ママ友と聞くと、悪口や噂話などのトラブルがつきものというマイナスなイメージしかなく、私はなかなかママ友をつくることができませんでした。しかし、出会ったあるママ友が、ママ友のイメージ、そして私の幼稚園生活、人生を大きく変えました。ある日公園でバッタリ…息子と公園で2人で遊んでいたある日、後ろから「あっ、○○君とママさん!」と声をかけられました。振り向くと、幼稚園の同じクラスの子どもとそのママのAさんが立っていました。 突然声をかけられたことに動揺していると、「お会いできてうれしいです。前からお話ししてみたくて。よかったら一緒に遊んでもらえませんか?」とニッコリ笑いながら話してくれました。 共通の趣味が判明し意気投合!Aさんはいつもニコニコしていて、幼稚園の先生のお手伝いなどもさりげなくされているのが印象的だった方。そして今回、話すうちに好きな芸能人が一緒であることがわかり、一気に意気投合! 連絡先を交換し、好きな芸能人情報の連絡をとり合ううちに、ママ友というより昔からの友だちのような関係に。その後、Aさんは私がほかのママたちとも仲良くなれるように、自然な形でママ友の輪のなかに入れてくれました。 ママ友Aさんが魅力的な理由ママ友同士で話をしていると、誰かの悪口になったり、誰かの噂話になったりという展開になりがちでしたが、Aさんは絶対に悪口を言わず、噂話もしません。私の子どものことはもちろん、幼稚園にいる子どもたちや先生の良いところ、おもしろかった話など、いつも明るい話題を振ってくれます。 そのため、私はもちろん、同じクラスのママの多くがAさんのことを信頼して好感を持っています。また、自分の子どものことについて自慢することはありませんが、他人から褒められたときは謙遜しすぎず「褒めてくれてありがとう!」と素直に喜んでくれるのも素敵だなと思います。 マイナスなことを口にせず、気さくに話してくれるAさんの周りは、いつも明るい雰囲気が漂っています。ほかのママさんたちもAさんがいないところで「Aさんといると何だか元気になるよね」と話しているほど。私はママ友というと何かとトラブルがつきものというイメージがありましたが、こんなに素晴らしいママ友と出会えたことでママ友っていいなと思うようになり、また幼稚園生活、そして人生がいっそう楽しくなりました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:大井絵衣5歳男児の母。「楽しく子育てがしたい!」がモットー。台所育児を実践中で、息子が1歳のころから毎日夕飯を一緒に作るのが日課。自身の育児経験を中心に、子育て関連の記事を多く執筆中。
2023年01月06日保育士の中田馨さんが、子ども転落事故について教えてくれました。最近ニュースでも子どもの転落に関するものをよく見かけます。室内や屋外で転落事故が起こりやすい状況を確認しておくとともに、予防策なども改めて見直してみましょう!こんにちは。保育士の中田馨です。子どもの成長発達とともに気をつけなくてはいけないことに、高さのある所から落ちる「転落」があります。そこで今回は、転落事故を防ぐために保育所で行っている防止策とともに、家庭で子どもの安全な環境を考えていきたいと思います。 室内で起きやすい転落に関するヒヤリハット子どもの転落事故の特徴(消費者庁)には下記のようなものがあります。 ●子どもの発達段階によって事故が起こりやすい場所や状況が変わる ●頭部から落下しやすい(小さな子どもは体の大きさに比べて頭が大きく重心の位置が高い) ●思わぬところに登ろうとしたり、いろいろな遊び方をする 子どもが生活する環境は、その時の子どもの発達状況によってその都度変えていく必要があります。「高いところから落ちる」というと、ハイハイや歩くことなどができ、活発に動き始めた子どものようなイメージがありますが決してそうではありません。例えば、ねんねの時期の赤ちゃんの場合、「まだ動かない」と思い、ソファーや大人用のベッドに寝かしていたらクルリと寝返りをして落ちそうになった(落ちた)。ベビーベッドの柵をしていなくて落ちそうになった(落ちた)。ということもあります。また、安全と思われがちな柵をしているベッドですが、つかまり立ちするようになるとベッドの中にある物を踏み台にしたり、ベッドの柵に足をかけてよじ登ろうとする子もいます。更に動くようになると、子どもの探索心はますます成長し、階段、玄関の段差、湯船、トイレ、本棚、椅子、机などを上ったり、のぞき込んだりして、ヒヤリとする場面が増えてきます。保育所で聞いた事例では、テレビ台に登ってテレビにつかまり立ちして、そのままテレビと一緒に後ろにひっくり返った!というお話もありました。 屋外で起きやすい転落に関するヒヤリハット乳児の場合、抱っこをしていて落としてしまう場合もあります。「え?どういうこと?」と思いますよね。私の保育所で過去あった事例です。お休みの日にお父さんが3カ月の赤ちゃんを抱っこしてスーパーに行きました。赤ちゃん、機嫌が悪かったようでのけぞりました。お父さん支えきれずに落としてしまいました。幸い、落ちたところが段ボールの上で、かすり傷ひとつなく無事だったのですが…。また、「少しなら大丈夫だろう」と自転車に座らせたままそばを離れたら、自転車ごと倒れてしまったという話は、いまだに時々聞きます。その他にも、活動の幅が広がり、公園の遊具で遊べるようになってくると、遊具から落ちそうになる(落ちる)こともあります。 転落事故を防ぐベランダ対策「ベランダなどからの子どもの転落事故」。ニュースで見るたびに、何ともいえない気持ちになってしまいます。年齢の低い子どもは、「ここから落ちたらどうなる」というところまで考えることができません。目の前にある、興味や関心事に必死なのです。では、ベランダや窓からの子どもの転落事故を無くすためにはどうすればよいでしょう?まずは、子ども一人でベランダに出られないように、窓から顔を出せないようにすることが大切です。そのためには、子どもが今何をしているかの確認が必要です。そのうえで、下記のような予防策をとるとよいでしょう。 家庭でできる具体的な予防対策●窓のカギをかける。(私は自分の子育ての時は、必ずカギのロックをして更に補助錠をつけました) ●風通しするときは、子どもがでられない程度に開けて補助錠で窓が開かないようにする。 ●窓を開けている部屋に子どもだけ遊ばせない。 ●部屋を離れる時は、一時的な時間であっても窓を閉める。 ●窓のそばに、踏み台になるようなものを置かない。 ●ベランダには、踏み台になるようなものを置かない。 また、「網戸をしているから安心」ではありません。網戸を押して網戸が外れて転落する恐れもあります。保育園で行っている転落予防策保育園では、「まさかそんなこと!」をするのが子どもだと思って、部屋や外遊びの環境づくりをするように心がけています。一例を紹介します。 ●トイレのドアに外カギをつける。(子どもの手が届かない場所) ●階段の前にベビーフェンスを設置する。 ●お風呂/洗面台のドアの前にベビーフェンスを設置する。 ●窓の前にベビーフェンスを設置する。 ●子どもが中に入っているときは、ベビーベッドの柵を必ず上まで上げる。 ●「机の上には乗らない、椅子の上に立たない、棚に登らない」などのルールを明確にし、子どもに伝え実践する。 ●ベビーカーのベルトは子どもの体格に合わせて取り付ける。 ●ベビーカーのベルトをすり抜けて立つ子はおんぶ紐でおんぶする。 ●遊具で遊ぶときは、年齢にあった遊具で遊ばせる。必ず遊具のそばで保育者が見守る。 ●遊具で遊ぶときは、前で遊んでいる子が安定した場所に行くまで待たせる。 ●道路を歩いているときは保育者と手をつなぐ。階段などの高い段差がある場合ももちろん手をつなぐが、合わせて手すりを持つように促す。 保育園で行っている転落に関する予防策もお家で参考にできるものがあれば、実践してみてくださいね。 子どもが安全に生活するためには、「もしかすると、こうなるかもしれない」という、先を見据えた大人のちょっとした配慮が大切になります。今一度、子どもの生活環境を見直してみてくださいね。 参考資料:消費者庁「子どもの転落事故に注意! - 落ちるまではあっという間です。事前の対策で事故防止を -」 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2023年01月06日現在私は小学生の息子2人を育てています。息子たちはこれまでたくさんのかわいい言い間違いをし、私たち夫婦をほっこりさせてくれました。そんな中でも、今でも時々思い出しては、クスッと笑ってしまう、次男のエピソードをお話しします。次男はなんでも長男のまねっこ当時2歳だった次男は、なんでも6歳の長男のまねをしたがりました。兄が好きなおもちゃは弟も好き。兄がする遊びは、ルールがわからなくても一緒に遊びたいようです。 長男の動きをまねして、言うこともまねします。長男が何かしたり、言ったりしたあとは「〇〇(次男の名前)もーーー!」と言うのがいつもの流れでした。 「僕」を卒業した長男長男は当時、自分のことを「僕」もしくは自分の名前で呼んでいました。しかし、幼稚園で覚えてきたのか、いつの間にか「俺」を使うようになったのです。お兄ちゃんとはいえ、まだまだ幼い長男が少しカッコつけて「俺」と言う姿はとてもかわいらしく、私は「俺」を使うようになった理由を聞いてみたくなりました。 予想通り幼稚園のお友だちが使っていたようで、長男は「お兄ちゃんになると僕って言わないみたい。お兄ちゃんは俺って言ってもいいらしいよ」と言いました。 さっそく次男も挑戦!ここでまねをせずにはいられない次男。ところがうまく言えず「ありぇ? ありぇ?」と苦戦していました。しかし、「俺」は自分のことを言うんだ!ということは理解できた様子。長男が「おやつ食べたい」言うと、次男もさっそくいつもの「〇〇もー!」と言おうとしますが……、「お、お、おいもー!」。おいも?? 「おいも食べるー!」と次男。次男は「俺も」がうまく言えず「おいも」と言ってしまうのです。そのため次男が、長男のまねをして「おいも食べるー!」と言うたびに、周りの人から「次男くんはお芋を持ってきたの?」「次男くん、お芋が好きなんだね!」と勘違いされます。その後も次男は長男が何か言うたびに「おいも! おいも!」と主張を続けます。長男も思わず「次男くんは俺みたいにお兄ちゃんになりたかったんだろうけれど……、お兄ちゃんじゃなくて、お野菜になっちゃったね!」と言いました。私も夫も「そうだね」と言い、かわいい次男の言い間違いを3人で微笑ましく思っていました。 次男はその後も数々の言い間違いをして、家族を笑わせてくれました。すっかり成長した次男ですが、「俺も!」と言うたびに、昔を思い出します。小学生になった今でも「高菜チャーハン」を「田中チャーハン」と間違い続けています。たくさんのクスッと笑える思い出をくれる次男にいつも感謝しながら、これからも楽しんでいきたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:山下亜衣10歳と7歳のサッカー小僧の母。子どもたちを応援するため、アスリートフードマイスターを取得。転勤族で現在は地方での生活を満喫中。趣味はキャンプ。
2023年01月05日ある日、「幼稚園へ行きたくない」と泣き出した4歳の息子。息子は泣きながら理由を説明してくれて、お友だちに言われた言葉に傷ついていることが分かりました。しかし、同時にその原因は息子にあることが分かったのです……!!友だちから遊ばないと言われた理由は……!夏休み中、突然息子が「幼稚園へ行きたくない」と泣き始めました。夏休みは息子と一緒に自宅で過ごしていたのですが、急にそんなふうに泣き出すなんて、何か理由があるに違いないと私は思いました。 理由を聞くと「△△くんから、よだれが出てるから〇〇とはもう遊ばない、ごめんねって言われたんだ」と涙ながらに訴える息子。夏休みに入ってから約2週間、息子はずっとこんな悲しい気持を抱えていたのかと考えると、私も思わず涙が出てきました。 4歳でもよだれが出続けている息子たしかに、息子は4歳でも集中したり、笑いすぎたりすると口が大きく開いてしまってよだれが出てきてしまうタイプです。これまで、「よだれゴックンしようね~」と声かけはしてきましたが、なかなか直すことができずにいました。 コロナ禍で飛沫に気を遣っている家庭の子どもからしたら、とても不潔なものに思えたのかもしれません。どのように対応すればよいのか、考えました。 よだれを出さない練習をすることに親子でしっかり向き合うことで、息子は「よだれを出さないよう意識すること」と「友だちに嫌なことを言われたときの対応」を学ぶ良い機会だと感じました。 「よだれが出てるから遊ばないって言われたなら、よだれを出さない練習をしよう、遊べない理由がなくなるでしょ?」と息子に言うと「わかった!」と息子本人もよだれを出さないように意識することに前向きな反応を見せました。 息子に起きた変化は……前向きになったとはいえ、実際には「よだれを出さないように意識すること」は、息子にとってはとても難しいことのようでした。息子はテレビやブロック遊び、本を読んでいるときなど、なにかに集中しているとどうしても口が開いてしまって、よだれが出てしまいます。 よだれを出さないように意識させるために、私が息子を見てよだれが出そうなタイミングで「よだれ、ゴックンしようね」と、その都度息子に伝えるという地道なトレーニングを続けました。そして徐々にですが、息子は集中しているときでもよだれを飲み込めるようになってきたのです。 「友だちに嫌なことを言われたときの対応」に関しては、自分の気持ちと相手にどうしてほしいのかを言葉で伝える練習をしました。始業式の日は、息子に「△△くんに、遊んでくれるか自分で聞いてきてね、応援してる」と伝えました。 始業式の日、私は息子が自分で問題に対処できたかドキドキしながら自宅で待ちました。息子は帰宅すると「△△くん、これからずっと一緒に遊んでくれるって!」と満面の笑みで私に教えてくれました。ひとつのつらい経験を自分で乗り越えられた自信が表情に出ているような気がして、私も誇らしい気持ちになりました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:石垣 まり5歳男児のママ。大学病院で4年間助産師として勤務し、現在は筆耕業務をおこなっている。副業として、妊娠・出産・育児・芸能などの記事を執筆中。
2023年01月04日わが家の長女は幼稚園の年中さんです。ある日の夜、急に「嫌なことがあった」と悲しげに言い出した長女。何があったのか尋ねてみると、長女が体験したある出来事を話してくれました。その出来事を聞いて私はビックリ……。長女が悲しそうに話した嫌な出来事とは……ある日夕ごはんを食べているときに、長女が急に「今日ね、幼稚園で嫌なことがあったんだ……」と言いました。どうしたのか尋ねてみると、クラスのお友だちが急に叩いてきて、やめてと言ってもなかなかやめてくれなかったとのこと。 そのときの長女の表情がとても悲しそうで今にも泣きそうだったので、それほど嫌だったのだろうなと思いました。あんなに悲しそうに幼稚園の話をすることは初めてだったので少し驚きましたが、ちゃんと嫌だったことを私に話してくれたことはすごくうれしかったです。 娘がとった対応に感動叩かれてなかなかやめてくれなかったとき、どのようにしたのか聞いてみると、友だちに言ってもやめてくれなかったから、隣のクラスの先生に言いに行ったらやめてくれたとのことでした。そのときちょうど担任の先生は不在だったようです。 自分で解決しようとしたこと、うまくいかなくて周りに助けを求められたことはとても良かったよ! と長女に話しました。親としては、娘が叩かれたことは悲しいけれど、自分で対応しようとした姿に成長を感じました。 幼稚園は小さな社会!長女は引っ込み思案で、なかなか自分の思ったことを周りに言えないタイプだと思っていたので、集団生活をするなかでそこが一番気になっていた点でした。しかし、親から離れてお友だちや先生と過ごすなかでたくさん成長し、自分でしっかりSOSが出せるようになったことは、とても大きな成長だなと思います。 見えないけれど、親から離れて自分なりの社会で生活していくなかで、これからも多くの経験をして、人として成長してほしいと願うばかりです。 幼稚園に通う前はいつも一緒にいたので、娘がどんな経験をしているかほぼ把握していました。そのときとは違って幼稚園に行っている間は娘がどうしているのか見えません。親としては不安な気持ちはあるものの、親と離れた場所だからこそ子どもにとって新しい経験に出会え、成長する機会でもあるのだと考えれば、うれしくも思います。これから親から離れて過ごす時間が多くなりますが、幼稚園という集団生活で自分が生き抜く力をつけていってほしいと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:北川なつみ5歳、3歳、1歳の3姉妹の子育て真っ最中のママ。保育士として約10年認可保育園に勤務し、現在は育休中。子どもたちと毎日たくさん笑って過ごしたいと、日々子育てに奮闘中。
2023年01月01日私には、2歳の二卵性の双子の娘たちがいます。身長や体重は同じくらいでも顔や性格は違う2人。長女は、外では頑張り屋さんで、私の前では頑張った分、気持ちを爆発させるタイプです。次女は極度の人見知り。そんな娘たちの初めての入園は、それはそれは大変で、私は何度もくじけそうになりました……。 初めての登園の翌日に熱初めての登園日、家では帽子やリュックを身に着けて娘たちはニコニコでした。しかし、園に着くと、笑顔が引きつっていく長女と不安な顔の次女。2時間だけの慣らし保育だったのですが、次女は終始泣いていたようです。 長女は泣かずに過ごせていましたが、帰宅後、緊張の糸が切れたように私に八つ当たりしてはイヤイヤの連続でした。翌日はさっそく次女が発熱。感染症対策のため長女も一緒に園を休むことになりました。4月は慣らし保育に行っては風邪を引いて2日ほど休む、の繰り返しでした。 水分もとらない次女娘たちは3回目の登園日の朝からしばらく、泣いて登園するようになりました。頑張っている娘たちの様子を見てつらい気持ちになりましたが、早く慣れてもらうために登園させました。次女は登園当初から朝のおやつや牛乳はもちろん、給食も泣いて口にしなかったそうです。 園の先生たちが次女のために、特別にストローを用意してくれましたが飲まず、抱っこをしてもらわないとひたすら泣いていたようでした。朝起きてから泣いて何も口にせず、園でも水分をとろうとしないためなのか、園で熱が出た日もありました。 対策として私はさすがに次女に水分だけでもとってほしいと考え、5日間の慣らし保育後には、家で使っているマグにお茶を入れて持参し、先生に預けました。すると次女は園で少しずつマグのお茶が飲めるように。しかし次女は給食をまだ口にしなかったため、慣らし保育を4月いっぱいまで、残りの1週間を長女とともに延長させました。 5月に入ると、ようやく娘たちは朝から泣き始めることが少なくなりました。そして5月中旬ごろになると、次女は園でおやつや給食を食べられるようになり、マグの持参も終了。5月後半からは16時半まで預けられるように。 娘たちは園生活にすぐ慣れるだろうと思っていた私は、登園させてみて「甘かった!」と何度も思いました。娘たちが朝起きてからずっと泣き、園での2時間、次女は何も口にせず帰宅し、風邪もたくさん引いて……。つらい思いをさせている私をきっと娘たちにしてみれば鬼のような存在に思えたかもしれません。それでも最終的に園に慣れることができた娘たち。子どもの順応性の高さに驚かされました。今は、新しい環境に慣れて頑張っている娘たちに感謝しています! 著者:北川さくら4歳の男の子、2歳の双子の女の子を子育て中のママ。保育士資格、幼稚園教諭免許を保有。自身の経験をもとに妊娠、出産、育児の体験談を執筆している。
2022年12月31日2020年1月からの2年間、松山家のみなさんはカナダのバンクーバー島にて、旅をしながらトレーラー生活をしていました。夫のまささん、妻のみほさん、5歳の長男ゼンくん、2歳の次男セージくんの4人暮らし。限られたスペースであるトレーラーハウスでの生活っていったい……!? ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=『新しい家族のカタチ』について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声を紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 家族で旅をする理由東京で営業のお仕事をされていたまささん。みほさんとは東京で出会い結婚しました。当時2人はそれぞれ仕事をしていて、それなりに余裕のある暮らしだったそうです。しかし、休みなく働くことに疑問を感じ、会社を辞めて、夫婦でワーキングホリデービザを取得。2012年に夢だったカナダへ出発しました。当初は1年後に帰国する予定でしたが、カナダ生活がすっかり気に入った2人。ワークビザを取得できる職場を探し、カナダ生活を継続したのだそうです。 そして、10年間カナダで暮らしている間に2人の子どもに恵まれ、家族4人で2年間トレーラー生活をしていました。トレーラーハウスとは、住宅の設備を備えた車のこと。カナダではトレーラハウスを購入し、主にキャンプ場で暮らしていたそうです。 「旅はすごく刺激を受け、自分自身の成長にも繋がります。旅=人生です」と話すまささん。カナダへと旅に出たのは、自分で選択しないまま人生が進んでいっているように感じたことがきっかけだったと言います。 現在は日本に帰ってきて、お世話になった方々やフォロワーさんなどたくさんの人に出会いながら、北海道から沖縄まで自走式キャンピングカーで日本全国を巡っています。 まささんの旅のコンセプトは『人に出会う』『人とつながる』。生きる上で大切なことは「自分で考え、自分で決定し、自分で道を決めること」だと語るみほさん。子どもたちには、「旅で人と出会って多様な文化を知って視野を広げ、好きなことをして生きて欲しい」と2人は話します。 それでは、カナダのバンクーバー島でのトレーラー生活は、いったいどのようなものだったのでしょうか。お仕事は? 保育園は? それからトレーラーハウスはいくらぐらいかかるの? 家賃は発生するの? などなど、疑問がいっぱい。 当時のモーニングルーティンとともに紹介します! トレーラーハウスから保育園へ!?モーニングルーティンまずはカナダでのトレーラーハウス暮らしのモーニングルーティンを見てみましょう。この日はクリスマスを目前にした12月の半ばです。 朝8:15 朝食外の気温は2度。でも、ガスヒーター・ポータブルヒーターのおかげでトレーラーの中はポカポカです。和食中心の松山家。今日の朝ごはんは納豆うどん♪ 日本で食べられるものは揃えているそうです。家族そろって、いただきます! 自分でお着換えができたことを話す、ゼンくん。パパにお話を聞いて褒めてもらってとってもうれしそう! 「なんでも自分でやってみる」これが松山家の方針です。 8:45am ゼンくん保育園に出発!準備ができると、まささんはゼンくんを車に乗せて保育園まで送ります。みほさんが1人の時間が持てるように、次男のセージくんも一緒に連れて行くのが日課です。 英語にこのころ自信がなかったゼンくんは、保育園ではおとなしいそうですが、元気よく出発! 高速道路を利用しますが、カナダでは無料! そして渋滞はまったくないのだそう。 保育園は山の上の方にあり、山、海、島が見えてとても景色が良いのだとか。保育園に到着したまささんが景色に見とれていると、「それより早く行こうよ」とニコニコのゼンくん。保育園が大好きな様子が伝わってきます。 一方、3人を送り出したみほさんはと言うと……。 「ようやくわが家に静寂が訪れました」と、洗い物・部屋の片づけなどのお掃除タイムが始まりました。 トレーラーハウス全体に掃除機をかけても約5分。「掃除がすごくラクなのが、気に入っているポイントです」とみほさん。 10時ごろにこれらの家事を終えると、つかの間の1人時間。 音楽を流しながらストレッチをされていることが多いそうですよ。ここはカナダの自然あふれるキャンプ場。窓の外には緑が見えて、体も心も気持ちよくなれそうですね。 9:10am次男セージくんはお昼寝タイムへ長男ゼンくんを保育園に送り届けたまささんはと言うと……。 山道を2人でドライブしながら、次男のセージくんの寝かしつけ。11時くらいまではまささんはセージくんのことを見るようにしているそうです。 「チームワークがとても大事。小さなことで喧嘩している場合ではなく、人間力が試されるんですよ」とまささんは語ります。家事も分担しているとのこと。 そして気持ちよさそうにセージくんがお昼寝すると、まささんも1人時間へ。この時間は「頭の中を整理する時間」だと言います。 次のビジネスについて、クリエイティブなことについて思案する、なくてはならない貴重な時間です。開放的でメディテーションにピッタリの環境に見えますね。 11:00am お仕事タイム10時半にまささんとセージくんはトレーラーハウスに戻り、11時からまささんのお仕事タイム。まささんは、カナダに住み始めてから、ビジネスを立ち上げ遠隔で運営したり、Youtubeを編集したり。トレーラーハウス住まいのこのときは、家の中かキャンプ場のラウンジでパソコンを使っていたそうです。 松山家のようにトレーラーハウスで暮らしている方など、ラウンジにはいろいろな人が集まります。「ここではいろいろな生き方をした人に出会える。そしてみんなが家族みたいで、それがいい!」とまささん。 「環境や出会いによって人は簡単に変われる」と、まささんはご自身の体験を通して感じているそう。「早く歳をとりたい! 子どもたちの将来が楽しみ!」と日々本当に充実されていて人生を楽しんでいる様子が伝わってきます。 いったい家賃はいくら?生活費は?トレーラーハウスは格安!?ところで、とても素敵なトレーラーハウスですが、住居も兼ねた車なので、キッチンやシャワーなどいろいろな設備がついています。いったいいくらぐらいで購入したのでしょう?その額は……! 12,000ドル(税抜き)! 日本円にして当時の物価で100万円弱! 小さいとはいえ、この金額でトイレもシャワーもキッチンも電子レンジや冷蔵庫、ベッドなどが完備された家が購入できるというのは、破格かもしれませんね。 まささんは販売サイトを通じて、中古車を個人から購入したそうです。 ただ、壊れている箇所がいくつかあり、修理代を全て含めると200万円ちょっとだったとのこと。自分でDIYをする必要があり、それは結構大変だったそうです。やり始めて「DIY向いていないかも……」とも思ったそうですが、お友だちにも協力してもらい、素敵なトレーラーハウスが完成しました! とにかくすべての修理を自分でしたとのこと。もし森の中でトレーラーが壊れた場合、自分でできないと困りますよね。まささんは雨漏りや水漏れなど、あらゆることをすべて自分で直していたそうです。 気になる家賃は? キャンプ場に住むっていくらかかるの?キャンプ場で暮らしていたまささんたちご一家は、毎月家賃を支払っていました。 コロナ禍ということもあり、窓越しに金額を自分で聞いて支払うシステムだったそうです。電気、ガスもキャンプ場の設備をトレーラーハウスに接続して使用する仕組み。そのため家賃と一緒にそれらの費用も支払います。ちなみにカナダでは水道代が無料。厳密にいうと、税金に含まれているのだそうです。「寒いのでたくさんヒーターも使ったし」と電気代も気になるまささん。気になる金額は……! 電気代もガス代も入って426ドル! 当時の日本円で約35,000円でした。 ちなみに前の先月は、777ドル!(当時、日本円で約64,000円)お友だちが遊びにきたこともあって少々高め。月によっても結構差がありますね。 「トレーラー生活なので家賃は安いけれど、なるべくトレーラー生活で家賃はかけたくないよね。夏は3倍になってしまうだろうし……。」と話し合う2人。どうやったら生活費を減らせるか、できることはないかと、いつも2人で話し合っていたそうです。生活のことすべてを自分の力で決めなければいけないトレーラー生活。夫婦のコミュニケーションがポイントのようですね。 「普通の家に比べるとトレーラーハウスのクオリティは低いと思います。『トレーラー生活、憧れます』と言われることも多いですが、実際にやってみると思った以上にやらないといけないことがたくさんあります」とまささん。けれども、「旅はいろんな出会いがあり、刺激があってたくさんのことを学べる。旅を攻略できれば人生を攻略できる」そんな風に考えているのだそう。確固たる信念のもと、このライフスタイルを貫いているご夫婦は、多様な文化を受け入れ、とても魅力的です。 「どんな人生になるのか楽しみ」と語るまささんの瞳はキラキラと輝いています。 ◇ ◇ ◇ 限られたスペースで生活されている松山家。ある日、雨の中ゴミを車で捨てに行くというまささんに、みほさんは「1人で大丈夫?」と声をかけていました。そこには自然とお互いを思いやるやさしさがあります。 また、意識的にそれぞれが自分時間を確保する工夫されていたのも印象的。家族みんながお互いを尊重しあい、心地よく暮らすためにどうすればいいのかを考えているからこそ、このトレーラー生活を楽しんでいるのでしょうね。 現在は日本の拠点を探すため、家族4人キャンピングカーで日本一周中。動画は日本各地から配信されていて、見ているだけでおもしろい……! 松山家の旅生活はまだまだ続きます! YouTubeチャンネル「キャンプの松山家。」さんの動画では、トレーラー生活の大変なこと・素晴らしい出会いなどありのままの動画がたくさん! 海外生活やトレーラー生活に興味がある方はぜひ参考になさってくださいね。著者:ライター 福島絵梨子
2022年12月28日わが家には4人の子どもがいるため、保育園には長年通っていて送迎には慣れていました。しかし、次女が3歳で、私が次男を妊娠中でもう臨月というときに、あわや事故になりそうな出来事が起こりました。私はパニックになり、過呼吸になってしまったのです……!いつものように保育園から帰るはずが長男から長年お世話になっている保育園は大きな公園のすぐ横にあり、保育園を出ると公園の駐車場があります。いつもは通り過ぎるだけの道ですが、その日は前の車が駐車場に入ろうとしていたため、止まっていると、道路上でその車がどんどんバックしてきたのです。 距離を取っていたものの近づいてくるので、私は後ろを確認しました。すると、後ろには他の車が止まっています。若干パニックになりながらも、私はクラクションを鳴らすことしかできませんでした。 事故にはならずも発作が……隣には次女、私はおなかの大きい状態で、もうぶつからないことを祈るしかありませんでした。クラクションを鳴らしていると、どうやらその車と待ち合わせをしていた人が気づき、ぶつかる寸前で車は止まりました。私はドキドキが止まらずそのまま過呼吸に。次女の手をにぎりながらも動けずにいました。 するとクラクションの音を聞いた保育園の先生が駆けつけてきてくれて、「大丈夫ですか?」と声をかけてくれたのです。運転できる状態ではなかった私を後部座席に移動させて、車を安全なところに移動させてくれました。 先生の対応に感謝しばらくして発作はおさまったものの、私はそれからというもの、運転が怖くなってしまいました。すると主任の先生が園長先生と2人で来てくれて、わが家まで運転して送ってくれることに。次の日はちょうど妊婦健診だったので、おなかの子の無事を確認し、先生方にもお礼を伝えました。そのとき、うちの連絡先を相手の方に教えていいか聞かれ、後日、相手の方がお詫びに来ました。 ぶつかりそうになった相手は保育園児の祖父で、お迎えにきたもののチャイルドシートを積んでいなかったので、それをもらうために公園で園児のママである娘さんと待ち合わせしていたのだそうです。娘さんの車を見つけ、行き過ぎたため後方を確認せずにバックをしたということでした。後方を確認しなかったため、私に発作が起きていることにも気づかなかったようです。保育園に預けているママが申し訳なさそうでした。 クラクションの音を聞いて飛び出してきてくれ、対応してくださった先生には感謝しかありません。次男は無事に生まれ、今もその保育園にお世話になっています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年12月22日私は5歳の息子を保育園へ預け、フルタイムで働いています。保育園の送迎は時間に追われていることが多く、他のママたちとはあいさつをする程度の関わりです。ところが最近2人目を妊娠し、産休に入ったことで、送迎の時間に余裕ができました。送迎時間が重なるママさんとは話をする機会が増え、うれしいことにママ友が増えたのですが、同時に苦手なママさんができてしまいました。 「息子くんは喧嘩が強い」笑顔で言うママ産休に入ってからは、息子を少し早めの時間にお迎えに行っています。私のおなかが大きいことで、今まであいさつをする程度だったママたちが「2人目ですか! おめでとうございます」と声をかけてくださることもよくあります。 そんな中、突然「うちの子がいつも、息子くんは喧嘩が強いと言ってるんですよ~」と話しかけてこられるママさんが1人いました。息子が喧嘩が強いなんて初めて言われ驚いた私は、そのママさんの子どもに嫌な思いをさせるようなトラブルがあったのか聞きました。けれども「いつもうちの子が言ってます」としか答えていただけませんでした。 他にも次々と私と息子のことに言及され…その後、何の話の脈略もなく「最近〇〇くんや△△ちゃん(同じクラスのお友だち)のお母さんと仲が良いですよね?」と聞かれました。私は「妊娠中なのでみなさんお気づかいの言葉をくださって、そこから立ち話をすることはありますね」と答えましたが、その先の会話は特に続かず。 さらにそのママさんは、なぜか息子が最近習い事を始めたことを知っていて、「その習い事は息子くんには向いていない」と言うなど、発言や質問の意図がよくわからない会話が続きました。「なぜそのようなことを仰るのですか?」と聞いても笑顔でスルーされるのです。 なるほど! イヤミだったのか!その場面を近くで見ていたママ友が、後から声をかけてくれました。「あの方はいつもイヤミを言うことで有名なの。気にすることないよ」とのこと。詳しく聞くと、一度でも自分の子どもと喧嘩をしたお友だちのママには、イヤミで攻撃することがあるそうです。 保育園の先生からは以前、「保育園での子ども同士の喧嘩は、多くの場合はどちらが悪いということはなく、お互い様だ」と聞いたことがあります。また、どちらか一方的な喧嘩や、お友だちを叩くなどがあった場合、先生から親へ必ず連絡されることになっています。私がイヤミを言われる理由なんてある!?と疑問に感じてしまいました。 後日、担任の先生と懇談の機会があったため、息子は日常的にお友だちとのトラブルがないか聞いたところ、先生はまったくないと仰っていました。「もしあったら必ずお母さんにご報告しますよ」とのこと。正直そのママさんと顔を合わせるたびに、何か言われるのかと不安が残っています。でもこれからはお迎え時間を少しずらして、なるべく気にせずに過ごしていこうと思います。 著者:海原えめ5歳息子と0歳娘を育てるアラフォー母。2児のワンオペ育児に奮闘する毎日。サービス業で働きながら、幼児食インストラクターとして活動している。
2022年12月13日わが家の子どもたちは1歳1カ月差の年子です。次女出産に向けて、私と長女は2人で私の実家へ里帰りをしていました。そんなある日、突然長女が首をかしげるような仕草を繰り返すようになりました。そのときの状況を詳しくお話しします。突然、長女が不自然な動きをするように…私の実家には母と兄の2人が住んでいます。長女のときも里帰り出産で、本当によく泣いてまいっていた私に代わり、母がよく抱っこをしてくれていました。母はまた長女と一緒に暮らせると喜んでいました。里帰りをして2週間が経ったころ、それまで変わらず元気に過ごしていた長女にある異変が……。 長女は首をかしげる仕草を何度も繰り返すようになったのです。それも、昼間に母と兄が仕事でいないときにはほとんどしませんでしたが、夜になって2人が家に帰ってくるとその仕草を始めるようになりました。 病院を受診はじめは変な動きをするなぁと動画を撮って様子を見ていたのですが、翌日も何度も何度もその仕草を繰り返すようになりました。動き方が自分の意思で動いている様子ではなく不随意運動のように感じて、心配になり小児の脳波を撮れる病院を探して受診することに。 診察中にもその仕草を繰り返しており、先生は「てんかんも否定はできないけど、チックのようにも見える」「ただ、生後11か月でチック症は聞かないな」と言っていました。その後、脳波をとりましたが特に異常は見られず、里帰りで環境の変化に敏感になっているのではないかということでひとまず漢方を処方されました。 保育士さんからのアドバイスそんなこともあり不安がありましたが、長女は数日後に保育園へ通い始めました。保育士さんにそのことを話すと、母と兄も長女と一緒にたくさん遊んであげたら良いのだとアドバイスをくれました。 たしかに仕事で関わる時間も少ないうえ、肉体労働の2人が疲れて帰ってきた姿を見て、慣れていない長女は戸惑う気持ちがあったのかもしれません。その後は母と兄も仕事で疲れているなかで遊ぶ時間を増やしてくれ、気づいたら首をかしげる仕草はしなくなっていました。 長女はまだ生後11カ月なのに環境の変化を敏感に感じることのできる子なのだと、プラスに捉えるようにしました。このこと以外にも、里帰りを終えてから公園で知らないお友達がいると一歩も動けず固まってしまったり、道ですれ違う人を嫌がって回り込んだりなど、長女の困りごとはたくさんあったのですが、それも個性なのだと受け入れて見守るようにしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:雨宮春季13カ月差の年子姉妹、1歳児と2歳児の母。前職の看護師を辞めて現在は育児に専念中。次女が重くなってきて2人を連れての外出に限界を感じてきた今日この頃。最近は家に引きこもりがち。
2022年12月13日長男が小学3年生に進級、次男が年少クラスに入園する直前の3月末に、夫の転勤が決まりました。当初は単身赴任をしてもらう方針で、次男は願書を出している幼稚園に予定通り入園するつもりでした。しかし、末っ子の長女はまだ2歳になる前。「父親と一緒に暮らしたほうが良いのでは」と考え、方針転換。夫に同行することを決心し、引っ越した地域でまた最初から幼稚園選びをすることになりましたが……。 私が希望する幼稚園の要件とは? 願書を出していた幼稚園には、長男も通っていました。文字活動や英語、体操、音楽などさまざまな活動ができる園です。また、給食が出るのでお弁当は月1回のみ。幼稚園バスは家の前まで来てくれました。 転居先でもそのような幼稚園を希望していたので、同行を決意してから転居先の幼稚園のリサーチを徐々に開始しました。しかし、引っ越し準備で忙しかったこともあり、じっくり調べることはできず……。4月の入園はあきらめることにしました。 転居先で幼稚園探しをおこなった結果は?引っ越し後、本格的に幼稚園の情報収集を開始。しかし、家の前まで来てくれる幼稚園バスはなく、週4日はお弁当が必要など、希望する条件とマッチする園は見つかりませんでした。英語や体操の活動をおこなう幼稚園はありましたが、どこも願書受付当日に定員となる人気の幼稚園。空きはありませんでした。 空きがある幼稚園の中で「ここなら何とか妥協できる」と思える園もありましたが、家からかなり遠く利用しづらい状況。年中からの入園も視野に入れ、決断できずにズルズル過ごしました。 幼稚園、保育園の他に知った第三の選択肢ある日、あるこども園が未就園児親子を対象に、週1回開催している育児支援の活動に参加しました。現地で仲良くなった、次男より1つ年下の子どもを持つママから「来年はここの園に通う予定だ」と聞きました。1歳くらいの小さな子が登園している園だったので、私はその園をてっきり保育園だと思っていました。 しかし、話を伺うと、こども園なので保育要件を満たさなくても通える枠があるとのこと。英語や体操、音楽活動などわが家が希望する活動があり、さらに給食は毎日提供されることがわかりました。願ってもない好条件の園だったので、空きを確認の上、入園を決断しました。 以前住んでいた地域の幼稚園は家の前までバスが来る園がほとんどで、給食も当たり前。一方、転居先の地域はその逆でした。私は幼稚園選びを通じて、地域によって傾向があるのだと思いました。もともと入園予定だった幼稚園は入園直前でも空きがあったので、引っ越し前は園選びでこんなに苦労するとは思ってもいませんでした。こども園という選択肢があることを知り、条件に近い園に入園することができたことはラッキーだったと考えています。著者:福田ひろみ2男1女の母。3人の子どもはそれぞれ12歳、8歳、6歳で、性格は三者三様。頑固でワガママな真ん中っ子の対応に苦戦しつつ、夫は単身赴任中につき、ワンオペで子育てしている。
2022年12月12日新型コロナが流行る前の出来事です。娘が幼稚園に入園し、私には4人のママ友ができました。各々の子どもの誕生日や季節のイベントにはママ友のお宅に集まり、食べ物1品を持ち寄ってお祝いをしていました。しかし、徐々にママ友のAさんは、いつも豪華な料理やたくさんのお菓子を持ち寄るようになったのです……。 えっ!?持ち寄りは1品だよね!?ママ友のお宅でおこなうお祝いでは、各自負担にならないように簡単なものを1品だけ持ち寄ろうとみんなで決めました。しかし、毎回ママ友のAさんは、たくさんの唐揚げや子どもの数だけのプリンやお菓子など、1品以上を持ち寄るように。 Aさんの金銭的な負担になるのではと思い、「毎回たくさん持ってきてもらって申し訳ない」と伝えたのですが「気にしないで!」とのこと。私はモヤモヤした気持ちは残るもののAさんがそう言うのなら……と、それ以上の言葉はかけませんでした。 クリスマス会でもルールを守ってくれない1カ月後、ママ友宅でクリスマス会を開くことになりました。今回準備するものは1品の持ち寄りと、500円以内の交換用のプレゼントです。しかしAさんが用意してきたものは、3品以上の食べ物とお菓子を数種類。交換用のプレゼントは、明らかに1000円以上もするおもちゃでした。 Aさんの様子を見てママ友のBさんが私に、「いつもこんなに用意をしてくれてるけど大丈夫なのかな……」と困った様子。私も同感でしたが関係が悪くなることを恐れ、Aさんには何も言えませんでした。 度重なる持ち寄りの料理の温度差に驚き次の集まりは新年会でした。お正月ということもあり、Aさんは何を持ち寄るのだろうと不安がありました。すると、みんなが手料理やスーパーのお惣菜などを持ち寄るなか、Aさんはお寿司を用意してきたのです。 これには他のママ友もかなり驚いた様子でした。「ここまでしなくて大丈夫だよ!」と口々にママ友たちに言われたAさんは気まずくなったようで、新年会ではほとんど何も喋らず早々と帰って行きました。 それからもママ友宅での集まりはありましたが、Aさんは不参加。何となく他のママ友との集まりもなくなってしまいました。1品持ち寄りの約束や、プレゼント代などの決め事を守らなかったことからこのようなことになってしまいました。Aさんは良かれと思ってやってくれていたと思うので、なんだか複雑な気持ちです。今後は同じことを繰り返さないように、ママ友と気まずくなることを恐れず気になったことは伝え、良いママ友関係を続けていけるように努力したいと思いました。 著者:神崎 ハナ2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。
2022年12月10日娘が幼稚園に入園したのを機に、新しいママ友ができました。子ども同士も仲が良く、新しいママ友と仲良くなれたことをうれしく思っていました。しかし、数カ月たったころから、そのママ友は会えば何かと担任の先生の悪口を言うようになり……。新しいママ友ができた!娘は3つ違いの息子と入れ違いで幼稚園に入園したため、息子が在園中のときと違ったママ友付き合いがスタートしました。Aちゃんのママとは娘同士が同じクラスで、さらに家が近所ということや共通のママ友がいるなど接点が多く、送迎で会えば話すように。 娘からもAちゃんと幼稚園で遊んだことや会話の内容を教えてくれることが徐々に増えたので、新しい環境で仲の良い友だちができたんだと私はうれしく感じていました。 先生の悪口を広めるママ友娘のクラス担任はまだ3年目と若い先生ですが、娘は先生のことが大好きな様子だったので安心していました。 しかし、入園から3カ月ほど経ったころ、Aちゃんのママは会うと担任の先生の悪口を言ってくるように。その内容は「うちの娘が泣いてるのに、先生が声をかけてくれなかったらしい」と言ったもので、私は戸惑ってしまいました。 さらに、Aちゃんのママは、娘さんから聞いた話を先生に経緯を確認することもなく、悪口を交えて私以外のママ友にも広めていました。私はトラブルを防ぐために同意はしないように心がけていましたが、やはりいい気はしませんでした。 嫌気がさした私はある日…私は娘から聞いた話で何か気になることがあったときは、担任の先生や、場合によっては他の先生に「こんなふうに聞いたのですが……」とそれとなく確認します。そうすると娘の言葉足らずによる食い違いであったり、逆に、先生が娘の知らなかった一面をより理解してくれる機会になったりして、先生と話すことで解消されてきました。 私はAちゃんのママから先生の悪口を聞いても「うちの娘は先生のこと、こう言ってるよ」などと流すようにしていましたが、ある日、たび重なる愚痴に嫌気が差し「先生に直接確認してみたら?」と伝えてみることに。しかし、ママ友は先生のことを悪く言いたいだけのようで、その後確認したとの話は聞かず……。このころから私はだんだんママ友と顔を合わせても軽くあいさつする程度にし、立ち止まって長話をするようなことはなるべく避けるようになりました。 ママ友同士のトラブルに巻き込まれないために、一緒になって悪口を言い合うようなことは元から避けていました。そもそも娘が大好きな先生のことを悪く言うなんて、私にはできません。悪口を言うくらいなら直接話した方が良いと思うし、ママ友との付き合い方は子ども同士の仲の良さとは別で、悪口を言うママとは距離をとってお付き合いをする必要があると感じた出来事です。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように!著者:樋山ゆり菜6歳男児、4歳女児の母。夫は不規則な勤務体制のためワンオペ育児多め。食べることが大好きで、地元・栃木県の食をメインとしたブログを運営しながら、飲食店にて接客のパートをしている。
2022年12月09日私には2人の子どもがいます。下の子が生まれたとき、上の子は3歳になったばかり。まだ保育園や幼稚園には通っていませんでした。2人を連れてある施設へ行くと、職員の女性に話しかけられた上の子。そこで言われた言葉に、私はなんだかモヤモヤしてしまい……。子ども2人を連れて手続きへ2人目の里帰り出産を終え、自宅に帰って数日後、子どもに関する手続きのため、私は子どもたちを連れてとある公共施設へ行きました。施設に着いて順番を待っていると、上の子は初めての場所に落ち着かない様子。 すると手続きを担当してくれた女性が「お姉ちゃん何歳?」などと話しかけてくれました。まだ緊張しながらも指を3本立てて見せる上の子。私は微笑ましいなと思いながら見ていたのですが、次にその女性から聞こえてきたのは、「そっか、じゃあ春から2人一緒に保育園へ行くのかな?」という言葉でした。 育休中ではないのに…上の子が年少クラスの年になる春、下の子は生後8カ月。育休を終え、仕事へ復帰するタイミングとしてはちょうど良いと考える人が多いのかもしれません。しかしこのとき私は育休中ではなく、無職の状態。夫が転勤のある仕事をしているため、私は結婚後すぐに退職していたのです。 夫以外に頼れる人が近くにいないこともあり、まだ新しく仕事をするつもりはなく、上の子は春から幼稚園へ入園する予定。少しずつ準備をしながら、下の子が幼稚園に入園するころ、仕事をしようと私は考えていました。 私は普通ではない?と不安に私は「上の子は幼稚園へ通う予定なんです」と言いたかったのですが、すぐに「次はこちらですよ」と案内され、結局何も言えないまま次の窓口へ。その女性とはもう話すことはありませんでした。 職員の女性はわが家の事情を知っているわけではないし、上の子へ話しかけるために何気なく言っただけだと思います。それでも、初めて会った人に「2人で保育園かな?」と言われたことに私は少しショックを受けました。出産後1年以内に働くのが普通で、私は普通ではないんだ、おかしいのかな、という考えも頭をよぎりました。 結婚しても働くことが当たり前の世の中になり、産休や育休をとることも当たり前と考える人も増えていると思います。しかし、仕事復帰のタイミングは人それぞれ。事情があって働きたくても働けない人もいます。私は自分の選んだ道を後悔していませんが、あのときの言葉は、数年たった今でもときどき思い出します。 著者:斉藤 ひかり7歳女児、4歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。
2022年12月09日保育士の中田馨さんが、実は困っている親がやりがちな生活習慣について教えてくれました。朝食を食べてないことを伝えないのはNGなど具体的なケースをご紹介します。こんにちは、保育士の中田馨です。「子どもにとって生活習慣が大切」と育児の本などによく書かれています。生活習慣とは、毎日の決まっている行動のこと。今回は、保育園に通っている子どもの朝食についてのNGをお伝えします。 連絡帳に朝食の内容を正直に書かない私の保育園ではママやパパと、毎日連絡帳で生活や発達のことなどを書いてやり取りをしています。保育士として子どもが毎朝登園するときに注目しているのが、朝ごはんを食べてきているかということ。「今日は朝ごはん食べてるかな?」「どんな朝ごはんかな?」と家庭での状況を把握することが、朝のスタートには欠かせない大切な確認なのです。 子どもの機嫌は毎日同じではありませんし、寝坊して慌ててしまうこともありますので、朝ごはんが食べられなかったり、少しだけだったりすることもあります。そんなときは正直に連絡帳に書いてください。そして、できれば一言保育士にそのことを伝えてもらえると助かります。 朝ごはんが食べられなかった日は、「無理せず過ごそう」「体調不良の前兆かもしれない」と判断する材料になります。 お菓子を朝食代わりに食べるずいぶん前の話ですが、1歳になりたての子がチョコレート菓子を手にもって登園してきました。ママに「これは何ですか?」と聞くと、「朝ごはんです」とのこと。 「朝ごはんを食べないと!」という気持ちはとても大切なことなのですが、何でも食べてもいいかと言うとそうではありません。できるだけエネルギーになる食べ物を、食べてほしいです。エネルギーになる食べ物の代表といえば、炭水化物。例えば、ご飯、パン、うどん、じゃがいも、バナナなどの食べ物です。 この中でも私はご飯をおすすめします。ご飯がいい理由はたくさんありますが、何といっても腹持ちがいいこと!そして、忙しいときにはバナナが便利です。 朝から元気に過ごすためにも、大切なエネルギーを朝食で補いましょうね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2022年12月03日保育士の中田馨さんが、実は困っている親がやりがちな生活習慣について教えてくれました。保育園でおむつはずれが始まったら気をつけたい具体的なことについてご紹介します。こんにちは、保育士の中田馨です。今回は、保育園児の生活習慣についてお話しします。 生活習慣とは日々の決まっている行動のこと。特に、おむつはずれが始まったときの家でのNG行動をお伝えします。 土日は紙おむつで過ごす私の保育園では、1歳半ごろから「トイレに座ってみようか?」と遊びの延長としてトイレに座る習慣をスタートし始めます。初めは1日1回程度、トイレに座って保育士とお話ししておしまいです。 本格的におむつはずしをするのは2歳前後になってから。それも子どもの成長によって多少前後します。徐々にトイレの間隔が長くなり、トイレに座ったらおしっこが出るようになり、布パンツをはいていても、保育園にいる時間はおもらしをほとんどしなくなります。 そういう子どもも家では紙おむつをはいて、紙おむつの中におしっこをするという生活をしていることが多いと思います。なので、土日をはさむ月曜日はおもらしが多いです。 予測してトイレに連れて行かないママに家での話を聞くと「家では“おしっこ”って言ってくれないんですよ」とのこと。 ここで知っておいてほしいことは、おしっこが出ることと、おしっこが出そうだから親に伝えるという能力は別物ということ。大人が「だいたいこの時間に出るだろう」と予測をつけ、トイレに連れていくのが「おむつはずれ」の基本です。 「おしっこ」と伝えられるようになるのは、かなり飛び越えた能力ということを知っておきましょう。家庭では、おしっこの間隔が安定するまで紙おむつをはいていてもOK。でも1日何度かトイレに誘ってみてくださいね。 おしっこの間隔が安定してきたら土日のうち1日だけでもいいので、パンツにもチャレンジしてみましょう。もし上手にできたら、子どもをたくさん褒めてください。そして、保育士にも報告してくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2022年12月02日私の復職に伴い、1歳半で保育園に入園した娘。なかなか保育園での生活に慣れることができずに泣いてばかりの毎日で、親としてもとても不安でした。そんな娘が毎日保育園に通うなかで、少しずつ保育園に慣れていき、笑顔で過ごせるようになったエピソードです。※コロナ禍前の体験談です 登園するときから顔がこわばる娘慣らし保育初日で娘がまさかの胃腸炎になってしまい、ほとんど慣らし保育をせずに保育園生活がスタートしました。朝の送りは夫だったのですが、毎朝自転車で送る際、保育園が近づくにつれて娘はだんだんと喋らなくなり、顔がこわばっていったと言っていました。 そして保育園に到着して、バイバイするときには、「おっとー!」(娘は夫のことをこう呼んでいました)と叫び、大号泣していたそうです。毎朝こんな感じだったので、娘にこんなつらい思いをさせてまで保育園に通わせるべきなのか、悩んだこともありました。 不安が解消された先生からの言葉登園時の号泣は1カ月ほど続きました。私が迎えに行ったときも、私の顔を見るなり泣いてしまう娘。毎日泣いていて、「いつまで泣いて登園するのだろう、いつになったら保育園生活に慣れてくれるのだろう」と、とても心配でした。 しかしある日のお迎えのとき、担任の先生に、「今日はニヤニヤしながら、おしりふきのティッシュを全部出していましたよ!」と教えてもらいました。まだまだ保育園に慣れていないと思っていたので、そんないたずらまでできるほど、娘が保育園生活に慣れて楽しんでいるのだと驚きました。 ついに泣かずに登園できたその出来事から数日後、ついに登園時に泣かずにバイバイできたと、夫から教えてもらいました。それから私のお迎えのときにも泣かなくなり、ニコニコして遊んでいる姿を多く見かけるようになったのです。あんなに毎日泣いてばかりだったのがうそのようで、楽しそうに通っている娘を見て、とてもうれしくなりました。 気づけばお友だちの名前やマークも覚えていて、保育園での生活を楽しんでくれているのかなと思うと、ずっと泣いてばかりだった娘を抱っこしてお世話をしてくれた先生方には、感謝の気持ちでいっぱいです。 泣いてばかりだった娘を見て、こんなに小さいうちから保育園に預けてしまったことがいけなかったのかな、と自問自答する日々でした。しかし娘が笑顔で通えるようになり、私もとてもうれしかったです。幼いわが子を預けて仕事をすることが正しい選択だったのかは未だにわかりませんが、親から離れている時間、少しでも楽しく笑って過ごしてくれていたらいいなと願うばかりです。 作画/山口がたこ著者:北川なつみ5歳、3歳、1歳の3姉妹の子育て真っ最中のママ。保育士として約10年認可保育園に勤務し、現在は育休中。子どもたちと毎日たくさん笑って過ごしたいと、日々子育てに奮闘中。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年12月01日上のお子さんが1歳になり、2人目妊娠のタイミングを考えるようになったママさん。夫婦で今後の家事・育児の役割分担ついて話し合い、2人目妊娠に至るまでの体験談を紹介しています。 上の子が1歳になり、2人目を考えるように結婚して夫婦で子どもについて話し合ったときに「できれば子どもは2人欲しいね」とお互い話していました。そんなことから、上の子が1歳になったころには2人目を意識するようになりました。 しかし正直なところ、ちょうど上の子が1歳になったと同時に保育園へ預け始め、仕事復帰も果たしたばかり……。家事・育児と仕事の両立がとても大変ななか、今2人目を妊娠して私はやっていけるのだろうかと、不安がよぎることが多々ありました。 2人目のタイミングは2歳差を計画!2人目のタイミングは少し迷いましたが、1人目の出産がすでに高齢出産だった私。自分の年齢を考えても、2人目妊娠のタイミングを先にするほど余裕はないと思っていました。私自身、4人きょうだいで育ち、大人になってきょうだいの心強さを感じています。だから自分の子どもには将来、親がいなくなっても支え合えるきょうだいを作ってあげたい。 そこで、2歳差を意識して計画を立てました。そのためには夫の協力は必須。家事・育児の分担について、洗濯・お風呂掃除は夫、料理・部屋掃除は私、と話し合いました。 2人目妊娠は計画通りにはいかないものちょうど2歳差になるように計画したものの、理想通りにはいかず……。私は1人目も不妊治療をおこなって妊娠しているので、不妊治療を再開することに。1人目はなんとかタイミング法で妊娠できましたが、私の年齢も上がっているせいか半年経っても妊娠せず……。 先生からステップアップを提案され、体外受精へ踏み切りました。家事・育児、仕事を両立しながらの不妊治療はかなりつらかったですが、最近やっと妊娠を確認することができました! 無事生まれるまで安心はできませんが、ギリギリ計画していた2歳差で生まれてくる予定です。私は子育ても仕事も頑張りたいと思っているタイプなので、夫が家事や育児に協力的でないと2人目は考えられませんでした。夫婦で納得いくまで話し合い、夫が家事育児の分担をすすんでしてくれたからこそ2人目を生み育てようと決心できたと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO作画/はたこ著者:桜井りこ1女の母。服飾パタンナーを経て、現在は化粧品会社時短勤務。不妊治療からの妊娠。美容・コスメ・健康系と合わせ、自身の体験をもとに、妊娠・子育てに関するライターとしても活動中。
2022年11月29日私は妊娠する前から「ママ友=怖い」というイメージを漠然と持っていました。もともと私は友だちが多いほうではなく、グループよりも1対1の付き合いが好きなタイプ。子どもを持つと「ママ友」に煩わされるのかと不安を感じていましたが、実際は違いました。年齢や環境によってさまざまな違いはあると思いますが、ママ友がいなくてもあまり困っていない私のママ友事情をお話しします。 生後4カ月で引っ越し私たち家族は、子どもが生後4カ月のときに夫の実家がある地方都市へ引っ越しをしました。私にとっては初めての引っ越し。生まれてからずっと過ごしてきた土地を離れ、義母との同居生活が始まったのです。 引っ越してしばらくは、慣れない生活と初めての育児に心身ともに消耗してしまい、時間があれば寝ている状態。しばらくして地元の児童館の親子サークルに参加しましたが、動き回る子どもを追いかけ、ワークをこなしていると、周りのママと話す余裕はありませんでした。 フルタイムで社会復帰私は、子どもが1歳4カ月のときに保育所へ入所させて、フルタイムの仕事を始めました。保育所でほかの保護者と顔を会わせますが、交わす言葉はあいさつ程度。朝はギリギリの時間で子どもを保育所に送り届け、夕方お迎えをすませると急いで家に帰り、平日は家と保育所と職場を行き来するだけです。 休日は家族でゆっくり過ごしたくて、外出しない日も多くありました。つまり話をするのは家族と職場の人だけ。それでも毎日が目まぐるしく、寂しいとかつまらないと感じることはありませんでした。 職場の先輩ママ私が勤める職場には子育てを終えたママが何人かいました。その人たちのお孫さんが、わが家の子どもと同じくらいの年齢とのこと。私が子どもの話をすると彼女たちは「そうそう、そうなのよね」と共感を示してくれ、子育ての不安を話すと「よくあることだから大丈夫」と励ましてくれます。 職場だけの付き合いなので、プライベートを侵食することはありません。彼女たちの存在は私にとってとてもありがたい存在です。 子どもを持つともれなくママ友問題が付いてくると思い込んでいましたが、実際はそんなことはありませんでした。家族と職場以外に付き合いがないのは少し寂しい気もしますが、困ることはありません。ご縁があれば新たな関係を持つことになるだろうとのんびり構えています。 監修/助産師REIKO作画/はたこ著者:小原水月1児の母。管理栄養士免許取得。「健康が人生をわくわくさせる」をモットーに食と健康の分野でライターとして活動中。高齢出産後、生まれ育った都心を離れ夫の実家がある地方都市へ移住。義母と同居。
2022年11月28日私の息子は恥ずかしがり屋で、人前で歌うのが苦手なほうです。幼稚園の生活発表会での合唱に力が入らない息子に、私は頑張ってほしくて大きな声で歌うようにお願いしました。それがきっかけで、発表会当日に息子がしたことに夫婦して赤面した体験をお話ししたいと思います。 生活発表会のはじめの園歌で息子は…息子たちのクラスは、はじめのあいさつと園歌の担当でした。発表会前のクラスでは保護者に見守られながら、先生とクラスメイトで円陣を組んで「エイ、エイ、オー!」。そして私たち夫婦は先に会場へ。 開演しステージに上がる息子を見て、私はどんなふうに歌うのかドキドキしながら見つめました。すると、ピアノの伴奏のあと息子は張り切るあまり怒鳴るような声を上げて歌い始めてしまったのです。 怒鳴る歌声は会場の端までも…私たち夫婦は会場の後ろのほうにいましたが、息子の声だとばっちりわかるくらい耳に届きました。そんな怒鳴るような声を響かせるものですから、隣のお友だちは息子を2度見、3度見……何回見たでしょうか……。 耐えきれない隣のお友だちは耳を掻いたり、息子につんつんしたりしていました。きっと、お隣のお友だちは不快な思いをしていたと思います……。 息子の歌う姿を見て自分のひと言を憎む息子は私との約束を守るべく、大きな声を出すのを頑張っていただけ……。息子は真面目そのもの。堂々たる姿で最後まで歌い切った息子は澄み切った表情をしていましたから。 息子たちがクラスに戻ったとき、私の説明の仕方が悪かったせいで息子が怒鳴るように歌ってしまったと諸事情を先生に話しました。そして、隣にいた息子のお友だちとそのお母様にも「ごめんね……」と謝罪。 息子の先生から温かいお返事が?!後悔している私に先生は、「息子さんのその声のボリュームで緊張していたクラスメイトを引っ張ってくれましたよ」と逆にお褒めの言葉をいただきました。 その言葉に私は息子にさせてしまったことが、少しでもクラスメイトの緊張をほぐすことに役立てたならよかったのかも……と心が救われた気持ちになりました。 私は息子が張り切れるならという思いで伝えたことが、このような結果を招くとは思いませんでした。やはり物事の解釈には人それぞれ違いがありますし、この件以来、私が実際に見せたり聞かせたりして、子どもがまねできるくらいわかりやすく伝えるようにしています。また、伝わり方にズレがないか息子に確認するようにもしています。 監修/助産師REIKO作画/はたこ著者:古谷きょうこ2男1女の母。正看護師免許資格あり。育児休暇や隙間時間を利用し、ライターとして活動中。主に妊娠・育児や健康についてのジャンルを執筆している。
2022年11月28日生後7カ月から保育園通いの長男。毎日の登園準備はなんとなくずっと私が担当していましたが、2人目出産をきっかけに積年のイライラがついに大爆発! そんなわが家で起きた「登園準備バトル」の顛末をお話しします。楽勝だと思った毎日の登園準備だけど…?生後7カ月から保育園に通い始めた長男。入園すると発生するのは毎日の支度です……。入園準備と比べると一見大した手間ではないように思えた毎日の登園準備ですが、やってみるとこれが案外面倒。巾着にコップを入れたり、着替えを補充したり、連絡帳を書いたりと細かい作業が発生しますが、わが家ではどうしても帰宅が早い私がやることになっていました。 しかし長男が年少さんの年、2人目妊娠が判明! つわりはもちろん、安定期以降も湿疹・不眠などのマイナートラブルに悩まされ、確実に私の体力は削られていきました。 2人目の産後、ついに限界を迎えた私そんな私の様子を見ているはずの夫ですが、頑なに登園準備にはノータッチ。我関せずという態度にイライラしていましたが、食後の片づけなどは担当してくれている手前、大した手間ではない登園準備ごときで文句を言うのもな…… と思い、言い出せずにいました。 しかし、2人目出産後自宅に戻って状況は一変! 夜間の授乳や帝王切開後でフラフラのなか、夜な夜な長男の巾着袋にコップとスプーンを詰める毎日に、ついに限界を迎えるときがやってきたのです。 ついに大爆発! でも夫は謝ってくれて…ある日、子どもたちを寝かしつけたあとに登園準備をしようとした私は、だんだん悲しくなってきて夫に激怒。「なんでこんなに大変なのに、気付いてくれないの!? 」と怒りながら、なぜか涙が出てきてしまいました。 突然怒りながら泣き出す私に、最初はあきれていた夫。しかし、徐々に落ち着きを取り戻した私が登園準備をしてくれないことへの不満を話すと静かに聞いてくれ、「正直登園準備をそんなに負担に感じていると思わなかった」「そこまで頭が回らなかった」と教えてくれました。 産後で余裕がなく、すっかり感情的になってしまった私。その後ありがたいことに、夫は積極的に登園準備をしてくれるようになりました。心から感謝すると同時に、私もあそこまで感情的になる前に、もっと早い段階で手助けを求めればよかったと反省しています。今後、困ったことやつらいことなどは冷静に伝えられるように努力しようと思った一件でした。 監修/助産師REIKO著者:大瀬木あさみ炭水化物と漫画があれば生きていける1男1女の母。1人目妊娠でうっかり退職してしまい、産後は職を転々としていたが、現在はライターとして漫画・アニメや子育て、グルメなど興味がある分野を中心に執筆中。
2022年11月27日私には8歳の娘と3歳の息子がいます。娘が2歳のころから仲良くしているママ友がいるのですが、何かとアドバイスしてくれて、ありがたく思っていました。ところがそのアドバイスがだんだんと上から目線に感じるようになり……。私とママ友との出会いから今に至るまでの体験をお伝えします。ママ友との出会い 娘が1歳のとき、親子体操という習い事を始めました。娘は周りに比べて歩くのも遅く、少し運動が苦手な印象があったので、娘に何かプラスになったらいいな、同時に自分の運動不足も解消できたらいいなという気持ちからでした。 そこで出会ったのが、娘と同じ月齢の女の子のママです。娘もその女の子も活発なほうではなく、レッスンでもまわりの子どもたちより出遅れてしまうことも多かったので、そんなことからなんとなく話すようになり、いつしか仲良くなりました。 とても教育熱心なママ友ママ友はとても教育熱心で、わが子に良いと思うものを片っ端から調べ上げ体験させたり購入したりしていて、その熱意と努力にはいつも感心していました。良いものがあると教えてくれて、ときにはアドバイスをくれることも。少々押しが強いので反応に困るときもありましたが、取り入れたものもありました。 そんなある日、ママ友から「一緒に幼稚園受験しない? 」と誘われたのです。私は、小学校までは近所の学校に通わせたいと考えていたので、受験しない方針を伝えましたがなかなか理解してもらえず、そのときは少し面倒に感じました。やがてママ友の娘さんは無事合格し、大学付属の幼稚園へ、娘は近所の幼稚園に入園しました。 その後も変わらず、娘へのおすすめやアドバイスを積極的にくれていたのですが、今思えばそのころからなんとなく、少し上から目線でものを言われているような感覚があったように思います。 お付き合いを考え直す決定的な出来事①ある日、ママ友との今後のお付き合いを考えてしまうような、決定的なことが2つ起こりました。1つ目は、ママ友と娘さんが娘のピアノの発表会を観にきてくれたときのことです。娘はじょうずに弾けていましたが、私はつい謙遜してしまい、もう少しあそこをうまく弾けたらよかったんだけどねーなどと話してしまいました。 するとママ友は、「あの先生、娘ちゃんに合ってないんじゃない? うちの子と同じ先生に変えたら? 」と言ってきたのです。ママ友の娘さんの演奏を聴いたこともありますが、あくまで私の主観ですが、正直娘よりじょうずに弾けている……というわけでもないので、なんだか失礼だなと感じました。 お付き合いを考え直す決定的な出来事②2つ目は、あるニュースについてママ友が話を振ってきたとき、私はそれを知りませんでした。するとママ友に「え? なんで知らないの? 一般的にほとんどの人が知ってるニュースだと思うよ? 」と、小馬鹿にしたように言われたのです。 新聞をとらず、テレビを見る習慣のない私は、「ニュースはスマホでチェックする程度だからなー」と返したしたのですが、すると今度は、「スマホでも絶対目にするニュースだよ」と……。確かに最新ニュースには疎いかもしれませんが、そんな言い方をしなくてもいいのに、と悲しくなりました。 改めて思い返すと、人の前ではつい謙遜して自分を下げて、相手を必要以上に上げてしまう私のクセも良くなかったかもしれないと思います。お互いの素性や性格をよく知らないママ友同士だからこそ、相手に合わせすぎず、程よい距離感を持ってお付き合いしていきたいなと思った出来事です。 監修/助産師REIKO著者:山本舞花2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月27日4歳の娘と生後6カ月の息子を育てています。娘のこども園のお迎えのときに顔を合わせるので、話をするようになったママ友Kさん。このKさんは自分の出産体験を自慢したくて仕方がない人で、だんだんうっとうしく感じていました。そんなある日、あるママの出現でKさんの勢いがなくなっていったのです……。私の出産の話を聞いて!なママいつものように雑談をしていると、Kさんのほうから「Sちゃん(私の娘)産んだときってどんな感じだった?」と聞かれました。私の出産は「分娩時間約8時間で最後に会陰切開をして出産」というもの。出産自体は大きな問題もなく済みました。 ただ、胎盤を出したあとの出血が多く、産後に貧血がひどかったので「でも産後がきつくて~……」と言いかけたところ、Kさんがかぶせるように「私はね……」と話し始めました。嬉々として話し始めたので「話したかったんだな」と思い、Kさんの話に耳を傾けました。 だんだんとうっとうしくなるようにKさんの出産は、「陣痛に耐えていた3日目に赤ちゃんの心拍が下がってしまって、結局帝王切開で産んだ」「夫がボールでおしりを押さえたらそれで骨が折れた」ということでした。 「それは大変でしたね」と言うと、「もう本当にそう」とうれしそう。初めてそれを聞いたときには本当に「大変だったんだな」と思いました。しかし、その話をいろいろなママに何度も話しているのを見て、「あ、大変って言ってほしいのかな?」と感じるようになってしまいました。 お迎えで顔を合わせるママは安産だった人が多かったのですが、次第に「私が1番苦労した」「私が1番大変だった」と、大変さをさらに強調して言うようになりました。子育ての悩みを話しているときにも、「苦労して産んでないからじゃない?」と冗談まじりに言ってきたときにはとても驚きました。 出産したばかりのママにもマウントそんななか、年度の途中で入園し、第2子を出産したばかりのOさんと話をしていました。そこに加わってきたKさん。小さい赤ちゃんを見て自分の出産時のエピソードをまた話し始めました。 私は「またか」と思いながら少しげんなり。ひと通り話し終わったあと、Kさんは小さい赤ちゃんを見て「その子を産んだときはどうでした?」と聞きました。するとOさんは、壮絶な出産体験を語ったのです。 壮絶出産をしたママ現るOさんの出産は「陣痛は丸2日」「胎盤が出てこずに手をつっこまれて激痛で出す」「出産後ママの心臓が一時停止」といった、なかなか壮絶な出産エピソードでした。 「壮絶でしたね⋯…」と私が言うと、「まぁ、今みんな元気だからいいんです」とのほほんとしているOさんは、とても強く見えました。Kさんは面白くなさそうに「すごーい……」とぽつりと言っただけ。これがきっかけになったのか、Kさんの出産体験マウントは勢いがなくなっていきました。 出産で「どれくらい大変な思いをしたか」を人に話したい気持ちもわかりますが、「大変だったから素晴らしい」ということではないし、マウントを取ろうとするのはおかしいと思います。Oさんの言うように、「今みんな元気だからそれでいい」という言葉が私のなかではとてもしっくりときました。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年11月26日日常では何かと困ってしまうような出来事も多いかもしれませんが、“周りの人の助けによってスカッと解決できた”なんてこともあるのではないでしょうか。そこで今回は、実際に募集した感謝のスカッとエピソードをご紹介します!幼稚園バスが…我が家には車が1台だけあり、その車は夫が通勤に使用しています。そのため、幼稚園バスに乗り遅れてしまうと、幼稚園を休まざるをえないのです。その日はクリスマス会の日でした。よりにもよって、家を出る時間に娘がトイレに行ってしまい、幼稚園バスに乗り遅れてしまいました。バス停で途方に暮れる娘と私…。そんなとき、いつも利用しているクリーニング屋のおばさんが声をかけてくれました。「私が送ってあげるから!いいから、車に乗りなさい!」と言って、躊躇する私を半ば強引に誘ってくれて、幼稚園にはバスよりも早く到着!おかげさまで娘は楽しみにしていたクリスマス会に参加することができ、とても嬉しそうでした。声をかけてくれたおばさんは、まるでサンタさんのように素敵で、大感謝の出来事でした!(女性/主婦)あなたの周りでもこんなこと、ありませんか?困っているときに周りの人が助けてくれると、とてもありがたいですよね。同じように、誰かが困っているときは助けてあげられるような人になれたらいいなと思いました。以上、スカッと体験談でした。次回の「スカッと体験談」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2022年11月26日現在、2歳になる次女には、自身のおまたをしょっちゅう触るくせがありました。「保育園でも同じようなことをしていないだろうか……」「ばい菌がついて、炎症が起きたらどうしよう」などと葛藤した私が、どのように対処したかをお伝えします。次女のおまたいじりが気になった月齢とは次女がおまたをいじっているな、と私が自覚したのは次女が1歳8カ月ごろのこと。次女が通う保育園では布おむつを推奨しており、1歳になったころから園でトイトレを始めていたので、自分のおまたに興味を持つのも自然な流れなのかな?くらいの意識しかありませんでした。 次女のおまたいじりに拍車がかかり…しかし、次女のおまたいじりは次第に拍車がかかり、2歳になるころには、わざわざはいているおむつを脱いで、おまたをまじまじと見つめたり、おまたの間にティッシュを挟み込んで「恥ずかしい〜」とふざけたりしだしたのです。 これはさすがに対処をしなければと感じました。なぜならば、おまたにばい菌が入り込んで、炎症が起きてしまわないかと心配でしたし、保育園でも同様のことをしていたりしないかな?と心配になったからです。そこで、まずは保育園でそれとなく相談してみることにしました。 保育園に相談後、対処するが…園の先生に相談して返ってきた答えは、「保育園でも時々見かけるので、気をそらすように持っていく」とのことでした。自宅でも注意する、というよりは気をそらすのが良いのでは?とアドバイスされたので、次女がおまたを触るたびに、おもちゃや絵本などで気をそらせようと心がけてはいたのですが、あまり効果が見られず……。 そんななか、次女のおまたが赤く腫れているような気がして「このままではいけない」と感じ、小児科を受診することに。 医師から直接お話ししてもらった結果小児科の医師に見てもらう際に、ふと思いついた案がありました。医師から「おまたを触ることは、ばい菌がついてしまうリスクがあることなのだ」としっかりと次女に説明してもらえれば、まだ完璧に理解できなくとも、なんとなく危ないことをしているのだ、と気づいてもらえるのでは?と思ったのです。 そして、医師に経緯をお伝えし、次女に説明してもらいました。病院の帰りに、次女が「先生に(おまたを触ると)痛いよって言われた」と話していたので、ある程度の理解は得られた様子でした。 医師から、おまたを触るとばい菌がついて、痛い思いをするというお話をしてもらい、次女はそこから「手、汚い! 痛くなる〜」と言って、自らおまたに触ることを避けるようになりました。医師から伝えてもらうという滅多にない機会のおかげで、次女にとっては相当記憶に残ったようです。結果的に、おまたいじりも解決できたのでひと安心です。 監修/助産師REIKO著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月25日娘がプレ幼稚園に行きはじめてから出会った、気づかいが素敵なベテランママのことを、私はとても尊敬していました。ある日の降園後、園庭で遊んでいるとブランコの取り合いで怒って叫ぶ娘を見て、ベテランママが衝撃の言葉をかけてきました。突然のママ友からのマウントに、私はショックを受け悲しくなってしまいました。 ベテランママを尊敬していた私娘がプレ幼稚園に行き始め、ママ友ができて人付き合いも順調、毎日楽しく通園できて、ホッとしていた私。降園後、娘は園庭で同じクラスの園児と遊ぶ機会が増え、ママ同士でよく立ち話をしていました。すると園児の名前をすぐ覚え、同じクラスのママに率先して話しかけ仲良くしているママを発見! そのママは3児を育児中のベテランママで、子どもと一緒に遊んでくれたり、遊んでいる様子の写真を撮ってくれたり、気づかいが素敵な人だなと思い、私はとても尊敬していました。 ブランコの取り合いで叫んでしまう娘ある日の降園後、いつもどおり園庭で遊んでいると、2つしかないブランコが子どもたちで取り合いになり、娘が「いやだ!」と叫んでいました。娘が怒りながら草をむしってお友だちの方向に投げようとしていたので、「怪我するから投げちゃダメ!」と私は注意しました。 娘が落ち着き、お友だちも気にせずまた一緒に遊んでいたのでひと息ついていると、ベテランママに「ねぇ、娘ちゃんて、家でも叫ぶの?」と聞かれたので、私は「うん」と答えました。 ベテランママからの突然のマウント! ベテランママは「えー、うちの娘は家でも叫んだりしないよー。叫ぶのやめさせなきゃダメだね」と言いました。確かに叫ぶのはよくないかもしれませんが、娘がママ友の子どもと比べられてマウントを取られたことに私はショックを受けてしまいました。娘はまだ3歳で、自分の気持ちを全部言葉にできるわけではなく、何かを主張するときに感情をコントロールできないことがあるのです。ひとまず私は、「叫んだらビックリしちゃうよね」と苦笑い。 娘はベテランママのことが大好きで、その後も「抱っこして~」とかまってもらおうとしましたが、ベテランママは冷たくあしらっていました。私はその様子にもショックを受けてしまい、尊敬していたベテランママとこれからどう付き合っていけばいいのかわからなくなりました。 ママ友からのマウントはとても悲しい気持ちになると気づき、私自身もママ友への発言や子どもへの対応に気を付けようと思いました。ママ友にもいろいろな考えを持っている人がいると知りました。苦手なママとは距離をあけて付き合い、批判的な発言はあまり気にしないようにしようと思います。私のママ友付き合いは関係なく、娘の交友関係を温かく見守りたいです。著者:渡邊なつ3歳女の子のママ。実家が遠方で頼れない、友達がいない、夫は夜勤あり。トラブル満載な育児体験記を執筆中。
2022年11月24日子連れ同士の再婚で、5人家族となったひーぼんママさん、そしてそのご家族をご紹介します。ひーぼんママさんは、保育園の保護者交流会で知り合ったシングルのパパさんと再婚。現在(2021年8月投稿の動画において)は、サッカーが趣味の旦那さん、ゲームが大好きな11歳サムくん(現在の旦那さんの連れ子)、同じくゲームが大好きな9歳ユイくん(ひーぼんママの連れ子)、お絵描き好きの3歳のヒナくん(自閉症スペクトラム・現在の旦那さんとの間に生まれた子)と暮らしています。 ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=『新しい家族のカタチ』について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声を紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 YouTubeチャンネル「ひーぼんママfamily」では、自閉症児の育児に関すること、ステップファミリーのこと、ひーぼんママさんご自身の体調についてなど、楽しいだけではないご家族のありのままの姿を動画で紹介されています。 この日は、月1の面会交流日(2021年8月投稿の動画において)。 ユイくんは元旦那さんの実家へ、そしてサムくんは元奥さんの家へと遊びに行っています。その間、末っ子のヒナくんと2人きりのひーぼんママさん。元旦那さんと過ごしていた当時を振り返り、そして再婚した現在の旦那さんとのなれそめを語りました。 最後はこの日のナイトルーティンを紹介。継母として子育てに奮闘するひーぼんママさんの本音もポロリ……!? 「あのころは想像も絶する状況…」元旦那さんとの離婚と、現在の旦那さんとの出会い「元旦那さんとは、どうしてもうまくやっていけずに喧嘩ばかりだった」というひーぼんママさん。精神的に追い詰められ、ママ大好きっ子だったユイくんを引き取り、シングルマザーになる道を選択。頼れる実家も、頼れる人も、仕事もお金もない状態で、2人の生活がスタートしました。 当時を振り返り、「仕事がないので家を借りられず、保育園には仕事がないので入れず……という負のループに陥りました」と語ります。 最初は託児つきの仕事から始め、仕事に就けたことでユイくんは区の保育園へ転園。ひーぼんママさんは契約社員として働きはじめました。入園した保育園では、父母会が行われ保護者同士の交流がありました。「とにかく相談できる人が欲しかったので、シングルマザーがいないか聞いてみたところ、シングルになったお父さんならいると聞き、最初はがっかりしたんです」とひーぼんママさんは笑って言います。その方が現在の旦那さんです。 当時は離婚直後で、実家で暮らしていた現在の旦那さん。保育園の保護者同士として出会い、紆余曲折を経て子連れ同士で再婚することになりました。 月1の面会交流日、ナイトルーティンこの日は、月1の面会交流日。ユイくんは元旦那さんの実家へ、そしてサムくんは元奥さんの家へと泊まりで遊びに行っています。パパはお仕事で不在。 末っ子のヒナくんと2人きりで日中を過ごすひーぼんママさん。家事などをしながら過ごしています。 元気いっぱい日焼けしたユイくんが帰宅最初にユイくんが帰宅!プールや公園に連れて行ってもらったようで、真っ黒に日焼けしています。 ユイくんは、小さいころは面会から帰ってくると泣く日もあったそうです。けれども今は自分の居場所はここだと強く思っているようで、「この家族5人がボクには必要」と言ってくれるのだとか。ちなみに、元旦那さんも元義両親もユイくんを大切にしてくれているそうです。 3人でお風呂と夕飯タイム とにかくママと話がしたくてずっと喋り続けるユイくんと、イヤイヤ期が始まったヒナくんと3人でお風呂に入ります。 ひーぼんママさんのつかの間の休息タイムは終わりです……。 サムくんは元奥さんと一緒にごはんを食べてくるので、今日は3人での夕飯です。「今日の夕飯は手抜き」とひーぼんママさん。近所のスーパーのお惣菜と家にあったものにしたそうです。 食後の片付けをしながらほっこりタイム。そして継母としての本音…夕飯を食べて片づけをしても、サムくんがなかなか帰ってきません……。夏休みだからか、いつもより帰りが遅いようです。 ここでひーぼんママさんの本音がこぼれました。元奥さん、つまりサムくんの実母さんは、時々会うサムくんを甘やかしていると感じている様子。継母であるひーぼんママさんは「毎日一緒にいるから親として叱らないといけないこともあり、時々複雑な心境になる……」とのこと。 そうこうしているうちにサムくんが帰ってきました。ようやく帰ってきたサムくんを交えて、みんなでテレビゲームタイム! お兄ちゃん2人が帰ってきて、ヒナくんがとてもうれしそうなのが印象的です。お兄ちゃん2人が大好きなのですね。 その後サムくんとユイくんは2人で部屋にこもり、いつものようにカードゲームを楽しんでいたようです。 サムくんとユイくんはもちろん喧嘩もするけれど、お互いのことが大好きで仲良しなのだそう。そして、2人ともヒナくんに負けずに、ヒナくんのことを大事に思っている様子。ヒナくんを可愛がっているのが動画からも伝わってきます。 歯磨きタイムのあと、就寝子どもたちそれぞれが違う環境で過ごしてきた1日。 最後はみんなで楽しく遊んで、歯磨きをしたら就寝です。安心して眠る子どもたちの寝顔を見ているとなんだか胸にこみ上げるものがありますね。 ひーぼんママさん、今日も1日お疲れさまでした……! 『家族』について思うことパパの連れ子であるサムくん、ママの連れ子であるユイくん、そしてパパとママから生まれたヒナくん。ひーぼんママfamilyの他の動画を拝見していても、ひーぼんママさんがそれぞれの子どもたちを深く愛しているのが伝わってきます。 ひーぼんママさんは家族についてこう思っているそうです。 「家族は血のつながりがあるかどうかではなく、大切な存在かどうか。家族として一緒に過ごすと大変なこともあるけれど、いいところもたくさん知っているので、みんなあたたかく受け入れられる。」 継母として、ときに複雑な心境になることもあるひーぼんママさん。「家族みんなが笑顔で過ごせる家庭づくり」を意識して、日々奮闘中とのことです。 ◇◇◇ 家族みんなが互いを大切に想い、支え合っているひーぼんママfamily。動画を拝見して、家族の強い絆を感じました。そしてなによりも印象的なのが、ひーぼんママさんの笑顔! そのひまわりのような笑顔が、家族をおおらかに包み込んでいるのでしょうね。これからも、ひーぼんママfamilyから目が離せません! 著者:ライター 福島絵梨子
2022年11月24日2人の息子を育てていますが、実は数年間後悔し続けていることがあります。それは電動自転車を買わなかったこと! 5年前のある日、私は数万円安く済ませたいがために、電動ではない自転車を購入しました。車の運転ができない私は、現在、毎日自転車で保育園の送迎をしています。「電動を買っていれば、汗だくになりながら全力で自転車をこがなくてよかったのに……」と毎日思っている私のさまつな体験談です。保育園の送迎が始まる長男は1歳のとき、保育園に通い始めました。保育園は最寄り駅の近くにあり、大人の足なら10分ほどですが、ベビーカーを押して歩くと20分ほどかかります。そこで子どもを乗せられる自転車を買おうと思った私。 早速、夫と長男を連れて自転車屋さんへ行きました。独身時代に使っていた自転車は1万円ほどで買ったので、子ども用の椅子が付いていても3万円くらいと想像していました。 自転車は想像以上に高価しかし、子どもを乗せる自転車はタイヤの強度が高いなど、ひとりで乗るための自転車と比べるとさまざまな機能が充実していて、電動ではないの物でも5万円。電動自転車は一番安くて10万円でした。 保育園が始まるまで無職だった私は、節約のことで頭がいっぱい。「少しでも安い物がいい」という考え方をしていました。私が「10万円は高い」と言うと、自転車屋の店員さんは「平たんな道が多いなら電動じゃなくても大丈夫、運動にもなりますよ」と言ってくれ、そのまま5万円の自転車を買うことに。 電動の快適さに衝撃長男が軽いうちは、ストレスなく使えていたのですが、かなり大きめの長男は2歳を過ぎたころには15kgくらいに。こぎ始めるときにとても力がいるようになりました。子どもを乗せている状態で立ちこぎをすると危ないので、坂道では降りて自転車を押さなければならないことも。 ちょうど不満に思っていたとき、ママ友に相談すると電動自転車を少しこがせてくれました。走り出しの軽さが衝撃的! 坂道もすいすいのぼれ、やはり10万円の価値はあるのだと実感しました。でも長男もあと少しすれば、歩いて登園するだろうと思い、買い替える決断はしませんでした。 買った当時は長男が小さい間だけ使うという想定だったのですが、長男が3歳のときに次男が生まれ、結局、私は現在まで5年間、自転車での送迎生活をしています。おそらく、あと1年くらいは次男を自転車で送迎することになるのですが、いまさら電動自転車を買うのはもったいない気がして、買えない私。5年前にタイムスリップして、当時の私に「電動にしなさい」とアドバイスしたいです。 監修/助産師 松田玲子著者:土田えり子2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。
2022年11月22日長男が1歳9カ月ごろの話です。私は39度の高熱が出て動けない状態に。夫は出張中、実両親も旅行中で頼れず、保育園への子どもの送迎を義母にお願いしました。しかし、グズる子どもを見て「連れて行けない」と拒否。そして義母から信じられない言葉を言われ、悲しくなった出来事をお伝えします。高熱で育児ができない!長男が通っていた保育園は保護者が病気のときも預かり可になっていたのですが、私は高熱でもうろうとしていたので送迎が難しい状態でした。出張中の夫に相談したところ、義母を呼べばいいと言われ、夫から義母に電話してもらうことに。そして、快く引き受けてくれるとのことだったので甘えることにしました。義父の運転で40分ほどかけて駆けつけてくれて、本当にありがたい思いでした。 グズって行きたがらない長男義父母がくる前に、なんとか保育園の準備は完了しました。あとは保育園に連れて行くだけだったのですが、長男が激しく嫌がり私のそばから離れません。保育園に行く前に泣くことはよくありましたが、行けばケロッと遊んでくれることはわかっていました。そのため、「泣いてもいいので連れて行ってくれませんか?」と義母に伝えると、「泣いている子を保育園に連れて行くなんて嫌よ!」と断られてしまったのです。仕方なく保育園に連れて行くのは諦めて、家で面倒を見ることに。義父母は「熱がひどいなら長男と一緒に家にくる?」と言ってくれましたが、私はもともと車酔いしやすく、熱もあり、とても車に乗れる状態ではなかったので断りました。 帰り際の義母からショックなひと言私が断ったことに腹が立ったのか、義母は「次から自分の親を呼びなさいよね!」と言い残し、帰ってしまったのです。その後、私が長男の相手をしようとしましたが、熱でもうろうとしてどうしても無理でした。結局フラフラしながら保育園に行き、事情を話し長男を預けることに。その後、お迎えの時間まで寝ることができました。どうやら義母はもとから保育園に連れて行くつもりはなく、私も子どもも義実家に連れて行く気だったようです。私→夫→義母との伝言がうまく伝わっておらず、夫は義母が義実家に連れていくつもりと知っていましたが、私がラクができればどちらでも良いと思ったようです。うまく伝えてくれなかった夫にもイライラしてしまい、その後大喧嘩をしてしまいました。 後日、義母からこの件について謝罪を受けました。私も熱でイライラしてしまい、義母が保育園に連れて行かないとなったあと、態度が悪かったことを謝りました。また、義母に苦手意識があり直接連絡をせず、夫に伝言を頼んだことも反省。今は義母に頼みがあるときは夫から伝えてもらうのではなく、自分からお願いするようにしています。 著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月21日保育士の中田馨さんが、「実はちょっと困る保護者のあるある」を教えてくれました。お迎えの時間や車での登園など、ついやってしまいがちなことだけど気をつけたいものを紹介!送り迎えの時間に連絡なしで遅れる保育園に慣れてくると、だんだんと送り迎えの時間に遅れる保護者がいます。最初のうちは「遅れます」などの電話連絡があるのですが、遅れることが続くときっと慣れてしまうのでしょうね。連絡がまったくなくなる方もいます。 保育園に入園したときに、勤務証明書を参考にしながら保育時間を決めます。私の園では、「通勤時間+勤務時間+準備時間(15分)」が保育時間です。ですので、勤務証明書に変更がない限り、最初に決めた時間が保育時間なのです。 送り迎えの時間に遅れるとなぜダメなのか? それは、保育士の保育体制が変わってしまうからです。子どもの人数に対しての保育士の人数が決まっていますので、子どもの人数が増えることで、保育士の配置が必要になることがあります。また、夕方に軽食を出すような園では、予定になかった子ども分の軽食に困るなどの事情もあるでしょう。 一度家に帰って家事をして、晩ごはんの買い物をしてから保育園に迎えに行くほうが、お母さんにとってラクなことも承知しています。でも、0歳児ですら「〇〇ちゃんの次には、ぼくのママがくる」とわかっていて、子どもはお迎えを待っています。仕事が終わったら、そのまますぐに保育園に足を向けていただけるとありがたいです。 園の前で騒ぐ。食べ物を食べる。登園や降園のときに、園の前で騒いだり、食べ物を食べる方がいます。一緒の保育園に通っているお母さん方と交流を持っていただくことは、とっても素敵なこと。同じ年ごろのお子さんをお持ちだからこそ、共通する話ができるのは心強いことです。ただ、園の前で長く立ち話をすることは控えていただきたいと思います。 保育園の多くは、住宅地にあります。普段から子どもたちのことで、多大なご協力をいただいている近隣の方へ迷惑をかけないためにもです。そして、お話が弾むとどうしても子どもへの意識が薄まります。それが大きな事故につながることも考えられます。 また、登園時に「今日も1日頑張って!」、降園時に「お疲れ様」の意味合いを込めて保育園前でお菓子を与えるのもやめましょう。他のお子さんが見ていて、影響してしまいます。 車での登園駐車場設備のない保育園は特に、車での登園に頭を悩ませています。前にも書きましたが、保育園の多くは住宅地にあります。私の保育園のような小さい規模では、道路に車を1台でも駐停車されると困ってしまいます。100名、200名いるような保育園だったらどうでしょう? 入れ替わり立ち替わり、近所に駐停車する車がやってくると、近隣の方に迷惑がかかります。私の保育園は、最初「車での登園は禁止」にしていたのですが、それでもやはり車で登園し、近隣のおうちの前に車を停める方がいたため(何度お話ししてもダメでした)、駐車場を借りることにしました。 それでも、近隣に停める方もいますので、「さて、どうしたものか」と、本当に頭を悩ませてしまいます。とはいえ、どうしても車で出勤しなければいけないご事情の方もいらっしゃると思います。保育園に相談して、他にどんな方法があるかを一緒に考えられてもいいかと思います。 保育園では布パンツ、家では紙おむつ保育園でおむつはずしがスタートしたお子さん。生活の節目節目にトイレに誘い、トイレに座るとおしっこが出る、と順調におむつはずしができています。おむつはずしをするには、保育園だけの力ではなかなか順調に進みません。 なぜかというと、月~金曜日まで保育園で布パンツをはいても、土日は紙おむつだと、せっかく整っていたトイレのタイミングが土日に崩れてしまうからなのです。子どもも「紙おむつだと、いつでもおしっこしてもOK」とわかっているんですよね。ですので、こういったお子さんは、実は月曜日のおもらしがものすごく多いんです。 おむつはずしは、ちょうどイヤイヤ期の時期と被りますので、誘ってもスムーズにトイレに行ってくれないこともあるでしょう。お母さんにすると、なかなか手間のかかることですので、「紙おむつでいいか」という日があってももちろんOKです。でも、日曜日の午前中だけでも「布パンツで過ごそう」という時間を取っていただくだけで、子どものトイレのリズムが徐々に整ってきます。お母さんの気持ちに余裕ができたら、布パンツの時間を少しずつ増やしていってください。もし、月曜日にパンツとズボンの洗濯物が多いなと感じたら、それが原因の場合なのかもしれません。 今回は、保育士が実は困っている保護者の対応について書かせていただきました。保育士が、なかなか面と向かって言いにくかったり、何回も続くともっと言いにくくなってしまうことばかりです。ほんのささいなことなのかもしれませんが、保護者の方がほんの少し協力してくださるだけで、保育士は大喜びすることばかりなので、心にとめておいていただけるとうれしいです。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2022年11月21日