一般社団法人 日本損害保険協会では、関東大震災から100年を迎える2023年度の地震保険の新広報キャラクターとして女優の黒木華さんを起用した、新CM「地震保険って、なんで必要?」篇を2023年8月31日(木)より全国で放映を開始しました。新広報キャラクターを務める黒木華さんは、2018年の大阪府北部地震で震度6弱を記録した大阪府高槻市の出身。震災という誰しもに起こり得るリスクを説得力のあるメッセージとして共有できる方であることから、今回、関東大震災から100年という節目の年に、広報キャラクターに就任しました。新CMは「なぜ、地震保険に入るといいんだろう?」という黒木さんの自問自答から始まります。あたたかな木漏れ日が降り注ぐアトリエ空間。黒木さんの傍らには、日本地図が描かれた大きなキャンバス。その地図に重なるようにして、実際、過去に保険金を受給された方々から、それぞれの「暮らし」が地震保険によって守られたエピソードが語られます。そんな受給者の声を聞いた黒木さんが、地震などの大きな災害が発生した後にも一人ひとりの大切な暮らしがあるという当たり前のことや、「もしも」のとき、暮らしを守るために必要なものは何なのかという答えに気がつく、というストーリーとなっています。地震保険に対する漠然とした疑問から、「気づき」を得た瞬間まで、繊細に表現する黒木さんの表情の変化は必見です。また新TVCMの放映にあわせ、3種類のWEBCMも公開。WEBCMでは、アトリエの持ち主である友人とともに、地震保険の必要性についてさらに理解を深めていく黒木さんの様子を描いています。TVCM同様、黒木さんのあたたかな空気感が受給者の声を優しく受け止め、視聴者にも伝わっていく、そんなCMとなっています。(マイナビウーマン編集部)
2023年09月07日画像は(株)Smart119 提供大地震が起こった時の正しい行動、帰宅方法とは?100年前に発生した関東大震災は、近代化された都市の罹災状況を写真や映像から知り得る震災です。建物の倒壊、火災、また避難する人々の救助の様子が記録されています。2011年の東日本大震災では、首都圏において「帰宅困難者」が生じました。二次的な被害、救命活動に支障が出てしまうことから、震災直後の人々の行動が課題点となっています。今回、同社は救急集中治療医と救急救命士の見地から、地震発生時の正しい行動を、親しみやすいマンガで解説しています。なおこの資料は学校、企業、公共機関、町内会等で自由に配布・利用することが可能です。救急集中治療医・中田孝明氏が解説関東大震災から100年。近代化された首都圏で発生した震災で、倒壊した建物と大規模な火災、不確かで少ない情報のなかで、人々の困惑を極める状況が映像や写真で記録されています。また2011年の東日本大震災では、震源から離れた首都圏において、公共交通機関の運行停止によって、通勤・通学者515万人(内閣府推計)の「帰宅困難者」を生じさせ、駅周辺は混雑を極め、道路では大渋滞が生じました。震災直後は、状況判断ができないことから不安に駆られますが、安全を確保した上で冷静に行動することが、災害対応の第一歩です。2つの震災の経験を踏まえ大地震への備えとして、震災発生時からの「行動」を考えておきましょう。災害の被害を軽減させるには、自らの身を守る自助、次に周囲と助け合う共助、そして国や自治体などによる救護活動である公助という考えが基本にあります。まず、自助として地震が発生したら頭部を守る、そして避難ができるよう出入り口を確保します。次に、共助として揺れが収まってもむやみな移動を控え安全な場所で、周囲と支え合いながら留まります。公助では、震災発生から3日程度は、救護活動が優先されます。道路に人が溢れると緊急車両の通行の妨げになり、結果として救命への支障となります。また電車などの公共交通機関は安全性確保のために運行されません。道路や駅周辺へ近づかないようしましょう。駅前に多くの人が集まると「群集雪崩」などの二次被害が発生する原因となりかねません。安全な場所に滞在することは、共助の一つでもあるのです。またテレビ、ラジオの公共放送や行政機関などのSNSやHPからの正確な情報確保し、家族との安否確認には「災害伝言ダイヤル」を活用しましょう。震災後に安全性が確認されて帰宅できる段階になっても、公共交通機関の使用ができず徒歩となることが考えられます。職場から自宅までの経路を把握しておきましょう。徒歩帰宅者へ飲料水やトイレなどを提供し支援する「災害時帰宅ステーション」が、コンビニエンスストアなどの店舗で設置されます。発生が懸念されている首都直下型地震や南海トラフ地震などは、多くの人々が罹災者となることが予測されています。大地震が起きた時の行動を知っておきましょう。一人ひとりの冷静な行動が減災へ結びつきます。ポイント揺れが来たら頭を守る、出入口の確保を・鞄などを乗せる、机の下に潜るなどして頭を守りましょう。・避難ができるように出入口を確保しましょう。むやみに移動を開始しない災害が発生すると、救助・救急活動、消火活動、緊急輸送活動等の応急活動が行われます。道路に人がいっぱいになると、救急車、消防車が通れなくなります。安全な場所にまずはとどまる地震発生から少なくとも3日間程度は救助・救急活動が優先されます。職場、学校、一時滞在施設などにとどまることを考えましょう。駅周辺には近づかない災害発生直後は、駅周辺にはたくさんの人が集まり、混乱が発生します。また、公共交通機関は不通になっていることもあるため、駅周辺には近づかないようにしましょう。正しい情報を手に入れよう行政や公的機関、国土交通省や電力会社、交通機関各社のSNS公式アカウント、HPでも情報発信を行なっています。災害時の情報確認に活用しましょう。安全を確認したら「安全に」「自力で」「歩いて」帰宅災害が発生すると公共交通機関は使用できず、歩いて帰る可能性が高くなります。事前に職場から自宅への帰宅経路を知っておきましょう。災害時帰宅支援ステーション災害時の徒歩帰宅者を支援するために「水道水」「トイレ」「道路情報などの情報」「近隣の避難場所に関する情報提供」の提供をしてくれる店舗のことです。救助・救急活動が落ち着いた後に徒歩で帰宅する人を支援する取組みによるもので、コンビニ、レストラン、ガソリンスタンドなどがあります。全国43都道府県に普及しています。◆解説者中田孝明株式会社Smart119 代表取締役千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授◆監修協力新井久美子(救急科専門医)鈴木正敏(Smart119:救急救命士)中山翠(Smart119)◆印刷用資料ダウンロードリンク◆参考資料・内閣府:保存版震災時の帰宅行動ーそのときあなたはどうする?ー・内閣府:大規模地震の発生に伴う 帰宅困難者対策のガイドライン◆医療情報イラストレーション・シリーズ ホームページ(マイナビ子育て編集部)<関連記事>✅災害時に乳幼児・妊産婦が使える「福祉避難所」を知っている親はたったの7.8%、子どもの防災グッズは用意している?✅停電しても消えない電球「tsuita(ついた)」が発売! 停電時に内蔵バッテリーで自動点灯、普段使いもOK✅自転車のヘルメット、努力義務化されたが8割超は「着用していない」【子どもの送迎を自転車で行っている女性へのアンケート】
2023年09月04日平成23年3月11日、誰もがかつて経験したことのない大地震が起こりました。主人公は、まるで日本が終焉を迎えたかのような景色を目の当たりにすることに。日々の食糧や日用品が手に入らないだけでなく、ライフラインも当然停止。主人公は、当たり前だと思っていた日常のありがたさを実感します。そして東日本大震災から2カ月が経過。復興に向けて国は動き出しますが……。大震災から学んだこと 震災後10年を経て子どもを出産した主人公は、里帰り中にまたもや大きな地震を経験します。 ところが、ふいに東日本大震災の記憶は蘇るものの、恐怖からすぐに正しく判断することができませんでした。 結局外へ出たところですぐに揺れはおさまりますが、以前の教訓が活かされていないことを主人公は実感。 その後、大切な子どもを守るためにも避難所の場所の確認や食糧と日用品のストックなどを行い、今度こそ冷静に行動することを誓ったのでした。 いざというときに、恐怖で足がすくんで動けなかったという経験をしたことがある方も少なくないのでは?今回の地震は、東日本大震災から10年しか経っていない中での出来事でしたが、恐怖感からとっさの判断ができなかった主人公。 それだけ、自然災害は恐ろしいものなのかもしれません。大切なのは、いつ何が起こるかわからないのが自然災害であることを常日頃から忘れないこと。 災害に向けて食糧のストックや家族との話し合いなど、できる備えをしておくことが、命を守ることにつながります。 東日本大震災で貴重な命を落としてしまったたくさんの方々のためにも、当時の経験や教訓をいつまでも忘れずに心に留めておきたいものですね。著者:マンガ家・イラストレーター コメダ
2023年09月04日平成23年3月11日、誰もがかつて経験したことのない大地震が起こりました。主人公は、まるで日本が終焉を迎えたかのような景色を目の当たりにすることに。次第にスーパーやガソリンスタンドは人でごった返し、人間関係は荒んでいきます。そんな中、普段は口数も少ない隣に住むおじさんが煮物を分けてくれ「大変だけど…頑張ろう」と声をかけてくれたのでした。全員が大変な場面で非情に振る舞う人もいれば、隣のおじさんのように気にかけてくれる人もいることを知った主人公。非常時では、人の本質も垣間見えます。そして、震災から9日後… インフラや都市機能が回復する目途も立たず、精神的に不安な日々を過ごす主人公。 さらに電力供給を安定させるための計画停電も始まりました。いつ電気が止まるかわからない状態なので、入浴や食事も一苦労……。 これまで当たり前だと思っていた生活が一転し、主人公は改めてライフラインの重要性に気付くのでした。 ライフラインが復旧しない中で食糧や日用品などの生活必需品が手に入らない生活は、とてつもない恐怖だったのではないでしょうか。 「いつまでこんな生活が続くのか……」「次に余震が来たら……」など、不安や心配事は絶えなかったはずです。 主人公が感じたように、当たり前の日常は本来貴重でかけがえのないもの。 スイッチを押せば電気が点く、蛇口をひねれば水が出るという技術が進歩した生活の中では、失ってからでないとそのありがたさに気付けないことも多いでしょう。こういった災害には日頃から備えておくとともに、改めて身の回りの環境やいつも自分を支えてくれている人などに感謝しながら日々生活を送っていきたいですね。著者:マンガ家・イラストレーター コメダ
2023年09月03日日本各地に甚大な被害をもたらす地震。自宅で被災した場合のシミュレーションをしている人は多くとも、『外出時に地震が発生したらどうするか』まで考えられている人は少数かもしれません。どこにいる時も、地震発生時にすぐ身を守る行動ができるのが理想ですよね。地震が発生した時、スーパーマーケットで使えるアイテム自衛隊徳島地方協力本部は、運営するYouTubeチャンネルで『大地震時これを使え!スーパー編』を公開しています。動画に登場する自衛隊員の2人は、買い物中に地震が発生したシーンを寸劇で再現。揺れで棚から商品が落下し、頭に直撃して大変危険な状態です。そんな時、スーパーマーケット(以下、スーパー)には、とっさに身を守るのに便利な物があって…。自衛隊員がおすすめするのは、大体どこのスーパーにもある買い物かご。かぶってヘルメットの代用とすることで、衝撃から頭を守れるのです!ポイントは、カゴに頭をつけないこと。衝撃を逃がすために、あえて少し浮かせることが大切だといいます。また、商品棚が倒れてくることもあるので、周囲の状況を確認しながら速やかに離れたいですね。この動画のおかげで、もしスーパーで買い物中に地震が起こっても、「買い物かご!」と思い出せるかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2023年05月11日地震が頻発するため、防災が欠かせない日本。2001年~2010年における震源データをもとに、気象庁が『日本およびその周辺の地震回数』を算出したところ、マグニチュード6以上の地震は年間平均で20回あまり発生しているといいます。いつどこで発生するかは不明なので、日頃から対策をしておきたいもの。東京消防庁が運営する、YouTubeの『東京消防庁公式チャンネル』では、対策をまとめた『地震に対する10の備え』を公開しています。地震対策の基礎は万全?確認したい10のこと※写真はイメージ「自分が住む地域でも地震が発生するもの」と考え、地震に備えられているのかを確認してみましょう。東京消防庁は、地震の備えとしてこちらの10点を挙げています。【地震に対する10の備え】・家具類の転倒、落下、移動防止対策をしておこう・ケガの防止対策をしておこう・家屋や塀の強度を確認しておこう・消火の備えをしておこう・火災発生の早期発見と防止対策をしておこう・非常用品を備えておこう・家族で話し合っておこう・地域の危険性を把握しておこう・防災知識を身につけておこう・防災行動力を高めておこうどれも防災の基礎ですが、すべてできている人は少ないのではないでしょうか。地震が発生した時、家具の転倒に巻き込まれてケガをする場合があるため、家具の配置を見直し、固定することが大切です。避難がスムースになるように、非常用袋を定位置に置いておくほか、懐中電灯やスリッパも用意。また、地震後の火災発生に備え、火災報知機や消火器の設置、風呂水のくみ置きもあると安心ですね。家屋や塀の倒壊による犠牲者も多いため、耐震診断を受け、補強をしておくのも重要です。こちらの動画で、それぞれの対策の詳細をチェックしてみてください。地震が起こった時、パニック状態になると対応が遅れてしまうかもしれません。家族間で、普段から非常時について話し合い、役割分担や安否確認の方法、集合場所などを決めておけば、冷静さを保つことの一助になるはず。さらに、日頃から防災についての知識を更新し、防災訓練もしておけば、いざという時に落ち着いて対応できるのではないでしょうか。防災の意識を持って、大切な命を守っていきましょう![文・構成/grape編集部]
2023年05月10日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「トルコ・シリア地震」です。今後も支援が必要。独裁政治による問題も明らかに。2月6日に発生したトルコ・シリア地震から2か月が経ちました。発生1か月後の数字でトルコで4万5968人、シリアで5914人、合わせて約5万2000人が犠牲になったと発表されました。トルコに比べてシリアの犠牲者が極端に少ないのは、シリアの情報がほとんど入ってこないからです。シリアで大きな被害に遭ったのは、イドリブ県やアレッポ県。シリア北部にあたり、反体制派の拠点となっているエリアで、アサド政権の激しい攻撃に抵抗を続けてきました。アサド政権は地震発生2時間後にもこの地域を空爆し、地域の立ち入りを制限しており、国際人道支援や救助、正しい情報発信が大変遅れています。イドリブ出身のフォトジャーナリストにシリアから映像を送ってもらったところ、一部では川が決壊、洪水が発生して街が水に浸かっている場所もありました。衛生状態が非常に悪く、生き残った人たちも困難にさらされています。重機の数が足りず、行方不明になった人たちの捜索もままなりません。一方トルコは、倒壊被害が20万棟にのぼり、人口の16%にあたる1400万人が住まいを失いました。移り住む先がなく、テントで避難生活を送る人も150万人近くいます。支援の必要な先が広範囲にわたっており、食料や水も足りず、電気や水道がない状況、氷点下の日々も続きました。トルコの建物の倒壊がひどいのは、違法建築が横行していたせいです。エルドアン政権は、地震直後に違法建築に関わった疑いのある人を200人以上逮捕しました。国連開発計画の発表では、トルコの震災瓦礫が1億~2億t発生していて、これをどう処理するかが問題になっています。発生から2か月経ち、報道も少なくなりましたが、これからも息の長い支援が必要です。しかし、その国のトップの采配如何により、国際支援や物資が届いても、被害に遭った地域に届かない、助けを求めている人たちを助けられないという問題が起こります。強権的な独裁を許すと、天災も人災になる。被害が広がるということを改めて思い知らされます。世界で監視の目を強めていかなければなりません。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~)が放送中。※『anan』2023年4月19日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年04月15日4/9(日)よる7時55分~HOME広島ニュースで配信広島ホームテレビ(本社:広島市中区)は、2023年4月9日(日)よる7時55分~30分間の予定で速報番組を生配信いたします。広島のニュースを配信中!HOME広島ニュース : 番組名速報広島市長選挙配信日時2023年4月9日(日)よる7時55分~30分間予定番組概要広島市長選挙は現職合わせて3人が立候補。取材を続けた記者とともに、新市長事務所からの中継を交えながら選挙の解説をしていきます。出演解説:山口和政(広島市政キャップ)進行:榮真樹(HOMEアナウンサー)榮真樹(HOMEアナウンサー) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月07日2023年2月28日、厚生労働省が2022年の出生数(速報値)を公表し、80万人を割ったことが明らかになりました。出生数をはじめとする人口動態統計は「人口動態調査」に基づくものですが、さまざまな形で公表されているのをご存知でしょうか? 人口動態統計とは人口動態統計とは、出生・死亡・婚姻・離婚及び死産の5種類の「人口動態(人口の変動の状態)事象」を把握して、人口及び厚生労働行政施策の基礎資料を得ることを目的としておこなわれています。 出生・死亡・婚姻及び離婚は「戸籍法」、死産は市区町村長に届け出られる各種届出書から「人口動態調査票」が 市区町村で作成されます。この調査票は、保健所長及び都道府県知事を経由して厚生労働大臣に提出され、厚生労働省でこれらの調査票を集計して人口動態統計を作成しています。 人口動態統計の公表の方法にはどのようなものがある?人口動態統計は、さまざまな形で公表されています。 【人口動態統計速報】市区町村に届出等がされた出生・死亡・婚姻・離婚・死産の全数を集計したもので、調査月の約2カ月後に公表されます。 【人口動態統計月報】「速報」公表後、詳細に内容を審査し、「日本における日本人」を対象に集計したものが「月報(概数)」です。これを1~12月まで積算した結果が「月報年計(概数)」です。月報(概数)は、調査月の約5カ月後に毎月、月報年計(概数)は調査年の翌年6月に毎年公表されます。 【年報(確定数)】「月報年計(概数)」に都道府県等からの訂正報告等を反映したものです。別掲で「日本における外国人」「外国における日本人」を集計しています。調査年の翌年9月に毎年公表されます。 ※「日本における日本人」とは?出生:生まれた場所が日本。両親または両親の一方が日本国籍の者(ただし、嫡出でない子の場合は、母が日本国籍の者)死産:分娩の場所が日本。両親または両親の一方が日本国籍の者(ただし、嫡出でない子の場合は、母が日本国籍の者)死亡:死亡の場所が日本。死亡した者が日本国籍の者婚姻:夫の住所が日本。夫妻または夫妻の一方が日本国籍の者離婚:別居する前の住所が日本。夫妻または夫妻の一方が日本国籍の者 「速報値」と「確定値」の誤差はどのくらい?ここ5年間の出生数の「速報値」と「確定値」を比較すると、以下のようになります。 年速報値(人)確定値(人)誤差(人)201797万8,1679万46,146–3万2,021201895万0,83291万8,400–3万2,432201989万8,60086万5,239–3万3,361202087万2,68384万0,835–3万1,848 実際比較すると、3万人余りの誤差があることがわかります。先日公表された2022年の出生数の速報値は79万9,728 人でしたが、今までの傾向から確定値は77万人前後と考えられそうです。 少子化対策が喫緊の課題となっている昨今、今後これらの言葉を耳にすることも増えそうです。これらの言葉を気にしてみてみると、より興味を持ってニュースを見ることができるかもしれません。いずれにしても少子化対策について私たちみんなが自分ごととして捉えることが大切ですね。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃんを産むっていいな、子どもがいる毎日っていいな、と思えるような世の中になってほしい。そんな気持ちを込めて、今後も子育て世帯にまつわる問題を取り上げていきたいと思っています。
2023年03月28日2023年2月6日にトルコ南東部及びシリア国境付近で発生した地震により被災された皆さまへ、心よりお見舞い申しあげます。被災された方々の一刻も早い復興をお祈りいたします。株式会社ドゥ・ハウスは、当社が運営するWEBサンプリングサイト「モラタメ」にて、トルコ・シリアでの人道危機対応及び救援活動を支援するための「2023年トルコ・シリア大地震緊急支援募金」を2023年2月14日(火)~2023年3月14日(火) の期間で行い、募金の最終寄付金額が確定しましたので、ご報告申し上げます。2023年トルコ・シリア大地震緊急支援募金ご報告「2023年トルコ・シリア大地震緊急支援募金」寄付総額合計1,644,220円内訳:クレジットカードまたはポイントでの寄付金額 4,940件988,000円タメせる商品(1件あたり10円)からの義援金 65,622件656,220円「2023年トルコ・シリア大地震緊急支援募金」納付先日本赤十字社お預かりした募金は日本赤十字社を通じて2023年トルコ・シリア大地震による被災地の避難所サポートや、復旧・復興への支援に充てられます。「2023年トルコ・シリア大地震緊急支援募金」詳細●モラタメページ内「2023年トルコ・シリア大地震緊急支援募金」募金ページにて、募集を行い全額寄付。●期間内に決済された「タメせる商品」の送料関係費より1件あたり10円を義援金として寄付。「2023年トルコ・シリア大地震緊急支援募金」の詳細はこちらのページをご覧ください。 タメせる!モラタメ編集部「2023年トルコ・シリア大地震緊急支援募金」|モラタメ.net : モラタメについて「モラタメ」は、日本最大級のお試しサイトです。2022年7月に登録会員が200万人(提携先会員含む)を突破。話題の商品が無料でモラえたり、商品価格の半額程度でタメせたり、さらに、クチコミ投稿でポイントをもらえたりと、お得がいっぱい!食品、飲料、日用品などを中心に、テレビやお店でみかける大手メーカーの商品を中心に掲載しています。商品を試した後に投稿されるクチコミは、「お役立ち情報」として、生活者に届けています。また、メーカーの商品担当者は、モラタメを通じて投稿された自社商品のクチコミを、商品開発や商品プロモーションなどに役立てています。モラタメとは? - モラタメ|モラタメ.net : 会社概要企業の商品開発や商品育成支援を目的に、マーケティングサービスを提供しています。生活と流通の2つのマーケティングフィールドに対して様々なサービスを提供しています。会社名:株式会社ドゥ・ハウス 設立:1980年7月7日代表者:代表取締役社長小笠原亨 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月22日ご存じのように日本は地震大国です。いずれの住宅も、厳しい「耐震基準」が設けられており、万が一の地震に対する「備え」が何よりも大切と考えられています。しかし住宅だけでなく、家の中でも地震への備えが必要です。とりわけキッチンは要注意です。食器や調理器具など、地震で落下した際に怪我をしてしまうものが多く、収納もまた地震に備えなければなりません。そこで地震がきても食器などが落下することのない「収納方法」を紹介します。地震がきても安心なキッチン収納とは地震に備えたキッチン収納を教えてくれたのは、おと(oto.kurashi)さんです。まずは以下の投稿をご覧ください。 この投稿をInstagramで見る おと|40代柴犬飼いのミニマリスト(@oto.kurashi)がシェアした投稿 食器や調味料、クリップなどの小物が無駄なく収納された引き出しは、地震がきても中身が壊れることはなさそうです。引き出しを上から覗くだけで、何がどこにあるのかひと目で分かるため、使いやすそうな収納ですよね。また投稿内容によると、投稿主の自宅には背の高い食器棚がないようです。上から食器が落下してくる心配もありません。投稿には、以下のようなコメントが続々と寄せられています。震災経験とても参考になります!!食器の地震対策してないので…。見直してみます。我が家も地震を教訓にした家づくりしてます。参考になるといったコメントや、我が家も対策していますといったコメントが多く寄せられているようです。皆さんもこれを機に、自宅のキッチン収納を見直してみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2023年03月18日2023年2月6日、トルコ南部で大地震が発生し、トルコと隣国のシリアに壊滅的な被害をもたらしました。同年3月8日時点、両国で亡くなった人は合わせて5万人を超えています。しかし、被災地では懸命な救助活動が行われる中、希望の光となるような出来事も起きているのです。22日間がれきの下で生き延びた犬トルコの動物保護団体『Haytap』は連日、倒壊した建物からたくさんの動物たちを救出し、飼い主と再会する手助けをしています。そして、この大地震の発生から22日後、また1つ、喜ばしい救助劇がありました。がれきの下から、1匹の犬が助け出されたのです。アレックスという名前のシベリアンハスキーで、崩れた2階建てのビルの中から鳴き声を聞いた飼い主さんが『Haytap』に助けを求めたとのこと。がれきの奥のほうに犬の姿を確認した救助隊員たちは、「アレックス!」と名前を呼び、口笛を吹いて犬を近くに来させようとします。しかし、犬は怖がっているのか、なかなか隊員たちに近付いてきません。何度も「アレックス、おいで!」と呼び続ける隊員たち。そしてついに…救出の瞬間をご覧ください。※動画はInstagram上で再生できます。 この投稿をInstagramで見る Hayvan Hakları Federasyonu(@haytap)がシェアした投稿 無事に助け出されたアレックスは、体重が減少していたものの大きなケガはなく、元気だということです!用意された水を夢中で飲むアレックスは、よほどノドが渇いていたのでしょう。このニュースはトルコ国内はもちろん、海外メディアでも報道され、『Haytap』が投稿した救出の動画には喜びの声が殺到しました。・朝から涙があふれた。本当によかった。・22日間も飲まず食わずで生き延びたなんて…この犬は戦士だ。・救助隊員のみなさん、素晴らしい仕事をしてくれてありがとう!アレックスが水も食べ物もない状態で22日間も生き延びられたのは、奇跡としかいいようがありません。突然、崩れ落ちた建物の中に閉じ込められ、身動きがとれなくなったアレックスは、どんなに不安だったことでしょう。未曾有の震災を乗り越えて飼い主さんと再会できたアレックス。これからも元気で長生きしてほしいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年03月13日「今回の地震では、多くの建物が倒壊し、たくさんの死傷者が出ました。日本であれだけ大規模な倒壊が起こる可能性は耐震性の違いからも考えにくいですが、過去の国内で発生した地震において、建物の倒壊は実際に起きています」そう語るのは、防災対策に詳しい危機管理教育研究所の国崎信江さん。トルコとシリアの国境近くで発生した大地震では、すでに4万3千人超の死者が確認されている。また被災地では5万棟以上の建物が倒壊、または倒壊の危険があるとも報道されている。日本の耐震基準が厳しいとはいえ、まだまだ古い建物もたくさん残っている。近い将来、南海トラフ巨大地震が高い確率で発生するといわれているなか、不安を抱く人も多くいるだろう。「やはりふだんからの備え、そして発生時にどのような行動をとるか。その判断が生死を分ける重要なポイントになります」もし自宅や外出先で巨大地震が発生した場合、私たちはとっさにどういう行動をとるべきか。今回は国崎さんに“命を守る行動”のポイントを、シチュエーション別にアドバイスしてもらった。【寝室ではまず“家具の横”へ】寝室には家具を置かないことがいちばんだが、家具がある場合、大きな揺れが発生したら“家具の横”に避難すること。家具の正面にいると、倒れてきて下敷きになってしまうことも。ぶつかって負傷すると、部屋から脱出するときに避難そのものが遅れてしまう。【古い一軒家には耐震ベッドを】築年数が古く、耐震住宅ではない一軒家の場合は、寝室などに耐震ベッドや耐震シェルターを設置したい。巨大地震によって建物が倒壊しても、そのスペースにいれば圧死を回避できる可能性が高くなる。ベッドなどは約20万円〜。自治体から補助金が出る場合もある。【ビル内ではエレベーターホールへ】オフィスビル内で大きな揺れが発生した際は、天井の崩落や照明器具の落下、書類棚やOA機器の転倒、落下物などに備えるために事務机、会議用の大テーブルなどの下にもぐる。揺れが収まったら、周囲に危険なものが少ないエレベーターホールを目指して、素早く退避しよう。【エスカレーターでは手すりにしがみつく】運転中のエスカレーター上で大きな揺れが発生したら、振り落とされないよう手すりにしがみつき、「つかまって!」と前後にいる人たちにも大声で伝える。踏段が崩落する恐れがあるので、揺れが収まったら素早くエスカレーターから離れ、非常階段を使って屋外に脱出する。【スーパーでは従業員通用口付近へ】発生直後、買い物かごなどですぐに頭部を守る。そして商品の陳列棚から離れる。近くに従業員だけが出入りできるバックヤードがあれば、その前で揺れが収まるまで退避。バックヤードの出入り口前の空間は棚などがないことが多く、倒れてきたものによって負傷するリスクが減る。【“地下からの脱出”は焦らずに】地下街は地上よりも揺れが小さく、耐震構造であるためむしろ安全。地下にいると“生き埋め”になると心配しがちだが、地下街は30m以内に地上への出入り口が設けられているので焦らないこと。揺れが収まってから、すみやかに地上の安全な場所に移動する。【揺れたときは電信柱からは離れる】道路上では、周囲や頭上に倒壊しそうな塀や落下物の危険がなければ、揺れが収まるまでその場でじっとしておく。その際、信号機や電柱にはしがみつかないこと。根元部分が腐食している場合もあるので、大きな揺れによって折れたり、倒壊する恐れがある。【電車内では手すりをつかんで身を低く】走行中に大きな地震が発生した場合、電車は急停車する。その際に体が投げ出されないよう、つり革や手すりにつかまり身を低くしよう。横転などしていない限り、電車内は比較的安全なので、2次災害に遭わないためにも、焦って電車の外に出ようとしないこと。自宅では建物倒壊により圧死しないように、外出先では落下物の下敷きにならないように、生き残るための知恵を頭に入れておこう。
2023年02月24日日本時間2023年2月6日に発生した、トルコ南東部を震源としたマグニチュード7.8の地震による被害を受け、日本政府は即日で国際緊急援助隊・救助チームの第1陣を派遣しました。翌7日には第2陣として、国際緊急援助隊55名と救助犬4頭を派遣し、夜を徹した懸命な捜索活動が行われています。トルコでの大地震の被災地は氷点下の冷え込み、一刻も早い救助・支援が必要です。昨日の第一陣に続き、国際緊急援助隊の第二陣55名(と救助犬4頭)が現地に向けて出発。隊員は、決して二次災害を発生させないという強い決意を胸に、現地で救助活動に臨みます。 pic.twitter.com/RLGDNtnudF — JICA PR (@jica_direct) February 7, 2023 同月8日までに、死者はトルコと隣国のシリア両国で計7千800人を超えており、1995年に日本で発生した阪神大震災を上回る犠牲者数となっています。多くの人がショックを受けるなか、SNS上には故意にデマ情報を流す人が出現。情報の正確性が重要な非常時での、軽率な行動に非難の声が噴出しています。デマ情報拡散についての注意喚起地震発生後、SNS上には地震による津波の発生や、原子力発電所の爆発など、人々の不安をあおる投稿が複数ありました。動画や画像を調べて、過去の無関係なものだと看破した人たちがいる一方、投稿の内容をよく確認しないまま、拡散に協力してしまった人たちも。デマを拡散すると、内容によっては社会にダメージを与えたり、人命救助の支障になったりするため、決して面白半分に行うものではありません。ネット上では、デマについて怒りの声が上がっています。・こんな時にデマを流して楽しむのは、人でなしだと思う。・災害のたびにデマが流れるけど、絶対に許されることではない。・数秒を争う現場で、命を助けようと尽力する人がいる一方で、こんなデマを流す人がいるなんて…信じられない。また、「デマツイートだとテレビで知りました。拡散してしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と後悔している人の声もありました。加担してしまわないよう改めて参考にしたいのが、警視庁がウェブサイト上で公開している『疑わしい情報を判断するヒント』。災害後のデマ情報を判断する時以外にも役立つので、今後のためにもチェックしておきたい内容です。情報源が記載されていない本当のように記載されていても、リンク(情報源のURL)や根拠が記載されていない場合は、必ず自分で検索して情報源を確かめましょう。官公庁や企業に関するものであれば、公式ホームページや公式ブログ等を確認してください。また気象情報など、内容によってはテレビやラジオ等を確認することも有効です。伝聞形式で書かれている記載されている情報に、「らしい」「みたい」「だそうです」等の伝聞形式が含まれている場合も注意が必要です。「友人が」「知り合いが」「芸能人が」など情報源があいまいな場合は、当事者と直接話をしたり、公式ホームページを検索するなどして確認するようにしてください。警視庁ーより引用AI(人工知能)による画像の生成技術も発達し、これからはデマと見破ることがより困難な時代となっていくでしょう。だからこそ一層、情報の拡散には慎重になりたいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月08日2023年2月6日、トルコ南部を震源としたマグニチュード7.8の大地震が発生。地震によってトルコやシリアで多数の家屋が崩壊し、同日12時時点で、死者はおよそ4千300人以上と明かされています。日本政府はトルコ政府の要請を受け、速やかに国際緊急援助隊・救助チームの派遣を行いました。『Yahoo! JAPAN』がトルコ地震の支援募金を開設翌7日、ポータルサイト『Yahoo! JAPAN』の運営する『Yahoo!基金』は、『トルコ地震 緊急支援募金』の開設を告知。今回の支援募金で集まったお金は、緊急救援活動や被災地復旧支援として、被災者や被災地のために活用されるとのことです。また、500万円を上限金額として、集まった金額に応じて『Yahoo! JAPAN』が同額を寄付する『マッチング寄付』も実施するのだとか。つまり、『Yahoo! JAPAN』が同額を寄付するため、2倍の金額を寄付したことになるのです。【寄付2倍】トルコ地震 緊急支援募金(Yahoo!基金)支援募金が開設されたばかりにもかかわらず、同日18時現在、早くも4百万円以上の募金が集まっています。『地震大国』といわれるほど、地震が身近な災害である日本。2011年に起こった東日本大震災や、2016年の熊本地震は、日本に深い傷を残しました。多くの日本人が、身をもってその恐ろしさを知っているからこそ、「困っている人を助けたい」という想いを抱いているのかもしれません。集まった想いと募金は、海を越えてたくさんの人の命や心を救うことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年02月07日いつでもどこでも、大きな地震が発生する可能性がある、日本。この国で暮らす限り、災害に巻き込まれるリスクは避けられません。だからこそ、日頃から『万一のケース』に備え、対応策を知っておくことが大切です。警視庁警備部災害対策課は『エレベーターに乗っている時に、大地震が発生した場合の対処法』をTwitterで紹介しました。もし、高層ビルのエレベーター昇降中に地震が起きたら、まず、停止階のボタンを全部押し、止まったところで降りて揺れが収まるまで待ちましょう。高層ビルのエレベーターで昇降中に大地震が起きたらどうしますか?まず、停止階のボタンを全部押し、止まったところで降りて、地震が収まるのを待ってください。閉じ込めれた場合は防災備蓄ボックス(三角コーナーの非常用備品)等の有無を確認し、非常用ボタンや携帯で事実の通報をお願いします。 pic.twitter.com/52fz3ev28X — 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) January 31, 2023 大きな揺れによって、エレベーターが緊急停止したまま動かなくなる場合もあります。閉じ込められた際は、非常用のボタン、もしくは手持ちのスマホから通報をしてほしいと、警視庁警備部災害対策課はつづっていました。また、非常用の備品が入った『防災備蓄ボックス』がエレベーター内に設置されているかどうかを、確認することも大切です。投稿には「気が動転すると、ボタンをすぐに押さなくて閉じこめられることが多いと聞く」「防災備蓄ボックスがあるとは知らなかった」「エレベーターに乗る前に、トイレを済ませておくのも大事だよね」などの声が上がっていました。いざという時に、パニックにならず冷静に対処できるよう、イメージトレーニングをしておくといいかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月02日日本は『地震大国』といわれ、頻繁に地震が発生しています。過去に発生した大地震をもとに、普段から防災意識を高めている人も少なくありません。警視庁で働く親の子供が地震発生を受けて?日頃からTwitterで、防災などに役立つ情報を発信している警視庁警備部災害対策課の担当者は、我が子の発言にハッとしたといいます。それは家族と夕食を食べていた日、小さな地震が発生した時のこと。かすかに揺れを感じる程度だったといいますが、小学1年生になる娘さんと年中の息子さんはすぐさまテーブルの下に入ったそうです。揺れが収まると、担当者は娘さんから「地震が起きたら身を隠さないとダメでしょ!」と注意を受けたと明かしました。先日家族と夕食中、僅かに揺れを感じる地震がありました。すると小1の娘と年中の息子はすぐにテーブルの下に入りました。揺れが収まると娘から「お父さん!地震が起きたら身を隠さないとダメでしょ!」と言われ「ハッ」と。子供たちのとっさの行動に驚くと同時に身の引き締まる思いでした。— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) November 21, 2022 地震が起きた際、家具の転倒や落下物、ガラスの飛散がなく、閉じ込められることがない場所への避難がまずは求められています。もし周囲にそうした場所がない場合、机の下に潜るよう推奨されているのです。とはいえ、同課担当者の子供は、日頃から親の背中を見て育っているのでしょう。例え小さな地震でも、自分の身を守ろうと、子供たちが行動に移したことが分かりますね。同課担当者のエピソードに、改めて防災の大切さに気付いた人が少なからずいるようです。地震はいつ、どの程度の大きさの揺れとともにやって来るかが分かりません。日頃から意識を高めたり、防災グッズを用意したりして、有事に備えたいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年11月24日妻が離婚を決意し実家へ娘を連れて帰ってしまった。その後、地震が発生! 妻子と義両親とともに、叔父さんの家へ避難し、生活することになった。これまで仕事ばかりだった夫が育休を取り、家族に向かってこなかった分の時間を取り戻そうと、懸命に娘のお世話をするようになった。夫は新幹線で家族の元へ通いながら、娘と遊んだり、お世話をする時間をつくっていった。 妻任せだった娘の体調や成長面も把握しようと、本で調べて知識を得ようと努力していた。 そんなある日、義家族と「お隣さんは自宅に戻れたらしい」「私たちも早く戻れるといいんだけど」などと話をしていると、家がピシッときしむ音が。緊張が走って……!? 恐怖心が植え付けられてしまった?娘が泣き出して…… 「ふぇぇぇーーーん!」 家がきしむ音を聞いて、娘が泣き出してしまった。 「怖かったね、大丈夫、ただの風だよ」 妻が娘をあやし、なだめる。もしかしたら、娘にも地震の恐怖心が刻み込まれてしまっているのかもしれない……。 その夜、妻が夜中にふと目を覚ますと夫と娘の姿がなくなっていて……。 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2022年10月26日2022年11月11日に公開される、新海誠監督の最新アニメ映画『すずめの戸締まり』。日本各地に点在する廃墟を舞台に、災いのもととなる扉を1人の少女が閉めるため冒険に出かける物語です。『君の名は。』『天気の子』など、数多くのヒット作品を手掛けた新海監督の最新作なだけあって、SNSでは公開前から注目を集めています。『すずめの戸締まり』についての注意喚起同年10月22日、『すずめの戸締まり』のTwitterアカウントは、鑑賞予定の人々に向けた『注意喚起』を明かしました。注意喚起は、作品の中身を一部明らかにするもの。公開前に、予告以外で作品の中身について公式に明かすのは異例ともいえます。それは、かつて大災害が起きた日本ならではの内容だったのです。映画「すずめの戸締まり」が完成致しました。ご鑑賞予定の皆様、楽しみにして頂ければ幸いです。本作には、地震描写および、緊急地震速報を受信した際の警報音が流れるシーンがございます。警報音は実際のものとは異なりますが、ご鑑賞にあたりましては、予めご了承いただきます様、お願い申し上げます。@suzume_tojimariーより引用映画『 #すずめの戸締まり 』ご鑑賞予定の皆様へ pic.twitter.com/KVfAk6s2aw — 映画『すずめの戸締まり』公式 (@suzume_tojimari) October 22, 2022 2011年3月に発生した、『東日本大震災』。最大震度7の大きな揺れだけでなく、東北地方を中心に津波が襲うなど、『未曽有の災害』と呼ばれました。『東日本大震災』の発生以降も、大きな地震が日本各地で起きています。大きな揺れが起きると予想される際に、気象庁から『緊急地震速報』がテレビやスマートフォンなどに流れることも。地震や『緊急地震速報』の音に恐怖心やトラウマとなった体験を思い出す人もいるため、『すずめの戸締まり』のTwitterアカウントは、あらかじめ鑑賞予定の人々に注意喚起を行ったのです。同作品が発信した『注意喚起』は、大きな反響を呼びました。・「知りたくなかった」という人もいるけど、実際に地震や『緊急地震速報』の音が苦手な人もいるから、これはむしろ親切な発表なんじゃないかな。・この事前周知は助かります!教えていただきありがとうございます!・これはいい注意喚起ですね。早く見に行きたいです!過去、災害に遭った経験などで地震や、『緊急地震速報』の音が苦手だと感じる人は、一定数います。そうした人たちに、『すずめの戸締まり』のスタッフは配慮したといえますね。[文・構成/grape編集部]
2022年10月22日「当たり前の防災を体現する」を理念に、園の災害対策や情報共有ツールとして、IP無線機や緊急地震速報機を提供し、園の災害対策を支援する、株式会社ニシハタシステム(本社:大阪府堺市堺区)は、2022年9月1日(木)~7日(水)の平日5日間、全国の保育関係者を対象としたwebセミナー「-2022- 保育防災カンファレンス」を開催しました。5日間の参加者数が累計で1,000名を超え、終了後のアンケートでは98.5%以上の方が本イベントの目的であった「保育×防災」を見直すきっかけになったと高い評価をいただきました。当日参加・視聴できなかった保育関係者様を対象に、5日間の講演動画の録画配信を期間限定で実施しています。※配信期間は9月30日までカンファレンス公式サイト: イベントタイトル■「-2022- 保育防災カンファレンス」録画配信について視聴受付フォーム ※フォームよりお申込み後、事務局より視聴用のURLとパスワードを送付します。※園関係者様へのご案内となっており、一般企業様からお申し込みいただいた場合は、ご視聴をお断りさせていただきます。予めご了承ください。配信期間:~2022年9月30日まで■参加者の声(アンケートより一部抜粋)・避難訓練を漫然とするのではなく、園として本当に災害に備えられているか、考え直すきっかけになりました。開園して間もないので、まだまだ十分でないことがよくわかりました。ありがとうございました。・危機管理意識が高まる内容の講義でした。こういった内容は定期的に学んだり、振り返ったりしていかないと忘れがちになってしまうし、保育施設の中で1人だけが知っていても、全体の防災意識は高まらないので、ぜひ職員で共有していきたいと思いました。・午後からの調整しやすい時間に実施していただき、また保育現場という絞った対象の防災研修はなかなか行われていないので、これからのカンファレンスも参加し、職員の意識を高めていければと思っています。見逃し配信もして下さるということなので、後日再度確認しながら勉強したいと思います。・とても勉強になる素晴らしいセミナーをありがとうございます。防災に関しての心構えや取り組み、実際に取り組み時のヒントもあり、とても勉強になりました。セミナーの途中で、涙があふれてしまう場面が多々ありました。私も2人の子を持つ親であり、わが身に起こったらと、思いを重ねずにはいられませんでした。災害はすぐ隣にあることを常に意識して、有事に備えていく。ハッピーエンドのための防災訓練を意識していきます。本日はありがとうございました。・実際に災害を経験した方たちからのお話は、たいへん勉強になりました。災害があったときに慌てるのではなく、日頃から訓練をしたり、子どもと防災の話をしたり、楽しみながら学べる機会をつくっていきたいと思いました。これをきっかけに、改めて自園で何ができるのか、考えていきたいです。・本日の講座も興味深い内容でした。自然体験が防災力を養成するという考え方はとても素晴らしいと思います。事故防止が優先される現在では管理にばかり力を集中させる傾向があります。自然体験や自由な遊びから学ぶという事が本来人間の持つ力を発掘する要因になると改めて感じました。・こういった防災の研修は、初めて受けました。心に刺さるものばかりで、園長の私だけでなく、主任にも、途中から勧めました。全職員に見てもらいたいと思いました。また、見て思うだけでなく、私自身一つでも実践し、前に進みたい、進まないとならないと切に思いました。本当に、今回の研修は、良い機会になりました。ぜひ、毎年行ってもらいたいと思います!ありがとうございました。■開催を終えて (株式会社ニシハタシステム 専務取締役:西畑 進太郎 より)専務取締役 西畑 進太郎防災への取り組みは、日常で意識することが少ない。だからこそ、こういったイベントをきっかけに、自園のあり方を見直したり、もしもの時を具体的に想定したりすることに活用するきっかけをご提供したく、開催に至りました。これまで「保育×防災」という観点で各領域の専門家の知見や経験を一挙に学べる場はあまりなく、業界初の取り組みでしたが、ご登壇協力いただいた講師の方々や、ご参加をいただいた全ての園関係者の皆様に感謝申し上げます。今後も「保育×防災」の領域で、園の皆様のお役に立てるように、次回開催、リアルイベント、関連の情報提供なども検討していきたいと考えております。▼イベントの様子は園業界専門誌『パステルIT新聞』にも掲載されました ■カンファレンス概要講座一覧5日間にわたり、計13講座を開催イベント名: -2022- 保育防災カンファレンス~今必要な保育現場の防災を考える~日時 : 2022年9月1日(木)~9月7日(水)全5日間会場 : 全日程オンライン対象 : 全国の保育施設(幼稚園・こども園・保育園・学童等)に関わる保育者、保育施設を運営されている理事長・園長参加者数 : 1,024名(5日間累計)主催 : 株式会社ニシハタシステム■会社概要商号 : 株式会社ニシハタシステム代表者 : 代表取締役 西畑 恭二所在地 : 〒590-0985 大阪府堺市堺区戎島町3丁22番地1 南海堺駅ビル4階設立 : 2004年10月事業内容: IP無線機販売業務、緊急地震速報販売業務、放送設備等販売及び施工業務、コンサルタント業務URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月26日地震雲、ナマズ、地鳴りに虹・・・地震の予兆を専門家が解明!業界初の個人向け不動産コンサルティング・ホームインスペクション(住宅診断)、マンション管理組合向けコンサルティングを行う“不動産の達人”株式会社さくら事務所(東京都渋谷区/社長:大西倫加)と、さくら事務所が運営するシンクタンク「だいち災害リスク研究所」は、SNSなどで度々話題となる、地震雲、深海魚の出現などの地震の前兆と言われる情報について、専門家の解説を公開いたしました。最近でも、日本各地でマグニチュード5程度の中規模の地震が相次いでおり、SNSでは「地震前兆」のワードが上昇することもあります。俗説的な流布も多い地震の前兆に関する情報として、以下のような地震に関する、関心の高い話題について解説いたしました。詳細に関しましては、下記コラムにてご紹介しております。「地震雲」と呼ばれる雲■地震の前兆に関するよくある疑問■Q1.「地震雲」が出ると地震が起こる?A1.地球の地面の中で起こる現象である地震と、上空の大気で発生する雲は、全く別の現象です。Q2.地震予知に関するサイトの情報は当たる?A2.日時と場所を特定した、地震を予知する情報はデマだと考えられます。地震大国日本では「どこかで地震がある」と宣言すれば、ある程度は的中してしまうトリックを見抜くことが必要です。その他:ナマズが暴れると地震が起こる?、深海魚が打ちあがると地震が起こる?、太陽の周りに虹が出ると地震が起こる?、「地鳴り」があると大地震が起こる?など本コラムでは可能な限り、最新の研究機関や専門機関の根拠情報を踏まえて分かりやすく解説することで、地震に関する迷信といえる情報の正しい理解が進むことを願っております。特に、地震の前兆となりうる現象があるかを含めて、不確かな情報に惑わされることなく、必要な備えが進むことで、地震による被害が少なくなることを望みます。特別コラム:地震の迷信!?うそ?ほんと? : 【地盤と防災のプロによる事例分析とその対策】 だいち災害リスク研究所 特別コラム企画 - さくら事務所 : ■不動産の達人株式会社さくら事務所■東京都渋谷区/代表取締役社長:大西倫加 株式会社さくら事務所は「人と不動産のより幸せな関係を追求し、豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと」を理念として活動する、業界初の個人向け総合不動産コンサルティング企業です。1999年、不動産コンサルタント長嶋修が設立。第三者性を堅持した立場から、利害にとらわれない住宅診断(ホームインスペクション)やマンション管理組合向けコンサルティング、不動産購入に関する様々なアドバイスを行う「不動産の達人サービス」を提供、56,000組を超える実績を持っています。本件に関するお問い合わせ株式会社さくら事務所広報室:石原・堤東京都渋谷区桜丘町29-24桜丘リージェンシー101TEL:03-6455-0726FAX:03-6455-0022Email: press@sakurajimusyo.com URL: release_20220530.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月30日ファイナンシャルプランナーの大野先生が、速報で「子育て世帯生活支援特別給付金」について教えてくれました。「わが家は当てはまるかも……」という方はぜひご確認を!昨年の2021年5月~6月を中心に児童扶養手当の受給者を中心とした低所得の子育て世帯に「子育て世帯生活支援特別給付金」が支給されました。2022年も厚生労働省が、「新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中で、食費等の物価高騰等に直面する低所得の子育て世帯に対し、特別給付金を支給することにより、その実情を踏まえた生活の支援を行う。」と発表しています。そのため、今年度もこの「子育て世帯生活支援特別給付金」の支給を予定しています。 今回はこの2022年度の子育て世帯生活支援特別給付金の概要について概要をお伝えします。 1.給付金の概要について2022年5月17日現在、厚生労働省が発表している内容は以下のとおりです。 (1)対象者①児童扶養手当受給者等(低所得のひとり親世帯)②上記①以外の令和4年度分の住民税均等割が非課税の子育て世帯(その他低所得の子育て世帯) ※上記①、②のいずれの場合も対象となる子どもの範囲は18歳に達する日以後の最初の3月31日まである児童(障害児の場合は20歳未満)となります。※令和4年度分の住民税は5月~6月にかけて決定されます。課税される方は勤務先から住民税の「特別徴収税額の決定通知書、または市区町村から直接、住民税の納税通知書が届きます。住民税非課税の判断ができない場合は、6月上旬以降にお住まいの市区町村の個人住民税の担当部署に確認しましょう。 (2)支給額対象の子ども1人あたり5万円 (3)支給時期①低所得のひとり親世帯(ア)2022年4月分の児童扶養手当受給者については、できる限り6月までに支給(申請不要)(イ)直近で収入が減少した世帯等についても、できる限り速やかに支給(要申請) ②その他低所得の子育て世帯(ア)2022年4月分の児童手当または特別児童扶養手当の受給者で、令和4年度分の住民税均等割が非課税の人が、所得や住民税の情報が判明した場合、できる限り速やかに支給(申請不要)(イ)上記(ア)以外の人の中で、対象児童を養育する者で、令和4年度分の住民税均等割が非課税の人(例:高校生のみを養育している世帯)や直近で収入が減収した世帯等についても、できる限り速やかに支給(要申請) 2.主な自治体の取り組み状況今までの給付金と同様にお住まいの自治体がこの給付金の窓口になるため、自治体によって準備状況が異なります。 2022年5月17日現在の情報によると、北九州市は、2022年4月分の児童扶養手当受給者には5月31日に、令和4年度分の住民税均等割が非課税の人には6月17日に支給されるとホームページ上で公表しています。また、さいたま市や上越市でも2022年4月分の児童扶養手当受給者には5月31日に支給予定と公表されています。 その他、支給日は異なりますが、松山市や松阪市等で支給予定についてホームページで公表していますが、多くの自治体では準備中の状況でした。 日を追うごとに詳細な情報をアップする自治体も増えますので、該当する方や内容を確認したい方は、適宜お住まいの市区町村または都道府県のホームページを確認すると良いでしょう。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志<p><span style="font-size:12px;">1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。</span></p>
2022年05月26日猫のらむちゃんと暮らす日常を、Twitterに投稿しているM. Manabe(@nekomanabe)さん。ある日、M. Manabeさんが住む地域で、地震が発生しました。らむちゃんはその時、毛づくろいをしている最中でしたが、ふと動きを止めて…。毛づくろいをしている最中に地震が来たので、舌をしまい忘れたまま、(何だ?何だ?)と様子を伺うらむ。 #地震 #猫のいる暮らし pic.twitter.com/dnJ7n2yZ3R — M. Manabe (@nekomanabe) May 5, 2022 突然の地震に、らむちゃんはビックリしたのでしょう。毛づくろいをしていた時に出していた、舌をしまい忘れています!「今の何?何が起きたの?」と、一点を見つめるらむちゃん。私たち人間ですら、突然起こる地震に驚くのですから、らむちゃんがビックリするのも無理はありません。らむちゃんが地震に驚く様子に、多くの人が癒されたようです。・不安そうな眼差しと、しまい忘れたベロの奇跡のコラボがかわいすぎる。・怖かったんだろうけど、かわいくてキュンとした…!・猫の舌がこんなに出ている姿は、ここ数年見たことがなかったよ。らむちゃんが毛づくろいをしている最中に、また地震が発生したら、舌をどうするのか、気になりますね![文・構成/grape編集部]
2022年05月06日熊本地震から6年、「構造王」と「地盤災害ドクター」が徹底解説業界初の個人向け不動産コンサルティング・ホームインスペクション(住宅診断)、マンション管理組合向けコンサルティングを行う“不動産の達人”株式会社さくら事務所(東京都渋谷区/社長:大西倫加)が運営するシンクタンク「だいち災害リスク研究所」は、熊本地震から6年を迎えるにあたって、熊本地震の教訓と今後に活かすべき方策について、木造住宅の構造計算、構造設計を普及促進している「構造塾」M’s構造設計「構造王」佐藤実塾長とのコラボ企画として、リレー形式の動画と、動画をもとにした特別コラムを、2022年4月14日(木)に公開致しました。熊本地震の被害の様子熊本地震の教訓は、木造住宅の耐震性の問題と、住宅の建つ地盤によって被害が大きく異なること熊本地震は、2016年4月14日、4月16日と、28時間ほどの間に2回の震度7の揺れを立て続けに観測した地震です。2回の震度7を記録した熊本県益城町中心部では木造住宅の倒壊が多数発生、住宅の「耐震性」に課題が大きいことが浮き彫りになりました。また、熊本地震では「通り1本挟んで被害が全く異なる」といった特徴的な住宅被害が発生し、建物の建つ地盤の特徴によって、住宅被害が大きく異なるということが浮き彫りとなった地震被害ということができます。住宅は構造計算による耐震性を、地盤は揺れやすさを調査した家づくりが地震被害を大きく減らす地震にまつわる俗説的な話題として、二階建て住宅より平屋建て住宅のほうが安心、瓦屋根の住宅は倒壊しやすい、などの話が飛び交うことがあります。傾向として平屋建てより2階部分の重量がある二階建て住宅は不利で、瓦屋根も重量物がある分不利ですが、2階建て、3階建てや瓦屋根の家でも構造計算を行うことなどで耐震性を高めることはできます。同様に、耐震性を高めるより制震ダンパーを入れた方がいいという話もありますが、あくまで耐震性あっての制振ダンパーで、耐震性が十分あることで制振装置もより効果を発揮するようなことがあります。地盤の地震に対する特徴も、「微動探査」という手法でピンポイントの土地ごとに計測したうえで家づくりができるようになりました(さくら事務所では「地震トータルアドバイス」として提供)。今後は、地盤だけでなく住宅でも「微動探査」を行って、建物の耐震性能を評価できるようになることが見込まれます。熊本地震から6年を迎えた次のステップとして、地盤の地震に対する揺れやすさや揺れ方の特徴を知ったうえで住宅の設計、耐震性向上に活かしていくことや、住宅の耐震性能や地盤とのマッチングを踏まえた住宅づくりや地震対策により、住宅の被害が少なくなることを目指します。特別コラム:熊本地震から6年何が変わったのか? : 【さくら事務所×だいち災害リスク研究所×構造塾コラボ動画】熊本地震から6年、地震に強い住宅を考える【建物×地盤】地震対策トータルアドバイス(微動探査)【建物×地盤】地震対策トータルアドバイス(微動探査) - さくら事務所 : ■不動産の達人株式会社さくら事務所■東京都渋谷区/代表取締役社長:大西倫加 株式会社さくら事務所は「人と不動産のより幸せな関係を追求し、豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと」を理念として活動する、業界初の個人向け総合不動産コンサルティング企業です。1999年、不動産コンサルタント長嶋修が設立。第三者性を堅持した立場から、利害にとらわれない住宅診断(ホームインスペクション)やマンション管理組合向けコンサルティング、不動産購入に関する様々なアドバイスを行う「不動産の達人サービス」を提供、2022年3月末日現在で56,000組を超える実績を誇る。本件に関するお問い合わせは、お気軽に下記までご連絡ください。株式会社さくら事務所東京都渋谷区桜丘町29-24桜丘リージェンシー101広報室:石原・堤 TEL:03-6455-0726FAX:03-6455-0022Email: press@sakurajimusyo.com 熊本地震_リリース2.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月14日2022年3月16日の夜、宮城県と福島県で最大震度6強の地震が発生しました。さらに、日本では同月18日の夜に、岩手県で最大震度5強の地震を観測。大きな揺れをともなう地震の発生に、各地域で不安の声が上がっています。台湾の蔡英文総統「台湾はいつも日本の皆さんと一緒」同年3月17日、台湾の蔡英文(さい・えいぶん)総統がTwitterを更新。日本で起きた地震について「心を痛めています」と心境を明かし、次のようにメッセージをつづりました。東北地方を中心に、日本がまた大きな地震に襲われたと聞き心を痛めています。被害が最低限にとどまるように祈っています。台湾はいつも日本の皆さんと一緒です。支援が必要であればいつでも言ってください。— 蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) March 17, 2022 地震の被害が最低限にとどまることを願い、「支援が必要であればいつでもいってください」と声かけをした、蔡英文総統。日本に住む人々をおもんぱかり、自ら支援を名乗り出る細やかな心遣いに、胸がジーンとしますね。ツイートは拡散され、11万件を超える『いいね』を集めました。・いつも心が温まるメッセージを、ありがとうございます。・不安な中、メッセージを見て励まされました。気遣いあふれる台湾が大好きです。・コロナ禍という大変な状況で、他国へも優しいお言葉をかけられる人柄を尊敬します。蔡英文総統は、これまでも日本で災害が起きるたびに、励ましのメッセージをたびたび寄せています。台湾から寄せられた熱海土砂災害へのメッセージその内容に感謝の声大変な困難に陥った時こそ、手と手を取り合える関係は心強く、大きな支えとなるもの。不安な気持ちに押しつぶされそうな時は、「台湾はいつも日本のみなさんと一緒」という言葉を思い出したいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年03月19日2022年3月16日の夜、宮城県と福島県で最大震度6強の地震が発生しました。大きな揺れに不安を覚えるのは、人間だけでなく、動物も同じ。ペットを飼っている多くの人は、慌てたり不安がったりする動物に「大丈夫だよ」と声をかけたことでしょう。猫と暮らしている、tama毛(@tama12tebako)さんの地域でも、大きな揺れを観測。地震直後、tama毛さんは、猫の姿を見失いました。「猫が不安に感じているのでは」と、すぐさま自宅内を探した、tama毛さん。そして、見つかった猫の姿がコチラです。猫…猫は無事か??と思って慌てて探しに行ったら、地震で開いた食器棚から鮭とばを盗もうとしてた pic.twitter.com/1hUtzhPRwI — tama毛 (@tama12tebako) March 16, 2022 猫は、地震の揺れによって開いた食器棚を詮索中。食器棚の中にしまってあった、鮭とばを盗もうとしていたのです!この投稿には、「笑ってしまった」などの声が寄せられています。・どさくさに紛れての犯行!たくましい!・地震の揺れで不安になっていた気持ちが和らぎました。猫ちゃん、ありがとう。・笑ってしまいました!「こんな時はまず、食料確保にゃ!」といわんばかりの視線ですね。鮭とばは、人間用の食べ物であるため、猫に与えてはいけません。tama毛さんは、この後、鮭とばの代わりにサーモン味の『Ciaoちゅ~る』を与えたそうです。地震の直後に、不安な気持ちを和らげてくれる猫の姿に、多くの人が癒されました![文・構成/grape編集部]
2022年03月18日2022年3月16日の夜、宮城県と福島県で最大震度6強の地震が発生しました。地震を観測した地域では、大きな揺れに不安を覚えたり、身を守るための行動を取ったりした人もいるでしょう。地震で猫たちが見せた行動2匹の猫を飼っている、マキシシDO(@policohumour)さん。地震の発生時に、猫たちを確認したところ、思わぬ行動を取っていたといいます。飼い主さんが目にした、猫たちの様子がこちら。揺れるたびに机の下に移動するうちの猫たちの危機管理能力見習いたい…… pic.twitter.com/FwwGLiOVth — マキシシDO (@policohumour) March 16, 2022 なんと猫たちは、揺れるたびに机の下に移動し、静かに座って待機していたのです!2匹の表情をご覧ください。口を結び、キリっとした表情からは、地震による危険を感知し、静観しているようにも見えます。写真に対し、ネット上では「素敵!」「えらい。賢すぎる」「ぜひ子供たちにも見せたい、お手本のような1枚」といった声が続出しました。飼い主さんは、机の下でジッとしていた猫たちについて「見習いたい」とコメントしています。地震の揺れを素早く察し、身を守る行動を取った2匹の猫。危険を感じたら、落ち着いて身の安全を確保することの大切さを教えてくれる1枚ですね![文・構成/grape編集部]
2022年03月18日2022年3月16日の夜、福島県沖を震源とする、最大震度6強の地震が起きました。宮城県や福島県で震度6弱や6強の揺れが観測され、東北地方だけでなく首都圏など広範囲で停電が発生。停電が起きると、テレビは映らなくなります。また、インターネットの通信環境もつながりにくくなり、スマホの使用にも影響が出るでしょう。きづきあきら(@kidukira)さんの自宅でも、16日の地震で停電が起きました。また、インターネットの通信環境もつながりづらかったそうです。困っていたところ、息子さんが取った行動は…。俺が授業で作ったラジオがある。テレビも電気もつかなくて、ネットもつながりにくくてどうにもならない時に、次男の「俺が授業で作ったラジオがある」のおかげで助かるというドラマ的展開 pic.twitter.com/Pr8X1Qobq8 — きづきあきら (@kidukira) March 16, 2022 息子さんは、学校で作ったラジオを持ってきたのです!状況にもよりますが、停電が起きても、ラジオの電波塔に設置されている非常電源が作動している限り、ラジオは使えます。きづきさんによると、ラジオに装着することによって、スマホの充電もできたとのこと。授業で作ったとは思えない、災害時に役立つ機能が備わっていたのです…!息子さんが用意したラジオに、「自分も準備しておこう」といった声が相次いでいます。・東日本大震災の時、学校で作っていたラジオが使えたことを思い出した。・普段、あまり聴かないけど、ラジオは捨てずに取っておいたほうがいい!・頼もしい息子さん!授業で習ったことを災害の時に活かせるようにしておきたいね。地震や台風、豪雨など、多くの災害に見舞われてきた日本。災害は、いつ起こるか分かりません。いつ不測の事態が起きるか分からないからこそ、日頃からできる対策を施しておきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年03月17日東日本大震災が起こった3月11日は、改めて防災の意識が高まる日です。地震や津波は、いつ我が身に起こるか予想がつきません。不測の事態が生じたときに、自分たちの身を守るためには家での避難経路の確保や、家具の置き方、備蓄用品の整理収納がとても大事になってきます。だからこそ、このタイミングで、自宅の“防災対策”を見直してみませんか?整理収納アドバイザーの筆者が考える“地震対策でチェックすべきポイント”を紹介しますので、参考にしてください。1.避難所へ行くか、在宅避難にするか今、災害が起こったとしたら、あなたはどんな行動を取るでしょうか。とりあえず「早く避難所へ行かなくちゃ!」と考えていませんか?マンションのように耐震設計されている建物に住んでいて、以下のように居住や家族に大きな問題がない場合は、避難所へ行くより在宅避難が望ましい場合もあります。・家族にケガはない・自宅や周辺が安全である・水や食料など備蓄食材がある避難所は、自宅に居住できなくなった方を一時的に受け入れて保護するための場所でもあります。災害が起こり、避難者が殺到する可能性のある避難所では、衛生面の確保やプライベートへの配慮、ペットとの共存など、環境の変化が予想されます。精神面・体調面も考慮すると、住み慣れている在宅避難が安心なこともあります。そのために、家具に転倒防止の処理をしたり、安全を確保できる位置へ移動しておくなど、日ごろから備えておくことがとても大切です。2.在宅避難の備えを考えよう自宅での安全を確保するためには、“家庭内DIG”を考えてみましょう!DIGとは、Disaster(災害)、Imagination(想像力)、Game(ゲーム)の頭文字を取って名付けられた略語で、参加者が地図を使って災害対策を検討する訓練のことです。「一番安全なところはどこ?」「危ないと思うところはある?」「どうしたら解決できそう?」など、在宅避難で安全な環境を確保する方法について、家族内で話してみましょう。防災は家族みんなで考えてみることが大切です。危険な場所や安全なスペースなどについて家族で意見を出し合うからこそ、今まで気が付かなかった点が見えてくるかもしれません。柔軟な発想力から解決策が見つかったり、災害に備えた部屋の片付けなど、すぐに行動に移せたりすると思います。3.避難経路を確保しよう家庭内DIGで出た意見を参考にして、・安全な避難スペースはあるか・家具などが転倒しないように対策はできているか・避難経路は確保できているかこの3つのポイントを中心に、家の中を見直してみましょう。玄関・廊下廊下には捨てようと思っていた段ボール、玄関にはビニール傘や靴など多くのものであふれていませんか?避難経路である玄関と廊下には、いざというときにスムーズに移動できるよう必要最低限のものだけを置き、普段からこまめに整理することが大切です。リビングテーブルやソファなどの大型家具も、地震の揺れで思いのほか大きく移動することがあります。特に、液晶テレビは薄くて軽量なので、耐震ベルトやマットでテレビ台にしっかり固定しておきましょう。加えて、玄関やベランダへの避難経路が確保できるよう、リビングの出入口や窓ガラス付近には家具を置かないなど、配置をよく検討してみてください。寝室地震のときは、家具の転倒や落下、移動などで負傷してしまうことも。就寝中に家具が倒れてきたら、逃げる間もなく下敷きになってしまう可能性があります。また、家具が扉の前を塞いでしまうと、真っ暗な寝室から簡単に脱出できなくなります。家具の倒れてきそうな方向を想定して、転倒防止グッズで固定したり、扉を塞がないような配置にするなど、今一度見直してみましょう。4.非常用ライトを準備しておこう夜間に突然地震が起こることもありますよね。たとえ日中に起こっても日が暮れれば不安は大きくなり、とても心細い夜になるはず。よって、非常用の懐中電灯やライトの準備は万全にしておきましょう。筆者宅では、2種類の非常用ライトを常備しています。ライトを準備する際は次の3つを意識してみてください。1.各部屋にミニライトを置く入浴中に地震が起こり停電になったとしたらとても焦ってしまいますよね。そんなときのために、筆者はお風呂から出てすぐ手が届く場所にミニライトを設置しています。その他、玄関、2つの子ども部屋、寝室、リビングの合計6か所の手に取りやすい位置に置いています。2.夜間の避難に便利なヘッドライトを準備する真っ暗な部屋の中で誰がどこにいるか、床に何が落ちているかも分からないとき、とても役に立つのがヘッドライトです。ヘッドライトを装着すれば、両手が自由になるため、足元に注意しつつ、すぐに室内の安全確認ができます。外に避難する際も、避難リュックを背負い、空いた両手で家族の手をつなげば安心ですよね。なので、ヘッドライトは用意しておくのがおすすめです!3.電池で駆動する非常用ライトを選ぶ非常時に必要な電子機器は、充電式だと停電時に充電ができなくなる可能性もあります。自宅にある非常用ライトやラジオが何の電池で動くのか早めに確認し、充電式であれば買い替えを検討するのもいいかもしれません。懐中電灯や携帯ラジオなどは、単4電池か単3電池のどちらかで動作可能な機種に絞っておくと、電池の備えがとてもラクです。筆者宅のミニライトとヘッドライトは、すべて単3電池1本で使えるものを用意しています。災害時に少しでも安心できるよう万全の準備を新生活がはじまるこの時期に、暮らしの変化にあわせて、災害への備えも一緒に考えてみましょう。家庭内DIGを通して家族みんなで室内の安全に配慮できると、安心して健やかに過ごせるようになります。4つのポイントを参考に、地震対策を見直してみてくださいね。みやがわのぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/みやがわのぞみ
2022年03月11日甚大な被害をもたらした東日本大震災から11年、今年も間もなく3月11日を迎えます。毎年、このタイミングで改めて地震への備えを意識する人も多いでしょう。そこで一級建築士のリクドウさんが、「地震に強い賃貸の特徴」を教えてくれます。1人暮らしを始める方、引っ越しを考え中の方、物件選びの参考にしてくださいね。一級建築士が教える!「地震に強い賃貸物件」の特徴ーー地震の多い日本において、アパートやマンションなどの賃貸物件選びは、どのような点に注意すればいいでしょうか。建物の構造と築年数、耐震工法、そして立地が大きなポイントになると思います。それぞれの基本的な説明をしていきますね。建物構造:火災にも強いRC造がおすすめ!建物構造はおもに次の4種類に分けられます。鉄骨鉄筋コンクリート(SRC造)鉄筋コンクリート(RC造)鉄骨造(S造)木造地震に強い構造はどれだと思いますか?正解は、後に説明する耐震基準をもとに設計されていれば、どれも差はなく、構造にこだわることはありません。ただSRC造は、高層ビルなど大規模な建物に多く、単身者向けの賃貸物件ではほとんど見られませんので、ここでは例外と考えると、地震による二次災害に多い火災にも強いという点で、RC造がおすすめと言えます。ちなみに、よく2階建てくらいの木造集合住宅はアパート、それ以外の集合住宅はマンションと呼ばれることが多いですが、明確な決まりはありません。オーナーや不動産屋さんの好みでつけられた場合もあると思いますね。築年数:2000年以降に建てられた築22年以内のものがベスト!なぜこの数字を出したかというと、1995年に起きた阪神淡路大震災を教訓に、2000年に建築基準法が改正されたからです(2000年基準と呼ばれます)。地盤に合った基礎工事の徹底、接合部や耐震壁の配置バランスの強化などが追加されました。え、じゃあ築23年以上はアウトなのかと言ったら、そうではありません。耐震基準法の歴史は、大きく3つに分けられまして、2000年基準が最新なんですね。その前は、1981年に改正されており、これは新耐震基準、それ以前は旧耐震基準と呼ばれています。このうち2000年基準と新耐震基準で建てられたものは、次の内容を満たしていると言えますが、旧耐震基準で建てられたものは保証されていません。「震度5強程度の中規模地震では軽微な損傷、震度6強から7に達する程度の大規模地震でも倒壊は免れる」(1981年に改正された建築基準法の新耐震基準より)ですので、新耐震基準で建てられた築41年以内のものがまぁ安心、より手堅くと考えるなら2000年基準で建てられた築22年以内のものが望ましいと言えます。最近はリノベーション物件が注目を集めていますが、特に築年や、古いものなら耐震補強の有無は必ずチェックしましょう。おしゃれな空間も大事ですが、命のほうがもっと大切です。耐震工法:一番は免震だが、集合住宅はほとんどない!建物の倒壊や破損などを防ぎ、地震に耐えるための工法を言います。種類と地震の強い順番は次の通り。免震制震耐震詳しい話は複雑になるので割愛しますが、使われている漢字を見てもらえればおおよその見当がつくと思います。耐震は揺れに耐えられる(でもがっつり揺れます)、制震は揺れを制する(それでも揺れは感じます)、免震は揺れから免れる(ゼロではないがそこまで感じません)、ですね。建物の倒壊は3つとも防げるには変わりありませんが、室内の破損を防げるのは免震と思ってください。免震は病院や公共施設などに多く、一般の集合住宅ではあまり見られません。東日本大震災時、私は制震工法のビル内にいて、かなり揺れましたが、倒壊や命の危険などの心配はせずに済みました。とはいえ、個人的には耐震工法がされているだけでも十分な安心材料と思えます。予算と相談しながら、よく検討してください。立地:関東在住ならば武蔵野台地がいいとは限らない最後は立地ですね。職場から〇分以内とか駅近とか細かい条件は人それぞれあると思いますが、もっと視野を広げて地盤を見ることもけっこう重要だったりします。関東在住であれば、武蔵野台地が比較的しっかりしていると言われています。ですが、最新情報によると武蔵野台地すべてが強いというわけではなく、地盤が弱い場所も存在することがわかりました。また、昔沼だったり川だったりした場所は基本地盤が弱いと考えられますので避けてもいいでしょう。一概には言えませんが、住所に「沢」や「谷」など水辺を連想させる地名がついているところもちょっと意識してもいいかもしれません。国交省のサイトなどを参考に調べることをおすすめします(※)。そうそう、埋立地が気になる人もいますよね。高層マンションが建っているエリアもあり、それはどうなんだ?とみなさん不安になると思いますが、基本的に問題はありません。なぜなら、地中深くの土丹層などの固い地層に支持杭を打ち込むから、構造上は大丈夫なんです。でも、心理的にちょっと不安になりますよね。余計な心配をしたくなければ、わざわざ埋立地エリアに住まなくてもいいと思います。以上、大まかに4つのポイントをご紹介しました。ほかに柱は多いほうが安全、1階が駐車場やピロティ(広々とした空間)だと危険、ということも言われますが、それらには築年数が大きく関わってきます。旧耐震基準で建てられたものでしたら、柱は多くても強度が弱ければ倒壊の可能性は高いですし、反対に、新耐震基準で建てられたものであれば、1階が駐車場やピロティであっても倒壊の危険は低いです。自分なりに安心して暮らせる物件を見つけて、気持ちよく新生活を始めましょう。「地震に強い賃貸物件」ポイント4つをおさらい教えてくれた人リクドウさん一級建築士。設計事務所の管理建築士。普段の仕事は、公共、商業施設の設計がメイン。住まいに対するモットーは「自分らしくいられる、憩いの空間であるべき」。※国土地盤情報検索サイト”KuniJiban”©Lesia_G/Getty Images文・伊藤順子
2022年03月05日