俳優の阿部寛が、映画『とんび』(2022年公開)の主演を務めることが28日、明らかになった。北村匠海が息子役を務める。同作は重松清によるベストセラー小説の初映画化作で、瀬々敬久が監督を務める。広島県備後市で暮らすヤス(阿部寛)は、愛妻との間に待望の息子アキラ(北村匠海)を授かったが、ようやく手に入れた幸せは、妻の事故死で無残にも打ち砕かれてしまう。親の愛を知らずして父になったヤスは、仲間たちに助けられながら、不器用にも息子を愛し育て続ける。主人公のヤスこと市川安男役には阿部寛が決定し、破天荒で愛すべき父・ヤスを圧巻の表現力で演じる。息子・アキラこと市川旭役は北村匠海で、2人は本作が初共演ながらも、親子の繊細な関係を見事に演じきった。 これまで2度テレビドラマ化され話題を呼んだ、時代を超えて愛され続ける永遠のベストセラー小説が、豪華キャスト・スタッフにより、オリジナルエピソードが加えられ、映画版『とんび』として新たに蘇ることになる。撮影は2020年11月14日から12月24日にかけて岡山県、兵庫県、関東地区にて行われた。○阿部寛 コメントこれまで2度映像化されている名作ですからプレッシャーはありました。「阿部さんのヤスが見てみたい」という言葉をもらい、お受けすることを決めました。これだけ魅力的な主人公を演じられるというのは非常にやりがいがありました。本作は、不器用な父・ヤスと息子・アキラの情愛、そして町の人々の人情も強く描かれています。ヤスにとっての“家族”は登場人物全員、町の人々皆が支え合いながら生きていく姿がこの映画の魅力です。ひとつの家族だけではなく、様々な形の家族が集合体となって大きな家族を描く作品です。アキラを育てていくことにより、彼を取り巻く人々の愛が錯綜する物語です。昭和30年代から令和までという長い時間を描いています。今、世の中が世界的に分断され、さらにコロナウィルスで人々の間に亀裂が入り、距離が生じている時だからこそ、人々が助け合って生きるこの物語が、皆様に届いてくれればいいなと思います。・北村匠海の印象は?伝えることに対しての才能が素晴らしい。それは饒舌とかじゃなくて、一つ一つの言葉が心地よく伝わってくる。役柄でもダメな父を理解し、母を亡くした父の苦悩を背負うアキラを見事演じてくれた。匠海くんとなら「とんびと鷹の物語」ができると感じました。・瀬々敬久監督について瀬々さんにはいつも本当に感動する。惜しみなく作品の為に自分を使い、なりふり構わず撮影に集中していく。役者の気持ちや演技をしっかり見ていて、周りを見ながら最大限の撮影をしていく。そんな監督を皆信じて進行している現場でした。○北村匠海 コメントテレビドラマに続き3度目の映像化で、出演のお話しをいただいた時にプレッシャーはありましたが、監督から「北村匠海のアキラでいい、何にも引っ張られる必要はない」という言葉をもらい、アキラという人間を、自分なりに自由に演じられると思いました。この作品で描かれている、家族の愛という形だけではなく、アキラを皆が大切に育ててきた、そういう愛を心に受けて育ってきたアキラという人物を演じられるということ、それを届けられるということが非常に幸せだなと感じました。家族という存在は、色んな形はあれど時が経っても変わらないもので、どんなに時代がデジタルになろうがその繋がりは変わらず、この映画で描かれている親子の話はきっと誰かに届けられるものだと思います。ひとつの命がどんどん成長し、様々なことを乗り越えていく様を、僕の演じるアキラはこの映画の中で体現しています。そこに寄り添う父と、親子ふたりを取り巻く暖かい人々の愛の物語を是非とも映画館で体感して欲しいなと思います。・阿部寛の印象は??今回初めて共演させていただいて、阿部さん演じられた父は不器用なんだけれど、奥底にはとても大きな愛情があって、温かいものが伝わってくるんです。言葉や表情、父としてのたたずまい…、大きな船に乗った気持ちでした。ふたりのキャッチボールの心地良さを現場では感じ、改めて息子として参加できてよかったと感じています。・瀬々敬久監督についてたっぷり時間を使って映画というものを最大限贅沢に撮っている印象です。チーム全体が信頼をもって監督の指揮に乗っかっていき、演じている僕達も心地良くて、演技の中で色々と試せる場所を沢山作ってくださる、可能性と時間を与えてくださる監督だなと思います。贅沢な時間を過ごさせていただきました。○重松清 コメント阿部寛さんのヤス、北村匠海さんのアキラ、監督は瀬々敬久さん……もう、この組み合わせだけで、ワクワクしてしまいます。映像化は3度目。しかし、原作こそ同じお話でも、それぞれに独立した『とんび』です。だからこそ、原作者として「新作」を誰よりも楽しみにしています。※重松さんのコメントをご掲載いただく際は、抜粋でのご利用はお控えいただけるようご協力下さいませ。○瀬々敬久監督 コメント小説『とんび』は今まで二度テレビドラマ化されているだけあって物語の強さを感じます。日本の伝統的な、それこそ国定忠治から、菊池寛や山本周五郎の世界につながるような人情噺で、生き生きとした人々の暮らしがそこに描かれています。特に、原作者の重松清さんの自伝的な部分が、息子のアキラに投影されていて、僕はちょうど重松さんやアキラと同世代に当たるのでその時代感覚に親しいものを覚えました。高度経済成長期に小学校で、30歳になる前に昭和が終わり、やがてバブル崩壊。あの生き生きと活気があり、隣近所の人たちは、皆知り合いだった時代を知っている世代。一も二もなく引き受けました。映画では令和の時代まで描いています。そこはオリジナルの部分です。あの時代とは何だったのか。そしてあの時代にあった親と子の関係、それは今でも共通するものだろうし、人と人が一緒に生きること、その素晴らしさ。私たちはどこから来て、どこに行くのか。そこを探ってみたいと思いました。活気あふれる躍動感ある豪華な俳優陣が集まってくれました。どのシーンも熱く、それでいて情感たっぷりで、ものすごいシーンの連続になっています。編集ラッシュを見ましたが自分たちが撮影したことを忘れて魅入りました。主人公、ヤスを演じた阿部寛さんは、本当にチャーミングにヤスを演っています。全身全霊でぶつかり、そのエネルギーが見る者を幸福にすらさせてくれる、新たなヤスさんが皆さんの前に現れると思います。北村匠海さんのアキラは、内部にほとばしるマグマを一見静かに湛えながら、急爆発する火山のようです。平成9年生まれの北村さんが新しい感覚で昭和生まれのアキラを演じてくれています。決して古びることのない重松清さんの『とんび』の世界、新たな映画版をぜひ、ご期待ください。○天馬少京プロデューサー コメント重松清さんの原作『とんび』は昭和中期以降の瀬戸内を舞台とした物語ですが、そこで描かれるヤスとアキラ、二人を取り巻く町の人々の生き方からは、当時の価値観や規範だけには決して収まらない大らかさ、真に普遍的な温かさを感じました。社会や家族の在り方が急激に変化している時代の移ろいの中で、人と人が純粋に想い合う気持ちとはどういうものなのか、なぜそれが現代においても大切で尊いものなのか。瀬々監督のもと、阿部 寛さん、北村匠海さんをはじめとしたこれ以上ない豪華なキャストの方々が集まり、スタッフ全員の力が結実した作品になると思います。映画という新たな装いでお届けする『とんび』、ぜひ楽しみにしていただければ幸いです。
2021年01月28日阿部寛主演、北村匠海共演で、これまで2度TVドラマ化された重松清のベストセラー小説「とんび」が待望の初映画化。監督は『64-ロクヨン-』『8年越しの花嫁 奇跡の実話』『糸』など多くのヒット作を手掛ける瀬々敬久が務める。物語の舞台は広島県備後市。ヤス(市川安男)は、愛妻との間に待望の息子アキラ(市川旭)を授かったが、ようやく手に入れた幸せは、妻の事故死で無残にも打ち砕かれてしまう。親の愛を知らずして父になったヤスは、仲間たちに助けられながら、不器用にも息子を愛し育て続けた――。主人公のヤスこと市川安男役には、数々の人気作に出演し、『テルマエ・ロマエ』「下町ロケット」などで大ヒットを飛ばした日本を代表する唯一無二の俳優・阿部寛。破天荒で愛すべき父・ヤスを圧巻の表現力で演じる。「明るさと、優しさ、パワフルな男らしさを兼ね備え、昭和の香りを知っている阿部さんとならば、活気に満ち溢れた作品に出来る」と瀬々監督。息子・アキラこと市川旭役には、『思い、思われ、ふり、ふられ』『とんかつDJアゲ太郎』『東京リベンジャーズ』など幅広いジャンルでの映画主演が続き、いま最も注目を浴びる若手実力派・北村匠海。阿部さんとは本作が初共演ながらも、親子の繊細な関係を見事に演じきった。主演の阿部さんは「今、世の中が世界的に分断され、さらにコロナウィルスで人々の間に亀裂が入り、距離が生じている時だからこそ、人々が助け合って生きるこの物語が、皆様に届いてくれればいいなと思います」とコメント。北村さんの印象について「伝えることに対しての才能が素晴らしい。それは饒舌とかじゃなくて、一つ一つの言葉が心地よく伝わってくる。役柄でもダメな父を理解し、母を亡くした父の苦悩を背負うアキラを見事演じてくれた。匠海くんとなら『とんびと鷹の物語』ができると感じました」と、初タッグに手応えを見せる。一方、北村さんは、「家族という存在は、時が経っても変わらないもの。この映画で描かれている親子の話はきっと誰かに届けられるものだと思います」と真摯にコメント。「監督から『北村匠海のアキラでいい、何にも引っ張られる必要はない』という言葉をもらい、アキラという人間を、自分なりに自由に演じられると思いました」と語る。阿部さんについては「今回初めて共演させていただいて、阿部さん演じられた父は不器用なんだけれど、奥底にはとても大きな愛情があって、温かいものが伝わってくるんです。言葉や表情、父としてのたたずまい…、大きな船に乗った気持ちでした。ふたりのキャッチボールの心地良さを現場では感じ、改めて息子として参加できてよかったと感じています」と、こちらも温かく、確かな感触を得たよう。瀬々監督「新たなヤスさんが皆さんの前に現れる」そんな2人について、瀬々監督も「主人公、ヤスを演じた阿部寛さんは、本当にチャーミングにヤスを演っています。全身全霊でぶつかり、そのエネルギーが見る者を幸福にすらさせてくれる、新たなヤスさんが皆さんの前に現れると思います。北村匠海さんのアキラは、内部にほとばしるマグマを一見静かに湛えながら、急爆発する火山のようです。平成9年生まれの北村さんが新しい感覚で昭和生まれのアキラを演じてくれています」と自信を見せている。2020年末に重松氏の故郷でもある岡山県を中心に撮影が行われ、すでにクランクアップ。原作の重松氏は、「阿部寛さんのヤス、北村匠海さんのアキラ、監督は瀬々敬久さん……もう、この組み合わせだけで、ワクワクしてしまいます。映像化は3度目。しかし、原作こそ同じお話でも、それぞれに独立した『とんび』です。だからこそ、原作者として『新作』を誰よりも楽しみにしています」と期待を寄せている。時代を超えて愛され続ける永遠のベストセラー小説が、豪華キャスト・スタッフによりオリジナルエピソードが加えられ、待望の映画版となる。阿部さんと北村さんの新たな“とんびと鷹”に、引き続き注目だ。『とんび』は2022年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:とんび 2022年公開予定©2022『とんび』製作委員会
2021年01月28日阿部寛と北村匠海が出演する映画『とんび』が瀬々敬久監督のもと、2022年に公開されることが決定した。原作は親子の絆を描いたベストセラー小説、重松清著『とんび』。撮影は2020年末に重松の故郷である岡山県を中心に行われた。物語の舞台は広島県備後市。ヤス(市川安男)は、愛妻との間に待望の息子アキラ(市川旭)を授かったが、ようやく手に入れた幸せは、妻の事故死で無残にも打ち砕かれてしまう。親の愛を知らずして父になったヤスは、仲間たちに助けられながら、不器用にも息子を愛し育て続ける。主人公のヤス役には、数々の人気作に出演し、『テルマエ・ロマエ』『下町ロケット』などでヒットを飛ばした、日本を代表する俳優・阿部寛。破天荒で愛すべき父親を圧巻の表現力で演じる。息子・アキラ役には、『思い、思われ、ふり、ふられ』『とんかつDJアゲ太郎』『東京リベンジャーズ』など幅広いジャンルでの映画主演が続き、今最も注目を浴びる若手実力派・北村匠海が抜擢された。ふたりは本作が初共演ながら、親子の繊細な関係を見事に演じきっている。これまで2度テレビドラマ化され話題を呼んだ、時代を超えて愛され続ける永遠のベストセラーが豪華キャストとスタッフにより、オリジナルエピソードとともに映画版として蘇った。日本一不器用だけれど、海より深い愛で息子を育て続けた父と、一歩一歩まっすぐな大人へと成長していく息子。いつの世も変わらない親子の不滅の絆を描く“家族の物語”がここに誕生した。各キャスト、メンバーからのコメントは以下。阿部寛これまで2度映像化されている名作ですからプレッシャーはありました。「阿部さんのヤスが見てみたい」という言葉をもらい、お受けすることを決めました。これだけ魅力的な主人公を演じられるというのは非常にやりがいがありました。本作は、不器用な父・ヤスと息子・アキラの情愛、そして町の人々の人情も強く描かれています。ヤスにとっての“家族”は登場人物全員、町の人々皆が支え合いながら生きていく姿がこの映画の魅力です。ひとつの家族だけではなく、様々な形の家族が集合体となって大きな家族を描く作品です。アキラを育てていくことにより、彼を取り巻く人々の愛が錯綜する物語です。昭和30年代から令和までという長い時間を描いています。今、世の中が世界的に分断され、さらにコロナウィルスで人々の間に亀裂が入り、距離が生じている時だからこそ、人々が助け合って生きるこの物語が、皆様に届いてくれればいいなと思います。――北村の印象は?伝えることに対しての才能が素晴らしい。それは饒舌とかじゃなくて、一つ一つの言葉が心地よく伝わってくる。役柄でもダメな父を理解し、母を亡くした父の苦悩を背負うアキラを見事演じてくれた。匠海くんとなら「とんびと鷹の物語」ができると感じました。――瀬々敬久監督について。瀬々さんにはいつも本当に感動する。惜しみなく作品の為に自分を使い、なりふり構わず撮影に集中していく。役者の気持ちや演技をしっかり見ていて、周りを見ながら最大限の撮影をしていく。そんな監督を皆信じて進行している現場でした。北村匠海テレビドラマに続き3度目の映像化で、出演のお話しをいただいた時にプレッシャーはありましたが、監督から「北村匠海のアキラでいい、何にも引っ張られる必要はない」という言葉をもらい、アキラという人間を、自分なりに自由に演じられると思いました。この作品で描かれている、家族の愛という形だけではなく、アキラを皆が大切に育ててきた、そういう愛を心に受けて育ってきたアキラという人物を演じられるということ、それを届けられるということが非常に幸せだなと感じました。家族という存在は、色んな形はあれど時が経っても変わらないもので、どんなに時代がデジタルになろうがその繋がりは変わらず、この映画で描かれている親子の話はきっと誰かに届けられるものだと思います。ひとつの命がどんどん成長し、様々なことを乗り越えていく様を、僕の演じるアキラはこの映画の中で体現しています。そこに寄り添う父と、親子ふたりを取り巻く暖かい人々の愛の物語を是非とも映画館で体感して欲しいなと思います。――阿部の印象は?今回初めて共演させていただいて、阿部さん演じられた父は不器用なんだけれど、奥底にはとても大きな愛情があって、温かいものが伝わってくるんです。言葉や表情、父としてのたたずまい…、大きな船に乗った気持ちでした。ふたりのキャッチボールの心地良さを現場では感じ、改めて息子として参加できてよかったと感じています。――瀬々敬久監督について。たっぷり時間を使って映画というものを最大限贅沢に撮っている印象です。チーム全体が信頼をもって監督の指揮に乗っかっていき、演じている僕達も心地良くて、演技の中で色々と試せる場所を沢山作ってくださる、可能性と時間を与えてくださる監督だなと思います。贅沢な時間を過ごさせていただきました。重松清阿部寛さんのヤス、北村匠海さんのアキラ、監督は瀬々敬久さん……もう、この組み合わせだけで、ワクワクしてしまいます。映像化は3度目。しかし、原作こそ同じお話でも、それぞれに独立した『とんび』です。だからこそ、原作者として「新作」を誰よりも楽しみにしています。瀬々敬久監督小説「とんび」は今まで二度テレビドラマ化されているだけあって物語の強さを感じます。日本の伝統的な、それこそ国定忠治から、菊池寛や山本周五郎の世界につながるような人情噺で、生き生きとした人々の暮らしがそこに描かれています。特に、原作者の重松清さんの自伝的な部分が、息子のアキラに投影されていて、僕はちょうど重松さんやアキラと同世代に当たるのでその時代感覚に親しいものを覚えました。高度経済成長期に小学校で、30歳になる前に昭和が終わり、やがてバブル崩壊。あの生き生きと活気があり、隣近所の人たちは、皆知り合いだった時代を知っている世代。一も二もなく引き受けました。映画では令和の時代まで描いています。そこはオリジナルの部分です。あの時代とは何だったのか。そしてあの時代にあった親と子の関係、それは今でも共通するものだろうし、人と人が一緒に生きること、その素晴らしさ。私たちはどこから来て、どこに行くのか。そこを探ってみたいと思いました。活気あふれる躍動感ある豪華な俳優陣が集まってくれました。どのシーンも熱く、それでいて情感たっぷりで、ものすごいシーンの連続になっています。編集ラッシュを見ましたが自分たちが撮影したことを忘れて魅入りました。主人公、ヤスを演じた阿部寛さんは、本当にチャーミングにヤスを演っています。全身全霊でぶつかり、そのエネルギーが見る者を幸福にすらさせてくれる、新たなヤスさんが皆さんの前に現れると思います。北村匠海さんのアキラは、内部にほとばしるマグマを一見静かに湛えながら、急爆発する火山のようです。平成9年生まれの北村さんが新しい感覚で昭和生まれのアキラを演じてくれています。決して古びることのない重松清さんの「とんび」の世界、新たな映画版をぜひ、ご期待ください。プロデューサー・天馬少京重松 清さんの原作『とんび』は昭和中期以降の瀬戸内を舞台とした物語ですが、そこで描かれるヤスとアキラ、二人を取り巻く町の人々の生き方からは、当時の価値観や規範だけには決して収まらない大らかさ、真に普遍的な温かさを感じました。社会や家族の在り方が急激に変化している時代の移ろいの中で、人と人が純粋に想い合う気持ちとはどういうものなのか、なぜそれが現代においても大切で尊いものなのか。瀬々監督のもと、阿部 寛さん、北村匠海さんをはじめとしたこれ以上ない豪華なキャストの方々が集まり、スタッフ全員の力が結実した作品になると思います。映画という新たな装いでお届けする「とんび」、ぜひ楽しみにしていただければ幸いです。『とんび』2022年公開
2021年01月28日高畑充希主演、岡田惠和が脚本を手掛ける木曜ドラマ「にじいろカルテ」が1月21日から放送開始。高畑さんをはじめ北村匠海、井浦新、眞島秀和らに「かわいい」の声が上がるとともに、彼らの織りなす“優しい風景”にも数多くの反応が集まっている。本作は東京の大病院から山奥の小さな村の診療所やってきた内科医の主人公が、ヘンテコな外科医&看護師と一つ屋根の下でシェアハウスすることになる、全然スーパードクターじゃない3人の笑って泣けるチーム医療ドラマ。東京の大病院の救命救急の現場で夢と誇りを持ちながら働いていたが、病の告知を受け、お金もなく仕事も続けたいと困るなか、偶然知った山奥の小さな村“虹ノ村”の診療所で病を隠して働くことになる紅野真空に高畑充希。虹ノ村にやってきた看護師でいじられキャラ的存在。ぱっつん前髪スタイルで、仕事ぶりは超絶優秀だが、それゆえに優等生すぎる一面も持つ蒼山太陽に北村さん。3人の中では最も古株となる虹ノ村にやってきた外科医。ツナギにサングラスという医者らしからぬ風体で自由奔放で天真爛漫な性格の浅黄朔に井浦さん。この3人を中心に村唯一の食堂「にじいろ商店」の店主・橙田晴信に眞島秀和。晴信の妻・雪乃に安達祐実。村役場でバリバリ働く嘘のない奔放な性格の緑川嵐に水野美紀。真空を虹ノ村に連れてきた村役場の職員・霧ケ谷桂に光石研。霧ケ谷の妻・氷月に西田尚美。ネット注文に応じて村の外からいつも配達物を運んでくる通称“まじょたく君”の雨尾結城に池田良。嵐の義理の父親で日向の祖父の日出夫に泉谷しげる、お酒大好きな日出夫の同級生・白倉博にモト冬樹、日出夫と博の仲を取りもつ筑紫次郎に半海一晃といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話は多発性筋炎と診断された真空が霧ケ谷と出会うところから始まり、それがきっかけで真空は虹ノ村の診療所で働くことになる。太陽や朔と出会い村の人々から歓迎を受けるなか、白倉が酔って山道で転落。その治療に当たる最中、今度は村でおばあさんとふたり暮らしの少年が熱中症になって…というストーリーが展開。視聴者からは真空をはじめ、太陽、朔、そしてエプロン姿で「にじいろ商店」を切り盛りする晴信らの姿に「高畑充希、めちゃめちゃかわいい」「キレキャラぱっつん看護師の北村匠海くんかわいい」「井浦さん眞島さんの存在感、安心感」などの反応が多数。また虹ノ村の美しい風景と、ハンディカメラで撮影したような微妙に揺れのある映像に「クレパスで書いたような景色」「撮り方がすごく良い」「映像の色合いが暖色系でかわいい」など絶賛の声が続々。「姉ちゃんの恋人と同じ脚本の方なのか~なるへそ~だから温かい」「いいなあと思ったら、脚本家が岡田惠和さんだ。楽しみなドラマ」など、岡田さんの紡ぐストーリーにも多くの視聴者が好感の声を寄せている。(笠緒)
2021年01月22日2021年1月21日、トーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、歌手で俳優の北村匠海さんが出演しました。23歳になる北村さんですが、芸歴は15年になるといいます。北村さんが20歳になった際には、両親からあるメッセージが送られてきたのだとか。その内容をタレントの黒柳徹子さんが代読しました。~育児満了のお知らせ~北村匠海様成人おめでとうございます。本日をもちまして、我々の長男北村匠海の育児を終了させていただき、ここにご報告させていただきます。20歳になられた匠海様へ両親から二言三言…。親の許可なく結婚できる年齢ですが、北村家では親に紹介なくしての結婚は認めませんのでご了承ください。良い相手が見つかりましたらご紹介ください。将来をみすえ、しっかり貯蓄しましょう。貯蓄がたくさんになったら親孝行しましょう。鼻を高くしたところで誰も喜びません。いつまでも謙虚な気持ちを忘れずにいてください。では、これからの人生を謳歌し、大きく羽ばたいてください。楽しみにしています。父・母より。徹子の部屋ーより引用このメッセージを受け取った北村さんは、「自分も子供にやろうって思いました。親だからこそ、自分の中のすごくいいところを変わらないでほしいと思っているんだなと。いくつになっても親は親だと感じました」とコメント。今でも、両親との約束は守っているといいます。ネット上には、両親からのメッセージに反響が上がっていました。・泣いてしまう…!素敵なご両親ですね。・とても愛されて育ったのがよく分かる。いい手紙。・愛とユーモアがあってとてもいいメッセージ。20歳になり大人の仲間入りをしても、両親にとってはいつまでも変わらない愛する子供。その想いが伝わってくるメッセージに、感動しますね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月21日岡田惠和が描く、スーパードクターじゃない3人の笑って泣ける物語「にじいろカルテ」より、高畑充希、井浦新、北村匠海をはじめ6種類のキャラクタービジュアルが公開された。完成したビジュアルには、高畑さんが演じるある“秘密”を抱えるぽんこつドクター・紅野真空、井浦さん演じる外科医・浅黄朔、北村さん演じる看護師・蒼山太陽をはじめ、村唯一の食堂「にじいろ商店」の看板娘であり、認知症を患う雪乃(安達祐実)とその夫・晴信(眞島秀和)。村役場の職員・霧ケ谷桂(光石研)とその妻・氷月(西田尚美)、自分を捨てた夫の父親と愛娘と、いびつな3人家族で暮らす緑川嵐(水野美紀)と、娘の日向(中野翠咲)、義父・日出夫(泉谷しげる)というメインキャストたちが写し出されている。キャラクターの個性がそのままビジュアルに投影された本ビジュアル。それぞれの背景は、ドラマに登場する実在のスポットとなっており、虹ノ村診療所、シェアハウスのリビング、畑などが確認できる。さらに、意味深なキャッチコピーも添えられている。“医者であり患者。だからわかる痛みがある。”“善い人も悪い人も、誰だって救うさ。医者は患者を選ばない。でもー。”“普通で、つまらなくて、悪かったな。でもこれが僕。”――これらの笑顔と対象的な心のつぶやきは、ドラマで徐々に明かされていくキャラクターたちの隠された秘密の伏線となっている。「にじいろカルテ」は1月21日より毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送(初回拡大スペシャル)。(cinemacafe.net)
2021年01月14日北村匠海、山田裕貴、杉野遥亮、今田美桜、鈴木伸之、吉沢亮ら若手俳優が集結した実写映画『東京リベンジャーズ』より、本作初の本編映像となる特報映像とキャスト集結の両A面ビジュアルが公開された。特報映像では、北村さん演じるどん底の生活を送るタケミチの「解ってるよ!オレの人生クソだって!」という魂の叫びからスタート。そして、東京卍會副総長・ドラケン(山田さん)をはじめ、物語のカギを握る橘ナオト(杉野さん)、タケミチに人生のリベンジを決意させるヒロイン・ヒナタ(今田さん)、タケミチの天敵・キヨマサ(鈴木さん)、裏で暗躍する東京卍曾幹部・稀咲鉄太(間宮祥太朗)、タケミチが挑む東京卍曾の総長・マイキー(吉沢さん)などなど、次々に映し出される。なお、今回の特報映像のナレーションを担当したのは、「おおきく振りかぶって」や「神のみぞ知るセカイ」、「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズ、「進撃の巨人」、いま大人気の「鬼滅の刃」など、様々な作品に参加する人気声優の下野紘。かねてより原作「東京卍リベンジャーズ」のファンだったという下野さんは「今回このような機会をいただけて本当にうれしく思いました!」と話し、「まだ予告映像しか観ていませんが、タケミチはじめ、各キャストの方々が原作のキャラクターにとても合っており、映像の雰囲気や熱量の凄さに期待感がものすごく膨らみました!僕も楽しみにしていますので、皆さま是非、劇場に足を運んでみてください!」とメッセージを寄せている。『東京リベンジャーズ』は2021年7月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:東京リベンジャーズ 2021年全国にて公開予定©和久井健/講談社 ©2020 映画「東京リベンジャーズ」製作委員会
2021年01月04日俳優の北村匠海が主演を務める、映画『東京リベンジャーズ』(2021年7月公開)の特報映像、及び両A面仕様のティザービジュアルが4日に公開された。同作は和久井健による累計発行部数600万部超の人気漫画『東京卍リベンジャーズ』の実写化作。どん底人生真っ只中のダメフリーター・花垣武道(北村)が、何者かに背中を押され線路に転落した瞬間、不良学生だった10年前にタイムスリップし、人生唯一の彼女・橘ヒナタを助けるために、ヒナタの弟・ナオトとともに過去と未来を行き来しながら関東最凶不良軍団・東京卍曾に挑んでいく。山田裕貴、杉野遥亮、鈴木伸之、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗、間宮祥太朗、吉沢亮と旬の俳優陣がそろった。解禁された特報は、どん底の生活をおくる花垣武道・通称タケミチ(北村匠海)の「解ってるよ!オレの人生クソだっ て!」という魂の叫びから始まる。「もし映画化されるなら絶対タケミチを僕がやりたい!」とまでコメントした北村の思いの詰まった魂の叫びが印象的となっている。さらに特報では東京卍會副総長・龍宮寺堅、通称ドラケン (山田裕貴)、物語のカギを握る存在の橘ナオト(杉野遥亮)、タケミチに“人生のリベンジ”を決意させるヒロイン、橘ヒナタ(今田美桜)、タケミチの天敵でキヨマサこと清水将貴(鈴木伸之)、タケミチたちの頼れる存在である東京卍會の弐番隊隊長・三ツ谷隆(眞栄田郷敦)、東京卍會に対し稀咲と共に暗躍する謎の不良・半間修二(清水尋也)、タケミチの親友・千堂敦(磯村勇斗)、裏で暗躍する東京卍曾幹部・稀咲鉄太(間宮祥太朗)、そしてタケミチが挑む東京卍曾の総長・佐野万次郎、通称マイキー(吉沢亮)と、新時代の日本映画界を背負って立つ超豪華キャスト陣が次々に映し 出される。さらに、この特報のナレーションは『鬼滅の刃』で我妻善逸役を演じた下野紘が担当。かねてより原作のファンだったという下野が華を添えた。○下野紘 コメント映画『東京リベンジャーズ』特報ナレーションを担当させていただきました、声優の下野紘です。前々から原作を読ませていただいており、大好きな作品でしたので今回このような機会をいただけて本当にうれしく思いました!まだ予告映像しか観ていませんが、タケミチはじめ、各キャストの方々が原作のキャラクターにとても合っており、映像の雰囲気や熱量の凄さに期待感がものすごく膨らみました!僕も楽しみにしていますので、皆さま是非、劇場に足を運んでみてください!
2021年01月04日俳優の北村匠海が主演を務める、映画『東京リベンジャーズ』(2021年公開)の追加出演者が17日、明らかになった。同作は和久井健による累計発行部数300万部超の人気漫画『東京卍リベンジャーズ』の実写化作。どん底人生真っ只中のダメフリーター・花垣武道(北村)が、何者かに背中を押され線路に転落した瞬間、不良学生だった10年前にタイムスリップし、人生唯一の彼女・橘ヒナタを助けるために、ヒナタの弟・ナオトとともに過去と未来を行き来しながら関東最凶不良軍団・東京卍曾に挑んでいく。山田裕貴、杉野遥亮、鈴木伸之、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗、間宮祥太朗、吉沢亮と旬の俳優陣がそろった。今回公開されたのは、ヒロイン・橘日向役の今田美桜。ヒナタは主人公・タケミチの人生唯一の彼女だったが、現在の世界で抗争に巻き込まれ命を落とし、タケミチに “人生のリベンジ”を決意させ、切っ掛けとなる重要なキャラクターとなる。天真爛漫で明るく、過去のヘタレだったタケミチを支えるヒナタは原作ファンの間でも特に人気の高いキャラクターで、ファンも注目のキャスティングとなっていた。○今田美桜 コメント原作は映画のお話をいただいてから読ませてもらいましたが、めちゃくちゃ面白かったです! こんなに体を張ってボロボロになりながらも、友情や自分の彼女のためにがんばれるってすごいなと思ったし、どこか羨ましい気もしましたね。私が演じるヒナタは1本芯が通った、まっすぐで太陽みたいな女の子。出演者はほぼ男性ばかりで喧嘩のシーンも多いですが、その中でヒナタの存在がホッとできる場所になればいいなと思っています。○英勉監督 コメントヒナはタケミチと僕で守ります!○岡田翔太プロデューサー コメント東リベの紅一点、橘日向役を解禁致します、、ドンッ! 今田美桜さんです!今田さんがヒナを演じてくれたら、タケミチどころか男子なら誰もが思わず守りたい!って思っちゃいますよね。といいつつ、現場ではしっかり者の今田さんに助けてもらってばっかりでした。可愛くて強い最高のヒロインです。お楽しみに!(C)和久井健/講談社 (C)2020 映画「東京リベンジャーズ」製作委員会
2020年12月16日北村匠海、山田裕貴、杉野遥亮、磯村勇斗、吉沢亮ら人気若手俳優が出演する映画『東京リベンジャーズ』。この度、今田美桜が本作のヒロイン役を務めることが分かった。今田さんは、「花のち晴れ~花男Next Season~」で一躍ブレーク、以降、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」や「ドクターX~外科医・大門未知子~」などに出演、最近では「親バカ青春白書」「半沢直樹」への出演も話題に。そんないま人気の若手女優が今作で演じるのは、天真爛漫の明るい笑顔で主人公タケミチ(北村さん)を照らすヒロイン・橘日向(ヒナタ)。タケミチの人生唯一の彼女だったが、現在の世界で抗争に巻き込まれ、命を落とし、タケミチの “人生のリベンジ”を決意させ、切っ掛けとなる重要キャラクターだ。ヒナタは原作ファンの間でも特に人気の高いキャラクターであり、SNSでは「ヒナタの発表が楽しみ過ぎる!」「最近一番気になることはヒナタ役を誰がやるかってこと!」と配役発表を待ちわびる声が寄せられていた。今田さんは「原作は映画のお話をいただいてから読ませてもらいましたが、めちゃくちゃ面白かったです!こんなに体を張ってボロボロになりながらも、友情や自分の彼女のためにがんばれるってすごいなと思ったし、どこか羨ましい気もしましたね」と物語の印象を語る。そして「1本芯が通った、まっすぐで太陽みたいな女の子」と今回演じるキャラクターについて説明し、「出演者はほぼ男性ばかりで喧嘩のシーンも多いですが、その中でヒナタの存在がホッとできる場所になればいいなと思っています」とコメントしている。『東京リベンジャーズ』は2021年全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:東京リベンジャーズ 2021年全国にて公開予定©和久井健/講談社 ©2020 映画「東京リベンジャーズ」製作委員会
2020年12月16日『君の膵臓をたべたい』の浜辺美波と北村匠海の“ゴールデンカップル”が再共演、第8回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞した福本莉子、ドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」で目下ブレイク中の赤楚衛二というフレッシュなキャスティングが集結した実写映画『思い、思われ、ふり、ふられ』。そのBlu-ray&DVDから、北村さんの進行で名シーンをふり返るシーンセレクトビジュアルコメンタリーの一部が特別公開された。本作のBlu-ray&DVDには、「珠玉の名シーンを語りつくせSP」と題した浜辺美波×北村匠海×福本莉子×赤楚衛二によるシーンセレクトビジュアルコメンタリーやメイキング映像など、ここでしか見られない貴重な映像が収録されている。Blu-ray&DVDスペシャル・エディションに収録されるシーンセレクトビジュアルコメンタリーは、朱里(浜辺さん)と和臣(赤楚さん)の屋上シーンや、理央(北村さん)と由奈(福本さん)の告白シーンなど、5つの珠玉のシーンを4人がふり返るもの。セレクトされた5つのシーンは朱里と理央、理央と由奈など2人ずつのシーンになっており、そのシーンに参加していない2人が撮影時の様子を質問したり、本編を見た感想を伝えたり、ファンも聞きたい裏話を引き出している。進行役の北村さんの「ネタバレも(NGは)なしということなので、好き放題話してしまおうという企画です」という言葉通り、4人は撮影の裏話だけでなく、自分だったらどう思うかについてもコメント。朱里と理央のキスシーンを見ながら北村さんは、朱里の「ノリでこういうことしないでよ!」と言うセリフに、「ノリじゃなかったんだよ」とつぶやき、ノリと言われたことはショックだったと理央の気持ちを代弁していたり、2人のキスを目撃してしまった和臣は、どのあたりから見てしまっていたのかを演じた赤楚さんが説明している。浜辺美波「仮面ライダーから逃げ切れるわけがない」!?また、公園で朱里と和臣がふざけて追いかけっこをしているシーンで「撮影大変だったんでしょ?」と北村さんから聞かれた浜辺さん。「全力で追いかけっこをしてと言われたけれど、仮面ライダー(赤楚さんが過去に演じていた)から逃げ切れるわけがない!」と苦労したと話し、赤楚さんも「全力だったから息切れした」とふり返った。朱里が由奈の背中を押し、告白に向かうシーンでは、福本さんの走りが“カッコ悪すぎてNGになった”ことがスタッフから明かされ、福本さんが中学時代にサッカー部だったことでその雰囲気が出てしまったと弁明。ちなみに、このNGテイクは、特典映像として収録されている。セレクトされたシーンを見終えた浜辺さんは「ここで一歩を踏み出す、というシーンを5つ観たので、(映画)全体をもう一度見直してみたいと思いました」と言い、「4人ともみんな不器用だし、愛おしさがまた見えて、私も映画を見たくなっちゃいました」と福本さん。「1つ目(のシーン)から5つ目にかけて、”苦しい“っていうのが、”ああ いいなぁ“って変わってくるのが良くて、撮影していた頃も思い出しましたし、見直してみたいなって思いました」と赤楚さんも同意見のよう。北村さんは「由奈としての気持ちとか、朱里としての気持ちとか、和臣の気持ち、みたいなことを聞けて、嬉しかった」と、各キャラクターの気持ちを演じた本人たちから聞けたことに満足の様子。そして、この収録は、東宝MOVIE チャンネルで公開された「映画『ふりふら』祝大ヒット!イベント」の収録後に行われたもの。イベントでは、公式SNSに寄せられた質問に4人が答えるコーナーがありファンを喜ばせたが、あまりに多くの質問が寄せられたため、この特典映像の中で急遽、時間の許す限り答えていくことに。福本さんへの「赤楚さんのカワイイエピソードを教えて」といった質問から、「映画のそのあと、4人はどんな大人になっていくと思いますか?」と作品についての質問にも応じている。『思い、思われ、ふり、ふられ』Blu-ray&DVDは2021年1月20日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:思い、思われ、ふり、ふられ 2020年8月14日より全国にて公開Ⓒ2020映画「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会©咲坂伊緒/集英社
2020年12月15日俳優の濱田岳と水川あさみが29日、東京・府中の森芸術劇場 どりーむホールで行われた第12回TAMA映画賞 授賞式に登場した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる"いきのいい"作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。『喜劇 愛妻物語』でW主演を務めた濱田と水川がそれぞれ最優秀男優賞、最優秀女優賞に輝き、予告編が流れると水川のキレのいい罵倒と濱田ののらりくらりっぷりに会場も爆笑。水川は受賞について「飛び上がるほど嬉しかったです」と喜び、役柄については「運命的なものを感じました。絶対にこの役を私がやりたいと心から強く思って、そんな役でこの賞をいただけたというのがとても嬉しいです」と明かした。役作りについて、水川は「濱田岳くんの横にはモデルとなる監督がいつもいたので、2人が並んだ顔を見てると、自然と怒りがこみ上げるというか、自然とイライラするという状態でした」と入り込めた様子。一方、濱田は水川の迫力について「撮影に入るまではイメージで、台本と向き合ってもあくまで机上の空論だなって、水川さんに教えていただきましたね。『あれ、そんな言う!? 撮影持つかな!?』みたいな」と苦笑しつつ、「奇跡的にあの男と僕の図太さがシンクロしていたみたいで、日に日に慣れていった感じでしたね」と説明した。「台本以上のだらしなさ」と評する水川に、濱田は「これといった台詞がないんですよ。ひたすら彼女の罵声にどう耐えるか、ボクシングのスリッピング・アウェーのような、当たってるように見せて当たってない、ギリギリの戦でかわして生きていく毎日でした」と振り返る。水川は「図太さがはんぱじゃなかった」と称賛した。授賞式にはモデルとなった足立紳監督、足立晃子氏の夫婦も登場し、2人に花束を渡す。足立監督は「素晴らしいと思いましたけ。横で撮影風景を見てて、素敵な夫婦だなと思いながら、たまに水川さんの罵声がフラッシュバックして頭痛がすることはありました」と撮影の日々を語った。■最優秀作品賞『海辺の映画館-キネマの玉手箱』(大林宣彦監督、及びスタッフ・キャスト一同)『ラストレター』(岩井俊二監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞城定秀夫監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『アルプススタンドのはしの方』)岩井澤健治監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『音楽』)■最優秀男優賞福山雅治 (『ラストレター』『マチネの終わりに』)濱田岳 (『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』ほか)■最優秀女優賞水川あさみ (『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『ミッドナイトスワン』)長澤まさみ (『MOTHER マザー』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』)■最優秀新進監督賞HIKARI監督 (『37セカンズ』)ふくだももこ監督 (『君が世界のはじまり』)■最優秀新進男優賞宮沢氷魚 (『his』)北村匠海 (『サヨナラまでの30分』『思い、思われ、ふり、ふられ』『影踏み』ほか)■最優秀新進女優賞松本穂香 (『君が世界のはじまり』『わたしは光をにぎっている』『酔うと化け物になる父がつらい』『his』ほか)森七菜 (『ラストレター』『青くて痛くて脆い』『地獄少女』『最初の晩餐』)
2020年11月29日俳優の福山雅治が29日、東京・府中の森芸術劇場 どりーむホールで行われた第12回TAMA映画賞 授賞式に登場した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる"いきのいい"作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。岩井俊二監督『ラストレター』の演技が評価され、最優秀男優賞に輝いた福山。「こういった賞をいただくのはずいぶん久しぶりになりまして、本当に嬉しいです。実際手渡されるとこんあんに重いんだと思って、重みを感じながら早速今夜晩酌するのを楽しみにしています」と喜んだ。『ラストレター』では神木隆之介が福山の学生時代を演じたため、「神木くんと僕とで作り上げた役柄だと思うので、神木くんにも何か奢ります。ありがとう神木くん」と感謝。「彼は技術力が高く緻密な俳優なので、彼の方から『こういうアプローチどうですか』というプレゼンテーションを受けた」と撮影の様子を明かす。福山は「僕が目の下にほくろがありまして、『ほくろを足してもいいですか』と相談されたり。神木くんの方が緻密な役作りをしてくれて、僕はそれに乗っかって焼くづくりをさせていただきました」と振り返った。今後の活動については「お呼びいたける作品をずっと待っています。監督さん、プロデューサーさん」と呼びかける。「映画スタッフの方のファンが多いTAMA映画賞ですから、これからもどんな役でも頑張って演じていきたいと思いますので、お仕事の方、事務所に問い合わせてスケジュールの確認をしていただければ……」とその場でオファーを募る一幕も。改めて福山は「50歳になり、30周年を迎えると、もう少し楽な感じで仕事に取り組めたり余裕の気持ちでオファーを待ったりするものかなと思ってたんですが、そうはなってなくて。今後も貪欲に仕事をしていきたいと思いますので、映画関係者の皆様も頭の片隅に『これ、福山いいかな』と思ったら事務所の方にお問い合わせください。よろしくお願いいたします」と頭を下げた。■最優秀作品賞『海辺の映画館-キネマの玉手箱』(大林宣彦監督、及びスタッフ・キャスト一同)『ラストレター』(岩井俊二監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞城定秀夫監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『アルプススタンドのはしの方』)岩井澤健治監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『音楽』)■最優秀男優賞福山雅治 (『ラストレター』『マチネの終わりに』)濱田岳 (『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』ほか)■最優秀女優賞水川あさみ (『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『ミッドナイトスワン』)長澤まさみ (『MOTHER マザー』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』)■最優秀新進監督賞HIKARI監督 (『37セカンズ』)ふくだももこ監督 (『君が世界のはじまり』)■最優秀新進男優賞宮沢氷魚 (『his』)北村匠海 (『サヨナラまでの30分』『思い、思われ、ふり、ふられ』『影踏み』ほか)■最優秀新進女優賞松本穂香 (『君が世界のはじまり』『わたしは光をにぎっている』『酔うと化け物になる父がつらい』『his』ほか)森七菜 (『ラストレター』『青くて痛くて脆い』『地獄少女』『最初の晩餐』)
2020年11月29日女優の森七菜が29日、東京・府中の森芸術劇場 どりーむホールで行われた第12回TAMA映画賞 授賞式に登場した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる"いきのいい"作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。岩井俊二監督『ラストレター』の演技が評価されて最優秀新進女優賞に輝いた森だが、撮影ではよくアドリブも入れていたという。「最初にちょこっとだけやってみたら意外と怒られなかったので、だったらもっと楽しいことを、自分からでも何か提案できたらいいなと思って」と大物っぷりを見せる。外出自粛期間中の過ごし方として「夜中に食べるカップ麺、至福でした」とコメントを寄せた森。コロナ太りについて聞かれると「大丈夫じゃないです」と苦笑しつつ、「お芝居したい気持ちはありましたし、いくつかできなかったお仕事もあって悔しかった部分もあるんですが、マイナスな気持ちに引っ張られてばっかりでは良くないと思ったので。普段だったらカップラーメンも気をつけて食べられないんですけど、こういうお仕事をしてないような子だったら食べてたなと思って、違う人の人生を行き来したような気分がありました」と、自粛期間すらも楽しんでいた様子だった。改めてこの1年について「今年は皆さんに驚いてもらうことが多かった1年だと思っていて、賞をいただけたこともそうですし、初めてドラマや映画の主演をやらせていただいたり、それで私を初めて知ってくださったかたもいらっしゃって」と振り返る。「『?』(ハテナ)と思った人もいたんだと思うんです。『なんだ、この小娘は』と思った方もいらっしゃったと思うんですけど、来年は『?』を『!』(びっくりマーク)に。『なるほど、だから!』と思ってもらえるような1年に努めたいと思います」と意気込んだ。授賞式には同作で最優秀男優賞を受賞した福山雅治、最優秀作品賞となった岩井監督も登場し、2人とともに再度現れた森は「プレッシャーかかるところもありました」と率直な意見で会場を笑わせる。岩井監督は森について「もう本当に小リスのような。籠から出すとピュッとどこ行くかわかんない感じ、カメラのどの辺に立つのかもわからないスリリングな演技が素敵でしたね」と称えた。■最優秀作品賞『海辺の映画館-キネマの玉手箱』(大林宣彦監督、及びスタッフ・キャスト一同)『ラストレター』(岩井俊二監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞城定秀夫監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『アルプススタンドのはしの方』)岩井澤健治監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『音楽』)■最優秀男優賞福山雅治 (『ラストレター』『マチネの終わりに』)濱田岳 (『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』ほか)■最優秀女優賞水川あさみ (『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『ミッドナイトスワン』)長澤まさみ (『MOTHER マザー』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』)■最優秀新進監督賞HIKARI監督 (『37セカンズ』)ふくだももこ監督 (『君が世界のはじまり』)■最優秀新進男優賞宮沢氷魚 (『his』)北村匠海 (『サヨナラまでの30分』『思い、思われ、ふり、ふられ』『影踏み』ほか)■最優秀新進女優賞松本穂香 (『君が世界のはじまり』『わたしは光をにぎっている』『酔うと化け物になる父がつらい』『his』ほか)森七菜 (『ラストレター』『青くて痛くて脆い』『地獄少女』『最初の晩餐』)
2020年11月29日北村匠海、小松菜奈、吉沢亮がきょうだい役を演じ、寺島しのぶと永瀬正敏が両親役を演じる、西加奈子のベストセラーが原作の映画『さくら』。今回その豪華な家族のメイキングカットが解禁された。今回到着したのは、抜群のチームワークで演じた“長谷川家”のオフショット。北村さんが猫と戯れるショットや、若手3人のほほえましいメイキング写真なども公開されている。到着したメイキングカットは、家族の食卓でふざけながらもキメポーズを取るキュートな北村さん、小松さん、寺島さん、永瀬さんや、夕飯時の撮影中に談笑する北村さん、吉沢さん、小松さんが勢ぞろい。またクランクアップを迎えた小松さん、寺島さん、永瀬さんといった、まるで本当の家族のような仲の良さをうかがわせるものも。偶然遭遇した猫を可愛がる北村さんの姿、愛犬サクラの代わりに大きな犬のぬいぐるみに向かって演技をする吉沢さん、撮影現場の大木に登り、無邪気な表情を見せる小松さんの姿もあり、いずれも3人の撮影時のほほえましい姿を切り取り、”家族“の仲の良さが伺え、その紡がれる物語に期待が高まる。『さくら』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:さくら 2020年11月13日より全国にて公開©西加奈子/小学館 ©2020 「さくら」製作委員会
2020年11月23日直木賞作家・西加奈子の小説を映画化した現在公開中の映画『さくら』より、北村匠海、小松菜奈、吉沢亮と兄弟妹演じる3人の制服姿を写した場面写真が到着した。場面写真は、成長し多感な時期を迎えた兄弟妹3人それぞれの様々な表情が切り取られている。壁にぶつかりながらも成長していく姿を想像することができるようだ。そんな兄弟妹役のキャスティングに当たってプロデューサーは、美男美女であり、演技力、そして全体像として、父母候補含め家族に見えるか、という部分に重きをおいて進められていたと明かす。まず本作では、主人公である次男・薫のモノローグが多いことから、優しい声を持つ北村さんが決定。物語の縦軸にもなる末っ子・美貴役は、ある種の中性感があり、自分の感性に忠実に生きる様が小松さんとリンク。そして長男・ハジメ役は、ヒーローであるハジメのような存在感を持ち、2人の兄を演じられる唯一の俳優として吉沢さんがキャスティング。まるで原作から飛び出てきたかのような兄弟妹が生まれたのだ。『さくら』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:さくら 2020年11月13日より全国にて公開©西加奈子/小学館 ©2020 「さくら」製作委員会
2020年11月20日犬のサクラと5人の家族を描く、西加奈子原作映画『さくら』の舞台挨拶が11月14日に新宿ピカデリーで行われ、出演者の北村匠海、小松菜奈、吉沢亮、小林由依、監督の矢崎仁司が登壇した。11月13日より全国74館で封切られた本作。公開を記念して行われた今回の舞台挨拶では、まず、満席の観客席を前に劇中で兄弟妹を演じた3人は「遂に、間を空けずに座られたみなさんを前に、舞台挨拶に立ててすごく嬉しいです」(北村さん)、「自分が2020年に携わった作品でお客様が入っての舞台挨拶は今日が初めてなので、“ただいま”という安心感を得ています」(小松さん)、「こうやってお客様が入っての舞台挨拶は久々な気がして、少し緊張してますが、楽しんでください」(吉沢さん)とそれぞれ挨拶。3人の共演をふり返った小松さんは「最近、メイキング映像を観させてもらったんですが、私たちは本当に楽しそうにやっていたんだなと。夜の撮影も多く、深夜ならではの変なテンションになっていて、今思えば全然面白くないことも全部面白く感じていました」と言うと、「面白かったね」と同意した北村さん。すると、吉沢さんは「いつも菜奈ちゃんは、撮影が終わった後『おつカレーライス』と言って帰っていくんですが、それで僕たち2人も『おつカレーうどん』『おつカレーそば』とか、よくわからない感じで言ったりしていました」と現場の様子を明かした。また、オーディションで美貴(小松さん)の親友・大友カオル役を勝ち取った小林さんは「こんなに豪華な、いつもテレビで観ていたみなさんとご一緒させていただくということで、本当に緊張しました」と初めての映画出演を回顧。そんな彼女との共演について小松さんは「バスケのシーンは撮影に入る前に2人で練習して息を合わせたり、心と心で通じ合うシーンもたくさんあったりして、アドリブもけっこう多かったので、一緒にお芝居を考えていきました」とコメント。本作では、薫役とナレーションを担当した北村さん。「なんともいえない温かい愛情を込められればいいなと思い、薫役を演じるうえで、主観性と俯瞰性を大事にしました」と言い、「撮影が終わって、そのまま仮りでナレーションを撮った時は、けっこう感情が入ってしまって、音声さんと僕とでやりながら泣いてしまいました。その後、観てくださる方たちの目線を意識して録り直したんです。監督が、自分の声がすごくいいとおっしゃってくれたので、そこは自信を持ちながらやりましたが、一人で勝手に映画を振り返られる優越感も感じました」とナレーション収録をふり返る。イベントには、劇中でサクラ役を演じた犬のちえも登場。吉沢さんはちえとの共演シーンについて「本当にすごかった。彼女の動き1つでシーンが変わる。芝居が上手い。みんなで卒業アルバムを覗くシーンは完璧だった」と感嘆したそう。小松さんも「サクラに助けてもらったし、非常に頼もしかったです」と称え、北村さんは「近寄ってきたかと思ったら、すっとどこかへ行っちゃったりして。僕なんかカーストが低いほうで、すぐに亮くんや永瀬(正敏)さんのほうへ行っちゃう(苦笑)。僕は芋をあげないと来てくれなかった」と少々振り回されていたことも明かしていた。『さくら』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:さくら 2020年11月13日より全国にて公開©西加奈子/小学館 ©2020 「さくら」製作委員会
2020年11月16日最近、チェキで家族写真を撮りました映画『さくら』で兄妹を演じた北村匠海と小松菜奈。顔を合わせるなり飛び出す息の合った掛け合いは、まるで本物の兄妹のよう。撮影中も、読者プレゼント用のチェキを見て、「なつかしい〜」と口にした小松に、「なつかしい?こういう取材のときよく撮ってもらわない?」と北村がすかさずツッコミ。照れたように「本当だ」と舌を出す小松から、末っ子感が溢れ出ている。平凡な家族に降りかかった大きな悲しみ。心の傷を抱えながら、それでもゆっくりと前へ進み出す一家の姿を描いた本作では、「家族写真」が折々に挿し込まれている。ふたりは最近いつ「家族写真」を撮っただろうか。「私、撮りました」(小松)「撮ったんだ」(北村)「チェキで撮った」(小松)「やっぱりチェキ使ってるじゃん!なつかしいとかテキトーなこと言って(笑)」(北村)「バレた?(笑)しかもわざわざ自分の家から引っ張り出して」(小松)「マイチェキじゃん!」(北村)「たまたま下のお兄ちゃんとふたりで実家に帰ったら、上のお兄ちゃんもちょうど家族で帰ってきて、みんなでハイキングしたりバトミントンしたりボウリングしたり」(小松)「めっちゃ仲良いやん」(北村)「そのときに久しぶりに写真撮ろうよって言って撮りました、チェキで(笑)」(小松)ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=aba5f994-dd9c-4aa4-94f6-aa95e5c4adde&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。撮影/岩田えり、取材・文/横川良明
2020年11月13日森山未來、北村匠海、勝地涼ら豪華キャストを迎えた、『百円の恋』の武正晴監督の最新作『アンダードッグ』。ボクシングにしがみつくことしかできない森山さん演じる主人公を中心に、人生から見放された3人の男たちの生き様を描いた本作から、石崎ひゅーいが書き下ろした主題歌「Flowers」の映画版ミュージック・ビデオ(MV)が解禁された。一度掴みかけたチャンピオンの道からはずれ、無様な“かませ犬”としてリングに立ち続けているどん底ボクサー・末永晃(森山未來)と、才能を期待されながらも過去に秘密を抱える若きボクサー・大村龍太(北村匠海)、大物俳優の二世タレントでバラエティ番組の企画のためにボクシングをすることとなった芸人ボクサー・宮木瞬(勝地涼)といった、3人の負け犬たちが人生の再起を賭け戦う人間ドラマを描いていく本作。主題歌に起用された石崎さんは、武監督の“普通だったら映画の主人公になり得ない、世間の誰にも相手にされない奴がクライマックスにリングの上で光を浴びるストーリーを作りたい”という想いを受けて楽曲「Flowers」を書き下ろした。解禁された映画版のMVは、不格好ながらも懸命に咲こうともがく3人の姿と、彼らの心の叫びを代弁するかのような歌詞、そして背中を後押しする石崎さんの力強い歌声が共鳴し合い、観るものの胸をふるわせる仕上がりとなっている。また映像には、予告映像では見ることのできなかった初公開の本編シーンも満載。顔つきを変え、ヒートアップしていく男たちの姿に注目。主役の末永晃を演じた森山さんも、「“ハードボイルド”や“滅びの美学”が成立しない、今の時代だからこその地に足の着いたリアルな物語です。負け犬、かませ犬と呼ばれながらも、いつかはこの世界から抜け出そうと思うものの、負け続ける。そんな生き方を選ばざるを得なかった人たちが、自分は負け犬であると認め、受け入れることで新たな人生を始める。ボクシングのように重心を下に置いた、心に響く映画だと思います」と、重厚なドラマが展開する本作の魅力を熱弁している。劇場版『アンダードッグ』【前編】【後編】は11月27日(金)よりホワイトシネクイントほかにて同日公開。配信版『アンダードッグ』は2021年1月1日(金・祝)よりABEMAプレミアムにて配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンダードッグ(2020) 2020年11月27日よりホワイトシネクイントほか全国にて【前編】【後編】同日公開ⓒ2020「アンダードッグ」製作委員会
2020年11月10日俳優の北村匠海が主演を務める、映画『とんかつDJアゲ太郎』が現在公開されている。同作はイーピャオ(原案)・小山ゆうじろう(漫画)により、集英社『少年ジャンプ+』で2014年から2017年まで連載されていたギャグ漫画の実写化作で、主人公・アゲ太郎(北村)が“とんかつ”も“フロア”もアゲられる男を目指す。単独初主演となった北村はコメディにも初挑戦で「最初に脚本を読んだ時は『どうしよう』と思いました。コメディをやったことないけど、自己暗示的に『僕は絶対にやれるんだ!』というところから入りました」と苦笑する。タイトルの印象からは意外なほどに、実はエモさも感じさせる作品となったが「実は、撮影している間にだんだん自信を失ってきたんですけど、それを救い上げてくれたのが、キャストのみんなで……そのエモい感じや青春的な感じは、お芝居を超えた現場でのつながりが作り上げたのかなあと思ったりしています」と振り返った。撮影中の自信喪失については「やっぱりね、難しいんですよ! お芝居って!」と訴える北村は、「そもそも考えて演じるタイプじゃないんですが、『こうした方が面白いんじゃないか』とか、ものすごく考えちゃってたんですよね。コメディで面白いはずなのに、どんどん自分の中で負の方に行ってしまって」と反省した様子。「衣装合わせの時に、前髪を短くして『めっちゃアゲ太郎じゃん!』と言っていただいたんですけど、見た目負けしないかな、ということも気になりました。実写化するというハードルもあるし、もともと原作もちょっとエッジの効いた感じなので、お芝居的な濃厚さを出すべきか出さないべきか、いろんなことを考えすぎちゃったけど、それを助けてくれたみんながいたから」と周囲に感謝する。その姿について自ら「カットがかかったら、だいぶサゲ太郎でした」と笑顔を見せつつ、北村は「『主演』という看板を、初めて感じたかもしれないですね。主演とはいえ、主演ではない心意気で臨むのが自分のポリシーだったんですけど、初めて『よっ、座長!』みたいな感じだったんですよ。そこにもプレッシャーの気持ちがあったところを、みんなが軽くしてくれました」としみじみ。「自由な映画に見えますが、主演を張るって、こんなにも映画の軸にならなければいけないんだ、という思いが強かったです」と心境を表した。二宮健監督については「ハリウッドやマーベル系の映画が好きみたいで、三代目(三代目道玄坂ブラザーズ)がゆっくり横並びになるシーンなどは、意識されていたようです。シーンごとにこの映画のこの感じ、と言われることが多かったですね」と明かし、「コメディ映画であり、音楽映画である、今の時期にぴったりの映画になっている」と自信を見せる。最後に、作中でも挑戦し、自宅にも機器を揃えているというDJのコツについて質問すると、「"頭"をとらえることです! ドゥグドゥグとやって、いかに速くならずに頭の音を出せるか」と基本を教えてくれた。そして「あとは、好きな曲をかければいいと思います。曲を紹介する職業だと思うので!」と語った。■北村匠海1997年11月3日生まれ、東京都出身。9歳でTV CMデビュー。2011年に4人組ダンスロックバンド「DISH//」を結成。メインボーカルとギターを担当し、13年にメジャーデビュー。俳優としては08年映画『DIVE!!』で池松壮亮の幼少期を演じた。同年『太陽と海の教室』でドラマ初出演を果たす。『君の膵臓をたべたい』(17年)で第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。主な出演作にドラマ『信長協奏曲』(14年)、『ゆとりですがなにか』『仰げば尊し』(16年)、映画『OVER DRIVE』『春待つ僕ら』(18年)、『十二人の死にたい子どもたち』『君は月夜に光り輝く』(19年)、『思い、思われ、ふり、ふられ』など。公開待機作に『さくら』(11月13日公開)、『東京リベンジャーズ』(21年公開)がある。
2020年11月08日11月13日(金)に公開される映画『さくら』の本編映像が公開された。北村匠海、小松菜奈、吉沢亮らが演じる長谷川家の愛犬・サクラの名演が見どころとなっている。映画の原作は累計60万部を突破する直木賞作家・西加奈子の同名小説。登場するのはサクラと名付けられた1匹の犬と5人の家族、そして彼らにとって大切な人たちだ。『三月のライオン』、『ストロベリーショートケイクス』などの矢崎仁司監督のもと、長谷川家の兄弟妹を演じるのは北村匠海、小松菜奈、吉沢亮。3人の母を寺島しのぶ、父を永瀬正敏が演じ、彼らと出会う女性キャラクターには、小林由依、水谷果穂、山谷花純というフレッシュな顔ぶれが揃った。また、世界的に活躍するピアニスト、アダム・ジョージが劇中曲を担当し、今年“再生”した東京事変が書き下ろした主題歌『青のID』がエンディングを彩る。この度公開された本編映像は、長谷川家の父・昭夫宛に“溝口サキコ”から届いた一通の手紙が開かれるワンシーン。聞き覚えのない女性の名前を不審に思い、父の帰宅前に家族はその手紙を開けてしまう。親密そうなその内容に妻・つぼみは激怒、帰宅した昭夫を問い詰める。相手はただの同級生だと言う昭夫の前に卒業アルバムが差し出され、その指が指し示す“サキコ”に注目が集まる。映像の序盤では、夫婦喧嘩を目の前にして、机の下でじっとお座りするサクラ。しかし、アルバムのページがめくられ始めると徐々に身体を前へと乗り出し、昭夫が指さす先を覗き込むと、サクラも「私にも見せて」と言わんばかりにアルバムを覗き込むという驚きの名演技を見せた。これにはキャスト・スタッフも驚愕で、矢崎監督の「カット」の声がかかると全員から拍手が贈られた。『さくら』11月13日(金)全国公開
2020年11月07日俳優の北村匠海主演の映画『とんかつDJアゲ太郎』(10月30日公開)の特別映像が6日、公開された。同作は原案:イーピャオ、漫画:小山ゆうじろうにより、集英社『少年ジャンプ+』で2014年から2017年まで連載されていたギャグ漫画を実写化。東京・渋谷の片隅にある老舗とんかつ屋「しぶかつ」を舞台に、主人公・勝又揚太郎(北村)は弁当の配達ではじめて訪れた渋谷のクラブで、音楽にあわせ盛り上がるフロアにこれまでにない高揚感を体感し、“とんかつ”も“フロア”もアゲれる男「とんかつDJアゲ太郎」を目指す。この度公開となったのは、“わがままボディ”のアゲ太郎が渋谷を走り回る「とんかつDJアゲ太郎」特別映像(渋谷爆走編)。アゲ太郎の両親がとんかつの仕込みをする朝、「しぶかつ」のフロアに颯爽と現れたアゲ太郎は、「とんかつDJ」と書かれたランニングウエアを身に纏い、父に「とんかつもフロアもアゲられる男になる!」と宣言する。“アガる”音楽とともに渋谷の街へ繰り出し、山手線沿いを電車と共に走り、渋谷PARCOのある公園通りを爆走。渋谷の中心地であるスクランブル交差点を走り抜ける。北村がピチピチのランニングウエアを着て渋谷を爆走する本シーンは、ヒロイン・苑子を演じた山本舞香のお気に入りのシーンでもあり、現在よりも「8kgくらい太っていた」と北村が告白するくらいの"わがままボディ"なかわいらしい姿となっている。実際に渋谷を爆走した北村は、「恥を捨てきって一歩ギアを入れて撮影に望みました」と語った。また渋谷爆走シーンを盛りアゲる楽曲「Juicy&Crispy」はオリジナル・サウンドトラックにて聴くことができる。
2020年11月06日サクラと名付けられた1匹の犬と5人の家族を描いた西加奈子さんの同名小説を実写映画化した『さくら』。物語は長谷川家の次男・薫(北村匠海)の視点で進み、事故をきっかけに亡くなる長男・一(ハジメ/吉沢亮)、末っ子の妹・美貴(小松菜奈)の複雑な感情が絡み合い、それぞれのキャラクターによって愛情とは何か、家族とは何か、再生とは何かが伝えられる。北村:薫は思っていることを言葉や表情に出さない無個性な男の子に見えますが、満水のダムのようにいつ感情が溢れてもおかしくない危うさを秘めています。実際に物語の終盤で爆発するシーンがあるので、そこに自然に向かっていくために、考え抜いて演じたというよりは、現場でのキャッチボールを大事にしました。そこに関しては菜奈ちゃんと亮くんに絶大な信頼を置いていたので。小松:美貴はみんなが悲しい時に笑っていたり、喜んでいたり、普通の人と真逆の感情を抱いているような女の子。下半身が不自由になった一が腕で階段をよじ登るシーンでも、美貴は喜んでいないといけないのに、私自身は見ていて苦しくなるくらいウルウルきてしまって。そんな自分の感情と美貴の感情に差があるところが演じていて難しかったです。北村:映画『ディストラクション・ベイビーズ』で初共演した時は僕が17歳で菜奈ちゃんが19歳だったから、すごく大人びて見えて…、今回僕が兄役なのが不思議で。小松:でも匠海くんがお兄ちゃん役って聞いた時はすごく安心しました。北村:僕も。任せて大丈夫だなって。小松:初共演の時から、なんか初めての感じがしなかったよね?私、すごい人見知りなんだけど…。北村:そう、僕もめっちゃ人見知りなんだけど、自然と喋ってた。小松:今回に至っては吉沢さんもそうだから、人見知り3人組で(笑)。北村:なのに、すっごい自然だった。小松:何も頑張らない感じが似てたのかも。誰も無理して喋ろうとしなかったし。だから沈黙もあったけど、全然それもいやじゃなくて。北村:本当にしょーもないことで笑い合えるきょうだいだったんですよ。菜奈ちゃんが「おつカレーライス」って言いだして、みんなで爆笑したり。居心地よかったよね?菜奈ちゃんがそこまで親父ギャグを言うとは初共演の時は思ってなかったけど(笑)。今回初めて知った一面だった。小松:匠海くん料理できるよね?北村:めっちゃできるぜ!(笑)小松:それは今回私が初めて知った匠海くんの一面。一緒に餃子を作るシーンで、「嘘でしょ!?」って思うくらい包むのが上手でびっくりして。北村:普段から自分で50個包んで食べたりしてるからね。小松:私たち3人の空気感は似てたけど、サクラの態度だけは違わなかった?誰が自分より上か下かってことが分かっちゃったのかも(笑)。北村:我々は下すぎてね。小松:吉沢さんにベタベタだったし、父親役の永瀬(正敏)さんにはそんな顔する!?ってくらいメロメロで。北村:なのに僕らにはツンツン。遊んでやってもいいよって感じ(笑)。小松:そうそう。逆に私たちのほうが遊ばれてたよね(笑)。『さくら』一(吉沢)の死をきっかけに、父(永瀬)は音信不通になり、薫(北村)は地元を離れて東京の大学へ進学。家族の繋がりが壊れかけていたある日、父から「年末、家に帰ります」という手紙が届いて…。11月13日公開。©西加奈子/小学館©2020「さくら」製作委員会きたむら・たくみ1997年11月3日生まれ、東京都出身。俳優、ダンスロックバンド「DISH//」リーダー。映画『アンダードッグ』は11月27日、『砕け散るところを見せてあげる』『東京リベンジャーズ』は来年公開予定。ブルゾン¥85,000(アクネ ストゥディオス/アクネ ストゥディオス アオヤマ TEL:03・6418・9923)こまつ・なな1996年2月16日生まれ、東京都出身。女優。主演映画『糸』が公開中のほか、待機作に『恋する寄生虫』がある。昨年公開された映画『閉鎖病棟―それぞれの朝―』のBlu-ray&DVDも好評発売中。ニットベスト参考商品中に着たシャツ¥47,900スカート¥97,000(以上クレージュ/エドストローム オフィス TEL:03・6427・5901)※『anan』2020年11月11日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・鴇田晋哉(北村さん)遠藤彩香(小松さん)ヘア&メイク・佐鳥麻子(北村さん)秋鹿裕子(W/小松さん)取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2020年11月04日累計60万部を突破する直木賞作家・西加奈子の同名小説を、北村匠海、小松菜奈、吉沢亮を主要キャストに迎え映画化した『さくら』。この度、本編映像が解禁となった。今回解禁された本編映像は、北村さん、小松さん、吉沢さんが演じる長谷川家の3兄弟妹の幼少期を演じた高橋曽良、来夢、佐藤大志が、仔犬にサクラという名前を付けるシーン。仔犬から落ちた桜の花びらを見つけた、来夢さん演じる末っ子の美貴が「桜や、この子が産んだんや。女の子はいつか赤ちゃんを産むけど、きっとこの子、小さいから桜の花びらを産んだんや」と、その仔犬にサクラと名付ける原作でも印象的なシーンだ。映像は、本作のストーリーテラーでもある次男の薫を演じた北村さんによる、「大人しくて弱っちい女の子、僕らのサクラ」というセリフで締めくくられる。3人とサクラを見守るようなナレーションは、 矢崎仁司監督の「優しい声が何よりも魅力的」という評を十分に証明するものとなっている。『さくら』は11月13日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:さくら 2020年11月13日より全国にて公開©西加奈子/小学館 ©2020 「さくら」製作委員会
2020年11月04日俳優の北村匠海が、雑誌『日経トレンディ』(日経BP社)が選ぶ「来年の顔」に選出され3日、都内で行われた「2020年ヒット商品ベスト30」「2021年ヒット予測30」先行発表会に出席した。DISH//のメンバーとしても、俳優としても活躍している北村。「役者の仕事は、今撮影しているものが来年に公開したりとか、常に1年先のことを見越しながら活動している部分があるので、今年の頑張りが来年につながっていくんだなという、そういう期待も背負って来年は活動していきたいと思います」と語った。司会者が「選ばれた方は必ずと言っていいほど翌年大ブレイクしている」と言うと、編集長の三谷弘美氏は「そうなんです。ぜひご期待ください」と自信。北村は「頑張ります」と気を引き締めていた。発表会には、「今年の顔」に選出されたフリーアナウンサーの田中みな実も出席した。
2020年11月03日映画『さくら』が、11月13日(金)に公開される。これに先駆けて、北村匠海と小松菜奈、愛犬サクラを演じたちえによる特別インタビュー映像が公開された。原作は累計60万部を突破する直木賞作家・西加奈子の同名小説。登場するのはサクラと名付けられた1匹の犬と5人の家族、そして彼らにとって大切な人たちだ。『三月のライオン』、『ストロベリーショートケイクス』などの矢崎仁司監督のもと、長谷川家の兄弟妹を演じるのは北村匠海、小松菜奈、吉沢亮。3人の母を寺島しのぶ、父を永瀬正敏が演じ、彼らと出会う女性キャラクターには、小林由依、水谷果穂、山谷花純というフレッシュな顔ぶれが揃った。また、世界的に活躍するピアニスト、アダム・ジョージが劇中曲を担当し、今年“再生”した東京事変が書き下ろした主題歌『青のID』がエンディングを彩る。11月1日の「犬の日」にちなんで公開された特別映像には、北村と小松、ちえによるインタビュー(?)が収められている。ふたりの本格的な動物との共演は本作が初めてだったという。サクラを演じる犬のちえに「イモをあげて距離を近づけて行った」と小松が明かすと、北村は「めっちゃ好かれてる、俺」と錯覚してしまったことを告白。サクラのベストシーンについて、北村が「散歩のシーン」と答えると、ちえが不意にじゃれつく。「お芝居じゃなくて、ちえが自由にしているところが本当に可愛かったね」とメロメロ。続いて小松は、サクラが具合が悪くなるシーンを最も印象的な場面として挙げた。見事に弱ってる様子を演じきったちえに「天才だなと思って。もう分かっちゃってるんだな、次やることが」と賛辞を贈った。『さくら』11月13日(金)公開
2020年11月01日俳優の北村匠海が31日、東京国際フォーラムで開催された「第33回東京国際映画祭」(TIFF)オープニングセレモニーに登壇した。今年のオープニング作品に選出された『アンダードッグ』に出演する北村は、「数年ぶりに映画祭に来させていただきました。オープニングに選ばれたことをとても光栄に思っています」とあいさつ。ボクサー役について、「格闘技をやったことが一度もなく、ただ、見るのは大好きだったので、ボクシングの話だと聞いたときに率直にぜひ挑戦したいと思いました」とオファーを受けたときの心境を明かした。本作は、人生から見放された3人のボクサーの物語。過去のささやかな栄光が忘れられず“かませ犬(=アンダードッグ)”になり果てた今も、ボクシングにしがみつく事しかできない崖っぷちボクサー・末永晃を森山未來、児童養護施設で晃と出会いボクシングに目覚めるが、過去に起こした事件によって将来に暗い影を落とす若き天才ボクサー・大村龍太を北村匠海、夢も笑いも半人前な芸人ボクサー・宮木瞬を勝地涼が演じた。北村は、約1年前から体づくりをしていたと言い、「とにかくボクシングで落とそうという意識で、ひたすらボクシングを。家に帰ってもシャドーをして」とボクシング漬けの日々を回顧。また、「リアルな試合を見て、インスピレーションを受けながら理想の体に近づけていきました」と明かし、「試合のシーンの前日は、本当のボクサーの方の食生活と体を追い込むトレーニングをやってしましたし、僕たち3人、ギリギリな顔で常に戦っていました」と振り返った。北村のほか、共演の瀧内公美、武正晴監督、脚本の足立紳氏、プロデューサーの佐藤現氏も登壇。スケジュールの都合で、主演の森山未來は中継で参加した。「東京国際映画祭」は、国際映画製作者連盟から公認を受けた国際映画祭。今年は、10月31日~11月9日に東京・六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催する。新型コロナウイルスによる制約の下で、映画館での上映を基本にしつつ、シンポジウムやゲストのトークなどにオンラインも活用する。また、昨年まで実施していた「コンペティション」「アジアの未来」「日本映画スプラッシュ」の3部門を統合し、「TOKYOプレミア2020」として展開。全作品を対象に観客が投票する「観客賞」を設けている。
2020年10月31日映画『とんかつDJアゲ太郎』の公開初日舞台挨拶が30日に都内で行われ、北村匠海、山本舞香、浅香航大、池間夏海、二宮健監督が登場した。同作は原案:イーピャオ、漫画:小山ゆうじろうにより、集英社『少年ジャンプ+』で2014年から2017年まで連載されていたギャグ漫画を実写化。東京・渋谷の片隅にある老舗とんかつ屋「しぶかつ」を舞台に、主人公・勝又揚太郎(北村)は弁当の配達ではじめて訪れた渋谷のクラブで、音楽にあわせ盛り上がるフロアにこれまでにない高揚感を体感し、“とんかつ”も“フロア”もアゲれる男「とんかつDJアゲ太郎」を目指す。同作はもともと6月19日の公開を予定していたが、コロナ禍により4カ月の公開延期に。9月8日には、アゲ太郎(北村)の師匠・オイリーDJ役の伊勢谷友介が、大麻取締法違反の容疑で逮捕され、29日にはライバル・DJ屋敷役の伊藤健太郎が、ひき逃げの疑いで警視庁に逮捕されたと報じられた。伊藤容疑者は舞台挨拶に登壇予定だったものの、欠席となった。北村は「正直、この映画をフラットに観てくれる人がどれだけいるのかと不安な気持ちもあったりとか、僕も今日ここに立つことが少し怖かったり、いろんな思いでいるんですが」と言葉を詰まらせながら心境を吐露する。「でもこの映画はコメディであり音楽映画であり、僕1人ではアゲ太郎という役は演じきれなかったし、映画に登場する色んなキャスト全員に支えられてアゲ太郎という役を1年前に走りきることができました」と感謝した。さらに北村は「今日も同じで、このステージにいる人だったり、ここに来れなかったこの映画を一緒に作り上げた人たちに支えられて二本足でここに立てていることがとても心強いですし、それをお金を払って来てくださる方がいることに、とても幸せを感じております」と語る。「この映画はちょっとおかしなアゲ太郎という役が本当にまっすぐバカなことをしながら突き進んでいく映画なので、少しでもみなさんの笑顔の一つ、前に進める一つになれたら嬉しいです」とメッセージを送った。舞台挨拶の最後にも、「今日、急遽欠席してしまった番組さん、ご迷惑をおかけしました」と謝罪し、「本当に心の底から、今日ここに立てていて、映画が公開できたことがとても嬉しいですし、僕は決してかわいそうなやつではないし、とても幸せ者だと思っています」と振り絞るように語った北村。「本当に人に恵まれて、監督、キャスト、スタッフの皆さんに支えられながら今ここに立てていますし、映画のことを話せて、幸せ者です。みなさんが今日ここに来てくれて、この後映画をみてくれるということにも本当に感謝しています」と重ねて感謝の気持ちを表す。「素敵な映画です。いろんな良さが詰まっていておもちゃ箱みたいな映画です。ぜひとも最後まで楽しんでいってください」と客席に語りかけた。
2020年10月30日この関係は、ライバルであり、盟友だ。あの人気コミック『とんかつDJアゲ太郎』がまさかの映画化。二宮健監督によるポップな映像と、ブルーノ・マーズをはじめとしたファンキーな音楽という衣をまとい、こんがりジューシーに揚がってスクリーンに登場する。注目のキャストは、主人公・アゲ太郎役に北村匠海。そして、アゲ太郎のライバル・DJ屋敷役を伊藤健太郎が演じる。北村と伊藤といえば、1997年生まれの同い年。2016年に放送されたドラマ『仰げば尊し』(TBS系)で初共演。若かりし10代の頃を「売れてえなあ」と語り合った“盟友”が4年ぶりにタッグを組んだ。そこには、このふたりだから分かち合える特別な感慨があった。※本取材は9月21日に行われたものです。「アイツら付き合ってんじゃねえか」と言われるぐらい、よく会ってた(笑)「『仰げば尊し』で初めて会ったときの感想は……お互いトゲトゲしかった!(笑)」(北村)「あの頃は、全員ぶっ飛ばそうと思ってたからね(笑)」(伊藤)「健太郎とか怖すぎて、最初はめっちゃ年上だと思ってたから(笑)」(北村)「新しい輪に入るときは最初にナメられたら終わりというのが、中高時代に培った僕の持論で(笑)。特に学園モノということもあって周りは同世代ばっかだから、絶対にナメられないようにずっとひとりでいた」(伊藤)「僕らふたりともヤバかったよね。僕も(劇中で演奏する)トロンボーン持ってこうやってた(笑)(と、前かがみになって威嚇するような顔)」(北村)「同じ(笑)。サックス持ってこうやってた(と、前かがみになって威嚇するような顔)」(伊藤)そんなふたりだが、撮影の帰りのバスで一緒になったことから意気投合。これまでのことからこれからの夢まで何でも話せる友人となった。「1回、家に遊びに行ったら、匠海がいろんなレコードを聴かせてくれて」(伊藤)「ちょうど僕が趣味でDJを始めたばかりの頃で。今はお互い忙しくてなかなか会えないけど、20歳ぐらいのときはしょっちゅう会ってました」(北村)「『アイツら付き合ってんじゃねえか』って言われるぐらいね(笑)」(伊藤)初共演から4年を経て、すっかり売れっ子俳優に成長したふたり。それぞれ立場は変われども、お互いへの信頼は変わらない。「面白いのが、メンタル的に食らったときとか、しんどいときに、匠海にテレビ電話しがちなんですよね」(伊藤)「僕も。お互い落ちてるときに連絡しがちだよね(笑)。うまくできない自分に悔しさを感じたときとか、何か心の底にあるものをさらけ出したいとき、健太郎の顔が浮かんでくる」(北村)「すぐ電話しちゃう。で、声聞いたら顔が見たくなるから、結局テレビ電話になるっていう(笑)」(伊藤)「で、『匠海の声聞いたら泣けてきたわ』とか普通に言ってくる(笑)」(北村)v「(恥ずかしそうに)あははは」(伊藤)「そういう熱いところが健太郎はあるんです」(北村)今回の現場でも、そんな友の存在が支えとなった。「本格的なコメディは今回が初挑戦。普段のお芝居は現場の感覚というか呼吸でやるんですけど、コメディということもあって、こうすれば面白いんじゃないかというのを考えすぎちゃって、どんどん気持ちが負の方向に向かっていた時期があったんですね」(北村)「控え室に帰ってくると、チーンッてお通夜みたいな顔になってた(笑)。やっぱり匠海は主演ということもあって背負うものも大きかったんだと思う。だから、頑張ってる匠海を支えたくて、よく共演者のみんなで一緒になって匠海を笑わせたりして盛り上げていました」(伊藤)「確かに今回ほど主演であることを意識した作品はなかったかもしれない。自分の中で主演は作品の軸にならなくちゃいけないという気持ちが強くて、かなり気負っていたところがあったんですけど、そのプレッシャーを軽くしてくれたというか。支えてくれたみんなとの絆が、何かこの映画から醸し出される“エモさ”や“青春感”に結びついたところはあるのかなと思います」(北村)ブリットポップを好きになってUKファッションに目覚めた好きだとはっきり言えるものが見つけられずにいたアゲ太郎は、ある日偶然訪れたクラブでDJの魅力に魅せられ、「とんかつDJ」を目指そうとする。アゲ太郎のように何か好きなものに目覚めた瞬間は、ふたりにもあるのだろうか。「僕は服ですね。中学の頃からファッションへの興味はあったんですけど、高校に入ってモデルの仕事を始めてから自分でいろいろと買うようになって」(伊藤)「僕も服だな。僕の場合はオアシスだったりブラーだったりブリットポップが好きになって。それが高校生の頃だったんですけど、そこからどんどんイギリスのカルチャーを掘るようになって、ファッションもUKの影響を受けるようになりました」(北村)「わかるわ。僕も匠海も意味のあるものが好きなのが共通点。ブランドとかに興味はないけど、ちゃんとバックボーンを説明できるものを身につけていたいっていうこだわりがあって」(伊藤)「バックボーンを知って服を着るのと知らない服を着るのとじゃ、気分が全然違うんです。自己満といえばそれまでなんですけど、自信になるというか(笑)。僕は他の人とは違うぞ感を出せる楽しみが古着にはあるのかなと思います」(北村)「お気に入りの服を着ると間違いなく気分は上がる。服はその日1日のテンションを決める大事なアイテムなんです。今まで買った中で忘れられない一着は、都内の古着屋で見つけた革ジャン。製造年が入ってるんですけど、僕と同い年なんですよ。本当たまたまだったんですけど、それがうれしくて、すごく思い出のつまった一着になっています」(伊藤)一緒に並んでプレイするシーンは、カメラの前に立つだけでグッと来た「とんかつDJ」として巷の話題を集めていくアゲ太郎。しかし、あるイベントで大失敗を犯してしまい、DJとしての自信を失ってしまう。そんなアゲ太郎にちなんで、ふたりの忘れられない大失敗について聞いてみた。「何だろう。いろいろ失敗はあるんですけど、全部忘れちゃうんだよな…(笑)」(伊藤)「僕、健太郎の大失敗なら覚えてるよ。『仰げば尊し』のときに寺尾(聰)さんがみんなの前に立って喋ってるシーンで寝てたんですよ、健太郎が(笑)」(北村)「あ、あったわ(笑)」(伊藤)「『仰げば尊し』の撮影中はスケジュールがタイトで、めちゃくちゃ忙しい毎日で。健太郎は自分の台詞なのに寝てて、いきなりバッて立ち上がって台詞を言ったんですけど、周りからすると『いや、今、寝てたやん』ってバレバレだった(笑)」(北村)「あのときは焦った〜(笑)。そこで言うと、僕も匠海の大失敗なら覚えてます。『仰げば尊し』のときに匠海も寝てたんですよ、確か音楽室でみんなで演奏をするシーンだったと思うけど」(伊藤)「あったね(笑)」(北村)『仰げば尊し』の撮影中は、朝4時に起きて、終わるのが夜の1時みたいなめちゃくちゃ忙しい毎日で。そのシーンの匠海は、台詞がなかったんですよ。だから終わるまでずっと寝てた(笑)」(伊藤)「誰にも何も言われないまま気づいたらそのシーンが終わってて。あとで自分がツラくなるっていう(笑)」(北村)「ちなみに、あのとき出てたキャストはみんな本番中1回は寝てます(笑)」(伊藤)「大変な現場だったよね。でも、こういう話をしていると、あの頃を知ってる健太郎とこうやってまた映画を一緒にやれて本当に良かったなと思う」(北村)「お互いまだまだだけど、こうやって匠海の名前がいちばん最初にあって、自分の名前もあるのがうれしいし。DJブースで一緒に並んでプレイするシーンとか、カメラの前に立つだけでなんかグッと来るものがあった」(伊藤)「お互い日本アカデミー賞新人俳優賞を獲れたのもうれしかった。同じ作品をやることはなかったけど、この4年間、ずっと健太郎がどんな仕事をしてるのかは見てたから。これからも健太郎とは刺激を与え合いながらやっていけたらなと思います」(北村)とびっきりのコメディでありながら、『とんかつDJアゲ太郎』が何か甘酸っぱい青春の記憶を思い出せてくれるのは、北村匠海と伊藤健太郎というふたりの俳優が共に過ごした時間がスクリーンから溢れ出ているからなのかもしれない。次世代を担うふたりの映画俳優の記録として、『とんかつDJアゲ太郎』はきっと多くの人の心に残り続けるはずだ。撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明
2020年10月30日俳優の新田真剣佑が、北村匠海主演の映画『とんかつDJアゲ太郎』(10月30日公開)に友情出演していることが29日、明らかになった。同作は原案:イーピャオ、漫画:小山ゆうじろうにより、集英社『少年ジャンプ+』で2014年から2017年まで連載されていたギャグ漫画を実写化。東京・渋谷の片隅にある老舗とんかつ屋「しぶかつ」を舞台に、主人公・勝又揚太郎(北村)は弁当の配達ではじめて訪れた渋谷のクラブで、音楽にあわせ盛り上がるフロアにこれまでにない高揚感を体感し、“とんかつ”も“フロア”もアゲれる男「とんかつDJアゲ太郎」を目指す。新田が登場するのは、アゲ太郎とライバル・屋敷(伊藤健太郎)が出会うクラブのVIPルーム。場面写真では、グラスを片手に完璧にスーツを着こなす姿が収められている。北村と新田は、『OVER DRIVE』(2018年)、『十二人の死にたい子どもたち』(2019年)、『サヨナラまでの30分』(2020年)と毎年映画での共演が続いており、本作『とんかつDJアゲ太郎』が北村匠海の初の単独主演映画であることから、“リアル”友情出演が実現した。さらに、新田&北村&伊藤の初の共演作だったドラマ『仰げば尊し』(2016年)以来、約4年ぶりに3人が揃い、3ショットも公開。新田はそれぞれの芝居をリスペクトし合いながらも、様々な作品で活躍し続け、共演するたびに北村の演技に感化されると明かした。
2020年10月29日