野村周平が、SF恋愛漫画の金字塔として知られる桂正和・原作「電影少女」の初ドラマ化に主演。脚本を『桐島、部活やめるってよ』『ディストラクション・ベイビーズ』などで現代の若者の群像劇を描いてきた喜安浩平が務める。原作は、「ウイングマン」「I”s」など「週刊少年ジャンプ」黄金期を支えた作家・桂正和の代表作。1989年から1992年まで同誌で連載され、累計発行部数は1,400万部超え。SF恋愛漫画の金字塔といわれている。今回、その初のドラマ化の舞台となるのは2018年、原作漫画の25年後の世界。野村さんが演じるのは、高校生・弄内翔 。原作漫画の主人公・弄内洋太の甥となる。翔が叔父の家で見つけた1本のビデオテープ。ホコリをかぶったビデオデッキで再生してみると、画面から飛び出してきたのは…25年前に封印されていた“ビデオガール”!?時を経て現代に蘇った“ビデオガール・アイ”と2018年の普通の高校生の、ひとつ屋根の下の不思議な生活が始まる…!脚本を務めるのは、『ディストラクション・ベイビーズ』『幕が上がる』などの話題作を担当し、『桐島、部活やめるってよ』で日本アカデミー賞を受賞した喜安さん。監督には、ドラマ「下北沢ダイハード」「かもしれない女優たち」や「カルテット」エンディングなどを手がけ、その独特の世界観とスタイリッシュな映像で「Perfume」や星野源をはじめ、名だたるアーティストから絶大な支持を得ている映像作家・関和亮。注目のクリエイターたちが集結し、“ほろ苦くて切ない”2018年リブート版「電影少女」が25年の時を経て登場する。野村さんは、「僕が演じる弄内翔は、両親が離婚していることもあり何か心に抱えているような、殻に閉じこもっている高校生です。 ですが、ビデオガール・アイと出会い一緒に過ごしていくうちに、彼は段々と変わっていきます。原作ファンの皆さんの期待を裏切らないように精一杯演じたいと思います。楽しみに待っていてください」と気合い十分。また、原作・桂氏は「思い出深い作品なので、ドラマになることがすごく嬉しいです。さらには今回のコンセプトが面白くて期待大!!脚本を読ませて頂いたときから、どんな人が演じるんだろうと、あれこれ想像してましたが、イメージピッタリで、ワクワクしてます!!」と、25年の時を経たリブートに期待を寄せている。土曜ドラマ24「電影少女~VIDEO GIRL AI 2018~」は2018年1月、テレビ東京系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年11月01日今年で10周年を迎えた「東京ドラマアウォード2017」授賞式が10月26日(木)、都内にて開催され、“「逃げ恥」旋風”を巻き起こし、新しい結婚の形を描いた「逃げるは恥だが役に立つ」が作品賞・主演女優賞・プロデュース賞・主題歌賞・演出賞の5部門制覇という快挙を成し遂げた。個人賞の主演女優賞を受賞した新垣結衣は、「うれしいです、本当に」と、にっこり微笑んだ。そして共演の星野源と「とにかく楽しかったよね!」「うん」と撮影をふり返っていた。「世界に見せたいドラマがある」というスローガンのもと始まった「東京ドラマアウォード」は、芸術性や良質な番組といった基準とは異なる、市場性や商業性を重視したアウォード。対象となる作品は、2016年7月から2017年6月までの1年で放送されたTVドラマで、一次審査と二次審査ののち、残った作品の中から、新聞社、TV誌、放送局、通信社などの審査員の投票により作品および個人賞が決定する。「逃げるは恥だが役に立つ」は、職ナシ、彼ナシ、居場所ナシの主人公・森山みくり(新垣さん)が恋愛経験ゼロ、未婚のプロの独身サラリーマン津崎平匡(星野さん)とのビジネス婚を経て、本当の恋に目覚めていくさまを、個性豊かな登場人物たちとの人間関係も交え、生き方の多様性まで描き出した社会派ラブコメディ。みくりを好演した新垣さんは、「ガッキーかわいい!」と視聴者を釘付けにした。新垣さんは、役について「また新しい考え方を教えてもらったと思いますし、どこか心の底で思っていたようなことを台詞として言わせてもらったこともあって。共感するところが、たくさんありました」と、みくりと心が通う部分があったと話した。同作のエンディングでは、主題歌「恋」に乗せてキャスト陣が踊る、通称「恋ダンス」がキャッチーなメロディも手伝って老若男女を虜にし、社会的ブームとなった。主題歌賞を受賞した星野さんは、みくりと結婚する平匡役も担当した。「歌番組でも同時に歌わせてもらえたりして、本当に幸せな時間だと思いました」と当時をふり返った星野さんは、「スタッフさんもお客さんも、全員が踊っていました!すごく見ていて面白かったです」と歌う側ならではの視点でも受賞を喜んでいた。このほか、個人賞では主演男優賞に堺雅人、助演男優賞に草刈正雄が、「真田丸」で受賞となった。天性の勘と武力を頼りに戦力を生き抜いた父と、好奇心にあふれ、冒険を好み、伝説の武将となった息子を演じたふたりが揃って登壇したことも、また会場を沸かせた。また、「あなたのことはそれほど」で、不貞を働いた夫を冷ややかにやりこめる妻を熱演し、助演女優賞を受賞した仲里依紗は、「毎日いろいろな人に『怖い』、『怖い』って言われて…。明るい性格なんですけど(笑)」と穏やかに語っていた。【主要賞一覧】<作品賞(連続ドラマ部門)グランプリ>・「逃げるは恥だが役に立つ」<作品賞(連続ドラマ部門)優秀賞>・「真田丸」・「家売るオンナ」・「カルテット」・「バイプレイヤーズ ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」・「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」<作品賞(単発ドラマ部門)グランプリ>・「破獄」<作品賞(単発ドラマ部門)優秀賞>・「未解決事件 File05.ロッキード事件」・「銭形警部」・「五年目のひとり」<個人賞>主演男優賞:堺雅人「真田丸」主演女優賞:新垣結衣「逃げるは恥だが役に立つ」助演男優賞:草刈正雄「真田丸」助演女優賞:仲里依紗「あなたのことはそれほど」脚本賞:倉本聰「やすらぎの郷」演出賞:金子文紀「逃げるは恥だが役に立つ」「カルテット」<主題歌賞>星野源「恋」(「逃げるは恥だが役に立つ」主題歌)<特別賞>・「精霊の守り人II悲しき破壊神」・「コールドケース」(cinamacafe.net)
2017年10月26日『コウノドリ』第2話が10月20日に放送された。テーマとなったのは“がんと出産”。妊娠中の検査で子宮頸部腺がんが発覚した妊婦が、がんの治療をせずに何週までおなかで赤ちゃんを成長させるかという葛藤が描かれた。なるべくおなかの中で赤ちゃんを育てたい、けれども治療を遅らせることで母体へのリスクが高まる…母親にとって、この上ない大きな決断が迫られた。■母体優先のサクラVS胎児へのリスクを懸念した四宮鴻鳥サクラ(綾野剛)の担当妊婦・久保佐和子(土村芳)は、子宮頸部腺がんを患っていることが判明する。佐和子はまだ妊娠19週。症状からみて子宮全摘出は逃れられず、今回の妊娠が最初で最後のチャンスになる。産まないという選択肢も残されていたが、佐和子は妊娠継続を強く希望する。少しでも早く子宮頸部腺がんの治療を開始するべきだが、妊娠中に抗がん剤治療はできない。ペルソナチームでは、在胎28週での帝王切開を望むサクラと32週まで待つべきだという四宮(星野源)が真っ向対立。母親を子宮頸がんで亡くしているだけに母体のリスクを考えたサクラと、ベビーへのリスクを懸念した四宮。この二つは、どちらも正解のないぶつかり合いだった。■思い詰める妻を救った夫の言葉とはじつは筆者は次男を30週で出産した。私の場合は切迫早産で有無を言わせず出産となってしまった。しかし、発達障害などのリスクについて説明を受けた上で、自ら早産児を産むという決断は相当な勇気がいるだろう。そして、「28週で産んでも、私は死ぬかもしれないんだよ」という佐和子の本音には胸が締め付けられた。たとえ28週で産んだとしても、自分の命が助かる保障はなく、赤ちゃんへのリスクも高い。それならば、自分の命を犠牲にしても、おなかの中で“ちゃんと”赤ちゃんを育てたいという気持ちには強く共感できる。もしも自分が死んでしまったとき、自分のせいで障がいを持つことになった子どもを夫に託すわけにはいかないと思うからだ。そんななか、夫(福士誠治)が語ったのは「2人で育てるんだよ。俺たちの子だよ。3人の人生だよ」という言葉。第1話で、ベビーに心室中隔欠損があり産後の不安を抱える彩加(高橋メアリージュン)の夫・康孝(ナオト・インティライミ)が発した「育児を手伝う」というセリフとの対比が鮮やかで、より一層心に響いた。そして「自分のせいで」と思い悩む佐和子を救い出す言葉は、これ以外になかったのではないだろうか。佐和子は、そんな夫の言葉に“3人で生きる”決意をして、28週で帝王切開に挑む。「私、ガンなんかに負けませんから」と力強く宣言して、子宮全摘出。予後は良好といううれしいハッピーエンドだった。四宮の「運がよかった」というのはその通りなのかもしれないが、サクラの思いと親子の愛が奇跡をもたらしたようで心が温かくなった。■赤ちゃんが“家族と生きるために選んだ誕生日”に感涙赤ちゃんを早く産んだ母として、佐和子が語った「おなかの大きな妊婦さんに抱く劣等感」というのは痛いほどよくわかる。自分がおなかの中できちんと育ててあげられないことの罪悪感は、計り知れない。子どもに対して「小さく産んでしまってごめんね」という気持ちも当然芽生える。だからこそ、今橋(大森南朋)の「ちょっと早く産まれちゃったけど、赤ちゃんがご家族と一緒に生きていくためにこの誕生日を選んだんです」という言葉には、涙があふれた。自分を責める母たちは「ごめんね」ではなく、「大きくなってくれて、ありがとう」と言える日を信じて、小さなわが子が待つNICUへと通い続ける。だがそれは、母親が生きているからできること。命を失っては子どもに触れることも成長を見守ることもできない。久保夫婦の決断は、出産の奇跡や命のありがたさを、私たちに思い出させてくれた。そして娘のいるママたちにとって、第2話は子宮頸がんワクチンを接種するか否かについてあらためて考えるきっかけとなったはず。小松(吉田羊)の言うように、予防接種を受ける受けないは個人の自由。けれども命に関わることだからこそ、メディアや周囲の言葉に流されるのではなく、自分なりの答えを導く必要があると教えてくれたように思うのだ。■四宮の私服&タメ口に視聴者ザワザワ!久保夫婦が新たなスタートを切った一方で、彩加は産後うつに陥っていた。体調も万全じゃない中で行う赤ちゃんのお世話、だれにも助けを求めることができずにどんどん追い込まれていく。仕事に復帰したいのに、保育園に入れることができず…。次週予告で、そんな彩加に「なんでイライラしてんの」と声をかけた夫を批判する声が、早くもSNSで続出中。再び四宮がガツンと一喝してくれるようだが、彩加に心からの笑顔は戻るのだろうか…。四宮先生といえば、忘れてはいけないのが今世紀最大のスクープ! あの女性は一体だれなんだ!? 2シーズン目にして初披露となった私服姿&敬語を使っていなかったことから、相手が単なる患者ではないのは明らか。前回から気になってはいたが、このシーンで視聴者たちはますます困惑することに。彼女は誰なの、ねぇだれなのよ、四宮先生っ!!10月27日放送の第3話で描かれるのは「無痛分娩」。「痛いのがイヤ」という理由ではなく、麗子(川栄李奈)は心臓病を抱えており、負担を減らすためにもサクラから無痛分娩を勧められているのだった。さまざまなイメージが飛び交う無痛分娩について、医療的観点からその必要性を私たちに訴える。TBSテレビ 金曜ドラマ『コウノドリ』金曜よる10時から
2017年10月26日金曜ドラマ『コウノドリ』(TBS系)待望の新シリーズがスタートした。舞台は前作から1年半後のペルソナ医療センター。綾野剛、松岡茉優、吉田羊、坂口健太郎、星野源、大森南朋といったおなじみのメンバーが、出産と真摯(しんし)に向き合う姿が映し出された。印象深かったのは、耳が聞こえないという困難がありながら同じ方向を向いて歩む夫婦と、仕事と育児のはざまで心がすれ違う夫婦2組の対比。出産は奇跡だが、ゴールではない。その先に、育児という“現実”が待っているのだ。■星野源の名言に拍手! ママが抱える出産後の怖さとは物語は、鴻鳥サクラ(綾野剛)がかつての恩師・荻島勝秀(佐々木蔵之介)のヘルプとして出向いた離島での出産問題から始まる。妊娠高血圧症の妊婦・ユリをドクターヘリで搬送する予定だったが、切迫早産の未受診妊婦を優先させることになる。だが、その後ユリの容体が急変。島の住人たちの献血への協力などもあり無事にお産にたどり着くも、サクラは産科医ひとりにできることは限られていると痛感しながらペルソナに戻るのだった。そんなサクラのもとに訪れたのは、夫婦ともに耳の聞こえない妊婦の早見マナ(志田未来)。スマホを忘れた出先で突然破水したが、偶然にも研修医の赤西吾郎(宮沢氷魚)が居合わせたことで、救急搬送。そこでマナは、サクラに筆談で「怖い」と伝える。産むことではない、「産んだ後が怖いのだ」と。産後の不安を抱えているのは、キャリアウーマンの佐野彩加(高橋メアリージュン)も同じだった。出産、育児という未知の世界。自分にできるのだろうか、という不安は出産前にだれしも抱く感情であり、万が一どんなに自信があっても、多くの場合、そのプライドはへし折られることになる。そのくらい、子育てにかかる時間や精神的負担はハンパじゃない。だれにも迷惑をかけず、ひとりで挑むなんて到底無理な話なのだ。だからこそ、「俺も手伝うから」と彩加の肩に手を置く康孝(ナオト・インティライミ)に対して、四宮(星野源)が放った「“手伝う”じゃないだろ。あんたの子どもだよ」というセリフは、「よくぞ言った!」と拍手もの。ワンオペ育児を行っている母親たちには、とくにガツンと響く言葉だった。■ママたちが抱える闇。なぜ自分だけが…出産後には、たった数日で退院となる。母親と言われても、育児なんて何もわからない状態のなか、ひとりで赤ちゃんと過ごすなんて考えられないという恐怖で戦っているママは多いことだろう。さらには心室中隔欠損症という疾患があると言われればなおさらである。康孝は彩加に「いままでずっとごめん。一緒に頑張ろう」と告げたが、育児休暇をとってまで寄り添うことはしなかった。夕暮れ時、電気もつけずに散らかった部屋の中で、赤ちゃんの泣き声だけが響く様子は、現代を生きる多くのママたちの闇を映し出しているようで鳥肌がたった。子どもはかわいいけれど、育児のために犠牲にしなくてはいけないことはたくさんある。それなのに夫は今まで通り仕事を優先し、家庭を顧みない。どうして自分だけがこんな思いをしなくてはいけないのだろうと、やり場のない気持ちにめいってしまう。ドラマを観て、そんな彩加に共感した女性は多いのではないだろうか。■試される夫婦の絆! 浮き彫りになる“現実”の明暗一方耳が聞こえないマナは、ペルソナチームが一丸となって無事出産。本来であれば産声が入るシーンだが、無音で描かれたことでよりマナの感情へと引込まれた。「赤ちゃんの産声、聞こえますか?」という問いにうなづくマナ。もちろん、本当に赤ちゃんの声が耳に届いているわけではない。だが退院後、後ろから車が来ていることに気付かなかった父母は、クラクションの音に泣き出した赤ちゃんに「(車が来ていると)教えてくれたんだね」とほほ笑み合う。そんな家族の未来は明るかった。育児についての困難は人それぞれ。だが、同じ立場で支え合っていく相手の有無で、その壁は高くも低くもなる。女性たちが抱えるリアルな悩みを描いた物語は、男性にこそ観てほしいという声が多く上がった。と同時に、みんな同じように悩んでいるのだと、ママたちの心に安堵(あんど)をもたらしたはずである。■サクラが気にかける手紙の送り主・三浦芽美の正体は…?繊細な物語と俳優陣の熱演で、期待どおりの感動を呼んだ新シリーズの幕開け。サクラは患者に優しく寄り添い、天才ピアニスト・BABYとしても活躍。四宮はぶっきらぼうで、小松(吉田羊)はムードメーカー。下屋(松岡茉優)や白川(坂口健太郎)は専門医になり成長していたが、おおまかにいえば“相変わらず”のペルソナチームにホッとした。四宮の「背負いすぎるな、サクラ」という言葉には、2人の信頼関係がより深まっていることに満悦&キュンとしたなぁ…。そんななか、気になるのはサクラが手にしていた手紙の送り主“三浦芽美”。前作には登場しておらず、おそらくこの2年の間に関わった患者なのだろう。手紙には「幸せです」と感謝の言葉がつづられていたのだが、その後、何らかの“厳しい現実”があったに違いない。そして、この出来事がサクラを離島に向かわせたようにも見えた。これはサクラにとって、どのような“現実”なのだろうか…? 今後の展開に注目したい。10月20日に放送される第2話のテーマは“がんと出産”。自分の命か、子どもの命か。母親にとって、究極の選択が描かれる。TBSテレビ 金曜ドラマ『コウノドリ』金曜よる10時から
2017年10月19日2015年に放送され大反響を呼んだ綾野剛主演ドラマ『コウノドリ』(TBS系)が、2年ぶりに帰ってくる! ペルソナ総合医療センターを舞台に、未受診妊婦、切迫流産、里親制度など妊娠・出産にまつわるテーマをリアルに描いてきた同作。キャストは、松岡茉優、吉田羊、坂口健太郎、そして星野源、大森南朋ら前作から引き続き出演する。しかし彼らは、2年のときを経て“豪華俳優”へと大躍進。彼らの競演や新たなストーリーに期待が高まるが、放送を前に今までの物語と、その魅力を振り返りたい。■綾野剛・サクラが持つ2つの顔と出生のヒミツ綾野剛が演じるのは、産婦人科医とピアニストという2つの顔を持つ主人公・鴻鳥サクラ。シングルマザーだった母は妊娠中に病が発覚するも、治療を拒否してサクラを出産後に他界する。児童養護施設で育ったサクラだが、ママと慕う小野田景子(綾戸智恵)からの愛情をたっぷりと受けてきた。そして、景子に幼少期からピアノを教わっていたサクラは、喜び、悲しみ、苦しみといった感情をピアノに託すようになり、大人気ピアニスト・BABYとしてステージに立つように。しかし彼はライブ中に突然、演奏を中断してしまうことが。このことから、謎多き天才ピアニストと称されていた。ライブ中断の理由。それは、サクラのもうひとつの顔である産婦人科医としてのオンコール(呼び出し)が理由だった。サクラはどんな状況でも「生まれてくる赤ちゃんに罪はない」と、患者を最優先に考えているため、連絡があればすぐに病院へと舞い戻る。「1分で赤ちゃん出すよ~」というおなじみのセリフどおり、腕も一流。同僚や患者から信頼される心優しき産婦人科医なのだ。そんなサクラは自分の出生について「自分のせいで母親は死んだのでは」と長年悩み続けてきた。しかし母が「サクラは散っても来年また満開の花を咲かせるでしょ。命ってそうやってつないでいくものだと思うの」と話していたことを知る。自分は母の命を奪ったのではなく、命のバトンを受け継いだのだと会心したところで最終回を終えた。■星野源・四宮先生が笑顔をなくしたワケ星野源演じる四宮春樹は、笑顔を見せない冷徹な産科医。もとは熱血でよく笑う医師だったが、ある出来事によって冷淡な医師へと変貌する。5年前、喫煙を止めない妊婦に強く注意できなかったことで、女性は早期胎盤剥離を起して死亡。誕生した女児・つぼみは、重度の脳性麻痺で寝たきりとなってしまったことを機に、四宮は「患者に優しくするもんじゃない。こんなに悔しいなら嫌われた方がマシ」と、笑顔を封印してしまったのだ。そして第8話で、患者から「妊婦にはもっと優しくしてください!」と言われた際、四宮は思わず「アハッ」と吹き出してしまう。これには小松も驚いたが、これ以降少しずつ表情が豊かに。とはいえ、最終回で見せたのも口角が多少上がる程度のほほ笑み…あれから2年後を描く新シリーズでは、四宮がどのような表情を見せてくれるのか注目だ。■松岡茉優、坂口健太郎ら主役級キャストがズラリ!松岡茉優演じる下屋は、サクラの下で働く後期研修医。経験が浅く緊急事態に戸惑うことも多いが、サクラや小松にアドバイスを受けながら着実に成長してきた。第10話では、順調と思われた妊婦が出産を前に突然の心停止。下屋はすぐさまAEDを使用し、コードブルーを宣言するなど的確な判断で患者を救った。そんな下屋と互いに切磋琢磨する(茶々を入れ合う!?)のが、坂口健太郎演じる新生児科の白川。第8話では、胎児に口唇口蓋裂が発覚し悩む母親を「大げさだ」と言い放つなど精神面で未熟なところも。だが、新生児科医・今橋(大森南朋)に導かれ「赤ちゃんの声を聞いてやれるのは俺たちしかいない」と考えを改め、技術向上に励んできた。新シリーズでは研修期間を終え、下屋は産科医、白川は小児科の専門医へと成長。そしてサクラや四宮から「先生」と崇められる小松もペルソナで助産師を続けている。いつも明るいムードメーカーの小松。前作では他人の結婚話に敏感だったが、新シリーズではついに恋が訪れる…なんてうわさも!?■リアルを追求! 命の誕生の裏にある悲しい物語『コウノドリ』の特長といえば、なんと言ってもすば抜けたリアリティ。多くのドラマの場合、生まれたてなのに「あれ?」と思うほど大きな赤ちゃんだったり、人形だったりすることがある。だが、本作では徹底管理のもと新生児で撮影が行われるなど、ビジュアル面でも真実を追求してきた。そしてそれが許されるのは、実際の医師からも高く評価されるほど物語が丁寧に作り込まれているからこそ。命の誕生という幸せがあふれる産科だが、その裏にはつらい物語があるのも事実。そして同作では、「母体と胎児のどちらを優先するか」「障がいが残るかもしれない」などドキッとするようなテーマについてもサクセスストーリーにすることなく、地に足を付けて描いてきた。たとえば第5話では、14歳の出産が描かれた。中学生で親になるのは大変だけど、周囲が協力して育てていく…という感動物語かと思いきや、経済的に育児困難という理由から特別養子縁組制度を選ぶことになる。しかも養親への引き渡しは、壮絶な出産を乗り越えた直後のことだった。ほんの数秒だけ、生まれたわが子と顔をあわせただけで、母親がどんなに首を横に振っても、赤ちゃんは別室に連れていかれてしまう。そこには同情など存在せず、どうしようもない現実だけが待っていた。痛みに耐えて出産した彼女が、わが子をどんなに抱きしめたかったか、どんなに一緒にいたいと願ったか、どんなに自分の無力さを痛感したか…。むせび泣く母親がわが子と引き離されるシーンには、胸が締め付けられる思いだった。そんな風に『コウノドリ』は、単なる「お涙ちょうだい」ではなく、悲しみを含めた妊娠・出産のリアルを通して、命が誕生することの奇跡や“命の尊さ”に気づかせてくれるのだ。■『コウノドリ』新シリーズの見どころは?新シリーズのテーマは「生まれること、そして生きること」。第1話では、サクラが産科過疎地の離島で総合医として働く恩師・荻島勝秀(佐々木蔵之介)のもとへ。ベテランの域に入ったサクラが、孤軍奮闘する恩師から何を学ぶのか。サクラと患者との関わりのみならず、今後、荻島がサクラにどんな影響を与えていくのかも楽しみだ。さらに、小栗旬をはじめ要潤、石田ひかりなど豪華なゲスト陣も話題となった前作。今作では、一体どのような俳優陣が物語に彩っていくのか。そんなところにも期待したい。TBSテレビ 金曜ドラマ『コウノドリ』10月13日(金)よる10時~スタート初回15分枠大スペシャル
2017年10月12日青年誌『モーニング』(講談社)で連載中の漫画『コウノドリ』。産科医の鴻鳥(こうのとり)サクラを主人公に、周産期医療の現実と、医者や家族の心の動きが丁寧に描かれています。「無脳症」や「夫のDV」など、ときには読み進めるのがつらくなるテーマを扱いながらも読者の支持は高く、青年誌での連載にも関わらず、お母さんたちにも多く読まれている作品です。6月にはコミック第18巻が発売され、2015年にはTBSでドラマ化もされました。10月にはドラマの続編が決定していることからも『コウノドリ』の反響の多さがうかがえます。『コウノドリ』を描き続けるうえで大切にしていることや伝えたいことは何か。原作者の鈴ノ木ユウ先生に聞きました。■ドラマ化が決まってもよろこびすぎない理由―『コウノドリ』ドラマ化の続編が決まりました。お話を聞いたときの心境はいかがでしたか。「ああ、そうなんだ」という感じで、よろこびすぎずに目の前の締め切りに集中するようにしていました。「やったー!」と両手をあげてよろこんだのに「やっぱり映像化の話はナシになりました」と言われたとき、上げた手を下げるのは恥ずかしいじゃないですか(笑)。―ご自身の作品が実写化されたことで、何か変化はあったのでしょうか。鴻鳥先生を演じる綾野剛さんには、少なからず影響を受けています。鴻鳥先生は個性が強いキャラクターというわけではないので、漫画的には描きにくいんです。綾野さんに形にしてもらったことで、描きやすくなった部分はあると思います。■命の誕生や出会い…『コウノドリ』執筆に至る経緯―息子さんの誕生が『コウノドリ』を描きはじめるきっかけのようですね。息子の出産に立ち会ったことは大きかったです。とはいっても、がんばっていたのは妻で、僕は助産師さんに無理やり分娩室に連れて行かれてすみっこでプルプルしていただけでしたが…(笑)。僕は息子のことがとにかくかわいいと思う一方で、子どもをもつ親として出産に関して何も知らなかった。入口となったのは、「なんで逆子だと帝王切開になるんだろう」という疑問。親としてそれくらいは知っておくべきだろうという気持ちが「描きたい!」につながったんでしょうね。―作品のテーマを探している時期でもあったのでしょうか。そうですね。僕はフォークシンガーということもあり、『コウノドリ』を描く前は音楽ものの漫画を短期連載していました。雑誌の編集者から「人気ランキングで11位に入ったら本格的に連載してもいいよ」と言われたものの、結果は12位。「(連載してもしなくても)どちらでもいい」と言われたので、それなら連載はやめて新しいテーマを探すことにしました。―りんくう総合医療センター産婦人科部長の荻田和秀先生との出会いもありました。息子を取りあげてくれたのが荻田先生でした。妻が先生からピアニストの名刺をもらったと聞き、「ピアニストで、産婦人科で、“ゴールドフィンガー”だ!」と先生をモデルに漫画を描こうと思いました。妻の幼なじみが産婦人科医だったことも関係しています。その友人は、病院からの呼び出しがあるから、銭湯に入るときもポケベルを持っているそうです。産婦人科医ならではともいえるエピソードを聞いて、「漫画で描いたらおもしろいんじゃないか」と妻と話しました。―実際に、産婦人科に取材にも行かれているそうですね。りんくう総合医療センターには、1年に2回くらいの頻度で取材に行き、荻田先生が大阪から上京されるときには食事をすることもあります。取材のときは、産科や麻酔科、救命救急科を1日で回らないといけない。その場の空気や雰囲気をできるだけ体に入れようと思っているので、終わるとすごく疲れますね。―実際に分娩も見学されたとか。帝王切開や自然分娩など、たくさんの出産を見学して、出産は一人ひとり違うものだと感じました。じっと痛みに耐える人もいれば、痛さに耐え切れず叫ぶ人もいる。改めて、女性はすごいと思いました。僕は低血糖になってしまいましたけど(笑)。■思い描いていたのとは違った! 息子誕生エピソード―『コウノドリ』からは、分娩時の音や声が聞こえているのかと錯覚するほどの臨場感が伝わってきます。取材を通して、さまざまな出産を見てきたからかもしれません。状況的に難しいこともあり緊急帝王切開は見学したことがありませんが、先生の話を聞いて写真を見せてもらい、自分でイメージをふくらませて描いています。あとは、やはり妻の出産のときの印象が強く残っています。妻はどちらかというと難産で、息子が生まれるまでに丸2日かかりました。最後には先生が妻に馬乗りになっていたくらい。これまで自分が思い描いていた出産とはちがい、まさに戦場のような光景。僕は何もできずに遠くから眺めていたら、突然「バチン!」という音が聞こえて、息子が生まれました。―赤ちゃんを最初に見たときは、どう思われましたか?「汚ねえな」でした(笑)。赤ちゃんってもっときれいなものかと思っていたけど、実際には血液や白い膜がついているんですよね。そのうえ、「甲府のガッツ石松」といわれる僕の父と似ていたので、「ああ、こっちか…。ごめんね」と思ったくらいです(笑)。気持ちが変化があらわれたのは、初めて抱っこしたとき。「ちゃんと育てられるのか」「仕事しなきゃ」という気持ちと同時に「生きているんだ」という実感もわき起こり、体が震えました。分娩時のことや子どもが生まれたときのことは、作品を描くうえですごく大事にしています。―息子さんに話すこともあるのでしょうか。「おまえが生まれた日は雨が降っていて〜」と、息子の誕生日には毎年話すようにしています。息子は9歳なので、さすがに「またかよ」という反応はされるものの、うれしそうな顔もしているのでまんざらでもないのかなと(笑)。―毎年、家族で共有できるのはいいですね。大事なことなので、忘れてはいけないと思っています。妻は必死だったから覚えていない部分もあるけど、僕は鮮明に覚えている。出産が夜中に終わって、妻がやっと食事ができるとなったときのおかずがチャーハンだったことや、僕が帰りにカツ丼を食べに行ったことまで話します。家族で話をしたあとケーキを食べるのが誕生日の過ごし方ですね。―最後に「ウーマンエキサイト」の読者にメッセージをお願いします。『コウノドリ』には、扱うテーマによっては読み進めるのがつらくなることもあります。誰もが読める漫画とは思っていないので、「ぜひ読んでください!」とは言えません。ただ、読んだあとに「家族がいてよかった」と感じてもらえたらうれしいですね。『コウノドリ』には、妻の妊娠・出産に無関心な“ダメ旦那”も何度か登場します。自身も「ダメな旦那だった」という鈴ノ木先生ですが、青年誌で描くことで「自分はこうならないようにしよう」と思ってもらえたらいいと話していました。命の尊さを再確認するとともに、子どもをより愛おしく感じられる。『コウノドリ』を読んだあとにそう思えるのは、息子の誕生時の記憶をいまも心に刻み続ける鈴ノ木先生の想いを受け取っているからなのかもしれません。コウノドリ
2017年10月09日TBS系ドラマ「コウノドリ」特別試写会&舞台挨拶が7日(土)、都内で行われ、主演の綾野剛、共演の松岡茉優、吉田羊、坂口健太郎、星野源、大森南朋が出席した。本作は、2015年に放送されて人気を博したドラマの続編。患者に寄り添う産婦人科医とミステリアスな天才ピアニストBABYという2つの顔を持つ鴻鳥サクラ(綾野さん)を主人公に、「生まれ、そして生きること」をテーマに新たな命の物語を描く。前作から約2年が経つが、お互いに連絡を取り合って絆は深まっており、「また、このチームで同じベクトルに向かって戦える」と気合をのぞかせる綾野さん。一方で、「源ちゃんの“オモえもん”見てましたよ」と、星野さんが出演するNHKのバラエティ番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」のキャラクター名を挙げたり、昨年の大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の“恋ダンス”の指を前後に動かす振りを披露したり、人気が爆発中の星野さんにハマっている様子を見せて会場の笑いを誘った。舞台上ではサービス精神たっぷりにふざけた素振りも見せる綾野さんだが、ドラマには真摯に取り組んでおり「命とエンターテイメントをイコールで結ぶわけにはいきませんが、僕たちは事実を基にフィクションに変えているので、集中してやっています」と熱いコメント。さらに、見どころであるピアノ演奏について、わずか2週間の練習で本番に臨んだことも明かした。それを受けて、吉田さんは「綾野さんは本当にストイックで、綾野さんを見ていると人間できないことはないんだなといつも思う」と感心しきり。星野さんはサクラのヘアスタイルが変わったことに衝撃を受けたようで、「ちょっとイケメン風に…」と説明する綾野さんに、「“風”じゃなかった。イケメン!」と絶賛の言葉を送った。その星野さんは、人情派のサクラと真逆で、理論派で冷徹な四宮春樹を好演しているが、吉田さん演じる小松から「シノリン」と呼ばれることがお気に入りだと打ち明けると、「まだ呼ばれていないので、どこかで入れてください」と関係者に呼びかけていた。「コウノドリ」は10月13日より毎週金曜22時~TBSにて放送。(初回15分拡大)(text:cinemacafe.net)
2017年10月07日夏ドラマの余韻も残る中、早くも出そろった2017年10月期の秋ドラマ。若手からベテランまで、「ドラマ界が本気を出したか!?」と思える豪華キャストがズラリと並び、どの作品も話題性は十分。なかでも注目したのは“主婦”“経営難”“続編医療”という3つのテーマ。さらに、突然の発表で世間に衝撃を与えたあのふたりの活躍も必見! もれなく熱いハートを持った主人公達と、物語の見どころに迫ってみたい。■共感必至! がんばる主婦たちが大奔走この秋、活躍するのはパワフルな主婦たち。まずピックアップするのは、意外にも月9初主演という篠原涼子の『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?』(フジテレビ系/10月16日~)。篠原演じる一児の母である佐藤智子が、職場をクビになったことをキッカケに“高額報酬=家族の幸せ”を目指して一念発起。政治の知識もない新米ママさん議員となり、市政にはびこる悪や社会問題を、素人目線・女性ならではの視点でぶった切る!そんな智子と、選挙戦で議席を争うライバル・藤堂を演じるのは、ママ世代から絶大な人気を誇る高橋一生。さらに、智子の夫を演じるのは安定の癒やし系俳優・田中圭というのもたまらない。社会全体の幸せをつかむべく、学歴もない平凡な主婦は権力者に打ち勝つことができるのか!? 正義感の強いもうひとりの主婦は、『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系/10月4日~)で綾瀬はるか演じる伊佐山菜美。夫に西島秀俊、隣人には広末涼子とそれだけでテンションのあがるキャスティングだが、ストーリーは謎だらけ。だれもがうらやむセレブ主婦となった菜美だが、天涯孤独に育った彼女は、スリルのある生活が忘れられず…。平凡な毎日に物足りなさを感じていたとき、周りにいる幸せそうな主婦もじつはさまざまな悩みを抱えていることに気がつく。ちょっぴり危険な奥さまは、主婦たちの問題をどう解決していくのか。『SP 警視庁警備部警護課第四係』『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(ともにフジテレビ系)など革新的な刑事ドラマを送り出してきた金城一紀が脚本を手掛けるホームドラマとしても、注目度は抜群だ。■衝撃発表のふたりも登場! 安室奈美恵×武井咲女性が活躍するドラマといえば、宮藤官九郎脚本のおばさん犯罪エンターテインメント『監獄のお姫さま』(TBS系/10月17日~)も忘れてはいけない。元キャリアウーマンで、一児の母・馬場カヨ演じる小泉今日子を筆頭に、満島ひかり、夏帆、坂井真紀、森下愛子、菅野美穂という実力派女優がそろいぶみ。物語は、罪を犯した彼女たちが女子刑務所でたくましく生きる姿を描いた群像劇。普通に生まれ、普通に生き、普通に死んでいくことの幸せをあらためて実感できる、笑って泣ける人間ドラマだ。主題歌は、2018年9月での電撃引退を発表した安室奈美恵の「Showtime」。日本を代表するカッコイイ女性・安室ちゃんが、冤罪(えんざい)を晴らすために奔走する女たちを盛り上げる!そして、結婚・妊娠発表で話題の武井咲は、ディーン・フジオカとタッグを組んで『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系/10月15日~)に出演。善人のお嬢様を演じる武井の美しさはもちろん、あのディーン様が放つくだらないギャグにも刮目せよ!■今をときめく実力派イケメンが、経営難に立ち向かう!一方、男性陣の前に立ちはだかるのは経営難。『過保護のカホコ』(日本テレビ系)の麦野初役で大ブレイクした竹内涼真がランナー役で出演するという発表に沸いた『陸王』(TBS系/10月15日~)はそのひとつ。主演の役所広司演じる宮沢紘一は、老舗足袋業者「こはぜ屋」四代目社長。100年以上続く会社の存続危機を救うべく、新規事業であるランニングシューズ「陸王」の開発に挑む。そんな紘一の息子を演じるのは山崎賢人。「こはぜ屋」の経営について気にかけるも「足袋屋にランニングシューズは作れない」と、親子関係はすれ違う。ものづくり×原作・池井戸潤という『下町ロケット』(TBS系)を思わせる本作は、やはり職人たちの熱い思いに身震い必至。人情味あふれるストーリー×イケメンという最強のコンビネーションで、視聴者の心をつかみにくる。存続危機に直面しているのは、櫻井翔主演『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系/10月14日~)の京明館高校も同じ。商社マンだった鳴海涼介が、経営難に陥っている私立高校を立て直すべく新校長に就任。始業式で校長挨拶をすると、若さとルックスから生徒ウケは抜群。だが、生徒人気とは裏腹に教師たちから非難を浴びることになる。学校という不慣れな場所に戸惑いつつも、「生徒はクライアントであり商品だ」と、教師たちの意識改革からスタート。35歳の型破りな校長は、学校を黒字へと導くことができるのか…?■待望の続編! 大好評の医療ドラマが復活命が生まれる奇跡を紡ぐ産科医療ドラマ『コウノドリ』(TBS系/10月13日~)。2015年10月期に放送され、毎週涙を誘った人気ドラマが復活する。医療従事者と患者のふれあいを基に、産科で起こるさまざまな葛藤、リスク、温かさなどをリアルに描いた同作。産婦人科医兼天才ピアニストである鴻鳥サクラを演じる綾野剛はじめ、松岡茉優、吉田羊、坂口健太郎、そしてドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)で一躍人気俳優へと上り詰めた星野源らが引き続き出演。心に響く物語性はもちろん、2年の間に、驚くほどパワーアップして帰ってきたキャスト陣、そして初登場となる佐々木蔵之介にも注目だ。人気医療ドラマの続編といえば、米倉涼子主演『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系/10月12日~)もしかり。第5シリーズとなる今回、フリーランスの天才外科医・大門美智子が派遣されたのは、日本最高峰の大学病院・東帝大学病院。前院長・蛭間(西田敏行)失脚後、新院長となったのは大地真央演じる志村まどか。未知子の腕は認めている志村だが、一筋縄で行くはずもなく…。ドラマ初共演となる米倉と大地という美しき女優2人のバトルは必見。困難を乗り越え、大門おなじみの「私、失敗しないので」炸裂(さくれつなるか!?ほかにも、井上真央主演『明日の約束』(フジテレビ系/10月17日~)、浅野忠信×神木隆之介の凸凹コンビが難事件に挑む『刑事ゆがみ』(フジテレビ系/10月12日~)など、芸術の秋にふさわしい粒ぞろいのラインアップ。お気に入りの作品とともに秋の夜長を堪能すべく、まずは初回の放送をチェック!
2017年10月03日現在「モーニング」(講談社)にて人気連載中の鈴ノ木ユウが描くヒューマン医療漫画を原作に、綾野剛主演で贈る10月期放送のドラマ「コウノドリ」。この度、本作の第1話ゲストとして志田未来の出演が決定。筆談で命と向き合う、生まれつきろうあ者の妊婦役を熱演する。2015年10月期にドラマ化された前作に引き続き、今作でも産婦人科医と天才ピアニストの2つの顔を持つミステリアスな主人公・鴻鳥サクラを綾野さんが演じるほか、松岡茉優、吉田羊、坂口健太郎、星野源、大森南朋らが続投することでも話題の本作。放送に先立ち、新キャストが続々と発表されているが、このほど新たに追加キャストとして実力派女優としてその名が知られる志田さんの出演が決定。今回志田さんが演じるのは、ペルソナ総合医療センターで働くサクラの元に診察に訪れる、生まれつきろうあ者の妊婦・早見マナ。同じく耳が聞こえない夫・健治(泉澤祐希)と共に支えあいながら生きているが、妊娠がわかったとき、本当に育てられるのかと両親に心配され不安を抱えているという役どころだ。医療用語は手話や唇の動きだけでは伝えるのが難しく、担当医師のサクラや助産師の小松(吉田さん)とホワイトボートを使い、筆談でコミュニケーションをとるのだが…。もともと本作を観ていたと言う志田さんは、「しっかり命と向き合っている愛に溢れた作品だなという印象をもっていました」と話し、今回の出演にあたって「呼んでいただけたことに喜びとプレッシャーを同時に感じ、皆様からとても愛されている作品だと思いますので、しっかり自分の役をリアルに伝えていかなくてはいけないなと感じました」とコメント。また今回の役柄を演じていて「率直に難しいな…」と感じたと話す志田さん。「手話指導をしていただいたときに、実際耳が聞こえない方の出産のお話を聞かせていただきました。耳が聞こえないことがいままで当たり前だったから、そのことをあまり不利だと思ったり、大変に感じなかったとおっしゃっていたので、マイナスな気持ちを背負って演じないようにしました」と明かす。さらに、志田さん初主演作となった「14才の母」以来、テレビドラマでの妊婦役は実に約10年ぶりとなる彼女。当時は13才という年齢もあり、想像で演じるしかなかったとふり返り、「約10年という時間が経っていますが、まだ実際には出産を経験していないので、今回もまた想像したりして演じました。(10年前は)お腹に物を詰めても、どこに手を置いたらいいか、どう歩けばいいか、といったことなどがよくわからなくて注意されていたのですが、今回はそれが自然にできたこともあり、その経験が体にまだ染み付いているのかなと思いました」と語り、年齢的にも出産を身近に感じるようになったと明かす。「コウノドリ」は10月13日(金)より毎週金曜日22時~TBS系にて放送。※初回15分拡大スペシャル(cinemacafe.net)
2017年09月29日年間の優れたミュージックビデオを表彰する音楽アワード「MTV VMAJ 2017」の受賞者及び豪華アーティストが出演するスペシャルイベント「MTV VMAJ 2017 -THE LIVE-」が、9月27日(水)に開催され、星野源の「Family Song」が「最優秀ビデオ賞」に輝いたことが分かった。今年で16回目を迎える「MTV VMAJ」は、日本を始め世界各地のMTVクリエイティブディレクターから構成される選考委員会が、「世界基準の優れたミュージックビデオを選ぶ」という観点のもと、各部門の最優秀作品を選出。さらにこれら受賞作品の中から、年間で最も優れた作品「最優秀ビデオ賞」を決める一般投票が、9月上旬に行われ、310万もの投票が集まった。この日のイベントでは、各部門の受賞者をはじめとした豪華アーティストが出演し、圧巻のステージを披露。まず、トップバッターとして「最優秀ダンスビデオ賞」に輝いた大沢伸一によるプロジェクト「MONDO GROSSO」が登場。ステージには受賞作「ラビリンス」でボーカルとして参加した満島ひかりが、透明感あふれる歌声を響かせた。そのほか、三浦大知(「最優秀 R&B ビデオ賞」)、「WANIMA」(「最優秀ロックビデオ賞」)、「KICK THE CAN CREW」(「最優秀ヒップホップビデオ賞」)、「ももいろクローバーZ」(「最優秀邦楽グループビデオ賞」)「BUCK-TICK」(「Inspiration Award Japan」)、「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」(「最優秀邦楽新人アーティストビデオ賞」)らのパフォーマンスも行われた。そして事前に明かされていなかった唯一の賞、各部門の受賞者の中からもっとも投票数の多かった作品に贈られる「最優秀ビデオ賞」に輝いたのは、高畑充希主演ドラマ「過保護のカホコ」の主題歌ともなった星野源の「Family Song」。今回星野さんは、「Family Song」で「最優秀邦楽男性アーティストビデオ賞」、「恋」で「最優秀振付け賞」を受賞しており、最多3冠という快挙も達成した。■星野源コメントこの度は「Best Video of the Year」に選んでいただき本当にありがとうございます!僕は小さい頃からミュージックビデオが大好きで、よく集めて観ていました。思春期の頃、面白いビデオがたくさんあって、いつかこんなビデオを作りたいな、もし音楽家になるんだったらいろんなビデオを作りたいと思っていました。この『Family Song』で自分が理想としたバランスのミュージックビデオがやっとできたと思ったんです。めちゃくちゃふざけてて、でもめちゃくちゃ音楽が伝わってくるという、自分の理想のバランスで、そして自分の思いやメッセージもしっかりと入っている作品です。そのビデオが「Best Video of the Year」に輝くことができて、本当に本当にうれしいです。かさねがさね投票してくださった皆さん、本当にありがとうございます。今日は会場に行けないのが悔しいのですが、これからも星野源、そして星野源のミュージックビデオを 何卒宜しくお願いします。本当にありがとうございました。またイベントのフィナーレを飾ったのは、「Best Buzz Award」を受賞した「欅坂46」。彼女たちのアグレッシブなライブでイベントは華やかに幕を閉じた。なおMTVでは、このイベントの模様を10月1日(日)21時より放送することも決定した。(cinemacafe.net)
2017年09月28日9月20日、千葉県内にある病院で行われたドラマ『コウノドリ』の撮影。そこで主演の綾野剛(35)を“縁の下の力持ち”となって主演を盛り立てているのが、星野源(36)だ。 星野自身、今作にかける気持ちは強いという。 「今作を手掛けているのは『逃げるは恥だが役に立つ』と同じプロデューサー。星野さんの出世作を作った“恩人”のような存在です。だからこそ、星野さんも並々ならぬやる気を見せています。クランクイン前から産科医の本を読み漁るなどして、役に入り込んでいますよ」(前出・ドラマスタッフ) だがこの日、8時半前に姿を見せた星野の表情には少し疲れが見えていた。それもそのはず。彼は今、超多忙な生活を送っているのだ。 「直前までアリーナツアーのため全国を飛び回っていましたし、今回の撮影当日には深夜3時までラジオ番組『オールナイトニッポン』に生出演していました。そのため、星野さんは1時間ほどしか寝ていなかったようです。『さすがにもう限界。少しは眠りたい』と弱音をはいていたそうです」(ドラマスタッフ) それでも現場入りの際はスタッフへしっかりお辞儀するなど、配慮を忘れない星野。睡眠1時間の悲鳴を上げながら、その奮闘は続く――。
2017年09月28日9月20日、千葉県内にある病院でドラマ『コウノドリ』の撮影が行われていた。 午前8時すぎ、主演の綾野剛(35)が姿を見せる。だが、そこには“異変”が――。普段は仕事でもプライベートでも全身“黒ずくめ”な綾野だが、なんと白いジャケット姿で登場したのだ。 「綾野さんという役者は、役に入り込むことで有名。今回も『この作品に出会ったことで、命の重さを痛感した。心を打たれたような気分』と答えていたそうです。産婦人科というシビアな現場に触れることで、価値観が変わった部分もあるのでしょう。現場では、どこか思いつめたような表情をしていることが多いみたいです」(テレビ局関係者) そんな“ピリピリムード”の綾野を支えているのが、共演の星野源(36)。『コウノドリ』は今回が2シリーズ目。2人は前シリーズからの付き合いで、かなりの仲良しだという。 「星野さんは綾野さんの1歳年上とあって、何かと話しやすいのでしょう。よく星野さんから綾野さんに話しかけてあげていて、メールのやりとりもしているそうです。また以前、星野さんが『彼のメールにはハートマークがついていてかわいい』と漏らしていたことがありました」(前出・ドラマスタッフ) 星野に送る“ラブコール”が、今の綾野を支えているようだ。
2017年09月28日歌手で俳優の星野源の最新シングル「Family Song」が、MTVが主催する優れたミュージックビデオを表彰する音楽アワード「MTV VMAJ 2017」にて、年間で最も優れた作品に贈られる「最優秀ビデオ賞」(Best Video of the Year)を受賞した。今年で16回目を迎える同アワードでは、「世界基準の優れたミュージックビデオを選ぶ」という観点のもと、各部門の最優秀作品を選出。全17部門のうち、星野は「Family Song」で「最優秀邦楽男性アーティストビデオ賞」と、昨年リリースした「恋」で「最優秀振付け賞」の2冠を受賞した。そして「最優秀ビデオ賞」は、これら受賞作品の中から最も投票の多かった作品に贈られる賞であり、最多3冠という快挙を達成した。星野は「この度は『Best Video of the Year』に選んで頂き本当にありがとうございます」と感激。「僕は小さい頃からミュージックビデオが大好きでよく観ていました。思春期の頃、面白いビデオがたくさんあって、いつかこんなビデオを作りたいな、もし音楽家になるんだったらいろんなビデオを作りたいと思っていました」とミュージックビデオへの思いを語った。そして、「この『Family Song』で自分が理想としたバランスのミュージックビデオがやっとできたと思ったんです。めちゃくちゃふざけてて、でもめちゃくちゃ音楽が伝わってくるという、自分の理想のバランスで、そして自分の思いやメッセージもしっかりと入っている作品です」と明かし、「そのビデオが『Best Video of the Year』に輝く事ができて、本当に本当にうれしいです。かさねがさね投票してくださった皆さん、本当にありがとうございます」と喜びと感謝の気持ちを伝えた。
2017年09月27日(イラスト:ちたまロケッツ) 『お笑い』→『海外ドラマ』→『マンガ』→『ラジオ』の4ジャンルを週替わりで、そのスペシャリストが“最推し番組”を指南する『今週の萌えガタリ』。今週は『ラジオ』ということで、『ラジオの時間』編集人の村上謙三久さんが最推し番組を紹介! 【最推し番組】『星野源のオールナイトニッポン』 ラジオ関連の取材を多くしているので、オススメの番組を聞かれる機会がよくあります。特に多いのが「昔はよくラジオを聴いていたんですけど、今、聴くならどんな番組がいいですか?」というパターン。そんなときは『星野源のオールナイトニッポン』(毎週火曜日25〜27時に、ニッポン放送をキーステーションに全国36局ネットで生放送)を一番に挙げています。 人気者だけど親しみがあって、とっつきやすいけど意外性もあり、何よりラジオ愛に満ちあふれている……星野さんは久々にラジオを聴くときにもってこいのパーソナリティなんです。 星野さんと言えば、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の平匡さん役の印象が強いのではないでしょうか。ドラマの中では穏やかな草食系でしたが、ラジオの場合はそれと真逆。シモネタが大好きな普通の三十路男性です。 そんな星野さんの番組だけに、リスナーは男性・女性に偏らず、年齢層も幅広いのが特徴です。届くお便りは、思春期の男子たちによる妄想から、「主人とご無沙汰だったけど、息子が留守のときに……」なんて主婦からの告白まで盛りだくさん。いつも星野さんは刺激的な投稿に前のめりになっています。パーソナリティとリスナーの距離が近いのは、昔のラジオと同じ。「ばっかじゃないの!」と爆笑する星野さんは、テレビの世界にいるときとまったく違う印象です。女性向けにセクシーなささやき声を披露することもよくあるんですよ。 もちろん音楽や芝居について真面目に語ってくれるのも番組の魅力。時には弾き語りをすることもあり、この8月にはラジオブースから2時間のライブを放送するなんてこともありました。 スタッフと服越しに乳首の位置を当てる「ちくビンゴ」に熱中したり、おなかを壊してトイレに駆け込み、番組開始に間に合わなかったり、好きなおっぱいの形を熱弁したり、藤井隆さん&友近さんとカラオケを熱唱したり……。知らない人からすると、“くだらない”がたくさん詰まった番組ですが、その中にはラジオ愛があふれています。 学生時代、人間関係に苦悩していた星野さんを支えてくれたのは深夜ラジオでした。はがきを送って採用されたこともあります。病気療養中もパーソナリティのおしゃべりを聴いて不安な気持ちをやり過ごしました。その愛情は今も変わりません。 ラジオはよくも悪くも全てを開けっぴろげにしてしまうメディア。今、“素の星野源”に最も触れられるのがこの番組です。
2017年09月26日劇団・大人計画所属の俳優で複数の雑誌に連載をもつ文筆家、そして音楽家でもある星野源。出演したドラマは放送されるたびに話題となり、同ドラマの主題歌『恋』は、「恋ダンス」とともに社会現象に。彼の一挙手一投足が注目され、ニュースとして取り上げられる。なぜ私たちは、星野源から目が離せなくなってしまうのか。毎週木曜日にNHK総合で放送中の音楽番組「SONGS」では、星野源の音楽家としての活動を特集した「SONGSスペシャル」を2017年9月28日(木)に放送決定! 通常より番組を25分拡大した50分というボリュームでお届けする。今回は、星野源Live Tour 2017『Continues』の千秋楽の模様を紹介。2017年9月10日(日)に行われたさいたまスーパーアリーナ公演から選りすぐりのライブ映像がSONGS独占で放送される。星野源の「ライブ愛」を代弁するのは“おげんさん”。2017年5月にNHK総合で放送された「おげんさんといっしょ」で星野が演じたキャラクターだ。父親役を高畑充希が演じ、長女役を藤井隆、長男役を細野晴臣、ねずみの声を声優の宮野真守が担当と豪華なのにちょっとおかしな配役も話題となった。前回の放送では、昭和のお茶の間風のセットで、長女役の藤井隆が不安になるほどのグダグダ感を漂わせながら進行された。番組内で、自身の音楽活動に影響を与え続けているマイケル・ジャクソンや細野晴臣のアーティストとしての魅力を愛情たっぷりに語っていた“おげんさん”。大好きだという細野の曲「絹街道」を本人と一緒に歌った後、“おげんさんの家”に戻っても口数少なく心ここにあらずといった状態に。あのときの胸いっぱいな表情が忘れられない。マイケル・ジャクソンに惹かれたきっかけは「なんかちょっと寂しそうな感じがした」からだそう。「埼玉で寂しかった」と語る子どものころの“おげんさん”は、同じく寂しさを抱える世界的なスターにシンパシーを感じたと語っていた。マイケルへのオマージュだという『SUN』には、「Hey J」と語りかける歌詞も登場する。2009年に出版された初エッセイ『そして生活は続く』(マガジンハウス)に、印象的なエピソードがある。子ども時代、星野の母親は風呂に入れば「排水口に吸い込まれる!」と叫び、外から“さおだけや”の声が聞こえれば「行かなきゃ!」と出て行ってしまったという。その度に星野は本気にし、ときには泣くこともあったそう。大人になって、かつての母親の不思議な行動の理由を聞いたところ、学校から帰ってくる息子の顔が日に日に暗くなるので、せめて家の中だけは明るくしようとしたのだとか。星野源からときおり伝わる孤独や寂しさ。それらを子ども時代に母からしてもらったのと同様に「くだらなさ」や「明るさ」で包み込み、曲や歌詞、ダンスに昇華しているようにも感じられる。だから私たちは、星野源に惹かれてしまうのかもしれない。星野源の曲をたとえるなら、「どこか懐かしいのに、聴いたことがない曲」。「イエローミュージック」というジャンルを作り、自身が吸収してきた音楽を自分の音楽として新しく形にする。「自分たちにしっくりくる音楽を作りたい」という葛藤を経て生まれた曲は、私たちのくらしに自然に馴染んでいる。「SONGS スペシャル」では、星野源が弾き語りに込めた想いやダンスへのこだわり、ライブツアーの選曲・構成などを“おげんさん”が語ってくれるそう。“おげんさんちのねずみ”が情報発信する公式Twitterでは、最新情報に加え、“おげんさん”からのビデオレターも見られるので、ぜひチェックしてほしい。【番組概要】●番組名:NHK総合「SONGSスペシャル 星野源」●放送日時:2017年9月28日(木)22:25~23:15●ゲスト:星野 源●公式サイト:
2017年09月26日内村光良さん率いるコント番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」の今年度第4弾の放送が、10月9日(月)22時~に決定!今回も豪華メンバーが揃うが、歌舞伎界の風雲児・市川猿之助の登場が発表された。特集番組として放送している「LIFE!~人生に捧げるコント~」。毎回一夜限りの豪華ゲストが出演することでも話題を呼ぶ。第2弾では星野源扮する人気キャラクター「オモえもん」に深田恭子が、第3弾には有村架純が出演し朝ドラ「ひよっこ」と「LIFE」のコラボレーショが実現した。今回は、コント「ナツキと歌舞伎」で、歌舞伎俳優の四代目市川猿之助さんが登場。歌舞伎俳優の名をかたりあくどい商売を繰り返す夏木京介(内村光良)の前に現れた四代目市川猿之助。逃げる夏木と追いかける猿之助が繰り広げる追走劇はまるで歌舞伎の舞台を見ているような展開となるようだ。猿之助さんは「去年コント『梅雨入り坊や』で『LIFE!』に出演したときから、『次は夏木京介と共演したい』と思っていました」と、待望の再登場を果たした。受けてたった内村さんは「猿之助さんの六方を目の前で見て思わず震えた!」と感激もひとしお。内村さんが「演じていて幸せだった」という壮大なラストシーンも必見だ。「LIFE!~人生に捧げるコント~」は10月9日(月)22時~NHK総合にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年09月25日大きな話題を呼んだNHK「おげんさんといっしょ」や、高畑充希主演ドラマ「過保護のカホコ」の主題歌「Family Song」などで今年も注目を集めるアーティスト・星野源を特集する「SONGSスペシャル」が、9月28日(木)に放送されることになった。音楽家・役者・文筆家として、その一挙手一投足が注目される星野さん。今回、通常より25分拡大で贈る「SONGS」は、星野さんの音楽の魅力が全開。全国ツアー「星野源Live Tour 2017『Continues』」の千秋楽である、さいたまスーパーアリーナ公演(9月10日)より厳選されたライブ映像を、「SONGS」独占でいち早く放送する。さらに、そんな星野さんの「ライブ愛」を熱く語るのが、熱狂を呼んだ「おげんさんといっしょ」から4か月ぶりのTV出演となる“おげんさん”。弾き語りに込めた想い、ダンスへのこだわり、自ら考え抜いた選曲・構成などについて、その全てをかけて臨むライブの魅力がたっぷりと味わえる50分となっている。“おげんさん”も登場するスペシャルを、公式Twitterもチェックしながら楽しんでみて。「SONGS スペシャル 星野源」は9月28日(木)22時25分~NHK総合テレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年09月22日温かな飴色と藍色のぽってりとしたそのうつわからは、彼女のけたけたと笑う楽しそうな声が聞こえそう。9月21日(木)と29日(金)と2週間に分けて公開される、アンジェの「あきいろ作家市」。全国各地から総勢10名もの作家さんたちにご参加いただくこのイベントから、今日は栃木県・益子町で活動される作家さん、豊田雅代(とよだまさよ)さんについてご紹介しますね。■ 豊田雅代さんについて茶目っ気たっぷりにくしゃっと笑う、豊田雅代さん。2016年の春の陶器市で撮ったこの写真は、まるで豊田さんのお人柄がジワッとにじみ出るよう。見ればこちらの顔までついついほころんでしまうような、今でも大好きな1枚です。実はその頃からずっとお声がけをしていた豊田さん。ご出産などのタイミングも重なって、今回ようやくアンジェのあきいろ作家市にご参加いただくことに。まだまだ暑い8月のある日に、栃木県は益子町にある豊田さんの作業場までお邪魔してお話を伺ってきました。豊田さん「私は一度ほかの仕事を経験していますが、生まれも育ちももともと益子なんです。まわりにも焼きもの屋さんの子が多かった。上京する時には友達の家に呼び出され、そのご両親が作ったうつわが並べられた庭で「好きなものを持って行け。」と言われたこともあるんですよ。聞けば銀座などでも個展をされるご両親。「東京でどこから来たと聞かれたら、こういう町から来たって言うんだよ」と教わりました。そんなことがベースにありながらいろんなことが重なって、益子に戻って焼きものの仕事がしたいと思うようになったんです。」様々な経験を重ねられた後、益子町で2012年に独立された豊田さん。今は、ケーキなどにあしらうペーパーレースなどをモチーフに、クリームでデコレーションするように模様を描く「イッチン」という手法を使ってうつわを制作されています。粘土を水で溶いて、水ガラスでとろみをつけた「泥漿(でいしょう)」を使って模様を描くイッチンの技法。水で溶いただけではドロドロ過ぎ、水ガラスを入れればサラサラとして描くにちょうど良い具合となるのだそう。素焼き前に行うイッチンの作業。模様を描く道具は、チューブの硬さがちょうど良い、100円ショップで見つけてきたお気に入り。フリーハンドで描くのは、ツタ模様。そのインスピレーションはケーキのレースペーパーだったり、お菓子の袋だったり、アイシングクッキーの本だったり。日常の何気ないことからヒントを得ているとおっしゃいます。そんな豊田さんの作業机にふと目を落とすと「1枚1枚はがして食べちゃう」の文字。ラジオを聴きながら作業をするのが好きだという豊田さんが、懸賞に必要なキーワードを慌てて手元にあったボールペンでメモしたものなんだとか。なんとこの後バームクーヘンが当たったそうですよ♪「ラジオを聴くのが大好きで、ラジオが聴きたくて作業をするようなものなんです〜」とはにかむ豊田さん。大好きな星野源さんのサイン入りメモパッドが当たったり、深夜2時に大宮エリーさんと話してサイン本も当たったとおっしゃるツワモノです。最近お母さまになられたばかりの豊田さん。豊田さん「ゆくゆくは子どもが使うプレートなんかも作れたら。今はまだちょっとそんな余裕はないんですが、想像だけは楽しんでいます。」お母さまになられたことでうつわに踊るその無邪気なイッチン模様の表情がどう変化していくのか、これからもとっても楽しみな作家さんです。=文・写真:宮城= 食のはなし 作り手さんのはなし 器のはなし
2017年09月20日星野源の主演ドラマ最新作にして、石田ゆり子、仲里依紗、俳優初挑戦のスガ シカオら多彩な豪華キャストが集ったWOWOWの連続ドラマW「プラージュ~訳ありばかりのシェアハウス~」。このほど、豪華映像特典が満載のBlu-ray&DVD発売が決定、星野さんと石田さんによるコメント動画が公開された。WOWOWにて8月12日(土)~9月9日(土)まで放映され、好評を博したドラマ「プラージュ」。話題を呼んだ「逃げるは恥だが役に立つ」以来の星野さんの主演ドラマで、原作は『ストロベリーナイト』などで知られる人気作家・誉田哲也、食欲を刺激する料理を手掛けたのは「深夜食堂」シリーズの飯島奈美、監督・脚本を『バースデーカード』「深夜食堂-tokyo Stories-」(第9話)などの吉田康弘が務めている。物語は、さまざまな過去を背負い、居場所を失った厄介者たちが、何かに引き寄せられたかのように集まるシェアハウス「プラージュ」を舞台にしたエンターテインメントミステリー。時にコミカルな描写と賑やかな音楽の裏で、人々が抱える哀しみや痛みが交錯していく様子や、不器用ながらも懸命に生きて行こうとしている住人たちに忍び寄る闇など、さまざまな人間模様が星野さん、石田さん、仲さん、スガさんら多彩な顔ぶれで描かれた。「前科者」、つまり社会ルールから外れた者たちの過去と現在を通して、真の償いと赦しの意味を優しく問いかける物語は、シリアスさの中にもユーモアがきらりと光る作品。今回発売されるBlu-ray&DVDには、貴重な舞台裏やインタビューを収録したメイキング、星野さん、石田さん、吉田監督の3名による撮り下ろし座談会、そして完成披露試写会の模様と予告編を収録予定で、さらに特製ブックレットを封入した豪華BOXパッケージ仕様となっている。「プラージュ~訳ありばかりのシェアハウス~」Blu-ray&DVDは12月13日(水)よりリリース。(text:cinemacafe.net)
2017年09月11日芸能界には外見の優れた男性が数多く存在するもの。とくに俳優にはイケメンが多く、ドラマなどで思わず見とれてしまう人もいるのではないでしょうか。しかし、イケメン俳優の中には「この人、イケメンなの雰囲気だけじゃない?」と思うような雰囲気イケメンもいるものです。そこで今回は、パピマミ読者の皆さんに、『正直“雰囲気イケメン”だと思う俳優』について2017年8月30〜31日の間にアンケートを取ってみました!140人の方にご回答いただいたので、その結果をランキング形式で発表したいと思います!●1位:綾野剛『皆イケメンみたいに扱ってるけど、よく見たらそうでもない 。話し方とか仕草が男前なだけだと思う。そこがいいんだけど』(37歳女性/介護)『私は綾野剛大好きだからあえて言うけど、彼はいわゆる正統派のイケメンではないと思う。だけど醸し出すオーラとか色気が魅力的で普通のイケメンよりもかっこいい』(34歳女性/事務)第1位は『綾野剛』さんで22%(31人)となりました。綾野さんといえば今や日本を代表する人気俳優の一人ですよね。ドラマ『コウノドリ』や映画『新宿スワン』などで主演を務めるなど、幅広い役に対応できる素晴らしい俳優です。そんな綾野さんですが、実は雰囲気イケメンだと思われてしまっているようで、今回は1位にランクインしてしまいました。綾野さんはどんな役を演じていても格好良いイメージがあるので意外ですが、言われてみると納得できる感じがありますね。ただ、いただいた意見では雰囲気イケメンであることへの批判の声は少なく、むしろそれが良いというような肯定的なものが多く見受けられました。これからも日本のドラマ・映画業界を牽引してくれるであろう綾野さん。今後の活躍に要注目ですね。●2位:星野源『そもそもこの人はイケメン枠で活躍してない と思うけど、雰囲気イケメンが一番ピッタリくるのは星野源かなぁ』(35歳女性/販売)『星野源は愛嬌があってステキだけど、イケメンではないかな。その辺にいたら気づかなそう』(37歳女性/主婦)第2位は『星野源』さんで13%(18人)となりました。2016年に放送されたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で新垣結衣さんと主演を務めて人気が急上昇した星野さん。もともとミュージシャンとして有名な存在でしたが、俳優としての地位も確固たるものにしましたね。ただ星野さんははじめからイケメン枠で売っていないので当たり前ですが、人によっては“雰囲気イケメン”と捉える人もいるようです。とはいえ、持ち前の愛嬌とセンスで女性から絶大な支持を誇っていますから、今後も活躍していってほしいですね。●3位:小栗旬『小栗旬はドラマでイケメン役とかで出ること多いけど、正直首を傾げたくなることはあります。よく見るとそんなにイケメンじゃない。花より男子の「ま〜きの!」のときは全くときめきませんでした』(32歳女性/営業)『女性から見てイケメンっていうよりは、どっちかというと男性に好かれるイケメン って感じかな。雰囲気はかっこいいけど』(39歳女性/事務)第3位は『小栗旬』さんで12%(17人)となりました。小栗さんといえば、『クローズ』や『変態仮面』、『ルパン三世』などさまざまな役で映画やドラマに出演している実力派俳優ですよね。その色気ある振る舞いにしびれるという女子も多いですが、一方では「よく見たらかっこ良くない」という厳しい意見を持っている人も。いただいたコメントの中にもありましたが、どちらかというと男性から支持される系の顔ですよね。最近は『銀魂』などで主演を務めてファン層を拡大している小栗さん。これからも一流の演技で私たちを魅了してほしいですね。----------一見悪く聞こえがちな“雰囲気イケメン”ですが、裏を返せば言動やオーラなどがイケメンということでもあり、内面だけでみればある種本物の“イケメン”ということでもあるのかもしれません。今後も彼らの活躍に期待したいですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜10位)】正直“雰囲気イケメン”だと思う俳優は?()●文/ぶるーす(芸能ライター)●モデル/ゆみ
2017年09月01日星野源「(女性に)理想がなくなってきた。やさしければいい!…でも、甘えたい…」住吉美紀がパーソナリティをつとめる『Blue Ocean』(月-金 8:55-11:00)では、8月28日(月)のゲストに星野源を迎えます。8月16日(水)に10枚目のシングル『Family Song』をリリースした星野源。『Blue Ocean』では、8月中毎日番組のエンディングテーマソングとしてこの『Family Song』をオンエアしており、曲紹介は夏休み中の子どもたちが日替わりで「キッズDJ」となり担当しています。番組でも定番となった『FamilySong』にちなみ、住吉美紀が星野源と「家族」について語り合いました。放送中のドラマ『過保護のカホコ』(日本テレビ系)の主題歌である同曲を作るにあたり、あらためて「家族」について考えた、という星野源。「家族って、血のつながりとか関係なく、何の見返りもなくその人の無事や幸せを願えることなんじゃないかな、と。友だち、仕事仲間、動物…。いわゆる家族モノの歌はたくさんあるけど、家族がいない人はどうしたらいいんだろう?といつも思っていて。そういう”部外者”がいない曲を作りたくてこういう歌詞になりました」愛猫家の住吉美紀も、これには大きくうなずきました。住吉美紀が「スタッフにぜひ”聞け”と言われたのですが……お年頃の星野源さん、結婚したいと思ったりしますか?」と切り込むと、「結婚はしたいです。10代20代の頃はこういう人がいいな、という理想があったけど、今は”やさしければいいっす!”みたいな」一方「甘えたい……」家でひとりくつろぐときの、意外なアイテムの話も飛び出しました!これには住吉美紀も「決して妥協、ではないんですよね。星野さん、結婚…近いんじゃないでしょうか!?」と興奮気味に反応しました。8月28日(月)8時55分からの『Blue Ocean』 を、どうぞお楽しみに。星野源 リリース情報10th SINGLE『Family Song』(ビクタースピードスター)初回限定盤(CD+DVD、スリーブケース仕様):VIZL-1214 ¥1,800(+tax)通常盤(CD):VICL-37307 ¥1,200(+tax)[ CD 収録内容(初回限定盤・通常盤 共通) ]01. Family Song 02. 肌 03. プリン04. KIDS (House ver.)[ 初回限定盤収録DVD]DVD『Home Video』・新春Live『YELLOW PACIFIC』ライブ映像ワークソング/Snow Men/口づけ/恋/Continues/時よ・「プリン」Recording Documentary星野源と友人によるコメンタリー付番組概要『Blue Ocean』放送日時: 月~金8:55~11:00パーソナリティ: 住吉美紀番組内容: 東京に暮らす女性から高い支持を得ている生ワイドプログラム。 「学び」「遊び」「美と健康」等にまつわる旬の情報満載。さらにはお悩み相談も。番組HP:
2017年08月22日「グリコ・森永事件」をモデルにした小説「罪の声」で数々賞を受賞し、いま最も注目される小説家・塩田武士の待望の新刊「騙し絵の牙」が8月31日(木)より発売されることが決定。本作は、俳優・大泉洋を綿密に分析し尽くした作家が描く、完全「あてがき」 による新感覚小説で、カバーも大泉さんが務めている。大手出版社で雑誌編集長を務める速水輝也。誰もが彼の言動に惹かれてしまう魅力的な男だ。ある夜、上司から休刊を匂わされたことをきっかけに、速水は組織に翻弄されていく。すると次第に彼の異常なほどの“執念”が浮かび上がってきて…。斜陽の一途を辿る出版界で牙を剥いた男が、業界全体にメスを入れる!出版社は数少ない文芸のヒット作に対して、映画会社などから映像化の声がかかるのを待ち、芸能事務所は俳優に適した映像化作品が生まれるのを待つ。そんな一般的な流れに抗い、塩田作品10作目にあたる本作は出版社と作家に加え、芸能事務所そして俳優までが一体となって、発案当初から映像化をも見据え企画された異色の文芸作品だ。社会派作家・塩田氏の4年間にわたる丁寧な取材と、大泉さんに関する綿密な分析、さらには大泉さん本人からの細部にわたるアドバイスが加わったことで、読者は大泉さん個人を自然に主人公に重ねて読み進めることができる作品に仕上がっている本書。また、話し方や会話の間の取り方など、塩田氏の緻密な分析により初めて実現できた完全「あてがき」を通し、読み手は主人公に扮する大泉さんが、脳内で自ずと動き出すというかつてない感覚を体験できるという。また単行本のカバーも、主人公に扮した大泉さんが飾っており、単行本のカバーを飾るのは実はこれが初。グレーのスーツに身を包み、原稿や書類を脇に抱え編集長・速水に扮した大泉さんの影が、“騙し絵”を写し出している。装丁を担当したのは、星野源らトップアーティストのCDジャケットなどを手掛けるアートディレクター・吉田ユニ。裏表紙の別カットにも注目だ。「騙し絵の牙」の発案出発点は、雑誌「ダ・ヴィンチ」の表紙に出る際、おすすめ本を一冊選ばなければならなかったことからだと明かす大泉さん。「私は表紙撮影がある度に、『大泉エッセイ』を担当してくれていた同編集者に、いつも『お薦め本、ない?』と、聞いていたんです。映像化されて、私が主演をできるような小説をと。それを、毎回訊かれるのが、彼女はめんどくさくなったんでしょうね。『じゃあ、もう大泉さんを主人公としてイメージした本をつくります!』と言ったが始まりなんです」と話す。また中にも自身の写真が入っているそうで、「私の写真集と言っても過言ではございません!」と言い、「でもいま、何より怖れているのが、この小説が映画化されたとき、速水役が私でない、ということです」と不安も明かし、「本書帯キャッチに<最後は“大泉洋”に騙される>ってあるんだけれど、<最後は“大泉洋”が騙される>って。実それが“騙し絵の牙”だったんだと。それだけ避けたいですね」とコメントしている。著者の塩田氏は、「私のイメージを遥かに超えた『小説の核』が出来上がった」と自信を見せ、「速水輝也と大泉洋さんの『完全同期化』を目指し、私は大泉さんの映画やバラエティー番組、舞台を観て、語尾や会話の間、どのような方法で笑いを取っているのかを分析しました。作品中に速水が接待でモノマネをするシーンがありますが、それはほぼ全てが大泉さんのレパートリーです。改めて実感しました。こんな振り幅の大きい俳優はいない、と」と分析していて確信したそう。また、いまはもうできることはない、という清々しさが胸内にあると言う塩田氏は、「『物語の内容が現実とリンクしていく可能性がある』――そう気づいたとき、読者の皆さまはどんな未来予想図を描かれるでしょうか?本を愛する全ての人たちへ。さぁ、新しい扉を開いてください」とこれから本書を手に取る読者へメッセージを残している。「騙し絵の牙」は8月31日(木)より発売。(cinemacafe.net)
2017年08月22日8月18日(金)今夜のテレビ朝日系「ミュージックステーション」に俳優としても活躍する星野源が出演。昨年秋に大ヒットした「恋」以来10か月ぶりとなる最新曲「Family Song」をTV初披露するほか、「AAA」が6人体制初となるシングル曲をパフォーマンスする。バンド活動をしながら「大人計画」の舞台に数多く出演、音楽アーティストとしては2010年にソロデビュー、2013年発売の3rdアルバム『Stranger』がオリコンウィークリーチャート2位となり、その後2015年にリリースしたシングル「SUN」もオリコンシングルチャート2位を記録、配信チャートでは軒並み1位となるなど大成功を収めた星野さん。俳優としても市井昌秀監督作『箱入り息子の恋』、園子温監督作『地獄でなぜ悪い』などに出演。第37回日本アカデミー賞をはじめ第68回毎日映画コンクール、第35回ヨコハマ映画祭、第5回TAMA映画賞、第23回日本映画批評家大賞などの新人賞を受賞するなど大きな注目を集め、昨年秋に放送されたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」とその主題歌「恋」が社会現象と呼べるほどの大ヒット。2年連続で「紅白歌合戦」への出場も果たした。そんな星野さんが約10か月ぶりとなる新曲をひっさげて今夜「Mステ」に登場。日本テレビ系で放送中のドラマ「過保護のカホコ」の主題歌となっており、8月16日にリリースされたばかりの新曲「Family Song」をTV初披露する。また「AAA」が6人体制となって初めてリリースしたシングル「No Way Back」を、「HKT48」が自身10枚目のシングルとなる「キスは待つしかないのでしょうか?」を、「V6」が4年半ぶりとなる新作アルバム『The ONES』からメンバーの岡田准一プロデュース曲「刹那的Night」をそれぞれ披露。そして“ミュージカル界のプリンス”山崎育三郎がソロとして初登場。自身が主演を務めるドラマ「あいの結婚相談所」のダブルテーマソングになっている「Congratulations」を今夜TV生パフォーマンス。「あいの結婚相談所」は山崎さんが元動物行動学の准教授で結婚相談所所長という超個性的なキャラクターに扮し、結婚に悩む“ワケあり”依頼者を、あらゆる手段を用い依頼者の願いを成就させていくという物語。山崎さんのほか高梨臨、中村アン、鹿賀丈史、前田美波里らが共演。毎回出演する豪華なゲストも話題になっている。「ミュージックステーション」は8月18日(金)20時~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2017年08月18日星野源(36)のWOWOWドラマ初主演作品となった連続ドラマ「プラージュ~訳ありばかりのシェアハウス~」が12日から放送されている。誉田哲也さん(47)の原作をドラマ化した同作。星野は軽い気持ちで覚せい剤を使用して逮捕され前科者となり、訳ありの住人ばかりのシェアハウスで暮らす主人公を演じている。 「星野さんといえば昨年、新垣結衣(29)と夫婦役を演じたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)が大ヒット。各局から連ドラオファーが殺到しましたが、結局受けたのは10月スタートの『コウノドリ2』(TBS)のみでした。というのも彼は音楽活動も行っていて、スケジュール的にも手一杯。ほかにオファーを受けられたのが、拘束期間も短く撮影も連ドラの時期とかぶらない『プラージュ』だったようです」(レコード会社) もともとWOWOWは03年からドラマを制作して不定期に放送。08年からは日曜夜の「連続ドラマW」の枠がスタートしていた。そして14年からは、土曜夜の「土曜オリジナルドラマ」の枠も加わった。 今やすっかり民放のドラマでは姿を見せなくなった宮沢りえ(44)もオファーを受けるなど、キャスト陣はもはや民放に負けない豪華さ。ここまでWOWOWのドラマが充実してきた背景には、それなりの理由があるという。 「出演する役者陣にとってはメリットだらけなんです。たとえばCMがないのでスポンサーの意向を気にせず作品作りができます。また視聴率を考える必要がないため、一流作家の骨太な原作をドラマ化できる。つまり、ストーリーに“外れ”がないんです。今後も星野さんのように、ドラマに出演していない大物たちが続々とオファーを受けそうだと言われています」(テレビ関係者) WOWOWの公式サイトによると、今年7月時点での累計加入者数は約281万人。ドラマ以外にも映画、スポーツ、ライブ中継などのコンテンツも充実しているだけに、300万人の大台突破も近そうだ。
2017年08月15日星野源の『恋』からファンになったあなたも、デビューから追いかけているあなたも、お待たせしました。まもなく出ます、10枚目。誰もが心の奥に持つ、優しい気持ちを呼び覚ましてくれる新曲『Family Song』。家族をテーマにしたドラマの主題歌である。「改めて家族ってなんだろうと考えました。『恋』を作ったときも思いましたが、これからの家族は、様々な形があり得ます。両親が同性の場合もあるかもしれないし、いままでのみんなが共有していた家族像とは違ってくる。そうしたら、血のつながりや同居していることだけが家族じゃない。相手の幸せを心から祈れる関係をいうんじゃないかと思ったんです」胸を打つ、サビのフレーズは、まさに祈りそのもの。「言葉にすると少し恥ずかしいですが、家族の一番根っこにあるものはやっぱり<愛>だと思うんですね。奇をてらうことなく、素直にそれを歌詞にできたのは、書いていて気持ちがよかったです」一方、カップリング曲の「肌」は、匂い立つ大人の恋を連想させるうっとりソングだ。「こういう音がテレビから流れることはあまりないので、いいなと思いました。誰もが知るボディソープのCM曲なので、ファミリーなイメージにソウルミュージックの官能を重ねて……」曲を聴くかぎりは、男女の歌の装い。<ファミリーなイメージ>は想像すらしなかったけれど。「恋人とも夫婦とも、親子とも捉えられるように描いたんです。歌詞の『その胸に口づけを』は、官能的な意味も、赤ちゃん授乳の意味も込めました」なるほど、さすが策士、すっかり騙されましたと伝えると、「騙してないです!(笑)いろんな解釈ができる、幅のあるものにしたいと思ったんです。この曲に限らず、基本的に一人称で歌っていても、主人公は僕ではないんですよね。聴く人それぞれの想いや物語が載せられる曲になったらいいなと思っています」ご存じのとおり、前作「恋」は大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主題歌。CDセールス35万枚、ダウンロード数も170万を超え、小学生からアメリカ大使まで踊りまくった「恋ダンス」は社会現象に。その次の新曲となれば、プレッシャーもあったのではないか。「そういうのはなかったです。『恋』はドラマ公開の1週間前にリリースしました。シングルが売れない時代にありがたいことに多数売れて評判もよかった。そのとき、純粋な<楽曲だけの力>を確認できたんですね。だから、その後の盛り上がりについては、僕の力を超えた、なんというかボーナスのようなものに感じています」ドラマの作品の力、俳優・星野源が出演したこと、ダンスの力。なにより、簡単な振付ではないにもかかわらず、大勢の人が「踊りたい!」と各所で挑戦してくれたことが要因と冷静に分析する。「だから、次の楽曲にこの現象を反映させちゃいけないと考えました。素直に好きなもの、自分が楽しいと思うものを作りました」シングル『Family Song』(日本テレビ系水曜ドラマ『過保護のカホコ』主題歌)花王ビオレuボディウォッシュCM曲「肌」を含め、全4曲収録初回限定盤(CD+DVD)¥1,800通常盤(CD)¥1,200 8/16発売。(SPEEDSTAR RECORDS)※『anan』2017年8月9日号より。写真・伊藤彰紀(aosora)スタイリスト・TEPPEIヘア&メイク・高草木 剛(VANITES)取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2017年08月13日俳優、音楽家、文筆業まで…。その無限に広がる活動と無敵の笑顔で、いつだって、私たちの頭上に輝く彼。星野源という、きらめく“銀河”の源とは?昔から「二足の鞋はやめて一つにしぼったほうがいい」という周囲の忠告を聞き流し、自分のやりたい気持ちに忠実に、音楽、俳優、文筆業…と何足もの鞋を重ね履きして走ってきた星野源さん。「黒柳徹子さんに長生きの秘訣を聞いてみたら、『好きなことをすることよ』とおっしゃって、別の機会にお会いした加山雄三さんも同じことをおっしゃったんです。好きなことを追求するのはやはり大事なんだなと思いました」どの仕事も手を抜かず、自分の「面白いと思うもの」をねばり強く具現化。その積み重ねののち、昨年は大ブレイクに。星野さんの場合、得意じゃないことさえ、果敢に挑戦し、“好き”の純度を上げていく。映像での演技も面白いと感じたのは最近のことらしい。「(俳優業は)最初が舞台だったので、お客さんの反応が演じていてうれしいと思っていたんです。でも、映画『箱入り息子の恋』『地獄でなぜ悪い』あたりから演技の気づきがあって、『逃げ恥(逃げるは恥だが役に立つ)』くらいから、セリフのあるなしにかかわらず、カメラ前に立って役として存在するのが楽しくなりました。ものすごく最近ですが(笑)」待ちに待った新作は『連続ドラマWプラージュ~訳ありばかりのシェアハウス~』。ひょんなことから前科者になってしまった貴生(星野源)は、家を失い、過去を背負う人たちが集まるシェアハウス「プラージュ」に入居することになる。「いい人の役が多かったので、1話の脚本を読んで、やったことのない役で楽しそうだなと思いました。プラージュの住民と関わることで貴生は変化するので、役作りをするというよりは、相手のお芝居を受けて演じる感じでしたね」現在はツアー中。変わらず忙しい日々だが、スマホの動画サイトを見るのは好きな時間の一つ。「海外の楽曲だったりミュージックビデオを主に見てます。もう10年ほど前からニコニコ動画に上がっているMAD動画を見てすごく刺激をもらっていましたね。楽曲も面白いものが多いですし」どれだけ仕事で疲れていても、作り手の情熱を感じられる作品に触れると一発で元気になるという星野さん。「小説でも映画でもドラマでも、作家が言いたいことを登場人物に言わせているような作品を見ると引いてしまうけど、作り手のポリシーが作品の世界に宿りつつ、登場人物はそれぞれちゃんと自分の言葉でしゃべっているものがすごく好き。それを具現化するのは体力がいるし、簡単ではないと思いますが、僕も自分の作品を作るときは、そういう姿勢でいたいなと思っています」連続ドラマWプラージュ~訳ありばかりのシェアハウス~原作/誉田哲也(『プラージュ』幻冬舎文庫)監督/吉田康弘出演/星野源、石田ゆり子ほか。8月12日よりWOWOWにて毎週土曜夜10時(全5話)放送。*第1話は無料放送。新規加入、追加契約した方にはオリジナルグッズも。ほしの・げん1981年1月28日生まれ。『連続ドラマWプラージュ~訳ありばかりのシェアハウス~』に出演。シングル『Family Song』(ビクター)が8/16発売。ジャケット¥229,000シャツ¥41,000パンツ¥50,000ネクタイ¥20,000タイバー¥30,000(以上dunhill)ベルト¥16,200(PHINGERINwww.phingerin.com)時計¥33,000(LARS LARSEN/大沢商会TEL:03・3527・2682)ブーツ¥36,000(or glory)その他はスタイリスト私物※『anan』2017年8月9日号より。写真・伊藤彰紀(aosora)スタイリスト・TEPPEIヘア&メイク・高草木 剛(VANITES)取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)サロン」の選び方4つ – Sponsored[/hidefeed]
2017年08月12日女優の深田恭子が、14日に放送されるNHKの特番『LIFE!~人生に捧げるコント~』(22:00~22:48)に出演し、人気コント「オモえもん」で星野源演じるオモえもんの妹・オモミを演じることが10日、明らかになった。「オモえもん」は、星野演じるオモえもんとムロツヨシ演じるさとしくんのシニカルなやりとりが大人気のコント。いつも「(愛情が)重たい」と言われてしまうオモえもんと親友のさとしくんが繰り広げるこの愛憎劇に、『LIFE!』のファンだったという深田がオモえもんの妹・オモミ役で参加する。深田は同日、自身のインスタグラムでオモミ姿の写真をアップ。「デートなうに使っ...使えるわけないですね失礼致しました」とコメントし、「#名前はオモミちゃんといいます」「#皆様に早くお伝えしたかったのこれ」などとハッシュタグを添えた。この投稿に、「めっちゃ可愛い」「可愛すぎる」「神」「可愛すぎるし、オモミちゃん、楽しみ」「可愛すぎる…最高!」「何を着てもかわいいってすごい!!」「被り物しても天使や、、たまらん!!」「可愛さの破壊力がすごい!」などと絶賛コメントが続々と寄せられている。
2017年08月10日内村光良率いるコント番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」。今年度の第2弾の放送が8月14日(月)に決定し、出演者も続々と発表されているが、このほど大きな反響を呼んだ星野源扮する人気キャラクター「オモえもん」が帰って来ることが明らかに。また、オモえもんの妹を女優・深田恭子が演じることが分かった。「オモえもん」は、星野さんが演じるオモえもんと、ムロツヨシ演じるさとしくんのシニカルなやりとりが大人気のコント。いつも「(愛情が)重たい」と言われてしまうオモえもんと親友のさとしくんが繰り広げる愛憎劇だ。先日、勤めていた会社を退職するOL役として、コント「ラストスピーチ」に登場することが発表された深田さんが、今回そんなオモえもんの妹・オモミ役も演じることが決定。オモミが加わることで、一体どんな展開になるのか…?今回の出演に深田さんは「妹になれてうれしい!」と大感激の様子で、そのオモミを見た内村座長も、「はっちゃけてた」と大絶賛。また深田さんと兄妹役を演じた星野さんは、「試行錯誤を重ねて2人で丁寧に演じました」と収録をふり返った。さらに「オモえもん」の復活を記念して、「もうすぐLIFE!オモえもん復活 SP」と題した番組が8月14日(月)午前1時20分(13日深夜)より放送することが決定。オモえもんとさとしくんのこれまでの物語をふり返ることができる特別番組。ぜひこちらもあわせてお楽しみに。「LIFE!~人生に捧げるコント~」は8月14日(月)22時~NHK総合にて放送。(cinemacafe.net)
2017年08月10日今年度、特集番組として放送されているコント番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」。6月の放送に続き、今年度第2弾となる8月14日(月)放送回に、國村隼と深田恭子が出演し、コントに初挑戦することが分かった。「LIFE!~人生に捧げるコント~」は、内村光良率いるコント番組。“人生”をテーマとし、毎日を懸命に生きようとするからこそ突き当たる人生の“可笑しさ”や“哀しさ”を、様々な設定やキャラクターのオムニバスコントでつづっていく。國村さんが出演するのは、警察署内での“アツい”男たちのやりとりを描くコント「アツい男たち」。そこで國村さんは、署長役として登場。星野源らとのドラマさながらの迫真の演技に注目だ。また今回コント初挑戦となるが、「ドラマや映画のときのように楽しく演じることができました」とさすがの余裕たっぷりでコメントしている。そして、深田さんは勤めていた会社を退職するOL役として、コント「ラストスピーチ」に登場。長年本番組のファンだったという深田さんは、「皆さんと同じ空間でお芝居できて嬉しかった!」と感激の様子。さらに、「LIFE!」の大人気キャラクターコントにも登場予定となっている。なお先日、俳優・中川大志がコントに初挑戦することも発表されており、ファミリーレストランを舞台にしたコント「とどろけ!ファミレス塾」に登場。内村さん演じる強烈な新キャラに見事なツッコミを入れるという役に挑戦している。國村さん、深田さん、中川さんのほか、今回の全出演者は以下の通りだ。内村さん、田中直樹、星野さん、石橋杏奈、じろう(「シソンヌ」)、「阿佐ヶ谷姉妹」、大水洋介(「ラバーガール」)、棚橋弘至、ムロツヨシ、塚地武雅。「LIFE!~人生に捧げるコント~」は8月14日(月)22時~NHK総合にて放送。(cinemacafe.net)
2017年08月08日この夏、WOWOWの『連続ドラマWプラージュ~訳ありばかりのシェアハウス~』で初主演する星野さん。個性あふれるキャストとともに繰り広げる物語。一足お先に内容を少しご紹介。俳優・星野源史上、サイコーにダメな男を演じる。気は弱いが誠実な青年を演じることが多かった星野さんだけれど、「これまでやってきた役のなかで最もだらしなくて最初は好きになれなかった(笑)」と告白。旅行代理店に勤める32歳の吉村貴生(星野源)は、仕事もパッとせず好きな女子にもフラれ、憂さ晴らしに出た先でつい罪を犯してしまう。罪の自覚がまるでないところが、かなりダメ。そんな貴生がシェアハウス「プラージュ」に出合い、どう変化していくか?星野さんは3話くらいから貴生が好きになっていったそうです。厄介モノたちが集うシェアハウス「プラージュ」の住人に個性派キャストが集合。執行猶予中の貴生は、家を借りることもできない。唯一受け入れてもらえたのが、朝田潤子(石田ゆり子)が経営するシェアハウス「プラージュ」。貴生は入居し、併設するカフェで働くことに。この住民が個性豊か。「キャストのみなさんのやりとりを見るだけでも楽しかった」と語る星野さん。再審公判中の加藤友樹を、ドラマ初出演のスガ シカオさんが演じるのも見もの。これまでドラマのオファーは全て断っていたが、デビュー20周年で新しいことをたいというのと「源ちゃんと石田ゆり子さんをよく知っていたから」というのが受けた理由だとか。不寛容な時代に人を許せるかが大きなテーマ。犯罪者とそうでない者の間に明確な境はなく、いつ誰がそのラインを越えてしまうかわからない。「プラージュに住む人たちは、好きなことをすることさえ許されないんですよね」としみじみとつぶやく星野さん。正義をふりかざし、社会全体が罪人を裁く不寛容な現代。レールを外れた人の起死回生の機会は?コミカルな場面を交えつつ、他者を尊重し、受け入れていこうとする姿を描いたドラマ。プラージュの住人たちは、私たちのすぐ隣にいる人なのかも。連続ドラマWプラージュ~訳ありばかりのシェアハウス~原作/誉田哲也(『プラージュ』幻冬舎文庫)監督/吉田康弘出演/星野源、石田ゆり子ほか。8月12日よりWOWOWにて毎週土曜夜10時(全5話)放送。*第1話は無料放送。新規加入、追加契約した方にはオリジナルグッズも。ほしの・げん1981年1月28日生まれ。『連続ドラマWプラージュ~訳ありばかりのシェアハウス~』に出演。シングル『Family Song』(ビクター)が8/16発売。※『anan』2017年8月9日号より。写真・伊藤彰紀(aosora)スタイリスト・TEPPEIヘア&メイク・高草木 剛(VANITES)取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2017年08月03日