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SNSの総フォロワー数35万人超えのインフルエンサーで、爆速レシピクリエイターとして活躍するおよねさんが10日に自身のアメブロを更新。扁桃摘出術を受ける息子の手術前検査についてつづった。この日、およねさんは「昨日は息子(年長さん)の手術前検査の日でした」と報告し「息子は扁桃腺が大きく、昨年は溶連菌や扁桃炎を何度も繰り返していました」と現状を説明。「小学校入学前に摘出手術をする子も多いとのことで大学病院の先生に相談し、家族で話し合った結果 扁桃腺摘出手術を受けることにしました」と手術を決断した経緯を明かした。続けて「実は夫も数年前に同じ手術を受けていて それ以来すっかり元気に!風邪を引くこともなく健康に過ごせています」と夫の経験についても報告。「その経験があるからこそ、息子も元気になれると信じていますが、やっぱり親として心配な気持ちは消えませんね」とコメントした。最後に「検査を頑張る息子の姿を見て、応援しながら私もドキドキ」「しばらくはソワソワが続きそうです」と心境を吐露。「手術を無事に終えて、息子が元気いっぱいの新生活を迎えられますように」と願望をつづり、ブログを締めくくった。
2025年01月11日「溶連菌感染症に関する調査」を実施溶連菌感染症とは、溶血性連鎖球菌(略称:溶連菌)を原因とする感染症です。溶連菌には様々な種類がありますが、「A群溶血性連鎖球菌」を原因とするものが多く、一般的に溶連菌感染症と呼ばれています。昨年は、10月頃より溶連菌咽頭炎が増え始め、過去10年間で最大規模の流行が起こっていました (※1)。また、溶連菌感染症は冬に流行しやすいと言われているため、これからの時期に感染対策をしっかり行うことが大切です。そこで、溶連菌感染症の実態について、症状や感染予防策の実施状況をアンケート調査しました。今回は調査結果とともに感染対策についてもご紹介します。(※1)出典: 国立感染症研究所ホームページA群溶血性レンサ球菌咽頭炎過去10年との比較グラフ 子供だけでなくて大人も感染する?溶連菌感染症は3~10歳の子供がかかりやすいとされています。しかし、大人も感染する可能性があり、また家庭内感染も考えられるため油断は大敵です。また、溶連菌感染症に初めて感染した年代ごとに症状のつらさを調査した結果、子供の頃に感染していた方に比べて、子供の頃には感染せず大人になってから初めて感染した方では、「とてもつらかった」と回答した割合が多いことが分かりました。子供の頃に感染していない方は、より注意が必要です。流行時には大人も感染予防を心がけましょう。さらに、学校又は仕事に通っている方のうち、約4人に1人(24.0%)が、溶連菌感染症にかかった際に5日以上学校又は仕事を休んでいることが分かり、この結果からも溶連菌感染症の症状のつらさが伺えます。どんな症状がでるの?溶連菌感染症の主な症状や特徴的な症状として、のどの痛み・発熱・首リンパ節の腫れ・イチゴ舌などが挙げられます。実際にどのような症状がつらかったのか調査した結果、「のどの痛み・腫れ」と「発熱」が圧倒的に多く、一般的な風邪症状に含まれる「咳」や「鼻水・鼻づまり」と回答した方は少ないことが分かりました。のどの痛みや発熱はあるけれど、咳や鼻水・鼻づまりはないという方は、注意が必要です。感染予防策は実施している?それでは、どの程度の方が溶連菌の感染予防を実施しているのでしょうか。一般的に多くの方が感染対策を実施している「新型コロナウイルス」・「インフルエンザウイルス」と比較して、感染予防策の実施状況を調査しました。その結果、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスでは、約半数の方が予防策を実施している一方で、溶連菌に対して予防策を実施している方は16.2%と少なく、多くの方が意識して感染予防をしていないことが分かりました。どんな対策をすればよいの?それではどのような感染対策を実施すればよいのでしょうか。一例をご紹介します。〈基本の対策〉◎マスク・手洗い・うがい溶連菌感染症の感染経路は、飛沫感染と接触感染です。マスクの着用やこまめな手洗い・うがいを心がけましょう。◎栄養バランスのよい食事・十分な睡眠溶連菌感染症が流行しやすい冬は、寒いため免疫力も下がりやすいので、健康的な生活習慣を心がけ、免疫力を高めましょう。〈おすすめの対策〉◎CPC(セチルピリジニウム塩化物水和物)の活用殺菌成分であるCPCは、溶連菌をはじめとする細菌の細胞膜を破壊することで殺菌作用を示すことが知られています。CPCが配合されたうがい薬や洗口液、のど飴は、口腔内の殺菌・消毒効果を持つとされています。一般的な感染対策と重なる部分が多いため、溶連菌感染症予防と意識せずとも、知らず知らずのうちに対策していた方もいらっしゃるのではないでしょうか。今一度、ご自身で行っている感染対策を振り返り、もしできていないことがあれば実践してみてくださいね。なお、溶連菌感染症の疑いがある症状が出た場合は、医療機関を受診しましょう。病状が進行するとリウマチ熱や急性糸球体腎炎などの合併症を発症する可能性もありますので、風邪だと思い込んで放置せず、医療機関で適切な治療を行うことが大切です。最後にのどの痛みや発熱などのつらい症状がある溶連菌感染症ですが、感染対策を実施している方は少ないことが分かりました。しかし、子供だけでなく大人も感染する可能性があり、油断は禁物です。溶連菌が流行しやすい冬が近づいていますので、早めの時期から予防を心がけていきましょう。【調査に関する概要】調査実施会社:大正製薬株式会社調査方法:インターネット調査(Surveroidを利用)調査日:2024年9月13日~2024年9月14日有効回答数:20~40代の男女、2,673人20241217_溶連菌感染症に関する調査.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年12月17日■これまでのあらすじ出産後、妻が冷たくなった…と悩む主人公・ゴロウ。妻が冷たくなった理由はワンオペ育児で寝不足が続き疲れ果てているから。しかしゴロウはそのことに気づかず、風邪をひくと妻が優しく看病してくれるため、頻繁に体調不良を訴えるようになります。仮病だと気付いている妻はモヤモヤしながら看病を続けていました。ある日妻が体調を崩すと、ゴロウはひとりホテルにこもり、息子のお世話と妻の看病は妻の母親にお任せ。何もしなかったゴロウに妻の怒りは頂点へ。数日後いつものように体調不良を訴えたゴロウは「インフルエンザが移った!」と妻を責めましたが「母と息子に移ってないのになぜあなたに移るの?」と論破され病院を受診。すると医師から「溶連菌」と診断されたのでした。■インフルエンザだと思ってたのに…■病院から帰宅すると…?溶連菌と診断されたゴロウは医師から大人は重症化しやすいと聞いて青ざめます。会社もしばらく休み、寝室にこもるとミサキに連絡し、帰路につきました。しかし、家に帰るとそこには誰もおらず…。ミサキはムサシを連れて実家に帰っていたのです。感染症は乳児に移ると特に大変ですから、ミサキに仕返しのつもりであってもなくても、これは正しい措置だと思います。さて、ミサキからの連絡を受け取ったゴロウはどんな反応をするのでしょうか?次回に続く「体調悪い詐欺夫」(全26話)は17時更新!
2024年05月25日これから行楽や帰省など、家族で旅行に出かけることが多い時期。しかし人の移動が頻繁になると、感染症被害も拡大しやすい。注意すべき12の感染症について、感染しやすさ、危険性を専門医が“評価”した!「致死率30%の人食いバクテリアの感染者が、過去最多となった昨年の同時期に比べても、今年は28倍のペースで増加しています。また、2024年に入り、国内でははしか感染者も確認。さらに宮崎県では百日ぜきの患者が増加していることが報じられています」(医療ジャーナリスト)コロナ禍以降の感染症に関するニュースが続いている現状を、医療ガバナンス研究所理事長で内科医の上昌広さんは、こう分析する。「コロナ禍の感染対策によって、全般的に免疫力が落ちてしまっていたり、ワクチンを敬遠したりする人も多いことが要因でしょう。アメリカのケースウェスタンリザーブ大学の研究チームがRSウイルスの感染状況を調査したところ、コロナ既往の小児は、コロナ既往がない小児に比べ感染リスクが1.4倍と高かったため、コロナ感染によって免疫力が落ちるとも考えられています。 さらに50歳を過ぎて、過去に獲得した免疫が落ちてきてしまっている事例もあります。 ゴールデンウイーク(GW)が近づき、行楽や里帰りの予定を立てている人も多いと思いますが、GWは人の移動が頻繁になり、感染症の被害拡大が懸念されます」このように感染症リスクが高まっているからこそ、それぞれの感染症の特徴を理解、予防することが求められるのだ。上先生に12の感染症の感染しやすさ、危険性を、S~Cの4段階でランク付けしてもらった。【1】はしか(麻疹)〈感染度・S、危険度・A〉はしかは空気感染するため感染力は非常に強く、インフルエンザの10倍もあるともいわれる。「潜伏期間は10日ほど。初期段階で風邪症状があり、一度熱が下がった後、再び上がり発疹期に入り、赤い発疹ができます。特効薬はなく対症療法となります」(上さん・以下同)国立感染症研究所によると、約30%の患者が合併症を引き起こす。半数を占めるのが肺炎。高齢者の場合は死亡することもある。ワクチンは2回接種が求められているが、1972年9月30日以前に生まれた人は1回もワクチン接種をしていない可能性が高く、1972年10月1日から1990年4月1日までに生まれた人は1回接種の可能性が高い。「過去の感染歴がわからない人、ワクチン接種が十分でない人は、抗体検査をおすすめします」■手足が1時間に1cmの速さで壊死、急死する【2】人食いバクテリア〈感染度・C、危険度・S〉劇症型溶血性レンサ球菌感染症といって、発症後の致死率が30%と極めて高いのが特徴だ。「主原因となるのは溶連菌の一種であるA群溶血性レンサ球菌です。溶連菌は咽頭炎を引き起こすことが特徴ですが、ごくまれに劇症型溶血性レンサ球菌感染症を発症。感染経路は飛沫感染や接触感染で、はじめは四肢の先端部分から軽い痛みや発疹が出てきて、手足が急激に腫れ上がり、1時間に1cmのスピードで壊死。発症後、半日から2日ほどで亡くなるケースが多いです。ワクチンはありません」【3】新型コロナ〈感染度・A、危険度・B〉「5類になって死亡数は減ってきていますが、頭がぼーっとするブレインフォグ、せきが続くなど後遺症が多いので、まだまだ要注意」【4】インフルエンザ〈感染度・A危険度・B〉「コロナ禍の感染予防によって、免疫が弱まっていることから、今シーズンは流行しました。次シーズンの流行も例年よりも早まる可能性があるので、早めのワクチン接種が望まれます」【5】風疹〈感染度・A、危険度・B〉症状自体は軽いが、妊婦が感染すると早産や流産、死産、胎児に難聴や目、心臓に障害を残す先天性風疹症候群を起こすリスクがある。感染者1人から5~7人に広がるほどの感染力だ。「感染経路は飛沫感染が主ですが、接触感染もします」1962年4月1日以前生まれの人はワクチン接種をしていない可能性が高く、1979年4月2日から1987年10月1日生まれの人は個別接種のために接種率が低いなど、年代によってワクチン接種状況が異なる。【6】百日ぜき〈感染度・B、危険度・B〉現在も幼児へのワクチン接種がされて予防できているが、一部、接種をしていない人や免疫が十分でない人もいる。「さらに高齢者では、免疫が下がり感染するケースも。大人で3週間せきが続いている人の18.5%が、百日ぜきが関与しているという調査もあります。日本では抑え込まれていますが、グローバル化によって、東南アジアやアフリカから持ち込まれることもあります」【7】おたふく風邪〈感染度・A、危険度・C〉「ムンプスウイルスに飛沫・接触感染すると、耳下腺が腫れておたふくのように見える症状に。大部分は、症状自体は軽く終わります。しかしまれに起こる精巣炎や卵巣炎、髄膜炎などの合併症が怖い。感染歴がなく、予防接種をしていない人は要注意です」【8】破傷風〈感染度・C、危険度・A〉「日本の破傷風発症率は、米国の9倍、欧州の4倍。破傷風菌は、土の中などに常在しており、なかでも関東ローム層でも検出。ガーデニングや山登りが趣味の人などはリスクが高いといえます」病状が進めば、痺れや麻痺が残る可能性も。「強直性痙攣といって筋肉が強く収縮し、背中がそり返り、そのまま骨が折れて亡くなるケースもあります。2018年の破傷風の届出数は134です」ワクチンに関しては、1967年生まれ以前の人は接種していない可能性が高い。「さらに1968年以降に生まれた人も、その効果は50年ほどで低下するといわれるので、50歳以降は10年ごとに追加接種しておくと安心。1回あたり3千~5千円ほど」【9】帯状疱疹〈感染度・C、危険度・B〉80歳までに3人に1人が発症するといわれる帯状疱疹。「原因となる水疱瘡のウイルスは、一度かかると神経に潜んでいます。加齢や疲労で抵抗力が落ちたり、ストレスなどにさらされると、潜んでいた水疱瘡のウイルスが暴れ出すというイメージ」好発年齢の50代以上を対象に、ワクチン費用の一部を負担する自治体が多くある。1回あたり5千円~2万円ほど。■ワクチン接種の機会は年代によって逃していることも【10】日本脳炎〈感染度・C、危険度・A〉感染しても発症するのはわずかだが、ひとたび発症すると後遺症が残ったり、死亡する確率が高い。「1歳以上で予防接種をするので1歳未満の乳児で感染するケースがあります。2015年には千葉県で日本脳炎患者が発生。日本脳炎ワクチン接種前の10カ月の男児で、重度の四肢麻痺が残ったそうです」日本脳炎のウイルスは、豚が持っており、蚊を媒介にして人に感染。全国的に定期接種されているが、媒介する蚊が少ない北海道で定期接種が始まったのは、2016年から。また、1995年度から2006年度までに生まれた人はワクチン接種の機会を逃しているなど年代によって異なる可能性があるので、母子健康手帳などで確認しておこう。【11】肺炎球菌〈感染度・C、危険度・A〉「肺炎を起こす菌です。高齢者の場合、肺炎は死に至るので要注意。重症化した場合、20%が死に至るともいわれています。患者の約70%が65歳以上といわれています。肺炎球菌ワクチン(65歳以上は一部自己負担あり)の高齢者の接種率は2014~2018年度で32.4~38.3%、2019年度で13.7%、2020年度で15.8%と低迷しています」【12】デング熱〈感染度・B、危険度・C〉東南アジアや南米などではポピュラーな感染症で、ネッタイシマカなど日本にもいる蚊が媒介。2014年には70年ぶりに国内で感染者が確認された。「日本は冬に蚊がいなくなるので流行しませんでしたが、今後、温暖化によって流行する可能性も」ワクチン接種や抗体検査を視野に入れ、日常的には手をよく洗い、飛沫感染を防ぐため人混みではマスクを着用するなどして予防することが大切だ。
2024年04月25日今年に入って、猛スピードで広がる致死性の強い感染症。聞けば、どこにでもある常在菌が悪さをするという。放置すれば、手や足がどんどん壊死する病気とは――。「発症後の致死率が30%と、きわめて高い“人食いバクテリア”ともいわれる、劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)の感染が、今年に入って拡大しています。国立感染症研究所によると、1月から3月21日までの11週間の患者報告数が517件となり、過去最多となった昨年同時期に比べて約3倍に増加しているのです。さらに東京都の発表でも、’23年の都内患者報告数141件の半数を超える88人の感染者が、わずか2カ月半ほどの間に報告されていることから、急遽、医療マニュアルの改訂も進められているそうです」(医療ジャーナリスト)命にも関わる人食いバクテリアについて、医療ガバナンス研究所の理事長で内科医の上昌広さんが解説する。「主な原因菌となるのは、A群溶血性レンサ球菌といって、溶連菌の一種です。溶連菌といえば非常にポピュラーな病気で、子供がかかりやすく、咽頭炎を引き起こすことが特徴なんです。しかし大人が感染した場合、ごくまれに、筋肉などに菌が入り込み、劇症型溶血性レンサ球菌感染症を発症する可能性があります。しかし、なぜ劇症化するのか、まだそのメカニズムは解明されていません」■発症したら48時間以内に死亡のハイリスク初期症状は、発熱や悪寒、頻脈、下痢、嘔吐など、インフルエンザ症状と似ているが、その後、急激に症状が悪化するという。「はじめは四肢の先端部分から軽い痛みや赤い発疹がでてきます。そこから急激に病状が進行。手足が腫れ上がり、1時間に1cmというスピードで壊死していきます。壊死した部分から、さらに菌が全身に回り、わずか数時間で重篤化します」(以下、上さん)そして肝臓や腎臓、肺など、多臓器不全状態になり、発症後、半日から48時間ほどで亡くなってしまうという。「仮に一命を取り留めても、壊死してしまった部分は切断するしかありません。私自身も先日、左上腕が腫れて強い痛みを訴える患者の家族の相談に乗りました。救急外来を勧めましたが、後になってご家族に聞くと『あと数時間遅れたら命が危なかった』とのことでした。とにかく症状が出たら、一刻も早く医療機関を受診することが重要です」もっとも気になるのが、’23年、東京都で感染者141人のうち42人が死亡したように、その致死率の高さだ。子供よりも30歳以上の大人のほうが死亡リスクが高いともいわれている。1月に発表された国立感染症研究所のレポートでは、50歳未満の致死率が、’20年は12・8%、’21年は9.1%、’22年は12・1%、’23年1?6月は15・4%だったが、’23年7月以降は30・9%と急上昇している。「同レポートでは、病原性や感染力が高まった株が、国内に流入している可能性を指摘しています。あくまでも単純計算ですが――。現在、昨年の患者報告数の3倍のペースで増加しているので、仮にこのペースが継続すれば、最悪、今年の患者数は約3千人となり、致死率3割で計算すると死亡者が1千人近くになります」流行の要因として考えられるのは、コロナによる感染対策で、免疫力が低下していることだ。「さらに、コロナ感染によっても免疫力が低下するというレポートもあります。アメリカの研究チームが、小児のRSウイルスの感染状況を調査したところ、コロナ既往の小児は、コロナ既往がない小児に比べ感染リスクが1.4倍と高かった。ワシントン大学でも、コロナによる感染リスクについて同様の見解を示す論文を発表しています」 うつらないための感染対策は傷口と飛沫に注意 誰もが感染対策を怠ってはならないのだが、感染経路は不明であることも多い。ある研究調査では、傷口や皮膚からの接触感染が35%、喉や鼻などの粘膜からの飛沫感染が20%で、残りの約半数は感染経路が不明だという結果だった。「飛沫感染対策として、咳エチケット、手洗いやうがいなどは怠らないようにしましょう。傷口から感染する可能性もあるので、足のけがなどには気をつけ、清潔にすること。 また、人食いバクテリアの原因菌である溶連菌に感染した場合も、しっかりと治療することが大事です。通常の感染症なら5日ほどの抗菌剤を処方しますが、溶連菌は体内に残りやすいのが特徴なので、10日ほど処方します。急性糸球体腎炎やリウマチ熱などの合併症を起こすリスクがあるので、処方された抗菌剤服用を途中でやめず、しっかりと飲み切ってください」コロナやインフルエンザの流行に続き、はしかや人食いバクテリアも急増している今、日々の感染対策が求められている。
2024年04月04日子どもが生まれてから、なかなか子育てしながら働けるような職場が見つかりませんでした。やっと採用をいただき頑張ろうと思っていた矢先、小1、4歳、1歳の3人の娘たちが入れ替わりで風邪で寝込む日々。私の子たちと同じ年頃の子を持つオーナーに相談したら……。やっと採用してもらえた矢先の欠勤私の前職は美容師でしたが、引っ越しに伴い前の職場を辞めて、新しい職場を探さなければいけなくなりました。しかしなかなか見つからず、別の業種に転職しようか悩んでいましたが、何とか美容室に採用してもらえたのです。オーナーは私の次女、三女と同じくらいの年頃のお子さんがいるパパで、子どもの病気に関しても理解があるように見えました。しかし、初出勤したその翌日……長女が溶連菌感染症にかかり、欠勤しなければいけなくなったのです。 病児保育に頼り出勤するも…長女の溶連菌感染症を引き金に、子どもたちが入れ替わりで高熱を出すようになりました。さすがに毎回休んではいられないため、病児保育を利用していましたが、リサーチ不足でどうしても預けられない日が出てきてしまい、その旨をオーナーに連絡しました。すると、オーナーから「笑っていると免疫力が上がるんだよ。うちはみんな笑顔だから、子どもも風邪をひかないよ」と言われ、モヤモヤした気分に……。 退職を決意!そんな中、今度は次女がRSウイルス感染症にかかり、高熱とひどい咳が続き、医師から「このまま症状が良くならなければ、入院も視野に入れなければいけない」と告げられました。 私は、オーナーに今後の出勤について相談しなければと、すぐに連絡を入れました。しかし、入院の一歩手前という状況を話しても大げさだと思われたのか、笑いながら「今、家族と出かけてるから」と、早々に話を切り上げられてしまったのです。 後日、次女の体調が芳しくないため、オーナーに退職したいと伝えると、「看病といっても寝ているのを見ているだけでしょ? 働いて技術を身に着けたほうがいいんじゃない?」と言われ、入院直前の娘を預けてまで働くことはしたくないと、退職の意思は固いことを告げ、円満とはいきませんでしたがオーナーに了承を得て、2カ月という短い期間で職場を去ることになりました。 看病が子どもの寝顔を見ているだけ、と言われたことはショックでしたが、私にも少し説明不足だった部分があったのかもしれません。同じ子育て中の親同士であっても、環境や状況が違えば考え方が異なるのは仕方ないのかな、と今では思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/ななぎ著者:なか さおり監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年03月31日今年も花粉症の方が多くなる季節となりました。この時期に「目のかゆみ」を感じる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。しかしながら、「目のかゆみ」にはさまざまな原因があります。今回は「目」に注目し、毎年の流行時期から外れて急増している咽頭結膜熱、インフルエンザ、そして溶連菌感染症について、動向調査をもとに見ていきたいと思います。これらの感染症は、主に、接触感染、飛沫感染で広がっていきます。花粉症と思っていたら実は違い、気がついたら自分の周りに感染が広がっていた、ということがあるかもしれません。目に症状が出る感染症について、目の専門医である佐々木香る先生に伺い、本日AMR臨床リファレンスセンターHPにて公開します。■例年の3倍以上の感染者「咽頭結膜熱 (プール熱)」例年、咽頭結膜熱はプール熱といわれるように、6月-8月頃の夏に流行しますが、今年度は8月の終盤((第35週(8月28日~9月2日))あたりから報告数が急激に伸びてきています。冬は落ち着く季節であるはずなのに、首都圏を中心に新型コロナウイルス感染症を上回る伸びを示しました。原因はアデノウイルスで、小児が感染することが多く、東京都の感染者数は5歳以下が約82%を占めます。* 主な症状は、発熱、のどの痛み、結膜炎(流涙、充血、結膜の腫れなど)です。感染した人の気道分泌物の飛沫、目脂やそれがついたものを直接または手指で触れることでうつります。ウイルス感染であり、ほぼ2週間くらいで症状は自然に改善します。咽頭結膜熱と診断された場合、登校・登園は学校保健安全法により停止になります。熱やのどの痛み、結膜炎などの主要な症状がなくなってから2日間が過ぎたら出席できることになっています。*2023年10月12日 東京都保健医療局(報道発表資料) 図1 ■「流行性角結膜炎 (はやり目)」咽頭結膜熱と同様、アデノウイルスの感染によって発症します。同じアデノウイルスでも種類が異なり、咽頭結膜熱よりも目の症状が強いのが特徴で、感染力が大変強くあっという間に広がります。涙が多く、激しい充血、結膜に点状の出血が現れたり、結膜がむくんだり、偽膜ができたりします。耳の前のリンパ節が腫れたり、痛くなったりします。角膜にも炎症が及ぶと、点状の濁りがでて眩しく感じたり、視力が低下したりします。これは1カ月以上も続くこともあります。ウイルスに対する特効薬がないので、 PAヨード製剤で目の表面を洗浄したり、炎症を抑えるステロイドを点眼します。また角膜に傷がある場合のみ抗菌薬を点眼することもあります。なお偽膜は外科的に取る必要があります。接触感染でうつるので、職場や家庭で広がらないようにすることが大切です。流行性角結膜炎は「登園・出席停止期間」が決められていませんが、症状により医師から感染の恐れがないと認められるまでは出席停止の対象になっています。■増加が続く「A群溶血性レンサ球菌(溶連菌)咽頭炎」今年度は9月終わり頃(39週(9月25日~10月1日)あたり)から感染者数の報告が増加しています。典型的な溶連菌咽頭炎は、のどが真っ赤に腫れて強い痛みがあり、扁桃腺に膿がついたり、38℃-39℃の高熱が出ます。目は鼻や咽頭と繋がっていますので、軽く充血することもありピンクアイと呼ばれます。一般的には咳や鼻水などのかぜ症状は少ないですが、小さな子どもだと鼻水だけの軽い症状のこともあります。また、稀ではありますが、連鎖球菌性毒素ショック症候群、リウマチ熱や急性糸球体腎炎など、重症化したり合併症を起こすことがあります。溶連菌に感染していると判断されると、抗菌薬が処方されます。2、3日で症状は良くなりますが、処方された抗菌薬はすべてのみ切ることが大切です。手洗いをきちんとすることと、咳エチケットを徹底することが有効な予防策です。図2 ■流行が続く「インフルエンザ」インフルエンザは、通常、夏の時季には発症がほとんど見られませんが、今年度は、2023年9月(第36週)時点で定点当たり報告数が4.48であり、過去10年間と比べてかなり早い時期からの流行となっていました。インフルエンザといわゆる「かぜ」の違いは、「かぜ」はのどや鼻、咳など上気道の症状が中心であるのに対し、インフルエンザはそれらの上気道症状に加えて、頭痛や倦怠感、関節痛などの全身症状が目立つのが特徴です。また、発症は急激です。一般的に結膜炎の原因にはなりませんが、ウイルスの存在する鼻やのどと目はつながっており、反応性に充血を認めることもあります。インフルエンザと新型コロナウイルス感染症はどちらもウイルスが原因ですが、症状だけでは区別がつきません。高齢の方や免疫力の低下している方では二次性の肺炎を伴うなど、重症になることがあります。インフルエンザに罹ったかなと思ったら、人混みや繁華街への外出を控え、無理をして学校や職場等に行かないようにしましょう。また、家族や周りの方へうつさないように、咳エチケットを徹底しましょう。そして水分を十分に補給し、安静と十分な休養をとることが大切です。高熱が続く、呼吸が苦しい、意識状態がおかしいなど具合が悪ければ医療機関を受診しましょう。予防はやはり手洗いや咳エチケットを徹底することが有効です。現在国内で用いられている不活化のインフルエンザワクチンは、感染を完全に阻止する効果はありませんが、インフルエンザの発病を一定程度予防することや、発病後の重症化や死亡を予防することに関しては、一定の効果があるとされています。図3 ■眼科専門医からのコメント関西医科大学 眼科学講座 病院教授日本眼科学会専門医/指導医図4・例年、2月に入るとぐんと花粉症の患者様が多くなります。毎年繰り返しの方もいらっしゃれば、今年初めてなったという方もいらっしゃいます。涙が多く出て、充血して、鼻水も出て、かゆくてつらいですよね。ただ、ここで注意すべきことはウイルス性の結膜炎も、似たような症状が出ることです。つまり涙、充血、鼻水です。耳の前のリンパ節が痛くなったら特に注意です。「毎年のアレルギーがでちゃった」と言って、職場や家庭で楽しく過ごしておられると、あっという間に「皆、流行り目仲間!」なんてこともあります。・自己判断せず、早めに眼科を受診して、どちらか判断してもらうことが大切です。・涙は危険な感染源です。触らない、触ったら手洗い、目薬やタオルを共有しない、ティッシュはすぐに捨てる、など十分注意されてください。■今一度、見直したい基本的な感染症対策新型コロナウイルス感染症の流行が落ち着き、基本的な感染症対策が疎かになりがちです。コロナだけでなく、周囲に感染を広げる感染症は多くあります。再度、感染症予防としての手洗いや咳エチケットなどを見直しましょう。▽正しい方法で手洗いをしようわたしたちが感染する病原体(細菌やウイルス)の多くは、まずはわたしたちの手に付着します。その手で鼻や口などに触れると、その病原体が体内に侵入し、感染が成立します。また、わたしたちが病原体のついた手でさまざまなものに触れ、周りの人がそれらに触れることで、感染が広がっていきます。わたしたちの手は、さまざまな感染症を運んでいるのです。あなたが手を洗うことで、手についた病原体があなたのからだに侵入するのを防ぐだけでなく、周りの人に感染を広げることを防ぐこともできるのです。手洗いは、日々の生活の中でできる、きわめて有効な感染対策です。図5▽タオルや目薬の共有に気をつけよう先ほど紹介した「A群溶血性レンサ球菌(溶連菌)咽頭炎」の感染経路にもなるなど、家族間であっても感染者がいる場合は特に、タオルの使いまわしは感染症の拡大につながる恐れがあります。また、目薬の共有は、容器が目やまつ毛等に触れることにより汚染され、感染の拡大につながる恐れがあります。できる限り共有は行わないようにしてください。▽咳エチケットを心がけようインフルエンザや新型コロナウイルス感染症をはじめとして、 咳やくしゃみの飛沫により感染する感染症は数多くあります。「咳エチケット」 は、これらの感染症を他人に感染させないために、個人が咳・くしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえることです。特に電車や職場、学校など、人が集まるところで実践することが重要です。図6▽ワクチン接種をしよう感染症にはワクチンで予防できるものがたくさんあります。ワクチンをうつと、あなたのからだはその病原体に対して免疫を獲得します。そうすると、その病原体がからだに侵入しても、病気にならない、または病気になっても症状が軽くすむようになります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月27日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、冬に流行する「溶連菌」について教えてくれました。乳幼児がかかりやすい病気の溶連菌。症状や受診のポイントについて教えてくれているので、ぜひ参考にしてくださいね。乳幼児が冬になるとかかりやすいのが、溶連菌感染症です。通常の風邪と思っていたら、実は溶連菌感染症だったということもあります。溶連菌は、適切な時期に診断・治療を始めていかないと全身に広がって重症になることもあります。そこで今回は、溶連菌についてお話していきます。 溶連菌とは?どんな症状?溶連菌とは、正式には溶血性連鎖球菌と呼ばれる細菌で、溶連菌感染症の90%以上がA群によるものです。主にのど(咽頭・扁桃腺)に感染します。溶連菌は潜伏期間があり、実際に感染してからだいたい2〜5日で症状がでます。 溶連菌の主な症状・発熱(38〜39℃)・咽頭炎・扁桃炎による喉の痛み その他の症状・体や手足に小さくて紅い発疹が出る・イチゴ舌(舌にイチゴのようなツブツブができる)・頭痛・首すじのリンパ節の腫れ・腹痛や嘔吐などの腹部症状 症状が落ち着いた後・発疹のあとには指の皮が白くむけてくるなどの落屑(皮むけ)が認められる 風邪との違いは?受診のポイントは?この病気の特徴は、風邪と違って咳や鼻水が出ないことがあげられます。また、3歳未満ではあまり熱が上がらないといわれています。そのため、受診のタイミングが遅れたり、徐々に症状が悪化してしまうことがあります。乳幼児の場合は、発熱や咳、鼻汁、哺乳不良、元気がないなどの症状があれば一度かかりつけの病院に受診するのがよいでしょう。 溶連菌の感染と診断されれば、抗菌薬を処方されます。これは、病気の原因の溶連菌を退治するためにとても重要なお薬です。 受診すると、医師は年齢、熱の程度、“のど”の発赤の具合、体や手足の発疹の程度から溶連菌に感染している疑いがあれば、確認のために喉についた細菌の検査を行います。溶連菌については、5〜10分以内に結果が出ます。溶連菌の感染とわかれば、抗菌薬の他に熱やのどの痛みといった症状をやわらげるお薬が出されるので、しっかりと子どもに飲ませるようにしましょう。抗菌剤の内服を開始してから、2〜3日経っても熱が下がらない場合は、お薬が効いていないことがあるので、再度受診するようにしましょう。 症状が良くなっても自己判断で途中でやめるのはNGお薬を飲み始めると、2〜3日で熱が下がり、のどの痛みもやわらいできます。発疹が出た場合、この頃から手足の指先から始まる落屑(皮むけ)がみられます。乳幼児にお薬を飲ませるのは、大変かもしれません。しかし、確実に溶連菌を退治しないと、ときに、心臓弁膜に障害などを起こすリウマチ熱や、急性糸球体腎炎といった続発症の合併症につながることもあります。 また、症状が消えても自己判断で内服を止めるのは危険です。処方された薬は必ず飲み続けるようにしましょう。一部の抗菌薬以外は、5~10日間飲み続ける必要があると言われていますので、医師の処方どおりに最後まで飲ませることが大切です。 まとめ溶連菌は、繰り返しかかることがあります。乳幼児の場合は、高熱でなくても、喉の腫れ・ぐずり・飲みが悪くなる、発疹など溶連菌特有の症状がある場合には、受診する様にしていきましょう。また、溶連菌は飛沫感染なので、くしゃみなどによって菌が散らばり、家庭内感染してしまうこともあるので注意していきましょう。 引用参考文献:東京都「乳幼児の家庭内の 水回り事故防止ガイド」A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは.国立感染症研究所ホームページ 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2022年12月14日「男の子のほうが熱を出しやすいのよ」と元幼稚園教諭の母から聞いていたものの、たまに熱を出すことはあっても、普段はとても元気な長男。しかし幼稚園の年中になってから、なんと5回も同じ病気で出席停止になったのです。 熱を出すと40度超えになる長男わが家の長男は熱を出すと高熱になりやすく、1歳半で40度を超える熱を出しました。初めての高熱のときは熱い体の長男を抱っこして、慌てて小児科に駆け込んだことを覚えています。 高熱が出るたびに診察してもらうと、お医者さんから「喉が腫れていますね」と毎回のように言われていたので、長男は喉がウィークポイントなのかなと思っていました。それでも治りはとても早く、翌々日には完全回復ということが多いので、健康に育ってくれていることをありがたく思っていたのですが……。 年中の5月に初めての溶連菌感染症に幼稚園に入ってからは熱を出すことも減ってひと安心と思っていたころ、急に高熱を出した長男。小児科に行くと「最近、溶連菌が流行っているので検査しましょう」と言われました。 聞きなれない病名に心配になりながらも、検査の結果を待っていると陽性と言われ、しかも出席停止になると聞いてびっくり! すごく大変な病気なのかもしれないとドキドキしながら看病していたのですが、薬を飲んだ翌日にはすっかり熱が下がり、出席停止期間が長く感じるほどでした。 治ったとひと安心…これが始まりでした溶連菌感染症は腎臓に影響が出る場合もあるということで、完治してから尿検査がありました。それも問題がなかったので、よかったと思っていたのですが……。この2カ月後に再び熱が出て病院に行くと、同じく溶連菌が陽性。さらに数カ月後も溶連菌にかかり、多いときは1カ月に2回かかることも! いずれのときも幸いなことに軽い症状で済んだのですが、結局1年間で5回も溶連菌に感染していました。症状としては喉の痛みと発熱なので、私では風邪との区別がつかないのですが、溶連菌感染症のときは長男いわくかなり喉が痛くなるようです。 こんな風に長男は溶連菌に感染し続けているものの、次男にうつったのは1度だけ。私も1度だけかかりました。やはり長男はかかりやすいようです。そのため、手洗いとうがいは必ずおこない、水分もこまめにとるように気を付けています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 著者:田丸あかね現在、小学校1年生と幼稚園年中の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年06月09日「男の子のほうが熱を出しやすいのよ」と元幼稚園教諭の母から聞いていたものの、たまに熱を出すことはあっても、普段はとても元気な長男。しかし幼稚園の年中になってから、なんと5回も同じ病気で出席停止になったのです。 熱を出すと40度超えになる長男わが家の長男は熱を出すと高熱になりやすく、1歳半で40度を超える熱を出しました。初めての高熱のときは熱い体の長男を抱っこして、慌てて小児科に駆け込んだことを覚えています。 高熱が出るたびに診察してもらうと、お医者さんから「喉が腫れていますね」と毎回のように言われていたので、長男は喉がウィークポイントなのかなと思っていました。それでも治りはとても早く、翌々日には完全回復ということが多いので、健康に育ってくれていることをありがたく思っていたのですが……。 年中の5月に初めての溶連菌感染症に幼稚園に入ってからは熱を出すことも減ってひと安心と思っていたころ、急に高熱を出した長男。小児科に行くと「最近、溶連菌が流行っているので検査しましょう」と言われました。 聞きなれない病名に心配になりながらも、検査の結果を待っていると陽性と言われ、しかも出席停止になると聞いてびっくり! すごく大変な病気なのかもしれないとドキドキしながら看病していたのですが、薬を飲んだ翌日にはすっかり熱が下がり、出席停止期間が長く感じるほどでした。 治ったとひと安心…これが始まりでした溶連菌感染症は腎臓に影響が出る場合もあるということで、完治してから尿検査がありました。それも問題がなかったので、よかったと思っていたのですが……。この2カ月後に再び熱が出て病院に行くと、同じく溶連菌が陽性。さらに数カ月後も溶連菌にかかり、多いときは1カ月に2回かかることも! いずれのときも幸いなことに軽い症状で済んだのですが、結局1年間で5回も溶連菌に感染していました。症状としては喉の痛みと発熱なので、私では風邪との区別がつかないのですが、溶連菌感染症のときは長男いわくかなり喉が痛くなるようです。 こんな風に長男は溶連菌に感染し続けているものの、次男にうつったのは1度だけ。私も1度だけかかりました。やはり長男はかかりやすいようです。そのため、手洗いとうがいは必ずおこない、水分もこまめにとるように気を付けています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 著者:田丸あかね現在、小学校1年生と幼稚園年中の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年06月07日■次女の手足にブツブツと、のどの痛みが発生!先日、次女に熱が出ました。しばらくすると手足にブツブツと、のどの痛みが出て、ご飯が食べられない状態になってしまいました。急いで病院に行き検査をすると「溶連菌感染症」と診断されました。病院で処方された薬を飲ませると、のどの痛みもすぐにおさまり、ご飯も食べられる状態になったので、ほっと胸をなでおろしました。病院の先生から言われた娘の登園禁止期間もわずかだったので安心しました。薬はしばらく続けなければいけませんでしたが、それさえちゃんと飲ませれていれば、もう大丈夫だろうと思っていました。■幼稚園では溶連菌が流行中次女が幼稚園へ行けるようになって数日後、行事でよそのママさんと会って少し立ち話する機会がありました。そのとき「うちの娘、最近、溶連菌にかかってしまって」と話すと、そのママさんも「じつは、うちの子も…」というではありませんか。詳しく話を聞くと、どうやら娘のクラスで溶連菌が流行っているようでした。でも、とりあえず今あるこの薬を全部飲ませれば大丈夫だろう…、そう思っていました。しかし…■娘の「のどの痛み」が再発薬をすべて飲み終わり、その後の検査で完治と診断を受けた娘。先生にも「お薬、がんばりましたね」とほめられたのですが、それから少し経ったある日…。娘がまた「のどが痛い」というので、嫌な予感がしました。まさか…まさかね…、と思いつつすぐに娘と病院へと向かった私。検査をした後、先生に「また、溶連菌でちゃいましたね」と言われてしまいました。つい最近なったばかりなのに、「また!?」と思いました。先生に聞いてみると、溶連菌は何度でも感染するものだそうです。短期間にひとつの病気で何度も病院に通わないといけないこの状況、もはや修行のように感じてきました。2度目の感染も、薬を飲んだらのどの痛みはすぐにおさまったようです。しかし、これで治っても、またもらってきてしまう可能性はあります。手洗い・うがいを頻繁にさせたり、外に出るときはマスクをさせたりして気をつけていますが、またいつ感染するかはわかりません。幸いなことに、感染したら病院のお薬が良く効くとわかったので、もし万が一また同じような症状が出たら、早めに病院へ行きたいと思います。
2019年11月18日こんにちは。5歳の双子と2歳の末っ子、三姉妹育児をしている田仲ぱんだです。2歳の三女。幼稚園児の姉もいて、本人も保育園に行っているためか、よく病気をもらってきます。先日、こんなことがありました。保育園から帰ってきて、夕食を食べていたのですが、大好きなウィンナーを口に入れても、すぐペッと出してしまうんです。ウィンナーは三女の大好物。いつもほうっておくと、ウィンナーだけ食べてしまうぐらい。それなのに、食べない…これはおかしい!■末っ子が高熱! 溶連菌感染症に慌てて熱を測ると38.6度。夕飯もそこそこに病院に行くと、検査の結果「溶連菌感染症」と診断されました。病院からは、溶連菌感染症の抗菌薬として「ワイドシリン」を10日分処方されました。これを毎日飲んで、全部飲み切らなければなりません。お医者さんいわく「飲んだらすぐ、熱は下がるよ」と言われ帰宅後、すぐに薬を飲ませました。しかし…就寝後、どんどんあがる熱。「おかしいなぁ、いつもの溶連菌ならすぐ下がるのになぁ」と私も不思議に思っていました。■甘い薬も拒否! この症状はもしかして?そして、この薬は飲みやすいので、いつもおかわりしたがるぐらいなのに、まったく飲み込もうとせず、ぺっと吐き出してしまうように。なんかこれ、前にやった…。あれ、じゃあ…? と思い始めたら、手足にぷつぷつと湿疹が…!「これは…」と思い、再度小児科に行ったら…そうです。三女、なんと溶連菌感染症に合わせて手足口病にもなっていたのです。食欲旺盛な三女が、2日間も何も食べることなく牛乳だけで毎日を過ごしました。飲み物だけでも飲んでくれるのが幸いでした。でも地獄だったのは…ごはんが食べられないぐらい口が痛い状態なのに、溶連菌感染症の薬を10日分飲み切らなければいけないこと!■手足口病は薬を飲ませるのもひと苦労手足口病を経験したことがある人ならわかるはず…本当に何も食べたくないぐらい痛くなるんですよね。それなのに、薬は飲まなければいけなくて。アイスやゼリーにまぜたり、好きな牛乳にまぜたり、はちみつを混ぜたりしても飲んでくれなくて必死に抵抗するので、無理やり羽交い絞めにして飲ませるしかありませんでした。口の痛みは2~3日で消えたのですが、それ以降も痛みの記憶がトラウマになってしまったのか薬を飲むのを嫌がるので、10日間飲ませ続けるのは大変な苦労でした。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2019年08月12日手足口病が流行っている今日この頃。あまり感染症にかかった事のない娘が、2歳の頃39度弱の熱を出した時の事を思い出しました。引っ越したばかりでまだかかりつけも決めかねている状態だったので、とりあえず近くの小児科へ連れて行くと、風邪と診断され、喉の薬と解熱剤を処方してもらいました。しかし週末明けもまったく症状はよくならず…さすがに5日間熱が下がらない事、いつもと様子が違う事から不安に思い、別の小児科に連れて行くことにしました。別の小児科にて。まさかの溶連菌でした…見た目でわかるような症状が出ないという事があるのを知らずびっくりしましたが、抗生物質で治療しないと合併症を起こしたりするので、今回は病院を変えて正解でした。その後は2件目の小児科をかかりつけに決め、現在もお世話になっています。なんとなくいつもと様子が違うという親の勘は、意外と当たるものだなと思った一件でした。
2019年07月09日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは!PUKUTYです!引越しを終え、新居の生活にも慣れてきたころ息子が体調を崩しました…子どもの突然の発熱! 近所の小児科のチェックがまだだった…引越してから約2ヶ月が経ち。周りの環境にも慣れ、生活のリズムも整い、毎日の公園通いが日課になってきた頃。なんと息子が引越し後初めての発熱…!前日に鼻水や咳が出ていたわけでもなく、いつもと変わらず元気だったので突然の発熱にとても驚きました。一番近くの病院へ行ってみたけど…新居周りの小児科をチェックしておかなくちゃと思いつつまだできておらず…とりあえず一番近くの小児科へ行ってみる事に。熱が全然下がらず心配になり2日連続病院へ…咳が全く出ていなかったのですが、気管支炎は後から咳が出始める事もあるという事で、もらった薬を飲ませて様子を見に行く事に。病院を変えてみたら病名は…しかしやはり熱が下がる様子も咳が出る様子もなく…せっかくなので他の小児科も行ってみる事に。…病名は溶連菌でした!先生が言った通りの症状で、熱が下がった後は身体中に湿疹が…その湿疹は3日ほどで落ち着いたのですが、落ち着くまでは一日中ぐずって泣いていてとてもかわいそうでした…。今回何度も病院へ行ってしまいましたが、家の周りの小児科を知る事ができ、病気についても先生方に色々教えていただくことができました。溶連菌よく耳にする病名でしたが…なかなかの強者でした…。ですが次からはもう少し冷静に対処できそうです!(できれば次はないほうがいいけど…(笑))
2019年06月08日子どもが熱を出す原因の多くは「かぜ」であり、数日間で自然に熱が下がるため、抗生剤(抗菌薬)が必要な場面は限られます。では、抗生剤が必要となるのは、どんな病気なのでしょうか? 今回は、抗生剤がよく効く病気の一つである溶連菌感染症について解説します。■溶連菌感染症「診断、治療、家での過ごし方」溶連菌(=A群溶血性連鎖球菌)は細菌の一種で、主に4歳以上に発熱やのどの痛み、頭痛などの症状を認め、ときにおう吐や腹痛をともなうこともあります。扁桃腺がはれて赤くなり、首のリンパ節がはれたり、舌がイチゴのように赤くなるイチゴ舌や、体に発疹を認めることもあります。せきや鼻水などのいわゆるかぜのような症状は乏しいことも特徴です。主に咽頭炎や扁桃炎を起こしますが、とびひなどの皮膚感染症を起こすこともあります。診断溶連菌を疑う症状があり、のどを綿棒でこする迅速検査で陽性が出たら、溶連菌による咽頭炎と診断されます(時間はかかりますが、培養検査をするとより正確です)。このとき発熱などの症状はなくても、検査で陽性が出てしまう健康保菌者という場合があり(約15%)、解釈には注意が必要です(※1)。治療ペニシリン系といわれる抗菌薬が第一選択薬で10日間内服が必要です。溶連菌によく効くお薬ですので、内服して1~2日もすれば熱は落ち着くでしょう。その他の抗菌薬が使用される場合もありますが、ペニシリンアレルギーなどの限られたケースに限られます。家での過ごし方溶連菌は抗菌薬がよく効く感染症ですので、1~2日ほどで熱は下がるでしょう。学校の登校停止基準も「抗生剤治療開始後24時間をへて、全身状態がよければ登校可能」となっています(※2)。治療を開始して24時間経過していたら感染力はないので、学校にいったりお友だちと遊んだりしてもOKです。ただし10日間の内服をしっかりと続けていることが条件です。■溶連菌感染症「実は怖い合併症」治療のメリット4つこの溶連菌、実は無治療でも3~5日で自然に熱が下がります。自然によくなる病気になぜ抗菌薬が必要なのでしょうか? 主に、次の4つのメリットがあります。1. 発熱期間を短縮することができる。2. 感染拡大を防ぐことができる。3. 化のう性合併症を予防できる。4. リウマチ熱の予防ができる。発熱期間を短縮できることは大きなメリットですし、唾液などを介したきょうだいやお友だちへの感染拡大も防止できます。化のう性合併症とは、扁桃腺やリンパ節などにうみができるもので、ときに点滴や外科的治療が必要なことがあり予防は重要です。リウマチ熱とは、溶連菌に感染して2~4週間後に関節炎や心炎、発疹や舞踏病(体の一部が意図せず勝手に動く)などさまざまな症状を認める合併症です。とくに心炎では、後遺症として心臓の機能障害が残る場合があり、予防はとても重要です。日本ではまれですが、治療を十分に受けられない国ではリウマチ熱に苦しむ子どもが大勢います。発症から9日以内に抗菌薬を投与すれば予防可能とされ、溶連菌の治療の最も重要な目的です。そのほかの合併症として、発症から2~3週間後に起こる急性糸球体腎炎もあります。これは腎炎を起こして、たん白尿や血尿が出現し、尿が少なくなり、体がむくんで高血圧を起こしたりします。このような症状が出たら必ず受診が必要です。ただし、腎炎については、抗菌薬をしっかり飲んでいたとしても予防することはできないので、早く見つけるために2~3週間の期間は体のむくみや尿の状態などを注意して見ておくことが大切です。■抗菌薬が効かない! 別の病気が潜んでいるかも…抗菌薬を服用しても熱が下がらない場合は、どうすればいいのでしょうか?原因のひとつに、化のう性合併症が考えられます。うみをつくっている場合、飲み薬では十分治療できないので、必ず病院で相談してください。もしくは、別の病気にかかっている可能性もあります。溶連菌陽性の結果が、前述の「健康保菌者」を示しているだけで、実は発熱の原因がほかにあるのかもしれません。例えば、インフルエンザ+溶連菌の健康保菌者だった場合、抗菌薬を飲んでもメインのインフルエンザが改善しない限り熱は下がりません。また、溶連菌は川崎病に症状が似ているところがあります( 【医師監修】高熱が5日以上…「カゼではないかも?」子どもがかかる川崎病とは?<パパ小児科医の子ども健康事典 第14話> 参照)。発熱、リンパ節腫脹、発疹、イチゴ舌など共通する症状があるので、川崎病+溶連菌の健康保菌者という場合もありうるのです。この場合、溶連菌治療の抗菌薬内服を続けていても改善はせず、川崎病の適切な治療時期を逃してしまう危険性があります。溶連菌の診断で抗菌薬を内服しても改善しない場合は、見直す必要があるので必ず受診してください。発熱の原因が溶連菌と確定できれば、抗生剤がよく効くすっきりとした病気です。しかし、大事なのは、溶連菌と診断されているのに、抗生剤を飲んでも熱が下がらないときです。何か合併症はないか、実はほかの病気ではないのか? さまざまなことが考えられますので、再度受診して診察をうけてください。参考資料※1: 「小児感染症マニュアル2012」(東京医学社) ※2:学校保健安全法「登校停止基準」
2019年04月10日のどが痛み、ひどい場合はお茶を飲み込むことすらつらくなる溶連菌感染症(通称:溶連菌)。保育園や幼稚園などで「溶連菌がはやっている」という話やお便りをもらうこともあるかもしれません。症状や治療法、予防法などをくわしく解説します。■溶連菌感染症「4~6歳でかかる子がとくに多い!」溶連菌感染症は、A群溶結性連鎖球菌が原因となる感染症。のどの痛みや発熱が主な症状です。でも、名前を聞いたことはあっても、実際にわが子がかかったことがなければ、どんな感染症なのか、知らないママ・パパもいることでしょう。小さな赤ちゃんがかかることは少なく、年中・年長児や小学校低学年でかかる子が多いようです。実際に、 東京都感染症情報センター の患者報告数によると、2019年第10週(3月4日~3月10日)では5歳が99人ともっとも多く、続いて6歳が96人、4歳が88人となっています。一方で、大人でも免疫が落ちていると感染することがあるため、「子どもの感染症だから」と油断するのは危険といえます。一年中かかるおそれのある感染症ですが、冬から春にかけてと、5月~7月ごろに流行することが多いようです。■溶連菌感染症「例年より増加傾向」最新の患者報告数は?現在の流行状況をみてみましょう。 国立感染症研究所 によると、全国で指定された約3000カ所の医療機関(小児科定点)から受けた患者報告数は2019年第8週(2月18日~24日)で8457人、1医療機関あたりの平均報告数は2.67人でした。これは過去5年間の同時期と比べても多くなっています。都道府県別にみると、上位3県は石川県5.34人、鳥取県5.05人、岩手県4.95人でした。3月に入って流行が少しずつ落ち着いてくるころですが、今年は例年よりも報告数が多く、まだまだ油断できない状況といえそうです。■溶連菌感染症「どんな症状? 感染経路は?」 溶連菌の特徴といえばのどの痛みですが、ほかにはどんな症状があるのでしょうか? 感染期間や感染経路などもみていきます。【症状】のどの痛み(いん頭痛)と発熱が主な症状です。のどや、のどの入り口を取り囲む部分(へんとう・いん頭へんとう)が赤くはれることがあります。舌に赤いぶつぶつができる「いちご舌」になったり、全身に鮮やかな紅色の発疹が出たりする「猩紅熱(しょうこうねつ」を引き起こすことがあり、5~10歳に多くみられます。治療が不十分だと、リウマチ熱や腎炎などを併発したり、とびひ(伝染性膿痂疹)になることもあります。【潜伏期間と感染期間】潜伏期間は2~5日。抗菌薬を服用後、24時間以内に感染力はなくなります。【感染経路】せきやくしゃみのしぶきなどによる飛まつや、接触によって感染します。■溶連菌感染症「予防法、治療法は?」 溶連菌感染症の効果的な予防法はあるのでしょうか? また、「もしかして溶連菌かも?」と思った場合はどうすればいいのでしょうか?【予防方法】飛まつ感染や接触感染を予防するためには、手洗いやうがいなどの一般的な予防法が大切です。年齢に応じて、せきエチケットにも気を配りましょう。【診断法】迅速診断キットにより、10~15分程度で診断できます。【治療法】合併症を防ぐためにも、抗菌薬を決められた期間、きちんと服用することが大切です。薬を飲んですぐに熱が下がった、のどの痛みがなくなったからといって、自己判断で服用を途中でやめることは避けたほうがいいでしょう。困ったことがあれば医師や薬剤師に相談するようにしましょう。【登校(登園)基準】適切な抗菌薬による治療をはじめて24時間以内に感染力はなくなるため、それ以降は登校(登園)が可能です。3月現在もかかる可能があり、これから夏に向けて、さらに流行することが予測される溶連菌感染症。とくに年中や年長児、低学年の子どもはかかりやすいため、日頃から家庭でも手洗い・うがいを徹底して、気をつけておきたいですね。参考サイト: ・国立感染症研究所 ・日本小児科学会「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」 ・東京都感染症情報センター「感染症発生動向調査」
2019年03月24日あっという間に12月になろうとしていますね。まだ少し気が早いような気もしますが、クリスマスの話をしたいと思います。なぜならあえて早めにしといた方がいい話だからです。■クリスマスの大事なものを忘れてた!あれは長男が5歳、次男が2歳、そして三男を妊娠中のことでした。その頃長男だけが幼稚園に通っていて、私は家で次男を見ながら専業主婦をしていました。夫の帰りは遅いし頼れる場所はないし、次男とは24時間べったりだしで、買い物ひとつも気楽に行けないような状態だったのですが、そんな中長男が幼稚園の終業式の日に熱を出しました(12月20日)。めったに体調を崩さない長男が熱を出すなんて珍しいことです。その日のうちに病院に行って、お薬をもらってきました。そしてその時ようやく気がついたのですが、なんと今日は既に12月20日じゃないですか!!バタバタしててすっかり抜け落ちていたけれど、しまったーー!!まだクリスマスプレゼント用意していなかったーーー!!用意していないどころか、何をあげるかも決まっていません(当時はまだ5歳と2歳だったので特にリクエストがない場合は親の私がプレゼントを選んでいました)!!ひゃーーー!!クリスマスまであと4日しかないのに一体どうするつもりだったんでしょうか私ったら~~!当日までの間に一度週末を挟むので、週末にこっそりお店に買いに行けばいいかーとぼんやり思ってたんですよねぇ。しかし思わぬ発熱で、すっかり予定が狂ってしまいました。よし、こうなったらわざわざお店で買わなくても便利なネット通販でプレゼントを注文しておこう!ほんと便利な世の中になったものです(誰)。ポチッとするだけで、翌日にはもう配送してくれるんですから。ありがとうアマゾンプライム!!送料もかからないし、もはやこれ店舗で買う意味ないんちゃうかレベルで便利!!クリスマスに間に合うか間に合わないかぐらいのタイミングで注文し終え、あとは長男の回復を待つだけなのですが、長男の体調がなかなか良くならず。高熱が4日も続いたのでさすがにこれはおかしいと思い、もう一度小児科へ連れて行くことにしました。■長男の高熱の原因がまさかの…!!それがちょうどクリスマスイブの日のことです。 お医者さんに診ていただいてついた病名は、溶・連・菌!カーーン!お医者さん:「お母さん、この子相当しんどかったはずですよ」え。いや、そうは言われてもこちらは4日前に病院で処方してもらったお薬ずっと飲んでたんですけど。。お医者さん:「今すぐ、点滴しましょう。すぐに楽になりますから」どえええーーー!!くしくも長男のクリスマスイブのプレゼントは、人生初の点滴となったのでした。((笑)カーーーン!!え? 結局プレゼントが間に合ったのかどうかですって??はい。間に合いました!!さすがアマゾンプライム! 光の速さで届けてくれました!!ですが今回一番の山場は荷物の受け取り時!!■全力でプレゼントを隠す母5歳2歳の兄弟。ピンポンが鳴ろうもんなら犬のようにドアに向かって走ってくるんですよーー。もーーこれが困る!!(笑)長男にいたっては体調悪いにもかかわらず出てこようとする。「誰か来たーーー!!」「だれーーー!!」ドタドタドタドタ!!!!誰が来たのか興味津々で、一目散にダッシュしていく兄弟を振り切り、われ一番と先へと急ぐ私。わーーーー!! 待って待って!!出なくていい!ママに用事があるんだから!!ってか、全員ついてこなくていいからーーーーー!!あんたたちは来なくていいの!!バタン!!(閉)細く開けたドアの隙間から急いで外に滑り出る。どう考えても明らかに不自然ですよね。いつもなら一緒に宅急便を受け取るのに、今日はママ1人が飛び出て行ってしまって、自分たちはドアの内側で無理やり待機させられるんですから、黙ってるわけがありません。あけてーーーー!!!ママーーーーー!!!なにーーーー!!!ドアをドンドン叩かれながら、お尻でドアを押さえ、宅配便のお兄さんには小声で事情を伝え、サッとサインして荷物を受け取ったあとは、再び家の中に入りますが、とにかくピンポンの音に食いつく兄弟がそこには待ち構えています(こういう犬よくおる)。長男:「何が届いたの!?」次男:「なにーー!!」えっいやっこれは…長男:「見せて~~!」次男:「どんなん~?!」困る!!ここで中身を知られてしまってはサンタが泣きます。なんて言おう…。この荷物は、この荷物は、えいっ!!苦肉の策でひねり出した言い訳が「ママのお料理のやつ」。なんだよそれ!!なんの荷物だよ!!!どう考えても苦し紛れの答えにも関わらず、さっさと引き返していった息子たち(単純でよかった…)。ただ、戦いはこれで終わりにはならなかったんです。複数注文したため、小分けにしてしょっちゅうプレゼントが届くんです~~~!!!あーーーれーーー!!!そのたびに家の中デットヒート!!!ドスドスドスドスドス…!!!なんの戦いだよこれ。というわけで、小さいお子さんをお持ちのママ達。日頃の業務の多さに忙殺されて、すっかり日にちの感覚を失ってしまいがちですが、プレゼントの手配はお早目にどうぞ。今思い返せばなんでもっと早くに用意しとかなかったのか自分でも謎ですが、当時はきっと必死だったのでしょう。無事プレゼントも間に合い、クリスマスの朝に子ども達の喜ぶ顔も見られたので、よしとしましょ~~!
2018年11月29日溶連菌…それは子どもがかかる病気というイメージでしかありませんでした。長男リュウが小学2年生の頃…。インフルエンザは陰性、嘔吐下痢でもなく、もしかして肺炎かも?「肺炎だったら入院です」と先生に言われびびる母子でしたが結果は溶連菌。溶連菌は喉の腫れが特徴的なのですが、長男の場合は喉の腫れも痛みもなかったので、なかなかわからなかったようでした。溶連菌は熱が下がったあとも、確実に菌を退治するために処方してもらった薬をきっちり飲みきらないといけません。そして、そのあとは尿検査をしないといけません。子どもがかかるとなかなか大変な病気なんですよね…。そんな溶連菌、まさかの…大人がかかるとはー!!2018年1月、先日から高熱を出してた私。もしかしてとインフルエンザの検査を受けるも陰性。しかし熱は一向に下がらず再び病院へ…。事情を話すと溶連菌の検査を受けることになりました。そして溶連菌確定!溶連菌感染の流行は例年GW明けくらいが多いらしいのですが、なぜか私はお正月シーズンに罹ってしまいました。たまたま旦那の正月休みが長くてよかったです。これで旦那不在だったら、家の中まわってなかったです。寝込んで3日目にやっと動けるように…。飛沫感染するし子どもには絶対うつさないようにしなきゃ。こんなきっつい病気、うつったら可哀相すぎる!…と思ったら旦那がうつってしまった~!子どもの病気だと思ってたけど、大人もかかりますよー!!!そして夫婦揃っての意見としてはもう絶対かかりたくない病気ナンバーですね!
2018年11月03日秋冬に気を付けたい、ベビーの病気すっかりと寒くなってきて、この季節に体調を崩す人は多いのではないでしょうか。私には姪と甥が7人いますが、もうすでに全員がRSウイルスに感染しました。本人たちはもちろんのこと、お母さんも、仕事を休んで看病したりと、大変そう…。うちの2歳の長女はまだ保育園にも通ってないので、少し鼻水か出たくらいの症状だけですが、これからの季節、いつどんなウイルスに感染するのかと、身構えてしまいます。しかし、免疫をつくって、体を強くするためにも、幼い頃の病気は必要とも言われます。必要以上に恐れることのないように、基礎知識を復習しておきたい、と思います。秋冬に感染が流行る理由は…・気温が下がり始め、湿度が低下することにより、低温低湿度を好むウイルスが活発になる。・気温により体温が下がると、免疫機能より、体温を一定に保つよう体が働くため、免疫力が下がる。・年末にかけて、イベントや行事がいっぱい。人が集まるところでは、感染が増える。この季節に流行る感染の主な種類インフルエンザ大人も子どもの間でも流行るのがインフルエンザ。A型B型など種類は様々で、予防接種をしても、一度感染したとしても、再度感染することがあります。38℃以上の高熱が出て、頭痛、関節痛、筋肉痛などの症状が特徴的です。ノロウイルス感染力が強く、集団感染することもあります。感染経路は便や嘔吐からで、牡蠣などの魚介類を通して感染することもあります。胃腸炎、嘔吐や下痢、腹痛などの症状が見られます。RSウイルス呼吸器系の感染症で、2歳までに一度は感染すると言われるほど、ポピュラーなものです。7割は数日のうちに回復するようですが、乳児期早期の赤ちゃんが感染すると、細気管支炎、肺炎に発展する可能性があるので、注意が必要です。発熱、鼻水、咳など風邪の症状が見られ、呼吸器時に、ヒューヒューゼーゼーと音のする喘鳴が特徴的です。一度感染しても免疫は付かず、何度もかかる子もいますが、症状は軽くなっていくようです。マイコプラズマ肺炎感染力か強く、発症し咳が止まってからも一週間は体からウイルスを排出すると言われています。はじめに高熱が見られ、続いて頭痛だるさ、咳が見られるのが特徴です。一度感染すると免役が作られますが、徐々に消えていくため、再び感染する可能性があります。溶連菌こどもの間での集団感染が多い感染症のひとつです。主に喉に感染するもので、発熱、イチゴ舌、発疹、喉の痛み、リンパの腫れなど、お母さんからも症状から見てわかることが多いようです。溶連菌も種類が多いため、一度感染しても、再び感染する可能性があります。普段から免疫力UPの生活を!病気は、免疫をつくって体を強くするために必要だ…と思っていても、親としてはやはり、病気にならず、毎日元気に過ごしてもらいたいもの。なるべく感染症にかからないために、普段から気を付けることをまとめてみました。①食事編〜バランスよく、ウイルスに負けないからだ作りを成長過程である子どもは、やはりバランスよく様々な食材を適度に食べることが重要!たんぱく質はたっぷりと!魚、肉、卵、大豆、大豆製品は体を作るたんぱく質がたくさん。ウイルスに負けない体をつくります。質のよい食材を選ぶようにしましょう!喉や鼻の粘膜を強くする、ビタミンAビタミンAは喉や鼻の粘膜を強くし、抵抗力を高めます!主に、豚肉、鶏肉、あんこう、うなぎ、のり、パセリ、にんじん、しそ、モロヘイヤ、わかめ、ほうれん草などに多く含まれます。子どもが食べられるにんじんやのり、わかめなどから摂取がいいですね♪抗酸化作用があるビタミンCで風邪予防ビタミンの代表と言えばビタミンC!こちらも、粘膜を強くしてくれる抗酸化作用があり、疲労回復に。クエン酸も多く含まれ、風邪予防には欠かせないものです。主にアセロラ、パセリ、のり、ピーマン、ゆず、キウイフルーツ、レモンに多く含まれています。ビタミンCを多く含む食材ランキング上位にみかんがなかったのが意外ですが、我が家では毎日みかんを食べています。(果物の取りすぎは冷えるので注意!)体を温めるもの体の体温が一度上がると、免疫力が5~6倍上がると言われています。子どもは風の子元気な子!と昔から言われていますが、近年では低体温の子どもが多いことが問題視されています。我が家でも、毎朝味噌汁を飲むこと、梅醤番茶を飲んだり、葛湯を飲んだり、足湯をしたりと、冷えないような努力をしています。この時期大人も子どもも、冷たいものは取らないように意識して過ごしています。②睡眠編〜早寝早起きの習慣を睡眠も免疫力維持には重要な存在です。ぐっすり眠ることで体力を回復し、免疫力も高まります。眠る時間帯も大切で、大人は22時、子どもは20時には眠りにつくのが理想です。この時間帯に眠ることで、リンパ球をたくさん作り、成長ホルモンもたくさん分泌することが可能になるそうですよ。大人はなかなか22時に眠ることは難しいかもしれませんが、子どもは早寝早起きの習慣をつけたいですね。③運動編〜寒くっても外で思いっきり遊んで!毎日適度な運動をすることで、免疫力や抵抗力も高まります。この時期寒くなってきて、公園で遊ぶのもお母さんが躊躇うことも多いとおもいますが、なるべく外でおもいっきり体を動かしましょう。雨などで外で遊べないときは、縄跳びがおすすめ◎狭い範囲で体をおもいっきり動かせます!すべて基本的なことですが、一番大事なこと!毎日の積み重ねで免疫力をUPさせて、この冬を乗りきりましょう◎
2017年11月24日