俳優の笠原秀幸(35)と元AKB48の北原里英(27)の熱愛がささやかれている。発端は二人がレストランでデートしている様子を、8月24日発売の写真週刊誌『FRIDAY』が報じたこと。またORICON NEWSの取材に対し、両事務所は『プライベートは本人に任せてます』と語っていたという。今年4月にAKB48を卒業した後は舞台や映画に取り組み、着々と評価を高めている北原。だが、相手の笠原も演技では負けていない。「『大地の子』(NHK)で子役デビューをして以降、様々な作品に出演して鍛えられてきた叩き上げの役者。シリアスからコメディまでこなすことができるので、オファーが絶えません。若手を代表する名バイプレーヤーの一人です」(芸能関係者)そんな笠原だが、実はロマンスが報じられるのは今回で2回目。意外にもモテ男の素顔があるようだ。「笠原さんは過去に桐谷美玲(28)さんとの熱愛が一部で報じられたことがあります。交友関係も広く、ムロツヨシさん(42)や勝地涼さん(32)などとも仲良し。先輩からも後輩からも慕われています。そうした人柄と演技へのストイックな姿勢が、女性を惹きつけるようです」(前出・芸能関係者)恋をしたことで、2人の演技にさらなる磨きがかかるか!?
2018年08月25日「島耕作」シリーズのスピンオフ企画として製作が進んでいる、りょう主演のスペシャルドラマ「部長 風花凜子の恋」に、竜星涼と平山浩行が出演することが決定した。恋や仕事に奮闘するキャリアウーマンの日常が赤裸々に描かれる。今年35周年を迎える弘兼憲史の人気コミック「島耕作」シリーズのスピンオフ作品「会長 島耕作 特別編部長 風花凜子の恋」がスペシャルドラマ化され、女優やモデルなどマルチな活躍を見せているりょうが、主人公・凜子を演じる。バリバリのキャリアウーマンである凜子を中心に繰り広げられる人間模様が、同時代的なテーマを織り交ぜながら軽やかなテンポで展開されていく。■物語の鍵を握る男たちに竜星涼&平山浩行今回発表されたのは、物語の重要な鍵を握る2人の男性を演じるキャスト。凜子の会社の後輩・吉田俊也役を演じるのは竜星涼。プロジェクトチームのメンバーでもあり、凜子に憧れを抱きながらも、あることをきっかけにベテラン社員からのパワハラのターゲットとされてしまう若手社員を演じる。また、凜子の恋人でジャズ喫茶のオーナー・高澤光太郎を平山浩行が演じる。ある日突然、凜子に衝撃的な事実を突きつけ、それ以来、凜子は仕事とプライベートの両立に悩まされることになり、暗雲がたちこめていく…という、物語の展開を担う重要な役どころだ。セクハラ、パワハラ、ワークライフバランス、働き方改革、といったタイムリーなテーマが盛り込まれた、“女性版・島耕作”ともいえる本作。恋に仕事に奮闘する女性のリアルな心情は、働くすべての女性にとって他人事ではない。「島耕作シリーズ35周年企画『部長 風花凜子の恋』会長 島耕作 特別編」前編は7月5日(木)、後編は7月12日(木)23:59~より、読売テレビ・日本テレビ系全国30局ネットで放送。(text:cinemacafe.net)
2018年06月05日テレビ東京系新ドラマ『ヘッドハンター』(4月スタート 毎週月曜22:00~)の追加出演者が23日、明らかになった。平山浩行、徳永えり、山賀琴子、岡田龍太郎が出演する。同作は同局の新ビジネスドラマ枠「ドラマbiz」の第1弾。働くことをテーマにしたドラマ枠で、第1弾では「転職」をテーマに、ヘッドハンター界の異端児でサーチ会社「SAGASU」のヘッドハンター兼社長・黒澤(江口洋介)が、人のため、企業のため、自分のために奮闘する姿を描く。平山は「SAGASU」と協力関係のあるフリーの経済記者・眞城昭役、テレビ東京のドラマ初出演となる徳永は「SAGASU」のリサーチャー・舘林美憂役で出演。さらに山賀は黒澤行きつけの洋食店の店員・及川百合を、岡田は小池栄子演じる響子が務める転職斡旋会社の老舗「ブリッジ」で響子の直属の部下・武井恭平を演じる。また、各話には豪華ゲストの出演を予定している。○平山浩行コメント私はフリーの記者、眞城昭を演じることになりました。今の現代社会において、人間の価値観や評価といった、とてもリアルで生々しい物語に参加することを演じる前から楽しみに思っております。つかみどころの無い様々な表現でこのヘッドハンターにぶつかっていきたいと思います。○徳永えりコメント今回、ドラマBiz記念すべき第一弾『ヘッドハンター』で舘林美憂役を演じさせていただきます。大人の方に向けたビジネスドラマに参加させていただけるということで、身の引き締まる思いです。また、素敵な先輩方とお芝居ができると思うとウズウズしてたまらないです!舘林美憂は、一見明るくお調子者に見えますが、人の本質や心理を見抜く洞察力に優れた人間です。一つの色に染まらず、カラフルに演じられたらなと思っております。
2018年03月23日俳優の平山浩行(40)が、昨年一般女性と結婚し、子供も誕生していたことを26日、公式サイトで発表した。平山浩行平山は「この度、平山浩行は昨年一般女性と結婚し、新しい家族もできましたことをここにご報告致します」と報告。発表が遅れたことについて、「相手が一般女性であること、また昨年まで所属しておりました株式会社ワイズクリエーション代表取締役 吉澤豊彦の不幸があったことで発表を控えさせていただいておりました」と説明した。そして、「これからも変わらず俳優として一つ一つの仕事に真摯に取り組んでまいりますので引き続き応援の程、宜しくお願い致します」と決意を記した。
2017年12月26日俊英から陰のある男まで、幅広い役で存在感を放つ俳優・平山浩行さん。その素顔は己のスタイルを貫く男気と、心配りのあふれる、極めつきのナイスガイでした。『anan』での大人の男特集は3年ぶりの登場となる平山浩行さん。前回は芸能界に入る前にバーで腕を振るった経験を生かし、華麗なるバーテンダー姿を披露してくれた。その話を向けると「あれからそんなに経ちますか」と微笑む。その後、映画やドラマでの存在感は強まるばかりだが、気さくな人柄は当時のままだ。――渋みを増し、さらに“大人の男”ぶりに磨きがかかりましたが、実はこの10月に40歳になられたばかりとか。平山:そうなんです。40歳になったからといって自分に変化はないですが、俳優としては若手ではなく中堅。周りから求められるハードルが上がっているのは日々実感します。難しい役も「できて当然」で、監督から叱咤されることも減ります。でも遠慮される存在になっては、課題に気づくチャンスも失ってしまう。だからできるだけスタッフとは垣根なく、何でも言い合える関係でいたい。もちろん現場では集中力も大切なので、共演者のじゃまにならないように。――その紳士的な振る舞いは、やはり「空気を読むプロ」であるバーテンダーの経験で身についたものなのですか?平山:確かにバーで磨いた洞察力は今も生きています。例えば目の前のお客様が一人で思いに耽りたい方なのか、会話を楽しみたい方なのかを察する…とかね。でも役者は空気を読みすぎても面白くない。いい作品を作るためには、時には現場でぶつかり合うことも必要です。納得いく芝居のためなら、ためらわず意見交換すべき。コミュニケーションって、単に仲良くすることだけじゃないですから。――その作品への情熱が、存在感ある演技の源なのですね。平山:そういう意味では、どの現場にも学びがあって俳優業は飽きません。でも、もともと僕はそういう刺激的な環境は苦手だったし、実は人前に立つことも得意ではなくて。ただ映像作品が好きで「あの世界に行きたい」と思って俳優を目指したんです。今でも「好き」という気持ちが、演じる原動力になっていますね。――最近は一筋縄ではいかない個性的な役が続いています。今年公開された映画『昼顔』でもヒロインを追い詰める役柄が印象的でした。平山:確かに『昼顔』で、屈折ある役柄を演じられたことは、新鮮な経験でした。監督から仕草や視線にまで繊細な演技指導を受けることで、今までにない自分を画面を通して見られたような…。以前はエリート役が多かったのですが、最近はクセのある役ほど燃えるというか、面白い。犯人役も経験しましたが、これほどやりがいのある役はないですね。やりたい放題、決まり事がない(笑)。「狂気とは何か」と考えながら、役に入り込んでいく瞬間を、ぞくぞくしながら楽しんでいます。――そういった、ある種の“悪役”としての演技も魅力的で、驚くほどリアルです。さわやかな平山さんの中にも、そんな秘めたる闇があるのかと勘ぐってしまいますが…?平山:それは、あるんだと思いますよ(あっさり)。自分の中にネガティブなものがなければ、闇を抱えた役の気持ちはわかりませんから。例えば別れのシーンでも、別離の辛さを知っていればこそ、演技に深みが生まれる。そういう意味では常に人生経験が芝居の引き出しになっています。普段は喜怒哀楽のバランスを保って平常心でいて、芝居では自分の中の悲しみや弱さなど、負のエネルギーを爆発させる。そのメリハリが大事です。ひらやま・ひろゆき1977年10月17日生まれ、岐阜県出身。俳優の他、モデルとしても活躍。現在はドラマ『ブラックリベンジ』(読売テレビ・日本テレビ系)、『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)に出演中。ポロコート¥198,000(ボリオリ/ボリオリ 東京店 TEL:03・6256・0297)タートルネックケーブルニット¥39,000(タリアトーレ/トレメッツォTEL:03・5464・1158)パンツ¥14,000(アンルート/アンルート 二子玉川TEL:03・5797・3184)時計は本人私物※『anan』2017年11月15日号より。写真・網中健太スタイリスト・久保コウヘイヘア&メイク・服部さおりインタビュー、文・大澤千穂(by anan編集部)
2017年11月12日WOWOWの連続ドラマ「ヒトヤノトゲ~獄の棘~」の完成披露試写会が3月8日(水)に開催され、主演の窪田正孝をはじめ、小澤征悦、萩原聖人、平山秀幸監督が舞台挨拶に登壇した。窪田さんが新人刑務官を演じ、閉ざされた刑務所内の知られざる世界を描き出す本作。死んだ父と同じ刑務官の職に就いた良太が剛腕と噂の法務省出身のエリートや清濁併せ呑む一面を持つたたき上げの先輩、受刑者ながら絶大な権力を誇る暴力団組長らクセ者たちに囲まれ、やがて刑務所のあり方に疑問を抱き始めるが…。窪田さんは、セットとはいえ精密に再現された牢獄での撮影について「独特の雰囲気が流れていた」と述懐。「一度、独房の中に入ったら、閉められてしまって出られなくなったことがありました。入ると内側はドアノブがないので、出られないんです。『こういう感覚なのか!』と思いました。鉄格子も本物で、重さがありました」とふり返る。良太の先輩刑務官でたたき上げの秋山を演じた萩原さんは「ムシムシした空気のなかで、男しかいなくて、しかも牢獄ですからね。気が滅入りそうだなと思ったんですが、そこは平山ワールドに素直に溶け込み、ストレスを感じることもなかったです」と語る。そして、劇中の剛腕かつ冷徹なキャリア官僚・名久井の雰囲気を全く感じさせない爆笑トークを引っ張ったのは小澤さん。真面目な雰囲気や作品の持つシリアスなムードに耐えられなくなったのか、現場の様子について、いきなり「窪田くんのセクハラがすごかった!」と告白。さらに窪田さんの印象をついて「初夏のリス」と謎めいたたとえで表現。「真っ直ぐな男で。『やっと夏がキター!うれしい!』ってのを内に秘めたリスです」「でもとにかくストイック」など、不規則発言連発で場を乱す。窪田さんが、現場の芝居のやり取りについて「男同士、肌で感じることが多かった」と極めて真剣に語るも、先の小澤さんの“セクハラ”発言のせいで、妙な誤解を生むことに…。小澤さんは「セクハラはないです(苦笑)。俺も(窪田さんの発言を)聞いててマズいな…と思ってました。みなさん、忘れてください!」と場を盛り上げようと口にしたひと言に後悔しきりだった。ちなみに、窪田さんについては萩原さんからも「とにかくストイック。めんどくさいなって思うくらい(笑)。普通のこと話してても、基本、最後は役の話になる」と役への真摯な姿勢に対する称賛が贈られたが、30歳以上年の離れた平山監督からは窪田さんについて「宇宙人」という声も…。窪田さんは「セクハラに初夏のリス、ストイックの次は、宇宙人?」と困惑しつつも、自身へのミステリアスな評価に「光栄です」と笑顔を見せていた。窪田さんは本作について「気づいたら、善悪の区別ができなくなる」と正義や善悪といった価値観が見方によって入れ替わっていく面白さを説き「実生活に置き替えられる部分もあり、大切なものについて気づかせてくれる」とその魅力を語っていた。連続ドラマW「ヒトヤノトゲ~獄の棘~」は3月19日(日)より放送開始。(text:cinemacafe.net)
2017年03月08日窪田正孝が連続ドラマW初主演を務める「連続ドラマW ヒトヤノトゲ~獄の棘~」。この度、60秒予告映像とキャラクター・バージョン予告が同時公開された。「鍵のない牢がある」という北関東刑務所に足を踏み入れた新人刑務官・武島良太(窪田正孝)。そこで目にしたのは、受刑者のいじめの黙認、所内での賭博など正義とは程遠い刑務官の姿だった。ある日、剛腕で法務省出身の名久井惣一(小澤征悦)が看守長として着任する。一方、副看守長・岩本康隆(池田成志)が管轄する工場では、受刑者ながら力を持つ暴力団組長・神宮是清(泉谷しげる)に良太が手荒い歓迎を受けていた。“刑務所の闇”に翻弄される良太は、名久井と対照的な現場出身の先輩・秋村繁晴(萩原聖人)に助言されるが、秋村の不可解な行動に困惑する。あらゆる思惑が交錯する所内。名久井は良太に腐敗した刑務所を一掃しようと“ある指示”をする。さらに、神宮が良太に近づき、刑務官であった父の死について何か知っているかのようなことをほのめかす。父にいったい何が?“誰も知らない閉ざされた世界”ともいえる刑務所にある正義、真実とは――。本作は、2009年に「雪冤」で第29回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をダブル受賞し作家デビューした、大門剛明の小説「獄の棘」のドラマ化。刑務所を舞台に、閉ざされた世界が抱える“闇”に迫る社会派サスペンスだ。主演の窪田さんが、腐敗した刑務官やひと癖もふた癖もある受刑者と対峙しながらも、成長していく新人刑務官役を演じるほか、共演には小澤征悦、泉谷しげる、池田成志、萩原聖人ら実力派俳優陣が集結。また監督は、『愛を乞うひと』『エヴェレスト 神々の山嶺』の平山秀幸、『誰も守ってくれない』の鈴木智が脚本を担当している。今回公開されたのは、60秒の通常予告編と窪田さん演じる武島良太をクローズアップしたキャラクター・バージョン予告映像。映像では、嫌っていた父と同じ刑務官になる良太が腐敗した刑務官や、ひと癖もふた癖もある受刑者と対峙する様子が描かれてる。なお、今回のキャラクター・バージョン予告は第1弾となっており、登場人物を5名フィーチャリングし、3週連続でWEBとSNS限定(番組公式インスタグラムにて先行配信)で今後公開予定となっている。日曜オリジナルドラマ 「連続ドラマW ヒトヤノトゲ~獄の棘~」は3月19日(日)より毎週日曜22時~WOWOWプライムにて放送(全6話)。※第1話無料放送(cinemacafe.net)
2017年02月01日映画化も決まったドラマ「ラストコップ」や、2017年夏公開の実写版『東京喰種』への主演、日本郵政や資生堂「UNO」のCMなど、幅広い活躍を見せる窪田正孝が、WOWOWにて放送される「ヒトヤノトゲ~獄の棘~」で連続ドラマW初主演を務めることが決定。刑務所を舞台に、新人刑務官役に初挑戦する窪田さんの制服姿をとらえた写真とポスタービジュアルが解禁された。本作は、社会派ミステリー作家・大門剛明の同名小説を映像化。窪田さんが演じるのは、刑務官だった亡き父親と同じ職業に就いた新人刑務官・武島良太役。刑務所内では受刑者へのいじめや賭博などを行う腐敗した刑務官たちや、ひと癖もふた癖もある受刑者たちと対峙しながら、刑務所の闇に迫っていく。タイトルの「獄(ひとや)の棘」とは、刑務所の塀に張り巡らされた鉄条網のこと。だが、この作品では、“刑務所を腐敗させた棘”を示唆するものとなっている。メガホンをとるのは、『愛を乞うひと』でモントリオール世界映画祭国際批評家連盟賞、日本アカデミー賞最優秀監督賞ほか多くの賞を受賞し、『レディ・ジョーカー』など数々のヒット作を生み出している平山秀幸。また、脚本は『金融腐蝕列島 呪縛』『誰も守ってくれない』の鈴木智、音楽は『八日目の蝉』『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』の安川午朗など、映画界が誇るスタッフたちが集結。共演には、法務省キャリア官僚出身の冷徹な顔を持つ新任看守長・名久井惣一役に小澤征悦、受刑者でありながら刑務所内で力を持ち、良太の父の秘密を知っているかような振る舞いをみせる暴力団の神宮組組長役に泉谷しげる、受刑者に威圧感を与える副看守長・岩本康隆に池田成志、主人公の教育係でもありながら清濁併せのむ食わせ者の看守部長・秋村繁晴役に萩原聖人といった実力派俳優陣たちが顔を揃え、連続ドラマW初主演となる窪田さんを盛り上げる。窪田さんは、「刑務所の中の刑務官という体験したことのない役柄なので、ぜひ挑戦してみたいと思いました」とコメント、「良太は普通の青年で、欲があるわけでもなく流れるままに父と同職の刑務官になります。 もちろん彼自身は初めてで、僕も一緒にその空間の空気に触れて、芝居の中で体験していきました」と撮影をふり返っている。さらに「良太の目線から見える世界の色がたくさんある」「良いことも悪いことも必ず最後は自分に返ってくることを教えてくれる作品」と万感を込めて語り、「刑務所という高い壁の向こうで起きる物語をぜひご覧下さい」とメッセージを贈った。また、原作者の大門さんは「実際、撮影現場にお邪魔させてもらい、監督さん以下スタッフのみなさん、俳優さんたちの情熱に圧倒されるばかりでした。脚本も原作に縛られずに、面白さを追求されているようで、どうなるか非常に楽しみにしています」とコメント。「刑務官、囚人役の方もリアルに表現されていて、入れ墨姿の泉谷さんなど、本物の囚人にしか見えませんでした(失礼!)」とも明かす。平山監督は、「『網走番外地』や『塀の中の懲りない面々』とか、外国では『ショーシャンクの空に』とか。取り締まられる囚人たちにスポットを当てた作品が多かったようですが、今回は刑務官が主人公なのが新鮮でした。巨大な塀の中で“犯罪”という括りでない人間模様がやれたら」とその思いをコメント。窪田さんについては「始めは宇宙人かとも思いましたが…」と明かしながらも、「シーンの空気への溶け込み方や運動神経の凄いコトなど。教えられたこともたくさんあります。間違いなく(日本)映画を背負って立つ俳優さんです」と語り、その演技に太鼓判を押している。日曜オリジナルドラマ 連続ドラマW「ヒトヤノトゲ~獄の棘~」は2017年3月19日(日)22時よりスタート、WOWOWにて放送(全6話※第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2016年12月08日第29回東京国際映画祭が10月25日、東京・六本木ヒルズで開幕。オープニング作品『マダム・フローレンス!夢見るふたり』に主演するアカデミー賞女優のメリル・ストリープ、クロージング作品『聖の青春』で実在の天才棋士を演じる天才棋士を演じた松山ケンイチらがレッドカーペットに登場した。その他の画像第29回東京国際映画祭は10月25日から六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区)ほか都内の各劇場および施設・ホールで開催。近年は注目度の低下を指摘する声もあり、来年迎える第30回を前に、映画祭への関心を取り戻せるか勝負の年となる。コンペティション、特別招待作品、アジアの未来、ワールド・フォーカス、日本映画スプラッシュ、CROSSCUT ASIAなど各部門の上映に加えて、『映画監督 細田守の世界』、『Japan Now監督特集 岩井俊二』、アジア・オムニバス映画製作シリーズ第1弾:『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』など、提携企画を合わせた国内外の約204作品が上映され、出演者やスタッフらによる舞台あいさつやティーチインイベントが連日行われる。コンペティション部門の審査委員長をジャン=ジャック・ベネックス(映画監督/脚本家/プロデューサー)が務め、平山秀幸(映画監督)、ヴァレリオ・マスタンドレア(俳優)、ニコール・ロックリン(プロデューサー)、メイベル・チャン(映画監督)という幅広いジャンルの映画人が審査にあたる。今年は、蒼井優主演の『アズミ・ハルコは行方不明』、杉野希妃監督が主演も務める『雪女』の日本映画2本がコンペティション部門に選出されている。第29回東京国際映画祭11月3日(木)までTOHOシネマズ 六本木ヒルズほかにて開催中取材・文・写真:内田 涼
2016年10月25日第29回東京国際映画祭(10月25日~11月3日開催)のラインナップ発表記者会見が9月26日、都内で行われた。就任4年目を迎えた同映画祭のディレクター・ジェネラル、椎名保氏は「作品重視の映画祭」をコンセプトに、「国内外へ向けた映画の情報発信基地」「クリエイターに陽を当て、世界へ羽ばたくステージを作る」「未来の映像作家・映画ファンの創出」「誰もが参加したくなる映画祭」という4つの軸を掲げた映画祭運営を説明した。その他の画像会見にはコンペティション部門に出品される『アズミハルコは行方不明』に主演する蒼井優と松居大悟監督、同部門出品の『雪女』に主演する青木崇高、アニメーション特集『映画監督 細田守の世界』より細田守監督が出席した。東京国際映画祭には初参加となる蒼井は、「主人公なのに、行方不明。これはラクかもしれないと思ったんですが、意外と出番が多くて(笑)、やはり甘いものじゃないね」と笑いを誘い、松居監督は「同世代の蒼井さんと、今までにない日本映画が作れればと思った。(コンペに選出されて)うれしくて泣いてしまった」と感激しきりだった。また、細田監督は「こうした特集上映は初めてのことで、とても光栄」と語り、「ずっとアニメ映画にこだわり、何を描けるのか考え続けてきた。まだ描けていない何かが描けるんじゃないか、という大きな可能性を何とか到達しようとやってきたし、今後もそのつもり」と長年のキャリアに思いをはせていた。コンペティション部門国際審査委員を務めるのは、審査委員長のジャン=ジャック・ベネックス(映画監督/脚本家/プロデューサー)をはじめ、平山秀幸(映画監督)、ヴァレリオ・マスタンドレア(俳優)、ニコール・ロックリン(プロデューサー)、メイベル・チャン(映画監督)。女優の黒木華が映画祭の顔である“フェスティバル・ミューズ”に起用された。第29回東京国際映画祭は10月25日から六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区)ほか都内の各劇場および施設・ホールで開催。メリル・ストリープ、ヒュー・グラントが共演する『マダム・フローレンス!夢見るふたり』がオープニングを飾り、松山ケンイチが実在の天才棋士を演じる『聖の青春』がクロージング作品として上映される。『第29回東京国際映画祭』10月25日(火)からまで11月3日(木)までTOHOシネマズ 六本木ヒルズほかにて開催取材・文・写真:内田 涼
2016年09月26日アーティストの平山昌尚による個展「ゲーム|Game」が、7月16日から8月14日まで東京・目白にあるタリオンギャラリー(TALION GALLERY)にて開催される。平山昌尚は、黒ペンと紙などありふれた道具を用いて、寓意とセンチメント、記号的なおかしみと仕掛けに満ちたドローイング作品を継続的に制作しているアーティスト。国内外で展覧会を開催しており、アートブックも多数出版している。同展ではトランプ、なぞなぞ、すごろく、迷路など、ゲームとして一般的に親しまれているものや、カラスのゴミ漁り、エイプリルフールに付く嘘など、日常のささいな場面や出来事からインスピレーションを得て制作された作品の数々を展示。ユーモアと無意味さ、ルールや拡張性をテーマに、アクリル絵具も用いて描かれた新作のドローイングと立体作品が登場する予定だ。【イベント情報】「ゲーム|Game」会場:タリオンギャラリー住所:東京都豊島区目白2-2-1地下1階会期:7月16日~8月14日時間:11:00~19:00定休日:月・火曜日、祝日
2016年06月26日幾度も映画化が望まれながらも、その規格外のスケールゆえに実現が叶わなかった夢枕獏著「神々の山嶺(いただき)」。まさしくエヴェレストの登頂のごとく映像化を成し遂げることが困難極まる同原作を、『愛を乞うひと』(’98)の名匠・平山秀幸監督が見事に映画化した。その注目の一作で、消息不明だった伝説のクライマー・羽生丈二役に、硬軟織り交ぜた演技力で人々を惹きつけてやまない阿部寛が挑戦。阿部は、高度5,200メートルのエヴェレストでの撮影を経て、「今後、考えなくてはいけない自分のテーマが生まれた」と語る。撮影は、2015年の3月に始まった。伝説のクライマー・羽生役を演じ上げるため、阿部は日本で事前にトレーニングを行ったが、出演が決まった当初は撮影が待ち遠しかったと述懐する。「エヴェレストに行けるということは、実際に本当の舞台に行けるということで、それが俳優にとって一番うれしいことなんです。何十人というスタッフたちと一緒に撮影できること、大自然を相手に最高の舞台で芝居ができるってことが本当に楽しみでしたね」。実際に現地ネパール・エヴェレストに飛び、カトマンズでの撮影も行いながら、高度5,200M付近も含め、40日間ほどのロケ撮影を行った。大自然のパワーは事前に訓練していたとはいえ、「相当辛かった撮影だったことは間違いないです」と阿部は言う。「実は皆には黙っていたけれど、標高5,000メートルを超えると酸素が少なく、毎晩寝ていて頭が痛くなった。酸素の血中濃度など体調管理は万全の態勢で行ったけれど大変でした。役者の代わりはいなので降りるようなことがあれば、その間撮れない。責任重大でした。結果的に無事に終わったけれど、いつ何があってもおかしくない自然の脅威。日本で低酸素運動で6,000は経験したけれど、長丁場での経験はない。不安でしたが、大丈夫でよかったです」。劇中では、羽生のような登山家を“山屋”と表現している。山屋は山で生計を立てている生業としての意味だけでなく、山に強烈に魅せられ、登らずにいられない者のことも指しているように思う。天才的なクライマーの羽生も山がすべての男だが、役柄を通じて山屋の心境をどう理解したか尋ねると、「彼ら山のプロたちに『なぜ山に登るのか?』と質問しても、はっきりした答えは返ってこない。だけど、彼らと一緒に行動していると、山に対するもの凄い情熱がよく分かるんですよね。向こうに見える岩肌を見つめて、『あそこ登りたいなあ』と言っている。ゴロゴロしている岩を見て、そこをどうやって登るか、頭の中で考えてワクワクしているんですよ。『僕らにとって、ここはディズニーランドですよ』と(笑)。当然、死というものが常に背中合わせなのも間違いないんだけれども、『友達みんな山で死んじゃった』なんていう話を、変な意味じゃなくて、爽やかに語るわけです。やっぱり山に対する情熱。自分イコール山であるという、極めて強い思いが彼らにはあるということだけはわかりました」。この作品は、観る者に“強く生きるということ”というテーマを含め、さまざまなメッセージを投げかける。出演した阿部自身も、今後の人生に影響を与えるほどのテーマを受け取ったという。 「『なぜ山に登るのか?』に、僕自身の想像が届く人物ではない。そういうことを超越した存在として、細かいことは考えずに、羽生という男の強さを演じようと思いました。命懸けで山に登る、その情熱を貫いて、夢を追い続ける男たちの姿にぜひ感動してもらいたいです。『下町ロケット』もそうだったけれども、夢を追う人たちの姿を通して、決して理屈ではない情熱の強さに、自分が生きる活力や勇気を貰う。そういう作品として観ていただきたいなと思います」。(photo/text:Takashi Tokita)
2016年03月16日『エヴェレスト 神々の山嶺』が3月12日に公開を迎え、主演の岡田准一をはじめ、阿部寛、尾野真千子、佐々木蔵之介、ピエール瀧、風間俊介、平山秀幸監督が初回上映後の舞台あいさつに臨んだ。『エヴェレスト』初日舞台あいさつ/その他の写真夢枕獏の世界的ベストセラーの長編小説を原作に、標高5000メートルを超えるのヒマラヤでのロケを敢行。世界一の山に魅せられた男たち、彼らに人生を翻弄される女の運命を壮大な自然の美しさの中で描き出す。映画を観終えたばかりの観客の完成に迎えられた岡田は「朝から観に来てくださってありがとうございます」と笑顔を見せた。「いかがでしたか?」と問いかけると大きな拍手がわき起こる。公開を迎え「1年前の撮影を思い出します。ネパールのみなさんをはじめ、協力してくださったみなさんの思いがあってこの場に立てていることを幸せに思います」と感慨深げに語った。阿部は「命がけでエヴェレストで撮影しました。その情熱を感じていただければ嬉しいです」と語り、風間は岡田と阿部を見やり「エヴェレストを登っているときの2人の目がとんでもないことになってました(笑)! いまの(壇上の)2人との違いを楽しんでください!」と呼びかけ笑いを誘った。改めて、初日を迎え感謝を伝えたい存在を尋ねると岡田は「この映画では阿部さんの背中を追いかけて、勉強させていただきました」と語ったが、それを受け阿部は「岡田くんを泣かせようかな?」とニヤリ。「山は大変でしたが、岡田くんが前を歩き、盛り上げ、全てのスタッフに優しく気を使ってくれました。僕より16歳も年下なんですけど、若い岡田くん、ありがとう!」と岡田への感謝を口にする。岡田は「今日はおれ、泣いてもいいですか…(笑)?」と感激を口にし会場は笑いと拍手に包まれた。そしてもう一人、感謝を伝えるべき存在、紅一点ながらもヒマラヤでの撮影に奮闘した尾野に、男性陣からホワイトデーの贈り物としてエヴェレストを模した88.48センチのケーキが贈られた。尾野は奇抜な形のケーキに驚きつつ、岡田の「現場で元気をいただきました!」という感謝の言葉に笑顔を見せた。『エヴェレスト 神々の山嶺』公開中
2016年03月12日岡田准一が3月12日(土)、主演映画『エヴェレスト 神々の山嶺』の初日舞台挨拶に、共演の阿部寛、尾野真千子、佐々木蔵之介、ピエール瀧、風間俊介、平山秀幸監督と共に登壇。作品への思いを熱く語った。夢枕獏の長編小説の実写化で、8,848メートルの世界最高峰に魅せられ、とり憑かれた男たちのドラマを描く。撮影は実際にヒマラヤの標高5,200メートルの地でも行われた。拍手と歓声に迎えられた岡田さんが「いかがでしたか?」と映画を見終えたばかりの客席に問うと拍手の音はさらにアップ!岡田さんは満足そうにうなずき「原作の熱を伝えられるようにと頑張ってきました。伝わったのなら嬉しいです」と笑顔を見せた。昨日、3月11日で東日本大震災からちょうど5年を迎えたが、岡田さんらが撮影で赴いたネパールも、撮影後に大地震に見舞われた。岡田さんは日本とネパールのそれぞれの震災に触れつつ、改めて、現地で撮影隊のために協力してくれた人々への感謝を口にし「みなさんの思いがあって、この場に立てていることを幸せに思います」と語った。登壇陣には、映画の中の男たちのように、大切なものを犠牲にして挑んだ経験は?という質問が投げかけられたが、凄まじいまでのドラマが展開する映画の余韻が残る中、壮大すぎる質問に一同、困惑。岡田さんは「阿部さんが相当な答えがあるみたいで」と無茶ぶりすると、阿部さんは「キミね…。最悪の振りをしてくれたね…」と苦笑し、「風間くんが…」と最年少の風間さんに丸投げ。風間さんから佐々木さん、佐々木さんからピエールさん、ピエールさんから尾野さんとたらいまわしにされ、結局、最後は監督が「この映画ですね」と引き取った。また、阿部さんは本作を通して感謝を伝えたい存在を問われ「岡田くんを泣かせようかな(笑)」といたずらっぽい笑みを浮かべつつ「山は大変でしたが、岡田くんが前を歩き、盛り上げくれました。僕より16歳も年下なんですけど岡田くん、ありがとう!」と語り、岡田さんがこれに「今日は泣いてもいいですか?」と返し、劇場は再び笑いと拍手に包まれた。尾野さんは、男性キャラクターの中で一番かっこいい男、この人とはやっていけないと思う男を問われると、苦笑を浮かべつつも、岡田さん演じる深町を一番かっこいい男に選び、映画の中では待ち焦がれた羽生を「やっていけない男」に選ぶという意外な選択を見せる!阿部さんが「(羽生の)どこがダメなんでしょうか…?」と恐る恐る尋ねると「待たせすぎ。ネックレスだけ渡されてもね」とバッサリ。会場は笑いに包まれた。そんな“待ち続ける女”を演じた尾野さんに、感謝の思いを込めてホワイトデーの贈り物として男性陣からエヴェレストの1万分の1の大きさの88.48センチのケーキが贈られ、尾野さんは奇抜な形のケーキに驚きつつ、感激していた。『エヴェレスト 神々の山嶺』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年03月12日V6の岡田准一主演の映画『エヴェレスト 神々の山嶺』の初日舞台あいさつが12日、都内の映画館で行われ、主演の岡田と、共演の阿部寛、尾野真千子、佐々木蔵之介、ピエール瀧、風間俊介、平山秀幸監督が出席した。同作は夢枕獏の小説『神々の山嶺』(角川文庫・集英社文庫)を映像化したもので、標高8,848m、氷点下50℃という過酷な環境を舞台に、エヴェレストの謎を追う山岳カメラマン・深町を岡田准一、天才クライマー・羽生を阿部寛、2人の男性に運命を翻弄される女性・涼子を尾野真千子が演じる。作品のストーリーにちなみ、「たとえ大切なものを犠牲にしてまでも何かにのめりこんで挑んだ経験は?」と質問されると、キャスト一同困惑の表情に。岡田が「これは、阿部さんが答えてくれると思います。相当なお答えを持たれている」と振ると、阿部は「最悪の振りしてくれたね」と苦笑し、まったく答えが思いつかない様子だった。見かねた岡田が「風間君からにしますか」と後輩の風間に振ると、風間も困って「蔵之介さんって何かを犠牲にして、命をかけてるんじゃないですか?」とリレーのように質問が他の出演者をまわっていき、最終的に尾野が「この映画に、命をかけて挑戦しました」と答えると会場からも拍手が起こっていた。また、映画を撮るにあたって「支えてもらった、感謝をしたい相手」について、岡田はネパールの方々や、20年応援してくれているファンの人たち、そして阿部の名前を挙げた。阿部も「これは岡田君を泣かせようかなと思って」と前置きをしながら、「山、ほんと大変だったんだけど、岡田君が前を歩いてくれて、雰囲気も読んで盛り上げてくれたんですよ。僕より16歳も下だったんだけど、すべてのスタッフにも優しいし、気がまわるし、過酷な現場を支え合って行けたので。若い岡田君、本当にありがとう」と感謝の言葉を述べた。阿部の言葉をきいた岡田は「今日、俺泣いてもいいですか?」と感動した面持ちで見上げた。風間は、一昨年亡くなったという祖父の名前を出し、「すごく僕を応援してくれた祖父が亡くなったんですが、高い高いところの撮影で、天国に近いところだと思ったので、この映画をぜひ祖父に見てほしいなと思います」と結んだ。紅一点である尾野には、「映画の中で誰が一番かっこよかったか、そしてダメだったか?」という質問が向けられ、男性陣に緊張が走る中、尾野は「深町ですかね」と岡田が演じた主役の名前を挙げた。作中では阿部演じる羽生と愛し合っていたが、「ついていけないし、放っておかれたので」と否定。岡田も、羽生の超人ぶりに「まあ、人間の役じゃないですもんね」と納得していた。最後に、ホワイトデーが近いということで、男性陣から尾野にサプライズの「エヴェレストケーキ」がプレゼントされた。エヴェレストの1万分の1のスケール、88.48cmのケーキに尾野は驚きの表情。岡田は「すごく元気をいただいて感謝しています。その思いをこめて、ホワイトデーのお返しということで」と言葉を贈った。
2016年03月12日俳優の阿部寛が、夢枕獏の人気小説を映画化した『エヴェレスト 神々の山嶺』(平山秀幸監督)に出演。日本映画史上初となるエベレストでの現地ロケを敢行した本作で、伝説的な孤高のクライマーにして、人生すべてをエベレスト登頂にかけた男・羽生丈二を熱演し、圧倒的な存在感を放っている。その他の画像山岳カメラマンの深町誠(岡田准一)は、イギリスの著名な登山家が残したカメラをもとに、彼がエベレスト初登頂に成功したかという登山史上最大のミステリーを追っていた。そんな深町がネパールの首都カトマンズで出会ったのが、阿部演じる羽生丈二。エベレスト登頂に対する羽生の狂気にも似た情熱は、やがて深町の人生をも呑み込んでいく。高地順応を含めると、およそ1か月にわたり標高5200メートルのロケ現場で“極限のリアル”を求め続けた本作の撮影。現地入りを前に、筋力アップや低酸素ルームでのトレーニングも積んだが、「いざ“上”に行くと自分を取り巻く環境は予想以上に過酷だった」と振り返る。それでも、「エヴェレストという大舞台に立ち、大自然を相手に芝居ができる。役者にとっては最高の環境ですよ」と瞳はキラキラと輝いていた。羽生という男を演じて、感じ取ったのは「どんな窮地に追い込まれても、絶対にあきらめない精神力」だといい、「生きる情熱とは何なのか?この映画に出演したことで、より深く考えるようになったし、今後の人生のテーマになった」と静かに、しかし熱をこめて語る。阿部自身も、俳優として確固たるキャリアを築きながら、決して守りに入らない。「あえて厳しい道を選びたいという気持ちは、常にありますね。綱渡り状態のほうが絶対面白いし、ピンチだからこそ見えてくる選択がある。もちろん、今回はいつも以上に不安がありましたが、それ以上に撮影を楽しみにしている自分がいた。羽生じゃないけど、『この窮地をどう乗り越えるか?』って考えるほうが燃えますよ。だからこそ、自分の気持ちを緩めちゃいけないと思っています」(阿部)。『エヴェレスト 神々の山嶺』3月12日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田涼
2016年03月10日V6の岡田准一が8日、都内で主演映画『エヴェレスト 神々の山嶺』のネパール大地震復興支援チャリティー試写会に出席した。同試写会には、平山秀幸監督、原作者の夢枕獏のほか、皇太子さまご夫妻と愛子さまもご臨席された。皇太子さまご一家がチャリティー試写会で映画を鑑賞されるのはこれで2回目で、2009年の米映画『HACHI 約束の犬』以来約7年ぶりとなる。同映画は夢枕獏の小説『神々の山嶺』(角川文庫・集英社文庫)を映像化したもので、標高8,848m、氷点下50℃という過酷な環境を舞台に、エヴェレストの謎を追う山岳カメラマン・深町を岡田准一、天才クライマー・羽生を阿部寛、2人の男性に運命を翻弄される女性・涼子を尾野真千子が演じる。岡田は「愛に包まれた時間を過ごさせていただけたと思うし、自分も頑張らなければ、もっと上手くなりたいと芝居についても上を目指したいと思えるような気持ちになった」と述懐。上映前に愛子さまと談笑していた内容について聞かれると「秘密です、それは秘密です」と笑みを浮かべつつも「試験が終わられたので観に来られるタイミングだったようで、『試験期間中ですか?』『いや、もう終わりました』というようなお話をしたり、僕の出演作を何作か観ていただいているというお話をさせていただきました」と内容を明かした。その際に雅子妃殿下が「映画を観たよね、ちゃんと伝えたの?」と愛子さまのフォローをしていたエピソードも披露した。さらに岡田は、皇太子殿下からは「軍師官兵衛、観ています」と言われ「やれてよかったと光栄に思いました」と喜びを表した。登山についても話に花が咲き「山についての経験だったり、5,200メートルで撮影したことについても驚いていただけました」と振り返った。皇太子殿下は、平山監督にも「氷壁へ登る時にどうしたのか」と聞かれたそうで、監督は「岡田さんと阿部さんのパワフルなお芝居に感心されていました」と様子を振り返った。芸能界に入る前に地元・大阪で阪神大震災を経験し、またネパール大地震の直前に同作をカトマンズで撮影していた岡田は「僕自身、震災に対する思いや災害に対する思いを深く感じる事ができた」と語る。そして「ネパールも地震が起こり、復興できていない現状があり、日本の震災の復興もまだまだ完全とは言えないと思います。傷跡の残る中で忘れずに僕らも思いつつけなければいけない。そういった事を殿下共々お考えになられているという深い愛を感じる事ができて、震災の事をもっと考えようと思わせてくれる時間を過ごさせていただきました」と締めくくった。
2016年03月09日「V6」岡田准一を主演に阿部寛、尾野真千子ら豪華俳優陣で、世界的大ベストセラーを完全映画化する『エヴェレスト神々の山嶺』。3月8日、本作のネパール大地震復興支援チャリティー試写会が開催され、皇太子さまご夫妻と愛子さまがご臨席。主演の岡田さんと平山秀幸監督、原作者の夢枕獏ほかと共に本作を鑑賞した。山岳カメラマンの深町は、ネパールの首都・カトマンドゥで古いカメラを発見する。それは、イギリスの登山家ジョージ・マロリーは1924年にエヴェレスト初登頂に成功したのかという、登攀史上最大の謎を解く可能性を秘めていた。カメラの行方を追う深町は、一人の男に辿り着く。孤高の天才クライマー、羽生。突然日本から姿を消して消息不明だった彼が、なぜカトマンドゥにいるのか…。羽生の目的に興味を持ち、その過去を調べるうち、深町は彼の生き様にのみ込まれていく。そして、羽生に人生を翻弄されながらも、彼を愛し続ける女性・涼子と出会う…。この日、三殿下との鑑賞を終えた岡田さんは、「愛に包まれた時間を過ごさせていただけたと思うし、自分も頑張らなければ、もっと上手くなりたいと芝居についても上を目指したいと思えるような気持ちになった」と感想を述べ、上映中の愛子さまの様子については「熱い男たちがエヴェレストに対峙する話なので、大丈夫かな?と思いつつ、心配していたけれど、しっかり観ていただけたと思う」と述懐。また岡田さんは、皇太子さまから「軍師官兵衛、観ています」と伝えられたそうで「やれてよかったと光栄に思いました」と嬉しそうな様子。皇太子さまは登山を趣味とされているだけに「ご自身がどの場所に行かれたのかお話しいただけたり、山の話もしていただけて、山についての経験だったり、5,200メートルで撮影したことについても驚いていただけました」と会話の内容を振り返った。皇太子さまの隣で鑑賞した平山監督は「岡田さんと阿部さんのパワフルなお芝居に感心されていましたし、氷壁へ登るどきにどうしたのか聞かれました」と、皇太子さまが本作に強い関心を寄せていたことを明かした。日本も東日本大震災から今月で5年の節目を迎えるが、岡田さんは「震災に対する思いや災害に対する思いを深く感じることが僕自身できた。ネパールも地震が起こり、復興できていない現状があり、日本の震災の復興もまだまだ完全とは言えないと思います。傷跡の残る中で忘れずに僕らも思いつつけなければいけない。そういったことを殿下共々お考えになられているという深い愛を感じることができて、震災のことをもっと考えようと思わせてくれる時間を過ごさせていただきました」と背筋を正した。『エヴェレスト 神々の山嶺』は3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月09日蝶の羽ばたきのような些細なことが大きな出来事を引き起こすことをバタフライ効果という。平山瑞穂さんの新作『バタフライ』のタイトルの意味は、そこにある。「自分のなんでもない行動が誰かの人生に影響を与えているのに、本人はまったく自覚していない。自分たちの日常にもそういうことが起こっているのではないか、という発想がはじまりでした」本作はたった1日の間に、いろんな人の行動が重なって思わぬ出来事が起きる過程を描いた群像劇。登場するのは継父を憎む女子中学生、不登校の少年、正義感の強い元教師の老人、上司に不満を持つOL、小さな工務店の2代目社長、ネットカフェで暮らす青年…。「事実上の主人公は中学生の2人。この年頃は自意識が芽生えているのに自分の力では何もできず、虐げられやすい立場にいる。そこで苦しんでいる子たちは結構いるのではないかと思い、彼らが救われるように描きたかったんです」他の登場人物は、最終的に起きる事件から逆算して生み出したという。彼らの一本の電話が、路上での会話が、公園でのやりとりが、ある出来事を引き起こす。といってもみな駒のように配置されているのではなく、一人一人の事情が奥行きとリアリティを持って描かれているのが魅力。「結局いちばん書きたいのは個々の人間とその人生模様。そこは手抜きをしなかったつもりです。頑張っているのに納得のいく人生を送れていない人ばかりになったのは、意図したことではありません。自分が潜在的に、そういう人たちを書きたかったんだと思います」また、バタフライ効果という仕掛けについては、あるルールを設けた。「一人の人物が何度も少年たちの人生に関わるのは話ができすぎていますよね。ですから一人が2回以上、事件に結びつく役割を果たすことはしない、と決めました」すべてを知るのは作者と読者のみ。全員が幸せになるわけではないが、「いつもその人物の人生の一部を切り取っているにすぎない、と意識して書いています。そのなかで、いい方に向かっていくことが描けたら」あなたも日常のなかで、誰かの人生を変えているかもしれない。そう実感できる一冊だ。◇中学生の七海は、母親の再婚相手から性的虐待を受け苦しんでいた。彼女が心許せるのは、オンラインゲームのチャット相手で…。幻冬舎1500円◇ひらやま・みずほ作家。1968年生まれ。’04年『ラス・マンチャス通信』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー。著作に『あの日の僕らにさよなら』『忘れないと誓ったぼくがいた』など。※『anan』2016年3月2日号より。写真・岡本あゆみ(平山さん)森山祐子(本)インタビュー、文・瀧井朝世
2016年02月29日「世界で一番、楽しい映画祭」をキャッチコピーに掲げる「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016」が2月25日(木)に開幕!オープニングセレモニーに勝地涼、杉咲花、オープニング作品『エヴェレスト 神々の山嶺』の平山秀幸監督らが登壇した。1990年に始まり、クエンティン・タランティーノをはじめ、多くの才能ある映画監督を発掘するも、2006年に夕張市の財政破綻で開催が中止。その後、有志による「ゆうばり応援映画祭」(’07)を経て復活し、今年で通算26回目の開催となる。昨年までメイン会場として使用されていた旧市民会館の「アディーレ会館」が、老朽化のため使用不可能となり、今年から学校の校舎を改築し、現在は宿泊所として使用されている「合宿の宿ひまわり」を利用。バスケットボールのゴールが残っており、かつての体育館の建物をメイン会場として使用する稀有な国際映画祭となっている。目覚ましい活躍を遂げ、今後、さらなる“新たな波”を起こすことが期待される映画人に贈られる「ニューウェーブアワード」では勝地涼が男優部門、女優部門には杉咲花、そしてクリエイター部門に『ビリギャル』のヒットが記憶に新しい土井裕泰監督を選出した。勝地さんは2010年以来の夕張再訪となるが「以前参加したとき、温かく迎えていただいたことをいまでも覚えていて、今日も、空港からの道中、みなさんが手を振ってくださり、『おかえり』と声を掛けていただき感動しました!このような形で帰ってこられて嬉しいです」と喜びを語る。歓迎の市民の中に、今年出品される『セーラー服と機関銃 -卒業-』に合わせて、セーラー服を着用し、機関銃を持ったおばあちゃんを見つけたそうで「本当に、映画が好きな人たちの街なんだなと思いました」とニッコリ。そして「今年で30歳になりますが、節目の年で賞をいただき、身が引き締まる思いです。これからも新しい波を起こし、自分にしかできない芝居を見つけていけたらと思います」とさらなる飛躍を誓った。杉咲さんは昨年の「日経トレンディ」の「2015年の顔」に選出され、ドラマ「学校のカイダン」、映画『トイレのピエタ』、『劇場版MOZU』など、期待にたがわぬ存在感を見せつけ、今年は朝ドラ「とと姉ちゃん」への出演も控える。杉崎さんは尖ったトロフィーを受け取ると「かわいいトロフィーですね」とニッコリ。「ここに向かってきている時、寒い中、みなさんが待っていてくださり、手を振ってくださって嬉しかったです。私が関わらせていただいた作品をみなさんに観ていただけたら嬉しいです」と呼びかけた。土井監督は、最近ではドラマ版「コウノドリ」の演出を手掛けるなどTV、映画で活躍。「いままでで最年長のニューウェーブかと」とおどけつつ「ドラマの演出は20年以上、映画を始めて10年ちょっとになりますが、映画は僕にとって特別な存在であり、永遠の憧れ。ゆうばり映画祭は、映画を愛している人たちが作っている映画祭であり、そこで評価されることは光栄です。新たな波を起こせるように精進したいです」と受賞の喜びをかみしめていた。また、岡田准一主演でヒマラヤの標高5200メートルの地点での撮影した『エヴェレスト 神々の山嶺』をオープニング作品として携え、約10年ぶりに夕張の地を踏んだ平山監督は「バスから降りて『おかえり』と声を掛けていただいた方の中に顔見知りがいっぱいいました」としみじみ。「10年ぶり、それも新作を持って帰ってこられて嬉しいです」と顔をほころばせた。過酷な自然の中で、岡田さん、阿部寛らの雄姿をヒマラヤでカメラに収めたが、平山監督は「最初に岡田さん、阿部さんと話をした時『ほっといてくれ』『かまわないでください』と言われたんです。山の上に行くと自分のことは全て自分でやらないといけない。手がかからない俳優さんたちでした」と振り返る。迫力の映像については「スタントを使っておりません!全カット本人がやってます!」とこれから映画を鑑賞する観客を前にその出来栄えについて自信をのぞかせていた。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭は2月29日(月)まで公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月26日「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2016」が2月25日(木)に開幕!夕張に到着したゲストを市民が迎えるウェルカムセレモニーが開催され、杉咲花、勝地涼、武田梨奈、オープニング作品『エヴェレスト 神々の山嶺』の平山秀幸監督らが夕張市民の熱烈な歓迎を受けた。ゲストはこの日の午前の飛行機で東京を発ち、昼頃に新千歳空港へ到着。その後、バスで夕張に向かった。ゲストを乗せたバスが着く少し前まで晴れ間が見えていたが、セレモニー直前に雪がちらつき始め、急激に気温が冷え込む。それでも多くの市民が会場に足を運び、同市を舞台にした名作『幸福の黄色いハンカチ』にちなんで、黄色いハンカチを振ってゲストを温かく迎えた。ゆるくないゆるキャラとして全国区の知名度を得つつあるメロン熊、仮装した市民のおばあちゃんたちも会場前に陣取りゲストに「おかえりなさい!」と声をかける。ちなみに、同映画祭では、初めてこの地を訪れるゲストに対しても、合言葉は「おかえりなさい!」。このアットホームな雰囲気、市民の温かさこそ、一度来たら、また翌年も訪れたくなるというこの映画祭の魅力である。オープニング作品『エヴェレスト 神々の山嶺』の平山監督は過去の2度、審査員を務めた経験があり、久々の夕張訪問。『エヴェレスト 神々の山嶺』撮影ではヒマラヤで実際に撮影を行ったが、「ヒマラヤも寒いけど夕張も寒いね」と震えつつも市民の歓迎に笑顔を見せた。目覚ましい活躍を見せる映画人に贈られる「ニューウェーブアワード」受賞の勝地さんは2010年にオープニング作品『シュアリー・サムデイ』を携えて同映画祭を訪れて以来の夕張。市民からは、朝ドラ「あまちゃん」で勝地さんが強烈な印象を残した「前髪クネ男!」という歓声も飛ぶ。同じく「ニューウェーブアワード」の杉咲さんも熱烈な歓迎に笑顔を見せ、市民と交流していた。このほか、昨年に続いての参加となる武田梨奈、すでに同映画祭の常連となっている津田寛治、また90年代にドラマ「人間・失格」や「ひとつ屋根の下2」などで人気を博した黒田勇樹は今回、監督として作品を出品しており、ノリノリで市民の歓声に応えていた。この日は、このウェルカムセレモニーに続き、オープニングセレモニーが開催。2月28日(日)には各賞が発表され、29日(月)に閉幕となる。(text:cinemacafe.net)
2016年02月25日岡田准一、阿部寛、尾野真千子という豪華キャストで、標高5,200M級という日本映画としては初めての地で撮影が敢行された映画『エヴェレスト 神々の山嶺』。この度、主演の岡田さんが“超(スーパー)ひらパー兄さん”としてイメージキャラクターを務める遊園地「ひらかたパーク」にて、本作とのコラボが実現。トリックアートイベントが開催される。主人公は、日本のエヴェレスト遠征チームに参加していたカメラマンの深町誠(岡田さん)。滑落事故で仲間を失い、登頂が中止となった彼は、ネパールの首都・カトマンズを彷徨っている途中、骨董屋である古いカメラを発見する。それは、1924年6月8日、エヴェレスト登頂に挑みながらも行方不明となったイギリスの登山家ジョージ・マロリーのカメラと思われるものだった。マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかという山岳史上最大の謎に魅せられた深町は、証拠となるカメラを追い、伝説のクライマー、羽生丈二(阿部さん)という一人の男に辿り着く。「天才クライマー」と呼ばれながら、孤高に生きてきた彼の過去を調べるうちに、深町はその生き様にのみ込まれていく。そして、羽生に人生を翻弄されながらも、彼を愛し続ける女性・涼子(尾野さん)と出会うのだが…。原作は夢枕獏の世界的大ベストセラー「神々の山嶺」。『愛を乞うひと』の平山秀幸監督がメガホンを取り、日本山岳協会会長であり、『植村直己物語』のエヴェレスト撮影にも隊長として参加した八木原國明など現役登山家も全面的に撮影に協力し、世界最高峰の山に魅せられた2人の男と、その男たちを待つ1人の女性を壮大なスケールで映画化した。この度、主演の岡田さんが、大阪府枚方市にある遊園地「ひらかたパーク」(通称「ひらパー」)でイメージキャラクターを務めている縁で、本作の公開を記念したコラボレーション企画が実現。本作の世界観を体感できるトリックアートが園内の3か所に設置され、一緒に写真を取ると、映画の中に入りこんだように見えるものや、現実はありえない風景がパーク内に溶け込んでいるものなど、様々な写真撮影スポットがあるようだ。また、園内全てのトリックアートで写真を撮って、正面ゲート前特設会場にてスタッフに見せると、オリジナルグッズをプレゼントするフォトラリーも実施。さらに、園内で撮影したトリックアートの写真をSNSなどで情報発信すると、抽選で様々な賞品が当たる企画も併せて実施されるという。そして正面玄関ゲート前では、劇中衣装や小道具などが間近で見られる展示を開催。映画メイキング写真や劇中写真に加え、岡田さん自身がエヴェレストにて撮影した写真のパネル展示や、共演者・尾野さんからのコメント映像放映もあり、本作の世界を堪能できる。さらに、本作のタイトル『エヴェレスト 神々の山嶺』やメインコピー「生きて、必ず帰る」をもじって、『ええべスト 中々の温もり』、「着て、必ず行く」と書かれたポスターも制作。コラボポスターでも着用している「ええベスト」展示もあるという。ポスターは、京阪電車沿線にて2月20日頃より順次掲出予定。イベント展示は3月5日(土)より開始。『エヴェレスト 神々の山嶺』は3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月23日「V6」岡田准一を主演に阿部寛、尾野真千子ら豪華俳優陣で、夢枕獏の世界的大ベストセラーを完全映画化する『エヴェレスト神々の山嶺』。2月18日(木)、岡田さんの地元でもある大阪・TOHOシネマズ梅田にて本作の舞台挨拶が開催。岡田さんと阿部さんに加え平山秀幸監督も登壇し、応募数7,000人の中から10倍の倍率を勝ち抜いて本イベントに集まった観客に本作をアピールした。山岳カメラマンの深町は、ネパールの首都・カトマンドゥで古いカメラを発見する。それは、イギリスの登山家ジョージ・マロリーは1924年にエヴェレスト初登頂に成功したのかという、登攀史上最大の謎を解く可能性を秘めていた。カメラの行方を追う深町は、一人の男に辿り着く。孤高の天才クライマー、羽生。突然日本から姿を消して消息不明だった彼が、なぜカトマンドゥにいるのか…。羽生の目的に興味を持ち、その過去を調べるうち、深町は彼の生き様にのみ込まれていく。そして、羽生に人生を翻弄されながらも、彼を愛し続ける女性・涼子と出会う…。この日、舞台挨拶に登壇した岡田さんは「地元なのでみなさんにこうやってご挨拶できるのが、嬉しいで『おま!』(会場笑)すみません、関西だとつい『おま!』が出てしまう癖が…」と地元ならでは挨拶で早速会場を沸かせ、「本当に熱い、熱い、何かに挑戦する男たちの映画が完成しました。実際にエヴェレストに登って撮影してきましたので、うそのない男たちの人間模様が描かれていると思います」と、本作についてもしっかりアピールした。阿部さんは「岡田君と一緒に仕事するのは初めてだったんですが、エヴェレストに1か月近く一緒にいて非常に彼の人となりを見ながら、彼の背中を見て山を登ってきました」と、岡田さんとの初共演について言及。また、プライベートでも岡田さんから登山のお誘いがあったようで「岡田君は撮影が終わってから、自分のチームを作って日本の山へ色々行ってるらしいんです。さっき直前で6,000m行きませんかと言われたんですが、『ちょっと返事待って下さい』と言いました」と、渋っている様子。さらに岡田さんの「最短で2週間で行けるので、2週間頂ければ」という猛プッシュに、阿部さんはたじたじだったようだ。最後に、平山監督は「エヴェレストで撮影を終えて、日本に帰ってきたときにネパールの大地震がありました。ネパールの撮影でこの映画に協力してくれたたくさんの方が罹災されたり、被害に遭ったり。この映画に携わった色んな人の想いがみなさんに伝われば嬉しいです」と話し、過酷ながらも現地で撮影を行った本作ならではの現地への思いを述懐。岡田さんは、「関西は地元なので是非ひいきにして頂いて、大阪からこの映画を熱く広めてほしいで『おま!』」と、最後まで地元愛溢れる舞台挨拶となった。『エヴェレスト 神々の山嶺』は3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月19日夢枕獏の世界的大ベストセラーを完全映画化した映画『エヴェレスト 神々の山嶺』。この度、本作の大ヒットを祈願し、合同記者会見&舞台挨拶が、2月18日(木)、“日本一高いビル”あべのハルカス展望台にて開催。主演の岡田准一をはじめ、阿部寛、平山秀幸監督が登壇し本作の魅力を語った。山岳カメラマンの深町は、ネパールの首都・カトマンドゥで古いカメラを発見する。それは、イギリスの登山家ジョージ・マロリーは1924年にエヴェレスト初登頂に成功したのかという、登攀史上最大の謎を解く可能性を秘めていた。カメラの行方を追う深町は、一人の男に辿り着く。孤高の天才クライマー、羽生。突然日本から姿を消して消息不明だった彼が、なぜカトマンドゥにいるのか…。羽生の目的に興味を持ち、その過去を調べるうち、深町は彼の生き様にのみ込まれていく。そして、羽生に人生を翻弄されながらも、彼を愛し続ける女性・涼子と出会う…。『愛を乞うひと』の平山監督がメガホンを取り、音楽に『蜩ノ記』の加古隆と、日本アカデミー賞受賞者が集結した本作。阿部さんが孤高の天才クライマー・羽生を、岡田さんが彼を追うカメラマンの深町を演じ、邦画初となる標高約5,200mでの撮影を命懸けで敢行。映画そのものが前人未踏の領域へと達する感動のスペクタクル超大作として、大きな話題を呼んでいる。本作の大ヒットを祈願した今回の会見は、世界一高い山エヴェレストを舞台にした本作にかけ、日本一高いビル「あべのハルカス」にて実施。60階で映画イベントを開催するのは初めての試みだという。平山監督は「高所恐怖症にも関わらずエヴェレストで撮影し、今日もこんな高い所にあげてもらい、改めて高い所は苦手だなと思っています。映画が完成しまもなく公開という、やっと下山したような気分です」と、“高所”続きの本作について胸の内を明かした。エヴェレスト5,200mでの撮影について聞かれた岡田さんは「崖を登るシーンでは、岩肌が下から見た感じとは違って手がかけられないような所で、本当に命がけで撮っているなという気持ちでした。でも楽しかったですし幸せな時間でした」とタフなコメント。阿部さんは「自分たちが見たこともないような空間で山と山の間で撮るというのは、お邪魔させて頂いている、自然のご機嫌を伺いながら、圧倒的な存在ですから、役者なんて豆粒ぐらいのもので撮影させて頂いているという感じでした」とその苛酷さを表現した。そんな過酷な撮影の中で印象的だったのは、「阿部さんが撮影に何でも持ってきて下さっていて、阿部さんを頼れば何でも出てくるという感じでした。おなか痛いと言えば、薬を『飲め』とくれまして撮影中助けて頂いたなと思っています」と明かす岡田さん。それを受けた阿部さんは、周囲からのアドバイスで携帯食や非常食、薬を余計に持っていったことを話し、「(周囲に)脅されていったわけですよ。医者にもおなか壊したらと…役の代わりがいないから目いっぱい携帯食、非常食や、もし向こうで風邪引いたらどうしようとか、色んな心配をして余分にたくさん薬を持っていったんですよ。すると重量が重くなってしまって、途中みんなに分けましたね。実際具合悪くなる人もいましたし」と現地での思い出をふり返った。また、岡田さん自身も、3~4年前から山登りを実践しているようで、「僕も昨年から山岳部の部長をやっているんですが、山屋はなぜ登るのか、一流の人たちの考えは特別なもので、阿部さん演じる羽生の『山をやってないと生きてないのと一緒だ』というのとは違うのかもしれませんが、僕の知ってる山屋さんとは、自然のように勝てないものに向き合っている、山に遊ばしてもらいながら経験や知識で楽しんで山に登っているという考えで優しい人が多いので、それに憧れて、危険なことも含めプロの方たちに教えてもらいながら登っていますね」と、役柄同様、山への熱い思いを語った。『エヴェレスト 神々の山嶺』は3月12日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月18日「V6」の岡田准一を主演に阿部寛、尾野真千子といった豪華俳優陣で贈る『エヴェレスト神々の山嶺』。この度、阿部さん演じる伝説のクライマー・羽生丈二の生き様が詰まった本編映像が解禁となった。山岳カメラマンの深町(岡田准一)は、ネパールの首都・カトマンドゥで古いカメラを発見する。それは、イギリスの登山家ジョージ・マロリーは1924年にエヴェレスト初登頂に成功したのかという、登攀史上最大の謎を解く可能性を秘めていた。カメラの行方を追う深町は、1人の男に辿り着く。孤高の天才クライマー、羽生(阿部寛)。突然日本から姿を消して消息不明だった彼が、なぜカトマンドゥにいるのか。羽生の目的に興味を持ち、その過去を調べるうち、深町は彼の生き様にのみ込まれていく。そして、羽生に人生を翻弄されながらも、彼を愛し続ける女性・涼子(尾野真千子)と出会う。標高8848m、氷点下50度、呼吸すら困難な極限の世界。最高に無謀で最高に熱い挑戦がいま、始まる――。全世界で翻訳され、大ベストセラーとなった夢枕獏の「神々の山嶺」を原作とし、『学校の怪談』『ターン』『笑う蛙』の平山秀幸監督が待望の実写化に挑んだ本作。撮影は現地ネパール・エヴェレストにて敢行。キャスト&クルーが実際に高度5,200m付近まで登り、10日間かけて高度順応するなど、文字取り命がけで撮影に挑んだ極限のエンターテイメント超大作だ。今回解禁された映像は、阿部さん演じる伝説のクライマー・羽生の生き様が感じられるセリフが満載。「山やらなきゃ死んだも同じだろ」、「俺がここにいるからだ。俺がいるから、山に登る」 など、常人にはとうてい理解し得ない羽生の言葉と、圧倒的存在感、鬼気迫る表情から、人生すべてをエヴェレストに賭ける男が描き出される。その反面、山のためには仲間の犠牲もいとわない羽生に、かつてのザイルパートナー・井上が「山屋としては完璧だった。人間としては、最低だったけどね」と言い捨てる。また、羽生のライバルでエリート登山家の長谷(佐々木蔵ノ介)に 「お前はスポンサーのために山に登ってるのか」と衝突したり 、 「生きて帰らなかったやつが頂上を踏んだかどうかはどうだっていい。死ねばゴミだ」 などエヴェレストに異常なまでの執念を見せるシーンも。生きることを諦めず、命を懸けた登頂に挑み、より高みを目指す熱い彼らの姿が壮大なスケールと感動の人間ドラマに胸打たれる内容となっている。阿部さんはエヴェレスト現地での撮影を「体験したとしないではぜんぜん(芝居が)違う」と話し、岡田さんも「日に日に阿部さんが火のような男になっていった」と絶賛するほど、完ぺきな羽生像を作り上げていたようだ。『エヴェレスト神々の山嶺』は3月12日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年02月18日岡田准一、阿部寛、尾野真千子らキャストとスタッフが、実際にエヴェレストで撮影を敢行した映画『エヴェレスト 神々の山嶺』の特別映像が公開になった。『エヴェレスト 神々の山嶺』特別映像本作は、『愛を乞うひと』の平山秀幸監督がメガホンをとり、エヴェレスト登頂に人生のすべてを賭ける男(阿部)と、彼の生き様に魅せられていく山岳カメラマン(岡田)、そのふたりを愛した女性(尾野)を軸に描かれる人間ドラマ。特別映像は、阿部演じる“伝説のクライマー・羽生”にフォーカスした内容になっており、「山やらなきゃ死んだも同じ」「俺がここにいるからだ。俺がいるから、山に登る」と、崇高な使命感に燃える彼がなぜ“孤高”なのか、なぜかつてのザイルパートナーから「人間としては、最低」と見放されているのか、羽生という男の人物像がわかる内容になっている。撮影はエヴェレストの5200メートル付近で行われ、キャスト・スタッフは高度に順応するため10日間かけて登ったといい、阿部は「体験したとしないではぜんぜん(芝居が)違う」と振り返り、岡田は「日に日に阿部さんが火のような男になっていった」とその演技を絶賛する。「生きて帰らなかったやつが頂上を踏んだかどうかはどうだっていい。死ねばゴミだ」と生きることを諦めず、標高8848メートル、氷点下50度の極限世界に挑む男は、エヴェレストで、なにを見たのか? 無謀な挑戦の先に彼はなにを得るのか? 世界最高峰の地を舞台にした壮大な人間ドラマを期待させる作りになっている。『エヴェレスト 神々の山嶺』3月12日(土)全国ロードショー
2016年02月18日映画『エヴェレスト 神々の山嶺』の完成披露試写会が4日、都内で行われ、キャストの岡田准一(V6)、阿部寛、尾野真千子、佐々木蔵之介、ピエール瀧、甲本雅裕、風間俊介、そして平山秀幸監督が出席した。同映画は夢枕獏の小説『神々の山嶺』(角川文庫・集英社文庫)を映像化したもので、標高8,848m、氷点下50℃という過酷な環境を舞台に、エヴェレストの謎を追う山岳カメラマン・深町を岡田准一、天才クライマー・羽生を阿部寛、2人の男性に運命を翻弄される女性・涼子を尾野真千子が演じる。岡田、阿部、尾野を含むキャスト・スタッフは実際にエヴェレストに登り、標高5,200m地点、酸素も2分の1で撮影が行われ、岡田は「苦しさはあったんですけども、歩いている後ろに阿部さんや尾野さんがいるので、弱ってるとこ見せられないという、プレッシャーがあったんですよね」と振り返った。さらに「血中酸素が普通100のところ、夜は70まで下がってしまうんですが、ドクターに測ってもらうとき、ズルをして呼吸をいっぱい吸ってから測っていました(笑)。70後半を、86くらいまで上げて『岡田さんタフですね~!』と言われるので」と告白。すると阿部も「実は僕もやってました(笑)。岡田くんが90とか行くと、負けてられないなって。今明かしました」と明かした。真面目に測っていた尾野は驚いた様子を見せたが、普通エヴェレストに登ると痩せてしまうところ、3キロ太って帰ってきたことで、岡田から「日本でいちばんタフな女優さんです」と紹介されていた。また、回想シーンで登場する尾野の兄役を演じた岡田の後輩である風間俊介の撮影は日本の山で行われたため、風間はエヴェレスト撮影組を意識し、「体感的には崖っぷちの、都庁のてっぺんくらいで撮影して、声が上ずっちゃって(笑)。大丈夫ですって言ったんですけど、明らかに大丈夫じゃなかったみたいです。でも絶対に負けたくないと思って撮影をしたら、後から阿部さんに『エヴェレストは高いところにあるけど広いんだよな。お前が一番やばいところにいたんだよな』と言われて膝から崩れ落ちました」とエピソードを話し、会場の笑いを誘った。映画にかけて、「人生で挑戦したい」ことについて岡田は「できれば、ここに登壇している皆さんと一緒にエヴェレストに登りたいです。いかがですか」と提案。それを受けた風間が「個人的に気になったのはそれ言われた瞬間の佐々木蔵之介さんの目の伏せっぷりが……」と話を振ると、佐々木「いやちょっとそれは……」と苦笑いを浮かべていた。神々の山嶺』は、3月12日より全国公開。
2016年02月05日岡田准一主演の映画『エヴェレスト 神々の山嶺』の完成披露試写会が2月4日(木)に開催され、岡田さんをはじめ、共演の阿部寛、尾野真千子、佐々木蔵之介、ピエール瀧、甲本雅裕、風間俊介、平山秀幸監督が舞台挨拶に登壇した。夢枕獏の世界的なベストセラー「神々の山嶺」を原作に、標高8,848メートル、氷点下50度の世界最高峰・エヴェレストに魅せられた男たちの姿を描き出す。岡田さんは映画のお披露目を前に「熱い挑戦の大人の映画です。僕らもギリギリの挑戦で撮影を敢行してきました」と晴れ晴れとした表情で語る。阿部さんは孤高の天才クライマー・羽生、岡田さんは彼を追うカメラマンの深町を演じているが、標高5,000メートル超、酸素は地上の2分の1という過酷なエヴェレストでの撮影では、2人の俳優の魂のぶつかり合いも!阿部さんは「“不屈の男”を演じましたが、隣りにかなりの不屈の男がいましたので(苦笑)、負けないようにと精一杯頑張りました」と岡田さんを横目でチラリとうかがいながら語る。一方、岡田さんは「(エヴェレストで)歩いている後ろに、阿部さや尾野さんがいて、弱っているところを見せられないプレッシャーがありました」と述懐する。健康管理のために、毎晩、ドクターにより血中酸素濃度が測定されたが、岡田さんは「ズルをして、いっぱい呼吸してから計ってました(笑)」と告白!阿部さんは「そんなことしてたの!?」と驚きつつ「実は僕もやってました」とニヤリ。「岡田くん(の血中酸素濃度の数値)が90を超えたと聞くと、不屈のクライマーとしては負けちゃいけないなと(笑)」とライバル心をのぞかせた。羽生、深町に人生を大きく狂わされていくヒロインを演じた尾野さんは「私は真面目にやってましたよ!初めて聞きました(苦笑)」と男たちの競り合いにあきれ顔…。そんな尾野さんだが、通常、山に登ると消費が激しいため体重を落としてしまう人が多いそうだが「3キロ太りました(笑)」とタフネスぶりを告白。「本当は腹8分目じゃないといけないのに、お腹いっぱい食べて、水分を摂らなきゃいけないので、ミルクティーをたらふく飲んでました」と語り、3~4キロ体重を減らしたという岡田さんは「日本一タフな女優さんです」と尾野さんを称えていた。『エヴェレスト 神々の山嶺』は3月12日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月04日夢枕獏の人気小説を原作に、日本映画史上初となるエベレストでの現地ロケを敢行した『エヴェレスト 神々の山嶺』の完成披露試写会が2月4日に、都内で行われ、主演を務める岡田准一をはじめ、阿部寛、尾野真千子、佐々木蔵之介、ピエール瀧、甲本雅裕、風間俊介、平山秀幸監督が登壇した。『エヴェレスト』完成披露試写会その他の写真日本人カメラマンの深町誠は、ヒマラヤ山脈を望むネパールの首都カトマンズで「イギリスの登山家ジョージ・マロリーが1942年6月8日にエベレスト初登頂に成功したかどうか?」という登山史上最大のミステリーを解くカギを握る一台の古いカメラを発見する。主人公・深町を演じた岡田は、「空気は半分、気温はマイナス20度という状況で、大人たちが熱い挑戦をした作品。僕らの思いを感じていただければ」と渾身の一作をアピール。孤高の天才クライマー・羽生役の阿部は、「情熱がはちきれんばかりの男。せめて岡田君の精神力だけでも負けないように頑張った」と振り返った。過酷を極める5000メートル級の高地ロケでは、日頃から血中酸素の測定が行われていたが、岡田は「(測定する)直前にいっぱい呼吸をして、数値を上げていた。『岡田さん、タフですね』って言われたくて」と“不正”を告白。すると、阿部も「僕もやっていました!」と明かし、二人は「僕らウソをついていました。ここでおわびさせていただきます」と平謝りだった。ヒロインの岸涼子を演じる尾野は、「めっちゃ楽しかったです!」とエベレストでのロケにも涼しい顔。「普通はやせるはず。僕もロケ中に3~4キロは体重が減った」(岡田)、「私は3キロ太った!本当は腹八分にしないといけないのに、ご飯をたらふく食べた」(尾野)とタフぶりを披露し、高地ロケをともにした俳優陣を圧倒していた。『エヴェレスト 神々の山嶺』3月12日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年02月04日福山雅治をはじめ、堺雅人、西島秀俊、向井理など、人気イケメン俳優たちが続々と結婚したり、パパになったりしている中、“最後の砦”として世間の女性からその後の動向が注目されている俳優、佐々木蔵之介。本日2月4日(木)に48歳の誕生日を迎えることを祝して、出演最新作『エヴェレスト 神々の山嶺』からエリート登山家を演じる佐々木さんの場面写真が解禁となった。日本のエヴェレスト遠征チームに参加していたカメラマンの深町誠(岡田准一)は、滑落事故で仲間を失い、登頂は中止に。行き場を失い、ネパールの首都・カトマンズを彷徨っている中、骨董屋である古いカメラを発見する。それは、1924年6月8日、エヴェレスト登頂に挑みながらも行方不明となったイギリスの登山家ジョージ・マロリーのカメラと思われるものだった。マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかという山岳史上最大の謎に魅せられた深町は、証拠となるカメラを追い、消息不明だった伝説のクライマー、羽生丈二(阿部寛)に辿り着く。彼はなぜ日本から姿を消したのか?その男がなぜカトマンズにいるのか?「天才クライマー」と呼ばれながら、孤高に生きてきた彼の過去を調べるうちに、深町はその生き様にのみ込まれていく。そして、羽生に人生を翻弄されながらも、彼を愛し続ける女性・涼子(尾野真千子)と出会うが…。全世界で翻訳され、大ベストセラーとなっている夢枕獏著「神々の山嶺(いただき)」を、『愛を乞うひと』『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』で知られる平山秀幸監督が映画化。前人未到のエヴェレスト南西壁・冬期・無酸素・単独登頂に挑む姿を、実際にキャストやクルーが現地5,200m付近での撮影に挑んだことでも話題を呼んでいる。本作で佐々木さんが演じるのは、阿部さんが演じる孤高のクライマー・羽生のライバルで、同じく天才クライマーの長谷渉。人生すべてをエヴェレスト登頂に賭け、「俺がここにいるから山に登るんだ」と山のためには仲間の犠牲もいとわない羽生とは対照的に、長谷はスポンサーからの信頼も厚く、エリート登山家として羽生も一目置く存在だ。まるで静と動、山に魅せられた両極端な2人の男が極限の地で見せるプライドと意地、そして夢へ挑戦していくその姿は、女性たちをも熱くさせるドラマとなっている。佐々木さんといえば、“ましゃロス”という言葉に象徴される衝撃を世間に与えた福山さんの結婚発表の際にも、なぜかその名がTwitterでトレンド入りするほどの最後の独身俳優。そんな佐々木さんの静かなる情熱を、本作では目にすることができそうだ。『エヴェレスト 神々の山嶺』は3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月04日