俳優・神木隆之介の2021年カレンダーが発売されることが決定。カメラマンは、25周年プロジェクトのひとつとして、蜷川実花との念願のコラボレーションが実現した。今回のカレンダーは、“神木に演じて欲しい小説の登場人物”を、神木さんの公式Twitterで公募。その中から選んだ12作品をテーマに構成。古典作品から、「谷中レトロカメラ店の謎日和シリーズ」といった最新作品まで幅広いラインアップとなっている。カレンダーの中で12作品全て異なる役柄を演じるという新しい試みとなった今回。カレンダーの8月では、「好色一代男」を表現し、煙管などの小道具を使って大人の色気を収めた。また5月は「人間失格」。人間の闇と男性の美しさを演出した。さらにカレンダー撮影のためだけに、自身初となるシルバーヘアーにも挑戦している。カレンダー仕様は、横型A5サイズの卓上形式。表紙1枚+53枚のリングタイプ。なお本日より、カレンダーで惜しくも使用できなかったアザーカットをまとめたポストカードセットや、25周年アニバーサリーグッズの第2弾となるトートバッグ、バスタオルなどのグッズの予約受付も開始となる。「神木隆之介2021年カレンダー」は12月25日(金)発売。(cinemacafe.net)
2020年10月20日東京ディズニーリゾートのいくつもの“魔法の瞬間”を紹介する東京ディズニーリゾート・フォトグラフィープロジェクト「イマジニング・ザ・マジック」が、写真家の蜷川実花さんと2度目のコラボレーションを行った。その作品の一部が特別に初公開となった。この「イマジニング・ザ・マジック」は、2014年7月から東京ディズニーリゾート・ブログにて、アーティストやフォトグラファーによって生み出されたTDRの様々な“魔法の瞬間”の写真や作品を紹介しているもの。今回の作品は、新しくオープンしたアトラクション「美女と野獣“魔法のものがたり”」、「ミニーのスタイルスタジオ」やミニーマウスが着用している季節ごとのコスチュームに加えて、ミッキーマウスやドナルドダック、グーフィーなどのディズニーの仲間たちやドナルドダックとホセ・キャリオカ、パンチートの5つのテーマで展開する。まず11月11日(水)から展開するミッキーマウスやドナルドダック、グーフィーなどのディズニーの仲間たちをテーマにした作品は、ミッキーマウスをはじめ、5人のキャラクターたちが格好よくポーズを決めている。また、ドナルドダックとホセ・キャリオカ、パンチートがテーマの作品は、ドナルドダックたちが中南米の民族衣装を身にまとっている。2021年に展開予定の「美女と野獣“魔法のものがたり”」をテーマにした作品は、本が大好きなベルの可憐さや、好奇心旺盛な彼女と「美女と野獣の城」の美しさを見事に表現。ゲストを物語の世界へと誘う。作品は2019年度に撮影したものだという。2度目となる今回のコラボレーションについて、蜷川さんは、「東京ディズニーリゾート開園35周年に続き、再びご一緒できてとてもうれしいです。ディズニーの仲間たちの魅力をお届けできるよう“大好き”の気持ちを込めて取り組みました」とコメントしている。そして、蜷川実花さんの作品をモチーフにしたグッズが販売になる予定で、第1弾ではミッキーマウスやドナルドダック、グーフィーなどのディズニーの仲間たちとドナルドダックとホセ・キャリオカ、パンチートをモチーフにしたグッズを、11月11日(水)から公式アプリ内で発売する。ミッキーマウスやドナルドダック、グーフィーなどのディズニーの仲間たちをモチーフにしたグッズは、うちわやスマートフォンケース、キーチェーンセットなど約15種類、ドナルドダックとホセ・キャリオカ、パンチートをモチーフにしたグッズは、レジャーシート、きんちゃくなど約10種類が登場する。今後の商品の展開は、東京ディズニーリゾートの公式SNSやブログで紹介するという。また、「イマジニング・ザ・マジック」の写真展を、2021年、東京で開催予定。詳細は決まり次第、前述の公式SNSやブログで周知するという。※商品はデザイン・価格の変更や、品切れとなる場合があります。ソーシャルディスタンスの確保やマスクの着用など、現在の対策と異なるシーンがあります。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2020年10月20日『COCOONMovie!!』初日舞台挨拶が6日にBunkamuraシアターコクーンで行われ、松尾スズキ、大竹しのぶ、宮沢りえ、小池徹平、中井美穂(MC)が登場した。同企画はシアターコクーン過去作品の収録映像蔵出し上映会となっており、芸術監督の松尾がこの20年間シアターコクーンで上演した作品の中から3作品(『女教師は二度抱かれた』『キレイ-神様と待ち合わせした女-』『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』)、初代・芸術監督である串田和美作品(『もっと泣いてよフラッパー』)、二代目・芸術監督である蜷川幸雄作品(『下谷万年町物語』)、松尾が“演劇を始めたころの素朴な喜び”を求めプロデュースした二人芝居『命、ギガ長ス』と、その創作過程を追った WOWOWオリジナル・ドキュメンタリー『ノンフィクションW 松尾スズキ 人生、まだ途中也』を上映する。演劇の配信なども増えているものの、松尾は今回の試みについて「大きなところでやったものは大きなところで見たいんじゃないか。どうせならコクーンという劇場が空いてる時間を使って、過去のものいっぱいありますから、上映できる機会があれば」と意図を明かす。大竹は「自分の出てる劇場中継とか見ること自体があまり好きじゃなくて。『アップになるな~!』みたいな」と苦笑。「あとは全体を見てお芝居なので……というのがあったんですけど、松尾さんのお話を聞いて、今だからこそできることだし、劇場の空気を味わいたいと思ってこの企画を考えてくれたことが素敵だなと思います」と称賛した。ラインナップの中でも、蜷川幸雄演出の『下谷万年町物語』に出演していた宮沢は「それまでも何度かご一緒できる機会があったんですけど、何せ弱虫な私はとけこむことができなくて。『下谷万年町物語』で改めて『ここで飛び込まなきゃ私はダメになると思ったところがあった」と振り返る。「本当にもう希望と絶望のシーソーに乗っているような。毎日稽古で叱咤を受け、死に物狂いでやってて、本番も暗転前にヒロポンを持って踊るシーンがあるんですけど、終わった直後にもう立てなくて。これ以上できないという限界を毎日超えていた」と語った。『キレイ-神様と待ち合わせした女-』に出演した小池は、「松尾さんが『歌を聞かせてくれ』というので、アカペラでWaTの『僕のキモチ』を1人で歌ったのを覚えています」と明かす。松尾は「小池君はコクーンのデビューが『キレイ』だったんだよね。すごく力が入ってます。力が入った小池君を見てください」と紹介し、小池は「ありがとうございます」と苦笑していた。
2020年10月06日『COCOONMovie!!』初日舞台挨拶が6日にBunkamuraシアターコクーンで行われ、松尾スズキ、大竹しのぶ、宮沢りえ、小池徹平、中井美穂(MC)が登場した。同企画はシアターコクーン過去作品の収録映像蔵出し上映会となっており、芸術監督の松尾がこの20年間シアターコクーンで上演した作品の中から3作品(『女教師は二度抱かれた』『キレイ-神様と待ち合わせした女-』『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』)、初代・芸術監督である串田和美作品(『もっと泣いてよフラッパー』)、二代目・芸術監督である蜷川幸雄作品(『下谷万年町物語』)、松尾が“演劇を始めたころの素朴な喜び”を求めプロデュースした二人芝居『命、ギガ長ス』と、その創作過程を追った WOWOWオリジナル・ドキュメンタリー『ノンフィクションW 松尾スズキ 人生、まだ途中也』を上映する。『女教師は二度抱かれた』に出演した大竹は、「とにかく阿部(サダヲ)ちゃんとか大人計画の方のお芝居がびっくりで、毎日楽しいんですけど、大人計画の方って舞台ではあんなに思い切ったことなさるくせに普段はすごい喋らなくて、おとなしくて。恥ずかしがり屋なのかよくわからないところがある」と振り返る。「私は誕生日だったんですけど、普通は稽古場でハッピーバースデーとかやるのに何にもなく終わっちゃって。そうなんだって思ったら帰りにプロデューサーの方が『しのぶさん、お誕生日おめでとう』ってケーキをくれて、『そんならみんなで言ってくれたらいいじゃんか!』と言ったのが思い出です」とエピソードを披露した。さらに大竹が「『松尾さん、お誕生日おめでとうくらい言ってださいよ』と言ったら、『僕はそういうの苦手なんで』と言ってそれからずっと変わってないです」と訴えると、松尾は「その後からやるようになりました」と苦笑。また、同作には星野源が出演し音楽も務めたが、大竹は「すごくいい、覚えやすいし独特なメロディ」と星野の楽曲を称賛する。「源ちゃんも繊細な方でした。みんな繊細だからいやになっちゃいます。でも大好きなんです」とラブコールを送った。
2020年10月06日ショパン・コンクール入賞から30年のピアニスト横山幸雄。ショパンの全曲演奏でギネス記録(24時間でもっとも多い曲数を演奏したアーティスト)を持つ彼が、またも驚きの企画を発表した。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全32曲を、2日間で一気に弾き切るという連続演奏会を敢行する[12月5日(土)、6日(日)・東京文化会館大ホール]。【チケット情報はこちら】「僕自身、ベートーヴェン全曲を1日や2日で弾くなんて、絶対やるものじゃない!と言ってきたんです。ショパンは文学でいえば詩のような感じですが、ベートーヴェンは非常にメッセージ性が強くて、いわば演説。それを一日中弾くなんて、普段だったらありえない」それが一転。一大決心に至ったのは、音楽界の現状への憂慮からだった。ベートーヴェン生誕250年の今年、予定されていた関連コンサートが次々に延期・中止。横山自身、7年かけて進めてきた「ベートーヴェン・プラス」の最終回を来年以降に延期した。「このままいくと、本来なら《第九》一色になるはずの12月もどうなるか。ベートーヴェンは12月生まれなので、本当の生誕250年は12月なんですね。このまま2020年を終わらせてしまっては、あまりにもベートーヴェンに失礼じゃないか。海外アーティストの入国規制でホールに空きも出て、やるべき企画さえあれば今からでもできる。そう考えていたら、この演奏会が誕生してしまいました(笑)」全32曲を番号順(作曲順)に弾く。2日間という短時間で向き合うことで、ベートーヴェンの人生と作風の変遷を、より凝縮して俯瞰できるはずだという。「そもそもソナタ第1番は、作品2として、26歳の年に出版されました。モーツァルトだったらすでに相当の数の曲を書いていた年齢です。フランス革命後の混沌とした時代。作曲家デビューしたくてもできなかったという事情もあったのではないでしょうか。音楽家がなかなか音楽をできない現在の状況に、どこか似ている。その後も、ようやくデビューして順風満帆かと思ったら、今度耳が聞こえなくなったりと、いろんな苦難に立ち向かい、それを全部克服していった。やっぱり、いまの状況とすごく重なる部分があるような気がするんです」それを聞くと、ベートーヴェンを象徴する「苦悩を突き抜けて歓喜へ」というモットーが思い浮かぶ。「その性格は、作品のなかにも、そしてベートーヴェン自身のキャラクターや人生にもあると思います。でも聴き手がそこから何をどう受け取るかは、まったく自由です。誰もやったことがない企画だと思いますので、それを聴いたことがある人もいない(笑)。どんな感じで聴くことになるのかを体験するのも面白いと思いますよ」全2日間11部構成・14時間半(休憩含む)というマラソン・コンサート。聴くほうも万全の体調で出かけないと。残念ながら直接足を運べないという方には、オンライン配信(有料)も検討中との事。取材・文宮本明
2020年09月14日全米映画祭で絶賛され、観客賞を総ナメにし、日本でも口コミが拡がりロングランヒットした映画『チョコレートドーナツ』が、東山紀之主演、宮本亞門演出で世界で初めて舞台化されることになった。1979年のウェスト・ハリウッド。ゲイの男性が育児放棄された障がいを持つ子どもを育てたという実話に着想を得て製作された映画『チョコレートドーナツ』(原題:ANY DAY NOW)は、社会的マイノリティが直面する問題を告発しつつ、愛と自由を求める人間の本質を描いた傑作ヒューマンドラマ。日本でも広く支持を得たこの映画を、世界で初めて東山さん、宮本さんの初タッグで舞台化。東山さんが演じるのは、シンガーを夢見ながらショーパブでドラァグクイーンとして日銭を稼ぐルディ。出口の見えない生活の中、ルディの人生は運命の人ポール、隣室のダウン症のある少年マルコと出逢うことで変わっていく。映画ではトニー賞受賞俳優アラン・カミングが演じたこの主人公に、東山さんがその魅惑のダンス、唄、演技で挑む。そしてルディと共に少年マルコを育てようと、世間と闘う地方検事ポールを演じるのは谷原章介。ゲイのカップルであるルディとポールが悩み迷いながら、ともに世の中に立ち向かっていく様は心を打つ。東山さんと谷原さんも初共演となる。また、ダウン症のある少年マルコ役として、実際にダウン症のある高橋永と丹下開登がダブルキャストで出演決定、高畑淳子、モロ師岡、堀部圭亮、八十田勇一らが共演する。70年代のアメリカのヒットナンバーを散りばめた華やかなショーシーンと、緊迫の法廷ドラマを織り交ぜつつ、愛と希望、未来を求めて、苦闘する人間の姿を謳い上げ、この舞台世界初演に臨む。「この難役に東山さんが挑戦することに、心から敬意を表します」と宮本さん。「今回のルディは、傷つき、ボロボロになっても真っ向から社会と戦う、愛情深い人間です。原作の映画でもアラン・カミング氏が壮絶な演技で観客の心を鷲掴みにしました。東山さんは、蜷川幸雄氏が演出した『さらばわが愛覇王別姫』や『サド侯爵夫人』で女形や女性を演じられていますし、今回の生々しいドラァグクィーン・ルディをどう演じるか、演出家としてとても楽しみ」と敬意を込めて語る。さらに「谷原さん演じるポールも作品を通して戸惑い変化していく難しい役です。東山さん、谷原さん、そしてダウン症のある少年マルコ役の高橋君、丹下君がみせる愛の姿、このコロナ禍で、本気で挑む舞台に是非ご期待ください」とコメント。ルディ役の東山さんは「感情の起伏が激しいけれど、愛情深い人物なので、とても難しい役柄だと感じています。宮本亞門さんが表現する世界観を楽しみながら全身全霊で演じたいと思います」と語り、「ドラァグクイーンのショーシーンでは様々なダンスを披露しますし、名曲の歌唱シーンもありますので、どうぞ楽しみにしていて下さい」と語る。そして、映画『チョコレートドーナツ』について「甘いタイトルですが切なくて悲しくも温かい物語。劇場で映画を観て大好きになった作品」と語る谷原さん。「今回、東山さんのドラァグクイーン姿、踊り、歌、そして何よりダウン症のある役者さん高橋さん丹下さんとお芝居できることが楽しみ。亞門さんの演出が優しくそして暖かく皆を包み込んでくれる事間違いなしです。深いテーマはそこにありますが、まずは難しい事抜きにして楽しんでいただきたい」と期待を寄せている。PARCO劇場オープニング・シリーズ「チョコレートドーナツ」は12月7日(月)~12月30日(水)PARCO劇場にて公演、2021年1月~長野、仙台、大阪、愛知にて地方公演。(text:cinemacafe.net)
2020年08月27日俳優の東山紀之が、12月7日~30日に東京・PARCO劇場で上演される舞台『チョコレートドーナツ』に主演し、ドラァグクイーン役を演じることが27日、明らかになった。ゲイの男性が育児放棄された障がいを持つ子供を育てたという実話に着想を得てハリウッドで製作され、全米映画祭の観客賞を総なめにした映画『チョコレートドーナツ』(原題:ANY DAY NOW)を、東山紀之主演、宮本亞門演出で世界で初めて舞台化。70年代のアメリカのヒットナンバーを散りばめた華やかなショーシーンと、緊迫の法廷ドラマを織り交ぜつつ、愛と希望、未来を求めて、苦闘する人間の姿を感動的に描き出す。東山が演じるのは、シンガーを夢見ながら、ショーパブの口パク・ダンサーとして日銭を稼ぐルディ。出口の見えない生活の中、ルディの人生は、運命の人ポール、隣室のダウン症のある少年マルコと出会うことで変わっていく。映画ではトニー賞受賞俳優アラン・カミングが演じたこの主人公に、東山がその魅惑のダンス、歌、演技で挑む。そしてルディと共に少年マルコを育てようと、世間と闘う地方検事ポールを演じるのは谷原章介。ゲイのカップルであるルディとポールが悩み、迷いつつ、手を組んで世の中に立ち向かっていく。初共演の東山紀之と谷原章介がどのように演じるか。また、ダウン症のある少年マルコ役として、実際にダウン症のある高橋永と丹下開登がダブルキャストで出演、高畑淳子、モロ師岡、堀部圭亮、八十田勇一らが共演する。東山は「この作品は苦しい状況の中でも“愛”や“希望”の為に必死に立ち向かう人間の姿を描いています。私が演じるルディは、感情の起伏が激しいけれど、愛情深い人物なので、とても難しい役柄だと感じています。宮本亞門さんが表現する世界観を楽しみながら全身全霊で演じたいと思います」と意気込み、「ルディとして、谷原さん演じるポールとダウン症のある少年マルコ役の高橋くん、丹下くんを最後まで愛し抜きます。ドラァグクイーンのショーシーンでは様々なダンスを披露しますし、名曲の歌唱シーンもありますので、どうぞ楽しみにしていて下さい」とメッセージ。谷原は「『チョコレートドーナツ』甘いタイトルですが切なくて悲しくも温かい物語。劇場で映画を観て大好きになった作品でした。今回、東山さんのドラァグクイーン姿、踊り、歌、そして何よりダウン症のある役者さん高橋さん丹下さんとお芝居できることが楽しみ。亞門さんの演出が優しくそして暖かく皆を包み込んでくれる事間違いなしです。深いテーマはそこにありますが、まずは難しい事抜きにして楽しんでいただきたいと思います!」とコメントを寄せた。また、演出の宮本氏は「この難役に東山さんが挑戦することに、心から敬意を表します。今までドラァグクイーン役は日本でも多くの男優が演じてきましたが生半可ではできません。特に今回のルディは、傷つき、ボロボロになっても真っ向から社会と戦う、愛情深い人間です。原作の映画でもアラン・カミング氏が壮絶な演技で観客の心を鷲掴みにしました。東山さんは、蜷川幸雄氏が演出した『さらばわが愛覇王別姫』や『サド侯爵夫人』で女形や女性を演じられていますし、今回の生々しいドラァグクィーン・ルディをどう演じるか、演出家としてとても楽しみです。また、谷原さん演じるポールも作品を通して戸惑い変化していく難しい役です。東山さん、谷原さん、そしてダウン症のある少年マルコ役の高橋君、丹下君がみせる愛の姿、このコロナ禍で、本気で挑む舞台に是非ご期待ください」とキャスト陣への期待を語っている。
2020年08月27日カメラマンで映画監督の蜷川実花(にながわ・みか)さんが、2020年8月12日にインスタグラムを更新。アイドルグループ『乃木坂46』の人気メンバー・白石麻衣(しらいし・まい)さんとのツーショットを公開し、ファンをザワつかせています。蜷川実花「女神か…」白石麻衣を絶賛蜷川実花さんは同日発売の雑誌『AERA』の表紙を飾る、白石麻衣さんを撮影。笑顔のツーショットと、同誌の表紙のカットを公開しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram AERA で白石麻衣ちゃん撮らせていただきました。 女神か!! ほんと美しかったー #aera A post shared by ninagawamika (@ninagawamika) on Aug 12, 2020 at 1:28am PDT白いレースのワンピースに花の冠をつけた白石麻衣さんは、驚きの美しさ…。蜷川実花さんも「女神か!」とそのビジュアルを絶賛しています。投稿を見たファンからは「目の保養です」「素敵なお写真をありがとう」といった感謝のコメントが殺到。このほか、「実花さんとまいやんで素敵な作品を制作して下さい!」と、コラボ写真集の発売を期待する声も寄せています。・本当に女神!褒め言葉しか出てこない。・実花さんは女の子の美しさをめっちゃ引き出しますよね!ステキです!!・いつか、実花さんとまいやんで素敵な写真集を制作してほしい…。ファンの希望通り、2人の写真集が発売されるといいですね。今後の展開に注目です!白石麻衣の過去は壮絶だった?ある芸人が明かした『性格』に「やっぱり、まいやんは…」の声[文・構成/grape編集部]
2020年08月14日伊藤健太郎(23)の快進撃が止まらない。現在公開中の映画「今日から俺は!!劇場版」では、賀来賢人(31)扮する主人公・三橋貴志の相棒役を熱演。18年10月期の同名ドラマを映画化した同作は、各メディアによると公開2週で興行収入が20億円を突破。8月6日時点で29億円となり、動員数は230万人を超える。これは今年公開された映画の中でナンバー1の大ヒット記録だという。さらに「今日から俺は!!」と同じく、7月に公開された映画「のぼる小寺さん」にも出演。今月14日には「弱虫ペダル」が封切られた。続けて9月には「宇宙でいちばんあかるい屋根」、そして10月には「とんかつDJアゲ太郎」と話題作の公開を続々と控えている。14歳でモデルとして芸能界入りした伊藤は、14年7月期のドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(フジテレビ系)で俳優業に挑戦。17年12月の映画「デメキン」で初主演を務め、今年2月には「スカーレット」(NHK総合)で朝ドラデビューも果たしている。19年1月、本誌に登場し「毎日ハッピーに生きたい。1回だけの人生、つまらないと思いたくないんです」とコメントしていた伊藤。順風満帆な俳優生活を送る明るいキャラクターの彼だが、大活躍の糧は“悔しさ”のようだ。「伊藤さんが俳優業をスタートさせたのは、蜷川幸雄さん(享年80)の舞台オーディションがキッカケだそうです。軽い気持ちで受けて落選しましたが、その熱気に感銘を受けたといいます。しかし演技は未経験だったため、直後に出演した『昼顔』の現場では厳しい“しごき”が。さらにある映画では、出演シーンが全てカットに……。そんな苦渋を味わった経験から、役者魂に火がついたといいます」(映画関係者)もともと「健太郎」名義で活動していた伊藤は、21歳で本名の「伊藤健太郎」に改名した。「今日から俺は!!」の公式サイトにアップされたインタビューでは、同作で自身が演じる同じく伊藤姓のキャラクター・真司との「運命的な出会いにも背中を押されて」改名したとも明かしている。「改名には、俳優として生きていくという覚悟が込められているといいます。伊藤さんは北村匠海さん(22)や中川大志さん(22)といった次世代の俳優たちと同年代。彼らとはプライベートでも交流していますが、勝気な性格もあって“負けたくない”という気持ちが人一倍強いそうです。反骨精神もあり、『60代、70代になっても尖っていたい』といいます。落ち込んだときには初主演作の『デメキン』を見返して、自身を奮い立たせているそうです」(ドラマ関係者)日本の映画界ですでに欠かせない存在となっている伊藤だが、さらに上を見据えているようだ。
2020年08月14日俳優の高岡蒼佑(38)が3日、インスタグラムを通じ、俳優業を引退すると発表した。高岡は2日から3日にかけて、「6」「5」「4」「3」「2」「1」の画像を順に投稿。「17歳から携わらせてもらって現在38歳。この21年間で、いい景色も、ドロドロとした景色も、恐らく皆さんの想像を遥かに超える景色をこの目で見させて頂き、感じ、日々感性を揺さぶられ、また、感情は破壊され、日常でどれが本当の自分かもわからなくなる感覚も味わいました」の書き出しから、役者人生を振り返った。その中には、深作欣二監督、井筒和幸監督、若松孝二監督、蜷川幸雄さんらに「数々の監督ともご一緒させて頂きました。一生の宝です」と感謝する内容も。「お芝居はとてもやり甲斐のある、他には変えがきかない特別なものだと今でも思っています。本当に演じてこれた事、誇りです。濃密な時間を過ごさせてもらいました」と俳優業の魅力をつづる一方、「徐々に見たくもない色んな景色が見えてきて、ドロドロとしたものに顔だけ出して溺れていく感覚なのかな。自分の心だけが日に日に壊れるのを感じながらも、何度も何度ももがき続けてきました」「世間の声は時に励まされ、時に残酷です。この感覚もこの仕事の良い所でもあり、悪い所でもあり、他では味わう事はなかったでしょう」と苦悩も打ち明けた。また、「ある時、それはだいぶん前ですかね、演じるという事への執着がなくなっている事に気づきました。心の底から物作りは好きです。必要としてもらえていない役者は自分の中ではお終いです。人生一度きりをもがき苦しんでも続けるのも正解です。自分は無理に顔を出してまで何でもかんでもしがみつきたくない」と葛藤があったことにも触れ、「自分は無理に顔を出してまで何でもかんでもしがみつきたくない。これまで代表作に恵まれただけで本望です。思い切り演じ切る役と出会えた事、それだけで大きな財産です。本当にこれまで支え続けてくれた人達には感謝しかありません」。そして、「もう思い残す事もございません。この決断を誰1人にも相談していません。何年も考え続けた気持ちです。一度きりの人生、後悔しない生き方をしたいです。自分で決めた生き方を誇れるように強く生きていきます」に続いて、最後の投稿で「誇らしくもあり、険しくもあった、役者という道から、本日を持って退かせて頂きます。体力はありますが、気力の限界。全て出し尽くし、演りきりました」と引退を発表。「自分をここまで育てて頂き、支えて下さった関係者の皆様、心より御礼申し上げます」と謝意を示し、「本日を境に、俳優業をやる事は永遠に御座いません。応援して頂いた皆様、本当にありがとうございました。皆様のご多幸を心よりお祈りしております。関わっていただいた皆様には、格別の感謝を送ります。21年間、本当にありがとうございました」と結んでいる。1999年、テレビ朝日系ドラマ『天国のKiss』で俳優デビュー。2005年公開の井筒和幸監督作『パッチギ!』で李安成役を好演し、第20回高崎映画祭最優秀新人俳優賞を受賞した。その他、映画『バトル・ロワイアル』『青い春』『クローズZERO』『ROOKIES -卒業-』『さんかく』『座頭市 THE LAST』『僕等がいた』『止められるか、俺たちを』、ドラマ『太陽の季節』『人間の証明』『ROOKIES』『リアル・クローズ』『猿ロック』『テミスの求刑』『義母と娘のブルース 2020年謹賀新年スペシャル』など数多くの作品に出演した。この投稿をInstagramで見る誇らしくもあり、険しくもあった、 役者という道から、本日を持って退かせて頂きます。 体力はありますが、気力の限界。 全て出し尽くし、演りきりました。 役者だからいいじゃん、俳優だからいいじゃん。 その言葉を真摯に受け取れず、期待の言葉として頂いていたにも関わらず、自分にとってはプレッシャーでしかありませんでした。 自分を立派だと思った事は、今までたった一度もありませんでした。 誇れる才能も御座いません。 期待に応える事が出来ず、本当に申し訳なく思っています。 今後はどうかそっとしておいてください。 自分をここまで育てて頂き、支えて下さった関係者の皆様、心より御礼申し上げます。 本日を境に、俳優業をやる事は永遠に御座いません。 応援して頂いた皆様、本当にありがとうございました。 皆様のご多幸を心よりお祈りしております。 関わっていただいた皆様には、格別の感謝を送ります。 21年間、本当にありがとうございました。 高岡蒼佑 @ sosuketakaokaがシェアした投稿 - 2020年 8月月2日午前9時55分PDT
2020年08月03日ディーベック(D-VEC)から、蜷川実花が手がけるブランド・M / mika ninagawa(エム / ミカ ニナガワ)とのコラボレーションによる折りたたみ傘が登場。ディーベック トウキョウ エクスクルーシブにて先行販売されたのち、2020年7月1日(水)よりディーベック トウキョウおよびディーベック公式通販サイトにて発売される。今回初となるコラボレーションで登場するのは、ディーベックを代表する「カーボンテクノロジーコンパクトアンブレラ」に、M / mika ninagawaの色鮮やかな花柄グラフィックを最新のインクジェットプリントで再現した折りたたみ傘だ。カラーは全5色。イエローやピンクが華やかな「イエロー」、オレンジ・パープル・ブルーのコントラストが効いた「パープルオレンジ」、モノトーン調がシックな「ホワイトブラック」、明るい花畑と蝶をモチーフにした「ライトブルー」、そして黒をベースに赤い花々をあしらった「レッドブラック」がラインナップする。ベースとなる「カーボンテクノロジーコンパクトアンブレラ」は、約100gの軽量かつコンパクトながらも、強い耐久性を備えた折りたたみ傘。紫外線を90%以上遮断するUVカット機能も持ちあわせるため、日傘としても活躍してくれる。【詳細】ディーベック × エム / ミカ ニナガワ カーボ ンテクノロジーコンパクトアンブレラ発売日:2020年7月1日(水)取扱店舗:ディーベック トウキョウ エクスクルーシブ、ディーベック トウキョウ、ディーベック公式通販サイト※ディーベック トウキョウ エクスクルーシブでは、6月25日(木)より先行発売価格:25,300円(税込)カラー:イエロー、パープルオレンジ、ホワイトブラック、ライトブルー、レッドブラック長さ:親骨⻑ 50cm、折りたたみ時の全⻑ 21.5cm、折りたたみ時直径 4.5cm
2020年06月29日レスポートサック(LeSportsac)は、写真家・映画監督の蜷川実花が手掛けるブランド、M / mika ninagawa(エム / ミカ ニナガワ)とのコラボレーションコレクションを2020年6月3日(水)より発売する。3回目となるレスポートサックとM / mika ninagawaのコラボレーションでは、和傘、提灯、桜の花など和の要素が感じられる幻想的なグラフィックテキスタイルを採用。見ているだけで、吸い込まれそうになるほど美しい特別な柄を、レスポートサックならではの実用性に長けたバッグに投影している。今回は、本コラボレーションの特別なアイテムとして花や蝶々の刺繍とカラフルなビジューが施された「レイシー トート(Lacy Tote)」と「クラシック ポシェット(Classic Pouchette)」の2型を用意する。その他ラインナップには、スモール ダブルジップ バックパック、ハーフムーン クロスボディ、スモール スローンコスメティック、スクエア コスメティックなどが登場。全11型のアイテムが揃った。【詳細】レスポートサック×M / mika ninagawa発売日:2020年6月3日(水)取り扱い:レスポートサックショップ、レスポートサック公式オンラインストア※店舗の営業日および営業時間は、各百貨店・商業施設の方針に基づく。詳細は公式ホームページを参照。■価格スモール ダブルジップ バックパック 26×23×10cm 15,500円+税ハーフムーン クロスボディ 18×26×7cm 8,000円+税スモールメラニー 17×25×14cm 14,000円+税スモール スローンコスメティック 10×13×5cm 3,500円+税エキストラ ラージレクタングラーコスメティック 18×22×8cm 6,200円+税レクタングラーコスメティック9×17×5cm 3,700円+税スクエア コスメティック 9×12×5cm 3,500円+税クラシック ポシェット 12×20×8cm 14,500円+税 <スペシャルスタイル>レイシー トート 37×35cm 27,000円+税 <スペシャルスタイル>
2020年05月25日いい意味でミュージカル俳優らしくない。それが柿澤勇人さんの魅力ではないだろうか。ミュージカル界に身を置く俳優の多くは、幼い頃からミュージカル好きだったか、もしくはずっと歌かダンスが得意でミュージカルにたどり着いた、というパターン。しかし柿澤さんは、ミュージカルに出合う高校時代まで、ずっとサッカー一筋でやってきた人。それゆえか、“王子感”を感じさせる多くの同世代のミュージカル俳優のなかにあって、ちょっとしたヤンチャさや屈託のなさは、彼の個性として確立しているように思う。もちろん歌はうまいし、声もよく声量もある。でも舞台を観終わると、歌や曲というよりも、演じるキャラクターの人間味が強く印象に残るのだ。観客に夢を見させるキャラクターというより、身近でリアルな人物を立ち上げる。とくにそれを感じさせたのが『デスノート THE MUSICAL』の夜神月役。名前を書いた人を死なせるノートを手に入れたことで、自らの能力に溺れていく役だが、彼の秀才ぶりよりも、ひたむきな愚かさや精神的幼さを感じさせる月だった。人間くささ。それこそが柿澤さんの役に共感してしまう理由なのだ。幼い頃からずっとサッカー漬けの日々を送っていた柿澤勇人さんの人生を、一本のミュージカルが一変させた。それが高校1年生の時の課外授業で観た劇団四季の『ライオンキング』だ。「それまでミュージカルにまったく触れたことがなくて、観る前は正直ナメてた部分もあったんです。でも、始まって1曲目で心を掴まれて、『俺、これやるわ』って、劇場を出た瞬間に担任の先生に劇団四季の入り方を聞いてました」ここまではよくある話。でも、すごいのは3年後に超難関のオーディションを突破し、劇団四季の研究所に入ってしまったこと。「運が良かったんですよね。その頃ちょうど四季が全国各地の劇場でロングラン公演を打つようになっていた時期で、ちょっとでも可能性があると思われたらチャンスが回ってくる。ただ、その時の僕はダンスも歌もド素人。当時、研究生は毎日朝から夕方までバレエや日舞のレッスンや発声練習がありましたが、終わってからいったん帰宅して仮眠をとった後、夜中にレッスン場に行って自主稽古をしていました。ダンス経験者の同期に教わったり、音大のやつに歌を聴いてもらったり。あの時期が一番たくさんのことを学んだし、吸収させてもらったと思います」厳しい練習を続ける努力や向上心は、サッカーで身に付けたこと。「自分のマインド的に、下手くそだったら練習するしかないっていうのがあります。そもそもミュージカルって技術が必要で、本来1か月や2か月で習得できるもんじゃない。でも、じゃあどうするかといったら、結局やれるのは練習とか努力とかしかないんです」そして入団から半年で舞台デビューし、翌々年にはミュージカル『春のめざめ』日本初演で主役に抜擢。しかし、なんと柿澤さんはその年に四季を退団してしまう。「『春のめざめ』ではクリエイティブのスタッフが海外から来たんですが、それまでの四季のメソッドとは全然違う作り方をしたんですよ。毎日、感情を出せ、叫べ泣け、怒りなんてそんなものかと言われて…。でも、それが面白かったんです。ミュージカルって何なんだろう、舞台って、芝居ってと考えるうち、もう一度演技を勉強し直したいと思うようになって」いまも大切にしている蜷川幸雄さんからの教え。俳優として大きな転機となったのは、故・蜷川幸雄さん演出のストレートプレイ『海辺のカフカ』。「蜷川さんは、つねに芝居とは何かを考えていた人。その方と一緒に作品を作れたことは、すごく大きな経験です。だって、たった1シーンのセリフを実感のこもったものにするために、稽古場に生肉の塊を買ってこさせたりするんですよ。そんな演出家、他にいないですよね。セリフは腑に落ちてないとダメなんだと教えてくださった方です。ミュージカルも根底は芝居。歌をきれいに歌うことより、作品のなかで役として筋を通すことを大事にしています」もうひとついまも大切にしている蜷川さんの言葉がある。それは、「つねに自分を疑え」ということ。「周りに何も言われなくても、これで本当にいいのか、つねに自分でちゃんと考えろとおっしゃっていました。実際、蜷川さんは一度成功を収めた作品の再演の稽古でも怒鳴ってましたしね(笑)」そんな柿澤さんに、目標を伺うと「俳優という仕事でいえば…この先も芝居って何だろうっていう答えを探しながらやっていくだろうと思います」と前置き。「ミュージカルに関していえば、誰もが知ってるような人気作もやりつつ、日本でこれから作られていくオリジナル作品にもどんどん挑戦していきたいと思っています。海外にはすばらしい作品がたくさんありますけれど、日本の作品にだっていいものはある。いま韓国はミュージカルブームですが、負けてられないですよね。日本オリジナルの『デスノート THE MUSICAL』という作品で台湾に行ったんですが、あれが第一歩。すぐには無理でも50年後、ブロードウェイで上演されるきっかけになるような日本発の作品に携われたら嬉しいし面白いなと思っています」夏にミュージカル『スクールオブロック』の主演が控えている。「日本での上演は今回が初。観た方に、いい作品だと思ってもらえるよう臨みたいです」転機となった出演作役の感情から歌に繋げていくことを学んだ作品。劇団四季退団後の最初の舞台が’11年の『スリル・ミー』。「ミュージカルではあるけれど、作品の軸は心理劇。うまく歌うことよりも、役の感情を通すことを大事に演じました」韓国や台湾でも評判を呼んだ日本発のオリジナル。大人気漫画『デスノート』がミュージカルに。’15年の初演と’17年の再演で、主人公の夜神月を演じた。「作品の立ち上げに携われたことは、自分にとって大きな経験でした」かきざわ・はやと1987年10月12日生まれ、神奈川県出身。ミュージカルのみならず、ストレートプレイや映像でも活躍。連続テレビ小説『エール』に出演。シャツカーディガン¥34,000パンツ¥32,000(共にヨーク/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)シャツ¥39,000(08サーカス/08ブック TEL:03・5329・0801)シューズ¥23,000(トス/HEMT PR TEL:03・6721・0882)ソックスはスタイリスト私物※『anan』2020年5月27日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・松田蓉子取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年05月24日N.Y発ブランド「レスポートサック」は、写真家・映画監督の蜷川実花が手掛けるブランド、M / mika ninagawaとのコラボレーションコレクションを2020年6月3日に発売いたします。3回目となる今回のコラボレーションでは、和傘、提灯、桜の花など和の要素が感じられる美しく幻想的なグラフィックテキスタイルを使用しています。今回のコラボレーションの特別なスタイルとして、花や蝶々の刺繍とカラフルなビジューが施された〈Lacy Tote〉〈Classic Pouchette〉の2型をラインアップします。また、すべてのスタイルには“TOKYO”の文字をかたどったファスナープラーが付帯します。商品一例左から順に スモール ダブルジップ バックパック 26×23×10cm 1万5,500円 ハーフムーン クロスボディ 18×26×7cm 8,000円 スモールメラニー 17×25×14cm 1万4,000円左から順に スモール スローンコスメティック 10×13×5cm 3,500円 エキストラ ラージレクタングラーコスメティック 18×22×8cm 6,200円 レクタングラーコスメティック9×17×5cm 3,700円 スクエア コスメティック 9×12×5cm 3,500円 ※バッグ&ポーチ 全11型展開Special Style左:クラシック ポシェット 12×20×8 cm 1万4,500円 右:レイシー トート 37×35 cm 2万7,000円 ※スぺシャルスタイルは2型展開【発売日】2020 年6 月3 日(水)【発売店舗】◇レスポートサック公式オンラインストア ◇レスポートサックショップ ※店舗の営業日および営業時間につきましては、各百貨店・商業施設の方針に基づきます。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年05月22日CS放送局「衛星劇場」にて5月17日(日)に故・蜷川幸雄が手掛けた彩の国シェイクスピア・シリーズ第24弾「アントニーとクレオパトラ」をテレビ初放送することが分かった。2011年10月に上演された本作は、カリスマ的なローマの武将アントニーが、巨大な権力と地位を犠牲にしてまでエジプトの女王クレオパトラに愛をささげる物語。多くの海外公演を手掛けてきた蜷川さんが、初の韓国公演に挑んだ本作。アントニー役には、彩の国シェイクスピア・シリーズ2代目芸術監督の吉田鋼太郎。クレオパトラ役には、元宝塚歌劇団トップスターの安蘭けいが抜擢され、初めての蜷川作品、そして初めてのシェイクスピアに挑戦。ほかにも、池内博之、橋本じゅん、中川安奈、熊谷真実らが出演している。さらに、吉田さん、松坂桃李らが出演、蜷川さん演出による2013年の彩の国シェイクスピア・シリーズ第27弾「ヘンリー四世」も放送される。「アントニーとクレオパトラ」は5月17日(日)17時15分~CS衛星劇場にて放送。「ヘンリー四世」は5月23日(土)23時~CS衛星劇場にて放送。(cinemacafe.net)
2020年04月21日彩の国シェイクスピア・シリーズ 第36弾『ジョン王』が2020年6月に上演される。演出・出演の吉田鋼太郎、主演の小栗旬、出演の横田栄司に話を聞いた。【チケット情報はこちら】蜷川幸雄のもと1998年にスタートし、2017年12月からは吉田が演出を手掛ける彩の国シェイクスピア・シリーズ。全37作のシェイクスピア作品をすべて上演するまであと2作となった第36弾は、英国史上最も悪評の高い王であろうジョンの治世を描いた『ジョン王』を上演する。本シリーズ4作品目となる小栗が演じるのは主役の私生児、本シリーズ常連の横田はタイトルロールの“ジョン王”、そして吉田はジョン王が敵対する“フランス王”だ。蜷川組で共演し、気心知れた3人。吉田が「今こうしてるだけでも、言いたかないけど、ものすごく嬉しい(笑)」と話すと、小栗は「23歳のとき『タイタス・アンドロニカス』(06年/蜷川幸雄演出)イギリス公演で一緒にやったおふたりを、僕は勝手に戦友だと思っています。すごい体験をさせてもらって、正直あれほど興奮する時間はなかなかないまま生きてきている。それを味わっている人たちとまた同じチャレンジができるのは、自分にとってはすごい出来事です」と期待を寄せ、横田も「楽しみと、一抹の恐怖というか(笑)。どこまで頑張らないといけないんだろう、という気持ちがある。強大ですからね、おふたりは。そこに勇気と知恵と工夫で立ち向かっていくような気分です」と熱が漂う。ふたりに対して吉田は「小栗が演じる私生児は僕も演じたことがありますが、肉体的にも精神的にも大変な役なんです。最近海外で肉体的にも精神的にも鍛えられている小栗はピッタリだと思う。そして蜷川組にまた小栗が参加することは、僕もずっと望んでいたことです」、「横田は僕が最も信頼する俳優です。横田ならではの演技力で、どうジョン王という役を構築してくれるのか、ものすごく楽しみ」と信頼し、ふたりも吉田の演出を受けることを「鋼太郎さんは当代随一の俳優ですから。その人が『俺だったらこうする』ってことをつまびらかに教えてくれる。なかなか味わえる体験じゃない」(横田)、「鋼太郎さんの脳みその中をどれだけ吸い尽くせるか。それが楽しみ」(小栗)と期待する。「シェイクスピアは台詞がテレビドラマの1000倍くらい量があるので、それを全てお客様に届けなければいけないという作業がまずあって。そこにその人の個性も乗せなきゃいけない、人生も乗せなきゃいけない、その人にしか喋れない台詞を言わなきゃいけない。でもこの人たちはそれができることは、最初からわかっている。こんなにありがたいことはない」と吉田が語る俳優がふたり揃った。期待して開幕を待ちたい!公演は、6月8日(月)から28日(日)まで、埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホールにて上演。その後、大阪・愛知を巡演する。埼玉公演のチケットは、3月29日(日)11:00よりいち早プレリザーブ(前から10列目以内の受付あり)受付開始!取材・文:中川實穗
2020年03月27日『夕鶴』をはじめ、『オットーと呼ばれる日本人』、『子午線の祀り』などで、戦後日本を代表する劇作家・評論家として知られる木下順二。彼が1964(昭和39)年、前回の東京オリンピックの年に発表したのが、この『冬の時代』だ。1910(明治43)年に幸徳秋水をはじめとする社会主義者やアナキスト(無政府主義者)が逮捕され、12名が死刑となった大逆事件。その後の社会主義者たちの“冬の時代”を背景に、実在の人物をモデルした若き活動家の姿を描く。3月中旬、須賀貴匡や宮崎秋人、壮一帆らが顔を揃えた稽古場を訪れた。【チケット情報はこちら】物語は大正時代の初め、東京の四谷で渋六(モデルは堺利彦/須賀)が設立した売文社に、互いをニックネームで呼び合う社会主義者やアナキストの面々が集う場面から始まる。渋六や飄風(大杉栄/宮崎)、ショー(荒畑寒村/青柳尊哉)は、数年前に起きた赤旗事件で逮捕された時のことや、その後の大逆事件への影響について議論する。学者でもあるノギ(高畠素之/池田努)が口を挟み、彼らに憧れる年若い社員も盛り上がる中、原稿製作・翻訳・代筆業を請け負う売文社には、手紙の代筆を頼むお婆さんや、論文をまとめてほしいと言う大日本義勇奉公会の老人などさまざまな依頼者がやってくる……。稽古場に入ると、そこには着物を身につけた須賀や宮崎らの談笑する姿が。俳優陣の多くは無精ヒゲ。稽古場の隅に片付けられた古い木の机や椅子もあいまって、彼らのアジトに潜り込んだような不思議な感覚に陥った。“社会主義者たちの物語”と聞いて気負っていた気持ちも、稽古が始まると、その緊張はやや的外れだったことに気づく。飄風やショー、ノギらの社会を憂う言葉は一見激しいようだが、いつの時代も変わらない若者の鬱屈と分かってくる。気になる女子にちょっかいをかけるなど、微笑ましい場面では笑いもこぼれる。一方、年長の渋六は、彼らと共にありながらも「今は時機を待つとき」と穏やかに諭す。突っかかるような議論を展開する切れ者だが危うさを感じさせる飄風と、“生活”について説きながら目の奥に静謐さを漂わせる渋六。ふたりのさりげない対比が、若者たちの群像劇を引き締める。思想や活動を活写するのに今ではやや難しいと感じる単語も頻出するが、役者陣のセリフになると血肉が通い、意外なほどにすんなりと伝わってきた。それは木下順二のセリフが持つ強さであり、もちろん須賀や宮崎ら役者たちの実力でもある。さらに言えば、不寛容と同調圧力が高まりつつある今の世相が、当時と驚くほど似通ってきたこともあるのかもしれない。演出の大河内直子は英国の王立演劇学校で学び蜷川幸雄のもとで演出助手を務め、自ら手掛けた演出作品でも高い評価を得ている。本作の上演を決めたのも、大河内自身だという。いま再びの『冬の時代』。じっくりと味わいたい。公演は3月29日(日)まで東京芸術劇場シアターウエストにて上演。取材・文/佐藤さくら
2020年03月23日Netflixオリジナルシリーズ「FOLLOWERS」のインスタライブが3月7日(土)に行われ、ライブ終了後、シリーズを手掛けた蜷川実花監督、出演するコムアイ、アーティストのobがシネマカフェの独占取材に応じた。シリーズ配信後の手ごたえについて、蜷川監督は「届けたい人にしっかり届いているんだな、とSNSを見たりして、すごく思っています。“背中を押してもらえた”と言ってもらえているんですが、そんな私もまた背中を押してもらっています」と、充実の表情だった。「FOLLOWERS」はTOKYOで生きる人々の“今”を映し出したオリジナル作品。仕事は順調だが、「子どもを持つ」という自身の夢を叶えられていない人気写真家のリミ(中谷美紀)が、撮影現場で女優志望のなつめ(池田エライザ)と出会い、互いに刺激を受け、運命を一変していく物語。コムアイは劇中、なつめに惹かれていく画家志望のサニーを演じており、サニーが描く劇中の絵は、すべてobが提供した。大きな瞳の少女をモチーフに、繊細で幻想的な世界観を持つobの絵について、蜷川監督は「まだサニーの性格、キャラクターを決めきっていないときは、強めの絵のほうがいいかなと思ったんです。けど、だんだんとキャラクターができあがったとき“絶対obちゃんしかない”と思い、お願いしました」と、監督たっての希望だったと明かす。隣にたたずむobは「蜷川さんの色彩の中に私の作品が出てどうなるか、すごくワクワクしていました」と目を輝かせた。さらに、obの絵によってサニーの方向性が新たに示され、性格も変わったいったという話を蜷川監督が明かせば、コムアイ自身も演じ方が変わっていったと同調する。「obちゃんの絵があったことで、きつい役じゃなくなったというか。絵がすごく優しくて、深くて、じわじわしているから、キャラクターに深みが出ました。いろいろなモノづくりをしている人に寄り添えるキャラクターになったと思います」とコムアイは熱心に伝える。そして、obの作品にインスパイアを受け、コムアイが真摯に寄り添ったサニーというキャラクターは、現在、巷で評判を呼んでいる。蜷川監督も、「めっちゃくちゃ評判がいいよ!きっと(女優業の)オファーが増えちゃうと思うよ!」とコムアイに言うも、本人は「自分のやったことの中でも自己評価が高くない(笑)」と照れ笑い。「今まで、ほかにもお芝居はやったんですけど、こんなに長くがっつりはなくて。評判がよいと言われてうれしいんですけど、私は半信半疑なんです(笑)。おいしい役だと思うし。…でも、うれしいな…!」と顔をほころばせていた。コムアイと蜷川監督のやり取りを楽しそうに聞いていたobは、作品やキャラクターに大きく影響を与えたことについて、「こんなに普段褒められることがないんです。『FOLLOWERS』を見たとき、本当に絵にマッチしていて、すごく作り込んでくださったんだろうなと思いました。こんな風に自分の絵が広がっていくなんて思わなくて、純粋に、本当にうれしいしかないです」と、感謝の表情だった。Netflixオリジナルシリーズ「FOLLOWERS」は配信中。(cinamacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2020年03月07日木ノ下歌舞伎の『三人吉三』が5~6月に上演される。出演者の大鶴佐助に話を聞いた。【チケット情報はこちら】今回の出演を「ワクワクします」と喜ぶ大鶴。歌舞伎や文楽など日本の古典演目を現代演劇として上演し、役者にもファンの多い木ノ下歌舞伎。その中でも『三人吉三』は代表作で、演目自体の初演(江戸時代)から約150年ぶりという「地獄の場」を含む三幕・5時間に及ぶ完全通し上演も話題を呼んだ作品だ。演じる側になると大変なことも多そうだが、「上演時間が5時間以上になる作品は初めてです。でもそんな作品ってやりたくてもやれないことのほうが多い。それを自分がやってどういう心境になるのかも楽しみですし、歌舞伎もやってみたかったので」と語る。歌舞伎をやりたかったのは、唐十郎の息子である大鶴のルーツと重なる理由。「僕はテント(芝居)をやっているのですが、テントって現代歌舞伎みたいな感じだと思っているんです。今は伝統芸能になってますけど、きっと江戸時代とかはこういう感じだったんじゃないかなって。だからやりたかった。あとは純粋に、どうなるかがわからないからやってみたかったというのもありますけどね」今回「まず楽しみ」と言うのが、木ノ下歌舞伎の特徴“完コピ稽古”。演目をより深く理解・研究するために、まずは実際に上演された歌舞伎の所作や台詞回しを出演者が“完コピ”し、そこからどう現代的に解釈し演じるかクリエイションしていくという稽古スタイルだ。「役をやるうえで“真似る”って普段は遠ざける気持ちがありますが、逆に完コピして、その型を破っていく。そこでどんなものが芽吹くのか…面白そうです」作品については「今まで三人の吉三郎の話だと思っていたのですが、木ノ下歌舞伎では群集劇だと感じました。すべての因果が絡み合い、因果応報ってこういうことか、というラストに繋がっていく…残酷だけど面白い」。その中で大鶴が演じるのは三人の一人・お坊吉三。「彼は身を持ち崩しているけど、ところどころで自分に甘いところがある(笑)。坊ちゃんだからなって、かわいらしく思います。ただ僕も少し坊ちゃんなところがあるので(笑)、そこがどうリンクしてくるかは稽古場で、ですね」。これまで蜷川幸雄や福原充則、木野花ら幅広い演出家の作品に出演し、3~4月には新生PARCO劇場オープニング作品第一弾 舞台『ピサロ』への出演も控えるなど、変幻自在の魅力を持つ大鶴。今作でどんな姿を見せるのか楽しみにしたい。今回、木ノ下裕一が再補綴に取り組み、演出は初演から引き続き杉原邦生が手掛ける『三人吉三』は、5月30日(土)から6月7日(日)まで東京・東京芸術劇場 プレイハウス、6月に長野・まつもと市民芸術館にて上演。取材・文:中川實穂
2020年02月18日蜷川実花監督がTOKYOのリアルライフを描くNetflixオリジナルシリーズ「FOLLOWERS」。この度、中谷美紀演じる主人公の母親役で八代亜紀が出演することが明らかに。蜷川監督撮り下ろしの親子2ショット写真も初解禁された。人気写真家のリミ(中谷美紀)は、仕事は順調だが、「子どもを持つ」という夢を叶えられないまま持ち続けていた。ある日、リミは撮影現場で女優志望のなつめ(池田エライザ)と出会い、粗削りで、自分を貫こうとする彼女の姿に若いころの自分を思い出し、思わずシャッターを切る。そして、リミがその写真をインスタに投稿したことで、なつめの運命は一変していく。一方、リミもなつめとの出会いに刺激を受け、行動を起こす――。蜷川監督による完全オリジナルの新作ドラマとなる今作は、仕事に恋に友情に、悩みながらも突き進む女性たちの生き様を描く物語。今回出演が明らかになった八代さんが演じるのは、主人公リミ(中谷さん)の天真爛漫な母・ヨーコ。韓流アイドルの追っかけに韓国に行くなど、アグレッシブなキャラクターだ。娘を心配し、自己流のサポートもする優しい母親だが、リミの影響を受け自身も母親という枠に囚われることなく、若々しく変化していく。蜷川監督は、以前八代さんと会った際に「なんて明るいオーラの方なんだろう、こんな可愛いらしい方に会ったことがないなぁ」と思ったそうで、「出会う人みんなを笑顔にさせる、とてつもないポジティブパワーがとても印象的だった」とふり返る。そして、「『ヨーコ役は八代さんがいい!』と一度思いついたらどうしても八代さんにやっていただきたく、熱烈にオファーしました。実現できて本当に嬉しいです」と今回のオファーについて明かしている。Netflixオリジナルシリーズ「FOLLOWERS」は2020年2月27日(木)Netflixにて全世界190か国へ独占配信(全9話)。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2019年12月19日「TOKIO」城島茂、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也が毎回ゲストとゲームやトークで盛り上がるフジテレビ系「TOKIOカケル」。その12月18日(水)今夜放送回に、俳優の中村倫也と柄本時生がゲスト出演。松岡さんも思わず止めに入った2人の赤裸々トークとは!?連続テレビ小説「半分、青い。」への出演で知名度が急上昇。今年も多くの視聴者を虜にした「初めて恋をした日に読む話」や「凪のお暇」で話題を振りまいた中村さんは今回が5年ぶり2回目の本番組出演。大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」への出演をはじめ恋に悩むWEBデザイナー役を好演した「わたし、定時で帰ります。」や『宮本から君へ』まで今年も様々な役を演じた柄本さんは今回が初登場。いま大注目の人気俳優2人をゲストに迎え、そのプライベートにTOKIOメンバーが迫っていく今回。世の中の女性がいまさら男子に聞きたくても聞けないことをTOKIOとゲストが答える企画には、クリスマスに関するお悩みに中村さんと柄本さんが30代代表として、TOKIOが40代代表として答えていく。“彼氏へのクリスマスプレゼントは一緒に買いに行く女子? サプライズで用意する女子?“というお悩みでは“一緒に買いに行く女子”派の中村さんから「一緒におでかけできて、会う機会が増えるから」という回答が。さらに「倫也くんは彼女にどうするの?」と尋ねられた中村さんの回答にスタジオが賛辞の嵐。男子も憧れる中村さんの恋愛論は必見。またゲストの知られざる一面を引き出すため、いままで聞かれたことがないであろう質問をTOKIOがぶつけてゲストがNGなしで答える「生まれて初めて聞かれました」では、2人の私生活について迫っていく。国分さんと趣味の共通点が多いことが判明した中村さんは逆に国分さんを質問攻めに。“人生で一番ビビった人は誰?”という質問には中村さんが「いまだに夢にでてくる」と蜷川幸雄氏の、柄本さんは父・柄本明にまつわる同じ俳優として「ビビった」エピソードを語る。中村さんが「TOKIOさんに丸裸にされました」と語るほど恋愛観や私生活が次々と明かされた今回の収録。松岡さんも思わず「そういうのはダメだぞ!」と止めるほどとなった赤裸々トークをお楽しみに。今夜のゲスト、中村さんと柄本さんが共演する映画『屍人荘の殺人』は全国東宝系にて絶賛公開中。「TOKIOカケル」は12月18日(水)今夜23時30分~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2019年12月18日蜷川幸雄や野田秀樹、宮藤官九郎ら外部の演出家とのコラボや、『ワンピース』『NARUTO−ナルト−』といったコミックを原作とした新作など、近年さまざまな意欲作が話題となっている歌舞伎界。そんな中で伝えられた『風の谷のナウシカ』舞台化のニュースは、原作者の宮崎駿が初めて実写化(舞台化)を許したという意味でも、また壮大なスケールの物語を果たして舞台で表現できるのかという意味でも、各界から注目を浴びている。企画と主演を兼ねる尾上菊之助と共演の中村七之助らが挑む未知の舞台が、いよいよ本日12月6日に東京・新橋演舞場で初日の幕を開ける。本作のベースとなるのは、宮崎が1982年から1994年まで雑誌「アニメージュ」で連載していた原作漫画。当然、連載途中に映画化(1984年)された同名映画の“その後”までが描かれており、宮崎ファンや研究家の間では、映画版に勝るとも劣らないほど重要視されている作品だ。今回の歌舞伎版では、全7巻の全貌を昼の部・夜の部の通しで完全上演。その世界観の核の部分にまで踏み込む予定となっている。舞台化のキモは、制作発表で菊之助が語った「歌舞伎の古典的な手法を使って舞台化する」という点だろう。スタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫も「これまでハリウッドを含めたくさんの実写化のオファーがあったが、(宮崎が)すべて断っていた」とのことで、宮崎が首を縦に振った理由もこの辺りにありそうだ。出演は、菊之助がナウシカを演じるほか、トルメキアの皇女クシャナに七之助、ナウシカが剣を師事するユパに尾上松也。さらに中村歌昇、坂東巳之助、尾上右近ら若手実力派が顔をそろえるほか、片岡亀蔵、中村錦之助、中村歌六と手練の役者陣が舞台を引き締める。人間ドラマを描く作品から、仕掛けを使った荒唐無稽な娯楽作まで、幅広い演目で人々を楽しませてきた歌舞伎。その底力を使って、今回も驚くような結果が待っているに違いない。12月25日(水)まで。文:佐藤さくら
2019年12月06日『Diner ダイナー』『人間失格 太宰治と3人の女たち』と話題作を立て続けに発表し、幅広い層から圧倒的な支持を得る蜷川実花監督によるNetflixオリジナルシリーズ「FOLLOWERS」から、中谷美紀、池田エライザほか豪華キャストの華やかな場面写真が解禁となった。今回解禁された場面写真は、一目で蜷川監督の世界観を感じさせるファッショナブルで鮮やかなショットが満載。物語の中心となる人気写真家として第一線を走り続ける中谷さん演じる奈良リミと、女優を夢見て上京するものの全く芽が出ない池田さん演じるなつめの様々な表情を捉えている。2人が初めてリンクしていくことになるCMの撮影現場で、人気女優のスタンドインとして参加したなつめ。そんななつめを被写体として撮っていたリミの姿が収められたショットをはじめ、2人を支えていく仲間たちとの幸せなひとときが収められた数々のシーンが盛りだくさんだ。華やかな世界で生きるリミの周りには、公私ともに1番の理解者である金子ノブアキ演じるマネージャーのゆる子、実業家として手腕を発揮する夏木マリ演じるエリコ、板谷由夏演じる人気歌手=sayoの敏腕マネージャー・あかねといった頼もしい仲間たちの姿が。彼女らの楽し気な女子会の様子などが垣間見える写真も公開されている。一方、なつめを捉えた場面写真は、密かになつめに想いを寄せるコムアイ演じる画家志望のサニー、彼女たちを優しく見守るゆうたろう演じるノリと過ごす日常のシーンや、ひょんなことから出会った上杉柊平演じる人気ユーチューバーのヒラクと恋を予感させる初々しいデートシーンなど。様々な形で描かれる恋愛模様にも期待が高まる。Netflixオリジナルシリーズ「FOLLOWERS」は2020年2月27日(木)よりNetflixにて全世界190か国へ独占配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2019年12月05日彩の国シェイクスピア・シリーズ 第35弾『ヘンリー八世』が2020年春に上演される。トマス・クランマー役の金子大地に話を聞いた。「ヘンリー八世」チケット情報本作は、蜷川幸雄のもと1998年にスタートし、2017年12月からは吉田鋼太郎が演出を手掛ける彩の国シェイクスピア・シリーズの第35弾。歴史劇にしては珍しく戦争の描写がなく、ヘンリー八世をめぐる英国王家のスキャンダルと、その裏に交錯する欲望と謀略、熾烈な地位争いが描かれている。演出は吉田鋼太郎、主演は阿部寛が務める。今回が初舞台で、舞台は「いつか挑戦してみたいと思っていました」という金子。やりたかった理由は「いつも舞台を観た後に、自分にはできる気がしないと思うからです。映像のように“カット割”をせず、空間全体でお芝居している感じがすごいと思いますし、声の出し方も映像とは違う。スタートしたらノンストップですしね。お客様の前で演じることもすごいことだと思います。だからこそ、自分もできるようになりたいと思いました」と明かす。そんな待望のオファーが、ドラマ・映画『おっさんずラブ』でも共演した吉田からのもの。「鋼太郎さんは尊敬する大先輩で、そんな方からオファーしていただけたことが嬉しかったです。初舞台で不安もありますが、鋼太郎さんに『なにか準備したほうがいいことはありますか?』と聞いたら、『なにもない。とりあえず無防備で来て!』と言っていただいて。受け入れてくださっている感じがしました」と笑顔を見せ、「だからこそ、鋼太郎さんに僕を選んでよかったと思っていただけるくらいがんばりたいです」と表情を引き締めた。実は、金子が初めて観た舞台は蜷川幸雄演出のシェイクスピア作品『ハムレット』(2014年/藤原竜也主演)。それ以来、シェイクスピア作品には「何かをさらけ出さないといけないイメージがある。小手先では無理だと思っています」という印象を持つ。だからこそ「初舞台とはいえ、シェイクスピアが好きで作品を観に来る方には関係ないことだと思います。いいものにしたいです」と意気込み、「お客様には『楽しみにしていてください』と言いたいです」と語った。「阿部寛さんと初めて共演できるのも嬉しいです。ずっとテレビでも映画でも拝見していたので。初めてご挨拶したときに、やさしく『一緒にがんばろう』と言ってくださって。がんばらなければ!と思いました」と金子が語る『ヘンリー八世』は、2月14日(金)から3月1日(日)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場大ホール、3月14日(土)、15日(日)に福岡・北九州芸術劇場 大ホール、3月19日(木)から22日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。チケットは発売中。取材・文:中川實穗
2019年12月02日女優の沢尻エリカが合成麻薬MDMAを所持したとして16日に麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことを受け、写真家で映画監督の蜷川実花氏が17日、SNSを更新した。沢尻は、2007年に主演映画の舞台あいさつで「別に」と不機嫌な態度をとったことから批判の的に。電撃結婚からの離婚、事務所との契約解除など波乱の人生を送り、女優としての復帰作となったのが蜷川実花監督作の『ヘルタースケルター』(12)だった。同作での演技が高く評価され、第36回日本アカデミー賞で優秀主演女優賞を受賞。今年9月に公開されたばかりの『人間失格 太宰治と3人の女たち』は、『ヘルタースケルター』以来のタッグだった。逮捕が報じられると、蜷川氏のもとには心配の声が寄せられていたが、17日深夜に「明日からまた頑張ろう!」と投稿。また、国際政治学者・三浦瑠麗氏のツイート「沢尻エリカさんを芸能界から追放すべきとの発言がTVであったとか。今朝の日曜報道でも言った通り、私はそう思わない。例えば蜷川実花さん監督の『人間失格』とか、素晴らしい作品がこの事件をきっかけに埋もれたりTVで放映できなくなったりすることはあってはならない。薬物はダメといえばいい」をリツイートしている。
2019年11月18日俳優・柳楽優弥の30歳記念アニバーサリーブック「やぎら本」の発売が決定。これまでの自身の歴史、俳優人生をふり返る、初のパーソナルブックとなる。発売決定と同時に、今回収録イメージカットとメイキング映像が到着した。1990年3月26日生まれ、現在29歳の柳楽さん。是枝裕和監督作『誰も知らない』にて、14歳という史上最年少・日本人初となるカンヌ国際映画祭最優秀主演男優賞を受賞。その後も、蜷川幸雄演出舞台「海辺のカフカ」や、ドラマ「アオイホノオ」「ゆとりですがなにか」に出演。「おんな城主 直虎」では大河ドラマ初出演を果たし、『銀魂』シリーズや『ザ・ファブル』『泣くな赤鬼』など様々な作品に出演している。今後は、葛飾北斎の青年期を演じ、田中泯とW主演する『HOKUSAI』が、来年初夏に公開を迎える。ディープな役作りやズバ抜けた表現力、圧倒的な存在感を放ち、各界から評価される一方、その素顔はどこかミステリアス。「やぎら本」では、ナチュラルで自然体な表情や意外な素顔に迫り、様々なシチュエーションで撮り収められた写真を多数収録予定だという。複数のテーマで様々な有名フォトグラファーによる撮り下ろし企画を実施し、多彩な魅力が凝縮された充実の企画は見応え十分だ。なお、30歳を迎える来年3月の誕生日当日にも撮影が予定されている。また、30歳を迎える人生の新たなステージへと差し掛かるこの機に、濃厚な半生をふり返り、カンヌという大舞台での評価の後に苦しみもがいた過去、再びメインストリームへとカムバックした現在、今後見つめる未来と本作を通して向き合い、「柳楽優弥」という一人の等身大の人物像を掘り下げ紐解いていく。さらに、是枝監督、クエンティン・タランティーノ監督らとの対談の様子も収録予定と、盛り沢山な内容となっている。そして今回到着した収録イメージカットには、台湾や生まれ故郷・東大和市などで撮られたプライベート感溢れる自然な距離感のナチュラルな素顔が。「やぎら本」発売も発表された先日のファンイベント「いちごいちえ」では、柳楽さんが本作について「以前から、『写真集みたいなものは出ないんですか?』と、みなさんに言って頂いていたのですが、これまでそういった作品を一冊も出してきていなかったので、30歳という節目の年に、初めて作らせていただくことになりました」と制作のきっかけを話す。また内容についても触れ、「ニューヨークに今年の頭に短期留学した時に撮ったり、台南でロケ撮影をしたり、自分の生まれ故郷でも撮れたり、ベッドサイドのシチュエーションで撮らせていただけたりと色んな撮影をさせていただきました。全て違うカメラマンさんに撮影していただいて、それぞれに違った色の良さがある写真が収録される予定です」と明かしている。そして「すごく映画の撮影に参加する機会が多かった」と今年をふり返った柳楽さんは、「主人公という設定で作品に関わることが多かったので、自分の中での挑戦だったり、トライアンドエラーを毎日繰り返していた年でもあったなと思います」と言い、「カンヌ、ベネチア、ベルリンなどの三大映画祭も視野に入れて、今後は挑戦していきたいです」と今後について大きな目標を明かしている。柳楽優弥30thアニバーサリーブック「やぎら本」は2020年6月27日(土)発売。(cinemacafe.net)
2019年11月15日南果歩と小久保寿人が出演し、ミナモザの瀬戸山美咲が演出を手がける『あの出来事』が本日11月13日に東京・新国立劇場で開幕する。今作は、新国立劇場の演劇芸術監督である小川絵梨子が立ち上げたシリーズ「ことぜん」の第2弾。シリーズを通じて、「個と全」つまり個人と全体の関係性を描くプロジェクトで、10月にはゴーリキー作『どん底』が上演され、12月には『タージマハルの衛兵』の上演が控える。スコットランドのデイヴィッド・グレッグが書いた『あの出来事』は、2013年にエジンバラ演劇祭で初演、これが日本初演、初翻訳となる。新国立劇場初登場の瀬戸山に話を訊いた。「今回のお話をいただいたときは、まだ戯曲が決まっていない状況。いくつか候補を検討していたなかで、翻訳の谷岡健彦さんがふと、エジンバラ演劇祭で『あの出来事』をご覧になった話をしてくれたんです。戯曲を取り寄せて読んでみたら面白くて」映画『ウトヤ島、7月22日』の題材ともなった、2011年にノルウェーで起きた極右青年による銃乱射事件を題材にした物語。「英語は得意ではないんですけど、この作品は、初めて英語で読みきった戯曲でした。わからない単語をどんどん飛ばしながら読んだにもかかわらず、読み終えたら泣いてしまった。すぐ担当の方に電話して“ほかの候補作を一旦置いておいて、この戯曲にしたいので読んでいただけませんか”と伝えました」瀬戸山自身も、自らが戯曲を書く作品で現実の事件を扱うことがある。『あの出来事』を読んで、自分の追うテーマとの共通点を感じたという。「デイヴィッド・グレッグの興味のあるところが自分と近いな、とまず思いました。大きな出来事があって共同体がどう変化し、その中で個人がどうなるのか。その、再生の一歩を踏み出すまでのささやかだけど大きな戦いがこの作品には描かれている。あと、デイヴィッドとは物事が起きたときにすぐ反応するところが似ていると思います。2011年に起きた事件を2013年の時点で戯曲化している。批判もあると思いますが、やらなくてはという衝動と、それをきちんとフィクションの中に落とし込んでいるところがいい、私もこんなふうにできたらと思います」役者はたったふたり。生き残った合唱団の女性指導者・クレアと、犯人である少年。他にもさまざまな役柄が登場するが、そのすべてを少年役が演じることとなる。「日々発見のある戯曲です。とくに少年の演じる複数の役は外側から作ってみたり、内面を掘り下げてみたり……。なぜさまざまな役をひとりで演じるのかについてはいろんな解釈があります。ひとりの人間にいろいろな面があるともとれるし、クレアから見るとすべての人が少年に見えるともとれる。そういう存在を生身の人間が演じるってとても難しくて、ぎりぎりまで試行錯誤をしています」ある出来事に直面する女性・クレアを演じるのは南果歩。「事件前のクレアのオープンな感じが、果歩さんのポジティブさと重なる。クレアは大きい出来事によって傷を負い、そこから心の旅をしていくことになります。色んな経験を経て怒りや悲しみ、憎しみをくぐり抜けるという姿を、果歩さんは実感をもってやってくださる。こんなにぴったりのキャスティングはないと思います」少年役は、さいたまネクスト・シアター出身で蜷川幸雄のもと多数の作品に出演している小久保寿人。「正直言って、小久保さんは今、悩んでいます(笑)。でも悩まなくてはできない役だと思います。いろんな人物をただ声色や雰囲気で演じ分けるのではなく、ひとりひとりの背景をどこまで想像できるかの勝負だなと思って、稽古場でひとつひとつの役について全員で考えています。その分プレッシャーも大きくなると思いますが、まっすぐな方なので、とにかく一生懸命考えて毎日新しいものを持ってきてくれるんです」役者はふたりだが、この作品でもっとも特徴的なのは合唱団が登場すること。「上演地の合唱団が出ること」が上演の決まりとしてあるのだ。今回は既存の合唱団に依頼するのではなく、オーディションを行って今作のための合唱団を結成した。「条件は“楽譜が読めること”だけ。200人も応募してくださって、面白い方がたくさんいたので30人を選ぶのはたいへんでした。結果、プロの方もカルチャーセンターで合唱をしている方も、20代から70代までが集まりました」合唱団は歌詞を通じてふたりのキャストに訴えかけるなど、歌担当だけではない存在感を見せる。「彼らが舞台上にいることの持つパワーがとても大きいですね。合唱団が入ることで見え方がまったく変わったり、シーンの意味がわかったりもするんです」関わる全員で物語に対峙しながら、少しずつこの作品を形づくっている瀬戸山。「なぜこの事件が起きたのか、この事件に遭遇したときにどうあるべきか……。答えのない問題を、観ている間観客の方も考えることになると思います。分かり合えない人とも一緒に生きていくということについて考えつつ、前向きな気持ちで観終えられる作品にできたらと思っています」新国立劇場 小劇場にて11月26日(火)まで上演。取材・文:釣木文恵
2019年11月13日大手総合商社・五木商事で繰り広げられるリアルな人間模様と、中谷美紀(43)演じるシングルマザーが、しなやかな強さで旧態依然とした男社会を渡り歩いていく爽快感が視聴者の心をつかみ、じわじわと視聴率を伸ばしているドラマ『ハル ~総合商社の女~』(テレビ東京系・月曜22時~)。11月11日放送の第4話には、大河ドラマ『いだてん』や、SNSを中心に大きな反響を呼んだ『全裸監督』など、話題作への出演が続く満島真之介(30)がゲストとして登場。彼が演じたのは、五木商事から映像制作会社へ出向しているものの、“数字”や“データ”を理由に自分の企画が却下され続け、会社の方針に不満を抱えている若林隼人という青年だ。実は、かつて映画の助監督として働いていた満島。今回の役どころには、自身と共鳴する部分も多かったという。「10代のころから、映像業界の裏側を間近で見ていました。ひとつの作品を作る大変さとか苦労とか、身をもって感じてきてるんですよね。絶対におもしろいって確信できる企画でも、ぜんぜん通らなかったりする。当時は僕も、その理由がわからなくて、若林のような気持ちを抱えたこともあったし。だから、あの頃感じたことを振り返りながら“作り物”じゃない思いを、しっかり出すことができたんじゃないかなと思います。ただ、今振り返ると、当時は何がダメだったのか、なんとなくわかったりもするんです。時代の風潮だったり、タイミングだったり、いろんなものがハマらないといけないんですよね」ふだんはなかなか見られない映像業界の裏側を描くストーリー。きっと多くの人が興味をそそられるだろう。さらに満島は、映像業界に限らず、働く人であれば誰でも、共感し胸を揺さぶられるはずだと話す。「見てる人が『へえ、映像業界ってこんな感じなんだ』というだけで終わったら絶対に嫌だなって。だから、これは映像業界だけの話じゃないぞって、僕自身が常に意識して演じていましたね。とくに僕と同じ30代に差し掛かった世代の方は特に、会社のなかでも自分の立場がつかみづらい環境にいると思うんです。5年前にはまだ新人っぽくいられたのにとか、あと5年経てばもっといろいろ任せてもらえるのにとかね。そういう微妙な気持ちを抱えてる人たちには、ぜひ原点回帰をしてもらいたい。このドラマをきっかけに、なんで自分がそれをやりたいと思ったのか、本当に好きなことは何なのか、もう一度問い直してもらえたらうれしいです」彼が演じた若林は、中谷演じるハルの何気ないひと言で、情熱が再燃する瞬間があるというが、満島自身にもそんな経験はあったのだろうか。「若松孝二監督や大林宣彦監督、そして蜷川幸雄さん。人生の大先輩たちの言葉には救われることばかりでした。みなさんそろって『お前はお前のままでいてくれ』って言うんですよ。『それが魅力的で美しいんだから』って。もちろん、言われたときにすぐ理解できるわけじゃなかったんですけど、周りに流されそうになったり、崩れ落ちそうになったりしたときに、その言葉が支えになってくれました」
2019年11月11日ROXY(ロキシー)と蜷川実花手掛ける「M / mika ninagawa(エム / ミカ ニナガワ)」による新作コラボレーションスノーウエアが登場。2019年11月8日(金)より全国のロキシー取扱い店、クイックシルバーストアなどで発売される。第2弾に続く第3弾となる2019年のコラボレーションは、4月にスイムウェア、ビーチフィットネスウェアを展開。今回新たに登場するのは、蜷川実花の花の写真をを大胆に落とし込んだスノーウェアだ。ウェアには、蜷川実花らしい濃密で色鮮やかな花々を敷き詰めたオリジナルパターンを採用。スノージャケットは、ネイビーをベースに腕に配したモデルと、全面に落とし込んだ2型を用意する。また、ウエスト部分にグラフィックをのせたスノーパンツやグローブ、ゴーグルもラインナップ。雪山に映える極彩色のスノーウェアで、ウィンタースポーツを楽しんでみては。【詳細】ROXY×M / mika ninagawa発売日:2019年11月8日(金)発売店舗:ロキシートウキョウ、全国のロキシー取扱店、クイックシルバーストア、ロキシー オフィシャルオンラインストア価格例:・スノージャケット 31,000円+税~・スノーパンツ 28,000円+税・スノーゴーグル 12,500円+税・スノーグローブ 8,000円+税【問い合わせ先】ボードライダーズジャパンTEL:0120-32-9190
2019年11月10日2020年1月から2月に『デスノートTHE MUSICAL』がオール新キャストで上演される。死神リュークを演じる横田栄司に話を聞いた。【チケット情報はこちら】「名前を書かれた人間は死ぬ」という“死のノート”を巡る物語を描き、世界中で読まれる漫画「DEATH NOTE」(原作:大場つぐみ・漫画:小畑健)。このミュージカル版は、音楽をフランク・ワイルドホーン、音楽監督をジェイソン・ハウランド、そして演出を栗山民也という世界的コラボレーションによって2015年に初演された。それから再演、海外公演を経て、今回は3年ぶり、オール新キャストでの上演となる。名だたる演出家の作品に出演し、その中でも特に蜷川幸雄演出作品、シェイクスピア作品に多く出演してきた横田だが、本作に向けて「とてつもなく大きな不安と、それを超えるほどの楽しみと燃える気持ち、それがせめぎ合っているところです」と笑顔で語る。不安とは「ミュージカルに不慣れだということ」、楽しみとは「新しい時代に、新しい人たちと、新しい『デスノート THE MUSICAL』をつくること」だと言い、「これまでを超えるというよりは、これまでとはまた別のいいものにしたい。きっと栗山さんも前作をなぞるようなことはしないでしょうしね」と意気込んだ。物語については「まずやっぱり“名前を書くと人が死ぬ”というルールは衝撃的でした。それによって正義というものがわからなくなり、誰がヒーローなのか悪なのかもわからなくなる。そういう曖昧さが面白かったし、新しい怖さになっていた」と話し、「面白い構造だと思うんです。原作漫画は作者…つまり“人間”が描いているわけで。要は、“死神”も人間がつくりだしたものですよね。でも、この作品に描かれている“人間”の、秘めた暴力性、他者への接し方、距離感…そういうもののほうが悪魔(死神)的に感じる。逆に“死神”のほうはどこか人間的で。むしろ大きな力や既得権益に捉われない、自由で理想的な姿に見える。そこが薄気味悪い」と横田ならではの読み。そんな物語の中で、自身が演じる死神リュークは「退屈しのぎで人間を使って遊んでいる。シェイクスピア作品に出てくる貴族たちに似ているなと思いました。金持ちで、暇で、やることがない。それで誰かをいじめて楽しむ悪趣味な貴族。だけど僕は、リュークに対して“わかるよ”という気持ちがあるんですよ。自分はこんなふうには絶対になれない。だからそのぶん痛快にも感じる。“もっとやれ!”という気持ちになるときもあります(笑)。でも、お客さんにもそう思ってもらえたら嬉しい」。「これまでのリュークを汚したくない、だけど超えたい欲もある」と明かした横田の死神リューク、そして『デスノートTHE MUSICAL』を楽しみに待ちたい。『デスノートTHE MUSICAL』は1月20日(月)から2月9日(日)まで、東京・東京建物ブリリアホールにて。その後、静岡、大阪を巡演。取材・文:中川實穂
2019年11月06日