宮藤官九郎さんがシェイクスピアの『マクベス』にヘヴィメタルを組み合わせて脚色した劇団☆新感線の『メタルマクベス』。昨年オープンした、客席が360度回転する劇場・IHIステージアラウンド東京でキャストを変えて連続上演される。「新感線に宮藤さんにシェイクスピアって、演劇のオイシイところを全部ミックスしたような作品。12年前の初演時、出たかったと悔しい気持ちで客席で観ていた思い入れの強い演目で、21年ぶりに劇団に帰れるって、こんな嬉しいことはないです」橋本さとしさんが新感線の作品に出演するのは、’97年の退団以来だ。「稽古初日、僕は当然ノスタルジックな気持ちもあり、少し緊張して行ったわけですよ。でも、顔を見た途端、(主宰で演出の)いのうえ(ひでのり)さんがいきなり演出を付けだし…鞄を置く前ですからね(笑)。劇団員の方々も特別な想いで迎えてくれるわけでもなく、当たり前のように普通に話しかけてくる。一瞬で当時の空気に戻って、久しぶりに帰ってきた実家みたいな感じでした」長い年月で大きく変わったのは、劇団のネームバリューと公演の規模。「でも、いのうえさんの頭の中にあるものは、当時から何も変わってなくて、変わったのは、それを舞台上で具現化できるだけの技術と力が追いついてきているってこと。『一瞬、空中で止まってほしい』とか、無茶ブリも相変わらずです(笑)。ただ、360度客席が回転する劇場のノウハウを身につけたいのうえさんからは、次々と新しいアイデアが湧き出てくる。いま50代になって当時と同じ体のキレを要求されつつ、そのアイデアに食らいついていくだけで必死です。それでも、いのうえさんの求めるもの全部に応えたいし、劇団を離れて、『レ・ミゼラブル』などのミュージカルに本気で挑んで身につけたものも見せていきたい。自分を信じる力を教えてくれたこの場所で、すげーもんをお届けしますって自信を持って宣言したいです」はしもと・さとし劇団退団後は『レ・ミゼラブル』などの本格ミュージカルや、蜷川幸雄演出作のほか映像作品も多数出演。近作にドラマ『ブラックペアン』が。『メタルマクベス』2218年の廃退した近未来と、バンドブームに沸いた1980年代の日本とを行き来しながら、マクベスの世界が展開。ミュージカル界きっての歌い手、濱田めぐみさんとのコンビにも注目。7月23日(月)~8月31日(金)豊洲・IHIステージアラウンド東京作・宮藤官九郎演出・いのうえひでのり出演/橋本さとし、濱田めぐみ、松下優也、山口馬木也、猫背椿、粟根まこと、植本純米、橋本じゅん、西岡徳馬ほか全席指定1万3500円(税込み)ステージアラウンド 専用ダイヤルTEL:0570・084・617(10:00~20:00)※『anan』2018年7月25日号より。写真・土佐麻理子インタビュー、文・望月リサ
2018年07月22日暑い夏のおうちごはんは、栄養のあるものをさっぱりとおいしく食べたいですよね。そんなこれからの季節に注目したいのが、〔ミツカン〕の《カンタン酢》です。なんと、これ1本で料理をおいしく簡単につくれてしまうというすぐれもの。そこで、〔ミツカン〕商品企画部の佃知彦(つくだともひこ)さんに、気になる《カンタン酢》の開発秘話と、料理のレパートリーに加えたいおすすめレシピを伺いました!1番の人気商品は《カンタン酢》!その誕生秘話とは?〔ミツカン〕商品企画部佃知彦さんどこのスーパーへ行っても、《穀物酢》や《味ぽん》など〔ミツカン〕のお酢商品は必ずといっていいほど見かけますよね。〔ミツカン〕は、創業から200年以上続く老舗の食品メーカー。「江戸のすし文化を支えてきた」と言われるほどの高品質なお酢を、創業当初から研究を重ねながら作り続けてきたそうです。そんな歴史ある〔ミツカン〕で、今注目の商品が《カンタン酢》です。「お酢を使い慣れていなくて料理の失敗が怖い。なによりも使わないままにしてしまいそう......」といった心配も不要。2008年に発売されてからというもの、その便利さにじわじわとリピーターが増え、今では1番の売れ筋商品なのだとか。それではさっそく《カンタン酢》の誕生秘話を聞いてみましょう!「酸っぱい」を克服できる新機軸のお酢とは?——人気の《カンタン酢》ですが、どういった経緯で誕生したのですか?佃知彦さん(以下、佃さん):もともとの主力商品は、基礎調味料として使われていた、穀物酢や米酢などの「生酢」でした。しかし、年々すし酢などの「調味酢」の販売数が伸びてきていたことから、もう少し料理に使いやすいお酢があったらいいのかな、というニーズを汲み取って開発が始まったんです。——たしかに、生酢は配分を間違えると酸っぱくなりすぎてしまって、料理初心者には扱いにくい調味料という印象がありますね。佃さん:そうなんです。とくにお子さんや男性は酸っぱいものが苦手な方も多くて、酢がきつすぎると食べなかったりしますよね。——《カンタン酢》はすし酢などの料理専用の調味酢とはどのような違いがあるのでしょうか?佃さん:すし酢は、他の料理にも使えるけれど、あくまでもちらし寿司を作るために配合された調味酢ですよね。《カンタン酢》は、何かの料理専用の調味酢ではなく、「より万能な『調味酢』」として幅広い料理に対応できるように、甘み・酸味・塩味のバランスを調整していきました。——新しい商品かと思っていたら、発売は2008年と10年も前からあったことに驚きました。佃さん:実は、主力商品とまでは考えておらず、お客さまのニーズに応えるために開発されたものだったので、発売当初は少し目立たない商品でした。——それは意外ですね。佃さん:ですが、ほとんど広告していないのに年々売上が伸び、リピートもされているいる様子から、これはかなりポテンシャルを持っている商品なのでは?ということで、2012年から本格的にプロモーションを強化するようになったんです。——お酢ドリンクなど、お酢を食卓に取り入れることが定着していくなかで、日常的に使える《カンタン酢》もマッチしたんですね。《カンタン酢》で作る、失敗知らずのさっぱりレシピ——この夏におすすめの《カンタン酢》を使ったレシピを教えてください。佃さん:まず挑戦してもらいたいのが「フレッシュピクルス」ですね。切った野菜を《カンタン酢》に漬けるだけの簡単な工程なので、失敗することなく野菜をさっぱりと食べることができます。一度漬ければ日持ちするので、常備菜として作り置きするのもおすすめですよ。「オクラとミニトマトのフレッシュピクルス」佃さん:夏らしい野菜を使うなら「オクラとミニトマトのフレッシュピクルス」もおすすめです。ポイントはオクラを茹でずに漬けることです。——えっ、オクラは茹でなくていいんですか?佃さん:先入観で茹でたくなってしまいますが、オクラは生でも食べられる野菜なので大丈夫ですよ。茹ですぎてしまうと、色がくすんでしまいますしね。——たしかに生のままで漬けると、見た目も鮮やかでおいしそうです!これは試してみたくなりますね。佃さん:変わり種としておすすめなのが「うずらの卵のピクルス」です。これはカレー粉を入れることで、色味も風味も良くなりますよ。——おつまみにしても良さそうですね!「鶏の甘酢照り焼き」佃さん:続いて、子どもや男性に人気があるのがこちらの「鶏の甘酢照り焼き」です。——食べごたえがあるお肉を甘酢でさっぱりいただけるのが嬉しいですね。こちらのレシピをみると、鶏もも肉とサラダ油と《カンタン酢》の3つしか材料をつかっていないことに驚きました!佃さん:そうなんです。これ1本で味付けができてしまうんですよ。一度使えば本当に簡単においしく作れることがわかるので、《カンタン酢》をレギュラー調味料としてリピートしてくださる方も多いんです。たくさん使う方は、大容量の1Lタイプもおすすめですよ。——いつも酢の物ばかり作っていましたが、《カンタン酢》が1本あるだけで料理のレパートリーが一気に増えそうな気がします。さっぱりしたい夏こそ《カンタン酢》を使おう左から唐揚げやラーメンなどにちょいかけして“味変”を楽しめる《かけるカンタン酢》、マリネやコールスローなど、さっぱり楽しみたい料理にピッタリの《カンタン酢レモン》、酢豚やあんかけ焼きそばなど、中華料理を手軽に作れる《カンタン黒酢》、《カンタン酢》の500mLと1L。家に帰ってさっそく《カンタン酢》を使って「鶏の甘酢照り焼き」に挑戦!今までは米酢にみりん、酒、醤油、砂糖......とたくさんの調味料をあわせるだけで大変だったのに、《カンタン酢》を使えば手間なく一発で味が決まりました♪これはすごい!《カンタン酢》はシリーズ商品も充実。まだ試していないという方は、そちらもぜひ挑戦してみましょう!ミツカン《カンタン酢》の詳細はこちら♪●ライター宇治田エリ●写真土佐麻理子
2018年07月20日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の木竜麻生さんです。映画初主演は“女力士”役。新体操経験が役に立ちました!デビューのきっかけは14歳の時のスカウト。でも、大学に入学して上京するまでは学業を優先させたそう。「大学では近代文学を学びました。本を読むのが好きなんです」。公開中の映画『菊とギロチン』では初主演を務める。「大正時代に実在した、女相撲興行の力士役。相撲は初体験でしたが、子供の頃新体操をやっていたからか、股割りはすんなりできました(笑)。映画を観るのは大好きなので、ひとつでも多くの作品に関わりたい。自分が携わった作品が誰かの心に残ったら、幸せだなって思います」ふとした時に読み返す谷川俊太郎さんの本。子供の頃から絵本で親しんでいました。ひとつひとつの言葉が響きます。外出する時はフィルムカメラは必携。風景や人を撮ります。おじいちゃんのお下がりなど、中古のカメラを愛用。甥っ子&実家の犬が私の元気の源。この子たちの写真を見ると癒されて、頑張ろうって活力が湧くんです!きりゅう・まい1994年生まれ。’14年に映画『まほろ駅前狂騒曲』でデビュー。自身初の写真集『Mai』が6月に発売されたばかり。11月公開の映画『鈴木家の嘘』にヒロインとして出演。※『anan』2018年7月18日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2018年07月16日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優でモデルの南 沙良さんです。小さい頃から“想像”が好き。それが女優という仕事の原点。7月14日公開の映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で初主演。吃音により上手く話せない少女を演じている。「私は人前に出て自分の言葉で表現するのが苦手。今回演じた志乃とは重なる部分が多く、スムーズに役に入れました」。子供の時から想像の世界に没頭するのが好きだったとか。「小さい頃はよく、頭の中で絵本『ぐりとぐら』のぐらになりきっていました。お芝居をする時も、役の心情をイメージするのが楽しくて。自分とかけ離れた役にも挑戦したい。すごく強い女性とか」お父さんの影響で小さい頃からカメラ好き。お散歩のお供にぴったり。最近はフィルムで撮るのにハマっています。月に2回は猫カフェへ。お気に入りの“ミルクちゃん”に会いに、足繁く通っています!スニーカーを自分好みにアレンジ。黒のオールスターを、脱色して茶色にしました。カスタム、好きなんです。みなみ・さら2002年生まれ。2014年に雑誌『nicola』のモデルオーディションでグランプリを獲得してデビュー。映画『幼な子われらに生まれ』やREBECCAのMVなどに出演。※『anan』2018年7月11日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2018年07月09日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の新音さんです。モデルの母からの英才教育で、13歳ながらプロ意識を発揮!5歳のときに観た洋画で女優に憧れ、夢が実現。2019年公開の映画『まく子』の撮影を終えたそう。「大物俳優さんたちとの共演は緊張したけどすごく楽しかった!温泉地で肌がつるつるになりました(笑)」と、堂々としながら無邪気な一面も。負けず嫌いな性格だそうで、「オーディションでかわいい子がいるとやる気が出ます。一番になりたい!」。今後挑戦したいのは、「泣く演技です。移動中のバスの中でも練習をしてるんです。アクションや悪役、本来の自分に近い強気な役も演じてみたいな」。ヴィンテージTシャツのコレクション。インスタやネットでもTシャツを頻繁にチェックしています!ネットフリックスで海外ドラマを観賞。『ストレンジャー・シングス』にハマり中。友達との間でも話題に。バドミントン部で練習頑張ってます!体を動かすのが大好き!部活の先輩とも仲良しで本当に楽しいです!にのん2004年生まれ。RADWIMPS『狭心症』のMVに出演し、デビュー。2019年、映画出演2作目となる『まく子』が公開予定。※『anan』2018年7月4日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2018年07月03日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデルの花音さんです。クールな大人っぽさと無邪気さを兼ね備えた、オシャレガール!2015年の東京ガールズオーディションが人生の転機に。「当時通っていた学校が芸能活動NGだったので、オーディション期間中に転校したんです。このときに覚悟を決めました」。結果は準グランプリ。芸能活動への意欲もさらに増したそうで、「目標はみんなに愛されるモデルになること。演技にも挑戦したいです!」。休日の過ごし方もアクティブ。「友達とおいしいものを食べながらインスタ用の撮影をし合ったり、映画やカラオケに行ったり。気分屋なのでマイブームの曲はコロコロ変わります(笑)」「写ルンです」に1年前からハマり中。キレイな青空とドライフラワー。フィルム独特の風合いが好きです。友達とインスタ用の写真を撮り合い作品撮りをしているところです。シールや布は100均で調達!ダイエットのために甘いものはガマン。チョコレートは罪悪感が少ないビターに。苦いけどクセになります。かのん1999年生まれ。デビュー後すぐにファッション誌のモデル、テレビでのレポーターなど幅広く活躍。こだわりが詰まったインスタ(@kanon_1228)はハイセンスな世界観。※『anan』2018年6月27日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2018年06月25日真剣に未来を考える占いもいいけれど、エンターテインメント的に楽しむ占いもあるんです。それはズバリ占いマシン!当たってるの?というのは野暮。気軽に楽しもう~。東京ディズニーランドの“グランマ占い”東京ディズニーランドのワールドバザールにあるゲームセンター「ペニーアーケード」。この中に、開園当初からゲストの運勢を占い続けているマシンが3台あるの、ご存じ?そのうち2台は、素敵なマダムがマシンの中に鎮座していて、コインを入れると指先を動かして未来を読んでくれる。もう1台は手相を読み取ってくれるマシン。いずれもアメリカンな雰囲気がムンムンで、100円玉1枚で楽しめるお手軽感が魅力です。【右・YOUR FORTUNE KNOWS ALL TELLS ALL】水晶とタロットカードを携えている占い師…の割に、動くのはタロットカードの上にある手だけ。水晶にはまったく目もくれず(笑)。結果は、ボックス下部の穴からカードが飛び出してきます。それにしても、開園から35年、ずっとここで占っているのかと思うと、ちょっと目頭が熱くなりました。【中・GROUND MOTHER’S PREDICTIONS】ゴージャスな服を着こなすグランマは、トランプを使った占いがお得意。キレイに塗られたネイルからは、35年間の苦労は微塵も感じられません。彼女の占いは、カードは一切見ず未来を読むスタイル。「見ないでわかるの?!」と勘ぐるのは無粋です。結果は、ボックス下部の隙間からそっと出てきます。【左・AUTOMATION PALM READER】突起が並ぶところに手のひらを置き、コインを入れたらボックス横にあるバーを動かす…と、収納されていた突起が上下に動き、あなたの手相を読み取る!!視覚を使わず触覚で手相を観るなんて、前代未聞。さすが魔法の国。しかもちょっと気持ちいい。思わず何度もやりたくなる心地よさでした。“真実の口”占い嘘つきが口に手を入れると噛まれてしまう…。そんな伝説の残る、ローマにある大理石の彫刻、「真実の口」。それを模した占いマシンを、イタリアのとある博士が開発。口に手を入れるだけで、あなたの運勢がわかる!長崎のハウステンボスや東京のとしまえんなど全国の観光地にあり、100円でこれだけ当たるとは!と評判。見つけたら逃さず鑑定を。五稜郭タワーの“コンピューター手相占い”1964年に建造された、函館の五稜郭タワー。そのオープン当初から観光客の間で楽しまれているのが、コンピューター手相占い。手を置いて機械を作動させるだけという気軽さも魅力。後藤さんという占い師さんが地元のIT会社と開発したもので、今では2人の娘さんと交代でマシンをオペレート。ここでしか受けられないオリジナリティ、体感して!※『anan』2018年6月27日号より。写真・土佐麻理子(by anan編集部)
2018年06月21日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優、モデルの岡崎紗絵さんです。女優としても、モデルとしても。もの作りの現場にいることが幸せ。雑誌『Ray』の専属モデルとして活躍しながら、女優としても邁進中。現在はドラマ『ブラックペアン』に出演している。「初の医療ドラマということで緊張していましたが、楽しい現場です。研修医役同士仲がいいですし、ベテランの先輩方の演技を間近で見るのは勉強になります。今後出てみたいのは、時代物。所作を学びたくて、茶道を習う予定なんです」。将来の夢は、家庭を持つこと。「なんて言いながら、現段階では想像すらできません。今は仕事に打ち込みたい。いつかきっと…ですね(笑)」実家で飼っている愛犬のレオくん♪家族とアルバムアプリで画像を共有していて、しょっちゅう眺めています。お菓子代わりにドライフルーツを。小腹がすいた時用にいつも携帯。イチジクは美容にいいし、味も好き。カラーサングラスにハマっています!最近よくかけるのがピンク。肌なじみがよく、さらりとかけられますよ。おかざき・さえ1995年生まれ。2012年にミスセブンティーングランプリ獲得。現在はRay専属モデルを務める。ドラマ『僕たちがやりました』(フジテレビ系)など出演作多数。※『anan』2018年6月20日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2018年06月18日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の吉田美月喜さんです。カラダを動かすこと、表現することが大好き!凛とした瞳が印象的な15歳。昨年夏にスカウトされ、早くもCMやPVで活躍中。「オーディションも少しは慣れたけど、まだ緊張を隠すのに必死です(笑)。広瀬すずさんや永野芽郁さんなど、かわいさと芯の強さを兼ね備えた方に憧れます。いつかは私も、唯一無二の存在だと思われる女優になりたい」。運動が好きで、一時はバスケとテニス、バレエを同時にやっていたこともあるとか。「仕事を始めてやめてしまったけど、根性は身についたかな。今も学校の休み時間は、校庭で遊びます」食べたいものは我慢せず食べちゃう!食べることが本当に大好きで…特にお肉に目がありません。漫画を読むのが至福の時間!母から譲り受けたものもあります。いつか実写版作品に出てみたい!小さな頃からサンリオが好き。身の回りのものはサンリオだらけ!ピューロランドにもよく行きます。よしだ・みづき2003年生まれ。花王「リセッシュ」のCMやYahoo!映像トピックスオリジナル番組・お部屋コメディー『女子高生と武将』、坂本真綾のPVなどに出演。※『anan』2018年6月13日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2018年06月12日古内一絵さんの小説『キネマトグラフィカ』には、古内さん自身が見てきた、映画業界の変遷が描かれている。平成元年、老舗映画会社に入社した男女6人。彼らは仕事に対して、あるいは映画に対してさまざまな思いを抱いていた。小説『キネマトグラフィカ』の著者・古内一絵さん自身も平成元年に映画会社に入社、業界の変遷を見てきた方だ。「たぶん、デジタルではなくフィルムの映画を扱った最後の世代なんですよね。それを編集者に話したら“面白い!”と言われて。それまでは自分のやってきたことが小説になるとは思っていませんでしたが、ちょっと書いてみる気になったんです」女性初の営業職の咲子、結婚願望の強い留美、帰国子女の麗羅、映画オタクだけど営業が苦手な栄太郎やお調子者の学、体育会系の和也たち。入社4年目の年、学のブッキングミスのため、彼らは協力しあい、一本のフィルムを全国にリレー形式で順番に届けることに…。「登場人物にモデルはいませんが、私も同期たちと今でも仲がいいです。ひとつの作品を成功させるために協力しあっていたからでしょうね」全国リレーはしなかったがフィルムを地方に届ける業務は実体験で、「今は少なくなった地方の独立系の劇場のことを書いておきたいという気持ちがありました。作中に出てくる、フィルムを違う缶に収めてしまう“缶違い”やスクリーンを切られる事件はほぼ実話です(笑)」また、咲子が体験する女性総合職に対する偏見や嫌みも、現実にあったことなのだとか。「当時の働く女性のなかには“男性社会にお邪魔させてもらっている”という感覚の人がいました。今は女性の働く環境も改善されましたが、根底は変わらないとも感じます」また、女性の先輩はふたつに分かれていたという。「後輩女性を叩いて押しつぶそうとする人か、引っ張ってくれる人か。今思うと、それは余裕があるかないかの違いでしたね。私も岩波ホール総支配人だった高野悦子さんに大変お世話になったんですが、そうした実績のある方は厳しく優しく教えてくれたというか。今気づいたのですが、麗羅には高野さんのような人が投影されているかもしれません」その後、50代となった咲子らそれぞれの人生模様は?人間ドラマとして、さらに映画や人の働き方を振り返る平成史として読ませる一作。ふるうち・かずえ作家。1966年、東京都生まれ。映画会社勤務ののち、「快晴フライング」で第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞、’11年に同作でデビュー。著作に『マカン・マラン』など。『キネマトグラフィカ』久々に開かれた映画会社の同期会。集まった6人は、あの頃何を思い、50代の今どんな人生を歩むのか。映画愛も詰まった長編。東京創元社1600円※『anan』2018年6月13日号より。写真・土佐麻理子(古内さん)大嶋千尋(本)インタビュー、文・瀧井朝世
2018年06月10日友達との集まりや仕事の合間のランチ、そして家族とのディナーなど、「外食」は楽しいものである一方、外食が続くと肌荒れをひきおこしたり身体が重くなったな……と感じる人も少なくないはず。しかし、「スマートフード」インストラクターの浅倉利衣さんは「メニュー選びのコツをつかめば、キレイも健康も叶いますよ」と語ります。今回は、浅倉さんがお気に入りのお店を訪ね、おすすめのランチや賢いメニュー選びのポイントを聞きました。ヘルシーでおいしい!お気に入りの〔たまな食堂〕へ健康的な食生活を送りたいと考えたとき、やはりすべてをコントロールできる家庭料理が理想ですが、でも、仲間や家族と外で過ごす時間は楽しいですし、忙しくて「ダメ、今日は作れない!」とレストランを頼りにしたくなる日だってありますよね。外へ出かけて“心の栄養”を摂ることも大切。それに、外食だってメニューの選び方をちょっと工夫するだけで、キレイも健康も叶えられると私は思います。そんな外食時のメニュー選びの参考にご紹介したいのが、東京・青山にある〔たまな食堂〕です。丁寧な食生活を心がけたい女性にファンが多く、私も美容と健康に良い食事ができるお店を探していたらたどりつきました。玄米や季節の有機野菜、発酵食品にこだわっていることも魅力ですが、とにかくおいしいんです!こだわりの食材が40品目以上、バランスよく摂れる〔たまな食堂〕で一番人気のランチメニューは、野菜と発酵食品をたっぷり使った《たまな定食》です。季節や日によって使う食材は変わりますが、私がこの日いただいたのは、塩麹バーニャカウダソースでいただく温野菜、2種類の野菜ソースでいただくテンペと有機野菜のサラダ、自家製豆腐と盛りだくさんのプレート。そして、10種類以上の大豆を使った納豆と3種のお番菜(ぬか漬けがポイントです!)、玄米、ねぎとわかめのお味噌汁。料理長の公文紀一さんによれば「今日は50品目は使っているかな」とのこと。常時40品目以上の豊富な食材を使っているので、現代人が不足しがちなビタミン・ミネラル・食物繊維を補えて、見た目にも満足。旬の野菜や発酵食品をはじめ、多様な食材をバランスよく摂ることを提唱している「スマートフード」に通じる部分があると思っています。体にいいからと同じ食材ばかり食べていては栄養価が偏ってしまうだけでなく、栄養失調や免疫力低下の原因になるとも言われています。さまざまな食材を摂ることで腸内の微生物の多様性が促され、免疫機能の改善に繋がりますし、エイジング対策や心の安定とも無関係ではありません。スマートフードでも発酵食品はおすすめしています。消化促進、便秘や体調を整えるサポート、免疫力の向上、いわゆる善玉菌を増やして悪玉菌を減らすなど、体にとってさまざまな利点があります。この日いただいた定食にも納豆、ぬか漬け、味噌といった発酵食品がたくさん。食物繊維が豊富なこの定食は、働く人のランチにもピッタリです。ランチに糖質をたくさん摂ってしまうと血糖値が急激に上がり、眠くなったり集中力が低下したりしますよね。食物繊維は血糖値の上昇を抑える働きがあるので、ランチは野菜やきのこ類、海藻を意識して摂るのもおすすめです。たった1杯のお味噌汁に入ったわかめだって、大切な働きをしてくれます。食材と同じぐらい、大切にしたいのが「調味料」以前もお話ししましたが、健康を気遣うなら調味料も目を向けたいもののひとつ。たまな食堂では、実際に料理に使われている調味料がこうして並べて紹介されています。いいものを厳選しているという自信の表れですよね。商品によっては販売もしているので、私もよく買って帰ります。この日に見つけたのは、醤油と甘酒。醤油は原材料に余計なものが入っていない天然醸造。発酵が生み出してくれた天然の旨みはおいしさがまったく違うんです。そして甘酒も余計なものが入っていない、米と米麹のみで作られたものを。甘酒にはさまざまなチカラがありますが、抗酸化作用が高いと言われているので、私も毎日飲んでいます。食物繊維やオリゴ糖も豊富なので、腸内環境も整いますし便秘の予防と軽減にもおすすめ。また、昔に比べて現代は食物アレルギーの他にも、花粉やハウスダストなど、アレルギーに悩まされている人が多くなってきていますよね。そこでキーになってくるのが食物繊維。食物繊維の多い食事を摂ることで腸内細菌の活動が高まり、その結果多量の酪酸が作られ、この酪酸がアレルギーなどを抑制するTレグ細胞を増やしてくれる働きもあると言われています。子どもたちには、甘酒にきなこを混ぜて毎朝食べさせています。きな粉も食物繊維やオリゴ糖も豊富な食材。その組み合わせがおいしいようで、私が朝バタバタしていて用意を忘れると、「ママ、きな粉は~?」と催促されてしまいます(笑)。ちなみに、甘酒もきな粉も、さまざまな菌を摂取できるように、定期的に銘柄を変えています。毎日〔たまな食堂〕のようなところへ足を運ぶのは難しいですが、外食時にはメニューから旬の野菜や発酵食品、食物繊維を使っている料理を選ぶなどして工夫してみてくださいね。外食が続く際も、「空腹を満たすためになんとなく食べる」のではなく、意識して選択することで、「食べて健康に、食べてキレイに、食べてハッピーに」なれるといいなと思っています。カロリーだけを考えたら、食べた分だけ運動すればいいという考えにいたるかもしれませんが、腸内環境や血糖値のコントロールを無視した食生活を続けていると、老化を促進しかねません。20代や30代前半だとわかりにくいかもしれませんが、40代、早い人だと30代後半ぐらいからそれが顕著にあらわれてきます。また、一定以上の、偏りのない、幅広い知識がいったん頭に入ると、迷ったり悩んだりする時間が減り、自分自身で満足のいく取捨選択ができるようになるので、外食もなんの罪悪感もなくより楽しめるようになりますよ。【たまな食堂】●住所:東京都港区南青山3-8-27●電話:03-5775-3673●営業時間:ランチ11:00-15:30(L.O.14:30)、ディナー18:00-22:30(L.O.21:30)●定休日:なしたまな食堂●浅倉利衣(あさくらりえ)1977年、東京生まれ。大学卒業後、エルメスジャポン株式会社に入社し、10年間販売とバイイングを経験。その後、ミス・ユニバース・ジャパン元ナショナルディレクター、イネス・リグロンのパーソナルアシスタントを務め、グローバルにファッションと美容の世界に携わる。2017年に一般社団法人SmartFood協会認定インストラクター資格を取得。2017年秋からはSmartFoodブランドディレクターに就任。又、2018年にはMYTHΘSフランス式アロマテラピーインストラクター資格も取得。国内外の最新のウェルネス・食・アロマ情報も含めた専門的な知識を活かし、賢く食べて健康的にキレイになれるメソッドや、ウェルネスライフのコツを発信している。●写真土佐麻理子Instagram @rietokyo_一般社団法人Smart Food協会公式HP***連載一覧***【浅倉利衣のウェルネス・ライフスタイル #1】「おいしい」って幸せ。麹からはじめるスマートフード【浅倉利衣のウェルネス・ライフスタイル #2】スイーツも家族のために。米粉のマフィンでクリスマス【浅倉利衣のウェルネス・ライフスタイル #3】常備菜で時短&多様性を叶える、我が家の朝ごはん【浅倉利衣のウェルネス・ライフスタイル #4】子どもの未来のために「食事」ができること【浅倉利衣のウェルネス・ライフスタイル #5】子どもとわたし、アロマに寄り添う暮らし【浅倉利衣のウェルネス・ライフスタイル #6】母として、女性として。アロマとの付き合い方
2018年06月06日実在の日本の文豪や彼らの作品を、キャラクター化したマンガやゲームが巷で人気。そんな文豪たちの人となりや、作品の魅力を、友情というフィルターを介して浮かび上がらせた『文豪たちの友情』の著者が、石井千湖さんだ。取り上げた文豪たちの個人全集を、索引や月報にまで目を通し、自伝、随筆、書簡、日記、評伝などあまたの関連書籍も参考に。そこから掘り起こした文豪たちの友情のまぶしいこと。わくわくするような文学エッセイであり、日本の近代文学へのよきガイドにもなっている。「文豪たちの生涯について、あるいは、文学史的には有名な、谷崎潤一郎と佐藤春夫の細君譲渡事件、太宰治が芥川賞に執着した話など、入門書に載っているくらいの情報は知っていましたが、もとになった文献に当たると、実はもっと複雑で…。一行情報ではわからないことがあるなと、あらためて思いましたね」芥川龍之介と菊池寛、太宰治と坂口安吾など、13組の文豪たちの出会いから別れまでがまとめられている。「彼らの関係を履歴書的に整理しつつ、バカバカしくも人間味がある小さなエピソードが好きなので、それは入れるように意識しました」たとえば、文豪の中でも抜きんでて交友関係の広かった佐藤春夫が、芥川龍之介に脱ぎたての猿又(パンツ)を借りた話や、借金魔の石川啄木が、世話を焼いてくれた金田一京助の毛生え薬の秘密を小説に書いてしまい、ケンカした話。微笑ましい、文豪たちの知られざる一面だ。「書いていると、ダメ人間と思っていた作家も、みな好きになりましたね(笑)。とにかく一生懸命生きていたんだなとわかりました」それにしても、文豪たちの友情はなぜこんなに面白いのか。「距離感がおかしいんですよ。ライバルでもあるから互いに意識もするけれど、スポーツのライバル関係とも違う。一般的な友人関係よりずっとぶっちゃけ合っている。仲良くなるきっかけが、だいたい、“互いの作品を認め合った”ことなんですね。自分が好きで書いたものに共感して、『いいね!』と言ってくれた人はやっぱり特別なんだな、と。互いの文学の趣味も似ていることが多く、彼らにとって友と語り合うことはとても幸せだったでしょうね」いしい・ちこ1973年、佐賀県生まれ。早稲田大学卒業後、書店員を経て、書評家、ライターとして活躍。共著に『世界の8大文学賞』『きっとあなたは、あの本が好き。』(共に立東舎)がある。文豪たちの仲睦まじい姿をイラストにしたのは鈴木次郎さんとミキワカコさん。各章に付いているミニ人物相関図も関係性を理解する一助に。立東舎1500円※『anan』2018年6月6日号より。写真・土佐麻理子(石井さん)大嶋千尋(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2018年05月30日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はシンガーソングライターの足立佳奈さんです。思わず笑顔になっちゃう15秒動画で一躍有名になった大型ルーキー!2014年にオーディションでグランプリに。その後Twitterにアップした15秒動画「キムチ~笑顔の作り方~」がブレイクし、メジャーデビュー。「最新曲の『チェンジっ!』は、自分の音楽の幅が広がった曲。今までよりもテンポが速くて、ライブでも盛り上がれます!」。自分自身について“チェンジ”したいことは、「喜怒哀楽が激しい性格なので、落ち着いた大人な性格になりたいな~!」。上京して約2か月。「人の温もりを感じる満員電車が大好き(笑)。あえて混んでいる車両に行っちゃいます」マヨネーズの箸置きはファンの方から!すごくリアル。お肉のメモは、いつか友達に使ってびっくりさせたい(笑)。『NiCORON』のバッグをヘビロテしてます!大好きな藤田ニコルさんのブランド。大人っぽいトートバッグにしました。何でも作ってくれるスマートな電子レンジ。ゆで卵もハンバーグも春巻きも、ボタンひとつで完成しちゃうから便利!あだち・かな1999年生まれ。2014年、LINE×SONY MUSICオーディションでグランプリを獲得し、デビュー。※『anan』2018年6月6日号より。写真・土佐麻理子スタイリスト・藤井晶子ヘア&メイク・NOBU文・松下侑衣花(by anan編集部)
2018年05月30日『ソルズコーヒー』オーナー・荒井利枝子さん(31)が、“コーヒー屋”という天職に出会ったきっかけとは?蔵前エリアで3店舗を構える『ソルズコーヒー』。そのオーナーが荒井利枝子さん。建築の学校を卒業時に、友人と会社を設立し、飲食業界へと飛び込んだ。彼女が経験してきたバイトは、すべてコーヒー屋。場の雰囲気や業務が好きだったという荒井さんだが、当時はコーヒーをおいしいと思ったことがなかった。「友人の父が焙煎機を持っていて、焙煎したコーヒーをいただく機会があって。その時はじめてコーヒーがおいしいと思えたんです」この味に衝撃を受け、一からコーヒーを学ぶ。偶然にも友人の父の焙煎機を譲り受けることになり、建築の勉強で培ったデザインの技術も活かせるコーヒー屋を始める。最初は豆の通信販売と、移動コーヒーショップを開始。1年半後には実店舗を構え、気づくと5店舗を経営するまでに。ところが2015年、急にスタッフが退社。2店舗を閉め、ストレスで体調を崩し入院する事態に。「本当にその年は最悪でした。でも、起業時から、絶対に10年は続けると決意していたんです。格好つけずに『職業はコーヒー屋』と名乗れるようになったことで、周りから認められ始めた気がします。去年からカフェのプロデュースにも携わるようになり、今年は娘を出産。仕事も私生活もシーズン2に突入した感覚です」出産後の今は、子どもと一緒にいながらできる仕事方法を模索中。「転機が訪れると、最初に決めることは“やるかやらないか”。そして、楽しいか、誰が喜ぶか、なりたい自分になれるかなどを考え、そのすべてに当てはまったら進むように。それを“どうするか”を考える時には、人のご縁に助けられることも。私ができるのは、周りの人に上手に相談して、よい道を作ることだと思うので。そこで思いもよらない新しい出会いやアイデアが生まれることが、とてもワクワクする瞬間なんです」荒井さんの人生年表2002年(15歳):ダンス部の友人に誘われ、ゴスペルに目覚める。高校に入るとダンス部に入部し、仲のいい部活友達にゴスペルの体験会へ誘ってもらう機会が。この時に歌うことに目覚め、在学中はバンドを組むなど音楽に熱中した。卒業する頃には、レッスンをしながらシンガーを目指すように。2007年(20歳):コーヒーショップで働きながら父親の影響で設計を学ぶ。19歳の時、不運な事情によりシンガーの道に進むことをやめる。今まで家族にやりたいことをさせてもらった恩返しをするため、家族の喜ぶことをしようと一念発起。建設業だった父親の会社を継ぐことを20歳で志し、建築の勉強を始める。2009年(22歳):就職先の内定取り消しを受け、友人と一緒に起業する。女性が職人の世界に立ち入ることを反対する父の意見を受け、就職活動をする。ところがリーマンショックの影響で内定が取り消しに。バイトで培ったコーヒー屋のノウハウと、譲り受けた焙煎機を活用し、コーヒー事業を思いつく。2010年(23歳):初店舗をオープンさせる。江戸川区で初の実店舗となる『ソルズカフェ』を開店。この時はコーヒー専門店ではなく、地域の特性からカフェとして食事にも力を入れる。企画と運営側に集中するため、現場を任せられる人材を育てることに力を入れるように。2013年(26歳):“天職”タイミング。蔵前にスタンドをオープン。知り合いの誘いもあって、小さなコーヒースタンドを蔵前にオープンさせ、店名を『ソルズコーヒー』に。その後、オフィス内でのコーヒーショップ運営や、蔵前エリアで店舗を拡大させる。だんだんと周囲からの見られ方が変わり始める。オープン当初は、道ゆく人に挨拶をしても怪訝な顔をされることも。地道に声かけを続けると徐々に受け入れられ、常連さんが増えた。地域のニーズに合わせてコーヒースタンドの形態をとり、認められるお店になった。あらい・りえこ2009年にSOLISM株式会社を設立。東京・蔵前エリアに3店舗を運営する傍ら、カフェのプロデュースも。千葉県・柏に『子育て支援カフェ・The Giant Turnip』が開店したばかり。※『anan』2018年5月30日号より。写真・土佐麻理子イラスト・長谷川まき文・野村紀沙枝(by anan編集部)
2018年05月29日仙台市出身の作家・渡辺優さんの著書『地下にうごめく星』は、自身の体験も盛り込まれた一冊。仙台在住の会社員・夏美は同僚の誘いで地下アイドルのライブに行き、一人の女の子に魅了される―『地下にうごめく星』の第一章の主人公の体験は、著者の渡辺優さん自身の身に起きたことだという。「それまでも女性アイドルは好きでしたが、地下アイドルのライブに行ったのは大人になってからでした。芸能人というより身近な女の子というイメージだったのが、本格的にやっている姿を見て驚いて。それに特別タレント性があるわけではなくても、自分は応援したいなと思わせる子っているんですよね。この楽しさを小説に書いてみたくなりました」夏美は楓という少女に惹かれ、彼女のグループが解散すると知り、今後は自らプロデュースして楓を含む新しいグループを作ろうと決意。「私もライブを観ていて、“私のほうがこの子を輝かせられる!”などと、面倒くさいオタク目線が湧いてきて(笑)。夏美さんはド素人ですが、実際に副業でプロデュースをしている人もいると知り、絶対にありえない話ではないと思ったんです」第二章以降は彼女のオーディションに参加する子たちや楓へと視点が変わり、それぞれの物語が展開する。「グループというと4~5人いるので、そこから一人一人の個性を考えていきました。地下アイドルというと悪徳プロデューサーがいたりとネガティブな話も聞きますが、今回はポジティブな面を書きたかったんです。家にも学校にも居場所がなくても、地下アイドルを目指すことが救いになる子もいるだろうし、容姿に自信はないけどアイドル活動が好きでやりたい、という子にしっかりファンがついたりもしますし」女装した男子高校生の応募者もいて、個性豊かな面々が登場。みな何に悩みつつアイドルを目指すが、「仙台にいると、芸能人になるルートなんてなかなかない。そんななかで10代のうちにアイドルになろうと決断するのは大変。かといって20代からアイドルを目指すのはちょっと遅いですよね。地方で自分のやりたいことをやる、という側面も書きたくて、舞台を仙台にしたというのもありますね」意外な方向へ進んだ末の結末にも、納得するものがある。自分も自分の「好き」を追求したくなってくる、そんな一冊だ。わたなべ・ゆう作家。1987年、仙台市生まれ。2015年「ラメルノエリキサ」で第28回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。他の著作に’17年に出た『自由なサメと人間たちの夢』がある。『地下にうごめく星』仙台の会社員・夏美は同僚に誘われ、40代にしてはじめて地下アイドルのライブに行く。そこには彼女の人生を変える出会いがあった……。集英社1400円※『anan』2018年5月30日号より。写真・土佐麻理子(渡辺さん)大嶋千尋(本)インタビュー、文・瀧井朝世
2018年05月28日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデルで女優のあわつまいさんです。身長153cmと小柄ながらも、誌面や舞台上では存在感抜群!高いファッションセンスを持ちモデルとして活動する傍ら、舞台女優としても活躍。今年すでに3本の出演が決まっている。「今の自分にとってやりがいのある仕事が舞台。モデル業が長かったので、経験の浅い舞台の現場は刺激的です」。特に印象的だったのは、無口でおとなしい役柄だそう。「台詞はなくても、表情で感情を伝える繊細な演技におもしろさを感じました」。ハマり中のマラソンは舞台にも通じるようで、「しんどさを乗り越えた先に楽な境地がある。体力も精神力も鍛えられています!」。カラーコスメにハマってます最近、マスカラやアイライナーは色物を使っています。特にピンクが好き。10kmマラソンを走り切りました!完走を目標に、苦手なマラソンにチャレンジ。今も自主練を続けています。持っている靴の半分がスニーカーです!ガーリー系、ボーイッシュ系、柄物など、たくさん。色違いで買うことも。1993年生まれ。高校生のとき、青文字系雑誌を中心に活動し、モデルとしてブレイク。インフルエンサーとしても注目。インスタ(@awatsumai)のフォロワーは9万5000人超え。※『anan』2018年5月30日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花
2018年05月28日“天職”に出会ったのはどんなとき?YouTuber、メイクアップアーティストのかじえりさん(25)が教えてくれました。「メイクは人生を変えることができるんです」そう力強く話すかじえりさん。彼女自身、メイクの力で人生を変えてきたひとりだ。憧れの芸能人のいいところを取り入れた、“真似メイク”というジャンルを19歳で確立し、専門学生時代からメイクアップアーティストとしてメディアで活躍。順風満帆に見えた彼女の人生だけれど、待ち受けていたのは、長く辛い挫折期だった。「21歳の頃、ざわちんさんの“モノマネメイク”が話題になり、メディアで比較されるように。本当はそれぞれのコンセプトは全く違って、私は“キレイになる”ことを目標にしたメイクなのに、インパクトが求められました。信念が違う形で伝えられてしまったり比較されたりすることに疲れて、自分を追い詰めてしまい、大好きだったメイクから離れたくなりました」3年もの間、方向性を見失うも、あるYouTuberが、メイクの楽しさを取り戻させてくれた。「韓国のメイクアップアーティストのPONYちゃんの動画を見て、“私のやりたいことはこれだ!”と、初心に戻れたんです」その初心とは、彼女が19歳の時に感動した体験。「私がメディアで真似メイクを紹介することで、メイクに興味を持ってくれる方が増えたんです。それがすごく嬉しくて。ひとりをキレイにするよりも、大勢にキレイを提供できる、発信型のメイクアップアーティストになろうとしていた目標を取り戻しました」好きなメイクを発信するため、試行錯誤しながらYouTubeへの動画投稿を始める。すると、プロダクション会社から声がかかり、昨年、本格的にYouTuberとして始動。「実は、最初はこの職業に不信感を持っていたんです。でも、いざ自分でやってみると立派な職業だと気づけました。最初はもっと簡単にできると思ったのですが(笑)、想像以上に大変で。企画から構成、撮影、編集と、すべて自分でやらないといけない。視聴者さんのコメントが私の原動力になっています。挫折期は、求められることと、自分のやりたいことが矛盾していたけれど、今は100%自分がやりたいメイクの発信ができるようになった。YouTubeという新しい表現方法に出会えたおかげですね」かじえりさんの人生年表2001年(9歳):初めてコスメに興味を持つ。小学3年生の冬、ある化粧品メーカーのルージュのCMに心を奪われてコスメに興味を持つ。恥ずかしくて欲しいとは言えなかったものの、その年のクリスマスプレゼントに口紅をリクエスト。それ以来、コスメへの興味は隠さず、おこづかいでコスメを買い始める。2006年(14歳):初めて人にメイクをして、喜んでもらえたことに感動。中学2年生から本格的にメイクを始める。「プリクラでキレイに写りたい」と、友人が自分のメイクに興味を持ってくれたことをきっかけに、初めて人にメイクする。喜んでもらえたことに感動し、メイクアップアーティストになると決意。メイクが学べる高校に進学。2011年(19歳):事務所に所属し、真似メイクでテレビ出演。意中の彼を振り向かせたくて、彼が好きな芸能人のメイクを研究。これが“真似メイク”の原点。そして見事その恋を実らせることができ、それ以来、タレントの真似メイクをブログで紹介。専門学校に進学後、芸能事務所に所属して、真似メイクをテレビで披露する。2013年(21歳):自分の方向性を見失い、メイクに対する愛が減退。専門学校を卒業後、“モノマネメイク”と“真似メイク”をテレビやネットなどで比較されることが気になり、メイクへの愛情がダウン。ここから3年間は挫折期が続く。時々入る仕事以外は遊んで暮らす日々を送り、メイクが楽しいと思えない辛い時期。2016年(24歳):“天職”タイミング。自分のやりたかったことを実践している人を発見!韓国人YouTuberのPONYさんの動画に感銘を受け、自分の将来像が明確になる。メイクの楽しさを発信したいと再び奮起する。2017年(25歳):YouTuberとして活動をスタート。何もわからないまま動画の世界に。8月にプロダクション会社UUUMから声がかかり、YouTuberとして本格始動。企画構成、撮影、編集を全て担当したメイク動画を配信、再び注目を集める。メイク講師としても活動し、美容業界を盛り上げることが今の目標。かじえりYouTube「KAJIERI MAKEUP」やInstagram(@kajierimakeup)で発信するメイクテクニックが人気で、YouTubeのチャンネル登録数は9万人を超える。SNSでの発信と並行し、現在は美容学校などでメイク講師も務める。※『anan』2018年5月30日号より。写真・土佐麻理子イラスト・長谷川まき文・野村紀沙枝(by anan編集部)
2018年05月27日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデルの福士マリさんです。クールさと愛らしさが同居する期待の中学生モデル!14歳という若さながら、数々のファッション誌で活躍。世界で活躍するモデルの姉・福士リナさんの背中を見て、この世界に入ることを決めたそう。「お姉ちゃんは私の憧れ。ポージングの参考にするのはお姉ちゃんの写真だし、アドバイスをもらうこともよくあります。夢は海外のショーに出ることと、雑誌のカバーを飾ること。バラエティ番組が好きなので、タレント活動にも興味があります」。クールに見えるけど、中学生らしい一面も。「友達と遊ぶ時は、サッカーや鬼ごっこ。外で遊ぶのが好き」足元は断然スニーカー派!最近のスタメンたち。プライベートでヒールはほとんど履きません。お姉ちゃんの愛犬“ポン酢”にぞっこん!ポン酢の写真専用インスタアカウント(@ponzaburo)もあるんです!パーカ×デニムが私の定番スタイル。ネイビーのはお姉ちゃんから、ほかはお父さんからのおさがりです。ふくし・まり2003年生まれ。『GINZA』や『ELLE JAPON』、『装苑』などのファッション誌や東京ガールズコレクションなどで活躍。近況はインスタグラム(@marimi1012)でチェック。※『anan』2018年5月23日号より。写真・土佐麻理子ヘア&メイク・石川ユウキ文・間宮寧子(by anan編集部)
2018年05月22日読み手をたちまち虜にする、奇抜で可笑しくて冴えたアイデア。その土台に新人離れした筆力と巧みな比喩を積み重ねて、壮大な“うそばなし”の城を作り上げる。石川宗生さんの『半分世界』は、度肝を抜かれること間違いなしの傑作短編集だ。収録されているのは4編。「吉田同名」は、吉田大輔という人物が突如、大量発生してしまい、そこから派生する奇妙な情景が描かれる。「この作品の着想について、解説のところでは、〈『開門神事福男選び』という正月に大勢の男性が神社を走って一番を競う行事をテレビで目にしたとき〉とさらっと嘘をつきました。本当はなんでも大量発生すると話題になるなと思ったことでした。プランクトンでもエチゼンクラゲでもいいんですけれど、いちばん面白そうなのは人間だなという話です」表題作では、家の道路側が消失し、ドールハウスのように中が見える家があり、そこに住む藤原家4人の暮らしと、それをウォッチングする人々の様子が描かれている。「手の内を明かすようで少し恥ずかしいんですが、イタロ・カルヴィーノの『まっぷたつの子爵』という小説が好きで、頭の中でいろんなものを縦にまっぷたつにするというブームがあったころに思いつきました」「白黒ダービー小史」では、サッカーを彷彿させる「白黒ダービー」という競技に取り憑かれた町を舞台に、ロミオとジュリエットのような恋物語が繰り広げられる。「バス停夜想曲、あるいはロッタリー999」は、999の路線がある巨大なバス停で、いつ来るかわからない自分のバスが来るのを延々待ち続ける人々のサバイバルが描かれる。諧謔ずくめのものすごい大ボラの中に、大真面目に、哲学や歴史考察、文明批評などを滑り込ませてくる。「書いていて行き詰まると憑依芸ではないですが、この作家さんの気持ちになったつもりで…と頭を切り替えてみるとうまくいったりします。ひとりの作家だけではなく、何人もが入り交じっています」筒井康隆や円城塔の作風と比較されることもあるが、著者によれば、エンリーケ・ビラ=マタス、カート・ヴォネガット、リチャード・ブローティガン等々、石川さんの小説の土壌は主に海外文学にあるようだ。本当に本当に、次回作が待ち遠しい。いしかわ・むねお1984年、千葉県生まれ。米大学卒業後、イベント営業、世界一周旅行、スペイン語学留学などを経て、作家、フリーの翻訳家に。収録作「吉田同名」で創元SF短編賞を受賞。帰宅途中の吉田大輔氏は、1万9329人に増殖してしまい…。巻末に著者インタビューを含む作品解題付き解説あり。作品世界がより身近に。東京創元社1900円※『anan』2018年5月23日号より。写真・土佐麻理子(石川さん)大嶋千尋(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2018年05月22日シチズン(CITIZEN)が展開する高級ライン「ザ・シチズン(The CITIZEN)」から、文字板に土佐和紙を使用した2モデルが登場。2018年6月14日(木)に発売される。シチズンブランドの最高峰として時計の基本性能をどこまでも追い求める「ザ・シチズン」は、腕時計に搭載する光発電エコ・ドライブの文字板素材を研究・開発する中で、日本古来より光を取り込むために障子などに使用されてきた和紙に着目。2017年に、日本三大和紙の1つに数えられる「土佐和紙」を初めて採用した。今回新たに発売される2モデルには、長い繊維を持ち、薄さと丈夫さを兼ね備えた「土佐和紙」の中でも、繊維が織り成す自然な模様がみられるものを採用。従来のモデルにはない深黒や雪白をイメージした、「土佐和紙」ならではの独特の質感と風合いが楽しめる仕上がりとなっている。光発電エコ・ドライブを搭載、年差±5秒という最高レベルの精度を実現したムーブメントが収まっているのは、流行に左右されないスタンダードなデザインのケースとバンド。いずれも軽くてキズがつきにくいシチズン独自の素材であるスーパーチタニウムを採用。仕上げには職人が手作業でザラツ研磨を行い、深い輝きを引き出している。【商品情報】ザ・シチズン「AQ4030-51E」「AQ4030-51A」発売日:2018年6月14日(木)価格:370,000円+税<仕様>ケース/バンド:スーパーチタニウム(デュラテクトα)ガラス:デュアル球面サファイアガラス(99%クラリティ・コーティング)文字板色:「AQ4030-51E」黒(和紙文字板)、「AQ4030-51A」白(和紙文字板)ケース径/厚み:径 38.4mm/厚 12.5mm(設計値)メーカー保証:10年主な機能:Cal.A060 / 年差±5秒 / 光発電エコ・ドライブ / 秒針停止機能 / 日付早修正機能 / パーペチュアルカレンダー / 0時ジャストカレンダー更新機能 / 時差設定機能 / 充電残量表示機能 / 充電警告機能 / 過充電防止機能 / 衝撃検知機能 / 針自動補正機能 / パワーセーブ機能 / フル充電時約 1.5 年可動(パワーセーブ作動時) / 1種耐磁 / 10気圧防水 / 耐メタルアレルギー / 夜光(時分針+文字板) / ねじロックりゅうず
2018年05月20日〔ネスレ〕と言えばコーヒーでおなじみの会社ですが、本格的なティーマシン《スペシャル.T》も人気を集めていることを知っていますか?《スペシャル.T》は、ボタン一つでプロに淹れてもらったような一杯を楽しむことができるアイテム。そんな《スペシャル.T》に、お茶の専門店〔ルピシア〕の香りと味わいを楽しめるティーカプセルが登場!開発に携わった〔ネスレ〕の早坂由香利さんに、新フレーバーの開発秘話について聞きました。ワンプッシュで本格的な紅茶を楽しめる《スペシャル.T》って?——《スペシャル.T》は、ボタン一つで本格的な紅茶が楽しめるティーマシンですが、その特徴を教えてください。早坂由香利さん(以下、早坂さん):最大の特徴は、なんといっても手軽に本格茶葉のおいしさが味わえるということです。専用カプセルをセットしてボタンを押すだけで、そのカプセルに最適な温度や抽出時間などをマシンが自動で設定してくれます。茶葉はカプセル内で密封されているので、新鮮さをキープしてくれるのも特徴です。——自分で良い茶葉を使って淹れようとすると、分量や蒸らし時間に気を使っても失敗してしまうこともあるので、マシンに任せられるのは安心ですね。茶葉も一度封を開けてしまうと鮮度も落ちてしまうんじゃないかと気になっていたので、毎回フレッシュな状態で飲めるのはありがたいです!早坂さん:はい。フレーバーティーは茶葉で淹れると渋みが出すぎたり、茶葉自体の味が前に出てフレーバーが薄まってしまうなど難しい部分があるんです。その点を解決し、バランス良くフレーバーが出るように開発を進めました。——カプセルの仕組みはどうなっているのでしょうか?早坂さん:ドロップ型になっているのですが、小さなティーポットをイメージしていて、中では茶葉が下から上へジャンピングするようになっています。また、カプセルごとにマシンが最適な抽出温度を判断できる特別な仕掛けにもなっています。——なるほど。それならポットで自分で入れるよりも、早くて確実においしいお茶が飲めそうです。早坂さん:《スペシャル.T》なら、おうちや職場でもプロに淹れてもらったかのようなお茶を飲む感覚で味わっていただけると思います。また、使用後はカプセルを捨てるだけなので、後片付けが簡単なのもポイントです。——確かに、ポットや茶葉を片付けるのが面倒なこともあるので、手間がなく飲めるのはうれしいですね!〔ネスレ〕×〔ルピシア〕のコラボで誕生した新フレーバーの秘密——今回の新フレーバーはお茶の専門店〔ルピシア〕とのコラボですが、商品化されるまでにどんな経緯があったのでしょうか?早坂さん:《スペシャル.T》は先にヨーロッパで展開していたのですが、世界的にも“お茶”は美容や健康の面でトレンドになり、さまざまなフレーバーが楽しまれています。ヨーロッパでは日本茶も人気がでてきています。でも日本の方の嗜好は独特で、渋みやコクを好むなど、海外のユーザーとは異なる部分があるんです。そのため国内でブレンドを行い日本人の舌に合うフレーバーを知っている〔ルピシア〕さんとコラボすることで、国内向けの繊細なニーズにそった商品作りを目指しました。——日本人好みの味わいを目指すにあたって何かポイントはあったのでしょうか?早坂さん:実は海外のフレーバーティーは香水のような華やかな香りが多いのですが、日本ではフルーツそのもののフレッシュな香りの方が人気が高いんです。なので新フレーバーの開発ではフルーティーでみずみずしい香りを重視しました。——確かに、どれもフルーツの爽やかな甘い香りが印象的ですね!では、新フレーバーについて教えてください。早坂さん:《マスカット》と《ルイボスハニー&フルーツ》は甘みのあるまろやかな味わいです。マスカットは日本産のフルーツらしく、フレッシュな甘みが心地良いフレーバーになっています。《ルイボスハニー&フルーツ》はノンカフェインということからも人気ですが、ハニーを加えることでより飲みやすいバランス感を実現しました。——どちらもすっきりとしていて、リフレッシュしたいときにぴったりな感じがします。早坂さん:《さくらんぼ》と《ハイビスカスいちご》は甘酸っぱくさっぱりとした後味が特徴です。特に《さくらんぼ》は、ピンクペッパーやローズマリーなどのスパイスやハーブが入っているので香りに立体感がありオススメです。そして《ハイビスカス&いちご》は、オリジナルフレーバーです。いちごの甘い香りと鮮やかな色あいに甘酸っぱい風味が加わり、五感で楽しめるようになっています。他には、定番の《セイロン》と《アールグレイ》があります。どれも、バラエティや素材感を大切にしながら厳選したフレーバーになっています。忙しい日々の中にこそ、お茶を飲んでリフレッシュする時間を——最後に、《スペシャル.T》でおいしくお茶を飲むために、家庭や職場でできるひと工夫があれば教えてください。早坂さん:カプセルを入れない状態でも熱湯だけを出すことができるので、先にその熱湯でカップを温めておいてください。紅茶のおいしさがグッと引き立ちますよ。アイスで飲む場合は抽出してから氷を入れるだけで良いので、季節や気分に合わせて楽しむことができますよ。——マシンひとつでホットとアイスを楽しめるのは便利ですね。早坂さん:あとは、《ハイビスカス&いちご》などのフレーバーにはハチミツをプラスしてもおいしいです。甘酸っぱい風味のお茶にぜひ試してみてください。また、お酒を飲まれない方にもフレーバーティーはオススメです。なぜなら、紅茶はチーズとの相性がとっても良いんです。ゆったり過ごしたい休日などは、紅茶&チーズという大人なマリアージュを楽しんでください。——自分好みのカスタムを探してみるのはおもしろそうですね!お茶を中心に特別な時間を味わえそうです。早坂さん:ドリンクは場面ごとにそれぞれの楽しみ方があると思うんです。例えば、コーヒーはシャキッとしたいときに飲んだりしますよね。そしてお茶はホッとしたい瞬間に飲みたい。でもそういうときほど忙しかったり、手間をかけるのが惜しかったりします。そこで、お茶を淹れる手間を解決するのが《スペシャル.T》です。前後のことを気にせずに、飲んでる時間は「ほぅ」とリフレッシュできるのが良いところだと思います。だからこそ、忙しい女性にこのマシンを活用してお茶を飲んで、心からのリラックスタイムを過ごしていただきたいですね。《スペシャル.T》で優雅なティータイムを過ごしてみる♪●UnmarkedsetbyJPHAYASAYU●ライターキリガヤアスミ●写真土佐麻理子▼〔ルピシア〕へのインタビューはこちら▼世界のお茶をおうちで楽しむ!〔ルピシア〕のお茶へのこだわりと〔ネスレ〕とのコラボ秘話とは?
2018年05月17日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の加藤小夏さんです。透明感溢れるルックスとオープンな性格が武器!中学生の時にスカウトされデビュー。圧巻のダンスが話題となった「ポカリスエット」のCMにも出演している、注目の存在。「元々ダンスの道に進みたくて、長年習っていたんです。経験を活かせるお仕事はやっぱり嬉しい。とはいえポカリの撮影後は酷い筋肉痛でしたが(笑)」。大人な雰囲気だけど、この春高校を卒業したばかり。「社会人になり、改めて女優として頑張ろう、という気持ち。演技はまだまだ納得できないですが、人見知りをしない性格なので、とにかく現場を楽しんでいます!」食べている時が幸せ。特にお肉が最高!これはマネージャーさんが誕生日に用意してくれた“肉ケーキ”(笑)。実家で飼っている愛猫のくーちゃん。元々野良猫で、家に住み着いたんです。いつも癒されています!趣味は写真を撮ること。フィルムの質感が好き。最近買ったのがこの「ごん色カメラ」。リメイク感がかわいいんです。かとう・こなつ1999年生まれ。『痛快TVスカッとジャパン』(CX系)の“胸キュンスカッと”に出演し話題に。加藤さんが撮った写真はインスタグラム(@__cnp_)をチェック!※『anan』2018年5月16日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2018年05月15日「担当編集者にアイドル好きの女性がいて、一緒に出掛けたり情報を交換したりしているんです」そんな関係から生まれたのが、柚木麻子さんの新作『デートクレンジング』。ただし主人公は義母が切り盛りする喫茶店で働く35歳の佐知子。アイドルグループ「デートクレンジング」の解散が決まり、長年彼女たちのマネージャーをつとめてきた親友の実花が突然、婚活を開始。仕事に打ち込んできた彼女に憧れていた佐知子は戸惑いを隠せず…。社会の呪縛にとらわれた親友のため、奔走するヒロインを描く痛快小説。「アイドルに興味のない人でも、誰かしら憧れの存在はいるはず。アイドルって自分の知らない世界を見せてくれる人、抑圧から自由にしてくれる人。佐知子にとっては、それが好きなことを仕事にして打ち込む実花だったんです」ではなぜ、実花は婚活を言いだしたのか。「もともとデートクレンズという言葉があるんですが、これは“女の人はデートしなきゃ”という呪いを解いて、他のことを楽しむ時間を作ろう、という意味。自分が育ててきた『デートクレンジング』も、男ウケを狙わずにきたグループ。それが解散となり、実花は自分のやり方が間違っていたと思い、世の中に従って男性に献身するためにしたくもない婚活をしようとしているんです」彼女の無理をやめさせたい佐知子だが、自身は既婚者。しかも妊娠が分かり…。「最近、女の人が分断されていると感じるんですよね。女の人は似た者同士でないと仲良くできない、結婚している人といない人同士、子どもがいる人いない人同士では仲良くできない、などと社会が決めつけている気がします。でもそんなことで友情を失わなくていいって言いたかったんです」主人公を妊婦にしたのにも意味が。「ドラマでも妊婦が登場するとたいてい脇役で常識担当で、ヒロインは恋に仕事に奮闘しますよね。そのお決まりの描かれ方が嫌で。妊婦だって悩んだり頑張ったりしていいはず。だから、ドタバタコメディの主人公を妊婦でやりたかったんです」『デートクレンジング』嫁ぎ先の喫茶店で働く佐知子にとって、親友の実花は憧れの存在。仕事一筋だった彼女が婚活すると言いだし、驚く佐知子だったが…。祥伝社1400円佐知子の奮闘の結果は?実花の選ぶ道は?アイドルたちや婚活マスターら個性的な登場人物を盛り込みつつ、意外な、でも腑に落ちる結末が待っている痛快な一作だ。※『anan』2018年5月16日号より。写真・土佐麻理子(柚木さん)大嶋千尋(本)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2018年05月13日あいみょん、23歳。メジャーデビューから2年足らずなのに、多くの有名クリエイターやアーティストが注目する新世代のシンガーソングライター。ただただ楽しいから、曲作りがやめられない。ニューシングル『満月の夜なら』は彼女の作品に多い、男性目線のラブソングだ。うっすら官能的な歌詞にドキドキさせられる。「男口調で歌うのが好きなので、気づいたら一人称のぼく、で書いていることが多いですね。満月の夜にイイコトがあったわけではないけど、私、ほんのりエロさのある音楽が好きだし、そういう歌を歌っているアーティストも好きなんです」『君はロックを聴かない』や『愛を伝えたいだとか』などの名曲で、同世代だけでなく大人のリスナーをも虜にしたあいみょん。『満月の夜なら』も彼女のソングライターとしての感性を大いに感じさせる曲だ。「ラブソングはみんなに共感してもらえるし、官能を感じるもの。この世にある歌って、突き詰めればすべてラブソング、誰かのための歌じゃないですか。家族や友人への歌も全部ラブソングだと思っています」あいみょんの歌を聴いて感じられるのは≪むきだし≫という感覚。今回の歌詞にも、「もしも今僕が君に触れたならきっと止められない最後まで」「君のさりげない相槌だって僕は見逃さない」など、はっきりと届くセンテンスがちりばめられる。共感する人もいれば、救われる人もいるだろう。「表現者としての20代って、音楽を作る上ですごく大事な時期だと思っています。もっと吸収したいし。もっといろんな経験をしたい。そうやって、いましか書けない曲を書きたいんですよね。ただ、悲しいことや辛いことはあまり歌にしたくない、というか書けない。やっぱり毎日がハッピーじゃないと、歌は生まれないという感覚があります」曲作りが楽しくてしょうがない。毎日の習慣のように、ギターを抱えては新しい言葉をつづり、メロディに乗せているらしい。「朝と夜は、近所迷惑?と思って音を出さないようにしています(笑)。なんだろ、伝えたいとか誰かの背中を押したいのではなく、ただただ楽しいから曲作りがやめられないんです。イヤになったらやめるかもしれないし、書けるうちにたくさん書きたい!」思いのたけを真っすぐに表現し続けるあいみょんのラブソングは、これからも多くの人を包み込むだろう。4th Single『満月の夜なら』¥1,000どこか危うくてエロティックなふたりの関係を歌ったアッパーチューン。カップリングは、相手へのもどかしい気持ちを詰め込んだナンバー「わかってない」。(WARNER MUSIC JAPAN)あいみょん1995 年生まれ、兵庫県西宮市出身のシンガーソングライター。一昨年、『生きていたんだよな』でメジャーデビュー。昨年、1stアルバム『青春のエキサイトメント』をリリース。スウェット¥16,000(オーラリー/オー代官山 2号店TEL:03・6455・3361)サロペット¥36,000(アレッジ/カラーズTEL:03・5778・3782)※『anan』2018年5月2・9日号より。写真・土佐麻理子スタイリスト・服部昌孝ヘア&メイク・藤本千絵文・北條尚子(by anan編集部)
2018年05月03日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の奈緒さんです。朝ドラでも抜群の存在感!眩い透明感を放つ新進の女優。4月からNHK朝ドラに出演中の奈緒さん。ヒロインの親友役に大抜擢!「オーディション合格の連絡をいただいたときは胸がいっぱいになりました。そのとき食べていた大好物のカレーを残してしまうくらい(笑)」。偶然にも役名も同じ“なお(菜生)”とは運命的。「菜生という役は自分の妹のような存在。まっすぐで素直になれない性格に共感します」。新潟の日本酒の広告に出演しているほど、実は大のお酒好き。「お酒には強いけど、酔うと泣き上戸に。幸せそうなカップルを見るだけで泣いちゃいます」水彩画を描いていると癒されるんです。朝出かける前や移動などの合間に。観た映画のイラストを描いてます。インスタントカメラにハマっています。撮るのは人がメイン。休日に女子会をしたとき、友達を撮ったりします♪毎日カレーを食べても飽きないくらい大好き。家でも外食でもカレー。2週間食べなかったときは体調を崩しました(笑)。なお1995年生まれ。地元・福岡でスカウトされてデビュー。上京し、女優活動を本格始動。NHK連続テレビ小説『半分、青い。』に出演中。※『anan』2018年5月2・9日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2018年04月28日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の今田美桜さんです。“福岡一かわいい”と話題に!ピュアな色気を放つイットガール。16歳で地元の福岡でスカウトされ、デビュー。「今の事務所の社長が、私の出ていたポスターを偶然福岡で発見。スカウトされて上京しました!」。話題の学園ドラマ『花のち晴れ~ 花男 Next Season~』に出演中。「役の真矢愛莉ちゃんは、小悪魔で意志が強くて、原作で一番惹かれた子。負けず嫌いなところは似てるかも!」。将来の目標は?「アジアで活躍する女優になること。そのためにアクションや中国語を勉強中です。中国語は発音が難しくて、最初はアゴが筋肉痛になりました(笑)」2枚が1枚になる珍しいハーフカメラ。お花や人を撮ることが多いです。たくさん撮れるからお得感があります!ドライフラワーにハマり中♪いただいたお花を吊るして自然乾燥させたり、お店で買ったりしています。代官山にある『BULY』のハンドクリームを愛用。見た目もかわいくて保湿力も抜群。コレじゃないとダメなくらい大好き!いまだ・みお1997年生まれ。福岡でデビューした後、2016年に上京。連続ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』『記憶』に出演中。ワンピース参考商品(ADELLY TEL:03・6228・7276)※『anan』2018年4月25日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花
2018年04月24日芥川賞作家の小山田浩子さんが、待望の新作を上梓。「自分の好きなものが詰まった一冊になったので、嬉しいです」と語るのは、2014年に「穴」で芥川賞を受賞した小山田浩子さん。待望の新作『庭』は、ユーモラスで奇妙、鮮やかでちょっぴり不穏な15篇が詰まった短篇集。「どれも結婚や子ども、出産といったテーマを意識していたのは間違いないです。それ以外に、読み返すと自分の実家や田舎に行く、という話が多くて。それはもうフェティッシュ的に好きなのかも(笑)」たとえば巻頭の「うらぎゅう」は、実家に戻り、祖父に不思議な儀式に連れていかれる女性の話。「これは砂灸という、砂に足形をつけてそこにお灸をするという風習を聞いて“何それ”と思ったことがきっかけでした。ここに出てくる話はどれも、そんなふうに見聞きしたり経験したりしたことが元になっていることが多いですね」祖母が彼岸花を薬草として育てていた記憶、住んでいるアパートに出るヤモリ、山の旅館に行ったら愛想のいい猟犬がいた思い出、女子校時代に校舎によく出現した小さな蟹、ショッピングモールのフードコーナーにいるさまざまな家族……。そんな現実の光景から、とんでもない非日常的展開を導き出すのが小山田作品の魅力だが、「普通のことを書いていたらこうなった、という感覚です。自分に何かを空想して物語を広げる能力があるとは思わないんです。ただ、見聞きしたことの前後を、見たことがあるかもしれない気持ちで、思い出すように書いています」動物や植物が多数出てくるのは、「じっと考えているより、虫や植物をずっと見ていた時のほうが、面白いことがたくさん出てくるんですよね。それも、実際に眺めるのでなく、どんな感じだったか思い出しながら書いている感じです」ちょっぴり不条理な世界で生きる人々が描かれる本作。夫婦や親子の気持ちの齟齬も淡々と描かれるが、「家族でも分かり合えないことや、しっくりこないことはありますよね。でもそれは悪いことじゃない。それでやってきたし、やっていくんだ、というのが気持ちとしてあります」暮らしと不可思議な世界のあわいに潜む、人生の真実を垣間見せてくれる。そんな作品集なのである。『庭』庭の彼岸花、窓のヤモリ、井戸にいるどじょう……。草花や生き物に囲まれた、ちょっぴり不条理な世界の人々の日常をとらえた短篇集。新潮社1700円おやまだ・ひろこ作家。1983年、広島県生まれ。2010年、中篇「工場」で新潮新人賞を受賞して作家デビュー。’13年、作品集『工場』で織田作之助賞、’14年「穴」で芥川賞を受賞した。※『anan』2018年4月25日号より。写真・土佐麻理子インタビュー、文・瀧井朝世
2018年04月24日菌やウイルスは、一年中心配が尽きませんよね。とくにお子さんやペットのいるご家庭では、掃除を念入りにして気をつけていても、きちんと対策できているのか不安だったりしませんか?そこで今回は〔エーザイ〕の竹口秀さんに、ウイルスや菌への対策と、抗菌という今までにない発想の新製品《イータック®️抗菌化スプレーα》のおすすめの使い方を聞きました!菌やウイルスに気をつけるべき時期や場所って?——ウイルスや菌について長年研究を重ねてこられた〔エーザイ〕さんに伺いたいのですが、ウイルスや菌で、気をつけるべき季節や場所はあるのでしょうか?竹口秀さん(以下、竹口さん):ウイルスや菌が多くなるのは乾燥した冬場のイメージがありますが、年間を通してさまざまな種類の菌が発生するので、日常的に対策をしていただきたいと思っています。家の中では、とくにキッチンに気をつけていただきたいですね。——キッチンですか!トイレが一番かと思っていたので驚きです。竹口さん:もちろんトイレにも対策は必要ですが、キッチンは水気が多く、生の食材を扱うので菌が広がりやすいんです。お肉や魚を調理した後のまな板や包丁、生ゴミを入れる三角コーナーやディスポーザーに排水口など、気をつけたい箇所がたくさんあります。——なるほど。掃除をしっかりしていても、心配な部分でもありますね。竹口さん:また、家の中だけでなく“外から菌やウイルスを持ち込まない”というのも大切です。外で接触した菌やウイルスは、上着や帽子、靴、ドアノブなどにも付着しています。——手洗い、うがいだけでは防げない部分ですね!では、どのように対策したら良いのでしょうか。菌やウイルスの除去と抗菌を一度にできる《イータック®️抗菌化スプレーα》って?竹口さん:まずは菌やウイルスをしっかり除去し、寄せ付けないように抗菌することが大切です。〔エーザイ〕の《イータック®️抗菌化スプレーα》なら、幅広い菌やウイルスに作用し、対象物に結合してバリアを作るので、抗菌作用が長持ちします。——“抗菌バリア”とは頼もしいですね。実際にどのくらい持つのですか?竹口さん:1本でおよそ800プッシュ分使用できます。——800回分も!ものすごいコスパの良さですね。では、具体的な使い方を教えてください。竹口さん:はい。対象物に対して《イータック®️抗菌化スプレーα》を2〜30センチ離したところから噴き付け、乾いたらバリア完了です。机などの広いところの場合は布で拭き広げるとより良いですね。ノンアルコールで、使用中、手についてしまっても大丈夫な成分なので、家中どこでもお使いいただけますよ。——ノンアルコールなんですね!こういった除菌や抗菌をうたう商品はアルコールを含むものが多いイメージですが、ノンアルコールなら小さいお子さんのいるご家庭やお肌が敏感な方でも安心ですね。《イータック®️抗菌化スプレーα》で大切にしているのは「安心」であること竹口さん:《Etak®️》はもともと“口腔内の抗菌加工”を目標に開発された背景があるため、小さいお子さんのオモチャやペット用品にも安心してお使いいただけます。——赤ちゃんやペットが口にしても大丈夫というのはうれしいですね。竹口さん:実際に小さいお子さんを持つ親御様からのご感想もよくいただいています。また、ペット周りにも使った結果、臭いが気にならなくなったという声もあるんです。——どんな家庭でも気になる部分に使えるというのが良いですね。竹口さん:はい。開発にあたり大切にした部分ですね。——では次に、おすすめの使用方法について教えてください。先ほど菌やウイルスに気をつけたい場所とおっしゃっていたキッチンはどうですか?竹口さん:キッチンは、やはり生ものの調理やゴミを扱う部分と水回りに使うのがおすすめです。《イータック®️抗菌化スプレーα》は水拭きをしても抗菌作用が続くので、例えばまな板や包丁、お弁当箱にも使っておくと安心です。とくにディスポーザーや排水口のぬめりと臭いは菌が原因なので、気になる方は試してみてください。お風呂場でも掃除の後に噴き付けると、カビの繁殖の防止になりますよ。こういった水回りに使う場合には、濡れたままよりも乾いた後に使うとより良いでしょう。トイレや洗面所なども含めて、“普段の掃除の後に乾いてから噴き付ける”のが良いかと思います。——なるほど、“掃除の後に《イータック®️抗菌化スプレーα》で仕上げる”という習慣にすると良さそうですね。他にはどういった使い方がありますか?竹口さん:他には、“頻繁に洗えないもの”や“外出前後に触れるもの”に使っていただくと良いかと思います。まず“頻繁に洗えないもの”ですが、玄関マット・バスマットやカーペット、ソファカバーやカーテンなどのファブリック類ですね。最近人気の珪藻土のマットにも使えますよ。またお子さんの剣道着などのスポーツグッズにもおすすめです。——確かに、洗えない代わりに《イータック®️抗菌化スプレーα》をするというのは良さそうです!“外出前後に触れるもの”についてはどうですか?竹口さん:上着やコート、スーツなどの外出着や靴に帽子、鞄やランドセルなどには、外出前に使っていただくと菌を持ち帰らずに済むのでおすすめです。また、スマートフォンのカバーやお財布など、外出先でよく触るものにも菌やウイルスが付きやすいので対策していただきたいですね。また、帰宅してすぐ触れるようなドアノブなどにもご使用になると、菌やウイルスが家庭内に広がるのを防ぐことができます。——なるほど。“頻繁に洗えないもの”や“外出前後に触れるもの”ですね。早く家中をスプレーしたくなってきました!では逆に、《イータック®️抗菌化スプレーα》を使えない場所、または気をつけるべきことはありますか?竹口さん:木・布・プラスチックなど幅広くお使いいただけますが、革製品などシミが心配なものは目立たない場所で試してからご使用いただくと良いと思います。水分がダメな金属や精密機械では使用できません。またガラスや鏡、メガネなどはくもりやすくなる可能性があるので避けてください。——なるほど、わかりました!《イータック®️抗菌化スプレー》はマスクユーザー必見!——《イータック®️抗菌化スプレーα》のお話を伺ってきましたが、こちらの小さいボトルの《イータック®️抗菌化スプレー》との違いを教えてください。竹口さん:こちらは、マスク専用の商品なんです。違いは、アルコールが含まれていることですね。マスク専用ということで、アルコールが入っていると乾燥するのが早くなるために配合しています。外出前にマスクの裏表に吹き付けてから装着すると、外からの菌を寄せ付けないだけでなく、マスク内の臭いも防ぐことができます。24時間効果が持続するので、一日中快適にお過ごしいただけると思います。——それは良いですね!今では花粉やウイルス対策など、マスクを手放せない季節が増えてきました。マスクユーザーにはマストなアイテムになりそうですね。竹口さん:一日に、平均で7〜8回マスクに手で触れる人が多いそうです。それではせっかくマスクをしていても、手から菌が移って繁殖してしまいます。しっかり予防するためにも、ぜひ使っていただきたい商品です。抗菌パワーで安心できる環境作りを竹口さん:《Etak®️》はその作用が評価され、多くの病院や学校、公共施設などでも使われています。〔エーザイ〕の社内でも毎週金曜日に《イータック®️抗菌化スプレーα》を使用するのが習慣になっています。ぜひご家庭でも安心できる環境づくりにご活用ください。一年中、気が抜けない菌・ウイルス対策ですが、《イータック®️抗菌化スプレーα》があればどんな季節でもリラックスして過ごせる家にできそう♪ぜひ気になるさまざまなところに《イータック®️抗菌化スプレーα》のパワーを試してみてくださいね。《イータック®️抗菌化スプレーα》についてもっと詳しく見る♪●ライターキリガヤアスミ●写真土佐麻理子
2018年04月19日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデルの柴田ひかりさんです。部活少女から人気モデルに!フォトグラファーとしても邁進中。高校生の頃から青文字系モデルとして活躍してきた柴田さん。「原宿で声をかけられスナップに載ったのが最初。それからすぐ事務所にスカウトされて。ソフトボール部で部活しかしていなかったから、展開が急すぎてその頃のことはあまり覚えていないんです(笑)」。現在はフォトグラファーとしても注目を集めている。「撮りたいものを感覚で撮っています。カメラの知識はそこまでないけど、だからこそ撮れる写真もあるのかなって。写真もモデルも、求められる限り、できるところまで挑戦したい!」旅行先でついつい買ってしまうもの。本屋や美術館で手に入れたトートバッグ。思い出を形に残せるから好き。写真作品を頑張って更新中。Instagram(@rkhtbs)に日々アップしています。ぜひ見てください♪英語の勉強にハマっています。海外ドラマを見て会話を書き留めています。いつか海外で仕事をしたい!しばた・ひかり1997年生まれ。読者モデルとして人気を集め、2015年には古関れんと共にパーソナルブック『れんしば』(祥伝社)を発売。夏に4度目となる写真展を開催予定。※『anan』2018年4月18日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2018年04月16日「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞し、本作『1ミリの後悔もない、はずがない』でデビューした一木けいさん。帯には「椎名林檎さん絶賛!!」の文字が躍り、無意識にハードルが上がっていたのだが、その期待をまったく裏切らない、小説を読むことの楽しさを純粋に味わわせてくれる連作短編だった。1作目は「どこにも行けない閉塞感を書きたかった」という、受賞作「西国疾走少女」。由井という女性が、中学時代に住んでいた西国分寺のこと、そして初恋の同級生・桐原のことを大人になって思い出すのだが、当時の彼女の家庭環境は複雑で、桐原に会うまでは人生に何の希望も見出せないような状態だった。「強い子を書きたかったんです。人の目を気にしないで、こんなふうに生きられたらいいなっていう憧れの部分もありましたし、境遇はまったく異なりますが、中学時代の自分の思いも乗せて書いています」桐原を好きになり、受け入れてもらうことで、由井は初めてこの世に生まれたことをよかったと思い、自分の存在を肯定できるようになる。騒々しい教室の片隅や放課後の帰り道、泊まりがけのスキー教室などを舞台に描かれる、思春期らしい不器用ながら繊細な心情。好きな人を前にしたときの目眩がしそうなほどの高揚感や、ほんの少し離れることを考えるだけで湧き上がってくる悲しさがとてもリアルで、こちらまで切なく、くすぐったくなってしまう。「自分のなかに、中学生のときの感情が当たり前のように残っているので、彼女たちを書くことに難しさを感じないんです。イタい大人なのかもしれないですけど(笑)。体が内側からパンと大きくなって、自分が自分ではなくなっていくような感覚も、はっきり覚えています」そのほかの4編には、当時の由井と多少なりとも同じ時間を共有した人のその後が描かれているのだが、彼らもみな何かしらの後悔を抱えて、現在と過去を行き来している。「私としてはほかのところをえぐっているつもりだったのですが、きっとどこかに潜んでいたんでしょうね、後悔という感情が。気がついたら、最初から最後まで後悔でした」誰かを愛することの狂おしさを知っている人は、たとえ今が満ち足りているとしても、後悔という感情からは逃れられないのかもしれない。いちき・けい作家。2016年「西国疾走少女」で第15回「女による女のためのR- 18文学賞」読者賞を受賞。アンアン2093号官能特集内で短編小説を書き下ろしている。現在、バンコク在住。絶望的な日々のなかでの鮮烈な恋の記憶を描いた「西国疾走少女」、変わり果てた憧れの先輩と再会する「ドライブスルーに行きたい」など5編。新潮社1400円※『anan』2018年4月18日号より。写真・土佐麻理子(一木さん)大嶋千尋(本)インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2018年04月12日