夫婦は、「何でも言い合える間柄が理想」と考えられることも多いですよね。ただ反面、遠慮もなくなり、思ったことをそのまま口に出して相手を傷つけてしまうことも珍しくありません。今回は、アンケート結果をもとに、夫婦間の言葉のやり取りについて考えてみます。■「衝撃の一言」経験は8割!アンケートでは、パートナーに言われた衝撃の一言について聞きました。その結果、「ある」と答えた人が8割近く! 多くのパパやママたちはパートナーからの言葉にショックを受けたことがあることがわかりました。Q.パートナーに言われた衝撃の一言ある?ある 79.3%ない 18.0%その他 2.8%■衝撃度1、「外で働いていないのに」モラハラ発言まずは、言葉や態度での嫌がらせなどの精神的な暴力、つまり「モラルハラスメント」ともとれるような発言の数々をご紹介します。「小さな子どもを連れの外食で、子どもに食べさせて自分のご飯が冷めてしまったら、『俺にこんな冷めたメシを食わせるのか』と言われた」(神奈川県 40代女性)「結婚当初、『たまには家の事を手伝ってよ。パンにバターを塗るくらいできるでしょ』と言ったら、夫が『何で俺がバター塗らんといけんだ。家事は女の仕事だろ』と言った」(鳥取県 30代女性)「週4~5で働き、土日は子どものスポーツに付き合う毎日なのに、『お気楽パートのくせに』と言われました」(神奈川県 40代女性)「夫に育児のことを愚痴ったら、『オレと同額稼ぐなら代わってあげるよ』と言われた! いま思い出しても、頭の中が煮え立つほど頭にきます」(神奈川県 40代女性)「長男の授乳と夜泣きが続いてつらかったときに、主人から『三食昼寝付きでうらやましいよ。1日中家にいるのに、掃除機もかけられないの?』と言われて、何を言ってもわかりあえないと思った」多かったのは、パートナーから浴びせられるモラハラワードの数々。仕事や家事、育児など、それぞれの家庭で決めただろうことにも、一方的に相手を攻めるような発言が目立ちます。■衝撃度2、「まるでビッグゴリラ」容姿や体形を指摘また、見た目の良し悪しに関して、衝撃的な言葉をかけられたというコメントもありました。「1人目妊娠中に、『信楽のたぬきみたい』と主人に言われた…。『は? せめて、ドナル●ダックやろ!』と言い返し、このやりとりはマタニティーダイアリーに書き留めました(笑)」(三重県 30代女性)「私が昼寝している姿を見て『まるでビッグゴリラだな』と言い放った! 腹が立って仕方がないけど、太った私が悪いのね…」(千葉県 40代女性)「結婚、出産を経て体重増加した私に『詐欺師』って。自分だって髪は薄くなっておっさんになったくせに!」(北海道 40代女性)「初めての産後、授乳中の私の背中越しに、『背中でかくなったね』と言ってきました。その後、『先輩の奥さんは子どもを産んでも体重は何キロしかない』という話をずっと聞かされました」(神奈川県 40代女性)そのやりとりに思わず笑みがこぼれてしまうようなものもありましたが、本人が気にしている度合いによってもその言葉の攻撃力は変わってきそうです。本人がコンプレックスだと感じていたら、その言葉は大きなストレスの原因になってしまいそう。■衝撃度3、「母乳出なくなったら用なし」異性への無理解出産や育児を通して、異性への理解を示さないような発言にショックを受けたという人たちもいるようです。「主人に『母乳が出なくなったらお前は用なしだな』と言われました。いまだに許せない気持ちでいます」(神奈川県 40代女性)「2人目出産後、子どもたちを両脇に抱えて毎日寝かしつけ。そんななか、乳腺炎になり、40度を越える熱でどうしようもないときに『2人どうすんの? 体調管理もできないの? 俺も仕事あるのに迷惑なんだけど』と言われ離婚が頭をかすめた」(神奈川県 30代女性)「妊娠後期に重たいソファーを運ばされて、途中でちょっと降ろそうとしたら、『えー、こんなのも持てないの?』と。泣きそうになりながら運んで、1ヶ月以内に切迫早産で入院しました」(千葉県 40代女性)「妊娠中に『絶対男! 女だったらいらない』と言われたこと。絶対に男の子を産まなければと、必要以上に神経質になってしまい、検診のたびに性別を確かめ、祈る毎日でした」(岩手県 40代女性)つわりでなかなか起き上がれないときに、「『そんなにつらい?』と言われて悲しくなった」というコメントも。妊娠や出産を経て、女性は体調も体も大きく変化していきます。女性自身でもその変化や育児の大変さがのしかかるときに、それを理解してもらえないことは、大きくショックを受けるという人は多いようですね。■衝撃度4、「仕事辞めてきた」突然の告白に衝撃また、パートナーからの突然の告白に衝撃を受けたという声も集まっていましたよ。「小遣い足りないから結婚指輪売ったよ」(愛媛県 40代女性)「単身赴任から帰ってきた主人がいきなり『あ、俺洗礼受けたから』。いきなり過ぎて何も言えませんでした」(神奈川県 40代女性)「『◯◯日付けで会社退職することが決まったから』と言われビックリ」(神奈川県 40代女性)「話がある…。大変なことになった…。浮気しててその女と警察沙汰になった…」(神奈川県 30代女性)ほかにも、「『仕事やめて農業やる!』と夫が言い、両家を巻き込んだ」というコメントも。もちろんその内容にも驚きますが、なによりもショックなのは、何の相談もなく判断をして、事後報告されることなのかもしれません。夫婦間でも「報告、連絡、相談」は重要な要となり得そうです。■衝撃度5、「俺が一生守るから!」ラブラブな衝撃発言一方で、感動的な愛のこもった言葉に衝撃を受けたという人たちからのラブラブエピソードも寄せられていましたよ。「私は夫より少し年上。プロポーズされたときに、『私がおばさんになったら、若い女の子の方に行っちゃうでしょう?』と言ったら、『家族になるのに、年をとってるから嫌いっていう人いる?』と言われました。なんて心の広い人なんだと衝撃をうけました」(千葉県 50代女性)「バス停に腰の曲がったおばあちゃんがバスを待っていました。私が『あんなお年で1人でバスを利用してお出掛けするなんてスゴイ!』と言うと、夫が『君が白髪のおばあさんになっても、俺がいつも隣にいるから大丈夫だよ』と。プロポーズをされたような錯覚をしてしまいました」(千葉県 40代女性)愛のあふれるエピソードには、「こっちの衝撃もあるのか」と目からうろこです。こうした衝撃の一言だったらきっとお互いに大歓迎かもしれませんね。■パートナーから衝撃の一言…どう対応する?それでは、パートナーから何かショックな言葉をかけられたときに、パパやママたちはどのように対応しているのでしょうか? 乗り越えるためのヒントを、コメントからいくつか見つけてみましょう。●話し合う、溝を埋める「お互いけんかをして、そんな一言を言うこと自体フェアでないと思います。どんなけんかにもルールは存在します。溝を深くする事より、溝を埋める事を考えるべきではないですか?」(北海道 50代男性)●忘れる「数々ありましたが、覚えていないものですね。結婚生活が続いている一つの要因、『忘れる』を証明した感じです。私自身が放った言葉ももう忘れてます。蒸し返されたら時効だと伝えます(笑)」(三重県 40代女性)●距離をとる「心ない一言なんてお互いあるんでしょうが、年齢と共に少しずつですがお互いイライラしないように距離を取るようになりました」(宮城県 40代男性)●自分が強くなる「『母は強し!』です。夫の言葉に傷ついても、それ以上に私が強くなりました」(神奈川県 40代女性)どのコメントも、心の葛藤を乗り越えてきた重みがあるものですね。パートナーから浴びせられた衝撃の発言の中には、どうしても許せないというものもあるかもしれません。もしかしたら夫婦の信頼関係を揺るがすような事態にも陥りかねないこともあるでしょう。ただ、それでもコメントにもあったように「話し合う」「忘れる」「距離をとる」などして夫婦関係を取り戻す努力をしてみると、お互いに理解し合い、許すことができる場合もあるかもしれません。そして、攻撃的な言葉の裏には、言った側も社会での立場や働き方、家族との関わり方などに悩んでいるという複雑な事情が隠れていることもあるかもしれません。また妊娠出産については、どうしても女性側の知識が大きくなり、男性が追い付けない面もあるため、誤解を与えかねない失言をしてしまっている可能性もあります。さらに女性側も自分が気が付かないだけで、産後のガルガル期といったように、相手へのイライラが強くなってしまい、夫側を傷つけている可能性も。一番身近な他人である夫婦だからこそ、気持ちをぶつけることができて理解できることもあるかもしれません。ただし、どんな理由があるにせよ、言葉の暴力は許されるものではありませんよね。その言葉が限度を超えて暴力的だった場合には、自分だけでは抱え込まず、家庭の外に相談することも時には必要かもしれません。さらに、衝撃の一言は、自分からパートナーに対して発してしまう場合もあるでしょう。夫婦だからこそ気兼ねなく言える、そんな関係は大切ですが、夫婦とは言え、相手を思いやれば、そこまで無遠慮な発言は生まれないのではとも思えます。その言葉がパートナーにとって、「どうしても許せない一言」とならないよう、思いやりを持って接していきたいですね!Q.パートナーに言われた衝撃の一言ある?アンケート回答数:4963件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年07月28日そろそろ働きたいな…。そう思って夫に相談したら「なんで?」「どうして?」と反対されてしまった経験はありませんか? 反対とまではいかなくても、私が仕事するのはなんとなく嫌そう…。今回はそんな夫の心の中をのぞいてみることにしましょう。■「働きたい妻」に対する夫の本音「働きたい!」という妻。渋い顔をする夫。夫はなぜ妻が外で働くことを嫌がるのでしょうか? 結婚してから新たに働き始めた人のなかには、夫からこんな言葉をかけられた人もいるかもしれません。・今までしていた家事はちゃんとできるの?・俺の給料だけでも大丈夫でしょ。・どうしてその仕事がしたいの?こうした言葉の裏にはさまざまな本音が隠されています。例えば「妻は自分の所有物」と思っている夫にとって、妻が仕事にいくことは自分の手の届かないところにいってしまうということになります。自分のものは人に見せたくない、外に出したくない、という感情から妻が仕事するのを嫌がることもあるでしょう。また「家事は大丈夫なの?」という言葉の裏には「育児、家事の負担をこっちに寄せないでね」という本音があるでしょう。自分がしなければならないことが増えるのは避けたい… ということですね。また「どうしてその仕事がしたいの?」と仕事内容に対して疑問をぶつけてくる。これは「自分の仕事のほうが価値が高いと思っている」のかもしれません。妻はなぜその仕事を選んだのか? あるいは、やりたいのか? という純粋な興味ではなく「そんな仕事なら、やらなくてもいいでしょ」という侮蔑のような意味合いを含んでいることもあるのです。ここまで聞くと「なんて自分勝手…」と思いたくなりますが、なかには「子育てで大変なんだから、無理しなくてもいいのに…」という妻へのいたわりから妻が仕事することに消極的な夫もいるようです。このように、働きたい妻を後押しできない夫の胸中にはさまざまな思いが潜んでいるんですね。 ■邪魔する夫への魔法の言葉「大切にするよ」「私たちのために」では夫の気持ちを尊重しつつ、気持ちよく仕事に向かうためにはどうすれば良いのでしょうか? 押さえておきたいポイントは2つです。1、「今もこれからもあなたを大切にする」夫がいちばん不安なのは「妻が忙しくなったら、今までのように自分のお世話をしてくれないのではないか」ということです。「私も大変になるんだから、家事も手伝うのは当然だよね?」と口に出してしまいそうになりますが、このスタンスで臨むとおそらくケンカになりますよね。夫の不安を解消させてあげるためには「今までと同じように、あなたを大切にするよ」と伝えることです。今までと同じで、妻は何も変わらない。自分は大切にしてもらえる、と思えれば夫は安心できます。妻は心の中でだけ「…とはいっても、家事は手を抜くけどね」と思っておけばいいのです。2、「夫婦2人の幸せな未来のために」もう1つのポイントは働きたい理由を、・早くマイホームを手に入れたいから・夫の好きな車を買う頭金を早く作りたいから・老後も2人で安心して暮らしたいからなどと伝えることです。自分だけでなく、夫自身もメリットを感じる未来の計画のために仕事がしたい! と強調します。もちろん心の中では自分のお小遣いを増やしたいから、買いたいものがあるから、という理由でいいのです。おりしも「老後は2000万の貯蓄が必要」という金融庁の報告書が話題になりました。それに乗っかり、人生100年時代に2人で安心な老後を迎えたいから今から仕事を始めておきたいの… というのもアリですね。「仕事がしたい」と相談するときは「あなたも大事」「2人のために」をキーワードにしてみましょう。妻が働くのを嫌がる男性は「外に出したら、自分よりほかの男性が良く見えてしまうかもしれない」という「見捨てられ不安」を持っている場合も多いです。だから「あなたと今もこれからも良い関係を保ちたいから」という思いを伝えることが大きな安心感と与えることになるんですね。■「やっぱり仕事させるんじゃなかった」を防ぐために無事に仕事をスタートしたものの、夫から「やっぱり仕事させるんじゃなかった!」と思われないために、こんな準備も整えておきましょう。おそろそかになりがちなのはやはり「家事」ですよね。けれど、まだ慣れていない仕事で手いっぱいで、家のことなど考えているヒマがない! となるのは想像できます。そんなときは仕事を始める前に「夫が生活において気にするポイント」をチェックしておき、それ以外の部分を徐々に手抜きして家事を簡略化していくことをおすすめします。例えば「おかずの品数にはこだわるけれど、タオルを毎日交換しなくても気付かない」とか、「テーブル周りだけ片づけておけば、あとは少々乱れていても気にしない」などなど…。夫それぞれに「こだわりポイント」があるはずなので、それ以外の家事を間引いてみてはいかがでしょうか。「妻が仕事を始めたとたんに、生活が一変した!」と思われないよう、徐々に減らしていくのがコツですね。それでも自分一人でまかないきれない… と思ったら、周りに頼ることを考えます。食材の宅配や家事代行も賢く検討していきましょう。「仕事をしていても、全部自分でやるから!」「私ならできるはず!」と意気込んでしまうと、いっぱいいっぱいになって辛くなってしまいます。せっかくやりたいと思って始めた仕事を楽しむためにも、いらぬストレスは溜めないようにしていきましょう。
2019年07月27日最近モヤモヤしたこと。それは、次男(小5)と次女(小2)のケンカが頻発していることに端を発しています。最初は怒らずに注意するのですが、全然効果なし。腹に据えかねて、一喝したタイミングで…旦那帰宅!その後も何度も同じようなことがあり、そのたびに「帰ってきたとたん、これかぁ~」と言う旦那。1日働いて帰ってきた瞬間、家の中がとげとげしかったら確かにイヤだよねえ…。その気持ちはわかるのだけど、なんだかモヤモヤしてしまう。このモヤモヤの原因がわかるまで結構時間がかかったのですが、自分の中でなんとか整理できたので、旦那に訴えてみました。旦那は黙って話を聞いて「わかった」としか言わなかったのですが、その後は「帰ってきたとたんこれかぁ~」発言を一切言わなくなったので、どうやらわかってくれたようです。私も感情的に叱るのは控えよう…誰にとってもいいことないしね。ちなみに今回、この話を記事にするよ~!と旦那に報告したら「え~~!!!」と照れ笑いしておりました。何かあっても、話し合いで解決して笑い話にできるのはいいことです!
2019年07月27日最近では育児に協力的なパパも増えてきました。核家族化、共働き世帯の増加もあってパパの育児参加も必須となってきています。産後に育休をとるパパや、ママと交代で育休をとるパパもいます。しかし、ママからみると、自分と同じようには育児をしてくれない、なかなかイクメンに育たないと思っているママも少なくないのではないでしょうか。 今日は、ママとパパの子育て脳の違いを知って、パパを子育て上手にするコツをお話しします。 パパの子育てにイラッとくる!?育児を積極的に一緒にしてくれるパパにもイライラするママたちは少なくないのではないでしょうか?たとえば、「赤ちゃんが泣いていてもほったらかしだった」、「子どもをみててねと頼んでおいたのに本当に見ているだけで何もしてくれていなかった」などというエピソードはよく聞きます。普段、おむつ替えや授乳など積極的に育児に関わっているパパでも、そんなことがあるのには理由があるのでしょうか。 どうしてできないの?!ママとパパの子育て脳の違いママたちがよく感じる、パパはわが子に対する反応が鈍い、というのは性格の問題でしょうか。そうとばかりは言えません。脳の反応実験で、男性の脳は女性の脳ほど子どもの泣き声に対する反応が強くないということがわかっています。つまり、子どもの泣き声にパパとママとの反応が違うというのは自然なことなのですね。赤ちゃんのお世話を中心的に行うのはママなので子どもの声に対する反応が速いのです。ママは自分と同じようにパパにもその反応の速さと対応を求めてしまう。しかし、パパにはそれができないのでママのイライラの原因になってしまうのですね。 女性はママになることで脳にも変化が起こる?!女性はママになるときに脳の30カ所以上もの場所が肥大し、子育ての能力が高まることがわかっています。わが子の泣き顔を見ただけで脳のいとおしさや不安を感じる部分が働き、その後なぜ泣くのかを分析する部分が働き、即座に体が反応するという仕組みができるそうです。ママだから持っている脳の機能があるんですね。そのため、ママは育児をしながら常に、次に何をしないといけないか考えていることが多いと思います。たとえば、赤ちゃんのことが気になって自分の食事もそこそこに切り上げてしまうママは多いと思います。そんなママをみて「キリキリしないでゆっくり食べたら?」などというパパも多く、そんなパパにイライラしてしまうママも少なくないかもしれませんね。ママはパパと違って子どものちょっとした変化に敏感に対応できるように脳の運動野といわれる部分が働いています。それは進化の過程で女性がつくりあげてきた脳の違いなのだということを理解しておきましょう。 じゃあ、パパをイクメンに育てるにはどうしたらいいの?!ではパパにはイクメンになってもらえないのでしょうか。いいえ、そんなことはありません。パパも育児に関わっていくことで子どもに対する反応が鋭くなったり、子育ての力が高まっていきます。ママは、ママとパパの子育て脳は違うということを理解して、具体的にパパにやって欲しいことを伝えたり、繰り返し伝えたりしていくことが大切です。赤ちゃんの頃よりもコミュニケーションがとれるようになってきた幼児になってくると、パパは子どもとの関わり方がわかってっきたり、育児の楽しさがわかってくる方も多いようです。 パパの反応が鈍いほうが良い場合もある逆にパパのように赤ちゃんへの反応が鈍い方がいい場合もあります。たとえば、赤ちゃんの緊急事態にはママは赤ちゃんに素早く反応してパニックになることもあります。そんなとき、パパが冷静にどっしりと構えている方がスムーズに対応できることもあります。男女の赤ちゃんへの反応の違いや感覚が子育ての中では必要になることもあるのです。 まとめ子育てを一緒に行うことだけがイクメンパパではありません。ママが育児に大変なときに家事を手伝ってもらったり、息抜きをさせてもらったり、ママの話を聞いてもらったりすることも大切なのではないでしょうか。子育てにフォーカスしすぎず、ママも、パパの脳の違いを理解しておおらかな気持ちで日々の生活を楽しめたらいいなと思います。 監修者・著者:助産師 高杉絵理大分県の大学にて看護師・助産師・保健師の資格を取得後、総合周産期母子医療センターにて産科やNICUに勤務。結婚を機に上京してからは、もっと育児が楽しくなるようにママや赤ちゃんにいつも身近に寄りそっていたいとの思いより、地域での助産師活動を開始する。 現在は、世田谷区の行政や病院で働きながら、開業助産師として地域での講座やイベントを開催し子育て支援活動を幅広く行っている。また、ベビーカレンダーにおいても、妊娠・出産・育児を楽しめるように、ママたちが読みやすく分かりやすい記事を心がけ執筆中。
2019年07月26日子どもが生まれると、パパもママも育児1年生。でも、ママとパパではどうしても認識にギャップがあることも多いですよね。頑張っているからこその「惜しい!」わが家のパパのエピソードをもとに、新米パパ必読な子育ての注意すべきポイントをご紹介します。 ベビーマッサージが全然ベビー向けじゃない…日ごろから夫の前でもベビーマッサージをしていた私。寝る前もベビーマッサージをするといいよと周りの人に聞いて実践していました。 ある日、ねんねの前にグズってしまった赤ちゃんに「ベビーマッサージでスキンシップしてあげてみようかな?」と言ったところ、「自分がやる!」と言い出した夫。夫は、凝ったところをもみほぐすように、赤ちゃんをギュッギュモミモミとマッサージします。 赤ちゃんは筋肉も少ないうえに、大人と違って皮膚を押すようなマッサージは必要ありません。「なでるだけ!」「さするだけ!」と私が慌てて修正したのでした。 ねんね前のスキンシップがダイナミックすぎ!赤ちゃんがねんねする際には、スキンシップをして寝かしつけよう! と夫婦で決めていました。その日その日で、できるほうが寝かしつけをしていたのですが、パパの寝かしつけでは赤ちゃんは寝てくれなくて、結局添い乳で寝かせる日も。 どんなスキンシップをしているのかと真相を確かめてみると、夫は赤ちゃんと体をダイナミックに使った遊びをしていたため、興奮して逆に眠れなくなっていたのでした……。 たしかに、パパはねんねの前くらいしか触れ合える機会がなくて、遊びたかったのかもしれません。でも、ねんねの前は前述したベビーマッサージや絵本を読むなど、のんびりした過ごし方にすると寝てくれることを夫に伝えました。 完母だけどミルクで授乳を頑張ってくれて…わが家は赤ちゃんを完全母乳で育てていて、私が病気でダウンしてしまったことがありました。その際に、夜中も育児用ミルクで授乳をするなど、パパがとても頑張ってくれました。 育児用ミルクをパパが授乳してくれたため、飲まれなくなったおっぱい。ところが完全母乳ゆえに、ママの母乳は病気だろうが体の中でどんどん作られてしまい、乳腺炎に……! 病気が治ったと思った直後に、39度近い高熱が出て再びダウンしてしまいました。パパに子どもを連れてきてもらって母乳を与えていたら……と後から思いましたが、お互いにそこまで考えが及びませんでした。 母乳に関しては私もダウンしていたため、頭が回らなかった部分もありますが、頑張ってくれているからこそ、「惜しい!」パパ。育児一年生の夫婦として、赤ちゃん共々一緒に成長できればいいなと思っています。 イラスト:sawawa著者:半田あきら一児の母で専業主婦。家事や子育てのかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年07月21日産後の体も回復していない状態での家事・育児、でも夫の仕事は激務で手伝ってもらえない……。そんな状況のご家庭はきっとたくさんあると思います。夫の理解と支援があってのことですが、帰省をさせてもらい、産後の私が救われた体験談をご紹介します。 仕事が激務の夫、ひとり育児でくじけそう里帰り出産をして2カ月後、自宅に戻ってきた私はすぐに行き詰まりを感じました。産後、体力もまだ回復しておらず、細切れの睡眠に家事・育児の負担で体も心もボロボロ……。 ところが当時、夫の仕事は月の半分が出張、半分が深夜帰宅の激務で、家事や育児の協力は望めません。休日も疲れを取るので精一杯で、とても赤ちゃんの相手を頼める状態ではありませんでした。そこで2人で相談して、両親の協力を得て2カ月に一度里帰りをすることにしました。 頻繁に帰省できたのは夫のおかげ実家は新幹線で4時間の場所にあり、正直、時間も費用もかなりかかります。しかし、夫は残業や休日出勤を増やし、黙ってすべての費用を用意してくれました。 最初に駅で私を見送ってくれたとき、「家事も育児も手伝えなくてすまない、実家で十分に休んでほしい」「迷惑をかけているのは自分だからと、ご両親に伝えてほしい」と言われました。この言葉を聞いて、帰省は夫なりのエールなのだなと思いました。 実際の家事や育児だけじゃない! 夫の協力産後、夫に期待することは、やはり家事や育児ですが、それができない状況も多々あります。私の夫は家事や育児をすることはできませんでしたが、帰省の支援という形で、間接的に育児に尽力してくれました。 そしてそれは、赤ちゃんの成長を願い、私の体を労わる気持ちでいるからこその選択でした。今、パパの支援がなくて不満を持っているママのなかにも、もしかしたら見えない形でパパがエールを送ってくれているかもしれません。 度重なる帰省で両親にも迷惑をかけましたが、「孫の成長が見られてよかった」と言ってくれたことが救いでした。直接的に、間接的に、たくさんの助けを借りて子育てができたことを感謝しています。 イラスト:imasaku著者:中浦明子一児(女の子)の母。結婚を機に書店員を退職。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は赤ちゃんと散歩、赤ちゃんと行けるカフェの開拓。
2019年07月20日長男が2歳2カ月のときに、次男を出産。2人目の育児に対して不安や心配事はほとんどなく、かなり楽観的に構えていました。しかし、そこには大きな落とし穴が…… 。私が体験した「上の子かわいくない症候群」の恐ろしさについてご紹介します。 楽観的に考えすぎていた2人目育児何の問題もなく、ただただ癒しでしかなかった第2子の子育て。夜間の授乳で寝不足などはありましたが、毎日幸せな気持ちでいっぱいでした。 ただ唯一問題だったことといえば、「長男との関係」です。 その当時、2歳過ぎだった長男は、赤ちゃん返りとイヤイヤ期がちょうど重なってしまい、精神的にかなり不安定で深刻な状況だったのです。積極的に長男と2人の時間も持つなどして、長男の寂しさや不安を消そうと努力をしてきましたが、反抗心は日々増すばかり。私と次男に対して暴力的な態度をとるようになってしまいました。 その結果、次男を必死に守ろうとするなかで、長男を疎ましく思う感情が生まれてきてしまったのです。 長男をまったくかわいく思えない暗黒時代長男の乱暴な態度に加え、「ママはきらい!」というような言葉を浴びせられた私は、いつしか長男のことをまったくかわいいと思えなくなってしまいました。私の気をひくための態度や言葉だと頭ではわかっていましたが、私の心はどうにもならない状態になっていたのです。「あんなにかわいかった長男のことをこんな風に思ってしまう私は母親失格だ…… 」とただただ絶望しました。 そんなとき、ネットで調べてみると「上の子かわいくない症候群」という言葉に行き着きます。その内容は、当時の私の状態そのものだったのです。 恥を承知でSOSを出してみた「こんな風に思ってしまうことは母親失格だ。でもこのままではいけない!」 と思った私は、まずは夫に胸の内を話してみました。自分が息子に対して抱いてしまっている感情。そして、どうにか脱したいと思っていること。それらを包み隠さず打ち明けました。 「長男のことが大好きだった私がまさかそんな状態になっていたとは……」と驚いていた夫ですが、「状況が改善していけるように一緒に頑張っていこう」という言葉をかけてくれました。そのとき、溢れる涙を止めることができませんでした。 夫に相談後、公的な機関に相談をしてみた夫に気持ちを打ち明けた後、役所に設置されていた「子ども家庭支援センター」という機関に相談することにしました。電話をかけようとしたときは緊張もしましたし、とても悩みましたが、それ以上にこの状況をどうにか変えたいという気持ちが上回っていたのです。電話で正直にそのときの状況や自分の気持ちを話し、直接面談をする日程が決まりました。 直接面談では、カウンセラーさんや保健師さんがチームになり、親身になって私の話を聞いてくれました。相談中にはファミリーサポートの方が次男を見てくれるサービスもあり、久しぶりにひとりになって大人の人と話す機会を持つことができました。 そして、「2人目を出産した後に、あなたのように上の子がかわいく思えなくなる人は結構いる。そうやって思ってしまっていることを打ち明けられるってすごいこと」というやさしい言葉に、私はとても救われました。 私だけじゃない。そうやって思えたことがこの暗黒時代を抜け出すきっかけになったのです。 相談をしたことで気持ちが落ち着き、2カ月ほどで長男に対するネガティブな感情も治っていきました。その後も定期的に面談をし、育児に関する相談に乗ってもらっています。あのとき、SOSを出していなかったら…… と考えるだけでゾッとしますし、勇気を出して相談をして本当によかったです。著者:橘りか4歳児と1歳児の母。中学校英語の教員免許を保有。日系航空会社に勤務後、公立中学校の教諭として教壇に立ち、出産を機に退職。現在は、主に育児、幼児教育、グルメ記事を執筆。幼児英語教室やママ向けのマッサージサロンを運営。
2019年07月20日夫婦ゲンカを子どもの前でする?あんふぁんWebの「どっちだポン!」コーナーで「夫婦ゲンカを子どもの前でする?」と聞いたところ、「ときどきする」と「よくする」を合わせて、82%の人が「子どもの前で夫婦ケンカをする」と回答。それぞれの声を聞きました。自分の意見を言うことは大切だから【ときどきする】■ 父親であっても、悪いことをしたら怒られることを子どもにも見せる。 よって、ケンカ(言い合い)になることもあるが、話し合いも必要なことを子どもにもわかってほしいので、気にせず子どもの前でしている。きちんと話し合って、お互いに「わかった」ところまで見せている。(ゆ-かりさん/45歳)■ 自分の意見を言うことも大切ということを子どもにもわかってほしいから。(ゆうかさん/35歳)■ 娘に現状をわかってもらって、旦那を排除できたらラッキーだから。(あだみさん/39歳)■ 気づいたら言い争いになっていることがよくあります。(ばなさん/38歳)■ だいたいくだらないケンカをします…。(ゆーゆー。さん/41歳)■ 双子で大変だったので、子どもが小さいときは、めっちゃめっちゃケンカしてました、まだお互い若かったのですぐヒートアップしてましたが、子どもが幼稚園くらいからはほとんどしなくなりました。その理由はテレビで「親のケンカを見せると脳に悪影響を与える」と言っていたから。なるべく見せないように心がけています。しかしやはり人間なのでケンカすることもあります(笑)。(関西だししょうゆままさん/33歳)■ そりゃ。たまには…してしまいます…。(どんがばちょさん/35歳)わが家では当たり前の光景【よくする】■ 子どもが生まれてからケンカばかりの毎日です。 私が主人に対して一方的に ただただ文句や小言を言っている…という状態です。子どもはやはりイヤなのでしょう。私の文句が始まると大声で叫んだり泣き出したりします。(えびふらいさん/43歳)■ 子どもとの関わりについてが原因なことが多いのでついつい…という感じですが、5歳の息子が1番大人で、雲行き怪しくなると大きな声で話に割り込んできます(笑)。もうわが家では当たり前の光景です。(しらりんさん/34歳)■ ありのままの夫婦を見せている。(リチャさん/33歳)■ ほとんど家にいないので、家にいて旦那が起きてるとき!となると、子どもが起きている時間になる。上の子は4歳ですが、落ち着かせようと、「ママ大好きよ」と言ってきます。(ひぃちゃんのママさん/37歳)■ 些細なことが、徐々にヒートアップして大ゲンカなることが多いです。子どもたちも、怖くて震えてる時があります。やめたい気持ちがあるけど、引き下がれない性格なのでついついいつも大ゲンカです…。下の子はケンカやめてよ!って悲しい顔で言って来た時に、母として毎回反省する日々です…。(ゆっちさん/37歳)■ 日常の会話がケンカみたいと娘に言われている(まままままままさん/37歳)■ 夫が理不尽なことで言いがかりをつけてくるから仕方なくです。(ぴこままさん/34歳)今まで夫婦ゲンカの経験なし&反論せずガマン【したことがない】■ 今までケンカしたことがない(ちゃっぴさん/42歳)■ 結婚して9年、夫婦ゲンカ自体をしたことがありません。(マカロンさん/41歳)■ ほとんどケンカすることがないのでしたことがないです。 したとしても子どもが寝た後かな〜?(3児の母さん/40歳)■ 主人とはほとんどケンカすることはありませんが、したとしても子どもが寝た後とかに不満をぶつけたりするので、基本的に子どもの前ではケンカはしません。しないようにしています。(ルルりんごさん/33歳)■ 子どもが生まれる前はしていましたが子どもが生まれてからはしていません。もともと夫は私の言うことはたいてい聞いてくれるのでケンカにならないのもあります。それから腹が立つことも夫に期待しなければ腹も立たなくなりました。子どものことに一生懸命になれば、夫のことはあまり気にならなくなりました。(カシューナッツさん/39歳)■ 夫婦ゲンカをしたことがないというよりは、自分のひとり相撲のようなことが多く、子どもが起きてるときは夫婦ゲンカしてるところを見せたくない気持ちが強く、何を言われても反論しないでガマンしている。それを子どもが見ているので、これからが心配ではあります。(新米ママさん/37歳)■ 私の両親が夫婦ゲンカをしているのを見たことがありませんでした。大人になって聞いたら、「子どもの前ではしない」と決めていたそう。なので、私も「子どもの前では」しません。子どもが寝たら怒り全開!なことはありますが(笑)。(ゆうゆうさん/35歳)投票期間/2019年2月27日〜3月20日<あんふぁんWeb編集部>
2019年07月16日この記事では、イライラして子どもを叩いてしまうことについてパパと話し合った体験談をママが紹介しています。ママやパパが子どもを叩いていたことで、次第に子どもも暴力的に。夫と話し合い、叱るときは冷静になることで子どもの暴力的な行為がなくなっていったそうです。 子どもがひとりで立てるようになり、少なからず自分の意思が出てきて、できることが増えてくる1歳ごろ。お手伝いなどもしてくれるようになる一方で、いたずらや言うことを聞いてくれないことも増えました。このころは子どもへの伝え方、叱り方、夫との子どもへの接し方の違いに悩んだ時期でもありました。 手をあげると子どもも同じように…ついカッとなって手が出そうになってしまったり、実際に手を出してしまったり……。私は子どもをどうやって叱ればいいのかわかりませんでした。また当時、次男を妊娠していたこともあって精神的にも不安定で、ちょっとしたことでイライラしやすくなっていました。 しかし、手をあげることが多くなると、次第に子どもも同じように怒りを暴力で表現するようになってしまいました。ほかの子を叩くことはありませんでしたが、怒っているときに私や夫を叩くようになっていきました。 夫との話し合いこのままではダメだと思い、子どもを叱るときにはまずは冷静になるように意識して接するようにしました。しかし、夫も子どもを叱るとき、つい手が出てしまうタイプ。最近、子どもが私に対して暴力的になってきてしまっていることなど、子どもの日ごろの様子を夫に話し、子どもへの接し方について夫婦できちんと話し合うことにしました。 だんだんと変わっていった私も夫も、子どもへの接し方を意識して変えていくうちに、子どもが怒ったときも物や人を叩くことが少しずつなくなっていきました。子どもは親の接し方でこんなにも変わるのだと実感しました。 もし万が一、子どもに間違ったことを覚えさせてしまっても、あきらめなければ自分次第で軌道修正することは可能なのだと思います。 私も夫も親として至らないところばかりですが、これからも子どもに教えてもらいながら、一緒に成長しつつ育児に向き合っていきたいと思います。 イラスト:imasaku著者:小鳥遊美代二児の母。2歳年上の夫と2歳差兄弟、インコ2羽と暮らしている。好きなものは麻雀と読書、子どもを産んでからは育児本を読むのが楽しみのひとつ!妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年07月12日子どもがひとりで立てるようになり、少なからず自分の意思が出てきて、できることが増えてくる1歳ごろ。お手伝いなどもしてくれるようになる一方で、いたずらや言うことを聞いてくれないことも増えました。このころは子どもへの伝え方、叱り方、夫との子どもへの接し方の違いに悩んだ時期でもありました。 手をあげると子どもも同じように…ついカッとなって手が出そうになってしまったり、実際に手を出してしまったり……。私は子どもをどうやって叱ればいいのかわかりませんでした。また当時、次男を妊娠していたこともあって精神的にも不安定で、ちょっとしたことでイライラしやすくなっていました。 しかし、手をあげることが多くなると、次第に子どもも同じように怒りを暴力で表現するようになってしまいました。ほかの子を叩くことはありませんでしたが、怒っているときに私や夫を叩くようになっていきました。 夫との話し合いこのままではダメだと思い、子どもを叱るときにはまずは冷静になるように意識して接するようにしました。しかし、夫も子どもを叱るとき、つい手が出てしまうタイプ。最近、子どもが私に対して暴力的になってきてしまっていることなど、子どもの日ごろの様子を夫に話し、子どもへの接し方について夫婦できちんと話し合うことにしました。 だんだんと変わっていった私も夫も、子どもへの接し方を意識して変えていくうちに、子どもが怒ったときも物や人を叩くことが少しずつなくなっていきました。子どもは親の接し方でこんなにも変わるのだと実感しました。 もし万が一、子どもに間違ったことを覚えさせてしまっても、あきらめなければ自分次第で軌道修正することは可能なのだと思います。 私も夫も親として至らないところばかりですが、これからも子どもに教えてもらいながら、一緒に成長しつつ育児に向き合っていきたいと思います。 イラスト:imasaku著者:小鳥遊美代二児の母。2歳年上の夫と2歳差兄弟、インコ2羽と暮らしている。好きなものは麻雀と読書、子どもを産んでからは育児本を読むのが楽しみのひとつ!妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年07月12日長男が小学生で学校があるため、第3子の娘を出産した後は自宅に帰ってきました。自宅の別棟には義両親が住んでいます。自身も3人の子どもを育て上げた義母は「大丈夫。私が全部してあげるからね」と言ってくれていたので、私は心強い、ありがたいと思っていました。しかし、退院してからは出産前と変わらない生活が待っていたのです。 出産後も家事負担は今まで通り第3子の娘を出産しての退院後、翌日からの炊事、洗濯は出産前と変わらず今まで通り私の仕事でした。義母は出産前に「私がやるから大丈夫」と言ってくれたのに、手助けに来てくれる様子がありません。別棟の私たち家族の台所には顔も出してくれず、声もかけてくれませんでした。 夫も、私の体が万全でなくても、娘が泣きわめいていても気にかけてくれず、朝も起きてくれないため、子どもの支度も私がすべてしていました。 義母につらいと伝えたけれど届かなかったそれでも、「何かあったら言ってね」と言ってくれたので、朝食の支度だけでもお願いしようと「夜中の授乳も頻回ですし、炊事も洗濯も今は全部がつらいです」と、勇気を出して伝えてみました。しかし「朝は子どもの顔を見て朝食を食べてあげなきゃだめ」との返答で一蹴。せめて片付けだけでもお願いできないか、と言いましたが、無視されました。 夫にも相談しましたが「したことない俺ができると思う? お母さんも忙しいんだよ」などと義母の肩をもつ発言しか聞けず、思わず泣いてしました。 こうなったら意地だ! でもその結果…義母にも都合があり、忙しいのは私もわかっていました。しかし、出産後の体は思い通りに動かないし、生まれたばかりの娘から離れることもできません。もちろん、小学生と3歳の息子たちの生活を疎かにもできません。 義母の「私に任せて」という言葉を鵜呑みにして期待していた私が悪いんだ、あてにしすぎたんだ、と思うようにして、自分の体の調子をみながら子どもたちのために今までどおりに家事をすることに決めました。 結果、1カ月健診まで悪露が長引いてしまい、産婦人科の先生には動きすぎたんじゃないかと注意をされました。先生は、一緒に健診に来た夫にどれだけ出産が大変で産後の体が大事なのか説明し、叱ってくれました。帰宅後、夫は義母に先生に言われたことと私の状態を伝えたようですが、義母からは特に何もありませんでした。その後は、義母には頻繁に頼み事をしない、手伝いをしない、近すぎず遠すぎずの距離を保っています。著者:長谷川モリジ8歳、4歳男子、1歳女子の3人子育て真っ最中。調剤薬局事務、秘書、ビジネス文書検定保有。夫の両親、祖父と8人暮らし。今は地元にコワーキングスペースを作る活動している。
2019年07月12日夫は「赤ちゃんに触るのも怖い」と言って、今まで甥・姪や友人の子どもを一度も抱っこすることがありませんでした。そんな夫が自ら息子のお世話をするようになり、1歳になった今では「2人きりでのお留守番も任せて!」 と言うほどに! ここでは、夫がどのようにイクメンになったのかをお伝えしていきます。 赤ちゃんに触るのも怖がる夫の意識改革夫は今まで何度か甥や姪など新生児に触れる機会はあったのに、触るのを怖がって一度たりとも抱っこしたことがありませんでした。なので、息子が生まれる前から、夫に赤ちゃんについての情報をいろいろ伝えることから始めることに! 赤ちゃんの大きさや重さなどはもちろん、抱っこやおむつの替え方、げっぷや沐浴の仕方なども一緒に育児書を読みながら人形で練習しました。 また、夫に赤ちゃんに必要なものを率先して調べてもらい、ほとんど準備してもらいました。そうすることで夫は赤ちゃんについての知識が身につき、怖いという意識が減ったようです。おかげで息子の誕生後はかわいくて愛おしい存在となり、「早く会いたい、お世話もしたい」と言うまでになりました。 夫自ら積極的に育児をしてびっくり息子が生まれてから、夫は自らお世話をし始めました。私は、子どもを抱っこすらしない夫を見てきたのでびっくりしました。夫は「これ練習したやつだ。やってみたら案外じょうずにできたよ」と得意気に。 私も、手伝ってくれてとても助かっていることと、息子もすごくうれしそうだと何度も言葉にして夫に伝えました。そうすると夫はさらに育児に積極的になっていき、そのイクメンぶりには目を見張るものがありました。夫がいるときには「お父さんに任せるね」と私もほとんどお願いするようにしたので、夫と息子が接する時間が増えてよかったと感じています。 イクメンお父さんを息子も大好きになった夫が育児を積極的におこなうことによって、息子との関係がとても深いものになっていったと感じています。圧倒的に私の方が一緒にいる時間が多いにも関わらず、息子は私と同じくらいに夫のことが大好きです。 夫が育児を頑張ってくれたおかげなのか、息子は「ママじゃなきゃダメ」という風にならなかったので、後追いや私がいなくて泣いてしまうこともなく、子育てがラクに感じます。また、夫が育児を積極的におこなうことは、息子の心の安定にも繋がっているように思えます。 安心して育児ができるように事前に情報を伝え、夫の育児を認めて言葉で感謝を伝えること。そうすることで息子も夫のことが大好きになり、そしてますます夫は育児に積極的になってくれたのです。育児に必要なものの準備を夫に任せた、という点も知識を蓄えるうえでとても役立ったのかなと感じています。著者:山下 ひいこ一児の母。看護師・鍼灸師の資格を持ち、逆子治療やマタニティケアなどを行っている。自身の経験を生かし、不妊や妊娠・育児に関する体験談を中心に執筆活動を行う。
2019年07月10日こんにちは! 7児の母、山口紫織です。私は自身の子育て経験を生かし、子育てセミナーを主宰しています。セミナーでは、「どうしたらそんなに子育てや家事に協力的になってくれるんですか?」「最初からそうだったんですか?」など、旦那のことを聞かれます。 「頼れる旦那の育て方」後編では、実家暮らしで家事力ゼロ、育児もしなかった旦那を育てることになったきっかけと、その結果をお話します。 旦那を教育をしようと思った理由15歳で旦那と出会い、19歳で妊娠、20歳で出産、結婚。周りの友達には、結婚してる人も、子どもがいる人もおらず、親や親戚も近くにいません。 第一子が産まれた当時20歳だった旦那は、毎晩のように夜遊びに行くのが当たり前でした。ずっと実家暮らしだったので家事スキルはゼロ。育児どころか家事もやってくれません。その後、年子で2人目を出産し、3人目を妊娠しました。 「ママには手は2本。2人まではどうにかなってきたけど、3人はこのままじゃ無理。手が足りなすぎる…旦那を教育しなければ!」と思い立ちました。 そして、前編でご紹介したように、家庭をコンビニ、旦那は新人バイトだと思うようにして、ひたすら旦那の新人研修をおこないました。 自分でやったほうが早い、けれど…? 「パパが家事をしない」と悩む方も多いと思います。私もそうでした。家事をやってもらったとしても、いろいろ聞かれて面倒に思ってしまったり、自分と違うやり方にストレスを感じてしまったりして、「それなら私がやった方が早いしから自分でやる」といった具合です。 でも、実は「やり方がわからない」、ママが全部やってしまって「できる機会を奪ってしまっている」のかもしれません。 私たちも初めての赤ちゃんにオロオロしているように、パパも初めての家事育児にオロオロしているんです。店長を目指して育てれば、新人アルバイトは店長になれるんです! 新人パパも、ママが頑張って育てれば、ママにとって頼もしい存在になってくれます。 「頼れる旦那」が完成!その後こうなった! 結婚した13年前、家事スキルも育児スキルもゼロ、赤ちゃんがいても平気で夜遊びにでかけていた旦那。 3人目を産んだころには家事育児ができるようになり、「頼れる旦那」が完成した今では、私が7人目出産時に入院していたときも、旦那が子ども6人の家事育児をワンオペでできるまでに成長してくれました。 授乳での寝かしつけが必要な末っ子を除いて、上の子6人は旦那ひとりで寝かしつけられます。子どもたちの夜泣きも旦那が起きて対応してくれるし、断乳するとき、毎回子どもが大泣きしますが、断乳が終わるまで毎晩子どもが寝るまで抱っこしてあやしてくれました。 ほかにも、私が不在の時に掃除スイッチが入るらしく、帰宅すると家がピカピカになっていたり、お風呂や排水溝などの水回りの掃除は気づいたらいつもやってくれています。毎朝子どもの園の準備は「かわいいから」って理由で、子どもを抱きっぱなし、片手で準備してたり(笑)。家事も育児もしっかりやってくれて助かります。 旦那が仕事で深夜遅くに帰宅したのに、家事育児をやって、とは言いません。「やれるほうがやる」「やってくれたらありがとう」という精神で夫婦関係も良好に保っています。 家事育児を分担することで、私の自由時間も増え、心にもゆとりができました。わが家ではこうして、私にいつ、もしものことがあったとしても、安心して旦那に任せることができるほどの「家事育児力MAX夫」を完成させることができました! パパ教育が完成すると、子育てはすごくラクになって、笑顔で子育てができるようになります! 子育てがつらい、しんどいと悩んでいるママさん、「頼れる旦那」に育てるパパ教育、導入してみてはいかがでしょうか。 著者:ライター 子育てセミナー講師、ママコミュニティ「mamalink(ママリンク)」代表 山口 紫織現在32歳、6児の母(2019年2月に第7子男児出産予定)。12歳男児、11歳女児、9歳男児、7歳男児、4歳女児、1歳女児を子育てしている。「繋ぐ」をコンセプトにヒト、モノ、コトをつなぐママコミュニティ「mamalink(ママリンク)」代表。防災カフェ主催やイベント企画・運営、料理教室など精力的に活動している。“みんなで子育て!地球の子は自分の子!”WEB:「わくらく子育て 山口紫織のOFFICIAL WEB」blog:「福岡大家族山口家7人ワクラク子育て」
2019年07月06日里帰り出産でママがしばらく実家に帰って離れていたり、パパが単身赴任などで毎日家に帰ってこられなかったり、子どもと離れて暮らすパパは少なくないと思います。ママの実家が近い場合、パパは安心かもしれませんが、実の両親ではフォローしきれない“ママの不安”というものもあるのです。 里帰り出産のありがたさわたしは長子の出産時、出産予定日1カ月前~出産後1カ月まで実家で暮らしました。いわゆる“里帰り出産”です。実家は自宅から自動車で2時間程度の場所だったので、さほど遠くはないのですが、パパの職場とは逆方向だったのでその2カ月間は離れて暮らしていました。実母が元気でいてくれることは本当にありがたく、料理や洗濯など家事は頼りきりの2カ月でした。 ママはもう大人家事は実母に任せきりでしたが、出産後、夜間に赤ちゃんが原因不明で泣きやまなくてこっちが泣きたくなってしまうときなどは、実母であっても頼ることはできませんでした。 夜中に人を起こすのはためらわれましたし、何より自分はもう大人。実の両親といえども自分の問題で甘えて、休息を邪魔してはいけないと思いました。性格にもよるのかもしれませんが、実の両親に手助けはしてもらっても、赤ちゃんに対してママである自分の代わりのようなことはさせてはいけないと考えていました。 ママが甘えられるのはパパだけ生後3週間くらいのときだったと思いますが、赤ちゃんがずっと機嫌が悪い日がありました。なぜかはわかりませんが昼間からぐずぐずで、夜になっても度々泣いてなかなかぐっすり寝てくれません。自分も疲れていてこれ以上どうしたらいいかわからず、たまりかねて夜中にパパに電話して「来てほしい」と訴えました。 パパはすぐに車で2時間かけて駆けつけてくれ、翌早朝に帰っていきました。あのときは側にいてくれただけで心の底から安心しましたし、自分の家族はパパと赤ちゃんの2人なんだと強く感じました。 実家の両親は娘の私を気にかけ、助けてくれますが、本心から頼って甘えられるのはパパだけです。実の両親でも決してパパの代わりにはならないということは、パパたちに知っておいてほしいなと思います。 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2019年07月05日こんにちは! 7児の母、山口紫織です。私は自身の子育て経験を生かし、子育てセミナーを主宰しています。セミナーでは、「どうしたらそんなに子育てや家事に協力的になってくれるんですか?」「最初からそうだったんですか?」など、旦那のことを聞かれます。そこで今回は、実家暮らしで家事力ゼロ、育児もしなかった旦那を「頼れる旦那」に育てるために、私が実践したことをご紹介します。 パパ教育「大前提」3か条1.「パパ=大人」だという認識をとりあえず忘れる! 2.男の人に「察してほしい」「わかってほしい」は無理、と理解しておく! 3.仕事だといっぺんにできても、家庭のことになるとまるでできないのは仕方がないと、心を広く持つ! ああでもない、こうでもないと13年かかってたどり着いたこの3つのポイントに、早く思い至っていたら、もっと家事も育児もラクになったのかもしれません。この大前提をもとに、お話しします。 家族は「コンビニ」、パパは「新人バイト」です「家庭」というぼんやりとしたわかりにくいものではなく、ここは「コンビニ」だと考えます。私(ママ)がオーナー、子どもたちはお客さん、パパは新人アルバイトです!オーナーは、「新人アルバイトを店長にしたい」と考えます。さあ、さてまず何をしますか? 研修中だから、やらせてみて、見守る まずは心の中で、新人アルバイトに「研修中マーク」をつけてあげます。これは、この人が研修中であることをオーナーが忘れないようにするために貼るものです。パパはまだ研修中だから、おむつ替えが遅くてもズレていても、怒らなくてすみます。 「あー、遅いから私やる!」と言ったら新人は育ちませんので見守ります。目的は店長にする事ですから! オーナーは口出し禁止です。気になるなら、あとからそっとやり直します(笑)。 研修中だから、指示は細かくていねいに! 新人へのおつかいは、細かい指示が必要です。オーナーが「紙買ってきてー」と言ってもわかりません。 「B4ですか? A4ですか? 何枚ですか?」と聞いてきます。そうです! ざっくりとした指示ではわかりにくいのです! 「お茶を買ってきて!」では、お〜いお茶なのか生茶なのかわかりません。「おむつ買ってきて」ではなく、「〇〇のSサイズ、テープタイプを買ってきて」と丁寧に言ってあげましょう。彼はなんせ新人なのです! 研修中だから、察することはできない。全部伝える!雨が降ってきました。コンビニは「傘が売れるかも!」「床が濡れてたら滑るかも!」と、天気によってさまざまな対応を考え、対処していきます。 新人は「雨降ってるなー」としか思ってません。オーナーは「雑巾の準備しよう!」「傘を在庫から持ってきておこう!」など、的確に指示する必要があります。 家庭では「雨が降ってきた!パパ、洗濯物入れておいて!」⇒パパは一生懸命、洗濯物を取り込んでくれました!おわり。 …いやいや! 待て待て!畳んでくれても良いじゃん!「いや、だって“洗濯物入れて”って言われただけだし」 「お風呂の栓抜いといてー」「抜いといたよー」「…いやいや! 洗えや!」「だって“栓抜いて”って言ったじゃん!」 おわかりでしょうか……?こんな戦い、みなさんもしたことありませんか? そう! 察するのはもはや無理ゲーです(笑)。 教育すれば、アルバイトも店長になれる!言われたことはできるので、あとは1から10まで言えばいいだけです。そうすると、新人アルバイトは「この時はこう動く」「お茶と言われたら生茶だ!」と学習し、どんどん成長します。早い人は1年くらいで「研修中マーク」を卒業できるはず。 店長を目指して育てれば、新人アルバイトは店長になれるんです!新人パパも、ママが頑張って育てれば、ママにとって頼もしい存在になってくれます。 うちの旦那は、育てはじめて半年くらいで、家事育児がほとんどできるようになり、3人目を出産したあと即戦力として家事育児を率先してやってくれるようになりました! 「私は家にいて、パパは仕事で疲れてるのに、家事育児をさせるのは申し訳ない」と思ってしまうママは多いようですが、パパ教育さえできてしまえば、子育てはすごくラクになります! 正直、子育てより、パパ教育の方が大変です(笑)。でも、「パパに申し訳ない」ではなく、「やってくれてありがとう! 助かる〜!」という気持ちを大切にして、今では7人の子どもたちの子育てを楽しむことができています。 著者:ライター 子育てセミナー講師、ママコミュニティ「mamalink(ママリンク)」代表 山口 紫織現在32歳、6児の母(2019年2月に第7子男児出産予定)。12歳男児、11歳女児、9歳男児、7歳男児、4歳女児、1歳女児を子育てしている。「繋ぐ」をコンセプトにヒト、モノ、コトをつなぐママコミュニティ「mamalink(ママリンク)」代表。防災カフェ主催やイベント企画・運営、料理教室など精力的に活動している。“みんなで子育て!地球の子は自分の子!”WEB:「わくらく子育て 山口紫織のOFFICIAL WEB」blog:「福岡大家族山口家7人ワクラク子育て」
2019年07月04日一度目の結婚では、長男が生後9カ月のときに夫と死別。当時、私は26歳で夫は38歳でした。突然の事故死に悲嘆に暮れる毎日でしたが、小さな息子の存在が私を奮い立たせ支えてくれました。そして現在、シングルマザーを経て再婚をし、幸いにも娘に恵まれ楽しい毎日を送ることができています。そこで今回は、夫を亡くしてから再婚までの道のりについてお話しさせていただきます。 子どもが生後9カ月で訪れた、突然の別れ いつも通りに出社した夫が、ある日二度と帰ってくることはありませんでした。交通事故でした。私は悲しみに打ちひしがれ、「これからどうしたら……」と呆然と立ち尽くすことしかできませんでした。 そんななか、当時生後9カ月の息子はニコニコと私に笑いかけ、おなかが空けば泣き、眠たければぐずり、日常を思い出させてくれる大事な存在でした。 「私がしっかりしなきゃ!」と、それからは気持ちを切り替え、息子に寂しい思いや悲しい思いをさせないようにとシングルマザーで頑張っていく決意をしたのでした。 ささいなことにありがたみを感じる息子のお風呂は、夫がいつも入れてくれていました。私ひとりでは慣れるまでが大変で、そのたびに涙が出てしまいました。 もっと「ありがとう」って言えばよかった……。ちょっと物を取ってもらう、雑だけど掃除をしてくれる、ささいなことが本当にありがたく感じました。 しばらくして就職をしたのですが、天国の夫が見守ってくれていたのでしょう、私の状況に理解のある会社に勤めることができ、息子もすんなりと保育園に慣れてくれました。息子がお誕生日を迎えるごとに「こんなに大きくなったよ」と報告するのが誇らしかったです。 「パパが欲しい」と書かれたお手紙息子が5歳のクリスマス。サンタさんへのお手紙を一生懸命書いていました。寝静まったあと、そっと見てみると「パパがほしいです」と覚えたてのつたない字で書いてありました。 息子は、パパがいるお友だちをうらやましく思っていたのです。シングルマザーでやっていこうと決めていた私は、息子に申し訳ない気持ちになってしまいました……。 しかし、なんとその後、同じ職場で現在の夫との出会いがあったのです。子どもがいるので、中途半端な気持ちでお付き合いすることはできないと伝えて、「結婚を前提に」と慎重にお付き合いを始めたのでした。 少しずつ家族に 自分で「パパが欲しい」と思っていたとはいえ、やはり子ども心に複雑な気持ちもあったようです。普段は聞き分けの良い息子も、彼を前にすると急に不機嫌になったり、わがままを言ってみたり、悩まされることが多々ありました。私も後ろめたさを感じてしまったり……。 「いきなり家族にはなれないよ。亡くなったご主人にも勝てないよ」という言葉とともに、私たちを見守ってくれた現夫。その温かくやさしい想いがうれしくて、次第に私も「彼と家族になりたい」という気持ちが強くなっていったのでした。 息子の姓が変わることに抵抗があったので、息子が小学校へ上がるタイミングで入籍しました。ほどなくして娘を授かりお兄さんとなった息子。現在、小学3年生になっていっそうお兄さんらしくなった息子は、「お父さん! サッカーしよう!」といつの間にか「お父さん」と呼び、最近では何やら私に内緒の男同士の話もあるようです。何の変哲もない日常が愛おしく感じます。著者:倉田りこ一男一女の母。社会福祉士として児童養護施設での勤務経験がある。一度目の結婚で夫と死別、現在は再婚しステップファミリー。自身の体験を中心に執筆中。
2019年07月04日大好きだからこそ結婚をして、その愛の証となる赤ちゃんも生まれたのに、なんだか最近2人の仲が思わしくない……。そんな悩みを持つご夫婦に、私が産後、パパにしてもらってうれしかったことを3つお伝えします。 ママの頑張りを労ってくれる1つ目はママを労ってくれたことです。出産直後、私はとても疲れていました。なぜなら、長い妊娠期間で貧血や寝不足・体の痛みなどマイナートラブルがありながら、赤ちゃんが無事に育っているのかと緊張感を持って過ごしていたので、心身共に疲労が積み重なっている状態だったのです。そこに加えて分娩という大仕事を終えた後は、クタクタでした。 そのときに、「産んでくれてありがとう」「頑張ってくれてありがとう」とパパにたくさん労ってもらえたことで、私もこの人の赤ちゃんを産めてよかったと思え、家族がより愛しくなりました。 ママじゃなくてもできることは積極的に2つ目は赤ちゃんのお世話です。絶対にママじゃなきゃできない! というお世話は意外に少ないもの。夜ぐっすり寝る事ができなくて睡眠不足でイライラしがちなときは、パパにお世話をお願いして休ませてもらいました。 抱っこや寝かしつけで赤ちゃんが泣いてしまっても、ママのほうがじょうずだから、とすぐママ任せにするのではなく、赤ちゃんが泣きやむような工夫をしてくれるパパの姿に信頼感が増しました。 誰よりもママの話を聞いてくれる3つ目は話を聞いてくれること。産後はなかなか外出することもできず、言葉の話せない赤ちゃんとずっと一緒にいる毎日。1日のできごとや、赤ちゃんの様子、今現在のママの抱えているモヤモヤなど、雑談の中には大切なことがたくさん隠れています。 ここでは、否定や解決策の提示などではなく、関心をもって耳を傾けてもらう、その姿勢に私は助けられました。私にとって育児の話を夫とシェアすることは、2人で一緒に育児をしている気持になれる大切な時間でした。 産後の私は、心も体もしんどさのピークでした。理解し気づかってくれたパパの行動に心救われ、育児という一大プロジェクトに取り組む同士のような意識が芽生え、以前より信頼も愛情も増しました。この期間はお互いに大変でしたが、だからこそ絆も強くなる期間だと思いました。 著者:ライター 横山まい三児の母。夫の転勤に伴い三人別々の県で出産し子育てをしている。転勤妻としての妊娠・出産・子育ての経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2019年06月29日子どもは、親の言うことはもちろんですが、「夫婦」の会話もよく聞いています。パパとママがけんかをしていたら、誰よりも悲しい気持ちになるし、楽しそうに会話をしていたら、それだけで安心するもの。子どもの心の成長にも大きく影響を与える夫婦の会話。ちょっとした「言い換え」のテクニックで、もっと成長させてみませんか?『賢い子を育てる 夫婦の会話』(あさ出版)著者の天野ひかりさんに、夫婦の会話を成長させるテクニックをうかがいました。お話をうかがったのは…「NPO法人親子コミュニケーションラボ」代表天野ひかり(あまの・ひかり)さんNHK「すくすく子育て」元キャスター、現在はフリーアナウンサーとして活躍中。自身の結婚、出産、育児と仕事の両立を経験したことで子育ての重要性を認識。 「NPO法人親子コミュニケーションラボ」 を立ち上げ、子どもの自己肯定感を育むための、親子のコミュニケーションを力をのばす講座や講演を全国で行う。ベストセラー『子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ』(サンクチュアリ出版)著者。天野ひかり公式サイト ■「夫や子どもは今日一日どう過ごしてた?」想像力が家族を育てる――前回までで、日常の夫婦の会話が子どもにも影響を与えるということがよくわかりました。天野ひかりさん(以下、天野さん):夫婦の会話は、家族をプロデュースします。この会話がいい方向に向かうには、なにより「お互いを認める」ことが大切ですよね。それがないと、口論や堂々巡りにおちいってしまいがちです。――とはいえ、相手を認めるということは、とくに夫婦だとなかなか難しいのが現状ですよね。天野さん:わかります(笑)。でも、これは「そうではなくて、私の言うとおりにしなさい」「お前の意見は聞いていない」…こんなことを言われ、親や先生や上司の言うことを素直に聞いて育ってきた背景があるのです。これが、今の子どもの親世代なんですよね。でも、これからは、自分で考えて行動できる子に育てることが求められる時代。誰かを認めることに慣れていない私たち親世代も、協力し合って、認めて、子どもを育むことが大切になるでしょう。そこで、家庭での夫婦の会話が、大きなポイントになるんですね。――うう、なんだかハードルが高そうです。天野さん:大丈夫ですよ! まずは、「相手の立場に立って物事を見る」ことを意識してみましょう。これは、もうトレーニングと思いましょう。つい、自分のことだけに目がいってしまいがちですが、今日一日、相手はなにをしていたか、どんな時間を過ごしていたかなど、相手の「見えない部分」に思いをはせるのです。たとえば、仕事や子どもの学校のことなど、外でものすごく忙しい一日を送って家に帰り、「やっとソファに座れる~!」とほっと一息ついたときに、帰宅した夫が「ごはんは?」なんて言ってきたらムッとしますよね。夫や子どもも、同じことなのです。顔を見るなり「また手伝ってくれない」とか「宿題はやったの?」と言う前に、ちょっとひと呼吸置いて、相手の見えない部分を思いやってみましょう。夫は外で一日忙しい思いをして働き、子どもは学校で勉強を頑張ってきたのですよね。こうしてみると、相手の悪いところばかり目についていたのが、いい面や大変だった面もきちんと見えてきます。ここが見えると、相手のすべてを含めて認められるようになってくるのです。■イラッとくる物言いから脱却! スムーズな言い足し術・言い換え術――相手を認める、相手の立場に立って物事を考えてみるということは、なんとなく自分を抑えるようで「損してる?」と思ってしまうのですが……。天野さん:とんでもない。相手を認められる力がつくと、夫や子どもにいい影響を与えるだけでなく、自分のコミュニケーション力を格段に上げることができるんです。自分にもいい効果があるんですよ!まずは、修行と思って、日々「相手の立場に立つ」ことを意識してみましょう。すると、今までの夫に対する言葉かけも自然と変わってくるでしょう。たとえば…夫「買い物してきたよ」妻「ああ、そこに置いておいて」→「重かったでしょ、ありがとうね」妻「脱いだら洗濯機にいれておいてよ」→「脱いだものを洗濯機に入れておいてくれたら、明日着ていくのに間に合うよ!」夫「ああ、疲れた」妻「私だって今日一日、会議続きでへとへとだよ!」→「今日は一日、蒸し暑かったしね。私も会議続きで疲れちゃったの。ご飯はデリバリーにしてもいい?」夫「ああ、大変だったね。そうしよう」上記のように自然と変わってくるわけです。――ほんのひと言、相手のことを考えた言葉を加えるだけで、グンとやわらかくなりますね。いつもなら「その言い方はなんだよ!」「だって…!」と堂々巡りになっていたかもしれません。天野さん:そうなんです。私がこの本でお伝えしたかったことに「夫婦の会話の大切さ」ともうひとつ、「お互いを認めること」があるのです。すべてを含めて相手を認めることができれば、会話は必ず変わってくるんです。「早く起きてよ!」といった指示や「いい加減ゲームやめて!」という禁止のことばも、「昨夜は遅かったから眠いよね。でも、もう起きる時間だよ」「明日は早いんでしょ? もうゲームはやめたら?」と、一方通行からコミュニケーションに変わります。子どもは、パパとママの会話を聞くことで、コミュニケーションの方法を知らない間に学んでいきます。「こういう言い方をするとけんかにならないんだな」「この言い方は相手を不機嫌にさせるんだな」と、ことばの選択や会話の流れを考えられるようになるんですね。――夫婦が互いを認めて、話し合ったりゆずり合う会話は、学びが大きいのですね。天野さん:また、これからの時代は、多様性が求められます。日常、何気ない話題から、環境問題やLGBTといった議論をするようなことまで、夫婦の間でも価値観に違いを感じることはあるものです。でも、この会話が子どもに影響を与えていくんですね。さまざまな考え方があって、それを尊重して受け止めることができることは、これからの時代にとても大切な力となるでしょう。子ども自身の価値基準を広げ「こんな意見もあれば、こういうこともある」と、多様なものの見方ができるようになりますよ。夫婦の会話は、子どもをどんどん育てます!参考図書: 『賢い子を育てる 夫婦の会話』 (あさ出版)天野ひかり 著/汐見稔幸 監修夫婦の会話は、子どもの成長に大きく影響を受けている! 「夫婦の会話」で磨かれる子どもの「5つの力」と「夫婦の会話」の心得とコツについて、わかりやすく解説した一冊。
2019年06月24日夫婦の会話は、子どもの成長に大きく影響を与えるもの。さらには、家庭そのものを左右するもの。でも、夫か妻のどちらか一方だけが「今日から変わるぞ!」とひとりで意気込んでも空回りしがちです。どうしたらいいのでしょう?『賢い子を育てる 夫婦の会話』(あさ出版)著者の天野ひかりさんに、夫婦のコミュニケーションをもっとらくにするヒントを教えていただきました。お話をうかがったのは…「NPO法人親子コミュニケーションラボ」代表天野ひかり(あまの・ひかり)さんNHK「すくすく子育て」元キャスター、現在はフリーアナウンサーとして活躍中。自身の結婚、出産、育児と仕事の両立を経験したことで子育ての重要性を認識。 「NPO法人親子コミュニケーションラボ」 を立ち上げ、子どもの自己肯定感を育むための、親子のコミュニケーションを力をのばす講座や講演を全国で行う。ベストセラー『子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ』(サンクチュアリ出版)著者。天野ひかり公式サイト ■「夫婦の会話がない」という悩み、実は思い込み?――忙しい夫が夜遅く帰ってきて、せいぜい言葉を交わすのは5分程度…。そんなふうに感じている人は多い様子です。天野ひかりさん(以下、天野さん):「夫婦の会話がない」と悩んでいる方は確かに多いですね。でも、本当にそうでしょうか? よくうかがってみると、なぜか子どもに関することは“夫婦の会話”ではない、と思い込んでいる方も多いのです。たとえば、「夫婦で話すことといえば、子どものことくらいです」という方がかなりいらっしゃいますが、いえいえ、子どもの話題も立派に夫婦の会話なんですよ。「今日、こんなことが学校であったんだって」「へえ、頑張ってるね」…これも立派に夫婦の会話。恋人時代のような甘い内容だけが夫婦の会話とは限りません。夫婦になって子どもができたら、会話が変わるのは当然なのです。――なるほど…。子どものことなら、けっこう話しているかもしれません。天野さん:「夫婦で共通の話題がない」「夫婦の会話が盛り上がらない」といった言葉もよく耳にしますが、なにもきちんとした“お題”がなくてもいいのです。日本人は律儀なところがあるので、会話には「目的」や「お題」があってしかるべき、と思いがちです。でも、「今日は蒸し暑かったね~」「明日はちょっと涼しくなるみたいだよ」…こんな、何気ない言葉のやりとりも会話。なにか話さなくては、話題を提供しなくてはと意気込む必要はないのです。――意気込まずに、夫婦の会話を変えるヒントって、あるのでしょうか。天野さん:まず、あらためて「家族になっていこう」という意識を再確認しましょう。「こうしてほしい」という要求や不満ばかりを相手に押しつけるのではなく、「もっと家族になりたい」という気持ちを相手に対してもてれば、会話が弾もうが盛り下がろうが、どちらでもいいかなと私は思っているくらいです。たとえば、2人でなにかを食べながら「このアイス、すごくおいしいね」といった「共有」もすてきですよね。肩に力をいれず、自然に会話を楽しめばいいのです。お互いの根底に「家族」という意識があれば、さり気ない会話でも気持ちに深みが増すものなのです。■口を開けばけんかばかり…夫婦で楽しく話す3つのヒント――でも、会話のつもりがいつのまにか口論に…。そんなつもりはないのに、なぜかいつもけんかになってしまう。こんなケースも多々あります。天野さん:お母さん向けの講座でお話をうかがうと、「夫は私の話を聞いてくれない」「夫は文句しか言わないから、話すのがイヤなんです」「何度言っても手伝ってくれないから、あきらめました」といった声が本当にたくさんあがるんです。対して、お父さん向けの講座では「家に帰ると、妻は文句ばかりで、ついこちらも頭にきてしまう」「手伝うとダメ出しされるからやる気が出ない」という意見が多数あります。でも、よーく双方の話を聞いてみると、この不満の底には、夫婦お互いの「もっと自分のことをかまってほしい、もっと頼ってほしい」という気持ちが隠れているんですね。この点をうまく出せると、夫婦の会話のとげとげしさもグンと減るのです。つい「相手はわかっていて当然」という前提で話を切り出しがちですが、まず、この常識を自分の中から捨てることから始めましょう。これをふまえて、次の3つのヒントを実践してみましょう。夫婦の会話が少しずつ、変わってきますよ!ヒント1:主語を「YOU」から「I」に変換する天野さん:会話を増やすことより、自分の理想とする家族像を思い出してみましょう。あなたは、どんな家庭が理想でしょうか。平日はお互いに助け合って家事をこなし、休日はのんびり、二人で散歩…? もしそうなら、これを言葉にして話してみましょう。かんたんに話せるコツは、主語を「I」にしてみることです。「あなたは、ゴロゴロ寝てばっかりだよね!」ではなく、「私は、いっしょに散歩に行きたいんだけどな」という具合です。ついけんかになってしまうのは、ひと言めが、つい“相手への要望”で始まってしまうから。これは、裏を返すと相手への非難につながりますよね。YOU(あなた)を主語にして話し始めると、相手を責めたり、勝手に相手を「○○な人」と決めつけてしまいがち。当然、相手もいい気持ちがしないので、要望も伝わりにくくなるのです。日常から主語を「I」にするよう意識していれば、子どもも「自分の気持ちを素直に人に伝えられる」ようになります。ヒント2:大変なときは頼る天野さん:忙しいときは、ひとりで抱え込まずに「手伝ってほしい」と素直に頼るのが正解。我慢したり、あきらめていては、自分の不満も募る一方です。ただし、気をつけたいのは「私だって忙しいんだから、お皿くらい洗ってよ」という主張や要求だけの一方通行になってしまうこと。これではなんの進展も見られません。そこで「今日は早く出なくてはいけないから、これをひとりで全部こなすのは、つらい。手伝ってほしい」と自分の大変さを話して「頼る」ことができるといいですね。相手に「いっしょに協力して乗り越えよう」と思えるようにすることです。こんな夫婦の会話を見ていれば、子どもも「困ったときは人を頼っていい、人に話していいんだ」と実感することができますよ。ヒント3:相手が「言われたい言葉」を会話に盛り込む天野さん:私が5万人を超える親子と接して、たくさんの夫婦から聞いた「うれしかった言葉」「言われたい言葉」。中でも、夫が妻から言われてうれしい言葉をピックアップしました。これを会話に取り入れてみましょう。●「今日もお疲れさま」なんと、夫が妻に言われたい言葉のナンバーワンです。しかし、これは妻だって同じですよね。夫も大変だったけれど、私だって大変だった。でも、自分が言えてないのに、相手にだけ求めていませんか? こちらから声をかければ、相手も同様に返しやすいものです。夫婦はお互い様。「自分の要求は相手の要求と同じ」だということを思い出してみましょう。●「毎日ありがとう」「私は言われないのに、自分だけ言うのはしゃくにさわる!」という妻の意見もあります。でも、妻のこのひと言で、夫の仕事のパフォーマンスが格段に上がるという研究結果も出ているんですよ!●「やっぱり頼りになるね」妻にこそ、いちばん認めてほしいと夫は思っているのではないでしょうか。「後片づけありがとう。やっぱり頼りになるね」など、“あなただから”いう特別感を日ごろから伝えてみましょう。これはうれしいし、頑張りがいもあるものです。そして、このような言葉を普通に交わしている家庭で育つ子どもは、きっと誰に対しても「素直に感謝を伝えられる」ようになるでしょう。ほんのひと言を変えるだけで、夫婦の会話がステップアップ。それが夫婦だけではなく、そばで聞いている子どもにもいい効果を与えます。最終回は、夫婦の会話で陥りがちな「堂々巡り」から脱出するテクニックをうかがいます!参考図書: 『賢い子を育てる 夫婦の会話』 (あさ出版)天野ひかり 著/汐見稔幸 監修夫婦の会話は、子どもの成長に大きく影響を受けている! 「夫婦の会話」で磨かれる子どもの「5つの力」と「夫婦の会話」の心得とコツについて、わかりやすく解説した一冊。
2019年06月23日どんなに小さくても、子どもは親同士の会話をいちばんよく聞いています。そして、いちばん影響を受けます。これをパパとママが自覚すると、「夫婦の会話」は自然といい方向に変わってくるのでは? そして、子どもの成長にもいい効果が表れるのでは…?『賢い子を育てる 夫婦の会話』(あさ出版)の著者であり、「NPO法人親子コミュニケーションラボ」を立ち上げ、親子のコミュニケーション力をのばす講座や講演を全国で開く天野ひかりさんにお話をうかがいました。お話をうかがったのは…「NPO法人親子コミュニケーションラボ」代表天野ひかり(あまの・ひかり)さんNHK「すくすく子育て」元キャスター、現在はフリーアナウンサーとして活躍中。自身の結婚、出産、育児と仕事の両立を経験したことで子育ての重要性を認識。 「NPO法人親子コミュニケーションラボ」 を立ち上げ、子どもの自己肯定感を育むための、親子のコミュニケーションを力をのばす講座や講演を全国で行う。ベストセラー『子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ』(サンクチュアリ出版)著者。天野ひかり公式サイト ■手のかかる子ども、夫婦の会話が原因だった?――世の中には、「親が子どもにかける言葉」による、子どもへの影響について書かれた本はたくさんあります。では、日常の「夫婦の会話」は、どんなふうに子どもを変えるのでしょう?天野ひかりさん(以下、天野さん):私は、講座などを通してこれまでに5万人を超える親子と接してきました。印象的なエピソードは数えきれないほどあるのですが、まずこんなお話をしましょう。以前、私の教室に通ってくださっていたあるママのお話です。そこのお宅のお子さんは、大人の言うことをちっとも聞かないだだっ子で、ママは日々手を焼いていました。そんなわけで、仕事から帰ってきた夫に、毎日のように「今日はこんな悪いことをした、言うことを聞かなかった」ととうとうと話していたのだそうです。それは、パパに話すことで、子どもに自分が悪い子であることを自覚してほしいという気持ち、パパには自分がいかに大変かをわかってほしいという気持ちもあったそうです。でも、子どもの態度は一向に改善しませんでした。そこで、このママはある日一大決心をしたのです。「子どものいい面を見よう」と。――それまで「この子ったら、超だだっ子!」と思っていたものを、「よし、この子のいい面を見つけよう」と切り替えるのは、なかなか至難の技ですよね。天野さん:そうですよね。つい「言うことをきかない」ことばかりに目がいってしまいますが、ちょっと視点を変えてみると、できていることや成長していることも必ずあるものです。そのママは、そこに気がついたんですね。「私が変わってみよう」と。その夜から、夫婦の会話が変わりました。毎日、夫には「今日は片づけを自分からできたのよ」という具合に、子どものいい面を伝えるようにしたのです。すると、夫も子どもに対して「おっ、がんばったね」「えらいなあ」とうれしい声がけができるようになりますよね。パパからしてみれば、毎日、妻から子どもの悪い面ばかり聞かされていたら、正直うんざりすることもあるはず。でも、自分の子どものいい面やできたことを聞けば、子どもへの気持ちはもちろん、頑張っている妻への感謝が自然と口に出始めたそうです。「ありがとう」と。そこからです。あんなに言うことをきかなかった子どもが、どんどん変わって、いろいろなことを自分からやるようになったそうです。「それまで、子どもは“叱られる人”になっていたんですね。でも、今はのびのびとして、その様子が愛おしく感じられるんです」とママはうれしそうに話してくれました。■夫婦けんかは見せてもいい? 仲直りで「議論」を学ぶ――自分のことについて話している夫婦の会話を、子どもが聞いていたのですね。天野さん:直接言われるよりも、誰かが自分に関することを話している言葉のほうが、ずっと心に残りますよね。子どもだって同じなのです。まして、いちばん大切なパパとママが自分のいいところを話し合ってくれていたら…。それは子どもにとって、大きな励みに、支えになるのです。このご家庭には、さらなるうれしい変化があったといいます。子どものことはもちろん、日常のささいなことでも、夫婦の会話がグンと増え盛り上がるようになったと…。――たしかに、夫婦の会話が弾んでいると、そばで聞いている子どもも安心するのでしょうね。天野さん:子どもが出合う最初の“社会”が家庭です。夫婦の会話を育み、大切にすることで、子どもはもちろん、家庭そのものも成長するんですね。こんなふうに夫婦のやりとりを聞いて、子どもは自己肯定感を育むことができるんです。――では、子どもの前で夫婦げんかなんて、もってのほかですね。天野さん:いえいえ、子どもの前での夫婦の口論もときにはあっていいと思います。ただしきちんと「仲直り」するところまで見せてあげましょう。子どもは、そこから「議論」を学ぶことができるからです。勃発した口論に「どう決着をつけるか」を見せることで、「ああ、こんなふうに仲直りすればいいのか」と、子どもは解決の方法を知るのです。でも、子どもが寝たあとに夫婦だけで仲直りをして、翌朝はケロッとしていると、子どもは「あんなに言い争っていたのに、いつ、どうやって仲直りしたんだろう?」とモヤモヤしてしまいますね。すると、自分にはわからない世界に対して不信感を抱いてしまいます。ですから、夫婦げんかをしたら、ちゃんと話し合って解決に導き、仲直りをする決着まで見せてあげましょう。「言葉のやりとり」を聞かせることも大切なのです。子どもは、「聞いて」学びます。夫婦のような対等な立場同士の議論を見て、結論を出す過程を聞かせてあげましょう。こうすることで、いつか子どもが議論をしなくてはいけない場面がきたときに、暴力ではなく、言葉できちんと解決する術やコミュニケーションの術を学ぶことができるでしょう。――毎日、なにげなく交わしている夫婦の会話ですが、実はそれが子どもに与える影響がどんなに大きいかを実感するお話ですね。天野さん:今は、共働きの家庭も増えて、パパもママも日々をこなすだけでいっぱいいっぱい、というケースも多いでしょう。自分のこと、子どものことだけで精いっぱいで、夫婦はお互いへの不満も募りがちです。でも、それぞれによくお話を聞くと、夫婦として「なんとかしたい」「助け合いたい」という思いは皆さんもっているんですよね。この思いをもっと出すことができれば、夫婦のコミュニケーションももっとラクになり、子どもを伸ばすことにもつながるのです。もっと、夫婦の会話を増やして充実させたい。そう思っているパパやママは多いはず。まして、子どもの成長につながるのならなおのことです。第2回では、夫婦の会話が変わる、3つの心得をうかがいます!参考図書: 『賢い子を育てる 夫婦の会話』 (あさ出版)天野ひかり 著/汐見稔幸 監修夫婦の会話は、子どもの成長に大きく影響を受けている! 「夫婦の会話」で磨かれる子どもの「5つの力」と「夫婦の会話」の心得とコツについて、わかりやすく解説した一冊。
2019年06月22日子育てをしていると、精神的にドッと疲れが出ることもありますよね。私には子どもが3人いますが、特に子どもたちが未就園児の時には、突然涙が止まらなくなることがよくありました。そんなわが家で、夫婦ともに気持ちをリフレッシュさせるために導入したのが、「週末おひとり様タイム」です。イライラの原因は、もしかして「ひとりでリフレッシュする時間がない」から?子育てをしていると、どんなに時間があっても足りないと感じます。子どもたちの安全を第一に考え、気が張り詰める日々。次から次へとやってくる家事と育児。子どもたちから「ママ―!」と呼ばれるたびに、そのときやろうとしていたことを中断して対応。そんなこんなであっという間に1日は終了。夜は子どもとそのまま寝落ちしてしまうというパターンも多いです。夫は平日は仕事で忙しく、「家事や育児にもっと協力してくれてもいいのに!」とイライラが募ることも。そんな時、ふと、「なんで私はこんなにイライラしているんだろう?」と、その原因を考えてみることにしました。人ぞれぞれ回答は違うと思いますが、私の場合は「独身時代のようにひとりでリフレッシュする時間がない」ということに行きつきました。自分の生活が子ども中心になるので、「自分のペースで何かをする」という機会がほとんどなかったのです。もちろん、家族のことは大好きですが、それでも「たまにはひとりでゆっくりしたい」と思うように。「1か月に1回、2時間のおひとり様タイムを作る」ルールを導入夫婦でこのことについて話し合ってみました。すると、夫自身も同じような点でストレスを感じていたと分かりました。そのため、わが家では、夫婦それぞれが1か月に1回、2時間のおひとり様タイムを作ることにしました。これは1人目の子どもが4か月の時から実践しているのですが、なぜ2時間で設定したかというと、・子どもの授乳の間隔を見計らうと、2時間がちょうどよかった・2時間あれば、自分のやりたいことが比較的何でもできる・2時間程度なら、ママがいなくても子どもが泣かないという点からです。なお、もしその月におひとり様タイムを使う機会がなかった場合、翌月に合算して使える仕組みも導入しています。利用したい日にちが決まったら、最低でも2週間前には家族に伝えるようにしています。もし日にちがかぶってしまった時は早い者勝ちなので、なんだかんだで1か月以上前には日にちを決めていることが多いです。私の使い方としては、マッサージに行ったり、気になっていたカフェでゆっくりお茶するなど、小さな子どもを連れてはなかなか行きづらい場所に出向くことが多いです。または、数か月分貯めて、学生時代からの友人と半日おでかけしたりもしています。夫は主にスポーツをしたり、バイクツーリングに行くことが多いです。夫いわく、子どもたちは、最初は「ママが家にいない」状況にドギマギすることもあったようです。しかし、平日は仕事で忙しくなかなか会えないパパと週末にじっくり遊べるのはとてもうれしいようで(ママの目がないのをいいことに、いつもとは違うお菓子を食べたり!?)、今ではおひとり様タイムを歓迎してくれています。わが家はまだ3人目が幼稚園児ということもあり、おひとり様タイムは今も1回2時間を継続しています。全員小学生以上になれば、少しずつ手もかからなくなってくるでしょうし、1回あたりの時間を少しずつ延ばしていけたらいいなと思っています。夫婦の笑顔は、明るい家族を作ることを実感!パパやママが笑顔でいれば、家族みんなが幸せな気分になりますよね。家族はいつも全員一緒に過ごすのがよいことではありますが、パパやママもひとりの人間。わが家の場合は、「たまには週末に1人でゆっくり過ごす時間がほしい」というので意見が合致しました。月1回のおひとり様タイムを導入してみて、パパやママは自分の好きなことをしてリフレッシュできますし、子どもたちもいつもとはちょっと違う週末を楽しめるということもあり、家族みんなにとって有用だと感じています。私自身も、お出かけから戻ってきた後は、すっきりとした気持ちで家族とも向き合えるようになりました。「最近、なんだかイライラが止まらない」と感じているパパやママに、少しでも参考になればうれしいです。<文・写真:ライターnanahi>
2019年06月19日私の上の子が赤ちゃんだったころ、周囲は完全母乳育児だったママ友が多く、母乳とミルクの混合育児だった私は憧れの思いで見ていました。私の周囲に限っていえば、そんな1人目完母だったママ友たちが2人目を妊娠すると、みんな口を揃えて「今度は混合で育てたい」と言うのです。その理由とはいったい何なのでしょうか? 「パパの育児」に影響?ママ友たちに話を聞くと、その理由は「パパの育児」と関係していました。完全母乳だと、おっぱいを飲ませるのはもちろんのこと、その後のゲップ出しも直後にうんちが出たときのおむつ替えも、ついつい流れでママがやることが多かったそうです。 たしかに授乳が済んだらゲップ出しはパパにバトンタッチ……とは、意識していないとなかなかできないかもしれません。 赤ちゃんはおっぱいがないとダメ?また、母乳指導に熱心な産院などでは、母乳育児を軌道に乗せるには「可能な限り頻回授乳を!」と言われることが多いと思います。その影響もあってか、赤ちゃんがグズると、まずは「おっぱいかな?」となり、その習慣が赤ちゃんがある程度大きくなってからも続いてしまったそうです。 同様に寝かしつけのときも、まずはおっぱい。グズったときも寝かせるときも、赤ちゃんはママのおっぱいがないとダメという思い込みができてしまったということでした。 授乳以外は積極的にパパに任せてみてもでも本当なら完全母乳で育てていても、グズったときにあやしたり寝かしつけたりするのはおっぱいがなくても可能な場合もあるはず。保育士さんやベビーシッターさんは、預かった赤ちゃんがグズったときも眠たいときも、おっぱいなしで対応していますよね。時と場合によるかもしれませんが、パパだって慣れないうちは大変かも知れませんが不可能ではないはずです。 赤ちゃんを完全母乳で育てたい! パパには積極的に育児をしてもらいたい!と考えているママさんは、授乳以外のお世話は意識してパパに任せてみるのもいいかもしれませんね。 イラスト:imasaku著者:奥田美紀二児の母。IT企業にてSE・プログラマーとしてシステム開発やWEBサイト運用等をおこなう。夫の転勤や子育てのために退職し、現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年06月19日夫婦2人3脚で日々奮闘する育児。頼りになるパパの存在は非常にありがたいですよね。ただ、やはりママだって人間。イライラすることもあります。今回は、わが家のパパに日々感じているけれど言えない、ママの内に秘めた思いをつづります。 1. 帰宅後も協力してほしい本来なら、仕事から帰宅したパパには家では「ゆっくり休んでね」と言いたいところですが、ママにとっては子どもが寝るまでが仕事のようなもの。子どもを寝かせるまでのお風呂や歯磨きなど、特に2歳くらいまでは自分でできないことも多いわりに自己主張も始まるのでバタバタ……。 そんなとき、ビール片手にテレビを見ているパパの姿が……。ママは子どもを寝かせるために時間を逆算して動いているのに! 声に出さないにしろ、任務遂行するまでは協力してほしいのが本音です。ただ、仕事で疲れたパパにはなかなか言いにくいこともあります。 2. おむつ替えをしてほしいわが家のパパはかなりおむつ替えが苦手です。特にうんちだとわかるや否や拒絶反応を見せることも。ママの視点から言えば、自分の子どものうんちくらい……と思ってしまいます。 以前テレビで、「大は無理」と話すパパもいたので、男性は苦手なのかもしれませんが、忙しいときは「そんなこと言ってないでおむつくらい替えてよ!」と思ってしまうことがわが家ではよくあります。 3. 視野を広く持ってほしい何か頼みごとをしたときでも、子どもの様子は常に変化しますよね。途中で子どもが泣き出すなどのイレギュラーが発生した場合は優先順位が変わってくるので、今さっきお願いしたことよりも先に手伝ってほしいことが登場します。 わが家のパパは、どうもそのことを察知するのは難しいらしく、イライラしてしまうと、「コレをやれって言ったじゃないか」と反感を買ってしまう……。そんなときは、「状況によって何が重要かわかるでしょ!」と言いたくなってしまいます。 「ママの心の声」、わが家のパターンをご紹介しました。もちろん、すべて完璧にできるというパパもたくさんいると思います。お互いさまなのも承知のうえ。しかし、時には言いたいときもありますよね! 「わが家もそう!」と共感できる部分、ありますか? イラスト:imasaku著者:小林夏希4歳と1歳の二児の母。フリーライターとして育児・インテリア・住宅関係の媒体を中心に記事執筆をおこなう。
2019年06月18日慣れない育児に取り組み「パパ業・ママ業」に一生懸命になりすぎて、いつの間にか「夫と妻」であることを忘れていました。そんな私たち夫婦が、夫婦関係を見直すきっかけになった言葉があります。 産後、夫婦喧嘩をすることが増えた出産後、授乳による睡眠不足や慣れない育児による疲れから、些細なことで夫婦喧嘩をすることが増えた、と感じる人も少なくないのではないでしょうか。かく言う私もその一人でした。食事やお風呂、就寝の時間など、生活のすべてが子ども中心で回っているのに、夫が今までと変わらずマイペースに過ごしていると、ついイライラしてしまうことが増えました。 「夫が一番、子どもが二番」そんな私が人から聞いた、目からウロコの言葉があります。それは「夫が一番、子どもが二番」というもの。 子どもはいずれ親から離れて巣立って行きますが、夫は老後も一生添い遂げるパートナーです。「子どものことばかりを優先して夫婦関係をないがしろにするのではなく、愛する夫への思いやりも忘れないようにしましょう」というメッセージが込められた言葉でした。 「パパとママ」であり「夫と妻」その言葉を聞いてから、私は自分の態度や姿勢を反省しました。子どもを優先するあまり、愛する夫との関係をこじらせるなんて、ということに気付いたのです。私は「ママ」である前にこの人の「妻」だったんだ、ということを思い出しました。そして、夫の気持ちを思いやることの大切さを再認識した結果、夫も徐々に私の気持ちを汲んでくれるようになり、以前よりも絆が深まったように思います。 「夫が一番、子どもが二番」というのは極端な表現で、実際の生活では子どもを最優先にせざるを得ない場面が多々あると思います。そんなとき、私は「夫も子どもも一番」だと考えます。そもそも家族は順位をつけるものではなく、みんなが大切な存在です。そんな当たり前のことを忘れかけていた私にとって、この言葉は大きな救いになりました。著者:岩崎薫一年間の不妊治療を経て妊娠・出産。2歳の男児を子育て中。現在は印刷会社の人事部で時短勤務で働く。第二子の妊娠を目指して不妊治療中。
2019年06月13日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーのカトウ ヒロコさんからメッセージです。 子育てをしていて、パパに手伝ってもらいたい場面はたくさんあると思います。しかしいざ、手伝ってもらおうとすると、気乗りのしない返事をされてしまったり、やってくれたとしても、思った通りにやってくれなかったり……。パパにお願いすること自体がストレスになってしまうことも。できるだけ効果的にパパにお願いする方法とは? 要点をはっきり伝えるついつい、手伝いをお願いする前に「わたしばっかりやって、ちょっとはあなたもやってよ」というような愚痴から始めていませんか? 誰でも、愚痴から始まるとその後は聞きたくなくなりますよね。 「おむつを代えてください」「お湯を温めてください」など、やってほしいことの要点を伝えるようにしましょう。 「○○さんのパパはあんなこともやってくれるんですって」というようなお願いすること以外の情報も、シャットアウトです。 主語は「わたし」にする要点をはっきり伝えるということにも関連しますが、「あなたはゴロゴロしているだけなんだから、手伝ってよ」というように、パパを主語にするのは避けましょう。 ゴロゴロしているだけかどうかはパパが決めること。パパもこのように言われたら「疲れを癒やしているんだよ、うるさいな」と返してしまいたくもなります。 「わたしは今、どうしても手が放せないので、手伝ってくれないかしら」というように、お願いするときは、あくまでも自分を主語にしましょう。 数は少なく、初めてのことは時間のあるときに一般的に脳科学の分野では、男性はシングルタスクが得意とされています。 ひとつのことに集中するのは得意ですが、一方で同時進行で物事を動かすことは苦手といわれています。 ただでさえ、慣れない育児について一気にたくさんお願いすると、やり忘れがあったり、一つひとつのことが荒くなったりしがちです。パパにお願いすることは、なるべく慣れているものにしぼり、あまりやったことがないこと、初めてお願いすることは、パパの時間があるときにお願いするようにしましょう。 初めてのことだらけで猫の手も借りたい状況でパパがスムーズに手伝ってくれたら、ママの負担も少しは減るはず。上手にお願いして、ラクに家事をすすめましょう。 著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2019年06月09日「子ども欲しいけど、実際どうなの?」人気コラムニスト犬山紙子が育児体験者の話を聞いて考える「出産・育児」のリアル。保活、育児分担、二人目問題…母親の本音炸裂! 『私、子ども欲しいかもしれない。』より(全19話 連載)■Cさん(38歳・外資系会社勤務・3歳の男の子)の場合復職して2年目のワーキングマザーCさんは、旦那さんといい感じで子育てを分担している。働きながら子育てをすると、夫との関係ってどうなるのだろう。「産後クライシス」という言葉もよく目にするし、実際「その期間は夫が大っ嫌いになった」という話もよく聞いている。廊下ですれ違う時に身体が触れるのも嫌で、横歩きをしていたという夫嫌い過激派の人もいたっけ……(そして、その前情報を受けてつるちゃんは怯えている)。でもCさん夫婦は、そんなことはなさそう。お互いに協力し合って、結婚前とあまり変わらない生活を送っているみたい。う、羨ましい。その秘訣が知りたい!そして、1人産んだ後って2人目を産むかはどう考えるんだろう。セックス自体ハ ードルが高そうだと思うのだけど……。そのへんの本音を、Cさんに聞かせてもらった。旦那とは予定を共有してる「子どもが生まれてもライフスタイルを変えたくなかった。だから旦那とは予定を共有していて、どちらかに飲み会や遊びの予定が入ったら、どちらかが家で息子と過ごすようにしてる。子どもがいても、飲み屋でもご飯屋さんでも、入れる店なら一緒に連れてもいくよ。最近は子ども連れてくる人、多い気がする。区の保健センターの健診で集まる時も、お店の情報交換してるしね(笑)」母親が吞みに行っても怒らない、お互い外出したい時には協力し合う。これって当たり前であるべきなんだけど、まだまだ女と男で役割が分かれている日本では、父親のほうが優先されている気がする。夫の予定ばかりが尊重されたら、「私は我慢しているのに……」なんて不満を感じて、どんどん愛が薄れそう。Cさんの家庭は、お互いのプライベートな時間を大事にしてるんだろうな。 ちなみに、どんなお店が子連れに適しているか教えてもらった。「適度にほうっておいてくれて、子どもがいても過剰なサービスをしないお店は居心地がいいかな。パッと食べて出られるような、近所の居酒屋とか焼き鳥屋とかがけっこう多い。焼き肉は座敷があるのがいいんだよね。街の中華屋さんも、おすすめ。あと重要なのは時間帯で、オープンすぐとか、20時前までに帰るとか。平日は混んでても週末は家族連れが多くて使いやすかったりもするんだよね。もちろんバーや完全に大人向けの店には最初から行かないけど。……本当は家で食べるほうが疲れないけど、それだと私が一緒に食べられない。それを旦那さんはあんまり好きじゃないみたいで、土日はちょっと外に出ようかってことになるの」私も甥っ子や姪っ子と一緒に外食することがあるのだけど、子連れの外食は周りに気を使うし、出かける支度も疲れる。でも、献立を考えて買い物をして料理をして食べさせて……という流れを考えると、かなリフレッシュになるはず。それに、家だと他の家事もあるし、なかなか夫婦でゆっくり会話するっていうのも難しそうだし。Cさんの家みたいに夫から誘ってくれるのもいいな。つづく 私、子ども欲しいかもしれない。:妊娠・出産・育児の〝どうしよう〟をとことん考えてみました』 犬山紙子著(平凡社)
2019年06月04日おなかの中に赤ちゃんがいるママと違って、男性はなかなかパパという自覚を持つことが難しいといわれています。でも、赤ちゃんが生まれてからパパになるのと、妊娠中からパパになるのでは、私自身、ママになる女性の負担が全然違うのではないかと感じました。今回は私が実践した、パパとしての自覚を促す方法をお伝えします。 一緒に健診に行こう!パパとしての自覚を促す、一番よかったと感じた方法は、夫と一緒に「妊婦健診」に行くこと! 男性がパパとしての自覚を持ちにくい一番の原因は、当たり前ですがおなかの中に赤ちゃんがいないということだと思います。 妊娠中に24時間、赤ちゃんのことを意識するママと違って、赤ちゃんを認識する機会が少ないんです。だからこそ、妊婦健診に一緒に行くのは大切なこと。周りにもたくさん妊婦さんや赤ちゃんがいる環境は、パパとしての意識を高めると感じました。 おなかが大きくなる前に出産準備をしよう!出産準備というと、おなかが大きくなったころから始めるご家庭も多いかもしれませんが、「もっとパパとしての自覚を持ってほしい!」という場合は、もっと早くから出産準備をしてみることも1つの方法です。 赤ちゃん用品が置いてあるお店には子ども連れも多く、刺激を受けます。まだ赤ちゃんの性別がわかっていなくても、おむつやベット、哺乳瓶などは買うことが可能です。家の中に赤ちゃん用品があれば、夫も赤ちゃんを意識するきっかけになり、パパとしての自覚を促すことができたと感じました。 パパと一緒におなかの中の赤ちゃんに話しかけよう!みなさんは毎日、おなかの中の赤ちゃんに話しかけていますか? 赤ちゃんがよく動くようになると話しかける回数も増えてきますが、その前から意識的におなかに話しかける回数を増やすのもおすすめです。 私は寝る前や外出先でも、「赤ちゃんが動いたよ」と夫に声をかけて、おなかの中の赤ちゃんを意識するきっかけづくりをしていました。 今回は、妊娠中に私が実践したパパとしての自覚を促す方法をお伝えしました。男性は、ママの力なくして1人でパパになることは難しいのではないかと私自身感じていました。出産までの妊娠中に、ご主人が素敵なパパになれるよう、コミュニケーションを大切にしたいですね。著者:今井さくら一児(女の子)の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年06月03日無事に1人目の子どもが生まれ、パパになった夫。なんで赤ちゃんが泣いているのか最初はわからなかったようですが、毎日試行錯誤しながら抱っこを続けていました。そうすると、徐々にパパにも変化が……。泣きながら伝えている「赤ちゃんの気持ち」に気付き始めたのです。 なんでこんなに泣くの?!生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこしたパパ。赤ちゃんがご機嫌だとかわいい寝顔を見せてくれるので、パパもママも癒されています。しかし、パパは赤ちゃんが泣く頻度の多さにびっくり! 「自分が抱っこをするとなんでこんなに泣かれるんだろう」「俺は嫌われているのかなぁ……」などと悩んでいました。 でも、パパは赤ちゃんに泣かれてもへこたれることなく、抱っこをすることで赤ちゃんの気持ちを察するようになっていったのです。 泣き方によって意味が違う?四苦八苦しながらも徐々に赤ちゃんとの距離を縮めようと、毎日抱っこしてあやし続けていたパパ。そして、わかってきたのが赤ちゃんの泣き声や泣き方で意味が違うということでした。 ただ意味もなく泣くのではなく、まだ話すことができない赤ちゃんは泣きながらパパに何かを伝えているということに気付き始めたのです。それがわかったことで少しずつパパと赤ちゃんの距離が縮まっていきました。 おなかが空いているときは抱っこじゃダメ生まれて数カ月経過し、パパも徐々に赤ちゃんが好む抱き方を覚え始めていました。しかし完全母乳だったため、おなかが空いたときはパパの抱っこではどうしても赤ちゃんが泣きやみません。そんなときだけは私が抱っこでおっぱいをあげることにしています。 その後、パパはおっぱいのタイミングも少しずつ覚えて、慌てることなく落ち付いて対応をするようになっていきました。 赤ちゃんが眠いときの大泣きもパパが対応眠いけどうまく眠れないときの赤ちゃんは、目をつむりながらも大きく泣いて、まるで「眠れないよー!」と話しているようでした。 そんなとき、パパは赤ちゃんが好きな体勢で抱っこをし、肩を心音と同じくらいの速さでポンポンと叩きます。すると、泣いた疲れもあってぐっすりと眠ってくれるようになりました。赤ちゃんが寝ている姿を見て癒されるパパ。赤ちゃんを見て和むのが日課になりました。 最初は赤ちゃんが泣くだけで慌てていたパパでしたが、毎日抱っこをして赤ちゃんの気持ちを悟ることができるようになりました。抱っこをすることは、パパと赤ちゃんにとっても最大のコミュニケーションになったようです。著者:永田真結4歳の長女、2歳の長男、0歳の次女を持つ母。自身の妊娠、出産、育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2019年06月03日出産してしばらくは、育児が大変なことやお母さんの体が回復しておらず、性生活について考える余裕がないかもしれません。しかし、しばらくすると次の子を考えている方は、パートナーと今後の家族計画を話すことも増えてくると思います。そこで今回は、産後の性生活や次の妊娠期間はどれくらい空けた方が良いのかについてお話しします。 産後、性行為を再開できるのはいつから?産後の1カ月健診で経過が順調であることが確認できれば、性行為をおこなうことができます。経腟分娩で出産した場合は会陰部に痛みを感じなければ、産後4~6週ごろから性行為を再開できます。 しかし、女性の体が回復していても、子育てが始まると疲労や寝不足などで、性行為を受け入れられないこともありますが、それはごく自然な感情です。妊娠中と同じように、性欲には個人差、男女差があることをお互いに理解して、まずは自分たちにとって心地よいコミュニケーションの方法を話し合いましょう。 産後の性行為で気をつけること産後の性行為では以下のことに気をつけましょう。 ■夫婦で、産後の体の回復を理解しましょう。出産時に生じた腟のゆるみは一時的なもので、徐々に回復します。気になる方は、産褥体操や骨盤底筋を鍛えるエクササイズをすると良いでしょう。会陰部の傷や帝王切開後のおなかの切開部分は、時間の経過と共に回復して、痛みを感じることはなくなりますが、ちょっとした違和感や痛みが恐怖心に変わり、性行為を避ける原因にもなります。また、ホルモンバランスの変化から腟が乾燥することで性交痛が生じることもあります。そのときは、うるおいを補うためにドラッグストアなどで購入できる潤滑ゼリーを使うと良いでしょう。 ■夫婦で、家族計画について話し合いましょう。妊娠や出産をきっかけに、セックスレスになる夫婦は少なくありません。「産んだばかりの赤ちゃんのことで頭がいっぱい」「日々の家事と育児で性行為どころではない」「もうこれ以上子どもを作る予定はないから」など、理由はさまざまです。 必ずしも計画通りに授かるとはいえませんが、もし次の妊娠を望む場合は、今の住環境で子どもが増えても大丈夫か、子どもが増えても家族や周囲のサポートを得られるかなど、具体的にシミュレーションすることが大切です。 また、性行為は子どもを作るためだけの行為と考えている方もいらっしゃいますが、性行為はお互いの愛情を感じたり、精神的な結びつきを深めるための行為でもあります。夫婦間で感情のズレが生じることを避けるために、夫婦で話し合い、お互いの気持ちを確かめることが大切です。 ■予期せぬ妊娠を防ぐために、避妊をしましょう。月経が再開したら、次の妊娠ができる状態に戻っているサインです。母乳のみで授乳を続けている場合には、産後1年ほど月経が再開しない女性もいますが、月経の再開には個人差があり、産後2~3カ月で月経が再開するケースもあります。 排卵は月経の前に起こるため、月経を見ないまま妊娠する方もいます。お母さんの体は産後6カ月以上経過すると、体の機能はほぼ通常のレベルに戻るため、月経が再開していないとしても妊娠可能な状態に回復しています。予期せぬ妊娠を防ぐために、避妊を怠らないようにしましょう。 産後すぐの避妊方法としてはコンドームの使用が適しています。ピルの服用は、母乳育児をしていない場合は産後3週から、母乳育児をしている場合は卒乳後が適しています。また、産後6週をすぎれば、IUD(子宮内避妊具)を使うことで、受精卵が着床するのを防ぎ、妊娠を防ぐことができます。産後に長期間の避妊を希望する場合は、IUD(子宮内避妊具)を使うことを考えても良いでしょう。ピルやIUDについては、産婦人科あるいは婦人科の医師による診察が必要となりますので、相談したい場合は受診しましょう。 次の妊娠までどのくらい期間を空けたほうがいいの?WHO(世界保健機関)ガイドラインには「次回妊娠するまでの期間が18カ月以下の場合は、新生児死亡率や乳児死亡率、低出生体重児、胎児発育遅延、早産の危険性が有意に高くなる。特に、6カ月以下の場合は妊産婦死亡率のリスクも高くなる」とあり、次の妊娠まで、少なくとも24カ月、流産後は6カ月空けることを推奨しています。 日本では、出産年齢が高年齢化していることから、次の妊娠を急ぐカップルも少なくありません。しかし、お母さんの身体機能さえ回復すれば妊娠して良いというわけではありません。体力や精神的な負担、子育てそのものの負担、生まれた赤ちゃんへの影響など、いろいろな視点をふまえて、次の妊娠までどのくらいの期間を空けるか、夫婦できちんと話し合い、自分たちに合った避妊方法と家族計画をしましょう。 また、帝王切開術で産んだ方は、次の妊娠で子宮破裂や胎盤が癒着してしまうことなどのリスクもありますので、次の妊娠を考えている方はかかりつけの産婦人科医に相談すると良いでしょう。 産後は妊娠しやすいと聞いたことがある方もいるかもしれませんが、産後は授乳をすることによりプロラクチンというホルモンが増えています。そして、このプロラクチンは、排卵を抑える役割をしており、出産してすぐの時期は妊娠しづらい状態です。しかし、母乳育児をしていても生理が来る時期は早い方もいれば卒乳・断乳後に来る方もいるので、個人差があります。そのため、妊娠しやすいかどうかは、お母さんの体や生殖機能の回復、母乳育児をしているかどうかなど個人差が大きいです。 まとめ夫婦共に年齢を重ねると、妊娠をしづらいこともあります。そのため、夫婦で今後の家族計画について話し合い、必要な場合は避妊などをおこないましょう。次の妊娠がなかなかできない場合は、産婦人科や不妊治療の専門医へ相談しましょう。 【参考】日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会「産婦人科診療ガイドライン産科編2017」埼玉医科大学保健医療学部看護学科「わが国の妊娠・分娩・産褥期における性生活・性機能 に関する文献検討」WHO「Postpartum Family Planning」一般社団法人 日本家族計画協会「産後の性生活Q&A」 監修者:医師 おおたレディースクリニック院長 太田 篤之 先生順天堂大学卒後、派遣病院勤務を経て、平成22年より順天堂静岡病院周産期センター准教授就任。退職後、平成24年8月より祖父の代から続いている「おおたレディースクリニック」院長に就任し現在に至る。著者:助産師 古谷真紀一般社団法人産前産後ケア推進協会プロジェクトリーダー大学病院勤務を経て、2015年より現職。妊娠中や産後の女性のココロとカラダの相談、ママパパ&赤ちゃんのちょっと気になるコトに日々応えています。
2019年06月02日私は第2子が誕生してから、会社で初めて男性の育児休暇を取得しました。私や妻の周囲ではそれまで育児休暇を取得したパパは1人もおらず、どのような日々だったのか聞くことができませんでした。 そこで今回は、実際に育児休暇を取得して感じた3つの良いことについて紹介したいと思います。 子どもとの時間がたくさん持てた 1つ目は、「子どもとの時間がたくさん持てた」ということです。育児休暇取得前、休日は子どもと長い時間過ごすことができても、平日はせいぜい子どもが寝るまでの2時間くらいしか一緒に過ごすことができませんでした。その状態では子どもの成長を日々感じることは難しかったです。 でも、育児休暇を取ると毎日一緒に過ごすことができるので、日々の成長を身近に感じることができました。 ママの負担を減らすことができた 2つ目は、「ママの負担を減らすことができた」ということです。それまでママは平日いつもの育児に加え、家事のほとんどをひとりでしてくれていました。 そこで私が育児休暇を取得して家事や育児を分担したことで、ママの負担が減り、気持ちとしても余裕が出てきたようです。それにママが明るくなると、家庭全体が明るくなりました。一緒に過ごす時間が増え、会話が増えると夫婦の仲も深まりました。 ママがひとりの時間を持つことができた 3つ目は、「パパとママがお互いにひとりの時間を持つことができた」ということです。育児は365日24時間休むことができませんが、特に子どもが小さければ小さいほど、授乳などでママの負担が大きくなっていました。泣いたときに私が抱っこしても泣き止まず、なかなか助けることができなかったのです。 しかし、育児休暇を取ることで私と子どもの関係も深まり、泣いてどうしようもないときにあやすことができるようになりました。そうなると私と子どもの2人で過ごせるので、ママが子どもから離れてひとりでゆっくり過ごす時間を持つことができるようになりました。 育児休暇を取ってからは、それまでよりずっと身近に子どもの成長を感じることができました。私の周りには、育児休暇を取ったパパはいません。でも、わが家ではパパが育児休暇を取ることでママにも良いことがたくさんありました。今後もし子どもが増えることがあったら、また育児休暇を取りたいと思います。著者:西川しょた普段は看護師として勤務する3歳と1歳、2男の父。自身の妊娠、出産、育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2019年05月27日モラハラ、DVはもってのほかだけど、仕事で出世の兆しなし、脱いだ靴下はそのまま、食器も洗わない、もちろん子育てにも協力しない…。そんなダメ夫をイケてるパパに変えたいと思いませんか? あなたの夫がこれで変わる?かもしれない「ダメ夫改造マニュ…