性行為で痛みを感じたことはありますか?中には、体の変化や体調によって行為時に痛みを感じることもあるようです……。そこで今回のMOREDOORでは、「性交痛を感じたエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Mさんの場合……前回の性交から期間がかなり空いてしまって、半年ほどしていませんでした。すると、行為中に痛みがきてしまい、集中できませんでした。これが初めてではなかったので、「あぁまたか……」という感じでした。ただ、昔よりも濡れにくくなってきている自分の身体に対してのショックは覚えました。昔は何も考えずに身を任せていれば良かったのに、配慮がいるようになってしまったのかと。どのようにして症状を改善しましたか?安静に膣を回復させたら治りました。しばらくは痔のような裂けた痛みがありましたが、徐々に回復していきました。トイレの時に傷が再度裂けるような痛みがあり、回復するまで少し痛いことが続いたのが辛かったです。世の女性陣へ伝えたいことは?痛みがある場合、しっかりとパートナーへ悩みを共有するのをオススメします。(28歳/会社員)痛みがあるときは我慢せず……その後、Mさんは一時期安静にし、徐々に回復したようですが、トイレの際には痛みが続いたようです。痛みを我慢していると、傷口からの菌や免疫低下により婦人科疾患へ繋がる可能性もあります。痛みが強かったり続く場合は、我慢せず婦人科を受診してみてください。今回は「性交痛を感じたエピソード」をお届けしました。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年10月31日性行為で痛みを感じると、不安になりますよね。中には、顔が歪んでしまうほどの痛みを感じた方も……。そこで今回のMOREDOORでは、「性交痛を感じたエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Dさんの場合……付き合って1ヶ月経ったころ、彼と性行為をしていたときに、動かれるたびにお腹が痛くなるような感覚がありました。痛くて思わず顔が歪んでしまうような感じで、耐えようとベッドのシーツを両手で強く握ってしまうほどです。彼が動くたびに痛かったので、早く終わってほしいと思っていました。どのようにして症状を改善しましたか?どこか悪いところがあるのではないかと思い、婦人科で検査をしてもらいましたが、とくに異常はありませんでした。インターネットで性交痛について検索すると、体位や位置などによって痛みを感じることがあるとのことだったので、違う体勢で試したところ、痛くないところがわかり改善しました。世の女性陣へ伝えたいことは?性交痛を感じると、もうしたくないと思う方がいるかもしれません。しかし、体勢などによって人それぞれ痛い場所がある場合もあるので、さまざまな体位を試してみるのがよいと思います。(25歳/会社員)違和感を覚えたときは専門家へ性行為で彼が動くたびに、痛みを感じたというDさん。違う体勢を試すことで痛くない場所が見つかり、改善したようですね。また性交痛の原因は様々でひとりひとり異なりますが、その原因として「潤い不足」「筋肉の緊張」などがあげられます。また、もし痛みが継続する場合は、疾患が原因の可能性も。違和感を覚えた場合は専門家へ相談しましょう。今回は「性交痛を感じたエピソード」をお届けしました。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年10月26日性行為中に痛みを感じたことはありませんか?性交痛があると、不安を感じることもありますよね。そこで今回のMOREDOORでは「性交痛に関するエピソード」をクイズ形式で紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Dさんの場合……産後、久しぶりの性行為をしたのですが、痛みを感じました。出産時に会陰切開をしていたこともあり、久しぶりの行為で傷口が開かないか心配で、怖いという感情もあったのかなと思います。痛かったので、早く終わってほしいと思ってしまいました。ここでクイズです!久しぶりの性行為で痛みを覚えたDさん。そんなDさんはあるアイテムを用いて痛みを改善しました。一体、痛みを改善するために用いた“アイテム”とは何でしょうか?ヒントは、不快を軽減するアイテムです。一体、何を……?最初は潤滑油を試して、徐々に慣れていきました。旦那も理解してくれたので、痛みがあるときは無理にしないようにしてくれたので助かりました。何度か回数を重ねるうちに、まったく痛みを感じなくなりました。正解は「潤滑油」パートナーにも相談することでアイテムを用いつつも、痛みが消えないときは無理に行わないようにしていたDさん。ジェクス株式会社によると「セックス(性交渉)の時に痛みを感じることがありますか。」というアンケート調査の結果、20代で74.1%、30代で63.5%が「痛い」と回答。(引用元:【ジェックス】ジャパン・セックスサーベイ2020)性交痛の原因は様々でひとりひとり異なりますが、その原因として「潤い不足」「筋肉の緊張」などがあげられます。もし痛みが継続する場合は、疾患が原因の可能性も。違和感を覚えた場合は専門家へ相談しましょう。今回は「性交痛を感じたエピソード」をお届けしました。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年10月24日性行為で痛みを感じた経験はありませんか?中には、出産後に痛みや出血があった方も……。そこで今回のMOREDOORでは、「性交痛を感じたエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Eさんの場合……出産時に産道が裂けたこともあり、性行為をすると膣口周囲に痛みがありました。また、刺激が強いと、下腹部が痛むこともありました。行為後にトイレに行くと出血していて……。出血自体は少量ですぐ治まったのですが、腟内や膣口周辺の違和感は数時間持続しました。気持ちよくなれないことに、パートナーへの申し訳なさを感じたのと、性行為に消極的になってしまいました。どのようにして症状を改善しましたか?しばらくは性行為は避けました。また、衝撃や刺激が加わると痛かったので、ゆっくり座ったり、トイレのときもそっと陰部を拭いたりと気をつけ、安静にして回復するのを待ちました。世の女性陣へ伝えたいことは?痛いと性行為に前向きになれないこともあると思います。そのときは無理をせず、パートナーと話し合える機会を持てるとよいのかなと思います。(匿名)違和感を覚えたときは専門家へ出産後の性行為で、膣口周囲と下腹部に痛みを感じたというEさん。回復までは性行為を避け、刺激を与えないよう安静に過ごしたようですね。性交痛の原因は様々でひとりひとり異なりますが、その原因として「潤い不足」「筋肉の緊張」などがあげられます。また、もし痛みが継続する場合は、疾患が原因の可能性も。違和感を覚えた場合は専門家へ相談しましょう。今回は「性交痛を感じたエピソード」をお届けしました。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年10月23日性行為中や性行為後に、痛みを感じた経験はありませんか?中には、ヒリヒリするような鈍い痛みが数時間続いた方も……。そこで今回のMOREDOORでは、「性交痛を感じたエピソード」をクイズ形式でご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Cさんの場合……性行為中に擦れるような感じがし、最初は大丈夫だったのですが、次第に痛みが増加しました。ここでクイズです!行為中に摩擦で擦れるような感覚があったというCさん。その後、痛みを我慢し続けた結果、行為後にまで痛みが続くように……。さて、行為後にCさんを襲った痛みとは、どのような痛みだったのでしょうか?性行為後の痛みとは?また、行為後にも痛みが続き、ヒリヒリするような少し鈍い痛みが数時間あり、その後に自然と治まりました。痛みでまったく集中できませんでした。(20代/美容師)正解は「ヒリヒリするような少し鈍い痛み」Cさんは性行為の後もヒリヒリするような痛みが続いてしまったようです。ジェクス株式会社によると「セックス(性交渉)の時に痛みを感じることがありますか。」というアンケート調査の結果、20代で74.1%、30代で63.5%が「痛い」と回答。(引用元:【ジェックス】ジャパン・セックスサーベイ2020)性交痛の原因は人により異なりますが、その原因として「潤い不足」「筋肉の緊張」などがあげられます。痛みを感じたら、我慢せずにきちんとパートナーへ相談しましょう。また、もし痛みが継続する場合は、疾患が原因の可能性も。違和感を覚えた場合は早めに婦人科や泌尿器科へ相談してください。今回は「性交痛を感じたエピソード」をお届けしました。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年10月20日45歳を過ぎたあたりから気になり始めた肩や股関節、膝関節の違和感。少し動かしただけでも「ゴリゴリ」と音がしたり、つっかえる感じがしたり。痛みは伴わないもののあまり気持ちの良い感覚ではないことから、いつからか必要以上に関節を動かさないようになりました。しかし、硬い関節のままで現在2歳の娘の運動会で一緒に走ったりできるでしょうか。少しずつ焦り始めた私は48歳になってやっと自分の関節と向き合う決意を固めたのです。ゴリゴリの原因は「老化」と「更年期」?アラフィフになって感じるようになった関節のゴリゴリ。一体原因は何なのでしょうか? 一般的によく聞くワードといえば「老化現象」。調べてみたら、体重の負荷が掛かりやすい膝に多く見られるようです。これは加齢とともに関節部分の軟骨の水分が減って軟骨が摩耗することで、関節部分の音が鳴りやすくなるとのこと。もう1つの気になるワードがアラフィフにおなじみの「更年期」。更年期になると関節を支える組織にも多く分布している女性ホルモンのエストロゲンの分泌が低下するため、柔軟性が失われるといわれているそうです。アラフィフには避けて通れませんが、何らかの打開策はあるはずだと思いました。私が今回チャレンジしたのは、関節周りの筋肉を柔軟にして軟骨の摩耗を防ぐ目的のストレッチと、エストロゲンに代わる食品を積極的に摂取する食事改善です。毎朝1時間のストレッチにチャレンジ!夜は2歳の娘の寝かしつけとともに一緒に寝落ちしてしまうため、ストレッチの時間を作ることは諦めました。なので私のストレッチタイムは朝方4時過ぎ。娘の寝息を確認してから開始します。もともと太極拳を習っていることもあり、太極拳の先生に教わったストレッチを中心に足先から徐々にほぐしていき、硬さが気になる骨盤や肩周り、股関節を重点的に動かします。40分ほどして体がほぐれてきたら今度はスクワット。膝の関節に負担をかけないために重要な太ももの筋肉を鍛えます。このスクワットは筋肉を鍛えるというよりは、じっくりと太ももの筋肉を伸ばす感覚でおこなうようにしています。全身のストレッチが完了したら仕上げに太極拳。ストレッチをした後の太極拳は体も伸びやすく、少しうまくなったように感じます。自己満足して1時間が終了。大豆イソフラボンを含む大豆食品を積極的に摂取体をつくるのはやっぱり食事。アラフィフになって徐々に失われていくエストロゲンに対抗するため、分子構造が似ているといわれる大豆イソフラボンを含む大豆由来の食品(豆腐・納豆・味噌・おから・油揚げなど)を、普段より積極的にとることにしました。これで関節の「ゴリゴリ」が消えたら大豆の効果はたいしたもの。しかし、偏った食事にすることで別の弊害が出ても困るので、肉や魚はもちろん野菜や海藻、きのこ類もバランス良くとることは忘れません。基本的には豆腐とわかめと野菜の味噌汁、納豆を毎日欠かさず食べるようにしました。不思議なものでバランスの良い食事プラス大豆食品を続けると、お菓子などの間食がほとんどなくなったのです。個人的にはバランスの良い食事によって心と体が満たされ、間食に走る必要がなくなったのかなと感じました。 まとめ現在、ストレッチと食事改善を続けて1カ月ほどになります。ストレッチの効果でいえば、朝早い時間帯におこなっているからか1日体が軽やかで以前より快適に過ごせているような気がします。体が大幅に柔らかくなったわけではありませんが、毎日1mmずつでも柔らかくなればうれしいくらいの気持ちで続けているので、1年後の体の変化が楽しみです。また、食事改善も特に制限をしているわけではないのでダイエット効果は期待していなかったのですが、不思議と1カ月で2kgほど痩せました。まだ関節の「ゴリゴリ」とはサヨナラできていませんが、体の調子は確実に上向きなのでこれからも継続して続けたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき世界一かんたんな健康法』(アスコム)。イラスト/サトウユカ著者/陽(48歳)20代で出産した娘が成人式を迎えた矢先、46歳で妊娠。現在、2歳女児の子育てに奮闘中の鍼灸師。太極拳と書道が趣味で、着物を愛するレトロ母。20年前と今の子育ての違いに驚きと新鮮さを感じる毎日。
2023年10月16日性行為中や性行為後に、痛みを感じた経験はありませんか?中には、ヒリヒリするような鈍い痛みが数時間続いた方も……。そこで今回のMOREDOORでは、「性交痛を感じたエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Cさんの場合……性行為中に擦れるような感じがし、最初は大丈夫だったのですが、次第に痛みが増加しました。また、行為中だけではなく、行為後にも痛みが続き、ヒリヒリするような少し鈍い痛みが数時間あり、その後に自然と治まりました。痛みでまったく集中できませんでした。どのようにして症状を改善しましたか?自分の場合は、ネットを見ると自然に治まるとのことだったため、自然に治まるのを待ちました。(20代/美容師)違和感を覚えたときは専門家へ性行為中に擦れるような痛みがあり、まったく集中できなかったというCさん。性交痛の原因は様々でひとりひとり異なりますが、その原因として「潤い不足」「筋肉の緊張」などがあげられます。痛みを感じたら、我慢せずにきちんとパートナーへ相談しましょう。また、もし痛みが継続する場合は、疾患が原因の可能性も。違和感を覚えた場合は早めに婦人科や泌尿器科へ相談してください。今回は「性交痛を感じたエピソード」をお届けしました。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年10月14日53歳で田舎に移住してから車での移動が増えたため、体重が6カ月で7kg増。急激に太ったのが原因か、歩くたびに膝の痛みを感じるようになりました。最初はただの関節痛だと思い、湿布を貼る程度の応急処置をしていましたが、歩けば歩くほど膝の痛みが強くなるばかり。尋常ではないと感じ整形外科を受診したところ、思わぬ診断を受けました。私が受けた診断と膝のケアについて紹介します。私を襲った膝の痛みの原因は2021年のコロナ禍に田舎へライフシフトしたことにより、電車通勤などのストレスから解放された半面、歩く機会が激減し運動不足に。都会では、最寄り駅までの徒歩、駅の階段の上り下りなど、軽い運動する機会があったため、それなりに体形を維持していましたが、田舎へライフシフトして6カ月で体重7kg増の激太り。当然、激太りした体重を支える足の筋肉も衰え、歩くたびに膝に痛みを覚えるようになりました。初めは大したことではないと軽く考え、市販の湿布などで応急処置。その後、歩くにつれ膝の痛みがどんどん増すばかりだったため、近所の小さな整形外科にかかりました。膝が痛くなった経緯や体重が急激に増えたことなどを話したら、膝に体重の負荷がかかったために生じた関節痛ではないかと言われました。なるべく運動をしないようにとアドバイスされ、湿布と痛み止めをもらいました。とりあえず、医者に言われたとおり、歩くことを控えて湿布を貼っていたら、膝の痛みが徐々に改善されたためそのまま放置していました。整形外科で股関節の被りが浅いと診断その後、膝の痛みが再発してしまいました。再発のきっかけは、友人に誘われて中山道の宿場町を歩いて巡る3泊4日のツアーに参加したことでした。歴史的な建物に気を取られて、山道を歩いて巡ることを深く考えずに参加したせいで、現地に到着して歩き始めてから大後悔。中山道のアップダウンがある道のりを毎日歩き続けたせいで、膝だけでなく股関節の痛みがピークに。舗装された道路でも歩くときは、常に山登りのストックが手放せなくなり、後半は足を引きずりながら何とか完歩。 その後は、床座(ゆかざ:床に座ること)で右膝を曲げて座ることができなくなり、右足は常に伸ばして座る状態に。さらに、膝がジンジン痛くて眠れなくなることも。足を引きずって歩くことが多くなり、同僚にすすめられた地域で評判の整形外科を受診しました。 問診のほかにエックス線検査を受けた診断は、生まれつき股関節の被りが浅いため、骨盤が体重を関節の適切な部位で十分に支えきれなく、歩行バランスが崩れて膝に負担がかかるということでした。また、そのことにより股関節軟骨の一部への負荷が強くなり、さらに体重の負担が積み重なって、軟骨が擦り減り痛みが生じているとの見解も。 それって高齢女性に多い変形性股関節症? 私まだ54歳なのに、とショックを受けました。腸腰筋を鍛えて膝の痛みを改善私が診断された股関節の被りの浅さには、特にこれといった治療がないらしく、「えっ、一生この関節痛と向き合わなくてはならないの?」とかなりのショックを受けました。年齢による筋肉の衰えも原因の1つだと言われ、医者に対症療法ですすめられたことが、腸腰筋を鍛えることでした。腸腰筋は、上半身と下半身をつないでおり、足を持ち上げる、体を曲げるなどの動作に関わる重要なインナーマッスルです。私の場合、体重の増加と運動不足や、無理な姿勢の在宅パソコン作業が原因で、腸腰筋が凝り固まって腰、股関節、膝に負担がかかっていたようです。 腸腰筋を鍛えるために、筋トレ嫌いの私でも簡単に取り組めて継続できるセルフケアを、自分でYouTubeで検索。床にごろんと寝っ転がり、膝を曲げたり脚を太ももから上げ下げしたり、太ももの前側、後ろ側、内側の筋肉を鍛える自己流ストレッチを実践しました。例えば、寝ながらできる膝の可動域を拡げるストレッチや、座りながらできる膝のお皿周りのストレッチや、横になりながら大腿四頭筋を鍛えるストレッチなど。 お風呂上がりのリラックスタイムに、YouTubeを見ながら3分から5分程度の超簡単なストレッチを実践しています。まとめ50歳を過ぎて見た目だけの老化だけでなく、関節やインナーマッスルまで衰えを実感したことで、改めて54歳という年齢との向き合い方を考える必要があると痛感しました。 若いころは50代の体力の限界を想像することができなかったように、今後の60代、70代の自分がどう健康でいられるか、とても不安であり未知な部分です。健康でなければ人生は楽しめないことが自論のため、まだまだ大丈夫だと過信せずに、将来に備えて継続可能な簡単セルフケアを続けていきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき世界一かんたんな健康法』(アスコム)。著者/いずみ(54歳)独身。コロナ禍を機に、人生における健康の大事さを実感し、里山に移住し田舎暮らしを楽しんでいる。
2023年10月13日性行為で痛みを感じると、不安になりますよね。痛みなどを感じる場合は、パートナーとのコミュニケーションが必要かもしれません。そこで今回のMOREDOORでは、「性交痛を感じたエピソード」を、話の展開を予想していただくクイズ形式でご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Aさんの場合……大学生のころに付き合っていた彼氏とのことです。マンネリ化していて、あまり前戯をしないまま致そうとし、少量の出血と痛みがありました。これまで性行為で痛みを感じることがなかったため、初めてのことでとても衝撃的だったのを覚えています。ここでクイズです!前戯をあまり行わないまま挿入をしたところ、少量の出血と痛みを感じたというAさん。さて、Aさんは性交痛を改善するために、どんなことをしたでしょうか?ヒントは、お肌に欠かせないあることです。どのようにして症状を改善しましたか?途中からはあまり痛みを感じることなく終わりましたが、次の日にすこし外側がひりつくような感覚がありました。入浴後に陰部をクリームで保湿すると、その翌日には痛みはなく落ち着いていました。しっかりと前戯や保湿剤を利用してから行うとよいと思います。正解は、「保湿をした!」次の日に陰部にひりつく感覚があったというAさんは、入浴後にクリームで保湿して症状を改善していました。また、しっかりと前戯をしてから挿入することで、性交痛の予防にもなります。性交痛を感じる方は、Aさんが行った方法を試してみるといいかもしれませんね。違和感を覚えたときは専門家へAさんは前戯をあまりしなかったことで、少量の出血と痛みがあったようです。クリームで陰部を保湿することで、次の日には痛みが落ち着いたAさん。しっかりと前戯を行うことや、保湿剤を利用することが大切かもしれませんね。皆さんも、違和感を覚えた場合は早めに専門家へ相談しましょう。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年09月28日足首の痛み。40代になるまでに経験した痛みとは違い、今回の痛みはまったく治る気配がありません。半年以上続く痛みに真剣に向き合っていたところ、この痛みの原因が思いも寄らないことから起こっていると判明しました。これからも続くであろう、足首の痛みと向き合った体験談です。いつもとは違う足首の痛み足首が痛い……それは私にとって特別大きなことではなく、たまにあることでした。足首を伸ばすのも曲げるのも、たまに痛くはなるものの、特別気にしなくてもいつの間にか治ってしまう程度の痛みでした。しかし、今回の足首の痛みは違いました。くるぶしのあたりが大きく腫れ、本当に痛くて伸ばすことも曲げることもできず、とうとう正座することもできないほどに痛みが増していきたのです。いつの間にか治ってしまうということもなく、寝るときにかかとが布団に当たるだけで、足首から先が脚からズレてしまいそうな違和感がありました。半年以上たっても一向に痛みが治まる気配はなく、それどころか徐々に増し、生活に支障を来すようになってきたため、今回こそは今までのように放置せず真剣に治さなければ……と考え直しました。整骨院で施術しても完治せず…まずは、寝る前に自分でマッサージをしてみました。ただマッサージしているだけでは痛みはまったく変わらないので、足首の関節の間を指で強く押さえながら回してみました。すると痛みが取れたのです! 「やっぱり簡単に治るわ!」と思ったのですが、一晩寝て次の日になるとやはり痛みは戻っていました。徐々にマッサージの時間を増やしてみたものの、決してマッサージ直後の痛みのない状態が続くことはありませんでした。そこで、「素人の私がマッサージしただけでとりあえずの痛みは引くのだから、整骨院でも行けばあっという間に治るだろう」と考え、近所の整骨院へ。整骨院のおかげで一時よりは随分痛みは引いたものの、つま先立ちになると相変わらず痛くて、ここで初めて「完治への道のりは長い」と感じたのです。足首の痛みの原因は…ある日、母を整体へ送迎した際に、その整体で私も施術をしていただく機会がありました。ただ、足首の痛みは近所の整骨院で施術してもらっているので特に伝えることなく、施術しながら体全体のバランスを確認していただいたところ「足首、大丈夫?」と突然聞かれ、「過去に足首痛めたね」とのコメントをいただきました。驚きながらも足首の痛みの経緯を話すと、「残念ながら、何ともなかった古傷も加齢とともに筋力の低下などから痛みが出てきてしまうことがあるのです」とのこと。ここ何カ月も向き合ってきた足首への痛みの原因が一瞬にしてわかりました。私は25年ほど前に大きな捻挫をしていたのです。そのときにはしっかりと治療し完治させたと思っていたのですが、整体師さんいわく、東洋医学では、けがは残ると考えられるとおっしゃいました。今後も過去のけがの痛みと一生付き合っていかなければならないこと、体を動かす機会を減らさず筋力を落とさないようにすることなど、アドバイスをいただきました。まさか、この足首の痛みは加齢によって出てきた過去のけがによるものだとは思ってもいませんでした。まとめなかなか治らない足首の痛みは、新たに患ったものではなく、整体師さんによると加齢によって出てきた過去の捻挫によるものでした。捻挫をしてから約25年間は大きな痛みとなることなく保ってこられたのですが、まさかこの年齢になってから出てきた足首の痛みに、加齢が関係しているとは驚きました。痛みをかばうことでさらに体のバランスが崩れてしまうこともあります。これからも元気に過ごすために、体を動かし筋力アップを心掛けるとともに、しっかりと自分の体と向き合おうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/パル(44歳)シングル。高校生の息子と亡き夫に支えられて、前向きに暮らしている。
2023年09月26日性行為中に痛みを感じた経験はありますか?性交痛はさまざまな原因が考えられますが、違和感がある場合は適切な処置が必要です。そこで今回は、「性交痛を感じたエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Fさんの場合……夫と性行為をしていた際、いつもはあまり指などで慣らさずとも上手くできていたため、その日も比較的早い段階で挿入へ進みました。すると、その瞬間に少しピリッとした痛みを感じました。我慢できる程度だったので、夫には伝えずにいました。しかしその後しばらくしてから、急に先ほどと同じ場所が切れたように痛くなり行為を中断しました。出血は確認できませんでしたが、しばらくは日常生活でもふとしたタイミングで痛みを感じました。どのようにして症状を改善しましたか?切れてしまったのだと思い、自分で確認してみましたが、出血などは確認できませんでした。数日は性行為をせずに様子をみて、3日経っても痛みを感じるようであれば産婦人科に行こうと決めました。結局、3日後には痛みはなくなり、4日後には元のように痛みを感じることなく行為に及べるようになりました。世の女性陣へ伝えたいことは?普段は性行痛を感じない方でも、身体の調子やなんらかの要因で突然痛みを感じることがあります。少しでも痛みや突っ張るような感覚を覚えたら、我慢せずにパートナーに伝えて行為を中断することをおすすめします。違和感を覚えたときは専門家へ違和感を感じた場合は、すぐに行為を中断するなど適切な対応をしましょう。万が一痛みが強い場合や、違和感が長引くときは、早めに専門家に相談してみてくださいね。今回は「性交痛を感じたエピソード」をお届けしました。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年09月24日私は妊娠中期から指や膝、股関節に痛みを感じていました。妊娠による体重増加やホルモンの関係で痛みが出ているものだと思っていましたが、出産した後も症状はひどくなる一方。日常生活において立ったり座ったりする動作にも強い痛みを感じるようになったので、不安になり病院を受診。すると予想外の病名を耳にすることとなりました。★関連記事:「関節が痛い」関節痛は加齢が原因? 更年期が影響? それとも病気? 関節痛を緩和するには【医師監修】出産後も治らない全身の関節痛私は35歳で初めての出産を経験。妊娠中から手足のこわばりや股関節の痛みを感じていましたが、日常生活に影響するほどでもなく、出産したら自然と治るものだと思っていました。しかし出産直後、さらに症状は悪化。朝だけだった手足のこわばりを1日中感じるようになり、特に膝の痛みがひどく、歩くことや立ったり座ったりなどの日常の簡単な動作もつらくなりました。最終的には横になっているだけでも痛みを感じるように。生まれたばかりの赤ちゃんのお世話もしなければならなかったので、体の痛みは精神的にも大きなダメージでした。長引く痛みに耐えきれなくなり病院を受診出産から1カ月たっても症状は良くなりません。手の指の関節、手首、足首、腰、膝などあらゆる箇所の痛みを常に感じていました。妊娠中から骨盤ベルトを使用し、膝の痛みがひどくなってからは膝サポーターも購入。膝サポーターをつけると少しだけラクに歩けましたが、本来の痛みが消えたわけではありません。常に「腰が痛い、膝が痛い」と言っていたので家族にも心配され、さすがにこれは何かあると思い整形外科を受診することにしました。母子ともに生後まだ間もない状況でなかなか外出もできない状態でしたが、その日だけ義母に娘を預けてタクシーで病院に向かいました。診察室に入り、先生に症状を話すと「出産後はホルモンの変化で関節に痛みを感じることがあるからね。でもまれに妊娠や出産をきっかけに関節リウマチを発症する人もいるから検査をしてみましょう」とのこと。そして続けて「関節リウマチは一生付き合っていく病気なんだけど、薬で進行を和らげることができるし、普通に生活をすることはできるから」とおっしゃいました。私は「え……? 私の年齢でもリウマチになんてなるの……!」と驚き、そして同時に不安になりました。「一生この痛みが続いたらどうしよう。もし治療をしても病状が進行してしまったら……」出産後で心がナイーブになっていたこともあり、最悪な状況を想像して気分が落ち込みます。そしてその日は骨盤と膝のエックス線検査、血液検査をして帰宅。エックス線検査には異常はありませんでしたが、血液検査の結果には時間がかかったため2〜3日後の結果報告を待つこととなりました。検査をするも症状は3カ月続き後日、血液検査の結果を聞きに病院を受診。関節リウマチだったらどうしようと不安な日を過ごしましたが、血液検査の結果は陰性。おそらく産前・産後に立ったり座ったりの動作が膝に負担をかけたのか、もしくはホルモンバランスの変化によるものではないか、と言われましたが、結局はっきりとした原因はわからず。しかし関節リウマチという病気ではないことがわかり、私はとても安心しました。そのころもまだ症状が続いていたので併せて相談したところ、その病院でおこなわれている「産後リハビリコース」というリハビリを勧められました。専門の知識を得た作業療法士や理学療法士の方がおこなうリハビリテーションです。「産後は骨盤が歪んだり筋力が低下したり、ホルモンバランスの変化で体に不調が生じることが多いんですよ」と説明を受け、患部に電気を当て、マッサージを受けながら経過を見てもらうことに。週に3~4日、約1時間のリハビリを続けました。関節の痛みはその後も約3カ月続きましたが、リハビリに通い始めてからは少しずつ緩和されていき、最終的には痛みもない状態に。痛みが落ち着いてきてからは、筋力をつけるためのストレッチをおこなったり、運動をしたりして日常生活に支障なく生活できるまでに改善されました。まとめ家族や友人に聞いても私と同じように関節の痛みを強く感じたり、長く続いたりしたことはないと言われ、当時は「大きな病気だったらどうしよう」と心配になりました。しかし、病院を受診し、しっかり検査してもらったことで安心できました。産前・産後は予期せぬ体の不調が出ることもあり、その症状は誰にでも共通するとは限りません。今後も無理をせず、しっかり自分の体調管理をしていくことが大切なんだと改めて実感する出来事でした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長・医学博士)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき世界一かんたんな健康法』(アスコム)。著者/Mana(36歳)人見知りしない元気いっぱいの女の子のママ。初めての育児に戸惑いながらも、夫婦二人三脚で育児を楽しんでいます。
2023年09月07日性行為で痛みを感じると、不安になることもありますよね。痛みなどを感じる場合は、パートナーとのコミュニケーションも必要かもしれません。そこで今回のMOREDOORでは、「性交痛を感じたエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Aさんの場合……大学生のころに付き合っていた彼氏とのことです。マンネリ化していて、あまり前戯をしないまま行為を致そうとし、少量の出血と痛みがありました。これまで性行為で痛みを感じることがなかったため、初めてのことでとても衝撃的だったのを覚えています。どのようにして症状を改善しましたか?途中からはあまり痛みを感じることなく終わりましたが、次の日にすこし外側がひりつくような感覚がありました。入浴後に陰部をクリームで保湿すると、その翌日には痛みはなく落ち着いていました。しっかりと前戯や保湿剤を利用してから行うとよいと思います。違和感を覚えたときは専門家へ前戯をあまりしなかったことで、少量の出血と痛みがあったAさん。クリームで陰部を保湿することで、次の日には痛みが落ち着いたようです。しっかりと前戯を行うことや、保湿剤を利用することが大切かもしれませんね。皆さんも、違和感を覚えた場合は専門家へ相談しましょう。今回は「性交痛を感じたエピソード」をお届けしました。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年09月06日性行為中に痛みを感じた経験はありますか?性交痛はさまざまな原因が考えられますが、違和感がある場合は適切な処置が必要です。そこで今回は、「性交痛を感じたエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Dさんの場合……1ヶ月ほど前、産後初めて性行為を再開した際、違和感を感じ、膣内に痛みを感じました。大丈夫だろうと思っていましたが、実際膣内は乾いていたようでした。出血などはありませんでしたが、行為後もしばらく違和感を感じていました。どのようにして症状を改善しましたか?ネットの情報を頼りに、潤滑ゼリーを購入し使用しました。すると、痛みを感じることなく行為を行えるようになりました。夫もゼリーの感覚を気に入ってくれたようなので、今後も使っていきたいと思っています。世の女性陣へ伝えたいことは?私の経験から、潤滑ゼリーの使用はおすすめです。ただ、「潤滑ゼリーを使いたい」と夫に言ったところ、「下手だった……?」と心配してきたので、そこはきちんと説明できるとよいと思います。違和感を覚えたときは専門家へ潤滑ゼリーで性交痛を改善させたというDさん。性行為の摩擦による痛みには、潤滑ゼリーもいいかもしれませんね。もし痛みや違和感が続く場合や出血を伴う場合は、迷わず専門家に相談してみましょう。痛みの原因に適した処置が大切です。今回は「性交痛を感じたエピソード」をお届けしました。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年08月31日コロナ禍で外出の機会が減り、あまり歩かない生活になっていたからでしょうか? ある日突然、膝に激痛が。治療により激しい痛みは治まりましたが、なかなか元通りとはいきません。そのためすっかり歩くのがおっくうになってしまいました。痛みの原因と痛みが治まってくるまでの体験を紹介します。★関連記事:更年期の運動不足はマジやばい!! 不調の原因は運動不足による筋力低下だった【医師監修】突然、膝に激痛が!半年前のある日のこと、ちょっとした坂を上ろうとした途端、右膝の内側に激痛が走りました。膝を伸ばすと痛くて、そのままうまく歩けない状態に。どうにかこうにか家に帰り着いたものの、翌日になっても痛みが治まらないので近所の整形外科に行くことにしました。医師の触診とX線検査を受けたところ、膝に水がたまっているとのこと。早速注射器で水を抜いてもらうと、結構な量の水がたまっており、水を抜いてもらうと痛みは少しマシになりました。また、「関節が少し減ってはいますが、加齢によるものでしょう。しばらく様子を見てください」と言われました。その後も歩くと痛みが続いたので通院して、週に一度の間隔で、ヒアルロン酸の注射を5回くらい受けました。原因はO脚の進行と筋力低下!?それでもなかなか痛みが治まりませんでした。そこで、リハビリを受けることに。体のゆがみを見てもらったところ、もともとO脚だったのが加齢によりさらにひどいO脚になっており、そのせいで、歩くときに膝の内側に負荷が掛かり過ぎているとのことでした。理学療法士によると、もう1つの原因は太ももの筋肉量が減ったせいで、膝を持ち上げる筋力が低下したことだそうです。「痛いからと動かないでいるとますます筋力が低下してしまいますから、痛みを少し我慢して運動をしてください。そうすると筋力が強くなり、膝を支える力が付き、動いたときの膝の痛みも軽くなりますよ」とアドバイスをもらいました。膝の運動にもトライさらに体全体のゆがみを直しながらО脚も改善するための施術をしてもらいました。そして自宅でできる膝の痛み軽減の運動も教えてもらいました。1つ目は脚上げ運動です。あお向けに寝て、片方の膝を軽く曲げます。もう片方の脚を伸ばして、曲げた膝と同じ高さまで上げて5秒止め、ゆっくり下ろします。それを20回繰り返したら、脚を変えて20回。これは太ももの内側の筋肉を鍛える運動だそうで、歩くときの衝撃を軽くする効果が期待できるということでした。2つ目は横上げ運動。横向きに寝て、体の下側に来た脚は軽く曲げておきます。上側に来た脚を上に上げ、上げた状態で5秒止め、ゆっくり下ろします。それを20回繰り返したら、反対向きに寝てまた同じように20回。これは骨盤の横の筋肉を鍛える運動だそうで、膝への負担を軽くする効果があるそうです。まとめ教えていただいた運動を3カ月くらい毎日続けたところで、少し痛みが治まってきました。今はそれからさらに3カ月続けたところですが、少しずつ良くなっているのを実感しています。まだ元通りには治っていませんが、何もしなければ筋力は衰えるばかりなので、この運動を続けていきたいです。加齢による筋力低下を防ぐためにも、毎日の運動が大切なのだと痛感しました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長・医学博士)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。著者/ラベンダーミント(57歳)子育てを終え、今は義母の介護と仕事に忙しい毎日を送る主婦。日々の楽しみは、おいしいものや体に良いものを見つけてお取り寄せしたり、趣味の手芸でかわいいものを手作りすることにはまっている。
2023年08月23日手足の腫れや痛みを放置していませんか?なかなか改善しない場合には、病院の受診を検討すると早期回復につながるかもしれません。そこで今回は、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Nさんの場合……関節リウマチを患っています。最初に異変を感じたのは長女を出産した数ヶ月後。手の平や肩の筋が痛くなり、産婦人科を受診したものの、夏であることと授乳で水分が減っていると言われ、シップと痛み止めをもらっていました。しかし、関節が腫れたようになり、整形外科を受診すると血液検査とレントゲン検査を受けるよう指示があり、受けました。その結果が、リウマチの疑い。正直、30歳代でしたし受け入れたくないのと、医師から半年後もう一度と言われたもののしばらくして痛みがなくなったので、再度受診せず……。それから何度か痛みが出ていたものの、痛み止めの薬で治まっていたので、放置していました。しかし、最初の受診から8年経った昨秋、膝がとてつもなく痛んで腫れ、別の整形外科を受診することに。どんな治療を受けましたか?水が溜まっていると言われ、水抜きと血液検査を受けました。水を抜いて半年後に、また再度血液検査を受け、炎症の数値が下がっていたものの、その時ちょうど指の関節が腫れ指輪が取れなくなっていたので、診てもらうと「明らかなリウマチ症状だ」と診断。その病院ではリウマチの治療はしておらず、先生の知人が専門病院をしているとのことで紹介していただき、即受診しに行くことに。医師から「典型的な指関節のリウマチだね。でも初期だから薬を開始すれば1~2ヶ月で腫れは引くし、指輪も抜けるようになるよ」と丁寧に説明してくれました。薬は週1日飲む薬で、最初の分量から変わらず今でも服薬を続けています。伝えたいことは?私は、リウマチ=年配(60代~くらい)の方がなるものだと思っていました。それぞれ発症のきっかけは違うと思いますが、少しでも違和感や不安感を持っているなら、ぜひ受診して少しでもその不安を解消してもらいたいです。昔と違って薬や治療も楽になっているようなので。またどうしても不安な場合は、1つの病院だけでなくセカンドオピニオンを希望しても良いと思います。長く付き合うことになると思いますから、一緒に頑張りましょう。違和感があるときは早めに専門家へ突然の痛みや腫れに違和感を覚えたら、早めに専門家に相談しましょう。早めの受診で対処が早くなり、症状の悪化も防げます。皆さんも、違和感を覚えたときは早めに専門家へ受診してみてくださいね。今回は「疾患に気づいたきっかけのお話」をお届けしました。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年08月20日時々、下腹部に謎の痛みを感じることがあった私。原因がわからない痛みに困惑していました。そんなある日、インターネットで見かけた情報が自分にぴったりとあっていて……!? どうしておなかが痛いんだろう私は時々、おなかに痛みを感じるときがあり「これは何の痛みなんだろう」と疑問を抱いていました。痛みがあるのは下腹部で、おなかを壊したときに感じるような痛みではなく、痛む場所的に胃痛でもないようでした。痛みの程度は「あれ、痛いかも」くらいのときもあれば、身動きをとるのもつらいほどの痛みのときもあって……。 痛みの原因は?痛みに心当たりがなく不思議だったのですが、あるとき「もしかしたら排卵痛なのかも」と思い当たりました。 生理痛が重かった私はインターネットで生理痛について調べる機会があり、そのときに排卵痛の存在を知ったのです。排卵痛は、卵子が卵巣を破って出てくるときに感じる痛みなのだそう。 さらに、下腹部が痛むという症状は私が感じていたものとぴったり合っていました。 排卵痛は生理の2週間前に起こると書かれていたため、次に腹痛があったら日にちを確認することにしました。 2週間後に生理が!すると、やはり下腹部に痛みを感じて2週間ほど経ったころに生理がきたのです。 もともと生理痛が重かった私は生理期間が憂うつでした。それに加えて排卵痛でもおなかが痛い時期があるとわかって、生理がますます憂うつに。 しかし、悪いことだけではなく排卵痛のおかげでいい点もありました。それは、生理の時期を予測しやすいということ。 私は生理周期が安定していて、きっちり28日周期で生理がくることが多かったので、「排卵痛あったらその2週間後に生理がくる」と生理日の予測ができて、その点はとても助かっています。 おなかの痛みが強いときは、薬を飲むようにしていますが、つらいときは我慢せずに病院の受診も考えようと思っています。 ※この記事は実話に基づいた体験談であり、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者/うみのるなイラスト/コジママユコ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2023年07月29日トイレのたびに憂うつになる、あのつらい痛み。痔とは長い付き合いという人も多いといいますが、更年期になると痛みが悪化するという話も。産婦人科医の駒形依子先生に、更年期と痔の悪化との関係について聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。★関連記事:「おしりに違和感?」もうすぐ臨月なのにおしりにイボが爆誕!? #年末年始痔になった話 1女性で一番多いのが「切れ痔」なのはなぜ?痔には、いぼ痔や切れ痔などがありますが、女性には切れ痔が多いと駒形先生は言います。「女性で切れ痔が多いのは、便秘が多いからです。若いころから長らく便秘体質で、硬い便を息んで無理やり出すのが当たり前になっている人が多いですね。排便時に肛門の出口に近い部分の皮膚が切れ、鋭い痛みが生じるのが特徴です。傷は自然に治るので、切れた原因が解消されれば一過性で終わりますが、実際は繰り返す女性が多いですね」(駒形先生)。現代は、赤ちゃんのころから便秘体質だったという女性も多いそうです。更年期は痔が悪化しやすい?更年期に入ってから痔が悪化した、という声を聞きます。「更年期だから痔になるというのではなく、もともとあった痔が、更年期になると悪化するということは良くあることです。女性ホルモンは組織の潤いを保つ役割を果たしますが、更年期に入るとその分泌は急激に減ります。それにより組織は硬くなっていきます。組織が硬くなったところで、硬い便を無理やり出そうとすれば、破れるのは当然。さらに、冷え症であればなおさら組織が硬いので、痔は悪化していきます」(駒形先生)。少しでも改善するためには?駒形先生によれば、痔は一度なると繰り返して、治りにくいと言います。治らないとしても、改善する方法はないのでしょうか。「便秘の人に、よく理想の便として“バナナのような便を出そう”と指導しているのを見ますが、痔が悪化している場合は肛門周りの組織が硬いためバナナ様の便でも息んでしまい、さらに悪化する場合があります。痔が悪化していると感じたら、息まずに出せる“ゆる便”を目指すほうが良いと思います」(駒形先生)。便通を良くする生活を心掛けて「便秘の人がゆるめの便を出すのは、最初のころは難しいかもしれません。まずは整腸剤を使って便をゆるくするのでも良いと思います。慣れてきたら、便通を良くする食品を取り入れてみても。例えばプルーンは便通を良くする食品として知られています。更年期の女性にとってほしい鉄分も含まれているので、味が苦手でなければ試してみても良いでしょう」(駒形先生)。まとめエストロゲンは加齢とともに減り続け、痔が悪化するリスクは年々高まっていきます。まずするべきなのは、便秘を解消すること! 更年期こそ、本気で便秘を解消するタイミングといえるのではないでしょうか。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2023年07月24日首や肩などにつったような痛みがある、張っているといった悩みはありませんか?痛みや症状が改善しない場合には、何らかの疾患が原因であることもあります。そこで今回は、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Kさんの場合……去年の夏、急に肩や胸がつり始めたKさん。しばらく休んでいれば痛みは治まるだろうと考えていましたが、痛みはほとんど和らぎませんでした。それでも勤務時間が終わるまで我慢し、定時になるとすぐに帰宅。しかし、家で休んでも痛みは全く治まらず、おかしいと思い近くの内科で診てもらうことに。検査の結果、驚くべき事実が明らかに。なんと自然気胸と診断され、直ちに入院が必要とのことでした。どんな治療を受けましたか?右の肺に穴が空いていたため、胸腔ドレナージという処置を行いました。これは肋骨の間からチューブを挿入し、持続的に胸腔内の空気を排出する治療法です。チューブを挿入した後は、自然に穴が塞がるのを待つだけでした。伝えたいことは?肩や胸あたりをつって治らない場合、早急に病院へ行くことをKさんはおすすめしています。肺は非常に重要な部分であるため、痛みを無視することは避けてください。違和感があるときは早めに専門家へ突然肩や胸がつり、痛みが出てきたのは、自然気胸が原因だったというKさん。体に違和感があれば、なるべく早く専門家に相談することが大切です。自己判断で様子を見た場合、病状が悪化する恐れもあります。皆さんも、違和感を覚えたときは早めに専門家へ相談してみてくださいね。今回は「疾患に気づいたきっかけのお話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年07月24日産婦人科で「卵巣嚢腫」と診断されたトエダさん。経過観察で半年が経ったある日、腹部を猛烈な痛みが襲い、腫瘍のある片側の卵巣を摘出する手術を受けることに。手術は無事に終わったものの、術後の痛みがひどく眠れない夜を過ごして……。 こんなに痛いなんて…無事に手術を終えたトエダさん。術後の体の痛みがひどく、眠れなかったそう。術後1日目の朝を迎えたのですがーー。 ※胃切→胃切除術の略。胃の一部もしくは胃全体を切断し取り除く手術的治療法のこと。※腸切→腸切除術の略。小腸または大腸から腸の一部を切除する外科手術のこと。※心外→心臓外科の略。※カイザー(帝王切開)→母体の開腹手術により胎児を取り出す出産法。 術後1日目の朝、看護師さんが身の回りの世話をしにトエダさんのもとへ。看護師さんは痛み止めの坐薬を入れてくれたり、手術中に入れた尿管を抜いてくれたり、体を温かいタオルで拭き着替えを手伝ってくれたりしました。 トエダさんはこの日、手術をした部分の傷やおなかの中が痛かったそう。痛み止めの薬を使ってもなお続く術後の痛さが、想像以上で焦ったと言います。また、術後に初めて歩くときは転倒リスクが高いため看護師さんを呼ぶことに。ふらつくこともなく歩けましたが、手術をしたおなかが痛くて前傾姿勢になってしまったそうです。 その後は、病院の食堂でなるべく座って過ごしていたトエダさん。夜には家族が面会にきてくれたそうで、しみじみとうれしさを感じたと言います。普段看護師として働いているトエダさんは、今回の手術で想像以上の術後の痛みを経験したことから、術後の患者さんにはより一層寄り添いたいと思ったそうです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 看護師トエダさんのマンガは、このほかにもInstagramで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 看護師トエダ
2023年07月17日体に痛みを感じても、その痛みの原因がどこから来ているのかはわかりづらいもの。中には、腰の痛みの原因が婦人科疾患だったケースもあるようです。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Rさんの場合……私の場合は、卵巣茎捻転でした。腰の痛みが数年間続いており、始めは単なる腰痛だと思っていました。整形外科で痛み止めや湿布を処方してもらっていましたが、痛みはどんどん強くなり、痛み止めの注射を打ってもらうほどに……。ある朝、突然いつもとは違う強烈な痛みに襲われ、救急車で総合病院に搬送されました。しかし、検査もしてもらえず腰痛と診断され帰宅。その後も痛みは増すばかりで、次の日に内科で受診しMRI検査を受け、婦人科を紹介されました。どんな治療を受けましたか?婦人科で「命の危険がある」と言われ、そのまま緊急手術を受けることに。後から思い返せば、体の中からの痛みがあったにも関わらず、整形外科で受診を続けてしまっていました。早い段階で内科や婦人科で受診していたら、大事にならずに済んだかもしれません。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。違和感を覚えたときは婦人科へ辛い腰の痛みの原因は、卵巣茎捻転が原因だったというRさん。Rさんは、緊急手術を受け命の危険は免れたようですね。皆さんも、体に違和感を覚えたときは、婦人科での受診も検討してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年07月03日44歳でランニングを始めたとき、足首と膝を痛めました。医師によると、痛みの原因はオーバーワークと加齢なので、注意するようにとのことでした。46歳となった現在では、運動時に足首や膝に痛みを感じるだけではなく、日常生活の中で他の関節が痛むことも多くなり、年齢を感じる機会が増えました。私が2年間続けている加齢や運動による関節痛への予防策についての体験談を紹介します。★関連記事:「関節が痛い」関節痛は加齢が原因? 更年期が影響? それとも病気? 関節痛を緩和するには【医師監修】運動しても故障しない体を作る筋トレ44歳のとき、ダイエット目的でランニングを始めました。ですが、しばらく走ると足首を痛めて、歩くのが苦痛なほどに悪化。足を引きずって整形外科に駆け込みました。医師からは急な運動によるオーバーワークと、加齢が原因との診断を受けました。1カ月半後に完治してランニングを再開すると、今度は膝が痛むように。やはり無理は禁物だと実感し、40代でも故障せずに運動する方法を考えるようになりました。調べてみると、膝痛は筋肉量の減少で30代から起こり始め、もともと筋肉量が少ない女性は男性よりなりやすいとのこと。筋トレで緩和や予防ができることがわかり、早速、運動しても故障しないためにトレーニングを始めました。膝痛の予防には、太ももの前面に位置する大腿四頭筋を鍛えると良いとのことでしたので、スクワット15回を1セットとして3セットを週に3回、椅子に座って片脚を伸ばし上げ下げする運動を毎日しています。また、普段から階段を使うのも効果的だそうです。私は運動前には、膝周りや足首を念入りにストレッチしています。地味なトレーニングでも積み重ねれば、筋力アップにつながると感じています。痛める前に着けるのが◎!サポーターは必需品筋トレ以外にも関節痛の予防策を何か講じたいと思い、運動時は必ずサポーターを着用するようにしています。最初に足首を痛めたときに両足首のサポーターを、その後は両膝用のサポーターを購入して活用しています。動きを妨げない薄手のものを選んだのでスポーツウエアの下にも着用しやすく、運動時の動きの補助となり重宝しています。うっかり着け忘れると、特に痛めやすい左膝と右足首は痛めてしまうことが多いです。やはりサポーターの役割は大きいのだなと実感しました。46歳になった現在は、足首や膝以外の関節についても、日常生活の中で過度に動かすと痛めることが増えました。例えば、庭の芝刈りでずっと同じ作業をしていたときには、家事ができないほど右手首を痛めてしまい、慌てて手首用のサポーターを購入。このときは治るまでに2週間かかり、やはり関節を痛めやすい年齢になったのだと痛感しました。これからは、手首用のサポーターを着けてから芝刈りの作業をしようと思いました。サポーターを着けることでけがの防止になり、関節の動きをサポートする役割も果たしてくれるので、私にとってサポーターは必需品です。サプリメントや普段の習慣で体の中から予防体の中からも関節痛を予防できないかと考え、バランスの良い食生活を心がけて、さらに効果が期待できる成分を含むサプリメントをとるようにしています。製薬会社のサイトによると、関節軟骨に含まれる成分のコンドロイチンやヒアルロン酸などが加齢によって減少することも、関節の痛みを引き起こす要因になっているとのこと。それらの成分をサプリメントで積極的にとり、少しでも関節痛予防につながればと思っています。効果は明確ではありませんが、運動しても膝や足首を痛めることが減ったので、これからも服用を続けてみようと思います。また、適度な運動習慣は体内のコラーゲン産生の促進や関節に栄養分が行き渡りやすくなるそうなので、無理なくできる運動を続けていこうと思います。その他、普段の生活でも関節や筋肉に負担をかけるような無理な動きはしないように心がけたり、寒い時期にはなるべく体を冷やさないようにしたりもしました。筋力トレーニング、適度な運動、バランス良い食事に加え、サプリメントや普段の習慣の3方向から関節痛の予防をするようになり、46歳の現在では大きな故障をすることはなくなりました。痛みの原因は個人差がありますが、私にはこの3つの予防策が合っていると感じています。まとめランニングがきっかけで足首や膝を故障してみて、体を痛めるから動かないのではなく、無理なく動いて筋力アップすることが関節痛予防になるのだと身をもって経験しました。適度に運動して筋力トレーニングを続けることで、運動しても故障しにくい体になれたと実感しています。年を取ってもそのときの体に合った運動をすることで、いつまでも足腰が丈夫で元気なおばあさんになれたら良いなと思います。もし故障しても、なるべく関節や筋肉に負担をかけない改善方法を考えて、これからも楽しみながら健康的に運動したいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長・医学博士)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。イラスト/sawawa著者/あめあがりのにじ (46歳)映画と音楽をこよなく愛する小学生女児の母。娘とお互いの推しを応援することが楽しみ。 心と体のアンチエイジングをゆるりと実践中。座右の銘は「雨垂れ石を穿つ」。
2023年06月24日36歳のとき、2人目となる長女の出産を機に会社を辞めた私。子どもと過ごす時間が圧倒的に増えたことで、ある日、膝に異変が現れていることに気が付きました。なぜか左膝に現れた黒ずみの原因と、美容のプロが教えてくれたケア方法についてお話しします。★関連記事:肘、膝、かかとがガサガサの粉吹き肌に!ドライスキンが改善した方法とは【体験談】左膝がゴワゴワに!31歳のときに産んだ長男が保育園の年中になったとき、2人目の子どもである長女を出産しました。このとき、私は36歳でした。長女の出産を機に会社を辞めた私は、娘を保育園ではなく幼稚園に入園させ、その結果、長男よりも圧倒的に長い時間を娘と過ごすことになりました。夏が近付いたある日、久しぶりに膝が出るスカートをはいて鏡の前に立つと、なぜか左膝だけが黒ずんでいるのに気が付きました。汚れでも付いたのかな……と膝を払いながらよく見ると、黒ずんだその部分はまるで象のように皮膚がゴワゴワしているではありませんか!「何だこれ!?」と驚いてとっさに反対の膝と見比べてみましたが、右膝は白いまま。どうして左だけ? と不思議に思いながら最近の行動を思い返すと、思い当たることが一つだけありました。それは片膝立ち。小さな子どもの世話をするとき、大人はしゃがんだり膝立ちしたりします。しゃがむのが苦手な私は、代わりに片膝立ちをよくしていました。地面につくのは、決まって左膝。左膝だけに現れた黒ずみが、この片膝立ちによるものだということは容易に想像できました。鏡に映る自分の脚を見ながら、いい年をした大人が子どものように膝を黒くしているなんて、恥ずかしくてこんな格好で外に出られない、と私は思いました。ゴシゴシ洗いは逆効果だった!?それから、膝の黒ずみを取るための努力が始まりました。お風呂で垢すりやフットケア用の軽石を使ってゴシゴシこすったり、顔用の美白クリームを塗り込んだり。しかし、一向に黒ずみが薄くなる気配がありません。そこで私は、行きつけの美容院にいるネイリストに相談してみました。私は夏の間だけ手足のネイルを楽しむのですが、この店のネイリストはネイルだけでなく手足の美白や角質ケアもおこなっていたからです。左膝を見せると、ネイリストは黒ずんだ部分を触りながら「大分皮膚が厚く、硬くなっていますね。古い角質が蓄積しちゃったんですね」と言いました。私が垢すりや軽石でこすり洗いをしていると話すと、「え? 軽石でこすっているんですか? だめだめ、それではますます黒くなっちゃいますよ」とまさかのだめ出し。そして、膝の黒ずみは摩擦や乾燥による色素沈着が原因なので、垢すりや軽石でゴシゴシ洗うのはNGなのだと教えてくれました。必要なのは保湿!「私がしてきたことは逆効果だったんですね?」と私がうなだれていると「でも、クリームを塗るのはOKです」と笑いながら、ネイリストは話を続けました。膝の黒ずみは、膝をついて子どものお世話をする保育士さんにも多いことなのだそう。床掃除やヨガなど膝をつく動作や、ジーンズなどによる摩擦もまた原因になること。さらに、膝は皮脂や汗の分泌が少なく乾燥しがちで、皮膚のターンオーバーが遅くなりやすく、古い皮膚が積もり積もって、黒く硬くなっていくということでした。「大切なのは保湿です。お風呂上がりにボディクリームを塗って、とにかく保湿してください。そのときに足全体をマッサージすると、血流がよくなって代謝も上がり、ターンオーバーが促されて肌が生まれ変わりますよ」と教えてくれました。その日から私はゴシゴシ洗いをやめ、お風呂上がりにボディクリームを念入りに塗り込みながら、足のマッサージを始めました。積もり積もった黒ずみは、すぐに消えることはありませんでしたが、1年もするとだいぶ薄くなり、あれから15年たった今では、跡形もなく消えてなくなりました。まとめ15年前のあのとき、間違ったセルフケアを正してもらえずにいたら、今の私の左膝はどんなことになっていただろうと想像すると恐ろしくなります。50代になって膝が出る服はあまり着なくなりましたが、何かの折にふと見える膝がきれいだと、やっぱりうれしいものですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著者/あらた 繭子(54歳)大学生と高校生の子をもつアラフィフのフリーライター。長年の無茶な仕事がたたり、満身創痍の身体にムチを打つ毎日。休日のガーデニングと深夜のK-POP動画視聴が趣味。
2023年06月16日40代前半のころ、虫歯が原因で強烈な痛みに襲われた経験があります。夜も眠れないほどの痛み、やっと眠れたと思ったらまた痛みで目が覚める。朝から晩まで痛みに苦しむ日々が約2週間も続きました。 あれから数年たち、痛みは忘れてもあの苦しみを思い出すといまでもぞっとします。大げさに感じる方もいるかもしれませんが、出産未経験で大きなけがや病気もない私にとっては人生最大の悪夢のような2週間でした。★関連記事:「かなり進行していますね」歯医者が嫌い! 歯のメンテナンスを放置した末路【体験談】虫歯を放置してしまった理由なぜ、それほど悪化するまで放置してしまっていたかというと、1番は歯医者が苦手というよくある理由なのですが、2番目は歯医者迷子になってしまっていたからです。 以前は、定期的に通っていた歯医者がありました。説明も治療も丁寧な先生で、待合室の雰囲気も明るくきれいな歯科衛生士が数人。歯医者へ行くなら絶対ここと決めて、引っ越しで離れてからも電車に乗って通っていました。ところが通い始めて数年後、やさしかった先生はまるで同一人物とは思えないほどやさぐれた雰囲気に。歯科衛生士さんは行くたびに減り、最後のほうはドアを開けた瞬間から重い空気が漂っているよう。ついには閉院。後でわかったのですが、先生の家庭の事情があったようです。行きつけの歯医者を失った私。何度か他の歯医者に行ってみたものの、良いと思える先生に出会うことができずに、そのうちに足が遠のいて気が付けば数年がたってしまっていました。痛みの原因は虫歯から発生するガスある朝、歯の痛みで目が覚めました。鏡で見ると右の頬が少し腫れていました。時々痛みを感じるものの、しばらくたつと痛みが治まるため放置していた右の奥歯が痛むようでした。ネットで見つけた歯医者に事情を話し、診てもらうことに。痛みの原因は虫歯が発生するガスが神経まで達しているからとのこと。虫歯がガスを発生するなんて初耳でした。しかも、ガスが抜けるまで虫歯の治療はできず、詰め物をしてガス抜きのために穴を開けてもらい、痛み止めをもらってその日は帰宅。 あまりの痛さに毎日通うも、できることは同じ処置ばかり。ある日、いつもとは違う先生が担当することになり、ガス抜きの穴を開け忘れてしまったらしく……翌日痛みも腫れも3倍に。しかも、その日は日曜日で病院は休み。 なんとか翌日まで我慢しようとしたものの、耐え切れずに日曜も診察している病院を探したところ、徒歩圏内にあったので受付終了20分前に電話すると、診てもらえることになりました。急いで行って診てもらうと、ガスがたまり過ぎているということで、詰め物を外してもらって痛み止めをもらって帰宅。 帰宅後も痛みに七転八倒。痛過ぎて安静にすることさえできず、部屋の中をうろうろしていました。総合病院で歯茎を切ることに1件目の歯医者には不信感を抱いたので、2件目の歯医者へそのまま通うことにしました。もらった痛み止めも効かず「痛いです」と訴える日々。そこで、総合病院へ行って歯茎を切り、ガス抜きを早めようということに。 歯茎を切るという言葉を聞いただけで恐ろしく感じましたが、この痛みから逃れられるならなんでもします! という気持ちだったのですぐに総合病院へ。まさか、虫歯で総合病院へ来ることになるなんて思いもしなかったです。総合病院では麻酔が本当につらかったです。ただでさえ痛いところに注射を打つのは、心臓がぎゅーっとつかまれて息が詰まるような強烈な痛み。我慢できずに涙が頬をつたいました。 処置・抜糸のため総合病院には数回通い、頬の腫れや痛みが引いたころに元の歯医者へ戻りました。最初に歯医者へ行ったときからここまでで約1カ月間。その後、ようやく虫歯の治療に取り掛かり、終わるまでに1年弱かかりました。痛みは忘れてしまったけれど、寝ることもできないほどの痛みが2週間も続いたあの悪夢のような日々は、到底忘れることはできません。今でも、3カ月に1度当時の歯医者で定期健診をしてもらっています。まとめ虫歯は治りましたが、奥歯は銀歯だらけになってしまいました。友人と撮った写真を見返して、銀歯だらけの歯になえてしまったり初対面の人の前で笑うことを控えたりするのが普通になってしまいました。マスク生活が完全に終了してしまうことを恐れている自分もいます。 「後悔先に立たず」の言葉がありますが、まさにそれです。今の状態をきれいな白い歯に治すには、おそらく100万円単位の高額な治療費がかかるでしょう。もっと歯の健康を意識した生活を送っていればと後悔する毎日を送っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/川田悟司先生(川田歯科医院院長)川田歯科医院院長。咬み合わせ認定医。長年に渡り、咬合診査・診断をおこなう。イラスト/エェコ著者/西野りこ(47歳)独身。15年務めた会社を契約満了で切られ専業ライターに。35歳のときに10年間の結婚生活に終止符を打つ。以降、おひとりさま生活を満喫して、好きなものを食べ好きなお酒をガブガブ飲んでいたら体重が取り返しのつかないことに。一念発起でダイエット検定1級を取得しマイナス6kgのダイエットに成功。しかし、まだ標準体重オーバー。日々、心と身体の健康を取り戻すべく日々奮闘中である。
2023年06月15日毎月の生理では、多少の痛みは仕方ないと思う方もいるでしょう。しかし、痛みには何か疾患が隠れていることもあるようです。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Wさんの場合……産婦人科で不妊の相談をした際に検査を受けたところ、チョコレート嚢胞があることがわかりました。ずっとお腹の痛みはあったのですが、「よくあることだろう」と思い放置していました。どんな治療を受けましたか?ピルで一定期間生理を止めて、まずはそれ以上嚢胞が大きくならないようにしました。その後、漢方やホルモン剤を組み合わせ、腫れた卵巣が小さくなるのを待ちましたが上手くいかず……。最終的には腹腔鏡手術で片方の卵巣を摘出しました。手術までの間、病院によって提案される治療法が違い、摘出となる目安の大きさや手術に踏み切るタイミングなどもバラバラで戸惑いました。子どもを授かるという目標にフォーカスして、治療を進めてくれる先生に出会うまでが一番つらかったです。世の女性陣へ伝えたいことは?生理痛が重くなく、経血の量も多くない私のような人でも婦人科系疾患にかかっている場合があります。自分は大丈夫と思い込まず、定期的な検診を受けてください。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。定期的に婦人科で受診を……「よくあることだろう」と放置していたお腹の痛みは、チョコレート嚢胞が原因だったというWさん。Wさんは、不妊の相談がきっかけで疾患が見つかりましたが、定期的に婦人科で受診することが大切なのかもしれませんね。皆さんも、少しでも違和感を覚えたときは、婦人科を受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月13日ホットフラッシュなどの更年期症状はよく耳にするけれど、私に現れた症状は手の指の関節痛でした。痛みで指に力が入らず、家事や仕事も今まで通りにはできないため、家族や同僚の手を借りることに。つらい日々をどう乗り越えたのか……私の体験談をお伝えします。★関連記事:「手指が痛くて物が握れない」40代から起こりやすい手指の不調の原因って?注意すべきこととはお茶出しや家事がつらい日々…51歳の夏、エアコンの効いた部屋にいるのに頭から滝のような汗が出るように。更年期障害かなと思っていたある日のこと、右手の人差し指と中指の第一関節と左手の親指の付け根が突然痛みだしました。仕事は幸いパソコン作業だったので、キーボードやマウスの操作には差し支えなかったのですが、何よりつらかったのはお客様へのお茶出し。コーヒーカップ、湯のみ茶碗などで飲み物を出していたため、人数が多いとその分重さがあり、手に負担がかかります。そのため、痛みがひどいときには同僚に手伝ってもらっていました。家では、材料の入った鍋を持つだけで痛むことも。特に大根おろしを作る、ペットボトルのフタを開ける、洗濯ばさみをつまむなど、小さな物をつまんで力を入れる作業に支障が出てつらい思いをしました。痛みが出ると指の第一関節と第二関節が曲げられず、手をグーにすることができません。どんな動作で痛くなるかわからないので、いつもの家事をして「これはできる、これはできない」と気付くことが多くありました。家族がいるときは手伝ってもらうこともできますが、いないときは惣菜を購入したりしていました。手指の痛みと滝汗を治したくて婦人科に手の指の痛みも滝のような汗もどちらも更年期障害の症状だと思ったので、改善する方法をネットで探しました。「エクオール」という大豆由来のサプリメントが更年期症状に効果があるということを目にして、試してみることに。1週間ぐらい飲みましたが、私の場合、あまり変化がありませんでした。滝のような汗も止まらず、さすがになんとかしたいと思い、婦人科へ駆け込みました。1週間後に血液検査の結果がわかり、更年期障害と診断されました。体の中ですでにエストロゲンが作られていなかったために発汗の症状が出ていたことがわかり、納得しました。先生からは関節の痛みについては特にしっかりとしたお話はありませんでしたが、もともと整形外科に通うつもりだったので気にしませんでした。更年期障害との診断を受け、ホルモン補充療法で様子を見ましょうということに。薬が体に慣れるまでの2~3カ月は不定期に生理のような腹痛や出血がありましたが、それも徐々に回数が減り、気が付けばなくなっていました。異常な多汗は薬の服用を開始して1週間後には治まり、手指の関節の痛みも引きました。 しかし、手指は毎日使うので、しばらくすると痛みが再発してしまいました。装具を着けたら痛みが軽くなった!当初の予定通り、手を専門に診てくれる整形外科に通院することに。更年期であることやホルモン補充療法をしていることを伝えると、関節の痛みは更年期障害の一つの症状ということを教えてくれました。関節は固定することで安静が保たれるので、私の手にあった樹脂製の装具を制作してもらいました。初めに装着したのはしっかりと固定する装具で、痛みが治まってくるとクッション性の高い装具に変わりました。通院時には、親指と人差し指の付け根あたりの筋肉をマッサージでほぐしてもらいました。さらに、作業療法士さんが私の親指を腹側から押し、私が押し返すというトレーニングもしました。また、自宅でのストレッチも教えてもらいました。手順は①テーブルなどに手のひらをつける。②両手の人差し指と親指同士をつけて三角形を作る。③親指をつけた部分は動かさず、他の指を上側にスライドさせてしずくのような形にする(写真参照)。この動作をして10秒固定×10回を1日3回おこないます。痛みは徐々に取れましたが、どうしても1カ所だけ痛みがひどく痛み止めの飲み薬が効かないので、ブロック注射を打ちました。痛みは引きましたが使い過ぎると再発するので、昼間はテーピングを、夜は装具を装着しています。まとめ女性の更年期症状は、ほてりや発汗、イライラなどは知っていましたが、手指の関節に痛みが出る場合もあることを初めて知りました。関節の痛みが気になったので、悪化する前に病院に行くなどして早めに対処することができました。手の関節痛は一度なってしまうとなかなか治りにくいので、痛みが出にくい手の使い方を覚えるなど、関節痛とともに生活していくことになりました。痛みのつらさは本人にしかわかりませんが、家族や同僚などにしっかりと理解してもらい、サポートしてもらえたらと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。【粒来先生からのアドバイス】関節痛は更年期のころに課題となることの多い症状です。関節痛とエストロゲン低下は関連しており、ホルモン補充療法の有効性、また、サプリメントとしてエクオールの有効性の報告があります。自分で手軽にできるものとしてエクオールのサプリはお試ししやすい選択肢と思います。婦人科外来でもよく提案されているものですが、エクオール自体がエストロゲン活性が弱いので、1週間と短い期間で判断するのではなく、1カ月または数カ月のスパンで飲み続けてみることをおすすめします。改善が見られない、症状の程度が強い方は、婦人科を受診してホルモン補充療法やプラセンタ治療などの相談をしていただくと良いでしょう。関節痛は原因もいろいろあり、関節リウマチなどの可能性もありますので、初めから症状が強い場合、または婦人科的アプローチで改善しない場合は、整形外科でも相談してみてください。著者/tomo(51歳)アラフィフになり、更年期真っただ中。症状に悩まされながらも家族のやさしさに触れ、過ごす日々。
2023年06月07日膝上のたるみ肉に悩むときは、マッサージや筋トレをする前に、“脚の歪み”を疑ってみてください。ポイントは、股関節の位置です。今回は、ヨガインストラクターの筆者が、膝上のたるみ肉解消を目指す簡単エクササイズをご紹介します。”脚の歪み”が膝上にたるみを作る!?膝上のたるみ肉について、ご相談を受けることがあります。気になる部分をスッキリさせたいとき、パーツに特化したエクササイズなどをやりがちですが、膝上のたるみは“脚の歪み”と関係していることがあります。この場合、ポイントは股関節。内股やガニ股の方は要注意です。股関節が内側に向きすぎていたり、外側に開きすぎていると、脚の筋肉をバランス良く使いづらくなってしまいます。膝上のたるみ肉が気になるときは、股関節や太ももの内側の筋肉を使えるように、歪みケアをしていきましょう。股関節ほぐし1.床に座ります。2.左脚は伸ばしたままで、右脚の膝を曲げ、膝と足の甲を抱えます。3.股関節とお尻を意識しながら、抱えた右脚を外側へ開くように動かします。4.元の位置へ戻します。5.この動きをリズミカルに、なるべく大きく開くように意識しながら30秒間行います。6.左脚も同様に行います。内ももスッキリケア1.両足を閉じて立ちます。2.かかとはつけたままで、足先を45~60度くらいに開きます。3.息を吸いながら、膝を左右に開いて軽く曲げていきます。4.息を吐きながら、内股を引き上げるようにして膝を閉じ、元の位置に戻します。5.ゆっくりと10回行います。膝が痛いときは無理をしないで内ももをスッキリさせるケアは、股関節の歪みレベルによって、膝に痛みを感じてしまう可能性があります。膝に違和感がある場合は、股関節ほぐしの方を行いましょう。また、足先を開く角度によって負荷が調整できるので、試しながら無理のないように行ってみてくださいね。©Ruletka/gettyimages上村由夏「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。また姿勢と歩き方を整えることで健やかな心身を作る“マナメソッド”を発案。現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにした【マナヨガセラピー】でホリスティックな視点で幸せを見出すレッスンを、名古屋、湘南、東京にて開催。フルオーダーメイドで作るパーソナルレッスンは対面、zoomレッスン共に毎月予約が殺到。2021年夏より、福島県会津にてホリスティックセラピーリトリートをフィトテラピーの専門家とタッグを組んで開始。2023年6月より植物療法とヨガセラピーを組み合わせ「心と体と性化学」講座として女性の体の整え方、フェムケア、セクソロジーに特化した講座を開講。文/上村由夏
2023年06月06日快調だった50代前半の私を不意に襲った膝の痛み。最初は、趣味のテニスをちょっと頑張り過ぎた故障だと思っていました。しかし、医師から出たのは「加齢による変形性膝関節症」という言葉。それって高齢者がよく抱える病気なのでは?膝を痛めたことで加齢を一気に自覚し、膝の治療とメンテナンスを試みた半年を振り返ります。★関連記事:良かれと思ったストレッチが実はNGだった!?40代前半で膝が痛くなってしまった理由とは加齢による変形性膝関節症って私が?アラフィフとはいえ、趣味のテニスなど充実の毎日を過ごしていたある朝。突然、足裏につるような痛みが走り、膝がかなり痛むようになりました。「テニスで無理したかな」と思い、足を引きずりながら整形外科を受診。すると医師から「変形性膝関節症の始まりですね。骨と骨の間のクッション部分の軟骨がすり減って痛むんですよ。加齢で徐々に進行するんです。とりあえず膝の水を抜きましょう」と告げられました。加齢症状、それも進行するのみで元には戻らないとのことで正直ショックでした。ヒアルロン酸注射や温熱治療をしたけれど1カ月後、痛みは治まらず再び整形外科を訪れると、「ではヒアルロンを打ちましょう。良くなりますよ」という医師の提案で、すぐに注射を受けることになりました。処置後すぐ「ほら、良くなったでしょう? 膝の動きがスムーズでしょう?」と尋ねられて膝関節を確かめると、たしかに何かに包まれたような感覚が。しかし、普通に歩くのに痛むことはなくなりましたが、段差の上り下りなどではすぐ痛みに襲われるありさま。医師に相談すると血行促進のため温熱治療なるものを勧められ、週2回続けてみましたが、テニスに復帰できるレベルまでは回復しませんでした。アプローチを変えたら改善を実感膝をいたわり続けて数カ月、通院・温熱治療では思ったような回復が見られない上に、反対の脚への負担や脚全体の筋力の衰えも感じるようになりました。これは脚全体のケアをしなくてはと思い、両脚全体のストレッチと軽い筋力トレーニングを開始。また、台所で膝への体重のかけ方の試行錯誤中、毎日履いているスリッパの甲部分が緩んでブカブカになっていることに気付きました。甲の締め具合をしっかりと調整できるスリッパへと変えたところ、足元に安定感が生まれ膝の痛みの緩和を感じました。脚全体のケアに取り組んで半年、徐々に膝の痛みは減り、今は多少の違和感は残るもののテニスにも復帰しています。まとめ加齢という言葉にびっくりして医者通い、ピンポイントで膝の治療を試みましたが、治療だけでは回復には至りませんでした。しかし、加齢症状の完治は難しいとしても軽減はできると知りました。効果が実感できた日常的な脚全体へのケアは、加齢症状予防のためにも続けています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長・医学博士)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。イラスト/おんたま著者/あさみ(55歳)平日はお勤め、週末は農業。夫、子ども、義父母と暮らしている。多忙でも趣味やスポーツの時間はなるべくキープ。育児、介護、町の行く末までいろいろ気になる。
2023年05月15日無痛分娩は本当に痛みがない……?今回は、ママぺい(@mamapeeei)さんの『【#1】無痛分娩で出産した話』を紹介します!痛みにめっぽう弱いママぺいさん。そんなママぺいさんが不妊治療を経て、妊娠・出産するまでの体験を描いたお話です。5年前から不妊治療開始……看護師の気になる一言……そろそろ妊娠希望だけど……痛みを伴う治療……?本格的に不妊治療を始めたママぺいさん。治療にはどんな痛みが伴うのでしょう……?〈記事監修医師プロフィール〉『はらメディカルクリニック(不妊治療専門クリニック)』院長の宮﨑薫ノースウェスタン大学産婦人科(米国シカゴ)研究助教授を経て、帰国後は生殖医療専門医として「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、患者様それぞれの身体の状態、さらには社会的状況などに応じて、患者様一人一人に合った治療にあたっている。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@mamapeeei)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年04月15日冬になると、毎朝のようにふくらはぎがつり、その痛みで悶絶して起きていた私。痛みが遠のいた後も、1日中ふくらはぎに違和感を持ちながら生活しなければなりませんでした。冬は寒いし、足がつるのも仕方ないと半ば諦めていたのですが、最近ふと、今年の冬はまったく足がつっていないことに気付いたのです。足がつる原因を調べてみたら、冷えだけが原因ではなく、ダイエットが功を奏したのだとわかりました。★関連記事:明け方に突然足がピーン! 中高年に多い「こむら返り」の対策、試してよかったこと【体験談】足がつる原因を調べてみた40代前半までは、めったに就寝時に足がつることがなかったのですが、40代も半ばを過ぎ、寒い冬になると毎日のように夜中や寝起きにふくらはぎがつるようになっていたのです。そこで、足がつることについて、本やネットで調べてみたところ、急に体を動かしたときに起こりやすい症状だということがわかりました。そして、運動中はもちろんのこと、長時間の立ち仕事や激しい運動をした後に筋肉疲労が蓄積されたことで起こる場合もあるそうなのです。筋肉疲労以外にも、寝ているときや朝方にも起こるそうです。その原因は冷えをはじめ、ミネラル成分といった栄養不足や水分不足、あるいは熱中症、急激な寒暖差、さらには加齢や運動不足などで筋肉量が減ったり、血行不良になったりすることも一因になるとのこと。40代半ばになり、体重が激増し、まったく運動をしなくなってしまったので、冬場、毎日のように就寝中に足がつっていたのも当たり前でした。足がつる原因を調べていくうちに、その対処法は、偶然にも私が1年間おこなってきた食事改善と運動によるダイエットと重なるものばかりだったことに気付いたのです。食事改善と水分補給が役立った足がつらないためには、ナトリウムやカリウム、リンといったミネラル成分をとったほうが良いそうです。神経から筋肉に動くことを伝達するために必要な成分だからとのこと。ミネラル成分が豊富な食材としては、大豆製品や乳製品、海藻類、乾物類、ナッツ類、発酵食品などがあります。どれもこれも、ダイエットのために努めてとるようにしていた食材ばかりでした。体重を落とすためには腸内環境を整えることが大切だと、ダイエットの食事講座で習っていた私は、積極的に食物繊維やミネラルが豊富な大豆製品や乾物、海藻類、発酵食品をとるようにしていました。腸内環境を整えれば、小腸で栄養が吸収され、カスは便となって排出されます。結果的に、足がつることの予防になっていたようです。ダイエットのために水分補給にも気を配り、毎日1リットルを目標に飲んでいました。体内の余分な水分である老廃物を体の外に出し、むくみを防止するためです。体が水分不足に陥ると命の危機を感じて、水分をため込むのでむくんでしまうそうなのです。汗をかいて水分不足になりやすい就寝前にもコップ1杯の水を飲んでいました。この習慣もまた、足がつることの予防になっていました。運動で血流が良くなり、つらないようにダイエットのため代謝アップとカロリー消費をしたかった私は、筋トレとピラティスを取り入れていました。2種の運動で血行も促進され、筋肉量も増えたことが、図らずも足がつることの予防になっていました。特に気を付けて動かしていたのがふくらはぎです。全身の血行を巡らすポンプの役割をしているため、鍛えることでむくみ防止になり、下半身痩せにも一役買ってくれています。ふくらはぎを鍛えるにはかかとの上げ下げが一番効果的だと思いましたが、当時は、かなり太っていたため、3段階に分けておこなっていきました。最初は片手を壁に添えて、足を肩幅に開いておこないました。その際に、前のめりになっているとふくらはぎに負荷がかからず、効果が半減してしまうので、上半身は姿勢をよくし、おなかも平らにするように心掛けていました。次に壁から手を離しておこなうようにしました。グッとふくらはぎに負荷がかかるようになったのです。最後は両足をくっつけ、足を30度ほど開いておこないます。ものすごくふくらはぎに負荷がかかりますが、効果は抜群でした。ふくらはぎはスッキリし、ほとんどむくみも発生しなくなり、就寝中に足をつることもなくなったのです。まとめ寒い日々の中で、就寝中に足がつってしまうのはつらいことです。まさかまさか、ダイエットが足をつる予防になるとは思いもしませんでした。調べれば調べるほど、体はすべてつながっているのだとわかりました。きれいに痩せるために腸内環境を整える食事改善は、結果として体に必要なミネラル補強になり、足がつる予防に。代謝をアップさせ、カロリーを消費するための運動は、血行を良くし、筋肉量を増やし、これまた足がつる予防になったのです。冬だから、年だから仕方ないではなく、40歳を過ぎたからこそ健康を維持するために自ら動き出すことが大切だなと実感しました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。イラスト/サトウユカ著者/竹みか(46歳)小4男子と高1女子の母。食べるのも作るのも大好きぽっちゃりオバチャンでしたが、半年前に一念発起。ダイエットに目覚め、体重15kg、体脂肪率7%落とすのに成功。今も絶賛継続中!
2023年03月29日