「かもめ食堂」や「深夜食堂」「きのう何食べた?」など、おいしそうな料理シーンが胃袋を刺激する飯テロと言われている映画やドラマはとても人気があります。そんな飯テロ映画の一つに、2014年公開の「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」があります。堅物オーナーとそりが合わず一流レストランを解雇された主人公カールが、フードトラックで料理を作りながら進むストーリーは見応え満点で、公開当時話題にもなりました。ストーリーに登場する、フードトラックの看板メニュー「キューバサンド」は、柑橘類に漬け込んだローストポークととろけるチーズ、そしてたっぷりのバターで作られていて、とっても美味しそう!観終わったあとに無性にキューバサンドを頬張りたくなる飯テロ映画です。※Amazonプライム会員なら0円で視聴できます!商品画像出典: Amazon シェフ 三ツ星フードトラック始めました (吹替版)一流レストランの料理人カール・キャスパーはオーナーと衝突。創造性に欠ける料理を作ることを拒み、店を辞めてしまう。マイアミに行ったカールは、とてもおいしいキューバサンドイッチと出会い、元妻や友人、息子らとフードトラックでサンドイッチの移動販売を始めることにする。 「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」をAmazonで視聴する そこで、今回は映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」のキューバサンドのように、ボリューミーなお肉を挟んで作る食べ応え満点のサンドイッチレシピをご紹介します!■「照り焼きチキンサンド」のレシピお肉サンドの中で定番になりつつあるのが甘辛いソースを絡めて焼き上げた照り焼きサンドです。照り焼きソースはハチミツを使ってコクウマ仕立てに。酸味が効いたマヨネーズの相性は抜群です。シャキシャキレタスと一緒に召し上がれ。■「アボカドパストラミサンド」のレシピ巨大スーパー「コストコ」はシャルキュトリ(加工肉)の種類が豊富です。その中で低カロリーで食べ応えのあるパストラミビーフを使えば簡単に作れます。マヨネーズにハーブソルトを加えたソースで味に奥行きを出しましょう。■「焼肉サンド」のレシピ大人も子どもも大好きな焼肉をパンで挟んだボリューミーなサンドは、冷蔵庫であまりがちな焼肉のタレを使うので味付けが一発で決まります。スプラウトを一緒に挟んで見た目を美しく栄養面もバッチリなサンドに仕上げましょう。副菜は食物繊維が豊富な根菜で作るピクルスがオススメです。■「チャーシューサンド」のレシピラーメンに欠かすことができない甘辛味のチャーシューもサンドイッチに。酸味を効かせた粒マスタード入りのマヨネーズ、苦味が美味しいクレソンを合わせて食べて楽しい味の三重奏を奏でましょう。■「春キャベツ入り豚のショウガ焼きサンド」のレシピ定食の王様、豚のショウガ焼きをパンに挟んだ一品は、新鮮な組み合わせですがどこか懐かしい味です。お肉だけでなくキャベツも一緒に豪快に食べましょう。お肉を挟むサンドイッチは食べ応えがあるので、ピクルスやコールスローを一緒に食べれば栄養バランスが取れてお腹も満腹になります。あらかじめ挟むお肉を下ごしらえしておけば、忙しいテレワークのランチに持ってこいの一品になりますよ。商品画像出典: Amazon シェフ 三ツ星フードトラック始めました [AmazonDVDコレクション]DVD「アイアンマン」シリーズ監督のジョン・ファブローが製作・監督・脚本・主演4役を務め、フードトラックの移動販売をはじめた一流レストランの元料理長のアメリカ横断の旅を描いたハートフルコメディ。 Amazonで詳細・購入 商品画像出典: Amazon シェフ 三ツ星フードトラック始めました [Blu-ray]Blu-ray「アイアンマン」シリーズ監督のジョン・ファブローが製作・監督・脚本・主演4役を務め、フードトラックの移動販売をはじめた一流レストランの元料理長のアメリカ横断の旅を描いたハートフルコメディ。 Amazonで詳細・購入 ※記事内のリンクから商品を購入すると、売上の一部がエキサイト株式会社に還元されることがあります。
2022年05月28日みなとみらいエリアに属し、カップルのデートスポットとして、家族連れの観光地として、絶大な人気を誇る横浜・桜木町。桜木町駅北改札出口から直結するコレットマーレの6階、7階のレストランフロアが2022年春リニューアルグランドオープンを迎えました。海側レストランからは、横浜ベイサイドの眺望と夜景が広がります。現在、「コレットマーレ」内にある17店舗のレストランをグルメサイト「ヒトサラ」経由で予約をすると、各店舗先着20名、計340名に映画『流浪の月』の全国共通鑑賞券をプレゼントするキャンペーンを開催中。さっそく対象となる店舗の中から6店舗をピックアップし、ご紹介します。※予約数に達し次第、終了となりますので、お早めにご予約ください。【GARDEN HOUSE】イタリアン【お料理 真】和食【CARVAAN BAY YOKOHAMA】アラビア・地中海料理【iliescape】フレンチ【焼肉 大徳壽】焼肉6階【GARDEN HOUSE】イタリアンガーデンハウス3店舗目はパスタとピザがメインの店季節からのインスピレーションを大切に、石窯で焼き上げた「クラフトピザ」や自家製の「生パスタ」、グリーンデリやパンケーキ、パフェ、クラフトビールを常時用意。ランチ、カフェ、ディナータイムと、あらゆるシーンで食を通した心地よさや楽しさを提供するレストランです。GARDEN HOUSE Minatomirai【エリア】桜木町【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】1000円【ディナー平均予算】2000円【アクセス】桜木町駅 徒歩1分7階【お料理 真】和食本格和食を窓一面に広がるみなとみらいの絶景とともに2022年4月30日にオープンしたばかり。築地や北海道直送の天然鮮魚を使用し、四季折々の本格和食を提供する和食店。ライブ感あふれる10mのフルオープンカウンター席をはじめ、プライベートな空間を演出するボックスシートもあるので、日常のお食事から接待や顔合わせまで、シーンに合わせて利用できます。お料理真【エリア】桜木町【ジャンル】和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-7階【CARVAAN BAY YOKOHAMA】アラビア・地中海料理非日常の空間でいただく、アラビア・地中海料理2022年4月15日にオープンした、異国情緒溢れる空間から港町ヨコハマの景色を一望できるレストラン。スパイス香るモロッコのタジン料理やトルコのケバブ料理とともに、カールヴァーン社醸造のクラフトビールや、レバノン、ギリシャから直輸入したワインが楽しめます。CARVAAN BAY YOKOHAMA【エリア】桜木町【ジャンル】アジア料理【ランチ平均予算】4000円【ディナー平均予算】6000円7階【iliescape】フレンチ奥田政行シェフが手がける【アル・ケッチァーノ】の直営店【アル・ケッチャーノ】奥田政行シェフが手掛けるフランス料理店【iliescape(イリエスケープ)】。山形庄内や静岡、神奈川県内の生産者から運ばれる新鮮な食材を使用し、現代風のフランス料理を奥田シェフの感性で革新的にアレンジした、オリジナリティあふれる料理を堪能できます。iliescape【エリア】桜木町【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】6000円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】桜木町駅 徒歩1分7階【焼肉 大徳壽】焼肉1972年創業、横浜・関内にある焼肉の老舗【大徳壽】の2号店国産の黒毛和牛や各種ブランド牛を厳選し、みなとみらいの夜景が見渡せるラグジュアリーな空間で提供する老舗焼き肉店の2号店。横浜デート、記念日や接待、ご家族での食事会など、とっておきの時間を過ごせます。焼肉大徳壽【エリア】桜木町【ジャンル】焼肉【ランチ平均予算】2000円【ディナー平均予算】6000円【アクセス】桜木町駅 徒歩1分7階【サクラギ横丁】横浜の名店が終結したグルメスポット1969年創業の老舗【横浜中華街 保昌】をはじめ、炉端焼き店【海鮮肉炉端 大夢】、横浜・本牧に日本初のカフェ&バーとしてオープンしたアロハカフェの復活店【ALOHA cafe HONMOKU since1976】など、横浜・野毛の名店や横浜中華街の人気店などこだわりのお店が揃う横丁。ふらっと気軽に立ち寄れます。その他の参加店はこちら!1階【ALOHA TABLE】ダイニングバー6階【割烹そば 神田】そば6階【鉄板・お好み焼き 電光石火】お好み焼き6階【GARDEN HOUSE Minatomirai】イタリアン6階【蘭の拾璞】中華料理7階【海鮮肉炉端 大夢】海鮮料理7階【横浜中華街保昌】中華料理7階【寿司処かぐら】寿司7階【〆蕎麦千花庵】そば7階【ALOHAcafe HONMOKU since1976】カフェ7階【IL SALTIMBANCO produced by ANTHONY GENOVESE】イタリアン7階【BISTROT TORI-BORI】ビストロ7階【鍋専科 鍋屋】すき焼きさまざまなジャンルの飲食店が軒を連ねる「コレットマーレ」。館内には多数のシアターを誇る映画館「横浜ブルク13」も併設しているので、グルメ、シネマが一度に楽しめるのも魅力。ぜひ、「コレットマーレ」のおいしいお店をヒトサラで予約し、話題の映画【流浪の月】全国共通鑑賞チケットをお得にゲットしてください。「コレットマーレ」施設情報住所:神奈川県横浜市中区桜木町1-1-7電話:045-222-6500アクセス:①電車の場合:JR「桜木町駅」北改札直結、JR・横浜市営地下鉄 桜木町駅より徒歩1分、みなとみらい線みなとみらい駅より徒歩7分※横浜ランドマークプラザから動く歩道でコレットマーレ2Fに直結しています。②お車の場合:首都高速 横羽線「みなとみらい出入口」より約2分営業時間:ショッピング・サービス(B1~5F)11:00~20:00/レストラン(6F~7F)11:00~23:00定休日:無休【流浪の月】映画情報2022年5月13日全国ロードショー
2022年05月12日野球ファンにとって、憧れの選手のプレーを目の前で見られることは、何よりの喜びでしょう。しかし、楽しみにしていた試合の日時が、ほかの大事な用事と重なってしまうこともあり得ます。大好きな選手と写真を撮りたい!2022年5月2日、メジャーリーグベースボールの『シカゴ・ホワイトソックス』対『ロサンゼルス・エンゼルス』の試合が行われました。会場はホワイトソックスの本拠地、シカゴのギャランティード・レート・フィールド。この日の試合中継をしていたカメラが、観客席にいた、ある親子の姿をとらえました。2人はホワイトソックスのユニフォームを着て、手書きのサインを掲げていたのです。マイク・トラウト選手とセルフィーを撮るために、学校をサボりました。この日の試合はデーゲーム。学校がある時間です。なんと男の子は、エンゼルスのスター選手であるマイク・トラウト選手と写真が撮りたくて、学校をサボったのです。すると、そのサインに気付いたトラウト選手が…!Hope the principal doesn't see this #GoHalos | @Angels pic.twitter.com/eGrMqwaELF — Bally Sports West (@BallySportWest) May 2, 2022 男の子はトラウト選手と、2ショットを撮ることに大成功!この通り、最高の1枚が撮れました。学校を休んでまで、試合を見に来た甲斐がありましたね。Thanks Mike!!!! My other son there too pic.twitter.com/cfE4otAcUC — Michael Lafin (@michael_lafin) May 2, 2022 エンゼルスの試合中継をしているテレビ局『Bally Sports West』が、「校長先生がこれを見ないといいね」と動画を投稿。また、この出来事は複数のメディアでも紹介され、トラウト選手に称賛の声が上がりました。・トラウト選手が、ファンを大事にする人だということが分かる。・マイク・トラウトは本当にいいヤツだ!・この子がうらやましい!願いが叶ってよかったね。相手チームのユニフォームを着ていても、すべてのファンを大切にするサービス精神を見せたトラウト選手。高い技術力はもちろん、そんな優しい人柄も、チームの垣根を超えて彼が愛される理由に違いありません![文・構成/grape編集部]
2022年05月11日インターネットの発展によって、パソコンやスマホを使えば、いろいろな動画を見ることができる時代になった現代。配信サイトも多く存在しており、公開されている映画の中から作品を検索し、気軽に触れられるようになりました。そんな時代でも、映画館に足を運ぶ人は絶えません。大きなスクリーンと優れた音響が備わったシアターで、多くの人と作品を見る…それが、映画館の魅力なのです。映画館で『盗撮らしき人』を見かけ…?映画館での出来事を漫画に描き、Twitterに投稿したのは、漫画家の福井セイ(@fukuisei)さん。ある作品の公開初日に、胸を弾ませながら映画館に向かったところ、気が散ってしまうような出来事に遭遇したといいます。映画館いったら隣の人が盗撮してそうだった体験談(2/2) pic.twitter.com/mBf3VI8zKa — 福井セイ@かけあうつきひ (@fukuisei) May 5, 2022 一般的に、音や光が上映の妨げになるため、上映中は携帯の電源をオフにするよう推奨されています。にもかかわらず、隣の席の人はスマホを取り出すどころか、カメラをスクリーンに向けるような動きを取っていたのです。勇気を出して福井さんがスタッフに声をかけたことで、なんとか盗撮行為を防ぐことができました。彼らがなんの目的で盗撮をしていたのかは分かりません。ですが、もし福井さんがスタッフに報告をしなければ、ネット上に公開されるなど、動画が悪用されていた可能性があります。投稿は拡散され、盗撮行為に対する非難の声や、犯罪を防いだ福井さんの勇気ある行動に称賛の声が寄せられました。・素晴らしい対応!投稿者さんに、今後いいことがありますように。・こういうのって犯罪以前に、周囲の人が作品に集中できなくなるから本当に迷惑。・平然と盗撮するだなんて、怖すぎる…。「盗撮かも?」と思ったらスタッフに報告を!文化庁は映画の盗撮行為について、たとえ私的使用が目的であっても、著作権法に基づき10年以下の懲役、もしくは1千万円以下の罰金、またはその両方が科せられると警告。また、映画業界や多くの施設が、シアター内で不審な人物を見かけた場合は、スタッフに報告するよう声を上げています。福井さんのように、相手が盗撮行為をしているかの判断が難しいケースもあるでしょう。確証のない状態でスタッフに報告をするのは、気が引けるものです。ですが、勇気を出してスタッフに盗撮の可能性を告げることによって、犯罪を防ぐことができるかもしれません。映画という1つの文化の未来を守るためにも、盗撮行為には「NO」といい続けていきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年05月06日小説家の東野圭吾さん著作の『ガリレオ』シリーズ。物理学者の湯川学が、科学的な検証と推理で、数々の事件を解決していくミステリー小説です。作品は、テレビドラマ『ガリレオ』(フジテレビ系)や、映画『容疑者Xの献身』『真夏の方程式』などで実写化。ドラマや映画で主演の湯川学を演じてきたのは、俳優の福山雅治さんです。柴咲コウが『ガリレオ』に帰ってくる!そんな『ガリレオ』シリーズの最新映画『沈黙のパレード』が、2022年9月16日から公開されることになりました!今回も、湯川学役には福山さんを抜てき。また、警視庁捜査一課の刑事である内海薫役を、俳優で歌手の柴咲コウさんが演じます。柴咲さんが『ガリレオ』シリーズに出演するのは、2007年10~12月に放送されていた第1シリーズのドラマ以来、実に14年ぶりです。さらに、湯川の大学時代の同期で、内海の先輩である刑事の草薙俊平役として、俳優の北村一輝さんが出演。豪華俳優陣たちの出演に、今から目が離せませんね!【あらすじ】行方不明になっていた女子高生が、数年後に遺体となって発見された。警視庁捜査一課の刑事・内海の説明によると容疑者は、湯川の親友でもある先輩刑事・草薙がかつて担当した少女殺害事件で、無罪となった男。その男は今回も完全黙秘をつらぬき証拠不十分で釈放され、女子高生の住んでいた町に戻って来た。町全体を覆う憎悪の空気…。そして、夏祭りのパレード当日、さらなる事件が起こる…。湯川、内海、草薙にまたもふりかかる、超難問…!この秋、新たなる「ガリレオ」ミステリーが幕を開ける!また、YouTubeでは、同作品の予告編が公開されています。予告編を見たファンからは「やっぱり、このコンビだよ!」「楽しみすぎる」などの声が上がりました。今から公開が楽しみですね![文・構成/grape編集部]
2022年04月27日2022年4月4日、映画監督である園子温(その・しおん)さんに性的関係を迫られたという、複数の女性の証言を、一部の週刊誌が報じました。また、同年3月には俳優や映画監督として活躍する榊英雄さんや、俳優の木下ほうかさんの性行為強要疑惑が報じられています。原作者「映画業界の性暴力・性加害の撲滅を求めます」同月12日、作家の山内マリコさんと、柚木麻子さんが、「映画業界の性暴力・性加害の撲滅を求めます」という声明を発表しました。過去には、山内さんの作品『ここは退屈迎えに来て』『あのこは貴族』や、柚木さんの作品『伊藤くん A to E』が映画化されています。山内さんたちは、「物語がスクリーンに映し出される感動は、作者として何物にも代えがたい幸せ」とつづりました。一方で、「その作品がいかなるものであっても、自分の生み出した物語である責務を負う」と訴えています。原作者の名前は、映画の冒頭にクレジットされ、その作品がいかなるものであっても、自分の生み出した物語である責務を負います。映画制作の現場での性暴力・性加害が明るみに出たことは、原作者という立場で映画に関わる私たちにとっても、無関係ではありません。不均等なパワーバランスによる常態的なハラスメント、身体的な暴力、恫喝などの心理的な暴力等が、業界の体質であるように言われるなかで、今回、女性たちが多大なリスクを背負って性被害を告白したことは、業界の内外を問わず、重く受け止めるべきと考えます。声をあげてくださった方々の勇気に応えたく、私たちは、連帯の意志を表明します。原作者として、映画業界の性暴力・性加害の撲滅を求めます。ーより引用また、「映画業界の内部にいる人たちは声を上げづらい状況にあることを目の当たりにした」という、山内さんたち。映画業界と特殊な関係性を持つ原作者だからこそ、連帯し声を上げられると考えたことが、今回の声明を発表したきっかけだそうです。今後は、契約の段階から適切な主張を行っていくとともに、万が一、被害があった場合は原作者としてしかるべき措置を求めていけるよう、行動するそうです。映画界が抱える問題は、出版会とも地続き声明では、「映画界が抱える問題は、出版界とも地続きです」ともつづっています。これからは、出版界のハラスメント根絶のためにも、声を上げていくという、力強い意志を表明しました。声明には、数々の作家が賛同しています。山内マリコ「さすがにここでアクションを起こさないのは」声明とは別に、山内さんは自身のTwitterで、このように想いをつづっています。ステートメント【原作者として、映画業界の性暴力・性加害の撲滅を求めます。】公開しました。小説家は自作が映画化される際、蚊帳の外というか、直接なにか意見を言える機会はとても少なく、言っても反映されることはまずない無力な存在(わたしだけか)ですが、 — 山内マリコ (@maricofff) April 12, 2022 一連の性加害報道を受けて、さすがにここでアクションを起こさないのはどうなんだと思い、映画化経験のある知人作家まで、という小さな括りで賛同者を集めました。— 山内マリコ (@maricofff) April 12, 2022 また、「ここから何かが変わることを心から望みます」ともつづりました。山内さんたちの力強いメッセージに、ネットからも賛同の声が上がっています。・映画ファンとして、賛同します。勇気ある行動に拍手を送りたい。・声を上げることは大切なことだよね。一時的なニュースとして話題になるだけじゃなく、いい方向に変わっていかないと。・「素行は悪いけど、あの人の作る作品は素晴らしいから」ということがなくなることを祈ります。・素晴らしい、大切な一歩だと思う。作品を楽しむ側も、ハラスメントに対しては厳しい声を上げたいね。まずは、原作者として声を上げた18名の作家たちの勇気ある行動に拍手を送りたいですね。そして、この声明が、映画業界や出版業界のみならず、さまざまな業界によい影響をもたらすことを願います。[文・構成/grape編集部]
2022年04月13日第94回アカデミー賞の授賞式で、司会のクリス・ロックに平手打ちをした、ウィル・スミス。同賞を主催する『映画芸術科学アカデミー』は、この件に対し、ウィル・スミスの資格停止や除名などを検討していました。アカデミー賞授賞式で、司会者を平手打ちしたウィル・スミス理由に「かっこいい」「正しいと思う」ウィル・スミスへの処分が決定FNNプライムオンラインによると、『映画芸術アカデミー』は2022年4月8日、ウィル・スミスへの処分を決定。今後10年間、授賞式への出席を禁止するとのことです。また、アカデミー賞だけでなく、授賞式を含む関連行事への出席を禁止。一方、ウィル・スミスが受賞した主演男優賞のはく奪は行われません。ウィル・スミスは同月2日、『映画芸術アカデミー』から退会する意向を表明していました。ウィル・スミス『平手打ち』でアカデミー退会を表明「それでいいのか」「考えさせられる」日本では、ウィル・スミスの行動に理解を示す人が多い一方、アメリカでは、彼を批判する声が多く上がっています。そのため日本では、ウィル・スミスの行動に対する賛否のほか、国や文化によって考え方が大きく異なることにも注目が集まっていました。今回の処分に関しても、ネットからはさまざまな声が上がっています。・ウィル・スミスへの処分は、「暴力はだめ」という意味で理解できる。でもやっぱり、「言葉の暴力は許容していいの?」って思うんだよな。・ウィル・スミスだけ、処分が下されるのか。アメリカでのクリス・ロックを擁護する声の多さに、結構驚いている。これが文化の違いか。・「暴力はだめ」という、ウィル・スミスへの圧力自体がいきすぎた暴力に感じる。こう感じているのは、私だけ?・暴力は絶対にだめという姿勢に、私は賛成。たくさんの人が注目する機会だからこそ、「暴力反対」という強いメッセージを示すべき。妻への許しがたい発言を受けたウィル・スミスが、どのように対応すべきだったのか…。人によって意見が分かれそうです。[文・構成/grape編集部]
2022年04月09日4月1日公開の映画『東西ジャニーズJr.ぼくらのサバイバルウォーズ』。少年忍者とLilかんさいが初主演、東西ジャニーズJr.コラボとなる作品だ。舞台は東京のはずれにある虹色町。町のボーイスカウト団がある事件をきっかけに仲違いをし、東団と西団に分かれてしまう。対立し合う東団と西団は、虹色町に引っ越してきた転校生の入団勧誘をきっかけに、決着をつけることに。さらにそこに町の不良グループも加わり……。今回は、東団メンバーを演じる少年忍者の安嶋秀生、内村颯太、青木滉平、瀧陽次朗、川﨑星輝、不良グループを演じる同じく少年忍者の深田竜生、檜山光成、山井飛翔、鈴木悠仁、長瀬結星に撮影の裏話、映画撮影を経て気づいた自身の新たなの魅力について聞いた。山の中ならではの思い出がいっぱい!?――今回、山の中でのロケが多かったと思うんですけど、楽しかったこと、印象に残っていることを教えてください。内村颯太(以下、内村):僕、虫大好きなんですけど、青木以外の東団はみんな虫が嫌いなんです。山なんで、めっちゃ気持ち悪い虫がいて。瀧陽次朗(以下、瀧):ナナフシみたいな蜘蛛を投げてくるんですよ。内村:そしたら嫌がっていたんで、なんか嬉しいな、って。瀧:ちょっと(内村のことが)嫌いになりました(笑)。安嶋秀生(以下、安嶋):小道具の上に乗っけてくるんですよ、リュックの上とか。撮影するよっていうときに、リュック見ると上に乗ってる。青木滉平(以下、青木):僕もやられたんですけど、小さい頃山の中で育って、虫でおままごとしてたんですよ。内村:一番サイコパス!青木:幼少期を思い出せてよかったです。鈴木悠仁(以下、鈴木):あと、トランシーバーを木にぶつけて仲間にこちらの状況が伝わる、というシーンがあるんですけど、そこで全然ぶつけるのがうまくいかなくて、何回も撮り直したというのがありました。安嶋:トランシーバーのボタンを押す場所が木に当たらないといけないんですよ。僕がヤンキーに攻められて後ろに下がるシーンなんですけど、自分の位置からは見えないんですね。だから、いろんな方向で試行錯誤して、カメラの位置も変えて。そこだけでも結構時間食ったよね。――ダンスシーンもありましたが、意識していたこと、大変だったことはありますか?川﨑星輝(以下、川﨑):役になりきってダンスするのが難しいよね。踊り方の癖が出ちゃうんですけど、僕はできない役だったんで、今までのシーンはダメダメだったのに、踊りのシーンでキレキレになったらおかしくなるので、監督とお話して猫背で踊ってみたり、頑張って役作りしたんですけど、アジとかはキレキレそのままで。安嶋:俺はダンス得意なので。ダンスに関しては演じた龍一郎という役と一緒だったので、そこだけは安嶋秀生としてやらせてもらいました。檜山光成(以下、檜山):あと位置の番号がないから景色で覚えなきゃいけないっていうのが苦戦した。山井飛翔(以下、山井):天候もよくて晴れで汗かいたし、長時間撮影があるから太陽の位置がずれて位置わかんなくなったりとか。影が変わるし。安嶋:ダンスシーンの撮影が終わって次の日はみんな首とか真っ赤になってました。龍一郎のモデルは「お父さん」?――安嶋さんと檜山さん、今回東団と不良グループのリーダーをやってみていかがでしたか?安嶋:少年忍者がそもそも人数多いんで、割とまとめるのが大変なんですよ。曲をやるときは、5人、8人、9人に分かれるんですけど、その中では僕が振り付けを作ったりするんですね。だからそういうときに8人をまとめる経験をしていたので、それが今回は活かせたんじゃないかな、と思います。檜山:高校3年間、学級委員長っていう立場もあって、リーダーシップは自分ではあると思ってるんですけど、不良グループのメンバーは少し言ったらすぐに直してくれるので、苦労は少なかったですね。――お手本とされた理想のリーダー像はありますか?安嶋:お父さんです。すごい厳しいんですよ。悪口ではないんですけど(笑)、考えが昭和っぽくて、きっぱりしてるというか、だからお父さんを想像すれば、龍一郎になるのかな、と。基本お父さんは寝ているときも眉間にシワが寄っているので、そのイメージをして、僕も演技中は眉間にしわを寄せていました。檜山:僕は特定の誰か、というのはなくて、いろんな不良ドラマや映画のいいところを取っていって、自分の中のリーダー像を作りました。--今回、仲間との絆がひとつのテーマだと思いますが、撮影を終えて改めて気がついた仲間の絆はありますか?深田竜生(以下、深田)朝から夜まで撮影だったりしたんですけど、人によって出番があるシーンとないシーンがあるんですよね。でも、夜に1人だけ出るシーンでメンバーが応援しに来てくれたり、様子見に来てくれたり、そういうので互いに支え合ってるというか、友情を感じました。やっぱり、メンバー、仲間っていいなって。安嶋:少し演技に苦手意識があるんですけど、顔に出やすいタイプなんですよ。だから監督に言われたことをどういうふうに対応すればいいのか悩んでたら、演技が得意なメンバーがそれを読み取って、アドバイスしてくれたのが嬉しかったですね。学校の友達以上に一緒にいるグループだからこそ、表情だけでわかってくれる。そういうのはやっぱり絆なのかな、と思いました。--安嶋さん、深田さんから見て、それぞれ東団と不良グループの良いな、と思う点について教えてください。安嶋:少年忍者は人数が多い分、振り付けもわりと揃えることが多いんです。それが、本当に東団と似ているんですよね。東団もピシッとしているので。手旗信号も本当に息が合ってるので、そういうところは少年忍者ならではなんじゃないかなあ、って思いましたね。そういうピシッとしてる中でも、演技ではちゃんとそれぞれのキャラクターの性格がにじみ出てるので、その辺りはやっぱり少年忍者はすごいなって思いました。深田:不良のいいところはですね、いっぱいあるんですけど、すごく考えて、やっぱりみんなかっこいいな、って。一同:笑深田:結構、少年忍者ってフレッシュな感じのイメージのグループなんですけど、今回はヤンキー役になって、みんな役にちゃんと入れてるし、似合ってたんで、やっぱりみんなかっこいいんだな、と思いました。現場で生まれた東西の交流――今回、Lil かんさいのメンバーとがっつり演技で共演するのは初めてだったと思うんですけど、刺激を受けたことだったり、今回の共演を機に仲良くなったメンバーがいたら教えてください。川﨑:同じシーンは特になかったんですけど、待ち時間が結構あったので、そのときに(當間)琉巧とは熱く仕事の話をしました。瀧:僕はLil かんさいの5人の演技を見てすごい刺激を受けて。関西弁ということもあるのかもしれないんですけど、なんとなく関西特有の明るさっていうのが演技にも出てるんだな、というのを感じて、勉強になりました。青木:大西風雅は、今までも結構仲良かったんですけど、基本ふざけてるプライベートの部分しか見たことなかったんです。でも、ちゃんとお仕事して、演技しているところを初めてしっかり見て、ギャップがあって、よかったですね。あと(嶋﨑)斗亜くんの骨格が綺麗で、羨ましかったです。内村:(岡﨑)彪太郎くんと話したり、ご飯食べたりして……一緒に写真も撮ったんですよ。その写真をブログだったかな、あげてくれて、意外と仲良かったんだな、って思いました。川﨑:認知してなかったんだ?仲いいと思ってなかったの?内村:ちょっと仲いいかな、とは思ってたので嬉しかったです。安嶋:僕は以前、映画をとる前にLil かんさいとはYouTube(ジャニーズJr.チャンネル)で1回撮影したことがあって、その時はそこまでお話することができなかったんですけど、スマホの写真をぱっと見返したら、風雅のアップの写真があったり、髪が汚れるシーンのあと、髪を洗ってたら、後ろからにしたく(西村拓哉)に水かけられたりしたな、とか。今回は2週間という短い期間で本当に少年忍者ぐらい仲良くなった気がしますね。深田:僕もLil かんさいとはすごく喋るようになりました。それこそ、にしたく、琉巧、斗亜とはごはんも行きましたし、移動のバスの中でも結構ワイワイして。全員と仲良くなれましたね。檜山:Lil かんさいの5人とは仲良くさせてもらって。その中でもプライベートの雰囲気をうまく仕事に持っていけるっていう面では関東の少年忍者とは違う一面で、そこは刺激を受けました。山井:Lil かんさいの中では唯一、琉巧くんが同い年なんです。同い年でも関東と関西だと少し距離が出ちゃうものなんですけど、そういうの関係なしに琉巧くんは明るく話しかけてくれて。関西のみんなってすごく距離の縮め方が上手なんだな、って思いましたね。鈴木:撮影中でもみんな明るさがすごくにじみ出てて、いい人だなっていうのがあったんですけど、琉巧くんとは僕の地元の話をして、盛り上がりましたね。長瀬結星(以下、長瀬):関西弁で映画撮ったっていうのもあるし、みんなのいい素が見えた期間でした。風雅や琉巧とは話が盛り上がったりしたんですけど、そのまま撮影に入ってもパッと切り替えができていたのでそこはすごいな、と思いました。――少年忍者とLil かんさいで勝負をしたら負けないな、と思うところを教えてください。安嶋:まず人数の多さですよね。そこは勝ってる(笑)あとは……。檜山:その人数を活かしたパフォーマンスじゃない?安嶋:そう、あと少年忍者、アクロバットできるメンバーがすごく増えたんですよ。最近までやってた『JOHNNYS’ Island』でブレイクダンスのコーナーがあったんですけど、そのためにアクロバットを練習して。想像もできなかった人、悠仁や、久保廉もバク転ができるようになったんです。少年忍者、やっぱり忍者ってついているからには、アクロバットできるのは強みじゃないかな。少年忍者&Lilかんさい、サバイバルに連れていくとしたら?--もしも、映画のような設定で、サバイバルをするんだったら、誰を連れていきますか?長瀬:俺は琉巧ですね。サバイバル能力高そうじゃないですか。生き残れそう。一緒にいても楽しいし、いろんなアイテムの使い方も知ってそう。鈴木:俺は自分をもう1人連れていきたいですね。趣味でキャンプと釣りと料理するので、自分がもうひとりいればギリギリのサバイバル生活も普通に暮らせるかな。深田:あと悠仁は止血できるスボンも持ってるし。(ざわつく一同)鈴木:古着が好きで、軍服みたいなの持ってるんです。その古着を買った店の店長さんが、これ、止血できるんだよ!って。使うところないんですけど、怪我しても大丈夫ですね。山井:僕は岡﨑彪太郎くん。彪太郎くんはプライベートでもすごくしっかりしてるタイプなんですけど、僕は結構1人になると不安になるところが多いので。彪太郎くんが一緒にいて、なんか引っ張ってもらいたいですね。とても信頼できると思いますし。檜山:僕は深田を連れていきたいですね。自分で言うのもなんなんですけど、意外とペアとして歯車が合うというか。俺は結構几帳面で、深田は大雑把なんですけど、考えることが奇想天外なので、そういうサバイバルになったときに、俺にはないひらめきをくれて、いざというときは俺の冷静さでどうにかなるみたいな感じで。深田:歯車が合うって言ってくれたんですけど、僕は斗亜を連れていきます(笑)斗亜はぽわぽわしてる雰囲気ですごいいい子なんですけど、一緒にいるだけで和むんですよ。多分、サバイバルで危険になったときも、ぽあぽあした雰囲気でいたいですね。死ぬとき笑顔でいられるのは斗亜だな、と思いました。瀧:斗生き残る前提の話なんじゃないの?深田:でもまあまあ、ぽあぽあしてる斗亜で。安嶋:俺は久保廉です。龍一郎を経験してから、教える立場面白いな、と思って。久保廉は出来なさそうなイメージがあるんで、教えてあげたいですね。なんか引き継いでほしいです。久保廉に伝えるから、久保が誰かに教えて引き継いでほしい。内村:俺はですね、檜山ですね。檜山本人じゃなくて、役の鷲尾のほう。いくぞ!って声をかけてくれそうなので。僕、無人島に行っても、たぶん動かないのでそれぐらい強引に動かしてくれる人がいいな、と思います。青木:なんか誰っていうのがあんま思いつかなくて……何でもやってくれる人がいいですね。一同:笑青木:立候補居ますか?(深田、安嶋、鈴木挙手)青木:じゃあ豊田(陸人)くんでお願いします(笑)お父さんみたいに優しくて何でもやってくれるので、僕は椅子だけ作って座って待っていたいと思います。瀧:僕は鈴木悠仁ですね、悠仁は料理もできるし、ガタイもいいので、サバイバル能力高そうなオーラがにじみ出てる。……って思ったら、さっきの止血できるっていう、いい情報も聞けたので、さらに好感度爆上がりしました。川﨑:僕は内村ですね。内村:やったあ。川﨑:違うんです、違うんです、厳密にいうと内村が演じた春太ですね。一同:あ~。川﨑:内村は絶対に連れていきたくないです。内村:おいおいおい(笑)川﨑:でも内村は根っから明るいし、なんかちょっと落ち込んでも、助けてくれそうなんで、死に際も明るくね。瀧:だから生き残る前提で話して(笑)たくさんの挑戦をした映画、観てほしい――最後に、映画に出てみての感想、見てくださる方へのメッセージをお願いします。川﨑:そもそも映画に出たことがないメンバーがほとんどなので、新しくて、そしてすごいスケールの大きい挑戦をさせていただけるなっていうふうに思って、緊張もあったんですけど、ドキドキとワクワクで、初日を迎えさせていただきました。予告とかでもある通りですね、青春を伝えられたらなと思います。瀧:僕も映画自体初めてで、経験がないボーイスカウトの映画だったので、いろいろ考えさせられることが多くて難しかったですけど、僕なりに頑張ったので、楽しんで見ていただけるとありがたいです。青木:映画が決まったときは、とにかく嬉しくて。内容がボーイスカウトで山の中に行くと聞いて、僕は山の中で育ったので、おうちに帰れるような感じで、すごく嬉しかったです。深田:くまさんですか?青木:くまさんです!内村:春太は真面目なキャラの東団の副リーダー的存在なんで、真面目な部分を映像に見せるために、髪を切りました。襟足がめっちゃ長かったんですけど、それをまず切って黒染めもして、そしたらもう、ビジュアル的には完璧になりました。もうひとつやったのは、姿勢を良くするということですね。これは平野紫耀くんがテレビ番組で、役づくりで何をしたんですか、と聞かれていたときに姿勢を良くしたって言ってたので、それをちょっと真似してみました。檜山:不良役に慣れてない中、リーダーをやらせてもらったんですけどその中でも監督と、あと共演した平岡祐太さんからもアドバイスをもらえたので、自分も知らなかった新たな一面を見いだせて、そういう意味では新鮮だったんじゃないかな、と思います。山井:不良役は普段のイメージとはほとんど真逆の役ということで、心からその不良役に溶け込むためにいろんな映画や作品さまざまなものを見て勉強をして、監督にも相談して、提案していただいた僕っていうキャラを生かした役をやらさせていただいて、それを短い2週間っていう撮影期間の中でもしっかりと活かせて嬉しかったです。鈴木:僕はこの映画の前にドラマをやらせていただいたんですけど、共演した人たちからいろんな刺激をもらえたので、それを今回は活かせたと思います。長瀬:自分が不良役というのに慣れてなくて、どうやったら不良に近くなれるんだろうって、一昔前のドラマや映画を見て勉強をして。監督にも梅木はどういう役なのか相談したら、頭のねじが一本外れてるおかしい不良だから、というのをもらったのでそこは自分、長瀬結星もちょっと頭のねじが外れているところがあるのでうまく梅木をミックスしてできたのかな、と思います。安嶋:映画で龍一郎役が決まったときは、演技に対してそんな経験がないし、自信もなかったので今回映画を経験させてもらって、監督にいっぱい指導を受けて、自分が今後ジャニーズを生きていく上で身になることが多かったのではないかなと思いました。深田:少し安嶋くんと話が似ちゃうんですけど、2週間という短期間で濃い時間を過ごして、監督にも結構ご指導いただきましたし、お互いに初めて生で演技を見る人もいっぱいいて、たくさん刺激を受けて、自分自身すごい成長できて。今後に生かせるような体験ができたな、と思います。取材・文/ふくだりょうこ
2022年04月08日三鷹の森ジブリ美術館の新企画展示「未来少年コナン」展が、2022年5月28日(土)より開催される。三鷹の森ジブリ美術館の新企画展示「未来少年コナン」展宮崎駿監督の初監督作品として知られる、連続テレビアニメーションシリーズ『未来少年コナン』(1978年)。最終戦争で荒廃した後の地球を舞台に、主人公・コナンが偶然出会う少女・ラナを助けるための大冒険を描く名作アニメーションだ。宮崎駿初監督作で紐解く“漫画映画的表現”作品を見る者が物語の主人公になりきり、思う存分に動き回った気分になれる"漫画映画"。後に宮崎と同じ道を目指すことになる若きクリエイターたちを含め、多くの視聴者を魅了した『未来少年コナン』で描かれた物語はまさに"漫画映画"そのものであり、宮崎駿監督作品の原点として以降の作品にも一貫している。今回の企画展示では、全26話の中に描かれた“漫画映画”の魅力にフィーチャー。ストーリーや作品に登場する機械類、創作過程で描かれた設定資料、イメージボードなどを用いながら紐解いてゆく。開催概要三鷹の森ジブリ美術館 新企画展示「未来少年コナン」展開催期間:2022年5月28日(土)〜2023年5月(予定)場所:三鷹の森ジブリ美術館主催:公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団協賛:日清製粉グループ、ローソンエンタテインメント、日本テレビ協力:日本アニメーション特別協力:スタジオジブリ© NIPPON ANIMATION CO., LTD. © Studio Ghibli © Museo d’Arte Ghibli
2022年04月08日三鷹の森ジブリ美術館では、5月28日(土)より新企画展示「未来少年コナン」展を開催する。宮崎駿監督の初監督作品である連続テレビアニメーションシリーズ「未来少年コナン」。アレグサンダー・ケイの「残された人びと」を原作に、1978年4月からNHKにて放送された。宮崎監督の作品の特徴の一つに、“見終わったとき、前よりちょっぴり元気になっている自分がいる点”があげられる。想像力の産物がもたらした荒唐無稽な世界の中で、見ている自分が物語の主人公になりきり、思う存分に動き回った気分になる漫画映画こそが、宮崎監督作品の原点であり、根本を成すものだと思われる。「未来少年コナン」には、その様相が最も強く表れている。来月より開催される今回の展示会では、全26話の中に描かれた“漫画映画の魅力”を、2つの展示室にてストーリーや登場する機械類、創作過程で描かれた設定資料やイメージボードなどを用いて紐解いていくという。企画展示「未来少年コナン」展は5月28日(土)~2023年5月まで三鷹の森ジブリ美術館にて開催予定。(cinemacafe.net)
2022年04月05日2022年のアカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』で寡黙な専属ドライバーみさきを演じた三浦透子さん。作品の裏話を明かしてくれた、2021年夏の取材の模様をお届けします(2021年8月18日配信記事)。三浦透子さん【映画、ときどき私】 vol. 4042002年にサントリーのCMで“2代目なっちゃん”としてデビューしたのち、さまざまなドラマや映画に出演し、アニメーション映画『天気の子』ではボーカリストに抜擢されたことでも注目を集めている三浦さん。『ドライブ・マイ・カー』で三浦さんは、舞台俳優で演出家の家福悠介(西島秀俊)が演劇祭で出会う、寡黙な専属ドライバーみさきを演じています。そこで、現場での様子や本作を手掛けた濱口竜介監督の演出、将来の自分について語っていただきました。―以前、濱口監督作『偶然と想像』のオーディションに行ったことがきっかけで、本作のオファーがあったそうですね。お話があったときはいかがでしたか?三浦さん最初に脚本を読ませていただいたとき、みさきがとても魅力的な女性だと思いました。特に、相手に対して的確な言葉選びができるところや仕事に対する哲学がかっこいいなと。なので、この役を私にと思っていただけてとにかくうれしかったです。ただ、運転がものすごく重要な役にもかかわらず、免許を持っていない私にオファーするなんて、濱口監督はすごいなとも思いました(笑)。―その後、この作品のためにすぐに免許を取られたそうですが、大変でしたか?三浦さん撮影前にたくさん乗っておきたかったので、朝から晩まで毎日教習所で練習して、17日間でマニュアルの免許を取りました。けっこうハードでしたけど、すごく楽しかったです。―それはすごいですね。劇中では、見事なドライバーぶりを見せていましたが、ご自身は運転に向いていると感じましたか?三浦さん実は、もともと車はすごく好きで、ガソリンスタンドでバイトしていたこともありました。車内や運転の仕方に乗っている人の人間性が出るところがおもしろい。車が好きなだけに、運転が苦手だったらどうしようかと心配しましたが、乗ってみてもやっぱり好きだったのはうれしかったです。―ただ、劇中の車は左ハンドルなので、初心者には難しかったのでは?三浦さんそうですね。免許を取ったあと、練習用に左ハンドルの車を用意していただいたんですが、左ハンドルなのでどれも高級車ばかり。練習のためとはいえ、初心者マークをつけた高級車が走っているのは、周りの方は嫌だったかもしれません(笑)。初めてが多い現場で、西島さんの存在は心強かった―慣れない運転をしながら演技もしなければいけないという状況で、どのようなことを意識されていましたか?三浦さんマルチタスクをこなさなければいけない難しさはありましたが、私にとっては「それができるみさきはどういう人なんだろう」と考える作業こそが役作りに直結すると思いました。みさきは、顔を見なくても空間から相手のことを感じ取れる繊細な人。それを表現するのは難しかったですが、かっこよく運転している姿を見せることが、いちばんみさきを表すことに繋がると思ったので、運転には一生懸命取り組みました。―車のなかでは、西島秀俊さんとほぼ2人きりでの撮影が続いたと思いますが、共演されてみていかがでしたか?三浦さん西島さんはとてもフランクな方で、いつも笑顔でお話をしてくださいました。かと言って、準備と本番とでオンオフがあるわけではなく、リラックスしているときと集中しているときが地続きにあるような感じ。すごく不思議な方だなという印象です。それはこれまでいろいろな経験をされてきた西島さんだからこそのたたずまいだと思いますが、おかげで私は安心していることができました。今回一緒にお芝居をさせていただいて、すごく勉強になりましたし、とても心強かったです。―そのなかでも、印象に残っているやりとりなどもあれば、教えてください。三浦さん今回の現場では、私にとって初めてのことがたくさんありましたが、西島さんは細かいところで本当にさりげなく声をかけてくださいました。車のなかで西島さんと2人でいる時間もけっこう長かったですが、沈黙があっても緊張することなく、落ち着いていられたのも、劇中の家福とみさきの関係性に通じていたように思います。―そういうお二人の雰囲気は、スクリーンにも表れていたように感じました。三浦さんあれだけの狭い空間に2人だけでいるというのは、会話をしていなくても相手の存在を気にせざるを得ない状況。そんななかでも、緊張感が解けていく瞬間を感じることができました。それは家福とみさきの間にもあった瞬間だと思うので、実際に現場で体験できたのは大きかったです。濱口監督の書く言葉には覚悟があると感じる―そして、この作品は何と言っても脚本の素晴らしさがあると思いますが、三浦さんはどういったところに惹かれましたか?三浦さんまずは、セリフのおもしろさですね。一度読み出すと、最後まで手放せなくなるような緊張感がありました。その空気感は、完成した映画からも伝わってくる部分だと思います。これは特にみさきに感じたことですが、しっかりと思考してからちゃんと言葉を選んでいるところも、すごく印象的でした。言葉というのは、人を救うこともあれば、殺してしまうこともある、そういう恐ろしさがあると思います。良くも悪くも強い力を持っている。そういったことを濱口監督は普段から意識されているんだと思います。実際、濱口監督とお話していると、ものすごく丁寧に言葉を選んで話されているかがわかるので。ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、濱口監督の書くセリフには、これは発するべき言葉である、という覚悟を感じるというか。キャラクターたちに魂を感じます。だからこそ、声にしたときに言葉の持つパワーに背筋を正されるような感覚があるのかなと。それでいて、すごく繊細で丁寧に私たちに語りかけてくれているような印象も受けました。―そういったところも、世界で評価された理由かもしれませんね。ご自身が役作りで特にこだわったのはどのあたりでしょうか?三浦さんこれまでの役だと、わからないことをわかるようにする作業を通して役に近づこうとしていましたが、みさきには共感できる部分ばかりで、わからないことがないような状態でした。極端なことを言うと、することがないと思ったくらい。でも、撮影の前に濱口監督ともその話をしたら、それでいいですと。「特別なことはしなくていいので、ただ運転の練習だけしてください。それがみさきの役作りです」と言われました。なので、とにかく運転練習を一生懸命やりました。いま思えば、運転している最中に考えていたことがみさきへの理解にもつながっていたと思います。原作の魅力がきちんと残った作品に仕上がった―現場では、濱口監督ならでは演出などもありましたか?三浦さん映画のなかでも、感情を入れずに淡々と読んでいく“本読み”という作業をしていますが、実際の現場でも行なっています。こんなにも本読みに時間を使うことは、私にとっては初めての経験でした。濱口監督は、「その声で語られるだけで、心を動かされる。そんな声がある。役者からそういう声で台詞を聞きたい」とおっしゃっていました。本読みはその声を探す時間だったと思います。みんなでその“音”を探しているような感覚。とても不思議で素敵な体験でした。濱口監督の現場じゃないと味わえないものだと思います。―そんな時間を過ごすなかで、忘れられない監督の言葉もあれば、教えてください。三浦さん監督と話していて興味深かったのは、「歌はメロディも歌詞も決まっているけど、そのままを何度歌っても人の心を動かすことができる。セリフでもそれができると思う」と言われたことです。その言葉を聞いたとき、私のなかではすごくしっくりくるものがありました。濱口さんの演出には新鮮で驚く部分も多い反面、点と点が繋がるような瞬間もあってとても楽しかったです。―原作者である村上春樹さんの作品の魅力については、どうお考えですか?三浦さん私が村上春樹さんの作品と出会ったのは中学生くらいの頃で、短編集の『レキシントンの幽霊』が最初でした。そのあと長編もいくつか読ませていただきましたが、村上さんの作品は、自分に対する深い考察を感じるというか、キャラクターの心の中に沈んでいくような感覚になります。最初はそういった部分をどうやって映像化していくんだろうとか、ファンの方々に自分のみさきがどういうふうに受け取られるんだろうかと心配もありました。設定も原作とは変わっていますし、追加された部分も多いので。ただ、できあがったものを読むと、原作にある言葉の緊張感や匂いといった小説の魅力がちゃんと脚本にも残ってるどころか、むしろ増幅しているようにすら感じました。村上さんの文体と濱口監督の文体のマリアージュもとても魅力的でした。数字と触れ合うと気持ちがリセットできる―これから観客のみなさんの反応も楽しみですね。現在は、女優としても歌手としても活躍されていますが、今後チャレンジしてみたいことはありますか?三浦さん実は、私はこの歳でこういうことをしたいとか、こうなりたいみたいなビジョンがまったくないタイプなんです(笑)。だからこそ、思ってもいなかったことにも挑戦できるのかなと。私が歌を歌うことになるなんて、昔の私は想像すらしていなかったと思います。そういう意味では、これからもいまの自分が想像できない何かをやっていけたらいいですね。―では、プライベートでやってみたいことは?三浦さんこれはかなり先の話になりますが、おばあちゃんになったら近所の子どもたちに勉強を教えたりしたいなと、ぼんやり考えています。以前、家庭教師のバイトで小学生に算数を教えていて、それがすごく楽しかったので。―そのために準備していることもありますか?三浦さんセンター試験の問題を解いてみたりとか、勉強はするようにしています。―すごいですね。そんな多忙の日々で素に戻れる瞬間といえば?三浦さん素に戻れるというのとは違いますが、数字と触れ合っているときは頭の中をリセットできる時間だと思います。余計なことを考えずにいられるので。頭は使っているんだけれど無というか。考えているけど考えていないみたいな感じ。―意外な一面を教えていただき、ありがとうございました。それでは最後に、ananweb読者にメッセージをお願いします。三浦さんこの作品を観ると、もしかしたらみさきは苦しく見えるかもしれません。でも、人との関わりのなかで傷ついた経験を持つ彼女が自分の人生をポジティブに捉え、仕事も含めて誇りを持って生きて行こうとする姿を見るだけで私には感じるものがありました。みなさんにも、ぜひみさきのかっこいい生き様を感じてもらえたらと思います。インタビューを終えてみて……。劇中のみさき同様に、ミステリアスな雰囲気をまとっている三浦さんですが、話し始めると明るい笑顔が印象的で、その魅力に心をわしづかみにされました。先のことは決めていないという三浦さんだけに、これからどんなふり幅で私たちを魅了してくれるのか、ますます楽しみです。唯一無二の物語が魂に訴えかける秀逸な脚本に、俳優陣の見事な演技が重なり、圧倒的な力で観る者を引き込む本作。孤独と秘密を抱えた男女が葛藤の先に見つけた再生の道は、誰にとっても希望を与えてくれるものとなるはずです。さまざまな感情が渦巻く忘れがたい経験は、ぜひ劇場で体感を。写真・北尾渉(三浦透子)取材、文・志村昌美ヘアメイク・秋鹿裕子(W)、スタイリスト・白山春久ベロア素材のシャツ¥36,300/ロク(エイチ ビューティ&ユース 03-6438-5230)、2タックパンツ/マメ クロゴウチ(www.mamekurogouchi.com)ショートブーツ¥85,800/アクネ ストゥディオズ(アクネ ストゥディオズ アオヤマ 03-6418-9923)、右耳につけたシルバーイヤーカフ¥22,000/ラッツェル アンド ウォルフ(ザ・ウォール ショールーム 03-5774-4001)、左耳につけたシルバーイヤーカフ¥93,500/ラッツェル アンド ウォルフ(アディッション アデライデ 03-5786-0158)、右耳につけたシルバーイヤーカフ¥16,500/フェノメナ コレクション(ザナドゥ 東京 03-6459-2826)、シルバーチェーンネックレス¥77,000/ララガン(ララガンデザイン/info@ralagan.com)、パールのついたチェーンネックレス¥107,800/ソフィーブハイ(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター 0120-137-007)、シルバースネークチェーンネックレス¥13,200/カルペディエム(カルペディエム/シルバーチェーンブレスレット¥52,800/ジジ(アパルトモン 青山店 03-5778-4919)、シルバーリング¥35,200/アン バイ トモヨ ヨシダ(アン・デザインズ/info@un-designs.com)ストーリー舞台俳優で演出家の家福悠介は、愛する妻・音と満ち足りた日々を送っていた。ところが、音は家福にある秘密を残したまま、突然この世からいなくなってしまう。それから2年が経ち、演劇祭で演出を任された家福は、愛車のサーブで広島へと向かうことに。そこで家福が出会ったのは、寡黙で優秀な専属ドライバーのみさき。喪失感を抱えたまま生きていた家福は、みさきと過ごすなかであることに気づかされていく……。引き込まれる予告編はこちら!作品情報『ドライブ・マイ・カー』8月20日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー配給:ビターズ・エンド©2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会写真・北尾渉(三浦透子)
2022年03月28日2021年6月、米フロリダ州で武装した12歳の少年と14歳の少女が警官と銃撃戦を繰り広げた。当時、全米で大いに耳目を集めたこの事件の裁判が少年裁判所で行われ、少年は有罪も無罪も認めない”不抗争の答弁”により刑が確定した。地元テレビ局WESH2などが伝えている。現在13歳になっている少年は、昨年6月に当時14歳だった少女と養護施設を脱走。ボルーシャ郡の民家に不法侵入した上に立てこもり、駆けつけた警官にショットガンとAK-47(アサルトライフルの一種)を発砲。35分間にも及ぶ銃撃戦に発展した。Mirrorによると、ショットガンを持っていた少女が腕と胸に銃弾を受けたことで少年が投降し、2人は確保されたという。事件直後、ボルーシャ郡のマイク・チットウッド保安官は、「(最初に駆けつけた)保安官代理は事態を収拾するためにあらゆる手を尽くしましたが、12歳と14歳の子どもたちに危うく殺されるところでした。言葉がありません。12歳と14歳が警察を相手にしていいと考えるなんて、私たちはどこで何を間違ってしまったのでしょう」とメディアに対してコメントしている。裁判では保安官代理の一人が出廷し、少年に対して「君を許す。君は広い心を持っていて、これから長い人生が待っている。私は毎日、君のために祈ろう」と語りかけたとWESH2は報じている。少年は警官の殺人未遂、強盗、器物損壊で起訴され、“不抗争の答弁”により刑が確定。少年矯正施設に収容されるが、21歳の誕生日までには出所できる見込みだという。共犯の少女は現在15歳。成年として起訴されたため、今も係争中だ。
2022年03月25日2022年3月14日に急逝していたことが分かった、俳優の宝田明さん。同月17日の報道以降、多くの人から悲しみの声が広がっています。【訃報】宝田明、急逝87歳「さびしい」「大好きでした」『ゴジラ』Twitterアカウントが宝田明さんを追悼1954年に公開された特撮映画『ゴジラ』で初主演を務めたことで知られる、宝田さん。それを皮切りに、『モスラ対ゴジラ』や『ゴジラ FINAL WARS』など、数々の『ゴジラ』シリーズに出演していました。訃報から一夜が明けた同日18日、『ゴジラ』のTwitterアカウントは、宝田さんへの追悼メッセージを公開しています。宝田明さんの突然の訃報に接し、大変驚いております。1954年11月3日公開の「ゴジラ」を皮切りに、数多くのゴジラシリーズにご出演をいただきました。晩年までゴジラを愛し続けてくださったレジェンドを失ってしまった事は残念でなりません。心からの感謝とともにご冥福をお祈り申し上げます。— ゴジラ (@godzilla_jp) March 18, 2022 「ゴジラを愛し続けてくださったレジェンドを失ったことは残念でなりません」と、宝田さんの死を悔やむ、『ゴジラ』Twitterの運営者。その後、「心からの感謝とともに、ご冥福をお祈り申し上げます」とつづっています。宝田さんへの想いが詰まった追悼メッセージは、多くの人の心を打ちました。・同意見です。ありがとうございます…。・宝田さんのことは、決して忘れません。・物心がつく頃から、ゴジラシリーズ作品とともに生きてきた私にとって、宝田さんはなくてはならない存在でした。ご冥福をお祈りします。宝田さんは、今後も数々の作品の中で生き続けるでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年03月18日5歳上の夫と、生後半年ほどの娘さんと暮らしている、ステラ(@392cookie)さん。夫は、ステラさんが驚くほど、行動力のある人なのだとか。ステラさんは、行動力ある夫の体験談で一番好きだというエピソードをTwitterに投稿しました。映画『スター・ウォーズ』が大好きな夫は、わざわざアメリカにまで足を運んだというのですが…。夫の行動力が強火過ぎてたまに引くんだけど、20代前半の頃日本より先にアメリカで公開されるスターウォーズの新作がどうしても見たくて公開日に合わせて1人でロサンゼルスに行って念願の映画を見たら勿論英語で字幕もないから内容わからなかったっていう話が今んとこ1番好き。— ステラ☺︎ 6m9/2 (@392cookie) March 14, 2022 当時、夫は同作品で流れてくる英語を聞き取れなかったといいます。そのため、物語の内容も理解することができなかったとか。映画を見るため、アメリカに行ったにもかかわらず、作品の内容が頭に入ってこなかった夫。なんともシュールですが、アメリカに行けたことはある意味思い出になったといえますね!「この行動力を見習いたい!」「フットワークの軽さに驚き。人生が楽しそうだな」といった声が寄せられた、夫の行動。行動力があることは、仕事やプライベートなど、どんな場面でも役に立つでしょう。ですが、熱意が空回りして、「何もできなかった」というのはなくしたいですね![文・構成/grape編集部]
2022年03月16日「いくつになって生涯現役でいたい」と願う人は多いと思いますが、今回オススメする映画を制作したのは、そのロールモデルとなる一人。91歳で新作を完成させたジョージア映画界が誇る伝説的女性監督の注目作です。『金の糸』【映画、ときどき私】 vol. 461ジョージアの首都トビリシの旧市街にある古い家で、娘夫婦と暮らしている作家のエレネ。今日は彼女の79歳の誕生日だったが、家族の誰もが忘れていた。そんななか、娘はアルツハイマーの症状が出始めた姑のミランダをこの家に引っ越しさせるという。ソヴィエト時代に政府の高官だったミランダをエレネは快く思っていなかった。そこへかつての恋人アルチルから、数十年ぶりに電話がかかってくる。蘇るのは、甘い恋の思い出だけではなく、つらい記憶もあった。そして、やがて彼らの過去が明らかになり、ミランダは姿を消してしまうことに……。割れたり欠けたりした陶磁器を修復する「金継ぎ(きんつぎ)」と呼ばれる日本の技法から着想を得ているという本作。今回は、こちらの方にお話をうかがってきました。ラナ・ゴゴベリゼ監督ジョージア初の女性監督を母に持ち、自身は戦後のジョージア映画界を代表する女性監督とされているゴゴベリゼ監督。91歳で27年ぶりの新作を制作し、大きな注目を集めています。そこで、現在は93歳となった監督に、本作に込めた思いや日本文化との関わりについて語っていただきました。―まずは、これだけ長い間映画を撮らなかったのはなぜですか?監督この27年間はジョージアが激動の時代を経験していたので、映画よりも政治的な問題のほうが自分の人生のなかでより取り組むべき課題となっていたからです。実際、私は国会議員になり、与党のリーダーになり、ジョージアの欧州議会で大使になり、ユネスコでもジョージアの大使になるといった具合に政治的な活動に私のエネルギーを費やしてきました。映画を撮らなかったもうひとつの理由としては、国内が経済的に混乱していたので、映画を撮る資金も時間もなかったから。でも、だんだん社会が落ち着いてきて、その間に私の思考も蓄積されてきたので、今回はそれを久しぶりにどうしても映画として表現したかったんです。主人公たちの考えそのものが大きな役割を果たしている、そんな映画になりました。日本人はお互いを理解し、美しさを尊重する国民―本作にインスピレーションを与えたという日本の「金継ぎ」については、どういった経緯で知ったのでしょうか。監督具体的にどこの記事だったかは覚えていませんが、たまたま目にした記事に写真が載っていて、壊れた器の破片がまるで金の糸を使って繋ぎ合わせたかのように修復されていました。壊れていて存在していなかったものが、美しく元通りに復元されているのがとても印象深かったです。その記事を見たときに、人間の悲劇的な過去も同じように愛と理解と思いやりで修復して美しいものにできれば、新しくこれからを生きていく力を得ることができるんじゃないか、というふうに考えました。金継ぎのみならず、私は前々から日本人の美意識をとても素晴らしいと思っていましたし、日本文化を深く尊敬しています。―日本文化に対して、そういう印象を持たれるようになったきっかけはありますか?監督私はどこの国の文化にも興味を持っていますが、そのなかでも昔から映画や文学をはじめとする日本の文化には特別なものを感じていました。特に映画に関しては、私が黒澤明監督と個人的に知り合いで、実際に会ったこともあるというのは大きいのかなと。黒澤監督とは私の過去作である『インタビュアー』について、深く話し合ったこともあるほどです。そして、私が日本文化で素晴らしいと思うのは、日本人の美意識。この点において、日本人は特別な感覚を持っているのではないでしょうか。暴力が蔓延し、バラバラになっている世界を救う唯一の手段は“美”だと私は考えていますが、日本人のみなさんは昔からお互いに理解し合うことや美しさを尊重している国民だと感じています。過去を深く考えないと、現在も未来も築けない―劇中でエレネが発する人生や過去、死に対しての言葉は、非常にどれも印象的でしたが、さまざまな経験をしてきた監督が大事にしていることは?監督年を重ねるごとに、だんだんと人生を俯瞰して見ることができるようになってきました。そんななかで痛切に感じているのは、人生における人と人との関係性、お互いに対する思いやりや理解以上に大切なものはないということです。だからこそ、壊れた器を金継ぎで直すように人間の過去における不幸な出来事も元通りに美しく修復できたらいいなと。そういった考えをこの作品のメタファーとしてうまく表現できたと思っています。―「過去は重荷か、財産か」という言葉も、誰もが人生で抱く問いだと感じました。激動の時代を生きてきた監督が次の世代に向けて、過去との向き合い方について伝えておきたいことはありますか?監督私は過去について深く考え、きちんと理解しないことには現在も未来も築けないと思っています。ジョージアというのは大変な歴史をたどっているので、私も子どもの頃に父が処刑され、母が10年間も強制収容所に送られるというつらい経験をしました。非常に不幸な過去ではありましたが、それについてもよく考えたうえで理解しないことにはただ重荷になってしまうだけなんですよ。というのも、大きなトラウマになるような出来事ではあったものの、いろいろな人が救いの手を差し伸べ、助けてもらうことはたくさんありました。不幸な記憶ばかりでなく、人の優しさや思いやりを感じることもあったので、それらをひとつずつ思い出すことで“金の糸”が過去を美しくつなげて修復してくれるのではないかなと。そうすることで重荷が財産となり、より豊かな現在と未来を楽に生きることができるのです。大切なのは国や組織と言った大きな単位ではなく、人間ひとりひとりの関係。それを美しいものにしていく意識を持ってほしいとみなさんにも伝えたいです。内面的な老いは自分でコントロールすることができる―いつまでもやりたいことを追求している監督の姿に憧れる女性は多いと思うので、ぜひ生涯現役の秘訣を教えてください。監督年を取ることを止めることはできませんが、内面的な老いはある程度自分でコントロールすることはできると思っています。そのためには頭を働かせることが必要ですが、大事なのは私たちを取り巻く世界に対する関心と興味をつねに持ち続けること。そして、もし扉をひとつ閉めたら、別の扉を開けて新しい人々と出会ったり、新しい詩を見つけ出したりしています。それが私に大きな力を与えてくれているものです。そんなふうに、いろいろなことに興味を持っているうちは生きている実感があるので、老いのプロセスもゆっくりと進むのではないかなと。あともうひとつ付け加えるなら、誰かに必要とされている感覚を味わい、自分の存在意義を感じながら生きるというのも秘訣だと思います。―素晴らしいお言葉をありがとうございました。日本ではジョージアの文化に触れる機会は少ないので、ご自身の作品を通して日本人に知ってほしいジョージアの文化や歴史についてお聞かせください。監督ジョージアの歴史は3000年以上あるので、1本の映画だけで層の厚いジョージア文化を伝えるのは難しいかもしれません。例を挙げるなら、映画のなかにも出てくるショタ・ルスタヴェリというジョージアを代表する大詩人。14世紀頃に始まる西洋のルネサンスのアイディアも、その数百年前に先取りしていたと言われているほどなんですよ。いろいろな民族から侵略されるような大変な経験をしてきた私たちですが、そんななかでも少数派のジョージア人が生き残れたのは、生きる力や喜びを与えてくれた文化の力だったのではないかなと。建築や絵画をはじめとするジョージア文化はとても独特なので、ぜひ注目していただきたいです。過去をつなぐ“金の糸”は、よりよい未来を紡いでくれる激動の時代を生き抜いてきたからこそ、発せられる重みのある言葉の数々。さまざまな葛藤を抱えながら生きる女性たちの姿は、過去との向き合い方を学ぶことがよりよい未来へと繋がっているのだと身をもって教えてくれるはずです。取材、文・志村昌美心に響く予告編はこちら!作品情報『金の糸』2月26日(土)より岩波ホールほか全国順次公開配給:ムヴィオラ© 3003 film production, 2019
2022年02月25日いつの時代も、大きな関心を集めるものといえば、グルメに関する話題。そこで、破格の値段で取引されることもある“世界最高級食材”として注目を集めている白トリュフの知られざる真実に迫ったドキュメンタリーをご紹介します。『白いトリュフの宿る森』【映画、ときどき私】 vol. 456北イタリアのピエモンテ州でささやかれていたのは、夜になると白トリュフを探しに出かける妖精のような老人がいるという“言い伝え”。人の手によって栽培が行われたことがないアルバ産の白トリュフは、なぜそこに育つのか解明されていなかった。危険が多い森の奥深くで、訓練された犬たちとともに伝統的な方法で白トリュフを探す老人たち。まるで宝探しをするように楽しんでいたが、近年は気候変動や森林伐採によって収穫量が減少していた。トリュフが実る場所を決して誰にも明かさない彼らの“秘密”とは……。サンダンス映画祭を皮切りに、世界有数の映画祭で“異彩を放つドキュメンタリー”として大きな話題となった本作。今回は、舞台裏を知り尽くすこちらの方々にお話をうかがってきました。マイケル・ドウェック監督 & グレゴリー・カーショウ監督2018年の『THE LAST RACE(原題)』以来、2度目の共同監督を務めたドウェック監督(写真手前・右)とカーショウ監督(同・左)。謎に包まれていたトリュフハンターたちの日常に迫るため、3年もの歳月をかけたおふたりに、撮影秘話や現在取り組んでいる新たなプロジェクトについて語っていただきました。―家族にさえトリュフの場所を教えないほどの秘密主義であるトリュフハンターたち。そのコミュニティに部外者が入り込むのはかなり大変だったと思いますが、どのようにして彼らの信頼を勝ち取ることに成功したのですか?ドウェック監督まず言えるのは、ワインとエスプレッソはかなり飲んだということですね(笑)。というのも、ここではすべてのことが秘密なので、街に2軒ほどしかないレストランに通うところから始めたからです。メニューに載っているトリュフをどのハンターから仕入れているのかを尋ねても、最初は「父親の代から40年以上の付き合いだが、トリュフハンターには会ったことがない」と言われてしまうほどでした。―なかなか厳しい対応ですね。実際、彼らはどうやって取引しているのでしょうか。ドウェック監督夜中にお金を入れた木箱を外に出しておくと、朝には魔法のようにトリュフが入っているそうです。その後、店主が司祭をしているいとこなら何か知っているかもしれないからと紹介してくれました。そこで、「カルロという人が教会に来るときはいつもトリュフの匂いがするから彼がハンターじゃないかな」という情報を得て、今度はカルロを紹介してもらったのですが、彼からは「僕は違うけど、あの人が怪しいかも」と言われてしまったんです。そんな状況が3~4か月ほど続きましたが、それでも諦めずにいろいろな方に話を聞き続けました。その間はカメラを出さずに、ただ彼らから家族にまつわる思い出話を聞いたり、農場を見せてもらったりするだけ。かなり時間はかかりましたが、そんなふうに接していくなかで家族のような関係性を築くことができました。減少する白トリュフを保護する一助になりたい―その結果、実はトリュフハンターだったカルロさんはじめ、みなさんが出演してくださったのですね。ドウェック監督あとは、僕たちが滞在していたアパートの近くにお肉屋さんとチーズ屋さんがあったので、朝イチで大量のお肉とチーズを仕入れることも大事な日課。それを持って、行く先々の人たちとおみやげ交換をしていましたから。そうやって心地よい関係になってからカメラを入れたので、撮影を始めたときには彼らもカメラを意識することなく自然と進めることができたのだと思います。―ただ、そのいっぽうでトリュフハンターたちの背後に渦巻く深刻な問題の数々が映し出されており、衝撃を受ける場面もありました。カーショウ監督毎年トリュフの獲れる数が減っているにもかかわらず、世界的な需要がどんどん上がっているので、いまや白トリュフは金塊と同じくらいの値段で取引されることもるほどですからね。そういったことが大きなプレッシャーとなり、それまで起きなかった争いやライバルの犬を毒殺してしまうといったダークな部分を生み出しているのだと感じました。―それらの現実を目の当たりにして、監督たちの考え方に影響を及ぼすこともあったのでは?カーショウ監督僕たちも、白トリュフがこれほど稀有な食材となっていることを今回の撮影を通して知ったので、それがきっかけとなって始めたのが保護プログラム。集めた資金をトリュフハンターたちに渡し、彼らがトリュフハンティングしている土地を買えるようなシステムを作りました。そうすることで、危険にさらされているこの場所を永久的に保護できると考えているので、それが減少しているトリュフの問題を解決する一助になることを願っています。トリュフハンターたちから大きな影響を受けている―この伝統を守るために、消費者である私たちでもできることがあれば教えてください。ドウェック監督先ほどお話した保護プログラムとともに行っていることのひとつが、この地域で作られたトリュフハンターワインを生産すること。そこで得たすべての収益が彼らに還元されるようなシステムになっており、それによって現在までに52エーカーもの森林を守ることができました。なかなか難しいところですが、まずは森を守ることが一番だと考えています。―支援の第一歩として、トリュフハンターワインを買うことから始めるというのであればできそうですね。ドウェック監督今後は、これをお手本にしてほかの街や国がそれぞれの文化を保護する動きが活発になることを願っているところです。というのも、これらのプログラムは森林だけでなく、コミュニティなどの“文化的生態”を守るためのものでもありますからね。あとは、この映画にインスピレーションを受けて、新しい世代のトリュフハンターが生まれてくれることも願っています。―いろいろな形で広がっていくといいですね。また、個性豊かなトリュフハンターたちの“名言”も見どころですが、彼らと接するなかで感銘を受けたことといえば?ドウェック監督彼らが自然や犬と密接な関係を保ちながら過ごしているのを見て、「自分はこれからどういうふうに生きていけばいいのか」と考えるきっかけになったので、僕たち自身も大きな影響を受けました。すでにこの映画を観た方々からも、「生き方を変えようと思った」とか「自給自足の生活をしてみたい」といった意見がたくさん届いたほどです。カーショウ監督トリュフハンターのなかには、すでに90歳を過ぎている人もいますが、みんなエネルギーや喜びを持って生活している人ばかり。一緒にいると、若者と接している感じがしてとても驚きました。なかでも、カルロの奥さんが「年も取ったんだし、仕事はもう終わりにしてほしい」と言ったときに、カルロが「もしこれが人生の始まりだったらどうする?」と返した場面はすごかったですね。いくつになっても、人生のどのタイミングでも、「ここが始まりかもしれない」というのはとても美しい考え方だと思います。この作品が生活を見直すきっかけになってほしい―確かに、非常にステキな言葉だと思いました。では、まもなく公開を迎える日本に対しては、どのような印象をお持ちかを教えてください。ドウェック監督僕が初めて東京で写真展を開催したのは20年前ですが、それからだいたい年に1回は日本を訪れているくらい本当に日本が大好きです。特に、ものづくりや伝統では高いレベルを極めようとする姿勢がすばらしいなと。それは食文化においても言えることですが、食材や生産地にこだわり、自然をリスペクトしているところには感銘を受けています。今回は、映画の写真も含めた写真展を2月16日~4月24日まで東京のブリッツ・ギャラリーで行うので、そちらにもぜひお越しいただけたらと。コロナ禍が終わったら、なるべく早く戻りたいと思っているほど、僕にとって日本は大切な場所です。実は、いま検討している企画のひとつに日本が候補地に挙がっているものがあるので、ぜひ日本で撮影できたらいいなと考えています。―楽しみにしております。それでは最後に、本作を通して伝えたい思いをお聞かせください。ドウェック監督2年以上コロナ禍でみなさんも感じているかもしれませんが、デジタルメディアよりも、もっと自然と触れ合う時間を取るべきだと考えています。この作品が、デジタルメディアに支配されている自分の生活を見直すきっかけとなり、自然との関係性についても改めて考えてもらえたらうれしいです。カーショウ監督確かに、彼らはデジタルが介入する前の世界にそのまま残っている生活を送っていたので、僕たちも1960年代にいるような感覚を味わうことができました。映画を観ていただく方々にも、僕たちと同じようなタイムトラベルのマジックを体感してほしいですし、いまの時代ではなかなか見つけることができないような幸せや喜び、そして美しさを彼らから感じてもらえたらと思っています。“白トリュフの秘密”がいま明かされる!美しい森が生み出す神秘と、その裏に渦巻く欲望の世界を垣間見ることができる本作。人々を虜にする芳醇でミステリアスな白トリュフの香りに包まれながら、無垢なトリュフハンターたちの生き様に心が刺激される1本です。取材、文・志村昌美美しさに魅了される予告編はこちら!作品情報『白いトリュフの宿る森』2月18日(金)より、Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント©2020 GO GIGI GO PRODUCTIONS, LLC
2022年02月17日おみかん(@omikan_ka_san)さんがTwitterに投稿した、1枚の写真が話題となっています。おみかんさんはこの日、昔使っていたバッグを処分するため、中身を確認していました。すると、映画のチケットが3枚出てきたといいます。その写真がコチラです。昔使ってたバッグを処分しようと中を探ったら、「千と千尋の神隠し」を映画館に観に行った時の入場券が出てきた・・・20年以上前、お母さんと妹と3人で行った時のやつだ。捨てられないや・・・ pic.twitter.com/iqdbKS5a9B — おみかん (@omikan_ka_san) February 13, 2022 出てきたチケットは、2001年7月に公開された、スタジオジブリ作品の『千と千尋の神隠し』。出典:スタジオジブリおみかんさんは当時、母親と妹の3人で観に行ったそうです。日付は、同年8月2日であることが読み取れ、2022年2月現在、20年以上も前のチケットであることが分かります。おみかんさんは、思い出の品として「捨てられないや」とコメント。投稿には、「確かに、このチケットは捨てられない!」という声が寄せられました。・神隠しではないけど、過去にタイムスリップできそう!思い出が一気によみがえりますね。・『千と千尋の神隠し』に出てくる、電車の片道切符みたい!これは、捨てられないわ。・え、待って…。『千と千尋の神隠し』を映画館で観たあの日から、もう20年も経過したのですか。名作は色あせないな。・2001年8月2日!まさに僕が生まれた日です!なんだか感動。ちなみに、おみかんさんによると、これまで3枚のチケットが入っていることに気が付かないまま、何度もカバンを洗濯していたそうです。それでも、印字が消えなかった『千と千尋の神隠し』のチケット。「何か不思議な力が宿っているのでは」と、想像がふくらみますね![文・構成/grape編集部]
2022年02月14日ジャニーズJr.の少年忍者とLil かんさいが主演を務める映画『東西ジャニーズJr. ぼくらのサバイバルウォーズ』 (4月1日公開)のポスター、本予告、スペシャル予告編、追加出演者が31日、公開された。同作は東京のはずれにある虹色町を舞台に起こる、ボーイスカウト団の少年たちを描くオリジナル映画。ある事件をきっかけに仲たがいをし、東と西の2つの団に分かれて反目し合うボーイスカウト団だが、町に引っ越してきた転校生の入団勧誘を契機に、誰も近づかない険しい森のはずれにある廃工場へどちらが先に到着するかで雌雄を決することに。しかしその場所には盗まれた宝石が隠されているという噂があり、町の不良グループも廃墟に向かうことになる。新たな出演者として元ボーイスカウトの警察官・五十嵐役として平岡祐太の出演が明らかに。出演者の中でただ1人の大人キャストとなり、Lil かんさいの嶋崎斗亜(※崎はたつさき)は「平岡さんの演技で引っ張って頂き、皆んな一番いい演技が出来たと思います」と感謝のコメントを寄せた。ポスターは2月4日より上映映画館で展開され、少年忍者とLilかんさいの出演者22名が集合。同じ絵柄でムビチケも発売される。本予告では安嶋秀生(少年忍者)を中心とする優等生集団の東団と、島崎を中心とする明るく元気な西団という2つのボーイスカウト団の対比、更に少年忍者の深田竜生ら不良グループとの3つ巴の様子が収められた。映像の後半では「想像を超えるクライマックス」といったテロップから、「単なる爽やかな友情物語」には終わらせない不穏さもチラ見せ。主題歌は少年忍者とLil かんさいの「ShiningRoad」に決定し、主題歌以外の書き下ろしの新曲も予定している。スペシャル予告編はメイキングとキャストのコメントで構成された映像で、火起こしの様子や、渓流を綱で渡る風景など、Lil かんさいの當間琉巧が思わず「ホントにサバイバルしてた」とつぶやくほどの現場の空気がうかがえる。少年忍者・檜山光成は「ぼくらの成長がみられる作品」とコメントしている。○平岡祐太 コメント歌あり、ダンスありの青春冒険エンタテインメントだとお聞きして、素直に面白そうだなと思いました。少年忍者とLilかんさいのデビュー作であり、そこに登場する大人が自分一人だということで、なんとしても彼らが生きてくるような立ち回りをしたいという重圧も感じていました。現場ではお芝居がはじめてだった子達もいて、戸惑っていたりもしましたが、ダンスになると自信で溢れていて、ひたむきに作品と向き合う姿が印象的でした。その姿に影響され、自分は少し張り切りすぎてしまったようにも思います。彼らの今しかない青春の葛藤や煌めきが存分に詰まった作品です。彼らの今後の活動も楽しみにしています!歌って踊れるなんて格好よくてズルい。(C)2022「ぼくらのサバイバルウォーズ」製作委員会
2022年01月31日寒さに体が震える日々が続いていますが、できれば心を震わせる体験を味わいたいもの。そこで今回ご紹介するオススメの1本は、感動の波が押し寄せると各国で絶賛されている注目作です。『クレッシェンド音楽の架け橋』【映画、ときどき私】 vol. 450紛争中のパレスチナとイスラエルから若者たちを集めてオーケストラを編成し、和平コンサートを開くという企画を引き受けた世界的指揮者のスポルク。オーディションを勝ち抜き、家族の反対や軍の検問を乗り越えて音楽家になるチャンスを掴んだのは、20余人の若者たちだった。しかし、憎み合う2つのグループは、激しくぶつかり合ってしまう。そこで、スポルクは彼らを南チロルでの21日間の合宿に連れ出す。寝食をともにし、互いの音に耳を傾け、経験を語り合ううちに、少しずつ心の壁がなくなり始めていた。ところがコンサートの前日、ようやく心がひとつになった彼らに、想像もしなかった事件が起きることに……。「世界で最も解決が難しい」とも言われているほど、長年にわたって続いているパレスチナとイスラエルの紛争。本作では、両者の抱える問題を背景に、実在するユダヤ・アラブ混合の管弦楽団から着想を得て描かれています。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。ドロール・ザハヴィ監督イスラエル・テルアビブの貧しい地域に生まれ育ち、現在はドイツを拠点にドラマから映画まで幅広い活動を行っているザハヴィ監督。今回は、現場で感じた苦労や相互理解に必要なことなどについて、語っていただきました。―本作では実在の管弦楽団に行った徹底的なリサーチがもとになっており、実話の要素も入れているということですが、具体的なエピソードを反映しているところはありますか?監督確かに、いくつかの管弦楽団をモデルにしているところはありますが、脚本を書き進めいくうちに、最終的には実際の彼らとは少し離れた物語になりました。ただ、そのなかでも取り込んだのは、2つのグループに分かれていた演奏者たちでも、ひとつになって音を奏でることができるという可能性。そのこと自体は、ストーリーの核となるほど大きなインスピレーションを与えてくれたものになっています。―完成までの過程で、苦労したことを挙げるとすればどんなことがありますか?監督今回、役者は3~4名ほどで、あとは実際の音楽家たちを集めましたが、キャスティングの段階で会った候補者の数は400人ほど。その際、映画と同じようにイスラエル側の数が多くてパレスチナ側の人数が足りないという事態に直面したこともありました。最終的には何とか集めることができましたが、そういう意味では劇中の指揮者と同じような苦労を味わったと言えますね。劇中のキャラクターと同じ道のりを経験した―現場では、最初は他人行儀だったキャストたちが映画同様に友情を育んでいったそうですが、そんな彼らをひとつにまとめるというのも大変だったのではないでしょうか。監督そうですね。撮影中に難しい瞬間は訪れるだろうと思ってはいましたし、人がどんなにすべてを予測したつもりでも必ず意外な展開が待っているものですから。ただ、そういったプロセスも演じたキャラクターたちが経験したのと同じような道のりだったのではないかなと思っています。今回私が意識したのは、グループ内における彼らの“力学”などを見ながら、ひとつにまとめること。私たちは3つの国をまたぎながら、同じホテルで一緒に過ごし、毎日食事をともにしながら話をする生活を7週間にわたって繰り返しました。そういった過程を経て、みんなが劇中のキャラクターと同じようにひとつのグループとして成長してくれたのです。撮影が終わったころには実際に友情を育んでいたキャストたちもいましたし、友人ができなかった人でも相手について学ぶことはできたのではないかと感じました。何よりも大事なのは、相手に敬意を持つこと―中東に限らず、さまざまな国でも対立は起きているので、劇中の彼らの姿は“世界の縮図”のようにも見えました。お互いに理解し合い、歩み寄るために必要なことは何だとお考えですか?監督映画のなかでしたのと同じように、対立しているグループの間にひもを置いて、相手に対する攻撃的な思いをお互いにすべて出し切るというエクササイズをするのがいいんじゃないかな(笑)。というのは冗談としても、僕自身がひとりの人間として経験してきたことを通して言うのであれば、何よりも大事なのは相手に対して敬意を持つこと。たとえお互いの意見が同じではなくても、敬意さえ持っていれば、問題は解決できるはずですし、相手への攻撃的な態度も消えるものと考えているからです。そういった部分は、この作品が世界のさまざまな国で公開された際にも多くの観客に強く響いていると感じました。これらの問題は中東特有のことではなく、あらゆる国でも起きていることですが、お互いの言葉に耳を傾け、リスペクトし合えれば、私たちの間にある対立や紛争といったものはなくなるのではないでしょうか。ぜひみなさんにも自分の文化や人生の視点から、自分ゴトとして観ていただけたらうれしいです。日本の料理や映画、文学がすごく好き―まもなく公開を迎える日本に対しては、どのような印象をお持ちですか?監督やっぱり、まずはお寿司ですよね(笑)。というのも、私はいまベルリンに住んでいるのですが、家の近くにたくさん日本料理屋さんがあって、よく通っているほど好きなので。あとは、日本映画の大ファンで黒澤明監督から最近の監督まで観ていますし、日本の文学もすごく好きです。この映画と一緒に来日できずに残念ですが、いつか訪れたい国のひとつなので、必ず実現したいと思っています。日本が好きな理由として挙げるとすれば、それはイスラエルと日本には奇妙なつながりがあると感じているからです。立場は違うものの、私たちは第二次世界大戦中に強い苦しみをそれぞれ経験してきました。そして、それが国民性に与えた影響に近いものがあると私は考えています。あとは、日本が軍事力を使わずに平和主義の道を歩んでいるところもすばらしい思っているところです。―それでは最後に、日本の観客に向けてメッセージをお願いします。監督まずは、たくさんの方に観ていただき、この作品がみなさんの心のなかに届くことを願っています。中東の対立における基礎に関しては、本作を観ていただければわかっていただけると思いますが、この紛争というのは、世界に影響を与えるものでもあるので、ぜひ両者の立場というものを知っていただければと。どちらの立場もバランスよく、敬意を持って描いたつもりなので、それがみなさんにも伝わればうれしいです。琴線に触れる音楽が心に響く!音楽の力が生み出す“奇跡の瞬間”を目の当たりにする本作。憎しみを慈しみの気持ちへと変えてしまう美しいハーモニーを奏でる若者たちの姿は、言葉や文化を超えて観る者の心を大きく揺さぶるはず。いまの時代において、真の平和とは何かを改めて考えさせられる珠玉の1本です。取材、文・志村昌美美しい音楽を奏でる予告編はこちら!作品情報『クレッシェンド音楽の架け橋』1月28日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国公開配給:松竹© CCC Filmkunst GmbH
2022年01月27日『パラサイト半地下の家族』で知られるポン・ジュノ監督の『母なる証明』(’09年)や、『花より男子ファイナル』(’08年/石井康晴監督)、『味園ユニバース』(’15年/山下敦弘監督)等、様々な作品に助監督として参加し、自費製作による長編映画監督デビュー作『岬の兄妹』(’18年)が複数の映画賞を受賞した片山慎三監督による初の商業映画作品が『さがす』だ。主演は20年前に片山監督が制作スタッフとして参加したドラマ『アイノウタ』(’02年)に出演していた佐藤二朗。佐藤は撮影当時21歳だった片山監督に対し、「右も左もわからぬいわゆる“使い走り”だが、発想や発言がおもしろい」という印象を抱いていたという。片山監督は本作を製作するにあたり、佐藤に主演をオファーする手紙を送り、そこに添えられた脚本に惹かれた佐藤は出演を快諾したのだとか。その佐藤が演じるのは、大阪の下町で中学生の娘・楓とふたり平穏に暮らす原田智。ある日、彼は楓に「指名手配中の連続殺人犯を見た。捕まえたら懸賞金の300万円がもらえる」ということを伝える。楓は父のいつもの冗談だと思い相手にしないが、翌朝、智は姿を消す。そこから楓の父捜しが始まり、父の名前で日雇いの仕事をする指名手配中の連続殺人犯・山内照巳とおぼしき姿を見つける…。とにかく見どころの多い作品だ。『岬の兄妹』でも見せた、どこかユーモラスな人間味を漂わせながらも、現代社会の闇と人間の本質をえぐりとるようなドラマを描く片山監督の手腕。おかしみと親しみやすさを感じさせながらも何を考えているかわからない凄みを背負う智役の佐藤二朗。愛する父を捜すために、連続殺人犯かもしれない謎の男に物怖じせず向かっていく楓を演じるのは伊東蒼。『湯を沸かすほどの熱い愛』(’16年)で子役として鮮烈な印象を与え、多くのメディアで2021年の年間ベストに入った傑作映画『空白』やNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』といった作品でどんどん輝きを増している16歳だ。そして、静かな狂気を発する連続殺人犯・山内照巳を演じるのは『渇き。』(’14年)のいじめられっ子役で注目され、近年『東京リベンジャーズ』(’21年)や『おかえりモネ』といった作品で存在感を高めている清水尋也。巧みな脚本、演出、芝居…確固たる才能が集結し、死生観、親子関係、倫理観といった人が生きる上では避けて通れない問題を内包し、登場人物それぞれの正義が交錯しながら物語が進んでいく重層的な映画作品が生まれた。必死で父を捜す楓に警察官が「君はいったい誰を捜しているの?」と問いかけるシーンがあるが、視聴者自身の価値観をも問うような強烈な余韻が残る作品でもある。片山監督はポン・ジュノ監督作品等で韓国の撮影現場を経験したことで「日本の映画監督に足りないのは時間」という持論を抱くようになり、『さがす』はこの規模の作品では異例の約2か月という撮影期間が設けられた。それによりひとつひとつのシーンに多くの時間がかけられ、丁寧な作品作りができたという。そういった日本映画の現状に危機感を持ち、業界全体を底上げし未来に繋げようという気概も『さがす』には宿っている。『さがす』ある日、父は娘に「お父ちゃんな、指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」と告げて姿を消す。監督・脚本/片山慎三出演/佐藤二朗、伊東蒼、清水尋也ほか1月21日より全国順次公開。©2022『さがす』製作委員会※『anan』2022年1月26日号より。文・小松香里(by anan編集部)
2022年01月24日エンタメの“今”を切り取った、男子のみの歌劇団の舞台裏。町田 粥さんによる、コミック『吉祥寺少年歌劇』をご紹介します。タイトルから「宝塚」を連想するが、こちらは男子のみの歌劇団。高倍率を突破した選ばれし少年たちが夢を追う、付属音楽学校の物語だ。「私自身、宝塚歌劇が好きで、音楽学校時代も含めたストーリーに熱いものを感じるんです。そこに男子のギムナジウム的な要素が合体したら面白いだろうなというアイデアが以前からあって。国内にいくつかある歌劇団のひとつという設定で男女を逆転させることで、創作にも幅が生まれると思いました」歌が得意な主人公の進藤瑞穂は、地元で観た吉祥寺歌劇団の公演に感動して、その勢いで入学。男役をやりたい一心でこの世界に飛び込んだものの、娘役が向いていると判定を下され、出鼻をくじかれてしまう。「時代的には減っていく考え方かもしれませんが、舞台に立つ人は特に、生まれ持ったものである程度決まってしまうシビアさがあると思うんです。10代でそういったシビアさに直面して、振り分けられたらどうなるんだろうと想像しました」そんな瑞穂と運命的に出会うのが、ある意味、彼よりもずっと早く人生を振り分けられてしまっている、主席候補の白井寿。歌舞伎の女形の役者である父を持つ白井は、いわば娘役のサラブレッド。だからこそ、娘役を男役の引き立て役としか見なしていない瑞穂のことを、冷たくあしらってしまう。「男性が演じる女性として、歌舞伎はイメージしやすいですよね。白井は昔の少女マンガの王子様みたいな華のあるキャラクターですが、彼も伝統的な歌舞伎の家系と、自分がやりたい道で葛藤を抱いています」ほかにも、オタクとしてこの世界を誰よりも敬愛しているからこそ、理想とかけ離れている自分に劣等感を抱いてしまうサワや、入学以前は自分を特別な人間と思っていたものの、才能に埋もれて苛立つカジなど、仲間たちの苦悩も立体的に描かれていく。日々の厳しい稽古や規律を重んじる集団生活を経て、少年たちは成長していくのだが、後半、新型コロナウイルスによって世の中が陥った現実を彷彿とさせる展開も。「やっぱり連載中、コロナ禍というのはずっとついて回りましたし、劇場に行きたくても行けない歯がゆさがありました。役者さんたちの気持ちを代弁するつもりはなかったけれど、胸にぽっかり穴が空いた感覚を描き留めておきたかったんです」エンタメの力を信じ、救われた経験のある人なら、きっと胸を打つフィナーレ。フィクションとリアルが溶け合う演出に、拍手を送りたい。『吉祥寺少年歌劇』男子のみで構成される「吉祥寺少年歌劇」。華やかな舞台に立つことを夢見て、音楽学校で切磋琢磨する少年たちの群像劇。一冊にドラマが詰まっている!祥伝社1012円©町田粥/祥伝社フィールコミックスまちだ・かゆ著書に『マキとマミ~上司が衰退ジャンルのオタ仲間だった話~』。『フィール・ヤング』にて「発達障害なわたしたち」が連載スタート。※『anan』2021年12月29日‐2022年1月5日合併号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2022年01月06日2022年1月14日(金)に劇場公開を控える映画『エル プラネタ』が、J-WAVE(81.3FM)のラジオ番組「JAM THE PLANET」がお届けする特別オンライン上映会JAM THE CINEMAで、先着200名限定の劇場公開直前特別オンラインプレミア上映されることが決定した。「Instagram最初の傑作!」と話題を呼んだパフォーマンス・アート<Excellences & Perfections>で時代を象徴し、その後Gucciのクリエイティヴデジタルプロジェクト#GucciGramに起用され、 Forbes 30 Under 30 「世界を変える30歳未満」30人に選出されるなど、その端正なルックスとファッションセンスを生かした作品を発表し脚光を浴びている現在注目度急上昇中のアーティスト、アマリア・ウルマン。そんな彼女が自ら主演、母親役には自身の母を起用、さらに自らの貧困体験を織り交ぜた崖っぷち母娘の現実逃避行ムービーが『エル プラネタ』だ。本作は映画界が熱視線を送るゴッサム・インディペンデント映画賞にて「ベストスクリーンプレイ」「ブレイクスルーパフォーマー」の2部門にノミネートし、その存在感に期待が寄せられている。そんな本作が今回、「JAM THE PLANET」がおすすめの映画を期間限定で特別オンライン上映するJAM THE CINEMAの第2弾として、劇場公開直前特別オンラインプレミアが決定。問題を抱えた“崖っぷち”真っ只中でも、なりふり構わず生き抜こうとする母娘の姿は、滑稽ながらもどこか身近に感じられ、最高に愛おしい。“リアル”と“虚構”の境界の狭間で生きるミレニアル世代の現代の閉塞感を見事な勇気とユーモアで描く“究極のセルフィ映画”をJAM THE CINEMAで体験しよう。【作品内容】ロンドンでの学生生活を終えた駆け出しスタイリストのレオ(アマリア・ウルマン)は、母親が暮らす故郷スペインの海辺の町・ヒホンに帰るが、母親(アレ・ウルマン)は家賃滞納でアパートも退去を迫られてるギリギリの状態だったー。母と娘はお金も仕事もない厳しい状況ながらも、身分不相応に“SNS映え”するスタイリッシュな暮らしを目指すー。視聴期間は2022年1月8日(土)から1月10日(月・祝)まで、PIA LIVE STREAMにて。チケット発売中。
2021年12月28日映画『サバカン SABAKAN』が、2022年8月19日(金)に全国ロードショー。少年たちと家族を描く“愛の物語”映画『サバカン SABAKAN』は、『ミッドナイトスワン』や『クソ野郎と美しき世界』などの製作を手掛けてきたプロダクションCULENによる最新作。1986年の長崎を舞台に、“イルカを見るため”に冒険にでることになった二人の少年の友情、それぞれの家族との愛情の日々を描く。人々の温かさと優しさを映し出した、ひと夏のみずみずしい物語だ。ドラマ「半沢直樹」脚本の金沢知樹が映画監督デビューメガホンを取るのは、ドラマ「半沢直樹」など主にテレビ・舞台の脚本・演出を手掛けてきた俊英で、『サバカン SABAKAN』で映画監督デビューを飾る金沢知樹。『サバカン SABAKAN』は萩森淳との共同脚本による完全オリジナル作品となっており、金沢は「撮影の舞台は僕の出身でもある、長崎県の長与町という田舎町です。物語は創作でありながら、自分の幼い頃の体験や、登場人物にもほぼモデルがいます」と自身の体験に基づく物語であることも明かしている。〈映画『サバカン SABAKAN』あらすじ〉1986年の長崎。夫婦喧嘩は多いが愛情深い両親と弟と暮らす久田は、斉藤由貴とキン消しが大好きな小学5年生。そんな久田は、家が貧しくクラスメートから避けられている竹本と、ひょんなことから“イルカを見るため”にブーメラン島を目指すことに。海で溺れかけ、ヤンキーに絡まれ、散々な目に合うが、この冒険をきっかけに二人の友情が深まる中、別れを予感させる悲しい事件が起こってしまう…。子役が主人公、草彅剛らも出演主演は、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」に出演し、『サバカン SABAKAN』で映画デビューを果たす子役・番家一路(ばんかいちろ)。子役の原田琥之佑に加え、『ミッドナイトスワン』の草彅剛、尾野真千子、竹原ピストル、貫地谷しほりら実力派俳優が集結した。主人公・久田(番家一路)…両親・弟とともに長崎に暮らす小学5年生。斉藤由貴とキン消しが大好き。竹本(原田琥之佑)…久田の友達。家が貧しくノートを買うことができず、いつも机に魚の絵を描いている。クラスメートから避けられている。久田の母(尾野真千子)久田の父(竹原ピストル)大人になった久田(草彅剛)草彅剛は、「僕にも忘れられない子供の頃の思い出があります。あの頃のおかげで踏ん張れる事ってあると思います。この作品を見るとそんな事を思い出してもらえるんじゃないかな」とコメント。『ミッドナイトスワン』に続く愛の物語に期待が募る。主題歌は「キズナ」主題歌として、ORANGE RANGEによるヒット曲「キズナ」をANCHORが編曲し、りりあ。が歌唱を担当する。また、音楽担当は大島ミチル。きらめくような夏の物語を、音楽によってより一層奥深いものにしている。【詳細】映画『サバカン SABAKAN』公開日:2022年8月19日(金)出演:番家一路、原田琥之佑、尾野真千子、竹原ピストル、村川絵梨、福地桃子、ゴリけん、八村倫太郎、茅島みずき、篠原篤、泉澤祐希、貫地谷しほり、草彅剛、岩松了監督:金沢知樹脚本:金沢知樹、萩森淳
2021年12月18日劇団EXILEの佐藤寛太が12月11日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われた主演映画『軍艦少年』の公開記念舞台挨拶に出席した。共演する加藤雅也、山口まゆ、濱田龍臣、赤井英和、大塚寧々、Yuki Saito監督とともに出席した佐藤は、年末の恒例行事として、今年の漢字は“実”だと発表し、「全力で取り組んだ作品が無事に公開され、公私ともに実りの多い1年だった」と語っていた。今年の漢字を発表する佐藤寛太長崎・軍艦島の見える町で、地元の高校に通う海星(佐藤)は最愛の母を亡くしケンカに明け暮れ、酒浸りになったラーメン店主の父とは反目し合う日々。そんなある日、海星は大きな事件に巻き込まれていく。『ギャングキング』や『セブン☆スター』などを執筆し、ヤンキー漫画のカリスマとして人気を誇る柳内大樹による渾身の青春漫画を実写映画化した。挨拶に立った佐藤は「無事に初日(12月10日)を迎えられて、ホッと一安心している」と安どの表情。ただ、「劇団EXILEのメンバーはまだ誰も観ていません!」と愚痴もこぼし、「これはぜひ、しっかりニュースにしてください。先輩たちに“圧”をかけてください」と取材陣にお願いする場面もあった。佐藤寛太本作は『007 スカイフォール』や『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』などに登場し、映像作品のロケーションとして脚光を浴びる軍艦島が舞台となっており、世界文化遺産登録後初となる映画撮影を敢行。撮影許可を得るまでに2年の歳月がかかっており、佐藤は「これ以降は見られないかもしれない風景を見てほしい」とアピールし、「大切な誰かを失う瞬間、人間はどういられるか。人間の永遠の課題と、前を向いて歩く力が描かれている」と熱弁した。主人公の同級生を演じた濱田が、「衣装合わせで初めて顔合わせして、ご飯に行こうと誘ってくれ、役の手がかりを見つける時間になった。周りのことを考えてくれる素敵な座長」と佐藤の人柄を語ると、同じく同級生役の山口も「主演としてみんなを仕切ってくださり、佐藤さんの熱量についていけば、撮影は成功すると確信した」と同意。2人の発言に、佐藤は照れ笑いを浮かべていた。濱田龍臣山口まゆ映画『軍艦少年』は現在全国公開中。取材・文:内田涼作品情報出演:佐藤寛太 / 加藤雅也 / 山口まゆ / 濱田龍臣 / 柾木玲弥 / 一ノ瀬ワタル / 花沢将人 / 髙橋里恩 / 武田一馬 / 赤井英和 / 清水美沙 / 大塚寧々監督:Yuki Saito脚本:眞武泰徳原作:柳内大樹『軍艦少年』(講談社「ヤンマガ KC」刊)公式HP公式Twitter
2021年12月11日スタジオポノック長編アニメ映画『屋根裏のラジャー』が2023年12月15日(金)に公開される。『メアリと魔女の花』スタジオポノックの新作長編アニメ映画スタジオポノックは、スタジオジブリ作品『かぐや姫の物語』や『思い出のマーニー』のプロデューサーを務めた西村義明が、2015年に立ち上げたアニメーション制作会社。スタジオの第1作目となる2017年公開の長編映画『メアリと魔女の花』は、世界150以上の国・地域で上映され、国内の新設スタジオとしては異例のヒットを記録した。“誰にも見えない”少年の運命を懸けた戦いそんなスタジオポノックが手掛ける新作長編が、ファンタジー超大作となるアニメ映画『屋根裏のラジャー』。主人公は、“誰にも見えない”少年・ラジャーだ。彼は少女の想像から生まれた“イマジナリ”という存在。ラジャーと仲間たちによる、現実と想像を超えた大冒険と家族の奇跡を描いていく。主人公・ラジャー役に寺田心主人公・ラジャー役の声を務めるのは、映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』や映画『鋼の錬金術師』完結編二部作にも出演する寺田心。アニメーション映画に初参加となる。また、同じくアニメーション映画への参加は初となる俳優・歌手の寺尾聰や、スタジオポノックの長編1作目である『メアリと魔女の花』で、ヒロイン・メアリの声を務めた杉咲花もキャストに名を連ねている。主人公・ラジャー…寺田心少女アマンダの想像から生まれた“想像上の友達”であるイマジナリ。人間に忘れられると消えてしまうイマジナリの運命に直面し、忘れられた想像たちの暮らす「イマジナリの町」にたどり着く。アマンダ…鈴木梨央ラジャーを生み出した少女。本屋の2階に暮らす。リジー…安藤サクラアマンダの母。シャッフルアップ書店の店長。エミリ…仲里依紗イマジナリの少女。イマジナリの町でラジャーと出会う。猫のジンザン…山田孝之ラジャーの前に現れる怪しげな猫。ダウンビートおばあちゃん…高畑淳子リジーの母、アマンダの祖母。田舎で暮らしている。ミスターバンティング… イッセー尾形謎の男。ラジャーをつけ狙っている。老犬…寺尾聰イマジナリの老犬。オーロラ…杉咲花謎に包まれたオーロラ。原作はA.F.ハロルドの名作小説『The Imaginary』アニメ映画『屋根裏のラジャー』の原作は、世界の文学賞を席巻したA.F.ハロルドの小説『The Imaginary』。イギリス文学協会賞受賞を果たし、ケイト・グリーナウェイ賞、カーネギー賞等にもノミネートされた名作だ。監督は百瀬義行監督は、『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』といったスタジオジブリ作品で中核を担った百瀬義行。スタジオポノック作品の短編アンソロジー『ちいさな英雄』の一篇『サムライエッグ』、オリンピック文化遺産財団の芸術記念作品『Tomorrow’s Leaves』でも監督を務めた。故・高畑勲に「百瀬さんがアニメーションを進化させる」と言わしめた鬼才・百瀬義行が、アニメーション人生のすべてを懸けて挑む。『屋根裏のラジャー』では、新たなデジタル技術を用いたフランスのクリエイターたちとのコラボレーションにより、手描きアニメーションでは実現できなかった質感表現と、光と影による画期的な映像表現に挑み、新たなアニメーションの表現にチャレンジする。主題歌はア・グレイト・ビッグ・ワールド「ナッシング・インポッシブル」主題歌は、グラミー賞受賞のアメリカ実力派男性デュオ、ア・グレイト・ビッグ・ワールドによる「ナッシングズ・インポッシブル(Nothing ’s Imp ossibleossible)」。シンガーソングライターのレイチェル・プラッテンも参加し、ラジャーとその仲間たちの人生の物語を彩る、生命力に満ちた楽曲に仕上げた。尚、主題歌「ナッシングズ・インポッシブル」は11月3日(金)に世界同日先行配信され、映画のオリジナル・サウンドトラックは12月6日(水)に発売される。【詳細】アニメ映画『屋根裏のラジャー』公開日:2023年12月15日(金)※当初、2022年夏に公開予定だったが延期となった。〈声優キャスト〉出演:寺田心、鈴木梨央、安藤サクラ、仲里依紗、杉咲花、山田孝之、高畑淳子、寺尾聰、イッセー尾形原作:A.F.ハロルド「The Imaginary」(「ぼくが消えないうちに」こだまともこ訳・ポプラ社刊)監督:百瀬義行原題:The Imaginaryプロデューサー:西村義明製作:「屋根裏のラジャー」製作委員会配給:東宝
2021年12月11日重厚な人間ドラマと歴史の悲劇を魂の演奏が彩る音楽ミステリー。映画『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』をご紹介します。1951年のロンドン。華々しいデビューコンサートの開演を控えた21歳の天才ヴァイオリニスト、ドヴィドルが忽然と姿を消す。それから35年。彼と兄弟同然に育ったマーティンは、あるコンクール会場でドヴィドルに繋がる糸口を見つけ、彼の消息を追い始める。あの日、リハーサルを終えてホールを後にしたドヴィドルに何が起きたのか。熟年にさしかかったマーティンをティム・ロスが演じるミステリーは、ヴァイオリンの調べに彩られた重厚な人間ドラマでもある。なにしろ、ドヴィドルはユダヤ人。ナチスが台頭するなか、才能を伸ばすべく、わずか9歳でワルシャワの家族と離れてロンドンのマーティンの家で暮らしていたのだ。第二次大戦後という時期の失踪に、彼のルーツが関わっていることは容易に察しがつく。やがてマーティンは、「歌を演奏しに行く」という彼の言葉を知るのだけれど、それにしてもなぜ、姿を消す必要が?深まる謎は、ユダヤの伝統のみならず、宗教の違いを超えて観る者の魂を震わせる深い思いへと繋がっていく。監督は、高名なヴァイオリン職人が妻子を悼んで作った名器の4世紀にわたる旅を描き、アカデミー賞音楽賞に輝いた『レッド・バイオリン』のフランソワ・ジラール。今作ではレイ・チェンが奏でる旋律が重厚なドラマを盛りあげる。後半ためにためて登場するドヴィドル役のクライヴ・オーウェンの演奏姿もいいけれど、少年時代を演じるルーク・ドイルがとにかくいい。自信溢れる天才少年ドヴィドルが、空襲警報下の防空壕で年上ヴァイオリニストを挑発するようにして始める競演のなんとワクワクすること!ルーク自身も8歳でヴァイオリンを始め、ウェールズ国立青年オーケストラに最年少メンバーとして所属しているのだとか。彼の今後にも期待せずにいられません。ドヴィドルの魂の演奏とともに、人間関係そのものもミステリーなのだということを浮かび上がらせるラストの大人な余韻もじっくり味わってね。『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』監督/フランソワ・ジラール出演/ティム・ロス、クライヴ・オーウェン、ジョナ・ハウアー=キング、ジェラン・ハウエル、ルーク・ドイル、ミシャ・ハンドリーほか12月3日より新宿ピカデリーほか全国公開。©2019 SPF(Songs) Productions Inc., LF(Songs) Productions Inc., and Proton Cinema Kft※『anan』2021年12月8日号より。文・杉谷伸子(by anan編集部)
2021年12月06日ジャニーズJr.の少年忍者とLil かんさいが映画『東西ジャニーズJr.ぼくらのサバイバルウォーズ』 (2022年4月1日公開)の主演を務めることが2日、明らかになった。同作は東京のはずれにある虹色町を舞台に起こる、ボーイスカウト団の少年たちを描くオリジナル映画。ある事件をきっかけに仲たがいをし、東と西の2つの団に分かれて反目し合うボーイスカウト団だが、町に引っ越してきた転校生の入団勧誘を契機に、誰も近づかない険しい森のはずれにある廃工場へどちらが先に到着するかで雌雄を決することに。しかしその場所には盗まれた宝石が隠されているという噂があり、町の不良グループも廃墟に向かうことになる。2013年から始まった松竹×ジャニーズJr.のコラボ映画の最新作で、かつては関西ジャニーズJr.を主演に時代劇スター、忍者、アイドル、お笑い芸人と、未来を夢見る少年たちの物語が作られてきたが、2022年はボーイスカウト日本連盟創立100周年の記念の年ということもありボーイスカウトを題材に「東のジャニーズJr.」VS「西のジャニーズJr.」の構図をとった青春冒険エンタテインメントに。東西のジャニーズJr.が映画で初タッグを組み、仲間との友情をテーマに、歌ありダンスありの日本を元気にする大冒険活劇を繰り広げる。今回キャスティングされたのは、少年忍者とLilかんさいのメンバー。東団のリーダー・龍一郎役に少年忍者の安嶋秀生、西団のリーダー・虎之介役にLilかんさいの嶋﨑斗亜、不良グループの和馬役に少年忍者の深田竜生が抜擢された。また東団メンバーに内村颯太、青木滉平、瀧陽次朗、川﨑星輝、元木湧、平塚翔馬、豊田陸人、小田将聖、田村海琉、久保廉、稲葉通陽(以上、少年忍者)。西団には、大西風雅、岡﨑彪太郎、當間琉巧(以上、Lilかんさい)、不良グループに檜山光成、山井飛翔、鈴木悠仁、長瀬結星(以上、少年忍者)が配された。町に越してくる転校生は西村拓哉(Lilかんさい)が演じる。撮影は都内近郊オールロケで既に撮影を終え(9月28日クランクイン / 10月10日クランクアップ)、現在はポストプロダクション中となっている。本作のメガホンを取ったのは『のだめカンタービレ最終楽章後編』の川村泰祐監督で、脚本は映画『七つの会議』、TVドラマ『ブラックペアン』『下町ロケット』『半沢直樹』などを手掛けたヒットメーカー・丑尾健太郎が担当した。ボーイスカウトの数々の教えや知恵を随所に盛り込みつつ、少年たちの不安や興奮、未知なるものを知りたいという冒険譚にサスペンス的な要素をも組み入れた物語に。映画初披露の新曲やダンスも登場する。○安嶋秀生(少年忍者/ジャニーズJr.) コメント龍一郎役を演じました、少年忍者の安嶋秀生です。出演が決まった際は喜びを感じながらも、不安や緊張の感情が強かったです。短期間での撮影でしたが、監督やスタッフの皆様に優しく指導していただき、演技の楽しさを知ることができ、とても勉強になりました。物語はある出来事から仲が悪くなった東団と西団が絆を取り戻す友情の映画となっています。演技だけではなくダンスシーンもあるので是非観に来てください。○嶋﨑斗亜(Lilかんさい/関西ジャニーズJr.) コメント虎之介役を演じました、Lilかんさいの嶋﨑斗亜です。今までLilかんさい5人での演技仕事は舞台しか経験した事が無かったので映画の話を聞いた時は沢山の嬉しいと同時に少しの不安の気持ちがありました。ですが、いざ東京に行って関東のJr.と関わると皆んな気さくに話してくれるし、頼れるお兄ちゃんみたいに接してくれる人もいて抱いていた不安や緊張が一気に和らぎました!撮影では、僕たち西団はとてもおちゃらけた団だけどやる時はやるって言うメリハリを見せれたかなと思います。笑えて泣ける友情の物語になってます。誰にフォーカスを当てて見るかによって何度も楽しめるので沢山見ていただけると嬉しいです。○深田竜生(少年忍者/ジャニーズJr.) コメント不良グループ和馬役和馬役を演じました、少年忍者の深田竜生です。以前から映画に出演したいと強く願っていたので、今回お話をいただいた時は凄く嬉しかったです。撮影が始まったばかりの頃はみんな緊張していましたが、監督やスタッフさんがとても優しく、楽しく撮影に臨めました。時には監督さんに厳しく指導していただく事もありましたが、凄く勉強になりました。たくさんいい経験ができ、自分自身、成長出来たと思っています。このような機会を頂けたことに大変感謝をしています。○あらすじ東京のはずれにある虹色町。ここには東団と西団という2つのボーイスカウト団がある。規則を重んじ優秀で真面目な龍一郎(安嶋)をリーダーとする東団と、気さくだがずぼらな虎之介(嶋﨑)を中心とする西団は反目し合い、ことあるごとに衝突していた。ある日、宙(西村)といういじめられっ子のインドア少年が町に引っ越してくる。ボーイスカウトに入る気などない宙だったが、「ウチに入団しろ」と強引に勧誘合戦を始める両団。さらにそこに町の不良グループの和馬(深田)たちが絡んできて、一触即発の状態に―。そんなある日、虎之介の元に龍一郎から挑戦状が届く。その中身は、廃工場「魔物のすみか」に先に到着した方が勝ち、負けた方は廃団という団の存続をかけた東西のフィールド対決だった。西団は宙をチームに組み入れ、この挑戦を受けることを決意。しかし、ゴールとなる「魔物のすみか」は、かつて爆発事故が起こって以来、誰も近づかないいわくつきの場所。盗まれた宝石が隠されているとも噂される森の奥深くにある危険な廃墟だ。この対決を聞きつけた不良グループもお宝を手に入れようと「魔物のすみか」に向かうことに。東団、西団、不良グループの3チームは、悪戦苦闘しながらゴールへと進んでいくのだが...。(C)2022「ぼくらのサバイバルウォーズ」製作委員会
2021年12月02日映画『軍艦少年』(12月10日公開)の完成披露試写会が23日に行われ、佐藤寛太、加藤雅也、山口まゆ、濱田龍臣、赤井英和、大塚寧々、Yuki Saito監督が登場した。同作は累計発行部数1,200万部突破の『ギャングキング』、ヤングマガジン連載中の『セブン☆スター』などを執筆し、ヤンキー漫画のカリスマとして人気を誇る柳内大樹による青春漫画の実写映画化作。長崎・軍艦島の見える街で暮らす、地元の高校に通う海星(佐藤)と小さなラーメン屋を営む玄海(加藤雅也)。最愛の母を亡くして喧嘩ばかりの息子と幼馴染の妻を亡くして酒浸りの父は互いに反目し、いがみ合っていた。そんなある日、海星は大きな事件に巻き込まれていく。もともと柳内氏の作品の大ファンだったという佐藤は「熱血漢で昭和感あふれる、男同士の友情と仲間を大事にした物語。そこに家族の物語も盛り込まれた内容で、主人公を演じさせてもらえるのがうれしかった」とオファーを受けた心境を回想。クランクアップ時は「終わった感じがしなかったですが、龍臣が泣いていて、あっ、終わったんだなと。しばらく休みが欲しいと思いました」と達成感を振り返った。軍艦島での撮影については「最初はワクワクしていたんですが、いざ上陸してみると、ひと言もしゃべれないほど圧倒された」といい、「ランドセルが落ちていたり、生活の痕跡はあるのに、圧倒的な静けさで……。こんな場所、他にないんじゃないかなと。言葉では言い表せないですし、ここで撮影した映像と、自分自身の経験を大切にしたい」と真摯に語る。同じく軍艦島での撮影を経験した赤井は「かつては人口密度が世界一と言われた場所。今は朽ち果てた状態で、そのまま残って世界遺産になったわけで、現地に立ち、そしてスクリーンで見て、大きな感動がありました」としみじみ話していた。Yuki Saito監督は「このタイトルである以上、別のロケ地で撮影するのは意味がないし、実際の軍艦島を映像に残すことに意義があると思った。長崎県の皆さんをはじめ、さまざまなご協力を得て、ユネスコからの許可を取るまでに2年かかった」と撮影までの長い道のりを明かし、「場所の持っている力、そこにある儚さと再生力に圧倒されました。本当にラピュタみたいで。撮影が終わると、僕らスタッフも誰ひとりしゃべらなくて……」とやはり、軍艦島が持つ目に見せないパワーに圧倒された様子だった。加藤と大塚は以前にも共演経験があり「前にも夫婦役をやっているし、勝手知ったるものだった」(加藤)、「安心感がありましたね」(大塚)と語り合う。加藤は、隣に立つ佐藤を見つめながら「(撮影当時)23歳でしょ? こういう息子がいる、そういう年代になったんだなと変な感じがしますね」と苦笑いする瞬間も。大塚は雨が降るシーンの撮影中、スタッフのミスで散水車から大量の水を浴びてしまったそうで、「スタッフ全員顔面蒼白になっていたら、寧々さんが満面の笑みで『焼肉おごれよ』って。一気にその場が救われた」とYuki Saito監督が感謝する。当の大塚は「あれはいい思い出です。こんなご時世なので、まだ焼肉は行けていませんが、いつか行きましょうね」と笑顔を見せていた。舞台挨拶の締めくくりとして、再びマイクを握った佐藤は「(俳優業を)仕事としてやっていくことに難しさを感じ、思うように全力を出せない時期もあったが、この映画に携わり、ここに並んでいるすばらしいキャストの皆さん、今日ここにはいないキャストとスタッフの皆さんとご一緒に、みんなでワンカット、ワンシーンどれだけ良いものにするか追求し、仕事を超えて、ものづくりの高揚感と集中力を味わった。この職業をやらせてもらえて幸せ」と本作への並々ならぬ思い入れを熱弁。「とてもパワーがある映画。受け取れるものを受け取って、劇場をあとにしてもらえれば」とアピールした。
2021年11月23日劇団EXILEの佐藤寛太が11月23日、都内で行われた主演映画『軍艦少年』の完成披露試写会に、共演する加藤雅也、山口まゆ、濱田龍臣、赤井英和、大塚寧々、Yuki Saito監督とともに出席した。『ギャングキング』や『セブン☆スター』などを執筆し、ヤンキー漫画のカリスマとして人気を誇る柳内大樹による渾身の青春漫画を実写映画化。長崎・軍艦島の見える町で、地元の高校に通う海星(佐藤)は最愛の母を亡くしケンカに明け暮れ、酒浸りになったラーメン店主の父とは反目し合う日々。そんなある日、そんなある日、海星は大きな事件に巻き込まれていく。もともと柳内氏の作品の大ファンだったという佐藤は、「熱血漢で昭和感あふれる、男同士の友情と仲間を大事にした物語。そこに家族の物語も盛り込まれた内容で、主人公を演じさせてもらえるのがうれしかった」とオファーを受けた際の心境を告白。クランクアップ時は「終わった感じがしなかったですが、龍臣が泣いていて(笑)、あっ、終わったんだなと。しばらく休みが欲しいと思いました」と達成感も十分だった様子だ。本作は『007 スカイフォール』や『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』などに登場し、映像作品のロケーションとして脚光を浴びる軍艦島が舞台となっており、世界文化遺産登録後初となる映画撮影を敢行。佐藤も実際に軍艦島に上陸し「最初はワクワクしていたんですが、いざ上陸してみると、ひと言もしゃべれないほど圧倒された」。さらに「ランドセルが落ちていたり、生活の痕跡はあるのに、圧倒的な静けさで…。こんな場所、他にないんじゃないかなと。言葉では言い表せないですし、ここで撮影した映像と、自分自身の経験を大切にしたい」と真摯に語った。Yuki Saito監督は「このタイトルである以上、別のロケ地で撮影するのは意味がないし、実際の軍艦島を映像に残すことに意義があると思った。長崎県の皆さんをはじめ、さまざまなご協力を得て、ユネスコから撮影許可を取るまでに2年かかった」と撮影までの長い道のりを回想。「場所の持っている力、そこにある儚さと再生力に圧倒されました。本当にラピュタみたいで。撮影が終わると、僕らスタッフも誰ひとりしゃべらなくて…」と佐藤と同じく、軍艦島が持つ目に見えぬパワーに圧倒されたそうだ。また、“大切なものが軍艦島に眠っている”という作品のテーマにちなみ、「今大切にしているものは?」と問われると、トップバッターの佐藤が「休日ですね。近所の喫茶店で本を読んでいる」と回答。しかし「えっ?この映画じゃないの?俺はこの映画が大切です」(加藤)、「もちろん、軍艦島です」(大塚)、「軍艦島ですね!」(赤井)と思わぬ展開になり、佐藤が「つるし上げられた」と苦笑いを浮かべる場面もあった。舞台挨拶の締めくくりとして、佐藤は「(俳優業を)仕事としてやっていくことに難しさを感じ、思うように全力を出せない時期もあったが、この映画に携わり、ここに並んでいるすばらしいキャストの皆さん、今日ここにはいないキャストとスタッフの皆さんとご一緒に、みんなでワンカット、ワンシーンどれだけ良いものにするか追求し、仕事を超えて、ものづくりをする高揚感と集中力を味わった。俳優をやらせてもらえて幸せ」と本作への強い思い入れを熱弁。「とてもパワーがある映画。受け取れるものを受け取って、劇場をあとにしてもらえれば」とアピールした。取材・文・写真=内田涼『軍艦少年』12月10日(金)より公開
2021年11月23日1980年にアメリカで活動を開始した、ボランティア団体『メイク・ア・ウィッシュ(make-a-wish)』。重い病気と闘っている子供たちの夢を叶え、生きる力や病気と闘う勇気を持ってもらうことを願って設立されました。これまでに多くの子供たちの「ディズニーランドに行きたい」「大好きな有名人に会いたい」などといった、さまざまな願いを叶えています。病気と闘う13歳の少年の願いとは2021年9月、ミシシッピ州に住む13歳のエイブラハムくんは、『メイク・ア・ウィッシュ』で夢を叶える権利を手に入れます。海外メディア『The Indian Express』によると、エイブラハムくんは2020年に血液の病気である、再生不良性貧血と診断されました。その後、骨髄移植手術を受けて、無事に成功。そしてこのたび、『メイク・ア・ウィッシュ』が彼の夢を叶えてくれることになったのですが、エイブラハムくんが願ったのは、テーマパークへ行くことでも、スターに会うことでもありませんでした。彼の願いはホームレスの人たちに食事を提供したいというものだったのです。こうして地元の人たちの協力を得て、エイブラハムくんは80食分の食事をホームレスの人たちに配りました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by Make-A-Wish Mississippi (@makeawishms) エイブラハムくんの母親は息子の願いを聞いた時、思わず「本当に?たくさんのことができるのよ。あなた、ゲーム機は欲しくないの?」と聞き返したのだとか。息子にいつでも「寄付することの大切さを教えてきた」という父親も、とても喜んだということです。このエイブラハムくんの利他的な行動には、称賛の声が上がっています。また、ホームレスの人たちへの食事の提供は、来年まで毎月続けられるそうです。『メイク・ア・ウィッシュ』で大きな夢を叶えられる権利を、ホームレスの人たちのために使ったエイブラハムくん。「誰かを喜ばせることが自分にとっての幸せ」という、13歳の少年の美しい心は、私たちに大切なことを教えてくれた気がします。[文・構成/grape編集部]
2021年11月22日