幼少のころから自身の“性別の違和感”を訴えてきたサシャを追ったドキュメンタリー映画『リトル・ガール』が公開。今回は、女の子として生きたいサシャが憧れのバレエ教室に参加、 少しずつ夢を叶えていく本編映像がシネマカフェに到着した。本編映像は、サシャが通うことになったバレエ教室の1シーンから始まる。ようやく念願かなってレッスンに参加することができたサシャだったが、まだ女の子用のレッスンウエアを着ることはできない。しかし「もっと軽やかに踊って」という先生の指示を聞きながら、おぼつかないながらも見よう見まねで懸命に踊ってみる。全ての願いはまだ叶わなくても、“自分のなりたい自分”に1歩ずつ進むサシャの姿が印象的なシーン。本作の監督を務めたのは、これまでも社会の周縁で生きる人々に光をあてた作品を撮り続け、カンヌやベルリンを始め、世界中の映画祭で高く評価されているセバスチャン・リフシッツ。トランスジェンダーの人々のアイデンティティーは身体が成長する思春期に芽生えるのではなく、幼少期で自覚されることについて取材を始めていた過程で、サシャの母親カリーヌに出会い、この作品が生まれた。『リトル・ガール』は新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リトル・ガール 2021年11月19日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開
2021年11月20日世界的歌姫セリーヌ・ディオンをモデルにした物語『ヴォイス・オブ・ラブ』が、11月10日より本国フランスで公開がスタート。初週、並み居るハリウッド大作を抑えて興行収入堂々の第1位を記録と、大ヒットスタートを切ったことが分かった。本作の公開同時期は、クリント・イーストウッド監督の新作『クライ・マッチョ』をはじめ、『エターナルズ』、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』など、世界中で話題の作品が公開中というタイミング。しかし、公開初日にはフランス全土で122,671人を動員し、初日1日のみで興行収入120万ユーロ(日本円で1.56億円)となる驚異のオープニング成績を叩き出し、6日間で58万人を動員、興行収入は580万ユーロ(日本円で7.5億円)を超えた。愛に生きた、誰も知らないセリーヌの過去から現在までを、同時代の名曲約30曲に乗せて大迫力のライブシーンで描き出す本作。劇中でその名曲をカバーするのは、フランスで活躍中のヴィクトリア・シオ。本人と見紛う圧倒的な歌唱力を披露している。そんな彼女の歌声を収録したサウンドトラックCDのリリースも決定。CD輸入販売元のソニー・ミュージックレーベルズは、カナダにてフランス語の楽曲で活躍していたセリーヌが、世界デビューとして初の英語アルバム「ユニゾン/UNISON」(‘91)を発売して以来、楽曲発売を手掛けていることでも知られている。「映画『ヴォイス・オブ・ラブ』(原題:Aline)オリジナル・サウンドトラック」は12月リリース予定(輸入盤)。『ヴォイス・オブ・ラブ』は12月24日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ヴォイス・オブ・ラブ 2021年12月24日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷にて先行公開/12月31日より全国公開©Rectangle Productions/Gaumont/TF1 Films Production/De l’huile/Pcf Aline Le Film Inc./Belga
2021年11月19日伝説のバンド「ザ・スミス」の名曲で彩る珠玉の青春音楽映画『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』より、新場面写真18枚が解禁された。本作は1980年代、痛烈な歌詞と独特の音楽性で、イギリスのミュージックシーンを席巻した伝説のバンド「ザ・スミス」の名曲の数々と、貴重なインタビュー映像を彩りに80年代が蘇る青春音楽映画。タイトルの「ショップリフターズ」、代表曲の「ゼア・イズ・ア・ライト」、「ディス・チャーミング・マン」、「心に茨を持つ少年」ほか、「ザ・スミス」の楽曲20曲以上が全編に散りばめられており、メンバーとの関係や解散について語る若き日のモリッシーも見ることができる。さらに80年代のファッションや空気感を見事に再現しており、未来への不安と自分を探して彷徨う刹那を描いている。この度解禁された場面写真では、レコードショップで銃を手に神妙な面持ちを見せるディーンの姿や、パーティー会場からラジオ局に電話をかけるクレオ、パトカーを取り囲むスミスファン、マドンナのファッションを完コピして踊るシーラの姿などが見て取れる。“伝説のバンド”「ザ・スミス」解散の日、その悲しみを抱え街へ飛び出した若者たちのそれぞれの一夜を断片的に切り取った写真には、刹那的な煌きと儚さが混在しており、「ザ・スミス」のファンはもちろんのこと青春映画好きも見逃せない作品であることが窺える。『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』は12月3日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド 2021年12月3日よりTOHOシネマズ日比谷・渋谷シネクイントほか全国にて公開©2020 SOTW Ltd. All rights reserved
2021年11月19日アクション超大作『マトリックス』の新章『マトリックス レザレクションズ』の日本語吹き替え版が上映されることが決定。ネオ役の小山力也、トリニティー役の日野由利加の続投に加え、超豪華声優陣が集結した。『マトリックス』シリーズ全作で吹き替えを担当してきた小山さんが、キアヌ・リーブス演じる主人公ネオを、かつてネオと共に壮絶な戦いに身を投じたヒロインのトリニティー(キャリー=アン・モス)を、同じくシリーズ通して同役を演じてきた日野さんが続投。また、ネオを導くモーフィアス(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)は諏訪部順一。ネオの宿敵・スミス(ジョナサン・グロフ)を中村悠一。新キャラクターとなるバッグス(ジェシカ・ヘンウィック)を内田真礼、アナリスト(ニール・パトリック・ハリス)を津田健次郎が吹き替える。ほかにも、過去作でもナイオビ(ジェイダ・ピンケット・スミス)の声を務めた本田貴子が参加、ネオを支えるサティー役(プリヤンカ・チョープラー・ジョナス)を水樹奈々、ネオをサポートするジュード役(アンドリュー・ルイス・コールドウェル)を間宮康弘、バッグスの仲間でネオを支えるセコイア役(トビー・オンウメール)を小野大輔が担当する。<吹き替え声優コメント>◆小山力也第1作の収録の時は、作品に感動し俳優に畏怖し、御縁に喜び、覚悟と使命を持って演じました。今も私の部屋の書棚の真ん中に、それはあります。吹き替え版は音声ガイドではない。作品に失礼があってはならない。年月を経ての第4作にも、新たなる覚悟と使命を刻みます。◆日野由利加未知なるものに翻弄される今、形なき感覚や他者を通して己を知り、新たな可能性と未来に向き合っていく。時代に斬り込んできた「マトリックス」何を感じ、信じるのか。自分の目で真実を見極める時。貴方は、青or赤どちらのカプセルを選択しますか?◆諏訪部順一『マトリックス』といえば、まさにSFアクションの金字塔。前3作はすべて公開当時に劇場で鑑賞しています。新作続編の情報を知ってワクワクしていたのですが、まさか関わることができるとは!吹替収録は大変胸がおどりました。ぜひ劇場へ!◆中村悠一今回「スミス」役で出演させていただきます、中村です。『マトリックス』シリーズをご覧になったことのある方なら役名でピンと…来ませんか?僕自身も当時本作に大ハマリした口なので、思わず「これは…!」と声が漏れ出てしまいました。彼がどう物語に絡んでくるのか、そしてネオ達の新しい物語をぜひ楽しみにお待ちください!◆内田真礼今回長く続くシリーズに、新しく登場するキャラクターを担当させていただくということで、まっさらな気持ちで作品と向き合いました。マトリックスの世界では、なにが正解かわからなくなる瞬間が多々訪れます。その中で、彼女が見てる景色はひとつであるということが、とても色濃く頼もしく見えました。ぜひ、どんな景色が見えるのか劇場でご覧になってください!◆津田健次郎遂にマトリックスの新作公開。バレットタイムの衝撃からおよそ20年、再びマトリックスの世界を観られるのをとても嬉しく思います。しかも吹替で参加出来るとは。最高です。新しいSFの扉を開けたマトリックスが次はどんな世界を作り出すのか。是非劇場で。◆本田貴子いちファンとして参加できることに胸躍りました。が、見ているのと世界に入って生き演じるのは全然違いました(笑)。思い出すのはザイオンの閉塞感と永遠にも思える緊張感。今作の登場で生き続けてきたんだなぁと、感慨深いです。新作も期待を裏切らない面白さです。是非過去作と併せてお楽しみ下さい。◆水樹奈々新作制作が発表されてから絶対に観たいと思っていた作品に、まさか携わることができるなんて本当に光栄です!今回もまさかまさかの展開に、1秒たりとも目が離せません!ネオを全力サポートする一員として、魂を込めて演じさせていただきましたので、日本語版でもぜひお楽しみいただけたらと思います!◆間宮康弘マトリックス生まれリローデッド育ち、悪い奴は大体レボリューションズなジュード役・間宮康弘だ。旧三部作にドハマりしたオタク野郎が、ネオの○○として関われるなんて夢のようだぜ!さあ、過去作ファンも新規ファンも、心ゆくまでレザレクションズッッ!◆小野大輔第1作公開当時、バレットタイムのVFX技術に、文字通り心を撃ち抜かれたのを覚えています。進化し続けるマトリックスシリーズに参加させてもらえることを光栄に思います。『マトリックス レザレクションズ』は12月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:マトリックス レザレクションズ 2021年12月17日より全国にて公開©2021 WARNER BROS. ALL RIGHTS RESERVED
2021年11月19日“僕はここにいる”。高校3年の新学期を迎えた朝、エヴァンは家の窓から外を通り過ぎる人たちに向かい、心の中で窓ガラスを叩いては手を振り続ける。誰かが、手を振り返してくれるのを待っている。そんなエヴァンの孤独な胸の内を歌い上げる「Waving Through A Window」から幕を開ける映画『ディア・エヴァン・ハンセン』。休み中のある出来事により腕を骨折してギブスをした彼には、心を開いて語り合える友だちがいない。母親は毎日忙しそうで自分の話を聞いてくれる余裕なんてない。だから、まず心にブレーキをかけることを学んだ。この切なる叫びを誰かに打ち明けて最低の自分をさらけ出してしまったら、何を言われるか分からない。SNSにどんな投稿をされるか分からない。こうしたエヴァンの本音がセリフではなく、エモーショナルなメロディに乗るからこそ『ディア・エヴァン・ハンセン』はストレートかつ、リアルに胸に響いてくる。トニー賞受賞の大ヒットブロードウェイミュージカルを映画化2016年12月の上演以来、連日チケット完売、社会現象となる大ヒットを記録したブロードウェイ・ミュージカルの映画化をした本作。残酷で混沌としたソーシャルメディア時代に、自分の居場所を切実に求める青年の孤独感や葛藤、他人の悲嘆を自分の物語として共有したがる心理、大人たちの不器用な喪失との向き合い方などを描き出し、トニー賞では作品賞と主演男優賞(ベン・プラット)を含む6部門を獲得した。本作を生みだしたキーパーソンは、『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』を手がけたベンジ・パセックとジャスティン・ポール、そして伝説的名作「RENT」に大きな影響を受けたという脚本家のスティーヴン・レヴェンソンだ。よく知らないクラスメイトの悲劇を、まるで自分事のようにとらえ、一体感を持とうとする心理の裏には、誰かと繋がりたいという切実な欲求が隠されていると考えた3人は、自分の殻に閉じこもる社交不安症を抱えた本作の主人公エヴァン・ハンセンを生みだした。その上で、「ポップ・ミュージックという枠組みの中で、僕たちが考えたテーマとアイデアを表現する手段」を「RENT」から学び、楽曲を作り上げていったという。舞台版主演ベン・プラットを迎え『ウォールフラワー』監督が映画化映画版で主演を務めたのは、ブロードウェイ初演でもエヴァン・ハンセンを演じてきたベン・プラットだ。キャラクターへの深い理解と説得力を伴った彼の歌声は、映画化にも欠かせないものとなった。ベン自身、「彼と一体化し、身体的、感情的、音声的に彼を表現することができたから、エヴァンは僕にとってすごく特別な存在だったし、第二の人格のようだった」と語るほど。さらに監督には、映画版『RENT/レント』(05)や『美女と野獣』(17)で脚本を手がけ、『ワンダー 君は太陽』(17)では監督と脚本を、『ウォールフラワー』(12)では自身の原作を基に監督、脚本、製作総指揮を担当したスティーヴン・チョボスキーが起用された。舞台版のキャストや製作者たちは、作品によって自身や知人が助けられたという大勢のファンから手紙を受け取っていたそうだが、チョボスキーもまた、『ウォールフラワー』の原作本と映画を世に送り出した後に同様の手紙を受け取ってきたという。「15年のキャリアの中で、僕はいつも若者を理解し鼓舞する映画を作ってきた。『ウォールフラワー』での経験から、人気のあるエンターテインメントは若者に影響を与えることができると気づいたんだ」とチョボスキーは語る。また、彼が本作に最適だったのは、思春期の孤独やメンタルヘルスだけでなく、究極の選択をしたコナーの母親シンシアや、その妹ゾーイ、義父のラリーなど、不安や絶望、喪失感に苦しむ(大人たちを含む)キャラクターたちの複雑な家族関係を描けることも大きい。「ラリーとゾーイの怒りはよく理解できるし、息子の思い出をとどめておきたいというシンシアの気持ちも分かる。喪失の中で生まれる数々の策略についてもね」とチョボスキーは言う。しかも、パンデミックを経た現在では、舞台版が作られた当時よりもはるかに孤独が“蔓延”しているのだ。映画オリジナルの新曲も!心震わす楽曲の数々この瞬間もどこかで思い悩んでいる誰かに届くような、真実味に溢れた物語がいま必要とされている。そんな現実の空気感を大切にするために、舞台版からの削ぎ落としと、付け足しの作業が行われた。パセックとポールは、映画版でエヴァンの同級生アラナを演じるアマンドラ・ステンバーグと一緒に「The Anonymous One」を作り、ミュージカルにも出演していたコルトン・ライアンがコナーとして披露する「A Little Closer」と、新曲2作を新たに提供した。前者を歌う場面では、充実した高校生活を送っているように見えるアラナとエヴァンには実は共通点が多々あり、孤立感と日々闘っていることが明らかにされる。また、後者は究極の選択をしてしまったコナーの人間性や素顔を垣間見ることができる貴重な楽曲だ。映画では、エヴァンが講堂で1人歌い上げる、“どんなに孤独だと感じても、決して独りじゃない”というメッセージが込められた「You Will Be Found」がSNSで拡散され、共感した若者たちの反応が重なっていくシーンも大きな見どころ。また、エヴァンとジャレッド(ニック・ドダニ)が創作したコナーとの架空の友情話(?)が詰まった「Sincerely Me」も、「フレッド・アステア&ジーン・ケリー的なシーンにしたかった」と振付師のジャマイカ・クラフトが振り返る印象的なシーンに。遊び心に溢れた分、コナーの不在という現実が重くのしかかる。さらに、エヴァンがついてしまった“思いやりの嘘”の顛末は、映画ならではの表現で観る者に問いかけてくる。冒頭の「Waving Through A Window」、“親友”コナーが木から落ちたエヴァンに手を差し伸べるという“嘘”が語られる中盤の「For Forever」、そして本当は何があったのか、「Words Fail」と共にフラッシュバックする終盤と、1つの真実を描く3つの異なるシーンに注目。映画だからこそ、エヴァンが手に入れた嘘の代償、偽りの幸せの居心地の悪さと、虚像を乗り越えた後の苦い成長がいつまでも余韻として残り続けている。『ディア・エヴァン・ハンセン』は11月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ディア・エヴァン・ハンセン 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.
2021年11月19日ダン・スティーヴンスが完璧な恋人アンドロイドを演じるアカデミー賞国際長編映画賞・ドイツ代表作『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』より、シーン写真が解禁となった。この度解禁されたのは、合計6点のシーン写真。アンドロイド会社のコンサルタント(ザンドラ・ヒュラー)に連れられてアルマ(マレン・エッゲルト)のもとを訪れ、まだどこか“ロボット然”とした様子のトム。彼女を喜ばそうとバスルームにキャンドルを敷き詰めてシャンパンまで用意し、さながら『プリティ・ウーマン』でリチャード・ギアが演じたロマンチックなひと時を再現しようとするシーン。デート中、彼女をただ静かに見守り、優しい表情を見せる様子など、少しずつ時を重ねることで徐々に表情や雰囲気が変化していくアンドロイド・トムと、最初は抵抗しながらも、トムの優しさとユーモアに心が解されていくアルマの、チグハグだけどどこかロマンチックな生活を切り取っている。人間同士の恋愛は妥協や擦り合わせの繰り返しで、ままならないことばかりだが、ロボット相手なら難しい人間関係もストレスゼロ。しかし、衝突のない関係は「愛」なのだろうか?それとも「高度で繊細なアルゴリズムの結果」なのか?果たして、人間アルマとロボットのトムが行き着く未来とは?ミドルエイジクライシスに直面する女性をアンドロイドが救うラブロマンスであると同時に、哲学的な永遠の問いを投げかける新時代のヒューマンドラマに期待が高まる写真となっている。『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』は2022年1月14日(金)より新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド 2022年1月14日より新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開©2021, LETTERBOX FILMPRODUKTION, SÜDWESTRUNDFUNK
2021年11月19日全米最大の犯罪組織“シンジケート”を率いてアメリカの暗黒街を支配した男の人生を描くクライム・サスペンス・アクション大作『LANSKY』が邦題を『ギャング・オブ・アメリカ』として日本公開することが決定。併せて、ポスタービジュアルと予告編が解禁された。舞台は1981年のマイアミ。作家のデヴィッド・ストーン(サム・ワーシントン)は、伝説的マフィアであるマイヤー・ランスキー(ハーヴェイ・カイテル)の伝記を「俺が生きているうちは、誰にも読ませるな」という条件のもと執筆することとなる。インタビューがはじまり、ランスキーは自らの人生を赤裸々に語りはじめた。それは、貧しい幼少時代やラッキー・ルチアーノとの出会い、そして殺し屋集団のマーダー・インクを組織し、ついにはアル・カポネやフランク・コステロと肩を並べる存在までに上り詰め巨万の富を築いたランスキーの、半世紀以上におよぶギャングたちの壮絶な抗争の記録だった。インタビューが終わりに近づいた頃、ストーンはFBIが3億ドルともいわれるランスキーの巨額資産を捜査していることに気づく。捜査協力を強いられたストーンは、ある決断を下すことになるのだが…。本作は、アメリカの暗黒街を支配した男の人生を描くクライム・サスペンス・アクション大作。監督・脚本を担当したエタン・ロッカウェイの父親であるロバート・ロッカウェイは、実際に生前のランスキーにインタビューを行ったストーンのモデルでもある。ランスキー役には、『レザボア・ドッグス』の名優ハーヴェイ・カイテル、若き日のランスキーには、『オーヴァーロード』のジョン・マガロが出演。そして、作家のストーン役には『アバター』シリーズの新作が待たれるサム・ワーシントンが演じている。この度解禁された予告編では、年老いたランスキーが自分が死ぬまでは誰にも読ませないことを条件に、作家のストーンに伝記執筆を許し半生を語るシーンが切り取られている。回想シーンでは、殺し屋集団「マーダー・インク」による冷血な処刑シーンや、激しい銃撃戦、暗黒街を支配し“王”と呼ばれるまで上り詰める様子が映し出される。そして、現在のシーンでは、ランスキーが隠し持っているとする3億ドルのありかを聞き出すように、FBIがストーンに迫る場面も。現在と過去を行き来しながら、スリリングに展開していく映像となっている。併せて解禁されたポスタービジュアルでは、伝説のマフィア・ランスキーと作家のストーンの顔が大きく写し出され、その間には炎に包まれた街を背景に、殺し屋集団のマーダー・インクを彷彿させる男たちが銃を構える姿が。「伝説のマフィア王、マイヤー・ランスキーその男は、アメリカの《闇》そのものだった」というコピーも並び、ギャングたちの壮絶な抗争の様子を彷彿とさせるビジュアルとなっている。『ギャング・オブ・アメリカ』は、2022年2月4日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2021年11月19日わずか8年足らずの活動にもかかわらず、世界中の人々に多大な影響を与えた伝説のロックバンド「ザ・ビートルズ」を映したドキュメンタリー『ザ・ビートルズ:Get Back』より、本編映像が解禁された。1969年1月。それぞれのメンバーのソロ活動が活発になり、解散もうわさされていた彼らが、原点であるライブに戻ろうと曲作りを行うセッションの様子が収められている本作。この度解禁となった本編映像では、1969年1月2日ロンドンのトゥイッケナム・スタジオでの、まさに1か月に及ぶセッション初日の様子が収められている。彼らが演奏しているのは、後にアルバム「レット・イット・ビー」に収録されることになる「アイヴ・ガッタ・フィーリング」。作詞作曲は、ジョンとポールの共同名義となるレノン=マッカートニー。殺風景なトゥイッケナム・スタジオには、メンバー4人とオノ・ヨーコ、そしてプロデューサーのジョージ・マーティンと撮影クルーの姿が。ポールは「次はE。Gだ。Dだ」とコードを叫び、ジョージが「曲名は“アイヴ・ガッタ・フィーリング”?」と聞いており、まだ楽曲が完成していない状態であることが分かる。そして本映像において特徴的に捉えられているのが、ポールの一挙手一投足を見逃さないように、真剣な眼差しを向ける、ジョージとリンゴの姿だ。ポールは、「あれは最高な期間だったよ。私たちは本当に良いバンドだったから、そういう意味でも、このような親密な形であの期間が記録されていることが、この作品の素晴らしさだと思うんだ。音楽も見れるし、遊んでいる姿も見れるし、おしゃべりも見れるけど、基本的には、この男たちをとても親密な形で盗み見しているような感じだね」と当時を回想。これまでのイメージを覆す、ジョン、ポール、ジョージ、リンゴの深い絆。解散後約半世紀を超えたいま、遂にビートルズの≪衝撃の真実≫が明かされる。『ザ・ビートルズ:Get Back』は11月25日(木)・26日(金)・27日(土)よりディズニープラスにて全3話連続見放題で独占配信スタート。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ザ・ビートルズ:Get Back 2021年8月27日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年11月19日クリント・イーストウッド監督デビュー50周年記念作品『クライ・マッチョ』より、場面写真7点が解禁となった。本作は、アカデミー賞5部門受賞に輝いた『許されざる者』、同4部門受賞の『ミリオンダラー・ベイビー』、人間の誇りと生き様を描いた『グラン・トリノ』、社会現象化して全世界で大ヒットした『アメリカン・スナイパー』など、映画監督として孤高の歩みを続けるクリント・イーストウッドの監督最新作。主演も務めたイーストウッドが演じるのは、かつてロデオ界のスターだったマイク・マイロ。元雇い主から、別れた妻に引き取られている息子ラフォを連れ戻して欲しいと依頼され、メキシコから米国境へ向け少年とともに旅することになる。メキシコ警察や追っ手が迫る中、人生の岐路に立たされた2人の運命は…?解禁された場面写真では、元雇い主からの誘拐の依頼や、親の愛を知らないラフォが警戒心をむき出しにする様子、壮大な大自然メキシコの旅、寄り道した町で出会う強さと優しさを備えたマルタとの様子が写し出されている。出会うはずのなかった少年と落ちぶれた元カウボーイの旅。勇気、希望、友情、そして愛…これまで数々の人生を描いてきたイーストウッドが本作で描く真の「強さ」とは?監督デビュー50年を迎えた集大成にふさわしい感動作となっている。『クライ・マッチョ』は、2022年1月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クライ・マッチョ 2022年1月14日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2021年11月19日トム・ホランド×デイジー・リドリー×マッツ・ミケルセン共演の新感覚SFエンターテイメント『カオス・ウォーキング』より、未公開シーンが解禁となった。先週12日(金)より公開された本作。その壮大な世界観、斬新な設定はもちろん、キャラクターのイメージ通りのキャスティングにも注目が集まった。中でもとりわけ話題となったマッツ・ミケルセンが登場する未公開映像が解禁された。映像には、頭の中の思考や想像が露わとなる“ノイズ”のコントロール方法を、マッツ・ミケルセン演じるプレンティスが子どもたちに指南する場面が収められている。「ナイフは肌身離さず持つ。それが男だ」と意気込む少年は、トム・ホランド演じるトッドの幼い頃。一方、《息子はこの僕だ。なぜ こいつが》というトッドへの嫉妬心が“ノイズ”として露わになりながらも、すまし顔をしている少年は、幼いディヴィ。ニック・ジョナスが演じる役の少年時代だ。そんな2人に、プレンティスは「ノイズは力になる」と教え、それを使うには「訓練が要る」とも語る。「まずは“タカ”を思い浮かべるんだ」と、トッドが出した小さなタカに対して、巨大なタカを具現化してみせるプレンティス。それを見て驚きと尊敬の眼差しを向けるトッドとディヴィの姿からは、それぞれが「父」へ思慕によって対立しながら成長していくであろう未来も予想できる。また、プレンティスが実の息子よりも上手く“ノイズ"をコントロールできるトッドに目をかけていたであろうと推測させ、本編への理解が深まる未収録シーンとなっている。『カオス・ウォーキング』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:カオス・ウォーキング 2021年11月12日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2021 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved
2021年11月18日フランソワ・オゾン監督の『8人の女たち』『スイミング・プール』、是枝裕和監督『真実』などに出演するリュディヴィーヌ・サニエ主演作『ローラとふたりの兄』から、主人公ローラをめぐる個性的な登場人物たちの場面写真が一挙に解禁となった。本作は、兄と妹の物語であると同時に、三人兄妹それぞれのパートナーや息子、日常で出会う何気ない登場人物たちの存在が、ドラマに深みを与えている。弁護士のローラ(リュディヴィーヌ・サニエ)は、離婚調停の依頼人だったゾエール(ラムジー・ベディア)から食事に誘われ、彼の笑顔と積極的なアプローチにしだいに惹かれていく。ゾエールは、ローラの家族を客観的に見守り支えてくれる頼れる存在。長男ブノワ(ジャン=ポール・ルーヴ)は天真爛漫な妻・サラ(ポーリーヌ・クレマン)と幸せな新婚生活を送っている。サラは、かなり個性的なアクセサリー作家で、飾らない笑顔が周囲を幸せな気分にしてくれる。だが、ある日サラが家を飛び出してしまい、ブノワが追いかけて向かった先は元妻3人による女子会だった!一方、次男ピエール(ジョゼ・ガルシア)は、妻サビーヌ(フィリピーヌ・ルロワ=ボリュー)と別居中。仕事のトラブルに見舞われるが、なんでも自分で抱え込む性格からサビーヌに助けを求めたときにはすでに2人の心の距離は広がっていて…。サビーヌは、良識的な女性。別居したいまも、思い込みで突っ走るピエールを優しく諭す。そんな一筋縄でいかないフランスの大人たちの複雑な恋愛模様は、本作の見どころの1つ。また、息子・ロミュアルド(ガブリエル・ナカーシュ)は、ケンブリッジ大学に進学を控える心優しき秀才。頭が良すぎるせいか、独特な言葉遣いがチャーミング。父親が仕事でトラブルを抱えていることを知った彼は隠れてある行動を起こすが…。また、ピエールの部下アントワーヌ(フラン・ブリュノー)は、いつもおっとりしていて、一見何も考えていないように見える“ゆとり系”。しかし、ピエールがトラブルで頭に血が上っているときも、いつもゆったりと構えて深呼吸のようなひと言をくれる。この2人の存在は物語の清涼剤的な役割にもなっている。そのほかにも、ローラたちが両親の墓参りにいくたび出会う常連のおじいさんや、団地のおばあさんなど、濃すぎるサブキャラクターたちが与える深みとリアリティにも注目だ。11月14日から27日までは「家族の週間」、11月21日は「家族の日」。本作は、いざというときにそばにいてくれる人の大切さを思うきっかけになりそうだ。『ローラとふたりの兄』は12月10日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ローラとふたりの兄 2021年12月10日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2018 NOLITA CINEMA - LES FILMS DU MONSIEUR - TF1 DROITS AUDIOVISUELS - FRANCE 2 CINEMA
2021年11月18日ISに家も家族も故郷も奪われた男たちが命をかけてゲリラ戦を仕掛ける様を描いた『モスル~あるSWAT部隊の戦い~』より、本編映像が解禁された。今回解禁となったのは、モスルで新米警察官として働くカーワが重武装したISと激しい銃撃戦を繰り広げるシーン。カーワは同じく警察官である叔父とともにISを討ち取っていくが、次第に攻撃の手数が減っていき窮地に追い込まれる。しかし自らの陣地に踏み込まれ、為す術もなしと思われたその時、これまでとは違うライフルの音が響き渡るという緊迫の映像になっている。SWAT部隊の若きホープ・カーワには、2017年のヴェネチア国際映画祭で高い評価を得たソフィア・ジャマ監督の『The Blessed(原題は、Les bienheureux)』で見事な演技を披露したフランス系チュニジア人であるアダム・ベッサが抜擢された。彼は本作のプロデューサーでもあるルッソ兄弟が製作を務め、クリス・ヘムズワースを主演に迎え人気を博したNetflixのアクション映画『タイラー・レイク-命の奪還-』でも傭兵部隊の主要メンバーとして好演を見せており、話題作への出演が続いている。観客にとって物語の窓口ともいえるカーワは非常に重要であり、たった数時間の出来事で人生が変わってしまう難しいキャラクターのため慎重にキャスティングされた。そしてカーナハン監督が「二か月間、何度も何度もアダムのテープを見返したくなったんだ。カーワ役に、約70名の役者をオーディションしたが、彼の演技がずば抜けて説得力があったんだ」と語るように、細かな視線の動きや表情のひとつひとつから、ベッサのリアリティのある抜群の演技力が本作の持つ緊張感を倍増させていることが分かる。そんなアダム・ベッサはカーワを演じるにあたり「言語には、言葉以上のものが含まれる。言語を通してその現地の感情、文化、慣用句、冗談に触れることができる。アクセントにとらわれず、カーワの感情を表現できるようになるためにも、最初はアクセントの習得に没頭する必要があったんだ」と現地の言語のリアルなアクセントも習得したことを明かしている。『モスル~あるSWAT部隊の戦い~』は2021年11月19日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:モスル ~あるSWAT部隊の戦い~ 2021年11月19日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2020 Picnic Global LLC. All Rights Reserved.
2021年11月18日第73回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクションに選出され、アカデミー賞国際長編映画賞フランス代表の最終選考作品となった注目作『GAGARINE/ガガーリン』の日本公開が決定し、併せてシーン写真1点が解禁となった。舞台は「地球は青かった」の言葉で有名な宇宙飛行士ガガーリンに由来する名前を持つフランス・パリ郊外に実在する<ガガーリン>公営住宅。16才のユーリは、この赤レンガの大規模な団地の名前に導かれるかのように宇宙飛行士を夢見、そして、かつて自分を置いていった母の帰りを信じて待ち続けていた。そんな中2024年パリ五輪開催のため老朽化したガガーリン団地の解体計画が持ち上がる。ユーリは帰らぬ母との大切な思い出が詰まったこの場所を守るため、友だちのフサームとディアナと一緒に取り壊しを阻止するために動き出す。自由を愛する少女ディアナとの初恋、親友フサームとのかけがえのない友情により、少しずつ成長していくユーリ。しかし間もなく取り壊されるガガーリン団地と呼応するかのように、ユーリも自分の“世界”の喪失と再生に葛藤する。募るユーリの思いはどこへ向かうのか…。監督は、本作が長編デビューとなるファニー・リアタール&ジェレミー・トルイユの男女2人組。団地が建設された1960年代当時の時代背景やそのインパクトのある外観、ロシアの宇宙飛行士ユーリ・ガガーリンから名づけられていることに興味を持ったことが本作を製作するに至った経緯だと語る。「<ガガーリン>団地は貧しい人々が住む極地的なエリアだ。メディアはこの地域の治安の悪さばかりを取り上げる。フランスでは、本作のような映画を<Film du banilieue>(郊外の映画)と呼び、その映画に描かれているもの全てについて、ある種の新しいジャンルであるかのように言う。しかし、それは違うと思っている。そこには様々な語られるべきストーリーがある。たまたま貧しい古い建物が立ち並ぶエリアに住んでいるだけなのだ」。「団地に住む子供たちの中には、外界と交流をしたがらない子もいるが、本作の主人公のユーリにとって、団地は宇宙船で、宇宙船から外に出れば自由になれる、息が出来ると思っている、ただ団地は彼の母のお腹の中と同じ。なかなか外に出る勇気が持てない。(団地を)そういう存在として描いた」と言い、特定の地域に住む子どもたちについてステレオタイプな描かれ方について疑問を抱いた彼らは、解体前のガガーリン団地で実際に撮影を行い、ノスタルジックで幻想的な映像美の中に、繊細な若者の心の機微を見事に映し出すことに成功した。主演は、本作で見出されたアルセニ・バティリ。スクリーンデビューとは思えない程の高い演技力で主人公の揺れる心情を体現し、第17回セビリア・ヨーロッパ映画祭ほか各国の映画祭にて主演男優賞を受賞、ほかキャストに注目の若手女優リナ・クードリ(『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン 別冊』)、さらにレオス・カラックス作品の常連ドニ・ラヴァンが特別出演している。解禁となったシーン写真は、ガガーリン団地の屋上の上で、夜空を見上げながらお互いの気持ちを明かす主人公ユーリと仲間との青春の1シーンを切り取ったもの。青春のエモーショナルなひと時を感じさせる1枚となっている。『GAGARINE/ガガーリン』は2022年2月25日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:GAGARINE/ガガーリン 2022年2月25日より新宿ピカデリー、HTC有楽町ほか全国にて公開©2020 Haut et Court – France 3 CINÉMA
2021年11月18日レディー・ガガ主演、リドリー・スコット監督とのタッグで、ブランドの元祖と呼ばれるファッション・ハイブランド「GUCCI」一族崩壊を描く『ハウス・オブ・グッチ』。この度、最新映像となる本予告と本ポスターがお披露目された。1995年3月27日、ミラノで実際に起きた「GUCCI」創業者グッチオ・グッチの孫にあたる、3代目社長マウリツィオ・グッチの暗殺事件の真実に迫る本作。解禁となった最新映像は、ガガが演じるパトリツィア・レッジャーニの視点で描かれる。冒頭では、パトリツィアが夫のマウリツィオ(アダム・ドライバー)と共に、アルド(アル・パチーノ)の豪華な邸宅を訪れる。グッチ家独特の風習に戸惑うが、一方で冷静に「彼らは全てを持っている。富、スタイル、権力。殺してでも欲しいものを」と観察しており、野心を示す兆候が見られる。「グッチは帝国だ」と話すマウリツィオに「あなたが立て直せば?」とけしかけるパトリツィア。やがて一族衰退と比例して、パトリツィアは「グッチ家には新たな血が要る」と全身を「GUCCI」で固め、次第に発言力と地位を強めていくが、アルドに「グッチとは私の発言そのもの。女の出る幕はない」と言い放たれる。夫を含めグッチ一族からよそ者扱いされ、精神的にも排斥されるパトリツィア。その後「何様のつもり? “不要なもの”は捨てなければ」と何かを企み、占い師ピーナ(サルマ・ハエック)と成し遂げようとする。次第に崩壊していくグッチ家の人々へ「特に道徳心は高くないけど、私はフェアな人間よ。だから賛成、型破りな罰でもね」と悪びれる様子もなく語るが…。本作では、パトリツィアとマウリツィオとの結婚、グッチ家に嫁ぎ1970年代から愛、裏切り、退廃、復讐、そしてマウリツィオ暗殺計画に至るまでの約30年にわたる、グッチ一族の崩壊と闇に包まれた真実が明かされる。ガガは「(本作の役作りのため)イタリア語なまりの英語を半年もの間訓練し、ジャーナリストのごとくパトリツィアの人生を掘り下げた」というほど熱意を込めた演技を披露。豪華アカデミー賞俳優たちとの競演にも期待が高まる映像となっている。『ハウス・オブ・グッチ』は2022年1月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハウス・オブ・グッチ 2022年1月14日より全国にて公開ⓒ 2021 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED.
2021年11月18日レニー・ハーリン監督×ピアース・ブロスナンがタッグを組んだアクション・エンターテインメント大作『ザ・ミスフィッツ』の公開が決定。日本版アートワークと予告映像が到着した。凄腕の犯罪プロフェッショナル集団「ミスフィッツ」。極悪人を騙して大金を盗み、弱者達に返すことをモットーとする彼らは、多くが謎に包まれた現代の義賊的存在。そんな彼らの次のターゲットは、凶悪テロリストの資金源となっている大量の金塊だった。金塊が隠されているのは、中東の砂漠に隠された最強セキュリティの私営刑務所。今回の任務が一筋縄でいかないことを悟った彼らは、一匹狼で伝説的な盗みのスペシャリスト、リチャード・ペイスを半ば強引に勧誘し、ドリームチームを結成。しかし、テロリストに資金が渡るまでのタイムリミットは残り僅かで――。正義の犯罪プロフェッショナル集団“ミスフィッツ”と、過激派テロリストたちの金塊をめぐる激闘が描かれる本作。5代目ジェームズ・ボンドを務めたピアースが今作で演じるのは、一匹狼で伝説的な盗みのスペシャリスト、リチャード・ペイス。ミスフィッツが彼を半ば強引に勧誘し、ドリームチームを結成する。さらに、タイ出身の兄弟アイドルデュオ“ゴルフ&マイク”として日本でも活動していたマイク・アンジェロ、ミュージシャンとしても知られるニック・キャノン、『エンジェル ウォーズ』のジェイミー・チャン、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のハーマイオニー・コーフィールド、『レザボア・ドッグス』のティム・ロスが出演している。本作のメガホンをとったハーリン監督は、『ダイ・ハード2』『クリフハンガー』『ドリヴン』などを手掛けたアクション職人。今作では、手に汗握る大掛かりな騙し合いだけでなく、チート級エンジンを搭載した高級車や壮絶な肉弾戦や、ラクダ(?)が登場し、娯楽映画に必要な全てをこれでもかと盛り込み、LAからアブダビの砂漠地帯まで、世界を股にかけた極上のエンターテインメントムービーを作り上げた。到着した映像では、ターゲットの大量の金塊や、ド派手なアクションシーンが登場している。『ザ・ミスフィッツ』予告映像『ザ・ミスフィッツ』は2022年1月21日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ザ・ミスフィッツ 2022年1月21日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2020 Film Gate Productions FZ LLC. All Rights Reserved.
2021年11月17日フランス映画『エール!』のハリウッド版リメイクとして、サンダンス映画祭では観客賞ほか史上最多の4冠に輝き、同映画祭史上最高額・約26億円で落札された『コーダ あいのうた』から、溢れ出す愛情を切り取った場面写真が解禁された。この度解禁される場面写真は6点。本作のポスターにも採用された、家族にとって大事な場所である海辺の前で撮影した記念写真のような風景。家族の中でたった1人の“健聴者”主人公のルビーを演じるエミリアが愛する人たちに向かって舞台で歌い上げる様子。指をクロスすることで「愛してる!」という手話メッセージを伝える姿のほか、彼女の旅立ちを全身で祝福する家族。『シング・ストリート未来へのうた』のフェルディア・ウォルシュ=ピーロ演じる憧れのクラスメイト・マイルズと放課後、一緒に歌の練習に励む姿や、合唱部の仲間と舞台に立つ姿など、いずれもルビーと彼女の周囲を取り巻く愛情あふれる風景を切り取ったものとなっている。『コーダ あいのうた』は2022年1月下旬、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コーダ あいのうた 2022年1月、全国にて公開© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2021年11月17日『ゴーン・ガール』で高い評価を得たロザムンド・パイクが主演、第78回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞した映画『パーフェクト・ケア』。この度、クセ者たちが予測不能でカオスな展開を繰り広げる、最新ロング版予告とキャラクタービジュアルが解禁された。今回新たに解禁する予告映像は、身寄りのない高齢者の資産を搾り取る“完璧なケア”で知られる悪徳後見人のマーラ(ロザムンド・パイク)、そんなマーラの大胆なビジネスを裏で支えるパートナーのフラン(エイザ・ゴンザレス)が、“完璧なケア”を施す次の獲物としてジェニファー(ダイアン・ウィースト)を施設に強制連行。そのジェニファーを巡り、マーラに脅しをかけるインチキ感満載のジェニファーの弁護士ディーン(クリス・メッシーナ)、さらにはなぜか彼女を付け狙うロシアン・マフィアのボス・ローマン(ピーター・ディンクレイジ)といった、超クセの強い面々が繰り広げる、予想だにしないカオスな展開模様が存分に映し出される。原色のジャケットを纏いいきなりの家庭訪問、動揺するジェニファーを強引にケアホームへと入居させたマーラは、勝手に家財を運び出してオークションにかけて私腹を肥やすなどやりたい放題。しかし、貸し金庫でとある宝石を手にすると物語は一変。ジェニファーの弁護士を名乗るディーンから突如脅しをかけられたと思えば、そのさらに裏で完全にやばい雰囲気プンプンのロシアン・マフィアまでもが暗躍。高齢者を食い物にしてきたマーラが今度は獲物側に。薬で眠らされ車に押し込まれるや、そのまま崖下へ落とされて水中へ――。予期せぬ危険に巻き込まれたマーラが息つく暇もなく、次の展開へ。戸惑いを見せながらホームに入れられていたジェニファーは、か弱い老婦人の顔から一転、ただならぬ雰囲気を醸し出しつつ「マズイことになりそうね」と不敵な笑みでマーラを挑発。それでも「私に“負け”はないあなたを絶対に手放さない私が最強の絶対王者」と奮起する不屈のマーラ。ジェニファーの真の正体とは?まさにバトルロワイヤル、最後に勝つのは一体誰なのか、予測もつかない予告編となっている。ロング予告映像の解禁にあわて、<キャラクタービジュアル>も公開。ロザムンド演じるマーラをはじめ、ひと癖もふた癖もある5人のキャラクターたちが、それぞれのイメージに合わせてカラフルに彩られている。『パーフェクト・ケア』は12月3日(金)より12月23日(木)まで全国劇場にて3週間限定公開&デジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パーフェクト・ケア 2021年12月3日より全国にて公開、デジタル配信開始©2020, BBP I Care A Lot, LLC. All rights reserved.
2021年11月17日全世界待望のトム・ホランド主演『スパイダーマン』シリーズ最新作、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』より、最新予告映像と場面写真が解禁された。世界中にスパイダーマンであることを明かされたピーター・パーカー。ドクター・ストレンジはピーターから頼まれ、人々の記憶からピーターがスパイダーマンだという記憶を消す呪文を唱えるが、やがて時空が歪み、マルチバースが出現。それぞれのユニバースから過去のヴィランたちを呼び寄せてしまう。今回解禁された予告編には、『スパイダーマン2』に登場した《ドック・オク》ことDr.オットー・オクタビアス、『アメイジング・スパイダーマン2』に登場した《エレクトロ》、『スパイダーマン』に登場した《グリーンゴブリン》、『スパイダーマン3』に登場した《サンドマン》、『アメイジング・スパイダーマン』に登場した《リザード》の姿をはっきりと確認することができる。時空を超えて集結した、過去シリーズのヴィランたち。予告編では“彼らの存在がこのユニバースを危うくする”として、ストレンジが彼らを元のユニバースに戻すべくピーター、彼女のMJ、親友のネッドの3人に危険を訴えるが、その後さらなる混乱が引き起こされようとする様が描かれている。複数のユニバースを同時に生き始めたピーターが「僕の責任だ。全員は救えない」という台詞の果てに下す選択とは――。また、本作で初登場するスパイダーマンの【ブラック&ゴールドスーツ】と【インテグレーテッドスーツ】も予告編の中で確認することができる。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年11月17日レオナルド・ディカプリオ&ジェニファー・ローレンスの主演2人に加え、メリル・ストリープ、ケイト・ブランシェット、ティモシー・シャラメ、アリアナ・グランデら豪華キャストが大集結したNetflix映画『ドント・ルック・アップ』より、予告編とキービジュアルが到着した。本作の監督は、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』『バイス』のアダム・マッケイ。レオナルドは「アダムは長年一緒に仕事をしたいと思っていた監督だよ。彼はみんなの意見を尊重してくれる人で、それぞれのシーンで思ったように演じさせてくれるんだ」、ジェニファーも「私はアダムの大ファンで、ずっと仕事をしたいと思っていた。脚本を読んだとき天才だと思ったし、おそらくこれまで読んだ中で1番面白い脚本」と主演2人も語っており、待望の豪華タッグに期待が高まる本作。到着した映像では、レオナルド扮する天文学専攻のミンディ博士と、ジェニファー扮する教え子の大学院生ケイトが、事態を真面目に捉えないクセ者たちに翻弄され、深みにハマっていく姿がコミカルかつ緊迫感満載に描かれている。地球衝突の恐れがある巨大彗星の存在を発見し、世界中の人々に迫りくる危機を知らせるべく奔走するミンディ博士とケイト。各所で必死に危機を訴える2人の前に現れるのは名優陣。メリル演じるオーリアン大統領と、ジョナ・ヒル演じるジェイソンには鼻で笑われ、全く相手にされず。そして、ケイト演じるTV司会者ブリーからは、生放送でイジられてしまい、本人役にも見えるアリアナ演じる女性からは、「彗星を発見?(私は)背中に流れ星のタトゥーがある」ともはや返答不能なリアクションをされてしまう。またティモシー演じる若者からは、「人類絶望って言った人?」とからかわれ、2人は八方塞がりに陥っていく。果たして2人は手遅れになる前に彗星衝突の危機から地球を救うことができるのか?豪華俳優陣が登場の本映像は二度見必至の仕上がりとなっている。Netflix映画『ドント・ルック・アップ』予告編Netflix映画『ドント・ルック・アップ』は12月24日(金)より独占配信。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-【Netflix映画】ドント・ルック・アップ 2021年12月10日より公開、12月24日よりNetflixにて配信
2021年11月17日『ズートピア』『モアナと伝説の海』の黄金タッグが贈るミュージカル・ファンタジー『ミラベルと魔法だらけの家』より、主人公ミラベルが本当の想いを歌い上げる楽曲「奇跡を夢みて」が解禁となった。主人公ミラベルは魔法の力を与えられた不思議な家に暮らすマドリガル家に生まれた少女。彼女の家族は5歳の誕生日を迎えると1人1人が特別な個性を持つ“魔法のギフト(才能)”を家から与えられるが、ただ1人だけ“魔法のギフト”を与えられなかったのがミラベルだ。魔法を持たずとも、家族と仲良く暮らしていたミラベルは、ある日家に大きな亀裂があることに気づく。このままでは世界から魔法の力が失われていくと知った彼女は家族を救うため、“唯一の希望”として立ち上がる。今回、解禁された劇中歌「奇跡を夢みて」は、『アナと雪の女王』でエルサが歌う「レット・イット・ゴー~ありのままで~」や『モアナと伝説の海』のモアナが歌う「どこまでも~How Far I'll Go~」に続く、本作のメイン楽曲。“魔法のギフトがなくても私も家族の一員よ”と、特別な才能に溢れる家族たちの中で、明るく前向きに過ごすミラベルが、心の奥底で抱える“私だって魔法が欲しいの”という本当の気持ちを歌い上げる一曲だ。本作の全ての楽曲を手掛けたトニー賞、グラミー賞など数々の賞を受賞したリン=マニュエル・ミランダは、この楽曲について、「『リトル・マーメード』の“パート・オブ・ユア・ワールド”や『アナと雪の女王2』の“イントゥ・ジ・アンノウン”のように、主人公自身が本当に求めることについて歌った楽曲なんだ」と明かし、さらに「そういった歌は僕にとっていつも一番時間がかかるんだ。この歌は、(全8曲の中で)最後に書いた歌だよ。ミラベルは自分だけにギフトがないことを全く気にしていない。彼女はマドリガル家の一員であることを誇りに思っているんだ。でも、この歌を通して、いかにそのことに苦しんでいるかをすべて吐き出すんだ。家族の中で一人違う存在でいることがいかに苦痛であるか、他のみんなと同じように見られることをいかに彼女が切望しているかをね。そのことを伝えるための言葉を見つけるのに時間がかかったんだよ」と楽曲制作時の苦労と、普段は前向きで明るいミラベルが心に抱える葛藤を明らかにする重要な楽曲になっていることを教えてくれた。日本版でミラベル役を担当するのは、先日解禁された「ふしぎなマドリガル家」でもその歌唱力が大きな話題となった期待の新人女優・斎藤瑠希。「ふしぎなマドリガル家」の陽気でアップテンポなリズムとは異なり、ゆったりとしながらもラテンの独特なリズムのこの難曲にミラベルの心情を乗せて見事に歌い上げている。<魔法×音楽>に満ち溢れた新たなミュージカル・ファンタジーの本作。作品を彩る斎藤さんの圧巻の歌声にも、ますます期待が高まる一曲となっている。『ミラベルと魔法だらけの家』は11月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミラベルと魔法だらけの家 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年11月16日マーベル・スタジオがアジア系の新たなヒーローを描く『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のMovieNEX発売を記念し、ボーナス・コンテンツから豪華キャストたちのNGシーン集が一部先行解禁された。敵と対峙するシリアスなアクションシーンでのシャン・チー役シム・リウのNGシーンや、親友ケイティ役のオークワフィナのセリフの言い間違いで、ほかのキャストや監督までが爆笑に包まれるシーンなどなど、NGを出してもすぐに笑いに変えてしまうキャストやスタッフたちの明るく陽気な一面を目にすることができる。また、本作の重要な役どころのトニー・レオンやミシェル・ヨーなど、ハリウッドや日本でも大人気の俳優たちが、撮影の合間に楽しそうにおどけるようなシーンなど、本編からは想像できないキャストたちの笑顔に触れることができる貴重な映像となっている。親友役を好演!オークワフィナがキャスティングされた理由ニューヨーク生まれのオークワフィナを、主人公シャン・チーの親友役ケイティにキャスティングした理由について、デスティン・ダニエル・クレットン監督は「ノラ(オークワフィナ)は私たちが最初に起用した出演者でした。アジア系アメリカ人文化にいるシャン・チーにとって要となる人物が必要であることはわかっていました。そういうことをできる人物として、オークワフィナ以上の存在は考えられなかったのです」と語る。『クレイジー・リッチ!』以来の共演、ミシェル・ヨーがオークワフィナを絶賛シャン・チーの伯母イン・ナンを演じるミシェル・ヨーは、本作でオークワフィナと再び共演できることを喜び、「オークワフィナは最高」と言う。「『クレイジー・リッチ!』に次いで、また彼女と共演できたことは本当に嬉しい。単に共演するということだけでなく、彼女を見られることが嬉しい。だって、彼女のエネルギー、笑いのタイミング、そしてとても感情的な雰囲気を、彼女はあのキャラクターに注ぎ込んでいるから、それを見ているととても嬉しくなる!」とコメントを寄せている。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は12月10日(金)よりMovieNEX発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シャン・チー/テン・リングスの伝説 2021年9月3日より全国にて公開©Marvel Studios 2021
2021年11月16日米ボストンの“市民のために働く市役所”を捉えたフレデリック・ワイズマン最新作『ボストン市庁舎』。この度、ドキュメンタリー界のレジェンドと呼ばれるワイズマン監督のスペシャルインタビューが到着した。コロナ禍で自分の住む自治体への関心がますます高まるいま、映画ファンのみならず、日本の行政関係者の間でも話題を呼んでいる本作。また、11月2日に次期市長に台湾系女性ミシェル・ウー氏が当選し、ボストンが注目を集めていることも追い風になっている。そんな中、現在91歳、近年も年1本のペースで新作を生み出し続けているワイズマン監督が、新作『ボストン市庁舎』の誕生秘話と、“映画を撮ること”への思いを語るインタビューが実現。近年はボストンの隣町ケンブリッジにあるオフィスと、フランス・パリを拠点にしているワイズマン監督は現在アメリカへ戻れていないそうで、インタビューはパリと日本をzoomで繋ぐ形で行われた。フレデリック・ワイズマン監督あらゆる公共施設の中核である「市役所」を撮りたかったQ:なぜ「市役所」を題材に映画を撮ろうと思ったのか?フレデリック・ワイズマン(以下、FW):これまで私は、病院、裁判所、福祉センター、警察署など、様々な公共機関を題材にして映画を撮ってきました。それらを統括し、中核に位置する公共施設が市役所ですから、撮ってみたいと思っていたのです。また、市役所というのは、出生証明や死亡証明、レストラン出店の許可証や運転免許の交付などといった、市民の日常生活の至るところに影響を及ぼしている。そんな部分も魅力的に感じました。Q:やはり、市役所の中でも、故郷ボストンの市役所を撮りたかった?FW:いいえ。これは偶然なのです。ある時、「6人の名市長について」の新聞記事を読んで、その全ての市役所に撮影許可を申し出る手紙を送りました。そのうち2つからは「ノー」と返事が来て、3つからは返事すらもらえず、許可をくれたのがボストン市役所、マーティン・ウォルシュ市長だけだったのです。手紙を開封した市長のアシスタントが、私の作品を観ていたそうで、この映画の企画を気に入って市長に助言してくれたそうです。本当に幸運でしたね。現場で多くの驚きに遭遇したいQ:題材に対して事前に一切リサーチをしないとか?FW:その通りです。今回の映画でも、予備知識のようなものはほとんどありませんでした。撮影するまで市役所には一度しか入ったことがなかったですし、“市政”について無知と言っていいくらいでしたね。でも、無知であるというのは良い面もあります。知りたいという欲求が出てきて、結果的に現場で多くの驚きに遭遇できる。事前にリサーチして何が起こるのか予想するのは可能でしょうが、私にとっては、撮影しているときに現れる驚きが楽しいのです。それに、下調べしているときに、何か現場で面白いことが起こったら、もったいないと思うのです。たとえばリサーチのため、(映画に出てくる)大麻ショップを巡る会議にカメラなしで行っていたら、相当に悔しがっていたと思いますね。ちなみにあのシーンは、撮影しながら「これはすごい!」と驚き、絶対に映画に使おうと心に決めていました。あの議論は実際には2時間以上続いたのですが、本編では26分くらいにまとめています。あの場面は、観客がまるで自分もその場にいるように感じながら観てほしいですね。見せたいのは“努力している人々”の姿Q:撮影はトランプ政権下の時期。この映画はボストンの政治を“民主主義”を体現する「反トランプ」として描いている?FW:私はただ市役所の映画を撮りたかっただけです。しかし、トランプの存在が、この映画を政治的なものにしてしまった。私はトランプを、サイコパスの異常者だと感じています。アメリカの民主主義や慣習を彼は壊してしまったのです。トランプは、他人のことなど考えません。生活困窮者と高齢者への手助けを最小限にし、公営住宅制度や社会プログラム、公立中学校の予算配分、オバマケアを崩壊させたがっています。トランプは人々を助けることに無関心なのです。しかしウォルシュ市長は気にかけます。人々が集まり、あらゆる議論をし、時には妥協して前進する、ということがボストン市庁舎では行われています。トランプの愚かさが、彼らの能力を強調したのです。Q:監督は、そんなウォルシュ市長や職員らの姿を間近で見て、どう感じた?FW:彼らに対する私の印象は、本当に市民のことを考えていて、改革しようとしており、ボストンの人々に対してできる限りのサービスを提供しているというものでした。彼らは相手を軽蔑するのではなく、敬意を持って接しようとしている。人々がひどい仕事をしているのを見せるというのもいい主題だと思いますが、私は人々の努力を見せるのが好きです。自分の仕事をこなしている、能力ある人々についての映画を作ることを気に入っているのです。映画を撮り続ける理由…「とにかく映画を作ることが好き」Q:創作の情熱を支えているものは?FW:自分が好きな仕事を見つけることができ、それをやり続けていることが私のエネルギーの源です。映画を撮り始めた37歳の頃から、自分は本当に映画が好きで、自分はそれを作ることができると分かってからの54年間、懸命に働き映画制作に情熱を捧げてきました。私は、自分が住んでいる世界に絶えず興味関心があり、映画を撮ることでそれらを理解したいと思っています。映画作りに没頭している時はすごく幸せで、それ以外の時間はあまり幸せを感じていません(笑)。とにかく映画を作ることが好きなんです。Q:次回作の予定は?FW:今は劇映画を準備しています。というのも、パンデミック中は皆マスクをしていて、画的に面白くないからです。パンデミックがおさまって皆がマスクをしなくなったら、またドキュメンタリーも撮りますよ。でも、テーマはまだ考えていません。“撮れる”と思ってからでないと、テーマを考える気持ちも起きないんです。Q:新作を待ち望んでいた日本の観客へメッセージを。FW:自分の映画が、日本で上映されるのはとても嬉しいことです。たくさんの人が映画館へ足を運んでくれますからね。なぜ日本で、たくさんの人が私の作品に興味をもってくれているのかは、自分でもわかりませんが(笑)。日本の人たちが私の映画を観て、自分の体験と照らし合わせて語ってくれるのは、私にとっても良い刺激になっています。『ボストン市庁舎』はBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開中。※Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか、公開劇場にて市役所などで働く職員が特別料金で観られる「市役所割」実施中(text:cinemacafe.net)■関連作品:ボストン市庁舎 2021年11月12日よりBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて公開© 2020 Puritan Films, LLC – All Rights Reserved
2021年11月16日「ゴーストバスターズ」シリーズの続編『ゴーストバスターズ/アフターライフ』に声優・梶裕貴が日本語吹替版声優に決定。併せて、梶さんがあの“テーマソング”に合わせてリップシンクするミュージックビデオが全世界で解禁された。本作で梶裕貴が吹き替えを担当するのはNetflixオリジナル作品「ストレンジャー・シングス 未知の世界」で大ブレイクしたフィン・ウルフハード演じるトレヴァー役。元祖ゴーストバスターズの血を継ぐ主人公フィービーの兄だ。フィンは本作でアクション、恋愛、ユーモア、そして感動ドラマまで、卓越した演技力を見せており、梶さんの吹替版でどのように表現されているかも注目したい。さらに、梶さんも参加したリップシンク・ミュージックビデオが全世界で解禁。本作のプロモーション用として、あの有名なテーマ曲であるレイ・パーカーJrが歌う「ゴーストバスターズ」にのせ、本作キャストのほか世界各国のインフルエンサーや有名人がリップシンクで登場する。声優やナレーター、歌手でもある自身の売り物である“声”を封印してリップシンクMVに登場するのは人生で初の体験だという梶さん。ゴーストバスターズのコスチュームカラーである茶色の衣装で、あの有名なフレーズ「Who you gonna call?」をノリノリでリップシンクしており、世界各国の代表に負けじと「電話してね!」と書かれたフリップを出して日本らしさをアピールしている。<梶裕貴 コメント>もともと大好きだった『ゴーストバスターズ』!出演決定の報告を受けた時は口からマシュマロマンが飛び出そうになるくらい嬉しかったです!監督は、オリジナルシリーズ監督の息子、ジェイソン・ライトマンさん!僕が声を担当させていただくのは、フィン・ウルフハードさん演じる主人公の兄、トレヴァー!なんとこの役…初代ゴーストバスターズの孫という設定なんです!作品ファンにとって、これほどワクワクする新作があるでしょうか!(いや、ない!)。しかも今回はレイ・パーカーJr.さんの楽曲にリップシンクまでさせていただきました!僕自身、公開をものすごく楽しみにしています!2月4日まで、今しばらくお待ちください!『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は、2022年2月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゴーストバスターズ/アフターライフ 2022年2月4日より全国にて公開
2021年11月16日トム・ホランド主演『スパイダーマン』シリーズの最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』より、新たな海外版ポスターが世界一斉解禁された。先日、本作の初ビジュアルとなる海外版ポスターが解禁され話題になったばかりだが、この度新たな海外版ポスタービジュアルが解禁となった。ビジュアルには、ニューヨークの街が歪み、ヴィランに囲まれるスパイダーマン(トム・ホランド)とドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)を捉えている。また『スパイダーマン2』に登場した≪ドック・オク≫と思われる触手が暴れ、背後には『スパイダーマン』に登場するグライダーに乗った≪グリーンゴブリン≫と思しき姿、そしてあのヴィランを示唆する“電撃”も確認することができる。スパイダーマンに、過去シリーズのヴィランたちが襲い掛かる――。なお、US時間11月16日に新たな予告映像が解禁予定となっている。第1弾予告編解禁の際は、<公開後24時間の視聴数>は全世界で3億5550万回を記録。これは『アベンジャーズ/エンドゲーム』が保持していた2億8900万回視聴を大きく更新。これまでの映画作品の中で最も視聴された予告編となっているため、新予告編への期待も高まる。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年11月16日スタイリッシュな英国紳士が、ド派手で超過激なスパイアクションを繰り広げる大人気シリーズの最新作にして、“キングスマン”の誕生譚が描かれる『キングスマン:ファースト・エージェント』。『キングスマン』シリーズといえば、観客の度肝を抜くド迫力のアクションやユニークな演出、ガジェットが見どころだが、最強バディとなる主役の2人が重要。今回は、マシュー・ヴォーン監督の作品で主演に抜擢され、世界的な注目を集めることになった若きスターに着目した。▼起用した若手俳優が次々スターに『キングスマン』『キングスマン:ゴールデン・サークル』に続いて、本作でも監督を務めるのが、奇才マシュー・ヴォーン。『キック・アス』(2010)や『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)など、次々とヒット作を生み出してきた彼は、数々のスター俳優を生み出してきたことでも有名だ。例えば、『キングスマン』で主演のエグジーに抜擢したタロン・エジャトン。ほぼ無名の状態から大役を勝ち取った彼は、同作で一躍その名を世に知らしめた。その後レオナルド・ディカプリオ製作の『フッド:ザ・ビギニング』(2018)でタイトルロールを演じ、エルトン・ジョンの半生を描いた『ロケットマン』(2019)では主演を務めてゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門で主演男優賞を受賞。タロン・エジャトンまた、『キック・アス』においても主演を演じたアーロン・テイラー=ジョンソンが、その後『アンナ・カレーニナ』(2013)や『GODZILLAゴジラ』(2014)、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)ほか、話題作に次々と出演し、『ノクターナル・アニマルズ』(2016)ではゴールデン・グローブ賞助演男優賞を獲得。アーロン・テイラー=ジョンソンマシュー・ヴォーンが自身の作品に起用した若手俳優たちは一躍有名となり、スター街道を駆け上がっていったのだ。▼奇才マシュー・ヴォーンに選ばれた次なるスター候補は?そして、次なる作品『キングスマン:ファースト・エージェント』に起用されたのが、『マレフィセント2』に出演して脚光を浴び、世界的に活躍するコリン・ファースやベネディクト・カンバーバッチと同じく英国出身で、タロン・エジャトンに続く若手注目度No.1との呼び名の高いハリス・ディキンソン。映画界で注目を集めるきっかけとなった『ブルックリンの片隅で』(2017)で主演のフランキー役を演じ、インディペンデント・スピリット賞主演男優賞とゴッサム・インディペンデント映画賞新人賞にノミネート。グザヴィエ・ドラン監督・主演の『マティアス&マキシム』にも起用されるなど、その端正な顔立ちと幅広いジャンルの映画、TV作品での演技力で高い人気を誇っている新進気鋭の俳優。今回の『キングスマン:ファースト・エージェント』でハリスが演じるのは、正義に燃えるオックスフォード公の息子コンラッド・オックスフォード。幼き頃に母を亡くし、父と執事たちに愛情をこめて育てられた。国を憂い、戦地に行くことが自分の使命と信じる正義感にあふれた青年だが、平和主義の父オックスフォード公は彼を愛するがゆえに反対。そんな父に反発しながらも、オックスフォード公に誘われ、共に“キングスマン”への道を歩む勇敢な青年を演じる。前作から3年を経て、待望の公開となる“キングスマンの誕生を描く”本作は、1914年に起こった第一次世界大戦を舞台としており、“世界大戦を阻止する”というキングスマンシリーズ最初にして最大のミッションが描かれる。ハリス演じるコンラッドとレイフ・ファインズ演じるオックスフォード公が、歴史上に実在した強敵を相手にシリーズ史上最も過激な戦いに挑む本作。ネクストブレイク必至のハリス演じるコンラッドの活躍にも注目してほしい。『キングスマン:ファースト・エージェント』は12月24日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キングスマン 2015年9月11日より全国にて公開© 2015 Twentieth Century Fox Film Corporationキングスマン:ゴールデン・サークル 2018年1月5日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporationキングスマン:ファースト・エージェント 2021年12月24日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
2021年11月15日ウォルト・ディズニー・ジャパンは、12月10日(金)より劇場公開を予定していた映画『ウエスト・サイド・ストーリー』、並びに2022年2月11日(金)より公開予定の映画『ナイル殺人事件』の日本公開日を変更、新たな公開日を発表した。スティーヴン・スピルバーグ監督が待望のミュージカル作品を手がけた『ウエスト・サイド・ストーリー』は新たに2022年2月11日(金・祝)に。そして、ケネス・ブラナーが自らメガホンをとり、名探偵エルキュール・ポアロを演じる『ナイル殺人事件』は2週間先延ばしとなり、2022年2月25日(金)より公開される。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイル殺人事件 2022年2月25日より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reservedウエスト・サイド・ストーリー 2022年2月11日より全国にて公開© 2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2021年11月15日全世界で空前の社会現象を巻き起こした伝説のアクション超大作の新章『マトリックス レザレクションズ』の公開を記念し、第1作目『マトリックス』が劇場公開されることが決定した。誰も観たことがない未曾有の映像体験で世界中を熱狂させた『マトリックス』。映画の域を超え、映像/カルチャー/クリエイター/概念等、様々に大きな影響を与え、まさに映像革命を起こした作品だ。そんなエポックメイキングな1作目『マトリックス』の上映会が、11月24日(水)に、5大都市にて実施される。東京ではゲストを招いてのイベント付き上映、そのほかの劇場でも豪華ミニポスターの入場者プレゼント付き上映会となる。また、東京では12月10日(金)から12月16日(木)までの1週間限定で、初となるIMAXでの上映も決定。最新作を観る前に迫力満点の大画面と音響で、映画史に残る革新的作品を体感できる、またとない機会となりそうだ。◆11月24日(水)豪華ミニポスター付き5大都市『マトリックス』1作目上映会【日時】11月24日(水)夕刻(字幕版/2時間16分) ※通常版での上映【場所】東京 新宿ピカデリー ※スペシャルゲスト登壇イベント付き上映北海道 札幌シネマフロンティア、名古屋 ミッドランドスクエアシネマ、大阪 なんばパークスシネマ、福岡 T・ジョイ博多◆1週間限定上映『マトリックス』初の IMAX上映【日程】12月10日(金)から12月16日(木) (IMAX字幕版/2時間16分)詳細は映画公式サイトにて追って発表さらに、シリーズ最新作『マトリックス レザレクションズ』のトランスミッションスポットが公開。映像は、「ある男を探して」という女性の声からスタート。続いて「古い信号(コード)のようだ」「バグか?罠かもしれない」と語る男性の声が聞こえ、「見覚えがあるわ」「真実を突き止める」と語るクールな声が響く。果たして声の正体は?“ある男”とはやはりネオのことなのか?街中に降り注ぐマトリックス・コードや、フラッシュバックする恐ろしい「現実世界」の風景、両手をかざし向かってくるミサイルの軌道を変え、飛んでくる銃弾を止めるネオなど、見ごたえあるシーンを凝縮した30秒となっている。『マトリックス レザレクションズ』は12月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マトリックス レザレクションズ 2021年12月17日より全国にて公開©2021 WARNER BROS. ALL RIGHTS RESERVED
2021年11月15日ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作で、“魔法”に溢れる世界に住む新ヒロイン・ミラベルの活躍を描くミュージカル・ファンタジー『ミラベルと魔法だらけの家』より、監督コメントが解禁された。本作のヒロイン・ミラベルは、魔法の力を与えられた不思議な家に住む“マドリガル家”に生まれながら、姉妹の中で唯一“魔法のギフト(才能)”をもらえなかった少女。彼女は持ち前の明るさを頼りに笑顔で過ごしていたものの、実は家族の中で自分だけが魔法を持たない存在であることに疎外感を感じていた。そんなミラベルの姉たちは、もちろん魔法使い。ミラベルにとって魔法を使って華やかな生活を送る姉たちは“完璧”な存在で、姉たちの存在が近くにあるからこそ、彼女は“違い”を感じていた。しかし実は、不安や悩みを抱えていたのはミラベルだけではなく、次姉のルイーサはプレッシャーに押しつぶされそうになっており、長姉のイサベラも常に「完璧でないといけない」という想いに縛られている。本作でジャレド・ブッシュ監督と『ズートピア』以来となるタッグを組んだバイロン・ハワード監督は「両親や兄弟姉妹と一緒に暮らしてはいても、それぞれがどういう経験をしているのかまでは、わからなかったりするものです。彼らの失敗をすべて知っているわけではありません。彼らが語ろうとしないことについて知ることはできません」とコメント。家族の前では笑顔だったミラベルが疎外感を抱えていたこと、一方で姉たちが魔法が使えるからこそのプレッシャーを感じていたことは、お互いに知らない姿。これは私たちにも共通することで、一番長い時間を過ごす家族でさえも、近いからこそ見えない感情や知らない過去があったりするのではないだろうか。またバイロンは「誰もが打ち明けようとしない家族の秘密っていったい何なのだろう?そこに私たちは強い興味を抱きました」と続け、本作に描かれるミラベルと姉の関係が紡ぐ物語が私たちとかけ離れたストーリーではなく、より身近で共感できる家族の物語として描かれていることが分かる。『ミラベルと魔法だらけの家』は11月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミラベルと魔法だらけの家 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年11月14日ドウェイン・ジョンソンにガル・ガドット、ライアン・レイノルズの超豪華キャストで贈るアクション超大作映画『レッド・ノーティス』。本作でドウェインとガルは敵対関係を演じ、熾烈な戦いを繰り広げていくが、その中でまさかの2人のダンスシーンが登場。アクション満載の本作に現れる異色のシーンについて、本人たちが撮影秘話を明かした。ドウェイン演じるFBI捜査官ハートリーが、ガル演じる凄腕の大泥棒ビショップを追い詰めていく中で登場する2人のダンスシーン。監督のローソン・マーシャル・サーバーは「『トゥルーライズ』と、少しばかり『トーマス・クラウン・アフェアー』へのオマージュを込めて書いたんです。すてきな映画スター2人が、粋な音楽に合わせて踊るんですよ」と、情熱的なダンスシーンが印象的な名作へのオマージュを込めていることを説明。当時の撮影についてガルは、「ドウェインは"ロック様"としても知られているので、そんな岩のような人につま先を踏まれたらどうしようと思い、彼とのダンスシーンはとても心配でした(笑)」とユーモアを交えながら、「でも、実は素晴らしいダンサーでした。過去にプロレスラーをやっていて、振り付けも学んだかどうかは分からないけど、覚えがとっても早かったんです」と撮影裏の様子を明かす。一方でドウェインは、「ガルは素晴らしいダンサーで、フォームも本当に美しかった。ガルとサーバー監督と私が目指したのは、2人のキャラクターが情熱的に踊るとてもセクシーなダンスシーンにすること。ビショップという女性と、彼女を逮捕しようと迫る男性との間に、セクシーさと緊張感を生み出せれば、2人が踊り始めた途端身を乗り出して見入ってしまうような、多くの人々に楽しんでもらえるシーンができますからね」と、異色のシーンへの思いを語った。実際に、2人は挑発的なダンスを繰り広げながらも、耳元で怪しげなやりとりを交わす様子が描かれ、思わず引き込まれる印象的なシーンとなっている。また、ドウェインは、「このダンスシーンには物語の鍵が隠されていて、再び観返した時に気が付くようになっています。だからこそ演じるのがすごく難しかった」と、その後の展開の鍵を握る重要なシーンであることも明かし、ガルも「観てもらうのが待ちきれないシーン!」と興奮気味に話している。ハリウッドの大スター2人が魅せる、セクシーかつ緊張感たっぷりのダンスシーンは必見といえそうだ。Netflix映画『レッド・ノーティス』は11月12日(金)より独占配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-【Netflix映画】レッド・ノーティス 2021年11月12日よりNetflixにて配信
2021年11月14日スパイダーマンの宿敵であり、マーベル史上最も残虐な悪<ダークヒーロー>として誕生、2018年に劇場公開され全世界興行収入940億円を超える大ヒットを記録したトム・ハーディ主演『ヴェノム』の続編『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』より本編映像が解禁された。今回解禁となったのは、共生関係にストレスを募らせるヴェノムとエディが互いの不満をぶちまけあい、激しい大ゲンカを繰り広げる本編映像。「悪人以外を食べない」という条件でエディの体に寄生していたヴェノムだが、自身の欲求を抑えられないヴェノムの行動にエディは我慢の限界に。「幸運にもお前はオレに選ばれた」と言うヴェノムに、エディは「俺を選んだ?適合するのは俺しかいなかった。残虐に守るだと?何も守れない。便所掃除もできない役立たずだ!」とヒートアップしていく。そして黙って聞いていたヴェノムも強烈な頭突きで反撃。さらに「ゴメン!やりすぎた、治してやる」と優しさを見せるふりをして、トドメの一発を浴びさせる。映像はエディの悲鳴と痛さで歪んだ表情を見せたところで締めくくられており、“俺たち”解散の危機すら案じてしまうほど、激しい大ゲンカのシーンとなっている。本作のファイトシーンを担当したのはスタント・コーディネーターのジム・チャーチマンとファイト・コーディネーターのジョージ・カービーのふたり。コミカルさの中にも痛ましさを加えたかったというカービーは「僕らが常に参考にしたのはバスター・キートンだった。伝統的な白黒のスタントだ。エディは、ヴェノムに仕返しをするにはどうすればいいかと考える。ヴェノムが一番大切にしているものは何か。それは、ヴェノムがアパートで飼っている二羽の鶏、ソニーとシェールなんだ。ヴェノムを傷つけることができるとしたら、彼の大切なペット(を利用すること)なんだ」と語り、ファイトシーンに世界三大喜劇王と呼ばれるバスター・キートンをモチーフにしたことを明かしている。『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は12月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 2021年12月3日より全国にて公開©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年11月14日