「ぴあ」調査による2015年7月25日のぴあ映画初日満足度ランキングは、太平洋戦争に従軍した作家・大岡昇平の代表作を塚本晋也監督が自らの主演で映画化した『野火』がトップに輝いた。その他の写真『野火』の舞台は第2次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島。日本軍の敗戦が色濃くなった中、結核を患った主人公・田村一等兵は部隊からも野戦病院からも追い出され、空腹と孤独を抱えながら果てしない原野を彷徨う。田村を始め次第に狂気を帯びていく兵士たちの姿が、最前線の強烈な映像と共にスクリーンから迫ってくる。観客からは「戦争では何が、誰がまともかわからない。そんな状況に恐怖を抱いた」「銃撃シーンは直視するのも辛くて逃げ出したくなった」「今回で2回目の鑑賞。とにかく戦争は嫌だというのを前よりも強く感じた」などの感想が上がった。本作は塚本監督が“いまの時代に問うべき作品”という強い想いから作り上げた作品だ。しかし監督は決して、観る者に思想やメッセージを押し付けているわけではない。観客は「監督の言う通り、言葉が出るには2日かかる。単純に反戦映画ではなく、観る側の感じ方を意識して作られていて、“シンプルだけど深い”を味わった」「美しい風景は心に突き刺さり、登場人物と一緒に観ているような気分になった。生きることとは何かを考えた」など、本作を通して様々な思いをめぐらせたようだ。また劇中には凄惨なシーンも数多く登場するが、「苦手な描写もあったが、塚本監督の想いの強さを感じて色々考えさせられた」「グロテスクなものは得意ではないが、そんなことは言っていられない。本当はもっと残酷な状況だったのだから、目をそらさないで観ないといけないと思った」「原作を読んだときは、描かれる状況と現実がかけ離れすぎていると思ったが、映画を観ると、日本が今まさに置かれている状況と重ねて、自分もこの状況と向き合っていかなければならないと強く思わされた」など、目を背けず画面から何かを見出そうとした観客も多数見られた。『野火』は監督の想いに賛同したリリー・フランキー、中村達也、森優作といった共演者や多くの協力者に支えられ作られたインディーズ作品だ。しかし出演陣の圧巻の演技や、リアリティあふれる凄まじい描写は、圧倒的熱量を持って観客に届いたようで「今回で3回目の鑑賞。やっと冷静に観ることができた。戦争体験をしていない私たちには想像できないもなので、ひとりで受け止めるより他の人にも観てもらって感想を共有したいし、そうすることで救われたい」「戦争を知らない世代にこそ観てほしい」「自分と同じ20代の若者に観てもらいたい」といった熱い声が寄せられた。本作は今後も口コミで動員を伸ばすだけでなく、毎夏、どこかで上映されては新たな観客に出会う作品になりそうだ。(本ランキングは、7/25(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『野火』公開中
2015年07月27日「E-girls」の石井杏奈初主演作『ガールズ・ステップ』の予告編が、このほど解禁となった。幼いころにいじめられたトラウマから、誰に対しても調子よく接してしまう高校2年生のあずさ(石井杏奈)は、ある日ひょんな事から、ダンス部を結成する羽目に。集められたメンバーは、根暗の愛海(小芝風花)に勘違い女の葉月(小野花梨)、それからガリ勉の環(秋月三佳)にヤンキーの美香(上原実矩)。通称“ジミーズ”と呼ばれる面々だった。更に、コーチとしてやってきたケニー(塚本高史)は、とにかくチャラいしなんか胡散臭い…!!元々友達のいない“ジミーズ”だが、失敗を重ねながらもひたむきに挑む彼女たちに、まさかの友情が芽生えはじめ…!?グループも個性もバラバラな5人の地味で浮いた高校生「ジミーズ」が、ダンスを通してみんなで一つの目標に向かうことの楽しさや、友情の大切さなどに気づき、それぞれが成長していく姿を等身大に描く本作。初主演を果たす石井杏奈をはじめ、ネクストブレイクが期待されるフレッシュなキャストが「ジミーズ」の面々を個性豊かに演じている。このほど公開となった予告編では、小学生の頃にいじめられたトラウマから、誰にでもいい顔をしてクラスの中心メンバーのパシリも嫌な顔一つせずこなす主人公・あずさが、ひょんなことからスクールカーストもキャラクターもバラバラの仲間たちとダンス部を結成する過程が映し出されている。ダンス部の仲間たちや、見た目や言動は一見チャらそうに見えるコーチ・ケニー長尾らと本音でぶつかりあううちに、戸惑いながらも本当の「仲間」と呼べる存在を見つけていくことで成長するあずさ。さらに、あずさの幼馴染で学校一の人気者・保との淡い恋の予感も…!?そして、ジミーズ5人がクライマックスで披露するダンスシーンもこのたび公開に!あずさを演じた「E-girls」の石井さん以外、本格的なダンスには初挑戦となる「ジミーズ」の躍動感溢れるダンスに注目だ。尚、本予告編は本日25日(土)より全国劇場での上映が開始。「いっちょ、はじけますかっ★」とキラキラ輝くキャストたちを、まずはこの予告編から覗いてみて。『ガールズ・ステップ』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ガールズ・ステップ 2015年秋公開予定(C) 2015「ガールズ・ステップ」製作委員会
2015年07月25日「E-girls」石井杏奈が初主演を務める『ガールズ・ステップ』。この度、元一流ダンサー役に塚本高史が決定。併せて、特報映像が公開された。必修科目であるダンスのテストを欠席した5人の高校生、あずさ(石井杏奈)、愛海(小芝風花)、葉月(小野花梨)、環(秋月三佳)、美香(上原実矩)は、陰で「ジミーズ」と呼ばれる地味で浮いた面々。単位を落とせば進級ができない崖っぷちのあずさたちに課されたのは、2週間後に行われる地元のフェスティバルでストリートダンスを踊ること。見るからにチャラい、怪しい男“ケニー長尾”(塚本高史)をコーチに、大勢の観客からの拍手と声援の中、何とかダンスを成功させる。そして、いつしか自分たちがダンスを好きになっていることに気づき、なんと「高校生ダンス選手権」への出場を目標にダンス部を作ってしまったのだった…。根暗にガり勉、勘違い女とヤンキー、そして誰にでもいい顔をする八方美人。彼女たちに“本当の友情”は芽生えるのか?本作は、『L・DK』や『海月姫』を手がけた川村泰祐監督の最新作。主演の石井さんを始め、『魔女の宅急便』で第57回ブルーリボン賞の新人賞を獲得した小芝風花、さらに、小野花梨、秋月三佳、上原実矩ら次世代ブレイク女優たちが集結している。今回、塚本さんが演じる“ケニー長尾”は、ニューヨークで元一流ダンサーとして活躍した過去を持ちながらも、仲間を顧みない態度から孤立し、日本に戻って細々と社交ダンススクールを経営。ひょんなことから、石井杏奈演じる・あずさを含む、地味で冴えない女子高生5人組“ジミーズ”にダンスを教えることになるのだ。劇中では、元一流ダンサーとしてキレのあるダンスや、コーチとして軽やかなステップを披露している塚本さん。撮影については「とても楽しい現場でした」と語る。「ダンスの経験が無い地味な女子高生たちにダンスを教えていくうちに仲間との友情や絆を見せつけられ、忘れかけていた昔の自分や夢と向き合い気持ちが動いていくケニーの様子を注目して欲しいです。また今回ケニー自身もダンスのシーンがあるのでそこも是非観て頂ければ嬉しいです」とアピールした。先日、約200名の女子中高生限定でおこなわれた最速・モニター試写で聞いた「印象に残っているキャラクター」には、90%の女子中高生が、ケニー長尾を大絶賛。何でもケニー長尾が発する「JK」(女子高生の略)が特徴的なよう。「自由にやればいいんだよ」「失敗してもいいじゃん。楽しめればいいんだよ」といったセリフに背中を押された女子が多く見受けられた。また本作には、黒木瞳主演の連続ドラマW「スケープゴード」に出演する磯村勇斗や、大東駿介、山本裕典も出演している。『ガールズ・ステップ』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ガールズ・ステップ 2015年秋公開予定(C) 2015「ガールズ・ステップ」製作委員会
2015年06月13日第15回東京フィルメックスが11月22日にメイン会場である東京・有楽町朝日ホールで開幕した。オープニングを飾ったのは、塚本晋也監督の最新作『野火』。大岡昇平氏の同名戦争文学を映画化した作品で、塚本監督は「観終わったら100%ゲンナリするのは間違いない」。それでも「暴力は映画の中だけで十分。実際に戦争が起こったら、これでは済まされない」と本作にこめた思いを熱弁した。東京フィルメックスその他の写真塚本監督が20年間温め続けた企画で、脚本、編集、撮影、製作、出演も兼ねた渾身作。第二次世界大戦末期のフィリピン戦線を舞台に、一人の日本兵の視点から戦争の恐怖を生々しく訴えかけ、今年のヴェネチア映画祭で絶賛された。2015年の日本公開を前に、フィルメックスで“凱旋上映”されることになり、塚本監督は「こうした映画が作りづらい状況で、まったく制作費がなかったが、自分とカメラ1台あればという思いだった。最終的には多くのご協力をいただき、完成させることができた」と感無量の面持ちだった。オープニングセレモニーには塚本監督をはじめ、映画に出演するリリー・フランキーと森優作、音楽を手がける石川忠が駆けつけ、「監督の長年の思いが詰まった作品」(リリー)、「今撮らないといけないという熱量が集まった作品。ぜひ目に焼きつけてください」(森)、「音響効果と音楽に打ちのめされてもらえれば」(石川)とアピールした。アジアを中心に芸術性の高い作品を多数上映し、映画ファンの熱い支持を受ける東京フィルメックス。同映画祭のディレクターを務める林加奈子氏は、「上映する25本の作品が出揃うまでは、いくつものサプライズとミラクルがあった。作り手の勇気と覚悟と愛をまっすぐ受け止めてもらえれば」と開幕を宣言した。第15回東京フィルメックス11月22日(土)から30日(日)まで有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇にて開催中取材・文・写真:内田 涼
2014年11月22日第二次世界大戦、多くのユダヤ難民の命を救い「日本のシンドラー」と呼ばれた杉原千畝の半生が『杉原千畝 スギハラ チウネ』として映画化されることが決定。2005年に放送された終戦60年ドラマスペシャルで反町隆史を主演に迎え、幾度となく映像化されてきたが、今回の映画化にあたって千畝を、「白い巨塔」「ルーズヴェルト・ゲーム」など、社会派ドラマなどで強い輝きを放つ実力派俳優・唐沢寿明が演じることが明らかになった。第二次世界大戦、リトアニア領事として日本政府に背き、ユダヤ難民にビザを発給し続け6,000人の命を救ったといわれる外交官、杉原千畝(すぎはら ちうね)。混乱の世界情勢下においてインテリジェンス・オフィサー(諜報外交官)として危険な諜報戦に身を投じ、多くのユダヤ難民の命を救い「日本のシンドラー」と呼ばれた千畝の「信念」を描く。主人公・杉原千畝を唐沢さんが演じるほか、天真爛漫な千畝の妻・幸子(ゆきこ)には、小雪が好演。共演に濱田岳、塚本高史、滝藤賢一、小日向文世、さらにポーランド本国で絶大な人気をもつ俳優・ボリス・スジック、アグニシュカ・グロコウスカが脇を固める。千畝を演じることになった唐沢さんは「杉原千畝は外務省からの了承のない中でユダヤ人にビザを出し続けた方ですが、今回の映画はそれに加えていままであまり知られていなかった事実も描かれています。“正義の人”で、まさに僕がやるべき役じゃないでしょうか(笑)」とコメント。また、「この映画の中には、激動の時代を生き抜く過酷さや、ある種の感動、そして愛など、いろいろな要素が詰まっています。だからこそ、若い世代からお年寄りまで観て頂きたい。戦争を知らない世代にもエンターテインメントを通して、戦争とはどういうものなのか、人種差別とはどういうものなのかをこれからも忘れないように観て頂ければ嬉しいです」と想いを語った。小雪さんは「幸子は外交的でその場の空気を楽しめる方。短歌やダンスといった楽しみをたくさん持っているとても社交的な方なので、千畝が窮地にあるときでも、こういう人とだったら気兼ねなく一緒にいられるんじゃないかなと思わせる女性です」と千畝を懸命に支える妻・幸子を分析。「杉原千畝を知らない方や若い世代にも伝えていかなければならない。私たちが演じることで作品にエネルギーを吹き込み、(幸子の)人生のエッセンスをうまく表現できたらと思います」と意気込みを語った。世界を舞台にした本作にふさわしい、国際的なスタッフ・キャストを束ねるのは、『太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男』のUSユニット監督を務めたチェリン・グラック。『ブラックレイン』や『トランスフォーマー』など、ハリウッド大作での長い助監督時代で培った豊かな経験値とあふれる才能をフルに生かし、圧倒的なスケール感で描く。戦後70年経ったいまでも色褪せない千畝の壮絶な半生を忠実に再現すべく、ソビエトやナチスドイツなど大国の侵略に翻弄された歴史を持つポーランドにて、オールロケを敢行。唐沢さん、小雪さんを始めとしたキャスト陣含め、日本人、ポーランド人、そしてハリウッドの混成ムービーチームが、現在ポーランド全土で撮影中だ。『杉原千畝 スギハラ チウネ』は2015年、秋公開予定。(text:cinemacafe.net)
2014年10月30日NHK-BS時代劇でドラマ化された池上永一の人気小説を3Dでスクリーンに蘇らせた『劇場版テンペスト 3D』が1月28日(土)に公開を迎え、仲間由紀恵、谷原章介、塚本高史、高岡早紀、GACKTが舞台挨拶に登壇した。列強のはざまで揺れ動く19世紀の琉球王国を舞台に、王国の独立を守るために女性であることを隠して役人として王宮に上がり辣腕をふるう孫寧温(=真鶴/仲間さん)の姿を描く。ドラマ版だけでなく舞台版でも主演を務めた仲間さんは「本当に長く『テンペスト』という作品に関わらせていただきました」と初日を迎え、感無量の面持ち。寧温と真鶴の2つの顔を演じたが「2人が大好きで私にとって忘れられないものになりました」と強い思いを語った。登場人物の中で、ビジュアル面で異彩を放っているのがGACKTさんが演じた清国の宦官・徐丁垓。GACKTさんは「見た目が怖いので、(共演陣と)仲良くなるために一人ひとりに『“みんなの”徐さんです!』と笑顔で売り込むところから始めました」、「スーパースマイルで楽屋に入るようにしてました」など、周囲と打ち解けるための涙ぐましい努力を告白。徐のチロチロと動く長い舌も強烈なインパクトを放つが、司会者からの「あの舌はどうなっているのか?」という問いに対しGACKTさんは「そんな卑猥な質問には答えられません!」と回答拒否。苦笑いを浮かべつつ「監督が『出せ、出せ』って言うんですが、(口が開いているため)よだれがダラダラと垂れてきて、こんなに垂れたら(映像が)使えないんじゃないかと思った。台湾版のCMでは僕の口の部分にはモザイクがかけられていて、ファンから『なぜ?』という質問が多々寄せられました」と驚きの事実を明かした。先述の努力が功を奏したのか、GACKTさんはすっかり共演陣と打ち解けた様子。仲間さんは「徐さまと一緒に戦わせていただき、大変でしたけど楽しかったです」とニッコリ。谷原さんも「徐さまは長くて重い刺繍の衣裳で、ヒールの革靴がムチャクチャ滑るんです。次の日の朝も早い状況で夜中の2~3時までやって、大変だったと思います」と称賛を込めつつGACKTさんの苦労を気遣っていた。『劇場版テンペスト 3D』は全国にて公開中。■関連作品:劇場版テンペスト3D 2012年1月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011「劇場版テンペスト3D」製作委員会■関連記事:琉球王朝の時代へ!『劇場版テンペスト3D』特製勾玉ストラップを5名様にプレゼント仲間由紀恵、ドラマで演じる恋愛ニート女の「不器用さに共感」仲間由紀恵、「強い信念を持つ人がみんなを引っ張っていく」と若者にエール谷原章介、共演した仲間由紀恵に「好き」とマジ告白?
2012年01月29日NHKのBS時代劇で人気を博したドラマを3Dでスクリーンに蘇らせた『劇場版テンペスト3D』のプレミア試写会が12月15日(木)に開催。物語の舞台である琉球の首里城をイメージしたレッドカーペットを仲間由紀恵と共演の塚本高史がファンの歓声に応えながら歩いた。累計100万部を超えた池上永一のベストセラーを原作にした本作。日本と中国、そして欧米列強のはざまで揺れ動く19世紀の琉球王国で、女に生まれながらも男性として生き、王国の独立国家としての地位を築くべく奔走する主人公の波乱の人生を描き出す。この日のイベントのために、会場の新宿ピカデリーは世界遺産でもある首里城に大変身!大階段には真っ赤なカーペットが敷かれ、映画さながらに琉球や清国の伝統衣裳に身を包んだ人々が登場し、女性たちは伝統の琉球舞踊を披露した。沖縄の職人による紅型和服で登場した仲間さんは、伝統舞踊を目の当たりにし「美しいですね」とニッコリ。「美しい自然や首里城を堪能してほしいです」と映画をアピールした。この日は、日本の未来を担う大学生や小学生の“記者”たちが登壇陣に質問!小学生記者から“男役”の演技について聞かれた仲間さんは「難しかったのは声のトーンですね。動きもいかつい感じで男っぽく動くようにしました。塚本さんや男性の方とお芝居するときの、“男”として接してくれる感じは新鮮で楽しかったです」と明かした。塚本さんは沖縄に対する思いの変化を尋ねられ「元々、僕は沖縄が大好きなんですが、歴史を知って、いまは沖縄が日本にあることが当然だけど、もし沖縄がなかったら、いまこうして平和に暮らしていなかったんだということを感じました。この作品で学んだことがたくさんあります」と語った。撮影は実際に首里城で行われたが、塚本さんは「ドラマの撮影で中に入ったのは『テンペスト』が初めて。役者は目に見えるものを自分の中に染み込ませて演じていくことしかできませんが、本物を使わせてもらえることで、その当時に生きていた人に近づけたかなと思います」と真摯に語った。城内での撮影は、観光客のために開門される前の明け方に行われたそうだが、吉村芳之監督は「8時までに撮影を終えて30分くらいで片付けて出ていかないといけないので、3時とか4時に起きて準備し、太陽が昇るとすぐに撮影をしました。一度、ペリーが城に入るシーンで、撮影が延びて、観光客が入ってきたことがありました。修学旅行の学生たちが『ペリーがいる!』と言ってました。すごく良い旅行になったと思います(笑)」と撮影時のエピソードを明かした。また、大学生の記者から、自身が演じた寧温(ねいおん)が持つ、現代にも通じる魅力を尋ねられた仲間さんは「何かを守りたいという意志。どんなことが押し寄せて来ても、あきらめずに突き進んでいく寧温のような人が近くにいたら、感化されて『私ももっと頑張ろう』と思える。強い信念を持った人がみんなを引っ張っていくのだと思います」と若者たちへの思いを込めて語った。『劇場版テンペスト3D』は2012年1月28日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:劇場版テンペスト3D 2012年1月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011「劇場版テンペスト3D」製作委員会■関連記事:谷原章介、共演した仲間由紀恵に「好き」とマジ告白?
2011年12月15日2012年1月10日(火)からスタートする関西テレビ・フジテレビ系(全国ネット)火曜22時枠連続ドラマ「ハングリー!」の主題歌に、THE BAWDIESの楽曲が起用されることになった。THE BAWDIESとして、自身の楽曲がドラマの主題歌に起用されることは初となる。「ハングリー!」の主演は向井理。その他キャスト陣は、瀧本美織、国仲涼子、塚本高史、三浦翔平、川畑要(CHEMISTRY)、稲垣吾郎など超豪華な顔ぶれとなっている。THE BAWDIESの公演情報主題歌となる楽曲は、ドラマ「ハングリー!」のために書き下ろされた楽曲となる予定で、シングル盤として2012年2月8日(水)にリリースが決定している。楽曲は現在制作中で、タイトルも未定となっているが、12月13日(火)最終回のドラマ「HUNTER~その女たち、賞金稼ぎ~」放送終了後にオンエアされる「ハングリー!」の告知CMでは、THE BAWDIESの『HOT DOG』が流れる予定。【主題歌デモテープを聴いての向井理コメント】「最初にTHE BAWDIESにお会いした時に“THE BAWDIESっぽいものができれば、かっこいいものになる”と思いました。初めて、この曲を聴いた時は、シンプルだけど無駄がなくて、かっこよくて、THE BAWDIESらしいなと思いました。シンプルだからこそ、誤魔化しがきかないから男らしいなと。渋めの声と音で、かっこいいけど、ちょっと懐かしいロックの感じがあって、素敵な曲を作っていただきました。これまでの「ハングリー!」 の撮影でやってきた感じが間違ってなかったともイメージできました。この曲のおかげで、これからの撮影がもっと楽しみになりました! 曲を聴きながら現場に行きたいので、早く完成したCDがほしいですね(笑)。ハートに届く曲なので、ドラマにぴったりだと思います!!」
2011年12月13日ドリームワークスアニメーションの新作『カンフー・パンダ2』が19日(金)から日本公開される前に、日本語吹替え版で主人公ポーの師匠シーフーを演じた笹野高史がインタビューに応じた。その他の写真『カンフー・パンダ2』は、前作でカンフーを取得し“龍の戦士”となったパンダのポーと仲間たち“マスター5”が、中国を制圧するべく現われた孔雀のシェン大老たちと壮大なカンフーバトルを展開。さらにガチョウのお父さんに育てられたパンダのポーの出生に隠された謎が描かれる。前作では食いしん坊でぐうたらなポーをイチから…どころかマイナスの段階から鍛えてきた厳しくも心優しい師匠シーフー。声を演じた笹野も前作からの続投となる。「声だけで演じるのは本当にハードルが高いんです。でも、オリジナルの(シーフーの)声をダスティン・ホフマンがやっているのは力になりますし、彼の声を聞くと勇気づけられますよね。彼の演じている声を聞くと気持ちの流れや感情が読み取れますから、手本にしながら『ここは日本語で言うのだから違ったものを』というものがあれば、演出家と相談しながら演じていきました」。ちなみに、笹野は表に出ない役のデティールまでしっかり作りこむ細やかさで、多くの映画監督、映画ファンから厚い信頼を得ているだけあり「この映画で感心したのは、動物の生態を毛並みから動きまでしっかり調べていること。研究し尽くした細やかさがさすがなんです」と語る。本作でシーフーは、ポーにカンフーの真髄である“心の平和”を見出すことを命ずる。それは本作の最大のテーマである“ポーの出生の秘密”と大きく関連しながら物語の根幹を成していく。笹野は「時代が変わっても子に対する親の感情は同じなんですよね。心配するし、情もあるしね。男と女、そして親と子の話はシェイクスピアや鶴屋南北の時代から描かれているわけだから、永遠のテーマなんでしょうね」と分析しながらも「この映画はデフォルメはされていますけど、親子の感情が繊細に描けているから、泣けちゃうんですよね」と照れ笑いする。実生活では4人の子の父でもある笹野は、親子で映画館に行くことも多いそうだ。「子どもたちが小さいころはドラえもんとか、クレヨンしんちゃんとか観に行きましたけど、やっぱ泣いちゃいますよね。“子ども向け”というけど、よく出来ているし、子どもって大人より空想が好きでしょ? 誰もが一度は『僕はどこから来たんだろう?この家の子じゃないんじゃないか?』って空想するわけだから、この映画も小さな子どもでも絶対楽しめると思います」。『カンフー・パンダ2』8月19日(金) 新宿ピカデリーほか全国3Dロードショー
2011年08月19日女優の深田恭子が10月21日(木)、東京・港区の青山迎賓館で行われたWOWOWの主演ドラマ「幻夜」の製作会見に、米高級宝飾ブランド、ハリー・ウィンストンの総額2億円ジュエリーを身に着けて出席した。同局の連続ドラマ枠「ドラマW」の最新作で、人気作家・東野圭吾の同名小説を原作に、野望のためには手段を問わない美貌の悪女・美冬(深田さん)と美冬に魅せられ悪事に手を染めていく男・雅也(塚本高史)、2人を追う刑事・加藤(柴田恭兵)の人間模様を描くサスペンス。劇中、宝石店販売員からのし上がっていく役どころであることから、ウィンストンとのタイアップが決定。同ブランドはこれまで、米アカデミー賞のノミネート女優への商品提供などはあったが、TV番組単体とタイアップするのは今回が初めて。レース状のネックレス、イヤリング、リング、ブレスレットで総額約2億円、あしらわれたダイヤモンドの総カラット数約113カラットのジュエリーと、海外セレブ御用達ブランド「BCBG Maxazria」の白いドレスと「Tsuru by Alessandra Stella」のピンヒールという装いの深田さんは「アカデミー女優気分です」と会場の笑いを誘いつつ「このアクセサリーのお陰ですごい強い気持ちで出られました」と妖艶な笑み。美冬の役どころについては「美しいものに惹かれる点は理解できますが、ほかは全く理解できません」と苦笑いを浮かべた。一方、塚本さんは初共演が実現した柴田さんについて「付いていきたい人ってこういう人なんだと思った。柴田さんに会えたことが今回の僕の収穫。これまでのスタイルとかいろいろなことを教えていただいた。役者としても人間としても尊敬できます」と惚れ惚れ。柴田さんも「お前は…」と照れながらも「塚本くんはとっても切なく哀しみを持った役者さん。声も好きだし、スッとしゃべり出す感じも大好き」と温かい視線を送っていた。「幻夜」は11月21日(日)22:00よりWOWOWにて放送開始。(photo/text:Yoko Saito)WOWOW ドラマW「幻夜」毎週日曜日22:00よりWOWOWにて放送。公式サイト:■関連作品:白夜行 2011年1月29日より全国にて公開© 2011 映画「白夜行」製作委員会 恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜 2010年9月25日よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネセゾン渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2010映画「恋愛戯曲」製作委員会■関連記事:映画のヒロインに変身!「TIFF」ヘアデザインショーモデル体験に1名様ご招待達人に聞く!『恋愛戯曲』監督・鴻上尚史の恋愛講座【恋愛継続編】シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第7回)映画で見てみたいカップルと言えば?深キョン&椎名桔平&塚本高史「結婚しても恋心」で意見一致深キョン&椎名桔平が原稿に埋もれ…『恋愛戯曲』特別画像&白熱の本編映像が到着
2010年10月21日TBS系新深夜ドラマ枠第1弾「クローン ベイビー」の制作発表会見が10月6日(水)、東京・渋谷区のKDDIデザイニングスタジオで行われ、連ドラ初主演の市川知宏らブレイクが期待されるイケメン俳優陣ら12人が出席した。同じ遺伝子を持つクローンたちが互いに引き寄せ合いながらも、排除し合おうとする駆け引きと壮絶なバトル“イスとりゲーム”を描くヒューマンサスペンスで、金曜深夜0:20から30分間、新たに編成されたドラマ枠で放送。主要キャスト6人は、USTREAMで完全生中継されたオーディションを勝ち抜いて選出された若手注目株揃い。第21回「ジュノンスーパーボーイ」グランプリ出身の市川さんは「不安とプレッシャーがありますが、挑戦しながら頑張っています」と緊張気味に挨拶。だが作品にちなんで、司会者から誰かのクローンになれるなら?と聞かれると「真剣にウサイン・ボルト。人類で一番の速さをちょっと体験したい。トラックではなく環七とか甲州街道の歩道を走って。あの速さで人のリアクションとか見えるのかな?」とユニークな回答で会場の笑いを誘った。フジテレビ系ドラマ「GOLD」に続くドラマ出演の松坂桃李は「大好きな堤真一さんになりたい。役によって演技が幅広いので、芝居にどう挑んでいるのか知りたい」と俳優業への強い意気込みをのぞかせた。一方、同ドラマでは、史上初めて、J:COMオンデマンドで本放送前に先行有料配信されている(10月5日(火)スタート 毎週火曜配信/各話210円)。この日の会見は一般のファンにも公開され、市川さんは「先行配信で見た人が広めて、という感じで活用していただきたい」と女性ファンに宣伝をお願いしていた。ほかに、第22回「ジュノンスーパーボーイ」グランプリ出身でドラマ初挑戦の稲葉友、「キャンパスター★H50 with メンズノンノ」でメンズノンノ賞を受賞し、今年デビューした菊田大輔らが出席。ドラマ「クローン ベイビー」は10月8日(金)放送開始(金曜深夜0:20〜/初回は0:35〜)。(text:Yoko Saito)■関連作品:恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜 2010年9月11日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開© 2010「恋も仕事も腹八分目」フィルムパートナーズ■関連記事:眞木大輔×塚本高史インタビュープライベートで料理は?恋は…?塚本高史のぶっちゃけぶりに相武紗季、MAKIDAI爆笑市川知宏インタビュー恋は?料理は?19歳の素顔に迫る「年上の女性に憧れます」眞木大輔、名古屋での『恋ナポ』試写に登場!告白シーンに「緊張した」注目ガールズユニット「Love」がアンサーソングを携え“恋ナポ応援隊長”に就任
2010年10月06日先日公開を迎えた奇想天外なラブストーリー『恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜』監督の鴻上尚史を“講師”に迎え、読者の恋の悩みに答えてもらう“恋愛講座”企画。後編となる今回は、付き合うようになってからの恋の継続に焦点を当ててお届け!悩み:付き合ってからなかなかその後が長続きしません。どうしたら長く付き合えるのでしょうか――?ハラハラドキドキしつつ恋に落ち、その恋愛が成就したはいいけれど、なかなか長続きしない。そんな悩みに“鴻上先生”の答えは?鴻上:恋愛の初期というのは、互いにとって未知なわけ。そこで互いについて知りたいという思いで、いっぱい会っていっぱい話そうとするんですよね。そこで僕がよく言うのは“お土産を渡す”ということ。お土産は、相手が喜ぶものなら、なんでもいいんだ。手料理でもマッサージでも微笑みでも。でも、情報がお土産になるってことを忘れがちなんです。昨日、こういう映画を観た。こういう小説を読んだ、でも何でもいいんだけど、相手が知らない“情報”――すなわち、情報というお土産を互いに渡しあえる関係を築くこと、それが大事なんだと思う。――映画の中で深田恭子演じる脚本家の谷山は、自分が恋に落ちることで、それを脚本に反映させて執筆するという人物ですが、いまの話で言うと、谷山はいわば、相手から“お土産”を引っ張り出して…。鴻上:そう、“情報”をくれる相手と恋に落ちてそれを脚本にしているわけだけど、彼女のこれまでの恋愛で言うなら、谷山という女性は貪欲だから、1回でその相手が持っている全ての情報を吸い取っちゃうんだね(笑)。悩み:相手に対して甘えたいけれど、どこまで甘えていいのかうまく出すことができません。監督から見て、許せる甘えと許せない甘えは――?鴻上:これはもう、相手としっかりと話すしかないと思うよ。「どんな甘え方をされるのがあなたは好きなの?」ってね。また逆に彼がどんな風にあなたに甘えたいと思っているのかもね。それを相手に尋ねることって、全然、恥ずかしいことじゃなくて、隠している部分やナイーブな部分を見せ合うのが恋愛なわけ。それは甘え方だけでなく、例えばセックスの方法についても同じなんだよね。――なかなか、そこまで踏み込んでいいのか?と思ってしまいそうですが…。鴻上:例えばドラマなら、2人がベッドインしたら、奇跡のようにお互いの想いが通じてて、相手が何をほしがっているのか100%分かっているかのように描かれるけど、現実にはそんなことありえないわけで、話さなければ始まらない!それでも、彼に対してどんな甘え方がいいのかなんて言葉にして聞けないというのなら、実際にどんな甘えを彼が喜んでくれているのかを確かめていくしかない。――付き合いが続けばやがて、結婚ということを互いに意識するのは自然なことですが、その一方で最近では結婚を前提にした“婚活”というのがブームにもなっています。監督の中での恋愛と結婚の関係性、“結婚観”は?鴻上:俺が若い頃は、もちろん婚活なんてなかったから恋愛して、それが結婚に繋がっていくのが当たり前だった。恋愛をして、ちゃんとケンカをして、互いに嫌になったり行き詰まったりもして、「この人とならやっていけるかも」という思考ができて結婚、ということになるのかな。付き合って“恋愛”をせずにいきなり最初から「この人と結婚を…」というのは泳ぎを習い始めてすぐにオリンピックを意識するようなもの。婚活っていうのはいわばお見合いのようなもので、それ自体、否定しようとは思わない。ただ、“婚活”って言い方をすると、結婚ありきで間の恋愛をすっ飛ばしてしまうような響きがあるけど、そこでしっかりと恋愛がないのは、互いにとって不幸だとは思うよ。――ちなみに監督は、お付き合いからどれぐらいで結婚を…?鴻上:それはどこにも言ってないから内緒だな(笑)。悩み:結婚しても相手と恋愛気分でいたいのですが、秘訣を教えてください。鴻上:なかなか難しい質問だね(笑)。だけどこれもやはり、先ほどの話と同じで“お土産”だね。例えば、互いにいつも綺麗でいることを意識するとか、だらしない部分を見せないというのも僕は相手へのお土産だと思う。互いが互いにそういう意識を持つこと。長く一緒にいれば、知るべき新しいことというのは減ってくるかもしれないけど、そこで互いに相手のために“お土産”を作る努力ができるか否かだと思う。俺?俺は相手が喜びそうな映画や小説のことをよく話すかな…と、これ以上喋ると俺の結婚生活相談になりそうだから、ここまでで(笑)!恋愛中であれ結婚後であれ、鴻上監督が重視するのは相手とのコミュニケーションの継続。曰く「語ることで相手と一致することが大事なんじゃなくて、相手との違いを理解することが大切」とのこと。“達人”の言葉を胸に、いつもよりほんの少しだけ、会話の時間を長くとってみるのもよいかと…。第1回講座:【恋愛継続編】特集 新しい恋のカタチ■関連作品:恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜 2010年9月25日よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネセゾン渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2010映画「恋愛戯曲」製作委員会■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第7回)映画で見てみたいカップルと言えば?深キョン&椎名桔平&塚本高史「結婚しても恋心」で意見一致深キョン&椎名桔平が原稿に埋もれ…『恋愛戯曲』特別画像&白熱の本編映像が到着達人に聞く!『恋愛戯曲』監督・鴻上尚史の恋愛講座【出会い編】恋多き女(?)深キョンが恋の悩みをバッサバッサ
2010年09月28日映画『恋愛戯曲』の初日舞台挨拶が9月25日(土)、東京・千代田区のヒューマントラストシネマ有楽町で行われ、W主演の深田恭子、椎名桔平、共演の塚本高史らが出席した。劇作家で演出家の鴻上尚史が自身、2度上演した舞台を自らメガホンを取った作品で、スランプ中の人気脚本家・谷山(深田さん)と谷山に“強制恋愛”を仕掛けられるTVプロデューサー(椎名さん)の顛末を描くラブコメディ。恋愛と結婚の関係性について司会者から考えを尋ねられ、女優の山本未來と結婚して丸7年になる椎名さんは「結婚しても恋をしましょうってことで」。深田さんが「えーっ?」と驚きの声を上げると、「『えーっ』ってあなた、奥さんになっても恋していたいと思うでしょう?」と椎名さん。「ダンナさんに恋をしていたいし、ダンナさんにも恋をされたい」と話す深田さんに、「そういうことです」。2人、意見が一致した。入籍して4年目の塚本さんも「奥さんに恋心、好きっていう気持ちがあればいい。っていうか結婚しているからほかの女性いらない、って言えばいいのかな?」とハッキリした考え。鴻上監督は、椎名さんと塚本さんを指して「こことここはスキャンダルになっちゃうから、俺しか言えない。だから言いますけど、ときめくことは素敵なことで、片想いでもいいと思う。相手はいつも行くコンビニの店員さんもいいし。そうそういつも、奥さんにときめくことはないでしょう?」と反論。再び椎名さんと目を合わせると「あ、敵対しちゃった?」と苦笑いで、観客の笑いを誘っていた。『恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜』はヒューマントラストシネマ有楽町、シネセゾン渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開中。特集「新しい恋のカタチ」■関連作品:恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜 2010年9月25日よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネセゾン渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2010映画「恋愛戯曲」製作委員会■関連記事:深キョン&椎名桔平が原稿に埋もれ…『恋愛戯曲』特別画像&白熱の本編映像が到着達人に聞く!『恋愛戯曲』監督・鴻上尚史の恋愛講座【出会い編】恋多き女(?)深キョンが恋の悩みをバッサバッサ深田恭子インタビュー愛は自己チューに?恋に落ちるスイッチは…鴻上尚史婚活パーティでカップル成立率3割5分の恋愛伝道パワーを発揮!?
2010年09月25日まもなく公開となる映画『恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜』主演の深田恭子と椎名桔平2人が床いっぱいに散らばった原稿用紙の上に身を横たえている特別ショットと、劇中の白熱のシーンを切り取った本編の特別映像が到着した。鴻上尚史が2度にわたって上演した演劇を、深田さんと椎名さんをキャストに迎えて映画化した本作。かつては人気を極めたものの、いまは落ち目の脚本家・谷山とサエないTVプロデューサーの向井が、あるドラマの脚本の完成を目指して奮闘するさまがコミカルに描かれる。今回到着した画像は、劇中の写真とは異なる特別ショット。恋に落ちないと原稿を書くことができないという谷山と、何としても原稿を持ち帰らねばならない向井のやり取りが見どころの本作。進まない原稿を象徴するかのように、床一面に真っ白な原稿用紙が敷き詰められ、その上に深田さんと椎名さんが横たわるという、ちょっぴりシュールな1枚となっている。あわせて到着したのは本編の特別映像。谷山が執筆中のドラマは、化粧品会社をスポンサーにして進められている特別ドラマだが、TV局内ではその主導権を握るべく制作局、営業局、編成局の間で熾烈な綱引きが展開。制作局が椎名さん演じる向井を送り込む一方で、遅々として進まない谷山の原稿に業を煮やした編成&営業はそれぞれに“代案”を提示。このTV局内のリアルな(?)権力争いも見どころ。果たして物語はどこへ向かうのか…?『恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜』は9月25日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネセゾン渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY特集「新しい恋のカタチ」■関連作品:恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜 2010年9月25日よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネセゾン渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2010映画「恋愛戯曲」製作委員会■関連記事:深キョン&椎名桔平&塚本高史「結婚しても恋心」で意見一致達人に聞く!『恋愛戯曲』監督・鴻上尚史の恋愛講座【出会い編】恋多き女(?)深キョンが恋の悩みをバッサバッサ深田恭子インタビュー愛は自己チューに?恋に落ちるスイッチは…鴻上尚史婚活パーティでカップル成立率3割5分の恋愛伝道パワーを発揮!?
2010年09月25日同世代の女性を中心に高い支持を集める香里奈。彼女が最新作『ラブコメ』で演じるのは、チャキチャキの下町っ子で花屋の三代目の真紀恵。おまけに劇中で展開するのは、タイトルどおり“ラブコメ”の典型とも言える、どうにもこうにももどかしいような恋模様!作品について、劇中の恋愛について、公開を前に話を聞いた。先にも述べたように、真紀恵という役柄はチャキチャキの男勝りな下町っ子。だが、香里奈さんが演じる上で大切にしたのは、彼女が持つ“ギャップ”。「オヤジっぽいところを持った女の子ですが(笑)、実は女の子らしいところもしっかりと持ってるんです。そのギャップを引き出すことを意識しました」とのこと。香里奈さんの目に真紀恵はどのように映るのか?自身と似ている部分、異なる部分を尋ねた。「自分と似ている部分で言うと、キャピキャピしていないところでしょうか。勝気な部分に関しては…私は真紀恵ほどではないですね(笑)。彼女のそういう芯の強いところはかっこいいな、と感じます。私にはないところで、そういう風になれたらとも思いますね」。香里奈さんが憧れる女性像が真紀恵の中に?改めて、香里奈さんが目指す女性像とはどういうものなのか聞いてみた。「自分の気持ちを素直に表現できて、好きなことを一生懸命努力してやっている人。そういう女性ってやっぱり内面も外面も輝いてると思うし、かっこいいですね」。では話をもう一歩進めて香里奈さんの恋愛観に。劇中、真紀恵は幼なじみの美晴(田中圭)と、どこからどう見ても“いい仲”でありつつも、元カレの江島(塚本高史)との関係を終わらせることもできず、という状態に陥る。美晴はちょっぴり気の弱いところがあるが中身は誠実。17年ぶりに真紀恵と再会するまで、ずっと彼女への想いを心の中に抱いていたという一途(?)なところもある男子だが、香里奈さんの評価は?「怖いです(笑)…というか、17年もため込む前に言ってよ!と。でも、すごく素敵なことだと思います。ずっと会ってなくても心のどこかで気にしていてくれたって嬉しいですね。まあ、私が映画と同じ立場に立ったら、真紀恵と同じように『はっきり言ってよ!』という態度を取ってしまいそうですが…(苦笑)。でも、優しくて思いやりがあって、私としてはOKですね」。逆に元カレの江島に関しては「嫌ですね」とキッパリ。まあ当然といえば当然だが…。「なぜか、塚本くんが現場に来ると必ず雨になるんですよ!風まで吹いてきて。だから江島が嫌だ…というわけではないんですが(笑)、江島ってお金持ちだし、すごいことをしていそうなんですが、個人的には一緒にいて楽しいとか、一緒に出掛けるとかそういうことの方がずっと大切。だから江島とのデートのときも、一緒の2人ではなく別々の1人と1人という感じで、演じてて寂しくなってきちゃいましたね」。とはいえ劇中では、真紀恵は悩む悩む!傍から見てれば「こっち!」と指示を出したくなってしまうが当事者には見えないもの…。香里奈さん自身、悩みにぶち当たったときの特効薬は?「とりあえずおいしいものを食べてよく寝て、カラオケに行って…(笑)。考えないようにするときもあれば、考えて考えて全部嫌になって『もういいや!』となって、ベッドでグダーっとなって、動かないときもあります(笑)。でも結局、やるのは自分なんですよね。良くするのも悪くするのも自分――。だから全力でやるしかないって考えに至るようになりましたね」。ポジティブであり、そして何より仕事に対して真摯かつ謙虚。以下のコメントは主演のプレッシャーについての質問に対する答えである。「私が引っ張らなくちゃいけない立場なんですが、結局、主演というのは周囲のみなさんに助けてもらうことで成り立ってるんだなと感じます。主演をやればやるほど、一人では何もできないということを実感するし、ある意味、そのありがたみを知る機会なんだな、と思います」。多くの女性が彼女に憧れ、そして彼女に多くの役柄が舞い込んでくる――その理由が分かるような気がした。(Hairmake:SHIO/Stylist:Keiko Watanabe)■関連作品:ラブコメ 2010年9月25日より新宿バルト9ほか全国にて公開© KDDI■関連記事:渡部篤郎北乃きいのひと言に傷ついた?「一生懸命って…」香里奈主演、もどかしい恋模様に胸キュン!『ラブコメ』試写会に10組20名様ご招待香里奈が豪快な下町っ子の役で映画主演“草食系”田中圭ともどかしい恋に落ちる
2010年09月24日年の差は7歳。パッと見、タイプが違いそうな2人だが、インタビューの場で発している空気がどこか似通っている。そして、とっても仲が良い。『恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜』で塚本高史と眞木大輔は“二人一役”とでも形容すべき奇妙な形での共演を実現した。事故に巻き込まれ命を落としたイタリアン料理人・武(塚本さん)の記憶や料理の腕前が、事故を起こした張本人であり奇跡的に一命を取りとめたピアニストの佑樹(眞木さん)に宿るという関係。役柄上、現場で顔を合わせたのは一度きりとのことだが、取材中も2人の息はピッタリ!役柄、撮影現場の様子や作品を彩るおいしそうな数々の料理、そして劇中で展開する恋愛模様について2人に話を聞いた。本場イタリア仕込みの料理の腕を奮う武にその記憶と技術を宿らせた佑樹。“料理”が物語の中で重要な役割を果たす本作だが、塚本さん、眞木さんお2人の料理の腕前は?塚本:僕、実は普段から全く料理しないんですよ。今回のお話が来るまで包丁を握ったこともないくらいで、結構、亭主関白なところもあって「男は台所に立つもんじゃねぇ!」って感じで(笑)。でも劇中では、包丁さばきくらいできるようにならないとサマになんない。そこは現場で練習して乗り越えていきましたね。眞木:僕も料理はほとんどしたことなくて、一人暮らししていた頃にちょっとしたもの作るぐらいでした。今回の役を演じるに当たって、“天使のオムライス”(※相武紗季演じるヒロイン・瑠璃の思い出の一品)だけは作れるようになりたいと思って、この期間は毎日オムライス作って…飽きてました(苦笑)。包丁に関してはプロの包丁さばきとまでは言わないまでも、何とか“プロっぽく”見えるようにと…。では撮影後、その腕前をプライベートでも活用は?塚本:いやぁ、やっぱり作ってもらうのがおいしいなぁ、と(笑)。もう少しやれば料理の面白さや深さが分かるんでしょうけど…いまはまだいいかなぁ…。眞木:オムライスは作れますよ!…でも、いまは全然、作ってないですね(笑)劇中、あんなに素敵な包丁さばきを見せているのに何とももったいない!ちなみに武は、優しく誠実な性格とは裏腹に、意外とやんちゃな外見が印象的だが…。塚本:衣裳合わせのときに(村谷嘉則)監督と話をして、料理の腕はピカイチだから、あえて見た目とのギャップを激しくしようということになって。「じゃあ、俺が好きに作ってみていいですか?」とお願いして、見た感じいかにも不良っぽくしてみたんです。見た目に対して先入観持ってもらって、それで料理がうまいということで「あぁ、この子こんな美味しい料理作るんだ!」って見えればいいかなと思って」。幼なじみの武と瑠璃の関係。2人の目にはどう映ったのだろうか?塚本:いや、もう早く「好き」って言っちゃえよ!というのは思いましたけど、武は鈍感なんでしょうね(苦笑)。明らかに瑠璃が(サインを)送ってるじゃん!あえてそこに気づかないようにしてたんでしょうかね?そこで気持ちを伝えて結ばれたり、壊れたりしたらいままでの関係がなくなってしまうかも、と考えて怖かったのかも。まあ単純に、外から言わせてもらえば「付き合えよ!」と(笑)。眞木:僕も散々アピールしてるんだから、いけるじゃん!とは思ってました。自分だったら?僕は「当たって砕けろ」じゃないけど、結構自分から行っちゃいますね。黙って我慢する、というのができないと思います。映画の中では瑠璃と武の関係なら逆に関係ないのかな?とも思えましたけど。もちろん、タイミングとかはありますが、本当にイイなと思ったら行っちゃいますね。行っちゃいましょうよ、そこは(笑)!塚本:いや、やっぱり俺はスパッとは行けないかも知れない(苦笑)。今回の瑠璃と武みたいな関係なら言えるかな…?でも、確信がないと怖いかもしれないなぁ…。既婚者なのに苦悩の表情で悩み続ける塚本さんに、なぜか自信ありげな(?)眞木さん。この2人の“二人一役”っぷりをご覧あれ!■関連作品:恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜 2010年9月11日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開© 2010「恋も仕事も腹八分目」フィルムパートナーズ■関連記事:塚本高史のぶっちゃけぶりに相武紗季、MAKIDAI爆笑市川知宏インタビュー恋は?料理は?19歳の素顔に迫る「年上の女性に憧れます」眞木大輔、名古屋での『恋ナポ』試写に登場!告白シーンに「緊張した」注目ガールズユニット「Love」がアンサーソングを携え“恋ナポ応援隊長”に就任相武紗季、『恋するナポリタン』携えL.A.上陸アメリカ人の恋愛観に逆質問!
2010年09月14日映画『恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜』(村谷嘉則監督)の初日舞台挨拶が9月11日(土)、東京・渋谷区のヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、トリプル主演の相武紗季、眞木大輔(EXILE)、塚本高史が顔を揃えた。グルメライターのOL・瑠璃(相武さん)、事故に巻きこまれて命を失ってしまうことになる瑠璃の幼なじみのイタリアンシェフ・武(塚本さん)、武を事故に巻き込んだことから武の記憶が宿るピアニスト・佑樹(眞木さん)の交錯する想いを描く、ラブストーリー。役への共感について司会者から聞かれた相武さんは「相武紗季として共感できる、分かるところが少なかった」と役作りに苦労した様子。とはいえ劇中、武への想いを伝えられなかった役どころを演じ切っただけに「そのとき感じた感情を大切にして、隣の人への気持ちを素直に伝えられるようになれば」とメッセージを送った。武の記憶や料理の腕が宿る“1人2役”の設定の眞木さんは、劇中、ピアノと料理の腕を披露しているが「ピアノはほとんどやったことがなかったので、好奇心を持ってやり、映画に出てくるメロディは弾けるようになりました。料理もオムライスがキーとなるので練習しました。結構、上手いと思いますよ」と上達ぶりに自信を見せた。対照的に塚本さんは、「料理の練習?しなかったです」とキッパリ。司会者から、料理の手つきが素晴らしかったが?と問われると「だって僕じゃないもん。天才シェフの役ですよ。僕なわけ、ないじゃないですか」と吹き替え演技だったことをぶっちゃけトーク。共演陣と会場の笑いを誘った。『恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜』はヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開中。(text:Yoko Saito)■関連作品:恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜 2010年9月11日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開© 2010「恋も仕事も腹八分目」フィルムパートナーズ■関連記事:市川知宏インタビュー恋は?料理は?19歳の素顔に迫る「年上の女性に憧れます」眞木大輔、名古屋での『恋ナポ』試写に登場!告白シーンに「緊張した」注目ガールズユニット「Love」がアンサーソングを携え“恋ナポ応援隊長”に就任相武紗季、『恋するナポリタン』携えL.A.上陸アメリカ人の恋愛観に逆質問!『恋するナポリタン』海外進出で相武紗季、眞木大輔、塚本高史のコメント動画が到着
2010年09月11日おととしのジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞した市川知宏。受賞当時は高校生。受賞を境に一気に仕事が増えたのは想像に難くないが、多忙をものともせずに学業と俳優業を両立させ、現在は早稲田大学に通いながら仕事を続けている。今年、劇場公開される出演映画は2本。初めて映画の撮影現場となった『恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜』では、少しクールな青年・槇原聡史役を演じ、眞木大輔、相武紗季ら錚々たる先輩たちとの共演を果たしている。映画の公開を前に、19歳を迎えた市川さんの素顔に迫った――。幼なじみの瑠璃(相武紗季)の元へと向かう途中で、イタリア料理のコックの武(塚本高史)はピアニストの佑樹(眞木大輔)が起こした事故に巻き込まれて命を落とす。佑樹は一命を取りとめるが、なぜか佑樹には武の記憶と料理の腕が宿る。市川さんが演じた聡史は佑樹の甥。事故前は微妙に距離があった2人だが、佑樹が武の記憶を宿して以降は、聡史は何かと佑樹と行動を共にすることになる。まず、今回の聡史という役の印象は?「年齢は僕とほとんど同じだと思いますが、大人びていて、冷静ですよね。その部分を意識しすぎたのか、演じていて少し暗めのキャラクターになってしまいそうなところがあって、その微妙なテンションの調整は難しかったですね」。と話している市川さんも十分、大人びているように思えるが…。ちょうどよいので、19歳となった自身の性格を分析してもらおう。「僕ですか?いや、僕は…普通の子なんで(笑)。どちらかといえば、落ち着いている方かもしれませんね。そういう意味では聡史と少し似ているかもしれません。あと、一人が好きなところも。それと僕、すごい“質問魔”なんですよ。自分で興味を持つと、友達とかに次々と質問して、たまに迷惑がられてます(苦笑)」。幼なじみという近すぎる存在ゆえに、なかなか気持ちを伝え合えない瑠璃と武。事故、そして婚約者の水沢(市川亀治郎)を挟んでの2人の気持ちの交錯が物語のポイントともなっている。「この2人の関係って本当に切ない。もし、事故がなかったらどうなってたんだろう?というのはずっと考えさせられてるところですね」と市川さん。市川さん自身、気持ちをストレートに伝えるタイプ?「いや、どうでしょう…(笑)。あんまりガツガツとは行けず、様子をうかがっちゃいますね。ギリギリまで粘った末に『ここぞ!』と確信を持ったら行けるかも…」。残念ながら(?)、本作では聡史に関して恋愛の描写は出てこないが、この際なので市川さんの恋愛観を語ってもらおう。今回、主要な登場人物の中では、聡史は最年少だが、市川さん自身、付き合うならズバリ年上?年下?「そうですね、年上の女性には憧れますね!大学に通っていても、1年生から見て3年生、4年生の先輩の女性ってすごく大人で魅力的に感じます。一緒にいて、いろんなことを学べるだろうな、とも思いますし」。劇中の武と瑠璃は同い年。武が何だかんだと瑠璃の世話を焼く姿が印象的だ。また、水沢と瑠璃の関係は15以上も年の離れたカップル。こうした関係はどう映る?「何かそう言われると、年下の子もいいなぁって思えてきました(笑)。自分がリードしてあげたいって気持ちもあります!変に子供っぽかったりするとダメだけど…。年齢というより、ある程度の落ち着きを持っている人がいいですね。まあでも、自分からはコクれないんですけど…(苦笑)」。劇中、聡史も佑樹(=武)に影響されて包丁を握るが、市川さん自身は“料理男子”?「いや、残念ながら…(笑)。映画の中でも決して料理ができるという設定ではなかったので。家でも、親と一緒に住んでいるのでついつい頼っちゃいます。でもいま、料理できるとモテるんですよね?…いつか一人暮らしを始めたら考えます!」俳優としてデビューしておよそ1年。仕事、プライベート両面で様々な変化があったと思うが、自身でふり返ってみてどんな1年だったのだろうか?「まず、高校を卒業したことが僕の中ではすごく大きかったです。中高一貫の学校で、みんなと6年一緒、芸能界に入る前からの付き合いで、仕事を始めてからも何かと一緒にいた仲間だったので、みんなと離れ離れになるのはやはり辛かったです。一方で大学に対する期待もすごく大きいですね。これから新しい環境で、どんなことができるんだろう?ってすごく楽しみです。仕事では、思い出すと恥ずかしいんですが、ドラマでお盆を運ぶシーンがあったんですが、緊張して震えて、お盆が運べなかったんですよ。そこから比べると、1年で少しは成長できたかな、と思います。気持ちの面ではいまでも、目の前のことをとにかくガムシャラにやってます」。今後の目標に話が及ぶと「僕、堤真一さんが大好きなんです」と語り、こんな言葉を。「僕が『面白いな』と思った作品のほとんどに堤さんは出演されているんです。いまでは『堤さんが出てるから、面白いに違いない』って思って見たくなる。僕もそんな俳優になれたら嬉しいです。こないだも舞台に出てらしたんですが、チケットが取れなくて…」。客席ではなく、同じ舞台の上で活躍する姿をぜひ、見せてほしい。特集:年下のカレ■関連作品:恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜 2010年9月11日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開© 2010「恋も仕事も腹八分目」フィルムパートナーズ■関連記事:眞木大輔、名古屋での『恋ナポ』試写に登場!告白シーンに「緊張した」注目ガールズユニット「Love」がアンサーソングを携え“恋ナポ応援隊長”に就任相武紗季、『恋するナポリタン』携えL.A.上陸アメリカ人の恋愛観に逆質問!『恋するナポリタン』海外進出で相武紗季、眞木大輔、塚本高史のコメント動画が到着眞木大輔が相武紗季、塚本高史とのトリプル主演作でピアニストとシェフに同時挑戦
2010年09月07日相武紗季、眞木大輔、塚本高史のトリプル主演作『恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜』の先行上映会が8月20日(金)に名古屋市の伏見ミリオン座で開催され、眞木さんが舞台挨拶に登壇した。168席の劇場は満席。眞木さんが登場すると拍手と歓声がわき起こった。トークでは、“愛の告白”をテーマにした予告編が話題に。こちらの予告編は、眞木さんら男性キャスト陣の告白シーンが中心となっており、眞木さんはその中でシンプルに「好きだ!」と想いを伝えている。これについて眞木さんは「このときは役になりきっていたのでできましたが、告白シーンは緊張しますね(笑)」と少し照れくさそうにふり返った。さらに眞木さんは撮影現場で流行っていたという“恋ナポインスピレーションゲーム(?)”と呼ばれるゲームについて説明。これはお題についてイメージする“音”をみんなで一斉に言うというもので、撮影中、相武さんや塚本さんと共に盛り上がっていたという。映画について眞木さんは「今回の『恋ナポ』ではピアノに初挑戦をしました。ピアノのシーンは本作にとって、とても意味のあるシーンだと思います。ここに注目をして観てほしい」と見どころをアピールした。『恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜』は9月11日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。■関連作品:恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜 2010年9月11日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開© 2010「恋も仕事も腹八分目」フィルムパートナーズ■関連記事:注目ガールズユニット「Love」がアンサーソングを携え“恋ナポ応援隊長”に就任相武紗季、『恋するナポリタン』携えL.A.上陸アメリカ人の恋愛観に逆質問!『恋するナポリタン』海外進出で相武紗季、眞木大輔、塚本高史のコメント動画が到着眞木大輔が相武紗季、塚本高史とのトリプル主演作でピアニストとシェフに同時挑戦
2010年08月22日9月に公開を控える相武紗季、眞木大輔、塚本高史のトリプル主演作『恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜』の応援隊長に、ガールズユニット「Love」が就任することが決定。あわせて彼女たちのコメント動画も到着した。塚本さん扮するイタリアンシェフの武は、眞木さん演じるピアニスト・佑樹が起こした事故によって命を落としてしまう。佑樹は奇跡的に一命を取り留めるが、彼にはなぜか武の記憶、料理の技術が宿る。相武さんが演じるのは、武の幼なじみ・瑠璃。これまで、ことあるごとに武の料理を口にしてきた瑠璃は、武の命を奪う原因となった佑樹が、慣れ親しんだ武の味を再現することを許せず…という、ファンタジー要素を含んだラブストーリーとなっている。本作の主題歌を歌うのは日本でも絶大な人気を誇るバンド「MR.BIG」のヴォーカリスト、エリック・マーティン。本作のために書き下ろされた「Love Is Alive」は、塚本さん演じる武の視点――つまり男性目線で綴った歌詞となっているが、今回、同世代の女性から注目を集めるユニット「Love」が同曲のアンサーソングとして、逆に瑠璃の視点で綴った楽曲を提供することとなった。タイトルは「君の横顔〜Eternal First Love〜」。甘く、切なく、胸に響く純愛ラブソングに仕上がっている。LoveのMISAKIは映画について「観終わった後にジーンとくるような心温まる作品です。自分にとって大切な人――みなさんにもいると思います。大切だからこそ言えない気持ちがたくさんあって、私はこの映画でいろんなことを考えさせられました。この映画を観て、思いを伝えることの大切さなども感じてもらえたらいいなと思います」と感想を語り、楽曲についても「映画を観て、曲を聴いてさらに瑠璃さんの気持ちを感じてもらえると思います。ぜひみなさん、映画そして応援ソング、両方チェックしてください」としっかりとアピールしてくれた。またSTEPHANIEからは映画について「キュンキュンなるようなシチュエーションがあったり、美味しいご飯が出てきたり心もお腹も満腹にしてくれる映画」というコメントが届いた。Loveの2人は“恋ナポ応援隊長”として活動をスタート。JALの機内で、映画とのコラボレーションによって製作された特別PVが上映されるほか、料理教室のABCクッキングの協力を得て、Loveと一緒にオムライスを作ることができる特別限定1dayレッスンの開催、日本で唯一の食の総合エンターテイメントチャンネル「食と旅のフーディーズTV」で9月から放送される『恋ナポ』公開記念番組のナビゲーターを務めるなど、様々なプロモーション活動を展開していく予定となっている。『恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜』は9月11日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。※こちらの動画コメントはMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜 2010年9月11日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開© 2010「恋も仕事も腹八分目」フィルムパートナーズ■関連記事:相武紗季、『恋するナポリタン』携えL.A.上陸アメリカ人の恋愛観に逆質問!『恋するナポリタン』海外進出で相武紗季、眞木大輔、塚本高史のコメント動画が到着眞木大輔が相武紗季、塚本高史とのトリプル主演作でピアニストとシェフに同時挑戦
2010年08月02日7月1日(木)から4日(日)までの日程でL.A.で開催された第19回Anime Expoに出品された、相武紗季、眞木大輔、塚本高史のトリプル主演作『恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜』の、現地での上映および相武さんが参加したパネルディスカッションの模様が到着した。上映が行われたホールは当日、本作に合わせて“恋ナポホール”と名称が変更され、日本の映画、文化に興味を持った熱心なファンが訪れた。大歓声に迎えられた相武さんは、見事な英語でスピーチをこなし、客席からは大きな拍手がわき起こった。パネルディスカッションでは観客が相武さんを質問攻め!おいしそうな料理が数多く登場する本作とあって、観客の一人から「料理は好きですか?」という質問が投げかけられると、相武さんは笑顔で「料理は好きです。一人暮らしなので煮物料理とか作りますよ」と答えた。また、ある観客からの「映画のように、恋愛と結婚は選ぶ相手が違うと思うか?」という質問に「そうですね、共感する部分はあります。アメリカ人の方はどうなんですか?」と逆に質問する一幕も。さらに、パネルディスカッション終了後、相武さんは、コスプレの来場者に果敢にもインタビューを敢行!ナポリタン、ピザ、ズッパディ・マーレの3つの料理のパネルを掲げ「どれが日本で生まれた料理?」というクイズ仕立てで現地の来場者に質問し、映画のタイトルにもあるナポリタンが、実は日本発祥の料理であるということを説明した。本作は、事故で命を失ったイタリアンシェフ、彼の幼なじみの女性、そして、なぜか死んだシェフの記憶が宿ってしまったピアニストが織りなす切ないラブストーリーで、ナポリタンが劇中で重要な役割を果たしている。『恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜』は9月11日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。■関連作品:恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜 2010年9月11日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開© 2010「恋も仕事も腹八分目」フィルムパートナーズ■関連記事:『恋するナポリタン』海外進出で相武紗季、眞木大輔、塚本高史のコメント動画が到着眞木大輔が相武紗季、塚本高史とのトリプル主演作でピアニストとシェフに同時挑戦
2010年07月06日相武紗季×眞木大輔×塚本高史のトリプル主演作『恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜』が、7月1日(木)よりL.A.で開催される「Anime Expo 2010」に出品されることが決定!主演の3人の喜びのコメントが動画で到着した。ピアニストの佑樹(眞木さん)が起こした事故でイタリアンシェフの武(塚本さん)は命を落とすが、奇跡的に命を取り留めた佑樹に、なぜか武の記憶が宿ってしまう。武の幼なじみの瑠璃(相武さん)は、慣れ親しんだ武の料理の味を再現する佑樹を許せないでいるが、武のある想いを伝えようとする佑樹と次第に打ち解け…という、ちょっぴり切ないラブストーリー。劇中、瑠璃は武に「人生の最後にはナポリタンを食べたい!」とおねだりするが、実はスパゲッティの“ナポリタン”は、イタリア・ナポリ発祥ではなく、日本人が考案した純然たる和風スパゲッティ。今年で19回目を迎える「Anime Expo」では、アニメ作品だけでなく、日本の文化をアメリカの人に伝え、より深く日本を知ってもらおうという狙いがあり、日本発祥の“ナポリタン”を扱った本作が招聘作品に選ばれた。相武さん、眞木さん、塚本さんは今回のL.A.進出決定を大喜び。特に、塚本さんは、相武さんからの「どうですか?L.A.…ホームタウン」というフリに、自信満々で「まぁ、L.A.っつったら“俺の街”だからね(笑)」と故郷への凱旋(!?)に感慨深げな様子で「ハートが伝わればいいかな」と締めてくれた。果たして“ナポリタン”をロスの人々はどう受け止めるのか――?「Anime Expo 2010」は7月1日(木)から4日(日)の日程で開催。『恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜』は9月11日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。※こちらのコメント動画はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜 2010年9月11日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開© 2010「恋も仕事も腹八分目」フィルムパートナーズ■関連記事:眞木大輔が相武紗季、塚本高史とのトリプル主演作でピアニストとシェフに同時挑戦
2010年06月18日クエンティン・タランティーノからブラッド・ピットに至るまで影響を与えたと言われる塚本晋也監督の代表作『鉄男』を、塚本監督自身が全く新しい形で蘇らせた『鉄男 THE BULLET MAN』。先日より公開されている本作だが、異例の“爆音上映”が大きな話題を呼んでいる。ロバート・ダウニー・Jr.主演の『アイアンマン2』が前作を上回る勢いでヒットを記録しているが、巷を“文字通り”騒がせているアイアンマン(=鉄男)がもうひとり。「音圧を体験する」というコンセプトの下、『鉄男 THE BULLET MAN』において、塚本監督は公開劇場に可能な限り足を運び、通常の映画作品の上映とは次元の異なる、マックスの音量レベルでの上映を展開。実際に、本作の“爆音上映”を体験した観客からは「劇場が揺れている!」、「音を浴びるライヴのようだ」といった声が寄せられている。本作の公開を記念して、現在、東京・吉祥寺の吉祥寺バウスシアターでは、旧作『鉄男』および『鉄男II/BODY HAMMER』の“爆音上映”も実施!こちらも、通常の映画上映用の音響設備とは異なる音楽ライヴ用の音響設備をフルに使い、限界まで音量レベルを上げ大音響で上映しており、ファンの熱狂的な支持を集めている。6月12日(土)の上映初日には、劇場のキャパシティ200人強のところ、およそ300人がつめかけ、会場が酸欠状態になる程の大盛況だった。わざわざ劇場に駆けつけた塚本監督も“立ち見”で作品を鑑賞したとか…。ちなみに、吉祥寺での旧作の爆音上映は18日(金)まで(※上映作品は『鉄男II/BODY HAMMER』のみ)。また『鉄男 THE BULLET MAN』に関しては、メイン館のシネマライズ(東京・渋谷)での上映は20日(日)までだが、好評を受けて26日(土)からシアターN渋谷にて続投ロングランが決定!さらに、7月以降、全国各地での公開も続々と決まっている。爆音と共にハリウッドとはひと味違う“アイアンマン=鉄男”を体験してみては?『鉄男 THE BULLET MAN』はシネマライズほか全国にて公開中。■関連作品:鉄男 THE BULLET MAN 2010年5月22日より渋谷シネマライズほか全国にて公開© TETSUO THE BULLET MAN GROUP 2009■関連記事:『鉄男 THE BULLET MAN』インタビューキャスト陣が語る塚本晋也、東京…塚本監督・鉄男から誕生した世界初映像システム初披露爆音に熱狂!鈴木京香、浅野忠信ほか各界から『鉄男』に絶賛コメント続々『鉄男』最新作にニューヨーカー熱狂!予想外の大音響に騒然『鉄男』最新作N.Y.上陸!エンディング曲にナイン・インチ・ネイルズ
2010年06月18日北野武監督最新作『アウトレイジ』が6月12日(土)に初日を迎え、東京・新宿ミラノで北野監督と加瀬亮、椎名桔平ら個性派キャスト10人が舞台挨拶に勢揃いした。ある暴力団組織内の抗争を描いた、北野監督9年ぶりのバイオレンスで、キャスト陣は揃って北野組初参加。北野監督は「どうも監督の山田洋次です」と笑わせつつ、「こういったキャリアのある役者さんを揃えると、ホントに楽なもので勝手にやってくれる。本当にありがたかった」と感想。対照的に、キャスト陣は撮影をふり返り、緊張や戸惑いを吐露。小日向文世が「本当にシャイな方で現場で目を合わせてくれなかった」と悲哀タップリに話したが、北野監督は「ホモじゃないんで。女優さんだったら現場でやたら付け回すんですけど」とおトボケ。キャスト陣と観客を笑わせた。さらに三浦友和は「監督からは…何があったんだろう?ほとんど指示をしてくださらなかった。見放されているというか…以上です」と苦笑い。國村隼も「私もそういえば現場では監督から特に…」と話し、三浦さんと見つめ合って「ね!僕ら見放されていたね」と傷のなめ合い。杉本哲太も「自分もほとんど何も」。塚本高史も「僕もないですね…」。MCが「ということは、あの演技はみなさんが自分で作り上げたということ?」と尋ねると、北野監督は「ええ、楽屋にマリファナを焚いておいてですね、そのまま出ていけばみんな勝手にやって帰ってくれる、っていうくらいでしたね」と得意の毒舌回答。唯一ベッドシーンのあった色男担当の椎名さんも、「6時間かけて刺青を描いて、さあベッドシーンだと思って現場に入ったら、監督が入られて助監督さんから監督からと前置きされて『普通にやって』って。困っちゃったんですよね、まあやりましたけど」と苦情。北野監督は「『血と骨』をやったときに、崔洋一って監督と殺陣師の二家本さんっていう太った男2人が、鈴木京香と私(たけしさん)って見本を見せたんですけど、デブの男2人が絡んでのたうち回っていて、地獄絵図のようだったので、見ててこの業界、辞めようと思った」とラブシーン演出を放棄した理由を説明。またしてもキャスト陣を笑わせた。一方、試写会などで怪演の前評判が高い加瀬さんは「監督はどうしたものかといたく苦労されたと思いますが、いろいろ付け加えてくださって、(自分のヤクザ役を)成立させてくれた」と感謝の弁。締めに北野監督は「この映画を2回観ると、がんが治ったり階段が上れるようになったり、家出した息子が帰ってきたり、いろいろいいことがありますから」と観客に珍メッセージを送っていた。『アウトレイジ』は丸の内ルーブルほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)北野武監督インタビュー■関連作品:アウトレイジ 2010年6月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2010『アウトレイジ』製作委員会■関連記事:カンニング竹山主演作初日挨拶で北野監督新作タイトルを3連呼北野武監督インタビューキタノはいかにして加瀬亮を“ヤクザ”に仕立て上げたのか?モナもシビれた!北野監督作『アウトレイジ』女性座談会ランキング企画!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5社長になってほしい俳優といえば?【カンヌレポート 最終回】バルデム受賞にペネロペ涙!最高賞はタイ作品
2010年06月12日日本映画を新たな次元へと押し上げたと評される『鉄男』から20年。日本が世界に誇る鬼才・塚本晋也が自身の代表作を全く新たな形で映像化したのが『鉄男 THE BULLET MAN』である。男の肉体が鋼鉄に変貌していくという物語の“核”はそのまま。だが、この風変わりな設定を生かす上で欠かせないのが、俳優陣のドラマの部分。わが子を失い精神のバランスに異常をきたしていくゆり子と夫のアンソニーを演じたのは桃生亜希子とエリック・ボシックの2人。映画の公開を前に2人に話を聞いた。写真家、モデルとしても活躍するエリックは以前から塚本作品の大ファン。オーディションを経て本作への主演が決まったそうだが、そのときの経緯にふり返ってもらうとかなり興奮した口調でこう明かしてくれた。エリック:僕は、最初は『鉄男』を作るって知らなかったんです。単に塚本監督のオーディションとだけ聞いていて、それだけで「やったー!」って(笑)。台本もらったら、なんかサイボーグの話があって…でもまだ『鉄男』だって思わなかった。2回ほどオーディション受けて、それを知らされたときは衝撃でした!(役が)決まったときは信じられなかったです。「すごい!みんな知ってるシネマアイコンになるんだ」って。一方の桃生さんは、オーディションを前に初めて旧作の『鉄男』を観たという。桃生: 監督の存在はもちろん知っていましたし、その世界観に憧れも持っていましたが、自分の中で勝手に「(自分とは)ちょっと違うものだ」という感覚を持っていて…。私、ホラーやスリラーは苦手で、血とかも嫌いなんですよ。でも『鉄男』を観たらもう別格にかっこよかった。ただ、演じるとなると、それはすごいチャレンジだなと思いました。実際に監督にお会いする前は、「変態で頭の中ぶっ飛んでるんだろうな」と思ってたんですが、監督の方から「みんな、オタクとか変態とか思ってるんですが結構普通なんですよ」と先に言われました(笑)。実際に(塚本監督の)海獣シアターの工場のような場所で、いくつかセリフを言ってみたらすごくいい感覚だったんです。やってみたいという気持ちがすごく強くなりました」。では、撮影現場での塚本監督の印象は?桃生:すごく謙虚で腰が低い方なんです。状況の中でベストを探していく感じで。あ…でも、優しいんですが、目の奥に“狂気”はありますね。一度、私の撮影じゃないときにカメラをのぞいてるときの目を見たんですけど、すごいんですよ!初めて見る、色気のある目でした(笑)。初共演で2人は夫婦役を演じたわけだが、互いの印象は?また、撮影が進んでいく中での関係性の変化はあったのだろうか?エリック:脚本を読んで、ゆり子ってうつ病の暗い子を想像していたので、監督もきっとそういう重さのある女優さんを選ぶと思ってた。だから「こんなに元気なのか!」って(笑)。桃生:今回、撮影期間がびっくりするぐらい長かったんです。最初に知り合った分、お互いすごく仲良くなっちゃったというところがあって、進むうちにケンカしそうになったこともありましたよ。2人とも言いたいことを言い出して「ムカつくなぁ」って感じで(笑)。でも、そこまでできるのって逆にあんまりないですよね。だからすごく良かったと思います。エリックは、ちょっと気難しいところもあるけど(笑)、変なヤツです!ユーモアもあって、独特ですごくハマってました」。塚本作品のひとつの特徴と言えるのが“東京”の描き方。本作でも外国人の夫と日本人の妻という夫婦、そして全ての謎を包み込む街として、東京という都市そのものが独特の存在感を放っている。2人にとって東京はどんな街?エリック:それ、すごく考えたんですよ。僕はいろんな国、街を見てきたけど東京が一番好き。でも、塚本監督の作品を観ると、東京はすごい嫌なところなんですよね(苦笑)。みんなケンカしてて、男は悪いし、女の子はもっと悪い(笑)。厳しい、冷たい!塚本監督が言ってたのは「自分は生まれも育ちも東京で、ほかのところは知らないし、見るものもすることもない。だから東京の話になった」と。もしかしたら、彼にとってはどの街かは関係ないのかもしれない。自分が暮らす、狭く、暗いものを映画にしているのかな。でも、彼がN.Y.に生まれてそれを撮ったらそれはN.Y.の暗さになるわけで、ということはやっぱり東京であるということは関係ないようで、関係ある…(としばらく思案)。あと最近、街と自然についていろいろ言う人いるけど、すごく緑いっぱいあると思いますよ。塚本さんは、よく橋で撮影するけど、それはなぜかというと木や緑を写りこませないでビル群を撮りたいから。逆に言うとそれだけ木や緑があるってことなんです。桃生:すごくエネルギーの強い街だと思うので、自分のエネルギーが強くないと肯定できない部分があったりしますよね。一度外国に出て、戻ってくると感じるのは、ものすごく早い時の流れ。だから、何かしてないと不安になってしまうようなエネルギーの見えない渦みたいなものとかが絶対あると思います。ゆっくりとしようと思いつつ、気づいたら流されそうになって、ということは常にありますね。ただ、いまはその流れの中でやっていきたいとも思っていて、その中での面白さも見えてきているし、自分のスタイルを持っていれば楽しく生きられる、そういうチャンスのある面白い場所、可能性のある街だと思います。■関連作品:鉄男 THE BULLET MAN 2010年5月22日より渋谷シネマライズほか全国にて公開© TETSUO THE BULLET MAN GROUP 2009■関連記事:塚本監督・鉄男から誕生した世界初映像システム初披露爆音に熱狂!鈴木京香、浅野忠信ほか各界から『鉄男』に絶賛コメント続々『鉄男』最新作にニューヨーカー熱狂!予想外の大音響に騒然『鉄男』最新作N.Y.上陸!エンディング曲にナイン・インチ・ネイルズ塚本晋也の新たな『鉄男』が北米上陸!真田広之と共にアメリカでの栄誉の喜び語る
2010年05月21日“世界のキタノ”が再びカンヌの地へ!北野武監督の最新作『アウトレイジ』が、第63回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品されることが発表された。北野監督自ら、ビートたけしとして出演するほか、椎名桔平、三浦友和、加瀬亮、國村隼、杉本哲太、塚本高史、石橋蓮司、小日向文世ら豪華俳優陣が集結。ヤクザの世界に生きる男たちが、生き残りを賭け、裏切りや駆け引きなど激しい権力闘争を繰り広げられ、登場人物は全員“悪人”というバイオレンス・アクション。北野組初参加の俳優陣ばかりを揃えているが、中でも“いい人”の役柄のイメージが強い、加瀬さんや小日向さんがどのようにタンカを切り、拳をふるい、悪に手を染めていくのか注目したいところ。『BROTHER』、『座頭市』以来7年ぶりとなる本格的なバイオレンス作品となるが、北野監督は「久しぶりのアクション映画だから期待感もあると思うし、自分としてもお客さんの反応が楽しみだね」と自信のほどをうかがわせるコメント。ちなみに、北野作品がカンヌのコンペティション部門に出品されるのは、第52回の『菊次郎の夏』以来2度目。パルムドール獲得となれば、邦画では1997年『うなぎ』以来5作目の快挙となるが果たして?映画祭は5月12日(現地時間)から23日までの日程で開催され、審査委員長を、まもなく日本で公開される『アリス・イン・ワンダーランド』の鬼才、ティム・バートンが務める。北野監督は上映に合わせ、現地入りする予定になっており、現地フランスでも根強い人気を持つ“世界のキタノ”から目が離せない!『アウトレイジ』は6月12日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:アウトレイジ 2010年6月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開■関連記事:たけし帰国会見仏芸術文化勲章最高章は「黒澤さんが貰ったやつ、すげえ」“いい人”加瀬亮がヤクザ役でマジギレ!?たけし最新作、題名の意味は“極悪非道”
2010年04月16日塚本晋也監督の最新作『鉄男 THE BULLET MAN』がついに北米に上陸!第1回グリーンプラネット・フィルム・アワードにて、アメリカ映画以外で2010年に最も期待される映画に贈られる「MOST ANTICIPATED INTERNATIONAL FILM of 2010:ACTION FILM」を授与され、4月にニューヨークで開催される第9回トライベッカ映画祭への出品決定も発表された。グリーンプラネット・フィルム・アワードは2009年度に各国の映画祭および映画賞で脚光を浴び、既に世界的な話題を巻き起こした2010年公開作へ贈られる賞で、スティーヴン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、マーティン・スコセッシ、オリバー・ストーンを含む7人の選出委員会が協議の上で選出、ちなみに「MOST ANTICIPATED FILM of 2010」(アメリカ映画で最も期待される作品)は『シャッター アイランド』が受賞した。授賞式に参加した塚本監督は「この映画は、流行の3DもCGもほとんど使っておらず、昔ながらのアナログの方法で撮影しました。CGでは出せない本物の迫力が出せたと思っており、本物の鉄の男が大暴れします。『アバター』とは対極のアナログ映画ですが、体が受けるインパクトは 同じだと観た人には言われます。上映時間は『アバター』の3分の1ですが、観た後の疲労度は『アバター』の3倍は間違いなくあります。どうかみなさん、期待して、体感してください」と挨拶した。『鉄男 THE BULLET MAN』は、20年前に世界に衝撃を与えた塚本監督の代表作『鉄男』を、リメイクとも続編とも違った形で、新たに描いた作品。昨年のヴェネチア国際映画祭でコンペティション部門に出品されるなど、すでに各国の映画祭で大きな話題を呼んでいる。また、この日の授賞式典のもう一つの趣旨となっていたのが「黒澤明生誕100年トリビュート」。塚本監督は「ポスト・アキラ・クロサワ」と紹介され、多くのアメリカの報道陣が訪れる中、黒澤作品への熱い思いを語った。さらに会見では、『鉄男 THE BULLET MAN』が第9回トライベッカ映画祭に出品されることも発表されたが、ロバート・デ・ニーロが創設した映画祭とあって、塚本監督は「デ・ニーロさんが観て、何を感じるかを確認したい」と期待を口にした。また、アジア人俳優に贈られる「MOST OUTSTANDING ASIANS in HOLLYWOOD(ハリウッドで最も活躍しているアジア俳優)」を真田広之が受賞。チョウ・ユンファ、ジェット・リー、チャン・ツィイー、コン・リー、渡辺謙といった錚々たる顔ぶれを抑え見事、栄誉を手にした真田さんは「自分の功績が、後に続く若い人たちのためになればと思いやってきました。この賞をもらって今後10年頑張れます」と誇らしげに語った。『鉄男 THE BULLET MAN』は5月22日(土)より全国にて公開。なお公開に先駆けて、「塚本大図鑑−SHINYA TSUKAMOTO FILM FESTIVAL 2010」と題して、5月8日(土)から5月21日(金)の2週間にわたり、シアターN渋谷にて塚本監督の過去の全作品の特集上映も開催される。「塚本大図鑑−SHINYA TSUKAMOTO FILM FESTIVAL 2010」■関連作品:鉄男 THE BULLET MAN 2010年5月22日より全国にて公開© TETSUO GROUP 2009■関連記事:マット・デイモン、主演するソダーバーグ監督の新作を携えてヴェネチア映画祭に登場!塚本晋也、深夜のヴェネチアを興奮の渦に「レッドカーペット歩けるのはすごいこと」塚本晋也最新作、ヴェネチア国際映画祭出品決定初コンペ出品の快挙!世界のツカモト、全篇英語で挑んだ21世紀版『鉄男』で“全世界同時”会見
2010年03月29日太宰治が入水自殺するその前日まで連載が続けられており、結末は太宰が墓の中(水の中?)まで持って行ってしまい、未完の遺作となった「グッド・バイ」がドラマシリーズ「BUNGO−日本文学シネマ−」で蘇った。意外にも、と言うべきか太宰が最後の最後に書き連ねていたこの作品、“死”を感じさせるようなものではなく、どこかとぼけた2人の男女――田島(≒太宰)と絶世の美女であり、男勝りな性格を持ったキヌ子――の滑稽なやり取りに思わずクスリとさせられる。田島を演じているのはミュージシャンの山崎まさよし、そして勝気なキヌ子を水川あさみが演じている。“恋多き男”に魅せられることなく、逆に田島、すなわち太宰をやりこめる女、という太宰作品において異彩を放つキヌ子を水川さんはどのように演じたのか?話を聞いた。10人の愛人を抱えてどうにも身動きが取れなくなった田島が、偶然知り合ったキヌ子を“妻”として、彼女を連れてそれぞれの愛人の元へ赴き“グッド・バイ”を告げるという本作。キヌ子は、そんな田島にあきれつつ、彼から“出演料”をせしめていく。戦後間もない時代を舞台にしており、女手一つでクールに生き抜くキヌ子の姿が目を引くが、実際の水川さんはキヌ子と似ている?それとも…「私と似ている点…男っぽいというところでしょうか?私がキヌ子の立場だったら、キヌ子と同じように田島を張り倒したり、説教してしまいますね、きっと(笑)。でも、いくらお金を貰ってもキヌ子の様に(妻のフリをすること)は出来ないかもしれません」。では、水川さんの目に、田島(≒太宰)は魅力的に映るのだろうか?「きっと魅力的だったんでしょうね。そこまで女性が絶えることなく常に居て…私は…嫌です(笑)」とこちらはハッキリと拒否!劇中のキヌ子はあきれつつも「やれやれ」といった感じで田島の“グッド・バイ行脚”に何だかんだと付き合うことになる。どこか「男っていう生き物は…」といった温かい視線のようなものも感じるが…。「何か、母性的な感情なのだと理解しました。キヌ子が『しょうがないな』という気持ちになるのは…。私自身は男性に対して『男っていうのはしょうがない』と思うことはありません。キヌ子の母性的なところは…少し理解できます」。さて、この「BUNGO」シリーズ恒例の一問。水川さん自身の読書体験について。小説、雑誌、漫画を問わず普段、どんな作品を読んでいるのか聞いてみた。「作品に入っていなければ本は読みます。でも、どちらかと言うとマンガの方が好きです。いくえみ綾さんや浅野いにおさんが好きです」。今回の役柄を演じる上で「話の中にも出てくる様にカラスの様な声を少し意識した」と言う水川さん。「今後演じてみたい役柄は?」と話を向けると「いま、この役をやりたい!というよりは、いただいた役を演じることの方が大事かと思っています。とにかく、1つのイメージにとらわれることなく色々な役をやりたいと思っています」という答えが返ってきた。まさにその言葉通り、作品ごとに様々な表情を見せてくれる彼女からしばらく目が離せそうにない。まずは山崎まさよしさんを張り倒す本作での女っぷりをご堪能あれ!© 日本文学シネマ製作委員会「黄金風景」向井理インタビュー「黄金風景」優香インタビュー「魔術」塚本高史インタビュー「檸檬」佐藤隆太インタビュー「高瀬舟」成宮寛貴インタビュー<BS-TBS>「グッド・バイ」3月27日(土)18:30〜放送BUNGO-日本文学シネマ- グッド・バイ DVD価格:2,993円(税込)BUNGO−日本文学シネマ− DVD-BOX価格:13,125円(税込)発売日:6月19日(土)公式サイト:■関連作品:のだめカンタービレ 最終楽章 前編 2009年12月19日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビ・講談社・アミューズ・東宝・FNS27社のだめカンタービレ 最終楽章 後編 2010年4月17日よりTOHOシネマズ日劇3ほか全国にて公開© 2010フジテレビ・講談社・アミューズ・東宝・FNS27社■関連記事:『のだめ』香港上陸に熱烈歓迎!玉木宏&上野樹里、欧州の撮影地での公開にも期待“天然女優”上野樹里、早くも続編を約束?『のだめ』大ヒット舞台挨拶ツンデレ?身長?お似合い映画カップル1位は『のだめ』の2人真央&岡田将生が2位上野樹里、“千秋様”玉木宏を盾に竹中のキス拒否!『のだめカンタービレ』初日ヅラ装着率高し!『のだめ』キャスト陣が劇中の衣裳でボケ&ツッコミ、4千人大興奮
2010年03月25日相武紗季、塚本高史、そしてEXILEのMAKIDAIこと真木大輔のトリプル主演による映画『恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜』が9月に公開されることが発表された。死んだ男の記憶が別の男に乗り移る、というファンタジー要素を含んだ作品で、塚本さんと真木さんは料理人を演じる。特に真木さんはイタリアンシェフの記憶を宿したピアニストという1人2役とも言える役柄に挑戦している。相武さん演じる瑠璃は、プロポーズの返事の相談を幼なじみでイタリアンシェフの武に持ちかけるが、武は瑠璃の元に着く前に真木さん扮するピアニストの佑樹が起こしたアクシデントに巻き込まれ、命を落としてしまう。佑樹は奇跡的に一命を取り留めるが、事故後、佑樹の脳裏には死んだ武の記憶が乗り移っていた…。慣れ親しんだ武の味を再現する佑樹を許すことが出来ない瑠璃。だが、武の想いを伝えるがためによみがえってきた佑樹の行動に、次第に瑠璃の心はうちとけていく。本作では料理の監修に、かつてマドンナのプライベートシェフを務め、マクロビオティック料理に関する第一人者として知られる西邨マユミを迎え、ヘルシーイタリアンレシピをオリジナルで開発しており、料理も見どころの一つ。もちろん、塚本さん、真木さんが料理をするシーンもあるので要チェック!相武さんは「武が何よりも大切な存在だったということが出せるように、じゃれたり嫌味を言うときにも、愛情を持った行動にするということに気をつけました。ときめきや悲しさを感じながら、おいしい料理と一緒に楽しんでください」とメッセージを寄せてくれた。真木さんも「いい音楽、いい料理は人を幸せに笑顔にできる、というところに共感を覚えます。この映画を観た方にある意味満腹になっていただけたら最高です。ボナペティート!」とコメント、そして塚本さんは「イタリアンシェフ役ということで、CDでイタリア語を事前に勉強しました。いつも僕は『料理なんか男がするもんじゃない』と言っていますが、包丁の持ち方や千切りの仕方はちゃんと練習しました」と努力を明かしてくれたがその成果やいかに――?3人以外にも、第21回『ジュノン・スーパーボーイ・コンテストのグランプリに輝いた市川知宏に、歌舞伎役者の市川亀治郎、映画初出演となる元宝塚のトップスター、真琴つばさに脳科学者の茂木健一郎、ベテラン俳優の北大路欣也など豪華な顔ぶれが脇を固めている。また、2009年に再結成したMr.BIGのボーカル、エリック・マーティンが主題歌を担当。ドイツ出身の人気ユニット、スウィートボックスで知られるサウンド・プロデューサーのGeoと共に、本作のために「Love Is Alive」を書き下ろしており、こちらも楽しみなところ。瑠璃を目の前にした佑樹の心にわき上がる愛情は、佑樹本人のものなのか?それとも、武の想いなのか?武が最後の最後に瑠璃に伝えたかったことは?「ナポリタンのレシピを研究して、瑠璃の特別な日に作ってあげるよ」――武と瑠璃、2人の約束の味が想いをつなぐ!『恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜』は9月、全国にて公開。■関連作品:恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜 2010年9月、全国にて公開© 2010「恋も仕事も腹八分目」フィルムパートナーズ
2010年03月17日日本の近代文学の巨匠たちの作品の中でも“短編小説”にスポットを当て、旬の俳優を配してオムニバス形式で連続ドラマ化した「BUNGO-日本文学シネマ-」がBS-TBSで放送されている。連載5回目を迎えるキャストインタビューに登場してくれたのは成宮寛貴。“文豪”と呼ぶにふさわしい明治、大正期の作家・森鷗外の「舞姫」と並ぶ代表作「高瀬舟」に主演している。100年近くも前に発表されたにもかかわらず、見事なまでに現代を生きる我々こそが考えねばならない問題を提示するこの名作を、成宮さんはどのように捉え、演じたのか?成宮さんが演じたのは、実の弟を手にかけ、流罪を言い渡された喜助。病を抱え、死を望んで目の前で苦しむ者に対してすべき“正しい行い”とは何なのか?成宮さんも慎重に言葉を選びつつ、この物語が提起している問題についてこう語る。「早くに家族を亡くしたという境遇など、主人公に対し非常に感情移入してしまう作品でした。それを含め、もし僕が喜助と同じ状況に立たされたら…彼と同じ選択をするかもしれない。殺人はもちろんいけないことなのだけれど、考えた末に弟のために手を下して、そして罪を償うというところがすごく切なくて…。僕自身演じていて、弟が死んだ後のある台詞を言いながら、すごくホッとした気持ちになったりして、それでまた複雑な思いに駆られたり…。とにかく、自分の気持ちをひとつに集約できなかったですね。道徳的でないけれど“理解”できる…考えさせられました(苦笑)」。冒頭からしばらくして、牢に入れられた喜助が映し出されるが「仏のような表情」と本人が語るように、何とも言えぬ“安らぎ”を感じさせる表情が印象的だ。どのように演じたのか?と尋ねると「人生において本当に大切なものを失った瞬間を思い浮かべた」という答えが…。「例えば僕が俳優という仕事を辞めなくてはならない状況になったら、ものすごく残念で、でもものすごくホッとして…そういう状態の“幸福感”を噛みしめるんじゃないか?それが幸せであることが不思議で、そしてそんな自分が許せなくて…そんな風に自分の中で順番に気持ちを追っていきました」。話を聞いていると、彼の“演じる”ということに冷静かつ論理的に臨む姿勢が垣間見える。「演じながら役になりきるというよりは、一歩引いて役を見つめていて…俯瞰して自分を見ている」と語るが、「でもクールにじゃないですね、かなり必死ですよ(笑)!」とも。現在27歳。そろそろ“若手”ではない年代に差し掛かってきているのかもしれない。自分の属する世代や年齢、自身の中の変化や成長を意識することは?「それは“シェア”の問題かな。若い子は常に次々と出てくるわけで、そういう子たちを起用して、かつて僕らも出ていた青春群像劇が作られる。僕は僕で、もちろんひとつずつ年をとって、演じる役柄(の年齢)も少しずつ上がっていく。個人的には、実年齢や年上の役を演じるよりは年下の方が演じやすいですね。必死で生きているから“実年齢の人物”が見えてこないんでしょうね」。この「BUNGO」シリーズで塚本高史さんに話を聞いたとき、「いまの自分たちだからできる群像劇をやってみたい」と語っていた。それを伝えると、少し笑ってこんな答えが。「僕らくらいの年齢って、夢がバァーって広がっていてそこに全力疾走という感じでもなくて、少し何かが見えてきて、何かをあきらめたり、シフトチェンジする年頃なのかもしれないですね。まあ、僕自身にそういう実感はないですが(笑)。そういう部分を描くものならやってみたいですね。年齢を少し重ねて、学園モノから少しお兄さんになって“作品選び”が面白くなったというのはありますね。偉そうに言えば“時代を読む”という感じですかね(笑)?」もう一問。“文豪”に因んで、最近であれ、これまでの人生であれ、成宮さんが「強烈な印象を受けた一冊」は?「正月の休みでハワイに行ったんですが、僕はボーっとしてて、一緒に行った友人はずっと本を読んでて構ってくれないんですよ(笑)。そのとき友人が読んでいたのが『カエルを食べてしまえ!』(ブライアン・トレーシー著/ダイヤモンド社刊)という本。朝起きてすぐに、自分がやりたくないことをやりなさい、ということが書かれてる。自分への約束事で自分を縛るというのが面白いな、と思いましたね。また年齢の話ですが、自分で金を稼いで自由自在に泳ぎ回りがちだけど、それだけじゃダメということを言われてるようで結構ガーンと来ましたね。“カエルを食べる”というのは自分の一番嫌なことをやるということ…と言いつつ、読んでません、僕は。でもオススメです!」まさか読んでいない本を薦められるとは…と驚きつつ、話を聞いていてどこか心地良い。やはり不思議な魅力を持っている。「今年は自分にとって役者を始めて10周年の年。自分でスタイルを持って、そのスタイルに意味を感じて…その上で良い出会いを期待したいですね」とニッコリ笑った表情が印象的だった。© 日本文学シネマ製作委員会「黄金風景」向井理インタビュー「黄金風景」優香インタビュー「魔術」塚本高史インタビュー「檸檬」佐藤隆太インタビュー「グッド・バイ」水川あさみインタビュー coming soon<BS-TBS>毎週土曜放送中/全6話・各話30分予定「高瀬舟」は3月13日(土)18:30〜放送BUNGO-日本文学シネマ- 高瀬舟 DVD価格:2,993円(税込)BUNGO−日本文学シネマ− DVD-BOX価格:13,125円(税込)発売日:6月19日(土)公式サイト:■関連作品:交渉人 THE MOVIE 2010年2月11日より全国にて公開© 2010「交渉人 THE MOVIE」製作委員会■関連記事:米倉涼子のチョコ“アーン”に陣内孝則「いつでもタイガー・ウッズになる!」と興奮真犯人を捜せ!『交渉人 THE MOVIE』マスコミ用パンフレットを10名様プレゼント陣内孝則、エロネタ&ブラックジョーク連発!林遣都は米倉涼子にメロメロ?キャスト舞台挨拶付き『交渉人』試写会に25組50名様をご招待米倉、筧&陣内のやんちゃコンビに大困惑映画版『交渉人』完成披露試写会
2010年03月12日