立ち会い出産は、生命が誕生する瞬間を家族と共有できる機会ですよね。わが家のパパは、出産当日まで立ち会うかどうか迷っていました。そんな夫にビックリさせられた、立ち会い出産時のエピソードをご紹介します。 立ち会い出産、そんなにいいものなんだ!私の周りにいるママたちのほとんどが、夫立ち会いのもと出産をしています。「夫がいることで安心して出産に臨めた」と話すママが多く、立ち会い出産をすることで夫に出産の大変さをわかってもらえたという声もありました。 私は、立ち会い出産を経験したことがなかったので、「そんなにいいものなんだ!」と驚きました。一方で、「立ち会い出産を後悔した人もいる」という話も聞いたことがあります。実際に経験しないとわからないことなのでしょうね。 立ち会い出産の感じ方は人それぞれ立ち会い出産はいいものなんだ。そんな周りの声を聞いた私は、2人目妊娠時に立ち会い出産をしようか迷いました。夫に「立ち会い出産をしたい?」と聞いてみたところ、「どちらでもない」との返答が……。 「妻が苦しむ姿を見るのがつらい」など、立ち会い出産を後悔した人の声を聞いて悩んでいると言っていました。人によって感じ方が異なるのでしょう。出産当日まで立ち会うか、夫は迷っていました。 立ち会い出産をすると思いきや……!?夫から出産に立ち会うか答えを聞かないまま、陣痛がやってきました。1人目出産時は私ひとりで頑張りましたが、2人目のときは腰をさすってくれるなど、夫のやさしさに触れることができてよかったです。 陣痛の間隔が短くなり、そろそろ出産というとき、夫はこのまま立ち会い出産をすると私は思っていました。ところが……! なんと途中で夫が脱走! 私はあ然としてしまいました。夫は今まで見たことのない状況に耐えられなくなったのでしょう。ただ、このときは、そんな夫の行動が恥ずかしくてたまりませんでした。 ここまで一緒にいてくれるなら最後までいてくれたらよかったのに……。予想外の行動にあ然としてしまいましたが、今では出産のおもしろエピソードとなりました。今振り返ると、夫なりにできる限りのサポートをしてくれたことに感謝しています。著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー(通常分娩)
2019年04月14日出産が近づくにつれ、始めなければいけないのが出産準備。ベビーベッドやベビーカー、おむつや肌着類。初めての出産では、何をどのくらい、いつ頃から用意しておいた方がいいのかわかりませんよね。この記事では、出産準備について、通年・季節ごとにご紹介します。出産準備で用意すべきものとは?出産準備で用意すべきものは、大きく分けて「出産時(入院中)に必要なもの」と「出産後の育児で必要なもの」の2種類があります。まずはそれぞれについてチェックしていきましょう。 【入院中に使う】用意したいものリスト入院中に使うものは、主にママが必要とするものです。各産婦人科で用意してもらえるものもあるため、入院予定の病院に前もって確認しておきましょう。すぐ必要なもの産褥用ショーツ母子手帳保険証診察券ストロー付き飲みもの軽食産褥用ショーツは入院が決定した後、助産師・産科医から履き替えるよう指示されるところが多いでしょう。前部分がマジックテープで剥がせるため、陣痛中の内診がしやすいのが特徴です。ストロー付きの飲みものや軽食は、特に出産が長引く際に必要。ペットボトル用ストローをあらかじめ用意しておきましょう。衣類などパジャマ産後用ショーツ肌着パジャマや下着類は、入院期間中に洗濯が可能かどうかで用意する枚数が変わります。病棟で洗える場合もありますが、出産後の体力を過信しない方がよいでしょう。夫や実家家族など、見舞いついでに持ち帰って洗濯してもらえるのであれば2,3枚、そうなければ入院日数+予備分を用意しておきます。出産後には、「悪露」という経血のようなものが1週間以上続きます。生理用ナプキンのようなものを当てますが、こちらも病院で用意があるのかどうかを確認しておきましょう。授乳関連授乳用ブラジャー母乳パッド馬油+ラップ入院中はパジャマで過ごすため、授乳用ブラジャーは日頃のブラジャーのようなしっかりしたものではなく、ソフトなタイプのもので十分でしょう。母乳パッドを貼り付けておくためにも、授乳用ブラジャーは用意しておいた方が便利です。母乳パッドは使い捨てタイプと洗えるものとがあります。母乳の出がいい人の場合、母乳パッドよりも小さめのタオルハンカチを授乳用ブラジャーの中に入れ込んだ方がいい場合も。馬油+ラップは、乳首ケアに使える便利品。吸われなれていない乳首は乾燥しやすく、切れてしまう人も少なくありません。授乳後の乳首に馬油を塗りラップでパックしておくことで、乳首トラブルを防げますよ。バスグッズ・退院時に必要なもの赤ちゃん用セレモニードレス退院時の服化粧品、シャンプーなどタオル出産後、医師のOKが出ればシャワーが浴びられます。タオルやシャンプー類を持参しましょう。退院時の服は赤ちゃん・ママのふたり分が必要です。 【出産後に使う】用意したいものリスト出産後に使うものは、主に退院後に使うもの。入院中に必要なものは病院で揃えてくれている場合が多いです。ただし、こちらも事前に確認しておいてくださいね。ケア用品おしりふき爪切り体温計清浄綿おむつバケツまたはオムツ用ごみ箱おむつ(紙・布)ピンチハンガー・子ども服用ハンガーおしりふきは多めに用意しておいていいでしょう。おむつバケツは布おむつ用、ごみ箱は紙おむつの場合に必要です。爪切りは赤ちゃん用のものを、体温計は短時間で測れるものを用意します。お風呂用品ベビーバス湯温計タオル沐浴剤ガーゼタオルベビーバスは必須ではありませんが、沐浴をさせるにはやはりベビーバスの方がやりやすいです。適切な湯温に保つためにも、湯温計も活用しましょう。沐浴剤はベビーソープでも可。ガーゼタオルは沐浴中の赤ちゃんの胴体に被せて使います。タオルは肌触りのいいものを赤ちゃん用に用意しましょう。寝具用品ベビーベッド寝具一式ベビーベッドを用意しない場合であっても、赤ちゃん用の寝具は一通り揃えておきましょう。カバーは最低2枚あると洗い替えに便利です。防水シーツを付けておくと、マットレスが濡れてしまうことを防げますよ。お出かけ用品ベビーカー(A型)抱っこ紐(使用可能時期に注意)チャイルドシート授乳ケープ新生児の間は産後1ヵ月頃の健診まで出歩く機会はないでしょう。しかし、車に乗せる場合は、退院時にすでにチャイルドシートが必要です。早めに用意しておきたいものですね。ベビーカーはA型とB型がありますが、新生児でも使えるA型のものを、抱っこ紐は新生児対応しているものを用意します。おむつポーチやマザーバッグなどは、専用のものでなくても構いません。 季節に応じて必要なものリスト衣類は季節によって必要なものが異なります。春生まれの場合短肌着(5~6枚)コンビ肌着(5~6枚)ツーウェイオール・プレオール(4~5枚)薄手のブランケット、アフガン長肌着もありますが、春生まれの場合は必須ではないでしょう。ツーウェイオール、プレオールが赤ちゃんの服のことです。枚数はあくまでも目安。おっぱい・ミルクの吐き戻しやおむつの漏れが多い子の場合はお着替え回数が増えるため、洗濯に余裕が欲しければ枚数に余裕をもっておきましょう。(オールシーズン共通)夏生まれの場合短肌着(5~6枚)コンビ肌着(5~6枚)ツーウェイオール・プレオール(3~4枚)汗取りパッド薄手のブランケット、アフガン家で過ごすときは肌着だけで過ごしても、薄手のブランケットは冷房対策としてお出かけ時に持ち歩きましょう。秋生まれの場合短肌着(5~6枚)コンビ肌着(5~6枚)長肌着(2~3枚)ツーウェイオール(4~5枚)アフガン防寒ウエア肌着を重ねて着させることで温度調整が可能です。生まれ月によってはすでに肌寒くなるため、防寒ウエアも用意しましょう。冬生まれの場合短肌着(5~6枚)コンビ肌着(5~6枚)長肌着(2~3枚)ツーウェイオール(4~5枚)アフガン防寒ウエア冬生まれも秋と変わりはありません。肌着と室温で調整し、着こませすぎないように注意します。 出産後に用意しても間に合うもの出産後に用意しても間に合うものの代表は粉ミルクアイテムです。とりあえず母乳育児でやってみようと思っているのであれば、必要になってから購入すればOK。新生児サイズの紙おむつもすぐにサイズが変わる可能性があるので、まとめ買いのしすぎに注意が必要なグッズです。 出産祝いでプレゼントされやすいもの赤ちゃん服スタイ紙おむつ出産祝いとしてもらいやすいものの代表例は、赤ちゃん服やスタイ。特に独身の友達や子どもがいない人からもらいやすい傾向にあるでしょう。スタイは手頃に買えるため、「もらいもののスタイだらけになった」という人も。使うかどうかもわからないアイテムなので、なおさらあらかじめ用意しておく必要はないといえそうです。紙おむつは、紙おむつケーキとしてプレゼントされることがありますよ。 必要そうで実はなくても問題なかったもの赤ちゃんのタイプによっては、「結局使わなかった」というアイテムも。買うかどうか決めるのは必要になってからでもよいでしょう。靴下ミトンスタイ基本は裸足のため、靴下は1、2足あれば十分。ミトンも必ずしも必要ではありません。スタイはファッションで使うのでなければ、よだれ・吐き戻しが少ない子の場合は不要です。 一気に出産準備を済ますのは大変!安定期に入ったら少しずつ準備をしていこう手間の面でも費用面でも、一気に出産準備を終わらせるのは大変。安定期に入り、つわりが落ちついた頃を見計らって、少しずつ準備をしていくことをおすすめします。 参考:出産準備リスト|出産準備・子育てのために|ミキハウス出産準備サイト
2018年12月10日最近では、出産の際に立ち会いを希望する男性が増えているようです。命の尊さを感じることができ、妻への感謝の気持ちも生まれ、夫婦愛も深まっていくのだとか。しかし、いざその場面になると、思いがけないことも起こります。そこで、“立ち会い出産で殺意が芽生えた夫の行動”というテーマで経験した女性たちの話を聞きました。文・塚田牧夫助産師をチラチラ見ている「夫はかなりの面食い。可愛い女の子が大好き。テレビなんかでも、注目の新人女優みたいな女性を、よくチェックしています。私の出産時、夫が立ち会ってくれることになりました。初産だったので、そんな夫でもいてくれると心強かったんですね。陣痛がきてしばらくして、分娩室に移されました。もう、痛みとの格闘でした。覚悟はしていたけど、死にそうなぐらい痛かった。そんなときに、夫の顔を見たんです。すると、夫の目がこっちに向いていない。その視線は、助産師さんに向けられていました。確かに、助産師さんは若くて可愛らしい女性でした。それをチラチラと見ている。こんなときもかよ……と思い、思わず“ふざけんな!”と叫んでいました」カナ(仮名)/31歳お酒を飲んで退室「妊娠中、夫はすごく協力的で、家事なんかも積極的にこなしてくれていました。出産も立ち会いを希望していて、講習なども受けに行ってくれていたんですね。予定日が近くなってくると、夫がかなりソワソワし始めました。私よりもむしろ緊張しているみたいでした。そして、いよいよ陣痛がきました。陣痛室に入り、そこから分娩室に入るまでは結構時間がかかりました。その間、夫がマッサージなどをしてくれて、だいぶリラックスはできていました。そこから分娩室へと移動となるのですが……。助産師さんが夫に尋ねました。“お酒飲まれてますか?”と。夫は“緊張をほぐすために……”と、なんとお酒を飲んでいたため、分娩室に入るのを止められてしまいました。最後は結局ひとり。なにやってんだよ……と思いましたね」ミチカ(仮名)/32歳撮影中に充電切れ「夫は、出産の立ち会いにかなり積極的でした。撮影がOKの産院だったので、“バッチリ撮るから”とかなり意気込んでいました。私としても、いつか子どもに見せられたら……と考えていました。陣痛が来て、まずは陣痛室に入りました。夫は、もうその時点からスマホを持ってカメラを回し始めました。“まだだいぶ時間かかるよ”と言っても聞かず、私の様子を撮ってましたね。陣痛室には十時間以上いました。そこでようやく、分娩室へと移動。夫のカメラを構える手にも力が入っているよう。私に声を掛けながらも、撮り続けていました。しかし、いよいよ産まれそう……というときに、夫の“ヤバい”というひと言が耳に届きました。そして産まれた瞬間、カラダがスーッと軽くなり、夫のほうを見たんです。もうカメラを構えてないんです。あれ? と思って聞いたら、“途中で充電が切れた”と……。ガックリきました」ホナミ(仮名)/33歳“立ち会い出産で殺意が芽生えた夫の行動”をご紹介しました。出産は男が経験したくてもできないもの。立ち会うだけでも緊張します。情けないミスなどしてしまうこともあると思いますが、立ち会ってくれた優しさを評価してあげてください。(C) Leonardo da / shutterstock(C) Peerawit / shutterstock(C) LightField Studios / shutterstock
2018年12月06日友人や身近な人への出産祝い。どんなものを贈ろうか、選ぶのも楽しいですが悩むこともありますよね。喜ばれるもの、他の人とかぶらないものなどを選びたいですよね。喜ばれる出産祝いを選ぶポイントと押さえておきたいポイントを知っておきましょう。1. まずは金額相場を知るお祝いを贈る際、一番悩むのは金額といっても過言ではないでしょう。相手との関係性もあるのであくまで目安とはなりますが、大体の相場感覚は知っておきましょう。 (1) 親友、会社の上司、親戚は5,000~10,000円親友はいいとして、上司や滅多に会わない親戚などは欲しいものを聞くことが出来ず金額を決めるのが難しいところでしょう。以前出産祝いをもらったか、出産の報告を直接もらったか(SNSなどの投稿で知った等ではなく)などで金額を決めると良いでしょう。現金は負担になりやすいので、選ぶのが難しければカタログギフトもオススメです。 (2) 兄弟は10,000~30,000円兄弟なら欲しいものも聞きやすいですね。金額面よりも、欲しいと思うものをもらった方が喜ばれるでしょう。 (3) 友人やママ友は3,000~5,000円高価なものは負担になりやすいでしょう。ただ、グループで一緒に贈れば、高価なものを渡せて負担にも感じないのでオススメです。私は友人に、こども商品券というオモチャなどの購入に使える金券を頂きました。普通の商品券よりも出産祝いで頂いたという気分になりましたし、好きなものを買えるのが嬉しかったです。2. 失敗しない為の選ぶポイント (1) 洋服を贈る場合は半年後のサイズ・季節でベビー服は小さいほど可愛く見え、つい小さいサイズを選んでしまいがちですが、新生児用のものだと着る機会がほとんどなく終わってしまうかもしれません。大きいサイズで産まれた子の場合は一度も着ることがなく終わってしまったら、もらった側も申し訳なく思うかもしれません。一般的に新生児のサイズは50~60cmですので、60~70cmのものを選ぶと良いでしょう。さらに季節も半年後と考えます。夏に出産祝いを贈る場合は秋・冬ものがいいでしょう。 (2) 実用的なものを選ぶ日常的に使えるものはやはり喜ばれます。最近人気のものはオムツケーキです(布オムツ派の方もいるので事前に確認しておくといいですね)。オムツについてもサイズがありますので、少し大きめのものを選びましょう。スタイ(よだれかけ)も何枚あっても助かる品です。カラフルだったりデザインを楽しめたり、選ぶのも楽しいですよね。ユーモアのあるデザインなどはつけるだけで周りを和ませてくれます。 (3) 高価なものを贈る場合は事前に確認をベビーベッドなど高価なものは逆に相手に気を遣わせてしまいますし、既に購入していることもあります。高価なものを贈る場合は事前に必ず確認をしましょう。3. プロが薦める!2018年の人気お祝いアイテムベビー服のセレクトショップ店員が薦めるおすすめギフトをご紹介します。 (1) シャトンケープ(リーブルディマージュ)外出用の防寒着はあると便利です。ケープであればゆったりとはおれるので、次のシーズンにも使えますね。リーブルディマージュのケープは、外側がフリース・内側が綿になっていて肌を守りながら寒さを防いでくれます。猫の耳がついたフードも可愛らしいですね。 (2) バランサーセット(FUNFAM)出産祝いを選ぶ時は他の人とかぶったらどうしよう、と考えると思いますが、食器であればかぶっても困らないと思います。オシャレな食器がオススメです。こちらは竹を原料にしており「竹のようにすくすくと育って」という思いを込めることが出来ます。スプーンが上手に使えるよう、プレートの角度にもこだわって作られています。付属のフォークとスプーンには名前を入れることも可能です。 (3) フード付きバスタオル(ハートウェル)タオル類も、いくつあっても困らないものですね。素材がよく可愛らしいものなら出産祝いとして喜ばれます。ハートウェルのタオルは、今治産で丁寧に作られています。フード付きなので頭からすっぽりと身にまといながら、体の水分を吸収してくれます。表地はガーゼでさらりと、裏地はふわふわの無撚糸で優しい肌触りです。先日、社内で出産祝いを贈りました。オムツケーキにしたのですが、名入りタオルとウェットティッシュ用の蓋がセットになっていてとても喜んでいただけました。人気のオムツケーキですが、使ったら終わってしまうのも寂しいですよね。ちょっとしたセットすると高価にしなくても華やかになります。お子さんの誕生を祝う出産祝い、相手のことを考えて楽しく選びたいですね。
2018年12月01日バースプランとは出産の計画や要望のことで、出産時の分娩方法や旦那さんの立ち会い、産後どんな環境で過ごしたいかなどを妊娠中にまとめておくものです。初めての方も2人目以降の方も、バースプランを作成することでより快適な出産が望めますよ。ここでは、バースプランの作成の仕方やメリットなどをまとめてご紹介します。最近よく聞くバースプランとは?バースプランは文字通り「出産計画」のこと。はじめてのことでわからないことだったり、2人目以降で、予想外のことが起きるのが出産なので、あらかじめ計画をまとめて書き出しておくことでよりスムーズで快適な出産が望めるのです。バースプランを書くメリットバースプランを書くことには大きな3つのメリットがあります。ママがじっくり考えることで出産に向かい合い、心身ともに準備を整えつつ理想の出産を目指せること。パートナーと共有することでパパも父親になる自覚が湧き、ママの求めるフォロー体制を整えられること。助産師さんや医師と気持ちや情報を簡単に共有できて、随時適切な対応をしてもらえること。このように、自分の希望を周囲と共有することで、安心して出産に集中することができるのです。バースプランの書き方バースプランは病院でも推奨されているため、用紙を用意していて「○週までに提出してください」というように言われることもあるようです。その場合は書く項目も指定があるのではじめてでも書きやすいですよね。用紙が無い場合は普通のノートで問題ありません。書き方は、入院中、陣痛中、分娩中、出産後と項目を分けて、それぞれのタイミングでしてみたいことやして欲しいこと、あるいはしたくないことなどを書き出すだけです。箇条書きでも、お手紙のように綴っても、まずは思いのままに書き連ねてから整理していきましょう。 バースプランで考えておきたいことバースプランを作成する際、具体的にどのような項目を考えておけばいいのでしょうか。入院、陣痛、分娩、産後のそれぞれの段階に分けて考えておくべきプランの項目をご紹介します。入院中のバースプラン入院中のバースプランは環境についての要望を書きます。どこの病院で、部屋は個室か大部屋か、トイレやシャワーの設備の有無、母子同室か母子別室も重要なポイントですよね。ホテルの様な食事や設備が整ったきれいなお部屋なども最近はあるので、費用と相談しながら決めておきましょう。急な入院になっても慌てないうに、お気に入りの音楽や香りなどリラックスできるものや、生まれてくる赤ちゃんの服などの持ち物も書いておくことをおすすめします。陣痛中のバースプラン陣痛中の長さや痛みの程度は人によって異なりますが、長くしんどい時間です。少しでもリラックスしていられるように、かけて欲しい音楽や炊いて欲しいアロマなどを書いておきましょう。他にも、ご家族にして欲しいことは、腰をさすって欲しい、こんな言葉をかけて欲しい、一人にしないで欲しい、など具体的に指示しておくと周囲も安心です。さらに、陣痛促進剤などの薬剤や医療機器の使用に関しての希望の記載も必須項目です。分娩中のバースプラン分娩中のバースプランは考えることがたくさんあります。まずは立ち会いについて、誰がどの位置で立ち合うのか、どんなタイミングなのか(最初だけ、産声が聞こえてからなど)撮影はするのか、など具体的な希望を予めご家族と相談して決めておいてくださいね。分娩方法については、普通、座位、水中などの分娩姿勢から、麻酔を使う無痛分娩・和痛分娩を希望するかどうかなど、さまざま分娩方法を調べて自分が望むスタイルを伝えることが大切です。さらに、ラマーズ法orソフロロジーといった呼吸法も分娩時に重要な要素のひとつ。母子学級などで試した上で自分に合う呼吸法を書いておきましょう。出産後のバースプラン出産後のバースプランは、まずは、赤ちゃんが生まれたら誰が一番はじめに抱っこするか、カンガルーケア(ママの胸にのせてスキンシップをとることで、赤ちゃんとの結びつきを高めること)を希望するかなどがあります。出産後の身体へのダメージはとても大きいので、どのように過ごしたいかを考えておきましょう。お見舞いに誰にどれくらい来て欲しいか、あるいは来てほしくないか、自身の体調が悪い時は誰に付き添って欲しいか、赤ちゃんは同室がいいか別室がいいか、母乳育児希望かなども書いておくとよいでしょう。バースプランの作成時に知っておきたいことバースプランの作成をするにも産院や分娩方法などの知識が曖昧だとどうにも進まないですよね。事前に知っておきたい妊娠・出産の基本をチェックしておきましょう。病院と助産院との違い病院と助産院の違いは、産婦人科医が在籍しているがいないかです。助産院にいるのは「助産師」といって、国家資格を持った妊娠・分娩のスペシャリスト。経験豊富で妊娠から産後までしっかり相談できるため、病院よりも安心するというママさんが多いようです。しかし、手術や麻酔といった医療行為はできないため、帝王切開や無痛分娩の対応ができません。助産院での出産で急遽手術などの医療行為が必要になった場合、病院に搬送することになるので、高齢出産や妊娠経過に不安がある方は病院での出産がおすすめです。どんな分娩スタイルがいいの?分娩スタイルは姿勢によっていくつかありますが、一概にどれが良い悪いということはありません。一般的な分娩台で仰向けになって出産する普通分娩の他にどのようなものがあるのでしょうか。座位分娩:特別な分娩台を使った座った姿勢での分娩。お腹に力が入りやすいと言われています。水中分娩:30度くらいの温水の中での分娩。陣痛の痛みを緩和する効果が期待できます。フリースタイル分娩:パパと抱き合うような姿勢での立て膝や、四つん這いなどのママが楽だと感じる姿勢での分娩。いずれも設備や体制が整っていることが前提の分娩方法で、助産院の方が分娩スタイルの対応の幅が広い傾向にあります。病院でも助産院でも、希望する場合は事前の相談が必要です。無痛分娩と普通分娩の違い自然分娩とは、妊娠の経過が正常で自然に陣痛が来るのを待ち、自力で経膣分娩をすること。母子の安全を守るための点滴や、胎児の心音や子宮の伸縮の確認をする分娩監視装置の設置、吸引分娩も広い意味で含まれます。一方、無痛分娩は陣痛を和らげるために麻酔を使用する分娩方法です。痛みを乗り越えてこその出産だ!というような考えもありますが、出産時の痛みに不安がある方や高血圧の方など、最近では多く取り入れられています。無痛分娩と言っても全く痛みがないわけでは無いので、「和痛分娩」とも呼ばれるようです。出産後のお母さんの身体出産後の体力の消耗は想像を絶するもので、いきんだことによる全身の痛みや座るのも歩くのも辛い程の股間の痛みもよく聞く話ですよね。他にも思うように母乳がでなかったり、赤ちゃんが上手に飲めなかったり、3時間おきの授乳で睡眠不足になったりと心身ともに疲弊します。赤ちゃんが無事生まれてからもママの戦いは続くので、少しでもストレスがかからないよう、病室やお見舞いのことなど産後のバースプランもしっかり検討しておきましょう。まとめバースプランは妊婦さんの不安を和らげたり出産としっかり向き合うために大切なものです。また、主治医やパートナーへの意思表示になるので、土壇場になって慌てたり意見が食い違うことも防げますよ。日記やお手紙を書くような感覚で、まずは気軽に書いていくことからはじめましょう。
2018年09月29日こんにちは!1歳6カ月の息子に振り回され続ける、ねここあんなです!さて、今回はそんな我が子を出産するにあたっての「出産の立ち会い」について書きたいと思います。「出産は夫婦ふたりで乗り越えよう!」と、立ち会いをすることに!理想はやっぱり、私の頑張りを横で支えてくれる存在!と、思っていましたが…自分に余裕がなくなると、どうしても隣の夫に強く当たってしまうことがありました。今思えば、そういう捌け口になる存在がいてくれるだけでも救われていたのかもしれません。それでもそのときは、夫に対して「いる意味ない!」なんてひどいことを思ってしまいましたね…。いざ分娩室へ!そこで襲われる孤独感!まさか誘導してくれた助産師さんが、分娩室を離れるとは思いませんでした!!!私のお産にはまだ猶予があると判断されたため、分娩室から出て行ってしまったんです。それが初産の私にとって、どんなに不安で怖いことか…。「このまま産んでしまったら赤ちゃんが地面に落ちて、もしものことが起こるんじゃないか」とかまで考えてました。陣痛の間は痛くて耐えるのみなのですが、痛みが引いた時間にそういったことを考えてしまうんですよね。そのとき、夫は私の横でたわいもない会話をしてくれていたんです。私の抱く恐怖心を感じ取って、気を紛らわしてくれたんだと思います。そして出産!私の力を最大限に引き出してくれた!!助産師さんが熱意を持って指導してくれているというのに、私は痛みでそれどころではなくなっていました(笑)そこで夫は「何かしなくては!!」と出産に自ら参加してくれました!せめて助産師さんが言っている「おへそを見て!」を手助けすることはできると思ったようなんです。すぐ後ろでコーチのように声掛けしてくれ、「頑張るぞぉぉ~!!!」 と力がみなぎりました!そのおかげか、分娩室に入って1時間ぐらいで出産することができました。たまに夫が話してくれる出産の思い出私よりも夫のほうが出産のときのことを鮮明に覚えているので、たまに聞く思い出話が新鮮でした。今でも嬉しそうに幸せそうに話す夫を見ると、やはりあのとき感動を分かち合えて良かったなと思います。そしていつか息子にもその日のことを語ってくれるんだろうなと思うと、それも“立ち会いをしてもらえたからこその楽しみ”です。もし立ち会いをすることに決まったとしたら、産前に「夫にも頑張ってもらう時間」と認識してもらっても良いかもしれませんね。出産といえど、男の人にもできることはきっとあるはずです!●ライター/ねここあんな
2018年09月20日ママンの実家が遠方だったため、長男と次男が生まれた際は、翌日にママンのいる病院に駆けつけました。それもあって、正直妊娠8ヶ月から10ヶ月の妊婦を間近で見たのは3人目のアリッサが初めて。妊婦さんのお腹って8ヶ月ごろからが本番! 毎月どんどん大きく成長していくんですね(汗)。そしてエイリアンのようにお腹がうねうねよく動く。ひえー!!!!!お腹の上から触って、はっきり頭や足の位置が解った時は、改めて命の誕生を身近に感じた瞬間でした。そして、立ち会い出産が怖くて、改めて出産について勉強しました。結局、都内の病院の設備の関係で3人目のアリッサは帝王切開になり、陣痛を間近で見ることはできませんでしたが、術後生まれてすぐのアリッサと対面した時は、思わず声が詰まったのを覚えています。いつも側にいたのに、薄皮一枚で10ヶ月間会えなかった親子。アリッサは今ではわが家に欠かせない中心人物です。ようこそわが家へ、そしてこれからも末永く宜しく!
2018年09月07日私は3回妊娠・出産を経験していますが、つわりは3回とも吐きづわりでキツかったですし、陣痛もどれも同じぐらい痛かったです。程度の差は少々ありますが、結局、3人とも同じぐらいつわりがしんどかったし、3人とも痛いものは痛かったです。2人目は楽~とか、3人目はベテラン~とか、そんなのはあんまり関係ないかなぁ~? と個人的には思っています。と、自身の出産を振り返るのはあちこちの媒体で既に執筆しているので、ネタ切れなこともあり、今回は、妻の出産に立ち会った側の夫に話を聞いてみました。■立ち会い出産は、夫から女として見られなくなる?うちの夫は、一応3人とも立ち会い希望でしたが、実質まともに立ち会えたのは長男の時のみでした。次男の時は病院の方針によりほとんど病室の外で待機していて、三男の時には長男の体調不良により車の中で待機していたので。よって、夫婦2人で力を合わせて産んだ! と思えるのは長男の時だけなのですが、妻にとっても初めての出産であるけれど、夫にとっても初めての出産なわけです。よく言いますよね? 「妻の出産に立ち会ったら、女として見られなくなる」とか。実際そのへんどうなのでしょうか? 私が、あまりの痛さにゴリラ化してるのを見てどう思いました? 女として見られなくなったとか、引いちゃったりしましたか?夫:「いや、そんなことは全然思わない。オレの周りでも奥さんの出産に立ち会って幻滅したとか、見方が変わったとか言う人は聞いたことがないけど、そんな奴ほんとにいるの?」よかった! 意外と世の旦那さんはまともなのかも? 妻側からしても一生懸命あなたとの子どもを産んでるのに、ドン引かないでほしいですよ!夫:「たしかに実際に経験するまではもっとテレビドラマのように静かに産めるもんだと思ってたから、陣痛でのたうち回る姿を目の当たりにして驚いたのはある。とにかく痛そうで…痛そう~~~としか思わなかった…」いや、それ、私が一番思ったわ。「こんなに痛いと思わなかった~~」って100回ぐらい叫んだもん。今までに経験したことのない、予想を上回る痛さ。それと同じように、夫側からしても予想を上回る痛そうな妻の姿を見てビックリしたってことですね。私、すっごくギャーギャーうるさかったと思うんだけど、そういう姿見てどう思った? 騒ぎすぎだろ! とか思わなかったですか?夫:「そりゃ人間1人生み出すんだからゴリラにもなるなって思った。普段からあんなんだったらさすがにちょっと困るけど、一世一代の出産なんだから、どんな姿になっても構わないと思う。逆に一生懸命産もうとしてる姿を見て、女として見られないとか、引くとかいうような男ってどうなの。そんな男、ロクでもないと思う。ちょっと話は違うかもしれないけれど、将来自分が介護が必要になって介護される側になった時に、妻にドン引きされたらどう感じるか、考えたらいい」え、めっちゃまともなこと言うやん。■立ち会い出産を控える男性へのアドバイスじゃぁ、今、もし、立ち会い出産を控えている旦那さんがいたとして、どういうアドバイスをしますか?夫:「よその旦那さんへのアドバイスというか…10年前の自分に対して今のオレが忠告するとしたら、とにかく、パッショナブルでいろ! と伝える」パ…パッショナブル!! どういうこと!!!夫:「とにかく情熱的に支えろってこと。性に合わないとか、そんな性格じゃないとか言ってる場合じゃない。自分の気持ちに素直でいることがすべてじゃない、ということをオレは出産で学んだ」どどど、どういうことですか。夫:「とにかく妻を献身的に支えるべしってこと。そういうことが苦手な性格であったとしても、キャラじゃないとか言ってないで一世一代の出産のときには情熱的に支えるべき。何故なら、出産時の恨みは一生遺恨を残すことになるから。少なくとも、オレのように、陣痛室で漫画読もうとしたり、麻雀ゲームをしてはならない」ほんと最悪だな(笑)なるほど。自分自身、産後9年経ってもいまだに妻から恨まれることを経験してるからこそのアドバイスですね。■出産予定日が近づいたら夫がすべきこととは夫:「あとは、出産予定日付近や、生まれる気配を感じたら、仕事は適当に流してとりあえず寝るべし」たしかに! 仕事を適当に流すのは出来る人とできない人がいるだろうけど、睡眠ってほんと大事。夫:「立ち会う側もめちゃくちゃ体力いるし、夜を徹することもザラにあるから、体力温存するべく、今日、陣痛始まるかも!? みたいな流れになったらもう仕事せずに寝るに限る」みんながみんな、そんなわけにもいかないでしょうけど、これは妊婦さんにも言えることですね。とにかく出産間近になったらゆったりと、出来るだけよく寝ておいたほうがいいと思います。もうひとつ聞きたかったのですが、やっぱりいざ生まれてみたら、「よし、この子のためにより一層仕事を頑張らなくちゃ!」的な意気込みは湧いてくるもんなのでしょうか?夫:「そういうのはたしかにある」そうなんだ!! あるんだ…!■産後の妻に夫がすべきことって?あとは何かアドバイスすることはありますか?夫:「産後、少なくとも1か月、長く見れば1年間は、とにかく奥さんのホルモンバランスが忙しいので、余計な一言を言わず、聞き役に徹するべし」いや、あなた、子育てするの10年早かったですかね。余計な一言言いまくって、さんっっっざん喧嘩しましたからね、私たち。今ならもっと平和に子育て出来たかもしれない…。そうですね。産後は特にとにかく自分でも持て余すほどの精神状態なので、些細な一言で涙が出て来たり、イライラしたりしがちです。聞き役に徹して、共感してねぎらってほしいです。数々の失敗や喧嘩を踏まえての今。もしも、時を戻せるなら二人とももっとうまくやれる気がしますね。夫は夫で反省や後悔があるように、私は私で「こうしておけばよかったなぁ~」って思うことももちろんあります。■3人の出産で後悔したこと4つ1. 1回ぐらい無痛分娩をやってみたかった2. 上の子達の夜中の預け先を確保しておけばよかった3. 動画を撮っておきたかった4. へその緒を切ってみたかったああ~~…動画撮っておきたかったなぁ~~…っていうのが今でも心残りではありますが、みんな元気に生まれてきてくれたので、オールオッケーってことで!これから出産を控えていらっしゃるご家族へ。ご夫婦ともども悔いのない出産を迎えられますように!がんばってくださ~~い!【お知らせ】第84話 「夏休み、子どもにイライラしない方法は? 夫に言われて気づいたこと」 の記事下アンケート「Q.子どもの夏休み時期にイライラすることは増えますか?」のアンケート結果はこちら↓≫ 「夏休み、イライラ増加するママが90%! リアル体験談でみえたストレス解消法」
2018年08月16日出産時、あなたは立会い出産してほしいですか?または、したいですか?株式会社ベビーカレンダーが「立ち会い出産」に関する意識調査を行ったところ、「立ち会い出産をした」と答えた人の割合が、2003年には31%だったのに対して、2018年では74%と約2倍以上に増えていたそう。最近増えてきている「立ち合い出産」について考えてみます。 1. 「立会い出産」してみてどうだった?同調査によると、立会い出産をした夫の満足度は、「満足していた」「やや満足していた」を合わせて95%。ほとんどのパパが立会いをして満足感を得ているようです。その理由としては以下のとおり。感動を共有できた:54%母親の偉大さを知った:19%父親としての実感が湧いた:12%家族の絆が深まった:10%子どもを産む瞬間を見ることができるのは、一生のうちでも限られています。立ち会い出産は、妻と一緒にその感動を共有できる特別なひとときになるのかもしれませんね。また、妻の姿を見て母としてのの偉大さと、自分がこれから父親になることへの実感も湧くようです。ちなみに、パパが出産の立会いを決めた理由として一番多かったのが「ママが立ち会うよう誘導したから(34%)」だったそうです。出産の際に夫が立ち会ってくれることを望む女性が多いのだとわかりますね。やはり出産の不安な気持ちと、産むときの感動の瞬間を、一緒に分かち合いたいのだと考えられます。企業も「立会い出産」をアシストとはいえ、陣痛はいつ来るかわからないので仕事など調整しづらく、「立会いをしたくてもできない」というパパがいるのも事実。また、産まれるまで待っていたら翌日になり、会社に行っている間に産まれてしまった……という話もよく聞きます。しかし、最近では「配偶者出産休暇」を付与している企業が増えてきているのをご存知ですか?「配偶者出産休暇」というのは、妻の出産の際に男性労働者へ与えられる休暇のこと。妻の出産のための入院等の日から、出産の日後2週間を経過する日までの間に、「病院の入院」「退院」「出産等の付添い」等のために、2日の範囲内で取得することができます。男性にとっては、まだまだ育休を取得するのが難しい状況ですし、育休を取得する間の収入が減ってしまうのも悩ましいところ。そんなときに有給の「配偶者出産休暇」を取得することで、収入面や妻への負担も減りそうですね。 2. 立会い出産がもたらす、その後のメリットとは立会い出産は出産の喜びを夫婦でシェアできる貴重な機会ですが、出産後の生活ではどう影響するのでしょうか。産後うつや産後クライシスの予防につながるのかも含めて考えてみました。夫が産後の妻を気遣ってくれるかも立会い出産で、妻が苦しんでいる姿を夫が間近で見ることによって、出産の壮絶さを夫婦で分かち合うことができますよね。ただ同時に夫は、「応援しかできなかった」「見ているだけしかできなかった」と、自分の無力さを痛感するとも聞きます。「あんなに大変な出産をしたのだから、産後の妻と子どもは俺がカバーする!」と、より父親の自覚が芽生えてくれるのではないでしょうか。妊娠・出産・産後のことは忘れないよく言われているのが、「妊娠から産後までに夫にされたことは忘れない」ということ。逆に考えると、「仕事で忙しい中、立会い出産してくれた」という思い出は、妻の中でずっと残ってくれるのではないでしょうか。良い思い出にするために、夫は立会い時の振る舞いなどにも気をつける必要があります。立会い出産の準備や流れは過去のメオトークの記事にもあるので、合わせてご覧になってみてください。> 夫の出産準備とは?やっておくことと持っていくもの> 立ち会い出産どうする?立ち会い出産のメリットとデメリット父親としての自覚が強くなる「立会い出産をしてよかった」という理由のひとつに「父親としての実感が湧いた」というものがありました。それにより、父親としての「自覚」も強くなり、産後クライシスの原因でありがちな「夫の育児に対する意識が低い」ことを回避できるのではないでしょうか。産後うつ・産後クライシスは「産後のホルモンバランスの急激な変化」によって引き起こされているといわれていますが、そんな不安定な状況を支えてあげるのは夫の仕事。立会い出産をすることで、その自覚をもっと持てるかもしれません。> 経験者が語る、今だからわかる産後クライシスの回避法> 産後クライシスを招きかねない、危険な夫の行動ランキング 病院が立会い出産を禁止している・帝王切開などの場合は難しいですが、そうでない場合は立会い出産をするかどうかを夫婦でよく話し合ってみてくださいね。最近では企業も夫の育児参加への応援をしていることから、以前より休みもとりやすくなっているはず。ただ、今回は立会い出産のメリットをご紹介しましたが、当然デメリットもあります。また、妻もしくは夫が立会い出産を望んでないことも。それがのちの夫婦トラブルにつながらないためにも、立会い出産の不安や悩みは解消しておきましょう。子どもの誕生という貴重で尊い1日を、夫婦が幸せな形で迎えられるとよいですね。 参考:15年で約2倍以上に増加!イマドキの『立ち会い出産』事情を調査「父親の子育て」をめぐる環境変化配偶者出産休暇とは(Q&A)
2018年03月31日只今、第二子を妊娠中!第二子の出産に向けて、第一子の出産を振り返る日々です。出産は、様々なことを選択できる時代になりました。どこで産む?無痛分娩?自然分娩?計画分娩?選択することのひとつに、出産に家族が立ち会うかどうかも悩むところだと思います。夫や、兄姉のいる立会い出産って、どうなの?今回はわたしが第一子出産時に、夫立ち会いにして良かったこと・良くなかったことをレポートします。4時間半の出産劇、出産当日の流れ出産予定より5日早い夜中の2時に破水。パッと目が覚めたと思ったら破水していたので、夫を起こし助産院に電話。準備をして車で20分の程の助産院へ移動しました。この助産院では医療行為ができないため、24時間以内に陣痛が来なければ、提携している病院で出産とのこと。とりあえず陣痛がくるまで、自宅で待機をすることになりました。自宅に着くと、すぐに陣痛開始。夫におにぎりを作ってもらい、再び助産院へ向かうことに。その時、陣痛は10分おき位。破水から2時間くらいが経っていました。まさかのアレがない! 感動の瞬間が、ぼんやり…助産院に到着後は、ゆっくりと準備がはじまり、私は唸ったり一息ついたり。陣痛が来るのは早かったものの、うまくいきむことが出来ず、出産は難航。上半身にばかり力が入ってしまい、中々下半身に力が入らない…。体勢を5.6回くらい変えて、何度も挫折しそうになりながら、いきむこと3時間。急にいきむという感覚がわかり、掛け声に合わせ、いきむこと数回。もういいよー力抜いてー!と言われたときに、「ほんぎゃ〜」と、小さな泣き声が聞こえました。しかし!コンタクトも眼鏡もしていなかったため、出てきてくれた瞬間の映像もぼんやり。急いでメガネを探すも、胸の上で控えめにむにょむにょ動く娘。涙はなく、「こんにちはー」と声をかけた気が。時間にして4時間半程の出産劇で、時間にしては短いけれど、内容はハードなものとなりました。立ち会い出産でよかったこと&立ち会った夫の反応この出産劇の間、夫はただ黙って言うことを聞いてそばにいてくれました。感動のご対面も涙はなく、ニヤニヤ。へその緒を切るときは、「左利きなのにハサミが右利き用だったから中々切れなくて焦ったよー!」と呑気に一言。黙っていたことについては、「がんばれとかいろいろ言われるの嫌なタイプでしょ! 黙っていた方がいいと思って」とのこと。それを聞いて、あーやはりこの人は私のことをよく分かってくれているんだなぁと再確認できました。2人のベテラン助産師のほかに、研修生が2人いたのですが、彼女たちが良かれと思ってずっとかけてくれていた励ましの言葉は、正直私には苦痛なものでした。立ち会い出産を経験したパパさんからは、「こんな妻の姿は初めて見た」とか「こんなに大声出せるんだ!」などの驚きの声を聞きますが、うちはというと、「普段から力強いし、いつも大声で怒るから、いつもとそんなに変わらなかったよ!」とのとこ。夫にとって私の姿は、出産も日常となんら変わらない姿に映ったようです…!途中におにぎりを食べたりゼリーを食べたり水を飲んだり、あれ取ってこれ取ってこうしてああして!の欲求を、主人には気兼ねなくできたので、やはりそばにいてもらって良かった。お互いに、より信頼・理解が深まったと感じています。これから立ち会い出産を計画している夫婦は、何を持ってきて…あれをしてほしい…、などの最低限の要望や伝達事項のほかに、どんな風に声をかけてほしいか、どんな風にそばに寄り添っていてほしいか、をあらかじめ話し合っておくことができればいいと思います。立ち会って良くなかったこと…ある?そんなこんなでデメリットはさほど感じることのなかった私ですが、夫婦の関係性によってはデメリットが大きくなることもあると聞きます。はじめから立ち会わないことを選択した友人もいますし、立ち会って後悔したとの声も…。ママ側の一番の理由は「母ではなく、女としてみてほしい」とのこと。他には「イライラした」「集中できなかった」「まったく頼りにならなかった」など、今後の夫婦関係夫婦生活に響いてしまうかもしれない思いをすることがあるかもしれません。また、パパ側の意見で多いのが、「セックスレスになってしまった」というもの。パパにとっては感動的であるのと同時に衝撃的でもあります。受け取り方は人それぞれなので、一概に立ち会いが良い悪いとは言えないのではないかと思います。上の子の立ち会いはどうする?わたしとしては、次の子の出産には長女にも参加してほしいと思っています。出産予定日、長女は2歳と9か月。きちんと理解するにはまだ幼いかもしれませんが、今もおなかの子によく話しかけてたくさん遊んでくれています。「もうすぐ出てくる?」なんて聞いてきたり、長女なりに感じているようです。内気で場所見知り人見知りなところもあるので、どうなるかわかりませんが、主人長女の3人で我が子を迎え入れることが出来るように、準備をすすめていきたいです。一生に何度とない貴重な体験ができる出産、夫婦、家族、おなかの子とで、しっかりと話し合って決められるといいですね。
2017年11月18日こんにちは。ママライターのあしださきです。わたしは3人の子どもを出産しましたが、そのうち2回は夫に立ち会ってもらい、1回は1人でお産を経験しました。今から50年ほど前から日本でも広まったというこの“(家族の)立ち会い出産”というスタイルは、 近年ではすっかり一般的なものになったようですが、それ以前の日本ではお産といえば“自宅出産”が多かったそう。私の祖母がお産をした当時の話はたくさん聞きました。陣痛が始まると自宅に助産師さんがやってきて、お産の準備を家族や近所の人が手伝う。夫も上のお兄ちゃんやお姉ちゃんも一緒にお産を見守ったそうです。それが当たり前の風景だったころがあったのですね。自然な日常の延長に“お産”があった 、ということではないでしょうか。●現代日本の“出産事情”では現代はどうでしょうか。お産は“病院”や“助産院”などの施設でするものというのが一般的ですよね。病院というとやはり、「非日常」「ちょっと怖い」というイメージがわいてしまうのですが、皆さんはいかがでしょうか。その病院での出産において“立ち会い”を半ば義務のように強制されてしまう 現代のプレパパたちを、私個人的には非常に気の毒だと思ってしまうのです。今では、出産に夫が立ち会うのが普通で、それを「嫌だ」と拒否するなんて「イクメン失格!」みたいな風潮ですらあります。これは何なのでしょうか、面倒な世の中になったものです。実際、立ち会い出産をしている割合のデータはどうなっているのでしょうか。2013年3月に発行された『母親が望む安全で満足な妊娠出産に関する全国調査』によりますと、帝王切開ではない経膣分娩で「出産に立ち会った人」について尋ねたところ、「夫」59%、「親」12%、「その他」5%、「誰もいない」36%となっていました。この結果は、2006年に行った同調査結果と比較して、立ち会い出産をおこなう人が増えているという傾向を表していました。●立ち会い出産のメリットとは?経膣分娩で、夫の立会いのもとで出産をした女性は、夫以外の人の立ち会いもしくは誰も立ち会わなかった場合と比較して「点滴処置の割合が少ない」や、「お産の痛みが和らぐ割合が高い」という産婦にとって非常に良い傾向が見られるということです。夫にお産の現場に立ち会い「支えてもらえる」という安心感 が、出産の痛みの緩和に役立ち、頑張れるということもあると思います。●立ち会い出産で「夫にして欲しかったこと」立ち会い出産の体験談としてよく聞かれることは、「夫にもっとこうして欲しかった」「こうしてくれていたら、もっと良いお産になっていたのに」という妻たちの後悔の声です。『立ち会い出産を希望していた夫。分娩室に入ると、ビデオカメラやデジカメで記録することばかりに夢中になって、私の苦しんでいる様子にはさらっと「頑張れー」みたいな心のこもっていない声援を送るのみだった。本当に腹が立った。記録うんぬんより私の方を気にかけてくれていたら嬉しかった のに』(20代/1歳の女の子のママ)●立ち会い出産で「夫にして欲しくなかったこと」『陣痛が丸1日続いて心身ともにヘトヘトになりながら、痛みと戦っていたとき。夫が「タバコ吸ってくるわ」と外に出ていく姿に殺意を覚えた。しかも廊下で電話している声が聞こえてきて、「まだまだかかりそうだってー。何か病院に居るだけで疲れるんだけど」とか話していた。それを聞いてもう二度と立会い出産はいいと思った。お産するこちらよりも“疲れた素ぶり”とか“時間が長くかかりすぎる不満を言う”ということだけはやめて欲しかった 』(30代/2児のママ)出産という、人生の大切な場面においての「タラレバ」なんて全く不毛な話だと思います。経験できる回数は限られていますし、命がけの大仕事。後悔しても次に頑張ればいいという問題ではないのですから。これは、まず立ち会い出産をするか否かという段階において、もっと夫婦で意見を出し合って解決しておくなり、相談しておくなりする必要があったのだと思います。●夫が本当に立会いを希望しているかどうか、は重要これもとてもよく聞かれる声なのですが、夫の側が「血を見るのが苦手」とか、「妻の苦しんでいる姿を見るのに耐えられそうもない」という明らかに立ち会うだけでご迷惑な存在になってしまうという自覚がある場合です。こうしたことが分かっているのであれば、ぜひそこはご本人の意思も尊重して差し上げるべきだと思うのですが、いかがでしょうか。かといってじっと家で生まれるのを待っているなんて、というのであれば、できることは他にもあります。陣痛室では長い時間過ごすことになるので陣痛の合間の話し相手になってあげることはできますし、痛みを紛らわせるマッサージもできます。この「話し相手」「陣痛中のマッサージ」は、今回意見を伺った方々の「立ち会い出産で夫にやって欲しいこと」の上位2つにランキングされています。たとえお産の瞬間に居合わせなくても、心の支えになって一緒に戦ったという経験になります。病院側もそういうご主人には「有無を言わさず立ち会え!」みたいな強要はやめて、ご本人と産婦さんの意思に基づき、配慮してもいいのではないかと思います。「そこに居るなら、分娩室にも当然来なさいよ」的な圧力に押されて、渋々立ち会ってしまった、という声もかなりありましたから。とにかく、妊娠が分かってから出産までの期間に夫婦でよく話し合っておくというのが大事。お互い、出産に向けて情報を共有しどんな状態でお産が進行していくかもしっかりご主人にもお勉強してもらうことが必要です。『出産の後、胎盤が出るのを知らなかった夫。相当気持ちが悪かったと、今でもトラウマになっているそうだ。自分を女性として見てもらえなくなるかもと、ちょっと心配になった。夫にもお産の流れとか胎盤の知識を与えていれば良かった かも』(30代/5歳の男の子のママ)●立ち会うと決めたら、「当事者意識」を夫にも持ってもらおう妻の気持ちの代弁者として、私の体験を参考までにお話すると、「あなたと私の赤ちゃんだから、痛くても苦しくても頑張ろうとしているんだよ!」という気持ちはいつもありました。3回の出産では、2回立ち会ってもらうことができ、その場にいてくれる夫に対してそう思いました。4年前の次男の出産時は、連絡しても間に合わないほどの急展開でお産になり、1人で頑張りました。そのときも、夫と自分の子どもだから無事に産みたいという気持ちでした。今頑張っている目の前の妻は、痛みから早く解放されたいとか、逃げたいという気持ちより、「2人の赤ちゃんを産む」ことを頑張っているのだと思います。ですから、世の立ち会い出産をされる夫の皆さんにもぜひ自分のこととして受け止めて欲しい。そしてその気持ちをもって妻をサポートして欲しいのです。そういう「当事者意識」って実は何よりも大事ではないでしょうか?----------いかがでしたか?もっとこうしていたら、あのときこうしていれば……そんなふうに思うことは、お産の現場ではなくなってほしいものです。「夫にこうして欲しかった」や、「して欲しくなかった」というエピソードは本当に聞けば聞くほど出てきますが、それを並べていくだけでは解決にはつながりませんよね。このコラムが、これから出産を迎えるご夫婦の良き参考になることができますように。【参考リンク】・平成24年度分担研究報告書「母親が望む安全で満足な妊娠出産に関する全国調査ー科学的根拠に基づく快適で安全な妊娠出産のためのガイドラインの改訂ー」 | 厚生科学研究補助金政策科学総合研究事業(PDF)●ライター/あしださき(元モデル)●モデル/椎葉咲子(苺乃ちゃん、胡桃ちゃん)
2017年04月03日パパの立ち会い出産率が高くなってきている今日ですが、パパたちは自ら望んで立ち会ったのかしら?立ち会ったメリットを本人は感じているのかしら?妻として夫に聞きたかった本音を6人のパパに聞いてみました。そもそも、立ち会いは自発的に?「立ち会いをしない理由が見あたらない。妻が嫌がらない限り当然だと思っていた」と答えたのはゆうしさん(35歳)、2児の父。出産当日に単身赴任先の鹿児島県の離島、徳之島から飛行機→新幹線→電車で四国の徳島県に移動。間に合うかハラハラ、ドキドキの9時間…。病院に到着して30分で生まれたため、陣痛で苦しんだだろう妻には申し訳ないけれど、「あっという間だった」という印象。りどうさん(43歳)は、「特に決心することはなく普通に立ち会うものだと思っていました。強いて言えば“娘に早く会いたかったから”」。お腹の中にいる赤ちゃんと出会えた瞬間はただただ感動!だったそう。「パートナーと一緒に赤ちゃんを迎えたい!という願望が強くて…」と答えたのは、いぬっちさん(35歳)。予定日を過ぎたママは事前に入院、陣痛がきたとの連絡で病院に向かい、立ち会い。約12時間後に第1子が生まれました。前室だと思っていた場所が分娩室に早変わり、扉を閉められそのままの流れで立ち会ったのはTOROPICALさん(49歳)。「第1子は無痛分娩、しかし第2子は自然分娩だったので妻が不安かと思い、立ち会いを断るのもアレかな…と」、正直に答えてくれました。(笑)奥さんが助産師のacg17920さん(42歳)は、出産までの流れでなんとなく立ち会い。「今思えば、妻の現場での仕事の様子を知るよい機会になった」と、普通のパパとは少し違った視点からの感想。心に残ったシーンは?「産まれるまでまだ時間がかかるかも…と助産師さんに言われ、『○○ちゃーん!出ておいでー』と私がお腹に声をかけたとたんに、ググッと降りてきたんです」と、りどうさん。これには助産師さんも驚いたそう。妊娠中にずっと話しかけていたからかもしれない、というパパは現在も愛娘の育児を楽しんでいます。「はじめてわが子を抱いた妻の顔が忘れられない」と答えたのは、カメラマンのなだろうさん(48歳)。シンプルですが妻の一瞬の表情をとらえた、写真家さんらしい感想。同じく母となった妻の様子が印象に残っているのがいぬっちさん。小さな赤ちゃんが産まれるだろうという予想に反し、3908gの女児誕生!産んだ妻もびっくり!その後カンガルーケアで赤ちゃんを抱く妻が少しずつ落ち着き、赤ちゃんをやさしく包みこんでいたシーンが脳裏に焼きついているのだとか。産む立場の私たち母親は自分の姿を客観視できないので、こういうシーンを夫がしっかり見て心に刻んでくれていると、とてもうれしいですね。とにかく無力・・・でも父としての自覚が芽生える最初のスタート?「出産において父親は無力だと思い知りました。同時に出産を経て母親は強くなっていくんだなと」(ゆうしさん)「立ち会っていなければ、出産がどんなに大変なものかわからなかったと思う。家族の大切な瞬間を共有できてよかった」(なだろうさん)出産に立ち会うにあたり妊娠・出産について勉強をしたりどうさんは、「知れば知るほど“出産がどれだけすごいことか、命を育み産む女性がどれほどすごいのかを感じた」と言います。ほとんどが“親としての自覚が芽生えた”、“父親になる感覚のようなものが得られたかもしれない”と、立ち会ったことをプラスにとらえているようでした。最後に夫から妻へのメッセージ「こんな愛おしい生き物を生んでくれて、本当にありがとう」(りどうさん)「ありがとう。これからも共にがんばりましょう」(acg17920さん)日々の育児で妻を頼ることが多くなっていることを省みるゆうしさんは、「今後は家事も含めてもっと積極的に関わりたい」と。だから子どもだけでなく私の相手もよろしくお願いします、と最後にかわいいメッセージが付け加えられていました。ママたち、育児で忙しいとは思いますが、夫のことも構ってあげましょうね。(笑)「第2子男児の今後はいろいろと思いやられるけれど、生れ落ちた瞬間から知っているというのは、これからどこかで生きることがあるかもしれないね」(TROPICALさん)。子どもたちが生まれた瞬間から、大人になるまで育てていく責任が伴う親業。母親だけではなく、いざというときには父親の出番もやってくるのです。そんなときは頼りにしてます、父さん!“出産の振り返り”、なにかの機会に夫婦でやってみるのもよいかもしれません。互いに感謝の気持ちを思い出し、また気持ちを新たに生活するきっかけになるかも。さっそく私も夫に聞いてみようと思います。話を聞かせてくれたパパさん、ありがとうございました!<文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年09月19日赤ちゃんを授かり、出産が迫ってくると、どんなふうに産もうか悩みますね。さまざまな出産スタイルが選べるようになってきている今日、ご主人に立ち会い出産をして欲しいと願うプレママさんたちも多いのではないでしょうか。2013年に刊行された厚生労働省によるデータでは、約6割の夫婦が「出産時、夫が立ち会った」と回答しています。このことからも立ち会い出産が世間に定着してきていることがうかがえるでしょう。しかし、男性側からはいまだに「できれば避けたい」という消極的な意見がチラホラ聞かれます。中には「立ち会いたくないけど、妻が怖くて本音が言えない」というプレパパさんも。今回は、そんな男性たちの本音をコッソリ聞いてみました。●(1)グロテスクなものを見るのが無理多くのプレパパさんから聞かれたのが、この声でした。『無理ですよ。グロいんでしょ?自分が怪我して出血してるのだって怖いんだもん。出産で出血してるのとか、生まれた赤ちゃんが血だらけなのとか見たら気絶する自信あります』(30代男性/妻は妊娠7か月)出産が始まると分娩室内には血液や羊水のニオイが立ち込めるもの。男性は女性のように出血に慣れていないため、嘔吐したり失神したりする人も実際よくいるようです 。●(2)妻を女として見られなくなりそうで怖い『うちの妻はいつもニコニコしている、かわいらしいタイプ。だからこそ立ち会いは絶対したくないんです。陣痛のときの絶叫とか、いきんでるときの顔とか、赤ちゃんが出てくる生々しい光景とか……そういうの見ちゃうと、もう妻を女として扱えなくなりそうでとても怖いんです 』(20代男性/妻は妊娠8か月)こちらの意見もよく聞かれました。温和で女らしい奥さんのイメージを、出産という生々しいできごとで壊したくない……そう願っている男性は多いようですね。●(3)自分がいたって、どうせ役に立てない『「年齢的に最後の出産になるだろうから、立ち会いして欲しい」と言われ、妊婦健診や母親学級などに同行しました。その結果分かったことがひとつ。妊娠や出産は女の仕事です。僕がいて役に立つことは何ひとつない。産科の待合室ひとつ取ったって、男はできることもなく、ただ立ってるだけでしょ?いても無意味、ジャマなだけですよね 』(40代男性/妻は妊娠8か月)なるほど、一緒に病院に通ってみたからこそ導かれた結論ですね。何か役に立ちたい、でも何もできない。その状況が“情けない”、“もどかしい”と男性には感じられてしまうのでしょうか。●(4)妻から暴言を吐かれた最後に紹介するのはこちら。既にいちど出産に立ち会ったものの、その経験が最悪だったと証言するプレパパさんです。『第一子の時に立ち会いましたが、もう二度としたくないですね。いろいろある中でも最大の理由が、陣痛時に妻から吐かれた暴言の数々です。「ボーッと見てんじゃねぇよ!役立たず!」だの、「触んな!腹触んなっつってんだろーがー!」だの。極めつけは「何だよハゲ!ハゲてる場合じゃないだろ! 」……こうなったらただの八つ当たりでしょ?妻は笑い話として扱ってきますが、僕は今だに傷ついてるんです……』(30代男性/妻は妊娠5か月)陣痛の真っ最中には、壮絶な痛みのあまり普段なら絶対に言わないようなことを叫んでしまうものです。傷つきやすい男性は、立ち会いを控えたほうがいいかもしれませんね。----------出産に立ち会いたくないプレパパさんたちの本音、いかがでしたか?ちなみに今回インタビューした男性たちは全員、「立ち会い出産することと、妻子を愛することは別」と語っていました。彼らはみな、出産の瞬間には一緒にいないけれど、頑張る妻や生まれてくる赤ちゃんのことは心の底から愛しているのです。立ち会い希望のプレママさんたちは、もしご主人からいい返事がなかったとしても、そのことを決して忘れないでくださいね。そしてじっくり、夫婦で自分たちなりの“出産のカタチ”について語り合ってみてはいかがでしょうか。●文/パピマミ編集部
2016年08月23日こんにちは、齋藤惠です。多くの産婦人科や病院では、立ち会い出産を推奨する傾向にあるようですが、実際のところ、妊婦さんの中には旦那さんの立ち会いをためらう方もいらっしゃるようです。そこで今回は、“立ち会い出産はした方が良いのか”という疑問について、パパとママそれぞれの視点からあらためて考え直してみました。これからご出産される妊婦さんの参考になれば幸いです。●立ち会いをするカップルは53%バースコーディネーター・大葉ナナコ氏の著書によると、初めての子どもの出産にパートナーが立ち会いをするカップルは53%。実に半数以上のカップルが立ち会いをしている ことになります。ラマーズ法が日本に普及した90年代に、近代化以降初めて分娩室に男性が入って立ち会いを始めたそうなのですが、そのころはまだ妊婦の足元からお産のシーンを眺めるだけの“見学出産”のような状態だったそうです。しかし、そこから徐々に、旦那さんが汗を拭いてくれたり、抱きしめて体をさすってくれたりと、妻をリラックスさせる大切な役割を担ってくれるようになりました。この変化によって、立ち会い出産を希望するカップルが増えたのだと思われます。●パパとママであるより先に、男と女だから……一方で、お産のときに夫が分娩室の中にいると緊張してしまい、かえってリラックスの妨げとなってしまうという妊婦さんもいます。立ち会い出産が当たり前となった今でも、すべての妊婦さんが希望するわけではありません 。その理由については「理性を失った姿を見られるのが嫌だ」「出産を見られることで夫との関係性が変わってしまうことが怖い」など、女性としての自分を失いたくないという心情がうかがえます。ママであっても女性ですから、当然の気持ちですよね。また、旦那さんの側からしても、出産のシーンは大きな感動とともに、それなりにショッキングな映像を目にすることになります。『出産の際、奥さんがあまりにも痛そうで、男の自分からすれば「このまま死んでしまうんじゃないか……」と思うような光景だった。同じ思いをさせるのがかわいそうで、長い間「2人目が欲しい」と言い出せなかった』私の知り合いの男性からこんな話を聞くと、立ち会い出産は良いことばかりとは限らないようです。●立ち会いは絶対ではない! 夫婦で話し合って決めて女性なら誰でも、赤ちゃんが産まれる部位を見られることは、少なからず恥ずかしいものでしょう。出産に夫婦そろって臨むのはとても理想的なことですが、必ず立ち会うべきと決めてかからず、立ち会いをしないことに罪悪感を持たず、夫婦で話し合って2人の気持ちに従ってください。たとえ旦那さんが立ち会いたいと思っていても、仕事の都合などで間に合わないことが大いに想定されます。しかし、出産に立ち合えなかったからと言って、その後なにかが不利になるわけではありません。あくまでも自然な流れでお産に臨むことを第一に考えましょう 。【参考文献】・『体と心にやさしい ナチュラルなお産』大葉ナナコ・著●ライター/齋藤惠(金融コンシェルジュ)
2016年04月11日日本では産後は1週間ほど入院するのがスタンダード。でも、アメリカは出産の当日や翌日に退院するって本当? こんなにも違うアメリカの出産事情を紹介します。■アメリカには「里帰り出産」なんて言葉はない日本には「里帰り出産」という文化があります。母体を休めるために産後1ヶ月ほどは実家で過ごし、ゆっくりと体を休めることができるのは非常にありがたいことですよね。しかし、アメリカにはこうした「里帰り出産」の文化はありません。基本的には夫が一緒にサポートするのがスタンダードです。妻の産後に育児休暇を数週間取るパターンが多く、夫婦で協力して育児をします。日本はどうしても育児や家事は「お母さんの仕事」という風潮がありますが、アメリカでは育児は夫婦の共同プロジェクト。産後を支えるのは実家のお母さんではなく、パートナーなのです。■とにかく入院期間が短い!自然分娩の場合でも、日本は出産後1週間ほど入院するのが普通。帝王切開の場合はさらに長く、10日以上入院するのも珍しくありません。けれども、アメリカはそんなに甘くない! 出産してから退院までの期間が非常に短いのです。自然分娩だと翌日退院は当たり前。帝王切開でも入院は4日間ほどです。そんなにすぐに退院したら、「赤ちゃんの検診はどうするの?」と思いますよね。通わないといけないのです。産後すぐに退院させられても、その2日後、1週間後など、赤ちゃんを連れて検診に訪れなければいけません。日本では入院中、授乳指導や沐浴指導など、まるで学校のように赤ちゃんのお世話の方法を学ぶことができます。アメリカではすぐに退院して日常生活に戻るため、自分の力で頑張るしかありません。■今もアメリカでは無痛分娩が主流?よくアメリカでは無痛分娩が当たり前だと思われがちですが、自然分娩で出産する女性も多くいます。しかし、無痛分娩を選択する女性は日本に比べると格段に多く、アメリカでは珍しくない出産方法です。無痛分娩を選ぶ理由は、やはり出産時の痛みや体力の消耗を減らしたいから。また、アメリカでは、出産後にすぐに職場復帰をする女性も珍しくありません。そのため、自然分娩での体力消耗をなるべく避けるような傾向があります。世界一といわれるほど医療費が高額な国、アメリカでは、出産にも非常にお金がかかります。入院が長引けば何百万もの請求になることを考えると、産んだらすぐに退院となる理由もわかりますよね。無痛分娩によって体への負担を減らし、すぐに退院できるようにするのも、無痛分娩が多い理由のひとつと言えます。里帰り出産や産後1週間の入院ケアなど、アメリカでの出産に比べると、日本は恵まれていると言えるでしょう。アメリカの出産はタフでないと乗り切れないのです。(フレシュラスともみ<フォークラス>)
2016年04月10日わが子の誕生を夫婦ともに見届けることができる「立ち会い出産」。マイナビニュース会員の子持ちの既婚者191人(男性: 126人、女性: 65人)に「立ち会い出産をしましたか? 」と尋ねたところ、「はい」と回答したのは46.1%、「いいえ」は53.9%と、ほぼ半数に分かれた。ひと昔と比べると珍しくなくなったように感じるが、それでも立ち会い出産を選択しなかった人の方が多い。立ち会い出産をしなかった理由はなんだったのか、それぞれの立場から意見をまとめてみた。Q.「立ち会い出産」をしましたか?はい 46.1%いいえ 53.9%○妻の意見 「立ち会い出産」をしなかった理由はなんですか?・「里帰り出産で間に合わなかった」(34歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「分娩時間が短く、間に合わなかった」(31歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「立ち会い予定でしたが間に合わなかったから」(33歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「ちょうど主人は仕事中だったので」(59歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「そういうご時勢ではなかった」(50歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)・「時代的に立ち合い出産は一般的でなかった」(51歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「帝王切開だったので」(26歳女性/海運・鉄道・空輸・陸運/営業関連)・「出産時にどうなるか分からない自分を見られるのが嫌だった。陣痛室まで付き添ってもらった」(27歳女性/食品/その他技術職)・「あまり誰にも見られたくなかった」(37歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「旦那が嫌がった」(41歳女性/その他/その他・専業主婦等)○夫の意見 「立ち会い出産」をしなかった理由はなんですか?・「仕事で時間が間に合わなかった」(60歳男性/医療・福祉・介護サービス/事務・企画・経営関連)・「仕事が優先で休暇がとれなかった」(72歳男性/その他/その他・専業主婦等)・「家内の実家での出産だったので、仕事で帰省できなかった」(56歳男性/放送・新聞/クリエイティブ関連)・「最後まで見守る自信はあるが、見たいとは思えない」(55歳男性/その他/その他・専業主婦等)・「血が苦手」(46歳男性/広告・出版・印刷/営業関連)・「怖くてその場にいられなかったから」(27歳男性/農林・水産/技能工・運輸・設備関連)・「産む時がつらそうで、こちらもつらくなりそうで」(60歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)・「病院のルール」(49歳男性/物流・倉庫/事務・企画・経営関連)・「医師が認めてくれなかった」(53歳男性/その他/その他・専業主婦等)・「病院に体制がなかった」(49歳男性/精密機器/クリエイティブ関連)・「未熟児相当の難産で医師に断られた」(56歳男性/その他/事務・企画・経営関連)・「考えもしませんでした」(49歳男性/その他電気・電子関連/IT関連技術職)・「40年以上昔の話で、当時そんなことをする人はいなかった」(63歳男性/その他/その他・専業主婦等)○■総評妻が「立ち会い出産」を選ばなかった理由としては、「出産シーンを見られたくない」というコメントも見受けられたものの、ほとんどが「夫が間に合わなかった」や「帝王切開だった」といった意見だった。立ち会い出産を希望したかったけれど、諸事情で断念せざるを得なかった女性は多いのかもしれない。一方、夫側の意見としては、「出産に立ち会いたくない」という理由が目立った。「妻が苦しむ姿を見ていられない」や「血を見たくない」といった、少し頼りない意見も見られる。また、年齢が上がるほど「当時は立ち会い出産が一般的ではなかった」という意見が増え、時代背景も影響しているようだ。ちなみに、今回のアンケートで「立ち会い出産」を選択しなかった人のうち、「立ち会い出産をしなくて良かった」と答えた人は76.7%にのぼった。妻側の意見としては、「ひとりでいい」や「夫がいても役に立たない」という辛らつな意見も見受けられる。夫側の意見には、「血を見なくて済んだ」や「出産に対する意識がネガティブなものに変わってしまうような気がするので怖い」といった、出産に対して及び腰の意見が目立った。中には、「今以上に頭が上がらなくなりそう」という意見もあり、出産を機に夫婦関係が変わる可能性がうかがえる。とはいえ、「立ち会い出産」を選択しなかった男性の中にも、この選択を「良くなかった」と思う人が見られ、「一度は経験してみたかった」や「感動のシーンをみたかった」という意見も散見された。妻としてはできれば立ち会ってほしいけれど、夫は立ち会い出産には消極的という傾向があるように見受けられた。直前になってもめることのないように、出産当日の立ち会いについて話し合いをする機会を設けてはいかがろうか。調査時期: 2016年2月23日~2016年3月7日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 191人(男性: 126人、女性: 65人)調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2016年03月24日男性が体験できない「出産」に、夫としてどう向き合うべきか。夫婦の数だけさまざまな意見があるだろう。マイナビニュース会員で子持ちの既婚者191人(男性: 126人、女性: 65人)を対象にした調査では、「立ち会い出産をした」と答えた人は46.1%、「立ち会い出産をしなかった」と答えた人は53.9%だった。その中で、「立会い出産」を決めた理由とは何だったのだろうか? それぞれの意見をまとめてみた。Q.「立ち会い出産」をしましたか?はい 46.1%いいえ 53.9%Q.夫の意見 - 「立ち会い出産」にした理由はなんですか?「立ち会い出産」をした夫の理由を見てみると、「家族だから苦しみや喜びを一緒に感じたい」が30%、「妻が希望した」が20%、「当たり前だと思った」が15%、「早く会いたい・瞬間に立ち会いたい」が15%、「妻・子どもが心配」が7%、「仕事の休みがとれた」が6%となった(それ以外は、その他)。■家族だから苦しみや喜びを一緒に感じたい・「妻の手を握ったりして、夫婦での共同作業であることをお互いに自覚したかった。また、やはり生命が生まれてくる現場を見ることで、より生まれてきた子どもに愛着が持てたと思う」(41歳男性/精密機器/技能工・運輸・設備関連)・「夫婦で感動を分かち合いたかったから」(31歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/メカトロ関連技術職)・「家族なので、少しでも妻が安心してくれればいいと思い」(55歳男性/設計/建築・土木関連技術職)・「なかなか経験できることではないし、少しでも妻を勇気づけられればいいと思ったので」(34歳男性/ソフトウェア・情報処理/営業関連)■妻が希望した・「妻が望んだから」(49歳男性/その他/クリエイティブ関連)・「妻の希望と私も経験したかったから」(49歳男性/サービス/販売・サービス関連)■当たり前だと思った・「義務だと感じた」(33歳男性/銀行/専門職関連)・「当然だと思うので理由はない」(46歳男性/通信関連/IT関連技術職)・「一生の間でも外してはいけない時だと思ったから」(41歳男性/フィットネスクラブ/クリエイティブ関連)・「深い理由はないがそうするとは漠然と決めていた」(46歳男性/サービス/販売・サービス関連)■早く会いたい・瞬間に立ち会いたい・「断る理由がなかった。子どもにすぐに会いたかった」(47歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)・「誕生の瞬間を見たかったから」(45歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)■妻・子どもが心配・「初めての子どもの際に、妻が少しでも安心できるように立会い出産をした」(38歳男性/官公庁/公共サービス関連)・「家内の状態が心配だった。病院に勧められたし、記念の撮影もしたかった」(50歳男性/ソフトウェア・情報処理/クリエイティブ関連)・「子どもを授かるのに10年かかり、やっとできた子だったので」(46歳男性/輸送用機器/事務・企画・経営関連)■仕事の休みがとれた・「休みがとれたから」(61歳男性/農林・水産/営業関連)・「たまたま休みの日だったので」(39歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)・「仕事が休みでタイミングがあったから」(29歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)■その他・「一緒にいたら、逃げられなくなったので」(42歳男性/その他電気・電子関連/営業関連)・「その場の流れで」(45歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/事務・企画・経営関連)・「働いている病院だったから」(38歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)○総評妻が「立ち会い出産」を希望した理由としては、「感動を分かち合いたい」や「出産の大変さを理解してもらうため」というコメントが多く見られたが、夫が「立ち会い出産」を希望した理由でも、「感動を分かち合いたい」が一番多い結果となった。男性は自分が妊娠・出産を経験できないからこそ、我が子が誕生する瞬間に立ち会い、改めて"家族になった"という感覚を得たい気持ちが強いのかもしれない。一方、「妻を安心させたい」や「妻や子どもが心配」という声には、子どもを産む側ではない男性が持つ、出産に対する強い不安が現れているように思われた。今回の調査で「立ち会い出産」を経験した人のうち、「立ち会い出産をして良かった」と答えた人は95.5%にのぼった。特に夫はほぼ100%が「立ち会い出産をして良かった」と答え、「父親になった自覚持てた」「奥さんの大変さが分かった」「頑張った妻も子供も今まで以上に愛おしくなった」などという意見が見受けられた。調査時期: 2016年2月23日~2016年3月7日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男女合計191人(男性: 126人、女性: 65人)調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2016年03月14日さまざまな出産スタイルの中から自分で選択することができる現代。その中でも「立ち会い出産」をする・しないは、出産を控えた多くの夫婦が一度は考える事柄ではないだろうか。マイナビニュース会員で子持ちの既婚者191人(男性: 126人、女性: 65人)を対象に「立ち会い出産」事情を聞いたところ、「した」と答えた人は46.1%、「しなかった」と答えた人は53.9%だった。その中で、「立会い出産」を決めた理由とは何だったのだろうか? それぞれの意見をまとめてみた。Q.「立ち会い出産」をしましたか?はい 46.1%いいえ 53.9%Q.妻の意見 - 「立ち会い出産」にした理由はなんですか?「立ち会い出産」を決断した妻の理由を見てみると、「いてくれるだけで安心できる」が31%、「"出産は命がけ"を理解してほしい」が25%、「誕生の喜び・感動を一緒に味わいたい」が22%、「立ち去れなかった」が9%、「選んだ病院の方針」が6%となった(それ以外は、その他)。■いてくれるだけで安心できる・「ひとりでは不安だったから」(36歳女性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)・「心細かったから」(29歳女性/コンピューター機器/IT関連技術職)・「安心するから」(26歳女性/その他/その他・専業主婦等)■"出産は命がけ"を理解してほしい・「出産の大変さを分からせるために絶対に立ち会った方がいいと周りに勧められて」(32歳女性/ソフトウェア・情報処理/その他・専業主婦等)・「自分ひとりが大変だと思われるのは嫌だったので」(39歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)・「夫にも出産の大変さを実感してもらいたかった」(35歳女性/システムインテグレータ/IT関連技術職)・「出産の大変さと感動を見てほしかった」(29歳女性/ガラス・化学・石油/事務・企画・経営関連)■誕生の喜び・感動を一緒に味わいたい・「子どもが生まれる瞬間を2人で見たかったから」(32歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「感動を分かち合いたかったから」(49歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「一緒に出産の喜びを感じたいから」(28歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「一生にそう何回もない機会なので、命が生まれる瞬間を夫にも見てほしかった」(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)■立ち去れなかった・「立ち合いは希望していなかったが、LDRでの出産で、立ち去るタイミングを逃した。旦那さんはあれして! これして! と助産師さんに命令され、帰れる雰囲気ではなかった」(33歳女性/化粧品・医薬品/営業関連)・「和室で産んだので流れで」(47歳女性/その他/その他・専業主婦等)■選んだ病院の方針・「病院の方針」(23歳女性/その他電気・電子関連/事務・企画・経営関連)・「そういう病院だったので、特に反対する理由もなく、自然にそうなった」(54歳女性/その他/その他・専業主婦等)■その他・「主人が希望したので」(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「夫の休みと日程があったので」(30歳女性/その他/その他・専業主婦等)○総評妻が「立ち会い出産」を希望した理由としては、「感動を分かち合いたい」や「出産の大変さを理解してもらうため」というコメントが多くみられる。これから長く続く育児期間のためにも、夫に子どもが生まれた喜びを感じ、親になった実感を持ってもらいたい妻が多いようだ。また、今回の調査で「立ち会い出産」を経験した人のうち、「立ち会い出産をして良かった」と答えた人は95.5%にのぼった。「近くにいてくれるだけで安心感があった」という感想や、「飲み物を飲ませてくれた」「背中を擦ってくれた」など、夫がしてくれたサポートを立ち会い出産をして「良かった」理由としてあげる妻が多い。立ち会い出産を経験した妻にとって、夫がそばにいてくれたことは、大きな支えになったことがうかがえる。一方、立ち会い出産を経験した人で「良くなかった」と答えた人はわずかだったが、妻側からは「主人の気分が悪くなった」「陣痛で苦しむ私の横で寝ていて腹が立った」「気になって集中できない」、夫側からは「何もできなかった」という意見が寄せられていた。「流れで立ち会い出産になった」という場合もあるようなので、事前に夫婦でよく話し合っておく必要があるだろう。調査時期: 2016年2月23日~2016年3月7日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男女合計191人(男性: 126人、女性: 65人)調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2016年03月14日出産予定日が近づいてくると、陣痛や出産に対する不安なことばかりが頭の中を巡ってしまいますよね。初めての出産は1人じゃ不安だから、パパに立ち会ってもらうことを予定している人も多いはず。ただ、気をつけておきたいのは、命の誕生を目の当たりにするというのは、とても神秘的で感動的ですが、その反面で驚きとショックを感じてしまうケースも少なくないということ。立ち会い出産でのエピソードをいくつか紹介していきましょう。■エピソード1 立ち会いが台無しになった編立ち会い出産を予定していたけれど、いざ陣痛が来て出産というときになると、パパがあまりの状況に圧倒されてしまい、結局立ち会えなかったというケースも珍しくないようです。いつもとはまったく違うママの様子にオドオドしてしまったり、出血しているところを見て、パパの具合が悪くなって倒れてしまったりすることもあるのだとか。実際、私がお世話になった助産師さんも「男性の方が血に対する免疫がないから、そういう状況に弱いの。新人の男性看護師でも、現場で嘔吐したり貧血を起こしたりすることがあるくらい」と言います。せっかくの立ち会い出産が台無しにならないように、パパには事前にどういう状況が予想されるかを伝えておいたほうが良さそうですね。■エピソード2 感動の涙編痛みやつらさを乗り越え、やっとの思いで誕生した我が子を見て涙するパパも少なくありません。新しい命が生まれることがどれだけ大変なのかを実感し、我が子を抱っこしたときに命の尊さ、愛おしさを感じ、どんどん感情があふれてしまうようです。手を握って励まし続けてくれたパパにも、感謝の気持ちを伝えてあげましょう。■エピソード3 的外れな言動編陣痛、出産の痛みは、女性でないとわからないもの。「鼻からスイカ」「ハンマーで打ち砕かれるよう」など、いろいろなたとえがありますが、実際にそれを経験してみないとわからないですよね。女性なら、「このあたりが痛いはず」「こうしてあげれば楽になる」などと機転を利かせて対応できますが、まったく未知の世界である男性にとっては何をどうすればいいのか、何をしてあげればいいのかがわからないようです。そのため、まったくの検討ハズレな言動をとってしまうことも…。痛みに耐え続けているママからしたら、その言動一つひとつがイライラの原因になってしまって「もう! あっちに行ってて!」なんてことになってしまうケースもあるでしょう。腰を押して痛みをやわららげようとしても、ずれた場所を押さえていたり、「頑張れよ」という声かけが逆にかんに障ったり…。いざ立ち会い出産となった際に、どんな状況でも対応できるように、いろいろな情報を集めておきましょう。また、パパには水分補給のサポートや、汗を拭いてほしいなど、具体的なお願いをしておくのもポイント。そのためにも、出産までにパパと話し合う時間を設けておきましょう。
2015年06月07日