元SMAPの香取慎吾が8日より、自身のツイッターを更新し、平昌パラリンピックの応援のため韓国に到着したことを報告。これに対し、草なぎ剛が返信してエールを送った。香取慎吾と草なぎ剛朝日新聞のパラリンピック・スペシャルナビゲーターを務める香取は8日、「羽田空港で『私もNAKAMAです!』と声を掛けてくれたNAKAMAに会う。NAKAMAの分までパラリンピックを応援してきます!香取慎吾韓国到着!」と報告。これに対し、草なぎが「おっ!韓国か!僕等の分まで応援たのみます!何かあれば、ケンチャナヨーだよ!」とメッセージを送った。「ケンチャナヨー」は韓国語で「大丈夫」を意味する。このやりとりに、ファンから「しんつよ愛ですね~~」「つよぽんホント優しい仲良しだね」「つよぽん頼もしいね慎吾ちゃんもつよぽんがいれば安心だ」「さすがしんつよ」「しんつよ仲良しさん羨ましい」などと2人の絆に感動の声が上がった。
2018年03月09日まもなく閉幕する2018平昌冬季オリンピックにて2月25日(日)、フィギュアスケートエキシビションが行われ、男子シングル・金メダルの羽生結弦、同・銀メダルの宇野昌磨、女子シングル・金メダルのアリーナ・ザギトワらが集結。ラストには現在大ヒット公開中の『グレイテスト・ショーマン』の主題歌「This Is Me」に合わせて、総勢35名が演技を見せた。ブロードウェイで活躍するキアラ・セトルによる圧巻の歌声に、涙腺崩壊する人が続出している「This Is Me」。本年度アカデミー賞主題歌賞にもノミネートされている。2月22日(木)にNHKの公式YouTubeにて公開されたエキシビション練習の映像は、25日現在までに53万回もの再生回数を記録。66年ぶりの2連覇を達成した羽生選手や、宇野選手をはじめとするメダリストたちが「This Is Me」でダンスしている様子が映し出されていた。その映像を観てSNSでは、「エキシビション『This Is Me』踊んのかな めっちゃ楽しみ」「エキシビションの練習動画で流れてる曲は、『This Is Me』ではないか!?!?」「フィギュアスケートエキシビション『This Is Me』やるんやね!! 泣いちゃうな」などと話題に。本番では、羽生選手が劇中でP.T.バーナムを演じるヒュー・ジャックマンと同じ床を滑るポーズで登場。そのエンターテイナーぶりに「さすが」「羽生くんのP.T.バーナムいただきました」といった声も上がった。「This Is Me」はいまや日本でも、映画をまだ観ていないという人も「知っている」という社会現象化しつつあり、「バブリーダンス」で注目を集めた登美丘高校ダンス部とのコラボ映像もまた、すでに累計500万回再生以上されている。また、今回のエキシビションは、宇野選手が『ワイルド・スピードSKY MISSION』の主題歌「See You Again」(Wiz Khalifa feat. Charlie Puth)で精悍な姿を披露。女子シングル・銅メダルのケイトリン・オズモンドが『SING』から「ハレルヤ」(トリー・ケリー)、男子シングル・4位のボーヤンジンが『スパイダーマン2』から「スパイダーマンのテーマ」(マイケル・ブーブレ)に合わせて圧巻の演技を披露するなど、大盛り上がり。特に、スペインの男子シングル・銅メダルのハビエル・フェルナンデスがお馴染み「エアロビクス・クラス」に合わせて、エアロビマンからハビエルの頭文字「J」がプリントされたスーパーマンならぬ「ハビエルマン」へ変身!?水をぶっかけながらも軽快な演技で魅せ、「ハビエルマン」「フェルナンデス」といったワードもトレンド入りするほど。女子シングル・銀メダルのエフゲニア・メドベージェワや、同・4位の宮原知子なども華麗な舞を披露し、同・金メダルの15歳の新女王アリーナ・ザギトワはしなやかな演技で虎に、後半最後に登場した羽生選手は情感たっぷりに白鳥になりきり、トリプルアクセルやイナバウアーなどで魅了していた。『グレイテスト・ショーマン』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グレイテスト・ショーマン 2018年2月16日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
2018年02月25日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「平昌五輪と北朝鮮」です。五輪を機に募る南北融和ムード。問題は閉会後。新年早々、約2年ぶりに韓国と北朝鮮の南北閣僚級会談が開かれ、北朝鮮は平昌オリンピックに参加することになりました。女子アイスホッケーは南北合同チームで出場するなど、南北融和ムードが広がってきています。会談は、北朝鮮がリードする流れになり、「朝鮮半島の問題は2国間で話す。核やミサイルは、アメリカがこちら側に銃口を向けているから身構えているだけ。我々の問題に水をさしているのはアメリカだ」というメッセージを国際社会に打ち出しました。金正恩体制の一番の脅威はアメリカ。友好関係にあるアメリカ、韓国、日本の分断を狙っているといわれています。北朝鮮にとっては、慰安婦問題や竹島問題など、日本と韓国の間も火種を抱えていたほうが都合がいいんですね。韓国の文在寅大統領は、公約で、南北問題に関しては融和政策をとると宣言していました。しかし、日本やアメリカとの良い関係は保ちたく、国内世論も気にしています。以前、取材で、韓国の退役軍人数名に北朝鮮についての思いを聞いたところ「アメリカ軍と行動を共にするけれども、北には自分らの親戚も住んでおり、かつての同胞なんだ」と、複雑な表情で本音を漏らしていました。もし、ここで北朝鮮が平昌オリンピックに参加しなかったら、国際的な緊張関係はますます高まったでしょうし、北朝鮮は交渉のカードを1枚失うことになります。また、北朝鮮国内に対しても、国際社会の一員であることを示すために参加は必須でした。問題はオリンピック後でしょう。核兵器やミサイルの問題が解決されないまま、韓国と北朝鮮の友好ムードが吉と出るか凶と出るか。鍵を握るのは中国、ロシア、アメリカです。最悪のシナリオは、このまま北朝鮮の核の保有を世界が認めるということ。そうなれば、日本と韓国は安全保障を根本から見直さなければなりません。また、他の国々も核の保有を主張しだすかもしれません。いずれにせよ、北朝鮮にとって、いま平昌オリンピックが開催されたことは、自国を優位に持っていくための絶好のチャンスだったんですね。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年2月28日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年02月25日元衆議院議員でタレントの杉村太蔵(38)が単身で平昌五輪レポートを決行。2月25日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS 系)にてその模様が放送された。 杉村の目的は、藤澤五月(26)率いるカーリング女子日本代表チームの観戦。同チームを生で観戦したいと数日前に思い立った杉村は、数日前に韓国へ向かったという。 午前9時半頃、韓国・ソウルに到着した杉村だが、平昌行きの特急列車が午後2時まで満席という事態に。タクシーに乗るも大変な渋滞に見舞われ、通常なら1時間の移動に5時間も費やすこととなった。 会場でチケットを買い求めようとするも、長蛇の列。日本チームが出場するカーリングの試合は完売していたため、代わりにノルウェー対スロバキア戦を観戦したという。 これらを体験した杉村は「総括しますと、オリンピックは計画を立ててくるべきところだなということがわかりました」と反省の弁を述べた。 そのいっぽうで杉村は、現地ボランティアの対応を絶賛。「何が感動したかというと、何のツアーにも申し込まずに行った私が、会場までたどりつけたのはボランティアのおかげ」と感謝の言葉を口にした。 加えて、現地のセキュリティ対策にも感心。「強烈なセキュリティ対策。ものすごく厳しい」と評し、自身も荷物チェックを受けたと話した。 荷物のなかで、思わぬものが疑いの目を向けられることに。「サンジャポ特製マイク。ただのおもちゃなんですよ」と実物を見せて説明し、「これが怪しいっていうわけ。こんなのでやるのか、YouTuberか」と問われたという。「ノー、スポーツジャーナリストだ」と杉村が主張するも、「マイクが(コードに)つながっていない」と言われるなど、現地スタッフとの生々しいやり取りを明かしていた。 ちなみに杉村のレポートを見た爆笑問題の太田光(52)は「YouTubeでやってもらえますか?」とツッコミを入れ、田中裕二(53)も「わりと優秀なYouTuber」と評していた。
2018年02月25日フィギュアスケート女子のフリープログラムも23日に終了、25日閉幕する平昌オリンピック。各種競技に世界中が熱狂したが、ハリウッドからもセレブがSNSを介して応援。特に、チアリーダー並みにアメリカ代表たちにエールを送っていたのがリース・ウィザースプーンだ。■リースのお気に入りはフィギュアスケート男子のアダム・リッポン選手リースのお気に入りは、フィギュアスケート男子のアダム・リッポン選手。開会式前から「冬季オリンピックを見る一番の理由はアダム・リッポン」とツイート。それを受けてリッポン選手は「あなたが正しい」とハートの絵文字を3つ付けてリプライ。リッポンはNBCのインタビューで意気込みを尋ねられ、「リース・ウィザースプーンに誇りに思ってもらいたい」と答え、さらにリースが「あなたは、とても誇りに思わせてくれるわ!私たちをハッピーにさせ続けて!」と交流が続いた。■フィギュア女子の長洲未来にも賞賛を!フィギュア女子の長洲未来が12日、団体の女子フリーに出場し、トリプルアクセルを成功させると、「ワオ!!長洲未来が歴史を作った!!」と、輝く星の絵文字つきで五輪史上3人目の快挙を賞賛した。伊藤みどり、浅田真央に続く快挙を成し遂げた長洲も、もちろんリースにリプライ。平昌へ向かうときにリースの主演作『ホーム・アゲイン』を見ていたことを明かし、「これが映画だとはわかっているけど、あなたが私のママだったらいいのに、と思いました。あなたは私のヒーローです」と語りかけると、「あなたが私のヒーローよ!!」と応えた。リースはほかにも、スノーボードの女子ハーフパイプで金メダルを獲得したクロエ・キム、アルペンスキーの女子大回転で金メダル、女子複合で銀メダル獲得のミカエラ・シフリンについての記事紹介したり、女子アイスホッケーが優勝した22日にも祝福ツイート。「すごい試合だった!!氷上の真の戦士たち」と讃えた。■ライアン・レイノルズはジョークを交えて祝福!『ムーラン・ルージュ』監督からも感涙コメントが現在ハリウッドは、3月4日(現地時間)に第90回アカデミー賞の発表を控えている時期でもあり、オリンピック・フィーバーは少々控えめ。それでもジェシカ・チャステインがツイッターでアダム・リッポンの演技を「完ぺき」と絶賛。冬季五輪のアメリカ代表選手で、同性愛者であることを公表しているのは彼が初めてだが、それを踏まえて「アダム・リッポンがアメリカを代表していることを誇りに思う。本当の自分でいる彼が大好き」とツイートした。カナダ出身のライアン・レイノルズは、フリースタイルスキーの女子ハーフパイプで金メダルを獲得したキャシー・シャープを「レジェンドだ」と絶賛。フィギュアスケートの団体戦とアイスダンスで金メダル獲得のテッサ・ヴァーチュ&スコット・モイアには「僕の子どもたちを育てることに同意してくれて、ありがとう」とメッセージを送り、ヴァーチュ選手が「競技生活後のキャリアの道筋がついたわ。スコット、ミニバンを買ってきて!」とジョークで返した。ヴァーチュ&モイアはプログラムで映画『ムーラン・ルージュ』のサウンドトラックを使用したことから、同作のバズ・ラーマン監督も「昨夜の大勝利、おめでとうございます。あなたたちがすべてを捧げるのを見ていて、インスパイアされました」と祝福。テッサは「あなたからの励ましとサポートのメッセージを受けたことがどれほど特別か、言葉で言い表せません。数え切れないほど読み返し、私たちのオリンピックの瞬間に大きな意味を与えてくれました」と感謝の言葉を綴った。(text:Yuki Tominaga)
2018年02月24日「五輪の大舞台に初めて出場した宇野昌磨選手ですが、緊張で硬くなるどころか、どこかワクワクしているようでした。試合前には『こんなに気持ちが高まったことは、今シーズンはなかった』と言うほど。羽生選手と戦うことが、少年がゲームに興じるように楽しくてしかたがないという感じでした」 と語るのはスポーツジャーナリストの野口美惠さん。平昌五輪で銀メダルに輝いたフィギュア男子の宇野昌磨(20)は、羽生結弦(23)の背中を追い続けてきた。スケート関係者が語る。 「10歳だった宇野選手が出場した’08年にデンマークで行われた『スケート・コペンハーゲン』でのこと。一緒に出場した羽生選手が宇野選手の面倒をよくみていました。トイレに行きたくてもモジモジして言い出せなかったくらい人見知りの激しい宇野選手を、羽生選手が一緒に連れて行ってやったこともあります。宇野選手にとっては、羽生選手は兄のような存在。“ゆづくん”と言って慕っていました。羽生選手は、3歳年下の宇野選手を”しょうま”と呼んで、弟のように可愛がっていました」 宇野を長年取材しているスポーツ記者がこう語る。 「羽生選手は、つねに宇野選手を成長させる原動力でした。’09 年に小学生だった宇野選手が、ジュニア大会で3位になりましたが、そこで優勝したのが羽生選手。『ゆづ君は話し方もスケーティングもステップも、全部が大人っぽい』と話していました。このころは本当に“憧れの存在”といった感じでしたね。羽生選手の背中を必死に追いかけていた宇野選手ですが、高校生になってもトップクラスの選手なら成功して当たり前のトリプルアクセルが跳べずに伸び悩んでいたんです。いつも”跳べなくて悔しい”と泣きながら練習していました。宇野選手は1日100本ジャンプという過酷な練習をこなし続けました」 猛練習の成果が出て’14年にトリプルアクセルを習得すると、宇野は4回転も跳べるように。’15年には、ジュニアから羽生と同じシニアクラスに移行。同年の全日本選手権では羽生に次いで、準優勝している。羽生の次の「二番手」が定位置になった宇野に心境の変化が現れたのは、昨年の世界選手権だった。 「世界選手権で羽生選手に次いで銀メダルをとった宇野選手が、『僕のスケートの唯一の目標は、羽生選手に勝つこと』と話すようになったんです。それまでの宇野選手は、勝つことよりも、とにかくいい演技をすることを大事にしてきました。それが『勝とうと思うことすらもおこがましい』存在だった羽生選手を勝ちたい相手として意識するようになったのです。羽生選手に勝ちたいと公言してからは、宇野選手の滑りが大きく、表現力もより豊かになったんです」 “今の自分があるのはゆづくんがいたからーー”。 宇野にとって五輪は、そんな羽生とライバルとして勝負できる、格好の舞台だった。羽生に追いつき追い越すために、さらなる高みを目指すことだろう。
2018年02月21日東出昌大が確かな腕を持つメカニックの兄、新田真剣佑が天才ドライバーの弟を演じる映画『OVER DRIVE-オーバードライブ-』。先日、“兄弟”2人のビジュアルが解禁され話題沸騰中の本作から、ド迫力の本編映像が初お披露目された。公道をアクセル全開で駆け抜ける最も過酷な自動車競技「ラリー」の世界を舞台に、若者たちの熱い絆と愛を描いた本作。届いた初映像では、「ラリー」に己の全てを懸ける檜山(ひやま)兄弟が映し出される。同じチームに所属し勝利のために衝突を繰り返す、メカニックの兄・篤洋(東出さん)と、ドライバーの弟・直純(新田さん)。2人が所属する“スピカレーシングファクトリー”が誇るモンスターマシン、直純が操るヤリス(ヴィッツの海外での名称)が首都高速を全開走行で駆け抜ける圧倒的にダイナミックな映像に仕上がった。また、公道をアクセル全開で駆け抜ける極限状態を前に描かれる人間ドラマにも注目。「攻めなきゃ、勝てねーから!」「怖いと思った瞬間負け」と勝ち気な弟・直純に、厳しい視線を見せる兄・篤洋。己のプライドを懸け、感情を激しくぶつけあう檜山兄弟の姿に、心揺さぶられる。さらに、森川葵、北村匠海といった兄弟を取り巻く者たちの姿も…。本作のコピーは「信じて、駆けろ」。篤洋の熱い眼差しと、リスクを顧みない直純からこぼれる涙の先にあるものとは?最旬キャストが放つ、手に汗握る体験型エンターテインメントの新領域に期待していて。『OVER DRIVE-オーバードライブ-』は6月1日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年02月20日(写真:アフロ) 宇野昌磨(20)が5歳でスケートを始めてから15年、自分の時間も犠牲にしてサポートを続けてきた母・純子さん。金メダルに挑む平昌五輪、その献身が結実するときがきたーー。 平昌五輪フィギュア男子で金メダル候補となった宇野を語るうえで、欠かせないのが母親の存在だ。 「幼いころから、リンクのなかでは、切れ味の鋭いスケーティングと豊かな表現力を見せていましたが、僕らが印象に残っているのは、いつも母の純子さんに叱られて涙を流していた姿です。スケートを始めたころから宇野は練習に身が入らないことがあって。さぼりグセが出ないように、リンクの外から目を光らせていたんです。5歳でスケートを始めて15年、宇野がここまでこられたのも、息子に寄り添うように献身的に支えてきたお母さんの存在があったからです」(スケート関係者) 宇野は、IT会社を経営する父・宏樹さん(53)と専業主婦の母・純子さんの長男として、’97年に名古屋市で生まれた。4歳下には弟・樹くん(16)がいる。純子さんは、自分の時間を犠牲にしてすべてを宇野に注いだという。 「リンクを借り切って行う練習は、一般の人のフリー滑走がない深夜や早朝になることも。その送り迎えだけでなく、名古屋にある安藤美姫さんの祖父が経営する喫茶店でカツカレーを食べさせたり、アイスショーなどのイベントに参加させたりしていました。フィギュアの男子選手は思春期になると、競技とは別のものに興味を示したり、親に反抗したりして、競技をやめてしまうこともあるのです。純子さんは、宇野にフィギュアだけに集中できる環境を作ろうと苦心していました。ただ宇野も中学生になっても『ママ、ママ』と頼っていたので、『昌磨は大丈夫?』と心配する声もありました」(別のスケート関係者) そんな宇野が大きく変貌したのは高校に入ってすぐのこと。ジュニアからシニアに上がる直前の’14年だった。 「そのシーズン中に、宇野は純子さんに『もう遠征についてこないで』と言ったんです。ジャンプが跳べなくて、壁にぶち当たっていた宇野にとって、強くなるためには、いつまでも母親に頼っていてはいけないと思っての決断だったのでしょう。宇野の強みは膨大な練習量ですが、母親に言われてやっていた部分も少なくありませんでした。その後、宇野はそれまでに輪をかけて、練習の虫になりました」(スポーツ紙記者) “母からの自立”とともに宇野のスケートもどんどん進化していった。 「試合の衣装について記者に聞かれた宇野は最近まで『お母さんがカバンに入れたから』と答えていました。試合の荷造りは、純子さんが完璧にやっていたので、まかせっきりだったようですね。ところが、昨シーズンの世界選手権で銀メダルを取ったときは、荷造りだけでなく、コンディショニングや栄養管理なども自分なりにこなしていると話していました」(前出・スポーツ紙記者) 息子の自立に最初は戸惑っていたという純子さん。しかし、サポートは今も続けている。1月に出場した四大陸選手権の直前には、好物の肉料理をふるまって“景気づけ”をしたという。 「自立したからこそ、宇野は母親の献身的なサポートのありがたみが身に染みているようです。最近『僕より頑張った母のために最高の演技をしたい』ということを話しています。平昌の観客席で見守る母に最高の演技を見せて、金メダルをプレゼントすることが、恩返しだと自覚しているようです」(前出・スケート関係者)
2018年02月16日平昌五輪の注目競技の一つ、フィギュアスケート。今回はその中でもフィギュアの“技”に注目して、観戦のポイントをご紹介します。4回転が1種類あれば、メダル争いに食い込めたソチ五輪から4年。男子シングルはどんな技の競い合いになるのか。そして女子シングルは?五輪出場経験があるプロフィギュアスケーター・本田武史さんに予想していただきました。「2種類以上の4回転ジャンプを3本はフリースケーティング(FS)に入れないと、上位に食い込めません」と、解説者の本田武史さんが予想する男子シングルの戦い。しかも、4回転をただたくさん跳んでもダメ。いかにそのジャンプの質を上げて、高いGOE(出来栄え点)を叩き出すかが、雌雄を決するという。その点で強いのが、羽生結弦選手。「ジャンプはもちろん、スピンやステップにも高いGOEがつくバランスが優れた選手。不安があるとすれば、ケガの影響ぐらい」メダル候補に、彼をはじめ、ネイサン・チェン、宇野昌磨、ハビエル・フェルナンデス、ミハイル・コリヤダ選手たちが並ぶ。「実績のあるフェルナンデス選手と羽生選手は、PCS(演技構成点)でも高い得点を叩き出します。若い選手は対抗するために、4回転の種類や本数を増やしてくると思いますが、そこでGOEのマイナスをつけないことが肝心。チェン選手は4回転の成功率が高く、滑りの姿勢も、体の動かし方もいいですから、一番難しいルッツを確実に跳べば強いと思います」宇野選手はジャンプの着氷時にクセがあることを懸念しつつ、「音楽と一体化したスピンは素晴らしいですし、今季は表現力でも高い評価を受けているので、十分チャンスはあります。独特の表現力を持つコリヤダ選手も、4回転ルッツが決まれば、プログラムの流れが一気に良くなる。ジャンプに高さ、幅、流れがとてもあり、彼の滑りは好きです」力でなく、リズムで跳ぶジャンプが魅力という田中刑事選手は、「長身を活かして踊れる彼の良さを引き出したプログラム。ノーミスで、上位を狙ってほしいですね」一方、女子シングルのメダル争いは、男子以上にミスが許されない、過酷な展開になると予想する。「3回転の連続ジャンプを、GOEのマイナスをつけずに、確実に跳ぶことがメダルの条件です」メダル候補に挙げたのは、エフゲニア・メドベージェワ、アリーナ・ザギトワ、マリア・ソツコワ、カロリーナ・コストナー、ケイトリン・オズモンド各選手。「ザギトワ選手は、すべてのジャンプを後半に入れながら、きちんと回り切ってから降りてくる。さらに、ジャンプに抜群の安定感を持つメドベージェワ選手、長身をコントロールして高さのあるジャンプを飛ぶソツコワ選手というロシア勢が強いと思います」対抗馬は、若手ひしめく中、燦然と輝く31歳、コストナー選手だ。「エッジの深さ、漕がないスケーティングの滑らかさ。年齢を重ねて、さらに磨かれた滑りのうまさは、世界中のスケート関係者が認めるところです」そこに食い込んできそうなのが、宮原知子選手とガブリエル・デールマン選手。「宮原選手の強みは安定感。ノーミスで滑れば、PCSも伸びてきます。デールマン選手は、冒頭に跳ぶ3回転の連続ジャンプが観る者の心を掴む迫力。完璧に演じた時の破壊力はすごいですから」その彼女と肩を並べるジャンプを跳ぶのが、坂本花織選手だ。実績の少ない彼女にもチャンスあり。「滑りの速さと、それをコントロールして跳ぶ高さと幅のあるジャンプは、女子選手には珍しい。彼女の持つ元気の良さも武器になります。練習でも緊張感で張り詰めているのが、五輪という特別な舞台。その中で楽しそうに滑っている選手がいると、周囲の選手がリズムを崩したりすることもありますから、練習の時から持ち味を前面に出してほしいですね」メダル争いに絡まずとも、素晴らしい技を持った選手が世界中から参加する。フィギュアスケートで、マレーシアから初めて五輪に出場するジュリアン イー・ジージェイ選手のバレエジャンプは、得意とする本田さんが太鼓判。本田武史さん日本の4回転ジャンプのパイオニア。長野、ソルトレイクシティ五輪に出場し、後者ではヤグディン、プルシェンコとメダル争いをして、4 位入賞。SP『ドン・キホーテ』は名演。※『anan』2018年2月14日号より。取材、文・齋藤優子写真提供・共同/Getty Images、朝日新聞社/Getty Images、ISU via Getty Images
2018年02月09日(画像:THE FACT JAPAN) 1月30日、『2018年平昌冬季オリンピック、パラリンピック』の開催地である江原道の観光広報大使を務める俳優で歌手のチャン・グンソク(30)が29日に江原道・春川市で行われた聖火リレーに参加したと韓国メディアTVREPORTが報じた。 この日、江原道春川で『2018年平昌冬季五輪聖火リレー』のイベントが行われ、チャン・グンソクは、聖火リレー最後の走者として登場したという。何よりもチャン・グンソクは、今回の五輪広報大使として活動しているため、より意味を深めたと伝えている。 チャン・グンソクは自身のInstagramに「あいにくこんな寒い日、あんなに長く待ってくれて応援しに来てくれたウナギたち。忘れないよ。ありがとう。ところで、この帽子簡単じゃないね。行くぞ」というコメントと共にグンソクが聖火リレー用のユニフォームを来て微笑でいる写真を投稿。 これに対しグンソクのinstagramには「グンちゃんお疲れ様笑顔ステキでカッコ良かった」「聖火ランナーおつかれさま。ありがとう笑顔が大好き」「グンちゃんおつかれさまにほんからおうえんしてたよ」「おつかれさまでしたLiveで見たかったけど…親分、今日は、ほこらしかったよ」など日本からも応援メッセージが続々届いている。
2018年01月30日東出昌大がメカニック、新田真剣佑が天才ドライバーの兄弟となり、アクセル全開で公道を駆け抜ける最も過酷な自動車競技“ラリー”の世界を描く『OVER DRIVE-オーバードライブ-』。6月の公開に向け、早くも話題を呼ぶ本作から2種類のビジュアルが解禁となった。世界中のあらゆる道が舞台となる“ラリー”。特に欧州や南米では、F1に勝るとも劣らない人気を博すという。各メーカーの先端技術の結晶である車輛、モンスターカーを操るドライバー、その舞台を支えるメカニック、まさに人車一体の“公道の格闘技”。そんな世界を舞台に、若者たちの熱い絆と愛を描くオリジナル作品で主人公・檜山篤洋を演じるのは、『関ヶ原』『予兆 散歩する侵略者』など俳優として着実に実績を積み、同世代の中でもその活躍が目覚ましい東出昌大。チーフメカニックという、作り手側に立ち、誇りと愛との間で揺れ動く繊細な芝居に挑む。また、その弟であり、天才ドライバー・檜山直純役には、『不能犯』『ちはやふる-結び-』から『パシフィック・リム:アップライジング』まで国内外の多数の映画に出演し、いま最も旬な若手俳優・新田真剣佑。さらに、同じく話題作出演が続く森川葵、北村匠海、町田啓太、要潤、吉田鋼太郎などが脇を固める。“スピカレーシングファクトリー”に所属し、勝利のために衝突を繰り返すメカニックの兄・篤洋(東出昌大)と、ドライバーの弟・直純(新田真剣佑)の檜山兄弟は、“ラリー”に己の全てを懸ける男たち。このたび解禁となったティザービジュアルでは、立場の違う2人がそれぞれの“戦闘服”に身を包んだ姿がとらえられている。青空のもと、勝利を目指す2人の熱い眼差しからは、極限状態の中で闘い続ける男たちの人間ドラマが大いに期待できそう。メカニック=職人として、油と汗を滲ませる東出さんの表情。そして、レーシングスーツの上からでも分かる新田さんの鍛え抜かれた肉体。全身全霊で本作品に打ち込んだことがうかがえる2人の姿から、すでに目が離せない。さらに、同時に解禁された“スピカビジュアル”は、2人が所属する“スピカレーシングファクトリー”が誇るモンスターマシン、直純が操るヤリス(TOYOTA「ヴィッツ」の海外での名称)のボディ全貌も明らかに。青く輝くヤリスに寄り添う檜山兄弟、それぞれが見つめる先にあるものとは…?“ラリー”に全てを懸けた兄弟の熱き想いが込められた、注目必至のビジュアルとなっている。『OVER DRIVE-オーバードライブ-』は6月1日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年01月05日映画『予兆 散歩する侵略者 劇場版』が11月11日(土)に公開を迎え、主演の夏帆をはじめ、染谷将太、東出昌大、黒沢清監督がそろって舞台挨拶に登壇した。すでに公開された映画『散歩する侵略者』のスピンオフとして製作されWOWOWで連続ドラマとして放送され、反響の大きさから劇場版として公開されることになった本作。概念を奪う宇宙人によって憔悴していく夫を守るべく、宇宙人に立ち向かうヒロインの姿を描き出す。戦う強いヒロイン・悦子を体現した夏帆さん。「黒沢さんからは『悦子の強さを意識し』とたびたび言われました。真壁(東出さん)と対峙したり、おびえたり、恐怖心が出るシーンも多くあったけど、その中でも強さは意識していました」とふり返る。黒沢監督は、映画版に続き、本作でも“強い”ヒロイン像を描いている点について「特に意識はしてませんが、女性のほうが強いってのは常識で、疑問のないこと」と説明。弱い(?)夫を演じた染谷さんは「本を読んで、“男らしい弱さ”を感じました。逆に男らしいなって思えましたね(笑)。弱いのに『俺は大丈夫だよ』っていきがっちゃうところとか…。(同じ状況で)自分も普通にそうなるなって思えてやれました」と納得の表情だった。また、3人の現場での関係に話が及ぶと、夏帆さんは東出さんとの会話が「なかったですね…なんでだろう?」と思案顔。東出さんは「3人ともマイペースなんだと思います」と指摘し、染谷さんも「各々で過ごしてましたね」と述懐。「仲は良いんですけど…」と釈明しつつ「僕は現場をウロウロしてました」という東出さん、「ずっとコーヒーを飲んでた」という染谷さん、そして「座ってました」という夏帆さん、それぞれマイペースぶりを明かす。また、映画のキャッチにもなっている「もうすぐ世界が終わるとしたらどうする?」という問いかけに夏帆さんは「どうしますかね…。いままでできないことするのもなんだし。行に走るわけにもいかないので、ごく普通に過ごします」と語り、染谷さんは「どうしようもないけど、希望を持って過ごします。終わらないかもしれないし、終わってみないとわからないという希望を持ちつつ」と回答。東出さんは「何してんだろ…?と持ってるうちに終わっちゃう気がします。『何かしなきゃ!』ってだいたいそんな毎日です」とここでも三者三様、マイペースに語り、会場は笑いに包まれていた。そんな何ともゆるい3人だが、黒沢監督は現場での俳優としての素晴らしさを熱弁!「ほぼこの3人だけで2時間以上の長さを…。すごくないですか?この3人の俳優!日本映画は、俳優のすごさで持っているんだとつくづく感じました。映画は、すごい俳優が3人いれば出来上がってしまうと実感した作品です。久しぶりに、ただ面白い映画を作ろうとシンプルな意図で作りました。素晴らしい原作、面白い脚本があり、スタッフも最大の力を発揮してくれたと思います。見終わって、何て言ったらいいんだろう?という思いになると思いますが『俳優とにかくすごい!』と伝えていただければ価値は伝わると思います」と3人を称賛し、会場は温かい拍手に包まれた。『予兆 散歩する侵略者 劇場版』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年11月11日女優・杏(31)と俳優・東出昌大(29)夫妻に第3子となる長男が誕生していたことが分かった。スポーツ紙の報道によると、今月上旬に出産し母子ともに健康だという。 2人は15年に結婚し、翌年5月に双子の女児が誕生。そして、早くも今年3月には杏の妊娠が判明していた。 「東出さんのイクメンぶりは評判ですよ。杏さんの妊娠中は特に、自ら料理を作ったり、洗濯や買い物を買って出たりと、家事サポートを欠かしません。今回は家事だけでなくまだ幼い双子のお世話もありましたから、なおのこと夫婦二人三脚になって出産に挑んでいたそうです」(芸能関係者) そして今年7月、本誌は第3子誕生を前に夫妻が“マイホーム”を購入したことを報じている。 「結婚当初から東出さんたちは、戸数の少ないこぢんまりしたマンションに住んでいました。でも双子の娘さんに加えてもうひとり……。以前のマンションをかなり気に入っていた夫妻でしたが、『もうすぐ5人家族になるし、そろそろ引っ越さないとね!』と決心したといいます」(前出・芸能関係者) 彼らの新居は都内にある閑静な住宅街に佇む一軒家。鉄筋コンクリート打ちっぱなしのモダンなデザインが、若い夫婦にお似合いだ。 「ここは芸能人にも人気の高級住宅街で、坪単価は200万円超。60坪なので、土地だけでも1億2,000万~4,000万円はしますね。いっぽう、建物は意外にもお値打ち価格。リフォーム済で新築に見えますが、実は中古物件なんです。地下1階付きの地上2階建てで、6,000万から7,000万円ほど。土地と建物合わせて2億円くらいでしょう」(地元の不動産関係者) そんなマイホームには、“親子5人で描く夢”がたくさん詰まっている。 「売れっ子の芸能人には珍しい中古物件ですが、いずれはお子さんたちの成長に合わせて建て替えを考えているのかもしれません。女の子2人に男の子1人だから、近いうちに最低2つの子供部屋も必要になってきますよね」 愛する我が子の成長が、いまから楽しみで仕方ないことだろう――。
2017年11月08日東出昌大が自身初の一人二役に挑み、新星女優・唐田えりか、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知、仲本工事、田中美佐子らが出演する映画『寝ても覚めても』。この度、本作から待望の場面写真が到着した。芥川賞作家・柴崎友香の恋愛小説を、『ハッピーアワー』で国内外から高い評価を集めた気鋭・濱口竜介監督が映画化、満を持して商業映画デビューを果たす本作。濱口監督は、原作が持つストーリーの荒唐無稽さと緻密な生活描写に惚れ込み自ら映画化を熱望し、メガホンを取った。主演の東出さんが、同じ顔をしていながらも全くタイプの違う男・麦と亮平を一人二役で演じることが話題を呼ぶ中、今回、初めて劇中写真が到着。出会ったばかりの亮平(東出さん)と、ヒロインの朝子(唐田えりか)が見つめ合うツーショットをとらえている。突如姿をくらましてしまったかつての運命の恋人・麦(東出さん一人二役)に瓜二つの亮平の顔に触れてじっと見入る朝子と、唐突な朝子の行動に困惑する亮平の姿が切り取られた1枚。奇妙な出会いから惹かれ合っていく、2人の一筋縄ではいかない恋愛を暗示させるカットとなっている。『寝ても覚めても』は2018年晩夏、テアトル新宿、ヒューマントラストシネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月08日東出昌大、池松壮亮、菅田将暉、戸田恵梨香、川栄李奈など、最旬の豪華キャストが集結し、昨年公開されたばかりの『デスノート Light up the NEW world』の特別版が、「金曜ロードSHOW!」でテレビ初放送されることになった。原作は、2003年から連載され、2006年に日本のメディア芸術100選マンガ部門に選ばれた大人気漫画。2006年の実写映画化は大きな反響を呼び、大ヒットを記録した。本作は、藤原竜也が“キラ”こと夜神月、松山ケンイチが世界的名探偵の“L”を演じた実写映画『デスノート』から10年後の世界を舞台に、完全オリジナルストーリーで製作された最新作。今回は、劇場公開時の本編を再編集した特別版として放送される。「そのノートに名前を書かれた人間は、死ぬ」という死神のノート“デスノート”が人間界に再び現れ、謎の心臓麻痺で犯罪者たちが次々と死ぬ10年前の“キラ事件”と同様の事態が勃発。警視庁デスノート対策本部の特別捜査官・三島創(東出昌大)、Lの後継者・竜崎(池松壮亮)が捜査に乗り出し、ある事件で1冊のデスノートを手に入れる。さらに、そのノートの持ち主・死神ベポ(声:松坂桃李)が口にしたのは、「人間界に6冊のノートが存在する」という驚愕の事実だった――。この映画のために書き下ろされた完全オリジナルストーリーは、誰もが予想しなかった衝撃のラストへと向かっていく。東出さん、池松さん、菅田さんら人気俳優が顔を揃え、現在引く手あまたの川栄さんがデスノート所有者の1人を怪演。さらに前作と同じ弥海砂役で戸田さんも出演したほか、藤原さん演じる夜神月と松山さん演じるLの登場にも要注目。死神の声は、前作から引き続き中村獅童、そして本作で新たに松坂桃李、沢城みゆきが務め、声の出演までも豪華キャストが集結した。今回のテレビ初放送に合わせ、三島役を演じた東出さんとメガホンをとった佐藤信介監督からコメントが到着。「ぼくが演じた三島創は、『デスノート』による無秩序な被害や悪を、警察官の立場から正義で封じ込めようとする熱血漢であり、お客さんの目線に一番近い存在だと思います」と東出さん。「完全オリジナル脚本なので、原作を好きな方も、一から知る物語になっていると思います。台本を初めて読んだとき、すべてが明らかになるクライマックスに興奮しました。今回のテレビ初放送で、多くの方に観てもらえることが、とても楽しみです」と喜びを表現する。佐藤監督は、本作を「さまざまなトライをした作品」とふり返り、「10年後の物語、登場人物たちの10年ぶりの集結、CGなど10年分の映像技術の飛躍…。10年の時を経て、再び息吹を吹き込まれた作品は、新しい解釈でデスノートの世界観を彩ったと思います」とコメント。「いまやデスノートは、アニメや映画や舞台、またアメリカでも実写化されるなど、様々な方面に世界を広げています。そうした中、テレビ初登場ということで、さらに劇場公開時のものから再編集された『デスノート Light up the NEW world』、また一味違った世界を楽しんでいただけると嬉しいです」。なお、月曜深夜放送の「映画天国」(関東ローカル)では11月14日(※13日深夜)に、藤原さん、松山さん、戸田さんら出演の『デスノート the Last name』(’06)が放送される。金曜ロードSHOW!『デスノート Light up the NEW world 特別版』は11月17日(金)21時~日本テレビ系にて放送。映画天国『デスノート the Last name』は11月14日(火)午前1時59分~(13日月曜深夜)は関東ローカルにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年10月27日芸能人にとって、“結婚”をすることはある種リスキーな行為と言えます。結婚を機にファンが離れていってしまう可能性があるからです。実際、福山雅治さんが結婚したときには相当な数のファンが離れていったと言われていますよね。あなたも自分がファンだった芸能人が結婚して冷めてしまったという経験があるのではないでしょうか。しかし、一方では結婚を機にむしろ好感度が上がった人たちもいます。一体なぜ彼らは結婚後に印象が良くなったのでしょうか。そこで今回は、パピマミ読者の皆さんに『結婚して印象が良くなった男性芸能人』というアンケートを2017年9月8日〜11日の間に取ってみました!176人の方々にご回答いただきましたので、その結果をランキング形式で発表したいと思います。●1位:井ノ原快彦(V6)『正直独身の頃はそんなに好きじゃなかったけど、結婚してからは“良いパパ”って感じ で好感が持てる。この人は結婚して正解だったと思うな』(39歳女性/事務)『結婚発表した当時、ファンからものすごいバッシングあったけど、今はV6の中でも一番好き。もともとザ・アイドルっていう雰囲気でもなかったし、結果的には良かったと思う』(41歳女性/主婦)第1位は『井ノ原快彦(V6)』さんで20%(35人)となりました。今ではすっかり“良いパパ”というイメージのついている井ノ原さん。しかし、かつてコンサートの初日に結婚発表をした際にはかなり大荒れしたそうです。当然、結婚を機にファンを辞めたという人も少なからずいたようですが、結婚後も常にファンを思いやる井ノ原さんの優しさが受け入れられ、今や『あさイチ』の司会などで主婦層から不動の人気を誇っています。同じ『あさイチ』司会の有働アナとの掛け合いがよく話題になる井ノ原さんですが、今後も“主婦のアイドル”として活躍していってほしいですね。●2位:東出昌大『ちょっと意地悪な言い方かもしれないけど、東出くんは正直杏さんと結婚してなかったら俳優として厳しかったと思う』(34歳女性/販売)『あまり演技うまくないけど、杏と結婚したことで大物俳優感は出てる と思う』(36歳女性/営業)第2位は『東出昌大』さんで16%(29人)となりました。東出さんといえば、NHKのドラマ『ごちそうさん』や2017年に放送されたドラマ『あなたのことはそれほど』などに出演する人気俳優の一人です。妻の杏さんとは『ごちそうさん』で共演しており、結婚発表の際にあまり驚かなかったという人も少なくないでしょう。しかし、東出さんはネット上などでたびたび“演技力”を問題視されることがあり、杏さんと結婚していなかったら俳優として厳しかったのではないかという意見を持つ人もいるようです。とはいえ、2018年には2本の映画で主演することが決まっている東出さん。今後の活躍に期待したいですね。●3位:賀来賢人『この人のことあんまり知らなかったけど、やっぱり榮倉奈々と結婚したことは良かったと思う。今では結構好きな俳優です』(31歳女性/販売)『昔の男前キャラしか演じてなかったときは微妙だったけど、結婚後にコミカルな演技もする ようになって好きになった』(35歳女性/事務)第3位は『賀来賢人』さんで15%(27人)となりました。2016年に女優の榮倉奈々さんと結婚したことで話題となった賀来さん。大物同士の結婚とあってかなり注目されていましたが、そのときに賀来さんを知って好きになったという人は少なくないようです。また、もともと賀来さんはいわゆる“二枚目”としての役が多かった印象がありますが、結婚後にコミカルな役も演じるようになり、俳優としての評価も高くなっています。これからもますます活躍していってほしいですね。----------結婚後に人気が落ちる人もいる中、逆に印象が良くなっている彼らはすごいですね。今後とも彼らの活躍に注目していきましょう。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜11位)】結婚して印象が良くなった男性芸能人は?()●文/ぶるーす(芸能ライター)●モデル/神山みき(れんくん)
2017年09月13日映画『散歩する侵略者』のスピンオフドラマ「予兆 散歩する侵略者」の完成披露試写会&舞台挨拶が9月11日(月)、都内にて行われ、出演する夏帆、染谷将太と黒沢清監督が登壇した。登壇はなかったものの、外科医・真壁司郎として本ドラマに出演する東出昌大から、「皆さんの一番奪われたくない概念は何ですか?」という質問が届いた。すると、染谷さんは「ベタな質問ですね(笑)」と揶揄しつつも笑顔を見せながら、「人間、という概念は奪われたくない」と答えていた。東出さんは、自分の奪われたくない概念について、「ちなみに、僕は苦しみの概念」というコメントを寄せた。染谷さんは、瞬時に「ストイックという意味なんですか(笑)?」とさらに突っ込みを入れていた。黒沢監督も、「面倒くさい質問ですよね…」と遠い目をしながらも「質問するほうは軽い感じですけど、答えは重くなるんですよ(笑)。映画、という概念を奪われたくない」と映画監督ならではの答えをひねり出した。長澤まさみ主演、共演に松田龍平や長谷川博己を迎えた映画『散歩する侵略者』のアナザーストーリーとして作られた「予兆 散歩する侵略者」は、人間から概念を奪う侵略者の恐怖を描くサスペンスドラマ。山際悦子(夏帆さん)は精神状態が不安定な同僚を夫・辰雄(染谷さん)の勤める病院へ連れて行き、家族の概念が欠落したと診断され、悦子の周りでも奇妙な出来事が起こり始める。黒沢組への参加が初となった夏帆さんは、「とにかく緊張していました。ずっと憧れていて、黒沢組への参加がひとつの目標でもあったので、初日はフワフワして。気持ちのいい現場で、本当に楽しかったです」と満足気な表情を浮かべた。一方の染谷さんは、2013年の『リアル~完全なる首長竜の日~』以来、2回目となった。撮影について、染谷さんは「いやあ、楽しかった。楽しかった…楽しかったです(笑)」と、とにかく「楽しい」を繰り返した。そんな夏帆さんや染谷さんを、柔らかい笑みで眺めていた黒沢監督は、「東出さんも含めて、タイトなスケジュールの中よくついてきてくれた」と3週間で撮影を敢行したという時間の制約も含めてふり返った。「ノーマルな日常の延長だけで済まされる芝居ではないので、かなりやりづらかったはず。でも、何度もやらなくても一気にあるレベルに全員が達してくれるんです。よくこんなハイレベルな鬼気迫る演技を、3人ともがやってくれたなと思います」と、3人の役者としての能力を高く評価していた。「予兆 散歩する侵略者」はWOWOWメンバーズオンデマンドにて先行配信開始中、9月18日(月・祝)より毎週月曜0時~WOWOWプライムにて放送開始(全5話 ※第1話無料放送)。『散歩する侵略者』は全国公開中。(cinamacafe.net)
2017年09月11日映画『関ヶ原』大ヒットを記念して9月5日(火)、主演の岡田准一、東出昌大、原田眞人監督が舞台挨拶に登壇した。司馬遼太郎の大ベストセラーを原作に、天下分け目の決戦がいかに始まり、いかに終わったのか?それぞれの武将たちの思惑が絡み合っていくさまを描き出す。公開週に続き、2週連続で週末興行ランキングでも1位を獲得し、観客動員数は100万人突破目前。9月4日(月)現在で興行収入は11億8千万円に達した。岡田さんは「“鬼ヒット”をテーマにやってきましたが、この場に立てていることが嬉しい」とご満悦。「鬼ヒットの上に、さらに“修羅ヒット”があるので、なんとか修羅まで行きたい!」と語る。東出さんも「歴史好きの友達が『関ヶ原』が映画化されてよかったし、この『関ヶ原』でよかったと言ってくれる」とニッコリ。この東出さんの微笑みについて、岡田さんは「東出スマイルしてる?」とツッコミ。岡田さん曰く、東出スマイルとは「業界内でも知られている、(東出さんの)目が笑っていないけど、顔は笑っているという怖い顔」のことだそう。岡田さんのリクエストに応えて、東出さんは特大の東出スマイルを披露し、会場は歓声と悲鳴(?)に包まれた。原田監督も大ヒットに安堵の表情で、本作を「アメリカのアカデミー賞(※外国語映画賞)に持っていきたい!」と意気軒高。「今月に(日本からの候補作の)選考があるけど、僕は嫌われてるから選ばれないけど、『関ヶ原』は…」と語った。この日は、三成から数えて15代目の子孫にあたる石田秀雄氏が祝福に駆け付けたが、石田さんは映画について「大画面から飛び出してくるようだった」と絶賛。岡田さんの三成、そして東出さんが演じた小早川秀秋についても「これまで三成は冷徹な小役人、秀秋は凡庸な裏切り者というとらえ方でしたが、それを見事に払拭していた。これをスタートに再評価が始まると思う」と称賛していた。東出さんから、石田家の子々孫々に伝わっていることについて質問が飛ぶと、石田さんは「三成のDNAが濃くて、正義感がもろに出てしまう。真理を言っても必ずしも人はついてこないと三成を反面教師にしています」と明かす。また、原作で三成は戦場で腹痛に苦しんだという描写があるが、石田さんは「過敏性胃腸炎は、父も私も息子にもあり、石田家では“三成腹”と呼んでいます」とこちらも子々孫々に受け継がれていると明かす。岡田さんは「本当なんですね!」と驚きつつ「今回、台本にはなかったけど、演じながら『実はお腹が痛い…』と思いながら演じてました」と告白。石田さんは映画を観て「それは感じていました」と語り、岡田さんは「裏テーマで、誰も気づかないだろうと思いながらやっていたので、伝わって嬉しいです」と笑顔を見せていた。『関ヶ原』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年09月05日俳優の東出昌大が5日、都内で行われた映画『関ヶ原』(8月26日公開)の大ヒット御礼舞台挨拶に、岡田准一、原田眞人監督とともに登場した。同作は司馬遼太郎の同名小説を実写化。戦国時代に終止符を打った"関ヶ原の戦い"で石田三成(岡田)はなぜ徳川家康(役所広司)に負けたのか、封印された真実をひもとく。三成と淡い恋を育む伊賀忍び・初芽を有村架純が演じ、原田眞人監督がメガホンをとった。2週連続で興行収入1位、動員96万7,000人、11億8,000円を記録している。原田監督の”鬼”っぷりから、鬼ヒットと呼ばれた同作のヒットだが、岡田は東出に「せっかく記者の方が来てくれたのに、鬼ヒットくらいじゃ。なんか欲しいじゃないですか」と記事になるようなネタをおねだり。東出が「え~~! ないよ~~!! ないよ~~!!!」と叫ぶと、岡田は笑いを堪えきれない様子でニヤニヤと見守っていた。また、自身も歴史好きな東出が「歴史好きの友達が何回も見てくれて、良かったと言ってくれるのは嬉しいし、自分も出演できて、この関ヶ原で良かったなと思います」と周囲の反響を真面目に語っていると、岡田は「”東出スマイル”してる?」と東出の顔を覗き込む。岡田は「業界内で有名な”東出スマイル”。目は笑ってないけど口だけ笑うっていう、サイコパスな……」と紹介すると、東出はニヤリと笑って見せ、”東出スマイル”を再現。岡田が「すごい」と喜び、「さっきの車で(自分も)練習するという約束をしたので、いつかどっかでやりたいと思います」とひょうひょうと語ると、東出は「絶対やらないでしょ!」とつっこんでいた。フォトセッション時も、カメラマンから「”東出スマイル”ください!」とリクエストを受けていた東出。「やばいよ~!」と絶叫しながらも、誠実に無茶ぶりに応えていた。
2017年09月05日芥川賞作家・柴崎友香の恋愛小説を、東出昌大主演で映画化する『寝ても覚めても』。8月25日(金)に無事クランクアップを迎えた本作から、濱口竜介監督のコメントが到着。さらに、追加キャストとして瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知、仲本工事、田中美佐子ら豪華俳優陣の出演が発表された。ミステリアスな自由人・麦(バク)と、優しくて誠実なサラリーマン・亮平という、全く違う2人の役柄を東出さんが演じ、新進女優として注目を集める唐田えりかがヒロイン・朝子役を務める本作。熱い注目を集める本作の脇を固める俳優陣が、このほど一挙に発表された。亮平の会社の後輩でクールな串橋には、ドラマ「先に生まれただけの僕」、映画『ナラタージュ』『ミックス。』と出演作が続々と待機し、秋に舞台出演も控える瀬戸さん。朝子のルームメイトで女優の卵・マヤに、ドラマ「定年女子」、映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』など幅広く活躍中の山下さん。朝子の親友・春代を、連続テレビ小説「ひよっこ」や映画『獣道』の若手実力派・伊藤さん。麦に家を貸している友人・岡崎を、ロックバンド「黒猫チェルシー」のボーカルであり、俳優や映画監督としてもマルチな才能を発揮している渡辺さんが演じるなど、旬のキャストが顔を揃える。さらに、朝子を優しく見守る岡崎の母親・栄子として、時代劇ドラマ「伝七捕物帳 2」、映画『ミックス。』の公開が控える田中さん、主人公たちを繋ぐ重要人物・平川役に仲本さんの出演も明らかとなり、個性豊かな名優による強力な布陣となっている。本作はつい先日、8月25日にクランクアップを迎えたばかり。濱口監督は「まず、本当に面白い原作があって、「この人たちしかいない」と思える、とても素晴らしいキャストが集まった現場でした。役者さんたちの間に生まれた信頼関係が、お互いの魅力を引き出してくれたと思います。何より、主演の東出さんが献身的に、撮影のすべてを支えてくれました。東出さんの存在があったからこそ、ヒロインの唐田さんの輝きが増しました。自分の眼の前で、カメラの前で、とても素晴らしいことがたくさん起きた撮影でした」とコメントし、充実した撮影の日々をふり返っている。日本映画界で注目を集める気鋭・濱口監督をして「原作の大切な部分も、映画の中にしっかりと残せたと思っています。きっと、この上なく面白い映画になるでしょう。それをちゃんとお届けできるよう、これから頑張ります。期待してお待ちください」と自信をのぞかせる本作。個性豊かな俳優たちが織りなす人間模様を、楽しみにしていて。『寝ても覚めても』は2018年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月31日今週末より全国公開される映画『関ヶ原』で主演を務める「V6」岡田准一と、同作で共演している俳優の東出昌大が、「嵐」櫻井翔と有吉弘行がMCを担当するTBS系バラエティ「櫻井・有吉THE夜会」の8月24日(木)放送回にゲストとして登場する。今回は岡田さんのアクションに対する異常なまでのこだわりを紹介。岡田さんの歴代出演作品から“危険すぎるスタント映像ベスト3”を紹介するほか、岡田さんと東出さんが変人対決を繰り広げる。また岡田さんが話題の街「北千住」をリサーチ。かつての“怖い”イメージを一新し多くの若者に支持される街へと変身を遂げた北千住の魅力を岡田さんが「アンジャッシュ」児嶋一哉とともに調査。スイーツや女子には欠かせないインスタスポット、そして学生寮まで北千住の魅力を存分に紹介。そんななかで岡田さんが女子大生にブチ切れする…一体何が!?放送をお見逃しなく。今回のゲストである岡田さんと東出さんが共演した映画『関ヶ原』は8月26日(土)より全国にて公開。司馬遼太郎の小説を原作に、巨匠・原田眞人監督が岡田さんを主演に迎え、日本映画で初めて“関ケ原の戦い”をメインに据えて映画化。戦乱の世に終止符を打ち、後の日本のありようを決定づけた戦 ――「関ヶ原の戦い」。豊臣秀吉亡き後、豊臣家への忠義から立ちあがる石田三成と、天下取りの野望を抱く徳川家康。両雄はいかにして世紀の合戦に向かうのか?そして、命を懸けて三成を守る忍び・初芽との密やかな“愛”の行方は…。権謀渦巻く中、“純粋すぎる武将”三成を中心に、忠誠を誓う島左近、両軍の間で揺れ、勝敗の鍵を握る小早川秀秋など武将たち、彼らを取り巻く女たちの“未来に向けた”戦いが、幕を開ける――という物語。岡田さんが石田三成役で主演、小早川秀秋役を東出さんが演じるほか、徳川家康役に役所広司、初芽役に有村架純、豊臣秀吉役に滝藤賢一、平岳大、中越典子、松山ケンイチ、北村有起哉、和田正人らも脇を固める。「V6」岡田さんと「嵐」櫻井さんの共演も見どころの「櫻井・有吉THE夜会」は8月24日(木)21時57~TBS系で放送。(笠緒)
2017年08月24日「“不器用さ”というところでは、たぶん負けません」と笑って話す東出昌大。見上げるほどの長身と端正な顔。抜群のルックスを誇る東出さんなのに、愚直なまでにひたむきでちょっと垢抜けない男を演じると、恐ろしくはまる。「不器用」という自覚ゆえ、役に懸命に寄り添おうとする本人の想いが、お芝居を通して透けて見えるのかもしれない。新作映画『関ヶ原』では、小早川秀秋役に挑んだ。「関ヶ原の戦いを決した裏切り者」として語られることの多い秀秋だが、本作ではそんな通説を覆し、「義」を重んじて苦悩する、一人の不遇な青年武将として描かれる。もともと司馬遼太郎作品のファンで、同氏による原作小説も読んでいたという東出さん。「原田(眞人)監督から、『今回の小早川像は、(通説から)変えようと思ってる』というメッセージをいただいたんです。読んでみたら、本当にいままでにない小早川像だったので、すごい挑戦だなと思いました」と台本を受け取ったときの感想をふり返る。秀秋は、一時豊臣秀吉の養子になるも、秀吉に実子が生まれたため、小早川家に養子に出される。さらに朝鮮出兵の際に秀吉の不興を買って冷遇を受け、後に徳川家康に懐柔されて石田三成を憎むように。関ヶ原の合戦には、三成率いる西軍として参戦するのだが…。「今回の台本では、秀秋は自身の境遇を呪ってたんじゃないかなと思いました」と話す東出さん。「兄と慕った豊臣秀次も、いわれのない謀反の罪で斬首されている。『明日は我が身』と自分のことでいっぱいいっぱいだった当時10代の秀秋が、『秀吉だって、家康だって、どうせ自分のことばかり。大人なんてみんなそんなもんだ!』って思い込んでいたとき、自分を初めて武将として見てくれたのが三成だった。『あなたを武将として見込むから、打って出てくれ』と言ってくれた三成の“義”に答えられなかったことに、関ヶ原後の秀秋は気づくんです」。原田監督の現場はとにかく緊張感があって厳しいことで有名だ。本読みの段階から東出さんが監督に言われ続けたのは、「セリフっぽいしゃべり方をするな」ということ。時代劇という形式以上に、感情の動きが優先された。俳優になる前の東出さんは、感情をあまり表に出さないタイプだったという。「以前は感動する映画なんかを見ても泣くまいとしていたんですけど、役者になってから、感動したときは涙が自然と出てきたり、逆に意識して泣くことを試してみるようになりました。この仕事に就かなかったら絶対やってこなかったことだと思います」。俳優デビューから5年。まだ5年?と思うほど、さまざまな作品で求められてきたのは、仕事に向き合う東出さんの、そんな真摯な態度と決して無関係ではないはずだ。5年間駆け抜けてきて、いま、俳優の仕事は楽しいですか?と質問をぶつけてみた。「おおお!ド直球ですね」と笑ったあと、「うーん…半々です」と繕わない心境を教えてくれるのが「不器用」を自称する東出さんらしい。ここで「楽しい」と言わせないのは、新しい役に挑む度に直面するプレッシャーだ。「でも、“喉元過ぎれば熱さ忘れる”というか(笑)。怖いもので、その苦しさって、過ぎると忘れてしまうんです。“やるしかない!なるようになるっしょ!“という柔軟さが、以前よりは出てきたかなと思います」。『関ヶ原』に対する考察からも、役に対して事前にかなり研究していることが伝わってくる。プレッシャーを感じるがゆえに、準備をおろそかにしないのだろう。「以前は“頭でっかちになりすぎたな”とか、“そんなに思い詰めなくてもいいのに”って自分でも感じていたんですけど、近頃はちょっと肩の力が抜けてきた部分はあります。それでもまだ、敬愛する監督たちに『今後、役者としてどうしていったらいいと思いますか?』と聞くと、『もっと楽にやっていいよ』って言っていただくことが。まだ頭でっかちな部分もあるし、それだけで満足して、もっと本質を探りにいかなければいけないのに、できていない自分もいる。まだまだ逃げの姿勢があるのかなって、ふと思ったりします」。(text:Rie Nitta/photo:You Ishii)
2017年08月14日新宿ピカデリー9周年記念『息もできない』特別上映が8月7日(火)、同所にて行われ、製作・監督・脚本・編集・主演を務めたヤン・イクチュンと、俳優の東出昌大がトークイベントに登壇した。本作の大ファンであるという東出さんは、ヤン監督と念願の初対面を果たし、熱狂のあまり質問攻めにした。役者としても活躍するヤン監督と、「もし共演するなら?」とMCから聞かれた東出さんは、「本当にそんな話がもしあるならば、ありがたいです!どんな役でもやりたい次第です!」と前向きに受け入れていた。2009年の公開時、世界の国際映画祭や映画賞で25以上もの賞に輝いた『息もできない』は、イクチュン監督の初長編デビュー作。父への怒りと憎しみを抱いて、社会の底辺で生きる取り立て屋で生計を立てる愛を知らない男と、傷ついた心を隠して勝気にふるまう愛を夢見た女子高生が出会い、惹かれ合い、やがて運命を共にしようとする切ない物語。「全シーン、全カットいい!どこから突っ込んでいいのか、わからないくらい素晴らしい!」と絶賛する東出さんを前に、イクチュン監督もニコニコと嬉しそうに笑顔を振りまいた。イクチュン監督も、東出さんの出演作を観たと話し、「『桐島、部活やめるってよ』を観ました。無表情な中にも、重みの感じられる演技が印象的でした。監督にとっては、俳優の序盤の頃の作品がとても大事かなと思っています」と感想を伝えられると、恥ずかしいのか、東出さんは照れ笑いを浮かべた。もし共演できるなら、という話に花を咲かせた2人。イクチュン監督は、「もし実現するなら『ロード・オブ・ザ・リング』のような感じで、CGで東出さんをホビットにして、私をガンダルフにして、一緒に出演できたらいいですね(笑)」と突拍子もない案をぶつけたが、東出さんは「ぜひ!」と笑顔で応じていた。韓国や台湾などのアジア映画を敬愛している様子の東出さんは、「ヤン監督は日本と韓国の橋渡しをしてくださる方でもあると思うんです。国境をまたいで、境界をまたいで、芸術分野でお互い頑張れるのは素晴らしい。尊敬していますし、こっちも尊敬される役者や作品であれればと思います」と、日本の役者としても気合いを入れていた。『息もできない』は新宿ピカデリーにて、8月7日、8月8日、8月10日<三夜>限定上映。(cinamacafe.net)■関連作品:息もできない 2011年1月22日よりシネマライズにて期間限定公開
2017年08月07日司馬遼太郎の小説を原作に、巨匠・原田眞人監督と岡田准一がタッグを組み映画化に挑む『関ヶ原』。このほど、本編映像をふんだんに交えた「関ヶ原の戦い」の歴史的背景の紹介と、役所広司、有村架純、東出昌大ら豪華キャストのメイキングも含めた特別映像が解禁となった。戦乱の世に終止符を打ち、後の日本のありようを決定づけた戦 ――「関ヶ原の戦い」。豊臣秀吉(滝藤賢一)亡き後、豊臣家への忠義から立ちあがる石田三成(岡田准一)と、天下取りの野望を抱く徳川家康(役所広司)。両雄はいかにして世紀の合戦に向かうのか?そして、命を懸けて三成を守る忍び・初芽(有村架純)との密やかな“愛”の行方は…。権謀渦巻く中、“純粋すぎる武将”三成を中心に、忠誠を誓う島左近(平岳大)、両軍の間で揺れ、勝敗の鍵を握る小早川秀秋(東出昌大)など武将たち、彼らを取り巻く女たちの“未来に向けた”戦いが、幕を開ける ――。今回解禁となった映像は、「関ヶ原の戦い“天下分け目の戦い<その真実>編”」と題し、1600年の旧暦9月15日、現在の岐阜県不破郡関ヶ原で起こった「関ヶ原の戦い」を、いままでほとんど明かされてこなかった本編映像をたっぷり使用して紹介。織田信長の死後、1590年に信長の意志を継いで天下統一を果たした豊臣秀吉。そんな栄華を極めた秀吉だったが、官僚派の代表格である石田三成と、武断派の武将たちは秀吉が命じた「朝鮮出兵」をきっかけに対立を深めていく。その対立は秀吉の死後さらに深くなり、やがて名だたる武将たちが、三成率いる「西軍」と徳川家康率いる「東軍」に分かれ、関ヶ原で激突する「関ヶ原の戦い」へと発展していく。日本を二分し、いまなお「天下分け目の関ヶ原」と語られる歴史の節目となった戦いは、この結果で現代の日本が大きく変わったといっても過言ではないだろう。映像には、平さん演じる三成の右腕の猛将・島左近や、有村さん演じる三成を愛し支え続けた伊賀の忍び・初芽、東出さんが演じる家康の策略により心揺れる小早川秀秋ら、三成のもとに集う「西軍」と、伊藤歩演じる伊賀の忍びの蛇白/阿茶や、北村有起哉演じる政治的策略に長けた井伊直政、音尾琢真演じる福島正則らが集う家康率いる「東軍」に分かれ、激突するまでの背景がわかりやすく解説されており、歴史ファンはもちろんのこと、「歴史の授業で習ったはずけど、正直内容を覚えてない…」という人にもぴったり!また、普段はあまり見ることのできない、撮影の裏側を追ったメイキング映像も収録。役所さん、有村さん、東出さんなどの豪華キャストが撮影時に笑顔を見せる貴重な瞬間や、原田監督の演出の様子、迫力の合戦シーンの撮影などを垣間見ることができる。世界に誇る史上最大のスペクタクル・アクション超大作の公開前に、まずはこちらの映像でその壮大さを体感してみて。『関ヶ原』は8月26日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月26日映画『OVER DRIVE-オーバードライブ-』が2018年6月1日(金)より全国東宝系にて公開となる。人気俳優・東出昌大と今が旬の新田真剣佑が出演し、「MOZU」「暗殺教室」各シリーズでヒットを飛ばした羽住英一郎が監督を務める。東出昌大×新田真剣佑が自動車競技・ラリーに挑む兄弟に映画『OVER DRIVE-オーバードライブ-』は、自動車競技・ラリーに全てを懸けた兄弟の姿にフォーカスを当てたヒューマンエンターテインメント作品。“実写映画化が流行りの”日本映画業界に新しい風を吹き込む、オリジナル作品となる。主人公・檜山篤洋を演じるのは、映画『デスノート Light up the NEW world』で主人公三島役を熱演し、芥川賞作家・柴崎友香による『寝ても覚めても』の実写版の公開を控える東出昌大だ。ラリーに己の全てを捧げ、勝利のために衝突を繰り返す、メカニックの兄・篤洋を担当する。そしてドライバーの弟直純役には新田真剣佑が抜擢。映画『不能犯』『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』などに出演しメキメキと演技力に磨きをかける若手俳優が天才ドライバーとなり、迫力のドライブシーンを繰り広げる。脇を固める実力派キャスト主人公・檜山篤洋とその弟直純とともに、映画『OVER DRIVE-オーバードライブ-』の作品に花を捧げるのは、実力派キャスト。ヒロイン・遠藤ひかる役には映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』『先生! 、、、好きになってもいいですか?』の森川葵。主人公のライバルであるシグマ・レーシング所属のドライバー役には北村匠海、スピカレーシング所属の新米メカニック役には町田啓太など、次世代を担うフレッシュな顔ぶれが揃う。更には、スピカレーシング監督・都築一星役には吉田鋼太郎が。「海猿」「MOZU」の羽住英一郎が監督メガホンをとるのは、「海猿」「MOZU」「暗殺教室」シリーズなどを手がけてきた羽住英一郎。「テーマとして伝えたい事は、決して諦めない心の強さ。同じく極限状態での挑戦を描いてきた『海猿』を超える作品にしたい」と熱い熱意を持って、エンターテインメント超大作のメガホンをとる。主題歌に、熊本県出身ロックバンド・WANIMA『OVER DRIVE-オーバードライブ-』の主題歌を担当するのは、熊本県出身のロックバンド・WANIMA。本作を鑑賞して書き下ろしたという、完全オリジナル最新曲「Drive」には、"過去への後悔"や"未来への不安に思い悩む日々から抜け出して、その先へ進もうとする姿"を描いた。映画の世界観にもマッチする力強い一曲に仕上げている。またWANIMAは、「主題歌を担当させて頂き、控えめに言って非常に嬉しく思います!!これからも諦めず決めつけず全力で限界突破しながら音楽を通じて応援していきます!!」と喜びのコメントを寄せている。作品の題材となった、最も過酷な自動車競技「ラリー」とは?作品の題材となった「ラリー」は、公道をアクセル全開で駆け抜ける最も過酷な自動車競技として知られる。ヨーロッパや南米ではF1に勝るとも劣らない人気を誇る。戦いの舞台となるのは世界中のあらゆる公道。日本では、2017年にTOYOTAが、40年以上の歴史を誇る最高峰のシリーズ「FIA WORLD RALLY CHAMPIONSHIP(世界ラリー選手権)」に18年振りに参戦し、開幕2戦目にして優勝を飾った。各メーカーの先端技術の結晶である車輛、モンスターカーを操るドライバー、そしてその舞台を支えるメカニック。映画『OVER DRIVE-オーバードライブ-』では、人車一体の公道の格闘技ともいえるラリーの世界を舞台に、若者たちの熱い絆と愛を描く。あらすじ世界最高峰のラリー競技・WRC(世界ラリー選手権)の登竜門として、若き才能たちがしのぎを削る国内トップカテゴリーのSCRS(セイコーカップラリーシリーズ)。スピカレーシングファクトリーとライバルチームの熾烈な優勝争いは激しさを増していた。スペシャルステージで競われるのは、コンマ1秒の世界。「攻めなきゃ、勝てねーから!」WRCへのステップアップを目指すスピカ所属の天才ドライバー、檜山直純。真面目で確かな腕を持ち、チームに貢献するメカニックの兄・檜山篤洋の助言を無視し、リスクを顧みない、勝気なレースを展開する。ラウンド毎に衝突を繰り返す二人。いつしか、チームにも険悪なムードが漂い始め……。そんなある日、素行の悪い直純の新しいマネジメント担当として遠藤ひかるがやってくる。なんの知識もなく、完全に場違いなひかる。彼女を待ち受けていたのは、檜山兄弟の確執に秘められた過去、そして、チーム全員を巻き込む試練だった。【作品情報】映画『OVER DRIVE-オーバードライブ-』公開日:2018年6月1日(金)より全国東宝系でロードショー監督:羽住英一郎キャスト:東出昌大、新田真剣佑、森川 葵、北村匠海、町田啓太、吉田鋼太郎ほか脚本:桑本さや香音楽:佐藤直紀主題歌:WANIMA「Drive」© 映画「OVER DRIVE」製作委員会
2017年07月21日ドラマ「あなたのことはそれほど」での怪演が記憶に新しい俳優・東出昌大が主人公を演じ、『海猿』『暗殺教室』『MOZU』シリーズの羽住英一郎が監督を務める最新作『OVER DRIVE』が、来年公開されることが決定。最も過酷な自動車競技“ラリー”の世界を舞台に、若者たちの熱い絆と愛を描いていく本作。東出さんのほかにも、新田真剣佑、森川葵ら新時代を担うキャストが集結した。世界最高峰のラリー競技・WRC(世界ラリー選手権)の登竜門として、若き才能たちがしのぎを削る国内トップカテゴリーのSCRS(セイコーカップラリーシリーズ)。スピカレーシングファクトリーとライバルチームの熾烈な優勝争いは激しさを増していた。スペシャルステージで競われるのは、コンマ1秒の世界。「攻めなきゃ、勝てねーから!」WRCへのステップアップを目指すスピカ所属の天才ドライバー・檜山直純。真面目で確かな腕を持ち、チームに貢献するメカニックの兄・檜山篤洋の助言を無視し、リスクを顧みない、勝気なレースを展開する。ラウンド毎に衝突を繰り返す2人。いつしか、チームにも険悪なムードが漂い始め…。そんなある日、素行の悪い直純の新しいマネジメント担当として遠藤ひかるがやってくる。なんの知識もなく、完全に場違いなひかる。彼女を待ち受けていたのは、檜山兄弟の確執に秘められた過去、そしてチーム全員を巻き込む試練だった――。公道をアクセル全開で駆け抜ける最も過酷な自動車競技“ラリー”は、世界中のあらゆる道が戦いの舞台となり、ラリーが盛んな欧州や南米ではF1に勝るとも劣らない人気を博す。各メーカーの先端技術の結晶である車輛、モンスターカーを操るドライバー、その舞台を支えるメカニック、まさに人車一体の公道の格闘技だ。日本国内にも熱狂的なファンが多いこの競技。各地では数多くのイベントが開催され、特に今年は、18年ぶりにTOYOTAが40年以上の歴史を誇る最高峰のシリーズ「FIA WORLD RALLY CHAMPIONSHIP」(世界ラリー選手権)に参戦、開幕2戦目にして優勝を飾った快挙は大きな話題となった。そして今回、そんな世界を舞台にメガホンをとるのは、『海猿』シリーズを始め数々の大ヒット作品を手掛けてきた羽住監督。監督は、「プロフェッショナルの世界で生きるチームメンバーたちが繰り広げる濃厚な人間ドラマを、これまでの邦画にはないスピード感と迫力の映像で、圧倒的なスペクタクル作品に仕上げていきます」と話し、「テーマとして伝えたいことは、決して諦めない心の強さ。同じく極限状態での挑戦を描いてきた『海猿』を超える作品にしたいと思います」と自ら語っている。主人公の檜山篤洋を演じるのは、『デスノート Light up the NEW world』『聖の青春』に出演し、『関ケ原』などの公開を控える東出さん。スピカレーシングを支えるチーフメカニックという作り手側に立ち、誇りと愛との間で揺れ動く繊細な芝居に挑戦。また、その弟で天才ドライバーだが、結果を出す一方、勝気な性格で無謀な攻めの走りを行うこともあり、私生活でも問題を繰り返すトラブルメーカーの直純役には、『ちはやふる』シリーズや『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』などに出演する新田さん。そして、スポーツマネジメント会社「ワンダースポーツエージェント」の社員で、直純の新たなエージェントとして着任したヒロイン・遠藤ひかる役を、『花戦さ』『先生!』『恋と嘘』など出演作が続くいま注目の若手女優・森川さんが演じる。東出さんは、「メカニックチームでリハーサルを続けている中で、チームワークが生まれてきて仲間と協力し合いながら仕事が出来ることに、喜びと感謝を感じています。脚本を読んで感じた、手に汗握る興奮と熱狂を、スクリーンを通してお届け出来る様頑張ります」と意気込み、新田さんも「羽住監督をはじめ、東出さんや共演者の皆さんの熱量を感じながら、色んなことを学んで、最高のパフォーマンスを見せられるように努めます。カッコよく、そして美しいラリーの世界の中で生きる男をどう演じていけるか、自分なりに精一杯、突き詰めていきたいと思います」とコメント。また本作の撮影にあたって、映画『ザ・エージェント』を羽住監督に教えてもらい、観たという森川さん。「普段は自分からお芝居で相手に仕掛けていくことが多いのですが、今回私が演じさせて頂くひかるは、エージェントという立場なので、自分から仕掛けるよりもスピカのメンバーたちを見守るように受け入れることを大切にしながら、楽しむことを忘れず撮影に臨みたいと思います」と語り、共演の2人については「東出さんは普段から仲良くさせて頂いていて真剣佑さんとは初対面です。そんなお2人とお芝居をさせて頂くのは全く違った意味で緊張し楽しみなのですが、“新たな気持ち”でお2人と現場で向き合っていきたいと思っています」と話している。さらにこの3人のほかにも、スピカと熾烈な優勝争いを繰り広げるシグマ・レーシング所属のドライバーで、現在もっとも世界に近いドライバーであり、直純とはライバル関係にある新海彰役に「DISH//」の北村匠海。スピカレーシングファクトリー所属の新米メカニック、増田順平役に「劇団EXILE」の町田啓太。そして、ほんの少しお茶目なスピカレーシングファクトリーの社長にして、チームの監督・都築一星役を実力派俳優の吉田鋼太郎が扮する。誰も見たことのない圧倒的な和製カーアクションと、若者たちの絆と愛を描いたヒューマンドラマが融合したエンターテインメント超大作『OVER DRIVE』。ぜひ続報にも期待していて。『OVER DRIVE』は2018年、全国東宝系にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年07月17日「収録中、東出さんは本番が終わるとすぐに家へ飛んで帰っていました。共演者たちとの飲み会もほとんど断っていたほどです。現場では“イクメンパパ”として評判でしたよ」(ドラマ関係者) 6月20日に最終回を迎えた連続ドラマ『あなたのことはそれほど』(TBS系)で“第2の冬彦さん”とその怪演ぶりが大きな話題になった、東出昌大(29)。妻の杏(31)は、昨年1月に女児の双子を出産。現在は第3子を妊娠中で、この夏に出産予定だ。 そんな杏&東出一家は、双子が生まれてからも、ずっと都内の賃貸マンションで暮らしていたのだが――。 「結婚当初から東出さんたちは、戸数の少ないこぢんまりしたマンションに住んでいました。壁も薄かったのか、声が部屋の外まで漏れ聞こえるほどだったそうです」(芸能関係者) 第3子妊娠を機に、東出夫妻はついに“マイホーム”購入を決断。東出がドラマの収録を終えた1カ月ほど前に引っ越したのだという。 さっそく彼らの新居を訪れてみると、都内の閑静な住宅地に、豪華な一軒家が。若い夫婦にはぴったりのモダンなデザインで、鉄筋コンクリートの建物は“声漏れ”の心配もなさそうだ。 「ここは芸能人にも人気の高級住宅地で、坪単価は200万円超。60坪なので、土地だけでも1億2千~4千万円はしますね。いっぽう、建物は意外にもお値打ち価格。リフォーム済みなので新築に見えますが、実は中古物件なんです。約10年前に建てられた、地下1階付きの地上2階建てで、6~7千万円ほど。土地と建物あわせて2億円くらいでしょう」(地元の不動産業者) 6月下旬の午後8時ごろ、都内のスタジオから仕事を終えた東出が出てきた。事務所の車に乗った彼は帰宅途中、車を待たせたまま1人で降り立ち、ファーストフード店に入店。フライドチキンなどを注文して受け取ると、歩いて車に戻って行った。身重の妻に、遅い時間に夕飯を作らせない気遣いなのだろう。ふたたび車は走り出し、東出は引っ越したばかりの新居へと帰って行った。 そんなマイホームには、“親子5人で描く夢”がたくさん詰まっている。 「売れっ子の芸能人には珍しく中古物件を買われたそうですが、いずれは、お子さんたちの成長に合わせて建て替えを考えているのかもしれません」(前出・芸能関係者) この日もチキンをほおばりながら、“未来予想図”を語り明かしたことだろう――。
2017年07月05日TVドラマ「あなたのことはそれほど」での、不倫妻を精神的に追いつめる狂気を秘めた夫の熱演も記憶に新しい東出昌大が、芥川賞作家・柴崎友香による恋愛小説「寝ても覚めても」の映画化に主演。キャリア初の一人二役という難しい役どころに挑戦することになった。大阪に住む21歳の朝子は、青年・麦(バク)と運命的な恋に落ちる。しかし、彼はある日、忽然と彼女の前から姿を消してしまった。それから2年後、東京に引っ越した朝子は、麦にそっくりな顔をした男・亮平と出会う。麦のことを忘れられない朝子は亮平を避けようとするが、そんな朝子に亮平は好意を抱く。戸惑いながら、朝子も亮平に惹かれていくが…。同じ顔をした、過去の“恋”と現在の“愛”が、朝子の心を揺らしていく――。原作は、柴崎友香が2010年に発表し、第32回野間文芸新人賞を受賞した恋愛小説「寝ても覚めても」。忘れられないかつての恋人と、その恋人と同じ顔をした現在の恋人との間で揺れ動く女性の年月を描き、多くの女性の共感を集めた名作が満を持しての映画化。主演は、松山ケンイチが実在の天才棋士・村山聖を演じた『聖の青春』で羽生善治をそっくりに好演し、今後も『関ヶ原』『散歩する侵略者』『菊とギロチンー女相撲とアナキストたちー』と話題作に立て続けに出演する東出さん。演技の幅をますます広げている東出さんは、ミステリアスな自由人・麦と、優しくて誠実なサラリーマン・亮平という初の一人二役に挑戦。新境地となった「あなたのことはそれほど」の2つの顔を持つ夫とはまるで異なる、同じ顔を持ち、同じ女性を愛する、タイプの違う2人の男をどう演じ分けるのか期待大。また、そんな2人と恋に落ちるヒロイン・朝子には、今後ブレイク必至の唐田えりか。2015年より放映中の「ソニー損保」のCMで注目を集め、フジテレビドラマ「恋仲」で女優デビュー。あふれんばかりの透明感がツイッターでも話題になり、2016年タレントパワーランキング「清潔感のある女優10・20代女優部門」で見事第1位に選出された19歳。今回、初のヒロイン役として、2人の男の間で揺れ動く女性の9年間を体当たりで演じきる。メガホンをとるのは、日本映画界・若手実力派No.1の呼び声高い濱口竜介。30代後半にさしかかった4人の女性の日常と友情、心の機微を丁寧に描き上げた5時間越えの意欲作『ハッピーアワー』が、ロカルノ、ナント、シンガポールをはじめ数々の国際映画祭で主要賞を受賞し、その名を世界に轟かせ、芸術選奨新人賞も受賞。いま最も新作が渇望される気鋭・濱口監督が、自らが映画化を熱望した原作で、満を持して商業映画デビューを果たす。東出さんは、「このお話を伺ったのは2年前でした。それから、ずっとずっと首を長くして、今夏ようやっとクランクインを迎えられます。いまは嬉しくて堪りません」と語る。「不安と好奇の入り混じった複雑な想いで、台本とにらめっこしている日々を過ごしておりますが、奇跡のような映画を作れればと思っております。頑張りますので、楽しみに待っていて下さい。宜しくお願いします」と、初めての難役を真摯に受けとめている様子だ。本作のヒロインに大抜擢された唐田さんは、「オーディションが終わってからずっと受かってますようにと願っていたので、『受かったよ』と聞いたときは本当に嬉しかった」とふり返ってコメント。「こんな大役をやらせていただくのは初めてなので不安や恐怖もあり、プレッシャーを感じていたのですが、東出さんに、『朝子があなたで本当に良かった』と言っていただけた瞬間に、思わず嬉し泣きしてしまいました。それからは私で良かったんだと自信が持てるようになりました」と、微笑ましいエピソードを明かし、「十代最後の夏、大恋愛します!」と宣言する。また、原作者の柴崎さんは、「誰かに恋をしたとき、なぜどうしてもその人でなければならないのか。誰かを想うとき、最後に残る強い気持ちはなにか。それを知りたくて手探りでこの小説を書きました。今回の映画ではどんな風景が見えるのだろう。きっとわたし自身も驚くようなことが起こる、そんな予感を持って、完成を心待ちにしています」と、東出さん、唐田さんの“化学反応”に期待を寄せた。濱口監督は、「私自身が心から面白いと思っている小説の映画化、その監督を任されたことに興奮と緊張を同時に感じています。長い企画開発中、“同じ顔を持つ2人の男を愛してしまう女”という荒唐無稽さと、緻密な生活描写を併せ持つこの小説の“面白さ”はそもそも映像化可能なのかと不安にもなりました」と胸の内を明かす。「そんな中、主人公の“麦/亮平”として東出昌大さん、“朝子”として唐田えりかさんを迎えられたことで、この小説はむしろ映像化されることをずっと待っていたのではないか、そんな心持ちになりました。この小説とキャストの出会いを、この上ない幸運と感じています」と語り、「『寝ても覚めても』(タイトルがまたとても好きです)という原作の、途方もない面白さや、懐の広さを改めて感じているところです。そしてキャストの2人の存在が、私の緊張を和らげてくれています。きっと、この上なく面白い映画になるでしょう」とコメント。最高の原作、キャスト、監督が集結した大人の恋愛映画の完成を、期待して待っていて。『寝ても覚めても』は2018年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月05日主演に岡田准一、共演に役所広司、有村架純らを迎え、司馬遼太郎による国民的ベストセラーで描かれた、日本史上最も有名な戦いを映画化する『関ヶ原』。本作で大注目なのが、“関ヶ原”の勝負の行方を決めたといわれている武将、小早川秀秋に扮した若手実力派の東出昌大。TBSドラマ「あなたのことはそれほど」での怪演も記憶に新しい彼が、本作でも、その狂気の演技を炸裂させていることが分かった。『日本のいちばん長い日』『駆込み女と駆出し男』の原田眞人監督のもと、主人公の石田三成をNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」、映画『蜩ノ記』以来の本格時代劇出演となる岡田さん、意外にも徳川家康役は初めてというベテランの役所さん、本格時代劇に初挑戦し、殺陣などのアクションにも挑んでいる有村さんをはじめ、現代の日本映画界を賑わす豪華キャストが大集結した本作。あの「関ヶ原の戦い」が、スペクタクル・アクション超大作としてついにスクリーンに登場する。そんな本作に参戦する東出さんといえば、先日終了したドラマ「あなたのことはそれほど」にて、波留演じる主人公・美都の夫・涼太を怪演。東出さんの新境地ともいえる狂気の演技は、ドラマの視聴率を上げる要因になるほど注目を集めた。ドラマは、主人公・美都が、仕事先で出会った“2番目に好きな”男性・涼太と夫婦生活を送りながら、偶然再会した中学時代の初恋相手・有島光軌(鈴木伸之)と不倫関係に陥るというストーリー。東出さん演じる涼太が、美都の身勝手な振る舞いにも心の中の嫉妬や憎悪を押し殺しながら、愛が狂気へと変貌していく演技が話題となり、「とにかく怖い!」「ホラーやサスペンス見てるみたいでハラハラする!」とハマる人が続出。特に第6話での、奇声を上げながらワインボトルを掴み、部屋中にぶちまける衝撃のラストシーンは「怖すぎる!」と視聴者に強烈なインパクトを残しており、その狂った演技には熱視線が送られている。そんな視聴者を怖がらせまくる狂気をはらんだ怪演ぶりを発揮し、改めて大注目されている東出さん。本作で演じるのは、“天下分け目の戦い”を決定づけたとされる“裏切りの武将”・小早川秀秋。史実では、関ヶ原の戦いに於ける最年少19歳の武将であり、三成(岡田さん)率いる西軍側にいたものの、合戦の終盤で家康(役所さん)率いる東軍へと寝返ったとされている。ただ、今回の映画での小早川はひと味違うという。彼がなぜ“裏切り”とされる行動に至ったかを、原田監督は「小早川の“裏切り”は、年月をかけた豊臣の権威への“復讐”に違いない」と考え、その激動の時代に1人で戦った孤独な若武将として、小早川のキャラクターを肉づけし、描いている。激しさを増す合戦の最中、西軍、東軍の狭間で悩み続け、次第に追い詰められ心を乱していく、細やかな心理描写の多い小早川秀秋という難役を、東出さんは今回も熱演。小早川が自軍を戦場へと送り出すシーンは、涙なしには見られない名シーンの1つとなっている。そして、本作も“役者・東出昌大”を代表する1本となりそうだ。『関ヶ原』は8月26日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月28日6日、TBS系ドラマ「あなたのことはそれほど」第8話が放映された。 何の罪悪感もなく不倫する主人公・美都がバッシングを浴び、演じる波瑠(25)まで巻き添えを食ったことが話題になった本作。ここにきて美都の夫・涼太(東出昌大・29)の同僚である小田原(山崎育三郎・31)がゲイであってほしい、という意見が続出している。 第8話で小田原は美都の母親・悦子が営むスナックに行き、美都と涼太を別れさせてほしいと依頼。なぜ他人の家庭に首を突っ込むのか疑問に思った悦子に「それとも好きとか?」と訊かれると、あからさまな動揺を見せる。そして次回予告では小田原がアップで誰かに「ずっと前から、好きなんです」と告白するシーンが……。 実は、小田原は登場時から意味ありげな目で涼太を見つめていることが多く「本当はゲイで、涼太が好きなのでは」とささやかれていた。だが前回からは美都に急接近し「いつでも連絡ください」と連絡先を交換。今回も美都からの「賃貸契約の保証人になってほしい」というお願いに快諾しており、「美都狙いだったのか」と驚く声が上がっていた。 小田原が好きなのは美都なのか、それとも涼太なのか?美都はただでさえいいところが描かれておらず「なぜ涼太が美都を好きなのかわからない」と訝しがる声も。それだけに「小田原も美都が好きとなると、視聴者がついていけなくなる」として、インターネット上では次のような声が上がっているのだ。 「どんなに尽くしても愛してくれない美都より、ずっと見守ってくれていた小田原といっしょになったほうが涼太は幸せになれるのでは」「もし小田原が涼太を好きでずっと気持ちを隠して側にいたのだとすれば、もう小田原が主人公」 実現すれば、不倫ドラマにあるまじき切ない純愛になるであろう衝撃の展開。ちなみに小田原は原作に登場しないドラマオリジナルのキャラクター。「涼太が美都と別れ、小田原と幸せになる」という展開は望み薄に思えるが、果たして――。 最終回まであと2話。ヒートアップする「あなそれ」から目が離せない。
2017年06月08日