東京発のショートフィルムの祭典「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)2017」の特別記者会見が4月18日(火)、都内にて行われ、SSFF&ASIA代表の別所哲也とフェスティバルアンバサダーのLiLiCoが出席した。冒頭、涙目で現れたLiLiCoさんは、会見開始前までショートフィルムを観て泣いてしまったと言い、さらに思い出し泣きを始め、別所さんに「人の心に入り込む作品は長さじゃないんだなって思う」と共鳴していた。「SSFF&ASIA」は、日本で唯一、米国アカデミー賞公認の短編映画祭。開催19回目となる本年は、世界140を超える国と地域から、2016年の5,455本をはるかに超えた約9,000本もの作品応募があり、その中からおよそ250作品が厳選されラインナップされることが発表された。作品は、部門ごとに優秀賞を決定する9つのコンペティションと、そのほか作品カテゴリー毎に分けられた15のスペシャルプログラム内で上映される。このたび、新たな取り組みとして、ダイバーシティとインクルージョンをイメージしたショートフィルムをプログラム化し、渋谷区とタイアップした「Shibuya Diversity Award」も設立。実は渋谷区の観光協会名誉理事を務めているという別所さんは、「渋谷は、僕が18歳で静岡から出てきたときからストリートカルチャーで、道から学ぶというか、そういう人が集う。スクランブル交差点に象徴されるように、世界の人がまず訪れたい場所」であると話し、「これからも新しいカルチャーや生き様を、どんどん生み出していくエネルギーが出てくるんじゃないかな」と、未来に思いを馳せた。「私は葛飾区の大使だから(笑)」と葛飾を背負っていると別所さんに宣言したLiLiCoさんだったが、「応援したいと思います」と笑顔を見せた。LiLiCoさんの出身地、スウェーデンはのどかな土地だそうで、初めて渋谷に訪れてスクランブル交差点を見たときは度肝を抜かれたという。LiLiCoさんは、「初めて日本を見たと思いました。最初、戦(いくさ)かと思いましたけど(笑)。歩く人たちがどういう物語を背負っているか、スクランブル交差点で聞くのはどうですか?」と新たなショートフィルムのアイデアを別所さんに伝えていた。2016年のグランプリ作品『合唱(Sing)』が第89回米国アカデミー賞短編実写部門で受賞したことで、兼ねてより別所さんが掲げていた「ショートフィルムの監督から1億円プレーヤーがいずれ出るだろう」という機運が高まっているともいえる。別所さんは、「その感じはあります。日本でもHIROさんを含め、これから生まれていくと思います。この映画祭からも応援していきたいと思います」と、熱い思いを伝えていた。「SSFF&ASIA2017」は6月1日(木)~25日(日)まで開催。(cinamacafe.net)
2017年04月18日米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭である「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(略称:SSFF&ASIA)」。本年度アカデミー賞では、本映画祭のグランプリ作品『合唱』(Sing)が初めて短編実写映画部門を獲得したことも話題となるなか、2017年の開催が決定。EXILE HIROプロデュースの「EXILE TRIBE」とのコラボ企画として、山田孝之主演作ほか6作品をプレミア上映する。全米映画俳優組合(SAG)の会員でもある俳優・別所哲也が、米国で出会った「ショートフィルム」(1分~25分程度の短編映画)を日本に紹介したいとの想いから1999年に創立した本映画祭。2001年には名称を「ショートショート フィルムフェスティバル(SSFF)」とし、2004年には本国アカデミー賞公認映画祭に認定、アジア発の新しい映像文化の発信・新進若手映像作家の育成目的から「ショートショート フィルムフェスティバル アジア(SSFF ASIA)」も誕生した。19回目となる今年は、140を越える国と地域から9,000本以上のショートフィルムが集結。その中から、選りすぐりの約250作品を上映する予定という。まず、見どころとなるのは、「EXILE TRIBE」と「SSFF & ASIA」のコラボプロジェクト「シネマファイターズ」。ショートフィルムの総合ブランド「ShortShorts」と日本のエンターテインメントシーンを牽引するアーティスト集団「EXILE TRIBE」がタッグを組み、本映画祭でのプレミア上映に向け、全6作品のショートフィルムの製作を進めている。その第1弾作品は、山田孝之、石井杏奈(E-girls)らが出演する『パラレルワールド』。『あん』『光』の河瀬直美が監督を務め、「三代目J Soul Brothers」の楽曲「Unfair World」の世界観を映像化。15年ぶりに母校の天体観測室を訪れた徹。当時のまま、時が止まったかのような部屋で1冊のノートを見つける。「見ていてくれてありがとう」。それは想いを寄せていたダンス部の真矢からのメッセージだった。伝えることのできなかった想いが行き場もなく、徹の目から涙が溢れ15年前といまが交錯しはじめる。もしも、あの刻(とき)を動かせるなら…。なお、今回のテーマは、「cinemaTIC! cinemaTEC!」。20世紀に花開いた映画文化は人々を魅了してきたが、21世紀を迎え、デジタル化を筆頭に数多の最先端技術が次々に興隆。撮影や制作現場に革新をもたらすテクノロジーとテクニック=“シネマテック”が花開き、さまざまな垣根を越えたエンターテインメントとして新時代を切り開き、進化し続けている。その一方で、映画が紡ぎ出す“シネマチック”な体験、そして感動は昔も今も同じ。来年に控える映画祭20周年を前に、フェスティバルアンバサダーにLiLiCoを迎え、シネマの普遍性と進化の先にある映画・映像の未来に光をあてていく。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2017」は6月1日(木)~6月25日(日)、東京・表参道ヒルズ スペース オーほか、横浜・ブリリア ショートショート シアターにて開催。(text:cinemacafe.net)
2017年03月16日2015年に上演され、話題になった『デスノート THE MUSICAL』がこの秋、2年ぶりに再演される。原作は社会現象にもなった大ヒットマンガ『DEATH NOTE』。これを豪華キャストと世界レベルのクリエイターの手で制作し、韓国でも上演された日本発信の大作ミュージカルだ。再演も楽しみな中、3月4日・5日には、夜神月(やがみ らいと)役の浦井健治・柿澤勇人(Wキャスト)、L役の小池徹平らメインキャストが集結し、東京・TBS赤坂ACTシアターにて『デスノート THE CONCERT』を開催した。『デスノート THE MUSICAL』チケット情報『デスノート THE MUSICAL』は、個性の強いキャラクターになりきった俳優たちのビジュアル再現度の高さに加え、『ジキル&ハイド』などを手がけたフランク・ワイルドホーンによる楽曲の素晴らしさも人気の要因。その音楽の良さを存分に堪能できるコンサートとあって、チケットは即日完売。劇場には大勢のファンが詰め掛けた。開幕前のステージ上にはスポットライトに照らされた真っ赤なリンゴ。『デスノート』のスリリングでスタイリッシュな世界観が早くも伝わってくる。コンサートは荘厳なエンディング曲『レクイエム』からスタート、続けてテーマ曲とも言えるナンバー『デスノート』を、浦井と柿澤、ふたりのライトが歌い継ぐ。ともにミュージカル界を代表する実力派俳優だが、2年の経験を得てふたりとも、歌声がいっそう力強くなったようだ。その後、弥海砂を演じる唯月ふうかが可愛らしいナンバーで会場を盛り上げ、小池も『ゲームの始まり』でLの決意を高らかに歌い上げる。実際の舞台の衣裳・メイクではないものの、前かがみの姿勢や上目遣いの視線に、好評だった小池のLが蘇った。死神レム役の濱田めぐみは相変わらずの圧巻の歌声。特に海砂を見守る深い愛を歌い上げる『愚かな愛』は、劇場を感動の渦に包み込む。そんな懐かしいメンバーに加え、再演で死神リュークとして参加する石井一孝も、その迫力の歌声とユーモア溢れる存在感でアピール。MCでも「自分はリュークと顔が似ているからこの役が来たのかな」と笑わせた。さらに韓国版のリューク、カン・ホンソクも参戦。鬼気迫るパフォーマンスの後、一転して人柄の良さがにじむにこやかなトークで作品への愛を語った。ワイルドホーンによるメロディアスな音楽を、日本ミュージカル界屈指の歌唱力を持つメンバーが思いいれたっぷりに歌い、さらに実際の舞台では叶わないふたりのライトが同じステージに立つ姿も観られた、豪華なコンサート。新キャストの高橋果鈴(夜神粧裕役)、別所哲也(夜神総一郎役)のビデオメッセージも流され、秋の本公演への期待も大いに高まった。さらには9月に新国立劇場 中劇場で行われる東京公演に先駆け、7月に台湾公演(台中ツアー)が決定したことも発表に。ワールドワイドに展開する日本発の舞台『デスノート THE MUSICAL』に、引き続き注目だ。
2017年03月13日2月27日(日本時間)に発表された第89回アカデミー賞にて、同賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF&ASIA)2016」のグランプリ作品『合唱』(Sing)が、見事、短編実写映画部門で受賞。「SSFF&ASIA」のグランプリ作品がオスカーを獲得するのは初めてとなり、早くも3月1日(水)よりブリリア ショートショート シアターにて上映されることになった。おとなしい10歳の少女ジョフィーは転校したばかり。最初は慣れなかったが、すぐに校内の合唱団に入ることを決め、人気者のクラスメイト・リザと仲良くなる。ほどなく、彼女たちは一致団結して、合唱団の指揮者である先生に立ち向かうことに。彼女は見た目と違い、本当は意地悪な人物だった――。ハンガリー発の本作は、1990年代のブダペストを舞台にした、クリストフ・デアーク監督の友人の実話をもとにした物語。転校先で強豪の合唱団に入部した10歳の少女が、名声の裏にある醜い秘密を知ってしまい、子どもたちが一致団結して世の中の不公平に立ち向かう姿が胸を打つ作品となっている。また、「SSFF&ASIA」は俳優の別所哲也が代表を務める米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭として知られ、今年6月には19回目の開催を控える。今回アカデミー賞短編部門で初受賞を果たした『合唱』は、加藤雅也、黒木瞳、クローデット・ゴッドフリー、佐藤信介、テリー伊藤の5名のオフィシャルコンペティション審査員によって選出された2016年のグランプリ作品だ。クリストフ・デアーク監督は、「SSFF&ASIA 2016」アワードセレモニーの際、「映画祭で日本を訪れ、観客からの素晴らしい反応に感動しました。自分の作品がこんなにも遠くの国で皆さんの心と共鳴するなんて夢のまた夢でした。中には自分が子ども時代に悩んだ経験を重ね合わせて話をしてくださった方もあり、この作品の社会的な面が多くの人に伝わっているという実感ができたことをとても嬉しく思いました。日本でご覧いただいた皆さんの心を打つことができて本当に光栄です」と語っていた。「SSFF&ASIA」代表の別所さんは今回の受賞に際し、「『合唱』(Sing)のオスカー受賞を心からお祝いします。クリストフ監督の努力が最高の形で実を結び、とてもうれしく思います。私たちは映画監督たちが世界で輝く一歩となればと思い、この19年間、映画祭を続けてきました。今後も若い映画制作者たちが才能を発揮できるよう、応援をしていきます」と、お祝いのコメントを寄せている。『合唱』は3月1日(水)~3月31日(金)まで横浜みなとみらい・ブリリア ショートショート シアターにて「アカデミー賞ショートフィルムプログラム(全3作品)」として上映。(text:cinemacafe.net)
2017年02月27日東京・表参道にあるセレクトショップ、水金地火木土天冥海にて3月18日から4月2日まで、信楽の陶芸家夫婦の大谷哲也、桃子による個展「大谷哲也と桃子のうつわ 二人展」が開催される。同展では、大谷哲也の作品の中でも人気の高い平鍋をはじめ、夫婦それぞれの器や、茶器も豊富に入荷される。大谷哲也の平鍋は、轆轤で成形されたシンプルで美しいデザインが特徴。収納時の重ねやすさや、洗いやすさなどの機能面も考慮しながら、手づくりの温かみも感じられる。直火にかけられるだけでなく、そのまま食卓に並べても様になるのも嬉しい。また、大谷桃子の植物を絵付けした器は土の風合いを感じる温かさが特徴で、小さな和菓子から日常の食事まで、幅広くマッチする。同展初日となる3月18日は、15時からベロック(BELLOCQ)のお茶と大谷桃子手製の焼きお菓子を楽しめる来店イベントも開催される。【展覧会情報】「大谷哲也と桃子のうつわ 二人展」会期:3月18日~4月2日会場:水金地火木土天冥海住所:東京都渋谷区神宮前5-2-11 H.P.DECO 3階時間:11:00~19:00
2017年02月25日ショートフィルム『一粒の麦』の完成発表会が2月10日(金)、ブリリア ショートショート シアターにて行われ、出演するシャーロット・ケイト・フォックス、「ショートショートフィルムフェスティバル」実行委員会代表の別所哲也らが登壇した。昨年12月16日に離婚を発表して以来、初の公の場となったシャーロットさん。新恋人の存在も報じられている中、記者から「幸せですか?」と質問が飛ぶと、「幸せです!」と微笑み、こぶしを振り上げるフリをしてみせた。『一粒の麦』はアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」と神奈川県横浜市が製作したショートフィルムで、元町の老舗パン屋ウチキパンをモデルにした物語。パン職人の4代目店主の本多三十郎(柄本明)が店を閉めようか逡巡しているときに、フランスでパン職人をしていた絵里子(シャーロットさん)が突然現れ、ふたりでパン作りを開始することになる。昨年10月に、ほぼ1日で撮影を終えたという本作。ショートフィルムへの参加は初めてとなったシャーロットさんは、「1日で撮影を終えたことに感心しました。楽しい現場だったので、義務感や仕事ではなく、ひとつの恵まれたきっかけとして楽しみました」と、充実した撮影だったと報告。ただ、言葉については苦労したそうで「フランス語、日本語(だけで)、英語がない」と話した。別所さんはショートフィルムの魅力について、「映画は長さではなく、短い中でメッセージを伝えたり、人の気持ちを動かすことを教えてもらいました。アメリカではショートフィルムをいっぱい作っていて、若い脚本家や監督や俳優などが集うんです」と魅力を熱弁。米アカデミーへの出品意欲も見せ、「アカデミー賞公認映画祭ですし、いろいろな映画祭にできる限りエントリーできる限りしたいです。ジョージ・ルーカス監督も応援してくれているので、ぜひ観ていただきたいなと思います」と、胸を張っていた。そのほか、完成発表会には鈴木勉監督、鈴木夢奈、シリル・コピーニ、林文子横浜市長、打木豊が出席した。『一粒の麦』は特設サイトにて全編ならびにメイキングを配信中。(cinamacafe.net)
2017年02月10日直木賞作家・辻村深月の同名小説を、松坂桃李をはじめ樹木希林、桐谷美玲、橋本愛、大野いと、遠藤憲一らのキャストを迎え映画化した『ツナグ』が2月3日(金)今夜の「金曜ロードSHOW!」に登場する。歩美は生きている人と死者の間をつなぐ特殊能力を持つ“使者(ツナグ)”の跡継ぎ。幼い頃に両親を亡くし先代のツナグでもある祖母のアイ子と暮らしてきた。両親の死の真相を確かめる勇気を持てずにいた歩美だが、ある日アイ子が体調を崩し、歩美は本格的にツナグとしての修行を受けることに。歩美が初めて担当する畠田は母への後悔を引きずる横柄な男で、ツナグを詐欺師扱いする畠田に歩美は反発しつつもアイ子の指示通りに彼と母を再会させる。ツナグの力で再会できるのは生者にとっても死者にとってもたった一度きり。初めての仕事で自らの使命の重みに気付く歩美。次の依頼人は歩美の同級生で演劇部ホープの嵐だった。彼女は事故で亡くなった親友・御園に会いたいという。一方、7年前に失踪した恋人・キラリが忘れられない土谷はツナグの存在を知るが、彼女との再会をツナグに依頼すべきか悩み続ける…。歩美はツナグの役割を継ぐ決意を固めるが、自身がツナグになることは、歩美にとって亡くなった両親に会えなくなることも意味していた…。公開中の映画『キセキ ―あの日のソビト―』では異色ボーカル・グループ「GReeeeN」のプロデューサー・JIN役を、放送中のドラマ「視覚探偵 日暮旅人」でも主人公の日暮旅人を演じるなどいまや若手俳優のトップランカー的存在となった松坂さんが、主人公の歩美役で主演を務め、『海よりもまだ深く』『あん』『海街diary』などの樹木希林が歩美の祖母でツナグでもあるアイ子を、歩美の母・香澄を本上まなみが、父・亮介を別所哲也がそれぞれ演じる。歩美が初めて“ツナグ”として母と再会させた畠田役にはドラマ「お義父さんと呼ばせて」などの遠藤憲一。歩美の同級生でケンカ別れした親友に会いたいと願う嵐美砂役には『桐島、部活やめるってよ』や『バースデーカード』の橋本愛、事故で亡くなった嵐の親友・御園奈津役にはドラマ「馬子先輩の言う通り」や『雨にゆれる女』の大野いと。その他佐藤隆太、桐谷美玲、浅田美代子、八千草薫、仲代達矢らも出演。監督には昨年公開の『僕だけがいない街』や放送中のドラマ「A LIFE~愛しき人~」などを手がける平川雄一朗。テーマ曲「ありがとう」をJUJUが担当する。生と死、それぞれの世界でお互いを想う人々を描くことで“本当に大切なもの”とは何かを問いかける金曜ロードSHOW!『ツナグ』は2月3日(金)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年02月03日和菓子の型と和紙でオブジェや雑貨を作るアーティスト・永田哲也の展示・販売会「永田哲也展」が、2016年12月26日(月)から2017年1月15日(日)まで、東京・青山のスパイラル・MINA-TOで開催される。永田哲也は、過去に実際に使用されていた物からその形を採集し、新しく三次元の立体作品を制作することを得意とする現代美術家。日常にもっとアートを取り入れて欲しいとの思いから雑貨やインテリアなども幅広く手掛けている。そんな永田の代表作といえるのが、和菓子の型と和紙を使った「KIOKUGAMI 和菓紙三昧」シリーズだ。和菓子を作るときに実際に使用されていた型に、和紙を貼り込み仕上げる。使用する和紙は、茨城県の指定無形文化財に指定されている「西の内紙」。モチーフとなるのは、宝船や松竹梅、鯛などおめでたいものばかりだ。かつて、七五三や結婚といった慶事の際に祝いの気持ちを込めて和菓子を捧げていた日本の風習からインスピレーションを得て作品は生まれている。会場には、手のひらにのせると動き出す「ビクビク」や、立体的な花モチーフのカード「ハナカード」など小物を中心に展開。さらに、絵画作品のように壁にかけて愉しむ大型作品も待望の披露となる。【イベント詳細】永田哲也展会期:2016年12月26日(月)~2017年1月15日(日)※会期は変更になる場合有。※2016年12月30日(金)~2017年1月3日(火)はスパイラル全館休館。会場:MINA-TO住所:東京都港区南青山5-6-23スパイラル1F・和菓紙 吊り飾り 100,000円~・和菓紙 差し飾り 35,000円~・ビクビク 3,500円~・ビョンビョン 2,800円~
2016年12月25日「第45回 ベストドレッサー賞」の発表・授賞式が11月30日、都内で行われ、受賞した松下奈緒、菅田将暉、別所哲也、小池百合子東京都知事、岡崎忠彦ファミリア代表取締役社長、漫画家の荒木飛呂彦、レスリングの伊調馨選手が出席した。ファッションをキーワードに、ファッション産業界の発展と各界の文化交流を目的に政治、経済、学術、文化、芸能、スポーツなどの各分野で時代をリードした著名人に贈る同賞。1972年のスタートから第45回を数える今年は、芸能界から松下奈緒が芸能部門、菅田将暉が芸術部門、別所哲也がインターナショナル部門でそれぞれ受賞。ほか、小池百合子東京都知事が政治部門とウールマーク賞のダブル受賞に輝き、岡崎忠彦ファミリア代表取締役社長が経済部門、漫画家の荒木飛呂彦が学術・文化部門、レスリングの伊調馨選手がスポーツ部門にそれぞれ選ばれた。普段はデニムやTシャツといったカジュアルな服装を好んで着用しているという松下だが、この日は透け感のある黒のドレス姿で登壇。「物心ついた時からベストドレッサー賞は耳にしていたので、まさか自分が皆さんとご一緒に壇上に上がると思ってもいなかったので、うれしかったです」と受賞を喜び、「普段は都合がいいものや着心地がいいもの、楽に走るのではなくてちょっとオシャレに見えるものが凄く好きです」と日頃のファッションポイントも解説。また、「勝負服」とかけて「女性として勝負することは最近あった?」という質問には苦笑いを浮かべながらも「そんな日が来る時の心づもりはしているんですけど、なかなか。いつ来るのかな(笑)」と自虐的に語りながら、クリスマスの予定も「多分仕事だと思いますね。仕事終わりは多分忘年会になっちゃうんじゃないかなと思っています」と話した。芸術部門を受賞した菅田は、祖父が仕立て屋だったようで「僕は自宅出産で、その仕立て屋のお店の2階で生まれました」と明かしつつ、最近は自ら服を作っているといい、「表に出せるものではありませんが、洋服が好きなので構造を知ってみたかったんです。1枚の布が袖になった時は感動しました。僕にとっては大事な時間ですね」と祖父の血が騒いでいる様子。そんな菅田の目標は「自分が作った洋服で、いつかこういう華やかな場で着てみたいです。それも一つの目標ですね」と意欲を見せていた。
2016年12月01日「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」(SSFF&ASIA)と環境未来都市にふさわしいまちづくりを進める横浜市は、横浜市を舞台にしたショートフィルム『一粒の麦』を製作することを発表した。「SSFF&ASIA」は、俳優の別所哲也が代表を務める米国アカデミー賞公認の国際短編映画祭。1999年に東京・原宿で誕生し、来年6月で19回目の開催を迎える。オフィシャルコンペティションをはじめ、「音楽」「環境」「CGアニメーション」など、様々なカテゴリーのプログラムで構成されている。別所さんは、2008年に日本初のショートフィルム専門映画館ブリリア ショートショート シアターを横浜市に開設し、映画祭の開催やクリエイターの育成などに力を注ぎ、また2013年からは映画祭内に横浜の名を冠した「FutureCity Yokohama Award」を設立するなど、横浜市と連携した取組を進めながら新たな取組を協議してきた結果、今回共同でショートフィルムの製作に至ったのだそう。日本のパン発祥の地のひとつと言われる横浜。今回のショートフィルムは、この事実と横浜市内に小麦畑があるという驚きから生まれた作品で、横浜・元町に実在する横浜一古いベーカリーをモデルに製作。劇中に登場するパン屋4代目店主が、創業当時のパンの味を取り戻そうと奔走するこの物語は、大地の恵みを味わう喜び、そして多彩な背景を持つ人々の共生・絆を描き出す。メガホンをとるのはショートフィルム『胡同の一日』で、「SSFF&ASIA 2008」で日本人として映画祭史上初のグランプリを受賞した鈴木勉監督。この作品を通じて、緑豊かな自然環境や、地域における人と人とのつながり、歴史と伝統を尊重しながら多様性を受け入れ、新たな価値を生み出してきた横浜のまちの魅力を発信していく。林市長は「この作品を通じて、地域における人と人とのつながり、歴史と伝統を尊重しながら多様性を受け入れ、新たな価値を生み出してきた横浜のまちの魅力を発信したい。横浜は港町のイメージが強いが、郊外にある 緑豊かな横浜が映し出されることも期待しています」とコメントし、別所さんは「多様性にとんだ国際都市"横浜”の文化発展の一翼を担うことができたら幸い」と語り、そして鈴木監督は「みなとみらい、日本大通り、そして小麦畑など横浜の豊かなロケーションを活かした画が撮れることを楽しみにしています」とこれからの撮影に向けて意気込んだ。『一粒の麦』は 環境未来都市関連イベントや市民利用施設、特設サイトなどにて活用するほか、SSFF&ASIA 2017にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年09月14日NHK Eテレで10月にスタートする語学番組の新シリーズ『旅するユーロ』の発表会見が行われ、別所哲也、東儀秀樹、常盤貴子、平岳大が出席した。NHK Eテレでは、ヨーロッパ4言語(ドイツ語、イタリア語、フランス語、スペイン語)の語学番組を『旅する○語』と題して10月からスタート。『旅するドイツ語』(10月3日~ 毎週月曜日 23:25~)には別所哲也、『旅するイタリア語』(10月3日~ 毎週月曜日 24:00~)には東儀秀樹、『旅するフランス語』(10月4日~ 毎週火曜日 24:00~)には常盤貴子、そして『旅するスペイン語』(10月4日~ 毎週火曜日 24:25~)には平岳大が登場し、それぞれが欧州各国を旅しながら各国の言葉を学習するというものとなっている。フランスのパリとアルザスを旅したという常盤は「とにかく街が美しかったです。ファッションや雑貨もそうだし、ビルや文化も素敵で、女性にとってパリは魅力的な街ですね。いつもの旅とは違うフランスの文化を見ることができた旅でした」と満足げ。常盤が訪れたパリでは昨今、同時多発テロ事件が起こるなど、不安要素が多い街だが「私はパリが大好きだし、パリには今も生活をしている方がいるので、今のパリを見てもらおうと半ば強引にお願いしました。だから今のパリを見ていただけると思います」と振り返り、「本当に自分の好きなことにまつわることは、興味が深まっていくと思います。何かやってみたいと思ったならば、試してみるのは人として豊かになると思うし、皆さんにも体験していただけたらと思います」とアピールした。スペイン語を担当した平は、『テレビでスペイン語』(2013年4月~2014年)に続く語学番組2回目の出演。今回は実際にスペイン・バスク地方を訪れたが、「単語のスペルを覚えるとかではなく、実際に体感して出てくる言葉の方が早く身につくような気がしますね」と生のスペイン語を肌で感じた様子。その平は7月に一般女性との結婚を発表したばかりだが、「プロポーズはスペイン語?」という報道陣の質問に「アモーレです(笑)」と笑顔で答えていた。
2016年08月19日女優・藤原紀香が6日、東京・新国立劇場で行われた主演ミュージカル『南太平洋』の公開稽古に、共演の別所哲也、太川陽介とともに出席した。同作は、1950年に初演をむかえ、トニー賞9部門を受賞。さらに、ミュージカルとしては初めて、ピューリッツァー賞(ドラマ部門)を受賞した。『サウンド・オブ・ミュージック』『王様と私』を手がけるロジャース&ハマースタインコンビにより、第二次世界大戦中の南太平洋の島にあるアメリカ海軍基地で繰り広げられる恋物語を描く。3月30日に歌舞伎役者・片岡愛之助と婚姻届を出した新婚の藤原。舞台上では水着姿でのシャンプーするシーンや、イケメンたちに囲まれてセクシーな衣装姿を披露するシーンもあるが「仕事ですので」とさらっとかわし、結婚生活は「幸せです」と宣言した。また、共演の別所は「舞台上の恋人は僕なんで」と、愛之助にあいさつしたことを明かした。藤原が、全国13カ所をまわるツアーの楽しみは「貸切バスの旅」と語ると、テレビ東京系バラエティ番組『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』シリーズで漫画家の蛭子能収と旅をしている太川は「貸切だから、いつもより楽」と本音をのぞかせた。さらに「蛭子さんがいないからね」と発言し、周囲を笑わせた。
2016年07月06日アジア最大級の短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2016」のアワードセレモニーが13日、都内で開催され、黒木瞳、テリー伊藤、加藤雅也、秋元梢、HIRO、知英、斎藤工、叶美香、神田うのらが出席した。俳優の別所哲也が1999年より主宰する同映画祭は、日本で初めて誕生した国際短編映画祭。アメリカのアカデミー賞にも公認され、グランプリ作品にはアメリカのアカデミー賞短編部門ノミネートの選考対象となるなど、日本のみならず海外からも注目を集めている。 18回目を迎える今年のオフィシャルコンペティションは、5,465作品もの作品が集まり、この日は各部門優秀賞の発表や上映が行われ、グランプリはインターナショナル部門からハンガリーのクリストフ・デアーク監督作品『合唱』に決定した。クリストフ監督は「全く予期していなかったので、本当に感謝しています。クルーとキャストたちにお礼を言いたいですね。審査員の皆さんも僕の作品を気にってくれたみたいで、本当にありがとうございます」と感謝の言葉。審査員を務めた黒木瞳は「監督さんの思いや表現のこだわり、なぜそのテーマを扱ったのかよく分かるのが短編映画の強みだと思います。物語の結末が充実しているところを注目して審査しました。本当におめでとうございます」と受賞者に賛辞を惜しまなかった。クリス・ペプラーと授賞式のMCという大役務めた知英は、総額2,000万円のブルガリのアクセサリーとドレス姿で登壇。授賞式前のレッドカーペットイベントでは、スリットの入ったセクシードレスから生足を見せて報道陣や観客を魅了し、「ショートフィルムの映画祭に参加でき、しかもこの場にいられて本当にうれしいです」と満足げ。その知英が主演した映画『Life is…』の話題となり、「(監督の)レスリー・キーさんとは写真しか撮っていませんでしたが、映像の作品を撮れて新鮮だったし楽しかったです」と振り返っていた。○「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2016」受賞作品グランプリ&インターナショナル部門 優秀賞『合唱/Sing』(ハンガリークリストフ・デアーク監督)アジア インターナショナル部門 優秀賞(東京都知事賞)『キープ・ゴーイング/Keep Going』(韓国 ゴン・キム監督)ジャパン部門 優秀賞(東京都知事賞)『眠れない夜の月/Moon of Sleepless Night』(日本 八代健志監督)CGアニメーション部門 優秀賞『アイスコーヒー/Cold Coffee』(フランス フランソワ・ルロワ/ステファニー・ランザック監督)Fashion Short of the Year 2016『Comfort』(Grant Curatola & Louis Levy監督)Brillia Luxury アワード『アナーザー ティー?/Another Tea?』(日本 古波津陽監督)『思いやり/Will and Charity』(コロンビア ブラミール・ビスカーヤ監督)ひかりTVアワード『ソシオパス/Sociopaths』(日本 A.T.監督)
2016年06月14日アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」のアワードセレモニーが6月13日(月)、明治神宮会館にて行われ、斎藤工や黒木瞳など、豪華審査員らがレッドカーペットを楽し気に歩いた。映画をこよなく愛することで知られる俳優・別所哲也が1999年に立ち上げた「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」は、今年で18回目を迎えた。年々盛り上がりが増す中、今年は例年より期間を延長し、アワードセレモニー後も6月26日(日)まで上映は続く。プレゼンターとして登壇した斎藤さんは、ひかりTVアワードを受賞した『ソシオパス』のメガホンをとったA.T.監督について、「昔、A.T.監督と仕事をしたことがあり、個人的な作品の映像美に驚きました。A.T.さんの実力で勝ち取られた賞、おめでとうございます」と満面の笑みをみせた。そして、栄えあるグランプリを受賞したのは、ハンガリーの『合唱』。おとなしい10歳の少女・ジョフィーが、校内で有名な合唱団に入り、一致団結して合唱団の指揮者である先生に立ち向かう物語。クリストフ・デアーク監督は、「全く予期していなかったので、本当に感謝しています」と、驚きと感動が入り混じった表情を浮かべ、「素晴らしいクルー、役者、家の者もとても喜ぶと思います。重いトロフィーなので、フライトをアップグレートしないと持って帰れないかも」と、最後にはジョークを飛ばせるほど、余裕のコメントを寄せた。今回、審査員を務めた黒木さんは、「優秀賞の3作品ともに、大好きな作品でした。拝見していて、監督の想いや表現のこだわり、なぜそのテーマで作品を作ったか、すごくよく分かりました。物語の結末がいかに充実しているかに注目して、審査しました」と、ショートフィルムならではの選定について述べた。同じく審査員の佐藤信介監督も、「3作品、ジャンルもバラバラなんですけど、どれもプロとして出してもおかしくないほど。見れた僕のほうが感謝したいくらい」と、作品のクオリティについて絶賛していた。そのほか、レッドカーペットには加藤雅也、クローデット・ゴッドフリー、テリー伊藤、秋元梢、さとうけいいち、杉山知之、河瀬直美、HIRO、知英、クリス・ペプラー、レスリー・キー、LiLiCo、別所哲也、森友嵐士(T-BOLAN)、神田うの、叶美香、パンツェッタ・ジローラモ、ジローラモ、伊藤歩らが登壇した。<「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」2016/おもな受賞結果一覧>グランプリ作品 インターナショナル部門 優秀賞:『合唱』(ハンガリー)アジアインターナショナル部門 優秀賞(東京都知事賞):『キープ・ゴーイング』(韓国)ジャパン部門 優秀賞(東京都知事賞):『眠れない夜の月』CGアニメーション部門 優秀賞:『アイスコーヒー』(フランス)ファッションショートオブザイヤー:『Comfort』Brillia New Luxury アワード:『アナザー ティー?』(日本)/『思いやり』(コロンビア)ひかりTVアワード:『ソシオパス』(cinamacafe.net)
2016年06月13日「白鳥麗子でございます!」といえば、昭和世代には懐かしの名作として胸を熱くする方も多いだろう。世間知らずの超お嬢さま・白鳥麗子と、庶民の秋本哲也との波乱万丈の恋模様を描いた漫画で、発行部数はゆうに1,700万部を超えた。このたび、20年のときを経て新たにドラマとしてカムバックし、さらには劇場版『白鳥麗子でございます! THE MOVIE』として6月11日(土)よりスクリーンでお目見えになる。秋本哲也役には初代に萩原聖人、2代目に松岡俊介と時代を彩る色男が務めてきたが、3代目として白羽の矢が立ったのが、男性グループ「BOYS AND MEN」、通称“ボイメン”のリーダー・水野勝。ボイメン聖地の名古屋では、現在レギュラーが14本(!)という売れっ子ぶりで、2016年は映画『復讐したい』の主演に続き本作が2作目の公開と、全国区へのブレイクに大手をかけている。水野さん本人は「俺はイケメン“風”なだけなんで」と、いたって謙虚にほほ笑むも、ひとたび芝居のことになると表情を引き締め、作品と役に対する滾る思いをのぞかせた。好評のうちに放送を終了したドラマ版「白鳥麗子でございます!」では、哲也が河北麻友子演じる麗子さまに振り回され、終始フラフラするという、やや情けない男にも映った。そんな哲也について、水野さんは「いやあ、男としてはダメだと思いますよ」と一蹴するも、劇場版ではそんな哲也の成長が見られると話す。「ドラマ版から客観的に哲也を見ていて、『一途にいけよ!』と思っていましたが、劇場版ではだいぶ変わっているので、『ようやく哲也わかったか!』ってうれしくなりました」。哲也の成長した行動のあらわれのひとつとして、とにかく「走る」という動きの演技が挙げられるだろう。麗子を追いかけ、救い、守るためにダッシュをする姿が精悍で清々しい。「確かに、今回走るシーンがたくさんありました。全部麗子さんのために走っているんですよね。麗子のために行動がとれるようになった哲也は、素敵になったなと思いました。愛する人のためだったら、人って何でもできると思うんです」。…となると、水野さんも愛する人のためなら猪突猛進タイプ?「僕は恋愛モードの本気スイッチが入りづらいタイプで、自分で分析すると、熱しにくく冷めにくいんです。スイッチが入ると長いので、実は過去に6年間以上片思いしていたこともあるくらいで(笑)。好きになってしまえば熱いほうかもしれないですね」と、表情をゆるめた。ちなみに、麗子さんタイプは「…苦手(笑)」だそう。水野さんはスカウトされ、芸能界にデビューしてから無我夢中に走り続けてきた。舞台、ラジオ、雑誌、テレビと様々な媒体で活動してきたが、自分の原点は「芝居です」ときっぱり言い切る。「いまグループでいろいろ活動させていただいていますが、僕の核となっているものは演技なので、そこだけは譲ってはいけないと思っているんです」。役者としてのこだわりを聞けば、「人としても役者としても嘘はつきたくないんです。映画やドラマはフィクションかもしれませんが、本気で演じている嘘と、何となく演じている嘘は違うので、嘘だけはつかないように作品と役に向き合っているつもりです」と、熱を帯びて答えた。作品の観方や受け取り方は千差万別だからこそ、全力で今の自分ができるものを届けたいと、さらに水野さんは言葉を重ねた。「観客には100%のものを見せることは当たり前なので、100%のものを見せるつもりでいつも臨んでいます。でも、演技という仕事自体に100点はないので、永遠に勉強していくお仕事だと思っています」。ますますの飛躍に、期待がかかる。(photo / text:Kyoko Akayama)
2016年06月10日6月3日から26日まで、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2016」(以下、SSFF & ASIA)が東京・横浜で開催されます。ショートフィルムとは、いつも私たちがイメージする2時間の作品とは違って1~25分程度の短い映画。今回上映される作品は全部で約200本!一部の有料イベントを除き、上映はすべて無料で楽しめます。グランプリに選出された作品は、米国アカデミー賞短編部門のノミネート選考対象に。つまり、この映画祭ではじめて発表された作品が、アカデミー賞を受賞することもあり得るのです。とはいえ、「ショートフィルムって、よくわからない。どう見ればいいの?」という人も多いはず。「ショートショート実行委員会」PRマネージャー・高橋秀幸さんに、SSFF & ASIAの歴史・概要やショートフィルムの魅力についてお聞きしてきました。■実は俳優の別所哲也さんが代表のイベントSSFF & ASIAが始まったきっかけは1997年、俳優の別所哲也さんがロサンゼルスでショートフィルムを見たこと。「どうせたいしたことないだろう」と思っていたところ、実際に見てみるとその魅力に引き込まれたそう。そのころ日本ではショートフィルムという言葉すらなく「短編映画」。今よりもずっとマイナーなジャンルでした。映画祭としてのお手本は、ロバート・レッドフォードが主催しているサンダンス映画祭。別所さんが友人に誘われて参加した際、監督・俳優と地元の人たちがコーヒー片手に感想を語り合う自由な雰囲気に感銘を受けたそうです。1999年に開催された第1回は、約30本の作品を上映するイベントでした。その後、年々規模を拡大。2004年には、米国アカデミー賞公認の映画祭として認定されました。18年目の今年は約6,000本の応募作品が集まる一大イベントへと成長しています。■高橋さん太鼓判の4つのショートフィルム今回の部門は「オフィシャルコンペティション」「CGアニメーション部門」「ミュージックShort部門」「地球を救え!部門」など計7つ。その他にスペシャルプログラムが用意されています。カンヌプログラム、アカデミー賞プログラムのほか、国別の特集も。高橋さんにおすすめの作品をお伺いしたところ、ベルギーと日本の友好150周年を記念したベルギー特集など4つの作品を挙げていただきました。『乗り出し危険』は、長編作品でも活躍しているジャコ・ヴァン・ドルマル監督がクレルモンフェラン国際短編映画祭でグランプリを取った秘蔵作品です。(1)『乗り出し危険』監督:ジャコ・ヴァン・ドルマル/ベルギー/13:44/1985特別上映作品では、マーティン・スコセッシ監督のコメディ映画『オーディション』。ロバート・デ・ニーロ、レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピットが出演しています。また、米アカデミー賞主演女優賞に輝いたブリー・ラーソンが共同監督&出演する『オモイ想い』も見てほしい作品のひとつだといいます。いずれも国内初上映です。(2)『オーディション』監督:マーティン・スコセッシ/出演:ロバート・デ・ニーロ、レオナルド・ディカプリオ、ブラット・ピット/アメリカ/16:00/2015(3)『オモイ想い』監督:Dustin Bowser & Brie Larson/アメリカ関連イベントもたくさんあります。「観光映像ベストセレクション上映」では、第5回観光映像大賞の中から、坂口健太郎出演『大好きな人に、会いに行く』を特別上映。茨城県のねば~る君など全国のご当地キャラたちもゲストとして登場します。(4)『大好きな人に、会いに行く』出演:坂口健太郎、森カンナ/石川県金沢市/4:47そのほか「地域プロモーション映像の作り方講座」など、セミナー形式のイベントも多数開催されます。■各国の映画にはお国柄が出ていて面白い!最後に高橋さんから、SSFF & ASIAの楽しみ方について教えていただきました。「1つのプログラムの中で4~5本上映されるので、一度にいろんな国・様々なジャンルの作品を見ることができます。また、その国の文化が色濃く反映されるというのもショートフィルムの特徴と言えますね」高橋さんによると、アメリカやヨーロッパの作品はSNSなどの新しい技術が作品に登場する一方、アジアの作品は暮らしに寄り添うものが多い、とのこと。それぞれの国の特性が見えるのは面白いですね。「もしかすると、ショートフィルムって小難しいとか実験的とか、そんなイメージを持っている方が多いのかもしれませんが、そんなことはないですよ。楽しい作品もいっぱいあります。無料なので、まずは気軽な感覚で見にきてほしいですね」と話す高橋さん。*実は筆者も2年前に初めてSSFF & ASIAに参加し、その世界観に魅了されました。1日に10本くらい見ると、必ず1~2本は「あれ、面白かったなぁ」という作品に出会えます。ふだん2時間の映画しか見ない方も、ぜひショートフィルムの世界に触れてみてください。(文/村中貴士) 【取材協力】※高橋秀幸・・・ ショートショート実行委員会PRマネージャー 【参考】※ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2016
2016年06月03日6月2(木)~6月26日(日)の期間、東京・横浜の6会場で開催される「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2016(SSFF&ASIA)」にて、『海よりもまだ深く』が公開中の是枝裕和のワークショプが開催されることがこのほど決定した。米国アカデミー賞公認のアジア最大級の国際短編映画祭として開催される同映画祭では、未来を担うクリエイターを発掘し、次代を切り開く若き才能への支援するプロジェクト「LEXUS SHORT FILMS」を2013年より発足。3度目の開催となる今年は、初めて世界中から映画監督を一般公募し、4,000を超える作品の中から4人の監督を選出され、LEXUSの掲げる“Anticipation(予見)”をテーマにした作品が制作された。「LEXUS SHORT FILMS SPECIAL EVENTS 2016」として、3つのプログラムが実施される本年度は、若き日本人クリエイターが海外で活躍するためのサポートを目指し、カンヌ国際映画祭の常連であり世界を舞台に活躍する是枝監督を講師に招くワークショップを開催。詳細は追ってWEBにて発表される。是枝監督は、ワークショップ講師を快諾した経緯について「海外で活躍している日本人監督がまだまだ多くなかったり、そもそもつい日本人は、日本の中に閉じてしまいがちな所がある。僕も実はずっと課題に思っていた部分だったので、是非やらせて欲しい」と返事をした旨を語っており、また「グローバルで戦うとはどういうことなのか、僕の経験の中から、お伝えしていきたいと思っています」とコメントしている。さらに同映画祭では6月10日(金)、マギーと「SSFF&ASIA」代表の別所哲也によるスペシャルトークショーが、青山の「INTERSECT BY LEXUS - TOKYO」にて開催される。また、同会場では「SSFF&ASIA」のオープニングセレモニーでワールドプレミアされたアレクシィ・ミシャリク監督による『Friday Night』の特別上映や、「SHORT FILM THEATER」と題して、別所さんセレクトによる米国アカデミー賞短編部門の受賞作品や歴代の「LEXUS SHORT FILMS」作品が上映される。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2016(SSFF&ASIA)」は、6月2(木)~6月26日(日)開催。(text:cinemacafe.net)
2016年06月02日米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2016」のオープニングセレモニーが2日(木)都内で行われ、話題賞のプレゼンター・奥田瑛二、インターナショナルショートフィルム企画コンペ・プレゼンターの「EXILE」AKIRA、フェスティバルアンバサダーのLiLiCo、同映画祭代表の別所哲也らが来場した。娘・安藤サクラ主演の短編映画『SEED』が話題賞を受賞したことから、父親である奥田さんがプレゼンターとして、斎藤寛朗プロデューサーにトロフィーを授与。奥田さんは同映画祭のコンセプトショートフィルムに出演しており「俺がこの場にいたら、ただの親ばかだろ。(コンセプトショートフィルムに出演していたのが)唯一の救い」と照れ笑い。客席にいた妻でタレントの安藤和津も急遽登壇し、夫婦ツーショットに奥田は「最近は仲がいいんですよ」と照れると、妻・安藤も「やっと夫が家に帰ってきてくれた」とジョークで返していた。コンセプトショートフィルムでは女装姿で初老女性を演じた奥田さん。「女性役と言われて“やった!”と思った。家を掃除していたらヌーブラが出てきて、体のどの部分に貼ったらいいのかと思ったけれど、体に貼るだけで老婆になれた」と話し、「もっと汚れた老婆にチャレンジしてもいいかも」とも。その姿に妻・安藤さんは「女性役、似合っていますね。アッチの世界に行ってしまうな、と覚悟しました」とジョーク交じりにも高評価だった。また奥田さんは「ショートフィルムでしか出来ないことがある。親子で何かやれたらいいな。長女の安藤桃子が監督したら面白い」と家族総出演のショートフィルム製作にも意欲的だった。インターナショナルショートフィルム企画コンペ発表時にプレゼンターとして登場したAKIRAは「ダンスやパフォーマンスなど体全体で表現するのが好きなので、チャールズ・チャップリンのような無声映画をやりたい。笑って泣けるのもいいし、ラブストーリーもやりたい」と自身主演のショートフィルム企画を妄想。LiLiCoが「相手役をぜひ!」と前のめりになると「相手役のオーディションは自分でやりたい…」とやんわり拒否してしまう場面も。第18回目の開催となる今回は、世界各国から集まった6千本以上の中から200作品を7つの部門とそのほかの特別プログラム内で上映。特別上映作品としては、マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ&ロバート・デ・ニーロ&ブラット・ピットが本人役で出演する『オーディション』、ブリ―・ラーソンが共同監督・出演する『オモイ想い』などが本邦初公開される。「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2016」は、表参道ヒルズ スペース オー、ブリリア ショートショートシアターほかで6月26日(日)まで開催中。(text:cinemacafe.net)
2016年06月02日18回目の開催となる米国アカデミー賞公認のアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2016(SSFF & ASIA)」が、6月2日から26日の会期に開催される。今年は、世界100を超える国と地域から集まった約6,000本の作品の中から厳選された約200作品を7つの部門とその他の特別プログラム内で上映。表参道ヒルズ スペース オー、ラフォーレミュージアム原宿、シダックス・カルチャーホール、アンダーズ 東京 Andaz Studio、iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ、ブリリア ショートショート シアターの6会場で上映される。今年もメディアパートナーには、13年より同映画祭のメディアパートナーを務めているコンデナスト・ジャパンが決定。雑誌を軸にウェブサイト、SNS、電子雑誌などを通じたコンテンツの発信を行うコンデナスト・ジャパンは、同映画祭のために、ショートフィルムの魅力や歴史、上映作品紹介、イベント情報などの発信に加え、同社の特設ウェブサイトにおいて、SSFF & ASIAとともに『VOGUE JAPAN』や『GQ JAPAN』がセレクトした世界のショートフィルムを配信していく。また、この度上映作品のラインアップも発表。特別上映作品では、アカデミー賞主演男優・女優賞に輝いたレオナルド・ディカプリオとブリー・ラーソン出演のショートフィルムを国内初上映する。マーティン・スコセッシが監督を務めたディカプリオ出演の『オーディション』は、主役の座を争うディカプリオとロバート・デ・ニーロがカジノで遭遇するというコミカルな設定になっており、ふたりはそれぞれ本人役で出演する他、ブラット・ピットも出演する。ブリー・ラーソン出演の『オモイ想い』は、自身が共同監督としてもクレジットされている作品となっている。その他、世界的注目を集めるフランス人アーティストのJRによるインスタレーションと名優ロバート・デ・ニーロの語りでエリス島の記憶を呼び起こす『エリス』や、イランで最も人気のある監督のひとりであるモフセン・マフマルバフが監督を務める『テナント』をはじめ、『僕はうまく話せない』、『アヴェ・マリア』、『アイ・メット・ザ・ウォルラス』、『乗り出し危険』、『ママ(たち)』、『Two of Five + Coccix Encia 』、『レジ袋の旅』、『ヒナギクの花輪』、『Little Shimajiro』、『World Never Cease』、『7 レターズ』などの作品が上映される。また、6月4日の“ショートフィルムの日”には、写真家のレスリー・キーが初監督した、ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)のコレクションをフィーチャーしたショートフィルムの上映イベントが行われたり、6月5日には表参道ヒルズ スペース オーで、世界最大のドローン企業DJIによるセミナー「ドローン クリエイティブセミナー ~DJIがもたらす映像クリエイティブの未来~」も予定されている。SSFF & ASIA代表の別所哲也は、「SSFF & ASIAは、映画祭というプラットフォームにおける“価値付け機関”としての役割を意識して活動してきました。また、ファッション界でも活気付くショートフィルムの息吹を感じ、2014年より『Fashion Short of the Year』として、プラダがウェス・アンダーソン監督とコラボレーションした『カステロ・カヴァルカンティ』などを表彰してきました。2015年からは『ファッションショートプログラム』を映画祭内に設置しています。このパートナーシップ関係を機に、ファッション・カルチャー・ライフスタイルなどの分野で先鋭的な情報を発信するコンデナストとともに、時代を切り取るようなショートフィルム・動画コンテンンツの価値を広く提供していきます」とコメントしている。
2016年04月21日米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)2016」の特別記者会見が19日(火)日本外国特派員協会で行われ、レスリー・キー、行定勲監督、LiLiCo、別所哲也が出席した。故郷・熊本市で被災し、今朝帰京した行定監督は「皆さんの沢山の声が届いています。ありがたい言葉を頂いたことに感謝したい」としながら「現地の人たちは余震が怖くて、家に帰れない状態にある。僕自身、東京に戻ってきて風が吹いてビルがきしむだけで、身構えてしまう。こういったストレスに皆が陥っている」と、実体験を交えて被災地の人々の状況を代弁。続けて「熊本城も被災して復旧まで20年かかると言われているけれど、傷んでしまった部分を修復するまで、復興や美しい熊本を取り戻そうという気持ちでいっぱい。自分はいまどうするべきか、そして現地で復興活動する方々に対して我々がどのように支援するべきかを考えている。もし知恵があれば貸してほしい」と呼びかけた。また現地入りしている熊本県出身の俳優・高良健吾とは共に給水活動を行ったといい「彼は凄く熊本愛に溢れている人間。いてもたってもいられなかったんだと思う。彼は水が必要なところを確実に自分でルートを見つけていたので、迷惑のかからないように夜中に現地入りしてきた。今日も熊本のどこかで水を運んでいるはず」と明かした。一方、LiLiCoさんは2011年3月11日の東日本大震災をふり返り「震災当時、バラエティ番組に出演するのは早いかな?と思ったけれど、被災地の方から“いつものLiLiCoさんでありがとう”などのメールやFAXをもらった。まだまだ大変なときだとは思うけれど、元気を送りたい」と自らのタレントとしての使命を口にした。第18回目の開催となる今回は、世界各国から6千本以上の応募があり、その中から厳選された200作品を7つの部門とそのほかの特別プログラム内で上映する。特別上映作品としては、マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ&ロバート・デ・ニーロ&ブラット・ピットが本人役で出演する『オーディション』、ブリ―・ラーソンが共同監督・出演する『オモイ想い』などが本邦初公開される。「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2016」は、表参道ヒルズ スペース オー、ブリリア ショートショートシアターほかで、6月2日(木)から6月26日(日)まで開催。(text:cinemacafe.net)
2016年04月19日BS11では、4日からスタートする新ニュース番組『報道ライブ MOVE UP22』毎週月~金曜22:00~22:54)など3番組の見逃し配信を、同局のYouTube公式チャンネルで実施する。『報道ライブ MOVE UP22』は、当日放送された番組のゲストとのトークコーナー(約30分)を切り出し、同日24時に配信を開始。また、4月7日スタートの『関根勤 KADENの深い夜』(毎週木曜23:00~23:30)は、放送が終了した23時30分に、『アニゲー☆イレブン!』(毎週木曜23:30~24:00)も、放送が終了した24時から、番組全編を配信する。どの番組も、配信期間は2週間となっている。
2016年04月02日米国アカデミー賞公認のアジア最大級の国際短編映画祭である「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」(以下:SSFF&ASIA)が今年も開催。6月2日(木)~6月26日(日)の期間、約200作品が上映される。「SSFF&ASIA」は、新しい映像ジャンルとして「ショートフィルム」を日本に紹介するため、米国俳優協会(SAG)の会員でもある俳優の別所哲也が、1999年に東京・原宿で創立。2001年に「ショートショート フィルムフェスティバル(SSFF)」と名称を改め、2004年には米国アカデミー賞公認映画祭として認定。これにより、オフィシャルコンペティションから選出されるグランプリ作品は、次年度の米国アカデミー賞短編部門のノミネート選考対象作品となり、日本からオスカー像を手にする若手が出現する可能性への架け橋となった。また、アジア発の新しい映像文化の発信・新進若手映像作家の育成目的から、同年に「ショートショート フィルムフェスティバル アジア(SSFF AISA 共催:東京都)」が誕生。現在、この2つの映画祭を「SSFF&ASIA」として開催している。2008年には、横浜みなとみらいにショートフィルム専門映画館「ブリリア ショートショート シアター」が設立され、映画祭としてはこれまでに延べ32万人を動員している。昨年の来場者数は17,206人を記録した同映画祭は、今回で18回目の開催を迎える。今年は、2016年に開催されるブラジル・リ オデジャネイロのオリンピックにちなみ、「お祭り」としての映画祭の再定義を目指した「Cinema Carnival ~Explore Your Emotions~」をテーマ掲げ、100を超える国と地域から約6,000本の作品が集結。開催期間も延長され、オフィシャルコンペティションをはじめ「音楽」「環境」「CGアニメーション」など、7つの部門とそのほか特別プログラムで構成される約200の作品が上映される。なお、昨年に引き続きフェスティバルアンバサダーを映画コメンテーターのLiLiCoが担当。上映作品・イベントなど詳細ラインナップの発表は4月下旬を予定し、オープニングイベントは6月2日(木)に執り行われ、一部を除く各部門の優秀賞・グランプリ作品は6月13日(月)に行われる授賞式で発表される。「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2016」は、6月2日(木)~6月26日(日)開催。(text:cinemacafe.net)
2016年03月16日プロ野球・横浜DeNAベイスターズ前監督の中畑清氏が24日、東京・御茶ノ水のBS11本社で行われた同局4月改編発表会に登場し、自らMCを務める新番組の抱負を語りながら、「実際に成功するかどうかは分かりませんけど…」と意外な弱気を見せた。中畑氏は、4月8日にスタートする新番組『中畑清 熱血!スポーツ応援団』(毎週金曜20:00~20:54)のMCに就任。メジャーからマイナーまで、幅広いスポーツのアスリートを紹介し、そのがんばりにスポットを当てていくという内容だ。同会で中畑氏は、直前に登壇した、新番組『報道ライブ(仮)』(4月4日スタート、毎週月~金曜22:00~22:54)MCの別所哲也と中島静佳の真面目な雰囲気を受け、「報道カッコ良かったなぁ」とボヤきながら登場。自身の新番組について「スポーツ以外のジャンルも含めて、メッセージを送れるような番組を作れたら」と力強く意気込みを語ったと思いきや、直後に「ただ、実際に成功するかどうかは分かりませんけど…」と、"絶好調男"に似合わぬ弱気を見せ、会場を笑わせた。また、中畑氏は同番組で「先生になりたいんです」と要望。「こんなお調子者でも、人を育てるための基本とかルールとかマナーをスポーツは教えてくれるんです」と説きながら、「特に野球というスポーツはそうだったんですけど、(覚せい剤取締法違反で逮捕された)清原(和博容疑者)が問題を起こしてしまった。これはやっぱり、人間教育の原点ではないかと思っている」「野球って、ちょっと活躍すればすぐスターになれるんですよ。そこから1年目、2年目、3年目っていうのはすごく大事なんですよね」と持論を述べた。アシスタントMCには、CMで披露した豪快なバットスイングが"神スイング"と呼ばれて話題の、グラビアアイドル・稲村亜美が就任。注目するスポーツを聞かれると、中畑氏と「ゴルフ」でかぶってしまい、「すいませんね、息が合わなくて」とフォローされてしまったが、中畑氏を「すごく明るくてユニークな方」と論評。すかさず本人に「面白いだけじゃないぞ? 中身もしっかりあるぞ?」と合いの手を入れられると、「そういう中身も徐々に知れたらいいなと思います」と見事に掛け合い、早くも名コンビぶりを予感させた。稲村はこの会で、得意の"神スイング"を披露。元西武のカブレラに加え、元中日・横浜などの種田仁ばりのスイングを見せ、会場をわかせた。すると中畑は、種田スイングを見て「おれもそういう風にケツを振ってたんだよ」と切り出し、自らもスイングを披露することに。迫力ある空気を切る音をとどろかせると、会場からどよめきと拍手が起こり、「それなりにね、一流だと言われた選手でしたからね」と得意げな表情を見せていた。中畑はほかにも、番組プロデューサーに「すんなり(オファーを)快諾していただきました」とバラされると「考えに考えて、心配しながら受けたってことにしてるんだから、そういう話してよ!」と慌てたり、質疑応答の時間で挙手してもなかなか当てられない記者に「ずっと手を上げてるのにね。目立たないのかな? 頑張ってね」と声をかけるなど、やはりいつも通りの"絶好調"ぶりを見せ、会を盛り上げていた。
2016年02月24日BS11は24日、東京・御茶ノ水の同局本社で行われた4月改編発表会を行い、平日のプライム帯(19時~23時)で改編率97.6%という大改編を実施することを明らかにした。土日を合わせても70%という改編率で、小野寺徹常務は「ある種クレイジー」と紹介。現在放送中の全てを白紙から見直し、時間帯別にターゲットと戦略を定めた結果、このような大幅改編になったと理由を説明した。この中でも目玉となる番組が、平日22時台に編成する『報道ライブ(仮)』(4月4日スタート、毎週月~金曜22:00~22:54)。これまで21時台に編成してきた報道番組を1時間繰り下げ、同時間帯に放送されている、テレビ朝日『報道ステーション』、BS日テレ『深層NEWS』に真っ向勝負を挑む。月~木曜のMCを務めるのは、俳優の別所哲也。月・火曜は元テレビ東京アナウンサーの八塩圭子、水・木曜は元札幌テレビアナウンサーで日テレNEWS24のキャスターを務めていた中島静佳とタッグを組む。金曜のMCは、日本総合研究所理事長の寺島実郎氏が担当。裏番組との対抗軸として、ゲストを迎えて新たな視点を提示していく番組を目指すとしている。同会には別所と中島が登場。報道番組のMCはたっての希望だったという別所は「1つ1つのニュースの中でも、特に私自身が生活者の目線で気になることを、ちょっと深く掘り下げられる番組に」、一時の母である中島は「ママ目線というのをすごく大切にしながら、報道に関わっていきたいと思っています」と、視聴者と同じ目線でニュースを伝えていくことを強調した。このほかにも、19時台では『大都会』などの大作ドラマを1タイトル2夜連続で放送するという新たな編成を実施。20時台はメインの時間帯と捉え、『中畑清 熱血!スポーツ応援団』など自社制作の新番組を3本投入。21時台も『尾上松也の古地図で謎解き! にっぽん探究』など自社制作番組をそろえ、報道が終わった23時台は新たなコンテンツのチャレンジ枠として、『関根勤 KADENの深い夜』などを編成する。内田克幸取締役マーケティング局長は「局全体としても、BS11が面白そうなテレビ局だと思っていただける変化を、今日この場だけでも感じていただけたのではないかと思います」と、4月編成のラインナップに胸を張った。○BS11 4月改編の主な新番組・ドラマ『大都会』(4月5日スタート、毎週火・水曜19:00~)・韓流時代劇『王の女』(4月7日スタート、毎週木・金曜19:00~)・『あのスターにもう一度逢いたい』(4月5日スタート、毎週火曜20:00~)・『人情ふれあい いいなぁ日本』(4月6日スタート、毎週水曜20:00~)・『中畑清 熱血!スポーツ応援団』(4月8日スタート、毎週金曜20:00~)・『尾上松也の古地図で謎解き! にっぽん探究』(4月5日から毎週火曜21:00~)※枠移動・『ふらり旅 いい酒いい肴』(4月6日から毎週水曜21:00~)※枠移動・『京都・国宝浪漫』(4月7日から毎週木曜21:00~)※枠移動・海外ドラマ『プリズン・ブレイク シーズン1』(4月8日スタート、毎週金曜21:00~)・『報道ライブ(仮)』(4月4日スタート、毎週月~金曜22:00~)・『関根勤 KADENの深い夜』(4月7日スタート、毎週木曜23:00~)・『柳家喬太郎のイレブン寄席』(4月11日スタート、第2・3月曜23:00~)
2016年02月24日イスラエル発のボディケアブランド・サボン(SABON)が、国際短編映画祭「ショート ショート フィルムフェスティバル & アジア(以下、SSF&A)」などを展開するショートフィルムの総合ブランド・ショートショート(ShortShorts)とのコラボレーション企画「SABON Gift Short Film Project」をスタートする。記念日や祝いごと、日ごろの感謝を込めてなど様々な場面で大切な人に贈る“ギフト”。同プロジェクトでは、「SABONのギフトにまつわるエピソード」をテーマに、家族、友人、恋人など大切な人にサボンのアイテムを“ギフト”として贈った、または貰った時のエピソードを一般募集し、選ばれたエピソードがShortShortsによってショートフィルム化される。20日には都内某所にて、同プロジェクトについてのプレス発表会が開催された。SABON JAPNA 代表取締役社長 黒石和宏、ショートショートからはSSF&Aの主宰者で俳優の別所哲也が登壇。別所は「ギフトを送る時に生まれる物語(シーン)をショートフィルムにして、香りと共に真空パックにして世界中に広めたい」と、同プロジェクトについての想い語った。のちに、ゲストとして、サボンの愛好家であるモデルのSHIHOが登場。「ギフトを贈る時の感動が映像に残せる事は、すごく楽しみ」と話した。また、憧れのシチュエーションとして選んだのが、男性がひざまづいてプレゼントを渡すというシーン。それを、そのまま別所が再現。SHIHOは思わず「好きになっちゃいそう」と頬を赤らめ、場を盛り上げた。応募は専用の特設サイトにて12月31日まで受付中。言語は日本語のみとなっており、エピソードを200字から300字程度にまとめて受付ページから送信することで参加出来る。結果は、2016年2月中旬にSABONウェブサイトにて発表される予定。
2015年10月23日モデルのSHIHOと俳優の別所哲也が10月20日(火)、都内で行われた「SABON Gift Short Film Project」の記者発表会に出席。それぞれ既婚者だが、イベント中に別所さんがSHIHOさんに跪いてプロポーズする一幕があった。同プロジェクトは、SABONのギフトから生まれた物語をショートフィルム化するもので、SABONにまつわる思い出を、公式ホームページで10月15日(木)から12月31日(木)まで募集する。映画的なプロポーズの話題になると、別所さんが跪いてSHIHOさんにいきなり疑似プロポーズを開始。「妻に怒られる。汗が止まらない。芝居でやった事はあるけれど、改めてやるとドキドキ」と恥ずかしがる別所さんの一方で、SHIHOさんは「体がとろけそう。本当に好きになっちゃう。ライティングも最高だし、この映像ください」と大喜びだった。SHIHOさんの夫が格闘家・秋山成勲ということもあり、別所さんは「ダンナさんに呼び出されたら困る」と秋山さんの嫉妬を恐れていた。また、淡い初恋の思い出をテーマにしたショートフィルム「不思議な雑貨屋さん」が上映されると、SHIHOさんは「凄くロマンチックで、記憶が蘇って繋がる瞬間には鳥肌が立った」とうっとりしながら「自分のファーストキスを思い出しました。初恋の相手とこの後バッタリ道端で再会したらどうしよう」と妄想。理想のプレゼントは「何もない日に、夫からふいに花をもらえたら最高。女性なら誰もが喜ぶシチュエーションです」と明かした。(text:cinemacafe.net)
2015年10月20日『テラスハウス クロージング・ドア』のブルーレイ&DVD発売記念イベントが19日(水)、東京・お台場夢大陸で行われた。会場には、菅谷哲也、島袋聖南、松川佑依子、小田部仁、今井洋介ら5名が華やかな浴衣姿で駆けつけた。この日、司会者を任された小田部さんは、早速「聖南さん、今日浴衣の下は?」と大胆な質問を投げかけた。「今日は透けないように下に着ています。どうして?てつ(菅谷さん)が一番気になっていたんじゃないの?私の下着事情」と島袋さんに言われた菅谷さんは、恥ずかしそうにしながらも、「僕、この間22歳になったので、割と大人になりました」と返答。今井さんは「俺、30歳なのに思春期だよ、まだ」と言って会場を沸かせた。続いて「彼氏はできましたか?」と小田部さんに聞かれた松川さんは、「ちょっとドキドキしている人はいます」と暴露。少し残念そうな菅谷さんに「てつ大丈夫?」と島袋さんからフォローされる場面も見られた。また、会場に集まった多くのファンの前で今井さんのライブも開催され、「手をつなごう」と「また会おうね」の2曲が披露されることに。ギターが倒れてしまったりとハプニングに見舞われるも、「気分の悪くなった方は、速やかに耳栓をするようにしてください」と、軽快なトークで場を盛り上げた。終了後、側で演奏を聴いていたメンバーから、「思いが伝わってきた」と高く評価されていた。本作は、海が見えるシェアハウスに暮らす男女6人の日々を記録し、2012年10月にテレビ放送をスタートして以来、2014年9月まで、総勢22名の男女が台本のない様々な恋愛ドラマを繰り広げ、多くの話題を集めたリアリティショー「テラスハウス」の劇場版。ディレクターズ・エディションには、未公開カット満載の『テラスハウス クロージング・ドア ディレクターズ・ロングバージョン』が収録。さらに「禁断の副音声版」付き本編DISCに充実の映像が収録された特典ディスクと特製アウタースリーブ、デジパック仕様の完全版。通常版は劇場版本編のみ収録。最後に菅谷さんは、「盛りだくさんの内容になっていますので、よろしくお願いします」としっかりPRを行った。会場では、トークイベント後に購入者対象の握手会も開催され、ファンと交流を深めた。『テラスハウス クロージング・ドア』は8月19日(水)よりセル・レンタル同時発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:テラスハウスクロージング・ドア 2015年2月14日より全国東宝系にて公開(C) 2015 フジテレビジョン イースト・エンタテインメント 東宝 電通 FNS27社
2015年08月19日9月19日(土)~23日(水・祝)までの計5日間にわたり、今年で3回目となる米国アカデミー賞公認国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 大阪 2015(SSFF&ASIA 大阪 2015)」が、グランフロント大阪北館4Fナレッジキャピタル「ナレッジシアター」で開催される。今回は、「Cinematic Moment ~映画になる瞬間~」をテーマに、100を超える国と地域から集められた作品の中から、「SSFF&ASIA 2015」(6月4日~6月14日東京・横浜開催)オフィシャルコンペティションの受賞作品や、第87回米国アカデミー賞短編実写部門受賞作品を全プログラム無料で鑑賞することができる(要事前予約)。ナレッジキャピタルで開催される本映画祭では、初となるキッズ向けショートフィルム、チルドレンプログラムなどを展開される予定だ。注目は、アカデミー賞主演男優賞を受賞のエディ・レッドメインほか、英国を代表する総勢44名の俳優たちが集結した「イギリス特集」の作品。また日本初公開となる台湾青春・未来映画祭(未来電影日)の作品、海外各国のセレクト作品など計80作品の上映が予定されている。映画祭初日となる9月19日(土)には、スペシャルトークプログラムを開催。SSFF&ASIA 代表の別所哲也氏と上映作品のひとつでもある『ブーケなんていらない!』に出演した女優の足立梨花が登壇する。そのほか、映画鑑賞以外にも、さまざまなアーティスト、文化人、クリエイターを招いてのアフタートークの出演者に、「キュピキュピ」主催の石橋義正氏や現“在”美術家の宇川直宏氏、クリエ一ティブディレクターの原野守弘氏などが決定しており、上映後も多彩なトークイベントを楽しめる。「SSFF&ASIA 大阪 2015」独自企画として、“食”と“ショートフィルム”を掛け合わせた新しい鑑賞スタイル「EAT FILM」を提案する。各日第一プログラムでは来場者先着300名に日替わり朝食を無料でプレゼントするほか、最終日(9月23日)の午後のプログラムでは「ワールド・ワインバー by ピーロート」のワインを飲みながら、映画観賞を楽しめる。(ワインプレゼントは成人のみ:先着300名)さらに「SSFF&ASIA 2015」で話題賞を受賞した、「泣けるパラパラ漫画」と言われ国内外で注目を集める鉄拳の作品展「鉄拳のパラパラマンガの世界展」も同時開催されるので、ぜひ合わせてチェックを。(text:Miwa Ogata)
2015年08月11日東京・オーチャードホールの芸術監督をつとめる熊川哲也が、いま観るべき世界で活躍する日本のダンサーたちを紹介する「オーチャード・バレエ・ガラ」が8月1日(土)、2日(日)の2日間にわたって開催される。出演するのはローザンヌ国際バレエコンクール、モスクワ国際バレエコンクールなどの世界的コンクールで輝かしい成績をおさめ、現在、イギリスやフランス、ドイツなどのバレエ先進国の名門バレエ団で主役に抜擢される精鋭たちばかりだ。総合監修をつとめる熊川に話を聞いた。オーチャード・バレエ・ガラ チケット情報本公演のテーマはすばり、日本のダンサー。日本人が海外で踊ることは、今や特別なことではないが、今回のように世界の第一線で活躍する日本のダンサーたちが、日本で一堂に会することは稀有な機会だ。そういった機会があまりなかったことについて熊川は「(芸術に関して)日本人は海外に目が行きがちなところがあり、海外のものをありがたがる傾向があります。でも今や、ダンスのクオリティに日本人と外国人というボーダーはない時代。グローバルな日本のダンサーが生まれ、海外では活躍しているものの、日本ではなかなかそれを披露する場がありませんでした。今回はそれをブレイクスルーする公演にしたい。スポーツの祭典で日本の皆さんが日本の選手を応援するように、バレエでももっと日本の若き才能たちを応援してほしいですね」とその意義を語った。また、バレエを習うひとにとっては、日本人の体形や文化という条件がある中で、どれだけの技術やクオリティがあれば海外でも通用するのか、その答えがわかる公演でもある。「いまバレエを習う少年・少女たちの延長線上にいるのが彼ら。ケーススタイルというべき自分の将来の姿として、彼らを観てほしい」と、教育としての狙いもあるという。今回の公演はガラ公演のため、ひとつの作品をじっくりと味わうというものではない。「普段はちがう国で活躍するプロのダンサーたちが集まって、およそ10日間という短い期間の中で、全員が集中して作品を作り上げていく。必ずおもしろいものになる。人間の身体がどのように動くのか、その美しさを観てほしい」と公演の見どころを語った。公演は8月1日(土)、2日(日)の2日間、東京・Bunkamuraオーチャードホールにて。チケット発売中。
2015年07月28日ハイアットが手掛けた日本初上陸のライフスタイルホテル「アンダーズ 東京」。官庁街に新風を巻き起こした虎ノ門ヒルズに開業し、この6月に1周年を迎えた。その国の都市や文化と個性を尊重するというコンセプトを持つアンダーズ 東京では、先日(6月8日から12日まで)米国アカデミー賞公認アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2015」(以下、SSFF & ASIA 2015)とコラボレーションしたアンダーズシネマサロンを開催した。そしてアンダーズ 東京の1周年でもある6月11日には、SSFF & ASIA代表の俳優・別所哲也氏やフェスティバルアンバサダーで映画コメンテーターのLiLiCo氏を迎えた、映画祭の記念パーティを開催。別所哲也氏が「SSFF & ASIAに賛同いただいたアンダーズ 東京や総支配人アルノー氏に感謝します。来年は、このホテルを舞台にした作品を撮って欲しい」と挨拶をした後は、世界各国から訪れた映画監督や映画ファンがアンダーズ 東京での華やかな夜を楽しんだ。既存のホテルの枠にとどまらず、東京という街を盛り上げて街の魅力を世界へと発信するホテル「アンダーズ 東京」。総支配人であるアルノー・ド・サン=デグジュペリ氏が、開業1年を迎えての思い、SSFF & ASIA 2015との関わり、東京という街の魅力を、語る。――1周年おめでとうございます。魅力的なアニバーサリーイベントを展開されていますが、なかでも今年で17回目を迎える「SSFF & ASIA 2015」とコラボレーションをすることになった経緯や理由を教えてください。ありがとうございます。昨年のアンダーズ東京のグランドオープニングパーティで、SSFF & ASIA代表である別所哲也さんにお会いしました。まさにSSFF & ASIA 2014の会期だったので、映画祭のいろいろなお話をお伺いしました。世界各国の若い才能を応援していること、また世界に通ずる映画人を輩出してきたこと、別所さんのSSFF & ASIAにかける情熱にはとても感銘を受けました。――そこから映画祭へのコラボレーションのお話につながったのですか。ホテルでの試写イベントや記念パーティはよくありますが、映画のプログラム自体をホテル空間で楽しめることに驚きました。SSFF & ASIAのコンセプトが、アンダーズの“自分らしさ”と“地域の個性を活かす”というコンセプトと合致していたことがコラボレーションを決めた一番の理由です。アンダーズは、ゲストが心地よく快適に過ごす空間でありながらも、その感性を刺激する場でありたいと考えています。そのためアートや音楽などクリエイティブな体験を提案するアンダーズサロンという機会を設けているので、そこでシネマサロンを開催することを考えました。――アンダーズ東京が提案する“パーソナルにこだわるサービス”とは、どのようなものなのでしょうか。アンダーズ東京は、サービスマニュアルが一切ありません。スタッフ各自のおもてなしスタイルで、個々のゲストに接しています。筋書きを超えたサービスが、ゲストとの真のコミュニケーションを生みだすと考えているからです。スタッフはもちろん、ゲストの自分らしさを尊重するホテルなのです。――ホテルのデザインや内装には地域の個性を活かすとのコンセプトにあるように日本らしい演出が手掛けられています。アルノー氏ご自身は、東京の個性や魅力をどのように考えていますか?人々はおもてなしの心を持ち、安全で美しく、多様性に富んだ街であると思います。ですから私はいつもゲストに「東京で迷う」ことをおすすめしています。迷った先には、美しい社寺仏閣や日本家屋、暮らしに根づいた商店など、いろいろな発見がある。発見する楽しさがある魅力的な街だと思っています。ヒンディ語でパーソナルスタイルを意味し、グローバルな視点でその国の都市や文化と個性を尊重したアンダーズ東京。スペシャルな癒しの空間でありながら、刺激的でクリエイティブな空間として、東京の魅力を世界へと発信してくれるアンダーズ東京に今後ますます注目が集まるはずだ。
2015年06月29日