主演・木村拓哉、脚本・君塚良一、演出・中江功で、「教場」シリーズを4月期の月9枠でドラマシリーズ化する「風間公親-教場0-」に赤楚衛二の出演が決定。木村さん演じる刑事指導官・風間公親とバディを組む新人刑事・瓜原潤史役を演じる。「教場」(2020年)、「教場II」(2021年)で風間が教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代を描く本作。風間による新人刑事への教育は「風間道場」と呼ばれ、キャリアの浅い若手刑事が突然、風間公親とバディを組まされ、実際の殺人事件の捜査を通して刑事としてのスキルを学ばせる育成システムとなっていた。赤楚さんが演じるのは、新人刑事・瓜原潤史。地域課の警官として空き巣の常習犯逮捕の手柄を立て、署長から表彰され、犯罪捜査を学ぶため捜査一課の風間道場への異動を命じられる。自分の身なりには無頓着で、いつも髪がボサボサ。緊張しやすい性格で、殺人事件の最前線で風間の厳しい指導を受ける環境に、いつも胃痛がしている。空き巣の常習犯を逮捕した際も、容疑者に対して怒鳴ったり詰めたりせず、相手に寄り添って接したことで犯人を自白させた瓜原。そんな心優しい性格の瓜原は、風間の前でも自分流の捜査方法で、容疑者に寄り添いながら接するが、殺人事件の現場ではその方法はなかなか通用せず、事件の容疑者にも小馬鹿にされることも。瓜原が決定的なミスをしても風間は「一人の犯人を取り逃がしても、次の世代の捜査能力を育てる方が大事な場合もある」と言い放つ。その言葉の意味が理解できない瓜原は、ときに風間とぶつかりながら、風間の指導の本当の意味を理解していく。赤楚さんといえば、連続ドラマ単独初主演を務めた「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」が大ヒット、世界中に配信され大旋風を巻き起こし、日本はもちろんのこと、アジア圏を中心に海外でも熱狂的なファンを生み出した。同作は昨年に映画化され、映画『チェリまほTHE MOVIE~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』は、第77回毎日映画コンクールの「TSUTAYA映画ファン賞・日本映画部門」に選出された。現在放送中のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」で朝ドラ初出演を果たすなど、確かな演技力で人気を集める赤楚さんが初共演となる木村さんとバディを組む新人刑事役で月9にカムバック。「一視聴者として見ていたので、“まさか自分が出演させてもらえるとは”と思いました。と同時に今回木村さんとのバディということで、指導官と新人刑事という関係性のプレッシャーもすごく感じました」と明かす赤楚さん。「監察医 朝顔」(2021年)でのゲスト出演以来、2度目の月9にして、重要な役どころとなるだけに、「(2度目の月9は)緊張感と責任感とプレッシャーと挑戦、あらゆる面で重くのしかかるものがあるなと感じています」と語る。木村さんとの初対面にも「緊張しましたね。瓜原自身が緊張で胃が痛くなってしまうという人物なんですけど、僕自身もそんな気持ちになりました(笑)」と言い、「“わぁ、本物の木村さんだ”って思ってしまいました。撮影に入ると、“このシーンはこうやってみようよ”とコミュニケーションをとってくださり、すごく気持ちよくお芝居をさせて頂いています」とも明かす。これで赤楚さん、新垣結衣、北村匠海、白石麻衣、染谷将太と、刑事指導官の風間とバディを組む新人刑事5人が出そろった。刑事時代の風間が後輩刑事たちと担当する事件を経て、点と点が結びつき、「風間教場」の先へとつながる線となり、そして物語が終盤にさしかかるにつれ、風間がいかにして“教官・風間公親”に変貌を遂げたのかが明らかとなる。「風間公親-教場0-」は4月10日(月)より毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送(※初回30分拡大)。(text:cinemacafe.net)
2023年03月08日役者、映画監督、クリエイターと多くの顔を持つ斎藤工さん。仕事を通して感じたことはもちろん、10代の頃バックパッカーとして世界中を旅した経験から得たという、相手と本音で向き合うための斎藤さん流のコミュニケーション術について伺いました。相手を知るには、背伸びをやめて地面に“かかと”をつける。役者のみならず、映画監督やクリエイターとしても活躍している斎藤工さん。いくつものフィールドを持ち、交友関係も広そうに見えるが、意外にも「“コミュ力”は全然(笑)」なんだそう。「10代の頃、バックパッカーをしながらいろんな国を旅していた時に、特に英語圏にいると自分のモードが変わり、なぜか日本にいる時よりも心を開けると気づいたんです。あくまでも個人的な分析ですが、海外で言葉の壁を感じながら会話をする時、お互いの気持ちを伝え合うために、足りない言葉や情報をどうにか埋めようと、身ぶり手ぶりを交えて必死になりますよね。そうしているうちに、自然と心が開くのではないでしょうか。そもそも英語は、日本語の文法とは違い結論が先にくることで、自分の意思を最初に伝えることができる。でも日本語の場合は、結論に対する説明から入るため、自分の意思表示は後回しに。もしかしたら説明しているうちに、自分のアイデンティティよりもその場の雰囲気を優先してしまい、本音を言いづらくなるのかもしれません。相手の反応や顔色をうかがいながら、その状況においてのベストアンサーを探してしまうと、意思疎通を図るためのコミュニケーションからはどんどん乖離(かいり)していく気がします。僕は、コミュニケーションとは、自分の本音や本質、恥部までをも相手にさらけ出すことでもあると考えていて。“英語脳”での会話なら、それがスムーズなのかもしれません」仕事で出会った福山雅治さんや、木村拓哉さんもまた、斎藤さんが言うところの“英語脳”の人たち。「以前から、僕の作る映画に出資していただき、応援し続けてくれている福山さんや、昨年MVを撮らせてもらった木村さんは、“いい作品を作る”という結論が初めから明確に掲げられていたので、本音での会話のやり取りはもちろん、具体的で、円滑だと感じました。僕も、作品を監督するという立場で大きな責務を背負い、そして認識することで、より直接的なやり取りができただけではなく、解像度の高い会話になったと実感したんですよね。そもそもモザイクぐらい粗い状態から始まるものを、お互いにどれだけ解像度を高めていくことができるか。これは、コミュニケーションをさらに深めていく鍵にもなり、プロテクトした状態をキープしながらでは難しいでしょう。顔の見えないSNSの世界ではそれでいいかもしれないけれど、対面して相手を知ろうとするなら、背伸びをやめて、地面にしっかりと“かかと”をつけて初めて、本音の部分での会話が始まると思うから」特に学びが多いと感じるのが、撮影現場で子役と接する時だそう。「監督として子役の方々と接していると、大人が思うよりもずっと感度が高くて、例えばもし子供扱いしたら、それをビビッドに感じ取っているのがわかります。僕自身も幼少期に大人との距離を感じた経験を今でも覚えているし、誰にでもそんな経験はあるはず。子供であることを押し付けたり、子供だからこうしてほしいという要求をすることで、大人と子供の間に線引きをしてしまうことになり、その時点で子供は心を開かなくなります。また、大人が子供の自分に合わせてくれているんだとわかると、ありがたさを感じながらも、本来のスタンスで接してくれていないんだという劣等感を抱くかも。子供の本質を無視しては、いつまで経ってもコミュニケーションはとれないでしょう。だから僕は、子供でも赤ちゃんでも、大人と同じように『さん』づけで呼ぶし、子供扱いはしないように心がけています。子供に限らず、誰とでも本質の部分で接することで、プロフェッショナルな意識が確立されていくんじゃないかな」「コミュニケーションの手段は、言葉だけに限らない」と斎藤さん。「例えばアフリカには、歌ったり踊ったりすることで交流し、歴史を作ってきた民族もいる。そもそも、心理学の観点で研究された“メラビアンの法則”によれば、人がコミュニケーションを図る時に受け取る相手の印象のうち、55%は視覚からで38%は聴覚、残り7%が言葉だとされています。つまり情報として相手が捉えるのは、服や髪型などの見た目の印象が大きく、次に声などの音。言葉は残りにくいということになる。だからこそ特徴的な言葉がそれ以外を削ぎ落として、より強く印象に残ることもあれば、うまく言葉で伝わらずに悩んだりもするのでしょう。でも僕は、コミュ力が低いからといって、ネガティブには思わない。そもそも人間にはそういう揺らぎが備わっていることで、感受性のヒダを細やかに作り、繊細な感情を生み出したり、キャッチしているともいえるから。もしかしたら、誰とでも円滑に上手につながれる人って、世渡り上手なだけで、実は魅力的ではないのかもしれませんね。『コミュ力低い、どうしよう』と悩むことで生まれるコミュニケーションもあるし、言葉に頼りすぎないことも大切に。それこそ踊り合いができたらいいのにとも思います(笑)」さいとう・たくみ1981年8月22日生まれ、東京都出身。主演映画『零落』が3月17日より全国公開。斎藤さんは鬱屈とした生活を送る、元人気漫画家・深澤薫を演じる。風俗嬢のちふゆ(趣里)と出会い、運命が動き出す。スーツ¥278,300(ポロ ラルフ ローレン/ラルフ ローレン TEL:0120・3274・20)メガネ¥41,800(オリバーピープルズ/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス TEL:0120・990・307)その他はスタイリスト私物※『anan』2023年3月8日号より。写真・倉本侑磨(PygmyCompany)スタイリスト・三田真一(KiKi inc.)ヘア&メイク・赤塚修二取材、文・若山あや撮影協力・EASEバックグラウンズ ファクトリー(by anan編集部)
2023年03月06日4月期月9枠で放送される木村拓哉主演のドラマ「風間公親-教場0-」に白石麻衣が出演することが分かった。また初回放送日が4月10日(月)に決定した。2020年と2021年に新春SPドラマとして放送され話題を呼んだ「教場」シリーズの続編となる本作。新たな舞台で“刑事指導官”風間公親を描く。この度出演が決定した白石麻衣が演じるのは、刑事指導官・風間公親(木村拓哉)とバディを組む新人刑事・鐘羅路子役。白石さんは今作が刑事役初挑戦、主演の木村さんとも初共演となり、役作りのためにデビュー以来、美しいロングヘアが印象的だった髪を20センチ以上バッサリカット。自身のSNSでショートヘア姿を披露し、話題を呼んでいた。所轄署から、捜査一課の「風間道場」へとやってきた路子は、所轄署でも事件の解決に貢献しており、一定の評価は得ていた。現場での聴取がうまく、事件関係者への聞き込みから、死亡した人物とその周辺の人物の人間関係を読み解く。男女の恋愛における機微などを察知し、独特の感性で、その男女がどのような関係なのかを考察する能力に長けている。その勘の良さが事件解決に役立つ一方で、路子自身が交際する男性との関係に問題を抱えていた。勤務中は風間に私生活でのトラブルを一切見せない路子だが、そこには風間に絶対に知られてはいけない事情があった…。2011年に「乃木坂46」のメンバーとしてデビューした白石さん。2020年にグループを卒業し、「ミステリと言う勿れ」(2022年・1月期)では、卒業後初となる月9ドラマへの出演で、病弱で謎めいた美女役を好演。7月期の水10ドラマ「テッパチ!」では、自衛官役に初挑戦し話題を呼んだ。映画やドラマを中心に女優として活躍の幅を広げる白石さんの初の刑事役に注目だ。<コメント>◆白石麻衣・今作への出演オファーを受けた時の率直な感想は?「びっくりしましたし、“私ですか?”と思いました。SPドラマとして放送された『教場』は一視聴者として見ていたので、出演する側としてお声がけいただけたのは素直にうれしかったです」・木村拓哉さんとの初共演について「お芝居で共演するのは初めてなので緊張します。間近で木村さんのお芝居を見ることができるのはなかなかない機会ですので、現場でいろいろと学びながらついていこうと思っています」・木村さん演じる風間とバディを組むことになりますが?「教官の時の風間さんは冷静で、それが刑事指導官としてはどうなるんだろうな?と考えたりしています。前作の風間教官の厳しい指導を乗り越えた生徒たちを見てきたので、今回はその世界に私が入ったらどうなってしまうんだろう?という不安は感じています」・ご自身が演じる鐘羅路子はどのようなキャラクターですか?「とにかく私生活と仕事のギャップがすごくある人です(笑)。仕事には真面目に向き合っていますが、私生活では交際している男性との関係に問題を抱えていたり。しかし、そういう人だからこそ、事件の犯人についてわかることがあったり。“女の勘”のようなものを持っているところが魅力のひとつです。風間さんと話している時も、いたって真面目ではありますが、固くなりすぎず、柔らかい口調が出たり。そこは親しみを持っていただきやすいキャラクターだと思います」・刑事役は今作が初挑戦となりますか?「はい、初めてになります。刑事としての所作や決まり事があると思いますので、刑事としてご覧いただけるように、立ち振る舞いなどからしっかりと演じたいです。また、役作りのために髪を20センチ以上バッサリ切りました!デビューして以来、ここまで短い髪というのは初めてです。初の刑事役はいろいろな意味で演じるのが楽しみです」・放送を楽しみにしている視聴者の皆さんへのメッセージ「今までの『教場』とはガラッと変わって、また違う色の作品になると思います。見てくださるみなさんも驚かれるかもしれませんが、楽しんで見ていただけるお話がたくさん詰まっています。風間指導官の一言一言には重みがあって、私自身に刺さる言葉もたくさんあります。そんな指導官と指導を受けている新人刑事たちがどう事件を解決して行くのか?どんな推理をするのだろう?と、楽しみながらご覧いただけたらと思います」◆プロデュース 渡辺恒也(フジテレビ 編成部)「鐘羅路子は、私生活に問題を抱えていて、刑事という仕事にも100%の熱量で向き合っているとは言い難く、それでいて持ち前の勘の良さによって要領よくこなせてきた、表裏の二面性を持つようなキャラクターです。そんな路子がなぜ“風間道場”に呼ばれたのか、風間が路子の中に見出した“刑事としての素質”とはいったい何なのか。路子自身にさえわかっていないところから、彼女の“教場”はスタートします。風間の元で指導を受ける中で路子が何に気付き、どんな決断を下すことになるのか、作品の中での成長を視聴者の皆さんに一緒に見届けてもらえるような役にしたいと考え、キャスティングに臨みました。白石麻衣さんはこれまでの華々しい活躍の経歴を経ながら、どこか俳優としての自分自身のポテンシャルを模索しているような印象があり、路子が持っている刑事としての“伸びしろ”と重なる部分があるようにも感じています。実際に白石さんが演じる路子は、シンプルでしなやかな強さと薄いガラスのような危うさの両方を持った、一言では言い表せない底知れぬ魅力を感じさせる存在となっています。『風間公親』の物語に他の新人刑事とはまた異なる彩りを加えてくれるという確信とともに、この役との出会いが白石さん自身にとっても大きな飛躍の一歩となることを、期待しています」「風間公親-教場0-」は4月10日(月)より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2023年03月06日「西島さんと石田さんがそろうと阿吽の呼吸でやり取りをするので、現場が一気に和みます。やはりあの『あすなろ白書』の強い絆ですかね」(テレビ朝日関係者)西島秀俊(51)が主演連ドラ『警視庁アウトサイダー』(テレビ朝日系)で、石田ひかり(50)と『あすなろ白書』(フジテレビ系)以来、30年ぶりとなる共演を果たした。30年たっても息がピッタリな理由を、西島は石田との対談取材で、こう明かしている。《実は「あすなろ会」というのをちょこちょこ開催していたんです。(中略)大学生が同窓会で会う時の会話と変わらない。ひかりちゃんはあの作品見たよとか、よくメールくれるね》(『日刊スポーツ』2月13日付)『あすなろ白書』といえば、’93年10〜12月に放送された「月9」を代表する名作だ。平均視聴率27%、最高視聴率31.9%を記録した。主演は、なるみ役を演じた石田と、掛居役を演じた筒井道隆(51)。そして木村拓哉(50)、鈴木杏樹(53)と西島の5人が、劇中の大学生サークル「あすなろ会」のメンバーだった。「『あすなろ会』の5人が大学生から社会人となり大人の階段を上っていく姿をノスタルジックに描き社会現象になりました。特に、なるみにフラれて『俺じゃダメか……』とため息を漏らした取手役の拓哉さん、そして掛居に思いを寄せるLGBTの松岡役の西島さんが一躍、人気となったドラマでもありました」(当時の番組関係者)このドラマのプロデューサーは、後にフジテレビ社長となる亀山千広氏だった。’19年秋のイベントで、亀山氏は撮影当時の思い出をこう振り返っている。「『あすなろ会』仲よし5人組のために、大学のオープンセットを作っちゃいました。余談ですが、当時LGBTの男子がゴールデンタイムの連続ドラマに登場することはほとんどなく、その描き方を西島君とよく相談していたことを懐かしく思います」■「あすなろ会」ムードメーカーは拓哉、西島はツッコミ役前出の番組関係者は、西島についてこう語る。「当時から物腰がやらわかくて、演技も監督から指導が入ると全力で応えようとしてくれました。人見知りだった拓哉さんでさえすぐに心を許して『飯行こうぜ!』と言って仲よくなってましたね」当時、西島は実際に大学生だった。雑誌の取材でこう語っている。《俺は私生活では大学生だし、年齢もドラマの設定とほぼ同じですから、今度の役はやりやすいですね。実際のところは仕事が忙しくてなかなか大学へは行けないので、「あすなろ会」みたいな親友グループはまだできていないけど(中略)。ムードメーカーは拓哉かな。俺はね、ツッコミ役。あいつらが俺のことどう思ってるかが気になるなぁ》(『JUNON』’93年12月号)西島は『あすなろ白書』の撮影を通じて、大学生活を疑似体験していたようだ。いっぽうの木村も、同誌の取材でこう語っている。《この前、筒井くんと西島くんが家に飲みに来たんだよ。朝の6時くらいまでズーッと飲んでた。芝居の話とか、いろんな話をした。女の子の話?そりゃ、しますよ。女の子だって集まれば男の子の話するでしょ。一緒ですよ、ぼくらも(笑)》「あすなろ会」は、西島にとっても拓哉にとっても、青春時代の貴重な思い出だったようだ。それから四半世紀ーー杏樹は’18年10月に出演したバラエティ番組で、“約20年ぶりに「あすなろ会」のメンバーで同窓会をした”と証言していた。いつの間にか連絡先がわからなくなり、連絡を取ることも少なくなっていたという5人が再び集まった経緯を杏樹はこう語った。「にっしー(西島)が私の番組にゲストで来てつながって、ひかちゃん(石田)が『相棒』(テレビ朝日系)に来て。にっしーがみっちー(筒井)と打ち上げで再会して、にっしーがスマスマ(『SMAP×SMAP』)に出たときに、たっくん(木村)とつながって……」■20年ぶりの「あすなろ同窓会」、最初にやってきたのは…西島が中心となって多忙な5人のスケジュールを調整したという。杏樹が当日、「あすなろ同窓会」会場を訪れると、いちばんめにやって来ていたのは拓哉だった。「たっくんが1人で座っていたんですよ!“いちばん来なさそうな人がいちばんに来ている”と思って(笑)」前出の番組関係者は言う。「ドラマの思い出話で盛り上がるなか、拓哉さんはその場で亀山さんに電話して店に呼んだそうです。その後も、5人で何度か『あすなろ会』を開催したと聞きました。20代のころから5人は“おじさん、おばさんになっても一緒に仕事したいね”と言い合ってきたといいます。西島さんは『あすなろ白書』出演から4年後、当時所属していた大手芸能事務所から移籍。’98年から5年ほどは、華やかな民放ドラマに出演せず、小劇場や小規模な映画に出る以外は、映画館で映画を見る毎日でした。そんな苦節時代も経た西島さんと石田さんが再共演することで、昔からの願いがかなえられて、メンバーは皆、喜んでいるそうです」5人は、長年お互いの実力を認める“戦友”でもあったのだ。コロナ禍により、「あすなろ会」は一時休止中だというが、西島にはおこもり時代に新たな趣味ができたという。「クワガタの飼育にハマっているそうです。一昨年、ノコギリクワガタのつがいが卵を産み、“2年かかると言われたのに早く成虫になった”と喜んでいました。実は拓哉さんも大のクワガタ好き。クワガタ柄のシャツをインスタに載せていたほどですから、今度の『あすなろ会』はクワガタの話でも盛り上がるんじゃないでしょうか」(前出・番組関係者)主演映画『ドライブ・マイ・カー』が昨年のアカデミー賞国際長編映画賞を受賞するなど、いまや世界からも注目を浴びている西島。そんな彼にとって、「あすなろ会」は何歳になっても青春時代に戻れる大事な“隠れ家”なのかもーー。
2023年03月02日木村拓哉主演の新月9ドラマ「風間公親-教場0-」に、染谷将太が出演することが分かった。月9ドラマへの出演は今作が初、木村さんとも初共演となる。木村さん演じる風間が、教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代を描く本作。そこは「風間道場」と呼ばれ、若手刑事が突然、風間とバディを組まされ、実際の殺人事件の捜査を通して刑事としてのスキルを学んでいく。今回出演が明らかになった染谷さんが演じるのは、新人刑事・中込兼児。所轄署の強行犯係で刑事をしていたが、被疑者に対して平手打ちをする暴力や素行の悪さが原因となり、「風間道場」への異動を命じられることに。常にイライラしており、捜査現場でたばこを吸う態度が悪い中込は、周りの警官に対しても威圧的な態度を取り、風間に対しても変わらず、周りの刑事が注意するが、風間は「かまわん、礼儀は問わない」と中込に対してあくまで刑事としての能力を問う。また、妻と母との3人暮らしで、母は若年性認知症になっており、妻と2人で介護をしていた。ご飯を食べたことも忘れ、息子のことも忘れている認知症の母の介護に疲弊しきっており、そのストレスのせいか仕事中も常にイライラしている。中込の抱えていた闇はそれだけではなく、心の奥深くに追いやっていた過去のトラウマを風間に見抜かれてしまう。「ポスター撮影をしているときにも“ドッキリの看板を持った人が現れるんじゃないか?”と思うくらい驚いているとともに、『教場』は見ていた作品で、好きな作品だったので、そこに参加できて本当にうれしいです」と本作への出演を喜んだ染谷さんは、「大人になって、しかもこんなにすてきな座組で、すてきな役で参加できるのは本当にうれしいです。初月9が木村さんとの初共演というのはすごく光栄です」とコメント。さらに「あの木村さんのたたずまいに自分はどう立ち向かって行こうかというのを、今すごく考えていますし、緊張と楽しみが入り交じっています。木村さんであり風間さんを前にして、自分から何が出てきて、どうなっていくのかというのは、ものすごくドキドキしています。おもいっきり飛び込んで行きたいと思います」と意気込んでいる。「風間公親-教場0-」は4月、毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2023年02月27日木村拓哉が日本から参加する超大型国際ドラマ「THE SWARM/ザ・スウォーム」。3月4日(土)のHulu独占配信開始に先駆けて、HBO製作ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の主要プロデューサーの1人で数々のエミー賞受賞歴を誇り、本作の製作総指揮を務めたフランク・ドルジャーのインタビューが到着した。物語は、全8話からなる世界各地を舞台とした深海SFサスペンス。クジラやシャチが人間を襲い、ロブスターによる謎の感染症が蔓延するなど、世界中の海で突如不可解な現象が巻き起こる中、異変にいち早く気づいた各国の研究者たちが、全身全霊で全容解明に挑んでいく。異変の原因は何なのか、そして宇宙よりも謎が多いと言われる未知の領域”深海”で一体何が起きているのかーー。「まるで現在の世界を予見しているよう…」原作を映像化した理由とは?「THE SWARM」製作総指揮フランク・ドルジャー原作は、2004年にドイツで発表され話題となったベストセラー小説「深海のYrr(原題:Der Schwarm)」。映像化を決めた理由についてドルジャーは、「5年ほど前にビジネスパートナーから映像化の話を持ち込まれました。今になって改めて読むと、20年前に書かれたとは思えないぐらい、まるで今日起きていることを予期していたかのような内容に本当に驚いたんです」と語り、温暖化や海洋問題、新型コロナウイルスが猛威を奮うなど、現在の世界を予見したような原作小説の内容に衝撃を覚え、映像化を決意したことを明かす。さらに、「現在は温暖化など、自然環境に関する様々な事実をベースにしたドキュメンタリーや作品が多数作られていますが、私は、キャラクターが牽引するエモーショナルなドラマによって環境問題を掘り下げられないか、そうすればドキュメンタリーなどを見飽きてしまっていて、“環境問題についてはもう十分に知っているよ”と思っている人にも響く作品になるのではないかと思いました」と、従来の自然環境をテーマにした作品とは違ったアプローチで描くことを決めた経緯を語った。「“海”を1つのキャラクターとして描く」映像面でこだわった2つのポイント「映像面で特にこだわったところを教えてください」という質問に対しては、「主に2つの点にこだわりました」とドルジャー。「まず1つ目は“海”をキャラクターとして扱うこと。本作では登場人物たちが海で起きたことに対してリアクションをすることで物語が進行していきます。そういった背景もあり、海を1つのキャラクターとして描くことが重要でした。そのため、屋外のシーンはなるべく海に近いところを撮影場所として選び、視覚からも音からも海という存在を感じられるように工夫しています」と言う。「2つ目は、海のシーンは場所によってビジュアルやサウンドを全く異なるものに変えているという点です。海というものが美しくも危険な場所であり、人間よりもはるかに力強い存在であるということを表現したかったんです」と説明し、本作における舞台となっている“海”を映像面、音楽面において多種多様な方法で表現したことと、その理由を明らかにした。「モンスターは海の中に潜んでいない…」一番の見どころと視聴者へのメッセージ「私はこの作品をディザスターもの(自然災害を描くパニックもの)にするつもりはなく、モンスターもの(怪物を扱った作品)としてアプローチすると決めていました。ですが、実はそのモンスターは海の中に潜んでいません」とドルジャー。「そのモンスターとは一体何なのかは見てのお楽しみですが、きっとその展開に驚かれると思います。エンターテイメント作品として楽しみながらも、最終的にはそういった気付きを得て、感動してもらえるような作品になっていればと思います」と語った。そして、視聴者へのメッセージとして「気候変動や海を守るために、我々全員が行動することができることを伝えたいです。セリフに『海が死ねば我々も死ぬ』というものがありますが、今まで皆さんが環境に対してどう振る舞ってきたのかは別にして、本作を見ることで、環境に対してまた違った向き合い方ができるようになればと思っていますし、作品を見終わった後に、まだまだ私たちにもできることがある、と感じてもらえたら嬉しいです」と話し、「THE SWARM/ザ・スウォーム」への思い入れを強く語った。本作では、ヨーロッパ最大級の水中スタジオで撮影されたハイクオリティな大迫力映像、精巧かつ大掛かりなVFXやいまだかつてない多種多様な表現で描かれた海の映像美は必見。さらに、個性豊かなキャラクターたちによって次々と進展していく緊迫感たっぷりのストーリーにも注目だ。Huluオリジナル「THE SWARM/ザ・スウォーム」は3月4日(土)より独占配信。(text:cinemacafe.net)
2023年02月23日俳優の木村拓哉が主演を務める、映画『レジェンド&バタフライ』(1月27日公開)が累計興行収入20億円、150万人動員を突破したことが21日、明らかになった。同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。1月27日の公開からオープニング3日間で興行収入4.9億円、37万人動員を突破し、週末興行ランキング第1位を記録していた同作。公開から25日目を迎えた2月20日までの累計で、興行収入20億円、動員150万人を突破(興行収入:2,004,059,190円/動員:1,547,635人)したことが明らかになった。SNSやレビューサイト上では“追いバタ”と称してリピート鑑賞したお客さんの声も多く、「結末が分かっているからこそ幸せな場面で涙があふれてくる」「画面の隅々まで見ていると何度見ても発見がある」「夢中で歴史の勉強をして見直した」など何度でも楽しめる作品として愛されている。また本作で描かれる本能寺の変からのクライマックスについて、「これは今後の本能寺の変のスタンダードになる」「今後これを超える本能寺の変は出てこないと思います」「何度見てもエンドロールで立ち上がれなくなる」など、誰もが知る歴史に対する驚きの結末に、賞賛の声が続出しているという。大ヒットを記念して、2月24日には新宿バルト9にて、大友啓史監督と脚本の古沢良太さんによるティーチイン付き上映の開催も決定した。(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
2023年02月21日木村拓哉主演で、2020年と2021年に新春SPドラマとして放送した「教場」シリーズを、4月期の月9枠で連続ドラマ化する「風間公親-教場0-」。この度、北村匠海が、木村さん演じる刑事指導官・風間公親とバディを組む新人刑事・遠野章宏役で出演することが分かった。今作は、「教場」(2020年)、「教場II」(2021年)で風間が教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代を描く。そこは「風間道場」と呼ばれ、キャリアの浅い若手刑事が刑事指導官・風間公親とバディを組まされ、実際の殺人事件の捜査を通して刑事としてのスキルを学ばせる育成システムとなっていた。原作:「教場0 刑事指導官・風間公親」©長岡弘樹/小学館北村さんが演じるのは、新人刑事・遠野章宏。「教場II」のラストシーンでは突然、風間の刑事時代のシーンが流れ、刑事時代の風間とバディを組んで、事件を捜査していた人物が北村さん演じる遠野だった。その捜査中、土砂降りのビルの屋上で遠野は追っていた犯人に襲われ、遠野をかばった風間は千枚通しで右目を刺される。風間の刑事時代を描く今作では、風間と遠野がバディを組んで事件を捜査していく中で、あの“雨の屋上での惨劇”がなぜ生まれたのかが描かれる。「教場」シリーズでの“義眼の風間教官”が誕生したきっかけであり、「教場」シリーズ最大の謎である“風間を襲った犯人およびその真相”が、今回明らかにされる。警察学校時代の成績も優秀で、学校長自慢の生徒であった遠野は、校長直々の推薦で交番勤務から捜査一課の「風間道場」へと入ることに。子どもの頃から警察官になることを夢見ていた遠野は、その強い気持ちを持ち続け、ついに念願の刑事としての第一歩を踏み出せたことに喜びを感じ、指導官の風間に対しても屈託のない笑顔で話しかける。成績優秀な遠野は事件現場でも率先して動き、自分で考え、捜査をしていく。刑事としての基礎体力は劣るが、新人刑事とは思えないほど、的確な捜査方法で事件の答えへと近づいていく遠野の明せきな頭脳にまわりの刑事は驚く。風間も「いい腕をもっている」と認めながらも、「君には欠けているものがある」と告げる。自分に何が欠けているのか理解できない遠野だったが、風間と向き合う時間の中で、気づかされていく。そして、「教場II」のラストシーンで描かれた、“雨の屋上での惨劇”がやってくるのだ。土砂降りの夜、風間と遠野が追っていた犯人に襲われ、遠野は重傷、風間は右目を刺される。雨の中、血まみれの風間が「死ぬな!」と遠野の名を叫ぶ。「教場II」最後の数分間で描かれたこの衝撃的なシーンは、放送後に「この続きが見たい!」と大きな話題を呼んでいた。北村さんは「ピンポイントの出演だったので、“これはいつかまた出るだろう”という予感がしていました。脚本を読んでいて、そして“いち教場ファン”として、『教場』という作品における風間のバックボーンは描かざるを得ないと僕は思っていたので、“来るぞ、来るぞ”と毎年思っていましたし、準備をしていた僕としては2年の歳月を経て、“ついに来たか”という感じでした」と待っていたことをコメント。木村さんとの「教場II」の共演時を、「リハーサルの一発目から完璧な流れで、なおかつ本気でやられていて、そのアクション部への信頼など、全てがプロフェッショナルだなと思いました」とふり返り、「今回ガッツリバディとして共演させていただけるということで、僕はもうぶつけるだけだと思っていますし、僕の持っている球を投げ続けるしかないと思っています。ぶつかり稽古ですね(笑)」と期待を込めて語っている。「風間公親-教場0-」は4月、毎週月曜21時~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2023年02月20日現在大ヒット公開中の『レジェンド&バタフライ』のオンライン・ファンセッションが15日(水)に開催され、主演の木村拓哉と大友啓史監督が出席。都道府県ごとの期待・感想投稿キャンペーンで選ばれた74名の“宣伝大名”たちと映画について語り尽くした。本作は、総製作費20億円の壮大なスケールで、誰もが知る日本史上の“レジェンド”織田信長と、謎に包まれたその正室・濃姫(別名“帰蝶”)の知られざる物語を描いた作品。信長役を木村拓哉、信長の正室・濃姫役を綾瀬はるかが務め、共演に宮沢氷魚、市川染五郎、音尾琢真、斎藤 工、北大路欣也、伊藤英明、中谷美紀といった豪華俳優陣が顔を揃える。木村拓哉も全国から集まった“宣伝大名”とじっくり映画の感想を話せる機会を楽しみにしていたようで、「こうした機会は初めてです。東映さんに『是非やらせてくれ!』と監督と僕から直訴したんですよ(笑)」と今回のファンセッションはふたりの直談判から実現した企画であることを明かし、「これまで各地に舞台挨拶でお邪魔させていただいても、皆さんマスクをされていますので、実際に映画をご覧になった皆さんの感想を直に聞くことができなかったんですよ。なので、このような機会があれば嬉しいなと思っていたところで実現しました」と笑顔を見せた。“宣伝大名”たちとのトークでは、まず最初に劇中豊臣秀吉を演じた音尾琢真の故郷でもある“北海道の宣伝大名”が登場。「歴女として信長さまと濃姫さまは、幼き頃より好いておりましたが、これほど可愛く勇ましい身近に感じるお二方はいません!大好きです!」という歴史好きからの熱い感想に木村は「凄いね……。歴史を好きな方からはいろんな意見を聞いているのですが、歴史好きな人ほど『戦のシーンが観たかった、斬り合いとか観たい』といった意見をいただいております。これもひとつの意見かもしれないけど、北海道宣伝大名さんみたいにポジティブに意見をくれるとすごい嬉しい」とコメントし、大友監督も「桶狭間の戦いがなくても信長と濃姫のストーリーということが伝わるんですよね」と作品へ込めたメッセージがしっかりと伝わっていることに安堵を見せた。さらに、“千葉県の宣伝大名”からは「新時代の時代劇となる、伝説的な作品になると思います!」と熱の入った感想が伝えられると、木村は「鳥肌が立ちました。こういう方たちが観てくれるから、現場は全力で出来るんだなと思いますね。やりがいを彼が提示してくれた」と感無量の様子で感謝を述べた。そして、“大切な方”と鑑賞したと語る“大分県の宣伝大名”は、劇中の信長と濃姫の姿と自分たちの姿を重ねたそうで、木村は「おふたりで観ていただけたというのが、僕も公開前に舞台挨拶で『身近な大切な人とご覧になってください』と何度か言わせてもらっていたので、実際にご夫婦で観てくださって嬉しいです」と願いが日本中に届いていることに喜びを語った。また、“和歌山県の宣伝大名”からは「木村さんと大友監督が次作品を作る機会があった場合どのような作品を作りたいですか?」という質問が飛び出し、木村は「監督とはタッグを組みたいと思っているので、その時はまた後ろ盾をください(笑)。色々と『こんなものがあったら面白くないですか?』と監督と話したりはしてますよ」とまさかの裏話を披露する一幕も。これには大友監督も「生ものですからね、俳優・木村拓哉は。この作品の上映が落ち着いてから、じっくり考えたいと思っています。ご縁があれば是非よろしくお願いします」と笑顔で応えた。『レジェンド&バタフライ』全国公開中(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
2023年02月16日映画『レジェンド&バタフライ』のオンライン・ファンセッションが15日に都内で行われ、木村拓哉、大友啓史監督が登場した。同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。この日は同作が行なっている「天下布武キャンペーン」に参加している“宣伝大名”74名がオンラインで参加し、2人と直接話すことに。歴史好きの女子=歴女だという北海道の女性が「信長様と濃姫様を幼い頃よりとても好いておりました」と語りはじめると、木村が「すみません、歴女の語って、ふだんの会話もそういう感じになるんですか!?」と驚くなど、交流を深めていた。また、信長と濃姫が初夜のはずなのに取っ組み合うことになってしまうシーンのメイキングが流れると、撮った映像をチェックして爆笑する綾瀬の姿に、監督も「姫、高笑い」と笑顔を見せる。木村が同シーンについて「監督がカットをかけない人なので、自分達は声がかかるまでとにかく続ける」と苦笑すると、大友監督は「俺がカットかけようとすると、まだおもしろいこと続いてるんだもん。カッ……! カッ! カッ! って、なかなか言えない」と反論。さらに大友監督は「信長が濃姫や各務野(中谷美紀)に蹴っ飛ばされるなんて見たことないからいちいち新鮮で、新しい信長の物語のヒントを見つけ出せる瞬間もあるという感じなんです。そのシーンでは使わないにしても、違うシーンで繰り広げられる展開につながっていくんじゃないかと探っている時がある」と弁解していた。木村は「目の前にいる相手の方を120%で感じるだけなので、自分がどう思ったということよりも目の前の人がどんな表情をしてどんな力で自分を引っ張るかに対する反射だったりもする」と綾瀬と相対するシーンを振り返る。「初夜のシーンに関しては、各務野さんのワイヤレスマイクの送信機が外側に落ちるくらい」と激しさを明かした。
2023年02月15日映画『レジェンド&バタフライ』のオンライン・ファンセッションが15日に都内で行われ、木村拓哉、大友啓史監督が登場した。同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。イベント冒頭には、14日に死去が発表された東映 代表取締役社長 手塚治氏に木村を含めた全員で黙祷。木村は「自分が京都太秦の撮影所でお世話になって後にする時に、本音半分、冗談半分というか、別れの挨拶をするのが照れ臭く恥ずかしくて『次、戻ってくる時は信長として戻って来たいです』と伝えさせていただいたら、今回この作品で(社長が)叶えてくださったので、本当に黙祷しながらも、改めてありがとうございましたと思っていました」と語った。故・手塚社長は同作の企画発表会見にも登場し、「この作品、総事業費20億円でございます。私も稟議に判を捺す時、少し手が震えました」と会場を沸かせる一幕も。「東映が本気でございますということを、申し上げておきたいと思います。今仕上げにかかっておりますが、素晴らしい作品になっていますので、ぜひご覧いただければと思います」と作品への思い入れを語っていた。
2023年02月15日俳優の木村拓哉が主演を務める映画『レジェンド&バタフライ』(1月27日公開)の場面写真が11日、公開された。同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。今回公開されたのは、現在同作で話題を集めている、信長の最期である「本能寺の変」の場面写真。1582年6月2日に、信長が信頼を置いていた家臣・明智光秀が一万三千もの大軍を率いて、京都にある本能寺に宿泊中の信長を急襲、対抗しきれないと悟った信長が寺に火を放ち自害したのは、これまでも多くの作品で映像化されてきた。本作は信長と濃姫の政略結婚という最悪の出会いに始まり、戦国の荒波に揉まれながらも次第に固い絆で結ばれ、一つの夢をともに生きていく姿が描かれる。そんな2人を待ち受ける「本能寺の変」では、信長は濃姫との約束を守るため、なんとしてでも彼女の元へ帰ろうとするという、「生きること」に執着する姿が映し出されている。命を懸けて、 大切な人のもとへ帰ろうとするその信長の姿に、SNS上では「こんな本能寺見たことがない」「全時代劇の本能寺の変の中で歴代最高」「最後まで濃姫の元へ帰ろうと必死に戦う信長の心情を思って涙が止まらない」という声が飛び交っているという。敵兵が攻め込んでくるところから信長の最期まで、撮影は丸4日間かけて行われた。その4日間は、日を追うごとに木村の衣装の血のりが増え、本能寺のセットは炎に包まれて焼け落ちていく。本番一発勝負のシーンも多く、緊張感に包まれた4日間を過ごし、大友監督は「(濃姫との約束を果たすために)泥まみれになりながらも生きる活路を探し、最後まで足掻くアクションにしたい」と、オーダーを出した。信長を演じた木村拓哉は「撮影が進んでいくことで、表現する身として彼の一面がまた一つ終わってしまうという感覚がありました。終わりを迎える瞬間は悲しさとか辛さとは少し違う、非常に切ないものがありました」と撮影を振り返った。脚本を担当した古沢も、本能寺の変について、「やはりクライマックスは1番楽しみです。何度も描かれてきた本能寺の変を、どう見せたら新しくなるのか、この作品らしくなるのかを悩みながら作りました。自分としてはなかなか良い終わり方ができたんじゃないかと思っていますし、何より木村さんと綾瀬さんが魂を込めた2人の最後は、必見だと思います」と、自信を見せた。(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
2023年02月12日木村拓哉が主人公・織田信長役を演じ、綾瀬はるかが信長の正室・濃姫役を務める映画『レジェンド&バタフライ』。この度、本作のクライマックスとなる本能寺の変を捉えた場面写真が解禁となった。映画ならではの映像の美しさと、戦国という時代に描かれる信長と濃姫の圧巻の人間ドラマに感動の声が相次いでいる本作。そして特に話題を集めているのが、信長の最期としてこれまで数多く描かれてきた「本能寺の変」のシーン。1582年6月2日。信長が信頼を置いていた家臣・明智光秀が一万三千もの大軍を率いて、京都にある本能寺に宿泊中の信長を急襲、対抗しきれないと悟った信長が寺に火を放ち自害したのは、あまりにも有名であり、多くの作品で映像化されてきた。本作は信長と濃姫の政略結婚という最悪の出会いに始まり、戦国の荒波に揉まれながらも次第に固い絆で結ばれ、1つの夢をともに生きていく姿が描かれている。そんな2人を待ち受ける本作の「本能寺の変」では、信長は濃姫との約束を守るため、なんとしてでも彼女の元へ帰ろうとする、これまでにない「生きること」に執着する姿が映し出されている。命を懸けて大切な人のもとへ帰ろうとするその信長の姿に、SNS上では「こんな本能寺見たことがない」「全時代劇の本能寺の変の中で歴代最高」「最後まで濃姫の元へ帰ろうと必死に戦う信長の心情を思って涙が止まらない」という声が飛び交っている。敵兵が攻め込んでくるところから信長の最期まで、撮影は丸4日間かけて行われた。その4日間は、日を追うごとに木村さんの衣装の血のりが増え、本能寺のセットは炎に包まれて焼け落ちていく。本番一発勝負のシーンも多く、緊張感に包まれた4日間。大友監督は「(濃姫との約束を果たすために)泥まみれになりながらも生きる活路を探し、最後まで足掻くアクションにしたい」とオーダーを出したという。また、信長を演じた木村さんは「撮影が進んでいくことで、表現する身として彼の一面がまた一つ終わってしまうという感覚がありました。終わりを迎える瞬間は悲しさとか辛さとは少し違う、非常に切ないものがありました」と撮影をふり返っている。脚本を担当した古沢良太も、本能寺の変について、「やはりクライマックスは一番楽しみです。何度も描かれてきた本能寺の変を、どう見せたら新しくなるのか、この作品らしくなるのかを悩みながら作りました。自分としてはなかなか良い終わり方ができたんじゃないかと思っていますし、何より木村さんと綾瀬さんが魂を込めた二人の最後は、必見だと思います」と、自信を見せた。製作陣が全身全霊で臨んだ、新たな「本能寺の変」に注目だ。なお、本作のオンライン・ファンセッションが決定。木村さんと大友監督が参加し、全国からオンライン上で参加する本作のファン(50名)とトーク。その模様は東映映画公式Youtube上で生配信される予定。『レジェンド&バタフライ』は全国にて公開中。『レジェンド&バタフライ』オンライン・ファンセッションは2月15日(水)19時15分~イベント開始(20時終了予定)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:レジェンド&バタフライ 2023年1月27日より全国にて公開©2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
2023年02月11日新垣結衣が、この春放送予定の月9ドラマ「風間公親-教場0-」に出演することが分かった。風間公親役の主演・木村拓哉と初共演で、バディを組む新人刑事を演じる。今作は、風間が教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代が描かれる。新垣さんが演じる新人刑事・隼田聖子は、小学4年生の娘と仲良く暮らすシングルマザー。「風間道場」初の女性刑事として選ばれた聖子は、風間との捜査初日にして、いきなり「風間道場」の恐ろしさを体感することに。事件現場で疑問に感じた点を風間に問いかけるが、「自分で考え、答えを出せ」と風間に突き放される。常に事件現場に付き添いはするが、新人刑事に考えさせ、答えを導かせるというのが「風間道場」なのだ。娘に弱音を吐くわけにもいかず、必死に捜査をする聖子だが、誰にも弱音を吐くことができないその性格がアダとなってしまう。物語の印象について「台本を読む限りでは、スペシャルドラマとは舞台が違うのもあって、構造やテイストも少し変わった印象です。風間公親と指導を受ける者のやり取りも一対一の空間が多く、前作より密になったような印象もあるので、その中で風間さんの人間味が少しずつ、そして今までより多く感じられたりするのかなと想像しています」と語った新垣さん。演じるキャラクターについて「真面目。そこが強みでもありますが、真面目すぎて一人で抱え込んだり思いつめたり、その結果、目を背けてしまう弱さもある人だと思います」と説明する。また「木村さんとの初共演であり、しかもあの風間公親に新人刑事として相対するということで最初はとても緊張していましたが、敬礼の手本を見せて頂いたり、コミュニケーションを取りながらさまざまなことを教えて頂いたり、時には緊張をほぐして頂いていて、今は緊張と緩和の良いバランスで現場にいることができて有り難く感じています」と撮影をふり返る。そして「残されたままだったいくつかの謎も今作では真相が明らかになる、とのことなので私自身もとても楽しみにしています。難しさもありますが精いっぱい頑張ります」と意気込みを語っている。「風間公親-教場0-」は4月、毎週月曜日21時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2023年02月10日「ゲーム・オブ・スローンズ」のプロデューサーが贈る超大型深海SFサスペンス、Huluオリジナル「THE SWARM/ザ・スウォーム」。この度、大迫力の予告編が公開された。世界各国から俳優陣が集結し、日本からは海外ドラマ初出演となる木村拓哉が出演する本作は、クジラやシャチが人間を襲い、ロブスターによる謎の感染症が蔓延するなど、世界中の海で突如不可解な現象が巻き起こる中、異変にいち早く気づいた各国の研究者たちが、全容解明に挑んでいく物語。異変の原因は?深海で一体何が起きているのか?彼らは、驚くべき結論にたどり着く――。今回公開された予告編では、氷河に棲むアイスワームの異常増殖が確認され、傷だらけのシャチの死体が見つかるという、世界各国の海に異変が起きる。人類の間でロブスターによる謎の感染症が蔓延し始める中、大量のカニが海から上陸、クジラによって船が襲撃され、海が一変。そして、研究者たちが乗った船も大破の危機にさらされてしまう。ヨーロッパ最大級の水中スタジオ(LITES WATER STAGE & FILM STUDIOS)で撮影された世界トップレベルの大迫力映像、精巧かつ大掛かりなVFXが次々と畳み掛けられる、衝撃のトレーラー。中でも、いまだかつてない多様な表現で描かれた海の映像美は必見。そして映像には、木村さん演じる日本人の慈善家で海洋問題に取り組む「ミフネ財団」創始者のアイト・ミフネも登場している。Huluオリジナル「THE SWARM/ザ・スウォーム」は3月4日(土)Huluにて独占配信開始(全8話)。(cinemacafe.net)
2023年02月09日3月4日(土) よりHuluで独占配信される『THE SWARM/ザ・スウォーム』の予告編が公開された。本作は、数々のエミー賞受賞歴を誇るプロデューサー、フランク・ドルジャーが『ゲーム・オブ・スローンズ』以降初めて手がける連続ドラマシリーズ。クジラやシャチが人間を襲い、ロブスターによる謎の感染症が蔓延するなど、世界中の海で突如不可解な現象が巻き起こる中、異変にいち早く気づいた各国の研究者たちが、全身全霊で全容解明に挑んでいく姿が描かれる。出演者は世界各国から選りすぐられた俳優陣が集結。アレクサンダー・カリムをはじめ、セシル・ドゥ・フランス、レオニー・ベネシュ、ジョシュア・オジック、バルバラ・スコヴァ、シャロン・ダンカン=ブルースターに加え、日本からは海外ドラマ初出演となる木村拓哉が登場する。公開された映像では、本作のスリリングかつダイナミックな世界を凝縮。冒頭から氷河に棲むアイスワームの異常増殖が確認され、海辺では傷だらけのシャチの死体が見つかるなど、世界各国で海に関する“異変”が次々と巻き起こる。人類の間でロブスターによる“謎の感染症”が蔓延し始める中、大量のカニが海から上陸、さらにクジラによって船が襲撃されるなど、静かな海は“恐怖の海”へと一変。未曾有の危機に直面した人類の運命は、世界各国から集まった研究者たちの手に託されるが、彼らが乗った船も大破の危機にさらされてしまい……。予告編は、ヨーロッパ最大級の水中スタジオ(LITES WATER STAGE & FILM STUDIOS)で撮影された大迫力映像や、精巧かつ大掛かりなVFXが次々と畳み掛けられる、衝撃的なトレーラー映像となっている。なかでも、いまだかつてない多様な表現で描かれた“海”の映像美が見どころで、美しくもありどこか不気味さを感じさせる海の壮大な姿が印象的に描かれている。Huluオリジナル『THE SWARM/ザ・スウォーム』予告編<配信情報>Huluオリジナル『THE SWARM/ザ・スウォーム』3月4日(土) よりHuluで独占配信(全8話)製作総指揮:フランク・ドルジャー監督:バーバラ・イーダー、ルーク・ワトソン原作:『THE SWARM』フランク・シェッツィング著脚本:スティーヴ・ラリー、マリッサ・レストラード【キャスト】アレクサンダー・カリム(シグル・ヨハンソン役)セシル・ドゥ・フランス(セシル・ローシュ役)レオニー・ベネシュ(シャーロット・“チャーリー”・ワグナー役)ジョシュア・オジック(レオン・アナワク役)木村拓哉(アイト・ミフネ役)バルバラ・スコヴァ(カタリーナ・レーマン役)シャロン・ダンカン=ブルースター(サマンサ・クロウ役)作品公式サイト:
2023年02月09日俳優の木村拓哉が出演する1試合予想くじ「WINNER」の新テレビCM『WINNER Jリーグ開幕篇』(30秒、15秒)が、2月10日より全国で放送される。日本スポーツ振興センター(JSC)は、2023明治安田生命Jリーグ開幕に合わせ、Jリーグを対象とした1試合予想くじ「WINNER」の販売を2月10日から開始。また、期間限定でJリーグの優勝チームを予想するくじも販売する。「WINNER」は、サッカーやバスケの試合の中から好きな1試合を選んで、試合結果を予想できる日本初の1試合予想くじ。「注目の対戦カードを予想する」や「応援クラブの勝利を予想する」、さらには新CM内の木村のように、「仲間と一緒に予想して盛り上がる」など楽しみ方は様々。いずれも1口200円で、スポーツファンからくじ好きの人まで気軽に楽しめる。新CM『WINNER Jリーグ開幕篇』では、木村が友人たちとスタジアムを訪れ、試合前のコンコースでサポーターとともに応援コールをしたり、「WINNER」で試合結果を予想したりと、Jリーグ開幕を楽しんでいる様子を描いている。国立競技場で撮影された今作、スタジアムならではの熱狂と興奮を、木村が臨場感あふれる演技で表現している。撮影では、サッカーの聖地・国立競技場に「WINNER」アンバサダーの木村、そしてサポーター役を務める約60人のエキストラが集結。コンコースでの撮影開始にあたり、スタッフから「木村拓哉さんです!」と紹介があると、「オーッ!!」とフラッグを振ったり、太鼓を叩いたりして大盛り上がりのサポーターたち。それに応えるように木村が右手を高々と上げると、コンコースは、まるで応援するクラブのエースストライカーがゴールを決めた時のような熱狂の渦となった。スタンドでの観戦シーンでは、「よっしゃー!」「行け、行け、行けー!」とピッチへ向けて誰よりも熱い声援を送る木村。国立競技場でこれから繰り広げられる熱戦へと思いを馳せながら臨む演技に、周りのサポーターたちの声も、呼応するように一段と大きくなった。
2023年02月08日映画『レジェンド&バタフライ』の大ヒット御礼舞台挨拶が5日に都内で行われ、木村拓哉、伊藤英明、中谷美紀、大友啓史監督が登場した。同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。中谷は木村と信長について「天下統一のためにという大義のために、多くの人命を犠牲にしなければならない信長の孤独と、木村拓哉さんという、これから日本にはなかなか出てこない大スターでいることの孤独が重なって見えます」と表す。25年前に木村が信長、中谷が濃姫を演じていたが、中谷は「25年を経て、より強く感じられます。きっと25年前はヒマラヤのK2に登ってらっしゃって、今回はエベレストの冬季南西壁単独無酸素登頂。アルピニストなんですよ。命を賭して木村拓哉というスターを演じていらっしゃるんです」と登山に喩え、「その孤独って、きっと私たち普通の人間には理解できない孤独なんですよね。きっとご自分との戦いなんだと思います。誰か他人との比較ではなくて、本当に厳しい険しい道を進んでいらっしゃるんだなあと、ちょっと泣きそう」と熱く語った。しかし中谷の絶賛に伊藤が「ありがとう」と答えたことから、中谷は「あなたに言ってません!」とツッコむ。木村が伊藤を真ん中に連れて行くと、中谷は伊藤を突き飛ばし場内は爆笑。伊藤は「違うんです。僕、いつも話が長くて、自分の思いを伝えたいんだけど、話が長すぎて伝わってない部分があって。『ありがとう』は僕もそういうふうに木村さんについて言いたかったなと思って、代弁してくれたみたいな。決して僕があの言葉を受け取ったわけではない」と弁解していた。また、この日は登壇しなかった綾瀬について聞かれると、中谷は「本当にかわいくてかわいくて」と愛情を注ぎ込んでいる様子。「本当にあの笑顔の裏で、ものすごい努力を重ねているんです。我が姫。もう我が姫も殿と同じように単独無酸素登頂」と喩え、「水泳のトレーニングしてたんです、同時に。皆さんには決して努力は見せませんけれど、常に朗らかで、現場を明るくしてくださいました。我が姫はそうしてお客様にお仕えするために身を削って努力をして濃姫を演じてくださいました」と瞳を潤ませた。
2023年02月05日映画『レジェンド&バタフライ』の大ヒット御礼舞台挨拶が5日に都内で行われ、木村拓哉、伊藤英明、中谷美紀、大友啓史監督が登場した。同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。同作は公開から9日間で興行収入10億円のヒットに。マスクをしての声出しがOKとなったため、サプライズで客席から登場した木村に、観客は歓声を上げる。伊藤の話の長さが度々話題となっていたが、木村は「今日は皆さん声が出せるということなので、ヒデが迷ってもみんながちゃんと笑ってくれてるから大丈夫」と安心する。さらに「今日来てくださってるライターの方たちが、途中からパソコンのキーボードを叩くのをやめてました」と、伊藤の話に反応するライターの様子も再現していた。伊藤は木村との思い出について「公開される以前に僕らは一足先に観させていただいたんですけど、その次の日に木村さんと岐阜城に行って。夜だったんですけど、映画の中にも信長公が岐阜城と命名する場所で、その時に木村さんが岐阜の街を破壊見ながら目頭を熱くされてされて『彼らにはもっと生きていてもらいたかったな』とおっしゃって」と明かす。「そのとき、僕もちょっと泣きそうで木村さんの顔が見れなかったんだけど、自分の役を通しての自然な気持ちを聞くことができて、共有できたのがすごく嬉しいし、そういう思いをもって何度でも見ていただきたいなと思っています」と観客に語りかけた。
2023年02月05日俳優の木村拓哉さん主演の映画『レジェンド&バタフライ』が、公開日からの9日間で、動員80万人、興行収入10億円を突破したことを、配給の東映が2023年2月5日に発表しました。宣伝にも熱が入っている同作。主演の木村さんが多くのテレビ番組で、映画の宣伝を行う姿も見かけます。そのかいもあってか、ヒット中の同作ではあるものの、映画の内容に対して観客が全員満足しているかといえば、そうではありません。同日、ラジオ番組『木村拓哉 Flow』(TOKYO FM)に出演した木村さんは、映画に寄せられているネガティブな意見に対して、持論を展開しました。公開から約1週間ぐらいたったんですけども。中にはあるよ、「こんなの見たくなかった」とかあるけど。それも見てくれた人の意見だから。そこがすごく僕はありがたいなと思うし。ディスろうが、称賛しようが、まずあのスクリーンの前に身を置いて作品を受け取ってくれたっていうのに、まず感謝しないといけないなというところを非常に思ってますね。木村拓哉 Flowーより引用批判は、木村さんのいう通り、映画館に足を運び、その目で作品を観ていなければ出てこない意見です。どんな名作も、称賛と同じくらい、批判があるのは当然のこと。すべての観客が、同じ感想を抱くことのほうが、ありえません。「まず感謝をしたい」と語る木村さんからは、映画に携わる1人の俳優として、そして主役という責任を預かる立場としての、覚悟とプライドを感じます。【ネットの声】・木村拓哉は本当に強い人だな。まず、作品を観てくれたことに感謝って、素晴らしい考え方だと思う。・木村拓哉の懐の広さに感動。・視点を変えれば、批判も感想。受け入れるその姿勢がかっこいい。なぜ木村さんがデビューから現在まで、第一線で活躍し続け、いくつもの作品で主役を任せられてきたのか。それは演技力だけでなく、作品や観客と向き合う姿勢にあるのだと思わされます。[文・構成/grape編集部]
2023年02月05日東映創立70周年を記念する映画『レジェンド&バタフライ』が公開され、大ヒットスタートを切っている。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)が、最悪の出会いから次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく姿を描いた同作。監督を大友啓史氏、脚本を古沢良太氏が務めた今作で話題になっているのが、いわゆる「本能寺の変」のシーンから続く結末の描き方だ。最後のシーンに込めた思いについて、大友監督に話を聞いた。※この記事には作品の重要部分のネタバレを含みます○■2人の人生をどうとらえるのか――今回の結末として、2人が外国へ逃れられるんじゃないか、というところから一転しての…という展開が印象に残っています。「こう来るか」という二転三転の驚きもあり、どういった思いであの結末にされたんでしょうか?どういう結末を迎えるか、そのアイディアは脚本の古沢さんがまず提示しててくれて。信長が死の間際にいわゆる走馬灯のように見たイメージがあり、分かりやすくいうとそれは、「2人が一緒だったら最強だよね」ということだと思うんですね。試写を観た方には、「あの夢で終わって欲しかったけど、大友監督が撮ってるんだから、そうはいかないですよね」と言われました。僕は今回のように2人の最期まで描いた方が、実はハッピーエンディングだと思っているんですね。2人の関係性をリアルに考えていくと、結局は信長も濃姫も時代の駒として使われてしまっていたのではないかと思うんです。でも、裏側の感情、やり取りがどうだったかという真実の姿は誰にもわからない。古沢さんがその辺をうまく掘り当ててくれたのですが、濃姫が斎藤道三の娘であったことを考えると、男に生まれていたら天下を取った器かもしれないと想像できます。信長も、先駆性のある人物だったと言われていますし、今作では2人が当時の人たちが考えられなかった新しい未来を夢見ていて、あの時代にすでに個人主義的な考えも持ち、「自由」という概念に連なるような思想を持っていたとしたら? という描き方をしています。南蛮船で大海原に2人が旅立つシーンでは、短い尺の中で、「人生の何十年かで体感するであろう喜怒哀楽」を、端的に凝縮して詰め込みました。山あり谷ありの人生の機微を、余分なものを剥ぎ取って共にするということが2人の夢だったし、そんなことをあの時代に夢見ることができたということ自体が2人の先駆性の証左でもある、というのが僕なりの一つの仮説です。死ぬ直前まで同じビジョンを共有できる夫婦がリアルにどのくらい存在するのかと考えると、悲劇的に見える2人の人生も見え方が変わってくる。男として女として、そして夫婦として、ある種互いの人生に添い遂げるように、同じ刻に生を終えた2人の人生を、僕はハッピーエンドの一つの形と捉えて撮っていましたね。――「こうあってほしい」と思いながらのラストという、切なさも強く感じました。エンドロールにも主題歌などを入れなかったのは、観た方にすぐに現実に戻ってほしくないという思いがあったからです。信長と濃姫の人生をしっかり受け止めていただく時間というか、その余韻を作りたかった。キャスト・スタッフのクレジットと共に「これはフィクションでした」と目が覚めてほしくはない。しばらくは映画の中で起きた出来事に思いを馳せてほしい。二人を手向ける時間になってほしい。エンドクレジット内の音の構成も、まずは崩壊する本能寺の音の中から、もう一度南蛮音楽が立ちあがってくる。二人の蜜月の頃の姿が、きっと脳裏に思い浮かぶはずです。そして最後は、まさに「最強の二人」という言葉が相応しい、1番勢いのある2人が思い浮かぶような、佐藤直紀さんの壮大な劇伴で終わっています。エンドクレジットの最期の瞬間まで、物語は繋がっています。信長と濃姫は僕らの心に永遠に生き続ける。席を立たずに、そこまでしっかり見届けてもらえると嬉しいですね。■大友啓史監督1966年生まれ。岩手県出身。慶應義塾大学法学部卒業。1990年にNHKに入局し、連続テレビ小説『ちゅらさん』シリーズ(01~04年)、『ハゲタカ』(07年)、『白洲次郎』(09年)、大河ドラマ『龍馬伝』(10年)などを演出。イタリア賞始め国内外の賞を多数受賞する。2009年『ハゲタカ』で映画監督デビュー。2011年5月に独立し、『るろうに剣心』(12年)、『プラチナデータ』(13年)、『るろうに剣心京都大火編/伝説の最期編』(14年)の2部作を手がける。その後も『秘密THE TOP SECRET』『ミュージアム』(16年)、『3月のライオン前編/後編』(17年)、『億男』(18年)、『影裏』(20年)と話題作を次々と世に送り出し、2021年には映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』と2部作で興収65億円を突破するヒットとなった。(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
2023年02月05日「岡田さんは、木村さんの映画の公開が、自身が出演する大河ドラマの放送と同じタイミングになることに驚いていたそうです。なにせ同じ信長役ですからね」こう語るのはドラマ関係者。1月27日、木村拓哉(50)が織田信長役で主演を務めた映画『レジェンド&バタフライ』が公開。これに先がけ、木村は’22年11月に岐阜県で行われた「ぎふ信長まつり」のパレードに参加。“木村信長”の姿を一目見ようと、定員を大きく超える96万通余りの応募があったことも話題となった。いっぽう、NHKでは大河ドラマ『どうする家康』が放送中。岡田准一(42)が織田信長を演じ、徳川家康(松本潤・39)を「俺の白兎」「俺のおもちゃ」などと独特に表現し、登場するたびにツイッターのトレンド上位に入るなど、こちらも注目を浴びている。ジャニーズの先輩と後輩が奇しくも同時期に信長を演じたわけだが、「信長といえば天下統一への足掛かりを作った人物で、“カリスマ”的なイメージを持つ特別な存在。映画は“妻・濃姫とともに生きる信長”、大河は“家康から見た信長”と、描かれ方は異なりますが、どちらも脚本は『コンフィデンスマンJP』などで知られる人気脚本家・古沢良太さんが担当しています。これまで何度も時代劇に出演してきた木村さんと岡田さんがどのように信長を表現したのか、注目が集まっています。まるで“信長バトル”のようです」(映画関係者)双方の信長役への熱意は並々ならぬもののようだ。木村は昨年6月に行われた映画の記者会見で信長について、次のように語っている。「信長には引かれる部分が多く、演じられるのはすごく名誉なこと」本誌は’21年12月、滋賀県・彦根城周辺で映画の撮影に臨む木村の姿を目撃しているが、「撮影の合間、木村さんは共演者やスタッフに冗談を言うなど、楽しい空気を作っていましたが、本番が始まると一変。殺気立った雰囲気で、まさに“信長がそこにいる”と感じるほど、圧倒的な存在感でした」(前出・映画関係者)岡田も気合十分で、「“これまでにない信長になる!”と意気込んでいました。信長の衣装を身に着けると威圧感が凄まじく、現場も緊張感に包まれ、セリフが飛んでしまう共演者が出るほどです」(NHK関係者)初の信長役に挑んでいる岡田のいっぽうで、木村が信長を演じるのは2度目。「25年前に木村さんは単発ドラマ『織田信長 天下を取ったバカ』(TBS系)に信長役で主演しました。木村さんにとって時代劇初挑戦だっただけに、信長への思い入れは強いのではないでしょうか。木村さんは今回の映画で、事前に役作りをするというよりは、現場で共演者やスタッフと相談しながら信長を作り上げていました。“カリスマでありながら人間らしい信長にしたい”という思いからだそうです」(前出・映画関係者)木村は信長の魅力について、「本当だったら伝統だったり文化だったりが重んじられるところを、『いや、ダサいものはダサい』と言える。ある意味、パンクだと思う」(「ぴあ」1月23日配信)と語っているが、「信長を“パンク”と表現するなんて、独特ですよね。木村さんにとって信長はロックスターのような存在なのかもしれません」(前出・映画関係者)岡田はそもそもが“歴史オタク”としても知られている。「岡田さんは小学2年生のころに『聖徳太子が10人の話を同時に聞いた』という逸話を知って以来の歴史好き。歴史上の重要人物である信長はいつかは演じてみたい役柄だったとか。大河ドラマ『軍師官兵衛』(’14年)では主演を務めましたが、信長も官兵衛を重用していたといわれています。官兵衛にとってのキーパーソンをまた別の大河ドラマで演じるのは、感慨深いものがあったでしょう」(前出・NHK関係者)信長と岡田には共通点があると、前出のドラマ関係者は力強く語る。「信長は無類の日本刀好きとして知られ、500振り以上の刀を持っていたそうですが、岡田さんも実は刀好き。主演・土方歳三を演じた映画『燃えよ剣』(’21年)では、共演者に殺陣の指導もしていました。また信長は茶の湯を愛していたとも伝えられていますが、岡田さんは茶道にも詳しいのです。茶道を通して、“和敬清寂”という、主人と客が互いを敬う心を学びたいと話していました。これだけ信長と似通った部分があるなんて、演じるのにぴったりですよね」木村も、信長には不思議な縁を感じているという。「織田家の家紋は織田木瓜と呼ばれるものですが、木村さんは幼少期に時代劇を見て、木村家の家紋と同じだと知ったそうなのです。また、今回の映画の撮影中に木村さんは49歳になりましたが、信長が本能寺の変で自害したのも、数えで49歳のときのことでした。こうした偶然に、木村さんは信長に親近感を抱いていたそうです。木村さんの信長愛に影響され、周囲のスタッフも“信長さん”と、敬称付きで呼ぶようになりました」(前出・映画関係者)演じる役との共通点があると、そのぶん役への愛情も深まる。木村と岡田も、演じるなかで織田信長への“ラブ”は膨らむばかりだっただろう。それぞれの信長像で天下をつかむ!
2023年02月02日2023年1月30日に放送されたバラエティ番組『しゃべくり007』(日本テレビ系)に、俳優の木村拓哉さんが出演。番組の企画で、かつてドラマで共演した子役が登場し、木村さんとの思い出を明かしました。負の感情に沈んだ子役に、木村拓哉がかけた言葉番組には、木村さんに感謝している1人として、6歳の時に木村さん主演のドラマ『アイムホーム』(テレビ朝日系)で共演した、髙橋來(たかはし・らい)さんが登場しました。髙橋さんが演じたのは、木村さんの息子役。当時、髙橋さんが早く現場に慣れるよう、木村さんは一緒にサッカーをやったり、かっこいいポージングを教えたりしていました。そんなある日のこと。連日の撮影に疲れた髙橋さんは、スタッフに対する態度が悪くなってしまいます。すると、「來、スタッフにそういう態度はよくないぞ」と、木村さんが先輩として本気で注意。当時の説教について、木村さんは次のように語りました。彼は彼なりに、すっごい嫌な思いを何かでしたらしく「僕なんていなくなっちゃえばいいんだ」と、そっち系のことをいったんですよ。その時に「いい加減にしろ」っていって。「やりたくない」とか、「もう嫌だ」「帰りたい」とかだったら全然いいんですけど、「僕なんていなくなっちゃえばいいんだ」っていうことをいってしまった、当時の來くんに対して「絶対それだけはいうなよ」って。真剣に説教したのを覚えています。しゃべくり007ーより引用木村さんの言葉を受け、髙橋さんは号泣したといいます。心が弱った時、ネガティブな思考に偏るのは、仕方がない部分もあるかもしれません。ですが、他者に当たったり、自己否定をして自らを傷付けたりしては、負のスパイラルに陥ってしまいます。木村さんから学んだ、周囲の人との関わり方や、自分を大切にする考え方は、髙橋さんの生きる指針となっていることでしょう。木村さんと髙橋さんのエピソードに、心を打たれる人が続出し、このような反響が上がりました。・子供の将来を想っているからこその説教。親のような愛情を感じました。・「自己否定なんてしてはダメだ」と、きちんと教えてもらえてよかったね。・人と向き合ったうえで、本気で怒れる人なんだなぁ。・深夜に、自分もキムタクの言葉を噛みしめて泣いた。また、髙橋さんは一番残っている記憶として遊んでもらったことを挙げ、宝物である『絵しりとり』をした際の紙を持参。絵からは、木村さんと髙橋さん、母親役を務めた俳優の上戸彩さんの、3人で楽しく遊んでいた様子が伝わり、出演者たちを笑顔にしました。ラストに髙橋さんは、「また親子役として共演する機会を作れるように、これからも腕を上げていきたいと思います」と抱負を語っています。いつの日か念願が叶い、2人で再び共演する日が来るよう、応援したくなりますね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月01日高橋一生、飯豊まりえが続投し、ドラマ「岸辺露伴は動かない」制作陣再集結で贈る映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』に木村文乃、長尾謙杜、安藤政信、美波が出演することが分かった。役柄に扮したビジュアルも公開された。「PICU 小児集中治療室」で自身初の月9ヒロインを演じたことが記憶に新しい木村文乃が、本作のカギを握る“この世で最も邪悪な「黒い絵」”の噂を知り、若き露伴が淡い気持ちを抱くミステリアスな女性・奈々瀬役。「なにわ男子」の長尾謙杜が、漫画家デビューしたばかりの若き日の露伴役で出演。木村文乃/奈々瀬役木村さんは「原作がありそして国内外に熱烈なファンの方々がいる物語なのでプレッシャーも大きかったですが、そんな最高のスタッフキャストの皆さんに支えて頂き、お芝居の方法も役柄も世界観も、これまでの経験とは全く違うアプローチの挑戦が叶ったように思います」とコメント。長尾謙杜/若き日の露伴役長尾さんは「原作に登場する露伴先生の過去の一コマ一コマを頼りにたくさん想像して監督の渡辺さんともお話ししながら作っていきました。素敵なスタッフの皆様にもたくさん支えていただき楽しく撮影させていただきました」とふり返る。また、映画オリジナルのキャラクターとして、ルーヴル美術館のコレクションの調査員であり、東洋美術の専門家の辰巳隆之介を、近年は『るろうに剣心 最終章 The Beginning』『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』などに出演した安藤政信。安藤政信/辰巳隆之介役ルーヴル美術館の職員として、露伴と京香を館内へ案内するエマ・野口を、『Vision』『MINAMATA-ミナマタ-』に出演した美波が演じる。美波/エマ・野口安藤さんは「必ず皆さんに最高の状態で作品を届けられると確信しています岸辺世界の僕を楽しみに待っていて下さい」と呼びかけ、美波さんは「高橋さん、飯豊さん、渡辺監督、そして現場スタッフさんたちの信頼関係の築き上げを肌で感じ、幸せな撮影日々を過ごした。本当に楽しかった。漫画とは一味違う、美しく、妖しいお話が、皆さんの眼に届く日を心待ちにしています」とコメントしている。『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』は5月26日(金)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:岸辺露伴 ルーヴルへ行く 2023年5月26日より公開© 2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2023年02月01日高橋一生が主演を務める映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』が5月26日(金)に公開される。この度、本作の重要キャラクターとして木村文乃、長尾謙杜、安藤政信、美波の出演が発表され、それぞれの役柄に扮したビジュアルも解禁された。荒木飛呂彦の大人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれたスピンオフ『岸辺露伴は動かない』は、2020年末より実写ドラマ化され、放送の度にSNSで話題になるなど反響を呼んだ。映画ではドラマシリーズの制作陣が再集結し、美の殿堂・フランスのルーヴル美術館を舞台に、芸術とエンタテインメントが融合した極上サスペンスが描かれる。この度、本作の重要キャラクターとして、木村文乃、長尾謙杜、安藤政信、美波の出演が発表された。青年期の露伴が出会う謎の多い黒髪の女性・奈々瀬役には、ドラマ『PICU 小児集中治療室』で自身初の月9ヒロインを演じ、ドラマ&映画の人気シリーズ『七人の秘書』など話題作への出演が続く木村文乃。木村は「お芝居の方法も役柄も世界観も、これまでの経験とは全く違うアプローチの挑戦が叶ったように思います」とコメントしており、本作のカギを握る“この世で最も邪悪な「黒い絵」”の噂を知り、若き露伴が淡い気持ちを抱くミステリアスな女性を艶やかさと儚さたっぷりに好演している。漫画家デビューしたばかりの若き日の露伴を演じるのは、2021年に“なにわ男子”としてデビューし、ドラマ『パパとムスメの7日間』やAmazonオリジナル映画『HOMESTAY』で主演を務めるなど俳優としても活躍中の長尾謙杜。「原作に登場する露伴先生の過去の一コマ一コマを頼りにたくさん想像して、監督の渡辺さんともお話しながら作っていきました」と語る長尾は、露伴の知られざるルーツが明らかにされる本作で、デビュー間もない漫画家としての葛藤や、奈々瀬との忘れられない出会い、若き露伴の繊細な一面を丁寧に演じきる。映画オリジナルのキャラクターとして本作を盛り上げるのが、ルーヴル美術館のコレクションの調査員であり、東洋美術の専門家・辰巳隆之介役を演じる安藤政信。紳士的でありながら、どこか怪しげな雰囲気を漂わせる辰巳を演じる安藤は「人気シリーズ企画の岸辺露伴作品に参加が出来てとても嬉しく思います。(中略)必ず皆さんに最高の状態で作品を届けられると確信しています」とコメント。さらに、ルーヴル美術館の職員として、日本から来た露伴と、飯豊まりえ扮する泉京香を館内へ案内するエマ・野口役には、日仏合作映画『Vision』やジョニー・デップ主演映画『MINAMATAーミナマター』に出演し、国際色豊かな活躍を見せる美波。フランス人と日本人の両親を持つ美波は、劇中で流暢なフランス語を披露し本作にさらなる深みを持たせ、悲しい過去を抱えたエマをナチュラルな魅力とともに体現。「漫画とは一味違う、美しく、妖しいお話が、皆さんの眼に届く日を心待ちにしています」とコメントを寄せた。ルーヴル美術館に所蔵される「黒い絵」に宿る謎、世界を代表する美の殿堂に隠された暗部、そして露伴自らの知られざる過去とは?日本を飛び出して描かれる圧倒的スケールと、美しさと奇怪さが極まるルーヴル美術館を舞台に繰り広げられる極上サスペンスに注目だ。長尾謙杜「この素晴らしい世界を楽しんでいただけたら」【キャストコメント全文】■木村文乃(奈々瀬役)『岸辺露伴』チームには初めての参加になりますが、これまでシリーズを作り上げてきた皆さんのチームワークにはとても余裕があって、ひとつひとつのシーンを総合芸術として作り上げる!という熱い思いがとても伝わる現場でした。原作があり、そして国内外に熱烈なファンの方々がいる物語なのでプレッシャーも大きかったですが、そんな最高のスタッフ・キャストの皆さんに支えていただき、お芝居の方法も役柄も世界観も、これまでの経験とは全く違うアプローチの挑戦が叶ったように思います。そして、自分が出演した以外の撮影もどのようにされていたのか、完成を心待ちにされている方々と同じ気持ちで映画を観ることを、楽しみにしています!© 2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社■長尾謙杜(青年期/岸辺露伴役)お話を頂いた時は驚きが大きかったです。原作はもちろん、高橋一生さんが演じるドラマ版も視聴者として楽しませて頂いてましたので、この世界に自分が入ることができ、とても嬉しく思います。原作に登場する露伴先生の過去の一コマ一コマを頼りにたくさん想像して、監督の渡辺さんともお話しながら作っていきました。素敵なスタッフの皆様にもたくさん支えていただき楽しく撮影させていただきました。最後に、シンプルに言います。是非劇場に足を運んでください!この素晴らしい世界を楽しんでいただけたらと思います。© 2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社■安藤政信(辰巳隆之介役)人気シリーズ企画の岸辺露伴作品に参加が出来てとても嬉しく思います。Parisでの撮影が楽しみでしかたありません。必ず皆さんに最高の状態で作品を届けられると確信しています。岸辺世界の僕を楽しみに待っていて下さい。© 2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社■美波(エマ・野口役)子供の頃、兄の漫画を盗み読みしては一人で怖がっていた、荒木飛呂彦氏の世界。イメージが夢に出てきては、飛び起きていた。時が経ち、近所の本屋さんで見つけた『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』。恐る恐る手に取り、ページをめくった。摩訶不思議な物語に吸い込まれ、虜となった。細部までが芸術的に感じられ、自分が大人になった事を確認できた瞬間でもあった。今、私はこの物語の一人を演じている。未だに信じられない。衣装も、セットも、正に露伴ワールド。高橋さん、飯豊さん、渡辺監督、そして現場スタッフさんたちの信頼関係の築き上げを肌で感じ、幸せな撮影の日々を過ごした。本当に楽しかった。漫画とは一味違う、美しく、妖しいお話が、皆さんの眼に届く日を心待ちにしています。『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』5月26日(金)公開
2023年02月01日主演に木村拓哉、ヒロインに綾瀬はるかを迎えた『レジェンド&バタフライ』が、1月27日の公開から3日間で37万人を動員、累計興行収入4.9億円を記録し、週末興行ランキング1位を獲得。本作の配給会社・東映の実写映画『翔んで埼玉』(19年2月22日公開/最終興収37.6億円)との公開3日間の興行収入対比が150%となる好スタートを切った。全国382スクリーン(2D通常=374、Dolby Cinema=8)にて公開された本作は、オープニング3日間累計で観客動員:37万1,072名 、興行収入:4億9,686万5,550円を達成。『翔んで埼玉』との公開3日間の興行収入対比で150%を記録。さらに、東映歴代実写映画興行収入1位である『男たちの大和/YAMATO』(05年12月17日公開/最終興収51.1億円)とのオープニング3日間対比で117%となっている。また、映画館別の興行について、11月21日~23日に全国キャンペーンとして訪れた愛知・大阪・京都・福岡・岐阜の劇場が軒並み上位にランクインしているほか、昨年11月に“ぎふ信長まつり”で話題を呼んだ岐阜の劇場がトップ10入りを果たしていることが特徴的で、東京のみならず全国的な強さを見せた。SNS上では「日本映画の底力を見せつけてくる映画」「これぞthe映画」といった、新たな日本映画・時代劇として称賛する声や、「私が観たかった織田信長と帰蝶だった」「本能寺の変は歴代最高なのでは?」など物語や結末に対する声が多く寄せられ、好評を博している。リピーターも予想され、客層も若い夫婦からシニア層まで幅広く、平日の動員・予約も好調であることから、配給の東映としては歴代実写映画ランキングベスト3に食い込む最終興収40億円超えを見込んでいるという。『レジェンド&バタフライ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:レジェンド&バタフライ 2023年1月27日より全国にて公開©2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
2023年01月30日俳優の木村拓哉が主演を務める映画『レジェンド&バタフライ』(1月27日公開)の週末興行収入ランキングで1位を獲得したことが30日、明らかになった。同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。公開日である27日からの3日間で37万人を動員し、累計興行収入4.9億円を記録。この数字は、本作の配給会社である東映の実写映画『翔んで埼玉』(19年2月22日公開/最終興収37.6億円)との公開3日間の興行収入対比で150%を記録する好スタートだという。 さらに、東映歴代実写映画興行収入1位である『男たちの大和/YAMATO』(05年12月17日公開/最終興収51.1億円)とのオープニング3日間対比で117%となっている。また映画館別の興行について、11月21日~23日に全国キャンペーンとして訪れた愛知・大阪・京都・福岡・岐阜の劇場が軒並み上位にランクインしているほか、昨年11月に“ぎふ信長まつり”で社会現象を巻き起こした岐阜の劇場がトップ10入りを果たしていることが特徴的で、東京のみならず全国的な話題作となっている。SNS上では「日本映画の底力を見せつけてくる映画」「これぞthe映画」「これからの日本の映画はすべて時代劇でいいんじゃないかと思えるくらい素晴らしかった」といった、時代劇・新たな日本映画として称賛する声や、「私が観たかった織田信長と帰蝶だった」「本能寺の変は歴代最高なのでは?」など物語や結末に対する絶賛の声が多く寄せられ、好評を博している。 「絶対また何回も見に来る」「言葉にならない思いが渦巻いて、その答え合わせをするためにまた見たくなる」といったリピートを宣言する声も多くみられ、客層も若い夫婦からシニア層まで幅広く、平日の動員・予約も好調であることから、配給の東映としては、歴代実写映画ランキングベスト3に食い込む最終興収40億円超えを見込んでいるという。○オープニング3日間興行成績公開劇場数:全国382スクリーン(2D通常=374、Dolby Cinema=8scr)1月27日(金) 観客動員:99,199名 興行収入:130,142,230円1月28日(土) 観客動員:134,650名 興行収入:180,886,650円1月29日(日) 観客動員:137,223名 興行収入:185,836,670円
2023年01月30日1月27日に東映70周年記念作品である映画『レジェンド&バタフライ』が全国公開され、主演の木村拓哉をはじめ、綾瀬はるか、宮沢氷魚、市川染五郎、伊藤英明、中谷美紀、大友啓史監督らが登壇する初日舞台挨拶が開催された。舞台挨拶が実施される劇場に用意されたのは、きらびやかな金屏風と、書道家・武田双雲が木村拓哉演じる織田信長をイメージし、この日のために書いた「天下布武」の書。この言葉は、織田信長公が掲げた言葉としても有名なもので、本作がこれから映画界で天下布武を掲げていくという決意を込めて劇場に用意された。初日を盛大に祝うべく飾り付けられたステージに、木村拓哉、綾瀬はるか、宮沢氷魚、市川染五郎、伊藤英明、中谷美紀、大友啓史監督ら、豪華俳優&監督陣が登場すると、場内は大きな拍手に包まれた。本作の主演・織田信長を演じた木村拓哉は「今日をもってこの作品を、皆さんひとりひとりの懐に入れて愛して頂ければと思います」と挨拶。その信長の妻・濃姫を演じた綾瀬はるかは「無事この日を迎えることができて、嬉しさと少し寂しさとが相まっていますが、やっと皆様に観て頂ける日を迎えられたことを、とても嬉しく思います」と語り、濃姫の侍従・福富平太郎貞家を演じた伊藤英明は「初日を迎えるのを心待ちにしておりました。胸が高鳴って言葉に表せないくらい嬉しいです。そして感謝しています。今日は幸せな気持ちがいっぱいです」と、挨拶。同じく濃姫を支える筆頭侍女・各務野を演じた中谷美紀は「東映70周年記念、映画史に刻まれるであろうこの大作、大友監督が本当に大切に作ってくださいました。木村拓哉さん演じる殿と綾瀬はるかさん演じる姫にお仕えすることができて、とても幸せでした。本日の感想をお待ちしておりますので、是非「天下布武キャンペーン」にご参加くださいませ」と、作品の感想投稿キャンペーンを紹介しながらコメント。木村拓哉綾瀬はるか信長の家臣・明智光秀を演じた宮沢氷魚は「僕たちがこの作品を撮影している時期は、コロナの感染も拡大していた時期だったので、本日無事に全国で公開ができたこと、とても嬉しく思っております」と挨拶、信長の家臣・森蘭丸を演じた市川染五郎は「キャストの皆さんスタッフの皆さん、この作品に関わってくださったすべての方の熱い魂の結晶がようやく多くの方に届くというのが、とても嬉しく、ワクワクしております」と、そして本作で監督を務めた大友啓史は「早く観てほしいと思っていたので、今日この日を迎えられて感無量です。自分たちの技術と精魂を込めて、丁寧に心を込めて作った作品です。是非作品を愛してください」と喜び交じりにコメントした。宮沢氷魚大友啓史監督そして、2021年に始まった撮影から、2022年春の制作発表会見、ぎふ信長まつり、そして今年開催されたジャパンプレミアに全国キャンペーンと、多くの宣伝活動を行ってきた木村。初日を迎えるまでの長い旅路を歩んできたが、信長という役と共に重ねたこの時間を振り返った感想を聞かれると「信長という役をやらせていただき、作品を通じ、多くの方とコミュニケーションをさせて頂きました。その中で、自分自身を応援してくれる気持ちも嬉しかったのですが、それ以上に織田信長という方が今日に至るまで愛されているということをつくづく感じました。その都度、日本各地の皆さんの暖かい気持ちを受けることができたので感謝しています。「ぎふ信長まつり」では、100万人近い応募を頂けたことも、この作品に対してひとつ胸を張れる要素となりました。是非、ご応募いただいた方たちには、この作品で感謝を伝えたいなと思います」と、その当時を振り返りながら、感慨深げにコメントを残した。そして、本作で印象に残っているシーンを聞かれると、木村は「言い伝えてこられているものは史実ですが、それが真実かどうかは誰もわからない。昔いた人が、どんな思いで、どんな人を愛して、どれだけ苦しい思いをして人を殺めていたか。史実で伝わっている出来事の間の空間を現場では埋めていたような気でいます。婚礼の儀を交わすシーンでは、(台本には描かれていないが)濃姫が自分の盃につがれたおとそを何のためらいもなく、飲んだんですね。そこに毒が盛られていたら命はないはずなんですけど、なんの躊躇もなく口に運んだ濃姫を目の当たりにした瞬間に、この姫は信長のすべてを受け入れてくれると強く思い、自分自身にもスイッチが入りました。そのように台本には描かれていないコミュニケーションが多く散りばめられているので、皆さんに探し当てて頂きたいなと思います」とコメント。綾瀬は「沢山あるんですけれども、思い出に残っているのは、信長様を戦の前に鼓舞していくシーンです。凄い緊張感のあるとてもとても長いシーンだったのですが、緊張感が詰まっていたので、そのシーンは思い出深いです」と、当時を振り返った。伊藤は「婚礼の儀での貞家の役は、岐阜のプライドと誇りをかけて、姫を連れて尾張に入城するという役でした。綾瀬さん演じる濃姫はたくましく可憐で、木村さん演じる信長様は家を守るために命を懸ける。なにかお二人の今まで積み重ねてきたキャリアや人生観が背景に見えるようでした」と2人について話し、中谷は「古沢さんが台本を書かれて大友監督が撮られるという事は、信長と濃姫の物語を杓子定規にお行儀よくするわけがないと思っていました。皆さん婚礼の儀の話を挙げられていましたが、わたしはその後の、新婚初夜でロマンスの欠片もなく、乱闘騒ぎになっているシーンがとても好きで。若き信長と若き濃姫のプライドの張り合いが素晴らしかったなと思います」と感想を伝えた。伊藤英明中谷美紀宮沢は「明智光秀が信長様に仇敵・浅井、朝倉のしゃれこうべを盃としておさめるシーンがあるんです。それまではお祭り騒ぎの会場だったのですが、あのしゃれこうべが登場した瞬間に一気に皆がシーンと明智の狂気を恐れてしまい、信長に対しての歪んだ愛情があらわになった感覚があったので、あのシーンがとても好きでした」と自身の役柄も交え振り返り、染五郎は「本能寺のシーンは、殿と蘭丸の信頼関係がより一層近くなる反面、その関係性が終わってしまう切なさを演じながらも感じていてとても印象に残っています」と語り、それぞれの思い出深いシーンを撮影時のエピソードを交えながら振り返った。市川染五郎さらに、信長と濃姫は「まだ見ぬ世界」を求めて激動の時代を生きたことにちなみ、「これから見たい、行ってみたいまだ見ぬ世界」について聞かれると、木村は「今日皆さんに映画を体感して頂いた後、作品を観て頂いた方たちの間でどんな感情が芽生えて、どんな話が盛り上がったのか、そういったことを聞くために 1カ月後に自分も皆さんと同じ映画館の客席に座っていたいなと思います」と、今後劇場に足を運びお客さんと感情を共有したい希望を語った。綾瀬は、「歴史に興味はあるのですが、戦国時代は危なさそうなので、絶対に安全なカプセルとかに入りながら恐竜の時代をみてみたいです」と話すと、すかさず木村からは「それ、あの映画の話だよな」とツッコミが。伊藤は「戦国時代に行ってみたいです。実際の安土城で信長公に会って、『レジェンド&バタフライ』のポスターを渡したいです。なぜなら信長公は未来から来たと言っても“そうか”と言って気にしなさそうなので。安土城で映画を上映してみてもらいたいですね」と話すと、木村は、「安土城だと映画を投影できそうな場所があまりないから、いいんじゃないかなと思うのは岐阜城。割と大きい城の白塀があるからプロジェクターで……」と、戦国時代の信長たちに本作を見せる想像に華を咲かせ、会場を沸かせた。中谷は「ウワサによると殿が伊藤英明さんとご一緒に岐阜でうなぎを召し上がったと。そのうなぎを是非頂きたいです。まだ見ぬ景色です」と語り、宮沢は「アイルランドに行ってみたいです。母方の祖父母がアイルランドの血が入っていて、行ったことのない僕のルーツでもあるアイルランドに行ってみたいと思います」と現実的な「まだ見ぬ世界」を伝えた。染五郎は「僕も現実的ですけど、ニューヨークですね。エンターテインメントの聖地でもありますし。祖父がブロードウェイでミュージカルをやったことがあるので、そういう意味でも同じ空気を感じたいなと思います」と、監督は、「1960年代以前の東映京都撮影所に行ってみたいです。あの時代は勢いがあるし面白いですね。覗きに行きたいですね」と、コメントした。そして最後に、綾瀬は「皆さんが細部まで全力で丁寧に作りこんでいるので、この作品が皆さんの心に届いたらなと思います」と、木村は「今日をもってこの作品で描かれた出来事を歴史の“史実”ではなくて、皆さんと共有できる“真実”に変えていって頂ければと思います」と熱い言葉を残し、熱狂の中イベントは終了した。<作品情報>『レジェンド&バタフライ』全国公開中脚本:古沢良太監督:大友啓史■出演木村拓哉/綾瀬はるか宮沢氷魚/市川染五郎/音尾琢真/斎藤工/北大路欣也/伊藤英明/中谷美紀公式HP:公式Twitter:
2023年01月30日1月27日(金)、28日(土)、29(日)の全国映画動員ランキングは、木村拓哉が主演を務める歴史大作『レジェンド&バタフライ』が初登場で首位に立った。東映70周年を記念し、日本最高峰のスタッフが集結して製作された本作。戦乱の世を舞台に、敵対関係だった織田信長と濃姫が政略結婚を機に天下統一へ進んでいく様を壮大なスケールで描く。監督は『るろうに剣心』シリーズの大友啓史。共演は綾瀬はるか、宮沢氷魚、市川染五郎、音尾琢真ら。8週連続トップを走っていた『THE FIRST SLAM DUNK』はワンランクダウンの2位に。続く3位には、1月29日で上映が終了した『ONE PIECE FILM RED』がランクイン。公開177日間で動員1427万人、興収197億円を突破し、国内の興行収入ランキング8位になった。また、全世界での興行収入は、319億円を記録している。公開12週目に入った『すずめの戸締まり』は先週から2ランクダウンの4位になった。そのほか新作では、“このマンガがすごい!”で史上初の2年連続1位を果たした岩本ナオの同名漫画を映画化した『金の国 水の国』が初登場6位にランクイン。賀来賢人と浜辺美波が声優に初挑戦しており、戦争を回避するために、偽りの夫婦を演じることになった男女の声を演じる。監督は渡邉こと乃。声の出演は賀来賢人と浜辺美波がW主演を務める他、共演は戸田恵子、神谷浩史、茶風林、木村昴らが名を連ねる。注目は話題のインド映画『RRR』。公開15週目で先週11位から順位をあげて再びTOP10入りしている。『レジェンド&バタフライ』次週は『BTS: Yet To Come in Cinemas』『生きててごめんなさい』『仕掛人・藤枝梅安』『スクロール』『すべてうまくいきますように』『バイオレント・ナイト』『FALL/フォール』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『レジェンド&バタフライ』2位『THE FIRST SLAM DUNK』3位『ONE PIECE FILM RED』4位『すずめの戸締まり』5位『映画 イチケイのカラス』6位『金の国 水の国』7位『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』8位『ラーゲリより愛を込めて』9位『RRR』10位『かがみの孤城』
2023年01月30日木村拓哉、綾瀬はるかが出演する超大作映画『レジェンド&バタフライ』が公開されている。本作は誰もが知る武将・織田信長とその妻・濃姫の物語を描いた作品で、大河ドラマ『龍馬伝』や『るろうに剣心』シリーズの大友啓史が監督を務めた。信長はこれまで数々の小説や映画、ドラマに登場し、時に勇ましく、時に冷酷な人物として描かれてきたが、大友監督は「この映画のテーマがあるとしたら、信長の“弱さ”だと思う」と語る。本作は映画史に名を残す名作、ヒット作を数多く生み出してきた東映の70周年記念作品。『コンフィデンスマン』シリーズや大河ドラマ『どうする家康』の古沢良太が脚本を、日本だけでなく海外作品でも活躍する芦澤明子が撮影を手がけるなど豪華メンバーが集結した。大友監督は「最初に東映さんから本作の企画について話を伺った時に、すごく良い座組だと思ったんですけど、『なんで今、信長なの?』と正直思ったんですよね」と笑みを見せる。「というのも、信長の話はすでに何度も映像化され、ほぼ描かれ尽くされているのでつけいる隙がないというか、描き方も決まってしまうんじゃないかと。その一方で少し時間が経つと、ふと別の考えも思い浮かんできました。古沢さんの当初のプロットにあったのですが、濃姫という存在を信長の隣に置くことで、固定化された信長像を突破できるんじゃないかと」舞台は戦国の世。尾張の国で暮らす格好ばかりの織田信長(木村拓哉)と、濃姫(綾瀬はるか)は政略結婚で結ばれた。ふたりの性格は水と油で、顔を合わせても敵対するばかり。しかし、濃姫の父が命を落とした時に彼女を救ったのは信長で、信長が窮地に陥った際、彼を鼓舞したのは濃姫だった。ふたりは時間をかけて“夫婦”になっていき、やがて信長は濃姫の抱いていた“天下統一”の夢に向かってひた走る。しかし、戦さに次ぐ戦さの中で信長は変貌していき、人々から“魔王”と恐れられるようになっていく。「これまで信長は“男が憧れる武将”として描かれていて、会社でいうなら大企業のトップ、政治の世界なら一国の首相のような立場になった人なわけですよね。だから、部下だったり、ライバル企業から見た信長像というものはあったと思うんです。でも、家庭内の信長を描いたもので、ここまで濃密なものはなかった。濃姫は史実的にはどういう人なのかわからない部分も多いし、『信長公記』(信長旧臣の太田牛一が記した信長の一代記)にも一行ぐらいしか記述がない。創作の余地が大いに残っている濃姫の視点を生かすことで、まだ何者でもない尾張のうつけ者だった未熟な信長と、男まさりで武芸もできてチャーミングなのに、まだ自分の魅力に気づいていない未熟な濃姫……つまり、男として女として未熟者同士の二人が出会って、人生を共にしていく中で、いつしか愛が生まれ、その愛が成熟し、その愛がどこに向かっていくのか? そんな物語にできるんじゃないかと思ったんです。とは言え、これは日本史上随一のカリスマでもある信長の話なわけで、普通のラブストーリーにはならない。お互いが成長していく中で様々なものを背負っていくことになる。つまり、戦国時代という特異な舞台で、シンプルで骨太なラブストーリーを描けるんじゃないかと考えたわけです」本作は単なる戦国時代ドラマではなく、信長と濃姫がお互いに人生に影響を与えながら、ふたりの絆が深まり、またふたりの間に距離ができる瞬間も描いている。片一方が一方を追ったり、守るのではなく、お互いが対等に渡り合い、ふたりの人生を作り出していく過程が描かれる。「そうですね。普通、この時代の物語を描くのであれば“男の夢を女が支える”ってことになるんですけど、この映画では“女の夢を男が実現する”になっているんですよね。濃姫が“父と夢に描いた天下布武をあなたがやるべきだ”って信長に仕掛け、信長はそこでスイッチが入り、二人で天下統一を目指していく。濃姫は信長に出会った当初は夫に対して愛を抱いていませんし、愛するということ、それ自体の意味すら理解していないのかもしれない。ですが、ある段階で自分が夫を愛していることに気づく。これもこれまでの時代劇によくある“愛を知らない男が女と出会って愛を知る”の逆になっているんですよね。そこが面白いところだし、時代を超えた一片の真実というか普遍性があるのかなと。シンプルに“同じ時を過ごす中で生まれてくるものがある”ということですよね。政略結婚で始まり、そこに恋愛感情はない。ところが長い時間を共有することで、二人の間に確かに生まれてくる感情がある。物語の最後にはふたりが“同じ夢”を抱きながら最後の刻を迎えています。一見するとメロドラマというか悲劇的ではありますが、僕的にはハッピーエンディングだという解釈も成り立つのかなと思っていて。だって、二人はそれぞれに対して全く同じ思い、同じビジョンを抱きながら人生を終えていくのですからね」木村さんは圧倒的に集中力が高くて、とにかく献身的な人しかし、そこに至るふたりの道のりは多難だ。天下統一を追う中で信長は殺戮を繰り返し、その非情さは際立ってくる。これまで大友監督は数々の作品で、追いつめられ、極限状態になった人間が“闇”に落ちるのか、それとも元の場所に戻ってくるのか選択を迫られるキャラクターを描いてきた。『るろうに剣心』の志々雄真実、『3月のライオン』の桐山零……恐ろしく見える者の奥底には迷いが、恐怖が、そして弱さがあることが描かれてきた。そして本作の信長もまた、これまでの大友作品につながるキャラクターとして描かれている。「歴史上のヒーローやヒロインを神棚にあげるようなものは作りたくないと思っていますし、誤解を恐れずにいうと『スピルバーグも同じ人間なわけだから、スピルバーグができたことをなんで僕ができないんだろう?』と思うわけです。だから誰もが龍馬になれるかもしれないし、誰もが信長になってしまうかもしれない。歴史上の偉人たちは、確かにすごいことを成し遂げたんだけど、決して特別ではなくて、自分と同じ人間なんじゃないかと。それはつまり、ひとことで言うなら“弱さ”だと思うんです。誰も“強く”なんかないんですよ。信長はある時点から自分は“第六天の魔王”だと宣言したけど、そこから彼の孤独は始まるわけです。そういう人の側には誰かがついていなきゃいけないんだけど、誰も彼に近寄れなくなってしまって、“わかったふり”をした、いわゆる忖度だらけの取り巻きだけになってしまう。だから、信長はこの時期からどんどんキリスト教に傾倒して、安土城下にセミナリオ(カトリック小神学校)を建てる。この映画では意図的に仏像を映したカットをいくつか入れていますけど、当時の信仰の対象であった仏像さえも信長は焼き尽くしてしまう。信長には仏教的教養も当然あったわけですけど、天下統一のため魔王になると覚悟した後は、仏を焼き尽くし、ある意味暴君と化し、最後には濃姫しかすがるべき存在がいなくなってしまう。そんな状況に信長は耐えられたんだろうか? あの時代は争いや戦が日常だったわけですけど、あれだけの数の死に向き合って耐えられる人間と耐えられない人間がいるはずです。この映画では信長のキャラクターをやや後者に寄せて、あれだけ人を殺めたことに人知れず震え、必死に孤独に耐えながら魔王たらんと迷い、心をさまよわせる姿を垣間見せています。だから、この映画のテーマがあるとしたら、それは信長の“弱さ”だと思う」孤独で、弱くて、心休まる瞬間が訪れないのに、周囲には“魔王”として振る舞わなければならない信長と、そんな彼が唯一、心の中を曝け出すことのできる濃姫。これまで映画や小説で描かれてきた織田信長とは違った描写が本作のポイントだが、木村拓哉はそんな信長の“弱さ”を容赦ないまでに徹底的に演じ切っている。「木村さんは圧倒的に集中力が高くて、とにかく献身的な人です。信長という役に真直ぐに向き合っているし、そこにある緊張感が僕には本当に心地よかった。この役に対して自分がどういう風に向き合っているのか、その姿を隠すことなく曝け出す。その姿勢をキープし続けていることは本当に驚きでした。自分が“どう見られるか”なんてまったく気にしていなくて、役に対して本能的に向き合っている。そのことに専心している。『この場面で自分がどうやって信長として存在するのか?』ということだけを考えているんだと思うんです。一方で、役を離れれば自分の弱みだったり、他人が持つ弱さをも、きっと肌感覚で感じていると思うんですね。だからですかね、演じる中で、弱みだったりを見せることも厭わないというか。それでこそ人間だからね、というスタンスというか。現場での芝居に対するその姿勢は驚愕するものがありましたね」信長と濃姫は長い時間をかけて相手と向き合い、葛藤や混乱、お互いの弱さも共にして前へと進んでいく。やがてふたりは誰もが知る“本能寺の変”へと突き進んでいくことになるが、ふたりが共に見た夢は決して色褪せることはないだろう。大友監督が「これ以上ないハッピーエンディング」と力強く語る結末をスクリーンで見届けてほしい。『レジェンド&バタフライ』公開中(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
2023年01月30日