矢野顕子の楽曲をモチーフとした深田晃司監督作『LOVE LIFE』が9月9日(金)に公開となる。この度、三戸なつめ、福永朱梨の出演が決定し、それぞれのスチール写真が公開された。また、あわせて出演が決定した森崎ウィンからのコメントも寄せられた。本作は、映画監督として海外から高い評価を得ている深田晃司監督が、ミュージシャン・矢野顕子が1991年にニューヨーク移住後に発表した初のアルバム『LOVE LIFE』に収録された同名楽曲をモチーフに、「愛」と「人生」に向き合う夫婦の物語を構想期間18年の時を経て完成させた9本目の長編作品。愛する夫と愛する息子、幸せな人生を手にしたはずの主人公・妙子に、ある日突然降りかかる悲しい出来事。そこから明らかになる本当の気持ちと彼女が選ぶ人生が描かれる。妙子を演じるのは木村文乃。木村は妙子の、嵐の前の静けさを感じさせる佇まいと爆発しそうな激情を、全身全霊で表現し、木村の新境地を体感できる意欲作ともなっている。妙子の夫、二郎を演じるのは『峠 最後のサムライ』や主演ドラマ『ダブル』(WOWOW)など、映画やドラマで活躍する永山絢斗。妙子の元夫、パクを演じるのは、ろう者の俳優・手話表現モデルとしても活躍する砂田アトム。二郎の元恋人、山崎を演じるのは、昨年、『モンスターハンター』でハリウッドデビューし、『ウェンディ&ピーターパン』で舞台に初挑戦するなど目覚ましい活躍をしている山崎紘菜。また、二郎の母・明恵には『37セカンズ』の神野三鈴、父・誠には『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』の田口トモロヲと、日本の映画界において欠かせないふたりが揃った。この度、新キャストとして、三戸なつめ、福永朱梨、森崎ウィンの出演が決定。『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』、『シノノメ色の週末』など、モデルやタレント、女優として幅広く活躍する三戸は、妙子と一緒にホームレス支援を行うNPOで働く近藤洋子を演じる。深田監督とは『本気のしるし』以来のタッグとなる福永は、二郎と同じ市役所に勤める富山文子を演じる。そして、『本気のしるし』に主演した森崎ウィンは、“意外な役どころ”で出演するという。森崎は、「なかなか同じ監督の作品にすぐに参加することはないのですが、深田監督は僕にこの役を相談するために、僕の他でやっている仕事を調べた上で求めてくださったようで感謝しております。いち監督のファンとしてこの作品がより多くの人に観てもらえるように願っております」とコメントを寄せた。深田監督が森崎をどのような役にキャスティングしたのか。ぜひ映画館で確認して欲しい。<森崎ウィンコメント全文>『LOVE LIFE』僕は1日だけ参加させて頂いたのですが、深田監督とまたご一緒できたこと、素敵な作品に参加できたことが何より嬉しかったです。なかなか同じ監督の作品にすぐに参加することはないのですが、深田監督は僕にこの役を相談するために、僕の他でやっている仕事を調べた上で求めてくださったようで感謝しております。いち監督のファンとしてこの作品がより多くの人に観てもらえるように願っております。『LOVE LIFE』9月9日(金)より公開
2022年08月10日森崎ウィンが主演を務めるブロードウェイミュージカル『ピピン』に出演する前田美波里のコメント映像が公開された。1972年に鬼才ボブ・フォッシーによる演出と振付でブロードウェイにて誕生した本作。2013年の新演出版ではシルク・ドゥ・ソレイユ出身のアーティストが手がけた斬新なアクロバットパフォーマンスが加えられ、2019年の日本版初公演では城田優やCrystal Kay、中尾ミエらが全身全霊で挑む空中技が大きな話題となった。今回の再演でも前田は約3メートル程の高さで宙吊りにされるなど、年齢を感じさせないパフォーマンスを披露する。ブロードウェイミュージカル『ピピン』2019年公演より人生に悩む若き王子ピピンを導く祖母、バーサを演じる前田は3年ぶりの出演に「再演が決まって嬉しいという気持ちと、3年経った今の私にできるかな?という気持ち」とコメントし、「この作品ほど身体を張っている作品はない」と明かした。そのほか映像内では本作の魅力や再演に向けての意気込みを語っている。なお前田は8月8日に74歳の誕生日を迎え、「年齢を重ねることは未知との遭遇。身体が言うことを聞かなくなったりもします。」とも話しており、この3年間も再演を心待ちにしつつ、トレーニングを欠かさず続けていたという。ブロードウェイミュージカル『ピピン』は、8月30日から9月19日にかけて東京・東急シアターオーブ、9月23日から27日にかけて大阪・オリックス劇場で上演される。ブロードウェイミュージカル『ピピン』前田美波里 コメント映像<公演情報>ブロードウェイミュージカル『ピピン』ブロードウェイミュージカル『ピピン』メインビジュアル【東京公演】8月30日(火)~9月19日(月・祝) 東急シアターオーブ(全25公演)【大阪公演】9月23日(金・祝)~27日(火) オリックス劇場(全6公演)脚本:ロジャー・O・ハーソン作詞・作曲:スティーヴン・シュワルツ演出:ダイアン・パウルス振付:チェット・ウォーカー(in the style of Bob Fosse)サーカス・クリエーション:ジプシー・シュナイダー(Les 7 doigts de la main)【出演】森崎ウィン Crystal Kay 今井清隆 霧矢大夢 愛加あゆ 岡田亮輔中尾ミエ(Wキャスト) 前田美波里(Wキャスト) / 高畑遼大(Wキャスト) 生出真太郎(Wキャスト)加賀谷真聡、神谷直樹、坂元宏旬、茶谷健太、常住富大、石井亜早実、永石千尋、伯鞘麗名、妃白ゆあ、長谷川愛実、増井紬【スペシャルゲスト】ローマン・ハイルディン、ジョエル・ハーツフェルド、オライオン・グリフィス、モハメド・ブエスタエイミー・ナイチンゲールチケット購入リンク:お問い合わせ:キョードー東京TEL:0570-550-799(平日11:00-18:00 / 土日祝10:00-18:00)公式HP:
2022年08月09日森崎ウィンが主演を務めるブロードウェイミュージカル『ピピン』にオライオン・グリフィスの出演が決定した。1972年に、鬼才ボブ・フォッシーによる演出と振付でブロードウェイにて誕生した本作。2013年の新演出版ではシルク・ドゥ・ソレイユ出身のアーティストが手がけた斬新なアクロバットパフォーマンスが加えられ、2019年の日本版初公演では、城田優やCrystal Kay、前田美波里、中尾ミエが全身全霊で挑む空中技が大きな話題となった。今回出演が決定したオライオンは、2013年に上演されたブロードウェイ公演のオリジナルキャストであり、アクロバット / サーカス界のスタープレイヤー。サーカス一家に生まれ4歳からパフォーマンスを始めたオライオンは、世界中のサーカスフェスティバルやスポーツイベントに出演し、アメリカ・サンフランシスコでは自身のサーカスショーを制作。ミュージカル『ピピン』のサーカス・クリエーションを担ったジプシー・シュナイダーは、「オライオンのアクロバットは一見に値するほど素晴らしいので、『ピピン』という作品の中で日本の観客の皆さんに見ていただける機会を作れたことをすごく嬉しく思う」と語っている。また、2019年版の未公開舞台映像を使用した「2分でわかるピピン」が公開された。なお本作は8月から9月にかけて東京と大阪で上演される予定だ。2分でわかるピピン<公演情報>ブロードウェイミュージカル『ピピン』【東京公演】8月30日(火)~9月19日(月・祝) 東急シアターオーブ(全25公演)【大阪公演】9月23日(金・祝)~27日(火) オリックス劇場(全6公演)脚本:ロジャー・O・ハーソン作詞・作曲:スティーヴン・シュワルツ演出:ダイアン・パウルス振付:チェット・ウォーカー(in the style of Bob Fosse)サーカス・クリエーション:ジプシー・シュナイダー(Les 7 doigts de la main)【出演】森崎ウィン Crystal Kay 今井清隆 霧矢大夢 愛加あゆ 岡田亮輔中尾ミエ(Wキャスト) 前田美波里(Wキャスト) / 高畑遼大(Wキャスト) 生出真太郎(Wキャスト)加賀谷真聡、神谷直樹、坂元宏旬、茶谷健太、常住富大、石井亜早実、永石千尋、伯鞘麗名、妃白ゆあ、長谷川愛実、増井紬【スペシャルゲスト】ローマン・ハイルディン、ジョエル・ハーツフェルド、オライオン・グリフィス、モハメド・ブエスタエイミー・ナイチンゲール※当初出演予定でしたデミトリアス・ビストレフスキーの来日はなくなりました。お問い合わせ:キョードー東京TEL:0570-550-799(平日11:00-18:00 / 土日祝10:00-18:00)公式HP:
2022年07月13日森崎ウィン初のワンマンライブツアーとなる『MORISAKI WIN -Dancing Charter Flight』。5月3日には大阪での公演を終えたばかり。晴天の“Flight”日和となった5月5日。昭和女子大学人見記念講堂で行われた昼公演の模様をレポートする。いつも以上にダンサブルに!唯一無二のエンターテイナーショー開演前の会場では、あちこちから「シャカシャカ」という特徴的な音が。今回、販売されているグッズのひとつ、エッグシェーカーだ。ライブ中に歓声を出せない状況下ということで活用されるものだが、なんとなくその音が少しずつ増えていくことで、開演を待ちわびるCREW(ファンの総称)の期待の大きさが現れているようにも感じる。定刻となり、会場が暗転すると「ポーンッ」という機内音が響き渡る。ウィン本人による“機内アナウンス”が響き、フライトアテンダント姿のダンサーたちがキャリーケースを手にステージへと姿を現す。いざ、音楽の旅へ。ウィンはどこに――と思って視線を動かすと、ステージ上段、強いスポットライトの中、シルエットが。ウィンの歌声のみの「Live in the Moment」が響き渡る。そのままご機嫌なナンバー「Fly with me」へ。「東京のみなさんこんにちは!一緒に!」と『Dancing Charter Flight』というツアータイトルにふさわしく、1曲目からファンと一緒に楽し気に体を動かす。続く「Be Free」では思いっきり飛び跳ね、「めっちゃ楽しいんだけど!」とにっこり。ウィンのその言葉に、自然と観ているほうもワクワクする気持ちが膨らんでいくから不思議だ。「What U Wanna Do」と3曲を歌い終えたところで、「みなさんこんにちは! 森崎ウィンです!」と改めて会場にご挨拶。「楽しんでますか!」「まだまだ楽しむ準備は……」というところで噛んでしまい、「始まったね。こういうのがあると始まったな、っていう感じ、ありません?ウィンが来た!って」と照れ笑い。それに会場もエッグシェーカーを振って応えるとウィンも反応。「シャカシャカ鳴らしてください! シャカシャカ持ってない方、バットを鳴らしてください、持っていない方は拍手をしてください!」と元気いっぱいに言う。「声は出せませんが、思いをシャカシャカとバット、手拍子で伝えてください。手拍子足りないな、と思ったら体中叩いてください。体に残った手の跡、湿布あげるから」とにっこり。そして、「この場所に来たら、最後の最後まで森崎ウィンに酔いしれて帰ってください」と言葉に続き、始まったのは「Blind Mind」。のびやかで心地よい歌声が響き渡り、ステージは赤いライティングでムーディーに染められていく。「UNBROKEN WORLD」と続き、先ほどまでとは打って変わって「酔いしれて」という言葉にぴったりなナンバーで会場の心を掴んでいく。また、「d.s.t.m」ではダンサーとの大人っぽい絡みを見せ、またこれまでとは違う魅力を見せていく。次第にトーンアップしていくステージで「Wonder Land」では会場も一緒になって手拍子で盛り上げていく。これまでのライブでも幾度となくダンスパフォーマンスを見せてきているが、今回は改めてウィンのその技術の高さを感じさせられる。立ち居振る舞いの美しさもさることながら、瞬間、留めた指先の美しさにさえも目を奪われてしまう。「動画も写真も撮っていいよ!」しかし、ダンサー、バンドのパフォーマンスを挟み、衣装をチェンジして登場したウィンは、スポットライトがさす位置とは異なる場所に立ち、思わず「嘘やん!」と言い、おちゃめな表情を見せ、会場から笑いが漏れる場面も。「怒涛でやってきましたが、みなさん楽しんでいますか?」と問いかけると大きな拍手が起こり、ウィンも嬉しそうに微笑む。「やっとツアーということで都内から出ることができました! 大阪でもやらせてもらったんですけど、温かく迎えてくれて本当に楽しかったです」と振り返った。エッグシェーカーや、拍手で客席とのコール&レスポンスでコミュニケーションをとったあと、「このあとはみなさんゆっくりと座っていただいて、もっと森崎ウィンの音を楽しんでいってください」と「JUST GO」で後半戦をスタートさせた。スタンドマイクに手を添わせ歌う姿も、ただ佇んでいる姿だけでも絵になる。「anymore」ではステージ上の階段に腰をおろす。座っただけでも何か物語が始まりそうな、そんな雰囲気をまとっている。「Midnight」でさらに物語を積み重ねていく。じっくりと歌を届けながらも、「Love in the Stars-星が巡り逢う夜に-」ではステージに腰掛け、ファンと一番近い場所まで近づく。途中、ステージから降り、一瞬ではあったが客席で同じ目線で歌う場面も。が、そのあとに「ひとつだけ言っていいですか。ステージ高かった」とぽそりと言い、会場を和ませることも忘れない。そして、話題は次の曲「My Place,Your Place」へ。先月、発売されたばかりの新曲だが「先日、大阪でも初披露させていただいたんですけど……結構評判が良くて」と言うと、大きな拍手が。「『これ記録に残したい』という声があったんですよね。……だから、今日は動画とか、写真とか撮っていいよ」とクールに言うと、思わず会場からは驚きの声が。思わずこぼれた歓声にウィンも「久しぶりに聞いた! 超嬉しいんだけど!」と笑顔を弾けさせた。しかし、それだけファンにとってはハッピーな試みだということ。早速、いそいそとスマホを取り出す会場の空気が楽し気だ。客席の準備が整うと、改めて新曲について触れるウィン。「歌詞を追ってみるとすごくストレート。思っていてもなかなか、言葉にするのはためらったり、長い付き合いの人だからこそ言えなかったりすることがあると思うんです。けど、音楽の力がすごいなって思うのは、その楽曲の力に背中を押されて素直に言える。今日は、曲にのせてこの想いを届けさせてください」と言い、優しく歌い上げた。ロマンチックなラブソング、客席が撮影するスマートフォンの灯りもまたひとつの演出になっているように見え、一体感がある。曲を終えると、「いい写真を撮ってもらうから」と客席に向かってポーズをとることも忘れない。そんなキュートな様子に思わず笑みが漏れる。「僕と一緒にパレードしてくれますか?」「1.2.3」のメロディに合わせてCrumple BandとCrumpleパフォーマーズを紹介。ウィンが「1.2.3」をワンコーラス歌い上げると自然と客席も立ち上がる。ウィンの「このあとも楽しめますか!」という声にそれぞれのリアクションで大きく応える。ダンサーたちと「Me,Myself and I」を元気いっぱいに踊り、歌い、「楽しいな!」と顔をほころばせる。フリを少しばかり間違えてもハプニングもショーの一部のようにしてしまうのはウィンだからこそ、かみしれない。そして本編ラストは「僕と一緒にパレードしてくれますか!」と呼びかけ「パレード-PARADE」を。サビでは客席も思いっきり体を動かし、会場全体をダンスホールへと変えていく。そんな熱気を帯びた状態でライブが終わるはずがない。暗転するとすぐに会場からは手拍子とエッグシェイクで大きなアンコールが湧きおこる。ライブグッズのTシャツを身に着け再登場したウィンは「本当にありがとうございます!」とアンコールにお礼を言いつつ、Tシャツを指さし「かわいくない?」とアピール。グッズ紹介さえもトークで楽しませつつ、会場の笑いを誘う。ライブのいいところはセリフがないからステージを自由に歩き回れること!と言い、フリーダムに動くのもらしさが出ていて微笑ましい。もちろん、アンコール曲でも更にボルテージをあげていく。「歌ってもいいですか!」と言ったあと、「あ……いま、みんな俺と目が合ったよな?これでお前らとの縁ができたな」という最高のセリフで立て続けに歌い上げたのは『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のオープニング曲「俺こそオンリーワン」、エンディング曲「Don’t Boo! ドンブラザーズ」。体に響くサウンドでテンションは上がり、力強い手拍子に一体感は高まっていくばかりだ。『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のテーマソングのオファーについてウィンは「最初は歴史が長いシリーズの新しいオープニングとエンディングということで正直ちょっとプレッシャーは僕の中であったんですけど」としつつ、「ぜひウィンに歌ってほしいというお話をいただいて、これもひとつ縁ができたな、というのもありまして。それに、新しい戦隊ものシリーズのイメージを壊さないように、かつ森崎ウィンの音楽性を理解しようとしてくれまして……とにかく強い愛を感じたんです」と語った。「そんな曲をライブで歌えてめちゃくちゃ楽しくないですか?こうやって歌える場所があって、みなさんと共有できてこの楽曲がどんどんいろんな進化、変化していくのも僕自身楽しみで。『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』、1年間よろしくお願いします」と熱い思いを伝えた。故郷への想いを込めて…Wアンコール「おばあちゃんの言葉」そして、最後を締めくくったのは「Live in the Moment」。「Live in the Moment」のアカペラで始まったライブ、最後までのびやかな歌声で魅了し続け、ステージをあとにした。……が、鳴りやまない手拍子にウィンはダッシュでステージへと帰還。「Wアンコールありがとうございます」と言い、ギターを手に取る。Wアンコールに選んだ曲は2017年に制作した「おばあちゃんの言葉」。「ミャンマーのドラマで、僕にあてがきしてくれたんですけど、おばあちゃん子として育ってそのおばあちゃんへの想いを託して、日本で最初のライブで歌うっていうシーンのために、リアルにおばあちゃんの言葉を思い出して書いた曲」と振り返った。ミャンマーにも全然帰れていない、というウィン。「やっぱり直接帰ってミャンマーの空気、自分のルーツ、自分のふるさとっていうのは帰りたくなるものなのだと今回のこういうことが起きて初めて実感しています。久々に歌ったら、感じ方変わるんだろうな、ということも思ったのでぜひ、Wアンコールの曲として歌わせてください」と、ギターの弾き語りで披露した。優しい歌詞、言葉がひとつひとつ心に染みていく。この5月、普段会わない家族と会う機会が多い時期だからこそ、聴きながらふと、ふるさとに想いを馳せた人も多かったのではないだろうか。この日はこどもの日ということで、客席に子どもの姿も。そんな会場を見渡しウィンは優しい笑みを浮かべる。「僕も子どものとき、親の言うこととか、おばあちゃんのいうこととかっていうのはうるさいなー、って思うことは多かったんですけど、大人になって自立していろんな仲間、CREWのみなさんと出会って、こうやって人生を歩んでいくときに昔言われてきた親の言葉、おばあちゃんの言葉が身にしみるんです」と改めて自分のルーツについて回顧。「みなさんにも自分のルーツを忘れないでほしいな、というのが一番のメッセージです。僕自身もルーツを忘れず、この瞬間もCREWと出会えて、この空間でこんなに楽しい時間を作れたことは僕の人生の中で宝となりました。この宝を抱きしめてこれからも精進していくのでどうか末永く森崎ウィンをよろしくお願いします。そしてCREWのみんなと最高の景色を見られたな、と思います」と噛みしめるように伝え、公演を終えた。エンターテイメントショーとしても、森崎ウィンという人柄としても、魅力がギュッと詰まった今回の公演。同じ曲を歌っても、また違う魅力を必ず見せてくれる森崎ウィンのエンターテイナー性は計り知れないものがある。次のフライトではどのような姿を見せてくれるだろうか。取材・文=ふくだりょうこ撮影=渡辺誠司
2022年05月06日人気漫画『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』がミュージカルとして初舞台化。2023年3月8日(水)から3月29日(水)まで東京・帝国劇場で上演され、4月に神戸・兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール、5月に福岡・博多座で全国ツアー公演が実施される。東京公演のチケット一般発売日は2022年12月24日(土)。人気漫画『SPY×FAMILY』ミュージカルとして初舞台化『SPY×FAMILY』は、遠藤達哉が2019年3月より「少年ジャンプ+」で連載をスタートした“スパイアクション&ホームコメディ”漫画。2022年4月にテレビアニメ化され、同年10月1日(土)にテレビアニメ 第二クールの放送がスタート。2023年には劇場版『SPY×FAMILY』(仮)が制作される。そんな人気コミック『SPY×FAMILY』がミュージカルとして舞台化されることに。“仮初めの家族”の物語『SPY×FAMILY』の舞台となるのは、世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた時代。隣り合う東国「オスタニア」と西国「ウェスタリス」は、十数年間にわたる冷戦状態にあった。そんな中で<スパイの男><超能力者の少女><殺し屋の女>という“普通の家族”を知らずに育った3人が、お互いの正体を隠しながら“仮初めの家族”として生きることに。時には大事件に巻き込まれ、それぞれの敵や難問に立ち向かいながら共に生活する3人に、世界の平和は託されたのだった…。ロイド役に森崎ウィン&鈴木拡樹舞台化の発表がされるや否や、「実際に舞台上で演じるのは誰なのか?」という声が多数寄せられたミュージカル『SPY×FAMILY』。遂に発表されたメインキャストは、ロイド・フォージャー役に森崎ウィン、鈴木拡樹、ヨル・フォージャー役に唯月ふうか、佐々木美玲が抜擢されるなど、豪華な実力派キャストが集結した。登場人物■ロイド・フォージャー…森崎ウィン/鈴木拡樹※Wキャスト西国の情報局対東課<WISE(ワイズ)>所属の凄腕スパイ。高い諜報能力を駆使して何度も東西両国間の危機を回避させてきた。コードネームは<黄昏(たそがれ)>。ある日、平和を脅かす危険人物、東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの動向を探るため、極秘任務「オペレーション<梟(ストリクス)>」を命じられる。任務内容は、“一週間以内に家族を作り、デズモンドの息子が通う名門校の懇親会に潜入し、デズモンドに接触せよ”というもの。諜報員・黄昏は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、家族を作るため“娘”と“妻”を探す。■アーニャ…池村碧彩/井澤美遥/福地美晴/増田梨沙※クワトロキャスト他人の心を読める超能力者。ロイドに引き取られ、“娘”としてロイドの家族になる。※アーニャ役は数々のワークショップ・レッスンを含んだ育成型ロングオーディションを経て子役4名が決定。■ヨル…唯月ふうか/佐々木美玲(日向坂46) ※Wキャスト殺し屋という裏の顔を持つ女性。コードネーム<いばら姫>。ロイドと偽装結婚する。■ユーリ・ブライア…岡宮来夢/瀧澤翼(円神) ※Wキャスト姉のヨルを溺愛する、東国の秘密警察。■ フィオナ・フロスト…山口乃々華<黄昏>の後輩スパイ。コードネーム<夜帷(とばり)>。■ フランキー・フランクリン…木内健人<黄昏>に協力する情報屋。■ ヘンリー・ヘンダーソン…鈴木壮麻アーニャが入学を目指す名門イーデン校の教諭。■ シルヴィア・シャーウッド…朝夏まなと<黄昏>の上官。<鋼鉄の淑女>の異名を持つ。脚本・作詞・演出にG2また、脚本・作詞・演出にはミュージカル『マイ・フェア・レディ』 などを手掛けてきたG2 、作曲・編曲・音楽監督にはかみむら周平を起用した。公演概要ミュージカル『SPY×FAMILY』原作:遠藤達哉(集英社「少年ジャンプ+」連載)脚本・作詞・演出:G2作曲・編曲・音楽監督:かみむら周平出演:森崎ウィン、鈴木拡樹、唯月ふうか、佐々木美玲、池村碧彩、井澤美遥、福地美晴、増田梨沙、岡宮来夢、瀧澤翼、山口乃々華、木内健人、鈴木壮麻、朝夏まなと、楢木和也、新井海人、大津裕哉、小倉優佳、鎌田誠樹、栗山絵美、桑原柊、柴田実奈 島田彩、丹宗立峰、堤梨菜、般若愛実、福田えり、深掘景介 藤岡義樹、湊陽奈、宮野怜雄奈、武者真由、元榮菜摘、山野靖博、ユーリック武蔵、LEI’OH■東京公演上演期間:2023年3月8日(水)〜3月29日(水)会場:帝国劇場住所:東京都千代田区丸の内3-1-1チケット一般発売日:2022年12月24日(土)チケット料金:S席15,000円、A席10,000円、B席5,000円■兵庫公演上演時期:2023年4月11日(火)~4月16日(日)会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール住所:兵庫県西宮市高松町2-22チケット一般前売発売日:2023年2月11日(土)チケット料金:S席 15,000円、A席 10,000円、B席 5,500円、C席 3,500円■福岡公演上演時期:2023年5月3日(水)~5月21日(日)会場:博多座住所:福岡県福岡市博多区下川端町2-1チケット一般前売発売日:2023年3月11日(土)チケット料金:A席 15,000円、B席 10,000円、C席 5,500円【問い合わせ先】<東京公演>東宝テレザーブTEL:03-3201-7777<兵庫公演>梅田芸術劇場TEL:06-6377-3800<福岡公演>博多座TEL:092-263-5555製作:東宝©遠藤達哉/集英社
2022年05月03日高橋ひかる主演、現実とゲームの世界が交錯するノンストップ・ラブコメディ「村井の恋」。この度、本作に森崎ウィンが出演することが分かった。第4話より登場する。『レディ・プレイヤー1』や『蜜蜂と遠雷』などに出演した森崎さんが本作で演じるのは、教師・田中(高橋さん)の兄である真雄。元ヤンキーの警察官であり、普段は好青年の振る舞いをするものの、妹想いなあまり、ひとたび妹のこととなると冷静さを欠く面を持ち合わせている。そしてある日真雄は、自身の妹へ猪突猛進に恋心をぶつける高校生・村井(宮世琉弥)に遭遇してしまうことに。「純粋にいち視聴者として出来上がりが楽しみな作品」と脚本を読んだ印象を明かした森崎さんは、「ラブコメ要素だけではなく、ヒューマンドラマの側面も持ち合わせている『村井の恋』が僕はすごく好きです。キュンキュンさせてくれたり、ほんわかさせてくれたり、色んな感情を揺さぶってくれるんじゃないかと思っています」とコメント。演じるキャラクターについては「田中真雄くんは妹がすごく好きなのですが、その理由に僕は心をきゅっと掴まれました! その理由が描かれるシーン、ぜひ注目していただきたいです。実は、僕も弟がいるんですけど、真雄くんのようないい兄ではないので(笑)、僕自身も憧れる“兄貴”の一人だなと感じました。なので、真雄くんの姿を借りて、普段言えないようなことも、リアルな森崎ウィンとリンクさせながら言えていけたらなと思っています!」と意気込みを語っている。ドラマストリーム「村井の恋」は毎週火曜日深夜24時58分~TBSにて放送。※Paravi&U-NEXTにて地上波放送の1週間前、毎週火曜正午に先行有料配信※地上波放送後、TVer&TBS FREE&GYAO!にて無料1週間見逃し配信(cinemacafe.net)
2022年04月11日2019年、本場スタッフが結集し、城田優主演で初演されたトニー賞4部門受賞の傑作ブロードウェイミュージカル『ピピン』日本版。主演ピピン役に新たに森崎ウィンを迎え、今夏上演を予定している本作より、森崎のコメント映像が到着。あわせて公演スケジュール、チケット販売情報など詳細が発表された。1972年にボブ・フォッシーの演出で誕生した『ピピン』は、紀元8世紀後半のローマ帝国を舞台に若き王子ピピンが「特別な何か」を探し求めて旅に出る物語。その後、長い年月を経て、2013年にはシルク・ドゥ・ソレイユ出身のアーティストが手を加えた息をのむほどのエキサイティングな新演出でブロードウェイに帰還。同年のトニー賞でミュージカル部門・最優秀リバイバル作品賞を含む4部門を受賞した。ピピン2019 年 ©GEKKO今回公開された映像で森崎ウィンは、初演時の『ピピン』を自らチケットを購入し観劇しており、「こんなエンターテインメントが日本にあるんだ!」と興奮、感動したと話し、その後、ピピン役のオファーが来たときの喜びや、2代目ピピンとしての意気込みを熱く語っている。ピピン2019 年 ©GEKKO出演は主演森崎のほか、物語のキーを握るリーディングプレイヤー役を本作で読売演劇大賞優秀女優賞を受賞したCrystal Kay(クリスタル ケイ)が初演から続投、ヒロインのキャサリン役には元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の愛加あゆが決定。そして今井清隆、霧矢大夢、岡田亮輔、中尾ミエ、前田美波里ら実力派俳優が揃った。華やかでアクロバティックなステージに期待が高まる。ピピン2019 年 ©GEKKO公演は2022年8月30日(火)~9月19日(月・祝)まで渋谷・東急シアターオーブにて上演。その後、9月23日(金・祝)~9月27日(火)まで大阪・オリックス劇場にて上演する。チケットは3月31日から先行販売がスタート。ここでしか体験することのできない、観たら一生忘れられないクライマックスを是非お見逃しなく!<ミュージカル「ピピン」森崎ウィン コメント映像>公演概要ブロードウェイミュージカル『ピピン』【東京公演】2022年8月30 日(火)~9月19日(月・祝) 全25公演会場:東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)【大阪公演】2022年9月23日(金・祝)~9月27日(火)全6公演会場:オリックス劇場脚本: ロジャー・O・ハーソン作詞・作曲:スティーヴン・シュワルツ演出:ダイアン・パウルス振付:チェット・ウォーカー (in the style of Bob Fosse)サーカス・クリエーション:ジプシー・シュナイダー(Les 7 doigts de la main)出演:ピピン:森崎ウィンリーディングプレイヤー:Crystal Kay(クリスタル ケイ)チャールズ:今井清隆ファストラーダ:霧矢大夢キャサリン:愛加あゆルイス:岡田亮輔バーサ(W キャスト) :中尾ミエバーサ(W キャスト) :前田美波里テオ(W キャスト):高畑遼大テオ(W キャスト):生出真太郎神谷直樹、坂元宏旬、茶谷健太、常住富大、石井亜早実、永石千尋、伯鞘麗名、妃白ゆあ<アクロバットプレイヤー>長谷川愛実増井紬ローマン・ハイルディンジョエル・ハーツフェルドデミトリアス・ビストレフスキーモハメド・ブエスタ エイミー・ナイチンゲール※やむを得ない事情により、出演者が変更になる可能性あり。チケット情報3/31(木)~プレイガイド最速先行販売開始※詳細、各地の料金は公式ホームページをご参照ください。公式HP: お問い合わせ:キョードー東京 0570-550-799(平日11:00-18:00/土日祝10:00-18:00)
2022年03月08日2022年8月に上演することが発表されていたブロードウェイミュージカル『ピピン』の詳細情報を発表、同時に主役ピピンを演じる森崎ウィンのコメントとスポット映像を公式ホームページ( )にて公開いたしました。1972年にボブ・フォッシーの演出で誕生した『ピピン』は、紀元8世紀後半のローマ帝国を舞台に若き王子ピピンが「特別な何か」を探し求めて旅に出る物語。その後、長い年月を経て、2013年にはシルク・ドゥ・ソレイユ出身のアーティストが手を加えた息をのむほどのエキサイティングな新演出でブロードウェイに帰還。同年のトニー賞でミュージカル部門・最優秀リバイバル作品賞を含む4部門を受賞した傑作ミュージカルです。ピピン2019 ©GEKKOピピン2019 ©GEKKO日本では2019年に城田優を主演に迎え、日本版初演を上演いたしました。2022年公演は主演に森崎ウィン、物語のキーを握るリーディングプレイヤー役を本作で読売演劇大賞優秀女優賞を受賞したCrystal Kay(クリスタル ケイ)が続投、ヒロインのキャサリン役には元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の愛加あゆが決定。そして今井清隆、霧矢大夢、岡田亮輔、中尾ミエ、前田美波里ら実力派俳優が揃い、華やかでアクロバティックなステージをお届けします。森崎ウィンは初演時の『ピピン』を自らチケットを購入し観劇しており、「こんなエンターテインメントが日本にあるんだ!」と興奮、感動したと話し、その後、ピピン役のオファーが来たときの喜びや、2代目ピピンとしての意気込みを熱く語ります。公演は2022年8月30日(火)〜9月19日(月・祝)まで渋谷・東急シアターオーブにて上演。その後、9月23日(金・祝)〜9月27日(火)まで大阪・オリックス劇場にて上演いたします。チケットの先行販売は3月31日からスタート。詳細は公式ホームページにてご確認ください。ここでしか体験することのできない、観たら一生忘れられないクライマックスを是非お見逃しなく!公演概要【公演名】ブロードウェイミュージカル『ピピン』【東京公演】2022年8月30日(火)~9月19日(月・祝)【会場】東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)【大阪公演】2022年9月23日(金・祝)〜9月27日(火)【会場】オリックス劇場【脚本】 ロジャー・O・ハーソン【作詞・作曲 】スティーヴン・シュワルツ【演出】ダイアン・パウルス【振付】チェット・ウォーカー (in the style of Bob Fosse)【サーカス・クリエーション】ジプシー・シュナイダー(Les 7 doigts de la main)【出演】ピピン:森崎ウィンリーディングプレイヤー:Crystal Kay(クリスタル ケイ)チャールズ:今井清隆ファストラーダ:霧矢大夢キャサリン:愛加あゆルイス:岡田亮輔バーサ(Wキャスト) :中尾ミエ / 前田美波里テオ(Wキャスト):高畑遼大 / 生出真太郎神谷直樹、坂元宏旬、茶谷健太、常住富大、石井亜早実、永石千尋、伯鞘麗名、妃白ゆあ<アクロバットプレイヤー>長谷川愛実、増井紬、ローマン・ハイルディン、ジョエル・ハーツフェルド、デミトリアス・ビストレフスキー、モハメド・ブエスタ、エイミー・ナイチンゲール※やむを得ない事情により、出演者が変更になる可能性がございます。【チケット】3/31(木)〜プレイガイド最速先行販売開始。*詳細、各地の料金は公式ホームページをご参照ください。【公式HP】【お問い合わせ】キョードー東京 0570-550-799(平日11:00-18:00/土日祝10:00-18:00)ミュージカル「ピピン」 <オフィシャルHP> : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月08日今回、ご紹介するのは、ひかりTVオリジナルドラマ『湯あがりスケッチ』。東京のノスタルジーあふれる銭湯を舞台に、そこに集う人々の心温まる交流を描いたハートウォーミングストーリーです。本作で、劇作家志望の熊谷多喜を演じた、森崎ウィンさんにお話をうかがいました。「明日を頑張るパワーがもらえる作品です」【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 102『湯あがりスケッチ』は、銭湯ブームの火付け役となった『銭湯図解』の著者・塩谷歩波氏の実体験をモチーフに描いた、8人の女性と銭湯の物語です。主人公は、憧れだった建築設計の仕事に就いたものの、日々の業務に追われて疲弊し、自信を失っていた女性・穂波。ふとしたことから友人の朋花に誘われ、彼女がハマっているという銭湯へ行くことに。暖簾をくぐると、天井の高い浴場にカランと響く桶の音。湯船に注がれるジェットバスの音。子どもたちの笑い声。そこには穂波の日常とは違う別の世界が広がっていました。すっかり銭湯の魅力にハマった穂波は、『銭湯図解』のイラストを描きながら、北千住の銭湯『タカラ湯』で番頭として働きはじめます。主人公の穂波を連続ドラマ初主演となる⼩川紗良さん。穂波に影響を与えるレギュラーキャストとして、『タカラ湯』3代目・⽒⼦愛之助役で村上淳さん、劇作家志望の常連客・熊谷多喜役で森崎ウィンさん、愛之助のひとり娘で思春期真っ只中のゆづ葉役で新谷ゆづみさんが登場。穂波とともに、コミカルで温かな対話劇を繰り広げます。物語のカギとなるのが、実際に営業している東京の銭湯と豪華ゲストたち。穂波が銭湯の魅力にハマるきっかけとなった友人・佐伯朋花役で伊藤万理華さん、穂波に書籍の出版を提案する編集者・新浪灯子役で成海璃子さんが登場。さらに、安達祐実さん、臼田あさ美さん、室井滋さん、夏子さん、中田青渚さんといった、多彩なキャスト陣が悩みやしがらみを抱えながらも、日々を生きる女性たちを熱演しています。ーー出演オファーを受けた際、中川龍太郎監督から素敵なお手紙をいただいたそうですね。具体的には、どのような内容だったのでしょう。森崎さんお手紙を読んで、中川監督にほれ込み、ものの5秒で出演を決めました。1通のお手紙で心をつかむような、信頼できる方が作る物語なら、きっと多くの方の心に届くだろうと。僕だけのものにしたいので、詳しい内容に関しては、伏せておきたいと思います。それほど素敵な内容でした。ーーご自身と熊谷が似ているところ、共感したところは?森崎さん熊谷は劇作家志望ですが、スランプに陥ってしばらく物語を書けずにいるという役どころです。僕も音楽活動を行う際、彼と同じようにスランプに陥って、曲が書けないときがありました。彼が抱える、生みの苦しみはよく理解できました。ーー演じる際に心がけたことを教えてください。森崎さん台本に黒字で絶対に言ってほしいことは書いてあるのですが、「そのほかのことはフィーリングで埋めてほしい」「熊谷多喜と森崎ウィンが行き来しているところを観たい」と監督に言われまして。これまでの作品では、演じる人物のバックグラウンドを作ったとしても、本編で語るシーンは多くありませんでした。熊谷の初登場シーンで、彼は自己紹介をしていますが、ぜんぶアドリブなんです。バックグラウンドを細かく作り込んで、自分なりの熊谷を表現しました。ーー俳優として、本作で初めて経験したことは?森崎さん本作の撮影スタイルは、現場に行くまで何が起こるのかわからないというものでした。あるシーンを撮る際、そのシーンの前に起こったことを自分で埋めて、カメラの前で披露するんです。そういった撮影スタイルは初めての経験でしたから、自分も制作者のひとりになったような気持ちになり、とても新鮮でした。ーー俳優としての力量を試される現場だったのですね。森崎さんそうかもしれません。監督は、台本に書かれていないところを表現することによって、その人物が実際に生きているように表現したかったんだと思います。ーー共演者の方の印象について教えてください。森崎さん小川さんは、ずっと心の底で何かが燃えているような、刺激をたくさんもらえる方だなと思いました。座長として、いろいろな方とコミュニケーションを取り、みんなをひとつにしようとしていました。ゲスト出演した室井滋さんとはテレビドラマ『名もなき毒』(2013年)、成海璃子さんとは映画『書道ガールズ!!わたしたちの甲子園』(2010年)以来の共演でした。成海璃子さんと一緒のシーンはありませんでしたが、撮影現場でお見かけした際、「久しぶり」と挨拶を交わしました。おふたりと共演させていただいたことで、「役者のお仕事を続けています」という報告ができたと思っています。撮影現場で、以前ご一緒した出演者の方やスタッフの方をお見かけすると、「あ、僕はまだこの仕事を続けているんだ」と思い、ほっとするんです。僕は愛之助を演じた村上さんと一緒のシーンが多かったのですが、村上さんの、自分をそぎ落とした演技はすごいなと思いました。愛之助はこの後、どんどん暴れていきますから、注目していただきたいです。村上さんは博識なうえにお話が上手で、撮影の合間には、コロナを経ての人との関わり方からスピーカーに1万円の線をつけるだけでハイレゾの音が全然違うことなど、いろんなことを教えていただきました。ーー最後に、本作の見どころを教えてください。森崎さん銭湯を舞台に、いろいろな人の人生を観ることで心が浄化され、明日を頑張るパワーがもらえる作品です。そして、絵がとにかくキレイ。素敵なスタッフさんたちと一緒に作った作品です。観終わった後、すっと眠りにつけるような爽快感を、画面を通して存分に味わってください。インタビューのこぼれ話昨年の11月からソロキャンプをはじめた森崎さん。キャンプ道具をぜんぶ自分で用意し、動画を撮影して編集。さらに、手際よくキャンプ飯を作るなど、かなり本格的。ちなみに、得意料理はビビンバだとか。多才な森崎さんだけに、これからもいろいろな顔を見せてくれそうです。InformationひかりTVオリジナルドラマ『湯あがりスケッチ』毎週木曜22:00より、ひかりTVにて配信中出演:小川紗良、森崎ウィン、新谷ゆづみ / 村上淳伊藤万理華、安達祐実、臼田あさ美、室井滋、夏子、中田青渚、成海璃子原案:塩⾕歩波『銭湯図解』監督・脚本:中川龍太郎©ひかりTVひかりTV では、銭湯・サウナを舞台にしたドラマを多数配信中!衣装協力:gym master (03-3358-1652)写真・安田光優文・田嶋真理 スタイリスト・中村絢ヘアメイク・菅原美和子写真・安田光優 文・田嶋真理 スタイリスト・中村絢 ヘアメイク・菅原美和子
2022年02月28日「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」の川村壱馬や吉野北人、龍、鈴木昂秀ほか、神尾楓珠、塩野瑛久らが出演、「HiGH&LOW」シリーズと「クローズ」「WORST」(原作・高橋ヒロシ)の2大最強コンテンツがクロスオーバーした映画『HiGH&LOW THE WORST』の続編製作が決定、2022年初秋に公開されることになった。シリーズ累計観客動員550万人・興行収入78億円突破、友情と熱き闘いを様々なメディアで描く「HiGH&LOW」シリーズと、累計7500万部突破・不良漫画の金字塔「クローズ」「WORST」のクロスオーバーとなった前作『HiGH&LOW THE WORST』。「HiGH&LOW」過去シリーズ全作品対比No.1という結果を叩き出し、その後もSNSでは「アクションがヤバすぎる!」「男たちの本気のぶつかり合いに胸が熱くなる!」といった口コミが拡がり、累計観客動員72万人、最終興行収入12.5億円超えの大ヒットとなった。前作『HiGH&LOW THE WORST』より前作では、「HiGH&LOW」シリーズの舞台・SWORD地区の「O」を担う“漆黒の凶悪高校”鬼邪高校と「クローズ」「WORST」の舞台・戸亜留市内で幹部以外スキンヘッドの殺しの軍団と恐れられる鳳仙学園が激突。その鳳仙でさえも一目置く鈴蘭高校、そしてその鈴蘭最強の男“ラオウ”の存在が物語の終盤に示唆されており、ファンの間では「次は鈴蘭か!?」と続編を期待する声が高まっていた。今作では原案・キャラクター設定を「クローズ」「WORST」原作者・高橋ヒロシが務め、前作激突した鬼邪高校と鳳仙学園をはじめ、鬼邪高を狙う新たな高校や新キャラクターが次々と登場し、シリーズ史上最大の頂上決戦となる。本解禁では、前作から続投するメンバーについても発表。鬼邪高校全日制メンバーとして、鬼邪高に転入して間もなく、鳳仙との闘いで仲間の信頼を勝ち取り鬼邪高の頭に上り詰めた花岡楓士雄(川村壱馬THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、楓士雄の親友であり、右腕として支える高城司(吉野北人THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)や情報通のジャム男(福山康平)をはじめ、“泰・清一派”の泰志(佐藤流司)と清史(うえきやサトシ)、“中・中一派”の中越(神尾楓珠)と中岡(中島健)、さらに「HiGH&LOW」初期シリーズから全日制トップに君臨していた“轟一派”の芝マン(龍THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)と辻(鈴木昂秀THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、そして不動の人気と実力を誇る轟洋介(前田公輝)ら計10名の続投が決定した。さらに、鳳仙学園の“鳳仙四天王”も再集結。前作で初登場した小田島有剣(塩野瑛久)をはじめ、沢村正次(葵揚)、仁川英明(小柳心)、志田健三(荒井敦史)、幹部のサバカン(坂口涼太郎)が続投。また、スピンオフドラマ「6 from HiGH&LOW THE WORST」(日本テレビ)にて、楓士雄と激闘を繰り広げた希望ヶ丘団地出身の基晃(森崎ウィン)が今作で映画初登場するなど、シリーズファン待望の続投メンバーの活躍に加え、今後どのような新キャラクターが登場するのか、期待が高まる。本情報は本日行われた「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」のライブで映像とともに発表された。「2022ヤツらが、帰ってくるー」から始まるオープニングとともに、「映画続編決定!!」が大々的に打ち出され、声は出せない環境の中でもライブ会場は一気に観客の歓びと熱気に包まれた。映像が終わり、興奮冷めやらない雰囲気の中、なんと鬼邪高・轟(前田さん)と鳳仙・小田島(塩野さん)がサプライズ登場。劇中の制服を身にまとった楓士雄(川村さん)、司(吉野さん)、芝マン(龍さん)、辻(鈴木さん)、そして轟の鬼邪高チームと小田島率いる鳳仙チームが集結し、前作の主題歌「SWAG&PRIDE」も披露された。企画プロデュースは、前作に引き続きEXILE HIRO。同シリーズのアクション監督を代々務めてきた大内貴仁がアクション監修、アクション監督を鈴村正樹が務め、また監督にシリーズ全作品の脚本に携わり「HiGH&LOW」の世界を知り尽くす平沼紀久、さらに今作では安室奈美恵、浜崎あゆみ、「三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」など、様々なジャンルのミュージックビデオを手掛ける二宮大輔が総監督として初参加し、スタイリッシュでスピード感のある唯一無二のアクション映像を生みだしていく。『HiGH&LOW THE WORST続編』(仮)は2022年初秋、全国にて公開。※高橋ヒロシの「高」、正しくは「はしごだか」(text:cinemacafe.net)■関連作品:HiGH&LOW THE WORST 2019年10月4日より全国にて公開Ⓒ2019「HiGH&LOW」製作委員会
2021年12月14日12月6日、「MORISAKI WIN FIRST FLIGHT -Transit-」が行われた。会場はZepp Haneda。Zepp Hanedaの最寄り駅である天空橋から会場に行くまでに見ることができる整備場には飛行機が並んでいる。夜の暗闇の中、灯りに照らされぼんやりと浮き上がる機体。それを見て胸が高鳴るのは、飛行機のせいか、これから始まるライブへの高揚感のせいか。どちらにしろ、MORISAKI WINの”FLIGHT”にふさわしい場所であることには間違いない。今回の公演は9月に恵比寿ガーデンホールで行われた「MORISAKI WIN FIRST FLIGHT」の追加公演となる。さらに磨き上げられたパフォーマンスでCREW(森崎ウィンのファンの総称)を魅了した。定刻の19時を少し過ぎると、アナウンスが。開演前アナウンスとは違う。搭乗アナウンスだ。Overtuneと共に、舞台の白い幕に青の幾何学模様が描かれていく。暗転し、次の瞬間、真っ赤な照明が舞台の奥から当たる。幕には人影。これから空の旅へといざなってくれるキャプテン・森崎ウィンのシルエットだ。幕が明け、姿を現したウィンは黒のレザーのジャケットとパンツにサングラス。こらえきれない声が一瞬短く、客席から漏れた。それほどまでにウィンの姿は絵になっていた。登場でCREWの気持ちをわしづかみにしたウィンは『パレード-PARADE-』でライブをスタートさせる。歌い、跳ねるウィンの姿を白いスポットが照らし、コントラストを際立たせる。コーラスのSweepとNaNaと共に華麗なステップを見せ、歌声だけではない魅力を発揮していく。そっとつけていたサングラスを外すと、スタンドマイクで「WonderLand」、「UNBROKEN WORLD」をしっとりと、しかしパワフルに歌いあげていく。MCでは「ご搭乗ありがとうございます!楽しむ準備はできていますか!いっぱい手を叩いてくれますか!」と客席に向かって呼びかけ、力強い拍手が返ってくると満足げにほほ笑んだ。「その調子で最後までついてきてください」とスタンドマイクからマイクを外し、一瞬の静寂。ウィンの高音がのびやかに響く「Blind Mind」へ。この日のウィンは、すべての時を、それこそ一瞬の間さえも支配しているように感じられた。音があふれていない瞬間も作られた演出、作品であることが感じられる。ウィン自身の、髪をかきあげる仕草、客席に向かって手を伸ばす……ひとつひとつの仕草も絵になる。目も耳も、そのステージにくぎ付けになる。吐息、鼓動音。ハットをかぶったウィンがマイケル・ジャクソンを彷彿とさせるダンスパフォーマンスを披露し、目深に被っていたハットを脱ぎ去って「d.t.s.m」を。楽しげに音楽に身を任せるように体を揺らしながら歌いあげた。MCでは改めてご挨拶。「追加公演ということで、みなさんの想いがあってこの日を迎えられました」と感謝を伝えた。「声は出せないんですけども、全部心に届いております。声が出せない分、手を叩いていただいて、手が腫れたら湿布をお配りします。……あんまりウケなかったですね(笑)」と言ってお茶目な表情も見せた。「今日のフライトはナイトフライトですから。順調に32000フィートに到達、平常巡行しております。ここからはぜひナイトフライトを楽しんでいただけたら」と言い、客席に座ってもらうよう促したあと、自身もギターを受けとり、椅子に腰かける。それから「いま、時代の流れって猛スピードで過ぎていくような感覚になっていまして、今僕らの生きる時代っていうのは今までに類の見ない速さだと思うんですけど」と話し始める。「時代の流れについていくのに疲れてしまったり、たまにちょっとリセットしたいな、とか現実を見たくないな、という瞬間がみなさんあると思います。僕自身もあって、そんなときに必要なのは、ありのままの自分を受け入れてくれる場所。僕にとってまさにこの場所がそうで、音楽をやっているときだけは無我夢中にみなさんといるこの瞬間だけが頭の中がある意味、空っぽなんですよね。自分の未来は明るいんだな、明るい方向だとどんどん進んでいく気がしていて。この場所が、居心地が良くて、明日の糧のような場になればいいな、と思います」そう言ってギターをつまびいてスタートしたのは「Start it Over」。さらに、月明りを浴びているような照明の中で「Midnight」、ギターを置いて「JUST GO」と、“ナイトフライト”にぴったりな曲が続いていく。その流れで披露したのは新曲「anymore」。「近い将来、みなさんにおどけできるはず。楽しみにお待ちください」とCREWたちを喜ばせた。そしてステージ上はそろそろ夜明けの時間。ウィンが「いい朝日が差し込んできましたね」とわずかに目を細めた。「朝になったらやっばりこの曲じゃないですか?」と「Fly with me」のサビを歌いながら、CREWたちと一緒に踊るダンスの振りを復習。恵比寿ガーデンホールでの公演の際は、ダンスをレクチャーする形だったが、今回はすでにCREWたちの振りもバッチリだ。その様子にウィンも満足げに頷く。曲が始まると、一気に会場のテンションが上がる。CREWたちと一緒に踊り、跳ねる。ウィンの「やべえ楽しい!」という言葉が会場を笑顔にする。そのテンションのまま「Be Free」へ。ウィンの「ジャンプ!」という声に応え、飛び跳ねるCREWで揺れるZepp Haneda。ウィンも嬉しそうに、「ハッハッハ!最高だね!」と笑顔を弾けさせた。会場の盛り上がりに、「今ちょっと気流のせいで揺れましたけども。ん?気流のせい?みなさんのジャンプのせい?」とキュートに笑って見せた。しかし、そろそろCREWたちを乗せた飛行機も高度を下げ、着陸態勢へと入っていく時間帯だ。ウィンも笑顔だが、少し名残惜しそうな様子を見せながら、以前所属していたPrizmaX時代から歌っている「Shall we dance」を。「一生、僕の腕の中で夢を見させますから」というメッセージと共に優しく歌で会場を包んだ。ラストナンバーとなったのは「What U Wanna Do」。CREWたちも大きく手を振り、会場の一体感が高まっていく。本編はここで終了……だが、すぐにアンコールの手拍手が会場に響き渡る。その手拍子に応えるようにグッズのパーカーを着用したウィンがダッシュでステージへと戻ってきた。バッグバンドの“Crumple Band”のメンバーを紹介したあと、「1.2.3」へ。ポップな曲調を楽しげに歌いながら、ステージの端から端を歩き、CREWたちの表情を確認するかのようにしっかりと目線を合わせていく。が、「1.2.3」のあと、ステージ中央に戻ってきたウィンが驚きの声をあげる。ライブグッズである「Mini Twin Bat」を見つけ、「これ使ってない!」と言って笑い声をあげた。「本当は『Fly with me』で使う予定だったのに完全に忘れてた!」と照れくさそうに笑う。他にも、客席に着ていたパーカーの背中を見せ、「かわいくない?かわいくない?」と言って会場を微笑ませる……こんなところも、ウィンのライブの醍醐味なのかもしれない。そのあとはギターの宮野弦士が作曲、この日がデビュー15周年だったことがMCで明かされたコーラスのSweepが作詞を担当した「Me Myself and I」を。「今、僕らは本当に大切な人に簡単に会えない世の中になっている。家族も含めて、すぐに会いにいけないことだったりを考えてため息をつきたくなってしまうこともあるんですけどそんなときに夜空をふと見上げたら星があって。この空を自分の大切な人も見上げているんだろうなと思うと、ちょっと安心できる瞬間が僕はあって……。みなさん大切な人を思い浮かべていただいて。この空は繋がっているんだ、という思いを込めて歌わせていただきます」とライブの締めくくりとなる曲「Love in the Stars-星が巡り合う夜に-」を届けた。……が、今日はこれだけでは終わらない。鳴りやまない拍手は大きくなっていくばかり。そんな会場に、ウィンは驚いた表情を浮かべながら「マジですか?」と言って再びステージに戻ってきた。「これってダブルアンコール?」という問いかけにイエスの代わりに会場の拍手が一段と大きくなる。「純粋に嬉しいです。ありがとうございます」といったあと、「何もやることが決まっていない」と困り顔。「何か歌ったほうがいいですよね?いや、お前歌手だろ、って!」とツッコミながらも、「ダブルアンコールもらうって、憧れだった」と喜びを隠しきれない。それから、「これちょっと今練習中なんですけど、この機会を使ってやらせてください」と切り出した。「漢字2文字で書いたらすごく簡単で、平和って言葉があるんですけど。31歳になって、いろんなことが起きて、改めて平和の2文字の重みだったりとか、その捉え方が自分の中で変化してきていまして。そのときに改めてこの楽曲を聞いたとき、人に必要なものってありのままの自分でいられる場所はもちろん、そういう場所には何が生まれているかって、愛なんですよね。僕らの偉大なるアーティスト遺してくれたマイケル・ジャクソンが遺してくれた、愛をテーマにこの楽曲を聞いていると自分もなぜか平和になるための第一歩を踏み出しているような気がして、僕自身も愛という力があふれてくるような楽曲です。それをみなさんと一緒にシェアできたらな、と思います」そう言って「Heal the World」をギターの弾き語りで。優しい歌声でウィンの今の想いが込められているであろう曲は、CREWたちの心にも染みわたっていったのではないだろうか。「今日はたくさんの愛をいただきました。この場にいない新たなCREW、この場に来られなかったCREWのみなさんも含めて、愛というものでこの世界を平和に、みなさんと一緒にできたらいいな、と思います。本日はありがとうございました」と言って、CREW、公演に携わる全てのスタッフに感謝の気持ちを伝え、大きく手を振りステージを後にした。MCで「去年の7月にデビューして、まだCREWの声を聞いたことがない。なんて(僕のことを)呼ぶんだろうね」と言っていたウィン。まだ、ライブで声を出すことができない状況は続く。それでも、しっかりとウィンとCREWの間では愛が伝え合えているように感じられた。「MORISAKI WIN FIRST FLIGHT -Transit-」ではより両者の絆は強くなったはずだ。撮影/渡辺誠司、取材・文/ふくだりょうこ
2021年12月10日タイ、日本だけではなく世界で愛されるタイドラマ『2gether』。ダブル主演のBrightWin(ブライト&ウィン)による、初めての日本向けファンミーティングが行われました。1万人以上が視聴し、Twitterの世界トレンド1位を獲得したファンミーティングをレポートします。ブライト&ウィンによる、初の日本限定オンラインファンミーティングの様子BrightWin初めての日本向けファンミーティングは、桜、富士山、青海波(せいがいは)など日本をイメージした背景に、太鼓演奏からスタート。登場したBrightWinは、着物や柔道着を彷彿とさせるデザインの衣装で深くお辞儀をし、『2gether』のエンディングテーマ「คั่นกู Kan Goo(カン・グー)」をデュエットで披露してくれました。MCはGMMTVのゴジママことGodjiさんと、日本語が堪能なHymnさん。そして200人のラッキーファンが背景を埋め尽くす中で、二人は「こんにちは」と日本語であいさつをしてくれました。日本のファンを知ってくれている!ブライト&ウィンによる、初の日本限定オンラインファンミーティングの様子「日本にこんなにファンがいることを知っている?」と質問された二人は、映画公開初日に新宿でファンが行列を作っていた写真を見て、日本にもたくさんファンがいることを知っていると答えました。日本のどこへ行きたいかと問われ、二人とも、おいしいものがたくさんあり、買い物も楽しめる東京を挙げました。反対に日本人にお勧めするタイのスポットは?という質問にはWin「サイアムがおすすめです。おいしいものがたくさんあって買い物も楽しめます」Bright「プーケットです。南部の料理はバンコクのものより味が濃くて辛いものがあって、とてもおいしいので食べてほしい」ミニゲームは二人の魅力が大爆発ブライト&ウィンによる、初の日本限定オンラインファンミーティングの様子ボクシンググローブをつけて物を食べたり文字を書いたり、タイムを競うミニゲーム。グローブをつけたまま終わりのないじゃんけんをする二人など、このミニコーナーだけでも仲の良さが存分に伝わってきました。2着目の衣装は冬と夏をイメージブライト&ウィンによる、初の日本限定オンラインファンミーティングの様子ここで二人はお色直しへ。再び登場したWinくんは冬をイメージした背景で、和風のコートのような衣装。Brightくんは夏をイメージした背景で、浴衣のような衣装で登場。Winくんは「Ten Years Later 」を、Brightくんは「กอดที Kod Tee(One Hug / 抱きしめさせて(邦題)」を歌ってくれました。ブライト&ウィンによる、初の日本限定オンラインファンミーティングの様子共演者からのお祝いメッセージも『2gether』共演者のDrake(ドレーク)くん、Frank(フランク)くん、Mike(マイク)くん、Toptap(トップタップ)くん、Love(ラブ)ちゃん、Gunsmile(ガンスマイル)くんからメッセージ動画が!日本向けファンミーティング開催のお祝いの言葉が届きました。そして『F4:Thailand:BOYS OVER FLOWERS』(タイ版『花より男子』)の話題に移り、共演者のDewくん、Nani君からのメッセージ動画も登場。(※タイ版『花より男子』は、CSテレ朝チャンネルで今年の秋放送予定)3着目の衣装はキャラクターからまたお色直し後、3回目の歌唱は3Dキャラクターから本人たちが登場。紅葉を背景に「ยังคู่กัน Yang Koo Gun (Still Together)(邦題:まだふたりで)」を聞かせてくれました。一部を日本語の歌詞で歌ってくれて、忙しいなかでたくさん練習してくれたであろう二人に、口元をおさえて涙を流すラッキーファンも見受けられました。サプライズ企画をしっかり見つめてくれた二人日本のファンからのサプライズ企画は、たくさんの写真で作ったモザイクアート。1枚1枚をしっかりと見て、Winくんはすこし涙ぐんでいるようにも見えました。受け取ったモザイクアートを大切そうにしっかりと持ってくれた姿に、また彼らの誠実さや優しさを感じて、じんわりとあたたかい気持ちに。練習してきてくれた日本語のメッセージで締めくくり最後に日本語でメッセージを伝えてくれました。Win「1年たっても僕を大切にしてくれてありがとうございます。また日本で会えるのを楽しみにしています」Bright「我々に愛情を注いでくれてありがとうございます。近々にみなさんに会えるように祈っています」最高のファンミーティングにブライト&ウィンによる、初の日本限定オンラインファンミーティングの様子たくさんの感謝の気持ちを、二人とファンがトスをし合い、どんどん膨らんで、とても素敵なファンミーティングになりました。200人のラッキーファンや、カメラの向こうの1万人以上のファンに最後まで大きく手を振ってくれて、BrightWinの初めての日本向けファンミーティングは終了しました。大好評につき「見逃し配信」が決定2021年10月9日に終了した「BRIGHT WIN 1st FAN MEETING IN JAPAN」の、見逃し配信が決定しました!リアルタイムでの参加が出来なかった方。もう一度観たい!という方。ぜひこの機会をお見逃しなく!また、見逃し配信チケットを購入し、かつ開催記念グッズを10,000円以上購入した方には、このためだけに作られたメモリアル写真集が1冊プレゼントされます。メモリアル写真集にはファンミーティングの様子に加え、リハーサル時の様子も収録予定。このメモリアル写真集は、初の日本限定ファンミーティングに参加した日本のファンのために企画された非売品で、この機会を逃すと手に入りません!取材・文=今枝 さえ<配信概要>「BRIGHT WIN 1st FAN MEETING IN JAPAN」【出演】Bright(ワチラウィット・チワアリー)Win(メータウィン・オーパッイアムカジョーン)【配信期間】2021年10月27日(水) 昼12:00~2021年10月31日(日) 23:59まで見逃し配信チケット:2,500円(税込)※視聴可能期間中、何度でもご視聴いただけます。※見逃し配信チケットをご購入いただいた方で、かつ開催記念グッズを10,000円以上購入した方にも、スペシャル特典のメモリアル写真集を贈呈いたします。
2021年10月23日歌手の松田聖子が初監督を務めた「フォークロア2:あの風が吹いた日」の予告編と場面写真が公開された。今月末より開催される「第34回東京国際映画祭」において、本年度から新設の「TIFFシリーズ」部門で初披露される本作。同部門は、TV放送やインターネット配信などを目的に制作されたシリーズものの秀作を、日本国内での公開に先駆けてスクリーン上映するというコンセプトの部門だ。HBOが展開するHBOアジアのホラーアンソロジーシリーズ「フォークロア」は、斎藤工と松田さんが共演した『家族のレシピ』の監督エリック・クーが製作総指揮を担当し、シーズン1では6か国の監督が古くから伝わる伝承を基に、各国の文化や社会問題について紐解いた作品が上映。そしてシーズン2では監督が一新され、シティシリ・モンコルシリ監督(タイ)、シー・ハン・リャオ監督(台湾)、エリック・マティ監督(フィリピン)、ビリー・クリスチャン監督(インドネシア)、ニコール・ミドリ・ウッドフォード監督(シンガポール)、ブラッドリー・リュー監督(マレーシア)に加え、日本から松田さんが参加し、本作で監督デビューした。東京国際映画祭では、そんなシーズン2の7本のうち、ウッドフォード監督の「お出かけ」、松田監督の「あの風が吹いた日」の2作品を上映。森崎ウィン、高橋春織、モト冬樹、木村多江らが出演する「あの風が吹いた日」は、憧れの歌手KENのコンサートに行くためにアルバイトに励んでいる高校生のミカは、ある日、公園でギターを弾きながら作曲している男と出会うが、その男はKENで…という、一見するとファンタジックなラブストーリーのようだが――。到着した予告編では、森崎さん演じる歌手・KENのライブシーンや、ミカが(高橋さん)何かに怯えるようなホラーチックな場面も登場。また同映像には、「お出かけ」の映像も収録されている。「フォークロア2」予告編「第34回東京国際映画祭」は10月30日(土)~11月8日(月)日比谷・有楽町・銀座地区にて開催。「フォークロア2」は11月4日(木)18時50分~ヒューマントラストシネマ有楽町にて上映予定(※「お出かけ」「あの風が吹いた日」の2作品上映で1プログラム)。「TIFFCOM2021」は11月1日(月)~3日(水・祝)オンライン開催。(cinemacafe.net)
2021年10月14日公開中の映画『僕と彼女とラリーと』より、森崎ウィンが子役の佐藤一和とじゃれ合う本編映像&メイキングが公開された。本作は2021年11月の「FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦フォーラムエイトラリージャパン2021」の開催地となる愛知県豊田市・岐阜県恵那市を舞台が舞台。過去の確執と向き合い乗り越えようとする若者の“新たなチャレンジ”と“故郷の仲間たち”との繋がりを移りゆく自然豊かな美しい四季折々オールロケで描く、心あたたまるヒューマンストーリーとなっている。父親との確執により過去にとらわれ将来に迷う主人公の青年・北村大河を『レディ・プレイヤー1』や『蜜蜂と遠雷』の森崎ウィン、大河の幼なじみで自身のアイデンティティーに添い地元で暮らすシングルマザー・美帆を『おもいで写眞』やNHK『青天を衝け』の深川麻衣と、若手実力派の俳優ふたりの共演が実現した。脚本も手掛けた『今日も嫌がらせ弁当』の塚本連平監督が、故郷でラリーを通して新たな目標にチャレンジする人々の物語を四季折々の自然とともに紡ぐ。森崎演じる主人公・大河は、東京で役者を目指していたが、父(西村まさ彦)の死をきっかけに久しぶりの故郷に帰る。そこで、地元で暮らす幼馴染でシングルマザーの美帆(深川麻衣)と再会。父が営んでいた「北村ワークス」の存続をかけて共に奮闘する。そんな美帆の愛息が、佐藤一和演じる敢太だ。今回公開された本編映像は、大河に抱っこされた敢太が、庭の柿の木から実をもぎ取ろうとするほっこりシーン。「どれ食べたい?俺が取ってやるよ!」と、敢太が大河のためにひとりで柿の木に登ろうとすると、心配で慌てて駆け寄る大河。まるで本物の父と子の様な、微笑ましい映像となっている。あわせて公開されたメイキングでも、佐藤が深川にもたれかかって甘える姿や、出番の声が掛かって森崎に抱かれながら撮影場所に向かう微笑ましい様子が確認できる。走り出した佐藤を両手を広げて迎えて抱っこする森崎のデレデレと崩れた表情にも注目。撮影を通じてお互いへの信頼が深まった様だ。『僕と彼女とラリーと』公開中
2021年10月04日森崎ウィンが10月1日、東京・イオンシネマ板橋で行われた主演作『僕と彼女とラリーと』の初日舞台挨拶に、ヒロインを演じる女優の深川麻衣とともに出席。「昨日、緊急事態宣言が解かれまして、なんと素敵なタイミングだと思っていたら台風が来まして」と苦笑いを浮かべつつ、「映画が“出発”する今日という日を、皆さんと迎えられてうれしいです」と前向きに挨拶していた。「FIA 世界ラリー選手権(WRC)第12戦フォーラムエイト・ラリージャパン 2021」の開催予定地だった愛知県豊田市・岐阜県恵那市を舞台に、主人公・大河(森崎)が亡き父親との確執を乗り越え、自分自身と仲間たちの再起をかけてラリーに挑む姿を描いたヒューマンストーリー。脚本も手掛けた『今日も嫌がらせ弁当』の塚本連平監督が、チャレンジする人々の物語を四季折々の自然とともに紡ぐ。実際、ラリーに参戦する車体に乗り込んだといい「狭いし、シートとの密着感もあって一瞬戸惑うんですけど、いろいろなスイッチが目の前に広がる、メカな感じで興奮がやまなかった」と瞳を輝かせた。また、ラリー競技については「旅に出て、家路につくという点は、僕らの仕事に通じるものがあった」と持論。コロナ禍での撮影で、共演者やスタッフとの食事会などは実現しなかったが、「自分の車でちょっとコンビニまでドライブするとか、そういうことで無言ではありますが、ロケ地とコミュニケーションをとって、町を仲良くなっていった」と振り返った。大河の幼馴じみで、地元で暮らすシングルマザー・美帆を演じた深川は、「笑顔が素敵で、仕事に対するストイックな姿勢も感じて。スイッチを切り替えて、集中するのがお上手で、何て言うか、ストイックなネコみたい」と森崎を分析。森崎は「本読みのときは、お互い緊張していて、あまりしゃべれなかったが、同い年でもあるので『タメだね』って盛り上がったりした」と現場の和やかな雰囲気を明かしていた。映画が描く“チャレンジ”にちなみ、挑戦したいことを問われると、森崎は「人生で1回はバク転やってみたい。実はできないんですよね。運動神経は普通で」。深川は「趣味を豊かにしたいですね。カメラが好きなので、(フィルムの)現像まで自分でできるようになれれば」と話していた。取材・文・写真=内田涼『僕と彼女とラリーと』全国公開中
2021年10月01日舗装されたサーキットレースではなく、一般の公道を使って行われるモータースポーツ・ラリー。曲がりくねった山中の林道を泥まみれになりながら駆け抜ける姿は、見る人の胸を熱くさせるものがある。そんなラリー競技に、まったくの未経験からチャレンジしようとする人々の夢と絆を描いた作品が、映画『僕と彼女とラリーと』だ。父の死をきっかけに、かつて父が追いかけたラリーへの夢に挑む青年・大河を森崎ウィン。その幼なじみ・美帆を深川麻衣が演じる。本編で息の合った芝居を披露する2人だが、実は共にグループ出身で1990年度生まれと何かと共通点の多い間柄でもある。そこで今回は、そんな2人の同学年トークをお届けする。エチュードからつくり上げた、2人ならではのシーン――2人は今回の共演が初めましてですよね。お互いの第一印象はいかがでしたか。深川もともと明るい方なんだろうなっていうイメージがあったんですけど、実際お会いしてみても、気さくで現場を引っ張ってくださる方でした。森崎本当に?僕はトップアイドル出身ということで、近寄りがたいのかなって勝手な先入観があって。でも、初めて会ったのが本読みのときだったんですけど、スタートからタメですよねっていう話で打ち解けて。深川私、同い年の方とお仕事でお会いする機会がなかなかなくて。ウィンくんは同い年だし、田中俊介さんとか同年代の方が多い現場だったので、それがすごくうれしかったんです。森崎そういうのもあって、すごく入りやすかったというか。深川さんは気さくだし、なんでも受け入れてくれる懐の広さがある人。それを言葉にせずとも感じられたので、初日から安心しました。深川あと、ご一緒してみて特に感じたのは、お仕事に対するストイックな姿勢ですね。森崎それは僕も感じた。今回、2人のシーンが多いということもあり、結構話し合いながらつくっていって。特に中盤、僕が演じる大河にある事件が起きるんですけど、そこの台本について「ちょっとこうはならないよね」という話が2人の間で出たんですよ。深川すごくショックを受けている大河に対して、台本では私の演じる美帆が積極的にポジティブな言葉で励ますというシーンだったのですが。でもあんな辛い現場を見てしまった後で、実際にやってみるとうまく噛み合わなくて。森崎それで2人で監督のところに相談に行って。実際にはどういう言葉が出るか、1回、2人でエチュードでそのシーンをやってみたんですよ。それを監督が見て、こっちの方向で行こうということになって。深川あのシーンだけ台本から大きく変わっています。森崎それができたのも深川さんとしっかり話し合えたおかげなので。あそこは僕と深川さんだから生まれた場面なのかなと思います。ソロになって、自由と責任をより感じるようになった――森崎さんは解散してしまいましたがPRIZMAX、深川さんは乃木坂46とそれぞれグループにいて、そこからソロとして活動するようになりました。グループから離れてソロになったとき、どんなことを感じましたか。深川グループにいると、自分で意識していなくても自然と役割ができてくるんですよね。たとえばこの子はトークに強いから、自分はこうしていこうとか、なんとなく周りを見てバランスをとることが多くて。でもそれが個になると、看板を外して1人で頑張らないといけなくなるので。大事なのは、誰かがこうだから自分はこうじゃなく、自分はどういう人間なのかを見つけること。そして、それを知ってもらうことだなって。そのためにはどうすればいいのかをすごく考えるようになりました。森崎その話はすごく共感できます。1人になっていちばん感じたのは、とにかく全部が自分の責任だということ。やりたい方向を自分でつくっていけるという意味では自由ではあるけど、そこで生まれるリスクも今まで以上に大きくなるし、それをちゃんと自分で背負っていかなきゃいけないんだということはすごく感じました。あとは何かあったときに、痛みを分かち合う仲間がいないっていうのはちょっと寂しいなと思ったり。深川私もそれは最初に感じました。仕事中も移動するのもみんな一緒。控え室も常に賑やかで学校みたいにワイワイしていたのが、個人での仕事を始めてからは控え室が静かなのがすごく寂しくて。今でこそ慣れましたけど、はじめのうちは落ち着かなくてソワソワしました(笑)。森崎そこで言うと僕は楽屋は1人の方がうれしい派です(笑)。グループのときも楽屋にはほとんどいなかったし。もちろん嫌いとかじゃないですよ。ただ、団体行動がそんなに得意ではないので、1人の方が気が楽なんです。30歳になって、甘い飲み物より、お茶が好きになりました(笑)――お2人とも今年で31歳(深川さんは早生まれ)。1990年度生まれあるあるは何かありますか。森崎どうなんだろう。僕は子どものとき、ミャンマーにいたから共通点があんまりないかも。深川ミャンマーでは何が流行っていました?森崎プレステがすごい流行りはじめて。面白いのが、ミャンマーには漫画喫茶みたい感じで、店の中にテレビが5個くらい並んでて、それに全部プレステがつながっていて、時間制で遊べるみたいなお店があったんですよ。そこで子どもたちはよく遊んでいました。深川そっか。それは日本にないですね。やってたゲームは?森崎『スーパーマリオ』とか。ファミコンで。深川ファミコンなんだ。『ヨッシーアイランド』とかは?森崎あ〜。やった覚えがあるようなないような…(笑)。深川うちは家族みんなゲームが好きだったので、家にゲーム機がいっぱいあって。よくお兄ちゃんがプレステ2で『ファイナルファンタジー』をやっているのを横で見ていた記憶があります。アニメは何を観ていました?森崎小4で日本に来たんだけど、よく教育テレビを観ていました。『がんこちゃん』とか。深川…!世代!森崎わかる?深川わかる!『ざわざわ森のがんこちゃん』でしょ。なつかしい!『がんこちゃん』は平日の午前中にやってたから学校を休んだときだけ観れるんです。だから、なんか特別感がありました(笑)。――30代を迎えたお2人から、最近感じる30代あるあるも聞いてみたいです。深川よく体力が落ちてくる年齢って言うじゃないですか。でもウィンくんはそういうのなさそうだよね?森崎いや、ウィンくんは最近落ちましたね(笑)。体がヤバい。腰が痛いです。深川私も最近肩こりは実感するようになりました。あと、長い階段をしんどく感じたり(笑)。なのでしっかり体力をつけてそこに逆らっていきたいなと思っています。森崎僕は30代になってお酒が残るようになりました。あんまり抜けが良くないというか。今までは飲んでも次の日全然平気だったのが、残るようになりましたね。深川あとは味覚とか。昔はすごく甘い飲み物が大好きだったんですけど、だんだんとすっきりした味を好むようになって。今ではお茶を一番よく飲みます。森崎お茶か〜(笑)。深川お茶大好きなんです。お茶どころの静岡県出身なので(笑)。あとは、ガリやわさびのおいしさがわかるようになったり。森崎ヤバい。そこで言うと僕はずっと甘党のまんま。生クリームが大好きです(笑)。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント森崎ウィンさん・深川麻衣さんのサイン入りポラを各1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!(クレジット)撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明、ヘアメイク/(森崎ウィン)KEIKO、(深川麻衣)白水真佑子、スタイリング/(森崎ウィン)森田晃嘉、(深川麻衣)原未來、衣装協力/(深川麻衣)リング¥13,200/ete(エテ)、イヤリング¥17,600/ADER.bijoux(アトリエダブリュ)※すべて税込み価格問い合わせ先アトリエダブリュ03-6434-0486エテ0120-10-6616
2021年09月30日タイ発大人気ドラマ『2gether the series』で主演を務めたブライトとウィンによるファンミーティングが、2021年10月9日(土)に開催されることが決定した。2020年2月のタイ本国のオンエア、そしてYouTubeでの配信直後から世界中で話題になり、Twitter世界トレンド1位を記録するなどタイBLドラマのブームを巻き起こした『2gether the series』。本イベントでは、主演を務めたブライトとウィンによる、日本のファン限定のオンラインファンミーティングとなる。2020年6月に開催されたブライトとウィンによる初めてのGlobal Fan Meetingとは異なり、日本のファン向けに企画されたオリジナルの内容になる予定だ。チケットはアーカイブ視聴が可能な10月10日23時59分まで販売中。限定グッズ付きチケットには、オリジナルラミネートパスが用意されている。ラミネートパスには、ファンミーティングタイトルがプリントされたネックストラップ、シリアルナンバーが刻印されたメタルチャームが付属される。「BRIGHT WIN 1st FAN MEETING IN JAPAN 」日程:2021年10月9日(土)開場 17:30 開演 18:00 予定(日本時間)出演:Bright(ワチラウィット・チワアリー)、Win(メータウィン・オーパッイアムカジョーン)配信プラットフォーム:PIA LIVE STREAMチケット:通常チケット 3,500円(税込)限定グッズ付きチケット 5,500円(税込)
2021年09月24日ラリーを通して新たな目標にチャレンジする人々の物語を、四季折々の自然とともに描く映画『僕と彼女とラリーと』より、森崎ウィンと深川麻衣が演じる幼なじみのデートシーンの場面写真がシネマカフェに到着した。本作の舞台は、愛知県豊田市・岐阜県恵那市。今回到着したのは、そんな豊田市に実在するスポットを、大河(森崎さん)と美帆(深川さん)がデートする場面。大河は、父との確執で過去にとらわれ、将来に迷う主人公。そんな大河の幼なじみで、自身のアイデンティティーに添い、地元で暮らすシングルマザーが美帆だ。鮮やかな赤い色が映える香嵐渓を渡るシーンについて森崎さんは、「本当に綺麗でした。僕は普段あまり携帯で写真を撮らないですけど、そこのロケ場所はさすがに写真を撮りましたね(笑)。そのくらい綺麗で素敵なところで、良いシーンが撮れたのではないかなと思っております」と語っており、劇中でも印象的な美しいシーンとして登場している。また、大河の30歳の誕生日を記念して訪れた、豊田市美術館のレストランでは、緊張している表情の大河とは対照的に、優しく微笑む美帆のカットが切り取られている。深川さんは「豊田市美術館はとっても印象に残っています」とふり返り、「本当に綺麗で、ちょうど撮影した時間帯も夕暮れ時だったので、空がオレンジになっている中で、水面や建物があって…。すごく近代的な綺麗な建物が目に焼き付いていて、注目してほしいです」とアピールした。『僕と彼女とラリーと』は10月1日(金)より全国にて公開。※9月24日(金)愛知・岐阜一部劇場先行あり(cinemacafe.net)■関連作品:僕と彼女とラリーと 2021年10月1日より全国にて公開(C)2021『僕と彼女とラリーと』製作委員会
2021年09月23日9月20日、MORISAKI WINが恵比寿ザ・ガーデンホールにて「MORISAKI WIN FIRST FLIGHT」を開催した。2020年7月に「パレード-PARADE-」でデビュー後、自身初となる有観客ライブ。もともと5月に予定されていた本公演だが、延期となり、ウィンにとってもCREW(森崎ウィンのファンの総称)待ちに待った初ライブだ。この日は抜けるような青空、夜にはいつもより大きく見える明るい月が。風も良好。初のフライトにはぴったりの天候だ。そんな「FIRST FLIGHT」夜公演の模様をレポートする。定刻。照明が落ち、バンドメンバーが入場してくると、Overtureと共に客席からはクラップが。ウィンの登場を待ちわびる期待感が会場に満ちていく。ステージセンターにスポットライトが当たり、そこにはウィンの姿が。“ショー”のスタートだ。1曲目は初の有観客ライブにふさわしく、デビュー曲「パレード-PARADE-」。笑顔でのびやかな声を響き渡らせる。まずはCREWたちにご挨拶をというように、ステージの端から端へと歌いながら移動していく。曲中ではダンスブレイクも挟み、スタートから耳を、目を楽しませてくれる。2曲目はスタンドマイクに手を添えながら「WonderLand」を歌いあげると「MORISAKI WIN FIRST FLIGHT、ナイトフライトへようこそ!皆さん楽しむ準備はできていますか!」と力いっぱいに呼びかけた。「今日は思う存分、手を思いっきり叩いてください!」という言葉に、会場も大きな拍手で応える。すでにウィンとCREWの連携はバッチリだ。ベースのイントロが印象的な「UNBROKEN WORLD」をソウルフルに、キーが高い「Blind Mind」では透明感のある高音を響かせる。心地よい歌声ながら、体の奥を震わせる歌声が客席を惹きつけてやまない。「改めましてこんばんは!」と明るい笑顔と笑い声を弾かせながらCREWに挨拶をした。「これぐらいの会場になると、みなさんのお顔が全部見えるんですよ。昼(公演)はみんなとすごく目が合って僕もちょっと恥ずかしかったんですが(笑)、夜もがっつり見て帰りたいと思います」と無邪気に言いながら、CREWたちをドキリとさせる。椅子に腰かけ、アコースティックギターを手にしたウィンは冗談を交えながら、バンドメンバーとコミュニケーションをとってリラックスした様子を見せたたあと、「去年の3月にグループが解散、7月にソロデビューしまして、1年ちょっとでやっとこうしてみなさん前で生で音楽を届ける場ができてすごくホッとしていますし、嬉しい限りでございます」と有観客のステージに立つ喜びをかみしめるように伝えた。そして、音楽人としてソロになるということで森崎ウィンという看板でやっていかなきゃならないという中で結構悩んだ時期もあった、とウィン。「森崎ウィンとして、自分ひとりでステージに立つときに、俺とはなんぞやって考えた時期がありました。そのときの気持ちを曲にしてくれたもの」と次に歌う「Start it Over」について語った。「森崎ウィンっていうのをみなさんに伝えていくことから始めたらいいんじゃないかと。もし何かあったら戻る場所として、自分がソロデビューしたときのことだったりとか、自分のルーツを忘れないでいればいいんじゃないかな、ということを言われまして、それが楽曲になった。ここにいる森崎ウィンっていうのをみなさんにお伝えして、受け取っていただけたらなと思います」と弾き語りで披露した。ウィンの言葉を聞いたあと、改めて歌詞に耳を傾けてみると、より当時の心の中を垣間見えたような気持ちになれる。続けて、初めて作詞作曲をした「Midnight」も弾き語りで。そして、軽快なファンクナンバー「JUST GO」で軽やかに体を動かす。何気なく上げた手の指先までどこか絵になるのは、ミュージカルを始めとした多くのステージに立ってきた経験が反映されているのかもしれない。どこかショーを観ているような気分になるのは、そんな自然な動きの中に、魅せることへの徹底した意識が働いているからだろうか。続く「d.a.t.m」ではマイケル・ジャクソンを模したダンスで、そんなウィンのパフォーマンス力の高さが見せつけられた。客席も思い思いに体を揺らし、音を楽しんでいるのがわかる。そんなCREWたちに、ウィンもどこか満足気だ。「せっかくだから、みなさん今日は動いてもらおうかな、と思います」と次の曲「Fly with me」のサビのフリをレクチャー。昼公演でCREWが期待以上の動きを見せてくれたから、と夜公演では振付と演出を担当した清水大樹からレベルアップの指示があったと明かし、敬礼や飛行機の翼を現すようなフリで会場との一体感を高めた。続けてソロデビュー前からおなじみの曲「Be Free」では「みなさん、ジャンプできるならジャンプしてください!」と言って一緒に飛び跳ねる。ググッと会場内の温度とテンションが上がっていくのがわかる。改めて、客席に向かって今日の来場に感謝の言葉を口にしたあと「ライブって楽しいですね!」と笑顔を弾けさせた。それに対して、「知ってる!」と言わんばかりに会場大きな拍手が響く。ウィンを見ていると、「音楽って楽しいものなんだ!」ということを実感させられる。歌うこと、音に触れること、音に合わせて体を動かすのはこんなにも楽しいことなんだ!と教えてもらっているような気持ちになる。声が出せない中でも、客席の笑顔が絶えないのは、そんな「楽しい」が伝播しているからなのだろう。そんな楽しい時間も終盤だ。ラスト2曲に披露したのはグループに所属しているころから歌っている「Shall we dance」。そして「最後の最後まで楽しんでいきましょう!」とシャウトし、「What U Wanna Do」で本編を締めた。アンコールでは「1.2.3」でバンドメンバーと仲良さげなやりとりを見せ、楽し気に体を揺らし、10月18日に配信リリース予定の新曲「Me Myself and I」も披露。「Me Myself and I」はバンマスでギターの宮野弦士が作曲を、コーラスのSweepが作詞を担当している。「誰かに愛をあげたり愛をいただいたりとか、誰かを愛することも大事なんですけど、まずは自分を愛することが一番大事なんじゃないかっていうことを忘れがちだったりするんですけども。自分をしっかり大事にして、その愛を分け与えられるようにということでこの曲が仕上がりました」と解説。ポップで明るいメロディーは自然と体を動かしたくなり、まっすぐなウィンの歌声が心を前にむけさせてくれる。そして、この日最後のMCでは「何回でも言わせてください。本日はお越しくださって本当にありがとうございました」と噛みしめるように感謝の言葉を口にした。「こうやって、生でエンターテイメントをお届けすることの素晴らしさだったりとか、純粋こうして立って歌っているだけで幸せなんです。だけど、こうして来てくれているCREWのみなさんと作るものだと思っています」更に、スタッフへの感謝も心を込めて伝えた。「こうやってライブっていうものが、エンターテイメントっていうものができているのはなんでもそうなんですけど、人間はひとりでは生きていけないっていうことを改めて実感させられている」と時代に関係なく、いま自分がステージに立てていることの当たり前ではない素晴らしさを言葉にした。森崎ウィンのライブは一緒に紡いで作っていくものだということを大事にしてほしいと思っている――自身に関わる全ての人への想いを大切そうに伝えたあと、会場を訪れたCREW、そして訪れられなかったCREWにも届くように、と「Love in the Stars-星が巡り逢う夜に-」でフライトを締めくくった。歌やダンス、ギターはもちろん、時には大好きな飛行機の話で盛り上がったりと、終始楽しげに、弾ける笑顔で幸せな気持ちを届けてくれた森崎ウィン。「また絶対に、絶対に会いましょう!そのときまで絶対に元気でいてください!」と再会を誓ったウィン。これから、どんなフライトでCREWたちを笑顔にさせてくれるのか、楽しみだ。撮影/kuma、取材・文/ふくだりょうこ
2021年09月22日タイ発大人気ドラマ『2gether the series』で主演を務めたブライト&ウィンのオンラインファンミーティングが、10月9日に開催されることが決定し、9月18日よりチケット発売が開始された。『2gether the series』は2020年2月のタイ本国のオンエア、そしてYouTubeでの配信直後から世界中で話題になり、twitter世界トレンド1位を記録するなどタイBLドラマのブームを巻き起こした作品。ぴあ株式会社と株式会社テレビ朝日が共同で開催する本イベントは、同作で主演を務めるブライトとウィンによる日本のファン限定のオンラインファンミーティングとなる。2人が日本のファンに向けたファンミーティングを開催するのは今回が初めてで、2020年6月に開催されたブライト&ウィンによる初めてのGlobal Fan Meetingとは異なりオリジナルの内容になる予定だ。また、チケット購入者の中から抽選で選ばれた200人のファンがイベントに参加することができる企画「200 Lucky Fans」も実施予定で、当選者は全員、ブライト&ウィンと記念撮影をすることができるほか、ファンミーティング内のゲームへの参加者も当選者の中から選ばれる。さらに、日本のファンから2人へのサプライズ企画も予定されている。限定グッズ付きチケットも登場チケットは、通常チケットとオリジナルラミネートパスが付属する限定グッズ付きチケットがラインナップ。ラミネートパスには、ファンミーティングタイトルがプリントされたネックストラップ、シリアルナンバーが刻印されたメタルチャームが付属する。また、この限定グッズはブライトとウィンにも記念として贈呈され、2人へのメタルチャームにはシリアルナンバー「BW - 00001」「BW - 00002」が刻印される予定となっている。<イベント情報>BRIGHT WIN 1st FAN MEETING IN JAPAN日程:10月9日(土) 開場 17:30 / 開演 18:00 予定(日本時間)出演:Bright(ワチラウィット・チワアリー)/ Win(メータウィン・オーパッイアムカジョーン)配信プラットフォーム:PIA LIVE STREAM【チケット料金】通常チケット:3,500円(税込)限定グッズ付きチケット:5,500円(税込)※ファンミーティングは約1時間半を予定しています。※公演終了後、2021年10月10日(日) 23:59までアーカイブ視聴が可能です。※ファンミーティングには、日本語 / タイ語バイリンガルの通訳が参加します。※ファンミーティング、アーカイブ配信に日本語字幕はつきません。■チケット販売期間(日本時間)9月18日(土)10:00~10月10日(日) 20:59まで■視聴可能期間(日本時間)開場時間~10月10日(日) 23:59まで※購入に際しては、「PIA LIVE STREAM」内の「よくある質問」をご確認ください。※ライブ配信後、再配信に向けた処理を行いますので、一時的にご覧いただけない時間帯がございます。チケット購入はこちら LIVE STREAMに関する問い合わせTEL:017-718-3572メール: event@linkst.jp (平日10:00~18:00)※公演日当日の問合せ対応は該当公演(土日祝含む)の終演後1時間程度で終了とさせていただきます。【グッズ情報】・BRIGHT WIN 1st FAN MEETING IN JAPAN 開催記念限定ラミネートパス(シリアルナンバー刻印 メタルチャーム、ネックストラップ付き)※デザインは製作中のものになります。変更になる可能性がございます※チケット購入者の方のメタルチャームに刻印されるシリアルナンバーはランダムになります※限定グッズの発送は12月上旬を予定しておりますブライト&ウィンオンラインファンミーティング・特典ネックストラップ【サプライズ企画について】日本のファンの皆様から、2人へのサプライズ企画も予定しています。詳細は決定次第、各サイトからお知らせいたします。※サプライズ企画について、直接GMMTVや出演者へのお問い合わせはご遠慮ください。※有志の方々の企画やお花・プレゼント等もお受け取りできません。※GMMTVや出演者への送付もご遠慮ください。チケットぴあ twitterテレビ朝日 泰流 タイ コンテンツ twitterテレビ朝日 泰流 タイ コンテンツ instagram<関連情報>『F4 Thailand/Boys over flowers』(タイ版「花より男子」)テレビ放送:【CSテレ朝チャンネル1】 2021年秋 日本初・独占放送※スカパー!(ch.298)、プレミアムサービス(ch.611)、プレミアムサービス光(ch.611)、ひかりTV(Ch.556)、J:COM(Ch.755)、各地のケーブルテレビでご覧いただけます。
2021年09月21日ハリウッドの超大作への出演を契機として、映画やドラマ、ミュージカルに音楽活動とその実力をいかんなく発揮し続ける森崎ウィンさん。10月にも主演最新作『僕と彼女とラリーと』の公開が控える今、彼の真摯な姿勢に迫ります。元々自分自身がやりたいこと。頑張るのは当たり前なんです。10歳の時に両親とともにミャンマーから日本にやってきた森崎ウィンさん。その後、スカウトを経て芸能界入りし、’18年に公開された世界的巨匠スティーブン・スピルバーグ監督の映画『レディ・プレイヤー1』で主要キャストのひとりに選ばれ、一躍注目を集めるようになった。「自分のターニングポイントといったら、確実に、両親に日本に連れてこられたことと『レディ・プレイヤー1』に出演したことですね。そうじゃなければ、今こうして取材を受けている僕はいなかったので」そう言って屈託のない笑顔を向けた。とはいえ、来日当初はまったく話せない日本語に苦戦したりと、ここまで順調だったわけではない。「たぶん人に恵まれたんだと思います。悔しいなと思うことがなかったわけじゃないけれど、身近には僕以上に悔しがってくれる人がいてくれたりもして、それで救われていたことはすごく多いと思います」スカウトされたのは14歳。『レディ・プレイヤー1』への出演が決まったのは25歳だ。その間のことを尋ねると、「目立った動きはなかったですね」と。しかし、その言葉に悲壮感も自虐も感じられない。「ちょいちょい映像作品に出たりしていましたし、ダンスボーカルグループのメンバーとして活動したりもしていました。その頃は、学校行ったりバイトしたりしながら、放課後に仕事するみたいな、部活感覚だったんですよね。この先どうなるんだろうっていう気持ちはあったけれど、それでもやり続けていたのは、同じ立ち位置の仲間とか同じグループのメンバーがいたから。その頃はその頃でがむしゃらでしたけどね」そんな時に舞い込んできたのが、ハリウッド大作映画『レディ・プレイヤー1』のオーディションの話だ。「その当時は、海外作品に出ることを目標にしていたわけじゃなかったんです。ただ、僕のおばあちゃんがミャンマーで英語の先生をしていたのもあって、小さい時から英語に耳が慣れていたし、日本に来てからも母親が英語を教えてくれていたので、ラッキーでした。単純に、タイミングと運が良かったんだと思います」しかしそれが大きく運命を動かす。「ずっと、自分はこの仕事に向いているんだろうか、この仕事を続けていていいのかなと思いながらやっていたんです。でも、日本でそこまで知られていたわけでもないのにオーディションに受かったわけで、自分にも何かあるのかもしれないと思えたし、頑張ればいけるのかもしれないという自信も生まれました。そこから、頑張るしかないんだって改めて思えたんです。俳優というお仕事を、職業としてちゃんと自覚したのはその時が初めてだったかもしれないです。この映画をきっかけに、いろんな作品から声をかけていただくことも増えました。それを観た方がまた別の作品に呼んでくれたり、その時のスタッフさんが次の作品にまた呼んでくれたり…。やっとこの2~3年で、お仕事がコンスタントにできるようになった感じです」昨年、『ウエスト・サイド・ストーリー』で初ミュージカルを経験し、今年、日本初上陸のミュージカル『ジェイミー』に主演。また、ソロアーティストデビューを果たすなど、新たな挑戦も始めている。「ミュージカルをやりたいという思いはずっとあったんですよ。でも、この仕事ってやりたいからできるわけじゃないですよね。だからこそ『ウエスト・サイド~』のお話をいただいた時に、これを絶対に成功させて次に繋げていくんだって気持ちで稽古していました。実際、大きな舞台を経験させていただいたことって体で覚えていたりするものなんですよね。それが次の『ジェイミー』の現場に入った時に、指示を聞いてすぐに演出家のやりたいことをつかめるようになったり、ミュージカルにより興味が湧いていろんな作品を観に行くようになって、舞台に立った時の見せ方や伝え方がわかってきたりと、繋がっています。音楽に関しては、どこか自分の帰る場所という感覚ですね。俳優は脚本家さんや監督が伝えたいメッセージを、僕らがキャラクターを通して伝えていく仕事ですけれど、音楽は…それが他人が作った曲であったとしても、ライブだったりパフォーマンスの形で、自分の想いを発信できる場所という感覚があるんですよね」チャンスをつかめるかは、もしかしたら運かもしれない。しかしそれを次のチャンスに繋げていけるかは、間違いなく本人の意識と努力次第だ。それでも森崎さんは、「結局、周りの人のおかげなんです」と語る。「元々は自分がやりたいことをやらせてもらっているわけで、頑張るのは当たり前なんです。そのモチベーションは、目標さえあれば勝手に生まれてくるもので、それを前提に考えると、やっぱり周りの人の助けがあって、今の自分がいるとすごく感じるんですよね。たとえば役だって、俳優ひとりの力じゃなく、メイクさんや衣装さん、監督さんやいろんなスタッフさんの手助けで出来上がるものだし。信頼できる友達がいて芝居のことを話せたり、仕事のことを相談できるマネージャーさんたちがいたり。僕が発信した言葉に対してリアクションを返してくれたり、新しいお仕事が決まると『ウィンくんが頑張っているから私も頑張れます』って言葉を返してくれるファンの方がたがいて、逆に励まされることもありますし」そんな森崎さんは、いま新たな目標に向かって歩きだしている。「もう少し英語のスキルを上げたいと思っています。目標があれば続けられるし、こうして人に言うことがモチベーションになりますから」WIN MORISAKI1990年8月20日生まれ、ミャンマー出身。主演映画『僕と彼女とラリーと』は10月1日に全国公開。森崎さんが演じるのは、疎遠だった父親が急死したことをきっかけに、彼が心血を注いできたラリーに挑戦する青年。監督は、ドラマ『時効警察』などを手がけた塚本連平。共演に深川麻衣。ベスト¥24,200パンツ¥19,800(共にミスター・ジェントルマン TEL:03・6418・1460)シャツ¥31,900(ラキネス/アルファ PR TEL:03・5413・3546)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年9月22日号より。写真・野呂知功(TRIVAL)スタイリスト・森田晃嘉ヘア&メイク・KEIKO(Sublimation)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年09月20日歌手・俳優の森崎ウィンが主演を務める映画『僕と彼女とラリーと』(10月1日公開)の場面写真が18日、公開された。同作は、2021年11月の「FIA世界ラリー選手権(WRC)」開催地となる愛知県豊田市・岐阜県恵那市を舞台に、ラリーを通して若者の再生と夢にチャレンジする人々を描くオリジナルストーリー。今回公開されたのは、同作に出演する実力派俳優たちの場面写真。大河の父・登志雄を、『家族はつらいよ2』で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞、ジャンルを超えて数多くの作品に出演する西村まさ彦、主人公大河の兄・宏之を『ROOKIES』(08)で主演を務めるなど数多くの話題作に出演しドラマや映画に幅広く活躍している佐藤隆太、父の親友・宮本武蔵を「Vシネマの帝王」と呼ばれ、俳優や歌手だけでなく映画プロデューサーなどマルチに活躍する竹内力が演じる。ラリーで数々の栄誉に輝き世界を目指したものの断念し以降メカニック一筋の父親・登志雄を演じる西村は、大河、宏之と確執を残したままこの世を去ってしまうが、登志雄が残した遺品、そして「北村ワークス」の仲間たちと向き合うことによって、大河は父の残した本当の想いを知る。一方佐藤は、夢であるラリーの為、海外へ飛び回り家庭を顧みなかった父親を良く思っていない、堅物なエリート銀行員という役どころ。この世を去ってしまった父の営んでいた自動車整備工場「北村ワークス」を畳む決断をする。「北村ワークス」の存続のためにひたむきに取り組む大河の思いが兄に届くのかも、注目となっている。さらに、父が若かりし頃共にラリーで世界を目指し、父の死後、ラリーと向きおうとする大河をサポートするという役どころを演じる竹内。竹内は「ジーンと感動するようなシーンが要所要所にあり、作品を観ていただけると引き込まれていくと思うので、ぜひぜひぜひぜひ! 見られた方は宣伝の方広めてください(笑)」とアピールした。
2021年09月18日9月24日(金)より愛知・岐阜の一部劇場にて先行公開、10月1日(金)に全国公開となる映画『僕と彼女とラリーと』の完成披露上映会が8月25日に行われ、主演を務める森崎ウィンが登壇した。本作は、2021年11月の「FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦フォーラムエイトラリージャパン2021」の開催地となる愛知県豊田市・岐阜県恵那市を舞台に、過去の確執と向き合い乗り越えようとする若者の“新たなチャレンジ”と、“故郷の仲間たち”との繋がりを移りゆく自然豊かな美しい四季折々オールロケで描き出す、心あたたまるヒューマンストーリーだ。父親との確執により過去にとらわれ将来に迷う主人公の青年・北村大河を『レディ・プレイヤー1』『蜜蜂と遠雷』の森崎、大河の幼なじみで自身のアイデンティティーに添い地元で暮らすシングルマザーの美帆を『おもいで写眞』、NHK大河ドラマ『青天を衝け』の深川麻衣。脚本も手がけた『今日も嫌がらせ弁当』の塚本連平監督が、故郷でラリーを通して新たな目標にチャレンジする人々の物語を四季折々の自然とともに紡ぐ。完成披露上映会では、待ちに待った観客の座席を通り抜ける形で、劇中のレーシングスーツを着た森崎が登場。観客の拍手が湧きあがる中、森崎の一言挨拶からイベントはスタートした。「何よりも今日という日を迎えられてホッとしております」と、本作の初めてのお披露目の喜びを語った森崎。続いて、撮影ぶりに着用するレーシングスーツについて聞かれると「約1年ぶりに着たのですが、これを着るとどこかでヤリスが待っているのではないのかと思い、やる気が出ます。ですが、このスーツでお客さんと同じ場所をさっき通って来たので、だいぶ恥ずかしかったです(笑)」とコメントし、トークは本作にまつわる話題へ。愛知県豊田市・岐阜県恵那市が舞台の本作。四季折々の美しい自然の中での撮影を、森崎は「自然豊かな街と心あたたかな現地の方々に囲まれて、素敵なキャストとスタッフ、監督に囲まれて、本当に人に恵まれて出来た作品です」と振り返る。またヒロインを務める深川について、「本当に気さくな方でして、実は同い年でもあり、同じく同い年の田中(俊介)くんと全員グループ出身という共通点もあったので、クランクインの日からスッと仲良くなれて、良かったです」と、初共演の印象を語った。さらに本作には、西村まさ彦、佐藤隆太等、実力派俳優からガンバレルーヤのよしこなど個性が光るキャストが出演。彼らとの撮影については、「西村さんとのシーンの時に、撮影の前に役者の大先輩としてちょっとしたヒントをいただき、元々自分の思っていた台本の解釈と西村さんを前にした際の感情が全然変わり、本当に勉強になりました。そして、竹内力さんは、本当にパワフルでエネルギッシュで現場が明るくなるような、いていただくだけで『よし頑張ろう!』と“ギア”が入り助かりました。」と撮影を振り返った。トークも中盤になり、ラリーカーの話題へ。撮影で実際にラリーカーに乗った森崎は、「撮影に入る前にプロの人に乗せてもらったのですが、めちゃくちゃ楽しくて、プロの運転はハンドルさばき、アクセルなど、身体にかかってくる重力を感じることができて、とても楽しく、ずっと叫んでいました(笑)」とその楽しさに太鼓判。また自身が出演した『レディ・プレイヤー1』ではガンダムに乗った森崎。ラリーカーとの乗り心地の違いを聞かれると「そこを比べますか(笑)免許が違うので、やっぱりできればどっちでもいきたいかな!と思います」と、どちらも乗った森崎にしか答えられない回答で、会場の笑いを誘った。森崎演じる大河は、周囲の反対を押し切ってラリーに挑戦するという役どころ。これまでに周囲の反対を押し切って挑戦したことを聞かれると、「芸能界に入るにあたり、両親からの心配や不安が大きく、少し反対されていましたが、この世界でやっていきたいという思いが強かったので、反対を押し切って挑戦しました。最近のことで言うと、携帯を変えてから半年しかたっていないのに、友達の反対を押し切って新しい物に機種変更しました」と自身と大河を重ねる。トークも終盤になり、本作のタイトル『僕と彼女とラリーと』にちなみ、森崎が日々の中で大切にしてるものを「僕と〇〇と〇〇」という形でタイトルになぞらえてフリップで発表するコーナーに。「僕と“ミャンマー”と“B767”と」と発表した森崎は、「国どころか、県をまたぐことすら難しいこのご時世ですが、B767とは、ボーイング767という飛行機の機体名です。ミャンマーに直行便を出している便の名前なのですが、これに乗って久しぶりにミャンマーに帰りたいな、という思いから、B767にしました」と語るも、さらに「乗られたことがある方はわかると思いますが、ボーイングは前輪にカメラが付いていて、タイヤからの目線を映像で見ることができるので、すごく良いんですよ」とマニアックな飛行機好きの一面も披露した。ここでイベント終了と思いきや、今月8月20日(金)に31歳を迎えた森崎にバースデーサプライズが。MCの合図で赤い布をとると、ラリーの勝者が表彰式でシャンパンファイトをすることにちなんだシャンパンと、劇中で着用されていたものと同じデザインのヘルメットが登場。どちらも映画オリジナル仕様となっているスペシャルなプレゼントととなった。事前に知らされていない森崎は「すごい!本当ですか!ありがとうございます。とても嬉しいんですけど、(シャンパンは)大きくて家の冷蔵庫に入らないです(笑)こんなに日がたってもお祝いしていただけるのが初めてなのでなお嬉しいです!」と大喜び。今年の目標として、「何事にも誠実にコツコツとやっていくのはもちろんのこと、お世話になった方々へ恩返しができるようこれからも精進していきたいです」と語った。そんな森崎から最後に「最高の景色と心あたたまるヒューマンドラマです。映画館で映画が公開されるだけで心がいっぱいです。皆さんの休息のひと時をこの映画とともに過ごしてもらえればと思います」とメッセージ。本作らしい和やかな雰囲気に包まれながらイベントは幕を閉じた。【イベント概要】映画『僕と彼女とラリーと』完成披露上映会開催日時:8月25日(水)登壇者:森崎ウィン映画『僕と彼女とラリーと』9月24日(金)より愛知・岐阜の一部劇場にて先行公開 / 10月1日(金)より全国公開
2021年08月26日ミュージカル『ジェイミー』(原題:Everybody’s Talking About Jamie)の公開ゲネプロが7日、8日に東京・東京建物Brillia HALLにて行われ、森崎ウィン、高橋颯(※高ははしごだか)、安蘭けいが取材に応じた。同作は英BBCで放送された実話を基に2007年イギリスでミュージカル化され、大ヒットを記録し、映画化も決定した。ドラァグ・クイーンに憧れる16歳の高校生ジェイミー・ニュー(森崎/高橋 Wキャスト)が、母親から真っ赤なヒールをプレゼントされた事を機に、高校のプロムにドラァグ・クイーンとして出席する夢を抱き始めるも、学校や教師、保護者からの猛反対を受ける。マイノリティに理解のない周囲からの心無い言葉、ジェイミーの事を理解できない父親との確執など、多くの困難を乗り越えながら、それでもなお、自分らしくあろうとするジェイミーの姿を描いていく。初日を目前に、森崎は「ほっとしている部分もありつつ、緊張感が高まっていて、カンパニーが今、すごく1つになっているので、このまま引き締まっていきたいと思います」、高橋は「もう1チームを観ることができるので、勇気をもらってやれそうです。初日から全力でやります」、安蘭は「本当に幕があくんだと思ってワクワクしています。今は出来る状況じゃないけど、乾杯したい気分です。2人を見守りたいと思います」とそれぞれ心境を表す。森崎は「作品を通して、お越しいただいた方の背中を押せるような作品でありたい」と語り、「お客様と一緒に成長していきたいですし、そうできると信じています。安全対策は万全に、心よりお待ちしております」とメッセージ。高橋は「ここまでたくさんの方に、すごく見守ってもらって、支えてもらってきました。ジェイミーとして、やっと舞台にたてるので、お芝居でしっかり返せるように、感謝の気持ちをお客さんに届けられたらと思います」と意気込んだ。7日のゲネプロには、Wキャストの森崎ウィン、田村芽実、佐藤流司、吉野圭吾、泉見洋平、樋口麻美、8日には高橋颯、山口乃々華、矢部昌暉、吉野圭吾、永野亮比己、実咲凜音が登場。ほかシングルキャストの安蘭けい、伊藤かの子、太田将熙、川原一馬、小西詠斗、鈴木瑛美子、田野優花、フランク莉奈、MAOTO、保坂知寿、今井清隆、石川禅が登場した。○公開ゲネプロ 8月7日
2021年08月08日イギリスで大ヒットし、ウエストエンドでロングラン上演を続けるミュージカル『ジェイミー』が日本に初上陸する。実話を元に、ドラァグクイーンになることを夢見るゲイの高校生ジェイミーが、さまざまな問題や困難を乗り越えていく姿をポップミュージックで綴る。ジェイミーをダブルキャストで演じる森崎ウィンに話を聞いた。ミュージカル「ジェイミー」チケット情報現在、舞台の稽古真っただ中。「演出を手掛けるジェフリー・ペイジさんは、ジェイミーがゲイだからこうして、というのはまったくないんです。あくまでも一人の人間としての描き方で、型にはめない。『僕は指揮者だから、指揮者はバイオリニストに弾き方は教えない。持ってきたものに対して全体のバランスをとるから』と。僕もプロとして彼に提示できるものをすべて持っていきたいです」と気を引き締める。ジェイミーはイギリスの公営住宅に母親と住み、子どものころから母親の服を着、靴を履いて遊んでいた。父親は家を出て行ってしまったが、母親から真っ赤なハイヒールをプレゼントされたことをきっかけに、夢に向かって突き進むことを決心する。ミュージカルの元となったジェイミーの姿は、英BBCのドキュメンタリー番組で放映され、森崎はその本人と対談する機会があった。「ジェイミーはいろんなエピソードを笑って話してくれましたが、いじめられていたこともあり、相当傷ついてきたんだなと目を見ていたら想像がつきました。僕は自分なりのジェイミーを作りますが、彼から得たものを化学反応として気持ちで発せられたらと思います」。ほかにも届けたい思いがある。「恐怖心を解いて、自分らしく自由になること。ジェイミーご本人も『何でもいいのよ、どんな服でも自分が自信をもって着れば、すごく素晴らしくなるから』と言っていました。観客が自分らしくいられる、背中を押すような作品にしたいです」。映画やドラマでも活躍中の森崎。2018年公開のスティーブン・スピルバーグ監督の映画『レディ・プレイヤー1』では、オーディションを勝ち抜きハリウッドデビューを果たした。「この世界にいていいんだと言われた気がした。向いているのかなと悩むより、まずは努力しよう」と考えるようになったという。大きいミュージカルは今作で2本目だが、来年は『ピピン』の主演にも抜擢され、大役が続く。「いつか海外公演もやりたいですし、ブロードウェイにも立ってみたいですね、人生一度きりですから。早く自由に行動できる社会に戻ってほしいですが、ジェフリーは『コロナは言い訳。それでもできることはある』と。まずは『ジェイミー』の日本初演で、こんなにいい作品を作ったんだと自分たちを認め合えるカンパニーにして、自信を持ってみなさんに届けたいです」。公演は8月8日(日)から29日(日)まで東京建物Brillia HALL、9月4日(土)から12日(日)まで大阪・新歌舞伎座、9月25日(土)・26日(日)愛知県芸術劇場 大ホールにて。チケット発売中。取材・文:米満ゆう子
2021年08月05日2018年にスティーブン・スピルバーグ監督の映画『レディ・プレイヤー1』の主要キャストのひとりに抜擢され注目された森崎ウィンさん。近年ますます映画にドラマにと活躍中です。――昨年、ソロアーティストとしての活動もスタート。歌で表現することと、お芝居で表現することに、何か違いはありますか?両方を完璧に分けているかといったら、できてないです。通じるものもあると思うし。ただ、ずっとドラマを撮っていて、休みの日にMVを撮りに行ったりすると、うまく気持ちを切り替えられなかったりします。あと、歌のときは赤裸々に自分を語っているような、裸になっていく感覚があります。自分が書いた曲でなくても、歌詞が自分の言葉を語っているような。お芝居は、脚本家さんや監督さんがいて、自分の体を使って誰かの代弁をしている感覚です。――自分が経験していないことを、どう役に落とし込んでいますか?作品や役によって、毎回いろんなやり方をしています。自分が過去に経験した感情を使うこともありますし、相手役のかたの顔を見て自然とその感情になるときもありますし。前もって作るときもあれば、向こうのセリフがどうくるかで変わることもあるから作るのをやめようと思うこともあります。――これまで難しかった役というのはありますか?毎回、やり切ったというのはなくて、反省で終わることは多いですけど…今年やったドラマ『西荻窪 三ツ星洋酒堂』の小林という役は難しかったです。自分とは真逆にいる人間だったから。こんなボソボソしゃべんないし、なんでこんなにずっとイライラしてるんだろうとか、撮影に入った当初は手がかりも少なくて模索してました。――確かに、ほとんどしゃべらない謎めいた役柄でしたよね。でも、とても存在感がありましたよ。普段の自分はこんなんだから(笑)…役に慣れなくて。――あの役もですが、作品によって雰囲気をガラッと変えてこられるので、一瞬森崎さんだと気づかないことがあります。結構そう言っていただくことがあって、嬉しいです。たまに自分でも役なのか自分なのか、よくわからなくなったりします。――憑依型なんでしょうか。どうなんでしょうか…。自分でもまだよくわからないんです。――現場で、思わず心が動かされた瞬間みたいなものはありますか。最近でいうと、木村多江さんと共演したときです。あるシーンを撮影するときに、台本を読んだ時点で大体の絵は想像していたんです。でも、木村さんが役として前に座った瞬間、なんかわからないけれど感情が溢れてきちゃって…。その前に素の木村さんとは、ご挨拶もしてお話もしていたのに。あれは鳥肌が立ったし、その場にいる誰もが、これはいいシーンになるって確信したと思います。――「芝居って面白い!」みたいな気持ちになりました?役者としていいのかわからないけれど、すごいお芝居をされるかたにお会いすると嬉しくて楽しくなっちゃうんです。もちろん怯む気持ちもあるけれど、それよりも嬉しさや興奮がまさるんですね。そんなシーンじゃないのにテンションが上がっちゃって、「そんなんじゃダメだ、ウィン」って自分に言い聞かせてました(笑)。役者の前にひとりの人間。まずは人間力を上げたい。――仕事を始めてから『レディ・プレイヤー1』の出演が決まるまで約10年。その間、仕事を続けてきた理由はなんでしょう?もともとクリエイティブなことが好きで、みんなでひとつのものを作っているのが面白かったんですよね。それまでの役のほとんどがオーディションでしたけど、それでも楽しかったんですよね。――同世代の俳優さんの存在とか、意識されたりします?刺激になりますし、まったくしないと言ったら嘘になりますけど…。ずっと僕は自分と他人とを比べてきたので、その価値観を変えたいと思っているところです。あいつよりいい芝居したいとか、比べることばかりで本来自分のやるべきことを見失ってしまっては意味がない。比べる癖をやめて、いいと思ったことには拍手して、自分も頑張るって方向にマインドを変えているところです。…って、ちょっとカッコいいことを言ってみました(笑)。――憧れる俳優さんはいますか。現場でカッコいいなと思うかたはいますけど、この人みたいになりたいとかはないです。ただ、身近にいるトレーナーさんのことは羨ましいなって見ていますよ。俺ってポジティブな半面、考え込んじゃうとマイナス思考になってしまうんです。でもその人はすごいポジティブで、気持ちで前に進んでいくタイプ。あんなふうにマインドを切り替えられるといいなって。役者である前にひとりの人間なので、まずは人間力を上げたいんですよね。そのためにも色々なかたと深く関わって、自分の中の引き出しを増やしていきたいです。森崎ウィンさんが髙橋颯さんとWキャストで主演するミュージカル『ジェイミー』は、8月8日(日)~29日(日)に東京建物Brillia HALLにて上演。主人公・ジェイミーは、ドラァグクイーンを夢見る高校生。本来の“自分らしい”姿でプロムに参加しようとするが周囲の猛反対に遭い…。大阪、愛知公演あり。ホリプロチケットセンター TEL:03・3490・4949もりさき・うぃん1990年8月20日生まれ、ミャンマー出身。2008~’20年までダンス&ボーカルユニットの一員として活躍。俳優としても数々の作品に出演し、’18年の映画『レディ・プレイヤー1』で注目を集める。昨年には、MORISAKI WIN名義でリリースした配信シングル「パレード‐PARADE」でメジャーデビュー。シャツ¥39,600パンツ¥69,300(共にビューティフルピープル/ビューティフルピープル 渋谷パルコ2F TEL:03・6452・5622)ブレスレット¥58,300(ハリム)リング¥14,300(ミラ) 共にスタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575※『anan』2021年8月4日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・森田晃嘉ヘア&メイク・KEIKOインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年07月31日少し潤んだような黒目がちの瞳。黙してそこに佇んでいると、深い思案に暮れているよう。しかし話しだすと一転、人懐っこく快活な笑顔をのぞかせ、ときおり自分の発した言葉に大爆笑することも。落ち着いているようなのに子供っぽくて、無邪気だけれど思慮深さも持っていて、とびきりチャーミング。それが森崎ウィンさんだ。できることを全力でやっていくことで、いずれ恩返しになればな、と。――昨年、映画『蜜蜂と遠雷』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞され、いまやドラマに映画に引っ張りだこな印象です。そんな状況をどう捉えていますか。昨年、コロナ禍で1か月半くらい何もない時期を過ごして、いま仕事をいただけるありがたさを、より感じるようになりました。しかも、いま故郷のミャンマーの情勢が不安定で、向こうにいる家族は明日はどうなるかわからないという状況にあります。それを考えると、いま日本で何不自由なく暮らしていること自体も、当たり前ではないんだなと感じていて…。――ご自身のSNSでも、ミャンマーで起きたクーデターに関するニュースをシェアしていますね。最初は悩みました。俳優やアーティストとして活動している僕が、いまこういうニュースを発信することで、そのイメージがついてしまわないか。そのせいで本当に自分が届けたいエンターテインメントのメッセージが届かなくなるのが嫌だったんです。ただずっと前から、故郷に対して自分ができることは何だろうとは考えていたんです。恩返しというか…僕を通じてミャンマーのことを知ってもらうことができたらという気持ちもあって、マネージャーさんに相談して書かせていただきました。――ご両親ともにミャンマーのかたで、森崎さんも10歳までは向こうで暮らしていたわけで。森崎さんにとって日本で活動するというのは、どういうものですか?僕がエンターテインメントに出合ったのは日本で、ここで学んで、ここで人前に立つ経験をしてきたので、自分のなかでは日本がホームっていう感じなんです。逆に、映画をきっかけに仕事ではじめてミャンマーに帰ったときは、どこか遠征に来たみたいな感覚でした。どっちも自分にとっては帰る場所なんですけど。――中2のときにスカウトされて、現在30歳。この世界でやっていこうと腹を括ったタイミングってどのくらいのときですか?それこそ映画『レディ・プレイヤー1』がきっかけですね。それまでも辞めたいとは思わなかったけれど。この世界って、頑張ったから評価されるっていうわけじゃないじゃないですか。どうしたら陽の当たるところに行けるんだろうって。実際、自分がこの仕事に向いてないんじゃないかと考えた時期もありました。でも映画がクランクアップしたとき、監督が「また現場で会おう」って言ってくれて、この仕事を続けていていいんだと思えたんです。それまで何を頑張ればいいかわからないと思っていたけれど、純粋に目の前のことを誠実にやればいいと思えたし、自信にもなりました。――出演が決まったとき、プレッシャーとかはありました?ハリウッドなんて右も左もわからない状態で、感じる何かもなかったです。逆にプレッシャーを感じたのは映画が公開されてからですね。“世界的巨匠が監督の映画のメインキャストのひとり”で、“世界を経験した俳優”。周りが、一体どんなお芝居する子なの?って見てるんじゃないかって勝手に思い込んで、自分で自分を追い込んで苦しめていたんですよね。――いまは開き直れている?あるとき気づいたんですけれど、新しい現場に入れば、続編をやらない限りはつねにゼロからの役作りなんですよね。自分についた肩書に見合う人になろうと背伸びするなんて意味がなくて、結局は、努力して一個一個を着実にやって、自分で自分を認めていくしかないのかなって。正直、あの作品に見合うだけの俳優になれているかはわからないけれど、できることを全力でやっていくことで、いずれ恩返しになればなと。――“できない自分”を認められること自体、すごいことです。自分がイメージするなりたい大人像を考えたとき、見栄を張る人にはなりたくないなと思ったんです。へんなプライドは持たずに、自分にできないことをやっている人のことを素直にすごいと認めて、学びの姿勢になれる人でいたい。いまこの先のミュージカルに向けて歌稽古中ですが、始めた頃は歌唱指導の先生があまりいろんなことを言わなかったんです。でも僕が「ジャジーなアレンジやフェイクを入れた歌い方が苦手なんで教えてください」と言ったら、そこから指導法がガラッと変わりました。先生は、歌手の僕に対して、どこまで言っていいか迷っていたみたいです。へんなプライドは捨てて、自分から「わからないから教えて」って言ったほうがいいんだなって学んだ出来事です。森崎ウィンさんが髙橋颯さんとWキャストで主演するミュージカル『ジェイミー』は、8月8日(日)~29日(日)に東京建物Brillia HALLにて上演。主人公・ジェイミーは、ドラァグクイーンを夢見る高校生。本来の“自分らしい”姿でプロムに参加しようとするが周囲の猛反対に遭い…。大阪、愛知公演あり。ホリプロチケットセンター TEL:03・3490・4949もりさき・うぃん1990年8月20日生まれ、ミャンマー出身。2008~’20年までダンス&ボーカルユニットの一員として活躍。俳優としても数々の作品に出演し、’18年の映画『レディ・プレイヤー1』で注目を集める。昨年には、MORISAKI WIN名義でリリースした配信シングル「パレード‐PARADE」でメジャーデビュー。シャツ¥39,600パンツ¥69,300(共にビューティフルピープル/ビューティフルピープル 渋谷パルコ2F TEL:03・6452・5622)ブレスレット¥58,300(ハリム)リング¥14,300(ミラ) 共にスタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575※『anan』2021年8月4日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・森田晃嘉ヘア&メイク・KEIKOインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年07月30日今年11月に行われる「FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦フォーラムエイトラリージャパン2021」の開催地となる愛知県豊田市・岐阜県恵那市を舞台に、過去の確執と向き合い乗り越えようとする若者の“新たなチャレンジ”と“故郷の仲間たち”との繋がりを描き出す、心温まるヒューマンストーリー『僕と彼女とラリーと』より、本予告映像とポスタービジュアル、追加キャストが解禁された。父親との確執により過去にとらわれ将来に迷う主人公の青年・北村大河を『レディ・プレイヤー1』や『蜜蜂と遠雷』の森崎ウィン、大河の幼なじみで自身のアイデンティティーに添い地元で暮らすシングルマザー・美帆を大河ドラマ「青天を衝け」に出演中の深川麻衣が演じている本作。『今日も嫌がらせ弁当』の塚本連平監督が脚本も務め、故郷でラリーを通して新たな目標にチャレンジする人々の物語を四季折々の自然とともに紡いでいく。今回解禁された豪華追加キャストは、大河の父に「古畑任三郎」シリーズでお馴染みの名優・西村まさ彦、その友人で破天荒な弁護士に個性派俳優・竹内力。大河の兄には『今日も嫌がらせ弁当』の佐藤隆太、父のガレージの従業員に『ミッドナイトスワン』の田中俊介。さらに、小林きな子や有福正志と演技派俳優の存在が光る。また愛知県豊田市出身でもある「ガンバレルーヤ」よしこも出演しており、劇中で意外な職業を演じている。今回解禁された予告映像は、森崎さん演じる主人公・北村大河のもとに、地元で「北村ワークス」を営む父の突然の訃報が届くシーンから始まる。故郷に帰った大河は、父の死を機に従業員が路頭に迷うことを知り、兄の反対を受けながらも会社の再起をかけて父がやり残した夢“ラリー”の大会に出場することに。「ラリーとは、どんなにボロボロになっても、転んでも、また元の場所に戻ってくる。人生はラリー」という言葉と共に、大河と仲間たちの挑戦の日々が動き出す瞬間をとらえている。『僕と彼女とラリーと』は9月24日(金)より愛知・岐阜一部劇場にて先行公開、10月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:僕と彼女とラリーと 2021年10月1日より全国にて公開(C)2021『僕と彼女とラリーと』製作委員会
2021年07月30日森崎ウィン主演の映画『僕と彼女とラリーと』が9月24日(金)より愛知・岐阜 一部劇場にて先行公開、10月1日(金)より全国公開となる。この度、本作より本予告映像とポスタービジュアル、豪華追加キャストが公開された。本作は2021年11月の「FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦フォーラムエイトラリージャパン2021」の開催地となる愛知県豊田市・岐阜県恵那市を舞台が舞台。過去の確執と向き合い乗り越えようとする若者の“新たなチャレンジ”と“故郷の仲間たち”との繋がりを移りゆく自然豊かな美しい四季折々オールロケで描く、心あたたまるヒューマンストーリーとなっている。父親との確執により過去にとらわれ将来に迷う主人公の青年・北村大河を『レディ・プレイヤー1』や『蜜蜂と遠雷』の森崎ウィン、大河の幼馴じみで自身のアイデンティティーに添い地元で暮らすシングルマザー・美帆を『おもいで写眞』やNHK『青天を衝け』の深川麻衣と、若手実力派の俳優ふたりの共演が実現した。脚本も手掛けた『今日も嫌がらせ弁当』の塚本連平監督が、故郷でラリーを通して新たな目標にチャレンジする人々の物語を四季折々の自然とともに紡ぐ。公開された予告映像は、森崎ウィン演じる主人公・北村大河のもとに地元の豊田市で「北村ワークス」を営んでいた父(西村まさ彦)の突然の訃報が届くシーンから幕を開ける。故郷に帰った大河は、父の死をきっかけに従業員が路頭に迷うことを知り、兄(佐藤隆太)の反対を受けながらも会社の再起をかけて父がやり残した夢“ラリー”の大会に出場することを提案。「ラリーとは、どんなにボロボロになっても、転んでも、また元の場所に戻ってくる…人生はラリー」。シングルマザーとして地元を大切にして生きる美帆(深川麻衣)も加わり、「北村ワークス」の仲間たちと共に、父のラリーに込めた想いを背負い大河は走り出す。追加キャストとしては大河の父に『家族はつらいよ』シリーズのベテラン名優・西村まさ彦、その友人で破天荒な弁護士に個性派俳優・竹内力(『3D彼女 リアルガール』)が抜擢。大河の兄には『今日も嫌がらせ弁当』の佐藤隆太、父のガレージの従業員に田中俊介(『ミッドナイトスワン』)、小林きな子(『ソロ活女子のススメ』)、有福正志(『居眠り磐音』)と演技派俳優の存在も光る。さらに愛知県豊田市出身でもあるガンバレルーヤ・よしこも出演しており、劇中で意外な職業を演じている点も注目だ。『僕と彼女とラリーと』9月24日(金)より愛知・岐阜 一部劇場にて先行公開10月1日(金)より全国公開
2021年07月30日実話をベースにしたイギリス発のミュージカル『ジェイミー』が、ついに日本上陸。開幕まで1か月となったある日、『ジェイミー』の稽古場にカメラが潜入し、一部のファンとマスコミに向けた「のぞき見会」が行われた。中央)ジェイミー役:森崎ウィン撮影:田中亜紀まず披露されたのはM1の「誰も知らない」。高校の教室を舞台に、ジェイミーと同級生がエネルギッシュなダンスと歌で魅せる冒頭のシーンだ。タイトルロールのジェイミーをWキャストで演じるのは、森崎ウィン。ドラァグクイーンという夢に向かう、ジェイミーの前向きな想いを熱く歌い上げる。日本版の演出と振付を手がけるのは、アメリカ人のジェフリー・ペイジ。ナンバーの終わりには、“ノート”と言われる演出家からのアドバイスの時間も取られ、振りの微調整などが行われた。左)演出・振付のジェフリー・ペイジ撮影:田中亜紀M7の「乗り越えるもの」は、夢に一歩踏み出すも不安に襲われたジェイミーを、先輩のドラァグクイーンたちが勇気づけるシーン。もうひとりのジェイミー役である高橋颯とともに現れたのは、伝説のドラァグクイーン、ロコ・シャネル役の石川禅だ。さらに曲中には今井清隆、泉見洋平、吉野圭吾というベテラン陣も圧巻のドラァグクイーン姿で加わり、稽古場にひと際大きな拍手が巻き起こった。左から吉野圭吾今井清隆泉見洋平撮影:田中亜紀続くM9の「噂のジェイミー」は、再び高校の教室が舞台。この日の生徒たちの話題は、ドラァグクイーンデビューしたジェイミーのことで持ち切り。そのセリフのような歌詞の応酬が非常に楽しいシーンとなっている。M10「限定モノ」にはジェイミーと母のマーガレット、さらにふたりを支える友人のレイが登場。左から森崎ウィン保坂知寿撮影:田中亜紀保坂知寿演じるレイとジェイミーのノリノリのデュエットで、ドラァグクイーンとしてのジェイミーの自信が全編に漲る。最後に披露されたのは、M15の「我が子、あなたの子」。安蘭けい演じるマーガレットとジェイミーによる終盤のナンバーで、ふたりの絆の深さが表現された、切なく、印象的な1曲だ。左から安蘭けい髙橋颯撮影:田中亜紀最後にはキャスト陣からコメントが寄せられ、「伝えたいメッセージを伝えにいきますので、気軽に、そして余裕のある方は覚悟を持って観に来てください」と髙橋。髙橋颯撮影:田中亜紀また森崎からは、「今エンターテインメントが出来ていることが本当に幸せです。キャスト、スタッフ一丸となって『ジェイミー』という作品を届けにいきますので、ぜひこの世界に飛び込んでいただき、この一瞬だけでも日常を忘れて、エンターテインメントを感じてもらえたら嬉しいです」と語った。森崎ウィン撮影:田中亜紀ミュージカル『ジェイミー』は20201年8月8日(日)から8月29日(日)まで東京建物ブリリアホールにて上演。その後大阪、愛知をまわる。左から髙橋颯森崎ウィン撮影:田中亜紀個性溢れる生徒たち撮影:田中亜紀ミュージカル『ジェイミー』全キャスト撮影:田中亜紀取材・文:野上瑠美子ミュージカル『ジェイミー』チケット情報
2021年07月16日