猫が好きな人は、愛くるしいペットの姿を見ているだけで頬が緩んでくることでしょう。しかし、世の中は猫好きな人ばかりではありません。それどころか、猫が苦手な人もいます。「猫はいらない!」といっていた父親が?猫が好きなシャーンさんは、「家で猫を飼いたい」と両親に相談しました。しかし、両親は反対。特に父親のラジさんは猫が嫌いで、猫を飼っている人の家には行かないほどなのだそう。そのため、シャーンさんが何度頼んでも、ラジさんは「この家では絶対に猫は飼わないぞ!」と決して首を縦に振らなかったのです。海外メディア『Bored Panda』によると、その数か月後、シャーンさんはなんとか母親を説得して、父親に内緒でアンジーという白い猫を家に迎えます。部屋にいるアンジーを見たラジさんは一瞬、表情が緩んだものの、決して笑顔は見せませんでした。そして…アンジーが、シャーンさんの家に来てから少し経った頃の、ラジさんの姿がこちらです。@the_cat_games_family When My Dad Told Angie ‘I Will Always Love You’ Like The Whitney Euston Song…❤️ #iwillalwaysloveyou #whitneyhouston #love #cat #catdad #grandpa #foryou ♬ Home - Edith Whiskers「ずっと愛してるよ。きみのためにホイットニー・ヒューストンの『I Will Always Love You』を毎日かけてあげよう」お父さんったら、アンジーにメロメロ!アンジーのそばに座り、優しく話しかけて、しまいには「愛してるよ」といっています!そんな父親を見たシャーンさんは、「これならもう1匹、猫を飼えそうだ」と考えました。そこでラジさんに、もう1匹猫を迎えてもいいかと聞いたところ「ダメだ。1匹目で十分に迷惑しているからな」といわれてしまいます。しかしシャーンさんは諦めません。半年後、父親の許可なく今度はオスの子猫を連れて帰ってきたのです。子猫をヒザに乗せられたラジさんは…こちらの動画をご覧ください。@the_cat_games_family Reply to @albertdemirovic Then Maybe We Can Persuade Grandpa To Get Another Cat⁉️ #catdad #catgrandpa #dad #grandpa #cat #kitten #catlover ♬ Cornfield Chase - Dorian Marko子猫をとても、かわいがっています!まるで孫と遊ぶように、トミーと名付けられた子猫とたわむれているではありませんか。これらの動画には、たくさんの共感の声が寄せられています。・お父さんがダメといった理由は、猫に恋に落ちるのが分かっていたからだと思う。・「猫は嫌いだ」っていっていた俺は今、2匹の猫と暮らしている。・夫も「猫はいらない」っていってたけど、今では我が家の猫とビデオ電話してるわ。その後、シャーンさんは仕事で別の町に引っ越すことになり、アンジーとトミーはそのまま彼の両親が世話をすることになったそう。ラジさんは2匹にたっぷりの愛情を注いでいるようです。ペットを飼うことに反対していた人が、いざ飼い始めると、彼らのかわいさに気付くことはよくあります。動物たちのピュアな見た目や振る舞いは、どんなに頑固な人の心でも、あっさりと魅了してしまうのですね![文・構成/grape編集部]
2022年05月11日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第29回目は4歳になる黒地に白の男性オビ(Obi)さまと2歳になる白地にブチの女性のレイア(Rheia)さま。酷い怪我、病気を克服したふたりの猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol. 29猫さまの話をもっと聞かせて!壮絶な危機を乗り越えた猫さま。私たちは北フランスのリールの家に住んでいます。猫用のベビーサークルとパティオを建てた小さな庭もあります。私たちは「救助」された後の養子縁組です。オビは通りでさまよっていて、飼い主が連れて帰り世話をしました。レイアの場合はもっと複雑です。飼い主の庭でとても具合の悪い病気の状態で見つけられました。そして近所の人々に聞いて、ある家族から完全に見捨てられたということを知りました。飼い主は人々と連絡を取り、レイアを治療し、消毒し、家族に返そうと努めましたが、その家の人々は何も聞かず、レイアの状態は日々悪化していきました。そこで、養子縁組ファイルを作成し、獣医の費用、食費などを集め、協会の助けを借りて養子縁組をしました。最終的にレイアが飼い主を選んだと言ってもいいのかも知れません。また、レイアの家系図のどこかに小さなシャムが入っているようです。私たちの一日は、まず暖かいところで昼寝、次にたくさん遊び、そして重要な食事のひと時があります。飼い主は自宅で仕事をしていているので、一日中私たちの世話をしてくれます。時には同居人のボーダーコリー犬のフィセルと一緒に、改造されたバンで旅行もします。飼い主は、健康に注意を払ってくれて、組成が良く、炭水化物が少なく、タンパク質レベルが良いカリカリを選んでくれています。特別な食事はローストチキンです。ボーダーコリーのフィセルも一緒になって食べています。三人はとても仲良しです。そして私たちは丸い寝具で寝るのが好きですが、フィセルのベッドもたまには占領します。お気に入りのおもちゃはなんと言っても紙のボールです。飼い主は、買い物リストや何か月も机の上に貼ってあった不要のポストイットで小さなボール作り、投げてくれます。これに私たちは大喜びで追いかけ回ります。<飼い主から見たオビのこと>好奇心が強いが、もともと恥ずかしがり屋で怖がり。最近ではだんだんとみんなと一緒に出かけることに慣れてきましたが、毎日同じリズムの生活がお気に入りで、庭に設置した公園で過ごすことを好みます。いくつかのトリックや「美しく見える」方法を知っています。食べ物は好き嫌いがありません。<飼い主から見たレイアのこと>独立していて、好奇心が強く、勇気があり、本当の小さな冒険家です。出かけたり、新しい場所を発見したりするのが好きで、甘える時はニャーと鳴き要求が強いです。好きな食事はチューブ状のキャットフードです。共通しているのは頭と首を撫でられるのが大好きなこと!<飼い主からのメッセージ>オビは、生後2~3か月のとき、通りをさまよい、誰も彼の世話をしていませんでした。彼は長い間その状態だったようです。食べ物をあげると寄り付いてきたので、まったく野生ではありませんでした。私たちは彼に簡単に近づくことができて、彼との絆をつくることができました。彼は私たちの最初の猫でした。最初に私たちは彼を自由にして、庭に出して、好きなところに行かせたほうがいいと思いました。通りしか知らなかった猫なので、去勢後、好きなときに出かける「チャンス」を与えたのですが、残念ながら猫が嫌いな隣人のうちの1人が、オビを何度も攻撃しました。この隣人は、フランスで認可されたペレット銃でオビの後ろ足を撃ったのです。その後、何が起こったのか正確にはわかりませんが彼は重体になり緊急治療室に行きました。残念ながら私たちは隣人に対して法的措置を取る証拠がありませでした。ペレット銃を使ったこの隣人の簡単な音声録音、この恐ろしい人に対して訴訟を起こすことは不可能でした。この事件が起きてから、私たちは完全に安全な屋外公園であるパティオを作ることにしました。オビは外出する必要がありますから。オビの回復期には、彼を屋内に閉じ込めておくことはとても大変でした。彼は家から出て散歩するためのあらゆる方法を探していました。パティオは彼にとって狭いかもしれませんが、安全でお気に入りの屋外コーナーになりました。そこでは誰も彼を二度と傷つけることはできません。レイアの話はもっと複雑で、彼女自身の運命はこれからどうなるのかわかりませんでした。庭で彼女を見つけたとき、さまざまな病気をもっていました。ノミと耳ダニが寄生していて、頭にツツガムシ、鼻炎の始まり、異常な呼吸、虫のせいで巨大に膨らんだお腹になっていました。そしてたくさんの検査を受けてから、ますます厄介になっていた臍ヘルニアの手術が必要でした。獣医からたくさんのアドバイスを受け、薬やクリームなどで多くの治療をしました。この小さな戦士は戦い、乗り越えました。その後、私たちは彼女をのことを家族にすることを考えました。家ではオビはレイアに本当に夢中になりました。オビは他の猫とあまりうまくやっていなかったので、レイアと仲良くなり、両方が最高のゲームパートナーになった時は嬉しかったです!レイアは家族を探しているとわかったのに違いありません。彼女はみんなを魅了する方法を知っています。そしていまでは、私たちは、レイアも家族の大切な一員であり、他の選択肢はなかったと考えています。猫たちとの幸せな思い出はたくさんあります。オビにとっては、彼が安全なパティオを初めて発見した時。ライアにとっては数日前に彼女が初めて海に行ってビーチを発見した時です。私たちの猫は私たちにたくさんの愛と幸福をもたらしましたが、猫の幸福ついて常に学んでいるので、猫の環境に関する知識も得ることができました。Instagram(@nospetitscoussinets)を作ったおかげで、私たちのように動物に情熱を注いでいるとても素晴らしい人々にも会えました。ーー飼い主からとても深い猫さま愛を感じる興味深い話が聞けました。フランスでは最近、小動物用の棺桶システムができたそうです。動物たちに別れを告げるときは、棺桶の中に入れ、埋めると、この棺桶から種が出て、木と花が育ちます。このようにして彼らのエネルギーを地球に還元し、彼らの魂を飛ばし、彼らの体を美しい木や小さな花のような他のものに変えたいと考えているようです。人々にとっても、それは素晴らしいことになるでしょう。動物の名前が小さく描かれたカスタマイズ可能なキャンドルホルダーもあるようです。飼い主はその時が来たら必ず愛猫のためそれを購入し、キャンドルに火をつけ、彼らのことを考え、愛猫さまもそれを感じ、お互いがいつでもつながっているのを感じたいのだと語ってくれました。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年05月10日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第28回目はクロゾエ(Cruzoé)さまの登場です。命を救ってくれた飼い主にべったりな猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol. 28猫さまの話をもっと聞かせて!母の命と引き換えに救われた壮絶な生い立ち、ロビンソン・クルーソー猫さま。奇跡は起こる!クロゾエさま、9月に2歳になる男性猫さまの話を聞きました。僕は出生時の体重はわずか90グラム!母親は僕を産んでまもなく亡くなったそうです。獣医からはほとんど助からないだろうと言われていましたが、母猫がすべきことを飼い主が代わりにしてくれて、懸命な付き添いと哺乳瓶で奇跡的に命が助かりました。その後も戦いは続きました。2時間ごとのミルク、毎食後には抱擁。子猫は6週齢になるまではその世話が必要です。栄養が体に行き届くために子猫を刺激することは主に母猫がします。4週齢の子猫は体温を調節することがうまくできないので、体温を38度に保たなければならないことは飼い主にとっても容易なことではなかったようです。ロビンソン・クルーソーは島にたどり着いた男の子の物語なので、飼い主はクルーソー、フランス呼びではクロゾエという名前を付けました。僕の家には既にリーピチープという名前の11歳のメインクーンとオプティムスという名前の5歳になるサイベリアンの猫さまがいました。いまは一緒に仲良く遊んで過ごしています。毎日の生活はリーピチープやオプティマスと戦うのも好きですが、飼い主に甘えたり抱きしめられる時間が大好きです。飼い主が食べているものに興味があって、ねだっては食べさせてもらっています。特にステーキ、鶏の胸肉、サーモン、オリーブが好物です。他の兄弟とは違って甘えん坊で、飼い主が仕事をしている間はずっとそばにいます。羽のおもちゃがで遊ぶのが大好き、でも来客は苦手でつい唸り声を上げてしまいます。僕と飼い主の自慢は「全国フェリウェイコンテスト」で優勝したことです。サイトに写真をアップロードしてレポートを提出してサイト訪問者の投票で審査されるものです。僕の生まれた時からの成長話は人々に感動を与えて好評だったとのことです。ーー飼い主は数か月間、小さな野良猫とその子猫たちに食事の世話などの面倒を見ていました。しばらくしてその一家が姿を消しました。ある日、子猫なしで親猫が一人で戻って来た時にすでに身籠っていることがわかりました。その後、親猫はどこかで出産したと思われるものの、クロゾエだけを連れて再び飼い主の前に現れました。親猫は相当弱っていたようで、そのまま命が絶えたそうです。他の子猫は見つかりませんでした。多分何匹か死産し、 人の手があれば残されたクロゾエの命を救ってもらえると母親は思ったのかもしれません。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年05月08日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第27回目はペルシャ猫のネストール(Nestor)さま。金星からやってきた!猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol. 27猫さまの話をもっと聞かせて!ギリギリに保護されて命を繋いだ、金星から来た疑惑のもっふりペルシャ猫さま。ボルドーに住居を構える6歳になる男性猫ネストールに話を聞きました。僕は金星からやって来たと飼い主は言っています。風貌がちょっと宇宙人ぽいからでしょう。と冗談はそこまで、動物保護協会Vénus Association(金星ボランティア)というところで飼い主と出会ったからです。当時は僕は健康状態も良くなく、このまま飼い主が現れないと金星に戻ってしまうところでした。飼い主はよく僕をブラッシングしてくれます。長毛なので時間がかかりますが、ブラッシングの後はふさふさになって体が2倍くらい大きくなったような気がします。水道から直接水を飲むのが大好きですが、水をあびると自慢の毛が張り付き、犬のような風貌に変身します。いつも寝ているところは椰子の木陰にある爪研ぎと、その横にあるベッドです。普段の生活は、まあとにかくよく眠ります。毎日ほとんどを寝て過ごすと言ったほうがいいぐらいです。食事もいつも決まったカリカリを食べているだけで食通ではありません。飼い主は僕のことは静かな眠り猫と言っています。あと小さなライオンとも呼ばれていますが、全然凶暴ではありません。一緒にいてとても落ち着く存在らしいです。ーーボルドー市内に拠点を置く動物保護協会Vénus Associationは養子縁組の里親を探している間に、識別、駆虫、予防接種、滅菌を行います。また、ボランティアチームは、虐待の疑いの報告を受けると、現場に介入します。市民の意識を高めるために、定期的に情報スタンド、コミュニケーションキャンペーンを行っています。現在、協会は14人のボランティアで運営されており、2020年には241頭の動物が保護され、85件の虐待調査を求められました。そこでネストールも一時保護されていましたが、飼い主と出会って今では幸せに毎日を過ごしています。アップの写真を見ると本当に金星から来た猫さまに見えてきました。注釈:ネストール(Nestor)はギリシャ神話の人物で、神の好意で人間の3倍の寿命を与えられたといわれる。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年05月07日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第26回目は、ブリティッシュショートヘア ゴールデンのブール(Boule)さま。8歳のぷくぷく猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol.26猫さまの話をもっと聞かせて!フランスからベトナムへ駐在した猫さま。アルザス生まれの今年8歳の男性猫さまブールさまの話を聞きました。僕はフランスのアルザス地方で生まれて、今は飼い主の仕事の事情でべトナムに住んでいます。飼い主の仕事はエネルギー分野のエンジニアで忙しく、移動が多いのですが、出張するマレーシアやパリへも同行しています。だいたい毎日、家にいるときはとにかくよく寝て休んでいます。外のカフェや公園に行くときは飼い主のスクーターに乗っていきます。ベトナム人はペットにとても寛容なので、国内の旅先では私たちは一緒にホテルに宿泊します。ここでは「ペットに優しい」宿泊施設を見つけるのは比較的簡単です。ごちそうは定期的にエビや新鮮な魚をいただいています。エビがまだ生きている状態で市場から飼い主が持ち帰ってきた時はとても興奮しました。大好きなおやつはパンケーキ、バター風味のケーキ、生ほうれん草。匂いを嗅ぐだけでフレンチ猫の血が騒ぎます。好きな居場所はオフィスチェア。陣取って他の人の代わりをするのが大好きです。外で長い間バルコニーにいるのも好きです。特別なおもちゃは持っていませんし、運動も苦手で5分間遊んだ後はすぐに疲れます。でも住居に侵入する昆虫や小さなトカゲ(ヤモリ)を待っていて、追いかけるのが得意です。性格はのんびり屋ですが、けっこうなマッチョと呼ばれています。自分はリーダーで、自分の領土を守り、すべての人を指揮したいと思っています。得意技の1つは、早起きです。午前4時にはお腹が空いて、目を覚まして起きてくれない飼い主の足を噛みます。僕は獣医に行くのが大嫌いです。他の動物と一緒なのでとても緊張します。ワクチンを接種しなければならなかったとき、僕は獣医に噛みつきたかったのですが、間違って自分の背中の皮膚を噛んでしまい、小さな穴を開けました。びっくりして立ち往生し、歯が皮膚に埋もれてしまったので、治療するために麻酔をかけられてしまいました!ーー飼い主はフランスで、ブールさまの前に、不治の腎臓病で亡くなった猫さまを飼っていました。その後ブールさまがやってきたのですが、魅力は丸い頭の形でした。そのため、クッキーと名付けるつもりだった娘さんの意見を覆して、ブール(ボールの意味)と呼ぶことにしたそうです。飼い主は絵も上手でブールさまのデッサンをよく描いています。そして食通でもあり、アジアンライフを楽しんでいます。家での食事中は必ず料理の一部を味見させてあげるとか。仕事でアジア内の転勤が頻繁と聞いています。ブールさまは今後どこに行っても美味しいものにありつけるのでしょうね!取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年05月03日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第25回目はジンジャーキャットのキュリー(Curry)とネモ(Nemo)さま。どっちがどっち!?双子猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol.25猫さまの話をもっと聞かせて!双子の猫さま。今年の2月で生後6か月になった兄弟キュリーさまとネモさまは見分けがつかないほど似ていました。僕らはフランスでポピュラーな生姜猫(茶トラ)です。飼い主がアソシエーションサイト(ネットコミュニティサイト)で僕らを見つけました。飼い主は保護猫団体にたくさん猫が保護されているのを知り、少しでも貢献したいとの思いで、連絡をしたそうです。その後、他の猫と一緒に僕らと母親を保護したとボランティアから連絡があり、たくさんの猫がいる中で段ボールに入って遊んでいた僕ら兄弟を引き取ることにしたそうです。話に聞いているところでは、この保護された場所でボランテイアで働いている人たちはみんな愛情いっぱいに猫たちを世話している猫好きが集まっていたそうです。日々の日課は、食べて、遊んで、休んで、抱きしめられて、また遊んで…の繰り返しです。食事は子ども用のカリカリとちょっとしたパテをいただいています。大好物はふたりとも小さなエビ、あとはミルクとエビのキャンディをもらう時があります。いつもいる場所はキリンキャットツリー、寝る時はいつもふたりでくっついています。キュリーは遊ぶのが大好きで大食いです。ネモはジャンプの王さまで、いたずら好きで、寄り添うのが大好きです。似ているところは絶えずお互いを追いかけていることかな。溺愛してくれている飼い主は僕たちのことを見ていつも喜んでいるようです。兄弟でここに来て、僕たちだってとてもうれしいと伝えたくって変顔や変なポーズしてみたりして。僕たちも話し合いながら今日も体いっぱい使って、愛情を表現しています。ーー飼い主は初めてキュリーとネモを抱きしめた時から、たくさんの愛をもって彼らの世話をしてくれたボランティアに感謝いっぱいでした。キュリーとネモも保護施設での生活を喜んでいるようでした。そして家族として家に連れ帰り、飼い主が愛着を深めるほど、キュリーとネモにもさらに楽しみが広がったそうです。里親になるという飼い主の考え方はとても美しいことだと思いました。兄弟が一緒に育ち、成長する姿は飼い主にとってかけがいのないもののようです。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年05月01日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第24回目はサイベリアンのペリー(Perlie)さまとポペット(Popette)さま。お母さんが違う姉妹猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol.24猫さまの話をもっと聞かせて!腹違いの猫さま。アルプス山脈の麓、グルノーブルで生活中の女性猫さま、ペリー(黒っぽい方)さまと2週間早く生まれたポペット(白っぽい方)さまは、南仏アヴィニヨンのブリーダーのところからやってきました。私たちはグルノーブル市内のアパートに住んでいます。私たちはお母さんが違う姉妹です。飼い主がやってきた時はポペットが最初に出迎えました。後ろに隠れていたペリーがその後をついてきました。飼い主が選ぶというより私たちが飼い主を選んだのです。飼い主は最初の猫を失った後、仲良く一緒に遊ぶことができるようにふたり一緒に引き取りたいと申し出て、私たち姉妹が一緒に生活できることになりました。ふたりの日課は、朝バルコニーに出て、近所の人や周辺を観察すること。ペリーはみんなの話をチェックしています。この地区を通過する人々には注意が必要です。「ペリーがあなたを見張っていますよ!」お昼には魚の切り身のランチ、午後にはシエスタが続きます。時には森の中を散歩して、猫さまワンダフルライフを送っています!私たちは食べものの好みにも共通点があって、魚が好きで特にサーモンが大好き。特別な日には白身魚にキウイの付け合わせをいただきます。お腹を撫でられるのが大好きで、私たちにとっては最も嬉しいことです。でも実際には私たちは猫ではなく猫犬と呼ばれたりします。ポペットは首の下をなでられるのが大好き。首周りがたまらないようです。ぺリーは花が大好きです。ヒョウの棒や段ボール箱はふたりの大好きなオモチャです。ポペットは穏やかな性質です。ちょっと冷血だけど、どんな状況にあっても、ストレスを感じません。ポペットは恐ろしい猫に受け入れられたり、猫の友達をすぐに作ったりすることができます。そして悲しんでいたり病気の人々を見つけると、迅速に対応します。丸いメガネとそばかすのある小さな女の子のようで、とても素敵で、いつも元気に振るまいたいと思っています。家では良い生徒のようですが、スポーツやセンセーショナルな活動は好きではありません。ペリーは冒険的で、活気があり、とても遊び心があります。甘えん坊で飼い主の粘着剤とも呼ばれています。そしておさげ髪が似合う少女のようです。飛び回ってじっとしていることができまず、散歩も大好き。人も好きですが、時々気まぐれです。穏やかな時間だけでなく、狂気の瞬間も好きです。時々飼い主は、私たちが何をしているのか不思議に思っているようです。私たちは飼い主のおうちにいるとはいえ、このアパルトマンは私たちのアジトだと思っています!ーー猫さまと過ごす日常生活は、「一日も同じ日はないです!」と飼い主は言います。自宅でテレワークなのでいつも一緒にいて、2名の猫さまとの時間を共有しています。悲しいことがあった時には飼い主を慰め、人生、恐れ、議論、また喜びの時間も共有しているのです。最初の猫を失った後、はじめは保護猫を探していたらしいですが、そこでは望んでいたような猫さまに出会いませんでした。そこで、代わりに長い間検索した後、サイベリアン種に出くわしました。ロシアから直送された先祖の品種です。ブリーダーに会い、そこでたっぷり話し合いをして、ペリーとポペットの母親に会ったそうです。彼女ら姉妹が飼い主を選んだと聞いて、離れたくない姉妹愛が今の飼い主を選んだのかもしれないと感じました。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年04月26日過酷な環境で生きている野良猫たち。病気やケガなどで命を落とす前に保護したくとも、命の責任の重さを感じ、二の足を踏む人は少なくありません。2022年現在、2匹の猫と暮らす忍者ママ(mother_ninja_)さん夫婦も、最初の1匹と出会った当初、すぐに保護には踏み切れませんでした。『尻尾のない猫が家族になる話』子猫が健気に生きようと頑張る姿を見たら、とても見捨てられなくなった、忍者ママさん夫婦。猫を飼ったことがなく、知識不足なものの「何かできることをしよう」と、猫用のごはんを買いに行くことにします。しかし、自分が動くと情が移ってしまうと分かっているからか、夫は指示を出すだけで、自分は子猫の様子を見ているだけ。仕方がないので、忍者ママさんが猫用のごはんを買いに走ります。子猫のために全部買う!台風が接近している時に保護しようとするも、忍者ママさんは子猫を見つけられませんでした。ガックリしていましたが、子猫は無事だったことが判明!ひと安心ですが、屋外で生きる危険さを痛感した忍者ママさんは、本気で子猫と暮らすことを考えます。子猫のケガに気付く子猫の尻尾のケガに気付き、保護に踏み切った忍者ママさん夫婦。今までごはんをあげていたことも功を奏し、子猫を捕獲することに成功します。そしてようやく、子猫を獣医師に診せることができました。尻尾が完治するまで1か月分のアルバイト代を手放し、忍者ママさんは子猫の手術を優先。自宅に連れて帰ると、動物を飼うことを禁止していた夫も、「治るまで」という期限付きで子猫と暮らすことを受け入れました。その後…夫婦と子猫は、すっかり家族になったのです!忍者ママさんと子猫の出会いは多くの人の胸を打ち、「素敵なラストでよかった!」「たぶん、尻尾が生えてくるまで完治ではないんですよ。ずっと一緒ですね!」などのコメントが寄せられています。忍者ママさんがInstagramに投稿しているほかのエピソードを見ると、子猫はすっかり大きくなり、今も元気に暮らしている様子。優しい一家の家族になれて、幸せを感じていることでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年04月25日アメリカのルイジアナ州にある動物保護施設『ルイジアナSPCA』の建物の外で、1匹の犬が見つかりました。犬はフェンスにつながれていたため、誰かが故意にその場所に置いていったと思われます。ウェブメディア『The Dodo』によると、犬は人を怖がっていて、施設のスタッフにもうなり声を上げていたのだとか。なぜ自分が知らない場所で見知らぬ人たちに囲まれているのか、状況が理解できなかったのでしょう。捨てられた犬の里親になったのは?犬はカウと名付けられ、スタッフが愛情を注いで世話をするうちに、だんだんと心を開き始めました。そして2か月が経った頃、里親を募集していたカウにぴったりの家族が見つかります。その『完璧な家族』とは…カウが離ればなれになった飼い主さん!実は、カウは数か月前に何者かによって連れ去られ、飼い主はずっと探し続けていたのです。@laspcaReunited and it feels so good! After being separated from his family for months, Cow finally gets to go home!♬ Heat Waves - Glass Animals飼い主の女性の姿を見たとたん、全身で喜びを爆発させるカウ。ちぎれそうなくらい激しく振っている尻尾から、どれほど嬉しいのかが伝わってきます。この動画には「最高の結末」「嬉し涙が出た」「この犬は、飼い主のことが本当に好きなんだね」など、喜びの声が上がっています。2か月の間にシェルターのスタッフにも懐いていたカウですが、飼い主さんと再会した時ほど興奮した様子は一度も見せたことがなかったそう。カウにとって文字通り、これ以上ない『完璧な家族』の元に帰ることができて、よかったですね![文・構成/grape編集部]
2022年04月25日2022年4月現在、猫の保護活動の一環として、20匹の野良猫を保護している、ママこはる(mamakoharu0)さん。そのうちの1匹であるジャムくんが、爪とぎを使う様子をTikTokに投稿しました。※この記事には傷口が写った画像が含まれています。苦手な方はご注意ください。ママこはるさんが、「野球部員が、タイヤを引っ張って走る練習みたい」と表現した様子がこちらです。@mamakoharu0 爪研ぎがいつも移動してる訳がわかった(笑)#保護猫#両足切断 ♬ My Pace -Japanese ver.-(Intro long) - Stray Kidsジャムくんが、爪とぎを懸命に引っ張っています!数日間、爪とぎがいつの間にか移動していることに気付いたママこはるさんは、この日をきっかけに、ジャムくんが動かしていたのだと知りました。ママこはるさんによると、ジャムくんはこの爪とぎが大好き!いつも爪とぎの上で寝ているようです。実は、ジャムくんには後ろ脚がありません。もともと野良猫だったジャムくんは、脚の骨が露出するほどの大ケガをしていたといいます。元気に爪とぎを引っ張るようになるまで、ジャムくんには幾多の軌跡があったのです。ママこはるさんに話を聞きました。1人の高校生が、大ケガをしていたジャムくんを発見ママこはるさんによると、最初にジャムくんを目撃したのは、1人の高校生でした。2021年4月、その高校生は、道路の端で後ろ脚をひきずりながら、ほふく前進をしてズルズルと歩いてるジャムくんを目撃。高校生がジャムくんに近付いてみると、後ろ脚の骨が露出しているほど、ひどい大ケガをしていたとのこと。高校生は、病院に連れて行こうとしました。ですが、インターネットで治療費を調べると、数十万円かかることが判明します。「自分にはそんなお金もないし、家の人にもいえない」と判断した高校生は、Instagramのストーリーズに、ジャムくんのことを投稿しました。高校生が投稿した、Instagramのストーリーズママこはるさんの知人が、拡散された高校生の投稿を目撃。知人から連絡を受けたママこはるさんは、ジャムくんが保健所に移送される前の段階で、役所に行きました。保護された当時のジャムくんその時のジャムくんの姿について、このように振り返っています。後ろ脚は両方、ダラーンとしていました。そのうちの片方の脚は、骨が飛び出していて、白骨化も…。病院に連れていって診断してもらうと、「前脚は両方とも骨折しており、自然にくっついているけど少し曲がってしまう。後ろ脚は完全に切断するしかない」とのこと。費用は「30万円はかかるかもしれない」とのことでしたので、いったんノミ取りなどをしてもらった上で、家に連れ帰りました。違う病院では、安楽死を勧められました。でも私は、ジャムくんを安楽死させたくなかったのです。なぜなら、ジャムくんにご飯をあげた時、「ウミャーウミャー」と鳴いたんです。私は、「食べることは生きること」と思っていて、こんなにも必死に食べてるということは、ジャムくんは生きようとしているとしか思えませんでした。それでまた違う病院に行くと当時に、Instagramで支援を呼び掛け始めました。ママこはるさんが支援を呼び掛けているInstagramの投稿手術を受け、元気に成長!多くの人の支援のおかげもあり、手術は無事に終了。手術を受けた後のジャムくん傷口付近が擦れて血がにじまないよう、オムツ姿にもママこはるさんは、手術を受けたジャムくんについて「これまで、動かない後ろ両脚を必死にひきずりながら生きていたけど、後ろ脚がなくなって身軽になったせいか、元気も出てきた」と振り返っています。その言葉通り、ジャムくんはみるみるうちに成長!毛も生えてきて、カートに乗って散歩に出かけるようにもなりました。カートに乗って散歩中体重も増えて、すくすく成長中ママこはるさんは、助けてくれた高校生が、手術後のお見舞いに訪れた時のことをこのように明かしました。ジャムくんは、高校生の側に一目散でかけよって、ゴロゴロしたんです。まるで、「助けてくれてありがとう」という感じでした。1人の高校生が、小さな命を救おうとしたことから始まったジャムくんの軌跡。多くの人の支援の輪や、ママこはるさんが懸命に見守ったことなど、ジャムくんには数えきれないほどたくさんの愛情が注がれてきたのです。ママこはるさんは、ジャムくんが今生活している気持ちについて、このように想像しました。今、ジャムくんは本当に幸せに暮らしてると思います。1人の高校生の発信から始まったたくさんの人たちの支援で、ここまで来たのですから。[文・構成/grape編集部]
2022年04月22日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第23回目はシャム猫のミックス、ムッシュージェイ( Mr. J)さま。わんぱく子猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol.23猫さまの話をもっと聞かせて!犬を悩ませる6か月の男の子猫さま。犬のレオ(Léo)と同居中の ムッシュージェイはシャムのミックス。ヤンチャ具合を聞きました。僕はブルゴーニュの田舎の小さな一戸建て住宅に住んでいます。飼い主が猫が欲しいと同僚に相談したところ、同僚の家でたまたま子猫が生まれたタイミングで僕に出会ったようです。きょうだいは女の子がひとりと男の子が何名かいたらしいですが、なぜ僕を選んだのかはわかりません。僕の1日は通常、次のように始まります。起きてこない飼い主に注意するために寝室のドアの前でニャーと鳴く、朝食前に飼い主の足に絡みつく、それから遊ぶ、犬のレオにちょっかいを出して悩ませる、食事中にニャーと鳴く、午後中はずっと寝る、もう一度遊んでまたレオをイライラさせる。こんな毎日を過ごしています。好きな食べ物はゼリー状になったチキンやサーモンです。家ではキャットツリーやバスケットに入るのが大好き。おもちゃは小さなぬいぐるみがお気に入りです。飼い主にキャットツリーに紐で結んでもらい、上下に行ったり来たりするぬいぐるみと遊ぶのが大好きです。僕の性格は、白黒をはっきりさせたい。動きは竜巻のようで頑固で、すべてに貪欲で、遊び心満載。犬をからかったり、夜に遊びまわってちょっかい出したり、何度もニャーと鳴いたりします。飼い主は、僕の爪は美しい赤いバラに似ていると言います。飼い主の腕を攻撃していたずらをする美しい棘を持っています!飼い主の同僚の家で生まれた時、僕の体は真っ白でした。それから少しずつ色がついて今の色になりました!でももしかしてこれからもっと黒っぽくなるかもしれません。最初は犬のレオがとても怖かったので、一週間は飼い主が寝ている2階に保護されていました。やがて僕はレオにも慣れ、今では家の王さまになっています。あまりにうるさいから、寝るときは1階でレオと一緒です。悪さばかりで叱られる時もありますがへっちゃらです。レオって大きくて大人しくって一緒にいれば安心できます。僕のことどう思っているかレオに聞いてみたけど、その時に限って寝たふりをして答えてくれませんでした。ーー犬の教育指導者である飼い主は、9歳のラブラドールクロスのレオを飼っています。レオは過去に数名の猫さまと一緒に住んでいたので、猫さまのことをよく知っています! ムッシュージェイがやってきた時、彼は以前のことを思い出したようで少し嬉しくなったようです。今は2名でよく遊んでいます。ムッシュージェイがレオを悩ませているとき、レオは自分の気持ちを彼に理解させようと頑張っているようです。一緒に寝て、共謀しているところもあるそうです。彼らは遊ぶときによく飼い主を笑わせます!お互い少し嫉妬心があったとしても、仲良くやっているとのこと。果たして大人になった時ムッシュージェイはどんな風になるのか楽しみです。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年04月17日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第22回目はブチ猫ポッター(Potter)さま。3歳のやんちゃ猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol.22猫さまの話をもっと聞かせて!好奇心旺盛な猫さま。スイスの国境近くのジュラ地方で生活しているポッターさまはこの夏で3歳になる男性猫さま。彼の楽しみを聞きました。朝が弱い飼い主を起こすことから僕の1日が始まります。毎朝喉が渇いていて、まずはきれいな水を飲みたいのです。それから朝食を少しいただきます。その後飼い主と一緒にトイレに行きます。その後は窓から外で何が起こっているかを観察して、小さなハエを捕まえたりします。天気の良い日は窓から差し込む太陽を浴びながらソファでくつろぎます。時には食器棚の上で寝るのが居心地が良く気持ちがいいです。食事はいつもはカリカリですが特別の日(僕にはそんな日の意識はないのですが)や誕生日には特別のパテをいただきます。クリスマスにはフェリックスサーモン風味のおやつを食べました。美味しかったな〜。僕の好きな場所はソファやキャットツリー、そして飼い主のパジャマボックスの中で埋もれるのがお気に入りです。たくさんのおもちゃを買ってもらいましたが、好きなものは何よりもヘアゴムと丸めた紙のボールです。ヘアゴムで遊んでいる時は犬のようだとも言われています。飼い主は僕のことを好奇心旺盛な猫で、遊ぶのが大好きで、僕に会いに来るすべての人みんなに社交的に振る舞うと言っています。僕はとてもおしゃべりで人と会話をすることもできます。チャームポイントは目と口元の小さな斑点、そして毛がとても柔らかいところ。飼い主と似てるところは両方ともとても社交的、新しい人との出会いが大好きなところです。忘れもしない僕たちの最初の夜は、永遠に心に刻み込まれると思います。僕はとても小さかったのですが、抱っこされた時すでにこの人と一緒に人生を過ごそうと決めたのでした。ーー飼い主は以前1年間猫シッターをしていたことがありました。役目が終わったので自分だけの子猫さまが欲しいと思っていたところ、彼女の同僚からちょうど家族の猫さまが子猫さまを産んだという情報を得て、ポッターは生後8週目のときにやってきました。とても素敵な家で母猫さまと一緒に過ごしていたそうです。過去に猫さまの世話をしたことがあっても、ずうっと猫さまは自分の家族ではないと寂しく思っていました。今では特に朝起きたときや、就寝時に寄り添って優しく抱擁するとき、幸せでいい時間を共有できているそうです。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年04月16日「みやこ染」ブランドの家庭用染料を製造、販売する桂屋ファイングッズ株式会社は、シャカシャカとボトルを振って、愛しい猫や犬のモチーフが浮き出る、手軽で新しいタイプのタイダイ染めキットを2022年4月4日(月)に発売いたしました。売上金額(税抜)の5%は、公益社団法人アニマル・ドネーションの動物保護活動に寄付いたします。商品(全4種類)のイメージ写真【動画】 ■3つの特徴1. ハンカチを染色するとモチーフが浮き出るサプライズ!2. バケツなどの道具を一切不要にした手軽さ!3. アニマル・ドネーションに、思いやりのチャリティ付き!■誕生の背景なかなか明けないコロナ禍に、私たちを日々癒してくれるのは、大切なパートナー、家族の一員たる猫や犬たち。それでも毎年引き取られ、不幸にも殺処分されてしまう個体数は2万件を下りません(環境省自然環境局統計資料2020年4月1日~2021年3月31日)。そんな動物たちの暮らしを少しでも守りたいと願う、動物好きの社員の思いから生まれた商品です。商品を通して、同じ思いを持つ人たちと繋がり、動物保護にささやかながら少しでもお役に立てればとの願いを込めています。■使い方・利用シーン商品ボトルの中の染料や定着剤を取り出して、お湯を加えてシャカシャカ。付属の白いハンカチをクシャクシャにして中に詰め込み、フタをして再度シャカシャカ。20分後に中のハンカチを取り出してお湯で洗えば、出来上がり!まだら染めの中に愛しい猫や犬のプリントが浮き出て、自分だけのオリジナルハンカチの出来上がり!額に入れて飾るも良し、お弁当包みやバッグのアクセントなどにも良し。日常の様々なシーンに大好きな猫や犬たちのモチーフを取り入れて使えます。完成写真【製品概要】種類 :・キャットハンカチダイキット(キトンブルー/スコティッシュベージュ)・ドッグハンカチダイキット(シュナウザーグレー/ポメラニアンオレンジ)価格 :各¥2,200(税込)内容物:ハンカチ53×53cm1枚、染料1包、定着剤1包、ビニール手袋1双、使用上の注意販売 :当社HPオンラインショップ( )、染色体験スペースsomenova 他■桂屋ファイングッズ株式会社について1890年(明治23年)に東京日本橋で創業した、家庭用染料の製造・販売元です。厳選した原料を自社で調合・生産することにこだわった“みやこ染”ブランドの染料を手づくりで提供しております。かつて日本が誇った染色文化を、より多くの人に知ってもらう為、2017年6月に染色体験スペースsomenova(そめのば)を東京日本橋に新設、各種ワークショップなどを開催し、染色の楽しさ、素晴らしさを発信しています。■会社概要会社名 : 桂屋ファイングッズ株式会社本社所在地: 東京都中央区日本橋小舟町14-7設立 : 1890年(明治23年)事業内容 : ハンドメイド・染色愛好家、染め替えユーザー向けに家庭用染料等の製造・販売取扱店 : イオン パンドラハウス、オカダヤ、東急ハンズ、手芸センタードリーム、藤久 クラフトタウン、ユザワヤ他全国手芸・雑貨店URL : 代表者 : 代表取締役社長 青山 伸一■代表取締役社長 青山 伸一について青山 伸一は創業者、青山 力之助から5代目にあたる。大手精密企業キヤノン株式会社で長年経営企画・経理・M&Aなどに従事、18年間に及ぶ海外勤務の後、4年前に父親から家業のバトンを引き継いだ異色の経歴の持ち主です。海外ブランドに比べ知名度の低い国産家庭用染料の状況に一念発起し、品質も良く美しい日本の染料の実力を広めるべく、様々な活動に意欲的に取り組んできております。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月15日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第21回目は小さなアビシニアンのシリリン(Sirilin)さま。おてんばな女の子の猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol.21猫さまの話をもっと聞かせて!運動神経抜群、ちょっと寒がりで太陽が大好きな猫さま。シリリンは生後7か月の女の子、飼い主はクロスフィットに明け暮れるスポーツウーマン。フランスの都市リヨンでの生活を聞きました。私は1階に大きなテラスがある50m²の1ベッドルームアパルトマンで、飼い主の女性と2人暮らしをしています。アビシニアン専用サイトで私を見つけて、リヨンから南に200km下ったウルンラエという村まで来たそうです。そこにアビシニアン専用のブリーダーがいて、飼い主は私の元気なお父さんとお母さんに会って、彼らの子なら大丈夫と私を選んだそうです。日課は、まず午前7時30分に飼い主を起こして朝食をいただきます。それからトイレに行きます。午前8時には飼い主と一緒にヨガタイムです。彼女はスポーツウーマンで、自分のInstagramはアウトドアやリフティングをはじめとしたクロスフィットの投稿ばかりです。私も筋力はある方ですけど、彼女の腹筋は割れています!その後、午前中は遊んでひと眠りをして、昼の12時ころ、天気の良い日は1時間位のお出かけをします。寒さには強くないので太陽が出ている時だけです。冬は暖房のラジエーターの上にいることも多いです。午後は遊んでまた昼寝。飼い主がいる時は夕方からかくれんぼ、釣り竿、ネズミのおもちゃで思いっきり遊びます。夜は飼い主の羽毛布団の中で抱かれて眠ります。これがまた暖かくて幸せな時間です。料理しているのを見るのも大好き、いい匂いがしてくるとたまりません。飼い主は、私のことは超社交的で可愛いしとてもスポーティで気に入ってると言っています。私にはたくさんの運動が必要で、常にエネルギッシュでそれに費やす時間が多いと、飼い主は嘆いてる時もあります。逆に飼い主のトレーニングが面白くて構ってあげているだけなんです。彼女は私の目の色とお腹の色だけが明るいところがチャームポイントだと言っています。問題は、私の名前を短くSiriと呼ぶと電話が反応してしまうことです(笑)。飼い主と私たちってけっこう似た部分があり気が合うので、毎日いい時間を過ごしています。ーー飼い主は子どもの頃から猫さまを飼っていました。自立して安定した状況になって、猫さまが飼えるようになるのを待っていたそうです。シリリンはきょうだいが多く、人や犬と戯れ交流することができる素晴らしい環境にいたことが決め手になったといいます。血統書付きの猫さまを買うときにも、環境や設備が重要なポイントになると言っていました。シリリンのInstagramアカウント@sirilin_the_abyssinian取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年04月10日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第20回目は黒猫のルビー(Ruby)さま。冒険大好きな黒猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol.20猫の話をもっと聞かせて!狩猟に夢中の猫さま。ノルマンディーの田園地帯にあるお家で生活している、5月に4歳になる女性猫さまルビーさまの楽しみを聞きました。その日は日曜日、ニャーニャーと小さい声で泣いていた私を、今の飼い主が探し出して救ってくれました。まだ生まれて3週間目ぐらいの時です。高さ3メートル以上ある堤防に置き去りになっていたそうです。まだ歩き方をほとんど知らなかったので、ただ泣くしかありませんでした。猫を飼ったことが一度もなかった飼い主は、初めは私が何を求めているのかわからなかったらしいです。それでも必死で登って私を助け出してくれました。震えていた体を温かく抱っこしてくれたことは一生忘れないでしょう。時間が経つにつれてお互いのことがよくわかるようになりました。春夏の時期によって異なりますが、私は狩猟に夢中になって一人で外で一日を過ごします。秋冬は窓から鳥を見ています。時には私たちは一緒に散歩に行きます。また、公共交通機関を利用して一緒に休暇に行くこともあります。思いきり森や林を駆け巡るのも好きですが、飼い主と夏休みに行った海は忘れられない思い出です。初めて砂の上に乗ったときは、どう振舞っていいのかわかりませんでした。巨大なトイレなのかと…。でも潮の香りは気持ちよかったです。好物のエビや魚のすり身の匂いも少し感じられました。寒い真冬は軽いコットンボールとマタタビスティックで遊びます。体が鈍るので家の中でも運動しなくてはね。今年の夏休みはどこに連れて行ってくれるか楽しみです。ーー飼い主は初めての猫に戸惑ったらしいですが、必死にミルクを与えたり世話をしているうちにすっかり猫の気持ちがわかるようになったようです。普段は自由に遊ばせても時には一緒に田舎散歩、秋にはきのこ狩り、夏のヴァカンスにも必ず一緒に連れて行き、どんどん信頼関係を築いていったそうです。ルビーにはどんな冒険が待っているのでしょうか?取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年04月09日ペットは何もしなくても、そこにいてくれるだけで私たちを癒してくれる存在です。でも、そんなペットが意外な才能を発揮したら、一緒に過ごすのがより楽しくなることでしょう。ミュージシャンの愛猫の優れた才能とは?黒猫のバドゥの飼い主さんは、しばしば自宅でギターの練習をしています。バドゥのInstagramには、そんな日常の様子が投稿されているのですが、驚くのはバドゥがギターの演奏に合わせて歌っていること!話題になっている、バドゥと飼い主さんのセッションをご覧ください。 View this post on Instagram A post shared by Badu The Singing Cat (@baduthesingingcat) この動画でバドゥが歌っているのは、ブルース。アドリブであくびを完璧なタイミングで入れてくるところは、まさにプロのミュージシャンのようです!バドゥが歌えるのはブルースだけではありません。別の動画では、フォークソングも歌っています。 View this post on Instagram A post shared by Badu The Singing Cat (@baduthesingingcat) バドゥは、飼い主さんの手の合図に反応しているだけかと思いきや、そうではないようです。飼い主さんの手が見えていない時も、絶妙なタイミングで歌っています。ちゃんとギターの音を聞いて、それに合わせているみたいですね。これらの動画には、驚きの声が上がっています。・この猫は天才だ!・なんてかわいくて才能豊かな猫だ。感動したよ。・猫界のマライア・キャリーだね。 View this post on Instagram A post shared by Badu The Singing Cat (@baduthesingingcat) 一緒に歌っている時は、飼い主さんはもちろんですが、バドゥも楽しんでいるように見えますね。飼い主さんは練習をする時には、バドゥに猫が好きなハーブのキャットニップをあげるのだとか。動画で見せる息ピッタリの演奏は、日頃の練習の成果なのでしょう。いつかバドゥと飼い主さんが、ステージでライブをする日がやって来るかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2022年04月06日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第19回目はマンチカンキルト種のプルシャ(Plusha)さま。好奇心旺盛な女王猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol. 19猫の話をもっと聞かせて!一人ではいられない甘えっ子猫さま。立った姿勢ではフクロウやミーアキャットのように見えるプルシャは1歳半の女の子。飼い主は、かぎ針編みで猫のおもちゃやぬいぐるみなどを作っている面白い人です。彼女はInstagramで私のことを見つけたとたん、一瞬で恋に落ちたんですって。朝は一緒に寝ているベッドで目を覚まし、その場で一緒に遊びます。次に、InstagramとTikTokの写真とビデオを一緒にチェックしてから朝食です。その後、かくれんぼをしたりおもちゃを探します。飼い主の仕事場の机の上には製作中のボールとかぎ針編みのマウスがあり、彼女が制作している時に刺繡のデザイン作成に使う鉛筆やペンで遊ぶのが好きです。本当は彼女の作業する手に戯れるのが一番楽しい時です。遊びに夢中になっても飼い主の指を掴もうとしても、絶対に爪を出さないで優しくするようにしています。でも邪魔にならないようにベランダを散歩したりしていると、飼い主はあっという間に私のおもちゃを作ってくれます。遊び疲れた後は夕食の時間まで長いシエスタの時間です。目を覚ますと、家族と一緒に食事をするために、ソファに座って夕食が提供されるのをじっと待ちます。食事が終わったら猛烈に遊んで、結局は飼い主の足元で寝てしまうのがいつものパターンです。なんて良い生活なんでしょう!どんな時も彼女にべったりです。飼い主は、食事にもとても注意しています。獣医さんと相談して私に適してたものを選んでくれています。時々は特別な食事のために、骨なし、塩なしの魚の料理がもらえます。もちろん事前に獣医の承認を得ているらしいですよ。私は食器棚に何が保管されているかをよく覚えているし、勝手にドアを開けることもできます。飼い主は私のことは本物の女王、気まぐれで、親切で知的な遊び心がある好奇心旺盛の猫さまだと思っていると聞きました。間もなく、ラグドール種の次女が家に来る予定です。甘えん坊の私に妹が必要なのかしら?今度は妹の教育係になるために少し自立しようかとも思っています。ーー飼い主は大の猫さま好きで、過去に一緒に暮らした猫さま達の話も聞きました。赤ちゃんの時からいつも猫さまと一緒に住んでいて、生後9か月くらいの時には、猫さまが眠りにつくのを手伝ってくれたそうです。その猫さまはニンジンが大好きで、彼はいつも赤ちゃんの上に横たわらないように気をつけていたと。そしてその猫さまは母親へのプレゼントとして、なんと美しいネズミを持ってくることもありました!彼は素晴らしい猫さまだったそうです。その後、とても美しく、とても個性的なペルシャの女王猫さまが家族になり、4匹の子猫を出産して16年間一緒にいました。彼女が亡くなった後、二度と猫を飼いたくなかったけれど、数年間メインクーン猫さまをお世話していて、そのおかげで赤ちゃんだったプルシャを迎え入れることができるようになったそうです。もうじきラグドール種の次女がここに来るとのことですが、プルシャがお姉ちゃん猫として成長していくのが楽しみです。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年04月03日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第18回目はオラフ(Olaf)とミスティック(Mystic)の親子猫さま。そっくり親子の猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol. 18猫の話をもっと聞かせて!親子愛情猫さま。オラフは年齢不明の母猫さまです。ミスティックは3歳の娘猫さま。私、ミスティックはここの家で生まれました。お母さんのオラフは偶然ここの家にやってきて、飼い主たちはどこかの家猫だと思っていたそうです。それからお母さんは家の近くで赤ちゃんを産み、4か月後、子猫6匹を連れてここに戻ってきました。飼い主は弱っていた私のお世話をし、私を含め子猫たちを里子に出しましたが、誰も私を欲しがらなくてまたここでお母さんと一緒にこの家に住むことになりました。写真では向かって右目と耳の間に黒いブチがあるのが私で、お母さんは逆の部分に黒いブチがあります。<オラフについて>お母さんのオラフはほとんど一日中外に出ていて、夜帰宅します。とてもいたずらで、いるだけで家中に活気がでます。穏やかですが狡猾なところもあります。蛇口から直接水を飲むのが好きです。小さな馬のように見えると飼い主は言っています。<ミスティックについて>私は家から出たり入ったりを繰り返します。神秘的な部分があり、穏やかで白いボールのように見えると飼い主は言っています。子どもたちの中で私が体の模様も含めてお母さんと一番似ているらしいです。外での生活の注意点は、小さい頃からお母さんがよく教えてくれました。お母さんは私より逞しく、高いところもへっちゃら、屋根の上の散歩も得意ですが、私はどちらかというとかくれんぼや家の中にある箱の中に収まるのが大好きです。でもこれからもお母さんと一緒にいたいと思います。ーーオラフとミスティックはまるでお互い鏡を通して見合っているように似ていて、写真では判別が難しいです。この家を選んだオラフは安心して子どもを産める場所だと思ったのでしょう。そして自分に一番似ているミスティックと一緒に、喜びに満ちた生活がこれからも続きますように。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年04月02日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第17回目は片目を失ったヌーン(Noon)さま。九死に一生を得た猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol. 17猫の話をもっと聞かせて!瀕死の重症から奇跡的に回復した猫さま。ーー推定4歳になる茶トラの男の子です。動物保護協会のSPAからやって来ました。路上に倒れていたのを救出されて一命を取り留めたヌーン、今では元気です。僕は重度の猫ウイルス性鼻気管炎を患って、道端でほとんど死にかけていました。 SPA(動物保護団体)はなんとか僕を治療し命を救ってくれました。でも片目を失いました。今では飼い主のあり余る愛情のおかげで健康そのものです。飼い主が保護団体にやって来た時は、僕は輸送用の箱に入っていました。僕を見つけた時、飼い主は膝の上に乗せて撫でてくれました。とても気持ちが良かったのを覚えています。愛する家族がいなかった猫を養子にしたことは有意義で誇りに思っていると、飼い主はいつも語っています。毎日、飼い主と同時に午前8時頃に起きます。食事をし、それから食休みです。午後は遊んだり走り回ったりした後、疲れて昼寝をします。飼い主が家にいる時は膝の上で眠りにつくことが多いです。夕食の後は寝る直前までたくさん遊びます。食事は朝と夕方にパテを食べ、日中はお腹が空いたらカリカリを食べます。パテはお気に入りのビーフパテ。乾燥マグロの切り身や乾燥肉は特別の日のごちそうです。お気に入りの場所は羽毛布団の中やソファの上の暖かいところ。窓のそばにいて外を見るのも大好きです。あと汚れた洗濯物のバスケットで寝るのも好き!飼い主の匂いがするから安心できるのです。お気に入りのおもちゃは釣り竿です。アパートのいたるところを走り回り追いかけるのが好きで、捕まえたら全力で噛みます。飼い主は僕のことを見て、後ろ足は鶏もも肉に見えるし、丸くなって寝るとエビのフリッターのように見えると言います。甘えたい時は手を擦って見上げるといつでも相手にしてくれる飼い主が大好きなんです。ーーフランスでは動物保護に関してドネーションで運営されているところもあります。特にSPAは年間4万匹以上(猫以外も)を保護して責任をもてる家庭に養子縁組をしています。全国に60か所の施設があり、専用の診療所で獣医とも連携して可能な限り動物の命を助けています。道端で死にかけていて保護されたヌーンは、適切な治療を受けることができました。ヌーンは片目のハンディキャップをものともせずに飼い主のそばで幸せな毎日を送っています。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年03月27日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第16回目はパーリー(Pearly)とライチュウ(Raïchu)の仲良し猫さま。ふたりの仲良し猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol. 16猫の話をもっと聞かせて!お互いに無いものを補充し合う猫さまたち。パーリーは4月16日に3歳になるバリニーズ種の男の子です。飼い主のパートナーの母親のところからやって来ました。ライチュウは女の子で、メインクーンラグドールのミックスで1歳4か月です。飼い主は知人から子猫がいるとの話を聞いてすぐに連絡を取りました。<パーリーとライチュウが語る普段の暮らし>私たちははかなり豊かな生活を送っています。遊んだり、食べたり、寝たり、時間があれば30分から1時間の短い散歩に飼い主が連れて行ってくれます。食事は良質なものを1つではなく何種類ののメーカーのものを準備してくれています。おやつもあります。チキンスナックが大好きです。フェリンガスティック、モルトとチーズのスティック状のおやつも時々いただきます。私たちはおもちゃも大好きで、先端が交換可能な釣り竿が大好きです。羽毛や毛皮のおもちゃで二人でよく遊びます。<パーリーが語る自分>僕は知的な猫です!飼い主を魅了したり、嫉妬させたり、時には少し怒ったりもしますが、飼い主は「愛に満ちた大きな毛皮のボールのよう」と言っています。飼い主が何をしているのかをいつも観察していますし、好奇心が強く、いつも刺激を求めています。<ライチュウが語る自分>私はどちらかというと内向的な猫ですが、飼い主にしてほしいことははっきり伝えます。遊び心もちろんありますけど、ほっとかれるのも好きだったりします。飼い主の目からは私は落ち着いていてとても親切な猫だと思われているようです。時には神秘的に映るらしいです。このように性格も違った私たちですが、お互いが無いところを補って飼い主に毎日の生活を感謝しつつ楽しんでいます。二人とも飼い主が休みの時は乳母車に乗せてもらって散歩もします。海に行ったのが最高の思い出になっています。ーーパーリーとライチュウの飼い主は過去に辛い思いをしました。引っ越しをすることになって長年一緒にいた最愛の猫さま、カシューを実家に預けていました。引っ越しが終わり実家に迎えに行く途中に亡くなった知らせを受けたのでした。カシューは16歳まで生きて人生の大半をいっしょに過ごしていたので本当に辛かったようです。飼い主の母親は娘を一人にさせたくないと、新しく猫を飼いなさいと説得したとのことです。それでパーリーがやって来ました。当時は飼い主の心が閉じていたので、パーリーとの関係は複雑だったようですが、時間が経つにつれて彼女の心は再び開き、パーリーを愛する準備ができました。彼女を変えたのはパーリーの誠実な愛だったと聞きました。その後パートナーとの生活の中で、家を不在にするときはをパーリーを不幸にするかもしれないと話し合い、ライチュウを迎えました。今日も毎日素晴らしいひとときを過ごしているだろうと想像します。取材、文・Manabu Matsunaga
2022年03月26日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第15回目はグレーのトラ猫のオウギュスト(auguste)さま。元迷子の猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol. 15猫の話をもっと聞かせて!迷子になってやって来た猫さま。人のうちに侵入してからそのまま居着いてしまった推定2歳のオウギュストさまは、家族を守っています。飼い主は迷子になってやってきたと思っているようですが、その時のことをお話ししましょう。ある日夜な夜な散歩していたら生まれたばかりの子猫がいる家を見つけて柵を越えて侵入しました。子猫の飼い主が偶然僕を見つけてしまい、それ以来ここのお宅にお世話になっています。最初は去勢もしていなかったので猫がいる家を探し回っていた記憶がわずかにありますが、どこから来たのかは記憶にございません。飼い主は僕が現れると子猫の父親がやってきたと喜んでいたのですが、このことに関しても真実はわかりません。ここはとてもいいところです。周りは田舎で近くには森があり、朝起きるとカリカリを食べますが、まだ朝食を終えていなくても、飼い主には外に出たいと伝えます。朝の日課は庭を散歩し、森の中で鳥、齧歯動物、時にはウサギや小さな鹿を狩ります。家に帰っておやつを食べることもありますが、飼い主は太った猫にはしたくないとのことでおやつを制限されています。その後は昼食をとり日没まで昼寝をします。夕食後に出かけ、再び庭を歩き、畑をパトロールします。自分の領土に侵入者が入ってこないように目を光らせているのです。飼い主は、寝る前にすべての猫に家に帰るように呼びかけます。敷地外で夜を過ごすことは許可されていません。ここにくる前は飼い猫ではなかったので、室内遊びの経験はあまりありませんでした。好きな室内遊びを一つ選ぶとしたら、飼い主との釣り竿での遊びです。飼い主は僕のことを、兄弟や母猫がいなくて一人で育った猫人生で、恐れを知らず、自信をもっていて、他の猫と遊ぶ方法がわからず、すぐに怒り、独立している猫、だと思っているようです。ーーオウギュストが来る前に、ここで迷子の妊娠中の猫が来て家で2匹の子猫を出産したとのことです。その後オウギュストがやってきて父親の役目をしてくれたので、飼い主はとても喜んだらしいです。オウギュストも受け入れられて愛情を注がれ、ここの生活に満足そうで、外に出ても必ずこの家に戻ってきます。とても猫好きの飼い主は、2年後を目標に猫専門のペンションをやりたいと言っていました。開業の時は行ってみたいと思っています。取材・文 Manabu Matsunaga
2022年03月21日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第14回目はパリとノルマンディを行き来するサイベリアン・フォレスト・キャットのスティッチ(Stitch)さま。生後4か月のわんぱく子猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol. 14猫の話をもっと聞かせて!週末は田舎の家で遊ぶ猫さま。まだ4か月の男の子のスティッチはサイベリアン・フォレスト・キャット。靴にされるいたずらには気をつけなくてはなりません。飼い主はインターネットの掲示板でまずは僕の両親の写真を見つけてサイベリアン猫の美しさに魅了されて、次に僕の写真が出てきたときにすっかり僕に恋に落ちたと言っています。平日はパリのアパルトマン暮らしで、とても静かな毎日です。飼い主は病院勤務の看護師さんですが、毎朝起きると僕を抱き上げることから1日が始まります。飼い主は僕のことを素敵で、少しいたずらで、かわいくて遊び心があり、少しクレイジーで、とても社交的と職場のみんなに紹介しています。得意技は靴で遊ぶこと!じゃれたり、他の場所へ隠してみたり。でも飼い主が仕事に出たら寝てばかりいます。彼女が帰ってくるとブラッシングをしつこいぐらいやってもらいます。これがまた気持ちが良くって至福の時間なんです。週末は決まってノルマンディにある田舎の大きな家で過ごします。ここには友達がいて、飼い主の両親が飼っている猫と遊べるのでとても幸せです。家も広く窓もたくさんあって田舎の風景を味わっています。鳥や小さい動物を窓から見てはいつか外に出て一緒に遊びたいと思っています。あっという間の田舎生活が終わってパリに戻る頃はパリのアパルトマンも恋しくなってきます。なぜかというと飼い主が僕に溢れる愛情を注いでくれるから。田舎ではいろんな誘惑があって飼い主も忙しいので、ほっとかされている気がするからです。食事はまだ子ども用のものしかもらっていないので、早く大きくなって大人用のご飯をお腹いっぱい食べてみたいです。ーー飼い主はノルマンディ出身で、両親の猫と一緒に育ったとのことです。大人になって、2匹の猫を飼いましたが、残念ながらノルマンディで交通事故で亡くなりました。今のパートナーも動物が大好きですがアレルギーがあるのでサイベリアン系を選ぶことに決めたのでした。そこにスティッチが現れ、いたずらな側面と美しくも小さい顔が決め手となったそうです。毎週の移動も苦にならずに楽しんでいるスティッチ家族はとても幸せそうでした。※サイベリアン・フォレスト・キャットは、猫アレルギーになりにくいという説があります。唾液に含まれるアレルゲンとなるたんぱく質の量が少ないようです。取材・文 Manabu Matsunaga
2022年03月20日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第13回目はおしゃべり上手な白茶トラ猫のナポレオン(Napoleon)さま。おしゃべり上手で勇敢な猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol. 13猫の話をもっと聞かせて!ナポレオン・ボナパルト似の猫さま。ちょっと病弱な面もありますがナポレオンという名前のごとく勇敢な面を持っている5歳の男性猫さまです。どうして飼い主が僕の名前をナポレオンとつけたのか、理由があります。どうも生まれた時から胃腸が丈夫ではなくて、食事は穀物が入っていないものを食べています。はやりのグルテンフリーなんです。ナポレオン・ボナパルトは胃の具合が悪くていつも胃の周りに手を置いていたと聞いていますが、今の時代はいい薬や食事で調整できるので助かっています。それと持病の鼻炎もあるので飼い主は気が気ではないようです。僕はどうしておしゃべりかというと、家には僕より若いハスキー犬の女の子のオリアナと2歳年上のローリーというお姉さん猫と一緒だからです。間に挟まれた男猫の僕は、おしゃべり上手な女性の間でどうやって飼い主に要求をすれば良いのか考え続けてきました。それには声を出すのが一番!怒ってみたり甘え声で飼い主に注目されたり僕の存在が消えてしまわないように毎日を精一杯頑張っています。シベリアンハスキー犬のオリアナは末っ子ですが逞しく、外に出た時は僕の護衛係に徹してくれています。一緒に昼寝もするのですが体が大きいので安心できますね。ローリーはよく食べるお姉さんで太り過ぎと獣医さんから注意を受けています。でも性格はおっとりしていて僕とけっこう仲もいいのですよ。で、僕にはあだ名があって、スパイダーマンとたまに呼ばれます。なぜならどこにでも登ってしまうからだって。高いところが大好きなんです。よくみんなで散歩にも出かけます。森の散歩は本当に大好き!オリアナは小川を見つけたら飛び込んだりしますが、僕はちょっと苦手かな。オリアナが体についた水を振るい払うとすごい水飛沫がかかるので、とっさに木に登って避難します。勇敢なナポレオン・ボナパルトもきっと逃げることも大切だって思っていたと思います。僕も同じ名前をもって幸せな毎日です。ーーナポレオンがここにやってきたのは、飼い主の友達のところで母猫さまがナポレオンを産んだとき、そこのお父さんが激怒して処分しろ!と言ったとか。その話を聞きつけて急いで飼い主が保護したそうです。元々病弱だったナポレオンは献身的な介護で元気さを取り戻しました。賑やかな家で生活することで、毎日が生き生きしたものになっているようでした。取材・文 Manabu Matsunaga
2022年03月19日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「犬猫保護」です。コロナ禍のペット。チップ義務化で改善なるか?コロナ禍では、ペットを飼いたいという人が急増しました。ところが感染流行が落ち着いて元の生活に戻ると飼いきれなくなるケースが増え、問題になっています。環境省によれば、迷子や飼育放棄によって、令和2年度に自治体に寄せられた犬と猫の数は約7万2000匹。うち約2万4000匹は引き取り手がなく殺処分されました。現在、犬猫の「殺処分ゼロ」を政策に掲げる自治体は多く、東京都や神奈川県などでも成果は出ています。しかし、そこにはカラクリがあります。殺処分を逃れるには、新しい飼い主にマッチングをしなければいけませんが、すべてを行政が担うことはできません。そこで、捨てられた犬猫を行政では引き取らず、代わりにNPOなどの民間団体と提携して、民間が引受先となり、そこに補助金を出すようにしたのです。猫が捨てられる原因には「多頭飼育崩壊」も少なくありません。去勢不妊手術をしないまま、ものすごい勢いで子どもが増えてしまい、飼い主が管理できなくなり、不衛生な環境で猫屋敷化してしまうのです。そうして民間団体に預けられた動物たちはたいてい弱っていますし、虐待を受けていた場合、人に怯えて過剰に暴力的になることもあります。そのままでは新しい引き取り手は見つからないので、獣医が治療したり、職員が丁寧にケアをしてようやく譲渡会に出せるようになります。コロナ禍ではそういったNPOがパンクするくらい、多くの犬猫たちが預けられました。そんななか、改正動物愛護管理法により、今年の6月から犬猫へのマイクロチップ装着の義務づけが始まります。チップには、販売業者名や犬猫の品種、性別、飼い主の連絡先が書き込まれ、迷子のペットは飼い主がすぐわかるようになりますし、むやみに捨てられなくなるでしょう。欧米では1980年代から取り入れられていましたが、日本は遅れていました。欧米は、ペットショップ自体が禁じられており、譲渡がメインです。日本は大手流通業者がペットショップ産業に入り込んでおり、なかなか規制が進みません。ペットはモノではなく、命であるという意識を忘れてはいけないと思います。堀 潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2022年3月23日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子
2022年03月18日2021年8月に、大雨が降る道路の隅で発見された、猫のあめちゃん。大きな声で鳴いていたところを、飼い主(@ochinekoame)さんが保護したといいます。飼い主さんは、保護したあめちゃんの体を温めてミルクを与えるなど懸命に世話し、病院へ連れて行きました。病院で診てもらったところ、あめちゃんはケガもなく健康で、推定生後3週間であることが判明。その後、あめちゃんは飼い主さんのもとで、すくすくと成長しました。保護してから約7か月が経った、2022年3月現在。あめちゃんが自宅で見せた、こちらの姿をご覧ください!元野良猫とは思えない警戒心のなさ… #保護猫 #子猫 #猫のいる暮らし pic.twitter.com/8EMGVIQyuk — 落ち猫あめちゃん (@ochinekoame) March 13, 2022 飼い主さんが「元野良猫とは思えない警戒心のなさ」といい表すほど、リラックスした姿を見せるあめちゃん。こんな姿を見せられたら、飼い主でなくとも、かまいたくなってしまいますね!諸説ありますが、猫が仰向けになって寝る『へそ天』のポーズを見せるのは、飼い主に対する信頼や愛情の証といわれることも…。飼い主さんが、いつも愛をたっぷり注いでいるからこそ、あめちゃんはこんなにもくつろいで過ごせるのでしょう。飼い主さんは、あめちゃんとの出会いをはじめ、日常の様子をYouTubeに公開しています。「あめちゃんのことをもっと知りたい」という人は、こちらの動画もチェックしてみてくださいね![文・構成/grape編集部]
2022年03月17日2020年のハロウィンの夜に保護された三毛猫の、こはくちゃん。ピンと立ったお耳とまん丸なお目めがキュートな女の子です。こはくちゃんは、2022年3月現在、飼い主(@mikenokohaku)さんの家族の一員として、穏やかな日々を過ごしています。飼い主さんの視点で撮影された、こはくちゃんの写真は、見る人をキュンとさせるものばかり!こはくちゃんが、家族の愛情をたっぷりと受けていることが分かる、こちらの1枚をご覧ください。見て…お手手が可愛いから…見て… pic.twitter.com/ZWSKKp8USH — 三毛猫こはくの部屋 (@mikenokohaku) March 14, 2022 飼い主さんが「かわいいから見て…」とつぶやいたのは、窓の外を眺めながらくつろぐ、こはくちゃんの姿です。まるで小さなクリームパンのような、こはくちゃんの前脚。ギュッと収まった様がかわいくて、頬が緩んでしまいますね。ネット上で「拝みたくなるかわいさ!」「このタイプのおてては初めて見た」といったコメントが相次ぎ、15万件を超える『いいね』を集めた1枚。ちょっと疲れた時やブルーな気分の日に眺めたら、心が安らぎそうです![文・構成/grape編集部]
2022年03月16日2021年12月に、譲渡会を経て、飼い主(@pom_powa_nyan)さん家族の一員になった、元保護猫の姉妹である、ぽむりんちゃんとぽわたんちゃん。新しい住民…ならぬ『住猫』に興味津々なのは、地域で暮らす人間だけではないようです。ある日、飼い主さん宅を訪れたのは、地域のボス猫とその仲間。窓越しに、ぽむりんちゃんとぽわたんちゃんを偵察にやって来たのだとか…。飼い主さんは、4匹の緊張の対面の瞬間を写真におさめていました。地域のボス猫が子分連れで偵察に来ました pic.twitter.com/zdN9lwOfxE — ぽむりんとぽわたん (@pom_powa_nyan) March 15, 2022 鋭い目つきで、ぽむりんちゃんとぽわたんちゃんを見つめる、ボス猫と仲間…!『一触即発』という言葉がぴったりな雰囲気ですが、実際はとても平和的だったといいます。飼い主さんが撮影した動画もご覧ください。 この投稿をInstagramで見る ぽむりんとぽわたん(@pom_powa.nyan)がシェアした投稿 近くで見守っていた飼い主さんは、ハラハラしていたといいますが、ボス猫と仲間は「ニャッ」と短く鳴いた後、Uターンしてその場を後にしたのだそう。「何事もなかったので、一応認められたと思ってひと安心しています」とも飼い主さんは語っており、先輩猫との初対面は無事に終わったようです。【ネットの声】・ボス猫たちのオーラが圧倒的に違う。・立派な面構えのボスですね!・近所で「かわいい」と評判だから、一度挨拶に来てくれたのかも。無事に地域の先輩猫との対面も果たした、ぽむりんちゃんとぽわたんちゃん。今後、窓越しに挨拶を交わす仲よしな4匹になれたらいいですね![文・構成/grape編集部]
2022年03月16日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第12回目は車で旅する、ベンガルとのミックストラ猫のナルコ(Narco)さま。車で旅する猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol. 12猫の話をもっと聞かせて!家は車の中。フランス各地を転々とする猫さま。初めまして僕は4歳半の男性猫です。僕の家は改造された小さなトラックの荷台です。飼い主が手作りしてみんなでそこに寝ています。旅が始まったのは、飼い主が健康上の理由から仕事ができなくなって、リハビリも兼ねて車でいろんなところへ行こうと決めたからのようです。そしてもう3年経ちました。僕の1日はハーネスとGPSを着けて散歩に出かけ、外でリラックスすることから始まります。僕は好奇心が強いので、リードがなかったら自然の中に飛び出してしまうので、飼い主は心配でしかたないようです。飼い主と一緒に滝、洞窟、森、林、ドルメン(支石墓)や歴史的建造物を探して歩いています。走っている車中から流れる風景を見るのも大好きです。今度行くところを想像しているだけでも楽しいです。旅をしていると、いろんなものに出会います。大きな犬だったり、もちろん猫も、ウサギだって、鳥だって、ネズミ、カエル、トカゲ…。驚いたのは道を塞ぐ牛や羊に出会った時です。大きい動物を見たら腰が抜けそうになりました。そうそう、自然の中でいちばん嬉しいことは森の木で爪研ぎをすることです。この快感は他の猫達に教えてあげたいぐらいです。旅のハプニングはたくさんあって、いつもはキャンピング場を点々としいてますが(これは犬や猫との出会いのチャンスもあります)タイヤのパンクなど、車の調子がおかしくなったらその辺に止めて夜を過ごします。冬は大変ですが夏は快適ですよ。車の中は暑いので、外にある僕用のバスケットの中で涼みます。冬の楽しみは車の中にデコレーションをして、クリスマスのときはパーティをして飼い主からプレゼントをもらうこと。飼い主はよく僕の好きなものを知っています。ごちそうはアヒルやハム、大好物のエビが登場します。さて次の行き先はどこかな?もしも海に行ったら魚と一緒に遊びたいな。そしてエビも獲ってみようかな。ーーフランスはたくさんのキャンピング場があります。家族と一緒にヴァカンス時に犬を連れている人はよく見かける光景です。でもナルコさまのような旅が好きな猫さまがいるとは知りませんでした。自由だけど飼い主と共存できてお互いの楽しみを満喫できているのは素晴らしいことだと思いました。今日もナルコさまは愛する飼い主と旅を続けているでしょう。またどんな出会いがありどんなことが起こったか、聞いてみたいです。取材・文 Manabu Matsunaga
2022年03月13日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第11回は世界一の?グルメ猫さまタレイラン(Talleyrand )さまの登場です。美食家猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol. 11猫の話をもっと聞かせて!ご飯は飼い主の手作り、美食家猫さま。2歳の男性トラ猫のタレイランさまは猫用のご飯は食べません。毎回の食事は飼い主の手作り伝統的フランス料理を召し上がっています。僕はフランスのロワール地方の都市アンジェで生まれました。そこで事故に遭い消防士と、運ばれた獣医の懸命な治療で今があります。右手は複雑骨折で手に負えない状況で、右手を切断しました。その後パリ郊外にある保護協会にやってきて数日もしないうちに今の飼い主が引き取りたいと申し出ました。まだ手術の傷跡も残ってもちろん抜糸前の状態でやってきたのですが、パリのアパートはいい匂いがするのです!飼い主はプロの料理人ではないのですが新型コロナの感染が広がった頃から、家でもできる趣味として料理を始めました。包丁は日本に行った時に買った優れものらしいです。かの有名な、現代フランス料理の父と言われるオーギュスト・エスコフィエの言葉に感銘を受けて彼のレシピを再現しようとしています。僕の名前は、ナポレオンの外務大臣で美食家として知られたタレイラン( Talleyrand)からとったそうです。接待を担当し季節の食材のみを使用して重複のないメニューを1年間作成することを命じたりしていた人だとか。名前にも歴史的背景を入れて、飼い主は工業生産のキャットフードは食べさせたくないと思っているようです。もちろん、味もまんざらではないです。レストランに行って食事したことはないのですが、香りをかいできれいなお皿を見るとお腹が鳴ります。片手だってさほど不自由を感じていません。キャットタワーだって自分で登れるし、食後の散歩はアパートの階下まで一人で腹ごなしに行くのが日課です。今まで食べたなかで1番の好物は子羊の脳、これは絶品でした。写真もありますが人によっては刺激が強いですのでここには載せません。野菜もけっこう好きで特にカブが出てきた時には声が出ます。飼い主は僕の執事?料理だけではなく愛情もたっぷり注いでくれるイケメンなんですよ。今夜も飼い主の料理の準備を手伝って(見るだけですが)どんなものが出るか今から楽しみです。ーータレイランさまの飼い主はイケメン(ロメン)と美女(ジャスティン)のカップルでした。ロメンが料理担当でプロ顔負けのきれいな料理を仕上げるのです。日本に行ったときに購入した何本もの包丁は手入れが行き届いていました。何匹もの猫さまと出会いましたが、猫専用のご飯じゃなく全て手作り料理とは驚きました。飼い主が自分たちが食べるものを猫さまと共有したい(もちろんタレイランさまには塩などは使わない)気持ちがあふれ出ていて素敵な三人家族でした。取材・文 Manabu Matsunaga
2022年03月12日愛猫を被写体にすると、どんな時もシャッターチャンス!寝ている時や遊んでいる時、はたまたぼーっとしている時であっても、飼い主にとってはシャッターを押したくなる、かけがえのない瞬間です。猫の、ぽてちくん、こゆきちゃん、おこめちゃん、うなぎちゃんと暮らす、飼い主(@potechi_nikki)さんもまた、愛猫たちを収めたたくさんの写真や動画をネット上で公開しています。ぽてこゆこめ / もふちゃんねる。ある日に撮影したのは、キャットタワーに集合した愛猫たちの姿。写真を確認した飼い主さんは「写真館で撮る家族写真みたい」と思ってしまったといいます…!実際の写真をご覧ください。写真館で撮る家族写真みたいなの撮れた #猫 pic.twitter.com/cDx3BNZ5bF — ぽてこゆこめ+うな (@potechi_nikki) March 10, 2022 た…確かに!構図、猫たちの表情や品のあるたたずまい…人間の家族写真のような雰囲気を醸し出しています。額縁に入れて部屋に飾っておきたくなるほどの1枚は反響を呼び「素敵な家族写真」「みんなえらいね!」と、多くの人を夢中にさせました。また、写真の中央に写る、ほかの猫よりも体が小さい子猫のうなぎちゃんは、家族になってから日が浅い新入り。茨城県の閉店したストアの前に捨てられていたところを保護され、2021年12月に新たに飼い主さん家族の一員となりました。一緒に暮らし始めたばかりのうなぎちゃんと先輩猫ですが、すでに家族としての絆が生まれているのかもしれません。家族写真のような猫たちの集合写真を見ていると、そう思わされますね![文・構成/grape編集部]
2022年03月11日