小学校入学まで、いよいよカウントダウン! 保育園や幼稚園とはまったく違う未知の世界に、ドキドキしている新1年生ママも多いのではないでしょうか?筆者もそんな1人。「ひとりで学校に行けるのかな」「友達とうまくやっていけるのかな」「ちゃんと朝起きて自分で支度できるのかな」など不安でいっぱいです。そこで、小学生ママにアンケートを行い、経験談や新1年生ママへのアドバイスなどを聞いてみました。■ひとりで学校に行ける? 親はいつまで付き添うの?親が付き添ったり、あるいは園バスで送迎してもらったりと守られている保育園・幼稚園とは異なり、小学校は子どもだけで通学するのが基本。集団登校を行っている地域もありますが、そうではない場合は特に不安が募ります。小学生ママたちは、いつまで付き添い、どうやって一緒に行く友達を見つけたのでしょうか。「最初の2週間は途中まで付き添ったが、5月には自分で友達を見つけて『友達と行く!』と親から自然と離れていきました(小2女の子ママ)」「夏休み前までは保育園の友達との合流地点まで付き添っていましたが、近所に同学年の子が住んでいるのが判明。その子のママに声をかけて連絡先を交換し、一緒に行くように頼みました(小1女の子ママ)」「出勤ついでに父親が付き添っていましたが、通学途中で親切そうな6年生の女の子に声をかけ、一緒に登校してもらうようお願いしました。それでも1学期中は心配だったので、待ち合わせ場所までは、父親が付き添いました(小2女の子ママ)」「小学生なのに親が一緒に行くのは恥ずかしいようで、最初からひとりで通っていました(小2男の子ママ)」子どもの性格にもよりますが、「最初は親が付き添い、途中からは友達と行く」というパターンが多いようです。また、学童に通わせている家庭は下校が遅くなることも気がかりですね。「最初は迎えに行っていましたが、日没が遅くなる夏頃からはひとりで帰らせるようにしました(小2女の子ママ)」「明るい時間はひとりで帰らせますが、暗くなると今でも迎えに行っています(小1女の子ママ)」このように、日没時間に合わせて、臨機応変に対応している声が多く集まりました。■事件・事故に巻き込まれないためにできることもうひとつ気になるのが、交通安全や不審者への対策。公益財団法人「 交通事故総合分析センター 」の調査では、歩行中の交通事故による死傷者数は7歳が突出しており、親から離れてひとりで外出する機会が増えることが要因とみられています。事故や事件に巻き込まれないために、どうしたらいいのでしょうか。「子どもが登下校する時間帯にあわせて一緒に歩き、踏切や交差点、交通量が多い道路などの危なそうな場所を教えました(小3女の子ママ)」「友だちとふざけているうちに車道に飛び出すことがあるから、気をつけるように言い聞かせました(小2男の子ママ)」「子ども用の携帯電話を購入したほか、知らない人には付いていかないようにとしつこく言い聞かせました(小1女の子ママ)」「通学路沿いに住む人には日頃からあいさつをして、近所の人との関係づくりを心がけました(小2男の子ママ)」交通ルールや不審者に注意することなどを教えるのはもちろん、親が地域や学校とつながりを持つことも大切。家庭だけではなく、大人がみんなで子どもたちを守ってあげるよう心がけたいですね。■毎日の支度や早寝早起き「生活習慣」どう身に付ける?子ども自身が早寝早起きをし、支度をして出かけ、整理整頓までするのが理想。でも、わが家では、いまだに親が起こし、着替えを手伝い、片付けもやってあげている状態です。小学生になるにあたってどう自立させるのか、悩むところです。「毎晩、早寝を心がけ、遅くとも9時半には寝かせるようにしました。たとえ宿題が終わっていなくても、『連絡帳に書いてあげるから寝なさい』と、勉強よりも寝ることを優先させました(小2女の子ママ)」「保育園時代より起きるのが早くなるため、最初は『ご褒美作戦』を実行。カレンダーに早起きシールがたまったら、大好きなわらび餅をあげていました。すると、1カ月くらいで早起きの習慣が身につきましたよ(小2女の子ママ)」「入学時に『学校から帰ってきたらやることリスト』を作りました。また、娘専用の棚を作り、自分で管理させています(小3女の子ママ)」「忘れ物をしたり洗濯物を出さなかったりは日常茶飯事ですが、自己責任というのが、わが家のルール。ただ、周りに迷惑がかかる時は、忘れ物を学校まで届けることもあります(小2男の子ママ)」「忘れ物が多かったのですが、あえて手伝わずに放っておくことに。結局、自分が困るだけなので、3年生くらいからまったく忘れ物をしなくなりました(小4女の子ママ)」。親はあえて手を出さずに、子どもの自主性に任せているママが多いようですが、一方で「実は今でも、着替えから片付けまでつきっきりで世話しています(小1女の子ママ)」の声も。周囲と比べてあせるのではなく、各家庭のペースで進めていくのが良さそうです。■環境の変化や毎日の勉強…ついていけるか心配自由に遊べる園とは異なり、小学校は勉強の場。イスに座って先生の話を聞き、帰宅後には宿題をする。そんな生活についていけるのか、はたして退屈しないのか、という不安もあります。「保育園時代が相当楽しかったようで、夏休みくらいまでは『保育園に戻りたい』と言っていました。あえて深刻にとらえず、『そんなに楽しい園生活でラッキーだったね』と軽く流していました(小2女の子ママ)」「公文をやっていたこともあり、勉強する習慣は入学前から身に付いていました。友だちができてからは、学校生活を楽しめるようになったと思います(小1男の子ママ)」「お勉強するというのがお姉ちゃん気分になり誇らしかったようで、張り切っていました。みんなの前で発表したり、ほめられたりという快感を知ったらしく、授業にはすぐに慣れました(小2女の子ママ)」「小学校に上がる前に、授業中はずっと座っていないといけないんだよ、と言い聞かせました。最初は、なぜ学校に行くのか、授業の意味などわかっていないようでしたが、2年生になり新1年生が入ってきた時に自覚が芽生えた様子(小2男児ママ)」「入学当初は子どもが頑張りすぎてしまい、夏休み前に疲れが出てしまいました。それ以降は、注意して見守り、様子が違う時は声をかけて話を聞くようにしました(小2男の子ママ)」急激な環境の変化に、子どももママも戸惑うのは仕方ないこと。子どもの気持ちに寄り添ってサポートしつつ、「勉強は楽しいもの」「学校は楽しいところ」というメッセージを伝えていくのが大切なようです。最後に、小学生ママたちからアドバイスをご紹介しましょう。「小学生になると、子どもは自分で世界を広げていき、親は置いてきぼりになります。とはいえ、まだ子どもなので、友達の親と連絡を取り合うなどフォローが必要(小2女の子ママ)」「子どもの前では、学校や友達の悪口は言わないこと。勉強も毎日無理にやらせず、授業についていければOKという程度でいいと思います(小4女の子ママ)」「親は心配してしまうけれど、やってあげられることはあまりありません。常に見守ってあげて、必要な時にすかさずサポートしてあげればいいと思います(小2男の子ママ)」あまりナーバスになりすぎず、子どもを信じて見守ってあげること。一方で地域とのつながりを作り、子どもの友人関係はフォローして、セーフティネットを築くこと。しっかりと準備をしつつ、親子ともに新生活を楽しんでいきたいですね。
2018年01月25日年長さんママはランドセルの注文、就学児健診、小学校入学の準備が着々と進んでいる時期のはず。次は読み・書き・算数かしらと学習面の心配をしている保護者も多いのでは?しかしこれら以外に準備しておくべき大切なことがあるようです。盲点になりがちな点を改めてチェックしてみましょう。~生活編~着替え、靴の着脱やプリントなどある日の幼稚園の保護者会で、小学校入学へ向けての話がありました。先生:「衣類の着替え、靴の着脱は床に座らないでできていますか?」できていて当たり前と思っていましたが、よくよく思い出してみるとどうかしら…?床に座ってズボンをはいたり、座って靴をはいたりしているような気がする。「もしかして、そこまで意識して見てこなかったのかも」とハッとした瞬間でした。小学校に入るとクラスメイトの人数も増え、また時間の縛りも厳しくなります。これまでのようにのんびりとゆったりと自分のペースでというわけにはいかず、何事もさっと行わなければなりません。たとえば昇降口での靴の着脱は、座って行うと後ろがつかえます。体操服の着替えも、限られたスペースでの着替えになるので、床に座って行うことはできません。こういう点も意識して、日頃から練習しておくとよいようです。そのほか、脱いだものをきちんと表に返してたたむ、自分でボタンをとめられる、名札をつけたり外したりできるか、なども見ておくべきポイントのよう。小学校にあがると、学校からの連絡事項やプリントも増えてきます。教科書などの準備と同時に、配布物も自分で責任を持って親に出せるよう意識しなければなりません。親が先手をうってやってしまうのでなく、一歩ひいて見守りながら、最終的なチェックはしつつ、上手にサポートできるといいなと思います。我が家の場合はというと、私が忙しすぎてあまり見てあげなかったせいか、忘れ物をするのが嫌な完ぺき主義の長女は、自然と自分でできるように成長していました。次女は忘れ物をしたくない気持ちはあるのだけれど、どちらかというとギリギリに準備をするタイプ。春に小学生1年生になる三女はどんなタイプでしょうか…。子どもの性格や成長もそれぞれですので、その子の様子を見つつ、またその子に合った対応の仕方があるのかなと思います。~チェックポイント~□身支度は自分でできますか?(最後は親が確認)□衣服、靴の着脱は立ってできますか?□脱いだものは表に返し、たためますか?□名札は自分で取り外しができますか?□配布物・プリントは責任を持ってバッグから出し、親に渡せますか?~食事編~はしの使い方、食べ方食事面では、まずはしの持ち方。これについては意識している家庭が多いと思いますが、持ち方の次は“はしの使い方”。「おかずをはしでつき刺して口に運んでいないか?」「おかずをひと口サイズにかみ切って食べられるか?」「やわらかい魚の身などは、はしで切り分けられるか?」なども見るべきポイントなのだとか。我が家の三女は、具材をはしで切り分けることはまだできないし、ひと口サイズにかみ切って食べる意識もありません。肉をそのまま豪快に口に入れ、ずっと口をモグモグさせている姿をよく見ます(笑)。これはさすがにのどに詰まらせる危険性があるので必ず注意をしています。が、なかなか直りません。子ども本人に意識をさせることは、根気がいることだなと思います。また小学校の給食時間は、幼稚園や保育園よりも短くなります。テレビを見ながらダラダラと食べるのではなく、ある程度時間を決めて、食事時間には終わりがあることを意識させることも大切なようです。~チェックポイント~□はしは正しくもてますか?□おかずをはしで刺して口に運んでいないですか?□おかずを大きなまま口にほおばっていないですか?□時間内に食事を終えることができますか?一番大切なのは…社会への第一歩ともいえる小学校生活、新生活と新たな人間関係にワクワクすると同時に、ドキドキと緊張もするもの。我が家の娘たちは、最初の1カ月は、ほとんど勉強もしないのに疲れてヘトヘトになって帰宅。就寝前に突然泣きだすこともあり、親の私も「どうしちゃったの?」と焦ることがありました。最終的に「がんばってきたんだね。大丈夫だよ」と抱きしめることしかできませんでしたが、よしよしと頭をなでていると、不思議と気持ちが落ち着いたようでした。今回、たくさんチェックポイントをあげてみましたが、これらが必ずできなければいけないかと言えば、そうでもないと思います。ある程度は成長と共にできるようになること。ただ本人が学校で困らない程度に、日常で少し気にしてあげるとよいポイントかなと。それよりも大切なのは、子どもが困っていたり弱っているとき、それに気付けること。またそんなときに「大丈夫だよ」と大きく包み込んで、安心させてあげられること。私たち親も入学準備に焦りすぎず、わが子それぞれの様子をゆったりと見ていける余裕を持っていたいですね。春からの新生活、親子でよいスタートがきれますように。<文:フリーランス記者林未香>
2017年12月18日秋から始まる小学校受験は、合格を目指して1年くらい前から準備している家庭が多いようです。なかでも国立附属小学校は、学費が私立に比べて安かったり、ほとんどかからなかったりする学校もあり人気があります。しかし、だれもが国立小学校を受験できるわけではありません。そんな、意外と知られていない、国立小学校の注意点をご紹介します。■「国立」なのに受験できない?国立附属小学校は各都道府県にあり、地方在住でも受験するチャンスはあります。おもに国立大学の教育学部の附属校として位置づけられていましたが、大学直属に編成されてきています。しかし、学区はエリアや通学時間によって学校ごとに決められていて、その範囲内に住んでいないと受験資格さえ得ることができないことになります。受験のために引っ越したり、子どもが生まれる前から将来を見据えて家を決めたりするママもいるほど。学区の考え方は、学校によって異なります。国立小学校の受験を考える場合は、まずは自宅が学区内にあるかの確認が必須となります。■受験に合格しても入学できない!?国立小学校にも受験があり、試験内容は行動観察や運動試験など、学校によってさまざま。受験前に傾向を知り対策する必要があります。しかし国立小学校と私立小学校の大きな違いは、基準をクリアする能力を身につけても合格できるとは限らないことにあります。なぜなら、公平を期すため国立小学校は抽選を導入する学校が多いから。抽選を突破した子だけが試験に進む学校もあれば、試験後に抽選を行う場合もあります。これに漏れたら、どんなに考査で合格しても、不合格と同じ結末になってしまいます。試験については塾などでも対策できますが、抽選ばかりは運頼み。このため、子どものがんばりを無駄にしたくないと考え、抽選がなく努力が反映されやすい私立校を選ぶママも少なくありません。私が子どものころにも、国立小学校には抽選がありました。わが家は学区内にあったので親は受験を考えたようです。しかし、父も母もくじ引きではティッシュなどの末等しか当たらないほどくじ運がなく…。これでは入学できるはずはないと、受験をあきらめたそうです。■受験番号が早いほうがいいってホント?小学校受験では、「受験番号が早いほうが有利」という説があります。私立校の場合は、その学校に入学したいという熱意を示すためといわれますが、国立の場合はどんな理由があるのでしょうか?国立小学校の場合、よくいわれることが、行動観察などをスムーズにクリアするため。そのため、できるだけ早い番号を確保しようと、親が朝早くから並ぶ光景が見られます。このウワサは本当なのでしょうか? 実際に子どもが小学校受験を経験したママたちの体験談を紹介します。●集団行動で巻き込まれないために「国立校は塾に通う子だけでなく、家が近いからと記念受験する子が少なくないと聞きました。記念受験の場合、受験対策として集団行動の練習をしていないお子さんがいるので、もし一緒のグループになってしまっうと、巻き込まれやすいと塾で教わりました。受験番号が早いほうが本気で受験を考えている家庭が多い傾向にあると言われ、本命ではなかったけど早起きして並びました」(41歳・小学校5年生のママ)●受験番号は月齢順「受付後に受験番号を月齢順に並び変える学校もあるそうで、そんなに気にしなくていいといわれました。それでも、やっぱり気になるので早く並びましたが、抽選に漏れたのでわが子は公立通いです」(40歳・小学3年生のママ)学校によって条件が異なるようですね。志望校の情報を早めに収集して、対策したいところです。■「附属」といってもエスカレーター式ではない大学の附属学校であるならエスカレーター式を期待するところですが、国立の場合はそうではありません。中学入学時はあらたに外部生が入ってくるため、全員が進学できない場合もあります。だから日々の勉強は、とても大事です。在学中に、子どもがほかの中学校に魅力を感じることがあるかもしれません。もし外部の学校を受験をする場合は、内部進学の権利が失われる学校もあるようです。また、附属高校を設けていない学校もあり、その場合は必然的に外部受験することに。志望校がどのような仕組みになっているのか、あらかじめチェックしておきましょう。■授業中に常にだれかにみられている?多くの国立小学校は、教育研究校として位置づけられています。そのため、先生が研修などで不在になる可能性も。また、教育実習や視察なども行われるため、常にだれかに見られている状態で授業を受けることが多いようです。国立小学校出身の知人に話を聞いたところ、「教室に知らない人がいることが多かった」とのこと。最初は気になったものの、次第に慣れてきたそうです。この人に見られた環境での授業は、慣れる子と慣れない子がでるかもしれませんが、えてして子どもは順応性が高いため、あまり問題にはならないかもしれません。ちなみに前述の知人いわく「公立の高校では見学者がいないので違和感があった」とのこと。また、新しい教育を実験する場でもあるので、最新の教育を受けるチャンスがあります。これはほかの学校ではなかなか体験できないことです。国立というだけでブランド化されている現状。お受験を挑戦してみたくなるかもしれません。しかし、それだけを判断材料にするのではなく、子どもの将来を考えたうえで検討したいものですね。
2017年08月12日夏が終わり秋の風を感じるころ、年中さんや小学校3年生の子どもを持つママ達が、顔を合わせれば必ず出る話題なのが「小学校(もしくは中学校)受験をするか、しないか」。受験派は、この頃から本格的な受験準備に入る時期だからです。最近は受験準備のスタート時期もどんどん早くなり、受験塾は増え、知育教材やおもちゃの売れ行きは伸びていると聞きます。子どもが生まれた時から「自分の出身校に入学させたい!」と受験を考えている家庭であれば、迷いなく受験の準備となるのでしょう。しかし、「周囲に受験する子どもが多いから、うちも考えたほうがいいのかな」、「なんとなく公立の教育に不安を感じる」など、受験に対して興味はあっても、迷いや不安が多いという方が大多数でしょう。■「大変な受験」になりやすいのは?この時期から、親子関係の相談では受験関連のことが多くなってきます。その中でもよく聞かれるのが「受験準備は親も子どもも相当負担がかかると聞くので、それに耐えられるのか不安」というものです。わたしのところに寄せられた数々の相談から分析するに、「親子ともに辛くて大変な受験」に陥りがちなのは「子どもの適正より、まず志望校ありき」のケースだと思います。自分の母校だから、親が通いたかった学校だから、自宅から近くて通いやすいから、大学付属でもう受験をしなくてすむから、兄弟がすでに通っているからなど、子どもの適正を見ずに親が志望校を決めてしまう理由はいろいろです。親が通わせたい学校に合わせて受験準備をさせると、子どもの精神年齢(学力ではありません)が受験勉強に追いついていかない場合、親子ともにかなり気持ちが追い込まれるケースが多いように感じます。不安を払拭するために、塾の講座をたくさんとったり、かけ持ちしたり、個別の家庭教師をつけたりとのめり込んでも、かえって子どものやる気を失わせてケンカになり、ますます疲れて「受験はやはり大変だ」という感想だけが残ります。■受験はあくまで子育て方針を確認する一つのきっかけに小学校や中学校受験を考えることは、改めて「どのように子どもを育てたいか」を夫婦で話し合う良いきっかけになると思います。高校受験や大学受験になると、もはや親の介入する余地はほとんどないからです。まずは、子どもの学力を含めた現状を見極め、伸びしろを期待しつつ、子どもに合いそうな学校を探し二人三脚、三人四脚で受験準備を進めれば、結果がどうであっても、机に向かう習慣がついたり、興味の対象が広がったりと、いろいろな意味で子ども自身のプラスになるでしょう。私立校はそれぞれ教育方針や学問に対する理念がありますから、学校説明会などに参加すると、賛同できたり「ちょっと違うな」と感じたりと、親のほうも教育に対する気づきを得られます。そのまま地元の小中学校に進学できるのに、あえて受験するのであれば、親子初の共同作業ととらえましょう。結果より「頑張ったね!」と笑顔で終えられるよう、充実した時間としていただきたいと思います。
2017年07月30日息子が通う小学校の教室を初めて目にしたとき、エアコンが天井についているのを見てびっくりしました。うだるような暑さのなか勉強した自分の小学校時代と比べると、なんともうらやましい限り…。こんな風に比べてみると「昔とはだいぶ違うんだなぁ」と思うことがよくあります。そこで、小学校の今と昔で驚いたことをまとめてみました。■防災ずきんカバー、つくらなくていいの?私が子どものころ「防災ずきん」というものがありました。これは避難訓練の際に頭からかぶるもので、それを収納するカバーを親が手作りしなければなりませんでした。けれど、息子の通う小学校では市から折りたたみ式のヘルメットが支給されており、親がカバーを手作りする必要はありません。私が小学生のときには防災ずきんを椅子に敷いて座っていましたが、今はそんな光景も見られなくなっていました。■まるで大人!? 男の子も女の子も「~さん」づけ教室で先生たちは、「~くん」や「~ちゃん」など男女の区別をつけず、名前に「さん」をつけて生徒たちを呼んでいます。最初にこのことを知ったのは三者面談のときでした。先生が自分の子どもを「~さんはおしゃべりするのが大好きで…」と話している姿に大きな違和感を感じてしまいました…。まるで大人のような呼び方ですね。■給食の白衣は「アイロンがけ」で殺菌!?地味に驚いたのが、給食の白衣にアイロンをかけなければいけないことです。昔は「してもしなくてもいい」だったような気がしますが、息子の通う小学校では殺菌の意味を込めて白衣にアイロンがけをすることになっています。ちょっと面倒ですが、親以上に衛生面を考えてくれていてありがたい…!ほかのママさんに聞いてみると授業の合間にチャイムがならなかったり、1年間を2つに区切って2学期制となっている学校も。地域の不審者情報など情報がメールで一斉配信されるなどの安全対策はこの時代ならでは! 地域によってルールや方針が大きく異なる小学校事情。もうすぐわが子が小学校に入学する、というママは昔との違いをぜひ探してみてくださいね。意外とたくさんあっておもしろいかもしれません!
2017年06月10日小学生のころは忘れ物常習犯だった私が、息子の支援をするのは大変で…出典 : 私は小学生だった頃、忘れ物と宿題忘れの常習犯でした。どこかにメモを取れば良いのに、取ってこない…。メモを取ったとしても、どこに書いてあるのか分からない…。挙句の果ては連絡帳を毎日のように学校に忘れてくる…。そして家に帰ると、宿題のことなど綺麗さっぱり頭から消えているのです。翌日の授業中、先生の嫌味と怒号を聞いて「またやってしまった…明日こそは」と決意します。しかし、またその翌日には、宿題やその他の持ち物のことは綺麗さっぱり忘れてしまっているのでした。そんな私も今では母になり、発達障害の診断を受けた6歳の息子がいます。小学校時代には先生から「忘れ物大賞」をもらって泣いて帰った私が、息子の小学校の持ち物の管理をしなければならないなんて、どういうことになるかは火を見るよりも明らか…という感じでしょう。小学校からの連絡袋の中には、毎日大量のお手紙が投入されています。息子はもちろん、何がなんだか良く分かっていません。その情報を読んだだけでも、私の頭は大混乱になります。「○日までに△を持っていって」「×日までに○と△を持っていって」「宿題はこれとこれで…」と何度も何度も復唱しながら、家の中をウロウロするありさまの私。息子を登校させた後も、「今日は忘れ物ないだろうか」「あれを忘れたかも」と気になってしまい、気がそぞろになってしまいます。発達障害児の小学校生活の支援は、同じ特性を持つ私にとって、苦難の連続だったのです。気が気じゃない私をさらに追い詰めた「連絡帳」の内容とは…出典 : こんな状態で疲弊しきっていた私をさらに追い詰めたのは、連絡帳でした。息子の連絡帳には毎日、忘れ物や持ち物のミスについて必ず記載がされていました。息子が小学校でどんな風に過ごしているかのような情報は一切なく、ただひとこと、「○○を忘れていました」「××のサイズが違います」「◇◇の切り方が違いました」というような言葉だけ。これを読むたびに、私は小学校の頃に先生に叱られて、下を向いているときの気持ちが蘇ってきてしまいました。そのうちに、私は息子の連絡帳を開くのも怖くなってきてしまったのです。「また先生に叱られちゃう…」「どんなに気を付けても、いつも何か書かれている」「私はやっぱりダメな人間だ~」私の心は小学生の頃に逆戻りです。さらに、「私がこんなミスばっかりしているから、息子があんななんだって思われているかもしれない」とあらぬ方向に思考がいってしまいました。毎日連絡帳を見てはガックリとうなだれながら、自分の子を通して、自分の過去を思い出してしまう辛さに苛まれました。連絡帳に落ち込んでいた私。でも励ましてくれたのも、また連絡帳だった!出典 : 息子の連絡帳を見るたびに、過去の自分も今の自分も責められているような気がして落ち込んでいた私。しかし、私は途中で大きな励ましを得ることができたのです。それは、息子の支援級通級が始まったことがきっかけでした。支援級通級が始まると、もう一冊、支援級用の連絡帳を準備するのです。支援級は少人数なので、先生は息子の生活や学習について毎日びっしりとコメントを書いてくださっています。そして、支援級の連絡帳には、「息子くんは今日はこんなことを頑張りました」「この問題は自分で頑張って解きました」「毎日楽しそうに学校に通っています」というような、息子を褒める言葉がたくさんたくさん書かれています。息子の支援級の先生は、「通常級で頑張ってきてるんだから、支援級ではとにかく褒めるんです」とおっしゃってくださる方です。それが連絡帳のコメントにもよく表れています。私は支援級の連絡帳を読んでいるうちに、なんだか「お母さんも頑張ってますね」「息子くんは大丈夫ですから、お母さんも肩の力を抜いて」と言われているような気がして、大きな救いと癒しになりました。通常級の連絡帳を見るたびに自分を責めていた私ですが、支援級の連絡帳を読んで気持ちを取り直すことができるようになったのです。「支援」は親の心をも支えてくれる出典 : そして私は気づきました。「支援」とは、子どもだけではなく、ときに親の自信まで回復させる役割もはたしてくれるのだと。発達障害の子どもを育てていると、実は親も自信を失いがちになります。思うようにいかない育児に振り回され、周囲からの視線を気にしているうちに、どうしても「自分はダメな親だ」と自分を責めるようになります。私のように、子どもと同じ特性がある場合は困難はさらに倍々になります。自分の管理ができないのに、子どもの管理まですることは、そうたやすいことではありません。「支援」とは、「こんな風にお手伝いしたら、こんなことができるようになりましたよ!」というものでもあると思います。自分の子どもが「できましたよ」「頑張りましたね」と言われることで、日ごろ自信を失いがちな親も、活力を得ることができるのです。支援級の「連絡帳」の記録、それは親へのエールでもある。そう捉えると、困難が多い毎日を進んでゆくための新たな活力源が生まれたように感じることができました。
2017年06月01日よく聞く、「小学校は別世界」という言葉出典 : 発達障害のある子どもを育てている親にとって、小学校入学というステージはとても不安なものだと思います。それまで楽しく遊んでいれば良かった幼稚園・保育園の頃と違い、学習という活動がメインとなるのが大きな理由でしょう。また、幼稚園や保育園では手厚い支援をしてもらい、とにかく褒めて育ててもらえていた状態だったお子さんにとって、集団のルールを守ることに重きが置かれている小学校では、息苦しさを感じることが多いのです。幼稚園・保育園ではのびのび楽しくやっていたのに、小学校に入ってから急に自信を失うようになって…というようなお話を、私は幾度となく発達障害児の保護者から聞いてきました。ですから、発達障害のある息子の小学校入学は私にとって緊張感が漂うものでもあったのです。今のところ、息子は小学校の先生たちに手厚く支援していただいているおかげで、毎日楽しく通っています。けれどもやはり、小学校生活のさまざまなことで混乱をしている様子。それは、幼稚園時代にはなかったことでした。トイレに行ってはいけない!?息子の混乱例えば、小学校から帰ってきた息子が、こんな相談をしてきたことがあります。「今日ね、授業中におしっこもらしそうになって。先生にトイレ行きたいです!って言ったんだ。そしたらね…」Upload By モビゾウ「『小学校ではトイレは休み時間に済ませましょう』って先生に言われたの。それなのにね…」Upload By モビゾウ「先生は休み時間に済ませましょうって言ったのに、『はい、じゃあ行ってらっしゃい』って言われたんだよ。意味が分からないでしょう?」なるほど、先生は「本当は休み時間に済ませるのがルールだけど、今日は特別に行ってもいいよ」ということを言いたかったのでしょう。けれども息子は、この「今日は特別に」という部分が先生の言葉から読み取れないのです。先生の言葉をそのまま理解するため、「行ってはいけない」「はい、行ってらっしゃい」という言葉を同時に言われたことに混乱してしまったのでした。Upload By モビゾウさらに息子は、「小学校ではトイレは休憩時間に済ませるってことは、授業中にお腹痛くなったり気持ち悪くなったりしてもトイレに行っちゃいけないのかあ。どうしようどうしよう。お腹痛くなったらどうしよう」と悩み始めたのです。息子の発達障害の特性の一つなのですが、言外の意味を読み取るのが苦手なだけではなく、思考が0か100の両極端に偏りやすいのです。息子は「トイレは休み時間に済ませましょう」という先生の一言を、「具合が悪くても、何があっても、授業中のトイレは我慢しなければならない」という風に、極端な形で解釈してしまうのでした。無数にある集団生活のルール。それを把握することの困難さ出典 : このように、小学校には集団生活を円滑に送るための無数のルールが散らばっています。さらに、そのルールには例外や変更が沢山あるのですが、発達障害児にはそれを把握することがなかなか難しいのですのびのび遊ぶこと、褒められることがメインだった幼稚園時代に比べて、小学校に入ると「こういうルールがあるからダメ」ということが増えていきます。発達障害児は、なんとなく周りとうまくやれる程度にルールを把握するということが苦手です。小学校が別世界というのはこういうことだったんだな、と毎日混乱する息子を見ながら、私もなんとなく理解できたのでした。
2017年04月20日子どもが小学校や中学校に上がる際には、何かお祝いをしてあげたいものです。逆に自分の子どもが入学祝いを頂いたら、どうやってお返しをすれば良いのかご存じでしょうか?今回は入学祝いに関する概要や基本的なマナー、相場などについてご紹介していきます。入学祝いを贈るべき相手は?贈る時期はいつ?ほかのお祝いごととは異なり、入学祝いは「親密なお付き合いのある家庭」へ贈るものです。そのため、職場や知り合いのお子さんが「小学校に上がった」という話を聞いても、無理をしてお祝いする必要はありません。つまり、入学祝いは身内で行うものです。親しい間柄でない限り、あまり知人には贈らないようにしましょう。もし身内以外に贈る際には、あまり高価な品物を選ばないことが大切です。会社の上司のお子さんなど、気持ちとして入学祝いを贈りたいときには特に注意してください。【贈るべき相手に注意!】入学祝いを贈るべき相手は「入学する子ども本人」です。たとえ贈り先が親御さんであっても、贈り物の中身はお子さんのための品物が望ましいとされています。ただし、お菓子やジュースといった物を贈るのはおすすめしません。たとえお子さんが好きな品物であっても、お菓子やジュースは親御さんを困らせてしまう恐れがあるので注意しましょう。さらに注意しなければいけないのが、ご家庭に兄弟や姉妹がいるときです。例えば相手方に3人のお子さんがいる場合、1人目に入学祝いを贈ったら必ず2人目や3人目にも入学祝いを贈りましょう。【贈る時期はいつ?】入学祝いを贈る時期は、「入学式が始まる2~3週間前」が目安です。入学式直前よりも余裕を持って贈るのが、一般的な入学祝いのマナーとされています。しかし、入学式の時期は地域によって異なります。4月5日~10日頃に行われる地域もあれば、4月15日頃に行われる地域もあるでしょう。また、私立の小中学校では学校ごとに入学式の日程が異なります。事前に確認しておかないと、入学式直前に贈ってしまうかもしれません。入学祝いを贈りたい方の中には、「お子さんの卒園式や卒業式が終わってからにしたい」と考えている方もいるでしょう。卒園式や卒業式は3月15日~25日に行われることが多いとされています。贈るタイミングに悩んでしまう場合は、お子さんの入学が正式に決まって卒園式や卒業式が終わったらすぐにお祝いをしましょう。入学式の前後は忙しいため、4月に入ってからはできるだけ贈らないことが望ましいです。入学式の日程が遅いご家庭の場合は、「4月に入学祝いを贈っても問題ないか?」など事前にきちんと確認をしましょう。【卒園・卒業祝いを兼ねて贈る場合】最近では、入学祝いが卒園・卒業祝いを兼ねているケースも多くなっています。地域によっては「卒園・卒業祝いは優先して祝うものではない」という考え方があり、卒園・卒業式と入学式の日にちが近いことから、入学祝いのみを行う地域が増えてきています。卒園・卒業祝いを兼ねて贈る入学祝いは3月上旬~中旬、遅くても3月下旬までには贈りましょう。必ず正式な入学が決まってからお祝いをするようにしてください。【入学祝いが遅くなってしまった場合】前もってお祝いをすることはとても大切ですが、準備が遅くなって入学式の間近に祝わなければいけなくなる場合もあるでしょう。入学祝いは「親しい間柄のお祝いごと」であるため、入学式の当日や入学後にお祝いをしても問題はありません。ただし、「お祝いが遅くなりました」と一言添える気配りを忘れないでおきましょう。身内以外のお子さんへの入学祝いが遅れてしまった場合、当日や入学後にお祝いをしてもそれほど失礼にはあたりません。しかし、きちんと詫び状を添えることが大切なマナーです。ビジネスのお付き合いをしている方であれば、特にマナー面では注意をする必要があるでしょう。小学校と中学校の入学祝いの相場はどれぐらい?一般的に入学祝いの相場は「5,000円」とされています。しかし「身内への贈り物なのか?」「相手方との血縁関係や付き合いの深さはどれぐらいなのか?」など、贈り主と親御さんの関係性によって相場は変わってきます。では関係性によって具体的にどれぐらい金額が変わってくるのかについて、以下で詳しく見ていきましょう。【親戚】5,000円~10,000円贈り物にもよりますが、親戚からの入学祝いは5,000円~10,000円が相場となっています。あまりに高価な品物を渡すと、親御さんが「入学祝いのお返し」を考える際に困ってしまうかもしれないので注意しましょう。【祖父母】20,000円以上祖父母からの入学祝いについては、ランドセルや学習机など高価な贈り物が多い傾向にあります。「孫の喜ぶ顔が見たい」という気持ちが強いので、親戚に比べると相場は少し高めです。【身内以外】3,000円~10,000円親しい友人のお子さんであれば、3,000円程度の贈り物でも喜ばれるはずです。あまり高価な品物を選ばないように気を付けてください。取引先のお子さんなど、ビジネスのお付き合いで入学祝いを贈る場合には10,000円を包むケースも見られます。また、「小学校の入学祝い」と「中学校の入学祝い」でも包むべき金額は異なります。以下では学校別の相場についても見ていきましょう。【小学校】3,000円~5,000円身内に関しては、血縁関係や付き合いの深さによって5,000円~10,000円が相場になるでしょう。身内以外の場合はお気持ちとして3,000円ほどの入学祝いを贈るケースが見られます。親しい間柄であっても、5,000円までに抑えるようにしましょう。【中学校】5,000円~10,000円小学校よりも豪華な入学祝いが贈られるケースが多いです。身内の場合は10,000円~20,000円が相場であり、身内以外では5,000円程度、親しい間柄では10,000円ほどが一般的な相場です。入学祝いではどんな品物を贈るべき?贈るタイミングや金額が分かっても、実際に何を贈れば良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。入学祝いの贈り物には、大きく分けて現金と品物があります。そこで以下では、現金と品物のそれぞれのマナーなどについて解説していきましょう。【現金】現金を贈る際には、ご祝儀袋のマナーを覚えておきましょう。ご祝儀袋の表書きには、以下の文字を記載することがマナーです。・御祝・御入学祝・祝御入学など表書きは「贈り物の名目」を表しており、ご祝儀袋の上部中央に大きく書きます。また、ご祝儀袋の飾り物である水引は5本、もしくは7本の赤白の物を選びましょう。水引の結び方に関しては、「蝶結び」「花結び」がマナーです。蝶結びや花結びは簡単にほどける結び方です。入学祝いは何度あっても嬉しいことなので、繰り返し結べる方法が好まれます。また、包む予定の金額については4や9が関係する金額は避けましょう。「死」や「苦」を連想させないように、5,000円や7,000円といった金額を包むことが望ましいです。さらに新札を用意するのも重要なマナーです。肖像が封筒の表面に来るようにして、新札を中袋に入れます。中袋とは、ご祝儀袋に直接お金を入れないために使う物です。表面には以下のように旧字体で金額を記載します。・1,000円…金千円、または金阡円・2,000円…金弐千円または金弐阡円・3,000円…金参千円または金参阡円・5,000円…金伍千円または金伍阡円・6,000円…金六千円または金六阡円・7,000円…金七千円または金七阡円・8,000円…金八千円または金八阡円・10,000円…金壱萬円「〇〇円」の最初に「金」を付けることも大切なマナーです。「也」に関しては付けても付けなくてもどちらでも構いません。付けない方のほうが多いですが、見た目とのバランスを考えて書き方を工夫しましょう。中袋のウラ面には贈り主の住所と名前を書きますが、名前や住所の漢数字に関しては旧字体を使う必要はありません。左半分、もしくは左下に住所と名前を書きましょう。【品物】品物を贈る際には、「のし紙」と「水引」が必要です。のし紙の表書きはご祝儀と同様に、「御祝」「御入学祝」「祝御入学」などを記載しましょう。水引に関しても蝶結びや花結びですが、5本もしくは7本の赤金の物が好まれます。相手方が現金の贈り物と区別しやすいため、品物を贈る際にはこだわってみましょう。現金でも品物でも、10,000円までならば「水引が印刷されているタイプ」で問題ありません。10,000円を超える入学祝いであれば、きちんとした水引を用意しましょう。では、入学祝いでは具体的にどのような品物が好まれるのでしょうか?以下でおすすめの品物をいくつかご紹介しましょう。・鉛筆小学生への入学祝いならば鉛筆が喜ばれるでしょう。学校によって濃さの指定があるため、2B以上の鉛筆を選ぶことが望ましいです。電動の鉛筆削りと一緒に贈ると、さらに喜ばれるはずです。・図鑑こちらも小学生に贈ると喜ばれる物であり、特に男の子からは人気があります。学校の図書室にも図鑑は置いてありますが、入学祝いで頂く図鑑がきっかけで新しいことに興味が生まれるかもしれません。・傘入学して約3ヶ月経つと梅雨入りするため、傘は実用的な品物と言えます。また、可愛らしい傘は女の子に人気の贈り物です。実用的かつ子どもが気に入る品物であれば、親御さんもきっと喜ぶことでしょう。・鞄中学校に上がる子どもには、鞄のような実用的な贈り物が好まれるでしょう。部活や習い事に使える物以外に、休日のお出かけに使えるおしゃれな鞄もおすすめです。ただし、中学生はおしゃれに敏感な年頃です。身に付ける物を贈る際には、あまり派手な物を選ばないほうが無難かもしれません。・習い事グッズ幼稚園や保育園、小学校の頃から習い事を始めているお子さんには、その子が熱中している物を贈ると喜ばれます。事前にお子さんや親御さんから聞いて、今一番欲しい物を贈りましょう。・目覚まし時計最近では、様々な種類の目覚まし時計が販売されています。毎日朝早く学校に向かうお子さんのために、実用的な目覚まし時計を贈ってみてはいかがでしょうか?目覚まし時計だけでなく腕時計も、入学祝いの贈り物としてよく選ばれています。・図書カード現金を贈るのではなく、図書カードをプレゼントする方法もあります。子どもにとってマンガや雑誌、小説などは読みたくてもなかなか気軽に買えないケースが多いでしょう。図書カードを贈ることで、自分の好きな分野の本を選ぶきっかけが生まれます。上記のように入学祝いの贈り物には、実用的な物が好まれます。小学生と中学生、男の子と女の子で欲しい物が大きく異なるでしょう。入学後にも喜んで使ってもらえるように、お子さん本人に何が欲しいのかを聞いておくことをおすすめします。【贈り方】入学祝いを贈る方法としては直接渡しに行く方法が一番です。しかし、中には事情により渡しに行けない場合に、郵送などを利用する方も見られます。郵送で贈り物を渡す場合は、宛先に「子ども本人の名前」もしくは「親御さんの名前」を書きましょう。どちらでも構いませんが、小学校に上がるお子さんには「親御さんの名前」、中学校に上がるお子さんならば「子ども本人の名前」が望ましいです。ただし、図書カードと品物を合わせて郵送する場合は注意が必要です。図書カードだけではなく、現金や商品券の郵送には「現金書留」を利用します。現金書留では品物と一緒に贈ることができないため、別々に郵送する必要があります。入学祝いのお返しは?どうやって返せば良い?入学祝いのお返しは、頂いた贈り物の3分の1~半額が相場とされています。贈り物のお返しを「内祝い」と呼び、入学祝いのお返しは入学後1ヶ月以内に贈るのがマナーです。【内祝いの品物】内祝いに現金や商品券、図書カードを贈っても良いのですが、人によっては嫌がられる場合もあります。特に目上の方には、「お金のイメージがある物」は贈らないことが望ましいでしょう。それでは、具体的にどのような品物が内祝いとして向いているのでしょうか?定番の品物としては食品が挙げられます。お菓子やコーヒーなど、予算に合わせて美味しい品物を選びましょう。また、生活日用品も内祝いの品物にぴったりです。タオルや洗剤、入浴剤など暮らしに便利な物を贈れば喜ばれることでしょう。ほかにも、カタログギフトはお返しとして人気があります。カタログギフトならば贈り主が事前に支払いを済ませているため、相手方は好きな品物を選んで注文できます。ただし、カタログギフトも「お金のイメージがある物」と判断されやすいため、目上の方へ贈る際には注意してください。【祖父母への内祝い】祖父母に対しては、「子どもの顔を見せること」が一番のお返しとなるでしょう。祖父母からの入学祝いでは、ランドセルや学習机など高額な贈り物が考えられます。ほかの方と同様に「3分の1~半額程度の内祝い」を贈っても、受け取ってもらえないかもしれません。祖父母への内祝いには、「子どもの晴れ姿の写真」や「子どもが主役の食事会」など子どもの成長を実感できる物を贈り、一緒に話す機会を設けることが大切です。まとめ入学祝いは「入学した子ども本人」に贈るためのお祝いです。宛先が親御さんであっても、子どもが喜びそうな物を選ぶことが重要と言えるでしょう。また、入学祝いを受け取った側に関しても、ケース次第ではお返しとして品物を用意する必要があります。今回ご紹介したポイントを参考にしながら、慎重に品物を選ぶようにしましょう。
2017年04月19日今日は入学式の話です。学校に着いて、各クラスに案内され、荷物一式置いてきたりトイレいったりしたあと、いよいよ入学式開始!保護者が先に席に座り、その後新一年生が入場するカタチになってました。100人くらいの1年生たちが、ソワソワしながら座っててその中にうっすら、こまめらしき人が見えましてね…それ、参観日でよく見るスタイル!しかし、保護者席の中からよく私を見つけたもんだ…いやいや、そんなこと思ってる場合じゃない。入学式だから! アンタが主役! ちゃんと前見てぇー!この後、前を見てくれたけど…こまめとのまめは別々のクラスなので、わたしとくまさんはこまめとのまめそれぞれのクラスに行きまして、保護者席もクラスごとに分かれていたので、くまさんがどこにいるかもわかりませんでした。ニャロメ…手を振ってたのか…!のまめは私の席からは全然見えなくて入退場のときに見えた程度でしたが、さすがモデル志望。笑(ええ、親ばかです。笑)※「しょったれ」は方言です。「だらしがない」とか、そんな感じの意味です。卒園式のときの反省から「ブラウスは中に入れてね」って何度も言ったんだけど~!でも卒園式より人が多かったから、きっと誰も見てなかったに違いない。笑私が小学校の入学式のときは代表が黄色い帽子を受け取った思い出があるんですけど、そういうの全くやらないんですね。名前も呼ばないし。そして地味に感動したのが、学校の校歌が輪唱だったこと! 低学年と高学年でパートが分かれてて、合唱コンクールやってるのかと思うくらいステキでした。(危うく感動して涙出るかと思った。笑)そして、小学校広すぎて迷子になるかと思った…。笑
2017年04月08日こんにちは。ママライターのamuです。新学期を新しいステージで迎えたお子さんも多いことと思います。特に、保育園や幼稚園から小学校にあがるときは、生活の変化が大きかったと感じるママは多いようで……。そこで今回は、小学校入学での変化あるあるをご紹介します。●(1)送り迎えがない『保育園でも幼稚園でも、たとえ園バスを使っていたとしても、玄関で見送りということは絶対なかったのに、完全に一人で行くことに、「大きくなったな」と感慨深かった』(30代/小2小4姉妹のママ)『子どもだけで約束・待ち合わせをして遊ぶようになった』(30代/小1小4姉弟のママ)女子は特に、誰かの家に遊びに行くことが増えます。おやつを持たせたり、親同士連絡を取り合ったり、遅くなったら迎えにきてもらったり家まで送ったりすることもありますが、基本的に子どもだけで自転車で行き来することが多いです。正直、とても楽ですが、何時に帰るか、どこに行くか、移動したら連絡を入れるように など家庭できちんと決めることが大切になります。また、よそのお宅で挨拶・靴を揃える・勝手にものを触らない・お礼を言うなど、マナーを教えてから送り出すことも必要です。●(2)PTAや地区の役割がある『どんな事情があろうと、すべての人が多かれ少なかれ係をする』(30代/小1小4兄妹のママ)仕事がある、小さい子がいるなどは通用しなくなります。送り迎えがないぶん、学校へ行く機会は少ないように感じますが、保護者会や学校公開、鉢植えの持ち帰りなど、平日に学校に出向くこともしばしば。4月最初の保護者会は、係を決める大事な会 なので、できるだけ参加するようにしたいところ。休むとかなり目立ってしまいます。仕事を始めるママは、幼稚園のときより増えるし、大変!という気持ちもとても共感するけれど、子どものためと思って乗り切りましょう。●(3)制服がない『公立小学校は制服がないので、洋服を選ぶ手間や出費が大きかった。1週間ローテーションでいこうとしてもうまくまわらず、偏ることも』(30代/小4女の子のママ)女の子同士では、「その服かわいいね」などという会話があるそうです。私も幼稚園のときと違い、娘と一緒に服を買いに行って、好みを聞く ようになりました。また、体育のときは膝を出す靴下でという決まりがあり(みんなそうなのでしょうか)、時間割によって選んだりもしています。●(4)お弁当がない『給食がおいしく、温かく、栄養バランスもいいので安心だし、楽になった』(30代/小2男の子のママ)保育園や幼稚園では、園内で作ることはほぼなく、冷めたお弁当が多かったり、ママが作らなければいけなかったりと、大変だったので嬉しいという声がありました。私も給食の試食会に行っておいしさに感動したので、献立表を見て同じ食材で作ってみたり、昼と夜がかぶらないように気を付けたり参考にしています。●(5)得意分野が目立つ『できる子が目立つようになる。運動会やマラソン大会では足が早い子、学校公開では積極的で頭がいい子、展覧会や掲示では絵や字がうまい子、学芸会では歌や演技がうまい子など』(30代/小4女の子のママ)昔は、賞を取るとプリントに名前が載ったり、作文が全文クラス便りに載ったり、学芸会も主役は一人など、もっと個人がクローズアップされていたように感じます。今はそういったことが控えめにはなったようですが、それでも目立つ子は出てきます。そういう意味でも、習い事はさせてあげると披露する場面があっていいな という印象があります。●(6)小さな禁止事項が増える『あだ名禁止で苗字呼びをするように言われたり、キャラものや派手なグッズも禁止』(30代/小4中1姉弟のママ)幼稚園では、クラスの体操帽にリボンをつけたり、デコって個性を出したりしているママも多かったのですが、小学校ではみんなと同じが良し なんですよね。持ち物といえば、名前を書くものが多くなります。鉛筆や下敷きなど、すべてのものに記名することになり、なかなか大変でした。●(7)プリント配布が多い『幼稚園では、一斉メール配信だったこともすべてプリント配布。また、休むときもサイトから連絡すればよかったのに、連絡帳で伝えないといけなくて大変。プリントは提出日が決まっているものや、集金もある』(20代/小1女の子のママ)GPSで登下校メール配信してくれるところもあるそうですが、基本的な連絡はプリントか電話でということが多いです。プリントの管理法は、ファイルに綴じる派、冷蔵庫に貼る派など、ママによってさまざまあるようです。私はスマホで写真を撮って、プリントは破棄してしまう派です。性格が表れるので、ママ友に聞いてみると案外面白いかもしれません。●(8)帰宅時間がまちまち幼稚園児より早く帰ってくることもあります。預かり保育もないので、学童に入っていないと帰宅するしかなく……。『放課後に一人でフラフラしている子もたまに見かける』(30代/小2男の子のママ)6時間授業かと思ってのんびりランチをしていたら、4時間で帰ってきて焦ったというような話もよく聞くので、必ずチェックするようにできたらいいですよね。●(9)持ち帰りが多い『幼稚園のときは、書いた絵を1年間分まとめてくれたり、道具も置きっぱなしでよかったりしたけど、小学生になると、お道具箱などすべてのものを学期ごとに持ち帰りしてくる』(30代/小4女の子のママ)絵の具や習字道具、鍵盤ハーモニカは、置いておいてほしいな……。学期の終わりには、手提げを持たせることを忘れずに 。また、行けるときは迎えに行ってあげるのもいいですね。●(10)キッズケータイやスマホを持つようになる小学校入学まではほぼゼロだったキッズケータイやスマホの所持率も、1年生でグッと上がります。娘のまわりは、3人に1人は持っていた印象でした。学校内では使用禁止なので、校門を出てからかけるように言うこと、音は消しておくこと、かけても気がつかず意味がないということもあるので、上着のポケットに入れて校門を出たらチェックすることなど、決まりごとを伝えておくといいと思います。むやみに人に番号を教えない ことも必ず伝えたいところ。----------以上、心当たりはありましたでしょうか?未就学児ママさんには、心の準備をしたり、ここは楽になるなとホッとしてもらえたりしたらいいなと思います。●ライター/amu(ママライター)●モデル/椎葉咲子(苺乃ちゃん、胡桃ちゃん)
2017年04月06日新生活がスタートする春。親戚や友人・知人の子どもが入園・入学を迎える方も多いのではないでしょうか?入園・入学は、子どもの成長をお祝いする大切なイベント。おめでたい門出にはぜひお祝いを贈りたいものです。しかし、入園祝いには具体的に何を贈れば良いのでしょうか?また、仮にお祝い金を渡す場合には金額の相場はあるでしょうか?今回は入園・入学祝いの渡し方と贈り物の選び方、渡すときの注意点などについてご紹介していきます。入園祝い、入学祝いは誰に渡すべき?贈り物のやりとりは、基本的には「身内」と呼ばれる間柄の中だけで行えば問題ありません。贈り物の宛先は子どもの名前にして、贈り物そのものは子どもの親のうち、どちらか近しい相手に渡します。入園・入学の話題はおめでたいものなので、お祝いの気持ちはどのような相手にでも伝えるべきです。とはいえ、贈り物の送り先を知人や同僚の子どもにまで範囲を広げると、収拾がつかなくなってしまいます。お礼やお返しの気遣いで相手の手を煩わせることもあるため、「ほどほど」を意識しましょう。ただし、とても親しい友人の子どもや「血縁がなくても祝いたい!」という場合は、もちろん気持ちよくお祝いの品を贈って問題ありません。その場合は、あなたと友人関係にある親御さんに贈り物を渡しましょう。また、お祝いの品を渡すべき相手は、以下のように具体的なシーンによって多少異なることがあります。【シーン1】甥っ子、姪っ子への入園祝い甥や姪、つまり自分の兄弟姉妹の子どもへの入園祝いは、あなたから兄弟姉妹に直接渡すとスムーズです。【シーン2】義理の甥っ子、姪っ子への入園祝い義理の甥や姪、つまり配偶者の兄弟姉妹の子どもへの入園祝いは、配偶者から兄弟姉妹に渡してもらうことを検討しましょう。こうすることで、相手に余計な気遣いをさせずに済みます。【シーン3】内孫への入園祝い直系である、名字が同じ、同居しているなど、血縁や生活が近しい孫への贈り物は子どもの両親に直接渡すことが一般的です。【シーン4】外孫への入園祝い血縁や生活が近しくない孫への贈り物は子どもの両親、もしくは義家族(子どもが「内孫」となる祖父母)に渡しましょう。具体的にどんな品を贈るべき?入園祝いや入学祝いが必要になった際に、「何を贈るべきか迷ってしまう…」といった方は多く見られます。実際には「使えるものなら何でも助かる!」といった声も聞かれますが、ある程度の傾向は押さえておきたいところでしょう。そこで以下では、入園祝い・入学祝いとして贈られることが多い物をご紹介していきます。【その1】やはり多いのは「お金」入園祝い・入学祝いの贈り物として、最も無難なのはお金です。入園・入学は何かと費用がかかるので、お金は相手にとって嬉しい贈り物になるでしょう。家庭によって必要とするものは変わるため、何にでも使えるお金は便利でありがたいものです。【その2】消耗品「金額が分かってしまうのは嫌」「手作り品を贈りたい」などと感じている方は、ハンカチや文房具などの消耗品を検討してみましょう。特に保育園や学校で使用する消耗品は数が必要なので、喜ばれやすい贈り物と言えます。【その3】たまにしか使わない品物毎日使用するわけではないものの、必ず必要になる品物も喜ばれやすい傾向にあります。例えば長靴は雨の日にしか使用しませんが、ほとんどの家庭で必ず必要になるものです。相手のこれからの生活を思い浮かべて、何を贈るべきか慎重に考えてみましょう。【贈られても困るものに注意!】相談なく贈ると相手を困らせてしまうプレゼントには気をつけましょう。具体的な贈り物としては、以下が挙げられます。・近隣にお店がない百貨店の商品券・ランドセルや自転車など、1つあれば充分なもの・ゲーム機など、学習の妨げになる玩具・好みではないキャラクターグッズ「相手の子どもを喜ばせたい」と考えている場合には、事前にリサーチをする方法も効果的です。リサーチをする場合には、普段の付き合いの中でそれとなく喜ばれる物を探るのが理想でしょう。気兼ねしない関係であれば、子どもの両親のより近しいほうに「入園祝いをしたい」と前もって話し、具体的に必要なものを教えてもらいましょう。「特にない」や「気を遣わないで」と遠慮されるようであれば、無難に現金を贈る方法が望ましいです。金額の相場もチェックしておこう贈り物として一番無難なのは現金ですが、「いくら渡せば良いのか?」という部分は誰もが気になるポイントでしょう。一般的な相場から少なすぎると恥ずかしいものですし、多すぎると相手に気を遣わせてしまいます。もし自分に子どもがいて、すでに親戚から入園・入学祝いを受け取っていた場合は、その金額に合わせてお渡しすれば問題ありません。初めてのお祝いや、お祝いをもらったのが昔すぎて記憶が残っていないような場合は、以下を目安にしましょう。【保育園・幼稚園の入園祝い】3,000円から10,000円が一般的です。保育園の入園では、実際のところ準備するものはそう多くありません。また、保育園への入園は一般的に満1歳からなので、「一升餅のお祝い」などで1歳の誕生日を盛大に祝う時期が多いでしょう。1歳のお祝いのときにプレゼントや相場程度のお祝い金を渡し、それをもって入園祝いとしても問題はありません。ただし、幼稚園への入園の時期に関しては、少し慎重に贈り物を考える必要があります。制服やカバンなども指定されるため、幼稚園では「学校に通う」という感覚が強くなります。支出が増えるタイミングなので、金額は以下を目安にするようにしましょう。・親しい友人であれば3,000円・甥っ子、姪っ子であれば5,000円・孫であれば5,000円か10,000円【小学校の入学祝い】5,000円、もしくは10,000円が一般的です。小学校の入学時にはランドセル、文房具、指定の体操服や教材など必要なものが多く、支出が急に増えてきます。小学校入学は子どもの好みもはっきりしてくる頃なので、相談せずに物を贈るのは避けましょう。現金か、頼まれた物を渡すことが望ましいです。現金を贈る場合は、以下の金額を目安にしましょう。・親しい友人であれば5,000円・甥っ子、姪っ子であれな5,000円か10,000円・孫であれば10,000円【中学校の入学祝い】10,000円程度が一般的です。小学校と同じか、それより少し多めに渡せば良いでしょう。私立中学や中高一貫校などに合格した場合に多めに渡すかは、判断が分かれるところです。ただし中学生は多感な時期なので、なるべく兄弟姉妹間で差がつかないよう配慮しましょう。なお、中学校入学の時期になると、友人間でのお祝いのやり取りは減ってきます。【高校・大学の入学祝い】10,000円か、それ以上が目安になります。高校入学以降は10,000円の「据え置き」派と、高校30,000円、大学50,000円のように「段階的に上げていく」派に分かれます。また、進学先によって家庭の支出額も大きく変わるため、正確な相場は分かりにくくなります。多ければ100,000円を包む家庭も見られますが、見栄を張って金額を上げ続けることも望ましくありません。どの程度包むかは、近しい親戚同士で相談して決めても良いでしょう。入園祝い・入学祝いののし袋の選び方のし袋やのし紙の選び方にもマナーがあります。間違ったのしをつけると、相手に失礼になってしまう恐れもあるので注意しておきましょう。以下では、のしの選び方のポイントを解説していきます。【ポイント1】豪華過ぎるのし袋はNGお祝い金ののし袋は、中に入れるお金の金額に合わせて選びましょう。「お祝い事だから」といって結婚式ののし袋をそのまま使ったり、豪華な水引の飾りがついた仰々しい袋を使ったりするのはマナー違反です。中身の金額が30,000円を超えない場合、のし袋は紅白の水引が印刷されたシンプルなものを使います。【ポイント2】水引の選び方水引は「蝶切り」という蝶結びのものを使います。蝶切りは蝶結びを何度でも解いて結び直せることから、「何度あってもおめでたいこと」を祝うときに使います。それに対して、結婚式などで使われる「結び切り」は、一度結んだら外せないことから「一度きり」の願掛けを込めたお祝いになります。子どもの成長は何度でもおめでたいことなので、必ず蝶切りを選びましょう。【ポイント3】のし袋の書き方お札は必ず未使用の新しいものを用意しましょう。お金は封筒から出したときに人物がすぐ見える(お札の左辺が封筒の下に入る)向きで入れます。水引の上部には「御入園祝」や「入園御祝」、「入園祝」、「入園おめでとう」などと書きます。下部には、贈る側の世帯主名をフルネームで書きます。【ポイント4】専用ののし袋を活用してみよう実はのし袋の中には、入園祝いや入学祝い専用のものがあります。「入園祝い」「入学おめでとう」などのメッセージがすでに印刷された専用ののし袋は、豪華すぎず可愛らしいプリントがされており、子どものお祝いで渡すのにはぴったりです。インターネット通販や文具店などで購入できます。【ポイント5】のし紙はどうするべき?お金ではなく贈り物を渡す場合、プレゼントの箱にのし紙をつけても良いでしょう。水引は蝶切りの印刷がされたもので、水引の上部に「御入園祝」や「入園おめでとう」など、下部に贈る側の世帯主名をフルネームで書きます。お祝いを渡す際の注意おめでたいことはいつでも祝いたいものですが、お祝いを渡す時期や渡し方によっては相手に迷惑をかけてしまうこともあります。お互いに気持ちよく祝うために、以下では注意点をいくつかご紹介します。【注意点その1】お祝いを渡す時期お祝い金は入園・入学の準備のために使ってもらえるように、3月には渡しましょう。ただし、早すぎるのもいけません。受験を控えている場合、進路が決まらないうちにお祝いを渡すのはかえって失礼になってしまうためです。確実に進路が決まっている3月中旬頃が目安でしょう。【注意点その2】手渡しできない場合は?お祝いは可能な限り直接会って渡したいものですが、住んでいる場所やお互いの忙しさによっては、手渡しの時間を確保するのが難しいこともあるでしょう。そのような場合は、郵送で送るのが一般的です。ただし、現金は必ず「現金書留」で郵送するようにしましょう。【注意点その3】インターネットで買った品物を直接相手に贈る場合今はお祝いの品をネットショッピングで購入し、そのまま相手の家に発送するケースが増えています。ここで注意するべきなのは「送り主の名前」です。送り主(発送元)が「ネットショップ店舗名」、送り先が「お祝いする相手」になっていませんか?送り状にプレゼントを選んだ「あなた」の名前が無い場合、贈られた相手は誰からのお祝いなのか分からず困ってしまいます。プレゼントが届くタイミングで連絡をするか、お祝いのメッセージに自分の名前を入れるようにしましょう。【注意点その4】お返しを断る場合お返しに気を遣わせたくない場合は、「お返しはいらない」とはっきり伝えましょう。血縁が遠い、親しい知人という立場であるなど義理のお祝いが不要な立場で、「それでも祝いたい」という気持ちから贈る場合は、お返しが不要な程度に金額を絞るのも気遣いのひとつです。お祝い金は少なめにして、その分お祝いの品を添えて贈っても喜んでもらえるはずです。入園祝いのお返しは必要?ここまで、入園・入学祝いを贈る側のマナーをご紹介しました。ところで、逆にお祝いを受け取った場合はどうすれば良いのでしょうか?贈られる側のマナーもある程度押さえておけば、より気持ちよく祝い事を迎えることができます。入園・入学祝いは、「入園・入学の準備」のために、子どもに贈られるもの。子ども自身に収入はないため、基本的にお返しは不要です。特に入園・入学準備の時期はとても忙しいので、お礼の品物の手配にまで手を回すととても大変でしょう。お祝いのお返しに手を煩わせてしまうのは、お祝いをする側としても本意ではありません。親や子どもから「ありがとうございます」と伝えるだけでも充分です。しかし、以前自分が渡したお祝いにお礼を返されている場合や、子どものいない友人・親戚からお祝いを受け取った場合は、2分の1から3分の1程度の金額を目安にお礼をお返ししても良いでしょう。お返しは、お祝いを受け取った1ヶ月以内、4月中を目安に贈ります。焼き菓子などの「食べて消える物」が一般的です。のし紙は「内祝い」とし、水引の下には送り主として子どもの名前を入れます。さらに丁寧に感謝を伝えたい場合は、お礼状を添えると喜ばれるでしょう。すでに子どもを持つ親戚や友人からお祝いを受け取ったのであれば、お礼に添えて入園式・入学式の写真を送りましょう。真新しい制服やカバンで新生活を始める子どもの姿を喜んでもらえるはずです。まとめ今回は、入園祝い・入学祝いのマナーと相場、渡し方やお返しの注意点などについて解説しました。細かい決まりごとにカリカリしすぎるのも考えものですが、ある程度「外さない」ためのルールやマナーは知っておきたいものです。子どもの門出というおめでたいイベントを気持ちよく祝福するために、この記事を参考にしながら準備を進めてみましょう。
2017年03月30日もうすぐ小学1年生! そんなお子さんをお持ちのご家庭も多いことでしょう。新たな環境にワクワクする一方、知らないこと、わからないことだらけで、なかには不安なお子さんもいるかもしれません。そこで入学前に教えておくと、子どもが安心できることをご紹介! 先に知っておくことで、学校生活に感じている緊張をやわらげてあげることができるかもしれません。■「行ってきます!」前の3点チェック学校へ行くようになると、登校前の時間はとてもあわただしい…! 起きて、着替えて、朝ごはんを食べてと忙しくしていると、つい身だしなみチェックを忘れてしまいがちです。顔にごはん粒がついていた、ズボンのすそがまくれていた… なんてことを学校に着いてから友だちに指摘され、本人がショックをうけてしまうこともあるかもしれません。口周りは汚れていないか、ズボンやスカートから下着がはみだしていないか、洋服を前後逆に着ていないか。こうした身だしなみチェックは「行ってきます!」前にするよう、教えてあげましょう。わが子の場合、ソースで口周りが汚れていたので「口の周りを洗ってきなさい」と洗面所へうながすと、顔中びしょぬれになってしまったことがあるので「ティッシュを水で湿らせてからぬぐう」ことや、「口だけピンポイントで洗う」方法などを教えてあげるようにしました。■学校の和式トイレの使い方洋式トイレしか使ったことがないというお子さんも、最近では案外多いのではないでしょうか。しかし小学校のトイレは和式、洋式の2種類あることがあります。洋式トイレが使われてしまっている場合にそなえ、和式トイレの使用方法も事前に教えておいてあげましょう。たとえば、和式トイレを使うときは、まずはしゃがみ方。しゃがめるようであれば、次は位置。「このへんに立ってからしゃがむと、ちょうどいいよ」など、立ち位置についてくわしく教えてあげましょう。自宅に洋式トイレしかないご家庭は、外出先で和式トイレを見つけたら、ぜひ実践しておきたいですね。小学校ではカギをしっかりかけることも、ついでに覚えてもらいましょう。■友だちへの話しかけ方学校で、友だちともっと仲良くなりたいなと思ったときには、どう話しかければいいのでしょう。そんなときは「一緒に●●しよう」「一緒に●●いこう」といった言葉で話しかけてみると、スムーズかもしれません。恥ずかしがりやで人見知りする、というお子さんには、「こんなふうに話しかけてみるといいかもね」と教えてあげると、友だちづくりへの緊張が少し和らぐかもしれません。小学校には楽しいことがたくさん待っています。家庭で解決できそうな不安は先に解決して、子どものワクワクをあと押ししてあげられるといいですね。
2017年03月25日こんにちは、『PTAをけっこうラクにたのしくする本』の著者・大塚玲子です。この春、お子さんが小学校に入る保護者のみなさま、おめでとうございます。小さな背中にランドセルをのせて学校に向かうお子さんの姿を想像すると、顔がほころんでしまいますね。保護者として不安なこともいろいろあるでしょう。もしかしたら、特に心配なことのひとつは「PTA」かもしれません。世間ではよく、PTAはとてもオソロシイもののように言われています。「時代に合わない」とか、「お母さん同士の関係がスゴイ」とか。でも実はPTAって、そんなにみなさんが思うほどは、コワくないのです。PTA経験者は「思ったよりもいい印象だった」という意見が多い!?TVなどではどうしても、ギョッとするようなひどいPTAの話が取り上げられがちです。なかにはそういうPTAも存在するのは事実ですが、でも全国にある約2万の小学校のPTAの全部で、そんなひどいことが起きているわけではありません。以前、ある女性誌でアンケートをとったところ、PTA経験者のうち「思ったよりいい印象だった」または「思った通りいい印象だった」と回答した人は、なんと“7割強”。いま「リビコミュ」で「小学校のPTA役員、委員について」というテーマにコメントが寄せられていますが、ここでもやはり「実際にやってみたら、知り合いが広がってよかった」という声がたくさんあがっています。よかったら、のぞいてみてください。わたしも子どもが小学校に入るときはとても不安だったのですが、3年生のとき、初めてある委員をやってみたところ、予想していたよりずっとラクで、拍子抜けしてしまいました。運がよかったのかもしれませんが、「世間で言われるようなPTAのイメージは、ほんの一面に過ぎないんだな」ということを実感しました。PTAをどう乗り切る?低学年でやっておきたい3つの理由さて、おそらくみなさんがいま一番知りたいのは、「PTAをどう乗り切ればよいか」というところでしょうか。よく聞くのは「低学年のうちに委員をやっておいたほうがいい」という話でしょう。「高学年でやるよりラクだから」ということでそう言われるようですが、わたしは正直「そこは、どうかな?」と思います。PTAによって違うのですが、委員長は学年に関係なく選ぶことも多いので、いつやってもそんなに変わらない場合もあります。でも「低学年のうちにやってみる」ことは、私もおすすめです。理由は、以下の3つです。■1ほかの保護者とつながりができるからこれはよく言われることですが、学校のこと、先生のこと、子ども同士のことなど、低学年のうちは特にわからないことが多くて不安でしょう。そこでPTAに足を踏み入れると、ほかの保護者と話す機会ができるので、情報が入りやすくなり、ちょっと安心できると思うのです。それに学校に行ったとき顔見知りの保護者がいると、ほっとしますよね。わたしもPTAをやってきて、それが一番よかったと思うところです。わたしのように、中・高学年からやってもいいのですが、早めに顔見知りが増えると、より心強いんじゃないかなと思います。■2びくびくしないで済むから早めにやってみれば、そんなにコワくないことがわかるから、という意味でもおすすめです。「いつか、やらなきゃ」と思いながら毎年春をユウウツに迎えるよりも、早めにやったほうが、気持ちがラクじゃないかなと思います。■3楽しかったら、またやれるから低学年でやっておけば、もし楽しかったときにまたやれるから、というのもあります。もちろん「もういいや」と思ったら距離をおけばいいですし、早めにやって様子を見るといいのかな、と。意外と思われるかもしれませんが、PTAって実は、委員長や本部役員など「中心的な役割」のほうが楽しいところがあるのです。その証拠にホラ、PTAが楽しそうな人って大体役員さんでは?なぜ役員のほうが楽しいのかというと「やらされ感」が少ないからでしょう。ヒラの委員は自分で決められることが少ないので、どうしても「やらされ感」を抱きやすいのですが、委員長や本部役員は自分で決められる範囲が増える分「やらされ感」が減って、楽しくなるのかな、と。ただ辛いのは、中心的な役割ほど、仕事や拘束時間も増えていくところ…。どこまでやれるかはその人の状況によって異なるので、早めに一度委員をやってみて、見極めるのがいいと思います。「やらないと決めたならやらない」「やると決めたら楽しんで」最後に一つだけ、お願いしておきたいことがあります。それは「どうしてもやりたくないなら、やらない」、でも「やると決めたら、楽しんでやってほしい」ということです。というのは「やりたくないのにやる」人は、「わたしもやりたくないのにやったんだから、あなたもやりなさいよ!」というふうに、他の保護者にも活動を強制しがちで、PTAの雰囲気が悪くなってしまうから。だったら、やらないほうがいいと思うのです…(苦笑)。でも一方で、もし「やる」と決めたなら、ぜひ楽しんでやってもらえたらうれしいです。なんでもそうですが「楽しもう」と思ってやれば楽しくなるし、「つまらない」と思ってやればつまらなくなるもの。せっかくやるなら、楽しんだほうがいいですよね?なお、なかにはPTAを本当に「できない」状況の人もいると思います。闘病中の人や、家事育児仕事をひとりで全部背負っている人、看護・介護中の人など、どうか無理はなさらずに。もしも役員を押し付けられたりして、キツイときは、学校の先生などに、退会(非加入)の相談をしましょう。みなさんの入る学校のPTAが、楽しいものでありますように。問題点もあると思いますが、そういうものも、無理のない範囲でちょっとずついい方向に変えていってもらえたら、とてもうれしいです。<プロフィール>大塚玲子さん編集者&ライター。出版社や編集プロダクション勤務を経て、2003年、妊娠出産を機にフリーに。主に「PTA」などの保護者組織、「いろいろな形の家族」をテーマに取材や執筆、講演等を行う。新聞・雑誌、テレビ・ラジオ等にちょこちょこ登場。著書は『PTAをけっこうラクにたのしくする本』『PTAがやっぱりコワい人のための本』『オトナ婚です、わたしたち』(全て、太郎次郎社エディタス)。ホームページ
2017年03月21日小学校入学時に必要となる準備品。ママたちは、いつどこでどんな風に購入するのでしょうか?この春から小学校に入学するお子さんのママや、来年春の入学を控えたママたちのために、ウーマンエキサイト編集部が共働き中のリアルママにリサーチ。5人のママによる「入学準備品リスト」を紹介します!■とにかく迷いなし! 「全部ヨーカドーで買いました」ママ教えてくれたママは…wakaさん職業:会社員(企画職)、二児のママお住まいのエリア:川崎市1学年のクラス数:3クラス準備しておく物は「入学のしおり」に表で記載されており、わかりやすかったです。ただ、準備した大量の荷物を本人にどう持たせたらいいのか不安に思っていたところ、入学式の日にもらった学年だよりに、最初の1週間の「学習予定・持ち物・下校予定時刻」が表にして記載してあり、安心しました。wakaさんの準備品 総額約23,000円(ランドセル費用は除く)●自分で用意したもの【入学前】ランドセル/通学帽/防災頭巾/防災頭巾カバー/お道具箱袋/体操着/体操着袋/上履き/上履き袋/給食ナフキン/口拭きタオル/マスク/三角巾/給食袋/筆箱/鉛筆/消しゴム/定規/ハサミ/のり/セロハンテープ/クーピー/折り紙【入学後】ピアニカ/冬用の体操着●学校側で用意してくれたものお道具箱/算数セット●学校からの細かな指定や禁止事項・「通学帽」のみ購入先に指定あり学校から購入先の指定があったのは「通学帽」ぐらいでしたので、それ以外はイトーヨーカドーで購入。全てがそろうので、一日で完了しました。買うものを選ぶにあたっては、とにかく本人が気に入らないことには始まらないので、一緒にお店に行って自分で選ばせました。さらに質問!Q.「手作りでも市販品でもよいもの」はどうした? A.全て市販品を購入しました。もしこの先本人からリクエストあったら、考えたいと思います。■駆け込み上等! 「全部ヨーカドーで買いました」ママ Part.2教えてくれたママは…Kママさん職業:会社員(企画職)、二児のママお住まいのエリア:川崎市1学年のクラス数:3クラス入学前の2月上旬に行われた入学説明会で「入学のしおり」が配られ、その場で細かく説明がありました。想像していた以上に「袋類」の用意が多くて、「そんなに袋に入れる必要あるの!?」と驚きましたね。Kママさんの準備品 総額約24,000円(ランドセル費用は除く)●自分で用意したもの【入学前】ランドセル/上履き/上履き入れ/筆箱/赤鉛筆/15センチ定規/消しゴム/下敷き/セロハンテープ/12色の色鉛筆/折り紙/体育着/紅白帽/体育袋/給食ナフキン&ナフキン入れ/防災頭巾/防災頭巾収納袋/学習道具用手提げ袋(教室移動の際に教科書等入れて移動するらしい)【入学後】(夏になったら)水着/水泳帽/タオル/ビーチサンダル/水泳バッグ/(冬になったら)体育に着るトレーナー/ピアニカ/冬用の体操着●学校側で用意してくれたもの【配布】教科書/名札(PTAから)/ランドセルカバー(教育委員会から)/防犯ブザー・防犯ブザーケース(教育委員会から)【一括購入して後日集金】ノート類(国語算数、連絡帳など)/道具箱/クレヨン/のり●とくに指定はなかったが、用意したものはさみ/定規/折り紙/色鉛筆/お絵かき帳/鉛筆/消しゴム/お道具箱/粘土/エプロン/防災頭巾※民間学童を利用するため、学校とは別で必要になり後日買い足し●学校からの細かな指定や禁止事項・消しゴムは、絵やにおいのないシンプルなもの・折り紙はジッパー袋に入れて持たせる・体育着は白の上に紺の短パン(デザイン・購入先は自由)・郵便局の口座開設&払い込みの手続きは2月中に消しゴムについては「絵やにおいのないシンプルなもの」がどの程度がわからず、お兄ちゃんお姉ちゃんのいるママ友にアレコレ聞いて、あまり派手じゃなければよいだろうと確認しました。購入先の指定は一切ありませんでした。ママ友が、近くの「イトーヨーカ堂で全てそろった」と言うので、同じくそこに家族で出向いて1日で一気に購入。アマゾンとの価格比較も一瞬考えましたが、あれこれ検討するのが面倒で、結局は全てイトーヨーカ堂で済ませました。意外と困ったのが「体操着」。着心地のいい綿がいいのか、速乾の化繊がいいのか悩んで決めきれず、結局綿と化繊の混合のものをセレクト。いっそ学校から指定されていれば楽なのに! と思いました。さらに質問!Q.「手作りでも市販品でもよいもの」はどうした? A.基本的には全て買いました。一部、保育園の時に使っていた袋で使いまわせるのもは、洗い替え用に使う予定です。入学のために新たに手作りすることはしませんでした。■布物は「一部手作り、あと外注」の臨機応変合わせ技ママ教えてくれたママは…さくらさん職業:会社員(企画職)、二児のママお住まいのエリア:世田谷区1学年のクラス数:1クラス(30人)準備しておく物については「入学のしおり」のほか、「学年だより」「クラスだより」などでも必要なタイミングでおしらせがありました。また、保護者会での口頭共有もありました。さくらさんの準備品 総額約15,000円(ランドセル費用は除く)●自分で用意したもの【入学前】ランドセル/体操着/筆箱/下敷き/鉛筆/消しゴム/ランチョンマット/ぞうきん/手提げ袋/防災頭巾/上履き/上履き入れ/登校用の黄色い帽子【入学後】ピアニカ/絵具/はさみ/ノート/水着●学校側で用意してくれたものお道具箱/教科書/一部ノート●とくに指定はなかったが、用意したものの鍵ケース(一人で帰宅する用)●学校からの細かな指定や禁止事項・筆箱、筆箱内、下敷きはキャラクター禁止・鉛筆は2B「体操着」と「水着」は自宅の近くにある学校指定の文房具店で買い、「上履き」はデパートで買いました。そして、その他のものは、ほとんどすべて楽天で購入しました。筆箱は「キャラクターはNG」とはいえ、キャラクターもの以外でもカラフルなものや飾りがついているものは多数販売されているため、どの程度までがOKなのかを学校の説明会で質問しました。後になって地味に悩んだのが、「鉛筆の長さ」でした。さらに質問!Q.「手作りでも市販品でもよいもの」はどうした? A.「手提げ袋」は布地を選び、まとめてハンドメイド店へ依頼。「ランチョンマット」はミシンで手作りしました。■ネット通販、フリマアプリも活用の「リサーチ上手」ママ教えてくれたママは…岡本さん職業:会社員(企画職)、三児のママお住まいのエリア:川崎市1学年のクラス数:3クラス入学前説明会の時に配られた「しおり」に準備リストがあり、また会場にサンプルを置いてくれていたので、それをスマホで撮影して、購入の際の参考にしました。岡本さんの準備品 総額約40,000円(ランドセル費用は除く)●自分で用意したもの【入学前】ランドセル/手提げ袋/上履き袋/上履き/体操着袋/体操着/赤白帽/道具箱/筆箱/鉛筆/消しゴム/赤鉛筆/下敷き/ネームペン/色鉛筆/折り紙/のり/はさみ/給食袋/ナプキン/マスク【入学後】各教科のノート/鍵盤ハーモニカ/ランドセルカバー(支給品が破れたため買い直し)/赤白帽(紛失のため追加購入)/音読カードチェック用のシール(好きなキャラクターのシール等)●学校側で用意してくれたもの教科書/ノート(1冊目のみ)/連絡袋(手紙を入れるためのケース)/名札/ランドセルカバー(黄色)/連絡帳2冊(親と先生との連絡用&子どもが毎日の持ち物を書く用)●とくに指定はなかったが、用意したものの鉛筆削り●学校からの細かな指定や禁止事項・キャラクターのついたものは原則禁止(子どもが気が散ってしまうため)・折り紙はジッパー袋に入れて持たせる・体育着は白の半袖Tに紺の半パン(購入先は自由)購入先の指定は特になかったので、まわりのママがどこで買ったかリサーチ。キャラクターNGの「文房具」は、好きなものの方が勉強する気になるだろうと思い、子供と一緒に文房具店で星模様のものを選びました。「ナプキン」はしっかりした素材のものを楽天で、「マスク」はフリマサイトで手作りのものを購入。「鍵盤ハーモニカ」は、学校で集団購入することもできましたが、授業参観の日にお金と一緒に申込みが必要なうえ種類が選べないため、子どもの好きな色を自分で購入しました。いちばん悩んだのは「ランドセル」。あるブランドの本革のランドセルと迷ったのですが、いろいろなサイトの比較記事などを見て検討した結果、男の子だし、丈夫で軽いものが使いやすいだろうという結論に。デザインはいくつか本人に見せて選ばせました。さらに質問!Q.「手作りでも市販品でもよいもの」はどうした? A.手作りも検討しましたが、結局全て購入。良いものが手ごろな値段で売っていたし、種類も多かったので。■娘のニーズをかなえたい! ばあばも動員の「細やか対応」ママ教えてくれたママは…Kさん職業:会社員(編集職)、一児のママお住まいのエリア:江戸川区1学年のクラス数:5クラス準備しておく物については、2月の入学説明会で配られた「入学のしおり」のほか、4月以降も「学年だより」などで必要なタイミングにおしらせがありました。Kさんの準備品 総額約30,000円(ランドセル費用は除く)●自分で用意したもの【入学前】ランドセル/筆箱/鉛筆/赤鉛筆/消しゴム/下敷き/通学帽/上履き/上履き袋/体育着/紅白帽/体育着入れ/防災頭巾/防災頭巾カバー/給食用ナフキン(テーブルクロス)/雑巾2枚/せんたくばさみ(大)【入学後】ミニタオル/マスク/給食袋/四つ切の古いタオル/●学校側で用意してくれたもの【配布】教科書/道具箱(区より支給)【一括購入して後日集金】ノート(国語・算数・自由帳・連絡帳)/名札/連絡袋/名前ペン/防犯ブザー●とくに指定はなかったが、用意したもの小学生用パスモ(公共交通機関共通乗車カード)/パスモケース※民間学童を利用するため、帰りのバス利用に必要でした。●学校からの細かな指定や禁止事項・筆箱はカンペンは不可・鉛筆は、黒の2Bを5本、赤鉛筆を1本・消しゴムは白・下敷きは無地・通学帽は黄色・上履きは白を基調とした教育用シューズ(キャラクターNG)・給食袋は60cm×40cm程度、または市販の正方形のもの・キャラクターのついたものは原則禁止(子ども同士の取り合いになるため)同じ学校に入る保育園のママさん同士でLINEグループを作ってあったので、みんなここに質問を投げ込み、兄弟のいるママさんが回答してくれるという対応で、とても助かりました。意外に困ったのが、学校のプリントに書かれているものの用語が統一されていなかったことです。たとえば「ナプキン」と「ランチョンマット」が同じプリント内に登場し、これらが同一のものか悩んでしまいました。さらに質問!Q.「手作りでも市販品でもよいもの」はどうした? A.上履き袋、体育着入れ、防災頭巾カバーはサイズ指定があり、市販品でも問題なかったのですが、娘は自分の好きな柄で統一してほしいという要望がありました。私自身はまったく裁縫ができないので、娘が選んだ生地を私の母(娘にとっては祖母)に送り、すべて作ってもらいました。いかがでしたか? こうして5人分のリストを見渡すだけでも「入学準備は怖くない!」なんて気持ちになれるから不思議です。それぞれのママの工夫や効率化のポイントなど、いろいろと参考になりそうですね!
2017年03月13日3月はあっという間に春休みに入り、休みが終われば進級や進学ということになります。特に年長さんは卒園し、小学校という新しい環境になりますね。ランドセルや持ち物などの準備は完了しているでしょうが、他にはどんな準備をしておけばいいのでしょうか?さらに、入学までの1ヶ月でできる準備や習慣について知っておきましょう。もう園児じゃない!自分でできるようにするべきことは?進学するまでに、できておいた方がいいことはいくつかあります。入学してから子ども自身が困らないように、今から練習しておきましょう。・早寝早起き園の時は、バスなどにもよりますが比較的朝の時間は遅めでゆっくりできていたと思います。保育開始時間は10時というところが多いですね。対して学校は8時~8時半までに登校するというところがほとんどです。朝食などはその前に済ませる必要がありますので、生活リズムは入学前から見直しておきましょう。そのためには睡眠も重要です。自分で時間管理ができるようにしましょう。・自分のことは自分で行う体育の授業が入ると体操服の着替えから、再度私服へ着替えることになります。着替えはもちろん、脱いだ洋服をたたむこともできるようにしておきましょう。さらに、学校への通学路を確認し一人でたどり着けるようにしておきましょう。「何度も通ったから覚えているだろう」と思っても、意外と一人では迷ってしまうということが起きるようです。時間割に沿った準備も、自分でできるようにしておきましょう。朝行うのは慌ただしいので、必ず前日までに用意する習慣をつけます。・トイレや食事はここに注意公立の小学校では、まだ和式が主流のところが多くあります。事前に練習しておき、和式でも用の足しやすい服装にしておいた方がいいでしょう。給食では、スプーンやフォークではなくお箸を使えるようにしておきましょう。慣れておかないと時間がかかってしまい、給食の時間が嫌いになってしまうなんていうことも起こります。正しい使い方を、入学前に習得しましょう。お勉強はどこまでできていればよい?勉強の前に、まずは鉛筆が正しく持てるようになっていることが大切です。学校では、文字の勉強はしますが持ち方は教えてくれません。正しい持ち方はキレイに書くためにも大切ですが、疲れにくいということもあります。疲れてやる気がなくなってしまうなんてことがないように、正しい持ち方・姿勢で書けるようにしておきましょう。読み書きや計算、時計の読み方などはどこまでできておいたら良いかということに関してさまざまな意見があります。できないからと言って焦る必要もありませんが、できているに越したことはないですね。入学前は、生活の中で自然に文字や数字と触れる時間を作ってあげましょう。例えば、おやつを食べる時に一緒に数を数えて「〇個食べたから今は何個になった?」などの会話を自然にすることで、徐々に数の概念も身につきます。テレビを見る時間を決めて「長い針が〇まできたらテレビは終わりだね」などといえば時計の読み方も段々分かってきます。入学後は、宿題がありますね。短い時間でも机に向かう習慣は入学前につけておくと宿題にもすんなりと取り組めるようになります。実際宿題をするようになってからは、「自分でやりなさい」と放置するのではなく一緒に取り組んでみましょう。習慣がつけば徐々に一人で取り組むようになります。同じ問題を一緒に解いて、ママとどっちが早く解けるか?などとするとゲーム感覚で集中して取り組むことができますよ。音読など、親が関わる必要があるものもあります。時間がなければ家事をしながら聞いてあげてもよいでしょう。時間がある時は一緒に教科書をチェックしたり、逆に読み聞かせをしてあげるなど本と関わる時間を作りましょう。読書の習慣は後々の勉強にも大いに役立ちます。期待もあり不安もある新生活。園の生活の延長気分でいると、入学してみてから「こんなはずじゃなかった」と子ども自身がとまどうことになってしまいます。自立の第一歩として、自分でできることを入学前に増やしていきましょう。
2017年03月09日春にお子さんが小学校入学を控え、親子ともにワクワクドキドキしているご家族も多いかと思います。その反面、未知な小学校ワールド。「PTAって大変!?」「親の負担はどれくらい!?」と不安でいっぱいの方もいらっしゃるでしょう。■学校からたくさんのプリント。本当に参加しなければいけない行事はどれ!?小学校に入学してまず驚くのは、持ち帰ってくるプリント類の多さ。校長や学校から出されるもの、PTAから出されるもの、地域から出されるものなど重要なものも、そうでないものも玉石混合で、どっさりと子どもが持ち帰ってきます。その中には、保護者会のお知らせ、講座などのお知らせ、ボランティアのお願い、授業参観など学校への参加を呼びかけるプリントが入っています。できるだけ学校にも協力したいし、子どもの様子も知りたいけれど、働いていたり、小さなきょうだいがいたりすると難しいのが現実。年に数回ある保護者会は、毎回の出席が難しければ、係りや委員を決める最初の保護者会にはできるだけ顔を出し、それ以降のものは調整がつく範囲での出席、などと優先順位をつけるのがおすすめです。■PTAの係りや委員、あなたはどうする?加入が任意であり、加入しない保護者が出てきたことも話題になっているPTA。それでもほとんどの人が加入するのが現状です。考え方や事情によって立場は人それぞれですが、筆者は、公立小学校は学校側だけでできることにも限界があり、保護者の協力が学校生活には欠かせないと感じています。だから、「がんばりすぎず、できる範囲での協力」を心がけています。「がんばりすぎず」というのは、小学校ママ歴も5年近くなり、PTAの仕事というのはやはり「子育て観」が関わってくるもので、子育て観ほど全員一致が難しいものはない、と実感しているからです。特に公立小学校は、「この学校のここが気にいって子どもを行かせている」というわけではないので、ますます価値観はバラバラです。利益の追求という共通の目標を持って動く会社などの組織とは異なり、目標も熱意も集まってくる人もバラバラ。そこで子育て観をぶつけ合うのもなかなか大変なので、「与えられた仕事」をきっちりこなすことや、自分の得意な仕事(例えば書類作成)などで貢献するようにしています。■どうやって「できる範囲の協力」をする!?「働いているから」というのがPTAの仕事の免除の理由にはならなくなってきています。でも、現状平日の昼間をPTAの仕事に割ける人は限られています。それではどうしたらいいでしょう。係りによっては家や土日でもできることも多かったり、特定の時期だけ忙しかったりと働いていても比較的参加しやすいものと、平日の集まりが多くまず難しいものがあります。ただ、表面上はなかなかそれが見えにくく、係りを決める段階でほとんどの人がよくわかっていないのが現状です。係り決めを運任せにするのではなく、リサーチが重要。上の学年にきょうだいがいるママなどに早めに係りや委員の仕事の内容を聞いておき、どの係りや委員なら比較的できるか目星をつけておくことをおすすめします。希望者がいないと、くじ引きやじゃんけんで決められる場合もあるので、大変な係りになってしまうリスクを避けるために、事前にリサーチした比較的やりやすい係りに立候補してしまうのも作戦のひとつです。係りをやると学校の事情もよくわかったり、他学年の知り合いもできたりなど、プラスの面もあります。小学校は、子どもが自分で登下校して、親同士が知り合う機会も園時代よりぐんと減るので、知り合いを作りたい場合は、思い切ってできそうな係りに立候補してみてもいいでしょう。【まとめ:小学校PTAをのりきる 3つのコツ】1)どの係りならできそうか事前にリサーチをしておく2)学校の事情を知りたいならできそうな係りをやってみる3)PTAと仕事は違うと考え、仕事のやり方をそのままPTAに持ち込まないように注意
2017年03月06日春になると環境がガラッと変わる人も多いですよね。わが子が幼稚園・保育園、小学校に入園・入学する家庭では、名づけや指定品の準備などでバタバタしているという人も多いかもしれません。そんな準備と並行して気にしたいのが、子どものメンタルケア。「友だちできるかな?」「本当に楽しいところかな?」今回はそんな不安を楽しみへと変えてくれる絵本をご紹介しましょう。ようちえんのいちにち作:おか しゅうぞう/絵:ふじた ひおこ/出版社:佼成出版社 「ようちえんのいちにち」(絵本ナビ紹介ページ) 幼稚園ではどんなことをするのでしょう? こちらは幼稚園1日がとてもよく分かる絵本です。友だち同士で乗る通園バス、朝の外遊び、お楽しみのお弁当の時間… など、園での過ごし方が描かれているので「何をするのか分からない」不安もやわらぎます。お誕生日月の子には首飾りをかけてあげるなどのイベントも紹介されているので、入園あとの「これのことか!」という感動もありそう。今、幼稚園に通っているお子さんも共感しながら楽しめる内容です。コッコさんのともだち作・絵:片山 健/出版社:福音館書店 「コッコさんのともだち」(絵本ナビ紹介ページ) 保育園で1人ぼっちのコッコさん。うまく仲間の輪に入ることができなくて、寂しい気持ちになっています。でもある日、気の合う友だちが見つかって…。クラスに溶け込むのは勇気がいるもの。最初はうまくできなくて必要以上に落ち込んでしまうこともあるかもしれません。でも、1人お友だちができれば毎日はどんどん楽しいものに変わります。恥ずかしがりで、内気なお子さんを応援してくれる絵本です。みんなともだち作:中川 ひろたか/絵:村上 康成/出版社:童心社 「みんなともだち」(絵本ナビ紹介ページ) 卒園がテーマとなっているこちらは「みんなともだち ずっとずっとともだち」という言葉が印象的。大好きな友だちと園で過ごした楽しい時間は終わりになってしまうけれど、人とのつながりをこれからも大事にしてほしい、という願いが込められています。まだ「別れ」がよく分からない年齢でも、いつか「ずっとともだち」の意味が分かるときがくるはず。そのときまで側においておきたい絵本です。6さいのきみへ作:佐々木 正美/絵:佐竹 美保/出版社:小学館 「6さいのきみへ」(絵本ナビ紹介ページ) この絵本では、ある男の子の小学校入学までの成長の記録が描かれています。それはまるで、わが子の成長の軌跡をたどっているかのよう。子育てに悩みはつきもの。ママもわが子の育児と重ねあわせて「そうそうそう」と共感しながら、その優しい文章に思わずグッときてしまうかも。あのときの悩みも、気付かない間にかけがえのない思い出になっていることを改めて実感させてくれる絵本です。巻末には著者の方からおとうさん、おかあさんに向けたメッセージつき。卒園・入学のお祝いに贈るのもおすすめです。1ねん1くみの1にち写真:川島 敏生/出版社:アリス館 「1ねん1くみの1にち」(絵本ナビ紹介ページ) 小学校ってどんなところ? 口頭で「こんなところだよ」と教えてもらっても、イマイチイメージがわかない…。そんなお子さんにおすすめしたいのがこちら。登校、朝の会、国語、算数、休み時間と、小学校1年生の1日がリアリティを持って写真におさまっており、教室の中で起こっている小さなドラマも再現されています。ランドセルの中身や給食の内容なども紹介されているので、学校生活をのぞき見しているみたい! この絵本を読むことで「早く1年生になりたい!」と目を輝かせるお子さんも少なくありません。初めての入園、入学は緊張しながらもドキドキ・ワクワクでいっぱいになるものですよね。そんな子どもの気持ちを、優しく後押しする絵本をご紹介しました。ステキな毎日&出会いが待っていることを願っています!データ協力: 絵本ナビ
2017年03月02日もうすぐ、卒園・入学式シーズンですね! セレモニーの装いとして、スーツを新調するママも多いのでは?では、なぜ卒園・入学式にスーツを着用するのでしょうか?それは、学校行事が公式行事であり、公式行事にはフォーマルウェアのドレスコードが存在するからなのです。学校行事を主催する校長先生が「モーニングコート」を着用していたり、女性の先生が「袴姿」という、正礼装を着用する姿を思い出す方もいらっしゃるでしょう。その場合参列する方は、準礼装という肌の露出をしないジャケットスタイルが好ましいのです。卒園・入学式はお子様がはじめてセレモニーを体験する大切な場面でもあります。フォーマルウェアのルールは、「おめでとうごさいます」というキモチをあらわすものでもあるのです。お子さんの成長を愛しむキモチ・歓びのキモチを装いにあらわしてください。セレモニースーツ(リファンネ)3万5640円今どきのママは、入園・入学式にどんなスーツを選んでいる?今どきのママは、卒園・入学式だけでなく、他の場面でも着ることができるスーツを上手に選んでいます。最近の商品には、スーツだけでなく、スカート・ワンピースとジャケットなど、セットになった商品も並べられるようになりました。ワンピースはアクセサリーコーディネートでブライダルゲストの装いにもなります。ジャケットを手持ちのパンツに合わせたり、スカートはニットやカーデガンで普段使いにもできます。お仕事用のスーツを着用する場合でも、インナーを華やかにしたり、アクセサリーをそろえればフォーマル度が上がります。また、ブラックフォーマルを着用するママも増えています。ブラックフォーマルはもともと正式なフォーマルウェアです。アクセサリーを華やかにしてフォーマルな席に着用してもきちんと感が伝わります。セレモニースーツ(リファンネ)3万5640円 ブラックフォーマルアンサンブル(リフレクト)9万6120円小物の上手な取り入れ方とは?フォーマルウェアはアクセサリーを添えて完成します。昼間の装いではパールなど光をおさえたものを選びましょう。キラキラアクセサリーはNO GOODです。卒・入学式はお子さんの成長を実感する場面でもあります。胸元のコサージュで「おめでとう」のキモチをあらわします。お子さんと一緒に、お子さんの好きな色のコサージュを選んではいかがでしょうか。意外と忘れがちなのが手元のバッグです。バッグひとつで全体の「きちんと感」に違いがでます。小ぶりなバッグは全体を引き締めてくれます。荷物はサブバックへ入れて、一緒に持つとスマートな印象です。大きなバッグは普段使いと心得ましょう。コサージュ(プチソワール)5940円、ネックレス(プチソワール)6480円コサージュ(プチソワール)6480円、ネックレス(プチソワール)6480円卒園・入学式でスーツは兼用できる?卒園式と入学式は、ほんの1か月の間に行なわれますが、気候にずいぶんと差があります。また卒園式は、お世話になった先生方に感謝をあらわす気持ちを込めて、ブラックなど濃い色目を、入園・入学式には希望を感じる明るい春色がふさわしいでしょう。同じスーツを着用する場合でも、インナーやコサージュの色、バッグのトーンを変えるだけで差が生まれます。肌寒い季節でもありますからストールやコートも用意したいものです。セレモニースーツ(リファンネ)3万1320円、手提げバッグ(プチソワール)3780円また、スーツが数年前のものなら、コサージュひとつでも新しいものを身につけると全体にトレンド感が生まれます。また体に合ったサイズのものを選んでください。そして、なにより大切なのが全体のコーディネートです。ヘアスタイルから、ストッキングの色・クツまで全体でコーディネートしてください。セレモニースーツ(リファンネ)3万8880円、セレモニーバッグ(プチソワール)1万800円卒園、入園・入学式を安心して過ごすためのポイントは?お子さんのお支度は余念なく準備をすすめていても、意外に自分のことは後回しになってしまいがちです。セレモニー用のフォーマルウェアが店頭に並ぶのは1月からです。アイテムやサイズが豊富なうちに、そろえておくと安心です。早めに売場でチエックしておきましょう。パパと装いの相談をしておくことも忘れずに。当日はなにかと忙しいママです。ご自分の装いは前日までにそろえてハンガーにかけておきましょう。コサージュも前日のうちに胸につけておきます。当日の朝、慌ててつけると、せっかくのコサージュが胸の下のほうになってしまいます。コサージュは鎖骨の辺りにつけます。右でも左でもお好きな方に。お顔が華やかになります。記念のお写真にも晴れの日の笑顔が残ることでしょう。当日は、お子さんが主役ですが、実はママも主役です。お子さんは自分のママを見ています。ご家族の笑顔が一番のアクセサリーかもしれません。文:高木雄子監修:東京ソワールブラックフォーマル(喪服)・お受験スーツの東京ソワールTOKYO SOIR 公式通販:
2017年02月22日こんにちは。子育て支援を専門にしている臨床心理士の今井千鶴子です。年度末となり、年長のお子さんにとっては園に通うのも残りわずかですね。小学校への入学に向けて、「うちの子大丈夫かしら……」とソワソワされているママも多いのではないでしょうか。今日は、この時期にママがついつい使ってしまう言葉がけをふまえ、卒園を控えたお子さんが“小学生になるのが楽しみになる”言葉がけのエッセンスをご紹介します。●年長のママがついつい使ってしまう言葉がけ年長のママがついつい使ってしまう言葉がけには、「もうすぐ小学生のお兄ちゃん(お姉ちゃん)になるんだから、自分のことは自分でできるよね」という類のものがあります。「小学校で子どもに大変な(つらい)思いをさせたくない!!」そんな親心から、「もうすぐ小学生になるんだから〜」と言ってしまうこともあるかもしれません。ただ、「小学生になるんだから……」と言うことで、お子さんが小学生になることにネガティブなイメージを抱いたり、ストレスを感じたりしていたら元も子もありません。不安が強いお子さんや慎重派なお子さんには特に気をつけたい言葉 です。●前向きな気持ちになる言葉がけぜひオススメしたいのは、お子さんが前向きな気持ちになる言葉がけで、入学準備をすすめることです。たとえば、ひらがなに自信のないお子さんだったら、「小学生になるのに、ひらがなが書けないなんて“困るよ”」よりも、「ママ(パパ・お兄ちゃん・お姉ちゃん)も最初は上手に書けなかったけど、“練習”したらできるようになったよ!」などと、“練習することによってできるようになる ”ことを伝えていけたらいいですね。また、最初から“すべてのひらがなを完璧に書く”ことだけを目標にせず、「この字はいつも上手に書けているね」など、「続けて練習するぞ!」というやる気を持続させる言葉がけをみつけてみましょう。“小学生になる”というキーワードは叱る場面でもしばしば使ってしまいますが、叱る場面で用いると、小学生になることが大きなプレッシャーになってしまいがちです。プレッシャーを与えてもひらがなを書けるようにはなりません。親の不安やイライラを子どもにぶつけていないか、慎重に考えてみる必要があるでしょう。●「小学校は楽しいところだ!」と思えるような言葉がけお子さんにとって小学校は“未知な場所”です。そのため、どの子も少なからず不安や緊張を感じているはずです。ただ、その不安や緊張は“ワクワク”とも似ている感情です。ですから、お子さんに対しては、「小学校って楽しいところだ!」と思えるような言葉がけを意識して、ワクワクの感情が自覚できるようにしてみましょう。たとえば、「小学校には優しい先生(友達)がたくさんいるから楽しみだね!」「小学校では大好きなサッカーができるね!」「小学校には広い図書館があるから、たくさんの本が読めるよ!」など、お子さんの心がワクワクすること をたくさん伝えていけたらいいですね。そのような言葉がけによってワクワクが広がり、入学後の生活にもとけこみやすくなると思います。----------いかがでしたか?今回は、卒園を控えたお子さんが「小学生になるのが楽しみになる」言葉がけのエッセンスをご紹介しました。すべてのお子さんとママがワクワクした気持ちで新年度を迎えられますように心から願っております。●ライター/今井千鶴子(臨床心理士)●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年02月21日年長さんはもうすぐ新1年生!子どもはもちろんママも新生活にドキドキしているのでは?そこで、あんふぁんWeb「小学生ママコミュニティ」に集まった先輩ママのお役立ちコメントを紹介します。準備や練習しておくと良いのは?●子ども1人で学校にたどり着けるか確認を入学後しばらくして「通学路が分からなくて、みんなに付いて行っていた」と聞いてびっくり。何度も通った道なので、覚えたと思っていました。[わんたる]●服に穴を開けない名札バッジが便利名札を安全ピンで留めると服に穴が開いてしまうので、穴を開けずに済むクリップタイプの名札バッジの購入をお勧めします![和歌山市のビッグマミィ]●和式トイレで用を足しやすい服装を公立の小学校はまだ和式トイレが主流。娘の小学校には、1フロアに1つしか洋式トイレがないんだそう。ガウチョの裾をぬらして帰ってきたことも…。[のりお♪]●給食セットは2組以上あると安心給食用のランチョンマットと袋は置きっ放しにせず、毎日取り替えることになっているので、洗濯のことを考えると最低2組は必要でした。[enfant_226314]予想外にお金が掛かったことは?●教科書は無料でも副教材費が高額…教科書は無料配布なので入学後の教材費は想定していなかったのですが、実際は学校指定の副教材や文房具代が次々に集金されました…。[じゃがいもくん35]●指定の上履き代は園時代の約3倍に…学校指定の上履きの値段に一番びっくり。幼稚園のころは通販などで1足1000円程度で買っていましたが、今は1足2900円掛かります。[makaronbanana]●こだわりの洋服代はママより高し?入学後におしゃれに興味が出てきた娘。お友達の影響もあり、店で選ぶのは1着3000円弱の服ばかり。上下と靴下までそろえると結構な値段に。[ぴっころりん]●習い事は月謝以外に用具代などがプラス子どもが気に入って始めたスポーツ教室。月謝以外にもユニホーム、靴、練習着などにお金が掛かります。しかもわが家は兄弟2人分…。[mrs_309181 ]子どもとどんな約束をしている?●その日の出来事をママとおしゃべり特に男の子は成長すると無口になり学校での様子が分からないので、なるべく話す時間をつくって会話を楽しめるよう心掛けています。[mrs_189057]●遊びに行く相手や場所を報告お友達の家に遊びに行ったときは、おやつに何をいただいたのかも報告してもらっています。後でお礼をするときに役立ちます。[makaronbanana]●遊びを後回しにして宿題のやる気アップ一度遊びだすと、勉強モードに切り替えるのに時間がかかってしまうので、自由時間は宿題をやった後のお楽しみにしています。[ぴっころりん]●ゲームは決めた時間のみテレビゲームや携帯型ゲームをしていいのは、宿題などのやるべきことを終えてから。外でも習い事への移動中か待ち時間だけと限定しています。[morimama]宿題の面倒、どうやって見てる?●どっちが早く解けるかママと勝負子どもと一緒に同じ問題を解いて、解き終わるまでのスピードを競っています。集中力はないですが、ゲーム形式にすると頑張ってくれます。[しゅうちゃんぱぱ]●毎日の音読チェックは家事をしながら毎日音読の宿題があり、夕飯の準備をしながら聞いています。ただ、新しい単元に入ったときは、一緒に教科書を見ながら聞くようにしています。[のりお♪]先生とのコミュニケーションはどうやって取る?●気になることは連絡帳で質問気になっていることを連絡帳に書いて子どもに持たせると、先生からその日のうちに連絡帳や電話で返事をもらえるので、とても安心できます。[まっき-01]●PTA役員になって先生と直接交流役員をすると、担任の先生と関わる機会が自然と多くなります。話すうちに子どもの苦手をプラスに捉えてくれる先生だと分かり、ホッとしました。[みちじゅん]●友達の個人名が出る内容はお手紙で連絡帳は誰でも見る可能性があるので、わが子以外の個人名やプライバシーに関わる用件は、手紙に書いて連絡帳の間に挟み込んでいます。[tomnatsmom]
2017年02月20日この春小学校に入るお子さんがいらっしゃるみなさん、ご入学おめでとうございます!子どもの成長が喜ばしい一方で、これから始まる新生活、ちゃんとやっていけるかな? とちょっぴりの不安があるかもしれません。小学校生活は、保育園時代からどんなことが変わり、起こりうる課題にどう対処していけばよいのでしょう。入学前に備えられることからその後まで、私の経験をもとにお伝えします。■その1:送り迎えが変わる小学校では、多くの子どもたちが親と離れて登下校するようになります。このため保育園時代の送り迎えがなくなる人も。学童に預ける場合にも、ひとりで帰る子と親が迎えに行く場合があり、それぞれの家庭の考え方や地域によっても異なります。子どもが安心して登下校できるよう、事前に準備しておきたいことをいくつかまとめてみました。●事前に通学路をチェック小学校生活が始まる前に、お子さんと一緒に予定している通学路を歩いてみましょう。<通学路チェックポイント>・歩道の状態ガードレールがあるかどうか、狭くて危険なところがないかどうかなどをチェックします。・自動車、自転車の往来日ごろ、車の往来が激しいところ、通り抜けとして利用されがちな道、大型トラックなどが通る道かどうかをチェックします。・空き家チェック空き家、視界が悪いところ、路上駐車が目立つところなどは、事故や犯罪に巻き込まれる可能性があります。気をつけたほうがよい所は、子どもと一緒に共有しましょう。一緒に歩きながら、「ここはコレが危ないね」「ここは車がスピード出す道だよ」など。そのときに、「お友だちと広がって歩かない」などの通学ルールも伝えてあげましょう。小学校から事前に道路や公園の危険度マップを渡されるところもあります。そのマップを持ちながら、一緒に確認してもいいでしょう。●一緒に登校する子を見つける集団登校の実施は学校によって異なります。6年生までずっと集団登校があるところや入学して1週間ほどで、個別登校に切り替わるところなど。いずれ個別登校に切り替わる場合には、入学までに、一緒に登校してくれる子を探しておくと安心です。同じマンション、保育園、幼稚園が一緒で近所に住んでいる、親同士が知り合いなど、いろいろなつてを使って探してみましょう。一緒に登校してくれる子が見つかったときには、欠席などのときに連絡帳を渡してもらえるよう、その子の親と連絡先を交換しておくのがおすすめです。ただ一緒に登校する子が見つからず、学校も遠距離だった場合には、たとえばゴールデンウィークまでは親も一緒に付き添うなども検討してもいいかもしれません。●学校から帰る方法を考える親が働いている場合には、自治体が運営する学童や民間の学童に預ける人が多いと思います。民間の学童の場合には、送迎を行ってくれるところもありますが、自治体の場合には送迎はありません。自治体の学童に預ける場合には、帰りをどうするかを各家庭で話し合っておく必要があります。ある程度の年齢になると、子どものタイプによっては留守番ができる場合もありますが、小学校1年生ではまだ難しい場合がほとんど。兄弟がいる場合には、上の子の役割、下の子への注意などを事前に説明しましょう。また帰宅時間が同じ子が近所にいる場合には、相手の親とも相談して一緒に帰るなどを検討します。また学童の時間にあわせて親が迎えに行くときは、帰社時間について会社と相談したり、時短勤務の延長を申請したりする必要もでてきます。いずれにしても子どもが安全に帰宅できる方法を検討しましょう。●「もしもメモ」を持たせるたとえば、カギをなくしてしまった、登下校中に地震が起きた、といった「もしも」に備えて、困ったときに見る「もしもメモ」を用意しておくのも手です。メモには、「カギをなくしたら学童に戻って先生にこのメモを見せる」など、子どもが理解できる行動方法と親の連絡先などを書いておき、ランドセルなどなくしづらい場所で子どもがすぐに取り出せるところに入れておくのがおすすめです。 ■その2:学校生活が見えづらくなる保育園時代と違い、日々の学校の様子は先生から直接ではなく「子どもを介して」知ることがほとんどになります。持ち物や行事といった事柄はプリントで、お友だち関係はさまざまな情報ルートを持つことで、ある程度カバーできます。●持ち物、行事は子どもとプリントをチェック学校の準備は、ゆくゆくは子どもが主体的に行えるのが理想ですが、しばらくは親も手を貸せると安心です。基本的に、行事や特別な持ち物は月末(または月初)に配布される学年便りの月間予定プリントにまとめられていることがほとんどです。このプリントは、忘れずに毎日きちんと目を通しておきましょう。うっかりすることも多い私は、月間予定プリントをスマホのカメラで撮って管理しています。入学後しばらくはお便りの山で、提出期限が短いものもあります。子どもは、プリント類を学校に置き忘れたり、ランドセルの中でぐちゃぐちゃになったりとプリントを渡すだけでも大混乱。そこでぱたっと開いて中にプリントを挟むタイプのクリアホルダーを用意すると、小1の子にも扱いやすくておすすめです。学校生活に慣れてきたら、「帰宅後はクリアホルダーを定位置に出す」「ひとりで学校の準備をする」など、少しずつステップアップしていくとよいと思います。また特別な持ち物については、子どもと一緒に持ち物リストを作ってはいかがでしょうか?入学直後はあまりの持ち物の多さに親も子どももてんやわんやしますが、最初から完璧でなくても大丈夫、くらいの気持ちでいると、親も子も楽かもしれません。●気になるお友だち関係を知るにはお友だち関係が広がると、親としては「お友だちの名前と顔が一致しない」ことも出てきます。よく名前が出てくるお友だちの親には、保護者会などの折にごあいさつをして顔見知りになっておくと、あとあとのやりとりがスムーズです。一方、慣れない学校生活で疲れていたり、そもそも学校のことをあまり話さないタイプの子だったりする場合には、様子を見つつ、ちょっと気がかりがあれば、周囲のママ友や子どものお友だちから話を聞いてみましょう。わが家のケースでは、学童の先生が子どもの様子をよく見てくださり、さまざまな面でサポートしてくれました。●PTAの委員会や係を引き受ける手も小学校の気がかりで必ず話題にのぼる「PTA」。考え方は人それぞれですが、学校生活の様子が見えやすくなる意味では、引き受けてみるのもありかもしれません。働くママが増えたことから、最近ではPTA業務の効率化を進める動きがみられる学校もあります。またすでに兄弟が学校にいてPTAを引き受けているママに、PTAの内容、負担についても質問してみると、様子がわかります。業務内容や集る頻度、ご自身や家族への負担も考えながら無理のない範囲で検討するとよさそうです。私の経験では、PTA活動は正直面倒な部分もありましたが、ネットワークが広がったことで思わぬところで助けあうことができ、プラスになる面も多かったです。初めての小学校生活では、子も親も戸惑いや気がかりが多いものです。ある程度の備えや心がまえをしておけば、入学早々大パニック! は避けられるかもしれません。でも、スタートダッシュから張り切りすぎると、息切れしてしまうことも。完璧を目指さず、少しずつブラッシュアップしていければよいのかな、と思います。子どもの順応性は想像以上に高いもので、いつのまにかずいぶんたくましくなったなぁと、しみじみ思う日がきっと来ます。お子さんもママも適度に息抜きしながら、新生活に慣れるまでの期間を上手に乗りきってくださいね!
2017年02月14日幼稚園の間は勉強するという習慣がなかなかないかもしれませんが、幼児期に学ぶ習慣をつけておくと進学してからが楽になります。しかし飽きてしまいやすい幼児期には、親が無理やり学ばせようとすると逆効果になってしまいます。幼児期の学びはどんな風にして習慣付け、どんなことができるようになっているとよいのでしょうか。幼児期は遊びが大事幼児期の学びを続けるためには、楽しく取り組むことが何より大切です。遊びをとりまぜて「学びが楽しい」と思わせることが継続できるコツです。大人から見ると一見学びとは思えないようなことが、幼児にとっては大切な学びとなります。例えば間違い探し。熱中すると大人よりも早く間違いを見つけることもあります。「考える力」を伸ばすためには「比べる力」が大切です。間違い探しは、比べる力を伸ばすことで考える力につながっていきます。小学校入学までに身につけておきたい力小学校の学習に直結するもので、入学前に身に付けておきたい力は、「ことば」「もじ」「かず」になります。それぞれに効果的な遊びの学習方法を知っておきましょう。・ことばことばの数を増やすのに良いのは、“しりとり”です。ママやパパと楽しく言葉のキャッチボールすることは、子どもにとって楽しい時間となり、継続することで“ことば” を増やすことができます。慣れてきたら条件を変えることでさらに“ことば” を鍛えられます。例えば「後ろの2つの文字をつなげる」などのルールを追加します。しりとりだけではなく「“あ”で始まる言葉」「“ん”で終わる言葉」など、条件を変えることで“ことば” を増やし、飽きずに楽しむことができます。・もじ年長になると“もじ”を少しずつ読めるようになり興味がでてきます。看板を読んだり手紙を書いたりすることは好きでも、改めて教材などで字の練習をさせようとすると気がのらない子も多いのではないでしょうか。字をなぞって練習することは効果的ですが、なぞりの通りに書くことを窮屈と感じる子も多いようです。なぞりをさせる時には、形を一緒に声に出しながら書くと楽しく取り組めます。「シュッ」とか「くるりん」など、子どもが楽しいと感じるように工夫してみましょう。これは入学後の漢字練習にも有効です。気を付けたいのは、横で「それは違う」などと口を挟みすぎると嫌になってしまいます。一緒に取り組んだ後に「こうするともっとうまく書けるよ」などと褒めながら教えてあげましょう。入学前に、少なくとも自分の名前を書けるようになっているといいですね。・かず入学前には、10までの数をしっかり分かるようにしておきましょう。生活の中でお菓子などを使いながら“くっつける”“分ける”という練習をすると“かず”に強くなります。特に分けることが苦手なことが多いので「10こは6つといくつ?」のように練習しましょう。さらに時計の読み方の練習を始めることも良いです。時計の読み方は昔より早く授業で習うようになっているので、入学前に身に付けておくと入学してからつまずくことが少なくなります。入学後に大切なことさらに入学後に大切なことは、規則正しい生活です。「早寝・早起き・朝ごはん」を入学前から心がけましょう。さらに入学後は1日10分でよいので子どもの勉強に付き添う時間を作りましょう。子どもがひとりで勉強するようになっても、少しでも見てあげる時間を作り、あとは見守ってあげるといいですね。子ども自身が「学びは楽しい」と思うことができれば、色々なことに興味を持ち、自ら取り組むようになります。まずは楽しく習慣づけることを意識し、うまくいく / いかないは気にせず一緒に取り組んでいきましょう。
2017年01月26日小学校に上がるまでに、もう1年あったら…そんな事を考えたことありませんか?出典 : 「我が子も来年は小学校へ入学…だけど、病気や障害があって体が小さく体力も十分についていない。小学校でみんなと一緒にやっていけるのか」「小学校へ上がるまでに、せめてあともう1年あったら、体力も同年代に追いついて、心配せずに入学できるのに…」お子さんの発育と、小学校入学のタイミングについて、そんな風に悩まれているご家庭もあるかもしれません。今回のコラムでご紹介するのは、発育不全や病気等を理由に、教育委員会の許可を得て主に小学校に上がる年を1年遅らせることのできる就学猶予という制度です。以下は数年前に未熟児で生まれ、発達の遅れのため就学猶予をしたお子さんを持つ方のお話です。3ヶ月早く、3月末に産まれてしまいました。早生まれになったことで学年は1つ上に、でもそのせいで発達面や学力面で余計差が開いてしまう状態でした。690グラムで産まれた我が子ですが幸い障害はなく、猶予という形を取って本来の位置に戻し可能性を伸ばしてあげたいというのが猶予を決めた一番の理由です。現在は、特別支援教育の充実とともに、就学猶予の取得は以前より難しくなっていると言われています。ですが、上記の体験談のように、お子さんが未熟児や低体重で生まれた場合、就学猶予・免除を利用できる場合もあるようです。以下では、就学猶予の制度や背景、申請・利用方法などを中心に解説していきます。就学猶予・就学免除とは?義務教育との関係は?出典 : 一般的に義務教育といわれているものは、保護者が負っている「教育を受けさせる義務」(教育義務)によって子どもが受ける教育のことをさします。保護者は、児童を小中学校などに通学するように取り計らう「就学義務」という義務を負っています。一方子どもには、基本的人権の一つである教育を受ける権利があります。国民は国家に教育を受ける権利を要求できます。憲法第26条第2項で「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。」と規定されており、また、教育基本法第5条第1項に「国民は、その保護する子に、別に法律で定めるところにより、普通教育を受けさせる義務を負う。」出典 : 就学猶予・免除とは、保護者が負っている就学義務に猶予を設けたり、免除を与える制度です。通常、保護者は児童が6歳になった時に所属していた学年の最初の日(つまり6歳になる年度の4/1)から、15歳になった時に所属している学年の最後(15歳になった年度の3/31)まで、児童に教育を受けさせる義務があります。就学猶予・免除を取得すると、その就学義務を負う時期を遅らせる、または場合によっては義務を放棄することができます。ただし、保護者または児童が日本国籍を持っており、かつ日本に住んでいる場合に限ります。例えば、保護者は日本国籍で日本にいるが、児童が海外で学んでいる場合や、児童が重国籍で日本外で教育を受けている場合などは、就学猶予・免除の対象外となります。ちなみに、就学猶予と就学免除の間には、明確な違いはありません。というのも、就学猶予を認められた場合でも、就学義務期間は延長されず、満15歳の時に子どもが所属していた学年の終わりで、親の就学義務は消失するからです。ですので実質、猶予された期間は免除されたことと同じことになります。Upload By 発達障害のキホン日本では明治時代の中期ごろから義務教育の基盤が出来上がり始めました。しかし、当時は障害のある児童が学校で義務教育を受けるための環境はほとんど整備されていませんでした。そのため、障害のある児童の保護者は、就学義務の猶予・免除を受けとなり、結果として児童は教育をほとんど受けませんでした。上のグラフが示すように、第二次世界大戦の直後1945年は、就学猶予者・免除者の人数はとても多くなっています。これは、障害のある児童のための学校、例えば盲、聾、知的、肢体不自由児向けの養護学校は、国が定める義務教育として扱われていなかったという背景があります。そのため保護者が障害のある児童を盲、聾、知的、肢体不自由児向けの学校に通わせる場合、就学義務を果たしたことにはならないが、就学猶予・免除を受けるという形を取っていたのです。しかし、1979年からは、養護学校が義務教育とみなされるようになり、就学猶予や免除制度を利用する必要のある家庭は急激に減っていきました。今日では、特別支援学校、支援学級の整備・充実により、障害を理由に就学義務を果たせず、就学猶予・免除を受けるという場合は非常に少なくなっています。では、現在では、どのような場合にこの制度が利用されているのでしょう。どんな理由なら就学猶予・免除が認められるの?出典 : 保護者は、児童を就学させる義務を負っていますが、例外として、その児童について以下で説明するような理由が認められた場合は、一定手続を経て就学義務の免除を市町村の教育委員会から受けることができます。学校教育法では、就学猶予・免除が認められる理由を、「病弱、発育不完全、その他やむを得ない事由のため就学困難と認められる場合」としています。病弱、発育不完全とは、治療や生命・健康の維持のために療養をしなければならず、教育を受けることが困難である場合、学校教育に耐えることができない程度の障害がある場合などを意味します。その他のやむを得ない理由とは、以下のような場合が挙げられます。1. 児童自立支援施設等に入所し、就学ができない場合2. 重国籍者で、将来外国籍を取得することを前提として、在日外国人学校等に就学を希望する場合3. 帰国子女で、日本語の能力が養われるまでの一定期間、適当な機関で日本語の教育を受ける等の措置が講じられている場合4. 低出生体重児等であって、教育上及び医学上の見地等の総合的な観点から、市町村教育委員会が就学を猶予又は免除することが適当と判断する場合一方、経済的な理由では就学猶予・免除は認められません。学校教育法では、経済的理由によって就学困難と認められる学齢児童の保護者に対しては、必要な援助を市町村が与えなければならないとされているからです。そのような場合は、就学援助制度を利用できます。就学猶予・免除を受けたい場合は教育委員会の許可が必要です出典 : 前述した理由に該当し、就学猶予・免除を受けたい場合は、在住する市区町村の教育委員会に申し出を出すことが必要です。申し出の際には、就学猶予・免除を受ける理由を証明する書類が必要です。市区町村によっては指定の医師の診断書が必要なこともあります。理由を証明する書類とを参考に、保護者の申し出を教育委員会が審議し、就学免除・免除が認められた場合は許可通知が出されます。Q&A障害のある子どもの就学事務手続の手引就学免除・猶予を利用しても、子どもは中学校を卒業できる?出典 : 就学免除・猶予を利用した場合でも、子どもは、1年または数年遅れて中学校を卒業することができます。保護者が児童に教育を受けさせる義務は、就学猶予を1年受けた場合、子どもが中学校2年生の時になくなりますが、これは保護者の就学義務がなくなるだけであって、引き続き児童は教育を受ける権利を持っています。学校に行かず、不登校やフリースクールに通っている場合は?出典 : 現在、文部科学省の見解では、厳密には不登校やフリースクールの利用では、保護者が就学義務を果たしたことにはなりません。しかし、学校長の裁量などにより、学校外の施設等における学習活動を学校への出席として扱うことができる場合もあります。また、長期の不登校により中学校卒業資格を得られなかった子どもに対する救済措置として、中学校卒業認定試験という制度が存在します。この試験に合格すれば、中学校に通って卒業することができなかった子どもも、高校へ進学することができます。まとめ出典 : 就学猶予・免除は、その制度の確立当初、重い障害がある児童が義務教育を受けられない場合に利用されてきました。その後、特別支援学校や支援学級での教育も義務教育とみなされるようになり、就学猶予・免除を利用する必要のある家庭の数は大幅に減っています。しかし、近年でも、低体重児など、病気や発育不全がある場合に、就学猶予・免除が適応されることがあります。お子さんの発育と、小学校入学のタイミングについて悩まれているご家庭は、こうした制度の活用も選択肢の一つとして参考にしてみてください。
2016年10月23日わが子が年長になると、入学準備のために「あれもやらなきゃ、これも必須」と、いそしむママも多いはず。ただやりすぎてしまうと、あとでかえって大変なめにあうことも…。幼稚園や保育園のうちに本当にやっておくべきことはなんでしょうか。先輩ママや先生たちに聞いてみました!■やりすぎ注意報発令! 入学準備で失敗しちゃったケースとは園児から児童へ…。そのステップを前にママたちは、緊張感でいっぱい。かわいいわが子が周囲からおいていかれないように、毎日楽しく学校生活を送れるように、いまからできる限りのことをやってあげたいと思うのがママ心。ピカピカの一年生となるべく磨き上げる気合いで十分です。いろいろなことを先んじて学んでおけば、余裕ができて気分的にラク。新しい環境でも臆することなく、のびのび楽しく過ごせると思いがちなママたち。ちょっと待ってください! がんばりすぎると空回りしてしまったり、やりすぎてしまったりして、入学後、かえって苦労したケースも少なからずあるようですよ。・「字の読み書きや簡単な計算は完璧! そのため授業が退屈で、周囲にちょっかいを出すように…。『なんでこんな簡単なことを間違うの?』と、できない子を傷つけてしまったことも。先生にも疎まれちゃったみたい」(30代前半)・「入学前にビシビシやらせすぎたせいか、勉強そのものに興味を失っちゃった。授業中はボケーと気が抜けた感じに…」(30代後半)また、先生からはこんな指摘が…。「何事も最初が肝心! たとえば文字。いい加減な書き順で覚えてしまうと、のちのち修正が大変です。不正確な学習をするくらいなら、書けないほうがマシ。とりあえず覚えさせるだけという学習方法はやめたほうがいいでしょう」(40代前半/先生)わが子のことが心配とはいえ、なんでもかんでも詰めこめばいいというわけではなさそうです。 ■できるようになることは5つ。でもそれ以上に大切なこととはそれでは本当に必要なこと、やっておくべきことは何なのか? 入学までにクリアしておくべきことを、一年生の担任経験がある先生たちに聞いてみました。そうすると、「これをできるようになってほしい」とあげた必須事項は全部で5つありました。整理整頓や服の脱ぎ着など、身の回りのことができる字を読むことができる自分の名前を書くことができる数の概念がある親子の時間を楽しんでいる小学生ともなると、「自分のことは自分でする」が基本。これができないと、周囲にからかわれたり遅れをとったりして、自分に自信がなくなってしまうことも。面倒だからと親が全部やってしまうのではなく、基本的なことはたとえ時間がかかっても子ども自身にやらせ、しっかり習慣化しておくとよいそうです。文字は書けなくても大丈夫。ただし名前だけは記入する機会が多いため、しっかり訓練しておくべき。その際、書き順などもしっかり教えてあげましょう。反対に文字が読めないと、教科書や黒板に書かれた内容を理解できない、教室に貼ってある紙が理解できないと、授業だけでなく、生活面でも支障が出てしまいます。そして、数。足し算・引き算ができなくても問題ないけれど、頭の中に、数を思い浮かべられるようにしておくことは大事です。「お皿を5枚用意してね。そのうち2枚にお菓子をのせておいて」「ミカンを6個もらったけど、3個食べたらあと何個、残ってる?」このように、日常的に数を実感させると、算数力が鍛えられるといいます。こうした経験がたくさんあれば、難しい計算でつまずくことが少なくなるそうです。もっとも重要なのが、会話やスキンシップなどのコミュニケーション。たくさん話して、たくさん笑って…。そうやって、子どもに安心感を与えてあげれば、自立もすんなり。環境の変化にも負けない強い心を備えることができるようになります。小学校に入ったら、自分のことで忙しくなる子どもたち。母と子が、濃密に過ごせるのは、もしかしたら今だけかも…。一緒の時間を過ごすことが、何よりの入学準備となりそうです。
2016年10月21日【ママからのご相談】来年、中学校に入学する子どもの母親です。小学校と中学校とでは大きな差があると、先輩ママから聞きました。それに、テレビなどでも「中1ギャップ」という言葉があると聞いて、心配の種が多くなっています。親は心配事にどう対処したらいいか知りたいです。●A. 不安な点を明確にして、1つ1つに対処していきましょう。こんにちは。メンタル関連を中心に書いているメンタルケア心理士の桜井涼です。ご相談ありがとうございます。中学入学に関して、親が不安になっている問題は大きく分けて3つあると思っています。その3つとは、「学習・学力」「生活背景」「金銭面」です。その一つひとつをどう乗り越えて、子どもを支えるために必要な心の準備をしていくかが大切なポイントになります。実際に現在中学生のお子さんを持つ親御さんから話を聞き、不安をどう乗り切ったかをまとめてみましたので、参考にしていただけたらと思います。●(1)学習・学力の面中学校では、英語がどんと入ってくる、教科別で先生が変わる、定期テストがあるなど、お子さんの学力が明確になります。そして、教科ごとに宿題が出るので、自主的に進めていくことができるのかと不安になる親御さんが多いようです。学習については今から自主学習ができるように癖をつけておくことが、親にも子にも不安を解消することのできる方法だと思います。中学生になったらできるというものではありませんので、今から自主学習を練習する 形を取ってみると案外うまくいきます。方法としては、最初は自主学習をなぜしなければならないかをお子さんと話し合いましょう。理由を理解させることで、始めやすくなります。そして、スタートは数分単位から始める ことをおすすめします。いきなり宿題以外に何十分も学習するのは苦痛に感じて、苦手意識を植え付けることになります。いったん苦手意識を持ったら、頑張らせるのが難しいです。おすすめしたい自主学習のスタートは、“音読 ”です。どの教科でもいいので、教科書を声に出して読ませてみましょう。声に出して読んで耳で聞いて、目で文字を追うという五感をフルに使っての勉強法なので、頭に入りやすいです。そして時間も短くて済むので、お子さんにとってやりやすいはずです。●(2)生活背景の面(中1ギャップを含む)現役中学生をお子さんに持つ方たちにお話を聞いたところ、さまざまな心配事があったとのことでした。『わが子が悪い仲間に入るのではないか』(中1男子の母)『学校に行きたくないと言い出したら……』(中2男子の母)『いじめがあったらどうしよう』(中3女子の母)『思春期に入るので、その辺が心配』(中3女子の母)『性的な何かがあると怖い』(中2女子の父)『何かあったとき、先生はどこまで対応してくれるのか』(中1女子の母)などです。中学校では、生活が一変したように感じます。そのため、新しい環境(学習・生活・人間関係)になじむことができなくなって、ストレスからいじめが起こったり、不登校になってしまったりするといった問題が起こってくることもあります。これを『中1ギャップ 』と言い、大きな問題となっているのです。こういった状態になったときには、自分の居場所(ゆっくり心を落ち着けることができる時間・場所・人がいるなど)があることが必要です。家庭を子どもにとって安心できる場所にしておく ことが、子どもの心の支えとなります。●(3)金銭的な面入学する前に、制服・カバン・指定のジャージ・通学費用などさまざまなものが必要になります。入学前に準備が必要な物を購入するとなると、公立に入る場合は20万円程度かかると言われています。私立の場合は50万円程度が必要になるようです(学校によって変わります)。貯蓄を切り崩したり、学資保険からお祝い金が出たりということもあるため、それを使うと試算している家庭もあるかと思います。それでも、シングルの家庭や、予算が足りないというところもあるかもしれません。そのときは、各市区町村で『就学援助制度(就学援助費) 』を申請するという手もあります。この場合、次のような費用を出してくれます。・学用品費・通学用品費・校外活動費・通学費・修学旅行費・医療費などです。ただし、申請後に審査がある市区町村もある ようですので、確認が必要になります。こういった援助が住んでいる地域でもありますので、安易に教育ローンに走るのではなく、調べてみることで金銭面の不安を解消することになると思います(教育ローンが悪いというわけではありません。援助がある場合は利用した方がいいということです)。●おわりに小学校から中学校へという大きな節目では、子どもだけでなく親の方が不安に思うことが大きいと思います。不安は、不安になればなるほど気持ちが不安定になり、恐怖を生み出してしまうことにつながります。1つずつ解決することを考え、親が冷静になることが大切です。相談者様のお力になれたら幸いです。ご相談ありがとうございました。【参考文献】・『10代からの子育てハッピーアドバイス』明橋大二・著●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)
2016年08月03日来年小学校入学を控えている長男。学校生活では友達、先生、勉強など…様々な悩みが出てくることでしょう。そんな彼に願うのが「何でも親に相談してほしい」ということ。高学年になれば秘密も出てきますが、低学年のうちや本当に困ったときには相談してほしいと願っています。「何でも相談できる親子関係」でいるには、3~5歳の頃の話の聞きかたに気を付けておくこと。ここで信頼が築ければ、その後も相談してくれるでしょう。子どもが親に相談できない聞きかた5つ子どもは「ママ・パパは私の話を聞いてくれる、私の気持ちをわかってくれる」と確信して初めて自分の悩みを相談します。そう思ってもらえるかは「話の聞きかた」によって左右されます。まずは逆に、「ママ・パパには話せない」と思わせてしまう聞きかたを知っておきましょう。次のような話の聞きかたをしていないでしょうか。(1)否定する親は自分の理想を子どもに押し付けてしまいがち。子どもの価値観を無視し「そんなんじゃダメじゃない!」と子どもの話を否定してしまうと、本当に悩んでいることほど相談できなくなります。(2)親が判断を下す子どもの話を最後まできちんと聞いていますか?話途中で「それはよかったね」「それはダメね」なんて決めていないでしょうか。子どもがどう感じるかは、子どもに聞いてみないとわかりません。最後まで話を聞かずに親が判断を下してしまうと、「何ていえば褒められるかな?」と親の顔色をうかがうようになります。(3)アレコレ聞き出す悩みや失敗した話ほど親は気になるもの。アレコレ根掘り葉掘り聞きたくなります。子どもからすればまるで尋問を受けているようで、あまり聞かれるのも苦痛です。(4)アドバイスする良かれと思ってしてしまうアドバイス。アドバイスにはすべきタイミングがあり、話を聞き始めた最初の段階でするのはお勧めできません。「アドバイスが欲しいんじゃなくて話を聞いてもらうだけで良かった」と思うのは、女性にも多いのではないでしょうか。(5)ポジティブを押し付ける子どもが弱音を打ち明けると、「このままでは子どもがダメな子になってしまう」という焦りからポジティブな言葉をかけようとしがち。「何とかなるから頑張って」など、ありきたりな応援もしがちです。しかし落ち込んでいるときほどポジティブな言葉がキツイこともありますよね。子ども自身十分頑張っていますし、これ以上頑張れないから弱音を吐くのです。ポジティブ返しでは「わかってもらえない」と思われます。オウム返しで繰り返し、共感する実は子どもに悩みを話されたりネガティブな発言を聞いても、特別なことを言う必要はありません。子どもの言うことをそのまま繰り返して共感しましょう。「悔しかったねぇ」「嫌な思いをしたねぇ」といえば、「親が自分の気持ちをわかってくれた」と安堵し、子どもはその場でもっと泣いたり弱音を吐くことができるでしょう。ネガティブ感情を出し切れれば、案外子どもは自分でその後のことを決めます。もう1回チャレンジするか、止めるか、方法を変えるか…そこでアイディア出しを親が手伝っても良いでしょう。子どもの悩みを「親が解決してやる」のではなく「ネガティブ感情を吐き出し、勇気が出るサポートをする」と考えましょう。これを意識することで、子どもも親に悩みを話そうと思えるようになります。ライター:宮野 茉莉子
2016年07月28日●連載の目次は こちら から●幼児教育研究所柊会(ひいらぎかい)代表の浅木真里さんは、「小学校受験を思い立った時点で、最初に考えていただきたいのは志望校をどこにするかということです」と言う。志望校が決まったら、いよいよ本格的な受験対策が始まる。小学校受験の「もっとも大切な対策」とは? ■「学校が求めている子」とは?「小学校受験とは、いわば学校とご家庭のお見合いのようなものです。学校が求めている子とは、端的に言えば『学校の教育方針と一致したご家庭のお子さま』です」(浅木さん)。小学校受験が親の受験といわれる所以(ゆえん)は、家庭の教育方針や雰囲気が、さまざまな考査や面接を通じて試され、合否が決定されるところにある。「ですから、志望校が決まり次第、志望校の教育理念と家庭の教育理念の一致点を明確にし、一致点を意識しながら、お子様の教育をしましょう」(浅木さん)。■家庭の教育方針を明確化させる 浅木さんが主宰する柊会では、毎月、保護者に願書・面接対策となる作文を提出してもらっているそう。入試直前ではなく、入試の数年前から家庭の教育方針を明確化することで、「こんな子どもに育ってほしいけれども、今、わが子はこういうことができていない」「わが家の教育方針では、○○を子どもにしてあげたいけれども、時間的にしてあげる余裕がない。その代わりに、△△をしてあげよう」など、さまざまな思いが出てくる。これがとても効果的な面接対策となるようだ。「志望校を決定し、家庭の教育方針を深く考える作業は、幼児教室に通うより早く始めても良いくらいで、早すぎるということはありません」(浅木さん) ■両親の教育方針のすり合わせも大切願書作成や面接対策のために考え抜いた教育方針で子どもに接することで、入試当日の子どもの言動と、面接での保護者の回答が一致する。家庭の教育方針を明確化する時には必ず、パパとママの意見のすり合わせも必須だ。両親の意見が異なると、子どもは混乱する。特別な時間をとらずとも、仕事の合間にメールでやりとりをするなどして、できるだけお互いの負担にならない工夫をしよう!次回は、「小学校受験をするならチェックしたい6つのこと」です。今回取材を受けてくださった浅木真里さんの著書『 名門小学校受験 合格する「家族力」 (浅木真理・著/エール出版社)』●浅木真里1981年、東京都生まれ。関西学院大学総合政策学部卒業。灘、ラ・サールなどの難関中学、医学部受験指導を行う学習塾の設立に携わる。名古屋在住時より、慶応幼稚舎、早実、雙葉、暁星小学校などの難関校への圧倒的な指導力の高さから指導依頼が絶えず、東京で小学受験指導を行う。その後、幼少期の母子関係の重要性を痛感し、幼児教育研究所柊会を文京区に設立。
2016年07月24日●連載の目次は こちら から●幼児教育研究所柊会(ひいらぎかい)代表の浅木真里さんは、「受験をするかどうかを決めるのはご家庭ですが、その判断をできる限り後悔のないものにしていただくために、小学校受験のメリットとデメリットを事前にお伝えしています」と言う。メリットとデメリットをしっかり把握した上で、小学校受験を決意したら最初にすべきことについてお話を伺った。■志望校により選抜形式が違う「志望校をどこにするか? これは、小学校受験を思い立った時点で、最初に考えていただきたいことです」(浅木さん)小学校受験は、学校によって入試の選抜方式が違う。選抜方式と入試傾向を知ることにより子どもにかかる負担を軽減することができるからだ。 ■志望校の選抜形式にそった対策を立てるたとえば、慶応幼稚舎を第一志望にするのであれば、行動観察と絵画制作に特に力を入れ、余力を巧緻性(こうちせい:第2回<※リンク貼る>を参照)と運動、知識補充を目的とする簡単なペーパー対策にまわす。暁星小学校が第一志望なのであれば、まずはペーパー(分量、速さに対応できるレベルまで)を徹底的に仕上げ、その後、行動観察、制作、運動に取り組む。このように効率良く対策を立てることで、子どもへの負担を軽減できる。「志望校の選抜形式にそった対策を取りつつ、様々な実体験をさせ、場をわきまえられるお子様にしてあげることが合格への近道になります」(浅木さん) ■志望校が決まらない場合はペーパー対策からとは言え、なかなか志望校が決まらない場合もあるだろう。「そんな時は、ペーパー対策から始めましょう。以前に比べ、多くの学校でペーパーテストのウェイトが低くなりました。けれども、ペーパー対策をしておくと併願校を選びやすくなります。また、入試直前の志望校変更が可能になります」(浅木さん)いよいよ小学校受験対策が始動した。次回は、「小学校受験における、もっとも大切な対策とは?」です。今回取材を受けてくださった浅木真里さんの著書『 名門小学校受験 合格する「家族力」 (浅木真理・著/エール出版社)』●浅木真里1981年、東京都生まれ。関西学院大学総合政策学部卒業。灘、ラ・サールなどの難関中学、医学部受験指導を行う学習塾の設立に携わる。名古屋在住時より、慶応幼稚舎、早実、雙葉、暁星小学校などの難関校への圧倒的な指導力の高さから指導依頼が絶えず、東京で小学受験指導を行う。その後、幼少期の母子関係の重要性を痛感し、幼児教育研究所柊会を文京区に設立。
2016年07月23日●連載の目次は こちら から●幼児教育研究所柊会(ひいらぎかい)代表の浅木真里さんが見てきた中では、小学校から高校までの一貫教育をしている90%以上の学校で、主席は小学校からの内部進学者だそう。小学校受験を「人生の糧」にしているご家庭もある一方で、小学校からの内部進学者の学業成績が平均以下となることも珍しくない。■小学校の内部進学者の成績低迷理由「内部進学者の成績低迷の理由は、ほとんどが、その子の地頭の悪さではありません。ご両親の教育熱心さが良くない影響を与え、学力が下がったケースが多く、そういうケースを相当数見るにつけ、本当に心が痛みました」(浅井さん)生まれ持った学力のポテンシャルがあるにも関わらず、学業不振に陥ってしまう。それはなぜなのだろうか?■幼少期の自己否定感は負の連鎖を引き起こす「小学校受験のリスクは、両親や講師が、指導中に望ましくない態度で子どもに接した結果、子どもに自己否定感を受け付けてしまうことです」(浅木さん)模試の結果や勉強の進み具合で親の機嫌が頻繁に変わったり、子どもが問題を間違えた時に叱責(しっせき)したり、志望校にご縁をもらえなかったときに親が落ち込んでしまったりすると、子どもは自己否定感を強めてしまう。「人格の基礎を形成する幼少期に、子どもの自己否定感を強めないよう、ご両親や指導者は、配慮をしなければいけません。ゆったりとした気持ちで子どもに接し、ご家庭は『子どもが安心できる居場所』であって欲しいと思います」(浅木さん) ■合格だけでは不十分「志望校にご縁をいただけるように指導することは当然ですが、それだけでは不十分です。幼児教育指導者は、長期的スパンで、子どもの健やかな成長により良い影響を与える必要があります」そのためには、小学校受験のリスクをきちんと伝えていくことも、幼児教育指導者の一つの仕事だと考えている。「受験をするかどうかを決めるのはご家庭ですが、その判断をできる限り後悔のないものにしていただくために、小学校受験のメリットとデメリットを事前にお伝えしています」(浅木さん)次回は、「小学校受験を決意したら最初にすること」です。今回取材を受けてくださった浅木真里さんの著書『 名門小学校受験 合格する「家族力」 (浅木真理・著/エール出版社)』●浅木真里1981年、東京都生まれ。関西学院大学総合政策学部卒業。灘、ラ・サールなどの難関中学、医学部受験指導を行う学習塾の設立に携わる。名古屋在住時より、慶応幼稚舎、早実、雙葉、暁星小学校などの難関校への圧倒的な指導力の高さから指導依頼が絶えず、東京で小学受験指導を行う。その後、幼少期の母子関係の重要性を痛感し、幼児教育研究所柊会を文京区に設立。
2016年07月22日小学校受験。そんな言葉に、あなたはどんなイメージを持ちますか? 今回は、「小学校受験って、どうなの?」という素朴な疑問について、幼児教育研究所柊会・代表の浅木真里さんにお話を伺いました。■浅木さんが幼児教室を始めた理由浅木さんは、灘、ラ・サールなどの難関私立中学受験指導や医学部受験をメインとする学習塾の教務部長、役員を経て、幼稚園・小学校受験指導を行う柊会(ひいらぎかい)を設立した。「思春期以降の子どもを指導して感じていたことは、幼少期の親子関係は、その後の人生に大きく影響するということです。ですから、少しでも多くの親子に小学校受験対策を通じて、より良い親子関係を育んで欲しいと思い、柊会を設立しました」(浅木さん)■オリジナル教材が必要だと思っていたが…小学校受験と聞くと、「お受験」という言葉で揶揄(やゆ)されるように、高額な幼児教室に通わせないと合格しないのではないか? というイメージがある。「私自身、小学校受験に携わっていなかった頃は、『合格するためには幼児教室の特殊なオリジナル教材が必要だ』と考えていた時期もありました。けれども、実際に指導に携わってみると、そのようなことはありませんでしたね」(浅木さん) ■大切なのは子どもの現状把握と正しい対策「皆さまが考えているほど、小学校受験は難しくありません。大切なのは、お子さまの現状を的確に把握し、正しい対策を行い、志望校からご縁をいただける確率を限りなくあげていくことです」(浅木さん)過去の入試情報については、大手幼児教室が毎年夏に発行する私立小学校の入試問題集にすべて掲載されているそう。また、学校の求める児童像については、学校のホームページや学校説明会で知ることができる。幼児教室の先生から聞いた、学校が求める児童像を鵜呑みにするのではなく、保護者が学校説明会、公開行事の日程を自ら調べ、足を運び、学校を知ろうという姿勢を持つことが合格につながるとのことだ。「過去の入試問題と学校が求める生徒像を正確に知ることできれば、わが子を志望校に合格させるために何をすべきか? という問いの答えは、おのずと導き出されます」(浅木さん)次回は、「小学校受験で得られるメリットとは?」です。今回取材を受けてくだ下さった浅木真里さんの著書『 名門小学校受験 合格する「家族力」 (浅木真理・著/エール出版社)』●浅木真里1981年、東京都生まれ。関西学院大学総合政策学部卒業。灘、ラ・サールなどの難関中学、医学部受験指導を行う学習塾の設立に携わる。名古屋在住時より、慶応幼稚舎、早実、雙葉、暁星小学校などの難関校への圧倒的な指導力の高さから指導依頼が絶えず、東京で小学受験指導を行う。その後、幼少期の母子関係の重要性を痛感し、幼児教育研究所柊会を文京区に設立。
2016年07月20日