き方をするのがベストですが、主婦として家事や子育てをしている以上、うまくバランスをとることは不可欠。そこで、主婦が働きやすい職場の選び方について聞いてみました。職場選びについては、家のことや子どもの世話など、臨機応変に行動しなければならない主婦ならではの考えがはっきり表れました。■「シフトの融通」が最優先!■「シフトの融通が一番の肝。これが出来ないと子供がいての仕事など到底出来ない。もっと旦那が積極的に家事育児に参加してくれたらまだマシなのだが」(40代・主婦)■「子供が急に熱を出すこともありますし、学校の行事などもあるのでシフトに融通が効くかどうかがとても大切だと思います」(40代・パート)職場選びに関して、「シフトの融通」を重視する主婦は50人中43名に上りました。そして、その理由として子どもの存在を挙げているのは37名。子どもを持つ主婦にとって、子どもの都合は自分の都合にも等しいもの。病気をしたときの世話はもちろん、保育園・学校の送り迎えや行事など、主婦は柔軟に対応しなければなりません。そのため、必要な場面で確実に休みを取れることは主婦にとって必須条件となります。シフト制の仕事でなくとも、休日や勤務時間を気軽に相談できるような職場が働きやすいと言えます。■「家からの距離」も要チェック■「家から近いと緊急時に帰ったり、また出勤したりするのが簡単にできるので、距離を重視しました」(40代・主婦)■「家事や子育てのためには、通勤時間ができるだけ短い、家に近い職場が時間の節約になり便利だから」(40代・主婦)「家からの距離」も注意すべきポイントです。電車で時間をかけて通勤するような職場では、子どもの急病時などにも対応しづらくなってしまいます。また、主婦業をこなしながら収入を得るためには、時間を効率的に使う必要があります。パートタイムの仕事は時給制であることも多く、通勤に時間をかけるよりも、そのぶん家の近くで働いたほうが稼げるかもしれません。■主婦に理解のある職場選びを■「やはり続けるには人間関係が大事だと思う。子育てに理解がある職場でないと続けられない」(30代・主婦)主婦は家族のために急遽仕事を休むこともありうる以上、それに対して理解し合えるような「人間関係」も欠かせません。働いてみなければ職場の雰囲気はなかなかわからないものですが、他に子育て中の主婦がいるかどうかなども確認してみるとよいでしょう。まとめ主婦が仕事をする場合、まずは家事・子育てもしっかりこなせるペースで働くことが大前提。同じくパートタイムの兼業主婦でも、週に何日働くかは人それぞれでしたが、多くの主婦は夫の扶養から外れない範囲で働いていることがわかりました。これからパートを始めたいと考えている主婦の方は、自分の家庭の家計状況や生活スタイルをしっかり考慮し、子どもの都合に対応しやすい仕事を選ぶことをオススメします。アンケート実施期間:2017年6月2〜3日対象:20〜50代の主婦、パート・アルバイト、個人事業主の方アンケート総数:50
2017年07月03日専業主婦世帯よりも共働き世帯のほうが多くなった現在、結婚してから専業主婦になる人を「勝ち組」とする声があるようです。専業主婦みんながみんなそうとは限りませんが、「夫の稼ぎだけで十分に生活ができるため、働きに出る必要がない」と思われる傾向があることから、勝ち組と言われているようです。働くことによって受けるストレスもなく、夫の稼ぎで悠々自適に暮らし、子どもと一緒の時間をたっぷり過ごすことができる、というイメージが強いのかもしれません。しかし、おもしろいアンケート調査結果があります。それは、2014年に求人情報サービス『an』が全国の主婦200人を対象に実施した「パートに関するアンケート」。「専業主婦とパート主婦、どっちが幸せだと思う?」という質問について、6割以上が「パート主婦」と回答したという結果が出ているのです。また、私の周りで正社員として働いている既婚女性たちからも、「パート主婦が一番幸せな気がする 」という声をよく聞きます。では、なぜ多くの人が「パート主婦が幸せ」だと思うのか、実際はどうなのか、20代〜40代の既婚女性たちに話を聞いてみました。●専業主婦の声まずは、専業主婦の女性からコメントをもらいました。『うちは夫から「専業主婦になってほしい」と言われて仕事を辞めました。元々、私も仕事が好きではなかったし、キャリアを積むことにも興味がなかったのであっさり承知しましたが、ずっと家にいると不安ばかりが募ります。夫がもし職を失ったら、とか、まだ若いのに私はこのままでいいのかな?とか、存在してる意味あるのかな?とか。その点、パートをしている友達はすごく楽しそうです。自分で稼いだお金を自由に使えるのも羨ましいし、社会の役に立っている感じがして 。子どもと夫だけが自分の世界みたいになってる現状がすごく孤独で不安なんですよね……』(20代女性・専業主婦/子ども1人)彼女いわく、正社員に未練はないけれど、パートとして週何日かだけでも外へ働きに出たいとのこと。ただ、専業主婦歴が長いことから、本当に働けるのか不安もあると言います。●正社員の声次に、正社員として働く女性たちからもコメントをもらいました。『子どもがいないので、結婚してからも正社員として働き続けています。でも正直、常に辞めたいと思っています。子どもがいなくても、私の方が夫より帰りが早いため、家事は全部担当しているし、肉体的にも精神的にもストレスだらけ。専業主婦になるのは抵抗があるけど、パートなら仕事と家事をうまく両立する余裕がありそう だし、パート勤務に憧れます』(30代女性・正社員/子どもなし)『子どもを産んでからも正社員として働いていましたが、「もう無理」「いやまだイケる」みたいな波を何度も経験してます(笑)。職場のパート勤務の女性とたまにランチを一緒にしますが、彼女の話を聞いていると時間にも精神的にもゆとりがある感じ で、すごく心が揺れます。とはいえ、うちの場合子どもが2人いるので、私も正社員でガッツリ働かないと経済的に不安なんですが……』(40代女性・正社員/子ども2人)結婚しても仕事を続ける女性は多いですが、結婚後にどのようなスタイルで働くか、悩む人も少なくないでしょう。このご時世、できるなら正社員のままで働き続けるのが一番。正社員を辞めてしまうのはもったいない。……これはよく言われる言葉です。でも、結婚後も正社員として働き続けることが誰にとっても幸せとは限りません。●実際にパート主婦になった人の声『私は子どもが小学校に入学したのを機に、近所のファミレスでパートを始めました。専業主婦のときは夫の稼いだお金でママ友とランチしたり出かけたりするのがなんとなく後ろめたかったけど、今は自分の働いたお金でやりくりできるので、誰にも気兼ねしなくていい 。欲しい服も買えるし、美容院に行く回数も増やせたし、満足です』(30代女性・パート/子ども1人)『正社員として10年働いていましたが、結婚してから私には家庭と仕事の両立は無理だと思い、会社を辞めて事務のパートを始めました。16時にあがってスーパーに寄り、晩ご飯をゆっくり作る生活が幸せです。自分の時間が持てるのもありがたいですね。正社員のときはいろいろ背負っているものが多くて、家に帰ってからも気が休まらなかったけど、言い方が悪いですが、パートは「いつでも辞められる」と思えるので、精神的にもラク です』(30代女性・パート/子どもなし)ストレスを抱えている現状から脱出するため、パート主婦という働き方を選択した人たちの声です。彼女たちの場合、パート主婦になることによって心に余裕が出たと言います。もちろん、みんながみんなそううまく行くわけではありません。次のような声もありました。『専業主婦生活にも飽きたので、10年ぶりにパートとして働きに出てみました。でも、職場での人間関係の煩わしさや自分のあまりの仕事の覚えの悪さに嫌気がさして、1か月で辞めてしまいました……。やっぱり私には専業主婦が一番 かもしれません』(30代女性・専業主婦/子ども2人)『正社員を辞めてパート勤務に切り替えました。デスクワークなのですが、なんだか職場で正社員にいいように使われてる気がしてストレスです。正社員と同じようなことをやらされてるのにお給料は安いし、休みも取りづらい し。もっと気楽に働ける職場へ移りたいです』(40代女性・パート/子ども1人)パート主婦が幸せだと感じるかどうかは、当たり前ですが人によるということですね。----------専業主婦から脱したい方は、難しく考えずに勢いで働きに出てみるのもアリでしょう。しかし、正社員からパートになりたい方は、収入がグッと減ってしまう分、自分が望む生活を本当に手に入れられるかどうか、デメリットまで考慮した上で慎重に転職先を決めたほうが良さそうです。【参考リンク】・6割以上の主婦が「専業主婦」より「パート主婦」の方が幸せと回答~主婦のパート探しに関する調査~ | アルバイト採用・育成に役立つ人材市場レポート「an report」()●文/パピマミ編集部●モデル/坂井由有紀(央将くん)
2017年05月31日ひとくちに掃除といっても、そのやり方や使用する道具には、主婦のみなさんの知恵や工夫がたくさんあるようです。そこで、定番の掃除道具から、主婦のアイディアが光るとっておきの道具まで幅広くご紹介。主婦の皆さんはどんなものを使って日頃の掃除をしているのでしょうか?皆さんはどんな掃除道具を使って、普段の掃除をしていますか?最近では、雑貨屋さんやバラエティショップでもいろいろなタイプの掃除道具が売られていますよね。掃除機も種類が増え、性能も進化しています。今回は20〜50代の女性50人に、「掃除道具」をテーマにアンケートを実施しました。回答者の9割は主婦、残りの1割は正社員・派遣社員です。■目次1.主婦の本音を覗き見2.定番の掃除道具3.オススメの掃除道具1. 主婦の本音を覗き見掃除は毎日やらないといけない家事の一環。できれば簡単に済ませたいものですよね。そんな掃除に対して主婦の方はどのように思っているのでしょうか。■主婦が毎日掃除をする理由とは?「どのくらいの頻度で掃除をしていますか?」というアンケートでは、実に半数以上の方が「毎日掃除をする」という結果が得られました。しかし「毎日は厳しい」という声も多く、「少なくても週に1回以上」掃除をしている人もたくさんいらっしゃいます。「毎日掃除をする」と答えた方で、もっとも多かった回答が「小さな子どもがいるから散らかりやすい」からというもの。■「子どもがいるので、お菓子や走り回りホコリまみれになり、すぐに床が汚れてしまうため。」(30代主婦)■「まだハイハイをしている赤ちゃんがいるので、ゴミなどを食べないように。」(30代主婦)まだ小さなお子さんがいる家庭では、気づかぬうちに部屋が散らかっているなんてことは日常茶飯事。おもちゃなどが散乱しているだけならすぐに片づけられますが、お菓子のカスなどはそう簡単にはいかないもの。きれいな空間を維持するために毎日掃除機をかける人は多いようです。■意外と手強いカーペットとトイレの掃除では、毎日掃除するのは、どこでしょうか?部屋の掃除をする人が多いのは当然の結果かもしれませんが、意外と目立ったのが、「カーペット」「トイレ」「テーブルや棚の上」という回答の多さでした。【カーペット】■「床やカーペットのゴミが目につくので、掃除機をかけるようにしています。」(30代・主婦)■「猫が2匹いるので、カーペットに毛が付くので頻繁に掃除します。」(30代・主婦)カーペットって細かいゴミや髪の毛が気づかぬうちにたくさん溜まってるもの。週末にまとめて掃除をして、コロコロをかけてみると、すぐにコロコロの紙がなくなってしまうなんてこともありますよね。犬や猫などのペットを飼っていると、ペットの毛がカーペットにたくさん付いているなんてことも。カーペットにはダニなどの虫も溜まりやすいので、こまめな掃除が大事です。【トイレ】■「トイレは汚れてから掃除すると大変なので毎日少しずつ掃除しています。」(30代・主婦)■「掃除しても掃除しても毎日汚れるし、掃除しても完璧にきれいになったという気持ちは実感できない。」(50代・主婦)トイレの便器は、日頃から掃除をしておかないと汚れが落ちにくい場所のひとつです。便器をこまめに洗わずにいると、茶色い汚れが広範囲についてしまい、とても不潔な状態になってしまいます。毎日気づいたときに便器の掃除をすることを日課にするだけでも、まとめて掃除をするときのストレスも大きく軽減されるはず。トイレ掃除には、市販のトイレ用洗剤のほかにも、重曹を使ってきれいに汚れを落とすことができます。日頃からきれいに便器を洗っていても、尿が飛び散ったものが残っている場合もあるので、定期的に念入りな掃除をすることも忘れずに。■私はこんなところ掃除するのが嫌だ掃除と言っても、場所によって負担は変わってきますよね。主婦の皆さんにどこの掃除が億劫になるのかを聞いてみました。圧倒的に多かったのは、台所の換気扇、お風呂場、ガスコンロの3箇所。換気扇やガスコンロは油汚れのベタベタが気になるもの。そして風呂場は水垢やぬめりなどが気持ち悪いですよね。これらの汚れは落ちにくいことにイライラしてしまいがちです。【換気扇】■「頻繁にしているつもりでも、やはり油脂はとるのが大変。取り外すのも面倒だし洗って取り付けるのがひと苦労。」(40代・主婦)■「油汚れの掃除は、ベタつくし、時間がかかるしで、あまり好きではありません。」(20代・主婦)【風呂場】■「お風呂の排水口は髪の毛が詰まっていて触るのが気持ち悪い。」(20代・主婦)■「風呂場のカビをとるのが一番億劫になる。どうしても掃除の頻度が減ってくる。」(50代・主婦)【ガスコンロ】■「毎日掃除をしていても、吹きこぼれや油汚れが蓄積され、なかなかきれいにならないから。」(20代・主婦)■「油汚れや食材の飛び散りがきれいにならずに苦労しています。なかなか落ちません。」(40代・主婦)節約を意識するとなると、自力で解決したい問題ではありますが、換気扇、風呂場、ガスコンロの掃除は面倒さや、汚れの落としにくさから家事代行サービスを利用する人も増えてきています。毎日やらないといけない掃除でも、やっぱり不満や愚痴はたまってしまいますよね。では、主婦の方々はどのような道具を使って掃除をし、ぬめりなどの強敵と戦っているのでしょうか?2. 掃除といえばこれ!定番の掃除道具主婦50人の方に、普段使っている掃除道具についてお聞きしました(複数選択可)。主婦が使う掃除道具のナンバーワンはやはり、掃除機。2位がワイパー、そしてウエットシートとコロコロが同位です。ほうき、モップ、雑巾を使う人は少数派という結果になりました。これは、今や多くの家はフローリングで、和室が減ってきている環境の変化が大きく影響していることが考えられます。■掃除には欠かせない掃除機50人中、31人もの人が「使っている」と答えたのが掃除機でした。■「子どもが毎日外のホコリを家の中に持ち込んできて、ふわふわ浮いているのが目につく。」(40代・主婦)■「カーペットだけは掃除機がないとどうしようもない。髪の毛やほこりなどコロコロだけでは追いつかないので。」(40代・主婦)ホコリなど簡単に掃除することが難しいゴミは、ワイパーやコロコロで取るのは限界があるもの。掃除機で取ってしまうのが一番楽な方法かもしれません。一人暮らしなどで生活スペースが狭い部屋ならば、掃除機がなくてもワイパーやコロコロなどで掃除はすんでしまうかもしれません。しかし子どもが多く、毎日の掃除に使うとなれば、やはり掃除機はマストアイテムと言えるでしょう。数年前からサイクロン式やロボット型など、高性能な掃除機が急速に普及し、最近では一般家庭でも浸透し始めています。吸引力が高いもの、軽いもの、小回りがきくものなど、性能の種類も増えました。ゴミ捨てがややこしかったサイクロン式掃除機もありますが、ゴミ捨てを楽にすることに特化したモデルなども開発されています。■サクッと掃除したいときはすぐに使えるものが光る数は少ないものの、根強い人気を誇っているのがワイパーです。軽くて場所を取らないことから、気軽にサクッと使えることが主婦の方々から愛される秘訣。■「ワイパーが一番手軽で使いやすいので、フローリングにはワイパーを使います。取れたホコリが見えるので掃除した感も得られ、なんだかスッキリします。」(40代・主婦)■「一番手軽でゴミも取れやすく、リビングでも気づいたときにさっとできる手軽さがいいです。」(40代・主婦)ワイパーもさまざまな大きさや形のものが販売されています。テーブルや棚、テレビ台の上などをサクッと拭けるハンディタイプ、エアコンや照明などの高いところにあるものについてしまったホコリを取り除ける長い柄のものなど種類が豊富です。ハンディタイプのものは軽くて持ちやすい種類のものがたくさん販売されているため、小さなお子さんでも使うことができるでしょう。子どもと一緒に掃除をするときにぴったりの掃除道具です。普段使いできる床拭き用のワイパーは、リビングで収納できるボックスも発売されています。カッコよくスタイリッシュに収納することができて、少しでも時間を節約したい忙しい主婦にとっては、さっとすぐに始められるのも嬉しいポイントですね。3. おすすめの掃除道具掃除の定番はあれども、やり方は人それぞれ。面倒な掃除を少しでもやりやすくするためのとっておきの掃除道具を主婦の皆さんにお聞きしました!■メラミンスポンジって何?皆さんは「メラミンスポンジ」をご存知ですか?洗剤を使わずに、水を染み込ませてこするだけで、簡単に汚れが落ちてしまう「白いスポンジ」のことです。コンロの油汚れや蛇口の水アカなども、少し力を入れてこすれば、気づいたらきれいになっている優れものです。多くの主婦が使っている大人気の掃除道具です。■「メラミンスポンジ。こすっても落ちない汚れが、どんどん落ちるから。」(30代・主婦)■「メラミンスポンジをカットしておいて、いつでも気になるところを磨けるようにしています。」(30代・主婦)メラミンスポンジは、100円ショップでも販売されています。手軽に使えることが特徴です。小さく使いやすいサイズにあらかじめ切っておいたものをキッチンや洗面台の引き出し・戸棚にストックしておけば、いつでもすぐに使えて便利ですね。ただし一見便利そうなメラミンスポンジですが、使用する上で気をつけたい点があります。ワックスがけしてある床や、ペンキが塗られているテーブルなどは、塗料が落ちてしまう可能性があるので、注意しましょう。■そのほかの定番アイディア掃除道具■「新聞紙は、身近にあって利用価値があると思います。何か汚れを取る場合、新聞紙の上で作業すれば、そのまま廃棄できます。」(50代・主婦)■「割り箸の先にキッチンペーパーを巻きつけ輪ゴムでとめたもの。狭いところをきれいにしてそのまま捨てられるので後片づけも楽」(40代・主婦)■「一番使い勝手がいいのは、使い古したタオルや着古したシャツを手ごろなサイズに切って使い捨てにする雑巾かな。」(40代・主婦)雑巾は、掃除道具としては汎用性が高く、やはり掃除には必需品。また新聞紙は、軽めに水に浸してよく水切りしたものをちぎってゴミ掃きすることで、ホコリが集まりやすくなります。窓拭きにも新聞紙は有効で、本来の目的ではありませんが、新聞紙も優れた掃除グッズといえそうです。このほかにも、古くなったふきん、洋服、歯ブラシなども定番の掃除道具。身近にあるものを再利用して掃除するのは、“節約上手”の主婦の腕の見せ所です!■主婦のアイディアが光る掃除道具■「沸騰重曹水(お湯を沸かして重曹を入れたもの)。お風呂場などの掃除に重宝しています。」(50代・主婦)こちらの主婦の方が教えてくれた沸騰重曹水は、お湯に重曹を入れてよく混ぜることでできるお掃除アイテム。お湯1リットルにつき、50〜70gの重曹を入れます。沸騰したお湯に少しずつ重曹を入れ、重曹がよく溶けるまでかき混ぜたら沸騰重曹水の完成です。沸騰重曹水は、お風呂場だけでなく、キッチンの掃除にも使うことができます。コストも安く抑えることができるので、毎日使う洗剤としても使うことができます。保存はペットボトルよりも、瓶などのしっかりした素材のものがオススメです。■「セスキ炭酸ソーダ水、クエン酸水を常備しておくと、大体の汚れはどちらかで落ちるのでとても便利。」(30代・主婦)クエン酸水を使うことも掃除の裏技として効果的です。クエン酸は消臭・抗菌効果がある、エコで手頃な掃除アイテム。値段も300〜500円とリーズナブルで、多くの主婦の方が使用しています。クエン酸水はスプレータイプの容器に詰め替えると便利です。洗面台、台所の水場、風呂おけ、トイレの便器などの掃除に効果を発揮し、軽く吹きかけ、雑巾やスポンジでこすったり拭いたりするだけで汚れが落ちます。気軽に使えるものなので、毎日のお掃除で使いたいですね。まとめ50人の主婦の方に、掃除に関するさまざまな質問をしてきましたが、いかがだったでしょうか?ひとくちに掃除といっても、そのやり方や使用する道具には主婦のみなさんの知恵や工夫がたくさん。新聞紙、割り箸、古くなった布、重曹など、家にあるものを上手に再利用すれば、大きな節約にもなります。少しでも家計を楽にするために、主婦は日々努力をしているのです!
2017年03月03日しゅふJOB総研はこのほど、「働く主婦と上司のマネジメント」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は4月22日~5月22日、働く意欲のある主婦層を中心とした男女485名(既婚女性425名、未婚女性23名、既婚経験あり独身女性31名、男性6名)を対象に実施された。○9割が「主婦の働きやすさに上司のマネジメントは影響する」調査ではまず、「主婦の働きやすさに、上司のマネジメントは影響すると思いますか?」と質問したところ、67.2%が「大いに影響する」と回答。「少し影響する(22.3%)」と合わせると、実に9割もの人が「影響する」と考えていることがわかった。では、主婦にとって働きやすい上司とは、いったいどんな人なのだろうか。働きやすい上司について教えてもらったところ、「子供の病気や家族行事等が発生した場合も柔軟に対応してくれる」や「相談しやすい雰囲気を作ってくれる」が同率(79.2%)1位となった。また、「社員同士が仕事のサポートし合える環境づくりをしてくれる(73.4%)」という意見も多かったほか、「仕事に対して的確に評価し、その内容をしっかりと伝えてくれる(59.0%)」や「自分の意見を言いやすい(51.3%)」といった回答も5割を超える結果となった。○85%が「主婦層の社員にも仕事の成果を求めるべき」次に、「上司は育児等、家庭の制約がある主婦層の社員に対しても、仕事の成果を求めるべきだと思いますか?」と尋ねたところ、「大いに思う(26.0%)」「少し思う(59.2%)」と回答した人は85%にのぼり、そう思う理由については、「働く以上は主婦であっても成果を出すべき(79.0%)」が大半を占めた。続いて、家庭の制約がある主婦層は「働きやすさ」と「仕事の成果」を両立出来ると思うか聞いた結果、半数超が「両立できる(53.6%)」と回答。そのために上司に求めるマネジメントについても尋ねたところ、「子供の病気や家族行事等が発生した場合も柔軟に対応してくれる(76.7%)」「相談しやすい雰囲気を作ってくれる(74.4%)」「社員同士が仕事のサポートし合える環境づくりをしてくれる(73.4%)」といった項目が上位を占めた。また、「仕事に対して的確に評価し、その内容をしっかりと伝えてくれる(59.0%)」や「自分の意見を言いやすい(51.3%)」といった回答も5割を超えた。
2015年07月20日新連載「主婦が新聞読んで聞いてみた」では、商社出身のフリーライターで主婦の楢戸ひかる氏が、新聞を読んで疑問に思ったテーマを、主婦目線で調べて読者の方々と共有します。新聞の広告は面白い。世相を反映しているので、注意して見ていると、世の中の様子が見えてくる。ある日、総務省がふるさと納税の広告を出しているのが目に留まった。ふるさと納税のことは、"お礼の品がもらえるやつだよね?"くらいの認識はあったが、総務省が広告を出すほど、国が力をいれているとは! ちょっと調べてみよう。○主婦的視点で要点箇条書き(1)寄附が控除されるふるさと納税枠がおよそ2倍に拡充された(2)ふるさと納税ワンストップ特例制度ができた(3)上記2はもともと確定申告が不要な給与所得者等を対象にした制度で、寄附先が5自治体以内の場合、所定の申請書を提出すれば、確定申告なしで控除が受けられる○お礼の品でサーロインブロック5キロ!ふるさと納税といえば、「ふるさとチョイス」。まずはサイトを覗いて、お礼の品を見てみる。「十勝ハーブ牛サーロインブロック5キロ」(北海道 上士幌町)、「九十九島岩がき」(長崎県 佐世保市)、「メロンセット」(鳥取県 倉吉市)…。「この県には、こんな特産物があるんだ」なんて旅行気分も味わえて、見ているだけで楽しい。○ふるさと納税って、結局、何なの?そもそも、ふるさと納税という言葉は、聞いたことはあるけれど、結局、何だかよくわからない。そんな素朴な疑問を、「ふるさとチョイス」を運営する須永珠代さんに聞いてみた。「ふるさと納税は、税金を故郷に納税する制度と思う方が多いですが、実は地方自治体への寄附なんです。"寄附"を通じて、住民税の一部を"自分のふるさと"である自治体に移す制度です」。"ふるさと"といっても、寄附先は実家がある市町村に限らず、応援したい街や思い入れのある街など任意の自治体で良く、また複数の自治体に寄附をすることもできる。「寄附したお金の使い道は、寄附する本人が決めることができます」というのも自分のお金を有効に使えるようで魅力的だ。○ふるさと納税枠がおよそ2倍って、何?ふるさと納税の、もう一つのポイントは、節税のような効果になる点。「個人が自治体に2,000円を超える寄附を行った時に、その年の所得税が還付、翌年度の住民税が控除されます」と、須永さん(ワンストップ特例の場合は、翌年度の住民税から控除)。ただし、控除メリットを最大限受けるためには、年収や家族構成等によって寄附をする上限額が決まっている。この枠がおよそ2倍に拡充されたので、同じ条件の場合、今までより多くの金額を寄附しても、その分だけ、より多くの控除が受けられるようになったのだ。○控除に必要な確定申告が不要って、どういうこと?今までは、還付と控除を受けるためには、必ず確定申告が必要だった。それが、平成27年4月1日以降のふるさと納税を対象に、もともと確定申告が不要な給与所得者等の一定条件に該当する場合であれば、寄附先の自治体へ所定の申請書を提出すれば、確定申告せず控除が受けられるようになった(寄附先が5自治体以内の場合)。この場合は、寄附金控除額の上限は確定申告と同じだが、すべて住民税からの控除となり、所得税からの還付はない。○ふるさと納税が、より身近に!今回の広告の趣旨は、つまり「ふるさと納税が、より使い勝手がよくなりましたよ」ということだ。これには、どんな意味があるのだろうか? 家事をしながら考えてみる。「人口の多い都心部に集中しがちな税金を、地方にも行き渡らせたいという国の意向があるのだろうな…」。そんなことが思い浮かぶ。私が、国の意向に思いを馳せるとは! 「今日の夕飯は何にしよう?」「雨が降りそうだから、洗濯ものとりこまなくちゃ!」。そんな日常を送っている私だが、新聞広告ひとつだけで、目線を少しだけ広げて俯瞰して世の中を見られた気がした。○プロフィール:須永 珠代(すなが たまよ)ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」を主宰。トラストバンク代表取締役社長。2000年から一貫してWeb業界に携わり、小規模なサイトから大規模なサイトまで計100以上のサイト立ち上げの経験者。2012年より現職。ふるさと納税を通じた地域支援を行うため、全国の自治体を訪問しコンサルを行っている。日本初となるふるさと納税全国セミナーを実施。○筆者プロフィール: 楢戸 ひかる(ならと ひかる)1969年生まれ丸紅勤務を経てフリーライターへ。中学生と小学生の男児3人を育てる主婦でもある。メルマガ「主婦が始める長期投資」(メルマガ申し込みは、「主婦er」より)を書き始めて、視野の狭さを痛感。新聞を真面目に読もうと決意し、疑問点は取材に行く所存。
2015年05月08日ニキビといえば思春期頃にできるものというイメージがありますが、実は新生児期にもニキビはできます。「新生児ニキビ」「乳児湿疹」「脂漏性湿疹」と、いくつか呼び方のある、新生児の湿疹について詳しく知っていきましょう。■いつごろから乳児湿疹ができる? 乳児湿疹(新生児ニキビ)ができるのは、生後数週間~3ヵ月の間頃。特徴としては、頬やおでこなどに白、または赤色のプツプツとしたできものが見られます。生後すぐに湿疹ができると「アトピー性皮膚炎なのかも…」と心配するママもいるようですが、アトピーと乳児湿疹は異なるもの。不安なら、一度専門家で診てもらうとよいでしょう。■乳児湿疹ができる原因は? 乳児湿疹ができる原因はさまざまですが、毛穴が発達していないため毛穴に汚れが詰まりやすく、新生児とはいえニキビ状の湿疹ができてしまう、というケースが多いようです。ただ、この場合は赤ちゃんが成長することで毛穴の詰まりも解消され、きれいなお肌になっていくので、心配はいらないでしょう。そのほか、寝具の汚れが顔につき、それが肌の負担になって乳児湿疹が発症するケースや、沐浴時に石鹸カスや汚れをしっかりと落とせていないことが原因で湿疹が出てしまうケースもあります。■乳児湿疹の対策方法は? 乳児湿疹の対策方法として大切なのは、常に赤ちゃんの肌の清潔を保つことです。お風呂に毎日入れるのはもちろん、洗い残し、すすぎ残しのないように気をつけること、寝具やミトンは小まめに洗濯をしておくことを心がけましょう。そして、清潔にしたら必ず保湿を。大人でも肌が乾燥してニキビができることがあるように、新生児にも湿疹ができる場合があります。沐浴後の保湿は徹底しておきたいですね。加えて、爪を短く切っておくことも忘れてはいけません。手を顔の周りに持っていった時、爪で肌をひっかいて、そこから菌が入り感染してしまうというケースもあります。抵抗力のない赤ちゃんは、傷が化膿するだけでも大変なことになってしまうので、フリーエッジ(爪の先端の、指先からはみ出した部分)が伸びてきたら、すぐにカットしてあげましょう。なお、ケアや対策をしても、乳児湿疹が治らなかったり、悪化したり、また湿疹の範囲がだんだん広がってきたという場合は、すみやかに皮膚科や小児科を受診してくださいね。
2015年04月06日女性が結婚、出産後も仕事を続けるかどうかは、自分自身のライフスタイル、さらには家計も左右する重要なポイントです。専業主婦、有職主婦、どちらにもメリット、デメリットがありますが、金銭的な面でよりおトクなのは、どちらでしょうか。配偶者控除や将来受け取れる年金などから、総合的に判断してみましょう。○専業主婦には優遇もあるけれど……家計のことを考えると、家庭を持ってからも働きたいと考える女性は多いでしょう。けれど、専業主婦には「配偶者控除」などの優遇があるので、いっそのこと「働かないほうがいいのでは? 」と迷ってしまうかもしれません。専業主婦と有職主婦、お金の面から見ると、どちらのほうがよりメリットがあるのでしょうか。社会保険からの給付、得られる生涯賃金、老後の年金など総合的に考えると、金銭面で有利になるのは、ズバリ、有職主婦がいる「共働き家庭」です。サラリーマンの妻(第三号被保険者)には、夫の所得税が安くなる「配偶者控除」の他、健康保険料、年金保険料の納付が免除される制度があります。もし働いていたとしても、年収が103万円以内なら配偶者控除が適用になり、130万円以内なら健康保険料と年金保険料が免除なので、この額を超えない範囲で働こうと考える人も多いです。配偶者控除を受けると、所得税と住民税合わせて、10万円程税金が安くなります。確かに、妻がパートなどで働いていて、年収が135万円、140万円という額なら、少し働く時間を減らして、控除や免除のメリットを受けたいと思うでしょう。けれど、正社員として働いているなら、安易に仕事を辞めることは、金銭面からはおすすめできません。専業主婦と正社員では、収入の差だけでなく、社会保険からの給付や将来の年金額が大きく異なるからです。もし、結婚や妊娠で会社を退職したら、雇用保険の「出産手当金」「育児休業給付金」が受け取れません。産休中、育休中に受け取れるこれらの給付金額は、正社員で月収24万円の女性のケースで子どもが1歳になるまで育休を取ると、ざっくり計算して200万円程度になります。さらに厚生年金保険料は、産休中と育休中は全額無料となります。正社員のまま子どもを2人、3人産めば、この給付を数回受け取れるわけですから、専業主婦と比べて大きな差になります。将来の年金も大きく変わります。妻が第三号被保険者の場合、65歳から受け取れる年金は、満額で年額約77万円です。妻も第一号被保険者として厚生年金に加入して働き続けた場合、月収20万円、加入期間20年なら、年間30万円前後が上乗せされます(加入時期などにより支給額は変わります)。加入期間が長ければ、年金額はもちろんアップするので、子育てしながら正社員として働き続ければ、それだけメリットも大きくなります。もし、あなたが今正社員として働いていて、老後も視野に入れてゆとりある生活をしたいと考えるなら、保険料なども納めながら働き続けた方が有利になるでしょう。専業主婦や、年収100万円前後のパートタイマーなどの場合、今は配偶者控除の恩恵が受けられますが、配偶者控除は見直しの方向で政府が検討をしています。今後の制度改正にも注目しながら、働き方を選んでください。※画像は本文と関係ありません。○著者プロフィール武田明日香エフピーウーマン所属ファイナンシャル・プランナー南山大学経済学部卒業後、大手印刷会社に入社。2010年に、法人営業の仕事をしながら自己啓発のためにファイナンシャルプランナーの資格を取得。「女性がライフステージで選択を迫られたときに、諦めではなく自ら選択できるための支援がしたい」という想いから、2013年にファイナンシャルプランナーに転身。日本テレビ「ZIP!」やTBSテレビ「あなたの損を取り戻せ 差がつく!トラベル!」、「Saita」「andGIRL」等の雑誌、「webR25」「わたしのマネー術」等のウェブサイトなど幅広いメディアを通じ、お金とキャリアの両面から女性が豊かな人生を送るための知識を伝えている。お金の知識が身につく初心者向けマネーセミナー受付中(受講料無料)
2015年03月27日「 主婦クリエイターが、扶養の範囲で働くには? 」で税金の基本的な仕組みを知り、「 主婦クリエイターの経費。ポイント4つ 」で経費について整理をした。では、仕事が順調に伸び、主婦クリエイターの所得が年間38万円を超えた場合はどうすればよいのだろうか。引き続きお話を益田先生に伺った。■「売上130万円」が目指すべきひとつのライン「私が主婦クリエイターの方によくお話しているのは、『売上130万円をひとつの目安として働いてみてはどうですか?』ということです。売上130万円といったら、結構、働けますよね? そこまでは、ひとまず、がんばって働いてみましょうと言っています」。売上130万円を、ひとつ目安にするのは、そこに社会保険の線引きラインがあるからだ。■「扶養の範囲」の線引きはふたつここで話が混乱してしまう人が多いと思うので、一度整理しておこう。「扶養の範囲」と、ひとくちに言っても、妻の収入が扶養の範囲、つまり配偶者控除の範囲にあることによって受けられるメリットは大きく分けて2つある。1つ目は税金が安くなるということ。2つ目はサラリーマンの妻の場合、社会保険料が免除になること。ちなみに自営業者の妻の場合は、もともと個人で独立して社会保険料を支払っているので、2つ目の社会保険料免除は関係ない。「税金が安くなること」については、 コチラ を読んでほしい。■主婦クリエイターの売上が年間130万円を超えたら「社会保険の加入組合によってさまざまなのですが」と益田先生は前置きされた上で、「多くの場合、サラリーマンの妻の収入が130万円のラインを超えると、社会保険の扶養の範囲から外れてしまいます」。そうなると、妻は自分で社会保険料を支払わなければいけなくなる。妻の公的年金を国民年金にした場合、月々の保険料は1万5,040円(平成25年度)、このほかに国民健康保険にも自分で入らなければならない。■扶養の範囲から外れても「家計としてみればプラスである」という視点「社会保険の扶養の範囲から外れてしまったら、キャッシュが出て行きますから大変です。でも、社会保険控除の範囲内にいれるのであれば、配偶者控除や配偶者特別控除は使えなくてもいいのでは? と、私はご提案しています」。その覚悟(!?)をするためには、配偶者控除を使えた場合、どれくらい税金が安くなるのか? を知っておきたいものだ。夫の年収が500万円の場合なら、安くなる税金の額は年間で約3万8千円。夫の年収が700万円の場合なら約78,000円、1,000万円の場合でも同じく約78,000円となる(いずれも年額)。「配偶者控除が使えず、ダンナさんの税金がたとえ年間5万増えたとしても、家庭としてみれば30万円収入があるわけなので、全体の収支でみれば、プラス25万円です。それに妻の所得が配偶者控除の枠から出てしまっても、配偶者特別控除があるので段階的に税制面の優遇は残ります。ですから、私個人としては、妻の収入が扶養の範囲を出てしまうことをさほど恐れなくていいでは?と思っています」と、益田先生。配偶者控除の見直しも検討されている現在、扶養の範囲に気をとられて働き方をセーブするのは、ナンセンスなのかもしれない。目先のことだけではなく、長い目で将来のことも考えて、自分自身の働き方を考えたいものだ。【連載:主婦クリエイターのお金特集】・ 第1回 主婦クリエイターが、扶養の範囲で働くには? ・ 第2回 主婦クリエイターの経費。ポイント4つ
2015年02月09日「 主婦クリエイターが、扶養の範囲で働くには? 」では、主婦クリエイターの税務の基本的な仕組みを知った。今回は、益田先生の主婦クリエイター向けマネー講座でよくある、経費についての質問4つにQ&A形式で回答してもらった。Q1.経費とは、どこまでのことを言うのでしょうか? A1.売上を生み出すために必要なお金すべてです益田先生曰く、「経費とは、事業に関連のあるもの。売上を生み出すために必要なものはすべて経費です」。そこで、具体例で考えてみた。結構いろいろなものが経費として落とせるようだ。【ネットを使ってビーズ細工を販売している場合の経費例】・材料費・仕入れに行く時の交通費・打合せの際のカフェ代金・プロバイダー料金・パソコン購入費・ビーズ細工をするのに必要な道具類・ビーズ細工に関する資料の本代 などQ2.領収書がない場合は大丈夫ですか? A2.大丈夫です「所得税は、帳簿ありきなんです。国は“帳簿をつけなさい”とは言っていますが、“領収書を集めなさい”とは言っていません」(益田先生)。つまり、領収書を集めるよりも、帳簿つけをきちんとする方が大切だということだ。まずは、お金の出入りをノートにつけてみよう。書くべき項目としては、(1)取引日 (2)何を買ったか (3)どこから買ったか (4)金額。「帳簿つけの最初は、これくらいで充分です。とにかく『帳簿をつけることを習慣にする』ことから始めてみましょう」。Q3.仕入れの支払いは、夫名義のクレジットカードですが大丈夫ですか? A3.問題ありません「主婦クリエイターの方は、支払いをダンナさん名義のクレジットカードでする場合も多いようですね。こちらは問題ありません。その分のお金の出入りを、帳簿にきちんとつけていれば大丈夫です」。Q4.自宅で事業を行っているのですが、家賃、水道・光熱費は経費になりますか? A4.リビングで作業をしている場合は厳しいことが多いです「税務的には、経費とできるのは『明らかに区分ができる部分』と言い方をしています」。たとえば、自宅の一部屋を完全に仕事部屋として、そこで仕事のすべてを行っているような場合。これは、仕事部屋として「区分」できるので、家賃や水道・光熱費のうち、仕事部屋分の割合を経費にできる可能性はある。「リビングの一角で作業をしている、という場合は区分が難しいので、経費とするのは厳しい場合が多いですね」と、益田先生。経費のよくある疑問点は、クリアになった。次回は、「妻の収入が配偶者控除の範囲を上回ってしまったら?」について考えてみよう。【連載:主婦クリエイターのお金特集】・ 第1回 主婦クリエイターが、扶養の範囲で働くには? ・ 第3回 主婦クリエイターが目指すべき収入の目安とは?
2015年02月06日ネットを使って手作り品を販売したり、LINEスタンプを作成したり…。最近、増えている主婦クリエイター。「主婦クリエイターの方が気にされることで多いのは、『扶養の範囲、つまり配偶者控除を受けられる範囲内で働くには?』ということです」と教えてくれたのは、税理士の益田あゆみ先生。クライアントさんには女性起業家も多く、主婦クリエイターのための税務講座なども行っている益田先生に、主婦クリエイターの収入と配偶者控除についてお話を伺った。■主婦クリエイターは、「事業主」である主婦クリエイターの税務を考える時、何よりも最初に知っておきたいのは、「クリエイターは事業主である」ということ。併せて、事業主として得た収入は、「事業所得」もしくは「雑所得」であることも知っておきたい。扶養(配偶者控除)の範囲と聞くと、「パートは103万円まで」といったフレーズを思い出す人も多いだろう。でも103万円は、あくまでパート(給与所得者)の課税ライン。主婦クリエイターになったのなら、事業主としての税金の納め方を知っておく必要がある。■103万円まで働けるって、どういうこと? 事業主としての税金の納め方って? それを考える前に、「なぜ会社員の妻は、パートの場合、103万円までなら課税されないのか?」について整理しておこう。パートやアルバイト(給与所得者)の場合、お給料から給与所得控除65万円をひいた金額が収入となる。給与所得控除とは、お給料をもらうための必要経費。サラリーマンでいえば「スーツや靴にお金がかかるでしょうから、その分はお給料から差し引いて収入を計算してあげますよ」という金額だ。一方で、サラリーマンの妻が税金上の特典としてうけられる「配偶者控除」の定義は、年収38万円以内。すると、こんな計算式が立てられる。103万円 - 65万円(給与所得控除) = 所得38万円つまり、パート勤務でお給料が103万円以内の場合、給与所得控除を差し引けば、収入は38万円以内となり配偶者控除の枠内となる。これが、「パートは103万円まで」の仕組みだ。■主婦クリエイターの収入とは? では、主婦クリエイターの場合の所得(事業所得・雑所得)は、どう計算するのだろう? 計算式はこうだ。売上 - 経費 = 利益(所得)具体例で考えてみよう。Aさんのネットショップの年間売上は60万円。それを売り上げるために必要な経費は、年間で40万円かかった。この場合、Aさんの利益(所得)は、以下の計算式の通り20万円となる。売上60万円 - 経費40万円 = 利益20万円利益が20万円なら、38万円の配偶者控除の枠内であるので、扶養の範囲内ということになる。ちなみに夫の会社の家族手当などの支給要件が「年収103万円以下」というところも多いので、こちらも一度確認してみよう。■主婦クリエイターの所得が38万円~76万円なら配偶者特別控除また、同じように計算した主婦クリエイターの妻の所得が38万円~76万円の間ならば、配偶者特別控除が適用される。この配偶者特別控除の額は妻の所得が高くなるほど、段階的に減っていく(夫の税額が増えていく)。妻も収入が100万円を超えると(自治体によって異なる)と住民税を払うことになるが、年収102万円なら4,000円程度となる。主婦クリエイターの税務の基本的な仕組みはわかった。では、主婦クリエイターの経費は、どこまでの範囲を言うのだろうか? 続きは次回!【連載:主婦クリエイターのお金特集】・ 第2回 主婦クリエイターの経費。ポイント4つ ・ 第3回 主婦クリエイターが目指すべき収入の目安とは?
2015年02月04日働き続けるか専業主婦になるか――女性は、結婚後のライフスタイルをどう考えているのだろうか。今回は、マイナビニュース会員の女性100人に専業主婦になりたいかどうか答えてもらった。Q.専業主婦になりたいですか?はい 33%いいえ 67%Q.それはどうしてですか?<はい: 「専業主婦になりたい」派>■働きたくない・「働きたくないから」(27歳女性/愛知県/商社・卸/秘書・アシスタント職)・「働くのが嫌いなので」(27歳女性/奈良県/小売店/営業職)・「仕事がつらいから」(27歳女性/千葉県/ソフトウェア/技術職)・「通勤したくないので」(35歳女性/埼玉県/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)・「働かなくても食べていけるなんて、いい旦那を捕えたと思う」(28歳女性/福岡県/金融・証券/営業職)■家事・子育てに専念したい・「家事だけをやればいいから」(32歳女性/山口県/自動車関連/事務系専門職)・「子育てと家事に集中できるから」(49歳女性/新潟県/その他/その他)・「不器用なので仕事と家事の両立はできないから」(24歳女性/神奈川県/情報・IT/クリエイティブ職)・「子どもが帰宅した時におかえりと言って待っていたい」(30歳女性/北海道/医療・福祉/専門職)・「子どもの成長をしっかりと見守りたい。」(27歳女性/東京都/学校・教育関連/クリエイティブ職)・「子供とじっくり向き合うため」(24歳女性/愛知県/機械・精密機器/事務系専門職)■自由な時間がほしい・「時間がほしいので」(32歳女性/兵庫県/建設・土木/技術職)・「昼間の時間を自由に使いたいから」(34歳女性/奈良県/商社・卸/秘書・アシスタント職)・「時間の使い方次第で時間を有効活用できるから」(25歳女性/沖縄県/小売店/販売職・サービス系)・「今、子供がいて仕事をしているので、専業主婦になって昼間のランチなどに行ってみたい」(33歳女性/奈良県/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)■気持ちにゆとりがほしい・「楽そうだから」(26歳女性/群馬県/学校・教育関連/専門職)・「気持ちにゆとりが持てそう」(29歳女性/神奈川県/運輸・倉庫/事務系専門職)・「ゆっくりしたいから」(31歳女性/大阪府/金融・証券/事務系専門職)・「ストレスが少なそうなので」(23歳女性/東京都/その他/事務系専門職)■自分に向いている・「自分に向いている気がするから」(31歳女性/神奈川県/不動産/その他)・「家事が嫌いじゃないので」(26歳女性/東京都/その他/その他)<いいえ: 「専業主婦になりたくない」派>■仕事が好き・「仕事をするのが好き」(43歳女性/兵庫県/電機/事務系専門職)・「仕事もしたいから」(29歳女性/岡山県/その他/その他)・「仕事がない人生はつまらないので」(31歳女性/神奈川県/学校・教育関連/技術職)・「仕事が楽しいから」(40歳女性/神奈川県/学校・教育関連/専門職)・「正社員で働いていたいから」(25歳女性/東京都/情報・IT/事務系専門職)■社会とつながっていたい・「少しくらい社会とのつながりを持ちたい」(29歳女性/兵庫県/その他/その他)・「社会的地位が欲しい」(28歳女性/奈良県/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「社会とつながりがあった方が精神的にしんどくなさそうなので」(26歳女性/東京都/金属・鉄鋼・化学/営業職)・「世界が狭まるから」(31歳女性/千葉県/その他/事務系専門職)・「社会とのつながりがないと不安になりそうなので」(28歳女性/愛知県/自動車関連/事務系専門職)・「社会の一員となり、役立つことがしたい」(31歳女性/大阪府/自動車関連/事務系専門職)■経済的に自由でいたい・「働いていた方が自由にお金が使える」(27歳女性/大阪府/アパレル・繊維/事務系専門職)・「自分の小遣いは稼ぎたい」(31歳女性/兵庫県/情報・IT/秘書・アシスタント職)・「気兼ねなく使える自分で稼いだお金がやはりあった方がいいと思う。多分、社会と関わっていないとダメなタイプだと自分で思う」(41歳女性/愛知県/金融・証券/秘書・アシスタント職)・「収入がほしいから」(33歳女性/岐阜県/その他/その他)・「自分の分は、自分でかせぎたい」(27歳女性/千葉県/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「働いているほうが家計が潤うからです」(30歳女性/滋賀県/その他/その他)・「今からの時代金銭的に無理だと思う」(28歳女性/山梨県/電機/技術職)・「蓄えも大切だから」(28歳女性/東京都/金融・証券/事務系専門職)■専業主婦になったらだらけそう・「ぐうたらなので、毎日無駄に過ごしそう。絶対に引きこもりになりそうだから」(30歳女性/東京都/金融・証券/秘書・アシスタント職)・「生活にメリハリがなくなり、だらけそう。体型が崩れそう」(28歳女性/神奈川県/機械・精密機器/技術職)・「インドア派なので専業主婦になったら余計にアクティブになれなくなる」(33歳女性/愛知県/学校・教育関連/事務系専門職)・「老いていくと思うから」(21歳女性/大阪府/建設・土木/事務系専門職)・「緊張感がなくなりそうで、どんどん怠惰な生活を送ってしまうと予想できるので」(28歳女性/東京都/団体・公益法人・官公庁/技術職)・「時間に余裕があるとダラダラすごしてしまうタイプなので、外にも働きに出て忙しくしたい」(30歳女性/群馬県/機械・精密機器/事務系専門職)■専業主婦はつまらなそう・「暇そう」(29歳女性/東京都/商社・卸/営業職)・「時間を持て余しそうだから」(25歳女性/千葉県/情報・IT/技術職)・「家庭にばかりいると老けこむ」(23歳女性/三重県/医療・福祉/秘書・アシスタント職)・「退屈そうだから」(35歳女性/神奈川県/情報・IT/事務系専門職)■専業主婦は大変そう・「逆にストレスがたまりそう」(32歳女性/神奈川県/アパレル・繊維/事務系専門職)・「専業主婦は、家事が仕事なので、24時間、土日も休めないから」(41歳女性/東京都/マスコミ・広告/事務系専門職)・「家事などが大変そうだから」(37歳女性/千葉県/その他/その他)・「家事しか仕事がないのはつらすぎる」(32歳女性/埼玉県/金融・証券/営業職)・「ずっと家もしんどい」(29歳女性/岡山県/医療・福祉/専門職)・「仕事を言い訳にできない」(33歳女性/茨城県/医療・福祉/専門職)・「家に縛り付けられるのは嫌」(37歳女性/宮城県/人材派遣・人材紹介/販売職・サービス系)■その他・「なるメリットがない」(23歳女性/岐阜県/小売店/販売職・サービス系)・「子供をすぐにほしくないから」(20歳女性/神奈川県/自動車関連/事務系専門職)・「他の主婦と仲良くできなそうだから」(35歳女性/東京都/医療・福祉/専門職)・「今は考えられない。そういう時代だから」(24歳女性/北海道/不動産/事務系専門職)アンケート結果を見ていくと、「専業主婦になりたい派」では、「働きたくない」「家事・子育てに専念したい」「自由な時間がほしい」「気持ちにゆとりがほしい」「自分に向いている」などが理由とされていた。一方「専業主婦になりたくない派」では、「仕事が好き」「働きたい」という声をはじめとして、「社会とつながっていたい」「経済的に自由でいたい」といった働くほうのメリットが挙げられた。また、「専業主婦になったらだらけそう」「専業主婦はつまらなそう」「専業主婦は大変そう」という声も。専業主婦になりたい派、なりたくない派ともに、それぞれ「専業主婦」に対してどのようなイメージを抱いているかが表れる結果となった。調査時期: 2014年12月19日調査対象: マイナビニュース会員(女性限定)調査数: 100人調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2015年01月09日株式会社サイバーエージェントが提供する、手作り料理に特化したスマートフォン向けコミュニティサービス「ペコリ」が、20~30代の主婦500名を対象に、「家事」に関する意識・実態調査を行った。調査から、7割以上の主婦が「もっと家事の頑張りを褒められたい」と感じているほか、その“褒められ” 願望をSNSで満たしている主婦も多いという実態が明らかになっている。概要は以下の通り。■主婦の約半数が「夫が家事の頑張りを褒めてくれない」と回答・・・まず、「あなたの夫は、普段から家事の頑張りを褒めてくれますか?」という質問に対し、「褒めてくれる」と回答した主婦は54%と約半数にとどまる結果に。残り2人に1人は、普段なかなか夫に家事を褒めてもらえていないようだ。また、「褒めてくれる」と回答した割合を結婚歴ごとに見ると、結婚して「1~3年」では62%、「4~10年」では52%、「11年以上」では33%となっており、結婚してから時間が経つほど、夫は家事を褒めてくれなくなるという傾向がうかがえる。また、「もっと家事の頑張りを褒めてほしいと思いますか?」と質問に対しては、全体の73%が「そう思う」と回答。多くの主婦が、日々の家事において “褒められ”願望を持っていることがわかった。「どのような時に家事の頑張りを褒めてほしいと思いますか?」という質問に対しては、・仕事で夫より帰宅が遅くなっても、買物や料理をしている時(25歳・徳島県)・体調が悪くても洗濯物を干している時(33歳・北海道)・夫や子供のために凝った料理を作った時(38歳・群馬県)・頑張って一人で大掃除をした時(29歳・千葉県)などの回答が。大変な中でも家事をこなした時や、普段以上に家事を頑張った時などに、夫に気付いて褒めてもらいたいと感じる主婦が多数という結果に。■夫に代わって家事を褒めてくれる「SNS」の存在・・・褒められて嬉しい家事1位は「料理」そして現在、そんな主婦たちの“褒められ願望”を、夫に代わって満たしてくれる存在となりつつあるのが「SNS」。SNS上では、家事を頑張ったという投稿に対して、その友人・知人から「いいね!」などの評価ボタンや「すごいね」「頑張ったね」などのコメントがつく、といったやり取りが度々見受けられる。実際に、 「これまでに、SNS上で家事の頑張りを褒めてもらったことはありますか?」という質問でも、38%と約4割の主婦が「ある」と回答している。「SNS上で家事の頑張りを褒めてもらって嬉しいと感じる時」という質問に対しては、「料理を頑張った時」の回答が87%で最も多く、「掃除を頑張った時」(23%)や「買い物を安く済ませられた時」(13%)などの回答を大きく上回る結果となった。また、「SNSで手料理の写真を投稿したことはありますか?」との質問には、SNSユーザーの主婦のうち50%と2人に1人が「ある」と回答。「手料理写真を紹介したSNSの投稿に、評価ボタン(「いいね!」など)や手料理を褒めるコメントがつくことはありますか?」の質問には、95%が「ある」と回答している。さらに、「手料理の写真を投稿する際には、閲覧している友人・知人に褒められたいという気持ちがありますか?」という質問では、84%の主婦が「ある」と回答。普段なかなか家事を褒めてくれない夫に代わって、SNSで“褒められ願望”を満たしている主婦も多いと言えそうだ。また、「手料理の投稿写真を褒められると、料理に対するモチベーションはあがりますか?」という質問にも、88%が「あがる」と答えており、SNSで“褒められ願望”を満たすことは、主婦たちの毎日の家事におけるエネルギーにもつながり得るような調査結果となっている。■手料理をアップしてモチベーションもアップ!料理写真を盛れる&褒め合えるスマホ向けコミュニティサービス「ペコリ」「ペコリ」は、作った料理を写真に撮って記録し、他のユーザーと共有することができる、手作り料理に特化したスマートフォン向けコミュニティサービス。現在、iOS版とAndroid版を無料提供されている。写真だけで簡単に日々の手料理を記録に残せることが特徴で、より美味しそうに見せる(=“盛れる”)ためのカメラフィルターが充実しているほか、明るさ調整やぼかし、オリジナルスタンプを使って写真をおしゃれに演出、記録することもできるアプリとなっている。また、コミュニティ内ではユーザー同士で投稿写真を共有できるため、自分の手料理写真に対して他のユーザーが評価ボタン(「おいしそう!」ボタン)を押してくれることも。もちろん、写真にレシピなどの文章を添えて、Facebook、Twitterに同時に投稿することも可能だ。◇「ペコリ」の特長◇(1)手料理写真をより美味しそうに見せる(=“盛れる”)カメラフィルターが充実(2)毎日の手料理を記録して、 自分の備忘録にできる(3)ユーザー同士で褒め合ったり、他のユーザーの写真を見て献立の参考にしたりできる(4)「Facebook」、「Twitter」にも同時投稿可能【調査概要】・調査期間:2013年5月15日~5月17日・調査方法:インターネット調査・調査対象:20~30代の主婦 [SNS(Twitter、Facebook、mixiなど)ユーザーの方] 500名
2013年05月31日年に3回の「主婦休みの日」。2009年に日本記念日協会に申請、認定された「主婦休みの日」の知名度を上げるべく、株式会社サンケイリビング新聞社は、「えるこみ」で主婦休み応援!プロジェクトを企画した。「主婦休みの日」は、1月25日、5月25日、9月25日の3日間があり、主婦が、気兼ねなく家事を休める日としている。年末年始・ゴールデンウイーク・夏休みの直後の給料日が理想という主婦の要望でこれらの3日間が決まった。夫の協力なくして実現不可能。主婦が休むには夫の協力をうまく使うしかないということで、えるこみでは4月に2回に分けたアンケートを実施した。アンケートでは、家事を手伝っている夫が全体の半数ほどしかいないことが分かった。「えるこみ」では、夫が手伝う家事の種類や、お願いするときに使ういい方法や、NGな言葉を掲載している。失敗談なども交えた主婦の生の声が楽しめる記事になっている。元の記事を読む
2012年05月23日株式会社ベネッセコーポレーションの生活情報誌「サンキュ!」では、20~40代の主婦271名に対して、「主婦の買い物とやりくりに関する意識調査」を実施。7割の主婦が節約を楽しいととらえ、6割が「自分の母親よりもやりくり上手」と答えていたことが明らかとなった。調査は2012年2月23日~2月29日に、20~40代の主婦271名を対象にインターネットで調査。まず、「やりくり(節約)することは当たり前だと思いますか?」という質問では、96%の主婦が「そう思う」と回答。「やりくりは当たり前のこと」というのが今の主婦の共通認識のようだ。また「やりくりすることは楽しいと感じますか?」という質問には73%の主婦が「楽しい」と回答。依然はやりくり(節約)は苦しくて大変といったイメージが強かったが、イマドキの主婦はやりくりを、むしろ楽しんでいる様子が伺える。「やりくりを楽しくするためのコツ」という質問では、「節約するところでは節約し、使うところでは使うなど、買い物にメリハリをつける」が91%と圧倒的に多い。「安価なものでも自分の工夫を加えておしゃれに楽しむ」がという意見も約半数近くを占めている。また、「自分の母親と自分を比較すると、どちらが“やりくり上手”だと思いますか?」という質問では、61%が「自分の方が上手」と回答している。昭和の時代を生き抜いてきた彼女たちの母親よりも、自分たちの方がやりくり上手だと感じているという結果となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月30日