アラフィフとなり、更年期真っただ中の今、「これも更年期の症状なの?」という症状に日々悩まされています。運動もしていないのに動悸がしたり、突然めまいがしてふらついたり、イライラしたり……。なかでも特に困っているのが、急に不安に襲われること。もともと少し心配性なのですが、昨年くらいからは、不安になり始めるとどんどん不安が押し寄せてきて、眠れなくなることもしばしば。そんな私の体験談と、私なりの解決策を紹介します。不安になるのが不安?私は仕事上、イベントの司会をすることがあります。そんなとき、40代までももちろん緊張はしましたが、なんとか無事にこなしていました。でも、アラフィフを過ぎてからのここ数年は、「もし本番中に更年期症状のめまいを起こしたらどうしよう」「体調が悪くて倒れたら迷惑をかけてしまう」「本番中セリフを全部忘れてしまったらどうしたらいいんだろう」などなど、一度考え出すと次から次へと不安が押し寄せてきて、どんどん不安の渦に巻き込まれていきます。また、夫が長期出張に行くとき、今までだったら「ごはん作らなくていいからラッキー♪」くらいな感じでした。でも今は、「夫が留守の間にもし泥棒か来たら?」「災害が起こったら?」「病気になったら?」などなど、不安要素が次々と浮かび、軽いパニック状態に。しかもこれが夜寝るときに始まってしまうと、もうすっかり意識が覚醒してしまって眠れません。眠れないのは大変つらく、そうなると、眠れないまま朝になってしまうかもしれないことがさらなる不安を引き起こして……という悪循環に陥ってしまいます。深呼吸をして頭を空にして落ち着くように不安が押し寄せてプチパニックになるのは、たいていがめまいやふらつきなどの更年期の症状が出ていて体調がすぐれないとき。そういう不調なときに、大きなイベントや夫の長期出張など日常とは違ったできごとが重なると、ちょっとしたプレッシャーが引き金となって不安になってしまいます。それならまずは更年期の不調を緩和しようと、更年期向けの市販薬を飲んだり、できるだけ規則正しい生活を送ったりするようにしました。また、プレッシャーにのしかかられそうになったときは、「大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせるようにしました。深呼吸をして、呼吸だけに意識を集中して頭の中を空にします。前にテレビの情報番組で見た瞑想(マインドフルネス)の方法です。脳は常に動いているので、呼吸に合わせて頭を空にすることで脳がリラックスして、気持ちが安定してくるそうです。私も何度か挑戦しましたが、まだまだ瞑想の無の域には達していません。でも、パニックになる一歩手前で気持ちを落ち着かせることができるようになりました。内科で睡眠薬と精神安定剤を処方とはいえ、いろいろなプレッシャーや体調不良が重なってしまい、市販薬や瞑想だけで切り抜けられないことも。不安によって睡眠不足な上に食欲もなくなり、「心療内科で薬をもらったほうが良いのかな。でも少しハードルが高いな」と悩んでいました。そんなとき、友だちが「内科でも睡眠薬や精神安定剤を処方してくれるよ」と教えてくれました。友だちも、不眠やストレスで薬を処方してもらったことがあるそうです。私は早速、かかりつけの内科に行きました。先生に症状を話すと、睡眠薬と胃腸薬、そして軽い精神安定剤を処方してくれました。先生は「これをしばらく飲んで効かなければ、心療内科に行ったほうが良いかもしれない。でも、ちょっとしたストレスで気持ちがしんどいだけなら、これで大丈夫でしょう」とおっしゃいました。不思議なもので、先生とお話しして、薬を処方してもらっただけで、不安感がだいぶ薄れました。おかげで、結局睡眠薬と精神安定剤は1~2回飲んだだけ。薬を持っていることが「不安になっても薬があるから平気」という安心感につながり、悪循環から抜け出せた気がします。まとめ薬を処方してもらってから半年ほど過ぎましたが、今でもすっかり不安とサヨナラできたわけではありません。更年期の症状で急に気分が落ち込んだり体調が悪くなったりしたときに、不安が押し寄せてくることもあります。でも、私なりに不安との向き合い方、対処法を考えたことで、なんとかパニックにならずに踏ん張ることができています。これは私の場合であり、ずっと不安が続くなど、もっと深刻な状態だったら心療内科に相談したほうが良いかもしれません。でもかかりつけの内科でも、処方できる薬があることを知っていれば、それだけで安心できます。これからも安心の材料を少しずつ積み重ねていくことで、不安を遠ざけていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)★関連記事:「健康に自信があった私が記憶障害!?」更年期の不調を甘く見てはいけなかった!【体験談】★関連記事:「まさか私が?」48歳、更年期症状を受け入れ、不調緩和のためにおこなったこと【体験談】★関連記事:「ビバ閉経!と思ったら…」新たにデリケートゾーンの悩みが!【体験談】著者/山川 結希子(50歳)大学生二人の母。閉経間近の更年期真っ只中! 心も体も不調を日々感じまくっていますが、人生100年を見据えて、ただいま生きがいを模索しています♪
2021年11月13日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第26話。最近、老け込んでいたことに悩んでいたやましたさん。老け込んでいたのは、あるものが足りなかったのではないかと思い当たり……。★前回:「何者!?」驚異の年齢を叩き出した人に若い秘訣を聞いてみた! #脱力系ゆる更年期日記 25ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。最近の私の顔は、毛穴は開きっぱなし、シミは隠れないほどに増えまくり、目の上がくぼみ、49歳よりもかなり老けて見えるような気がしています。パックをしたり、美容液を使ったりと私にできる範囲でいろいろなことをしているのですが、あの若かったころの肌に戻ることは一生ないんだなと落ち込んだりしてました。せめて夫に率直な感想を聞こうと「私、最近ホンマにヤバくない?」と聞いてみると、こんな返事が返ってきました。「それはアレやな……、万能の薬と言われるアレをしてない証拠ちゃう?」「今もちゃんと恋してるぅ〜?(もちろん俺に)」いや、ごめん。全然してない。そういえば、すっかり閉経したと思っていた知り合いが、嵐にハマり、生理が再開したという話を聞いたことを思い出しました。恋をしてないから私はこんなに老け込んでいたのか……。やましたともこ49歳、若さを取り戻すために恋をしなければ!※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★関連記事:「は? 溶けてる?」洗濯中、液体洗剤が目にかかり失明の危機!? #アラフィフ雑記帳 2★関連記事:「MRIを撮った意味…」腫瘍らしきものが良性なのか悪性なのか #43歳で腎がんになった話 5★ウーマンカレンダー連載マンガをもっと読む著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2021年11月12日最近、イライラするし体調もイマイチ。これってプレ更年期?と不安に思うことも。38歳で1人目を出産し、現在40歳の専業主婦の私。徐々に現れる不調に悩みながら、育児と家事に奮闘する体験談と乗り越えるための工夫を紹介したいと思います。なんだか疲れやすい、だるい、イライラする私は38歳を過ぎたあたりから体力がガクッと落ちたような気がして、なんとなく体調がすぐれない日々を過ごしています。最初は妊娠してから運動もあまりしていないし、出産してから生活サイクルがガラッと変わったのが原因だと思って、軽く考えていました。しかし、40歳くらいから徐々に体調が悪くなり出したのです。まず寝ても疲れが取れず、朝起きても1日ソファーから動けなくなるほどの倦怠感にさいなまれました。子どもと遊ぶこともできず、食事を作ることもできないほどでした。さらにPMS(月経前症候群)が生理の10日前くらいから出始め、ささいなことでイライラしたり憂うつな気分になったりするようになりました。「これってもしかしてプレ更年期? それとも加齢が原因?」と私の悩む日々はこうして始まったのです。プレ更年期の不調の主な原因はストレス?調べたところによると、プレ更年期の主な不調は毎日の生活の中でため込んだストレスが関係するようです。それに加えて、年齢により卵巣からのホルモン分泌が不安定になるなか、脳が一生懸命に卵巣を刺激することで、女性ホルモンが多かったり少なかったりとゆらぐことが原因になるとのこと。ホルモンバランスが崩れ、更年期のような不快な症状が現れるみたいです。私は、産後慣れない育児に今まで感じたことのないストレスを抱えるようになりました。そこでまず、何にストレスを感じているか、どうしたいのかを紙に書き出すことにしました。そうすることで自分の気持ちと少し向き合えるような気がしたのです。そして、夫にも現状を理解してもらいたいと思い、その紙を見せることにしました。完璧を求めず家事は手抜き、アロマでリラックス鈍感な夫はまったく気付いていなかったらしく「多分これからも気付かないと思うから、その都度言ってよ」と、マイペースな返事が来ました。それでも、自分の気持ちを伝えられただけで心がスッキリしました。また性格的に、家事も育児も完璧でなければと思い込んでいたので、できない自分にイライラし自己嫌悪に陥ることがよくありました。「1日くらい掃除をしなくても大丈夫、ごはんを作れなくても出前や外食すればいいだけのこと」と思うことで肩の力が抜けました。家事を手抜きして、子どもと一緒に早めに寝るようにもしました。そのときに好きな香りのアロマオイルを焚くようにしました。プレ更年期の改善には、まずはストレスの軽減が大切だそうです。アロマを取り入れることで心も体もリラックスできれば良いなと思います。まとめまだ完全に悩みや不調がなくなったわけではありませんが、自分の心と体と向き合えるようになったことは大きな一歩だと思います。またPMSの症状が今後ひどくなるようであれば、専門医を受診しようと思えるようにもなりました。プレ更年期の改善には専門医や家族の力を借りて、まず不調を取り除くことが大切だと思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)★関連記事:「頭皮が透けて見えるほど…」徐々に増えていく抜け毛!実は更年期障害の症状だった【体験談】★関連記事:「疲労感やイライラ。プレ更年期かもしれない…」43歳、更年期検査を受けてみた結果は【体験談】(後編)★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/エグママ(40歳)40歳になり、変わりゆく自分にとまどいを隠せない専業主婦。プレ更年期やPMSに悩みながら子育てや家事に奮闘する毎日を送っている。
2021年11月09日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第25話。今回も前回に続き、血管年齢のお話。目の前で驚異の年齢を叩き出した人がいて、やましたさんは思わず……。★前回:「再撃沈!」老化の事実を受け入れられず再チャレンジしたら… #脱力系ゆる更年期日記 24先日の血管年齢測定で67歳という数値を叩き出してから、寝ても冷めても血管年齢のことばかり考えている私。前回、2回目の測定をしに近所のドラッグストアに行ったとき、私の前に血管年齢を測定している高齢の男性がいました。あ、おじいちゃんも測定してる〜と何げに見ていると、肩越しに測定結果の画面が目に入ってきました。なんと、その方、血管年齢が驚異の27歳でした。わが目を疑い、何度か見直してみたのですが、やっぱり27歳でした。血管年齢を下げるべく、できることはすべてやりたい!と鼻息を荒くしていた私は、すかさずその方に話しかけ、若々しい血管を保つ秘訣を聞いてみました。その方は運動は特にしていなくて、気をつけて根菜を食べているとのことでした。ほかにも、玉ねぎとしょうがを毎日生で食べているそうです。ただ、血管に関係あるかどうかは不明です。奥さんも同じものを食べていて、血管年齢はそうでもないらしいので関係ないかもしれないのですが、その話を聞き、早速帰りにスーパーで根菜爆買いして帰りました。良くなれ、私の血管!※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★関連記事:「癒やされる~」話題の韓国コスメが40代女子の肌に良い感じ! #ときめけ!BBA塾 99★関連記事:「体が弱っているから?」血尿で泌尿器科へ、人の温かさが身に染みる… #43歳で腎がんになった話 2★ウーマンカレンダー連載マンガをもっと読む著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2021年11月05日この夏、だるさ、疲労感、イライラ、食欲不振……の症状が続き、気付けばここ半年で生理周期も28日から24日に早まり気味。プレ更年期かもしれないという不安から、更年期検査を受けてきたお話を(前編)でしましたが、今回はその続きの(後編)をお伝えします。果たして結果は……。★前編:「疲労感、イライラ…プレ更年期!?」 43歳、更年期検査を受けてみた!(前編)【体験談】「問題なし」との結果もホルモンバランスは…更年期検査を受けて2週間後、再びクリニックへ。完全予約制なので待ち時間ゼロで、診察室へ通されると先生が満面の笑みを浮かべ…… 「女性ホルモンはまったく減ってませんね、まだまだ更年期ではないですよ」と。渡された「総合検査報告書」で先生が説明してくれた数値は次の3つでした。* LH(黄体形成ホルモン):排卵を促し、排卵後、黄体を刺激してプロゲステロン(黄体ホルモン/女性ホルモンの1つ。月経周期における子宮内膜の変化に関わっている)の分泌を促進する働きがある。* FSH(卵胞刺激ホルモン):卵子の元となる卵胞を刺激し、卵子を発育させる。また、エストロゲン(卵胞ホルモン/女性ホルモンの1つ。更年期以降で分泌が低下する。身体の健康維持に重要な働きをするため、低下すると骨粗しょう症や脂質異常症などのリスクが高まる)の分泌を促す働きがある。*エストラジオール:エストロゲンの1種。血液中のエストロゲンの主成分。そして私のこの3つの数値は…*LH:4.99mlU/ml(閉経後5.72~64.31)*FSH:4.54mlU/ml(閉経期157.79以下)*エストラジオール:151pg/ml(閉経後39以下)ということで数値的にまったく問題ない結果に。数値的に問題がないとわかっただけでも気持ちがスッキリ。「まだ更年期ではない」とわかったものの、疑問が残るのはここ数カ月の不調と生理周期が早くなっていること。この症状について先生は、ホルモンバランスが乱れているかもしれないので、ピルを飲むことでホルモンを調整することができるというアドバイスをくれました。43歳、初めてのピル先生からのアドバイスもあり、だるさ、イライラ、疲労感……をなんとかしたいということで、診察後すぐにピルを飲み始めています。飲み始めて1週間、体調の変化は特になく過ごしています。ピルを飲むときに心配される飲み忘れですが、朝食後、歯磨きのあとに飲むように洗面台に置いているので今のところなし。ピルは避妊薬のイメージが強かったのですが、子宮内膜症の症状の緩和やPMS(月経前症候群)の改善というメリットがあることが今回の通院でわかりました。まずは数カ月間、ピルを飲んでみて今後どのように対応していくか決めていきたいと思います。更年期に備えてかかりつけ医を持つちなみに2回目の診察代は1カ月分のピル代も含めて3,160円。これで体の不調が改善されるなら決して高くないかなと思います。 次回の診察はピル処方後の体調の変化の報告などで3週間後。これを機会にいずれやってくる更年期への備えとして、かかりつけ医として通院しようかと思います。まとめ更年期検査はホルモンの状態が数値で表されるので、自分の体の状態が今どの状態にいるのかわかります。「もしかして更年期かも……」と思ってモヤモヤしていた私は検査を受けて、数値に異常がなかったのでスッキリしました。体の不調はPMS(月経前症候群)だったこともはっきりしたので、ピルでホルモンバランスを整える方法で対処することに。今後やってくる更年期の備えとして、定期的に婦人科に通院しようと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)【天神先生からのアドバイス】閉経の診断は1年間月経がないことと、血中のエストロゲン(E2)が20pg/dl以下でかつ卵胞刺激ホルモン(FSH)が40mlU/ml以上の条件を満たしたときと婦人科ガイドラインに書かれています。月経前だけに調子が不良なら、むしろPMS(月経前症候群)みたいですね。更年期症状は月経に関係なく現れてきます。PMSと更年期症状とのきちんとした鑑別が必要だと思います。★関連記事:「生理っていつ終わる?」生理痛と出血量の多さが不快…低用量ピルと黄体ホルモン剤で快適に閉経へ【体験談】★関連記事:「43歳、もしかして閉経が近い!?」予定どおりにいかない生理周期に疲労困憊【体験談】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/茂原 好子(43歳)8歳女児、6歳男児の母。出版社勤務を経て、出産を機に看護師資格を取得。病院に勤務したのち、看護師編集者に。
2021年11月02日この夏、だるさ、疲労感、イライラ、食欲不振……の症状が続き、気付けばここ半年で生理周期も28日から24日に早まり気味に。もしかしてこれが更年期の始まり!?と不安がよぎり、クリニックへ。更年期検査を受けてきました。どこに行けばいい? 診察料は? どんな検査?この夏、今まで感じたことがなかったどうしようもない体のだるさを感じ、ここ半年は生理周期が短くなっていることになんとなく気付いていました。ちょうどこの8月で43歳になった私。これが更年期の始まりなのかも。それならちゃんと女性ホルモンの数値を確認して、もしも減り始めているならそれなりに治療をしたいと更年期検査を受けることに決めました。しかし、いざクリニックへ行こうとすると、どこに行けばいいのか? 診察料は? どんな検査をするの?などなど、不安ばかり。ネットで検索しても偏った情報ばかりで知りたい情報が手に入らない。そこで、私はクリニック選びの優先順位として3つの条件を上げました。①今後のかかりつけ医として診てもらいたいので自宅から通いやすい場所にあること②気持ち的に同じ女性の先生に診てほしい(女医希望)③治療の方法が偏っていない(東洋医学も西洋医学もOKな先生)その条件から導き出されたクリニックは3つほどになり、そのクリニックのサイトを見て先生のメッセージやクリニックの雰囲気を知ると1つに絞られました。完全予約制ということもあり、まずは電話をしました。更年期検査を受けたい旨を伝えると、以下のことを聞かれました。症状年齢妊娠の可能性の有無最終月経の始まった日~終わった日予約希望の日は内診するので生理日を避けたいが生理の予定はいつなのか区の子宮頸がん検査ができるのでチケットを持っているのか(チケットがある場合は一緒に受けられるとのこと)金額は1万円前後かかるがそれでも大丈夫かなど。なんとこの電話の2日後には診察を受けられることになったのです。問診票に書き込むことは…完全予約制であるのと予約したのが平日の午後だったため、待合室には私を含めて3人だけ。受け付けを済ませると、問診票を渡され記入。これは更年期検査のための問診票ではなく、産婦人科の一般的な問診票でした。ここでも最終月経の始まった日~終わった日、生理周期を書かなければいけないので、正確な日にちを確認しておく必要がありました。最後に待合室に置いてある血圧計で血圧を自己測定し、看護師さんに血圧の測定値の用紙とともに問診票を渡して終了。名前を呼ばれたら、いよいよ診察室へ。検査が必要と判断されれば保険適用に診察室では今の体の状態、どんな症状に悩んでいるかを聞かれました。診察室での問診が終わると、内診台へ。子宮頸がん検査をおこない、経腟エコーで子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣のう腫、卵巣がんなどがないか診ていきます。医師に「子宮、卵巣ともにとてもきれい」と言われ、ひと安心。その後、別室で看護師さんに採血してもらいました。費用は、問診時に生理前の体のだるさ、イライラ、疲労感があることを先生に強めに伝えたため、PMS(月経前症候群)かもしれないということで、経腟エコー検査も血液検査もすべて保険適用に。その結果、初診料と区の子宮頸がんの割引チケット500円を合わせて4,500円で検査を受けることができました。血液検査と子宮頸がんの検査の結果は2週間後なので、その結果を見て治療方針を決めることになりました。まとめ数カ月前から「もしかしてプレ更年期?」と感じる体の不調、生理周期の乱れから婦人科のクリニックを受診しました。更年期検査は問診、内診、採血の3つがおこなわれ、検査費は初診代、子宮頸がん(区の診察チケット利用)含め4,500円(保険適用)。検査の結果は2週間後とのことでした。続きは(後編)でお伝えします。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)★関連記事:眠れない、目が覚める、疲れが取れない…。不眠の原因は更年期?どうすればいいの?【医師監修】★関連記事:40代女性の動悸・息切れは更年期のせい?高血圧との関係は?【医師監修】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/茂原 好子(43歳)8歳女児、6歳男児の母。出版社勤務を経て、出産を機に看護師資格を取得。病院に勤務したのち、看護師編集者に。
2021年10月29日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第24話。今回は、前回に引き続き、ある判定をしたときのこと。老化の事実を受け入れられなかったやましたさんは再チャレンジするのですが……。★前回:「落ち込みすぎて老化が進む」喜び勇んで計ったらまさかの結果に大ショック! #脱力系ゆる更年期日記 23前回、実年齢49歳の私の血管年齢が65歳だったお話を描かせていただきました。更年期でメンタルが曲がりくねっている私は、ショックすぎてその事実を受け入れることができず、当日のコンディションが悪かったのではないか! 検査の仕方が悪かったのではないか!と言い訳を探しまくり、ふと、あることを思い出しました。あの日は、たしか大阪の緊急事態宣言が解除され、前日に、1年半ぶりくらいに再開したPTAの卓球の練習があり、全身バッキバキに筋肉痛だったはず……。それだ〜〜!!きっと筋肉痛が激しすぎて、血管年齢になんらかの影響を与えたに違いない!と、勝手な想像をして筋肉痛が治った3日後に再チャレンジを試みました。ホンマの私の血管年齢は何歳なんだろう?とワクワクしながら結果を待ちました。結果、まさかの67歳……。参考程度にしないといけないのは重々承知なのですが、やっぱりショック〜。ちなみにですが、私の前に70代くらいのジェントルマンが血管年齢の検査をしていたのですが、そのジェントルマンの血管年齢がまさかの……!! そのお話はまた次回。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★関連記事:「安さに爆買い!」ブラ迷子から脱出!【しまむら】でジャストフィットを発見 #ときめけ!BBA塾 97★関連記事:「つらい症状が消えた!」チアを始めてなくなったものとは #44歳チアリーダー 15★ウーマンカレンダー連載マンガをもっと読む著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2021年10月22日「あさイチ」などで話題の産婦人科医の新刊10月13日、女性にとって人生の節目となる更年期について、一般向けにわかりやすく解説している新刊『いちばん親切な更年期の教科書【閉経完全マニュアル】』が発売された。株式会社世界文化ブックス、株式会社世界文化社による新刊で、四六判、224ページ、定価は1,760円(税込)となっている。著者は産婦人科専門医、医学博士、婦人科スポーツドクター、女性のための統合ヘルスクリニック「イーク表参道」副院長の高尾美穂氏であり、同氏はNHK「あさイチ」などの多数のメディアでもおなじみである。症状に対するセルフケア・アフター更年期のコツ女性の生涯は男性とは異なり、日々、女性ホルモンの波にさらされている。毎月の月経に、妊娠、出産と、体内の女性ホルモンは大きく変化する。そして更年期では、女性ホルモンの分泌量が急激に減少し、さまざまな心身の不調に悩まされることになる。新刊では、閉経前後からの十数年間を上手に乗り切るコツを産婦人科専門医が解説。ホットフラッシュはなぜ起きるのか、尿もれ、頻尿対策、更年期症状に対するセルフケア、自律神経を整えて骨盤底筋を鍛える「ゆるラクヨガ」、アフター更年期のコツなども掲載されている。(画像はプレスリリースより)【参考】※いちばん親切な更年期の教科書【閉経完全マニュアル】・高尾美穂 (著) - 世界文化社グループ - 書籍・ムック
2021年10月19日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第22話。今回は、健康のため使い始めたあるアイテムの感想をお届け。使い始めて3カ月、どんな結果だったかというと……。★前回:「すべては更年期のせい…」尿漏れも物忘れも腐らせるのも!? #脱力系ゆる更年期日記 21ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。手作りのスタンディングデスクを使い始めて3カ月がたちました。スタンディングデスクを使うメリットといえば・運動不足の解消・集中力の向上・腰への負担軽減・ダイエット効果(?)などを耳にしますが、それについて実際にスタンディングデスクを使ってみた私の感想をシェアさせていただきたいと思います。私の場合は、マンガやイラストのラフを描くときは座って別のテーブルで、スキャンしてパソコン作業をするときはスタンディングデスクを使用して、という感じで作業によってデスクを使い分けています。・運動不足は解消されるか?答え「多分されない。でも、座っていたときより罪悪感がない」※個人の意見です。・集中力は向上するか?答え「家でひとりで作業しているので不明。実感はなし」※個人の意見です。・腰への負担軽減はあったか?答え「座っていたときから腰への負担はなかったのでわからない。むしろちょっと負担が増えた気さえする」※個人の意見です。・体重は減るか?(ダイエット効果はあるか?)答え「いいえ。むしろ(別のことが原因で)ガンガン太っています」最後に・健康に良さそうか?答え「はい! イエス! 座って作業するより100万倍健康に良さそうな気がします」※個人の意見です。と言いながら、なぜ「イエス」なのかという具体的な理由は正直なくて、「1日中、椅子に座っているよりはマシやろ?」といった感じです。でも、「座って作業するより100万倍健康に良さそうな気がする」という「とにかく健康に良さそうなことをしている」ということがすごく良いんです! 病だけではなく、健康も「気」から、です!もしかしたら1年たったら何かちゃんとした理由が出てくるかもしれませんが、今のところ、意を決してスタンディングデスクを導入して3カ月、心の底からスタンディングデスクに変えてよかったなと思えるようになりました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★ウーマンカレンダー連載マンガ★関連記事:「結局こうなる…」ワクチン接種後の発熱に備えて買ったのにw #アラフィフの日常 33★関連記事:40歳の誕生日を迎える前、新型コロナ関連のニュースを見て思うこと #アラフォー店長のつぶやき 21著者/イラストレーター/ やましたともこ(48歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2021年09月28日日常生活に支障が出るほどの疲れ、めまい、イライラやのぼせ、不眠などは“更年期症状”ではなく “更年期障害” と呼ばれます。病院を受診するにしても、受診の前にいろいろな対策があることを知っておけば治療はよりスムーズに進むでしょう。更年期障害の対策として主な方法を産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。ホルモン補充療法でエストロゲンを補充更年期障害の治療というと、まずホルモン補充療法が思い浮かぶ方も多いでしょう。「ホルモン補充療法とは、更年期に急激に減少した女性ホルモンのエストロゲンを薬で補充する方法です。のぼせやほてり、発汗や動悸、うつやイライラ、関節痛や頭痛といった身体的、精神的症状の緩和が期待できます。また、肌や髪にツヤが出るなど美容面でも効果を実感する人が多いようです。使用期間の目安は5年ですが、効果の高さからやめられない方もいます。また、乳がんなどがんのリスクも報告されていますので、がん検診と並行して進める必要があります。メリットとデメリットをよく吟味してから治療をスタートすることをおすすめしています」(駒形先生)。漢方薬で体全体の調子を整える駒形先生のクリニックでは、更年期の女性に対して漢方を処方することも多いそうです。「漢方医学は、身体全体の状態を総合的に診て、崩れたバランスを正しく戻す治療をおこないます。一人ひとりの体質が重要で、同じ症状でもその人の体質によって処方される漢方薬の種類が異なるというのも大きな特徴です。身体全体の調子が整うことで、一つの症状だけでなくほかの症状が改善されることもあります。更年期障害の場合は、血の巡りを良くする漢方薬を処方しつつ、生活習慣のアドバイスをしていきます」(駒形先生)。整体・鍼灸・アロマセラピーで血流改善薬以外にも対策はあるのでしょうか。「更年期障害は下半身の血流が悪いことも原因です。骨盤や骨格の歪みを正して血流を良くするために、整体にかかるというのも方法です。同じように、鍼灸も体のツボを刺激して血流を促すという点では効果が期待できます。アロマセラピーは香りの癒やし効果が自律神経のバランスを整えてくれますし、下半身のマッサージなどに使用すれば血流改善につながります。セルフケアでもいいですが、たまにはサロンでマッサージしてもらうのもリラックスできて良いと思います」(駒形先生)。まとめ駒形先生によれば、ホルモン補充薬にしても、漢方薬にしても、薬は活用するもので頼らないほうが良いということでした。ひとまず薬でつらい症状を緩和できたら、そのままにするのではなく、不調の原因となっている生活習慣や環境などを改善することがむしろ大切なのだそうです。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事★関連記事:更年期のぽっこりおなかはなぜ?太る理由と対策とは【内臓脂肪編】★関連記事:「え? 更年期症状と自律神経失調症って同じ?」自律神経はどう整える?【医師監修】著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2021年09月27日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第21話。今回は、何でも更年期のせいにしてしまうというエピソード。何を更年期のせいにしてしまうかというと……。★前回:「え、悪口!?」娘たちが開く誕プレ会議の内容に驚愕 #脱力系ゆる更年期日記 20ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。最初に更年期を感じてから、はや数年……。更年期にすっかり慣れてきた今日このごろです。最近では何でも「更年期」のせいにする癖がついてしまいました。尿漏れや視力低化に始まり、夜中の頻尿からくる寝不足や、信じられない物忘れや、激しい体重増加、さらにはアボカドの腐敗までも……。私が若いころにはスーパーにはなかった(気がする)アボカド。更年期を迎え、美容にも健康にも良いと聞き、スーパーで度々購入しているのですが、買ったときは少し硬いので、いつも放置して食べごろになるまで待ちます。ところが、アボカドを買ったこと自体を毎回忘れてしまい「あ、アボカドあったな、お昼に食べよう!」と思ったときには、高い確率で冷蔵庫の隅で腐敗が進んだ状態で発見されます。これって私だけでしょうか? 更年期のせいですよね? 絶対そうですよね??(笑)※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★ウーマンカレンダー連載マンガ★関連記事:「お!? ツヤが出た」髪のパサつきが改善した手軽にできるセルフケア #ときめけ!BBA塾 93★関連記事:「古いボロボロタオルやお札から使いがち…」年々セコくなってきた #五十路日和 16著者/イラストレーター/ やましたともこ(48歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2021年09月24日36歳で第2子を出産した私。母乳育児のせいだからなのかはわかりませんが、なかなか生理が再開しませんでした。出産から2年が経つころになると「これって早期更年期? もしかして閉経!?」と焦り始めていました。 36歳で第2子出産。2年経っても生理がこない…36歳のときに第2子を妊娠、出産した私。産後、生理がなかなか再開しませんでした。「母乳育児だからかな?」とも思っていたのですが、産後2年経っても生理がこず、いよいよ婦人科を受診しなければと思っていました。ところが、そう思っていた矢先に生理が再開!本当はもっと早い段階で婦人科を受診するつもりだったのですが、育児や仕事に追われてつい受診を先送りしてしまっていました。 周期がなかなか整わず、失敗することもただ、再開しても生理周期は整わず、生理の前兆もあまり感じとれません。「周期リズム的にそろそろかな」と思いつつ、「でも、もう数日あとかも」なんて油断していたら、やらかしました……。 ある日、職場で椅子から立ち上がったときのこと。ふと椅子を見ると、そこにはクッキリと血液跡が! 慌ててタオルで隠し、人がいない隙を見計らってせっけんを含ませたタオルで拭きまくり、なんとか目立たなくさせて難を逃れたのです。 私自身は運よくその日、濃い色のパンツをはいていたため服のシミは気づかれずにすみましたが、それでも帰宅するまでは「もしかしてバレてるかも……」と、気が気ではなかったです。 ようやく周期が安定するも、まだ気を抜けないそのような感じで生理再開後4~5カ月は周期が安定せず、「早期更年期? それとももう閉経が近い!?」といった不安が常に頭にありました。現在は、出産前と変わらない生理周期になったと感じていますが、今もまだ経過を見る必要があるかなと思っています。 振り返ってみると、つい先日まで、次女の寝かしつけや長女の対応で次女に応えられないときに授乳していたのも、生理再開が遅れた要因のような気がします。育児のストレスと年齢的なものが影響していたのかもしれません。 個人差を考慮しても、私が調べたなかでは産後2年空いた生理再開の事例はほとんどなく、生理がくるまでは、早期更年期の可能性も視野に対策を考えていました。ネットで更年期症状について調べたり、ホルモン療法やサプリメントの検討したり……。その前に「婦人科の受診が第一」と、その時期を探っていたところの生理再開でした。 ホルモンバランスが安定しないなかでの生理再開は、予想外のタイミングで生理がやってきたり、症状が年とともに軽くなっていたりと、妊娠前の感覚とは異なることを実感。特に私は36歳での出産だったこともあってか、その差を強く感じています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO文/まりちゃんさん
2021年09月24日深刻な病気ではないけれど、日常に潜む不調や気になる症状はいっぱい。でも、更年期が招く「メンタルの不調」や年を取ったから出てきた悩みは、なんだか人に相談しにくいもの。そんな、更年期が招く「メンタルの不調」の悩みをリサーチし先生に聞いてきましたーー。「老化の兆候があらわれる更年期。特にメンタル面に不調が出る場合が多いです。ただし、『更年期を迎えるとみなさんこうなりますよ』と患者さんに告げるのは、さらに落ち込む原因となり逆効果。前向きな回復を目指す声かけが大切です」こう話すのは天神レディースクリニック院長森智恵子先生。精神科指定医・産婦人科専門医・麻酔科認定医の資格を持ち、女性の体をトータルで診断・治療する。森先生によると、まずメンタルの不調に隠れている根本原因を突き止めることが肝心であるという。そのうえで、漢方でじっくり体質を改善していくか、即効性のある美容外科的な治療をするか、生き方を見直すための定期的なカウンセリングが効果的かなど、患者により検討し、決めていく。「更年期にメンタルの適切なメンテナンスができれば、人生の後半戦も『元気に、長生きしたい』という気持ちになれるものです」【悩み1】イライラすると、夫や子に暴力を振るってしまい、自分でも怖い。(56歳・会社員)「更年期を迎えると心身の衰えが顕著になり、できていたことができなくなる。それが家族への不満となり、イライラが高じて暴力に発展する行為は珍しくありません」(森先生・以下同)近年、女性側からのDVに悩む夫からの相談件数が増えている。エスカレートするようであれば、婦人科で漢方を処方してもらったり、心療内科のカウンセリングで自分を見つめ直すといった、患者に寄り添う治療法をすすめる。「まずは漢方を長期的に飲むことで、体質改善を。精神不安があって動悸(どうき)、不眠などを伴う場合は『柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)』、体力はあるが、のぼせ気味でイライラ傾向があれば『黄連解毒湯(おうれんげどくとう)』、気分がふさぎ、咽頭や食道部に異物感があるなら『半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)』を、更年期の時期や体質で使い分けて。漢方薬は好相性ならおいしいんです」【悩み2】お酒を飲まないと家事も子育てもできません。やめられるか不安で。(47歳・パート)「キッチンドランカーとなって夫に連れられ来院する主婦の方もいますが、結局やめられず離婚に至るケースも。こればかりは自分自身で強い決意をしなければ難しいのが現実です」精神科病院で長く勤務経験のある森先生によると、依存症は根が深く、依存できる何かを常に求めているということ。「夫に依存できないから満たされず、お酒や買い物やギャンブルに走る主婦の方は多い。解決策としてお酒を上回るご褒美があればやめられる可能性があり、恋人ができて断酒できた方もいます。いずれにしても日常生活や家計に支障が出るほど依存度が高い人はきちんと診断を受け、『治したい』と自分の意思で動けるかが鍵となります」森先生によると、精神科や心療内科で依存症回復プログラム、認知行動療法に参加し、前向きに現在の状況を受け止めることも克服の道、という。認知行動療法の第一人者である大野裕先生監修のサイトをすすめることもあるそうだ。「通院に抵抗がある方や、あるいはコロナ禍なので家で挑戦したい方には、オンラインで参加するという方法もあります。まずは自らアクションを」【悩み3】睡眠時に歯ぎしりをすると家族に言われて。確かに起床後、頭痛が。(50歳・パート)「歯ぎしりはクセの一種でもありますが、主にストレスが原因となり、頭痛を引き起こすこともあります。最近では、ボトックスをエラ(顎の筋肉)に打つことが即効性のある治療法として、注目されているんです」この方法は頬がやせて「小顔になれる」ということで森先生のクリニックでも好評だという。「ボトックスを打てる環境にない方は、マウスピースを就寝時だけ装着するという方法も。ただ、本当に強い歯ぎしりのある場合、マウスピースまですり減ってしまうこともあります」【悩み4】体がだるく、気分が落ち込み、鏡で自分の顔を見るのもつらい。(54歳・パート)「一度うつ状態に陥ると、回復には時間がかかります。焦らずに、生活を見つめ直しましょう」森先生がまずおすすめする対策は、早寝・早起き・食事の改善・十分な休息、である。当たり前のようでいて、この方法に勝るものはない、と森先生は言い切る。これができていないためにうつに陥る人は多いと、警鐘を鳴らす。「高麗人参や成長ホルモンサプリを摂取することで元気を取り戻す方も多いです。ただし、長く飲むと金額は高くつきます」そう話す森先生自身も、女性の体をトータルで診られる医師を目指し、無休の日々を送っていたなかで、全身がむくんでしまい、体調改善に1年を要した経験があるという。「更年期に差しかかると、誰にでも不具合は起こりえます。特に働く主婦の方の場合は、いまの時代、しなければいけないことが多岐にわたりすぎるのです」究極の休息法として、子育てを終えたら夫とも別居して単身生活に切り替えるなどで、ストレスや負担を軽減し、元気を取り戻すといったスタイルを取る方もいるのだとか。「現に私もそうですが、家族の仲は良好です。主婦には退職もないと負担に思われるのであれば、せめてパートタイムにして負担軽減を検討するのも一案。そうして人生を充実させる道を歩むことが重要です」
2021年09月19日「女性も一生懸命生きるとどこかでガタがきます。人生100年といわれるいま、更年期に差しかかるあたりはもっとも悩ましい時期ですから、自分に合ったメンテナンス法を獲得しておくことが大切です」こう話すのは天神レディースクリニック院長森智恵子先生。精神科指定医・産婦人科専門医・麻酔科認定医の資格を持ち、女性の体をトータルで診断・治療する。「『かゆい』『匂う』『むくむ』といった、人には言いにくい不調があらわれるのも更年期。病気が隠れていることもありますが、セルフケアで症状の改善や予防につながることも多く、『年だから』と諦めず前向きな改善を目指しましょう」そんな、「加齢に伴う女性の体の悩み」について森先生に聞いた。【悩み1】髪が全体的に薄くなってきた「生え際が明らかに後退し、分け目の地肌の透け度が上がるばかり(泣)。明るいところで 鏡を見るたびにぎょっとする」(54歳・団体職員)〈自宅で取れる対策〉・ヘアカラーやパーマは控えめに・血流改善に頭皮マッサージを・増毛成分「ミノキシジル」を服用「女性は産後と更年期以降、毛量は減少します。更年期以降ならホルモン補充療法で多少改善します。話題の増毛成分「ミノキシジル」は内服すると効果が高く、体毛も増えることがネックですが産毛をマメに剃(そ)ればよいだけ。ただし降圧作用もあるので医師の指導のもとで服用を。頭皮マッサージや、シャンプー、トリートメントは天然成分のものを選ぶなど、まめなケアでダメージを防ぐことも髪を守るコツです」(森先生・以下同)【悩み2】足が象さんみたいに パンパンにむくむ「夕方になると足がむくみ、疲れた日はパンパンになり靴が脱げません。象のようになってしまいそうで怖いです」(48歳・アパレルブランド勤務)〈自宅で取れる対策〉・“第二の心臓”ふくらはぎの筋肉を動かす・着圧ソックスorストッキングで浮腫予防・血流が滞るので座りっぱなしは禁物「足を常に動かし血流を促す工夫をしましょう。長時間の座り仕事をするときは、ゴルフボールを足の下で踏むなどふくらはぎの筋肉を使い血流を促進します。継続が大事ですが、エクササイズが難しいなら着圧ストッキング、着圧ソックスならはくだけ。静脈瘤(じょうみゃくりゅう)もできにくく足も疲れません。暑がり女性には涼しい綿の着圧ストッキング「RELAXSAN(リラクサン)」がおすすめ。私は20年愛用し、いまの季節は手放せません」【悩み3】肌が我慢できないくらいかゆい「50歳を過ぎたころから季節の変わり目にサメ肌のように乾燥して、我慢できないかゆみを伴います。改善できないでしょうか?」(55歳・ヨガ講師)〈自宅で取れる対策〉・マイルドなステロイド剤と保湿剤を併用・朝はお湯だけで洗顔を・お風呂は短めに&温度もぬるめに「更年期を過ぎるとドライスキンになるのは自然なこと。マイルドなステロイド剤「ロコイド」や「キンダベート」で炎症を抑え、「ケラチナミン」やヘパリン類似物質「ヒルドイド」でまめな保湿を心がけて。必要に応じてかゆみ止めの服用が一般的な治療です。根本的にはコラーゲンがない限り、水分を与えても肌に浸透しないので、美容皮膚科でコラーゲンを増やす治療も有効。顔に強い乾燥を感じるなら、朝はお湯だけで洗顔するなど刺激を抑えること。体ならお風呂は短めで温度も低めに。かきたくても我慢し、冷やすのがかゆみを鎮めるコツ」原因と理由、対応策を知って解決しよう!
2021年09月18日更年期になると肩凝りや疲れ、めまい、イライラやのぼせなど心身ともにいろいろなところが調子が悪い……という人も。老化といえばそれまでですが、原因は老化だけでなく、女性ホルモンが大きく関係しているそうです。更年期における女性ホルモンの変化と影響について、産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。女性の体を守り続ける女性ホルモン駒形先生によれば、女性ホルモンは妊娠・出産・育児と体への負担が大きい仕事から女性の体を守るホルモンだと言います。「女性ホルモンに守られているのは、子宮や卵巣、乳房など妊娠・出産に関わる臓器だけではなく、脳や心臓、血管、骨、皮膚など、あらゆる臓器が女性ホルモンに守られています。女性ホルモンが十分に分泌されている間は、男性よりも心臓発作や脳卒中を起こす危険が少ないのはこのためです。女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2つの種類があります。このエストロゲンとプロゲステロンが生涯ずっと順調に分泌されれば、更年期症状が起こる心配もないのですが、だいたい40歳前後になると、この2つの女性ホルモンの分泌が徐々に減少します。まずプロゲステロンの分泌が悪くなり、次にエストロゲンが減少します。更年期の症状には、エストロゲンの減少が深く影響しています」(駒形先生)。エストロゲンが減ることで起こる症状は数百!エストロゲンが減るというと、まず髪や肌など美容面への影響を心配する人も多いでしょう。しかし、その影響は美容面だけでなく全身に及ぶと駒形先生は言います。「エストロゲンは生殖機能以外にも脳・中枢神経機能、循環器(心臓血管系)、脂質代謝(コレステロールや中性脂肪)、乳房、皮膚、骨代謝など女性の体のさまざまな機能を調整する作用を持っています。 エストロゲンが欠乏するとこれらの作用がなくなり機能に変調が起こるため、さまざまな症状・障害や病気が発症することがあります。更年期に現れる症状は非常に多様で、数百種類以上あるとも言われます」(駒形先生)。【エストロゲンが欠乏することで起こる主な症状】★物忘れ★うつ★薄毛、抜け毛★皮膚の委縮、色素沈着★心・血管疾患のリスク増加★コレステロール・中性脂肪の増加★乳房の委縮★骨量の減少★性器の委縮★排尿障害(尿漏れ、頻尿)★筋力低下による肩凝り、腰痛など整形外科症状★血管の収縮や拡張をコントロールする自律神経の乱れによる不調(ホットフラッシュなど多数)気になる体調不良があるならまず受診女性ホルモンの分泌が少なくなることによる更年期症状は全身に及びますが、人によって症状が違うのはどうしてなのでしょうか。「影響は全身に及んでいても、自分が一番気になるところが更年期症状として感じられるのです。そして、大切なのは気になる不調があったらまずは病気を疑って受診すること。更年期症状と自己判断と決めつけているうちに、病気が進行してしまうこともあります。まずは病気を否定してから、更年期症状を疑うようにしましょう」(駒形先生)。まとめいかがでしたか? いかに女性ホルモンが私たちの体を守ってくれていたか、失ってみてわかりましたね。これからは女性ホルモンに頼らず、自分で自分の体をしっかり守る必要がありそうです!取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事★関連記事:どうしてこんなにイライラする?原因は更年期だけではなかった【医師監修】★関連記事:更年期の運動不足はマジやばい!不調の原因は筋力低下だった【医師監修】著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2021年09月17日更年期症状の代表的な症状として“イライラ”がありますが、なかには、あまりイライラしない人もいるそうです。同年代なのに、いつもイライラ怒っている人とそうでない人は、どこに差があるのでしょうか。産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。イライラには2種類ある駒形先生のクリニックにも、イライラに悩む40代、50代女性の患者さんが多く訪れるそうです。「イライラの原因は大きく分けると自分の思いどおりに事が運ばないときに生じる“ 精神的イライラ ”と、自分の意思とはまったく関係なく生じる“ ホルモンバランス的イライラ ”があります。両者が合わさっていることも多いです。40代、50代女性の場合は、夫や子どもとの人間関係がうまくいかない、親の介護をどうするべきか、といったことでイライラしてしまうことが多いようです。これは “ 精神的イライラ ” ですね。一方、“ ホルモンバランス的イライラ”は本人の意思とはまったく関係なく、本当にささいなことでイライラするのが特徴です。これまでは我慢できなかったことが我慢できなくなるのが更年期なのです」(駒形先生)。女性ホルモンの影響で我慢できなくなるホルモンバランスが崩れると、どうしてイライラするのでしょうか。「セロトニンの生成に関わる女性ホルモン(エストロゲン)の減少により、セロトニンが不足し、感情がコントロールできずにイライラするようになります。 また、社会や家庭でのさまざまなストレスにより、自律神経のバランスが崩れることも要因となります。さらに、更年期になると子宮の機能が落ちて下半身への血流が減り、上半身に集中することで頭に血が上りやすくなります。頭がいつもカッカして、ちょっとしたことでもイライラしやすい状態になります」(駒形先生)。我慢強い性格の人ほどイライラが爆発しやすいしかし、同じように更年期を迎えている女性でも、イライラばかりしている人と、そうでもない人がいるような気がします。「イライラという怒りの感情は、突然湧き出るものではなく、長年の我慢の蓄積が原因であることも多いのです。例えば、家族が食べたものをさげないということが嫌だった場合。若いときは“まあいいか”と見過ごせたり、我慢したりしてきたとします。でも、更年期になるとホルモンバランスが崩れて感情のコントロールがうまくいかなったり、頭に血が上っていたりしていて我慢できなくなるのです。ですから、 イライラばかりしている人と、そうでもない人との違いは、我慢してきたか、してこなかったかということです。 自分が思っていること、意見を小出しにしてコミュニケーションを周囲と取ってきた人は感情を爆発させるリスクは低いでしょう。もし、自分はずっと嫌なことを我慢してきたという人は、自分の思っていることを周囲に伝えてみてほしいと思います」(駒形先生)。まとめ駒形先生のクリニックでは、自分のイライラで悩んでいる患者さんには、血の巡りを良くして頭をクールダウンする漢方薬を服用しながら、イライラの原因を解決する方法を考えてみるようにアドバイスするそうです。自分はなぜイライラするのか、どうすればその原因を解決できるのか、見つめ直すことが有効とのことです。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事関連記事:★更年期の運動不足はマジやばい!不調の原因は筋力低下だった【医師監修】★更年期症状を乗り切りたい!身近なものでできるホットフラッシュ対策4つ【体験談】著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2021年09月12日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第20話。今回は、もうすぐ誕生日のやましたさんのために娘たちが開いた「プレゼント会議」について。そこで話し合われていた内容とは。★前回:「若い女性は大変と思っていたら」ワクチン接種後の副反応が想定外 #脱力系ゆる更年期日記 19ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。来月9月に私は49歳になります。私には高齢で出産した小学生の娘が2人いるのですが、その娘っ子たちが、もうすぐくる私の誕生日に何をプレゼントするかヒソヒソと「プレゼント会議」を開いてくれていました。「こっち来んとってな」と言われていたのですが、何を話しているのかコッソリ後ろから盗み聞きしていたら、こんな声が聞こえてきました。「マミー髪の毛ボッサボサやから髪の毛につけるやつにする?」「あ、でも、朝とか最高に口くさいからぐちゅぐちゅのやつは?」「顔も黒いブツブツいっぱいあるしな〜」と悪口か!と突っ込みたくなるようなことを話していました。ほかにも、やれおなかが妊婦さんみたいとか、やれ手足がカサカサで触ったら痛いやとか、散々な言われようでした。そんな高齢の母の著しい老化を、なんとか食い止めようと話し合ってくれていましたが、彼女たちには私がそう写っているのかと微妙な気持ちになりました。小学生のおこづかいで買えるものにどれくらいの効果があるのかは不明ですが、誕生日プレゼント期待してま〜す!★ウーマンカレンダー連載マンガ著者/イラストレーター/ やましたともこ(48歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2021年08月23日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第19話。今回は、新型コロナウイルスのワクチン接種を2回打ち終わったエピソードをお伝えします。★前回:「なぜ? 怖い…!」若いころはうれしかった言葉が今は… #脱力系ゆる更年期日記 18ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。先日、新型コロナウイルスのワクチン接種が2回とも終わりました。連日ニュースで「男性より女性」「高齢者より若者」が発熱などのワクチンの副反応が出やすいと聞いていたので、若い女性は大変だなと思っていました。私も接種券が郵送されてきたので、早速、自転車で10分程度の小さいクリニックでワクチン接種の予約を取りました。1回目の接種後、半日くらいなんの副反応もなく普段通りに仕事をしていたのですが、夜になるとだんだんワクチンを打った左手が痛くなり、夜は寝返りを打てないほどに痛みました。そして、翌日朝、起き上がれないほどに強い倦怠感に襲われ、熱を測ってみると37.4度。子どもならギリギリ保育園に登園できるくらいの微熱ですが、私はしんどすぎて、スタンディングデスクで立って仕事をできる感じではありませんでした。3週間後、2回目の接種では、翌日に腕が痛くなり、がっつり発熱。病院の先生に「カロナール」か「アセトアミノフェン」をすすめられたので、家にあった「アセトアミノフェン」を飲みました。熱は下がる様子はなく夕方ごろ38.4度(やったと思う)まで上がったのですが、翌日には平熱に戻っていました。副反応は体質も関係していると病院の先生が説明してくれたので、ただの私の体質なのかもしれません。ですが、高齢者より若者のほうが副反応が強い傾向があると言われているのに、48歳11カ月の私に副反応が出たのはちょっと想定外のできごとでした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/イラストレーター/ やましたともこ(48歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2021年08月21日更年期は体がいろいろと変化する時期。尿は健康のバロメーターの一つですが、更年期になってから今までとちょっと違う、と感じたことはありませんか。今回はそのなかでも、尿のにおいと泡立ちについて産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。朝一番の尿はにおいやすく、泡も立ちやすい尿のにおいと泡立ちについては、いつの尿によるかで判断が違ってくると駒形先生は言います。「朝一番は尿蛋白が出やすいので泡立ちやすいですし、寝ている間は水分がとれないので尿が濃くなり、においもきつくなります。朝だけにおう、泡立つということならとりあえずは様子を見ていいでしょう。ただ、1日中同じような症状が続く場合は念のため泌尿器科を受診したほうが安心です」(駒形先生)。尿の泡は腎臓機能の低下が原因のことも更年期になって尿に泡が出るのは、女性ホルモンの低下とも関係している場合もあると駒形先生は言います。「女性ホルモンが低下すると細胞のターンオーバーが遅くなるので、全身の機能が落ちていきます。腎臓もそのうちの一つ。更年期に入る前から腎臓が弱い人はさらに弱くなりやすくなります。特に心配なのは慢性腎臓病ですが、症状としては尿蛋白が増えて泡立つ、尿に血が混じることがある、むくみや肩凝り、倦怠感や頭痛があるなどがあります。このような症状がある場合は早めに受診しましょう」(駒形先生)。尿のにおいは雑菌が原因のことも一方、尿のにおいも更年期と関係していることがあるそうです。「女性ホルモンが減ると腟粘膜が薄くなっておりものが減り、自浄作用も弱まります。すると、わずかな雑菌の侵入でもおりものや腟に雑菌が増え、それがにおうことがあります」(駒形先生)。また、尿がきちんと拭けていないことで雑菌が侵入しやすくなることも原因にあると言います。「更年期になると女性ホルモンのエストロゲンの減少により痩せにくく太りやすくなりますが、おしりや太ももに脂肪がつき過ぎていて、きちんと尿を拭けていないということもあります。残った尿によりおりものや腟に雑菌が侵入してくさくなるのです。また、おしりや太ももに脂肪がつき過ぎているということは、下半身の筋肉が衰えているということ。筋肉が衰えていると冷えやすく、さらに雑菌が侵入しやすくなります。尿のにおいは、下半身が太り過ぎている警告サインです。ただ、強烈なにおいが続く場合は糖尿病など病気の可能性もあるので泌尿器科を受診しましょう」(駒形先生)。まとめ尿の変化は更年期と関係していることもあるものの、病気が潜んでいることも。更年期の前から腎臓が弱かったという方や強烈なにおいが続くなど、いつもと違うと感じたら受診してみてはいかがでしょうか。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2021年08月15日1年中ほてりやのぼせなどに悩まされている更年期女性。それに加えてこの厳しい暑さとなると、いつものほてりと思っていたら熱中症だったということも……。産婦人科医の駒形依子先生によれば、更年期世代の中には厳しい暑さが体に応えてしまうことがあると言います。慢性的な水分不足により、暑さに弱い体に更年期女性すべてが夏の暑さに弱いのかというと、そうではないと駒形先生は話します。「生理がまだある場合、生理前の黄体期は体が水分を蓄えていますが、生理時の出血とともに、水分も喪失してしまいます。ましてや過多月経の人は重度の脱水状態になります。生理で失った水分を補った上で、必要な水分をとらないといけないのですが、実際には十分な水分は摂取できないまま慢性の脱水状態になりやすいのです。若いときはそれでもなんとか耐えられていても、ホルモンバランスの乱れにより体調が不安定な更年期女性の場合、急激な暑さに耐えられなくなることがあります。更年期は、もともとあった状態や症状がひどくなるのが特徴です。更年期に入る前に、水分をしっかりとる習慣がついていれば暑さにも耐えられます」(駒形先生)女性ホルモンの低下で体温調節がうまくいかないことも慢性的な水分不足に加え、体温調節機能がうまくいかなくなることも暑さがツライ原因だそうです。「女性ホルモンのエストロゲンが減ると、発汗機能をコントロールする自律神経が乱れてしまうことがあります。自律神経の不調から汗を出しにくくなると、体温調節がうまくいかなくなることがあります」(駒形先生)さらに、体温調節は自律神経だけが司っているのではなく、筋肉にも関係があると言います。「体の熱の発生源は筋肉です。筋肉が熱産生をして発汗することで体温は保たれています。ですから、女性ホルモンが減って筋肉の質が落ちることでも体温調節がうまくいかなくなります」(駒形先生)筋肉を動かすことが大切!筋肉の質が落ちるとなぜ体温調節がうまくいかなくなるのでしょうか。「筋肉の質が悪い人は血管の状態も良くないことが多く、血管の伸びが良くないと水分や栄養分を全身に運べなくなってしまうのです。更年期女性にはむくみが多いですが、これも上半身に水分を運べず、下半身にたまってしまっているから。どれだけ水分をとっても筋肉が働かなければ、全身に運べないのです。今からでも遅くないので、ストレッチなど、自分ができる範囲で意識的に筋肉を動かす習慣をつけてほしいと思います」(駒形先生)まとめ暑さに勝つ体には筋肉が不可欠ということでした。筋肉をつけるというと、激しい筋トレを思い起こしますが、ストレッチやマッサージなど自分でできる範囲で良いそうです。毎日の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2021年08月05日更年期と思われる症状が現れ、日々の感情の起伏の波や疲労感に悩まされていました。状況を改善するためにおこなったことは、現状の自分を振り返り、悪習慣の改善と、運動や食事、睡眠にとって良いと思うことを実践することでした。さらに周囲に更年期症状への理解が得られるようになって、少しずつ状況が変化していった私の体験談をご紹介します。感情の波と疲労感に翻弄される日々もともとストレスをため込みやすい性格の私。40歳を目前に、感情の波がやたら激しいことと、疲労を感じやすくなっていました。パートの仕事も、体調不良から早退や欠勤することも度々あったのです。私の身に一体何が起こっているのだろうか……。調べてみると、私が抱えている悩みは更年期によくある症状と重なりました。更年期は閉経を挟んだ前後10年で、一般的には45歳からとされていることから、41歳の私の場合はプレ更年期にあたると婦人科で診断されました。ささいなことでイライラし、感情が抑えられないことはしょっちゅうでした。とにかく頭に血が上りやすく、導火線に火が付きあっという間に爆発する感じで、夫とすぐに喧嘩をしたり、子どもにきつくったりすることが増えて、家庭内もギクシャク。イライラから落ち着きを取り戻したときに、なぜあんなに荒れていたのかと自己嫌悪になっては繰り返すという負のスパイラルに陥ります。また一方で、気分が落ち込み、何もかも嫌になり、自暴自棄になることもありました。感情の振れ幅が大きく、コントロールが効かないのです。加えて、問題だったのが疲労感です。近所へ犬の散歩に出かけるだけでも、どっと疲れてしまい、横になった状態でしばらく動けなくなることもありました。とりあえず私は、今の自分の状態を知るために体調や心情を書き留めることにしました。仕事や家庭内の人間関係や気候の変化などによるストレスも悪化の要因になっていることがわかり、この振り返り作業は意味のあることでした。日常を観察すると、症状の有無や重さの波が見えてきたのです。生活の見直しと漢方薬でラクに更年期症状には、ホルモン補充療法や抗精神薬、漢方薬などの治療法があることを婦人科の医師から説明されました。漢方薬は心身の調和を図り、症状を改善する効果が期待できるそうです。婦人科で治療方法の話を聞いたときに、身体症状だけでなく、精神症状を抱える私には漢方薬が適しているのではと感じました。また、服用が長くなる可能性もあるため、副作用が少なくて安心な方法だと考え、処方してもらうことにしました。漢方薬の種類はたくさんありました。自分の症状や状態について、信頼できる漢方内科の先生に相談することで、自分の状態に合った漢方薬を処方してもらえました。初めは加味逍遙散(かみしょうようさん)を試しましたが、精神的な症状が強いことから、甘麦大草湯(かんばくたいそうとう)と真武湯(しんぶとう)の組み合わせが処方されました。漢方医の指示どおり必要なときに適宜飲むことで、心身の不調を緩和させることができ、気持ちも少しラクになりました。できることを実践し、周囲へ理解を求める更年期症状に限らず、食事・睡眠・運動は、健康に過ごすための三大要素だと感じています。食事は色彩りを良くすることで食材のバランスに気を配り、イソフラボンには女性ホルモンと似た作用があると知り、大豆製品を積極的に摂取するようになりました。また、睡眠は質も大切な要素だと感じます。香りはダイレクトに脳に届きやすいと聞き、リラックス効果のあるアロマを炊く、お風呂にゆっくり浸かって体を温める、寝具を寝心地の良いものにするなど、良質な睡眠のための環境づくりにこだわりました。運動はまったくする習慣がなかったのですが、手軽にできる散歩やヨガなど軽く体を動かすことから始めました。気分がスッキリする、仕事の生産性もアップするなどの相乗効果を感じたこともあり、無理なく続けられました。体に負荷をかけることにより、動悸や息切れ、体力不足の緩和につながっています。さらに自分のための時間を意識的に取ることを心がけました。好きなものを食べる、体をほぐす、あえて何もしない時間を作るなど、リラックスして心を開放する時間を持つのです。すると、心に余裕が出て、症状の波も以前と比べて緩やかになってきました。最後に、周囲からの更年期症状の理解が不可欠だと感じています。これまでは家事は自分の役目だと思っていました。家事を手伝ってもらうことに罪悪感があり、無理にでもやらなくてはとひとりで抱えていました。そこで、症状に波があり、家事をするのがつらいときがあることを夫や子どもに話して、私からも理解を求めました。そしてあるとき、食器の洗い物が片付けられていたのを見て、とても心がラクになったのを覚えています。夫と気持ちのぶつかり合いも次第に少なくなっていきました。家事は無理に自分ひとりでやるものではないのだと感じました。まとめ更年期症状による不調の波を緩和する術は、その人に適したものがあると思います。私は緩和するためにおこなった自分自身の振り返りが、悪習慣を見直すきっかけになり、つらいときには声をかけて助けてもらうほうがずっとラクだということに気が付きました。周囲の理解があると、手伝ってもらうことや心身を休めることに抵抗が少なくなりました。更年期をじょうずに乗り切るためにも、心のうちや症状のつらさについて、自分自身への理解を深めること、周囲のサポートを得ていくよう努めることは大切だと感じました。プレ更年期をきっかけに、健康や家族のありがたみを改めて実感しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)著者/はな(41歳)小学生の子どもがいる。料理をすること、ヨガや瞑想にハマっており、シニア犬とともにマイペースな暮らしを実践中。
2021年08月05日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第18話。今回は、知り合いから立て続けに言われたあるひと言について。若いころはうれしかった言葉なのに、今はちょっと怖いそうです。★前回:「あれ? 予想外!」健康のために手作りしたのに… #脱力系ゆる更年期日記 17ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。先日、同じマンションの知り合いにすれ違ったとき、「あれ? 何か痩せた?」と言われました。そして、その数日後、久しぶりに娘が通っていた保育園に行く用事があり、久しぶりに会ったお母さんに「痩せたな」と言われました。私の記憶がたしかなら、最後に体重計に乗ったのは、新型コロナウイルス感染症が流行る前の2019年の夏ごろでした。当時の体重は朝は58kg、夜は59kgくらいでした。2人に痩せた痩せたと言われたので、私、知らん間に勝手に痩せたんだ♡と胸躍らせ家に帰ってルンルンで体重計に乗ってみました。体重は、まさかの62kgでした。驚愕の4kgプラス……。そういえば最近、腹周りの肉付きがよくなり、長時間座ったらちょっと苦しいなと思っていたので、太ったのは間違いないのですが、では、なぜみんな口をそろえて「痩せた」「痩せた」と言ってくるんだろう……。これが老い?それとも何かの病気??若いころにはうれしかった「痩せた?」という言葉が恐怖に感じる日が来るなんて……。恐るべしアラフィフ!★ウーマンカレンダー連載マンガ著者/イラストレーター/ やましたともこ(48歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2021年07月30日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第17話。今回は、前から気になっていたものを手作りしたときのエピソード。健康のためと思って手作りしてみたのですが、予想外の展開が!★前回:「オバハンってバレてる?」恐るべし老化パワー #脱力系ゆる更年期日記 16ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。私は職業柄ずっと座って仕事をしています。100%体に良くないことだとわかっていて、この仕事を続ける限り仕方のないことだと諦めていたのですが、ここ数年「スタンディングデスク」という魅力的な代物を見聞きするようになりました。とはいうものの、今のマンションに引っ越す前に、仕事用のデスクを大工さんに作り付けてもらい、そのカスタマイズした完璧な「やましたともこデスク」を使用していたので「私には無理だな……」と諦めていました。そんな諦めムードの中、小学生の娘たちが自分たちの小さなテーブルが成長に伴って手狭になったと言い出し、あろうことか私の立派な「やましたともこデスク」を求めてきたのです。最初は「ないない」と思っていたのですが、ふと気付いたのです。これはチャンスだと。神様が私にスタンディングデスクで仕事しろと言っているんだと!!そこでいろいろとリサーチしたのですが、私好みのスタンディングデスクが見つからず、結果、自作しました。総額4万円強!!待ちに待ったスタンディングデスク生活が始まり、1週間後……。足首が痛くなり、前から悪かった膝も痛くなり、集中力が上がるどころか、一刻も早く座りたい、いや、横になりたい!と予想を覆す使用感を感じることになりました。「人は重大な決断をしたとき、自分が失敗したと思いたくないあまり無意識に良い面だけに目を向けることがある」と誰かが言っていました。私そのタイプです。スタンディングデスク最高〜! アハハハハハ(から笑い)。★ウーマンカレンダー連載マンガ著者/イラストレーター/ やましたともこ(48歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2021年07月23日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第15話。今回は前回に続き、「老化」について。またしても老化を感じるできごとがあったそうです。前回:「老化、怖っ!」夫から驚くほど心配された理由 #脱力系ゆる更年期日記 15ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。私は自宅で仕事をしているので、朝、子どもたち(小学生の娘が2人います)を送り出したあと、よく朝食を食べながらテレビでYouTubeを見ています。内容は、趣味が語学(英語と韓国語)なので、90%英会話系か英語圏在住の日本人家族系の動画を見て、たまに韓国語系の動画を見ています。ところが先日、いつものように朝食を食べながらYouTubeをつけると、ホーム画面に「食べてはダメ! 老化の原因、食べ物5選」という動画が表示されていました。「老化の原因? 絶対見るやん!」と動画を再生させて、ぎょぎょぎょ!と思いました。私が朝見ているテレビのYouTubeアカウントは夫のもので、私は語学系、夫は野球系&お笑い系しか見てないはずなのにも関わらず、なんで、この老化系の動画がピンポイントにホーム画面に出てきたんだろう?私がオバハンってYouTubeにまでバレている!?何? なぜ? どうして?におい? にじみ出る加齢臭??(笑)おそらく夫が老化系の何かを見たのかもしれませんが、恐るべし老化パワー!(とアルゴニズム!!)
2021年06月23日頭が急に熱くなってぼーっとしたり、カッカと熱くなったり。いわゆるホットフラッシュ(のぼせ・ほてり・発汗)は、代表的な更年期症状とされています。つらくても「更年期だから」と我慢している人も多いと思いますが、実はちょっとした習慣や工夫で改善されると産婦人科医の駒形依子先生は言います。具体的な方法を聞いてみました。なぜ更年期にホットフラッシュが起こる?更年期症状の例として必ずと言っていいほど挙げられる、ホットフラッシュ(のぼせ・ほてり・発汗)。なぜ更年期世代の女性に起こりやすいのでしょうか。「女性ホルモンのエストロゲンの減少により、自律神経が乱れ血管が拡張して体温調節機能が働かなくなることで起こります。また、更年期になると血流の方向が変わることも要因です。加齢とともに女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減ると、子宮周りへの血行が悪くなります。ですが、血の量は更年期だからといって変わりませんし、血流というのはもともと上半身に向かいやすい特徴があります。そのため、上半身に血流が集中して脳への血流が増えることで、ホットフラッシュが起きるのです」(駒形先生)ホットフラッシュ(のぼせ・ほてり・発汗)の原因となる女性ホルモンの分泌を増やすことはできませんが、更年期症状は改善できると駒形先生は言います。こまめな水分補給で予防できる!駒形先生によれば、ホットフラッシュ(のぼせ・ほてり・発汗)は体の脱水が進んでいるときに起きやすいと言います。「体内の水分が足りないと、下半身への血行がさらに悪くなってさらにのぼせやすくなります。例えば朝方にのぼせやすいという人はお風呂上がりの水分補給が少ないことが原因かもしれません。夜中にトイレに行くのが嫌で水分補給を控えることで脱水が進み、朝にのぼせて起きてしまうということもあります。水分を補給するときはお茶という人も多いと思いますが、お茶は利尿作用が高いものが多いので、経口補水液が効果的です。経口補水液ならミネラルや塩分も補給できます。アルコールも利尿作用が高いので、寝る前は控えたほうが良いでしょう。一番脱水が進んでいて喉が渇く朝とお風呂上がりは必ず水分補給をして、日中も少量でいいのでこまめに水分をとるようにすると良いですよ」(駒形先生)経口補水液というと、熱中症対策用の飲料というイメージがありましたがホットフラッシュ(のぼせ・ほてり・発汗)の対策にも効果的なんですね。下半身の血流を良くする“骨盤ストレッチ”にトライ下半身の血行が悪くなることで起こりやすいホットフラッシュ(のぼせ・ほてり・発汗)。それでは下半身の血行を良くすれば改善するのでしょうか。「血行を良くするには下半身を温めたり、動かしたりすることはホットフラッシュの予防策として効果的です。特におすすめなのが、骨盤周りのストレッチ。骨盤ストレッチをすると、足首から肩まで全身の筋肉がほぐれ、緩みやすくなります。そのため、全身に血が巡るようになり、酸素や栄養が運ばれるようになります。さらに、胃腸も温まるので胃腸の働きが良くなり免疫機能も上がり、子宮の状態も良くなります」(駒形先生)骨盤ストレッチの方法は以下のとおり。イラストと併せて、ぜひトライしてみましょう。①背筋を伸ばして、ひざを直角に曲げて椅子に座る。足の裏全体を床につけて両足をそろえ、両足の内くるぶしとひざの内側をくっつける。②かかとを床につけたまま、骨盤の左側と右側を交互に上に持ち上げるように動かす。このとき、骨盤だけを動かし、背中が左右に揺れないように注意する。③慣れてきたら「左肩を下げながら左骨盤を上げる」「右肩を下げながら右骨盤を上げる」という動作を交互に繰り返す。まさに、良いことずくめの骨盤ストレッチ。少しずつでいいので思い立ったときに、毎日続けることが大切だそうです。まとめかくいう私も、ホットフラッシュで早朝に起きてしまう日々が続いていましたが、経口補水液をこまめに飲むようにしたら、なんと次の日に改善しました! これに骨盤ストレッチをプラスすれば、もうホットフラッシュで悩むことはなくなるかもとワクワクしています。取材・文/mido(48歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。イラスト/サトウユカ
2021年06月22日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第15話。今回はある朝、夫からとても心配されたできごとについて。何があったのかというと……。前回:「リズムにのれず」ラジオ体操に必要なものは #脱力系ゆる更年期日記14ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。先日のことです。朝、とても気持ち良く目が覚め、とてもさわやかな気持ちで、夫と子どものいるリビンクに向かいました。余談ですが、「向かいました」とか広い家ぶって書いてしまいましたが、普通に5〜6歩で行ける隣の部屋へ歩いただけです(笑)。「おはよ〜」と夫にあいさつをすると、子どもと話していた夫が「おはよ〜」と振り向きざまに、お化けでも見たかのような驚いた顔をして「どうした?」「大丈夫??」と聞いてきたのです。「どうした?」って何? 「大丈夫?」って何〜〜〜!?と恐怖を感じたのですが、どうやら、さわやかに目覚めた心地の良い朝のフレッシュな私の顔は、夫的には、朝っぱらから心配しないといけないレベルに疲れ切って老けて見えたらしいです。老化、怖っ!
2021年06月19日アラフィフの友だちと更年期症状について話すと、それぞれ出ている程度が違うことに驚きます。同じ年齢、同じ女性でなぜ重い、軽いという違いが生じるのでしょうか。産婦人科医の駒形依子先生に教えてもらいました。更年期症状の根本要因は女性ホルモン低下最初に、更年期症状とはなんなのか、なぜ起きるのかを知ることから始めましょう。「生理が終わる閉経の平均年齢は50.5歳とされていますが、この閉経の前5年、後5年を合わせた10年間を更年期と呼んでいます。更年期にはさまざまな体調不良が現れますが、それを更年期症状と呼びます。更年期にさまざまな症状が現れるのは、加齢により卵巣の機能が弱り、女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)の分泌が減少することが原因です。特にエストロゲンの減少は著しく、不足するとホットフラッシュ(のぼせ、ほてり、発汗など)をはじめ、イライラや落ち込みといった精神症状などさまざまな体の不調を引き起こします」(駒形先生)更年期症状が起こる原因は女性ホルモンの低下。しかし、症状の程度に個人差があるのはどうしてなのでしょうか。まずは生活環境、次に性格更年期症状の程度の違いの原因として、まずは生活環境、次に性格の違いにあると駒形先生は言います。「40代女性は家事、仕事、育児、時には介護と一番忙しい世代であると同時に生活環境の違いが大きい世代でもあります。結婚か独身か、仕事があるかないか、子どもがいるかいないか、親と同居か別居など、それぞれ違うライフスタイルがあります。環境によるストレスと女性ホルモンは密接に関わっています」(駒形先生)しかし、似たような環境でも、ストレスに弱い人のほうが更年期症状を感じやすいそうです。「つらい症状があっても、気付くか気付かないかという性格の差があります。一般的にはまじめでこだわりが強く、几帳面、神経質、完全主義といった傾向にある女性が更年期症状に敏感に反応するようです」(駒形先生)また、パートナーとコミュニケーションが取れている、周囲に相談できる人がいるといった環境にある人は更年期症状を乗り越えやすいということです。太っていると更年期症状がつらい?更年期症状のなかでも代表的なホットフラッシュ(のぼせ・ほてり・発汗)。痩せている人より太っている人のほうが汗をかきやすいイメージですが、太っていると更年期症状は強く出るのでしょうか。「更年期症状には倦怠感もありますが、太っている人は痩せている人よりも脂肪を抱えている分、より疲れを感じやすいと言えます。ただ、一方太っている人は普段から汗をよくかくので、ホットフラッシュが起きても気付かない場合も多いようです。 ただ、痩せているから良いということはありません。エストロゲンが低下することで閉経以降は骨粗しょう症になりやすくなりますが、 痩せていると骨への負担が少ないぶん骨折のリスクが高まります。 骨は負荷がかかればかかるほど強くなる性質があるからです。また、エストロゲンが低下すると細胞のターンオーバーも低下するので、骨を支える筋肉の質も落ちてしまいます。体質的に太れないという人もいますが、体重を増やせなくても筋トレなどで筋肉の質を上げることが骨粗しょう症予防につながります」(駒形先生)太っていても、痩せていても、更年期世代は筋トレが必要な世代と言えそうです。まとめ生活環境を変えるのはなかなか難しくても、考え方や捉え方を前向きにするだけで症状が軽くできると知って、少し安心しました。そして、更年期世代こそ筋トレが必要という話は運動嫌いの私にとって耳が痛いですが、なんとか楽しくできる方法を見つけていきたいです。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。
2021年06月16日病院に行くほどでもないけれどなんとなく体調が悪い……そんなとき「漢方薬ってどうなんだろう」と思ったことはありませんか。漢方薬のなかには、更年期症状に効果があるものが多いと言います。そこで、漢方医でもあり産婦人科医の駒形依子先生に、40~50代女性におすすめの漢方薬を聞きました。知っておきたい漢方医学の概念“気・血・水”漢方薬を試す前に、漢方医学の考え方を少しだけも知っておきたいもの。基本中の基本の知識を教えていただきました。「漢方医学の代表的な概念が、“気・血・水”です。漢方医学では“気”、“血”、“水” を体を構成する要素と捉え、この3つが体の中に過不足なく存在し、スムーズに巡っていることで、各臓器や器官は正常に機能することができると考えられています。更年期に現れるさまざまな不定愁訴は“気・血・水”のうちの、主に気や血の不調から来ていると捉えられています。具体的には、頭痛や肩凝りは血の流れが滞る“お血”、めまい、気力や集中力の低下、睡眠障害、耳鳴りなどは血が不足する“血虚(けっきょ)、のぼせやほてり、頭痛、動悸などは気の流れに異常が生じる“気逆(きぎゃく)”と捉え、これらを改善する漢方薬が処方されるのです」(駒形先生)そして、気や血の不調を整える漢方薬のなかでも、特によく処方されるものが3つあるそうです。三大婦人漢方薬とは?更年期症状に処方される代表的な漢方薬は3つ。1つずつ見ていきましょう。1.当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)~冷えや貧血、疲れに~「当帰芍薬散は、血行不良による冷えや貧血、生理不順を整える薬です。全身に大切な栄養素を与えて血行を良くするのと同時に、水分代謝を整えることで余分な水分を体から取り除いて、足腰の冷えや生理不順を改善します。疲れがひどい人によく処方されます。ほかにめまい・立ちくらみ、頭重、肩凝り、むくみ、シミ、耳鳴りなどに効果があるとされています」(駒形先生)2.加味逍遙散(かみしょうようさん)~イライラや不安、のぼせに~「加味逍遙散」は、血(けつ)の不足から気が余り、たまった気が熱に変わってさまざまな症状を引き起こしている場合に処方されます。たまった熱を冷やし、さらに、不足している血(けつ)を補うことで、体のバランスを整えていきます。また、自律神経を調整し、イライラやのぼせを鎮めて、血行も促進します。ほかに便秘症、不眠症、疲れやすいといった症状が強い人にも処方されます」(駒形先生)。3.桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)~肩凝りや冷えのぼせに~「桂枝茯苓丸」は、滞った血(けつ)の巡りを良くすることで、のぼせや足冷えを感じる女性の生理痛、生理不順を整えます。疲れはあまり感じないけれど、足が冷えて頭がのぼせる、肩が凝る、頭重、生理不順などに効果があります」(駒形先生)。一番つらい症状を緩和する薬を選ぼうドラッグストアにもこの3つの市販薬は売られています。まずはこの3つからというとき、何を基準に選べばいいのでしょうか。「いろいろつらい症状があるうち、一番つらい症状に絞って選びましょう。例えばイライラがひどいなら加味逍遙散、倦怠感が強いなら当帰芍薬散というように。何がつらいかにもよりますが、効き目が実感できるまで2週間は服用を続けましょう。市販薬は処方薬よりも量が少なく設定されています。市販薬でも効果が感じられて、下痢など副作用がなければ、そのまま続けてみてください。効果が感じられないというときは漢方医に処方してもらうと良いでしょう」(駒形先生)。生理不順の場合、効果が感じられるのが1カ月後など症状によって違いますが、1つの目安は2週間ということです。まとめいかがでしたか? 私はイライラやのぼせが強いので、加味逍遙散が合っているのかなと思いました。まずは、何がつらいのか自分で自分の体に聞いてみることが大切のようです!取材・文/mido(48歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。
2021年06月13日更年期真っただ中の私は更年期にありがちな症状をいろいろ感じるように。そのなかでも特につらいと感じているほてり症状は、コロナ禍では絶対に欠かせないあるものが原因でより不快に感じることに気付きました。そこで少しでも不快感をじょうずに乗り越えるためにいろいろな工夫をしているという体験談です。今の私って更年期真っただ中かも?現在アラフィフの私は、年齢的に考えても更年期真っただ中ではないかと思っています。実際に病院で診察を受けたわけではないため、はっきり更年期が原因だとはわかりませんが、書籍やネットなどで調べると更年期ならではの症状が、現在私が感じているつらい不快感にぴったりです。特に私の場合は急に顔がほてるホットフラッシュらしき症状が1日に4~5回起こることもあり、1度ほてってしまうと30分から1時間ぐらいその状態が続きます。ほかにも以前より感情の起伏が激しく、気持ちが急に落ち込むことも。年齢的にも加齢による肌や髪の変化、体重の増加、体力の衰えなど気分が落ち込む原因は尽きません。また、今まで体が冷えて眠れないなんてほとんど感じたことがなかった私ですが、最近は体が冷え切って眠れないことも。このようなことから、今の私は更年期の真っただ中ではないかと感じているのです。不快感を高めているのはあれだった?更年期ならではの症状をなんとか乗り切っている私ですが、コロナ禍でのマスク使用はよりつらさを助長していると感じています。特に不快感が助長されていると感じているのは、いわゆるホットフラッシュであろう症状です。突然起こる顔のほてりの回数がマスクをすることで増えてしまいました。マスクをしているときに顔がほてると、だんだん頭がボーっとしてきたりクラクラすることも。それに、マスクをした状態でほてると顔がより真っ赤になり、その状態で食事のときなどマスクを外すと、とても恥ずかしい思いをすることもあります。そして、アラフィフにもなると肌のシミ・くすみなども気になるので、できるだけカバーするためにメイクをしっかりしたいところですが、マスクをするとメイクが崩れやすくカバーしにくくなります。もちろんマスクをすると顔があまり見えないので、ノーメイクのままでも気楽に買い物に行けるなどのメリットもありますが、特にマスクを外すシーンでは非常にデメリットを感じています。更年期のマスク生活をうまく乗り切る!更年期真っただ中であろう現在の私は、マスクによる不快感をなんとか乗り切るためには自分なりの工夫は欠かせません。まずマスクをして外出するときには、いつもよりホットフラッシュらしき症状が多くなるので、とにかくほてったらすぐに使用できるように、真冬でも扇子はいつも持ち歩いています。またシミ・くすみをカバーするために、ついファンデーションを厚塗りにしたくなりますが、マスクの中で汗をかいて崩れたときは手が付けられません。そこでファンデーションは最初から使用せず、食事などでマスクを外す前にトイレで軽くパウダーファンデーションで整えるようにしています。顔がほてり頭がクラクラするなど不調を感じたときには、とにかくすぐに冷たいドリンクを飲むことに。そうすることでモヤモヤした頭もスッキリします。これらはどれもいろいろ試した結果行き着いた方法です。まとめもともとマスクをする習慣のなかった私は、マスクが更年期の私にこれほど影響があるとは想像もつきませんでした。しかし、マスクが不可欠なコロナ禍の状況では自分なりにいろいろ工夫するしかないと思っていますが、やはりストレス解消したいときなどはマスク不要のドライブなどが増えています。また、今までならショッピングに出かけたときにはカフェに立ち寄ることが楽しみだった私でしたが、最近は買い物が終わると自宅に直行。今の状況からつい逃げてしまいがちですが、これからも少しでも心地良く生活するための工夫をし、今の状況に負けないように頑張りたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)イラスト/サトウユカ【駒形先生からのアドバイス】更年期のホットフラッシュに冷たいものを飲むと一時的にラクになることがありますが、全体的に冷え、それを繰り返すことでホットフラッシュがさらに悪化する可能性もあります。冷たいものを飲みすぎないように気を付けましょう。
2021年05月24日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第14話。今回は前回に引き続き、久しぶりに運動したときのお話です。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーウーマンカレンダーをご覧のみなさま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。前回紹介させていただいたラジオ体操。数年前から始めたので、今はだいぶ最後までしっかり動けるようになってきたのですが、最近ちょっとした変化がありました。前回:「こんなにつらかった?」昔は平気だったのに #脱力系ゆる更年期日記13それは、最後のほうにある「両あしでとぶ運動」です。「両あしでとぶ運動」とはなんぞや?と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、私のお気に入りの腕を大きく振りながら体をぐるっと大きく回す「からだをまわす運動」と、私が一番きついと思っている腕を横に振りながら足の曲げ伸ばししてかかとを上げ下げする「腕を振ってあしをまげのばす運動」(最後から2番目に出てくるもの)の間にある「イチ、ニ、サン、シ、開いて閉じて〜開いて閉じて〜」というジャンプするやつです。1カ月ほど前に、あのリズムに合わせてジャンプするのがつらくなってきた自分がいました……。そして気付きました。あのリズムに合わせるには、ある程度の跳躍力が必要なのだと!学生時代、陸上部で走り高跳びをしていた私は、跳躍力にはかなりの自信があったのですが、座り仕事って本当に怖いですね。今までは跳躍力不足のためリズムにのれず、4回ジャンプは細かく7回、2回の開いて閉じては3回やってしまっています。戻ってこい跳躍力〜!
2021年05月22日