俳優の小栗旬が主演を務める、蜷川実花監督最新映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』(9月13日公開)の場面写真が27日、公開された。同作は、小説家・太宰治の遺作にして傑作である『人間失格』の誕生秘話を、小栗演じる太宰自身と彼を愛した3人の女たち(宮沢りえ・沢尻エリカ・二階堂ふみ)の目線から、事実をもとにしたフィクションとして蜷川実花監督が映画化する。天才作家でありながら、酒と恋に溺れた自堕落な生活を送り、自殺未遂を繰り返した果てに、愛人と川に身を投げるという日本中を騒がせた“文学史上最大のスキャンダル”の真相を描く。同作の監督であり、世界でもトップクラスの写真家でもある蜷川実花が自ら撮影した今回の写真は、小栗旬演じる太宰と、宮沢・沢尻・二階堂演じる3人の女たちのそれぞれの関係性を映し出した。宮澤演じる正妻・美知子は、夫に対し様々な感情を飲み込み押さえた表情を見せ、の沢尻演じる愛人・静子は可憐な美しさと天真爛漫な少女性、二階堂演じる富栄は盲目的に太宰との情事に耽り最後の女となったの湿気のある吸引力をそれぞれ表す。さらに小栗の演じた太宰の表情も、相手によって変化する場面写真となった。
2019年06月27日6月19日は故・太宰治(享年38)の誕生日であり、彼を偲ぶ「桜桃忌」。そんななか、9月13日に公開される映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」の予告動画が公開された。主演の太宰治役に小栗旬(36)が抜擢され、監督は蜷川実花氏(46)が務める。ファンの間では《桜桃忌に予告するのに何ともなく愛を感じた》《小栗旬さんが太宰治を演じる映画の発表があったのこれに合わせたのかな?》《太宰治の誕生日に予告編出すの最高にエモい》と話題にあがっている。ストーリーは3人の女性をめぐる恋模様を通じて、太宰の人生が描かれる。太宰の正妻役に宮沢りえ(46)で愛人役に沢尻エリカ(33)、そして若き未亡人役に二階堂ふみ(24)が選ばれた。小栗といえば、2018年にも映画「響-HIBIKI-」に出演。芥川賞受賞候補に選ばれるも受賞を逃し、自殺に追い込まれた青年役を演じた。また小栗演じる太宰自身も芥川賞候補に選ばれたものの、落選したエピソードがある。そして様々な女性と恋愛をし、自殺未遂を繰り返した小説家でもあった。公式サイトの出演者コメントによると、蜷川氏は「この役を出来るのは絶対に小栗旬しかいない」と小栗の出演を熱望していたという。これに対して小栗は役を演じられるかどうか悩んだというが、蜷川監督から「僕でなければ、というお言葉を頂き、脚本に魅了され、決断いたしました」とコメントしている。そんな小栗に《小栗旬が太宰治は完璧すぎん?》《太宰治が小栗旬とかまじで好き》《久しぶりに楽しみすぎる映画》《これは観たい》と期待の声があがっている。
2019年06月20日作家・太宰治の日本文学史上最大のベストセラー「人間失格」の誕生秘話を描く『人間失格 太宰治と3人の女たち』から、ビジュアルと予告編が解禁。さらに主題歌が「東京スカパラダイスオーケストラ」に決定した。今回解禁された予告編では、冒頭から小栗旬さん演じる太宰が二階堂ふみさん演じる愛人の富栄に愛をささやくなど、太宰の危うい色男ぶりが炸裂している。「お父さんは天才」と子どもたちに語りかける宮沢りえさん演じる妻の美知子、「愛されない妻より、ずっと恋される愛人でいたい」と太宰に抱かれる沢尻エリカさん演じる静子、「死にたいんです、一緒に」と刹那的な笑顔で太宰に迫る富栄が次々と登場し、3人の女たちと太宰のスキャンダラスな関係性が垣間見える。先日解禁となった成田凌、千葉雄大、瀬戸康史、高良健吾、藤原竜也ら豪華男性キャスト陣も今回の映像で初披露。「書くためならなんでもやる」と陰口を叩かれ不倫を続ける太宰に詰め寄る成田さん演じる編集者・佐倉や、「地獄に堕ちて書いてるか?」と悪魔のように太宰を挑発する藤原さん演じる同志の作家・坂口安吾の姿も気迫に満ちている。女たちとの濃密な逢瀬の間で、次第に狂気を帯びながら苦悩し、執筆と格闘するスター作家・太宰を演じる小栗さんの、いまだかつて見たことのない様々な表情に心奪われる予告編となっている。予告編と同時に解禁となったビジュアルには、アップで映し出された小栗さんの姿が。唇に付いた血を拭う色っぽさ漂う姿と、「死ぬほどの恋。ヤバすぎる実話。」のキャッチコピーが彼が巻き起こす波乱万丈なストーリーを期待させるビジュアルとなっている。さらに今回、2001年にリリースされた「東京スカパラダイスオーケストラ」の名曲、「カナリヤ鳴く空 feat.チバユウスケ」が主題歌に決定。構想初期からこの曲をイメージしていたという蜷川監督の熱烈オファーに応え、主題歌決定の運びとなった。太宰が“全部ぶっ壊して書く”「人間失格」とは。そして、スキャンダラスな恋の向こう側で、太宰が本当に求めていたものとは…。超豪華キャストが競演する鮮やかな世界から目が離せない。『人間失格 太宰治と3人の女たち』は9月13日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:人間失格 太宰治と3人の女たち 2019年9月13日より全国にて公開© 2019「人間失格」製作委員会
2019年06月19日映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』が、2019年9月13日(金)に全国で公開される。監督は蜷川実花、主演は小栗旬。太宰治『人間失格』誕生秘話小説『人間失格』は、突飛な言動と奔放な私生活で文壇から煙たがられながらも、ベストセラー作品を連発した天才作家・太宰治の遺作。累計1200万部以上を売り上げた、“世界で最も売れている日本の小説”だ。正妻と2人の愛人、合計3人の女性と並行して関係を持ちながら自堕落な生活を送り、自殺未遂を繰り返した果てに、愛人と川に身を投げる―。映画『人間失格』では、スキャンダラスな物語の誕生秘話を、太宰自身と彼を愛した3人の女たちの目線から、事実をもとにしたフィクションとして描く。監督は蜷川実花監督に挑む蜷川実花は、写真家や映画監督として活躍する他、2020年東京オリンピック委員会理事も務める、日本を代表するトップクリエイター。映画では、『さくらん』、『ヘルタースケルター』といった作品を手掛け、2019年には『Diner ダイナー』も公開される。『人間失格』では、太宰治の恋と生涯を、蜷川実花ならではの解釈とビジュアルで、サスペンスフルかつ、スキャンダラス、エロティックに映し出す。小栗旬が主演・太宰治役に酒と恋に溺れるダメ男ながら、魅惑的な天才作家・太宰治を演じるのは、小栗旬。『クローズ』シリーズや、『信長協奏曲』、『ミュージアム』、『銀魂』シリーズをはじめとする話題作に立て続けに出演している。監督・蜷川実花との初のタッグとなる『人間失格』では、役作りのために短期間で大幅な減量を敢行した。宮沢りえ、沢尻エリカら豪華女性キャストそんな小栗演じる太宰治を取り巻くのは、3人の麗しき女性たち。一見太宰に振り回されているように見えても、実は自分の意志で力強く生きている彼女たちを、宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみといった豪華女優勢が熱演する。津島美知子(宮沢りえ)太宰の小説「ヴィヨンの妻」のモデルともされている正妻・津島美知子。2人の子どもを育て3人目を身ごもりながらも、奔放な夫を支えて家庭を守る、芯が強く凛とした包容力あふれる女性。太田静子(沢尻エリカ)太宰の愛人で弟子でもある作家・太田静子。太宰から才能を認められ、彼の創作のために自分の日記を提供し、妻があることを知りながら彼の子どもがほしいと願う資産家の娘。演じる沢尻エリカは『ヘルタースケルター』に続いて蜷川とタッグを組むこととなる。山崎富栄(二階堂ふみ)太宰と恋に堕ち、共に死にたいと思いつめていく若き未亡人。太宰の愛人で最後の女。“運命の恋”を取り巻く男たちに、成田凌や千葉雄大太宰と3人の女たちの“運命の恋”を取り巻く登場人物達は以下の通り。彼らを演じる、成田凌、千葉雄大、藤原竜也といった実力派俳優勢の顔ぶれにも注目だ。佐倉潤一(成田凌)太宰に「人間失格」の執筆を依頼する老舗出版社の若手編集者。太宰の巻き起こす様々な女性問題に巻き込まれ翻弄されていくことになる。太田薫(千葉雄大)沢尻演じる静子の弟。太宰の子供を身ごもった姉に対し世間体を気にして苦言を呈するも、音信不通になった太宰に対して本気で怒りをぶつける姉想いな一面も。伊馬春部(瀬戸康史)太宰が心を許す親友であり、脚本家としてラジオやテレビ等を中心に活躍する気鋭の作家。三島由紀夫(高良健吾)後に日本文学界を代表する世界的作家となる、若き三島由紀夫。無名時代に太宰と直接対面し、真っ向から批判したという実話通り、スター作家に喧嘩を売る野心的な若手作家。坂口安吾(藤原竜也)代表作「堕落論」など、過激な思想で戦後一躍時代の寵児となった無頼派の作家。実際の太宰の友人でもある。酒と薬を手放さない破天荒で強烈な作家であり、太宰を堕落へと誘う。主題歌は東京スカパラダイスオーケストラの名曲主題歌は、2001年にリリースされた東京スカパラダイスオーケストラの名曲「カナリヤ鳴く空 feat.チバユウスケ」。構想初期からこの曲をイメージしていたという蜷川のオファーに応える形で、主題歌が決定した。ストーリー天才作家、太宰治。身重の妻・美知子とふたりの子どもがいながら恋の噂が絶えず、自殺未遂を繰り返すー。その破天荒な生き方で文壇から疎まれているが、ベストセラーを連発して時のスターとなっていた。太宰は、作家志望の静子の文才に惚れこんで激しく愛し合い、同時に未亡人の富栄にも救いを求めていく。ふたりの愛人に子どもがほしいと言われるイカれた日々の中で、それでも夫の才能を信じる美知子に叱咤され、遂に自分にしか書けない「人間に失格した男」の物語に取りかかるのだが・・・。詳細映画『人間失格』公開時期:2019年9月13日(金) 全国ロードショー監督:蜷川実花出演:小栗旬、宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみ、成田 凌、千葉雄大、瀬戸康史、高良健吾、藤原竜也脚本:早船歌江子製作:『人間失格』製作委員会企画:松竹配給:松竹、アスミック・エース
2019年05月26日小栗旬が太宰治、その正妻を宮沢りえ、愛人で弟子でもある女流作家を沢尻エリカ、最後の愛人を二階堂ふみが演じる蜷川実花監督作『人間失格 太宰治と3人の女たち』。この度、成田凌、千葉雄大、瀬戸康史、高良健吾、藤原竜也といった新たな超豪華キャストが明らかになった。小栗さん演じる太宰という、どうしようもなく魅力的なひとりの天才をめぐる“文学史上最大のスキャンダル”の真相と、いまだかつてない“究極の恋”を体現する本作。今回は、坂口安吾や三島由紀夫など、太宰と同時代に生きた重要人物を演じる男性キャスト陣が発表された。成田凌、崇拝する太宰に執筆を依頼する熱心な若手編集者当時、太宰に関わったとされる編集者数名の要素をひとりに集約した映画オリジナルのキャラクターで、小栗さん演じる太宰に「人間失格」の執筆を依頼する老舗出版社の若手編集者・佐倉潤一を演じるのは、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞して若手実力派として大きな注目を集め、『愛がなんだ』『さよならくちびる』『カツベン!』(主演)など今年も話題作への出演が絶えない成田凌。崇拝する太宰に執筆の依頼をするため、たびたび太宰の前に現れては煙たがられているが、やがて太宰の巻き起こす様々な女性問題に巻き込まれ、翻弄されていく熱心な若手編集者を魅力たっぷりに演じている。「太宰の大ファンで敬意が前提にある」蜷川実花さんの作品で、主演は小栗旬さんと聞いた時点で、迷いは全くなく、そのような作品に自分も参加できることが嬉しかったです。僕が演じた太宰の担当編集者・佐倉潤一は、太宰の嫌な部分を沢山見ていて、様々な問題に巻き込まれるのですが、何よりもまず学生時代からの太宰の大ファンで敬意が前提にあるということを大切に演じました。驚くほど映像が綺麗で、どのシーンも凄く印象的で鮮明に残っています。どんな作品になるのか誰も想像できないから、完成した作品を観るのが本当に楽しみです。千葉雄大、太宰の弟子で愛人・静子の弟太宰の弟子であり愛人でもある静子(沢尻さん)の弟・太田薫を演じるのは、千葉雄大。昨年、成田さんも出演した『スマホを落としただけなのに』で過去にトラウマを持つ刑事役を力強く演じ、先日発表された続編では主演に抜擢。30歳を迎えた現在、その“可愛さ”に磨きがかかるばかりでなく幅広い役で好調にキャリアも重ねている。そんな千葉さんが本作では、太宰の子どもを身ごもった姉・静子に対して、世間体を気にして苦言を呈するも音信不通となった太宰に本気で怒りをぶつける、姉想いの弟役を強気に演じている。「この世界観に浸っていたかった」薫はある意味堅物だと思いますが、常に姉のことを思っている。それを根底にもって演じました。蜷川監督作品は、お客さんとしてファンだったので、自分が出演させて頂きすごく嬉しいですし、もっとこの世界観に浸っていたかったです。瀬戸康史、太宰の親友でラジオやテレビ等を中心に活躍する九州生まれの作家また、太宰が心を許す親友であり、脚本家としてラジオやテレビなどを中心に活躍した気鋭の作家・伊馬春部には、瀬戸康史。NHK連続テレビ小説「まんぷく」で立花萬平・福子夫妻を敬愛し右腕として成長していくキャラクターで人気を博し、現在は「パーフェクトワールド」に出演中。自身と同じ福岡出身の伊馬を演じるにあたり、劇中で流暢な九州弁を披露しているほか、明るく人懐こい役どころをコミカルに演じている。「とても大切な印象に残るシーンに」初共演の小栗さんに非常に優しく接して頂いて、楽しく演じることができました。また、伊馬が北九州出身ということで、僕も福岡で生まれ育ったので、福岡弁をやらせてもらっています。とても大切な印象に残るシーンになったと思います。高良健吾、太宰を批判する若手作家・三島。後に戦後日本を代表する作家に太宰を批判する若き日の三島由紀夫には、『万引き家族』『多十郎殉愛記』『アンダー・ユア・ベッド』など多彩な作品への出演が続く若手実力派俳優の筆頭株・高良健吾。後に日本文学界を代表する世界的作家となる三島は、無名時代に太宰と直接対面し、真っ向から批判したという知られざる実話が残っており、本作ではスター作家に喧嘩を売る野心的な若手作家を、高良さんが強い目力と堂々たる演技で演じ、小栗さん演じる太宰と対峙する。「若い時に鍛えていただいた小栗さん」三島由紀夫さんの本には個人的にも影響を受けているので、プレッシャーはもちろんありましたが、演じられて光栄でした。今回自分が演じた三島は、21歳の学生の頃なので、みんなが持っている三島像とは差をつけたいという思いで探りながら演じていました。蜷川監督の三島への思い、演出も非常に的確で分かりやすく、若い時に鍛えていただいた小栗さんとの共演も、緊張感がありつつも本当に楽しかったです。藤原竜也、無頼派を代表する作家で太宰とは同志・坂口安吾最後に、代表作「堕落論」など過激な思想で戦後、一躍、時代の寵児となった無頼派を代表する作家であり、実際に太宰の友人でもあった坂口安吾を演じるのは、映画『Diner ダイナー』の主演に続き、出演する藤原竜也。本作での坂口は決して酒と薬を手放さない破天荒で強烈な作家であり、太宰を堕落へと誘う悪魔的な魅力を持つ人物として描かれ、この難役を藤原さんが唯一無二の存在感で体現。かつて互いに蜷川監督の父・蜷川幸雄氏に見出され、厳しい稽古にも耐え切磋琢磨して共に演技を磨いた“盟友”とも呼べる小栗さんと、芸術に全てを捧げる“同志”として肩を並べる。「大変貴重な経験を」小栗くん主演の本作に出演できるということは、非常に光栄で嬉しかったです。坂口安吾という重要な役どころを頂き、実際に太宰と安吾が通っていたバー“ルパン”での撮影はまるでタイムスリップしたようにすごく素敵な空間で、大変貴重な経験をさせて頂きました。小説「人間失格」誕生の裏に隠された、太宰と3人の女たちとの“運命の恋”に、彼らがどのように関わり巻き込まれていくのか―。蜷川監督でしか作りえない至極の艶やかなビジュアル・ワールドで繰り広げられる、日本映画界を牽引する実力派俳優たちの競演は見逃せない。『人間失格 太宰治と3人の女たち』は9月13日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:人間失格 太宰治と3人の女たち 2019年9月13日より全国にて公開© 2019「人間失格」製作委員会
2019年05月23日俳優の小栗旬が主演を務める、蜷川実花監督最新映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』(9月13日公開)の追加キャストが23日、明らかになった。成田凌、千葉雄大、瀬戸康史、高良健吾、藤原竜也が出演する。同作は、小説家・太宰治の遺作にして傑作である『人間失格』の誕生秘話を、小栗演じる太宰自身と彼を愛した3人の女たち(宮沢りえ・沢尻エリカ・二階堂ふみ)の目線から、事実をもとにしたフィクションとして蜷川実花監督が映画化する。天才作家でありながら、酒と恋に溺れた自堕落な生活を送り、自殺未遂を繰り返した果てに、愛人と川に身を投げるという日本中を騒がせた“文学史上最大のスキャンダル”の真相を描く。この度明らかになったのは、太宰と3人の女たちを取り巻く男性キャスト。成田凌が演じる若手編集者・佐倉潤一は、当時太宰に関わったとされる編集者数名の要素をひとりに集約した映画オリジナルのキャラクターで、太宰に「人間失格」の執筆を依頼する。崇拝する太宰に執筆の依頼をするためたびたび太宰の前に現れては煙たがられているが、やがて太宰の巻き起こす様々な女性問題に巻き込まれ翻弄されていく。太宰の弟子であり愛人でもある静子(沢尻)の弟・太田薫を演じるのは、千葉雄大。太宰の子どもを身ごもった姉・静子に対して、世間体を気にして苦言を呈するも、音信不通となった太宰に本気で怒りをぶつける、姉想いの弟役を強気に演じた。また、太宰が心を許す親友であり、脚本家としてラジオやテレビ等を中心に活躍した気鋭の作家・伊馬春部役に瀬戸康史が決定。さらに太宰を批判する若き日の三島由紀夫役に高良健吾、無頼派を代表する作家であり、実際に太宰の友人でもあった坂口安吾を藤原竜也が演じる。酒と薬を手放さない破天荒で強烈な作家であり、太宰を堕落へと誘う悪魔的な魅力を持つ人物として描かれた。○成田凌 コメント蜷川実花さんの作品で、主演は小栗旬さんと聞いた時点で、迷いは全くなく、そのような作品に自分も参加できることが嬉しかったです。僕が演じた太宰の担当編集者・佐倉潤一は、太宰の嫌な部分を沢山見ていて、様々な問題に巻き込まれるのですが、何よりもまず学生時代からの太宰の大ファンで敬意が前提にあるということを大切に演じました。驚くほど映像が綺麗で、どのシーンも凄く印象的で鮮明に残っています。どんな作品になるのか誰も想像できないから、完成した作品を観るのが本当に楽しみです。○千葉雄大 コメント沢尻さんの弟役は実は2回目なのですが、映画としては初めてで、光栄な時間でした。薫はある意味堅物だと思いますが、常に姉のことを思っている。それを根底にもって演じました。蜷川監督作品は、お客さんとしてファンだったので、自分が出演させて頂きすごく嬉しいですし、もっとこの世界観に浸っていたかったです。蜷川監督が描く太宰の人物像、末路がとても気になります。完成が楽しみです。○瀬戸康史 コメント僕は太宰の友人・伊馬春部という役を演じました。2人は本当に仲が良かったそうなので、距離感の近さを表現したかったのですが、初共演の小栗さんに非常に優しく接して頂いて、楽しく演じることができました。また、伊馬が北九州出身ということで、僕も福岡で生まれ育ったので、福岡弁をやらせてもらっています。とても大切な印象に残るシーンになったと思います。○高良健吾 コメント三島由紀夫さんの本には個人的にも影響を受けているので、プレッシャーはもちろんありましたが、演じられて光栄でした。今回自分が演じた三島は、21歳の学生の頃なので、みんなが持っている三島像とは差をつけたいという思いで探りながら演じていました。蜷川監督の三島への思い、演出も非常に的確で分かりやすく、若い時に鍛えていただいた小栗さんとの共演も、緊張感がありつつも本当に楽しかったです。○藤原竜也 コメント蜷川監督とは『Diner ダイナー』でもご一緒させて頂きましたが、小栗くん主演の本作に出演できるということは、非常に光栄で嬉しかったです。坂口安吾という重要な役どころを頂き、実際に太宰と安吾が通っていたバー“ルパン”での撮影はまるでタイムスリップしたようにすごく素敵な空間で、大変貴重な経験をさせて頂きました。
2019年05月23日日本文学史上最大級のベストセラー『人間失格』誕生秘話を、作者の太宰治と彼を愛した3人の女たちの視点から描く、蜷川実花監督、小栗旬主演作品『人間失格 太宰治と3人の女たち』が、9月13日(金)より全国公開される。この度、脇を固める豪華な男性キャスト陣5人の顔ぶれが明らかになった。本作の主人公は、小栗演じるトップスター作家・太宰治。身重の妻・津島美知子とふたりの子どもがいながら恋の噂が絶えず、自殺未遂を繰り返すという破天荒な生活を送った人物だ。弟子でもある作家志望の太田静子と、未亡人の山崎富栄。ふたりの愛人と正妻をめぐり、当時日本中を騒がせた“文学史上最大のスキャンダル”が描かれる。太宰の正妻・美知子役には宮沢りえ、弟子・静子役に沢尻エリカ、さらに、太宰の愛人で“最後の女”となった富栄役を二階堂ふみ、3人の女優が“3人の女たち”を演じることが、すでに発表されている。この度追加発表されたキャストは、成田凌、千葉雄大、瀬戸康史、高良健吾、藤原竜也の5人だ。成田凌が演じるのは、当時太宰に関わったとされる編集者数名の要素をひとりに集約した映画オリジナルのキャラクターで、太宰に『人間失格』の執筆を依頼することになる、老舗出版社の若手編集者・佐倉潤一。太宰には煙たがられているが、やがて太宰が巻き起こす様々な女性問題に巻き込まれ翻弄されていく。太宰の弟子であり愛人でもある静子(沢尻)の弟・太田薫を演じるのは、千葉雄大。太宰の子どもを身ごもった姉・静子に対して、世間体を気にして苦言を呈するも音信不通となった太宰に本気で怒りをぶつける、姉想いの弟役だ。また、太宰が心を許す親友であり、脚本家としてラジオやテレビ等を中心に活躍した気鋭の作家・伊馬春部の役には瀬戸康史。自身と同じ福岡出身の伊馬を演じるにあたり、劇中で流暢な九州弁を披露し、明るく人懐こい役どころをコミカルに表現する。太宰を批判する若き日の三島由紀夫役には高良健吾。後に日本文学界を代表する世界的作家となる三島は、無名時代に太宰と直接対面し真っ向から批判したという知られざる逸話が残っている。そして、『堕落論』など過激な思想で戦後に一躍時代の寵児となった、無頼派(ぶらいは)を代表する作家であり、実際に太宰の友人でもあった坂口安吾を演じるのは藤原竜也。本作での坂口は、決して酒と薬を手放さない破天荒で強烈な作家であり、太宰を堕落へと誘う悪魔的な魅力を持つ人物として描かれる。■コメント・成田凌蜷川実花さんの作品で、主演は小栗旬さんと聞いた時点で、迷いは全くなく、そのような作品に自分も参加できることが嬉しかったです。何よりもまず学生時代からの太宰の大ファンで敬意が前提にあるということを大切に演じました。驚くほど映像が綺麗で、どのシーンも凄く印象的で鮮明に残っています。・千葉雄大(自分の演じる)薫はある意味堅物だと思いますが、常に姉のことを思っている。それを根底にもって演じました。蜷川監督作品は、お客さんとしてファンだったので、自分が出演させて頂きすごく嬉しいですし、もっとこの世界観に浸っていたかったです。・瀬戸康史初共演の小栗さんに非常に優しく接して頂いて、楽しく演じることができました。また、伊馬が北九州出身ということ、僕も福岡で生まれ育ったので、福岡弁をやらせてもらっています。とても大切な印象に残るシーンになったと思います。・高良健吾三島由紀夫さんの本には個人的にも影響を受けているので、プレッシャーはもちろんありましたが、演じられて光栄でした。蜷川監督の三島への思い、演出も非常に的確で分かりやすく、若い時に鍛えていただいた小栗さんとの共演も、緊張感がありつつも本当に楽しかったです。・藤原竜也小栗くん主演の本作に出演できるということは、非常に光栄で嬉しかったです。坂口安吾という重要な役どころを頂き、実際に太宰と安吾が通っていたバー“ルパン”での撮影はまるでタイムスリップしたようにすごく素敵で、大変貴重な経験をさせて頂きました。『人間失格 太宰治と3人の女たち』9月13日(金)全国公開
2019年05月23日今年旗揚げ39周年を迎える劇団☆新感線。感謝の気持ちを込めた“39(サンキュー)興行”の夏秋公演として、舞台『けむりの軍団』が2019年7月からTBS赤坂ACTシアターで上演される。13日、東京都内で製作発表会見が行われ、主演の古田新太や早乙女太一をはじめとする出演者、脚本の倉持裕、演出のいのうえひでのりが出席した。【チケット情報はこちら】物語の舞台は戦国時代。頭が切れる軍配士(古田新太)とずる賢い謎の浪人(池田成志)がひょんなことから嫁ぎ先から逃げ出した姫(清野菜名)を実家に送り届ける羽目になり、巻き起こる珍道中を描く。脚本を担当した倉持は、演出のいのうえから提案された当初のお題が、「黒澤明監督の『隠し砦の三悪人』と太宰治の『走れメロス』を合わせたような話」だったことを明かす。その分、黒澤明監督の映画を彷彿とさせるオマージュを盛り込んだといい、倉持は「前回(※2016年『乱鶯』)はシリアスな話だったが、今回はもう少し軽めで笑えるものにしようと心がけた」。「電話帳ぐらいの厚さがある」(池田成志談)というが、倉持作品らしい会話の妙が織り込まれていることだろう。また、演出のいのうえは「劇団員の“高齢化”が進んでいるので、年相応のものを作ろうと。最近のテレビでも映像でもなかなか見ることのできない、ちゃんとした時代劇をやりたい。骨太な人間ドラマが僕らなりに描けたら」と語った。これまでのケレン味溢れた“いのうえ歌舞伎”とはまたひと味違う、王道路線の娯楽時代劇になりそうだ。主演の古田は会見で「劇団員なので出ざるを得なかった」と話して会場の笑いを取りつつも、「これが自分の代表作になればいいと思う。ほぼ劇団員フルメンバーで出演をするので、劇団ファンの皆様にはぜひ見にきてほしい」と気合い十分なコメントをした。一方、新感線には6度目の出演となる早乙女だが、古田との共演は今回が初めて。「17歳の頃に初めて立たせてもらって10年。やっと古田さんと共演できるということが何よりもうれしい」と素直に共演を喜ぶ。「子どもの頃からの憧れ。古田さんと新感線からいろいろなことを学んだ。勝手に師匠だと思っている」と話していた。出演者は古田と早乙女のほか、清野菜名、須賀健太、高田聖子、粟根まこと、池田成志ほか。東京公演は7月15日(月・祝)から8月24日(土)まで。福岡公演は9月6日(金)から博多座で、大阪公演は10月8日(火)からフェスティバルホールで行われる。チケットは5月19日(日)午前10時より発売。ぴあでは東京公演の先着先行を5月14日(火)10時より受付予定。文・写真:五月女菜穂
2019年05月13日『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』の原恵一監督最新作『バースデー・ワンダーランド』から、声優の藤原啓治と矢島晶子が担当するキャラクターが登場するちょっと怖い本編シーンが到着した。女優・松岡茉優が主人公の声を務めるほか、杏、麻生久美子、市村正親ら豪華俳優陣が参加することでも話題の本作。今回到着した映像は、「クレヨンしんちゃん」の初代“ひろし”と“しんのすけ”の声でお馴染みの藤原さんと矢島さんが演じるワンダーランドの世界を荒らす“悪役コンビ”、ザン・グとドロポのシーン。アカネが泊っている宿で、食料を奪おうとするザン・グとドロポ。食料が減り、水不足の危機に陥っているワンダーランドだが、「食い物を出せ」と店主を脅し、むりやり食べ物を奪ってしまう。さらに睨みつけて水も要求、怒った勢いでテーブルを破壊してしまう。ひろしとしんのすけとは全く違うキャラクターのザン・グとドロポだが、2人には本当の目的もあるようで…。「クレヨンしんちゃん」をはじめ、『河童のクゥと夏休み』『カラフル』『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』にも出演するなど、原監督作品には欠かせない存在となっている藤原さんと矢島さん。原監督は2人に絶大な信頼を寄せており、「敵役のザン・グとドロポの悪役コンビは、藤原さんと矢島さんにぴったりだと思ったので演じてもらうことにしました」とコメント。また「藤原さんにはワンダーランドの誰もが恐れているザン・グの怖さを表現してもらい、矢島さんは悪役だけどどこか憎めないドロポを演じてもらいました。ひろしとしんのすけとは真逆の悪役キャラを楽しみにしてほしいです」と呼びかけている。『バースデー・ワンダーランド』は4月26日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:バースデー・ワンダーランド 2019年4月26日より全国にて公開©柏葉幸子・講談社/2019「バースデー・ワンダーランド」製作委員会
2019年04月04日実写映画化が発表されていた小山健の「生理ちゃん」。この度、二階堂ふみ主演で今年公開されることが決定し、全キャストの発表と場面写真も解禁された。本作は、女の子に容赦なくツキイチでやってくる…“生理”を擬人化した衝撃作。これまで取り上げられることの少なかった「生理」をポップに表現、インパクトのあるキャラクターが登場する短編コミック作品を今回実写化。女性から「共感しかない」と大反響を呼び、累計1000万PVを超え、昨年6月には書籍化、早くも7刷の大重版した「生理ちゃん」。面白さだけではなく、感動する物語や名言も多く、女性だけではなく男性への生理に対する理解のきっかけになるなど、幅広い支持と共感を集めている。今回映画化で主演を務めるのは、主演作『翔んで埼玉』が話題沸騰中、『人間失格 太宰治と3人の女たち』『ばるぼら』「ストロベリーナイト・サーガ」と待機するのは注目作ばかりという二階堂ふみ。出版社で働く米田青子を演じる二階堂さんは、「思わずクスッと笑ってしまうシュールな世界観と、多くの女性が共感する身体の変化や人生のタイミングについて描かれている原作に惹かれました」と原作の印象を明かし、「実写版の生理ちゃん、楽しみにして頂けたらと思います!」と呼びかけている。また共演には、「いつまでも白い羽根」「獣になれない私たち」『獣道』『寝ても覚めても』など話題作への出演が続く伊藤沙莉が、青子の職場で清掃の仕事をしている山本りほ役で出演するほか、松風理咲、須藤蓮、狩野見恭兵、豊嶋花、信太昌之、藤原光博(リットン調査団)、岡田義徳らが出演。そして主題歌は、2017年にメジャーデビューした3人組ガールズバンド「the peggies」が歌う「する」に決定した。<ストーリー>あまね出版「ZooE」の編集部で働く米田青子(二階堂ふみ)は、仕事もプライベートも充実。青子の彼氏・久保勇輔(岡田義徳)は、2年前に奥さんを亡くし、一人娘かりん(豊嶋花)がいる。11歳だが、普通の女の子よりも少しマセていて、お母さんのことを大切に思っている。忙しいとき、悩んでいるとき、はっきり言って面倒くさい…月に1回のものがやってくる。締切り間近の編集部で、青子の後輩の山内裕(須藤蓮)は、担当しているエッセイの先生と連絡を取れなくなって困っていた。休載を避けるべく、以前から面白いと思っていた“煮え湯飲み子”を青子と一緒に探すことに。「大変なのを生理のせいにできないから大変なんです」。有無も言わさぬそんな嫌われ者のような側面がありながら、実は生理ちゃんには優しい面があり、そっと寄り添ってくれ、生きるヒントをくれる。全ての女性、生理の辛さを知らない男性へ向けたメッセージ。いつか全部ひっくるめて良かったと思える日が来ると思っている青子は仕事を選ぶのか、恋を選ぶのか…それとも両方上手くいくのか。青子の職場で清掃の仕事をしている山本りほ(伊藤沙莉)。生理なんていらないとさえ思っている。あることをきっかけに人生の転機を迎えるが、自分と向き合うことができない。そんなりほが選んだ道は…。青子の妹で受験生のひかる(松風理咲)はいつもタイミング悪く大事な模試の当日に生理がやってくる。幼なじみのゆきち(狩野見恭兵)とひかるは関係を進展させたいが…。『生理ちゃん』は2019年公開予定。(cinemacafe.net)
2019年03月29日太宰治の『人間失格』をダイナミックにリメイクした劇場アニメーション映画『HUMAN LOST 人間失格』が、2019年11月29日(金)公開。太宰治の『人間失格』"SFエンタテイメント作品"に破滅に至った一人の男の生涯を描いた太宰治の『人間失格』は、深い死生観・文学性から今なお高い人気を誇る不朽の名作。太宰治生誕110周年を記念し、日本文化の代表作が、日本最高峰のクリエイター陣によってアニメーション映画化される。試みたのは、日本の古典文学をSFアクション化させ、近未来の物語を描いた"SFエンタテイメント作品"として再構築すること。ストーリー物語の舞台となるのは、医療革命により“死”を克服した昭和111年の東京。人々は体内の“ナノマシン”とそれらをネットワークにより管理する“S.H.E.L.L.”体制の支配により、無病長寿を保証されていたが、その究極的な社会システムは国家にやがて歪みをもたらしていった。そんな世界の中で、薬物に溺れ怠惰な暮らしをおくる主人公・大庭葉藏は、ある日暴走集団とともに行動する謎の男・堀木正雄と共に、激しい闘争に巻き込まれてしまう。そこで遭遇したのは、“S.H.E.L.L.”体制から外れ異形化(ヒューマン・ロスト)してしまった“ロスト体”。間一髪のところで、不思議な少女・柊美子に命を救われた葉藏は、自らもまたヒトとは違う力を持つことを知るのだったー。怒り。悲しみ。憐れみ――絶望に呑みこまれ、血の涙とともに大庭葉藏は“鬼”と化す。 無病長寿を実現した究極の社会システムと生きる人間たちは、失格か、合格かーー。キャラクター紹介主人公・大庭葉藏(声:宮野真守)死を克服した社会で、生きる意味を見いだせない男。アトリエ兼住居のバアの2階に引きこもって絵を描き、薬物・酒・女に溺れる自堕落な生活を送っている。友人の竹一に流されるまま、暴走集団の“インサイド”突貫に参加し、未来を巡る闘争に巻き込まれる。柊美子(声:花澤香菜)ヒューマン・ロストに対抗する隠れた国家機関“ヒラメ”の女隊員。健康保障機関“S.H.E.L.L.”の広報官も兼務し、その組織によって明るい未来が来ることを信じている。また、ヒューマン・ロスト現象を感知し、抑え込む不思議な力を持っている。堀木正雄(声:櫻井孝宏)貧困エリア“イチロク”の暴走集団に出入りし薬物をばら撒く謎の男。“S.H.E.L.L.”に反発する竹一の助言者として周囲に一目置かれている。葉藏は心から信用できないものの、自分の内面を見透かされるような視線を無視できずにいる。竹一(声:福山潤)貧困エリア“イチロク”の暴走集団のリーダー。主人公・葉藏の唯一の友であり、生き方に惑う彼に絵を描くきっかけを与えた男でもある。“S.H.E.L.L.”による健康管理を不快に思い、その意志を示すべく“インサイド”突貫を試みている。そうした自分の考えを言語化してくれる正雄を尊敬している。厚木(声: 小山力也)ヒューマン・ロストに対抗する隠れた国家機関“ヒラメ”の実行部隊長。実直さと信念がある屈強な老兵。美子の親代わりで、彼女が“ヒラメ”に保護されてからずっと面倒をみている。澁田(声:松田健一郎)ヒューマン・ロストに対抗する隠れた国家機関“ヒラメ”の所長。“S.H.E.L.L.(シェル)”の信奉者で、現体制の維持継続を最優先に命令を下す。医療革命がもたらしたアンチエイジングによって見た目こそ中年だが、実際は厚木よりも年長者。本広克行×木﨑文智×冲方丁×ポリゴン・ピクチュアズスーパーバイザーには「踊る大捜査線」「PSYCHO-PASS サイコパス」などを手掛けてきた本広克行。監督は「アフロサムライ」「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」『ベヨネッタ ブラッディフェイト(BAYONETTA BLOODYFATE)』などのヒット作を飛ばしてきた木﨑文智が担当する。コンセプトアートは、「ファイナルファンタジーXI」や「メタルギア ライジング リベンジェンス」を生み出した富安健一郎。そして、アニメーション制作は『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』『トランスフォーマー プライム』などで多数のアワードを受賞しているポリゴン・ピクチュアズが担当する。脚本は「天地明察」で吉川英治文学新人賞ほか数々の賞を受賞した小説家・冲方丁が、キャラクターデザインは「PokemonGO」や「ファイアーエムブレム」などでゲームやアニメーションの登場人物を生み出したコザキユースケが手掛ける。音楽は「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズなど実写・アニメともに活躍する菅野祐悟。音響監督には海外でも活躍する岩浪美和が参加。m-floが主題歌を担当主題歌はm-floがグラミーアーティスト、J. バルヴィンをフィーチャリングに迎えた「HUMAN LOST feat. J. Balvin」に決まっている。<あらすじ>昭和111年――医療革命により死を克服し、環境に配慮しない経済活動と19時間労働政策の末、GDP世界1位、年金支給額1億円を実現した無病長寿大国・日本、東京。 大気汚染と貧困の広がる環状16号線外“アウトサイド”で薬物に溺れ怠惰な暮らしをおくる“大庭葉藏”は、ある日、暴走集団とともに特権階級が住まう環状7号線内”インサイド”へ突貫し、激しい闘争に巻き込まれる。そこで”ロスト体”と呼ばれる異形体に遭遇した葉藏は、 不思議な力をもった女性“柊美子”に命を救われ、自分もまた人とは違う力をもつことを知る。 暴走集団に薬をばらまき、ロスト体を生み出していたのは、葉藏や美子と同じ力をもつ男“堀木正雄”。正雄はいう。進み過ぎた社会システ ムにすべての人間は「失格」した、と。文明崩壊にむけ自らのために行動する堀木正雄、文明再生にむけ誰かのために行動する柊美子。平 均寿命120歳を祝う人類初のイベント“人間合格式”を100日後にひかえ、死への逃避を奪われ、人ならざる者となった大庭葉藏が、その果てに選択するものとは――【作品情報】『HUMAN LOST 人間失格』公開時期:2019年11月29日(金)原案:太宰治「人間失格」より監督:木﨑文智スーパーバイザー:本広克行ストーリー原案・脚本:冲方 丁キャラクターデザイン:コザキユースケコンセプトアート:富安健一郎グラフィックデザイン:桑原竜也CGスーパーバイザー:石橋拓馬アニメーションディレクター:大竹広志美術監督:池田繁美、丸山由紀子色彩設計:野地弘納撮影監督:平林 章音響監督:岩浪美和音楽:菅野祐悟キャスト:宮野真守、花澤香菜、櫻井孝宏、福山潤、小山力也、沢城みゆき、千菅春香アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ企画・プロデュース:MAGNET/スロウカーブ主題歌:m-flo「HUMAN LOST feat. J. Balvin」配給:東宝映像事業部■ムビチケ情報発売日:9月20日(金)価格:1,500 円(税込)※ムビチケのみ特典:キャラクターボイス付メタリックステッカー(全4種・ランダム)キャラクターボイス:大庭葉藏、柊美子、 堀木正雄、竹一※販売劇場は公式 HP参照。 ※前売券1枚につき特典は1枚。※ボイスの種類は選べない。
2019年03月26日日本文学の傑作である太宰治の「人間失格」をダイナミックにリメイクしたアニメーション映画『HUMAN LOST 人間失格』が、今年全世界で公開されることが決定。主人公を人気声優の宮野真守が務めることも明らかになり、ティーザービジュアルとティーザーPVも到着した。■ストーリー医療革命により、“死”を克服した昭和111年の東京。人々は体内の“ナノマシン”とそれらを“ネットワーク”により管理する“S.H.E.L.L.”体制の支配により、病にかからず、傷の手当を必要とせず、120歳の寿命を保証する無病長寿を約束された。しかしその究極的な社会システムは、国家に様々な歪を産み出す。埋まることのない経済格差、死ねないことによる退廃的倫理観、重度の環境汚染、そして、S.H.E.L.L.ネットワークから外れ異形化する“ヒューマンロスト現象”…。日本は、文明の再生と崩壊の2つの可能性の間で大きく揺れ動いていた。大気汚染の広がる環状16号線外(アウトサイド)――イチロク。薬物に溺れ怠惰な暮らしをおくる大庭葉藏は、ある日、暴走集団と共に行動する謎の男“堀木正雄”と共に特権階級の住まう環状7号線内(インサイド)への突貫に参加し、激しい闘争に巻き込まれる。そこでヒューマンロストした異形体――“ロスト体”に遭遇した葉藏は、対ロスト体機関“ヒラメ”に属する不思議な力をもった少女“柊美子”に命を救われ、自分もまた人とは違う力を持つことを知る――。■日本最高峰のクリエイター大集結!太宰治生誕110周年を迎える2019年。秋には蜷川実花監督と小栗旬がタッグを組み、「人間失格」の誕生秘話を太宰自身と彼を愛した3人の女たちの目線から、事実を基にしたフィクションとして映像化する『人間失格 太宰治と3人の女たち』が公開を控え話題だが、今年また新たな「人間失格」が誕生。今作では、世界に誇る日本最高峰のクリエイター陣によって劇場アニメーションとして再構築する。スーパーバイザーには、『亜人』「PSYCHO-PASS サイコパス」の本広克行。監督には「バジリスク ~甲賀忍法帖~」の木崎文智。脚本は「マルドゥック・スクランブル」で日本SF大賞を受賞、近年では「十二人の死にたい子どもたち」が映画化された小説家・冲方丁。キャラクターデザインは「PokemonGO」や「ファイアーエムブレム」など数々の名作ゲームやアニメーションの登場人物を生み出したコザキユースケ。コンセプトアートは「ファイナルファンタジーXI」「メタルギア ライジング リベンジェンス」など国内外を問わず大規模プロジェクト参加する富安健一郎が手掛ける。さらに、アニメーション制作はアニメーション映画『GODZILLA』三部作などを手掛けたポリゴン・ピクチュアズが担当する。■主人公は宮野真守! 「日本人にしか作れないエンターテイメント作品」そして、本作の主人公・大庭葉藏役には、声優、俳優、アーティストと多岐にわたる活躍を見せる宮野真守が演じることに。『GODZILLA』三部作では主人公を、TVアニメ「文豪ストレイドッグス」では太宰治を演じ、ほかにも「うたの☆プリンスさまっ♪」『怪盗グルー』シリーズ、『ペット』「亜人」など数々の作品に出演、様々な役どころを演じ分ける宮野さん。本作について「最新の映像技術を駆使した痛快なアクションの中に、日本人だからこその精神性、わびさびのある世界観が展開される、まさに日本人にしか作れないエンターテイメント作品です」と明かす宮野さんは、「世の中に翻弄され、『生』と『死』のなんたるかを突きつけられ、苦しみながら、それでも進んでいく葉藏の姿から、皆様にも是非、『生きる』とはどういう事か、感じていただきたいです。公開をお楽しみに!」とメッセージを寄せている。■スタッフコメント到着本広さんは「まさに今、われわれが直面している問題の数々が織り込まれた、見応えのある作品になっているので、ご期待ください」と本作をアピールし、木崎監督は「近代古典文学『人間失格』を“SFエンタテイメント作品”として再構築する。『そんな事が可能なのだろうか』と、先の見えない深い靄の中をもがきながらの作業でもありました」と不安もあったという。一方、冲方さんは「日本の古典文学をSFアクションとして再継承する試みはしばしばみられますが、本企画は中でも一段突きつけたものとなった、という予感を抱いています。実際どうであるかは視聴者や後世の批評家に判断を委ねるばかりですが、文芸サイドの担当者としては、多くの日本人が心の底で無意識に継承する社会的ビジョンを鋭く切り抜いた作品になったと感じています」とコメントしている。『HUMAN LOST 人間失格』は2019年、全世界公開。(cinemacafe.net)
2019年03月23日蜷川実花監督と小栗旬がタッグを組み、宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみと豪華女優陣の出演も明らかになった映画『人間失格』。この度、タイトルを『人間失格 太宰治と3人の女たち』に改めることが決定し、併せて衝撃の特報映像とティザービジュアルが到着した。今回到着したのは、小栗さん演じる太宰と、彼を愛する3人の女たちそれぞれの濃密な関係が映し出される特報映像。女たちに「大丈夫。君は僕が好きだよ…」と囁く太宰や、沢尻さん演じる愛人・静子から「赤ちゃんがほしい」と笑顔で迫られたり、二階堂さん演じるもうひとりの愛人・富栄からは、「嘘つき!」と突き飛ばされたりする場面も。一方で、正妻・美知子(宮沢さん)からは「あなたはもっと凄いものが書ける!」と言われ、傑作「人間失格」の執筆のために鬼気迫る表情で机に向かい、そして「死ぬかと思った…」ともらす太宰の姿も映し出される。また、映像と併せて公開されたティザービジュアルでは、赤い唇を拭うセクシーな太宰の姿が。さらに、下部には彼をめぐる“3人の女性たち”のカットも使用されている。なお、本作の劇中音楽は音楽家の三宅純が手掛け、現在作曲中であることも明らかに。仏・パリを拠点とする三宅さんは、ヴィム・ヴェンダース監督作品『Pina/ピナ・バウシュ踊り続けるいのち』をはじめとする映画、広告、舞台などへの楽曲提供など国際的に活躍する日本人音楽家。本作ではそんな音楽にも要注目だ。『人間失格 太宰治と3人の女たち』は9月13日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:人間失格 太宰治と3人の女たち 2019年9月13日より全国にて公開© 2019「人間失格」製作委員会
2019年03月22日俳優の小栗旬が主演を務める、蜷川実花監督最新映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』(9月13日公開)の特報とティザービジュアルが22日、公開された。同作は、小説家・太宰治の遺作にして傑作である『人間失格』の誕生秘話を、小栗演じる太宰自身と彼を愛した3人の女たち(宮沢りえ・沢尻エリカ・二階堂ふみ)の目線から、事実をもとにしたフィクションとして蜷川実花監督が映画化する。天才作家でありながら、酒と恋に溺れた自堕落な生活を送り、自殺未遂を繰り返した果てに、愛人と川に身を投げるという日本中を騒がせた“文学史上最大のスキャンダル”の真相を描く。特報映像は「人間は、恋と革命のために生まれてきた」という太宰の名言から始まり、天才作家として生きる太宰と、彼を愛する3人の女たちそれぞれの濃密な関係が映し出されている。太宰は「大丈夫。君は僕が好きだよ……」と、女たちに甘い言葉を囁き、愛人・静子(沢尻)から「赤ちゃんがほしい」と笑顔で迫られ、もうひとりの愛人・富栄(二階堂)からは、「嘘つき!」と突き飛ばされるダメっぷり。その一方で、正妻の美知子(宮沢)から「あなたはもっと凄いものが書ける!」と叫ばれ、のちに日本最大のベストセラーとなる傑作『人間失格』の執筆のために、鬼気迫る表情で机に向かう。最後には、布団の上に裸で横たわる太宰の頬を静子がつつく、セクシーなシーンも。劇中音楽は、仏・パリを拠点とする音楽家・三宅純が手がけ、現在作曲中であることが明らかに。アカデミー賞にノミネートされたヴィム・ヴェンダース監督作品『Pina/ピナ・バウシュ踊り続けるいのち』をはじめ、映画、広告、舞台、コンテンポラリー・ダンス、ファッション・ショーへの楽曲提供など国際的に活躍し、椎名林檎の依頼に応えたリオデジャネイロオリンピック閉会式での“君が代”のアレンジで注目を集めている。また、ティザービジュアルには、口元についた“赤い何か”を手の甲で拭う、思わせぶりでセクシーな太宰と、彼をめぐる3人の女性たちの姿が写し出された。
2019年03月22日蜷川実花監督と小栗旬がタッグを組んだ映画『人間失格』の新たなキャストが決定。“太宰を愛した3人の女たち”として、宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみが共演する。本作は、“世界で最も売れている日本の小説”「人間失格」という原作の映画化ではない。その誕生秘話を、太宰自身と彼を愛した3人の女たちの目線から、事実を基にしたフィクションとして初めて映画化。トップクリエイターの蜷川さんが監督を、太宰治役を小栗さんが演じる。■宮沢りえ/太宰の正妻・津島美知子役「ヴィヨンの妻」のモデルとされる太宰の正妻・津島美知子役には、『紙の月』『湯を沸かすほどの熱い愛』で数々の賞を受賞した宮沢さん。美知子は2人の子どもを育て、3人目を身ごもりながら、奔放な夫を支えて家庭を守り、作家の妻の鑑と称される人物。芯が強く凛とした女性だ。宮沢りえコメントいつか、いつかと話していたミカさんとの作品作りが実現してとても嬉しいです。映画の中の世界とはいえ太宰治の妻として生きる時間はとてもエネルギーを必要とする時間でしたが、役を生きる事に誠実な小栗さんと子供の役である素晴らしい3人の存在、才能あるスタッフが、太宰治の妻として母としての息吹を与えてくれたような気がします。■沢尻エリカ/太宰の愛人で弟子・太田静子役太宰の愛人で弟子でもある作家・太田静子役には、蜷川監督作品『ヘルタースケルター』では主演を務めた沢尻さん。太宰から才能を認められ、彼の創作のために自分の日記を提供し、妻があることを知りながら彼の子どもがほしいと願う、一途で天真爛漫な資産家の娘であり、「斜陽」のモデルとされる人物。沢尻エリカコメント蜷川監督作品に帰って参りました。今回は恋に生きる女性を全力で演じてみました。実花さんが作り出す世界観と小栗さん演じる太宰治の魅力で、ウキウキが止まらない撮影で夢みたいな体験をする事が出来ました。沢山の素敵なキャストと最高のスタッフが集結しているので、どんな仕上がりになるのか期待しかありません。皆さんもきっと「人間失格」の太宰治に魅了されるでしょう。それでは、劇場でお会いしましょう。■二階堂ふみ/太宰の愛人で最後の女・山崎富栄役戦地から戻らない夫を待ちながら美容師として働く山崎富栄役には、『翔んで埼玉』『ばるぼら』などエッジの利いた作品への出演が続く若手実力派の二階堂さん。美容師として真面目に働いていたが、太宰と恋に堕ち、共に死にたいと思いつめていく若き未亡人を熱演する。二階堂ふみコメントとうとうこの作品に出会ってしまいました。美しく儚い、そんな夢を見ていたような現場でした。小栗さん演じる修治さんは、私が何処かで求めていた“太宰治”のような気がします。きっと観る人其々の中にある“太宰治”に会える作品だと思います。実花さん、しあわせでした。(※修治=太宰治の本名)今回の3名の女優について蜷川監督は「私が尊敬して止まない大好きなミューズ達」と表現し、「ずっと仕事したかったりえちゃん。想像をはるかに越える美知子の演技に圧倒されました。本当凄かった、震えました。大切な戦友エリカ。私が知ってる可愛いエリカがそのまま静子に乗り移りました。やっぱり大好き、お帰りなさい!演じるために生まれてきたようなふみちゃん。全てのシーンが息を飲む仕上がりになったのは富栄として生きてくれたからだと思います。いつもみんなに助けてもらいました」と称賛している。『人間失格』は9月13日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:人間失格(2019) 2019年9月13日より全国にて公開© 2019 『人間失格』製作委員会
2019年01月22日俳優の小栗旬が主演を務める、蜷川実花監督最新映画『人間失格』(2019年公開)の出演者が22日、明らかになった。同作は、小説家・太宰治の遺作にして傑作である『人間失格』の誕生秘話を、小栗演じる太宰自身と彼を愛した3人の女たちの目線から、事実をもとにしたフィクションとして初めて映画化する。天才作家でありながら、酒と恋に溺れた自堕落な生活を送り、自殺未遂を繰り返した果てに、愛人と川に身を投げるという日本中を騒がせた“文学史上最大のスキャンダル”の真相を描く。今回明らかになったのは、太宰を取り巻く女性を演じる3名の豪華キャスト。太宰の正妻・津島美知子を演じる宮沢りえは、2人の子どもを育て3人目を身ごもりながら、奔放な夫を支えて家庭を守り作家の妻の鑑と称される、芯が強く凛とした包容力あふれる女性像を、圧巻の演技力で魅せる。太宰の愛人で弟子でもある作家・太田静子役の沢尻エリカは、太宰から才能を認められ、彼の創作のために自分の日記を提供し、妻があることを知りながら彼の子どもがほしいと願う、一途で天真爛漫な資産家の娘を可憐に演じる。さらに、太宰の愛人で最後の女・山崎富栄役の二階堂ふみは、戦地から戻らない夫を待ちながら美容師として真面目に働いていたが、太宰と恋に堕ち共に死にたいと思いつめていく若き未亡人を体当たりで熱演。20代、30代、40代を代表する女優陣が、小栗とともに究極の愛を表現していく。○宮沢りえ コメントいつか、いつかと話していたミカさんとの作品作りが実現してとても嬉しいです。映画の中の世界とはいえ太宰治の妻として生きる時間はとてもエネルギーを必要とする時間でしたが、役を生きる事に誠実な小栗さんと子供の役である素晴らしい3人の存在、才能あるスタッフが、太宰治の妻として母としての息吹を与えてくれたような気がします。○沢尻エリカ コメント蜷川監督作品に帰って参りました。今回は恋に生きる女性を全力で演じてみました。実花さんが作り出す世界観と小栗さん演じる太宰治の魅力で、ウキウキが止まらない撮影で夢みたいな体験をする事が出来ました。沢山の素敵なキャストと最高のスタッフが集結しているので、どんな仕上がりになるのか期待しかありません。皆さんもきっと「人間失格」の太宰治に魅了されるでしょう。それでは、劇場でお会いしましょう。○二階堂ふみ コメントとうとうこの作品に出会ってしまいました。美しく儚い、そんな夢を見ていたような現場でした。小栗さん演じる修治さんは、私が何処かで求めていた "太宰治" のような気がします。きっと観る人其々の中にある "太宰治" に会える作品だと思います。実花さん、しあわせでした。○蜷川実花 コメント人間失格は太宰治の物語でもあり、同時に三人の女性達の話でもあります。私が尊敬して止まない大好きなミューズ達。ずっと仕事したかったりえちゃん。想像をはるかに越える美知子の演技に圧倒されました。本当凄かった、震えました。大切な戦友エリカ。私が知ってる可愛いエリカがそのまま静子に乗り移りました。やっぱり大好き、お帰りなさい!演じるために生まれてきたようなふみちゃん。全てのシーンが息を飲む仕上がりになったのは富栄として生きてくれたからだと思います。いつもみんなに助けてもらいました。こんな奇跡のような日々を過ごせて幸せでした。ありがとう。
2019年01月22日還暦及び噺家生活40周年を迎えた桂米團治が2019年、記念の独演会を全国で開催、30公演を行う。その皮切りとなるのが1月4日(金)に行われる大阪・サンケイホールブリーゼ公演だ。還暦&噺家生活40周年記念「桂米團治独演会」チケット情報米朝一門のホームグラウンドであるホールで、お正月から独演会ができてうれしいと顔をほころばせる。メインの演目は「高津の富」を選んだ。ある男が、大見得を切って買った1枚の富くじが大当たりをするという噺だ。「お正月に笑いに来てくれはるお客さんには絶対『高津の富』だと。ハッピーエンドだし、おめでたい噺なのでこれやと思いました」。還暦を迎えた心境を改めて尋ねると、「まさかこの年で会社経営に携わることになるとは思ってもみなかった。思えば人生は思ってもみないことの連続でしたね」と振り返った。2015年3月には師匠であり父でもある米朝が亡くなった。「米朝が他界して3年、あとは好きなことをしよう、やっと吹っ切れるぞと思った矢先、米朝事務所の代表になるという重荷がのしかかってきました。多分、天上界で米朝・中川絹子夫妻がニヤニヤ笑いながら、僕にやらしているような気がする。これを天命と受け止めて、この圧力に倒されることなく、バネにして楽しく演じようと思っています!」。米團治の名跡を継いで10年。まだまだ世間一般には認知されていないと話す。「これからの10年は米團治という名前を認知してもらうように一生けん命、頑張ります。ただ、60代ということで元気なだけではない、ある種枯れていく時代にも入ります。7割ぐらいの力で楽しんでいる米團治を見ていただければと思います」。「還暦&噺家生活40周年記念『桂米團治独演会』」ではほかに「稽古屋」を披露。また、2018年に上方落語協会会長に就任した笑福亭仁智がゲスト出演。弟子の桂米輝が開口一番を務めるほか、桂米紫、桂吉の丞による『スライドショー』も行われる。チケットは発売中。取材・文:岩本和子
2018年12月21日恒例のリサイタル・ツアーを昨年、「名曲の花束」として衣替えしたピアニスト及川浩治。その2年目が、来年2月23日(土)サントリーホールの東京公演で大詰めを迎える。「動画配信サイトでなんでも見れちゃう時代。特に若い層のクラシック離れは深刻です。だからこそ、ちっちゃい頃から大好きだった名曲の数々を、ぜひ生のコンサートで聴いてほしい。自分自身がクラシックへの憧れや愛情を忘れないためにも。広く愛されている名曲はやはり完成度が高いと思います」【チケット情報はこちら】《愛のあいさつ》《ラ・カンパネラ》《トルコ行進曲》《別れの曲》《愛の夢第3番》……。誰もが1度は聴いたことのある名曲ばかりを並べるのは勇気がいるはずだ。ハードルが高くなるし、実力派ピアニストとして、もっと手垢にまみれていない作品で勝負したいという気持ちもあるだろう。「でも、これがいま自分のやりたいことなんです。若い頃は、自分の世界で、弾きたい曲だけを弾いて、それが嫌な人は聴きに来なくてもいいと思ってました。B型なんで(笑)。でもね、お客さんがいなかったら練習と変わらない。客席の雰囲気も含めてコンサート。ぜひ私と一緒にしんみりしたり、感動したりしながら楽しんでください」とはいえ、プログラムにはさまざまな仕掛けも。バッハのオルガン・コラール《目覚めよと呼ぶ声あり》から上記のような曲へ。オルガンやヴァイオリン曲、歌曲や管弦楽曲が原曲の作品が並ぶのは、19世紀に「リサイタル」という形を創始したリストに倣っての、ガラ・コンサート的なラインナップだ。そして、小品ばかりではなく、ベートーヴェン《月光》やストラヴィンスキー《ペトルーシュカからの3楽章》など、骨太の作品も。「《ペトルーシュカ》は久しぶり。若い頃よく弾いていたので、ずっと入れたかったんですけど、難しい作品だと受け取られたくなくて避けていました。でもこのプログラムに放り込んでみたら、スタッフからも異論なく賛成してもらえた。たとえばもしロシア・プログラムとして組んだら、きっともっと難しい印象でしたよね。見せ方が大事なんです」派手な演奏パフォーマンスも彼の人気の要因のひとつだ。「見られる」ことは意識しているのだろうか。「まったく意識してません。なんでだろう。音楽に没入している時に自然に出るんだと思います。指のコントロールを考えながら弾いている練習の時は動きませんから。子供の頃から、レコードを聴きながら歌ったり指揮したりしていたのがそのまま出てるんじゃないですかね。もしパフォーマンスに見えるとしても、それが自分のスタイルなので、音楽のためにも、無駄ではないと思います」自然体の真っ向勝負で聴かせる珠玉の名曲の数々。演奏の合間にはトークも交える。その場で感じたことを正直に話すことで自身もリラックスして弾けるのだという。「長く喋りすぎたらごめんなさい」と笑う。いえいえ。このコンサートには、きっとそれも似合う!公演は2019年2月23日(土)サントリーホール 大ホールにて。チケット発売中。取材・文:宮本明
2018年12月04日小栗旬主演、蜷川実花監督が初タッグを組み、映画『人間失格』の製作が決定。小栗さんが太宰治に扮し、日本文学史上最大のベストセラー「人間失格」の誕生秘話と“究極の恋”を描く。■小説の映画化…ではない!?天才作家・太宰治――。正妻と2人の愛人という3人の女性と並行して関係を持ちながら自堕落な生活を送り、自殺未遂を繰り返した果てに、愛人と川に身を投げる。この文学界の大スターのトップスキャンダルは、社会的事件として世間の注目を浴びた。そんな彼が死の直前に発表し、遺作となったのが「人間失格」。日本文学史上最高の傑作にして、累計1200万部以上を売り上げ、現在もなお単一書籍として歴代ベストセラーランキングのトップを争う“世界で最も売れている日本の小説”だ。その誕生秘話を、太宰自身と彼を愛した3人の女たちの目線から、事実を基にしたフィクションとして初めて映画化する。■ストーリー天才ベストセラー作家・太宰治。正妻と2人の愛人。酒と恋に溺れた自堕落な生活を送り、自殺未遂を繰り返した果てに、愛人と川に身を投げる…。日本中を騒がせた“文学史上最大のスキャンダル”の真相とは!?男女に起きることのすべてがここにある――。■主演・小栗旬! 太宰役に悩みつつも「一歩一歩、太宰に寄り添いながら」酒と恋に溺れるダメ男ながら、圧倒的な人気と才能で女を惹きつけてやまない魅力を放つ天才作家・太宰治を演じるのは、今年主演作『銀魂』の続編もヒットし、2020年公開予定の『ゴジラVSコング』(邦題未定、原題:『GODZILLA VS. KONG』)で世界進出を果たすことも発表された人気実力派俳優の小栗さん。役作りのために短期間で大幅な減量を敢行、刺激的な演技で観る者を翻弄する!コメントお話を頂いたのはずいぶん前のことだったと認識しております。悩みました。この文豪を自分を通して産み出すことが出来るのだろうか。自分がこの人生を生きることは出来るのだろうか。しかし、監督から僕でなければ、というお言葉を頂き、脚本に魅了され、決断いたしました。今はただただ、最高の孤独とは一体どこに存在しているのか。手に入るものなのか。そんなことを日々感じながら、一歩一歩、太宰に寄り添いながら過ごしております。私という人間から見えてくる太宰治という凄絶な人生を駆け抜けた一人の文豪の足跡が皆様の心に刻まれることを祈り、作り上げていければと思っております。お楽しみに。■蜷川実花監督ならではの新解釈で描く監督を務めるのは、日本を代表するトップクリエイターであり、世界屈指の写真家で、『さくらん』『ヘルタースケルター』を手掛ける映画監督でもある蜷川実花。監督4作目となる本作では、膨大なリサーチを経て、太宰治の恋と生涯をサスペンスフルに、スキャンダラスに、エロティックに、蜷川監督ならではの新解釈と圧倒的なビジュアルで描き出す。コメント太宰治本人の物語を作りたい。そう思いついた時からこの役を出来るのは絶対に小栗旬しかいないと思っていました。スターである彼にしか見ることの出来ない景色、トップを走り続けているからこそ抱える孤独、誰もまだ見たことのない小栗旬。連日の撮影で鳥肌が立つことが何度もありました。魂を賭けた芝居に毎日震えています。これをやるための今までの人生だね、と2人で話しています。ご期待下さい。なお、脚本は『紙の月』の早船歌江子が手掛ける。『人間失格』は2019年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年12月03日俳優の小栗旬が、蜷川実花監督の最新映画『人間失格』(2019年公開)に主演することが3日、明らかになった。同作は、小説家・太宰治の遺作にして傑作である『人間失格』の誕生秘話を、小栗演じる太宰自身と彼を愛した3人の女たちの目線から、事実をもとにしたフィクションとして初めて映画化する。天才作家でありながら、酒と恋に溺れた自堕落な生活を送り、自殺未遂を繰り返した果てに、愛人と川に身を投げるという日本中を騒がせた“文学史上最大のスキャンダル”の真相を描く。小栗と、2020年東京オリンピック委員会理事も務める蜷川監督は今回が初タッグ。小栗は11月上旬にクランクインし、12月中旬のクランクアップを予定している。小栗は役作りのために短期間で大幅な減量も敢行した。蜷川監督は「太宰治本人の物語を作りたい。そう思いついた時からこの役を出来るのは絶対に小栗旬しかいないと思っていました」と告白。「スターである彼にしか見ることの出来ない景色、トップを走り続けているからこそ抱える孤独、誰もまだ見たことのない小栗旬。連日の撮影で鳥肌が立つことが何度もありました。魂を賭けた芝居に毎日震えています。これをやるための今までの人生だね、と2人で話しています。ご期待下さい」と語った。○小栗旬 コメントお話を頂いたのはずいぶん前のことだったと認識しております。悩みました。この文豪を自分を通して産み出すことが出来るのだろうか。自分がこの人生を生きることは出来るのだろうか。しかし、監督から僕でなければ、というお言葉を頂き、脚本に魅了され、決断いたしました。今はただただ、最高の孤独とは一体どこに存在しているのか。手に入るものなのか。そんなことを日々感じながら、一歩一歩、太宰に寄り添いながら過ごしております。私という人間から見えてくる太宰治という凄絶な人生を駆け抜けた一人の文豪の足跡が皆様の心に刻まれることを祈り、作り上げていければと思っております。お楽しみに。○池田史嗣プロデューサーコメントこの作品は小説の映画化ではなく、実話を元にしたフィクションとして、文学界のスーパースター・太宰治の衝撃的な人生と彼の遺作であるあの傑作小説、「人間失格」の誕生秘話を描くオリジナル企画です。謎に満ちた不世出の天才に迫ることがどれだけ難しいことか。挑む以上、逃げたりごまかしたりしてはいけない。その覚悟と責任感を持って長い時間を費やして企画を練り上げ、徹底的にリサーチを重ね、前に『紙の月』でご一緒した脚本家、早船歌江子さんが3年かけて素晴らしい脚本を書き上げてくれました。太宰治を演じるのは、当代随一のトップスター・小栗旬。意外だと思われるかもしれませんが、これ以上の配役はないと確信しています。求めたのは“演じる”だけではなくご自身を投影して役を“生きて”もらうこと。その願いに真摯に応えてくれた小栗さんは万全の役作りと大幅な減量を経て今、どうしようもなく純粋で、色気があって、残酷なまでに魅力的な男として生きてくれています。撮影にはカンヌ映画祭を制した『万引き家族』の近藤龍人さんを迎え、最精鋭のスタッフが集った現場では、鬼気迫る演技合戦が繰り広げられています。 その中心にいる蜷川実花監督の凛とした佇まい、時にお父様である故・蜷川幸雄さんが憑依したのではないか、と感じることがあります。監督も主演も、人生をかけて挑む作品。とんでもない映画ができそうな気がしています。どうぞご期待くださいませ。(C) 2019 『人間失格』製作委員会
2018年12月03日新宿から中央線で約10分、そして、荻窪駅南口から徒歩約10分、閑静な住宅街にある「大田黒公園」。音楽評論家大田黒元雄氏の屋敷跡地を杉並区が日本庭園として整備し、昭和56年(1981年)10月1日に開園した公園です。今年も、紅葉ライトアップが始まりました。昼間の紅葉も美しいのですが、ライトアップされた夜の紅葉はとても美しく、見惚れてしまいます。 荻窪は、JR中央線・総武線と東京メトロ丸の内線が乗り入れるターミナル駅で、駅ビルのLUMINEがあり、その隣には、地下には魚屋さんや八百屋さん、そしてスーパーマーケットの西友がある荻窪タウンセブンがあります。そして、実は、文化人や文豪に愛された街でもあります。「荻窪風土記」の著者である井伏鱒二が住み、与謝野鉄幹・晶子夫妻が関東大震災後に移り住み、また、太宰治は天沼にある「碧雲荘」に住んでいたこともあり、師である井伏鱒二の住むこの地が作家生活の始まりと言われています。北口には、「日本フィルハーモニー交響楽団」の本拠地となった「杉並公会堂」があります。 そんな荻窪、駅の南口を出て、正面にある「南口中通り商店街」を進み、すぐの角を左に曲がり、まっすぐ進むと、「大田黒公園」の看板が見えます。その辺りから、かなり静かな住宅街の様相を呈してきます。道なりに歩き進むと、突き当たる道路を右に曲がると、「大田黒公園」です。 公園の入り口、正門は、総檜、そして、瓦葺きの屋根です。中を見ると、通路に沿ってフットライトが灯っています。左側は白い筒にともった灯、右側は紅葉や銀杏の切り抜きがある筒にともる灯。とても駅の周りの喧騒からは考えられないくらいの静かさです。 園内には池があり、風がなければ、水面に映るライトアップされた紅葉がとても綺麗に見ることができます。カメラ女子ならずとも、夢中にシャッターをきること間違いなしです。 緑、黄色、赤、と、綺麗に染め分けている木々。上を見上げて歩いていると、案外、通路は狭く、池もあるので、転ばないように注意も必要です。三脚の持ち込みは禁止なので、カメラ女子は気をつけてください。(ペットもNG) 水面の紅葉も、綺麗。地元のひと達、カメラを首から下げているグループ、会社帰りのカップル、多くのひとがこの美しい紅葉ライトアップを愛でにきていました。今週は、お天気ももちそうなので、まだ、紅葉を楽しんでいないのなら、絶対オススメです。 ライトアップは、日没後から平日は午後8時まで(最終入園は午後7時45 分)、土日祝日は午後9時まで(最終入園は午後8時45 分)。入園料は無料で、週末には抹茶と和菓子をお茶室でいただきながら紅葉を楽しめる催し物もあるようです。わざわざ京都や鎌倉に行かなくても、こんなに身近なところに、これだけの絶景があるのは、嬉しい発見でした。 大田黒公園(撮影機材:SONY Cyber-shot DSC- RX100M5、Leica-Q)
2018年11月28日作家の伊藤朱里さんの小説『緑の花と赤い芝生』は、対照的な2人の27歳女性を描いた作品。立場の違う2人それぞれの本音が、胸に刺さる一冊です。「“隣の芝生は青い”や“隣の花は赤い”という言葉は、芝生は青いほうがいい、花は赤いほうがいいという価値観で成立していますよね。でも緑の花や赤い芝生だってある。多数派は“そういう花や芝生があってもいいよね”と言いがちですが、そんなふうに他人に認められなくたって、すでに“ある”んですよね」誰かの存在や価値観は他人がジャッジしていいものではない―そんな思いが表れたタイトルが、伊藤朱里さんの『緑の花と赤い芝生』だ。「価値観が多様化する中で、まったく違う二人が同じ空間にいたらどうなるだろう、という着想でした」飲料メーカーで研究開発にいそしむ志穂子と、結婚して良き妻として振る舞う杏梨。共に27歳、義理の姉妹となった二人が同居することに。「彼女たちをそういう状態に追い込むものがなんなのかを考えずに“女同士はケンカする”という言説がありますが、私はそれに違和感があって。“女ってこういうもの”という枠組みの中に閉じ込められたら何も解決しない。それに価値観が相容れない相手がいたとして、手を取り合って仲良くまではできないにしても、争わずに共生できるのが多様性のある世界だと思うんです」リケジョと主婦という分かりやすい対照性を出しつつ、ステレオタイプにしていないのが本作の美点。「バリキャリの志穂子にも怖いものはあるし、女の子らしい杏梨の中にも気が強い部分もある。その人の中の揺らぎやグラデーションは書きたかった。そうした本人のオリジナルな性格は本人が折り合いをつけるしかない。他人がジャッジしていいものではないと思うんです。ただ、私自身も、無自覚に人をジャッジするような言葉を言っているかもしれません。自分の中の加害者性を意識して気を付けなくてはと思います」二人の関係だけでなく、それぞれの母親との関係など、周囲の人間模様もリアル。さらに志穂子が恩師の女性に強烈な一言を言われる場面も。「誰かをロールモデルにして生きるのは、“この人を真似していれば大丈夫”と、自分の頭で考えることを放棄している気がする。自分の生き方は自分で考えないといけないし、傷つかないといけないですよね」志穂子と杏梨の本音の数々、きっと胸に刺さるはずです。いとう・あかり1986年生まれ。静岡県出身。2015年「変わらざる喜び」で太宰治賞を受賞、同作を改題した『名前も呼べない』を刊行して小説家デビュー。ほかの著作に『稽古とプラリネ』。『緑の花と赤い芝生』理系女子のバリキャリ・志穂子の兄の妻・杏梨は女らしさを重んじるタイプ。対照的な二人が一時的に同居することになるのだが…。中央公論新社1600円※『anan』2018年10月31日号より。写真・土佐麻理子(伊藤さん)中島慶子(本)インタビュー、文・瀧井朝世
2018年10月28日アイドルグループ・NMB48のキャプテン・山本彩(25)が27日、大阪・万博記念公園で卒業コンサート「SAYAKA SONIC ~さやか、ささやか、さよなら、さやか~」を開催した。渡辺美優紀ら1期生卒業生も駆けつけて山本とともにパフォーマンスし、百花が登場した「プライオリティー」では、山本が太田夢莉とキス。さらに、アンコールで百花が山本にキスし、会場を沸かせた。NMB48のライブでは初となる野外会場での開催、そしてNMB48史上最大規模のスペシャルライブとなった卒業コンサート。約3万人のファンが熱い視線を注ぐ中、卒業シングル「僕だって泣いちゃうよ」などアンコールを含む全36曲を披露した。後半には、卒業した1期生が続々とサプライズ登場し、会場は大盛り上がり。小笠原茉由、三秋里歩、岸野里香、山口夕輝は「俺らとは」を、百花は「プライオリティー」を、そして、山田菜々は「太宰治を読んだか」を、さらに、山本とともにWエースとして活躍した渡辺美優紀も登場し「僕はいない」を、それぞれ山本と共に披露した。百花が参加した「プライオリティー」では、太田夢莉を奪い合うストーリー仕立てで、“イケメン”な百花にファンは大興奮。そして、山本は太田に、百花は三田麻央にキスすると「キャー!」と黄色い悲鳴が響き渡った。アンコールで披露した「三日月の背中」では、1期生卒業生20人が集結。山本は「めちゃくちゃ来てくれてる。懐かしい!」と感激し、百花を見て「1人メンズが!」とツッコむと、百花は「一緒にチューできてよかったっすね」と返した。百花の出演は直前に決まったそうで、百花が「先週急に連絡したよね。『プライオリティー』しない? チューしとく? みたいなね。すごいうれしいです」と照れながら話すと、山本は「ありがとうございます」と感謝した。さらに、去り際に百花が山本に近寄り、「さや姉、出えへんって意地張ってたけど、めっちゃ好きやからね」と伝えると、「私も大好き」と山本。そして、百花が山本にキスすると、「キャー!!」と再び悲鳴が沸き起こり、山本は「ちょっと! 今日めっちゃチューするやん、私」と笑っていた。最後のあいさつでは、山本は「頭から最後まで出ずっぱりで、本当にやりきったなと思います」と納得の表情で語り、「私、山本彩、NMB48は新たなステップへ進みます」と宣言。「私は応援してくださるみなさんはもちろん、本当にNMB48のメンバーが、そしてNMB48というグループが心の底から好きだったからこんなにも長く続けてこられたし、情熱を注いでくることができました」と思いを伝えた。また、「これからまた私と同じようにたくさんのメンバーがNMB48にすべてをかけて、NMB48がもっともっと素敵なグループになっていくと私は思っています。そしてそれを願っています」と期待。「卒業する身の私が、これからのNMB48を担うみんなの道しるべになれるように、私自身もっとこれから精進して自分に厳しく、そしてみなさんを幸せにできるようにもっともっと頑張っていきたいと思います」と誓い、「これからもNMB48、そして山本彩をどうぞ末永くよろしくお願いします」と呼びかけた。さらに、“さやかコール”が響く中、「8年間本当に最高でした。本当に本当にありがとうございました!」と感謝の言葉で締めくくった。なお、卒業公演は11月4日にNMB48劇場にて開催。卒業後も芸能活動を続け、音楽活動に専念することを明かしている。
2018年10月28日アイドルグループ・NMB48のキャプテン・山本彩(25)が27日、大阪・万博記念公園で卒業コンサート「SAYAKA SONIC ~さやか、ささやか、さよなら、さやか~」を開催。2016年8月に卒業した渡辺美優紀も駆けつけ、久しぶりの“さやかちゃん”呼びにファンから大歓声が起こった。NMB48のライブでは初となる野外会場での開催、そしてNMB48史上最大規模のスペシャルライブとなった卒業コンサート。約3万人のファンが熱い視線を注ぐ中、卒業シングル「僕だって泣いちゃうよ」などアンコールを含む全36曲を披露した。後半には、卒業した1期生が続々とサプライズ登場し、ファンは大興奮。小笠原茉由、三秋里歩、岸野里香、山口夕輝は「俺らとは」を、百花は「プライオリティー」を、そして、山田菜々は「太宰治を読んだか」を、それぞれ山本と共に披露した。さらに、山本彩とともにWエースとして活躍した渡辺美優紀の卒業シングル「僕はいない」が流れ、渡辺が登場。山本&渡辺の約2年ぶりの共演が実現し、歌唱中にハグする場面ではひと際大きな歓声が起こった。その後のMCで、山本、渡辺、山田が並び、山本が「めっちゃ久しぶりじゃないですか」と話しかけると、渡辺と山田は「ドキドキする」「緊張した」と吐露。そして、渡辺が「こうしてさや姉と…さや姉って言ってないか(笑)。さやかちゃんとこうして・・・」と久しぶりの“さやかちゃん”呼びをすると、ファンは「キャー!」と大喜び。渡辺が話の続きをしようと「さやかちゃん」ともう一度言うと、再び「キャー!」と歓声が上がり、渡辺は「“さやかちゃん”って言うたびに『キャー!』って」とおもしろがり、「(さやかちゃんとこうして)ステージに立つと思ってなかったので、個人的にすごくうれしかったです」と笑顔を弾けさせた。山本も「うれしかった」と渡辺との久々共演を喜び、続けて、「開催が決定した時点で山田は行きたいって言っていて、一番初めに決まった卒業メンバー」と明かすと、山田は「うれしい」と照れ笑い。そして、「私も“さやかちゃん”のために」と渡辺の真似をすると、山本が「気持ち悪い」と突っ込み、山田自身も「『キャー!』ってならない」と残念そうにして笑いを誘った。
2018年10月28日2019年度のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」など、話題作への出演が続く生田斗真。ジャニーズ事務所きっての演技派俳優として役者道を駆け抜けてきた生田さんが、10月7日の誕生日で34歳に!30代も半ばとなるいま、ますます男っぷりに磨きをかけている俳優・生田斗真の魅力に改めて迫りたい。ドラマでブレイク!から「50年に1人の映画俳優」へ1997年にNHK連続テレビ小説「あぐり」で子役デビューを果たして以来、数々の作品に出演してきた生田さん。そんな彼が大ブレイクを果たしたのが、2007年にフジテレビ系で放送された「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」だ。人気少女コミックをドラマ化した本作で、生田さんは同級生の芦屋瑞稀(堀北真希)に恋心を抱く中津秀一を好演。ただし、瑞稀は男子のふりをして男子校に通うワケあり女子で、そうとは知らない中津は大パニックに。この気持ちは友情なのか?それとも自分は同性愛者なのか?悶々とする中津の戸惑いを生田さんがチャーミングに演じ、コメディセンスの高さをうかがわせていた。ドラマ自体も好評価を得る一方、生田さん自身の快進撃が始まることになる。「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」以降も「ハチミツとクローバー」「魔王」などで輝く実力派を映画界が放っておくはずもなく、生田さんは満を持して映画デビュー。2010年、映画初出演にして初主演となる『人間失格』が公開された。太宰治の同名小説を映画化した本作で、生田さんが演じたのは名家に生まれながら酒と女に溺れ、堕ちていく主人公・大庭葉蔵。美しく、濃密に人間の脆さを描く作品世界を生き抜いた生田さんは、役者としての幅の広さをより見せつけることになった。監督を務めた荒戸源次郎は、シネマカフェのインタビューで「生田斗真は50年に1人の映画俳優」と断言している。様々な感情を、観る者と共有できる俳優・生田斗真その後も年に1~2本のスタンスで映画に出演し、映画俳優としての地位を確かなものにしていく生田さん。ラブストーリーからサスペンス、人間ドラマまで、作品や演じる役柄のタイプは多岐にわたっている。言い換えれば、どんな作品世界にもはまる存在だということだろう。『ハナミズキ』や『僕等がいた』で恋に身を焦がせば応援したくなるし、『源氏物語 千年の謎』で世紀の美男子を演じればうっとりさせられる。かと思えば、『脳男』『予告犯』『秘密 THE TOP SECRET』といったサスペンスでスリルを提供することも。『予告犯』公開の半年程前から放送された主演ドラマ「ウロボロス~この愛こそ、正義。」も含め、シリアスでダークな作品世界での生田さんは、苦悩に満ちた役柄を託されていることが多い。これは恋に身を焦がす生田さんを応援したくなるのと同じで、生田さんは観客に痛みを感じさせられる役者だからではないか。彼が苦しければ観ている者も苦しいし、哀しければ哀しい。“過去の罪”を題材にした『友罪』が複雑な味わいの作品になったのも、生田さんの存在あってのことだと言える。2019年度大河ドラマには、どんな生田斗真がいる?苦悩する役にも嬉々として臨み、“演じる”という行為を通して身を削ってきた生田さん。その誠実で真っ直ぐな役者魂こそが、俳優・生田斗真の魅力の一部だ。もちろん、苦悩する生田さんがいくら素敵だからといって、いつも眉間に皺を寄せておいてもらうわけにもいかない。ときには『土竜の唄』シリーズで車にくくりつけられたり、怪しさ満点のジュースを罰ゲームのように飲まされたり、女子のお色気攻撃を受けてフニャフニャになったり。舞台「Vamp Bamboo burn~ヴァン・バン・バーン~」で不老不死のヴァンパイアと化し、おバカでうざいが憎めない愛らしさを炸裂させたり。もう1つ付け加えるなら、生田斗真フィルモグラフィーに実は欠かせないドラマ「うぬぼれ刑事」で美形だが残念な俳優を演じたり。さすがはコメディ演技でブレイクした男の本気を感じたくなることもある。ちなみに、例に挙げた作品はどれも、“コメディでの生田斗真の輝かせ方”を熟知した男・宮藤官九郎が脚本を担当。となると、同じく宮藤さんが脚本を手掛ける「いだてん~東京オリムピック噺~」はどうなるのか?いまから放送が待ち遠しくて仕方がない。そういえば『予告犯』の公開前、30代に突入した頃、シネマカフェのインタビューで「ここ最近、特に思うんですよね。人を喜ばせたいって。この仕事を始めて間もない頃はこんな役を演じたいとか、あんな作品に出てみたいとか、自分の満足度を高めるためというのが大きかった。でも、今はもうちょっと外に向けている感覚があるかもしれないです。以前よりも、観客のことを考えるようになった。ハードな作品ばかりやってもお客さんは飽きちゃうだろうから軽めのラブストーリーも届けたいなとか、この作品を作ったらお客さんはどう思うかな?とかって」と語っていた生田さん。その後の出演作に目を向ければ、有言実行ぶりが分かるというもの。この先もずっと、様々な生田斗真を期待していいはずだ。(text:Hikaru Watanabe)
2018年10月07日ギタリスト村治佳織がデビュー25周年を迎えた。コアなクラシックファンに認められ、一般のファンからも愛される村治佳織は、クラシック界においてとても稀有な存在だ。しかも15歳でのデビュー以来、常にトップランナーとしてクラシック界を牽引してきたその輝きは、デビューから25年を経た現在も少しも変わっていない。記念アルバム『シネマ』の発売と同時に、アプリ版ぴあでの「ライフストーリー:映画のような私の人生〜いつもギターが一緒だった〜」も連載開始。読んでから聴くか、聴いてから読むか。いずれにしても中身は濃いぞ。
2018年09月19日スマホゲームは、女子にも人気。今回はその中から、人気ゲームのひとつ「文豪とアルケミスト」の魅力に迫ります。異世界に転生した文豪たちが、本の世界を内部から壊そうとする侵蝕者たちと戦う「文豪とアルケミスト」。実在した文豪を起用しているだけでなく、白樺派のメンバーを揃えると特殊会話が発生するなど、彼らが実際に生きた時代の関係性をゲームで再現。しかも、実際に仲が良かったり険悪だったりライバルだったりといった関係性をにおわせる作品や書簡が現代に残されていることもあり、ファンのときめきと探究心は止まらず、文学史にも興味を持つ層も増えている。一方、文豪たちの記念館やゆかりの地を訪れる聖地巡礼もファンの間で人気。「実は、DMM.comはもともと石川県の企業なので、石川県金沢市とは何かと縁が深いんです。今年3月には金沢市とタイアップして、ご当地出身の3人の文豪の記念館を巡るスタンプラリーを展開しました。このイベントが金沢に行くきっかけになったという声もいただいて、うれしいですね」(DMM GAMESエグゼクティブプロデューサー・花澤雄太さん)コラボがもたらした奇跡。掛け替えカバーで売り上げ激増。2017 年10 月から実施された新潮社とのコラボで、ゲームに登場する文豪たちがそれぞれの文庫のカバーを飾るという企画。この特別限定カバーは川端康成、太宰治、芥川龍之介、坂口安吾、島崎藤村、萩原朔太郎の6作品のみだったが、ゲームバージョンのカバーに掛け替えたことで、売り上げが大幅にアップ。萩原朔太郎の詩集に至っては、およそ1年間で売り上げる部数をわずか1か月で達成してしまうほどの人気だったそう。「古典的な名作は長い時間をかけて売れるもので、短期間で一気に売れるものではないんです。これは明らかにコラボのおかげといえると思います」(新潮社文庫編集部・佐々木悠さん)カバーそでにキャラクタープロフィールが掲載されたのもファンにはうれしかったよう。ゲームに登場する萩原朔太郎とは…『月に吠える』『青猫』などの代表作を持つ日本近代詩の父。ゲームでは、人見知りだけどひとりになるのは嫌いなめんどくさいキャラクター。身なりに頓着しないので、寝癖で髪のあちこちが跳ねたままになっている。タイミングの奇跡。太宰治の失われた生原稿が発見。紛失していた『斜陽』の直筆の原稿が発見され、新潮社に持ち込まれたのは昨年のこと。ちょうどその頃『「文豪とアルケミスト」文学全集』の編集中だったこともあり、原稿は全集に掲載されることに。生原稿は出版と同時期に開催された「文豪たちと新潮社」展でも展示された。「生原稿だから、何回か表現を直しているのが見えるんです。本は現在形の文章だけれど、最初の原稿段階では過去形で書いていたと知った時は感動しました」と、佐々木さん。展示会には文学愛好家に交じり、ゲームのファンとみられる女子中高生も多数訪れ、ガラス越しの生原稿に息を呑んでいたとか。「編集者として、若い子が夢中で展示を見ている姿は、励みになりました!」気合が生んだ奇跡!? 熱意に駆られて、社内プレゼン!「もともとゲーム会社と出版社のどちらに就職するか悩んだほどのゲーム好き。『文豪とアルケミスト』は、やり始めてすぐハマりました」と語る佐々木さん。彼女の熱意がコラボに消極的だった上司の心を動かした。そのきっかけとなったのは、あの文豪。「実際にゲーム画面を見せながら社内でプレゼンしていたら、ずっと欲しかった最高レア度の芥川龍之介を入手してしまったんです!ゲットした瞬間は興奮して、つい上司の前なのに絶叫しました。でもおかげで、このゲームを楽しむ女の子たちの勢いや情熱が、ゲームに疎い上司にも一瞬で伝わったようです。絶叫するほど面白いのかって(笑)。今、新潮社で『文豪とアルケミスト』のコラボができているのは芥川先生のおかげです!」ゲームに登場する芥川龍之介とは…『羅生門』『地獄変』『藪の中』など数々の名作を残す。ゲームでは、一見ドライな顔をしているが、天然なところがある人物として描かれている。もっとも入手するのが難しい、レア度の高いキャラクターのひとりとして知られる。※『anan』2018年8月8日号より。取材、文・尹 秀姫
2018年08月07日映画『ビブリア古書堂の事件手帖』が、2018年11月1日(木)に全国で公開される。原作は三上延による同名の小説で、黒木華と野村周平が主演を務める。三上延の“古書探偵ミステリー”が実写映画化原作の「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズは、鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂の店主である篠川栞子が、古書にまつわる数々の謎と秘密を解き明かしていくミステリー小説。SNS発信の口コミで人気が爆発し、本屋大賞をはじめとする数々の賞を受賞、発行部数は累計640万部を突破している人気作品だ。いわゆる“キャラクター文芸“ブームの火付け役とも言える同シリーズが、コミック化やTVドラマ化を経て、遂に実写映画化。主演に黒木華と野村周平、監督に三島有紀子を迎え、“古書探偵ミステリー”が劇場の大スクリーンにやってくる。篠川栞子役に黒木華、五浦大輔役に野村周平若く美しいビブリア古書堂店主・篠川栞子を演じるのは、黒木華。『小さいおうち』(14)で第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を日本人最年少で受賞、同作と『母と暮せば』(15)で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を2年連続受賞するなど、高い演技力で日本映画界を牽引する彼女が、驚くべき本の知識とプロファイリング能力を持つ文芸女子、栞子を魅力たっぷりに演じる。そして、ひょんなことからビブリア古書堂で働き始め、栞子に密かに思いを寄せる五浦大輔役には、『ちはやふる 上の句・下の句』(16)、『22年目の告白 -私が殺人犯です』(17)など話題作への出演が続く野村周平。本作では、本が読めない特異体質と、不器用ながらも誠実で憎めない性格を持つ難しい役どころに挑戦する。成田凌演じる稲垣と恋の三角関係成田凌が、栞子の同業者で、漫画専門のネット販売を行う青年・稲垣を演じる。古書の〝市場“である交換会で、稲垣から栞子に声を掛けたところから2人は出会い、本好き同士、好きな本の話で意気投合し、次第に心通わせるようになる。その2人を見て、嫉妬を覚えるも複雑な想いで見守るしかない大輔。3人が繰り広げる、恋の三角関係に注目したい。『繕い裁つ人』の三島有紀子が監督そんな2人を主役に物語をまとめあげるのは、『しあわせのパン』(12)や『繕い裁つ人』(15)、『幼な子われらに生まれ』(17)などを手がけた三島有紀子。人物像を深く掘り下げることに定評のある三島監督が、1冊の古書から始まるミステリアスなストーリー展開と共に、栞子と大輔の純朴で愛らしい関係性を繊細に描く。夏帆&東出昌大、主役以外のキャストにも豪華俳優陣また、野村周平、黒木華以外のキャストにも豪華俳優陣が出演。大輔の亡くなった祖母・五浦絹子の若き日を演じるのは映画『海街diary』(15)で日本アカデミー賞・助演女優賞を受賞し各界から高い評価を受ける個性派女優・夏帆。そして、その絹子に惹かれる小説家志望の田中嘉男役には、主演作『オーバードライブ』(18)の公開を6月に控え、映画やドラマなど出演作が絶えない俳優・東出昌大が抜擢された。主題歌をサザンオールスターズ主題歌は桑田佳祐が作詞・作曲した楽曲「北鎌倉の思い出」。北鎌倉を舞台に時空を超えて行き来する、愛する人への想い。自然の美しい描写とともに情緒的に表現原由子の歌声が優しく包みこんでくれる。あらすじ鎌倉の片隅にひそやかに佇む古書店「ビブリア古書堂」。過去の出来事から本が読めなくなった五浦大輔(野村周平)がその店に現れたのには、理由があった。亡き祖母の遺品の中から出てきた、夏目漱石の「それから」に記された著者のサインの真偽を確かめるためだ。磁器のように滑らかな肌と涼やかな瞳が美しい若き店主の篠川栞子(黒木華)は極度の人見知りだったが、ひとたび本を手にすると、その可憐な唇からとめどなく知識が溢れだす。さらに彼女は、優れた洞察力と驚くべき推理力を秘めていた。栞子はたちどころにサインの謎を解き明かし、この本には祖母が死ぬまで守った秘密が隠されていると指摘する。それが縁となって古書堂で働き始めた大輔に、栞子は太宰治の「晩年」の希少本をめぐって、謎の人物から脅迫されていると打ち明ける。力を合わせてその正体を探り始めた二人は、やがて知るのであった。漱石と太宰の二冊の本に隠された秘密が、大輔の人生を変える一つの真実につながっていることを―。作品情報映画『ビブリア古書堂の事件手帖』公開時期:2018年11月1日(木)全国ロードショー出演:黒木華、野村周平、夏帆、東出昌大原作:三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』(メディアワークス文庫/KADOKAWA 刊)監督:三島有紀子脚本:渡部亮平、松井香奈
2018年05月28日黒木華と野村周平がW主演を務める11月1日(木)公開の映画『ビブリア古書堂の事件手帖』。第2弾キャストとして東出昌大、夏帆の出演が発表され、初の映像となる特報映像も解禁となった。原作は累計640万部を突破する国民的大ベストセラー、小説家・三上延の「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズ。極度の人見知りだが、驚くべき本の知識と優れた洞察力で古書にまつわる謎を解き明かす、若く美しいビブリア古書堂店主・篠川栞子を演じるのは、実力派女優・黒木華。そして、ひょんなことからビブリア古書堂で働き始め、栞子に密かに思いを寄せる、不器用ながらも誠実で不器用な青年・五浦大輔を野村周平が演じる。監督は、昨年『幼な子われらに生まれ』で第41回モントリオール世界映画祭審査員特別大賞ほか数々の映画賞を受賞した三島有紀子。そしてこのたび、新たなキャストが発表となった。野村さん演じる大輔の亡くなった祖母・五浦絹子の若き日を演じるのは、『海街diary』で日本アカデミー賞助演女優賞を受賞、清楚な役柄からアクション、さらには艶やかな役まで幅広いキャラクターを演じ分けられる夏帆。絹子に惹かれる小説家志望の田中嘉雄を、カンヌコンペ部門出品の『寝ても覚めても』や『OVER DRIVE-オーバードライブ-』など、いまや日本を牽引する俳優となった東出昌大が演じる。2人の共演は「予兆散歩する侵略者」(黒沢清監督)に続き2度目。お互いの印象を、東出さんは「夏帆さんは、強い芯を持った、真っ直ぐとした女優さん。彼女と素直に恋が出来たのは、本当に夏帆さんの力であり、魅力だと思う」と話し、夏帆さんも「すごくストイックで真面目な方で、自然と(東出さん演じる)嘉雄さんと接することができた」と話している。また、現代パートの黒木さんと野村さんに関しては2人とも一緒のシーンはなかったが、原作を読んでいたという東出さんは「(現代パートは)魅力的な俳優さんがたくさん出ているので、原作から飛び出してきたような、原作の魅力そのままの映画になっている」と原作ファンも楽しめると話し、夏帆さんもクランクアップ直後に「もう少し、撮影をしていたかったというのがいまの正直な感想。現在と過去がつながった時に、一体どういう映画になるのか凄く楽しみです」と作品が終わった心境と、作品への期待感を語っている。今回解禁となった特報は、大輔の亡き祖母の遺品の中から出てきた夏目漱石の「それから」と、栞子が大切に保管している太宰治の「晩年」の2冊の本を中心に、黒木さんと野村さんが演じるビブリア古書堂を舞台とした “大切な秘密”を巡る“現在のパート”、そして東出さんと夏帆さんの演じる“知られてはいけない恋”を描く“過去のパート”が交差し、ある事件を解決へと導くミステリアスな雰囲気漂う映像となっている。クランクアップコメント東出昌大(田中嘉雄役)クランクイン前、初めて三島監督とお会いした際に、考えながら絞り出す様にしか喋れない僕の言葉を、真っ直ぐに目を見据えながら聞いて下さるそのお姿に、信頼を寄せ覚悟を決めたことを覚えています。恋人役の夏帆さんや、素晴らしい共演者の方々と充実した日々の中、過去パートを撮影させて頂きました。撮影には立ち会えなかった現代パートですが、黒木さんや野村さんのお芝居が銀幕で観れる日が楽しみです。原作ファンの方も、ご存知ない方も、是非、ビブリアの映画を楽しみになさって下さい。夏帆(五浦絹子役)三島組に参加して三島さんの作品とは不思議な縁があると感じました。作品にかける想いの強さと、いつもは凛とした監督がたまに見せる少女の顔が印象的で。三島さんの強さのなかに垣間見える繊細な感性がこの作品の世界観にぴったりだなと思いました。東出さんは、以前ご一緒した作品との役の振り幅に驚き、その立ち姿から文学の香りのする方だな、と。この作品は本に纏わるひとたちのお話です。わたし自身もあらためて古書の魅力を教えてもらった気がします。ぜひ公開を楽しみにしていてください。『ビブリア古書堂の事件手帖』は11月1日(木)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ビブリア古書堂の事件手帖 2018年11月1日より全国にて公開© 2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会
2018年05月25日俳優の東出昌大と夏帆が、黒木華と野村周平がW主演を務める映画『ビブリア古書堂の事件手帖』(11月1日公開)に出演することが25日、わかった。同作は三上延による大ベストセラー小説を実写映画化。鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂の店主である篠川栞子(黒木)が、栞子に密かに思いを寄せる青年・五浦大輔(野村)とともに、古書にまつわる数々の謎と秘密を解き明かしていく。夏帆は、野村が演じる大輔の亡くなった祖母・五浦絹子の若き日を演じ、絹子に惹かれる小説家志望の田中嘉雄を東出が演じる。共演は2回目となるが、東出は「夏帆さんは、強い芯を持った、真っ直ぐとした女優さん。彼女と素直に恋が出来たのは、本当に夏帆さんの力であり、魅力だと思う」と話し、夏帆も「すごくストイックで真面目な方で、自然と嘉雄さんと接することができた」と印象を明かした。現代パートの2人と一緒のシーンはなかったが、原作を読んでいたという東出は「魅力的な俳優さんがたくさん出ているので、原作から飛び出してきたような、原作の魅力そのままの映画になっている」と太鼓判。夏帆もクランクアップ直後に「もう少し、撮影をしていたかったというのが今の正直な感想。現在と過去がつながった時に、一体どういう映画になるのか凄く楽しみです」と期待感を寄せた。また、特報映像も公開。大輔の亡き祖母の遺品の中から出てきた夏目漱石の『それから』と、栞子が大切に保管している太宰治の『晩年』の2冊の本を中心に、黒木さんと野村さんが演じるビブリア古書堂を舞台とした “大切な秘密”を巡る現在のパート、そして東出さんと夏帆さんの演じる“知られてはいけない恋”を描く過去のパートが交差する。○東出昌大コメントクランクイン前、初めて三島監督とお会いした際に、考えながら絞り出す様にしか喋れない僕の言葉を、真っ直ぐに目を見据ながら聞いて下さるそのお姿に、信頼を寄せ覚悟を決めたことを覚えています。恋人役の夏帆さんや、素晴らしい共演者の方々と充実した日々の中、過去パートを撮影させて頂きました。撮影には立ち会えなかった現代パートですが、黒木さんや野村さんのお芝居が銀幕で観れる日が楽しみです。原作ファンの方も、ご存知ない方も、是非、ビブリアの映画を楽しみになさって下さい。○夏帆コメント三島組に参加して三島さんの作品とは不思議な縁があると感じました。作品にかける想いの強さと、いつもは凛とした監督がたまに見せる少女の顔が印象的で。三島さんの強さのなかに垣間見える繊細な感性がこの作品の世界観にぴったりだなと思いました。東出さんは、以前ご一緒した作品との役の振り幅に驚き、その立ち姿から文学の香りのする方だな、と。この作品は本に纏わるひとたちのお話です。わたし自身もあらためて古書の魅力を教えてもらった気がします。ぜひ公開を楽しみにしていてください。(C)2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会
2018年05月25日