2月9日放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)に出演した篠原涼子(48)。“休日ルーティン”などの私生活を語ったが、昨年7月に離婚した市村正親(73)を「旦那」「主人」と呼ぶ一幕があった。現在、長男(13)と次男(9)が暮らす家に通っていると明かした篠原。“ある日の休日”として、次男のピアノレッスンに付き添い、その後も一緒に過ごしたエピソードを披露した。「息子さん達は親権を持つ市村さんと暮らしており、篠原さんは“元自宅”へ通う生活を送っているそうです。休日は夕食も息子さん達と一緒に取るそうで、篠原さんは息子さんのリクエストを中心に食事の準備をすると話していました。その際、市村さんの食事については『旦那さんが違うものを食べる』と説明。篠原さんは刺身や焼き魚を別で用意するものの、『主人は自分でなんでも作れる』と語っていました。炊飯器も2台使っているようで、『酵素玄米は主人が食べる用にして、白米は子供が食べます』と家族の健康に気を配っている様子でした」(テレビ誌ライター)離婚したことを忘れさせるような篠原の話しぶりに、Twitter上では動揺する声も上がっていた。《ん?篠原涼子って離婚してるんだよね?市村さんの事まだ主人って話してるけど》《TOKIOカケル見てて篠原涼子って離婚したよな?って不安になって調べて見たけどやっぱり離婚してて、でも番組見てたらよくわかんなくなってきた》《テレビつけたら篠原涼子さんが市村さんの話をしてて「主人」って言ってるから過去映像か?って思ったけど金魚妻の話もしてるから過去映像じゃないよな。離婚してもそれなりに良い関係ってことなのかな》■息子達を愛する元夫婦の“結束”2月14日から配信されるNetflixシリーズ『金魚妻』で主演するなど、女優業に邁進する篠原。一方で母親としての“息子愛”をたっぷり語ったが、その思いは市村も同じだという。「成長してきた息子さん達は市村さんの背中を追うように『パパのような役者になりたい』と望んでいるようで、市村さんも自宅では発声練習の指導をしていると聞きました。昨年10月から上演されたミュージカル『オリバー!』では、市村さんは長男と初共演。事前の公開稽古でも親子で登場し、大喜びの様子でした」(舞台関係者)そんな元夫婦だが、息子達だけでなく互いの存在も大切にし合っているようだ。『オリバー!』上演期間中だった昨年10月29日、東京都内の映画館で映画『そして、バトンは渡された』の初日舞台挨拶に出席した市村。篠原と離婚してからすでに3カ月が経っていたが、本誌は市村の左手薬指に結婚指輪が輝いていたことをキャッチしていた。さらに今年に入ってからは2月7日に「NEWSポストセブン」で、1月28日に誕生日を迎えた市村を祝うために篠原が駆けつけたことが報じられたばかり。篠原はラフな姿で息子達が暮らす家へ向かい、5時間ほど滞在したという。そんな2人は、休日や誕生日も家族揃って過ごすことにこだわりを持っているようだ。「夫婦関係は解消しましたが、息子さん達を愛していることには変わりはありません。互いに“同志”として結束しながら、育児に励んでいます。市村さんは離婚時、篠原さんと出会えたことを『人生最大の喜び』と表現するほど彼女を尊重してきました。その思いは今でも変わらないでしょう。『TOKIOカケル』では、長男が家族で温泉に行った思い出を工作にした作品を紹介する一幕もありました。市村さんと篠原さんは、休日や旅行、誕生日などの節目は家族で過ごすことを心がけているようです。子供達の前では“仲の良い両親”であろうとする意思の表れなのでしょう」(芸能関係者)離婚当時、《これからはそれぞれ役者として、親として、新たなカタチのパートナーとなり、子どもを支えていきたいと思います》とコメントした市村。篠原が今でも「主人」と呼ぶのは、“新たなカタチ”の表れなのかもしれない。
2022年02月11日ミュージカル『ミス・サイゴン』の製作発表が26日に都内で行われ、エンジニア役の市村正親、駒田一、伊礼彼方、東山義久、キム役の高畑充希、昆夏美、屋比久知奈が登場した。同作は1992年に初演をむかえて以来、日本で上演を重ねるミュージカル。ベトナム戦争陥落間近のサイゴンを舞台に、愛と別離の物語が繰り広げられる。2020年公演を予定していたが新型コロナウィルスの影響を受け中止となり、2022年の上演が決定した。感染の広がる状況を受け、登壇者陣は全員作品のマスクで登場し、フォトセッションに至るまでマスクを着用したままとなった。中止となった前回の公演について、高畑は「めちゃくちゃ楽しみだったんですけど、稽古が本当にままならなかったんです。海外スタッフが来てくださっていたから、いつ帰らなきゃいけないのかヒヤヒヤしてる状況で助け合いながらやっていたので、このまま幕が開いてもけっこう不安が多いのかも、とそわそわしながら稽古して。中止となった時に、悲しかったんですけど『今じゃなかったのかな』と、意外と落ち着いた気持ちだったんです」と振り返る。「しばらくしてから再演ができるかもと聞いて、このタイミングを待ってたのかもと思って、そこまでにちょっとでも成長出来ていたらと思いましたし、定期的にCDを聞いたり、稽古場の録音を聞いて懐かしさに浸ったりして、すごくポジティブな気持ちで、またあのカンパニーで一緒にやれる、楽しみという気持ちが今は強いです」と意気込んだ。さらに高畑は「歴史的な背景も勉強できるタイミングが合って、キムという人が、キャラクターではあるけど、"ある女の子"の話なんだなと。あの時期はああいう状況がたくさんあって、ある女の子がどういう選択をしていくかという話なんだなと思ったので、キムが3人いるのも素晴らしいことだと思っていて。それぞれがやることで全然違うキムになるし、昆ちゃんとか屋比久ちゃんをみてるだけでインスピレーションが沸いたり刺激をもらったりしている」と明かす。作品の長年のファンだという昆は「仲が良く、キム同士でもお互いのいいところとか、こういうキムになるんだろうなというところが垣間見えたところで中止になってしまったので、2020年の稽古を思い出しながら、各々のキムを作ってお客様に楽しんでいただける作品にしたい」、屋比久は「2年経った今、私自身が経験してきたことが意識しなくても違う形になって、キムの見方だったり歌い方だったり感じ方だったりが変わってくると思うので、まっすぐになりすぎず、力みすぎず、純粋な気持ちで今の自分なりのキムを演じたい」とそれぞれに思いを表した。初演から30年エンジニア役を演じ続ける市村は「他のエンジニアがあまりたいしたことないのかも。僕だけ変わんないわけだから」とジョークを飛ばす。そんな市村に対し、駒田は「どんなにマネをしても市村さんにはなれないので、駒田の何かを作らなければいけないのを感じているので、すごい先輩であり、師匠であり、仲間だと思っております」と尊敬を示す。伊礼は「歴史ですよね」と言いながら、「僕ら若い世代もいるってことも忘れないでいただきたいですね。僕らは市村さんが初演を演じられた時の年齢の40代。まだギラギラしてます。貪欲です。なので市村さんに負けないようにとにかく努力して。生で初演からずっと演じてる方とご一緒できる機会って、どんなに大枚を払っても得られないですよ。こんな貴重な経験はできないので、先輩の背中を追わせていただいて、自分のオリジナルのエンジニアを作らせていただきたいと思います」とコメントする。東山は「舞台役者として神。僕も2年前に初めて会わせていただいたんですけど、目が合わせられないし、やっとあいさつするくらいで。最初に『ニジンスキー』で見た時の市村さんの狂気を自分に宿してる姿が強烈に印象にあって、僕たちの先の先を言ってる素敵な表現者の方」と称賛。「まだ1回もエンジニアを演じたことがないので、たいしたことないと言われないように何とか務めていきたいと思います」と語った。同作は7〜8月の東京・帝国劇場公演の後、大阪、愛知、長野、北海道、富山、福岡、静岡、埼玉での公演を予定している。
2022年02月07日ミュージカル『ミス・サイゴン』の製作発表が26日に都内で行われ、エンジニア役の市村正親、駒田一、伊礼彼方、東山義久、キム役の高畑充希、昆夏美、屋比久知奈が登場した。同作は1992年に初演をむかえて以来、日本で上演を重ねるミュージカル。ベトナム戦争陥落間近のサイゴンを舞台に、愛と別離の物語が繰り広げられる。2020年公演を予定していたが新型コロナウィルスの影響を受け中止となり、2022年の上演が決定した。初演から30年エンジニアを演じている市村は「前は『市村さん、今回これを最後と宣伝してくれませんか』と東宝さんから言われて、やったあとに『やっぱりもう1回やってください』と。今回、これが最後とは言いません。足腰が立つ限りエンジニアをやっていきたいと思っています。年は年ですけど、かなりまだ元気な73歳で〜す」と意欲は十分。さらに「傾斜の舞台からフラットになったので、半永久的にやれるんじゃないかな。車椅子に乗りながら、それでもしがみついてやる。これこそがエンジニアの精神なので、どんな状態でも『この役を離すものか』と」という市村に、伊礼が「もしそうなったときに僕はその車椅子を押させていただきたいくらい」、駒田が「その前に俺が押す」と取り合いになっていた。また、昆は市村について「キムが息子のタムを呼ぶシーンで、必死に『ターム!』と呼んでいたんでたんですけど、母親として『呼び方にいろんな表現がある』とアドバイスを抱いたのを覚えている」と感謝。実際に2人の息子を持つ市村は「キムの叫びは、セリフなんだけど、その一言でテーマを背負ってるくらいの言葉。僕も2人子供がいますけど、子供は生きがいだし、この子のために『命をあげよう』って、僕もそう思ってますよ」としみじみし、「子供に対する気持ちは持ってみて初めてわかるけど、持たないでも作品の中ではイマジネーションの世界で表現として出せると思うので」と気遣う。ミュージカル『オリバー!』では長男・市村優汰との共演が話題になったが、「『ミス・サイゴン』でもいつか共演の希望は?」という質問に、市村は「(『ミス・サイゴン』の)クリスの前に、『ラカージュ』(『ラ・カージュ・オ・フォール』)のジャン・ミッシェルで共演したい」と希望する。「下の子も一生懸命歌の勉強をしてるし、そのうち親子3人でドサ回りでもやろうかなと思っています」と語った。同作は7〜8月の東京・帝国劇場公演の後、大阪、愛知、長野、北海道、富山、福岡、静岡、埼玉での公演を予定している。
2022年02月07日ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』の製作発表記念会見が25日に都内で行われ、鹿賀丈史、市村正親が登場した。同作は、南フランスのナイトクラブを舞台に、ゲイカップルの夫婦愛と一人息子への愛情を巡って巻き起こる珍騒動を通して、愛の尊さ、温かさをハートフルに描いたミュージカル。1985年の日本初演から30年以上も愛され続ける人気作品となっている。2008年からナイトクラブ「ラ・カージュ・オ・フォール」の経営者・ジョルジュを演じる鹿賀は「5回目の出演なんですけど、自分自身いい年になりましたから、前回までは黒いカツラをかぶってたりしましたけど、『カツラをかぶってる場合じゃないだろう』ということで今回は地毛で色々な芝居を考えている」と明かす。また1993年からナイトクラブの看板スター・ザザを演じる市村は「約30年前は非常に元気で、非常に美しく、非常に華やいでおりました。年が経つというのは役をもっともっとリアルにしてくれるなと最近は思ってます。今回また鹿賀くんと夫婦をやれるということは運命的なものを感じるし、30年前では出せなかったくらいの、よりザザに近いザザができるんじゃないかなと期待で胸がふくらんでいるところです」と期待し、「去りゆく美しさをどこまで自分の手元に置くことができるか。メイクの技術も発展しておりますので、色んな方からメイクの技を盗んで、つかの間の嘘の輝きを放っていけたら」と意気込んだ。ザザの魅力について、鹿賀は「けっこうわがままな奥さんなんですけど、そのへんがかわいかったり」と表し、役者・市村については「20代は一緒に劇団四季でやっていて、市村正親という俳優の魅力は最初から知ってます。1番言えるのは芸の幅が非常に広いということ。それと舞台ならではの芝居の押し出しが非常に強くて、的を外さない役者だなと思ってます。長く付き合ってると言うこともありますけど、息が合うというのはやってて非常に面白い、気持ちのいいものです」と称賛する。一方、市村は鹿賀ジョルジュの魅力について「やっぱりザザのわがままを全部聞いてくれるところ。それとダンディで品があって大人で、全部支えてくれるところに惚れてるんじゃないかな」とのろけ、鹿賀については「24で劇団四季のオーディションを受けた時から常に舞台のセンターに立っていた。『ジーザス・クライスト=スーパースター』でもセンター、『ウエストサイド物語』でもセンター、『ヴェローナの恋人たち』でもセンター、『カッコーの巣をこえて』でもセンター」と畳み掛け、会場を笑わせる。さらに市村は「(鹿賀は)常にセンターに立って、とてもいい声でいいファルセットでいい低音を出して、僕はいつもその横で小バエのようにぶんぶんぶんぶん言いながら生きてきた男。なんとか丈史と夫婦になって、最近ではWキャストもやって、市村もずいぶん頑張ってきたな、と。四季の最初の頃から僕にとっては憧れの丈史がいたからやって来れたかな」と振り返り、「ジョルジュとザザに鹿賀丈史と市村正親がダブってくるところがあるので、幕切れの2人が後ろで手を組んで歩く姿なんて、もう私らの若い頃を知ってるお客様には涙、涙の世界じゃないかな」と予想。鹿賀は「そんなに褒めなくていいですよ」と苦笑していた。東京公演は日生劇場にて3月8日~30日、愛知公演は愛知県芸術劇場 大ホールにて4月9日〜10日、富山公演はオーバード・ホールにて4月16日~17日、福岡公演は博多座にて4月22日~25日、大阪公演は梅田芸術劇場 メインホールにて4月29日~5月1日、埼玉公演はウェスタ川越 大ホールにて5月7日~8日。
2022年01月26日市村正親が主演を務めるミュージカル『スクルージ~クリスマス・キャロル~』が、2022年12月東京・日生劇場にて上演されることが決定した。本作は、英国の国民的作家チャールズ・ディケンズの名作『クリスマス・キャロル』を原作としたクリスマスシーズンミュージカルの決定版。1970年12月にイギリスとアメリカで上映され、日本でも同時期に『クリスマス・キャロル』の邦題で公開された英国産ミュージカル映画『スクルージ』がもとになっている。ミュージカル版『スクルージ』は1992年イギリス・バーミンガム アレクサンドラ・シアターで初演され、スクルージ役を演じたのは脚本・音楽・作詞のレスリー・ブリカッスの盟友アンソニー・ニューリーだった。日本での初演は1994年。この公演で市村正親が主演して以降97、99年、2013年に新演出版、2015年、2019年と市村自身ライフ・ワークとして再演を重ねている。人嫌いのけちで意地悪な金貸しの老人だが、どこか滑稽で、愛嬌がある主人公・スクルージ。クリスマスイブの晩、亡くなったかつての親友・マーレーの亡霊とクリスマスの精霊たちが現れた。彼らはスクルージを過去、現在、未来の旅へと連れていき、泣いたり笑ったり感動したり、スクルージは一夜の夢の中でその心根と運命を変えていく。全編に息づくあたたかなクリスマスの情景も本作の魅力の一つ。舞台となる19世紀のロンドンで、年齢や身分は関係なく誰もが心を躍らせて、年に一度のクリスマスを祝う中で展開する、愛すべき人々の物語となっている。公演は日生劇場にて上演。 ツアー公演はなし。チケット発売情報詳細は決まり次第公式HPにて発表されるので、引き続き注目してほしい。<コメント>■市村正親チャールズ・ディケンズの代表的な作品といえば「クリスマス・キャロル」「オリバー・ツイスト」です。 今月まで『オリバー!』でフェイギンを演じていました。その『オリバー!』を経て、『スクルージ』に戻れるということは非常に光栄ですし、『スクルージ』としてますます人生観をたっぷりと、彼の生き様を出せるのかなと思うと今からワクワクしています。また『スクルージ』の世界のキャラクターとお会いできるのは楽しみです。 特にクラチット一家に会うのをとても楽しみにしています。■井上尊晶(演出)市村スクルージが日生劇場に帰ってきます。前回公演の2019年から3年。その間、 世界は変わってしまいました。 未だコロナは終息していません。 この2年でコロナで亡くなられた方、 コロナでなくても亡くなられた方との別れは、 いつもと違う想像以上の悲しみに包まれたと思います。 どんなに辛い事だったでしょう。 死は誰にでも訪れます。 しかし死者はいなくなったわけではない。 生きている人々の記憶に必ず存在しているはずです。原作は1843年にチャールズ・ディケンズによって書かれた不朽の名作「クリスマス・キャロル」。 この物語はクリスマスの夜、 「死者」と出会い「死」と向き合う事で人生を見つめ直し奇跡が起きます。舞台も一瞬の一夜の儚いものですが、 観た人の記憶に永遠に残るものです。この『スクルージ』を、 この時代に、 気持ちを新たに、 市村正親さんと共に作りたいと思っています。そして観客の皆さん、 一緒に奇跡を起こしましょう。劇場でお待ちしています。【公演概要】ミュージカル『スクルージ~クリスマス・キャロル~』<東京公演> ※ツアー公演なし期間:2022年12月会場:日生劇場主催:ホリプロ企画制作:ホリプロ<キャスト>市村正親ほか<スタッフ>原作:チャールズ・ディケンズ『クリスマス・キャロル』より脚本・音楽・作詞:レスリー・ブリカッス演出:井上尊晶主催・企画制作:ホリプロ上演協力:劇団ひまわり公式HP: 公式Twitter:
2021年12月27日10月29日、東京都内の映画館で映画『そして、バトンは渡された』の初日舞台挨拶に出席した市村正親(72)。「映画の主演は永野芽郁。その母で、何度も夫を変える女性・梨花を石原さとみが演じています。市村は、梨花の2番目の夫役ですね」(芸能関係者)プライベートでは7月に篠原涼子(48)と離婚を発表したことでも話題になった市村。しかし、それから3カ月たつというのに、彼の左手薬指にはリングが輝いていたのだ。ちなみに市村は‘19年の「旭日小綬章」受章会見でも同じと思われる指輪をつけている。彼が結婚指輪を外さない理由について、夫婦問題研究家の岡野あつこさんに聞いた。「もし、ただのファッションリングでしたら、あえて左手薬指にはつけないでしょう。市村さんは“演じること”においては最高峰の立場にいる方ですから、無造作につけているということもないと思います。一般的な結婚指輪を外さない理由としては、“離婚したという事実を知られたくない”ということが多いです。しかし市村さんの場合、篠原さんとの離婚を2人で公表しているわけですから、このケースにはあてはまりません。そこで考えられるのは2つの理由です。1つはお子さんたちへのアピールです」市村と篠原には、13歳と9歳の2人の男児がいる。「世間がどう言おうとも、パパとママは仲良しなんだよ、気持ちはつながっているんだよ、というメッセージをお子さんたちに発信しているのかもしれません。もう一つの理由として考えられるのは元妻である篠原さんへのメッセージですね」7月、市村はこんなコメントを公表していた。《私と涼子は言うまでもなく父として、母として可愛い子どもたちと繋がっています。そして同業だからこそ理解し合えること、また何より私も女優篠原涼子の一ファンとして、彼女がより一層女優として輝き、母としても生きていく道を歩ませたいという思いに至りました。》岡野さんが続ける。「つまり、篠原さんに対して“いまもあなたを応援し続けています”と伝えているのかもしれません。さらに言えば、いつか篠原さんが市村さんのもとへ戻ってくることがあるのなら、彼女を受け入れようという気持ちもあるのでしょう」元夫の大きな包容力に篠原が気づくことはあるのかーー。
2021年11月19日ミュージカル『オリバー!』の公開稽古が4日に東京・東急シアターオーブで行われ、市村正親、武田真治、濱田めぐみ、ソニン、エバンズ隼仁、越永健太郎、小林佑玖、高畑遼大らが登場した。同作はチャールズ・ディケンズの長編小説『オリバー・ツイスト』を原作とした大作ミュージカル。トニー賞最優秀楽曲賞含む3部門を受賞し、オリヴィエ賞に輝いたほか、映画版はアカデミー賞最優秀作品賞を獲得した。今回31年ぶりに新演出版として日本人キャストで上演される。公開稽古では「彼に必要とされる限り」「ポケットからチョチョイと」「これが人生」「必ずここへ帰れ」「信じてみなよ」のシーンを披露。武田は「ここが希望の始まりです。本当にそう思ってます。本当にそうしたいと思います。この劇場から生まれるエネルギーがこの世の中の新しい希望のエネルギーになるようにしたいと思います」と意気込む。また、濱田は「稽古を経て、ようやく皆様の前にお見せする作品になったと思います。皆緊張してると思うんですけど、温かい目で迎えてください。そして我々と一緒に『オリバー!』の旅をしましょう」とコメント。ソニンは「演じるナンシーはあの頃のタフに生きた女性代表だと思うので、私も魂をかけて作品に注ぎたいと思っています。今、たぶん『はあ、もう生きててしんどい』とか、『なんかやる気が出ない』という人もたくさんいると思うんですけど、ナンシーの生き様を見て、『そんなこと言ってられない』という気持ちになるくらい、タフに生き抜きたい」と力強く語る。市村は子役のエネルギーを讃えつつ「ギャングの中にスネイクという役で長男の市村優汰 が出てきます」と親子共演に触れる。「役だから時々目が合うんですけど、不思議な気分になりますね。息子なんだけど、スネイクだ。不思議な部分があるので、それは僕に与えられた特権なのかなと思っています」と嬉しそうな様子。「他のギャングの子達もそれぞれが個性的で、色んな形の金平糖があるみたいで、一人ひとりが素晴らしい才能を持ったチャーミングな子供達です。初日に皆のパワーに負けないくらい僕もパワーを出して頑張りたいと思っています」と期待を煽った。公演は東京・東急シアターオーブにて10月7日〜11月7日(※プレビュー公演 9月30日~10月6日)、梅田芸術劇場メインホールにて12月4日~12月14日。撮影:泉山美代子
2021年10月04日ミュージカル『オリバー!』の歌唱披露イベントが23日に都内で行われ市村正親、武田真治、濱田めぐみ、ソニン、エバンズ隼仁、越永健太郎、小林佑玖、高畑遼大らが登場した。同作はチャールズ・ディケンズの長編小説『オリバー・ツイスト』を原作とした大作ミュージカル。トニー賞最優秀楽曲賞含む3部門を受賞し、オリヴィエ賞に輝いたほか、映画版はアカデミー賞最優秀作品賞を獲得した。今回31年ぶりに新演出版として日本人キャストで上演される。この日はキャスト陣が「これが人生」(It’s A Fine Life)、「愛はどこに?」(Where Is Love?)、「何でもやるよ」(I’d Do Anything)、「ポケットからチョチョイと」(Pick A Pocket Or Two)、「信じてみなよ」(Consider Yourself)の5曲を披露した。市村は「(キャメロン・)マッキントッシュさんからご指名ありまして。毎日子供たちにパワーをもらっています。がんばるぞ!」と誰よりも元気に意気込み。武田は市村とWキャストということに「すごいことなんですよ」としみじみとし、「翻訳台本が市村さんを通すとこういう風に変わっていくのかというのを日々感じています。作品の大事なピースになり、市村正親さんの背中をしっかり追って進みたいと思います」と意欲を見せた。多くの子供達が出演するため、市村は「とにかく子供達に『市村なんてあんまりたいしたことないな』と言われないようにお手本となるような演技をしたいのと、お客さんを元気にさせるような役作りをしていきたいと思います」と語る。またオリバー役の4人には「演出家から言われて心に残っているアドバイス」という質問が飛ぶも、まだ振り付けの段階のため「ちょっとお時間をいただいてもいいですか」「ごめんなさい」と4人が次々と回答を先延ばしにするという珍しい出来事も。最終的にはソニンや武田がフォローする中、思いついたものから挙手していき、「どういう風に演技をすればいいのかなという時に、とってもわかりやすく『オリバーはこういうことがあって、こういう反応をしてたから、こういうタイプなんじゃないの』と言ってくれるのが、とってもいいところ」(エバンス)、「『何回公演を重ねてもすべてが初めてなんだよって教えてくれて、それがすごく心に残っています。やる時もそれを心がけたいです」(小林)といった回答が上がっていた。この日は、市村の長男である市村優汰もフェイギンのギャング団・スネイク役として登場し、「ポケットからチョチョイと」(Pick A Pocket Or Two)で父との初共演となった。退場時には親子共演について聞かれた市村が「最高!」と笑顔で去って行く姿も。公演は東京・東急シアターオーブにて10月7日〜11月7日(※プレビュー公演 9月30日~10月6日)、梅田芸術劇場メインホールにて12月4日~12月14日。○出演フェイギン役:市村正親、武田真治ナンシー役:濱田めぐみ、ソニンオリバー・ツイスト役:エバンズ隼仁、越永健太郎、小林佑玖、高畑遼大アートフル・ドジャー役:大矢臣、川口 調、酒井禅功、本田伊織(※本田は会見に欠席)フェイギンのギャング団:20名チャーリー・ベイツ…中村海琉/日暮誠志朗ディッパー…河井慈杏/福田学人ハンドウォーカー…山口俊乃介/山下光琉スネイク… 市村優汰/河内奏人キング… 入内島悠平花井凛キャプテン… 佐野航太郎/髙橋唯人スティッチム… 杉本大樹/瀧澤拓未スパイダー… 高田夏都/田中琉己キッパー… 田中誠人 /平澤朔太朗ニッパー… 髙橋維束/渡邉隼人
2021年08月23日「まだ市村さんの長男であることは正式には発表されていませんが、ミュージカルファンたちの間では“初の親子共演では!?”と話題になっています」(舞台関係者)7月1日、10月7日から本公演が開幕するミュージカル『オリバー!』の子役キャストが発表された。総勢54人の子役が並ぶ中、そこには思わぬ名前が――。市村正親(72)の長男(13)が出演するというのだ。「市村さんはフェイギンというギャング団の頭領役として出演し、息子さんはその一味を演じます。彼が舞台に出演するのは初めてだといいます」(前出・舞台関係者)父親との初共演には長男も胸を躍らせていることだろう。しかし、いっぽうで両親はその約3週間後に苦渋の決断をくだす。7月24日、市村と篠原涼子(47)は15年半の結婚生活に終止符を打った。「市村さんは、昨年からコロナ禍での家庭内感染を防ぐために別居生活を始めたことで“新しい家族のカタチ”を考え、決断したことをコメントの中で明かしていました」(スポーツ紙記者)本誌も、市村と2人の息子が住む自宅からほど近くにある高級賃貸マンションに帰宅する篠原の姿をたびたび目撃している。そのつど、篠原の所属事務所は市村との不仲を否定し、期間限定の別居であると本誌に強調していたが、そのまま離別することとなった。離婚に際し、慰謝料も財産分与もないということだが、市村にはどうしても“譲れないもの”があった。息子2人の親権だ。市村がコメントで《人生の先輩である私の強い希望で、親権は私が持つことを受け入れてくれました》と綴っていることからもその強い意志がうかがえる。それもそのはず、市村は老体に鞭打ちながら息子たちに全身全霊で愛を注ぎ続けてきた。■2人の息子は「パパみたいな役者になりたい」「市村さんは、長男が生まれる時期に合わせて3カ月の産休を取り、篠原さんの母親学級にも一緒に付き添ったといいます。料理をはじめ、休日には息子さんが自宅で座る椅子も自分で作ったそうです。還暦目前で初めての子宝に恵まれたことが本当にうれしかったのでしょう」(市村の知人)市村はかつてインタビューでこう喜びを爆発させていた。《生まれたばかりの息子を抱いたとき、僕は『ああ俺の子だ、俺の次世代の人間だ』って強く思った。そして、『おまえのこと、59年間待ってたんだよ』ってささやいていましたね》(『AERA with Baby』’10年10月号)そして、’12年2月には次男が誕生。成長した息子たちは、徐々に市村の仕事にも興味を持ち始める。「市村さんが舞台に出演すると、2人はよく見に行ったそうです。 特に長男はミュージカルにハマり、市村さんの出演が決まると大喜びしたといいます」(前出・知人)そして、2人ともいつしか父親の背中を追うように。市村はこう語っている。《将来は、2人ともパパみたいな役者になりたいそうで。上の子ははっきりと「自分はこの世界で生きたい」と言っていますし、下の子は「僕はパパがやった役を全部やりたい」って》(『婦人公論』’20年4月14日号)市村もそんな息子たちの思いに全力で応えていたという。「2人とも自分と同じ道に進みたいと思ってくれたことが市村さんはうれしかったようで、自宅ではよく2人の発声練習を指導しているそうです。また長男はクラシックバレエやタップダンスも習っているといいます」(前出・知人)■「子供たちの前じゃ手は抜けないだろ、市村!」出産後は女優業をセーブし、母親として全力で家庭を支えてきたのは元妻の篠原も同じ。しかし、息子たちの成長とともに彼女の“自我”が顔を出し始める。「篠原さんは子育てがある程度落ち着くと、毎年のように主演作を抱えるように。市村さんは『母親はできれば子供のそばにいてほしい』と思いながらも、女優業に生きがいを感じる妻の生き方を尊重していました。しかし、次第に篠原さんは打ち上げなどで遅くまで家に帰らないことが増え、市村さんともしばしば言い争うようになりました。市村さんと別居すると、自宅にはたまに帰るのみで、代わりに家政婦さんがほぼ住み込みで、息子たちの面倒を見るようになったそうです」(篠原の知人)別居中の昨年7月下旬、息子たちが通う私立小学校の保護者同伴の説明会に出席する市村の姿を本誌は目撃。ほとんどの子供は両親と参加していたが、そこに篠原の姿はなかった――。そして、溝を埋めることができないまま離婚を選んだ市村と篠原。72歳という年齢でありながら、市村が親権を死守した陰には、息子たちへの“継承”が影響していると、前出の知人は言う。「市村さんの年齢でやんちゃ盛りの男の子2人を育てるのは体力的にもかなりしんどいはず。しかし、市村さんにはミュージカル俳優の大先輩として“自分が息子たちを後継者として育てないといけない”という使命感があるといいます。もちろん篠原さんも息子たちの夢は応援していると思います。しかし、彼女のライフスタイルを考えた市村さんとしては“涼子には任せておけない”という思いもあるそうで、親権を獲得することで公私とも責任を持つ“最後の意地”を見せたのではないでしょうか」市村は『オリバー!』出演に際し、こう意気込んでいる。《72年生きてきて、芸歴50年になろうとする僕の、「それでもまだこの男はもがいているぜ」「輝いているぜ」って姿を子供たちに見せるために、神様が采配してくれているんじゃないかなと思います。そして僕に対しても、「子供たちの前じゃ手は抜けないだろ、市村!」と言っている気がしますね》(『ステージぴあ』’21年7+8月号)ミュージカルを舞台に、市村の“子育て第2章”が今、幕を開けようとしている――。
2021年08月02日「親権に関しましては父の背中を見せて育てていきたいとの市村氏の希望と父のようにたくましく育って欲しいとの私の願いが一致し市村氏が持つことを子供たちとも話をしまして決定致しました。私も、これまで以上に母として子供たちとふれあい、話し合い力強く支えていきたいと思います」こうコメントを発表したのは篠原涼子(47)だ。7月24日、彼女は市村正親(72)との離婚を発表した。また子供の親権は市村が持つとも明かしている。2人は05年12月に結婚。そして08年5月と12年2月に、それぞれ男児が誕生している。順風満帆に思われたが、次第に“夫婦不和”がささやかれることに。そして昨年8月、本誌は2人の別居を報じた。「篠原さんは自宅ではなく、1カ月以上の利用から借りることのできる高級賃貸マンションで生活。家賃は1LDKでひと月当たり80万円ほどで、20年3月の初頭から一人暮らしをしています。別居以来、市村さんが2人のお子さんの面倒を自宅で見ているそうです」(2人と親しい知人)結婚15年目にしての別居報道。当時、本誌が篠原の所属事務所に確認するとこう答えていた。「篠原が市村さんと別居をしていることは事実です。しかし、不仲が原因ではなく、ドラマの撮影で大勢の人と接することもあり、家族へ感染させないための一時的な処置です。仕事のない緊急事態宣言中の2カ月間は自宅に戻っていましたし、ドラマの撮影終了後の8月下旬には別居を解消し自宅での生活に戻ると聞いています」あくまで「コロナ禍による別居」だとしたが、しかし篠原が家を出たのは都内で少しずつ感染者が出始めたころ。そして「ドラマの撮影が終了次第、別居を解消する」とのことだったが、本誌は今年5月、篠原が自宅でなく別宅を出入りしている様子を目撃。依然として別居生活が続いていたのだ。その際も事務所は「篠原が今も別宅で生活していることは事実です」といい、長引く別居は“家族の新型コロナ感染を防ぐため”とのこと。また『金魚妻』(Netflix)といったドラマの撮影も影響しているとコメントしていた。そして再び、「決して不仲が原因ではありません。仕事が落ち着き次第、別居を解消し、自宅での生活に戻る予定です」と強調していた。■女優欲、そして「1人になりたい」という気持ち「篠原さんは仕事が大好きで、出産した後もかなり早めに女優復帰。息子さんたちが成長してからは仕事量をさらに増やし、ほぼ毎年、主演作品を抱えている状況です」(テレビ局関係者)しかし、その”女優欲”が夫婦に溝を生んだのかもしれない。「家庭を大切にしたい市村さんには、篠原さんの女優業を応援しながらも“母親は子供たちのそばにいてあげてほしい”という思いもあったそうです。またここ数年、篠原さんが夜遅くまで飲み歩いたり、バーで泥酔して『私の仕事をわかってほしいの!』と市村さんへの愚痴をこぼす姿が報じられたこともありました」(前出・テレビ局関係者)また篠原は『文藝春秋』’15年10月号で、「時には一人だけの時間が欲しいとないものねだりをしてしまいますけど、今のこの幸せがもしなかったら、と考えるとものすごく怖くなりますね」と語っていた。「別宅で生活するうちに、一人で過ごす時間の“居心地の良さ”に気づいたのでしょう。市村さんが親権を持つということですし、篠原さんはいっそう仕事に没頭できるようになります。それだけに、今後は今まで以上に自身のキャリアを優先することになりそうですね」(前出・テレビ局関係者)離婚コメントで「私たちなりの新しい形・環境を作って参りたい」ともつづっている篠原。新天地に向かって歩み始めたばかりだ。
2021年07月24日7月24日、篠原涼子(47)が市村正親(72)と連名で離婚を発表した。篠原と市村は’01年に舞台での共演をきっかけに交際を始め、’05年に結婚。’08年に長男が生まれ、’12年に次男が誕生した。2人の所属事務所によると子供たちの親権は市村が持ち、慰謝料や財産分与はないという。離婚した理由について、市村は《昨年のコロナによって撮影中は家庭内感染を防ぐ事からも、別居し役者業に取り組む生活をするようになりました。しかし作品が続いたことで別居が基本のスタイルとなり、夫婦、親、互いに役者として、新たなカタチを考えるようになりました》とコメントしている。篠原が市村と別居生活を始めたのは、昨年3月初頭。その間、篠原はNHK連続テレビ小説『おちょやん』や主演を務めるNetflix配信ドラマ『金魚妻』などの撮影で多忙を極めていた。かつて子供が産まれた後も夫婦で仲睦まじくデートする姿を本誌は目撃したが、いつしかすれ違いが生じてしまったようだ。篠原が女優業に邁進するいっぽうで、1年以上にわたり別居生活を送る様子を本誌はいち早く報じてきた。昨年7月、黒いキャップを目深にかぶり、サングラスにマスク姿で都心にある高級賃貸マンションの地下駐車場に現れた篠原。待機していた事務所の送迎車に飛び乗っていったが、辺りを警戒する素振りが印象的だった。いっぽう本誌は、市村が1人で育児に励む姿もたびたび目撃している。長男と次男が通う有名私立小・中学校へ子供たちを送迎し、保護者が参加する説明会にも足を運んでいた。しかし、そこに篠原の姿はなかった。「篠原さんが生活するマンションは1カ月以上の利用から借りることのできる高級賃貸マンション。家賃は1LDKでひと月当たり80万円ほどだといいます。いっぽう市村さんやお子さんたちが暮らすマンションには、食事など身の回りの世話をしてくれる家政婦さんがいるそうです。市村さんは篠原さんがいなくても、子供たちに不自由な思いをさせないよう務めていました」(篠原の知人)その後、年が明けても夫婦の別居生活が解消されることはなかった。今年5月下旬の午後10時すぎ、缶ビールや食料品が入ったビニール袋を片手に“別宅”へと帰路に着く篠原の姿があった。しかし6月上旬には、家族たちが暮らす自宅マンションに帰る篠原の姿を本誌はキャッチ。長男と現れた篠原は手をつなぎながら、笑顔で習い事に向かう息子に付き添っていた。だが市村は大阪での舞台出演のため不在であり、篠原の“一時帰宅”によって夫婦が揃うことはなかった。離婚発表に際して、《これまで以上に母として子供たちとふれあい、話し合い力強く支えていきたいと思います》とコメントした篠原だが、72歳で2人の子供の親権を持つことになった市村の重責は計り知れない――。
2021年07月24日俳優の鹿賀丈史と市村正親が主演を務める、ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』が上演されることが7日、明らかになった。同作は、南フランスのナイトクラブを舞台に、ゲイカップルの夫婦愛と一人息子への愛情を巡って巻き起こる珍騒動を通して、愛の尊さ温かさをハートフルに描いた傑作ミュージカル。1985年の日本初演か30年以上も愛され続ける人気作品となっている。2008年以降、鹿賀丈史&市村正親が最強のコンビを組み、公演初日から千穐楽まで連日のスタンディングオベーションで迎えられ、客席にたくさんの愛を届けている。2022年3月、東京・日生劇場での公演を予定している。写真提供/東宝演劇部
2021年07月07日市村正親と太田莉菜が、ドラマ「ルパンの娘」シーズン2に引き続き『劇場版 ルパンの娘』にも出演することが分かった。ドラマシーズン2のスペシャルエピソード「ルパンの娘~愛の物語~」では、世界を股にかける泥棒、円城寺輝(大貫勇輔)の父・豪としてゲスト出演していた市村さん。許婚であった輝と華を結婚させようと帰国し、息子を後押しする厳格ながらも温かい豪は、輝と共に盛大なミュージカルシーンを披露し、SNSなどで話題に。ラストでは「華ちゃんに何もかも話そう、私の知っているLの一族の秘密を」と尊に告げるシーンもあり、「Lの一族の秘密」を知る重要人物として、豪がどのように本作に関わってくるのか注目。市村さんは「ドラマでは最後の最後まで歌ったり踊ったりするそぶりも見せませんでしたが、今回は登場シーンから楽しみにしていただきたいです。私、市村正親も“ミュージカル俳優“として参加しておりますので、ぜひ劇場でお楽しみください!」とアピール。また、ドラマシーズン2の第7&8話に一族を追うナイフ遣いの殺し屋・ナターシャとして登場していた太田さんも、劇場版に参加。最終話では、もう1人のLの一族と思われる三雲玲の名前を言い残して姿を消すという、謎の多い存在であり、ドラマでのセリフはたった一言だったが、「怖すぎる!」と視聴者に強烈な印象を残した。そして、アクションシーンでのナイフさばきは、劇場版でも健在。「映画では、ドラマのラストで謎として残された“三雲玲” とナターシャが作品の中でどう関わってくるのか、ぜひ注目していただきたいです」と言い、「アクションシーンは久しぶりだったので不安もありましたが見せ場のシーンとなるので集中して臨み、とても良いアクションシーンが撮れました」と自信を見せている。『劇場版 ルパンの娘』は10月15日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:劇場版 ルパンの娘 2021年10月15日公開©横関大/講談社 ©2021「劇場版 ルパンの娘」製作委員会
2021年05月28日日本ミュージカル界を代表する名優・市村正親が、森繁久彌(1967~86)、西田敏行(1994~2001)に続く“3代目テヴィエ”となって以来6演目の『屋根の上のヴァイオリン弾き』が、本日2月6日(土)に日生劇場で開幕する。妻ゴールデ役は、3演目の2009年より同役を務め、市村をして“最強の女房”と言わしめた鳳蘭。夫婦の3人の娘たちとそれぞれの相手役には、凰稀かなめ、唯月ふうか、屋比久知奈、上口耕平、植原卓也、神田恭兵。神田を除く5人が初役(唯月と上口は役替わり)というフレッシュな顔ぶれだ。舞台は1905年、帝政時代のロシアの寒村アナテフカ。酪農業を営むユダヤ人のテヴィエは、妻ゴールデと愛する5人の娘たちとともに、貧しいながらも幸せな毎日を送っている。年頃を迎えた長女ツァイテル(凰稀)、次女ホーデル(唯月)、三女チャヴァ(屋比久)にとって、最大の関心事は自分たちの結婚について。両親の祝福がなければ結婚は許されないのがユダヤのしきたりだが、ツァイテルは貧しい仕立屋のモーテル(上口)、ホーデルは革命を志す学生のパーチック(植原)、チャヴァはロシア人学生のフョートカ(神田)と、両親にとって理想的とは言えない相手と恋に落ちてしまう。娘たちがそれぞれの旅立ちを迎える中、一家には革命の足音と共に、故郷を追われる日が刻々と迫っていた――。トニー賞9部門に輝いたブロードウェイ初演版(1964~1972)以降、各地で幾度となくリバイバルされている本作。直近だと、2015年のバートレット・シャー演出版(ブロードウェイ)、2018年のジョエル・グレイ演出版(オフ・ブロードウェイ)、2019年のトレヴァー・ナン演出版(ウエストエンド)が、いずれも高い評価を獲得した。ジョエル・グレイ版に至っては英語とロシア語字幕付きのイディッシュ語上演だったほど、“ユダヤ人の物語”色が強いことの多い欧米版に対し、日本版の特徴は“普遍的な家族の物語”色が前面に押し出されていること。だからこそ、50年以上にもわたり愛され続けているのだ。文:町田麻子ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』台本:ジョセフ・スタイン音楽:ジェリー・ボック作詞:シェルドン・ハーニック翻訳:倉橋健演出:寺﨑秀臣 / 鈴木ひがし出演:市村正親 / 鳳蘭 / 凰稀かなめ / 唯月ふうか / 屋比久知奈 / 上口耕平 / 植原卓也 / 神田恭兵 / ブラザートム / 他【東京公演】2021年2月6日(土)~3月1日(月)会場:日生劇場【愛知公演】2021年3月5日(金)~3月7日(日)会場:愛知県芸術劇場 大ホール【埼玉公演】2021年3月12日(金)~3月14日(日)会場:ウェスタ川越 大ホール
2021年02月06日いよいよ、『2020明治安田生命J1リーグ』が最終節を迎えようとしている。今週末、コロナ禍の特別なシーズンが終わろうとしているのだ。シャーレの行方は決している。ご存じのように11月25日、すでに川崎フロンターレがJ1史上最速優勝を決めている。『天皇杯』出場権を手にする2位も12月16日にガンバ大阪で確定した。新型コロナウイルスによって公平性が担保できないため、J2降格はない。ヒリヒリした緊張感がスタジアムを包むJ1残留の崖っぷちの戦いはない。言わば今季の『明治安田J1』最終戦は無風である。上田綺世(鹿島アントラーズ)(c)J.LEAGUE無風だが、12月19日(土)の話題は尽きない。勝点60の3位・名古屋グランパスは8位に位置するサンフレッチェ広島と豊田スタジアムで対峙し、勝点58の5位・鹿島アントラーズは勝点59の4位・セレッソ大阪を茨城県立カシマサッカースタジアムで迎え撃つ。『ACL 2021』の出場枠は3位まで。順当に川崎F、G大阪の『天皇杯』優勝、逆にJ1相当ではないクラブがジャイアントキリングを起こせば、アジアへの道は4位まで広がる。名古屋とC大阪か、名古屋と鹿島か、はたまた『明治安田J1』3位と『明治安田J2』優勝か。答えは早くて12月27日(日)、遅くとも元日に出る。味の素スタジアムでは『ACL 2020』ラウンド16のFC東京とベスト4のヴィッセル神戸が激突し、ニッパツ三ツ沢球技場では横浜FCと横浜F・マリノスの横浜ダービーが実現する。ダービーと言えば、駅前不動産スタジアムではサガン鳥栖×大分トリニータの九州ダービーがキックオフ。西澤健太(清水エスパルス)(c)J.LEAGUEJ2降格がないとは言え、17位、ましてや最下位に沈むのはご免である。ユアテックスタジアム仙台で勝点27の16位・ベガルタ仙台と勝点26の17位・湘南ベルマーレが直接対決、勝点25の18位・清水エスパルスは『天皇杯』を睨むG大阪の本拠地パナソニック スタジアム 吹田へ乗り込む。埼玉スタジアム2002で顔を合わせる浦和レッズと北海道コンサドーレ札幌もシーズン最後の戦いを白星で締め括ろうとしている。そして、三協フロンテア柏スタジアムで行われる柏レイソル×川崎フロンターレである。川崎Fがどこまで記録を伸ばすのかに注目される。G大阪を5-0で粉砕し、2年ぶり3度目の『明治安田J1』制覇を果たした川崎Fだが、第31節は清水に2-2、第32節も鳥栖に1-1と下位を相手に足踏みを余儀なくされた。だが、このままズルズルと後退しないのは、さすがチャンピオン。12月16日・等々力陸上競技場でのホーム最終戦で本来の姿を取り戻した。興梠慎三(浦和レッズ)(c)J.LEAGUE11分にPKを興梠慎三に決められ浦和レッズに先制を許すも、試合は完全な川崎Fペース。ボールを握り、隙を伺い、ゴールに迫る。相手ボールになってもすぐさま奪い返し、攻撃を作り直す。決定機も次々と生まれる。31分にMF中村憲剛のコーナーキック(CK)をCBジェジエウがヘッドで叩き込むもポストに嫌われ、43分にはウイング三苫薫のシュートをGK西川周作がはじき、FW小林悠が詰め同点と思われたが、エースのシュートは倒れ込んだCB岩波拓也に当たってしまう。前半45分で川崎Fのシュートは打ちも打ったり14本、対する浦和はPKの1本のみ。川崎Fはゲームを支配しながら0-1で折り返した。守田英正(川崎フロンターレ)(c)J.LEAGUE後半に入っても攻める川崎F、耐える浦和の構図は変わらない。そんな中、ついに川崎Fが追い付く。53分、アンカーの守田英正が見事にコントロールされたミドルシュート一閃。中村憲剛(川崎フロンターレ)(c)J.LEAGUE王者はここから一気に畳み掛ける。前節、決定機でヘディングシュートを外し悔しい思いをした三笘が59分、右SB山根視来のクロスをきっちり頭で合わせて逆転。61分には流れるようなパスワークから中村のノールッククロスに小林が反応、走り込みながら右ボレーをズバリ。試合後、鬼木達監督が「分かり合っているふたりでしかなかなかできない得点。長年やっている研ぎ澄まされた部分が出た。クロスを上げた憲剛もそうだし、あそこのタイミングで入っていった悠もそう。試合の中で互いに感じてやれたのは素晴らしいこと」と絶賛する一撃だった。三笘薫(川崎フロンターレ)(c)J.LEAGUEベテランだけではない。若きスコアラーたちのコメントも、今季の川崎Fの強さを雄弁に語っていた。3年目にしてうれしいプロ初ゴールを決めた守田が「ずっと取りたかったけど、なかなか取れないで来てしまった。やっと数字でチームに貢献できた」と安堵の表情を見せれば、J1新人最多得点記録に並ぶ13ゴールをマークした三笘も「前戦(のヘディングシュート)では上へ行ってしまったので、当てるところを気を付けた」と前戦の反省を口にした。これまでチームになくてはならない活躍をしているふたりであっても、活躍し続けなければポジションを奪われる危機感を抱えているのだ。だからこそ、川崎Fは最多25勝を挙げ、最多勝点80をマークし、最多85ゴールを叩き出してなお、上を目指すのだ。最多記録を更新した直後の指揮官は「優勝したあとに記録を作ろうと選手に言ってきた中、超えられてよかった。選手たちがもう一度記録というものにチャレンジしてくれたことをうれしく思う。ただ、まだもう1試合あるので、もっといい記録を作りたい」とキッパリ。もちろん、ホームの柏も勝点3を譲るつもりはさらさらない。27ゴールと得点ランキングを独走するオルンガがチームを勝利へ導くシュートを虎視眈々と狙う。1月4日(火)には国立競技場での『JリーグYBCルヴァンカップ』決勝が控える。FC東京との決勝を前に、王者相手であっても下手な試合はできない。7月4日、無観客で再開した2020明治安田生命J1リーグ(c)J.LEAGUEコロナ禍の特別なシーズンは、サッカーに関わる全ての人々の尽力なくして、この週末を迎えられなかったのではないだろうか。選手・監督・コーチとその家族はもちろん、Jリーグやクラブ、レフェリーやスタジアム関係者、ファン・サポーターにボランティア、スポンサー、マスコミ、ホームタウンの地方自治体とその住民などなど、それぞれが試行錯誤に紆余曲折、トライ&エラーを繰り返しながらも、初めて尽くしの特別なシーズンを完走しようとしているのだ。言わば、サッカー界の勝利である。12月19日(土)はそれぞれが勝利の味を噛み締めつつ、『明治安田J1リーグ』を見届けてはいかがだろうか?文:碧山緒里摩(ぴあ)チケット情報
2020年12月18日長期化するコロナ禍で、芸能界きってのおしどり年の差夫婦が転機を迎えていた。篠原涼子(46)が自宅を飛び出し、市村正親(71)と3月初頭から5カ月間にわたる別居生活を送っていたのだ。ここ1カ月ほど、1人で長男(12)と次男(8)の子育てに励む市村の姿をたびたび目撃。2人が通う有名私立小学校の父兄が参加する登校日にも市村は1人で参加していた。いっぽう同じころ、自宅から10分ほど離れた高級賃貸マンションから仕事場に向かう篠原の姿を何度も目撃。前述の登校日も、ほとんどの家庭が両親揃って参加するなか、篠原の姿はなかった。事務所に確認すると、次の返答が寄せられた。「篠原が市村さんと別居をしていることは事実です。しかし、不仲が原因ではなく、ドラマの撮影で大勢の人と接することもあり、家族へ感染させないための一時的な処置です。仕事のない緊急事態宣言中の2カ月間は自宅に戻っていましたし、ドラマの撮影終了後の8月下旬には別居を解消し自宅での生活に戻ると聞いています」別居は認めたものの、あくまでコロナ禍によるものだと説明。今年で15年目となる2人だが、結婚生活は幕開けから波瀾万丈だった――。「’01年9月の舞台共演をきっかけに2人は距離を縮めましたが、当時の市村さんは妻帯者。市村さんが’03年5月に離婚し、その後正式に交際をスタート。そのまま結婚かと思われましたが、男手ひとつで篠原さんを育ててきた父・勝雄さんが年の差を理由に猛反対。最終的に勝雄さんが折れる形で、交際2年半でようやく結婚にこぎつけました」(芸能関係者)篠原は、25歳上の夫に惜しみない愛を注いだ。「’14年7月に市村さんの胃がんが発覚。8月に大手術を受けたあとは篠原さんが献身的に看病しました。また篠原さんが検査を勧めたことでがんが発覚したこともあり市村さんは『妻に救われた』と感謝しきりでした」(舞台関係者)数々の試練を乗り越えた2人の絆は確かなものとなっていた。本誌は’18年4月に次男の入学式に家族4人で仲よく参加する様子や、腕組みしながらデートをする2人をたびたび目撃している。しかし時間とともに、2人の間にも次第に溝が生じ始めたようだ。「市村さんは“女優・篠原涼子”のファンであり、応援していますが、それ以上に家庭を大事にしています。特に、息子たちには寂しい思いをさせたくない気持ちが強く、母親には極力、そばにいてほしいようです。しかし、篠原さんは次男が小学校に入って手がかからなくなったことで仕事量を増やしました。市村さんががんを患ったことで、“自分が働かないと!”という思いが強くなったそうです。有名大学の付属小学校ですからもう受験をする必要もありませんからね」(テレビ局関係者)そして、そのころから一部では“夫婦不和”がささやかれ始めた。「出産後はしばらく大好きなお酒を控えていた篠原さんですが、子どもが成長するにつれ解禁。そのころから、深夜に飲み歩く姿が一部の週刊誌で報じられるようになりました。バーで泥酔し『私の仕事をわかってほしいのよ!』と市村さんへの愚痴をぶちまける姿が報じられたことも。市村さんは『涼子が深夜になっても帰ってこない。彼女のスケジュールが見えない』と知人に不安を漏らしていたそうです」(前出・芸能関係者)実際、’18年8月に市村が舞台の地方公演で出張中に、次男を連れてママ友と飲み歩く篠原の様子を本誌が報じたことも。離婚カウンセラーの岡野あつこさんによるとコロナ禍が夫婦の危機を誘発するケースが多いという。「コロナによる離婚や別居がよくいわれていますが、実際に相談件数はふだんと比べて2~3割ほど増えています。またコロナ禍の今は、本当に離婚を決断して相談に来る人が多いんです。自粛中に自宅で朝から晩まで顔をつき合わせていることで、目指す方向や子どもに対しての考え方など価値観の違いが浮き彫りになったことも要因でしょう」篠原は今年で47歳。年齢も大きな要因となるようだ。「50歳手前の女性に多い特徴で“もう一度輝きたい症候群”があります。結婚して子どもを産んで、手がかかる時期も終えた。妻と母としての人生を経て、残された女として輝く時間を求めるのです」昨年、篠原は反抗期の息子たちに手を焼くことを明かしながら、母親の苦悩をこう語っていた。《日頃の私は、決して出来のいい母親ではありません。このダメっぷりを、子どもたちもどこか心配しながら見ているのかも》(『婦人公論』’19年7月9日号)愛する我が子と離れて暮らす今、篠原は何を思うのか――。「女性自身」2020年8月18・25日合併号 掲載
2020年08月04日舞台『ミス・サイゴン』の製作発表が26日に都内で行われ、エンジニア役の市村正親、駒田一、伊礼彼方、東山義久、キム役の高畑充希、昆夏美、大原櫻子、屋比久知奈、クリス役の小野田龍之介、海宝直人、チョ・サンウン、ジョン役の上原理生、上野哲也、エレン役の知念里奈、仙名彩世、松原凜子、トゥイ役の神田恭兵、西川大貴、ジジ役の青山郁代、則松亜海らが登場した。同作は1992年に初演をむかえて以来、日本での通算上演回数は1368回を重ねる。ベトナム戦争陥落間近のサイゴンを舞台に、愛と別離の物語が繰り広げられる。製作発表は全員で「火がついたサイゴン」を披露し、さらに全キャスト楽曲メドレー「世界が終わる夜のように」「トゥイの死」「今も信じてるわ」「生き延びたけりゃ」「命をあげよう」「ブイドイ」「アメリカン・ドリーム」のパフォーマンスを行った。初演より同作に主演し、2016年の公演では一度卒業も宣言した市村だが、「その方がお客さん入るかな」とジョークを飛ばす。卒業撤回は「想定内ですね。今回はまた0からやってみたいなと思って。前やったことはすっかり忘れて、やったことのないような方向から」と意気込んだ。小さい頃から両親と一緒にミュージカルを観に行っており、同作を何回も観ていたという高畑は「偶然、ヘリが止まって、筧(利夫)さんが15分フリートークしてくださった回を観てたりして、思い入れの深い作品」と明かす。「自分には務まらない、遠い存在の役だったんですけど、今年28歳で、もしチャレンジできるならそろそろ最後なんじゃないかと思ったので、ダメ元でオーディションを受けてみようと思って受けてみたのが、一昨年。決まった時はびっくりもしましたし、嬉しかったけど、今はどうしようという感じで。プレッシャーもありますけど、初めてお会いできた方も多くて、ワクワクが膨らんできました」と心境を表した。高畑と同じく、初出演の大原も「デビュー映画の打ち上げのときに『ミス・サイゴン』の歌を歌って、そこからスタッフさんが初舞台のオファーをくださったりして、すごくご縁のある作品でとても嬉しかったです」と、思い入れたっぷり。また「フランス人寄りのエンジニア」という伊礼は、「初演から演じ続けている方と一緒になることは、まあないですよ。今後もない。貴重な経験なのでしっかりと、盗めるものは盗んでいきたい」と語る。東山は「最初に帝劇に立った時は、『エリザベート』のトートダンサーとして踊っていたので、こういう形でまた帝国劇場に帰ってこられたのは身が引き締まる思い。足を無駄に上げるようなエンジニアとか、柔軟性を生かしたエンジニアをやってくのかな」と会場のオーディエンスを笑わせていた。製作発表終了後の取材では、再度卒業について聞かれた市村が「今は、続けられる限りやってくれと言われてます。120歳……できるだけ長く。息子がクリスやるくらいまで」と答える。ミュージカル出演が7年ぶりという高畑は、その間のトレーニングについて「全然やってなかったです。なので、お尻に火がつきまして……」と苦笑。「今、必死でみなさんに追いつけるように頑張っております。(お尻が)燃えてます。お稽古がすごく楽しみです。役になった時にそれぞれどんな風になってくのか楽しみにしています」と意気込みを表した。同作は東京・帝国劇場にて5月23日〜6月28日に上演された後、北海道、長野、大阪、静岡、富山、愛知、福岡、埼玉と全国8都市で公演を行い、9月6日に千秋楽を迎える。
2020年02月26日中居正広(47)が2月21日、ジャニーズ事務所を退所すると発表した。会見は始終和やかなムードで行われたが、そこで見せた“中居節”にネットが湧いている。自ら「フラッシュの点滅にご注意ください」と書かれたプラカードを持って登場するなど、会見は中居らしいユーモア溢れる内容だった。しかし「退所を後悔しないのか?」との質問に対し、中居はこう答えた。「間違った判断をしてしまうことはあると思いますし……。でも後悔する決断があってもいいんじゃないかな。時として、後悔とわかっていても飛び込まなくてはいけない瞬間っていうのは人生において一度や二度あってもいいんじゃないかなって」さらに「新しい地図と共演の可能性は?」と問われると、こう話した。「30年間、エンターテインメントの恵まれたど真ん中でやらせてもらいましたが、1%から99%の中で模索している。99%ダメかもしれないけど1%やったら何かがあるんじゃないか。1%あるかもしれないから、そこにかけてみようと」またSMAPメンバーとの不仲報道について訊ねられると、笑いながらもこう返した。「不仲でいいんじゃないですか(笑)。別にいいんですよ。本人たちが分かっていれば。恋人、家族でもそうでしょ?自分たちが分かっていればいいことであって」「後悔する決断があってもいいんじゃないか」と力強く語った中居。さらにエンターテイメントや人間関係への考えも、会見ではうかがえた。ネットではそんな含蓄に富んだ“中居節”を讃える声が上がっている。《中居くん、毎度毎度の…名言です》《中居くんはすごいなぁ 名言たくさん……やっぱり尊敬する人》《中居正広には、「歩く名言集」、いや、「超踊れる名言集」という別名をつけていいと思う》《名言だらけの会見やー。さすが中居正広。好き!》
2020年02月21日日本に古来より伝わる神話を題材に、観客の想像力を大いに刺激する劇団カムカムミニキーナの最新作『両面睨み節~相四つで水入り』 が11月14日(木)に東京・座・高円寺1で開幕する。松村武率いる同劇団の舞台は油断ならない。ただ席に座ってぼんやりと眺めるだけでは、その醍醐味のすべてを味わったとは言い難い。近年の松村作品で、主に題材となるのは日本の神話と歴史。長い時間かけて語り継がれた、つまり時間に裏打ちされた物語と、今現在を生きる私たちとを結ぶ線を、松村はくっきりと舞台上に描いてみせる。今回描かれるのは、日本書紀に少しだけ出てくる怪物「両面宿儺(りょうめんすくな)」。岐阜県の飛騨地方に伝わる伝説で、公演のチラシによれば「頭一つに顔二つ、四本腕に刀を掲げ、足に膝裏、踵なし」なのだとか。右から左から、前から後ろから、がっぷり4つで取っ組み合ってきた人間たちの歴史が、現在の両国国技館とまっすぐに結ばれる。物語の起点は、ある日の国技館だ。心臓発作で倒れた行司を救護するため、土俵に上がった女性医師に世間の目は殺到。医師はそのとき、タイムトンネルとなっていた土俵の底で、自らが2000年以上前、飛騨の湖に巣食っていた龍女であったことを悟る……。客演に迎えるは、ラサール石井。軽妙な喜劇を知り尽くした彼が、神話的世界でどんな存在感を見せるか注目だ。また、八嶋智人や藤田記子ら、凄腕劇団員勢もその腕力を発揮する。遠い昔、人々がのたうち回ってきた歴史が、今を生きる私たち自身に重なって響く演劇体験をぜひ。11月24日まで座・高円寺1、11月30日(土)から12月1日(日)まで大阪・近鉄アート館で上演。文:小川志津子
2019年11月12日10月から始まる米倉涼子主演「ドクターX~外科医・大門未知子~」に、市村正親、ユースケ・サンタマリア、武田真治、清水ミチコ、藤森慎吾、戸塚純貴がレギュラー出演することが分かった。2年ぶりに第6弾となる待望の新シリーズをスタートさせる本作は、米倉さん演じる失敗しない天才フリーランス外科医・大門未知子が、再び日本最高峰の大学病院「東帝大学病院」に現れる!かつてない大赤字に見舞われた大学病院は倒産寸前。そこに現れた投資家、世界でも指折りの企業再生のプロであるニコラス丹下が打ち出す再生プランとともに、経営再建の道を歩み始めることに。これまでよりさらにAIとの共存や内科的治療の推進を強固なものにするべく、海外から次世代型の医師たちがここに呼び寄せられるところから本作はスタートする。■市村正親が米倉涼子と初共演! 東帝大学病院再生へまず市村さんが演じるのは、“今世紀最大のコストカッター”と呼ばれる海外ファンドの投資家で日系2世のブラジル人・ニコラス丹下。未曾有の財政難に陥った「東帝大学病院」を再生すべく、蛭間病院長(西田敏行)が招聘した企業再生のプロ。「東帝大学病院」にやってきた丹下は、副院長に就任し、冷徹なまでのコストカットを断行。未知子とはとある山奥で偶然出会い、意気投合。その出会いが、未知子に大きな変化をもたらすことに。「正直びっくり」と今回の参加について明かす市村さんは「今回は、中園ミホさんが“ニコラス丹下”という、とても面白いキャラクターを作ってくださいました。僕に充てて書いたのではないかと思ってしまうような役なので、昔から僕のお芝居を見てくれていた中園さんのためにも、期待に応えられるよう演じ切りたいと思っています」としっくりくる役どころのようだ。また「陰と陽の両極を併せ持つ男です。これまでにも『ドクターX』に“大門未知子の敵”という立場で加入された方は数々いらっしゃいましたが、そのどなたとも違うキャラクターであることは間違いありません」とキャラクターについて説明し、「楽しみなことが多く、今、ワクワクしています」と期待している。■ユースケ・サンタマリア、未知子と真っ向から対立!またユースケさんは、丹下がボストンから呼び寄せる外科医・潮一摩役で出演。次世代インテリジェンス手術担当外科部長に就任し、丹下が導入したAIシステムによるオペで、徹底的なコストダウンを図ろうとする。また、未知子とは当然意見を対立させることになる潮。2人のやり取りにも注目。ユースケさんは「今回は“AI”というこれまでにない要素が組み込まれており、その部分を担う医師が、僕であったり、清水ミチコさんであったり、藤森慎吾くんであったり…。このメンツを聞いただけでもワクワクしますよね!僕らが入ったことによって、『ドクターX』という作品の世界観をかき回せたらいいなと思います」と意気込み、「大先輩ばかりで緊張もしましたが、どこか安心感もあって、なんだかうれしくなったんです。米倉涼子さんとは昔一度共演した以来…。まったく変わらない米倉さんにも安心しました」と加わった感想を明かしている。■ほかにも新キャラクター続々さらに、武田さんがニコラス丹下の使用人で「東帝大学病院」の新事務長に就任する鮫島有。清水さんが権威や権力を何よりも重んじる内科医・浜地真理。藤森さんが次世代型の外科医・村崎公彦。そして、戸塚さんが「東帝大学病院」の若き外科医・多古幸平を演じる。いまテレビに引っ張りだこ、「凪のお暇」への出演も話題の武田さんは、本シリーズにゲスト出演しており、そのときをふり返り「耳の聞こえないピアニスト役でゲスト出演させていただきました。今回はまったく違う役で出演ということでとても驚いています。『ドクターX』シリーズにレギュラーキャストとして加入するというのは、幕末で言えば“新選組”に入るようなもの。それくらいすごいチームに参加することになるので、非常に光栄に思っております」と喜びのコメントを寄せている。「これまでずっと楽しみに見てきたドラマ」と本シリーズについて明かす清水さんは「出演が決まったときはうれしかったのと同時に、まさか自分が配役されると思わなかったので、びっくりもしました」とオファー時の心境を明かす。そして藤森さんも「こんな人気ドラマの最新シリーズに参加させてもらえるなんて、この上なく光栄です!」と喜び、役柄については「日本人なんだけど海外でも鳴らしてきたイケイケのドクター・村崎」「白衣の下に着ているスーツも派手で、ネクタイも派手、髪も巻いちゃってるような、ちょっと軽い見た目なのですが、最先端の技術を駆使して医療の新時代を築こうとしている外科医です。そしてモテるのかはわからないですが、女性はかなり好きみたいで、すぐ英語で口説いちゃう(笑)」と説明。今回の参加に嬉しさと怖さがあると語る戸塚さんは「新キャストとしてしっかりと自分の役割を担い、前作にはなかった色を出しかなければいけないと思うので、そういう意味でのプレッシャーはしっかりと感じていますが、キャストの方々、監督をはじめスタッフ皆さんの新シリーズを作るという想いや熱量を受けて、絶やすことなく情熱を持って思いっきり楽しみたいと思います」と意気込んでいる。■主演・米倉涼子、新メンバーに「とても楽しみ」『ドクターX』はレギュラーキャストもたくさんいる分、お互いに頼り合っている部分も多いのですが、新キャストの方々もいらっしゃるので、私たちもちゃんとしないと、って思っています。新しく入る皆さんが緊張されている感じも伝わってきますし、その気持ちもすごくよくわかるので…。市村正親さんは、今回ポルトガル語のセリフを覚えなくてはいけないので大変そうです。でもそれを違和感なくできてしまうのは、市村さんのすごいところですよね!私も実はポルトガル語のセリフがあるのですが、いくらやっても覚えられなくて、正直医療用語よりキツいかも…!医局でのシーンなどは医療用語の応酬。いくら練習しても間違えるときは間違えちゃうし、「よし、絶対大丈夫!」ということはないんですよね…。一人のときにはできていたセリフも、人の前に立つと出てこなくなってしまったり…。新キャストの皆さんともそれが早速共有できているような気がします(笑)。そうやって皆さんと、この新しいシリーズを作っていくのがとても楽しみです。第1話あらすじ人里離れた山奥にポツンと建つ一軒家。道に迷い、お腹を空かせて山を歩き回っていたフリーランスの天才外科医・大門未知子(米倉涼子)は、そこでニコラス丹下(市村正親)という日系二世のブラジル人と出会う。ニコラス丹下の手料理を食べながら意気投合。その頃、蛭間重勝(西田敏行)率いる「東帝大学病院」は空前の財政危機に瀕していた。苦境を脱するため、蛭間が打ち出した秘策は「海外医療ファンドからの300億円出資」。「東帝大学病院」が誇る最新医療に投資するファンドのマネージャーを招聘することを決定する。2か月後――。蛭間たちが迎え出る車から降りてきた男は、なんと丹下!実はニコラス丹下の正体は医師免許も持つ海外投資ファンドのマネージャー。さっそくニコラス丹下は「東帝大学病院リバースプラン2020」を提示。附属病院の統廃合、医師・スタッフのリストラ断行に加え、業務の合理化を推進する新部門を設立し、そこに次世代インテリジェンス手術担当外科部長として潮一摩(ユースケ・サンタマリア)、次世代がんゲノム・腫瘍内科部長として浜地真理(清水ミチコ)を呼び寄せ、次世代超低侵襲外科治療担当部長に加地秀樹(勝村政信)を昇格させることを発表する。さらに、その場に未知子も現れたことで、蛭間や海老名敬(遠藤憲一)ら「東帝大学病院」の医師たちは騒然。そんな中、病院の食堂のおばちゃん・岩田一子が突然胸の痛みを訴え――。「ドクターX~外科医・大門未知子~」は10月17日より毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2019年09月12日フル3DCGで描くポケモン映画最新作『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』の最新ビジュアルと最新予告映像が公開。併せて、市村正親がミュウツー役で続投することが分かった。「清らかな心と、会いたいと強く願う気持ち」その2つを持つ冒険者の前にだけ姿を現すという幻のポケモン・ミュウ。全てのポケモンの“はじまり”と言われ、世界中のポケモン研究者が行方を追うなか、ついに一人の科学者がミュウの化石を発見し、それを元に神をも恐れぬ禁断の行為に手を染めてしまう。最強のポケモンをつくりたいという人間のエゴによって、この世に生み落とされた伝説のポケモン・ミュウツー。存在する理由も分からないまま、最強の兵器としての実験を繰り返されるミュウツーは、その心の中に、自分を生み出した人間に対する憎悪の念を宿していく――。ポケモン映画シリーズ1作目として放たれた1998年公開の『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』は、人間の手によって生み出されたミュウツーが心に抱える葛藤、自分を生み出した人間への逆襲を描き、アニメーション映画としてその年の年間興行収入ランキング1位に輝くなど大ヒットを記録。その後、世界各国でも公開され、世界中が夢中になった。そんな伝説の映画が、今回フル3DCGとなり今夏公開!そして、本作のタイトルにもある伝説のポケモン・ミュウツーの声を、映画第1作から引き続き市村正親が担当することがこのほど明らかに。「今回、新たに自分の中の“ミュウツー魂”を呼び起こして演じました」と語る市村さんは、「1作目を観た人も、観ていない人も…すべての人に伝説のポケモン“ミュウツー”のパワーをお届けしたい!来たれ、映画館に!」と熱いメッセージを寄せている。そんな市村さん演じるミュウツーも登場する最新予告映像では、ついにフル3DCG版のサトシやピカチュウ、そして懐かしい仲間たちの姿も初解禁されている。『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』は7月12日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2019年03月01日市村正親と草笛光子の顔合わせで、『ドライビング・ミス・デイジー』が上演される。映画版がアカデミー賞最優秀作品賞をはじめ数々の賞に輝いた作品への挑戦である。共演は1993年の『ラ・カージュ・オ・フォール』以来25年ぶりとなる名優ふたり。不朽の名作を深く豊かに作り上げてくれそうだ。【チケット情報はこちら】1948年から25年間が描かれる物語の舞台となるのは、まだ人種差別意識が残るアメリカはアトランタ。夫を亡くしている72歳のユダヤ人・デイジー(草笛)が、運転していた車で事故を起こし、心配した息子が黒人の運転手・ホーク(市村)を送り込んできたことからストーリーは動き出す。独立心が強く黒人嫌いでホークを拒絶するデイジー。それでも辛抱強くデイジーのもとに通うホーク。そんなふたりが徐々に心を通わせ、ついにはかけがえのない友人となっていく姿が描かれる。上演のきっかけを作ったのは、演出を手がける森新太郎だ。「ミュージカルとかシェイクスピアではなく、違う市村を見たいと森さんが持ってきたのが、この作品だったんです」と市村。そこでデイジー役に浮かんだのが草笛だった。「市村さんから電話があったんです。“こういう話があるんだけどやらない?”って森さんから言われたと。実は前からいつかやりたいと思っていた作品だったこともあって、その場ですぐにやりたいと返事しました。それに、最初の勘として、市村さんとなら面白い関係になるなと思ったの」と草笛は言う。ただ、面白くなりそうだからこそ、草笛には心配なこともあるようだ。「台本を読んだらふたりのやりとりがあまりにも面白くて、しかも相手が市村さんだから、漫才になってしまったらどうしようと思ってるんです(笑)。謹厳なデイジーとして常に凛としていなきゃいけないのに」。それに応えて市村は、「大丈夫。森さんが漫才にはしないだろうし、僕は草笛さんのデイジーの台詞を聞いて、デイジーの生き方を見て、それに反応していくだけですから」ときっぱり。草笛も、「喜劇的な面白さもありつつ、深いものを腹に入れて演じないとこの作品の良さは出ないですものね。最後には人の心をズンと打たなきゃいけない」と引き締まる。年齢とキャリアを重ねてきたふたりだから表現できる人間ドラマとなるはずだ。「草笛さんとこの作品ができることが幸せ。長く俳優をやってきてよかったなと思います」と最後に語った市村。この巡り合わせに立ち会えるのは、なんと幸せなことだろう。公演は6月22日(土)から7月15日(祝・月)まで、東京・紀伊國屋ホールにて。その後、7月17、18日に宮城・電力ホール、7月23日に愛知・日本特殊陶業市民会館を巡演する。ぴあでは2月1日から11日まで東京公演の抽選先行エントリーを受付中。取材・文:大内弓子
2019年01月30日2019年1月に開幕するミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』の製作発表が開かれ、Wキャストで主演を務める市村正親と石丸幹二をはじめ、濱田めぐみ、平原綾香、田代万里生、小野田龍之介、夢咲ねね、咲妃みゆ、鳳蘭、香寿たつき、大前優樹、加藤憲史郎、熊谷俊輝が登壇した。【チケット情報はこちら】本作は世界的名作『オペラ座の怪人』の10年後を描いた作品で、『オペラ座の怪人』のアンドリュー・ロイド=ウェバーが手掛けたもの。日本では2014年に初演され、5年ぶりの上演となる。今回は初演に続き市村と、新たに石丸がファントム役を務めるほか、初演に続き濱田と平原がクリスティーヌ、初演に続き田代、新たに小野田がラウル、今回から夢咲と咲妃がメグ・ジリー、初演に続き鳳と香寿がマダム・ジリー、クリスティーヌの息子・グスタフを今回から大前、加藤、熊谷が演じる。300名のオーディエンスが見守るなか、出演者は4曲の歌唱披露で登場。市村と石丸による『君の歌をもう一度』、濱田、平原、田代、小野田、夢咲、咲妃、鳳、香寿による『なつかしい友よ』、大前、加藤、熊谷による『心で見つめて』、濱田と平原による『愛は死なず』という本番では観られない組み合わせでの歌声が披露された。会見の冒頭では、ホリプロの堀義貴代表取締役社長より「『オペラ座の怪人』ファンの皆様も楽しめる楽曲が新たに追加され、編曲がリニューアルされたものもあります。新しい『ラブ・ネバー・ダイ』です」と今回のポイントが紹介された。劇団四季『オペラ座の怪人』日本初演でファントムを演じた市村は「『オペラ座の怪人』から30年になる来年、僕はこの作品の最中に古稀を迎えます。長く生きていてよかったとしみじみ思います。今回は曲が変わるので、5年前と同じにはならない。一生懸命覚えています!」、デビュー作が『オペラ座の怪人』ラウル役である石丸は「初演を観たとき“まさかラウルがこんなことになっているとは…”と衝撃を受けました(笑)」とその変貌への驚きを明かしつつ「お話をいただき、私の技術で大丈夫なのだろうか、市村さんと同じ役をやらせていただいて大丈夫なのだろうかと不安になりました。だけど今日、船出しましたのでそんなことは言っていられない。市村さんの演技を見ながら、歌を聞きながら、勉強させていただきます」と意気込みを語った。その後も出演者それぞれから意気込みや役への想いが語られ、最後に石丸より「皆様のご期待以上のものをお届けできるようにがんばります」、市村より「多くの方に我々のドロドロとした“泥仕合”をお見せしたい(笑)」と挨拶があり、和やかに会見は終了した。公演は1月15日(火)から2月26日(火)まで、東京・日生劇場にて。取材・文:中川實穗
2018年11月22日「ソーラン節」と聞くと、ちょっと懐かしい響きがしませんか? ちょうどお子さんが運動会で踊ったという方も多いのではないでしょうか。このソーラン節、本気でするとお腹や脚など全身痩せに繋がる上、子どもと一緒に踊ると、とても喜んで(面白がって……?)できるので、親子で楽しめる、とてもオススメのエクササイズなんです!脚やせ効果を狙ってオーバーに体を動かすポイントは少しオーバーめに動かすことです。腰を落とす動きが多いので、お尻をぐっと後ろにひいて落としましょう。スクワット同様、脚痩せ効果が期待できます!そこから後ろに投げる動作も、腹斜筋を意識して捻りましょう。身体をひねる動きが多いので、気になる腰回りにも凄く効く感じが実感できるはずです!掛け声を出して踊れば有酸素運動にもこの動画は倍速なのですが、全部やりきると本当にしんどいです!!(笑)プラスして、「どっこいしょ~」、「ソーランソーラン」と声に出して行うと有酸素になりますよ。ソーラン節で、直前の夏でも体型づくりには間に合うかもしれません!!一度是非チャレンジしてみてくださいね!
2018年06月30日落語家の立川志の輔がパーソナリティを務める文化放送の番組『志の輔ラジオ 落語DEデート』(毎週日曜6:20~7:00)の22日放送回に、俳優の市村正親がゲスト出演することが分かった。今年4月で放送11周年を迎えた『志の輔ラジオ 落語DEデート』。毎週さまざまな女性ゲストとタイトル通り、デート気分で会話をする同番組に男性ゲストが登場するのは、実に11年ぶりのことになる。全572人に及ぶ歴代ゲストのうち、志の輔の大学時代の先輩・三宅裕司以来史上2人目だ。元々親交があり、プライベートでも飲みに行く間柄の2人。今回の収録は、冒頭から陽気な“市村節”がさく裂し、和やかな雰囲気でスタートした。通常は女性ゲストが登場するという番組コンセプトに則り、市村は女性を装った口ぶりで「市村正子よ、お久しぶり」と茶目っ気たっぷりに挨拶。それに対し、志の輔は「あなたほど陽気でポップな人はいません」と答えた。さらに市村が自身のひとり芝居「市村座」について、「アドリブは意外と少ないです。やっぱりアドリブ言うほどの余裕がない」と明かすと、志の輔は「それがアドリブのように聞こえるからすごいですね」と絶賛。それに対して市村が「そういう俳優のことを、ひょっとして“名優”って言うのかな」とおどけ、笑いを誘う一幕も。他にも放送では、舞台上における落語家と俳優の表現方法の違いや、落語好きと公言する市村との落語トークなど、様々な話題が展開される。
2018年04月17日現在、東京・日生劇場にて上演中の『ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち』。本作は、鹿賀丈史と市村正親が最強の夫婦愛で導く"家族の絆"を描いたミュージカルコメディで、鹿賀と市村は2008年の初タッグから4度目の夫婦役。さらに愛原実花、真島茂樹、新納慎也、香寿たつき、今井清隆、森公美子が続投で、新キャストとして夫婦の息子役に木村達成が出演する。演出は山田和也。【チケット情報はこちら】開幕に際しての囲み取材には鹿賀と市村が揃って登場。夫婦役10周年を迎えるふたりだが、女装した市村が「みんなに化け物って言われるんじゃないかと思って」と心配すると鹿賀が「大丈夫、きれいよ」と答え、変わらぬ仲を披露。そんなジョルジュ(鹿賀)とアルバン(市村)の夫婦について鹿賀は理想の夫婦像と重ね「アルバンがワガママを言ったりするのですが、ジョルジュはそれを半分聞き流してるというか。そういうところで、よくできた愛し合ってる夫婦だなと実感します。言いたいことは言ったほうがいいですよね」と語った。ふたりの付き合いは劇団四季以来45年。鹿賀は「いっちゃん(市村)がまたパワーアップしてるなと思いました。その力がどこから湧き出てくるかわからない。歌ってるときも、芝居してるときも、随所ですごいパワーを感じます。尊敬します」と語る。市村が「20代前半から一緒にやってますからね。いろんな作品で丈史の目を見てきていますが、今回は特にずーっと見る役なのでね。彼も45年、僕を見ているだろうし。20年連れ添った夫婦を演じるうえで、45年間知ってるというのは大きな強みだなと思っています」と語ると、鹿賀も「本当にそう」と頷き、「芝居も安心してできます。球を投げれば、それにちゃんと答えが返ってくるという関係ですので。毎日非常に新鮮で面白いですし、そういう相手役はなかなかいないと感じます」と感慨深そう。再演を重ね続投キャストも多い本作だが進化は止まらず、市村は「再演を重ねるごとに演出家もいろんなことに気づくので、それをどんどん増やして深めていく感じかな。でも、(ブラッシュアップは)日々のことです。今日発見があったら明日それをやってみるとかね」と話した。アルバンとジョルジュの倦怠期ながらも愛が滲み出る甘くかわいい姿や、そんな彼らに愛情たっぷりで育てられたジャン(木村)による騒動の顛末、そして彼らを取り巻く人々の温かで賑やかな愛と、さまざまな愛のカタチに心揺さぶられる本作。胸の奥まで沁みる歌唱、華やかで賑やかなショー、そして素晴らしい芝居と、演劇の楽しさが十二分に味わえる作品だ。ぜひ劇場に足を運んで!公演は3月31日(土)まで東京・日生劇場にて上演後、福岡、静岡、大阪を巡演。取材・文:中川實穂
2018年03月23日俳優の市村正親が5日、東京・日生劇場で行われた、主演ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』の初日会見に、鳳蘭、実咲凜音、神田沙也加、唯月ふうかとともに登場した。同作は1964年にブロードウェイで初演され、トニー賞ミュージカル部門の最優秀作品賞など7つもの賞を獲得。日本では1967年に森繁久彌により初演を迎え、今回が日本初演50年の節目となる。帝政ロシア時代の寒村で酪農業を営むユダヤ人一家の父親・テヴィエ(市村)と、妻・ゴールデ(鳳)、そして娘たちの結婚をめぐる家族の物語が描かれる。幕が開く直前の会見に、唯月は「すごい緊張してます。ドキドキしてます」と心境を吐露。「一生懸命稽古してきたので、末っ子らしく頑張っていきたいと思います」と意気込みを語った。また「前回の初日の会見の映像を見ていた」という神田は、「あの中に入ったなという感じがすごくしています」と仲間入りに感謝し、市村は「ウェルカム!」と歓迎。市村が「さやちゃんは歌が綺麗で。よく来たね。お母さんの歌、ずっと若い頃聞いてたの」と神田の母・松田聖子に触れると、神田は「ありがとうございます」と頭を下げていた。4月に宝塚を卒業し、新たな舞台に出演することになった実咲について、市村は「まあお綺麗! つるんつるんして」と感嘆。実咲は「これから楽しみな部分と不安な部分があるんですけど、何事にもいろいろ取り組んでいって、楽しみながら出来たらいいなと思っています」と新たな生活について語った。また「何度初日を迎えても、私はやっぱり緊張。手に汗ですね」という鳳の手を、市村がその場で拭くなど、阿吽の呼吸を見せた2人。市村は「3人とも聡明で知的で、綺麗で、母親に似て本当にいい女っぷりですね」と女性陣を称賛した。実生活では2人の男の子の父親の市村だが、今回3人の娘の父親という役どころに、「娘を持つ父親の気持ちは普通とは違うらしいと聞いて。この3人がお父さんお母さんの言うことを聞かないで勝手な恋をして……そういうお父さん多いと思います。それを代表して」と茶目っ気たっぷりに意気込んだ。
2017年12月05日マーベル史上最も過激(やりすぎ)なヒーロー、“俺ちゃん”が帰ってくる『デッドプール2』(仮題)が、2018年6月に日本公開決定!あわせて、“俺ちゃん節”全開の特別映像とクセが強すぎる“家族”が描かれた特別画像も到着した。1991年にコミックに初登場以来、ファンが長年待ち続けた『デットプール』が2016年に公開されるや、全米では『アバター』や『スター・ウォーズエピソード3/シスの復讐』という過去の大ヒット作を超えて、20世紀FOX映画史上最高のオープニングを記録し、さらに3週連続No.1という記録を樹立。R指定でありながら、日本を含め世界で大ヒットした。『デッドプール』は、特殊部隊の精鋭だったウェイド・ウィルソンが意思とは裏腹に不死身の肉体を身につけ、自ら作ったユニフォームで“デッドプール”となって戦う物語。能天気で無責任、口から飛び出すのは毒舌ばかり、子どものようなギャグやヒーローらしからぬ下ネタが大好きで、すぐにブチ切れる。美女には弱く、自らを“俺ちゃん”と呼び、ハローキティグッズを愛用するお茶目な一面も。そんなデッドプールをライアン・レイノルズが喜々として演じ、全世界で人気を集めた。今回到着した「デッドプールと油彩画法を学ぶ絵画教室」と銘打った日本初解禁となる映像は、“俺ちゃん”デッドプールが絵画教室を開催したのかと思いきや、どうやら、日本でも1990年代前半に放送され人気を集めたテレビ番組「ボブの絵画教室」のパロディのよう。画家ボブ・ロスのトレードマークともいえる白シャツにGパン(もちろんシャツはイン)にアフロヘアーまで真似している。しっかり“しごいた”筆で、“おしっこ色”から描き始めると、瞬く間に芸術的な絵に。さらに「“白い粉”の中を転げまわりたい」などと俺ちゃん節全開で進行していく――。すると突如、ウェイドの激しいアクションシーンや仲間たちが映し出されるが、たった数秒で終わってしまい、気がつけば先ほどとは違った絵が完成!?完成したその絵は、アメリカ人画家ノーマン・ロックウェルによる感謝祭の風景を描いた有名な1枚をこれまたパロディ。“俺ちゃん”はオーブンから出したての七面鳥を抱えた“お母さん”に扮して登場!それを後ろからサポートする父親は、新たに登場する相棒のケーブルで、その料理を楽しみに待つ子どもたちには、親友ウィーゼルや同居人のブラインド・アル、ミュータントのコロッサスとネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド、最愛の人ヴァネッサ、タクシー運転手のドーピンダー、そして新キャラクターのドミノという、クセが強すぎる家族がお目見え。しかも、壁にはなんとマーベル・コミックスの巨匠スタン・リーの姿も!今回も遊び心は満載のようだ。監督は、『ジョン・ウィック』で共同監督を務め、『アトミック・ブロンド』も手がけたデヴィッド・リーチ。ライアンが引き続きデッドプールを演じ、プロデューサーも兼任。感謝祭の絵に描かれているように、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で敵役サノスを演じるジョシュ・ブローリンがケーブルとして、海外ドラマ「アトランタ」のザジ・ビーツがドミノとして登場。またまた常識を覆すデッドプールから目が離せなくなりそうだ。『デッドプール2』(仮題)は2018年6月、全国にて公開(全米公開:2018年6月1日)。(text:cinemacafe.net)
2017年11月29日鹿賀丈史と市村正親。劇団四季時代以来の盟友がコンビを組んで10年を迎える『ラ・カージュ・オ・フォール』が、2018年3月から上演される。この作品で、夫婦として暮らしている男同士のカップルを演じてきたふたりに、 「コンビ結成10周年アニバーサリー会見」のあと話を聞いた。このふたりだからこそ表現できる夫婦愛とは。そして、これほど長く愛される作品の魅力とは。ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』チケット情報『ラ・カージュ・オ・フォール』という作品の歴史は古い。ストレートプレイとしてフランスで1973年に生まれ、その10年後にミュージカル版が誕生。日本でもいくつかのバージョンが上演されたのち、1993年から市村が“妻”のザザことアルバン役で登場している。その市村が、2008年の上演の際、“夫”のジョルジュ役にと望んだのが鹿賀丈史だった。「劇団四季で出会ってから来年で45年。20代前半の頃からお互いのいろんなことを知っていますからね。たとえばふたりで見つめ合うという芝居にも、そこに流れるものはやっぱり違う。それをまた、僕たちを45年見てくださっているお客様が見ることで、何とも言えない感慨も湧き上がってきますから。僕たちが夫婦をやるというのは、やっぱり特別な意味があると思うんです」(市村)。市村の言葉を受けて鹿賀も言う。「芝居をしていても、微妙な間とかにやっぱりふたりならではの呼吸が生まれる。そのときの調子なんかも肌で伝わってきますしね。芝居していて本当に楽しいんです。そういう空気が劇場全体に広がっていくんじゃないかと思いますね」(鹿賀)。コンビとしては、2008年、2012年、2015年に続いて今度の上演で4度目になる。鹿賀が参加して以来、少しずつバージョンアップもしてきた。「少しでも面白くなればと、それまですべて男言葉だったセリフにちょっと女性的なニュアンスを入れさせてもらったんですけど、公演のたびにそういうところが増えていって。今回もまた改めて見直したいなと思っているんです」(鹿賀)。ジョルジュがゲイらしくなることで、息子のためにゲイであることを隠そうとする場面に、より大きな笑いと感動も生まれてきた。「だから、演じ方によってまだまだ面白くなると思っています。コメディーの部分だけでなく、ドラマももっとしっかり探っていきたい。人がなんと言おうとありのままの自分たちの姿を見せて生きるんだというこの夫婦の物語は、誰にとっても心強いものであるはずですから」(市村)。ゴールデンコンビはさらなる高みを目指す。『ラ・カージュ・オ・フォール』は2018年3月9日(金)から東京・日生劇場にて。チケット発売中。取材・文:大内弓子
2017年11月15日連続テレビ小説「ひよっこ」の脚本家・岡田惠和が手掛けるスペシャルドラマ「最後の同窓会」が、11月26日(日)に放送されることが決定。市村正親を主演に迎え、60歳の同窓会を舞台に、味わい深い極上のヒューマンコメディーに仕上がっているという。本作の舞台となる“同窓会”。それは、人生の縮図を垣間見る場であり、そこには人生の悲喜こもごもが存在する…。今回描かれるのは、“60歳”の同窓会。60歳といえば、仕事や家庭にひと区切りがつき、人生をふり返る年齢。そんな節目の年の同窓会に集まったのは、小学生時代同級生だった5人の男女。ところが、「素晴らしい人生だった」と手放しで言うことができるメンバーは誰もいない。「定年退職後の人生に迷った男」「余命宣告を受けた男」「強盗事件を起こして逃走中の男」「鬼嫁に虐げられているマドンナ」「ひとり娘に拒まれている男」――。それぞれ事情を抱えていたのだ。しかし、仲間のひとりが突然死を遂げたことにより、現実を直視した彼らは決意。亡くなった仲間と孫娘の最後の約束を果たすため、“遺体を孫娘のピアノ発表会まで送り届けよう”と…というストーリー。主演の市村さんが演じるのは、小学校時代は皆のリーダーだったのに、いまは冴えない主人公・高槻功。ミュージカルやドラマ、映画など多彩なフィールドで圧倒的な存在感を放ってきた名優が、本作では等身大の男性を熱演。台本を読んで、まず「いい物語だなぁ」と思ったと言う市村さんは、「どことなく『スタンド・バイ・ミー』の雰囲気が漂っていて、非常にやりがいのある作品だと感じましたね。自分の同窓会とも重なるところが多々あり、深刻な会話を交わす場面では“こういうことってあるよな”“切ないなぁ”としみじみ実感しました」とコメント。また同窓会のメンバーには、実は強盗事件を起こして逃亡中の米倉正一役を片岡鶴太郎、すい臓がんで余命2年と宣告されている坂田典夫役を角野卓造、心臓に持病があり同窓会の翌朝に突然死してしまう田村実役をでんでん、そして紅一点のマドンナ・花岡真知子役を松坂慶子が演じる。角野さんは台本を読んだ時点で2~3回泣いてしまったそうだが、「でも撮影現場に来たら、笑ってばかりでしたね。同世代なので、皆、ひざが痛かったり、ほかにも具合が悪いところが同じで…(笑)とにかく撮影がとても楽しかったですね」と話し、片岡さんも「キャストの皆さんとは話も合うのですが、なぜかトイレに行くタイミングまでピッタリ合いました(笑)」とコメント。実際、毎年少人数で同窓会を開いていると言うでんでんさんは、「台本にものすごくリアリティーを感じました。ドラマをご覧になった皆さんにほろりと泣いていただくことができたら、僕らが表現したかったことが達成できたなと思えるはず。ぜひ多くの皆さんに観ていただきたいですね」と語り、市村さんの大ファンだと言う松坂さんは、「市村さんをはじめ、皆さん本当に素敵な方ばかり。皆さん、“人間力”があるから話題が豊富で、ちょっとした空き時間にお話しを聴くのも面白くて、毎日現場に来るのが楽しみでした」と撮影をふり返った。市村さんは「5人が車の中にひしめき合う形で撮影しましたが、とても楽しかったですね!」と語っているように、ほぼ同世代が集まった撮影現場は和気あいあい。「皆、同じ時代を生きて来たので、“あれを見た”とか、“これを読んだ”とか、“体のどこが痛い”とか、いちいち話が合うんです(笑)」とも明かしており、まさに“同窓会”状態…!?遺体を連れてドライブするシーンでは、男性陣が革ジャン&サングラスの“ちょいワル”風の衣装に身を包み、吉田拓郎の名曲「結婚しようよ」を熱唱したり、死体を演じるでんでんさんの手足を片岡さんが歌に合わせて動かすアドリブを披露したりと、切なくも笑える名シーンが誕生しているようだ。平成29年度文化庁芸術祭参加スペシャルドラマ「最後の同窓会」は11月26日(日)10時~テレビ朝日に放送。(cinemacafe.net)
2017年10月24日