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「夫の母親が毎日のように家にやってきて迷惑」「子どもの育て方に口を出してくる」と、義母の“関わりすぎ”で不満を抱えるママたちも多いことでしょう。ところが筆者は、それがうらやましいほど義母の“関わらなさすぎ”が不満だった時期がありました。 お祝いの言葉が欲しい!夫と結婚する前から義母とはつかず離れずのいい関係で、あっさりした人だなとは思っていました。遠方に住んでいるため、メールや電話のやり取りも必要なときだけ。 そこが気安くて好きなところではあるのですが、お宮参りのときに会ったのを最後に、節目の行事にも特になにもなし……。初孫なのに、特別に思ってくれないのかなと、やや物足りなさを感じていました。 近くに来るなら連絡して!飛行機に乗らないとわが家には来られない遠方に住んでいるため、めったに会えない義母。孫の成長を見せたいけれど、写真を送っても特に返答もなく、空しい……。 そう考えていた矢先、義母から夫に電話が。「近くにいるんだけど、今から会える?」。詳しく聞いてみると、わが家近くの温泉に来ているとのこと。旅行なら何週間も前に予定が決まっていたはず……。早く言ってよ~! 今日はもう無理~! 孫に会いたくないの~!?と、悲しい思いをしました。 贈り物もとにかくあっさり節目の連絡はない義母ですが、やはり孫の百日祝いや誕生日は気にしてくれている様子。勤め先にゆかりある品物や地域色の濃い食品を時々送ってくれるついでに、「いつも何にもしなくてごめんネ」と一筆書き添えて、まとめて現金を送ってくれます。 フルタイムで働いていて、いつも忙しい義母の、精いっぱいのおばあちゃん心かなあと思います。愛情の示し方は人それぞれ。わかってはいても、ついつい周りの状況と比べてしまっていたようです。 今は実家で大家族暮らしですが、上の子が生まれたばかりのときは日中子どもと2人きりで寂しかったことも、“関わらなさすぎ”が不満だった要因かもしれません。相変わらずの義母ですが、慣れた今はちょうどいい距離感だと思っています。 イラスト:imasaku著者:沢田真紀子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年01月17日いつも私のことを気づかってくれる、とてもやさしいお義母さん。私はお義母さんのことが大好きです。嫁姑問題とは無縁な関係を築いていますが、1つ気になることがあります。それは、お義母さんが送ってくれる食品について。お義母さん、それはなぜなのでしょうか? お義母さんは天然? 大ざっぱ?夫の実家は東北にあり、私たち家族は関東に住んでいます。仕事や金銭的な理由から、年に一度くらいしか里帰りができていないのが現状。それでも里帰りした際には、手料理を振る舞ってくれたり、私の好きな食べ物を用意してくれたり、とてもやさしいお義母さん。ただ、ちょっと天然? 大ざっぱ?な一面があるようで、冷蔵庫にはいつも賞味期限の切れた物が多々入っています。夫が注意しても、「あら? そうなの?」と特に気にもしていない様子。そんなマイペースなお義母さんなのです。 あれ? 賞味期限が…お義母さんは私たち家族に、お菓子やジュース、地元の食材などを時々送ってくれます。段ボールいっぱいに詰まったお菓子やジュースに、子どもたちも大喜び。ところがいざ食べようとしたとき、賞味期限が切れていることが判明。改めて送られてきたものを確認してみると、数日過ぎているものもあれば、1カ月以上過ぎているものも……。 さすがに私からお義母さんに伝えることはできず、夫が伝えることに。しかしお義母さんはあまり気にしていない様子。悪気はないのでしょうが、ちょっと気になってしまいました。 その後も相変わらずなお義母さん夫が賞味期限切れ食品を注意したあとも、お義母さんはしばしば食品を送ってくれます。しかし、やはり必ず賞味期限切れの食品が入っています。 これはお義母さんの性格的なものなのか、それとも寒い地方は食材の傷みが遅いため、賞味期限をあまり気にしないからなのか、いろいろと考えたこともありました。でも今は、どんな理由であれ、お義母さんが好意で送ってくれていることに違いはないので、この謎は心の奥にしまって感謝の気持ちをだけを伝えることにしています。 お義母さんは大好きなのですが、食品の期限を気にしないところは気になります。嫁である私からは言いづらいし、かといって夫が言っても効果はなし。こんな経験は私だけなのでしょうか? イラスト/imasaku著者:沢田真紀子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年01月16日2人の子どもたちと一緒に過ごすなかで、どうしても避けられないことがあります。それは、十分な時間甘えさせてあげられなかったり、我慢させてしまったりすることです。今回は、義母の言葉に自信をなくしていた私が気づいた大切なことについてお話しします。 言葉で言うほどラクじゃない!「おとなしいし、育てやすい子だよね!」という言葉をかけられると、素直にうんと言えない私がいます。決してわが子たちが育てづらいわけじゃない。でも、何だかその言葉は受け入れられませんでした。 2人の子どもを育てていると、必然的にどちらかを優先しなければいけなくなる状況もたくさんあります。「上の子を優先してあげて」という言葉は、妊娠中も出産してからも、ことあるごとに周りから言われてきました。でも、実行するのは意外と難しく、言葉で言うほどラクじゃないと感じます。 義母の言葉に自信をなくすこともある日、甘えたい3歳の長男が、0歳の次男や義母にぶつかりに行ったり、叩いたりしていました。私は夕食の準備をしながら見ていたのですが、何度注意してもやめなかったので長男のところに行き、その場から離れさせて注意をしました。 ところがその後、義母に言われたのは「あのとき、兄ちゃんがかわいそうだった」という言葉。私はそれ以前も、危ないことをしたときはしっかりと叱る教育をしてきました。それはいけないことだったのか……と、落ち込んでしまいました。 気にしなくていい、自分の子育てに自信を持つわが家は義母と完全同居。大変なところも見て知っているはずですが、義母からも「育てやすいし、悩まないでしょ」なんて言われることがあります。最初は「またか」とイライラしたり、私のやり方を否定されて自信をなくして泣いたりすることが何度もありました。 でも、「そんなことは気にしなくていいんだ」ということに私は気づきました。周りの言葉や得た知識を気にしすぎてしまうと、自分自身に余裕がなくなり、子どもたちと楽しく関わることができなくなってしまいます。私が自信を持って子どもたちと向き合い、育てていくことが大切なんだと思えたら、気持ちもラクになり、義母の言葉にもあまりイライラしなくなりました。 自分の子育てに自信を持つことが、のびのびとした子育てにつながると信じ、子どもたちと接するようにしています。著者:石井はな0歳と3歳、二男の母。子育てのかたわら、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は家庭菜園。
2019年12月20日義母にひどいことを言われて傷付いた、というママは後を絶ちません。義母も同じ立場だった時期があるのだから、嫁の気持ちを察してくれそうなものだけど……。 どうして義母はひどいことを言うのでしょうか? 言ってしまう義母の心理について考えてみます。 義母がひどいことを言うのは止められる?そもそも、義母がひどいことを言うのは止められるのでしょうか? 残念ながら、止めるのは難しいと言わざるを得ません。なぜなら、義母はそれを正しいと思って言っているからです。たとえそれが意地悪な気持ちから出ていたとしても、「息子のためを思って」「孫のためを思って」など、義母にはなんらかの自身の発言を肯定する理由があります。義母にとってはそれは“正論”なのです。良好な関係の嫁と姑であれば、遠回しにでも「傷付きました」と伝えることで改善される可能性はあります。しかし、伝えることが難しい関係だと、相手は嫁に自分の意見を言った正義感で満たされているので、悪く思っていたとしても「ちょっとキツく言い過ぎたかしら」程度であることが多いでしょう。 義母がひどいことを言いがちな理由義母はなぜそんなことをわざわざ言うのでしょうか?ママがひどいと感じることは大きくわけて4つに分けられます。 1.自分自身について悪く言われる「うちの味噌汁は出汁からちゃんととるのよ」「もう少し、きちんと掃除できないのかしら」「わたしは夫に対してそんな態度をとらなかったわ」など、嫌味のように言われる。 2.親や友人について悪く言われる「そんなことも親御さんに習っていないの?」「これだから片親は……」「お友だちの質があまり良くないのね」など、自分の周囲を責められる。 3.子どもについて悪く言われる「男の子がよかったのに……。次は男の子だといいわね」「誰に似たのかしら」「うちの息子はこんな騒がしくなかったのに……」など、暗に子どもを非難される。 4.自分の側に立ってくれない夫の自分勝手さについて「あなたが我慢すればいいの」と言われる、育児で寝られていない中「こんなことでへこたれてどうするの! 今だけだからがんばりなさい」と言われるなど、義母の価値観を押し付けてくる。 義母にとって嫁は絶好の標的になりやすい多くの場合、年を取れば取るほど自分について言及されなくなります。自分についての指摘がなくなることは自分の間違いを正してくれる機会が減るとともに、自分の存在価値も薄れると感じる場合があります。自分も人の役に立ちたい、存在意義を見出したいという方は少なくありません。自分の経験をフルに伝えられる嫁という存在は、絶好の標的のひとつなんです。義母にとって嫁にひとこと言うことは、自分の経験を最大限に生かして状況をよくできるかもしれないことであると同時に、自尊心をくすぐることでもあるわけです。しかし、自分自身について言われるのは辛うじて我慢できたとしても、親や友人、ましてや子どもについてまで悪く言われるのは我慢ならないでしょう。悪気がなく冗談で言っている場合もありますが、嫁側からすれば、産後などで心身ともに疲れていると、冗談を冗談とも捉えられないことも多くあるに違いありません。義母にしてみれば自分も経験してきたことという自負があり、自分が大丈夫だったのだから大丈夫、自分だって耐えてきたのだから嫁も耐えて当然だという気持ちがあるので、ここで嫁・姑の感覚のズレができてしまっています。 義母にひどいことを言われたときにやってはいけないこと義母にとっては正しいと思っていることを言っているのであって、義母の理屈上では間違ったことは言っていません。理屈上正しいことが全てではないのですが、“正論”の壁を壊そうとすると、さらに義母の正論で返される可能性があります。 よほどの信頼関係がないかぎり、正論に正論で返すと、うまくやっていた仲でさえ壊れてしまう場合があります。正論に正論で返すのは、グッと我慢です。相手の言い分は聞き流すようにしましょう。聞き流すのも痛みを伴いますが、受け止めるとさらに打撃を受ける可能性があります。また、夫に義母の悪口を言うのもNGです。男性は、解決策がない事案を非常に面倒に思う傾向にあります。多くの場合、面倒くさそうに流されるか、自分の親の悪口を言われたと思って機嫌を損ねてしまうかのどちらかです。理不尽な状況ではありますが、ここは流すスキルを身につけましょう。 もちろん、ここに書いことが全てではなく、夫との関係性、義母との関係性、義母の性格やご自身の性格により感じ方も変わりますし、対応も変わってきます。義母のつらい口撃に耐えられない場合は、自分の中で抱え込まず、友人や専門家に相談してストレスをためないようにしてください。 著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2019年12月12日こんにちは。コストコ商品紹介サイト「コストモ」の管理人トコ子です。コストコ大好きなトコ子が、ママにおすすめの商品をご紹介します!今回紹介するのはコストコの「フォトブック」です。 コストコのフォトセンター(オンラインショップ)にて注文できます。自分で撮った写真を一冊のブックにまとめることができるので、子どもの成長記録を残すのにぴったりです。お値段も他店と比べてとってもお得なんですよ。ブックの仕上がり具合はどうでしょうか。それでは詳しく紹介していきますね。 コストコ会員だけのサービス♪「旅行に行ったときに撮った写真をまとめて保存しておきたいなぁ」と思ったのが、トコ子が「フォトブック」を注文するきっかけでした。コストコでは写真を1枚1枚プリントするサービスもあるのですが、ブックにすることで写真がバラバラになることもありませんし、持ち歩いて誰かに見てもらう際にも手軽でgoodです。 そうそう、コストコフォトセンターで注文できるのは、「コストコ会員のみ」です。ネット注文後、1週間ほどで「フォトブック」が完成するのですが、受け取りは指定したコストコ店舗になります。配送サービスもありませんのでその点注意が必要です。 お値段は他店の半額以下! 実際に、コストコフォトセンターにて「フォトブック」をオーダーしてみると、その簡単さにびっくり! 印刷する写真さえ決まっていれば、15分もかからずに注文できました。お値段はサイズやページ数によって異なるのですが、他店よりもかなり安いんですよ。 コストコのA5(30ページ・ソフトカバー)フォトブックの値段は1,400円(税込)。一方、大手プリント店では同じくA5(30ページ・ソフトカバー)フォトブックで3,300円(税込)でした。すごい! 大手プリント店の半額以下、コストコが断然お得です。これはお財布に優しく、非常にありがたいですよね。 完成度はいかに? 完成した「フォトブック」をチェックしてみると、光沢紙ではないので少々画質が粗めに見えるのが残念ポイントだと思いましたが、過去に大手プリント店で依頼したフォトブックをチェックしてみても、きめ細かさに大きな差はないと思いました。柔らかい画質なので写真もより優しい印象になってそれはそれで気に入っています。 何より、思い出を1冊のブックにまとめられてトコ子的には大満足♪ 見返す際にも手軽に思い出に浸ることができます。子どもの成長記録を1年ごとに「フォトブック」にまとめるのもいいですね。お値段も安いので、2冊作ってひとつはおじいちゃん・おばあちゃんへのプレゼントにしても喜ばれると思いますよ♪ ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 ベビーカレンダーでは家事や収納、ファッションなど、ママたちの暮らしに寄り添った【ライフスタイル記事】を強化配信中! 毎日がもっと楽しく、ラクになりますように。 著者:ライター 「コストモ」管理人 トコ子「コストモ~コストコおすすめ商品の口コミブログ~」を運営している管理人トコ子。兵庫県在住の一児の母で元ライターの主婦。ブログではコストコで話題の食材、日用品などを詳しく紹介しています!気になる他店との値段比較もしています。お得かどうかが気になる方は要チェック! BLOG:コストモ〜コストコおすすめ商品の口コミブログ〜
2019年11月09日初めて赤ちゃんを抱いたとき、言葉では言い表せないほどの幸せを感じました。しかし、赤ちゃんのお世話が始まるとかわいがる余裕すらなし。産後は実家で過ごしたのですが、両親との育児のギャップで悩んだこともありました。今回は、私が感じた世代間ギャップについてお伝えします。 両親や義両親との世代間ギャップ孫をかわいがってくれる両親や義両親の存在は心強いですよね。初めての出産を終え、産後を実家で過ごせることが何より安心でき、幸せでした。改めて親のありがたみを感じていました。 ただ、育児に関して「世代間ギャップ」があると感じ、モヤモヤしたことも。みなさんも経験ないでしょうか? たとえば「白湯や果汁を飲ませる」「必要以上に厚着をさせる」など。自分の両親ならまだしも義両親だと自分の言いたいことを伝えづらいですよね。 お風呂のあとは母乳を飲ませたいのに!沐浴後に私が母乳をあげている姿を見て、両親が不思議がっていました。昔は白湯や果汁を飲ませるのが主流だったようです。母が「お風呂あがりは湯冷ましで大丈夫よ」と毎回のように言ってきました。 義母には「みかんの果汁を作ってあげようか」と言われたことも。昔と今の世代間ギャップで悩まされるとは思いもしませんでした。湯冷ましや果汁を与える必要はないことを伝えても、なかなか首を縦に振りませんでした。 室内で靴下を履かせたり、厚着をさせたりする 赤ちゃんは、手足から熱を発散させて体温を調節するため、基本的に室内にいるときは靴下を履かせる必要はないと言われていますが、私の両親や義両親は違いました。手足が冷たい=体が冷えていると判断するようで、私がいないときに赤ちゃんに靴下を履かせたり、厚着をさせたりすることがありました。 赤ちゃんを見ると汗だく状態! 気持ちはありがたいのですが、ギャップを感じることが多すぎて、指摘する余裕すらありませんでした。 抱きぐせやミルクなど、育児の世代間ギャップを感じたことはたくさんあり、「昔はこうだった」としつこく言われるとモヤモヤしました。もし、私が逆の立場になったときは、口出ししないでおこうと感じた体験でした。イラスト:imasaku著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。 ✿❀ベビカレ秋のマンガ祭り❀✿大好評のマンガ記事を増量してお届けする期間限定“マンガ祭り”開催中! 人気レギュラー連載10作品に加え、新たにゲスト連載8作品が登場♪ 育児や家事、仕事などの合間の息抜きタイムにどうぞ♡
2019年11月09日結婚して10年、義母との関係で困っていることがあります。それはわが家訪問時の手土産が多い! という点。食品、バッグや靴、どこかから頂いた人形まで……。義母の手土産との付き合い方について、体験談をお伝えします。 まるで仕入れ!? 義母の手土産問題田舎に住む義母は、周囲の農家の方から野菜や米をたくさんもらうようで、頂き物はそっくりわが家に回ってきます。米90kg、にんじん・じゃがいも・里芋がダンボール1箱、大根20本、などなど。青果店が開けるほどの量です。 「困るなどぜいたく!」と思われるかもしれませんが、置き場所もなくママ友に配っても食べきれずに余ってしまいます。ほかにもかばんや靴、老人会でみなさんが作った飾りや絵、置物まで……。正直、困っています。 義母からの手土産の対処法義母の訪問の前に、電話で「何をどれくらい」持参してくれるのか詳細を確認。消費しきれそうにないもの、頂いても置き場所に困るものはお断りします。あいまいな断り方では「遠慮している」と勘違いして持ってきてしまうので、「いりません」とハッキリと伝えていました。 不要な理由も「雛人形は息子がやんちゃして壊すので」「トマトは家族全員食べないので」「かばんは20個持っているので」など、可能な限り具体的に伝えました。 手土産が多い! 義母との付き合い方 ところが、事前に電話で確認しても、実際には山のように手土産を携えて義母は現れます。ある日、大量の手土産に困惑していたら、夫が「ごめんね。でも受け取ってあげてよ。ありがとうのひと言で満足するんだから……」と。 それまで私は頂き物の後処理のことばかり考えていましたが、違う方向性からの意見に「そうか!」と妙に納得しました。以来、義母の手土産は要・不要ではなく「笑顔で受け取ることに意味がある」と考えを改めました。 義母の手土産はとてもありがたいですが、なかには正直「もらっても困る」というものも少なくありません。それでも頂いたものは「笑顔で受け取ることが大事」と思うことで、長く嫁姑関係は円滑にいっていると思います。 イラスト:imasaku著者:伊川 遥女の子と男の子の二児の母。家事や子育てのかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は読書、音楽、料理、ボルダリング、絵を描くこと。 ✿❀ベビカレ秋のマンガ祭り❀✿大好評のマンガ記事を増量してお届けする期間限定“マンガ祭り”開催中! 人気レギュラー連載10作品に加え、新たにゲスト連載8作品が登場♪ 育児や家事、仕事などの合間の息抜きタイムにどうぞ♡
2019年11月07日私が子どもの頃、親のしつけはそれなりに厳しかったような気がします。小学校のうちは、子どもだけで買い食いはダメ、休日は友だちと遊ぶのではなく家族と過ごす、夜10時には寝る、無駄なものは買わない、サンタさんは5000円以下(笑)…。わりと「ダメなものはダメ!」と言う親でした。さて、そんな親ですが、孫が産まれると…。■厳しかった親だったのに…「あまぁぁぁぁーーーい!」小沢さんかよ。他にも100均でなんか買ったり、セールで「かわいい」という理由で服買ったり…。なんか私のときとだいぶ違う。そしてそんな母に対して、上の子が小さいときは、「甘やかさないで!」と思っていました。ただ、上の子が5歳になった今…。■ママの建前を立て、子どもの気持ちを満たしてくれる親子どもが5歳になり、適当…もとい程良く力が抜けたので、こういう対応がありがたくなりました!そして元々あまり小さい子が得意ではない父は…めちゃめちゃかわいがってくれてます!ありがたや…!孫が産まれて、甘くなったばぁばとじぃじ。そして、子どもが産まれて、親への感謝の気持ちがどんどん大きくなる私。これからも楽しい時間を一緒に過ごせたらいいなぁと思います!
2019年10月28日私の両親はもの静かで、決してふざけたりせず、真面目なタイプでした。両親が笑う姿をあまり見たことがないくらいです。仕事が忙しく、休日のレジャーにもごくたまにしか行ったことがありませんでした。そんな両親が、孫が生まれてから激変したのです。 毎日産院に来てくれた父私の父親は、家が大好きな人でした。必要がなければ外出なんてめったにしません。そんな父がじいじになったその日から、仕事が終わったあとに必ず、出産直後の私と赤ちゃんがいる産院に来てくれるようになったのです。 じいじは毎日1時間ほど、ひたすら孫の様子を眺めたり、抱っこをしたり。毎日とても幸せそうな顔をして帰って行きました。毎日私への手土産も持参してくれて、とてもうれしかったです。 毎日私たちの自宅に来てくれた母私の母親は、子どもだった私が見てもわかるほどに、子どもが苦手な人でした。私自身、あまり遊んでもらった記憶がありません。しかし、私が自宅に帰った翌日から、ばあばとなった母は毎日私達の自宅に来てくれるようになったのです。 毎日孫に話しかけたり、遊んであげたりするばあばの顔は、幸せそのものでした。私は、ばあばが娘を見てくれている間に家事をすることができ、とても助かりました。 お出かけに連れて行ってくれる両親私は小さいころから、家族でレジャーを楽しんだ記憶があまりありませんでした。ところが、孫が生まれてからというもの、休日は両親が何かとお出かけに連れて行ってくれるようになったのです。 娘が0歳のころは公園やショッピングモール。生後半年ごろからは水族館や動物園も。そして1歳記念に温泉旅行。お出かけの間も、両親は孫にメロメロで、まさに溺愛です。娘もたくさんかまってくれるじいじ&ばあばが大好きです。 孫の誕生によって、まるで人が変わってしまったかのような両親。私も覚えていないだけで、こんなふうにかわいがってもらっていたのかもしれない……と思うと、あたたかい気持ちになりました。著者:丸川朋一女の母。出産を機に仕事を退職。子育てのかたわら、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。現在二人目妊活中。
2019年10月09日ママだって、美容院に行ったり買い物したり、赤ちゃんと少し離れる時間も欲しいですよね。気分転換以外にも、上の子の幼稚園行事のときなど、頼れる身内に預けることもあると思います。今回は、実家に赤ちゃんを預けたときに困ったことをお話しします。 乳酸菌飲料をたくさん飲ませようとした赤ちゃんがジュースを飲めるようになると、母は乳酸菌飲料を赤ちゃんに飲ませてくれました。小さな容器に入った乳酸菌飲料は、すぐ飲み終わってしまいました。すると母は、1日1本で十分な乳酸菌飲料を、赤ちゃんに何本も飲ませようとしたのです。 乳酸菌が体にいいのはわかっているけれど、甘さも結構ありますよね。1日に何本も飲んだら糖分の摂り過ぎなのでは? と、虫歯が心配になりました。 とにかく厚着をさせようとした母は涼しい季節になると、たいして寒くない日でも「寒いよね」と、赤ちゃんに洋服を着せようとしました。靴下を2枚も履かされていたこともあります。“洋服の枚数は、大人より1枚少なく、高齢者よりも2枚は少なく”と、何度も説明しましたが、なかなかわかってもらえませんでした。 また、母はくしゃみひとつで、赤ちゃんの風邪を心配します。真夏に赤ちゃんがくしゃみをしたときは、風邪を心配して扇風機やエアコンを止めてしまったこともありました。 とにかくいろいろ食べさせようとした離乳食が進んでくると、母は「これは食べられるの?」「これは?」と、いろいろな食べ物を出してくるので、「赤ちゃんせんべいならあげてもいいよ」と伝えました。すると母は赤ちゃんせんべいを大量に買い込んできてストックするように……。食べる様子がかわいいからと、何枚も食べさせてしまうので困りました。 赤ちゃんの小さな自己主張が始まってぐずることが増えた時期だったので、「泣いたときのご機嫌取りとして、とっておきのものにしておいてほしい」と頼みました。 じいじ・ばあばが子育てをしていた時代と今では何かしらギャップがあると思います。よかれと思ってしていることが今ではNGだったりすることもあり、赤ちゃんを大事に思うあまり、預けるのをためらう方もいるかもしれません。でも、やはりじいじ・ばあばは頼れる存在です。今の育児事情を説明しながら感謝の気持ちを持って接していけたらいいですね。著者:斉藤あや大人しく内気な娘と楽天的で活発な息子、男女二児の母。ママ・パパに役立つ情報をお届けすべく、これまでの育児経験を生かして、育児の工夫やお役立ちグッズなどの情報を発信中。
2019年10月04日子どもを産んでから約2年間。子育てに口を出してくる義母が嫌でたまりませんでした。あれから6年。今では冷たく接したことを後悔しています。謝りたい、感謝したい。そんな機会がやってきたのが「義母の還暦祝い」でした。 子どもが生まれ、義母との関係がギクシャク私は夫の家族と同居しています。子どもを産むまでは良好な関係を築いていたはずが、子どもが生まれてからは何だかギクシャク。「ミルクを足したら?」など、私の子育てに干渉してくる義母の存在がストレスでした。 日に日に義母に対しての接し方が冷たくなる自分。このままではいけないとわかっていても、当時は自分の気持ちを抑えることができませんでした。そんな私の態度を義母は恐れ、必要以上に干渉してこなくなりました。 私のことを一番助けてくれたのは義母義母が子育てに干渉してこない代わりに、いざ助けを得たいときにお願いしづらくなりました。当然、冷たい態度を取った自分が悪いのですが、産後特有の気持ちも理解してもらいたかった……。 でも結局のところ、私のことを一番助けてくれたのは義母でした。わが子が重度の病気にかかったときに救急車を呼んでくれたのも義母、私が仕事に行くために病気のわが子のお世話をしてくれたのも義母でした。 還暦祝いの場を借りて「お義母さん、ごめんなさい」あれから6年、私は当時のことを謝れないままでいました。そこで義母の還暦祝いに気持ちを伝えようと決心! お店を予約し、家族全員で食事をしました。義母は終始にこやかでした。 ドキドキしながら「謝りたいことがあるんです」と切り出し、当時冷たい態度を取ったことを謝りました。そして言葉に表せないくらい感謝の気持ちでいっぱいだということも。義母を見ると涙が頬を伝っていました。 義母は「こちらこそ干渉し過ぎて悪かった」と言ってくれました。今まで胸につかえていた気持ちが軽くなった気がしました。食事の最後に撮った家族写真には、泣いて目を腫らした義母と私が。これもいい記念になったのかなと思っています。著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2019年08月22日ウーマンエキサイトの読者のみなさんこんにちは! 7歳と4歳のやんちゃ兄弟を育児中のなーみんです。以前、外出時に父に次男を見てもらいトイレに行ったとき、次男がいなくなったことがありました。 祖父に見ていてと頼んだはずの息子が…! 帰省中にゾッとした出来事【産後太りこじらせ母日記 第18話】 幸いにも親切な方に抱っこされ、すぐに見つかったのですが、それ以来、帰省時には念には念を! というくらい注意深くなりました。■以前の失敗を繰り返さないように…なるべく子どもは私が見なければ…という使命感があるのですが、トイレに行きたいときなどは、めんどうくさくても次男も一緒に連れて行くようにしています。長男はもう勝手にどっかに行ったりしないので待っていてもらっています。大人が多い場合は見ていてもらうこともありますが、必ずお願いできる大人が2人以上いるときのみ頼むようになりました。たとえば私の両親と出かけた場合、父だけではなく、父と母に子どもを見てもらって…という感じです。前回の失敗は繰り返したくないので「絶対目を離さないでね!」と声をかけています。■ついつい父には念入りに…!父も母も以前よりもしっかり見ていてくれるようになりました。子どもを残してトイレに行ったり、ちょっとその辺に…ということも、当たり前ですがもうありません。とはいえ父の不注意で次男がいなくなってしまった経験があるので、もう目を離すことはないとは思いますが、ついつい父には念を入れてしまいます。父も次男としっかり手をつないでくれたりして、以前よりも意識してくれていたので良かったです。いつもこうしてもらえると、見ていてもらうときの安心感が違います。■心配なのは人数が多すぎる場合ちょっと心配なのは人数が多すぎる場合です。「誰かが見ているはず」という気のゆるみから、子どもが迷子になってしまう可能性が逆に高まるケースもあると思います。この時期はお盆で親戚が集まる機会も多いですし、育児に不慣れだったり、未経験の方も多いはず。そういうときは自分で子どもを見るのが一番ですが、それができない場合は、なんとなく周囲に「子どもを見ていて」というのではなく、なるべく育児経験のある人に「子どもを見ていて」と声をかけてお願いするのが良いのかな…と思います。プールや海での事故も多い季節なので、子どものことはしっかりと守っていきたいですね!
2019年08月16日私は夫の両親・祖母と完全同居をしています。妊娠中から出産、子育てとわからないことだらけで困っているときに、義両親との関わり方、育児の考え方の違いでずいぶん戸惑いました。 同居のデメリットは?私の場合、近くにいる分、家事も育児も目に入ってしまうので、どうしてもお互いのやり方の違いに不満やイライラが出てきてしまいました。 料理の仕方・味付け、食器の片付け、掃除のやり方などもそうですが、子どもへの接し方、話しかけ方、どこまで甘やかすかなどの違いも目につきます。また、自分と子どものタイミングだけで日常生活が進まず、家族の予定で振り回されることもありました。 同居のメリットは?私の場合は完全同居のため、家賃・水道光熱費・食費など、アパートで生活していたときの半分の出費で抑えられるようになりました。また、困ったことや不安なこと、わからないことをすぐに相談でき、ひとりで悩みすぎて落ち込む心配が少ないように思います。 生活も子育ても、日々わからないことだらけ。ひとりでネットや本を見ていても解決しないことも、実際に義両親に話したりすると、思ってもいなかった角度からの意見をもらえて、ハッとさせられることがありました。 同居してみてわかることがある!同居生活は、「夫の帰りが遅くて、ひとりで育児している」という切ない気持ちを軽くしてくれました。私は話すことでリフレッシュできるタイプだったので、「みんなで子育てしている」という安心感が得られました。 義両親に思っていること・悩んでいることを話すとアドバイスをくれますが、毎回アドバイス通りにすると疲れてしまうので「やれたらやってみますね~」と笑顔で流しています。 完全同居はお互いに気をつかう部分がたくさんあり、自分のタイミングだけでは生活が進まないことが多いですが、うまく義両親と付き合えるような関係が築ければ、困ったときの救世主になってくれます。みなさんも適度な距離を保ちつつ、うまく甘えてみてくださいね。 イラスト:sawawa著者:河合愛絵一男の母。第二子を妊娠中。化学薬品品質管理の経験から、化学系の資格を取得。地方で子どもと夫、夫の両親と完全同居。地方での子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年06月18日赤ちゃんが生まれると、両親をはじめ親戚や友人から出産祝いをたくさんいただきます。そして、その返礼として「出産内祝い」の品を贈るのが通例ですが、具体的にいつ、いくら程度のものを送るのが正解なのかご存知でしょうか? その家庭や贈る相手によってさまざまだと思いますが、だいたいの相場はどのくらいになるのか少し調べてみました。 「出産内祝い」とは?「出産内祝い」とは、出産祝いをいただいた人に対して贈り物をする、いわゆるお礼返しのようなものです。だいたい、もらった金額(品物の場合はその価格)の半分くらいの金額の品物をお返しするのがよいとされています。 “内祝い”という言葉には内輪の祝いごとを周りの人に知らせるという意味もあるので、昔はお祝いをもらった・もらっていないに関係なく贈り物をしていたそうですが、現在ではお祝いをいただいた人へのお返し=出産内祝いというのが常識になっています。 出産内祝い、みんなは贈ってる?出産内祝いについてアンケート調査をおこなったところ、このような結果となりました。 なんと、94.4%の人が出産内祝いを贈っています。若い世代まで慣習がしっかり根づいているということですね。もしかしたら実母や義母が仕切ってくれているのかも? 出産内祝いに使った金額は?やっぱり気になるお財布事情。みなさんいくらのものを選んでいるのでしょうか? 2,000円~5,000円が一般的のようです。お返しはもらった金額の約半分とされていますが、もらった品物の価値がわからない場合は、上記を参考にしてみてはいかがでしょうか。安すぎるのもよくないけれど、もらったほうが恐縮してしまうような金額も避けたいですね。 出産内祝いを贈った時期、タイミングは?予算はわかったけれど……いつ、どのくらいの時期までに贈ればいいの? やはり生後1カ月~2カ月の時期がもっとも多いようです。お祝いをいただいた時期にもよりますが、だいたいもらって1カ月以内にお返しをするのが常識的に良いとされています。2カ月以上開いてしまうと失礼に感じる方もいるかもしれないので、あまりゆっくりし過ぎないようにしたいですね。 以上が、みんなの家庭の出産内祝い事情でした。人によるとはいえ、時期も予算もだいたいみなさん似通っていることがわかります。上記を参考にすれば、“非常識な人!”と思われてしまうことはなさそうですね。 さて、なんとなく相場はわかりましたが、一番の迷いどころである“品物選び”がまだ残っています。別の記事で出産内祝いに多く選ばれている人気商品をランキング形式で紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください!<調査概要>調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」によるアンケートにご応募のあった、産院・クリニック出産経験者調査実施日:2018年3月16日~3月19日有効回答数:1,255
2019年06月08日子育てをするなかで、子どもにとって祖父母にあたる親の手を借りる人もいるでしょう。家事に仕事に忙しいパパやママたちにとって、祖父母が助けてくれることは、ありがたい援助の力となります。ただ、祖父母と子育てにおいて意見の食い違いが発生してしまうことも。今回は、子育てにおける祖父母との関わりについて考えてみたいと思います。■6割のパパママが祖父母と子育ての意見の食い違いを感じているアンケートでは、親や義理の親と子育ての意見の食い違いがあるかどうか聞きました。その結果、「ある」と答えた人が31.2%、「少しある」と答えた人が30.9%となり、6割以上の親が子育ての意見に食い違いを感じていることがわかりました。Q.親(義理の親)と子育ての意見の食い違いある?ある 31.2%少しある 30.9%ほとんどない 21.2%ない 11.0%その他 5.8%■将来大成するかで習い事決める? 祖父母のトンデモ発言まず、祖父母と親との間で子育てについて意見の食い違いがあると答えたパパとママたちの声をご紹介します。「習い事をさせようとしたら、すぐに将来大成するかどうかを基準に出したのにはびっくりした」、「生後1週間のときに『インターナショナルスクールに通わせる』と義父母に言われて驚いた」などと、教育方針を巡るトラブルについて多くの意見が集まりました。「習い事や幼稚園選びなど、チクチク言われました。その後も高校選びについて、『近くないとダメ、近所の私学でいいんだ』など、その都度意見を言われてウンザリします」(神奈川県 40代女性)「息子がミニバスケットボールでけがしたら、『辞めさせたほうがいい』と言うし、娘がピアノを習いはじめたら、『将来音大に進んでも何にもならない』といちいちうるさい!」(千葉県 40代女性)子どもをどう育てていきたいか、子ども自身がどうなりたいかというのは、親としての最大の課題であり、もっとも悩むところですよね。そもそも親と子どもの間でも考えが一致しないことが多いのが現実。そういったもっともデリケートで芯の部分に祖父母が入ってきて、意見を押しつけられた場合はたしかに困ってしまうでしょう。■子どもの体調は親がみているのに…子どもの健康管理については、病院の受診、薬、保育園や学校を休ませるかなど、その都度、親も判断を迫られる難しい問題です。「子どもが少しでもせきをしたり微熱があったりすると、『病院に行かせた方がいい』と言う。私は子どもを3人を育ててきて、いますぐ病院に行ったとして医者になんて言われるかなんてわかるのに」(神奈川県 30代女性)「熱が出たら、『なんで調子が悪いのに気がつかないの。すぐお薬で熱を下げさせないとかわいそうだ』など。“高熱が出ても、菌と戦ってる証拠だから大丈夫”と育児書などではよく見ますが…」(茨城県 30代女性)医療は日々発達しているため、祖父母世代が子育てしたときとは対処法の常識が変わっている場合もあります。それがゆえに、さらに反発心を持ってしまう人も少なくないのかもしれません。また、一人目育児中のパパやママにとっては、その判断がはたして正しいのかどうか、不安でいることも。そんな親としても悩んでいるときに、異なる意見を祖父母から言われてしまうと、より戸惑ってしまうという気持ちはとても理解できます。■子ども自身の価値観に影響する発言はやめて!生活のなかでの祖父母のささいな発言が気になるというパパやママは多数。「実母は『女の子なんだから』とか、『お姉ちゃんなんだから』という言い方を娘にします。私はそういう言い方を子どもにはしたくない」(北海道 30代女性)「妹や弟が兄を名前で呼んでいて、義母に注意された。『弟妹は長男を敬いなさい! 呼び捨てなんて言語道断!』と。義母の言っていることも理解はできるけど、私の子育て。今さら変えようとは思いません」(神奈川県 40代女性)子ども自身の価値観を作っていくことにも影響しそうな内容なだけに気になるという人は多いようです。現代は、昔に比べて性別や立場などで格差をつけることの影響が問題となり、またそうした比較を良しとしない傾向にあります。大きく社会環境も変わっている背景も、祖父母の発言に納得できないと感じる人が生まれやすいのかもしれません。また親が子どもを自立させたいという気持ちと裏腹に、祖父母が孫を甘やかして困るという声は多数聞かれました。■「働くママは愛情が足りない」説をいまだに言われるママたち祖父母世代が子育てしていたときに比べて働くママが増えたというのも、大きな社会の変化のひとつです。「親に仕事するのを我慢させられた。1人目が3才になるまでは親の言うことを聞いて我慢したけど、2人目のときは1才から働いた。それに対して『愛情が足りないんじゃない』と何かにつけて言ってきた」(愛知県 30代女性)祖父母世代の時代では専業主婦が多く、働くママに対して「愛情が足りていない」といったつらい言葉はいま以上にかけられたのだろうと思います。昔も今も自分の常識が正しいとして発せられた言葉は、心にモヤモヤしたものを感じてしまいそうです。ほかには、「義父母とは文化や習慣の違いが多々あって、自分たちの尺度でしか物事を判断しなくて困る」という、そもそもの価値観の違いに苦しんでいるという声も。■義理の親との関係に悩むパパやママが多数また寄せられた意見の多くは、実親よりも「義理の親との意見の食い違い」でした。「喜んで子どもを見てくれるのはありがたいけど、テレビをずっとつけっぱなしにするのはやめてほしい! 義理の親だから言えないけど、毎回イライラしてしまう」(静岡県 30代女性)「2歳、3歳のときはなるべくチョコや炭酸を与えたくなかったけど、 デビューは義母。はっきり『やめてください』と言えなかった」(神奈川県 30代女性)「うちは義理の両親と同居なのですが、意見が合いません。子どもは自由に育てたい私と、厳しくしつけたい義理の両親。無視もできないし、主人は『我、関せず』で本当に困り果てています」(東京都 50代女性)「義両親には『母親失格』とまで言われた。ダメな母親だと洗脳されているみたいなので、相談できません」(神奈川県 40代女性)義理の親の場合には、遠慮して本音がいいにくいというところが多分にあります。また、そもそも別の家庭で、育った場所も環境も異なるという場合も多いため、その価値観もまったく違うということも多くありますよね。■「意見の食い違いはない関係」は距離感が影響?ただなかには、親とは意見の食い違いはないと答えた人もいました。「義理親は勝手には進めず、『どうしたらいい?』と聞いてくれました。また実親は感覚が同じなのか、とくに言われることもないです」(千葉県 40代女性)「義理の両親は子育てについて、私自身についても文句はもちろん否定的なことも押し付けがましいことも何も言わずすべて受け入れてくれます。相談すればアドバイスをくれ、とても良くしてもらっています」(東京都 30代女性)祖父母と円満な関係を築けているという人たちは、意見の食い違いはないと感じているようですね。ただなかには、円満というより「離れて暮らしていること」が結果的には意見の対立をうまないといった声もありました。筆者も実の親とも義理の親とも離れて暮らしているため、年に会える機会は数回。せっかく会えたときには、お互いに意見をぶつけ合おうとも思わないので、食い違いを感じる間もないというのが実情です。また「口を出さない、金も出さない」といった淡白なタイプ、孫に関心がない義両親などもいて、「それはそれで『孫がかわいくないのか?』と寂しい」という意見も。言われても困る、けれど言われなさ過ぎても心配になる、子育てに関して祖父母の関わり方がいかに難しいか、伝わってきます。しかしそれはもしかしたら同じように、祖父母側にとっても頭を悩ませている問題なのかもしれません。■みんながやってる「祖父母とうまくうまくやっていく秘訣」それでは、どうすれば義両親、実親とうまくやっていけるのでしょうか。▼衝突を恐れずにきちんと話し合う「意見の食い違いは多いし、子育ての基本方針が真逆。お互いにぶつかり合いをしたら、『私が言い過ぎた。ごめんね』と義母が謝ってきました。義母はしゅうとめに子どもの世話を手伝ってもらっていたので、すべての子育てをほぼ1人でやっている私とは意見が合わないのは当然。いまでは無駄なもめ事はなくなりました」(北海道 30代女性)「ためになるアドバイスは盛大に感謝して、違うと思ったら我慢せずけんかになってでも『違う』と反論する。口を出していいラインをわかってもらうためには多少のけんかも必要」(北海道 30代女性)祖父母に対してはっきりと意見を言うのは気まずいと思っているパパやママは多いでしょう。ただ、集まった意見のなかには、そうした話し合いを通じて、解決に導いたという体験談もありました。お互いの性格や普段からの関係性がおおいに関係すると思いますが、一度「私たちはこう思っている」と意見をぶつけあうのも解決策のひとつとしてありそうです。▼祖父母の意見も認める「数十年生きた人間ですから、考え方が違ってあたり前だ と、ようやく心から理解して、親のやり方を受け入れられるようになりました。いまは『それはないでしょ(怒)』から『それもありか!(感心)』の間を行き来している感じですね」(宮崎県 30代女性)「子どもが小さい頃は義母との考え方の違いでイライラもしましたが、いまは子育てはいろんな答えがあるものなのだと理解し、こういう考えもあるんだと認められるようになりました」(兵庫県 50代女性)昔の常識といまの常識が異なっていることについては祖父母側に責任があるわけではありません。またパパママ世代が祖父母になるときには、また常識が異なっている可能性もあります。「意見が違う時は『病院で言われた』とか『保健師さんや保育園、学校などで言われた』と、他の人のアドバイスだと言うようにしてました」(茨城県 40代女性)祖父母の育児知識アップデートには、「私はこう思う」というよりも、病院の先生の話、育児書など「だれかに言われた」と言ったほうが、もめごとになりにくいですよね。その場に第三者を存在させることにより、祖父母と1対1の闘いに持ち込ませないという効果も期待できそうです。▼聞き流す、我慢する「義理の父は、『抱き癖がつく』とか『ハイハイは長くさせろ』とか言ってきて、正直イラッとしますが、年に数回しか会わないし、子育てをねぎらってくれるので我慢できる。逆にこれだけ口出せるってことは、ちゃんと子育てに参加してたんだなあと感心もしました」(神奈川県 40代女性)「私は親の言うことを気にしない性格。私の母は何かにつけて最低一言は言ってきますが、ともかくスルーです」(神奈川県 40代女性)「聞き流して戦いません」というコメントもありましたが、いちいち親に言われたことを気にするよりも、スルーしてその場を乗り切るというのもひとつの手ですよね。▼まずは自分の意見をしっかり持つ「考え方が違うのは当たり前だし、アドバイスと思って話は聞きます。でも育てるのは私なので、実行するかは内容次第。パパ、ママの意見がしっかりしていれば、何を言われても大丈夫だと思います」(神奈川県 50代女性)「それを受け止めて、自分たちで考えて子育てしていくものだと思います。 親だけだけでなく、友人でも、子どもたちが入園入学すれば、そこで関わる人たち、いろいろな人のいろいろな考えを聞きながら、自分たちなりに子どもたちを見守りながら、子育てしていくことが大事だと思います」(静岡県 60代女性)祖父母と親の間だけでなく、そもそも夫婦間、そして関わる友人同士でも、子育てに関しての考え方は違うでしょう。「自分の意見をしっかり持ちつつ、柔軟に回りの意見を取り入れていくことが理想」と考える人の意見には納得させられます。最後にこんな意見も紹介したいと思います。「以前、義母とさせたい習い事の種類が正反対。でも結局、『お互いに子どもの意思を尊重したほうがいい』と気づいてからは、いい関係です」(神奈川県 40代女性)一番大切なのは、主役である子どもたちの意思ですよね。まだ小さいうちは、なかなか子ども自身がどうしたいか、どうなりたいかというのははっきりしないため、大人がサポートしてあげる必要があります。ただ、子どもたちはきっと何かしらの「やりたい」、「やりたくない」というサインを日々発していると思います。だからこそもし意見が異なってしまったときは、目の前で子どもをいつも見ている親自身が「子どものために何が一番いいのか」を考えて決めていくことが大切だろうと思います。子どもの送迎や預かりなど恩恵を受けながら、口は出されたくないとしてしまうと、祖父母の貴重なアドバイスも受けられなくなってしまうかもしれません。ただ時代の変化によって、育児の考え方にはギャップが出ていることもたしか。そんな祖父母の育児知識アップデートにはコメントにあった方法も参考にできそうです。子どもを思う気持ちは、きっと親も祖父母も同じはずと信じたいところ。スルーしてみる、話し合ってもみる、ぶつかってみるなど、夫婦でも祖父母との関わり合いについて話し合いながら、お互いに気持ちよく子どもたちの成長を見守れる距離感が見つけられるといいですね。Q.親(義理の親)と子育ての意見の食い違いある?アンケート回答数: 5107件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年05月26日息子の成長をお祝いするイベントごとは私たち夫婦はもちろん、おじいちゃん・おばあちゃんにとっても楽しみの一つ。2月中旬に生まれた息子は、寒い時期をはずして3月末にお宮参り、4月にお食い初めをして、さらに5月5日は初節句のお祝いと、あまりに立て込んでいたので、うれしい反面大変でした。 イベントは準備が大変息子は初孫だったため、お互いの両親が楽しみに集まってお祝いしてくれるのはとってもうれしいことだったのですが、その分準備も大変。お宮参りではフォーマルな服装や慣れない赤ちゃんを連れての外出が思ったより大変で、外で会食をしましたが終わった後はぐったりでした。 お食い初めは私の実家で母に手伝ってもらって手作りで準備しました。簡単ではありましたが、大人6人分の食事とお食い初め膳を準備するのはとっても大変で、またまた終わった後にぐったり。 お食い初めが終わって間もなく、今度は差し迫っている5月5日の初節句はどうしようと悩むことになりました。兜を飾ったり、みんなでごはんを食べるならお店を考えなくちゃ。家で作るとなると準備もあれこれ大変。考えているとそれだけで少し疲れてしまいました。そこで、初節句は思い切ってお茶会にしてしまおうと思ったのです。 お茶会スタイルの初節句の準備それぞれ食事は済ませて、14時に私たちの家に集まってもらいました。事前に準備したのは、部屋を掃除して兜と室内用こいのぼりと菖蒲の花を飾ったこと。そして軽食として大人用のケーキを買って、オープンサンドを用意。オープンサンドはフランスパンを切ってチーズやスモークサーモン、ハーブを乗せるだけなので夫に手伝ってもらい、おいしい緑茶と紅茶・コーヒーなどもそろえておきました。 おじいちゃん・おばあちゃんは手ぶら来てねと言っても絶対何か買ってくるので、それなら柏餅を買ってきてと事前に伝えておきました。 そして私の最も重要な準備は息子のコンディションを整えること! お昼過ぎに目覚め、みんなが集まる前に授乳が終わって睡眠もおなかも満たされてごきげん!という状況になるように頑張りました。 初節句はゆったりした雰囲気で大成功!みんなが集まってお茶会スタイルの初節句がスタート。息子もばっちり起きてごきげんにしている姿を見ながら、和やかな雰囲気でした。食事を食べなくていい分、写真を撮ったり、息子を抱っこしたりとみんながゆっくり過ごすことができました。 そして、よかったのがお宮参りとお食い初めで撮った写真、生まれたときの写真や足形などのグッズを置いておいたことです。生後3カ月だけどもうこんなに大きくなってるねとみんなで息子の成長を喜び、思いを共有することができました。 2時間くらいで解散しましたが、もっと長い時間経っているかと思うくらい、とてもゆっくりと初節句をお祝いすることができました。おじいちゃん・おばあちゃんも孫といっぱい接する時間があってうれしかった、と大満足でした。私も終わった後の片付けも少なくとてもラクでしたし、行事のたびに毎回ぐったりしていたのが嘘のように元気でした。 初節句でおじいちゃん・おばあちゃんも呼んで、となると会食をする場合が多い中、思い切ってお茶会にしてみたところ、思いの外ゆっくり時間を過ごすことができてよかったです。おじいちゃん・おばあちゃんも一番の目的は孫といっぱい接したいということなので、食事をしない分ゆっくり抱っこしたり写真撮ったりできてよかったと言っていました。何より私も準備に追われることなく、終わったとあともぐったりすることなく楽しむことができました。お茶会スタイルの初節句にしてよかったと思っています。著者:山下 ひいこ一児の母。看護師・鍼灸師の資格を持ち、逆子治療やマタニティケアなどを行っている。自身の経験を生かし、不妊や妊娠・育児に関する体験談を中心に執筆活動を行う。
2019年04月22日産後2カ月、初めての赤ちゃんを抱いて、私の祖父母が住む田舎へ出かけました。当時80歳代だった祖父母は、ひ孫に会える日を待ちに待っていました。そんな祖父母の喜ぶ顔を見るのが楽しみでした。そして、祖父母の家に到着すると、想像もしていなかった展開に……!? まさかのお祝いパーティ!?ひ孫に会って、祖父母はどんな顔をするんだろう……。私はワクワクしながら家へ入りました。玄関で「ただいま~!」と大きな声で言うと、出てきたのは祖父母だけでなく、近所に住む親戚たち総勢10人でした。 まさかのお祝いパーティが開催されました。どれだけ盛り上がっているんだとおかしくなりましたが、とても幸せな瞬間でした。親戚たちにとって、私の出産は大ニュースだったようです。 祖父母と親戚たちのパワーに圧倒された!当時80歳代だった祖父母は、年齢を感じさせないくらい元気でした。祖母は料理がじょうずで、私たちが来ると聞き、大張り切り! ちらし寿司にお刺身、天ぷらなど、豪華な食事が食卓に並んでいました。 私の祖父母の家では「誰がこんなに食べるの?」というくらい料理が並ぶんです。そんな祖母の気持ちもすごくうれしかったです。「遠慮せずたくさんお食べ!」と、みんなにお祝いしてもらいました。一緒にいた夫は、祖父母と親戚たちのパワーに圧倒されていました。 心底幸せそうな笑顔を浮かべる祖父母心底幸せそうな笑顔を浮かべながら、ひ孫を抱く祖父母。私はすかさずカメラに収めました。ひ孫を腕に抱けるなんて想像もしていなかったようです。祖父母は「長生きできてよかった」と、口をそろえて話していました。 私自身、ひ孫を抱くなんて想像がつきません。改めて元気な祖父母はすばらしいと感じます。お祝いにきてくれた親戚たちの温かさにも触れ、心地のいい時間を過ごすことができました。そんな余韻を感じながら、私たち夫婦は自分たちの住む町へ帰りました。 現在、祖父は94歳、祖母は90歳になりました。畑仕事をするほど元気です。体が元気だとやりたいことが何でもできます。私の目標は、祖父母のように元気でいること。ひ孫を抱けるまで生きられたらいいなと思っています。著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2019年04月19日みなさんはお正月はどのように過ごしますか? 家でまったり、または家族でお出かけなどいろいろな過ごし方があると思います。わが家のお正月は私の実家で親戚と新年会をしたりイルミネーションを見に行ったりします。実家に帰ると子どもを見てくれる大人が増えるので、私も気が緩んでしまい、あるとき大変なことになってしまう一歩手前の出来事がありました。■家族みんなで外出中にヒヤッ!私の両親と人気スポットのイルミネーションを見に行ったときのことです。(※旦那は友達と会うため不在)お正月はイベントもやっていたりして、とにかく人、人、人!!! すごい人混みです。イルミネーションを見ている途中、長男がトイレに行きたいと言うのでトイレに行くことに。私の母もついでにトイレに行きました。その間次男は父(じぃじ)に見てもらうことに。人が多いせいかトイレが混んでいて少し時間がかかってしまいました。■あれ? 父と次男はどこいった?トイレから出ると父と次男がいない!近くでイルミネーションでも見てるのかな? なんて思ってキョロキョロしているとパッと目につく子がいました。年配の男性に抱っこされていて次男と服装が似ていました。「あの子の服、うちの子と同じ…」と思って顔を見てみると、なんと次男でした。慌てて男性のところに行き「うちの子ですが、どこにいたんですか?」と聞くと「その辺ひとりでウロウロしてたからインフォメーション行く途中だったんだよ」と。人混みの中たまたま目について次男を見つけられましたが、あの時見つけてなかったら大騒ぎだったと思います。見つけられてよかったとしばらく心臓がバクバクしていました。そして次男を見ていた父はというと、次男を外に待たせてトイレに行っていました。この時、次男はまだ2歳。言葉の意思疎通ができてきたとはいえ、ひとりで待つなんてできるわけがないです!父になんで置いていったのか聞くと「少しくらい待てると思った」そうです。待てるわけないでしょ? と激怒してしまいましたが、普段育児をしていない、育児に不慣れな人はこういう感覚の人もいるんだと思いました。私も父が見てくれているから大丈夫だと完全に気が緩んでいたので反省です…。■子どもをお願いするときは…自分の子を守れるのは自分しかいないとあらためて考えさせられる経験でした。世の中良い人だけではないですもんね。こういう経験は稀だったと思います。家族や親戚を信用していないというわけではないのですが、ふだん育児をしていない人に子どもを見ててもらうときは、本当に念を押すくらい子どもから目を離さないようにと言うべきですね。みなさま、良いお正月になりますように!
2019年01月03日祖父母や親せきからのお年玉は、子どもにとって楽しみのひとつかもしれません。ではそのお年玉、親から自分の子どもにはあげるべきなのでしょうか。そしてもしあげるとすれば、いくらあげればいいのでしょうか。今回は自分の子どもへのお年玉について、アンケート結果から考えてみたいと思います。■今時のお年玉相場は、「年齢に応じてあげる」が6割強!アンケートで自分の子どもにあげるお年玉の金額について聞いたところ、「年齢に応じて」と答えた人が65.1%ともっとも多い結果になりました。また、2番目に多かったのは「あげる予定はない」で、19.4%となりました。 Q. 自分のお子さまへのお年玉、金額はどう決める?年齢に応じて 65.1%あげる予定はない 19.4%毎年同額 8.1%お金ではなく物をあげる 2.7%その年の頑張りに応じて 2.4%その他 2.0%本人の希望額を考慮 0.3%さまざまな回答が集まりましたが、具体的にはどうやってお年玉の金額を決めているのでしょうか。集まったコメントから、その実態について見ていきたいと思います。■お年玉の金額、どうやって決める? 相場は?コメントを見ると、金額の決め方にはそれぞれ微妙に違いがあるものの、大体の相場には共通点が見られました。「小学生は3,000円、中学生は5,000円、高校生は1万円と決めています。親戚付き合いがほとんどなくてお年玉をもらえるところが少ないので、主人が子どもたちに渡しています」(愛媛県 40代女性)「自分の子どもたちだけではなく 甥や姪にも年齢に応じてあげています。0~3歳は1000円、4~6歳は2000円、小学生は3,000円、中学生は5000円、高校生以上は1万円。決めているので悩まなくていいし、準備もしやすいです」(青森県 50代女性)「小学3年生で3,000円です。 昨年までは1,000円でした。普段お小遣いをあげていないし、お年玉は縁起物なので毎年あげています」(岩手県 50代女性)年齢によって金額を決めておくことにより、お年玉の準備がしやすいという意見も寄せられていて、忙しい年末には助かりそうですよね。また親戚同士で金額をあらかじめ決めておくという意見も寄せられました。筆者にも長男より1つ年下の甥がいるのですが、毎年姉夫婦と相談して金額を決めています。金額に大きく差が出てお互いにモヤモヤした気持ちにならないためにも、事前の家族間での打ち合わせは重要だと感じています。■お年玉の兄弟差はどうしてる?一方、毎年決まった金額のお年玉をあげると答えた人も8.1%いました。「1年に1度の子どもの楽しみなので、0才からずっと毎年1万円と決めてあげています。お金の管理は親がしていますが、自分で欲しいものを買ったり貯金したりしています」(山口県 40代女性)「毎年1,000円です。ほかにもらったお年玉も一緒に子どもの預金口座に貯金しています。高校卒業する頃に通帳を渡して、無駄遣いはしないように話しながら渡したいです」(東京都 40代女性)「子どもが3人いて歳も離れているので、1番平等で文句が出ないように、生まれた時から1人5,000円で20歳までです。私自身が末っ子で、年齢で差をつけられていたことに、子どもながら納得できなかった思い出がありまして」(神奈川県 40代女性)毎年同額のお年玉をあげている人の中でも、「貯金をしておいてまとまったらあげる」、「自分でお金の使い道を決めさせる」など、さまざまな工夫を凝らしているようです。また、兄弟間の不平等感を防ぎたいという意見は、なるほどと思いました。さらに、次のようなコメントも。「わが家には高1、中1、小1と3人の子どもがいますが、毎年お年玉は全員同額の1万円です。両親以外からのお年玉は年齢による差が大きいので、パパが“君たち全員に持つ期待も、今年もみんな元気でありがとうの気持ちも同じだよ”と伝える行事にしています」(東京都 40代女性)お年玉をあげること自体に、そうしたメッセージを込めるとは目からうろこです。■「お年玉をあげない」親の裏事情約2割の親は、「自分の子どもにお年玉をあげる予定はない」と回答。どういった理由から、「あげない」としているのでしょうか。その裏事情に迫ります。「子どもたちにお年玉はなしです。おじいちゃんおばあちゃん、おじさんやおばさんがくれるので、親も渡せば高額になってしまいます」(北海道 40代女性)「親戚が多いのでもらう方もあげる方もかなりの額になり、親の出費も大きいです。親からのお年玉はありませんが、子どもたちも理解してくれています」(神奈川県 40代女性)「上の男の子2人は、本人たちの強い希望でサッカークラブに通わせていますが、月謝や遠征費用などで出費が多いので、お年玉をあげるつもりはないです。親戚からもらった分も基本的には“サッカー費用の足しにするから”と、全額預かっています」(宮城県 40代男性)親戚からお年玉をたくさんもらうため、親からはあげないという意見が多く見られました。親戚からもらえるのはとてもありがたいことですが、逆に言えばこちらからもお年玉をあげる必要が出てきます。そうなると、自分の子どもにまであげる余裕はないといった意見や、教育上あまりお年玉を高額にしたくないという考えが出てくるのもよくわかりますよね。また、子ども自身の希望でお金の使い道が決まっているため、子どもたちも納得したうえでお年玉をあげていないという人もいました。なかには、自分自身が小さかったころに親からお年玉をもらっていなかったため、わが子にあげる習慣がないという人も。「お金の価値が分からない人に育って欲しくない」というコメントから、お年玉には各家庭でのお金教育という側面もあるのだなとわかります。■お年玉袋だけではない!? おもしろアイデアコメントの中には、ポチ袋にお金を入れて渡すのではなく、少し変わったあげ方をしているというものもありました。パパママのアイデアが詰まった、その一部をご紹介したいと思います。「幼稚園ぐらいまではクリスマスプレゼントなしで、正月明けにプレゼントのおもちゃをあげていました。クリスマスが終わると値段が下がるので」(徳島県 40代女性)「1年生なので、1,000円札1枚、500円1枚、100円1枚、50円1枚、10円1枚、5円1枚、1円1枚をあげて、計算できるようにしています!」(千葉県 30代女性)「うちは自営業なので、中学生になると年末年始は働いてもらってバイト料としてお年玉を渡します」(千葉県 40代女性)「100円玉のつかみ取り制です。チャンスは一回! 手のひらの大きさに比例しますが、子どもたちは毎年楽しみにしています」(鹿児島県 40代女性)あえてさまざまな種類のお金を混ぜてあげて、計算させるというのは勉強にもなっておもしろそうですよね。また、つかみ取りをさせるというのは、ただ渡すだけでなくゲーム制もあり、子どもたちが楽しくできるというメリットもありそうです。筆者自身は、お年玉と言えば小さいころに書道の先生だったおばあちゃんの達筆で書かれたポチ袋を思い出します。「麗しのグランドマザーより」と書かれた差出人のコメントには毎年笑わされていました。お年玉は家族の個性が詰まった大切なイベントにもなるのかもしれませんね。お年玉をあげる、あげない、金額はどれくらいにする…これらは各家庭ごとのお金の方針が込められているのかもしれません。親からすれば、子どもには「お金の大切さ、稼ぐことの大変さ、やりくりする計画性」などを育んでほしいもの。そしていずれ子どもが自立するときに、必要となってくる知識です。子どもがお金を手にする機会が多いこの季節に、親も「わが家のマネー教育」を考えてみるチャンスかもしれませんね。Q.自分のお子さまへのお年玉、金額はどう決める?アンケート回答数:4469件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年12月30日ウーマンエキサイトで人気連載中のぽんぽんさんの記事 「お義母さん、赤ちゃんにソレNGです! 育児書を読んでください…」 は、お義母さんが子どもに蜂蜜を与えそうになってしまうというヒヤッとするエピソードでした。そこで読者のみなさんにも、育児中に祖父母の行動でヒヤッとしたことがあるかアンケートを実施。すると、たくさんの回答とエピソードが寄せられました。■8割以上の人が祖父母の行動に「ヒヤヒヤ」!「よくある」と回答した人が48%、「たまにある」と回答したことが35%でした。ふたつを合計すると83%となり、8割以上の人が祖父母の行動に「ヒヤッと」した経験があることに。Q1. 赤ちゃんや子どもに対する祖父母の行動でヒヤッとしたことはありますか?よくある 48%たまにある 35%ほとんどない 12%全くない 5%その他 1%では、実際にどんなできごとに「ヒヤッと」したのでしょうか? 多く寄せられた出来事としては、今と昔の子育ての常識の違いがあげられました。■蜂蜜がNGを知らない祖父母世代ぽんぽんさんのコミックエッセイでは「1歳未満の子どもに蜂蜜を与えそうになってしまう」という、危機一髪のエピソードでした。でも「1歳未満の子に蜂蜜はNG」ということ、いまの子育て世代は多くの人が常識として認知しているのではないかと思います。でも、祖父母世代は、どうやら違うようで…。やはり蜂蜜でした。お湯に溶かして飲ませようとして、「保健婦さんにダメと言われてる」と言っても聞く耳なし! 最終的に「母子手帳に書いてあるから」と言ったらあきらめた。このことでしょっちゅうケンカになり本当に疲れてしまいました。母親だし、子育ての先輩だと思っていたのに…。うちの実母は、1歳未満の息子に蜂蜜入りのマドレーヌを食べさせようとしました。1歳すぎないうちは、蜂蜜NGというのを知らず、なめさせようとしていた。とくに蜂蜜は何度言ってもわかってもらえず、つらかったですねここにあげた以外にも、「高級な蜂蜜なら大丈夫とすすめてくる」という投稿もあり、なぜか祖父母世代が蜂蜜に絶大な信頼を寄せていることがわかります。大人にとっては栄養に優れている食品なのだとは思いますが…。じつは、日本で乳幼児に蜂蜜を与えないように通達がされたのは、1987年なのだそう。当時はインターネットで情報が瞬く間に広がるということもなかったことから、通達を知らずに育児していた人もたくさんいると考えられます。このため祖父母世代が危険性を知らないこと自体は仕方がないとも言えますが…時代と共に育児も変わっていくことを、素直に受け入れてほしい…と願わずにはいられません。■「甘いもの」をあげないのはかわいそう!?じつはアンケートに寄せられたエピソードの大半が、食べ物にまつわるものでした。「おっぱいとミルクしか飲んだことのない赤ちゃんに果汁をすすめてくる」「おつまみ用の豆類を食べさせようとした」などなど、バリエーションゆたか。チョコレートを食べさせようとしたので、拒否すると「気にしすぎ、かわいそう」などと小言を言われたりしました。高齢だから理解されないのかもしれないし、その都度言うのは気が重いけど、ちゃんと説明して拒否してます。まだ加熱した牛乳もあたえていない息子に、ソフトクリームを食べさせようとしていました。ていねいに断りましたが、しばらく不服そうでした…チョコレートやジュース、とにかく甘いものをあげようとしてるところです。祖父母に会うのは、たまのことなので、ジュースについては諦めました…。たしかに、甘いものが好きな子どもは多いと思います。そして、祖父母たちが純粋に孫の喜ぶ顔を見たくて与えてしまうんだということもわかります。だけど、いつから子どもに甘いものを食べさせるのかは、保護者によって大きく考え方が異なるもの。ましてや、アレルギーがある場合や発達に合っていないものを食べてしまった場合、「ヒヤッと」ではすまない可能性も…。アレルギーが発覚し、完全除去食を主治医に指導されたのを伝えても何週間後には「そろそろ食べさせて大丈夫じゃない?」とアレルゲン食物を含んだものを息子に持ってきます。その度伝え直しますが、急用で義実家に預けることになったときなどが怖いです。アレルギーについては、たしかに以前は今ほど重要視されていなかった気がします。だからなのか誤った知識を持っている人も多く、「ちょっとだけなら大丈夫」「もう日数経ったから大丈夫」など軽くとらえられがち。アレルギーは甘くみると、最悪命にも関わる重大なことになりかねません。せめて、与えても良いかを事前に確認してもらえればいいのですが…。なかには「怖くて義実家にはもう行けない」と悩む人もいました。■「虫歯菌」はうつります!蜂蜜同様、現在の子育て世代にくらべて、祖父母世代は虫歯への意識も違っています。現在では虫歯菌の存在、その感染について広く知られるようになり、親と同じスプーンを使わない、口へのキスもしないなど、日々気をつけているパパママ。しかし祖父母は、ふとした瞬間に、自分の食べかけを子どもに与えていたり、同じスプーンで食べさせたりしてしまいます。同じ箸で食べ物を食べさせようとする。温かいスープなどはフーフー(口近めで)をやったあと、口をつけて確かめて食べさせようとしていた。歯槽膿漏や、虫歯の菌がついていたら大変なので急いでやめさせた。自分の使った箸やスプーンでご飯をあげようとしたり、赤ちゃんの手のひらにチュッチュしたり。親のわたしでもやったことないのに!義母が口の中でかみ砕いたものをまだ一歳だった息子に食べさせようとしたことがあります。大人の口内の虫歯菌がうつるし、衛生的にもNGだし、何より気持ち悪い…。『大人の菌がうつるからダメなんですよー』ってやんわり言って拒否しましたが、やはり『昔はみんなこうしてあげたもんだ』と言われました。私が仕事でいない間に、やられていたかもしれません(TОT)虫歯予防のために、親ががんばっているところを、一瞬のすきでされてしまうと、ついつい心の中で「ひぃっ!?」と叫びたくなりますよね。■子ども仕様になっていない家への帰省が憂鬱また、たまにしか訪れない実家や義実家では、部屋が「子ども仕様」になっておらず、危険なものにすぐ手が届く…という場合も。普段から子どものいる生活をしていないので、なにが危ないのかわかっていない」というエピソードもありました。義父が普段飲んでいる薬をぽろっと床に落としてしまい、義父はなんとも思わず「あとで拾えばいいや」くらいに思っていたらしい。子どもが寝ている時間帯のことだったので、義母と必死に探しました。義父はことの重大さがわかっておらず「なにが大変なの?」と聞いてきた。バスタブに水が入っているのに、風呂のドアを開けたままにしているのを見つけてびっくり! 子どもの手が届くところにカッター、ハサミ、包丁を置きっぱなし…。夫が小さいころに遊んでいたおもちゃがあり、遊べるよう用意してくれたのはありがたいが、息子の年齢よりも対象年齢がずっと上のもので、口にすっぽり入ってしまい飲み込みそうになったこと。また蜂蜜同様、比較的最近(2000年)になって義務化となったチャイルドシートについても、意見が聞かれました。子どもはチャイルドシートに乗せるということを知っているはずなのに、自分の運転に自信がある父。後部座席にチャイルドシートがあるにも関わらず、何度も子どもを助手席に乗せてでかけようとするので監視が大変です。毎回ケンカにもなるので、帰省が楽しみ半分憂鬱(ゆううつ)半分です。■子育ての常識の今、昔子どもを育てた経験のある祖父母は、子育て世代にとって、いわば先輩。だからこそ「なるほど」「そういう風にすればいいんだ」など、発見もありますし、助かるアドバイスも多くあります。しかし、赤ちゃんについての研究が進んだり、そもそも生活習慣が変化したり…。さまざまな要因で、育児の常識は変わってきていることも事実。今回、エピソードであげませんでしたが、「抱き癖」についても昔と今では考え方が異なっています。そう考えると、いまの子どもたちが親になる頃には、また子育ての常識が変わってくるかもしれません。そのときに、自分も違った常識を受け入れられるようにと心しておくのも必要ですね。実の親でも義理の親でも、何度も繰り返し、意見を言ったり注意したりすることに気が引けることでしょう。祖父母世代の認識をすぐに変えるのは難しいかもしれません。だからといって子どもの安全のためには、親としては譲れない部分もあります。しかしそこであきらめて会わないで過ごしてしまったら、子どもへのせっかくの愛情の手が少なくなってしまうかも。まずはパパママと祖父母がコミュニケーションが取れないと、正確な子育て情報も共有できないんじゃないかなと思います。パパママから写真を送ったりしながら、子どもの様子を積極的に伝えていくことから始めてもいいのかもしれません。また「祖父母手帳」を発行している自治体などもありますので、そういった情報を活用したり、育児書を見せたりしながら、子育てについて“一緒に”学べるといですね。Q1. 子どもの思いがけない行動でヒヤッとしたことはありますか? 回答数:1629Q2. 子どもの思いがけない行動でヒヤッとしたエピソードがあれば教えてください。回答数:739アンケート集計期間:2018/9/28~10/5<参考サイト>・NPO法人 孫育て: ニッポン全国の祖父母手帳
2018年12月02日さいたま市、横浜市などいくつかの自治体で作成・配布している、母子手帳ならぬ『祖父母手帳』をご存じでしょうか。いま求められる「祖父母力」や「子育ての今と昔の常識の違い」などを説明した冊子で、新しく祖父母になる人のお役立ちアイテムなんです。パパやママが率先して渡すことで、育児への協力を求めるとともに「今の子育て」について理解を求めるのにも適しています。『祖父母手帳』ってどんなもの?妊娠したら、誰もが持つことになる母子手帳。でも今、祖父母が子育てにスムーズに関わるための『祖父母手帳』なんていうものが登場しています。『祖父母手帳』は、子どもたちが親世代と祖父母世代からたくさんの愛情を受けて健やかに成長できるように、という趣旨から生まれたもの。全国のいくつかの自治体で配布されています。手帳の内容は自治体によって異なりますが、子育ての基礎知識のほか今と昔の子育て常識の違い、孫と一緒に出かけられる地域の子育て支援施設の紹介など多岐にわたります。また、祖父母世代が親世代の子育てを手伝うにあたってどんな関わり方をするべきか、など考えさせられるポイントもいっぱい!ひととおり読むことによって、親世代と祖父母世代で意見を交わしやすくなる、などのメリットもあるんですよ。まずは、お住まいの自治体に『祖父母手帳』があるかどうかをチェック。ない場合は、さいたま市や横浜市などいくつかの自治体ではホームページ上で公開されていますので、そこからダウンロードして祖父母世代に渡す、という方法もあります。気になる『祖父母手帳』の中身を見てみよう『祖父母手帳』の内容は自治体によって異なります。では、いくつかの自治体のものをチェックしてみましょう。●さいたま市『笑顔をつなぐ孫育てさいたま市祖父母手帳』『祖父母手帳』の“さきがけ”ともいえるさいたま市の『祖父母手帳』。祖父母世代が孫育てに関わるうえでの「上手な付き合い方」や、孫育てで知っておきたい「赤ちゃんのお世話の基礎知識」や「子育ての今と昔の違い」や「孫とお出かけスポット(支援センターや公園など)」と全23ページの充実の内容です。さいたま市の祖父母手帳●横浜市『地域と家族の孫まご応援ブック』横浜市の『祖父母手帳』は、手帳というよりリーフレットのようなコンパクトさ。全6ページで「求められる祖父母世代の力」や「ヨコハマ孫育てお出かけ便利帳」などの地域情報も。裏表紙には救急相談センターの番号と使い方が掲載されています。情報量としてはそれほど多くはありませんが、さらっと目を通せますよ。横浜市の祖父母手帳●仙台市『祖父母手帳つなげよう・広げよう孫育て』「祖父母と父母のいい関係づくり」や「子育て昔と今の違い」「子供の事故予防」など33ページの充実の内容。孫を預かったときに記入する祖父母と父母の「交換日記」のページもあります。仙台市の祖父母手帳その他、祖父母手帳はさまざまな自治体で配布されていますので、知りたい内容・伝えたい内容に合わせてダウンロードしてみてはいかがでしょうか。パパママから渡してみては?『祖父母手帳』を上手に活用してスムーズなコミュニケーションを「祖父母世代からミルク育児を否定的に見られる」「抱きぐせがつくって言われる」――そんな風に悩んだことのあるママは、もしかしたら多いのではないでしょうか。育児の常識は時代によって変わっていきますが、世代間のギャップからモヤモヤを抱えてしまうこともありますよね。その一方で、育児を手伝う祖父母世代からも、どこまで孫育てに関わるべきか、気をつけるべきことはなんだろうか……など、孫育てを前にしてモヤモヤや不安を抱えてしまう方も少なくないようです。そんな親世代と祖父母世代のコミュニケーションツールとして使える可能性を秘めている『祖父母手帳』。面と向かって言いづらいことも、冊子を一緒に見ながらなら、会話の中で伝えやすいですよね。「自治体で配布していたよ」「こんな冊子があるんだけど」。そんな風に渡したり、URLを送ったりしてみるといいですね。プレママの時期から活用してみるのもおすすめですよ。●写真・文下川尚子
2018年10月28日もうすぐ敬老の日ですね。そこで、編集部は孫とじいじ・ばあばとの関係性を調査しました! そこから見えたのは……孫がかわいくて、行き過ぎた行動ををとってしまう「孫フィーバー」現象! でも、そんなじいじ・ばあばの行動やお世話の仕方にギャップを感じつつも、ママ・パパも歓迎モードのようです。じいじ・ばあばの「孫フィーバー」ぶりが見えるびっくり仰天のエピソードや、ほっこりする話、ママ・パパとの関係を調査した結果を発表します! 「敬老の日」には約6割以上のママ・パパがお祝いをすると回答!「9月17日は『敬老の日』ですが、どのように過ごしますか?」という質問に対し、63%の方が祖父母に何らかのお祝いごとをすると回答しました。 具体的な過ごし方を聞くと「祖父母に会いに行く」という回答が全体の25%を占め、SNSによるコミュニケーションが増えテレビ通話やSNS上でメッセージを送るなどの回答も上げられる中で、直接会ってお祝いをする人が最も多いことが分かりました。 また、「その他」と回答した方の中には、遠方に住んでいるなどの理由からか、「写真を使ってアルバムを作り、足型・手形を一緒に入れて送る」「寝相アートで感謝のメールを送る」など、オリジナルの写真や手紙を送り工夫を凝らした方法でお祝いをする方もいることが分かりました。 核家族化が進んでも、自分の親と週1回以上の頻度で交流! 「(ご自身の子どもにとっての)祖父母とどのくらいの頻度で交流していますか?」という質問に対し、自分の親は週1回程度との回答が29%と最も多く、配偶者の親とは月1回程度が23%と最も多い結果となりました。 いずれも最低月1回は祖父母と交流を図っており、家が近い方は保育園への送り迎えをしてもらうなど、育児をサポートしてもらっていることが多いようです。また、SNSで毎日通話をしているという声もあり、近年身近に感じられるSNSアプリなどを活用されている人も多いようです。 孫のためにマンション購入!まさに“孫フィーバー”! 「(ご自身の子どもにとっての)祖父母は育児に協力的ですか」という質問に対して、全体の76%が「協力的だ」と回答しました。中でも自分の親に対しては「協力的だ」という回答が全体の89%となり、配偶者の親に比べ圧倒的に高い値となりました。また、「(ご自身の子どもにとっての)祖父母は、お孫さんを溺愛していると感じますか?」という質問では、全体の半数近くが母方の祖母に対し「とても溺愛していると感じる」と回答しました。具体的なエピソードを見ると、「孫のためにマンションを購入した」「孫のオリジナルソングを作曲した」など孫への溺愛ぶりが多く見られ、“孫フィーバー”の広がりが感じられます。 育児の考え方に約4割以上のママパパがギャップを感じると回答「(子どもにとっての)祖父母の育児に対する考え方にギャップを感じたことはありますか?」という問いに対し、414名が「ある」と回答し、全体の41%が祖父母の育児に対する考え方に対し、ギャップを感じていることが明らかになりました。 さらに(子どもにとっての)祖父母の育児に対する考え方にギャップを感じたことがある方に対し、「どんなときにそう思うのか」を質問したところ、75%の方が「昔と比べる」「時代感の違い」など、祖父母世代の子育て方法を押し付けられた時に、自分の子育て方法と大きく異なりギャップを感じると回答しました。 ママ・パパの約8割以上が祖父母が育児参加に賛成!「(ご自身の子どもにとっての)祖父母の育児参加についてどのように思いますか?」という問いに対し、43%の443名が「とてもよいと思う」、42%の432名が「まあよいと思う」と回答し、全体の85%が、祖父母が子育てに参加することに賛成していることが明らかになりました。 祖父母の子育てにギャップを感じつつも、共働きの家庭が増えている背景もあり、祖父母の育児参加は必要だと感じている方が多いようです。ワンオペ育児や待機児童問題など、子育てを取り巻く環境は時代を追うごとに厳しくなっていますが、祖父母の育児参加は子育てに日々励むママ・パパへの力強い後押しになっているはずです。 じいじ・ばあばの孫愛ゆえに思わず行き過ぎた行動や、世代間ギャップはあるけどお互いに必要しあい、いい関係が築かれている様子が伺えました。この「孫フィーバー」は働くママにとっても力強い味方になってくれそうですね! <調査概要>■孫と祖父母との関係性に関するアンケート調査調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」のサービスを利用された方調査期間:2018年9月8日(土)~9月10日(月) 調査件数:1,021件■「じいじ・ばあば」に関するアンケート調査調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」のサービスを利用された方調査期間:2018年8月21日(火)~8月28日(火) 調査件数:910件 ※2018年9月14日17:40 内容の誤りを訂正いたしました。ご迷惑をおかけしました読者の皆様には深くお詫び申し上げます。
2018年09月14日今回は長男が赤ちゃんだったころのエピソードです。そのころは九州在住だったため、ちょくちょく旦那の実家に遊びに行ってました。旦那の実家には母屋と離れがあり、離れにはおじいちゃん・おばあちゃんが住んでました。長男を連れていくと、とっても喜ばれて、とくにおじいちゃんは何時間でも長男を抱っこしてくれてました。長男が離乳食を始めたばかりのころ、事件は起きました。えええ~~~!!!!離乳食始めたばかりよ?!野菜のこしたものとか、おもゆとか食べてるころにキャラメルーーー!!!???ちなみにその後体調を崩すなどはありませんでしたがああ~~びっくりした。そしてそれ以来…かなり焦った出来事でしたが…その後は毎回食べてさせていい?と聞いてくれるようになり、結果的はよかったです。=========================================このエピソードはあくまで筆者の体験談です。離乳食期の子どもに固形物を与えることは危険を伴いますので、保護者監視の元、月齢に応じた食事を与えるようご注意ください。=========================================
2018年09月08日幼稚園生時代、夏休みの帰省で。「孫に障害はない!」と完全否定する祖母Upload By 荒木まち子私は娘が1歳頃の時から、周りの同世代の子どもとの違いや育てづらさを感じていました。健診時に指摘などはされていませんでしたが、娘の幼稚園入園前から療育機関などに相談をしていました。娘は人見知りをしなかったので、年に数回しか会うことがない祖父母は「本やテレビが好きな大人しい孫」「歌やお絵描き好きなおっとりさん」と感じていたのかもしれません。出典 : おじいちゃん、おばあちゃんっ子だった娘娘自身もおじいちゃんとおばあちゃんが大好きで、帰省の時は親ではなく祖父母と一緒に寝たがる程でした。電車に乗れるようになると一人で祖父母の家に泊まりに行ったり、旅行好きな祖母と一緒に旅にも行ったりしていました。高校生になるとPC検定の資格を持つ娘が祖母にパソコン操作を教えることなどもありました。おおらかで優しいお年寄りと過ごす時間は娘にとっても心地良かったのだと思います。出典 : 初めて、娘のパニックに遭遇した祖母娘が高校3年生の時、たまたまわが家に泊まりに来ていた祖母は娘のパニックに遭遇しました。この頃の娘は、就職活動中だったこともあり、とても不安定でした。「学校から配布された資料が見つからない」と家中の引き出しを開けて探しまわりました。私が「学校に電話して同じものをもらえば良いんじゃない?」と言っても「それは絶対ヤダ!」「あの先生は怖いんだ」と全く聞く耳をも持ちませんでした。同じ引き出しを何度も開けたり閉めたりすることを止められない娘。しまいには弟の机の引き出しやランドセルの中まで探し始めました。その時、祖母は…Upload By 荒木まち子祖母が娘をなだめている間に私は学校に電話をし、先生に娘の様子を伝え、翌日同じ資料をもらうことになりました。パニックは1時間ほどで治まりましたが、孫のパニックを目の当たりにした祖母はショックを受けたようでした。孫の将来を案じてその後、就職がなかなか決まらなかった娘を心配した祖母に「知り合いの会社を紹介しようか?」と勧められたことがありました。私は「いつまでも親が子供を守り続けられるわけじゃない。私たちは娘のことを理解して支援してくれるような人(ジョブコーチ)がいる会社を探している」と伝えました。祖母の思う幸せとは、違うかもしれないけれど就職後、娘は祖父母のところに行くことはほとんどなくなりました。孫のことが心配な祖母は、しょっちゅう電話を掛けてきます。「会社には休まず通っているの?」「会社の先輩とはうまくいっている?」「身だしなみはきちんとしているのかしら?」「お金は足りてるの?」「親としてちゃんと悩みを聞いてあげてる?」「また一緒に旅行に行きたいんだけど…」私はその一つひとつに丁寧に答えます。「会社は無理して毎日通うより、休み休みでもいいから彼女のペースで長く続いた方が良い」「娘は人間関係は時間をかけて築き上げていくタイプ」「完璧でなくても他人を不快にさせない程度の身だしなみはできていると思う」「まだ職場になれるのに精一杯でお金を使う暇もあまりないみたい」「職場の悩みを聞くのは親ではなくてジョブコーチという会社の上司なんだよ」「休みの日は趣味や友達と過ごす時間に充てているよ。もう家族と一緒に出掛ける年じゃないし」“おばあちゃんの思う『幸せ』とは少し違うかもしれないけれど、本人が辛いと感じることなく毎日を過ごせていれば、それが彼女にとっての幸せなのだ”と時間をかけて伝えていこうと思っています。
2018年08月10日いよいよ夏休みに入りました。学校が休みになるように会社も休みになればいいのですが、そう都合良くはいきません。どちらかが専業主婦(専業主夫)だったり、短時間のパート勤務や自宅でできる仕事であればいいのですが、両親ともにバリバリ働いている場合には、子どもの夏休みというのはやはりネックになってきます。大人や親の目が行き届かないところに子どもをひとりにさせるのは心配なものです。共働き世帯のご家庭では、子どもの夏休みをどう乗り切っているのでしょうか?働くママさんの意見をもとにその方法を3つご紹介します。■ 1.「祖父母の家」にあずける「たまたま近くにおばあちゃんがいるので、昼間の時間帯はあずけています。ご飯の心配もないし、勉強もさせてもらえるし、多少のワガママもきいてもらえてラッキーです」(30歳/正社員)「旦那の父親がうちと義実家への送り迎えをしてくれるので、まったく手間がかからず、とても助かっています」(36歳/契約社員)Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)親なので、融通が利くというところにメリットを感じることも少なくないようでした。また、遠くてもあずけるという家庭もありました。「うちは両親が北海道にいるのですが、夏休みの間は祖父母の家にあずけっぱなしにしています」(32歳/パート)KusayaDaisuki / PIXTA(ピクスタ)こちらのご家庭では、お子さんひとりで帰省してもらっているそうです。子どもの自主性も身について、一石二鳥なのだそうですよ。■ 2.「学童保育」にあずける「普段から学童に通わせているので、夏休みも継続して行かせています」(29歳/正社員)「普段学童には入れていないこともあり、自治体の学童保育には預けられず……。夏休みだけは民間の学童保育にあずけています」(34歳/正社員)Ushico / PIXTA(ピクスタ)民間の学童保育は、自治体の学童保育と比べると若干の割高感は否めないようです。それでも背に腹はかえられぬということで、申し込むご家庭も少なくないようです。■ 3.「サマースクール」に入れる「学童が利用できるのは小学校3年生までなので、それ以降はサマースクールに入れようかと思っています」(29歳/正社員)よっしー / PIXTA(ピクスタ)夏休みの間ずっととはいきませんが、それでも数日の間は面倒をみてもらえます。子ども同士での共同生活となるため協調性も身につくのではないかと期待するママさんも多いようです。お子さまがあまりにも嫌がるようなら話は別ですが、そうでなければ提案してみてもいいかもしれませんね。いかがでしたか?筆者が以前勤めていた塾でも、ご両親が共働きだからと夏期講習をフル受講していた生徒さんがいました。mits / PIXTA(ピクスタ)この他、子ども向けのワークショップ、スポーツクラブの合宿、たまにであればママ友にあずけるという手段もありだという人もいました。また、少し時間のかかるつくり物系のキットを買って、熱中してもらうという手段も有効なようです。小さいお子さまを持つワーママの皆さま、ぜひ参考にしてみてください。
2018年07月25日同じ孫なのに、孫同士で扱いに差が出る、祖父母からの「孫差別」。孫差別を感じた時は、どのようにして対処したら良いのでしょうか?「うちの子は姉弟2人。男の子好きの義母が、弟ばかりをかわいがって、お姉ちゃんがかわいそう…」「ずっと私よりも姉をかわいがってきた父が、私と姉に子どもが生まれてからは、姉の子どもばかりかわいがる」こんな孫差別に遭遇したときの対処法を、心理カウンセラーの筆者がご紹介します。孫差別をする祖父母の心理は?孫差別をする祖父母の心理の裏側には、孫の親である息子や娘、その配偶者への感情が隠されていることがよくあります。長男が家を継ぐという考え方の人なら、長男の子どもだけは別格だから優遇する、という祖父母もいるでしょう。あるいは、息子よりも娘のほうが気の置けない関係で何でもズバズバ言える、と思っている祖父母なら、息子の子(内孫)より娘の子(外孫)を優先させるかもしれません。実際、内孫よりも外孫を優先させる祖父母のほとんどが、「息子の子はお嫁さんに気を遣うので何もできないが、娘の子なら自分の好きに扱って良い」という考え方を持っています。差別のパターンはさまざまで、例えば同じ両親から生まれた子でも、長男と次男とで差を付けられる場合があります。これは祖父母が、「長男の長男だから優先すべき」または「小さい子だから優先すべき」と考えているのかもしれません。いっぽうで、「男の子より女の子が好きだ」あるいは反対に「女の子より男の子が好きだ」という理由も存在し得ます。これらとは全く別に、単純に会う回数が多いなど、「なつくからかわいい」「なつかない孫はかわいくない」という理由で差別をする祖父母もいます。やっぱりなついてくるものはかわいく思えてしまうのですね。考え方は人それぞれですが、「そもそも孫同士で差別するのはおかしい」と考え、意識して平等に扱おうとしていない限り、孫差別は非常に起こる可能性が高いものなのです。そんな祖父母の中には、自分の子どもを、きょうだい間で差別していた人も少なくありません。祖父母が子育てをしていた時に、長男よりも次男のほうがかわいかったので、長男の子よりも次男の子がかわいい…という人もいます。「モノによる」「言葉や扱いによる」孫差別、どう対処する?孫差別に多いのは、「モノによる差別」と「言葉や扱いによる差別」の2パターンです。モノによる差別には、例えば「長男のときはランドセルを買ってもらったのに次男のときはなにもない」「親戚一同で遊びに行ったのに、一部の孫にしかお土産がない」といったようなものが挙げられます。これは、モノが存在していない以上、その場ではなかなかフォローする方法がありません。特にランドセルのような、子どもが知らないようなことならともかく、親戚一同で集まったときに気に入った孫にしかオモチャがないような時は困りますね。言葉や扱いによる差別は、例えば「●●ちゃんは勉強ができてえらいね~」などと、特定の孫ばかり褒める。あるいは、親戚一同で集まったときに、特定の孫にだけ何を食べたいか聞いて振る舞い、他の孫には一切聞かない…などがあります。いずれの場合も、最も効果的な対処法は、「孫の親である自分自身と祖父母が親しくなり、子どもが孫として祖父母になつく」ということです。祖父母とは、娘息子も独立してしまい、老いもあってか、人生に寂しさを感じやすいもの。そんな時、自分に厳しくも優しくしてくれる相手、「おじいちゃん、おばあちゃん!」と言って立ててくれる相手がいれば、その相手を優遇したくなってしまいます。差別されると疎遠になりたくなるのが人間の心理ですが、そこをぐっとこらえて、あえて相手の懐に飛び込むことが必要になるかもしれません。子どもにも、年配者に対する礼儀や態度、身の処し方を指南する良い機会でもあるでしょう。連絡をこまめに取って、体調ケアを気に掛けたり、子どもの成長や今の様子、子どもの好むものを報告し続けることで、祖父母からの扱いが変化することも。ただし、差別の度合いによっては、子どもの心理的なケアを優先すべき時もあります。いくら祖父母に対して親切に振る舞っても、相手が変化するとは限らないのが難しいところ。祖父母から自分や、時には両親が差別されるのを目の当たりにして、子どもが祖父母の側に行くのを嫌がったりする場合は、子どもたちが大きくなるまで、実家や義実家から距離を置くという選択をする家族もいます。そこまではしたくない、という時は、他家の孫とは違う時期に祖父母を訪問し、同時訪問を避けるなどの工夫をしてみましょう。祖父母には期待をしすぎないこと脇から見ている親世代には、信じられないようなことですが、孫差別が起こるとき、孫差別をしている祖父母には、その自覚がないことがほとんど。自覚がないので、こちらがストレートに孫差別を指摘しても、「そんなことないわよ」と言われたり、逆に相手の気分を害してしまうことが多いでしょう。孫差別には、祖父母のその時の経済状態や、体力の有無も関わっていることがあります。先に生まれた孫にはランドセルがあったのに…というのはその最たる例で、現役時代に生まれた孫と、引退してから生まれた孫とでは、誕生祝いで差を付けられることも。まずは、祖父母には期待をしすぎないことが重要です。最近では、あれもこれもやってもらって当たり前だと考えている親世代もいて、その期待に対する裏切られた感が「孫差別をされた」という感覚につながっているケースもゼロではありません。祖父母も人間!孫差別をできるほど元気なのは儲けものだと思って、親世代が「そんなもんだよね…」というおおらかな気持ちでいることも大切ですよ。<文・写真:フリーランス記者あん茉莉安>
2018年06月06日発達障害の子育てママの座談会で、よく話題にのぼるものの一つに、夫の無理解や無協力があります。「無」とまではいかなくても、子どもの障害をなかなか認めようとしなかったり、療育や児童精神科などに行くことに乗り気ではなかったり、というお父さんがどこにも一定数はいるようです。そんな時、知ったのが一般社団法人「発達障害ファミリーサポートMarble(マーブル)」。発達障害児とその家族を支えるため、発達障害の正しい理解のための講演活動や、発達障害児を持つ家族のための相談支援活動などを行っている団体です。代表理事の国沢真弓さんは自身も、高校生になる自閉症児の母であるため、「当事者家族」の視点からのお話にはとても説得力があり、温かみのある方です。また、本業がアナウンサーであるため、周囲への「伝え方」のアドバイスは、なるほど! と深く納得できるものです。そんな国沢さんに、発達障害の子育てに協力的ではないお父さんや、育児に口出ししてくる祖父母への対策法をうかがいました。■発達障害はグレー診断な子ほど夫の理解が得られにくい――発達障害の子育てにおいて、ママの間でよく「夫が子どもの障害を認めてくれない」とか「夫が育児に協力的じゃない」という愚痴を聞くのですが、国沢さんの周囲でもこういった相談は多いですか?「今まで、保護者の相談を約500名ほど受けてきましたが、そのうち半数以上が、知的に遅れのない発達障害児(通常の学級に在籍して通級や校内特別支援教室などを利用しているようなお子さん)のお母さんからの相談です。その中で、夫の無理解や無協力という相談はとても多いですよ」――発達障害はグレー診断なほど、夫の理解が得られにくいというわけですね。「子どもとの会話が成り立たなかったり、説明しても理解できなかったりすれば、お父さんも『うちの子、何かある?』と思わざるを得ませんよね。でも、例えば、週末に家族の中だけで接していて、会話もほぼ成り立っている程度だと、たとえ外で問題行動があったとしてもお父さんにはなかなか、わかりません。『これくらい、男の子だったら当たり前じゃん?』とか『俺も昔そうだったよ』『個性だよ』という一言ですまされたり、ひどい時には『お前は、なんでそんなに障害児にしたがるんだよ!』なんてお母さんが怒られてしまうこともあるそうです」――障害と個性の線引きは、専門家でも判断が難しいと言われていますものね。では、知的に遅れがない発達障害のケースでは、ほとんどのお父さんは、わが子は問題ないと思っているのでしょうか?「いえ。私は、お父さんも本当は薄々わかっていると思いますよ。『なんでこんなに育てにくいんだろう?』とか『なんでこんなに癇癪がひどいんだろう?』という違和感は持っていると思います」――そうすると、わかっているのに認めたくないということ?「私がいろいろ相談を受けてきて思うに、男の人はとてもナイーブなんです。その点、女の人はとてもたくましいですね。もちろんお母さんだって、わが子の障害が判明した時はショックを受けて泣いたり悲観したりはします。でも、いろいろなところに相談して発散したり、専門家に助けを求めたりして、お母さんはさまざまなことを学びます。そうやって子どものことを苦しみながらも少しずつ受容し、子どもへの接し方もどんどん上手になり、プクプク…と浮上していくことが多いのです。一方、お父さんは、お勤めの関係などで、子どもと一緒に過ごす時間が物理的にとれないケースが多いため、専門家やドクターと接する時間もなかなかとれないまま、子どもに障害があるということを認める機会を逃してしまいがちなんです」■子どもが大きくなった時こそ父親の出番――お母さんはどんどん学んでいく一方で、お父さんは置いてきぼりになりがちなのですね。「夫婦で子どもに対する意識もスキルもどんどん離れていき、お父さんは家族の中で孤立してしまう…といった悩みを、お父さん自身から聞くことも多いんですよ。さらに、追い打ちをかけるように、一緒に過ごす時間が多いきょうだい児も、お母さんと一緒にどんどん学んでいくから、気がついたらお父さんだけがポツ~ン…って。でも、お父さんには、『お父さんにも教えて』と素直に言えないプライドがあるんですよね(苦笑)」――そうなると、お母さんは「じゃあ、もういいわよ! 私が全部やるから!」となるか、「この人にはもう期待しない」とコミュニケーションをあきらめちゃいそうですね…。「ただでさえ、お母さんは子どものことでいっぱいいっぱいなのに、夫にまで配慮していられない! という気持ち、よくわかります。でも、子どもが大きくなった時のためにも、ここはなんとかお父さんを積極的に子育てに巻き込む機会を早期にどんどん作った方がいいと思います」――子どもが大きくなった時のため、というのは?「発達障害というのは、男の子の割合が非常に多いのです。男の子の場合でも、小学校低学年くらいまでなら、お母さんの力でも主導権をにぎることができます。そのため、この時期ならば、お母さんのペースで日々の暮らしを仕切っていくことも、なんとかできるのです(まぁ、子どものタイプにもよりますが…)。でも、高学年くらいになると、お母さんが主導で物事をやっていくには限界があります。だって、男の子のトイレやお風呂に、高学年になっても一緒について行くわけにはいかないでしょう? その他、進路の問題や、思春期特有の難しい問題も出てきます。そうした時に、お父さんの出番となるのです。でも、急にその年齢になって『お父さん! お願いします!』と言っても無理なので、早い段階からどんどん子育てに巻き込んだ方が後々のために良いと思うのです」――なるほど。確かに健常児だって、男の子の思春期対応法は、お母さんには難しいですものね。では、夫を積極的に育児に参加させるには、具体的にはどうしたらいいのでしょうか?「大事な局面には必ず連れて行って、夫を頼る姿勢をみせてみてはどうでしょうか? 例えば、小児科や療育の面談など、ここぞ! という時は絶対に同席してもらうようにして、『あなたがいないと場がしまらない』とか『あなたがいないとちょっと心細い』とか頼ることで、男の人のやる気を引き出したり」――お母さんがお父さんのやる気をうまく引き出すということですね。「大事な局面に夫婦2人で参加した方がいいのには、別の理由もあります。例えば、一人でドクターへ面談に行った場合、聞くこと、答えること、話を受け止めること、書き留めること、即座に判断すること、これ、全部お母さん一人がやらなければならなくなります。専門家の時間は限られているので、いろいろ言われてワーッと終わっちゃうと、家に帰ってきた時に『あれが言えなかった』『これが聞けなかった』と不完全燃焼で終わり、悶々としちゃうことも多いのですよね。その点、2人いれば、お父さんが質問している間に大事なポイントを書き留めたり整理したりできるし、状況を客観的に見ることもできます。もちろん、直接先生と会って話すことで当事者意識が育つので、お父さんのためにもなると思います。そういう状況を作るのが、難しいご家庭もあると思いますが。可能なら…ということです」 ■疲れたり迷ったりしたら…心強いペアレント・メンターの存在――非協力的なお父さんを育児に巻き込むには、お父さんをわが子が集団にいるシーン(例えば、園や学校の普段の様子やイベントなど)に積極的に連れていくのが良いと聞いたことがありますが、どう思われますか?「お父さんは、集団の中にいるわが子の姿を見る機会が少ない方も多いので、理解をうながすには良い方法だと思いますよ。ただ一つ落とし穴があって、男の人って実はナイーブなので、集団の中で、わが子とほかの子どもとの違いを目の当たりにして、ガーンとショックを受けて落ち込んじゃうケースもあるんですよ。で、その後、お母さんがいくら誘っても、園や学校に行くのを避けるようになってしまった、そんな相談を受けたことも、たくさんあります」――すでにさまざまなことを乗り越えてきたお母さんとしては、「傷ついてる場合じゃないでしょう~!」と思ってしまいそうですが…。「お気持ち、よくわかりますよ(笑)。でも、男の人はそういう生き物と割り切って、『パパもショックだったよね。私も初めて見た時はショックだったんだよ』と寄り添いつつ、『うちの子みたいな子が落ち着けるように、こんな療育があるみたいだよ。一緒に見学行ってみない?』という感じに、だんだん専門領域の世界に引き込んでみてはどうでしょう?お母さん、大変ですね!(笑) たとえば、理論で入る男の人には、専門書をさりげなく渡してみるのもいいかもしれません。そういう方法で、実際に夫が協力的になったというご夫婦もいましたよ。――なるほど。専門書から理解を促すのは良い方法かもしれませんね。「お母さんは本当に大変だと思います。でも、これは大きくなった時に返ってくる「保険」だと思ってあきらめないで、早い段階から協力的な夫になってもらえるよう働きかけてほしいです。ここでガツンと切っちゃうと、夫婦関係が険悪になってしまったり、離婚という選択にもなりかねません。そういった例も、たくさん見てきました。逆に言うと、お父さん役も担っているシングルのお母さんは、大変な負担のなか、とても頑張っているんです。本当に、身体が心配です」――発達障害の子育てにおける、お母さんの負担はとても大きなものなのですね…。「そうですね。でも、しんどい時は、どんどん専門家に頼りましょう。もちろんママ友や先輩ママに頼るのも良いけれど、私は専門的な訓練を受けたペアレント・メンターをおすすめします」――ペアレント・メンターって何ですか? 「ペアレント・メンターとは、自分自身も発達障害の子育てを経験し、さらに相談支援に関する一定のトレーニングを受けた親のことです。私も資格を持っているんですよ。2010年から、厚生労働省もメンターの養成に力を入れています。発達障害の子育てに関する悩みや相談を抱えた親に対して、気持ちに寄り添い、その親にとって必要な情報(病院、療育、学校、福祉サービス、地域の情報など)を提供したりしています」――実際に発達障害の子育てをしている方だと、専門家とはまた違った安心感がありますね。「発達障害児の子育てでは、すべての情報が親に集中します。しかも、情報は多岐に渡ります。療育機関の専門家、医療機関のドクター、心理士、作業療法士、園や学校の先生、療育ママ友、家族、親せき、近所の人…いろいろな人から『ここが良いわよ』『これをしたら良くないわよ』という情報が、すごい勢いで入ってきます。そこから、親はわが子に必要なことを取捨選択するわけですが、そのプロセスは想像以上に大変です。ペアレント・メンターは親に寄り添い、一緒に情報を整理し、今後の道を一緒に考える役割を担うので、とても心強い存在になると思いますよ。同じ仲間として、先ほどお伝えしたような、お父さんへの上手な接し方などもアドバイスしてくれます。ストレスがたまったり、子育てに疲れてしまったら、こういった専門家に頼るのも手だと思います」■祖父母世代には、「専門家の意見では…」で対応――周囲には、義理両親(もしくは自分の両親)の子育てへの口出しに悩んでいるお母さんもいましたが、祖父母関係の相談は多いですか?「10年前くらいはとても多い相談でしたが、最近は少し減ってきたように思います。逆に、孫のことを理解しようと講習会に積極的に参加したり、自分も何とか役に立ちたいという祖父母の方も増えてきました。とはいえ、まだまだ『そんな子育てだから、子どもがワガママになるのよ』とか『もっと、こうしてみたら伸びるんじゃないの』とか、ひどい例では『うちの家系には、こんなことをする子はいない』といったことを言われてしまうことも残念ながらあります。そんな時は、大変つらいと思いますが、すべてキッチリ理解してもらおうと思わず、上手に受け流して、別のところでストレス解消をしましょうね。自分たちより長く生きて、自分のスタイルを確立している人たちの認識を変えることは、とても大変です。ただ、言われっぱなしも悔しいので『専門家に相談してすすめていますので見守ってください』などと、自分たちも自己流ではなく、ちゃんと考えて子育てしている、ということはアピールしておくといいかもしれません。で、ほかのところで毒を吐く(笑)。同じ思いをしている仲間は、意外にたくさんいますよ」――ちょっと極端な話ですが、お姑さんのちょっとした子どもへの体罰に悩んでいるお母さんもいました。良くないことをすると、手をつねって教えるという。「お嫁さんが『嫌だから止めてください』という言い方をすると角がたつから、専門家の名を借りてみてはいかがでしょう。たとえば、『専門家から、そういうことを続けるとほかの子に暴力をふるうようになるって聞いたんです』などと伝えてみるとか。もちろん、ただの『嘘』になってはいけないので、専門家にも、その件を相談してみる。『義理の母が、しつけと称して子どもの手をつねるんですけど、こういうことを続けていると、この子がほかの子をつねる可能性もありますよね?』と聞いて『可能性あるね』と言われたら、それを『お墨付きのアドバイス」』にする。専門家の意見と言えば説得力が増すので、さすがのお姑さんも自制するのではないでしょうか?『伝え方の工夫』、これは、発達障害児の子育てで、とても必要な力だと思います」――確かに、「専門家の意見では…」という言葉は効果ありそうですね。「私は、これを学校の先生対策にも利用していますよ。例えば、生徒を大きな声で叱る先生がいて、それが怖くて、指示されても全然動けなくなった子がいるとします。そんな時、『児童精神科の先生に相談してみたら、大きな声がすごく苦手みたいなので、席を後ろにしていただけませんか? もしくはイヤーマフをつけさせてもいいですか? このままだと学校に行けなくなって不登校になる可能性もあると言われたんです』というふうに。親が『大きな声で叱るのはやめてください』とだけ言うと、ただのクレームみたいに思われてしまうけど、専門家の指示であれば対応せざるを得ないでしょう。周囲を上手に説得したい時は、専門家の意見を上手に借りるのも一つの手だと思いますよ。『伝え方』を工夫をすれば、双方の関係は悪化せず、子どもの状況が改善される…そんなケースを、私はたくさん見てきました。こうして見てくると、お母さんには、たくさんの力が要求され、本当に大変ですが(涙)、一緒に励まし合って、乗り越えていきましょうね!国沢真弓さん プロフィールフリーアナウンサー、自閉症スペクトラム支援士、一般社団法人 「発達障がいファミリーサポートMarble」 代表理事<役職>ペアレント・メンター、三鷹市相談支援事業「ママサロン」相談員 、三鷹市知的障害者相談員、三鷹市発達障害児親の会「モンブランの会」会長、社会福祉法人「清陽会」評議員、児童発達支援施設「すこっぷ調布」アドバイザー、三鷹市教育支援推進委員会委員。<経歴>都立新宿高校、聖心女子大学文学部歴史社会学科を卒業。富士通株式会社を3年勤務後、アナウンサーに転向。NHKテレビ「きょうの料理」「婦人百科」の進行を約10年務めたほか、多数のテレビ・ラジオ番組に出演。海外特派員、番組企画構成も担当。ナレーション・司会は各500回以上務め、厚生労働省主催「世界自閉症啓発デイシンポジウム」の総合司会を毎春担当。「3歳までの子育ての裏ワザ」「こんな時どうする?子どもの友達・親同士」(PHP出版)など共著多数。<現在の活動>一般社団法人「発達障がいファミリーサポートMarble」代表理事として、「発達障害」や「伝える力UP」といったテーマでの講演を、全国で行っている。また、「ペアレントメンター」として保護者や支援者の相談に応じるほか、障害児の家族が気軽に参加できるイベントやお喋り会の開催等を行い、家族の元気を応援している。(詳しくはホームページをご覧ください)。取材・文/まちとこ出版社N
2018年01月14日前回 は、いざという時の拠り所を確保すべし! というお話をさせていただきましたが、今回は2人育児の病気対策を。■祖父母を頼るときに気をつけたいことまず、長男の時と少し状況が変わったのが、関わる人たちの環境。私は今は自宅でお仕事をしているので、ある程度時間と場所の自由がききます。また、両家の祖母も仕事から引退し、いざという時のヘルプが可能になりました。ただし! 祖父母の活用には気をつけなければならないことがあります。この時はたまたま来てくれた時にちょっと風邪っぽい次男と触れ合っただけだったんですが、気疲れや体力面での疲れもあったようで、その後何ヶ月にも渡って実母を後遺症で苦しめてしまうことになりました。もちろん子どもたちと飛んだり跳ねたりできちゃう丈夫なおじいちゃんおばあちゃんもいらっしゃいますが、自分の親っていつまでも元気だと思っちゃうというか…。ついつい自分たちにとっては当たり前のことを要求してしまっていることに気づき、とても反省しました。それ以来、祖父母が来てくれる時には、手伝いというより孫の顔を見にきてくれているんだと考えを改めるように。事前の子どもたちの体調管理や、負担のかかる作業をやらせないよう配慮するなど、いつまでも自分が子ども気分で親に寄りかからないようにしよう、と気をつけています。■困ったときに身に沁みる、ご近所の繋がりさて、子どもが2人になった今。誰かが病気になった時はこうしています。4歳離れているからこそできることでもあるのですが、できれば元気な方を夫や祖父母に連れ出してもらったり、長男の習い事の送り迎えなどはお友達にお願いすることもあります。ビッグな次男を抱っこして転倒、軽い骨折をしてしまった時には、同じマンションのママ友が子どもたちをお風呂に入れてくれるという、感謝してもしきれない出来事もありました。子どもが増えると、病気が家族に蔓延(まんえん)するリスクも高まりますが、その分1人目の時に比べ周囲との繋がりも深まり、頼れる手も増えてきているなと実感しています。そのため案外、前回お勧めしたような機関にお世話になることは、1人目の時に比べ減りました。子どもだけでなく、親の方がダウンした時も気軽に頼り合えるご近所との繋がりも子どもと一緒に育てていくことが、核家族が当たり前となった現代だからこそ大切なんだな、とつくづく思っています。
2017年10月10日ウーマンエキサイトをご覧の皆さん、こんにちは。モチコです。8月のお盆休みに義実家へ帰りました。義実家はすんなり行けても車で片道約4時間の距離。そのため当然お泊まりです。「ばあちゃんちいく!」と楽しみにしていたイチコでしたが…。義両親の目の前で「ばあちゃんちで寝ない! 帰る!」と騒ぐイチコ…。嫁としては気まずいことこの上ない! やめて~!1日目の夜に騒いだものの、すぐに義実家に慣れたイチコ。帰省中毎日出かけ、毎日おいしいものも食べ、毎日じいちゃんばあちゃんに甘えまくり、楽しい日々を過ごしました。義実家にいたがるイチコに「帰るよ!」と諭す私。まるでイチコとじいちゃんばあちゃんを引き離そうとする鬼嫁のよう…!イチコが「帰る」と騒いでも「帰らない」と騒いでも、嫁は気まずいですね…。とは言え、嫁とは思えないくらい私も義両親に甘えまくり、毎回食い倒れているので、イチコの帰りたくない気持ちはよくわかる!早くも次回の年末年始の帰省が楽しみです! ふふふ…。
2017年09月11日こんにちは、佐原チハルです。夏休みや9月のシルバーウィークなど、連休があれば祖父母のお家に孫の顔を見せにいく……というご家庭も少なくないかと思います。しかし最近では、もう一歩進んだ“孫旅 ”も人気のよう。孫旅とは、子どもと祖父母だけで行う旅行 のこと。とても貴重な思い出になりそうなものですが、旅は慣れない環境の連続。“行き先や行程はしっかり確認しておく”ということ以外にも、注意しておきたい点は少なくありません。そこで今回は、“孫旅”で注意すべき3つのポイントについて、実際に孫旅を経験させたことのあるママたちに聞いてみました。●ポイント1:命に関わる必須事項、アレルギーの確認!『うちの子はアレルギーがあって、今でも卵は除去しています。へたをしたら命に関わることなので、これだけは厳重に注意してもらいました』こちらは4歳のお子さんを持つ30代ママからの声です。『4歳になってから少しずつ食べさせ始めているんですが、保育園でもまだ除去だし、お医者さんとも相談して、旅行中も除去を徹底してもらう ことにしました。うちの祖父母はまだアレルギーに理解がある方なんですけど、それでも不安でした。たとえばカマボコとかベーコンにも卵が使われていることがあるなんて、私も子どもがアレルギーってわかるまで気にしたことありませんでしたし』アレルギーについて改めて祖父母さんたちに説明するだけでなく、宿泊先や立ち寄り先で入れる、アレルギー対応可能な飲食店を探す作業など一緒に行ったそうです。子どもにアレルギーがある場合、食事には非常に気を使うことが多いですが、命に関わることですからそれも当然です。祖父母さんたちにアレルギーへの理解がなければ、“孫旅”は中止を検討する必要もあったかもしれませんね。●ポイント2:定時連絡を欠かさない!『せっかくの“孫旅”だから、あまりこちらから連絡して邪魔するのもよくないなぁとは思っていたんです。でも、やっぱり心配は心配なので、必ず連絡してもらうタイミングを事前に決めておきました 』こちらは1歳と4歳のお子さんを持つ30代ママからの声です。“孫旅”を経験したのは4歳のお子さんの方。『3食のタイミングと子どもが眠るときの計4回は、電話でもメールでもいいので連絡をもらえるようにお願いしていました』しかし“孫旅”中は行く先々で楽しそうにしている写真や動画を送ってもらえたそうで、定時の連絡は実質的には不要だったかも、とのこと。『ただ、連絡の時間を決めておくことで、旅行先で子ども自身も時間配分というか、生活ペースをつかみやすかった みたいです。「もうちゃんと寝るからママに連絡しよう」って言ってくれていたみたい。旅行先だと張り切って疲れ過ぎちゃったり、それで帰ってから体調崩したりすることも多いんですけど、そういうのを防げました。その意味でも、やっぱりルールにしておいて良かったのかもしれません』お子さんもやはりご両親のいない旅行は心細いこともあるでしょうし、祖父・祖母さんの方も、初めての“孫旅”では緊張や不安もあることと思います。帰りを待つママたちだけでなく、“孫旅”中のお子さんたちにとっても、定期連絡は大切なものかもしれません。●ポイント3:母子手帳とお薬手帳は持たせる『国内旅行なんて、何を忘れていってもお金さえあればだいたいは何とかなると思うんです。でもいざというときのことを考えたら、母子手帳とお薬手帳は必須 かなと思って、セットで必ず身につけてもらうようにしていました』こちらは3歳と5歳のお子さんを持つ30代のママさんの言葉です。考えたくないことではありますが、旅行先で事故や事件に巻き込まれてしまうことや、突然の病気になってしまうこともあり得ます。そんなときには、母子手帳とお薬手帳の情報が役に立つかもしれません。『うちの子たち、今年はじめてママ・パパから離れて祖父母と旅行に行ったんです。たった1泊だけどやっぱり不安でした。持っていってもらう母子手帳とお薬手帳の用意をしながら、あの子たちも大きくなったんだなぁってしみじみ。母子手帳もお薬手帳も、今までちゃんと記録しておいてよかったなって思いました』母子手帳には緊急時の連絡先を書いたメモ と、同じく緊急時に使えるお金 も挟んでおいたそう。いざ、という事態が起きてしまうと、焦って頭が真っ白になってしまうこともあります。そのようなときのためにも、準備は平常時にしっかりと行っておくことが大切ですね。----------以上、いかがでしたでしょうか。“孫旅”は、お子さん・祖父母さんたちはもちろんのこと、ママ・パパにも緊張の多いものです。けれど冒険的な側面が強いぶん、“孫旅”はみんなにとって思い出深い、貴重な経験にもなってくれそうです。“孫旅”を十分に楽しむためにも、事前の準備はしっかりと行い、安全な旅ができるようにしましょうね。●ライター/佐原チハル(フリーライター)●モデル/藤本順子(風悟くん)
2017年09月07日