誰にでも懐かしい「昔のトモダチ」はいると思う。一時期ほとんど毎日一緒にいたのに、学校を卒業したりバイトを辞めたりして、生活環境が変わると気が付いたら会わなくなってしまった。ガラケー時代は携帯電話の会社を変更してデータを引き継げず、アドレス帳からメアドも番号も消えてそのままだ。そう言えば、今頃あいつ何やってんのかなあ……みたいな関係性の数々。中年おじさんになると、そういう消息不明な元・トモダチって本当に多い。なんつって真夜中のテレフォンの内容とかいろいろ思い出して、今夜もひとりテレビの前でソロシネマを見るわけだ。○■映画から漂う時代性、役者のハマり具合が絶品今回紹介する映画は『イニシエーション・ラブ』(2015年)である。公開時で発行部数150万部超えの乾くるみ氏の大ヒット小説を、『TRICK』シリーズの堤幸彦監督が映画化。正直、堤作品は当たり外れが大きいイメージがある。テレビドラマの『池袋ウエストゲートパーク』(2000年)はもちろん、映画『チャイニーズ・ディナー』(2001年)は傑作で当時繰り返し観た。一方で続けて観賞するのが拷問のような『20世紀少年』三部作(2008~09年)のようなズンドコムービーも撮っている。三振かホームランか、最低打率で本塁打王の広島のランスか、今回はどっちに転がるか心配していたら、これが文句なしで面白かったのである。物語は1980年代後半の静岡と東京を舞台に、Side-AとSide-Bの2編で綴られるラブストーリー……なんだけど、映画上映前に「本作には大きな“秘密”が隠されています。劇場を出られましたら、これから映画をご覧になる方のためにどうか“秘密”を明かさないで下さいネ」と字幕が出る。ってことは、むちゃくちゃレビュー書きづらいんじゃと思いきや、そのストーリーを左右する亜蘭澄司的な秘密に関係なく、映画から漂う時代性、役者のハマり具合が本当に絶品だ。○■絶妙なバランス感覚で演じ切る前田敦子ヒロインの成岡繭子(マユ)役には前田敦子。マユはベタにかわいくて人当たりもいいんだけど、瞬間的に腹の奥底で何を考えているのかちょっと読めない一面も併せ持つ。2人で食事をしたり飲んだりする際の「あぁ20代前半の男は持っていかれちゃうよなあ」と納得させられる懐の深さを見せてくれる。以前、本連載でも「元アイドルだから……AKBだから……みたいな先入観に縛られ女優・前田敦子を避けるのは非常にもったいない」と書いたが、やっぱり本作でもちょっと現実感のない、どこにでもいそうでいない20歳(歯科助手)を絶妙なバランス感覚で演じ切っている。その繭子の彼氏・鈴木役には、もう彼と往年の渡辺久信くらいしか80年代の肩パッド入りのジャケットやハイウエストのパンツファッションを違和感なく着こなせる人はいないだろう、と思わせる松田翔太である。優しさと凶暴性が同居し、愛車スターレットをかっ飛ばし、東京転勤後も静岡の繭子へ会いに行く。歌詞も含めて重要な意味を持つ「SHOW ME」を含む当時の流行曲、恋人との連絡方法が携帯電話じゃなく公衆電話や家電話というのも物語上で効いている。原作を読んでいてSide-A(静岡編)とSide-B(東京編)の切り替えをどう映像化するのかが最大の難所だと感じたが、なんとエアジョーダン・ファーストをキーアイテムに見事な手法でカセットテープがA面からB面に変わるような舞台転換に成功している。○■木村文乃の初登場シーンに圧倒されるそして、Side-Bで鈴木が勤める東京の会社の同僚・石丸美弥子を演じる木村文乃の初登場シーン、「あ、鈴木さん、ですか?」ムーブ。もうそれが思わず観賞中に映像を戻して数回見ちゃうくらいの“完璧なイイ女”なのである。それが令和では古い表現なのは分かっているんだけど、もう80年代の、そしてバブルニッポンの“完璧なイイ女”トーナメントを5連覇してるんじゃねえかレベルの邦画史に残る登場シーンだと思う。で、鈴木がそれを見て呆然と「こ、これが、東京か……」なんつって呟く流れ込みで完璧。美弥子(ミヤコ)って、花の都・大東京を象徴する女という意味なのだろうかと圧倒される開始44分35秒の奇跡。ここだけで、この映画を観る価値があると言える絶品のシーンだ。「東京の人」を意識して作り込んだという木村文乃の“女優力”が存分に発揮されている。まあベッドシーンがヌルすぎて逆に不自然になっちゃってる日本映画界の永遠の課題とか、1987年の時代背景の作り込み(懐かしの小道具をそろえるだけじゃなく作品に馴染ませるまで)は、同時代を舞台にした映画『横道世之介』の方が明らかに上だったという小さな突っ込みどころはあるけど、本当に1時間50分楽しめた。個人的に堤作品でベストの一本となった。しかし、恋人や夫婦同士で観るのは本当に危険な映画でもある。だって、ある程度の年齢になると、人間関係って「繰り返し」から逃れられないから。カセットテープが回り続けて、決まった曲順で再生するように繰り返し同じような流れで進んでいく。合コンや職場で出会って、ドキドキしながら連絡取り合って、一緒に飲んで、運が良ければそういう大人の関係になって、くっついたり離れたり、ケンカしたり、やがて決定的に別れて、また違う人と出会って人生は続いていく。誰にだって「あれ?飲みに誘うこの会話、デジャブ感ハンパねぇな」とか「クリスマスにUSJへ行ったの、前とその前のどっちの彼氏だっけ?」みたいな経験はあるのではないだろうか。ある意味、マユと美弥子の間で揺れる鈴木という、本作の恋愛の過程はベタな描き方をされているが、だからこそベーシックで普遍性がある。こういう経験あったでしょ昔、みたいなあの感じ。誰にでもリアルに「お互いの過去の体験や別の相手をイメージさせる映画」なので怖い。ラストシーンまで、まったく油断できない。とにかくこの映画は、ひとりで楽しむことを全力でオススメします。
2020年06月19日これだけ日常に“時間”があるのはいつ以来だろうか?個人的に毎年4月になると、プロ野球を見て選手データやスポーツニュースを片っ端からチェックする作業に1日6時間近く費やしてきたが、無期限の開幕延期で先のスケジュールも立てようがない。緊急事態宣言で外出も控えたいので「いかに部屋で楽しむか」がこの春のテーマである。クリアできず放置してあったゲームをやったり(『メトロイド サムスリターンズ』とか)、懐かしの『キャプテン翼』の新作を20年ぶりくらいに読んだり(あの日向小次郎が初恋真っ只中の展開に驚愕)している。そして、ぶらり映画館で大人の「ソロシネマ」を楽しむというコンセプトだったこの連載も「家シネマ」へと一時変更。せっかくだから、これだけ時間に余裕がある今だからこそ「いつか見ようと思っていたけど乗り遅れて結局まだ見ていない」作品を楽しみたい。誰にでも名前は聞いたことあるけど今さら見るのも……みたいな映画はあると思う。とどのつまり、今さら映画体験だ。というわけでAmazonプライムビデオで物色していたら、一本の懐かしいタイトルが目についた。映画『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(以下『もしドラ』)である。言わずと知れた岩崎夏海氏が書く2010年頃の大ベストセラーで、漫画やアニメに、田中誠監督で映画化もされた。怒涛のメディアミックス展開だったので、もちろんそのタイトルは聞いたことがある。あの女子高生がよく晴れた空の真下こちらを見つめる表紙のビジュアルも覚えている。この本をきっかけにメディアにピーター・ドラッカーのブームが巻き起こったのも記憶にある。まだ世の中にスマホはそこまで普及していなかったが、電車内広告が大展開されていたのだ。ただし、だ。正直に書くと、本を読んだこともなければ、映画も結局スルーしてしまった。俺は当時ピーター・ドラッカーよりも、エドガー・ゴンザレスの方に興味があった。エドガーの二塁守備は下手でさあ……じゃなくて、当時は世の中の流行りを追う時間と心の余裕はなかった。ならば、今こそちゃんと向き合ってみよう。2020年にあえて3回りくらいした映画『もしドラ』を見る。これほど不要不急な行為はない気もするが、いざコーラとプロ野球チップスをおともに家映画である。物語は女子高生の川島みなみが、病気の親友の代わりに都立程久保高校の弱小野球部マネージャーになることから始まる。「野球部を甲子園に連れて行く」と宣言したみなみは書店で間違って買ってしまったドラッカーの名著『マネジメント』の内容に注目し、そこに書かれている教えを元に弱小野球部をマネジメントしていく。果たして強豪チームへと生まれ変わることはできるのだろうか?というシンプルなプロットを元にドラッカーの考えを紹介していくわけだが、まずドラッカー本と出会う街の書店の雰囲気がたまらなくいい。約10年前はまだこういう中規模の本屋さんが駅前に普通にあって日常に根付いていた。もはや懐かしさすら感じてしまう風景だ。主役の川島みなみ役を演じるのは当時AKB48の前田敦子。映画初主演で選抜総選挙1位にも輝いたスーパーアイドル時代というだけで引いてしまう人もいるかもしれないが、実は前田はのちの『苦役列車』の桜井康子役や『もらとりあむタマ子』の坂井タマ子役など役者としても評価が高い(2本ともマジ名作)。アイドルだから……AKBだから……みたいな先入観に縛られ女優・前田敦子を避けるのは非常にもったいないと思うわけだ。ちなみに当時のAKB48人気はまさに絶頂で、東京ドームの巨人戦でAKBクリアファイル付きチケットが販売されていたし、2012年開幕戦の巨人対ヤクルトでは国歌斉唱に登場したりしていた。そんな全盛期の格闘王・前田敦子を紹介役にドラッカーを知るというコンセプトは説明パートのテンポも良く退屈させない。もちろん野球部の定義や野球部のイノベーションの考え方はそのまま会社にも当てはまる(だからベストセラーになったわけだが)。「あらゆる組織において、共通のものの見方、理解、方向づけ、努力を実現するには『われわれの事業は何か。何であるべきかを』定義することが不可欠である」「イノベーションとは組織の外にもたらす変化なの。古い常識を打ち壊し、新しい野球部を創造することで高校野球界の常識を変える。古いもの、死につつあるもの、陳腐化したものは、計画的かつ体系的に捨てていく」そして、高校野球にとって死につつあるものは「送りバントとボール球を打たせる投球」というセイバーメトリクス的な答えを導きだす。この映画の折り返し地点までの約1時間はかんたんドラッカー入門編としても秀逸だと思う。さて、ここからは野球ファンの目線になってしまうが、後半は間延びする野球の試合や青春ドラマ展開で一気にペースダウンしてしまう。これは邦画の野球映画全体に言えることだが、試合の山場の見せ方や客席のエキストラ含め寂しく、役者のプレースキルもバラつきがありすぎて感情移入するのは難しい。いまだにアメリカ野球映画の定番としておなじみの『メジャーリーグ』や『ミスターベースボール』の何が最高かと言えば、やはり野球の試合シーンの見せ方なのである。そんな中、ひとり飛び抜けて素晴らしいのが、柏木次郎役で程久保高校の捕手を務める池松壮亮だ。池松は小学生時代に野球の上手い子が九州中から集まってくる強豪チームでセンターを守るバリバリの野球少年だったという(ほぼ日刊イトイ新聞「俳優の言葉。」より)。とにかく投げる、捕る、美しいバットスイングからユニフォームの着こなしまで、ひとりだけ別次元のポテンシャルを発揮している。ぜひ傑作と噂の野球小説『ボス、俺を使ってくれないか?』(白泉社)の映像化の際には、主役の石原昌利役を演じてほしいものである。正直、本作はアイドル映画としても野球映画としてもいまいち弱いと思う。ただ、この映画が劇場公開されたのは2011年6月4日だった。あの東日本大震災から約3カ月後のことである。当時の揺らぐ社会において、人々はこれまでの働き方や組織のあり方を問われていた。あれから9年、新型コロナウイルスに揺れる今の世界だからこそ、再び自分の仕事や会社を見つめなおすきっかけになりそうな一本だ。今さらじゃなく、今こそ。お前さん、この映画を見なくていいのかい?
2020年04月10日綾瀬はるかと西島秀俊が“最強夫婦”を演じる映画『奥様は、取り扱い注意』より、共闘シーンや夫婦喧嘩も収められた疾走感あふれる最新予告映像が到着。新キャストも発表された。2017年10月期に放送されたドラマは、勇輝(西島さん)が帰宅した菜美(綾瀬さん)に拳銃を突きつける衝撃のシーンで終了したが、映画はその半年後が舞台。菜美は記憶喪失になっており、伊佐山夫婦は桜井久実(=菜美)と桜井裕司(=勇輝)と名前を変え、地方都市の珠海市で新しい生活をスタート。新エネルギー源「メタンハイドレード」の発掘に活気づく珠海市は、美しい海を守るため、調査基地の建設を反対する“開発反対派”と、市長をはじめとする“推進派”の争いが日に日に激化。さらに、新エネルギー源開発の裏でロシアと結託した国家レベルの陰謀が潜んでいることが発覚し…というストーリー。到着した映像では、2人の平穏な日常を過ごす様子が映し出されるも、「公安の協力者にならなければ必ず始末するんだ」と命令が下り、葛藤する裕司(勇輝)。菜美の記憶の回復は、愛し合う2人の別れ(死)を意味する…。また映像では、お互いの背中を守り合う夫婦の共闘シーンが登場するも、銃を向け合い夫婦喧嘩が勃発!?そして、それぞれの本格的アクションが繰り広げられる中、「愛しているなら、殺して」と、銃声ととに転落していく久実のシーンで終了してしまう。さらに、予告編公開とともに新キャストも発表。<開発反対派>として、県立高校の生物教師で裕司の同僚・矢部真二役を鈴木浩介、調査基地の建設反対派リーダー・五十嵐晴夫役を六平直政。<開発推進派>には、開発コンサルティング会社社長・浅沼信雄役に佐野史郎、珠海市の市長・坂上洋子役に檀れい。<珠海市の住人>として、コスプレが趣味の久実の親友・岩尾珠里役に岡田健史、久実のカウンセラーを務める精神科医・三枝礼子役に前田敦子。<公安>の人間として、勇輝の上司・神岡恭平役を鶴見辰吾、池辺章役を小日向文世が演じる。『奥様は、取り扱い注意』は6月5日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:奥様は、取り扱い注意 2020年6月5日より全国東宝系にて公開©2020映画「奥様は、取り扱い注意」製作委員会
2020年03月17日「前田さんは同年代らしき女性と一緒で、お子さんと旦那さんはいませんでした。生活雑貨や育児グッズコーナーで足を止めて、離乳食を入れるケースやシールブックなどを買い込んでいましたよ。“あっちゃんも100円ショップで買い物するんだ!”と驚きましたね」(目撃した女性)2月上旬、東京都・墨田区にあるショッピングモールを訪れていたのは前田敦子(28)。13年にAKB48を卒業し、18年に俳優の勝地涼(33)と結婚。昨年3月には第一子となる男児を出産した。前田は、放送中のドラマ『伝説のお母さん』(NHK)では、ワンオペ育児と冒険の両立に悪戦苦闘するお母さん・メイを好演。出産後初となるドラマに精力的に取り組むなか、この日、前田が自宅から離れた下町のショッピングモールまで出向いたのには理由があった。「ここの100円ショップは都内最大級の売り場面積を誇り、ママたちの間では“なんでも揃う!”と評判なんです。また別の階には超大型のベビー用品店も入っていて、“ママの聖地”と有名なショッピングスポットなんです」(地元住民)育児のために“遠征”をするなど、工夫を見せる前田。夫の勝地と二人三脚で、育児との仕事の両立に奮闘しているようだ。「前田さんは産後にかなり太ってしまったそうですが、復帰に向けて10キロのダイエットに成功したそうです。昨年9月に出演したバラエティ番組では、『1日2時間は歩くのを徹底している』とストイックな生活ぶりを明かしていました。そんな前田さんを勝地さんも応援していて、前田さんが忙しいときには積極的に育児や家事に参加しているそうです。前田さんも今回のドラマの会見で、勝地さんへの感謝を語っていました」(芸能関係者)前田は子どもとの日々について、昨年9月『Ray』のインタビューでこう明かしている。《子育ては実際にやってみると楽しいことばかりです。外でいい子にしているとその反動で、その日の夜はグズグズして寝ないこともあるんです。それが可愛くて!最近は寝返りを打てるようになって、起きたときにウッウ~って訴えかけてくるとキュンとします(中略)やっぱり息子のうれしそうな顔を見ると幸せですから》多忙でも、前向きに子育てと向き合う前田。“伝説のママタレ”になる日も近いかも!?
2020年02月22日様々なコンゲーム<騙し合い>が繰り広げられるTVドラマ、映画『ロマンス編』に続く第2弾映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』から、本作の全貌が明らかになる最新予告映像が到着した。「Official髭男dism」が本作のために書き下ろした主題歌「Laughter」が初披露される今回の予告編では、ダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)といった3人の信用詐欺師はじめ、すでに発表済みの主役級俳優陣の出演シーンがついにお披露目!本作からの登場となる関水渚やビビアン・スー、白濱亜嵐、古川雄大、柴田恭兵、北大路欣也らが演じる新キャラクター、前作に登場した竹内結子演じる最重要キーマン・スタア、三浦春馬演じる天才恋愛詐欺師・ジェシーらが続々登場。また、SPドラマ「運勢編」でリチャードを騙しかけた“ハニートラッパー”韮山波子(広末涼子)の姿や、なぜか高笑いするダー子たちの宿敵・赤星栄介(江口洋介)。さらにはドラマ版でダー子たちと争った大物からダー子の子猫まで、詐欺師大集合の映像となっている。『コンフィデンスマンJP プリンセス編』は5月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年02月06日脚本家・古沢良太による大人気テレビドラマの映画化第2弾『コンフィデンスマンJP プリンセス編』。先日、主題歌を「Official髭男dism」が担当することも発表されている本作に、新たな13名の追加キャストが判明した。今作から「コンフィデンスマンJP」の世界に参戦する新キャストで、世界有数の大富豪一族フウ家長女、ブリジット・フウを演じるのは、久々の日本映画出演となるビビアン・スー。長男クリストファー(古川雄大)、次男アンドリュー(白濱亜嵐)とともに10兆円の遺産争いを繰り広げる!さらに、フウ家の遺産争いに巻き込まれるホテルの支配人には滝藤賢一、謎の画家ユージーンに濱田岳、悪徳詐欺師ヤマンバに濱田マリ、そして、元某国大統領夫人として、まさかのデヴィ・スカルノが出演!個性豊かすぎる新キャストの加入がさらに本作の世界観を盛り上げる。また、前作映画の『ロマンス編』、ドラマシリーズからも主役級の超豪華出演者たちが再び顔を揃えることに。『ロマンス編』での最重要キーマンであり、ダー子(長澤まさみ)が敬愛するコンフィデンスマンであるスタアを竹内結子、前作でダー子の前に立ちふさがった天才恋愛詐欺師ジェシーを三浦春馬が再び演じ、SPドラマ「運勢編」でリチャードを騙しかけたハニートラッパー・韮山波子として広末涼子も再登場。第1話と『ロマンス編』で暗躍し、日本のゴッドファーザーと呼ばれるダー子たちの宿敵・赤星栄介として江口洋介が三度目の登場を果たし、前作映画でダー子に弟子入りした子猫・モナコに織田梨沙、悪徳美術商・城ケ崎善三に石黒賢、ダー子の子猫として活躍する鈴木さんに前田敦子、悪徳芸能プロモーター:ホー・ナムシェンに生瀬勝久、とシリーズお馴染みの面々も勢揃いする。『コンフィデンスマンJP プリンセス編』は5月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年01月27日女優の高畑充希(28)が1月19日、自身のInstagramを更新。芸能界の友人と結成した“ブス会”が10年目を迎えたことを明かし、集合写真を公開した。ブス会とは、’10年に放送された日本テレビ系ドラマ『Q10』で共演した高畑、前田敦子(28)、柄本時生(30)、池松壮亮(29)の集まりのこと。ドラマをきっかけにプライベートでも親交を深め、食事会の様子をたびたびSNSで公開。ファンの間でも知られている仲良しグループだ。高畑は今回、「#ブス会10年目もよろしくお願いします#カワイイは正義#ブスだって正義」というコメントとともに、4人が鍋を囲む写真をアップ。ほかにも高畑が撮影したと思われる池松、前田、柄本のソロショットも投稿されている。同投稿には約15万件の「いいね」が押され、ファンからは《メンツ最強》《参加したい!》《永遠に続いてほしい4人》《ブス会投稿最高です》と4人の友情を喜ぶコメントが寄せられている。
2020年01月20日音楽、テレビ、演劇、アニメ、漫画など、それぞれの世界に刺激を与えている面々の仕事ぶりに迫りました!今回はNHK制作局ドラマ番組部の上田明子さん。昨年、NHKのよるドラ枠で放送され、話題を呼んだドラマ『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』の創り手。LGBTQを題材に、世間が無自覚に押し付ける“普通”になれず、苦しむ人たちの姿を、切実に丁寧に描いた作品だ。これを企画したのが上田さん。“テレビドラマとして描くことで、少しでも生きやすい社会になれば”「企画を立ち上げたのは、私が妊娠中のこと。ちょうどその時、局で立ち上げに動いていた企画があって、みんなで話し合いを進めていたんです。でも、妊娠がわかった途端、周りに善意から『子供を大事にして』って言われるようになったんですね。私にとっては、仕事も生まれてくる子供と同様に大事なものなのに、それがなかなか理解してもらえない。男性は“子供も仕事も両方大事”が許されるのに、なぜ女性が両方を選んだらいけないんだろうと思ったんです。そんな時に読んだのが、浅原ナオトさんの原作『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』です。主人公の純くんは、ゲイで同性の恋人がいますが、結婚して子供を作るという“普通”の幸せも手に入れたいと願う。彼の、なぜ全部を欲しがっちゃいけないのか、という叫びにすごく共感したんです」自分をごまかさず、懸命に“空気”に抗う主人公たちの姿に魅了され、「このことをドラマにすることでもっと多くの人たちと考えてみたいと思った」そう。「これをテレビドラマにすることで、ある種の生きづらさや息苦しさを感じている人に、自分自身でいいんだと少しでも思ってもらえればと。そして、少しでも生きやすい社会に変わればと…。実際、放送が始まるとSNSを中心に多くの方に盛り上がっていただけたんですよね。なかにはこちらの意図していなかった深いところまで読み取って発信してくださる方もいて、視聴してくださる方々と一緒に番組を育てていくことができたような気がしています」じつはNHK入局当初は、ドキュメンタリー制作を志望していたそう。しかし、地方局に在籍中にオーディオドラマの制作に携わったことで、本当にやりたかったことに気がついたという。「もともと物語を読むのが好きでしたし、学生時代は演劇部でお芝居を創ったりもしていました。結局好きだったんですよね」ドラマ制作に携わるいま、NHKという公共放送のプロデューサーであることは意識しているとも。「みなさまからいただく受信料で制作されているわけですから、創るならば、ちゃんと社会的に意味のあるものをと思っています」そんな上田さんがいまプロデューサーとして携わっているのが、2月より放送開始のドラマ『伝説のお母さん』。RPGの世界に生きる伝説の魔法使い・メイ(前田敦子)が、専業主婦となりワンオペ育児に奮闘するという内容だ。「企画したのは、先輩の男性ディレクターなんです。とにかく忙しいドラマ制作の現場にいて、どちらかといえば仕事人間。その彼が、お母さんたちにとって切実で、共感の詰まった原作を、ドラマにしたいというのが面白いと思ったんです。これが、個人的体験をリアルに描いた作品だったとしたら、きっと彼は興味を持たなかった気がするんです。ファンタジーの世界を通すことで届くものがあるということですよね。子育て世代のお母さん方に見ていただきたいのはもちろんですが、子育てなさってない方たちにも見ていただけたらと思っています」うえだ・あきこNHK制作局第4制作ユニット(ドラマ)プロデューサーNHK甲府放送局在籍時にオーディオドラマ『祖父と手紙と僕と』の演出を手がける。その後、東京に移り現在の部署へ。連続テレビ小説『まれ』、大河ドラマ『真田丸』助監督、ドラマ10『この声をきみに』などで演出を務める。2月1日放送開始のよるドラ『伝説のお母さん』よりプロデューサーに。※『anan』2020年1月15日号より。写真・土佐麻理子取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年01月13日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今回は、ツイッターで話題になり、書籍化されたコミックス『伝説のお母さん』をご紹介します。■『伝説のお母さん』かねもと著(KADOKAWA)発売中。来年2月1日からNHK総合よるドラにて、前田敦子主演でドラマ化決定主人公は、魔王を封印し、伝説の魔法使いとあがめられた女性。今は専業主婦になり、赤ちゃんと夫の3人で平凡な日々を送っていました。そこへ、魔王が復活したから戦いに出てくるようにと招集が……。お母さんは思わず叫びます「保育所空いてないんですよ!!」。勤め先をクビになった夫に専業主夫になってもらうものの、家事も育児も任せられない状況で、5時には家に戻り、翌日また戦いに挑む日々。ロールプレイングゲーム(RPG)の世界を出た後も、別の戦いが家で待っていて、まさにキャリアママのリアル日常が描かれています。記者も預けられずに子連れで取材した経験者なので、ついうなずいてしまいました。お母さんをはじめ、RPGのキャラクターのセリフがシュールで、しかも4コママンガ風に構成されているので、サクサク読めます。最初は全く協力的じゃなかった夫が次第に変わっていくところもほっこり。本作の続きが「ダ・ヴィンチニュース」で毎週金曜に更新され、記者は今これにハマっています。作者の「かねもと」さんは、出産後、漫画家になる夢をあきらめていたけれど、この作品で夢をかなえた方で、そういう意味でも記者は勇気をもらいました。「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2020年01月05日フジテレビでは“新春3夜連続木村拓哉SP”と題して木村拓哉主演作を連続オンエア。初日となる1月3日(金)は、木村さんが長澤まさみと初共演し昨年1月に公開され大ヒットした映画『マスカレード・ホテル』を本編ノーカット、地上波初放送する。本作は東野圭吾の小説のなかでも屈指の人気を誇る「マスカレード」シリーズの第1作「マスカレード・ホテル」の映画化作品。都内の高級ホテル・コルテシア東京を舞台に、連続殺人を阻止すべく潜入捜査のためにホテルマンとなり、宿泊客の“仮面”をはがそうとする警視庁捜査一課のエリート刑事・新田浩介を木村さんが、一方でお客様を信じ、その“仮面”を守ろうとするホテルマンの山岸尚美を長澤さんが演じ、水と油ともいえる価値観を備えた2人が、ホテルという非日常の特殊空間で巻き起こる屈指の難事件に挑むというもの。新田とともに捜査にあたる刑事たちには小日向文世をはじめ、梶原善、泉澤祐希、篠井英介、渡部篤郎といった面々。尚美と同じく彼らの捜査に協力することになるホテル側の人間として、石川恋、東根作寿英、鶴見辰吾、石橋凌らが出演。新田たちが疑いの目を向ける“ホテルを訪れる素性の知れない宿泊客たち”には濱田岳、前田敦子、笹野高史、高嶋政宏、菜々緒、宇梶剛士、橋本マナミ、田口浩正、勝地涼、生瀬勝久、松たか子といったキャストが揃った。都内で3件の殺人事件が発生。事件現場には不可解な数字の羅列が残されており、警視庁捜査一課のエリート刑事・新田浩介はそこから次の犯行場所がホテル・コルテシア東京であることを突きとめる。犯人の手掛かりが一切ないことから、警察はコルテシア東京への潜入捜査を決断。新田はホテルのフロントクラークとして犯人を追うことに。そんな彼の教育係に任命されたのが、コルテシア東京の優秀なフロントクラーク・山岸尚美。次々と現れる素性の知れない宿泊客たちを前に「犯人逮捕が第一優先」と、刑事として利用客の“仮面”を剥がそうとする新田と、「お客様の安全が第一優先」と、ホテルマンとして利用客の“仮面”を守ろうとする尚美が、当初は衝突しつつも、共にプロとしての価値観を理解しあうようになっていき、2人の間には次第に不思議な信頼関係が芽生えていく。そんななか事件は急展開を迎え、警察とホテルは追い込まれていく…というストーリー。映画『マスカレード・ホテル』は1月3日(金)21時~フジテレビ系で本編ノーカット、地上波初放送。続いて4日(土)・5日(日)は木村さん主演のSPドラマ「教場」が21時~二夜連続放送される。(笠緒)■関連作品:マスカレード・ホテル 2019年1月18日より全国東宝系にて公開Ⓒ 2019 映画「マスカレード・ホテル」製作委員会 Ⓒ 東野圭吾/集英社
2020年01月03日前田敦子主演のよるドラ「伝説のお母さん」より、役衣装を身に着けたビジュアルが到着。共演者も発表された。かつて闇の力で世界を支配しようとした魔王を撃退し、世界の平和を取り戻した伝説の勇者一行。この戦いに参加した伝説の魔法使い・メイ(前田敦子)は、訪れた平穏な日々の中、めでたく第1子を出産。専業主婦としてワンオペ育児に奮闘する日々であった。そんなある日、魔王の封印が解かれ復活したという知らせが届く。国王は伝説の一行に魔王討伐の命を下す。しかし「無理です、だって…保育所が空いてないんです!!」果たして、メイは数々の障壁を乗り越えて「育児」と「世界平和」の両立を実現することができるのか…。物語の舞台は、RPGを彷彿とさせる世界。そこに生きる“伝説の魔法使い”メイは、8か月の赤ちゃんを育てる新米ママ。前田さんが家事に育児に冒険に奮闘するメイを演じ、待機児童にワンオペ育児、問題山積みの子育てをファンタジーに、そしてリアルに描く。「魔法が使える役は初めて」と喜ぶ前田さんは、「こんな非現実的な設定の中で、今、現実に起きている社会問題を扱っていて、小さなお子さんがいるお母さん達の代弁をしつつ、前向きにコミカルに描かれているのが素敵だなと思いました」と物語の印象を明かし、「メイの奮闘ぶりは他人事だとは思えません。今だからこそ挑戦したいです。皆さんにも是非楽しみにしていただければ嬉しいです!」とコメントしている。さらに、メイの夫・モブ役に多くの舞台で活躍する玉置玲央、国王に仕える若き士官・カトウ役に「義母と娘のブルース」「集団左遷!!」の井之脇海、伝説の勇者・マサムネ役に『クローズZERO』シリーズや大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の大東駿介。伝説のシーフ(盗賊)・ベラ役にMEGUMI、伝説の戦士・ポコ役に片山友希、僧侶・クウカイ役に前原瑞樹、メイたちの国を統治する王さま役に大倉孝二らの出演も決定した。「伝説のお母さん」は2020年2月1日より毎週土曜日23時30分~NHK総合にて放送(全8回)。(cinemacafe.net)
2019年12月23日「連続ドラマの主役をやったことのない僕を、新春ドラマの主演に選んでくださって、本当に感謝しかないです」’20年、年明けに3夜連続で放送されるドラマ『破天荒フェニックス』(テレビ朝日系・’20年1月3日、4日は23時15分〜、5日は23時10分〜※一部地域を除く)で連ドラ初主演を務める勝地涼(33)。本作で共演する升毅(64)は、プライベートでも交友する仲で、ともに喜びを分かち合ったという。「10代のころからお世話になっていますが、念願の共演の目標がかなって、『勝地が主役をやる作品でがっつり組めてうれしかった』と言ってくださった。その言葉がすごくうれしかったです」彼が演じたのは、倒産寸前のメガネ会社を買収し、再起を懸けて奮闘する新社長・田村雄司。原作は実話を基にしたビジネス小説だ。「1つピンチを乗り越えたらすぐにまた壁が立ちはだかって、それでも絶対に諦めず前へ、前へと進んでいく。そういう姿勢は見習いたいし、こんなふうに熱く生きたっていいじゃないか!と思いました。僕自身も熱くなりやすい性分なので(笑)」役に自分を重ねてこう続けた。「いいものを作りたいと思うと、妥協はしたくないんです。20年くらい役者をやっていて、その思いは絶対失わないようにと思ってきたし、この先40代、50代になっても失いたくなくて」自由すぎる雄司に振り回されながらも、金策に奔走する奥田吉弘を演じるのは伊藤淳史(36)。息の合った会話の応酬は最大の見どころだ。「セリフ量が膨大ですし、脚本のスピード感を大切にしたいと思って、伊藤さんら共演者となるべく空いている時間にセリフ合わせをするように心がけました。今までの作品のなかでいちばん練習したんじゃないかな」タイトルにちなみ、破天荒なところはあるかと尋ねると……。「20代前半、めちゃくちゃ飲み歩いていたときは破天荒だったかも(笑)。回りくどいのが嫌で、すぐに本題に入るから、“もっと酒を楽しんでからしてくれよ”ってよく注意されました(笑)」今年は、妻で女優の前田敦子(28)との間に長男が誕生。何か変化は?「神経質なところがあったけれど、悩んでもしょうがないって思うようになったかもしれないです。それも妻のおかげです。どんな局面でも物事の捉え方が柔軟だから。コミカルな役が多すぎるとか考えることももちろんあります。でも、とにかく今は目の前にあるものに必死に食らいついてやっていこうと思います」「女性自身」2019年12月24日号 掲載
2019年12月16日第11回TAMA映画賞授賞式が、17日に中央大学 多摩キャンパス クレセントホールで行われ、受賞者が登壇した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる"いきのいい"作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。映画『愛がなんだ』で注目を浴びた岸井ゆきの、成田凌はそろって最優秀新進女優賞・男優賞に。当日は今泉力哉監督がサプライズで駆けつけ、2人に花束を渡した。今泉監督は「素直に嬉しいです。今日はなんの受賞もしてないんですけどのこのこ現れました」と照れ笑い。岸井は「あまり成田凌くんと話さないようにしていて。できるだけ(成田が演じた)マモちゃん以外の情報を入れたくないというか。それでちょっと個人的なことをきかないようにしたりしてたんですけど、成田くんは気づいていなかった」と撮影を振り返り、会場を笑わせる。成田は「『この映画がヒットしなかったら日本はおかしい』と思ったくらいだったので、ほっとした、というのはあるかもしれません」と、作品への熱い思いを語った。また、『嵐電』で最優秀主演男優賞に輝いた井浦は「生まれ育った多摩、完全なる地元。中大の裏側で生まれ育って、中大をみながら通ってたので、感慨深いです」と会場にしみじみ。同作は最優秀作品賞にも選出され、フレッシュなキャスト一同がずらりと並んだ。井浦は「ここに並んでる若者たちの名前と顔をどんどん覚えて帰ってください。きっとここに立ってる人たちが、これから今、新進賞をとった成田凌くんたちを突き上げていく若者たちになっていくと思います」と紹介する。『嵐電』鈴木卓爾監督は、「京都にずっといて、学校の先生をやっているので、次にいつ映画を撮るのかわかりません。誰か仕事ください」とアピール。さらに「『嵐電』はきっともう1回観たくなる人も多いと思います。なぜなら、ストーリーがよくわからないから。途中でこの映画はストーリーがよくわからなくなるので、みなさま、あまりストーリーを追いかけないで観てください。でも、映画はぐいぐいいきます。何言ってるのかわからないかもしれないですけど、そうやって観ていただけたらと思います」とたたみかける。最後には「11月22日から公開される中村義洋監督の『決算! 忠臣蔵』という映画に、キャストの1人と私が赤穂浪士の役で出てるので、よかったらぜひ見つけてください」と他の映画の宣伝もするなど、自由なスタイルで会場を盛り上げていた。○受賞一覧■最優秀作品賞『嵐電』 (鈴木卓爾監督、及びスタッフ・キャスト一同)『長いお別れ』(中野量太監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞新海誠監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『天気の子』)藤井道人監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『新聞記者』)■最優秀男優賞山﨑努 (『長いお別れ』)井浦新(『嵐電』『こはく』『赤い雪』『止められるか、俺たちを』『宮本から君へ』ほか)■最優秀女優賞蒼井優 (『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』『ある船頭の話』『海獣の子供』)前田敦子 (『旅のおわり世界のはじまり』『葬式の名人』『町田くんの世界』ほか)■最優秀新進監督賞山戸結希監督 (『ホットギミック ガールミーツボーイ』『21世紀の女の子』)奥山大史監督 (『僕はイエス様が嫌い』)■最優秀新進男優賞成田凌 (『愛がなんだ』『チワワちゃん』『さよならくちびる』『人間失格 太宰治と3人の女』『翔んで埼玉』ほか)清水尋也 (『ホットギミック ガールミーツボーイ』『パラレルワールド・ラブストーリー』『貞子』)■最優秀新進女優賞岸井ゆきの (『愛がなんだ』『ここは退屈迎えに来て』『ゲキ×シネ「髑髏城の七人」Season風』)シム・ウンギョン (『新聞記者』)
2019年11月18日第11回TAMA映画賞授賞式が、17日に中央大学 多摩キャンパス クレセントホールで行われ、最優秀女優賞に輝いた女優の前田敦子が登壇した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる"いきのいい"作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。黒沢清監督の『旅のおわり世界のはじまり』ではウズベキスタンロケを行い、帰国後、石井裕也監督の『町田くんの世界』で学生役に挑戦した前田。「『27歳で制服を着ます』と黒沢監督に行ったら、すごい笑われて。『楽しみにしてます』と言われたので、頑張ろうと思って入ったんですけど、同い年の高畑充希ちゃんだったり、年上の岩田(剛典)さんも学生として参加すると聞いたので、それはすごく心強くて」と振り返る。石井監督からは「『映画の中で進行役になってください。あなたの役は重要です』と言われたので、がんばるしかない、制服云々言ってる場合じゃないなと思いました」と同作への思いを表した。現在は一児の母でもあるが、前田は「映画の世界って、夢が詰まっていて、『なんてわくわくするんだろう』と、やればやるだけ思える。映画の世界の前向きさ、ひたむきさが尊敬できるし大好きなので。これからどういうペースでやるかはゆっくり決めながらではあるんですけど、がっつり映画の世界に携われる日がきたらいいなと。そのためにすべてをしっかりがんばって直向きにやっていきたいと思います」と語った。○受賞一覧■最優秀作品賞『嵐電』 (鈴木卓爾監督、及びスタッフ・キャスト一同)『長いお別れ』(中野量太監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞新海誠監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『天気の子』)藤井道人監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『新聞記者』)■最優秀男優賞山﨑努 (『長いお別れ』)井浦新(『嵐電』『こはく』『赤い雪』『止められるか、俺たちを』『宮本から君へ』ほか)■最優秀女優賞蒼井優 (『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』『ある船頭の話』『海獣の子供』)前田敦子 (『旅のおわり世界のはじまり』『葬式の名人』『町田くんの世界』ほか)■最優秀新進監督賞山戸結希監督 (『ホットギミック ガールミーツボーイ』『21世紀の女の子』)奥山大史監督 (『僕はイエス様が嫌い』)■最優秀新進男優賞成田凌 (『愛がなんだ』『チワワちゃん』『さよならくちびる』『人間失格 太宰治と3人の女』『翔んで埼玉』ほか)清水尋也 (『ホットギミック ガールミーツボーイ』『パラレルワールド・ラブストーリー』『貞子』)■最優秀新進女優賞岸井ゆきの (『愛がなんだ』『ここは退屈迎えに来て』『ゲキ×シネ「髑髏城の七人」Season風』)シム・ウンギョン (『新聞記者』)
2019年11月17日第11回TAMA映画賞授賞式が11月17日(日)、中央大学多摩キャンバスクレセントホールにて開催され、最優秀女優賞を受賞した蒼井優と前田敦子が登壇。蒼井さんは結婚、前田さんは出産と2019年、新たなスタートを切ったが、女優業に向けての熱い思いを吐露した。■蒼井さん「新しい一歩を踏み出す時期にこういう賞をいただけたことは光栄」TAMA映画賞は、明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰するもの。蒼井さんは『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』において、多岐にわたる役柄を演じ分け、観客の脳裏に鮮烈に焼き付けたという評価で最優秀女優賞を受賞した。どの作品も非常に勉強になった現場だと語った蒼井さんだったが、なかでも「塚本晋也監督とご一緒した『斬、』の現場では、ものづくりの美しさを身体の底から体感させてただきました」とかけがえのない経験ができたことに感謝を述べていた。さらに蒼井さんは、塚本監督から得たことを胸に映画作りに励んでいくことを誓うと「新しい一歩を踏み出す時期に、こういう賞をいただけたことは非常に光栄でした。ある種の叱咤激励だと思って、これからも真面目に取り組みたいです」と今後の更なる飛躍を誓っていた。また『長いお別れ』で共演した名優・山崎努さんとの現場も味わい深いものであったと述べると「ご共演してまた好きになっちゃいました」と笑顔を見せる。続けて「画面に映らないようなシーンでも、アドリブを入れるんです。あれだけのキャリアを持つ方でも、常に挑戦する姿を目の当たりにすると、自分ももっと大胆に挑戦しなければいけないなと学ばせていただきました」と語っていた。■前田さん「映画の世界には夢が詰まっている」一方の前田さんは、主演を務めた『旅のおわり世界のはじまり』で演じた女性像が、前田さんの女優としての資質・魅力にシンクロして、稀有な存在感を放ったということでの受賞となった。2019年を振り返った前田さんは「これまでで一番映画に参加させていただいた年」と定義づけると「やっぱり映画の世界は夢が詰まっていると感じました。やればやるほどワクワクするんです」としみじみ語る。さらに前田さんは「映画の世界にいる方々のひさむきさが尊敬できるんです」と述べると「まだどういうペースでやっていけるのかは決めてはいませんが、またガッツリと映画の世界に携われる日がくるといいなと思っています」と未来に思いを馳せると「これからもしっかりと毎日ひたむきに過ごしていきたいです」と抱負を語っていた。第11回TAMA映画賞受賞作品、受賞者●『嵐電』 (鈴木卓爾監督、及びスタッフ・キャスト一同)●『長いお別れ』(中野量太監督、及びスタッフ・キャスト一同)●新海誠監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『天気の子』)●藤井道人監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『新聞記者』)●山崎努 (『長いお別れ』)●井浦新 (『嵐電』『こはく』『赤い雪 Red Snow』『止められるか、俺たちを』『宮本から君へ』ほか)●蒼井優 (『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』『ある船頭の話』『海獣の子供』)●前田敦子 (『旅のおわり世界のはじまり』『葬式の名人』『町田くんの世界』ほか)●山戸結希監督 (『ホットギミックガールミーツボーイ』『21世紀の女の子』)●奥山大史監督 (『僕はイエス様が嫌い』)●成田凌 (『愛がなんだ』『チワワちゃん』『さよならくちびる』『人間失格太宰治と3人の女』『翔んで埼玉』ほか)●清水尋也 (『ホットギミックガールミーツボーイ』『パラレルワールド・ラブストーリー』『貞子』)●岸井ゆきの (『愛がなんだ』『ここは退屈迎えに来て』『ゲキ×シネ「髑髏城の七人」Season風』)●シム・ウンギョン (『新聞記者』)(text:cinemacafe.net)
2019年11月17日第11回TAMA映画賞授賞式が、17日に中央大学 多摩キャンパス クレセントホールで行われ、受賞者が登壇した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる"いきのいい"作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。最優秀新進男優賞を受賞した清水尋也は「人生で初めての映画賞。光栄です」と喜びを表す。出演した『ホットギミック ガールミーツボーイ』では同世代との共演となったが、「特に今回は板垣瑞生。前に共演して、その子とまた共演できたことが僕にとってすごく大きくて、少しでも成長した自分を見せたかったし、映画を通して彼と高めあえたらと思いました。彼の存在はすごく大きかったですし、同世代と共演できたことは僕にとっても大きかったです」と振り返った。同作のメガホンをとった山戸結希監督も、最優秀新進監督賞を受賞。山戸は清水について「天才」と語る。「天才って誰でもできる役をやっても意味がなくて、地球上で清水さんしかできないんじゃないかという役をやっていただくのがいい。これからもどんどん、清水さんにしかできなかったな、という役をやっていただきたいです。才能の塊だと思うので、ゴリゴリと進んでほしいです」とエールを送った。清水は「嬉しいです。役者にとって、『あなたにしかできない役だ』と言われるのは、これ以上嬉しいことはないので」と喜びつつ、「今ぐっと気持ちが引き締まりました。こんな大勢の前で天才と言っていただいてすごく緊張しています。変な汗をかいています」と照れ笑いを浮かべた。○受賞者一覧■最優秀作品賞『嵐電』 (鈴木卓爾監督、及びスタッフ・キャスト一同)『長いお別れ』(中野量太監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞新海誠監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『天気の子』)藤井道人監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『新聞記者』)■最優秀男優賞山﨑努 (『長いお別れ』)井浦新(『嵐電』『こはく』『赤い雪』『止められるか、俺たちを』『宮本から君へ』ほか)■最優秀女優賞蒼井優 (『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』『ある船頭の話』『海獣の子供』)前田敦子 (『旅のおわり世界のはじまり』『葬式の名人』『町田くんの世界』ほか)■最優秀新進監督賞山戸結希監督 (『ホットギミック ガールミーツボーイ』『21世紀の女の子』)奥山大史監督 (『僕はイエス様が嫌い』)■最優秀新進男優賞成田凌 (『愛がなんだ』『チワワちゃん』『さよならくちびる』『人間失格 太宰治と3人の女』『翔んで埼玉』ほか)清水尋也 (『ホットギミック ガールミーツボーイ』『パラレルワールド・ラブストーリー』『貞子』)■最優秀新進女優賞岸井ゆきの (『愛がなんだ』『ここは退屈迎えに来て』『ゲキ×シネ「髑髏城の七人」Season風』)シム・ウンギョン (『新聞記者』)
2019年11月17日女優の前田敦子が30日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた「第32回東京国際映画祭」Japan Now部門出品作品『旅のおわり世界のはじまり』のイベントに登場した。ウズベキスタンで全編ロケ撮影された本作は、観客も一緒に異郷を旅しているようなシルクロードの美しい風景の中で描かれる旅の物語。“舞台で歌う”という夢への情熱を胸に秘めたテレビリポーターの主人公・葉子(前田)が、番組クルー(加瀬亮、染谷将太、柄本時生)と取材のためにウズベキスタンを訪れ、異国での様々な出会いによって成長していく姿を描く。前田はウズベキスタンで出会った人たちについて、「みんなすごいいい人なんです。お芝居でぶっきらぼうにするのが申し訳ないくらい、みんなすっごい優しいんですよ。警察の人たちもみんな『イエーイ!』って」と人柄を紹介。スタッフにも多くの現地の人たちが参加したが、「すごい頭いい人たちがたくさん。弁護士を目指しているという方たちが多くて、そういう方たちは日本語ペラペラだったんです。だからあんまり壁を感じなくて、むしろ『日本知ってるよ』、『ローソンでバイトしてた!』っていう方が多かったです」と、日本のことを知ってくれている人が多かったという。さらに、「すごい日本人の女性がモテました。スタッフさんの女性の方たちがけっこう求婚されていました」と笑いながら話し、自身についても「私はおじいちゃんに(求婚)されました」と明かした。
2019年10月30日元AKB48の篠田麻里子(33)が10月23日、ハワイでの結婚式の様子をインスタグラムに投稿した。篠田といえば、今年2月に3歳年下の実業家男性との電撃“玄米婚”で一躍話題に。コメントではお互いに玄米が好きという共通点などがあり、交際0日で結婚に踏み切ったことなどが明らかに。そのため、ファンからは驚きの声が上がっていた。この日の投稿では、マーメイド型のウェディングドレスの花嫁姿を披露。そんな美麗写真に、半日でコメントは1,000件を突破。《たまには浮かれた写真失礼します》と結ばれた本人の言葉に、感嘆と祝福の声が集まっている。《先日身内だけでハワイで挙式を行いました》とも述べた篠田の式には、元AKB48で絶大な人気を博した前田敦子(28)や高橋みなみ(28)をはじめとした“元祖神7”メンバーも集結。前田のインスタグラムにはドレスアップした楽しげな姿も投稿されており、大人になったアイドルたちの晴れ姿も注目されている。そんなおめでたいニュースが続き、ファンは喜びの悲鳴を上げている。《麻里子様本当におめでとうございます!》《どんな式になるか楽しみにしていたので投稿嬉しい、幸せになってね》《(窓辺に立つ篠田の写真を受け)ドレスを着た背中が絵画のように綺麗》《AKBのみんな続々結婚してて時の流れを感じる……》また同日には、篠田の第一子妊娠も各スポーツ紙などで報じられた。前田に続きママになるメンバーは神7では2人目。来週頃出産予定とのことで、篠田は今後も体調に注意しながら仕事を続けていくという。報道を受け《赤ちゃんも楽しみ!体に気をつけてね》とのコメントも多数寄せられている。今後も、麻里子様の明るいニュースが続きそうだ。
2019年10月23日国内映画賞のトップバッターとして注目を集める「第11回TAMA映画賞」の受賞作品及び受賞者が決定。『長いお別れ』と『嵐電』が最優秀作品賞に選ばれ、『天気の子』『新聞記者』が特別賞を受賞、『愛がなんだ』で共演した成田凌と岸井ゆきのがそれぞれ最優秀新進男優賞・女優賞に選ばれた。毎年晩秋に開催されている映画ファンの祭典「第29回映画祭TAMA CINEMA FORUM」が今年も開催。併せて、多摩市及び近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰するTAMA映画賞も発表された(2018年10月~2019年9月に劇場公開された作品が対象)。映画ファンを魅了した事象を表彰する特別賞に選ばれた『天気の子』は、「少年・少女が緻密に描かれた東京の街並みから壮大な天空に放たれた開放感は、言葉に表せないほどの映像体験を観客にもたらした」、そして『新聞記者』は「昨今の政治的題材に取り組みながら苦悩する個人に光を当てたドラマを作り、終演で拍手が起こる『新聞記者現象』を引き起こした」との受賞理由。『嵐電』『こはく』などに主演した最優秀男優賞・井浦新には「経験に裏打ちされる思慮深さ、知性と品、色気を自在に調節し作品のカラーに溶け込む、映画界になくてはならない存在」、『長いお別れ』で認知症が進行していく父親を演じた山崎努には「一瞬みせる敬愛される家族の長としてのお父さんの姿は、俳優・山崎努の凄みを感じさせた」との声が寄せられた。最優秀女優賞を受賞した蒼井優には「『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』において、多岐にわたる役柄を演じ分け、観客の脳裏に鮮烈に焼き付けた」、同じく前田敦子には「『旅のおわり世界のはじまり』で演じた女性像は、女優・前田敦子の資質・魅力と鮮やかにシンクロし、稀有な存在感を放った」とのコメント。『愛がなんだ』から『人間失格 太宰治と3人の女』まで多彩な作品で大活躍を見せた成田凌には「身近にいそうな自然な佇まいで役に溶け込む一方、他方では誰もが持つ弱い部分を丁寧に演じ、多彩な表現力で観客を魅了した」、同じく『愛がなんだ』で主演をつとめた岸井ゆきのには「ヒロインを大胆な立ち居振る舞いと繊細な眼差しで体現し、リアルな恋愛群像劇のなかにキュートな魅力をもって立ち上がらせた」との受賞理由が寄せられ、『新聞記者』で松坂桃李とW主演をつとめたシム・ウンギョンも、「真実を追い続ける真剣な表情・確かな演技力は、観るものを強烈に作品に引き込み、初出演の日本映画で鮮烈な印象を残した」と最優秀新進女優賞を受賞した。<第11回TAMA映画賞 受賞作品・受賞者>最優秀作品賞[本年度最も活力溢れる作品の監督及びスタッフ・キャストに対し表彰]『嵐電』 鈴木卓爾監督、及びスタッフ・キャスト一同『長いお別れ』中野量太監督、及びスタッフ・キャスト一同特別賞[映画ファンを魅了した事象に対し表彰]新海誠監督、及びスタッフ・キャスト一同 『天気の子』藤井道人監督、及びスタッフ・キャスト一同 『新聞記者』最優秀男優賞[本年度最も心に残った男優を表彰]山崎努 『長いお別れ』井浦新 『嵐電』『こはく』『赤い雪』『止められるか、俺たちを』『宮本から君へ』ほか最優秀女優賞[本年度最も心に残った女優を表彰]蒼井優 『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』『ある船頭の話』『海獣の子供』前田敦子 『旅のおわり世界のはじまり』『葬式の名人』『町田くんの世界』ほか最優秀新進男優賞[本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰]成田凌 『愛がなんだ』『チワワちゃん』『さよならくちびる』『人間失格 太宰治と3人の女』『翔んで埼玉』ほか清水尋也 『ホットギミック ガールミーツボーイ』『パラレルワールド・ラブストーリー』『貞子』最優秀新進女優賞[本年度最も飛躍した女優、もしくは顕著な活躍をした新人女優を表彰]岸井ゆきの 『愛がなんだ』『ここは退屈迎えに来て』『ゲキ×シネ「髑髏城の七人」Season風』シム・ウンギョン 『新聞記者』最優秀新進監督賞[本年度最も飛躍した監督、もしくは顕著な活躍をした新人監督を表彰]山戸結希監督『ホットギミック ガールミーツボーイ』『21世紀の女の子』奥山大史監督 『僕はイエス様が嫌い』「第11回TAMA映画賞授賞式」は11月17日(日)、中央大学 多摩キャンパス クレセントホールにて開催。「第29回映画祭TAMA CINEMA FORUM」各種上映プログラムは11月23日(土・祝)~12月1日(日)、東京都多摩市内の3会場にて開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:長いお別れ 2019年5月31日より全国にて公開(C)2019『長いお別れ』製作委員会愛がなんだ 2019年4月19日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2019映画「愛がなんだ」製作委員会新聞記者 2019年6月28日より全国にて公開©2019『新聞記者』フィルムパートナーズ天気の子 2019年7月19日より全国東宝系にて公開(C)2019「天気の子」製作委員会
2019年10月03日大阪府茨木市を舞台に、奇想天外な高校の同級生のお通夜を体験する人々を描く映画『葬式の名人』。今回は、前田敦子が演じるシングルマザー・雪子の奮闘っぷりを垣間見ることができる本編映像と場面写真が到着した。前田さん演じる雪子は、町工場で働き、慎ましい暮らしに苦労しながらも息子・あきお(阿比留照太)と幸せな日々を送っている。町工場での仕事は、流れてくるビンの形、ラベルをチェックし、箱につめるという単純作業。生活のため懸命に働く雪子も、ついつい心は上の空に。上司から注意を受けると慌てて、作業に気を入れる。でも、「家賃が3万円。どないしよ」と、つい家賃のことを考えてしまう雪子。再び上司から注意を受け、慌て作業するも、「そうや! ブログの広告代が今日振り込まれるんや!」とニンマリと口角が上がる。形のそぐわない容器を見つけると、「これかわいい、あきお(息子)の鉛筆立てにええな」と嬉しそうに手に取る姿も。かと思えば、次の瞬間「さっ!保険料払わなあかん」と気持ちを引き締める雪子。ぎりぎりの生活でも、小さな喜びを大事にしながら愛する息子のことで頭がいっぱい。そんな息子への愛が伝わってくる雪子の奮闘っぷりにも注目だ。『葬式の名人』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:葬式の名人 2019年9月20日より全国にて公開、8月16日茨木市先行(C) “The Master of Funerals” Film Partners
2019年09月28日女優の前田敦子が20日、都内で行われた主演映画『葬式の名人』の公開初日舞台挨拶に登壇し、胸元がざっくり開いたロングワンピース姿を披露した。本作は、大阪府茨木市で生まれ育った川端康成の作品群をモチーフに、同市を舞台に奇想天外な高校の同級生のお通夜を体験する人々を描いた物語。大阪・イオンシネマ 茨木で先行公開され、たった1館の上映ながらすでに動員1万2,000人、興行収入1,500万を突破している。舞台挨拶では、前田、高良健吾、白洲迅、尾上寛之、中西美帆、奥野瑛太、佐藤都輝子、樋井明日香、樋口尚文監督が豪華集結。女手一つで息子を育てる渡辺雪子役で、母親役と関西弁のせりふに初挑戦した前田は、胸元がざっくり開いたロングワンピース姿で登場した。そして、「やったねー尾上さん」「やったよ」と、ロケ地である茨木市出身の尾上と喜び合い、「撮影した場所で受け入れてもらえるのが一番うれしいですし、みなさんにも見に来てもらえて本当にうれしいです」とメッセージ。また、「本当に前向きな明るい気持ちで終われる清々しい映画です。“夢の世界へ行ってらっしゃい”って感じですかね」と独特な表現で魅力をアピールし、「でも寝ないでください」と付け加えると、会場から笑いが起こった。
2019年09月21日女優の前田敦子が20日、都内で行われた主演映画『葬式の名人』の公開初日舞台挨拶に登壇。AKB48を牽引していた10年前の多忙ぶりを振り返り、「そのスケジュールうらやましいって思いました。すごい頑張ってたんだなって」と話した。本作は、大阪府茨木市で生まれ育った川端康成の作品群をモチーフに、同市を舞台に奇想天外な高校の同級生のお通夜を体験する人々を描いた物語。前田は、女手一つで息子を育てる渡辺雪子役で、母親役と関西弁のせりふに初挑戦した。なお、大阪・イオンシネマ 茨木で先行公開され、たった1館の上映ながらすでに動員1万2,000人、興行収入1,500万を突破している。舞台挨拶では、高校時代のクラスメートが10年ぶりに再会し、思い出話に花を咲かせる“一夜限りの同葬会”から巻き起こる物語にちなんで、それぞれ10年前の自分がどうだったか思い出話で盛り上がった。前田は、マネージャーが10年前の9月20日のスケジュールを調べてくれたそうで、「レコーディングして、握手会して、ソロのグラビア撮影がありました」と紹介。さらに、「次の日から3日間かけて地方6カ所巡って、その4日後にニューヨークに行っていました。たぶんアニメのイベントで。その2週間後にはハワイに行っていました」と怒涛のスケジュールを明かした。そして、「そのスケジュールうらやましいって思いました。すごい頑張ってたんだなって」と懐かしそうに話し、「『そのときの頑張りの体力のおかげで今すっごく元気だよ』って言いたいです」と当時の自分にメッセージ。ハードスケジュールすぎて「どこ行っても何も覚えていない」と言い、「『今だったらもっと楽しめるよ』とも言いたいです」と笑った。
2019年09月20日「嵐」櫻井翔と有吉弘行が司会を務める「櫻井・有吉THE夜会」。9月19日(木)今夜放送回のゲストに、女優の前田敦子が出演。先日第1子を出産した前田さんが最新プライベートを明かすほか、「Perfume」あ~ちゃんも登場する。2005年、AKB48のメンバーに選ばれ立ち上げ期からグループをリード。ブレイクの立役者となると、女優としても「毒島ゆり子のせきらら日記」や「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」などでその演技力が高く評価され、今年に入ってからも『マスカレード・ホテル』『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』『町田くんの世界』『旅のおわり世界のはじまり』と精力的に出演を続ける前田さん。今回は先日出産した前田さんが“食べて痩せる”衝撃の産後ダイエット法など、令和に入ってからの最新プライベートを大公開する。また2005年にメジャーデビュー、「ポリリズム」でブレイクすると「セラミックガール」「love the world」などが立て続けにヒット。日本だけでなく海外でも活躍し、いまや世界的なアーティストとなった「Perfume」からメンバーのあ~ちゃんが登場。今回はあ~ちゃんの自宅で起きた(秘)事件をメンバーが暴露。またSNSで話題の技に愛犬のぽぽたんが挑戦する。今夜のゲスト、前田さんが主演を務める映画『葬式の名人』は9月20日(金)より全国にて公開。大阪府茨木市で生まれ育った川端康成の作品群をモチーフに、奇想天外な高校の同級生のお通夜を体験する人々を描く同作で、前田さんは女手一つで息子を育てる渡辺雪子を演じる。雪子ら同級生を不思議な一夜に巻き込む豊川大輔を高良健吾が演じるほか、『HiGH&LOW THE WORST』も期待の白洲迅も出演する。「Perfume」は初のベストアルバム「Perfume The Best "P Cubed"」が好評発売中。「櫻井・有吉THE夜会」は9月19日(木)今夜22時~TBS系で放送。(笠緒)
2019年09月19日日本テレビ系「衝撃のアノ人に会ってみた!」の2時間スペシャルが9月18日(水)今夜放送。スペシャルゲストとして「嵐」櫻井翔と俳優の舘ひろしを迎えるほか、フィギュアスケート界から高橋大輔、女優の浜辺美波、俳優の白洲迅、タレントの小島瑠璃子らもゲスト出演する。本番組はテレビやSNSの衝撃動画、新聞などで話題となった“衝撃のアノ人”を探し出し「今だから話せる真実」「隠されたエピソード」、さらにはその後の人生も描くヒューマンドキュメントバラエティ。今回は20日(金)から開催される「ラグビーワールドカップ2019日本大会」の応援団長を務める舘さんと、スペシャルサポーターの櫻井さん、応援マネージャーを務める小島さんが登場。舘さんがニュージーランドへ赴き憧れの人と初対面する。またオリンピックメダリストで世界王者にも輝いたフィギュアスケート選手、高橋さんのアメリカ合宿に密着。ビヨンセの振付師との超ハードな練習をテレビ初公開する。そのほか妻夫木聡主演で大ヒットした『ウォーターボーイズ』のモデルとなった川越高校水泳部に密着。今年のシンクロ公演までの42日間を追う。櫻井さんと舘さん、小島さんが応援団として盛り上げる「ラグビーワールドカップ2019日本大会」は9月20日(金)より開幕。初戦となる日本対ロシア戦は同日19時45分より日本テレビ系で放送。11月2日(土)まで熱戦が繰り広げられる。高橋さんが出場する「木下グループpresents カーニバル・オン・アイス2019」は10月5日(土)、さいたまスーパーアリーナで開催。浜辺さんは劇場アニメ『HELLO WORLD』で声優に挑戦。北村匠海、松坂桃李らも声優を務め、2027年の京都を舞台に内気な男子高校生・直実(北村さん)の前に、10年後の自分・ナオミ(松坂さん)が突然現れ、事故で命を落とすことになる瑠璃(浜辺さん)を救うため、子どもの直美と大人のナオミ、奇妙なバディが誕生する…という物語。白洲さんは映画『葬式の名人』に出演、前田敦子主演、高良健吾、尾上寛之らの共演で、大阪府茨木市を舞台に、奇想天外な高校の同級生のお通夜を体験する人々を描く。劇場アニメ『HELLO WORLD』は9月20日(金)より全国東宝系にて公開。映画『葬式の名人』は9月20日(金)全国にて公開。「衝撃のアノ人に会ってみた!2時間SP」は9月18日(水)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年09月18日いま映画やドラマに引っ張りだこの若手俳優・白洲迅が出演する最新作『葬式の名人』がもうすぐ公開。この度、公開に先駆けて、今作でなんと“遺体役”に挑戦した白洲さんの場面写真がシネマカフェに到着した。大阪府茨木市を舞台に、奇想天外な高校の同級生のお通夜を体験する人々を描く本作。茨木市で生まれ育った川端康成の作品群をモチーフに、茨木市にてオールロケを敢行。前田敦子が女手一つで息子を育てる渡辺雪子、雪子ら同級生を不思議な一夜に巻き込む豊川大輔を高良健吾が演じている。そして、主人公たちの同級生で中心的人物である吉田創役を白洲さんが務めている。『BACK STREET GIRLS -ゴクドルズ-』では主演を務め、「僕はまだ君を愛さないことができる」ではW主演。現在放送中の「刑事7人」にも出演し、刑事・野々村拓海役で活躍。『HiGH&LOW THE WORST』「ハル~総合商社の女~」など待機作にも注目が集まる白洲さん。今作で演じる吉田は、高校生の頃、甲子園を目指す野球部のエースだったが、怪我により野球部はもといクラスメートのもとからも去ってしまう。到着した場面写真では、そんな去ったあとから10年後、再び母校を訪れた吉田の姿が。吉田は校門前で遊ぶ子どもからの球を受けると「ええ球や」と爽やかスマイル。取りにきた野球部の中には、母校の教師となり、野球部顧問、さらに吉田とバッテリーを組んでいた豊川が…。また、当時のエースの面影感じる見事な投球モーションを披露する吉田。豊川はそこで目の前にいるのがかつてのバッテリー吉田だと気づき、まさかの再会もつかの間、驚きの展開に発展していく――。最後は、吉田のクラスメートであった雪子、息子・あきお(阿比留照太)、そして豊川らがあることがきっかけで高校時代に入り込んでしまうシーンでの1枚。昔と同じように応援団として太鼓を叩く姿があり、3人に気づき「俺を見てくれ!」と言わんばかりの表情を見せている。突然去り、再び現れた吉田。本作では、全く読めない行動を起こす彼中心でストーリーが進む、重要なキーパーソンとして登場している。『葬式の名人』は9月20日(金)より全国にて公開。※8月16日(金)茨木市先行(cinemacafe.net)■関連作品:葬式の名人 2019年9月20日より全国にて公開、8月16日茨木市先行(C) “The Master of Funerals” Film Partners
2019年09月12日アイドルから女優に転身し、時には役に体当たりで挑みながら、お芝居の実績を積んでいる前田敦子さん。アイドル時代と同様、現在もオファーは途切れない。私生活では結婚、そして出産とハッピーな報告が続き、相変わらず注目の人だ。そんな前田さんが、初めて母親役を務めた主演映画『葬式の名人』が公開される。「樋口(尚文)監督から出演のオファーを受けた時、達筆すぎて読めないぐらいの情熱的なお手紙をいただきました(笑)。監督には数年前から映画のことについていろいろ教えてもらっていて、その“映画オタク”ぶりから、一緒にお仕事したら楽しいだろうなぁと思って、ぜひやらせてくださいってお返事しました」舞台は大阪府茨木市。前田さんが演じるのは、小学生の息子を一人で育てている雪子。ある日、高校時代の同級生だった吉田(白洲迅)が突然死んでしまうところから物語は始まる。同じ野球部で、吉田とバッテリーを組んでいた豊川(高良健吾)が葬儀屋と喧嘩したことで、彼らは母校で吉田のお通夜を行うはめに。なぜか消えた棺を捜して野球部の部室にたどり着いた雪子と同級生たちは、棺とともに一夜を明かすことになるが、いつの間にか寝てしまう。「目を覚ますと、有馬稲子さん演じる“見知らぬ女性”がいて、そのあたりから突然ファンタジー要素が濃くなってくる感じがすごく楽しくて、好きなシーンです。カメラの長回しで撮るシーンが山ほどあって撮影中は苦労したんですが、第三者からの目線のように撮っていたことを後から知って、そのうえで完成作品を観た時に納得。映画オタクの人たちが作った作品を、私も素直に面白い!と思えたことがうれしくて、興奮しました。すべての辻褄が合って、キレイに成立させる必要はない。映画ってこれでいいんだよな、映画らしいな、って腑に落ちて、すごく気持ちよかった。いい作品に関わることができて幸せだと思いました」25歳の時、一人の女性として考える時期があり、自ら初めて1か月の休暇をもらったという前田さん。「結局何もすることがなくて暇で、すぐにお仕事がしたくなった。それで、小さな役でも何でもいいからお芝居がしたいって事務所にお願いして。その結果、今年公開の出演映画は5本にもなりました。休暇は、何にも囚われずにその時もらった役をやるというスタイルは性に合っているかもしれない、と思えた、いいきっかけでした。私もオタクなのかも(笑)。これからも、映画らしい作品にどんどん関わっていきたいです」『葬式の名人』高校時代の同級生・吉田の訃報が届き、集まった友人たち。熱血漢の豊川が、最後に吉田を母校に連れていきたいと提案し、みんなで棺を担いで母校へ向かうが…。出演/前田敦子、高良健吾ほか9月20日より全国公開。©2018“The Master of Funerals” Film partnersまえだ・あつこ1991年7月10日生まれ、千葉県出身。AKB48の中心メンバーとして活躍し、2012年に卒業。今年は『コンフィデンスマンJP ‐ロマンス編‐』『旅のおわり世界のはじまり』含め5本の出演映画が公開。※『anan』2019年9月18日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・Ayaka.kヘア&メイク・熊谷美奈子インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2019年09月11日日本が最もエネルギッシュだったといわれ、“バブル”経済に沸いた80年代。いま再び注目を集める時代の日本を舞台に、少しノスタルジックでどこか懐かしい気分を味わえる作品をピックアップした。女性はソバージュに肩パット入りのボディコンスーツに身を包み、男性はダブルスーツに革のセカンドバックでキメる。高級住宅や高級車、高額のゴルフ会員権が飛ぶように売れ、テーマパークやリゾート地、ディスコは超満員。クリスマスには高級ホテルでデート、プレゼントはブランド品が定番など、まるで華やかな夢物語のような毎日に「あの時代はよかった…」と語る経験者も。昭和から平成へ、平成から令和に移り変わったいまもなお、思いを馳せる時代を描いた作品は数多く作られている。固定概念を打ち崩せ!時代のギリギリを攻めまくる!「全裸監督」1980年。会社は倒産、妻に浮気され絶望のどん底にいた村西とおる(山田孝之)は黎明期だったアダルトビデオに勝機を見出し、仲間のトシ(満島真之介)、川田(玉山鉄二)らとともに殴り込む。一躍業界の風雲児となるが、商売や警察の妨害で絶体絶命の窮地に立たされる村西たち。そこへ厳格な母の元で本来の自分を押し込めていた、女子大生の恵美(森田望智)が現れ…。ふたりの運命的な出会いは、社会の常識を根底からひっくり返していく――。“裸で生まれてきたのに、裸になって何が悪い。撮りたいものをただ撮るだけ”という村西が貫き通した信念のごとく、豪華キャスト陣の体当たりの演技とスタッフの熱い思いが1つとなり企画・映像化に至った本作。これまで堂々と描くことすらタブー視されてきたアダルトビデオ業界を舞台に、昭和の最後を駆け抜けた“放送禁止のパイオニア”村西とおるの半生を描いた文字通り型破りな作品は、この令和の時代にこそ観るべき1本。時代を変えたチーム村西の物語は、閉塞する現在こそ胸に突き刺さること間違いなし!いつの時代も想いは同じ…どこか可笑しくちょっと寂しい青春の1ページ『横道世之介』80年代後半、長崎の港町から大学進学のために上京した青年・横道世之介(高良健吾)。頼みごとを断りきれないお人好しの世之介は、お嬢様育ちのガールフレンド・与謝野祥子(吉高由里子)、入学式で出会った倉持一平(池松壮亮)、パーティガールの片瀬千春(伊藤歩)、女性に興味を持てない同級生の加藤雄介(綾野剛)など、多くの人を惹きつける。劇中で世之介が身につけているペイズリー柄のネクタイや、チェック柄のシャツ、女性たちのクルっと立ち上がった前髪なども懐かさを感じさせる。長崎に帰省した際に浜辺まで祥子を乗せて走る車は初代日産・パルサーもまた、この時代の最先端。そんな世之介と彼に関わった人々が過ごした青春時代から16年後、全員が世之介を思い出すある出来事が起きる…。愛しい日々と優しい記憶の数々が、鮮やかにそれぞれの心に響きだす。切なくも甘ずっぱく、どこか可笑しい気持ちで満たされる1本。点と点が線になる、愛の大どんでん返し劇!映画『イニシエーション・ラブ』バブル真っただ中、80年代後半の静岡。友人から合コンに誘われ、乗り気ではなかったが参加することにした大学生の鈴木(松田翔太)は、そこで歯科助手として働くマユ(前田敦子)と出会う。華やかな彼女にふさわしい男になろうと、髪型や服装に気を使って鈴木は自分を磨く。静岡で2人仲良く過ごす毎日を送ってきた鈴木だったが、就職して東京本社への転勤が決まり、週末に東京と静岡を往復する遠距離恋愛を続けるが、同じ職場の美弥子(木村文乃)と出会い、心が揺れ始め…。劇中には、「オフコース」の「Yes-No」、太田裕美の「木綿のハンカチーフ」、寺尾聰の「ルビーの指環」など80年代に流行った名曲の数々が使用されており、観る者は一気にタイムスリップ。やがて平凡な男女のラブストーリーはラスト5分、誰も予想だにしなかった衝撃の展開へ…!?観終わった後、もう一度観返したくなる、大どんでん返しに目が離せない!“バブル”という時代が生んだ人間たちの生き様は多種多様だが、どの主人公も常にエネルギッシュにその時代を謳歌している。作品を通して見えてくる、全力で生きる姿にきっと胸打たれるに違いない。Netflixオリジナルシリーズ「全裸監督」は8月8日(木)よりNetflixにて全世界独占配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2019年07月31日東野圭吾原作映画『マスカレード・ホテル』のBlu-ray&DVDが8月にリリース。今回、そのリリースに先立ち、本作で初共演となった木村拓哉と長澤まさみのインタビュー映像が到着した。累計355万部突破の東野作品屈指の人気を誇る「マスカレード」シリーズの第1作「マスカレード・ホテル」を実写映画化した本作。連続殺人事件を解明するためにホテルに潜入するエリート刑事・新田浩介を木村さん、共に事件の真相に迫る一流ホテルマン・山岸尚美を長澤さんが演じ、立場も性格も正反対な2人が難事件に挑む!2人のほかにも、小日向文世、梶原善、泉澤祐希、濱田岳、前田敦子、笹野高史、菜々緒、生瀬勝久、松たか子、渡部篤郎などなど、豪華俳優陣が登場している。今回到着した映像は、撮影の舞台裏に密着したメイキング映像の一部で、木村さん演じる新田が初めて本編に登場するホテルのロビーでのシーンが切り取られている。新田と山岸(長澤さん)が一画面に収まる初共演シーンは、“まだ2人は出会わない”という秀逸な場面だが、監督も興奮の息の合ったコンビネーションを披露。また、撮影序盤にお互いの印象について語るインタビューでは、お互いへの信頼が表れている。このほかにも、新田の登場シーンでアイスコーヒーを持つアイディアが生まれた場面や、豪華キャストとの共演シーンの舞台裏など、撮影の裏側が90分以上収録されている。加えてBlu-ray&DVDの豪華版には木村さんと長澤さん、そして鈴木雅之監督による豪華ビジュアルコメンタリ―など、ここでしか観られない貴重な映像も収録される。『マスカレード・ホテル』Blu-ray&DVDは8月7日(水)リリース。(cinemacafe.net)■関連作品:マスカレード・ホテル 2019年1月18日より全国東宝系にて公開Ⓒ 2019 映画「マスカレード・ホテル」製作委員会 Ⓒ 東野圭吾/集英社
2019年07月30日前田敦子は「追いつめられ俳優」である。「追いつめられ俳優」とは追いつめられればられるほど圧倒的な力を発揮し、追いつめられる様まで最高のエンターテインメントにしてしまう俳優のことで、前田敦子のほかには藤原竜也、長谷川博己、戸田恵梨香などがいる。前田敦子はかつて、言わずとしれたAKB48のセンターとして活躍したトップアイドル。「過呼吸」になるほど自分をギリギリまで追いつめるパフォーマンスに定評があった。アイドルを卒業して俳優になってからも、監督は彼女を追いつめたいと思うのか、山下敦弘監督は『苦役列車』(12年)で土砂降りの中で追いつめ、中田秀夫監督は『クロユリ団地』(13年)で絶叫させていた。だが俳優としてキャリアを積むにつれ、アイドル時代のイメージに頼るだけではない面も出て来て、逆に追いつめる前田敦子を描いたのが黒沢清監督である。前田敦子の歌「セブンスコード」のイメージビデオ的に企画されたものが映画になった『Seventh Code』(14年)は、前田敦子演じる女が日本で会った男(鈴木亮平)をウラジオストクまで追いかける。思い込んだら一直線のちょっと危うい女性を演じているかと思ったら話はもっと壮大でのっぴきならず、男がまさに地獄まで追いつめられていく流れに。彼女のアクションが凄いのだが、冒頭のキャリーケースを引きずりながら猛ダッシュする前田敦子のパワーも見どころだ。追いつめようが追いつめられようがいずれにしても前田敦子の出る作品は体力勝負で身体的に負荷がかかるものが多い。華奢な体のどこからそんな力が湧き出てくるのか……とまばたきできないほど観客が見入ってしまうような状況をどれだけ用意できるかが監督に課されているような気さえする。それが堤幸彦監督の場合は、ちょっとひねって『イニシエーション・ラブ』(15年)にて真綿で男の首を締めるような前田敦子を描いた。とりたてて何もせずニコニコしているだけにもかかわらず強大な磁場ができあがるという前田敦子の蟻地獄的な“圧”だけを恋愛映画に取り入れたすばらしい企画であった。○非日常があっという間に収束するすごさ現在公開中の黒沢清監督作品『旅のおわり世界のはじまり』はまわりまわって追いつめられ俳優の面目躍如なところがある。中央アジアのウズベキスタンが舞台で、ドキュメンタリーというか旅に関するバラエティー番組のレポーターとして働いている主人公・葉子(前田)は海外の旅バラエティーといえば過酷なロケがつきものとばかり、体を張って様々なことにチャレンジさせられるのだ。とりわけものすごく危険そうな遊具に乗る場面を堂々とこなすところは涙なくしては見られない。誰もかばってくれず、やるしかない状況を淡々と引き受けていく葉子。もともと歌を歌いたかったのがなぜかレポーターで糊口を凌ぐしかなくて、このままでいいのかいけないのか悩んでいるところ、たまたま迷い込んだすばらしい劇場で歌ってみたことで彼女のなかで何かが動き出す。歌は前田にとって得意ジャンルであるはずだが、この映画では彼女を追いつめる。なぜなら、「愛の讃歌」という激しい愛を歌った普遍的な名曲である。エディット・ピアフが歌い、日本では越路吹雪や美輪明宏、大竹しのぶが歌っている歌だ。それを前田敦子が歌うのだ。相当精神的にも技術的にも追いつめられたはず。見た目に凄い状況ではなく静かに凄い状況で追いつめられたときどう出るか、前田敦子はこの映画でまた前進した。私はこの映画の前情報をほとんど入れずに見たので、前田敦子が首都タシケントにある由緒あるナボイ劇場というオペラ劇場で歌う場面がネタバレではなく、むしろ売りになっているらしきことを後で知った。たとえば、黒沢清監督と出演者の加瀬亮の対談の掲載された『文學界』では「闇に響いた前田敦子の歌声」というタイトルが堂々とついていた。この映画は「日本・ウズベキスタン国交樹立25周年」の記念プロジェクトで、全編ウズベキスタンロケでナボイ劇場を登場させるというのはお題だったそうだ。なるほど、そういう課題に、日本の歌姫でもあった俳優・前田敦子は生きる。この派手な部分ももちろんすばらしい。だが、絶叫マシーンに挑む表情、埃っぽい街を小走りに行く姿、ホテルでケータイの電波を探して窓を開けて風に吹かれたりホテルの屋上に上がったり、そういうほうも素敵に感じた。前田敦子はスポットライトがバーンっと当たったときよりも、その後が魅力的な稀有な人だと思うのだ。以前、私は前田敦子の笑顔の滞空時間が短いことについて書いたことがあるが、満面の笑顔や絶叫という非日常があっという間に収束して、ものすごく冷静な顔になるのが前田敦子の本当の凄さ。非日常の仮面を必死でかぶり続けることで俳優や歌手という特別なものでいられるものだという認識をさらりと破るのが前田敦子なのである。葉子は過酷なミッションを淡々とこなすと、たったひとりで食べ物を買いに遠くの繁華街に出かけていく。場所もわかりにくく言葉も不慣れで、ちょっと危険そうな目にあっても、はじめてのお使いに行く子供が誇りをもって口をへの字につぐんで弱音をはかず黙々と歩いていくような、プリミティブな強さがある。はじめてのお使いの子供を追った映像は目が離せなくて、ずっと見てしまうように、観客は葉子の行動を追いかけることで、ウズベキスタンのささやかな冒険を体験した気持ちになる。冒険が終われば、たちまちホテルで小さく丸まって座ってケータイいじって彼氏に連絡しているふつうな女の子に戻る。それはまるでわずか3分間しか変身できないウルトラマンのような、3分間の小さな魔法。前田敦子は、ふだん家でごろごろして、買った服の値札の紙の部分だけ手でちぎって、プラスチックの紐部分だけ残すような怠惰な生活を送るような(以前、前田がこういことをやると発言していたことに共感した)ふつうの人間が、ある瞬間、ものすごく劇的な追いつめられ体験をして、スターやヒーローになれる夢をひととき見せてくれる。次回作『葬式の名人』(樋口尚文監督)はシングルマザーの役だとか。どんな劇的体験を見せてくれるだろうか。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『隣の家族は青く見える』『コンフィデンスマンJP』 など。5月29日発売の蜷川幸雄『身体的物語論』を企画、構成した。
2019年07月23日「最近、このあたりで前田さんをまったく見かけなくなったんです。石原さんの姿は、今でも目撃することがあるのですが……」(近隣の住民)7月9日スタートのドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系)で主役を演じる石原さとみ(32)。9月には彼女の主演舞台『アジアの女』が始まることもあり、現在は急ピッチでドラマの撮影が進められている。そんな多忙を極めるなか、プライベートに“異変”が起きているという――。昨年4月に「週刊文春」で沖縄デートが報じられ、「SHOWROOM」社長・前田裕二氏(32)との交際が発覚した石原。8月には彼女の引越し先が前田と同じマンションだったことを、本誌がスクープ。彼女は連日、“愛の巣”からドラマ撮影へと向かっていた。そんなひとつ屋根の下で前田氏との仲を深めてきた石原。今回の撮影中も、帰宅するのは件のマンションだった。だが冒頭のように、最近はマンション付近で前田氏の姿を目撃することがなくなっているという。そこには、理由があった。「実は、2人は破局してしまったようです。最近、前田さんが友人に『もう彼女とは別れたんだ』と漏らしていたそうで……」(前田を知る芸能関係者)今年1月時点で、2人は結婚に向けて着々と準備を進めていたはずだった。当時、石原の知人は本誌にこう明かしていた。「実は前田さん、すでに石原さんのご両親への挨拶をすませているんです。その後も何度か会っていて、親睦を深めているとも聞きました。それほど石原さんとの結婚について“本気”ということ。カレの真剣な姿勢に、ご両親もかなり好印象を持っていたようだと聞いています」両親公認の仲となったことで、“結婚秒読み”とも言われていたふたり。だがそこから一転して、“まさかの決別”を迎えていたというのだ。いったい、何があったのか。前田氏を知るIT関係者は「私もすでに別れたと聞きました」と証言。理由について、こう明かした。「いよいよ結婚が見えてきたことで、2人は改めて将来について話し合うようになったそうです。しかし、そこで価値観のズレが出てきたのです。前田さんは “仕事大好き人間”。いっぽうで石原さんは少しでもいっしょの時間を過ごしたいタイプ。話し合いのなかで、そうした違いが鮮明になってきたようです。最終的には前田さんがマンションを出ていくことになったと聞きました。現在は都内にあるほかのマンションで暮らしているそうです」本誌が取材したところ、たしかに前田は引越していた。7月上旬の深夜1時過ぎ、都内にあるマンションへと帰っていった前田氏。話に聞いたとおり、“愛の巣”とは別のマンション。やはり転居していたのだ。石原との破局の真相について聞くべく、本誌は「SHOWROOM」に問い合わせた。だが担当者は「プライベートについてはお答えいたしかねます」と答えるのみだった。
2019年07月09日