パックスは写っていないが同行していた(写真:ロイター/アフロ) アンジェリーナ・ジョリーが現地時間10日、子連れで第42回トロント国際映画祭に登場し、輝くような笑顔を見せた。 ジョリーに伴ってレッドカーペットを歩いたのは、パックス(13)、ザハラ(12)、シャイロ(11)、ノックス&ヴィヴィアン(9)の5人。長男のマドックス(16)以外が一堂に会したことになる。 ジョリーはカナダ・アイルランド・ルクセンブルグ合作のアニメーション映画『The Breadwinner』のプロデューサーの一人として同作のプレミアに出席。タリバーンの支配下にあるアフガニスタンで、父を不当に逮捕された少女パルヴァナが家族を支えるために男装して奮闘する物語だ。 子どもたちと歩くジョリーは、いつになく柔和な表情を見せ、観客のサインにも快く応えていた。
2017年09月11日夏休み、海外旅行に出かける人も多いのでは。渡航にあたり、いろいろ心配ごとはあるけれど、やはり安心なのは海外旅行保険に加入しておくこと。近年では無保険では入国できない国があることもあり、外務省でも渡航の際には海外旅行保険に加入しておくことを推奨しています。でも、保険商品はいっぱいあるし、クレジットカードにも付帯保険があったような…?子連れで海外旅行に出かける際、どんな保険に加入すればいいのか、損害保険ジャパン日本興亜株式会社(損保ジャパン日本興亜)のリテール商品業務部特命課長の釣島英之さんにアドバイスしてもらいました。損保ジャパン日本興亜の3人にお話を聞きました。左から江戸川支社長の森健一さん、リテール商品業務部特命課長の釣島英之さん、主任の横田美樹さん子どもが現地で入院…実際にあった請求例万が一のために加入しておくのが保険。旅先での安全を守るのはもちろん自分たち自身ですが、事故や病気といった可能性は必ずつきまとうもの。そうした際に心強いのが海外旅行保険です。火災保険や自動車保険と同じで、いわゆる掛け捨て。しかも補償期間が旅行中だけと短いため、ついうっかり忘れてしまったり、必要性を感じない人もいるかもしれません。が、損保ジャパン日本興亜で過去に扱った補償案件では、ぎょっとするような金額に達するものもあったそう。事例その1(ハワイ)◆子どもがマイコプラズマ肺炎にかかり1カ月ほど現地で入院。治療費用6000万円と医療搬送費用500万円の費用が発生→保険金支払額1000万円(補償額1000万円の契約であったため、残りの費用は自己負担)事例その2(フランス)◆ホテルでバスタブにお湯をはっていたところ、うっかり水をあふれさせてしまい階下の部屋が水浸しに。多額の賠償金を求められた→保険金支払額1243万円事例その3(イタリア)◆知人宅に家族で訪問した際に子どもが誤って洗濯機を誤作動させてしまい、木造家屋の壁面、床面及びラグ、絵画、エアコン等が水浸しに。その家屋修理費用、動産損害、修理中の宿泊費用などを賠償金で対応(イタリア)→保険金支払額270万円医療費や諸経費の立て替えはかなりの額に釣島さんによると、子連れ旅行での事案では行き先にかかわらず、急な発熱による医療費の請求がもっとも多く、旅の疲れや環境が変わったことによるストレスも原因のひとつではないか、とのこと。疲れによる免疫力低下から、感染症が悪化した場合には死亡例もあるとのことで、旅先で体調を崩したらすみやかに医療機関にかかったほうがよさそうです。もちろん、海外では日本の健康保険等は通用しませんから、その場では医療費の実費がかかります。アジアでも先端医療を用いればかなりの額になりますし、欧米では救急車すら有料である地域もあるので、それを支払うとなると驚くほどの金額になることも。現地で英語のカルテを書いてもらい、日本に戻ってからそれを日本語に翻訳して健康保険等でカバーされる部分の医療費を請求することが可能ですが、日本で認可されている医療行為のみに適用になるため、全額が返金されるとは限りません。大きな医療機関ならば英語のカルテを作ってもらうことも容易ですが、小さな診療所では対応不可であったり、そもそも英語が通じないといったこともあります。保険加入の際の重要なチェックポイントとは?英語に限らず、現地の言葉に精通していても、医療水準そのものが心配であるケースもあり、その場合、医師を派遣し、日本の病院へ移送したりすることもあり得ます。このときにかかる費用を「救援者費用」といい、これも保険でカバーされるもの。ただ、損保ジャパン日本興亜の保険の場合はまず日本語の通じるオペレーターに電話相談し、その際に症状に応じてベストな病院を紹介してもらえるという利点があります。近くにそうした病院がなければ契約している医師を派遣するのも、別の病院に移送するのもオペレーターさん任せでOK。医療ヘリなどを利用する場合、500万円から1000万円がかかることも珍しくありませんが、これも「救援者費用」に含まれているので、安心です。保険に加入する場合、死亡時や携行品損害の補償額をチェックしがちですが、この「治療・救援者費用」がとても重要なチェックポイントですので、補償額などをよく確認しておきましょう。ペナン島にある、日本語の通訳がいる病院。保険に加入している場合、オペレーターがこうした病院を教えてくれる。提携病院では料金をその場で支払う必要がない「キャッシュレスサービス」も適用カード付帯保険の落とし穴?しっかり見直してクレジットカードを持っている場合、海外旅行保険がついていることがあります。でもこれ、よく規約を読んでみると「渡航費用のすべて(または一部)をカードで支払った場合」「○○円までの補償額は免責」といった条件がついているのが一般的。たとえば携行品損害の場合、「10万円までは免責」だったら、5万円で購入したデジカメを紛失してもそれは免責、つまり補償されないことになります。そして渡航費用をカードで支払っていなかった場合はまったく保険が適用されないこともあるので、今一度、渡航前に持っているカードの付帯保険について条件を読み直してみましょう。カード会社によって、また、一般カード、ゴールドカードといったステイタスによっても補償額やカバー範囲が異なります。ちなみに、クレジットカードの付帯保険でカバーされない部分だけを補うかたちで保険に加入するオプション型保険もあります。こうしたオプション型保険の大きな利点は通訳を派遣したり現地からオペレーターに相談できるといったサービスがついていること。カードの付帯保険で十分かどうか、そうしたサービス面も含めて吟味しましょう。お家に帰るまでが旅行です!保険は家を出る前に保険の重要性はわかっているけれど、渡航前のバタバタで加入するのを忘れてしまった。そんな場合でも、国際空港には保険の窓口やマシンが設置されていることが多いので安心です。日本に住んでいる人の場合、日本から出てしまったら保険に加入することはできません。必ず渡航前に手配する必要がありますが、“旅行期間”とは旅に出るために自宅を出た瞬間から始まるので、たとえば空港に向かう車が事故を起こした場合にもこの海外旅行保険が適用されます。こうした国内での“万が一”にも対応しているのは心強いこと。保険は事前手配することをおすすめします。空港で直前に保険に加入する場合、パッケージ商品のチョイスしかないので、「治療・救援費用」の部分を強化したい、といった希望がある場合は特に事前手配が必要です。損保ジャパン日本興亜ではインターネットで申し込める海外旅行保険「新・海外旅行保険【off!(オフ)】」もあり、保険の窓口まで出向かなくても加入ができます。保険証書もプリントアウトすることができますし、現地で困ったときの連絡先や対応方法などが記された小冊子も郵送してもらえますので、インターネット経由で加入する場合も時間的余裕をもつのがいいでしょう。万が一、どうしても加入が直前になってしまったとしても、この小冊子は空港の保険マシンにも置いてありますから、加入した保険会社の冊子を手元に備えておきたいものです。海外旅行保険のパンフレットと保険の手引きの小冊子。窓口でもマシンでもインターネットでも、保険を事前手配することが重要自宅や親せきの家などに必ず控えをおくこと最後に、釣島さんから一言。「保険に加入したら、必ず自宅や親せきなどの家に控えをおいておいてください」とのこと。あまり考えたくないことですが、事故に巻き込まれ一家全員が意識不明などの状態に陥った際、日本にいる親せきなどがさまざまな手配をすることになりますが、保険に加入していることを知っていればその保険会社に連絡し、煩雑な手配を代行してもらうことができるからです。控えがなかったばかりに、補償金を得られないというケースも起こりえますので、忘れないようにしましょう。旅の安全を確保するのは自分たちの責任ですが、安心は保険である程度カバーすることが可能です。保険に加入して、楽しい旅を!保険証書の実物。証書は一緒に旅行に持っていき、真ん中の「ご自宅控え」は必ず親せきや友人、知人など信頼できる人に送っておくなど、保険に加入していることがわかるようにしておくこと(※個人情報部分を加工してあります)<文・写真:フリーランス記者岩佐 史絵>
2017年08月10日子連れでタイ・チェンマイに滞在するのも残り数日。ホテルでゆっくり過ごした後は、一日だけ市内から離れ、ちょっと長閑な場所に行こうと、宿からちょっと行った場所でたまたま見つけた旅行代理店のツアーに参加することにした。簡単な英語さえ話せれば、こうしたツアーに参加するのも難しくはない。ツアー内容はというと…・バタフライガーデン(蝶々園)・ラフティング(川下り)・ロングネック トライブ ビレッジ(首長族の村を訪れる)・エレファントライド(象に乗ってお散歩)この4つの観光スポットを一日で巡るツアー。朝7時半にホテルでピックアップ。戻りは夕方17時ごろ。昼食代込みで日本円で一人当たりたった3000円。もちろん移動費込み。激安である。そして息子の分は無料! アジアの旅は費用が抑えられるのも魅力の一つだ。あぁ、楽しみだー! 息子が大人になるまでに、いろんな景色を見せてやりたいと思っている。当日を迎え、ドライバーのお兄さんがホテルにやってきた。歳は21歳、随分と若いけれど英語も話せるし頼りになりそうだ。ツアーには私たちの他、ドイツ人のお客さんが3人。車内はタイ語、英語、ドイツ語、日本語が飛び交い、息子にとっては初めてのインターナショナルな場となった。車で走ること1時間。まずは蝶々園へ。ビニールハウスで出来た温室に所狭しと花が咲いている。その中を飛び交う蝶々。息子は不思議そうに眺めていた。時折、蝶々を指差して「あ!あ!」と声を出す。日本では見ることのできない巨大なサイズの蝶々まで親のわたしまで興奮してしまった。その後、車でまた1時間ほど移動し今度は待ちに待ったラフティング。さすがに1歳半の息子は連れていけないので、泳ぐのが苦手な夫に息子を預け、わたしは救命胴衣を装着し、ボートに乗船。もちろんドイツ人グループも一緒だ。ラフティング専門のガイドさんが1人、一緒に乗船してくれたのは良いが、なんと14歳の男の子だった。こちらでは中学生だけでなく、小学生から親のサポートとして働いている子も珍しくない。少年と一緒に乗ったボートは、川をグングンと下っていく。想像以上に流れも速く、岩にぶつかりそうになったり、非常にスリリングで水もバシャバシャ浴びてしまった。久しぶりに思いっきりオールを漕いで、子ども時代に戻ったような気分を味わえた。川を下り終え、車で集合場所で家族と合流し、お次は山岳民族の村へ。30分ほど車で移動すると、そこは首長族の村。周りは美しい山が広がり、辺りは木々が生い茂っている。市内からたった2時間程度でこんなに自然の多いエリアに来れるのだから子連れには嬉しいことだ。首長族とはその村の女性が首に金色の真鍮リングを纏う民族のこと。幼少期から真鍮リングを首にはめ、歳を重ねるごとにその数を増やしていく。もともと体格も小柄なので、大人でも身長が150センチ未満の方も多い。可愛らしいカラフルな衣装を身にまとい、子どもも大人もせっせと美しい織物を織って日々暮らしている。仕事といえば、こうした私たちのような観光客の昼食を用意し、民芸品を販売し、わずかな貨幣を得ているそうだ。それでも、住居や、食べ物、衣類など、生活のために最低限必要なものは全て揃っているという。村人が協力し合い建てられたと思われる、木造の簡素な作りの家が連なるこの村の周りには何もない。生活はとても質素だけれど、ここに暮らす人々の表情はとても穏やかで、幸せそうに見えた。わたしが暮らす東京で、毎日「幸せ」を感じている人はどのくらいいるだろう。息子には身近に感じられる幸せに気づけるような子になってほしいと願っている。こうした異文化交流が、この先の人生に彩りを添えてくれた嬉しい。生活に必要なものや、仕事自体を自ら作り出せる術を身につけることができたなら、どんなに良いだろう。村人の女性は小さな息子を見て、流暢な英語で声をかけてくれた。「こっちにいらっしゃい。一緒にギターを弾こう」。手作りのギターで女性は歌をプレゼントしてくれた。学校教育で英語を勉強したわけでもない彼女が、こうして英語を話せるようになっているのは、暮らす上で仕事に必要だからだろう。わたしはアジアのこうした小さな村を訪れるたびに、もっと努力しなくては。と反省するのだった。昼食を挟み、最後はエレファントライドへ。この村では数頭の象を飼っていて、そのうちの象1頭に家族3人を乗せてもらった。息子を抱っこ紐で抱っこし、夫はわたしの後ろへ。落ちやしないかソワソワしたけれど、予想以上の安定した歩きに安心し、川の近くまで散歩をした。象はその後、川の中で水浴びを始め、ガイドのお兄さんに連れられ私たちも川の中へ。寝転がる象の上に座らせてもらい、象と一緒に水の掛け合いをして、楽しいひと時を過ごした。お気に入りのワンピースがずぶ濡れだったけれど、そんなことはどうでもいい。家族の良い思い出ができて本当に良かった。こんなに楽しい思い出を作ってくれた象に感謝したい。こうして、ツアーは無事終了。残すところ、数日はチェンマイ市内のおしゃれなカフェでお茶をしたり、美味しいレストランへご飯を食べに行ったり、ここにきて良いことしかなかった。今回初めて出かけた子連れ海外の旅は、とても充実した時間を過ごすことができた。一人旅をしていたころも感じたことやっぱり、行って見なくちゃ分からない。経験することが学びとなる。息子はここで過ごした思い出を忘れてしまうかもしれない。けれど、彼は感じているはずだ。日本と違う、匂いや、景色や、言葉を。どんな経験もその人の血となり、肉となる。親になったからといって、旅することをはじめ、諦めることなんてないんだと、改めて思うことができた。これからも、子連れであらゆる場所を旅したいと思っている。
2017年07月26日すべてが塩でできている礼拝堂。地下にいても坑夫たちは欠かさず祈りを捧げていた成田から直行便あり!気軽に行けるポーランド日本(成田)から首都ワルシャワまで直行便もあるポーランド。2017年7月には増便され、週4便が両国をつなぎます。直行便がある、というだけでぐっと子連れにも行きやすく感じるもの。ヨーロッパで成田空港から直行便で行けるのは14か国のみ(2017年7月現在)ということを考えると、これはぜひ子連れで行ってみたいものです。なにしろポーランドといえば長い間“東側”の国としてべールに包まれていた存在。世界遺産のアウシュビッツ・ビルケナウがあまりにも有名ですが、実は美しい旧市街の街並みや豊かな自然などほかにもたくさんの世界遺産があるのです。世界遺産、クラクフの旧市街にある聖マリア教会はシンプルな外観からは想像できないほど豪奢で美しいポーランドを代表する世界遺産の数々とかく悲惨な歴史が語られることの多いポーランドですが、敬けんなカソリック教徒が人口の大半を占めるのどかで穏やかな国。数百年の歴史ある木造教会群もポーランドの世界遺産として代表的なもののひとつです。そしてもうひとつ、そんなポーランドらしい世界遺産が、ヴィエリチカ岩塩坑。古都クラクフから車で30分ほどの近郊にあるヨーロッパ最古の岩塩鉱です。ヨーロッパには古くから使われていた塩鉱がいくつもありますが、こちらは規模の大きさ、そしてつい最近まで実際に稼働していたこともあって1978年に世界遺産に認定されたのでした。現在は年間150万人もの人が訪れる、ポーランドきっての人気スポットとなっています。坑道の全長はなんと300㎞!降りるときは階段だが、最後にはリフトで一気に地上に戻れる。最後のリフトが狭いのと、階段も多いのでベビーカーは難しそう冒険心をくすぐるツアーも家族で参加できるこの岩塩鉱は地下327m、坑道の長さは300㎞にも及ぶとあって、かなりの規模を誇ります。9層にわかれた構造のうち、観光客が訪れることができるのは3層まで。見学するには入場の前にガイドツアーに参加しなければなりませんが、残念ながら日本語のツアーはありません。ただ、「坑夫たちのルートMiner’s Route」を選択すれば、ヘルメットにヘッドライト、作業着を着ての本格的ないでたちで普通の観光客と違う、もっと詳しく塩鉱内部に触れることが可能。こちらは地元の小学生などもよく訪れる、社会科見学コースのような感じですが、大人でも楽しめます。家族で参加するのがおすすめです。作業着に身を包み、ヘルメットをつけて。一般のツアーと違うコースを歩くので、歩きやすい靴で参加を。この日は地元の高校生グループが参加していた聖キンガ礼拝堂などすべてが塩でできた礼拝堂は必見ヴィエリチカのハイライトといえば、坑内に設置された数々の礼拝堂や装飾。一度塩鉱に従事すれば何か月も地上に出ることができなかった坑夫たちも、やはり敬けんなカソリック教徒たち。坑内に40を超える礼拝堂を彫り、信仰を忘れず地下での仕事の無事を祈ったのでした。なにがすごいって、塩鉱なのでそれらの素材はすべて塩、というところです。中でもその規模や彫られているレリーフの美しさで知られる聖キンガ礼拝堂は、頭上に下がるシャンデリアまでも塩でできているという徹底ぶり。ポーランドの人々の敬けんぶりもさることながら、芸術的技術の高さにも驚かされます。最大の聖キンガ礼拝堂内には宗教画『最後の晩餐』も壁に彫りこまれている。現在はパーティーなどに使われることもある幻想的な空間塩の効能?研究が進む療養施設もうひとつ、興味深いのが、岩塩鉱に併設された施設です。科学的な証明はさておき、約1000年もの歴史あるこの岩塩鉱では働いている坑夫たちには肺病が見られなかったというデータがあるそうで、それに基づいて多くの研究が現代でも活発に進められています。というのも、坑内の空気には塩分が含まれているといい、それが肺病やアレルギーの症状を緩和すると考えられているのだそう。そのため、ヴィエリチカにはヘルスリゾートも設置され、子ども向けの施設ではサマースクールのように楽しくわいわい活動しつつ自然の恩恵にあやかろうというプログラムもあります。また、敷地内に近年設置されたばかりの「Graduation Tower(Teznia Solankowa)」は小枝で組んだ壁の中を塩水が循環し、塩分を含む細かなミストが充満するエリアで、これもまた癒しを目的に作られたものです。とはいえ、治療や効能を求めて、というよりのんびりと友と語らうために訪れる地元の人が多いよう。確かにガーデンの緑に囲まれた中、流れる水の音が涼しげでのどかな雰囲気。特に夏場は毎日でもふらっと散歩に来たくなるような施設です。せっかく世界遺産を訪れたなら、ぜひこちらにも足を運んでみましょう。観光地めぐりでとかく忙しくなりがちな旅行中、ほっと一息つくいい時間になることはまちがいありません。壁がすべて小枝で編まれた不思議な建物。内部を塩水が通っているので、近づくとちょっと涼しく、リフレッシュ。塩鉱とは別料金ヴィエリチカ岩塩坑入場料(ポーランド語以外のガイド)大人:84ズロチ子ども(4歳~16歳):64ズロチファミリー(大人2人、子ども2人):232ズロチグラデーションタワー入場料大人:9ズロチ子ども(4歳~16歳):6ズロチファミリー(大人2人、子ども2人):16ズロチ(通貨:1ポーランドズロチ=約30円※2017年7月現在)<文・写真:フリーランス記者岩佐 史絵>
2017年07月24日帰省や家族旅行など、楽しい夏の計画に浮かれる気持ちの片隅で、ママを少し憂鬱にさせるのが子連れの長時間移動。「飽きてグズグズしてしまったら…」、「騒いでまわりの人に迷惑をかけてしまったら…」そんな思いがよぎります。でも、備えあれば憂いなし!子どもを飽きさせないアイテムを準備すれば、移動時間も最小ストレスで過ごせるはず。貼ってはがせるシールブックシールブックは年齢が低い子どもから楽しむことができる鉄板アイテム。書店に行くと、キャラクターから乗り物、プリンセスの着せ替えまで、さまざまなジャンルのシールブックがそろっています。お子さんがハマっているジャンルのシールブックを選べば、かなりの時間をペタペタ遊びに費やしてくれます。オススメのポイントは、シールの枚数が100枚以上と多いこと、また貼ってはがせるタイプであることです。わが家はシール枚数が150枚以上ある『学研の頭脳開発プラスシールブック』シリーズを購入しました。学研の頭脳開発プラス 学研の頭脳開発プラスなんども遊べる、なぞなぞや迷路のカード旅先に持って行くことを考えると、コンパクトかつバリエーション豊富な遊びができるアイテムが重宝します。それを叶えてくれるのが、ひさかたチャイルドの『おでかけ中に楽しめる100のあそび』です。50枚のカードの裏表にはそれぞれ、なぞなぞや迷路、点結び、クイズなどが書かれていて、子どもを飽きさせません。付属の専用ペンでカードに答えを書き込み、終わったらティッシュでさっとふき取れるので、次の旅行でも使えます。おでかけ中に楽しめる100のあそび じっくり時間を使える「探し系」絵本『ウォーリーをさがせ!』や『ミッケ!』などの探し系絵本は、子どもたちがじっくり時間を使ってくれるので、移動には最適です。普段は忙しいパパやママが一緒に探してくれるのも、子どもにとっては嬉しく、ご機嫌で過ごしてくれます。ウォリーをさがせ! ウォーリーミッケ 他にも『テレビマガジン』や『幼稚園』などの雑誌も移動に持って行ってよかったアイテムです。付録や内容が充実しているはもちろん、空港や駅で手軽に買えるので荷物を減らせます。シールブックや絵本などのお助けアイテムを上手に使って、移動中も素敵な夏の時間にしましょう!<文・写真:フリーランス記者飯作紫乃>
2017年07月22日初めての子連れ旅行は沖縄から……そんなふうに考えている方は大勢いると思います。かくいう我が家も長女は1歳半、次女は6ヶ月で沖縄デビューを果たしました。実は私、プロ野球のキャンプ取材などで毎年沖縄に行っており、沖縄はいつもは仕事で効率よく走り回っています。そこで培ったノウハウを家族旅行向けにカスタマイズしたところ非常に快適な沖縄旅行になったので、今回は子連れで沖縄旅行を楽しむためのちょっとしたワザをいくつかのポイントに分けて紹介したいと思います。羽田空港までは定額タクシーを活用この話は都内の方に限ったことなのですが、羽田空港までは予約制の定額運賃で走ってくれるタクシーを活用すると非常に快適な旅の始まりを迎えることができます。我が家は渋谷区在住なのですが、新宿のバスタから高速バスで羽田に向かおうとすると駅まで歩いて10分、電車に乗って10分、新宿駅からバスタまでは荷物や子供がいることを考慮すれば約15分。そこからバスに乗車して羽田まで30分……。その間、荷物の積み卸しやベビーカーを畳んだりと、かなりの労力を費やし、なんだかんだで1時間半ほど時間を使います。バスや電車を使えば大人の片道運賃は1200円程度。4人家族なら子供運賃も含めて3000円程度です。これが定額タクシーなら、渋谷からは6600円と約2倍。確かに金額的に安くはありません。しかしながら、家から羽田までのドア・トゥ・ドアで40分程度。おまけに面倒な荷物の積み卸しは運転手さんが手伝ってくれるので、快適そのものです。子連れの場合、常にイレギュラーなトラブルが発生して予定していた時間を大幅にオーバーしてしまうことはよくあることです。「え?このタイミングでウンチ?」とか、グズって泣き止まずオッパイをあげなきゃいけなくなることで、あれよあれよと時間が経ってしまいます。そのため、余裕をもったスケジュールで、効率よくこなすことが大きなポイントとなります。飛行機に乗る前にドタバタを繰り広げてグッタリするよりも、多少お金を使っても快適でなおかつ時間通りに行けるなら、行きだけでもタクシーを利用するのは有効です。レンタカーよりカーシェアリングを活用沖縄旅行と切っても切れないのがレンタカーの存在。地下鉄や私鉄が走っていない沖縄では、交通のメイン手段は車になります。そのため旅行者はレンタカーが必須になるのですが、このレンタカーが沖縄旅行において1つのウンザリポイントになることもしばしば……。沖縄のレンタカーは、空港から車でお店に送迎してもらい、借りることがほとんどなのですが、このお店の場所が比較的遠いのです。近いところで10分、遠いところになると20分以上かかるところもあります。そして店舗に着いてからも一苦労。説明や書類の提出で30分近くかかります。そのため、空港についてから車に乗りこみ「さぁ出発だ!」となるまで、1時間以上有することも。行きはまだいいのですが、これが帰りとなると、旅行の疲労も相まってさらにウンザリ……。保安検査場を通って飛行機に乗るまでの時間を逆算すると、場合によっては2時間以上前にレンタカーの店舗に着いていないとダメだったりします。そこで私がオススメしているのはカーシェアリングの活用です。カーシェアリングの一番の利点は、ネットで予約すれば、乗る際に面倒な手続きや書類の提出がないこと。ネットで予約してカードをかざせば1分で車に乗ることができます。返却も同じように、面倒な手続きや書類を書くこともありませんし、何よりガソリンの補充義務は基本的にありません。(※補給した場合は15分延長無料などの特典がもらえることが多くあります)私が先日沖縄に行った際は、国際通りまでゆいレールを使って移動。牧志か県庁前までは空港から約20分弱。そこから予約を入れておいたカーシェアの駐車場まで行き、荷物を詰んで出発。全部で3泊4日の沖縄旅で、瀬底島とうるま市で各1泊、最終日が那覇で宿泊だったのでカーシェアのレンタルは48時間パックで予約。2日間沖縄の北部を巡り、那覇市に戻って車を返却。その夜は那覇市内で食事を取り、お酒も飲んだので車を借りている必要はありませんでした。これがレンタカーだと、帰りの日の直前まで借りていなければならないので、無駄な出費となるわけです。17時の便で東京に戻ったのですが、最後は国際通りで15時過ぎギリギリまでお土産を買ってタクシーで空港へ。レンタカー返却時のストレスもなく、時間ギリギリまでいろいろなところを回ることができました。ただし、1つ注意があります。それはカーシェアでは、レンタカーと違ってチャイルドシートをレンタルできないことがままあります。会社によっては予約しておけば営業所で装備してくれるところもあるようですが、基本的にはありません。そこで今回、我が家で使ったのはマキシコシのチャイルドシートにもなるベビーカー。ワンタッチでベビーカー仕様からチャイルドシートになるスグレモノです。沖縄旅行では、トラベルシステムに対応しているベビーカーがベスト。我が家はベビージョガーにマキシコシをつけましたが、サイベックスのベビーカーもオススメ。また、キッズにはチャイルドシート(ジュニアシート)の装備も必要。こちらはカーシェア会社によっては標準装備のこともありますが、コンパクトに持ち運びできるジュニアシートもあるので、そちらを用意しておいても良いかもしれません。沖縄での旅行は車が必須ですが、3泊したとしても、車をずっと使っていることはあまりありません。カーシェアをうまく使えば無駄な出費を抑えストレスフリーで旅を満喫することができるのです。子連れだったら、那覇市内よりも海辺のリゾートホテルへ子連れで沖縄行くなら、宿泊は那覇市内ではなく北部のリゾートホテルがオススメ。その理由は、子連れで那覇市内のホテルに泊まっても特にメリットがないから!ハッキリ言いますが、那覇が楽しいのは夜、飲みに行ったりすることだけ……。国際通りや牧志の市場も確かに魅力的ですが、1時間もブラブラすれば満足できます。安里の路地裏にある旨い沖縄料理屋や、地元の人や面白い連中が集まる飲み屋など、非常に魅力的なお店が多くありますが、そのどれも子連れでは行けません。また、那覇を拠点に各地の観光スポットを巡ろうとしても、車で1時間、2時間かかることもざら。人気の美ら海水族館も那覇市内からだと車をすっ飛ばしても2時間はかかります。そのため、那覇を拠点にして観光スポットを巡ると移動時間を大幅に割くことになってしまうのです。さらに、那覇市内のホテルは基本的にビジネスホテルタイプなので、子連れで宿泊するには不向きなことが多々あります。なかには壁が薄く隣の声が聞こえたり夜泣きして図らずも気が気じゃない思いをすることも……。那覇以外には、大型のリゾートホテルがいくつもあります。こうしたリゾートホテルは子連れの宿泊客を想定して和洋室タイプの部屋を用意していたり、売店でもオムツの小売りやミルク、離乳食の販売をしているホテルもあり、子連れでも気兼ねや不安もなく宿泊できるようになっています。今春、私は名護の先、瀬底島にある古民家を改装した民宿に家族で泊まったのですが、これが本当に快適!夕方に浜辺でサンセットを楽しみ、その後は宿で沖縄料理と泡盛を堪能。オーナーの三線ライブも始まり子供たちは歌って踊って大はしゃぎでした。そして翌朝は少し早めに宿を出て、美ら海水族館へ。瀬底島から美ら海水族館までは車で15分。午前中の人が少ない時間に堪能して、人が増える昼前には次の目的地に行くことができたのであります。美しい海や自然を堪能することができるのも、リゾートホテルならでは。初めて沖縄旅行に行かれる方は、沖縄=那覇のイメージがあると思いますが、子連れでは断然、那覇以外がオススメ!沖縄の魅力を家族全員で楽しむことができるはずです。お土産は空港でまとめて買うと効率的ちんすこう、沖縄そば、ラー油、泡盛に琉球グラス、やちむんと、沖縄と言えばお土産というほど、さまざまなお土産があります。身も蓋もない言い方ですが、これらのお土産品というのは、意外とどこでも買える物だったりします。「40年物のレアな泡盛の古酒が欲しい!」とか、「アーティストのやいたやちむんの皿や琉球グラスが欲しい!」というなら、そういった専門店に行くべきですが、ちんすこうや泡盛、ある程度の琉球グラスは空港で全て購入できます。那覇空港は全国の空港でも屈指の土産物屋の店舗数を誇ります。泡盛もけっこうなレアなものも売っていたり、生麺タイプの沖縄そばを始めとする生鮮食品も保冷バックに入れて購入できるので、実は非常に利便性に優れているのです。沖縄と言えばもう一つ忘れてならないのが、免税品。おもろまちの免税店で購入したものは、搭乗手続きをして保安検査場を通過した後に引換えで受け渡しとなりますが、繁忙期ともなれば非常に多くの人が列をなすこともあります。そのため、国際通りなどでバタバタ土産を買って空港に滑り込んで、免税の引換えで搭乗ギリギリなんてことはよくあることです。そのため、私は最終日は少し早めに空港に行き、ゆっくりと食品関係のお土産を選び、妻は免税の化粧品を引き替えてから搭乗します。これだと重いお土産を持って運ぶこともほとんどないので、子連れでも面倒なくお土産を選んで買うことができるのです。最後に……子連れで沖縄旅を楽しみたいなら、それなりの準備が必要です。ある程度以上時間に余裕を持ち、それでいてしっかりしたスケジュールを組まないと、終始バタバタで気がつけば帰り……なんてことにもなりかねません。いろいろと行きたいところもあるでしょうが、ある程度は行く場所も絞って時間に余裕のあるスケジュールを組むといいでしょう。私は子供のいない頃、夫婦で沖縄に行ったこともあるのですが、昼は海でくつろぎ、夜はおいしいお酒や料理を夜中まで食べ歩いたりして昼も夜の沖縄を満喫したものです。しかし、子供がいると海でくつろぐこともままなりませんし、夜もなかなか飲みには行けません。ですが、子供がいることでまた違った沖縄の魅力に出逢えることも事実です。子連れならではの沖縄旅の魅力を見つけるのも、沖縄の新しい楽しみ方なのかもしれませんね。
2017年07月18日日常に潜む、旅のスイッチわたしは独身の頃から旅をするのが大好きでした。わたしの旅はほとんどの場合が「人と食」がメインテーマ。食文化を追うと自然とローカルな生活や人々の暮らしに入っていけますし、作り、食べる、食べてもらうという気持ちは世界共通で「おいしいね」という笑顔と共に、少し深く関われると思うからです。数年前の今頃、日本の梅雨を抜け出して、ますます暑い国インドにはじめて行ったときも空港からすでにスパイシーな空気に満ちていて心がワクワクしたのを思い出します。日常の中にあるふとした瞬間の湿度や音や匂いは旅の記憶と繋がっていて、一瞬であの時、あの場所に連れ戻されるような……記憶や味が鮮明によみがえるような、そんなスイッチが隠れていますよね。最近のむしーーとした暑さでインドを思い出しながらこのジメジメした蒸し暑さに負けない元気な夏おやつを考えました。夏バテ防止にも、エネルギー量の高いおやつを!おにぎりを添えればそのまま食事にも、パパのおつまみにもなる夏のおやつ。小腹が空いたときにぴったり!夏バテ防止にしっかり食べて元気に過ごして欲しいですね!■インドの旅おやつ①「とうもろこしのサマーサモサ」サモサは、インドの屋台でも売られている軽食、スナックのひとつです。野菜とひき肉を香辛料たっぷりに混ぜ合わせ三角形の皮に包んで揚げたもの。子供が大好きな「とうもろこし」を使って、甘くてスパイシーな味わいにします。添えるソースを変えれば、大人用にもアレンジ可能です。<材料>約20個分・生のとうもろこし1本・豚ひき肉200g・玉ねぎ4分の1・カレー粉小さじ半分・塩小さじ半分・砂糖小さじ1・餃子の皮(厚めのモチモチ系がおすすめ)20枚・揚げ油適量<作り方>1、とうもろこしは包丁で実を削ぐ2、玉ねぎはみじん切り3、材料を全てボールに入れ手でよく混ぜる4、餃子の皮の真ん中に丸く丸めて置いて、まわりの皮を三方向から中心に持ってくる5、水をつけて皮どうしをくっつける※穴があると揚げる時はねるのでしっかり押さえるように包む6、フライパンに2cmほど油を入れる7、170度くらいの油でこんがりきつね色になるまで揚げて完成!そのままでもおいしいし、レモンを絞っても爽やかでGood!子供ならケチャップ、大人あ、スイートチリソース+タバスコ+レモンソースをお好みで付けて、いろいろアレンジを楽しんでくださいね。インドの旅おやつ②「マンゴーラッシー」インドの夏の始まりは「マンゴーサマー」と呼ぶ程に、マンゴーのおいしい季節なんです。道端の屋台で飲むマンゴーラッシーのおいしさは今でも鮮明に覚えているほど!ヨーグルトを使用しているラッシーは栄養価も高いです。うちの娘はヨーグルトが苦手ですが……カレー屋さんでのむラッシーは大好き!苦手なものを克服すべく、一緒に作っておいしさを実感してもらえたらうれしいですね。<材料>・マンゴー缶1個分(生のマンゴーを使ってもOK)・ヨーグルト150gくらい・牛乳 or 水 150~200くらい(牛乳だと濃厚に!お水だとさっぱり!)・氷3~4個・レモン汁少々(お好みで)<作り方>ミキサーに材料を全部入れ、よく混ぜて完成!サモサにもぴったり!夏はおいしい果物がたくさん!スイカ、スモモ、ぶどう……果物を変えていろんな味のラッシーを楽しんでみてください!楽しくおいしく旅する毎日!スパイシーな夏おやつを作ってみてくださいね♪
2017年07月15日子どもを連れての帰省、毎回どうしていますか?子どもが小さいうちは公共交通機関での長距離移動は大変、大きくなればなったで出費がかさみ大変。そこでオススメするのが車での帰省です。乗車人数に関わらず高速道路の料金が同じで、家族の荷物は積み放題。乗り換えや乗り遅れる心配がないなど、うれしいポイントがたくさん。今回は5人家族のわが家の経験から、子どもを連れての長距離移動の下準備と、楽しむポイントをまとめてみました。1、移動距離と所要時間を知るまずは目的地までの移動距離と所要時間を知ること。車のナビに出発地と目的地を入力して検索するか、パソコンやスマホから自動車の移動検索サイト「NAVITIME」などにアクセスして知ることができます。所要時間と到着したい時間、また休憩時間を考慮して出発する時間を算出していきます。~わが家の場合~わが家の移動距離は東京から山口県東部まで約1000km、休憩時間を含めて毎回13時間はかかる長旅です。夕方までには到着したいので、早朝3時出発で予定を立てます。あらかじめ持ちものリストを作っておき、出かける前日に急いでパッキング。荷物は就寝前に車に載せておくようにしています。準備が間に合わず徹夜してしまったこともありますが、運転は夫に任せて助手席でたくさん寝させてもらいます。深夜から早朝にかけてスタートすると、道路が混んでいない、子どもが眠っている間に走行距離が稼げる、また子どもたちにとっては暗い中での出発は特別感もあり、ワクワクするようです。2、サービスエリアのチェックと、子どもがハッピーな休憩プラン最近のサービスエリアの進化と充実度はすごいです。子ども用の設備や旬なグルメやイベントなど、それぞれが特色を出していて楽しいものとなっています。インターネットで“高速道路”、“サービスエリア”で検索してみると、さまざまな情報サイトが出てきます。サービスエリアを探すための高速道路マップを表示してくれるNEXCO東日本の「ドラぷら」、犬と一緒に旅をする場合に助かるのはHONDAの「Honda Dog」のサービスエリア・パーキングエリア(以下SA・PA)情報ページ。他にも「るるぶ.com」など、SA・PAの特集が組まれている旅情報サイトもあり、それらから魅力的なSAを探すこともできます。「ドラぷら」「Honda Dog」「るるぶ.com」小さな子ども連れだと、子どもを遊ばせることができるSAを探しておくとよいでしょう。たとえば愛知県の刈谷ハイウェイオアシス(上下線)には、高速道路からも入園可能な遊園地、上郷サービスエリア(下り線)には室内型の子ども遊園地「yukids」があります。子どものリフレッシュの場所、お楽しみポイントも要チェックです。赤ちゃん連れはオムツ替えや授乳もありますので、もう少し多く休憩を取らなければなりません。そうした設備の整ったSAを事前にいくつか調べておくと、母としても道中とても気がラクです。~わが家の場合~朝3時に出発、最初の休憩は朝食の時間(約40分間)になります。どこで何を食べたいか事前にSAを数カ所探しておき、そこに向かって子どもが眠っている間に一気に進みます。わが家はこれまで何度も同じ道を往復しているので、今まで寄ったことのないSAや、ご当地のお土産を見つけることも考えながら計画を立てています。そして車内でDVD鑑賞やゲームもしない(おしゃべりや歌、しりとりをしています)ので、子どもへのごほうびとして途中でのおやつタイムが欠かせません。車という密室の空間での長旅、なるべくみんなが気分よく旅ができるようなプランを心がけています。3.旅として楽しむ方法を考えるせっかくの長距離移動、時間が許せば訪れたことのない地域や観光地へ寄ることもプランに入れてみてはどうでしょう。途中で1泊したりキャンプをしたりと、長距離移動のついでに旅を楽しむのもオススメです。~わが家の場合~行きは「その日の夕方までに到着したい!」と気合を入れて出発しますが、帰りは「とりあえず遅くても夜中に着けばいいかな~」というわが家。全国各地でキャンプをするという目標もあるので、可能な限り遊んで帰れるプランを考えます。全国を旅する楽しみとあわせて楽しんでいるのが、家の壁に貼ってある日本地図にマークをつけること。滞在したことのある地域に目印のシールを貼ることです。制覇グセのある夫が始めたことですが、今ではその地図を見ながら、「まだ行ったことのない県はどこだろう?次はどこにしようか?」と家族で計画を立てるのも楽しみのひとつです。事前の下調べ次第で旅の充実度は大きく異なります。しかし渋滞や子どもの体調変化などによっては、すべてが予定通りいくとは限りません。変更せざるを得ないことも頭に入れておきましょう。時間に縛られないのも車旅の良いところ。「いつ、どこで何が変更されてもいいや、臨機応変に行こう!」という気持ちで旅をするのも、長距離移動を楽しむコツなのかもしれません。今年の夏休み、家族旅行として長距離移動の旅プランを立ててみてはいかがでしょう?<文・写真:フリーランス記者林未香>
2017年07月13日最近、ママと子どもだけで出かける「母子旅」を選ぶ人が増えています。パパと休みを合わせる必要がないため、思い立ったらすぐに旅立てるのが魅力。混雑するピーク時期を避けて出かければ、旅費を大きく節約できてお得です。そこで、母子旅におすすめの海外旅行先3カ所をピックアップ! それぞれ、おすすめの過ごし方を提案します。■母子旅におすすめ その1. ハワイ(オアフ島)家族旅行の大定番、ハワイは母子旅にもおすすめ。フライト時間は6時間半~9時間と長めですが、夜便を選べば機内で寝てくれる可能性大。温暖な気候で比較的治安がよく、日本語も通じやすいので安心して過ごせます。子どもと一緒に楽しむコツは、ビーチに近くプールが充実したホテルを選ぶこと。子どもの水遊びに付き合いつつ、ママは南国ムードを存分に楽しめます。小さな子どもならホノルル動物園やワイキキ水族館、体力がついてきたらダイヤモンドヘッド登山やイルカウォッチングもおすすめ。日本語OKの託児施設もあるので、子どもを預けてその間に思いっきりショッピングを楽しむのもいいですね。■母子旅におすすめ その2. 台湾「安・近・短」の代表といえば、やはり台湾。最近はLCCの影響で航空券代がますます安くなっています。フライト時間は3時間〜4時間と短く、週末旅行にもぴったりです。必ず訪れたいのが、台湾名物の夜市。食べ物やゲームなど多くの屋台が並び、日本のお祭りのようなワクワク感が漂います。週末には現地の家族連れが多く、どこかなつかしい雰囲気。「屋台の食べ物はちょっと不安」という人は、食事をすませてから散策するだけでも十分に楽しめますよ。ほかにも、「猫空ロープウェイ」に乗って動物園に行ったり、新幹線に乗って台中・台南まで足を延ばしたりと、乗り物好きの子どもも満足間違いなし。台湾の人々は子どもが大好き。気さくに声をかけてくれるので、旅がさらに楽しくなります。■母子旅におすすめ その3. ベトナム定番の子連れリゾートでは飽き足らない、プチ上級者へのおすすめはベトナム。フライト時間は5~6時間、時差も1~2時間程度なので、負担なく移動できます。たくさんのバイクが行き交う風景やアオザイ姿の女性たち、かわいい雑貨にあふれた市場など、ベトナムならではの風景は子どもの心にも残るはず。1000年以上の歴史を持つ「水上人形劇」はコミカルな動きが楽しく、言葉がわからなくても十分に楽しめます。プールや海が大好きな子どもには、ダナンやニャチャンなどにあるリゾートホテルがおすすめ。託児施設など、子連れのための設備も充実しています。長時間のバス移動がOKなら、ハロン湾のクルーズやチャンアン川の川下りも楽しいでしょう。台湾と同じく、フレンドリーな人が多いのもベトナムのいいところ。「お店の人が泣いている子どもをあやしてくれた」「宿の人が一緒に遊んでくれた」といったエピソードもよく耳にします。大人ひとりで小さな子どもの面倒をみるのは確かに不安ですが、経験者からは「パパがいない分、子どもがいい子にしていてくれた」「自信がついたので、また行きたい」という声があがっていました。家族旅行とは違う、濃密な思い出が残るのも母子旅の魅力。子どもが小さい今のうちに、「母子旅」を楽しんでみてはいかがでしょう。
2017年06月16日子どもと一緒に参加したい…だけど心配なことばかり子どもができると、友人や親戚から「お子さんも是非!」と子連れで結婚式やパーティーに招待してもらうことがあります。せっかくだったら一緒に行きたい、でも大切なパーティーだから子どもが騒いだりしたらどうしよう…と気になるママも多いのでは。大切な友人の結婚式、子どもが気になってちゃんとお祝いできなかったらどうしよう〜なんて思いますよね。そして、ママだって綺麗におめかしして、大切な日を楽しみたい!できるだけ準備は万端に、どれだけ心配ごとを減らせるかが大切!今回は、わたしが1歳の娘を連れて参加した結婚式やパーティーでの経験から、子連れ結婚式のあれこれをお伝えします。①じっとすわっていてほしい!机で使えるおもちゃを持参1歳児に約2時間あるパーティーでおとなしくしてほしいとお願いすることは不可能…。な気がしますが、そうはいってられないので、いかに時間をつぶせるかというかとが重要!わたしは、絵本、お絵描きセットなど机の上で遊べるもをたくさん用意しました。音の出るものに興味をしめすお年頃ではありますが、音楽の鳴るものや、机にぶつけて音の出るようなおもちゃは避け、ぬいぐるみなど柔らかいものが安心です。お気に入りのいつものおもちゃや、飽きたときに気をひくための目新しいおもちゃ、少し多めに準備していきましょう♡②気になるベビーの食事!食べ慣れたものを用意&食事アイテムは必須我が子は1歳2ヶ月で結婚パーティーに参加したのですが、食事を用意するよと言ってもらいました。まだ離乳食が終わった訳ではなかったのですが。ちょうど子供用の食事も少しずつ食べれるようになっていたことと、お友達が食べているものに興味を持つようになっていたこともありお願いすることに…。しかし、食べむらがあったり何が出るのかわからないし、子ども用のお菓子も用意してくれていたのですが、それだけでは間が持たなかったので、小さなおにぎりやパンなどを持って行っておけば良かったな〜と思いました。普段から食べ慣れているものを、多めに持って行っておくことがおすすめです。またカトラリーやヌードルカッター、マグも必須。飲み物は会場にありますが、普段飲んでいるものを持って行っておけば安心です。そして、スタイ!せっかく着たドレスもよごしてしまっては残念です。MARLMARLのようなスカートまで包む可愛らしいエプロンがあると気分もあがります。まだ食べこぼしが多い時期はメイクマイデイのタキシードや、パールのシリコンビブもおすすめ。スタイはおめかしできるアイテムでもあるので、一石二鳥。こちらも数枚用意していくと良いですね♪③プレゼントを用意して、心使いのお礼とお祝いを子どもの料理を用意してもらう場合は、子ども分のご祝儀はプラスαで入れておくか、プレゼントを用意しておくのが◎。参加費の場合は、子どもはいくらか、あらかじめ連絡しておくのもいいと思います。参加費はいらないよという場合でも、食事を用意してもらったり子どもへの心遣いのお礼を。心ばかりのプレゼントを用意すれば、おめでとうの気持ちが伝わると思います♡④事前に挨拶を。そして大事な時はロビーに行く判断も席についてまず、「子どもがいてうるさくしちゃうかも…」と周囲に一言声をかけておくこと。また、ご両親が挨拶にきてくださったら、子連れで招待してもらったことのお礼を伝えておくとよいでしょう。そして、どうしてもおとなしく出来そうにない、そんなときは早めに諦めてロビーに行くくらいの気持ちでいることも大切です。子どもの機嫌がよくても、気分転換のためにロビーに行くのがいいかも。ずっとすわっているとストレスがたまるので、動き回っても大丈夫そうな雰囲気のときはできるだけ歩かせました。みんなに「かわいいね〜」と行ってもらえて娘も満足そう。プロフィールムービー中や、大事な挨拶などとときは泣き出さないように抱っこして。プロフィールムービーはゆっくり見られなかったのですが、後日、友達が見せてくれました。⑤どうしても心配な場合は、協力者をつれていく子どもがまだ小さい、余興など役割がある、おとなしくしてくれるか心配…。そんな時は思い切って旦那さんや両親にお願いして一緒にきてもらいましょう。レストランやロビーで待っててもらうのも有りです。パーティーなどで遅い時間帯の場合は、もしかすると寝てしまうことも。また久しぶりのおめかしにママも疲れてしまうかもしれません。家族にちょっと早めにお迎えにきてもらってバトンタッチしてもらうなど、せっかくの結婚式なので一人でどうにかしようとせず相談してみては。私は一緒に行った友達が子どもとも面識があったので、トイレに行く時など見ていてくれたり、色々とサポートしてくれました。一緒に行く友達にあらかじめ相談しておくのもよいですね。⑥逆算して生活リズムを調節ご飯やお昼寝、ねんねの時間が微妙にズレてしまうことになるかもしれません。そんな時は、逆算して早めのご飯、多めのおやつなどで調整をしておくのが好ましいです。お昼寝もしっかりしてぐずらないようにします。出来れば数日前からならしておくとさらに安心。また、どんな月齢の子であっても「結婚式に一緒に行くんだよ」と言い聞かせて、子どもに心の準備をしてもらうことも大事なのかも。子どももワクワクする日になること間違い無し♡実際に参加してみて、うるさくしたり周りを汚したり…と申し訳なく思うこともありましたが、友人も子連れできたことをとっても喜んでくれました。自分の結婚式をふりかえっても、確かに子連れでの参加してくれたのはうれしかった!子どもにとってもオシャレをしてのおでかけ、お姫様みたいな新婦さんや綺麗な会場にワクワクすること間違い無し。事前準備をしっかりして、子どもと一緒にお祝いをしたいですね♡
2017年05月15日ベビーカーって、持って行く?遠出旅での悩みどころ1歳になった娘と九州の実家まで新幹線で帰省をすることに。前回の帰省は6ヶ月頃。大変だ〜と思ったあの頃が懐かしいくらい、今は駄々をこねたり歩き回ったり……。恐るべし1歳児!旅行グッズのなかでも、持って行くか最後までとっても迷ったのがベビーカー。前回は抱っこでベビーカーは無しだったのですが、今回9キロを超える娘(旅の途中に完璧に歩けるようになりました)と、1週間の荷物を考えると……、ベビーカー無しはどう考えてもきつい。だけど大きいベビーカーは不便。そこで、飛行機の機内持ち込み可能サイズまで小さく、コンパクトにたためると話題のベビーカー「yoyo+4+」を使ってみることにしました!yoyoってどんなベビーカー?yoyoはフランス生まれ。走行性や快適な乗りごごちを保ったまま、新幹線や飛行機の荷物棚に置ける世界初の3つ折ベビーカーです。豊富なカラーバリエーションとオシャレなデザインで、最近は街でもチラホラと見かけるようになりました。“ちいさくなる”の恩恵は新幹線に乗ってすぐにあらわれた!ベビーカーの置き場に困らない!これは新幹線旅ではとにかくありがたいことでした。折り畳んだyoyo+4+を足下に置いても余裕があるなんて、こんな素敵なことはありません。普通サイズのベビーカーを持ち込んだ場合、一番後部座席の後ろくらいしかベビーカーを置ける場所がないので、そこが空いていなければもうお手上げ。足下で横に置いている親子もいましたが、やっぱり窮屈そう。長旅にはちょっと辛いなあと感じました。yoyo+4+なら足下に置いても大丈夫だし、収納袋付きなので、荷物棚にも置くことができます。なんといってもちゃんと自立してくれるところがとってもいい!移動だけじゃない、旅行先でも大活躍行った先でも車に乗る機会が多かった今回。コンパクトに座席下に潜り込ませることができるyoyo+4+は、親戚が多く、乗る人&荷物が多くなるなか、1人分座席やトランクを使わずすむので助かりました。また、さすがフランス生まれ、高い走行性と安定感に感動もの!車輪はしっかりしており石畳も快適走行。いつもと変らない乗り心地に娘も快適そう。リクライニングも140度までOKなので、眠るとぐっすり。旅行中にぐっすり寝てくれるとご飯もゆっくりできる、ありがたい〜!普段使いのベビーカーよりもyoyo+4+は座席が低く、地面に近いので心配でしたが、そこまで気にならずホロもしっかりと包み込んでくれるので安心でした。今回は使わなかったのですが、コンパクトに持ち運べるレインカバーと収納袋付きなのもうれしい!大型連休の強い味方!人ごみでもストレスフリー行きはよいよい帰りは怖いとよく言いますが、まさにその状態になった今回の旅。3連休最終日にかぶってしまった移動と旅中に娘が歩行を習得……。このダブルパンチに、yoyo+4+がなければ完全に心が折れてしまうところでした。とにかく人が多く、乗車率も100%は有に超えている状況。駅構内も大勢の人。そしてどこに行っても歩きたい娘。そんななかでも、パッとたたみ肩にかけれるので、娘を抱っこしていても楽に移動が出来ました。肩のパットもしっかりとしていて痛くなく、また5.6キロとは思えないほど軽く感じました!ホロについているポケットも切符や財布を入れておくのに便利。よくたたむことを考えるととってにはなにも付けておけないので、こういう気配りがありがたかったです。折りたたみ、なれるまでは練習が必要日本のメーカーは片手で開閉ができたり、荷物を多少載せていても折り畳めたりしますがyoyo+4+はそうはいきません。物をすべて下ろし、両手が空いていることが必須。お子さんをどこかに座らせる場合は特に気をつけないといけないですし、一人座りが難しい場合は抱っこひもも必要です。また、折り畳む時にコツが必要で、カチッとホロの部分を折り畳み、何も挟まっていないことを確認し、ボタンを押して引きます。これが慣れるまでは難しい。何度もうまくいかず焦ってしまったので、旅に出る前に練習するのがおすすめです。でも、コツを掴んでしまえばなんであんなに難しいと思ってたんだろうと不思議なくらい簡単に開閉できます。yoyoだから出来る、全部を抱える旅!荷物と娘とベビーカーをかかえるのはさすがに大変でしたが、yoyo+4+じゃなければ実現しなかった!ぐずる娘を抱え新幹線から降りる時、せまいところをさっと通りたい時、バス乗るときなどちょっとしたところで助かりました。このちょっとしたところでストレスが無いことがどんなにありがたいことか……。yoyo+4+との旅は、連休の人ごみと自我が芽生え出した歩き始めの子にぴったりでした。
2017年04月30日2才の息子と一緒に沖縄へ行ってきました先日、2才7ヶ月の息子を連れて沖縄へ家族旅行に行ってきました。息子を連れての旅行は何度か経験していますが、やっぱり沖縄となると気合いが入ります(笑)。今回は、旅の準備・持って行ってよかったもの・いらなかったもの、沖縄での食事や親子で楽しめるオススメ穴場スポットなどをご紹介します!荷物はなるべく少なく、しかし抜かりなく!子連れ旅行って…驚くほど大荷物になりますよね。まずはオムツ問題!旅行日程分のオムツを持って行くのはまず無理だし、現地に到着したらドラッグストアで1パック買おうと思っていたところ……なんとホテルの売店で5枚入りや10枚入りのバラ売りオムツが用意されていました。リゾートホテルや大型ホテル・旅館にはこんなサービスがあるんですね!必要な数だけ買えるのは、旅行中とても便利でした。宿泊先ホテル売店で取り扱いがあるか事前に問い合わせておくと安心です。つぎに抱っこひも。息子は2才7ヶ月なので抱っこひもはずいぶん前に卒業していましたが、もしかしたら必要になるかも…と持っていくことに。結果、大正解でした◎沖縄の観光名所、とくにパワースポットといわれているところは足場の悪いところが多く、息子を抱っこやおんぶで歩くことがしばしば。アップダウンの激しい道も1人でしっかり歩けるようになるまでは、抱っこひもを持っていくことをオススメします。日焼け対策は万全に!!沖縄の日射しは本当に強いです。過度の日焼けは炎症を起こしたり、痛みも伴うので小さなこどもの肌をしっかり守ってあげたいですね。帽子に日除け用の長袖羽織りもの、サングラスもあると安心です。ベビーやキッズ用の可愛いサングラスはレジャー気分をさらに盛り上げてくれます♪また、いつもの外遊びにも、日焼け止めを塗ってあげているママは多いのでは?最近は虫除け効果も兼ねているものが売られています。虫刺されが気になる季節にはそちらを選びたいところ。ミストタイプならシュッシュッと塗り直しも簡単でした◎こどもも一緒に楽しみたい♪沖縄料理いろいろ旅の楽しみのひとつといえば、ご当地グルメ♪離乳食が完了していれば、親子でいろんな沖縄料理を楽しみたいですね!沖縄そばはあっさりしたスープで食べやすく、息子も大変気に入っていました。チャンプルー系では、麩チャンプルーやパパイヤチャンプルーがこども向き、グルクンなど白身魚の唐揚げも淡白な味わいでもぐもぐ食べていました。ほかにもジューシーでアメリカンなステーキやタコライスなど、大人と一緒にいろいろな沖縄グルメを楽しんだ息子。ミミガーを「豚の耳おいしいー!」とコリコリと夢中で食べたのには驚きました(笑)旅行中、食事面で困ることは全くなく、普段の生活ではなかなか食べられない食材にもたくさん挑戦。沖縄料理は比較的子ども向けのものが多いので、その点でも子連れ旅行で沖縄はおすすめです!親子で楽しめるオススメ穴場スポット!今回の沖縄旅行で私たちが訪れたのは、美ら海水族館・伊計島ビーチ・ぬちまーす塩工場見学・古宇利島・斎場御嶽・ガンガラーの谷。沖縄の焼きもの窯元が集まっているやちむんの里にも行ってきました。子連れで陶器を見て回るのはなかなハードルが高そうですが、やちむんの里は美しい自然のなかに点々と窯元さんの工房があり、散策するだけでも楽しかったです。パパとこどもたちに外で遊んでもらっている間にママはやちむんをお買い物♪素敵なやちむんがお手頃価格で購入できますよ。また、牧志公設市場などの市場で珍しい食材を見てまわるのも面白い!「これが食べられるんだ!どんな味だろう!?」と色鮮やかな魚や大きな海老をすぐ近くで見られて息子は大興奮でした。そして、もうひとつ穴場スポットが米軍キャンプ内で開催されるフリーマーケット!普段一般人は入れない基地に、この時は免許証などを提示するだけで入れます。フリーマーケットでは外国の生活用品や雑貨・洋服のほか、こどものオモチャや子供服も多く売られていて掘り出し物がみつかることも。大人は広大な敷地のアメリカンな空気に触れられて、息子は米軍車両が並んでいる光景に大喜び、みんなが楽しめるスポットでした。週末には数あるキャンプのどこかでフリーマーケットが開催されているので、スケジュールが合えばぜひ訪れてみてくださいね♪小さな子も一緒に楽しめる♪やっぱり沖縄はいいな!沖縄旅行といえば、現地の移動はレンタカーを借りる方が大半だと思います。これが小さな子連れには自由がきいて、とてもありがたいですよね!リゾートホテルだとプールがあったり、プライベートビーチで様々なアクティビティーが体験できたり…。子連れでの沖縄は初めてでしたが、いろいろな施設で子供への配慮が感じられて、とても快適に過ごせました。ゴールデンウィークや夏休みに沖縄旅行を計画している皆さん、家族みんなで楽しめる素敵な旅行になりますように!!
2017年04月28日5歳と1歳のふたりの息子さんを連れて、年に数回は沖縄を旅している島村麻美さん。学生時代から沖縄に魅了され、40回近くも沖縄を旅してきました。子連れ沖縄旅行だけでも、すでに約15回を数えるそうです。今回は、沖縄子連れ旅行の達人であり、 『子連れで沖縄 旅のアドレス&テクニック117』 の著者でもある島村さんに、沖縄はもちろん、その他のエリアでも役立つ子連れ旅行のコツを教えてもらいました。■子連れ旅行デビューは、早ければ早いほどいい!出産後、いつから旅行にいってよいかは悩むところですが、島村さんは「早ければ早いほどいい!」といいます。理由は、0歳児は寝ている時間が長く、抱っこしていれば移動も観光もスムーズだから。歩きはじめる1歳児や、イヤイヤ期真っ盛りの2歳児は、飛行機や車でもじっと座っていてはくれないので、逆に大変です。「長男のときは5か月くらいのときに温泉へ行ったのが初めて。次男は2か月で沖縄へ連れて行きました。次男は0歳のあいだに3回沖縄に行っています」子どもが0~1歳のときの旅行は、親が行きたい場所に行き、温泉やグルメなど毎日の子育てのリフレッシュができる旅行プランにしていたそう。ただ、2歳を過ぎたころからは、子どもも一緒に楽しめるような過ごし方に変えていったといいます。「いまは、5歳の長男が楽しめる場所があるかどうかで旅先を探します。子どもが退屈してグズッたり騒いだりすると、せっかくの旅行なのに親もイライラしてしまうので。幼児期になると、子どもが楽しいと思えないところ、たとえば世界遺産や神社などはゆっくり楽しめなくなるので、赤ちゃんのうちが行きどきです」■沖縄旅行のベストシーズンは6月下旬!島村さんが、沖縄が子連れ旅行に向いていると思うのは、「近くて手頃なリゾートであること」。そして、「子連れウェルカムなお店やホテルが多く、選択肢が多いこと」が大きな理由だそうです。「子連れハワイ旅行などにも憧れますが、そんなに長く仕事を休めなかったり、フライト時間が長くて不安だったりして、断念するママが多いのも事実。その点、沖縄は近いので気軽です。ハワイに負けないきれいな海もあるし、オシャレな飲食店や雑貨屋も増えていて、リゾート感をたっぷり味わえます」島村さんいわく、沖縄のベストシーズンはズバリ「6月最終週」。全国的にはまだ梅雨ですが、例年、沖縄は6月中旬に梅雨明けしていることがほとんど。さらに7~8月の夏休みシーズン前なので、観光客もそこまで多くなく、旅行代金もピーク時より安くすみます。逆にハイシーズンである夏は、店や道路が混雑するだけでなく、台風の接近や上陸が多いことにも注意が必要です。■飛行機の座席予約のコツ子連れ沖縄旅行の最大の心配が「飛行機の移動」だという人も多いと思います。島村さんは著書の中で飛行機を予約するときのポイントとして以下のような点を挙げています。●2歳児の座席を確保し、移動を快適にJALやANAの国内線は、3歳未満は座席なしなら搭乗無料。ただ、実際は1~2歳になると、じっとしていてくれず、長時間の抱っこはつらいので、2歳児はお金を払ってでも子ども分の席をとるのもひとつの選択肢です。その場合、コスト重視ならLCCを選ぶのも手です。●座席は通路側、後方がおすすめ子連れ旅行では事前の座席予約は必須。座席は、ぐずったりトイレにいったりするときにすぐ立てるので、窓側より通路側がベター。また、前方より後方ほうが比較的子連れが多く、お互いさまという雰囲気があっておすすめだそうです。 ■子連れ旅行のスケジュール・プラン作りのコツ「子連れ旅行では準備が本当に大事。育児や家事をしながら、旅のプランや移動手段のことを考えたり調べたりするのは大変ですが、移動手段や滞在先のこと、食事の店などの下調べをしておくと、思いがけない失敗をぐっと減らせます。スケジュールのコツは、予定をがっちり決めすぎないこと。子連れの移動は思わぬタイムロスがつきものなので、タイムスケジュールを作ってあれもこれもと詰め込むと慌ただしくなり、疲れてしまいます。かといって、ホテルだけを決めてあとはノープランだと、『近くに子どもが食べられるような飲食店がない』とか『よさそうなイベントやアクティビティがあったのに、事前予約制だった』とか『行きたい場所が意外にホテルから遠くて時間がたりない』なんていう失敗も出てきます。ある程度行きたいところや、距離感はしっかりつかんでおいたうえで、その日の天気や子どもの機嫌と相談しながら、行き先や過ごし方を決められるように下調べしておくとよいでしょう。初めての子連れ旅行や初めて行く旅先なら、なおさら準備は万全にしておくと安心です」このほかにも島村さんの著書『子連れで沖縄 旅のアドレス&テクニック117』には、3泊4日の沖縄モデルプランや持ち物リスト、レンタカーを格安で借りる裏技など、沖縄をはじめ、あらゆる子連れ旅行に役立つ旅のテクニックがいっぱい。読むと子連れ旅行への不安も消えて、すぐにでも旅行を計画したくなりますよ! 『子連れで沖縄 旅のアドレス&テクニック117』 島村麻美 著/ダイヤモンド・ビッグ社 1,080円(税込)沖縄を愛してやまない著者による実体験で得た“旅のノウハウとおすすめ物件”が117のテーマで掲載されています。話題のLCC活用術から、家族にやさしい宿・食・観光、そしてママにうれしい買い物情報まで――既存ガイドにはない情報が満載の1冊。家族のクチコミも多数掲載!
2017年04月27日6か月になる息子を連れてメキシコへ!子連れでも、観光や街歩きは楽しみたいですよね。今回は、メキシコの観光地、オアハカでの子連れ街歩き編をお送りします。小さなベビーとの、街歩きのポイントは?ただでさえ慣れない海外旅行。事前のちょっとしたリサーチや、暑さ対策&アイテム準備で、ママの心配ごとが少なく過ごせたらいいですね。オムツ替えができるスペースをリサーチこどもって、どこでオムツ替えしているの?まだまだ立っちができない6ヶ月、公衆トイレでのオムツ替えは難しいもの。しかし、子どもの多いメキシコ、オムツ替え台のあるレストランやカフェは意外とたくさんありました。休憩で入るカフェなどでオムツ台があった所は地図にチェックを入れて、頻繁に使いました。日よけ・暑さ対策は万全に!湿気は少ないものの、昼間は日差しが強く、暑いオアハカ。冷えピタを首の後ろに貼ったり、UVカット効果のあるケープなどを準備して日よけ対策を万全にしていきました。また、どんなに暑い地域でも、すこし羽織ったりかけたりするものもあるといいかも。貴重品はしっかりと管理海外旅行では基本ですが、特に子どもを抱っこしていたり、ベビーカーを押したりしていると荷物がおそろかになりがち。貴重品はしっかりと身に着けられるバッグで歩きましょう。カラフルでかわいい街・オアハカ♡オアハカは、メキシコ各地からも観光客が訪れる観光地。メキシコでも先住民の住む割合も多く、様々な民芸品やかわいい雑貨があり、まさにメキシコらしい地でもあります。また、おしゃれなカフェやレストランも年々増えていて、治安も悪くありません。子連れでのんびり観光するにはとてもいい場所!子連れにやさしいレストランやカフェがたくさんオアハカのレストランやカフェなどは、ほとんど子連れに優しいといっても過言ではありません。子どもが大好きなメキシコの人々。子供と一緒に入ると、ほとんどの店員さんや近くのお客さんなどが皆歓迎してくれ、抱っこの嵐(笑)泣いたりしても逆に周りの人があやしてくれます。息子も沢山の人に抱っこされてご機嫌♪今回は、その中から特に子連れで入りやすいお店をご紹介します。チョコラテが有名な「casa mayordomo」オアハカは「チョコラテ」というホットチョコレートがとても有名。そのオアハカのチョコラテメーカー「mayordomo」が運営するカフェレストランです。もちろん美味しいチョコラテを伝統的な入れ方で頂くことができます。こちらはオムツ替えスペース・キッズスペース・子供用椅子などなんでも揃っていて安心♡「 casa mayordomo」キッズスペースもある「restaurante azucena zapoteca」オアハカの木工芸品「アレブリヘス」の巨匠・ハコボ&マリア夫妻が経営するレストラン。店内にはアレブリヘスのギャラリーも併設されていて、お買い物も楽しめます。ここにもおむつ替え台や、オアハカらしいキッズスペースも。長時間いても楽しめそう!「 restaurante azucena zapoteca」街歩きに疲れたら「san pablo」へ!「San Pablo」という施設の中には子供用の図書室があり、床に寝転がって本を読んだり遊んだりできるキッズスペースがあります。もちろん無料。疲れたらここで休憩。中には沢山の親子連れがいますので現地の親子や観光客と触れ合うこともできますよ!カラフルなオアハカの街並みを是非楽しんでくださいね!
2017年04月26日こどもが生まれてからというもの、わたしが一番我慢していたこと。それは海外旅行である。独身時代から、時間さえあればコツコツ貯めた貯金を使って、飛行機に飛び乗り海外へ一人旅に出かけてきた。ひとり旅はわたしの原動力。仕事にもプライベートにも大きな影響を与えてくれる特別な時間。こどもができたって行けないことはないだろうと、息子が1歳になる前に、インドネシア行きのチケットを購入したら、「ヤブ蚊に刺されて、伝染病になったらどうする!!」と、両親に大反対され泣く泣く中止に…。しかしながら、諦めきれない海外旅行。行きたい場所はいっぱいあるが、アジア圏なら近いし飛行機に乗っている時間も短く済む。すでに国内旅行で飛行機には何度か乗っているし、そこまで大変ではないような気もする。飛行機のチケットは2、3歳を過ぎるとこども料金が追加されるとのこと。ならば、2歳になるまでに一度くらいは海外旅行へ行っておきたい。1歳を過ぎたら少しは安心ということで、息子が1歳半になるころ、わたしは勢いで飛行機のチケットを手配した。行き先は”タイ・チェンマイ”。わたしが21歳のころ、初めての一人旅で訪れた土地だ。10年以上が経ち、今では夫も息子もいる。あの土地を旅したら、昔の自分に出会えるかもしれない。息子にも、わたしの好きだった旅を知ってほしい。そんなことを考えて行き先を決めた。あのころの自分を思い出すと、本当に危なっかしい旅ばかりしていたなと思う。あえてローカルな土地を目指し、舗装されていない道をボロボロのバスで移動したり、宿泊先もその場でその場で探しながら決めていた。いわゆるバックバッカーだった20代。親になった今、あのころ、両親がどんな思いでわたしの帰りを待っていたか。想像するだけで胸が痛む。毎日心配をかけていたのだなあ。昔の思い出に浸りながら、いよいよ出発の時が来た。息子、1歳6ヶ月。今回は息子との初めての旅なので、ちょっと余裕のある旅にしようと、チェンマイでも評価の高い、タマリンドビレッジというリゾートホテルに宿泊することにした。今回は9日間の旅! 時間の許す限り、ゆっくりしようと思う。この1年半、わたしも夫もよく働いたし、わたしたちへのご褒美としよう。旅の準備で一番驚いたのは、荷物の量の多さ。全部で9泊10日の旅、国内旅行に比べると普段の量の2倍と言っても過言ではない。オムツは1パック、離乳食も最悪現地で何も食べなかったことを想定し、1日3食分×日数でえらい数になっている。それにプラスして子どもの着替えは大人の枚数の倍になり、スーツケースの半分以上が子ども用品になってしまった…。そして、子連れ旅の第一関門、それは飛行機の移動。飛行中、泣きやしないか…。泣いたら周りのお客さんに迷惑になるし、心苦しい。いつだって子連れになると、世間の目を気にしてしまう。「泣いてもいいよ~だって、みんなも赤ちゃんだったんだからねぇ」と心の優しい人が叫んでくれないものか。電車にも女性専用車両があるように、飛行機にも「赤ちゃん専用シート」があったらいいのに…。バンコクまで6時間、その後国内線に乗り継いで2時間。合計8時間の移動。過去最長時間となる移動距離に、息子は耐えられるのだろうか?出発は午後の便を選んだ。帰りは夜中発の便。どちらもどうか、眠っておくれ~!登場時刻が近づくとインフォメーションから「2歳以下のお客さま、優先的にご案内します~」とアナウンスが! いつもならダラダラと長蛇の列に並ばなければならないのに、わたし達はなんと一番乗りで機内に案内していただいた。しかも座席はエコノミーの中でも一番ゆとりのある最前列で、好きなだけ足を伸ばせる! 子連れであることでデメリットばかり考えていたけれど、ありがたいことに快適!出発前に、きちんと昼食を食べさせていたのが効いたのか、息子は出発して2時間もすると眠くなり、ウトウトとわたしの膝の上で眠り始めた。思っていた以上に飛行機移動は苦労が少ないのかも。それから6時間もの間、到着まで何度か寝たり起きたりを繰り返しつつ、無事一度も泣かずに、あっという間にチェンマイに到着。空港に降り立つと、ムワッと蒸し暑い空気が辺りを包み、タイ特有のナンプラーの香りが漂ってきた。この香りを嗅ぐと、タイに来たんだなぁ、と実感する。あのころと何ひとつ変わらない香り。若かりしころのわたしが降り立った場所に、今こうして夫がいる、息子がいる。ずっとずっと夢見ていた、家族ができたら一緒に旅をすること。夢が叶って嬉しい。まだ始まったばかりの旅なのに、わたしは胸がいっぱいだった。つづく
2017年04月21日だんだんと日が長くなってきて、春の足音がもうすぐそこまで!まだまだ雪も深く夜間はぐっと冷え込むけれど、カナダ東部のオンタリオ州では毎年3月~4月、甘くて楽しいフェスティバルが開催中。季節の風物詩、メープルシロップの収穫を祝って多くの人が訪れます。メープルシロップの収穫から口に入るまでを、遊びながら学べる楽しいメープルフェスティバル。子どもも楽しめるアクティビティもいっぱいです!メープルの海でおよぐパンケーキはカナダ東部オンタリオ州の春の風物詩添加物なし!自然の作りだした甘味料メープルシロップとはサトウカエデという木の樹液を煮詰めたもの。カナダ東部にはこのサトウカエデの原生林が広がり、ケベック州とオンタリオ州で世界のメープルシロップのほとんどを生産しています。カエデの葉は国旗にも描かれているくらいですから、カナダを代表する木といっても過言ではありません。昼夜の気温差がぐっと広がる春先。サトウカエデの木々の樹液は糖度を増し、収穫の時期に。1本の木に対し3つの穴を開けて蛇口のようなものを差し込むと、ぽたぽたと樹液が染み出てきます。これをバケツで受け止めて、ある程度溜まったら濾過して不純物を取り除き、ぐつぐつと煮詰めてメープルシロップに。この方法、17世紀に入植者がカナダにやってくるずっと前から先住民に伝わる方法で、設備は少しモダンになったものの、現在も添加物などを入れずに作られる自然の甘味料です。木から染み出る樹液は無色透明。なめてみてもほとんど甘味を感じないメープル農家を訪れてできたてのメープルシロップを楽しむこんなサトウカエデの森のことをシュガーブッシュ(砂糖の森)、そしてシロップを煮詰める小屋のことをシュガーシャック(砂糖小屋)と呼ぶのですが、2月の終わりくらいから4月ごろまでの期間、シュガーシャックはもくもくと煙を出して大忙し。あたりには薪の焼ける匂いとなんとなく甘い香りが漂います。そしてこの季節はそれぞれのメープル農家で収穫を祝うお祭りを開催。入場無料で誰でもふらりと気軽に訪れて、できたてのメープルシロップを楽しむアクティビティを提供しています。今回お邪魔したのは、5世代にわたってこの地でメープルシロップを作り続ける農家、フルトンズ。まずはメープル農家の名物、雪の上につけたくぼみの上にあつあつのメープルシロップをとろりとたらしてつくる「メープルタフィー」をいただきます。急激に冷やされ固まったシロップをスティックにまきつけて味わうのは、このシーズンならではのお楽しみ。自分で作ってみることもでき、子どもたちにも大人気です。たらしたメープルシロップを雪の上でぐるぐるすると、だんだん固まってくるメープルシロップをた~っぷりかけて召し上がれ!一通りタフィーを楽しんだら、お次は森の中のパンケーキ専門店としても人気のフルトンズ自慢のパンケーキをいただきます。こちらの定番は数枚重ねのパンケーキにスコーン、そこにメープルシロップをこれでもかというくらいたっぷり流しかけ、ソーセージとベイクドビーンズをつけあわせに、と甘しょっぱくてボリュームある一皿。パンケーキのみ、ソーセージだけつけて、といった注文の仕方もOKですが、いずれにせよ、パンケーキがひたひたになるくらい、メープルシロップをたくさんかけるのがポイントです。一番下のパンケーキはシロップをたっぷり吸って、じゅわっと甘く、なるほど、ソーセージなどちょっと塩辛いものを合わせるのはそのためですね、と納得。まぁ、それらもひたひたになってメープル味になるのですけれども。ベイクドビーンズは本当は煮豆なのになぜに”ベイクド(焼いた)豆”というのだろう?家族で訪れたい、アクティビティいろいろなプチフェスティバルここではほかに、スノーシューや馬の引くソリで森の中を散策したりとさまざまなアクティビティを楽しむことができます。気温が関係あるので毎年開催日は異なりますが、3月から4月上旬まではどのシュガーシャックでもこうしたプチフェスティバルを開催しています。予約なしでふらりと立ち寄ってもOKなので、ぜひ家族で訪れてみてください。フルトンズパンケーキハウス&シュガーブッシュFulton’s Pancake House & Sugar Bush399 Sugar Bush RoadPakenham, ON K0A 2XOオタワから車で約1時間ウェブサイト:春先でもまだまだ雪深いオンタリオ州。でも日中の気温はだいぶ高くなってきている色が薄いほどピュアな味わい。ダークなものは独特な香りがするが、それもまたナイス<文・写真:フリーランス記者岩佐史絵>
2017年03月14日フリーランスエディターの赤木真弓です。昨年末、アメリカ・テキサス州にあるオースティンという街に、1歳の息子を連れて、初の子連れ海外旅行に行ってきました。オースティンはアメリカを中心にカナダやイギリスに展開する、オーガニック系のスーパーとして知る人ぞ知る、「Whole Foods Market(ホールフーズマーケット)」の発祥の地なんです。そんなオースティンを旅して感じた食のオーガニック事情をレポート。子連れ旅行にも嬉しい街の魅力についてもご紹介します。 ■「第2のポートランド」と呼ばれ、注目される理由とは緑豊かでのんびりとした雰囲気ながら、ニューヨーク・ブルックリンのようなカルチャーも感じます。テキサスと聞くと、カウボーイやビーフといった、豪快で、“オーガニック” とすぐに結びつかないイメージを持っている人は少なくないと思います。私も行くことになるまで、その程度の情報しか持っていなかった人の一人です。テキサス州は、アメリカ南部に位置し、メキシコと国境を接する州。日本からオースティンまではサンフランシスコやロスアンゼルスを経由して、約14時間のフライトです。アップルやアマゾン、フェイスブックの支店のほか、多くのIT関連企業が集まっているほか、「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」や「ACL Music Festival」などの世界的に有名な音楽イベントも行われているので、音楽好きにはよく知られています。音楽の街らしく、空港ではギターのモチーフや生演奏も行われていました。気候も温暖で、私が訪れた11月でもコートいらずの暖かさ。夏は40度近くまで上がりますが、冬の間も半袖でいられる日が多く、3月中旬には初夏を思わせる気候になるそう。私もハワイにいるときのように、暑すぎず寒すぎず、過ごしやすいと感じました。そんなことも手伝い、住みやすい街として人気があるようです。今回この場所を旅先に選んだのは、ここに長く暮らす友人から、すごくいいところだと聞いていたから。友人によると「オースティンは州都でありながら、リベラルで、すべてのカルチャーに対する寛容な姿勢が見られる街」とのこと。近年、おしゃれな流行に敏感で、オーガニックや環境問題にも関心の高いヒップスターを中心に、アメリカ各地からの移住者も多く、「第2のポートランド」と呼ばれている注目の街なんです。 ■あの「ホールフーズマーケット」発祥の地そんなオースティンは、食の街としても知られています。その理由のひとつが、先にも述べた通り、オーガニック系スーパー「ホールフーズマーケット」の発祥の地であること。その本店に行ってきました。「ホールフーズマーケット」は、オーガニックや地元のオーガニック商品を積極的に扱うスーパー。広大な店内には、新鮮な野菜や果物、魚介類、パンなどの食品はもちろん、化粧品や洗剤など生活用品まで幅広く、豊富に扱っています。 オーガニックのコーヒー豆と地元の水を使った、オースティン発のコールドブリューコーヒー(水出しのアイスコーヒー)、「カメレオンコールドブリュー」。特に嬉しいのは、野菜不足になりがちな旅行者にぴったりのデリコーナー。サラダやスープなどもあり、まだあまり食べられるものの選択肢が少ない、子どもの食事にも大助かりでした。 デリコーナーで買ったランチ。野菜やお米、肉もあり、子どもも大人も大満足。ホームページによると、「ホールフーズマーケット」が1980年にオープンした当時は、アメリカ全土で6店舗に満たないほどしか、ナチュラル系のグローサリーストアがなかったそう。開店から4年後には、オースティン以外にもどんどん進出するほどの成功を収めた、いわばオーガニック系スーパーの先駆けです。日本でオーガニックというと高価なため、日常的に買い続けるのは難しいというイメージがありますが、ジェネリックのオーガニック食品を積極的に作っているところが多く、低価格で品質のしっかりした商品が手に入りやすいのだとか。品揃えの豊富さ、新鮮さ、そして信頼できる品質で成功した「ホールフーズマーケット」に続くべく、オーガニックや地元食材にこだわった、おしゃれなグローサリーストアやフードコープも多くあるのが、オースティンの魅力です。■オーガニック系のコンビニまで!「Wheatsville Food Co-Op(ウィーツヴィルフードコープ)」も、オーガニック系グローサリーストアのひとつ。入り口や店内には、今週の商品の何パーセントがオーガニックで、地元のものかがわかりやすく書いてあります。グローサリーストアの「in.gredients(イングリディエンツ)」では、食材がどこから来たものかまで、細かく表示され、安心感があります。友人によると、「オースティンに住む人の多くは、オーガニックや地元のオーガニック料理にこだわっているので、需要と供給が成り立っているからこそ実現できる」そう。子どもが生まれてから、特に食には気をつけたいと考えている私にとっては、かなりうらやましい環境でした。このほかにもオーガニック系のコンビニもあり、ヴィーガン(動物性食品を食べない主義の人)の食品しか扱わないところなど、さまざまな食に対応してくれる店がありました。アメリカは大味でジャンクと思っていると、イメージを覆されるはず。どこもおしゃれで、老若男女問わず賑わっているのが印象的でした。 オーガニック系の食品を多く扱うコンビニ「Quickie Pickie(クイッキーピッキー)」の店内。イートインコーナーはおしゃれなカフェ風。■オーガニック系ストアには、キッズコーナーも充実少し話が逸れますが、スーパーの入り口に、子どもたちがフルーツを無料で持っていってもいいというコーナーが設けられているところがいくつかありました。また別の店では、子どもが「お腹が空いた」と泣いていたとき、すぐにお店の人が売っているりんごをむいてプレゼントしてくれました。「ホールフーズマーケット」のキッズコーナー。「ウィーツヴィルフードコープ」ではフルーツのほか、ぬり絵も用意されています。日本では周りの目が気になるような場面ですが、子どもへの優しい対応もとても居心地よく感じられました。■レストランやマーケットのオーガニック事情オーガニックや地元食材にこだわっているのは、スーパーだけでなく、カフェやレストランも同様です。野菜はもちろん、ワインやコーヒー、紅茶などのドリンクまでオーガニックというお店も少なくありません。テキサス州では一般的に、アメリカ南部とメキシコ料理が結びついた、タコスやブリトーなどの「テクスメクス料理」が多く食べられていますが、オーガニックや地元の食材を使用したり、ヴィーガン対応のものもあります。滞在中は自炊もしていたため、あまり外食はしませんでしたが、友人に連れて行ってもらったカフェ「Hillside Farmacy(ヒルサイドファーマシー)」でも、野菜に地元のオーガニック野菜が使用されていました。 もともとは薬局というお店は、とてもおしゃれな内装。ジャンクに思えるハンバーガーも、オーガニック野菜を使っていると思うとペロリと食べられます。またオースティンの象徴ともいえるフードトラックでも、コーヒーやスイーツ、バーベキューから、地元のオーガニック食材やヴィーガン食材にこだわるものまであります。オースティン各地で見られる、おしゃれなフードトラック。気軽においしいものが食べられます。 「Arlo’s(アーロズ)」のフードトラックは、オースティンで3か所に出店。ヴィーガンに対応したタコスなどが食べられます。またオースティンでは、毎週6箇所でファーマーズマーケットが開催されています。そのひとつ、日曜日に開催されている「Texas Farmers’ Market at Mueller」にも訪れました。 ここで食べたのが、トウモロコシの粉を練って伸ばした皮に肉や野菜をのせ、バナナの皮で包んで蒸した、メキシコ料理の「Tamales(タマレス)」。優しい味わいで、子どもも夢中になって食べていました。 この店の看板にも、オーガニックが掲げてありました。このように、いたるところでオーガニック商品を扱っているので、あえて選択をしなくても自然と手にできるのが印象的です。食に対する考えが、「安いことが一番」より「安全でおいしい、地元のものを食べるのが一番」という風に変わっていけば、結果的にオーガニックの食材も低価格で手に入るようになるのではないかなと感じました。暮らすように旅したオースティン。食事情だけでも、ここなら住んでみたいと思うほどの魅力に溢れていました。協力:Naho Harvey
2017年02月22日子連れで旅をするとき、特にまだ子どもが小さいときは何かと気をつかうもの。公共の乗り物でベビーカーを使っても大丈夫?ホテルで子どもが騒いじゃったらどうしよう?そんな不安を一身に背負うのはママ、ということが多いのではないでしょうか。日本にいたって気をつかうのに、まして海外なんてとんでもない!そんなあなたにおすすめなのが、マレーシア。「え!?世の中に子ども嫌いな人なんているの?」と誰もが言っちゃうくらい、ファミリーフレンドリーな国民性で、どこへ行っても子どもは大歓迎です。ママだって旅先では楽しみたいもの。そんな希望を叶えてくれるのがクラブメッド何もかも“込み”の安心感「オールインクルーシブ」とはそんなマレーシア、中でもクラブメッド・チェラティンは子連れ旅に何度もリピートする人がいる人気の旅先です。クラブメッドといえば日本から現地までの交通費から食事、アルコールを含む飲み物やアクティビティまで、ほとんどのサービスが“すべて込み”の「オールインクルーシブ」システム。もともとカリブ海沿岸地域の国々で起こったシステムで、滞在中にかかる費用をすべて宿泊費に含めてしまおうというもの。そこにさらに日本から現地までの渡航費用まで含まれているのがクラブメッドです。帰国後に「意外とお金使っちゃってた!」なんて青くなる心配のない、独特な旅行スタイルが大きな魅力。世界約80か国にリゾート展開しており、マレーシアのこのチェラティンビーチはアジアで最も広い敷地を誇ります。敷地内には空中ブランコにアーチェリー、ハーネスをつけて驚くほど高く飛ぶことができるバンジーバウンス、大玉に乗ってバランスをとりながらころころ転がして前に進む大玉転がしなど、アスレチックなアクティビティがいっぱい。遊園地?と思われるほど大規模な遊具の数々ですが、これももちろんインクルーシブ。どれから遊ぼうか、と大人もついウキウキしてしまうことは請け合いです。某遊園地でパスポートとは別料金だったこのバウンスも当然インクルード2歳から入れる「プティ・クラブメッド」でお楽しみママはのんびり羽を伸ばして大玉転がしなどは小さな子でも大人が同伴することで一緒に遊ぶことができますが、ここはぜひともちびちゃんを2歳から入れるプティ・クラブメッドに預けてみて。せっかくの家族旅行なのに、と思うなかれ。アドベンチャーやアートなど、毎日テーマの違うアクティビティが満載なうえに、いろいろな国からやってきた同年代のお友だちと一緒に遊ぶことができ、お楽しみがいっぱいです。G.O(General Organizer)と呼ばれるスタッフたちの中でもお世話係をするのは保育に関する資格保有者だったり、豊富な経験のある人ばかりで安心。近所にあるウミガメ保護センターへ見学に行くこともあり、遊んでいるうちにあっという間に1日が過ぎてしまうはず。4か月の赤ちゃんから預かってくれるベビーシッティングや夕方のディナータイムに預かってくれるサービスなどもありますから、ところどころで上手に利用することで、家族全員がリゾートを存分に楽しむことができるでしょう。4歳以上のお子さんにもそれぞれの年齢層に合わせたクラブがあり、こちらは無料ですので、ティーンのお兄ちゃんやお姉ちゃんにもおすすめ。G.Oやほかのお友だちと英語で会話をするのも、プチ留学体験としていいかもしれません。みんなで敷地内を探検。キッズクラブに子どもを預ける人が多いので、こちらもちょっと気軽ウミガメセンターではシーズンが合えばウミガメの赤ちゃんを海に帰すアクティビティにも参加できるミルクも離乳食も心配ご無用!スタッフの助けも心強いパスタやハンバーグなどの洋食や点心、炒飯、また創作料理ふうの和食もありとにかくよりどりみどり3食の食事は基本的にビュッフェスタイルのメインダイニングでいただきます。ここではとにかく料理の種類が多く、和食のチョイスもあるので数日の連泊でも飽きることはありません。誰でも必ず好きなもの、食べたいものが見つかりますが、それは赤ちゃんだって同じこと。ダイニングのすぐ近くに簡易キッチンがあり、市販のベビーフードがあるほか、粉ミルクを溶くお湯、電子レンジなどがセットされているので、簡単なものではありますが、赤ちゃん用のごはんを自分で作ることができます。歯の生えそろったばかりの子向けの離乳食だって、カウンターに並んでいるお料理から選んでスタッフに「小さく刻んで」なんてお願いしたら快く引き受けてくれるのがうれしいところ。南国ゆえ、フレッシュフルーツをジューサーにかけてもらうこともできました。本当に子ども大歓迎のリゾートなのだなぁとジーンとしてしまう瞬間です。赤ちゃんから大人まで、どのゲストも平等に楽しめるのがクラブメッド。やみつきになる人がいるのも納得です。清潔な設備が整っていて、夜中でもアクセス可能なベビーフードキッチンクラブメッド・チェラティンビーチ29TH MILES, JALAN KUANTAN-KEMAKUANTAN PAHANG DARUL MAKMUR 26080Malaysian Archipelago マレーシアクアラルンプールからクアンタンまで空路45分、スタッフに出迎えられ、そこからリゾートまで車で約1時間。「遊びに来てね~!」敷地内には猿やリス、大きなトカゲ(おとなしいです)などの動物もいっぱい<文・写真:フリーランス記者岩佐史絵>
2017年02月21日ひとり旅を続けて10年、約150カ国も訪れたという、旅ライター・旅写真家の黒水綾乃さん。一年の半分をひとり海外で過ごし、「ひとり旅はさみしいものではない」と明るく語った彼女ですが、実は既婚者。半年はひとり旅、もう半年は居住地である台湾で、旦那さんとふたり、夫婦生活を送っているそうですが、結婚しても「ひとり旅」をすることは可能なんでしょうか。決断した理由と、ひとりで、夫婦で過ごす秘訣を伺いました。結婚後の、半分ひとり半分ふたりの生活中央:黒水綾乃さん――ご結婚されてからも、半分ひとり旅、半分旦那さんと生活しているとのことですが、なぜ「ひとり旅」を選んだのか、またどんな工夫をしていますか?旦那はメーカーに勤める駐在員です。現在いる台湾は日本より少し休暇は多いですが、旦那と長期の旅に出るのはもちろん不可能。なので、年に二回ほど行きやすい欧米諸国などを一緒に旅行しています。「ひとりで旅なんて…」とよく言われますが、結婚前からこんな生活をしていたし、こんな私を受け入れてくれた人なので、ふつうの感覚ではないとは思いますよ(苦笑)。とはいえ、最初からそんな生活だったわけではないです。私にはひとり旅で世界一周をしたいという夢があったので、子どもを産む前に叶えたいと旦那に打診したんです。何度も話し合い、旦那は聞き入れてくれて、ついに実現しました。その後、数年間紆余曲折を経て、私たちは子どもを作らない選択をしました。お互い夢があって、それを実現させようと決めたからです。私の今の夢は、世界250ヶ国を訪ねて、それを一冊の本にまとめること。全世界訪問し、世界中の人に読んでもらいたいと思っています。その夢に近づくために、毎年10ヶ国以上を訪問して写真を撮る計画なので、半年はひとり旅をすることになりました。ただ、やっぱり旦那に会いたいし、彼もそう思ってくれているので、3ヶ月以上の長い旅はせず、一度は帰ってくる約束をしています。――お互いの夢を叶えるため、そして、納得した約束をしていて素敵だなと思いました。では、旦那さんと一緒にいるときは、どんな生活を送っているのですか?旦那の料理はまずいですが(苦笑)、お互い独身時代も長かったので、家事はなんでもできます。ふたりで過ごす半年間は、お互いの仕事以外はほとんど一緒に行動しています。平日は一緒にごはんを食べ、お笑いDVDを見たり、週末は台湾国内を食べ歩いたり散歩したり。ふたりでいる時に別行動というのはほとんどないです。なので、友人や親が日本から来ても、旦那を誘って一緒にでかけます。こうやって書くととても仲がいい夫婦みたいですが、、週に二度はケンカしてますし、昔は殴り合いのケンカもしていました(笑)。逆にひとり旅をしているときは、連絡は必要最低限に。ネットがない環境にいたり、時差が大きかったりするので、安否確認(?)としてスカイプにメッセージを残すくらいです。ネットが充実した環境にいるときは、お互いの近況を語ったりとゆっくり話していますこれらは”工夫”ということではなく、私たちにとって自然な流れ。これらでうまくバランスをとれているかどうか分かりませんが、おかげさまで結婚生活も早6年になりました。ひとり旅の最大のミッションを叶えるために――旦那さんと過ごす時間を、とても大切にされてると感じました。では「ひとり旅」を続けて、何か変化してことはありますか。リラックスして旅ができるようになったことでしょうか。若かりし頃は「こうせねばいけない」「こうあらねばならない」と自分で自分を縛り付けていたと思います。さらに年齢も経験を重ねたので、情報収集力や危険察知能力があがり、イヤな経験をすることも少なくなってきましたしね。ひとり旅での私の最大のミッションは、現地の人との触れ合うことです。若いときは話しかける勇気もなかったし怖がっていたけど、今は大阪のおばちゃんみたいに(笑)気軽に話しかけられるようになりましたよ。力まずに、現地の空気を楽しめるようになったのは大きいですね。その結果、旅の密度が濃くなりましたし、なかなか見れない、触れられない体験や楽しみが増えました。よくバックパッカーや旅人が、旅をすればするほど新鮮さがなくなって飽きてくると言いますが、私は全く思いません。つまらないと感じれば、より僻地に行き、違う経験をすればいいだけ。今より10年後のほうが旅を楽しめていると思いますし、私は歳をとることに一ミリも抵抗はないので、実年齢や旅の経験値をあげ、毎日を楽しくしたいと思っています。――最後に「ひとり旅」で気をつけたほうがいいことを教えてください。現地の方と知り合えたり、現地の文化に触れ合いやすいことは、ひとり旅でしか得られない経験です。私もそこに魅了されています。だからこそ、意識して気をつけてもらいたいのは、やはり女性のひとり旅は危険度が増す、ということ。私は人生で2回襲われそうになり、1回は強奪未遂を経験しました。もちろん私の不注意が原因ですが、襲われそうになったときは「女が一人」というのが多分に関係していると思いました。とにかく女のひとり旅は警戒が最重要です。でも、自分のルールをしっかり決めて、事前準備と注意を働かせ、警戒を怠らなければ防ぐことができます。また、現地の言葉や風習を予習して人に迷惑をかけないよう配慮することも、日頃から取り組んでいます。text /SOLO編集部特集「さみしさは敵か」の記事はこちら!・世界150カ国で言われた「ひとり旅ってさみしくない?」に私が出した答え/黒水綾乃さんインタビュー・美しいさみしさの奥にあるグロテスクな本音と向き合う/紫原明子
2017年01月30日連日の寒さで、子どもたちの外遊びに付き合うのがつらい…。子連れで集まりたいけど場所が…。というときに使えるのが、今人気の「子連れカラオケ」。ママ視点で子連れカラオケの魅力を解説します。■ランチよりオトク?!最近のカラオケはママにうれしいメニューがいっぱい。キッズルームやDVD持ち込み可能など、子連れにも優しいお店が増え、平日だとランチ付き3時間歌い放題&フリードリンクで2,000円を切るお店もたくさんあります。レストランでランチをして、カフェに移動してお茶をすることを思えば、リーズナブルに長時間楽しめます。わざわざ遠出しなくても近所で発散できるのもうれしいですね。■騒いでもOK!外のお店で気になるのは、子どもたちが騒がしいこと。でもカラオケなら大丈夫! 防音の個室なのでガミガミ叱らずに済みます。子どもたちも戦隊モノやプリンセスなどのアニメソングを歌って踊ればテンションMAX!特に女の子は、マイクを持って注目を浴びながら歌う=アイドルを疑似体験できるのがうれしいようです。■歌わなくても楽しめるカラオケだからといって、必ずしも歌わなくてもOK。キッズルームのあるお店なら、靴を脱いでくつろげるスペースがあるので、お気に入りのおもちゃや本を持ち込んで遊ばせておくこともできます。ママはランチとおしゃべりをメインに楽しめますよ。■パーティ会場としても気楽に使えるママ会はもちろん、誕生会やパーティなどでの利用もオススメです。誰かの家に集まるとなると、「人数や準備の問題でなかなか場所が決まらない」「呼ぶ方も呼ばれる方もなにかと気をつかう」…など、面倒ですよね。でもカラオケなら気軽に誘い合えて片付けもなく、何よりママがラク! 準備の苦労がない分、ゲームや余興などを準備して楽しく盛り上がることができます。■赤ちゃん連れにはしっかり配慮を上の子はカラオケを楽しめる歳でも、下の子はまだ赤ちゃん…そんなママに気を付けてほしいポイントが。窓のない暗めの部屋で、大きな音や歌い声を浴びせ続けるのは赤ちゃんにとって大きなストレス。あまり長時間いすぎないよう、早めに切り上げたり、時々外の空気を吸いに休憩を入れてあげましょう。また、スピーカーから離れた席にしたり、食器の上げ下げなどで思わぬケガをしないよう気をつけてあげてください。興奮した上の子に踏まれないようにも…。いかがでしたか。「カラオケなんて長い間行ってないわ~」というママも、意外と楽しめますよ。子連れランチはカフェばかりというマンネリ気味な方は、ぜひ一度遊びに行ってみてくださいね。
2017年01月02日ひとり旅なんて、何が楽しいの?by JÉSHOOTS「ひとり旅なんて、何が楽しいの?」と言われたことがあります。したことがない人に説明するのは難しいですが、一口で言えば、おひとり旅と誰かと行く旅は、お寿司とフルコースくらい違います。なんならお寿司とテニスくらい別物かもしれない。私が初めてひとり旅をしたのは、26歳の時です。2週間ほどアメリカの西海岸を回りました。離婚したばかりだったので、まさにセンチメンタル・ジャーニー。今思えば、ぜんぜん旅に慣れていなくて、無事の帰還に感謝、くらいの内容でした。目が腫れて病院に駆け込んだり、怪しげなクラブに連れて行かれて這々の体で帰ってきたり。でもこれが、おひとり旅に目覚めたきっかけとなりました。旅に出るって、普段目にすることのない景色や、予想もつかない常識、文化に触れることだと思います。そうした驚きを目の当たりにしたとき、誰かと一緒なら「すごいね!」「びっくりだよね」と感想を述べ合いますよね。でもひとりだと、それができない。感動を言葉にせずにグッとこらえていると、その風景がじわじわと身体の中に染みこんできます。感動の波が、全身を駆け巡っていくんです。これを声に出して会話にしてしまうと、話す、聞くということに神経を奪われて身体の表面をスッと通り抜けていってしまいます。1人で行動していると、自然に思考が外へ外へと向くようです。旅先の出会いも格段に増えます。普段、人見知りなんで知らない人に声をかけたりとかまずしないんですが、おひとり旅中なら違います。吉野山でなんどかすれ違った人の顔を覚えていて、ふもとのお茶屋さんで「よく会いますね」とか言って一緒にお茶したり。京都霊山護国神社で出会った男子から「運命だ」とか言われたこともあります。そう、うっかりすると新しい出会いまでついてくるかもしれないんです。何かが終わったとき「おひとり旅」のチャンス好きな場所には誰にも気兼ねせずにいつまでも浸っていられるし、物事の吸収具合がぜんぜん違うように思います。例えるなら、友達と一緒に楽しく勉強はできるけど、研究するのには向かない、みたいな。おひとり旅は、自分を研究する旅なんです。以前、探偵の方が言っていたのですが、夫の不倫に悩む妻の相談を受けるとき、ひとり旅を勧めたりするそうです。夫の浮気で頭がいっぱいになって視野が狭くなっていると、よくない対応ばかりしてしまうんだそう。いったん現実から逃れておひとり旅に出ると「ああ、自分のこんなところがいけなかったな」なんて反省したりするんですって。これ、すごくよくわかります。離婚直後の初めてのおひとり旅、見るもの聞くものすべてが新鮮で驚きの連続なのに、誰ともその感動を分かち合えない(SNSとかなかった時代なんで)。グッと飲み込んでいたら、いろんなことを考えて、感極まっちゃってずっとメソメソ泣いていました。反省も、したかもしれない(よく覚えてないけど)。まあ、浮気中の夫は、妻のおひとり旅の最中に大喜びで逢瀬を楽しんじゃうらしいので、行くタイミングは要注意らしいですが。失恋すると、大きな柱を失ったような気持ちになります。身体がぐにゃぐにゃになって、どこへも行けないような気がする……そういう時こそ、おひとり旅です。卒業旅行をするように、何かが終わったとき、終わりそうになって行き詰まってしまったとき、どこでもいいから、ふらりと旅に出てみましょう。新しい出会いかもしれないし、自分の知らなかったことに気付くかもしれない。きっと何かが見つかります。Text/和久井香菜子
2016年12月21日ちょっと豪華なリゾートとなると、子どもOK?と思わず遠慮してしまうもの。というわけで、ファミリー向けリゾートはカジュアルなところが多いのですが、このたび北海道の高原リゾートで遊びが盛りだくさんのルスツリゾート内にあった宿泊棟『ルスツタワー』が『ウェスティンルスツリゾート』となってリブランドオープン。羊蹄ゴンドラで高台に登り、見下ろしたウェスティン ルスツリゾート。緑に包まれているあのウェスティンが、ファミリー向けにリブランドルスツリゾートはウォーターパークあり、スキー場あり、ゴルフ場あり、インドアアクティビティやプチショッピングモールを併設という、もう家族連れのためだけにあるのでは、というくらいファミリーフレンドリーなリゾートですが、そこに新たな“顔”として登場したのが『ウェスティンルスツリゾート』です。ウェスティンといえば高いサービスレベルで世界の主要都市とリゾートにグローバル展開していて、そうした世界レベルのサービスをぜひ北海道に!というのがウェスティンにリブランドをした理由なのだそう。北海道では初めての事業展開です。ウェスティンの大きな“ウリ”は、究極に快適に眠ることができるというHeavenly® Bed(ヘブンリーベッド)や、医師や栄養士のアドバイスのもとにメニュー開発したという健康的な食事「SuperFoodsRX®(スーパーフードRX)」など。出張の多いビジネスマンの健康をよく考えているなぁというイメージだったのですが、ファミリーリゾートであるルスツリゾートでも、まったく同じコンセプトでの展開だそう。さっそく泊まりに行ってみました!部屋はすべてスイート仕様!3世代や友人家族とお泊りも!私が訪れたのは新緑のころ。新千歳空港から車で約1時間半。だんだん車窓が緑色に染まっていき、緑深い高原へと近づいてゆくにつれ、遠くからもウェスティンリゾートが見えてきます。23階建てと、突出して高さがあるのですね。つまり逆に考えれば高層階の部屋からはこの一面の緑をさえぎるものなく一望できるということ!これは期待値が上がります。いよいよ到着、ロビーは吹き抜けで開放感があります。都会、特に日本のウェスティンではなかなかこれだけの開放感は難しそう。さすが北海道、広い!そして室内、これも広い!すべての部屋がメゾネットタイプでスイート仕様。ベッドルームとリビングルームが階上と階下にわかれているため、子どもはベッドルームで先に寝かせて大人はリビングでおしゃべり、というのも可能です。2ベッドルームタイプで1部屋に3台のベッドが備えられている部屋もあり、この配置はやはりファミリー利用を意識してのことではないでしょうか。それに加え、リビングにも簡易ベッドがあり、最大7人が宿泊できる部屋も。これがうわさのヘブンリーベッド。究極の快眠を追及し、ウェスティンが独自に開発たとえば3世代や友達家族と、といった旅にも対応できそうです。ご年配の方には階下にベッドルームがある部屋を選ぶのがよさそう。階段の上り下りが面倒、という人もいるかもしれませんが、特にマンション暮らしの子どもには新鮮で楽しいのではないでしょうか。広々リビング。反対側の壁には簡易ベッドが収納されており、7名までなら大家族も一部屋に滞在可能案の定、景色もばっちり!どちらを向いても遠くの山々やゴルフ場の鮮やかな緑が一望でき、緑一色の景観。目にも心にもよさそう。家具などはシンプルですが、この緑の景色があればそれを眺めつつぼんやりするだけでもいいかも!なかなか心地よい空間に、思わずひとりぽけ~っとしてしまいました。こんなことなら敷地入り口のところにあったコンビニでビールでも買ってくればよかった、と思わなくもありません。ちなみに、北海道限定発売のサッポロクラシックラガーはコンビニにもちゃんとありましたが、ロビーのバーでももちろんいただけます!(←結局バーに飲みに行った)高層階の部屋からの眺め。これ、冬になったら一面の雪景色になるのか、と想像さまざまなアクティビティで子どもたちも大満足!リゾート内には先述のとおり、さまざまなアクティビティがありますが、まずは羊蹄ゴンドラで高台へ。羊蹄山や尻別岳、遠くに洞爺湖までも見渡せる絶景!四方をぐるりと見渡せるパノラマは爽快の一言に尽きます。頂上には鳴らすと幸せになれるという「幸せの鐘」が設置されているほか、小さな売店があるだけ(取材時は閉まっていました)で他には特にアクティビティはないのですが、北海道の雄大な自然を目の当たりにすることだけでもここまで登る(といってもケーブルカーですが)価値があります。自然を眺めるだけでなく、体感できるアクティビティもおすすめです。今回体験したのは、ラフティング。春から10月下旬ごろまで、尻別川の清流をラフティングで下ることができ、これがなかなかの面白さ。インストラクターさんの指示に従いせっせと漕いで7㎞を下ります。季節によって水量が違い、夏場はゆっくり楽しめますが、春は雪解け水がどうどうと流れかなりスリルがあるそうですよ。1日中遊んでリゾートに戻ってからもお楽しみがありました。それは、大浴場!室内のお風呂は温泉ではありませんが、大浴場は露天風呂も付いた温泉です。この温泉、その名も「赤い靴」というそうですが、それはこのルスツが童謡『赤い靴』の舞台だったことから付けられたことは言うまでもありません。お湯は加水・加温がしてあるといいますが、するするとなめらかで美肌によさそう。神経痛などにも効能を発揮すると書かれており、遊んだあとの疲れをばっちり落としてくれます。朝も5時(冬場は6時)から利用可能なので、何度でも入ることができますね!サウナ、ジャグジーもあるのでお風呂好きにはたまりません。温泉の大浴場は日替わりでアロマをたいている。この日はラベンダー&カミツレでリラ~ックス!ゴージャスな海の幸、ふんだんな野菜で食事も大満足!さて、いよいよハイライトともいうべき、ディナーの時間です!北海道の山海の幸が一堂に会したビュッフェを1階のメインダイニング「アトリウム」でいただきます。実はここが一番ウェスティンに期待したところ。なぜなら、これまでの経験ではファミリーリゾートってカジュアルで気兼ねがない分、あまり料理まで追求されていないことが多く、「これは…!」とうなるような料理が出てきたことがありませんでした。しかしウェスティンは食にもこだわりがあるホテル。その実力を見せていただきましょうか…と上から目線で挑んだビュッフェ。もう平謝りです!毛ガニやいくら、いかそうめんなど北海道の海の幸がずらりと並び、ほくほくポテト料理にコーンにと北海道が誇る食材の数々が目白押し。実はそこまでは想定内でしたが、なによりうれしかったのはお野菜!地元で採れた旬の野菜をふんだんに用いた料理の数々は、新鮮さもさることながらちょうどシーズンということで、どれもその本来の味を強く感じることができます。このときはアスパラガスがあったので、東京ではあまり生を見かけない(見かけても小さくてべらぼーに高い)ホワイトアスパラを狙って食べまくり、アスパラ祭り状態に!身も心もアスパラに満たされた夜でした。自由に好きなものを好きなだけいただけるビュッフェは子連れにはありがたい。いくら多めの海鮮丼もお好みのまま本日収穫のお野菜たち。旬をその場でいただけるってものすごく贅沢ウェスティンホテル内には日本料理店「風花」があり、夜は完全予約制、朝はブレックファストで利用することができます。こちらでは朝ごはんをいただきましたが、やはり野菜が多いのが印象的でした。ほかに、隣接するルスツリゾートホテル内にもレストランがいくつかありますので、そちらを利用するのも可能です。ルスツリゾートホテルは街のようになっており、真ん中の広場にはレトロな雰囲気漂うメリーゴーランドがありますので、こちらを利用する際は食事の前やあとにちょっと遊んでもよさそうですね。快適なベッドとおいしく健康にいい食事というこだわりはしっかりそのままに、ファミリーでも気軽に利用できるところがうれしい、ウェスティン ルスツリゾート。スキー場も近いので、年を通じてオープンしているところも魅力。季節を変えてまた来たいものです。生のオレンジを目の前でぎゅうぎゅうと搾ってくれるこのマシン、海外で見て大感動したのだが、ここにも!隣接するルスツリゾートホテル内にあるメリーゴーランド。マイケル・ジャクソンが自宅に持っていたのと同じタイプのものだそう<文・写真:トラベルライター岩佐 史絵>
2016年11月17日こんにちは、フリーライターの鈴木ハナコです。子どもが産まれると誰もが一度は悩む、子連れで行っていいお店のボーダーライン。当然ですが、お子さんの性格やママ・パパの価値観によっても違いますし、お店によっても違うと思います。今回はさまざまな先輩ママへのインタビューを通して、子連れでいけるお店の見極め方をご紹介しますね。●そこ、安心して楽しめる?子連れでの入店の基本、静かに、お行儀よくできるか。それは子どもの性格ごとに異なりますが、素敵なお店になればなるほどわが子が静かにしていられるか神経をとがらせなければならず、ママやパパが本当にその“素敵”を楽しめているのかどうかには疑問が残ります。子連れでのお店選びの基本はわが子がお行儀良くしていられるかどうか と、自分が楽しめるかどうか を天秤にかけること。バランスを欠いてしまうようなら思い切ってやめてしまうのが吉。子どもが騒がずいられるか、それが本人にとってどの程度負担になるのかは性格によって違いがありますが、慣れの面もあるので徐々にならしていくのも手です。欧米では大人と子どもの空間がはっきりと分けられ、少しでもきちんとしていられない子どもは大人の空間にはいられませんが、日本はお国柄の影響か、その点は少し寛容といえるようです。『わけあって高級ホテルのラウンジに子連れで行ったことがありますが、かなり緊張しました。周りにも着飾ったお子さんがいましたが、うちは慣れていないし生きた心地がしないという感じでした。迷惑をかけるようなことはありませんでしたが、全く楽しめませんでした』(東京都/30代・3歳児のママ)●お店に電話して聞いてみる静かにお行儀よくが可能なら、子どもイスがあるお店 はだいたい子連れでの入店OKと考えてもいいでしょう。事前にお店に電話して確認してみるのもおすすめ。基準はお店によっても違い、大人しか入れないお店だってもちろんあります。予約を渋られるなどの場合は子どもNGと考え、スッパリあきらめましょう。『私がよく行くレストランは、店内はお行儀良く、テラスなら泣いちゃっても大丈夫と言われます。赤ちゃんのころはテラスで楽しませてもらっていましたが、最近では店内でも大丈夫になってきました』(兵庫県/20代・2歳児のママ)●いいところに行くなら個室またはビュッフェで楽しむいつもよりちょっといいものが食べたい、子どものことを気にせず楽しみたい、と思ったら思い切って個室を予約するか、ビュッフェに行ってみるのもオススメです。『首都圏で言えば、舞浜のあたりなんかは有名ホテルが建ち並んでいる割にはビュッフェはきちんと子ども向けにも考えられていて、大人も子どもも安心して楽しめますよ。場所柄子連れも多いですしね』(千葉県/40代・4歳児のママ)『いろいろあって帝国ホテルのレストランに行ったときは個室を頼みました。おとなしめのうちの子でもちょっとギリギリだったかも』(東京都/30代・3歳児のママ)----------いかがでしたか?子連れでいけるお店のボーダーライン、参考になれば幸いです。●ライター/鈴木ハナコ(歯科衛生士)●モデル/倉本麻貴(和くん)
2016年11月16日6ヶ月の息子を連れて、はじめての海外旅行!それも、行き先は12時間フライトのメキシコ!今回は、子連れ海外旅で最初の難関となる飛行機について。日本からメキシコまで、直行便でも12時間のフライト。飛行機に乗る準備や、予約の仕方、機内での過ごし方をお伝えします。まずは国内線で予行演習してみることに…さすがにいきなり初の飛行機で12時間は大変。パパもママも、ベビーがどうなるのか想像がつかない…。そこで、まずは国内線の、1時間程度のフライトで予行演習をすることに。我が家は、ちょうどANAのマイルがたまっていたので、金沢に一泊旅行へ行きました。何事もなく、飛行機も旅行もとっても楽しいものに!羽田と成田で違いますが、空港への移動やチェックイン、そして、離陸着陸の過ごし方など、親子ともによい練習になりました。いよいよ本番、まずは成田空港へ!出発当日、まずは成田空港へ。通常の旅行だと2時間前ギリギリくらいに空港に到着するように行きますが、やはり子連れなので時間にはかなり余裕を持って移動することに。チェックインなどの手続きを済ませてから、ひとまず授乳室へ。さすが成田空港の授乳室!ベビールームはとてもキレイで充実していました。この頃はまだ動けないので利用しませんでしたが、子供を遊ばせられるキッズスペースなどもとっても楽しそう♡来年からはお世話になりそうです。赤ちゃんなら授乳やおむつ替えを済ませるだけでも良いですが、キッズは搭乗前、長いフライトでの着席にも耐えるため、めいっぱい遊べるとよいですね!いよいよ搭乗!これは赤ちゃん連れの旅で一番大事なこと!我が家は、航空券購入時にバジネットという赤ちゃん用のベットを予約しました。席について、CAさんにバジネットの確認。離陸したら取り付けてくれるとのことで安心しました。バジネットととは、乳幼児用の飛行機内ベビーベットのこと。使用条件については航空会社によって規定が異なりますが、年齢は2歳まで、身長は65~85cm前後、体重は10~15kg前後が目安になるそう。スペースが広い最前列の座席前の壁に取り付けられることが多いようです。バシネットの確認が済んだら、次はお隣の方の確認。息子が泣いたり騒いだりするかもしれないので、お隣の方への挨拶をしておくことに…。お隣はメキシコ人男性。「息子が騒ぐかもしれませんがごめんなさい」と声をかけると、もちろん「no hay problema!(問題ないよ~)」とお返事。メキシコをはじめラテンアメリカはとても子供に寛容な国。乗り物やレストランなどで子供が騒いでも皆さん嫌な顔せず逆にあやしてくれたりすることが多いです。実は今回は、メキシコの航空会社「アエロメヒコ」を利用。メキシコを代表する航空会社なので、ラテンアメリカの乗客が多く安心でした。いよいよ離陸!バシネットは役に立った?いよいよ離陸です。離陸時、気圧の変化に驚いた赤ちゃんはよくぐずることがあるそう。そこで気圧に耐える為、耳抜きとなるおっぱいを飲ませます。席についたら授乳ケープを用意しておき、機体が上がってきたらすかさず授乳。この時にしっかり飲んでくれるように授乳時間も調整しておきました。飲み物を飲ませたりする場合もあるそうです。離陸して、機体が安定してきくると、CAさんがバジネットを取り付けてくれました。しかしこのバシネット、ひとつ大きな問題が…。ベッドのなかなか位置が高いので、座っていると中にいる息子が見えません。そのため、なかなかバジネットに寝てくれず。ほぼ抱っこの状態で過ごしました。それでも、すぐに取り出したい荷物を置いたり、とやはり重宝しました。抱っこで寝てからバジネットに移すときに失敗して泣いてしまったり…と我が子はなかなか活用できず、結局抱っこのまま寝ていることが多かったですが…。ママの安心のためにも、予約しておいてよかったと思いました。しかし、後半の数時間はやっとバジネットで寝かせることに成功!最後の最後でホッと一息つけました。もうひとつの心配材料であったオムツ交換も、トイレの中のオムツ台は狭いものの、なんとかクリア!息子の場合は、まだ寝返り直前くらいだったので、狭いなかで動きたくてぐずる…ということはあまりなく、「泣く→おっぱい→寝る」の繰り返し。来年、歩き出すようになってからが大変そうだなぁと思いました。赤ちゃん連れでの飛行機は、周りの方への気使いも多いもの。でも、きちんと最初に挨拶しておけば協力的な方が多いと思います。息子、はじめてメキシコの友人とご対面♡そんなこんなでなんとか12時間が過ぎ、着陸時も離陸時のようにおっぱいを飲ませ無事到着♪メキシコシティの空港につくと、友人が迎えに来てくれました!息子、友人と初対面!初めての異国の地でメキシコ人の友人に抱っこされて…さすがに泣くかな??と思ったら意外に上機嫌!この後、更に沢山のメキシコのファミリーの熱い抱擁を受けまくる息子…。さて、これから旅のはじまりです!滞在を通して感じた、メキシコの子育て事情などをお伝えしたいと思います!
2016年10月30日【ママからのご相談】未婚者から「子連れは図々しい」と言われることに腹が立ちます。結婚して、子どもを産んでみないとわからない苦労がある、ということも想像できないのでしょうか。自分だって自身の母親にさまざまな苦労を経験させて大人になってきたくせに……。そんなに言うなら、自分でその苦労を味わってみろ!と憤りを感じます。母親は大変です。多少開き直らないと、子育てなんてやっていけません。そんな開き直りを「図々しい」と言われてしまうようでは、子育てすることなんてできないとは思いませんか?●A. 「図々しい」と言われるのがイヤなら、図々しくなくなればいいじゃない!ご相談ありがとうございます。ママライターの木村華子です。たしかに、子育てをしているママとしてはカチンとくる意見ですね。しかし、世の中にはさまざまな人が、それぞれ異なる価値観を持って存在しています。みんなが違う考え方を持っている以上、相談者様をはじめとするママたちの開き直りに対して寛容になれない方がいても不思議ではありません。思い出していただきたいのは、自分自身が独身だったころの感じ方です。「あのころは、何も分かっていなかったのよ!」なんて言い訳をすることも可能ですが、それを言ってしまってはオシマイですよ。上記の通り、さまざまな身分・価値観の人間が集まって暮らしているのが世間というもの。それぞれの考えを尊重する気持ちが大切です。極端な言い方ですが、図々しいと言われるのが嫌なら、図々しくなくなればいいのです。そこで今回は、現役ママたちに“独身時代に感じた子連れの図々しさを反面教師に、今気をつけていること”について伺ってきました。●現役ママに聞く! 図々しい子連れを反面教師に今気をつけていること4つ●(1)自己実現のために働き続ける図々しいママ『独身時代に勤めていた旅行代理店には、子ども関係のことで頻繁に遅刻したり休んだりするママが働いていました。誰も文句を言えなかったけれど、正直ものすごく迷惑していました。本人は仕事が好きで続けていた様子だけど、職場には上司や同僚、後輩など、いろんな人たちが働いています。そんな仲間に迷惑をかけてまで自己実現を目指す彼女の生き方を、常々図々しいと思っていました 。子育てと仕事の両立ってステキなことだけど、できないのなら無理をするべきではないと思う。そのママを反面教師に、私は妊娠発覚と同時に仕事を辞めました。少しもったいない気もしたけれど、子どもを授かった以上、今私が優先すべきはやはり子どものことだと思ったから。仕事復帰はもっと子育てに余裕ができてから……と考えています』(30代・小2のママ)“子育てと仕事の両立”が可能か否かは、それまでに本人が築いてきたキャリアやスキル、職業などによって異なるテーマであるはずです。仕事内容やママ自身の能力によっては、両立不可能なケースがあっても不思議ではありません。「それでも働きたい!」と無理を押し通せば、そのツケは職場の仲間に回ってしまいます 。人生のうちの数年間と割り切って、子育てに専念する潔さも必要なのかもしれませんね。●(2)電車で出会った図々しい子連れ『電車通学だった高校生のころ、赤ちゃんを抱っこしたお母さんに席を譲ったことがある。人見知りの私にしてみれば、結構勇気のいる行動だった。くわえて、こう言っちゃアレだけど「褒めて欲しいな」とか「感謝してくれるかな」みたいな期待もあった。私自身もまだ子どもだったんだと思う……。ところが、感謝どころかそのお母さんは私と目も合わさず、譲った席に座るやいなやカバンから携帯を取り出してポチポチ…… 。私の勇気を返せ!と思った。その十数年後、私もママに。妊娠中〜子どもが赤ちゃんのころは、見ず知らずの人の思いやりに触れるシーンが何度もあった。私は、優しくしてくれた人が「優しくして良かった」と思ってくれるように 、態度や言葉で感謝を伝えることを心がけている。勇気を出したのに感謝されないって、傷つくしムカつきますよ!』(30代・小4のママ)“子連れは図々しい”と言われるエピソードに挙げられがちなのは、やはりさまざまな立場の方が利用する公共交通機関での一コマ。プレママや子連れママが電車やバスなどを利用するときには、赤の他人の優しさに触れるシーンも珍しくはありませんね。そんなとき、きちんと感謝を伝えることができましたか?優しくしてくれた人が「優しくして良かった」と思えるように……というステキな言葉が印象的なエピソードでした。●(3)タダでゲーム機をもらおうとする図々しい幼馴染親子『私よりも早くママになった幼馴染。身近に生まれた初めての赤ちゃんがかわいくて、私は幼馴染親子と会うたびにベビー服やちょっとしたオモチャなどをプレゼントしていた。それが良くなかったのかも……。ある日私の家に遊びに来た幼馴染は、「子どもがwiiU欲しがってるんだよね〜」と言い出した。「へえ、買えば?」と返すと、「最近、アレ(ゲーム機)で遊んでるの?」と友人。(もしかして、私のゲーム機をくれってこと……?図々しい……!)と感じたのと同時に、あることにも腹が立った。その子、まだ1歳。マトモにしゃべれるほど大きくない。要は、子どもではなく幼馴染自身がタダでゲーム機をもらおうとしている ということだった…。この経験から、私は“物がもらえることは当たり前ではない”ということを忘れないようにしている。親になるとお祝いやプレゼントなどをもらう機会が多いけど、それって当たり前のことじゃない。感謝を忘れちゃいけないし、調子に乗ってそれ以上を求めるのも間違ってる。ちなみに幼馴染とは、ここ数年連絡も取っていない』(20代・3歳児のママ)まさに「図々しい!」と声にしたくなる子連れです。善意で贈ったプレゼントで、まさかこんな嫌な思いをするハメになるとは……。しかし、長らく“子連れママ”としてさまざまなお祝いやプレゼントを受け取っていると、次第に麻痺して「どうせくれるんなら、次は○○が良いかな〜 」などと卑しい発想が浮かんでしまう感覚も分からなくもありません。感謝を忘れちゃいけないし、調子に乗ってそれ以上を求めるのも間違ってる……という言葉は、そんなときに思い出したい教訓ですね。●(4)子連れで飲み会に参加する図々しい知人『独身時代、飲み会に子連れで参加する知人がいた。一応、「子ども連れてきちゃった、ごめん!」と一言謝ってくるんだけど、そもそも預ける人がいないなら飲み会に来るなよ……と心の中で突っ込んでいた。しかも、酔いが回ってくると子どもの相手や世話を周囲に丸投げしてくる 。仕方ないので毎回誰かが子どもの相手役になるんだけど、当然その役割についてしまったら飲み会を楽しむ権利は失ってしまう。……って言うか、親が責任持てよ!と思っていた。でも子ども関係のことって面と向かって怒りづらいから、子連れ知人に文句を言う人は誰もいなかった。あれから数年。今では私もママだけど、子連れで飲み会なんてまずあり得ない と思う。加えて、“子どもが関わることは、たとえ迷惑でも周囲は注意しにくいもの”なのだと肝に銘じてる』(30代・小3のママ)子どもが関わることは、たとえ迷惑でも周囲は注意しにくい……まさに、その通りだと思います。全ての“図々しい子連れママ”に共通して足りていない認識だと言っても過言ではないかもしれません。「私のまわりは、図々しいなんて誰も言ってこないけど?」と感じているママたち!言わないのではありません、周囲は言えないでいるのです!●図々しいと言われる事実を否定せず受け入れてみては?育児はたしかに大変です。しかし、子育て中という立場は“多少のことが許される”という免罪符ではありません。日常生活の中には子育てする身分ゆえの不便が数知れず潜んでいますが、その不便を周囲に撒き散らしてOK!なんて決まりはないのです。未婚・既婚問わず多くの方が図々しいと感じてしまうのであれば、その行動はマナー違反なのだと自覚するべきなのではないでしょうか。●ライター/木村華子(ママライター)
2016年10月26日子連れで海外旅行へ!せっかくイギリスに来たならパブやレストランをいろいろ試してみたい!でも、子連れだから…なんて、あきらめることはありません!多くのお店がファミリー大歓迎。休暇を家族で過ごすのが当たり前、ファミリーメンバー全員が楽しめるように、という配慮にちょっと感動です。大人と子どもの境界がはっきりしている欧米社会。はたして子連れはOKなの?初恋の相手はいつまでもキラキラと輝いて見えるもの。というわけなのか、筆者が初めて行った海外旅行先、ロンドンは今でも、何度訪れても楽しいところ。子どもが生まれてからも娘とともに毎年のように足を運んでいます。公園で白鳥とたわむれたり、ベリーピッキングやピクニックをしてのんびりするほか、もちろんショッピングや注目のレストランを訪れたりと、子連れでもロンドンでは楽しいことが満載!ですが、ちょっと心配だったことが…。欧米社会では、子どもと大人の居場所はしっかりと分かれているといいます。たとえば、子どもが大人の話に割って入ることがないよう厳しくしつけるように、子どもは子どもの世界、大人は大人の世界で過ごすことがよいとされている。もちろん家庭ごとに差はあるでしょうけれど、乳児のころから自室で一人寝をすることが推奨されるイギリスでは大人と子どもはたとえ親子であってもそれほどべったりしていてはいけないようなイメージがありました。実際、気軽にベビーシッターを雇うことができ、レストランに出かけるときは子どもを預けて、なんていう話もしょっちゅう聞いていたのです。なにしろ海外には日本とは違う法律がたくさんあります。いたずらっ子の頭部を「こら!」なんてペシッとはたいただけで逮捕!というところもあるので、郷に入れば郷に従え、その土地の風潮に合わせようと思いますよね。子どもの“居場所”であるプレイグラウンドがたくさんあるのは本当にありがたいレストランには、キッズメニューはもちろんこんなサービスが!さて今回、夏の旅先に選んだのはダブリン(アイルランド)。乗り継ぎはロンドンなので、もちろんロンドンにもストップオーバーいたします。いつもの、子どもとの二人旅ですが、今回はダブリンで友人に久しぶりに会うこともあって、ちょっといいレストランを利用しました。海外ではレストランに入るとき、いつもほかにも子連れがいるかどうかをついチェックしてしまいます。店の雰囲気や客層から、子連れでは場違いなこともあるからです。もちろん、子連れで入れないお店はドレスコードが設定してあったりしていかにも、という感じがしますし、そうでなくとも入店時に断られるので入れた時点で問題ないはずなのですが、肩身の狭い思いをしたこともないわけではないので、念のため。さて、ダブリンのそのレストランにはほかに子連れ客はいませんでしたが、快く席に案内され、メニューとともにすかさず出てきたのは、色鉛筆。そして、キッズメニューの裏には塗り絵が。アメリカのデニーズで塗り絵とともにクレヨンをプレゼントしてもらった経験がありますが、それはファミリーレストランだからだと思っていたのです。ダブリンのこのレストランは、最高級とはいきませんが、なにかの記念日などにちょっと襟を正していくようなところ。そんなお店でも子ども向けメニューがあるばかりか子どもが退屈しないような配慮がされていたのです。さっそくぬりぬり始める娘。おお♪と感激したことは言うまでもありません。キッズメニューは飲み物までついてなかなかお得な料金設定になっていることが多く、そのうえフレンチフライやハンバーガーだけでなく、野菜中心のものなどいろいろあるのもうれしいところ。旅先では特に野菜不足になりがちなので、親としては感謝の気持ちすら湧き上がってきたのでした。ダブリン在住歴もうすぐ20年の友人は言います。「今の世代はなにも感じていないかもしれないけれど、飢饉で人口が激減したアイルランドでは、伝統的に子どもをとても大切にするのよ」。そうなのね、とちょっとじんわりきました。ちょっと大きい子向け?なアクティビティ。内容はお店によってぬりえだったりクイズだったりいろいろアクティビティと一緒に色鉛筆も渡される。多くの友達が使ったらしく、長いのや短いのがあるロンドンのパブだって子連れ歓迎!アイルランドを満喫し、所変わって、ロンドンへ。アイルランドにもたくさんありましたが、ロンドンではなんといってもパブめぐりが楽しい!でも、パブってお酒を飲むところでしょう、子連れで行っていいの?なんて考えませんか?筆者も初めて娘を連れてロンドンに行ったときに思いました。当時娘は1歳。ばっちりベビーカー&おむつの世代です。ベビー連れで酒場に行くなんて、通報なんかされちゃったらどうしよう…とおそるおそるベビーカーでパブへ。パブは酒場のイメージが強いですが、実は午前中から開いていて、朝食、ランチ、ディナーまでいただける、使い勝手のいいお店です。もとは男性の社交場として発展したものですし、今でもリタイアしたおじいちゃんなど朝からお酒を飲んでいる人を見かけることも。なので、昼間といえどもやはりベビー連れは場違い?と思いきや、なんとそのパブにはおむつ替え用のベビーベッドが設置してあり、ベビー連れもOKなのでした。というわけで、その後もロンドンに行くたびに数軒のパブに寄ってみましたが、おむつ替え台があるところ、キッズチェアのあるところは珍しくなく、もちろん先述のようなキッズアクティビティ付きキッズメニューを提供する店もたくさんあります。さらに、都心部ではなかなか見かけませんが、今回は庭に滑り台などを設置したキッズスペース付きのパブも発見。これも大人と子どもの居場所をきっちり分ける、という英国らしいところなのかもしれませんが、屋内で「こら!走っちゃダメ!」なんて叱る必要もなくとても便利。レストランではなくわざわざパブを選んで行く人もいそうですね。ほかにも遊んでいる子がいれば、子どもたちにとっても楽しい“社交場”となることでしょう。このところパブといえどもエスニック料理を出すお店やあなどれないおいしいお店も増えていますし、パブめぐりってホントに楽しい!のです。キッズメニューの付け合わせは、たまにはフレンチフライをやめてスティックベジタブル!家族で楽しむのが当たり前!が根付く欧米社会一緒にパブへ行った英国人の友人に「いや~、意外だったね、パブでも子連れ歓迎だなんて!」という話をしたところ、「どんな場所でも家族で楽しむって当たり前じゃないの?」とのこと。確かに、英国でもアイルランドでも、家族で時間を過ごすことが大前提になっており、かつ店側も家族全員が楽しめることを重要視していることがわかります。楽しいことも多い反面、なにかと制約されがちな子連れ旅。ついつい気を遣ってしまいますが、アイルランドや英国ではその心配は不要のようです。キッズメニューのないお店では「お子さま用にハーフポーションにしましょう」と申し出が。料金は半額だったけれどこれはフルポーションでは?という量。やさしい~<文・写真:トラベルライター岩佐 史絵>
2016年10月20日「子連れ様」という言葉を見聞きすると悲しくなりますね。子どもと一緒だからといって「特別扱いしろ!」という態度を取っている子連れ家族に使われる言葉ですが、日本の子育ての窮屈さを感じられる言葉です。「こんなことだから少子化が進むんだ!」「お前らだって昔は子どもだっただろ!」。そう憤る人も多いことでしょう。私もそのうちの一人です。しかし、権利だけを主張していても、世の中は変わりません。社会が子育てに寛容になるためには、まず私たち自身から変わらなければならないということです。そこで今回は、店員さんたちが実際に経験したという迷惑に感じた子連れ客の行為についてお話ししてきます。もし無自覚にやってしまっていたという方がいれば、これを機に自分の行動を改めてみてくださいね。目次(1)店を散らかし放題(2)商品のシールを勝手にめくって放置(3)大音量で子どもにアニメを見せてる(4)ランチ時に長居(5)外から持ち込んだゴミを放置(6)騒ぐ子どもを叱らない●(1)店を散らかし放題『基本的に最近のお母さんは礼儀正しいのですが、たまに子どもに好き放題させて散らかった物を放置して帰られる方がいます 。たしかに座席の清掃はわれわれの仕事ですが、なんだか複雑な気持ちになります』(27歳男性/ファミリーレストラン勤務)これは結構あるあるな行為のようです。小さい子どもを連れていくと、どうしても普段より散らかした状態になってしまいますよね。しかし、普通なら子どもが落とした食器やこぼしたジュースなど、多少は片付けるものです。でも中にはそんなことお構いなしに子どもに好き放題させて、一切後片付けをせずに帰ってしまう子連れの客がいるようです。どうしても片付けられないときは店員さんにひと声かけるなど、常識のある行動を心がけたいものですね。●(2)商品のシールを勝手にめくって放置『あるとき、商品の陳列をしていると、小さい子どもがペットボトルに付いているシールを手当たり次第はがしているのを見かけました。その後親がそれに気づき、子どもを注意したのですが、はがされたシールはそのまま放置 。何事もなかったかのようにレジへ……こんな非常識な親がいるものかと驚愕しました』(26歳女性/スーパー勤務)子どもは興味のある物にはすぐに手を伸ばしてしまいますから、時には商品に触れてしまうこともあります。親は常に子どもの様子を観察してそれを止めてあげなければならないのですが、商品探しやスマホに夢中になって気づいていないケースも多いです。子どもを一緒に連れて行く以上、そうしたトラブルが起こり得るということを自覚してショッピングをするようにしたいですね。また、この場合も子どもが何かやってしまったときは店員さんにきちんと声をかけましょう。●(3)大音量で子どもにアニメを見せてる『某ファストフード店で働いています。ある日子どもを連れたママ同士がやってきたのですが、席につくなり子どもたちにスマホを渡して大音量でアニメを見せ始めました。そして自分たちは大きな声でおしゃべり…… 他のお客さんもいるのに、とっても迷惑でした』(32歳女性/ファストフード店勤務)子どもを静かにさせるためにスマホで動画を見せたりゲームをさせたりする人はいますが、そのスマホから大音量が出ていたら意味ないですね。これは周りのお客さんも相当迷惑に感じていたでしょう。こういう一部の非常識な人たちがいるから、社会はどんどん子育てに不寛容になっていくんですよね。周りに気を遣いすぎる必要はありませんが、あくまでも常識の範囲内で過ごしたいものです。●(4)ランチ時に長居『小さなレストランを経営しているのですが、ランチ時間の最初から最後まで席を陣取っているママ集団に困っています。常連さんなのでありがたいのですが、このママたちのおかげで他のお客さんが数人しか入れません。子どもには離乳食であまり注文もしてくれないし、正直もう来ないでほしいです 』(41歳男性/自営業)ママ友同士のランチ会は何かと長引いてしまうものですが、それが座席数の少ない小さなレストランだと結構迷惑に感じられてしまうようです。この店長さんのコメントには「もっと注文さえしてくれたら……」というニュアンスがありますが、お店は儲けが出ないと潰れてしまいます。そのため、何時間も席を陣取っておしゃべりするのはナンセンスと言えるでしょう。ママたちにとってみれば居心地の良いお店かもしれませんが、自分たちのせいでお店が潰れてしまうのは不本意ですよね。●(5)外から持ち込んだゴミを放置『これだけは言わせて!外から持ち込んだゴミを店内に放置していかないでほしい!ベビーフードのゴミやお菓子のゴミ……ろくに注文もしないのにゴミだけ残していくのは迷惑 なので金輪際やめてもらいたいです』(31歳男性/飲食店勤務)外から持ち込んだゴミを店内に放置して帰る人たちもいるようです。離乳食やベビーフードはただでさえお店の儲けにつながらないのに、そのゴミを残して帰られると店員としては複雑な気持ちになりますよね。また、たとえ外から持ち込んだ飲食物であっても、店内で食中毒があればお店の責任となります。最悪営業停止になる恐れすらあります。そのため離乳食やベビーフードを与える際はかならず店員にひと声かけてからにしましょう。●(6)騒ぐ子どもを叱らない『奇声を発しながら店内を駆け回る子どもを注意しない親にイライラします。あれはなんなのでしょうか?他のお客さんもいるのに、迷惑になると思わないのでしょうか?この前なんて綺麗に陳列されていたチョコレートの山を全部倒すし……お客さんなんで強くは言えないですけど、ちゃんと親としての責任を果たしてもらいたい 』(25歳男性/スーパー勤務)騒ぐ子どもを放置して叱らない親は結構見かけますね。電車の中でも騒ぐわが子をよそにスマホに熱中しているお母さんを見かけます。子どもが騒ぐのは仕方のないことですが、だからといって100%放置という態度では周囲から反感を買ってしまいます。仕方ないとは思いながらも、子どもをなだめて周囲へ頭を下げるようにしたいものです。----------いかがでしたか?多くのママは常識のある素晴らしい母親ですが、一部では周囲に気を遣えない母親もいるようです。記事を読みながらドキッとした人は、今日から意識を変えて過ごしてみるといいかもしれません。私たちがマナーを守れば、社会はおのずと子育てに寛容になっていくことでしょう。●文/パピマミ編集部
2016年10月06日「父さんのいるブラジルに行ってみようかな…」ある日、長女がつぶやいた。夫が単身赴任となり、丸2年。機会があれば一度は夫の住むブラジル、アマゾンに行ってみたいと思い続けてきた私。唯一、拒み続けたのが人一倍慎重派、3人娘の長女。日々テレビから流れるテロや爆撃のニュースで、「海外=怖い」⇒「日本から出て生きて帰れるわけがない!」そう考えていた小学4年生。その彼女がついに!よし、娘たち全員が行く気になったのならブラジル、アマゾン行き決行だ!!実は気が重かった、ブラジル行きと、はりきったものの、実は母の私が一番気が重かった。小4、小2、年中の3人を連れて、夫の赴任先アマゾンまでは遠すぎる…。行程は、成田→フランクフルト(ドイツ)→サンパウロ(ブラジル南部)→ベレン(ブラジル北部)→赤道直下のマカパ(ブラジル北部)、フライトの合計は28.5時間!トランジットも含めると約2日がかりの旅となる。この長旅、子どもたちに耐えられるのか?!それに付き合う私は大丈夫?子どもたちから「まだ?」「今どこ?」「あとどのくらい?」と聞かれ続け機内でイライラ…、想像しただけもゾッとする。その他にも心配事は尽きない。狂犬病や黄熱病などの蚊を媒体とする病気、窃盗や殺人など…(リオ五輪開催中、テレビで窃盗シーンが頻繁に放送され、かなり恐怖感をあおられた)。心配すればキリがなかった。我が家には冒頭に紹介した長女の下に、おとなしいが芯の強い次女、とにかく明るい三女がいる。一番の心配は三女、5歳児だ。彼女は、時々予想もつかないことをやらかしてくれる自由人。そんな彼女の行動も心配だった。「一番危ないのは下の子ですね。小さい子は突然走りだしたり、動物に近づいたりするから…野良犬に噛まれないように注意だね」と予防接種を相談したドクターにもクギを刺される。「あと、蚊には刺されないように!」もしかしたら三女は現地の病院にお世話になることになるかも…、頭をよぎる不安。万が一のために海外旅行保険にはしっかり加入しておいた(保険は大切!)。いざ出発!そんな心配事を抱えたままバタバタと準備に追われ、ついに出発の日。成田空港、諸々の手続きを済ませ出国手続きも完了。「よっしゃー!行くでー!」、元気がわいてきた!(笑)あれだけの心配事が吹っ切れているのが自分でも不思議なくらい。背中のバックパックが妙に軽く感じる。「この旅を楽しむしかない!きっと私たちの人生で一番の思い出になる旅だから!!」と、成田を発った。問題は機内と長いトランジット時間子ども連れの旅で一番の課題は、長い機内とトランジットの時間をどうやって過ごすか。機内は4列続きの席(母としてはそれだけでも気が楽に)、子どもたちは各席のモニターのおかげで、映画やゲームでそれぞれの時間を過ごしハッピー。取り合いにもならず、音も気にならない、誰一人として「まだ?」と聞いてくることなく、今思えばとても平和な時間だった。今回はフランクフルトでトランジット、ここで登場したのが“ミニオセロ”と“ドラえもんの都道府県すごろく”のミニゲーム。目新しいぬりえと子どもの雑誌も、このときのために買っておいたアイテムだ。そして子どもたちが飽きる前に転々と場所を変えながら過ごしたのは、なかなかよい作戦だった。ブラジル到着!!最初に覚えたのは“SAIDA”フランクフルトから約12時間で、ブラジル、サンパウロに到着。朝5時。ここで国内線に乗り換えとなる。スーツケースを受け取りドメスティック(国内線)へ行くつもりが、あれ、どっち?早朝でスタッフが少ない中、制服姿の人を発見!すかさず「どっちに行けばいいですか?」と英語で尋ねた。返ってきたのは流暢なポルトガル語。うっ、全然わからない…。チケットを見せると、「・・〇#$%#□+・・・SAIDA(サイーダ)・・・#□$+」、指さす方向を見ると“SAIDA=EXIT(出口)”。「なるほど、いったん出口を出ろってことね」と、出口に向かう(この旅で私が最初に覚えた記念すべきポルトガル語が“SAIDA=出口”となる。笑)。入国審査、ここも人が少ない。しかも職員は楽しそうにぺちゃくちゃお喋り。本当にここで大丈夫?と目を疑う。が、お喋りしながらも仕事はできるようで、入国スタンプ、ペタン!無事にブラジルに入国でき、ひとまずホッとした。アマゾンにやってきた!これから先、アマゾンに向け少しずつハードルが高くなる。空港内で6時間を過ごし、そろそろだと搭乗口近くに座って待つことに。1時間前に様子を見に来たときより、人が減っている気がする…。そしてこの瞬間に夫の言葉を思い出す、「空港では、チケットを見せて何度も確認した方がいい」。念のため確認、スタッフにチケットを見せたところ「搭乗口変更、233だよ」。うっそー!このタイミングでまさかの搭乗口変更?!「子どもたち、急いで!ここじゃないんだって!」、4人で焦って移動。飛行機には何とか間に合ったが、搭乗するまで本当に合っているのか、とても不安だった。ポルトガル語を知らない=アナウンスもまったく耳に入らないということか…。そういえばブラジルに着いてから、カフェでの支払い金額も聞き取れなければ、説明される内容もまったく理解できない。“言葉が通じないことがこんなに不便で大変だったとは!”、ある意味新鮮なショックを受けた。(ジェスチャーで買った、パンジケイジョとコーヒー)3時間半でアマゾン北部、ベレン空港に到着。飛行機を降りた途端ム~ン、暑い!空港周辺はヤシの木が生い茂り、突然のスコールありで、これまでの景色とまったく違う。熱帯雨林だ!暑さに耐えられず上着もTシャツも脱いだ。治安がよくないと聞いているので、緊張感も徐々に高まる。実は出発前に夫から“一眼レフはNG”と禁止令が出ていた。「コンデジ(コンパクトデジカメ)も気軽に出して撮ったらダメだぞ」、“狙ってください”と言っているようなものだから。空港内はなんとなく大丈夫そうに見えるが、子ども3人連れだから警戒するに越したことはない。「マカパまであと少し。あと1便飛行機に乗ったら父さんに会えるよ!」と、子どもたちを励ましながら、隅の方で目立たないように過ごす。ベレンを飛び発ち、窓の下には深い緑の中に茶褐色の川。アマゾン川だ!とうとうここまでやってきた!子どもたちも父に会える喜びを抑えられない。マカパ空港、タラップを降りて父の待つターミナルに向かう3人。たくましいこのうしろ姿!この姿を見られただけでも、連れてきてよかった!!涙)本当にここまでよくがんばった!「あ、父さんだ!!」「父さーーん!!」子どもたちが父に駆け寄った。(つづく!)<文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年10月03日東京駅から1時間20分の越後湯沢!子連れ旅行で頭を悩ますのが「移動」です。移動が長すぎると飽きてぐずるッ!!!!!騒がしくなるッ!!!!!他のお客さんに迷惑かけるッ!!!!!…というわけで、新幹線や特急で1時間程度のところはかなり重宝します。新潟というと、ちょっと遠いイメージですが、越後湯沢までは約1時間20分。実は結構近いんです。東京駅から上越新幹線に乗り込んで、高崎を過ぎ、上毛高原を過ぎ、「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」を体感できる長い長いトンネルを抜けると、まもなく越後湯沢。初雪を迎えた頃からは、まさに突如目の前に現れる雪国の感動を味わえるのですが、秋の連休が多い今の時期もかなりオススメ。窓の外には黄金色の田んぼが広がり、青く高い秋の美しい青空に映えているのが見えてくることでしょう。今回は、子連れ新潟旅行でおさえたい「外湯」と「アート」、必ず乗ってほしい「現美新幹線」についてレポートします♪「外湯めぐり」と「アートめぐり」がオススメここで越後湯沢観光するなら、「外湯めぐり」や「アートめぐり」が楽しめます。湯沢温泉には5つの外湯があり、5カ所めぐりと2400円のところ1500円で楽しめるオトクなチケットも販売されています。我が家の次男はひどいアトピーがあり、国内旅行に行く際は「温泉のあるところ」と決めています。泉質にもよりますが、温泉に浸かるとアトピーがグッとよくなることがあり、本人も温泉好きなので外湯めぐりができる観光地は重宝です。また足湯スポットもあります。歩き疲れたら足湯、気持ちいいですよ♪次は「アートめぐり」のご紹介。越後妻有地域(十日町市、津南町)では3年に1回『大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ』が行われているため、いろいろなところにアート作品が飾られています。ただ見るだけのアートではなく、触れられたり、遊べたりする作品が多いので、子どもも楽しめるはず。いたるところに名作や力作があるので、こちらはぜひ調べてみることをオススメします。また、この地域には、宿泊施設に変身した廃校となった小学校や、ジェームズ・タレルの作品『光の館』など、「泊まってアートを楽しむ」ところもあるため、一泊するのもオススメ。ちなみに、私が新潟に行ったとき、「泊まりたい!」と思ったところはココ。よく調べていけばよかった!■光の館光のアーティスト、ジェームズ・タレルの作品。瞑想のためのゲストハウスで、谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』の中から構想を見出したそう。天井が開くのですが、畳の部屋から見上げる美しい空が最高なんです。■うぶすなの家茅葺き民家を「やきもの」で再生したレストラン&宿泊施設。■秋山郷結東温泉 かたくりの宿明治17年に開校し平成4年に廃校となった小学校が宿泊施設に。ぬくもりのある木造の校舎に泊まれるワクワク感を味わえます♪いざ、『現美新幹線』へ乗車!…と、越後湯沢温泉郷を楽しんだ後は、いざ『現美新幹線』に乗ってみましょう♪現美新幹線が走るのは「越後湯沢」←→「新潟」。この新幹線、子どもはきっと大歓声なはず!鉄道に興味のないママも、鉄道好きのパパもきっと楽しめるはず。世界最速芸術鑑賞というキャッチフレーズを掲げる新幹線で、すべての車両が“アート仕立て”になっているんです。まず、子連れが夢中になるのがお座敷タイプになっている“プラレール車両”!1両全部プラレールなんです。もちろんこれもアート作品の一部。触っても遊んでもOKなアートだから嬉しいですよね。プラレール好きな子だと、ここで遊んでいるだけで終点まであっという間…という状態になってしまいそうですが、他の車両も楽しみたいですよね。自由席はソファ席になっていて、アニメーション作品を見られる車両も。燕三条にある「つばめカフェ」がプロデュースしたおしゃれなカフェもあるので、大人はコーヒーとスイーツをソファ席でのんびり食べて、子どもは遊ぶ…なんて楽しみ方も少し大きな子どもならできそうです。また、特筆すべきなのが、「指定席」。なんと元グリーン車の車両なんです。1列4席と広々で、足元には足置きがあり、カーペットもフカフカ。ちょっとオトクにグリーン車を体験できちゃうんです♪この新幹線に関しては、乗ってみたらその感動が必ず伝わるはず!私自身も、またすぐ乗りたーーいとなった新幹線でした♪おいしいモノと温泉がいっぱいの新潟♡さて、『現美新幹線』で新潟に到着したら、楽しみたいのがグルメです。日本海の新鮮で美味しい魚、新米、日本酒を存分に味わいましょう。秋はなんといっても「ノドグロ」の季節。東京では目玉の飛び出るような高級魚ですが、地場なら多少オトクに味わえます。その他、サザエや南蛮エビも旬。日本酒にもぴったりです。あ、でも、魚沼産のコシヒカリにも合うんですよね……。また、鮮魚センターにいくと、新鮮な魚介類が売られているんですが、去年のシルバーウィーク最終日、そして夕方に足を運んだところ、ズワイガニが1杯900円に値下がりしていた!もちろん買いましたとも。2杯も。発砲スチロールに入れ、氷を詰めれば、東京まで充分持ちます。最後のお土産は魚市場をチョイスするといいかも!新幹線好きの男児ならハマることなしの現美新幹線。乗り物好きキッズたちを連れて、アートで美味しい秋旅はいかがでしょうか?
2016年09月29日海外旅行は、珍しい食事や習慣の違いなど、異文化コミュニケーションが楽しみのひとつですね。でも文化の違いゆえに悩ましいのが、トイレ問題です。何といっても、日本は世界に誇るクリーントイレ大国。駅でもコンビニでも居酒屋でも、センサーでふたが開き、洗浄機の水量を調節できるのは当たり前。そんな環境にいる日本人にとって、海外のトイレはミラクルゾーンです。とくに困るのは、幼いわが子をともなう時。そこで、海外でも失敗なく過ごすためのポイントと、持ち込み必須アイテムをご紹介します。■出先でも、すぐにつくれる子ども用トイレまず海外では、空港や高級ホテル以外、日本のようなトイレは期待できないと考えておきましょう。フランスやスペインなどヨーロッパには街なかに公衆トイレがありますが、有料な上に汚れていたり壊れていたりがザラです。こんな場合は、美術館や図書館のトイレを利用するという手があります。学生が勉強のために一日過ごせる場所として開放されているため、長居が前提なのか、数も多めで比較的キレイです。ただし子ども用はありませんから、小さな折り畳み式便座を持って行くと役立ちます。ホテルでも使えて便利なプラスチック製の4つ折りタイプが、通販なら1000円くらいで手に入ります。■除菌クリーナーやウエットティッシュはマストアイテムイタリアは、おしゃれなカフェでもトイレに便座がなかったり、あっても靴跡が付いて汚れていたりが常です。家では座って用を足すイタリア人も、外では靴のまま片足を便座に上げて済ませると聞きます。また中国の公衆トイレは、もともと仕切りがないスタイルが主流で、今でも「周りから丸見え」は珍しくありません。こういう時は、デパートが安心です。日本のように各階にはありませんが、壊れていない水洗トイレに巡り合える確率が高いです。でも個室は狭いので、便座除菌クリーナーやウエットティッシュで、触れるところをサッとひと拭きすると気持ちよく使えますね。■ポケットティッシュより、芯なしロールが安心注意が必要なのは、水洗トイレが比較的普及している韓国です。トイレで使用した紙は、流さずゴミ箱へ捨てるという習慣があります。最近は変わってきているものの、水圧の関係から流すと詰まりやすいのが理由だそうです。トイレットペーパーが切れたままのところも多いので、旅行時はポケットティッシュだけでなく、トイレ用に芯なしロールをひとつ持って行くと子ども用にもたくさん使えて安心です。そのままでは使いにくいので、中央にひもを通しておきましょう。■サンダル履きで行くと、思わぬ「水害」に遭うことも同じ国でも場所により、トイレ事情は変わってきたりします。それでも子ども用便座、ウエットティッシュ、芯なしロールの3種の神器で、海外のトイレストレスからはかなり解放されることでしょう。また、トイレの床は、なぜか水(?)浸しの国が多いので、サンダル履きだと足を濡らしてしまうことがあります。靴底の高さが多少あって、足全体を覆うタウンシューズやスニーカーを選ぶのも、トイレ対策ポイントの一つになりそうです。
2016年09月23日