チェコ・ヌーヴェルヴァーグの巨匠フランチシェク・ヴラーチル監督による1967年の映画『マルケータ・ラザロヴァー』が55年の時を経て日本初劇場公開されることが決定し、ビジュアルが解禁された。舞台は13世紀半ば、動乱のボヘミア王国。修道女となることを約束されていた少女マルケータは、領主とは名ばかりの父・ラザルと敵対する盗賊騎士コズリークの息子・ミコラーシュと恋に落ちる。彼女の心とは裏腹に、増大する王権に対抗するふたつの氏族間の衝突は激化していき…。キリスト教と異教、人間と野生、愛と暴力に翻弄される人々を描く。13世紀ボヘミア王国を舞台に、宗教と部族間の抗争に翻弄される少女マルケータを描いた本作。『アンドレイ・ルブリョフ』(アンドレイ・タルコフスキー監督)、『七人の侍』(黒沢明監督)などと並び評され、1998年にはチェコの映画批評家とジャーナリストを対象にした世論調査で史上最高の映画に選出された。製作におよそ10年、かつてない規模の予算をかけ極寒の山奥で生活しながら548日間にもわたる撮影を決行。中世を忠実に再現し製作された、もう二度と作ることのできない空前の超大作だ。公開から55年の時を経て日本初劇場公開となる。「過去の出来事をなぞるのではなく、歴史の内側を直感的に捉えたい」という監督の強い執念から、衣装や武器などの小道具を当時と同じ素材・方法で作成。衣装を『アマデウス』でアカデミー賞を受賞したテオドール・ピステック、音楽をヤン・シュヴァンクマイエル作品など多くの映画音楽を手掛けるズデニェク・リシュカが担当した。原作はチェコでは知らぬ者がいないという、ヴラジスラフ・ヴァンチュラによる同名小説。綿密にして大胆、崇高で獰猛なエネルギーに満ちた「フィルム=オペラ」だ。また今回併せて解禁となった日本版ビジュアルは、世界各国で作られているビジュアルとは異なる日本オリジナルのデザイン。修道女となることを約束されていた主人公マルケータの数奇な運命を示唆するようなシーンを切り取り、誰かによって語られた寓話のようなイメージを表現している。本作の日本版ビジュアルが発表されるのは史上初となる。『マルケータ・ラザロヴァー』は7月2日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2022年04月07日エルヴィス・プレスリーの誰も知らなかった真実の物語を描く、『ボヘミアン・ラプソディ』に次ぐ音楽映画の大本命であるミュージック・エンタテインメント『エルヴィス』より、日本版特報映像が公開された。エルヴィス役に抜擢されたオースティン・バトラーは、役作りで3年という年月を費やしたそうで、「彼のような偉大なアーティストを一人の人間として見つめたいという想いがありました。そして何年も考える中で、“エルヴィス・プレスリー”という大人気スターの内側にある人間性を知ることができたように思います。それは僕の人生で最高の経験でした」と語っているように、本作に並々ならぬ覚悟で挑んだ。オースティン・バトラー今回到着した映像は、スーパースター誕生の瞬間が映し出されている。まだ無名の歌手だったエルヴィスが、ルイジアナの小さなライブに出演するシーンからスタート。誰も聴いたことのなかったロックと、センセーショナルなダンスを披露すると、若者たちは熱狂。ライブシーンに期待高まる映像となっている。なお、今年のカンヌ国際映画祭でワールドプレミアとして上映される本作。オースティン、トム・ハンクス、エルヴィスの妻プリシラ・プレスリーを演じたオリヴィア・デヨング、バズ・ラーマン監督の参加が決定している。『エルヴィス』は7月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:エルヴィス 2022年7月1日より全国にて公開© 2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2022年04月07日昨年のベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品され、ドイツ映画賞では最多10部門ノミネート主要3部門を受賞するなど、大きな話題を呼んだ『さよなら、ベルリンまたはファビアンの選択について』が6月10日(金)より公開。予告編と場面写真が解禁となった。原作は、「飛ぶ教室」「ふたりのロッテ」などで知られる児童文学の大家エーリヒ・ケストナーが書いた唯一の大人向け長編小説にして最高傑作と謳われる「ファビアンあるモラリストの物語」。1931年ベルリン。作家を志してベルリンにやってきたファビアンだったが、目的のない毎日を繰り返すばかり。女優を夢見るコルネリアとの恋、ただ1人の「親友」ラブーデの破滅。ナチスの台頭前夜、世界が大きく変わる予感と不安の中で、青年ファビアンの「これからどこへ歩き出せばいいのか」という焦燥は、現代の若者にも重なりそうだ。このたび解禁された予告編は、現代のベルリンのハイデルベルガー・プラッツ駅から1931年のベルリンへと観客を連れていく移動ショットから始まり、トム・シリング演じる作家志望の青年ファビアンの堕落した毎日、失業、将来への不安や惑い、コルネリアとの恋、親友ラブーデとの関係などが映し出されていく。ナチスの台頭を感じさせる軍靴の響きが強い印象を残すとともに、一部を8ミリフィルムカメラ「スーパー8」で撮ったというざらついた質感、華やかなのにどこか閉塞的で頽廃的な当時のベルリンの風景にも目を奪われる映像となった。また、場面写真には、ファビアンが恋人や親友と共に過ごす青春の瑞々しい瞬間など、『ある画家の数奇な運命』でも共演した、主演のトム・シリングと恋人を演じるザスキア・ローゼンダールの魅力あふれるショットも解禁された。『さよなら、ベルリンまたはファビアンの選択について』は6月10日(金)よりBunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について 2022年6月10日よりBunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2021 LUPA FILM / DCM Pictures / ZDF / Arte
2022年04月06日カンヌ国際映画祭パルムドール受賞『ディーパンの闘い』、グランプリ受賞『預言者』などのジャック・オディアール監督が、『燃ゆる女の肖像』セリーヌ・シアマと共同で脚本を手掛け、“新しいパリ”の物語をモノクロの映像美で大胆に描き出した『パリ13区』。演じた俳優も「パリにこんな場所があること自体、想像もできませんでした」と語る、パリ13区の名所に注目した。エッフェル塔や凱旋門、ルーヴル美術館などのようなシンボルは登場しない本作。そこに住む人たちが目にして触れる、現代のパリ、私たちの見たことのないパリが描かれている。そんな映画の舞台となる13区という地区について、劇中でカミーユを演じたパリ出身の俳優マキタ・サンバは「実はこの地区に関してはまったく知らなかったのです。13区にこんなに都会的な世界があったなんて本当に驚きました。パリにこんな場所があること自体、想像もできませんでした」と語る。さらに先日、映画の公開に先駆けて行われた一般試写会では、「パリ=ロマンチックではない、現実的な描写が逆に新鮮」「現実的で等身大のパリ」「これが新しいフランスの恋愛映画だ!傑作!」と“新しいパリ”の物語に絶賛の声が多数。エミリーとカミーユが出会い、ノラが第二の人生に胸をときめかせ移住した「パリ13区」とは一体どんな街なのだろうか。パリ在住のジャーナリスト・木戸美由紀さんが最新の名所やカルチャーを紹介してくれた。レ・ゾランピアード映画の原題となったエリア。元貨物駅の敷地をコンクリートスラブで覆い、地上に駐車場や配送センター、上階に歩行者用デッキと高層住宅を建造。住宅へはデッキ階からアクセスする。エミリーの住居、エミリーとカミーユが歩くシャッター商店街など、あらゆるシーンに登場。アジア人街イタリア広場から南に伸びるAvenue d’Ivry(イヴリー通り)、Avenue de Choisy(ショワジー通り)周辺を指す。アジア食材店、中華料理、東南アジア系レストランが多数集まり、リーズナブルに各国料理が楽しめる。エミリーが務める中華レストランもこの地区に位置。スタシオン・エフ2017年に完成した世界最大級のスタートアップ・キャンパス。貨物列車の駅舎を改装し、延べ5万平方m以上の空間に起業家1,000人以上と投資家100人以上が集まる。起業家は様々なプログラムを受け、ビジネスを展開する。訪問は予約制だが、巨大なフードコートは誰でも利用可。ラ・ファブアニエスベー現代美術財団が運営する美術館。1983年からアニエスが蒐集する、現代アート作品の展示を目的とし、2020年2月にオープン。収蔵作品は5,000点を数え、そのうち約300点を館内に展示する。併設のギャラリーでは、アート作品や写真、家具などを販売する。フランス国立図書館(フランソワ・ミッテラン館)1994年に開館した国立図書館の新館。高さ100mの4つの棟に1,500万点の資料を蔵し、その数は世界最大級。設計は仏人建築家のドミニク・ペロー。上から見るとL字型のデザインは、本を開いた形から着想したという。一般向け図書館の利用料は3.90ユーロ(17時以降は無料)。『パリ13区』は4月22日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パリ13区 2022年4月22日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©PAGE 114 - France 2 Cinéma
2022年04月06日映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』が、4月8日(金)にいよいよ公開を迎える。この度、日本公開を祝して、本作の主人公で魔法動物学者のニュートを演じたエディ・レッドメインが、緊急来日することが決定した。エディが演じているニュートは、魔法動物を守るため、魔法のトランクを持ち世界を飛び回っている魔法界唯一の魔法動物学者であり、シャイでおっちょこちょいな魔法使い。本作では、“史上最も偉大な魔法使い”ダンブルドア先生、マグル(非魔法族/人間)らとデコボコチームを結成し、史上最悪の“黒い魔法使い”グリンデルバルドを止めるため、5つの魔法のトランクで立ち向かう。前作『黒い魔法使いの誕生』のプロモーション以来、約3年4か月ぶり5度目の来日となるエディ。先日、3月28日に実施されたライトアップ・ファンナイトにて、エディはリモート越しでファンと交流したが、今回の来日でついに、日本のファンと待望の対面を果たす。今回の来日に際してエディは、「日本のみなさん、こんにちは!実はずっと隠してた秘密をやっと伝えられるよ。来週日本に行くんだ!日本のみんなに会えることが嬉しくて仕方ないよ。海外に行くのは久しぶりだから日本に行くのが本当に楽しみだよ」とコメント。コロナ禍以降、ハリウッド・スターの来日が続々とキャンセルとなっていたが、ついにハリウッド超大作のプロモーションで初となる来日が実現する。『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』は4月8日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 2022年4月8日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved Wizarding World™ Publishing Rights © J.K. Rowling WIZARDING WORLD and all related characters and elements are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc.
2022年04月06日殺人を含むあらゆる犯罪が合法になる“パージ”の恐怖の一夜を描く大ヒットシリーズの最新作『フォーエバー・パージ』より、場面写真が解禁となった。これまで“パージ法”に翻弄される人々を描いてきた本シリーズ。今回の最新作は「一晩だけ」という制約を無視した過激集団による“無限パージ”が描かれるシリーズ最終形態だ。年に一度、12時間だけ殺人を含む全ての犯罪が合法になる“パージ”。しかしその日は“パージ”終了のサイレンが流れたにもかかわらず、殺戮を止めない人種差別主義の過激派組織が暴走!恐怖の最終形態“無限パージ”が開幕し、なんでもアリの無法地帯と化したアメリカを映し出す。この度解禁されたのは、そんなカオスな状況が垣間見える場面写真8点。メキシコからの移民で初めてのパージを経験する夫婦アデラとホアンが緊張した面持ちで銃を構える姿や、「PURGE」の文字と共に「PURIFICATION(浄化)」と書かれた物騒な車のそばで暴徒に向けてド派手にショットガンを放つ仲間の姿からは、決死のサバイバルを繰り広げる人々の緊迫した状況が伝わってくる。一方の暴徒たちはといえば、火炎放射器とマシンガンを搭載した物騒な装甲車で隊列を組んだり、炎に包まれた市街地を走りまわるなど、アメリカ中で好き放題に暴れまわる様子が捉えられている。また、本シリーズの見どころの一つでもあるのが襲撃者たちの個性的なデザインのマスク。血の付いた赤目ウサギやカウボーイハットに合わせた漆黒のマスクなど、今回もインパクト大のものが登場するようだ。『フォーエバー・パージ』は5月20日(金)よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フォーエバー・パージ 2022年5月20日よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 UNIVERSAL STUDIOS
2022年04月05日幻の音楽フェス“ハーレム・カルチュラル・フェスティバル”の全貌をドキュメンタリー映画として蘇らせた『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』の日本凱旋上映が決定した。サンダンス映画祭のオープニング作品として熱狂的な賛辞とともにドキュメンタリー部門審査員大賞と観客賞をW受賞した本作は、昨年夏、音楽映画の枠を超えて公開初日から満席回が続出する大ヒットを記録。さらに今回、第94回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー賞を受賞。第64回グラミー賞でも最優秀ミュージック・フィルム賞を受賞と、このW受賞を記念して凱旋上映が決定。4月15日(金)より立川シネマシティ(東京)やMOVIX三郷(埼玉)、ミッドランドスクエアシネマ(愛知)、熊本ピカデリー(熊本)などで上映が行われる。そしてこれに合わせて、公開時に完売となった劇場用パンフレットも復刊する。『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』はディズニープラスにて配信中。※日本凱旋上映は4月15日(金)~立川シネマシティ、MOVIX昭島ほか/4月22日(金)~シネクイントにて(cinemacafe.net)■関連作品:サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時) 2021年8月27日より全国にて公開© 2021 20th Century Studios. All rights reserved.
2022年04月05日映画製作を支える特殊造形アーティストたちの職人技とその仕事ぶりを追ったドキュメンタリー『クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち』が5月より公開されることが決定し、ポスターと予告編が解禁された。『アビス』、『ターミネーター2』、『ジュラシック・パーク』、『スター・ウォーズ』etc…数々の名作に登場する不思議なクリーチャーたち。それらを生み出してきたスペシャリストたちがゼロから“生命”を作り出す瞬間を映し出す本作。『スター・ウォーズ』で特撮を手掛けたフィル・ティペットや『狼男アメリカン』『メン・イン・ブラック』など、多くの作品で特殊メイクを担当したリック・ベイカーなど、映画製作の最前線で活躍してきた職人たちが登場し、インタビューと貴重な映像でクリーチャー誕生の秘話に迫っていく。また、作品の中でクリーチャーを扱ってきたギレルモ・デル・トロ監督やジョー・ダンテ監督などが、彼らの仕事のこだわりやクリーチャーとその制作者の間の魅力的な関係性を語っている。公開された予告編では、クリーチャーの制作過程とそのリアルな動きが映し出されている。ゼロから生命を作り出すスペシャリストたちはまさに、「現代のフランケンシュタイン(=怪物の創造主)」。そんな彼らの貴重な証言で彩られた本作は、特撮ファンはもちろん映画ファン必見の内容と言えそうだ。『クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち』は5月20日(金)よりシネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2022年04月05日凶悪ヴィラン=カーネイジが登場する映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』ブルーレイ&DVD&4KUHDのリリースに先駆け、映像特典の中から<NGシーン>の一部映像が公開された。残虐なヴィランであるヴェノムと、ヴェノムに寄生されたエディ(トム・ハーディ)の愛嬌のあるやり取りが人気の本作。公開された映像では、トムがヴェノムとの会話シーンの撮影にて、ヴェノムの人形に「これを相手に演技しろと?」と不満たっぷりに言い放つ場面からスタート。気味の悪い笑顔が印象的な、カーネイジに寄生された連続殺人鬼・クレタスを演じるウディ・ハレルソンが、笑ってストップしてしまう場面、アン役のミシェル・ウィリアムズの悔しそうな表情など、映画本編とはまた違った撮影現場の雰囲気が覗ける映像となっている。なお、今後も本日から5日間連続で、収録される特典映像の一部が特別公開される。(cinemacafe.net)■関連作品:ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 2021年12月3日より全国にて公開©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年04月04日北欧の地は、夏は短く、冬がとても長い。そして雨が降る日も多く、家の中で過ごすことが多くなり、そのような環境でいかに楽しく豊かに過ごすかという観点から、シンプルで飽きのこないオシャレな家具や雑貨が生まれた。どこかほっこりとするような安心感のある木製家具や、優しい風合いのリネンを使ったコーディネート。それらは北欧映画を楽しむポイントの1つでもある。また、大自然が作り出す荘厳な風景も大きな魅力で、北欧を舞台にした映画には旅情をそそる風景が多く登場する。今回は、そんな北欧の空気感を存分に味わえる作品を6作ピックアップした。★『かもめ食堂』(06)北欧の街角にある日本人が営む小さな食堂日本人女性サチエはフィンランド・ヘルシンキの街角に「かもめ食堂」という名の小さな食堂をオープンさせるが、客は一向にやって来ない。そんなある日、日本人旅行客のミドリと知り合い、店を手伝ってもらうことに。やがて店に個性豊かな人々が次から次へとやってくるようになり、「かもめ食堂」が少しずつ賑わいを見せるようになる。主演の小林聡美、片桐はいり、もたいまさこによる穏やかな会話劇や、劇中に登場する雑貨やインテリア、ライフスタイルも注目を集め、公開から15年以上経ったいまでも根強い人気を誇る荻上直子監督作品。★『ぼくのエリ 200歳の少女』(10)孤独な少年とヴァンパイアの初恋12歳の少年の怖ろしくも哀しく、美しい初恋物語。孤独な少年・オスカーの隣の家に、ある日同い年のエリが越してくる。2人はすぐに仲良くなり、やがてオスカーは彼女に恋をしていく。しかしエリの正体は、人間の血を吸いながら町から町へと移り住み、200年間も生きながらえてきたヴァンパイアだった――。スウェーデンの静謐な雪景色と鮮血のコントラストが強い印象を残す、「北欧映画」の金字塔として常に名が挙がる伝説的名作。★『サーミの血』(16)少数民族サーミ人の少女の成長と知られざる迫害の歴史1930年代、スウェーデン北部の山間部ラップランドで暮らす先住民族のサーミはスウェーデン人から差別的な扱いを受けていた。サーミ語を禁じられた寄宿学校に通うエレは成績もよく進学を望んだが、教師に「あなたたちの脳は文明に適応できない」と告げられる。そんなある日、エレはスウェーデン人のふりをして忍び込んだ夏祭りで都会的な少年ニクラスと出会い恋に落ちる。監督・脚本はアマンダ・シェーネル。正確に再現された劇中の民族衣装、小道具、トナカイの扱いなど、サーミ人の文化を観ることができる。★『ミッドサマー』(20)太陽が沈まない村で繰り広げられる狂気の祝祭長編デビュー作『へレディタリー/継承』で注目されたアリ・アスターが監督と脚本を務めた、“フェスティバル・スリラー”。大学生のダニーと恋人のクリス、その仲間たちは、スウェーデンで夏至(ミッドサマー)に行われる、90年に一度の祝祭を訪れる。優しく穏やかな村人たちから歓迎されるも、次第に不穏な空気が漂い始め、ダニーの心はかき乱されていく。妄想、トラウマ、不安、恐怖…それは想像を絶する悪夢の始まりだった。北欧の国々ではクリスマスと並ぶ一大行事「夏至祭」を舞台にした、美しくもトラウマ級の恐怖に襲われる1品。★『ハッチングー孵化ー』(22)世界を震撼させたイノセントホラー裕福な家庭で暮らす12歳のティンヤは、母親を喜ばせるために全てを我慢する日々を送っていた。ある夜、森で奇妙な卵を見つけたティンヤは、家族に秘密にしながらその卵をベッドで温める。やがて卵は大きくなり、ついに孵化する。卵から生まれた“それ”は、幸福な家族の仮面を剥ぎ取っていく。少女が見つけた謎の卵の孵化をきっかけに起こる恐ろしい事件により、家族の真の姿が浮き彫りになっていく様を描いた、新鋭女性監督ハンナ・ベルイホルムによるフィンランドのホラー。ロマンチックな北欧スタイルの美術は必見。4月15日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。★『ベルイマン島にて』(22)映画監督カップルによる、ひと夏の旅暮らしスウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマンが数々の傑作を生んだ島を舞台に、映画監督のカップルが織りなすひと夏の物語。スウェーデンのフォーレ島にやってきた映画監督カップルのクリスとトニー。創作活動にも互いの関係にも停滞感を抱いていた2人は、敬愛するベルイマンが愛したこの島でひと夏を過ごし、インスピレーションを得ようと考えていた。やがて島の魔力がクリスに働きかけ、彼女は自身の“1度目の出会いは早すぎて2度目は遅すぎた”ために実らなかった初恋を投影した脚本を書き始めるのだが――。奇岩がそびえる島の風景や、夏の夜の屋外パーティーを楽しむ人々の様子などが旅情を誘う作品。監督は『未来よ こんにちは』『EDEN/エデン』などのミア・ハンセン=ラブ。4月22日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ぼくのエリ 200歳の少女 2010年7月10日より銀座テアトルシネマ、8月21日よりテアトル梅田ほかにて全国順次公開© EFTI_Hoyte van Hoytemaサーミの血 2017年9月16日より新宿武蔵野館、アップリンク渋谷ほか全国にて順次公開© 2016 NORDISK FILM PRODUCTIONミッドサマー 2020年2月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.ベルイマン島にて 2022年4月29日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2020 CG Cinéma - Neue Bioskop Film - Scope Pictures - Plattform Produktion - Arte France Cinémaハッチング―孵化― 2022年4月15日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国にて公開© 2021 Silva Mysterium, Hobab, Film i Väst
2022年04月04日『DUNE/デューン 砂の惑星』ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の前作で、SFファンをうならせた映画『メッセージ』のアート&メイキング本の翻訳版が、今夏、緊急発売されることが決定した。先日開催された第94回アカデミー賞にて、視覚効果賞・美術賞・撮影賞・編集賞・音響賞・作曲賞の最多6部門を獲得した『DUNE/デューン 砂の惑星』。『メッセージ』はそんなヴィルヌーヴ監督が同作にたどり着くまでの前日譚のような位置づけとされている。限定2,000部となるアート&メイキング本の序文は、『メッセージ』原作短編の著者テッド・チャン。あとがきはヴィルヌーヴ監督が自らが寄稿した。知的生命体へプタポッドの造形の秘密から、彼らが使用する表意文字のデザインの秘密までが明らかにされる。「ドゥニ・ヴィルヌーヴの世界アート・アンド・サイエンス・オブ・メッセージ(仮)」は8月19日(金)より発売(限定2,000部)。タニア・ラポイント[著]阿部清美[訳]B4変型・上製・176頁オールカラー発行元:DU BOOKS発売元:株式会社ディスクユニオン(text:cinemacafe.net)■関連作品:メッセージ 2017年5月19日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開
2022年04月02日初代ゴーストバスターズである祖父の意思を引継ぎ、躍動感と爽快感あふれるゴースト退治を描いた『ゴーストバスターズ/アフターライフ』のデジタル配信がスタート。この度、本編冒頭10分の映像と特典映像の見どころが収録された特別予告映像が公開された。劇場公開からわずか2か月という早さで配信がスタートした本作は、かつて、ゴーストバスターズの一員だった祖父を持つ少女フィービーが、原因不明の地震が頻発する田舎町を舞台に、ゴーストたちを退治しようと奮闘する物語。フィービー役は『gifted/ギフテッド』『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』で演技が絶賛されたマッケナ・グレイス、兄トレヴァー役は「ストレンジャー・シングス 未知の世界」、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』で注目されるフィン・ウルフハード、さらにポール・ラッドが先生役として出演。吹き替えは、フィービーを上白石萌歌が担当しているほか、木内秀信、梶裕貴、朴璐美、高山みなみ、日笠陽子ら豪華声優陣が参加している。特典映像入りの特別予告では、マッケナとフィンが、本作のBlu-ray収録の特典映像の見どころを紹介。今回、Blu-rayには過去の『ゴーストバスターズ』をふり返る映像のほか、本編に隠された小ネタを紹介するイースター・エッグや未公開シーン、製作の舞台裏や小道具などのガジェットに迫る約67分に及ぶ映像が収録される。さらに、『ゴーストバスターズ』、『ゴーストバスターズ2』、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』のシリーズ3作品が揃う永久保存版のコレクターズBOXも登場。『ゴーストバスターズ/アフターライフ』3ムービー・コレクターズBOX 4K ULTRA HD & ブルーレイセット【初回生産限定】初回限定特典には、オリジナルデザインの限定デザイン・デジトレイケースとオリジナルアウターケースという豪華仕様に加え、各作品の個性溢れるデザインが10枚揃う3ムービー・ステッカーブックを封入。8枚組となるディスクには、各作品の4KULTRA HD&ブルーレイのほか、ここでしか見られない新規特典映像が多数収録されたボーナスディスクが2枚付属される。(cinemacafe.net)■関連作品:ゴーストバスターズ/アフターライフ 2022年2月4日より全国にて公開
2022年04月02日第1作目から今年でちょうど20周年を迎える「アイス・エイジ」シリーズの最新作『アイス・エイジ バックの大冒険』が、ディズニープラスにて独占配信中。本作で描かれる“家族”について、監督や製作総指揮のプロデューサーが語った。作品を追うごとに舞台の規模感が大きくなり、冒険の迫力やコメディ感がパワーアップしていく「アイス・エイジ」。1作目の主人公たちであるマンモスのマニーとナマケモノのシド、サーベルタイガーのディエゴの3匹は、初めは口喧嘩しながらも徐々にお互いを知ることで親交を深め、いまでは家族のような距離感になっている。愉快な仲間たちとハチャメチャな旅を続けていく中で、マニーがマンモスのエリーと夫婦になったり、娘が誕生したりと、キャラクター達の関係性の変化も本シリーズの楽しみの1つ。人間と変わらない感情を持つ彼らが悩んだり落ち込んだりする様子には、思わず自分を重ねて胸がいっぱいになるシーンもたくさんある。本作の物語を引っ張るフクロネズミのクラッシュ&エディは、ひょんなことから一緒に育ったマンモスのエリーを本当の姉のように慕っており、血が繋がらずとも本物の家族のように想いあっている。しかし、クラッシュとエディは平和な旅に飽きてしまい、“ほかの世界が見たい”と群れを離れ、2人だけで旅がしたいと申し出るところから物語は始まる。家族と離れて暮らすことなど考えられない姉のエリーと、自立したい弟のクラッシュ&エディの姿は、どの家族にも当てはまりそうだが、監督のジョン・C・ドンキンは、「『アイス・エイジ』シリーズでは、“家族”というテーマを大切にしています。血の繋がりではなく、精神的な結びつきをね。そして感情的な変化を描くために、姉という保護者の立場のエリーは重要な役になります」と、親目線でも本シリーズを語れることを話した。さらに、「家族の変化は必ずしも容易ではないんです。悲しく感じることもある、それは普通のことです。子供が大学に進学して出ていく時とか、結婚する時、子供は独立して自分の人生を歩むようになります。それは嬉しくもあり、悲しくもあります。子供には、自分の人生をしっかり歩んでもらいたい。だけど、『ああ、もうこれからはこれまでとは違うんだ』と思ってしまいます。そういうことを、この映画に入れたかった。そこは観客が共感できる要素だと思うし、観客は自分の家族にありがたみを感じてくれるのではないかと思います」と、変わっていく家族についても語った。1作目からから本シリーズの製作総指揮を務めるロリ・フォルテは、「私たちは子供の経験だけを描くのではない。大人の経験も描きたいと思っています。大人にだって感情があるから、若い人から年配の方まで、“家族の変化”というものにはみんなが共感できると思います」と、子どもが見て楽しめるアニメーション映画においても、大人の感情を大切にしたことを話した。20年間続く「アイス・エイジ」シリーズでは、出会いや別れを繰り返し、困難を乗り越える中でキャラクターたちが“家族”として絆を培ってきた。本作ではこれまでのシリーズの中でもより繊細に家族の変化を描いているといえそうだ。ディズニープラスオリジナル映画『アイス・エイジ バックの大冒険』はディズニープラスにて独占配信中。『アイス・エイジ』映画の全5作品はディズニープラスにて配信中。(text:cinemacafe.net)
2022年04月02日フランスに実在するゲイの水球チームを描いた映画『シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』の新作『La Revanche des Crevettes Pailletees(原題)』が今年、日本公開(4月13日よりフランス公開)。この度、本作の全世界共通エンディング曲に、新進気鋭のシンガーソングライター・ビッケブランカの新曲「Changes」が決定した。クロアチアで開催されたLGBTQ+のスポーツの祭典ゲイゲームズに参加し、最高のゲームを繰り広げたゲイの水球チーム“シャイニー・シュリンプス”。病気を隠していたリーダーを亡くしてから2年が経ち、メンバーたちは追悼の意を込めて東京で開催されるゲイゲームズを目指す――。本作は、個性豊かな“シャイニー・シュリンプス”のメンバーが、LGBTQ+による世界最大のスポーツと文化の祭典「ゲイゲームズ」の開催国である日本へ向かう道中の大騒動を描き、笑いと感動のドラマを生み出すロードムービー。ビッケブランカの個性であるキャッチーなメロディーと美しいファルセットボイスが、映画のポジティブなテーマとどのようにリンクするのか期待が高まる。ビッケブランカのトレードマークである襟足をバッサリと切り、涙を流すジャケット写真も公開された。「Changes」は映画のフランス公開に合わせ、4月13日(水)より全世界配信リリースされる。『La Revanche des Crevettes Pailletees』(原題)は2022年、日本公開(4月13日フランス公開)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち 2021年7月9日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ ほか全国にて公開© LES IMPRODUCTIBLES, KALY PRODUCTIONS et CHARADES PRODUCTIONS
2022年04月01日ライアン・レイノルズが超一流ボディガードを演じるコメディアクション映画『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』より、ライアン扮するマイケルが父(モーガン・フリーマン)と感動の再会を果たす本編映像が公開された。ボディガードライセンスの失効以来、疎遠になっていた父。殺し屋のダリウス(サミュエル・L.ジャクソン)とその妻ソニア(サルマ・ハエック)と共に実家を訪ねたマイケルは、「まさかこんな形で戻るとは思わなかった。本当にごめん」と父に話しかける。伝説のボディガードと呼ばれるマイケルの父ブライス・シニアは「お前は世間的には資格を失った警護だが、ここではお前は俺の息子だ。ここはお前の家だ」と受け入れた。そんな彼の登場に驚きを隠しきれないダリウスの一方で、マイケルは涙を流し父と抱擁、感動の再会シーンとなった。 しかし、水を差すダリウスと、それに怒り狂うマイケル…全く噛み合わない掛け合いに注目だ。モーガンは、共演したサミュエルについて「すごい俳優だよ。今までに彼が出演したほとんどすべての映画を見てきたが、彼には俳優として才能がある。どんな役をやっていても、ハマっているんだ」と絶賛。ライアンについても「作品を通してでしか知らなかったがいい俳優だ。それに現場でも人当たりがよくて、落ち着いていて、献身的で、いい俳優たちを際立たせていた」と明かし、「それにサルマだね。私は仕事を楽しんでいる俳優と一緒に仕事をするのが好きだが、彼女はそういう女優なんだよ」とサルマの印象も語っている。『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』は4月8日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード 2022年4月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2020 Hitman Two Productions, Inc. All Rights Reserved.
2022年04月01日怪盗グルーとミニオンたちのはじまりの物語を描く、最新作『ミニオンズ フィーバー』が7月15日(金)より公開。日本のために特別に描き下ろされた、日本版オリジナル本ポスタービジュアルが解禁となった。時は1970年代。悪のボスとなるずっと前の12歳の少年グルーが、ケビン、スチュアート、ボブ、オットーといったミニオンたちと出会った頃まで物語は遡る。グルーは最も尊敬する超極悪組織ヴィシャス・シックスが、伝説の悪党であるワイルド・ナックルズをリーダーから追放したため、新しいメンバーになるために面接へ。しかし、根っからの悪党気質のグルーはヴィシャス・シックスを出し抜き、彼らの宿敵となってしまう。そんなグルーから“ボスの素質”を感じ取ったミニオンたちは、何者かに連れ去られたグルーを救うため、鍼灸師でカンフーの達人であるマスター・チャウの教えのもと、カンフーをマスターすることに!?日本独占で今回描き下しとなったポスターには、お馴染みのケビン、スチュワート、ボブ、そして今作でのミッションの鍵を握るペットロックを手にした新ミニオン“オットー”が中心となり、シリーズ初のカンフー姿&カンフーポーズで登場!ミニオンたちが身を包むイエローのカンフースーツは、まるであのカンフーの達人のよう!?そんな“燃えよミニオン”たちの手前、中央には少年時代のグルーを筆頭に、その左背後にはミニオンたちの前に立ちはだかる悪党チーム、ヴィシャス・シックス。さらに右背後には、ワイルド・ナックルズとマスター・チャウの姿も映し出されるなど、これまでにないほど個性的な新キャラクターたちが勢揃いしている。『ミニオンズ フィーバー』は7月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミニオンズ フィーバー 2022年7月15日より公開© 2020 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED
2022年04月01日現在公開中のアニメーション映画『SING/シング:ネクストステージ』より、稲葉浩志演じるクレイ・キャロウェイと、長澤まさみ演じるアッシュのデュエットシーンの本編抜粋映像が到着した。前作から引き続き長澤さんが演じているのは、ヤマアラシのアッシュ。すっかり地元の人気ロックスターとなって登場している。そして、稲葉さんが演じているのは、表舞台から姿を消した伝説的なロックスター、ライオンのクレイ・キャロウェイ。物語の中で最も重要な新キャラクターだ。この日本語吹き替えバージョンは、日本盤サントラにも入っていないため、聞けるのも観られるのも現在は劇場だけ。地元を飛び出したバスター(内村光良)らが、クレイを説得してエンターテインメントの聖地での一世一代のショーを成功させようとするというストーリーの中で、このシーンはクレイが仲間たちに背中を押され、ついにステージに立つというクライマックス直前の重要な一場面となっている。2人が歌うのは、「U2」初期代表曲のひとつ「I Still Haven't Found What I'm Looking For」(邦題:終わりなき旅)。本作オリジナル版の劇中では、「U2」のボノ(クレイ・キャロウェイ)とスカーレット・ヨハンソン(アッシュ)が歌っている。吹き替え版で歌われる「歩いてゆこう。ひとつになれたら、なれたら世界は変わる。心の奥に隠している傷あと見せて、風に希望はためいて。終わらない旅をいざゆこう。終わらない旅をいざゆこう~」という歌詞は、オリジナル詞を尊重し、本作のテーマである<一歩踏み出す勇気、さらなる挑戦>を表現(日本語歌詞監修:いしわたり淳治)。自らの殻を破り歌うクレイはもちろん、地元での成功に甘んじることなく、上を目指したバスターと仲間たちをも体現。さらに、この成功の先の未来にも“さらなる挑戦”があることを伺わせる、前向きな気持ちになれるワンシーンとなった。同シーンについて稲葉さんは「発売された当時、よく聞いていた曲。まさか自分が日本語の歌詞で歌うことになるとは想像していなかった」とふり返り、「15年ぶりに人前で歌うという葛藤を超えてステージに立つクレイを、自分がアフレコの歌唱を終えた後に見て感慨深かった」とコメント。長澤さんは「稲葉さんがやってくれるんだ!と驚きがありました。(キャスティングを)聞いた時の印象はぴったりすぎて楽しみでしかなかったです。稲葉さんの声を聴きながら歌った時は、しびれました。クレイを稲葉さんが演じて下さってよかったなと思いました」と語っている。(※歌はそれぞれ別録り)3月18日(金)に公開された本作は、初登場から2週連続で興行ランキング1位を獲得し、引き続き好調で累計興収約16億7千万円、動員約133万人(3月30日現在)を突破。また、日本語吹き替え版には、内村光良、MISIA、長澤さん、坂本真綾、田中真弓らの続投ほか、ジェシー(SixTONES)、アイナ・ジ・エンドが新たに参加。早くも字幕版・吹替版のW鑑賞をした観客も続出している。『SING/シング:ネクストステージ』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:SING/シングネクストステージ 2022年3月18日より全国にて公開© 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.
2022年04月01日ブラムハウス・プロダクションズ製作のイーサン・ホーク主演『The Black Phone(原題)』が邦題『ブラック・フォン』として7月1日(金)より全国公開されることが決定し、日本版キービジュアルと予告編が解禁された。舞台は、子どもの連続失踪事件が起きているコロラド州のとある町。気が小さく独り立ちできない少年フィニー(メイソン・テムズ)は、ある日の学校の帰り道、マジシャンだという黒風船を持った男(イーサン・ホーク)に出くわす。「マジック見るかい?」の一言を男が発したかと思うと、フィニーは黒いバンに無理やり押し込まれ、気がついたときには地下室に閉じ込められていた。壁に囲まれたその部屋には鍵のかかった扉と鉄格子の窓、そして「断線している黒電話」。だが、その断線しているはずの電話のベルが突如鳴り響く…それは、この部屋の恐怖と真実を知る“死者からのメッセージ”だった!一方、妹のグウェン(マデリーン・マックグロウ)は兄の失踪に関する不思議な予知夢を見たという。夢の記憶を頼りに、必死に兄の行方を探し始める。地下室の内側と外側に断絶された兄妹に襲いかかる恐怖。彼らを待ち受ける真実とは…?『透明人間』(20)のリー・ワネル、『ゲット・アウト』(17)のジョーダン・ピール、『スプリット』(16)のM.ナイト・シャマランと才能と個性豊かな監督とタッグを組み、優れたスリラー作品を数多く世に送り出してきたブラムハウス・プロダクションズ。今回新たにパートナーとして選んだのは、『ドクター・ストレンジ』(16)、『エミリー・ローズ』(05)などの監督で知られるスコット・デリクソン。稀代のスリラー作家として名を馳せるスティーヴン・キングの息子、ジョー・ヒルが2005年に発表した作家デビュー短編集「20世紀の幽霊たち」に収められた名短編「黒電話」を原作に、サイコパス、スーパーナチュラル、サイキックといった様々な要素が同時進行的に繰り広げられるスリリングな1本を作り上げた。謎めいた展開と恐怖描写が満載の予告編と併せて解禁された日本版キービジュアルでは、イーサン・ホークが扮する得体の知れない連続誘拐犯人が大きく写し出され、その不気味さが異様に際立つ。ただならぬ雰囲気に、本編への期待が大いに高まるビジュアルとなっている。卓越したアイディアとクリエイティビティで映画シーンを牽引するブラムハウス・プロダクションズ製作とあって、世界中から熱視線が送られている本作。昨年、アメリカ・テキサス州オースティンで開催された、ジャンル系映画の祭典“ファンタスティック・フェスト”(2021年9/23~30)でのプレミア上映でお披露目されると大喝采を浴び、Rotten Tomatoesではなんと驚異の100%評価(2022/3/22時点)。IMDbでも7.8/10と高評価。続報にも注目だ。『ブラック・フォン』7月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・フォン 2022年2月11日より全国にて公開© 2021 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2022年03月31日原作コミックではスパイダーマンの宿敵として描かれる、新たなヴィランを描く『モービウス』。この度、主人公モービウスと親友マイロとの関係が大きく変わり、敵となって戦う運命へと導く衝撃のシーンが、モービウス役の中村悠一、親友マイロ役の杉田智和の日本語吹替版本編映像で初解禁となった。幼いころから血液の難病という同じ病気に苦しみ、兄弟のようにお互いを理解し合ってきた親友同士のモービウスとマイロ。その関係は大人になっても変わらなかった。モービウスはマイロのためにも自分のためにも、長年にわたり研究を試みてきたが、一向に治療法を見つけ出せないでいたなか…。迫りゆく死を感じていたモービウスは最後の手段として、コウモリの血清を自らに投与するという“禁断の治療”を施し、その結果、驚異の肉体と超人的なパワーを手に入れることになる。今回解禁となった日本語吹替版本編映像は、病気が回復したように見えたモービウスに、生きるために自分にもその血清を投与してほしいと親友マイロが懇願するシーン。モービウスは「ひどいことをしたんだ、マイロ。何人も殺した」と、コンテナ船の上で行った禁断の治療によって、自分が取り返しのつかない罪を犯してしまったことを告白する。マイロは「お願いだ、君の頼みを断ったことがあるか?いつだって金を出してやったろう!」と、鬼気迫る表情でモービウスに迫る。しかしモービウスは、この治療の代償である“衝動を抑えられない”という副作用があることを強い口調で告白するが、聞く耳を持たないマイロは「君は生き続けるが僕は死ぬ。そういうことか?」と、吐き捨てるように言う。そんなマイロにモービウスは優しく触れると、「これは呪いだよ」と言い聞かせるようにつぶやくのだった――。親友マイロのためを思って治療を拒み続けるモービウス。このシーンを機に、親友同士の運命が後戻りできないほどに大きく隔たり、2人は敵として戦うことになってしまう。親友同士に待ち受ける衝撃の結末に注目だ。『モービウス』は4月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:モービウス 2022年4月1日より全国にて公開© & TM 2020 MARVEL
2022年03月31日ジュード・ロウ主演、ある夫妻の“不都合”な真実が明かされる極限の心理スリラー『不都合な理想の夫婦』より、予告編と場面写真が解禁された。『ファンタスティック・ビースト』シリーズのジュード・ロウと『ゴーストバスターズ/アフターライフ』のキャリー・クーンが夫婦役を演じた本作。サンダンス映画祭で受賞歴を持つショーン・ダーキンが監督が、英米の両国で暮らした体験から自身で感じた文化的な差異を基に脚本も手掛けている。この度解禁となった予告編は、主人公のローリー(ジュード・ロウ)が、外の景色を眺めつつ「移住しよう」と宣言するシーンから始まる。妻のアリソン(キャリー・クーン)は、馬小屋で調教師として働き、2人の子どもにも恵まれた生活を送っていたため、今回で4度目となる転居の相談に戸惑いを見せるが、ローリーの決意は固い。4人家族の新生活の舞台となったのはロンドンの郊外。新居となる大豪邸に子どもたちは大喜びする一方で、アリソンは不安な想いを抱えながら、ローリーの望み続けた完璧な生活をともに過ごしていく。だが、次第に罵り合いが始まり、徐々に夫ローリーの本性が垣間見えてくる。家族のために仕事に精を出してきたと言うローリーと、自身の見栄を張るための行動だと言うアリソン。虚飾と野望が混沌と入り混じる中、理想的な家族と思われていた彼らの行く先が気になる予告編になっている。また併せて解禁された9点の場面写真では、同僚とバーでお酒を交わしながら、何やら重苦しい顔を浮かべるローリーの姿や、溺愛する馬の世話をするアリソンの様子などが切り取られている。『不都合な理想の夫婦』4月29日(金)よりkino cinnema横浜みなとみらい、立川高島屋S.C.館・天神 ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:不都合な理想の夫婦 2022年4月29日よりkino cinema横浜みなとみらい・立川髙島屋S.C.館・天神ほか全国にて公開©Nest Film Productions Limited/Spectrum Movie Canada Inc. 2019
2022年03月31日アダム・ドライバーとマリオン・コティヤールを主演に迎え、ダーク・ファンタジー・ロックオペラ『アネット』から、レオス・カラックス監督が自ら呼びかける本編冒頭映像が解禁となった。2021年・第74回カンヌ国際映画祭でオープニングを飾り、監督賞を受賞した本作は、カラックス監督が初めて全編英語でミュージカルに挑んだダーク・ファンタジー・ロックオペラ。今回解禁となったのは、「息すらも止めてご覧ください」「上映中の呼吸は一切禁止です」と劇場の観客に向かってカラックス監督本人が語る前代未聞の呼びかけから始まる冒頭シーンと、ノイズのかかった映像。やがて、カラックスの「じゃあ、始めようか」という合図とともに、本作の原案と脚本をつとめた「スパークス」が本作のメイン曲「So May We Start」をスタジオでコーラスグループとともに歌い始める。これは現実なのか夢の舞台なのか?見る人全てを困惑に誘う鮮烈な映像となっている。なお、カラックスと同席している少女は、9年前に発表した前作『ホーリー・モーターズ』にも出演した娘のナスティア。「『ホーリー・モーターズ』と『アネット』は、僕が父親になってからの作品」とカラックスも明言するように、成長した姿を目にすることができる。『アネット』は4月1日(金)よりユーロスペースほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アネット 2022年春、ユーロスペースほか全国にて公開© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma /
2022年03月31日『スパイダーマン:ノーウェイ・ホーム』のその後を描くファンタジック・アクション超大作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』。この度、主要キャラクターを吹き替える日本版声優陣の続投が発表された。主人公は、元天才外科医で、上から目線の最強の魔術師ドクター・ストレンジ。時間と空間を変幻自在に操る圧倒的な能力と知性で世界を救ってきた人物だ。ベネディクト・カンバーバッチの声を長年にわたり担当し、今作でもドクター・ストレンジの声を担当する三上哲は「プレッシャーも有りますが、ワクワクの方が強いです」と意気込み、ストレンジの底知れぬ魅力について「魔術師としての圧倒的な能力による強さ、そして知性も魅力ですが、上から目線なだけではなく、相手の気持ちに寄り添い共感するところや、少し抜けているところ、弱い部分があるところなど、まさに人間性もマルチバースなところが彼の魅力だと思います」と彼の人間味を解説。本作で描かれるのは、ストレンジの前に現れた、無限の可能性が存在するパラレルワールド“マルチバース”『ノー・ウェイ・ホーム』を経て、マルチバースから新たな脅威が迫る中、最凶の魔術を操る邪悪なもう一人のストレンジが立ちはだかることに。また、ストレンジの元恋人で医師のクリスティーン・パーマー役を、松下奈緒が引き続き演じる。松下さんは「ストレンジとクリスティーンに会える!前回に続きクリスティーンの声として再び参加させて頂けること、とても嬉しく思っております」と喜びつつ、「2人の関係性も気になるところですが、今回はどんな敵とどんな闘いが待ち受けているか、とても楽しみです」と期待を語る。ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ役を演じるのは、長年ワンダを演じている行成とあ。「エイジ・オブ・ウルトロンからもう7年も経つんですね。彼女のこれまでの心の変化が本作ではどのような形で描かれるのか楽しみでもあり、これ以上傷ついてほしくないなぁと心配でもあり…」とワンダの感情に寄り添いつつ、喜びを露わにする。さらに、ストレンジの盟友・魔術師ウォンを田中美央が続投。「待ちに待ったドクター・ストレンジの2作目!1作目の最終カットから続きが気になって気になって、ウズウズしておりました。数々の戦いを経て今やウォンも至高の魔術師、ソーサラー・スプリームです。勇ましく戦う姿もですが、個人的には毎度クスッと笑わせてくれるキュートな一面も楽しみで仕方ありません」とコメント。そして小野大輔は、約5年ぶりにストレンジのかつての兄弟子モルドを演じる。「またモルドを演じられることを嬉しく思います。1作目のラストでドクター・ストレンジとは別の道を歩み始めたモルド。彼は本作でどんな役割を担い、どんな未来へと進むのか。マルチバースというワードに無限の可能性を感じ、今からワクワクしています」と心境を明かしている。『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は5月4日(水・祝)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス 2022年5月4日より全国にて公開©Marvel Studios 2021
2022年03月31日ホアキン・フェニックス主演『カモン カモン』の監督マイク・ミルズが、本作を美しいモノクロームの映像で綴った理由について語った。ミルズ監督はモノクロへ並々ならぬこだわりがあったという。「この映画の物語は、すごくありきたりのことだと思うんだよね。子供をお風呂に入れて、一緒に寝て、ご飯食べるというものだからね。だけど白黒にすることで、その日常風景から切り離されて、これは“物語”なんだということをまず提示できると思った」と、モノクロにした理由を語る。加えて、「子供と大人がある場所を歩いていくというイメージが僕の頭の中に浮かんだんだけど、それが神話的かつ、寓話的で、ほとんどクリストファー・ロビンとくまのプーさん的な絵のような映像や、『キッド』(1921)でのチャーリー・チャップリンと子供みたいな感じだった。さらにイソップ物語的なイメージが浮かんだんだ」と本作の着想を語り、モノクロ映画が持つ効果について「日常から切り離して、“物語”の中へ導くための手段でもあったんだ」と説明した。理由をさらに加えるとしたら、ミルズ監督が白黒映画を好きだったということも挙げられる。モノクロを簡素な映像ではなく、生き生きとした表現が可能な手法と考えていたミルズ監督は、ヴィム・ヴェンダース監督『都会のアリス』(74)を筆頭に、フランソワ・トリュフォー監督『ピアニストを撃て』(59)、ミロス・フォアマン監督『ブロンドの恋』(65)、ピーター・ボグダノヴィッチ監督『ペーパー・ムーン』(73)、エルマンノ・オルミ監督『婚約者たち』(63)など白黒の名作からのインスパイアを受けたと明かした。アカデミー賞ノミネート『女王陛下のお気に入り』や名匠ケン・ローチ監督作常連の“職人”と作り上げた映像美本作で撮影を手掛けたのは、ヨルゴス・ランティモス監督の『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞撮影賞にノミネートされ、『わたしは、ダニエル・ブレイク』など名匠ケン・ローチ監督作常連のロビー・ライアン。様式化された芸術的な映画からリアリズムを追及した作品まで担う、まさに“職人”ともいえる撮影監督だ。「主に自然光を使って、臨場感を出すことを考えていた」というミルズ監督は、「ロビーはその点で非常に優れている。また、強引にならないように美しく見せる方法についても極めて鋭いセンスを持っている」とライアンの手腕を絶賛している。デトロイト、ロサンゼルス、ニューヨーク、ニューオーリンズの4都市をモノクロで撮影また、デトロイトからロサンゼルス、ニューヨーク、ニューオーリンズへと旅をするロードムービーの側面も持つ本作。ミルズ監督は、「東、西、北、南の各都市が入っているのが気に入った」と言い、ライアンは「モノクロにすることで、さまざまな場所に統一感を持たせることができた。これは、旅全体をひとつにつなぐ感覚だ」「この世界をモノクロで包み込むわけだけど、人間関係や感情よりも映像が勝ってしまわないように、バランスをとることが重要だった」とふり返っている。こうしてミルズ監督とライアンが手掛けた生き生きとしたモノクロの映像美は、見事に現実世界と寓話を調和させた。今回解禁となった場面写真は、2人が作り上げた洗練された映像よりロサンゼルス、ニューヨーク、ニューオーリンズの景観が切り取られたものとなっている。『カモン カモン』は4月22日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:カモン カモン 2022年4月22日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2021 Be Funny When You Can LLC. All Rights Reserved.
2022年03月30日『スパイダーマン』3部作の監督サム・ライミが贈る時間・空間の概念を超えた超感覚ファンタジック・アクション超大作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』。本作の主人公は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)を通してこれまで数々の死闘を乗り越えてきた、ベネディクト・カンバーバッチ演じる最強魔術師ドクター・ストレンジ。MCU全作品のプロデューサーを務めるケヴィン・ファイギは以前「今後のシリーズを先導する役となる」と語っており、本作での活躍にも期待が高まっている中、〈アベンジャーズ〉の次代のリーダーと目されるストレンジのヒーローとしての成長を過去作品と共にふり返った。『ドクター・ストレンジ』(17)『ドクター・ストレンジ』ディズニープラスで独占配信中 (C)2022 Marvel天才外科医として順風満帆な人生を送っていたスティーヴン・ストレンジは、不慮の事故により両腕の感覚を失ってしまう。全てを失ったストレンジが藁にもすがる思いで治療のため訪れた“カマー・タージ”で、これまで見たことがない魔術を目の当たりにして感銘を受け、至高の魔術師に弟子入り。その後、ストレンジは持ち前の頭脳と忍耐力でメキメキと魔術師としての頭角を現していくが、このときはまだ闇の勢力に対抗する気などはさらさらなく、自身の治療や好奇心を満たすため修行に励んでいた。演じたカンバーバッチは、ストレンジの成長について「ストレンジは、横柄であるにもかかわらず、一緒にいてものすごく楽しいヤツなんです。それに彼の人生はとにかく波瀾万丈です。完全に打ちのめされてからヒーローとして再生し、映画の終わりにはすっかり一人前になっています。その道には多くのユモア、アクション、ドラマが含まれています。それらすべての要素に僕は俳優として魅力を感じたんだ」と語っている。闇の勢力との決戦では、身を挺して香港の街や人々を守る姿があり、“ヒーローとしての自覚”が芽生え始めていた。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(18)『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ディズニープラスで独占配信中 (C)2022 Marvel最凶最悪の敵・サノスに〈アベンジャーズ〉の一員として立ち向かった。アイアンマンに上から目線で指示したり、スパイダーマンの自己紹介を軽く受け流したりなど、未だ“ストレンジらしさ”全開な一方で、未来の可能性を全て予知し、何千万分の1の勝利に賭けて自身を犠牲にする“ヒーローとしての姿”も見せた。カンバーバッチは「ストレンジは、いつも冷静沈着で、物事をしっかり見極めています。ただ、時には情熱的になって、何を犠牲にしても阻止するという強い意思を持っています」と、ヒーローとして成長したストレンジについて語っていた。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)サノスに惨敗を期してしまった後、残された〈アベンジャーズ〉の面々が、過去にタイムトラベルし消えた人々を取り戻すため奔走する。その作戦が成功し、復活したストレンジ。最終決戦では、アイアンマンに合図を送りチームを勝利に導くなど、〈アベンジャーズ〉と共に世界の人々を守り抜いた。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(22)ピーター・パーカー=スパイダーマンに助けを求められ、“禁断の魔術”で「スパイダーマンの正体が知られていない世界」に書き換えようとするも、“マルチバース”によってあらゆる世界から現れた敵と対峙することに。若きヒーローに助言をする様子は、アイアンマンや、キャプテン・アメリカが去ったいま、まさしく〈アベンジャーズ〉のリーダーとしての活躍を予感させるものとなった。そして本作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は、そんな『ノー・ウェイ・ホーム』後の物語となるMCU最新作で、未だ謎多き“マルチバース”の世界に再度ストレンジが立ち向かう。プロデューサーのケヴィン・ファイギは「カンバーバッチはストレンジを、MCUを代表するヒーローに変えました。彼は最初からこのキャラがとてつもない可能性を秘めていることを見抜いていましたよ。結果、ストレンジはMCUを先導する役となり、本作の中でもその力はいかんなく発揮されています」と語ったことがあり、本作だけでなく、今後のMCUでの活躍を示唆していた。“禁断の魔術”によって開いた扉の先にいたのは、ストレンジと全く同じ姿ながら、邪悪な雰囲気を纏うもう一人のストレンジ。最強魔術師が挑む新たな脅威と、予測不能な物語にいま世界が注目している。『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は5月4日(水・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・ストレンジ 2017年1月27日より全国にて公開© 2016MARVELアベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 2018年4月27日より全国にて公開© 2018 MARVELアベンジャーズ/エンドゲーム 2019年4月26日より全国にて公開©Marvel Studios 2019スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス 2022年5月4日より全国にて公開©Marvel Studios 2021
2022年03月30日全米に先駆け全国公開中のマイケル・ベイ監督作『アンビュランス』より、最新鋭のドローンを駆使した撮影の裏側に迫る特別映像が解禁となった。ジェイク・ギレンホール、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世、エイザ・ゴンザレスらメジャースタジオの超大作からインディペンデント映画まで、様々な作品で引っ張りだこな人気俳優が共演し、緊急車両をジャックして逃走する銀行強盗犯と警察やFBIのスリルに満ちた攻防戦を描いた本作。この度解禁されたのは、劇中のスリリングかつダイナミックなシーンの数々がいかにして撮影されたのかに迫る特別映像。本映像では、<FPV ファースト・パーソン・ビュー(一人称視点)>と呼ばれるドローンを用いた最新技術によって多くのシーンが撮影されており、その操縦にドローン世界チャンピオンが起用されていることが明かされ、いままでの技術では到底不可能だった大胆な映像表現が実現した驚くべき撮影の裏側が映し出されている。マイケル・ベイ監督と本作で9回目のタッグとなる製作総指揮のマイケル・カセは、撮影のために新しいテクノロジーを求められ、その要望に応えた結果、最も新しく最もエキサイティングな初の試みとしてドローンを用いることになったそう。そうして取り入れられることとなったドローン撮影において、ベイは一連の動きを綿密に調整し自身の思い描くビジョンを伝えつつも、実際に撮影でドローンを飛ばす段階では、世界チャンピオンでもあるアレックス・バノーバーのパイロットのセンスに全てを任せたのだとか。アレックスは「ドローンならスーパーマンみたいに世界を自由に切り取れる」とその撮影に自信を覗かせる。操縦にはヘッドマウントディスプレイが使用され、リアルタイムでの飛行映像を見ながら操縦することで、走る車の合間を縫うような繊細かつスピーディーな疾走感を表現。これまで撮影不可能だと考えられてきた映像を実現できるようになった。映像の締めくくりにはキャストのエイザ・ゴンザレスが「大画面で観ないと、この迫力は味わい尽くせない」、そして畳みかけるようにジェイク・ギレンホールが「劇場でこそ本領を発揮する」と述べ、かつてない劇場体験への期待をかき立てる映像に仕上がっている。暴走する緊急車両での手に汗握るスリリングな展開、“ハリウッドの破壊王”の異名にふさわしいマイケル・ベイ監督作品恒例のド派手なアクションシーンに加えて、最新のテクノロジーによって実現した度肝を抜くような大迫力のカメラワークにも大いに注目したい。『アンビュランス』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンビュランス 2022年3月25日より全国にて公開© 2022 Universal Studios. All Rights Reserved.
2022年03月30日『母という名の女』『或る終焉』のミシェル・フランコ監督最新作『NUEVO ORDEN(原題・英題:NEW ORDER)』が邦題『ニューオーダー』として6月4日(土)より公開されることが決定。日本版ビジュアルが解禁された。裕福な家庭に生まれ育ったマリアンの結婚パーティー。彼女を祝うため豪邸には、着飾った政財界の名士たちが集う。一方、マリアン宅からほど近い通りでは、広がり続ける貧富の格差に対する抗議運動が、いままさに暴動と化していた。その勢いは爆発的に広がり、遂にはマリアンの家にも暴徒が押し寄せてくる。華やかな宴は一転、殺戮と略奪の地獄絵図に。そして運良く難を逃れたマリアンを待ち受けていたのは、軍部による武力鎮圧と戒厳令。電話や通信網は遮断され、ついさっきまで存在していたはずの法と秩序は崩壊、日常が悪夢に変わる。だが本当の“最悪”は、まだ始まったばかりだった…。本作は、第77回ヴェネチア国際映画祭審査員大賞を受賞した話題作。広がり続ける経済格差とそれがもたらす社会秩序の崩壊、いままさに我々が直面している危機的状況を描くディストピア・スリラーだ。長編デビュー作から4作品連続でカンヌ国際映画祭に正式出品され、コンペティション部門での脚本賞を含む3冠に輝いてきたミシェル・フランコが監督を務め、その思わず目を背けたくなるような“最悪”のリアリティは各国の映画祭で激しい賛否両論を巻き起こした。これまでも、ごく普通の人間の人生がふとしたきっかけで崩壊の危機に瀕していく様を冷徹な視線で描いてきた監督は、「我々の暮らすメキシコに限らず、世界は極限状態に追い込まれている。まるで日々ディストピアに近づいているようにね。そしてパンデミックによって事態が更に悪化したことで、期せずしてこの作品は時代に即したものになってしまったんだ」と語っている。この度解禁された日本版ビジュアルには、頬に涙が伝うヒロイン、マリアンの顔と、武装した男たちの姿が対比的に写し出されている。さらに、メキシコ国旗の中の一色で、スペインからの諸州の独立を象徴する緑色がペンキのようにぶち撒かれ、不穏な展開を予感させるデザインとなっている。『ニューオーダー』は6月4日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2022年03月30日トム・クルーズ主演のスカイアクションムービー最新作『トップガン マーヴェリック』が、5月27日(金)から日本公開。この度、伝説のパイロット・マーヴェリックを演じるトムが、フライトジャケット&完全装備で出動する新ポスタービジュアルと心震える本予告が解禁となった。新ポスタービジュアルと共に解禁された予告編では、エリートパイロット養成学校“トップガン”の卒業生たちが集められるシーンから始まる。ベスト・オブ・ザ・ベストのパイロットたちをもってしても達成不可能なミッションに直面した彼らのもとに、軍トップに上り詰めた旧友アイスマンの特命を受けた、伝説のパイロット・マーヴェリック(トム・クルーズ)が教官として赴任。圧倒的な飛行テクニックで、常識破りの訓練を実施し、若きトップガンの度肝を抜く。生還可能性0のミッションへの出撃が迫るなか、若きトップガンのひとりと成長した亡き親友グースの息子ルースター(マイルズ・テラー)から、「父はあんたを信じた。だから死んだ」と糾弾されるマーヴェリックは、「もう誰も死なせたくない」と強い決意を胸に秘め、若きトップガンたちと共に、再び過酷なミッションが待ち受ける空に命を懸ける。現在可能な技術を全て駆使し、スタントなしで俳優たちが実際にパイロットとして搭乗、本物の撮影にこだわった手に汗握る迫力のスカイ・アクションと、心震わせる胸熱なストーリーを予感させる予告編となっている。『トップガン マーヴェリック』は5月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トップガン マーヴェリック©2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
2022年03月30日ほぼ全編が犬目線で撮影された『ストレイ 犬が見た世界』は、殺処分ゼロの国トルコ・イスタンブールの街で暮らす野良犬たちを追ったドキュメンタリー。この度、まるで犬たちに案内されているように、イスタンブールの観光名所を見渡せるシーンの一部が解禁となった。トルコのイスタンブールは、ローマ時代から数千年にも渡り、西洋と東洋をつなぐ要所となってきた街。かつてはオスマン帝国の帝都として栄華を極めたヨーロッパとアジアにまたがるこの街には、イスラム美術の美しいモスクをはじめ世界遺産も数多い。オリエンタルな情緒あふれる風景のボスポラス海峡、昔ながらのバザールやカフェなど、世界中の人々に人気の魅力的な観光地だ。本作に登場する主人公犬ゼイティンは、ボスポラス海峡のヨーロッパ側に位置する金角湾の両側にある新市街と旧市街を頻繁に行き来している。この新市街と旧市街を結ぶのが、イスタンブールの観光名所のひとつである「ガラタ橋」。この橋は、上階を車や路面電車が走り、下階にはレストランが軒を連ねる2階建て構造。釣りを楽しむスポットにもなっていて、地元の多くの釣り人と観光客で賑わい、橋の袂には多くの屋台が出店され、活気に溢れている。解禁された本編映像は、ガラタ橋の袂で寝ていたゼイティンが少年たちに呼ばれて、橋の上階に駆け上がっていくシーンから始まる。橋の中央には車が行き交い、欄干には所狭しと釣り人たちが並んで釣りを楽しんでいる。釣り人、通行人、観光客で混み合う橋を、強い意思を感じさせるように悠々と歩いて行くゼイティンの姿が印象的。ゼイティンに導かれ橋を渡ったカメラは、観光客がひしめく屋台を映し出す。ガラタ橋の袂には、トルコで一番よく食べられているリング型のパン「シミット」売りや、焼きトウモロコシと茹でトウモロコシを売る屋台など、多くの小さな屋台が立ち並ぶ。その屋台の合間をぬってゼイティンが少年たちと街に向かっていくところで、映像は終わる。ちなみに本編映像には登場しないが、このガラタ橋からは旧市街の丘に建つオスマン建築の最高傑作のひとつといわれる「スレイマニエ・モスク」や、新市街の展望スポット「ガラタ塔」など、イスタンブールらしい景色も堪能できる。また、多くの観光客のお目当てである名物のサバサンドは、橋の下階のレストランと袂の屋台で楽しめるという。今回の「ガラタ橋」のほかにも、街中の美しい建造物や遺跡、ボスポラス海峡から見える市街の風景や浜辺の景色なども作中では目にすることができる。動物と人間の関係性を新たな視点でとらえた本作は、北米を代表するドキュメンタリー映画祭のひとつ「Hot Docsカナダ国際ドキュメンタリー映画祭」で最優秀国際ドキュメンタリー賞を受賞している。『ストレイ 犬が見た世界』はヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストレイ 犬が見た世界 2022年3月18日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開©2020 THIS WAS ARGOS,LLC
2022年03月29日魔法界と人間界の支配を企むグリンデルバルド(マッツ・ミケルセン)を止めるため、魔法動物学者ニュート(エディ・レッドメイン)とダンブルドア先生(ジュード・ロウ)が寄せ集めチームを結成する『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』。この度、ホグワーツの「必要の部屋」からダンブルドア先生の“秘密の作戦”が動き出す本編映像が解禁となった。今回初解禁となった本編映像は、冒頭からホグワーツ魔法魔術学校が映し出され、魔法ワールドを象徴するアンセムともいえる音楽が流れて観る者を魔法の世界へ誘う。ニュート、ジェイコブ(ダン・フォグラー)、テセウス(カラム・ターナー)、ユーラリー(ジェシカ・ウィリアムズ)ら寄せ集めのデコボコチームが足を踏み入れるのは、ホグワーツに存在する、本当に必要としているときにだけ現れる「必要の部屋」。『ハリー・ポッター』シリーズでは重要な魔法アイテムである分霊箱の隠し場所や、“ダンブルドア軍団”の隠れ家としても登場した魔法の隠し部屋だ。中には、本作の舞台の1つとなるブータン王国のものと思われるキラキラと輝く祈祷ホイールの形をした移動キー(ポートキー)も確認できる。未来が見える能力を持つグリンデルバルドに対抗するために用意されたのは、5つの魔法のトランクと誰も全貌を知らないダンブルドア先生の“秘密の作戦”。ニュート愛用のトランクと、持ち主のニュートですらどれが自分のトランクか分からないほど巧妙に作られた残り4つのトランク、そして5つのトランクのうちどれか1つの中にいる“ある魔法動物”こそが作戦成功の鍵を握る、という。ジェイコブは作戦を「“3・カード・モンテ”だ」とマグルがよくやるカード遊びに例えたが、ダンブルドア先生だけが知る、先が読めない秘密の作戦の行方に期待が膨らむシーンとなっている。『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』は4月8日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 2022年4月8日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved Wizarding World™ Publishing Rights © J.K. Rowling WIZARDING WORLD and all related characters and elements are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc.
2022年03月29日『ノッティングヒルの恋人』、『ラブ・アクチュアリー』のユニバーサル・ピクチャーズが、ジェニファー・ロペス×オーウェン・ウィルソンで贈る『マリー・ミー』より、コメントが解禁された。本作で主演、プロデューサーを務めるジェニファー・ロペスといえば、類まれなる演技力と歌唱力で人々を魅了し、常に最前線で輝き世界中から愛され続けているトップスター。俳優としても歌手としても疑いようのないキャリアを築いてきたジェニファーだが、驚くべきことに、“映画のためにアルバムを制作”し、“映画の中で初めて歌唱”したのが本作『マリー・ミー』なのだそう。ジェニファー自身も「これは私の夢であって、映画と一緒にアルバムを作ることができた初めての機会でもある。音楽映画は『セレナ』以来であの映画ではセレナ本人の歌声を使ったから、自分が歌うことはなかった」と告白。本作では、表題曲「マリー・ミー」をはじめ、メランコリックな「ラブ・オブ・マイ・ライフ」、アンセミックなパワーバラード「オン・マイ・ウェイ」など9曲ものオリジナル曲が揃っている。これらの曲は、物語のキーポイントとなる部分で登場人物に寄り添い後押しするように奏でられ、観ている人の心を引き込むような仕上がりとなっており、ジェニファーとともにこの極上の音楽シーンを作り上げたカット・コイロ監督も、「私は人を良い気分にさせたいと考えている。安っぽく聞こえるかもしれないけど、最近の世界はとても暗いので、人々を笑顔にするものがあると新鮮な空気が流れる」と本作に込めたストレートな想いを明かしている。さらに本作の音楽制作には、『グレイテスト・ショーマン』のサウンドトラックなどを手掛けた“生けるレジェンド”作曲家ジョン・デブニーも参加。デブニーも「ジェニファーはピアノを弾きながら、メロディーを考えていた。私はそのメロディーを受け取り、ヒントを与えた。カットはそれに手を加えた。常に試行錯誤だった」と、歌手、監督、そして作曲家、それぞれの才能と熱い想いを結集させた本作の音楽制作の過程をふり返っている。『マリー・ミー』は4月22日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マリー・ミー 2022年4月22日より全国にて公開© 2021 Universal Pictures
2022年03月29日