ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)によるプロデュース企画「KERA・MAP」が7年ぶりに始動、太宰治の未完小説『グッド・バイ』を舞台化する。入水自殺によって絶筆となってしまった太宰の作品のその先を、KERAはいかに綴っていくのか。また、主人公の田島を演じる仲村トオルと、彼の妻を偽るキヌ子役の小池栄子は、KERAにどう応えていくのか。ビジュアル撮影の現場に潜入して、舞台『グッドバイ』の構想を探った。KERA・MAP『グッドバイ』チケット情報物語の舞台は戦後の昭和。雑誌編集の傍ら闇商売で儲け、10人もの愛人を抱える田島が、田舎に暮らす妻子を呼び寄せるため、キヌ子を偽の妻に仕立てて、愛人たちと別れようとするところから話は始まる。ビジュアル撮影では和服姿で登場した仲村。どこか色っぽさが漂うその姿に、小池は「愛人がいるのも納得(笑)」と絶賛する。一方、小池が演じるキヌ子は、絶世の美女でありながら怪力で強欲で大食漢という役どころ。底力を感じさせるモンペ姿の小池に、仲村もまた、「キヌ子のイメージ通り」と太鼓判を押す。KERAがイメージしたビジュアルは、昭和を静かにリアルに切り取った植田正治のモノクロ写真。仲村と小池はその世界に違和感なく溶け込んでいた。KERAが『グッド・バイ』の舞台化を思いついたのは、「小説で描かれているのは、これから愛人一人ひとりと別れていくという冒頭の部分のみ。これはまさに秀逸なシチュエーション・コメディの設定だと思った」からだという。実際この小説には、退廃的な匂いのするそれまでの作品とは異なり、ユーモラスな描写も多い。「『人間失格』のあとでこんな軽やかな作品を書き、途中でやめて死んだという不可解さも、書いていくうちに深く追求したくなるかもしれませんけど、とにかく今回は、このお膳立ての上で、スピード感ある軽いコメディをやりたいと思っているんです」。そのコメディの真ん中に立つ仲村は、女たちに振り回されることになる。「KERAさんが僕のなかに、愚かで、振り回されるという部分を見ているんだと思いますが(笑)。今回も、僕という素材の新しい使い方を発見してもらえたらいいなと思っています」。そして、振り回す女を演じる小池。「キヌ子っていう名前がまずいいし(笑)、本音をズバッと言える面白い女なんです。きっとみんな舞台上でのたうち回ることになると思うので、面白おかしく見ていただければ」。太宰が、KERAが、味わい深い役者たちが見せる喜劇。軽やかさのなかにこそ真実が見えるかもしれない。公演は9月12日(土)から27日(日)まで東京・世田谷パブリックシアター、10月10日(土)・11日(日)大阪・シアターBRAVA!、10月17日(土)・18日(日)KAAT 神奈川芸術劇場 ホールにて。チケットの一般発売は東京・大阪公演が7月5日(日)午前10時より。なお、チケットぴあでは大阪公演のインターネット先行を実施中、神奈川公演のインターネット先行は7月4日(土)午前11時より。取材・文:大内弓子
2015年07月03日6月19日は「桜桃忌 (おうとうき)」。太宰治が愛人と多摩川上水で入水自殺をし、遺体が発見された日です。「桜桃忌」は、太宰の晩年の秀作である「桜桃」から名付けられました。死後67年経った今でも、太宰の墓がある三鷹の禅林寺には全国から文学ファンが集まり、彼の死を悼みます。○墓石にさくらんぼを詰める人もいるほど太宰治の本名は津島修治。昭和初期に活躍した日本を代表する小説家で、代表作には「走れメロス」「斜陽」「人間失格」などがあります。太宰の遺体が発見された6月19日には、彼のお墓に多くの花が供えられます。墓石に彫られた太宰の名前に、サクランボを詰めていく人もいるとか。○森鴎外のお墓もある禅林寺には、太宰のお墓の近くに、同じく日本を代表する小説家、森鴎外のお墓もあります。こちらも森鴎外の命日である7月9日には献花式や文学座談会が開催され、多くのファンが訪れます。実は、日本文学を代表する2人のお墓が近くにあるのは偶然ではありません。太宰が生前、森鴎外の墓について憧れめいた文章を残していたため、太宰夫人がその気持ちをくんで禅林寺に葬ったとか。太宰治と森鴎外。今日はこの2人の作品を読んでみてはいかがでしょうか。ちなみに6月19日は桜桃忌のほかに、以下のような記念日にもなってます。・元号の日・朗読の日・ベースボール記念日など本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年06月19日友達や彼が引いたとしても好きなものは好き!という「渋い/地味な趣味」について、『anan』読者200人で作られる「anan総研」でアンケートを実施しました。すると、約半数の42%の人が意外な趣味を持っていることが判明。そこで、実際にどんな趣味を持っているのか、その趣味に助けられたエピソードなどを聞いてみました。趣味がないとお悩みのあなた、ぜひ参考にしてみてください!◆それはどんな趣味ですか?「百人一首、囲碁。飲み会で囲碁の対局をすることになり、『ギャルが囲碁打ってる!』と爆笑され、人気者になれました」(25歳・設計)「切手集め。両親がかつて切手を集めていたので、それを見て」(32歳・学生)「ノクターンなどクラシック音楽の聴き分け。ノクターンが好きで、同じ曲でもピアニストによって全然違うので、自分の好きなノクターンを探すことから始まりました」(29歳・教育)◆他の人の気になる「渋い趣味」は?「友人が仏像マニア。表情や腰つきなどから作られた年代や地域を当てるのですごい!」(30歳・自営業)「ピース又吉さんの、太宰治好き。純文学や小説が好きな男性は、渋くて惹かれちゃいます」(25歳・技術設計)「彼氏が電車の発車音マニア。着信音に設定しているのを知ったときは、正直少し引きました」(24歳・営業)◆渋い趣味を持っていてよかったエピソードは?「着物。着付けができると言うと、男性受けがものすごくいいこと」(34歳・IT関連)「麻雀。男友達が増える。就活のとき面接官のおじさんと盛り上がった」(25歳・営業)「ホラー漫画好き。好きな人は少ないけど、いたときの感動!だいたい仲良しに」(28歳・広報)※『anan』2015年6月3日号より。文・中村朝紗子(C)VvoeVale
2015年06月01日デビュー小説『火花』がベストセラー快進撃中のピース・又吉直樹さん。空き時間さえあれば、ふらっと本屋に立ち寄るという又吉さんに老舗大型書店の紀伊國屋書店新宿本店で気になった本、相方に読んでほしいものをセレクトしてもらいました。 「読書は生活の一部」という、読書巧者・又吉さんが、今気になる本とは!?「文字いっぱいの本なんて読めませんよ~」という相方の綾部祐二さんにはどのような本をセレクトするのでしょうか!? ■又吉さんの「本選びポイント」 「本のいいところは、『アホでも開くことができる』。これに限りますね。だから知識を得たいっていうよりも、単純に“オモロそうな本”を探しているだけで、自分を楽しませてくれる本を探しに行くことから“読書”は始まっていると思うんです。選ぶときのポイントですか?まず、どんな作品でも最初の1~2行は必ず読みます。そこで好きな雰囲気の文字が並んでいたら、まあ最後まで読めるやろなって。基本的には漢字の多い本が好きなんですけど(笑)。たまに自分の人生にものすごい影響を与える言葉に出合えたりするのも、読書の楽しさの一つですね」(又吉さん) ■又吉さんの「これ、気になった!」 『ツェッペリン飛行船と黙想』上林 曉 「まるで絵を見るような、美しい文章を書く小説家。彼の作品では『星を撒いた街』という短編集やエッセイを読んだことがあるんですけど、この本には未収録の作品もたくさん入っているみたいなので、じっくり味わいたいと思います」。戦後を代表する作家・上林曉の同人誌時代の創作から晩年の随筆まで、125篇を収録。幻戯書房3800円 『太宰治の辞書』北村 薫 「北村薫さんの小説は昔から読んでいて、しかも僕の好きな太宰や芥川について触れる内容だったので興味ありますね。ちなみに『女生徒』という短編の中で僕についても書いてくれてるんですよ」。編集者の主人公が太宰治の『女生徒』の謎に出会ったことをきっかけに、創作の秘密を探索していく≪私≫シリーズ最新作。新潮社1500円 ■又吉さんの「相方に読ませたい本」 『森にすむ人々』前川貴行 「小説を選ぼうと思ったんですけど、アイツたぶん字読めへんから…」と、又吉さんが相方のために選んだのは、動物写真家の第一人者・前川貴行氏による大型類人猿の写真集。アフリカ大陸の密林に生活するゴリラやチンパンジー、東南アジアに棲むオランウータンなど、個性溢れる動物たちの姿に綾部さんは何を思う?小学館2700円 ◇ピース綾部祐二(あやべ・ゆうじ)、又吉直樹(またよし・なおき)BSテレビDlifeのトークバラエティ『ラジオな2人』金曜23:00~レギュラー放送中。又吉さんの著書『火花』がベストセラー快進撃中。 写真・白川青史 ※『anan』2015年5月13日号より
2015年05月07日六本木の「IMA CONCEPT STORE」で、写真展「森山大道×M×蜷川実花」が開催される。これを記念して4月20日にトークイベントも行われる。この展覧会は森山大道の『Dazai』、蜷川実花の『蜷川実花:Self-image』という、両展覧会のカタログ発刊を記念したもの。会場では写真集の素材となったイメージを元に、ブックデザインを手掛けた「マッチアンドカンパニー」の町田覚の視点から“写真集による展示”が行われる。なお、森山の『Dazai』は、中学生時代に出会った太宰治の小説をオマージュしたもの。一方、『蜷川実花:Self-image』では、活動初期から撮り続けられてきた、モノクロのセルフポートレートが収録されている。【イベント情報】森山大道×M×蜷川実花 トークイベント会場:IMA CONCEPT STORE住所:東京都港区六本木5-17-1AXISビル3階会期:4月20日時間:19:00から20:30料金:1,500円(雑誌『IMA』定期購読会員は1,200円)
2015年04月07日ストラタシスはこのほど、Volvo Trucksがフランス・リヨンのエンジン生産工場に同社のFortus 3Dプロダクションシステムを導入し、生産用治具の製造時間を短縮することに成功したと発表した。Volvo Trucksではこれまで、金属製の治具の設計と製造に36日間要していたが、Fortus 3Dプロダクションシステムで熱可塑性プラスチックABSplusを用いることで、それを2日間まで短縮した。これにより、工場全体の効率性と融通性も向上しただけでなく、設計変更が容易となったことによる廃棄物量の減少、コストの削減などの効果が得られた。コストについては、同じ品目を金属で製造した場合100ユーロ/cm3かかっていたのに対し、ABSplusの場合最小で1ユーロ/cm3で済む計算だという。また、信頼性についてVolvo Trucksは「我々は重工業部門なので、当然、信頼性が重要です。現在までのところ、我々が3Dプリンティングで製造した部品はすべて、100%目的にかなっています」としている。ストラタシスは「Volvo Trucksの例で分かるように、治具やワークサポート装置の製造に積層造形技術を採用することは、生産プロセスの効率を向上させる信頼性の高いソリューションです」とコメントしている。
2015年03月30日CLASKA Gallery & Shop "DO" 本店では1月25日まで、企画展「西川治が世界で集めた食器バザール」を開催している。○西川治氏が収集した、古今東西の食器が集合同展は、写真家、文筆家、画家、そして料理人として、テレビ・雑誌などで活躍する西川治氏が、これまで50年に渡り世界各地で集めてきた食器を一大放出する、期間限定の大食器バザール。会場には、古伊万里の大皿から現代作家もの、アジア、ヨーロッパの食器まで、白磁あり、色絵あり、塗りモノありと古今東西の食器が集合。器好きならずとも楽しめること間違いなしの企画展となっているという。開催日時は、1月21日~25日 11時~19時。会場は、CLASKA Gallery & Shop "DO" 本店(東京都目黒区中央町1-3-18)。また、1月24日 15時~16時には、トークイベント・西川治×日野明子「世界で集めた大皿と料理」を開催。参加無料で、定員は30名となる。
2015年01月23日幅広い交流と広範な知識に裏打ちされた審美眼で、文芸のみならず、相撲、政治などさまざまな分野での評論の場で活動を続ける評論家&エッセイストの坪内祐三。そんな彼の代表作の一つで、「小説現代」で2007年から執筆をスタートし、今なお連載を続けるエッセイを原作とした映画『酒中日記』が3月21日(土)より限定公開することが決定。この公開記念として、原作者であり主演をつとめた坪内祐三と、映画にも登場する豪華作家陣と共に、映画館や文壇バーといったリアルな場で、劇中さながらに観客たちと一緒に楽しむ機会を作ることが出来ればと、資金調達のためサイバーエージェントがサービスを手がけるクラウドファンディング・プラットフォーム「Makuake」でページを立ち上げている。本作のテーマは、人はどのように酒を飲み、友と何を語るのか。映画自体は、主演を務める坪内さん本人が実際馴染みにしている酒場を巡り歩く姿を追ったドキュメンタリードラマだ。新宿ゴールデン街の「しん亭」や文壇バー「猫目」、太宰治の小説のモデルになったママが営む文壇バー「風紋」、名高い文化人を多く顧客に持つ銀座の文壇バー「ザボン」など、由緒ある酒場を舞台に、坪内さんが日頃交遊している文人たち――都築響一、亀和田武、杉作J太郎、中原昌也、重松清、南伸坊、康芳夫、中野翠といった個性的でひと癖ある豪華な面々がお酒を酌み交わし、独自の談義に花を咲かせ、飾らない素顔を垣間見ることができる。メガホンを握ったのは坪内さんと旧知の仲でもある、『俗物図鑑』の内藤誠監督。斎藤工・主演の前作『明日泣く』から3年ぶりの新作となる。そんな内藤監督は、立ち上げたページ内にこんなコメントを寄せている。「映画『酒中日記』の企画は、映画『明日泣く』がハンブルク映画祭に招待されたあと、 斎藤工演じる主人公の父親役だった坪内祐三さんと飲み、“こんどは『酒中日記』を持ってハンブルクへ行こう”と冗談半分で言い、そのことを雑誌『群像』に書いているうちに、ジャズが流れるストリートシネマになると思い、瀬戸恒雄プロデュサーに相談しました。まず息子の研に脚本を書いてもらって、出資者をつのったところ、実現すれば面白そうだということで、なんとか製作費は集まりました。坪内祐三さんとは、1993年、講談社からわたしが『ヘボン博士のカクテル・パーティ』という本を出し、彼が文藝春秋刊行の『シブい本』で取り上げてくれたときからの付き合いです。原作の『酒中日記』から好きな人を選び、カメラは『探偵はBARにいる』の田中一成さんにお願いして、3台のカメラで、予算内の5日間をフルに使って撮影。長時間のラッシュを半年間かけて編集し、100分以内にまとめました。映画『酒中日記』をご覧になれば、都会美は哀愁にあること。だが、笑いなくしては生きられないことを感じて、人間が好きになっていただけると思います。さいわい、完成試写を見た人たちは爆笑し、公開も決まりました。私が大好きな文人たちがよりすぐりで出演しています。宣伝予算の少ない小規模な作品ですが、一人でも多くの人に見ていただき、次回は3Dでシリーズ化したい(笑)と思いますので、ぜひお力添えください」。「映画『酒中日記』原作・主演の坪内祐三と豪華作家陣の酒場交友録を映画館で楽しもう!」プロジェクトは「Makuake」にてクラウドファンディング実施中。(text:cinemacafe.net)
2015年01月17日エードットはこのほど、MUGENと共同で、東京都千代田区の新東京ビルに"もったいない"魚を活用した飲食店「魚治」をオープンした。○"もったいない"を"おいしい"にするプロジェクトが始動同店は、「もったいないアクション」の第1弾。同プロジェクトでは、世の中に存在する、まだ食べられるのに捨てられてしまう"もったいない"食材を活用。同店は、東京中央卸売市場「築地市場」の"もったいない"を解決する飲食店となる。2012年度、同市場で、まだ食べることができる一般廃棄物は2万629トンとなっている。「規定より小さい・大きい、形が少し悪い」「漁や運送でついたほんの小さなキズがある」「獲れすぎ・旬から少しずれている」等の理由で、おいしく食べられる魚が年間数10億円の量で廃棄されているという。同店では同市場の仲卸、山治の全面協力を得て、"もったいない"魚の仕入れを行っていく、としている。所在地は、東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル地下1階。営業時間は、昼が11時~14時30分、夜は17時~23時30分となる。
2015年01月08日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)の1冊。■「Daido Moriyama: Dazai」森山大道、太宰治、ラルフ・マッカーシー(訳)森山大道が、終戦直後のクリスマスから年末を舞台とした太宰治の小説『ヴィヨンの妻』のイメージで自身の写真作品をセレクト。アートディレクター町口覚が、ラルフ・ マッカーシーによる『ヴィヨンの妻』英語訳のテキストを添え、凝った装丁の中に収めた1冊。ふんわりと透ける和紙風の紙を重ねた表紙、3種類の紙を使った本文ページ、幾重もの扉や別丁、凝った文字組み…。写真ファンや文学ファンはもちろん、『ヴィヨンの妻』初の英訳版ということで、外国の知人にもプレゼントしたくなる美しい本だ。なお、本書の刊行を記念し、森山が太宰へのオマージュとしてセレクトした、70年代から現在に至るまでのモノクローム作品約50点を展示する写真展「Dazai」が、原宿のアートスペース「AM」で開催される。会期は12月20日から2015年2月23日まで。【書籍情報】 「Daido Moriyama: Dazai」著者:森山大道、太宰治、ラルフ・マッカーシー(訳)出版社:match and company言語:英語ソフトカバー/160×230mm発刊:2014年価格:5,000円
2014年12月20日12月20日から2015年2月23日まで、森山大道写真展「Dazai」が開催される。展覧会タイトルの「ダザイ」とは、小説家・太宰治のこと。太宰は青森の富裕な一家に生まれ、小説家として活動したのは1933年から48年のわずか15年間。玉川上水に入水自殺して38年の一生を閉じた。この短い期間に歴史に刻む名作を生み出している。代表作は『人間失格』『斜陽』『津軽』『晩年』など。女性の告白体を得意とし、短編の名手として知られる。誕生日である6月19日には太宰が眠る三鷹・禅林寺にて彼を悼む「桜桃忌」が未だに開かれており、現代においてもその作品は色褪せない。写真家・森山大道も、彼に魅了された1人という。森山が太宰の小説と出合ったのは、中学生時代という。学校を厭い、ストリートを学び舎としていた多感な時期に、作品から受けた影響の大きさは計り知れない。時を経た今、森山は、「太宰の小説は、僕が嗅覚や視覚によって感知し、記憶した戦後のイメージとぴたり符号する」と語っている。結果、最新作となる写真集『Daido Moriyama: DAZAI』(マッチアンドカンパニー・MMMレーベル no.5、太宰治『ヴィヨンの妻』収録/5,000円)を刊行するに至り、同時にまた、森山が太宰へのオマージュとしてセレクトした、70年代から現在に至るまでのモノクローム作品約50点を展示する今回の企画が実現した。会場は、原宿のアートスペース「AM」。1月10日の15時から16時まで、森山大道のサイン会も予定されている。【イベント情報】森山大道写真展『DAZAI』会場:AM住所:東京都渋谷区神宮前6-33-14神宮ハイツ301/302会期:12月20日から2015年2月23日時間:13:00から19:00休廊日:月(最終日除く)・火曜日12月29日から1月6日入場無料
2014年12月15日最近は、おバカな女の子はモテません。ある程度、教養のある女性の方が深く愛される時代です。でも、いきなり頭をよくするなんて無理な話。それなら、文学少女を気取ってみませんか?男ウケのいい本を選べば、自分の見識も広がって男性からのモテも狙える、まさに一石二鳥です。今回は、読んでいると可愛さが3割増しに見える本をご紹介します。■1.『星の王子様』(アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ)「定番だけど、『星の王子様』が好きっていう子はやっぱり可愛い。公園で寒そうにしながら読んでる子がいたら、つい声をかけちゃうかも。」(21歳/学生)文学少女を気取るには、まず定番から攻めるのが正解。「その本、俺も好き」なんて意中の彼と会話のきっかけになるかもしれません。あまりマイナーな本を読んでいると「文学オタク」だと思われて逆に引かれてしまいそうなので、モテ狙いなら王道、定番を!■2.『よるのようちえん』(谷川俊太郎)「絵本を読んでる女の子っていいよね。2人で並んで読むのも楽しそう。」(24歳/公務員)表紙もかわいい絵本は、お部屋のインテリアにしてもオシャレですよね。普通の本と違い、2人で一緒に読めるのもポイントが高いようです。お互い子どものころのような気持ちに戻って楽しめるかもしれません。■3.『檸檬』(梶井基次郎)「文学的な作品を好んで読んでる子は、お育ちが良さそうで好き。本の貸し借りをして徐々に仲良くなっていきたいな。」(26歳/金融)いわゆる純文学を好んで読む女子に、男子は清楚さやおしとやかさを感じるようです。また、普段は元気で明るいイメージの人なら、ギャップ萌えを狙って読んでみるのもアリかも。ただ、太宰治や三島由紀夫などの作品は、あまり男ウケはよくないので注意しましょう。■4.『沈みゆく大国アメリカ』(堤未果)「新書を読むようなちょっとインテリな女の子となら話も盛り上がりそう。仕事の相談とかもしやすい気がする。」(28歳/商社)話題の新書を読んでいる女の子は、まさに教養がありそうに見えますよね。社会問題にも目を向けられるしっかり者として、本命候補に格上げされるかもしれません。でも、きちんと読んでいないと、意見や感想を求められてたときに困ってしまうので、ある程度の内容は頭に入れておきましょう。活字が苦手な人は、ネットで検索すれば概要くらいは出てくるのでチェックしておくと良さそう。■おわりに男性にとって、本を読む女の子はやっぱり可愛く見えるものだそうです。とはいえ、、本をただのアクセサリーのようにしておくと、男の子から内容に関する話題を振られたときにボロが出てしまいます。実際に読むのが一番ですが、どうしても本は苦手という人は「あとがき」を読んだり、ネットで検索したりして、おおまかなあらすじは頭に入れておきましょう。また、ライトノベルやサブカル色の強すぎるもの、鬱小説などは男ウケが最悪なので、モテには使えないことを覚えておいてくださいね。(ハウコレ)
2014年12月08日太宰治の絶筆となった未完の小説『グッド・バイ』を、劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)が脚本・演出を担当し舞台化することが決まった。KERA・MAP チケット情報太宰の遺作『グッド・バイ』は新聞連載を予定し13回分まで書いた時点で、自身が玉川上水での入水自殺を遂げ絶筆となった作品。その遺作をKERAが、7年ぶりに再始動する自身のプロデュース企画「KERA・MAP」の第6回公演『グッドバイ』として舞台化。仲村トオル、小池栄子の出演で2015年9月、東京・世田谷パブリックシアターで上演する。妻子を田舎に残し、単身東京に暮らす男、田島周二が主人公。雑誌編集者という体裁の裏で、闇商売でしこたま儲け、10人もの愛人を抱えているという不埒な男。しかし一転、田舎の妻子を呼び寄せて…という里心に近い気持ちが起こり、女たちと別れようと試みる…。小説の文体は軽やかでシニカル、ユーモラスな会話や描写が、その後の物語の展開を大きく期待させる。この未完の作品を、絶妙な会話劇の名手と言われるKERAがどのように舞台化するのか。KERAは舞台化にあたり、次のようなコメントを寄せている。「第二期KERA・MAP」の始動である。似た名前のユニットがあるらしいが、きっと偶然に違いない。第二期第一弾として、太宰治未完の絶筆「グッド・バイ」を、ナカグロ抜きの「グッドバイ」として舞台化する。「未完」といっても、ほとんど物語の導入しか書かれていない小説だ。太宰にさほど興味のない私だが、どうしてあんなペシミストが、最期にこんな軽くユーモラスな作品に取り組んだのかが、ずっと興味深かった。導入部のあとは私が書く。「ヘナチョコな色男田島(仲村)と怪力傲慢な美女キヌ子(小池)。そして沢山の田島の愛人」。軽妙酒脱な喜劇には格好の御膳立てと思われ、今回私はこれを、スクリューボールコメディとして成立させようと試みる。どうか御期待頂きたい」キャストには仲村、小池をはじめ、水野美紀、夏帆、門脇麦、町田マリー、緒川たまき、 萩原聖人、池谷のぶえ、野間口徹、山崎一といった実力派強力キャストが勢揃い。仲村のKERA作品への参加は、『黴菌』(2010年)、『夕空はれて ~よくかきくうきゃく~』(2014年12月)に続き、舞台では今作品が3作目。また来年1月からスタートする、KERA脚本・監督のTVドラマ『怪奇恋愛作戦』の出演も控えるなど、近年、KERA主宰の劇団「ナイロン100℃」の劇団員並のハイペースでKERA作品に出演を重ねており、KERAの信頼度が伺える。その信頼に応えて仲村は「「夏はドラマ(『怪奇恋愛作戦』)の撮影、そして今は舞台(『夕空はれて~よくかきくうきゃく』)の本番中。今年の大半は KERAさんの演出を受けていました。つまり夏以降は、俺、ほぼナイロン?のような…。来年の『グッドバイ』はまだかなり遠い話のような気がしますが、KERAさんに『これでさよなら』と言われないように、千秋楽の幕が降りる前にお客さんからは 『グッドバイと言わないで!』と言われるように頑張ります」とコメントしている。
2014年12月01日太宰治の未完の遺作「グッド・バイ」を演劇界の鬼才ケラリーノ・サンドロヴィッチが、7年ぶりに始動する彼のプロデュース公演「KERA・MAP」にて舞台化。太宰の分身のような主演の田島には、実力派俳優の仲村トオルが扮し、さらに小池栄子、水野美紀、夏帆、門脇麦といった豪華女性キャストが集結していることが分かった。妻子を田舎に残し、単身東京に暮らす男、田島周二。雑誌編集者という体裁の裏で、闇商売でしこたま儲けながら、10人もの愛人を抱えているという不埒な男。しかし一転、田舎の妻子を呼び寄せ、女たちと別れようと試みるが…。小説「グッド・バイ」は、太宰治が新聞連載を予定し13回分まで書かれていた未完の遺作。だが、太宰が玉川上水で入水自殺を遂げたため、まだ冒頭ともいえる部分のまま絶筆となっている。その遺作を2015年9月、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)が脚本・演出を担当し、「KERA・MAP」の第6回公演「グッドバイ」として舞台化する。「人間失格」や「斜陽」などの退廃的な作風とは異なり、文体は軽やかでシニカル、ユーモラスな会話や描写が、その後の物語の展開を大きく期待させている小説「グッド・バイ」。残念ながら永遠に未完となったこの作品を、絶妙な会話劇の名手とされるKERAがどのように舞台化するか、早くも注目を集めている。主演・田島役の仲村さんを始め、キャストには小池さん、水野さん、夏帆さん、門脇さんに、町田マリー、緒川たまき、 萩原聖人、池谷のぶえ、野間口徹、山崎一といった実力派俳優たちが集結。仲村さんのKERA作品へ参加は、「黴菌」(‘10年)、この12月公演の「夕空はれて ~よくかきくうきゃく~」に続き、今作品が3作目。また、来年1月からスタートするKERA脚本・監督のTVドラマ「怪奇恋愛作戦」への出演も控えるなど、とりわけここ1年はKERA主宰の劇団「ナイロン100C」の劇団員並のペースで彼の作品への出演が続いており、その信頼度の高さが伺える。また、田島が数々の浮気相手と別れるべく、妻と偽り愛人たちに会わせていく、絶世の美女だが男勝りで口の悪いキヌ子を演じるのは、数々の舞台で高い評価を受ける小池さん。さらに夏帆さんや門脇さんら若手を始めとする女優陣の多彩さ、豪華さにも注目。KERA作品の常連俳優も多く、“太宰治×KERA”というかつてない作品世界を存分に体現してくれそうだ。今作で、知性と不純性を併せ持つ田島という男を演じることになった仲村さんは、「夏はドラマ(『怪奇恋愛作戦』)の撮影、そして、いまは舞台(『夕空はれて~よくかきくうきゃく』)の本番中。今年の大半はKERAさんの演出を受けていました。つまり夏以降は、俺、ほぼ『ナイロン(100C)』?のような…。来年の『グッドバイ』はまだかなり遠い話のような気がしますが、KERAさんに『これでさよなら』と言われないように、千秋楽の幕が降りる前にお客さんからは『グッドバイと言わないで!』と言われるように頑張ります」とユーモアたっぷりに意気込みをコメント。7年ぶりに第2期「KERA・MAP」をスタートさせるKERAは、「太宰にさほど興味のない私だが、どうしてあんなペシミストが、最期にこんな軽くユーモラスな作品に取り組んだのかが、ずっと興味深かった。導入部のあとは私が書く。『ヘナチョコな色男・田島と怪力傲慢な美女キヌ子。たくさんの田島の愛人』。軽妙酒脱な喜劇には格好の御膳立てと思われ、今回私はこれを、スクリューボールコメディとして成立させようと試みる」と語り、自身も期待を込めている。「KERA・MAP」第6回公演「グッドバイ」は2015年9月より世田谷パブリックシアター、10月より全国にて公演予定。(text:cinemacafe.net)
2014年12月01日東京・神楽坂で「文豪達が愛した街。神楽坂×文京~ BUNGOマツリ」が開催される。期間は10月12日から10月19日まで。この催しは夏目漱石や森鴎外など数々の文豪に愛された神楽坂、および文京区に関する魅力を再発見するためのもの。期間中には神楽坂の地蔵通り商店街で、毎日18時より大小244基の灯篭によるイルミネーションを展開。その他、神楽坂を中心に様々なイベントが催される。中でも注目なのが、12日の午後に神楽坂の赤城神社で行われるイベントだ。境内では「和スイーツ大試食会」と題して、文京区にある様々な和菓子屋がお店を出店。「コパン」や「梅花亭」、「神楽坂菓寮」といった名店の和菓子が無料でふるまわれる他、お茶のお点前体験に参加出来る。神楽殿でも神楽坂ゆかりの人物を集め、詩吟や漫談などのステージイベントを開催。一方、神楽坂では「文豪仮装パレード」が催され、作品の登場人物に扮した人たちが坂を練り歩く。人力車で移動する文豪の姿などに、当時の神楽坂の様子を垣間見ることが出来そうだ。また、14日から17日にかけては、文京区の各所で「文豪が愛したまち体験」を開催。“夭折の作家一葉・啄木ゆかりの“文人の街”本郷を行く”など毎日1コース、計4コースの街歩きで、文豪が愛した店や旧居、作品に登場したスポットなどを巡ることが出来る。申込期間は10月10日までで、参加費は無料。最終日となる19日には区内19箇所の会場で、「神楽坂・文京 商店街スポーツラリー」が行われる予定。かつては野球選手だった正岡子規や、サッカーを愛した太宰治など、文豪が愛したスポーツにちなんだアトラクションが催される。スポーツの秋にちなんで身体を動かしたいなら、元日本代表の北澤豪によるサッカー教室や、狂言師の和泉元彌による狂言教室など、文京シビックセンターで行われる参加型イベントに挑戦するのもいいだろう。イベントに先駆けて1日には、「神楽坂・文京 リアル宝探し 文京神楽財宝伝 ー 文豪郷に隠された謎 ー 」がスタート。商店街の各店舗で配布される宝の地図を元に宝箱を見つけると、抽選で商品がプレゼントされる。その他、期間中に商店街で買い物をした人には、文豪ブックカバーや、街の魅力を描いた漫画『BUNGOマツリ小冊子』が配布される予定。
2014年10月08日ライフィートはこのほど、小説付きレトルトカレー「華麗なる小説」を発売した。○東京の文化流行を取り入れた"小説付き"ご当地カレー同商品は、有数の古書店街・神田神保町の「カレーと本」の文化流行をパッケージした商品。味へのこだわりはもちろん、付属小説やパッケージにも気を配り、東京の新しいご当地カレーとして、お土産や贈答品として活用できるよう、また幅広い年齢層が楽しめるように開発したという。カレーは、180g。日本人になじみのあるルウカレーと、幅広い世代に人気のあるキーマカレーの良さをバランスよく配合、鶏ひき肉を多く使って旨みを引き出し、あらゆる年齢層が楽しめるように適度にスパイスを効かせた中辛味とした。また、本を読みながら食べることをイメージし、冷めてもおいしく食べられるように風味にもこだわったという。付属の小説は、夏目漱石(夢十夜)、宮沢賢治(注文の多い料理店、他1編)、芥川龍之介(羅生門、他2編)、太宰治(走れメロス、他1編)など、日本を代表する文豪の短編小説を中心に収録。いつでもどこでもすぐに読めるよう、持ち運びにも便利な、市販の文庫と同サイズとした。小説は現在4種類あり、作家/作品は今後も追加予定となっている。販売価格は、648円。現在、Webサイトほかにて購入することが可能となっている。
2014年04月09日気になるあの人の名前の裏側に隠された秘密は?開運アドバイザーの安斎勝洋先生が、話題のあの人の姓名を鑑定します。ほんわかしたイメージながら恋の噂が絶えず、魔性の女と言われる女優・蒼井優さん独特の存在感を持つ彼女のお名前に見る素顔とは?演技力に定評があり、今や日本映画界に欠かせない存在となった実力派女優・蒼井優さん。近年はドラマや舞台へと活躍の場を広げていますね。11月29日(金)からは、太宰治の絶筆となった未完の小説をモチーフとした舞台『グッドバイ』に出演する予定です。ナチュラルでほんわかした雰囲気ながら、多くの男性と浮名を流し、共演者キラー・魔性の女と呼ばれる彼女。その見た目と、公私共に奔放という中身とのギャップに魅力を感じる人も多いことでしょう。独特の空気感を持つ蒼井さんのお名前の秘密に迫ります。蒼井優(人21地17外33総37)1985年8月17日生まれ~節目・転機について~2と7のつく年齢が節目・転機の年となります。自分に厳しく周囲の人を大切にする傾向があります。「人運の21」は緻密さや計画性、完璧主義であることを表します。「総運の37」を持つ人は勤勉で実直な職人タイプ。さっぱりした性格ですが、女性の場合はシビアに見えることもあるかもしれません。恵まれた対人関係を示す「外運の33」があり、モテる要素をお持ちです。自己主張が明確で、明るく楽しい恋愛ができるでしょう。「地運の17」は直感力があり、リーダーシップを取る画数。人気者になるべくしてなったような方ですね。---------------懐の広い、おおらかな性格の方です。ベタベタした関係は好みませんが、義理人情に厚く、昔気質(かたぎ)なところがあります。度量が大きく、揺るぎない自分を醸し出すことができるため、独特の威厳を感じさせるでしょう。気持ちにゆとりがあって「私だけ良ければいい」とは決して思わず、「自分も周りも良くなるように!」と考えて動くことができます。そのため周囲の人に好かれるのではないでしょうか。目的を持つと、ゴールに向けて突き進む信念の持ち主。一度腹がすわったら、テコでも動かない強さや頑固さもお持ちです。だからといって不器用なわけではなく、何事もそつなくこなし、いつの間にか自分のペースに乗せることができます。また、経営者の目線で物事を捉えているため、何をやっても成功するでしょう。恋愛面で見ると、「外運の33」というのは恵まれた対人運があり、男女ともに行動的で明るいのでモテる画数です。付き合いが始まると必要以上に相手に甘えたりせず、腰を据えた大人の恋愛をするでしょう。アドバイスほんわかしたイメージとは異なり、本質的には男目線で物事を捉えるタイプですね。完璧主義で、仕事にかける熱意や努力の仕方も男性的です。画数から見ると、女優業だけでなく経営者にも向いていると言えます。いろいろな可能性を秘めているお名前なので、たくさんの事に挑戦してほしいと思います。今後の活躍がとても楽しみです。>>安斎勝洋のワイドショー姓名鑑定 目次ページへ姓名は総運・天運・人運・地運、外運の5つで構成されています。・総運…すべての画数の合計⇒一生を司る総合的な運勢・天運…苗字だけの画数の合計⇒先祖代々から受け継がれてきた、一族が共有する宿命・人運…苗字の最後と名前の頭文字の画数の合計⇒思春期(13歳頃)から、さまざまな影響を受けて形成される性格・地運…名前だけの画数の合計⇒生まれてからの後天的な基本運勢・外運…苗字の頭文字と名前の最後の1文字、または2文字の合計⇒周りから受ける影響。自分を中心とした周囲の吉凶ただし、姓名判断では、天運を除く四運で運勢を判断します。天運は天から授かった先祖代々の宿命を表すものであるため、その人自身の判断には用いません。監修者紹介開運アドバイザー安斎勝洋(あんざいかつひろ)昭和20年東京生まれ古くから伝わる「姓名学」「風水学」「九星占術」等を学び、開運アドバイザーとしての仕事をスタート。 30年以上に及ぶ数々の個人鑑定などで、多くの人間と接することにより、姓名・生年月日・住環境と、その人間の運勢との関係を独自の統計データとしてファイル。時代に沿ったかたちで数のもっているより細やかで深い意味を分析した“安斎流 姓名判断”と中国風水をもとに、日本の風土や生活様式に合ったかたちで日常生活に活用できる“安斎流 風水”を確立。メディアではTBS系「悪魔のささやき」フジテレビ系「笑っていいとも!」のレギュラーを経て、ワイドショーやバラエティ番組内での出演、番組名の鑑定、雑誌「an・an」の人気占い特集など、テレビ・雑誌・新聞・ラジオと多方面で活躍中。インターネットサイト「安斎流 姓名判断」や手軽に活用できる携帯サイト「安斎流 開運鑑定」を監修。モバイルサイト「安斎流 開運鑑定」「笑っていいとも!」をはじめTV出演多数!芸能人の鑑定や著書も多く『開運アドバイザー』として有名な安斎勝洋(あんざいかつひろ)先生の本格姓名鑑定サイトです。名前で分かる恋愛、結婚、仕事のこと、安斎流でアドバイスいたします。子育てに役立つ子どもの姓名鑑定、お部屋の開運度チェックなど新コーナーも続々公開中!
2013年11月21日BL愛好者のことを“腐女子”と呼ぶのは、みなさんご存じの通りですよね。では一体どこから腐女子になるのか。腐女子と呼ばれる、そのボーダーラインはどこからなのでしょうか。「BLには興味ないし、腐女子になんてなるわけない」そう思っているあなた。そんな人でも、いくつかの腐女子要素を持っていると、ふとした瞬間、あるいは気付いたときには、既に腐女子になっているものだとご存知でしたか?今回は、そんな当てはまったら「腐女子の素質アリ」な腐女子診断を、筆者の周りにいる腐女子友達への取材を元にご紹介します。腐女子の方もそうではない女子も、ぜひチェックしてみましょう。■1.男同士のじゃれあいが羨ましく感じる「私が思う素質のある女子は、男同士がじゃれあっているところをちょっと羨ましそうに見ている子ですね。たとえば、スポーツをしている男子がハイタッチをしたり、いい試合ができて抱き合ったり・・・・・・。女同士ではなかなかできない言動にキュンとする女子は、腐女子要素が十分ありますよ」(28歳/派遣)女同士でも仲がいい友達同士なら、「キャー」と抱きついたりすることもありますが、男子同士の方が爽やかで微笑ましくっていいかも・・・そう思っていませんか?そんな男同士のやり取りを見て「かわいいな」「格好いいな」と思う女子はBLを楽しむ素質を持っているんだとか・・・・・・。元々BLは、男同士の友情を見るのと楽しみ方が似ているからかもしれませんね。■2.文学作品に夢中になっている「文学作品ばかりを読んでいる女子はすでに腐女子か、知らず知らずのうちにBLの魅力にハマりつつある女子です。作品によってはBLに読めなくもなく、BL小説よりも描写がハッキリしているわけではないので、そこから腐女子に目覚める女子は多いですよね」(27歳/販売)夏目漱石や太宰治といった文豪のなかでBLの匂いがする作品はたくさんあります。たまたまその作品を読んでいるだけかもしれませんが・・・・・・。似たようなBL風味の作品ばかり読みふけっている女性は、自分でも気付かないうちに腐女子の道を歩んでいる可能性が高いとのこと。あなたの身の回りでも、文学に夢中になっている女子はいませんか?■3.「学ランっていいよね」と思う「通勤途中の学生を見て『制服懐かしいな』って思うことありますよね。それが『学生服いいな』『男子の学ランっていいな』って思うようになると、ちょっと女子として危険信号。それは腐女子が思う感覚に近いので、コスプレ願望があるか。BLが趣味になるか、もはや時間の問題です」(29歳/IT)腐女子の方はご存じ、BLの王道といえば学生モノですよね。要は一番馴染みやすいのが学生モノ=学ランだから、という理由だと思うのですが・・・。これが次第に懐かしさから「男子の学生服っていいな」と思うようになってくると腐女子の疑いが出てくるんだそう。特に通勤途中は要チェックですね。■4.〇〇男子にハマッている「最近は仙人系男子が話題になりましたよね。そういう○○男子が好きな女子って、潜在的に腐女子の素質を持っていると思うんです。BLでも“属性萌え”っていう言葉があるくらいなので、メガネ男子なんかはよく作中でネタにされています。恋愛系のストーリーが好きなら、なおさらBLにも興味を持ちやすいんじゃないかな」(26歳/メーカー)上記の学ランと類似して、BLは属性で楽しむのも魅力のひとつだからでしょうか。書店男子、料理男子、ブサイク男子・・・・・・といった各カテゴリに分類するキャラクターの恋愛事情を覗いてみたい。そう思うのは腐女子心理なので、流行の○○男子に飛びつく女子はBLを楽しむ素質を十分持っているようですよ。■おわりにいかがでしたか?「あるかもしれない・・・・・・」と思われた方は、自分では気づかぬうちに腐女子の素質を持っているかもしれません。これを機会に、BLの道に進んでみるのも悪くないかも!? ぜひお友達や知人にも、当てはまるかどうかチェックしてみてはいかがでしょうか。(柚木深つばさ/ハウコレ)<オススメ記事>・どうして卒業したの?女子が腐女子を卒業した理由・4つ・女子力UP!脳内彼氏の作り方・5選・リア充に何気なく言われて傷ついた一言・7選
2013年09月03日青森県五所川原市金木町の芦野公園で、太宰治の誕生日を記念する「太宰治生誕祭」が、6月19日(水)に開催される。同イベントは、五所川原市金木町出身の作家・太宰治(本名・津島修治)が文学界に残した業績をたたえるとともに、その生誕を「太宰文学」の愛好者とともに祝うため毎年行われている。当日の午前中には、太宰作品の朗読が行われるほか、太宰の好物”サクランボ”の献上、五所川原市内の団体による「太宰碑」、「太宰治鎮魂歌」、「走れメロス」の合唱などを実施。午後からは「太宰治を語る昼食会」を行うとのこと。開催時間は10時30分~13時まで。代表的な作品には、処刑されるのを承知の上で、命をかけて友情を守ったメロスの物語「走れメロス」のほか、津軽の地理や人々を描いた「津軽」、没落貴族を描いた「斜陽」、太宰最後の完結作「人間失格」などがある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年06月18日自身が学生時代を過ごした京都を主な舞台に、独特の幻想的世界観を展開する人気作家・森見登美彦の短編『新釈 走れメロス』が青春音楽活劇『詭弁・走れメロス』として舞台化され、12月の横浜でのプレビュー公演を皮切りに、東京と大阪で上演される。森見作品の舞台化は『夜は短し歩けよ乙女』(2009年)に続く2作目。この日が初対面という原作の森見と脚本・演出の松村武に話を聞いた。『詭弁・走れメロス』チケット情報取材前に稽古場を見学したという森見はその感想を聞かれ、「すごいアホやなと思いました。自分が書いているときもアホやなと思ったんですけど、実際に目の前でエネルギッシュにやられているところを見ると、輪をかけてアホやなと(笑)」。対する松村も、「ハイ、アホな感じです」と全面同意。「台詞量も運動量も相当!今日初めて通し稽古をしたんですけど、みんな途中で電池が切れてましたね。特に若手が。若くない小劇場チームはむしろ意地で頑張ってました(笑)」原作は、太宰治『走れメロス』の森見流パロディ。部室を失うピンチに陥った“詭弁論部”の大学生・芽野(武田航平)は、学内を取り締まる図書館警察長官(市川しんぺー)に、部室奪還の条件として珍妙な提案を持ちかけられる。友人・芹名(山下翔央)を人質にそれを飲んだ芽野は、“約束を守らないことこそ友情の証“との詭弁を振りかざし、京都の街を逃げ回る!会話というより地の文に独特の面白味がある原作の文体をどう脚本化するか、松村は非常に悩んだと言う。「この原作も基本追っかけあいでじっくり会話する場面がないんですよ。それで悩んでいたとき、森見先生が「太宰の筆が進んでどうしようもないみたいな、転がっていく感じこそが『走れメロス』だ」と書いていらっしゃって。ならば地の文をもうこのまま、2、3人が入れ替わり立ち代わり怒涛のように言い続けたら、転がっていく感じが作れるんじゃないかと思って」(松村)「『キャストの人数これだけ?』と思ったぐらい、少ない人数で入れ替わり立ち代わりやっていただいて(笑)。走り続けているような文章で書きたいと思った作品だったんですけど、それをちゃんと汲み取って舞台上でやっていただいているんだなと思いました」(森見)怒涛の舞台は実にアホな、だが妙に感動的なフィナーレを迎える。「あそこで気持ちが高まるってなんか間違ってるって感じがすごくしたんですけど(笑)、持っていかれてしまいました」と原作者に言わしめたその場面まで、キャストも観客もノンストップで駆け抜ける!■青春音楽活劇『詭弁・走れメロス』12月27日(木)・28日(金)KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ※プレビュー公演1月4日(金)~17日(木)銀座博品館劇場(東京)2月2日(土)サンケイホールブリーゼ(大阪)公演のチケットは発売中取材・文武田吏都
2012年12月19日40年という短い生涯ながら、世界中の推理小説や映像表現、音楽にまで多大な影響を与え、いまもなおその功績が語り継がれている天才作家、エドガー・アラン・ポー。彼の死の謎にまつわるミステリーを史実とフィクションを織り交ぜて解き明かす『推理作家ポー最期の5日間』が来週末、遂に公開を迎える本作の劇中シーンの一部が、どこよりも早くシネマカフェに到着した。現在も謎に包まれている、ポーの死の真相と最期の日々。本作では史実を基にして、19世紀半ばのアメリカ・ボルティモアを舞台に、ポーと彼に魅せられた小説模倣犯の命を賭けた5日間の壮絶な戦いが描かれる。初公開となった映像は、ジョン・キューザック演じる主人公・ポーの恋人・エミリー(アリス・イヴ)の誕生日に開かれた仮面舞踏会のシーン。仮面で素顔を隠し、ポーがエミリーの美しさに心を奪われ、穏やかに時間が流れる舞踏会。すると突然、髑髏の仮面を付けた死装束の騎士が突如乱入!会場は騒然となり、その混乱に乗じてエミリーは忽然と姿を消してしまう…。その死装束の騎士から受け取った“挑戦状”がポーと犯人の壮絶な頭脳戦の始まりを告げることとなるのだが――。ポーが身を挺して助けようとする、連れ去られた恋人“エミリー”。この役柄は、実在したポーとは違い架空の人物であるが、実はある人物をモデルにしているといううわさも。ポーは、27歳のときにその当時13歳のヴァージニアという従妹と結婚をしている。27歳と13歳が結婚という驚きの関係だが、その当時も多くの反対を押し切っての結婚だったよう!けれど、その妻も母親と同じく結核で亡くなり、ポーは徐々に情緒の安定性を失っていったという。この映画に登場するエミリーは、彼が妻を亡くした後で出会った複数の女性たちを統合させてできた役んだとか。不幸にも、母や愛妻を始め彼と愛の言葉を交わし合った複数の女性たちもみな、彼より先にこの世を去っていたのだそう。現代に至るまで多くのファンに影響を与え続けていた、偉大な作家エドガー・アラン・ポーも日本の文豪、太宰治や三島由紀夫のように多くの悩みを抱えたひとりの人間だったことが伺える。ところどころに散りばめられたヒントを頼りに、ポーは恋人・エミリーを救い出すことができるのか?華やかでありながらも、ストーリーの重要ポイントとなるこちらの映像をまずはご堪能あれ。『推理作家ポー 最期の5日間』は10月12日(金)より全国にて公開。※こちらの映像はYou Tubeにてご覧いただけます。You Tube■関連作品:推理作家ポー 最期の5日間 2012年10月12日より全国にて公開© 2011 Incentive Film Productions, LLC. All rights reserved.
2012年10月05日太宰治賞を受賞した辻内智貫の小説を、俳優としても活躍している伊勢谷友介が映画化した『セイジ-陸の魚-』のトークイベントが17日にテアトル新宿で行なわれ、森山未來、渋川清彦、滝藤賢一、伊勢谷監督が登壇。韓国公開の決定と台北で行われる第14回台北映画祭、ドイツで行われる第12回ニッポン・コネクションへの正式招待の決定が発表された。トークイベントの模様本作は、学生最後の夏休みを迎えた主人公(森山)が、一人自転車旅行に出かけた先で出会ったセイジ(西島秀俊)と、その個性的な仲間たちとの交流を通して成長していく姿を描く。映画の公開から、毎週末に伊勢谷監督のティーチ・インを実施したテアトル新宿では、リピーターが続出するほどのヒット記録をたたき出し、動員1万人を突破。最終回となるこの日のトークショーには森山と渋川が登壇し、伊勢谷監督とのトークショーを繰り広げた。森山は、今回監督としてメガホンを執った伊勢谷監督について「モノづくりでは、常にイメージを持って行動している人。何かあった時の対応もフレキシブル。受け皿が広い人ですね」と振り返り、渋川は「格好いい監督。瞬発力があるし、トラブルを結果うまく持っていく人」と、終始絶賛していた。また、この日発表された、韓国での上映決定、台北とドイツで行われる映画祭の正式招待について伊勢谷監督は、「海外で評価されて映画館に行くのではなく、みなさんがこの映画を支えてくれたから、他の方にも観なきゃいかんと伝わっていく映画になった。僕にとって一番嬉しい形になった」と、映画ファンへの感謝の気持ちを述べた。本作は29日(木)より、日本やヨーロッパの単館アート映画を韓国で多く配給する「SPONGE ENT」直営の映画館「SPONGE HOUSE」で公開。台北で行われる第14回台北映画祭は、6月29日(金)から7月21日(土)まで、ドイツで行われる第12回ニッポン・コネクションは、5月2日(水)から5月6日(日)まで開催される。『セイジ-陸の魚-』公開中
2012年03月19日作家志望の青年と、文豪の幽霊たちが繰り広げる騒動を描いた公開中の映画『ゴーストライターホテル』。本作に太宰治役で出演したお笑いコンビのフルーツポンチ・村上健志からコメント動画が届いた。本作は、一度も小説を書き上げたことのない作家志望の青年が、アルバイト先のホテルに住みつく夏目漱石や太宰治など、文豪の幽霊たちと協力しあって文学賞を目指す物語。主演は阿部力で、世界のナベアツをはじめ、ケンドーコバヤシ、カンニング竹山などのお笑い芸人が文豪になりきって登場する。太宰役といえば、これまでに映画や舞台、ドラマで名だたる俳優が演じてきたが、本作で村上は映画初出演にして太宰役に大抜擢。コメント動画で村上は、太宰役を演じるにあたり、「ピースの又吉さんが太宰のことめっちゃ好きなんで、演じる前に又吉さんにちゃんとあいさつしに行きました」と振り返り、役の仕上がりについて「いい感じのキャスティングだったんじゃないかな。風貌とか似てますしね」と自身の演技に自信たっぷりの様子。しかし、撮影現場ではキャストに芸人が多かったため、演技をするのが恥ずかしかったそうで「これを機にまた映画に出たい。自分が主演の恋愛映画がいいな」と次回作出演への意欲を見せている。
2012年03月19日主演の阿部力を筆頭に、ケンドーコバヤシやカンニング竹山らお笑い芸人たち、鈴木亜美、栗山千明と異色のキャスティングが注目を集めている『ゴーストライターホテル』。公開を目前に控えた本作で、夏目漱石の幽霊という難役に挑んだ“世界のナベアツ”こと桂三度のコメント映像がこのほどシネマカフェに到着した。偉大なる文豪たちが執筆のために泊り込んだというホテルを舞台に、小さい頃から見ていた小説家への夢を捨てきれない主人公・内海と、宮沢賢治や太宰治ら文豪たちの幽霊との奇妙な出会いを描いた“幽霊コメディ”エンターテインメント。映像の冒頭から「役づくりのために、夏目(漱石)さんの『こころ』を読ませていただきました!」と語り、自身の演技にご満悦の様子の三度さん。監督の演出や印象に残ったシーンについては、スタッフや主演の阿部さんに称賛を贈り、ボケることもなく淡々と答えてくれたのだが、太宰治の幽霊を演じた後輩芸人、フルーツポンチ・村上健志の演技について聞かれるとなぜか突然のダメ出し!「モタモタしとったねぇ…」と渋い顔をしつつ、役者目線のコメントで“演じる”ことについてとつとつと語る。世界のナベアツとして一世を風靡した三度さんだが、芸人としてでなく役者として決して妥協を許さない。とは言いつつも、芸人の血が徐々に疼き出してきたようで、撮影時のおもしろ話や今後やってみたい役柄に話題が及ぶと、芸人・桂三度としての話芸も十分に見せてくれている。TVでは見ることのできない、俳優・桂三度の一面を覗いてみては?『ゴーストライターホテル』は3月17日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ゴーストライターホテル 2012年3月17日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© テレビ朝日/吉本興業■関連記事:抱腹絶倒“幽霊コメディ”!『ゴーストライターホテル』試写会に10組20名様をご招待ケンドー・コバヤシ、ヒット祈願のはずが頭の中は「彼女できへんかな…」
2012年03月16日阿部力扮する作家志望の青年と、吉本芸人扮する文豪の幽霊たちが騒動を繰り広げるコメディ映画『ゴーストライターホテル』が17日(土)から公開するにあたり、短編集『ZOO』などで知られる作家の乙一(おついち)からコメントが届いた。その他の写真本作は、一度も小説を書き上げたことのない作家志望の青年が、アルバイト先のホテルに住みつく夏目漱石や太宰治など、文豪の幽霊たちと協力しあって文学賞を目指す物語。世界のナベアツをはじめ、ケンドーコバヤシ、カンニング竹山などのお笑い芸人が文豪になりきって登場する。本作の主人公が作家志望であることから、普段メディア露出の少ない乙一へのコメント取材が実現。乙一は17歳で作家デビューを果たし、2003年に連作短編集『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞を受賞。その後、短編集『ZOO』収録作や『暗いところで待ち合わせ』『きみにしか聞こえない』が映画化されており、映画への関心も高く本名で自主映画を制作するなど作家以外の活動も行っている。乙一は本作について「おもしろくて笑え、不意に泣けてくる。芸術上の父と、これからをつくる子どもたちの映画だ。書きかけの原稿に、誰しもいつかは向き合わなくてはいけないのだ」と評しており、笑いの要素だけではないことを物語っている。国内外の文学作品へのオマージュもたっぷり込められた本作は、17日(土)より公開。『ゴーストライターホテル』3月17日(土)シネマート新宿ほか全国ロードショー(C)テレビ朝日/吉本興業
2012年03月09日俳優としても活躍する伊勢谷友介が8年ぶりにメガホンを執った映画『セイジ -陸の魚-』の完成披露試写会が10日に都内で行われ、主演の西島秀俊、森山未來と伊勢谷監督が登壇した。その他の写真本作は、太宰治賞に輝く辻内智貫の同名小説を映画化。美しい自然を舞台に、大学最後の夏休みに自転車でひとり旅をしていた“僕”(森山)と、国道沿いのドライブインで純粋に生きる男セイジ(西島)とのひと夏の日々を描く。この日集まった350人以上の観客からの大歓声で迎えられた伊勢谷監督は「5年かけた作品をみんなに観てもらえると思うと嬉しい」とあいさつ。撮影現場の話題になると、伊勢谷監督は「とにかく西島さんの体がすごくて。俺、『明日のジョー』であんだけ頑張って鍛えたのに、彼に現場で全部持って行かれました!」とチクリ。西島は苦笑しながら「セイジの役に近づくために余分なものをそぎ落として、精神的にも研ぎ澄まされた感じで演じることができました」と話し、撮影中は食事を控えるなど減量に徹したようだ。また、伊勢谷監督は「今回、自分の好きな役者さんたちを集めました。僕のつたない脚本を120%、150%以上にと高めてくれる瞬間に立ち会えたことが、たまらなかった!」と出演者を賞賛。さらに西島は森山に対し「日本で一番エグい俳優」と語ると、伊勢谷監督は森山が西島を「こんなに映画狂いな役者いないよね(笑)」「この変態!」と言っていたことを明かすひと幕もあった。最後に伊勢谷監督は「年齢によって、さまざまな捉え方があると思うので、1回観たらまた5年後に観てほしい」と締めくくり、作品をPRした。『セイジ -陸の魚-』は18日(土)より公開。『セイジ -陸の魚-』2012年2月18日(土)より、テアトル新宿ほか全国順次ロードショー(C)2011 Kino Films. All rights reserved.写真:内田涼
2012年02月10日太宰治賞に輝く辻内智貫の小説を伊勢谷友介が映画化した『セイジ -陸の魚-』。伊勢谷、主演の西島秀俊、森山未來という映画愛に満ちた3人が個性を競い、「マイウェイで疾走した結果、危ういバランスの作品に仕上がった(森山)」という渾身作。西島、森山が語った。その他の写真本作は、国道沿いのドライブイン"HOUSE475"を舞台に、大学最後の夏休みに自転車でひとり旅をする"僕"が、ドライブインで純粋に生きる男"セイジ"と出会い、共同生活をおくる人間ドラマ。「"セイジ"のように自然と人間の境界にいるような存在を演じてみたかった(西島)」、「伊勢谷さんが監督で、西島さんがいて、そしてバックには自然が広がっていて、すごく危ういバランスを感じました。その雰囲気を想った時に、"僕"を演じてみたいと思いました(森山)」と出演理由を明かす2人。俳優でもある伊勢谷が『カクト』以来8年ぶりに監督を務めることも大きく、「このキャスティングは伊勢谷監督が化学反応を求めてのことだったと思う(西島)」とシナジーへの期待は3人の中で共通する想いだった。やがて"僕"は抗しがたい"セイジ"の魅力に惹き込まれ、人生の意味を自問自答しながらも、仲間たちと楽しく日々を過ごす。しかし、ある日、街で凄惨な事件が起きてしまい、"人生の本質"や"救い"というテーマがシリアスな色彩に変調しながら、危うい関係の登場人物たちの葛藤によって問い直されていく。その見事な映像表現は伊勢谷によるコントロールだけではなく、「伊勢谷監督も僕も森山君も、すごくマイペースのままでよかった。基本的に自分のやり方を貫くので、3人とも同じで(笑)。それがよかったと思います(西島)」、「マイペースというか、マイウェイ(笑)。伊勢谷監督は僕らのことを"とっぽい"と言っていましたが、映画を観て監督が一番"とっぽい"なと(笑)。それが相乗効果じゃないかなという気はしました(森山)」と三者の個性が競り合った現場を回想していた。「3人が全員同じ方向へ走っているというよりは、バラバラに走って散って行って、それが結果的に作品になっている(西島)」、「マイウェイで疾走した結果、危ういバランスの作品に仕上がった(森山)」と本作の手応えを実感する2人。映画愛に満ちあふれ映画に愛された伊勢谷、西島、森山の才能が激突した『セイジ -陸の魚-』。この化学反応を見逃すな!『セイジ -陸の魚-』2012年2月18日(土)より、テアトル新宿ほか全国順次ロードショー文:鴇田 崇
2012年02月01日1991年、大阪・東海大仰星高校1年1組のクラスメイトだった3名のトップアスリート、上原浩治(MLBテキサス・レンジャーズ)、大畑大介(元ラグビー日本代表)、建山義紀(MLBテキサス・レンジャーズ)が1月12日、東京・なかのZERO大ホールに集結。「ぴあトークバトルスポーツ快楽主義vol.74新春スペシャル~僕らがラグビー、ベースボールから学んだこと~」の開催に先立ってプレス懇親会が行われ、2012年への意気込みを語った。上原、建山、大畑の写真昨年現役を引退し、現在「神戸製鋼コベルコスティーラーズ・アンバサダー」を務める大畑が、「メディア、講演などさまざまな機会でラグビーを広めるために尽力します。メジャーで活躍する同級生二人の応援、あるいは取材という形でぜひ渡米したい」と口火を切ると、現役メジャーリーガーの建山、上原も今シーズンに賭ける思いを表明。建山は「野球に100パーセント力を注ぎます。大畑にアメリカで取材してもらえるよう、何が何でもメジャーにしがみつく」。上原は「昨年のプレーオフのことは振り返らず、完全に気持ちを入れ替えて4月から飛ばしていきたい」と語った。記者から「3人でやってみたい仕事は?」との質問には、そろって「いっしょにコマーシャルに出てみたい」と返答。建山が「あきらめの悪い男が泥まみれになってやっているシーンなんかいいのでは」と言うと、上原は「ビールやドリンク系がええやん」、大畑は「3人ともケガが多かったので、医療器具とか湿布薬も」と加えた。スポーツライター&キャスターの青島健太をホストに迎え、予定の2時間を超える熱き闘いとなった今回の「ぴあトークバトルスポーツ快楽主義」の模様は、日テレG+(CS放送)で2月10日(金)放送予定。なお、チケットぴあトークバトル特設ページでも2月24日(金)に公開予定。取材・文:宮崎俊哉(クルー)
2012年01月13日俳優の伊勢谷友介が監督を務め、辻内智貴氏のベストセラー小説『セイジ』を5年かけて映画化した『セイジ-陸の魚-』の予告編映像がこのほど公開され、物語の一部が明らかになった。『セイジー陸の魚ー』予告編動画本作は、太宰治賞を受賞した辻内氏の同名小説を、伊勢谷が『カクト』に続く監督第2作目として映画化。美しい自然を舞台に、大学最後の夏休みに自転車でひとり旅をしていた“僕”(森山未來)と、国道沿いのドライブインで純粋に生きる男セイジ(西島秀俊)とのひと夏の日々を描く。先日開催された第24回東京国際映画祭の特別招待作品に選出され、前売鑑賞券が1分で完売するほど注目を集めている本作。このほど解禁になった予告編映像では、題名にもなっている“陸の魚”が「生きることを諦めてしまった人」をあらわし、ヒロインを演じる裕木奈江や、盲目の老人役の津川雅彦によって、西島演じるセイジの人物像が浮きぼりになっていく。映像の中には美しい田園風景や、ときに暴力的なシーンが登場し、引き込まれつつも予告編映像だけでは理解できないストーリーが気になるところ。伊勢谷監督が「この作品は、人間と自然との関わりあい、大きく傷ついた人たちがどうやって次のステップに行くのかを真剣に考えさせてくれる」と話す通り、実力派俳優の西島と森山がどのように関わっていくのかが見どころになりそうだ。本作は来年2月18日(土)より公開予定で、11月19日(土)より“魚型エアフレッシュナー”の特典が付いた前売り券が販売される。『セイジ-陸の魚-』2012年2月18日(土)よりテアトル新宿他ロードショー
2011年11月14日開催中の第24回東京国際映画祭で、特別招待作品として上映される映画『セイジ-陸の魚-』の会見が27日に行なわれ、監督の伊勢谷友介氏が登壇。本作への思いや主演の西島秀俊、森山未來について語った。その他の写真本作は、太宰治賞を受賞した辻内氏の人気小説を、俳優の伊勢谷友介が『カクト』に続く監督第2作目として映画化。美しい自然を舞台に、大学最後の夏休みに自転車でひとり旅をしていた“僕”(森山未來)と、国道沿いのドライブインで純粋に生きる男セイジ(西島秀俊)とのひと夏の日々を描く。自作について「本質的に人間が生きることをきちんと考えさせてくれる要素がある。人間と自然との関わりあい、大きく傷ついた人たちが、どうやって次のステップに行くのか、そういうことを真剣に考えさせてくれる作品」と語る伊勢谷監督は、主演の西島、森山について「西島さんは、立っているだけで雰囲気のある方。もともと、人と違うチャンネルを持っている俳優さんだと感じていたので、監督としては何も言うこともなく演出させていただいた。森山さんは、現場まで(数日かけて泊まりながら)自転車で来たんですが、彼の中で気持ちを真っ只中に持っていく要素だったんだと思う。現場に入る前に役に対しての意見や考えもぶつけてもらい、映画が一段上になるようなアイデアも共有できたので、とても楽しい現場になった」と振り返った。「第24回東京国際映画祭」30日(日)まで開催中『セイジ-陸の魚-』2012年2月18日(土)、テアトル新宿他ロードショー
2011年10月27日