9月1日に公開された映画『寝ても覚めても』が高評価を集めている。突然行方をくらました恋人を忘れられずにいる女性・朝子が、彼とうり二つの男性と出会って揺れ動くラブストーリー。コンペティション部門に出品されたカンヌ映画祭では10分間ものスタンディングオベーションが巻き起こった本作だが、twitter上でも《現時点で今年の邦画ベスト》《絶対に見て欲しい》と絶賛の声が上がっている。1人2役を演じる東出昌大(30)が話題を集める中、ヒロインを務めた唐田えりか(20)も《一番印象に残った》《朝子は彼女じゃなきゃダメ》と、その演技が高く評価されている。しかし唐田は演技に苦手意識があり、撮影前には不安を抱えていたという。「唐田さんはCMには多数出演していたものの、本格的な演技に挑戦するのはこの作品が初めてでした。オーディションを受ける前には、泣きながら母親に電話し『もうやめたい』とこぼしていたほどだそうです。そんな唐田さんをご飯に連れ出したり、積極的にコミュニケーションを取ったりしていたのが東出さんだったのです」(映画関係者)“新人女優”の唐田に早く打ち解けてもらおうと、東出はこんな気遣いも見せていたという。「東出さんは10歳も年下の唐田さんに『タメ口で話そう』と提案。さらに現場では『でっくん』とニックネームで呼んでほしいとお願いしていたようです」(前出・映画関係者)東出が相手役を務めたことについて「本当にありがたかったです。東出さんのお芝居によって、そのシーンごとに自然な感情が湧き出てきました」と感謝の言葉を述べていた唐田。東出のリードをきっかけに女優として一気に開花し、活躍の幅を広げていきそうだ。
2018年09月09日お笑いコンビ・おぎやはぎの小木博明と矢作兼が、7日深夜に放送されたラジオ番組『木曜JUNK おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ/毎週木曜25:00~27:00)で、同番組のリスナーでもある俳優・東出昌大について語った。東出は2日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『おしゃれイズム』に出演し、『メガネびいき』をよく聴いていることを明かしていた。この放送について話題が及ぶと、矢作は「すごいね。愛を感じたね」と振り返った。小木は「ありがたいね。愛を感じた」と感謝しつつも、「本当に好きなんだと思うけど、東出君的にはそんなに得はしない気がするけどね(笑)。ラジオ聴いてるって。なんか浅い人間に見えちゃうよね(笑)。『メガネびいき』聴いてるって、他のラジオだったらもっと良く見えるかもしれないけど、よりによってこれがくだらないラジオじゃない」と自虐した。しかし小木は「本当うれしいよ」と語り、さらに『おしゃれイズム』のロケで東出が、番組グッズである"KSM(クソメン)キャップ"をかぶっていたことに言及。「あれも"クソメンキャップ"かぶってる人たちからしたら、うれしいよね」と小木が語ると、矢作も「そうだよ。自分と同じのを東出君がかぶってるんだから。だからさ、また2018年バージョンも出す予定だから」と明かし、2人は今後も毎年新しいグッズを出していこうと盛り上がっていた。
2018年09月07日旬なゲストのここでしか見ることのできない素顔に迫る日本テレビ系「おしゃれイズム」の9月2日(日)放送回に、俳優の東出昌大がゲスト出演。3年ぶりの出演となる東出さんの“弱点”を共演仲間たちが告白するほか、ロケ企画など盛りだくさんでお届けする。『桐島、部活やめるってよ』での演技が高く評価され第36回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。その後「あまちゃん」「ごちそうさん」と2作続けての朝ドラ出演に、大河ドラマ「花燃ゆ」出演。映画『アオハライド』『GONIN サーガ』『ヒーローマニア-生活-』『デスノート Light up the NEW world』と立て続けの主演作公開などで俳優として一気に躍進。春クールの「コンフィデンスマンJP」でみせるコメディセンスと『OVER DRIVE』でみせるクールななかに秘めた熱さが同居した“完璧男子”として各方面から今後に期待が集まっている東出さん。そんな“完璧男子”東出さんだがモノマネ下手?意外な弱点を共演仲間たちが告白。先輩俳優・小日向文世も嫉妬したモテ男ぶりや、瀬戸康史からは普段の行動に疑問が投げかけられ、さらにおぎやはぎからは“変人疑惑”まで。共演者たちが語る東出さんの素顔に注目。さらにマイチェーンソーでDIYを楽しむ休日の過ごし方や、MCの藤木さんとの海釣りロケなど、東出さんのいろんな面が見られる密度の濃い30分になりそう。今回のゲスト、東出さんが出演している映画『寝ても覚めても』がテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国にて公開中。大阪に住む21歳の朝子は青年・麦(バク)と運命的な恋に落ちるが、彼はある日忽然と彼女の前から姿を消す。2年後、東京に引っ越した朝子は麦にそっくりな顔をした男・亮平と出会う。麦のことを忘れられない朝子は亮平を避けようとするが朝子に亮平は好意を抱き、朝子も亮平に惹かれていく…。麦と亮平。同じ顔の2人の男性との過去の“恋”と現在の“愛”が朝子の心を揺らしていく…という物語。東出さんが麦/亮平の1人2役で主演。唐田えりかが朝子役を演じ、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知ら注目キャストが集結。東出さんの素顔を楽しめる「おしゃれイズム」は9月2日(日)22時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:寝ても覚めても 2018年9月1日よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネパレスほか全国にて公開©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会 / COMME DES CINÉMAS
2018年09月02日今年30歳になった東出昌大。“変わりませんね”と声をかけたら、「いやあ、年は取りましたよ、本当に」と答える。最新映画『寝ても覚めても』(9月1日公開)は、同じ顔をした2人の男と1人の女の物語。朝子(唐田えりか)の前から突然姿を消した恋人の麦(東出)。2年後、朝子は麦に行き写しの亮平(東出)と出会い、戸惑いながらも引かれていくが……。自分のことを「生まれ変わらないと直らないくらいの不器用の権化」と語る東出。話を聞くと、本人が言うとおり、不器用さがにじみ出たほほ笑ましい回答が。30歳になって心境の変化はありましたか?「20歳を迎えたときに近い驚きがありましたね。『もう30歳!?』と。理想としていた30歳に至ってないからだと思いますが、僕が20代のころ、先輩がみなさん口をそろえて『30を過ぎると楽になる』と言っていたんです。でもいざ自分が30歳になってみると、まったく楽になる気配がなくて。改めて『本当に楽になるんですか?』と聞いたら、『いや、なかなか楽にならないよ』って返ってきて。『こんにゃろ〜!』と思いました(笑)」(東出・以下同)20代はつらかった?「はい。とても恵まれていましたが、決して楽ではなかった。濁流のなかでアップアップもがいていたような感じで。デビューしてしばらくは、濁流を前に臆していたけれども、自分自身をごまかしながら飛び込んでいるうちに、そこそこ泳げる自信がついたのかなあ。もっともっと自由に泳ぎたいですね」映画『寝ても覚めても』では、ミステリアスな自由人の麦と、実直なサラリーマンの亮平という全く違う性格の2人を演じていますね。「最初に監督から『演じ分けをしないでください』という指示がありました。僕がそれぞれの役になれば自然と違う人に見える、と。『あなたのことはそれほど』(’17年)の涼太と、『コンフィデンスマンJP』(’18年)のボクちゃんが全く違う人物だったように、麦と亮平を偶然、同じ日に、同じ現場で演じているだけで、違う作品に出ているという感覚に近かったですね」ボクちゃんも大人気でしたね。「街を歩いていると、小学生が寄ってきて、『ボクちゃん!』って。ありがたいと思う半面、『齢30にして、なぜ俺は、小学生に“ボクちゃん”って言われなきゃならないんだ!』と(笑)。でも、最近うれしいんですよ。『ピッタリの役だったね』って言われることが増えて。これ以上ない褒め言葉です」私生活で凝っていることは?以前は料理がお好きでしたよね?「結婚してからはボチボチですね。しないといけない雰囲気かな?って思ったら、『何か作ろうか?』と提案はします。料理を作るのは好きだからイヤイヤではなく(笑)。凝っているといえば、家にストーブがあるので、冬支度のために薪をいっぱい集めています」この季節に薪割りですか?「薪って、乾燥させないといけないんです。この間、平日の午前中に木を切っていたら、通りがかりのおじいちゃんに『仕事は何やってるの?』と聞かれたんです。『役者です』と答えたら、『ああ、役所ね』って言われたので、僕も思わず、『はい、役所です』(笑)。まだ顔を知られてないんだという恥ずかしさもあるし、ふだんから職業を聞かれても、『一応、役者です』とあやふやに言ってしまうんです」40代になったら“一応”が取れますかね?「取れるときがくるのかなあ」
2018年09月01日テレビ東京系列にて10月から放送されるドキュメンタリードラマ「このマンガがすごい!」に出演するゲスト俳優がこのほど発表された。本番組では宝島社の人気マンガランキング本「このマンガがすごい!」とタッグを組み、毎回異なる豪華なゲスト俳優たちが好きなマンガについて語り、実際にそのマンガのキャラクターを演じるために、俳優たちがどのような役作りへのアプローチをするのかを放送していく。マンガのコマに俳優が入るという特殊な方法で、マンガを実写化するまでの過程を記録したドキュメンタリードラマだ。すでに、番組のナビゲーターには女優・蒼井優が決定しているが、今回新たに新井浩文&山本浩司、神野三鈴、塚本晋也、でんでん、中川大志、東出昌大、平岩紙、森川葵、森山未來、山本美月と、いま人気の若手俳優から海外作品でも活躍するベテラン俳優まで、豪華なゲスト俳優が決定(五十音順)。なお、今回発表されたゲスト俳優たちが実際に実写化する作品は、後日発表となるようだ。今後の追加情報に注目したい。ドラマ25「このマンガがすごい!」は10月より、毎週金曜日24:52~テレビ東京、テレビ大阪ほかにて放送。(cinemacafe.net)
2018年08月27日東出昌大(30)主演映画「寝ても覚めても」が話題だ。濱口竜介監督(39)の作品で、今年5月に行われた「第71回カンヌ国際映画祭」のコンペティション部門に選出されている。東出演じる2人の同じ顔をした男と、その間で揺れる女性の物語。各スポーツ紙によると、8月22日に行われた舞台挨拶で東出は「僕は問題作だと思っている」と表現。「でも僕はこの問題作が大好き」と語っていたという。「東出さんは今回の作品で、顔がうり二つの青年を“一人二役”でこなします。1人は奔放で謎めいた青年・麦で、もう1人は誠実なサラリーマン・亮平。パッと見ではどちらがどちらか判断しかねる難役ですが、共演者からはその切り替えぶりが大絶賛されています。好青年のイメージの強い東出さんですが、意外にも麦役の不思議めいたオーラがハマり役だったとも。あまりの凄みに監督も圧倒されたほどだったそうです」(映画関係者)同作で初めてカンヌのレッドカーペットを歩いた東出。俳優にとって憧れの場所を訪れたことで、ある思いが芽生えてきたという。「カンヌ映画祭に参加したことは、東出さんにとっても刺激になったといいます。カンヌでは一流のフォーマルな格好で参加するのが必須。東出さんはその異様な賑わいやキラメキに感動し、『いつかまたカンヌに!』と考えているそうです」(前出・映画関係者)再びのレッドカーペットに期待したい!
2018年08月23日第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された、東出昌大主演の『寝ても覚めても』。本作で初めての一人二役に挑戦した東出さんが演じたのは、つかみどころのない“元カレ”と優しく包み込んでくれる“今カレ”。まったくタイプのちがう2人の男性。あなたが心惹かれるのは、果たしてどちら?『PASSION』『ハッピーアワー』など、世界から注目を集める濱口竜介監督が芥川賞作家・柴崎友香による同名小説の映画化を熱望し完成した本作。5月に行われたカンヌ国際映画祭では、是枝裕和監督『万引き家族』と共にコンペティション部門に選出され、海外メディアからも絶賛された。■東出昌大演じる2人の男の魅力を徹底比較!東出さんが演じるのは、ミステリアスな自由人・麦(ばく)と誠実なサラーリマン・亮平。ヒロインの朝子は大阪で麦にひと目ぼれし、運命的な恋に落ちるが、麦は突然朝子の目の前から姿を消す。その数年後、東京で朝子は麦とそっくりな亮平に出会う。恋したら絶対危険!ヤケド必至のワイルド系イケメン・鳥居麦2009年、大阪で牛腸茂雄の写真展を見た後に朝子(唐田えりか)と麦は出会い、ひと目ぼれの恋に落ちる。ボサボサのロングヘアでサンダル履き、よれたTシャツ姿のワイルド系だが、語り口調は柔らかい。朝子と同じ大学に通う岡崎(渡辺大和)の遠縁で、彼の家に下宿している。朝子の親友・春代(伊藤沙莉)は「絶対アカンやつや、朝ちゃん、泣かされるで!」と忠告するも、朝子の耳には届かない。DJをこなし、バイクで朝子を海に連れていく麦。父親は北海道で穀物の研究をしており、妹の名前は米(まい)という、穀物しばりの名前の兄妹。ある日、「靴を買いに行く」と言って出掛けたまま、行方不明に。運命的に出会うも、一緒にいるといつも不安で…。だからこそ、好きにならずにいられなかった麦との刹那な時間。こんな人には2度と出会えないと思わせる、一生一度の恋だった。包容力、ユーモア、家事力、コミュ力…現代のハイスペック男・丸子亮平2011年、東京の喫茶店で働いている朝子はコーヒーのデリバリーをした清酒メイカー・紅錦の会議室で亮平と出会う。麦とそっくりな亮平に、朝子は取り乱し、“姫路出身”、“大学は大阪で関西弁を操る”、“一人っ子”…麦とは別人であることを認識してからはより避けるように。しかし、亮平に対して朝子がぎこちない態度をとればとるほど、亮平は朝子が気にかかり、好意を持つ。やがて、まっすぐな亮平の想いに朝子も応えるようになり、2人は結ばれる。仕事熱心で、人当たり良く、空気を読み、常に朝子を思いやる温かさと包容力を持つ。猫のジンタンと、亮平と朝子の生活は穏やかで安心感に満ちていた。朝子に対してだけでなく、周りにも気づかいのできる包容力のある大人の男だ。時期を異にして、そっくりな顔の2人と付き合ったなら、「いまの恋人が自分にとって最良の相手なのか?」「かつて大好きだった元恋人と再会したら?」といった妄想はふくらむばかり。東出さんが演じたタイプの異なる2人の男、どちらと過ごすのが刺激的か?幸せか?ぜひ劇場で、自分の恋愛観を確かめてみて。『寝ても覚めても』は9月1日(土)よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:寝ても覚めても 2018年9月1日よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネパレスほか全国にて公開©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会 / COMME DES CINÉMAS
2018年08月14日何をやらかすかわからない危うさが魅力という人がいる。綾野剛もそのひとりだと思う。現在、“朝ドラ”ことNHKの連続テレビ小説『カーネーション』が夕方に再放送されている(ただし一旦休止中)。本放送は2011年で、綾野剛はこのドラマに出演したことで一躍人気俳優の仲間入りをした。彼が演じたのは、長崎から岸和田に活路を求めてやって来た周防という男。戦争で夫を亡くしたヒロイン・糸子(尾野真千子)は彼に惹かれて行くが、なにしろ妻子のいる身、周囲は大反対するし、本放送の時、視聴者からも批判の声が上がったため、それ以後、“朝ドラ”では既婚者が恋する描写には慎重になったとか。でも、綾野演じる”周防さん”の魅力には抗いがたいものがあり、糸子だけでなく視聴者の多くが彼に惹かれた。なんといっても、周防さんには危うい魅力があった。“朝ドラ”らしい清涼感あふれる青年のようでいて、その涼しそうな皮膚の奥に色気が閉じ込められていてドキリとさせられたものだ。綾野剛には炭酸飲料の蓋をうっかり勢いで開けて中身が溢れ出して焦る、みたいなサプライズ感がある。○ギャップを作り出す綾野剛俗に言う塩顔で、目鼻立ちがすっきりしており、こんな酷暑でも綾野剛の顔を見ていると夜風に当たりながらモヒートを飲んでいるような気持ちになる。現在の所属事務所トライストーンに入るきっかけであり、事務所に誘ってくれた小栗旬と知り合った映画『クローズZERO II』(09年)でも熱い高校生たちのバトルのなか、黒い傘を差して立っている綾野剛はひとり体温が低そうだった。それが数年後、『日本で一番悪い奴ら』(16)で下衆な警官役を演じたときには慄いた。痰を吐いたりゲップをしたり、清涼感のサンズイがひとつもなくなっていたからだ(演技です)。俳優にとってギャップを作り出すことは大事な技能である。綾野剛は、一見、色白でひょろりとして見えるが、アクションには重量感がある。象印、圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き」のCMで火の燃え盛る棒をくるくる回して「私は何を表現しているのでしょう」とやっている姿などただごとではない。また、無口そうな顔立ちにもかかわらずインタビューすると熱心に長いこと自論を語る。代表作のひとつである連続ドラマ『コウノドリ』シリーズ(TBS)では穏やかな産婦人科医の顔と激しいピアニストの顔のふたつを持つ人物を好演していた。○サプライズの男・綾野剛華麗なる変化は、まるで真夏のソルト&レモンのように鮮烈な俳優・綾野剛にとって、『パンク侍、斬られて候』(石井岳龍監督)の主人公・掛十之進はハマり役といえるだろう。掛は剣の腕は一流だが浪人の身。彼が通りすがりの巡礼の父娘の父のほうを腹ふり党と勘違いして斬り殺してしまうところから物語ははじまる。その場に居合わせた黒和藩の者に、世にはびこる怪しい宗教団体・腹ふり党に詳しいから黒和藩に士官できれば対応策を教えると出まかせを言ってまんまと藩に入り込む。自分が得することしか考えておらず、適当なことを言ってその場をやり過ごす、倫理観のかけらもない汚い根性の持ち主で、おおよそ物語の主人公らしからぬ人物だ。でも、主人公以外の人物もたいがいろくでもなく、感情移入し辛い人のオンパレード。黒和藩の藩主(東出昌大)は世間知らず、家老(豊川悦司、國村隼)は出世を狙って牽制し合っている。腹ふり党の幹部(浅野忠信)はクレージーで何を考えているのか皆目わからない。若い武士(染谷将太)は任務のストレスから腹ふり党に傾倒して裸で踊りまくる。少しまともそうなのは……しゃべる大猿(永瀬正敏)というシュールなストーリーだ。罪のない人を殺して誤魔化すわ、おしりを丸出しにしたりして不謹慎だわ、腹ふり党の美女(北川景子)に心を奪われでれでれしていて役的にはあまり感心できないとはいえ、掛の派手なアクションシーンには目を瞠る。デニム素材か薄いブルーの着物の裾を見出しまくって走り回る綾野の勇姿は、役の人格を越えて問答無用にかっこいい。しつこいようだが、炊飯ジャーのCMの無駄にかっこいいアクションを成立させるだけはある。にもかかわらず、豊川悦司演じる家老にしょっぱなから掛の調子の良さが見抜かれてしまう底の浅さ。とても残念キャラを綾野剛は懸命に演じている。おそらくとても真剣にやっているのだろうが、顔立ちがクールなので真意がわからない。ちょっとはいいところを見せてくれるのではないかと最後の最後まで期待をして映画を見ると……。うっかり炭酸の缶を勢いよく開けてしまったように、わわわ! まさにサプライズの男・綾野剛の面目躍如である。ちなみに、撮影現場を見学したことを『キネマ旬報 7月上旬号』で書いていて、綾野について書いたことを一部引用してみよう。"飯屋・変粉の場面では、スタッフの手が足りないと気を利かせて「いま(2階の)照明直してます」と現場に自ら声出して伝えたり、別日、にわか雨でしばし撮影が止まってしまったとき「今日やばいんで(天気)、がんばりましょう」と腹ふり衆役のエキストラたちに呼びかけたりしていて、演技のパンクと実直そのものの素とのギャップが興味深かった。"やっぱりおもしろい人だと思う。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『隣の家族は青く見える』『コンフィデンスマンJP 』 など。5月29日発売の蜷川幸雄『身体的物語論』を企画、構成した。
2018年07月19日「博多華丸・大吉」の2人とNHKアナウンサー・近江友里恵が司会を務める朝の情報番組「あさイチ」。7月6日(金)はゲストに俳優の東出昌大が出演。『菊とギロチン』で共演した寛一郎との撮影秘話や意外なつながりなどをトークした。番組冒頭、緊張気味に挨拶した東出さん。番組では5年前に放送されブレイクのきっかけとなった連続テレビ小説「ごちそうさん」の映像などが流された。モデルから芸能活動を始めた東出さんだが「役者の仕事はモデルと違う。現場に入るたび前夜は怖い思いをする」と語り、「次の作品は前を向いていかないといけない」ため「ごちそうさん」はいまでもなかなか見返せないのだとか。東出さんのトークを見ていた視聴者からは「東出昌大の顔小さい」「受け答え見てるとマジメなんだなーと思う」「ナイスガイ感が溢れてる」「本当性格良さそう」などの声がSNSに相次いで投稿。その後話題は映画最新作『菊とギロチン』にまつわるエピソードへ。同作で東出さんは大正時代を生きたアナキストを演じ、この作品が演技初体験となった寛一郎さんがVTR出演。寛一郎さんは、映画の撮影時に楽屋に書道セットを置いていた東出さんが、深夜2時にいきなり「心」を書きだしたのだがどうしてもきれいに書けずにいたことをふり返り、「でも酔っていてベロンベロンだから書けるわけがない」と東出さんのちょっと“抜けてる”エピソードを披露。三國連太郎を祖父に持つ寛一郎さんだが、なんと東出さんの祖父が経営していたラーメン屋に三國さんが来店したことがあったとか。古いアルバムを見ていたら写真を発見したといい、孫だけでなく祖父の代にも“共演”していたという意外な縁を明かしてくれた。このエピソードには「ラーメン屋を営む祖父と寛一郎さんの祖父(三国蓮太郎)が写真に写ってるなんてね」などネットでも驚きの声が上がっていた。(笠緒)
2018年07月06日映画『寝ても覚めても』で共演した1人と1匹。東出昌大さんと猫・八の字は、特別な絆で結ばれているようです。猫は人と対等。その距離感が心地いい。同じ顔をした2人の男と、その間で揺れ動く女性の8年間を描いた映画『寝ても覚めても』。物語の中で、初の一人二役に挑戦している主演の東出昌大さん。「猫はお芝居をしないし、見え方も気にしない。予定調和を感じさせないからこそ、ただそこにいるだけで物語にリアリティを与えてくれていると思うんです」と東出さんが語るように、物語の名脇役として登場するのが、東出さん扮する亮平と、その恋人・朝子(唐田えりか)の飼い猫であるジンタン。演じているのは、その名のとおり額の「八」の模様が特徴的な八の字。この撮影当日も、たくさんのスタッフを前に尻込みすることなく、大きなおなかをべったりと床につけてお昼寝。再び起き上がったかと思えば、ソファにどっしりと腰かけて(!?)東出さんのスタジオ入りを待つ、堂々たる貫禄を見せつけてくれた。「現場でも僕と八の字は、付かず離れず、お互い空気のような関係性でした。僕も猫を飼っていたので、扱いには慣れているんです」聞けば東出さん、4歳の時に初めて捨て猫を拾って以来、過去に代々5匹も飼っていたそう!「1匹いなくなる度にまた1匹と、みんな僕が拾ってきたんです。子猫って弱々しくて放っておけないんですよね。連れて帰ってくる度に父と大喧嘩でしたけど(笑)」とくに東出さんの記憶に残っているというのが、3代目のハナ。「ハナはお風呂が大好きで寝る時もいつも一緒。それはそれは可愛くて仕方がなかった。でも僕が高校生の時に死んでしまって…。猫の死を目の当たりにしたのは初めてだったので、すごく落ち込みました。他の子はふらっといなくなってしまうことが多かったんですよね。数日間は捜すんですけど、猫って不思議なもので亡くなる前に姿を見せなくなるみたい。だからそういうものなのかなぁ…と」これだけ東出さんの心を惹きつけて離さない、猫の魅力とは?「猫は人の言葉をわかっていないフリして、実はわかっているんだろうなと思います。“今日も疲れたよ~”って話しかけると、“愚痴っぽい男だな”って思われていそうだし(笑)、人と対等でもある。でも、その絶妙な距離感が心地いいというか。今は家族に猫アレルギーがいるので飼えないですけど、もし、どこかで捨てられている猫を見たら危ない。また拾って帰っちゃうかもしれません(笑)」ひがしで・まさひろ1988年2月1日生まれ、埼玉県出身。俳優、モデル。11月1日公開予定の映画『ビブリア古書堂の事件手帖』に出演。ドラマ『コンフィデンスマンJP』の映画化も決定。衣装はすべてスタイリスト私物はのじ推定5歳(オス)。WOWOW連続ドラマW『グーグーだって猫である』でデビュー。温厚な性格でどこでも寝られることが特技。運動は大の苦手。本作のラストシーンで重要な役割を果たす。『寝ても覚めても』朝子(唐田えりか)は、ある日出会った亮平(東出昌大)に惹かれ、仲を深めていくが、朝子には言えない秘密があった。亮平はかつての恋人に顔がそっくりだったのだ…。9月1日よりテアトル新宿ほか全国ロードショー。©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/COMME DES CINEMAS※『anan』2018年7月4日号より。写真・内山めぐみスタイリスト・檜垣健太郎(little friends)ヘア&メイク・山下サユリ(3rd)取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2018年06月29日TVドラマも映画もイケメンなしには楽しめない!今回、ご紹介するのは、映画『パンク侍、斬られて候』で超カタブツなお殿様を好演した東出昌大さん。対照的な役柄を演じきり、役の振り幅にも注目が集まる東出さんにお話をうかがいました。写真・黒川ひろみ 文・田嶋真理【イケメンで観る海外ドラマ&映画】vol. 5作品ごとに多彩な表情を見せ、ファンを魅了芥川賞作家・町田康の『パンク侍、斬られて候』を宮藤官九郎が映画版に脚色。クエンティン・タランティーノが敬愛する鬼才・石井岳龍がメガホンを取った、映画『パンク侍、斬られて候』。舞台は江戸時代ですが、セリフは今っぽい口語で、超エスパーや人の言葉を喋る大猿など、珍妙なキャラがてんこ盛り。規格外の能力を持つ浪人・掛十之進(かけ・じゅうのしん)が自らまいた種で起こる騒動に翻弄されるさまを描く、異色の時代劇です。東出さんは、騒動の中心となる黒和藩の藩主・黒和直仁(くろあえ・なおひと)を演じています。ーー黒和直仁をどのように演じましたか?黒和直仁は、とにかく融通が利かない超カタブツ。演出の際は、全部まじめに信じてド直球で返して欲しいと言われました。声のボリュームが間違っている、おかしな人だなと自分でも思いながら演じました。ーー『コンフィデンスマンJP』で演じたボクちゃんのように、本作でもまじめなイケメンがハマり役だと絶賛されています。『あなたのことはそれほど』で渡辺を演じていた頃、街で出会った方から “怖い人だと思った” と言われたことがありました。作品をご覧になった方が、演じた役ならではの感想を抱いて、そういう人間だと思っていただけるのは、すごく嬉しいことだと思っています。ーーふり幅の大きな役をあえて選んでいるのですか?それは全くないです。良い脚本、監督、スタッフやキャストさんたちとご一緒したいという気持ちだけです。公開された後の自分のイメージは考えていません。ーー役者として、『パンク侍、斬られて候』で初めて経験したことは?映画業界の巨匠、天才である石井監督とご一緒させていただいたことです。撮影現場では、先に絵が見えていて、映画を撮っていらっしゃるように見えました。さらにすごさを感じたのは、石井監督は宮藤さんと初タッグだったのにも関わらず、世代を超えた笑いやぶっ飛んだ世界観を共有されていたこと。おふたりの親和性の高さに驚かされました。メイクでの初体験は、頭の正面を剃ったように見せる羽二重(かつらの下につけ、頭皮の色にメイクするための布)を付けたことです。ーー今年は本作のほか、6本の映画に関わっていらっしゃいます。忙しい日々を過ごしていらっしゃると思いますが、息抜きはされていますか?息抜きするほど、ストレスを感じないんです。もし、ガツンと言われたら、自分が至らなかったのかと捉えたり、誰かに素直に相談したりします。もちろん、休みの日に家族と過ごすことは大好きですが、普段から頑張り過ぎず、いろいろな顔を持っていると、ストレスは溜まらないのかなと思っています。ーーオフがあったら、何をしてみたい?家族や友人たちと釣りやキャンプに行きたいです。以前と変わったのは、食べられる魚を釣るようになったこと。そうじゃない魚を釣って帰ると、“食べられない魚を釣っている場合じゃないよ” というプレッシャーを暗に感じるんです(笑)。インタビューのこぼれ話ダーク系スーツでクールに決め、取材部屋にさっそうと姿を現した東出さんの身長はなんと189センチ! もしかして、性格もクール?と思いきや、とっても陽気で気さくな方。今後も東出さんが魅せる多彩な表情から目が離せません!Information映画『パンク侍、斬られて候』6 月30日(土) 、爆夏ロードショー出演/綾野剛、北川景子、東出昌大、染谷将太、浅野忠信ほか監督/石井岳龍配給/東映©エイベックス通信放送
2018年06月27日俳優・東出昌大が、11月より上演される三島由紀夫原作舞台「豊饒の海」で主演を務めることが決定。若手からベテランまで、東出さんとMISHIMAの世界を共に創りあげる共演者も発表された。本舞台は2018PARCO PRODUCE “三島×MISHIMA”シリーズの第1弾で、この秋、三島氏の絶筆の書である「豊饒の海」と、エンターテインメント性にあふれた「命売ります」の2作品の舞台化に挑む。第1弾を飾る「豊饒の海」は、第一部「春の雪」、第二部「奔馬」、第三部「暁の寺」、第四部「天人五衰」の全四作からなる長編小説だが、今回舞台では、全四作を一つの舞台作品として創作するという、前代未聞の意欲作。てがみ座主宰の長田育恵が脚本を手掛け、ロンドンのオールドヴィック・シアターのアソシエイト・ディレクターで、ロンドンのネクストジェネレーションのトップを走るマックス・ウェブスターが「メアリー・ステュアート」以来、3年ぶりに日本で演出。三島由紀夫文学作品を大胆翻案する。主演を務めるのは、現在主演映画『OVER DRIVE』が公開中、今後も『パンク侍、斬られて候』『菊とギロチン』『寝ても覚めても』など出演作の公開が続々と控えている人気俳優の東出昌大。三島由紀夫の「美」の象徴とも言うべき松枝清顕役という大役に挑む。今回、初舞台となった2015年上演の「夜想曲集」以来、3年ぶり2度目の舞台出演となる東出さんは、「思春期より三島由紀夫の虜になり、その作品の多くを読んできた私は、『豊饒の海』の舞台化を聞き震えました。役者になって最大の試練になると思います」と心境を明かし、「持てる全てを注ぎ込みます。三島世界の再現を、楽しみに待っていて下さい」と力強いメッセージを寄せている。また、清顕の影を追い続ける男・本多繁邦を、本作では青年時代、中年時代、老齢時代と3人の俳優が演じる。まず老齢の本多は、ベテラン俳優の笈田ヨシ。中年時代の本多は、バレエダンサーの首藤康之。そして若年時代の本多は、芥川賞受賞作家・唐十郎を父に持つ若手俳優の大鶴佐助がキャスティング。3つの黒子を持つ清顕の生まれ変わりとして登場するのは、ドラマ「コウノドリ」へに出演が話題となり、今年7月マームとジプシーの新作「BOAT」で初主演&初舞台を踏む宮沢氷魚、『一週間フレンズ。』『リバーズ・エッジ』などに出演する上杉柊平ら若手俳優が抜擢。さらに、神野三鈴、初音映莉子と実力派女優も参加する。第一部から第四部、それぞれが小説として完結しているが、この四作を通して通奏低音のごとく響くのは、「輪廻」という言葉。第一部「春の雪」で、「又、会ふぜ。きつと会ふ。滝の下で」ということばを残し、20歳で生命を落とした男・松枝清顕。彼の影に取り憑かれた男・本多繁邦。本多の人生に松枝清顕の生まれ変わりとして登場する3つの黒子の人々。四作を通して、夢と転生を描く壮大な物語だが、「清顕」を追い求めた本多にとって、彼の存在はなにを象徴していたのか、そしてなぜそこまで清顕に執着したのか――。60年後、晩年の本多は清顕との恋が成就せず、仏門に身をおいた聡子を訪るが、聡子は「清顕など知らない」と言う。全てが夢だったのか?自分のこれまでの清顕への執着は何だったのか?というのが「豊饒の海」の結末。本舞台では、清顕という美に憧れ続け、取り残されてしまった人間、本多繁邦を軸に、三島氏が最後に描いたこの「豊饒の海」という世界を、いまを生きている我々の人生という「普遍」の世界に投じていくという。2018 PARCO PRODUCE “三島 × MISHIMA”「豊饒の海」プレビュー公演は11月3日(土)~5日(月)、本公演は7日(水)~12月2日(日)紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて上演。12月8日(土)~9日(日)森ノ宮ピロティホールにて上演。(cinemacafe.net)
2018年06月27日東出昌大が一人二役に挑戦し、芥川賞作家・柴崎友香による同名恋愛小説を濱口竜介監督が実写化した『寝ても覚めても』。この度、本作の本ビジュアルと、tofubeats(トーフビーツ)による主題歌に乗せた90秒予告が公開された。第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、海外メディアに絶賛された本作から公開された本ビジュアルには、東出さん演じる男の寝顔を、唐田えりか演じる朝子が幸せそうな顔で見つめている一方、ビジュアル内の場面写真には緊迫した面持ちでお互い見つめ合う様子も映し出されている。果たして、朝子の目の前にいるのは、麦(ばく)なのか、彼と瓜二つの亮平なのか。「愛に逆らえない。」のコピーも合わさり、男女の未来が揺れるデザインとなっている。併せて公開された90秒予告では、朝子への想いを率直に伝える亮平に、戸惑いつつも惹かれていく朝子、恋に落ちていく2人の姿が映し出される。幸せそうな2人だが、「朝子には秘密があった」の言葉と同時に、朝子の過去の恋が明かされていく。8年前、大阪で麦と一生に一度の恋をした朝子。亮平は、その麦に顔がそっくりだったのだ。「似てなかったら、好きにはならなかったってこと?」と友人に問いただされる朝子。「どうして好きになったの?」「あなたの何を愛しているの?」ーー幸せだった2人の関係は思わぬ方向へ。波乱を予感させる予告となっている。さらに、本作の主題歌と劇伴を手がけたtofubeatsの主題歌タイトルが「River」に決定。予告でも使用された主題歌は、彼にしか表現できないセンチメンタルな音に仕上がり、映像と合わさることによって、より一層感情を揺さぶる切なくも深い愛に満ちた珠玉のラブソングとなっている。tofubeatsは本作で初めての映画音楽に挑戦しており、映画の情感を盛り上げる劇伴にも注目したい。なお、「River」のリリース情報については後日発表される予定。『寝ても覚めても』は9月1日(土)よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネパレスほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:寝ても覚めても 2018年9月1日よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネパレスほか全国にて公開©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会 / COMME DES CINÉMAS
2018年06月26日東出昌大を主演に迎え、芥川賞作家・柴崎友香による同名恋愛小説を新進気鋭・濱口竜介監督が映画化し、第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された『寝ても覚めても』。東出さんは、初めての一人二役に挑んだ本作をはじめ、映画化されるという先の月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」、現在公開中の『OVER DRIVE-オーバードライブ-』など、2018年は出演作が目白押し!そのラインナップを一挙にご紹介しよう。2012年、『桐島、部活やめるってよ』で俳優デビューし、第36回日本アカデミー賞新人俳優賞ほか多くの映画賞を受賞した東出さん。連続テレビ小説「あまちゃん」や「ごちそうさん」、映画『クローズEXPLODE』『アオハライド』『GONIN サーガ』などで注目を集めてきたが、昨年放送のドラマ「あなたのことはそれほど」での怪演、そして『関ヶ原』での熱演でさらに評価を高めた。今年は、4月から放送されたフジテレビ“月9”ドラマ「コンフィデンスマンJP」が好評を博し、映画化も決定。それに加え、『寝ても覚めても』を含め6本もの映画に出演するなど大活躍。過密なスケジュールの中でも人一倍芝居について考え、セリフや動作まで完璧な演技を目指す東出さんは、さまざまな作品で挑戦を続けている。■全てを掛けた兄弟の熱き思いが走り出す!『OVER DRIVE-オーバードライブ-』真面目で確かな腕を持つメカニックの兄・檜山篤洋(東出さん)と、世界ラリー選手権へのステップアップを目指す天才ドライバーの弟・檜山真純(新田真剣佑)。篤洋の助言を無視して、無謀で勝手なレースを展開する真純はラウンドごとに篤洋と衝突を繰り返し、いつしかチームにも険悪なムードが漂い始めていく…。本作では「“役者バカ”になれ」という羽田英一郎監督の言葉通り、キャスト陣には役づくりへの“課題”がそれぞれ用意されていたそうで、東出さんは約1か月にわたり車をいじり倒すメカニック訓練を行った。その成果もあってか、技術だけでなく専門用語、工具の名前まで完璧に覚えるほどの“メカニックバカ”に。プロのメカニックが認めるほどの腕を身に着けた東出さんの“泥臭い”演技に、誰もが胸を熱くするに違いない。現在公開中。■世紀のハッタリ合戦。最後に斬られるのは誰だ!?『パンク侍、斬られて候』ある日、とある街道に1人の浪人があらわれ、巡礼の物乞いを突如切りつける。自らを“超人的剣客”と言うその浪人の名は、掛十之助(綾野剛)。掛は「この者たちは、いずれこの土地に恐るべき災いをもたらす」と語るが…。次々とあらわれるクセもの12人。ある隠密ミッションの発令によって始まる前代未聞のハッタリ合戦。そして1人の猿が語り出す驚きの秘密。想像をはるかに超える、驚天動地の戦いがはじまる!東出さんが演じるのは、超堅物で機転が利かない“ザ・お殿様”黒和直仁。真面目過ぎるがゆえの空気の読めなさが絶妙な笑いを生み出す。ふだんはあまり観られない、コメディ感満載のキャラクターが誕生する。6月30日(土)公開。■同じ夢みて戦った! 世界に揺さぶりをかけるアナーキー青春群像劇『菊とギロチン』物語の舞台は関東大震災直後、戦争の足音が聞こえる時代。かつて、実際に日本全国で興行されていた「女相撲」は、当時困難な人生を生きざるを得なかった女性たちにとって、「強くなりたい」という、願いを叶えられる唯一の場所だった。様々な過去を背負った彼女たちが、少し頼りないが「社会を変えたい、弱い者も生きられる世の中にしたい」という大きな夢だけは持っている実在したアナキスト・グループ、ギロチン社の若者たちと運命的に出会う。次第に心を通わせていく彼らは、「自由な世界に生きる」という同じ夢を見て、それぞれの闘いに挑んでいくが――。『友罪』『64 -ロクヨン-』の瀬々敬久監督が30年ほど前から構想してきた本作。詩人の正津勉が「ギロチン社」の中浜哲について書いた記事を読んだことがきっかけであり、監督の一番の思い入れのある中濱鐡(中浜晢)役に東出さんが抜擢された。中浜が乗り移ったかような全身全霊の演技に期待が集まる!7月7日(土)公開。■製作期間8年! まだ見ぬ日本に出会う111分、極上の映画体験『ピース・ニッポン』数年間に一度だけ、“一期一会”でしか出会えない風景を8年もの歳月を費やし追い求め、全国47都道府県・200か所以上で撮影した映像を厳選し、4K解像度で映画化。空からとらえた見たこのない絶景の数々、そして知っているようで知らなかった日本人特有の精神やルーツも紐解いていく、111分の日本をめぐる旅に観客を誘う。2020年東京オリンピックを控える中、「日本人にもっと日本のことを知ってほしい、もっと日本に恋してほしい」という思いがこめられた、日本の精神と絶景が凝縮された“ベスト盤”といえるドラマティックな映画。東出さんは、新たな日本に出逢う壮大な旅のナビゲーターを小泉今日子と共に務めるが、実は本作が映画ナレーション初挑戦。落ち着いたトーンで、映像に優しく寄り添う東出さんのナレーションは、美しい映像をさらに際立て、より一層の彩りを添えている。7月14日(土)公開。■すべては1冊の本をめぐる祖母の遺言から始まった 『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズ累計640万部を突破した三上延原作のベストセラーミステリー小説を完全実写映画化。五浦大輔(野村周平)は祖母の遺品から夏目漱石の直筆と思われる署名が入った「それから」を見つけ、鑑定してもらうため北鎌倉の古書店「ビブリア古書堂」を訪れる。店主である若い女性・篠川栞子(黒木華)は極度の人見知りでありながら本に対して並外れた情熱と知識を持っており、大輔が持ち込んだ本を手に取って見ただけで、大輔の祖母が死ぬまで隠し通してきた秘密を解き明かしてしまう。ある日、足を怪我してしまった栞子のために古書堂で働き始めた大輔だったが――。東出さんは、大輔の亡くなった祖母・五浦絹子に惹かれる小説家志望の田中嘉雄を演じる。知的な雰囲気で東出さんにぴったり。現代から30年以上前の人物を演じるが、物語のカギを握る重要なキーパーソンとなるに違いない。11月1日(木)公開。■初の一人二役で180度考えが変わった!?『寝ても覚めても』『OVER DRIVE』のような内に秘めた熱血タイプや、『菊とギロチン』のような実在の人物から、『ピース・ニッポン』では初の映画作品ナレーションを務めるなど、各作品においてまったく色の違う役を演じ分ける東出さん。その中でも本作は、「考え方が180度変わった」と言わしめる作品だ。初の一人二役となるだけに、クランクイン前は自分がいままで培ってきた演技力で勝負しようと思っていたという。しかし、演技について濱口監督に意見を求めると、「ニュアンスはなし。東出昌大という“楽器”から出る声を聴きたい」と言われたことから、シンプルにそのままの自分で、まるで別人格の2人を表現した。濱口監督が引き出したかったのは、“作られた”ものではなく、素直に人が反応して出る声や感情だ。独特な演出方法から生み出された東出さんの演技は、先日のカンヌ国際映画祭でも「東出は『寝ても覚めても』にとって大変素晴らしい仕事をした!」(ガーディアン)と絶賛されるほど。これまでとはひと味違った“俳優・東出昌大”を目にすることができそうだ。『寝ても覚めても』は9月1日(土)よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネパレスほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:寝ても覚めても 2018年9月1日よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネパレスほか全国にて公開©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会 / COMME DES CINÉMASOVER DRIVE-オーバードライブ- 2018年6月1日より全国東宝系にて公開© 映画「OVER DRIVE」製作委員会パンク侍、斬られて候 2018年6月30日より全国にて公開ⓒ エイベックス通信放送ビブリア古書堂の事件手帖 2018年11月1日より全国にて公開© 2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会
2018年06月24日綾野剛が主演を務める映画『パンク侍、斬られて候』(6月30日公開)で、俳優・永瀬正敏が演じる猿・大臼延珍の誕生秘話が、このほど明らかになった。同作は、町田康の小説を原作に、宮藤官九郎の脚本で石井岳龍監督が映画化。超人的剣客にしてプータローの掛十之進(綾野)を主人公に、次々とクセモノたちが現れる中、ある隠密ミッションの発令によって前代未聞のハッタリ合戦が繰り広げられる。大臼は人間の言葉を理解し、話すことのできる不思議な能力を持った猿。永瀬は『DEAD END RUN』(03)以来4度目の石井組となり、「監督が『パンク侍』をお撮りになると知り、『おおっ!』と思いましたね。凄い期待感でした。そして台本を読ませて頂いたのですが、メチャクチャ面白かったんです。しかも登場キャラクターが全員個性的なんですが、その中でも面白い大臼という役を頂いて、本当に嬉しかったです」と出演決定時を喜々として振り返る。一方の石井監督も、「どうしても永瀬さん演じて欲しくてオファーしたんです」と出演を熱望し、「そうしたらやるからには完全に猿になるって永瀬さんからおっしゃってくれたんですよ」と永瀬も気合い十分だった様子。とはいえ、「毎日メイクにも時間がかかるし、毛皮つけてそこに鎧をつけて、大変な状態なんです。真夏の京都ですから。顔もびっしりと固めてしまうから、汗の吹き出しようもないくらいなんです」と相当ハードな撮影だったようだが、「でもほんとにビシッと難役を見事にこなしてくれました」と絶賛する。また、黒和藩の藩主・黒和直仁を演じた東出昌大は、撮影現場で大臼に遭遇した時のことを、「初めてお会いした時、口がきけないと聞いていたので、なんてご挨拶していいのかと思いました。この中に永瀬さんがいるんだろうなと想像していましたね」と明かし、「でも数日後に支度場で永瀬さん本人とお会いした時、『あっ!ほんとに中身は永瀬さんだったんだ!』と改めてビックリしてしまいました」と特殊メイクの完成度の高さに舌を巻く。大臼が身に付けている赤い甲冑は、黒澤明作品をヒントに、『るろうに剣心』シリーズなどで知られる衣装デザイナー・澤田石和寛氏が担当。「大臼の甲冑は黒澤映画『影武者』の赤い甲冑にオマージュを込めています。とても印象的な赤でしたので。彼は侍に憧れたニホンザルで、ヒーローの様な家紋をデザインしています。一番武将らしい家紋ですね」と秘話を明かしている。
2018年06月22日『オリンピックコンサート2018』が、今年も6月8日に東京国際フォーラムにて開催され、平昌オリンピックのメダリスト小平奈緒をはじめとするトップアスリート9名、ゲストアーティストの森山直太朗が出演。コンサートの指揮は梅田俊明、オーケストラはTHE ORCHESTRA JAPANが務めた。オリンピック・ムーブメントの推進を目的に、オリンピズムに掲げられたスポーツと文化の融合をカタチにした本コンサート。2018年は「つなげよう感動!輝こうTOKYOで!」をテーマに、2月に開催された平昌オリンピックの振り返りと、777日後に控えた東京オリンピックにもつながる内容に。豊富なオリンピック映像×フルオーケストラ演奏という本公演ならではの競演で、あの感動や興奮をドラマチックに呼び起こした。平昌オリンピックの開会式で演奏されたファンファーレから始まった第1部。客席には、平昌オリンピックメダリストである原大智(スキー・フリースタイル)、小平奈緒、高木美帆、菊池彩花、高木菜那(スケート・スピードスケート)、吉田夕梨花、鈴木夕湖(カーリング)、そして東京オリンピックでの活躍が期待される荒井広宙(陸上競技)、小嶋美紅(水泳・競泳)という面々が揃い、観客とともに映像とオーケストラの生演奏のコラボレーションを堪能した。第2部では森山直太朗によるスペシャルステージも披露され、フルオーケストラで新曲『人間の森』や2004年アテネオリンピックの応援歌にもなった『今が人生』などを歌い上げた。『今が人生』にはNHK東京児童合唱団も参加し、一夜限りの特別な時間となった。トークコーナーではオリンピック出場経験もある俳優・藤本隆宏がMCを務め、メダリストたちの平昌オリンピックでのエピソードや、森山の印象深いオリンピックの思い出、そして荒井や小嶋の東京オリンピックにかける想いなど、ここでしか聞けない話題が満載。また男子フィギュアスケートの羽生結弦からビデオメッセージも届き、客席を盛り上げた。最後は恒例の『オリンピック讃歌』を森山や藤本も参加し合唱。アンコールではNHK東京児童合唱団による『The Rose ~愛は花、君はその種子』も披露され、盛りだくさんの内容となった。参加したアスリートたちは「クラシックを生で聴くのは初めてでした。親しみやすかったです」(吉田)、「映像と音楽が合わさることで自分たちがのこしてきたものが一層輝くのだなと思いました」(高木美帆)、「森山直太朗さんの歌を楽しみにして来たのですが、すごく心に響くきれいな歌声でした」(小平)、「皆さんが東京オリンピックの話をされるのを聴いて“必ず出なきゃいけない”と思いました」(小嶋)など感想を述べ、のびのびと楽しそうな表情を見せた。取材・文:中川實穗※高木美帆・高木菜那の「高」は旧字体※参加アスリートの感想は公式サイトにて掲載
2018年06月14日小説家の朝井リョウが、10日に放送されたニッポン放送『高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと』(毎週日曜 22:30~23:00)で、俳優・東出昌大の自宅に招かれたエピソードを披露した。東出昌大番組内で東出について「いい人って芸能界にいるんだなって思うよね」と絶賛する朝井。東出は12年に公開された朝井原作の映画『桐島、部活やめるってよ』にメインキャストの一人として出演しており、その撮影現場で2人は初対面を果たした。原作者の朝井は撮影現場に招かれたものの、キャストの輪に入れず、恐る恐るスタジオセットの隅にいた。そこへ「原作者の方ですよね」と東出が話しかけてくれ、他の共演者に紹介までしてくれたと明かす。その後、打ち上げに参加した朝井は、年齢の近かった東出とかなり深い時間まで飲んでいたという。すると、東出から「ちょっと抜けようか」と一言。その時の心境を朝井は「ドキドキするでしょ?『パーティ抜け出さない?』ですよ(笑)」と振り返り、2人で映画を観に行ったことを明かした。それからも2人の交流は続き、東出・杏夫妻の子供が生まれた際、東出から「来てよ!」と自宅へ招待されたとも話す。そして自宅では、杏の手料理を振る舞ってもらったといい、「あの家にいた時間は夢だったんじゃないか」と感慨深く振り返っていた。
2018年06月12日「嵐」にプラスワンゲストを加えた嵐チームとゲストチームが、体感型ゲームで対戦する「VS嵐」の6月7日(木)今夜放送回は「サッカー大好きチーム」と「嵐チーム」が対決。俳優の東出昌大がプラスワンゲストとして参加する。今夜のゲスト「サッカー大好きチーム」のメンバーは「ペナルティ」ヒデ、サッカー解説者の前園真聖、音楽アーティストのナオト・インティライミ、元サッカー日本女子代表の丸山桂里奈、女優の足立梨花、「アンタッチャブル」柴田英嗣。東出さんのほかプラスワンゲストとして元プロ棋士の加藤一二三も出演する。「W杯」直前ということで「サッカー大好きチーム」との特別キック対決では元日本代表の技が炸裂、東出さんに悪夢が再び訪れる!?そして、最後にみせた衝撃姿とは…。また、映画『聖の青春』で羽生善治役を演じた東出さんと加藤さんとの将棋対決も必見だ。ファッションモデルとして世界で活躍し『桐島、部活やめるってよ』で俳優に転身するとその演技が高く評価され、連続テレビ小説「あまちゃん」や映画『クローズEXPLODE』などで幅広い役柄に起用。その後『アオハライド』『GONIN サーガ』『ヒーローマニア-生活-』『デスノート Light up the NEW world』と多数の主演作が公開されたほか、昨年放送の「あなたのことはそれほど」では新境地も開拓した東出さん。現在は、映画化も決まったフジテレビの月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」に出演中。同作は長澤まさみ演じる信用詐欺師のダー子と東出さん演じるボクちゃん、小日向文世演じるリチャードが、毎回様々な業界の華やかな世界を舞台に、壮大で奇想天外な計画で欲望にまみれた人間たちから大金をだましとっていくというストーリー。6月11日(月)21時からは最終回「コンフィデンスマン編」が15分拡大で放送される。「VS嵐」は6月7日(木)今夜19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2018年06月07日「あなたのことはそれほど」で怪演を見せた俳優・東出昌大と、『パシフィック・リム:アップライジング』で存在感を示した新田真剣佑が兄弟を演じ、『海猿』『MOZU』シリーズの羽住英一郎が監督を務めた最新作『OVER DRIVE-オーバードライブ-』が、6月1日(金)ついに公開された。今回は本作とキャストの魅力や、過酷な自動車競技“ラリー”について掘り下げる。■あらすじ世界最高峰のラリー競技・WRC(世界ラリー選手権)の登竜門として、若き才能たちがしのぎを削る国内トップカテゴリーのSCRS(セイコーカップラリーシリーズ)。スピカレーシングファクトリーとライバルチームの熾烈な優勝争いは激しさを増していた。スペシャルステージで競われるのは、コンマ1秒の世界。WRCへのステップアップを目指すスピカ所属の天才ドライバー・檜山直純(新田さん)は、確かな腕でチームに貢献する真面目なメカニックの兄・檜山篤洋(東出さん)の助言を無視し、リスクを顧みない、勝気なレースを展開する。ラウンド毎に衝突を繰り返す2人に、いつしかチームも険悪なムードになり始め…。■過酷な自動車競技“ラリー”とは?公道をアクセル全開で駆け抜ける最も過酷な自動車競技“ラリー”は、世界中のあらゆる道が戦いの舞台となり、ラリーが盛んな欧州や南米ではF1に勝るとも劣らない人気を誇っている。各メーカーの先端技術の結晶である車輛“モンスターカー”と、それを操るドライバー、その舞台を支えるメカニックが一体となって戦う、まさに公道の格闘技である。実は日本国内にも熱狂的なファンが多いこともあり、各地では数多くのイベントが開催されている。特に今年は、18年ぶりにTOYOTAが40年以上の歴史を誇る最高峰のシリーズ「FIA WORLD RALLY CHAMPIONSHIP」(世界ラリー選手権)に参戦、開幕2戦目にして優勝を飾った快挙は大きな話題となった。■東出昌大×新田真剣佑が兄弟役! キャストの熱い演技合戦が繰り広げられる「プロフェッショナルの世界で生きるチームメンバーたちが繰り広げる濃厚な人間ドラマを、これまでの邦画にはないスピード感と迫力の映像で、圧倒的なスペクタクル作品に仕上げていきます」と羽住監督が語るように、本作にはその演習をより引き立てるキャストが勢ぞろいしている。確かな腕のチーフメカニック<兄>檜山篤洋役に東出昌大主人公の檜山篤洋を演じるのは、『デスノート Light up the NEW world』『聖の青春』に出演した東出さん。スピカレーシングを支えるチーフメカニックという作り手側に立ち、誇りと愛との間で揺れ動く繊細な芝居に挑戦。出演にあたり、東出さんは「メカニックチームでリハーサルを続けている中で、チームワークが生まれてきて仲間と協力し合いながら仕事が出来ることに、喜びと感謝を感じています。脚本を読んで感じた、手に汗握る興奮と熱狂を、スクリーンを通してお届け出来る様頑張ります」と意気込んだ。トラブルメーカーの天才ドライバー<弟>檜山直純役に新田真剣佑その弟で天才ドライバーだが、結果を出す一方、勝気な性格で無謀な攻めの走りを行うこともあり、私生活でも問題を繰り返すトラブルメーカーの直純役には、『ちはやふる』シリーズや『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』などに出演する新田さん。撮影前には「羽住監督をはじめ、東出さんや共演者の皆さんの熱量を感じながら、色んなことを学んで、最高のパフォーマンスを見せられるように努めます」とコメントしていた。ヒロイン・遠藤ひかる役に森川葵スポーツマネジメント会社「ワンダースポーツエージェント」の社員で、直純の新たなエージェントとして着任したヒロイン・遠藤ひかる役を、『花戦さ』『先生!』『恋と嘘』など出演作が続く注目の若手女優・森川さんが演じる。「普段は自分からお芝居で相手に仕掛けていくことが多いのですが、今回私が演じさせて頂くひかるは、エージェントという立場なので、自分から仕掛けるよりもスピカのメンバーたちを見守るように受け入れることを大切にしながら、楽しむことを忘れず撮影に臨みたいと思います」と、主演の2人との共演を楽しみにしていた様子。脇を固めるキャストも旬な俳優が勢ぞろい!スピカと熾烈な優勝争いを繰り広げるシグマ・レーシング所属のドライバーで、現在もっとも世界に近いドライバー・新海彰役に「DISH//」の北村匠海。直純とはライバル関係にあたる。スピカレーシングファクトリー所属の新米メカニック・増田順平役には「劇団EXILE」の町田啓太。そして、ほんの少しお茶目なスピカレーシングファクトリーの社長にして、チームの監督・都築一星役を実力派俳優の吉田鋼太郎が扮する。■予告ではWANIMAの書き下ろし曲が起用!予告映像では、東出さんと新田さん演じる檜山兄弟が声を荒げるシーンや、新田さんが涙する場面も見ることができる。さらに「WANIMA」が本作を見て書き下ろしたオリジナル曲「Drive」に乗せて、ダイナミックなラリーシーンと熱い男たちのドラマが展開し、本作の魅力がグッと詰まっている。また、バンド初の映画主題歌とあって喜ぶ「WANIMA」は、「完成前の本編を観させて頂き、キモチもカラダも熱くなったままメンバー3人でスタジオに直行し『Drive』を創り始めました」と楽曲制作をふり返った。■東出さんも驚きの新田流・現場での関係づくり兄弟役で初共演となった東出さんと新田さん。完成披露試写会では、そんな2人の現場での関係づくりについて話が及び、東出さんは「大人になると…特に僕は、壁を作ってしまいがちなんですけど、太陽のようなマッケンが、いきなりハグして『兄貴、よろしくな』と言ってくれた」と笑顔で、新田さんも「台本読んだ瞬間、これは兄貴に抱きつくしかないと思った」と告白した。また、現場の熱気についても「北九州での撮影でみんなとご飯に行ったとき、監督と2人で号泣したんです。『俺はこういう思いで演じたい!』という話をしたら、監督も『俺はこういう思いで撮りたい!』と言って、2人で号泣して、それを兄貴は冷たい目で見てて…(笑)」と熱すぎるエピソードも明かした。■直純役はまさかのキャスティングミス?北村匠が物申す!一方、新田さん演じる直純のライバルのレーサーを演じた北村さんは、クールなイケメンドライバーという役どころに「カッコいい役をもらって、すいません(笑)」とニヤリ。さらに、新田さんに対して「ひとつ言わせて!俺の方が東出くんに顔が似てるから(笑)!」と自身の方が東出さんの弟役にふさわしいと猛烈アピールする一幕も。これまで何度も共演しており、仲の良い2人だが、新田さんは「ライバル役、敵対する役ができるのは仲が良いからこそ」と語り、北村さんを真正面から凝視。これには北村さんも「真っすぐな目だなぁ…」と感嘆してしまうほどだった。■新田さんの筋トレ姿が拝める特別映像も公開さらに、羽住英一郎監督監修によるスペシャルロングトレーラーを、「WANIMA」の主題歌「Drive」に熱い感銘を受けた羽住監督が新たに監修。新田さんの肉体美光る筋トレシーンなど初解禁となる本編映像を盛り込み、さらに楽曲も予告編とは異なるところを使用。本映像を監修した羽住監督は、「このロングトレーラーを観て映画本編を観る、映画本編を観てからまたこのロングトレーラーを観て更にアツくなる。そんな楽しみ方をしてもらえたら最高です!」とコメントを寄せている。篤洋の熱い眼差し、リスクを顧みない直純からこぼれる涙…いま最も熱いキャストが見せる演技合戦、手に汗握る体験型エンターテインメントの新領域をぜひ劇場で体感してほしい。『OVER DRIVE-オーバードライブ-』は6月1日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:OVER DRIVE-オーバードライブ- 2018年6月1日より全国東宝系にて公開© 映画「OVER DRIVE」製作委員会
2018年06月03日映画『OVER DRIVE』(6月1日公開)の公開初日舞台挨拶が1日に行われ、東出昌大、新田真剣佑、森川葵、北村匠海、町田啓太、羽住英一郎監督が登場した。同作は、公道を全開走行で駆け抜ける自動車競技「ラリー」を題材に、若者たちの熱い愛と絆を描いたオリジナル作品。誇りと絆との間で揺れ動くメカニック・檜山篤洋(東出昌大)と、その弟である天才ドライバー・檜山直純(新田真剣佑)の物語となる。『海猿』『MOZU』『暗殺教室』などで知られる羽住英一郎監督がメガホンを取った。弟役の新田と「寝る前にもグータッチをしていた」というほど、熱い撮影の日々を送っていたという東出。その場で「グータッチ」を見せて欲しいと言われ、新田と手順を確認するも、1度失敗し爆笑しながら2人でハグを交わした。2回目は成功し、がっしり手を握り合ってからのハグとなった。「自分は〇〇バカ」と、夢中になっていることを発表するコーナーでは、森川が「青バカ。青い服ばかり集めてしまう」「この映画のカラーも青だから、自分のラッキームービーなのかな」と熱い話を披露。また、「体育会バカ」と称した劇団EXILEの町田は「ずっと男のむさ苦しいところばかりに行く傾向があって、自分はあんまりそういうことないかなと思ったんですけど今回も体育会系なノリがあって、運命なんだなと思った」と告白する。町田が「その中でもまともかなと思っていたけど、監督から『まともって思ってるお前がバカだ』と言われた」と明かすと、東出も「体育会系だなと思ってた」と語った。主演の東出は「そもそもバカ」と書いて、周囲は爆笑。東出は「自分バカだなと落ち込む時も多いけど、バカはバカで良いところもある」「人の話を聞いていて、『この人すごいな』とか、本を読んで『なるほどそういうことか』とか、バカだから人一倍感じ方も激しい」と真摯に説明する。「人の言ってることに感心できるので。監督が背中とか押してくれる一言で『良かった』と思ってカメラ前に立っていたので、バカだから良かったなと思う」と心境を吐露した。「座長として本当に尊敬しています」と新田から声をかけられた東出。最後に「夏の暑いさなか、気恥ずかしいんですけど、青春を過ごしながら、心血を注いでこの映画を撮りました」と撮影を振り返る。「逆境というのを経験したことがない人はいないと思うし、この映画を見れば、映画館を後にした時に、心の中に青空が広がっているような、晴れやかな気持ちになれると思います」と映画を表した。そして「皆様が足を運んでくれるから映画を撮れるし、感謝という言葉以外の何物もないくらい、感謝しています」と、少し目を潤ませながら熱弁する東出に、客席からも拍手が起こっていた。
2018年06月01日●映画『OVER DRIVE』ではライバル役に世界最高峰の自動車競技・ラリー。男たちの熱い戦いをダイナミックに描いた映画『OVER DRIVE』が6月1日より公開される。メカニックの兄・篤洋(東出昌大)と、天才ドライバーの弟・直純(新田真剣佑)の確執と絆、そしてド迫力のレースシーンが観ている方も熱くさせること間違いなしの作品だ。今回、作中でライバルとして対峙する直純役の新田と、敵チームのドライバー・新海役の北村匠海は、実はプライベートでは友人関係だという。完成披露試写会でも”2人の世界”を繰り広げ、互いに役者としてリスペクトしあう2人に、話を聞いた。○家に帰って匠海がいてくれたら…――まず、完成した映画を観た時の感想はいかがでしたか?新田:まるで、すごい映画になったと思いました。観終わったあとに匠海も、(森川)葵も、兄貴(東出昌大)もLINEで連絡をくれましたし、迫力のある素晴らしい映画ができました。北村:観終わったあとに、「真剣佑の全てが詰まった映画だった」という内容の連絡をしました。今回僕は、東出さんと真剣佑の作り出す世界の一員になれればと思いました。同じ世代の真剣佑がここまでやってくれると思うと、結構しびれましたね。そして主演の東出さんのお芝居の熱量もすごくて、とても勉強になりました。羽住(英一郎)監督しかこの映画は撮れないと思ったし、関われたことがすごく嬉しかったです。――久しぶりの共演で、役者としてのお互いの印象を教えてください。新田:僕はもともと匠海の芝居が大好きなんです。芝居の面でも尊敬していて、一緒にいたいと思います。友達は少ないのですが、同世代で匠海が一番好きですし、今回はあまり一緒のシーンはないですけど、見ていて「怖いなあ」と思う役者だと思いました。北村:2人とも、友達が少ないんですよ(笑)。以前共演した『仰げば尊し』というドラマで、目の前で見た真剣佑の芝居に惚れてから、お互いに芝居で繋がっていた感覚があります。『OVER DRIVE』に行き着くまでに、それぞれジャンルの違う映画に出て大きくなって、また一緒に作品をやれたことは嬉しかったですね。一緒にやるシーンは多くはなかったけど、逆に印象的でしたし、真剣佑の芝居を目の前で見て「こいつは、でけえなあ」と思いました。すごく堂々と、地に足のついている芝居をしていたので、人間としての大きさを見せてもらいました。ライバル役としても、意識させてくれたと思いました。新田:匠海は、数秒しかない顔のアップのシーンでも物語るから。自分にはまだできないと思う芝居もやってくれるので、羨ましいです。でも、そう思わせてくれる役者に出会いたいので、匠海の芝居を間近で見れるのは幸せです。――自分たちが「仲良いな」と思う時のエピソードがあればぜひ。新田:いつもです。北村:(笑)。電話をいつもマメにくれます。しかもテレビ電話で、互いの相談のような時間が多いですね。この職業って、自分と違う人格になる大変さがあるので、「頑張ってるよ!」と言い合う、慰め合いみたいな時間が(笑)。――新田さんはどういうときに北村さんに電話したくなるんですか?新田:心細い時(笑)。家に帰って「ただいま」と言う人がいない時に、匠海がいてくれたらな、と思います。……なんだこの気持ち悪い時間は。北村:いつか僕が、真剣佑のマネージャーになるわ(笑)。●2人のカラオケに、先着1名ご招待?○通じ合うものがある――役者としては尊敬し合っているということでしたが、人間性としては、どういうところが合うのだと思いますか?新田:稀に見る似たタイプなんです。相性が良いのか、思考が一緒なのか、通じ合うものがあると思います。北村:蠍座のB型、という共通点もある。なかなかいないよ。新田:特殊なんだよね。北村:いろいろ話をしていても、やっぱり通ずるものがあると思います。『仰げば尊し』の時からそんな感じでした。ドラマが放送される度に、その回について話していました。新田:そうやって知っていくにつれて、「あ、似てるのかも知れないな」と。何か通じ合うと思いました。○根本的に誰にも似ていない2人――北村さんはDISH//のボーカルとして活躍されていますし、新田さんは舞台でも歌声を披露されていて、2人とも歌がすごくお上手ですよね。北村:そう真剣佑、歌が上手いんですよ。――2人でカラオケに行ったりすることもあるんですか?新田:行きます。もうずーっと歌ってるね。北村:ストイックに、ずっと歌を歌ってます。自分たちの好きな曲を歌ってるだけなんですけど、意外とレベル高めだよね(笑)。新田:本当に、歌ってるだけ。北村:カラオケの本来のあり方としては正解だと思いますね。真剣佑は洋楽が多くて、僕は邦楽系。ハナレグミとか……。新田:DISH//系でしょ?北村:DISH//は、たまに真剣佑が歌ってます(笑)。――贅沢なカラオケですね。北村:じゃあ、先着1名招待しますよ(笑)。新田:抽選で(笑)。――それは応募が大変なことに(笑)。プライベートでも仲の良いお二人ですが、今回の『OVER DRIVE』で相手を見て、役と似ていると思ったのはどのようなところでしょうか?北村:現場で見る真剣佑の姿は、直純でしたね。似てると言うよりも、真剣佑がずっと直純でいた感じ。もともと似ているからなのか、作り込んでいるからなのかというのはわからないですけど、いつも現場で見る真剣佑は、いい意味で真剣佑じゃないと思いますし、車の道を目指したら本当にこんなドライバーになるんじゃないかと思いました。周りに当たる感じではないですけど、熱さが似ています。直純のラリーにかける思いと、真剣佑の芝居にかける思いが重なっていました。真剣佑って、お芝居中に全然まばたきをしないんですよ。その目の強さも、やっぱりラリーの選手の強さに重なる気がしました。新田:基本的に、この2人はどの人間にも似てないと思っています。特殊だね、2人とも。――新海は冷静な面もありましたが、新田さんから見て北村さんに似てるな、と思うことはありましたか?新田:印象としては、ああいうドライバーになるのかもしれないとは思いました。でも匠海が本当にドライバーになったら、もっと熱くなるのかなとも思います。北村:彼自身も幼い頃からきっとレースのことしか見てないだろうし、視野はあんまり広くないだろうなとは思いました。新田:匠海の演じた新海に深みを感じて。「すごい人生を歩んできたんだろうな」というお芝居をしていたので、嬉しかったです。――作品の中では、ライバル役としてお互いのことをどう考えていましたか?新田:僕は、安心感しかなかったです。北村:ライバル役、バチバチする役だからこそ、相手への安心感や友情関係みたいなものがなければ、あそこまで感情をぶつけ合うことは出来なかったと思います。新海にとって、直純は唯一立ちはだかってきった人間だと思いますし、どこかリスペクトもあるんだと思いながら演じていました。マイナスな感情はあまりなく、ドライバーとして意識しあっていたのかな、と。新田:僕自身、役者・北村匠海を尊敬しているので、多分直純にも反映されていたのではないか、とは思います。言葉にはできないですけど、観た方にも感じていただけていたらいいですね。●仕事に全てを捧げてしまった○俳優の仕事を続ける上で、2人の違いは――今回役を演じる上で、気をつけたこと、勉強したことはありましたか?北村:ラリーの勉強をしました。あとは、実際に助手席に乗せてもらって、コーナーに切り込む時のGなどを体験させていただきました。ドライバーさんはすごいです。何もかも車に賭けているようでしたし、平面のジェットコースターに乗ってる感覚で、演じる上ではすごく勉強になりました。見てるのとは、全然違いますね。車の中ではすごく忙しく動かれている。新田:僕も助手席で、忙しいドライバーさんの動きを見ていました。中でどんなことが起きているのかって、想像つかないじゃないですか。マシンも腕も全部使っていて、すごい迫力でした。――今度は仕事全般で、いつも気をつけていることはありますか?北村:出会いは大切にしています。毎回出会う人も違う中で、良い作品を一丸となって作り上げるというのは、特殊な職業でもあるのかもしれません。なかなか、話すのが下手くそなんですけど、一人の力では何もかもが成り立たないので、コミュケーションは大事にしています。今回は真剣佑と2人で色々話していたので、とても助けられました。新田:僕は仕事がすべてなので、仕事のために生きてます。生活が仕事で、芝居に人生を捧げてしまったので、それで生きていくしかないという気持ちを常に持っています。人に夢を与えたくてこの仕事を始めたので、誰かに勇気を与えられた、感動を与えられた、夢を与えられたというのを聞けたら嬉しいです。一人でも多くの人に、そう感じてもらえれば嬉しいなと思いながら、役者の、新田真剣佑をやっています。北村:僕は役者だけの道ではないので、真剣佑が一つの道を突き進んでいるのを見ると、すごいなと思います。役者も表現活動としてやっていますが、この先もマルチな表現方法をフルに活用して仕事をしていきたいので、逆にいつか、真剣佑のような人を輝かせる側にもつきたいですね。■新田真剣佑1996年生まれ、米ロサンゼルス出身。2014年より日本を拠点に活動をスタート。『ちはやふる –上の句–/–下の句–』(16)で第40回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞する。主な作品に『にがくてあまい』(16)、『少女』(16)、『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(17)、『ピーチガール』(17)、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(17)、『不能犯』(18)、『ちはやふる –結び–』(18)、『パシフィック・リム:アップライジング』(18)など。「劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命‐」が7月27日公開予定。ヘアメイク:粕谷ゆーすけ(ADDICT CASE)、スタイリスト:櫻井賢之■北村匠海1997年生まれ、東京都出身。2008年、『DIVE!!』で映画初出演。2013年にはダンスロックバンド・DISH//のメンバー(Vo.&G)としてメジャーデビュー。音楽・映像それぞれのフィールドで活躍する。初主演作『君の膵臓をたべたい』(17)では、第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。主な作品に『セーラー服と機関銃 –卒業–』(16)、『あやしい彼女』(16)、『ディストラクション・ベイビーズ』(16)、『恋と嘘』(17)、『勝手にふるえてろ』(17)など。TVドラマ作品に、『ゆとりですがなにか』(16)、『仰げば尊し』(16)、『隣の家族は青く見える』(18)など。ヘアメイク:佐鳥麻子、スタイリスト:鴇田晋哉
2018年05月29日人気予備校講師・林修でさえ知らなかった世の中でまだあまり知られていない情報やとっておきの知恵を「初耳学」に認定する番組「林先生が驚く 初耳学!」。その5月27日(日)今夜放送回に俳優の東出昌大がゲスト出演する。本番組は林先生でも知らなさそうな厳選ネタを出題、専門分野のみならず様々な知識の引き出しを持つ“賢人”代表・林先生でさえ知らなかったものを「初耳学」に認定するというもの。林先生が「知らなかった!」と申告したら出題者の勝利となり、林先生が貯蔵する知識量と出題者の大勝負から様々な驚きの情報が飛び出していく。今回「白熱教室」は「お金の教育」がテーマ。日本では“お金の話はタブー”という傾向が強く先進国の中でもお金に対する教育が遅れていると指摘する林先生が「子どもにはお年玉でスマホゲームの課金をさせるべき!」と“意外な”熱弁。また「澤部の初耳ピーポー」はモデルとしての顔を持ちながら東大の研究員でもあり月9ドラマの監修も手がけたという美女に密着。超意外な彼女のもうひとつの仕事とは!?さらに「Sexy Zone」の中島健人が“あるモノ”を使い、蚊に刺された箇所に指一本触れずかゆみを取る驚きの方法を体を張って検証する。その驚きのメカニズムにも注目だ。東出さんのほかゲストとして川田裕美、「ハライチ」澤部佑、柴田あやな、鈴木亜美、立川志らく、千原ジュニア、VTR出演で銀シャリ。東出さんが新田真剣佑らと共演、世界最高峰のラリー競技・WRC(世界ラリー選手権)の登竜門として、若き才能たちがしのぎを削る国内トップカテゴリーのSCRS(セイコーカップラリーシリーズ)を舞台に、天才ドライバーの弟と真面目で腕は確かなメカニックの兄を中心として、若者たちの熱い絆と愛を描くヒューマンエンターテインメントが展開する『OVER DRIVE-オーバードライブ-』が6月1日(金)より全国東宝系にて公開される。東出さんは新田さん演じる天才ドライバー・檜山直純の兄でメカニックの篤洋役で出演する。「林先生が驚く 初耳学!」は5月27日(日)今夜22時~TBS系で放送。(笠緒)
2018年05月27日黒木華と野村周平がW主演を務める11月1日(木)公開の映画『ビブリア古書堂の事件手帖』。第2弾キャストとして東出昌大、夏帆の出演が発表され、初の映像となる特報映像も解禁となった。原作は累計640万部を突破する国民的大ベストセラー、小説家・三上延の「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズ。極度の人見知りだが、驚くべき本の知識と優れた洞察力で古書にまつわる謎を解き明かす、若く美しいビブリア古書堂店主・篠川栞子を演じるのは、実力派女優・黒木華。そして、ひょんなことからビブリア古書堂で働き始め、栞子に密かに思いを寄せる、不器用ながらも誠実で不器用な青年・五浦大輔を野村周平が演じる。監督は、昨年『幼な子われらに生まれ』で第41回モントリオール世界映画祭審査員特別大賞ほか数々の映画賞を受賞した三島有紀子。そしてこのたび、新たなキャストが発表となった。野村さん演じる大輔の亡くなった祖母・五浦絹子の若き日を演じるのは、『海街diary』で日本アカデミー賞助演女優賞を受賞、清楚な役柄からアクション、さらには艶やかな役まで幅広いキャラクターを演じ分けられる夏帆。絹子に惹かれる小説家志望の田中嘉雄を、カンヌコンペ部門出品の『寝ても覚めても』や『OVER DRIVE-オーバードライブ-』など、いまや日本を牽引する俳優となった東出昌大が演じる。2人の共演は「予兆散歩する侵略者」(黒沢清監督)に続き2度目。お互いの印象を、東出さんは「夏帆さんは、強い芯を持った、真っ直ぐとした女優さん。彼女と素直に恋が出来たのは、本当に夏帆さんの力であり、魅力だと思う」と話し、夏帆さんも「すごくストイックで真面目な方で、自然と(東出さん演じる)嘉雄さんと接することができた」と話している。また、現代パートの黒木さんと野村さんに関しては2人とも一緒のシーンはなかったが、原作を読んでいたという東出さんは「(現代パートは)魅力的な俳優さんがたくさん出ているので、原作から飛び出してきたような、原作の魅力そのままの映画になっている」と原作ファンも楽しめると話し、夏帆さんもクランクアップ直後に「もう少し、撮影をしていたかったというのがいまの正直な感想。現在と過去がつながった時に、一体どういう映画になるのか凄く楽しみです」と作品が終わった心境と、作品への期待感を語っている。今回解禁となった特報は、大輔の亡き祖母の遺品の中から出てきた夏目漱石の「それから」と、栞子が大切に保管している太宰治の「晩年」の2冊の本を中心に、黒木さんと野村さんが演じるビブリア古書堂を舞台とした “大切な秘密”を巡る“現在のパート”、そして東出さんと夏帆さんの演じる“知られてはいけない恋”を描く“過去のパート”が交差し、ある事件を解決へと導くミステリアスな雰囲気漂う映像となっている。クランクアップコメント東出昌大(田中嘉雄役)クランクイン前、初めて三島監督とお会いした際に、考えながら絞り出す様にしか喋れない僕の言葉を、真っ直ぐに目を見据えながら聞いて下さるそのお姿に、信頼を寄せ覚悟を決めたことを覚えています。恋人役の夏帆さんや、素晴らしい共演者の方々と充実した日々の中、過去パートを撮影させて頂きました。撮影には立ち会えなかった現代パートですが、黒木さんや野村さんのお芝居が銀幕で観れる日が楽しみです。原作ファンの方も、ご存知ない方も、是非、ビブリアの映画を楽しみになさって下さい。夏帆(五浦絹子役)三島組に参加して三島さんの作品とは不思議な縁があると感じました。作品にかける想いの強さと、いつもは凛とした監督がたまに見せる少女の顔が印象的で。三島さんの強さのなかに垣間見える繊細な感性がこの作品の世界観にぴったりだなと思いました。東出さんは、以前ご一緒した作品との役の振り幅に驚き、その立ち姿から文学の香りのする方だな、と。この作品は本に纏わるひとたちのお話です。わたし自身もあらためて古書の魅力を教えてもらった気がします。ぜひ公開を楽しみにしていてください。『ビブリア古書堂の事件手帖』は11月1日(木)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ビブリア古書堂の事件手帖 2018年11月1日より全国にて公開© 2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会
2018年05月25日俳優の東出昌大と夏帆が、黒木華と野村周平がW主演を務める映画『ビブリア古書堂の事件手帖』(11月1日公開)に出演することが25日、わかった。同作は三上延による大ベストセラー小説を実写映画化。鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂の店主である篠川栞子(黒木)が、栞子に密かに思いを寄せる青年・五浦大輔(野村)とともに、古書にまつわる数々の謎と秘密を解き明かしていく。夏帆は、野村が演じる大輔の亡くなった祖母・五浦絹子の若き日を演じ、絹子に惹かれる小説家志望の田中嘉雄を東出が演じる。共演は2回目となるが、東出は「夏帆さんは、強い芯を持った、真っ直ぐとした女優さん。彼女と素直に恋が出来たのは、本当に夏帆さんの力であり、魅力だと思う」と話し、夏帆も「すごくストイックで真面目な方で、自然と嘉雄さんと接することができた」と印象を明かした。現代パートの2人と一緒のシーンはなかったが、原作を読んでいたという東出は「魅力的な俳優さんがたくさん出ているので、原作から飛び出してきたような、原作の魅力そのままの映画になっている」と太鼓判。夏帆もクランクアップ直後に「もう少し、撮影をしていたかったというのが今の正直な感想。現在と過去がつながった時に、一体どういう映画になるのか凄く楽しみです」と期待感を寄せた。また、特報映像も公開。大輔の亡き祖母の遺品の中から出てきた夏目漱石の『それから』と、栞子が大切に保管している太宰治の『晩年』の2冊の本を中心に、黒木さんと野村さんが演じるビブリア古書堂を舞台とした “大切な秘密”を巡る現在のパート、そして東出さんと夏帆さんの演じる“知られてはいけない恋”を描く過去のパートが交差する。○東出昌大コメントクランクイン前、初めて三島監督とお会いした際に、考えながら絞り出す様にしか喋れない僕の言葉を、真っ直ぐに目を見据ながら聞いて下さるそのお姿に、信頼を寄せ覚悟を決めたことを覚えています。恋人役の夏帆さんや、素晴らしい共演者の方々と充実した日々の中、過去パートを撮影させて頂きました。撮影には立ち会えなかった現代パートですが、黒木さんや野村さんのお芝居が銀幕で観れる日が楽しみです。原作ファンの方も、ご存知ない方も、是非、ビブリアの映画を楽しみになさって下さい。○夏帆コメント三島組に参加して三島さんの作品とは不思議な縁があると感じました。作品にかける想いの強さと、いつもは凛とした監督がたまに見せる少女の顔が印象的で。三島さんの強さのなかに垣間見える繊細な感性がこの作品の世界観にぴったりだなと思いました。東出さんは、以前ご一緒した作品との役の振り幅に驚き、その立ち姿から文学の香りのする方だな、と。この作品は本に纏わるひとたちのお話です。わたし自身もあらためて古書の魅力を教えてもらった気がします。ぜひ公開を楽しみにしていてください。(C)2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会
2018年05月25日東京・EX THEATER ROPPONGIで23日、映画『OVER DRIVE』(6月1日公開)の、「レディゴー!! スタート直前女性限定試写会」が行われ、東出昌大、新田真剣佑、森川葵、北村匠海、町田啓太、羽住英一郎監督が登場した。同作は、公道を全開走行で駆け抜ける自動車競技「ラリー」を題材に、若者たちの熱い愛と絆を描いたオリジナル作品。誇りと絆との間で揺れ動くメカニック・檜山篤洋(東出昌大)と、その弟である天才ドライバー・檜山直純(新田真剣佑)の物語となる。『海猿』『MOZU』『暗殺教室』などで知られる羽住英一郎監督がメガホンを取った。出演者陣は作中の衣装で登場。東出・町田の「メカニックチーム」と、新田・北村の「ドライバーチーム」にわかれて、「燃えろ! 映画『OVER DRIVE』熱MANカップ争奪 男たちの三番勝負」を行った。どちらもチームメイト同士が同じ髪型ということで、チームワークは抜群。町田は「勝ちます!」、新田は「北村匠海と一緒なら、なんにでも勝てる気がします」と自信を見せた。最初の「トライ&エラー ナットを締めろ! スピードバトル!!」では、1人1分の持ち時間でステージ上の金網パネルにナットを締めていく。チーム内は交代制で、最初の町田がスピードを見せていたが、東出は少し苦戦している様子。自分の動きについて「メカニックというより、アライグマに近い」と苦笑していた。一方、ナットから近いパネルを攻めていく頭脳線を見せた北村と、締め方が美しいと話題になった新田。締められた数はともに10本となり、結果は引き分けだった。続く「攻めなきゃ勝てねーから! 30秒チャレンジ」では、チーム内の2人で「合計30秒」になるように、交代でストップボタンを押していく。観客の応援の声にも惑わされる出演者陣だが、こちらはメカニックチームが28秒36、ドライバーチームが29秒55と、ドライバーチームが勝利した。最後の「試される絆! 古今東西! 卓球RALLY」では、古今東西ゲームに答えてから球を打ち返していく。気合いを入れて脱ぎ始めたメカニックチームだったが、「くだもの」というお題で「パッションフルーツ」、「動物」というお題で「イグアナ」を繰り出した北村に動揺したのか、ストレート負け。「熱MANカップ」は新田&北村チームに贈られることとなった。新田は「やった-ー!! 嬉しい!! もう飾っとく! 匠海とのポラと一緒に飾っとく!!」と自分が持って帰る気まんまんで、北村は「なんとか半分にできないのかな?」と苦笑していた。負けてしまったメカニックチームだったが、東出は「楽しかったですね」、町田は「最高でしたね」と笑顔で振り返る。「久々に男たちの戦いが見れて興奮しました」(森川)、「久々にバカになれてる4人を見れてうれしかったです」(羽住監督)と、見守る2人も対決を楽しんでいた様子だった。
2018年05月23日ウエンツ瑛士がメインMCを務める旅とグルメをテーマにしたバラエティ「火曜サプライズ」の5月22日(火)放送回は、ゲストに俳優の東出昌大と新田真剣佑を迎えたロケの模様をお届け。映画『OVER DRIVE-オーバードライブ-』で共演している2人はどんなロケに繰り出すのか!?『桐島、部活やめるってよ』、連続テレビ小説「あまちゃん」などで注目され、映画『クローズEXPLODE』で主演を飾ると『アオハライド』『GONIN サーガ』『ヒーローマニア-生活-』『デスノート Light up the NEW world』と主演作が続々公開。昨年放送の「あなたのことはそれほど」でみせた“怪演”や、放送中の「コンフィデンスマンJP」のボクちゃん役も好評の東出さん。『ちはやふる』や「仰げば尊し」などで一躍注目を集め、昨年は『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』や『ピーチガール』などの青春映画から『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』「僕たちがやりました」でのハードな役まで幅広く演じ、『パシフィック・リム:アップライジング』でハリウッド大作にも出演した若き国際派俳優の新田さん。この2人を迎えた今回のロケ、「東出昌大&新田真剣佑がやりたい事をやりまくるツアー!」ということで、豪快な“肉だらけバーガー”や大好物(秘)スイーツを味わったり、釣りで“絶叫”したりと様々なことに挑戦。2人の仲良しエピソードなども語られるようで、映画では“兄弟役”で共演している姿とはまた違った東出さんと新田さんの関係性も見られそうだ。東出さんと新田さんがチーフメカニックと天才ドライバーの兄弟を演じ、ラリーの世界を舞台にした若者たちの熱い絆と愛を描くヒューマンエンターテインメント『OVER DRIVE-オーバードライブ-』は6月1日(金)より全国東宝系にて公開。世界最高峰のラリー競技・WRC(世界ラリー選手権)の登竜門として、若き才能たちがしのぎを削る国内トップカテゴリーのSCRS(セイコーカップラリーシリーズ)。WRCへのステップアップを目指すスピカ所属の天才ドライバー・檜山直純は、真面目で確かな腕を持ちチームに貢献するメカニックの兄・檜山篤洋の助言を無視し、リスクを顧みない勝気なレースを展開。2人がラウンド毎に衝突を繰り返すなかでチームにも険悪なムードが漂い始め…というストーリー。「火曜サプライズ」は5月22日(火)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:OVER DRIVE-オーバードライブ- 2018年6月1日より全国東宝系にて公開© 映画「OVER DRIVE」製作委員会
2018年05月22日芥川賞作家・柴崎友香の恋愛小説を映画化した『寝ても覚めても』が、現在開催中の第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品。現地時間5月14日に主演の東出昌大をはじめ、唐田えりか、濱口竜介監督がレッドカーペットに登場、その後行われた公式上映では、エンドロール中から10分以上も万雷の拍手が鳴り響いた。朝から雨と曇りを繰り返していたこの日。しかし、レッドカーペットのタイミングには暑いほどの青空が広がり、そこへ「ディオール(Dior)」の黒いタキシードに身を包んだ東出さんと、「アルマーニ(ARMANI)」の黒のシースルードレス姿の唐田さんが登場。緊張以上に映画祭を楽しんでいる様子が伺える中、途中、ドレスが靴に引っかかった唐田さんを、東出さんが優しくエスコートする場面も。そして、ついに始まった公式上映では、エンドロール中から大きな拍手が沸き起こり、なんと10分以上もその拍手は続いた。また、場内が明るくなると多くの観客から「Beatiful film!」の声が投げかけられ、その歓迎に唐田さんは思わず涙。東出さんと監督も目を潤ませていた。世界最高峰のカンヌ国際映画祭でメインの部門となる「コンペティション部門」。毎年世界中の大御所監督たちが名を連ねているが、そんな中、39歳にして初の世界三大映画祭出品でカンヌ国際映画祭コンペティション部門入りの快挙となった濱口監督は、上映後「こんなにあったかい拍手もらえると思いませんでした。カンヌで伝わってとても嬉しい気持ちです」と現在の心境を述べた。一方、東出さんも「万感の思いで受け止めました。いろんな愛が伝わったと思います。上映が終わって、二階席から身を乗り出して拍手してくれた人がいたんです。映画の思いが届いたんだと思ったけど、その人たちへ感謝を伝える言葉が浮かばず、拙いフランス語でメルシーと言いました」とコメントし、唐田さんは「貴重な経験をすることができました。この場所にいるのが奇跡のようです。濱口監督、東出さんはじめ、かかわったひとたちへの感謝、みんなへの感謝と愛が溢れました」と言いながら号泣していた。目の肥えたカンヌの観客たちからは鑑賞後、「ライトでヘビー、いままで見たことのないラブストーリー」「amazing film! 今回のコンペ作品内で一番好き」といった声も聞かれるほど。授賞式はフランス現地時間5月19日(土)19時15分(日本時間5月20日午前1時15分)から行われる。『寝ても覚めても』は9月1日(土)よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネパレスほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:寝ても覚めても 2018年9月1日よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネパレスほか全国にて公開2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会
2018年05月15日俳優の山田孝之(34)が、5月7日放送のフジテレビ系連続ドラマ『コンフィデンスマンJP』に出演。ドラマ終了後にはYahoo!トレンドランキングにランクインするなど反響を呼んでいる。 山田は6月1日公開の映画『50回目のファーストキス』で長澤まさみ(30)と共演しており、その縁でカメオ出演(ほんの短い時間での出演)が決まったという。 コンフィデンスマンJPの公式Twitterでは「仕事は選ばないジョージ松原、衝撃の登場 撮影時間は短かったですが、お二人ともとっても楽しそうでした〜」とコメント。山田と長澤の2ショットも公開された。 山田は物語の鍵を握るジョージ松原として、放送終了の約5分前に出演。「僕は仕事は選ばない主義だから」とにっこり笑顔で登場し、1分間ほどの登場ながら大きなインパクトを与えた。 東出昌大(30)演じるボクちゃんとのやりとりでは「あんたは絶対に仕事を選んだほうがいい」、小手伸也(44)演じる五十嵐からも「こいつは、ジョージさんにしかできねぇ仕事だ」と言ったセリフにも、ジョージ松原ではなく山田に向けたセリフなのではと注目が集まった。 これに対し視聴者は「まさかの山田孝之くんw『僕は仕事を選ばない主義だから』からの『あんたは絶対仕事選んだ方がいい』ww」「昨日のコンフィデンスマン見た!最後に出てきた山田孝之が全部持ってったwww」「おもろすぎ! 山田孝之の使い方贅沢w」「月9の山田孝之の無駄遣い。笑、 仕事を選んでない感じがまた好感度上がる」などコメントが相次いでいる。
2018年05月08日俳優の東出昌大が主演を務める映画『OVER DRIVE』(6月1日公開)のスペシャルロングトレーラーが30日、公開された。同作は、公道を全開走行で駆け抜ける自動車競技「ラリー」を題材に、若者たちの熱い愛と絆を描いたオリジナル作品。誇りと絆との間で揺れ動くメカニック・檜山篤洋(東出昌大)と、その弟である天才ドライバー・檜山直純(新田真剣佑)の物語となる。『海猿』『MOZU』『暗殺教室』などで知られる羽住英一郎監督がメガホンを取った。今回公開されたのは、羽住監督が監修したスペシャルロングトレーラーで、3分にも及び名場面がちりばめられている。WANIMAによる主題歌に乗せられ、篤洋と直純の兄弟の絆や、迫力のレースの様子が垣間見える内容に。メカニックとして思いをぶつける篤洋のアツすぎる姿、レーサーとして体を鍛える直純の圧倒的肉体美も必見だ。○羽住英一郎監督コメント映画『OVER DRIVE』の編集上がりを観て、「今からすぐスタジオに入って曲を作ります!」と言って試写室を後にしたWANIMAの三人から届いた主題歌「Drive」。まさに映画の持つアツいテーマを観客たちの心のど真ん中に投げ込む素晴らしい楽曲に心震えました! そしてこの曲に映画の世界を凝縮した映像作品を作りたい衝動に駆られました。このロングトレーラーを観て映画本編を観る、映画本編を観てからまたこのロングトレーラーを観て更にアツくなる。そんな楽しみ方をしてもらえたら最高です!(C)2018「OVER DRIVE」製作委員会
2018年04月30日先日、第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出された、東出昌大主演、濱口竜介監督の『寝ても覚めても』。このたび、本作の30秒予告が解禁された。俳優として幅広い役柄に挑み続ける東出さんが初の一人二役で主演を務め、芥川賞作家・柴崎友香による同名恋愛小説を映画化する本作。このたび解禁となった30秒予告では、亮平(東出さん)と朝子(唐田えりか)の幸せそうな日常の様子から始まるが、朝子は友人に「それって似てなかったら、好きにはならなかったこと?」と問いかけられる。亮平は、朝子が忘れられないかつての恋人・麦(東出さん一人二役)にそっくりだったのだーー。違う名前、違うぬくもり、でも同じ顔。同じ顔をした「運命の人」を好きになった朝子は、果たして誰を愛しているのか。「俺のこと、ちゃんと見てくれ」と朝子に想いを伝える亮平、「大切な人を傷つけてしまった」と苦悩する朝子。亮平と朝子の愛の行方は――?今回初めて映画音楽に挑戦した「tofubeats」の劇伴が、複雑な感情が絡み合う映像の情感を盛り上げ、心を揺さぶられる波乱の展開が予想される30秒予告。ドラマ「トドメの接吻」でも注目を集めた新星・唐田えりかが、同じ顔の2人の男の間で揺れるヒロイン・朝子を熱演。また、映像では瀬戸康史や山下リオ、伊藤沙莉の姿も確認できる。メガホンをとるのは、前作『ハッピーアワー』でロカルノ、ナント、シンガポールなど国際映画祭で主要賞を受賞した気鋭・濱口監督。自ら映画化を熱望した本作で商業映画デビューを果たし、世界中の巨匠たちが名を連ねる世界最高峰のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出される快挙を成し遂げている。『寝ても覚めても』は9月1日(土)よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:寝ても覚めても 2018年、全国にて公開2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会
2018年04月20日