女性の「きれい」の源は、腸でできている!?健康なこころとからだでいるために、重要な役割を担っていると言われている腸。今回は、特に「女性の美容」に腸がどのような影響を与えているのか、一般社団法人「日本美腸協会」代表理事の小野咲さんにお話をうかがいました。腸が不健康だと、本物の「美」は手に入らない!【腸が健康だとどうなるの?】1.顔色が明るくなり、肌にツヤが出る。髪の毛にハリ、コシが出る2.全身のあちこちに固まったコリが解消される3.姿勢が良くなる4.睡眠の質があがる5.栄養分がからだにしっかりと吸収される6.花粉症やアトピーも治ったりする腸の健康は、女性の美容にとって良いこと尽くし!まさに「美の好サイクル」を生み出す器官と言えそうです。「腸が健康だと、全身の血の巡りが良くなります。またしっかりと栄養を吸収することができるので、からだ中に良い栄養分を送り出すことができるようになります。その効果、顔色はワントーン以上明るくなり、肌は潤ってツヤが出てきます。また、女性の命とも言われる髪の毛にはハリやコシが出て、全体的に活き活きとした印象になります。さらに、健康な腸には弾力があり、あるべき場所に自ら収まることができるので、自然と背筋が伸びて姿勢も良くなります。また、腸が健康だと眠りを誘う睡眠ホルモンの「メラトニン」が生成されるので睡眠の質もあがるので疲れの残らないからだになり、毎日をハツラツと過ごすことができます。少し時間はかかりますが、花粉症が治ったり、アトピーを改善することもできるんですよ」メイクやファッションでどんなにきれいに着飾ったとしても、その美しさは一時的なもの。さらに歳を重ねるごとに、毛穴の開きや小ジワ、肌のくすみやたるみなど、隠したい「粗」のレベルはあがっていく一方。そんな粗隠しのために高価な化粧品や装飾品を購入するよりも、「からだの内側から輝く本物の美しさ」を引き出す腸の健康づくりに注力した方が、断然「美」の成果を得ることができそうです。腸が健康だと、幸せになれる!?さらに腸の健康は美容に良いだけでなく、精神的にも良い影響があるとか。「腸には、幸せホルモンと呼ばれる“セロトニン”を分泌する機能も備わっています。セロトニンがしっかりと分泌されている人は幸福感で満たされているので、ストレスによる暴飲暴食をしませんし、物事を常にポジティブに捉えることができるようになります。腸が健康な状態であれば、精神的にも安定した毎日を過ごすことができますよ」何と、体内で分泌されるセロトニンの90%以上が腸で生成されているとか!腸が汚れていたり元気がなくなると、このセロトニンが分泌されにくくなってしまい、落ち込みやすくなったりストレスが蓄積されていく原因にもつながるそうです。裏を返せば、腸が健康であれば、内側から輝く本物の美しさを手に入れ、ポジティブでハッピーな毎日を送れるということです!今日から美腸生活を始めよう美容にもこころの安定にも効く腸の健康。では一体どうすれば健康的な腸をつくることができるのでしょうか。腸の健康に良い食事を心がけよう1.1日1.2〜1.5リットル以上(夏場はプラス500ml)の水を飲む2.ネバネバ食材などで水溶性の食物繊維をたっぷり摂取する3.酸化した油や、加工品、スイーツは極力控える「身長160cm未満の場合は最低1日1.2リットル、160cm以上の場合は1.5リットル程度のお水を飲むことを推奨しています。夏場は代謝があがって汗もかくので、プラス500mlの水を飲むようにしてください。納豆やオクラ、めかぶなどの水溶性の食物繊維を含むネバネバ食材などを意識して食べることも大事。腸の中で、食物繊維が老廃物を集めるホウキのような役割、お水がその集めた老廃物を流す役割を担ってくれるので、食事とお水で腸を掃除するようなイメージです」また酸化した油や加工品、スイーツは腸にとって負担がかかり、腸の動きをにぶくしてしまう食材となるので、極力摂らないようにするのがおすすめだそうです。腸の動きを活発にする運動をしよう1.お腹を伸ばすようなストレッチや伸びをする。足をあげる運動で腸腰筋を鍛える2.股割りストレッチ3.お腹のツボ押し(朝晩各1回。詳しくは4本目にて)「元気がない腸は動きがにぶくなってしまっているので、まずは腸を動かすための刺激を加えることから始めてみてください。加えて腸腰筋を同時に鍛えることで、腸を正しい位置にキープすることができ、腸の正常運転をサポートすることにつながります」腸を刺激するときに大事なのは、リラックスした状態で行い、気持ち良いなと感じる程度の力加減で行うこと。また、ハードな運動は興奮のスイッチをONにしてしまい、腸の動きを止めてしまう原因になるのでNGとのこと。とにかく落ち着いた気持ちでゆったりと臨むことが、効果を得られる秘けつだそうです。女性に美にとって欠かせない「健康な腸」。本物の美しさとこころの平和を求めたいならば、まずは健康な腸づくりから始めてみてはいかがでしょうか。【小野 咲】一般社団法人「日本美腸協会」代表理事。「腸から始まる体質改善No.1美腸エステティックGENIE(ジニー)」トップセラピスト。大学を卒業後、看護師として小児科や便秘外来での経験を経て美腸のためのエステサロンを青山と恵比寿に立ち上げる。自身が長年便秘を煩っていた経験も生かしながら、腸を健康にして美しくなるための知識やケア方法を広めている。
2016年08月03日発酵食品は食べてますか?ジャンクフードやレトルト食品などが溢れる現代、味噌や納豆、漬け物などの発酵食品を食べる機会が少なくなってはいないだろうか?最近では、腸内環境と肥満、ガン、アレルギー、糖尿病などの病気との因果関係が研究されており、「腸の健康」に注目が集まっている。50種類の厳選された原材料を長期発酵したエキスオリーブ薬局竹の山店は、2016年7月20日(水)に植物発酵エキス「腸美人」を発売した。「腸美人」は、50種類以上の原料野菜を、有機黒糖を使用して長期間熟成した植物発酵エキス。この発酵エキスが腸内環境を整え、良好な腸内フローラを保つという。また、原材料は農薬・化学肥料不使用、旬の時期に露地栽培した植物のみ使用、免疫を高める効果のあるアブラナ科の野菜を多く使用するなどのこだわりが詰まっている。同店の薬剤師が自信を持って発売する「腸美人」、毎日の食事が不規則、健康的でないと感じる人たちにお勧めだ。販売は同店のインターネット支店「Net OLiVE」にて。<商品概要>商品名: 腸美人価格: 税抜 8,000円(税込 8,640円)内容量: 500ml(引用:プレスリリースより)(画像はプレスリリースより)【参考】※極上発酵エキス『腸美人』/Net OLiVE
2016年07月23日むくみといえば顔や足にでやすいですが、実は腸もむくんでしまうのです。腸がむくむことで、便秘の原因に・・・。特に女性に多い便秘で悩んでいる方は、むくみ腸を解消すればウエストも細くなってお通じもよくなりますよ♪むくみ腸とは??脚や顔がむくむように、腸に水分が溜まってむくんで腫れぼったくなってしまうことです。腸がむくむことで便秘解消の妨げに。便秘は、肌あれ、肩こり、腹痛など、様々なトラブルを引き起こします。更に、血流やリンパの流れが悪くなるので太りやすくなったり、全身のむくみ、冷えにも繋がります。むくみ腸の原因とは?むくみ腸になってしまう原因は食生活の乱れ、運動不足、下剤などの便秘薬の常用です。特に下剤は、腸の粘膜が刺激され血流障害を起こしてしまうのでむくみ腸になりやすくなります。普段から冷たい飲み物を好む方はお腹の冷えから腸がむくんだり、デスクワークなどでずっと座りっぱなしの方も腸が動かされないので、むくみ腸になりやすいです。むくみ腸の改善方法3つ出典:We Heart itより1.むくみ腸に効果的な食品を摂るむくみ腸を改善するためには、まず食生活を見直しましょう。むくみに効果的なカリウムと、腸の働きを助けてくれる乳酸菌、食物繊維の摂取を心掛けます。同時に摂取することで相乗効果があるのでオススメです。2.腸マッサージお腹を触って、固くなっていたり張っているような感覚があれば、腸のマッサージがオススメです。おへそを中心に、時計回りに優しく押してほぐします。ストレッチや適度な運動で腸を動かしてあげましょう。3.お腹を温めるお腹が冷えるとむくみやすくなってしまいます。普段から冷たい飲み物やアイスを好んでいる方は控えるようにしましょう。夏でもお腹が冷えてしまわないような服装にして、とにかくお腹を温めることが大切です。むくみ腸を放置すると、どんどん腸内環境が悪化してしまいます。改善することで、体調不良やぽっこりお腹が解消されてダイエット成功にも繋がります。早目の対策を行いましょう!出典:weheartitより
2016年07月17日いま大人気の「腸活」をご存知ですか?腸を元気に活動させることで、ガンや認知症、メタボを遠ざけるだけでなく、体の内外ともに若々しさを取り戻せる健康法のことです。そのために重要な役割を担っているのが、腸内細菌。私たちの腸には、3万種1000兆個もの共生菌がすみ、腸と協力して体と心によい働きをしてくれます。ただしそれは、腸内細菌を喜ばせる食事をし、彼らを元気にする生活をしているときだけに得られるパワーのようです。ならば、腸内細菌に働いてもらうにはどんな腸活を行えばよいのでしょうか?その点について知るためには、76歳のいまも現役で、腸研究の第一人者として活躍する藤田紘一郎さんの『50歳から若返るための1分間「腸」健康法 ―老化を防ぐ決め手は“腸活”です!』(ワニブックス)が役立ちます。ご本人が毎日実践し、若返りによいと実感しているという39項目の方法のなかから、簡単にできそうな6つの方法をご紹介いたしましょう。■1:1回につき1分間の深呼吸を繰り返す「若々しくあり続けるために、第一に必要なものはなんですか?」と問われたら、どう答えるでしょうか?答えは、なんと「性ホルモン」。ちょっとエッチな響きに感じるかもしれませんが、性的魅力を高める性ホルモンも、50歳を過ぎれば若々しく長生きする源泉となるというのです。そんな性ホルモンを枯渇させないためには、腸を鍛えることがいちばん。なぜなら性器は、腸からできているからです。意外な関係性にちょっとびっくりするかもしれませね。じつは、イソギンチャクやクラゲのような原始的な動物には、脳も心臓もなく、生殖活動もすべて腸が行っています。進化の過程で、腸がさまざまな臓器などに分化しました。私たち人類も例外ではありません。その分化の様子がわかるのが、お母さんのおなかのなかにいる胎児。胎内で最初に作られる臓器は腸であり、約8週間後に、腸だった組織にくびれができて性器へと発達します。命の神秘を感じますね。そこで、性ホルモンの分泌量を盛んにするには、リラックスして腸や性器が活発に活動できるようにすることが不可欠。それには深い呼吸が有効です。1回につき1分間、腸に新鮮な空気を送り込むつもりで深呼吸を繰り返しましょう。■2:夕食に「体がなにを欲しているか」1分間考える「若返るためになにを食べようか」「体がなにを欲しているか」、1分間でよいので、メニューにこだわることが大切。しかし1日3食ともにこだわるのは大変なので、夕食を大事にしましょう。なぜなら、腸の吸収力がいちばん高まるのは夜、眠っている時間帯だから。夕食に必ず摂りたい栄養素の第1位は、腸の働きを活性化する食物繊維。そして第2位は、性ホルモンの原料となるコレステロール。卵黄やレバー、ウナギ、魚卵、肉などに豊富に含まれています。しかも、人体を構成する37兆個の細胞の新陳代謝にも、コレステロールは欠かせない栄養素だといいます。■3:たんぱく質とネバネバ食品を一緒に食べる食事で摂った肉や魚、卵、大豆、乳製品などのたんぱく質は、腸で20種類のアミノ酸に分解されます。このうち、体内で十分な量を合成できないため、食事からとくに摂取する必要のある9種類を必須アミノ酸と呼びます。この必須アミノ酸をもとにつくり出されるのが、幸福感や満足感の源泉である「幸せホルモン(セロトニンやドーパミン)」です。そんな幸せホルモンの分泌量を増やすには、腸内で合成されるビタミンCや葉酸、ビタミンB6などのビタミン類の働きが欠かせません。腸内細菌の数と種類を増やし、豊かな腸内環境を築くことで、ビタミン類の合成力は高められます。そのためには、水溶性の食物繊維を積極的に摂ることが大事。ワカメなどの海藻類、オクラや長いも、納豆、メカブ、コンニャクなどに多く含まれます。こうしたネバネバ食品とたんぱく質を一緒に摂ることで、幸せホルモンの量も増えるというのです。■4:良質な油を1日に2~3杯程度摂取する亜麻仁油やエゴマ油、青背の魚の刺し身など、新鮮なオメガ3脂肪酸を毎日摂ると、腸の働きがよくなるそうです。さらに、オメガ9脂肪酸という栄養素を含むオリーブ油も腸の働きをよくします。オリーブ油の利点は2つ。1つは、酸化しにくいので、過熱調理にも向くこと。2つめは、腸内環境を改善する効果を期待できることです。保温効果があるので、温かい食べ物にオリーブ油を加えると、腸内をポカポカ温め続けてくれ、便秘改善効果もあります。とはいえ、摂りすぎは逆効果。著者は、1日2~3杯を目安に摂取することをおすすめしています。■5:食物繊維や発酵食品をたっぷり摂取する私たちの腸には3万種、1000兆個の腸内細菌がいますが、生まれながらに腸にすみついているわけではありません。赤ちゃんは、母親の体内にいるときは無菌。誕生とともに外界にいる細菌とふれあい、腸に取り込んでいきます。そうして生後1年かけて取り込んだ腸内細菌たちが、その人の健康状態を生涯にわたって左右する腸内細菌叢の組成を決めているのです。決まってしまった腸内細菌叢の組成は変えられませんが、諦めることはありません。食物繊維や発酵食品をたっぷり摂る食生活は、腸内細菌叢の善玉菌の数を増やし、免疫力を高めてくれるからです。■6:「ひと口ゆっくり30秒」をふた口だけ行う腸の健康のために、積極的に摂りたいのは、オリゴ糖。オリゴ糖は、ビフィズス菌など善玉菌の大好物だからです。オリゴ糖を毎日摂取すると、大便中のビフィズス菌が40%も増えるというデータもあります。ただし、オリゴ糖の摂取を怠ってしまえば、わずか1週間で元の状態に戻ってしまいます。続けることが大事です。そんなオリゴ糖を豊富に含むのが、玉ネギ、ゴボウ、ニンニク、アスパラガス、納豆などの大豆食品、バナナ、ハチミツなど。一方、避けたいのが、白い主食や白砂糖。白い主食とは、白米や白い小麦粉で作ったうどんやパスタなど。主食にはブドウ糖が豊富に含まれますが、脳の栄養源にはなっても腸の栄養源にはなりません。それどころか、ブドウ糖が大量に腸に運ばれると、小腸は真っ先にブドウ糖の消化に働かなければならず、疲れきってしまいます。ご飯を玄米や五穀米にするだけで、腸の調子は変わってくるはず。50歳を過ぎたら、ご飯はお茶碗に半分程度にし、ひと口をゆっくりと30秒くらいかけて噛んでよく味わいましょう。唾液もたっぷり出て消化もよくなりますよ。食事すべてにひと口30秒をかけるのは大変なので、ふた口だけ1分間かけてよく噛んでみませんか?*人間は加齢を避けることはできませんが、老化を遠ざけることはできます。老化とは、加齢の結果ではなく、衰えだからです。腸内細菌を元気にする生活を心がけて、老化のスピードを遅らせましょう。腸内環境の改善のためにできることから始めてみませんか?(文/山本裕美) 【参考】※藤田紘一郎(2016)『50歳から若返るための1分間「腸」健康法 ―老化を防ぐ決め手は“腸活”です!』ワニブックス
2016年07月15日「太りやすい、やせやすいは、生まれつきの体質ではありません。腸に棲む細菌を整えれば、いつでもやせやすい体質に変われます」と話すのは、腸の研究の第一人者である藤田紘一郎先生。実際に10年ほど前までは、いまより体重が10キロ以上も多く、糖尿病と診断され、血糖値をコントロールするインスリンの注射を受けていたのだとか。そんな藤田先生が、自分の健康を守るために実践したのが、「腸の仕組みに合わせた食生活の見なおし」でした。従来の「カロリー制限食」は、身体の仕組みに合っていないことに気づき、自己流で編み出したのが、いい働きをする腸内細菌に役立つ「酢タマネギ」や「ヨーグルト・ホエイ」などの食材を取り入れた食生活です。この方法でやせやすい体への体質改善を図ったところ、4か月後には血糖値などの異常値が正常値になり、インスリン注射も不要に。体重はなんと半年で10キロ以上減り、周囲からは若々しくなったといわれたそうです。腸内細菌を味方につけてラクにやせる方法が紹介された『1000兆匹の腸内細菌を使って10キロ楽にやせる方法』(KADOKAWA)をもとに、腸の奥深い働きを知ってみましょう。■「やせ菌」を増やしてくれる魔法の食べ物理論的には、「食べるエネルギー」よりも「体を動かして使うエネルギー」が多ければ脂肪が燃焼されてやせるはずですが、人間の体には、この理論を覆すような仕組みが備わっています。それに関係しているのが、腸内に存在する3万種以上、約1000兆個といわれる腸内細菌です。食事の量を減らしても体重は減らず、便秘や肌荒れになったことはありませんか?それは、腸内に「おデブ菌」がたくさんいるせいかもしれません。肥満と深い関わりのある「おデブ菌」は、少ない食事量でもエネルギーをたくさんつくり出し、余ったエネルギーを脂肪に変えてしまうというのです。すると、やせにくい体になってしまいます。そんな「おデブ菌」をおとなしくさせるのが「やせ菌」です。「やせ菌」を増やして活発にするには、スライスしたタマネギを酢に浸けた「酢タマネギ」が大活躍!毎回の食事メニューに取り入れれば、約2週間で効果を実感できるはずです。逆に「おデブ菌」の好物は、「ご飯などの炭水化物」と「スイーツなどに含まれる砂糖」。甘いものに含まれる砂糖は、たった10秒ほどでブドウ糖に分解されて脳へと届けられます。脳がおいしいと感じる快感のまま食べ続けると、「おデブ菌」は増殖し、腸内環境は悪くなってしまうのです。■理想の腸内環境になっているかを知る方法そんな腸内環境の状態を知る手がかりになるのが、「ウンチ」。理想の腸内細菌の構成は、善玉菌が20~30%、悪玉菌が10%、日和見菌が60~70%です。「おデブ菌」や「やせ菌」の正体は、じつはこの日和見菌で、善玉菌と悪玉菌のどちらにも属さない細菌。そして、悪玉菌が増えると「おデブ菌」となって応援し、善玉菌が増えると「やせ菌」となって応援するのです。とくに女性は便秘に悩まされる人が多く、厚生労働省の「平成25年国民生活基礎調査の概況」によれば、男性で便秘の人は全体の26%に対し、女性は49%と約2倍にもなります。便秘は、悪い働きをする腸内細菌が増えている証です。理想の腸内環境になっているかどうか、水で流す前に、自分の便をチェックしてみましょう。[大きさ]・・・バナナ2~3本程度の200~300g。400gあると理想的。[形]・・・バナナやサツマイモのような形。コロコロと丸い状態はよくない。[硬さ]・・・ねり歯磨きや紙粘土のような硬さが目安。いきまなければ出ないような硬いウンチや、水分が多くてベチャベチャしているのはよくない。[色]・・・黄土色や赤茶色が目安。黒っぽいのは悪玉菌が増えている証拠。血が混じっているような赤いウンチや白っぽいウンチは、大腸や肝臓などの病気が潜んでいるかも。[におい]・・・くさいとあまり感じない状態が理想。悪玉菌が増殖するとにおいのきついウンチに。■腸は体の約6割もの免疫機能を担っているウンチは、食物繊維などの食べカスと思われがちですが、食べカスは便の約5%にすぎず、60%以上が水分で、残りは腸の細胞の死骸や、腸内細菌とその死骸になります。ところで、人間の腸の長さをご存知ですか?小腸がおよそ6~7メートルで、大腸は約1.5メートルあります。そこに棲む腸内細胞は、口から入った食べ物を吸収し、一緒に入ってきた外部の細菌などを撃退しています。そして、1000兆個もの細胞がうまく働くには、定期的に新しい細胞に置き換える必要があります。また、1000兆個いる腸内細菌の多くが大腸にいるため、古くなった細胞の死骸とともに細菌もウンチにまぎれています。つまり、腸がよく働いていると、腸の細胞が新しい細胞に入れ替わるので、古くて不要になった細胞と細菌が便と一緒に排出されるため、立派なサイズのウンチになるというわけです。さらに、腸は体内でももっとも多くの免疫細胞が集まっている気管で、体のおよそ6割もの免疫機能を担います。ところが、腸の働きが悪く、悪玉菌が増えている便秘状態では、体の免疫機能もうまく働かなくなります。すると体調不良に陥りやすく、風邪などにもかかりやすくなり、腸の老化を加速させることに。さらに下剤で無理にウンチを出すと腸内細菌も押し出されて細菌の数が減り、腸内細菌のバランスを壊してしまうことになります。食物繊維がたっぷりの酢タマネギなどの野菜や果物、ヨーグルト、納豆、味噌などの発酵食品、魚、タンパク質などをバランスよく摂って腸内環境を整えましょう。*ちなみに日本人のウンチの量は、第二次世界大戦を境に、大きく変化しています。なんと戦後は、食の欧米化などに伴い食物繊維の摂取量が減り、戦前の量の半分にまで減り続けているそうです。食べ物でそれだけ変わるとは驚きです。食事だけでなく、ストレスや睡眠の仕方によっても腸内環境は大きく影響を受けています。言葉を発しない代わりに、ウンチが腸の代弁者。汚いと決めつけず、ウンチと仲良く上手につき合って、健康な腸をキープし、太らない体を維持しましょう。(文/山本裕美) 【参考】※藤田紘一郎(2016)『1000兆匹の腸内細菌を使って10キロ楽にやせる方法』KADOKAWA
2016年07月05日腸専門の予約制サロンが白金高輪でスタート今、メディアなどで話題沸騰中の腸内環境を整える健康法に一役買おうと、完全予約制の「BEAUTY PLUS」サロンで腸専門の整体サービスを開始することが、5月24日、ビューティプラスから発表された。食事だけではなく、腸を直接刺激することが効果的今の医学では、免疫力を高めるためには腸内環境を整えることが非常に大切だということが言われている。そのためには食事で改善する方法が良いとされているが、しかし、食事にどれだけ気を付けても、それを受け入れる身体の方が、つまり内臓の働きが良くなければ、免疫力を上げることはできないのだという。具体的には、加齢による筋力低下などで内臓全体が下に下がってしまうと、子宮や卵巣を圧迫することにより生理不順や便秘、また冷え性などを引き起こし、様々な症状が出てくることで免疫力が下がってしまうきっかけとなるため、サロンで行う施術によって、下がってしまった腸を含めた内臓を元の位置に戻すものだ。免疫力アップが美容力アップにもお解りいただけるだろうが、免疫力をアップさせれば身体的に健康になるため、当然ながら、美容面にも影響が及んでくる。冷えがなくなるだけで血流が良くなっている証拠だし、顔の浮腫みが改善されれば、それだけで引き締まって見える。つまり、いいとこ尽くめなのだという。(画像はプレスリリースより)【参考】※ビューティプラス
2016年06月02日便秘などの腸トラブルを抱える女性は少なくないはず。女性にとって、腸内環境を整えることは大きなテーマです。この腸内環境の観点からやせる身体づくりについて書かれているのが、『ヤセ菌が増えて太らない食べ方』(岩田麻奈未著、自由国民社)。“ヤセ菌”とは気になるワードです。早速その中身を見てみましょう。■ヤセ菌を腸内に増やしてヤセ体質に!1千兆個、重さにして1kg以上――なんと、これが1人の人間の腸内に住む細菌の数です。腸内細菌は、食べたものの消化や吸収を促したり免疫力を高めたり、大切な役割をいくつも果たしています。その理想的な内訳は、善玉菌が2~3割、有毒物質を発生する悪玉菌が1割。残りの約6割は日和見菌という多勢につく菌ですが、そのうち善玉菌に加勢しやすいものがヤセ菌、悪玉菌に加勢しやすいものがデブ菌と呼ばれています。そして、やせている人の腸内はヤセ菌優位、太っている人の腸内はデブ菌が優位になっていると考えられているのです。実際、やせている人と太っている人の腸内細菌をそれぞれマウスに移植した実験では、やせている人の菌を移したマウスはやせ、太った人の菌を移したマウスは太ったそう。日和見菌をヤセ菌に変えることができれば腸トラブルが解消し、自然とヤセ体質になる、というのが本書の主張。ヤセ菌を増やす習慣や、デブ菌に変えないための心得が詳しく説明されています。では、どんなものを口にするとヤセ菌を増やすことができるのでしょうか?気になる“ヤセ菌を増やすエサ”には、こんなものがありました。■ヤセ菌が増える6つの食べ物&飲み物(1)食物繊維「第6の栄養素」ともいわれ、注目されている食物繊維。なかでも水溶性食物繊維は糖や脂肪の吸収を穏やかにしたり、毒素や有害物質を吸い取ってくれたり、便を柔らかく保ちます。善玉菌のエサになり、腸内細菌の住む“腸内フローラ”を改善する役割も担っています。水溶性食物繊維を多く含む食べ物の代表は、大麦と海藻。とくに大麦に含まれる水溶性食物繊維は、白米の20倍。白いごはんを麦ごはんに切り替えるだけで、飛躍的に摂取量を増やすことができます。(2)オリゴ糖糖類のなかでも吸収されにくい組成のオリゴ糖は、大腸まで届いて善玉菌であるビフィズス菌を増やしたり、老廃物や有害物質を自ら吸着して排出したりしてくれます。シロップなどでダイレクトにとるのもいいですが、身近なところではタマネギやバナナ、大豆、ゴボウ、アスパラガスなどに含まれます。豆腐や豆乳、納豆などの加工食品にも含まれる大豆オリゴ糖はとくに腸内フローラを改善する働きが強いのも、うれしい話。(3)有用菌善玉菌やヤセ菌のエサになるだけでなく、腸内で善玉菌と一緒になって働いてくれる有用菌。代表的なものが乳酸菌、麹菌、納豆菌などで、ヨーグルトや納豆、漬け物といった発酵食品からとることができます。とくに納豆や漬け物など植物性の発酵食品は、ヨーグルトやチーズなど動物性のものよりも日本人の腸内フローラとの相性がいいといわれています。(4)油「油=高カロリー」だからと敬遠してはいけません。たとえばオリーブオイルの主成分であるオレイン酸は、大腸のぜん動運動を刺激して排泄を促したり、腸壁を滑りやすくしたりして便の流れをスムーズにする働きがあり、便秘に悩む女性の強い味方。パンにつけたり味噌汁にスプーン1杯回しかけて飲んだり、そのままの形でとれると効果大です。ただし、1gあたり9kcalとカロリーが高くなりやすいのも事実。サラダ油など調理に普段使う油を控える工夫も忘れずに。(5)ミネラルミネラルの一種であるマグネシウムとカリウムは、腸内をよい状態に保ために欠かせない存在。マグネシウムは水分をため込み、便を柔らかくしますし、カリウムは腸の筋肉を正常に働かせるために必要です。身近な食べ物でミネラルを多く含むのは、やはり海藻。海藻に含まれるミネラルのうち80%が身体に吸収されるといわれ、効率よく栄養素を摂取することができます。バナナやリンゴ、ナッツ類もミネラルが豊富です。(6)水分腸内細菌の直接的なエサではありませんが、便秘解消に欠かせないのが水分。また、意外なことにむくみ防止にも水は大切。むくみは、体中を巡って老廃物をとかしこんだ水分が細胞内で滞ることから起きます。水分をたっぷりとって、血液の流れをスムーズにすることが、むくみ解消につながるのです。コーヒー、紅茶、緑茶などカフェイン入りの飲み物は利尿作用があり、逆に水分を奪ってしまうので注意が必要です。*ヤセ菌を増やして腸内環境を整えると、いいことがたくさん。免疫力がアップし、腸トラブルが解消して代謝がよくなり、むくみや冷えも解消。肌荒れも解消します。さらに、お通じがスムーズになればやせやすい身体を手に入れることができるのです。腸内細菌を味方につけて、リバウンドなしの快腸ダイエットが実践できる1冊です。(文/よりみちこ) 【参考】※岩田麻奈未(2016)『ヤセ菌が増えて太らない食べ方』自由国民社
2016年05月05日天然の美容食と言われるアーモンドやクルミなどのナッツ。ダイエットやアンチエイジングに効果が高いことが知られていますが、最近は腸内フローラ(腸内の善玉菌と悪玉菌などのバランス)を整える「育腸」食品としても脚光を浴びています。食物繊維たっぷりのナッツを、オリゴ糖の含まれたハチミツでマリネ。ヨーグルトにかけて食べれば、パーフェクトな「育腸」レシピに!ナッツのハチミツ漬け調理時間15分+漬ける時間 1人305Kcalレシピ制作:家庭料理研究家 近藤瞳<材料 2人分>ナッツ(クルミ、カシューナッツなどお好みのもの) 60gハチミツ 80~100g<作り方>1、ナッツは大きければ食べやすい大きさに割り、160℃のオーブンで8~10分焼く。2、ナッツを瓶に入れて、浸る量のハチミツを加える。一晩~3日程度置く。コツ・ポイント ここではガスオーブンを使用しています。オーブンにより、温度や焼き時間には違いがあるので、ふだんからおうちのオーブンの癖を知っておくようにしましょう。漬け込んだナッツは、ヨーグルトはもちろん、パンケーキと合わせたり、ドライフルーツやチーズと組み合わせてオードブルやワインのおつまみにも!
2016年04月13日□自分は、太りやすい体質だと思う□肌荒れが治らない□恋愛がめんどくさい……これらが一つでも当てはまる人は腸内バランスが乱れている可能性が大!じつは腸は、美ボディ・美肌・モテ度アップのカギを握っている器官なんです。腸内バランスを整えると起こるいいこと5つ腸内を善玉菌優勢に保ってあげると、腸内バランスが整ってこんなにいいことが起こります。1脂肪を増やす悪玉菌が減少し、やせやすい体質ゲット!2幸せホルモンが生成され、いつもニコニコ愛され体質に!3ドーパミンがドバーっとでて、ヤル気と恋愛力アップ!4ビタミンB、C、K、さらに酵素が生成され、内側から輝く発光肌に!5免疫細胞が増加し、アレルギーや病気に負けない身体に!日々の食事や生活習慣を見直せば、腸内バランスは整えることができます。それではさっそく具体的な方法をご紹介しましょう。起床後コップ1杯の水!お通じ習慣を手に入れる寝ている間、腸は乾燥しています。起床後は、コップ一杯の水を飲むようにしましょう。腸が潤い、重みで刺激されるので毎朝のお通じの習慣づけに効果的です。スプーン1、2杯のオイル!美肌&スル〜ッと排便効果オイルには、排便をスムーズにする効果があります。おすすめは、抗酸化作用が高くアンチエイジングにも効果的なオリーブオイルとアレルギー抑制や美肌に効果的なエゴマオイルです。おやつは高カカオチョコレート!便秘&腸内環境改善株式会社明治と帝京大学が行った研究で、高カカオチョコレートに含まれるカカオプロテインには、便通改善&腸内環境の改善効果があることが判明。おやつには、カカオ成分72%以上のチョコレートを食べるようにして!善玉菌の大好物「おなかはすきやよ」善玉菌の栄養素を直接食事で取り入れて腸内環境を改善!キーワードは「おなかはすきやよ」です。おオリゴ糖(バナナ、タマネギ、はちみつなど)な納豆か海藻類は発酵食品(チーズ、漬け物、キムチ、味噌など)す酢ききのこ類や野菜よヨーグルト口角を上げて深呼吸!腸の動きと恋愛力がアップリラックスをすると副交感神経が高まり腸の動きが活発に。おすすめは、深呼吸と口角上げです。どんなに辛いときでも、口角を上げるだけで副交感神経が高まることがわかっているんです。また、深呼吸は助骨を動かすように行うと腸の活動量がよりアップ。恋愛でも、彼にイライラしたときに行えば、冷静モードに切り替わって優しい気持ちでいられますよ。みなさんも腸内バランスを整えて、美ボディで美肌☆モテモテのバイタリティ美人になってくださいね。
2016年04月02日大阪大学(阪大)、日本医療研究開発機構(AMED)、科学技術振興機構(JST)は3月31日、腸管上皮細胞に発現するタンパク質が、腸内細菌の大腸組織侵入を防いで腸管炎症を抑えるメカニズムを解明したと解明した。同成果は、大阪大学大学院医学系研究科 感染症・免疫学講座(免疫制御学)/免疫学フロンティア研究センター 奥村龍特任研究員、竹田潔教授らの研究グループによるもので、3月30日付の英国科学誌「Nature」オンライン版に掲載された。潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患の原因のひとつとして、主に腸管上皮によって形成される腸管粘膜バリアの破綻が知られており、実際に腸管粘膜のバリア機能が低下しているマウスにおいては粘膜への腸内細菌への侵入が観察され、腸管炎症が起こるまたは起こりやすくなっていることがわかっている。大量の腸内細菌が存在する大腸は、粘膜バリアのひとつである粘液層に厚く覆われており、腸内細菌は容易に大腸組織に侵入できないことがわかっているが、どのように細菌の侵入が抑えられているのかはこれまで明らかになっていなかった。今回、同研究グループは、大腸上皮細胞に特異的に高く発現するタンパク質「Lypd8」に着目。Lypd8は、ヒトおよびマウスにおいて大腸上皮に発現し、大腸管腔内に恒常的に分泌されているが、潰瘍性大腸炎の患者では発現の著しい低下が観察された。そこでLypd8欠損マウスを作製したところ、同マウスの大腸では、正常であれば無菌に保たれているはずの内粘液層に腸内細菌が侵入しており、特に大腸菌やプロテウス菌などの有鞭毛細菌が侵入していたことがわかった。またLypd8欠損マウスに腸炎を引き起こすと、野生型マウスと比較して有意に腸炎が重症化した。有鞭毛細菌の多くは悪玉菌として知られ、腸管炎症との関連を指摘されている。同研究グループは、有鞭毛細菌のひとつであるプロテウス菌を使って、Lypd8分子の細菌への作用を調べた。この結果、電子顕微鏡を用いた観察では、Lypd8はプロテウス菌の鞭毛に結合することがわかり、さらに寒天培地を用いた実験で、Lypd8はプロテウス菌の運動性を抑制することが明らかになった。以上により、大腸上皮に高く発現するLypd8は、大腸管腔内に分泌され、特に有鞭毛細菌の鞭毛に結合し、運動性を抑制することで細菌の粘膜への侵入を防止し、腸管炎症を抑制していることが今回明らかになったといえる。同研究グループは、今後、Lypd8タンパク質の補充療法などの粘膜バリア増強による潰瘍性大腸炎への新たな治療法の開発が期待されるとしている。
2016年03月31日腸内フローラって言葉を聞いたことはありますか?私たちの腸の中には、たくさんの菌が存在しています。それらは良い菌もいれば(善玉菌)、悪い菌(悪玉菌)、どちらにも属さない菌(日和見(ひよりみ)菌)といった種類に分けられます。悪玉菌よりも善玉菌を増やすことで、お通じの状態を良くしてくれたり、お肌の調子を整えてアンチエイジングに役に立ったりと、善玉菌にはいい働きがあるんです。でも、逆に悪玉菌の方が増えてしまうと・・・今回は、美容のための腸内フローラについて伝授します。■<腸内フローラって何?>はじめにもお伝えしたように、腸内には善玉菌と悪玉菌が存在して私たちの腸の中でバランスを取っています。その菌が種類ごとに群をつくっていることから、お花畑に例えられて「腸内フローラ」って呼ばれているんです。この腸内フローラは、食生活や年齢、ストレスによって皆それぞれ異なってきます。人それぞれ個性が違うように、腸内のお花畑の状態も違ってるなんて、なんだかおもしろいですよね。善玉菌のほうが多ければ、お通じがよくなり、お肌にも身体にも良いのですが、悪玉菌の方が多くなってしまうと、腸内で有害な物質が増え、おならが臭くなったり、老化を早めてしまったりするのです。「まだ若いから老化なんて」と思うかもしれません。でも、腸内フローラで善玉菌が最も多いのは、赤ちゃんの時なんです。つまり、そこからは下降していってしまうということ。なので、できるだけ善玉菌を多くしていくことが重要なのです。■<腸内フローラと美肌の関係>お腹の腸と美肌とどう関係があるの?と思う女の子もいるかもしれません。でも私たちの腸は、美肌はもちろんのこと、身体全体の健康にも大きく関係しているのです。先ほどもお伝えした通り、善玉菌よりも悪玉菌の方が増えてしまうと、身体にとって有害な物質が増えて、それが全身を巡ってお肌のハリがなくなったり、ぶつぶつと吹き出物ができてしまったりと、美肌にとって悪い原因となってしまうのです。それでは、どうやって善玉菌を増やしていけばいいのでしょうか。■<乳酸菌をとる>善玉菌に代表されるのが、「乳酸菌」。ヨーグルトや乳酸菌飲料、発酵食品に含まれています。乳酸菌の一種、ビフィズス菌などは、その名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。乳酸菌などの菌が生きたまま腸に届くものを「プロバイオティクス」といい、これは腸内に住み着いて増えることができないので、毎日定期的に摂取することがポイントです。ただ、乳酸菌といっても、その種類によって身体に効く作用はさまざま。乳酸菌に代表されるヨーグルトだけでも、いろいろな効能が確認されているんですよ。■<効能別にヨーグルトを摂ることがポイント>「ヨーグルトは毎日食べている」といっても、その種類によって身体の何に効くかは違います。なんとなく「ヨーグルトを食べるとお腹の調子が良くなる」と思っている人も、色々な効能があることを知れば、それに合ったヨーグルトを食べたくなること間違いナシです。ヨーグルトに含まれる乳酸菌の種類によっては、次のような効能があることが知られています。・お腹の調子を整える(「ビフィズス菌LKM512」など)・肌の弾力をあげて、キメを整えるといったような美肌に効く(「LB81乳酸菌」)・内臓脂肪の蓄積を抑えてダイエットに効く(「ガセリ菌SP株」)・花粉症などのアレルギー症状を緩和する(「ビフィズス菌BB536」)・免疫機能を高めて風邪やインフルエンザにかかりにくくする(「ビフィドバクテリウム・ラクティスBB-12」や、「1073R-1乳酸菌」など)■<おわりに>今回はヨーグルトに含まれる乳酸菌によって身体に効く作用の違いについてお伝えしましたが、今までも定期的にヨーグルトを食べていた人も、自分が欲しい効果によってヨーグルト選びをするといいかもしれませんね。腸活をして美肌作り、そして痩せ体質になれるということで乳酸菌を日常的にとっていきたいですね。(桃助/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年03月08日防衛医科大学校(防衛医大)と早稲田大学(早大)は3月3日、80nmの薄膜からなる「ナノ絆創膏」をマウスの傷付いた腸に貼ることで、腸の癒着を予防できることを確認したと発表した。同成果は、防衛医科大学校病院外科/名古屋大学大学院 小児外科学 檜顕成 助教、早稲田大学理工学術院 武岡真司 教授、防衛医科大学校免疫微生物学講座 木下学 准教授らの研究グループによるもので、3月3日付けの英科学誌「British Journal of Surgery」オンライン版に掲載された。腹部の開腹手術後、腸が癒着して食事が通りにくくなることがある。とくに腸に穴が開いて起こる穿孔性腹膜炎では、腸の癒着が起こりやすく注意が必要だが、現在有効な治療法はない。また小児では手術後に腸が癒着し食事が困難になると、成長障害が起こり、深刻な問題となることがある。同研究グループは、これまでに、細胞膜と同じ位の薄い膜厚となる80nmのシート「ナノ絆創膏」を開発し、肺気胸のように肺に穴が開いた場合や大静脈が裂けて大出血した場合にナノ絆創膏を貼ることで創部が閉鎖できることを報告してきた。今回の研究では、腸の癒着に対し、マウスの傷付いた腸にナノ絆創膏を貼ることで、腸の癒着を防ぐ働きがあることを発見した。同研究グループによると、ナノ絆創膏は体に吸収されるポリ乳酸で作られており、感染を増悪させる作用もないため、感染があっても使える可能性があり、従来有効な対策がなかった穿孔性腹膜炎時の腸癒着の予防、とくに将来ある小児での腸癒着の予防に役立つことが期待されるという。
2016年03月04日grinが運営するオリエンタルレシピカフェ(東京都渋谷区)は3月1日、季節限定「春の高カカオ美腸メニュー」を提供開始した。「春の高カカオ美腸メニュー」は、チョコレートに含まれるカカオが持つ 「便通改善効果」と「腸内環境の変化を促進する効果」に着目して開発したもの。高カカオチョコレートに多く含まれる「カカオプロテイン」は、カカオの成分の一種。食品メーカーの明治と帝京大学の共同研究では、カカオプロテインは消化されにくい難消化性であるため、小腸では消化されずに大腸に届くことが判明。そのため、便の基材となってかさを増したり、腸内細菌のエサとなって腸内フローラを変化させたりといった便通改善につながる働きがあると考えられている。さらに同研究では、便秘がちの女性にチョコレートを摂取させる実証実験を行った。その結果、カカオ成分をほとんど含まないホワイトチョコレート摂取群は摂取前と数値がほとんど変化しなかったのに対し、高カカオチョコレート摂取群は排便回数、便量が2倍以上に増加し、腸内の菌叢(きんそう)の変化も見られたとのこと。今回のメニューには3品がラインアップ。「レッグチキンと春野菜の山椒(さんしょう)チョコソース添え」(1,000円)は、参鶏湯(サムゲタン)風に煮込んだチキンレッグと、新じゃがいも、そら豆、菜の花の春野菜を、山椒入りのチョコソースに絡めて食べるメイン料理。チョコのビターな甘さは、山椒の香りと相性が良いという。ソースにはそのほか、シナモンやクローブ、オリーブオイルといった整腸効果が期待できる材料をブレンドしている。「タバスコチョコソースのピザサラダ」(800円)は、素焼きした薄いカリカリのピザ生地に生ハム・サニーレタス・ミニトマト・パプリカ・カッテージチーズ、リコッタチーズを乗せ、タバスコ入りのチョコソースで仕上げた。ソースにはヨーグルトを混ぜ、まろやかさをプラスしている。「自家製チョコ桜餅」(1個300円)は、チョコの甘さと桜の葉の塩味がマッチした和洋折衷デザート。小麦粉と白玉粉を水で溶かし、クレープ状に焼いた皮に、生クリーム入りの高カカオチョコあんを包み、桜の葉の塩漬けで巻いた。注文を受けてから1個ずつ調理するため、作りたての味と食感を楽しめるという。※価格はすべて税別
2016年03月01日たくさんのビフィズス菌配合2016年1月8日、株式会社ファンケルヘルスサイエンスは腸内環境および便通を改善する機能性表示食品である「快腸サポート」を2月19日から発売することを発表。直営店舗や通信販売にて入手することができる。快腸サポートはビフィズス菌の働きにより腸内環境を改善しお通じをスムーズにする。製品の効果が科学的根拠に基づいている機能性表示食品だ。なんと、ビフィズス菌 BB536を50億個、ビフィズス菌 B-3を1億個も含む。また、この製品には同社独自の考え方である「体内効率設計」をいかした胃酸から生きた菌を守る製法を採用。耐酸性カプセルを使用し、内側には胃酸を中和する加工や胃酸の侵入を防ぐ加工が施されている。女性と便秘一般的に男性に比べて女性のほうが便秘になりやすいと言われている。便秘に伴う頭痛や肌荒れは、溜まった有害物質が体内を巡るせいであるという説があるのだが、医学的には証明されていない。自律神経の乱れによって皮膚の血行不良が原因ではないかという説も。女性の体においては排卵後から月経前まで黄体ホルモンが多く分泌される。その時期は腸の蠕動運動が弱くなり便秘がちになる。また、その時期はむくみやすい時期でもあるため体が重いと感じやすい。それだけでなく、女性は筋力が弱いため内臓下垂や胃下垂が発生しやすい。そして、下垂した臓器が腸を圧迫して便秘になりやすいとされている。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社ファンケルヘルスサイエンスプレスリリース(日経プレスリリース)
2016年01月13日昨年、日本の和食がユネスコ無形文化遺産に認定されました。その影響もあってか、ご飯や漬物、味噌汁といった “昔ながらの伝統的な朝食や食生活” に、今ふたたび注目が集まっています。なかでも、「漬物」(ぬか漬けや塩漬けなどの発酵させたもの)は、腸内環境を整え、若々しさを保つために必要な成分を多く含んでいます。今回は、漬物の栄養素や美容効果についてご紹介しましょう。漬物に含まれる「乳酸菌」で腸内環境を整える漬物には、みなさんご存じの「乳酸菌」が含まれています。乳酸菌は大きく分けると「植物性乳酸菌」と「動物性乳酸菌」の2種類。ぬか漬けやキムチといった、主に植物からできた発酵食品に含まれているものが植物性乳酸菌、ヨーグルトやチーズなどの動物から産まれた乳酸菌が動物性乳酸菌となります。植物性乳酸菌は酸に強く、胃に入っても胃酸に負けることなく腸まで届くといわれています。腸の動きを活発にし、腸内の善玉菌の働きを助け、腸内環境を整えてくれるのです。また、腸の掃除をしてくれる食物繊維も多く含まれています。植物性乳酸菌は、食物繊維との相乗効果でさらに活性化するのだそう。昔の人たちが、吹き出物や便秘にあまり悩まされていなかったのは、漬物を毎日食べて知らず知らずのうちに腸内環境を整えていたからかも? しれませんね。おいしい漬物を食べることで、腸がキレイになったりお肌がきれいになっていくならば、毎日意識的に取り入れない手はありません。発酵食品「漬物」で美肌ケア?!「酵素」を摂取したいのなら、漬物を食べることが近道だ、と言われています。漬物のような発酵食品は、熱を通さずに野菜を発酵させているため、酵素をそのまま体内に吸収することができるのです。酵素は、わたしたちの体を正常に若々しく保ってくれる作用があります。熱に弱く、自ら体内で生成される成分ではありません。酵素を摂取するには、食物から直接取り入れるしか方法はないのです。そのため、乱れた食生活や不摂生を続けていると、酵素をうまく摂りいれられず、老化が進んでしまうことにも。「痩せにくなった、疲れが取れにくくなってきた」と感じる人は、老化と共に体の中の酵素が減少していることが、要因のひとつかもしれません。また、熱に弱いビタミン類を摂取できる点も、漬物の魅力。疲労回復を手伝ってくれるビタミンB1、そして、お肌の再生を手助けしてくれるビタミンCが豊富に含まれているので、肌のくすみが気になる方にもおすすめです。おいしい「漬物」の選び方と保存方法最近は手作りのぬか漬けが人気ですが、忙しくてなかなか作れない!という方も多いでしょう。そこで、お店で購入する際に役立つ「おいしい漬物の選び方」と保存方法を、漬物メーカー株式会社 浜食さんに伺いました。「漬物はなるべく保存料着色料の入っていないものを選びましょう。もともと野菜には乳酸菌や酵素を持っていて、塩を揉みこむことによりそれらが活性化されます。塩だけで漬け込んだ野菜たちは、自然な風合いの色味になります。塩漬けなどの漬物を保存する場合は、漬物液は捨てずにそのままタッパなどの保存容器に移し、いま食べる分だけそこから出して、いただいてください。そして必ず冷蔵庫で保存しましょう」封を開けてもすぐに食べ切ることは、なかなかできませんよね。今回お伺いした保存方法を守れば、安心して少しずつでも朝ごはんに漬物を取り入れて、腸内環境を整えていくことができそうです。漬物を使ったアレンジレシピ最後に、残ってしまった漬物を使って作るアレンジレシピをご紹介。ご飯だけではなく、パンに合わせてトーストしても美味しいんですよ。是非試してみてくださいね。▼お新香とチーズのおにぎらず植物性乳酸菌と動物性乳酸菌が合わさった、まさに美容のためのおにぎらず。忙しい朝や、会議が続くお昼ご飯のお弁当にもってこいのレシピです。 ▼砂肝と青菜の炒め物青菜の漬物を中華風にアレンジ。白いご飯やお酒のおつまみにぴったりのレシピです。漬物は保存がきくので、手軽に作る炒め物にも重宝します。 ▼漬物の豚肉巻き残った漬物と韓国の漬物キムチを豚肉で巻きました。チリメンジャコをプラスすることで、カルシウムも摂取できます。栄養バランスばっちりの美肌レシピです。 取材協力/湘南生活クラブ生活協同組合 ちがさきセンター
2015年12月14日女性にとって、便秘は悩ましいトラブル。肌荒れはもちろん、放っておくと腸閉そくなどの大腸の病気につながってしまうこともあるようです。機能性食品の開発などを行う「えんばく生活」と自宅でできる腸内細菌調査サービスを扱う「サイキンソー」は、2015年8月に「腸内環境とダイエットに関する意識・実態調査」を実施。30〜40代の女性約400名を対象に行った調査によると、お通じについての悩みを持っている女性は約半数にもおよぶことがわかったといいます。そのうち、9割以上が便秘という結果が出ているとか。「自分は慢性便秘だから…」とあきらめてはいませんか? 日ごろの生活の見直しによって、便秘が改善する可能性もあるかもしれません。腸内環境を改善するためのポイントを7つご紹介します。1.食物繊維は足りている?腸内で善玉菌のエサになり、腸の動きを活発にするという食物繊維。外食や加工食品が多いと不足しがちになってしまいます。意識してとっているつもりでいても、じつは足りていなかった、ということもあるかもしれません。厚生労働省が作成した「日本人の食事摂取基準」 によると、18歳から69歳までの女性の食物繊維摂取目標量は、1日あたり18g以上だそうです。※1目標量に達しているかどうか、食事の内容を見直してみましょう。2.水溶性と不溶性、食物繊維には2種類ある食物繊維は、水に溶ける水溶性と、水に溶けにくい不溶性にわけられるそうです。りんごやバナナ、海藻などに多く含まれる水溶性食物繊維は、主に腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境をととのえる働きをするといわれています。一方、豆類や野菜、穀類などに多く含まれる不溶性食物繊維は、便のカサを増して腸の動きを活発にします。食物繊維を十分とっているのにお通じが改善しない場合は、水溶性と不溶性のどちらかに偏っている可能性も。日ごろの食事から、摂取している食物繊維の種類を確認してみるといいでしょう。3.食物繊維のとり方は?食物繊維は、一度にたくさんとるよりも、毎回の食事で小わけして摂取するのがベター。朝食で果物を必ず食べる、お米を玄米にするなどの工夫を日々の食事に取りいれましょう。みそ汁に海藻やきのこ類を足すだけでも、簡単に食物繊維を増やせます。4.腸美人に運動は不可欠運動不足は便秘の大敵。最初はストレッチや、体を曲げる・ねじるなどの、短時間の簡単な体操でいいので、毎日少しずつやってみましょう。スムーズな排せつに必要な、おなかまわりの筋力をきたえることも忘れずに。運動は継続して行うことが大切なので、寝る前に行うなど、習慣にするのがいいでしょう。ウォーキングやジョギングもオススメです。5.規則正しい生活を心がける朝食をとる習慣のない人は、できるだけ何かを食べるようにして、朝から胃腸が動くようにしましょう。最初はバナナ1本+水分などの簡単なものでOK。便意を感じたときに我慢しないよう、トイレの時間を見こんで起きることも大切です。また、腸は寝ている間に活発に動いて排せつの準備をするため、睡眠時間の確保は便秘改善のカギでもあるようです。寝不足にならないよう心がけましょう。6.ストレスをためないストレスがたまって自律神経のバランスが乱れているときは、副交感神経の働きが低下していることが多いそうです。副交感神経の働きは腸の活動に影響していることから、便秘になるといわれています。ときには、便秘と下痢をくりかえすような症状が出ることもあるとか。ストレス性の便秘や下痢は、多くの場合、きちんと休養して自律神経を整えることで改善するといわれています。便秘は体が発する危険信号かもしれません。思いあたることがある人は、早めのストレスケアを。7.水分を十分にとる便のかたさと水分の量は密接に関係しています。水分を十分にとると、便がかたくなりすぎることなく、腸内をスムーズに通過できるようになるとか。空気が乾燥しているときや、暑くて汗をかいたとき、たくさんしゃべったりしたときにはさらに多く必要になるそうです。朝起きて、すぐにコップ1杯程度の水や白湯を飲むのもオススメです。日々を気持ちよく過ごすためにも、お通じは快適にしたいもの。腸によい行動を少しずつ生活のなかに取りいれませんか? 何をするとどう変わるのか、お通じが改善していく過程を楽しみましょう! ※1出典: 「日本人の食事摂取基準(2015年版)」(厚生労働省)
2015年12月06日サニーヘルスはこのほど、同社が運営するダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて調査レポート「腸内環境が体質を決める! 話題の『菌活』がダイエットに効く理由」を公開した。「microdiet.net」は、ダイエットのための正しい知識を知ってもらうために、栄養学を専門に学んだ管理栄養士、多くのダイエットサポートを経験したスタッフの協力のもと、さまざまな情報を発信している。今回は、「菌活」をテーマにしたダイエット情報を公開した。「菌活」とは、体に良い作用をもたらす菌を含む食品を積極的に食べること。代表的な「菌活」には、乳酸菌やビフィズス菌などを摂取することが挙げられる。乳酸菌やビフィズス菌は善玉菌と呼ばれ、ビタミンの合成、消化吸収の補佐、免疫刺激、悪玉菌の増殖を抑えるなど、体内でさまざまな働きを行う。一方、腸内腐敗、細菌毒素の発生、発ガン物質の産生、ガス発生など発生させる腸内細菌は悪玉菌で、肌荒れや病気の原因になるほか、老化の促進にもつながるという。また、健康時は活動が少ないが、体が弱っていると悪玉菌と同じような働きをする「日和見菌(ひよりみきん)」という腸内細菌もいる。腸には、これらの腸内細菌がおよそ100~500種、100兆個も存在していると考えられている。こうした菌群は腸内フローラ(腸内細菌叢 / ちょうないさいきんそう)と呼ばれ、菌のバランスは人によって異なる。腸内の菌の数は、善玉菌と悪玉菌の一方が増殖すればもう一方が減るというように、一定に保たれるようになっているという。健康な腸は善玉菌が悪玉菌を押さえバランスが保たれているが、菌のバランスが悪玉菌優勢になると腸内環境が悪化する。腸内で食べたものの腐敗が進み、アンモニア、フェノール、インドールなど有害物質が発生。それら有害物質は腸管から吸収され全身に巡り、便秘、下痢、頭痛、肌荒れ、口臭、体臭などの原因にもなる。また、代謝が低下するため、太りやすくなるといった症状も現れるという。腸内の悪玉菌優勢のサインとしては、「臭いオナラ」や「臭い便」が挙げられる。同サイトでは、悪玉菌が増える原因に「便秘、加齢、ストレス、運動不足や不規則な生活、加齢」などを挙げている。しかし、肉類、インスタント食品、菓子など脂肪の多い食べ物のとりすぎも悪玉菌の増加につながるとのこと。一方で、豆類、海藻類、野菜や、水分の摂取量が減ることも悪玉菌を増やす原因になるとしている。「菌活」によって腸内の善玉菌を増えると腸内環境が整い、美容と健康、さらにはダイエット効果まで得られるのこと。詳しい内容は、「microdiet.net」で公開している。
2015年11月11日最近、ヘルスケアのキーワードとして注目されるようになった“腸活”。腸を健康にすると、美肌や健康、ダイエットにも効果的とあって、毎日の食生活でも腸内環境によいとされる乳酸菌が含まれる発酵食品を意識して摂取している人もいることだろう。ところが、乳酸菌と一言でいっても、実は製造過程によって内容はさまざまなのだという。たとえば、市販のヨーグルトやサプリメントに含まれる乳酸菌は、特定の菌株を抽出・培養したものだが、自然発酵によって作られる乳酸菌は同じ乳酸菌でも、複数の菌が共生している乳酸菌で、より腸活に効果的とされ注目されているのだ。さらに自然発酵乳酸菌は、美容効果で話題の活性酵素も同時に摂取できるという。有機野菜や自然食品など、国産の安心でおいしい食材や雑貨などをネット宅配できる「大地を守る会」では、この自然発酵乳酸菌に着目し、自然発酵乳酸菌を使った「ウエダ家の豆乳発酵マルチクリーム」を9月28日(月)発売した。この商品は、会員でなくてもネットから1個896円で購入することが可能だ。「ウエダ家の豆乳発酵マルチクリーム」は、マヨネーズのようでもあるが、ヨーグルトの発酵食品特有のにおいがあり、もう少しクリーミーな食感。野菜スティックのディップにしたり、旬のハーブやスパイスと混ぜ合わせてパンスプレッドにしたり、朝食のグラノーラにトッピングして味のアクセントにするなど、その名の通りマルチに活用することができる。「ウエダ家の豆乳発酵マルチクリーム」は、菌の可能性について長年研究を重ね続けてきたCOBO株式会社と、原材料・無添加にこだわった加工食品を手掛ける株式会社フルーツバスケットによる共同開発で生まれた商品で、使われている自然発酵乳酸菌は、雑多な菌環境から厳しい環境で生き残った乳酸菌と酵母を選んでいる。また乳酸菌のはたらきで雑菌の繁殖を抑えるため、加熱の必要がなく、生きたままの菌をそのまま摂取できるのも特徴だ。加熱処理をしないことで、酵母が酵素、アミノ酸、ミネラル等がそのまま残り、手軽においしく、生きた菌や活性状態の酵素を無添加で取ることができる。マルチクリームは、ダイエット中の人やローフードやマクロビを実践している人など、食事内容に気を使っている人や制限を設けている人にもおすすめ。レシピの幅もより広がりそうだ。いろんなメニューに活用して、自己流の腸活メニューにアレンジして楽しんでみてはいかが?(text:Miwa Ogata)
2015年10月19日美と健康を維持するために重要な臓器の一つが腸です。腸の機能が衰えると、便秘や肌荒れだけでなく、健康面でもたくさんの弊害が出ます。体の不調が気になり出したら、腸内環境を真剣に考え直したいものです。腸の大切さと、腸を健康にする方法をご紹介します。健康を維持するための腸内細菌2つの役割腸の中には、「腸内細菌」と呼ばれるたくさんの菌がいます。それらの役割は、免疫機能を保つ・生活習慣病を予防するのふたつに大別できます。免疫機能は、体に入ったウイルスに対抗するために不可欠なもの。この機能がうまく働いていないと、風邪を引きやすくなったりガンのリスクが高まったりと、健康面に弊害が生じます。そして、もうひとつの働き、生活習慣病の余病ですが、生活習慣病とは、動脈硬化や糖尿病をはじめとした命に関わる怖い病気。腸の働きが弱まることによって、これらが引き起こされる可能性があると言われています。つまり、健康で長生きするためには、あらゆる病気をブロックする腸の働き改善が不可欠と考えられるのです。腸内環境を整えるため十分な睡眠を!腸内環境を整えるためにまず取り組みたいのは、睡眠時間の確保です。私たちの体は、眠っている間に腸のメンテナンスがされるようにできています。しかし、睡眠不足によって十分なメンテナンス時間が確保できていないと、悪玉菌と善玉菌のバランスが崩れてしまい、腸本来の機能を発揮できなくなってしまうのです。いつもより睡眠時間が短かったとき、翌日にお腹の調子が悪くなってしまったという経験はないでしょうか?これも、腸のメンテナンスが正常に行われなかったことが原因かもしれません。適切な睡眠時間の目安は、6時間~8時間と言われています。遅くとも深夜0時までにはベッドに入り、規則正しい生活を意識しましょう。睡眠の質向上でメンテナンス効果を高める工夫十分な睡眠時間を確保すると同時に、質にもこだわるとより腸に優しい生活に近づきます。具体的には、早めに夕食を済ませる、ゆっくりとお風呂に浸かって疲れをとる、室温や湿度調整をするなどがそうです。寝付きが悪い、寝たのに途中で起きてしまう、起きたときに体が重いなどの症状があるなら、睡眠の質が低下しているサインかもしれません。ぐっすり眠れていないと、翌日に腸の疲れが残ってしまいます。さらに、ストレスから腸の働きがより悪化するという悪循環に。体調がすぐれないまま無理に自分を奮い立たせても、仕事も家事も思うように進みません。また、疲れが溜まると、老け顔になって見た目年齢をあげる原因にもなってしまいます。クマがくっきりと浮き出て顔色がすぐれないと、どんなにオシャレをしてもその美しさは半減してしまうのできをつけたいところ。美と健康を維持したいなら、何よりもぐっすり眠り腸内環境を整えることが大切です。腸美人こそ、真のインナービューティーと意識して前向きに行動しましょう!photo by pixabay
2015年09月29日便秘で悩んでいる女性って多いですよね。腸内環境は美や健康のバロメーター。でもそれだけじゃなく、腸の調子の良し悪しって、実は気分や感情にも影響するんですよ。専門家の間では、腸はなんと「第2の脳=セカンド・ブレイン」と呼ばれています。≪腸はセカンド・ブレイン?≫これはアメリカの解剖・細胞生物学教授が発表したもの。ちょっと難しいのですが、要約すると「腸は脳の命令を受けずに自発的に活動している」という理論です。つまり、今までは「人体のあらゆる器官を司っているのは、脳」と言われてきましたが、この常識が覆されたわけですね。人体にはまだまだ未知の部分が多いけれど、脳と同様に腸にも「快・不快」を判断する感情のようなものがあるかもしれない、と考える専門家もいるようです。≪緊張するとお腹が痛くなるワケ≫研究はさらに進んで、近年では、腸と脳の間には双方向のネットワークがあることもわかってきました。このことは「腸脳相関」と呼ばれています。例えば、緊張やプレッシャーからお腹が痛くなるというのを体験した人はいませんか?それは脳の緊張が腸に影響しているから。また、腸に病原菌が入ると脳に不安が生じるとも言われています。この伝達経路は複雑なのですが、シンプルに考えると、腸の状態を常に整えておけば脳はストレスを感じずにいられる、という説も成り立ちます。≪セロトニンは腸にもある!≫ところで、脳には「ハッピーホルモン」とも呼ばれる快楽物質「セロトニン」がある、という話をご存知の方も多いでしょう。こちらは精神面に影響を与えるホルモンで、心の安定にも関与していると考えられています。そのハッピーホルモンを刺激して、美しさに磨きをかけよう、という趣旨の化粧品を販売するメーカーも。確かに心が安定し、いつも笑顔の女性は魅力的ですよね。実はこのセロトニンは腸にもあるのです。ただ、腸で作られたセロトニンは脳に届くことはなく、主に整腸の役割を担っていると言われています。とはいえ、今後の医学でまだまだ新しいことが発見される可能性もあるのです。≪腸の調子を整えるちょい足し食材≫脳の状態をクリーンに保つのはなかなか難しいけれど、腸ならば、ちょっとした工夫で良い状態にしておくことができます。腸の調子を整える食べ物というと、繊維質の多い根菜やキノコを思い浮かべる人も多いでしょう。でも毎食、腸内環境を考えてメニューを選ぶのは大変ですよね。そこで今回は、食事にちょい足しするだけで腸の活動をUPする食材をご紹介しましょう。◆オリーブオイル主成分であるオレイン酸は小腸で吸収されにくい成分なので、腸壁をゆっくりと刺激し、さらに大腸を刺激して腸管内の便を滑らかにしてくれます。(例)パンにつける、サラダのドレッシングの代わりに使う◆シナモンパウダー水分バランスを調整する作用があり、体内の余分なものを排出する働きがあります。(例)トーストにかけてシナモントースト風にする、紅茶に入れてシナモンティーにする◆玄米フレーク玄米は食物繊維が豊富。便のカサを増やしてスムーズに排出してくれます。(例)サラダにかける、クルトン代わりにスープに入れる、ヨーグルトにちょい足しこの3アイテムは、普段の食事に手軽にプラスできるのがポイントです。できれば家だけでなく職場にも常備して、気づいたときにちょい足しする習慣をつけたいですね。不規則な生活や時間のないときのコンビニご飯も、たちまち美腸食に早変わり!腸の状態を良くすれば、脳も心も理想的な状態に!さらに便秘による肌荒れやむくみなど、見た目に現れる不調の改善の助けにもなります。「腸脳相関」を意識して心も体もハッピー&クリーンにすることで、自分に自信を持てたら、今よりもっと積極的に恋に向かえるはず。楽しみながら腸活、始めてみませんか?(文=天野りり子)天麗美人占いあなたの美人タイプ 【無料占い】
2015年09月16日最近何かとメディアに出てくる「腸内フローラ」。健康の秘訣は腸内フローラが元気である必要があるといわれています。腸内フローラは免疫力アップ、精神安定、アンチエイジングに効果的だということがわかってきました。しかし、子どものアレルギーにも関係していると知っていましたか?その前に、そもそも腸内フローラとは何なのでしょうか。医療関係者であれば誰でも知っていますが、大腸菌や乳酸菌を代表とする「腸内細菌」を言います。私たちの腸内には100兆匹から1000兆匹、約300種類の腸内細菌が生息し、重さにしてなんと1Kg(肝臓や脳と同じぐらいの重さ)もいるそうです。善玉菌が2~3割、悪玉菌1割、日和見菌がその他大多数の比率で生息しているといわれ、善玉菌の代表はビフィズス菌などの乳酸菌、悪玉菌の代表はウェルシュ菌、大腸菌、そのときどきに合わせて優勢な側に付く日和見菌は連鎖球菌、バクテロイデス菌などがいます。私は前職で便や尿などから菌を培養し、何菌なのか同定する仕事をしていました。初めて培養すると驚くほどの数と種類、増殖力があり驚いたのを覚えています。そして同じ人でも日によって差が多いということも経験してきました。きっと食生活などの日ごろの生活が腸内フローラに良くも悪くも影響を与えているのではないでしょうか。腸内フローラと密接な関係の食事ですが、最近では食物アレルギーの子どもが多いような気がします。腸内環境とアレルギーとの関係は以前から言われており、きっとお母さんの腸内フローラ、新生児・乳児の腸内フローラがキーワードになるのではないでしょうか?それでは、次はもっと詳しく子どものアレルギーに着目してお話をしていきます。子どものアレルギー、なぜ発症するの?おなかの中にいる赤ちゃんは「無菌」です。お母さんが食べる食事のブドウ糖やアミノ酸、脂質やナトリウムなどの無機質などが胎盤を通過して栄養します。一部の菌(溶連菌、淋菌、クラミジア、梅毒など)、ウイルス(ヘルペス、肝炎、HIVなど)、原虫(トキソプラズマ)、真菌(カンジダ)以外は胎盤を通過しませんので、感染症をお持ちでなければやはり原則無菌というわけです。アレルギーとは、あるもの(アレルゲン)に過剰に起こる免疫反応をいいます。簡単にいうと敵から体を守る防御機構のようなもの。しかし、それが過剰に働くと起こるのですが、どうやら遺伝子的にアレルギー体質というものがあるということもわかってきました。しかしアレルギー体質だからといって全員がアレルギーになるわけではありません。アレルギー体質に「悪化させるような原因」が加わることで発症すると考えられているので、アレルギーは環境の変化が影響しているといわれています。住宅環境によりダニやカビが増える、食品流通や食生活の変化で食事の欧米化や食品添加物の増加、皮膚に厳しい乾燥環境が増える、菌との接触が減って体の免疫反応がアレルギーの起こりやすい方向に傾くなどの可能性が示唆されています。赤ちゃんは生まれてからはじめて菌に接触します。次第に皮膚や口などの消化器官、鼻などの呼吸器官へ菌が入り増殖を起こし始めます。この時点から多くの菌に触れることで、免疫力を養っていくのです。腸内では生後3~4日で善玉菌であるビフィズス菌が大多数で、悪玉菌の大腸菌は微々たる数しかいません。このビフィズス菌は、母乳中にある物質が増殖を促し、整腸作用を発揮します。また母乳には白血球やリンパ球、抗体、ホルモン、酵素なども多く含まれるので、赤ちゃんの免疫に一役買っているということは誰もがご存じでしょう。こうして免疫を獲得し、腸内フローラは2歳~3歳ごろに完成するといわれています。こんなデータがあります。アトピーの子どもと、そうでない子どもの生後1カ月の腸内細菌の数と種類を調べると、そうでない子どものほうが多かったと。やはりアレルギーと腸内フローラは切っても切り離せない関係であるといわざるを得ません。アレルギーとの付き合い方また未完成の腸内フローラの時期に牛乳、貝、お刺身、そばなどを食べさせると、分解できずに体内に入り、その食べ物に対する抗体が作られ、同じものが入ってきたとき、激しく攻撃してしまうアレルギー反応が起こると考えられていますので、離乳食が始まってからは気をつけなくてはいけません。こうして考えてみると、赤ちゃんのアレルギーを含む免疫のすべてはお母さんに依存しているというのはお分かりでしょうか。(1) 妊娠中のお母さんの腸内フローラが正しく活動していること(2) 出産方法(菌との接触)(3) 母乳育児(菌との接触と腸内フローラへの栄養)(4) 母乳の質を高める(腸内フローラへの栄養)(5) 育て方(アレルギー、免疫の獲得)私が子どものころ、食物アレルギーやアトピー、花粉症はそこまで多かったイメージはありません。当時は今のように「殺菌・消毒」の概念はそこまで強くなかったと思います。もちろん怖い菌も存在するので、一概に悪いというわけではありません。しかし何でも抗菌といい、菌に触れる機会を減らしてしまった結果がこのアレルギーの原因のひとつであれば、ある程度育て方で予防できるのではないかと考えます。そしてやはり、赤ちゃんの栄養はお母さんからです。妊娠中、授乳中、離乳食もすべてお母さん。まずはお母さんの腸内フローラを正常化し、子どもの将来の体のことを考えてあげてください。(鈴木元)
2015年08月16日ダイエットするなら夜ヨーグルト!ヨーグルトに含まれる善玉菌は腸内環境を良くすることで知られており、便秘や肌荒れを改善したり、アレルギー症状を緩和したりと、体に様々な好影響をもたらす。美容や健康のために食べる女性は多く、美容食の王様ともいえるヨーグルトだが、食べる時間帯について考えたことはあるだろうか。実は夜に食べるのが良いらしい。7月10日、サニーヘルスは、同社が運営するWEBサイト「microdiet.net」において、「ヨーグルトは夜がオススメ!夜ヨーグルトダイエット」をレポートしたと発表した。腸のゴールデンタイムを賢く使う最近注目されている「夜ヨーグルト」には、どんな効果があるのだろうか。同レポートによると、腸のゴールデンタイムである22時から翌2時までの間にヨーグルトを食べることで、さらに腸の働きを活発化させ、太りにくい体をつくるという。食べるタイミングとしては夕食後から就寝の3時間前までが最適だ。量は120gが適当で、無脂肪や低脂肪のものがベスト。また、料理に使う際は、乳酸菌は熱に弱いため、なるべく加熱せずに調理するのがポイントだ。気をつけたいのが、ヨーグルトを夕食替わりにしないこと。同レポートでは、様々な食材から必要な栄養素を十分にとり、バランスの良い食事を心掛けることが大切だとアドバイスしている。(画像はプレスリリースより)【参考】・サニーヘルス プレスリリース(PR TIMES)
2015年07月14日美容のため、健康のため、腸の状態は整えておきたいもの。実は今、スマホで「腸活」ができるアプリが続々登場中。今回は3つのアプリを、実際にライターSが使ってみました。■自分のお通じ事情がカレンダーで一目瞭然!「美腸ナビ」乳酸菌から生まれたかわいい“にゅうさぎん”が美腸をナビゲート。「お通じ記録や美腸コラムつき。快適なお通じタイムを過ごすための音楽“トイメロ”が癒してくれます」■気づいたら腸活博士に?「腸活!クイズ」善玉菌や食物繊維、生活習慣と、腸活に役立つ情報がクイズ形式で出題される。「楽しく問題に答えていくうちに、自然と腸の知識が身についていきます。通勤時や、ちょっとした待ち時間にできて便利!」■自分でも簡単にできるマッサージ法がたくさん「めざせ腸美人便秘解消法」便秘解消エクササイズや、マッサージを教えてくれる。「腸にまつわるコラムは読み応えがあり勉強になる。質問に答えて行う腸年齢診断にトライしたら、年齢プラス20歳という結果で落ち込みました…」◇「美腸ナビ」(C)2014 Biofermin Pharmaceutical Co., Ltd.◇「腸活!クイズ」(C)awesomelife◇「めざせ腸美人便秘解消法」(C)sanae omura※『anan』2015年7月15日号より。写真・多田 寛取材、文・重信 綾
2015年07月12日女性にとって大きな悩みでもある、便秘。解消のためのおすすめ食材は色々あるけれど、実はスパイスにも整腸パワーがあるって知ってた?美養フードクリエイターの岩田麻奈未さんに、便秘解消スパイスについて教えてもらいました!「漢方として使われることもあるスパイスには、腸の働きをサポートしたり、冷えやデトックスにアプローチするような、美腸対策にいいものがたくさん。実はスパイスは単体で使うよりも、種類の違うものをいくつか混ぜたほうが、より力を発揮することがわかっています。なかでも簡単にできるのがカレーですね。自分で作るのはもちろん、市販のルーにスパイスをプラスして使うのもありです」。お茶やサラダなど、普段の食事にパウダーをふりかけて使うのもおすすめ。スパイスが腸にいいなら、カレーがソウルフードのインド人は便秘をしないの?日本最大のインド人街として知られる西葛西で調査したところ、便秘知らず派が70%を超える結果に。「日本にやってきてお通じのよさが鈍くなったという人もいますが、基本的には快便のよう。インド人は日々、スパイスたっぷりのカレーを食べるので、そのおかげかな」(江戸川インド人会会長ジャグモハン・S・チャンドラニさん)では早速、便秘解消におすすめのスパイスをご紹介!■シナモン「毛細血管を丈夫にする作用があることがわかっていて、隅々まで血液が行き渡る、巡りのいい体づくりに役立ちます」(岩田さん、以下同)。内臓を温めて胃腸の働きを活発に。■フェンネル動きが悪くなっている内臓を温めて、活発になるよう促す。「消化不良やお腹に溜まったガスの排出にアプローチし、腸内の流れをスムーズにしてくれます」■ジンジャー「しょうがを加熱乾燥して作られたジンジャーパウダーには、熱産生を高めて体を内側から温めてくれる働きが」。冷えで動きが悪くなった腸をサポート。※『anan』2015年7月15日号より。写真・多田 寛取材、文・重信 綾※効果には個人差があります。
2015年07月12日女性なら、一度は便秘に悩まされたことがあるのでは。美容と健康のために、腸内環境は整えておきたいもの。今回は「美腸」をかなえるとして注目される、チアシードの正しい食べ方を、オーガニックコンシェルジュの栗田綾野さんに聞きました。スーパーフードとして日本でも広く知られるようになったチアシードは、腸にとってもうれしい食材。「チアシードは不溶性と水溶性の2種類の食物繊維がバランスよく摂れるため、腸のおそうじにぴったり。頑固な便秘でお悩みの方におすすめですよ。また、細胞が正しく働くために欠かせないオメガ3なども豊富に含み、肌への美容効果も期待できます。ほどよく膨らんで満腹感もしっかりと得られるため、ダイエット中の人でも安心して食べることができるフードですね」チアシード12g(大さじ1)中に含まれる水溶性食物繊維は4.1gで、玄米の8倍、大豆の2倍!ほかにも便をやわらかくして排便させるマグネシウムをブロッコリーの15倍となる40mg含む。「デザートなど高カロリーなものだと太りやすくなるので、スムージーなどヘルシーなドリンクに混ぜるのが正解。ほかにはガスパチョに入れたり、出汁でふやかしてゆで野菜や豆腐にかけるのもおすすめの食べ方です」◇「サンフード スーパーフーズ オーガニック チアシード」454g¥4,000(アリエルトレーディングTEL:0120・201・790)※『anan』2015年7月15日号より。写真・多田 寛取材、文・重信 綾※効果には個人差があります。
2015年07月12日森下仁丹と腸内環境デザインのバイオベンチャーであるメタジェンは7月7日、森下仁丹が提供する腸内フローラ(腸内細菌叢)を良好にし、便通を改善する機能性表示食品「ビフィーナ」の摂取により、生きたまま腸に届いたビフィズス菌が、ヒトの腸内環境に与える影響の解明に向けて、共同研究を開始すると発表した。具体的には、メタジェンが提供する腸内フローラ情報と腸内代謝産物情報の統合解析による腸内環境評価手法である「メタボロゲノミクス評価」を用いて、ビフィーナ摂取前後の腸内環境の変化を解析しようというもの。なお、森下仁丹では、将来的には、今回の成果を通じて、人それぞれの腸内フローラにあわせて、最適と考えられるビフィズス菌や乳酸菌などあるいは腸内フローラを改善する有用素材(プレバイオティクスやバイオジェニックスなど)を組み合わせ配合した、いわゆる「オーダーメイドプロバイオティクス」の提供につなげていきたいとしている。
2015年07月10日花金活美腸体験ツアー菌美女会では、「花菌活美腸体験ツアー」の開催期間を7月末まで延長する。「花菌活美腸体験ツアー」は、菌(金)曜日のアフターファイブに、食や運動で身体をケアし、便秘解消・美腸・くびれをめざすもの。6月一杯の開催予定だったが、大好評につき延長を決定した。菌美女会が注目しているのは、「菌活」。発酵食品をたべることで、美しく・健康に生きることをめざしている。ツアーは、「菌活快腸エクササイズ」を考案したビューティヨガニストの森和世さんと菌活メニューを提供するレストラン(CRECELAならびに炭bio)とのコラボ企画だ。開催概要開催予定は下記の通り。第5回7月10日(菌)18:30~22:00頃@炭bio第6回7月17日(菌)18:30~22:00頃@クレセーラ第7回7月24日(菌)18:30~22:00頃@炭bio第8回7月31日(菌)18:30~22:00頃@クレセーラ定員:最大9名(催行人数5名)(プレスリリースより抜粋)費用は、8,500円(税込み)。集合場所はいずれも「@スタジオPark4」(渋谷区恵比寿)だ。申し込みは、メールにて。各回、開催日の三日前が締め切りとなっている。当日スケジュール当日は、「菌活」の解説の後、「菌活快腸エクササイズ教室」を体験、レストランに移動し、「菌活」フルコースというスケジュールだ。(画像はプレスリリースより)【参考】・7月の「花菌活美腸体験ツアー」のお知らせ&菌美女会 注目の夏のトピックス紹介
2015年07月08日「anan」1962号7/8発売は「腸で超やせ!」特集。今週の表紙作成ストーリーを紹介します。本誌表紙初登場!有村架純さんの完璧なウエストに惚れ惚れ。腸特集ということにちなんで、有村架純さんにウエストの見えるスタイリングを希望していたanan編集部。おなかは「くびれがない」「下っ腹が出てる」など、女性がカラダの中で悩みを抱えることの多い部位なため、ちょっぴり抵抗があるかな…と心配もありました。しかし! 撮影当日、スタジオに登場した有村さんを見てスタッフ全員が感激。私服でもキュートなミニ丈トップスからおなかが見えてるではありませんか。「今日の撮影を意識して、おなかを出してみました(笑)」笑顔でそう言われた瞬間、スタッフの気持ちが和むとともに、ファン心がまた急上昇したのは言うまでもありません。太陽のような笑顔に、ふんわりと女の子らしい雰囲気。そんなイメージの有村さんですが、意外や意外、おなか周りはけっこう筋肉質なんです!! 横から見ると驚くほどペタンコなのに、正面にはうっすらと浮かび上がる腹筋線が。聞けば、彼女の美腸生活の素晴らしさには目を見張るものがありました。(その秘訣はぜひインタビューをご覧ください)。しっとり大人っぽい表情の有村さんも素敵ですが、やっぱりパンと弾ける明るさが魅力的な彼女。グラビアページでは、「こんな彼女だったらかわいくて仕方ないな…」と感じるような、はしゃいだ姿が満載です。彼氏になった気分で、有村さんの世界に浸ってみてください。(S)
2015年07月08日タレントの松本明子さんは、40年以上も便秘に苦しんできたのだとか。ところが順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生の指導のもとで腸をキレイにする“腸活”に挑戦したところ、劇的に改善できたのだといいます。しかも、その方法は驚くほど簡単で、お金もかからないものばかり。『腸をキレイにしたらたった3週間で体の不調がみるみる改善されて40年来の便秘にサヨナラできました!』(松本明子著、小林弘幸監修)では、そんな腸活の方法がわかりやすく解説されています。「Chapter 2 カンタン&お金もかからない腸活はじめました!」から、いくつかのポイントを引き出してみましょう。■1:朝は1杯のお水で腸を刺激する!便秘解消に向けて最初にすべきことは“朝1杯の水を飲む”こと。便秘解消法の定番でもありますが、忘れるべきでないのは、“一気飲み”がポイントだという点。なぜなら一気飲みをすると、飲みものの重みで腸が刺激され、朝ほとんど動いていない腸が活動を開始するから。なおスイッチの役割を果たすことが目的なので、一気飲みできる程度に温めても、常温でも冷たいものでもなんでもOK。水ではなくお茶や牛乳、ジュースなど種類を問わないそうです。■2:簡単ストレッチでさらに腸を刺激便を詰まらせないようにするには、食べものや飲みものによる内側からのアプローチに加え、ストレッチなどで刺激を与える外側からのアプローチも大切。この2段構えが腸を刺激し、便を肛門へ運んでくれるというわけです。ちなみにストレッチは朝に限らず、1日のうちのいつやっても腸のためになるのだといいます。朝だけにこだわらず、やりたいときにやれる分だけやればいいということ。背伸びをするだけでもからだの側面が伸びて腸への軽い刺激になりますが、さらに両手を頭上でクロスさせてからだを左右に倒すと、腸への刺激がぐっと強くなって効果的。■3:朝食に乳酸菌を食べることも大事軽度の便秘の人なら早々に、極度の便秘の人はある程度排便してから、“1日1品、善玉菌のエサとなる乳酸菌(発酵食品)を摂る”生活をスタートさせるといいとか。乳酸菌を多く含む代表的な食品は、ヨーグルト、チーズ、納豆、キムチ、お漬物、味噌などの発酵食品。松本さんの場合は、1日3食のどこで摂ってもいいというゆるい設定にしながらも、できるだけ朝食で摂るように心がけたのだといいます。また、スーパーの安売りのときにまとめ買いしておいたヨーグルトドリンクをバッグに入れて出かけ、移動中に飲むこともあるそうです。「最初は“1日1品乳酸菌”のハードルがそれなりに高いように感じましたが、いまではパズルのピースをはめ込むように、1日のどこかで食べる生活を楽しんでいます」こういう話を聞くと、気軽に取り組めばいいのだということがわかるのではないでしょうか?(文/印南敦史)【参考】※松本明子(2015)『腸をキレイにしたらたった3週間で体の不調がみるみる改善されて40年来の便秘にサヨナラできました!』アスコム
2015年06月08日(画像はプレスリリースより)おしゃれ女子の7割が「汚腸婦人」衣替えを迎え、いよいよ秋冬シーズンが到来しました。コートやマフラーなどおしゃれに力が入る季節でもありますが、体のキレイについても考えてみてはいかがでしょうか。10月6日、小学館女性インサイト研究所は、女性雑誌読者147人を対象に腸の健康についての調査を行ったと発表しました。その結果、おしゃれ女子の約7割が、便秘に悩む「汚腸婦人」であることが判明。服やメイクには気を遣っても、腸内環境への関心が薄いことがわかりました。「必要性を感じない」が1位に便秘になるとお腹がぽっこり出たり肌が荒れたりするなど、おしゃれ女子らしいファッション面でのマイナスを指摘するコメントが見られる一方で、日常的に腸をキレイに保とうと考えている人は4割弱という結果に。腸内を整えることに関しては、「そこまで必要性を感じていない」が1位にランクインし、次いで「効果がすぐに感じられない」、「忙しいので忘れてしまう」という意見が多数を占めました。タダの便秘だと思っていても、実は手術を要する大きな病気である可能性もあるのだとか。同調査では、適度な運動や繊維質の多い食事をとり、定期的な排便のある「腸美人」を目指すのが望ましいと伝えています。【参考】・小学館女性インサイト研究所・小学館女性インサイト研究所 プレスリリース(ValuePress!)
2014年10月07日