半数以上は介護に際して「特にトラブルはなかった」と回答介護施設内でおきたトラブルについて教えてください(複数回答可)アンケートの結果、最も多かったのは「特にトラブルはなかった」で51.3%でした。なお、実際にトラブルが起こったものでは、「ほかの入居者との喧嘩」が16.7%で最も多いことがわかりました。実際に起きたトラブルの実態は?次に、実際に介護施設内で起きたトラブルについて、詳細を聞きました。<入居者同士のトラブルに関するユーザーの声>・物音や話し声がうるさいと喧嘩になった・義母の部屋へいきなり認知症の男性の方がいきなり入ってきて色々と怒鳴ったことがあった<スタッフ・職員とのトラブルに関するユーザーの声>・人手不足だと思いますが目配りが足りない印象・やはり忙しいと思うが、やっつけ仕事のような感じ<介護サービスにまつわるトラブルに関するユーザーの声>・嚥下障害が起きた時の対処、胃瘻の処置などに少し不満がありました・介護職員の方が、車椅子に乗せる際、うまく乗せられず、骨折した<金銭・盗難にまつわるトラブルに関するユーザーの声>・わずかな金額のお金の紛失が度々あった・引き出しに入れていたお金が無くなったトラブルの対処法、最多は「スタッフに伝えて改善してもらった」起きたトラブルをどのように対処・対応したのか教えてください(複数回答可)実際にトラブルが起きた時は「スタッフに伝えて改善してもらった」ケースが51.4%で最も多い結果となりました。一方、「解決しなかった」と回答した人が13.4%いることから、介護施設に対して不満を強く言えない、相談先を知らないという人がいることも見受けられました。調査概要【調査手法】・調査実施機関:インターネットリサーチ・調査期間:2023年6月30日~7月1日・調査対象:300人(アンケート回答者は、事前アンケートで「介護施設に入っている」または「入っていた(退去済)」被介護者か、「(被介護者)を介護施設に入れる予定」にチェックをつけた人を対象とした)【調査目的】介護経験者に対する、介護の悩みや不満に関する調査ケアスル 介護:(マイナビ子育て編集部)<関連記事>✅7割の人がもつ実家への「ある不安」、しかし6割超は親と話したことがない、その理由は?✅孫の帰省、うれしい反面「食事の用意」が大変…。祖父母の8割以上が「帰省時には特別な料理を用意する」一方、食材選びなどの準備に苦戦✅ 義理の実家への帰省が憂鬱な妻は6割以上!過去の嫌がらせや嫌味の経験が影響
2023年07月20日発電マン株式会社(本社:静岡県静岡市、代表取締役:岩堀 良弘)は、介護施設向けに太陽光発電&蓄電池を搭載したBCP対策セットを2023年7月に発売いたします。蓄電池セット■「BCP対策セット」提供の背景昨今の災害の急増から非常時のエネルギー対策が喫緊の課題となっております。特に避難所への移動が困難なお年寄りを多く抱える老人介護施設では深刻な問題であり、政府もその課題に早くから気づき、2024年4月までにBCP対策計画を描き介護施設に提出することを求めています。そのような介護施設の課題を解決する手段として、発電マンでは簡単に導入できる介護施設向けパッケージ商品の提供を開始いたしました。■「BCP対策セット」の特徴「BCP対策セット」は各施設の実情に合わせ蓄電池と太陽光発電のセットをパッケージ化したもので、最小10kWの太陽光+蓄電池セットから最大100kWまで施設の実情に合わせて選択可能です。普段は太陽光発電で発電した電気は自家消費するので電気代の節約にもなり、非常時には蓄電池を活用し最低限の電気を確保することができます。■製品パッケージの例製品名:10kW太陽光&6kW蓄電池セット(標準工事セット付)価格 :350万円(税別)■「発電マン」について当社は太陽光発電の施工経験が23年以上と、業界でも草分け的な存在であり、住宅用から産業用、近年は営農型(ソーラーシェアリング)でも多くの実績を作ってきました。代表の岩堀は「新しい技術の開発で、さらに太陽光発電の普及促進に貢献したい」と語っています。■会社概要商号 : 発電マン株式会社代表者 : 岩堀 良弘所在地 : 静岡県静岡市駿河区見瀬35-9設立 : 2003年4月事業内容: 再エネシステムの企画・設計・施工・販売URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月13日腰椎を圧迫骨折した86歳の義母を自宅で介護していたわが家。一生懸命介護したかいあって、義母は手すりにつかまって歩いたり、手引き歩行をしたりすることができるまで回復していました。そんな矢先、今度は義母が脳梗塞を発症して入院。退院後にはさらに過酷な介護生活が待っていました。★関連記事:突然始まった介護生活! 義母が腰椎圧迫骨折をして入院後、自宅介護に【体験談】義母が脳梗塞に!腰椎を圧迫骨折してから、あまり動かない生活をしていたからかもしれません。ある日のこと、義母の左側の手脚の動きがちょっと悪いなと思ったのですが、そのままデイサービスに送り出しました。帰宅したとき、デイサービスの方にも左脚の動きが悪いようですから病院で診てもらったほうが良いですよとの助言を受けました。そこで、早速かかりつけ医に診てもらうと、すぐに大きな病院に行ってくださいとのこと。次の日、かかりつけ医に紹介された大きな病院に行き、MRI検査を受けました。診断結果は脳梗塞(のうこうそく)でした。私も画像を見せてもらいましたが、白い影がいくつかありました。その中でひときわ白い場所があり、医師によると、これが今回脳梗塞になったところだということでした。退院後、介護施設に入るか自宅介護か迫られ先生からは脳梗塞ですから、すぐに入院してくださいと言われました。幸いにも義母の場合は脳梗塞でも細い血管の脳梗塞のため症状は軽いほうだということでした。とはいっても、左側の手脚がうまく動かせず、また、左側全体的にまひがあるせいで食事のときの飲み込みが弱くなってしまいました。入院中は血流を良くするための点滴を受けながら、手足の動きを良くするためのリハビリを受けました。2週間で退院となったのですが、退院時指導では医師から認知症もあり本人のリハビリの意思が弱いので、退院後はリハビリ病院に行っても効果が期待できないと言われました。このまま介護施設に入るか、自宅に帰ってデイサービスに通いながらリハビリをするかの選択を迫られたのです。いつもお世話になっているケアマネジャーさんとも相談し、とりあえず自宅介護をしてみて、大変だったら介護施設を探しましょうということになりました。車椅子生活となった義母の介護自宅にはすでにあらゆるところに手すりはついていましたが、義母は完全に車椅子の生活になってしまいました。新たに室内用の車椅子をレンタルし、ベットの手すりもL字型に開くものに変えました。さらにトイレの中にも立ち上がり用の手すりを設置しました。玄関の上がりかまち(玄関の段差)は、なんとか車椅子でも降りられるのですが、玄関の外側に3段くらいの階段があり、そこにはスロープを設置して、車椅子でもスムーズに降りられるようにしました。一番大変だったのは、左側のまひがあるせいで力が入らず、車椅子からベットやトイレに移乗させる際に義母の体を持ち上げるのが重くて重くて。私のほうも腰や背中が痛くなってしまいました。あとは食事の飲み込みが弱いため、ご飯をおかゆにしたり、スープや飲み物で栄養をとれるようにしたりしていました。まとめ今日こそ限界だと思いながら、義母を毎日デイサービスに送り出してリハビリをしてもらうという生活を続けたところ、義母は3カ月くらいで手すりにつかまったまま立ち上がれるようになりました。さらに半年後には、左側の手脚が少しだけ動くように。元の状態には戻りませんが、車椅子から移乗させるのがだんだんラクになってきました。食事もおかゆだったのが、ご飯を飲み込めるようになり、果物やトマトが食べられるようになりました。自宅介護は大変ですが、ケアマネジャーさんやデイサービスの職員さんに助けられながら、できるところまでは自宅でお世話していこうと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/おみき著者/ラベンダーミント(57歳)子育てを終え、今は義母の介護と仕事に忙しい毎日を送る主婦。日々の楽しみは、おいしいものや体に良いものを見つけてお取り寄せしたり、趣味の手芸でかわいいものを手作りすることにはまっている。
2023年07月04日皆さんは介護の経験はありますか?今回は、義祖母の介護が不安な女性のエピソードを紹介します。大好きな義祖母義実家で同居する主人公の義祖母は、要介護認定を受けています。以前は主人公の手料理をよく食べてくれていた義祖母ですが、最近は食が細くなっていました。結婚前から優しくしてくれた義祖母のことが大好きな主人公。義祖母がいるから義実家での同居を決めたほど、大切な存在でした。1人で介護をする不安ある日、義母が外出するため、主人公が1人で義祖母の介護をすることに。急だったため、ヘルパーさんに頼むことができませんでした。不安な気持ちを夫に話しますが、夫からは自分の夕飯の心配しか返ってきませんでした…。驚いた主人公は、義祖母の世話で大変なことを改めて伝えました。しかし夫は「夕飯が作れないほどじゃないだろ(笑)」と笑います。介護に慣れていない主人公は、お礼も言わずに自分勝手なことばかり言う夫に呆れてしまいました。介護する当事者大好きな義祖母とはいえ、1人で慣れない介護をするのは不安ですよね。夫には主人公の気持ちを考え、思いやりのある言葉をかけてもらいたかったですね。原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。
2023年06月26日介護士として働くパニ子の新しい後輩・ヨウコ。ヨウコは今まで専業主婦をしていたため、働いた経験がないのだとか。そんなヨウコの指導係となったパニ子は……。スカッと系人気YouTubeチャンネル「パニコレ」から、「介護施設に48歳で入社した新人。入社から数カ月後、お人好しな新人がまさかの行動に」を紹介します。★関連記事:「当店は敷居が高いのでw」それ、意味間違ってますけど?→横柄な態度の女将の勘違いとはこの新人、大丈夫?介護の仕事は大変であるものの、毎日やりがいを持って一生懸命働いているパニ子。職場の人間関係も良好で楽しく仕事をしていました。そんなある日、パニ子の仕事仲間になったのはヨウコという女性でした。ヨウコは社会人経験がなく、普段もスーパーへの買い物でしか出かけないのだとか。人との関わりが少ないからか、ヨウコは常にオドオド……パニ子は人と関わる仕事である介護をヨウコがうまくこなせるか不安でした。そんなヨウコの教育係になったパニ子。あいさつをしても目を合わしてくれることはなく、元気のない様子のヨウコに不安を覚えるばかりでした。ヨウコはパニ子の指導をしっかりと聞き、頼まれた仕事はきっちりと丁寧にこなしています。しかし、何カ月たってもコミュニケーション力が改善されることはありませんでした。そろそろ独り立ちしてもらわないと仕事もひと通り覚えたということで、ヨウコに食事介助をしてもらうことにしたパニ子。どうなるかと気をもんでいたのですが……なんとヨウコはとてもじょうずに介助をしているではありませんか!他の同僚もとても驚いており、介護の経験があるのかヨウコに尋ねて見たところ、ヨウコは10年以上も義母の介護をしていたのだとか。ヨウコはたった10年程度だと言いましたが、自分なりに介護のことを勉強して寝たきりの義母の介護をするなんて並大抵のことではありません。10年以上も介護をしていたということもあり、ヨウコは食事以外にも排泄などの介護をスムーズにこなしていました。パニ子の心配は杞憂(きゆう)に終わり、この日はパニ子が手助けをすることはほぼありませんでした。余計なことは言うなって言われて…ヨウコの介護力の高さには利用者も満足しており、安心した様子で介護を受けていたのだとか。パニ子は、ヨウコは感情表現が苦手なだけで、根は真面目で良い人なんだと確信しました。パニ子はどうして最初に介護の経験があると言わなかったのか、ヨウコに聞いてみることに。するとヨウコの口から「余計なことは言うなと言われてますので……」と衝撃の返事が。どうやらヨウコの夫はかなりの亭主関白で家事や育児をヨウコに押し付け、「お前が面倒を見ろ」と義母の介護までやらせていたのです。義母が亡くなると「ただ飯食いは許さん! 働きに出ろ」と言われ、働くことにしたそう。長年、夫から高圧的に接されていたことでヨウコは今のような性格になり、なかなか意見を言いだしたりできなかったのです。そしてヨウコにすべてを押し付けた夫は、ヨウコが働きだした途端に仕事を辞め家で寝ているかパチンコを打っているだけなのだとか!うちの夫はおかしい?ヨウコの話を聞いたパニ子は自分のことかのように怒り、ヨウコに対して「離婚とかは考えたことないんですか?」と聞きました。しかしヨウコは、離婚を切り出したらなんて言われるかわからない、もう年だからと諦めている様子。そんなヨウコにパニ子は「良くない!」と言い、家庭のあれこれを押し付けてぐうたらしているような夫は今の自分に必要かと問いかけました。それから1週間後、パニ子の元にヨウコから弁護士を紹介してほしいとの相談が。パニ子には離婚案件に強い弁護士の知り合いがいたため、その人をヨウコに紹介してあげました。ヨウコの夫はギャンブルで借金を作っていたらしく、借金の督促状が家に届いたのだとか。それを見たヨウコはパニ子に言われたことを考え、夫のおかしさに気付き、離婚の決意をしました。勇気を出せば人生は変わる!1カ月後、パニ子が出勤すると施設の前は何やら大騒ぎ。騒ぎの中心には見覚えのない男性とヨウコの姿が。男性の正体はヨウコの夫。ヨウコが離婚したいと言いだしたので、弁護士を紹介したパニ子に文句を言いに来たようでした。ヨウコの夫は「よくも人の嫁に勝手なこと言ってくれたな!」「ヨウコは俺の言うことだけ聞いてりゃいいんだよ!」と怒鳴っていました。パニ子はひるむことなくヨウコへのモラハラ行為を注意し、ヨウコが望むなら離婚すべきだと伝えました。ヨウコもパニ子から勇気をもらったのか、夫に対して「私はあなたの召使いではないわ! あなたがギャンブルをするために働いてるわけでもない!」「もううんざり! あなたとは離婚よ!」と自分の意見をはっきりと主張!監視カメラの映像やヨウコが集めたモラハラの証拠を出せば、離婚で不利になると言うと、ヨウコの夫は地団駄を踏みながら帰っていきました。その後、ヨウコは無事に離婚を成立させ、パニ子とともに介護施設で働いています。一方、ヨウコの夫は借金やヨウコへの慰謝料の支払いに追われ、昼も夜も関係ないくらい働いているのだとか……。今まで家庭のことを強制されていたヨウコの気持ちが身にしみてわかったことでしょう。--------------夫からのモラハラで自分の意見すら言えないようになってしまっていたヨウコ。パニ子が手助けしてくれたおかげで第2の人生をスタートできました。家族との関係をどうやって築くのかは案外難しいことですが、高圧的な態度で言いなりにさせることはいけませんよね。★パニコレの記事をイッキ読みするならこちらから!著者/パニコレスカッと系YouTubeチャンネル【パニコレ!(=PANIC COLLECTION)】で投稿されたエピソードを紹介!
2023年06月22日コロナ禍になって介護施設の虐待が急増している。厚労省の調べでは、2021年度に全国の高齢者施設で発生した虐待件数は739件。この10年で5倍になった。5月には、高知県土佐市の特別養護老人ホームで転倒した90代の入居者を複数の職員が“放置”。札幌市内の特別養護老人ホームでも、27歳の男性介護職員が入所者を蹴るなどして、肋骨を折る大けがをさせた。こうした事例は全国で枚挙にいとまがない。「慢性的な人材不足に加え、コロナ禍で業務量が増えたことによるストレスや職場の人間関係などが背景にあると考えられます」そう推測するのは、名古屋市立大学大学院教授で介護士でもある吉田輝美さん。「人手不足のなかで迅速に仕事を進めないといけないのに、『利用者が言うことを聞いてくれない』と、イライラが爆発して“虐待”につながってしまうのでしょう」虐待問題の根本的な解決のためには、介護職員の不足や低金銀の解消などが必要だろう。しかし、自分の親が“ブラック介護施設”に入所してしまったら、命さえ奪われかねない。そこで今回は吉田さんに“ブラック介護施設”の見抜き方を聞いた。■「介護サービス情報公表システム」を活用しようまずは、気になる介護施設をネットでチェックしてみよう。「私がおすすめしているのは厚生労働省が取りまとめている“介護サービス情報公表システム”です。あまり知られていませんが、全国約21万カ所の介護サービス事業所情報を確認することができます」同システムは、利用者が施設や事業所を比較・検討して適切に選ぶため、介護保険法に基づき導入されたもの。各都道府県が施設等の情報を審査し、公開している。“介護サービス情報公表システム”と検索するとアクセスできる。「特にチェックしていただきたいのは、施設の“レーダーチャート”です。7項目について評価されており、各都道府県の平均値と比較して、優れているか否かもわかります」総合的に自治体の平均点を上回っている施設を選ぶのが望ましい。「とくに、〈従業員の研修が充実しているか〉〈利用者の権利が守られているか〉の項目は、平均以上の介護施設を選びましょう」その施設のホームページも見てみよう。「チェックするポイントは、定期的に情報が更新されているかどうか。ご家族のなかにはホームページを見て、施設での生活の様子を把握する方もおられます。にもかかわらず、更新さえしていない施設は配慮が足りない可能性もあります」いよいよ施設の訪問だが、「あえて施設が忙しい時間帯に訪問するのがよい」と吉田さん。「お昼どきや、おやつの時間なら、介護士だけでなく、服薬介助をする看護師の様子も見学できます。介護士と看護師のコミュニケーションがうまくとれていない施設も少なくないので、雰囲気がよいか、忙しくても入居者に丁寧な対応をしているかを見てみましょう」■「後で」や「様子を見る」が口癖になってないか利用者に対する介護士の“言葉遣い”も大事なチェックポイントだ。「利用者が何かしてほしいと頼んだ場合などに、介護士が『後でね』という言葉を多用していたら注意が必要。余裕がなくてケアが行き届いていない可能性があります。また、介護士が利用者に何らかの行動を促す場合も、指示・命令口調ではなく『〜しましょうか』と、相手の意思をくみながら丁寧に接しているかもチェックしましょう」施設に優れたリーダーがいて、職員同士の関係性がよければ、おのずと入居者とも円滑なコミュニケーションがとれ、入居者も職員も笑顔が多くなるという。「認知症の方が入るグループホームの場合、たいてい利用者はリビングに集まってテレビなど見ていますから表情をチェックしてみましょう。介護士に手をかけられていない場合は、利用者は無表情になりがち。呼びかけられても反応せず覇気がない場合が多いです」「入居者が体調を崩した場合は?」「入浴ができないときは?」など、ふだんどおりの対応ができない場合の対応を聞くとよい。「『様子を見ます』と言う施設が多いのですが、その“様子見”が本当に適切なのかという問題があります。ですから、『すぐにご家族に連絡・相談します』と言ってくれる施設が望ましいですね」昨年9月、岡山県内の介護施設でベッドから転落した101歳の女性が6日後に死亡。すぐに適切な医療につなげるべきだったが、家族に相談もなく“様子見”したとして、市は虐待と認定。訴訟にまで発展しているのだ。入浴ができない場合も、“様子見”ではなく、〈清拭(体を拭く)〉など代替案を提示してくれる施設が望ましい。「利用者の体に触れる入浴や清拭は、見えない傷やあざなど、利用者が自ら訴えられない体の変化をチェックする大事な機会だからです」虐待が起きてからでは遅い。大切な親や家族が虐待に遭わないために、ブラック施設を見抜こう。
2023年06月19日「人生100年時代と言われるいま、介護は非常に身近な問題です。もし今後、自分が介護を受けることになったとき、どのくらいのお金が必要になるか、試算したことがありますか?」こう話すのは『NEWよい保険・悪い保険2023年版』の共同監修などで“保険のプロ”としておなじみの長尾義弘さん。下の図が、生命保険文化センターが公表している日本人の平均的な介護期間と費用の試算だ。「この試算によると、公的な介護保険を利用したうえで、さらに介護の初期費用として平均74万円、さらに毎月平均8.3万円の個人負担が必要。これを平均の介護期間である5年1カ月で合算すると、介護にかかる費用の総額は約580万円以上になります。もし夫婦で介護状態になると、この倍近い費用が必要になることも忘れてはなりません」(以下、コメントはすべて長尾さん)厚労省の発表では80~84歳で要介護・要支援の人は26.4%、85歳以上では、59.8%になり、85歳を過ぎると6割の人は介護が必要になる。まさに長生きをすると介護は避けて通れない問題だ。「’19年に金融庁の報告書に端を発した“老後資金2千万円問題”で不足するとされた2千万円のなかにこの介護費用は含まれていません。老後資金に余裕がある人は別として、介護にかかる費用は今後、私たちに重くのしかかってくると言わざるをえません。その介護費用をカバーする手立てとしていま注目されているのが、保険会社が発売している介護保険です」民間の介護保険とは介護が必要になったときに備える商品。保険会社が定めた介護状態になったときに保険金が支払われる仕組みで、一時金タイプ、年金タイプ、一時金と年金の併用タイプなどさまざまなものが発売されている。「10年ほど前まで、介護保険の支払い条件は厳しい商品が多かったのですが、近年、その点が見直されてきて、要介護1になったら支払われるものも出てきています」と話す長尾さんが教える介護保険の賢い選び方は次の4つだ。【1】支払い条件の要介護度が低い「自治体の介護認定の審査は厳しくなる一方で、なかなか要介護1の認定を受けるのもたいへんな状況です。介護が必要になったときになるべく早く保険金を受け取れるように支払い条件の要介護度が1もしくは2の保険を選ぶこと」【2】払込免除特約の条件が緩い「払込免除特約とは、保険会社が定める状態になったら以後の保険料の払い込みを免除する特約。保険金を受け取りながら保険料を支払うなどということのないように、条件が“緩い”保険を選んでください」【3】死亡保障はいらない「介護保険のなかには死んだときに保険金が下りる死亡保障がセットになっているものがありますが、その分、保険料が割高に。介護保険は介護費用をカバーするものと割り切ることで保険料の負担を安く抑えることができます」【4】国内大手各社「介護特約」や各社「外貨建て介護保険」は避ける「国内大手各社の介護特約は、定期型になっていて、保障が一生続かないなど使い勝手が悪いものが多いです。また、外貨建て介護保険はつねに為替リスクと隣り合わせの商品。もし運用することを中心に考えるのなら外国債券や投資信託を買うべきで、保険と運用は分けて考えたほうがいいです」■とにかく保険料を安くしたい人には「コープの介護保険」がおすすめそんな長尾さんがすすめる「使える介護保険ベスト3」は以下のとおり。「第1位のアフラック『アフラックのしっかり頼れる介護保険』は支払い条件が要介護1以上で、保険料と保険金のバランスがいいコスパに優れた保険。要介護1と2は、介護一時金の形で支払われ、要介護3以上になると年金で支払われるのが特徴です。第2位の朝日生命の『あんしん介護』は保険料は高めですが、しっかりと介護費用をカバーしてくれる安心度の高い保険です。第3位の東京海上日動あんしん生命の『あんしんねんきん介護』は持病のある人も加入しやすいのがメリット。支払い要件は要介護2からですがコスパは高いと思います」さらに保険料が格安という面で損保ジャパンの「コープの介護保険」もおすすめという。「コープの組合員になると加入できる変則的な団体保険ですが、コープにはだれでも加入できますので、とにかく保険料を安くしたい人向きの介護保険です。要介護2以上になると介護一時金500万円が支払われます。60歳での保険料は1千750円です」日本人女性の平均寿命が87歳を超えたいま、介護費用は重要な課題。自分の貯蓄額や年金額などを参考にしながら民間の介護保険を検討してみてはいかがだろうか。
2023年06月05日介護に備えて「何もしていない」が6割を超える調査結果も。自分の親が倒れて要介護となった場合、どんなことが必要なのか。SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするICTスタートアップのPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は新イシュー「親を介護するためにもっとも重要なことは?」について2023年5月29日に当社が運営するSurfvoteでユーザーの意見投票を開始しました。Surfvoteは誰でも投票に参加できるSNSです。 ■親の介護のために重要なこととは?SOMPOホールディングスが2019年に行った調査では、3割近くが親の介護を近い将来行う可能性があると認識していますが、6割以上の人が介護の準備は何もしていないと回答しています。しかしながら、実際に介護が始まった人たちからは、経済的な不安や仕事への支障、何から始めたらいいのかわからない、といった声があります。特に、公共サービスの情報収集を事前にしておくべきだった、親本人との話し合いや介護費用を貯めておけばよかった、など、事前にこうしておけばよかったという切実な声も上がっています。30年以上老身介護の現場を取材してきた太田差惠子氏は、これら調査結果を踏まえ、親の介護のために何がもっとも重要なのか?をSurfvoteで問題提起しました。この投票を通じて、親の介護に対するユーザーの意見や意識、具体的にどのようなこと(時間、お金、親との話し合い、介護サービスの情報など)が重要だと考えているかを調査し、社会を前に進めるための参考意見を広く集めることを目的としています。参考資料: ■問題提起いただいたオーサー 太田差惠子氏京都市生まれ。1993年頃より老親介護の現場を取材。「遠距離介護」「高齢者住宅」「仕事と介護の両立」などの情報を発信。AFP(日本FP協会)の資格も持ち「介護とお金」にも詳しい。著書に『親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと 第3版』『高齢者施設 お金・選び方・入居の流れがわかる本 第2版』(以上翔泳社)『遠距離介護で自滅しない選択』(日本経済新聞出版)『知っトク介護弱った親と自分を守る お金とおトクなサービス超入門』(共著,KADOKAWA)など。■Surfvoteとは?当社が提供するSNS「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家にも執筆のご協力をいただき発行しています。投票結果は内容に応じて、関係省庁や政治家へ提出し報告を行なっています。 ■Polimill 株式会社Polimill株式会社は目的特化型SNS【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題に特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月30日2020年7月、認知症であることを公表した蛭子能収さん(75)。その近況や今の思い、妻・悠加さんの“介護相談”も収録した『認知症になった蛭子さん~介護する家族の心が「楽」になる本』(光文社・定価1320円)も発売中の蛭子が、本誌読者からの相談に応える!【Q】「中学時代からの40年来の友達のA子に、認知症の親を施設に入れようかと悩みを打ち明けたら『親の面倒は娘が見るのが当然でしょ』と。そのひと言以来、ギクシャクしてしまい、友達関係も解消しようと思っています……」(シャニースイスイさん・55歳・山形県・パート)【A】認知症になった蛭子さんの結論「ひとりぼっちは寂しいから嫌」オレは病気(認知症のこと)になってから、いろんな人に助けてもらっています。今、通っているところ(ショートステイ)でもカラオケをしたりお茶を飲んだりしているんですが、友達はいたほうがいいと思いますけどね。(マネージャー「えっ、蛭子さんが前に出した本『ひとりぼっちを笑うな』では“友達なんかいらない”と書いていましたよ」)えっ?友達は大切だし、ひとりぼっちは寂しいから嫌ですね。(マネージャー「蛭子さんは認知症になってから変わりましたね。この人生相談の1回目は姑との関係に悩むお嫁さんからの相談でしたが、蛭子さんは『早く死んでくれ、と祈ればいい』と答えていました」)あ〜そうですか、覚えていませんね。だからA子さんも相談されたことを覚えていないと思いますよ。長い付き合いならいろいろあったはず。いいところだけ見て付き合っていけばいいですよ。(マネージャー「まともに答えるなんて蛭子さんらしくないですよ!」)
2023年05月29日皆さんは義家族の身勝手な行動に困ったことはありますか? 今回は「自分勝手な義叔母」のエピソードと感想を紹介します!『自分勝手な義叔母』第一子を妊娠中の主人公は、義父の介護をしながら生活していました。そんなある日、突然義祖母が家にやってきます。義祖母は義叔母が介護していたのですが、なんと義叔母が主人公に介護を押し付けてきたのです。義叔母の主張は…。身勝手な義叔母の主張出典:lamire義叔母の身勝手な意見に賛同してしまった義父。「妊娠中なのに2人も介護できない」と主人公は抗議します。夫と相談して義祖母には申し訳ないと思いつつ、帰ってもらったのですが…。それ以降、義叔母とは絶縁状態になってしまったのでした。読者の感想悲しいですが、家族の介護について揉めてしまうことってありますよね。でも、妊娠中はもう少し気遣ってほしいとも思います。これからも、困ったことは旦那さんとよく相談して、かわいい子どもの誕生を待ちましょう。(56歳/会社員)妊娠中に義父の介護をするのも大変なのに、義祖母の介護まで押し付けてくることに怒りを感じました。結局、義叔母とは絶縁になり良かったと思います。(匿名)※実際に募集したエピソードと感想をもとに記事化しています。
2023年05月28日愛カツ編集部がお届けする「愛カツ漫画」。今回は、義母の介護をしている女性からのエピソードを紹介します。義母の介護をしていた女性。突然、義母が緊急入院することになります。女性は急いで病院に向かいましたが、その先に待ち受けていたのは…。作画:おむ原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2023年05月03日■前回のあらすじ離婚して実家に住むことになった義妹。しかし自分の家のことすらやろうとせずにお茶入れも由貴に頼んでくる。さらに自分の家の家事を夫である景士が分担しているのだから義母の介護は由貴がやることが当たり前と言い切られてしまい…。 >>1話目を見る お義母さんの介護の相談に来たはずが、気づけば義実家の家事をする話に…。しかも景士はすぐにその場で断ってくれず、お義父さんも紬さんも出かけてしまいました。いくら何でも私の意思をまるっきり無視したこの状況に私は怒りがおさまらなくて…。次回に続く(全12話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ ふゆ
2023年04月07日■前回のあらすじ嫌味ばかり言ってくる義父と会話に加わろうとしない義母との付き合いに悩んでいた由貴。もしかして義母には嫌われているのではと思っていたのだが、そんなとき、義母が倒れて救急車で運ばれたと連絡が入り…! >>1話目を見る お義母さんのことでお義父さんのところに相談に行った景士。しかしお義父さんから出された意見は、「私がお義母さんの介護をする」というもの。母親が倒れてからずっと険しい顔をしていた景士が、久しぶりに笑顔をみせたけれど、私は正直怒りでいっぱいでした。まだ息子の貴は小さいし、家で仕事もしている私。そこまで距離が離れていないとはいえお義母さんの介護を簡単に承諾することはできない。とはいえ最初から何もしないというわけにもいかず、お義父さんに会いに行くことにしたのですが…。出てきたのは景士の妹で、結婚して家を出ていた紬さんでした。次回に続く(全12話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ ふゆ
2023年04月05日子育ても一段落したと思っていたら、同居している義母が突然腰椎を圧迫骨折して入院。その後、退院してから、わが家の介護生活が始まりました。今回はそのときの様子をお伝えしたいと思います。★関連記事:厳格だった父が認知症に。たったひとりで介護をしていた母が電話口で泣いていて…義母が腰椎圧迫骨折で入院同居している義母が80歳を超えてきて、足腰が弱ってきたなと感じていたある日の朝のことです。「どっしーん」という大きな物音にびっくりして義母の部屋に駆け込むと、ベッドから起き上がろうとして尻もちをついたらしく、あお向けのまま動けなくなっている義母の姿がありました。あいにくその日は他の家族が誰もおらず、私ひとりの力ではどうすることもできませんでした。さらには義母が痛い痛いと声を上げて痛がるので、すぐに救急車を呼んで病院に搬送しました。診断の結果、腰椎の圧迫骨折でおよそ2カ月の入院となりました。先生によると、骨粗しょう症が進んでいるので、ちょっとした衝撃でも圧迫骨折を起こしてしまうということでした。ケアマネージャーに介護について相談病院を退院する前に医師や看護師を交えての退院時指導がおこなわれました。退院後は自宅に戻るのか、どこかの介護施設にお世話になるのかを決めてくださいと言われました。とりあえず自宅で様子を見ることにしましたが、自宅での介護が大変になると思いましたので、近くにある地域包括センターに相談に行きました。そこではまずケアマネージャーを探して相談に乗ってもらうようにすすめられました。紹介されたのはやさしそうな若いケアマネージャーで、自宅に来てくださり介護についての説明を受けました。今後は市の介護課から介護認定調査をしてもらって介護認定を受けると、いろいろな介護サービスが利用できるようになるということでした。要介護2の認定。介護サービスを受けることに市からの介護認定調査の結果、義母は要介護2の認定を受けました。私は仕事をしており昼間は義母ひとりになってしまいますので、まずは日帰りのデイサービス施設に毎日通ってもらうことにしました。お風呂もデイサービス施設で1日おきに入れてもらい、さらには機能訓練をおこなって毎日リハビリしていただきました。退院後の義母は入院時に作ったコルセットを着用して、手を引けば何とか歩けるようにはなっていましたがベットからの起き上がりが困難になったので、電動ベットをレンタルすることにしました。またトイレと玄関の上がり框(あがりかまち:玄関の土間と床との段差)や廊下に手すりをつけてもらうよう工事をしてもらいました。上限はありますが、助成金制度により改修工事の自己負担額はうちの場合1割ですみました。その後、義母は手引き歩行したり、家の中で手すりにつかまりながら自力で歩行したりできるくらいには回復しました。まとめ介護生活は突然やって来ました。最初はわからないことだらけでしたが、地域包括センターの方々やケアマネージャーさんのおかげでいろいろな介護サービスがあることを知りました。さまざまなサービスを利用してなるべくストレスをためないように気を付けつつ、仕事をしながらなんとか自宅で介護をしていきます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/ラベンダーミント(57歳)子育てを終え、今は義母の介護と仕事に忙しい毎日を送る主婦。日々の楽しみは、おいしいものや体に良いものを見つけてお取り寄せしたり、趣味の手芸でかわいいものを手作りすることにはまっている。
2023年03月30日〜「人生の最期を迎えたい場所」約3割が「医療施設」と回答、理由は「家族に迷惑をかけたくないから」人生100年時代に向けて家族と介護の在り方を問う〜SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするICTスタートアップのPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は太田差惠子氏が執筆したテーマ「親の介護を子どもが担うのは当たり前か?」について、当社が運営するSNS【Surfvote】でユーザーの意見投票を開始しました。(投票〆切:2023年5月31日)◆Surfvoteとは?当社が提供するSNS「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家にも執筆のご協力をいただき発行しています。投票結果は適宜、関係省庁や政治家へ提出し報告を行なっています。 ◆課題の背景 進む日本の高齢化、介護するのは誰か?介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子氏は、高齢化が進む中で家族がその介護を担うケースが多い背景を指摘しています。内閣府が発表した令和4年版高齢社会白書によれば、2022年9月時点で65歳以上の高齢者の割合は29.1%となり、2036年には33.3%にまで増加するとされています。平均寿命の長い日本で高齢化が進むことは介護需要の上昇に繋がりますが、同居する家族が主たる介護者になるケースが多いのが実態です。最も多いのは配偶者、次に子ども、子どもの配偶者と続きます。介護の内容として「必要な時に手を貸す」が最も多い一方で、寝たきりの状態で要介護の場合は約半数が「ほぼ終日介護を行う」と回答しています。また、日本財団の2021年に行われた「人生の最期の迎え方に関する全国調査」では人生の最期を迎えたい場所について58.8%が自宅、39.9%が医療施設と回答し、理由はそれぞれ「自分らしくいられる」、「家族に迷惑をかけたくないから」となっています。少子高齢化が進む中で介護される側(両親あるいは一人暮らしの親)が自宅で過ごすことを望んだ場合、それを子どもが叶えることは「当たり前」なのでしょうか。◆Surfvoteで選べる選択肢〜賛成〜・家族なのだから当たり前。賛成・育ててもらった恩があるから賛成・子どもには親への扶養義務があるから賛成・反対と言いたいが、「冷たい子ども」と世間から非難されそうなので消極的賛成・施設に入ってほしいが費用負担できないので消極的賛成〜反対〜・親と子の人生は別だから反対・公的介護保険があり、介護は社会全体で行うものだから反対・子は、子の生活で精いっぱいだから反対・その他・わからない◆今回ご協力いただいたオーサー 太田差惠子氏京都市生まれ。1993年頃より老親介護の現場を取材。「遠距離介護」「高齢者住宅」「仕事と介護の両立」などの情報を発信。AFP(日本FP協会)の資格も持ち「介護とお金」にも詳しい。著書に『親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと 第3版』『高齢者施設 お金・選び方・入居の流れがわかる本 第2版』(以上翔泳社)『遠距離介護で自滅しない選択』(日本経済新聞出版)『知っトク介護 弱った親と自分を守る お金とおトクなサービス超入門』(共著,KADOKAWA)など。◆Polimill 株式会社Polimill株式会社は目的特化型SNS【Surfvote】を運営・提供するITCスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題に特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住みやすい街づくりへの人々の参加を促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月06日私の母は70代で現在ひとり暮らしです。最近、母と一緒に住んでいた祖母が施設に入所したことをきっかけに、母の介護について考えるようになりました。今、母は元気ですが、いつ何があってもおかしくない年齢。突然介護が必要になる日が来るかもしれません。そのときキーパーソンになるのはこの私。「今しかやりたいことをやれるチャンスはないかもしれない」そう気付き、自分が本当にやりたいことは何かと考えるようになりました。★関連記事:厳格だった父が認知症に。たったひとりで介護をしていた母が電話口で泣いていて…祖母が施設に入居したのがきっかけ母はつい最近まで祖母と2人暮らしでした。しかし祖母の認知症が急に進んでしまったことで家での介護に限界を感じ、祖母を施設に入所させることを決断したようでした。母は祖母のことを大切に思っており、最期まで自宅で面倒を見ようとしていました。しかし認知症の介護は想像以上に大変で、母は身も心もボロボロになっていくのを実感したそうです。本当に急なことだったのですが、空きのある施設が急きょ見つかり、祖母を施設に入れることになってしまいました。そのことがきっかけで、母も自分が突然病気になったり、動けなくなったりする日が来るかもしれないと思ったそうです。それで将来の身の振り方を考えたようでした。ある日私に「お母さんは将来、誰にも迷惑をかけたくないから施設に入るね。いつ何が起こるかわからないから、今のうちにあなたに言っておく。お金もたくさんかかることがわかったから、今から節約してお金を貯める」と胸の内を話してくれました。今まで母はずっと元気だったので、正直なところ母が介護を必要とするイメージを持てませんでした。しかし母からの話を聞いて、いつどこでどうなってもおかしくない年齢に差し掛かったのだと実感しました。自分のために時間を使いたい私には子どもが2人います。上の子は知的障害のある自閉症で、下の子は持病があり長い間入退院を繰り返していました。私は子どもを産んでから、いつでも子どものことが優先で、自分のために時間を使った記憶がほぼありません。しかし最近は上の子が中学生になり手がかかることが少なくなって、下の子も持病がよくなり生活全般が落ち着いてきました。これでやっと手が空いて、自分の好きなことができるかもと思った矢先、親の介護問題が控えているかもしれません。「私が好きなことをできる時間は意外と多くはないのかも? 」とハッと気付かされて、今は自分のために時間を使いたいと強く思うようになりました。私が本当にやりたいことは…今、私は何がしたいのかを考えると、以前から興味があったパン作りを習ってみたいと思いました。10代や20代のころは、お金を出して習い事をする人の気持ちがわからなかったのですが、今ではそれがわかるような気がします。習い事は、これまで頑張ってきた自分へのご褒美なのかもしれません。今は時間があるときに、手ごねパン教室へパン作りを習いに行っています。パンを作っているときは没頭して、日常を忘れ、何も考えなくていいので気分がスッキリ! 40代になってから感じている自律神経の乱れも、趣味のパン作りを楽しんでいるおかげで調子が良いような気がします。まとめ母は70代、私は40代。お互いまだまだ元気でいられるという気がしていましたが、祖母の急な施設入所をきっかけに、母も突然介護が必要になる日が来てもおかしくないのかもしれないと実感しました。40代の私は、自分が好きなことをできる時間というのは意外と限られているのかもしれません。今はやりたいことをやれる貴重なタイミング。自分の心を充電させるために、今を楽しみたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/中川 あかし出産後、訪問ヘルパーとして働いていたが、子どもの病気のため退職。趣味はお菓子作りとパン作り。
2023年02月05日有限会社ラスト(本社:東京都渋谷区、代表取締役:森田 博)は、病院・クリニック・介護施設等、あらゆる医療介護・福祉施設向けに、CMブレークも排除した無料で使えるYouTube動画配信サイト「VIEW-TV.net(ビューTVネット)」の正規版を2023年1月にスタートしました。「VIEW-TV.net」サービスサイトURL: ■背景病院やクリニックでの具合の悪い患者にとって待つ時間はつらいもの。そのような時は、待合室のテレビからのワイドショーが賑やか過ぎると感じてしまったり、ドラマが途中からで話の流れについていけなかったりと、映像を見ることで疲れが増してしまうことがあります。そこで当社は、そのような患者のストレスを少しでも緩和できればと、癒される動画や懐かしい映像をYouTubeからTPOに合わせてチョイスし連続再生するサイトを、社会貢献・医療福祉のお供になればと病気・介護の現場で培った経験から開発しました。当社は「ファミリーヒストリー」や「ヒューマニエンス」「メディカルフロンティア」などの番組映像制作やNHK WORLDニュース映像制作、映像制作、音楽出版、WEBサイト制作運営を行っており、いわば“動画のプロ”集団です。このたび当社による社会貢献第一弾として、「VIEW-TV.net」をベータ版から正規版に移行し、本格運用を開始することとなりました。■完全無料*の癒しのテレビへ!「VIEW-TV.net」の特徴*著作権はYouTubeに帰属します<使いやすいトップページ>サクッと操作画面を見てもわかる通り、とても分かりやすくなってます。使いやすいトップページカテゴリー別選択できますサムネイルクリックすれば再生されます。右側には動画の説明など。もちろん全画面表示で出ますので待合室のTVなどにHDMIでつなぐだけです。音楽の映像もBGVとして捉えれば「TVはモニター利用」として活用法はいろいろあります。クリニックの待合室等で懐かしい映像や動物たちの映像が流れ癒してくれます<コンテンツは即座に切り替わりCMは出ないから*待ち時間なし>*画面上にオビCM画像は出ます。YouTubeは著作権料での利益を必要とします。動画の変わり目のCMも出ずストレスフリー<ログインすると「マイチャンネル」が無料で複数つくれる>メールアドレス(フリーメアドもOK)と自分にわかるIDだけで「マイチャンネル」が作れます。Cookieでプロモ・広告メールがくるような煩わしさもありません。「マイチャンネル」で自分だけのチャンネルも複数作れますアカウント登録も簡単です「マイチャンネル」は複数作れますので、介護施設の高齢者の方でも映像や歌で懐かしんでいただくことができます。認知症の方でも「長期記憶」はしっかり残っていたりするものです。時代を若いころにタイムスリップすることで、会話も楽しくはずみリハビリになることでしょう。また、みんなが集まる時間にTPOに合わせたチャンネルを作っておくこともできます。「マイチャンネル」の動画数は無制限に入れられ、最後まで行くとループ再生されるので、病院やクリニックの全画面再生で、動物の無邪気な映像や季節にあわせた風景や祭りの模様等、多くのコンテンツを入れておくと便利です。<ないものは探して「動画アップ用ボード」で追加できます>当社がYouTubeから選んだ現在1,000を超える動画のサムネイルを表示してますが、その中にないものでも、YouTube動画のアドレスをコピーペーストするだけ「動画アップ用ボード」に追加可能*です。*当社メンテナンスでカテゴリを移したり、不適切なものは削除したりすることがあります多くの動画サムネイル画像入れてあります自分で動画アップボードにYouTubeアドレスコピペで追加も簡単です■今後の予定当社セクションのコンテンツを増やし充実させていく予定です。今後、想い出放送局という「一人のための番組制作」を立ち上げ、よりノウハウを活かした社会のお役に立てるよう尽力していきます。「VIEW-TV.net」サービスサイトURL: 【会社概要】社名 : 有限会社ラスト(TVPRO.ラスト・CDレーベル:ラストエンターテインメント)所在地 : 本社 東京都渋谷区宇田川町12-3-509代表者 : 代表取締役 森田 博設立 : 1999年2月事業内容 : TV番組企画制作、NHKニュース・番組映像構成・編集、DVD制作、音楽出版(JASRAC正会員)、音楽レーベル楽曲制作、2K4Kレンタル映像編集室(プラナス・プレミアPro-豪速マシン、翻訳・通訳、WEBサイト企画運営、CMコンテンツ配信(特許取得済)など社長の座右の銘: アイデアは岩をも砕く。URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月26日慢性的な人材不足に加え、コロナ禍や物価高が、介護事業者を直撃している。東京商工リサーチの調べによると、’22年の介護事業者の倒産は、過去最多の143件(前年比76.5%)に。うち8割が、ヘルパーによる訪問介護と、施設へ通うデイサービスを行う事業所だった。つまり、高齢者が在宅で健康に暮らすために必要なサービスが危機的状況にあるのだ。全国老人福祉施設協議会、副会長の小泉立志さんは、「訪問介護やデイサービスの倒産が多かったのは、コロナ禍当初に利用控えが相次ぎ、利用低迷状態で2年以上経過して小規模事業者が打撃を受けたため」と原因を指摘する。実際に、倒産、あるいは事業を閉じたのは8割が地域を支えてきた小規模事業者だ。「断腸の思いでした。地域密着でがんばってきたんですが、コロナ前からのヘルパー不足と高齢化に加え、コロナ禍による利用控えもあって、毎月20万円もの赤字が続くようになってしまって……」業務廃止に至った苦渋の決断をそう明かすのは、’22年7月に10年続いた訪問介護事業を廃止した「うさぎの和」(東京都江戸川区)代表の三田友和さん。約30人いたヘルパーも廃止直前は6人に。うちほとんどが60~70代の高齢者で、濃厚接触者となって出勤できないヘルパーも出たことが追い打ちをかけた。■コロナの感染対策が影響し、売り上げ大幅減に「このままの状況が続くと介護を受けられない高齢者が大量に出かねない」そう危機感をあらわにするのは、京都市内のヘルパーステーション「わをん」の代表、櫻庭葉子さんだ。「引き受け先が見つかればいいですが、引き受けたくてもできない事業者も少なくないはず。うちにも、昨年何度か『訪問介護事業を閉じるので、利用者さんを受けてくれないか』という問い合わせがありましたが、とてもじゃないけどムリ。泣く泣くお断りしたんです」その理由のひとつが、重くのしかかるコロナの感染対策。「大手さんの場合、コロナに感染した利用者さんのところには、〈サービスに入りません〉というところも多い。実は、看護師につく危険手当はヘルパーにはつかないんです。でもうちは、ヘルパーが防護服や防護マスクをつけてケアに入ります。ですからどうしても通常より時間がかかって、一日に回れる件数が減ってしまうんです。新規を受ける余裕もありませんから、うちはコロナ前より年間で800万円近く売り上げが落ちています」加えて、物価高による影響も受けている。昨年8月に訪問介護事業を閉じた東吾妻町社会福祉協議会(群馬県)は、「高騰するガソリン代が痛手になった」とこう話す。「うちのような地方では車移動が必須です。県からいくらか補助金は出ましたが、それだけではとても追いつかず事業を畳みました」ガソリン代のほかにも、光熱費だけで月100万円も出費が増えた施設もあるという。■生活がすさみ、要介護度が上がってしまう高齢者もさらに前出の櫻庭さんは、「このところの物価高は、事業者だけでなく利用者のサービス離れを加速させている」と危惧する。「利用者さんのなかには、月5万円以下の年金で生活している人も少なくありません。この物価高で生活が立ちゆかなくなって、生活援助サービスを減らさざるをえない人も。食事を作る、住まいを掃除する、といった生活の基本を整えないと、どんどん要介護度が上がってしまうんです」訪問介護サービスには、食事や掃除などをサポートする「生活援助」と、排せつや体の清拭など「身体介護」の2種類あるのだが、「コロナ禍以前から、生活援助のサービスが使いにくくなっていることが問題」と訴えるのは、NPO法人「暮らしネット・えん」の代表理事、小島美里さんだ。「政府は、社会保障費の増大を理由に、この間、なんとか介護保険で提供するサービスを縮小しようとしてきました。そこでやり玉に挙がってきているのが生活援助。『家事なんて主婦の仕事』だと言わんばかりに介護報酬が低いのです。だから大手事業者は、公然と『(報酬が低い)生活援助だけでは請け負いません』と言っています。こうした大手が引き受けたがらない生活援助を担ってきたのが、地域密着の小規模事業者なんです」こうした小規模事業者がどんどんつぶれていくと、どうなるのか。「小さい事業者はつぶれて大きいところが吸収したらいいなんて話も聞こえてきますが、大手の場合、利用者が支払う介護費用も高くなります」(小島さん)支援が受けられなくなった高齢者の末路は悲惨だ。「たとえば、骨折をした高齢者がなんとか歩くことはできるけど家の片付けはできないといった場合、支援が入らなければ部屋は散らかり放題ですよね。すると、またつまずいてほかの部分を骨折したり、それがきっかけで、どんどん無気力になったりするんです」そうなると、認知症を発症する可能性も高まってしまうだろう。さらに、前出の櫻庭さんも、「家族も犠牲になる」と指摘する。「サービスが受けられないことで、介護に疲れて介護殺人が起きたり、子どもや孫が介護に忙殺される“ヤングケアラー”などの問題も増加すると思います。実際に、介護サービスを探しても受けられないから、といって諦めてしまっている高齢者も多いですから」高齢者や家族が犠牲になる悲惨な未来を防ぐためにも、国や自治体には早急な対応が求められる。
2023年01月19日身体機能改善の研究・商品開発を行う株式会社身体機能研究所(所在地:宮城県仙台市、代表:佐々木 貴史)は、大阪府守口市と2022年12月、指定障害福祉施設「守口市立わかたけ園」に勤める20名の介護士を対象に、身体機能へのアプローチを目的としたTシャツ「リライブシャツ」を1週間着用してもらい変化を測る実証実験を実施します。介護業は人々を支える仕事でありながらも心身ともに負担が大きく、従事者の不足が全国各自治体で課題となっています。今回、大阪府守口市は、介護施設のなかでも特に負担が大きいとされる「障がい者支援施設」の介護士のケアに「リライブシャツ」が活用できるのではないかと考え、身体機能研究所と共同の実証実験に至りました。「リライブシャツ」は着るだけで経絡を整え人間本来の機能を取り戻すとされる“間接テーピング”技術を採用したTシャツ。実証実験では本製品の着用前、1週間後を定点で変化を数値的に計測します。類似の検証は、すでに岡山県新庄村の高齢者向け介護施設や林業従事者向けに行われ、被験者の81%が「身体が楽になった」と認識する結果を得ました。「障がい者支援施設」で“初”(※当社調べ)となるとなる本実証実験の結果は2023年春までに発表を予定しています。■「人々を支え続ける『障がい者支援施設』の現場をケアしたい」守口市と身体機能研究所が“初”の実証実験へ身体機能改善の研究・商品開発を行う株式会社身体機能研究所(下記、身体機能研究所)と大阪府守口市は、2022年12月、人々を支え続ける『障がい者支援施設』で働く介護士のケアを目的として実証実験を共同で実施します。実証実験は「着るだけ」で経絡(中医学に由来する、気血が流れる身体内外に拡がる通路)を整え、人間本来の機能を取り戻すことを目指した機能性Tシャツ「リライブシャツ」「リライブインナー」を、指定障害福祉サービス事業所「守口市立わかたけ園」の介護士20名に1週間着用してもらい、定量的に変化を計測するものです。日本で少子高齢化が進むなか、各自治体では、どのように人々が健康寿命を伸ばせるか、身体的に不自由があっても安心して暮らせる地域づくりができるかが重要な課題のひとつとなっています。その課題と直接関わるのが医療・介護事業ですが、これらの仕事は心身ともに負担が大きく、常に従事者不足が問題視されています。大阪府守口市も同様の問題を抱えており、今回は特に心身の負担が大きい仕事だと言われている障がい福祉に携わる現場の介護従事者のケアに「リライブシャツ」「リライブインナー」が活用できないかという提案から、「障がい者支援施設」として“初”(※当社調べ)の身体機能研究所と共同の実証実験に至りました。■全国の「地域の介護施設現場の課題」解決につなげるための実証実験本実証実験は、単に「リライブシャツ」の着用による被験者の変化を計測するためではなく、それを今後、全国の介護施設現場で生かすことを目的としています。そのため検証では「肩こり」「腰痛」「膝痛」など身体の不調、「イライラする」「だるい」など精神面での負荷の変化に関する定量評価だけでなく、客観的数値となる立位体前屈(立った状態で膝を曲げずに前屈し、どこまで柔軟性があるか計る体勢)、画像を使用した姿勢の角度の変化を測定します。指定障害福祉施設「守口市立わかたけ園」<実施概要>●期間 :12月12日(月)~12月19日(月)●参加施設:指定障害福祉サービス事業所「守口市立わかたけ園」●被験者 :上記事業所に勤務する介護士20名●研究内容:身体機能研究所の開発したリライブシャツ・リライブインナーを着用して行う。定量評価のための計測を行い、着用前・着用直後・1週間後に「立位体前屈・姿勢の角度」を計測。また、定性評価を行うためのアンケートも実施し、着用前に参加者が書き出した「身体の不調」について着用の1週間後にどのように変化したかの調査を実施。■第三者機関測定で背筋力が平均38%変化。特許を取得した「リライブシャツ」リライブシャツは、「着るだけ」で鍼灸のように経絡を刺激して整え、人間本来の身体能力を引き出すことを目的とした機能性Tシャツです。身体の経絡を正しく刺激し気血を流すとされる“間接テーピング”技術が取り入れられており、筋力・可動域・血流量・ストレス・疲労感・睡眠の質・動作などへのアプローチを目指して開発されました。「着るだけ」という手軽さからも加齢や病で身体機能における不便を伴う方、アスリートなど身体機能を最大限活用したい方、心身ともに負荷が高い重労働従事者の方を中心に活用されています。第三者機関での測定(※1)では着用することで、背筋力が平均38%、握力は10%変化したという結果が出ています。その他にも様々な実証実験が行われており、アパレルでは珍しく、特許を取得しています。(特許第6409143号)※1:第三者機関での効果検証試験結果はHPでも公開しています。■今後も「障がい者支援施設」の現場をケアするため、自治体との連携を強化地方自治体と身体機能研究所による「障がい者支援施設」での実証実験は、今回の守口市が“初”となりますが、類似の検証は、すでに岡山県新庄村の高齢者向け介護施設や林業従事者向けに行われ、被験者の81%が「身体が楽になった」と認識する結果を得ました。【参照】「介護施設や林業従事者の負担をケアする」岡山県新庄村との取り組みについて→ 今後も障がい者支援施設など、人々を心身の負担が大きい仕事の現場をケアするため、実証実験を遂行・分析し、今後に生かすだけでなく、日本全国の自治体との連携を強化していきます。「障がい者支援施設」として“初”となる本実証実験の結果は2023年春までに発表を予定しています。【研究商品概要】リライブシャツ/プリントタイプ/Vネック/ポリエステル展開 :全5色/8サイズ価格 :8,800円(税込)特許番号:第6409143号リライブインナー展開:全3色/6サイズ価格:7,700円(税込)■株式会社身体機能研究所について株式会社身体機能研究所は「世界中の人たちが心身ともに健康で、幸せな生活を作り上げることに寄与する。」という企業理念のもと、“着る元気 リライブシャツ"の開発・製造を行う。(販売総卸元は株式会社リライブ販売)2019年よりリライブシャツの販売を開始。「リライブシャツ」は発売から延べ15万着販売されており、アイマスクやスパッツなどの商品展開をしている。【会社概要】社名 : 株式会社身体機能研究所本社所在地: 宮城県仙台市泉区長命ヶ丘3-27-3 オメガコートビル1階代表取締役: 佐々木 貴史事業内容 : リライブシャツの開発、製造設立 : 2017年10月HP : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月12日要介護1、2を介護保険制度の対象外に…そんな“制度改悪“が現実味を帯びている。専門家はこの改正で、介護の担い手が急減する可能性を指摘。介護サービスが受けられず、家庭の負担が急増する恐れがあるのだ!介護に疲れた81歳の夫が、79歳の妻を車いすごと海に突き落とすーー。そんな痛ましい事件が11月2日、神奈川県で起きたことは記憶に新しい。じつは今後、こうした悲惨な事件を増発させかねない、介護保険制度の“改悪”が進行中だという。「財務省や厚労省は、介護にかかる支出削減のため、これまで在宅で訪問・通所サービスを受けていた要介護1、2の利用者を、介護保険制度の給付対象から外し、自治体が行う総合事業に移行させるという“介護給付はずし”を進めています。厚生労働省の社会保障審議会・介護保険部会で議論が佳境に入っていて、年末には結論が出てしまうのです」そう危機感を募らせるのは、同審議会の委員も務める「認知症の人と家族の会」副代表理事の花俣ふみ代さん。同じく委員を務める全国老人福祉施設協議会副会長の小泉立志さんも、「毎日、介護事業者などから『なんとかしてほしい』というメールや意見が山のように寄せられています」と戸惑いを隠せない。自治体の総合事業とは、介護予防・日常生活支援総合事業(以下、総合事業)のこと。これに移行されると、自治体の判断によって研修を受けた地域住民などを、ヘルパーよりも低い報酬額で、有償ボランティアとして動員することが可能に。“素人介護”となる可能性が指摘されているのだ。■保険はずしで介護困窮者が増加する現在、要介護1、2は、一部介助があれば自立可能と判定されている(下表参照)。そのためヘルパーによる訪問サービスで、掃除・洗濯・買い物などの“生活援助”を受けたり、デイサービスなど通所サービスを利用したりしながら、自立を保ってきた。これが総合事業に移されボランティアによる介護となると「利用者の状態が悪化し、介護度が上がってしまう」と花俣さんは懸念する。「財務省や厚労省は、要介護1、2は“軽度者”だと言っていますが、これは大きなまちがい。要介護1、2の方の多くは、もっとも混乱する初期の認知症を患っていることが多く、知識や経験の乏しいボランティアが対応することで状態を悪化させる可能性があるんです。たとえばプロのヘルパーなら、冷蔵庫の中をひと目見て、“同じ食材ばかり増えているから認知症が進んでいるのでは”と気づいて医療につなげられますが、ボランティアでは難しい場合も。サインを見逃すと認知症が早く進行し、利用者や家族が結果的につらい思いをするだけでなく、財政も圧迫させてしまうのです」加えて「そもそも担い手となるボランティアもいない」と指摘するのは、大阪社会保障推進協議会で介護保険対策委員長を務める日下部雅喜さん。こう説明する。「“介護給付はずし”は、これまでにも行われていて、’15年からすでに、要支援1、2は総合事業に移されています。しかし、自治体が実施する研修を受けても定着するボランティアが少ないので、大半が従来どおりヘルパーがケアに当たっているのが実情なのです」ところが、ヘルパーが同じ内容のケアを行っても「総合事業に移管されると報酬が約25%下がる」と日下部さん。「結局、割に合わないので大手事業者は手を引いてしまいました。地域密着型の小・中規模事業者が持ち出しでなんとか続けていますが、賃金も減っているので、慢性的な人材不足にあえいでいます」福島県内でヘルパーとして働く佐藤昌子さん(68)も、こう嘆く。「ヘルパーは60〜70代がメイン。地方は特に人手が足りず、50キロ離れた場所までケアに行くことも」そのうえ要介護1、2まで総合事業に移されたら、どうなるのか。「ヘルパーのなり手はさらに減るでしょうし、事業所の経営もますます悪化して、廃業に追い込まれるところも出てきます。受け皿がなくなり、介護サービスが受けられない人であふれてしまうでしょう」(日下部さん)家庭内での介護の負担やストレスが、虐待や介護殺人、無理心中などの原因となっている。家庭の外に頼る先がなくなると、要介護1、2の認定を受けている約260万人がこのような“家族崩壊危機”に直面する可能性があるのだ。受けられる介護サービスが減る一方で、私たちが支払う介護保険料は激増している。介護保険制度が開始された平成12年、65歳以上の第1号被保険者の保険料は全国平均で2911円だったものが令和3年には6014円に。40〜64歳の第2号に至っては2075円から6678円と3倍以上増加しているのだ。(令和2年度介護保険事業状況報告より)「高齢者全員が無駄に給付を受けているわけではありません。給付を受けられる要介護認定を受けているのは、65歳以上の約2割のみ。保険料を払ってきたのに、いざ必要になったら十分なサービスを受けられないなんて」(花俣さん)岸田政権にとって介護の優先順位は低いようだ。「’25年には約32万人の介護人材が不足するといわれていますが、これは介護従事者の賃金が他業種と比べて月額8〜10万円も低いことにも原因がある。岸田首相は就任当初、介護などケア労働者の賃金を国庫負担で月額9000円アップすると断言。今年2月から補助金給付を開始するもわずか8カ月で廃止してしまいました。防衛費を現在の2倍にすると言い出しましたが、介護にもお金をかけるべきでは」(日下部さん)日本の将来が危ぶまれるーー。
2022年12月07日身体機能改善の研究・商品開発を行う株式会社身体機能研究所と岡山県新庄村は、介護施設と林業のスタッフ34名を対象に行った、身体機能へのアプローチを目的としたTシャツ「リライブシャツ」を2週間着用してもらい変化を測る実証実験の結果を2022年12月に発表いたしました。被験者の定量評価の結果、腰痛を感じる人の割合、立位体前屈での柔軟性など全26項目で、被験者より身体の変化が評価されました。体感ワーク 腕ねじり(筋肉の連動)介護業や一次産業は人々を支える仕事でありながらも心身ともに負担が大きく、従事者の不足が全国各自治体で課題となっています。今回は新庄村より介護・林業従事者向けに「リライブシャツ」を着用したいとご依頼を受け、共同研究に至りました。「リライブシャツ」は、着るだけで経絡を整え人間本来の機能を取り戻すとされる“間接テーピング”技術が採用されており、身体へのアプローチについては第三者機関でも検証され特許を取得しています。初の自治体との共同研究となる今回、定量評価に加え、被験者や新庄村より心身状態の改善について高評価をいただきました。今後、より多くの介護・一次産業の従事者の仕事のケアに貢献するため、自治体との連携を強化していきます。■「介護施設や林業従事者の負荷を減らしたい」という思いから、身体機能研究所と岡山県新庄村の共同研究・実証実験が実現身体機能改善の研究・商品開発を行う株式会社身体機能研究所(以下、身体機能研究所)と岡山県新庄村は、2022年9月、「介護施設や林業従事者の負担をケアする」ことを目的とした実証実験を行いました。実証実験は「着るだけ」で経絡(中医学に由来する、気血が流れる身体内外に拡がる通路)を整え、人間本来の機能を取り戻すことを目指した機能性Tシャツ「リライブシャツ」を、心身ともに負荷が大きい介護施設と林業の従事者34名に2週間着用してもらい、定量的に変化を測るものです。着用された機能性Tシャツ「リライブシャツ」は、鍼灸のように経絡を刺激して、身体が持つ本来の力を引き出すとされる“間接テーピング”技術を取り入れています。鍼灸のように寝姿勢で安静にせずとも「着るだけ」で経絡を刺激し流れの改善が期待できるため、その手軽さから加齢や病で身体機能における不便を伴う方、アスリートなど身体機能を最大限活用したい方、心身ともに負荷が高い重労働従事者の方を中心に活用されてきました。今回、岡山県新庄村は、人々の生活に重要でありながらも心身ともに負荷が高く離職率が高い介護や一次産業の人手不足問題を抱えていました。「重労働従事者の心身の負荷を減らすことで、人手不足問題の解決につなげたい」という新庄村より、重労働事業である介護施設、林業の企業向けに「リライブシャツ」を取り入れてみたいとご相談をいただき、共同研究・実証実験に至りました。■検証結果:全26項目で身体の変化が認められ、被験者81%が「身体が楽になった」と認識検証では「肩こり」「腰痛」「膝痛」など身体の不調、「イライラする」「だるい」など精神面での負荷の変化に関する定量評価に加え、実際の立位体前屈(立った状態で膝を曲げずに前屈し、どこまで柔軟性があるか計る体勢)や肩の可動域の変化を測定しました。結果、腰痛を感じる人数が4分の1に減少する、膝痛を感じる人がゼロとなる、立位体前屈で測定した柔軟性が上がるなど全26項目の調査すべてで身体の変化が認められました。また、なんらかの変化を認識した被験者は81%にのぼります。下記は、調査結果(初期評価、1週間後、2週間後で変化を測定)の一部となります。<腰痛を感じる><膝痛を感じる><立位体前屈による測定結果>※調査対象は全てN=34■新庄村役場 総合企画課 千葉 智明係長のコメントご依頼を受けた新庄村役場の総合企画課 係長 千葉 智明氏より、共同での実証実験についてメッセージをいただきました。「アンケート回答および検証結果を踏まえ、『リライブシャツ』は身体の柔軟性の向上とそれに伴う、肩こり・腰痛等にアプローチできることが期待されます。実証実験前の被験者の身体的な悩み、肩の可動域・立位体前屈の柔軟性は期間内を通して数値的にも変化しました。被験者からは、『柔軟性にアプローチされたようで動きやすい』『身体が温かくポカポカと感じる』『すやすやと眠りやすい』など多くの声が出ており、今後にも期待しています」■第三者機関測定で背筋力が平均38%変化。特許を取得した「リライブシャツ」リライブシャツは、「着るだけ」で鍼灸のように経絡を刺激して整え、人間本来の身体能力を引き出すことを目的とした機能性Tシャツです。身体の経絡を正しく刺激し気血を流すとされる“間接テーピング”技術が取り入れられており、筋力・可動域・血流量・ストレス・疲労感・睡眠の質・動作などへのアプローチを目指して開発されました。「着るだけ」という手軽さからも加齢や病で身体機能における不便を伴う方、アスリートなど身体機能を最大限活用したい方、心身ともに負荷が高い重労働従事者の方を中心に活用されています。第三者機関での測定(※1)では着用することで、背筋力が平均38%、握力は10%変化したという結果が出ています。その他にも様々な実証実験が行われており、アパレルでは珍しく、特許を取得しています。(特許第6409143号)※1:第三者機関での効果検証試験結果はHPでも公開しています。■介護・一次産業の従事者に貢献するため自治体との連携を強化初の自治体との共同研究となる今回、定量結果および被験者と新庄村より心身状態の改善について高評価をいただくことができました。一方で、期間中に「リライブシャツ」が複数枚ないと洗濯中に着用できないなどの課題もあがり、提供枚数を増やすなどで改善を図る予定です。改善を重ねながら、今後もより多くの介護・一次産業の従事者に「仕事が楽になった」と感じてもらえるよう、自治体との連携を強化していきます。【参照】岡山県新庄村における「重労働従事者の負担をケアする」実証実験について●期間 :9月12日~9月26日●参加企業:介護施設(新庄村社会福祉協議会)/林業会社(株式会社創林社・國六株式会社)●被験者 :上記事業所に勤務する34名●研究内容:身体機能研究所の開発したリライブシャツを着用して行う。定量評価のための計測を行い、着用前・着用直後・1週間後・2週間後に「肩の可動域・立位体前屈」を計測。また、定性評価を行うためのアンケートも実施し、着用前に参加者が書き出した「身体の不調」について着用の1週間後、2週間後にどのように変化したかの調査を実施。【研究商品概要】リライブシャツ/プリントタイプ/Vネック/ポリエステル展開 :全5色/8サイズ価格 :8,800円(税込)特許番号:第6409143号【株式会社身体機能研究所について】株式会社身体機能研究所は「世界中の人たちが心身ともに健康で、幸せな生活を作り上げることに寄与する。」という企業理念のもと、“着る元気 リライブシャツ”の開発・製造を行う。(販売総卸元は株式会社リライブ販売)2019年よりリライブシャツの販売を開始。「リライブシャツ」は現在、年間延べ15万人に着用・活用されており、アイマスクやスパッツなどの商品展開をしている。会社概要【会社概要】社名 : 株式会社身体機能研究所本社所在地: 宮城県仙台市泉区長命ヶ丘3-27-3 オメガコートビル1階代表取締役: 佐々木 貴史事業内容 : リライブシャツの開発、製造設立 : 2017年10月HP : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月05日「いま、初めて知りました。びっくりです……。そんな話、これまで一度も聞いたことがありませんでしたから」(地元住民)11月14日、大阪市は城東区の介護老人保健施設「幸成園」を来年3月から6カ月間業務停止の行政処分にすると発表した。男性従業員が入所者女性を殴る、下半身を触るなどの虐待をしていたことが発覚したとのこと。女性はいずれも80代以上。男性はすでに退職しており、入所者約60人はこれから別の施設へ移るなどして対応することになるという。さらに驚くべきことに、この施設はこれまでにも市から虐待の認定を受けていた。その数、2019年から3度。再三にわたる行政指導にもかかわらず、今回の処分となったのだ。そこで、本誌は現地へと向かった。だが4度の虐待認定があったのにもかかわらず、聞こえてきたのは冒頭のようなコメントばかり。地元では、驚くほど内部の実態は知られていなかった。近所の人はこう語る。「よく笑ったり、歌を歌ったりするような声はよく聞こえてきていました。お年寄りなのでたまに大きな声を出される方がいましたけど、そんな虐待されているのではと思わせる叫び声みたいなのは、聞いたことないです。虐待に関する話が地元で話題になったことも、いっさいありませんでした」さらに周辺でトラブルはなかったのかと聞くと「ないこともないけど……」としつつ、こう続けた。「一度だけ、施設から出るゴミについて問題になったことはありました。ゴミ回収後も残飯が地面に落ちたまま残っていたことがあって、地元の人たちが施設に『何とかしてほしい』と言いに行ったんです。でも、そのときはすぐに改善してもらえました。だからトラブルといっても、どこにでもあるような些細なことくらいですよ」内部では過ちを繰り返しながらも、外部からの声には即座に対応……。その甲斐もあってか、地元にとっては“ありがたい施設”だという評判さえあった。「いま、なかなか施設に入るのが大変じゃないですか。だから『近所に施設があってよかった』『うちの家族も入れたい』『私もゆくゆくは入りたい』といった人が多かったんです。実際、おばあちゃんを入居させた人は『近所の施設に入れることができてよかったわ』と喜んでいました。それだけに、今回のことは『えっ、なんで』と信じられませんでした」(前出・近所の人)なぜ、虐待は止められなかったのか。本誌は施設へ直接、連絡した。だが……。――今回の入居者への虐待について話を聞きたいのですが。「今そのことで対応できるスタッフかいませんので、答えられません」――対応できるスタッフの方はいつ戻られますか?「わかりません」――明日にはご対応いただけるのでしょうか?「それもわかりません」何を聞いても、「担当者が不在で答えられない」を繰り返すだけだった。前出の近所の人はこう憤る。「みんな、最後はあそこで豊かに暮らしたいという思いで入所したはずです。なのに虐待なんてされていたら、腹が立ってしょうがないですよ。身内がいない人は他に移ると言っても、難しいでしょうし。あまりにもかわいそうです」
2022年11月16日「GO!GO!KAI-GOプロジェクト」では、親子・夫婦などの家族や友達、恋人など身近な人と「介護」について考えたり、話し合ったりする機会を推奨しております。プロジェクトではやりがい・面白さ・魅力を届けるために介護従事者、関係者の応援ソングを制作中です!近日詳細公開しますのでお楽しみに!応援団メンバーも活動を通して、多くの方々に介護の魅力を感じていただけるよう、情報発信を行ってまいります。※「介護の日」高齢化などにより介護が必要な方々が増加している一方、介護にまつわる課題は多様化しています。こうした中、多くの方々に介護を身近なものとしてとらえていただくとともに、それぞれの立場で介護を考え、関わっていただくことが必要となっています。介護についての理解と認識を深め、介護サービス利用者及びその家族、介護従事者等を支援するとともに、これらの人たちを取り巻く地域社会における支え合いや交流を促進する観点から、高齢者や障害者等に対する介護に関し、国民への啓発を重点的に実施する日を設定することとしました。厚生労働省 公式HP「介護の日とは」より: GO!GO!KAI-GOプロジェクト■「GO!GO!KAI-GOプロジェクト」名称:GO!GO!KAI-GOプロジェクト本事業は、厚生労働省補助事業「令和4年度介護のしごと魅力発信等事業(情報発信事業)」を活用してテレビ朝日映像が主催します。公式サイト: YouTube : Twitter : Instagram : Facebook : 「GO!GO!KAI-GOプロジェクト」では、福祉・介護への多様な人材参入を促進するために、厚生労働省補助事業「令和3年度介護のしごと魅力発信等事業(体験型・参加型イベント)」として、2021年夏に発足されました。2022年度もシーズン2として2021年から引き続き団長の福澤朗さんを中心に「福祉・介護の世界で活躍する人々の力になりたい!」と意気込む著名人たちが集い、当プロジェクトを盛り上げるための「応援団」を結成。フリーアナウンサー、お笑い芸人、女優、アーティストなど幅広い世代のメンバーたちが福祉・介護の現場に飛び込み、そこで得た発見や感動、仕事のやりがいなどを、WEB配信を通じてレポートしていきます!「GO!GO!KAI-GOプロジェクト」を盛り上げる応援団メンバー配信中のYouTube動画の様子■「GO!GO!KAI-GOプロジェクト」今後の活動予定(1)シンガーソングライター井上苑子による福祉・介護の応援ソングをお披露目2023年2月 BS朝日 30分特番「GO!GO!KAI-GO 応援団」にてお披露目予定!(2) オンラインによるシンポジウムの開催イベント名: 「教師、親として知っておきたい!いまどきケアワークの最新事情と可能性」日時 : 2022年11月16日(水) 19:00~20:30会場 : オンラインによるLIVE配信(事前申し込み制)URL : (3)「介護の日」イベントへの出展イベント名:厚生労働省補助事業「介護のしごと魅力発信サミット」(4) 女性層を中心に高い支持を得ている朝日新聞の紙面企画「ボンマルシェ」テーマ名: 「知りたい!イキイキ「介護」の現場のこと」日時 : 2022年11月24日(予定) ※掲載後、WEB配信予定!(5) BS朝日 30分特番「GO!GO!KAI-GO 応援団」2023年2月上旬 放送予定!(6) インフォマーシャルCM、公式サイトにて配信中!(7) TikTokチャンネル近日配信!テーマ:「思わず見ちゃう! 介護現場のテクノロジー」 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月09日「本を読まない職員に介護のスキル・思いを伝えたい」と駒場苑(所在地:東京都目黒区にある特養ホーム)の施設長坂野 悠己さんが考えた100首の思いをみんなに届けたい!書籍制作に力を貸してください。クラウドファンディングも、中盤を迎え、更なるご支援をお願いいたします。「レディフォー」クラウドファンディングサイト 生活リハビリ100首■開発背景ケアのスキルと根拠となる思想を伝える新しい媒体として「生活リハビリを伝える介護100首(介護百人一首)」を書籍としてまとめたい!一貫して、施設のケア改革に取り組んできた駒場苑の施設長・坂野 悠己さん。いい介護を実現していくために「7つのゼロ」などを提案してきました。そんな彼が過去にぶつかっていた課題が「本を読まない職員に介護のスキル・思いをどう伝えるか?」試行錯誤の末、たどり着いたのがこの「生活リハビリを伝える介護100首」です。■特徴介護の方向性や理論を五・七・五・七・七の形にした句を100首つくり、句の説明とイラストを添えてカレンダーにして、エレベーターの中や休憩室などに貼ってみました。そうすると、「本は読まない」と言っていたスタッフはもちろん、面会に訪れた家族も興味深く見ています。より多くの方に駒場苑の介護の手法や考え方を知っていただくために、セミナーやテキストをつくるのではなく、短歌をまとめる形でより気楽に読んでいただける媒体をつくりたい。介護職から家族介護者まで、生活リハビリを知ることでもっと楽しく、介護に取り組めるようになってほしいと考えています。ご支援のほど、よろしくお願いいたします!■リターンについて1)オリジナルクリアファイル+介護雑誌ブリコラージュ1冊…3,000円2)完成書籍+オリジナルクリアファイル+介護雑誌ブリコラージュ1冊…5,000円3)完成書籍+百人一首カレンダー+オリジナルクリアファイル+介護雑誌ブリコラージュ3冊…10,000円4)坂野悠己さんの講演会にご招待(オンライン・録画あり)+完成書籍+百人一首カレンダー+オリジナルクリアファイル+介護雑誌ブリコラージュ3冊…15,000円5)駒場苑で一日実習or見学+完成書籍+百人一首カレンダー+オリジナルクリアファイル+介護雑誌ブリコラージュ3冊…30,000円6)坂野悠己さんに困りごと相談+講演会ご招待+完成書籍+百人一首カレンダー+オリジナルクリアファイル+介護雑誌ブリコラージュ3冊…50,000円7)坂野さんがあなたの事業所で研修講師+坂野悠己さんの講演会にご招待(オンライン・録画あり)+完成書籍+百人一首カレンダー+オリジナルクリアファイル+介護雑誌ブリコラージュ3冊…100,000円■プロジェクト概要プロジェクト名: 駒場苑のアツイ介護を100首の句で届けたい!期間 : 2022年9月15日(木)~11月14日(月)URL : ■会社概要商号 : 有限会社 七七舎代表者 : 代表取締役 北川 郁子所在地 : 〒171-0021 東京都豊島区西池袋5-26-15 久保田ビル2F設立 : 1994年9月8日事業内容: 介護・福祉・保健関係の書籍企画・編集・出版資本金 : 300万円URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】有限会社 七七舎TEL : 03-5986-1777FAX : 03-5986-1776MAIL: info@nanasha.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月12日ライオン株式会社(代表取締役社長・掬川 正純)は、TANOTECH株式会社(代表取締役・三田村 勉、以下 TANOTECH)と共同で、「健口眠体操」を搭載した介護施設向けゲーム機『TANO-LT』の販売を2022年9月27日(火)から開始しました。「健口眠体操」は、東京大学医学部附属病院22世紀医療センター運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座 松平 浩特任教授(トランクソリューション株式会社技術顧問)と当社が共同開発した体操で、3つの機能(口腔・睡眠・運動器)を同時にトレーニングすることができます。『TANO-LT』は、この「健口眠体操」をゲーム化し、介護施設で高齢者が楽しく継続的に体操を行えるように工夫した介護ゲーム機です。『TANO-LT』を先行導入したHITOWAケアサービス株式会社の有料老人ホームでは、「ご入居者の自立支援とサービスの質の向上に繋がり、生産性も向上する」などの評価をいただいております。TANO-LT 健口眠体操 *東京大学医学部附属病院 松平 浩 特任教授による体操実演1. 開発の背景当社は、現在、全国で約1,600万人の高齢者が運動器機能や認知機能の低下、口腔機能の低下による嚥下障害など、日常生活に様々な課題を抱えている状況に対応するため、口腔・睡眠・運動器の3つの機能を「同時に」トレーニングする「健口眠体操」を2022年1月に開発しました(※1)。本体操は、座ったまま、5分間で21種類の運動を実施可能な体操で、東京大学医学部附属病院 22世紀医療センター松平 浩特任教授およびトランクソリューション株式会社(代表取締役社長・村尾 勤)と共同で開発しました。さらに、この体操を無理なく楽しく続けてもらうためにゲーミフィケーション(※2)の考えを取り入れ、TANOTECHのゲームシステム「TANO」に導入されている、身体の動きをセンシングする技術と「健口眠体操」を組み合わせたバーチャルゲームプログラムを開発しました(※3)。このバーチャルゲームプログラムを試験的に導入した介護施設(デイサービス)の利用者から、「楽しく運動できる」「体を動かしやすくなった」などと高評価を獲得したほか、施設運営者からも「施設を利用するきっかけとなり、キャンセル率の大幅低下に繋がった」という評価を得ました。そこでこのたび、「TANO」に「健口眠体操」のバーチャルゲームプログラムを搭載した、介護施設向けゲーム機『TANO-LT』の販売を、TANOTECHと共同で開始しました。 健口眠体操の動画(ダイジェスト版)(※1) 2022年1月27日発表済 (※2) ゲームの要素や原則をゲーム以外の物事に応用すること(※3) 2022年2月14日発表済 2. 『TANO-LT』概要「TANO」とは、モーションセンサーを利用した福祉・介護・教育現場向けのゲーム機で、センサーの前に立つだけで、180種類以上の運動・発声・脳活性化プログラムを行うことができます(図1)。『TANO-LT』は、「TANO」に通常搭載されているプログラムに加え、「健口眠体操」プログラムを利用することができます。画面に表示された「健口眠体操」の動きを真似すると、センサーが骨格を読み取り、正しい動きと照らし合わせて骨格の一致率を点数化し、リアルタイムに表示します。これにより、自分の点数を上げる努力のきっかけを作ったり、他の人と競い合ったりなど、ゲーム感覚で体操を行うことができます。楽しくトレーニングを続けられることで、加齢により心身が老い衰える“フレイル”の予防を期待できます。 図1 TANOのセンシング概要 図2 『TANO-LT』利用時の様子3. 先行導入事例・先行導入施設:HITOWAケアサービス株式会社介護付き有料老人ホーム イリーゼ練馬石神井台・先行導入日 :2022年9月8日・利用者 :14人・体験後の言葉【利用者】画面の動きに合わせるだけなので、簡単に体操をすることができました。また、点数が出るので、次はさらに良い点数を取るために体操しよう、と続けたくなりました。【ホーム運営責任者】利用者が、楽しく運動を続けてくれるようになり、側にいる私たちも嬉しく感じています。また、運動のお陰か、よく眠れるようになり、夜の緊急コールが減る、といった傾向もありました。現場の人手不足軽減にも繋がりそうです。【施設事業者】施設の効率的な運用に役立つだけでなく、利用者様にもプラスワンの価値を提供できますので、順次導入する施設を増やしていきたいです。<HITOWAケアサービス株式会社 会社概要>会社名 : HITOWAケアサービス株式会社所在地 : 東京都港区港南2-15-3 品川インターシティC棟連絡先 : TEL 03-6632-7702 FAX 03-6736-5587HP : 代表者 : 代表取締役社長 袴田 義輝主な事業: 有料老人ホーム等の運営、介護保険サービスの提供当社は、『TANO-LT』をさらに改良し、介護分野での楽しい健康習慣づくりを提案し、心と身体の健康増進を目指してまいります。■『TANO-LT』の導入に関する問い合わせ先下記『TANO-LT』公式サイトのお問い合わせフォームから、問い合わせ下さい。 TANO-LT 問い合わせ先■国際福祉機器展にて『TANO-LT』を紹介2022年10月5日(水)~7日(金)に東京国際展示場「東京ビッグサイト」東展示ホールにて開催される、第49回国際福祉機器展H.C.R.2022に出展します。TANOブースにて、『TANO-LT』を体験いただけます。 展示イメージ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月03日■前回のあらすじ入居者から「バカヤロー」と言われ、憤慨する義父。ところが美人介護士さんの登場で状況は一変。あれほど嫌がっていた施設の入居を自ら宣言するのでした。■特養老人ホームの入居を希望するが…■義父の暴走、再び…ブチ切れ寸前の義姉が出した2択。義父の決断はいかに…!?次回に続く「ヤバすぎる義父と絶縁した話」(全47話)は21時更新!
2022年09月18日■前回のあらすじ老人ホームに連れてこられた義父は怒りを露わにします。しかし住宅ローンの使い込みという弱みを突かれ、仕方なく見学に応じることに。施設を見ていると、ある入居者に突然「バカヤロー!」と怒鳴られ…。■突然の暴言に憤慨する義父■義父の態度が一変…!入所をあっさり承諾した義父に一同ビックリ!予定していたサービス付き高齢者向け住宅ではなく、優しい美人介護士さんのいる特別養護老人ホームに入ると言い出したのです。次回に続く「ヤバすぎる義父と絶縁した話」(全47話)は21時更新!
2022年09月17日隈研吾建築都市設計事務所によるサウナ施設「サザエ(SAZAE)」が、香川県・直島のグランピング型リゾート施設「サナマネ(SANA MANE)」内に誕生。2022年10月上旬にオープンする。宿泊者のみ利用可能で、9月末より受付を開始予定。直島に新サウナ施設「サザエ」「サナマネ」は、おだやかな気候と美しい自然を有し、現代アートの聖地としても知られている直島のグランピング施設。テントサウナの好評を受けてオープンする新サウナ施設「サザエ」は、その名の通り、巻貝を彷彿とさせるころんとした造形が特徴だ。柔らかな曲線が描くその美しいフォルムは、存在感がありながら、瀬戸内海に浮かぶ直島の風景に自然と溶け込んでいます。“巻貝”に入り込んだかのような内部空間「サザエ」の内部も、まさに貝殻の中に入り込んだかのような空間。天に向かって緩やかに渦巻く壁面と、穴の空いた天辺で構成されている。通常は、温度を逃さないよう、サウナの天井穴は避けられるものだが、オリジナルの吸排気システムを導入することで、この構造を実現させた。採光は、空から差し込む光と足元の間接照明のみで、季節や時間によって移り変わる、自然の光を楽しむことができます。座面は、身体にぴたりとフィットする曲線構造。素肌で触れても不快感のない“つるっ”とした質感の木肌で、ストレスなく汗を流すことができます。建物の脇に設けた水風呂は、空間をたっぷりと使った余裕のある広さ。大の字で寝転がり、空を見上げながら浸ることができます。隈研吾建築都市設計事務所が設計なお、「サザエ」の設計は、隈研吾建築都市設計事務所の隈太一が担当。【詳細】「SANA MANE GLAMP DOMES」新サウナ施設「SAZAE」オープン時期:2022年10月上旬予約開始時期:9月末予定※「SANA MANE GLAMP DOMES」宿泊者のみ利用可能。住所:香川県香川郡直島町横防2182TEL:0878-13-3177※プラン・料金・収容人数等、施設の詳細は後日発表予定。
2022年09月13日隈研吾建築都市設計事務所によるサウナ施設「サザエ(SAZAE)」が、香川県・直島のグランピング型リゾート施設「サナマネ(SANA MANE)」内に誕生。2022年10月上旬にオープンする。宿泊者のみ利用可能で、9月末より受付を開始予定。直島に新サウナ施設「サザエ」「サナマネ」は、おだやかな気候と美しい自然を有し、現代アートの聖地としても知られている直島のグランピング施設。テントサウナの好評を受けてオープンする新サウナ施設「サザエ」は、その名の通り、巻貝を彷彿とさせるころんとした造形が特徴だ。柔らかな曲線が描くその美しいフォルムは、存在感がありながら、瀬戸内海に浮かぶ直島の風景に自然と溶け込んでいる。“巻貝”に入り込んだかのような内部空間「サザエ」の内部も、まさに貝殻の中に入り込んだかのような空間。天に向かって緩やかに渦巻く壁面と、穴の空いた天辺で構成されている。通常は、温度を逃さないよう、サウナの天井穴は避けられるものだが、オリジナルの吸排気システムを導入することで、この構造を実現させた。採光は、空から差し込む光と足元の間接照明のみで、季節や時間によって移り変わる、自然の光を楽しむことができる。座面は、身体にぴたりとフィットする曲線構造。素肌で触れても不快感のない“つるっ”とした質感の木肌で、ストレスなく汗を流すことができる。建物の脇に設けた水風呂は、空間をたっぷりと使った余裕のある広さ。大の字で寝転がり、空を見上げながら浸ることができる。隈研吾建築都市設計事務所が設計なお、「サザエ」の設計は、隈研吾建築都市設計事務所の隈太一が担当した。【詳細】「SANA MANE GLAMP DOMES」新サウナ施設「SAZAE」オープン時期:2022年10月上旬予約開始時期:9月末予定※「SANA MANE GLAMP DOMES」宿泊者のみ利用可能。住所:香川県香川郡直島町横防2182TEL:0878-13-3177※プラン・料金・収容人数等、施設の詳細は後日発表予定。
2022年09月04日会話サービス事業、生活総合補助サービス(家事代行)事業などを手がける株式会社2Lでは、2022年8月1日(月)より、介護施設・病院などの「法人」や、高齢者・体が不自由な方・独り暮らしで話し相手を必要としている「個人」などを対象に、『会話サービス「ざつだん」』と『総合生活補助サービス(家事代行サービス)「マッチ」』の新たな形のサービスの提供を始めました。“ざつだん”はオンラインでもOK。生活補助サービスは、“何でも気軽に頼める”をモットーに行います。日常の困りごとの解決を、“あと一歩”サポートする日本はこれまでにない「高齢化社会」を迎えています。核家族化が進み、子ども世帯と離れて「単身で暮らす高齢者」は確実に増加しています。また、一生を独身で過ごす「ソロ化」も進行しています。さらに、病気と共存しながら独り暮らしをしている方も増えています。こうした社会の多様化が進む一方、「話し相手を見つけられたら」「日常のちょっとした場面で、困りごとを手助けして貰えたら」といった悩みを持つ人も、少なくありません。株式会社2Lでは、「法人」や「個人」のお客様のこうした悩みにお応えし、解消できるよう最大限サービスを提供してまいります。『会話サービス「ざつだん」』と『総合生活補助サービス(家事代行サービス)「マッチ」』株式会社2Lのサービスは、おもに『会話サービス「ざつだん」』と『総合生活補助サービス(家事代行サービス)「マッチ」』の2つです。1. 『会話サービス「ざつだん」』スタッフ不足で、利用者の方と会話業務を充分に行えていないという施設や病院など「法人」の場合、レクリエーション企画をお請けしたり、スタッフの皆様が書類作成業務の時間などを作れるよう、患者や利用者の皆様との会話を、株式会社2Lのスタッフ(パートナー)が行ったりと、「法人」の皆様のさまざまなニーズにお応えしてまいります。「個人」のお客様の場合は、独り暮らしの高齢者の方や、“誰かと話したい”といった方の切実な「声」を確実にすくい上げ、寄り添いながら会話してまいります。2. 『総合生活補助サービス(家事代行サービス)「マッチ」』いわゆる“家事代行”のようなきっちりとしたご依頼ではなく、「日常の1コマを助ける」業務をモットーに、日々の暮らしを“ちょっとサポートする”ご依頼に対応していきます。例えば、「肩が上がらず衣替えができないからやってほしい」や「寂しいから一緒にご飯を食べてほしい」「大掃除を手伝ってほしい」「買い物をしてきてほしい」「高いところの電球を替えてほしい」など、日常の“ちょっとした”困りごとに素早く対応します。どのサービスも面接をクリアした「パートナー」と呼ばれる弊社スタッフが対応してまいりますので、気兼ねなくご利用・ご相談いただけます。「個人」の方が利用される場合は、最短で2時間後から予約が可能(「法人」の場合は3時間後から)です。“日常の困りごとに対応”する『総合生活補助サービス(家事代行サービス)「マッチ」』は、スピード感も抜群。「買い物代行」のご依頼があった場合、欲しい商品を時間内に見つけるよう懸命に努めますので、「売り切れ」や「手に入らない」といった事態はほとんど起こりません。料金も「個人」のお客様の場合、『会話サービス「ざつだん」』『総合生活補助サービス(家事代行サービス)「マッチ」』ともに、それぞれ1プラン30分900円(10パーセントOFF価格。通常価格は30分1,000円)という、シンプルで明瞭な体系。追加請求も一切なく安心です。(*注)(*注) 料金プランにつきましては、「法人」のお客様、また「個人」のお客様におかれましても、URLにて詳細をご確認ください。▼「株式会社2L」公式Webサイト: (画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2022年08月18日