東京に生きる若者たちのリアルな恋を丁寧に描く本格ラブストーリーが話題の月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」。この度、手嶌葵が歌う本作の主題歌「明日への手紙」のミュージックビデオに、主演の有村架純が出演。月9史上初、ドラマとリンクしたアナザーエピソードが描かれるミュージックビデオが完成した。有村さんをはじめ、高良健吾、高畑充希、西島隆弘、森川葵、坂口健太郎ら最旬若手俳優たちを迎え、東京という街に飲み込まれそうになりながらも必死に生きようとする若者たちの群像劇を描く本作。主題歌は、本作プロデューサーから熱烈オファーを受けた手嶌さんが歌う「明日への手紙」。「元気でいますか大事な人はできましたかいつか夢は叶いますかこの道の先で」という歌詞や、手嶌さん独特の優しく切ない歌声が、ドラマの中で故郷の町から東京の街に出てきて右も左も分からないまま一人で生きようとする主人公・音の人生と見事に重なり、ドラマの切ないストーリーを優しく包み込むと、高い評価を得ている。この度、ジャケット写真とミュージックビデオのトータルプロデュースを、本ドラマプロデューサー・村瀬健が担当。物語はドラマのエピソード0とも捉えられる音のアナザーストーリーとなっており、第1話で、ドラマのファーストシーンとして描かれた、親を亡くし里子として北海道へ引き取られていく場面のまさに“前夜”の音の様子が描かれるという。ドラマの主人公が役柄のままで主題歌のミュージックビデオに登場し、ドラマとリンクしたエピソードが描かれるのは、フジテレビ月9では初の試み。有村さんをはじめ、音の幼少役もドラマから平澤宏々路が続投するという。撮影は、1月下旬の東京に雪が降り積もった日に実施。ドラマのファーストシーンで北海道へと連れて行かれ、雪の白さに驚きの声を上げた音のストーリーと見事に合致する奇跡的なシチュエーションだったそう。とはいえ、演出上、全編を通して雪景色であるのもよいわけではなく、特にラストシーンは夕焼けを狙いたいと考えていたが、撮影を進めていくにつれ、徐々に天候が回復。ラストシーンを撮る頃には空は完全に晴れ上がり、狙っても撮れないような叙情的な夕暮れの中でクランクアップを迎えたという。今回のミュージックビデオについて有村さんは「懐かしさや、はかなさや、切なさ、優しさがたくさん感じられる内容です。手嶌葵さんの、聴いた人の心を優しくしてくれる歌声と、ミュージックビデオのたくさんの気持ちを与えてくれるストーリーで、見た方はきっと心の中で何かが溶けていくような、そんな感覚に触れられるのではないかなと思います。見終わった後、記憶の中の幼き日の音を力一杯抱き締めたくなると思います」と、仕上がりに自信を覗かせた。東京という街の片隅で自分の抱える困難に縛られながらも必死でもがき、前向きに生きようとしている若者たちを描いたドラマと、見事にシンクロするミュージックビデオの世界観を合わせて楽しんでみて。「明日への手紙」は2月10日(水)よりリリース。「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」は毎週月曜日21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年02月08日松田奈緒子原作の漫画「重版出来!」のドラマ化が決定。主演に黒木華をはじめ、オダギリジョー、坂口健太郎、松重豊ら豪華キャストが出演することが明らかとなった。2014年日本経済新聞「仕事マンガランキング」第1位を獲得し、「月刊!スピリッツ」連載中の松田氏の人気コミックをドラマ化する本作。コミック雑誌「週刊バイブス」編集部を舞台に、新人編集者の黒沢心が、編集部員、漫画家のみならず、営業、書店スタッフたちを巻き込み、ライバル雑誌に打ち勝とうと奮闘する姿を群像劇で描いていく。主人公の新米編集者・黒沢心役には、日本アカデミー賞はじめ、数々の主要映画賞で新人賞や助演女優賞を受賞し、昨年4月クールに放送したTBS日曜劇場「天皇の料理番」では日本中の涙を誘い、現在放送中のNHK大河ドラマ「真田丸」でも抜群の存在感を出している黒木華が抜擢。黒木さんにとって、連続ドラマ初主演となる。共演には、黒沢の指導社員でクールで頼れる先輩・五百旗頭敬役に、日本のみならず国際映画祭でも数々の賞を受賞しているオダギリジョー、コミック営業部担当の小泉純役を、モデルとして活躍し、“塩顔男子”という流行語を生み出すほどの人気を誇り、昨年10月クールに放送した TBS金曜ドラマ「コウノドリ」で連続ドラマ初出演を果たした坂口健太郎、週刊バイブス編集長・和田靖樹役には、国内外の舞台、テレビドラマ、映画、CMなどで大活躍の松重豊ら豪華キャストが配役されている。このほか、個性豊かな週刊バイブスの編集部員役には、『俳優 亀岡拓次』が公開中の安田顕、「家族ノカタチ」が放送中の荒川良々、入社した出版社清掃員の久慈勝役には高田純次が扮する。さらには、様々な事情を抱えている漫画家役には、小日向文世、滝藤賢一、要潤、永山絢斗、漫画家のアシスタント役にムロツヨシなど、個性的かついま注目を集める超豪華なキャスティングが実現した。今回の出演に関して黒木さんは「原作を読んだとき、登場人物たち皆が魅力的で、それぞれの仕事に対する姿勢や人間同士のドラマに心打たれ、感動しました。こんな素敵な原作を、こんなに魅力的なキャストの皆さんとできるなんて凄く幸せに思います。原作のちゃんに負けないよう、胆大心小、頑張りたいと思います」と意気込みを語っている。新生活がスタートする4月、まっすぐな新米編集者・黒沢心の姿に、思わず励まされるドラマになりそうだ。「重版出来!」は、4月よりTBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年02月03日有村架純、高良健吾、高畑充希、西島隆弘、森川葵、坂口健太郎という最旬若手俳優陣を迎え、東京に生きる若者たちのリアルな恋を丁寧に描く本格ラブストーリー、月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」。この度、本作のために歌手・手嶌葵が再レコーディングを行った主題歌「明日への手紙(ドラマバージョン)」が、スマートフォン向け定額制音楽配信サービス「dヒッツ」にて独占先行配信が開始された。「いつ恋」と略され若者のみならず、大人の間でも話題となっている本作は、名作ドラマ「東京ラブストーリー」の脚本家・坂元裕二による、東京を舞台にした現代のラブストーリー。様々な傷を抱えながら上京してきた音(有村さん)と練(高良さん)を中心に、彼らを取り巻く木穂子(高畑さん)、朝陽(西島さん)、小夏(森川さん)、晴太(坂口さん)ら東京という街に飲み込まれそうになりながらも必死に生きようとする若者の群像劇が描かれる。主題歌を務めるのは、本作のプロデューサーが「あの“声”こそが、このドラマの世界に必要」と熱烈オファーを出した手嶌さん。昨年リリースされたアルバムに収録されていた楽曲を、新たにアレンジを加えて、再レコーディングを敢行。新バージョンの「明日への手紙(ドラマバーション)」が誕生し、2月10日(水)よりリリースが決定、2月1日(月)からは「dヒッツ」にて独占先行配信が開始された。「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」は毎週月曜日21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年02月01日公開初日を迎えた映画『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』の舞台あいさつが30日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われ、竹内結子、橋本愛、佐々木蔵之介、坂口健太郎、滝藤賢一、中村義洋監督が出席した。2月3日の節分を間近に控えていることもあり、公開初日となったこの日は劇場の後方から登場したキャスト陣が観客の多幸と映画の大ヒットを願い、豆が入った巾着を撒きながらの入場。中村監督の作品は本作で主演作3本目となった竹内は「本作では私が怖がりだったので、明るくしてくれて愛を感じました」と振り返るも、苦手でもあるホラー作品に「私ごとですが、18年前に『リング』という作品でスクリーンデビューし、今回リベンジという形で出演が叶いましたが、ホラーに関しては引退宣言を出させていただきたい!」ときっぱり。それでも「今度オファーが来たら慎重に検討させていただきます。怖がらせるキャラクターで出たいですね」とも語った。また、中村監督作品初登場の橋本は「監督さんのご指示が本当に分かりやすくて、端的な言葉で的確にあらわしてくれましたからすごくやりやすかったです。今回久しぶりにホラーを撮られるということで、ご一緒できたのはうれしかった」と笑顔を見せ、中村作品4本目の滝藤は「1回目は女性を襲う最低の奴、2回目はチラシに名前だけ残り、『予告犯』でようやくパンフレットに顔が載り、そして『残穢』でこの場におります。次は主役かな?」と中村監督に猛アピールしていた。節分が近いということで、「退治したいものは??」という質問に「怖いモノを退治したいですね」と竹内。一方の橋本は「夜更かしですね。遅く寝て遅く起きる悪循環を直したいです。今日も早くてあまり寝てないんですよ。今日は夜明けを見ました(笑)。深刻化しているので頑張ります!」とリアルな悩みを明かしていた。第26回山本周五郎賞を受賞した、ミステリーの常識を覆す小野不由美の傑作小説『残穢』(ざんえ)(新潮社刊)を中村監督が映画化した本作。主演の竹内扮する小説家の"私"とその読者の大学生・久保さん(橋本愛)が、様々な人々の協力を得ながら事件や事故に起因する土地に根付いた穢れの正体を解明していく。
2016年01月31日女優の竹内結子が1月30日に、都内で行われた主演ホラー映画『残穢〈ざんえ〉-住んではいけない部屋-』の初日舞台あいさつに登壇。大の怖がりを自称し「18年前、『リング』でスクリーンデビューしたご縁もありますが、やはり怖い内容は…。今回でホラー引退宣言とさせていただければと」と消極的なコメント。それでも「逆に怖がらせるような役なら」と今後のホラー出演に意欲も見せた。『残穢〈ざんえ〉』初日舞台あいさつ/その他の写真第26回山本周五郎賞を受賞した小野不由美のホラー小説『残穢』を映画化。小説家である「私」(竹内)と、手紙を寄せた女子大生の「久保さん」が、久保さんの暮らす部屋で聞こえる奇妙な“音”の真相を探り、事件や事故に起因する土地に根付いた穢れ(けがれ)の正体を解明していく。舞台あいさつには竹内をはじめ、久保さんを演じる橋本愛、佐々木蔵之介、坂口健太郎、滝藤賢一、中村義洋監督が出席。2月3日の節分を前に、来場者の幸せと映画のヒットを祈願しながら、豆が入った巾着を客席に巻く場面もあった。また、節分にちなみ「追い出したいものは?」と質問されると、「面倒くさがりの性格」(竹内)、「夜更かしを直したい」(橋本)、「そろそろ正月気分を脱したい」(佐々木)、「肩のコリを解したい」(坂口)、「悪玉コレステロール」(滝藤)、「そりゃ、脂肪です」(中村監督)と思い思いに返答していた。アジア圏での海外配給も続々決定するなか、4月に開催される第18回ウディネ極東映画祭のコンペティション部門出品も決定した本作。中村監督は「その場所に残された汚れが、人々に広がっていくという日本的な恐怖を、海外の皆さんがどう見るか楽しみ」と現地での反応に期待を寄せ、「デカより危ない映画です」と同日公開される『さらば あぶない刑事』にライバル心を燃やした。『残穢〈ざんえ〉-住んではいけない部屋-』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年01月30日映画『残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-』が1月30日(土)に公開を迎え、主演の竹内結子をはじめ、橋本愛、佐々木蔵之介、坂口健太郎、滝藤賢一、中村義洋監督が上映前の舞台挨拶に登壇した。小野不由美の小説の映画化で、小説家の「私」が読者の投稿をきっかけに、奇妙な音がする部屋の謎を解き明かしていくのだが…。竹内さんは本作プロモーションを通じて「ホラーは苦手」と公言してきたが、こうして初日を迎えてホッとした様子。「“残穢”がみなさんに広まればと願っております。ハッピーエンドなのか?バッドエンドなのか?みなさんがおうちに帰ってから確かめていただければ。『住んではいけない部屋』というタイトルですから、みなさんの部屋は大丈夫か?家に帰って結末が分かるかと思います」とニヤリ。実際、本作を通じてホラー克服はできたのか?という質問には「そういうこと聞きます(笑)?」とおどけつつ「私事ですが18年前のちょうど今くらいの時期に『リング』でスクリーンデビューをしまして、18年経ってリベンジのつもりでしたが…(苦笑)。これでホラー映画は引退宣言させていただけたらと思います。(オファーが来たら)慎重に検討させていただきます。いっそ、飛び出して怖がらせるようなキャラを演じたいです」と笑いを誘っていた。登壇陣は節分にちなんで豆をまきながら登場したが、鬼退治ならぬ退治したいものを問われると、橋本さんは「夜更かし。遅く寝て遅く起きる悪循環になってます(苦笑)」と語り、佐々木さんは「そろそろ正月気分を脱したい。昨日、実家に帰ったら雑煮が出てきて…」と語る。坂口さんは「最近、肩が重くて…」と告白!さては映画のせいで何か憑きものが?と思いきや、「最近、楽器をやっていて同じ姿勢でいるから」とのこと。滝藤さんは「悪玉コレステロールです。健康診断でちょっと多いと言われました。奥さん、栄養士なんですけど殺そうとしてるのかな…?」とこちらは家庭内の“リアルホラー”を告白し会場は笑いに包まれた。中村監督は満員の客席にホッとした様子で感謝を口にし「刑事(デカ)よりあぶない映画になってます!」と同日公開の『さらば あぶない刑事』に宣戦布告!?会場は期待を込めた温かい拍手に包まれた。『残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋― 2016年1月30日より全国にて公開(C) 2016「残穢-住んではいけない部屋-」製作委員会
2016年01月30日高良健吾さんといえば、これまで映画中心の活動が多く、地上波民放のドラマにはほとんど出演してこなかった。そんな彼が、“月9”に主演。心境の変化が?「変わりたかったんです。30代になれば必ず役が変わります。そのとき今の勢いや感覚だけでは表現できないし、このスタンスではきつい。そんなときに、月9の話が来て。一瞬戸惑いましたけど、月9、しかもラブストーリーをやれる機会はもう一生ないかもしれない。これは絶対にやるべきだと。『変わるんだ』という目標があって、変われると確信もしているし、苦手なことをやれていることが、最高に楽しいです」苦手だったことのひとつが、主演として重要な役割でもある番宣。今、それさえも楽しめている自分がいる。「スタジオの景色は新鮮だし、話のプロはほんとうに面白い!作品を撮りながら演技以外のいろんなことをするのが苦手だったのですが、今回は番宣を頑張ると決めたんです。それ以外は、カメラの前に立ってやることは変わりません」脚本は、『東京ラブストーリー』や『最高の離婚』などで知られる坂元裕二さん。「坂元さんの書く台詞は、日常的でもありますが、実はすごくドラマティック。それをどう日常的に見せるか、役者としてチャレンジできる脚本です。僕の演じる練(れん)は、見ず知らずのヒロインの音(おと)に、ある手紙を届けるために北海道まで行くんです。だから“この人なら本当に届けに行きそうだな”と、練を表現しなければいけない。そこが難しいですね」練も音も、彼らを取り巻く人物も、それぞれに故郷があり、思いを秘めて上京。熊本から東京に来た高良さん自身にも重なる部分だ。「境遇は違えども、上京したときの寂しさやワクワクは誰しもが経験していると思うんです。うまくいかないことも、諦めたものもある。でも音や練は、僕らが忘れてしまった感情を大事にしている。このドラマの登場人物は、今いる場所をなんとか自分の居場所にしようと必死なんです。みんな懸命で好きだな」共演者には、音を演じる有村架純さんや高畑充希さん、坂口健太郎さんと気鋭の若手俳優が並ぶ。「有村さんは、必死で現場にいる人。音にぴったりです。高畑さんは実力があって、坂口くんは初々しくてかわいい。みんな根性ありますよ。僕は彼らより年上なんです。先輩から学んだことを、言葉ではなく、現場での居住まいで伝えられたら」実はインタビューで自分自身について語るのは、「役には関係ないことだから」と苦手。「すごく…恥ずかしいんです。けど、自分のことを知りたがってくれることは、めちゃくちゃありがたいし嬉しい」とも。そこであえて、高良さん自身が、ドラマのメインテーマである愛について、どう感じているか聞いてみた。「人と人がリンクしたときに、人生がよりよくなったり輝いたりするのは、愛の力でしかない。自分より人のことを想い、行動したり生きたり。愛は、いちばん大事だと思う」◇こうら・けんご’87年生まれ、熊本県出身。’15年には『悼む人』『きみはいい子』で日刊スポーツ映画大賞主演男優賞を受賞。’16年公開作品に『ふきげんな過去』『うつくしいひと』『蜜のあわれ』。◇北海道で、義父母にがんじがらめにされている音(有村架純)と東京で夢とは違う現実を惰性的に生きている練(高良健吾)。東京を舞台にした、若者たちの切ない恋愛群像劇。1/18より、毎週月曜21:00~放送(フジテレビ系)。※『anan』2016年1月20日号より。写真・内山めぐみスタイリスト・澤田石和寛文・小泉咲子
2016年01月17日1月30日公開の映画『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』の完成披露試写会が14日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われ、竹内結子、橋本愛、佐々木蔵之介、坂口健太郎、滝藤賢一、中村義洋監督が出席した。本作は、第26回山本周五郎賞を受賞した、ミステリーの常識を覆す小野不由美の傑作小説『残穢』(ざんえ)(新潮社刊)を中村義洋監督が映画化したホラームービー。主演の竹内結子扮する小説家の"私"とその読者の大学生・久保さん(橋本愛)が、様々な人々の協力を得ながら事件や事故に起因する土地に根付いた穢れの正体を解明していく、というストーリーだ。試写では最後まで見られなかったという竹内は「一度目があまりにも怖くてずっと目をつぶってました。監督に言ったら『「時計じかけのオレンジ」みたいに目を無理やり明けて最後まで見ないとそういう風にしてやるぞ!』と言われ、意を決して友人と一緒に試写を見ました。本当に尾を引くというかたっぷりと残る作品になっていると思います」と本作での恐怖度に自信。一方の橋本は「現象はダメですけどフィクションは鈍感なのであまり怖がれません。大丈夫です」と竹内とは対照的で「リアクションの反応のレベルや間を意識して重点的におきました。監督の演出では『ビックリマーク5つ!』とか『あと2つ足して!』と言われて、今までの演出とは違ったので面白かったです」と楽しんだ様子だった。その橋本は1月12日に20歳の誕生日を迎えた。MCから祝福されて「ありがとうございます」と感謝の言葉を口にして「あんまり変わらないですけど、お酒が飲めるようになりたいですね」と20歳の抱負。成人式も先日行われたということで、「20歳の時の思い出」という設問に「三軒茶屋の駅で買って間もない自転車が盗まれました!」(竹内)、「寂しくて公園でローリングソバットの練習」(佐々木)、「入った無名塾が恋愛禁止だったので当時付き合っていた彼女と別れ話」(滝藤)というキャスト陣のネガティブ回答に、橋本は「ほろ苦いんですね(笑)」と感想を漏らした。映画『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』は、1月30日より全国公開。
2016年01月15日映画『残穢 -住んではいけない部屋-』の完成披露試写会が1月14日(木)に開催され、主演の竹内結子、橋本愛、佐々木蔵之介、坂口健太郎、滝藤賢一、中村義洋監督が舞台挨拶に登壇した。小野不由美の小説の初の映画化で、『ゴールデンスランバー』『アヒルと鴨のコインロッカー』など小説の映像化に定評のある中村監督がメガホンを握った。ひとり暮らしを始めた部屋で奇妙な音が聞こえるという女子大生の便りから、作家の“私”はその部屋に関する調査を始めるが…。昨秋の東京国際映画祭に本作が出品された当時から、竹内さんは主演女優でありながら、本作が怖すぎて一度目はまともに見ることができなかったと語っており「いままで、ネガティブ・キャンペーンばかりやってきてしまって…(苦笑)」と自嘲気味に語るが、それほど本作の恐怖は本物だということ。ホラー好きの観客に対してさえも「油断しないでください。うちに帰るまで追いかけてきますから…」と思わせぶりに語り恐怖をあおる。佐々木さんもこれから映画を見る観客に、余裕たっぷりの口調で「劇場で安心して見ようとしてるでしょ?まあせいぜい楽しんでください」とニヤリ。坂口さんは「こんなに後を引く、じっとりと怖い作品は初めて。監督の性格の悪さが凝縮されてます」と太鼓判を押した。橋本さんは新成人であり、つい先日、20歳の誕生日を迎えたばかり。成人になった心境を問われると「あんまり変わんないですが、お酒が飲めるようになりたいです」と語った。そんな橋本さんのために、竹内さんらはそれぞれの20歳の時の印象深い思い出を発表!竹内さんは「三軒茶屋の駅の近くで、買ったばかりの自転車を5分くらいで盗まれました…」といきなり苦い思い出を告白し「以来、自転車を買うのはやめました…」と語る。佐々木さんは、自身の成人式の時期は、大学を受け直すために浪人中で、センター試験(※当時は共通一次)が迫っており「(同い年の)みんなは成人式かぁ…と寂しくて夜中の公園で木に向かってローリングソバットの練習をしてました」と薄暗い二十歳の記憶を呼び起こす。滝藤さんは、ちょうど二十歳の時に俳優になる決意をして、仲代達矢さん主宰の「無名塾」に入ったそうで、ようやく人生の先輩の深みのある経験談が聞けるかと思いきや「恋愛禁止だったので、当時付き合っていた彼女と愛知県の海で別れ話をしました…」とまたもしょっぱい思い出を語り、橋本さんは一同の、あまりためにならない二十歳の思い出に「ほろ苦いですねぇ…」と苦笑を浮かべていた。『残穢 -住んではいけない部屋-』は1月30日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋― 2016年1月30日より全国にて公開(C) 2016「残穢-住んではいけない部屋-」製作委員会
2016年01月14日フジテレビ系月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の第1話完成会見が13日(水)都内で行われ、主演の有村架純、高良健吾、共演の高畑充希、西島隆弘、森川葵、坂口健太郎が舞台挨拶した。名作ドラマ「東京ラブストーリー」の脚本家・坂元裕二による、東京を舞台にした現代のラブストーリー。様々な傷を抱えながら上京してきた音(有村さん)と練(高良さん)を中心に、彼らを取り巻く木穂子(高畑さん)、朝陽(西島さん)、小夏(森川さん)、晴太(坂口さん)の群像を描く。月9初主演ながら、薄幸な運命に翻弄されるヒロイン役の有村さんは「特に4話は苦しくて、苦しくてしょうがなかった。台本を読みながら泣いて、撮影を放棄しようとしたくらい」と感極まった事を明かしながら「素晴らしい作品にするんだ、というスタッフキャストの気持ちがドラマに詰まっていたらいい」と期待を込めた。一方、音と練の仲を邪魔する恋敵役の高畑さんは「人生初のお色気担当なのでどうしようもない感じで、クランクインから動揺と緊張があった。普段言わないようなセリフとかもあるし、実際にいたら仲良くしたくない事ばかりを言う、こじらせたような人」と難役に挑戦中。それぞれの役は坂元氏による当て書きだそうで「坂元さんの目に私がそのように映っているならショック」と残念そうだが「誰よりもヒロインを邪魔していきます」と熱演を誓った。また劇中の印象的なセリフについて、他の共演陣が真面目なセリフを取り上げる中、高畑さんは「手ブラ好きと?」を挙げて「皆、ちゃんと答えているのにどうしよう……」と赤面しつつも「手のブラジャーです。手でブラジャーをしているという意味です」と解説。すかさず西島さんが手を挙げて「個人的には好きです!」とフェチ宣言していた。フジテレビ系連続ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」は、1月18日(月)21:00スタート。(text:cinemacafe.net)
2016年01月13日来週18日(月)より放送開始となる月9「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」のドラマ開始記念のイベントが1月11日(月・祝)、新宿ステーションスクエアにてサプライズで行われた。本作に出演する有村架純と森川葵が突如登場し、新宿の街を賑わせた。北海道で暮らす杉原音(有村さん)と東京に上京してきた曽田練(高良健吾)、普通に暮らしていれば決して出会うことのなかった2人が、北海道で運命的に出会うところからドラマはスタートする。自分の夢や希望を封じ込めて生きてきた音と、そんな彼女がずっと大切にしてきた一通の手紙を偶然にも手にしてしまった練。そんな2人が北海道の田舎町で出会い、それぞれの抱えてきた思いに触れ合うことで、新しい一歩を踏み出し、やがて2人の間に恋が生まれる…。この日行われたイベントには、新宿を行きかう人々約2,000人が参加。新月9ドラマの開始を記念し行われた同イベントは、有村さん、高良さんをはじめ、高畑充希、西島隆弘、森川さん、坂口健太郎らドラマの主要キャスト6名の等身大ポスターパネルと共に、一緒に並んでいるかのように写真撮影ができるというもの。午前11時から写真パネル撮影イベントは開始されていたが、12時30分頃、突如有村さんと森川さんが自分の等身大のパネルの横に登場!本人登場を知らされていなかった会場は、二次元から突如三次元となって現れた二人に、「キャー!」「かわいい!」という叫び声の嵐に。同じ瞬間に「かわいい!」がこれほど叫ばれた地域はほかにないのではないかと思われるほどだったという。さらに列に並んでいた5組は、有村さん&森川さんと一緒に写真を撮ることができたそう。ステージに上がってきた女性二人組に対して有村さんが「今恋していますか?」と尋ねると「まだ今は恋をしていないので、このドラマを見ていい恋をしたいと思います」と元気に返答。有村さんも「きっとドラマを見ればいい恋をしたくなると思います」と回答していた。さらに森川さんも恋のアドバイスを何かしてあげてください、とアナウンサーに促されると「私も恋をしてないのでいいアドバイスができない!」と笑いを誘っていた。森川さんは、今日が成人式ということで20歳になってやってみたことを尋ねられると「昨年のお誕生日に飲んだお酒はおいしく感じなかったけれど、お正月にまた飲んでみたら『おいしいかも!』と思えました」とお酒のおいしさに目覚めつつあることを明かした。本ドラマが地方から東京へ出てきた若者たち6人が織りなすラブストーリーということで、一緒に写真を撮る女性二人組に出身地をたずねると富山からやってきたという。「新宿で有村さんや森川さんに会えるなんて本当にラッキーです」と興奮気味に語っていた。「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」は1月18日(月)21時~フジテレビ系にて放送開始(初回15分拡大)。(cinemacafe.net)
2016年01月12日『白ゆき姫殺人事件』『予告犯』を手掛けたミステリーの名手・中村義洋監督が女優・竹内結子と橋本愛を迎えて贈る『残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-』。この度、本作のイメージソングに決定し注目を集めた「和楽器バンド」の新曲「Strong Fate」にのせた予告編が公開された。小説家である「私」のもとに、女子大生の久保さんという読者から、1通の手紙が届く。「今住んでいる部屋で、奇妙な“音”がするんです」好奇心を抑えられず、調査を開始する「私」と久保さん。すると、そのマンションの過去の住人たちが、引っ越し先で、自殺や心中、殺人など、数々の事件を引き起こしていた事実が浮かび上がる。彼らは、なぜ、音のするその部屋ではなく、別々の「場所」で、不幸な末路をたどったのか――。第26回山本周五郎賞を受賞した小野不由美の同名小説を基に描いた本作。小野氏自身を彷彿とさせる主人公「私」には、ディズニー/ピクサー作品『インサイド・ヘッド』では“ヨロコビ”の日本語吹き替え版を担当し、『殿、利息でござる!』では時代劇映画に初挑戦するなど活躍の場を広げる竹内結子。「私」とともに調査を重ねる久保さんを、神秘的な魅力を放つ女優・橋本愛が好演する。そんな2人に加え、佐々木蔵之介、坂口健太郎、滝藤賢一ら個性派俳優陣が集結している。今回公開された予告編は、本作の未公開シーンを含めた特別映像。妖しくも美しいボーカルとともに拡がっていく「和楽器バンド」の世界観と本作が与える静かな恐怖が見事に融合した映像に仕上がっている。竹内さん、橋本さんが迫る奇妙な“音”の正体は…?予定調和を許さない驚愕のラストまで、片時も目が離せない戦慄のリアルミステリーを覗いてみて。『残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-』は1月30日(土)全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋― 2016年1月30日より全国にて公開(C) 2016「残穢-住んではいけない部屋-」製作委員会
2016年01月06日2015年秋ドラマと言えば、『下町ロケット』(TBS系)の高視聴率が話題となりました。2016年冬もそんな大ヒットドラマが生まれるかも!?1月スタートの注目作をまとめて紹介します。●次世代スターが勢ぞろいした月91月18日スタートの“月9”は、ともに民放連ドラ初主演となる有村架純、高良健吾による『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系、月曜21時)。北海道のさびれた町で、育ての親を介護する音(有村架純)と、祖父の借金を返すため懸命に働く練(高良健吾)、そして彼らを取り巻く4人の男女が複雑に絡み合う群像ラブストーリー。東京を舞台に、厳しい現実のなかで悩みや困難を抱えながら生きる若者たちの恋の変遷を、繊細なタッチで描きます。主演の2人に加えて、高畑充希、西島隆弘(AAA)、森川葵、坂口健太郎など、これからの活躍が期待される俳優陣が出演。彼らを通して、恋とは、生きる希望とは何かを考えさせられる、素敵な恋物語になっています。●今期も見逃せない! 大ヒット漫画が原作のドラマ深田恭子主演の『ダメな私に恋してください』(TBS系、火曜22時)は、女性コミック誌『月刊YOU』(集英社)で連載中の中原アヤによる同名漫画をドラマ化。30歳独身、彼氏も貯金もナシなダメ女子・柴田ミチコと、ディーン・フジオカ演じるドSな元上司が繰り広げるツンデレラブコメディー。原作は2015年12月現在で累計100万部を売り上げる大ヒット作で、女性から絶大な支持を集めています。また、TOKIOの長瀬智也が13年振りにフジテレビ系ドラマで主演する『フラジャイル』(フジテレビ系、水曜22時)の原作は、月刊コミック誌『アフタヌーン』(講談社)で連載中の同名漫画。白衣をまとわない、偏屈で毒舌な病理医・岸京一郎(長瀬智也)が、己が信じる正義のために医療に立ち向かっていく姿が描かれます。2月5日スタートの『スミカスミレ 45歳若返った女』は、オトナ女子向けのコミック誌『Cocohana』(集英社)で連載している高梨みつばによる少女漫画『スミカスミレ』を実写化。桐谷美玲演じる主人公の如月澄は、目が覚めたら見た目が20歳になってしまった65歳の女性。20歳になり、如月すみれという新しい名前で恋や青春など、今までできなかったことをやり直すというファンタジックなラブストーリーです。若返る前の如月澄役には、松坂慶子が扮します。昨シーズンにアラサー女子から共感の声が続出した『いつかティファニーで朝食を』(日本テレビ系)も漫画が原作。1月9日から早くもシーズン2の放送が決定しています。●ジャニーズ主演作&関連作も盛りだくさん!今期、もう1つ注目すべきは、ジャニーズに関連したドラマが盛りだくさんなこと!『スペシャリスト』(テレビ朝日系、木曜21時)はSMAPの草彅剛が、無実の罪で10年服役していた元受刑者の刑事を演じます。服役期間中に犯罪心理のスペシャリストとなった男が数々の難事件に挑みます。『家族ノカタチ』(TBS系、日曜21時)では、同じくSMAPの香取慎吾演じる39歳の独身男性・永里大介が、何年も顔を合わせていなかった父親・永里陽三(西田敏行)と、陽三の再婚相手との子ども(義理の弟)と一緒に、突然、男3人暮らしを始めるというストーリー。結婚の必要性を感じない30代男女とその親が、新しい家族のかたちを探るホームドラマです。KAT-TUNの亀梨和也が主演の『怪盗山猫』(日本テレビ系、土曜21時)は、痛快な怪盗エンターテインメントドラマ。成宮寛貴、広瀬すず、菜々緒、佐々木蔵之介など豪華キャストが脇を固めています。『傘をもたない蟻たちは』(フジテレビ系、土曜24時40分)は、NEWSの加藤シゲアキ原作の同名短編小説集をドラマ化。落ち目のSF小説家が、自身の体験をもとに慣れない恋愛小説を書き上げるのですが…?原作はベストセラーとなった「渋谷サーガ」シリーズに続く4作目で、加藤本人が主人公の幼なじみ・村田啓介役で出演することも話題となっています。●役者の掛け合いが楽しめるダブル主演ドラマまた、ダブル主演ドラマが多いのも今期の特徴です。『お義父さんと呼ばせて』(フジテレビ系、火曜22時)は、遠藤憲一と渡部篤郎が主演。父親と娘の彼氏が同い年という設定で、対立する2人の軽妙な会話劇に注目!このほか、広末涼子と内田有紀がDV夫の殺害計画を企てるサスペンス『ナオミとカナコ』(フジテレビ系、木曜22時)や、藤ヶ谷太輔と窪田正孝による少女漫画『MARS』(講談社)のドラマ化作品『MARS~ただ、君を愛してる~』(日本テレビ系、土曜0時55分)などが。今期は漫画原作モノ、ジャニーズモノ、ダブル主演モノなど、見逃せないドラマが盛りだくさんな冬になりそうです!(石狩ジュンコ)
2016年01月06日阿部寛が主演を務め、池井戸潤のベストセラー原作をドラマ化、2015年度の民放ドラマ最高視聴率を記録するなど話題をさらった「下町ロケット」。阿部さんをはじめとする佃製作所の“オジサマ”たちのプライドと信念の熱き闘いが話題を呼んだが、佃製作所の若手社員たちがイケメンぞろいだったこともその人気に拍車をかけた、といっても過言ではないだろう。2016年のネクストブレイク候補として、同作で注目を集めた若手俳優たちや、山崎賢人や坂口健太郎に続く、少女コミックから抜け出てきたような期待のイケメンをピックアップしてみた。特撮ファンの間では、特撮ヒーロー出身者が数多く出演していることが話題となっていた「下町ロケット」。佃製作所・技術開発部の社員、立花洋介を演じたのは、「仮面ライダードライブ」の主人公・泊進ノ介役として知られる竹内涼真。そして、同じく川本浩司役を演じたのは、「仮面ライダー鎧武/ガイム」の主人公・葛葉紘汰役の佐野岳だ。まず、竹内さんといえば、「ガウディ編」の終盤で涙、涙の熱演を見せていたことが記憶に新しい。1993年4月26日、東京生まれ。5歳でサッカーを始め、高校時代は東京ヴェルディのユースで活躍、サッカー推薦で大学に進学したというほど。2013年、「車家の人々」で「三代目J Soul Brothers」岩田剛典の弟役にオーディションで選ばれ、俳優デビューした。「仮面ライダードライブ」では史上初、バイクではなく“車”に乗る刑事として話題を呼んだが、当初から“小栗旬に似ている”という声が上がり、そのイケメン度と秘めた熱さが注目を集めた。現在は『仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス』が公開中。仮面ライダーに憧れてその役を見事つかんだ、有言実行派だ。また、1992年4月3日生まれ、愛知県出身の佐野さんも、幼少期からサッカーをしており、県代表に選出されたことも。第24回JUNONスーパーボーイコンテストでグランプリを獲得して、デビュー。これまでライダーを演じてきた若手の中でも運動神経は飛び抜けているといわれ、先日行われた通称“スポ男”、「究極の男は誰だ!?最強スポーツ男子頂上決戦」では第1回以来となる優勝を「EXILE」の関口メンディーから奪還。2月には舞台『「終わりのセラフ」 The Musical』が控えているが、その身体能力の高さと筋肉には改めて熱い視線が送られている。2人ともスポーツマンで明るい!今後の活躍に注目だ。さらに「下町ロケット」では、“ミュージカル界のプリンス”山崎育三郎が、裏切りから改心、そして恩義に報いる真野賢作役を好演し、視聴者から「あのイケメンは誰?」と話題を呼んだ。これまで「レ・ミゼラブル」のマリウス役や、「ロミオとジュリエット」「モーツァルト」など数々のミュージカルで活躍してきた山崎さんは、1986年1月18日、東京生まれ。年末には、安倍なつみと入籍したことが報じられたばかり。1月期の目玉ドラマの1つ、遠藤憲一×渡部篤郎の「お義父さんと呼ばせて」では、遠藤さんの“恋敵”となるヒロイン・蓮佛美沙子に猛アタックするキザ男を演じるという。ムロツヨシ主演の深夜ドラマ「悪党たちは千里を走る」にも出演が決まっており、今年はコミカルに弾ける(?)山崎さんの姿を見ることができそうだ。そして、帝国重工の社員を演じていた中村倫也は、2016年に来る“塩顔系”の若手演技派として要注目。1986年12月24日、東京生まれ。舞台、ドラマ、映画などで10年以上のキャリアを誇り、2015年は『マエストロ!』『ピース オブ ケイク』ほか出演作が5本も公開された。つい先日まで、舞台版「ライチ☆光クラブ」でゼラ役を務めており、「お義父さんと呼ばせて」では渡部さんの息子で蓮佛さんの兄役を演じる。何と言っても、佐々木希、木村佳乃、菅田将暉、杏、市原隼人、新井浩文、松重豊といった豪華キャストが共演する主演作『星ガ丘ワンダーランド』(3月5日(土)公開)が控えており、ますます引っ張りだこの存在となるはず。一方、特撮ヒーローといえば、「獣電戦隊キョウリュウジャー」キョウリュウレッド/桐生ダイゴ役で人気を博し、福士蒼汰ら研音の若手俳優が集結するイベント「MEN ON STYLE SUPER LIVE 2015 」が大成功を収めたばかりの竜星涼にも注目!土屋太鳳&山崎賢人の“朝ドラ”タッグで大ヒット中の『orange-オレンジ-』では、原作コミックでも人気の高い須和弘人役で好感度&注目度とも上昇中だ。1993年3月24日、東京生まれ。これまでも「GTO」「ごめんね青春」などの学園ドラマで生徒役を演じてきた。同作では、明るく思いやりにあふれたサッカー少年で、土屋さん演じる菜穂を一途に思いながらも、山崎さん演じる翔とも友情を育み、2人の恋を応援する、見た目も心もイケメンな須和を好演。次回作も楽しみな若手となっている。山崎さんとの共演といえば、大人気コミックの実写映画化『オオカミ少女と黒王子』(5月公開)で、山崎さん演じるドS王子の親友役に抜擢された横浜流星も要チェック。1996年9月16日、横浜市生まれ。雑誌「nicola」の読者投票1位を獲得する人気メンズモデルとして活躍。「烈車戦隊トッキュウジャー」トッキュウ4号/ヒカリ役で一躍注目を集め、2015年は主演舞台「武士白虎 もののふ白き虎 -幕末、『誠』に憧れ、白虎と呼ばれた若者達-」と「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE ~さよなら絶望学園~」を2本立て続けに経験した。『オオカミ少女と黒王子』には鈴木伸之、門脇麦、吉沢亮、菜々緒ら最旬俳優が集結するだけに、『ストロボ・エッジ』や『ヒロイン失格』と同様、その年を代表するラブストーリーとなる予感大!さて、あなたの気になるネクスト男子は誰?(text:cinemacafe.net)
2016年01月02日人気コミックやベストセラー小説、人気ドラマの映画化が相次いだ2015年。その中でも、産科医やピアニスト、刑事、探偵、青年将校から、果ては狂気のテロリストまで、「あ、この作品にも出ている!」と引っ張りだこだったイケメン俳優たちがいる。いま、もっとも多忙な俳優の1人にして、名だたる映画監督たちからご指名を受けるのが、綾野剛だろう。つい先日まで、(意外にも)初の連続ドラマ単独主演を務めた「コウノドリ」では、謎のピアニストでありながら、真摯に命と向き合う愛情深い産科医という極端な役柄を演じてみせたばかり。あらゆるジャンルの作品に出演し、役に没頭しながらも、それぞれの映画・ドラマの中でしっかりと自分の色を出す個性派ぶりを発揮しているのが魅力だ。2015年は、そんな綾野さんに代表されるような、オリジナルの魅力を持つ“マイペース”なイケメン俳優たちが数多く活躍した。■綾野剛&松坂桃李、幅広い役柄を演じた1年まず、『ソレダケ/that’s it』『新宿スワン』『S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』『ピース オブ ケイク』『天空の蜂』と、実に5本の映画に出演した綾野さん。和久井健の人気漫画を鬼才・園子温が映画化した『新宿スワン』では、金髪&天然パーマ姿で歌舞伎町でスカウトマンとして生きる主人公・白鳥龍彦を熱演。堤幸彦監督の『天空の蜂』では、タイトなスケジュールの中、巨大ヘリで原発を狙うテロリストを見事に演じ切り、改めてその演技力と身体能力の高さをも見せつけた。一方、ジョージ朝倉による伝説的コミックスを原作にした、甘く切ない“紆余曲折だらけ”の恋愛映画『ピース オブ ケイク』(田口トモロヲ監督)では、ヒロインの志乃(多部未華子)が恋に落ちる“ヒゲ店”こと、ヒゲの店長・京志郎を軽妙に演じた。独特の色気を放つ、優し過ぎることが罪な“ヒゲ店”には、クラッと来た人も多いはず。2016年は、『凶悪』の白石和彌監督のもと主演を務める『日本で一番悪い奴ら』ほか、黒木華主演・岩井俊二監督『リップヴァンウィンクルの花嫁』、佐藤浩市主演・瀬々敬久監督『64-ロクヨン-』、渡辺謙主演・李相日監督『怒り』といった話題作が控えている。『ピース オブ ケイク』といえば、オカマ役を演じてファンの間に衝撃(笑撃?)が走ったのが、松坂桃李だ。1月公開の『マエストロ!』でヴァイオリンに初挑戦し、幕を開けた2015年は、『エイプリルフールズ』『日本のいちばん長い日』『ピース オブ ケイク』、さらに『図書館戦争 THE LAST MISSION』『劇場版 MOZU』と立て続けに6作に出演した松坂さん。『図書館戦争』では手塚光(福士蒼汰)の兄で図書隊を解散させようとするクールなエリート、かと思えば『劇場版MOZU』では日本映画でもまれにみる、スタイリッシュでマッドなアクションを百舌(池松壮亮)と繰り広げた。元・戦隊“レッド”出身、これまでは王子様的な役柄が多かったが、それぞれの作品での振り切れ方はいずれもハンパではなかった。これらに共通するのは、おそらく松坂さん自身の真面目さや誠実さが、たとえ悪役といえども、スクリーンから見えてくることだろう。木村文乃、菜々緒と共演したドラマ「サイレーン」でも、最後まで視聴者を惹きつけてはなさない主人公を魅力的に演じ、話題となった松坂さん。2016年は『人生の約束』『パディントン』(日本語吹き替え)ほか、生田斗真主演・大友啓史監督の『秘密』、舞台と映画の一大プロジェクトとなる堤監督の『真田十勇士』に出演する。■2015年のブレイク俳優もマイペース派がずらり夏の“月9”ドラマ「恋仲」でブレイクした野村周平は、裸になっちゃう“ヘタレ”バンドマンの『日々ロック』の余韻を残しつつ幕を開けた2015年、『愛を積むひと』『ビリギャル』という良作で印象に残る演技を披露し、『台風のノルダ』ではアニメの声優にも挑戦、不器用で繊細な青年役を演じる姿がハマッた。特に「恋仲」では、好きな人のためにどんどん“ダークサイド”に堕ちていく彼の様子に、ヤキモキした人も多いことだろう。2016年は、長瀬智也主演の“水10”ドラマ「フラジャイル」、最旬の若手が勢ぞろいする『ライチ☆光クラブ』や広瀬すず共演『ちはやふる』、賀来賢人とW主演の『森山中教習所』などが控えている。さらに、“塩顔男子”の「メンズノンノ」モデル・坂口健太郎も大活躍。『海街diary』で話題となり、桐谷美玲を若手筆頭株の山崎賢人と取り合い、スマッシュヒットを記録した『ヒロイン失格』で、“想いはひと筋”の学校イチのイケメンを好演したことでブレイク。続く『俺物語!!』では、“どう見ても高校生に見えないイカツイ顔面&屈強な肉体”の超個性派・剛田猛男(鈴木亮平)との対比ぶりが笑いを呼んだ。今後、新“月9”の「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」に参加が決まっており、4月4日スタートの「ととねえちゃん」ではついに“朝ドラ”デビュー。“学者肌で植物が大好きな青年”という役柄は、メガネがよく似合い、読書好きな文化系男子の自身に近い役柄となりそうで、さらなる人気を獲得しそう。朝ドラといえば、土屋太鳳&山崎賢人と共演した「まれ」から再ブレイクした柳楽優弥。『誰も知らない』で一躍時の人となってから10年あまり、紆余曲折ありながらも、その演技に奥行きを身につけた柳楽さん。「まれ」で、寝起きに「おはよう」とささやかれた土屋さん演じる希が「キュ~ン」となってしまったことも話題となった。その後は『合葬』で“幕末男子”を演じ、『ピンクとグレー』から始まる2016年には一転、『ディストラクション・ベイビーズ』で破壊的な若者を演じるなど、ますます目が離せない存在だ。また、「探偵の探偵」で日本のドラマ初出演、その後、現在放送中の「あさが来た」で、ヒロイン・あさ(波瑠)に大きな影響を与える実業家・五代友厚で話題沸騰中なのが、DEAN FUJIOKA(ディーン・フジオカ)。イケメンで語学に堪能、ブローバルな視点を持つ五代はまさにディーンさんそのもので、あさとは禁断の恋愛関係となるのかと思いきや、同じ志を持つ人間同士の結びつきを感じさせている。福島県生まれ、モデルとしてキャリアをスタートさせ、香港、台湾などで映画・ドラマに出演してきた彼は、定住地を持たないという意味の“ノマド”俳優として注目を集めた。全米で放送され、準レギュラーを務めた「荒野のピンカートン探偵社」のDVDリリースが1月よりスタート、新ドラマ「ダメな私に恋してください」ではドSな元ヤンで元上司という役で深田恭子とかかわるというから見逃せない。イケメンなのにどんな役柄も演じ切り、オリジナルの光を放ち続ける彼らに、2016年も注目していて。(text:cinemacafe.net)
2015年12月31日●女子中高生に仕掛けた"包囲網"2015年も残すところあとわずか。今年、みなさんは思い出の1本となる映画に出会うことができただろうか。邦画作品の試写に行っては、当事者の話を聞きに行く日々を過ごしていた中、今年最も印象に残ったのが桐谷美玲主演の映画『ヒロイン失格』だった。9月に公開されてから51日目で観客動員数200万人、興行収入23億円を突破。少女マンガ実写化作品でトップの収益となり、間違いなく今年大ヒットした作品といえる(2015年12月29日時点で興収24.3億円/動員206万)。印象に残ったのは、"大ヒットしたから"ではない。配給・製作のワーナーやPR会社だけでなく、出演者も含めた宣伝が積極的かつ巧妙だと肌で感じていたからだ。実際にどのような仕掛けが施されていたのか?宣伝担当は、ワーナー・ブラザース映画マーケティング本部の森本麗花さん。詳しい話を聞いたところ、女優・桐谷美玲の存在をはじめ、ヒットはさまざまな要素が複雑に絡み合ってこそ成立するものだと知ることができた。――まずは、大ヒットおめでとうございます。ありがとうございます。――各作品の興行収入はどのような形でアナウンスされるのですか?作品に関わった者には毎日データが届いています。それを見ながら一喜一憂する日々です(笑)。――『ヒロイン失格』の初動はかなりよかったそうですね。毎日楽しかったです。公開が9月19日の土曜日で、シルバーウィーク(23日まで)の初日。ディズニーの『アントマン』や『進撃の巨人』の後編、劇場アニメ『心が叫びたがってるんだ。』などの大作と同日公開だったので「3位以内」を目標と考えていました。もちろん、心の底では1位を願っていましたが(笑)。ところが、公開前の木曜日ごろに予約席の動きが好調との情報が入ってきたんです。この作品は女子中高生がメインターゲット。クレジットカードを持っていない方がほとんどなので予約席は期待していませんでしたが、まずはその"誤算"で社内が少し沸き立ちました(笑)。ただ、公開前に行われた製作委員会はすでに明るいムードだったと記憶しています。もう、やれることはやった。そんな空気の中で、みなさんヒットを予感しているような感じでした。――製作委員会では主にどのような話をされるのですか?作品に出資している会社が集まって、だいたい1カ月に1回ペースで行われています。各社がその作品のために何をやっているのかを報告して共有する場になり、よく「(C)」クレジットで「~製作委員会」とあるのがそれにあたります。――予約席が予想を上回った要因は?興味を持ってくださった方々が中高生以上の大学生まで広がったことや、親御さんに購入を頼まれた方も多かったんだと思います。ただ、欲張ってターゲット層を広げすぎると軸がぶれてしまうので、そこには気をつけていました。『ストロボ・エッジ』(福士蒼汰&有村架純のW主演/15年3月公開)や『アオハライド』(東出昌大&本田翼W主演/14年12月公開)など同系統作品でヒットしたものも、ターゲット層が絞られている点では共通していたと思います。ワーナーはこれまで、少女マンガ原作の実写映画は『パラダイス・キス』(北川景子&向井理のW主演/11年公開)のみだったので、『ヒロイン失格』はまさに挑戦。最近の邦画ではヒット作が数多く出ているジャンルではありますが、だからこそ失敗できないというプレッシャーもありました。――WEB宣伝を請け負ったPR会社・ガイエによると、映画化決定と主要キャストが発表されたのが今年1月26日。以来、これまで計47本のプレスリリースが配信されたそうです。"絶対に外せない作品"だからこそ、宣伝テーマも明確に決められていたのではないでしょうか。女子中高生の生活圏内にきちんとリーチすることをテーマとしていました。そこで肝となるのが「ツイッター」。女子中高生の日常生活で感じたことや出来事などが集約される「ツイッター」に絡んでいくと、絶対に映画の盛り上がりに繋がると確信していました。さらに日本テレビさんの「テレビ」、原作を連載していた『別册マーガレット』(集英社)の「雑誌」、こうしたオンラインでの「ネットニュース」、それ以外の媒体での「タイアップ」。こうした包囲網で、"どこに行っても『ヒロイン失格』がある"状況を作っていったのです。――公式ツイッターのフォロワー数は約10万500人(ピーク時は約11万人)。962ツイートのうち、232点の画像が投稿されています(各12月27日時点の数字)。他作品の公式ツイッターと比較しても、ツイートやフォロワー数、画像数が多いことが分かります。この作品に興味がある方は、出演者のファンである可能性が高い。そこで、ツイッターでしか見ることのできない写真を中心に投稿することを心掛けました。何よりもありがたかったのは、桐谷美玲さん、山崎賢人さん、坂口健太郎さんがとても協力的だったこと。宣伝方針としてツイッターが重要であることは各事務所さんにお伝えしまして、皆さん快く受け入れてくださいました。――桐谷さんは女優だけでなく、モデル、キャスターなど幅広い分野で活躍されている方です。宣伝に適している方なのではと感じていましたが、その点いかがですか。そうですね、何よりもすごく頭の良い方です。こうした宣伝の方針も、取材日の合間に少し伝えただけでも「わかりました!」とすぐに理解してくださいます。本当に完璧なんですよ! 舞台あいさつでもこちらが言いたいことを全て言ってくださって、多くのスタッフが感動していました。桐谷さんが心の底からやりたかった作品だからこそ、本当に情熱を持って取り組んでくださったんだと思います。●撮影現場で光る桐谷の神対応――最近では公開の1カ月ほど前から主要キャストがバラエティ番組に出ることが主流となり、今では"番宣"という業界用語も番組内で当たり前のように使われるようになりましたね。お三方とも、テレビでよくお見かけしました。スケジュールを調整して多くの番組に出演していただきました。『ヒロイン失格』は1組の男女を主役にした通常のラブストーリーではなく、1人の女子と2人の男子が三角関係となる物語。作品的にはそろって出演していただくことがベストでしたが、みなさんお忙しい方々なので、一人で、もしくは2人ペアで出ていただいたりもしました。特に桐谷さんは出演数も多く、そこでも"座長"の務めを果たされていました。――桐谷さんは、以前からラジオやブログなどで原作ファンであることを公言していました。一方、原作者の幸田もも子さんは桐谷さんをイメージして"はとり"を描いていた上に、最終巻では桐谷さん主演での実写映画化を暗示するような描写入れていました。桐谷さんにとっては念願かなっての作品。インタビューでも並々ならぬ気合を感じました。最初の試写で涙を流されていたので、すごくプレッシャーを感じていらっしゃったんだと感じました。その姿に胸を打たれたのですが、『ヒロイン失格』を桐谷さんの代表作となるように宣伝をがんばらなければならないとあらためて思いました。――桐谷さんが宣伝に積極的だったと証明しているのがブログです。公開決定の日にはじまり、作品にまつわる投稿は30を超えています。そこについてはこちらからお願いはしていないので、桐谷さんご本人の意志でやっていただいたことでした。公開決定の日には意気込みのコメント、そのほかにもオフショットなど工夫をこらした内容で。9月21日にはプライベートで劇場に足を運んだことも書いてあります。隣の席の方に感想を聞かれたそうで、読んでビックリしました(笑)。――先ほども触れましたが、PR会社・ガイエを通じてマスコミ各社に配信されたプレスリリースが全部で47本(WEBパブリシティ担当者「これまで担当した作品で、自己最高本数でした」)。制服、坊主、壁ドン、ハグなどここでもツイッターと同様に写真を重視した内容が目立ちました。映画の世界観をもとにリリースする内容や素材を話し合って、公開に向けて週に1本から2本と徐々にペースを上げていきました。PR会社さんにはまさにニュースノック状態(笑)。どんな些細なことでも拾っていって、世の中に何かしらのニュースが出るよう仕掛けていきました。――漫画が実写化されると時には反発の声も聞こえてきますが、本作においては少なかったような気がします。そうですね。桐谷さんが原作ファンで、幸田先生も"桐谷美鈴"を登場させていたこともあり、ファンの方々の中ではすでに実写化される心の準備ができていたんだと思います。――反発の声を払拭するために、いつもどのようなご苦労があるのでしょうか。実写化にマイナスイメージを抱いていらっしゃる方でも、ビジュアルやキャストのラインナップを見てプラスイメージに転じて下さる方が多いので、決して苦労ばかりでもありません。『るろうに剣心』などもまさにそうで、われわれの工夫や努力をファンの方々は汲み取ってくださいます。『デスノート』の頃は今ほどツイッターは流行っていませんでしたが、反発の声は少なかったような気がします。だからこそ見せ方には注意が必要で、中でも最初に出す写真は特に重要です。その写真のイメージがかけ離れすぎていた場合、一気に批判の声が高まってしまいます。今回でいえば、制服姿の公開はキャストを発表してから約1カ月半後。3人そろって発表用に撮影した写真でした。女子中高生がターゲット層だからこそ、制服姿をいかに「かわいい」と思ってもらえるか。そこは重要でした。――では、紙媒体ではどのような動きがあったのでしょうか。桐谷さんは20誌以上の表紙を飾っています。朝5時半入りで、終日取材をこなしてからその日の夜に『NEWS ZERO』の収録がある日もありました。どんなに負担がかかる日でも、「宣伝のためなら何でもやる」という雰囲気で、愚痴一つ聞くことはありませんでした。撮影現場で、私が合間のインタビューを仕切っていた時、スタッフから打ち切るように言われて途中で泣く泣く切り上げたことがありました。桐谷さんはそんな時でも、「取材、足りてますか?」と心配してくださって。広島のキャンペーンは今でも良い思い出です。移動の飛行機内で学生の団体がいて、それに気づいた桐谷さんが映画の告知をしようとした時があって(笑)。大騒ぎになるので、スタッフは必死で止めました。そんな姿を目の当たりにすると、周囲のスタッフも自然と刺激を受けるようになります。本当にすばらしい宣伝マンでした。――「共に同じ方向を向いていること」は、ヒット要因の1つと言えそうですね。そうですね。背負っているものが違うと、番宣でもそれがなんとなく伝わるような気がします。ただ出るだけではなくて、そこで何を伝えるかも重要で。数秒しか告知できない時もありますので、何を言うかは番組ごとに話し合って決めていましたが、そこでもみなさん協力的でした。――ちなみに祝勝会などは?大規模ではなく、宣伝部だけなどの少数では行いました(笑)。われわれとしては、公開もして、ヒットもしてくれたのでこれ以上何も心配する必要がない状態なので、この仕事をしていていちばんうれしいときです。――今まで担当された作品で、ヒットしていちばんうれしかったのは?やっぱり、私の中では『ヒロイン失格』です。会社の目標、対外的目標、自分の目標。そのすべてを超えることができたからだと思います。でも、そういう金額的な部分だけでなく……何よりもこの作品にかかわっていて楽しかったんです。作品自体がすばらしいのはもちろんのこと、出演者の方々が協力的だったおかげで、「私たち宣伝部だけで宣伝しているんじゃない」という気持ちにしていただけました。1つの作品に向けて一体になることができた、宣伝スタートから公開までのそんな約9カ月でした。(C)2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社
2015年12月29日第26回山本周五郎賞を受賞した小野不由美の小説を映画化した『残穢【ざんえ】 ―住んではいけない部屋―』。このたび本作の公開を記念して12月17日(木)、大阪・なんばパークスにて主演の竹内結子、橋本愛、中村義洋監督が登壇し、スペシャルトークライブが開催された。小説家である「私」のもとに、女子大生の久保さんという読者から1通の手紙が届く。「今住んでいる部屋で、奇妙な“音”がするんです」。好奇心を抑えられず、調査を開始する「私」と久保さん。すると、そのマンションの過去の住人たちが、引っ越し先で、自殺や心中、殺人など、数々の事件を引き起こしていた事実が浮かび上がる。彼らは、なぜ、“音”のするその「部屋」ではなく、別々の「場所」で、不幸な末路をたどったのか…。「私」たちは、やがてさらなる事件に巻き込まれていく――。第26回山本周五郎賞を受賞した原作小説を、来年すでに本作と『殿、利息でござる!』の公開が控えている中村監督がメガホンをとり映画化する本作。気温2度の極寒の中、会場には700人の観客が集まった。クリスマスシーズンにちなみ、司会者からクリスマスの思い出を尋ねられると、竹内さんは「現実的で申し訳ないのですが、竹内家にはサンタが一度しか来たことが無いんです(笑)。小学校5年生の頃に一度来たんですが、その後で箱の大きい小さいで兄妹大喧嘩になり、ちょっとした修羅場だったんですね。以降サンタが登場することが無くなってしまいまして(笑)」というエピソードを披露。さらに橋本さんも「1月12日が誕生日なので、プレゼントがいっしょくたにされてしまうという…。クリスマスプレゼントというよりは、誕生日に合わせてもらってきたので、あまりサンタさんに思い出が無いですね…(笑)」と二人して、クリスマスの苦い(?)エピソードを明かした。作品について話が及ぶと、竹内さんは当初怖くて台本をまともに読めなかったようで、「私自身はすごく怖がりなんですよ。ゾンビのようなスプラッタ、おなかがパカッと開いたりとかは大丈夫なんですけど(笑)。じわじわくる日本人ならではという怖い話はからっきしダメで、台本読むのに一か月かかりました。怖くて。中村監督からオファーがあると聞きまして、お受けしまして、その後で“こういうお話です”と言われて、順番間違えたな、と思いました(笑)」と述懐。さらに、橋本さんの役柄を男の子だと思っていたというエピソードが披露されると、「弁解させてください!はじめは読んだんですけれど、自分の絡んであるところだけチラッと読んで…(笑)だから“久保さん”というキャラクターは男性の相棒だと思っていました(笑)。なので“橋本さんはどこに出るんだろうなぁ”と(笑)」と語り、笑いを誘っていた。さらに話は共演者の坂口健太郎に及び、中村監督は「坂口君がやった役は、九州の心霊現象ならなんでも知ってるという役なんですね。そうするともっとおじさんをキャスティングしようと思ったのですが、ハマる人がなかなかいないんです。“心霊現象を何でも知ってる!”という説得力がある20代後半の役者なんて。坂口君か…森山未來さんくらいですね(笑)。そういう得体のしれないものを感じる部分、魅力があるのが坂口君ですね」と坂口さんの“気持ち悪さ”を絶賛した。最後に竹内さんは「怖いのが苦手だという人も、私は二回目の試写では泣きましたので。こんなに泣ける話なんだ、と思いまして。本当に泣ける怖さです(笑)。そして一人で見るのが怖いという人は、”一人で見るのが怖いの”ということで誘う口実にしていただけたら、と思います(笑)。ある種のデートムービーとしてお勧めします!」と、本作の魅力をアピールしていた。『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』は、2016年1月30日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋― 2016年1月30日より全国にて公開(C) 2016「残穢-住んではいけない部屋-」製作委員会
2015年12月18日有村架純&高良健吾をはじめ高畑充希&西島隆弘&森川葵&坂口健太郎ら最旬俳優を迎え、東京を舞台に若者たちのリアルな恋を描く2016年1月スタートの月9「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」。この度、本作の主題歌にスタジオジブリ作品の主題歌も務めた手嶌葵が決定。さらに追加キャストとしてベテラン&ネクストブレイク俳優の出演が明らかとなった。初回の舞台は2010年秋。北海道で暮らす音(有村架純)と、福島から上京して東京で暮らす練(高良健吾)という、普通に生活していたら決して交わることのなかった2人が、北海道で運命的に出会うところからドラマはスタートする。自分の夢や希望を封じ込めて生きてきた音と、そんな彼女がずっと大切にしてきた一通の手紙を偶然にも手にしてしまった練。そんな2人が北海道の田舎町で出会い、それぞれの抱えてきた思いに触れ合うことで、新しい一歩を踏み出し、やがて2人の間に恋が生まれる…。本作の主題歌に決定したのは手嶌さんの歌う「明日への手紙」。本作のプロデューサー・村瀬健が、東京という街の片隅で、自分の抱える困難に縛られながらも必死でもがき、前向きに生きようとしている若者たちの恋を描く本作には、「曲の前に、手嶌さんのあの声こそがこのドラマの世界に必要だ」と思い、今回のオファーが実現したという。本楽曲はアルバム「Ren’dez-vous」に収録された1曲だったが、主題歌起用に際しドラマオリジナルバージョンの制作が決定。本作の世界観を見事に表現する歌詞とせつなくなるような珠玉のメロディーを持つ名曲に、シンプルかつ感動的なアレンジを施し、“特別な歌声”をもった手嶌さんが改めて歌い直し装いも新たな名曲としてドラマを彩る。手嶌さんは「昨年リリースしたアルバムに収録されていた私自身にとっても大事な曲でしたので、今回ドラマの主題歌に選んでいただけたことで、また多くの方々に聴いていただける機会が増えることをうれしく思っています。ドラマを見て下さる方々に優しく寄り添えればいいなと思っています」と喜びを語った。また、主演の2人も「こんなにストレートに作品と合致する歌があるなんて…とすごくすごく驚きました。そしてなにより、作品の中で生きる人たちの気持ちが歌詞で表されていて本当に心が締め付けられるような思いでした。手嶌さんの歌声はきっとこのドラマをより切なく、より愛おしくしてくださると思います」(有村さん)、「聴いた瞬間本当に鳥肌がたちました。ドラマの最後に手嶌葵さんのすてきな声が流れてくるイメージが浮かんで、ぴったりだと思いました」(高良さん)とそれぞれに本楽曲への感想を寄せた。そして、新たな出演者には、既に発表されているフレッシュな若手出演者陣と好対照となる、個性豊かな豪華俳優陣が名を連ねる。高良さん演じる練や友人たちを優しく包み込み、たまり場となる家の主である静恵役には、八千草薫。さらに、有村さん演じる音の養父に柄本明、養母に大谷直子、練を男手一つで育ててきた祖父・曽田健二役に田中泯。そのほか松田美由紀、小日向文世、高橋一生、福士誠治、安田顕らが配役。加えて、メインキャストたちよりもさらにフレッシュなネクストブレイク必至な顔ぶれも出演。舞台、ミュージカルの世界で高い評価を得てきた浦井健治は「坂元裕二さんの脚本、そしてフジテレビの“月9”に出演させていただけること、うれしく思いますし、背筋が伸びる思いでいっぱいです」と意気込みをコメント。そして『俺物語!!』の永野芽郁、園子温監督作品などで注目を集める桜井ユキ、若き名優・森岡龍、モデルとしても活躍中の林田岬優、独特の個性を放ち話題を呼びそうな我善導らが登場する。「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」は2016年1月18日(月)21時よりフジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月14日杏が映画初主演を務めることで話題の『オケ老人!』のキャストがこのほど解禁。坂口健太郎、黒島結菜、光石研ほか、豪華ベテラン俳優陣が出演することが明らかとなった。梅が岡高校に赴任してきた数学教師の小山千鶴(杏さん)は、着任早々地元の文化会館でのアマチュアのオーケストラ「梅が岡フィルハーモニー」の演奏を聴き、入団を決意する。だが、向かった「梅が岡交響楽団」は、老人ばかりの下手くそなアマオケだった。若者の入団を大喜びする老人たちに千鶴は自分の勘違いを言い出せないまま、ついには指揮棒を振るはめに。そんなとき、フランスから世界最高と言われる指揮者ロンバールが来日、「梅フィル」を指揮することになるのだが――。「妖怪人間ベム」(日本テレビ)や「花咲舞が黙ってない」(日本テレビ)など様々な役どころを演じる杏さんが、初の映画主演を果たす本作。錦戸亮主演で映画化された『ちょんまげぷりん』や『探偵の栄光』など映像化が相次ぐ荒木源の同名原作を、クラシック音楽をより身近に感じる“痛快スポ根クラシック音楽ドラマ”として実写映画化する。このほど公開となった共演陣には、フレッシュなキャストからベテランキャストまで豪華な面々が集結。千鶴の同僚で後輩の英語教師坂下くん役を、塩顔男として大注目を集め、『ヒロイン失格』や『俺物語!!』、「コウノドリ」(TBS)など映画やドラマに引っ張りだこの坂口さんが演じ、笹野さん演じる野々村の孫・和音役に『ストロボ・エッジ』や『at home』の黒島さんが配役されている。さらに、「梅が岡フィルハーモニー」のコンマス・大沢義郎役には「サイレーン」に出演中の光石さん、老人だらけの「梅が岡交響楽団」のアマオケ・メンバーには、第一ヴァイオリン奏者・野々村秀太郎役に笹野高史、クラリネット担当のクラさん役に左とん平、チェロ担当のトミー役に小松政夫、オーボエ担当のマーサ役に藤田弓子、ティンパニ担当棟梁役に石倉三郎、第二ヴァイオリン担当のしま子役に喜多道枝、フルート担当真弓センセイ役に茅島成美、そしてトランペット担当のラバウル役に森下能幸と、豪華ベテラン勢が出演している。杏さんは、今回の撮影を振り返り「初主演映画でしたが、大先輩方があまりに多く、みなさん相当飛ばしていくので、テンションが持つかとハラハラしました。(笑)1日中その高いテンションを持続される体力にびっくりしましたし、遊び心や若さというものも大先輩達の方があったように思います」と、初主演への感慨とベテラン俳優陣との共演についてコメント。また、「クラシックは敷居が高く、お金持ちでないとできないイメージだったのですが、こうしてアマチュアのオーケストラで老人たちが一所懸命演奏している姿を見て、みんなで1つのことを成し遂げるというのは楽しいことはもちろん、尊いことですし、大事なことだなと改めて感じました。好きなことをやるのに年齢や環境は関係ない、想いさえあれば楽しく挑むことができるんだ、やりたいことをやっていいんだというメッセージが伝わればいいなと思います」と本作への想いを語っている。普遍的な人気を誇るクラシック音楽の世界を舞台に、“痛快スポ根クラシック音楽ドラマ”として注目の本作。杏さん、坂口さん、黒島さんらフレッシュなキャストとベテラン勢の共演に期待したい。『オケ老人!』は2016年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2015年12月02日俳優の坂口健太郎らが、女優・杏の初主演映画『オケ老人!』(2016年秋公開)に出演することが2日、発表された。原作は、荒木源氏による同名小説。杏は、梅が岡高校に赴任してきた数学教師・小山千鶴を演じる。着任早々、地元の文化会館でアマチュアオーケストラの演奏を聴いて、入団を決意。しかし、向かった"梅が岡交響楽団"(以下"梅響")は年寄りだらけで、感激したコンサートはエリート集団"梅が岡フィルハーモニー"と判明。"梅響"は老人たちの下手くそなオケとわかりつつ、指揮棒を振ることになる千鶴の姿と"梅響"の面々を描く。発表されたキャストは坂口のほか、黒島結菜、光石研ら。坂口は梅が岡高校の後輩英語教師で千鶴がひそかに恋心を抱いている坂下くん役を、黒島は千鶴が数学を教えるクラスの生徒・野々村和音役を、光石は"梅が岡フィルハーモニー"のコンマスでありOSAWA電器の社長・大沢義郎役をそれぞれ務める。加えて"梅響"のメンバーには、笹野高史、左とん平、小松政夫、藤田弓子、石倉三郎、喜多道枝、茅島成美、森下能幸らベテランキャストが集結。笹野は商店街にある電器店を経営するがOSAWA電器に買収される危機に直面している第一バイオリン担当の野々村秀太郎を、左は寿司屋を経営するクラリネット担当のクラさんを、小松は呉服屋経営のチェロ担当・トミーを、藤田はトミーの連れ合いのオーボエ担当・マーサを、石倉はティンパニ担当の大工の棟梁役を、喜多は軽い認知症を患う第二バイオリン担当・しま子を、茅島は元高校教師のフルート担当・真弓センセイを、森下はトランペット担当のラバウルを演じる。クランクアップを迎えた杏は、「大先輩方があまりに多く、皆さん相当飛ばしていくので、テンションが持つかとハラハラしました(笑)」と吐露。続けて、「1日中その高いテンションを持続される体力にびっくりしましたし、遊び心や若さというものも大先輩たちの方があったように思います」と初主演だけでなく、ベテランの共演者がいてこその経験を口にする。また、「クラシックは敷居が高く、お金持ちでないとできないイメージだった」と先入観があったことを告げながらも、「老人たちが一所懸命演奏している姿を見て、皆で1つのことを成し遂げるというのは楽しいことはもちろん、尊いことですし、大事なことなんだ」と実感。その上で、「好きなことをやるのに年齢や環境は関係ない、思いさえあれば楽しく挑むことができるんだ、やりたいことをやってもいいんだというメッセージが伝われば」「若い方だけでなく、お年を召した方にも見ていただき、楽しんで元気になっていただければなと思います」とアピールしている。
2015年12月02日●鈴木亮平との共演「聞いていませんでした」俳優・鈴木亮平が体重30キロ増で挑んだことでも話題の映画『俺物語!!』が10月31日に公開され、好調をキープしている。初週で観客動員数10万人突破し、「Yahoo!映画」のレビューでは約1,200件の書き込みに対して4.19点(12月1日時点)という高評価を獲得。公開51日間で動員200万人を突破して大ヒット中の『ヒロイン失格』と比較しても、観客の心を同程度つかんでいるといえるのではないだろうか(1,919件で3.94点)。さすが鈴木亮平! となりそうだがちょっと待ってほしい。もちろん彼の存在は大きな引きになっていることは間違いないが、鈴木演じる純情不器用な巨漢高校1年生・剛田猛男を引き立たせるには何よりもヒロインが重要だったはず。人気マンガの実写化が発表された後、話題になったのは鈴木の役作りと同時に、ヒロイン・大和凛子役に抜てきされた永野芽郁(16)の存在だった。ネットでは当初、「イメージと違う」などの批判の声も散見された。"実際に演じている姿を観る前に"である。実写化の宿命といってしまえばそれまでなのだが、作品を観た人々の目に彼女はどのように映っているのだろうか。その人柄や本作に懸ける思いを確かめるために取材を申し込んだところ、公開前日の10月30日に時間をもらうことができた。大和凛子が世に放たれる前日。彼女が吐く言葉の1つ1つは丁寧で重みがあり、本作が彼女にとって"財産"になったと知るには充分すぎる30分となった。作品を観てみたい人はその判断基準に、観る予定のない人はこれから彼女を見守るための参考に、すでに観た人は答え合わせのようなイメージで耳を傾けてみてほしい。――いよいよ明日公開です。はい! ドキドキします……。期待というより、今はまだ不安の方が大きいです。原作が本当に大人気作。それを関係者の方だけではなくて、明日からはお客さんの目に触れる……皆さんの目にどう映るのか不安です。ちゃんと、"大和凛子"としてみなさんに届けばいいなと思います。――――試写は砂川誠役の坂口健太郎さんと一緒に観たそうですね。同じ時間にご一緒できることになったので隣で観ました。(鈴木)亮平さんは他のお仕事だったみたいで、ご一緒できなくて。試写を観終わって思ったのは、今までは「自分のお芝居を観ている」という感覚になりがちでしたが、初めて客観的に観ることができました。心の底から笑えて泣けるシーンもたくさんあって、撮影中の思い出もよみがえってきて。余計に感動するところもあったんだと思います。今までにない不思議な感覚でした。――――観終わった後、少しは安心したところもあったわけですね。そうですね。ありがたいことにたくさんの方が良い感想をくださったので、少しホッとしていましたが……今日になってまた不安が増してきています(笑)。――――大丈夫です(笑)。オーディションの時からすでに闘いは始まっていたわけですが、どのような意気込みでしたか。かなり気合を入れた?気合を入れるというよりも、すごく楽しいオーディションで。猛男くんがいかにカッコいいかを友だちにアピールするシーンがあるんですけど、それがオーディションの審査でした。その時は、凛子ちゃんになりきれているような気がしたというか、自然に役に入ることができて。自分と凛子ちゃんは少し似ているところがあるのかなと気づくことができたんです。原作は友だちにすすめられて読んだことがあって、オーディションを受ける前にもあらためて読み返しました。オーディション会場に向かう電車の中でも読んで気持ちを作って。でも、会場に入ったら作っていたものを出すというよりも「素の自分を出した」という感じでした。――――見事にヒロインの座を射止めることができました。出演が決まった時には、鈴木亮平さんや坂口健太郎さんと共演することは知っていたんですか。決まった時点では聞いていませんでした。――――鈴木さんといえば、"バケモノ"みたいな俳優さんというか。体作りなどもそうですし、役者としてとんでもないエネルギーを秘めた方です。その相手役と聞いた時、正直どう思いましたか。亮平さんはお会いするたびにどんどん体が大きくなっていきました。その熱意を間近で感じて、亮平さんがこれだけ努力しているのに、私ももっと役と向き合わないと、こんなんじゃダメだと刺激を受けて。私も作品ためにできることはなんでもやらなければならないなと思いました。今回は、そんなことをイチから教わったような現場でした。――――「私もできること」とは、具体的にどんなこと?原作とアニメを何度も見なおしたりて、凛子ちゃんがよくやる仕草を普段から取り入れて意識していました。監督からは"目のお芝居と動き"を意識するように言われて、何度も台本を読み返してすごく細かいところまで考えました。―――― 一方の坂口さんもここ最近大活躍で、観る人を引き込む魅力的な俳優さんです。彼から学んだことはありますか。お会いするまではあまり話さないクールな方だと思っていたんです。でも、現場に入ってお話しすると、一緒にふざけてくださったりとても面白い方で(笑)。でも、カメラが回ると一瞬で役に入るんです! 気持ちの持って行き方が本当にすごいなと思いました。また、相談ごとは真剣に聞いて優しくアドバイスしてくださって。現実でも砂川くんのような方なんだなと思いました!――――撮影は仙台ロケだったそうですね。そんな2人との撮影は、いろいろ思い出に残ることもありそうですね。そうなんです! 都内の撮影だと自宅に帰るので、皆さんと食事に行くこともあまりなかったのですが、撮影後に皆さんと食事に行ったり、1日だけ休みの日はそのまま仙台に泊まっていたのでカラオケやボーリング、映画を観に行ったり、プリクラも撮りました(笑)! ずっと皆さんと仙台にいることで『俺物語!!』の世界に浸っているような感じでした。――――撮影が終わることが寂しくて、クラックアップで泣いてしまったのは、そういう思い出も関係していそうですね。はい。本当に皆さんによくしていただいたのでクラックアップは"大きな家族"が消えてしまうような、そんな感覚でした。●心が折れそうになった"10テイク"秘話――――出演者の方々にお手紙を書かれたそうですね。いつもやられていることですか。いえ、小学生のころに、一度書いた記憶がありますが、それ以来だと思います。――――なぜ、書こうと?伝えたいことがたくさんあって。でも、言葉にするときっとうまく伝えられないだろうなと思って。きちんと文字にしてまとめてお伝えしようと思ったんですけど、なかなかまとまらずに何度も何度も書き直しました(笑)。――――鈴木さんと坂口さんにはどんな思いを伝えたんですか? 話せる範囲で結構です。お二人に対して……。「ありがとうございます」という言葉だけでは足りないぐらい、たくさんの感謝の気持ちがありました。亮平さんには役作りについてや、諦めずにがんばることの大切さを教えてくださったこと、坂口さんには演技のことやいろいろな相談に乗ってもらったこと……。「ありがとうございました」と「頼ってばかりですみませんでした」を何度も書いたと思います(笑)。――――坂口さんには手渡しで、鈴木さんはかばんの中に入れたとか。その違いは(笑)。恥ずかしいので本当は2人ともかばんの中に入れておきたかったんです(笑)。3人で帰り支度をしている時に、亮平さんはモミアゲとマユ毛をとりながらメイクさんたちとお話をされていたので、こっそりかばんに入れられたんですが、坂口さんは私の隣に座って待っていたので、このままだとかばんに入れられないし渡せなくなってしまうと思い。こっそり入れるのは諦めて「絶対、家に帰ってから読んでください!」とお願いし直接渡しました。「分かった」と言いながらその場で読み始めようとされて(笑)。必死で止めました。亮平さんはなかなか気付いて下さらなくて(笑)。亮平さんのかばんに手紙を入れたことをブログに書いたら、どなたかがそのことを亮平さんに伝えてくださったみたいで。そこでようやく「手紙気づいたよ!」と連絡をいただきました。――――さすが猛男。気づくの遅いですね(笑)。たぶん、台本の間とかに入れたんだと思います(笑)。――――それは気づきませんよ(笑)!ですよね(笑)。坂口さんは手紙を読んで泣いてくださったそうで「こちらこそありがとう」と。それで私もまた泣きそうになって……。亮平さんは「芽郁がいるから俺も猛男でいることができた」という言葉を送ってくださって……。もうヤメテー! という感じでした(笑)。――――良好な関係だったことが伝わります。今回の作品を通して「殻を破ることができた」と聞きました。具体的にどのような「殻」があったのでしょうか。今までは、本番の最初から自分が思ったようにうまく表現することができなくて、どうしたらいいんだろうと。きっと、恥ずかしさとかがあったんだと思います。でも、『俺物語!!』は亮平さんと坂口さんの近くにいることで、「恥ずかしがれない」という思いもあって、監督も自然と私を引っ張ってくださって。そのおかげで、本番1発目から気負わずに、自分の思いを乗せたお芝居をができて。「殻を破ることができた」と実感できたんです。――――これまでたくさんの作品に出演されていますが、それは数を重ねても見えてこなかったことだったんですか。そうですね。自分が未熟でちゃんと役と向き合えていなかった部分もありますが、どうすれば自分の思うように表現できるのかが本当に分からなくて、ずっと悩んでいろいろな方に相談していました。この作品と出会って、たくさんの方に支えていただきようやく、自分が思うスタートラインに立つことができたと思います。――――デビューのきっかけはスカウトと聞きました。芸能界に興味があったんですか。すごくテレビっ子で、バラエティ番組に出てみたかったんです。お笑い芸人さんを生で見てみたいという気持ちから、一緒に出てみたくなって(笑)。スカウトされた人はみんなテレビに出られると勘違いしていて、そこから演技レッスンに行ったりしているうちに、みんなが出られるわけじゃないんだということに気づいて(笑)。でも、そのレッスンでお芝居の楽しさに気づくこともできて、そこから女優さんやモデルさんのお仕事をやりたいと思うようになりました。――――女優やモデルもとても厳しい世界だと思います。心が折れそうになったことはないんですか。ありますよ(笑)。自分の中で一番心が折れそうになったのは、あるドラマの泣くシーンの撮影でした。気持ちの整理ができなくて、ブレーキがかかってしまい、思うように泣くことができなくて。監督からは何度もダメ出しがあって、10テイクぐらいかかってしまいました。「もう、できない」とそこで諦めそうにもなったんですが、本当に悔しくて悔しくて……。でもその時「こんなに悩んでいるってことはお芝居が本当に好きなことなんだ」と自分の気持ちに気づいて。好きなことじゃなかったら、きっと悩まないしすぐ諦めたと思うんです。お芝居との向き合い方が切り替わった瞬間でした。それからいろいろな作品を観て、1つのセリフでも言い方を変えれば伝わり方も変わるんだと気づくことができまし、1つの作品から、いろいろなことを学びたい! と思う気持ちが強くなりました。――――ブログにアップしていた今年の書き初めには「七転び八起き」とありました。不屈の精神というか、昔から負けず嫌いだったんですか。すっごく負けず嫌いです(笑)。「七転び八起き」の、「七回転んでも八回目で立ち上がればいい」「何回間違えてもそれよりももっと努力すればいい」という意味が好きで。――――その後に出演した作品で今回の経験は生かされましたか?はい! とても! 少しずつですが自分の思う表現をできるようになっているのかなと思います。今までは監督に相談することもできませんでしたが、疑問に思うことは監督に聞くようにしています。人ってこんなに変わることができるんだと自分でもビックリです(笑)。――――今年はすごいことが起きましたね。大きな転換期だったと思います。本当にすごいんですよ! どう言えばこのすごさが伝わるか分からないんですけど……私のすべてが変わりました。本当にたくさんの方への感謝の気持ちでいっぱいです。今まではきちんとした目標は考えていなかったのに、この作品に出会ってからは挑戦してみたい役もたくさん思い浮かぶようになりました。そして、亮平さん、坂口さんという本当にすばらしい方と出会うこともできました。またいつか共演してもらえるように、これからも頑張っていきたいです。■プロフィール永野芽郁(ながの・めい)1999年9月24日生まれ。東京都出身。小学生の頃にスカウトされ、芸能界入り。ファッション誌『ニコ☆プチ』(新潮社)で専属モデルを経て、2013年からは『nicola』(新潮社)の専属に移行した。これまで『ゼブラーマン -ブラシティの逆襲-』(10年)、『るろうに剣心』(12年)、『繕い裁つ人』(15年)などの映画に出演。今年10月に放送されたフジテレビ系ドラマ『テディ・ゴー!』にも出演した。また、人気女優の登竜門の一つとも言われている『高校サッカー 応援マネージャー』にも抜てきされるなど活躍の場を広げている。(C)アルコ・河原和音/集英社(C)2015映画「俺物語!!」製作委員会
2015年12月01日東京の街を舞台に有村架純&高良健吾を迎えて贈る2016年1月スタートの“月9”「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」。この度、本作の追加キャストが発表され、NHK朝ドラ次回作のヒロインに決定している高畑充希、「AAA」の西島隆弘、そして映画・ドラマと出演が絶えない森川葵、坂口健太郎が参加することが分かった。初回の舞台は2010年秋。北海道で暮らす音(有村架純)と、福島から上京して東京で暮らす練(高良健吾)という、普通に生活していたら決して交わることのなかった2人が、北海道で運命的に出会うところからドラマはスタートする。自分の夢や希望を封じ込めて生きてきた音と、そんな彼女がずっと大切にしてきた一通の手紙を偶然にも手にしてしまった練。そんな2人が北海道の田舎町で出会い、それぞれの抱えてきた思いに触れ合うことで、新しい一歩を踏み出し、やがて2人の間に恋が生まれる…。本作は、「東京ラブストーリー」「Mother」「最高の離婚」と数々の名作を世に送り出してきた脚本家・坂元裕二が繊細なタッチで描き出す青春群像ラブストーリー。それぞれにつらい過去を背負っているにも関わらず明るく前向きに生きようとする主人公の音と練の2人を中心に、彼らを取り巻く4人の男女の思いが複雑に絡み合いながら物語が進んでいく。今回、決定したキャスト陣は、過去の自分を脱ぎ捨て、東京の街で華やかに生きる都会の女・日向木穂子に高畑充希。偉大すぎる父への愛憎を抱きながら父に戦いを挑み、負けを繰り返しながらも自分自身を見失わないためにもがき続ける男・井吹朝陽に、西島隆弘。ダサい田舎女から脱却し、都会の色に染まろうとして必死で背伸びし、都会の闇の部分に陥っていく市村小夏に、森川葵。類いまれなルックスを武器に東京の隙間を縫うようにして生きる自由奔放な中條晴太に坂口健太郎という最も注目を集める若手俳優たち。そんな彼らと共に2010年の秋に始まり、2016年の春に終わる物語を、10時間以上の長さをかけて「人を好きになる瞬間」、「その思いがかなわなかったときの痛み」、そして「そうして生まれた恋心の変化」といった、恋愛だからこそ生まれる心の変遷を丁寧に描く。<以下、キャストコメント>■高畑充希(日向木穂子役)制作陣やキャストの名前をひとりひとり聞くたびに、私の中の好奇心が爆発して、居ても立っても居られなくなりました。参加できて幸せです。(脚本家の)坂元さんの言葉のパワーがさく裂していて、何度でも読み返したい台本でした。私の演じる木穂ちゃんは、心の中がこんがらがっていて、もろくて、かわいそうな人です。キャラクターの魅力に置いていかれないように頑張ります!■西島隆弘(井吹朝陽役)月9に出演させていただく事は初めてで約2年、“芝居”から離れていた事で恐れ多い気持ちですが、とても楽しみです。ワクワクしてます。■森川葵(市村小夏役)(音と練の間に入る)そこが一番自分の力のいれどころだと思っています。ハラハラするドラマだと思うのでじっくり見ていただきたいです。■坂口健太郎(中條晴太役)初めての月曜9時、初めての坂元さんの脚本ということでうれしく、とても楽しみな気持ちになりました。ラブストーリーの面白さ、はかなさを、色んな世代の方に向けて発信したいです。「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」は2016年1月より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年11月26日竹内結子&橋本愛が初共演を果たし、『予告犯』『ゴールデンスランバー』の中村義洋監督が贈る『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』。本作に竹内さん、橋本さん、さらに滝藤賢一、佐々木蔵之介という実力派キャスト陣とともに出演するのは、今年『ヒロイン失格』『俺物語!!』などで大ブレイクした坂口健太郎だ。実は本作には、坂口さんと同じ「MEN’S NON-NO」専属モデルで、本日11月22日に誕生日を迎える若手俳優・成田凌も出演を果たしている。坂口さんに続き、ネクストブレイク必至といわれる成田さんに注目した。小説家である“私”のもとに、女子大生の久保さんという読者から、「今住んでいる部屋で、奇妙な“音”がするんです」と綴られた1通の手紙が届く。好奇心を抑えられず、調査を開始する“私”と久保さん。すると、そのマンションの過去の住人たちが、引っ越し先で、自殺や心中、殺人など、数々の事件を引き起こしていた事実が浮かび上がる。彼らは、なぜ、“音”のするその「部屋」ではなく、別々の「場所」で、不幸な末路をたどったのか。彼らをつなぐ“穢れ”の正体とは――?成田さんが本作で演じるのは、前の住人が自殺したワケあり物件と分かっていながら、家賃が安いことからその部屋を借りているという一風変わった若者。橋本さん演じる久保さんの部屋から聞こえる「奇妙な音」の謎にもかかわってくる役どころで、事件に巻き込まれていく1人だ。1993年11月22日生まれ、本日で22歳になる成田さんは、181cmのすらりとした長身を生かし、坂口さん同様「MEN’S NON-NO」専属モデルとして活躍、独特のセンスで存在感を放っている。昨年、俳優デビューを果たし、すでに映画『飛べないコトリとメリーゴーランド』ほか、TVドラマでは高梨臨とのW主演「FLASHBACK」を始め、「学校のカイダン」「She」「ランチのアッコちゃん」「いつかティファニーで朝食を」など、多数の作品に出演してきている。竹内さん演じる“私”と橋本さん演じる久保さんが、この恐るべきストーリーのすべての謎にたどり着いたとき、彼の行く末はいったいどうなってしまうのか…。今回、誕生日記念で解禁となった場面写真とともに、思いを巡らせてみては?『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』は2016年1月30日(土)全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋― 2016年1月30日より全国にて公開(C) 2016「残穢-住んではいけない部屋-」製作委員会
2015年11月22日テレビ朝日系列ドラマ「サムライせんせい」で自身2度目のサムライを演じ話題を呼ぶ錦戸亮をはじめ、ドラマ、バラエティ番組、映画と多方面で活躍中の「関ジャニ∞」のメンバーが、「幸せを呼ぶ『笑い』のレッスン」と題した「anan」1979号の表紙に登場。本誌内では7人の仲の良さが伝わる笑顔満載のグラビアが収録されていることが分かった。「関ジャニ∞」は横山裕、渋谷すばる、村上信五、丸山隆平、安田章大、錦戸亮、大倉忠義ら男性7人で構成されるアイドルグループ。デビュー以来、アーティストとしての活動はもちろん、各個人が役者としても大活躍。渋谷さんは『味園ユニバース』で二階堂ふみと共演、丸山さんは西島秀俊、竹内結子ら出演ドラマ「ストロベリーナイト」シリーズに出演し、安田さんは『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』の公開が控えており、大倉さんは『100回泣くこと』『クローバー』と映画に数多く出演。そして、「1リットルの涙」「ラスト・フレンズ」「流星の絆」「ごめんね青春!」とドラマ出演が途切れない錦戸さん、と俳優業も精力的に行っている。歌も踊りも、演技もできる彼らのもう一つの特徴といえば、メンバー全員が関西出身で、バラエティ番組でも絶妙な掛け合いをみせ“笑い”を生み出す点だろう。そのイメージから、今回“笑い”がテーマの「anan」1979号の表紙オファーが実現。本誌内でも、彼らの“笑い”を活かしたグラビアがぎっしり!撮影時には、主に丸山さんをきっかけにメンバーが面白いことを仕掛け、誰かが即座に反応し一気に7人に爆笑が拡散。撮影スタッフにも笑いは伝染し、終始穏やかで賑やかな撮影となったようだ。本誌特集ページでは、痩せたり、健康になったり、モテたり、人付き合いが楽になったり…様々な効果効能が期待できる“笑い”を徹底解剖。「彼をトリコにする、笑い方講座」や「いますぐできる、モテる笑い方レッスン」など、年末に向けて忘年会などの会食や人との出会いが増えるこれからの時期の強い味方となりそうな情報が満載だ。さらに、「彼の笑顔に恋する瞬間」と題したページでは、最旬若手俳優の2人が登場。『俺物語!!』が大ヒット公開中、来年には自身初のNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」への出演が発表されますます目が離せない坂口健太郎と、TBSドラマ「ごめんね青春!」や、今年3月に公開された映画『あしたになれば。』で、その存在感と演技力が大きな注目を集めている若手俳優・小関裕太。2人の、思わず恋に落ちてしまうほど笑顔は、ぜひ本誌で確かめてみて。また、本誌の発売日である11月11日(水)には、「関ジャニ∞」が最新アルバム「関ジャニ∞の元気が出るCD!!」を発売。12月2日(水)には錦戸さん主演ドラマ「サムライせんせい」の主題歌「侍唄」がリリースされる予定だ。「anan」1979号は11月11日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)
2015年11月11日綾野剛が母親と赤ちゃんに寄り添う優しき産婦人科医を演じ人気を博しているドラマ「コウノドリ」。出産に関するリスクやアクシデント、医療現場が実際に直面している様々な社会問題も盛り込み“リアル”に描かれている本作だが、この度、11月13日(金)放送の第5話に14歳の新星女優・山口まゆが中学2年生の妊婦を演じることが明らかになった。コミックの累計部数200万部を突破し、現在も講談社「モーニング」で連載中の鈴ノ木ユウによる同名漫画を基に描く本作。第5話では、院長・大澤政信(浅野和之)の紹介で、中学2年生の少女・吉沢玲奈(山口まゆ)が、母親の昌美(中島ひろ子)に連れられ鴻鳥サクラ(綾野剛)の診察を受ける。玲奈はすでに妊娠8か月。堕胎できない状況の玲奈にサクラは、若い年齢での出産について丁寧に説明しようとするが、本人は実感がないのかまるで他人事。自分が母親になるという覚悟もなければ、新しい命が宿っている自覚すらない様子。さらにお腹の子の父親・元倉亮(望月歩)は同級生。当事者2人がまだ中学生のため、今後のことを両家の親が話し合ったというが、亮の父親の一方的な発言で話は平行線、赤ちゃんを誰が育てるのか決まらないまま。日に日に大きくなっていく玲奈のお腹。幼い2人の赤ちゃんは、どんな運命をたどるのか…。主人公・鴻鳥サクラを演じる綾野さんをはじめ、松岡茉優、吉田羊、坂口健太郎、清野菜名、山口紗弥加、星野源、大森南朋といったベテランから若手まで豪華俳優陣がキャストに名を連ねている本作。これまで清水富美加や要潤、臼田あさ美、小栗旬、石田ひかり、佐藤栞里、渡辺裕太ら錚々たるゲストを迎えてきたが、今回は中学2年生の少女の妊娠が描かれ、その難役に現在、中学3年生の山口まゆが熱演する。昨年夏に「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(フジテレビ)でドラマデビューした山口さんは「アイムホーム」(EX)や、「ナポレオンの村」(TBS)など話題のドラマに次々と出演。透明感あふれる存在感と、10代の微妙な心の動きを繊細に表現する演技力に注目が集まる期待の若手女優だ。その相手となる玲奈の元彼氏役には、『ソロモンの偽証』で俳優デビューし、「マザー・ゲーム~彼女たちの階級~」(TBS)に出演、またNetflixにて配信中の「TERRACE HOUSE BOYS&GIRLS IN THE CITY」の新レギュラーとして活躍する望月歩が好演する。本作を担当するプロデューサーは山口さんの起用について「今回お願いした吉沢玲奈は、中学2年生で妊娠をするという役です。ドラマの中では、『母になる喜び、怖さ、意味』を玲奈から感じ取っていただくために、山口さんの中にあるしっかりとした芯の部分でぜひ演じてほしいと思いました。そして、山口さんが演じる玲奈さんの最後の10分間は、まさしく“圧巻”でした。その10分間だけでも、本当にお願いして良かったと思いました」と彼女の演技力を絶賛。初の妊婦役ということで「出産する痛みは分からないので、近づけるように資料の映像を見たり、母親や身近な人に聞いたりして妊婦さんの気持ちを研究しました」と語る山口さん。14歳で妊婦の役を演じることについては「妊婦さんの役にはびっくりしましたが、問題になっている中学生や10代の妊娠について、そういう子たちもいるんだっていうことも知ってもらいたいですし、そういう子たちがどうやって妊娠・出産にたどりついているのか、その子たちの心境を見ていただきたいと思います。私が演じる玲奈だけじゃなくて、玲奈のお母さん、お腹の赤ちゃんの父親である元彼、ほかにもたくさんの人との関わりがあって、みんなの力があって出産ができるということ、いろんな角度から見ていただけたらいいなと思います」と真摯にコメント。母親になるということに悩みながらも決断する山口さんの熱演ぶりに注目してみて。「コウノドリ」は毎週金曜日22時~TBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年11月11日鈴木亮平&坂口健太郎ら最旬俳優と共に、「別冊マーガレット」にて大人気連載中の少女漫画を実写化した『俺物語!!』でヒロインを務めた若手女優・永野芽郁が、自身初となるオフィシャルグッズとして2016年カレンダ-を発売することが分かった。永野さんは、ファッション誌「ニコ☆プチ」でモデルとして活動後、2013年からは「ニコラ」でレギュラーモデルを務めるほか、綾瀬はるか主演大河ドラマ「八重の桜」や映画『繕い裁つ人』など話題作に次々と出演し女優としても活躍。また、大ヒット映画『るろうに剣心』にも三条燕役として出演しており、豪華俳優陣たちの共演に既に名を連ねていた。現在公開中の『俺物語!!』でのヒロイン抜擢で、今後益々活躍が期待されるネクストブレイク必至の若手女優だ。今回、自身初のオフィシャルグッズとして発売される来年のカレンダーでは、すべて今作のために撮り下ろされたオリジナルカットを使用。“絶品の笑顔”と称されるナチュラルな笑顔ショットから、16歳等身大の透明感ある爽やかな姿や、ありのままの素顔にキュートな変顔(!?)まで、このカレンダーでしか見ることができない貴重な内容となっている。また、初回限定プレミア版として、直筆サイン入りオリジナルボーナスページが数量限定で発売決定。さらに販売店舗限定の特典カットも2種類あるので、ファンは要チェックだ。いまの永野さんの魅力がギュッと凝縮されたバラエティ豊かな写真たちで、癒やされながら2016年を一緒に過ごしてみてはいかが。「永野芽郁カレンダー2016」(卓上CDケースサイズ)は12月17日(木)より発売。(text:cinemacafe.net)
2015年11月11日「三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE」岩田剛典との共演で話題の『植物図鑑』にて主演を務めるなど、注目を集める若手女優・高畑充希がヒロインを演じる平成28年度前期連続テレビ小説「とと姉ちゃん」。この度、豪華共演者が発表され、「純情きらり」以来2度目の連ドラ出演となる西島秀俊や、本作が連続テレビ小説初出演となる坂口健太郎らが名を連ねた。1932年。戦前の静岡県遠州。繊維のまちで育った主人公・小橋常子。三人姉妹の長女として、子ども思いの父と優しい母とともに、2人の妹の面倒をみるしっかりものの娘だった。ある日、父・竹蔵が結核にかかったことで生活は一変。死の間際、竹蔵は常子に「ととのいないあとは、常子がととになって、家族を守ってくれ」と遺言。常子はその言葉を胸に、2人の幼い妹と母を守って生きていこうと、胸に誓う――。こうして「とと姉ちゃん」となった常子は、恋も休みもそっちのけで家族のために奮闘する。だが生活が立ち行かなくなり、母・君子は、仲違いしている東京・深川の母を頼って一家で上京することに。その後常子は女学校を卒業、小さな新聞社に入り編集作業を学ぶ。そして昭和20年、終戦。東京は焼け野が原になり、常子は戦争で犠牲になるしかなかった子どもたちや女性たちに思いをはせる。「女のひとたちが幸せな暮らしを送れなかったら、そんな世の中は駄目だ。私に唯一できること、妹たちと雑誌をつくって、事業を起こそう」と、常子は2人の妹たちと1冊の雑誌をつくることを決意する。だが、素人の彼女たちは具体的に何をどうやって雑誌をつくっていくのか全くわからない。そんなとき、常子たちの前にひとりの男が現れる。名は花山伊佐次。小橋三姉妹と天才編集者・花山伊佐次、その出会いは戦後一世を風靡する生活総合月刊誌「あなたの暮し」誕生の瞬間であった…。主人公・小橋常子を演じるのは、連続テレビ小説「ごちそうさん」に希子役として出演し、高い演技力と歌唱力をもつ女優として一躍脚光を浴びた高畑さん。その歌唱力を活かしディズニー実写映画『シンデレラ』では日本語吹き替え版キャストを務めた、蜷川幸雄演出の音楽劇「青い種子は太陽のなかにある」にも出演した。そして、高畑さん演じる常子をとりまく登場人物たちのキャストが決定。浜松の染物工場の営業部長で仕事熱心であるが、同時に家庭を深く愛し、眠る時間を削ってでも仕事も家庭も大切にする良き父・小橋竹蔵には、『劇場版 MOZU』の西島秀俊。そして、竹蔵との結婚をめぐって実母・滝子と絶縁した母・君子に、女優の木村多江。次女・鞠子には、超若手女優・相楽樹。三女・美子は、『思い出のマーニー』声優や『トイレのピエタ』のヒロインに抜擢された杉咲花が務める。杉咲さんは本作が連続テレビ小説初出演となる。そのほかのキャスト陣にも、本作で“連続テレビ小説”デビューを飾る若手俳優がずらり。『ヒロイン失格』『俺物語!!』と立て続けに話題作に出演し“塩顔男子”としていま最も注目を集める若手俳優・坂口さん。本作では、青春時代の常子を支える青年を演じる。そして、映画『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』で俳優デビューを果たした大野拓朗が、上京した常子が出会う深川の家の跡取り養子を担当。さらに、「AKB48」の元メンバーにして、ドラマ「ごめんね青春!」出演など女優としての活動を本格化した川栄李奈も出演決定。物語の鍵を握る人物であろう花山伊佐次などの配役はいまだ発表されておらず、今後の続報にも期待したい。以下、キャストコメント■高畑充希(ヒロイン・小橋常子役)キャスト表を先日いただいた時に、開いた瞬間、すごくわくわくしました。さきほど木村多江さんに運命感じてるって言われて、ちょっと舞い上がってます。放送はまだ先ですが、そろそろ撮影も始まるので、ちょっと気合い入れて、でもなにより楽しんで、みんなで肩組んで楽しく長丁場をやり抜きたいと思います。■木村多江(小橋君子役)今年に入ってから、テレビで高畑さんを見る機会があり、なぜか彼女の事が気になっていたのですが、今回お仕事をさせていただくと伺って、「あっ、私は彼女ともう通じあっていたのか!」と勝手に思い込んでいました。「とと姉ちゃん」は、とても温かくて、今の時代にちょっと忘れかけている、本当に日常のささいな事を大切に生きている人たちの話です。現場でもあたたかい空気でやっていけば、きっと映像を通して皆さんに伝わるんじゃないかと思い、頑張っていきたいと思います。■相楽樹(小橋鞠子役)私はこの役のオーディションを受けましたが、本当に私も小さい頃に両親のことを、“とと”と、“かか”と呼んでいたことがあったので、この作品に運命を感じていました。この役が出来ると決まってすごくうれしいです。家族の大切なお話なので、家族の雰囲気を大事に丁寧に演じていけたらと思っています。■杉咲花(小橋美子役)私は登場が9週目からなのでまだ先なのですが、撮影がすごく楽しみです。今日初めてキャストの皆さまにお会いして、私もこの方々と一緒に「とと姉ちゃん」という作品に関わらせていただくのかと思うと、すごくうれしくなりました。頑張ります。■向井理(小橋鉄郎役)最初は戦争だったり、戦後の高度経済成長だったり、今回いろいろな激動の時代を駆け抜けることになると思いますが、この時代の中でもしっかり生きていた人たちのヒューマンドラマを、ちゃんと描いていけたらと思います。個人的には久しぶりの連続テレビ小説の出演なのでワクワクしておりますが、今思い出すと大変なことばっかりだったので、それをいかに楽しく過ごせるかというのがポイントかなと思います。役柄はわりと自由奔放な役ですが、男手がいなくなった小橋家に、1人だけ親戚という形で携わっていくという面でもそうですし、実際に撮影でも座長をしっかり支えていけるように頑張りたいと思います。■大地真央(青柳滝子役)宝塚時代に、余興でおじいさんの役はやったことがあるんですけれども、今回初めておばあさんの役を演じます。やる以上は徹底して、滝子おばあちゃんをやりたいと意気込んでおります。ちょっと厳しい滝子ではありますが、その奥にある愛情を、厳しさの中に表現できればと思っております。■片岡鶴太郎(隈井栄太郎役)私は「青柳商店」の筆頭の番頭という役で、生っ粋の江戸っ子という役です。私自身が江戸っ子ですので、いわゆる東京弁、江戸弁をいかんなく発揮できるかなと思っております。かなり喜怒哀楽の豊かな男でありますので、明るい朝になるよう演じていきたいと思っています。■大野拓朗(青柳清 役)今回出演が決まった時に、祖母はじめ家族のみんながものすごく喜んでくれて、親孝行できたことがすごくうれしく思います。そして現在、大河ドラマ「花燃ゆ」に出させていただいていますが、その「花燃ゆ」メンバーも「とと姉ちゃん」に出ると決まった時に、自分のことのように喜んでくれて、連続テレビ小説に出るっていうことがすごいことだと、改めて実感しています。役柄としては、脚本家の西田さん節さく裂のコメディー担当という風に聞いています。お茶の間の皆さんが清を見た時に、「うわ、清また出たよ!」って楽しみながら思ってもらえるように演じていきたいと思います。■秋野暢子(森田まつ役)私も今回初めて、おばあちゃま役をやらせていただきます。厳格で、息子には厳しく、嫁には優しい、そして小橋常子さんが雑誌を出す時には、食に関して、おばあちゃんの知恵袋のようなものを授けていけるような役にしていきたいと思っています。森田家は一癖も二癖もある人ばかりそろっておりますので、出てくると楽しい家族だなっていうのを、みんなで協力して作って行きたいと思っております。■ピエール瀧(森田宗吉役)単細胞な仕出し屋の主人の役で、とても楽しそうです。戦前の昭和の初期のころ、活気があった時代を担当するのが、森田家だと思います。そのころの元気があった日本の職人の感じとか、家の感じを楽しくやっていけたらなと思います。■平岩紙(森田照代役)森田家は、裏表の無いさっぱり、すっきりした、元気な、はつらつとした家族だと思いますので、そこに嫁いだ嫁として、そこに動じず、ただ自然に生えた草のように、朗らかに演じられたらなと思っています。この時代の日本の丁寧で心豊かな生活を、今の日本の若い方たちにぜひご覧いただき、いろんなことを感じていただけたらなと思っております。■川栄李奈(森田富江役)皆さんすごくお優しい方だと思うので、皆さんから何かを学びつつ、一生懸命頑張りたいと思います。■坂口健太郎(星野武蔵役)今回、星野は不思議なキャラクターで、学者肌で植物が大好きな青年ですが、星野に愛情がもうすでに出てきてるくらいです。ゆったりとこの役に溶け込みながら、すごく愛していただけるキャラクターにできるように頑張りたいと思います。■阿部純子(中田綾役)皆さんと一緒に、誰かの日々のささやかな幸せにつながるような作品が作れたらいいなと思っています。中田綾は強くて、しんが通ってる女性です。でもちょっとだけ、かわいらしい部分もあって、私はこの役を演じることで、自分には無い女らしさをおすそ分けいただくような気持ちでドキドキしています。■片桐はいり(東堂チヨ役)この役は、主人公の小橋常子さんと鞠子さんの先生役ということ、後に雑誌を作るようになるきっかけになる役という風に聞いております。それなりに影響力の大きい役なので緊張致しますが、その時代の型破りを目指したいと思います。連続テレビ小説「とと姉ちゃん」は、2016年4月4日(月)より全156回にて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年11月09日ピュアで可愛く、そして美味しい映画『俺物語!!』。少女漫画でありながら「全く高校生に見えない顔面と巨体を持つイカツイ男・剛田猛男15歳!」が主人公という異色キャラクターを演じるため、1か月で30キロも体重を増やしたという鈴木亮平さん。「就寝中もアラームをつけて起きては食べて体を大きくした」という涙ぐましい役作りで、漫画&アニメファンも納得の猛男になりきっています!作品に入る前から「食べる」が鍵になっていたようですが、本作でも「食べる」シーンが盛りだくさん。街中で危機に陥っていた女子高生・大和凜子(永野芽郁)を救い、彼女に一目惚れした猛男と、救ってくれたお礼にとスイーツを作る凜子。猛男の親友でイケメンの砂川誠(坂口健太郎)の3人で毎回手作りスイーツを囲んで起こる「チグハグで甘酸っぱい恋のすれ違い」は、観ている方はなんとも歯がゆく、そしてとっても愛らしいシーンです。それにしても凜子の女子力の高さに脱帽させられます。チーズケーキにザッハトルテ、シュークリームにハート型のビッグ“マカロン”などを作っては、小さな体で「キャハッ」と猛男と砂川の前に現れる姿、ともすると「ぶりっ子」に見えてしまいがちですが、演じている永野さんの濡れた子犬(子猫?)のような瞳がアップになると、同性ながらに「か、か、かわいい~」とキュンキュンしてしまうのです(笑)。また、「男を見る目」が優れている所も、凜子に見習うべき女力のひとつ。猛男が好きになった女子は全員イケメン砂川に夢中で、猛男のことを「ゴリラ、おっさん」と言う始末。そんな中、凜子だけは猛男の男気、優しさにすぐに気づくのです。(映画を観れば、誰もが猛男の虜になるはず!)凜子がほかの女子とは違うと気づき、クールながらも猛男の恋を応援する砂川も好感度大。坂口健太郎さん演じる静かだけども猛男の魅力を誰よりも知り尽くしている砂川の姿も「素敵な親友関係だな」と感じます。「俺物語」に出てくるキャラクター全員が、誰かを大切に思いあう姿は、優しい気持ちになること間違いなし!巨体男子がスイーツを全力で「うまい!!」と頬張る姿も、「怨念こもってるみたいで怖い?」と心配しながらも相手を思って心を込めてお菓子を作る凜子の姿も、みんなみんな「好きだ!!!!!」と思うことでしょう。(Umi)■関連作品:俺物語!! 2015年10月31日より全国東宝系にて公開(C) アルコ・河原和音/集英社 (C) 2015映画「俺物語!!」製作委員会
2015年11月06日映画『俺物語!!』の初日舞台あいさつが10月31日、東京・台場のシネマメディアージュで行われ、キャストの鈴木亮平、永野芽郁、坂口健太郎、鈴木砂羽、寺脇康文と河合勇人監督が出席した。本作は、漫画誌『別冊マーガレット』で連載中の少女漫画を実写化したラブコメディー。高校生に見えないイカツイ顔と屈強な体を持つ剛田猛男(鈴木)は、ピュアな大和凛子(永野)に一目ぼれ。しかし、大和が親友・砂川誠(坂口)の事を好きだと気づいた猛男は、一肌脱ぐことを決意する――というストーリーで、映画は全国公開中。主演の鈴木は、「現代版『美女と野獣』として長く愛してほしい。主人公はおっさんだけど、感動して泣いてくれたら」とアピールしつつ、少女漫画の実写化に、「若くもないし美男子でもないし、俺が恋愛映画の主役をやっていいんだろうか?と不安もあった」と正直な気持ちを吐露。「今は感謝の気持ちしかない。猛男としてお礼を言いたい」と感極まった鈴木は、「みんなありがとうー! 好きだー!」と男泣きしながら大絶叫した。「猛男になるための努力はすべてやった」と言う鈴木は、役作りで体重を30kg増量。「この間健康診断に行ったら、すこぶる健康だった」と飄々とした表情を見せるも、30kgのハロウィンカボチャを前に、「これが体の中に入ってたんですね……」と驚愕。他キャスト陣からも、「もう食べて食べて、時間があったらジムに行って。猛男作りがすごかった」(坂口)、「私が残したお昼ご飯も食べて、さらに菓子パンも食べてた」(永野)と感嘆の声が上がっていた。また、イベントでは、それぞれ"胸キュン"エピソードを披露。河合監督は、猛男が砂川にキスの練習を迫る"ラップキス"シーンを挙げ、「迫真の演技にカットをかけ忘れたら、2人がチューしちゃってキュンとした」と明かすと、坂口も、「撮影前に、歯磨きしてる自分にキュンとした」と照れ笑い。一方、永野は、「事務所の男性スタッフさんから、誕生日プレゼントをもらってキュンとしました。(フィギュアの)"長フチ剛"だったんですけど、長渕剛さんが大好きで……」と意外な一面を明かして鈴木らを驚かせていた。
2015年11月01日人気少女マンガを実写化した『俺物語!!』の初日舞台あいさつが10月31日に、都内で行われ、主演の鈴木亮平をはじめ、ヒロイン役の永野芽郁、坂口健太郎、鈴木砂羽、寺脇康文、河合勇人監督が登壇した。舞台あいさつ/その他の写真見た目はイカツイが心優しい15歳の高校生・剛田猛男が、恋や友情に一途に奮闘する姿をコミカルに描く本作。わずか1カ月間で体重を30キロ増やし、役作りに臨んだ鈴木は「妥協せず、やれることはやった。ただ、若くないし、絶世の美男子でもない…。映画を見てくださる方がいるのか不安だった」と葛藤を明かし、「今日は集まってくださりすごくうれしいです。ありがとう!そして好きだあ!」と客席に向けて、猛男ばりの雄叫びを披露した。ハロウィンにちなみ、「どんな仮装がしたいか?」と質問されると、鈴木は「この映画で中学生、高校生を演じたので、次は小学生がいいですね。自分の限界を試したい」と笑いをさそった。舞台あいさつには、鈴木が役作りのために増量した30キロと同じ重さの“猛男かぼちゃ”も登場し、「これだけの重さが、(体に)ついていたなんて」と当の本人も驚いた様子だった。鈴木の役作りに対しては、「とにかく食べて食べて、さらにジムにも通っていて、すごかった」(坂口)、「菓子パンをプロテインで流し込んでいたよね」(寺脇)と称賛のコメント。周囲の心配をよそに、鈴木本人は「先日、人間ドックを受けましたが、すこぶる健康でした」と余裕の表情だった。劇中には、鈴木がラップ越しの坂口を相手に“キスの練習”をするシーンもあり、「本番前に、とりあえず歯は磨こうって話になって(笑)。うがい薬で口をゆすいで、歯を磨く自分になぜかキュンとしました」(坂口)、「ラップがあるとはいえ、やっぱり(歯を磨くのが)マナーかなって」(鈴木)。人気俳優の“胸キュン”トークに、会場は大いに盛り上がった。『俺物語!!』公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年10月31日