上野樹里が法医学者役で主演、時任三郎が主人公の父親を、風間俊介が夫を演じる「監察医 朝顔」第2シーズンの14話が2月15日オンエア。時任さん演じる平の“病状”に視聴者から様々な反応が集まり、今週のラストに“号泣”したという声があふれている。上野さんが興雲大学法医学教室に勤める法医学者・万木朝顔(まき あさがお)を、時任さんが朝顔の父で東日本大震災で行方不明となった妻・里子を探し続ける元刑事の万木平(まき たいら)を、風間さんが朝顔の夫で、ある事件の責任を負わされ刑事から派出所勤務となった桑原真也をそれぞれ演じる本作。朝顔の祖父で入院中の嶋田浩之に柄本明。里子の古い友人で平に寄り添う奥寺美幸に大竹しのぶ。興雲大学法医学教室で働く高橋涼介に中尾明慶、安岡光子に志田未来、藤堂雅史に板尾創路、医学部生の牛島翔真に望月歩。平、桑原と深い親交を持つ野毛山署強行犯の山倉伸彦に戸次重幸、森本琢磨に「SixTONES」森本慎太郎。桑原の姉で刑事となった忍にともさかりえといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。仙ノ浦の沼を調べようと現地に赴くも、手袋を忘れる平。だが今度は手袋を忘れたことを忘れ…どんどん進行する平の“物忘れ”だが、美幸は自分が支えるからと励まし、“一緒に暮らしてもいい”とまで伝える。そんな平の物忘れが心配な朝顔は1週間休みをもらい仙ノ浦に向かう。付箋や貼り紙であふれ、なかには自分の名前、生年月日、血液型まで書かれたものがある平の家を見て複雑な表情をみせる朝顔。浩之を見舞い「歯を調べる」と伝えた朝顔は、平に“どんな結果が出ても里子の歯だったと伝えるつもり”だと告げる。そんな朝顔に平は「だんだん自分が変わっていく」と告白、神奈川に戻りたいと伝える。引っ越しが終わり、つぐみの枕元にクリスマスプレゼントを置いたのち、朝顔、桑原を前に自らがアルツハイマー型認知症の診断を受けたことを告白する平。「これからどれだけ迷惑かけるのかわからない。だから先に謝っておく」と話す平に、朝顔は「4人で明るく暮らしていこう」と答え乾杯する…というのが今回のストーリー。すでに生活に支障が出るほどに進行している平の認知症。朝顔の選択に共感する声や、「介護の仕事してても、本人が受け入れるのに寄り添うの辛い」というコメントまで、様々な反応が寄せられている。「今日の朝顔のラストシーン、何度も思い出して泣いてしまう…平さんの言葉と表情と音楽と。すべてが優しく流れてた」「14話見終えて、泣けて泣けてしょうがない。 平さん、朝顔、桑原くん、つぐみちゃん、ずっと幸せでいてほしい」「ラスト号泣しちまった。ほんとドラマ史に残る大名作だよ。みんな演技凄すぎる」など、今週もラストに“号泣”した視聴者が続出している。(笠緒)
2021年02月16日上野樹里、時任三郎、風間俊介が共演する「監察医 朝顔」第2シーズン13話が2月8日オンエア。山口智子演じる夏目茶子の“復活”に喜びの声が上がるとともに、彼女の“考え方”に共感の声が多数。エンバーミングにも数多くの反応が寄せられている。法医学者の主人公が元ベテラン刑事の父、刑事から長野に異動となった夫。この親子を中心にした人々の日常と、さまざまな事件を解剖で解き明かしていくさまが月9初の2クールで描かれていく本作。興雲大学で法医学者をしている万木朝顔に上野さん。朝顔の父で元刑事の万木平に時任さん。刑事から長野に異動になった朝顔の夫・桑原真也に風間さん。そのほか中尾明慶、志田未来、板尾創路、平岩紙、望月歩、戸次重幸、「SixTONES」森本慎太郎、ともさかりえ、柄本明、大竹しのぶ、山口さんらも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。覚せい剤の過剰摂取で死亡した松野紗英(依田ゆい)を元の姿に戻して遺族に返したいと考える朝顔らのもとに、茶子(山口さん)が若林昭信(大谷亮平)を引き連れ現れる。若林は遺体に防腐処理を施して生前に近い状態に戻すエンバーマーで、茶子は若林にヘッドハンティングされアシスタントエンバーマ―になったのだという。若林の会社はエンバーミングだけでなく、大切な存在を失った人たちが抱える深い悲しみに寄り添う「グリーフケア」を目的としていた。エンバーミングの同意を得るため、朝顔は茶子とともに紗英の両親に会いに行く。一方、高橋は、愛菜(矢作穂香)の髪の毛から覚せい剤の陽性反応が出たことを朝顔に伝える。高橋と朝顔は山倉、忍とともに愛菜のもとに行き、身柄を確保しようとするが、そこに朝顔が現れ愛菜に紗英のエンバーミングに関するアドバイスをもらう…というのが今回の物語。茶子がエンバーマーとして興雲大学に帰ってきた――「茶子先生の安定感がすごい」「茶子先生がいると安心するなぁ」など視聴者から喜びの声があがるなか、新たな道を歩み出した茶子の“学ぶということは、何歳になっても楽しい”という考えに「いくつになっても何かを学ぶことは超楽しいっていいな」「わかるーいくつになっても新しい知識に触れるってワクワク」など共感の声も。また「これは本人の為だけじゃなくて、残された人の心のケアでもあると実感しました」など、エンバーミングについて触れるツイートも多数。また今回、杉本さん演じる丸屋大作も“復帰”。警察を辞めた丸屋だがなんと興雲大学の学生として藤堂(板尾さん)の講義を受けていた。ずっと挨拶する機会を伺っていたという丸屋を法医学教室のメンバーとして迎える朝顔たち。こちらにも「沖田くんとのわきゃわきゃ再会シーン最高」「茶子先生も丸屋さんもフェードアウトしたと思ったらいいタイミングで帰ってくるし、新しいことを始めてるのもすごくいい」などの声が続々と寄せられる。(笠緒)
2021年02月09日「先日の破局報道には驚きました。報じられた破局時期が、今回のドラマの撮影中でしたしね……」放送中のドラマ『にじいろカルテ』(テレビ朝日系)の制作関係者がそう話す。主演の高畑充希(29)は、4年間交際を続けた恋人・坂口健太郎(29)と昨秋ごろに破局したと報じられたばかりだ。以前、高畑はインタビューで、《プライベートで楽しいことや悲しいことを経験して人間として分厚くなったほうが、面白いお芝居につながると信じているんです》(『MORE』’20年3月号)と話していたことがあるが、言葉どおり“悲しい経験”を芝居に生かしているからなのか、女優業は好調。『にじいろカルテ』は初回平均視聴率12.1%と2ケタ発進だ。「ドラマは昨年8月末にクランクインし、12月に撮り終わっています。ロケ地はキャンプ場など自然が多い場所で、高畑さんもリラックスして撮影に臨めたようです。待ち時間に木陰で涼をとっているうちに、居眠りしてしまったことも(笑)」(前出・制作関係者)脚本は岡田氏。『ちゅらさん』『ひよっこ』などを生み出した、いわずと知れた人気脚本家だ。「高畑さんは、台本を読んで“温かさを感じる”と感激していたそうです。一方で初の医師役。医学用語を覚えるのが大変で、本番直前まで台本にかじりついていたといいます」(前出・制作関係者)■高畑に助言する大御所“朝ドラヒロイン”連続ドラマで岡田氏とタッグを組むのが初めてだった高畑は、ある人に相談をしたようだ。「有村架純さん(27)に“岡田さんの素晴らしい脚本をどう自分のものにすればよいか”と聞いたようです。有村さんはヒロインを務めた朝ドラの『ひよっこ』をはじめ、6度も岡田さんとタッグを組んでいますからね」(芸能関係者)高畑と有村は、’14年の映画共演以降、公私の悩みを相談する親友だそう。「逆に、有村さんが『ひよっこ』に挑んだときは、前年に『とと姉ちゃん』で朝ドラヒロインを経験していた高畑さんに助言を求めていましたよ。互いに関西出身で気が合うようで2人で話すときは関西弁なんです」(前出・芸能関係者)高畑にはもう一人、頼りにしている大先輩の“朝ドラヒロイン”仲間がいるのだという。「大竹しのぶさん(63)です。’13年の舞台共演以来、食事に行く仲になったそうで、仕事や私生活の大きな節目のときには、意見を求めているそうです」(演劇関係者)大竹も’75年に放送された朝ドラ『水色の時』でヒロインを務めた。王道を歩む女優同士だからこそ、わかり合える悩みもあるのだろう。前出のインタビューで高畑はこんなことも言っていた。《家族とか親友とか、本当に大変なことをわかってくれる人はちゃんといる。だから、つらさを仕事場で出さなくてもすむのかも》“朝ドラヒロイン会”で繰り広げられる女子トークは、高畑の癒しになっているにちがいない――。「女性自身」2021年2月16日号 掲載
2021年02月05日上野樹里主演、時任三郎、風間俊介らの共演で贈る「監察医 朝顔」第2シーズン12話が2月1日放送。悩みを1人で抱え込む朝顔に桑原が伝えた“言葉”に賞賛の声が殺到している。上野さん演じる興雲大学法医学教室に勤める法医学者・万木朝顔(まき あさがお)と、時任さんが朝顔の父でベテラン刑事だった万木平(まき たいら)の親子と、風間さんが朝顔の夫で長野で派出所勤務をしている桑原真也をそれぞれ演じ、朝顔が監察医として解剖を通じて見つけた遺体の“生きた証”で生きている人たちの心まで救っていくさまを描きつつ、新シーズンでは万木家に訪れる様々な試練とそれを乗り越える家族の絆も丁寧に描いていく本作。朝顔、平、桑原を取り巻く人々として、朝顔の同僚の高橋涼介に中尾明慶、安岡光子に志田未来、藤堂雅史に板尾創路、医学部生の牛島翔真に望月歩。野毛山署強行犯の山倉伸彦に戸次重幸、森本琢磨を「SixTONES」森本慎太郎。桑原の姉で刑事になった忍にともさかりえ。朝顔の祖父の嶋田浩之に柄本明。朝顔の母で平の妻である里子の古い友人・奥寺美幸に大竹しのぶ。そして朝顔が法医学者になるきっかけを作った夏目茶子には山口智子といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。長野でトンネル崩落事故が発生、朝顔たち興雲大学法医学教室のメンバーは派遣要請を受け現場に向かう。事故に巻き込まれていた桑原の無事がわかりほっとしたのもつかの間、忍と一緒に留守番をしていたはずのつぐみ(加藤柚凪)が行方不明になってしまう。光子や絵美から促され帰京する朝顔と桑原。山倉らも手伝い必死の捜査が続くなか、つぐみが無事発見。つぐみが多忙の朝顔を心配し平のもとに向かおうとしたことが判る…というストーリーが展開。つぐみを寝かしつけ遅い夕食を口にする朝顔が平の認知症の事や、仕事が多忙でつぐみを寂しがらせたこと、祖父・浩之が再び里子の歯について調べて欲しいと言い出したことなどを涙ながらに話し出すと、それを聞いていた桑原は「神奈川に戻る」と言い出す。朝顔は「負担をかけたくない」と答えるのだが、桑原は「俺は朝顔と毎日笑って過ごすためだけに結婚したわけじゃないよ。あなたが辛い時とか、大変な時とか、そういう時にそばにいるために結婚したんだよ」と、朝顔に自分の想いを伝える…。このセリフに「ホントに理想の旦那さん」「こんな立派な夫見たことない…結婚してくれ…」などの声が殺到。その後物語は薬物中毒で事故死した女性を巡るストーリーが展開。ボロボロになって亡くなった遺体を薬物をやる前の姿に戻して家族に返したいという朝顔の願いに、光子がどこかに電話…そして現れたのは茶子だった。まさかの“茶子復活”に「ついに茶子先生が戻って来た!」「茶子先生出てくるだけで泣いてしまった」「茶子先生を見ると元気になれます」など、放送後のタイムラインが沸いている。(笠緒)
2021年02月01日上野樹里が法医学者を演じ、時任三郎と親子役で、風間俊介と夫婦役共演する「監察医 朝顔」第2シーズンの11話が1月25日オンエア。父・平に祖父・浩之、夫・桑原に娘のつぐみ…朝顔の家族に次々襲い掛かる苦難に視聴者からも悲痛な声が上がっている。母が東日本大震災で被災し行方不明となり、その際法医との出会いがきっかけで法医学者となった主人公、万木朝顔(まき あさがお)を上野さんが演じる本作。ベテラン刑事だったが今は引退した父の平を時任さん。神奈川県警の刑事から異動し今は長野に勤務する朝顔の夫・桑原真也に風間さん。朝顔の祖父の嶋田浩之に柄本明。朝顔の母で平の妻である里子の古い友人・奥寺美幸に大竹しのぶ。朝顔の同僚の高橋涼介に中尾明慶、安岡光子に志田未来、藤堂雅史に板尾創路、医学部生の牛島翔真に望月歩。野毛山署強行犯の山倉伸彦に戸次重幸、森本琢磨を「SixTONES」森本慎太郎。桑原の姉で刑事の忍にともさかりえといった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。浩之が転院することになり、朝顔はつぐみと仙ノ浦に向かう。平の車で病院に向かう朝顔たちだが、平が向かったのは前の病院で、転院先ではアポの時間を間違えていた。見舞いにきた朝顔に浩之は里子のものかもしれない歯について調べたか尋ねる。まだ調べてないと答えた朝顔に浩之は「調べてくれないなら歯を返してくれ」と迫る…。挿管チューブをつけ衰弱した状態で必死に「(里子が死んだ後も)自分だけがのこのこ長い間無駄に生きている。あの時、俺が死ねばよかったんだ。そう思わない日はない」と言葉を続け「里子を返してくれ」と号泣する…このシーンに「演技が凄すぎてテレビドラマじゃない…」「迫真の演技…ホントに演技なのか?」「なんでこんな自然なの、、腰抜かす」など柄本さんの迫真の演技に圧倒された視聴者からの声が続々とSNSに流れる。その後、平は美幸の店でも忘れ物。朝顔の帰りの新幹線の時間を3度も聞き直し、健康診断を受けようという朝顔に「もういい!」と怒鳴り声を上げる。さらに桑原の勤務する諏訪ではトンネル崩落が発生、現地について遺体安置所の設置をしている朝顔の元に桑原が事故に巻き込まれたという連絡が入る…という展開に。幸い桑原は軽症で済んだが、今度は忍が目を離した隙につぐみが行方不明になってしまう…という展開に。朝顔の愛する家族が次々と苦難に見舞われる展開に「朝顔が辛い思いする事が多すぎる」「朝顔先生の人生ハードモードすぎ」「次々とつらいこと起こりすぎじゃん…どれだけいじめれば気が済むのよ…」など、視聴者からも悲痛な声が次々と寄せられている。(笠緒)
2021年01月25日上野樹里主演、時任三郎、風間俊介らの共演で描かれる「監察医 朝顔」第2シーズンの10話が1月18日オンエア。光子が狂犬病の遺体の解剖中に指を傷つけ…コロナ禍の医療従事者の境遇を連想させる展開に「突き刺さる」「今にものすごくリンク」などの声が殺到している。上野さん演じる法医学者の万木朝顔が、解剖を通じて見つけた遺体の“生きた証”で生きている人たちの心まで救っていくさまを描きながら、時任さん演じる朝顔の父で元刑事の平、風間さん演じる朝顔の夫で警官の桑原真也らが織りなす家族の物語も綴っていく本作。3人のほか朝顔が働く興雲大学の法医学教室のメンバーである高橋涼介に中尾明慶、安岡光子に志田未来、藤堂雅史に板尾創路、藤堂絵美に平岩紙、教室でアルバイトする医学部生の牛島翔真に望月歩。野毛山署強行犯係の係長・山倉伸彦に戸次重幸、同じく刑事の森本琢磨に「SixTONES」森本慎太郎、桑原の姉で刑事となった忍にともさかりえ。東日本大震災で被災し行方不明になった朝顔の母で平の妻・里子に石田ひかり、里子の友人で仙ノ浦に移住した平と親しくなる奥寺美幸に大竹しのぶといったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。朝顔たちのもとに男性の遺体が運ばれてくる。清掃員で配管のメンテナンス中にビル屋上から転落したというが、安全ベルトを自ら外したという目撃証言が上がるなど情報が錯そうしていた。多忙だったこともあり朝顔は、解剖は朝顔のサポート下で光子が行うことに。ところがその日徹夜明けだった光子は執刀中、誤ってメスで自身の指を傷つけてしまう。遺体の脳には浮腫があり感染症の疑いがあった。検査の結果遺体は狂犬病ウイルスに感染していたことが判明。光子の件が報道されたことで、保育園でつぐみが友達からいじめられてしまう…というのが今回のストーリー。報道が先行し周囲から「ママが病気だから、つぐみと遊ぶと病気になる」と友達に言われたと泣きながら話すつぐみ。その様子に視聴者からは「今日の朝顔は今の世情に突き刺さるなぁ…」「朝顔見てるけど、コロナ差別を連想させる」「今にものすごくリンクするテーマ…さすが監察医朝顔」などの反応が。朝顔とつぐみの境遇にコロナ禍で差別を受ける医療従事者を連想した視聴者が続出、「コロナ禍で医療従事者が拒否されてるのと同じに見えて心痛い」「こうやって言われてる子がいっぱいいるんだと思うと泣けてくる」「朝顔とつぐみに向けられたことばは医療従事者の方に向けられている心ない差別そのもので、心が痛む」などの声がタイムラインにあふれる状況に。また「つぐみちゃんも朝顔ちゃんも、いっぱいいっぱいなんだな。じぃじや桑原くん、いてくれたらなぁ」「つぐみちゃんの気持ちも朝顔の気持ちも分かるからつらい、、パパとじいじに助けてもらいたいけどそうはいかないし」などバラバラになった万木家を心配する声も多数寄せられている。(笠緒)
2021年01月18日今年6月~7月に、東京・Bunkamuraシアターコクーンと京都・京都劇場にて、COCOON PRODUCTION 2021 DISCOVER WORLD THEATRE vol.10『夜への長い旅路』が上演されることが決定した。“アメリカ近代劇の父”と称される劇作家ユージン・オニールの遺作で、オニール自身の青春時代における凄惨な家族の姿を描いた自伝劇と言われている『夜への長い旅路』。彼の死後、妻によって発表され、オニール4度目のピュリッツァー賞を獲得した。戯曲冒頭に付けられた妻への献辞の中で、オニールは本作を「血と涙で綴られた、古い悲しみの劇」と記している。悲劇的な家族の歴史を、人間の真実を突く普遍のドラマに昇華させ、自らの人生に“赦し”を与えたオニールの代表作を、今回は人間を深く見つめ、物語を繊細に紡ぎだすことで定評のあるフィリップ・ブリーンが演出。さらにブリーンに厚い信頼を寄せる大竹しのぶ、4年ぶりの舞台出演となる大倉忠義、初舞台に挑む杉野遥亮、フィリップとは初タッグとなる池田成志が集結し、オニールの最高傑作に挑む。舞台はオニール家をほぼ忠実に再現したとされるタイロン家の、夏のある一日。池田演じる俳優のタイロンが持つ別荘の居間で、家族が朝食後の団欒を楽しんでいる。しかし、その会話から徐々に家族全体を覆う闇が明らかに。大竹演じる母メアリーはモルヒネ中毒に冒されて常に精神が不安定。大倉演じる長男ジェイミーはアルコールに溺れ、杉野演じる次男エドマンドは結核を患っている。さらに、タイロン自身も金銭に対しいて異常な執着を持っているのだ。オニール自身が投影されたエドマンドの視点のみならず、母・父・兄、家族4人の個々の内面が深く掘り下げられ、それぞれの抱える哀切や怒り、後悔や絶望、そして家族間の愛憎、確執が、巧みな会話の応酬で見事に表出される家庭劇『夜への長い旅路』。詳細は後日発表されるので、続報に注目してほしい。◆大竹しのぶユージン・オニールの作品は『喪服の似合うエレクトラ』(04年上演)以来、二度目の挑戦です。今回も精神を病みそうな作品で(笑)、“頬に手を触れる”とか“肩にかける”といった繊細なト書きの一つ一つに、孤独と愛があふれていると感じます。演出のフィリップがその意味を全部わかるように説明してくれると思うので、とても寂しいお話だけど、すごく幸せな舞台になると思います。フィリップの稽古場は、他の方へのノートを聞くだけでも鳥肌が立つくらい、本当に発見が多くて楽しいです。どんな道を通ってもいつかは到達点に辿り着ける、そう信じて皆で旅をしているような感覚。今回も役者4人とフィリップで、濃密な旅に出かけることになるだろうと楽しみにしています。家族のスリリングな会話劇から、今、その場で起こっている現実、愛や人生を目の当たりにしていただきたい。何か大きなものをズシッと受け止めた…、そんな感触を与えられる舞台を目指したいと思います。◆大倉忠義以前から、大竹しのぶさんに「一緒に舞台をやりたいね」とお声をかけていただいていたんです。今回やっと実現する!と思って、詳しい話を聞く前に「やります!」と即答し、後になって作品の内容や演出の方についての情報を知って、これはものすごいハードルだぞ…と若干ひるみました(笑)。でも映像にはなかなかない、演劇だからこそ出来る内容だと思うし、この作品にどっぷり浸かることで、自身のレベルアップにつなげていかなくてはと。しのぶさんと同じ舞台に立ちたい人は山ほどいると思うので、こんな素敵な場所に誘っていただけて、本当にありがたいなと思います。今、多くの方が辛い状況にいると思います。芝居のテーマは重いかもしれないけれど、始まりから終わりまで、辛い現実をちょっとでも忘れて没入できる…、そんな体験をしていただけたら嬉しいですね。皆さんに豊かな時間を提供できるよう、頑張りたいと思います。◆杉野遥亮いつかは舞台をやりたいと思っていたので、今回の機会に感謝し、すごくワクワクしています。同世代の俳優仲間に初舞台をシアターコクーンで…と話したら「え〜!」、しかも大竹しのぶさんと…「ええ〜!」さらに演出の方がイギリス人で…「えええ〜!」というもっともな反応が(笑)。とにかくコトが大きすぎて、一周回って逆にフラットな気持ちになってきました。何も出来ないんだから怖がることもない、頑張るしかない。わからないことは「わからない」と言って、迷わずに聞いていこうと思っています。作品は難しいけれど、このコロナ禍で僕も家族について見つめ直すところがありました。自分たちが楽しくいられる空間って何だろう、自分らしく生きるには…と考えた時にこのお話を読んで、けっしてかけ離れた物語じゃない、共感できるものは確かにあるなと感じて。今はとにかく、嘘や後悔なく一生懸命生きることをこの作品への準備と考えて、日々を過ごしていこうと思っています。◆池田成志大竹しのぶさんと舞台を…と声をかけていただき、嬉しさと同時に怖いなという気持ちがありました。本当に豹変してしまう、スゴい役者さんですからね。で、どんな作品?と思ったら、これまた非常に深い、それぞれが鬱屈を抱える家族のお話で。コロナ禍の今、こんな重い話を〜と思うかもしれませんが、僕は、演劇は多様であるべきだと思っています。僕自身、昨年末はとっても下品な明るい芝居をしていたけれど(笑)、今度は180度違う舞台に参加できる。その幸せを噛み締めて挑みたいですね。演出のフィリップさんについては、彼の作品に2度出演している三浦春馬君とお仕事でご一緒した時に「どんな人?」と聞いたことがあって。「メチャいい人ですよ!」ってすごく信頼していましたね。きっと舞台に対して誠実な人だろうからとても楽しみです。6月に社会がどうなっているかはわからないけれど、僕らはしっかり準備をしてお客様をお待ちします。劇場にいるあいだだけはコロナのことは忘れていただきたい。そんな時間をお届けできればと思っています。【公演概要】COCOON PRODUCTION 2021 DISCOVER WORLD THEATRE vol.10『夜への長い旅路』作:ユージン・オニール演出:フィリップ・ブリーン翻訳・台本:木内宏昌美術・衣裳:マックス・ジョーンズ出演:大竹しのぶ、大倉忠義、杉野遥亮、池田成志企画・製作:Bunkamura●東京公演:2021年6月 / Bunkamuraシアターコクーン●京都公演:2021年7月 / 京都劇場※詳細は後日発表公式サイト:
2021年01月18日COCOON PRODUCTION 2021 DISCOVER WORLD THEATRE vol.10『夜への長い旅路』の上演が決定し、大竹しのぶ、大倉忠義、杉野遥亮、池田成志が出演することが18日、明らかになった。同作はノーベル文学賞受賞、ピュリッツァー賞4回受賞などの輝かしい足跡を誇り、“アメリカ近代劇の父”と称される劇作家、ユージン・オニールが凄惨な家族の姿を描いた自伝劇。彼の死後、妻によって発表され、4度目のピュリッツァー賞を獲得し、アメリカ最高の作家とされるオニールの評価を決定付けた。戯曲冒頭に付けられた妻への献辞の中で、オニールは本作を「血と涙で綴られた、古い悲しみの劇」と記す。悲劇的な家族の歴史を人間の真実を突く普遍のドラマに昇華させ、自らの人生に“赦し”を与えたオニールの代表作で、世界中で繰り返し上演されている。シアターコクーンでの舞台作りは5作目となるイギリス演劇界のトップランナー、フィリップ・ブリーンが演出を手掛ける。モルヒネ中毒に冒されて常に精神が不安定な母メアリーに大竹しのぶ、アルコールに溺れ父親の脛をかじって放蕩を繰り返す長男ジェイミーに大倉忠義、結核を患っている次男エドマンドに舞台初挑戦の杉野遥亮、アイルランド系移民で、金銭に対して異常な執着を持つ俳優の父ジェイムズ・タイロンに池田成志と豪華キャストが揃った。6月に東京・Bunkamuraシアターコクーン、7月に京都・京都劇場の上演を予定している。○大竹しのぶ コメントユージン・オニールの作品は『喪服の似合うエレクトラ』(04年上演)以来、二度目の挑戦です。今回も精神を病みそうな作品で(笑)、“頬に手を触れる”とか“肩にかける”といった繊細なト書きの一つ一つに、孤独と愛があふれていると感じます。演出のフィリップがその意味を全部わかるように説明してくれると思うので、とても寂しいお話だけど、すごく幸せな舞台になると思います。フィリップの稽古場は、他の方へのノートを聞くだけでも鳥肌が立つくらい、本当に発見が多くて楽しいです。どんな道を通ってもいつかは到達点に辿り着ける、そう信じて皆で旅をしているような感覚。今回も役者4人とフィリップで、濃密な旅に出かけることになるだろうと楽しみにしています。家族のスリリングな会話劇から、今、その場で起こっている現実、愛や人生を目の当たりにしていただきたい。何か大きなものをズシッと受け止めた…、そんな感触を与えられる舞台を目指したいと思います。○大倉忠義 コメント以前から、大竹しのぶさんに「一緒に舞台をやりたいね」とお声をかけていただいていたんです。今回やっと実現する! と思って、詳しい話を聞く前に「やります!」と即答し、後になって作品の内容や演出の方についての情報を知って、これはものすごいハードルだぞ…と若干ひるみました(笑)。でも映像にはなかなかない、演劇だからこそ出来る内容だと思うし、この作品にどっぷり浸かることで、自身のレベルアップにつなげていかなくてはと。しのぶさんと同じ舞台に立ちたい人は山ほどいると思うので、こんな素敵な場所に誘っていただけて、本当にありがたいなと思います。今、多くの方が辛い状況にいると思います。芝居のテーマは重いかもしれないけれど、始まりから終わりまで、辛い現実をちょっとでも忘れて没入できる…、そんな体験をしていただけたら嬉しいですね。皆さんに豊かな時間を提供できるよう、頑張りたいと思います。○杉野遥亮 コメントいつかは舞台をやりたいと思っていたので、今回の機会に感謝し、すごくワクワクしています。同世代の俳優仲間に初舞台をシアターコクーンで…と話したら「え〜!」、しかも大竹しのぶさんと…「ええ〜!」さらに演出の方がイギリス人で…「えええ〜!」というもっともな反応が(笑)。とにかくコトが大きすぎて、一周回って逆にフラットな気持ちになってきました。何も出来ないんだから怖がることもない、頑張るしかない。わからないことは「わからない」と言って、迷わずに聞いていこうと思っています。作品は難しいけれど、このコロナ禍で僕も家族について見つめ直すところがありました。自分たちが楽しくいられる空間って何だろう、自分らしく生きるには…と考えた時にこのお話を読んで、けっしてかけ離れた物語じゃない、共感できるものは確かにあるなと感じて。今はとにかく、嘘や後悔なく一生懸命生きることをこの作品への準備と考えて、日々を過ごしていこうと思っています。○池田成志 コメント大竹しのぶさんと舞台を…と声をかけていただき、嬉しさと同時に怖いなという気持ちがありました。本当に豹変してしまう、スゴい役者さんですからね。で、どんな作品?と思ったら、これまた非常に深い、それぞれが鬱屈を抱える家族のお話で。コロナ禍の今、こんな重い話を〜と思うかもしれませんが、僕は、演劇は多様であるべきだと思っています。僕自身、昨年末はとっても下品な明るい芝居をしていたけれど(笑)、今度は180度違う舞台に参加できる。その幸せを噛み締めて挑みたいですね。演出のフィリップさんについては、彼の作品に2度出演している三浦春馬君とお仕事でご一緒した時に「どんな人?」と聞いたことがあって。「メチャいい人ですよ!」ってすごく信頼していましたね。きっと舞台に対して誠実な人だろうからとても楽しみです。6月に社会がどうなっているかはわからないけれど、僕らはしっかり準備をしてお客様をお待ちします。劇場にいるあいだだけはコロナのことは忘れていただきたい。そんな時間をお届けできればと思っています。○あらすじ1912年、夏のある日の朝。俳優ジェイムズ・タイロンの別荘の居間で、家族が朝食後の団欒を楽しんでいる。しかしその会話から徐々に明らかになるのは、彼らの実像、家族を覆う暗い陰である。父ジェイムズは異常な吝嗇家であり、母メアリーは麻薬の常習者、長男ジェイミーは酒と女にだらしない放蕩息子で、次男エドマンドは肺を病んでいる。メアリーは昔、幼い息子ユージンを亡くしたことで罪の意識にさいなまれていた。その後にエドマンドを出産し、産後の病気をきっかけにモルヒネ中毒に陥ってしまったのだ。家族の確執が次第にあぶり出されていく中、再びモルヒネに手を出したメアリーが幻覚に襲われ始めて……。
2021年01月18日2021年1月10日からスタートした、俳優の大竹しのぶさんが主演を務める舞台『フェードル』の東京公演。新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の感染拡大を受けて、同月8日から東京都には緊急事態宣言が発令されており、舞台『フェードル』では政府の指示に従い、安全の確保につとめながら劇場収容率50%での開催を決定しました。販売済みのチケットはすべて払い戻し、再販売を行う形で対応しています。劇場に届いた手紙同月14日に大竹さんがInstagramを更新。投稿の中で、大竹さんは劇場に届いた1通の手紙を紹介しました。劇場にお手紙を頂きました。「半分の客席になって、もし空席が半分あったとしたら、それは観に行きたくても観に行けない私達の席です。その想いを伝えたくて」というお手紙でした。ありがとう。はい、観たくても観られない人がいる事、いつか自由な日になる事を信じて、一回一回誠実にやっていきます。shinobu717_officialーより引用 この投稿をInstagramで見る 大竹しのぶ(@shinobu717_official)がシェアした投稿 コロナウイルスが猛威を振るう中、どうしても現地へ行くことが叶わず、泣く泣く観劇を諦めた人もいるでしょう。そして、期間をかけてさまざまな準備をしてきた出演者にとって、本来であればもっと多くの人に舞台を楽しんでもらいたかったはずです。劇場に手紙を届けた人は、自らが観劇できない悲しみを抱えながらも、大竹さんたち出演者が空席の目立つ状況に心を痛めないように配慮し、想いをつづったのです。投稿に対し、ネット上ではさまざまなコメントが寄せられました。・心が温かくなりました。この困難をみんなで乗り切っていきましょう。・素敵な手紙ですね。どうか身体に気を付けて頑張ってください。・観に行きたかったけど断念しました。どうかこの想いが、劇場の空席に届きますように…。2021年1月現在、当たり前のように享受していた楽しみや喜びを奪われ、どこにぶつけることもできない悲しみやつらさを抱える人は多いでしょう。目の前が真っ暗で余裕がなくなった時こそ、同じように苦しむ他者のことをおもんぱかる姿勢を持てたら素敵ですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月15日大竹しのぶが主演する舞台「フェードル」が1月10日(日)よりついに開幕。緊急事態宣言を受け、開催計画を見直したうえで上演された本作について、演出・栗山民也、大竹さんと共演の林遣都のコメントと舞台写真が到着した。昨年の公演延期の後、1月8日(金)より開幕予定だった本作は、1月7日(木)に東京都などに発令された緊急事態宣言を受け、主催者及び関係者一同で協議した結果、観客及び出演者・関係者の安全を第一に考え、開催計画を見直し。劇場収容率50%制限の指針を受け、販売済みのチケットを全て払い戻し、改めて収容率50%までに設定した上、チケットを再販売。また、20時までに上演が終了するよう、上演スケジュールを見直して開幕に踏み切った。主演の大竹さんは、「初演の時に毎回感じた大きな濁流にのみこまれるような大胆で、スリリングな2時間。またあの体験ができると思う喜びでいっぱい」と語りながら、「来てくださるお客様の為に一回一回を、一生懸命演じるだけです。うねる様な、湧き上がるエネルギーを同じ空間で共有できたら、それが明日への活力になるのなら、劇場のあるべき意味が伝えられたという事になります」とコメント、「万全の対策でお待ちしていますとしか言えませんが、あとは舞台の上で必死に生きるのみです。頑張ります」と力を込める。林さんも「無事に幕が上がるか分からない状況の中で、初日を迎えられたことを幸せに感じます」と語る。「大竹さんが高めてくださった士気のもと、細心の注意を払いながら稽古を重ねてまいりました。演劇の力を信じ、情熱に満ち溢れ、純粋にお芝居と向き合い続ける今回の座組の皆さんと過ごした稽古期間は、僕にとってかけがえのないものとなりました」と改めてふり返りつつ、「観に来てくださる方一人一人に感謝し、大切に演じていきたい」と意気込みを明かした。初日を無事終えた演出:栗山氏は「とにかく、火傷しそうな芝居です」と評する。そして、「この120分の物語を埋め尽くす、(作者)ジャン・ラシーヌの言葉の熱く激しい温度に身を任せ、その体験を楽しんでください。コロナの荒涼とした時代の中で、この熱いという皮膚感覚は、とても貴重で素敵なものです。人間って、なんて乱暴で繊細で、でも最後まで強く愛してしまう生き物なのでしょう。その世界の、そこにいる人間たちの限りない不条理の美しさを見つめてください」とコメントを寄せている。「フェードル」は1月26日(火)までBunkamuraシアターコクーンにて上演。その後、石川、愛知、兵庫、静岡にて公演予定。(text:cinemacafe.net)
2021年01月12日都内にあるマンションから現れたカップルは真冬の厳しい寒さに、身を寄せ合った。キャップをかぶり、ダウンジャケットをはおっている女性はIMALU(31)。12月中旬の午前11時過ぎ、犬の散歩に向かうようで、左手には愛犬のリードを持ち、右手は隣の男性としっかりつないでいた。男性は黒のキャップにチェックのシャツを着込んだイケメンだ。目元は優しげで、時折お互いで顔を見合わせてほほ笑んでいる。2人は仲むつまじく街を歩き、さらにマンションに帰ってきたときにはIMALUが男の腕にギュッとしがみついた――。実はIMALUは、この男性と結婚を考えているという。「最近IMALUちゃんが頻繁に“結婚”という言葉を口にしています。もともと隠し事をあまりしないコなので、彼氏がいることは周囲も知っていました。ところが最近、彼女は、『もうすぐ結婚する』という意味のことも言うようになり、周りを驚かせています」(IMALUの知人)気になるお相手については、IMALU本人が、’18年元日放送『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)で語っていたこともある。番組中では「6歳年上のアーティスト」「17年秋ごろから交際を始めた」「東京から離れた山の中の古民家に住んでいる」などと明かし、後ろ姿まで公開。その後も時折テレビなどで“カレ”の存在について話していた。「恋人のAさんは彫りの深いイケメンのハーフで、共通の知り合いの紹介で出会ったそうです。仕事は、ミュージシャンをされていますが、有名なかたではありません。彼は外国育ちのため、あまりIMALUさんのご両親のことも知らないらしく、彼女はそれが心地よいそうですね。変に気を使わず一人の女性として見てくれるそうで、彼女にとっては癒してくれる存在なのでしょう」(音楽関係者)恋人の存在を明かしてから約3年。2人の関係は着実に縮まり、“古民家のAさん”はいつしかIMALUのマンションで同棲するようになったようだ。実はこのマンション、IMALUの母・大竹しのぶ(63)や、兄・二千翔が住む実家から歩いてわずか4~5分の距離にある。「ときどきAさんを実家に連れていくこともあると聞いています。大竹さんは新聞のエッセイで、“娘の友人が遊びに来ていて”などと書いていることもありますが、Aさんのことなのだと思います」(前出・IMALUの知人)翌日も犬の散歩のため自宅マンションから出てきたIMALU。隣にはやはりAさんの姿があった。――お2人が結婚されると伺いましたが?「えっ、そんな話をしている人がいるんですか(笑)」“まだ全然ですよ~”と言いながらもうれしさを隠しきれない様子だった。――でも、交際は順調ですよね?「はい!以前から(テレビでも)言っている人です。外国人と日本人の間に生まれていて。これ以上は彼のプライベートなので明かすことはできませんが……」――やはり将来的には結婚を考えていますか?「もちろんそうですが、焦っているわけではないんです」隣にいるAさんは“結婚”という言葉にも動じず終始ニコニコと、記者の質問に答えるIMALUを見守っていた。大物芸人の娘と無名音楽家、2人の恋の行く末は果たして――。「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載
2020年12月22日「IMALUさんは恋人であるAさんと自分のマンションで結婚を前提に同棲しているそうです。6歳年上のAさんはハーフのイケメンで、まだ名前はあまり知られていませんがミュージシャンとしても活動しています。IMALUさんのマンションはお母さんの大竹しのぶさん(63)が住む実家からも徒歩数分の距離で、しのぶさんも公認だと聞きました」(IMALUの知人)ハーフ恋人と幸せな同棲生活を送るIMALU(31)。18年元旦放送の『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)で「17年秋ごろから交際をはじめた」と初めてその存在を明かし、オープンな交際を続けてきた。母・大竹しのぶも公認のなか、交際開始早々に報告したという父・明石家さんま(65)の反応は芳しくなかったようだ。「基本的にさんまさんは“どんな男性だろうと反対する”というスタンスです。過去に、IMALUさんが、さんまさんに彼氏と別れたことを報告した際には、『おめでとう』と返したほどです」(芸能関係者)本誌は都内の自宅マンションから連日、2人が仲睦まじげな様子で出てくる姿を目撃している。12月中旬には、Aさんと手を繋ぎながら犬の散歩を楽しんでいたIMALU。そこで記者が“さんまの反応”について聞くと、こう答えた。「お付き合いしていることは知っていますね。父ももちろん知っていて、どういう人かとかも知っています。父が彼のことをどう言っているか?……特にネガティブなことは言っていませんけど……」“父からはネガティブなことは言われていない”と語っていたIMALUだが、実はさんまは知人たちに愛娘の交際についてグチをもらしているという。「少し前に、さんまさんが『あいつ男を見る目ゼロや……』と、嘆息していたんです。昔からIMALUさんの交際相手について心配しているようで、『ヒモっぽい男ばっかり好きになるねん』と。いまの恋人についても『お相手の方も悪い人ではないと思うんやけども、結婚はしてからが大変やから。不安定な収入の男と結婚してIMALUが苦労することを考えるとなぁ……』と不安をのぞかせていました。後輩芸人に『IMALUには安定した職業の男性と付き合ってほしい』とこぼすこともあるそうですし、いつ結婚を言いだされるか内心ハラハラしていると思います」(前出・さんまを知るテレビ局関係者)’20年5月にテレビ番組『極上空間』(BS朝日)で、理想の相手について聞かれ、「親のことを気にしない人がいい。親を芸能人じゃなく、人として見る人がいい」と発言していたIMALU。きっと“父の名前”にプレッシャーを感じて、2人の未来を諦めてしまわないでほしいという気持ちも込められているのだろう。寒い中でも身を寄せ合って歩いていた2人。さんまの反対を乗り越えて、IMALUとその彼氏は結婚にこぎつけることはできるだろうか――。「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載
2020年12月22日上野樹里が法医学者を演じ、時任三郎と親子役で、風間俊介と夫婦役共演する「監察医 朝顔」第2シーズンの8話が12月21日オンエア。重く悲しいストーリーに「辛すぎる」「苦しくなった」などの声が上がる一方、大竹しのぶ演じる美幸にも注目が集まっている。人気同名コミックをドラマ化、今シーズンは月9初の2クール連続放送となる本作。法医学者の主人公とベテラン刑事の父の親子がさまざまな事件を、解剖と捜査それぞれの方法でアプローチ。遺体から見つけ出された“生きた証”が、生きている人たちの心まで救っていくさまを描いていく。興雲大学の法医学教室に勤める法医学者・万木朝顔(まき あさがお)を上野さんが、朝顔の父でベテラン刑事の万木平(まき たいら)を時任さんが、朝顔の夫となった神奈川県警捜査一課の刑事・桑原真也を風間さんがそれぞれ演じるほか、法医学教室の主任教授である夏目茶子には山口智子。また法医学教室メンバーとして高橋涼介を中尾明慶が、安岡光子を志田未来が、藤堂雅史を板尾創路が。野毛山署強行犯係の係長・山倉伸彦を戸次重幸が、森本琢磨を「SixTONES」森本慎太郎。桑原の姉で刑事の忍をともさかりえがそれぞれ演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。発砲事件は解決したが桑原は長野県警への異動を命じられ、平が仙ノ浦に移り住んだことで、朝顔はつぐみ(加藤柚凪)とともに2人で生活を始める。興雲大学法医学教室には新しいアルバイト学生として、医学科3年の牛島翔真(望月歩)が加わるが、藤堂や高橋は彼が辞めないよう、何かと牛島に気を遣っていた。そんな折、法医学教室に海岸の岩場に倒れていた60代後半と思われる男性の遺体の解剖依頼が入る。自殺の可能性が高かったが身元がわかるようなものはなかったが、茶子はその遺体が30年前、幼い娘を殺された父親だと気づく。男性は30年前の事件の犯人を街で見かけ、後をつけるとまた幼い少女に声をかけていたため止めに入るが、相手が自分が殺した娘のことを忘れていたことに逆上。手にかけ、自分も自ら命を絶った。遺体を引き取りにきた息子は来月結婚を控えていた…というのが今回のストーリー。これまでにない重く悲しい展開に「今日の監察医朝顔、辛すぎる」「監察医朝顔、めちゃくちゃ見応えある」「今日は観ていて苦しくなった」「解決しない事件は新たな事件を生み、それが新たな被害者を生む連鎖にやるせない気持ちになった」などの反応が相次ぐ。また今回、大竹さん演じる奥寺美幸が里子(石田ひかり)と同級生であることが判明。公衆電話で里子に対し話しかけるラストシーンに「ただの昔なじみの食堂の人じゃないわけですよね」「最後どゆこと?」「大竹しのぶの行動が実に怪しい。物語にどう絡むのか?」「お母さん生きてるの?え?まさか…だよね?風の電話的な…だよね?」といった声も多数寄せられ、彼女の“電話の相手”が誰なのかにも注目が集まっている。(笠緒)
2020年12月22日2020年12月21日に放送されたトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、俳優の大竹しのぶさんがゲスト出演。元夫であり、お笑いタレントの明石家さんまさんに抱いている想いを明かしました。大竹しのぶ「家族のような存在がいるっていうのは…」大竹さんと明石家さんは、お互いに7月生まれです。そのため、毎年家族で行う誕生日会では、明石家さんと合同の形で祝ってもらっているといいます。2020年は、大竹さんの連れ子である長男・二千翔(にちか)さんが、義理の父親である明石家さんにプレゼントを渡したエピソードが、ネット上で話題を呼びました。大竹しのぶの息子がプレゼントを渡すと?明石家さんまの『粋な反応』に、グッとくる大竹さんは、毎年必ず明石家さんから誕生日プレゼントをもらっており、2020年は財布をもらったのだとか。そして、家族からたくさんのプレゼントをもらう明石家さんの姿を見て、感じた想いを口にしました。みんなも彼に、たくさんプレゼントとか。Tシャツとかそういう、ささやかなものですけど。すごいなんか、嬉しそうに荷物抱えて帰っていく後ろ姿を見ると、ああ、なんか、幸せな気持ちになります。徹子の部屋ーより引用番組のMCを務める黒柳徹子さんが「離婚していても、何かの機会に集まって、わだかまりなく一緒に暮らせるのはいいわね」というと、大竹さんはこんな自身の心境を明かしました。そうですね…まあ、一緒には暮らしていないんですけど。やっぱり1回は家族になった縁のある人なので、仲よくやっていけたらいいなというのはありますし、息子は本当の父親を2歳の時に亡くしているので。やっぱり私にいえないこととかもあるとは思うんで。そういう(父として話ができる)存在がいてくれるっていうのは、よかったなぁって思います。徹子の部屋ーより引用息子さんは、明石家さんをとても慕っており、仕事に関する相談などをする関係なのだそうです。大竹さんは、明石家さんの存在について、次のようにコメントしました。家族未満かもしれないけど、家族のような存在がいるっていうのは、お互いに嬉しいかもしれない。徹子の部屋ーより引用明石家さんのことを「家族のような存在」と表現した大竹さん。2人の関係性が伝わる言葉に、ネット上ではさまざまな反応が寄せられました。・さんまさんとの関係、すごく素敵だな。・不思議だけど、距離があるからこそ、仲よくできるっていうのもありそう。・大竹さんとさんまさんはすごい。なかなかない関係だと思う。生涯において、心から信頼し合える相手と出会える機会は、そう多くありません。どんな形であれ、そんな絆を結べる相手がいることは幸せですね。[文・構成/grape編集部]
2020年12月21日2020年12月13日に放送されたバラエティ番組『誰も知らない明石家さんま』(日本テレビ系)。番組では、父親としてのタレント・明石家さんまさんについて特集。明石家さんには、元妻である俳優・大竹しのぶさんとの間に2人の子供がいます。1人は、大竹さんの前夫の連れ子である長男・二千翔(にちか)さん。そして、もう1人は大竹さんとの間に授かったタレントで長女のIMALUさんです。同番組で、二千翔さんは初めてテレビで顔を出し、自分から見た父・明石家さんの印象を明かしました。明石家さんまの息子が語る父親の素顔明石家さんは、IMALUさんが誕生してすぐは仕事量を半分に減らして育児を積極的に行ったり、喘息の症状に苦しむ幼少期の二千翔さんを一睡もせずに看病したりと、家族との時間を大切にしてきたといいます。その後、明石家さんと大竹さんは離婚しますが、その際にも「子供とは月に30回は会える条件で離婚したい」というほど、子供が大好きでした。二千翔さんは、プライベートでの明石家さんについて「テレビ番組で見かける姿とまったく同じ」とコメント。番組のスタッフから「血のつながらない父親のことをどう思っているか?」と聞かれると、こう答えました。僕が小さい頃からずっと一緒にいてくれて、育ててくれたので、本当の父親だと思います。自慢のお父さんじゃないですけど…ずっと一緒にいてくれる人。誰も知らない明石家さんまーより引用さらに、両親の離婚については「自分は2人の変化に気付かなかった。正直悲しいというか、つまんなくなった」と振り返り、離婚後の2人についてはこう自身の考えを明かしています。仲はめちゃくちゃいいと思いますよ、今でも。お互い相手を尊敬、リスペクトしているから成り立っているんだと思います。誰も知らない明石家さんまーより引用しかし、復縁について聞かれると「ない!絶対うまくいかないと思いますよ。近すぎるとケンカするんで、今ぐらいがちょうどいい」と笑いを交えて答えました。そして、明石家さんに対する自分の気持ちを、正直に明かしています。考え方とか、人に対する態度とか、生きざまの部分は見習わせてもらっていて、僕の資産になっています。「自分の身体が動くうちは人を楽しませ続けたい」という想いがあると思います。本人的には、このまま燃え尽きて死んでしまってもいいと思っているかもしれないですけど、家族としては長生きしてずっとそばにいてほしいですけどね。今まで出会った人間の中で、人間的に一番かっこいい。素晴らしいと思っていて、尊敬しています。最高の父親ですね。誰も知らない明石家さんまーより引用番組の視聴者からは、次のようなコメントが寄せられました。・涙が出てきた。素敵な親子関係だなぁ。・さんまさんを想う息子さんの言葉に、胸が熱くなった。・さんまさんはやっぱりすごい。血がつながっていない我が子から「最高の父親」っていわれるなんて、なかなかないよ。父親のことを尊敬している二千翔さんの姿からは、これまでに明石家さんが我が子へ惜しみない愛情を注いできた様子がうかがえますね。親子の絆とは、相手を思いやり、言葉や態度で愛情を伝えていく中で生まれるものなのかもしれません。大竹さんが語る、家族にまつわるエピソードはこちらの記事でも読むことができます。大竹しのぶの息子がプレゼントを渡すと?明石家さんまの『粋な反応』に、グッとくる[文・構成/grape編集部]
2020年12月14日大竹しのぶが、古典劇『フェードル』再演に挑む──。義理の息子に対する狂おしい恋情に身を焦がすタイトルロールを続投するにあたって、ユーモアを交えつつ心境を語ってくれた。17世紀フランスの劇作家ジャン・ラシーヌが、ギリシャ悲劇『ヒッポリュトス』から想を得て創作した本作。アテネ王テゼの妻フェードルが抱く、義理の息子イッポリットへの禁断の想いや愛憎が描かれる。『ピアフ』で知られる主演・大竹と演出・栗山民也のタッグによって上演された2017年版で大竹は圧巻の演技を見せ、紀伊國屋演劇賞個人賞を獲得した。悲劇へ向かうキャラクターを際立たせるセリフの数々、ほとばしる破滅的な激情の応酬に、折に触れて「演劇の“原点”を感じられる作品」とその魅力を挙げてきた大竹。一方で「役者の声と肉体だけで登場人物の感情を増幅させ、同時に作品世界も成立させなきゃいけない」として、「自分の内側から言葉を発し、マグマのようなエネルギーをたぎらせて相手役に向き合わないと」と背筋を伸ばす。再演となる今回、フェードルから強い想いを向けられるイッポリットには、大竹&栗山と初顔合わせの林遣都がキャスティングされた。一挙手一投足を緻密に定める栗山の指導に「言う通りに動くと役がスッと降りてきて、すっごくおもしろくなるの!」と全幅の信頼を寄せる大竹は「初めての方は絶対、栗山さんの演出が勉強になります」「私にできるアドバイスならどんどん答えていきたいなぁ」と若い才能を率いる座長としての顔も覗かせる。神話的世界が見え隠れする一見難解な古典劇のセリフも、大竹によれば「人智を超越した力をもらえる感覚なんですよね」──。シェイクスピアの独白ゼリフが精神科の治療として使われていた過去を例に挙げつつ「あの特徴的な古典劇の長ゼリフには、人間を元気にする力が宿っているんじゃないかな」と考える。ギリシャ悲劇と言うと難しく感じるが「おばさんが、若い男の子を好きになって、でもその子はやっぱり若い女の子が好きで『あー、悔しい。何とかしよう』というシンプルなストーリーと思ったら笑えませんか?」と大竹。最後には「とにかく情熱的なフェードルの生き方を観て、最後に『あー、面白かった』ってスッキリしてもらえたら嬉しいです」と語り、インタビューを結んだ。公演は2021年1月8日(金)~26日(火)に、東京・Bunkamura シアターコクーンにて。その後、2月に地方巡演が予定されている。取材・文:岡山朋代
2020年12月10日スタジオジブリとしては初の全編3DCG制作となる長編アニメーション「アーヤと魔女」に寺島しのぶ、豊川悦司、濱田岳、平澤宏々路が参加することが明らかに。放送日も12月30日(水)に決定した。本作は、自分が魔女の娘とは知らずに育った少女アーヤが、ある日奇妙な家に引き取られ、意地悪な魔女と暮らすことになるところから始まる物語。アーヤを引き取る魔女のベラ・ヤーガを寺島さん。魔女と一緒に暮らす怪しげな男マンドレークを豊川さん。黒猫のトーマスを濱田さん。そして主人公アーヤは、『トラさん~僕が猫になったワケ~』などに出演した平澤さんがオーディションで選ばれた。今作が人生初のアニメの声優挑戦となる寺島さんは「夢のような体験でした。どんな環境に置かれても見事に逞しく生きていくアーヤの姿は今この時期の私たちに、必ず勇気と希望を感じさせてくれることでしょう」とコメント。豊川さんも「初の声優にドキドキでした。最初のセリフを口にした途端、ワクワクが止まらなくなりました。オトナのような君達へ、コドモのようなあなた達へ、今だからこそ、より愛したくなる素敵な(クリスマス)プレゼントになりました。どうか受け取ってくださいね!」と収録をふり返る。濱田さんは「憧れのジブリ作品に参加させて頂き、まるで夢のような時間でした。アーヤのどんな境遇も受け入れ、顔を上げて突き進む姿に勇気をもらい、笑顔にしてもらい、黒猫の僕に何が出来るかわかりませんが、独り立ち出来るまで、ずっとそばに居ようと思います」と語った。オーディション時は「合格するのは難しいかもしれない」と思っていたという平澤さんは、「アーヤの声優に選ばれたと聞いたときは本当に嬉しかったです!スタジオジブリには歴代のジブリの作品が沢山飾ってあって、本当にジブリの作品に参加できるのだと実感し、ワクワクしました!」と出演決定時の心境を明かしている。また本作では、監督こだわりの劇中歌をインドネシアの国民的スター、シェリナ・ムナフが歌唱。さらに、ギター:亀本寛貴(GLIM SPANKY)、ベース:高野清宗(Mrs. GREEN APPLE)、ドラム:シシド・カフカ、キーボード:武部聡志というスペシャルユニットが組まれた。なお、国際エミー賞を受賞した宮崎吾朗監督の代表作「山賊の娘ローニャ」の再放送が決定。全26話を前後編に再編集して放送する。<あらすじ>舞台は1990年代のイギリス。主人公は10歳の少女、アーヤ。赤ん坊の頃から孤児として育ったアーヤは、誰もが自分の思いどおりにしてくれる孤児院での生活がとても快適だった。ところがある日、突然やってきた変てこな2人組に引き取られることになってしまう。「あたしの名前はベラ・ヤーガ。魔女だよ。あんたをうちにつれてきたのは、手伝いがほしかったからだ」。そう名乗った女に、アーヤは「じゃ、決まりね。おばさんが私に魔法を教えてくれるかわりに、私がおばさんの助手になったげる」と返す。しかし、ベラ・ヤーガはアーヤを助手としてこき使うばかりで一つも魔法を教えてくれない。魔女と一緒に暮らしている怪しげな男マンドレークは、食事時しか顔をみせない。いつも不機嫌そうで、口癖は「私をわずらわせるな」。生まれて初めて“思いどおりにならない”壁にぶつかったアーヤだが――。「アーヤと魔女」は12月30日(水)19時30分~総合テレビにて放送。「山賊の娘ローニャ」総集編は(前編)12月19日(土)17時~、(後編)20日(日)17時~総合テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2020年11月12日西加奈子のベストセラーを原作に、北村匠海、小松菜奈、吉沢亮が共演する映画『さくら』。この度、3人の両親を演じた“母”・寺島しのぶ、“父”・永瀬正敏の夫婦ゲンカシーンの本編映像が到着。愛犬“サクラ”も名演技を見せている。長谷川家の父・昭夫(永瀬さん)宛に“溝口サキコ”から届いた1通の手紙。聞き覚えのない女性の名前を不審に思い、父の帰宅前に家族はその手紙を開けてしまう。親密そうなその内容に妻・つぼみ(寺島さん)は激怒、帰宅した昭夫を問い詰める。相手はただの同級生だと言う昭夫の前に卒業アルバムが差し出され、その指が指し示す”サキコ”へ注目が集まるーー。映像の序盤では、夫婦喧嘩を目の前にして、机の下でじっとおすわりをする愛犬サクラ。しかし、アルバムのページがめくられ始めると徐々に身体を前へと乗り出し、昭夫が指さす先をサクラも「私にも見せて」と言わんばかりに覗き込むという驚きの名演技を見せている。この見事な演技にはキャスト・スタッフも驚愕。矢崎仁司監督の「カット」の声がかかるとサクラは全員から拍手を浴びることとなった。 撮影現場ではみんなのアイドルだったサクラ。本作のもう一人の主人公ともいえる彼女の演技にも注目だ。『さくら』は11月13日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:さくら 2020年11月13日より全国にて公開©西加奈子/小学館 ©2020 「さくら」製作委員会
2020年11月07日2020年10月31日に、俳優の大竹しのぶさんがInstagramを更新。子育てをしていた時期に撮影された、ハロウィンの仮装を公開しました。大竹しのぶが、子供たちとギャング一家に!同年現在、30代になった2人の子供を持つ母親である、大竹さん。子供たちが幼稚園に通っていた頃、毎年のように友人宅に集まってハロウィンをしていたそうです。大竹さんは、娘でありタレントのIMALUさんについて「この頃の娘は、いつも私の半径503のところにいました」とつづり、懐かしい写真を披露しました。 この投稿をInstagramで見る 大竹しのぶ(@shinobu717_official)がシェアした投稿 - 2020年10月月31日午前6時10分PDT懐かしい写真がありました。幼稚園のお友達のお家に毎年集まってやっていたなあ。私達は、今回はギャングの一家ですこの頃娘はいつも私の半径50センチの所にいましたshinobu717_officialーより引用ハロウィンにノリノリな様子の長男と、心細そうに大竹さんのそばを離れないIMALUさんの対照的な姿にクスッとさせられますね。写真から、楽しそうな笑い声が聞こえてきそうです。さらに、大竹さんは2008年にこの世を去った、タレントの飯島愛さんの誕生日であることについてコメント。そして今日は飯島愛ちゃんのお誕生日でもあります。愛ちゃん、48歳だぁ。shinobu717_officialーより引用飯島さんが生きていたら、2020年で48歳になっていたため、大竹さんは「愛ちゃん、48歳だぁ」と呼びかけるようにつづりました。大竹さんの投稿に対し、ネット上ではさまざまな反応が寄せられています。・ハロウィンの仮装、みんな楽しそう!かわいい。・素敵な家族写真にグッときました。大竹さんの笑顔も最高です。・誕生日を覚えてくれていて、飯島さんも嬉しいと思います。きっと天国で喜んでいますね。懐かしい写真で子育てに励んでいた時期を振り返るとともに、親交のあった飯島さんの誕生日を祝った大竹さん。ハロウィンの日につづられた、愛情のこもった投稿は、多くの人の心を温めました。[文・構成/grape編集部]
2020年11月02日女優の大竹しのぶが11月1日(日)、東京・新橋演舞場で行われた主演舞台『女の一生』初日前会見およびゲネプロに出席。日本演劇史に燦然と輝く不朽の名作に初めて挑戦することになり、「稽古すればすれほど、いい芝居だなと。こういう状況だからこそ、やっぱり劇場っていいなと思ってもらえるよう、精いっぱい頑張りたい」と翌2日の初日を控え、決意を新たにしていた。日本が空襲にさらされていた第2次大戦末期の1945年4月に文学座が初演し、杉村春子が生涯で900回以上も主演したことでも知られる、日本演劇界を代表する不朽の名作。明治、大正、昭和初期の3つの時代を背景に、ヒロイン布引けいが、清国との貿易で財を成した堤家に拾われ、家業を守りながら、激動の時代を生き抜いた40年間の軌跡を描く。長きにわたり上演を重ねる本作について、大竹は「(先人が)演じ続けたいと思われた気持ちがわかります。皆さんのセリフの中にも、いい言葉がたくさんあるので、それを伝えたいなと思っています」とその歴史に敬意を示し、「プレッシャーや緊張感は、もうそんなにないですね。やるしかないので。今はいいお芝居を伝えられる喜びのほうが大きい」とコロナ禍での舞台上演に思いを馳せていた。『女の一生』初日前会見より、大竹しのぶまた、劇中では10代の少女時代も演じており「抵抗ですか?それはあるし、観る人(観客)はもっとあると思うんですけど(笑)」と照れくさそうな表情。「すごい世界に入ったなとは思いました」と率直に語っていた。会見およびゲネプロには大竹をはじめ、共演する高橋克実(次男の堤栄二役)、演出も手がける段田安則(長男の堤伸太郎役)、宮澤エマ(次女の堤ふみ役)、林翔太(ふみの夫の野村精三役)、銀粉蝶(女主人の堤しず役)、風間杜夫(叔父の堤章介役)が出席した。高橋は、段田の演出ぶりに「ダメ出しという言葉がお嫌いで、褒め出しするんだと言っていたが、稽古中の1ヶ月、ダメ出しがない日はなかった(笑)」と明かし、「初日にすべてをクリアできるかどうか、“全集中”で乗り越えたい。『女の一生』の“呼吸”で」と人気コミック『鬼滅の刃』のセリフを引き合いに、意気込みをコメント。段田は「この作品は、文学座の財産。プレッシャーや責任の重さで身が縮む思いですが、ワクワクも大きい」と語り、「16歳から60手前まで、無理なくしっかり演じられるのは、日本広しといえど、大竹しのぶしかいない」と全幅の信頼を寄せていた。『女の一生』は11月2日(月)~11月26日(木)、東京・新橋演舞場にて上演。取材・文・撮影:内田涼『女の一生』作:森本薫演出:段田安則出演:大竹しのぶ / 高橋克実 / 段田安則 / 宮澤エマ / 多岐川華子 / 服部容子 / 森本健介 / 林翔太 / 銀粉蝶 / 風間杜夫2020年11月2日(月)~2020年11月26日(木)会場:新橋演舞場
2020年11月02日終戦直前の昭和20年(1945年)4月に東京で初演され、以降、日本演劇界の不朽の名作として受け継がれる森本薫の作品『女の一生』。名優・杉村春子が、その生涯に947回にわたって主演した代表作としても知られるこの作品が、大竹しのぶ主演で11月2日(月)より東京・新橋演舞場にて上演される。物語は、日露戦争後、日本がようやく近代的な資本主義国の姿を整えた明治38年(1905年)から始まる。戦災孤児の布引けいは、不思議な縁で拾われた堤家で暮らすことに。堤家の当主はすでに亡く、後を継ぐべき息子たちはまだ若く、妻のしずが義弟・章介に助けられながら一日一日を過ごしていた。そんな中、けいと次男の栄二は、お互いにほのかな恋心を抱くように。だが、しずの願いで長男・伸太郎の妻となったけいは、しずに代わって家の柱となっていく……。杉村春子の当たり役“布引けい”に初めて挑む大竹は「役者にとって、ひとつの役を演じ続けることができるのは幸せなことです。何度でも、何度でも、より深く、より良くなるチャンスを与えられているのですから。が、何度もやるためには、その役が強い支持を得られなければなりません。杉村春子さんは、そんな強い支持を受けられてきた、ただひとりの女優さんなのではないでしょうか」と思いを語る。さらに「杉村さんが長い間大事にしてきた、けいの魅力をきちんと理解し、表現できるように誠実に一生懸命演じてゆきます」とも。明治38年から昭和20年までの布引けいの40年間を、円熟味を増す大竹がどのように体現するのか期待が高まる。また、けいの「誰が選んでくれたのでもない、自分で選んで歩きだした道ですもの……」という名台詞にも注目。ほか、次男の堤栄二に高橋克実、長男の堤伸太郎には演出も手掛ける段田安則、次女の堤ふみに宮澤エマ、ふみの夫の野村精三に林翔太、女主人の堤しずに銀粉蝶、そして叔父の堤章介に風間杜夫が出演。芸達者な顔ぶれが新たに紡ぐ名作舞台をぜひ。文:伊藤由紀子『女の一生』作:森本薫演出:段田安則出演:大竹しのぶ / 高橋克実 / 段田安則 / 宮澤エマ / 多岐川華子 / 服部容子 / 森本健介 / 林翔太 / 銀粉蝶 / 風間杜夫2020年11月2日(月)~2020年11月26日(木)会場:新橋演舞場
2020年11月01日大竹しのぶ主演、林遣都ら豪華共演で、2021年1月8日(金)よりBunkamuraシアターコクーンにて上演される舞台「フェードル」。そのビジュアルが解禁された。「フェードル」は、フランスの劇作家ジャン・ラシーヌがギリシャ悲劇「ヒッポリュトス」から題材を得て創りあげ、1677年1月1日、ブルゴーニュ座で初演された金字塔的な作品。悲劇へと向かう女性の姿を描く美しく輝く台詞、神話的世界をもとに表現した抵抗しがたい破滅的激情は、演劇の醍醐味を堪能できる要素が凝縮されている。フランスを代表する哲学者ヴォルテールをして「人間精神を扱った最高傑作」と言わしめた歴史的名作。これまでサラ・ベルナール、ヘレン・ミレンなど、時代を彩る名女優たちが演じてきた主人公を演じるのは、2017年の初演で圧巻の演技を魅せた大竹しのぶ。フェードルの義息子・イッポリット役には、高い演技力を発揮する林遣都。そのほか、瀬戸さおり、谷田歩、酒向芳、西岡未央、岡崎さつき、キムラ緑子と個性豊かなキャストが集結し、愛に翻弄され、感情と感情がぶつかり合う悲劇を熱演する。「フェードル」は2021年1月8日(金)~1月26日(火)Bunkamuraシアターコクーンにて公演。(text:cinemacafe.net)
2020年10月23日秋も深まり、すっかり肌寒くなってきました。素材やコーディネートの選択肢が増え、おしゃれの楽しい季節に開かれた会見では、「ロング丈」が合言葉!しかし意外と着こなしは難しく、スタイルが悪く見えたり、のっぺりしたり……。しっかりポイントをチェックして、この秋はワンランク上のロング丈を攻略しましょう!■石田ゆり子(51)モノトーンでシックにまとめながらも、パフスリーブや変形スカートで華やかさもプラス。スカートがハイウエストだからスタイルアップ効果もバッチリ。(映画『望み』舞台挨拶)■松雪泰子(47)映画タイトル同様に甘いピンクをワントーンのスリーピースで引き締めて。ロングジャケットもバルーンタイプだと新鮮!(映画『甘いお酒でうがい』公開記念リモート舞台挨拶)■剛力彩芽(28)デコルテから肩のラインが奇麗に見えるセクシーなドレスで登場。腰回りがキュッと細くなっているデザインなので痩せ見え◎。(LED美顔器「Exideal」新製品発表会)■仲里依紗(30)ダークヒロイン役の仲は、黒×赤の小悪魔風カラーで登場。体のラインが強調されているからシャープな印象に。(アニメ映画『トロールズミュージック★パワー』舞台挨拶)■黒木華(30)ウエスト部分が太ベルトのようなデザイン。コーディネートが難しそうなシルバーのブーツも、爽やかなグリーンと合わせたさすがの色づかい!(映画『浅田家!』完成報告会)■仲間由紀恵(40)ロイヤルブルーが目を引くドレスは光沢あるとろみ素材がポイント。裾のサイドカットとともに動きを演出し、軽やかに。(JA全中「10月2日は直売所の日」PRイベント)■大竹しのぶ(63)63歳とは思えない美ボディを惜しげなく披露!アシンメトリーのドレスから美脚をチラ見せして上品な大人の色気を演出。(舞台『女の一生』製作発表記者会見)ミニスカートはもう古い!?今季はロング丈がエレガント!「女性自身」2020年10月20日号 掲載
2020年10月12日『COCOONMovie!!』初日舞台挨拶が6日にBunkamuraシアターコクーンで行われ、松尾スズキ、大竹しのぶ、宮沢りえ、小池徹平、中井美穂(MC)が登場した。同企画はシアターコクーン過去作品の収録映像蔵出し上映会となっており、芸術監督の松尾がこの20年間シアターコクーンで上演した作品の中から3作品(『女教師は二度抱かれた』『キレイ-神様と待ち合わせした女-』『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』)、初代・芸術監督である串田和美作品(『もっと泣いてよフラッパー』)、二代目・芸術監督である蜷川幸雄作品(『下谷万年町物語』)、松尾が“演劇を始めたころの素朴な喜び”を求めプロデュースした二人芝居『命、ギガ長ス』と、その創作過程を追った WOWOWオリジナル・ドキュメンタリー『ノンフィクションW 松尾スズキ 人生、まだ途中也』を上映する。演劇の配信なども増えているものの、松尾は今回の試みについて「大きなところでやったものは大きなところで見たいんじゃないか。どうせならコクーンという劇場が空いてる時間を使って、過去のものいっぱいありますから、上映できる機会があれば」と意図を明かす。大竹は「自分の出てる劇場中継とか見ること自体があまり好きじゃなくて。『アップになるな~!』みたいな」と苦笑。「あとは全体を見てお芝居なので……というのがあったんですけど、松尾さんのお話を聞いて、今だからこそできることだし、劇場の空気を味わいたいと思ってこの企画を考えてくれたことが素敵だなと思います」と称賛した。ラインナップの中でも、蜷川幸雄演出の『下谷万年町物語』に出演していた宮沢は「それまでも何度かご一緒できる機会があったんですけど、何せ弱虫な私はとけこむことができなくて。『下谷万年町物語』で改めて『ここで飛び込まなきゃ私はダメになると思ったところがあった」と振り返る。「本当にもう希望と絶望のシーソーに乗っているような。毎日稽古で叱咤を受け、死に物狂いでやってて、本番も暗転前にヒロポンを持って踊るシーンがあるんですけど、終わった直後にもう立てなくて。これ以上できないという限界を毎日超えていた」と語った。『キレイ-神様と待ち合わせした女-』に出演した小池は、「松尾さんが『歌を聞かせてくれ』というので、アカペラでWaTの『僕のキモチ』を1人で歌ったのを覚えています」と明かす。松尾は「小池君はコクーンのデビューが『キレイ』だったんだよね。すごく力が入ってます。力が入った小池君を見てください」と紹介し、小池は「ありがとうございます」と苦笑していた。
2020年10月06日『COCOONMovie!!』初日舞台挨拶が6日にBunkamuraシアターコクーンで行われ、松尾スズキ、大竹しのぶ、宮沢りえ、小池徹平、中井美穂(MC)が登場した。同企画はシアターコクーン過去作品の収録映像蔵出し上映会となっており、芸術監督の松尾がこの20年間シアターコクーンで上演した作品の中から3作品(『女教師は二度抱かれた』『キレイ-神様と待ち合わせした女-』『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』)、初代・芸術監督である串田和美作品(『もっと泣いてよフラッパー』)、二代目・芸術監督である蜷川幸雄作品(『下谷万年町物語』)、松尾が“演劇を始めたころの素朴な喜び”を求めプロデュースした二人芝居『命、ギガ長ス』と、その創作過程を追った WOWOWオリジナル・ドキュメンタリー『ノンフィクションW 松尾スズキ 人生、まだ途中也』を上映する。『女教師は二度抱かれた』に出演した大竹は、「とにかく阿部(サダヲ)ちゃんとか大人計画の方のお芝居がびっくりで、毎日楽しいんですけど、大人計画の方って舞台ではあんなに思い切ったことなさるくせに普段はすごい喋らなくて、おとなしくて。恥ずかしがり屋なのかよくわからないところがある」と振り返る。「私は誕生日だったんですけど、普通は稽古場でハッピーバースデーとかやるのに何にもなく終わっちゃって。そうなんだって思ったら帰りにプロデューサーの方が『しのぶさん、お誕生日おめでとう』ってケーキをくれて、『そんならみんなで言ってくれたらいいじゃんか!』と言ったのが思い出です」とエピソードを披露した。さらに大竹が「『松尾さん、お誕生日おめでとうくらい言ってださいよ』と言ったら、『僕はそういうの苦手なんで』と言ってそれからずっと変わってないです」と訴えると、松尾は「その後からやるようになりました」と苦笑。また、同作には星野源が出演し音楽も務めたが、大竹は「すごくいい、覚えやすいし独特なメロディ」と星野の楽曲を称賛する。「源ちゃんも繊細な方でした。みんな繊細だからいやになっちゃいます。でも大好きなんです」とラブコールを送った。
2020年10月06日舞台『女の一生』製作発表記者会見が30日に都内で行われ、大竹しのぶ、高橋克実、風間杜夫、段田安則(出演・演出)、安孫子正(松竹 代表取締役副社長)が登場した。同作は昭和20年4月の終戦直前に、森本薫が文学座に書き下ろし、杉村春子が初演、生涯に947回にわたって主人公の布引けいを演じ続けた名作。明治38年(1905)から昭和20年(1945)までのある女の40年間を描いている。新橋演舞場にて11月2日〜26日に上演されるが、1,428席のところを679席で上演。出演・演出の段田は戦時中に初演を迎えた同作について「命がけの時でもお客さんは舞台を見たいと思っていた、役者も命がけで舞台をやるもんなんだなあと思って、そういう力を演劇が持っているのかなと思いました」としみじみ。主演の大竹も「戦時中にこの芝居が生まれたんだと思うと、本当にいろいろなことを考えさせられます。劇場にお客さんが来るのが当たり前じゃない世の中になった時、杉村先生が『芝居中に空襲警報が鳴るとか、うしろにおまわりさんが立って不当なセリフがあるかないかチェックして、そういう中で私たちは芝居をやってたのよ。あなたはいいわね、自由な時代に生まれて、自由に芝居ができるんですもの。頑張りなさいね』とおっしゃってくださったことを思い出しました」と振り返る。「私たちは今、不自由な時代に突入したわけですけども、それでもやっぱり芝居をやりたいと思いました。稽古場では万全の対策を練って、いつものようにあーでもないこーでもないと大声で手を取り合って笑い合える事は全くできない状況だけども、その中でもできるだけの条件の中で、布引けいがいきいきと生きられるような芝居をみんなで作っていきたいなと思います」と意気込んだ。また、高橋は今回19歳から59歳を演じるために、「カツラが3パターンくらい。終わったあとに買い取るかどうかの打診があるかと思います」ととぼけて見せる。風間も「『演舞場はやりますよ』という力強い言葉を聞いた時、役者を続けてて良かったなと思いました」とこのコロナ渦での上演について思いを馳せた。大竹は令和という時代について改めて「どこに向かっていくのかはとても不安ですけど、演劇というものは絶対に滅びないと信じて頑張ってきたこの半年間だったなと思います」と心境を表す。改めて「4月公演の『桜の園』がゲネプロの直前まで行ったけどそこで中止になって、あの時の喪失感。こんなに面白い芝居が見てもらえることなくセットも全てが散っていくというあの悲しみは一生忘れられないものでしたね。そこからは自粛期間に入って、息子が一緒に暮らしているので、日常をこなしているので終わってしまいました。でもいつか、と思っては生きていました」と語った。
2020年09月30日2020年9月21日に、俳優の大竹しのぶさんがInstagramを更新。同月19日に、娘でありモデルのIMALUさんが31歳の誕生日を迎えたことを明かしました。大竹しのぶが、IMALUを出産した時の家族写真を公開大竹さんは、IMALUさんを出産した際の家族写真を公開。そこには元夫であり、IMALUさんの父親である明石家さんまさんが嬉しそうに寄り添う姿が写っていました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 大竹しのぶ(@shinobu717_official)がシェアした投稿 - 2020年 9月月20日午前9時08分PDT19日は娘の31歳の誕生日でした。家族ぐるみでお付き合いしているお寿司屋さんでお祝いしました。あれから31年経ったなんて。さんまさんがまた例のキャンドルを持って来てくれたけど、私達が最初ほど、リアクションしなかったので、なんなぁやあ!と言っていた子供達に、自分の若い頃の話を面白おかしくする彼、その一つ一つに驚く私、お前、これ言うたやろ❣️と言われても、本当に覚えてなかった。まさか、彼がす、す、相撲部だったなんて。shinobu717_officialーより引用「あれから31年経ったなんて」と感慨深く思い出を振り返る大竹さん。IMALUさんの誕生日を、家族みんなで祝ったことを明かしています。投稿に対し、ネット上ではさまざまなコメントが寄せられました。・家族の絆を感じる、素敵な写真!さんまさんの表情がやわらかい。・IMALUさん、誕生日おめでとうございます。子供の成長は胸にジーンときますよね。・読んで温かい気持ちになりました。さんまさんは、いつも人を楽しませようとしてくれる人だと思います。大竹さんは、明石家さんの誕生日にも、家族で集まってお祝いしたことを告白していました。家族間の仲のよさがうかがえますね。大竹しのぶの息子がプレゼントを渡すと?明石家さんまの『粋な反応』に、グッとくるいつもは離れていても、何かのきっかけで集まれたり、ふとした時に連絡したりできる家族の存在は、時に人を強くさせるものです。どんな形であれ、そこに愛情と確かな信頼関係があれば、絆は続いていくのだと気付かされますね。[文・構成/grape編集部]
2020年09月21日公開が待ち遠しい、脚本、演出・三谷幸喜(59)×主演・香取慎吾(43)のAmazon Original新ドラマシリーズ『誰かが、見ている』(9月18日よりAmazon Prime Videoにて独占配信)。香取扮する主人公・舎人真一のユーモラスな私生活をのぞき見する本作には、佐藤二朗(51)、山本千尋(24)、夏木マリ(68)らレギュラー陣に加え、くっきー!(野性爆弾・44)、西田敏行(72)、大竹しのぶ(63)、小池栄子(39)ら豪華ゲストも。そんな『誰かが、見ている』にちなみ、三谷×香取がお互いを“のぞき見”!香取「僕が私生活をのぞいてみたいのは稲垣吾郎(46)ですね。バスローブにワイングラスのイメージが強すぎて、缶ビール開けただけでも『ビールも飲むんだ』って、全ての行動が面白そう」三谷「僕は香取さんですよ。こんなに長い付き合いなのに、ふだんの姿は全く知らないですから。でも、今回の舎人くんは、自分に似てるっておっしゃってましたね」香取「近いものありますね。部屋で一人で踊ってたり」三谷「現場での香取さんも、結構独特ですよね。台本を読み込んで役を作ってきてリハーサルから出していく方もいますが、香取さんは本番にすべてを捧げている男。『この人は本当に生きているんだろうか?』という感じで現場に入ってきて、リハーサルを重ねていくにつれいい感じになってきて、本番で100%を出す。一度役に入ったら素に戻ったり、つい笑っちゃうみたいなことはありえない。役に生きている。それぐらい本番の集中力が素晴らしいです。それが面白いなと思いますね」香取「僕からすると、こんな作品をいくつも生み出せる三谷さんが面白すぎて信じられません。今回は、自分の作品をこんなに見たことないというくらい見ていて、全8話をすでに2周してます。『面白い』という言葉だけじゃ言い表せなくて、最後の8話を見終わったあとは『やられたー!』って笑顔になる」三谷「今回は香取さんの変貌ぶりに驚きました。リハーサルの本読みに一番にやってくる。しかも、なぜかもう衣装を着ている、みんな私服なのに。本読みの段階から役になりきっている。こんなヤツじゃなかった。むしろ、こんな姿は見たくなかった。……っていうぐらい一生懸命やられていた印象です。なんで衣装着てたの?」香取「現場に着くと、まず衣装部屋に行って『衣装着てください』っていう流れになっていたんですよ。そうしたら三谷さんが『すごい気合が入ってる、いつもと違いますね』って言って。今気づいたんですけど、もしかしたら三谷さん仕組みました?(笑)いつもとは違う“しっかりした香取慎吾”が作られたのかな?」三谷「僕は一切指示しておりません。香取さんは恥ずかしがり屋さんで、一生懸命やっているというのを人に見られたくないからこう言ってますが、たぶん自分の意思で早く来て、衣装を着て……」「女性自身」2020年9月22日 掲載
2020年09月12日俳優の大竹しのぶさんが、2020年9月4日にInstagramを更新。元夫である、お笑いタレントの明石家さんまさんと、息子さんのツーショット写真を公開しました。明石家さんまの『粋な反応』大竹さんの連れ子であり、明石家さんと血のつながりはないという息子さん。明石家さんの誕生日に、自らプレゼントを買いに出かけたといいます。その後、誕生日プレゼントに『コーヒーメーカー』を買ってきた息子さんを見て、大竹さんは心の中で「絶対に持ってるに決まってるのになぁ」と思いつつも、様子を見守ることに。息子さんからのプレゼントを開けた瞬間、明石家さんは…。彼の誕生日、昼間ふらっとプレゼント買いに行ってくると出かけた息子。何を買ってきたのか心配だったのですが、聞けばコーヒーメーカーだとか。絶対に持ってるに決まってるのになあと少し不安な気持ちで、いよいよプレゼントを渡す時間が。開けた途端、さんまさんが言った言葉。「2日前に壊れたんやあ」これに対してみんながわあと盛り上がり、私も本当に良かったなあと。家に帰って聞いてみるとかなり高価なものだったみたいで。だって本当にあげたいものあげたかったから。と。shinobu717_officialーより引用 この投稿をInstagramで見る 大竹しのぶ(@shinobu717_official)がシェアした投稿 - 2020年 9月月3日午後8時37分PDT明石家さんは、プレゼントの中身を見るやいなや、息子さんに「2日前に壊れたんやあ」と告げたのです。そのひと声に、周囲にいた人はみんな歓声を上げ、大竹さんもホッと胸をなでおろしました。息子さんと明石家さんが家族として過ごした期間は4年。大竹さんは、彼らがまぎれもない家族として、強い絆で結ばれていることを実感し、幸せな心地になったといいます。ボスと息子が過ごしたのはたった4年。それでも今もこうして繋がっているという事や、大人になったなぁとしみじみ、思ったり、私自身が幸せを感じる夜になりました。ありがとう。shinobu717_officialーより引用一連の出来事に対し、ネット上ではさまざまなコメントが寄せられました。・素敵な親子関係ですね。・胸がジーンとしました。お2人ともいい笑顔です。・いろんな親子の形があるんだと思いました。さんまさんの反応に、愛を感じます。家族は血のつながりでも、一緒に過ごした期間の長さでもなく、心でつながるものなのだと思わされますね。[文・構成/grape編集部]
2020年09月04日来年1月より、大竹しのぶ主演舞台「フェードル」(演出・栗山民也)がBunkamuraシアターコクーンにて上演決定。2017年上演の傑作を、今回キャストも新たに再演する。「フェードル」は、フランスの劇作家ジャン・ラシーヌが、ギリシャ悲劇「ヒッポリュトス」から題材を得て創りあげ、1677年ブルゴーニュ座で初演。1680年コメディ・フランセーズ(国立劇場)のこけら落としでも上演された、17世紀フランス古典文学の最後を飾る金字塔的な作品。悲劇へと向かう女性の姿を描く、美しく輝くセリフ、神話的世界をもとに表現した抵抗しがたい破滅的激情は、演劇の醍醐味を堪能できる要素が凝縮されている。日本では、2017年4月8日より、大竹さん主演、現代演劇界の重鎮、栗山民也演出で初演。演劇批評で大竹さんの圧巻の演技などが評価され、第52回紀伊國屋演劇賞で個人賞を受賞した。初演時は平岳大、門脇麦らが出演したが、今回の再演ではキャストを新たに上演。主人公のフェードルは大竹さんが再び挑み、フェードルの義息子・イッポリット役は、連続テレビ小説「スカーレット」への出演が話題となった林遣都に決定。栗山さん、大竹さんと初タッグとなる。大竹さんは「300年以上も前に書かれたこの戯曲の世界にまたゆけることが、本当に嬉しいです。愛と哀しみの中で、激しく生きるフェードルを演じることは、役者としての原点に戻るような気がします」と今回の再演を喜び、「一回一回、全身全霊で演じ切りたい。そう、お客様の前で」とコメント。林さんは「古代ギリシャの物語を栗山民也さんの演出、大竹しのぶさんと共演という、今の自分にとってはスケールの大きすぎるお話だと感じています」と参加へ心境を語り、「今とは見違えるほどの姿をお見せできるよう、毎日必死に大切に取り組みたいと思います」と意気込んでいる。ほかにも、瀬戸さおり、谷田歩、酒向芳、西岡未央、岡崎さつき、キムラ緑子の出演が決定している。●ストーリー舞台は、ギリシャ・ペロポンネソス半島の町トレゼーヌ。行方不明となったアテネ王テゼ(谷田歩)を探すため、息子イッポリット(林遣都)は国を出ようとしていた。一方、テゼの妻フェードル(大竹しのぶ)は病に陥っていた。心配した乳母のエノーヌ(キムラ緑子)が原因をききだすと、夫の面影を残しつつ、夫には失われた若さと高潔さに輝く継子イッポリットへの想いに身を焦がしていると白状する。苦しみの末、フェードルは義理の息子に自分の恋心を打ち明ける。しかし、イッポリットの心にあるのは、テゼに反逆したアテネ王族の娘アリシー(瀬戸さおり)。イッポリットはフェードルの気持ちを拒絶する。そんな中、テゼが突然帰還し――。舞台「フェードル」は2021年1月8日(金)~26日(火)Bunkamuraシアターコクーンにて上演、ほか地方公演あり。(cinemacafe.net)
2020年08月28日