映画『聖地X』(11月19日公開)の大ヒット祈願イベントが13日に都内で行われ、岡田将生、川口春奈、薬丸翔が登場した。同作は前川知大が主催する劇団・イキウメの人気舞台の実写化作で、韓国映画界と入江悠監督がタッグを組みオール韓国ロケで臨んだ。夫との生活に嫌気がさし、離婚を決意した東要(川口春奈)は日本を飛び出し、兄の輝夫(岡田将生)が住む韓国の別荘へと足を向けた。輝夫は突然妹が来たことに驚きつつ共に韓国で過ごすことになるが、それは悪夢の幕明けだった。2人は知らず知らずのうちに、そこに入った者は精神を病み常軌を逸して奇妙な死を遂げていく「聖地X」に足を踏み入れていた。イベントでは、キャスト陣が韓国式祭祀「コサ」を受けた。同作で独特の存在感を発揮した、薬丸裕英と石川秀美の長男で俳優の薬丸翔は「撮影の直前までイキウメの舞台に出演していたので、前川さんや劇団の方に、『舞台版はどうだったの?』みたいな話をカンニングしてた部分はあった」と明かす。そんな薬丸との共演について、岡田は「僕がまだ17歳の時に、初めての連続ドラマの学園ものが一緒で、こうして14年くらい時が経って一緒にまた映画でお芝居ができるということが単純に嬉しくて。当時のことを思い出しながら、大人になった僕たちが、いい意味で何も変わらず良い関係性で一緒に作れたことが嬉しかったなと思います」と喜ぶ。薬丸も「衣装合わせの時に久しぶりにあってしゃべってみて、10分ぐらいで『良かった、何も変わってないね』みたいな話を2人でしたのを覚えているので、安心して韓国での撮影に臨めそうだなと思った記憶はあります」と振り返る。「しゃべり方から、しゃべる時の距離感までいろいろ覚えていて、こんなに変わらないんだと思えたのは、なんだかちょっと嬉しかったです」と語った。
2021年11月13日ヴィンチェンゾ・ナタリ初の公認リメイク『CUBE 一度入ったら、最後』が現在公開中。この度、主演の菅田将暉や杏ら、キャストたちが集合したオフショット写真が公開された。今回のオフショットは、本編では観られないレインボーに輝くCUBEの中で撮られたもの。この日、13歳の誕生日を迎えた田代輝を、菅田さん、杏さん、岡田将生、斎藤工、吉田鋼太郎、清水康彦監督が笑顔で祝福した。サプライズでメンバーからのプレゼントと、特別な照明でお祝いされた田代さんは「人生で一番、最高の誕生日になりました!」とふり返っている。映画の中では、閉塞されたCUBE内で次々と殺人トラップに襲われ、極限状態の中で少しずつ本性を現していく6人。撮影中も緊張感が張り詰める過酷な現場となっていたが、撮影の裏側では、それぞれがみんなで楽しめるアイテムを控室に持ち寄っていたそう。例えば、杏さんはフィットネスゲームを持参し、全員で得点を競い合う場面が。ゲームが得意な田代さんがトップかと思いきや、岡田さんがどんどん追い上げ、白熱した展開で盛り上がった。また、田代さんが持ち込んだ中学校の宿題を、岡田さんが優しく教えることもあったという。そしてほかにも、菅田さんがパズルゲーム、斎藤さんが足つぼマットを持参。吉田さんは、生まれたばかりの8匹の仔犬たちを連れてきたそうで、緊張感あるシリアスな芝居をする中、裏では仔犬たちと戯れていたのだ。そんな舞台裏の様子を、斎藤さんが撮影したメイキング動画が、11月5日(金)より一部劇場にて本作上映後、スクリーンに映し出される指定のQRコードを読み取ると、視聴が可能となっている。『CUBE 一度入ったら、最後』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:CUBE 一度入ったら、最後 2021年10月22日より公開©2021「CUBE」製作委員会
2021年11月12日●岡田准一「V6としていただいた賞」 なにわ男子はデビューへの思い語る俳優の岡田准一、アイドルグループ・なにわ男子が6日、都内で行われた「anan FES 2021」に登場。「anan AWARD 2021」で岡田は大賞、なにわ男子はホープ部門を受賞した。2020年に女性週刊誌『anan』創刊50周年を記念し初開催された「anan FES」は、カルチャーやファッションなど、“すべての女性の、いま好きなこと。”を集結させた都市型イベント。時代のムーブメントをみてきた『anan』が、“時代を象徴するスター”を表彰する「anan AWARD」の授賞式を今年も開催した。大賞に輝いた岡田は「『anan』さんは昔から特集をしていただいたりお世話になっているので、(V6を)代表してここにいると思います。グループの写真などが話題になったということでいただいたと思っているので、V6としていただいた賞だと思います。V6は終わりましたけど、V6としてこういう賞をいただけてうれしく思います」と喜びのコメント。10月20日発売の『anan』の表紙に登場したV6の写真は岡田が撮影した。「趣味で写真を撮っていて、解散が決まってからメンバーを撮り続けて、本にするまでというのを自分の中で決めて作品として撮っていたんですけど、その中で『anan』さんも撮ってみないかと言っていただけてうれしかったですね」と振り返り、撮りためてきた写真について「いつかチャリティーとかで本を出せればいいなという思いがあって撮りためていたので、いつか皆さんの元に“解散までの2年間”という本を出せるかなと思います」と話した。また、映画『燃えよ剣』で共演したHey! Say! JUMPの山田涼介について「事務所の後輩ですけど山田くんはとても信頼する役者さん。メインでこれからの時代を引っ張っていく方なので、あまり後輩という感じもない」と述べ、「後輩としてはなにわ男子にしか目が行ってない」となにわ男子に興味津々の様子。「僕たちは光GENJIの最後のライブを見て、そのときデビューだったんです。なにわ男子は僕たちの最後のライブを見に来てくれて、デビューするという、同じサイクルの中にいてくれるグループで、勝手に大好きです。勝手に応援…愛着があるので応援している子たちですね。V6となにわ男子は何かあるのかなと勝手に思っています」と語った。なにわ男子(藤原丈一郎、西畑大吾、大橋和也、高橋恭平、大西流星、道枝駿佑、長尾謙杜)はホープ部門を受賞。西畑は「このような素敵な賞をいただくことができて光栄です。なにわ男子にとって初めての賞の受賞ということで、ホープ……すごく期待してくださっているんだなとひしひしと感じますし、ホープ賞に恥じないなにわ男子でいたいなと思っています」とあいさつし、道枝は「なにわ男子がデビューする年にホープ賞を……今年の顔という賞をいただけて本当に光栄です。来年もさらなる飛躍を目指して全力で頑張ります」と誓った。11月12日にデビューシングル「初心LOVE(うぶらぶ)」をリリースするなにわ男子。大西は「なにわ男子らしさがギュッと詰まっていて、純粋な初心な恋心が描かれている、僕たちらしい楽曲だなと思っています」と語った。イベントにおいて楽曲の振り付けも披露した。そして、藤原は「僕たちなにわ男子は『初心LOVE』という曲でデビューさせていただきます。日本中、世界中にこの曲を届けて、たくさんの人に笑顔になってもらいたいと思います。精一杯頑張りますので応援よろしくお願いします」と呼びかけ、西畑も「12日まで1週間切っていまして、なにわ男子として1週間切った日にちを一歩一歩ファンの皆さんと一緒に歩んでいきたいと思っています。このかけがえのない時間をともに過ごしていただければ幸いです」とメッセージを送った。●大橋和也、岡田准一のリクエストに応え自己紹介2バージョン披露イベント後に、アクター部門を受賞した黒木華、ミュージック部門のCreepy NutsよりDJ松永、アスリート部門の阿部一二三と阿部詩とともに取材に応じた岡田となにわ男子。岡田は「大変うれしい。キラキラされている皆さんの中に一緒に並べてうれしいですし、個人的には阿部兄妹に会えて心では踊っている。本当に応援してます!」と笑顔を見せ、黒木について「なにわ男子の大橋くんにハマっているって。きょう、『ありがとうございます!』ってすごい頑張っていたのに対して華ちゃんが『えらいね』って絶賛していた」と明かすと、大橋は「マジっすか!?」と喜んだ。長尾は「素晴らしい方たちと登壇できてうれしい。事務所の先輩でもある岡田くんと並べてうれしいですし、金メダリストの阿部兄妹と並べてうれしいです。受賞できたうれしさを力にして、僕たちもアイドルとして金メダルをとれるように頑張りたいと思います」と意気込み、西畑が「素晴らしい! 100点です」とにっこり。大西は「大先輩の岡田くんが目の前にいて、めちゃくちゃ緊張しますし、授賞式に出演させていただくのも初めてなので、また新たな一歩を踏み出したなという感じもするので、前列の皆さんは一流の方たちばかりですけど、僕たちも皆さんに追いつけるように頑張っていきたいと思いました」と気を引き締めた。受賞を誰に報告したいか聞かれると、岡田は「母に」と答えた後、「メンバーに伝えます。一応LINEグループ鳴らしてみます」とコメント。道枝は「家族に伝えたい」と話し、藤原は「僕は関西Jr.に伝えたいなと思います。ほかにもAぇ! group、Lil かんさい、Boys be、そして最近、AmBitiousというグループもできまして、ほかにもたくさんいますけど、頑張ったらこんなにも素晴らしい賞をもらえるんだぞと教えてあげたいです」と話した。岡田は、なにわ男子に「キラキラしていてこれからの希望がたくさんあると思いますけど、それぞれの個性を見つけて自覚して楽しんで進んでいきながら、忙しさに負けずに一歩一歩、歩み続けていくことを願います。いろんなことがあると思いますけど、仲間がいるから乗り越えられることもあると思いますので、そういう関係性になれるように頑張ってもらいたいと思います」とエール。“ひらパー兄さん”でもある岡田。関西弁でのエールを求められると、「本当にたくさんの方が応援してくださるグループになってくれると思います。頑張るでおま!」とエールを送り、「使い方、間違っているので」と苦笑い。なにわ男子は「ありがとうございます!」と喜んでいた。また、岡田が「ジャニーズのルールで『くん』っていうのがあるんですけど、10代、20代の子は、40超えている人のことは『さん』と呼ぼうね。ルールがあることはわかっているんですけど、10代20代の子は……うちのほかのメンバーに、『長野さん』、『井ノ原さん』、『三宅さん』だからね。『三宅くん』って言ったら本当に怒られるよ。ということだけは伝えて。40オーバーの人は気をつけてね」とアドバイスする場面も。なにわ男子は「みんなで気をつけよう」「いいアドバイスをありがとうございます!」と感謝した。ムービー撮影の際に、岡田が「大橋、自己紹介は?」とむちゃぶりする場面も。大橋は「プリン食べすぎてお尻プリンプリン! 大橋和也です!」と元気いっぱいに自己紹介し、会場から拍手が。囲み取材においても、岡田は「自己紹介して」とリクエスト。大橋が同じ“プリン”の自己紹介をすると、岡田は「もう一個のほう」と希望し、大橋が「メロン食べすぎてみんながメロンメロン!」と別バージョンも披露すると、「よければ応援してあげてください」と呼びかけていた。
2021年11月06日菅田将暉、杏、岡田将生、斎藤工、吉田鋼太郎という豪華キャストが共演する、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督初の公認リメイク作品『CUBE 一度入ったら、最後』が現在公開中。この度、主演の菅田さんと本作の主題歌「Cube」を担当した星野源によるスペシャル対談映像が到着した。映画公開直前には、お互いのレギュラーラジオ「オールナイトニッポン」に出演し合い、軽快なトークを繰り広げていた2人。今回の対談では、MVが192万回再生を突破し(10月29日時点)話題の新曲「Cube」について、「CUBEの中にいようと外にいようと絶望は変わらない。そこが苦しくもあり、面白いところ。それに改めて気づいて、映画を観た時に、まさにそれを体現している歌が最後に流れてきた。皆が同じ絶望だと思うと、ちょっと希望にみえる感じ。救われた感じがあった」と菅田さんが熱弁。一方の星野さんは、「CUBEの中は現代社会の縮図。中にいるときは外に救いがあるんじゃないかと、希望を見出そうとする。でも、必ずしもそうではないというのがCUBEの面白いところ。それを映画を観て感じたので、そういう歌を作りました」と作曲秘話を明かした。また、演出振付家・MIKIKOが初めてディレクションを手掛け、菅田さんがゲスト出演したMVの話題になると、菅田さんは「現場にいたけど何がどう入れ替わって、動いて、何があるか分からなかった。不思議な映像で面白かった」と感想を述べ、撮影セットについては「是非あれを展示してほしい。映画のセットよりデカい!映画よりも大人数出てるし」と驚きを伝える場面も。さらに星野さんは、自身が希望したという菅田さんのゲスト出演シーンについて「少しの時間なんだけど、ものすごい印象を残して去っていく」とふり返り、去り際に手を振るという演出も、星野さんの案だそうで、「不思議の国のアリスのウサギのイメージ。迷い込ませて去っていく」と説明している。菅田将暉&星野源SP対談映像『CUBE 一度入ったら、最後』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:CUBE 一度入ったら、最後 2021年10月22日より公開©2021「CUBE」製作委員会
2021年10月30日映画『聖地X』(11月19日公開)の完成披露試写会が28日に都内で行われ、岡田将生、川口春奈、緒形直人、入江悠監督が登場した。同作は前川知大が主催する劇団・イキウメの人気舞台の実写化作で、韓国映画界と入江悠監督がタッグを組みオール韓国ロケで臨んだ。夫との生活に嫌気がさし、離婚を決意した東要(川口春奈)は日本を飛び出し、兄の輝夫(岡田将生)が住む韓国の別荘へと足を向けた。輝夫は突然妹が来たことに驚きつつ共に韓国で過ごすことになるが、それは悪夢の幕明けだった。2人は知らず知らずのうちに、そこに入った者は精神を病み常軌を逸して奇妙な死を遂げていく「聖地X」に足を踏み入れていた。兄妹役となった2人だが、岡田は川口について「嘘がない人。すごく正直な方で、一緒に仕事をしていてすごく気持ちいい。こっちもダメダメなお兄ちゃんを演じているんですけど、ちょっと姿勢を正さないとダメというくらい、現場でも僕を強く叱ってくれる」と表し、驚く川口に「(役の)妹として!」と弁解していた。役柄としては岡田を叱っていた川口だが、岡田について「撮影中は私のくだらない話をうんうんと聞いてくださって、とってもいいお兄ちゃんでした」と感謝している様子。岡田は「空いてる時間も沢山ありましたし、一緒にごはんを食べる時間もあったので、プライベートなこともよく話してくれて、『大丈夫、大丈夫』と話を聞いてました」と振り返った。そんな2人の様子について、緒方は「川口さんが岡田くんをつっついたりくすぐったりしていて。また岡田くんの受けとかいなし方も絶妙で、まあ優しいんですよね。すごく優しいお兄ちゃんで、年の離れた兄妹像が存在してました」と絶賛。一方で「同時にどっかで『俺も早く仲良くしてよ』というのも、若干ありました」と寂しそうにしていたため、岡田が「1度、緒方さんと一緒にサムギョプサルに行きました。地下鉄に乗って」と3人そろってごはんを食べに行ったというエピソードも披露する。入江監督は2人について「日韓で撮影の手法が違ってピリピリすることもあるんですけど、岡田くんがずっとニコニコしてくれている。スタッフ同士で議論してるときもあたたかい空気でいてくれるので、お兄ちゃん感があります。川口さんは、今回犬がけっこう出て来るので、かわいがっていたんですけど、クランクアップくらいに急に噛まれて、すっごい暗くなったんですよ。暗くなって全然しゃべらなくなるところが、妹っぽい」と暴露する。川口は「すっごい痛かったんですもん。ガブッといかれて『なんだよ』と思って、しょぼんとなっちゃって」と苦笑していた。
2021年10月28日俳優の菅田将暉が10月22日、東京・新宿ピカデリーで行われた主演作『CUBE 一度入ったら、最後』の初日舞台挨拶に共演する杏、岡田将生、田代輝、斎藤工、清水康彦監督とともに出席。無機質な物体に閉じ込められた撮影について「コロナ禍ど真ん中で、撮影でしか人に会わないし、絵(セット)も変わらずお芝居するので、イライラもしましたね」と振り返った。社会現象を巻き起こしたヴィンチェンゾ・ナタリ監督の密室スリラー『CUBE』(1999年日本公開)を世界初、日本で公認リメイク。殺人トラップが仕掛けられた謎の立方体=CUBEに突然閉じ込められた見知らぬ6人の男女が、理不尽な極限状態からのサバイバルを試みる過程で、恐ろしい本性をあらわにしていく。シンガーソングライターの星野源が主題歌「Cube」を書き下ろした。舞台挨拶には現在、米ノースキャロライナで新作を撮影しているナタリ監督が“リモート登壇”し、「実はアメリカでもリメイク企画があったが、日本版のほうにワクワクしました。きっとオリジナルとは違うものになると思いましたし、実際、日本文化を踏襲した特別な映画に仕上がった」と大絶賛。特に「冒頭の30秒がかなり楽しめる。すばらしいオープニングが待っています」とアピールし、「もともと日本の文化が大好きで、『CUBE』とも相性が良い」と分析。小津安二郎、黒澤明、今敏らに影響を受けているとも明かし、「いつか日本で映画を撮るのが、大きな夢」と話していた。杏は「私たちが知らないうちに着させられた囚人服には、しっぽがついていて、これも(ゲームの)システムに関係している」と細かな見どころを解説。岡田も「登場人物の心情に合わせて照明が変わるんです。仕掛けが面白く、演じる僕らも余計芝居に引き込まれた」ともう1度見たくなるポイントを紹介していた。斎藤は「世界レベルで“閉じこもる”体験をした今、この作品に何を思い、何を希望にするか考えてもらえれば」とメッセージ。現在13歳の田代は「こんな豪華なキャストの皆さん、監督と一緒に、こんな大きなステージに立てて感激です」と少々緊張した面持ち。菅田から「撮影中から身長が10センチ伸びてね。あの頃(撮影された約1年前)は、まだ子どもというか、甘いミルクの香りがしていた」と明かされ、照れ笑いを浮かべていた。取材・文・写真=内田涼『CUBE 一度入ったら、最後』全国公開中
2021年10月22日菅田将暉主演『CUBE 一度入ったら、最後』がついに公開。この度、柄本時生が演じた「CUBE」の“最初の男”を映した冒頭映像と、特別キャラクタービジュアルが解禁された。今回、初解禁となったのは、<謎の部屋=CUBE>の脅威を即実感できる、危険が迫る死亡フラグ全開の“最初の男”を映し出した本編の冒頭映像。オリジナル版『CUBE』と同様に6人の男女に含まれない“最初の男”が登場し、たった1人でCUBE内を進んでいくシーンが映されている。謎の部屋「CUBE」の脅威を体感する“最初の男”のシーンによって、不穏すぎる「CUBE」を存分に鑑賞者も実感することができる、オリジナル版でも大人気のこの冒頭シーン。映像で、扉を開けて向こうの部屋からおそるおそる顔を覗かせるのは、柄本さん演じる囚人のような服を着た男。不安と緊張が入り混じった表情で周囲を警戒しながらゆっくりと白い部屋へと入ると、不穏な空気と閉塞感が漂うその部屋をまっすぐ進み、次の部屋への扉を開ける。次に男を待ち構えていた薄いオレンジ色の部屋は、先ほどの白い部屋とは違いどこか危険な雰囲気が漂っている。男はその部屋でも慎重な足どりで正面に向かって進んでいく。映像の背後からは不気味な音楽も流れ出す。ふと、部屋の中央で足を止めた男は正面にある正方形の扉の下に何かを発見。男が見つめる先には、点滅する謎の光。その光をじっくりと見つめていると、突然機械音のような大きな音がして…。謎は深まるばかりだが、四方を囲まれる閉塞感や不気味な音楽で、まさに「一度入ったら、最後」と思わせるようなCUBEの脅威を実感できる冒頭シーン。謎の光と大きな音の正体とは…。そしてこの「最初の男」の身に一体何があったのか…。さらに今回は、菅田さん演じたエンジニアの後藤ら、突如「CUBE」に閉じ込められた男女6人の特別キャラクタービジュアルも公開。謎の部屋「CUBE」の中に佇む6人の背景は、それぞれ異なる色のライトに染められているだけでなく、体の一部が何かの影響を受け歪んで見える不穏なビジュアルとなっている。『CUBE 一度入ったら、最後』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:CUBE 一度入ったら、最後 2021年10月22日より公開©2021「CUBE」製作委員会
2021年10月22日「菅田(将暉)、岡田(将生)、Wマサキじゃなくて僕ですみません(笑)」インタビュー開始早々粋な冗談を口にし、場の空気を一瞬で和やかにさせたのは、2021年10月22日公開の映画『CUBE 一度入ったら、最後』で、アウトローな整備士・井手寛を演じる俳優・斎藤工さんだ。1997年に公開されたカナダ発の密室スリラー映画『CUBE』。「一つのセットで登場する役者は7人のみ」と低予算でありながら世界的に大ヒットしカルト的人気を誇った。映画監督や映画プロデューサー、映画評論家の一面を持つ斎藤さんもまた『CUBE』に魅了された一人だ。「20年以上前に劇場で『CUBE』を見た時の感覚や雰囲気は、いまだに場面的に残っています。僕の中の映画って非現実を求める娯楽でした。遠い国の見たことのない景色とか、美しいラブストーリーとか、実際に起こり得ないアクションとか。そういう意味で『CUBE』は、現実世界と重なって「あれ、今この状況やばくない?」と思いましたね。すごくよくできた小劇場の舞台“一幕物”(ひとまくもの)の感覚に少し近くて。『CUBE』は観た瞬間「閉じ込められたな」と感じたんですよ。劇場という立方体の箱の中で“立方体の箱に閉じ込められる映画”を鑑賞する。ただじっと観ているだけなのにアトラクション的で、とても特別な映画体験でした」「親のような気持ちで日本版『CUBE』の公開を迎えています」「CUBE」のリメイクはヴィンチェンゾ・ナタリとカイル・クーパーとともに何年も前から企画されてきた。ところが撮影を控えた段階で、世界がコロナ禍に巻き込まれ、製作チームが来日できない状況に。「そこで日本版『CUBE』の監督として候補に挙がったのが清水(康彦)さんでした」いくつかの映像作品をともに製作してきた二人。中でも斎藤さんが主演・企画・プロデュース(※企画・プロデュースは齋藤工名義)を兼務した映画『MANRIKI』(2019年公開)は、清水監督が日本版『CUBE』の監督候補に上がるきっかけとなった作品だ。「清水さんはもともと広告やミュージックビデオなど短編の映像作品で監督を務めていて、本人としても映画監督になる構想はありませんでした。ただ僕としては、“監督”という職業に線引きがなくなるべき、CMもMVも映画も棲み分ける必要はない考えがあって。その考えのもと清水さんの長編作品が絶対に見たいと『MANRIKI』を一緒につくりました。その時に魅せた清水さんのフィルムメイカーとしてのアート性や個性と『CUBE』の世界観にとても相性の良さを感じました。どうしても映画を撮ってほしいと思う清水康彦という人間に、映画としてシンボリックな伝説的作品をつくってほしかった。」斎藤さんは清水監督が日本版『CUBE』の監督として決まる瞬間にも立ち会っている。「宝塚の合否を待つ子どもの親みたいな心境でした」と笑いながら振り返った。「僕自身、オリジナル版の一ファンとして清水さんがつくる『CUBE』に不安がなかったわけではありません。彼は映像感覚的に素晴らしい作品をつくっていることは理解していましたが、『CUBE』は映像的な誤魔化しだけでは難しい作品です。だけど、『CUBE』の撮影前にリモートで一緒につくった『HomeFight』『でぃすたんす』で、人間の業や本質が描ける人だと確証を持てました。本作においては映画ファンに厳しい見られ方をする作品だと思いますが、そこで清水さんがどういう風に鍛えられていくのか。映像作家として確実にステージアップしていくはずですし、近くで清水康彦ヒストリーを見てきた僕としては、同い年なのに親のような不思議な気持ちで映画の公開を迎えています」思い入れの強い作品であるからこそ、製作側に寄り添いたい気持ちもあっただろう。しかし、そこは一役者として参加を決めた斎藤さん。完成した本作について「家という立方体の中で外に出られずどう過ごすかを誰しもが問われたコロナ禍で、いみじくも立方体の中に閉じ込められる『CUBE』が今リメイクされた意味をすごく感じました」と話した。コロナ禍の“今”を切り離さない役づくり斎藤さん演じる井手は、オリジナル版『CUBE』におけるレン(演:ウェイン・ロブソン)を彷彿とさせるキャラクターだ。「人間の本質を擬人化したような、インサイドヘッドのような登場人物たちです。登場人物全員の個性を足して割るとちょうどいい人間の分布になると思うほど、台本にはそれぞれの役割がしっかり書かれていました。中でも井手は目的に直線的に向かっていくキャラクターで、冒頭から分かりやすい役割があると感じました」役づくりをする上でオリジナル版を研究したのかを問うと「役づくりのために過去のキャラクターを改めて見返すことはなかったです」と語る。「オリジナルをどれだけなぞるべきかは考えましたが、結局なぞり過ぎないでいいかなと。おそらく主演の菅田(将暉)さんや岡田(将生)さんのファンなど、オリジナル版の『CUBE』を知らない世代の人たちも観にいらっしゃる作品だと思います。今リメイクされるからこそ、時代を経てつくられた良さはあるべきだと思ったので、”今”を体感できるような役づくりを優先しました。撮影がコロナ禍真っ只中でしたから、その状況下で味わった自分の実体験を役柄にも味わわせたかった。役とプライベートを切り離さない精神状態で撮影に挑みました」「また、持ち込んだものを発表する場ではなく、その場で起こる心の中の現象が素直に見えたら一番いいとも思っていました。人とお芝居をするとそこでしか起きない化学反応、アンサンブルが起こる。『CUBE』の撮影現場でもそれぞれのキャラクターがどんどん立っていくんですよ。いい意味でお互いに影響を受けて、役柄が生き生きとしてくる実感があって。直前までリモートでの撮影ばかりだったので、近くに人がいる状況でお芝居ができるありがたさを改めて感じました」「菅田(将暉)さんの器の大きさに感動」『CUBE 一度入ったら、最後』に登場するメインキャラクターはオリジナル版同様6人。年齢も活動歴もバラバラなキャスト陣だが、まるで定時制学校のクラスメイトのようだったそう。「カメラに映らない時の時間の使い方が学校の授業の合間みたいな感じでした。田代(輝)くんは試験の勉強を、杏さんはフランス語の勉強をしていて。呼ばれた人から撮影をしていくみたいな。(吉田)鋼太郎さんも杏さんが持ってきてくれたフィットネスゲームに率先して参加してくれて(笑)。撮影自体が閉塞的な環境だったこともあり、心の有りようによっては苦しくなると瞬時に理解し合っていたのだろうと思います。みなさん主張しすぎず、いいバランスでお互いに気を遣い合っていたから、この時間を無限に過ごしていたいと感じました。めちゃくちゃいいチームだったので、クラス別リレーとか強かったんじゃないかな(笑)。すごくいい景色でした」座長である菅田さんについては「本当に頭のいい方」と感嘆した。「これは僕の想像の範疇ですが、おそらく撮影初日の時点で「この現場はこうなっていくだろう」とかなり具体的に想起されていて。そこに対して「どう自分が存在したらいいか」をものすごく冷静に見極め、自然に振舞う。ルービックキューブや知恵の輪を持ってきて、みんなが一つになるキッカケを終始作ってくれていました。いい意味ですごくマイペースでもあるから、何のバイアスもかからず自然体なのが素晴らしい。それぞれの個性をちゃんと見定めて行動されるので、担任の先生みたいですね(笑)。すごく内側の年齢が高い人。改めて器の大きさに感動しました」極限状態に陥った驚愕エピソード「一度死を受け入れました」『CUBE 一度入ったら、最後』は年齢も性別もバラバラの男女6人が、死のトラップが仕掛けられた謎の立方体の部屋“CUBE”に閉じ込められ、極限状態になりながら脱出を試みるさまが描かれている。本作のテーマにちなみ、斎藤さんが人生で一番極限状態に陥ったエピソードを聞くと、「いろいろありますけど……」と逡巡した上で、想像以上に濃ゆい話しを語ってくれた。「18歳くらいの時ですね。当時バックパッカーをしていて、フランスの治安の悪い場所にある宿に泊まったんです。隣の部屋に泊まっていたカップルと仲良くなって、情報交換や物々交換をしていたのですが、ある日そのカップルのもとにフランスの裏稼業の人たちが取り立てに来て。ドアを蹴破った音、女性の悲鳴、殴打する音があり、カップルの男性は血だらけで意識が朦朧としている。とんでもない現場に唖然として僕は棒立ちになっている中、宿の人たちはそういう状況に慣れているのか、「警察を呼ぶぞ!」と言って裏稼業の人たちを追い返していました。その後、僕は用事があり外に出たのですが、メトロ(駅)に向かう道中、なんと裏稼業の人たちと再遭遇してしまい……「さっきの宿にいたやつだろ?警察に行く気か!」と言われ、何度違うと説明しても通用せず、おそらく組織のボスのような老人が乗っている車に連れ込まれたんです。そして、パスポートを含めた荷物を全部取られ、拉致されてしまいました。郊外の農家のブドウ畑のような場所で車から降ろされ、木のふもとでスコップを渡されて。僕はそれまで色んな映画を見てきたから、スコップを渡された意味が分かってしまい、これはもうダメだなと思いましたね。親や祖母より先に死ぬ……ごめんね……と走馬灯を見ながらゆっくりと穴を掘り進めました。幸いなことに、まだ埋まらない半分くらい掘ったところで取られた荷物を投げられ、シャベルを取り上げられ、「Take care(気を付けろ)」と言って彼らは去っていったのですが……」この経験から斎藤さんは人生を“余生”として考え、「今はボーナスタイムなんです」と話すのだ。「僕は一度体や脳が死を受け入れてしまった。抵抗するのではなく、死へ誘われていました。当時はそれがすごく怖くて帰ってすぐは誰にも話せませんでしたけど、バラエティ番組でその話ができるようになった時、自分の中で浄化されたなと感じました」斎藤さんが自身の死を受け入れた心情と『CUBE 一度入ったら、最後』で描かれる登場人物たちの心情はどこか近しい位置にあるのかもしれない。「精神的に極限状態に陥った時、自分でも想像していなかった自分が見えることがあります。本作の登場人物たちも遠からず、当時の僕と同じ精神状態になっているのではないでしょうか。僕はかなり早いうちに体感として理解できていたので、今考えると貴重な体験でした」ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント斎藤工さんのサイン入りポラを1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!撮影/奥田耕平取材・文/阿部裕華
2021年10月20日入江悠監督が日本映画のお家芸ともいうべき“ホラー魂”を、韓国映画界のクオリティでブラッシュアップした最恐のエクストリームホラー映画『聖地X』。この度、主演を務める岡田将生のシーンを切り取った場面写真が解禁となった。「聖地X」と呼ばれる呪われた地で、次々と起こる奇妙な出来事…。この度解禁されたのは、輝夫を演じる岡田さんが写し出される2枚の場面写真。包丁を片手にじっと見つめ何を思うのか…。そして唖然と立ちすくむ輝夫が見たものとは…!?物語の良からぬ展開を予期させるシーンを切り取っている。近年チャレンジングな役柄で演技の幅を広げ続けている岡田さん。本作では、父親が遺した別荘のある韓国に渡り、遺産を頼りに引きこもる小説家志望のオタク役という、新たに挑戦する “クセの強い”役柄となっている。『聖地X』は11月19日(金)より全国にて公開。同日10時より「auスマートパスプレミアム」「TELASA(テラサ)」にて配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:聖地X 2021年11月19日より劇場・配信同時公開©2021「聖地X」製作委員会
2021年10月13日岡田将生主演で川口春奈との共演も話題となっている映画『聖地X』が、11月19日(金)より全国にて公開、同日10時より「auスマートパスプレミアム」「TELASA(テラサ)」にて配信されることが決定。併せて、出演者コメントとポスター・予告編が解禁された。この度発表されたキャストは、現在公開中の映画『護られなかった者たちへ』に出演している緒形直人、先日放送が終了した「ボイスII 110緊急指令室」でも圧倒的な存在感を放っていた真木よう子、『孤狼の血LEVEL2』の渋川清彦、「あなたの番です」「半径5メートル」の山田真歩、舞台「外の道」「獣の柱」などの薬丸翔、と実力派かつ個性豊かな面々が集結。またパク・イヒョン、パク・ソユン、キム・テヒョンら韓国キャストも加わり、オール韓国ロケならではの世界観を彩る。今回解禁されたポスターは、輝夫(岡田将生)と要(川口春奈)がジッとこちらを見据え美麗なビジュアルの中に不気味さが纏う一枚になっている。また予告編では韓国で暮らすことになった兄妹が、呪われた“聖地”で次々と怪異に襲われていく様子が映し出され、狂気が加速していく様が切り取られている。また今回キャストコメントも到着しており、緒形さんは「入江組にしかない現場の張りが心地良かったです。日韓のスタッフ、キャストの力が合わさり刺激的な現場でした。韓国人スタッフの情熱や、俳優たちの芝居や現場での姿勢を目の当たりにした事は、これからに繋がる貴重な経験となりました。また、異様な雰囲気で佇む撮影現場やセット美術に不気味な聖地Xを感じました」とコメント。真木さんも「入江監督の作品であるなら、何の役でも出演したいと思いオファーを即決で受けました。撮影を終えてやはり間違いない作品になったと確信しています。私自身、韓国が大好きなので、撮影の合間に韓国語を教えてもらったりとても楽しみながら撮影に挑めました」とコメントしている。『聖地X』は11月19日(金)より全国にて公開。同日10時より「auスマートパスプレミアム」「TELASA(テラサ)」にて配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:聖地X 2021年11月19日より劇場・配信同時公開©2021「聖地X」製作委員会
2021年10月01日岡田将生主演にて今秋公開となる映画『聖地X』に緒形直人、真木よう子、渋川清彦、山田真歩、薬丸翔の出演が決定。合わせて11月19日(金)に公開されることが決定し、予告編、ポスターが公開となった。川口春奈との共演も話題となっている本作の監督は『22 年目の告白 〜私が殺人犯です〜』『A.I 崩壊』『シュシュシュの娘』など幅広いジャンルの作品を手掛け、日本映画界を牽引する入江悠。原作は前川知大が主宰する劇団「イキウメ」が上演した同名舞台だ。今回、発表となったキャストは『もみの家』でヨコハマ映画祭助演男優賞を受賞し、10月には『護られなかった者たちへ』の公開も控える緒形直人、『孤狼の血』やドラマ『ボイスII 110 緊急指令室』(NTV)でも圧倒的な存在感を放つ真木よう子、『孤狼の血 LEVEL2』でも話題のバイプレーヤー・渋川清彦、『あなたの番です』(NTV)や『半径5メートル』(NHK) など話題作への出演が続く山田真歩、舞台『外の道』や『獣の柱』など、前川の作品にも多く出演経験のある薬丸翔、実力派かつ個性豊かな面々が集結。また、パク・イヒョン パク・ソユン キム・テヒョンら韓国キャストも加わり、オール韓国ロケならではの世界観を彩る。さらに、輝夫(岡田将生)と要(川口春奈)がジッとこちらを見据え美麗なビジュアルの中に不気味さを纏うポスターと恐怖に満ちた予告編が公開となった。予告編では韓国で暮らすことになった兄妹が、呪われた“聖地”で次々と怪異に襲われていく様子が映し出される。そして、同じ人間が同じ時間に別々の場所にいることがわかり、狂気が加速。そう、ここには誰も来てはいけない。きっと「私」に殺されるーー。足を踏み入れてしまったものたちが逃げられない“聖地X”に戦慄すること間違いなしの予告編となった。本作は11月19日(金)劇場・配信、同時公開となる。続報にも引き続き期待してほしい。映画『聖地X』予告編<新キャストコメント>●緒形直人入江監督は常にチャレンジしているという印象があります。この作品で初めてご一緒させて頂きましたが、入江組にしかない現場の張りが⼼地良かったです。日韓のスタッフ、キャストの力が合わさり刺激的な現場でした。韓国人スタッフの情熱や、俳優たちの芝居や現場での姿勢を目の当たりにした事は、これからに繋がる貴重な経験となりました。また、異様な雰囲気で佇む撮影現場やセット美術に不気味な聖地X を感じました。●真木よう子入江監督の作品であるなら、何の役でも出演したいと思いオファーを即決で受けました。撮影を終えてやはり間違いない作品になったと確信しています。私自身、韓国が大好きなので、撮影の合間に韓国語を教えてもらったりとても楽しみながら撮影に挑めました。コロナが落ち着いたらプライベートでもまた韓国に行きたいです。●山田真歩「誰か一人でも信じる人間がいるかぎり、本当でない物語などありはしないのだ。」これは『聖地X』の韓国ロケに一冊だけ持っていった本に書いてあった言葉です。自分の知らない国。十年ぶりの入江組。最後まで信じようと思って演じました。●薬丸翔イキウメの『聖地X』の中で存在し得る為に、入江監督とスタッフの方と多くのことを話し合い、構築していきました。「舞台を韓国に」という作品に必要不可欠な作業を日韓のプロフェッショナルが見事に実現した、類を見ない作品になっていると思います。『聖地X』11月19日(金)より公開
2021年10月01日俳優の岡田将生が主演を務める映画『聖地X』(11月19日公開)の予告編・ポスター・公開日・追加キャストが1日、明らかになった。同作は前川知大が主催する劇団・イキウメの人気舞台の実写化作で、韓国映画界と入江悠監督がタッグを組みオール韓国ロケで臨んだ。夫との生活に嫌気がさし、離婚を決意した東要(川口春奈)は日本を飛び出し、兄の輝夫(岡田将生)が住む韓国の別荘へと足を向けた。輝夫は突然妹が来たことに驚きつつ共に韓国で過ごすことになるが、それは悪夢の幕明けだった。2人は知らず知らずのうちに、そこに入った者は精神を病み常軌を逸して奇妙な死を遂げていく「聖地X」に足を踏み入れていた。今回、キャストとして緒形直人、真木よう子、渋川清彦、山田真歩、薬丸翔の出演が明らかに。パク・イヒョンパク・ソユンキム・テヒョンら韓国キャストも加わりオール韓国ロケならではの世界観を彩る。ポスターは輝夫と要がジッとこちらを見据え、美麗な中に不気味さを纏うビジュアルに。予告編では韓国で暮らすことになった兄妹が、呪われた“聖地”で次々と怪異に襲われていく様子が映し出される。同じ人間が同じ時間に別々の場所にいることがわかり、狂気が加速。「きっと『私』に殺される」という文字が映し出され、足を踏み入れてしまったものたちが逃げられない“聖地X”が気になる予告編となっている。○緒形直人 コメント入江監督は常にチャレンジしているという印象があります。この作品で初めてご一緒させて頂きましたが、入江組にしかない現場の張りが心地良かったです。日韓のスタッフ、キャストの力が合わさり刺激的な現場でした。韓国人スタッフの情熱や、俳優たちの芝居や現場での姿勢を目の当たりにした事は、これからに繋がる貴重な経験となりました。また、異様な雰囲気で佇む撮影現場やセット美術に不気味な聖地Xを感じました。○真木よう子 コメント入江監督の作品であるなら、何の役でも出演したいと思いオファーを即決で受けました。撮影を終えてやはり間違いない作品になったと確信しています。私自身、韓国が大好きなので、撮影の合間に韓国語を教えてもらったりとても楽しみながら撮影に挑めました。コロナが落ち着いたらプライベートでもまた韓国に行きたいです。○渋川清彦 コメント前回、入江監督の『ジョーカーゲーム』に誘ってもらい参加させてもらった時はインドネシアのバタム島という所に3週間くらいいさせてもらい、今回は韓国に3週間くらいいさせてもらいました。入江監督、次はどこですか? 準備してますよ。観光地のような賑やかな所だけでなくローカルな町や村で撮影をする時、少し近所を歩いたりして韓国のローカルを肌で感じなんとも気持ち良い日々でした。そして何より食事が合い、毎日楽しみでした。○山田真歩 コメント「誰か一人でも信じる人間がいるかぎり、本当でない物語などありはしないのだ。」これは『聖地X』の韓国ロケに一冊だけ持っていった本に書いてあった言葉です。自分の知らない国。十年ぶりの入江組。最後まで信じようと思って演じました。○薬丸翔 コメントイキウメの『聖地X』の中で存在し得る為に、入江監督とスタッフの方と多くのことを話し合い、構築していきました。「舞台を韓国に」という作品に必要不可欠な作業を日韓のプロフェッショナルが見事に実現した、類を見ない作品になっていると思います。(C)2021「聖地X」製作委員会
2021年10月01日岡田将生が、米倉涼子主演の大ヒットドラマ第7シリーズとなる「ドクターX~外科医・大門未知子~」第1話(10月14日放送)にゲスト出演。ひょんなことから未知子と出会い、人生の転機を迎えることになる呼吸器外科医・一木蛍を演じ、10代の頃にゲスト出演した「交渉人~THE NEGOTIATOR~」(2008年1月期放送)以来、約14年ぶりに米倉さんと共演する。最新作となる今シリーズでは、内科部長・蜂須賀隆太郎(野村萬斎)が舵を取り、メスを使わない「ケミカルサージェリー」を推進する内科が台頭。フリーランス外科医・大門未知子(米倉さん)、そして別棟の分院へ追いやられた外科と、真っ向から対立していく。そんな「ドクターX」のスタッフには、米倉さんをはじめ、10代の岡田さんを知る人が多数。それゆえに「少しでも成長して大人になった姿を見せられたらと思いながら、撮影に挑んだ」と明かす。そんな中、真摯に役を演じながら、学びのアンテナも張り巡らせていた岡田さんは「米倉さんの、現場で生まれるものをちゃんとすくい取り、役に落とし込んでいる姿、そして何より主役として先頭に立って引っ張っていってくださる姿の重みを目の当たりして、『やっぱり凄い!尊敬できる方だな』と思いました」と目を輝かせてコメント。謙虚でありつつ、なおかつ成熟味を増した岡田さんと再会した米倉さんは、「『交渉人』のときはみんなが『まーくん』と呼んでいて、かわいいイメージが強かったんです。でも久々にお会いしたら、すごく大人になっていて…!爽やかでチャラチャラしていなくて、カッコよくて…何よりも素敵なお芝居をされる!一緒のシーンを撮影していても、すごく楽しいです。本当に素敵な大人の役者さんになったなぁ、とうれしくなりました」と大絶賛を贈った。また、岡田さんが演じる一木は、つい先日までアフリカの貧困地域を回って医療活動に従事していた呼吸器外科医。アフリカ滞在時、そして帰国後も猛威を振るう感染症を前に、己の無力さを痛感し、医師として働くことに迷いを感じ始めている。「今回は、パンデミックで降りかかってきた不安や葛藤が少しあふれてしまう役どころです。一木の心境には共感も覚えたので、わりと等身大で演じています」と岡田さん。外科医役についても2012年放送の主演ドラマ「聖なる怪物たち」で経験済みだが、「若い頃に外科医を演じたときよりも白衣の重みを感じています」と打ち明ける一方、「一木の悩み、彼と大門先生の交流、そこから生まれる変化にはすごく心に迫るものがありますし、皆さんにも共感していただけると思いますので、ぜひご覧ください」とアピールした。第1話(10月14日放送)あらすじニュージーランドにやって来たフリーランスの天才外科医・大門未知子(米倉さん)は、執刀医を務める同国副首相のオペが始まる数時間前、AEDも設置されていないのどかな牧場へ。慌てて迎えに来た副首相オペの第一助手・一木蛍(岡田さん)の前で、不意に感電して瀕死の状態に陥った羊飼いの命を救う。その後、未知子は副首相のオペも成功させ、日本へ帰国。参議院議員・一橋由華(冨永愛)が主催する「次世代のSDGsパーティー」に招かれる。実は由華は、主治医の勧めで、胆石症のオペを未知子に頼もうとしていたのだ。その主治医とは、ほかでもない一木だった!由華は医師とは思えないほど派手な未知子を見て不安を抱くが、ニュージーランドで未知子の見事なオペを目撃していた一木は、その腕前を完全保証。一方、由華のCT画像を見た未知子は、ある一点に目が止まり…!?その矢先、パーティー会場内で由華が急性胆のう炎を発症して倒れる!未知子は一木と共に、由華に付き添い、搬送先の「東帝大学病院」へ。一刻を争うと判断し、緊急オペを断行しようとする未知子。そこへ、100年に1度のパンデミックによって院内で発言力を増し、院長代理として内科主導の組織改革を推し進める内科部長・蜂須賀隆太郎(野村萬斎)が出現。未知子が何者か知らない蜂須賀は、その腕前に懐疑心を抱きながらも、由華の意向を汲んでオペを許可するのだが…。やがて、とんでもない事実が判明。なんと由華が主催したパーティーで、クラスターが発生してしまったのだ――!「ドクターX~外科医・大門未知子~」は10月14日より毎週木曜日21時~テレビ朝日系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2021年09月28日映画『CUBE 一度入ったら、最後』 (10月22日公開)の完成披露試写会が22日に都内で行われ、菅田将暉、杏、岡田将生、田代輝、斎藤工、吉田鋼太郎、清水康彦監督が登場した。同作は1997年に公開され、密室サスペンスの先駆けとして世界中でカルト的人気を誇る、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督による映画『CUBE』の公認リメイク。目が覚めると謎の立方体=CUBEの中に閉じ込められていた男女6人(エンジニア、団体職員、フリーター、中学生、整備士、会社役員)……何の接点もつながりもなく理由もわからないまま脱出を試みる彼らを、熱感知式レーザー、ワイヤースライサーや火炎噴射など、殺人的なトラップが次々と襲う。この日は劇場のエントランスゲートや廊下が本編のCUBE同様のデザインに彩られ、全スクリーンで世界初上映された。映画上映前には出演者が3チームに分かれ、各スクリーンを訪れるサプライズも。登壇した菅田は「映画を観てくれるお客さんの顔が見れて良かったです」と多くの観客の前で喜び、杏は「観客のみんな息をのんでいるのが伝わってきた」と語った。本作は謎の立方体=CUBEに閉じ込められた、年齢も職業もバラバラの男女6人だけで物語が進行するため、撮影もほぼ6人だけで行われた。そんな特殊な撮影時の思い出を聞かれると菅田は「映画は本当にシリアスで怖い作品なんですけど、出演者は本当に仲が良かった。杏さんがフィットネスゲームを持ってきてくれたりとか。楽しく遊んだ現場でした」と、映画本編の展開からは想像できないような和気藹々とした現場だったと明かす。日本を代表する俳優たちとともに撮影に臨んだ田代は撮影を振り返って「初日は本当に緊張して、立っているのがやっとでした。でも皆さんが初日から「ひかる」って下の名前で呼んでくれて、リラックスできました」と感謝。菅田は「この1年で10センチ身長が伸びたんだよね? だから撮影してた時と雰囲気が違う」とその成長ぶりに驚いていた。吉田も撮影時間は楽しい思い出が残っているとのことで、「撮影の待ち時間が退屈にならないように、みんながゲームとかを持ってきて、そこがあまりにも楽しくて、仕事をしたくなくなりましたね」と語ると、菅田や斎藤から「それは言っちゃダメなやつ!」とツッコミが入り、笑いを誘った。また実際のセットを見た時の感想を聞かれた岡田は「こんなにすごいものを作れるんだって感動しました」と感動した様子。体力的にも辛い撮影について、杏は「普段こんなに梯子を登り降りする事がないので、腕が結構筋肉痛になった」と語り、斎藤も「ジムみたいなセットだった」と改めて撮影を振り返った。
2021年09月22日ホラー映画『聖地X』が、2021年11月19日(金)に公開される。主演は岡田将生、ヒロインは川口春奈。人気舞台を入江悠監督で映画化ホラー映画『聖地X』は、前川知大が主宰するイキウメの人気舞台を、『ビジランテ』『AI 崩壊』などの入江悠監督で映画化するもの。企画は、「恐怖の村」シリーズ『犬鳴村』『樹海村』でヒットを飛ばし、『牛首村』の公開も控える東映のプロデュースチームと、『22年目の告白−私が殺人犯です−』『見えない目撃者』などを手掛けるロボット。オール韓国ロケで臨んだ現場には、『犯罪都市』『悪人伝』などを手掛けた B.A.エンタテインメントが参加し、ロボットと共同制作を行った。映画『聖地X』あらすじその土地には、絶対に行ってはならない。ひとたび足を踏み入れた者は、想像を絶する奇妙な現象に巻き込まれ、死ぬまで悪夢は終わらない!小説家志望の輝夫は、父親が遺した別荘のある韓国に渡り、悠々自適の引きこもりライフを満喫中。そこへ結婚生活に愛想をつかした妹の要が転がり込んでくる。しかし、韓国の商店街で日本に残してきた夫の滋を見かける要。その後を追ってたどり着いたのは、巨大な木と不気味な井戸を擁する和食店。無人のはずの店内から姿を現したのは、パスポートはおろか着の身着のまま、記憶さえもあやふやな滋だった。輝夫と要は別荘で滋を取り押さえ、東京にいる上司の星野に連絡すると、滋はいつも通り会社に出勤しているという。では輝夫と要が捕まえた滋のような男は一体誰なのか? さらに妻の京子が謎の記憶喪失に襲われた和食店の店長・忠は、「この店やっぱり呪われているかもしれません」と言い出す始末。日本人オーナー江口いわく、店の建っている土地では、過去にも同じように奇妙な事件があったことがわかってくる。負の連鎖を断ち切るため、強力なムーダンがお祓いを試みるも、封印された“気”の前には太刀打ちできない。この地に宿るのは神か、それとも悪魔か?彼らはここで繰り返されてきた数々の惨劇から逃れ、増幅し続ける呪いから解放されることはできるのか!?想像を絶する悪夢が今はじまる――。岡田将生&川口春奈が“恐怖”に巻き込まれる兄妹役に主演は岡田将生、ヒロインは川口春奈が担当。岡田、川口ともに、入江悠監督の劇場版作品に出演するのは初となる。2人がどのような恐怖に巻き込まれるのか、注目したい。■山田輝夫(岡田将生)韓国の別荘に住む男性。妹・東要と共に、「聖地 X」に足を踏み入れてしまう。演じるのは、ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」でも注目を集めた岡田将生。第74回カンヌ映画祭で脚本賞を受賞した映画『ドライブ・マイ・カー』での演技も高く評価されている。■東要(川口春奈)夫との生活に嫌気がさし、兄・山田輝夫が住む韓国へ。「聖地 X」に足を踏み入れる。ヒロインを務めるのは、大河ドラマ「麒麟がくる」で話題を集め、2022年の連続テレビ小説「ちむどんどん」への出演も決まっている川口春奈。実力派揃いのキャスト脇を固めるキャストも実力派揃い。パク・イヒョン、パク・ソユン、キム・テヒョンら韓国キャストも加わり、オール韓国ロケならではの世界観を彩る。要の夫・滋...薬丸翔要の上司・星野...真木よう子和食店の店長・忠...渋川清彦忠の妻・京子...山田真歩和食店の日本人オーナー・江口...緒形直人【詳細】映画『聖地X』公開日:2021年11月19日(金) 劇場・配信同時公開監督・脚本:入江悠原作:前川知大「聖地X」出演:岡田将生、川口春奈、渋川清彦、山田真歩、薬丸翔、パク・イヒョン、パク・ソユン、キム・テヒョン、真木よう子、緒形直人企画:東映、ロボット制作プロダクション:ロボット共同制作:B.A.エンタテインメント配給:GAGA/朝日新聞社
2021年09月02日俳優の岡田将生が、映画『聖地X』(2021年秋公開)の主演を務めることが30日、明らかになった。ヒロインを川口春奈が務める。同作は前川知大が主催する劇団・イキウメの人気舞台の実写化作で、韓国映画界と入江悠監督がタッグを組みオール韓国ロケで臨んだ。夫との生活に嫌気がさし、離婚を決意した東要(川口春奈)は日本を飛び出し、兄の輝夫(岡田将生)が住む韓国の別荘へと足を向けた。輝夫は突然妹が来たことに驚きつつ共に韓国で過ごすことになるが、それは悪夢の幕明けだった。2人は知らず知らずのうちに、そこに入った者は精神を病み常軌を逸して奇妙な死を遂げていく「聖地X」に足を踏み入れていた。岡田、川口ともに入江監督の映画作品に出演するのは初めてで、笑顔を封印し恐怖を体現していく。「恐怖の村」シリーズ(『犬鳴村』『樹海村』)で驚異のヒットを叩き出し『牛首村』の公開を控えるプロデュースチームと、『22年目の告白-私が殺人犯です-』『見えない目撃者』等を手掛けるロボットが企画した同作は、現場では『犯罪都市』『悪人伝』など数々の韓国映画を手掛けたB.A.エンタテインメントが参加し、日韓スタッフが融合した。○岡田将生 コメント入江監督の気概に溢れている姿についていくスタッフ、キャスト。その内の1人でいれた事が何より心躍る日々でした。入江監督とは撮影を通して密にお芝居、映画についてよくお話させて頂き、信頼できる監督です。また新たな一面を引き出してもらえた気がします。日本のスタッフ、そして韓国のスタッフ共同で作る映画は海を越えても映画愛を感じる撮影の日々でした。迎え入れてくれたスタッフには頭が上がりません。異国での1か月の撮影は当初不安でいっぱいでしたが、コミュニケーションを取るにつれて団結していく現場は映画ならではの空気だったのではないかと思います。この映画、一癖も二癖もある映画になっています。一度でもこの映画に触れたら癖になる事間違いありません。是非ご覧ください。○川口春奈 コメント入江さんの世界観は以前からファンでした。久しぶりにご一緒できて何より嬉しかったのと、入江さんワールド全開の作品でワクワクしました。なかなか全編海外で撮影することはないので新鮮でした。現地のスタッフさんも多数いるなか、何よりコミュ二ケーションを大切にしました。ご飯は美味しくて人は優しくて、恵まれた環境の中お仕事させてもらえたことに感謝です。どんな映画なのかって説明するのが難しい内容になってはいますが、怖かったり不気味だったり考えたりハラハラしてもらえるんじゃないかと思います。皆さんの感想がとても気になります。○入江悠監督 コメント岡田将生さんとはいつか必ず映画でご一緒したいと思っており、今回ようやく念願が叶いました。川口春奈さんとはドラマでご一緒して以来でしたが、とても難しい役を見事に演じてくれました。オール韓国ロケ、日韓キャスト・スタッフ編成の撮影を素晴らしいチームワークで撮りきれたのも、お二人の実力によるところが大きいと実感しています。観たことのないスゴい映画になっています。ご期待ください(C)2021「聖地X」製作委員会
2021年08月30日『犬鳴村』『樹海村』チームと『22年目の告白−私が殺人犯です−』の入江悠監督、マ・ドンソク主演『犯罪都市』『悪人伝』のプロダクションが組んだ映画『聖地X』主演に岡田将生、ヒロインに川口春奈の出演が決定。2人とも入江監督の劇場版作品に初参加する。夫との生活に嫌気がさし、離婚を決意した東 要(川口春奈)は日本を飛び出し、兄の輝夫(岡田将生)が住む韓国の別荘へと足を向けた。突然妹が来たことに驚く輝夫だったが、夫のだらしなさを聞き傷がいえるまで共に韓国で過ごすことにする。しかし、それは悪夢の幕明けだった。2人は知らず知らずのうちに巨木と井戸が目印の名もなき聖地・「聖地X」に足を踏み入れていた。そこに入った者は精神を病み常軌を逸して、奇妙な死を遂げていく…。有能な祈祷師が祓いを試みるも太刀打ちできず、悪夢はひたすら続く。輝夫と要たちはこの「聖地X」で起こる数々の惨劇から逃れ、忌々しい土地に根付く「約束された死」から解放されることはできるのだろうか…。山田輝夫役を演じる岡田さんは、「大豆田とわ子と三人の元夫」や第74回カンヌ国際映画祭のコンペ部門で脚本賞を受賞し大きな話題となっている『ドライブ・マイ・カー』での演技も高く評価されている。本作では役者として脂が乗り、円熟味の加わった芝居で恐怖を体現、いままで見せたことのない表情を見せる。東 要役の川口さんも、大河ドラマ「麒麟がくる」での演技が高く評価され、2022年の連続テレビ小説「ちむどんどん」への出演も話題となっているほか、登録者数148万人超を誇るYoutubeチャンネル「川口春奈オフィシャル はーちゃんねる」にアップする動画は度々ニュースでも取り上げられるほど。トレードマークといえる明るい笑顔を封印して、未曾有の恐怖と対峙する。本作は、「恐怖の村」シリーズ『犬鳴村』『樹海村』で驚異の大ヒットを叩き出し『牛首村』の公開を控えるプロデュースチームと、『22年目の告白−私が殺人犯です−』『見えない目撃者』などを手掛けるロボットが企画。そしてオール韓国ロケで臨んだ現場には『犯罪都市』『悪人伝』など数々の韓国映画を手掛けたB.A.エンタテインメントが参加、日韓スタッフが融合した世界基準の作品。その中で最旬な2人が一体どのような恐怖に巻き込まれるのか、注目だ。岡田将生コメント入江監督の気概に溢れている姿についていくスタッフ、キャスト。その内の1人でいれた事が何より心躍る日々でした。入江監督とは撮影を通して密にお芝居、映画についてよくお話させて頂き、信頼できる監督です。また新たな一面を引き出してもらえた気がします。日本のスタッフ、そして韓国のスタッフ共同で作る映画は海を越えても映画愛を感じる撮影の日々でした。迎え入れてくれたスタッフには頭が上がりません。異国での1か月の撮影は当初不安でいっぱいでしたが、コミュニケーションを取るにつれて団結していく現場は映画ならではの空気だったのではないかと思います。この映画、一癖も二癖もある映画になっています。一度でもこの映画に触れたら癖になる事間違いありません。是非ご覧ください。川口春奈コメント入江さんの世界観は以前からファンでした。久しぶりにご一緒できて何より嬉しかったのと、入江さんワールド全開の作品でワクワクしました。なかなか全編海外で撮影することはないので新鮮でした。現地のスタッフさんも多数いるなか、何よりコミュ二ケーションを大切にしました。ご飯は美味しくて人は優しくて、恵まれた環境の中お仕事させてもらえたことに感謝です。どんな映画なのかって説明するのが難しい内容になってはいますが、怖かったり不気味だったり考えたりハラハラしてもらえるんじゃないかと思います。皆さんの感想がとても気になります。入江悠監督コメント岡田将生さんとはいつか必ず映画でご一緒したいと思っており、今回ようやく念願が叶いました。川口春奈さんとはドラマでご一緒して以来でしたが、とても難しい役を見事に演じてくれました。オール韓国ロケ、日韓キャスト・スタッフ編成の撮影を素晴らしいチームワークで撮りきれたのも、お二人の実力によるところが大きいと実感しています。観たことのないスゴい映画になっています。ご期待ください『聖地X』は2021年秋、劇場・配信同時公開決定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:聖地X 2021年秋公開予定、配信同時ⓒ2021「聖地X」製作委員会
2021年08月30日ヴィンチェンゾ・ナタリ監督の『CUBE』のリメイク作品『CUBE 一度入ったら、最後』より、菅田将暉、岡田将生らが、極限状態の中でふと悪い顔を見せる瞬間を切り取ったキャラクター特別ビジュアルが公開された。謎の立方体「CUBE」に閉じ込められた6人は、脱出を試みるも、次々と襲いかかる死のトラップへの恐怖、出口が見えない不安と閉塞感、極度の緊張とストレス――と、CUBEの全てが彼らの体力と精神力を削っていく。そんな極限状態に追い込まれていく彼らの表情には、徐々に人間の本性と闇が滲み出てくる。まずは、本作の主演・菅田さん演じるエンジニアの後藤。CUBEからの脱出を先導していく、行動的で頭脳明晰な彼だが、ふとみせる無情なこの表情からは、どこか達観したような不気味さが感じられる。また隣には、常に冷静で慎重に謎に向かう、団体職員の甲斐麻子(杏)が。冷たく暗いこの表情には、人を見透かしたような怖さが見え隠れする。さらに、何か憎悪に満ちた感情と同時に、どこか悲しみをも思わせる奥底に眠っていた表情がうかがえるフリーター・越智真司(岡田さん)。黒く鋭い眼差しで誰かを睨みつける中学生・宇野千陽(田代輝)。見るからに怪しい雰囲気が漂う整備士・井手寛(斎藤工)。人当たりの良さそうな紳士かと思いきや、不満そうな顔でいまにも誰かを怒鳴りつけて恫喝しそうな会社役員・安東和正(吉田鋼太郎)の姿も。果たして、この中に本物の悪人はいるのか、それとも“全員悪人”なのか?彼らがどんな人物なのか、想像膨らむビジュアルとなっている。『CUBE 一度入ったら、最後』は10月22日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:CUBE 一度入ったら、最後 2021年10月22日より公開©2021「CUBE」製作委員会
2021年08月22日俳優の菅田将暉が主演を務める、映画『CUBE 一度入ったら、最後』 (10月22日公開)のキャラクター特別ビジュアルが22日に公開された。同作は1997年に公開され、密室サスペンスの先駆けとして世界中でカルト的人気を誇る、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督による映画『CUBE』の公認リメイク。目が覚めると謎の立方体=CUBEの中に閉じ込められていた男女6人(エンジニア、団体職員、フリーター、中学生、整備士、会社役員)……何の接点もつながりもなく理由もわからないまま脱出を試みる彼らを、熱感知式レーザー、ワイヤースライサーや火炎噴射など、殺人的なトラップが次々と襲う。今回公開されたのは、極限状態の中6人それぞれが、ふと「悪い顔」をみせる瞬間を切り取った「キャラクター特別ビジュアル」エンジニアの後藤裕一(菅田将暉) 、団体職員の甲斐麻子(杏)、フリーターの越智真司(岡田将生)、中学生の宇野千陽(田代輝)、整備士の井手寛(斎藤工)、会社役員・安東和正(吉田鋼太郎)がそれぞれに陰をまとった悪い顔を見せており、各人がどのように行動していくのかが気になるビジュアルとなっている。(C)2021「CUBE」製作委員会
2021年08月22日映画『ドライブ・マイ・カー』(8月20日公開)の公開初日舞台挨拶が20日に都内で行われ、西島秀俊、岡田将生、濱口竜介監督が登場した。同作は村上春樹の同名短編小説に惚れ込んだ濱口竜介監督の最新作。妻を失い、喪失感のなかで生きる舞台俳優・家福と、寡黙な専属ドライバー・みさきという孤独な2人が、愛車サーブを通して出会い、一筋の希望にたどり着くまでを描く。同作は第74回カンヌ国際映画祭で日本映画として初となる脚本賞を受賞し、この日はトロフィーも登場。興味津々の西島と岡田に、濱口監督は「意外とちっちゃいでしょう」と語りかける。賞をもらったことについて、濱口監督は「世界最高峰の映画祭で賞を獲るようなことが、まさかあると思っていなくて、とても幸運なこと。やっぱりまず村上春樹さんの物語というものがベースにあって、自分も(大江)崇允さんと一緒に今までにないような脚本を書けたという感覚があって。ただ、映画を見て脚本賞をいただけたということで、特に役者の言葉がそのまま映画になっているような作品なので、役者さん全員に送られた賞なんじゃないかと思っています」と感謝。「役者さんこそが物語ということを思いながら作っていたので、脚本賞という、物語全体に与えられる賞は本当にありがたいことだと思っています」と心境を明かした。実際にトロフィーを目にした西島は「あんまり見れてないんです。さっき見かけたら『ダメ』って言われて……」と貴重なものだけに止められた様子で、苦笑する。「日本で1個しかないんですよね。どっかに出たら……オークションに出したら(バレる)」と周囲を笑わせ、監督から「出しません」と否定されていた。また、西島は今回共演した岡田について「本当に純粋な人で。本人を前にしてあれだけど、もうなんかこんな世界にいて大丈夫なのかな? という……色々大人がいっぱいいる世界で、こんな純粋な人がいて大丈夫なんだろうかって思うぐらい」と表し、岡田は「僕、もう32歳なんですよ!」とツッコミ。西島は「心配になるよ、本当に。すごく純粋なので。もちろん経験を積んで充分大人で、タフな男性ですけど、繊細で脆い部分というのを常に感じるので、そこはもうずっと持ちながら強くなっていって、両方持っててもらえると、いちファンとしてはすごくなんか幸せかな」と語った。
2021年08月20日俳優の小西遼生が主演を務める、イッツフォーリーズ公演 ミュージカル『魍魎の匣』のビジュアル及び配役が19日、明らかになった。同作は、京極夏彦による同名小説のミュージカル化作。戦後間もない昭和20年代後半を舞台に、癖のある魅力的な登場人物と、民俗学や論理学、妖怪など様々な分野の薀蓄がぎっしりと詰め込まれた「百鬼夜行シリーズ」の中の1冊で、古本屋を営む「京極堂」こと中禅寺秋彦(小西)が「憑物落とし」を駆使して謎に包まれた事件を解き明かしていく。この度公開されたのは、中禅寺秋彦(小西)、木場修太郎(吉田雄)、榎木津礼二郎(北村諒)、関口巽(神澤直也)が並んだビジュアル。京極堂こと中禅寺秋彦の視線が印象的なビジュアルとなっている。また、各キャストの配役も明らかに。カストリ雑誌編集者・鳥口里美役に大川永、新人小説家の久保竣公役に加藤将、事件のきっかけとなる14歳の少女・楠本頼子役に熊谷彩春、刑事である木場の部下・青木文蔵役に池岡亮介、頼子の友人・柚木加菜子役に德岡明、頼子のクラスメイト加菜子の実の母親・柚木陽子役に万里紗、派出所勤務の警官で頼子の相談相手となる福本郁雄役に横田剛基、主人公中禅寺の妹で新聞記者の中禅寺敦子役に宮田佳奈が決定した。また頼子の母・楠本君枝役に米谷美穂・金村瞳(Wキャスト)、柴田財閥の顧問弁護士・増岡靖子役に神野紗瑛子、加菜子が入院する美馬坂近代医学研究所所長・美馬坂幸四郎の助手・須崎太郎役に堀内俊哉、柚木母娘の世話をし、長年監察してきた雨宮典匡役に浅川仁志、新興宗教の教主・寺田兵衛役に森隆二が名を連ね、美馬坂近代医学研究所の所長・美馬坂幸四郎役を駒田一が務める。○キャスト中禅寺秋彦:小西遼生木場修太郎:吉田雄榎木津礼二郎:北村諒関口巽:神澤直也鳥口里美:大川永久保竣公:加藤将楠本頼子:熊谷彩春青木文蔵:池岡亮介柚木加菜子:德岡明柚木陽子:万里紗福本郁雄:横田剛基中禅寺敦子:宮田佳奈楠本君枝:米谷美穂、金村瞳(Wキャスト)増岡靖子:神野紗瑛子須崎太郎:堀内俊哉雨宮典匡:浅川仁志寺田兵衛:森隆二美馬坂幸四郎:駒田一
2021年08月19日村上春樹の短編を映画化した濱口竜介監督最新作『ドライブ・マイ・カー』プレミア上映イベントが8月12日(木)、都内劇場にて行われ、カンヌ国際映画祭受賞後初めて主演の西島秀俊、三浦透子、岡田将生、霧島れいかと濱口監督が集結、受賞についての喜びを語り合い、岡田さんの誕生日をサプライズで祝福した。カンヌで見事4冠を獲得した一報を日本で聞いたときの感想を聞かれ、まず岡田さんは「嬉しかったですよ!本当に嬉しくて、初めて西島さんにメールを送りました!」と西島さんと2人で喜びを分かち合っていたと告白、会場が和やかな笑いに包まれた。そして、「濱口監督は本当に凄い監督だと思っていたが世界でも認められこれからもっともっと名作を作っていく凄い監督になるのだと思っています」と監督に称賛の言葉を贈る西島さん。脚本賞を受賞した感想を聞かれた濱口監督は「脚本というものは当然映画には映っていないものなので、役者さんの演技を通じて感じて頂けたものだと思う。役者さんの演技が素晴らしいものでなければ頂けなかったものだと思っています。作品を観て頂いた方には同意いただけると思います」と、出演した役者陣のすばらしさを称えた。また、監督と共にカンヌに参加した三浦さんは「初めて大きいスクリーンで見ることができてよかった」と語り、同じく霧島さんは「海外の皆様の反応を見てきた。これから日本の皆様にも早く観て頂きたい」と語り、みんなで喜びを分かち合った。西島秀俊も「今、凄いことが起こっている」…岡田将生の演技に注目集まるそんなキャスト陣の起用のポイントについて聞かれた濱口監督は、「村上春樹さんの原作を映画化するというチャレンジングなことで、中でもキャスティングが特に重要だと感じていました。映画の中で膨らんだキャラクターもいるが、村上春樹さんの物語から与えてもらった一番大きなものはキャラクターだった。登場人物たちと精神的な類似がある方をずっと探していて、今回本当に素晴らしいキャスティングが出来ました」と役者陣の内面をみてキャスティングした秘話を語る。一方、主人公・家福を演じる上で意識していたことを聞かれた西島さんは「本の中では主人公は心の中の言葉を語っていて、それが読者にも本当の事として伝わっているが、映画では同じようには心の中は語れない。でも主人公は感情を豊かにもっているので、濱口監督や共演者のみなさんと何度も脚本を読んだり、色々な作業を行う事で沢山の感情を中に詰めて本番に臨めた」と役作りのエピソードを披露した。すでに映画を見終えた、映画評論家や海外レビューでも話題となっているのが、西島さんと岡田さんの車内での印象的な長回しシーン。岡田さんは「感情を豊かにすればするほど怖くなっていく自分がいて、それをすべて見つめてくれている西島さんがいて成立したシーンでした。今まで撮影してきた中でも忘れられない撮影で、死ぬまで頭の中で覚えていると思う」と、その凄まじいシーンをふり返る。同シーンで共演した西島さんは「今凄いことが起こっていると感じていた。あの演技は、岡田君の中でもベストなものだと思うし、個人的にも突出したシーンだと思う。何度観てもそう感じた」と言葉に力を込めて語った。また、同シーンで専属ドライバーのみさき役として運転しながらその様子を聞いていた三浦さんは「今回、お芝居を音で聞いて感じているだけの事が撮影を通して多かったが、あのシーンは初めての感覚だった。一緒に空間を作っている感覚。台詞は無くても、私の目線や動きを足すだけで何か変えてしまうのではという感覚があった」と、注目の傑作シーンの裏側を語った。岡田将生の誕生日を祝福!真っ赤なサーブを表現したフラワーケーキ登場8月15日は、共演者から絶賛を贈られる岡田さんの32歳の誕生日。本作のチーム一同からのお祝いとして、劇中で登場する真っ赤な車サーブ900をお花で表現した、フラワーケーキがサプライズ登場し、会場は祝福の拍手に包まれた。「凄い!よく見るやつだ!」とサプライズに大喜びの岡田さんに、登壇者を代表して主演を務めた西島さんから、「前から良い俳俳優だと思っていたが、今回共演して本当にすごい演技を見せてもらえた。今後もどんどん凄い俳優になっていく姿を一ファンとして見続けて応援しています。お誕生日おめでとうございます!」とお祝いと賛辞の言葉が。満面の笑みで、その言葉を受けた岡田さんは「今回自分自身でもびっくりするようなシーンが撮れて現実味がなくて、何か凄いことが起きていると思って撮影をしていた。今回を超える演技をこれからも死ぬまで、西島さんに見せていこうと思います!」とこれからの抱負を語った。最後に、濱口監督は「本当に観る価値のあるものが映っている作品なのでそれを観にぜひ劇場に足を運んで頂きたい」と語り、西島さんは「今の時代にこそ観て頂きたい作品です。身近な人とコミュニケーションを取るきっかけになる作品になれたら嬉しい」とメッセージを贈っていた。『ドライブ・マイ・カー』は8月20日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドライブ・マイ・カー 2021年8月20日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
2021年08月13日8月20日公開の映画『ドライブ・マイ・カー』のプレミア上映イベントが12日、都内で行われ、西島秀俊、三浦透子、霧島れいか、岡田将生、濱口竜介監督が出席した。主演に西島秀俊を迎えた本作は、村上春樹の短編を映画化した濱口竜介監督の最新作。先月開催された第74回カンヌ国際映画祭では脚本賞ほか全4冠を受賞するなど、公開前から大きな話題を集めている。カンヌ国際映画祭受賞後初めて開催された本作のイベントに、主演の西島らキャスト陣と濱口監督が勢揃い。西島は「濱口監督がものすごい監督だと前の作品から感じていましたが、今年は特にすごくて、これからどんどんすごいことになるんだろうなと思っています」と濱口監督の手腕を褒め称え、「この映画は深い絶望や苦しみを抱えた人間がどうやって立ち直っていくのかという映画です。それが身近な人じゃなくて遠くに見える人とコミュニケーションを取っていくことで乗り越えていきます。もしかしたら今の時代にすごく合っているというか、皆さんが求めている映画だと思います。是非劇場に足を運んで観ていただけると、何かを感じていただけると思います」とアピールした。シーンとしては長回しで撮影した岡田との車内のシーンが印象に残ったという西島。「本当に今すごいことが起こっていると感じましたね。今までの映画の中で岡田くんのあの演技はベストの一つだと思いますし、凄まじい演技を目の前で見られました。この映画の中でも岡田くんの演技は突出してすごい演技だと個人的に思いますし、見る度にすごいものを見ているんだと感じました」と絶賛し、岡田は「心が豊かになればなるほど怖くなっていく自分がいて、それを全て見つめてくれた西島さんがいて成立しました。今まで撮影した作品の中でも忘れられないもので、死ぬまでずっと頭の中に残っているシーンだと思っています」と振り返った。イベントの翌々日(8月15日)は岡田の32歳となる誕生日。イベントの最後にフラワーケーキを贈呈された岡田に西島は「お誕生日おめでとうございます。(車内でのシーンは)キャリアの中でもベストの演技の一つだと思います。でも岡田くんはもっとこれからすごい俳優さんになっていくと思うので、これを超える演技を僕はスクリーンやテレビで観ていきたいと思います。イチファンとして応援してますよ」とエール。西島の温かい言葉に岡田は照れながらも「本当にありがとうございます。あのシーンは自分でもびっくりしました。そのシーンを超えるお芝居を死ぬまでに西島さんに見せようと思います」と西島に約束していた。映画『ドライブ・マイ・カー』は、8月20日より全国公開。
2021年08月13日菅田将暉をはじめ、杏、岡田将生、斎藤工、吉田鋼太郎ら名優たちが揃い、謎の立方体「CUBE」を舞台にした劇薬系密室エンターテインメント『CUBE 一度入ったら、最後』。この度、原作をリスペクトした衝撃的な設定はそのままに、完全オリジナルストーリーで繰り広げる本作の謎が隠された場面写真が公開された。到着したのは、謎の立方体=CUBEに閉じ込められた6人の姿を写し出した場面写真6枚。まずは、不穏な気配漂う「CUBE」内の全方向にある謎の扉を開け、脱出を試みるエンジニア・後藤裕一(菅田さん)の姿が。意を決した様な表情を浮かべ、振り返る後藤の真意とは?また、<青色の部屋>の中で、後藤、甲斐(杏さん)、越智(岡田さん)、千陽(田代輝)、そして何故か裸足の井手(斎藤さん)らが、安東(吉田さん)の話に耳を傾けたり、後藤&千陽&甲斐がしゃがみ込んでいる場面では、後藤と千陽が誰かに何かを訴えかけていたり。一方、<オレンジ色の部屋>では、怒りの表情を見せる安東と余裕の笑みを浮かべる越智の姿が切り取られている。【CUBEが赤く染まる時は、誰かの殺意を感知する時…】ということだが、2人の表情が意味するものとは?さらには、傷を負った井手が後藤の胸ぐらを掴みあげるシーンや、<緑色の部屋>で、何かを見て怯えた表情を見せる越智と、目を見開き驚く甲斐の2ショットも公開。いずれの写真も、殺人トラップばかりでなく、6人が極限状態の中繰り広げる展開の行方が気になるカットばかりだ。『CUBE 一度入ったら、最後』は10月22日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:CUBE 一度入ったら、最後 2021年10月22日より公開©2021「CUBE」製作委員会
2021年08月09日菅田将暉が主演、オリジナル版の監督初の公認リメイクとなる『CUBE』。この度、新映像を交えた豪華キャスト陣からのコメント映像解禁とともに、ハリウッドの“伝説のタイトルデザイナー“の参加も明らかになった。菅田さんをはじめ、杏、岡田将生、田代輝、斎藤工、吉田鋼太郎と日本屈指の名優たちが勢揃いした本作。毎月18日を<「CUBE」=部屋の日>と定め、新情報を解禁してきたが、今月<部屋の日>第4弾では豪華キャストが語る激ヤバ体験コメントと劇中新映像を交えた「特別映像~キャストコメント編~」が解禁。謎の部屋「CUBE」のセットの中で、かつてない撮影体験をメインの6人のキャストが振り返っている。主演のエンジニア・後藤裕一(29)を演じる菅田さんは「なんか不思議な疲れ方するんですよね『CUBE』って、この理不尽な環境の中アクシデントが起こった時に何が出るかっていうのがこの『CUBE』」と、極限の環境下での体験と『CUBE』だからこその魅力を振り返る。フリーター・越智真司(31)役の岡田さんは「『CUBE』から脱出できることはちょっと嬉しい」とカルト的人気を誇る作品のリメイク参加へ笑みを浮かべ、会社役員・安東和正(61)役の吉田さんは「頭の中が疲れる新鮮な感じ」と、百戦錬磨のベテラン俳優ながら菅田さん同様、奇妙な疲労感覚に襲われた現場を語る。そして、団体職員・甲斐麻子(37)役の杏さんは「新体験、新感覚になる」とストレートに『CUBE』を称し、 中学生・宇野千陽(13)役の田代さんは「オリジナル版を観た事がある人も楽しめる」と、設定はそのままに、オリジナルストーリーを展開する本作への期待を込め、整備士・井手寛(41)役の斎藤さんも「観た事ない所に観客を連れて行ってくれるエンターテイメント作品が生まれたと思っています」と、大きな自信をのぞかせている。さらに、数多くのハリウッド作品で多大な影響を与えカルト的人気を誇る“伝説のタイトルデザイナー”カイル・クーパーが本作に参加、“邦画初”のコンセプトデザインを担当することに。本作は原作オリジナル版『CUBE』の監督ヴィンチェンゾ・ナタリ初の公認リメイクとして、ナタリ本人もクリエイティブ・アドバイザーとして初めて日本映画に全面協力しているが、ナタリに加え『セブン』や『ミッション:インポッシブル』シリーズ、『スパイダーマン』シリーズ、『アイアンマン』『X-MEN』などマーベル作品といったタイトルバック映像を手掛け、数多くのハリウッド作品、クリエイターたちのインスピレーションを与えてきたデザイナーだ。『CUBE』は10月22日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:CUBE(2021) 2021年10月22日より公開©2021「CUBE」製作委員会
2021年07月18日主演に西島秀俊を迎え、村上春樹の短編を映画化した濱口竜介監督最新作『ドライブ・マイ・カー』より本ビジュアルが解禁された。現在開催中のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に、日本映画として唯一出品されている本作。ワールドプレミアとなった公式上映後は「悲しみと再生について描いた、深い感動の物語!(Variety)」「濱口監督は、世界的な才能の持ち主であることを証明した(Little White Lies)」など海外メディアから賞賛のレビューが寄せられた。またScreen International誌が掲載する批評家たちによる「星取表」では、4点満点中3.5点というハイスコアでトップを独走。最高賞を競うコンペティション部門での受賞も期待されるなど、新たなる傑作として大きな注目を集めている。この度解禁された本ビジュアルでは、主人公・家福(西島秀俊)と、彼の専属ドライバーを務めるみさき(三浦透子)、キーパーソンである俳優・高槻(岡田将生)の3人が、家福の愛車である真紅の“サーブ 900”を背に、それぞれ想いを秘めた表情で真っ直ぐな視線をこちらに向けている。そして、「この運命から、目を逸らさない―。」と添えられたキャッチコピーは、3人がこれから辿る想像もつかない運命や葛藤を想起させ、そこから目を逸らさずに対峙する展開を予感させる。これまで圧倒的な脚本力と豊かな映画表現で、人間の多面性や複雑な感情をあぶりだしてきた濱口監督。そんな彼は原作の精神を受け継ぎながら、どのような物語を紡ぐのか。本作の公開に、期待が高まる。『ドライブ・マイ・カー』は8月20日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドライブ・マイ・カー 2021年8月20日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
2021年07月15日3年ぶりの新作舞台『物語なき、この世界。』の公演を発表した、劇作家の三浦大輔さん。三浦さんの手がける中でもとくに舞台は、過激でスキャンダラスな題材や人間の生々しい生き様を描いた作品が知られるが、今回の主人公に岡田将生さんを抜擢したことで、双方の新境地を期待する人も多いのではないだろうか。「三浦さんとは、映画『何者』でご一緒させていただいた時に、口数が少なくてもお互いになんとなく分かり合える部分を感じましたし、芝居をしっかり見てもらえたという思いもあって、もっと三浦さんの演出を受けたいと思っていました。そういう感覚は結構大切にしていて、三浦さんの作品ならどんなジャンルであろうとやりたいと思っていたので、このお話をいただいた時は、すぐにやらせていただきたいとお返事しました。脚本がないままお受けするのは初めてだったのでドキドキしていますし、新たなチャレンジになるという恐怖もあります」岡田さんと共に挑むのは、個性派やベテランの役者たち。「峯田(和伸)さんの音楽が元々好きなこともあり、今までにないセッションが期待できますし、大先輩の(寺島)しのぶさんは舞台上に一緒に立つだけで頼れる存在で。10代から知っている柄本時生とは舞台で初共演が叶って『やっとだね』なんて話してて。みなさんとこの作品を濃密に作り上げるのが楽しみです」ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』では、理屈っぽくてひねくれた“元夫”を演じ、そのどこか憎めないキャラクターが目を引いた。「自らクセのある役を選んでいるところもあって。僕にとっては欠点がある人の方が魅力的だし、それを理解しながら生きている人に愛着が湧くんです。とくに最近はそういう役柄が続いていて、楽しんで演じさせていただいています。一時期は責任感に囚われすぎていたこともあったけど、今は力を抜いてお芝居を満喫したいと思うようにも。その転機となったのが2016年のドラマ『ゆとりですがなにか』。同年代の役者と呼吸をするように会話をした現場が強く印象に残っていて、あの呼吸を思い出すために必死にお芝居をしている部分もあります」一方、舞台では歴史的名作を含めいろんな役柄に果敢に挑戦できたり、セリフで遊べる部分にやりがいも感じているという岡田さん。「生の芝居で自分のダメさを実感したかと思えば、翌日には最大限の力を発揮できたりするのも、舞台の面白さ。自分自身を見つめ直せて、どこかリセットできるような魅力があります。毎回刺激的な三浦さんの作品も、30代の今こそ“そっちの世界に”っていうのも変だけど(笑)、飛び込めることに覚悟しつつ、呼んでいただき感謝しています」「僕自身はクセはない、つまらない人間ですよ」と笑う。「同世代でイケメンの決め決めの役をやってくれと言われたら、僕よりも似合う役者がいる。そこは手は出せないから、自分の役割は見つけていかなくちゃとは考えていますが、どんな役でもハマれる人にはなりたい。その時どきで、柔軟に対応できる役者でありたいです」おかだ・まさき1989年8月15日生まれ、東京都出身。出演映画『Arc アーク』が公開中。また映画『ドライブ・マイ・カー』は8月20日、『CUBE』は10月22日公開予定。12月には舞台『ガラスの動物園』が上演予定。ジャケット¥31,900Tシャツ¥20,900パンツ¥22,000(以上NEEDLES/NEPENTHES TEL:03・3400・7227)『物語なき、この世界。』売れない役者・菅原裕一と売れないミュージシャンの今井伸二が10年ぶりに新宿歌舞伎町で出会い、二人のドラマは幕を開けたかのように見えたが、そもそもこの世界に物語など存在するのだろうか…。7/11(日)~8/3(火)Bunkamuraシアターコクーン8/7(土)~11(水)京都劇場※『anan』2021年7月14日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・TAKUROヘア&メイク・小林麗子(do:t)インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2021年07月12日7月11日(日)よりBunkamuraシアターコクーンにてCOCOON PRODUCTION 2021『物語なき、この世界。』が開幕した。この度、本舞台の作・演出の三浦大輔、出演者の岡田将生、峯田和伸、寺島しのぶのコメントと舞台写真が公開された。本舞台に登場するのは、ドラマの主人公に憧れる売れない俳優と、人生にドラマを求める売れないミュージシャン。新宿歌舞伎町のうらぶれた風俗店で10年ぶりに邂逅するふたりが、人間のエゴをさらけ出していく。売れない俳優・菅原裕一役には岡田。売れないミュージシャンで菅原の田舎の高校の同級生、今井伸二役にはロックバンド銀杏BOYZの峯田。そして、今井のバイト先の後輩でフリーターの田村修役には柄本時生。菅原の彼女でOLの鈴木里美役を内田理央が務める。そのほか、キーマンとなる橋本浩二役に星田英利、本作品の鍵を握る歌舞伎町のスナックのママ、橋本智子役に寺島。さらに、宮崎吐夢、米村亮太朗など個性豊かな俳優陣が脇を固める。三浦大輔と出演者のコメントは以下の通り。■三浦大輔コメント稽古中はマスク着用で何とかやってきました。難しいテーマでしたので、舞台として成立するのか手探りでしたが、良いものをお届けしたいと皆で一緒に意見交換しながら協力しあってこの世界感を作り上げました。(キャスト・スタッフの皆さんには)感謝しています。いよいよお客様にお見せ出来るので、反応が楽しみです。■岡田将生コメント感染対策を徹底的に行いながら稽古をやってきました。この作品は疲れれば疲れるほど良くなってプラスになっていき疲労感イコール気持ちよくなってきて、とても充実した稽古ができました。やっとお客様の前で最高の芝居を届けられるのが嬉しいです。ひとつひとつのシーンを大切に演じていきます。■峯田和伸コメント稽古場ではマスク着用でしたので目だけの情報だけで稽古をしていましたが、劇場に入ってマスクを外してお芝居ができるのでやっと一緒にお芝居ができているな、と実感がつかめた感じがしました。本場が楽しみです。舞台は同じ設定で同じセリフを話しますがそこに楽しみを見出したいと思っています。これが最期になってもよいという覚悟で、自分がやらなくてはいけない事をやるだけです。頑張ります。■寺島しのぶコメント三浦さんの舞台は『禁断の裸体』以来で、その時も子供が生まれて2年経った時で煙草の火がつけられない程緊張したのを覚えています。今回も2年振りに舞台へ引き戻してもらい縁を感じています。三浦さんのグサッと刺さるセリフを理屈っぽくなくいかにサラッとメッセンジャーとして伝えるためにどう身体に入れるのか戦っています。稽古の始め、三浦さんに“岡田さんは風俗に通う体形をしていない”と言われていましたが、今では風俗に通う身体が形成されていて、その変わっていく姿を近くで見られたのはお宝でした。COCOON PRODUCTION 2021『物語なき、この世界。』■作・演出三浦大輔■出演岡田将生、峯田和伸、柄本時生、内田理央、宮崎吐夢、米村亮太朗、星田英利、寺島しのぶ日高ボブ美、増澤璃凜子、仁科咲姫、有希【東京公演】2021年7月11日(日)~8月3日(火) Bunkamuraシアターコクーン■チケット料金(税込):S席11,000円A席9,000円コクーンシート5,500円※コクーンシートはご覧になりづらいお席となります。■問合せ:Bunkamura 03-3477-3244 (10:00~18:00)www.bunkamura.co.jp【京都公演】2021年8月7日(土)~8月11日(水)京都劇場■チケット料金(税込): 11,500円(全席指定・税込)■京都公演主催:読売テレビ、サンライズプロモーション大阪■問合せ:キョードーインフォメーション0570-200-888 11:00~16:00/日曜・祝日は休業
2021年07月12日岡田将生が主演、共演に峯田和伸、寺島しのぶらを迎えた、三浦大輔3年ぶりの新作舞台「物語なき、この世界。」が開幕。三浦さんと、岡田さんらキャスト陣からコメントが到着した。誰もが物語の“主人公”であり“脇役”で、人生に物語を求めがちな現代。なにか起きそうで、起こらなそうな危うい街、新宿・歌舞伎町で、「ドラマ」の主人公に憧れる売れない俳優と、人生に「ドラマ」を求める売れないミュージシャンが10年ぶりに邂逅する。映画監督としてのキャリアを積み上げた三浦さん作・演出の本作は、観客を演劇と映画の狭間にいざなう。売れない俳優で、同棲している彼女の稼ぎでヒモ生活をおくる菅原裕一役には、岡田将生。売れないミュージシャンで菅原の田舎の高校の同級生、今井伸二役にはロックバンド「銀杏BOYZ」の峯田和伸。売れない俳優と売れないミュージシャンという現実とは真逆の役柄を、初共演の2人が演じる。そして、今井のバイト先の後輩でフリーターの田村修役には柄本時生。菅原の彼女でOLの鈴木里美役に内田理央。事件のキーパーソンとなる橋本浩二役に星田英利、本作品の鍵を握る歌舞伎町のスナックのママ・橋本智子役に寺島しのぶ。さらに、宮崎吐夢、米村亮太朗と個性豊かな俳優陣が脇を固めた。三浦大輔コメント稽古中はマスク着用で何とかやってきました。難しいテーマでしたので、舞台として成立するのか手探りでしたが、良いものをお届けしたいと皆で一緒に意見交換しながら協力しあってこの世界感を作り上げました。(キャスト・スタッフの皆さんには)感謝しています。いよいよお客様にお見せ出来るので、反応が楽しみです。岡田将生コメント感染対策を徹底的に行いながら稽古をやってきました。この作品は疲れれば疲れるほど良くなってプラスになっていき疲労感イコール気持ちよくなってきて、とても充実した稽古ができました。やっとお客様の前で最高の芝居を届けられるのが嬉しいです。一つ一つのシーンを大切に演じていきます。峯田和伸コメント稽古場ではマスク着用でしたので目だけの情報だけで稽古をしていましたが、劇場に入ってマスクを外してお芝居ができるのでやっと一緒にお芝居ができているな、と実感がつかめた感じがしました。本場が楽しみです。舞台は同じ設定で同じセリフを話しますがそこに楽しみを見出したいと思っています。これが最期になってもよいという覚悟で、自分がやらなくてはいけない事をやるだけです。頑張ります。寺島しのぶコメント三浦さんの舞台は「禁断の裸体」以来で、その時も子供が生まれて2年経った時で煙草の火がつけられない程緊張したのを覚えています。今回も2年振りに舞台へ引き戻してもらい縁を感じています。三浦さんのグサッと刺さるセリフを理屈っぽくなくいかにサラッとメッセンジャーとして伝えるためにどう身体に入れるのか戦っています。COCOON PRODUCTION 2021「物語なき、この世界。」は【東京公演】~8月3日(火)Bunkamuraシアターコクーンにて公演中、【京都公演】8月7日(土)~8月11日(水)京都劇場にて公演。(text:cinemacafe.net)
2021年07月12日3年ぶりとなる三浦大輔の新作舞台、COCOON PRODUCTION 2021『物語なき、この世界。』が、7月に東京で、8月に京都で上演される。これまで猥雑で、欲望むき出しの人間たちの物語を数多く創作してきた三浦だが、本作ではその“物語”自体を疑うことから始め、自ら「挑戦作」と位置づける。そこで主人公の菅原裕一を演じる岡田将生とともに、どんな舞台が立ち上がっていきそうか。作品にかける想いを訊いた。中途半端の極みのような菅原裕一を演じること――シアターコクーンでは3年ぶりの新作ですが、創作の出発点になったこととは?三浦これまでは人間のいやらしいところを描くとか、揚げ足を取るような表現が僕の作風とされてきたと思うんです。今回もその根本は変わりませんが、なんか世の中全体の揚げ足を取りたい、そんな大風呂敷を広げてみたいと思っていて(笑)。岡田(笑)。三浦ふと思ったんです。ずっと僕は“物語”をつくってきたけど、それって都合のいい事柄だけ、自分の描きたいもののエゴだけでうまくまとめようとしていたんじゃないかなって。ただそもそも人って、自分の人生を物語だと思いたがる節があるんですよね。単なる出来事の羅列を都合よく解釈して、物語にしているだけ。そういうことに対して揚げ足を取りたかった、というか。まぁひねくれ過ぎなんですけど(笑)。岡田でも僕自身もひねくれているところがあるので、少しわかる気がします。人間誰しもそういう部分は持っていて、どこか悦に入る時ってありますよね。――岡田さんは映画『何者』で三浦さん作品に参加されましたが、今回舞台のお話があった時はどう思われましたか?岡田本当に嬉しかったです。やはり舞台ということで、映画よりももっと濃密に、三浦さんの演出を受けられて役に没頭出来ると思うので。俳優という仕事をしていると、どんどん違うステージに行きたいとは思いつつも、そのためには何かきっかけがないとなかなか難しくて。そういった意味でも、三浦さんの舞台に立つことで、また違う一面を見せられるのではないか、とそんな想いもありました。――新作『物語なき、この世界。』ですが、三浦さん作品における主人公は、ほぼ毎回「菅原裕一」ですね。三浦そうですね、もう10代目くらいじゃないかと(笑)。岡田そうなんですか!?岡田そうそう。まぁ言ってしまえば、僕の分身でしかないんですけどね。でも岡田くんがやる菅原っていうのは、すごく僕の中でしっくりきて。やっぱり作家や演出家っていうのは、今まで見てこなかったその人を見たい、引き出したいと思うもの。ほかの作品で岡田くんが、菅原裕一みたいな中途半端の極みとも言える役を演じている姿って見たことなかったですから。どんな男かよくわからない、曖昧な人物をやってもらいたいと思ったんです。岡田それってすごく難しい作業ですよね……?三浦綱渡りみたいな作業になっちゃいますからね。すごく難しいとは思います。でも僕の中で岡田くんがやる菅原のイメージはすぐに沸いたんですよね。――この役を構築していく上で、どんなことが最初の手がかりになっていきそうだと思いますか?岡田役もそうですが、やっぱり作品づくりなので、まずは共演者の皆さんと、このチームでやっていくって意識を高めていくことが、いつも舞台に出る時の最初の作業になっています。そして10代目にはなりますが(笑)、また違う菅原裕一を見つけたいですし、三浦さんやこのチームと、芝居づくりという点では密にやっていけたらと思います。何もないことを提示し、面白がってもらう――その共演者ですが、峯田和伸さん、寺島しのぶさんといった三浦さん作品経験者のほか、柄本時生さんや内田理央さんなど、バラエティに富んだ面々が集いました。三浦僕にとっては挑戦作になるので、まずは信頼出来る岡田くん、峯田くん、寺島さんというお三方をメインにしたいと考えました。あと思ったのは、統一感を持たせたくないなということ。バラバラな、まとまりのない感じも、キャスティングの狙いではあります。それぞれ単体で面白い人というか、時生くんとか内田さんとか、なんか俗っぽいと思うんですよ。いや、言い方悪いか。存在がこう…俗っぽいっていうか。岡田また「俗っぽい」って言っちゃってますけど(笑)。三浦(笑)。つまりこの作品の匂いみたいなものに合っている方がいいなと思ったんです。――新宿・歌舞伎町を舞台に、岡田さん演じる売れない俳優・菅原と、峯田さん演じる売れないミュージシャン・今井が出会うことから作品は動き出します。岡田ただ菅原と今井の間には、特に何もないんですよ。その何もない人間関係って、これまで作品にしてこなかっただけで、往々にしてそうあることが多いと思っていて。で、今回はその何もなさに執着して描くことで、浮き彫りになるものがあるんじゃないかなと。つまり何もないことをお客さんに提示し、何もないことを面白がってもらおうと思っているんです。岡田まためちゃめちゃ難しいことをサラッと言いますね(笑)。――演じる側にとっては、相当ハードルが高い作業ですよね?岡田しびれますね(笑)。三浦(笑)。だから演出に関しても、何もないことに突き進む感じになると思います。そこに何かが生まれてはダメだし、例えば菅原と今井の間に友情とかが芽生えてはダメなんです。岡田難しい!三浦でも結果的にそういうものの積み重ねが、ひとつの世界観になっていくのではないかと思っていて。岡田プロットを読んだ時点で、三浦さんの世界だなと思うのと同時に、また今までとは違う匂いも感じました。三浦結果、それがエンタメになり得るかが勝負ですし、僕にとっての挑戦だと思っています。取材・文:野上瑠美子撮影:源賀津己公演情報COCOON PRODUCTION 2021『物語なき、この世界。』作・演:三浦大輔出演:岡田将生 / 峯田和伸 / 柄本時生 / 内田理央 / 宮崎吐夢 / 米村亮太朗 / 星田英利 / 寺島しのぶ / 増澤璃凜子 / 仁科咲姫 / 日高ボブ美 / 有希【東京公演】2021年7月11日(日)~2021年8月3日(火)会場:Bunkamura シアターコクーン【京都公演】2021年8月7日(土)~2021年8月11日(水)会場:京都劇場チケット情報
2021年07月06日