今や国民病といえるがんの診断と治療技術は、日進月歩で進歩しています。最近のがん治療は通院(外来)で行われることが増えてきました。そのため、入院治療主体の従来型のがん保険では、治療実態と乖離(かいり)し、十分な保障が得られない可能性があります。そこで、最近のがん治療や最新のがん保険について考えてみました。国民の約2人に1人はがんにかかる!?がんは国民病といっていいほど、身近な病気になりました。一生涯のうちにがんと診断される人の割合は、男性58.0%、女性43.1%。約2人に1人ががんにかかるのです。そして、がんは昭和56年(1981年)から日本人の死因第1位を占めています。平成25年のがんによる死亡者数は36万5,000人で、全死亡者のうち28.6%でした。がんは30年以上にわたって死因の第1位を占めていますが、医療技術の進歩によって徐々に治る病気になりつつあります。ただ、治療は長期にわたることもあり、公的医療保険が適用される治療だけを受けても、毎月の医療費負担は家計の重荷になります。もし、高額な先進医療の技術を受けることになると、経済的なダメージはさらに大きくなります。また、がんにかかると、通院のために職場の配置転換や離職を余儀なくされることもあり、収入減や収入途絶が追い打ちをかけます。こういった経済的ダメージへの備えとしてがん保険があるわけですが、最近、保障内容に変革が起きています。それは、治療方法が変わってきたからです。では、最近のがん治療はどう変わったのでしょうか。がん治療は「集学的治療」が主流以前のがん治療は、「入院して手術」が主流でした。現在でも、手術はがん治療の有効な治療法ですが、最近はこれに、放射線治療や抗がん剤治療を効果的に組み合わせる治療法が主流となっています。これを「集学的治療」といいます。放射線治療や抗がん剤治療は通院だけで行われることもあり、手術も技術の進歩で日帰りや短期間の入院ですむケースがあります。こういった治療法の進歩で、がん治療は入院から通院にシフトしているのです。下表は、がんの受療率の年次推移ですが、平成17年を境に、通院治療の方が増えています。ところが、入院・手術を前提とした従来型のがん保険では、通院だけの治療では受け取れる給付金はがん診断給付金くらいで、通院については十分な保障が得られるとは言い難いのです。そこで、最近のがん治療に合わせた保障内容を盛り込んだ新しいがん保険が登場してきています。このタイプをここでは新型がん保険と呼ぶことにします。大きく、「通院重視型」と「一時金重視型」に分かれる新型がん保険の傾向をみてみると、通院だけでも給付金が支払われる「通院重視型」と、診断給付金・治療給付金などまとまったお金の給付を重視した「一時金重視型」に大別されます。通院重視型は、文字通り、手術・放射線治療・抗がん剤治療などの治療を受けるために通院すれば、日数分の給付金が支払われます。入院の有無にかかわらず、がんの治療のために通院すれば給付されるのが通院重視型の新型がん保険の特長です(経口投与による治療は対象外になる等、保障内容は保険商品により異なります)。もちろん、入院治療でも給付金は支払われます。一時金重視型は、診断給付金や治療給付金としてまとまったお金を受け取って、自由に治療費、あるいは生活費の補填等にあてられるタイプの保険です。どちらのタイプがいいかは、その人の考え方によります。入院・通院のどちらの治療を受けても日数分の給付金を受け取りたい人は通院重視型、まとまったお金をもらって治療費などにかかる費用を賄う方がいいと考える人は一時金重視型がいいでしょう。新型がん保険を検討する際は、がん診断給付金の内容もチェックしてください。診断給付金はがんと診断されると支払われるがん保険がほとんどで、入院を伴わなくても受け取れます。ただ、最初のがん診断時に1回のみしか受け取れないがん保険と、複数回(2年に1回が限度の商品が多い)受け取れるがん保険があります。がんは再発や転移が心配な病気なので、複数回の方が安心でしょう。ただ、保障が手厚い分、保険料は高くなるので、1回のみしか受け取れないがん保険でもいいと割り切ることも必要かもしれません。先進医療の保障は、どちらのタイプのがん保険にもセットされているか、特約でつけられるようになっています。がんに関する先進医療の技術料は高額なものがあるので、今や必須の保障といっていいでしょう。通算限度額は1,000万円、2,000万円などがあり、2,000万円が主流になりつつあります。これは、1,000万円か2,000万円あればよいでしょう。ただし、現在ご加入の医療保険に先進医療の保障がセットされていたら、がん保険にはなくてもいいでしょう。医療保険の先進医療でがんの先進医療もカバーしているので、両方につけると重複してしまうからです。なお、公的医療保険適用、自由診療(海外では治療に使われているが、日本国内では承認がおりていない抗がん剤を使用する治療などのこと。治療費が公的医療保険対象部分も含めて全額自己負担になる)のどちらの治療を受けても、先進医療の治療費を含めてかかった治療費の全額が支払われるがん保険もあります。5年以上前にがん保険に加入した人は、保障内容は従来型のがん保険のケースが多いので、この機会に見直しをしましょう。コラム執筆者プロフィール 小川 千尋(おがわ ちひろ)ファイナンシャルプランナー/子育て・教育資金アドバイザー/終活カウンセラー/整理収納アドバイザー1994年AFP資格取得。独立系ファイナンシャルプランナーとして、主にマネー誌、一般誌、新聞などのマネー記事の編集・執筆・監修、セミナー講師などで活動。オールアバウト「生命保険」ガイドも務めている。コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2014年12月09日味の素は2011年4月より、少量の血液から血中のアミノ酸濃度バランスを調べる「アミノインデックス技術」を用いた、がんリスクの解析サービス「アミノインデックスがんリスクスクリーニング(AICS)」を提供している。「AICS」は、血液中のアミノ酸濃度を測定し、健康な人とがんである人のアミノ酸濃度バランスの違いを統計的に解析することで、がんに罹患しているリスクを評価するというもの。1回の採血(約5ml)で最大5種類のがんの罹患リスクを調べることができる。具体的には25種類のアミノ酸からそれぞれのがんに応じて6種類を抽出し、その血中濃度を解析しているという。がんに罹患した場合アミノ酸のバランスは数カ月で変化するとのことで、味の素は年1回の受診を推奨している。このほど、同検査を体験してきたのでその内容をご紹介する。なお、今回紹介する検査の流れなどは受診する病院によって異なる場合があるのでご注意いただきたい。○採血はあっという間に終了 - 結果は……?筆者が受診したのは都内の某病院。まず、通常の健康診断と同じように電話をかけて予約をする。その際、検査前8時間以内に水以外は摂取していけない、必ず午前中に採血するなど注意事項の説明を受ける。検査当日、受付を済ませた後は5分とかからずに名前を呼ばれ、採血へ。上記でも説明したとおり「AICS」は少量の血液しか必要としない点が特徴で、採血はあっという間に終了した。後日届いた「アミノインデックス報告書」がこちら。「AICS」ではアミノ酸濃度バランスを0.0~10.0でスコア化し、がんの部位ごとにA~Cのランクが付けられる。Aが最もリスクが低く、Cが高い。筆者の場合は胃、肺、前立腺はAランクだったが、大腸がんがBランクで有病率は0.13~0.21%だった。ここで提示されている有病率は、一般的ながんの有病率を0.1%(1万人に10人)としているため、この場合はその1.3倍~2.1倍リスクが高いことになる。○全国850カ所で受診可能今回「AICS」を受診してみて、何より驚いたのは検査の簡便さ。わずかな血液しか採取しないことは事前にわかっていたが、がんリスク検査に対して身構えていたこともあり、あまりに早く終わったので少々拍子抜けにすら感じた。結果については、筆者はヘビースモーカーなので何かあるとすれば肺だと思っていたが、実は大腸のほうがリスクが高いことを知ることができて良かったと感じている。一般より最大で2.1倍のリスクがあることは多少ショックだったが、生活習慣の改善によってBランクをAランクに戻すことも可能とのこと。自分の食生活などを見直す機会になった。「AICS」は全国850カ所の医療機関で導入されており、臨床アミノ酸研究会のウェブサイトから検索することができる。医療機関によっては、結果について疑問がある場合、面接を行って医師の説明を受けることもできるという。今後すい臓がんや生活習慣病など、検査対象を広げていくとのことで、身体的負担の少ないリスクスクリーニング検査として注目を集めるだろう。興味のある方は受診してみてはいかがだろうか。
2014年11月20日国境なき医師団(MSF)日本はこのほど、エボラ出血熱対策に携わる援助従事者のためのオンライン講座「Ebola ebriefing」を公開した。同団体によると過去10年のMSFによるエボラ対応は、いずれも感染防御に関する専門スキルをもつ人々によって支えられてきた。しかし、エボラ治療における感染リスクを最小限に抑えるには、医師から衛生担当者まで、あらゆるスタッフがもつ専門知識が重要となる。そこで、ウイルスと闘う外部の人々や他団体に、それらの知識を広く提供することが大切であるとして、同講座を開設した。講座ではエボラウイルスとその制御策、症例管理の難しさについて具体的な情報を公開している。受講は誰でもでき、英語、フランス語、スペイン語の3言語を用意している。また、MSFでは8月以降、西アフリカへ出発する前の派遣スタッフにブリュッセルで数日間の理論と実践の研修を実施している。これまでに10回実施し、合計400人余りが受講した。この研修コースの成功を機に、MSFは回数を増やした上で外部の援助関係者にも開放することを決定した。今後数カ月の間に、オランダのアムステルダムで約20回の同様の研修コースを開く予定だという。MSFインターナショナル会長のジョアンヌ・リュー医師は「エボラ拡大をこれ以上広げないための最善策は、西アフリカで対応に取り組むこと」と述べている。現場での主な課題は、感染リスクのある環境での業務に習熟した人員の確保だ。「より多くの患者を治療するために、多くの海外派遣スタッフと現地スタッフに研修を行わなければならない」と研修の重要性を語った。
2014年11月20日今、日本人の2人に1人が何らかのがんになるといわれています。がんになる確率は、男性が約58%で、女性は約43%(公益財団法人がん研究振興財団調べ)。がんは特別ではなく、誰もがなりうる病気だと言えるのでしょう。がんの原因や予防法の研究も進んでいますが、完全に予防するのは難しいこと。「もしも自分ががんになったら」という心構えを持ち、いざというときによい選択ができるように備えておきましょう。■適切な治療をすれば、がんは治る時代「不治の病」というイメージがあったがんですが、早期発見により適切な治療を行えば、治る可能性は格段に高くなります。では、治療にはどのような種類があるのでしょうか。従来、がん治療の基本は、外科手術によりがん細胞を取り除くことでしたが、近年は薬物療法(抗がん剤治療)や放射線治療が進歩しています。外科手術、抗がん剤治療、放射線治療の3つを合わせて「3大がん治療」といい、そのいずれかを行った割合は、全体の9割を占めています。■自己負担になるがん治療と、ならないがん治療公的医療保険制度の対象となる診療、つまり保険の効く診療であれば、自己負担額は医療費の3割(70歳以上の場合は所得により1割~2割)のみで、仮に医療費が高額になった場合でも、「高額療養費制度」により一定限度額以上の治療費は、請求すれば戻ってきます。ですが、がんの場合は、公的医療(保険診療)の対象とならない、全額自己負担の治療もあります。どんな治療が公的医療の対象になり、どんな治療が自己負担になるのか、「標準治療」「自由診療」「先進医療」という3つの用語を整理しながら、確認してみましょう。(1)標準治療医学学会で検討され、科学的な根拠に基づいた観点で「患者にとって現在利用できる最良・最善な治療法」とされるもの。がんの種類ごとおよび、それぞれのがんの進行状態ごとに決められています。「標準」とは、その時代で最も良い、基本になる治療という意味で使われ、「標準的・平均的」な治療法のことではありません。公的医療保険制度の対象となります。(2)自由診療海外ではすでに承認されていても、日本国内では未承認の治療は「自由診療」で受けることになります。「進行がん」や「再発・転移」時には有効な薬を投与しても、徐々に耐性ができ効かなくなるため、自由診療を選択することもあるでしょう。その場合、公的医療保険制度の対象にならないため、全額自己負担となります。(3)先進医療厚生労働大臣によって定められた高度な医療技術を用いた療養のことで、公的保険適用にするかを評価する段階にある医療を指します。がん治療の場合、「陽子線治療」「重粒子線治療」などが知られています。先進医療そのものにかかる費用は全額自己負担ですが、その前段階の診察や検査などでは公的保険が適用されます。■治療以外にも、ウィッグや乳房再建など、女性特有の医療費がかかるがんの治療に自由診療や先進医療の治療法を選択した場合、そもそもの費用がそれなりに高額のため、全額自己負担となると、金銭的負担がかなり大きくなります。女性の場合、抗がん剤の副作用で抜けてしまった髪をカバーするためのウィッグ(医療用かつら。1万~30万円)や、乳房再建術(保険適用の場合、10万円前後、保険適応外のもので50万~100万円くらい)といった費用が、治療費のほかに必要になることもあります。最初にもお話しした通り、がんはもはや特別な病気ではありません。自分にとって納得のいく治療をするためには、保険での備えがあると安心です。そして、何といっても早期発見が重要。保険に加入することだけではなく、定期的な健診を受けることも心がけましょう。
2014年11月19日「コール ハーン(COLE HAAN)」は、ニューヨーク・ シティ・ バレエ団所属のトップバレリーナ3人とパートナーシップ契約を結び、新たなシューズコレクションを発売した。ニューヨーク・シティ・バレエ団は90人以上の所属ダンサーを率いる、世界最高峰のバレエ団の一つ。今回のコラボではバレエ団に所属するサラ・マーンズ、メーガン・フェアチャイルド、グレッチェン・スミスの3名のバレエのステージからインスパイアされた素材やカラーリングを使用し、日常生活にマッチするデザインを追求している。バレリーナのトゥシューズからインスパイアされたのが、リボンのクロスがバックに施された「エイヴァリー ポインティー バレエ」(3万円)。ブラックスワンメタリックとダイアモンドメタリックの2色を展開。また、「エイヴァリー プリンテッド チュチュバレエ」(3万3,000円)は、トゥにブラックスエードを使用。ヌードカラーのナッパレザーにチュールをプリントし、ファブリックのような質感とした。国内での取り扱い店舗は、コール ハーン銀座本店、伊勢丹新宿店、銀座三越、福岡岩田屋、池袋西武、横浜そごう、日本橋三越、梅田阪急、大阪高島屋、玉川高島屋、JR名古屋高島屋、日本橋高島屋、渋谷東急本店。
2014年10月24日厚生労働省や日本対がん協会などは10月4日、「平成26年度 がん検診50%推進全国大会」を東京都・六本木ヒルズの大屋根プラザにて開催。女子マラソン種目においてアトランタ五輪などでメダルを獲得した有森裕子さんらを招き、がん検診の重要性を広く訴えかけた。○がん検診50%推進全国大会とは「平成26年度 がん検診50%推進全国大会」は、厚生労働省などが「がん」に関する正しい知識や、がん検診の重要性を啓発するために行われたイベント。がん対策推進基本計画の個別目標である「がん検診受診率50%以上」を目標に設定し、国と企業、自治体などが協力して取り組む活動の一環として、毎年10月1日から31日までの1カ月間に啓発活動を行っている。この日のイベントではまず、「平成26年度 がん検診50%達成に向けた体験談コンテスト授賞式」が行われた。同コンテストは、がん検診のキャッチフレーズ「がん検診 愛する家族への 贈りもの」にちなんだ体験談を400詰め原稿用紙1枚程度にまとめた作品の中から、がん検診に対する理解を深めるきっかけとなる作品を選ぶというものだ。同コンテストで最優秀賞を受賞した河野ひさ江さんに、厚生労働省の健康局局長・新村和哉氏より賞状とガラス盾が授与された。河野さんは作品の朗読も行い、親友に勧められてがん検診に行ったことや、そのおかげでがんを早期発見できたことなどを語り、がん検診の大切さを訴えた。また、「健康寿命をのばしましょう! 」をスローガンに、運動や食生活、禁煙に関する呼びかけを行っている「スマート・ライフ・プロジェクト」の応援団を務めているアイドル「乃木坂46」から、検診の大切さを伝えるビデオメッセージも届けられた。○早期発見すれば、5年生存率は9割続いて行われた「がんに関するミニ講座」では、東京大学医学部 付属病院放射線科准教授の中川恵一准教授が講演を行った。中川准教授は、「現在、日本は世界一のがん大国になっている」と、2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなっているという日本の現状を説明。そのうえで、がんは早期発見できれば9割が5年生存を達成できることを明らかにした。中川准教授によると、そもそもがん細胞とは「DNAのコピーに失敗してしまった細胞」のことで、毎日約5000個も生まれているという。通常はがん細胞になっても、リンパ液が攻撃することによって消えてしまうが、時折その攻撃をとりこぼしてしまうことがある。そのとりこぼされた1個のがん細胞が検診で発見できる大きさ(約1㎝)になるには、10年~20年もの歳月が必要になるとされている。ところが、1㎝から「早期発見」とされる2㎝までの大きさになるまでは約2年しかない。そのため、「定期的ながん検診が必要になる」と中川准教授は強調した。その他にも、「多少、コゲを食べたところでがんになることはない」「お酒が『百薬の長』になるのは1合まで」「日光浴ががんの原因になるのは白人の事情で、アジア人にはあてはまらない。むしろ、適度な日光浴はアジア人にとってがん予防になる」など、世間でうわさされているがんの情報について、いろいろな誤解があることを明かした。がんは、昨日今日の生活が原因でいきなり発病するものではない。だからこそ、タバコなどの嗜好(しこう)品や運動不足などを含めた日常生活と、がんの発病リスクについての正しい知識を得ることも大切だと伝えた。○適度なスポーツでがん予防を続いては五輪メダリストで、「いきいき健康大使」を務める有森裕子さんと中川准教授とのトークセッションが行われ、がん予防とスポーツについての話で盛り上がった。中川准教授は、「スポーツはやればやるほど、がん予防になる」と断言。「現在、厚生労働省では週2~3回の運動を推奨していますが、欧米では週5回とされている」と、もっと運動してもよいと話した。有森さんは、「以前は学校だけでなく、企業の運動会などの行事もありましたが、最近はあまり聞かなくなりましたね。そういえば、海外に行ってもホテルのスポーツジムにいるのは欧米の方が多い印象」と話し、「企業がスポーツイベントをやってくれたら、そこにどんどん若いアスリートも参加させて盛り上げて、たくさんの方の健康につなげられたら」と希望を語った。○企業にとってのがん検診メリットイベント後、さらに中川准教授にがん検診について話を伺ったところ、「企業ががん検診を推進することは、企業にとってもメリットがある」と語ってくれた。現在、学校などにおいては「がん教育」が授業に取り入れられているが、検診が必要な成人世代にがんのことを知る機会が無い状態になっている。そこで重要になってくるのが、企業によるがん検診の推進。がんの治療は、発見が遅れるほど治療費が高額になってしまうが、早期発見できれば比較的少額に抑えることができるケースがほとんどだ。健康保険の負担額も減らせるうえ、会社の貴重な人材を守ることができるというわけだ。「ある企業では、部下ががん検診に行かないと管理者が減給されるようになっている」と、強くがん検診を推し進める企業も出てきているという。現在、企業が率先して「がん検診受診」の大切さを呼びかける「がん対策推進企業アクション」が行われており、すでに参加している企業に加え、今年は300の企業・団体の参加を目指しているという。「子供たちへのがん教育でも目標にしていることですが、『がんについて知ってもらうこと』と『命の大切さを知ってもらうこと』が大切です。がんという病気を知り、その知識がその人の人生をよくする。体は一種の消耗品で、命はいつか終わる。検診が、大人にとってのそういう機会になればと思います」。
2014年10月07日(画像はイメージです)子宮体がんとイソフラボンの摂取女性のがんに関しては、胃がんは低下しているのに乳がん、子宮体がんは大きく増加しています。子宮体がんの発現にはエストロゲンが抑制方向の作用を持つため、早い初経、遅い閉経、未産婦などがリスク要因と想定しています。大豆食品にはイソフラボンは化学構造がエストロゲンと似ていることから、子宮体がんの発生には予防的に働くことが予想されますが、いくつかの疫学的調査では結果が一致せず、前向き研究もありません。JPHCによる検討国立がん研究センターの「多目的コホート(JPHC)研究」で大豆摂取とイソフラボンの関連を調べ、その結果をBJOGで発表。対象は45-74歳の女性約4万人、観察期間は平均12年。大豆食品の総摂取量は、アンケートに含まれている豆腐、納豆、みそなどの8項目から算出。追跡期間中に、対象者集団のうち112人が子宮体がんと診断されました。イソフラボン摂取量を低摂取、中摂取、高摂取の群に分けて低摂取群に対するハザード比を計算しました。大豆食品量も同じ計算を行いました。結果は、イソフラボン摂取量、大豆食品摂取量共に子宮体がんのリスクには有意な変化はありませんでした。可能性としては,日本人においては大豆食品やイソフラボンの摂取量は元々高いこともあり、大豆食品やイソフラボンの摂取量と子宮体がんの関係を明らかにするには、更に大規模な研究が必要と結論。【参考】・国立がん研究センタープレスリリース・BJOG文献
2014年06月23日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使ったバランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立を毎日ご紹介!今日の献立は「がんもどきの煮物」を含めた全4品。味がしっかり染み込んだ、がんもどきとナスがホッとする和食の献立です。カツオのたたきは梅肉みそダレでサッパリと。 がんもどきの煮物 だしを吸ったふわふわながんもどきと、切り込みにしっかり味が染みこんだナスは、ホッとする和食の味です。 カツオのたたき・梅肉みそダレ 梅酒の梅入りで食べやすい梅肉に。かつおのたたきの臭みが気になる方にもおすすめです。 具だくさんの豚汁 里芋、大根、ニンジン、ゴボウなど。お好みの具を入れてだしに野菜のおいしさが出た豚汁です。 和風デザートアイス 市販のアイスクリームに抹茶を溶いてかけるだけでおしゃれなおもてなしデザートに。 ⇒今日の献立一覧はこちら
2014年05月30日“天使の歌声”の呼び名で愛されるウィーン少年合唱団が来日。4月24日に東京都内で記者会見を行った。ウィーン少年合唱団2014年 日本公演1498年に創設され、かつてハイドンやシューベルトも所属していた伝統あるウィーン少年合唱団。世界の数ある少年合唱団の中でも抜群の人気と実力を誇り、ウィーンの音楽大使として世界各地でコンサートを開催。特に日本へは1955年の初来日以来、度々ツアーを行っており、毎回、完売公演が相次ぐほどの人気を博している。今回の来日メンバーは、日本人団員1名を含むハイドン組の25名。「日本には温かいファンの方が多くて、いつも家族のもとに帰ってきたように感じます。ツアーでは、新しい音楽と出会えるのが楽しみのひとつ。昨年も日本の曲をたくさん歌わせて頂きましたが、すぐに合唱団にとっても大好きな曲になりました」と芸術監督ゲラルト・ヴィルトが挨拶した。東日本大震災の直後からチャリティ公演を開催するなど、惜しみない支援を続けるウィーン少年合唱団。今回の日本公演に先駆けて、去る3月5日にはウィーン楽友協会で行われた震災復興支援プロジェクト「歌う第九コンサート」に出演。シュテファン・ヴラダー指揮ウィーン・カンマー・オーケストラ、南相馬ジュニア・コーラス(MJC)、日本から一般参加した合唱メンバーあわせて約320名と共演し、「第九」ことベートーヴェンの交響曲第9番を演奏した。「今回のプロジェクトで、こんなに大勢の日本人の皆さんが『第九』を歌うことを初めて知りました。ベートーヴェンの『第九』は、もちろん我々オーストリア人にとって大切な曲なのですが、日本の方々にとっても同じように賛歌なのですね。“歓喜の歌”の歌詞にあるように、まさに世界中の人々が一緒になれるという体験でした。また、日本人の皆さんと一緒に歌うということは、合唱団の子どもたちの教育にとっても非常に貴重だったと思います」とヴィルト芸術監督が感想を述べた。会見では「歌う第九コンサート」主催者である社団法人世界音楽合唱チャリティー協会の会長・林昭男と同夫人の歌手・小林幸子も登壇。チケット収入と会場での寄付金全額を南相馬ジュニア・コーラス(MJC)の音楽監督・金子洋一に贈呈した。会見の最後には、日本公演のツアープログラムから、映画『風立ちぬ』主題歌の「ひこうき雲」(荒井由実作曲)、「ラデツキー行進曲」(ヨハン・シュトラウス作曲)、東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」(作詞:岩井俊二/作曲:菅野よう子)の3曲を披露したウィーン少年合唱団。日本公演は、4月26日(土)のサンシティ越谷市民ホール(埼玉)を皮切りに、6月15日(日)の東京オペラシティ コンサートホール公演まで、全国31公演を開催する。
2014年04月25日アクサダイレクト生命保険(以下アクサダイレクト生命)はこのび、カカクコムが3日に発表した『価格.com保険アワード2013』において、同社の「カチッと終身がん」が”がん保険の部(インターネット部門)”で第1位を獲得したと発表した。『価格.com保険アワード2013』とは、カカクコムが運営する総合保険比較サイト「価格.com保険」において、2013年の1年間でユーザーから最も申込み数の多かった保険商品を販売チャネル別に選出するもの。このたび、がん保険の部(インターネット部門)において、アクサダイレクト生命のがん保険(終身型)「カチッと終身がん」が第1位を獲得したという。カカクコム・インシュアランスによる「カチッと終身がん」の評価寸評は、シンプルでありながら、インターネット上で保障内容をオーダーメイドで組み合わせることができる商品。カカクコム・インシュアランスは、カカクコムの100%子会社。
2014年04月14日アディダス ジャパンは、日本航空との共同企画による特別塗装機「SAMURAI BLUE応援ジェット2号機」が、4月5日からJAL国際線に就航することを発表した。○「円陣」をイメージした特別塗装機「SAMURAI BLUE応援ジェット 2号機」は、日本サッカー協会が提唱する「夢を力に 2014」のもと、サッカー日本代表ユニホームのコンセプトである「円陣」をイメージした特別塗装機。選手とサポーターが一緒に闘う姿勢を表現している。4月5日よりJAL国際線に就航し、2014 FIFA ワールドカップ ブラジルに出場するサッカー日本代表に熱いエールを送る。対象機材は、ボーイング777-300型機 1機 (機番 JA740J)。就航期間は4月5日~7月末日までを予定している。対象路便は、東京(羽田)とパリ・ロンドンを結ぶ路線など、該当機材での運航路線。なお、同社は2014 FIFA ワールドカップ ブラジルに出場するサッカー日本代表を応援する企画として、adidas「円陣プロジェクト」を実施し、サッカー日本代表ユニホーム のコンセプトである「円陣」を軸に様々なコンテンツを展開している。プロジェクトの活動についての詳細はウェブサイトで案内している。
2014年04月04日日本郵便はこのほど、米保険大手アメリカンファミリー生命保険(アフラック)のがん保険「生きるためのかん保険Days」について、販売する郵便局数を倍増すると発表した。3月3日に現在の1,500局から約2倍の2,980局に拡大する。同社は「今後も、身近な郵便局を通じて、より多くのお客様のニーズに一層お応えしてまいります」としている。
2014年02月24日がん、と聞くと怖い病気だとは分かっていても、「私はまだまだ若いから大丈夫・・・」と人事のように思いがち。しかし現在は、生涯のうちにがんになる人は2人に1人という時代。まだまだと言って、のほほんと待ち構えているのではなく、若い時からこそ、がんについての知識をきちんと学び、向き合うことが大事なのです。実は最近中学からがんについての特別授業「生きるの教室」というものがあることをご存知でしたか?バイエル薬品株式会社が設立100年を迎えた2011年より取り組んでいるプログラムは、今後の日本の未来を担っていく中学生に対し、がんの知識や予防、早期発見、検診の重要性を伝えるために実施されているもの。これにより、将来の日本における検診率アップとがんによる死亡率を下げることを目標に掲げています。実際に、昭和56年から死因の第1位ががんであり、平成23年には年間1万7千人以上が、がんが原因で亡くなっているという現状の埼玉県に位置する入間市立金子中学校でも、12月に実施されたばかり。そこでは 東京大学医学部附属病院 の放射線科准教授/緩和ケア診療部長の中川恵一先生が講師として 、また、乳がん体験者の集いである、あけぼの会埼玉支部支部長の持田豊子さんが講師として登壇し、生活習慣の改善でがん予防が可能であること、検診による早期発見の大切さを伝えました。また、生徒達はただ授業を聞くだけではなく、グループワークにも積極的に参加。「がんで大切な人を失わないために自分は何ができるか」を話し合い、班ごとの発表で率直で活発な意見を発表しました。受ける前のアンケートでは約8割以上が「がんは予防できない病気」と考えていたり、約6割以上が「2人に1人はがんになる」という事実を知らなかったという生徒達。また、約7割以上が「がんについて家族と話したことがない」という経験を持ち、約7割以上が「家族ががん検診を定期的に受けているかどうか知らなかった」というほど、がんに対しての知識だけでなく、家族のがんに対しての意識も薄かったということが浮き彫りとなってしました。しかし講師達によるセッションや自分達で行うグループワーク、そして事後アンケートなどで、彼らたちのがんへの意識と理解をより深いものへ、そしてがんへの予防を考えるだけではなく実行させるものへと明らかに変化していったことが見受けられたようです。このように、現代は中学生からがんについての知識を深めていく時代。皆さんもがんになってからはではなく、そうなる前にきちんと知識を養い、予防を始めていきませんか?
2013年12月26日がんの高度先駆的医療技術開発するため、共同研究を進めてきた国立がん研究センターと島津製作所は、創薬研究手法の開発などから、3つの成果を得られたと発表した。1つ目は、腫瘍組織中の薬物分布濃度を可視化する分子イメージング技術の確立により、ヒトの腫瘍組織中の薬物分布濃度と効果との関連の評価を開始したこと。国立がん研究センター研究所 臨床薬理部門 部門長 濱田哲暢氏らによるもので、医薬品の早期相の臨床試験(第I相臨床試験)の促進を目指すという。これまで見ることが難しかった組織の間質、血管部位、腫瘍部位への移行などを捉えることができるこの創薬研究手法は、ヒトの腫瘍組織中の薬物分布濃度を可視化する分子イメージングを行うことで、投与量の設定、作用の評価、臨床試験の短縮を可能にするという。なお、この研究は厚生労働省革新的医薬品・医療機器・実用化促進事業「全ゲノム配列解読・分子イメージング技術を組み合わせた革新的創薬研究手法の開発と個別化医療の実現」および国立がん研究センターがん研究開発費「抗悪性腫瘍薬の新規臨床薬理研究手法の開発に関する研究」により行われた。2つ目は、DDS抗がん剤(パクリタキセル内包ナノ粒子:NK105)の薬剤分布を高精細画像化し、DDS抗がん剤が通常の抗がん剤よりもがん組織に多く長く集まり、かつ、正常組織にはほとんど移行しないことを明らかにしたこと。国立がん研究センター東病院臨床開発センター 新薬開発分野 部門長 松村保広氏らによる成果。具体的には、質量顕微鏡を利用し、NK105を投与したマウスのがん組織と正常組織を画像で評価した結果、NK105ががんの塊の奥深くまで長時間集まっていること、および正常な組織にはほとんど移行していないことが確認できたという。DDS抗がん剤の創薬コンセプトがマウスにおいて証明されたことで、現在進行中の第III相臨床試験の結果が期待されるほか、前臨床の段階で詳細な薬剤分布を確認できたことで、次世代のDDS抗がん剤開発においても大きな一歩となるという。なお、この研究は国立がん研究センターがん研究開発費(特別)「がんナノテクノロジー研究プラン」により行われた。3つ目は、がん治療において適用範囲や品目が拡大する抗体医薬品の投薬量の決定や副作用の予測、医薬品の品質管理などを目的とし、多品目にわたる抗体医薬品に対応可能な血中濃度モニタリング技術(質量分析を用いた血液濃度測定技術を開発したこと。この研究は、島津製作所 ライフサイエンス研究所 産学連携研究室 グループ長 嶋田崇史氏らによるもの。ナノ粒子表面に結合したタンパク質分解酵素を用いて支持体上の抗体を分解することにより、抗体ごとに異なる相補性決定領域(CDR)ペプチドの分析が可能となったという。そして血液中に添加した抗体医薬品を用い、CDRペプチドを確認よび定量した。nSMOL法(nano-surface and molecular-orientation limited proteolysis)を応用し、日本発の抗体医薬品の血中濃度モニタリングシステム開発を目指すという。
2013年12月24日ラナが運営・管理をするロディオフィシャルWEBショップRody Storeは、6月14日にブルーカラーのミドルとミニをセットした「ガンバレ日本 SAMURAIセット」を発売した。同商品は、乗用ロディよりひとまわり小さい「リアルミドルロディ」と、手のひらサイズの「リアルミニロディ」のセット。サッカー日本代表の応援企画として、カラーは日本代表のイメージカラー「ブルー」となっている。なお、リアルミドルロディは乗用ロディとは異なるため、乗ることはできないとのこと。リアルミドルロディはサイズH約21cm×W約20cm。リアルミニロディはサイズH約7cm×W約7.5cm。価格は2,625円(送料込み)。販売はRody Storeで行っている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年06月18日埼玉西武ライオンズは、6月22日の対オリックス・バファローズ戦にて「クレヨンしんちゃんデー」、続く23日に「らき☆すたデー」を実施する。6月22日、23日の対オリックス・バファローズ戦は、ライオンズの3rd ユニフォームである「Saitama」ユニフォームを着用して臨む、今シーズン初めてのカード。同イベントでは、埼玉県カスカベ在住の野原しんのすけ君と、埼玉県を舞台にした大人気アニメ「らき☆すた」が、「Saitama」ユニフォームを身にまとってライオンズを応援する。6月22日の「Saitama ユニフォーム始動だゾ。クレヨンしんちゃんデー」は、しんちゃんの始球式から、毎年恒例の早押しクイズバトル、ラッキー7のダンスパフォーマンスなど盛りだくさんの内容で、1日応援団長としてチームを活気づける。さらに、「Saitama」ユニフォームを着用した、しんちゃんの新たなグッズや弁当なども発売する。試合開始は14時 。6月23日は、「らき☆すたデー 2nd SEASON」を開催。昨年に続き第2弾となる今年は、柊姉妹役の声優、福原香織氏、加藤英美里氏が来場し、始球式や試合中の場内アナウンスで球場を盛り上げる。今回のためだけに書き下ろしたイラストは2バージョン。人気キャラクター・にゃもーも加わり、ファンには見逃せないイベントやオリジナルグッズが登場するという。試合開始は13時 。会場は、いずれも西武ドーム(埼玉県所沢市上山口2135)。その他、詳細は埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイトにて確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年05月17日博士タローは12日、がん専門医療施設として指定されている「がん診療連携拠点病院」のがん治療実績を調べることができるサイト、「がん診療連携拠点病院の実力」をオープンした。政府統計値によると、1984年のがん患者数はおよそ13万人だったが、1999年はおよそ27万人、2008年のがん患者数は1984年に対して2倍以上のおよそ30万人にまで増え続けているという。「当たり前のようにがんが受診でき、治療できる病院を要する時代を迎えている」と同社。専門的ながん医療機関として指定を受けているがん連携拠点病院の中で、もっとも多い年間患者数は8,866人、もっとも少ない拠点病院では155人(がん診療連携拠点病院院内がん登録2009年集計)。多種にわたるがんの、それぞれに合った医療を求める際には、がん患者診療経験の高い医療機関の見極めが必要となるという。同サイトは、がんの疑いによるがん受診医療機関検討時、セカンドオピニオンが必要な時、または治療中のがん医療機関を変える時、がん専門医療機関のがん治療実績をもとに、よりふさわしいがん専門医療機関が選択できるよう開発、オープンに至ったとのこと。同社では「一般の人はもちろん、医療機関にも、最新のがんに関連する医療・サイエンス動向を知ってもらえるようなコンテンツをさらに展開していく」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月14日ベネッセグループのラーンズでは、在住外国人の生活をサポートする事業をスタートさせ、4月より「いろはにっぽん生活応援パック」をリリースした。パックの内容は、「生活いろは手帳」、「いろは問診票」、「いろはシート」の3種類。バインダーに入れて提供される。言語はやさしい英語、ポルトガル語、中国語(簡体字)に対応。価格は各言語1パック1,050円。同商品は、在住外国人が日本で直面する生活や習慣における疑問・トラブルを解消するために製作されたもの。689の自治体や在住外国人へのヒアリングを行い、そこで課題として挙げられた、日本人には”あたりまえ”でも、外国人には”わかりにくい”ことを、わかりやすいイラストや各国の言語で説明している。「生活いろは手帳」は、災害緊急時や日本独特の文化・習慣、生活基礎情報の3章立ての情報誌。「いろは問診票」は、指さしで医師とコミュニケーションできるシートと10科の問診票が付いている。また、「いろはシート」は、消防、救急、警察、病気など緊急時連絡先をまとめたシートで、NPO団体「AMDA国際医療情報センター」と提携している。今年7月から施行された新しい在留管理制度で、多くの在住外国人が訪れていることを受けて、同社では「いろはにっぽん生活応援パック」を全国の自治体や国際交流協会などで販売している。なお、同商品は「2012年度グッドデザイン賞」および「IAUDアウォード2012福岡市長賞」をダブル受賞しているとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月05日スポーツ用サポーターなどの製造・販売を行っている日本シグマックスは、同社のスポーツケアブランド「ザムスト」にて、ランニング向け製品の充実と、ランナーを応援する活動のスローガンとして「ZAMST for RUNNING」をスタートすることを発表した。これまで「スポーツによる傷害の予防とパフォーマンスの向上」を目標に、各種スポーツ向けケア製品を生み出してきた同社は、ランニングの市場において、「サポーター」、「ウェア」、「コンディショニング」の3つのジャンルでランナーをサポートするため、同企画を立ち上げた。スローガンでは、理想的な「ランニングフォーム」、働き続ける筋肉の「疲労対策」、衝撃・ストレスを受け続ける「関節のサポート」という3つのファクターを、トータルにサポートしたいという思いを表現している。今後、店頭ではスローガンを冠とした統一ビジュアルを掲げるほか、ランニングでよく発生するトラブルをまとめた「ランニングトラブル読本」を設置するという。また、インターネット上では同活動特設サイトを開設し、同ブランドfacebook公式ページでも、ランニング情報を積極的に発信していく。そのほか、ランナーを応援する各種キャンペーンも予定しているとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月25日全国に60劇場を展開するワーナー・マイカル・シネマズが、映画以外のコンテンツ作品を上映する「シアタス」で、英国ロイヤル・バレエ団の『白鳥の湖』や『マノン』など、最新8公演を全国の劇場で上映することが決定した。国内においてシリーズで上映するのは初めてだという。その他の写真「シアタス」とは、“新しい映画館の楽しみ方”をコンセプトに、音楽ライブ、演劇、スポーツなどさまざまなジャンルのコンテンツを上映するもの。10月のラインナップでは、熊川哲也などのスターダンサーを多数輩出したことでも知られる英国ロイヤル・バレエ団による公演のシリーズ上映が決定し、今月24日(水)には不朽の名作『白鳥の湖』を英国ロイヤル・オペラハウス(コヴェント・ガーデン王立歌劇場)から衛星中継する。以降、『くるみ割り人形』『不思議の国のアリス』を衛星中継するほか、『マノン』『ジゼル』『ロミオとジュリエット』など、これまでに収録した国内未公開作品(一部を除く)の公演映像を全国の劇場で来年の5月まで上映。また、11月からはベストセラー絵本をアニメ化した『あらしのよるに~ひみつのともだち~』のシアターセレクション版として特別編集された映像を、全国のワーナー・マイカル・シネマズとイオンシネマで上映する。『ロイヤル・オペラ・ハウス シネマ』10月24日(水)~2013年5月22日(水)全国のワーナー・マイカル・シネマズにて上映『あらしのよるに~ひみつのともだち~』11月10日(土)より全国のワーナー・マイカル・シネマズ、イオンシネマにて上映
2012年09月24日アフラックはこのたび、独立行政法人国立がん研究センターと「がん情報の普及啓発に関する包括連携に関する協定」を8月23日に締結すると発表した。目的国立がん研究センターおよびアフラックが展開しているがん啓発に関する取り組みや双方が有する全国ネットワークを活かし、広く国民に対して共同でがんに関する情報の提供を行い、国民のがんに関する意識の向上を図りながら「がんと向き合い、がんに負けることのない社会」や「がんになっても自分らしい生き方ができる社会」を目指す。また、それによって全国のがん患者やその家族の不安・苦痛の軽減、療養生活の質の向上を実現する。主な取り組み一般市民へのがん啓発事業の実施がん診療連携拠点病院相談支援センターへの支援がん啓発ツールの制作がんに関する啓発事業として、9月15日から16日に東京ミッドタウン「アトリウム」にて、『がんを知る展~「知る」ことが、あなたを「守る」こと~』を開催予定。これは、国立がん研究センター創立50周年記念と連動したイベントで、同時に今回の国立がん研究センター・アフラック協定締結記念イベントとして開催される。アフラックはがん保険のリーディングカンパニーとして、がんになっても安心できる社会の実現に向けて、今後もがんに関する啓発活動を積極的に推進していくとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日男子高校生たちがタカラヅカ風のステージに挑む、“カヅラカタ歌劇団”。この実在する歌劇団をモチーフにした舞台『ハイスクール歌劇団☆男組』が、9月より東京・天王洲 銀河劇場にて上演される。主演を務めるのは、鎌苅健太と元モーニング娘。の高橋愛。ほかにも、今をときめくフレッシュなキャスト陣が一堂に会す。そこで鎌苅と共演の荒井敦史、滝口幸広の3人に、作品に寄せる熱い思いを訊いた。舞台『ハイスクール歌劇団☆男組』チケット情報タカラヅカと男子高校生の組み合わせについて尋ねると、「とにかく新しい」と口をそろえる3人。さらに荒井が、「自分たちがどこまでやれるのか不安もありますが、だからこそ挑戦してみたいという気持ちが大きいです」と言葉を続ける。そんな荒井に年上のふたりは、「しっかりしてるなぁ」と感心しきり。10代のメンバーも多いということで、滝口が「みんなにおっさん扱いされそう……」とつぶやくと、鎌苅からは「じゃあ男性ホルモンってあだ名にしよう(笑)」とすかさずツッコミをいれる。そんなふたりの様子を、楽しげに見守る荒井。この3人は同じ歌劇団メンバーとのことだが、稽古前からすでに息はぴったりのようだ。本作はドラマ版の放映も予定されているおり、舞台はそれに先駆けて上演される。舞台版ならではの魅力について鎌苅は、「やっぱり生ですよね」と答える。「僕が舞台の好きなところって、お客さんがいて初めて出来上がるというところ。お客さんが楽しい空気になれば、相乗効果でより僕らも楽しくなる。特にこの作品はそういう舞台だと思うので、いかにお客さんを巻き込めるかってことが大事だと思います」。また物語後半の大きな見どころになるのが、メンバーによるラインダンス。滝口からは「生だからこその迫力を感じて欲しい」と意気込みが語られた。取材の数日前にはチラシ用のビジュアル撮影が行われた。タカラヅカ風の衣裳をまとった自らの姿に、照れ笑いを見せる鎌苅。「楽しかった」と荒井が語る横では、滝口が「正直イケてると思う(笑)」とその仕上がりに自信をのぞかせる。撮影を通し、作品へのイメージを膨らませた3人。本番への思いを、こんな言葉で締めくくってくれた。「舞台上での僕らのがむしゃらな姿から、観客の皆さんに元気を与えられたらと思います」(滝口)。「この新しい舞台を、ぜひ一緒に楽しんでもらいたいですね」(荒井)。「一度はみんなが通る青春時代。その姿を楽しく、熱く表現出来たらいいなと思います」(鎌苅)。公演は9月12日(水)から23日(日)まで東京・天王洲銀河劇場にて上演。チケットは発売中。なお、日替わりで出演者によるアフタートークを行う。また、複数回観劇すると特典がもらえるスタンプラリーキャンペーンを実施。取材・文:野上瑠美子
2012年08月20日医療用医薬品などの輸入・製造・販売を行うMSDは、”子宮頸(けい)がん”の予防ワクチン接種を呼びかけている。費用を国と自治体が補助する「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業」の助成制度は平成24年度末(2013年3月末)までであり、半年間に3回のワクチン接種(同種)の必要があることから、早めの接種を推奨している。接種方法は筋肉注射で、小児科、婦人科・産婦人科、内科などで接種が可能。通常2回目の接種は初回接種から1、2カ月後で、3回目は6カ月後となっている。なお、助成制度については自治体ごとに異なるため、自治体や最寄りの医療機関に問い合わせる必要があるとのこと。子宮頸がんは乳がんに次いで罹患(りかん)率が高く、特に20代から30代のがんでは第1位だという。そのため、HPVに感染している可能性が低い、低年齢での接種がより有効であると考えられている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日ミズノが展開中の「ミズノロンドンオリンピック日本代表応援プロジェクト」では、日本代表選手への応援メッセージを募集している。ミズノでは、キマグレンと応援歌「I BELIEVE」を作るなど、“声で、ニッポンにチカラを”をテーマに、オリンピック日本代表を応援している。そのプロジェクトの一環として、自分自身や家族・友人などの、“信じてがんばっている”エピソードを募集する。エピソードは、ミズノのロンドンオリンピック日本代表応援サイトから投稿できるほか、イベント会場などで、5色のメッセージシールにコメントを書き込み、ロンドンバス「I BELIEVE号」に貼り付けることができる。バスが関東近郊を走行したあと、メッセージシールをファイルにまとめ、ロンドンで戦う選手たちへ届けるという。今回、このロンドンバスの走行スケジュールが以下の通り発表された。■ロンドンバス「I BELIEVE号」走行スケジュール ・7月4日/木場周辺 ※1 ・7月5日/東京タワー ・7月6日/渋谷周辺 ※1 ・7月7日/三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド 1階噴水広場前 ・7月8日/神奈川県立追浜高等学校 ※2 ・7月21日/公益財団法人日本オリンピック委員会「ロンドンオリンピック日本代表選手団壮行会」 ※1-道路走行のみ。※2-キマグレンのメンバーの母校で開催される文化祭会場にての実施。キマグレンも来場予定。同時にスペシャル映像の撮影も企画中。入場制限が行われる場合あり。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月29日一般社団法人・盲導犬総合支援センターは、日本介助犬協会「2013年 介助犬応援団カレンダー」に掲載する犬・猫の写真募集を開始した。「介助犬応援団カレンダー」は、介助犬サポーターの愛犬や愛猫の写真を集め、ひとつのカレンダーを創りあげていくチャリティー企画。ひと月につき20枠の合計240枠。好きな月を選んで参加できる。全国で活躍する介助犬はわずか59頭。対して、介助犬を必要としている人は約15,000人といわれている。介助犬育成費用の大部分は、寄付や募金によって支えられている。今回の「2013 年 介助犬応援団カレンダー」の登録料および、売り上げの一部は社会福祉法人日本介助犬協会の介助犬育成事業に役立てられる。応募は、同センターの申し込みページから。センターでは、「皆さまからの、あたたかいご支援をお待ちしております」と話している。■「介助犬応援団カレンダー」概要 ・サイズ:B4 (横)36.4cm×(縦)25.7cm ・登録料:3,150円(税込み)※登録料にはカレンダー1冊と送料を含む。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月22日7月1日(日)に京セラドーム大阪で行われるオリックス・バファローズ公式戦「Bs大坂夏の陣2012」(対千葉ロッテマリーンズ戦)にて、ウィーン少年合唱団が『君が代』を斉唱することが決まった。ウィーン少年合唱団の公演情報オリックスの夏のイベント「Bs大坂夏の陣2012」は、戦国時代の“戦(いくさ)”のイメージを再現し、監督・コーチ・選手が真っ赤なユニフォームを着用するなど、スタンド全体が赤に染まる風景が恒例となっている。今年の開催は6月29日(金)~7月1日(日)で、好調のロッテ(6月19日時点でパ・リーグ首位)を迎える3連戦。スクラッチカードで参加する「リアル戦国合戦ゲーム」や、オリジナルジャージ(非売品)プレゼントなども企画されている(詳細は公式サイトにて)。イベント最終日には、現在日本ツアーを開催中のウィーン少年合唱団が登場。『君が代』斉唱、合唱団メンバーひとりによる始球式のほか、メンバー全員がスタメンキッズとしてオリックスの選手を応援。1498年創立の伝統に育まれ、世界中から“天使の歌声”と称賛される美声が、熱戦に華を添える。ウィーン少年合唱団の日本ツアーは、7月8日(日)まで開催。チケットは発売中。
2012年06月20日七十七銀行は12日、地元プロスポーツ3チームのオフィシャルスポンサーとして、「必勝願年 <七十七>地元プロスポーツ応援定期預金『3つの応援団』」の取扱いを開始すると発表した。期間は6月15日から8月31日まで。これは「地元復興の活力に地元プロスポーツチームの活躍を!」との願いを込め、「べガルダ仙台」、「楽天イーグルス」、「仙台89ERS」の地元プロスポーツ3チーム全てが栄光に輝くよう、熱い応援を送るという内容。主な特典は、(1)対象定期預金に特別金利(店頭表示金利+0.1%)を適用、(2)対象定期預金を預入れた顧客の中から、抽選で777名に「<七十七>オリジナル『3つの応援団』貯金箱」(非売品)をプレゼント、(3)対象定期預金を預入れた顧客の中から、地元プロスポーツ3チームそれぞれのレギュラーシーズン(公式戦)最終成績に応じて、抽選で各100名(合計300名)に「JCB商品券」をプレゼントするというもの。期間中、対象定期預金を預入れた顧客は自動でエントリーされるが、預入れ金額・口数に関わらず、1人一口のエントリーとなる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月13日日本オリンピック委員会では26日、「1億2500万人の大応援団」プロジェクト第2弾となるJOC公認「大応援ムービー」募集を開始した。「大応援ムービー」は、一般の人が自由に応援団を作り、三三七拍子のリズムで応援している映像を、PCやスマートフォンから応募するというもの。応募された映像はひとつの大応援ムービーに収録し、壮行会で披露され、選手に直接届けられるという。「大応援ムービー」の一般募集の開始にあわせ、27日の東北六魂祭では大応援リーダーズの大林素子さん、太田章さんがステージに登場。参加者や観客もいっしょに、三三七拍子のリズムに合わせて「がんばれ東北!がんばれ日本!」とエール応援を行った。また、同日は「1 億2500 万人の大応援団」の新たなプロジェクトを発表。以前から募集を行っている「ロンドンオリンピック日本代表選手団壮行会参加者募集」に加え、新たな選手に直接メッセージが届く「大応援ノートメッセージ募集」、代表選手と手をつなぎ壮行会会場に一緒に入場する「エスコートキッズ募集」、そして大応援のメインサポートツールである「「1 億2500 万人の大応援団」公式応援アプリ」の公開が行われるという。JOC公認「大応援ムービー」の募集期間は6月30日まで。応募方法は、公式WEBサイトおよび公式アプリ、郵送で応募。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月30日東京海上日動あんしん生命は、20歳から59歳までの男女1,032人を対象に「“がん”に関する意識調査」を実施した、調査結果の概要をまとめた。調査によると、たとえば、入院期間の短期化や通院治療の増加については多くの人が認知していた。また「がんの平均治療費が100万円といわれたら、あなたはどう思いますか」という質問に「思っていたより高い」と感じる人が約60%を占めた。その一方で、がんの治療費に充てることができる資金(がん保険の保険金を含む)は、「100万円未満」と回答した人が約60%に上っていることにより、実際の治療費と個人が準備するお金の額にギャップが生じている可能性があった。調査の全体像や調査方法の詳細は「あんしんセエメエの健康・長生き学園」内にある図書館の「調査結果について調べる」に掲載している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月16日オリックス生命は、6月2日よりがんの保障を充実させるために「がん診断治療給付金特約」および「がん通院特約」の販売を開始する。「がん診断治療給付金特約」とは、初めてがんと診断されたとき、またはがんの治療を目的として入院したときにがん診断治療給付金を受け取れる特約で、医療保険の「キュア」や「キュアレディ」に付加できる。「がん通院特約」とは、がんの治療を目的として通院したときにがん通院給付金が受け取れる特約で、「キュア」「キュアレディ」以外に「新がん保険ビリーブ」に付加できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月08日