映画『泣く子はいねぇが』(20日公開)の合同記者会見と秋田プレミア上映会が5日、撮影の舞台となった秋田県男鹿市内で行われ、佐藤快磨監督、秋田出身の俳優・柳葉敏郎が登壇した。本作は、是枝裕和監督もその才能に惚れ込んだ佐藤快磨監督の劇場デビュー作で、第68回サン・セバスティアン国際映画祭で最優秀撮影賞(撮影=月永雄太氏)を受賞。秋田県・男鹿半島の伝統文化「男鹿のナマハゲ」から、“父親としての責任”“人としての道徳”というテーマを見出し、親になることからも大人になることからも逃げてしまった主人公が不器用ながらも青年から大人へ成長する姿を描いた完全オリジナル作品で、主人公を仲野太賀、その妻を吉岡里帆が演じている。秋田出身の佐藤監督は、撮影やロケハンで5年間足繁く男鹿半島に通い詰めて地元の人々とのつながりを深めてきた。男鹿市も熱意に応えるように「佐藤監督を応援する会」を設立、全面サポートし、町と一体となった映画が完成。今回の合同記者会見と舞台挨拶には、佐藤監督と、同じく秋田出身で「なまはげ存続の会」会長・夏井を演じた柳葉敏郎、そして男鹿市市長・菅原広二氏が登壇し、本作への熱い思いを語った。柳葉は「自分が育ててもらった地元の話。そして主役が仲野太賀。僕の知り合いの息子で、生まれた時から知っている」と、2つの理由で嬉しいオファーだったことを明かす。また現在秋田に住んでいることから「監督も自分も秋田に対する思いが強すぎて、結構揉めました(笑)。ただ、お互いに何も提供しないで作るよりは、情熱をぶつけ合って作る作品の方が好きです。まさしくそういう現場でした」と笑いを交えながら、「いろんな意味で血の通った作品になっているんじゃないかなと思っています」と平成生まれの若手監督との熱い撮影現場を振り返った。(C)2020 「泣く子はいねぇが」製作委員会
2020年11月06日タレントの勝俣州和が13日、YouTube公式チャンネル「勝俣かっちゃんねる」で、動画「哀川翔さんがとんぼに出演できたのは勝俣のおかげです」を公開。1990年代に流行した俳優・柳葉敏郎の髪型“ギバちゃんカット”の誕生秘話を明かした。デビューする前、柳葉が所属していたパフォーマンス集団・劇男一世風靡に入り、ロングだった髪を短く切ったという勝俣。男性ファッション誌『メンズノンノ』に載っていた風間トオルの切り抜きを美容院に持って行き、「これにしてください!」とお願いしたそうで、「美容師の方と何回も何回も考えて。このベリーショートにしたんです」と語った。ところが、「僕と同じ髪型にして、トレンディドラマでガンガン人気出たのが柳葉さん。僕が美容師の方と考えたこの髪型を、売れてる柳葉さんがしたから、この髪型が“ギバちゃんカット”になっちゃったんです!」と暴露。当時のヘアカタログなどでも、“ギバちゃんカット”として紹介されたそうで、「デビューしたときに、『勝っちゃんも、“ギバちゃんカット”なんだ』って多くの人に言われました」とつぶやいた。当時は、周囲に“ギバちゃんカット”だと言われても、反論することなく苦笑いしていたという勝俣。「違うんです! “勝っちゃんカット”を、ギバちゃんがしてたんです」と悔しげな表情を浮かべ、「先輩の許せないところは、そういうところなんです。おのれの手柄にするんです。これは俺が考えついた“勝っちゃんカット”なんです!」と声を張り上げていた。
2020年10月16日女優の広瀬すず(22)が新型コロナウイルスに感染したことを10月6日、所属事務所が発表した。事務所によると同日に撮影参加者の集団検査で新型コロナウイルス感染症のPCR検査を行ったところ、結果は陽性。本人には体調の異常や症状は出ていないという。各紙によると、作品は女優の吉永小百合(75)主演で2021年公開の映画「いのちの停車場」。先月4日のクランクイン前には全スタッフとキャストがPCR検査を受けて撮影に臨み、定期的に集団検査も実施。また同日の検査では、広瀬以外に感染者はいなかったという。「同作には広瀬さんのほか、松坂桃李さん(31)、小池栄子さん(39)、柳葉敏郎さん(59)、石田ゆり子さん(51)、西田敏行さん(72)ら豪華キャストが集結しています。また吉永さんに感染したら一大事だと、他の撮影現場では例をみないほど異例の頻度でPCR検査を行うことになりました。当初は『製作費が限られているのに、検査代がかさんでしまった』といった声もありましたが、おかげで早々に発見できたともいえるでしょう」(映画関係者)また同作といえば、出演していた伊勢谷友介被告(44)が大麻取締法違反容疑で9月8日に逮捕されたことでも話題となった。伊勢谷被告はその後に起訴されたが、すでに撮影を終えた出演シーンはカットすることなく公開するという。逮捕3日後には同作の撮影現場会見が都内で行われ、吉永が伊勢谷被告について言及。「こういうことを乗り越えて、また、撮影の現場に帰ってきてほしいと今は思います」とエールを送っていた。同日は各メディアが取材に訪れたが、そこでも万全な感染対策が敷かれていたという。「会見は昼すぎからでしたが、集合時間はその数時間前。そんなに早く集まったのは記者、カメラマン、テレビクルー全員にPCR検査を実施するためでした。そのときは全員陰性となったため、平穏に会見が行われました。あまりの感染対策の徹底ぶりに、記者からも驚きの声が上がっていました」(情報番組スタッフ)
2020年10月08日「サン・セバスティアン国際映画祭」のオフィシャルコンペティション部門に出品された映画『泣く子はいねぇが』の映画祭公式のリモートプレスカンファレンスが行われ、主演の仲野太賀、佐藤快磨監督、企画に名を連ねた是枝裕和監督が参加した。スペインで開催中の「第68回サン・セバスティアン国際映画祭」オフィシャルコンペティション部門でのワールドプレミア上映に合わせて行われた今回の映画祭公式のリモートプレスカンファレンスは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で現地に直接出向くことは叶わなかったが、日本からリモート形式で質疑応答を行った。会見を終えた仲野さんは「手汗が止まらなかった!」と同映画祭に初参加した感想をふり返り、「海外の記者や批評家の方が作品を多角的に観てくれて質問してくれて嬉しい。作品が海を越えて違う国の人に観てもらえることの素晴らしさを体感できました。いい経験ができて良かったです」と笑顔を見せた。また、『海街diary』で観客賞を受賞するなど、同映画祭とはゆかりの深い是枝監督は「出品が本コンペと聞いたときは驚きました。僕は2本目での出品だったのに、1本目から本コンペなのか!?と嫉妬も含めて」と笑わせた。劇中には、仲野さん演じるたすくが極寒の海辺で全裸になるシーンが登場。これについて仲野さんは「死を覚悟するくらいの寒さ。あの一瞬の寒さは過去一だった」と明かし、是枝監督は「撮影に至るまでなかなか了解が得られず、最終的には佐藤監督が何度も現地に通って説得し、やりたいことを現地の方々に理解していただけた」と舞台裏を話した。そして、幼少期から付き合いのある柳葉敏郎との共演について仲野さんは「よくお年玉をもらいに行って泣かされていた関係性だったのに、まさか現場で、しかも秋田を舞台にした主演映画で共演できるとは…。感慨深かった」と共演をふり返っている。なお、授賞式は日本時間9月27日(日)早朝に実施予定だ。『泣く子はいねぇが』は11月20日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:泣く子はいねぇが 2020年11月20日より全国にて公開©2020「泣く子はいねぇが(仮)」製作委員会
2020年09月23日仲野太賀主演、生き方に迷う全ての大人たちに贈る青春グラフィティ映画『泣く子はいねぇが』の特報映像とキービジュアルが到着した。釜山国際映画祭など数多くの国内外映画祭で評価された佐藤快磨監督が、完全オリジナル脚本で挑んだ『泣く子はいねぇが』。佐藤監督初の劇場映画デビュー作となる本作は、「いつから人は大人に?」「大人になるとは?」と、誰もが経験する人生の通過点を圧倒的なリアリティで描き出す。大人として、そして父親としての自覚も曖昧な主人公たすくを仲野さんが演じ、妻・ことねを吉岡里帆、親友・志波を寛 一 郎が演じたほか、山中崇、余貴美子、柳葉敏郎といった実力派俳優が参加している。到着した映像では、子どもが生まれてもなお、父親の自覚がなく、離婚の危機を迎えているたすくが、男鹿半島の伝統文化「ナマハゲ」の最中、酒の勢いで感情を爆発させてしまう。夜の海辺を疾走し叫ぶ姿や、豪華キャストたちの出演シーンも切り取られている。また、映像とあわせて到着したポスタービジュアルには、ナマハゲの面を斜めにかぶるたすくと、彼を取り巻くキャラクターたちの姿が写し出されている。『泣く子はいねぇが』は11月20日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年08月13日映画『泣く子はいねぇが』が、2020年11月20日(金)より公開される。大人になれない大人たちへ贈る青春グラフィティ秋田県男鹿半島で伝承される、ユネスコの無形文化遺産に登録された神様“ナマハゲ”。『泣く子はいねぇが』は、「父親としての責任」を与え、「悪いことをせずに正しく生きる」という人としての道徳を教えてくれる“ナマハゲ”を通して、青年から大人へと少しずつ成長する姿を描いた青春グラフィティだ。主演は仲野太賀×吉岡里帆青春の終わりをテーマに迷いながら大人になっていく20代の若者たちの姿が描かいた本作のキャストは、人気若手俳優から実力派まで、名実ともに日本を代表する顔ぶれが勢揃い。たすく(仲野太賀)主人公のたすくは、大人になりきれず社会にも馴染めない若者。子供が生まれてもなお父親の自覚がなく、「ナマハゲ」で大失態を犯し、家族を置いて逃げるように上京する。演じるのは、映画『今日から俺は!!劇場版』『タロウのバカ』などで好演した注目の若手俳優・仲野太賀。ことね(吉岡里帆)ことねは、父親の自覚がまだ無いたすくに対し、苛立ちを感じているたすくの妻。映画やドラマ、CMなど数多くの作品に出演する吉岡里帆が務める。その他、作品のカギを握る主要キャストには、寛一郎や山中崇、余貴美子、柳葉敏郎など実力派キャストが名を連ねている。志波(寛一郎)…たすくの親友。せつ子(余貴美子)…たすくの母。いつでも暖かくたすくを見守っている。夏井(柳葉敏郎)…地元・男鹿半島の伝統文化「ナマハゲ」を守るために尽力している。監督は是枝裕和率いる映像制作者集団“分福”の佐藤快磨監督は、是枝裕和監督が率いる映像制作者集団“分福”の新進気鋭の才能、佐藤快磨。2014年『ガンバレとかうるせぇ』で、ぴあフィルムフェスティバル映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)&観客賞をW受賞。同作で釜山国際映画祭など数多くの国内外映画祭で評価されるなど、是枝裕和もその才能に惚れ込んだという。本作が劇場デビュー作となる佐藤が、誰もが経験する人生の通過点を圧倒的なリアリティで描き出す。ストーリー秋田県・男鹿半島で暮らす、たすくは、娘が生まれ喜びの中にいた。一方、妻・ことねは、子供じみていて父になる覚悟が見えないたすくに苛立っていた。大晦日の夜、たすくはことねに「酒を飲まずに早く帰る」と約束を交わし、地元の伝統行事「ナマハゲ」に例年通り参加する。しかし結果、酒を断ることができずに泥酔したたすくは、溜め込んだ鬱憤を晴らすように「ナマハゲ」の面をつけたまま全裸で男鹿の街へ走り出す。そしてその姿がテレビで全国放送されてしまうのだった。ことねには愛想をつかされ、地元にも到底いられず、逃げるように上京したものの、そこにも居場所は見つからず、くすぶった生活を送っていた。そんな矢先、親友の志波からことねの近況を聞く。ことねと娘への強い想いを再認識したたすくは、ようやく自らの愚行と向き合い、地元に戻る決意をする。だが、現実はそう容易いものではなかった…。果たしてたすくは、自分の“生きる道”、“居場所”を見つけることができるのか?【詳細】『泣く子はいねぇが』公開日:2020年11月20日(金)監督:佐藤快磨脚本:佐藤快磨編集:佐藤快磨企画:是枝裕和出演:仲野太賀、吉岡里帆、寛一郎、山中崇、余貴美子、柳葉敏郎配給:バンダイナムコアーツ、スターサンズ
2020年07月09日河瀬直美監督最新作『朝が来る』と、仲野太賀と吉岡里帆が夫婦役で出演する『泣く子はいねぇが』が、「第68回サン・セバスティアン国際映画祭」のコンペティション部門に正式出品されることが分かった。本日7月3日、スペイン時間の11時(日本時間18時)に「第68回サン・セバスティアン国際映画祭」のラインナップ発表が行われた。今回選出が決定した『朝が来る』は、ドラマ化もされた辻村深月の同名感動ミステリー小説の映画化。永作博美、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子らが出演している。河瀬監督にとって、本映画祭コンペティション部門への出品は、国際批評家連盟賞を受賞した『玄牝』(’10)、『Vision』(’18年)に続いて3作目。また本作は、カンヌ国際映画祭【CANNES 2020】、トロント国際映画祭に続く国際映画祭への選出だ。河瀬監督は「コロナ禍において歴史あるサンセバスチャン国際映画祭が、開催の意志を持って世界を光の方向に照らしてゆく祭典に、正式出品作として『朝が来る』を選んでくださり感無量です!」と選出を喜んでいる。そして『泣く子はいねぇが』は、映像制作者集団「分福」の新人映画監督・佐藤快磨のオリジナル脚本による映画。男鹿半島で伝承される神様「ナマハゲ」を通し、大人になりきれず社会にも馴染めない主人公が少しずつ成長する姿が描かれる。キャストには、仲野さんと吉岡さんのほかにも、山中崇、余貴美子、柳葉敏郎といった実力派キャストが出演している。仲野さんは「何が起きるのか、本当に分かりません。『ナマハゲの映画を撮りたいんだ』と、監督から企画を聞かせてもらった数年前には想像もしてませんでした」と今回の決定に驚きを隠せない様子。また「サンセバスチャン国際映画祭で、監督の素晴らしい才能が知れ渡ることを願いながら、佐藤組の皆んなでこの吉報を分かちあいたいです」とコメントした。これまで、是枝裕和監督作『海街 diary』『そして父になる』などが受賞している「サン・セバスティアン国際映画祭」。第68回目となる今回は、現地時間9月18日(金)~26日(土)の期間で開催される予定で、映画祭には佐藤監督、是枝監督が参加を予定。受賞結果は、映画祭最終日の現地時間9月26日(土)に発表される。『朝が来る』は10月23日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。『泣く子はいねぇが』は11月20日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film Partners
2020年07月04日仲野太賀が主演する映画『泣く子はいねぇが(仮)』に、吉岡里帆、寛一郎、山中崇、余貴美子、柳葉敏郎の出演が決定。場面写真も到着した。日本の一地方都市である秋田の寂れた港町、雪の降る男鹿半島。娘が生まれ現実を見据える、妻ことねに対してたすくはいつまでも父親の自覚を持てないでいた。そんなたすくに愛想をつかすことね。父親らしさを証明できれば、ことねはまた許してくれるはず…。大晦日の夜、「悪い子はいないか」とナマハゲが闊歩する男鹿の街。その最中、全力疾走する全裸のナマハゲが生中継のニュース番組で全国に放送されるという事件が起こる。そのナマハゲの正体はたすくだった――。本作は、是枝裕和監督率いる映像制作者集団「分福」の新人映画監督・佐藤快磨のオリジナル脚本による映画。大人になりきれない、迫りくる現実を直視することもできない若者たちの“青春の終わり”を描いている。そして今回、新たに5名のキャストが発表。仲野さん演じるナマハゲ行事で失態を犯し、秋田を離れる若者たすくの妻役に、「カルテット」「ごめん、愛してる」「きみが心に棲みついた」の吉岡さん。たすくの親友役として、「グランメゾン東京」などに出演、佐藤浩市を父に持つ寛一郎さん。また、たすくの兄役を連続テレビ小説「ごちそうさん」などに出演する名バイプレイヤーの山中さん。母役を現在放送中の「病室で念仏を唱えないでください」に出演する余さん。たすくが秋田を離れるきっかけとなったナマハゲ行事を存続する会の会長役を、「踊る大捜査線」シリーズでお馴染み、秋田出身の柳葉さんが演じる。『泣く子はいねぇが(仮)』は2020年秋公開予定。(cinemacafe.net)
2020年03月12日Mr.Childrenや桑田佳祐(63)のコンサートや、ジャニーズの舞台の振付などでも活躍してきたダンサーで振付師の川崎悦子さん(63)。彼女が世に知られるようになったきっかけは、哀川翔(58)や柳葉敏郎(58)らを輩出した一世風靡セピアのダンスだった。だが、その裏には知られざるドラマがあったーー。「歌って、踊って、演じる。ミュージカルざんまいで過ごせたら、最高だと思いました」高校時代、テレビでミュージカル『雨に唄えば』を見てそう思った川崎さん。女優になりたいという強い意志と夢が生まれた。その思いを胸に、オーディションを受けまくっていた頃。「受かる秘訣は特技だよ」とアドバイスをもらった。幼少期からやっていたバレエのおかげで、得意だったダンスを磨こうと訪ねたスタジオで『ウチで教えない?』と逆スカウトされたという。夢を追いかけて三畳一間の生活を送っていた20代の川崎さんにとって、ダンス講師の仕事は1つの収入源となった。そんなときだった。ダンス仲間のひとりが『役者の集団が振付師を探しているんだけど、見に行かない?』と、誘ってくれたのだ。団地の集会所で稽古しているという。最寄り駅まで迎えにきてくれた男性は、アロハシャツに髪はアフロ。ヤンキーにしか見えない。「第一印象は『この人たち、汚い』だったんです(笑)。でも彼らの芝居を見た瞬間、『面白い、吸収したい』って直感しました」それが、劇男一世風靡の前身、「劇男零心会」だった。川崎さんに託されたのは、強面の男たちへのダンス指導だ。だが、全員がダンスを踊ることに納得していた訳ではなく、稽古の途中で椅子を蹴るなどの妨害をしてきたメンバーもいたという。川崎さんはそんな“不良たち”が輝ける振付を考えた。メンチを切ったり不良のポーズを入れ込むなど、彼らが輝ける振付を考えたのだ。今でも川崎さんを「先生」と呼ぶ哀川翔は、こう振り返る。「先生は、俺らが何が嫌なのかをいつも考えてくれました。すごく熱くて、覇気がある。この人にぶつけると、形になって返ってくる。指導者としての確固たる存在感があったからこそ、俺らも信頼するようになったのです」その後、選抜メンバーは一世風靡セピアとして『前略、道の上より』でシングルデビュー。一気に有名になっていった彼らと対照的に、当時の川崎さんはノーギャラ。しかも、スタッフによって、彼女の存在は隠されたという。「毎日のようにお稽古に通うのが楽しくて、お金をもらおうという発想がそもそもなかったんです。でも影どころか、形も無いような扱いは屈辱だった。はしごを外されたような気がしました」一世風靡は、素人の男たちがどこからともなく集まって週に一度路上パフォーマンスをするというコンセプト。「プロのダンサーで、女性の私の存在は、違和感となったんでしょう」と川崎さんは振り返る。これまで「川崎先生」と呼んでいたスタッフが「川崎さん」と呼び方を改め、取材時には席をはずすよう促される。そんな扱いを受け、川崎さんは一世風靡から離れたーー。すると、メンバーから電話が入ったのだ。「もう失礼なことは俺たちがさせないから、これからも振付をやってもらえないかな」彼らは『先生が辞めたら僕らも辞めます』という内容の文章にそれぞれの名前とハンコを押した、まるで小学生の作文のような手紙を持ってきたという。一世風靡メンバーから手紙をもらったとき、少しぶっきらぼうに「じゃあ、やってもいいけど」と応じた。けれど内心では、踊り出しそうなほどに嬉しかった。この騒動の後から、仕事に応じて振付料が支払われていくように。一世風靡セピアの振付がきっかけで、広く知られるようになった川崎さん。大好きだった演劇の世界からもオファーが殺到するように。さらに“武富士ダンス”をはじめとするCMや、「ドラマ女王の教室」でのエンディングのダンスなど、ジャンルを選ばず、幅広い世界で活躍する日本を代表する振付師として知られるようになった。それでも、戦友である一世風靡セピアの元メンバーたちは特別だ。いまも集えば、昔話に花を咲かせる仲だという。
2019年12月09日シンガー・ソングライターの高橋優(35)が15日、秋田・大仙市内で自身が主催する野外音楽フェスを開催したことを、一部スポーツ紙が報じた。記事によると、同フェスは、音楽で故郷・秋田を盛り上げようと、高橋が2016年から開催し、県内全13市での開催を目標に課掲げているという。今回はオープニングで、開催地の大仙市出身で同市に在住する俳優の柳葉敏郎(58)がサプライズで登場し、2人で9,000人のファンの前で「秋田県民歌」を歌唱。2人は今年1月、都内で開かれた芸能界の「秋田県人会」で初対面。柳葉が故郷を盛り上げようとする高橋に感銘を受け、出演を熱望したことからステージが実現したというのだ。「柳葉さんはかなり前から故郷に戻り、仕事がある時だけ上京しているそうです。娘さんの学校のPTA活動に協力したり、地元の行事に積極的に参加。母校が甲子園の初出場した際には巨額の寄付金を贈るなど、すっかり地元では愛されています」(地元紙記者)このまま故郷に骨を埋めることになりそうな柳葉だが、実は知事選出馬が待ち望まれているというのだ。「以前から知事選に担ごうという動きがあったようですが、現在まで、本人にはその気はないようです」(前出・地元紙記者)実は本誌でも07年、秋田知事選出馬説を、秋田の自宅にいた柳葉に聞いたことがあった。その時、彼は“郷土愛”を熱く語ってくれた。「知事って…。俺、学校も出ていないし、人の上に立つ人間じゃないんだよね。そういう勉強だってしてないし。僕が地元のイベントに出たりするのは、恩返しがしたいからなの。故郷がよくなるためなら、なんでもするよ。でも、それは政治家にならなくてもできると思う。自分らしく、草の根からでも故郷をよくすることはできると思っています」それから干支が一回り。柳葉に変化は生まれたのだろうか――。「じつは現在の佐竹敬久知事(71)は柳葉さんの高校の先輩。佐竹知事は一昨年に3選を果たしたのですが、今春の定例会見で『同じ人があまり長くやるもんじゃない』と語り、後進に譲ることも含みにした。そこで、愛すべき後輩の柳葉さんになら、喜んで“禅譲”するのではないでしょうか」(前出・地元紙記者)元宮崎県知事でタレントの東国原英夫(62)、千葉県の森田健作知事(69)という、芸能界から知事に転身しての“成功例”もいるのだが、柳葉は“決断”するのだろうか。
2019年09月16日日本中を席巻した「U.S.A.」に次ぐノリノリのパーティソングがついに誕生!今年第2弾となる新曲『P.A.R.T.Y.~ユニバース・フェスティバル~』を8月7日にリリースしたDA PUMP。6月の日本武道館ライブで初披露されるや、“バイーンダンス”と名付けられたキャッチーな動きが早くも話題に。「アメリカではやっている“ウォー”という動きがもとになっていて、投げたものをつかむような動作をしたら、バイーンと体を揺らすのがポイントです」そう解説するのは、リーダーのISSA(40)。歌詞にはこんなメッセージが込められているという。「1回しかない人生、楽しんだもの勝ちだよ!って。人って、なにかにつけて気負ってしまいがちだけど、もっと気持ちを楽に生きてもいいもんだ、というふうに思ってもらえたらうれしいです」(ISSA)5年前に新体制になってからは本誌初登場となる7人。ISSAがメンバー一人一人を紹介し、さらにそれぞれが思う“ここだけはほかのメンバーに負けないところ”を聞いてみました。■YORI(39)「うちの王子様。クールな外見とのギャップでお笑いが大好き。ユーモアのあることを考えることにたけていますね」(ISSA)自身が思う「ここだけは負けない!」ところは?「プロデュース力!DA PUMPはみんなイカツイというかクールなイメージだと思うんですが、ほかのメンバーがふだん見せない魅力を引き出すのが得意だねって言われます。あとは面倒見がいいって言われます。DAICHIやTOMOが散らかしたものをいつも片付けさせられているんです(笑)」(YORI)■U-YEAH(35)「いい意味で、ふざけられる人。あと、デザインセンスにたけていて、グッズのロゴを作ってくれることも」(ISSA)自身が思う「ここだけは負けない!」ところは?「ヒゲですね。最近、バリカンでミリ単位まで調整してます(笑)。メンバーからは、クリエーター気質とも、芸人気質とも言われます。モノマネも得意で、『踊る大捜査線』で柳葉敏郎さんが演じていた室井慎次のモノマネは、『芸が細かい!』と評判です(笑)」(U-YEAH)■KIMI(36)「僕の右腕のような存在。物事に対して熱い男で、その熱さを内に秘めながらラップに挑んでいる姿がいいなあと思います」(ISSA)自身が思う「ここだけは負けない!」ところは?「ごはん担当です。食べることが大好きなので(笑)。だれよりもおいしそうな食べ方ができるんですよ。ふりかけは常に持参!いじられキャラに見えるけれど、実はそうでもないと言われます。あと、プロ野球観戦が趣味で、出身地の横浜ベイスターズの大ファンです」(KIMI)■TOMO(38)「トレンドに強い。とくにアメリカの文化が好きで、新曲の“バイーンダンス”という動きを考案してくれたのも彼です」(ISSA)自身が思う「ここだけは負けない!」ところは?「女子力がめっちゃ高い(笑)。女子会は参加者というよりも、もはや主催者側!恋愛バラエティ番組が好きで、『バチェラー・ジャパン』は全部見ています。ファッションも中性的なものが多くて、今日もハートとパールのネックレスがポイントです!」(TOMO)■KENZO(34)「ダンスへの情熱はナンバーワン。新曲のダンスのスキルやテクニックを見せるパートは、彼が振付を担当しました」(ISSA)自身が思う「ここだけは負けない!」ところは?「やっぱり、ダンスが好きってこと。研究熱心なので、どういうふうにやったらうまくなるか、と常に考えています。メンバーも『世界チャンピオンになっても、甘んじないところがすごい』とか、『ダンスのことを質問して返ってこないことがないよね』といつも言ってくれます」(KENZO)■DAICHI(30)「グループ最年少で、いるだけで和やかな雰囲気にしてくれるし、グループに欠かせないムードメーカーです」(ISSA)自身が思う「ここだけは負けない!」ところは?「甘え上手なところかな(笑)。人からは、踊っているときのクールな感じと、ふだんのかわいい素顔とのギャップが大きいと言われます。ずばり、笑顔担当!話していてかむ癖があるので、MCが面白いという評判もあるかも!?(笑)」(DAICHI)彼らの躍進は、令和も止まらない!【フォロー&RTプレゼント】DA PUMPからメンバーのサイン入りチェキを合計3名様にプレゼント!応募方法は、8月23日(金)24時までにTwitterでWEB女性自身の公式アカウント(@jisinjp)をフォロー&プレゼント告知ツイートをRT(リツイート)。当選された方にはDM(ダイレクトメール)にて、応募フォームのURLをお送りします。<注意事項>・TwitterでWEB女性自身の公式アカウント(@jisinjp)をフォローし、該当ツイートをRT(リツイート)していることが当選の条件となります。・プレゼントに当選された場合、プレゼントがお手元に届くまでフォローを解除しないでください。・アカウントを非公開にされている場合は、DM(ダイレクトメール)をこちらから送ることができませんのでご注意ください。・賞品の発送は日本国内に限らせていただきます。・賞品に関するご質問、抽選や当選に関するご質問の受付は行っておりません。・当選者の方に入力していただいた応募フォームの内容は、賞品の発送にのみ使用させていただきます。そのほかの目的には使用いたしません。・当選賞品の権利の譲渡、および換金はお断りいたします。
2019年08月13日ジャンルにとらわれずに多方面で活躍する3人のゲストが、それぞれの立場から自由気ままに語り合うトークドキュメンタリー「ボクらの時代」。その3月31日(日)放送回に佐々木希、柳葉敏郎、藤あや子の3人が出演する。地元秋田でショップ店員をしていた際にスカウトされ、「PINKY」「non-no」「with」など雑誌のモデルとして活動するとともに、「怪盗ロワイヤル」や「ファースト・クラス」『呪怨 -ザ・ファイナル-』などで女優業にも進出。2016年放送、翌年映画化された「THE LAST COP/ラストコップ」シリーズやや『東京喰種 トーキョーグール』「デイジー・ラック」などのドラマ、映画で女優として広く認知される一方、昨年9月には第1子を出産、母として新たな道を歩み出し、3月5日に書籍「希んちの暮らし」をリリースしたばかりの佐々木さん。80年代、「一世風靡セピア」としてパフォ-マンス活動も行いながら、トレンディドラマ全盛期には「ハートに火をつけて!」「キスの温度」などでトレンディ俳優として人気に。その後90年代に入ると室井慎次役を演じた「踊る大捜査線」シリーズが大ヒット。また長寿シリーズとなった「コード・ブルー」などで日本を代表する俳優としての地位を確立した柳葉さん。1987年にデビュー、89年にはいまの芸名で再デビューし、1992年には「こころ酒」が大ヒットし第43回NHK紅白歌合戦に初出場を果たすと、その後は紅白の常連に。日本演歌界の代表的存在として多くのファンに愛されるとともに、大河「北条時宗」や朝ドラ「まれ」などのドラマ出演経験もある藤さん。佐々木さんのインスタグラムでも話題になった「秋田県人会」のメンバーであるこの3名が集結、モデル、俳優、歌手とそれぞれ違う分野を軸に多彩に活躍する3人が、地元の秋田への思いや仕事、家族の話題など多岐にわたり語り合ってくれる。同郷という絆で結びつく3人はどんなトークを展開するのか?「ボクらの時代」は3月31日(日)7時~フジテレビで放送。(笠緒)
2019年03月30日テレビ東京系ドラマBiz『よつば銀行原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~』(毎週月曜22:00〜)の撮影がオールクランクアップを迎え、主演の真木よう子がコメントした。同作は、作・周良貨、画・夢野一子により1993年から1997年にかけて『モーニング』(講談社)で連載された漫画『この女に賭けろ』を実写化。都市銀行で働く女性総合職の主人公が、大胆な発想と行動力で業績不振の支店の立て直し等を手掛け、上り詰める様子を描く。真木は、トラブルメーカーと噂されるが法人営業課長に大抜擢された原島浩美を演じる。来週11日の放送で最終回を迎える同作。最終回では、頭取肝入りプロジェクト”の標的となった桜庭地所で、専務の中島順三(おかやまはじめ)がクーデターを起こし新社長に就任。桜庭拓真(榎木孝明)は解任に追い込まれるが、それらを仕組んだのは加東亜希彦(丸山隆平)だった。さらに加東は桜庭地所・清算プロジェクトのリーダーに任命され、原島浩美(真木よう子)はその部下に。加東が島津雅彦(柳葉敏郎)側に寝返った事実を知った台東支店営業課員たちは怒りを露わにする。○真木よう子 コメント最初は“銀行員役”と聞いてビクビクしていたのですが、キャスト・スタッフの皆様含めて素晴らしい縁に恵まれ、本当に楽しい現場でした。いつしか、原島浩美という大役を模索しながら演じていくことがとても楽しい時間へとかわっていました。ぜひ続編もあればいいなと思っています。そして、恐れながら申し上げます。。。本当に、ありがとうございました!!
2019年03月08日2019年4月からテレビ朝日開局60周年記念作品として放送される「やすらぎの刻~道」の撮影がスタート。前作「やすらぎの郷」以来、1年4か月ぶりに石坂浩二、浅丘ルリ子、加賀まりこの3人が再集結。また新たに柳葉敏郎がゲスト出演することが明らかとなった。■「やすらぎ」がついに再始動!本作は、2017年4月~9月に放送され大好評を博した「やすらぎの郷」の主人公・菊村栄(石坂さん)が執筆するシナリオ「道」が映像化されていくという内容になっており、山梨県のとある山間の村を舞台に昭和、平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯を綴る。2クール放送だった前作の倍、放送期間が1年という超大作で今回新たに制作されるという。昭和初期からはじまり、戦中、戦後、平成という時代の移り変わりを、1年間をかけて丁寧に描いていく内容にも魅力が詰まっている。作中前半の主演は清野菜名が務め、戦後の高度成長期を経て現代にいたるまでの後半を八千草薫が演じている。また「やすらぎの郷」の“その後”も合わせて描かれており、前作でお馴染みの白川冴子(浅丘さん)、水谷マヤ(加賀さん)、真野六郎(ミッキー・カーチス)、高井秀次(藤竜也)らはもちろんのこと、さらなる名優たちも多数出演する予定。■新たに柳葉敏郎が参戦!「やっと紅白歌合戦に出場できたアーティストのような気持ち」約1年4か月ぶりにドラマの現場で顔を合わせた石坂さんらは、菊村が「やすらぎの郷」に入居するおよそ10年前、冴子の自宅に菊村、マヤ、財前が集まって雀卓を囲む――という回想シーンから撮影スタート。台本で計8ページにもおよぶ長いシーンを見事に演じ切った。さらに新キャストの柳葉さんを交え、和やかなムードの中、それぞれの演技を静かにぶつけあうシーンは必見だ。柳葉さんはテレビプロデューサー・財前役として出演し「酸いも甘いも噛み分けた、“真の大人”の人生観が伝わってくる作品に参加させていただけて、やっと紅白歌合戦に出場できたアーティストのような気持ちです」と、大作に参加できる喜びを明かした。石坂さんは「この作品には、前作『やすらぎの郷』をご覧になった方が、その倍以上も楽しめるような“仕掛け”があるので、そこを味わっていただければ」と、壮大な物語の見どころを告白。浅丘さんは「また皆さんにお会いできるのが楽しみで、特に石坂さんとはものすごく会いたかったです(笑)」と再会に声を弾ませながら、「台本を読み込んでいたら胃が痛くなって痩せてしまって…。これ以上痩せないよう、皆さんに助けていただきながら1年間、やり切りたいと思います」と、長丁場となる撮影に全力で挑むことを宣言した。■主要キャストのコメントを一挙公開!石坂浩二(菊村 栄役)コメント1年4カ月ぶりに顔を合わせましたが、浅丘さんも加賀さんも全然、変わりませんね!スタッフの皆さんも多少老けましたが、ほとんど変わりがないので(笑)、そんなに月日が経ったという実感はありません。柳葉さんとは初共演ですが、彼が演じる財前という男は、“善と悪”、“気の強さと弱さ”、そんな両極端な面を同時に持っている男。とても難しい役なのですが、柳葉さんはとらえ方が鋭くて、さすがだなと思いました。私は切迫しないとやる気にならない性格なので、前もってセリフを覚えることはしないのですが、クランクイン前に2度ほど台本を読みました。ものすごく面白くて、「これはスゴイ」と思いました。この「やすらぎの刻~道」は、前作「やすらぎの郷」をご覧になった方がその以上、さらに楽しめるような“仕掛け”がありますので、そこを味わっていただければうれしいです。そして、私が演じる菊村はその仕掛けの真ん中にいるので、2つの世界を壊さないように演じていきたいと思っています。浅丘ルリ子(白川冴子役)コメント1年4カ月ぶりの撮影ですが、また皆さんにお会いできるのが、とても楽しみでした。特に、石坂さんとはものすごく会いたかったです(笑)。加賀さんとはしょっちゅうお茶を飲んだり、セリフの練習をしたりしていました。柳葉さんとは初共演ですが、私も加賀さんも大ファンなの。お会いしたらとても素敵な方で、柳葉さんが出てくださって本当によかったなと思っています。この作品は、1にセリフ、2にセリフ、3、4がなくて5にセリフ…。いつ何時、どんなシーンが来るかわからないので少しでも頭に入れておかなければと思い、山のようにいただいた台本をすべて読み込みました。でもそのせいで、胃が痛くなって痩せてしまって…。これ以上痩せないよう、皆さんに助けていただきながら、1年間、やり切りたいと思います。「やすらぎの刻~道」には、“やすらぎ”のほかに、もうひとつの物語があります。ぜひ2つの世界を楽しんでご覧いただければと思います。加賀まりこ(水谷マヤ役)コメントクランクインした今は、“やっぱり始まっちゃったのか…!”という気持ちです。浅丘さんが「セリフは覚えた?」と毎日あまりにもうるさかったので、逆に抵抗してセリフを覚えなかったのですが(笑)、始まったからにはそうもいかないので、今、一生懸命頑張っています。役柄は前作と同じなので前もって準備することはそんなにはありませんが、浅丘さんと私で劇中劇を演じる場面もありますので、その時代背景などきちんと勉強して臨みたいなと思っています。柳葉さんは、お年の召し方がイイ感じ。実は、“一世風靡セピア”で踊っていらした頃からの大ファンで、当時から“なんてセクシーな方なのかしら”と思っていました。とにかく、北海道・富良野でコツコツ台本を書いている倉本さんが、いちばんエライと思う!よくぞこんなにもいろいろな仕掛けを考えつくなと感心します。私はここから先どうやって健康を維持していくか、それだけ気を付けていきます。あとは浅丘さんがちゃんと食べるよう見張っていきます(笑)。柳葉敏郎(湾岸テレビプロデューサー・財前役)コメントオファーをいただいたときは、“本当に僕でいいのでしょうか?”というのが、率直な気持ちでした。前作も見せていただきましたが、酸いも甘いも噛み分けた、“真の大人”の人生観が伝わってくる作品ですので、今は参加させていただける喜びでいっぱいです。加賀さんはかれこれン十年前、僕がまだ新人のとき少しだけ共演させていただきましたが、石坂さん、浅丘さんとは初めて。こんな素晴らしい先輩方とご一緒させていただけるなんて、やっと「紅白歌合戦」に出場できたアーティストのような、ようやく親孝行ができたような、そんな思いです。僕は毎朝ちゃんとトイレに行くタイプなのですが、実はここ2日間、出ないんです…。緊張のせいだと思います(笑)。今回は新人に戻ったつもりで、“当たって砕けろ”で撮影に挑みます!「やすらぎの刻~道」は2019年4月よりテレビ朝日にて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年10月05日誰もが心に残る、鮮烈に記憶に刻まれている作品がある。2008年、フライトドクター候補生らの逡巡と葛藤を描いた「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」(以下、「コード・ブルー」)は大反響を受け、翌年にスペシャル版、2010年に2ndシーズンが放送され、2017年、待望の3rdシーズンを迎えた。1~2ndシーズンにて、いっぱいいっぱいになりながら、恐れ、傷つき、もがいていた藍沢、白石、緋山、冴島、藤川(山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介)が、新米フェローとナースを受け入れた3rdシーズンは、立派に成長した姿に視聴者も静かな感動を覚えたものだ。そして、『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』では、さらなる輝きを見せる彼らに、また会える。そこには、前述の若き出演者ら――有岡大貴、成田凌、新木優子、馬場ふみか――の存在も欠かせない。ドラマシリーズの撮影現場では、すでに出来上がっているチームに入る緊張感があったと語った4人だが、劇場版では打って変わり「ホーム感に満ちていた」と異口同音に唱え、微笑み合う。その陰には、当然5人の先輩俳優がいたからだと、感謝の気持ちをにじませた。劇中にて、てんでばらばらな方向を向いていた4人が、いつしか手を取り合い、同じ方向を見つめるようになったように、10年に及ぶ人気シリーズという伝統を一緒に継いでいく彼らの覚悟を見れば、登場人物と同じような成長を遂げたのではと、思わず重ね合わせてしまう。青春の時分に観た至極の作品、その視聴者から演者へと華麗に変化したいまでも、有岡さん、成田さん、新木さん、馬場さんは「“コード・ブルー”のファンである」と、インタビューでリアルな心境を語ってくれた。ここまで自分の感情が動く作品はあまりない――完成作を御覧になって、いかがでしたか?有岡:最初のヘリの音が、劇場版ならではで体にズサンッとくる感じで…!成田:わかる! ずっしり!馬場:だいぶ体に響いたよね。新木:そうそう。自分たちが撮影で感じたことのある音だな、と思いました。そのまんまだから、あれはドラマでは味わえない。有岡:観ていて、胸に迫るシーンもすごく多くて、ここまで自分の感情が動く作品はあまりないなって。「これ以上のことはないだろう」と思えば、さらにその上を突き抜けてくるというか。感情の波が連続でくるから、どれだけ人の心を揺さぶるんだろうって思います。成田:番宣でも「シリーズ史上最大の…!」と言っていますけど、事故としても本当に大きいし、ひとりひとりを追っていく場面も深いですし、本当の意味での「盛りだくさん」感があるんです。視覚的にも、気持ち的にも、広く、深く、ガツンときました。新木:(涙を拭くための)タオルではダメ、バスタオルが必要!劇場版では命に向き合う場面から、親子関係や結婚の悩みまで、自分が生きていく上で起こり得るシチュエーションがすごくリアルに描かれているから、どの世代の方でも感情が入るポイントがあると思います。馬場:本当に。1stシーズンからこれまでの関係性をすべてつないでいくというか、いままでのものが最終的にまとまる感じが、よりファンとして泣ける部分があったりもしました。成田:そう、ファンとして観ると、またいい!5人揃うところが結構あって…いいんです(笑)!――1stシーズンからの振り返りから始まりますし、オープニングからグッときました。成田:僕たちも当時、普通に観ていた作品ですから、1st、2ndときて3rdの映像になると「あ、自分たちも入っている…!」と思うんです。馬場:うん!新木:先輩たちは変わっていないんだけど変わっている…大人の魅力が増しているんですよね。10年という歴史を感じました。有岡:3rdシーズンからの参加でも、改めて「いろいろなことがあったんだな」って勝手に感慨深い気持ちになってしまうんです。成田:そう、1~2ndは、変な見方になるよね?有岡:知っているけど、知らない世界、みたいな。馬場:視聴者としての目線もあるからね。その中に気づいたら、自分たちもいる。新木:劇場版では、先輩たちが多く描かれている中で、いままでフェローとして出ていた私たちのキャラクターの部分も色濃く出ているんです。馬場:ドラマからの成長がすごく見えるよね。新木:フェローたちの変化が、劇場版でわかるというか。成田:そうそう、先輩たちの重荷をちょっとでも軽くできる存在になった。僕たちがちょっとでもハードルを超えることによって、先輩たちが前に進みやすくなった気もしています。ようこそ、“コード・ブルー”へ――緊張からホームへと変わった場所――3rdシーズンから入った皆さんは、「新参者」的立場だったと思うんですが、劇場版での撮影の違いなど、ご自分たちで感じる変化はありましたか?成田:ドラマから1~2か月空いていたんです。劇場版の撮影のときには、すごくホーム感がありました。全員:うん。新木:ドラマに入るときと映画に入るときでは、安心感が違いました。医療リハとかも、冷静に出来たりして。成田:ちょっと慣れたよね!医療リハ、最初のときは半端ないんですよ。本当にいろいろな人が動いていて、何もわからないでそこにいると、ただピリピリしている空気だけが伝わってくる。最初は(手が)ブルブルで…。有岡:最初は何もかもが怖かったけど、段々わかるようになってきたからね。成田:わからないところは先輩たちが丁寧に教えてくれたよね。新木:ドラマがあったからこそ、安心感があってうまく進んだんだなって思います。――どれくらいの段階から、構えずに臨めるようになったんですか?成田:最初のほうに、山(下)さんが食事会を開いてくれて、そこは大きかったです。山さん主催の食事会なのに、「自分が、自分が」という感じではなく「皆で」って。全部準備してくれているのに、それを表に出さない方で。新木:確かに!役者同士の距離が近づいたのは、すごく大きかったと思います。前室で先輩たちが話しかけてくださったり、コミュニケーションが取れていたのが、芝居にも反映されたというか。成田:先輩たちが、すごい受け入れ態勢でいてくれたよね。新木:私、すっごく印象に残っていることがあって。一番最初の医療リハのときに、比嘉さんが「ようこそ、“コード・ブルー”へ!」と、満面の笑みで言ってくださったんです。すっごく緊張していたけど、笑顔にほぐされて…。とても大きな一言でした。存在自体がパワー5人の先輩たち――いまのお話のように、5人の先輩方とのやり取りで印象に残っていることは、ほかにありますか?馬場:あります。映画に関しては、私は結衣さんと同じシーンがすごく多くて、現場ではずっと一緒だったんです。そのときに、言葉をかけるでもなく、そっとずっと近くにいてくださったんです。その行動が、すごく心強くて。「何だろう、この安心感」という感じとでもいうのか…。全員:わかる!成田:(いてもらえて)「味方!」ってなるよね!新木:そうなんだよね。私も第2話で白石先生に報告に行くシーンで、私のテイクがすごく長くかかってしまったんです。申し訳なくて結衣さんのほうを見たら、目が合って、ふみちゃんが言っていたような「大丈夫だよ」ということを、無言で雰囲気で伝えてくださって。その安心感は何にも変えられなかった。すごくうれしかったし、結衣さんがいたから一番最初の山場を乗り越えられたなって思います。成田:「何も言わないで見守ってくれる先輩シリーズ」、続けていい(笑)?俺もドラマのときに、冷凍倉庫で「寒い」「しんどい」と言っていたとき、実際、本当にしんどかったんですよ。最後のほうで藍沢先生から電話がきて、声が聞こえただけで、藍沢先生がどこかに存在するというだけで安心しました。存在がパワーなんですよね。山さんは、本当にいるだけで精神的に引っ張っていってもらっていました。新木:先輩方はいてくださるだけで励みになっていました。戸田さんはドラマの中ではキリッとされていますけど、前室とかではすごく笑顔な印象で。緊張感のあるシーンの前に笑っていらっしゃるのを見ると、こっちの緊張もすごくほぐれます。有岡:僕は…ちょっと違う話をしますけど…、映画の待ち時間のときに、山下くんがやっているトレーニングの方法を教えてもらいました(笑)。全員:やってたね!馬場:そのときも、優しく微笑んでいらしたイメージ。新木:先輩にも言ってくださる方や、いろいろなタイプがいらっしゃいますけど、「コード・ブルー」の先輩方は「何かを語る」のではなく「背中で語る」タイプだったのかな、と思います。いまの経験があるからこそなのか、いま思えば、私たちが汲み取りやすいようにしてくださっていたのかな、と感じるんです。皆さんに共通していました。全員:うん。――将来的に、このままシリーズが続いていたら、ご自分たちの役はどうなっていると思いますか?馬場:だいぶ先だと…雪村は、看護師長とかになれるのかな!?成田:そういうことだよね!新木:いまはフェローとして指導していただいている側だけど、例えば、10年とか15年とか時間がたっていたら、ビシバシ指導したりしたい、かな。成田:目で会話できるくらいの関係性になりたい。有岡:横峯も、指揮官になっているかもね?新木:…頑張ろ(笑)。馬場:灰谷先生がなっているかもよ?成田:勝手な僕の分析だと、「灰谷」は灰色で、白石先生と黒田先生(柳葉敏郎)のサラブレッドだと思っています。全員:おお~。成田:だから、僕が指揮します!(text:Kyoko Akayama/photo:You Ishii)■関連作品:劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 2018年7月27日より全国東宝系にて公開© 2018「劇場版コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命-」製作委員会
2018年08月03日スティーブン・スピルバーグ監督最新作『レディ・プレイヤー1』(4月20日公開)で、主人公ウェイド・ワッツのアバターをはじめ、三船敏郎をモチーフにした日本人役トシロウのアバターなど、壮絶な宝探しのアドベンチャーを繰り広げるトレジャーハンターたちのキャラクターアートが20日、公開された。『レディ・プレイヤー1』のキャラクターアート人々の唯一の居場所である、夢が叶えられる超リアルVRワールド[OASIS]が舞台。天才的な開発者のハリデーは自らの死の際に、宝の卵を[OASIS]の中に隠したことを全世界のプレイヤーに告げる。最初に見つけた者が[OASIS]の後継者になれるという。果たして全ての関門をクリアし、“大いなる遺産”を手に入れるのは誰なのか? 全人類が対戦する壮絶な宝探しレースがスタートする。公開されたキャラクターアートは、一枚の絵柄に2人のキャラクターを描写。このポスターには現実世界の彼らと、VRワールド[OASIS]での彼らのアバターが描かれている。注目は、右上の日本人役のトシロウ。赤い兜と赤い鎧姿が勇ましい彼のアバター”ダイトウ”は日本の侍がモチーフとなっている。このトシロウ役を演じるのは、本作でスピルバーグ監督に見出されたPrizmaXの森崎ウィン。ダイトウのアバターの顔が、“世界のミフネ”こと三船敏郎をモチーフにしていることを原作者のアーネスト・クラインが明かし話題になったが、スピルバーグは三船の大ファン、そしてアーネストも日本のポップカルチャーを愛していることを公言しており、日本をリスペクトが映画に表現されている。そして、左下中央が主人公のウェイドのアバター“パーシヴァル”。青い髪をなびかせ、左の頬に印象的なマーキングを施している爽やかながらもワイルドなイケメン風で、実際のウェイドより少しだけカッコよくもみえるのも、[OASIS]の世界だから問題なし。このアバターに関してアーネストは「パーシヴァルのイメージは、かなり日本のアニメなどから影響を受けているんだ」と日本キャラクターを意識したことを明かした。右下中央は、本作のヒロイン・サマンサのキュートなアバター“アルテミス”。先に解禁された予告編では、[OASIS]内のバーと思われる場所で大胆にウェイドに迫り、現実の世界では陰謀を企む強大な敵にひるむことなくウェイドに「やるしかないよね!」と発破をかけるなど、可愛らしい容姿とは裏腹に血気盛んな姿を見せたが、ウェイドの手をそっと握るその眼差しは優しさに満ちあふれており、ただのハンター仲間では終わらなそうな気配を感じさせる。そして、左端には、素早そうな忍者風の“ショウ”、右下には、怪力を活かしたバトルが得意そうな“エイチ”が描かれている。(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTSRESERVED
2018年02月20日『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)第2話が7月24日に放送され、視聴率は15.6%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録。月9ドラマで3年ぶりの2週連続15%超えを達成し、大反響を呼んでいる。■黒田イズムを継承!藍沢の“飴と鞭”にファン歓喜「親の心子知らずということわざがある。確かにそうだ。親にはなっていないけど、いまではその心がすごく理解できる」と、白石(新垣結衣)は新人フェローたちをどう育成するか悩んでいた。人手不足を解消するためにはフェローを育てるしかないという白石と、フェローへの丁寧な指導よりも人命を優先するという藍沢(山下智久)がぶつかりあう。意識のない患者を「最高の練習台」と言い切る藍沢に、「人として最低です」と泣き出す横峯(新木優子)。直後、クレーンで吊られた船の落下事故が発生してドクターヘリに乗り込むと、藍沢は負傷者の親子3人全員を診るよう横峯に指示し、「フライトドクターはおまえだ。俺はただの付き添い」と言い放つ。このセリフは、1stシーズンで当時の指導医だった黒田(柳葉敏郎)が、初フライトの白石に対して発した言葉。ファンからは、黒田イズムが藍沢に引き継がれていることに歓喜の声もあがった。現場では「まずは順番を決めろ」という藍沢に、何かを吹っ切ったようにスイッチが入る横峯。そして相変わらず無駄のないスピード感で救急車に乗り込む藍沢。この、救急車のドアを閉めながら乗り込む感じ、なんでこんなにもカッコいいんだろうか。ただドアを閉めるだけなのにカッコイイって、藍沢先生どういうことよ…。患者の容態も落ち着き、一安心したところで炸裂(さくれつ)したのが藍沢先生の最強ツンデレ。「換気ができないくらいで連絡するな、ヘリの中で制限があったとはいえ処置がへたくそすぎ」などとさんざん落としてからの「よくやった」。この一言に、もう胸がトキめいてどうしようもない。ちなみに、この「よくやった」もまた、白石が「魔法の言葉」と語ったように黒田の名ゼリフ。ただし黒田は過去、藍沢に対して「患者はおまえの練習台じゃない」とも話しており、今でも患者を「練習台」と言い切る藍沢は、黒田をリスペクトしつつも、あくまで自分自身のやり方を貫いているといえるだろう。たしかに、人の命を左右する現場で「できません」は通用しない。この藍沢の“飴と鞭”とも言える指導方法には、ファンからの胸キュン報告はもちろん、若手の人材育成という課題に悩む視聴者からも共感の声が多く聞かれた。■同期のなごみ会話に胸熱! じつは藍沢先生はおとぼけ?今回も、ほんの少しの進展があった藤川(浅利陽介)と冴島(比嘉愛未)の恋愛模様。冴島に話を持ちかける前に、白石と緋山 (戸田恵梨香)、そして背中越しの藍沢にまで「じつは、あいつも妊娠してるみたいなんだ…」と話す藤川。白石には「まず人に言っちゃいけないと思う、そんな大事なこと」と諭され、緋山には「当たり前でしょ、あんたバカなの?」と、視聴者だれもの心を代弁されてしまう藤川 。そして「ひとつ確認していいか、おまえら付き合ってたのか?」というおとぼけ藍沢。そんな同期同士のたわいないやりとりに思わず笑みがこぼれてしまう。だが、冴島本人は「仕事がおもしろい」という理由で産むかどうか悩んでいた。「いまは、だれにも言わないで」と話すと「…あ」と固まる藤川に、「言ったの!?…ったく」と舌打ち。そりゃそうだよ、藤川先生。妊娠なんて繊細な問題、勝手に人に話して舌打ちだけで済んだことが奇跡かも。この新感覚夫婦漫才のような藤川と冴島のやりとりは“ライトに、そしてハッピーに”描いてほしいという気持ちもあるが、次週予告では毒物汚染によって冴島が意識を失い搬送されるという衝撃の展開。冴島はもちろん、おなかの赤ちゃんに何かあったら…とハラハラせずにいられない。■名物・濃厚キャラ「メリージェーン洋子」あらわる~物語の最後に藍沢が訪れ、熱烈キスで歓迎されたバー。ママであるニューハーフのメリージェーン洋子(古本新乃輔)は、1stシーズンで救命に運ばれてきた“大山恒夫”という白石の担当患者だ。2ndシーズンで白石が泥酔し、自分の父親について藍沢に語った重要な場面もこの店での出来事。緊迫感のあるドラマの中で、白石&緋山を「ブス2人」と呼ぶなどメリージェーン洋子は特異の存在でもある。しかし藍沢がスナックに常連として通っているなんて、「プライベートではそんな一面があるのね」とホッコリしてしまう。気になるのは、前シーズンまでは『スナック すれちがい』だった店名が、今回は『バー めぐり愛』にリニューアルしていること。これは今後のドラマの展開を表すものなのか、それともメリージェーン洋子のただの気まぐれなのか…!? ファン待望の名物キャラの再登場にも期待したい。■覚悟を決めた白石&藍沢が導く、フェロー達の行く末は…?「導く者」をテーマに、17歳の少女と冴島の妊娠、橘先生親子、白石・藍沢のフェローへの指導といった、親(導く者)と子(導かれる者)のそれぞれの思いを描いた第2話。自分の父親を「つまらない人生だ」と語った17歳の妊婦(古畑星夏)は、その理由がすべて娘である自分のためだったと知る。赤ん坊のうちは目が離せない、誘われても断ってばかり、趣味に費やす余裕も金もない…それでも「幸せだった」という父親(平山祐介)のセリフにはただただ共感しかなく、涙せずにはいられなかった。出産を決断した少女と同様、藍沢の厳しい指導に耐えて殻を破った横峯や、腱鞘炎になるほど乗り物酔いのツボを押しまくった灰谷など、フェローたちも前を向いて歩いている。そして藍沢・白石もともに愛情を持ち、新人を育てたいという気持ちは変わらない。「彼らの成功も失敗も一緒に背負ってやる」と覚悟を決めた白石らが導く、救命救急センターの行く末がますます楽しみだ。『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』第3話は、7月31日夜9時から放送。
2017年07月30日閉ざされた絶海の孤島を舞台にしたアガサ・クリスティの名作を仲間由紀恵、向井理、柳葉敏郎ら豪華キャストでドラマ化する「そして誰もいなくなった」が、3月25日(土)今夜と明日26日(日)の2夜連続でテレビ朝日系にて放送される。原作はイギリスが誇る“ミステリーの女王”アガサ・クリスティが1939年に発表した同名推理小説。世界で累計1億部以上を売り上げ「クローズド・サークル」モノの代表的な作品として世界的に高く評価され続けてきた不朽の名作だが、日本での映像化は今回が初となる。今回の日本初映像化にあたっては、数々のサスペンスドラマを手がけた江戸川乱歩賞作家の長坂秀佳が脚本を担当。「相棒」シリーズの和泉聖治が監督を務める。キャストには主演の仲間さんをはじめ、向井さん、柳葉さんのほか、大地真央、國村隼、藤真利子、余貴美子、橋爪功、津川雅彦、渡瀬恒彦。そして荒川良々と沢村一樹が本作オリジナルキャラクターの刑事を演じる。八丈島沖に浮かぶ孤島・兵隊島。その孤島に立つ「自然の島ホテル」のオーナー・七尾審によって、10人の男女が呼び寄せられた。やってきたのは、元水泳選手の白峰涼(仲間由紀恵)、元東京地裁裁判長・磐村兵庫(渡瀬恒彦)、元国会議員・門殿宣明(津川雅彦)、救急センター医師・神波江利香(余貴美子)、元傭兵・ケン石動(柳葉敏郎)、元女優・星空綾子(大地真央)、ミステリー作家・五明卓(向井理)、元刑事の久間部堅吉(國村隼)の8人。だが、島に到着するも、ホテルの執事夫婦・翠川信夫(橋爪功)とつね美(藤真利子)からオーナーの七尾は不在であることを伝えられる。これから何が起こるのか、自分たちはなぜこの島に招待されたのか。期待と不安に包まれながら用意された夕食をとっていると、突如としてどこかから彼らの過去の罪を暴露する“謎の声”が聞こえてくる。それぞれの胸の内に去来する過去の出来事…。10人が互いの過去を探り合う中、招待客の1人が目の前で殺害される。そして、それをきっかけとするように、1人、また1人と招待客が殺されていき――。二夜連続ドラマスペシャル「そして誰もいなくなった」の第一夜は3月25日(土)今夜21時~、第二夜は3月26日(日)21時~テレビ朝日系24局ネットにて放送。(笠緒)
2017年03月25日アガサ・クリスティの名作を主演の仲間由紀恵ら豪華キャストを迎え、日本で初めて映像化する「そして誰もいなくなった」。このほど、原作には登場しない刑事コンビとして沢村一樹と荒川良々の参加が決定。“孤島”という大きな密室で起きた連続殺人事件の謎解きに挑むことになった。八丈島沖に浮かぶ孤島・兵隊島。その孤島に立つ「自然の島ホテル」のオーナー・七尾審によって、10人の男女が呼び寄せられた。やってきたのは、元水泳選手の白峰涼(仲間由紀恵)、元東京地裁裁判長・磐村兵庫(渡瀬恒彦)、元国会議員・門殿宣明(津川雅彦)、救急センター医師・神波江利香(余貴美子)、元傭兵・ケン石動(柳葉敏郎)、元女優・星空綾子(大地真央)、ミステリー作家・五明卓(向井理)、元刑事の久間部堅吉(國村隼)の8人。だが、島に到着するも、ホテルの執事夫婦・翠川信夫(橋爪功)とつね美(藤真利子)からオーナーの七尾は不在であることを伝えられる。これから何が起こるのか、自分たちはなぜこの島に招待されたのか。期待と不安に包まれながら用意された夕食をとっていると、突如としてどこかから彼らの過去の罪を暴露する“謎の声”が聞こえてくる。それぞれの胸の内に去来する過去の出来事…。10人が互いの過去を探り合う中、招待客の1人が目の前で殺害される。そして、それをきっかけとするように、1人、また1人と招待客が殺されていき――。絶海の孤島にあるホテルに集められた10人が次々に殺されていき、ついには全員が殺され、10体の死体が発見される――というなんとも不可解な連続殺人事件を解決するため、島を訪れる刑事を、沢村さんと荒川さんが演じることになる本作。世界的に有名なミステリーの映像化にさらなる深みを与えるべく、原作にはない本ドラマオリジナルの役どころとなっている。沢村さんが演じるのは、警視庁捜査一課の警部・相国寺竜也。事件に関する下調べには余念がなく、現場においてはどんな些細な証拠も見逃さない鋭い観察眼を持った敏腕、でも、ちょっと変わった刑事。“黒縁メガネにハット”という特徴的なビジュアルも印象的だ。また、荒川さんが演じるのは、事件が起きた兵隊島の管轄である八丈島東署捜査課の警部補・多々良伴平。優秀だが、一風変わった相国寺に振り回され戸惑いつつも、ともに事件解決のために奔走していく。天才的な観察眼と推理力を持つ相国寺と、仕事はできるが至極平凡な多々良。まったくキャラが違う凸凹コンビの丁々発止なやり取りは、ミステリードラマの中に思わずクスッと笑ってしまうユーモアをもたらすことに。彼らが謎多き事件を鮮やかにしていく様子を、視聴者は同じ目線で見守ることができそうだ。<以下、キャストコメント>■沢村一樹時代を変え、設定を変えるだけでまったく新しい作品になるのがアガサ・クリスティの魅力ですよね。今回この作品で容疑者となり得るのは、仲間由紀恵さんや向井理さん、そして錚々たる先輩方ですが、そんなみなさんにもひけを取らない優秀な頭脳と推理力を持った刑事が、僕の演じる相国寺です。刑事という“職業人”であることを強調できるよう眼鏡を着用し、“とても優秀だけどちょっと風変わりな人物”というのを意識しています。“なんでも出来る人”というよりは“ひとつのことが飛び抜けて出来る人”というイメージで役作りをしてみました。荒川良々さんが演じる多々良との掛け合いは本当に噛み合っていなくて…(笑)、でもそういうお芝居がとても楽しいんです!荒川さんの独特の風貌と間合いも存分に生かされていますし、相国寺ととてもお似合いのコンビですので、そこは楽しんで見ていただきたいですね。これまでいろいろな刑事、探偵の役をやらせていただきましたが、その中でも今回の事件はなかなかのモノです!すごく頭の良い人が緻密に計算した上で行なわれた犯罪の謎をひとつひとつ解いていく――絶対に楽しめるドラマになりますので、ご期待ください!■荒川良々僕が演じる多々良と沢村一樹さんが演じる相国寺は、劇中一緒にいてもまったく噛み合っていなくて、僕は常に沢村さんに翻弄されています。監督からは「いいバランスなんじゃないの?」と言っていただいたので、よかったかな、と思ってはいるのですが…(笑)。僕は刑事の役なので、事件が起きた後に現場にやってくるのですが、つくづく「殺される側じゃなくてよかったな」と思っています(笑)。きっと緊張しちゃいます…。脚本いただいてキャストのみなさんのお名前を見たとき「うわぁぁっ!」ってなるくらい錚々たるみなさんが並んでいましたから!現場でお芝居を直接見てみたいとは思いますが、いまのところは殺されている様子を写真で見るばかりです。みなさん、本当にいろいろな殺され方をしているので、楽しみにしていてください(笑)。二夜連続ドラマスペシャル アガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」第一夜は3月25日(土)21時~、第二夜は3月26日(日)21時~テレビ朝日系24局ネットにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年02月22日日本テレビ系バラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』(毎週木曜19:56~)の人気コーナー「ゴチになります!」で年末にクビになる人数が今年は2人となる。2日に放送された特番『新春ぐるナイ!ゴチ新メンバー超大物2名発表SP!』(18:30~22:54)で発表された。この日から「ゴチになります!」の"パート18"がスタートし、新メンバーとしてお笑いタレントの渡辺直美と俳優の大杉漣が加入することが明らかに。そして、番組のラストで羽鳥慎一アナウンサーが「ここで1つお知らせがございます」と切り出し、「新メンバーが2人加わりました。従いまして、今年クビも2人です」と発表した。ナインティナインの岡村隆史は「『ぐるぐるナインティナイン』ですよね? 2人クビになるって、もし私と相方がクビになったらお茶の間から笑われますよ」と心配。矢部浩之も「レギュラーなくすっていう考えでいいんかな? タイトルも変わるね」とコンビでそろってクビになった場合を懸念すると、羽鳥アナは「『ぐるぐる』になります」と返した。「ゴチになります!」は、高級レストランでメニューの金額を見ないで注文し、設定金額から最も遠かった人が全員分の代金を自腹で払う企画。1年間の通算自腹額が多い人がクビになり、翌年から新メンバーが加わる。昨年の"パート17"では柳葉敏郎がクビになり、"パート18"はナインティナインの岡村隆史と矢部浩之、TOKIOの国分太一、二階堂ふみに、渡辺直美と大杉漣を加えた6人で争う。
2017年01月03日お笑いタレントの渡辺直美が、日本テレビ系バラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』(毎週木曜19:56~)の人気コーナー「ゴチになります!」の新メンバーに決定した。2日に放送された特番『新春ぐるナイ!ゴチ新メンバー超大物2名発表SP!』(18:30~22:54)で発表された。今年の新メンバーは2人で、もう1人も後ほど明らかになる。この日から「ゴチになります!」の"パート18"がスタート。1人目の新メンバーとして発表された渡辺は、今回の対決に正体を隠しながら別室から参戦し、その途中に明かされた。参戦理由を聞かれると、渡辺は「ずっと小さい頃から見ている番組なので、お話しいただいたときはすごいうれしくて、やりたいっていうのと、ウマイ飯食えるじゃないですか」と返答。昨年からの残留メンバーも渡辺の加入を歓迎し、矢部浩之は「今から楽しい」、二階堂ふみは「本当にうれしいです。ずっとお会いしたかった」と喜んだ。「ゴチになります!」は、高級レストランでメニューの金額を見ないで注文し、設定金額から最も遠かった人が全員分の代金を自腹で払う企画。1年間の通算自腹額が多い人がクビになり、翌年から新メンバーが加わる。昨年の"パート17"では柳葉敏郎がクビになっていた。"パート18"のレギュラーメンバーは、昨年から残留したナインティナインの岡村隆史と矢部浩之、TOKIOの国分太一、二階堂ふみに、渡辺直美、そして、番組後半で発表される2人目の新メンバーを加えた6人となる。
2017年01月02日俳優の柳葉敏郎が、22日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『ぐるナイ最終戦クビ決定ゴチ!今夜あの人がゴチから去る…涙のお別れ4時間SP』(19:00~22:54)で、人気コーナー「ゴチになります!」のメンバーからクビになった。「ゴチになります!」は、高級レストランでメニューの金額を見ないで注文し、設定金額から最も遠かった人が全員分の代金を自腹で払う企画。1年間の通算自腹額が多い人がクビになり、翌年から新メンバーが加わる。今回の最終戦では、岡村隆史、矢部浩之、国分太一、柳葉敏郎、二階堂ふみのレギュラーメンバーに加え、VIPチャレンジャーとして坂上忍、ぺこ、りゅうちぇるが参加。最後、おみや代の支払いが柳葉にならなければ二階堂がクビになるという状況となったが、りゅうちぇるによるダーツで柳葉がおみや代を支払うことに。その瞬間、柳葉のクビが決定した。2015年1月からレギュラーメンバーとして出演してきた柳葉。「高校の恩師が、『1つのところに3年いられないやつは真の成功はつかめないから少なくとも3年頑張れ』と。その言葉を背負って秋田から東京で出て、信念のもとに今日までやってきたつもりです」と恩師の言葉を明かし、「残念ながらバラエティという社会で3年過ごしたことないんだ。だからもう1年と思って…。バラエティは難しいっちゅうことやな」と悔しさをにじませた。そして、「この番組すげーなって思ったのは…スタッフのみなさんの番組に対する熱い思いを毎回毎回感じさせてもらっていました。この熱を裏切るようなことはしちゃいけないと思いながらやらせてもらったつもりです」と番組への思いを告白。「楽しかったです。本当にありがとうございました」と感謝を述べた。一緒に戦ってきたメンバーも柳葉に言葉を贈り、二階堂は「勝手にお父さんのように思っていました」と号泣した。
2016年12月22日オムニバス・コメディ映画『幸福のアリバイ~Picture~』の公開初日舞台挨拶が18日(金)都内で行われ、陣内孝則監督をはじめ、出演者の中井貴一、柳葉敏郎、大地康雄、山崎樹範、浅利陽介、木南晴夏、入山法子、渡辺大、佐藤二朗が出席。今月11日に女優の吉井怜と結婚した山崎さんは、客席からの祝福の声に「ありがとうございます!」とはにかみつつ「先週11日に入籍しました! 怜ちゃん大好きだよ!」と大声でノロケていた。無名時代に山崎とドラマで共演した佐藤は当時をふり返り「そうそうたるメンバーがいる中での顔合わせの時に『頑張ります!』とヤマシゲが言った挨拶をふと思い出しました。そしていま、そうそうたるメンバーがいるこの舞台に2人して立てていることが感慨深い」とシミジミ。「この僕の挨拶はヤマシゲへのご祝儀代わりです」と粋に祝福した。また陣内監督は、山崎さんのほか浅利さんも結婚したこともあり「完成披露試写会で映画を観て結婚が決まった観客の方が6人くらいいるそうです。中にはポルシェが当たった人も…。それくらい観たら幸せになる縁起のいい映画」とうそぶきつつ“幸せ”に便乗アピールだった。一方『見合い』と『結婚』で山崎さんと共演した木南さんは「山崎さんは、演じたダメな男のキャラクターについて“そのままの僕”と言っていたので、映画そのもので山崎さんの新婚生活を覗いているようになっているはず。」と新婚をイジり「素晴らし“ダメンズ”ぶりで、目を見るとイライラした。山崎さんはイライラさせるのがお上手」と幸せに水を差す場面も。本作は、俳優として活躍する陣内さんが、映画『スマイル 聖夜の奇跡』以来約9年ぶりにメガホンを取ったオムニバス・コメディ作。人生における数々の節目を舞台に、日常の悲喜こもごもを“写真”というキーワードを通して5つのエピソードで描く。脚本は、映画『桐島、部活やめるってよ』の喜安浩平氏が務めた。映画『幸福のアリバイ~Picture~』は現在公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:幸福のアリバイ~Picture~ 2016年11月18日より全国にて公開(C) 2016「幸福のアリバイ~Picture~」製作委員会
2016年11月18日笑って泣ける感動のヒューマンコメディ『幸福のアリバイ~Picture~』の完成披露試写会が10月26日(水)、都内にて行われ、出演する柳葉敏郎、山崎樹範、浅利陽介らとともにメガホンをとった陣内孝則監督が登壇した。おしゃべりの上手い陣内監督らしく、「もし、映画を観てつまらないと感じた方は、お友達に『君の名は。』みたいな映画だったよ!と言ってもらえれば」とロングランヒットのタイトルを引き合いに出し、集まった観客を爆笑させていた。『幸福のアリバイ~Picture~』は、誕生、見合い・結婚、成人、葬式など人生の節目に起こる5つの出来事がオムニバスで描かれる。エピソード「誕生」では、出産を控えた娘を見舞いにやってきた父(柳葉さん)と婿(浅利さん)との関係が描かれる。オーディションで選ばれたという柾木玲弥は終始緊張気味で、たどたどしく挨拶を終えた。すると陣内監督が、「12年前、『ROCKERS』を撮ったときもオーディションで玉木宏と玉山鉄二を選んだんです。おそらく次、柾木がくると思う。CMとかいっぱいきたときは、300万くらい俺のところ持ってきて」と空気を和ませると、すかさず山崎さんが「それ皆に言いますよね(笑)」と突っ込んだ。むきになった陣内監督は、「皆、俺を踏み台にしてのしあがっていくんだよ。そこら辺はアフターケアをして」と柾木さんに告げると、柾木さんも緊張の糸がほどけたような笑顔を見せた。この日、撮影のため会場に来ることができなかったという出演の中井貴一からは、サプライズでビデオメッセージが届いた。神妙な面持ちで作品について話した中井さんだったが、最後は「面白かったら俳優のおかげで、面白くなかったら陣内さんのせいです」と話をしめた。陣内監督は、「当然です。私も大体俳優側に立ったときにそう思いますもん。監督がタコだからクソみたいな映画になったんだって…あ、クソみたいな映画に出たことはないですけど(笑)」と慌てて訂正し、最後まで会場を盛り上げていた。そのほか、完成披露試写会には木南晴夏、入山法子、渡辺大、佐藤二朗が出席した。『幸福のアリバイ~Picture~』は11月18日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:幸福のアリバイ~Picture~ 2016年11月18日より全国にて公開(C) 2016「幸福のアリバイ~Picture~」製作委員会
2016年10月26日山田太一×渡辺謙のタッグで“東日本大震災”をテーマに描くドラマスペシャル「五年目のひとり」。この度脇を固める俳優陣に、市原悦子、高橋克実、柳葉敏郎を始め、ベテラン&フレッシュなキャスト陣が発表された。中学生の松永亜美(蒔田彩珠)は文化祭からの帰り道、歩道橋で見知らぬ中年男(渡辺謙)に呼び止められる。男は、文化祭でダンスのステージに立った亜美を見たといい、「キレイだった。いちばんだった」と称賛の言葉を贈り、立ち去っていく。思いがけない褒め言葉に亜美は有頂天になるが、その話を聞いた母・晶江(板谷由夏)が心配のあまり、自宅に警察を呼ぶ騒ぎにまでなってしまった。数日後、亜美は偶然街で男を見かけ、彼が小さなベーカリー「ここだけのパン屋」で働いていることを知る。その男、木崎秀次は半年間ほど複雑骨折で入院していたという話で、知人・花宮京子(市原悦子)の誘いを受けて故郷からこの町に移住し、社会復帰のリハビリとして無給で働いているようだった。母が疑うほど、木崎のことを悪い人間には思えない亜美。会話を重ねるうち、次第に秀次と打ち解けていく。そんなある日、亜美はそのパン屋の主人・上野弘志(高橋克実)から、秀次の本当の身の上を聞く。実は秀次は、東日本大震災の津波で一度に8人もの家族を失ったという、あまりに壮絶な過去を秘めていた…。稀代の脚本家・山田太一が今回手掛けるのは、東日本大震災から5年が経過した東京のとある町を舞台に、孤独な中年男と少女の不思議な交流を通じて、震災の“その後”と“再生”を描く物語。主人公・木崎秀次役には、数々の山田作品で味わい深い演技を披露してきた渡辺さんが演じる。さらに今回、そんな秀次のことを気にかけ、働き先を紹介する同郷の女性・花宮京子役として、名女優・市原さんの出演が決定。市原さんも数々の山田作品に参加しており、山田氏が高い信頼を寄せる女優のひとりで、今回の出演も山田氏の強い希望で実現。そして、渡辺さんと市原さんは今回が初共演となる。渡辺さんは「まさに“怪物”のような方ですね!こちらの予想をいとも軽々と超えてくるような、素晴らしいお芝居をされるんです。山田太一先生から託された際どいセリフも嫌味なく乗り越え、人間として強く投げかけてくださるところに、懐の深さを感じました」と市原さんについて話し、一方市原さんは「よく気のついてくださる、やさしい方ですね。人間的にはもちろんですが、ハリウッド、舞台、映画、ドラマ…と俳優としてさまざまな“場”を知っている分、視野が広くて…。それが、とても頼りになりました」と共演の喜びを語った。そして、秀次が出会った少女・松永亜美役には、現在14歳の新鋭・蒔田彩珠。7歳で子役デビュー後、是枝裕和監督が演出を手がけた連続ドラマ「ゴーイング マイ ホーム」に出演し注目を集める若手女優だ。出演決定時は、とにかく不安な気持ちが大きかったと話す松永さん。主演の渡辺さんに関しても、セリフを間違えたりしたら怒られてしまうのではないかと思っていたそうだが、「実際は私がミスしたら、ギャグのアドリブで返してくださるような面白い方で、現場の明るいムードを作って下さいました。それでいてカメラがまわると目や雰囲気がガラっと変わるんです!渡辺さんは本当にスゴイ!と改めて感じて…引き込まれてしまいました」と現場でのエピソードを明かした。渡辺さんも飄々としていた印象があったと話し、「彼女はとてもいい意味で、人間的に“太い”のかもしれません。これからも自分の思うように進んでいってほしいなと願っています」とコメントしている。さらに、「ここだけのパン屋」店主・上野弘志役に高橋さん、弘志の妻・春奈役に木村多江、美術教師・西沢いずみ役に山田優、亜美の父・満役に柳葉さん、その妻・晶江役に板谷由夏ら演技巧者たちが集結。また、亜美の兄・晋也役には関西ジャニーズJr.の西畑大吾が出演する。山田太一ドラマスペシャル「五年目のひとり」は11月19日(土)21時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2016年10月19日当時でも異色の社会派ドラマ「ふぞろいの林檎たち」での共演が1983年。その後、シリーズを重ねた同ドラマの「パートIV」(1997年)以来の共演となった中井貴一と時任三郎は、しかし「何年か会ってなくても、つい昨日も顔を合わせていたような感じ」と口をそろえ、その関係を“戦友”と表現する。20代で出演した「ふぞろい…」から約30年にわたり、様々なドラマに出演し、いわばテレビ業界を“中の人”として見てきた2人が今回、映画『グッドモーニングショー』で演じたのは、TV局で働き、朝のワイドショーを担当するアナウンサーと番組プロデューサー。そんな2人に改めて、TVの隆盛と近年のインターネットの勃興で叫ばれる危機、30年の変遷について語ってもらった。――普段、ドラマでTVに出てらっしゃるおふたりですが、ワイドショーのスタッフを演じてみて、同じTV業界でもやはり違うものでしたか?中井:僕らは普段、ワイドショーには番宣(※放送前のドラマなどの番組の宣伝)で出させていただく立場で、招き入れていただいて2~3言、コメントするくらいで、そんなに大変と思ってなかったけど、実際の番組制作の現場はこんなに大変なのか!と。映画のオープニングで、番組の準備に奔走するスタッフたちの姿はほぼ、僕が見学させていただいた現場そのままです!朝の情報番組ほど“ながら”なものってないでしょ?つけっぱなしで朝ご飯食べたり、ネクタイ締めたりしながら「今日の占いは…」なんて(笑)。でも気楽なものほど作り手は大変で、それはコメディで笑ってもらうための作品作りの現場ほどシビアだってのとリンクしましたね。時任:立場としては普段、僕らは取材される側の人間で、それこそ若い頃は、ワイドショーに追いかけられて「この野郎!」って思ったり、肝心なコメントは編集で切られたりしてて腹を立てたものだけど(笑)。いざ、その立場に放り込まれてみると、こんなに大変な仕事なんだなぁって感じましたね。――中井さんが演じたのは、ある出来事がきっかけで、現場レポートができなくなったアナウンサー・澄田。時任さんは、番組プロデューサーの石山を演じられています。長い付き合いという意味で、お二人の関係と重なる部分もあったかと思います。時任:“積み重ねた時間”という意味では重なりますよね。中井:2人のシーンは、台本にない余白の部分を2人で作っていった感じがあったよね?時任:完成した映画を観たら「あれ?あそこ削ってるんだ?」ってやりとりもあったけど(笑)。中井:久々の共演で懐かしさもあったけど、それよりも僕らの中にある“同期”感覚がスクリーンを通じて映ってるんじゃないかなと思いますね。――「ふぞろいの林檎たち」の当時と比べて、ドラマ、TV番組の作り方も大きく変わったと思いますが。時任:当時は必ず、全てのシーンでリハーサルがあって週に2日はリハに充ててたからね。相当鍛えられましたね。中井:ほぼしごき(笑)。いま考えると、相当ぜいたくな時間でしたよ。時任:リハーサルをクリアするために、電話で読み合わせをしたりしたよね?中井:携帯なんてない時代に、家の電話でですよ。リハーサルのためのリハーサル!――当時、お互いについては俳優として、どんな思いで見てたんですか?中井:これね、さぶちゃんは「そんなことない」とか「覚えてない」って言うんだけど、当時、僕は21歳でさぶちゃんは25歳、この年齢の開きってすごく大きく感じるんですよ。本の読み方やお芝居の引き出しも確実に持ってて。演出家がものすごく怖くて、俺と柳沢慎吾は何やってもダメですごく委縮しちゃうんだけど、いつも三ちゃんだけ「うん、正しいですね」って言われるの。それはいま考えると役柄に合わせて狙ってやってたことなんだろうね。三ちゃんの役は自由人で、独立心の強いタイプだったし。そんなことはつゆ知らず、僕らはいつも「すげぇな、三郎」って(笑)。時任:いやいや、こっちはこっちでね「貴一、すごいな」と思ってたんですよ。いまも昔もそこは変わんないんだけど、100%の準備をした上で、アドリブが効くんです。本番で何があっても受け止めてくれるし、それを受けて返してくれる。今回の映画でも、改めて役者としてすごいなと思いましたよ。立てこもり犯役の濱田(岳)くんとのやり取りが、真に迫ってたなぁって。――現代でも名作と名高い「ふぞろいの林檎たち」ですが、当時はどんな風に受け止められていたのでしょうか?中井:「ふぞろい」の直後にね、フジテレビを中心にいわゆるトレンディドラマブームが起こるんですよ。でも、僕らがやってたのはあくまで社会派ドラマで、あの波には乗れなかったんだよね(苦笑)。フジテレビのドラマでも、トレンディのど真ん中のA面と、ちょっと変わった企画をやるB面とあるんですよ。柳葉敏郎さんに陣内孝則さん、石田純一さんなんかがA面で、僕らはB面…。そこはすごい格差を感じたよ! 「ふぞろい」も人気はあったけど、やっぱり社会派で、続編を続けるほど、そっちのカテゴリの空気が強くなったから…。トレンディは人々の“憧れ”を描くけど、僕らのドラマは「共感」。よく街歩いてて「頑張れよ」って声かけられました(笑)。頑張ってるよ(笑)!時任:少なくとも、人気の俳優をキャスティングして…という形で始まった作品じゃなかったしね。中井:撮影してたら、見学のおっちゃんが「ドラマ?誰出てんの?」って。「時任三郎とか柳沢慎吾が…」って俺はずっとスタッフとして対応してたもん(笑)。それが徐々に人気が出て、当時は移動は全員が集合してロケバスだったけど、修学旅行のバスが横に来て「キャーっ!」となってるんだけど、全員「え?誰に対し『キャー』って言ってんの?」って感じでポカーンとしてた。時任:楽しかったのと大変だったのと記憶がごちゃ混ぜになってるね。大変だったからこそ、チームワークが生まれて楽しいと思えるところまで行けたし。当時は「社会派」って部分についてもそんな深く考えず、自分は大学を途中で辞めた人間だから「もう一回、大学に入れた!」って喜んでた(笑)。貴一は当時は…中井:現役大学生でしかも3年生!そういう意味でもリアルだった。大学の中での反応もどんどん変わっていくの。自分が出る講義の教室の周りに人だかりができてて「人気の講義なんだ」と思って入ったら中はガラガラで「なんで教室の外にあんなに人がいるの?」って友達に訊いたら「お前だよ!」って言われるとか、漫画みたいなこともあったし(笑)。だって数か月前まで「誰が出てるの?」って聞かれてたんですよ。不思議だったね。――その当時といまと、TVを巡る環境も大きく変わってきています。中井:ちょうど僕がデビューした頃、TVに押しやられて映画がなかなか作れなくなった時代だった。今度はTVがインターネットに押しやられてる。一概に良いとか悪いって話じゃないんだけど、当時はTVって大人をターゲットにしてた。それがチャンネル権を子どもが持つようになって、子どもや若い子に向けて番組を作るようになった。でもいま、逆にチャンネル権を持ってるのって大人なんですよね。若い子はネットを見てるわけで。そういう意味で、勇気をもって立ち止まって、もう一度、大人向けの作品を作っていくのが得策なんじゃないかなって思いますけどね。楽な方に逃げて、お金を使わず…ってなると悪くなる一方で、悪い時ほどお金を掛けろって言うでしょ?時任:まあ、時代に合った媒体が広がり、必要ない、求められないものが淘汰されていくのは自然なことで、本当に良いとか悪いじゃないんですよね。ただ、スポンサーの意向ありき、コンプライアンスありきでの作品作りが、作品に変な影響を与えてしまう部分は多少なりともあるのかなとは思いますね。中井:最近、深夜枠のドラマが面白かったりするのは、作り手の意思で、面白いものを作ろうって意識がしっかりと反映されてるからなのかなと思う。見る側もアラばかりを探さない寛容さは必要ですよね。だって殺人犯が普通シートベルトして逃げないでしょ!?(笑)時任:そこは作り手も見る側も“作り話”として楽しめばね。中井:無茶をやるからこの世界、楽しいわけで、規律正しく生きてるひとは、俳優になってない(笑)。もう一度、大人になることを憧れさせるようなTVになってほしいですね。(photo / text:Naoki Kurozu)
2016年10月10日俳優の柳葉敏郎が、29日に放送された読売テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ダウンタウンDX』2時間SP(21:00~22:54)に出演し、お笑い芸人の明石家さんまに土下座した真相を語った。「明石家さんまさんに土下座したってホント?」と聞かれた柳葉は、「はい」と事実であると認め、「1人になりたくなかったから」と理由を説明。さんまを含め何人かで飲んでいるときに、朝4時くらいにさんまが帰ると言い出し、柳葉は「ちょっと待ってくださいよ。帰らないでくださいよ」とお願いしたという。ダウンタウンの松本人志は「4時ですよ」と驚いた。そのとき、さんまは「4時やで。俺は明日もあるから帰る」と外に出てタクシーに乗ろうとしたが、柳葉は外まで追っかけ、タクシーの前で「お願いです。もうちょっといてください」と土下座したという。松本に「さみしがりやさんなんですか?」と聞かれると、「そうかもしれないですね」と笑った。また柳葉は、さんまがお酒を飲めなかった頃に、ウーロン茶に焼酎を入れて飲ませたエピソードを披露。「そこからさんまさんがお酒を飲み始めた」と得意げに話した。ところが、さんまの娘・IMALUが「お酒を飲み始めたのは、私の祖母…母のお母さんが飲むので、結婚してからお酒を飲むようになったと聞いている。柳葉さんが教えたっていうのはたぶん勘違い」と指摘。すると、柳葉はIMALUにも土下座し、"親子2世代に土下座"と笑いが起こった。
2016年09月29日ダウンタウンの浜田雅功、松本人志が司会を務める「ダウンタウンDX」の2時間SPが9月29日(木)放送され、俳優の陣内孝則、柳葉敏郎ら豪華ゲストが自らの“マル秘”エピソードを爆笑告白する。今回の放送は「祝1000回突破!芸能界禁断の(秘)ぶっちゃけSP」と題し、陣内さん、柳葉さんのほか、石田純一、IMALU、ダチョウ倶楽部の上島竜兵、勝俣州和、叶姉妹、川田裕美、具志堅用高、国生さゆり、小島瑠璃子、小園凌央、ガレッジセールのゴリ、NMB48の白間美瑠、ドランクドラゴンの鈴木拓、NMB48の須藤凜々花、土田晃之、出川哲朗、ロッチの中岡創一、新田恵利、春香クリスティーン、東尾理子、若槻千夏といったメンバーが集結。石田さんは東尾さんと共に夫婦で登場、この夏世間を騒がせた都知事選出馬の舞台裏を初告白すれば、同番組で披露する超高額な私服も毎回注目の的になる叶姉妹が、謎に包まれていた収入源について、またおニャン子クラブ時代から“犬猿の仲”と言われてきた国生さんと新田さんが仁義なきアイドル時代の戦いをふり返るほか、出川さんと上島さんは“お約束”であるチュウに巻き込まれた大物芸能人を告白。グラドル界からは小島さんと若槻さんが登場、“例の不倫騒動”後、最も得したのはどちらかについてトーク。そして柳葉さんは“大物”に土下座でお願いしたことを明かし、陣内さんはなんと“大嫌いな俳優”を発表。柳葉さんが土下座した大物とは、陣内さんが“大嫌い”な俳優とは一体誰なのか?オンエアをお見逃しなく。現在公開中の映画『超高速!参勤交代 リターンズ』で、佐々木蔵之介演じる主人公の宿敵となる老中・松平信祝を演じている陣内さんだが、自身が監督を務めた長編映画3作目となる『幸福のアリバイ~Picture~』が11月18日(金)より全国にて公開。監督としては2007年の『スマイル 聖夜の奇跡』以来9年ぶりにメガホンをとった本作。『桐島、部活やめるってよ』『ディストラクション・ベイビーズ』で知られる喜安浩平が脚本を手がけ、キャストには今回ゲストで登場した柳葉さんも出演するほか、中井貴一、大地康雄、佐藤二朗、木村多江、木南晴夏らベテラン勢から、山崎樹範、浅利陽介、渡辺大、入山法子ら若手実力派、清野菜名、柾木玲弥らフレッシュな面々まで幅広く顔を揃えた。ヤクザの葬式とは知らずに会をとりなす葬儀屋と、故人の残した遺書の内容で揉める親族と知人、息子。婚期を迎え、好条件の見合いに目がくらむ女と、運悪く浮気が発覚する男。成人式というハレの日に、スーツではなく特攻服で行こうとする息子と、それを必死に止める両親。“オメデタ婚”をし、出産を控えた妻の元へ向かう夫と、あからさまに八つ当たりをする義父。ひとりの女性をめぐり、超一流のプロ野球選手に無謀な野球勝負を挑む、うだつのあがらないフリーター男。ちょっぴり風変わりな登場人物たちは、どこか共感できる悩みを抱いた普通の人々ばかり。そんな悩める人々が、人生のシャッターチャンスに直面する…という物語を展開する。陣内さんが監督として描き出した映像世界を堪能してみて。「ダウンタウンDX」2時間スペシャルは9月29日(木)今夜21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2016年09月29日佐々木蔵之介主演『超高速!参勤交代 リターンズ』で敵役を演じていることでも話題の俳優・陣内孝則が、監督を務めた長編映画3作目『幸福のアリバイ~Picture~』。このほど、各世代を代表する実力派たちが集結した予告映像と場面写真が一挙に解禁となった。ヤクザの葬式とは知らずに会をとりなす葬儀屋と、故人の残した遺書の内容で揉める親族と知人、息子。婚期を迎え、好条件の見合いに目がくらむ女と、運悪く浮気が発覚する男。成人式というハレの日に、スーツではなく特攻服で行こうとする息子と、それを必死に止める両親。“オメデタ婚”をし、出産を控えた妻の元へ向かう夫と、あからさまに八つ当たりをする義父。ひとりの女性をめぐり、超一流のプロ野球選手に無謀な野球勝負を挑む、うだつのあがらないフリーター男。ちょっぴり風変わりな登場人物たちは、どこか共感できる悩みを抱いた普通の人々ばかり。そんな悩める人々が、人生のシャッターチャンスに直面する…。陣内孝則監督が前作『スマイル 聖夜の奇跡』(’07)から9年ぶりにメガホンをとり、『桐島、部活やめるってよ』『ディストラクション・ベイビーズ』の脚本家・喜安浩平とタッグを組んだ本作。陣内監督のもと集まったのは、中井貴一、柳葉敏郎、大地康雄、佐藤二朗、木村多江といったベテラン俳優陣と、「せいせいするほど、愛してる」の“ヤバ妻”ぶりも話題の木南晴夏をはじめ、山崎樹範、浅利陽介、渡辺大、入山法子ら若手実力派に、清野菜名、柾木玲弥といった注目のフレッシュな面々。今回解禁された60秒の予告編では、人生の “あるある”が詰まった(?)それそれのエピソードを笑いでつなぐ前半から一転、後半は予期せぬ出来事に見舞われる登場人物たちの幸せの瞬間をつなぎ、温もりあふれる映像が続いていく。「人生は一瞬の連続」、そして「思い通りにならないことばっかり…」と、誰もが自分の人生と重ね合わせて共感できる台詞とともに、本作の見どころを凝縮した予告映像に仕上がっている。また、一挙に解禁された10点の場面写真は、登場人物たちの関係性を想像させる、賑やかでおかしみあふれる写真ばかり。それぞれの人々が、人生の節目に起こる予期せぬ事態に右往左往する様子が見事に切り取られている。『幸福のアリバイ~Picture~』は11月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月11日本当に起こったといわれる“学校の怪談”などをドラマ化、フジテレビ系で毎年夏に放送されている「ほん怖」が今年も「ほんとにあった怖い話 夏の特別編2016」と題して8月20日(土)今夜、豪華キャストを迎えて放送される。「ほん怖」は金曜エンタテイメント枠で放送されたスペシャル版の後、連続ドラマ化を経て、10年程前から毎年夏に「夏の特別編」が放送されてきた長寿シリーズ。今回も「SMAP」の稲垣吾郎と“ほん怖クラブ”の子どもたちが“ほんとにあった怖い話”の心霊研究を行う。今回研究は6本の“怖い話”が紹介される。1本目は武井咲主演の「病棟に棲む五円玉」。ようやく正規の看護師として病院で働きはじめた武井さん演じる亜由美は勤務中に不可解な音が聞こえるなどの体験をする。ある日、ひとりの小学生の女の子、麻友(豊嶋花)が入院。少女は一心にスケッチブックに病院の見取り図を描いていた。そしてある部屋をさして一言「死ぬ」とつぶやく。一体何が起きようとしているのか…。2011年夏以来5年ぶりの「ほん怖」出演となる武井さんの看護師スタイルも必見だ。2本目は「Sexy zone」の中島健人主演の「押し入れが怖い」。美容師への夢を諦めきれずサラリーマンを辞めて上京した中島さん演じる幹也が、先に上京していた友人の義之(前野朋哉)のすすめである安アパートに住み始めるが、ある日閉めたはずの押し入れが3分の1ほど開いていることに気付く。そして押し入れから聞こえてきたのはなんと少年の声。この恐怖に幹也はどう立ち向かうのか…。「恐怖の撮影期間になるかと思ったら本当に楽しい3日間でした」という中島さん。ホラー初挑戦の中島さんの奮闘にも注目。3本目は生駒里奈、生田絵梨花、齋藤飛鳥、白石麻衣、西野七瀬ら「乃木坂46」のメンバーによる「もう1人のエレベーター」。生駒さん演じる上崎亜矢奈が骨折で入院中ということで、生田さん、齋藤さん、白石さん、西野さん演じる仲良し4人が病院へお見舞いにやってくる。入院中に怖い体験はしていないと話す亜矢奈に、4人はほっとするがそれもつかの間。病院の霊安室に続くエレベーターで彼女たちは思いも寄らない恐怖を味わうことになる…。4本目はバカリズム主演「呪いの絵馬」。バカリズムさん演じる小島洋介はある日飲み会で取引先の女性社員、千鶴(吉本実憂)から絵馬をもらうが、千鶴はその後取引先を辞め、洋介の会社内でも不可思議なことが次々と起きる。絵馬による呪いなのか…。「まさか自分がこのシリーズにキャスティングされるとは」と語っていたバカリズムさん。「できるかぎりリアルに演じることを心がけた」というその演技に注目。5本目は前田敦子さん主演の「夏の知らせ」。前田さん演じる萩原朋子は父親、晴彦(鹿賀丈史)の反対を押し切って上京、希望の仕事につくも7年たった今も思うようにはいかず、父とも疎遠になってしまった。関係を修復する前に父は他界、きっと自分のことを今も許していないはずと思っていたある日、朋子は父の存在をすぐそばに感じる。朋子は自分を呪って出てきたに違いないと思っていたが…というストーリーで、父の愛がテーマの“泣ける”ホラーになっている。そして6本目は柳葉敏郎主演の「誘う沼」。柳葉さん演じる高松明憲は息子、娘と共に山の貸別荘に遊びにやってきた。2年前突然妻に先立たれた明憲は喪失感からまだ立ち直れていなかったが、深夜眠っていると女の声のようなものを耳にする。目を覚まし窓から外を見た明憲の目に女の人影が。妻が会いに来てくれたと思う明憲だったが…。亡き妻への思いを抱えながら子どもたちと共に貸別荘にやってきた男性の恐怖体験が描かれる。映像を見た子どもたちの感想とそれに対する稲垣さんの反応も含め、目が離せない「ほん怖」。まだまだ暑さが続く夏の夜、ホラーで涼しくなってはいかが。「ほんとにあった怖い話 夏の特別編2016」は8月20日(土) 21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2016年08月20日